(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
(遊技機の構成)
まず、図1を用いて、遊技機1の構成について説明する。図1は本実施形態における遊技機1の正面図の一例である。
遊技機1は、外枠2と、外枠2に対して回動可能に支持される遊技盤取付枠3と、遊技盤取付枠3に対して回動可能に支持されるガラス枠4と、遊技球が流下する遊技領域5aが形成された遊技盤5が設けられている。
外枠2は、中央部分が前後方向に開口する矩形状のベースフレーム2aの下部前面に飾り板2bが取り付けられており、遊技店の島設備に対して固着部材(例えば、釘や止め具など)を介して固定される。
遊技盤取付枠3は、遊技盤5を前方から装着するための装着部(図示省略)を有し、水平方向の一端側において第1ヒンジ機構部6を介して外枠2に対して脱着可能に連結されており、第1ヒンジ機構部6を支点として回動可能に支持されている。そのため、遊技盤取付枠3を外枠2に対して扉のように回動すると、遊技盤取付枠3の裏面側が前方に露出するので、遊技盤取付枠3の裏面側に設けられた各種装置のメンテナンスなどを行うことが可能となる。
ガラス枠4は、水平方向の一端側において第2ヒンジ機構部7を介して遊技盤取付枠3の装着部の前方を覆うように遊技盤取付枠3の前側に脱着自在に連結されており、第2ヒンジ機構部7を支点として回動可能に支持されている。そのため、ガラス枠4を遊技盤取付枠3に対して扉のように回動すると、遊技盤5の遊技領域5a、及び、遊技盤取付枠3の前面部分を開閉することができる。
ガラス枠4の上部寄りの略中央部分には、前後方向に開口する開口部8(窓部)が形成され、該開口部8を後方から塞ぐように透明部材8a(ガラス板やアクリル板など)が取り付けられており、この開口部8、及び、透明部材8aを介して遊技盤取付枠3の装着部に装着された遊技盤5の遊技領域5aを視認可能としている。
ガラス枠4の開口部8の周囲には、スピーカからなる音声出力装置9と、複数の装飾ランプ(LED)を有する枠用照明装置10と、後述する払出装置100から払い出された遊技球などの複数の遊技球を貯留するための上皿11と、上皿11に入りきらずに後述する溢れ球流路に流入した遊技球を受け入れて貯留するための下皿12と、遊技球の発射操作を行うための発射操作装置13とが設けられている。
音声出力装置9は、ガラス枠4の上部2箇所に間隔を空けて設けられ、BGM(バックグラウンドミュージック)、SE(サウンドエフェクト)等を出力することでサウンド(音楽、音声)による演出を行うようになっている。また、枠用照明装置10は、開口部8の周囲に複数設けられ、各ランプ(LED)の光の照射方向や発光色を変更することで照明による演出を行う。また、枠用照明装置10は、ガラス枠4の開放や後述する払出異常が発生した場合に点灯/点滅するように制御される報知LED10aを備えている。
上皿11は、遊技球の貯留部11aの底面が発射操作装置13の方向側(右方向)に向けて下り傾斜しており、下り傾斜の端部には球送りソレノイド11bが設けられている。上皿11の貯留部11aに貯留された遊技球が流下して球送りソレノイド11bに到達すると、球送りソレノイド11bの動作によって遊技球が1個ずつ遊技盤取付枠3側に向けて送り出される。
また、上皿11の中央手前側の部分には、後述する種々の演出に係る決定操作や選択操作を行うための入力装置として機能する演出ボタン装置16と選択ボタン装置18(図1参照)が左右に並べて設けられている。
演出ボタン装置16は、決定操作など(操作入力)を行うことが可能な演出ボタン17(図示省略)と、演出ボタン17に対する操作を検出する演出ボタン検出スイッチ17a(図9参照)と、演出ボタン17を駆動するためのボタン駆動装置17b(図9参照)が設けられており、遊技者が遊技機1へ所定の情報を入力可能となっている。
演出ボタン17は、枠用照明装置10(図9参照)の一部である演出ボタンLED(フルカラー)を所定の発光態様(例えば、白色、赤色、虹色)で点灯することで演出発光を行うことが可能となっている。また、ボタン駆動装置17bの一部であるボタン駆動モータの駆動力によって下方に位置する待機位置(原点位置)と上方に位置する演出位置との間で上下方向に移動することが可能となっており、ボタン位置検出センサ(図示省略)によって原点位置にあることが検出される。さらに、ボタン駆動装置17bの一部であるボタン振動モータの駆動力によって所定の振動態様で振動することで演出動作を行うことが可能となっており、ボタン振動モータが振動中であっても演出ボタン17を操作可能となっている。
選択ボタン装置18は、選択操作などの操作を行うことが可能な十字キー19(図示省略)と、十字キー19に接続されて、十字キー19に対する操作を検出するための十字キー検出スイッチ19a(図9参照)が設けられており、遊技者が遊技機1へ所定の情報を入力可能となっている。
また、上皿11の右寄りの部分には、遊技球の貸出操作や残金を記憶したカードなどの記憶媒体の返却操作を行うことが可能な貸出操作部20が設けられている。貸出操作部20の貸出ボタンが操作されると遊技機1に併設される球貸機(図示省略)が受け付けている記憶媒体に記憶された残金を減算して遊技球の貸し出しが行われ、貸出操作部20の返却ボタンが操作されると球貸機(図示省略)から記憶媒体が返却されるようになっている。
上皿11と下皿12との間には、上皿11に入りきらない遊技球を受け入れて下皿12に案内するための溢れ球流路(図示省略)が形成されている。また、溢れ球流路の途中には下皿12に遊技球が満杯となったことを検出する受け皿満杯検出スイッチ32a(図9参照)が設けられ、受け皿満杯検出スイッチ32aによって下皿12の満杯が検出されている間は後述する払出装置100による遊技球の払い出しが停止される。
発射操作装置13は、ガラス枠4に固定された基体14と、基体14に回動可能に設けられた発射ハンドル15と、発射ハンドル15に遊技者の手が触れていることを検出するタッチセンサ15a(図9参照)と、発射ハンドル15の回動角度によって抵抗値が変化する可変抵抗器からなる発射ボリューム15b(図9参照)と、発射ハンドル15を所定の態様で発光させるための複数のハンドルLED(枠用照明装置10)が設けられている。タッチセンサ15aによって遊技者の手が発射ハンドル15に触れていることを検出すると、球送りソレノイド11bが作動して遊技球が1個ずつ送り出される。
遊技盤取付枠3には、遊技盤5を取り付けるための遊技盤取付部25と、遊技球を遊技領域5aに向けて発射するための発射装置26と、遊技盤取付枠3、及び、ガラス枠4を閉鎖状態にロックするためのロック機構27と、ガラス枠4の開放(開閉)を検出するための開放検出スイッチ31aが設けられている。
遊技盤取付部25は、遊技盤取付枠3の上部寄りの略中央に前方が開口する凹室状に形成され、遊技盤5を前方から収納可能となっている。遊技盤取付部25の凹室の奥部には、前後方向に開放する開口が設けられており、この開口を介して遊技盤5の裏面側に設けられる各種装置などが遊技機1の後方に臨む。
発射装置26は、遊技球を発射するための打出部材28と、打出部材28を駆動するための発射用ソレノイド28b(図9参照)と、打出部材28から遊技盤の左下端部に向けて上り傾斜する発射レール29と、発射レール29の傾斜下端部となる発射位置に遊技球Aを停留させるストッパー30が設けられている。そして、球送りソレノイド11bによって送り出された遊技球が発射位置に受け入れられると、この遊技球Aを打出部材28の動作によって遊技領域5aに向けて打ち出す。
ロック機構27は、遊技盤取付部25の右側方に設けられ、鍵穴が形成されるシリンダーの前端部がガラス枠4の前面側に露出するようになっている。そして、シリンダーの鍵穴に専用の鍵を挿入して一方向に回動させると遊技盤取付枠3のロックが解除されて遊技盤取付枠3が開閉可能となり、他方向に回動させるとガラス枠4のロックが解除されてガラス枠4が開閉可能となる。
