JP7356915B2 - モータ - Google Patents

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Description

本発明は、モータ内部で発火が生じた場合でも、モータ外部への火炎の漏出を防止して、延焼を防止可能なモータに関する。
従来、浴室空調装置などの空気調和機のファンを回転駆動させるモータとして、所謂、モールドモータが使用されている。この種のモータでは、ステータコアと、ステータコアにインシュレータを介して巻回されたコイルとを有するステータや、コイルが結線される回路基板がモールド樹脂によりモールド成形されてモータ外郭が構成されている。また、モータ外郭には、回路基板に接続されたリード線を外部に引き出すための凸状の口出し部が、モールド樹脂により一体成形されている。
上記のように口出し部からリード線が外部に引き出されているモータでは、口出し部の頂面に開口するリード線引出口からモータ内部に水が浸入しやすく、リード線を伝って水が回路基板に達し、回路が短絡してモータ内部で発火が生じる虞がある。そのため、モータ内部の回路基板が設けられている領域を板金で覆うことが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2018-61325号公報
しかしながら、モータ内部で発火した火炎は、回路基板に接続されたリード線を伝って口出し部の頂面に設けられたリード線引出口から外部に漏出する。そのため、回路基板が設けられている領域を板金で覆うだけでは、リード線引出口からモータ外部に漏出する火炎による延焼を効果的に防止することができないという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、モータ内部での発火により生じた火炎が口出し部のリード線引出口からモータ外部へ漏出するのを防止して、延焼を防止することにある。
本発明によれば、
巻回されたコイルを有するステータと、
コイルが結線される回路基板と、
ステータと回路基板とがモールド樹脂で覆われてモータ外郭が形成され、回路基板に接続されたリード線を外部に引き出すリード線引出口を頂面に有する口出し部がモータ外郭から外方に突出するようにモールド樹脂により一体成形されたモータであって、
口出し部の周囲には、口出し部全体を外方から覆うように樹脂カバーが設けられ、
樹脂カバーは、樹脂カバーが口出し部の周囲に配設されたとき、口出し部の頂面と所定距離、外方に離間して対向する頂壁と、頂壁の周囲から口出し部側に向かって延び、口出し部の周囲のモータ外郭の外周面に当接し、リード線を樹脂カバーの外部に導出する導出部を有する周壁と、樹脂カバーの内部空間を、口出し部を収容する口出し部収容室と口出し部収容室からリード線を導出部に導くリード線導出室とに区画する内壁とを有し、
口出し部収容室からリード線導出室にリード線を導出する挿通部が、内壁によって形成されており、
リード線導出室は、周壁に設けられた導出部と連通し、
口出し部のリード線引出口から挿通部に延びるリード線が挿通部で折り曲げられて導出部から樹脂カバーの外部に導出されるモータが提供される。
リード線引出口がモータ外郭から外方に突出する口出し部の頂面に開口している場合、モータ内部で発火が生じてリード線を伝って口出し部まで火炎が到達すると、火炎は口出し部の頂面に設けられたリード線引出口の開口方向である外方に向かって延びやすい。
しかしながら、上記モータによれば、口出し部の周囲には、口出し部全体を外方から覆うように樹脂カバーが設けられており、樹脂カバーは、樹脂カバーが口出し部の周囲に配設されたとき、口出し部の頂面と所定距離、外方に離間して対向する頂壁を有するから、モータ内部で発火した火炎がリード線を伝って口出し部の頂面に設けられたリード線引出口から樹脂カバーの内部空間に漏出しても、火炎は頂壁によって外方に延びるのが妨げられ、火炎が樹脂カバーの外部に漏出するのを防止することができる。
