JP7357285B2 - Idタグ付きパレット及びidタグの取付方法 - Google Patents

Idタグ付きパレット及びidタグの取付方法 Download PDF

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本発明は、IDタグ付きパレット及びIDタグの取付方法に関する。
従来から、荷物の輸送、保管、荷役等の物流機能における荷役台として、パレットが用いられている。これらの物流機能においては、輸送対象である荷物を安全、確実に配達先に届けることが求められており、荷物と共に輸送されるパレットは、荷物のハンドリングを容易にするために用いられているにすぎない。そのため、例えば、発送から配達までの間での荷物の紛失を防止するため、その間の荷物の追跡は従来より積極的に取り組まれてきたが、パレットの追跡は荷物ほど積極的には取り組まれてこなかった。
しかし、パレットは、その持ち主の会社等においては資産であり、パレットが紛失、破損等により滅失すると、それを補充するために出費を余儀なくされる。そのため、パレットを補充する費用が増大すると、その持ち主の会社等の利益を圧迫してしまう。そこで、このような問題を解決するために、パレットにIDタグを取り付けることにより、パレット自体の追跡を可能にして滅失を抑制するIDタグ付きパレットが発明されていた。
例えば、特許文献1には、上下のエッジボードの間に配置された3本の桁(特許文献1では「ケタ」)で2つのフォーク差し込み口が形成された木製パレットにおいて、2つのフォーク差し込み口の境界近傍(中央のケタ近傍)にIDタグ(特許文献1では「IDタグユニット」)が上下のデッキボード(特許文献1では「エッジボード」)をバネで付勢することにより取り付けられた技術が開示されている。
また、特許文献2には、木製パレットの桁(特許文献2では「中央部けた」)に穴を形成し、該穴にIDタグを挿入して樹脂で硬化固定することにより、木製パレットにIDタグを固定する技術が開示されている。
実開平5-54498号公報 特開平5-85545号公報
しかし、特許文献1で開示されたような場所及び方法によりIDタグが取り付けられた木製パレットでは、フォークリフトのフォークが木製パレットのフォーク差し込み口から挿入されたときに、フォークが誤ってIDタグに接触し、IDタグがパレットから脱落したり、破損したりしてしまうおそれがあった。特許文献2で開示されたような方法によりIDタグが取り付けられた木製パレットでは、IDタグが脱落するおそれはないものの、パレットに穴を形成してIDタグを挿入して樹脂で固定する工程が必要になるため、IDタグの取り付けに多大な工数を要すると共に、IDタグが破損した時の交換にはそれ以上の工数を要するという問題があった。
また、例えば、パレットが落下等したときの衝撃やパレットがフォークリフトのフォークに誤って突かれたときの衝撃によりパレットに外力が印加された場合、特に木製パレットにおいては、パレットが一時的に歪んだり撓んだりして変形することがある。特許文献1に開示された木製パレットにおいては、一時的にでもそのような変形が発生すると、IDタグがパレットから脱落したり、パレットを介してIDタグに印加された外力によりIDタグが破損したりするおそれがあった。特許文献2に開示された木製パレットにおいては、パレットの変形によりIDタグに印加された外力により、IDタグが破損するおそれがあった。
そのため、パレットへの取り付け及び取り外しが容易であり、外力が印加されたときに、パレットから脱落することも破損することもないIDタグを有する、IDタグ付きパレット及びIDタグの取付方法が求められている。
本発明に係るIDタグ付きパレットの特徴構成は、互いに離間して配置された少なくとも2つの側板と、互いに離間して前記側板に交差するように横架された複数の天面板と、を有するパレットと、筐体と前記筐体を貫通する貫通孔とを有し、無線信号を発信するIDタグと、前記IDタグを前記パレットに取り付ける1つの締結部材と、を備え、前記IDタグは、前記側板の前記天面板と当接する面であって隣接する2つの前記天面板の間に配置されており、前記締結部材が前記貫通孔を貫通し前記側板に一端が固定されることにより前記側板に前記締結部材を中心軸として回動可能に取り付けられている点にある。