遊技盤5の外縁寄りの位置には、湾曲形状の内側レール35と、内側レール35の外側に位置する湾曲形状の外側レール36と、遊技球を遊技領域5aの中央に向けて誘導する誘導部材37が設けられている。そして、内側レール35と外側レール36との間に発射装置26により発射された遊技球を遊技領域5aの上流部に案内する発射球案内路38が形成されている。また、遊技領域5aの最下流部には、流下してきた遊技球を遊技領域外(遊技盤取付枠3の回収部)に導くためのアウト口39が形成されている。
遊技領域5aの略中央には、所謂センターケースと呼ばれる内部への遊技球の進入を規制する枠状の飾り枠40が設けられ、飾り枠40の内部に演出空間40aが形成されている。また、飾り枠40の側部には、遊技領域5aを流下する遊技球を飾り枠40の内部に導入するワープ装置41が設けられ、飾り枠40の下部には、ワープ装置41により飾り枠40の内部に導入された遊技球を転動させて飾り枠40の下方に流下させるステージ部42が設けられている。
遊技領域5aの下部には、遊技球が常時入賞(入球)可能な複数(本実施形態では4つ)の一般入賞口43が間隔を空けた状態で設けられており、この一般入賞口43に入賞(入球)した遊技球が一般入賞口検出スイッチ43a(図9参照)によって検出されると、所定個数(例えば10個)の遊技球が払出装置100(図示省略)から賞球として上皿11に払い出される。
遊技領域5aの両側方(左側領域、右側領域)には、遊技球が通過可能な普図ゲート44(普図始動領域)がそれぞれ設けられており、この普図ゲート44を通過した遊技球がゲート検出スイッチ44a(図9参照)で検出されると、普通図柄の当たり抽選(補助遊技判定)が行われる。なお、普通図柄の当たり抽選については後述する。
遊技領域5aの下部であってステージ部42の直下には、遊技球が常時入賞(入球)可能な第1始動口45(特図始動領域)が設けられており、この第1始動口45に入賞(入球)した遊技球が第1始動口検出スイッチ45a(図9参照)で検出されると、所定個数の遊技球(例えば3個)が払出装置100から賞球として上皿11に払い出されるようになっている。また、賞球の払い出しの他に、後述する第1特別図柄(識別情報)の大当たり判定(特別遊技判定)が行われる。
第1始動口45の下方には、所定条件の成立(普通図柄の当たり抽選に当選したこと)に基づき遊技球の入賞(入球)が不可能もしくは困難な閉状態(基本態様)から遊技球の入賞(入球)が可能もしくは容易な開状態(特別態様)に変換される可変始動部46が設けられている。
可変始動部46には、遊技球が入賞(入球)可能な第2始動口47(特図始動領域)と、第2始動口47への遊技球の入賞(入球)を検出する第2始動口検出スイッチ47a(図9参照)と、第2始動口47を閉状態と開状態とに変換(可変)する可動部材48と、可動部材48を開閉変換するための第2始動口開閉ソレノイド48b(図9参照)とが設けられている。そして、第2始動口47が閉状態となっている場合には、遊技球の入賞が不可能もしくは困難となり、第2始動口47が開状態となっている場合には、遊技球の入賞(入球)が可能もしくは容易となる。
また、第2始動口47に入賞(入球)した遊技球が第2始動口検出スイッチ47aで検出されると、所定個数の遊技球(例えば3個)が払出装置100から賞球として上皿11に払い出されるようになっている。また、賞球の払い出しの他に、後述する第2特別図柄(識別情報)の大当たり判定(特別遊技判定)が行われる。
第1始動口45と可変始動部46との間には、第1始動口45、及び、可変始動部46の周辺を所定の態様で発光させるための入賞口ランプNR(図示省略)が設けられており、複数のランプ(フルカラーLED等)を有する盤用照明装置76によって発光することで発光演出を行うことが可能となっている。
誘導部材37の上方であって右側の普図ゲート44の下流には、所定条件の成立(特別図柄の大当たり判定に当選したこと)に基づき遊技球の入賞(入球)が不可能な閉状態(基本態様)から遊技球の入賞(入球)が可能な開状態(特別態様)に変換される可変入賞部49が設けられている。
可変入賞部49には、遊技球が入賞(入球)可能な大入賞口50と、大入賞口50への遊技球の入賞(入球)を検出するための大入賞口検出スイッチ50a(図9参照)と、大入賞口50を閉状態と開状態とに変換(可変)する開閉部材51と、開閉部材51を開閉変換するための大入賞口開閉ソレノイド51bとが設けられている。そして、大入賞口50が閉状態となっている場合には、遊技球の入賞が不可能もしくは困難となり、大入賞口50が開状態となっている場合には、遊技球の入賞(入球)が可能もしくは容易となる。
また、大入賞口50に入賞(入球)した遊技球が大入賞口検出スイッチ50aで検出されると、所定個数の遊技球(例えば15個)が払出装置100から賞球として上皿11に払い出される。
遊技盤5の裏側には、一般入賞口43、第1始動口45、第2始動口47、及び、大入賞口50に入賞して一般入賞口検出スイッチ43a、第1始動口検出スイッチ45a、第2始動口検出スイッチ47a、及び、大入賞口検出スイッチ50aに検出された遊技球、及び、アウト口39に流入した遊技球を受け入れて集合させながら流下させるアウト球流路が設けられ、アウト球流路の最下流部にはアウト球検出スイッチ52aが設けられている。このアウト球流路を流下してきてアウト球検出スイッチ52aで検出された遊技球は遊技機1の裏面側の排出口から遊技機1の外部(島設備)に排出されることになる。
遊技領域5aの外側には、第1特別図柄表示器60、第2特別図柄表示器61、及び、普通図柄表示器62、第1特別図柄保留表示器63、第2特別図柄保留表示器64、及び。普通図柄保留表示器65、後述する大当たり遊技(特別遊態)が実行される場合のラウンド数を表示するラウンド数表示器66(図9参照)と、大当たり遊技(特別遊技)中や時短遊技状態中に遊技領域5aの右側領域に向けて遊技球を発射することを促す右打ち表示器67(図9参照)、後述する設定変更モードや設定確認モードに設定されていることを示す状態確認表示器68(図9参照)からなるメイン情報表示装置59が設けられている。
また、メイン情報表示装置59の近傍には、当選確率表示シールが貼付されている(図示省略)。この当選確率表示シールには、本実施形態の遊技機1の大当たりの当選確率(1/285~1/300)や設定値(4~1)が印字されている。なお、この当選確率表示シール200の貼付位置は一例であり、メイン情報表示装置59の近傍に限られず、遊技機1の正面(表面)であれば良い。
第1特別図柄表示器60は、第1始動口45に遊技球が入賞(入球)することを条件に行われる第1特別図柄の大当たり判定の結果を表示(報知)するための可変表示器であり、第2特別図柄表示器61は、第2始動口47に遊技球が入賞(入球)することを条件に行われる第2特別図柄の大当たり判定の結果を表示(報知)するための可変表示器であり、普通図柄表示器62は、普図ゲート44に遊技球が入賞(入球)することを条件に行われる普通図柄の当たり抽選の結果を表示(報知)するための可変表示器である。
第1特別図柄の大当たり判定とは、第1始動口45に遊技球が入賞(入球)したときに大当たり判定用乱数値等(第1特図判定情報)を取得し、取得した大当たり判定用乱数値と大当たり判定値とを比較して「大当たり」であるか否かを判定することに該当する。なお、第1特別図柄の大当たり判定が行われると、第1特別図柄表示器60で第1特別図柄の変動表示が行われ、所定時間経過後に抽選結果を示す第1特別図柄の停止表示が行われる。すなわち、第1特別図柄の停止表示は、当該抽選結果の報知となる。