また、上記モータによれば、リード線引出口は口出し部の頂面に設けられており、導出部は樹脂カバーの周壁に設けられているから、リード線引出口から引き出されるリード線は樹脂カバー内で折り曲げられて、導出部から外部に導出される。従って、リード線引出口から火炎が漏出した場合でも、樹脂カバーの内部空間内で、リード線引出口から火炎が延びる方向とリード線が導出される方向とを異ならせることができる。これにより、リード線引出口から漏出した火炎が導出部から樹脂カバーの外部に漏出するのを防止することができる。
また、上記モータによれば、口出し部全体を外方から覆う樹脂カバーは、口出し部の頂面に対向する頂壁と、頂壁の周囲から口出し部側に向かって延び、口出し部の周囲のモータ外郭の外周面に当接する周壁とを有するから、口出し部の周囲には頂壁と周壁とによって覆われた小空間が形成される。これにより、モータ内部からリード線を伝ってリード線引出口に火炎が到達しても、酸素不足によって樹脂カバー内で火炎の燃焼が継続され難い。
また、上記モータによれば、樹脂カバーの内部空間には内壁が形成されているから、口出し部の頂面に設けられたリード線引出口から延びる火炎は内壁によって外方に延びるのがさらに抑制される。また、上記モータによれば、リード線引出口から挿通部を通ってリード線導出室に導出されたリード線は、挿通部で折り曲げられて周壁に設けられた導出部から外部に導出されるから、火炎の延びる方向とリード線が導出される方向とを異ならせることができ、さらに導出部からの火炎の漏出を防止することができる。また、上記モータによれば、樹脂カバーの内部空間は、内壁によって、口出し部を収容する口出し部収容室とリード線を導出部に導くリード線導出室とに区画されているから、口出し部収容室内の空間を小さくすることができ、さらに樹脂カバー内で火炎の燃焼が継続され難い。
好ましくは、上記モータにおいて、
樹脂カバーは、水抜き孔を有する。
上記モータによれば、樹脂カバー内に浸入した湿気が結露しても、結露水を円滑に樹脂カバーの外部に排出させることができるから、リード線引出口からモータ内部への結露水の浸入を抑えることができる。また、樹脂カバーの複数箇所に水抜き孔を形成すれば、モータの取り付け姿勢に関わらず、結露水を容易に樹脂カバーの外部に排出させることができる。
また、本発明によれば、
巻回されたコイルを有するステータと、
コイルが結線される回路基板と、
ステータと回路基板とがモールド樹脂で覆われてモータ外郭が形成され、回路基板に接続されたリード線を外部に引き出すリード線引出口を頂面に有する口出し部がモータ外郭から外方に突出するようにモールド樹脂により一体成形されたモータであって、
口出し部の周囲には、口出し部全体を外方から覆うように樹脂カバーが設けられ、
樹脂カバーは、樹脂カバーが口出し部の周囲に配設されたとき、口出し部の頂面と所定距離、外方に離間して対向する頂壁と、頂壁の周囲から口出し部側に向かって延び、口出し部の周囲のモータ外郭の外周面に当接する周壁とを有し、
樹脂カバーの周壁は、リード線を樹脂カバーの外部に導出する導出部を有し
樹脂カバーは、水抜き孔を有するモータが提供される
上記モータによれば、樹脂カバー内に浸入した湿気が結露しても、結露水を円滑に樹脂カバーの外部に排出させることができるから、リード線引出口からモータ内部への結露水の浸入を抑えることができる。また、樹脂カバーの複数箇所に水抜き孔を形成すれば、モータの取り付け姿勢に関わらず、結露水を容易に樹脂カバーの外部に排出させることができる。
以上のように、本発明によれば、モータ内部での発火により生じた火炎が口出し部のリード線引出口からそのままモータ外部へ漏出するのを防止することができるから、延焼を防止することができる。従って、本発明によれば、高い安全性を有するモータを提供することができる。
図1は、本発明の実施例1に係るモータを示す概略断面図である。 図2は、本発明の実施例1に係るモータを示す概略分解斜視図である。 図3は、図2の要部拡大概略分解斜視図である。 図4は、本発明の実施例1に係る樹脂カバーの第2半体を示す概略斜視図である。 図5は、本発明の実施例1に係るモータを示す要部拡大概略断面図である。 図6は、本発明の実施例1に係るモータを示す概略斜視図である。 図7は、本発明の実施例2に係る樹脂カバーを示す概略斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係るモータについて具体的に説明する。なお、本明細書では、ステータ3を含むモータMの中心軸と平行な方向を軸方向、モータMの中心軸に直交する方向を径方向、モータMの中心軸を中心とする円弧に沿う方向を周方向という。また、図1に示すように、モータMの中心軸を水平方向に配置させたとき、口出し部4が設けられている側を上とし、その反対側を下として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、モータMの装置への取り付け姿勢によって上下方向は異なる場合がある。