このような特徴構成であれば、IDタグを取り付けるために、IDタグの貫通孔を貫通させた1つの締結部材の一端を側板に固定するだけで足りるので、短時間でIDタグを容易に取り付けることができる。また、締結部材を取り外すだけでIDタグをパレットから容易に取り外すことができる。したがって、IDタグを短時間で取り付けたり、取り外したりすることができると共に、取り付けられている間にIDタグがパレットから脱落するおそれがない。また、IDタグは、パレットを構成する側板の天面板と当接する面であって、隣接する2つの天面板の間に取り付けられている。そのため、パレットのフォーク差し込み口にフォークリフトのフォークがどのように差し込まれても、誤ってIDタグを破損させるおそれがない。さらに、IDタグから発信された無線信号を利用して、GPS(Global Positoning System)や携帯電話の基地局を利用した測位を行うことにより、IDタグの位置、すなわち、IDタグ付きパレットの位置を把握することができる。これにより、荷物と共に輸送等されるIDタグ付きパレットの追跡を行うことができるので、IDタグ付きパレットの滅失を大きく減らすことができ、IDタグ付きパレットを保有する会社にとっては、IDタグ付きパレットの補充費用を抑制することができる。
また、例えば、IDタグ付きパレットが落下等して角部に衝撃を受けたようなときには、パレットは一時的に歪んだり撓んだりして変形し、その後元の形に戻る。パレットが変形すると、短時間ではあるが側板と天面板の交差する角度が当初の角度から変化する。しかし、本構成であれば、このような場合であっても、IDタグは締結部材を中心軸として回動するため、天面板の変形に合わせて回動し、IDタグが衝撃による外力で破損するのを防止することができる。
本構成に係るIDタグ付きパレットにおいて、前記IDタグは、前記天面板の長手方向の両端側のそれぞれにおいて最も端側で交差する2つの前記側板のいずれか一方に配置されていると好適である。
このような構成であれば、IDタグ付きパレットに荷物が積載された状態であっても、パレットの側方から目視することにより、IDタグがパレットに取り付けられいるか否かを容易に確認することができる。さらに、例えば、IDタグにQRコード(登録商標)やIDタグ3の個体番号等が印刷されたラベルが貼付されており、該ラベルが外方を向くような向きでIDタグがパレットに取り付けられていれば、IDタグ付きパレットに荷物が積載された状態でも、目視やQRコード(登録商標)を読み取ることにより、IDタグの個体識別を容易に行うことができる。
本発明に係るIDタグの取付方法の特徴は、締結部材により、筐体と前記筐体を貫通する貫通孔とを有し無線信号を発信するIDタグを、少なくとも2つの側板と、互いに離間して前記側板に交差するように横架された複数の天面板と、を有するパレットに取り付けるIDタグの取付方法であって、前記IDタグを前記側板の前記天面板と当接する面であって隣接する2つの前記天面板の間に配置するIDタグ配置ステップと、前記IDタグの前記貫通孔に前記締結部材を貫通させて前記側板に前記締結部材の一端を固定することにより、前記締結部材を中心軸として回動可能に前記IDタグを前記パレットの前記側板に取り付けるIDタグ取付ステップと、を有する点にある。
このような特徴であれば、IDタグを取り付けるためには、IDタグの貫通孔を貫通させた1つの締結部材の一端を側板に固定するだけなので、短時間でIDタグを容易に取り付けることができる。また、締結部材を取り外すだけでIDタグをパレットから容易に取り外すことができる。したがって、IDタグを短時間で取り付けたり、取り外したりすることができると共に、取り付けられている間にIDタグがパレットから脱落するおそれがない。また、このような特徴であれば、IDタグは締結部材を中心軸として回動するため、天面板の変形に合わせて回動し、IDタグが衝撃による外力で破損するのを防止することができる。
本実施形態に係るIDタグ付きパレットを示す斜視図及び部分拡大図である。 IDタグ付きパレットのIDタグ周辺の分解斜視図である。 図1のIII-III線矢視断面図である。 IDタグ付きパレットの三面図である。 本実施形態に係るIDタグの斜視図である。 IDタグの平面図である。 IDタグの正面図である。 IDタグの底面図である。 IDタグの右側面図である。 IDタグの背面図である。 IDタグの左側面図である。 本実施形態に係るIDタグ付きパレットが外力により変形した状態を表す図である。 図12におけるIDタグ周辺の拡大図とIDタグの部分拡大図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に記載される実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