第2特別図柄の大当たり判定とは、第2始動口47に遊技球が入賞(入球)したときに大当たり判定用乱数値等(第2特図判定情報)を取得し、取得した大当たり判定用乱数値と大当たり判定値とを比較して「大当たり」であるか否かを判定することに該当する。なお、第2特別図柄の大当たり判定が行われると、第2特別図柄表示器61で第2特別図柄の変動表示が行われ、所定時間経過後に抽選結果を示す第2特別図柄の停止表示が行われる。すなわち、第2特別図柄の停止表示は、当該抽選結果の報知となる。
なお、第1特別図柄表示器60、及び、第2特別図柄表示器61は、それぞれ複数のLEDによって構成され、各特別図柄の変動表示において対応する表示器のLEDが所定の間隔もしくは順序で点滅する。そして、特別図柄を停止表示する場合には、各大当たり判定の結果を示す態様(大当たり態様、ハズレ態様)でLEDが点灯する。
なお、本実施形態において「大当たり」というのは、第1特別図柄の大当たり判定(特別遊技判定)、又は、第2特別図柄の大当たり判定(特別遊技判定)において、大当たり遊技(特別遊技)を実行する権利を獲得した状態のことを言う。「大当たり遊技」というのは、大入賞口50が所定態様で開放されるラウンド遊技を所定回数(例えば、4回や15回)行う遊技状態のことを言う。
なお、各ラウンド遊技における大入賞口50の最大開放回数や最大開放時間は予め定められているが、最大開放回数や最大開放時間に達する前であっても大入賞口50に所定個数の遊技球(例えば9個)が入賞(入球)すると1回のラウンド遊技が終了する。つまり、「大当たり遊技(特別遊技)」は、遊技者が賞球を獲得し易い遊技者にとって有利な遊技状態となっている。なお、本実施形態では、遊技者に有利な度合いが異なる複数種類の大当たり遊技の何れかを発生可能となっているが、詳しくは後述する。
普通図柄の当たり抽選とは、普図ゲート44を遊技球が通過したときに当たり判定用乱数値を取得し、取得した当たり判定用乱数値と当たり判定値とを比較して「当たり」であるか否かを判定することに該当する。なお、普通図柄の当たり抽選が行われると、普通図柄表示器62で普通図柄の変動表示が行われ、所定時間経過後に抽選結果を示す普通図柄の停止表示が行われる。すなわち、普通図柄の停止表示は、当該抽選結果の報知となる。
なお、普通図柄表示器62は、1、又は、複数のLEDによって構成され、普通図柄の変動表示においてLEDが所定の間隔もしくは順序で点滅する。そして、普通図柄を停止表示する場合には、当たり抽選の結果を示す態様(当たり態様、又は、ハズレ態様)でLEDが点灯する。
なお、本実施形態において「当たり」というのは、普通図柄の当たり抽選において、当たり状態(補助遊技)を実行する権利を獲得した状態のことを言う。「当たり遊技(補助遊技)」というのは、第2始動口47が所定態様で開放される遊技状態のことを言う。
なお、当たり遊技(補助遊技)における第2始動口47の最大開放回数や最大開放時間は予め定められているが、最大開放回数や最大開放時間に達する前であっても第2始動口47に所定個数の遊技球(例えば9個)が入賞(入球)すると当たり遊技(補助遊技)が終了する。つまり、「当たり遊技(補助遊技)」は、第2特別図柄の変動表示が実行され易い(変動表示の開始条件が成立し易い)遊技状態となっている。なお、本実施形態では、遊技者に有利な度合いが異なる複数種類の当たり遊技(補助遊技)が設けられているが、詳しくは後述する。
第1特別図柄保留表示器63は、複数のLEDによって構成され、第1始動口45に遊技球が入賞(入球)した場合に記憶される第1特別図柄の大当たり判定(第1特別図柄の変動表示)を行うための権利(第1保留記憶)の個数を表示するためのものであり、第1保留記憶の個数を示す態様で点灯、又は、点滅する。なお、第1保留記憶は最大で4個まで記憶されるようになっているが、4個よりも少なくてもよいし多くてもよい。
第2特別図柄保留表示器64は、複数のLEDによって構成され、第2始動口47に遊技球が入賞(入球)した場合に記憶される第2特別図柄の大当たり判定(第2特別図柄の変動表示)を行うための権利(第2保留記憶)の個数を表示するためのものであり、第2保留記憶の個数を示す態様で点灯、又は、点滅する。なお、第2保留記憶は最大で4個まで記憶されるようになっているが、4個よりも少なくてもよいし多くてもよい。
普通図柄保留表示器65は、複数のLEDによって構成され、普図ゲート44に遊技球が入賞(通過)した場合に記憶される普通図柄の当たり抽選(普通図柄の変動表示)を行うための権利(普図保留記憶)の個数を表示するためのものであり、普図保留記憶の個数を示す態様で点灯、又は、点滅する。なお、普図保留記憶は最大で4個まで記憶されるようになっているが、4個よりも少なくてもよいし多くてもよい。
なお、第1特別図柄表示器60及び/又は第2特別図柄表示器61は、7セグメントのLEDによっても構成することができる。例えば、特別図柄の大当たり判定に当選した場合には、「7」を停止表示し、ハズレであった場合には「-」を停止表示するようにし、変動表示中にあっては消灯と「-」とを繰り返すようにするとよい。なお、特別図柄の変動表示の開始前は前回の変動表示の停止結果がLEDの点灯によって表示された状態となっているので、変動表示の開始時はLEDの消灯からスタートさせることで変動表示が開始されたことが把握し易くなる。
ラウンド数表示器66は、複数のLEDによって構成され、大当たり状態(特別遊技状態)が発生した場合のラウンド数を表示するためのものであり、大当たり遊技開始時にラウンド数を示す所定の態様でLEDの点灯を開始し、大当たり遊技中はLEDの点灯を継続し、大当たり遊技の終了時にLEDを消灯する。例えば、ラウンド数が2回の大当たり遊技であれば、左から4番目のLEDのみが点灯し、ラウンド数が16回の大当たり遊技であれば、全てのLEDが点灯する。
右打ち表示器67は、1つのLEDで構成され、大当たり状態(特別遊技状態)中、及び、時短遊技状態中において右側遊技領域に向けて遊技球を発射すること(所謂右打ち)を促す右打ち表示を表示するためのものであり、大当たり状態(特別遊技状態)中、及び、時短遊技状態中にLEDが点灯する。
状態確認表示器68は、1つのLEDで構成され、後述する設定変更モード、又は、後述する設定確認モードに設定されていることを示すためのものであり、設定変更モード、又は、設定確認モードに移行すると、LEDの点灯を開始し、設定変更モード、又は、設定確認モードが終了すると、LEDを消灯する。このように、設定変更モード、又は、設定確認モードに設定されていることを示す状態確認表示器68が遊技機の正面(表面)に設けられているので、設定変更モード、又は、設定確認モードに設定されているか否かを容易に確認することが可能となっている。
なお、状態確認表示器68の設置位置は一例であり、本実施形態の設置位置に限られず、遊技機1の正面(表面)であれば良い。
また、本実施形態では、設定変更モードと、設定確認モードとの何れに設定されていても同じ表示態様(点灯表示)で表示していたが、何れに設定されているのかを認識可能に表示しても良い。例えば、設定変更モードに設定されているときは、状態確認表示器68を点灯表示するようにし、設定確認モードに設定されているときは、状態確認表示器68を点滅表示するようにしても良いし、設定変更モードに設定されているときは、状態確認表示器68と第2遊技情報表示装置69の何れかの表示器とを点灯表示し、設定確認モードに設定されているときは、状態確認表示器68のみを点灯表示するようにしても良い。
また、本実施形態では、設定変更モード、又は、設定確認モードに設定されていることを示すために専用の表示器として状態確認表示器68を設けているが、他の表示器と兼用としても良い。例えば、設定変更モード、及び、設定確認モードにおいては、メイン情報表示装置59や後述する第2遊技情報表示装置69は消灯しているので、これら表示装置を用いても良い。具体的には、メイン情報表示装置59や第2遊技情報表示装置69の何れかの表示器の1つのLEDを点灯させても良いし、メイン情報表示装置59や第2遊技情報表示装置69の全てのLEDを点灯させても良い。