図1は、実施例1に係るモータMを示す概略断面図である。モータMは、例えば、浴室暖房乾燥機などで浴室内の空気を循環する循環ファンの駆動源として使用される。図1に示すように、モータMは、インナーロータ型のモータであり、ステータ3と、モールド樹脂41と、回路基板30と、口出し部4と、リード線5と、回転軸34と、ロータ35とを備えている。ステータ3は、磁性鋼板を積層して構成されるステータコア31と、ステータコア31に一体的に形成されたインシュレータ32と、インシュレータ32を介してステータコア31に巻回されるコイル33とを有する。コイル33は、回路基板30に結線されている。また、回路基板30には、リード線5の一端が電気的に接続されており、リード線5の他端は、口出し部4のリード線引出口40(図2参照)から外部へ引き出されている。
コイル33を有するステータ3と、回路基板30と、リード線5の一部とは、モールド樹脂(例えば、熱硬化性の不飽和ポリエステル樹脂)41により覆われている。モールド樹脂41は、ステータ3などの構成部品が収容された金型内の空洞に樹脂を流し込んで硬化させることにより形成されており、モールド樹脂41によって略円筒状のモータ外郭44が形成されている。略矩形状の口出し部4は、モータ外郭44の外周面の一部に径方向外方に突出するように一体に形成されている。
モータM内部の中心軸に沿った空間部には、回転軸34を備えたロータ35と、回転軸34を回転可能に支持するベアリング36a,36bと、ブラケット37a,37bとが設けられている。
口出し部4は、リード線5が配置される複数の配線溝(図示せず)を有し、図2及び図3に示すように、径方向外方に突出する口出し部4の頂面4aには、一端が回路基板30に接続されたリード線5をモータ外郭44からモータM外部に引き出すリード線引出口40が径方向外方に向かって開口している。
図1~図5に示すように、口出し部4の周囲は、口出し部4とは別体の樹脂カバー100によって覆われている。樹脂カバー100は、難燃性樹脂(例えば、2.5mm以上の厚さを有するUL94-5VA規格のABS樹脂)からなる第1半体1と第2半体2とが連結されて構成されている。第1半体1は、第1半体1を口出し部4の周囲に配置させたとき、口出し部4の頂面4aと所定距離、径方向外方に離間して対向する第1頂壁11と、頂面4aの両短辺に続く一対の側面4bを覆う一対の第1短辺側側壁12と、頂面4aの一方の長辺に続く一側面4cを覆う第1長辺側側壁12aとを有する。
一方、第2半体2は、第2半体2を口出し部4の周囲に配置させたとき、口出し部4の頂面4aと所定距離、径方向外方に離間して対向する第2頂壁21と、外面が第1半体1の一対の第1短辺側側壁12の内面と対向する一対の第2短辺側側壁22と、頂面4aの他方の長辺に続く一側面4dを覆う第2長辺側側壁22aとを有する。また、図5及び図6に示すように、第2半体2は、第1半体1と第2半体2とを連結させたとき、第2頂壁21、一対の第2短辺側側壁22、及び第2長辺側側壁22aが、第1半体1の開口内に収容されるように、第1半体1よりも一回り小さな大きさに設定されている。
第1半体1及び第2半体2はそれぞれ、相互に対向する側及び下方の口出し部4側に開放している。また、第1長辺側側壁12a及び第2長辺側側壁22aの下端は、第1半体1及び第2半体2を口出し部4の周囲に配置させたとき、モータ外郭44の外周面に沿った略円弧状に形成されている。