図1~図4には、本実施形態に係るIDタグ付きパレット1が開示されている。IDタグ付きパレット1は、木製パレット2(以下、「パレット2」ともいう。)と、IDタグ3と、IDタグ3をパレット2に取り付けて固定する木ねじ(締結部材の一例)4とで構成されている。
パレット2は、荷物の輸送、保管、荷役等の物流機能における荷役台であり、JIS(日本産業規格)等の規格により大きさや最大積載質量等が定められている。パレット2は、互いに離間して配置された木製の複数(少なくとも2つ)の桁(側板の一例)21(本実施形態では3つ)と、桁21の上面21aと下面のそれぞれに互いに離間して桁21に対して直角に交差するように横架された木製の複数のデッキボード(天面板の一例)22(本実施形態では上下面とも各7つ)とにより構成されている。複数のデッキボード22のそれぞれは、不図示の釘等により桁21に固定されている。パレット2は、両面使用形の二方差しタイプである。
なお、パレット2は、両面使用形だけでなく、片面使用形、単面形、無翼形、単翼形、複翼形等の形状のパレット、及びこれらのそれぞれの形状において差込口の方向が二方差し、四方差し(ブロック形、桁くり抜き形)のパレット等、他の形状であってもよい。また、パレット2は、木製でなく、紙製、樹脂製、金属製等、他の材質から構成されていてもよい。
図4には、IDタグ付きパレット1の平面図と正面図と左側面図が示されている。図4には示されていないが、IDタグ付きパレット1の右側面図は左側面図と同じである。また、IDタグ付きパレット1の背面図はIDタグ3の位置を除いて正面図と同じである。すなわち、パレット2に関して、正面図と背面図とは同じである。さらに、IDタグ付きパレット1の底面図はIDタグ3がないこと以外は平面図と同じである。すなわち、パレット2に関して、平面図と底面図とは同じである。
IDタグ3は、図5~図11に示すように、筐体30を有している。筐体30は、全体として略四角錘台形状であり、開口を有する有底のケース31とケース31の開口を塞ぐように取り付けられた蓋32とを有している。以下、ケース31の上面31aに垂直な方向を上下方向とし、ケース31の上面31aの側を上、蓋32の側を下とする。ケース31の上面31aと蓋32の外方に露出している面とは互いに平行である。
ケース31は、図6に示すように、平面視で略矩形状を有しており、四隅(略矩形の四辺の角部)には角Rが形成されている。図5~図7、図9~図11に示すように、ケース31は上面31aから下方に向かうにつれて上面31aに平行な外形(四辺の長さ)が大きくなるように広がっている。また、ケース31の角Rが形成された四隅には、上面31aから下方に向かって上下方向の長さの約半分までは内方に向かって切り欠かれた切り欠き31bが形成されており、切り欠き31bは内方に湾曲した状態で窪んでいる。さらに上面31aの中央から略矩形の長手方向に沿って少しずれたところに、断面円形の貫通孔31cが形成されている。貫通孔31cの上面31aの近傍には、木ねじ4の頭が上面31aから突出しないように、座ぐり31dが形成されている。また、図5、図11に示すように、ケース31の上面31aの短手方向の辺を含む側面には、QRコード(登録商標)やIDタグ3の個体番号等が印刷されたラベル31eが貼付されている。これにより、目視やQRコード(登録商標)を読み取ることにより、IDタグ3の個体を識別することができる。なお、本実施形態では個体識別方法としてIDタグ3の側面にラベル31eを貼付する方法を説明したが、これに限られるものではない。例えば、ケース31の上面31aの短手方向の辺を含む側面に、レーザー刻印等によりQRコード(登録商標)や個体番号等を刻印(印刷)するようにしてもよい。
蓋32は、図5、図7~図11に示すように、ケース31の開口全体を覆うように塞いでいる。すなわち、蓋32の大きさは、ケース31の開口の外形と略同じ大きさである。蓋32は、図8に示すように、底面視で略矩形状を有しており、その四隅(四辺の角部)には、ケース31の四隅の角Rと同じ大きさの角Rが形成されている。そして、四隅の角Rのそれぞれの近傍に形成された不図示の貫通孔を挿通するねじ32aにより、蓋32はケース31に締結されている。