遊技領域5aの内側の右下部には、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86、遊技領域5aの右側領域に向けて遊技球を発射すること(所謂右打ち)を促すサブ右打ち表示器87からなるサブ情報表示装置80が設けられている。なお、サブ情報表示装置80には、上述した状態確認表示器68のような後述する設定変更モードや設定確認モードに設定されていることを示す表示器は設けられていない。
サブ第1変動表示器81は、第1特別図柄の大当たり判定の結果を表示(報知)するためのものであり、サブ第2変動表示器82は、第2特別図柄の大当たり判定の結果を表示(報知)するためのものであり、それぞれ1つのLEDによって構成されている。そして、対応する特別図柄の変動表示が開始されるとLEDが所定の間隔で点滅(第1ランプ図柄LZ又は第2ランプ図柄LZが変動表示)し、対応する特別図柄が停止表示されると大当たり判定の結果(大当たりの場合には点灯、ハズレの場合には消灯)が停止表示される。
なお、サブ第1変動表示器81、及び、サブ第2変動表示器82において、特別図柄の変動表示中であるか否かのみが把握できるように、特別図柄の変動表示中に点滅し、停止表示されると点灯又は消灯するようにしてもよい。
サブ第1保留表示器83は、第1保留記憶の個数(保留数)を表示するためのものであり、サブ第2保留表示器84は、第2保留記憶の個数(保留数)を表示するためのものであり、それぞれ左右2つのLEDによって構成されている。そして、保留数が「0」のときに左右のLEDが消灯し、保留数が「1」のときに左側のLEDが点灯すると共に右側のLEDが消灯し、保留数が「2」のときに左右のLEDが点灯し、保留数が「3」のときに左側のLEDが点滅すると共に右側のLEDが点灯し、保留数が「4」のときに左右のLEDが点滅する。
サブ普図変動表示器85は、当り抽選の結果を表示(報知)するためのものであり、1つのLEDによって構成されている。そして、普通図柄の変動表示が開始されるとLEDが所定の間隔で点滅(変動表示)する。そして、普通図柄が停止表示されると当り抽選の結果を示す態様(当たりの場合には点灯、ハズレの場合には消灯)が停止表示される。
なお、サブ普図変動表示器85において、普通図柄の変動表示中であるか否かのみが把握できるように、普通図柄の変動表示中に点滅し、停止表示されると点灯又は消灯するようにしてもよい。
サブ普図保留表示器86は、普図保留記憶の個数(保留数)を表示するためのものであり、左右に並ぶ2つのLEDによって構成されている。そして、普図保留数が「0」のときに左右のLEDが消灯し、普図保留数が「1」のときに左側のLEDが点灯すると共に右側のLEDが消灯し、普図保留数が「2」のときに左側のLEDが点滅すると共に右側のLEDが点灯し、普図保留数が「4」のときに左右のLEDが点滅する。
演出空間40aの奥部には、液晶表示ディスプレイからなる第1画像表示装置70(メイン液晶)が設けられ、演出空間40aの下部であって第1画像表示装置70(メイン液晶)の前方には、第1画像表示装置70(メイン液晶)よりも表示領域が小さく形成された液晶表示ディスプレイからなる第2画像表示装置71(サブ液晶)が設けられ、演出空間40aの上部には、キャラクタの顔を模した第1可動部材73が設けられ、演出空間40aの右部には、円形の第2可動部材74が設けられている。
第1画像表示装置70(メイン液晶)、及び、第2画像表示装置71(サブ液晶)からなる画像表示装置では、遊技の進行に応じて様々な演出表示を行う。演出表示としては、特別図柄の変動表示が行われていない客待ち状態(遊技が進行していない待機状態)中に実行される客待ちデモ演出、特別図柄の変動表示中に実行される演出図柄70aの変動表示を伴う変動演出等がある。
第1画像表示装置70(メイン液晶)の表示部(有効表示領域)には、左側領域、中央領域、右側領域といった3列の変動表示領域が形成されており、各々の変動表示領域に表示される演出図柄70aを縦方向(本実施形態では上から下)にスクロールさせることで演出図柄70aの変動表示が行われる。また、第1画像表示装置70(メイン液晶)の表示部の右下隅部には、特殊図柄表示領域が形成されており、特殊図柄表示領域に表示される特殊図柄TZを特別図柄の変動表示に対応して縦方向(本実施形態では上から下)にスクロールさせることで特殊図柄TZの変動表示が行われる。
なお、演出図柄70aや特殊図柄TZは、例えば、「1」から「9」までの数字を示す図柄により構成され、第1特別図柄表示器60や第2特別図柄表示器61で実行される特別図柄の変動表示に対応(同期)して演出図柄70aの変動表示が行われる。すなわち、特別図柄の変動表示の開始に対応して演出図柄70aの変動表示を開始し、特別図柄の変動表示の停止前に演出図柄70aを仮停止表示(揺動表示)し、特別図柄の変動表示の停止表示に対応して演出図柄70aの変動表示を停止表示(静止表示)するようになっている。なお、演出図柄70aとして、数字を示す図柄の他に「A」から「F」といったアルファベットを示す図柄を設けてもよい。
なお、「仮停止表示」とは、演出図柄70aが小さく揺れ動いたり、演出図柄70aが小さく変形したりして、遊技者に演出図柄70aが停止しているかのようにみせている(完全に停止していない)態様を言う。
演出図柄70aの停止表示では、演出図柄70aが大当たり判定の結果を示す所定の態様(ハズレ態様、大当たり態様等)で所定時間(例えば、0.5秒)停止するようになっている。大当たり態様(特別結果態様)は、「777」などのように同一の演出図柄の組み合わせや「357」などのように規則性を持った演出図柄の組み合わせであり、ハズレ態様はそれ以外の態様である。なお、演出図柄70aの変動表示の態様はこれに限られず、左右方向にスクロールするものであってもよいし、その場で回転(自転)するようなものであってもよい。
また、演出図柄70aの変動表示中には、大当たり判定の結果に応じて、リーチ演出や背景画像、キャラクタ等の様々な演出画像やムービー等が第1画像表示装置70(メイン液晶)や第2画像表示装置71(サブ液晶)に表示されることで、大当たり(特別遊技)が実行されることへの遊技者の期待感(以下、「大当たり当選期待度」と言う)を高めるようになっている。
ここで、「リーチ演出」とは、大当たりを報知する演出図柄70aの組合せの一部が仮停止して、他の演出図柄70aが変動を行うような、遊技者に対して大当たり遊技が実行されることを期待させる変動態様を意味する。例えば、大当たりを報知する演出図柄70aの組合せ(大当たり結果態様)として「777」の3桁の演出図柄70aの組み合わせが設定されている場合に、左側領域と右側領域に2つの演出図柄70aが「7」で仮停止して、中央領域で残りの演出図柄70aが変動を行っている態様を言う。
また、リーチ演出の種類は、本実施形態においては、「ノーマルリーチ演出」、「SPリーチ演出」、「SPSPリーチ演出」、「SPSP「7」リーチ演出」「全回転リーチ演出」及び「特殊SPリーチ」の7種類がある。
「ノーマルリーチ演出」とは、リーチ前の背景画像が表示されている状態で、左側領域と右側領域に2つの演出図柄70aが仮停止し、中央領域で残り1つの演出図柄70aが変動するリーチ状態を形成した状態で行われるリーチ演出である。
「SPリーチ演出」とは、ノーマルリーチ演出の後に実行され、リーチ状態を形成した状態の演出図柄70aが画面隅部に縮小表示され、ノーマルリーチ演出よりも演出効果が高い(大当たりとなる期待感が高い)演出が行われるリーチ演出である。