次に、第1半体1及び第2半体2の各構成について説明する。第1半体1は、第1半体1と第2半体2とを連結させたとき、第1長辺側側壁12aの内面から第2半体2側に向かって突出する第1内壁13を有する。第1内壁13は、第1長辺側側壁12aの下端から第1内壁13の下面までの距離が、口出し部4の突出高さよりも僅かに高くなるように設定されている。また、第1内壁13の長辺側中央部には、第1半体1と第2半体2とを連結させたとき、第2半体2側に向かって略コ字状に開放する第1中央凹部10が形成されており、その両側には、第1内壁13に形成した一対の第1係合凸部13a,13bが第2半体2側に向かって突設されている。従って、第1短辺側側壁12及び第1長辺側側壁12aが口出し部4の周囲の短辺側の一対の側面4b及び一方の長辺側の側面4cの3つの側面を囲むように、第1短辺側側壁12及び第1長辺側側壁12aの下端をモータ外郭44の外周面に当接させると、内方に突出する第1内壁13は口出し部4の頂面4aの一部を覆うように配設される(図5参照)。
第1内壁13の上面と第1頂壁11の下面とは、所定距離、離間しており、第1半体1の第2半体2側には、第1内壁13を挟んで上下に第1上空間S1aと第1下空間S1bとが形成されている。また、一対の第1短辺側側壁12における第1上空間S1aが形成されている上部域にはそれぞれ、第2半体2側の端部から軸方向に略U字状に切り欠かれた第1切欠部14が形成されている。また、第1頂壁11の下面における一方の第1短辺側側壁12寄りには、第1長辺側側壁12a側から第2半体2側に向かって突出する第1係合突起15が形成されており、一対の第1短辺側側壁12の下部域にはそれぞれ、係合孔16が開口されている。
第1長辺側側壁12aにおける第1下空間S1bが形成されている下部域の内面には、下端から第1内壁13の下面まで内方に突出する複数の第1リブ18が形成されている。なお、第1リブ18及び後述する第2リブ28の内方への突出高さは、第1半体1と第2半体2とを連結させて口出し部4の周囲に配設させたとき、第1リブ18及び第2リブ28の先端部がそれぞれ、口出し部4の側面4c,4dに当接するように設定されている。また、第1長辺側側壁12aにおける頂壁11側の両側方寄りには、第1上空間S1aと連通する略逆L字状の水抜き孔19が形成されている(図6参照)。
第2半体2は、第1半体1と第2半体2とを連結させたとき、第1内壁13に対向する位置に、第2長辺側側壁22aの内面から第1半体1側に向かって突出する第2内壁23を有する。第2内壁23の長辺側中央部には、第1半体1と第2半体2とを連結させたとき、第1半体1側に向かって突出し、第1中央凹部10の中間深さまで嵌り込む第2中央凸部20が形成されており、その両側には、一対の第1係合凸部13a,13bが嵌り込む一対の第2係合凹部23a,23bが第1半体1側に向かって開放するように形成されている。従って、第2短辺側側壁22の外面が第1短辺側側壁12の内面に対向し、第2長辺側側壁22aが口出し部4の周囲の第1半体1とは異なる他方の長辺側の側面4dを覆うように、第2短辺側側壁22及び第2長辺側側壁22aの下端をモータ外郭44の外周面に当接させると、内方に突出する第2内壁23は口出し部4の頂面4aの第1内壁13とは反対側の一部を覆うように配設される(図6参照)。
第1中央凹部10と第2中央凸部20とは、第1半体1と第2半体2とが連結されて第2中央凸部2が第1中央凹部13に嵌り込んだとき、第1中央凹部10の底部と第2中央凸部20の先端部との間に所定幅の隙間からなる挿通部120が形成され、リード線引出口40が下方から挿通部120に臨むように設けられている。
第2内壁23の上面と第2頂壁21の下面とは、所定距離、離間しており、第2半体2の第1半体1側には、第2内壁23を挟んで上下に第2上空間S2aと第2下空間S2bとが形成されている。また、一方の第2短辺側側壁22における第2上空間S2aが形成されている上部域には、第1半体1側の端部から略U字状に切り欠かれた第2切欠部24が形成されている。また、一対の第2短辺側側壁22における上部域の外面にはそれぞれ、第1半体1の第1切欠部14の開放端に嵌合可能な大きさ及び形状を有する位置決め凸部27が突設されている。