蓋32には、図8に示すように、ケース31に形成された貫通孔31cの中心軸と同軸の中心軸を有する断面円形の貫通孔32bが形成されている。図3に示すように、貫通孔31cと貫通孔32bとは上下方向で同軸になるように重なっている。ケース31に形成された貫通孔31cと蓋32に形成された貫通孔32bは内径が同一で木ねじ4のねじ部40の最大外径よりもやや大きい。IDタグ3は、ケース31の貫通孔31cと蓋32の貫通孔32bとにより、筐体30を上下方向に貫通する貫通孔を構成している。以下、貫通孔31cと貫通孔32bとからなり、筐体30を上下方向に貫通する貫通孔を貫通孔33と称する。木ねじ4を筐体30の貫通孔33に挿通してねじ部40の一端をパレット2に螺合することにより、IDタグ3はパレット2に取り付けられる。
IDタグ3において、ケース31と蓋32とからなる筐体30の内側には不図示の空間が形成されており、該空間には無線信号を発信する発信回路(不図示)や該発信回路を作動させるための電池(不図示)等が配置されている。
次に、IDタグ3をパレット2に取り付ける取付方法について説明する。まず、パレット2の3つの桁21のうち、デッキボード22の長手方向の両端側のそれぞれにおいて最も端側で交差する2つの桁21のいずれか一方の桁21であって、デッキボード22と当接する上面21aのうち隣接する2つのデッキボード22の間に位置する箇所に下穴21b(図2参照)を開ける。必ずしも桁21に下穴21bを開けなくてもよいが、下穴21bを開けることにより、木ねじ4を桁21に螺合したときに、桁21が割れないようにすることができる。次に、IDタグ3をその貫通孔33(貫通孔31cと貫通孔32b)が下穴21bの上に位置するように配置する(IDタグ配置ステップの一例)。次に、木ねじ4をIDタグ3の上面31aから蓋32に向けて貫通孔33を挿通させる。貫通孔33を挿通した木ねじ4のねじ部40の一端(先端)は下穴21bに挿入される。その状態で、木ねじ4をドライバ等によって螺合し、木ねじ4のねじ部40の一端をパレット2の桁21に固定する。これにより、IDタグ3はパレット2に取り付けられて、固定され(IDタグ取付ステップの一例)、IDタグ付きパレット1が完成する。
IDタグ付きパレット1のIDタグ3の内部の発信回路を作動させることにより、IDタグ3は無線信号を発信する。この発信された無線信号を利用して、GPS(Global Positoning System)や携帯電話の基地局を利用した測位を行うにより、IDタグ付きパレット1を保有する会社では、IDタグ3の位置、すなわち、IDタグ付きパレット1の位置を把握することができる。これにより、荷物と共に輸送等されるIDタグ付きパレット1の追跡を行うことができ、IDタグ付きパレット1の滅失を大きく減らすことができ、IDタグ付きパレット1の補充費用を抑制することができる。
IDタグ付きパレット1においては、IDタグ3を取り付けるために、パレット2に下穴21bを開ける以外に何ら特別な加工をする必要がなく、IDタグ3の貫通孔33を貫通させた木ねじ4で締結するだけなので、短時間で容易に取り付けることができる。また、木ねじ4を取り外すだけでIDタグ3をパレット2から容易に取り外すことができる。したがって、IDタグ3を短時間で取り付けたり、取り外したりすることができると共に、取り付けられている間にIDタグ3がパレット2から脱落するおそれがない。
図3から理解されるように、IDタグ3の高さ(上下方向の長さ)H1は、デッキボード22の高さ(厚さ)H2よりも若干低い。また、IDタグ3の幅(短手方向の長さ)W1は、隣接するデッキボード22の間の長さW2よりも若干短い。これにより、IDタグ3は、デッキボード22の上に荷物を積載したときに、荷物と干渉することがなく、任意の隣接するデッキボード22の間に配置可能となる。また、IDタグ3は、パレット2を構成する桁21の上面21aであって、隣接する2つのデッキボード22の間に取り付けられている。そのため、パレット2のフォーク差し込み口23にフォークリフトのフォークがどのように差し込まれても、誤ってIDタグ3を破損させるおそれがない。