「SPSPリーチ演出」とは、ノーマルリーチ演出又はSPリーチ演出の後に実行され、ノーマルリーチ演出又はSPリーチ演出よりも演出効果(大当たりとなる期待感が高い)演出が行われるリーチ演出である。
「全回転リーチ演出」とは、大当たりを報知する複数の演出図柄70aの組合せが全て揃った状態で低速に変動するリーチ演出である。本実施形態においては、大当たり判定において当選したときにのみ実行されるリーチ演出である。
「特殊SPリーチ」とは、ノーマルリーチ演出の後に実行され、リーチ状態を形成した状態の演出図柄70aが画面隅部に縮小表示され、ノーマルリーチ演出よりも演出効果が高い(大当たりとなる期待感が高い)演出であって、通常のSPリーチとは異なる演出が行われるリーチ演出である。
本実施形態では、リーチ演出に係る大当たり当選期待度としては、ノーマルリーチ演出<SPリーチ演出<SPSPリーチ演出<全回転リーチ演出(大当たり確定)の順で高くなり、ノーマルリーチ演出<特殊SPリーチ演出の順で高くなっている。
また、第1画像表示装置70(メイン液晶)の表示部の下部には、通常遊技状態において現在の第1保留記憶の個数である第1特図保留数(U1)に対応する数の第1保留アイコンを表示するための第1保留アイコン表示領域70Bと、特定遊技状態において現在の第2保留記憶の個数である第2特図保留数(U2)に対応する数の第2保留アイコンを表示するための第2保留アイコン表示領域70Dと、通常遊技状態及び特定遊技状態において実行中の特別図柄(演出図柄70a)の変動表示に対応する(関連した)当該アイコンを表示するための当該アイコン表示領域70Cが形成されている。
第1保留アイコン表示領域70Bは、当該アイコン表示領域70Cに近い側から第1表示部70B1、第2表示部70B2、第3表示部70B3、第4表示部70B4といった形で区画されており、各表示部70B1~70B4には、第1特図保留数(U1)に対応した数の第1保留アイコンが表示される。つまり、第1特図保留数(U1)の増減に対応して第1保留アイコンの個数も増減するようになっている。
具体的には、第1表示部70B1には、最初に第1特別図柄の変動表示が実行される第1保留記憶を示す第1保留アイコンH11が表示され、第2表示部70B2には、2番目に第1特別図柄の変動表示が実行される第1保留記憶を示す第1保留アイコンH12が表示され、第3表示部70B3には、3番目に第1特別図柄の変動表示が実行される第1保留記憶を示す第1保留アイコンH13が表示され、第4表示部70B4には、4番目に第1特別図柄の変動表示が実行される第1保留記憶を示す第1保留アイコンH14が表示される。
第2保留アイコン表示領域70Dは、当該アイコン表示領域70Cに近い側から第1表示部70D1、第2表示部70D2、第3表示部70D3、第4表示部70D4といった形で区画されており、各表示部70D1~70D4には、第2特図保留数(U2)に対応した数の第2保留アイコンが表示される。つまり、第2特図保留数(U2)の増減に対応して第2保留アイコンの個数も増減するようになっている。
具体的には、第1表示部70D1には、最初に第2特別図柄の変動表示が実行される第2保留記憶を示す第2保留アイコンH21が表示され、第2表示部70D2には、2番目に第2特別図柄の変動表示が実行される第2保留記憶を示す第2保留アイコンH22が表示され、第3表示部70D3には、3番目に第2特別図柄の変動表示が実行される第2保留記憶を示す第2保留アイコンH23が表示され、第4表示部70D4には、4番目に第2特別図柄の変動表示が実行される第2保留記憶を示す第2保留アイコンH24が表示される。なお、本実施形態では、「第1特図保留数」を「第1保留数」と「第2特図保留数」を「第2保留数」と称する場合がある。
当該アイコン表示領域70Cは、特別図柄(演出図柄70a)の変動表示の開始に対応して第1保留アイコン表示領域70Bの第1表示部70B1に表示されていた第1保留アイコン、又は、第2保留アイコン表示領域70Dの第1表示部70D1に表示されていた第2保留アイコンが移動(シフト)してくることで当該アイコンTIが表示され、特別図柄(演出図柄70a)の変動表示の終了時に当該アイコンTIが消滅(消去)する。なお、特別図柄(演出図柄70a)の変動表示の途中で当該アイコンを消滅させてもよい。なお、本実施形態では、「第1保留アイコン」と「第2保留アイコン」と「当該アイコン」とをまとめて「アイコン」と総称する場合がある。
また、第1画像表示装置70(メイン液晶)の表示部の左側には、通常遊技状態及び特定遊技状態において現在の第1特図保留数(U1)の個数を示す第1保留数字を表示するための第1特図保留数表示領域70Eと、通常遊技状態及び特定遊技状態において現在の第2特図保留数(U2)の個数を示す第2保留数字を表示するための第2特図保留数表示領域70Fとが形成されている。
第1可動部材73は、盤用照明装置76(図9参照)の一部である第1可動部材LED(フルカラー)を所定の発光態様で点灯することで演出発光を行うことが可能となっており、盤用駆動装置75(図9参照)の一部である第1可動部材駆動モータの駆動力によって上方に位置する待機位置(原点位置)と下方に位置する演出位置との間で上下方向に移動することで演出動作を行うことが可能となっており、第1位置検出センサ(図示省略)によって原点位置にあることが検出される。
第2可動部材74は、盤用照明装置76(図9参照)の一部である第2可動部材LED(フルカラー)を所定の発光態様で点灯させることで演出発光を行うことが可能となっており、盤用駆動装置75(図9参照)の一部である第2可動部材駆動モータの駆動力によって右上方に位置する待機位置(原点位置)と左下方に位置する演出位置との間で斜め上下方向に移動することで演出動作を行うことが可能となっており、第2位置検出センサ(図示省略)によって原点位置にあることが検出される。
第1可動部材73、及び、第2可動部材74は、互いの演出位置が一部重複するようになっているため、基本的には第1可動部材73と第2可動部材74とが同時に動作しないことで互いに衝突しないようになっている。
なお、第1可動部材73、及び、第2可動部材74が互いに衝突しないのであれば、一方の可動部材が演出位置まで移動した後に他方の可動部材の演出位置と重複しない位置まで復帰した段階で他方の可動部材を演出位置に移動するようにしてもよい。
遊技盤取付枠3及び遊技盤5の裏側には、予め定めた払出条件(賞球、球貸)の成立に基づいて遊技球を払い出すための払出装置100、島設備などから供給される遊技球を貯留して払出装置100に供給する遊技球貯留部(図示省略)、遊技の進行を統括的に制御する主制御基板110を内蔵した主制御装置110A(図示省略)と、主制御基板110からの払出制御コマンドに応じて払出装置100の制御を行う払出制御基板120を内蔵した払出制御装置120A(図示省略)と、主制御基板110からの演出制御コマンドに応じて演出の制御を行う演出制御基板130を内蔵した演出制御装置130A(図示省略)と、各種制御装置に対して電源電圧の供給を行う電源基板160を内蔵した電源装置160A(図示省略)、遊技機の外部に遊技情報(遊技信号)を出力するための遊技情報出力端子板90(図9参照)が設けられている。
また、主制御装置110Aの上部及び演出制御装置130Aの全体を後方から覆うように左右一側に設定された回転軸を中心として左右他側が左右方向に開閉する開閉扉式のカバー部材が設けられており、演出制御装置130Aには、カバー部材に覆われるように音声出力装置9から出力される演出音の音量や表示装置(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)や各種照明装置(枠用照明装置10、盤用照明装置76)の光量の調整に関わる調整モードを切り替えるための切替スイッチ22(図9参照)が設けられている。