第2頂壁21の第1半体1側の端部には、第1係合突起15が嵌合可能な切欠25が形成されている。また、一対の第2短辺側側壁22の下部域の外面には、係合孔16に係合可能な係合突起26が外方に突設されている。また、第2長辺側側壁22aにおける第2下空間S2bが形成されている下部域の内面には、下端から第2内壁23の下面まで内方に突出する複数の第2リブ28が形成されている。また、第2長辺側側壁22aの下端の一側方寄りには、水抜き孔29が形成されている。
次に、実施例1における樹脂カバー100を口出し部4に取り付ける取り付け態様について説明する。
口出し部4の近傍で、リード線引出口40から延びるリード線5を第1内壁13の第1中央凹部10から第1上空間S1aを介して一方の第1切欠部14に向かって引き回して、外部に導出させる。次いで、リード線5が第1中央凹部10、第1上空間S1a、及び第1切欠部14を通って外部に導出されている状態で、第1半体1と第2半体2とをそれらの内面が対向するように配置させ、第2半体2を第1半体1に嵌め込むと、第1係合凸部13a,13bが第2係合凹部23a,23bに嵌り込み、第1係合突起15が切欠25に嵌まり込む。また、第1半体1の第1切欠部14の開放端に位置決め凸部27が嵌り込み、係合孔16に係合突起26がワンウェイ係合する。これにより、第1半体1と第2半体2とが連結される。また、このとき、第1中央凹部10の両側の第1係合凸部13a,13bの先端部はそれぞれ、第2中央凸部2の両側の第2係合凹部23a,23bの底部と略接触するが、既述したように第2中央凸部20の先端部と第1中央凹部10の底部との間には、所定幅の隙間からなる挿通部120が形成される。
次いで、連結させた第1半体1と第2半体2とをリード線5に沿って口出し部4に向かってスライドさせ、第1短辺側側壁12、第1長辺側側壁12a、第2短辺側側壁22及び第2長辺側側壁22aの下端がモータ外郭44の外周面に当接するまで、下方から口出し部4を圧入させていく。これにより、長辺側の両側面4c,4dが第1リブ18及び第2リブ28で押圧されて、連結させた第1半体1及び第2半体2が口出し部4に対して抜け止め状態で嵌合装着される。そして、外部に導出されているリード線5を外方に引っ張った状態で、リード線5に結束バンドなどの固定手段50を装着させ、第1切欠部14近傍で固定手段50によりリード線5を結束させることにより、口出し部4に対して樹脂カバー100が確実に抜け止め状態となる(図6参照)。
上記のようにして第1半体1及び第2半体2によって形成される樹脂カバー100が口出し部4の周囲に取り付けられると、樹脂カバー100の内部空間は、第1内壁13と第2内壁23とによって上下に区画される。従って、第1内壁13及び第2内壁23によって口出し部4の頂面4aに所定距離、外方に離間して対向する内壁123が形成され、第1中央凹部10と第2中央凸部20との間の間隙によってリード線5を上方に導出する挿通部120が形成される。また、第1切欠部14と第2切欠部24とによってリード線5を外部に導出する導出部124が形成される。また、第1内壁13より下方の第1下空間S1bと第2内壁23より下方の第2下空間S2bとによって口出し部4が収容される口出し部収容室S12bが形成され、第1内壁13より上方の第1上空間S1aと第2内壁23より上方の第2上空間S2aとによって口出し部収容室S12bから挿通部120を介して導出されるリード線5を導出部124に導くリード線導出室S12aが形成される。また、第1頂壁11と第2頂壁21とによって、樹脂カバー100の頂壁121が形成され、口出し部4の周囲に配設される第1短辺側側壁12及び第1長辺側側壁12aと、第2短辺側側壁22及び第2長辺側側壁22aとによって、樹脂カバー100の周壁122が形成される。
既述したように、リード線引出口40がモータ外郭44から径方向外方に突出する口出し部4の頂面4aに設けられている場合、モータM内部で発火が生じてリード線5を伝って口出し部4まで火炎が到達すると、火炎は口出し部4の頂面4aに設けられたリード線引出口40から開口方向である径方向外方に向かって延びやすい。