前述のように、IDタグ3の高さH1は、デッキボード22の高さH2よりも低いため、IDタグ3はパレット2を構成するいずれの桁21に取り付けても積載された荷物とは干渉することはない。また、パレット2の3つの桁21のうち、デッキボード22の長手方向の両端側のそれぞれにおいて最も端側で交差する2つの桁21のいずれか一方の桁21にIDタグ3が取り付けられていると、IDタグ付きパレット1に荷物が積載された状態であっても、側方から目視することにより、IDタグ3がパレット2に取り付けられいるか否かを容易に確認することができる。さらに、図1に示すように、ケース31に貼付されたラベル31eが外方を向くような向きでIDタグ3がパレット2に取り付けられていれば、上述したようにIDタグ付きパレット1に荷物が積載された状態でも、目視やQRコード(登録商標)を読み取ることにより、IDタグ3の個体識別を容易に行うことができる。
図1~図4に示すように、IDタグ3は1本の木ねじ4により、パレット2に取り付けられており、IDタグ3は木ねじ4の締結力によりパレット2に固定されている。この状態では、IDタグ3には、IDタグ3をパレット2の桁21に押し付ける方向以外の方向の力は何ら作用していない。したがって、IDタグ3は木ねじ4を中心軸として回動可能ある。
パレット2は、上述したように、木製の桁21に木製のデッキボード22と釘等により締結して構成されているので、樹脂製のパレットや金属製のパレットと比較して歪んだり撓んだりし易い。例えば、図12に示すように、IDタグ付きパレット1が落下等してその角部に衝撃を受けたようなときには、パレット2は一時的に歪んだり撓んだりして変形し、その後元の形(図12の二点鎖線)に戻る。パレット2が変形すると、短時間ではあるが桁21とデッキボード22の交差する角度が直角から変化する。このような場合であっても、IDタグ3は木ねじ4を中心軸として回動するため、図13に示すように、デッキボード22の変形に合わせて回動し、IDタグ3が衝撃による外力で破損するのを防止することができる。
本実施形態において、IDタグ3は略四角錘台形状であったが、この形状に限られるものではない。例えば、四角柱状であってもよいし、円錐台状、円柱状、楕円錘台状、楕円柱状等、任意の形状であってもよい。円錐台状、円柱状、楕円錘台状、楕円柱状のような形状を有することにより、パレット2の一時的な変形による外力に対して、さらに破損し難くなる。
本発明は、IDタグ付きパレット及びIDタグの取付方法に利用することが可能である。
1 IDタグ付きパレット
2 木製パレット(パレット)
3 IDタグ
4 木ねじ(締結部材)
21 桁(側板)
22 デッキボード(天面板)
30 筐体
31c 貫通孔
32b 貫通孔
33 貫通孔

Claims (3)

  1. 互いに離間して配置された少なくとも2つの側板と、互いに離間して前記側板に交差するように横架された複数の天面板と、を有するパレットと、
    筐体と前記筐体を貫通する貫通孔とを有し、無線信号を発信するIDタグと、
    前記IDタグを前記パレットに取り付ける1つの締結部材と、を備え、
    前記IDタグは、前記側板の前記天面板と当接する面であって隣接する2つの前記天面板の間に配置されており、前記締結部材が前記貫通孔を貫通し前記側板に一端が固定されることにより前記側板に前記締結部材を中心軸として回動可能に取り付けられている、IDタグ付パレット。
  2. 前記IDタグは、前記天面板の長手方向の両端側のそれぞれにおいて最も端側で交差する2つの前記側板のいずれか一方に配置されている請求項1に記載のIDタグ付きパレット。
  3. 締結部材により、筐体と前記筐体を貫通する貫通孔とを有し無線信号を発信するIDタグを、少なくとも2つの側板と、互いに離間して前記側板に交差するように横架された複数の天面板と、を有するパレットに取り付けるIDタグの取付方法であって、
    前記IDタグを前記側板の前記天面板と当接する面であって隣接する2つの前記天面板の間に配置するIDタグ配置ステップと、
    前記IDタグの前記貫通孔に前記締結部材を貫通させて前記側板に前記締結部材の一端を固定することにより、前記締結部材を中心軸として回動可能に前記IDタグを前記パレットの前記側板に取り付けるIDタグ取付ステップと、を有するIDタグの取付方法。
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