主制御基板110の表面側には、遊技を制御するためのワンチップマイコンからなる主制御部110m、主制御部110mのメインRAM110cの記憶内容をクリア又は遊技の有利度合いの段階である(遊技の有利度を異ならせる)設定値を更新するための信号を入力するRWMクリアスイッチ111a、設定キーを用いた操作によって設定値を変更可能な状態又は設定値を確認可能な状態に移行させるための信号を入力する設定キースイッチ112a、遊技機1の実性能を把握可能とする性能情報や設定値を表示するための情報表示器113等が実装されている。
情報表示器113は、設定値や性能情報(後述する通常ベース値)を表示するためのものであり、デシマルポイントDPを有する4つの7セグメント表示器が横並び状態で配置されることで構成されている。そして、上位2桁に相当する2つの7セグメント表示器に性能情報の種類(データ種別)を示す識別情報を表示するための識別セグが構成され、下位2桁に相当する2つの7セグメント表示器によって設定値や性能情報の数値を示す数値情報を表示するための数値セグが構成されている。
(遊技盤背面の構成)
次に、図2~図3を用いて遊技盤の背面側の構成について説明する。
図2はベース枠体に各ユニットを組み付けた状態を示す背面図であり、図3は図2の一部分解斜視図である。
図2~図3等に示すように、遊技盤5の背面(後面)には、前後方向に貫通する開口部を有したベース枠体170(液晶ベース枠)が組み付けられて、ベース枠体170の背面側(後面側)にはその開口部を塞ぐように画像表示ユニット(第1画像表示装置70、及び画像表示カバー185)180が組み付けられる。画像表示カバー185(液晶カバー)の背面(後面)には、ランプ中継基板186が組み付けられ、ランプ中継基板186よりも下側の画像表示カバー185の背面下部には主制御装置110A(主制御基板110を収容した主基板ケース200が取り付けられる。
ベース枠体170(液晶ベース)は、前後方向へ貫通する開口部を有した略四角形の環状体であり、その環状の前面171は遊技盤5の背面に添設されて固定される。ベース枠体170の背面には各種回路基板、部品類を配置するためのスペースがある。
ベース枠体170の背面に固定された画像表示ユニット180(液晶ユニット)の背面側には、演出制御基板130が配置されている。画像表示ユニット180は、演出制御基板の前方に設けた画像表示ユニット収納用のギャップ(収納空間)内に対して、ベース枠体の側方(左右方向)、上下方向、或いは斜め方向からスライド自在に装着できるように構成されている。
ベース枠体の背面に配置された各種回路基板は、蓋部材190によって覆われる。
図2に示すように、主基板ケース200の背面側では、主制御基板110が備える、少なくともRWMクリアスイッチ111a、設定キースイッチ112aが露出している。
また、透明な主基板ケース200を介して、主制御基板110が備える情報表示器113を視認可能である。
遊技店のスタッフ等は、遊技機の扉をあけて、遊技機背面の情報表示器113を視認しつつ、RWMクリアスイッチ111a、設定キースイッチ112aを操作して、RWMクリア、設定変更、設定確認、遊技機の性能情報の確認等の操作を行うことが出来る。
主制御基板110上のRWMクリアスイッチ111aは直接露出しておらず、主基板ケース200におけるRWMクリアスイッチ111aとの対応位置に設けられた開口から、遊技店のスタッフ等が操作可能な操作部材685が突出している。
操作部材685をスタッフ等が押下操作すると、押下された操作部材685によりRWMクリアスイッチ111aが押圧される。これによって、RWMクリアスイッチ111aの操作が行われる。
設定キースイッチ112aは、主制御基板110から突出する筒状部材の端面にキーを挿入する鍵穴が設けられている。
そして、鍵穴を設けた設定キースイッチ112aの端面が、主基板ケース200に設けた開口から露出している。
遊技店のスタッフ等は、設定キースイッチ112aの鍵穴にキーを挿入して操作を行うことが出来る。
(主基板ケース)
次に、図4~図6を用いて本実施形態に係る主基板ケース200の構成について説明する。
なお、本実施形態において、主基板ケース200を基準に遊技盤5側を前方向、遊技盤5とは反対側の方向を後ろ側として説明する。従って、図中の左右方向は、主基板ケース200を、遊技盤5とは反対側から見たときの左右方向である。
図4は、主基板ケース200を説明する図であり、図5は、主基板ケース200の台座を含む分解斜視図であり、図6は、主基板ケース200を分解したときの背面斜視図である。
本実施形態の主基板ケース200は、電子部品を搭載した主制御基板110を内部に収容した状態でパチンコ遊技機等の遊技機の背面に台座280を介して組み付けられる。
台座280は、遊技機本体の背面側に設けた遊技機側保持部(本実施形態では、ランプ中継基板186)に対して主基板ケース200を取り付けるための連結手段である。
主制御基板を収容した主基板ケース200は、下ケース片210を、台座280を介してパチンコ遊技機等の遊技盤の背面に添設させた状態で組み付けられるため、遊技盤の背面側から上ケース片220を通して内部の主制御基板110に搭載された電子部品を視認することができる。
台座280は、遊技盤5の後側に主基板ケース200を取り付けるために用いられる部品である。図5に示すように、台座280は、左右方向に沿った2辺が上下方向に沿った2辺より長尺な略長方形状に形成されており、下辺の左右両端近傍に一対の軸部281を備え、上辺の左右方向中央に板状を備えている。軸部281は、軸方向が左右方向に一致するものである。
主基板ケース200には、各軸部281に係合させる一対のフック部249が設けられている。一対のフック部249は、後述する上ケース片220の下辺に設けられている。フック部249は、前側に向かって凸なU字状に形成されている。
主基板ケース200を台座280に取り付けるときは、フック部249が背面側に向かって凸となる状態に、主基板ケース200を配置する。するとフック部249が軸部281に係合可能な状態となるので、主基板ケース200を台座280に近づけて、各フック部249を各軸部281に係合させる。
そして、フック部249が軸部281に係合したら、主基板ケース200の自由端側を、軸部281を中心に上方向に回転させ、主基板ケース200を台座280に重ね合わせる。このとき、台座280の上辺に備えられている板状フック282が主基板ケース200の上辺に設けられた窪みDに引っ掛かる。そのため、主基板ケース200は、フック部249と軸部281との係合と、板状フック282と主基板ケース200との係合とにより、台座280に固定される。
その後、保護カバー229を主基板ケース200に取り付ける。保護カバー229は、フック部249を含む主基板ケース200の下部部分を覆う。このようにして主制御装置110Aは遊技盤5の後側に添設される。
主基板ケース200は、一面にのみ電子部品を配置した片面実装方式の主制御基板110(プリント基板)を間に挟んだ状態で内部に収容する透明な樹脂製の2つのケース片(下ケース片210、上ケース片220)と、下ケース片210、上ケース片220の端縁間に挟まれて保持される開封禁止シール切断用の切断部材230と、後述する開封禁止シール250を接着した主基板ケース200の封止基礎部310に対して着脱自在に装着されるキャップ240と、を備えている。
主基板ケース200は、主制御基板110に実装された複数のコネクタ771~776を露出させた状態で主制御基板110を内包する。主基板ケース200は、例えば、透明なプラスチック等の光透過性を有する部材で形成されている。
下ケース片210と上ケース片220は、主基板ケース本体(封止体300)を構成している。
上ケース片220の下部には、内部の主制御基板110に設けた内部コネクタと外部コネクタとの接続部を覆う保護カバー229が配置されている。