しかしながら、上記実施例1によれば、口出し部4の周囲には、口出し部4全体を外方から覆うように樹脂カバー100が設けられており、樹脂カバー100は、樹脂カバー100が口出し部4の周囲に配設されたとき、口出し部4の頂面4aと所定距離、外方に離間して対向する頂壁121を有するから、モータM内部で発火した火炎がリード線5を伝って口出し部4の頂面4aに設けられたリード線引出口40から樹脂カバー100の内部空間に漏出しても、火炎は頂壁121によって外方に延びるのが妨げられ、火炎が樹脂カバー100の外部に漏出するのを防止することができる。特に、図5に示すように、頂壁121の内方に形成される樹脂カバー100の内部空間には内壁123が形成されているから、口出し部4の頂面4aに設けられたリード線引出口40に大きな火炎が形成されても、二重壁によって火炎が樹脂カバー100の外部に漏出するのを防止することができる。
また、実施例1によれば、導出部124は樹脂カバー100の周壁122に設けられており、リード線引出口40から挿通部120を通ってリード線導出室S12aに導出されたリード線5は、挿通部120で折り曲げられて導出部124から外部に導出されるから、リード線引出口40と導出部124とは直線的に連通せず、挿通部120の下方に位置するリード線引出口40に形成される火炎の延びる方向と、リード線5が導出される方向とを異ならせることができる。これにより、導出部124からの火炎の漏出を防止することができる。
また、実施例1によれば、口出し部4全体を外方から覆う樹脂カバー100は、口出し部4の頂面4aに対向する頂壁121と、頂壁121の周囲から口出し部4側に向かって延び、口出し部4の周囲のモータ外郭44の外周面に当接する周壁122とを有するから、口出し部4の周囲には頂壁121と周壁122とによって覆われた小さな内部空間が形成される。そして、樹脂カバー100の内部空間は、内壁123によって、口出し部4を収容する口出し部収容室S12bとリード線5を導出部124に導くリード線導出室S12aとに区画されているから、口出し部収容室S12b内の空間を小さくすることができ、モータM内部からリード線5を伝ってリード線引出口40に火炎が到達しても、酸素不足により樹脂カバー100内で火炎の燃焼が継続され難い。
また、実施例1によれば、挿通部120で折り曲げられて、導出部124から外部に導出されるリード線5は、内壁123に形成された挿通部120の周縁と、周壁122に設けられた導出部124の周縁とを押圧するから、樹脂カバー100を口出し部4の周囲に配設させると、樹脂カバー100を口出し部4に抜け止め状態で取り付けることができる。しかも、挿通部120で折り曲げられて導出部124まで導出されたリード線5にテンションを掛けた状態で、固定手段50によりリード線5を固定すれば、外部に導出されているリード線5が引っ張られても、リード線導出室S12a内でのリード線5の振れ幅が抑えられ、リード線5から導出部124の周縁に加わる応力を低減することができる。これにより、口出し部4から樹脂カバー100の脱落を確実に防止することができる。
また、実施例1によれば、第1半体1の第1長辺側側壁12aの上部域及び第2半体2の第2長辺側側壁22aの下端に、水抜き孔19,29が形成されているから、樹脂カバー100内に浸入した湿気が結露しても、結露水を円滑に樹脂カバー100の外部に排出させることができ、リード線引出口40からモータM内部への結露水の浸入を抑えることができる。また、樹脂カバー100の周壁122の複数箇所に水抜き孔19,29が形成されているから、モータMの取り付け姿勢に関わらず、結露水を容易に樹脂カバー100の外部に排出させることができる。
図7は、実施例2に係る樹脂カバーを示す概略斜視図である。なお、モータの構成は、実施例1と同一であるため、モータの構成については上記と同一の引用番号を使用して説明を省略し、以下の説明では、樹脂カバーの構成のみを説明する。
実施例2の樹脂カバー500は、単一の部品から構成されており、樹脂カバー500を口出し部4の周囲に配設させたとき、口出し部4の頂面4aと所定距離、径方向外方に離間して対向する頂壁511と、頂面4aの両短辺に続く一対の側面4bを覆う短辺側側壁512,513と、頂面4aの長辺に続く一対の側面4c,4dを覆う長辺側側壁514,515とを有する。従って、頂壁511、両短辺側側壁512,513、及び両長辺側側壁514,515によって口出し部4を収容する口出し部収容室S5aが形成される。
一方の長辺側側壁514は、他方の長辺側側壁515よりもさらに側方に延在されており、その延長端から他方の長辺側側壁515側に向かって一方の短辺側側壁512と略平行に延在する延長側壁516が形成されている。また、延長側壁516と対向する短辺側側壁512と、延長側壁516に繋がる一方の長辺側側壁514との間にはスリット部520が設けられている。また、延長側壁516には、頂壁511方向に向かって略U字状に開放するように切り欠かれた切欠部524が設けられている。この切欠部524は、短辺側側壁512と長辺側側壁514との隙間からなるスリット部520と対向しないように設けられている。従って、口出し部4が口出し部収容室S5aに収容されると、スリット部520は、リード線5を口出し部収容室S5aから切欠部524に導出させるための挿通部として機能し、切欠部524は、スリット部520から導出されるリード線5を樹脂カバー500の外部に導く導出部として機能する。また、一方の短辺側側壁512が内壁として機能し、短辺側側壁512と延長側壁516との間の空間がリード線導出室S5bとして機能する。また、他方の短辺側側壁513、両長辺側側壁514,515、及び延長側壁516によって、樹脂カバー500の周壁522が形成される。
両短辺側側壁512,513及び両長辺側側壁514,515の内面にはそれぞれ、実施例1と同様に、内方に突出する複数のリブ38が形成されている。また、一方の長辺側側壁514の下端には、水抜き孔59が設けられており、他方の短辺側側壁513の頂壁511寄りの上部域には、口出し部収容室S5aと連通する水抜き孔69が設けられている。
次に、実施例2における樹脂カバー500を口出し部4に取り付ける取り付け態様について説明する。
口出し部4近傍で、リード線5を口出し部収容室S5aからスリット部520に向けて折り曲げ、スリット部520からリード線導出室S5bを介して切欠部524に引き回して、リード線5に樹脂カバー500を装着させる。次いで、樹脂カバー500をリード線5に沿って口出し部4に向かってスライドさせて、両短辺側側壁512,513、両長辺側側壁514,515及び延長側壁516の下端がモータ外郭44の外周面に当接するまで、下方に開放する開口から樹脂カバー500に口出し部4を圧入させていく。これにより、短辺側の両側面4bや長辺側の両側面4c,4dがリブ38で押圧されて、樹脂カバー500が口出し部4に対して抜け止め状態で嵌合装着される。
上記実施例2によれば、口出し部4の周囲には、口出し部4全体を外方から覆うように樹脂カバー500が設けられており、樹脂カバー500は、樹脂カバー500が口出し部4の周囲に配設されたとき、口出し部4の頂面4aと所定距離、外方に離間して対向する頂壁511を有するから、モータM内部で発火した火炎がリード線5を伝って口出し部4の頂面4aに設けられたリード線引出口40から樹脂カバー500の内部空間に漏出しても、火炎は頂壁511によって外方に延びるのが妨げられ、火炎が樹脂カバー500の外部に漏出するのを防止することができる。また、導出部を構成する切欠部524は、樹脂カバー100の周壁522の一部を構成する延長側壁516に形成されており、リード線引出口40から引き出されるリード線5が、口出し部収容室S5a内で折り曲げられて切欠部524から外部に導出されるから、リード線引出口40と切欠部524とは直線的に連通せず、リード線引出口40に形成される火炎の延びる方向と、リード線5が導出される方向とを異ならせることができ、火炎の切欠部524からの漏出を防止することができる。仮に、火炎がリード線5に沿ってスリット部520まで延びてきたとしても、内壁を構成する一方の短辺側側壁512によって火炎は側方に延びるのが抑えられる。さらに、挿通部を構成するスリット部520と導出部を構成する切欠部524とは相互に対向しないように配置されているから、延長側壁516によって切欠部524から火炎が外部に漏出するのを防止することができる。
また、実施例2によれば、口出し部4の周囲には頂壁511と周壁522とによって小さな空間が形成されるから、モータM内部からリード線5を伝ってリード線引出口40に火炎が到達しても、酸素不足により樹脂カバー500内で火炎の燃焼が継続され難い。