本実施形態では、下ケース片210は主制御基板110を間に挟んで上ケース片220に対してカシメ部材により固定される。
主基板ケース200の端縁に沿った適所には、カシメ部材を用いたカシメ締結部291が配置され、カシメ締結部291に設けたカシメ締結穴(封止部)内にカシメ部材(係止部材)を打ち込む(係止する)ことにより下ケース片210、上ケース片220は閉止状態でロックされる。カシメ締結穴に打ち込まれた(係止された)カシメ部材を除去(破断)することによって下ケース片210、上ケース片220は開閉、着脱可能な状態となる。
本実施形態の主基板ケース200のカシメ締結部291において、カシメ締結穴は2つ設けられている(カシメ締結穴291A、291B)。
それぞれのカシメ締結穴291A、291Bは、下ケース片210に設けられた下ケース側締結穴292、上ケース片220に設けられた上ケース側締結穴293が連通することによって構成される。
なお、下ケース片210と上ケース片220の1回の締結に用いるカシメ締結穴は1つのみである。カシメ部材を取り除いて(破断して)締結を解除した後(主基板ケース200を開封した後)、再び締結を行う場合には残されたもう一つのカシメ締結穴にカシメ部材を打ち込んで締結を行う。すなわち、本実施形態の主基板ケースは、2回まで開封することが出来る。
下ケース片210は、上ケース片220と組み合わされることで、主制御基板110を内包するための内包部581を形成する。上ケース片220は、主基板ケース200において、主制御部110m側である後側に設けられている。下ケース片210は、主基板ケース200において、主制御部110m側とは反対側である前側に設けられている。
下ケース片210、上ケース片220は、それぞれ、主制御基板110を収納する制御基板収納部211、221と、後述する封止基礎部310を構成する封止部212、222と、を備えている。制御基板収納部211、221は、それぞれ、略長方形状に形成された板部211a、221aと、これら板部211a、221aの周囲縁部から突設され、各板部211a、221aの一方側の面を囲うフランジ部211b、221bとを有する形状に形成されている。
また、下ケース片210の板部211aの左部には、主制御基板110側である後方に向かって延びる円筒部565が設けられている。円筒部565には、前後方向に延びる孔部566が形成されている。孔部566の内側には、ねじ山が形成されている。主制御基板110において、円筒部565に対向する位置には、孔部567が設けられている。
主制御基板110は、下ケース片210に固定される。より詳細には、下ケース片210の円筒部565の後方に、主制御基板110の孔部567が配置される。主制御基板110を固定するためのビスの軸部が、主制御基板110の後側から孔部567を介して円筒部565の孔部566に挿入される。円筒部565の孔部567に形成されたねじ山にビスの軸部に設けられたねじ山が組み合わせられる。これによって、ビスの頭部と円筒部565の後面との間に主制御基板110が挟まれ、主制御基板110が下ケース片210に固定された状態となる。すなわち、主制御基板110は、下ケース片210側にビス止めされる。
制御基板収納部211のフランジ部211bのうち、板部211aの長尺な2辺に沿って板部211aから突設されている部分(以下「雄部」という)には、L字状に形成された引掛片211cがそれぞれ3つずつ形成されている。一方、制御基板収納部221のフランジ部221bのうち、板部221aの長尺な2辺に沿って板部221aから突設されている部分は(以下「雌部」という)、二重壁状に形成されており、二重壁を形成する壁と壁との間に、制御基板収納部211の雄部を挿入可能な挿入溝部221cが設けられている。また、各挿入溝部221cには、引掛片221dが形成されている。
主制御基板110がビス止めされた下ケース片210と、上ケース片220とが組み合わせられる場合、フランジ部211bの雄部がフランジ部221bの雌部に挿入される。そして、制御基板収納部211、221が、左右方向に沿った図6中の矢印αの方向に互いにスライドされる。すると、雄部に設けられた引掛片211cが引掛片221dに係合するので、下ケース片210と上ケース片220とは、矢印αとは逆方向に互いに移動しない限り、外れないように組み合わされる。
このように組み合わされると、制御基板収納部211、221は、内部に外部から遮蔽された箱形の内包部581を形成する。内包部581に主制御基板110が収納された状態となるため、主制御基板110及び主制御部110m等が不正に交換等される可能性を抑制できる。
主制御基板110は、制御基板収納部211、221が組み合わされる前に、制御基板収納部221の内側に取り付けられる。このとき主制御基板110上に実装されているICなどが、制御基板収納部221の板部221aに対向するように取り付けられる。これは、板部221aも透明なプラスチックで形成されているので、主制御基板110が主基板ケース200内に収納されても、主制御基板110上に実装された主制御部110m等の電子部品が不正に交換されていないか、板部221aを介して外部から確認できるようにするためである。本実施形態では、主基板ケース200を備える主制御装置110Aを遊技盤5に取り付けると、遊技機1の背面側から上ケース片220を通して、主基板ケース200内の主制御基板110に実装された電子部品を視認することができる。
下ケース片210、上ケース片220の右端部には、封止部212、222が設けられている。図34に示すように、下ケース片210、上ケース片220には、封止部212、222の上方に、第1ネジ止片91、第2ネジ止片92が設けられている。制御基板収納部211、221をスライドさせて組み合わせると、これらを組み合わせた封止体300の長手方向の端部に封止部212、222によって封止基礎部310が形成される。そして、封止基礎部310にかぶせて封止体300にキャップ240を取り付けると、封止体300の長手方向の端部には、第1ネジ止片91、第2ネジ止片92に加えて、キャップ240が備える第3ネジ止片393が重なり、ネジ止め用のネジ止部390を構成する。
封止部212、222は、制御基板収納部211、221の右端部から右方に突設されている。封止部212、222は、左右方向に沿った高さが同じ高さであり、上下方向の幅が同じ幅に形成されている。各封止部212、222には、左右方向に沿って長尺な溝部212a、222aが形成されている。封止部222には、左右方向に沿って平行な2つの溝部222aが、所定間隔離して形成され、封止部212には、左右方向に沿って1つの溝部212aが形成されている。下ケース片210、上ケース片220が組み合わされると、封止部212、222は、組み合わされた制御基板収納部211、221の右部に封止基礎部310を形成する。封止基礎部310においては、封止部212、222が一定間隔を開けて平行に配置され、封止部212、222が互いに対向する面の間に挿抜空間が形成される。
開封禁止シール250は、主基板ケース200を封印する手段として用いられるものであり、認証資格を有した組織等によって発行された真正品であることを証明するものである。開封禁止シール250は、切断性を考慮し、紙などの切断し易い材料の一方の面に接着面が設けられたものであり、複数の切目が形成されている。後述するように、開封禁止シール250には、例えば、ホログラム及びQRコード(登録商標)等が印刷されている。また、開封禁止シール250には、「開封禁止」の文字も印刷されている。