また、実施例2によれば、複数の水抜き孔59,69が形成されているから、樹脂カバー500内に浸入した湿気が結露しても、結露水を円滑に樹脂カバー500の外部に排出させることができ、リード線引出口40からモータM内部への結露水の浸入を抑えることができる。また、樹脂カバー500の周壁522の複数箇所に水抜き孔59,69が形成されているから、モータMの取り付け姿勢に関わらず、結露水を容易に樹脂カバー500の外部に排出させることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、モータM内部での発火により生じた火炎が口出し部4のリード線引出口40からそのままモータM外部へ漏出するのを防止することができるから、延焼を防止することができ、高い安全性を有するモータMを提供することができる。
(その他の実施の形態)
(1)上記実施の形態では、口出し部を樹脂カバーに圧入することにより樹脂カバーが口出し部に着脱可能に嵌合挿着されている。しかしながら、接着剤や締結部材により樹脂カバーを口出し部に固定してもよい。
(2)上記実施の形態では、矩形状の口出し部が形成されており、樹脂カバーの短辺側の周壁にリード線を導出する導出部が形成されている。しかしながら、モータが搭載される装置に応じて、長辺側の周壁に導出部を設けてもよい。また、口出し部が楕円状や円形状を有する場合、周壁の一部に導出部を形成してもよい。
M モータ
4 口出し部
4a 頂面
40 リード線引出口
44 モータ外郭
5 リード線
100 樹脂カバー
121 頂壁
120 挿通部
122 周壁
124 導出部

Claims (3)

  1. 巻回されたコイルを有するステータと、
    コイルが結線される回路基板と、
    ステータと回路基板とがモールド樹脂で覆われてモータ外郭が形成され、回路基板に接続されたリード線を外部に引き出すリード線引出口を頂面に有する口出し部がモータ外郭から外方に突出するようにモールド樹脂により一体成形されたモータであって、
    口出し部の周囲には、口出し部全体を外方から覆うように樹脂カバーが設けられ、
    樹脂カバーは、樹脂カバーが口出し部の周囲に配設されたとき、口出し部の頂面と所定距離、外方に離間して対向する頂壁と、頂壁の周囲から口出し部側に向かって延び、口出し部の周囲のモータ外郭の外周面に当接し、リード線を樹脂カバーの外部に導出する導出部を有する周壁と、樹脂カバーの内部空間を、口出し部を収容する口出し部収容室と口出し部収容室からリード線を導出部に導くリード線導出室とに区画する内壁とを有し、
    口出し部収容室からリード線導出室にリード線を導出する挿通部が、内壁によって形成されており、
    リード線導出室は、周壁に設けられた導出部と連通し、
    口出し部のリード線引出口から挿通部に延びるリード線が挿通部で折り曲げられて導出部から樹脂カバーの外部に導出されるモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    樹脂カバーは、水抜き孔を有するモータ。
  3. 巻回されたコイルを有するステータと、
    コイルが結線される回路基板と、
    ステータと回路基板とがモールド樹脂で覆われてモータ外郭が形成され、回路基板に接続されたリード線を外部に引き出すリード線引出口を頂面に有する口出し部がモータ外郭から外方に突出するようにモールド樹脂により一体成形されたモータであって、
    口出し部の周囲には、口出し部全体を外方から覆うように樹脂カバーが設けられ、
    樹脂カバーは、樹脂カバーが口出し部の周囲に配設されたとき、口出し部の頂面と所定距離、外方に離間して対向する頂壁と、頂壁の周囲から口出し部側に向かって延び、口出し部の周囲のモータ外郭の外周面に当接する周壁とを有し、
    樹脂カバーの周壁は、リード線を樹脂カバーの外部に導出する導出部を有し、
    樹脂カバーは、水抜き孔を有するモータ。
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