切断部材230は、基礎部230aと、一対の摘部361と、切断部364とを有する形状に形成されている。切断部材230の基礎となる基礎部230aは、略長方形状に形成されている。基礎部230aの長尺な2辺のうち、一方には、切断部364が形成されている。切断部364は、基礎部230aの先端が刃状に形成された部位である。摘部361は、基礎部230aの長手方向両端に設けられ、全体に「く」の字に折り曲げられた形状に形成されている。摘部361の左端部を、遊端部361aという。
キャップ240は、封止基礎部310にかぶせて封止基礎部310全体を覆うことができる大きさに形成されており、封止基礎部310に対して着脱可能に形成されている。キャップ240は、封止基礎部310を覆う椀状に形成されたキャップ本体241と、キャップ本体241の長手方向の一端側に形成された第3ネジ止片393とを備えている。キャップ本体241の内側面には、キャップ240を封止基礎部310に取り付けたときに、挿抜空間310aに挿入された切断部材230の摘部361の遊端部361aが引っ掛かる位置に、突起382が設けられている。また、キャップ本体241の内側面には、溝部386が形成されている。
切断部材230は、封止基礎部310の挿抜空間に挿入される。その後、開封禁止シール250が貼り付けられる。さらに、キャップ240を封止基礎部310にかぶせると、溝部386が、挿抜空間310aに挿入された切断部材230の一部に嵌る。また、突起382が切断部材230の摘部361の遊端部361aと係合する。
キャップ240を封止基礎部310にかぶせると、第3ネジ止片393が、下ケース片210の第1ネジ止片91と、上ケース片220の第2ネジ止片92とが組み合わされたものに重なり、ネジ止め用のネジ止部390を構成する。ネジ止部390にカシメ部材94を打ち込まれると、下ケース片210、上ケース片220、キャップ240が互いに固定される。
主基板ケース200の封印を解くときは、カシメ部材94が取り外されるとともに、キャップ240が封止基礎部310から取り外される。主基板ケース200の封印が不正に解かれる時も同様である。切断部材230とキャップ240とは一体化している。このため、キャップ240を封止基礎部310から取り外されると、同時に切断部材230も封止基礎部310から取り外される。すると、切断部364等により、開封禁止シール250には回復不能な傷が付けられる。
(主制御基板)
次に、図7を用いて本実施形態に係る主制御基板110の構成について説明する。図7は、主制御基板の構造を説明するための図である。
遊技を制御する主制御基板110には、主制御部110m、RWMクリアスイッチ111a、設定キースイッチ112a、情報表示器113、主制御部110mとは異なる複数の電子部品595(IC、抵抗、コネクタ、コンデンサ、及びコイル等)、複数のコネクタ771、772、773、774、775、776等が実装されている。
主制御部110mは、遊技の制御に使用される記憶内容を格納している。また、主制御部110mは、遊技の結果に影響を与える記憶内容を格納している。
また、主制御部110mは、後述するメインCPU110a、メインROM110b、メインRAM110cを一体化したワンチップマイコンである。
複数のコネクタ771~776は、主制御基板110の下部において、左から右側に向けて順に並んでいる。複数のコネクタ771~776は、主基板ケース200の上ケース片220の下部に設けられた6個の開口部779の内側に配置されている。
複数のコネクタ771~776のうち、2つのコネクタ774、775を、検出信号コネクタ774、775という。検出信号コネクタ774、775には、遊技球が入賞したことを検出する第1始動口検出スイッチ45a、第2始動口検出スイッチ47a、一般入賞口検出スイッチ43a、大入賞口検出スイッチ50aのうちの少なくとも一部からの信号が入力される。本実施形態では、検出信号コネクタ774、775には、遊技球が入賞したことを検出する第1始動口検出スイッチ45a、第2始動口検出スイッチ47a、一般入賞口検出スイッチ43a、大入賞口検出スイッチ50aの全ての信号が入力されるとする。検出信号コネクタ774、775は、他のコネクタ771、772、773、776とは異なる色である。本実施形態では、検出信号コネクタ774、775は、蛍光色であり、その他のコネクタ771、772、773、776は、蛍光色とは異なる色である。
主制御部110mは、左右方向に延びる板状の本体部と、本体部の下端部から下方に延びて主制御基板110に電気的に接続される複数の信号ピン(第1信号ピン)とを備えている。信号ピン(第1信号ピン)は主基板ケース200を介して視認可能に主制御基板110に実装(はんだ付け)されている。
複数の電子部品595は、複数の電子部品の夫々に設けられる信号ピン(第2信号ピン)を備えている。信号ピン(第2信号ピン)は主基板ケース200を介して視認可能に主制御基板110に実装(はんだ付け)されている。
RWMクリアスイッチ111aについて説明する。
図4、図8に示すように、主制御基板110上のRWMクリアスイッチ111aは直接露出していない。基板ケース200の上ケース片220には凹部688内が設けられており、凹部688内には開口687が設けられている。
また図5から分かるように、操作部材685は、RWMクリアスイッチ111aの対応位置に設けられており、操作部材685をスタッフ等が押下操作すると、押下された操作部材685によりRWMクリアスイッチ111aが押圧される。これによって、RWMクリアスイッチ111aの操作が行われる。
凹部688内にはカバー部材686が設けられている。カバー部材686は、凹部688内において、操作部材685を塞いで操作不能とする第1位置と、操作部材685を開放して操作可能とする第2位置と、の間で回転移動可能に軸支されている。
操作部材685を上記第2位置に移動させることで、RWMクリアスイッチ111aを操作できる。
このようにすることで、基板ケース200には、操作部材685を挿入可能な程度の大きさの開口687を設けるだけでよい。また、カバー部材686を開放しないと、操作部材685を操作できない。従って、基板ケース200内への不正なアクセスを防ぐことが出来る。
RWMクリアスイッチ111aは、操作部材685を用いて操作されるのはなく直接操作可能なように、端部が開口687から露出していてもよい。
設定キースイッチ112aは、主制御基板110から突出する筒状部材の端面にキーを挿入する鍵穴が設けられている。
そして、鍵穴を設けた設定キースイッチ112aの端面が、基板ケース200の上ケース片220に設けられた開口661から露出しているが、基板ケース200の表面よりもやや低くなっている。
スタッフ等は、設定キースイッチ112aの鍵穴にキーを挿入して操作を行うことが出来る。
(識別表示)
識別表示520について説明する。図5に示すように、識別表示520は、主制御基板110、主制御部110m、下ケース片210、上ケース片220、及びキャップ240に付されている。
識別表示520は、遊技機1に関する情報が含まれる表示である。以下の説明においては、主制御基板110に設けられた識別表示520を、識別表示521といい、主制御部110mに設けられた識別表示520を識別表示522という。上ケース片220に設けられた識別表示520を、識別表示523といい、下ケース片210に設けられた識別表示520を、識別表示524といい、キャップ240に設けられた識別表示520を、識別表示525という。
図5に示すように、識別表示521は、主制御基板110の背面の上部に、シルク印刷によって表示されている。識別表示521は、特定の情報を表示するための情報識別部である。識別表示522は、主制御部110mに、刻印によって添付されている。識別表示522は、特定の情報を表示するための情報識別部である。
主基板ケース200に付された識別表示523、524、525は、特定の情報を表示するための情報識別部である。識別表示524は、下ケース片210の前面の右上部に、下ケース片210を製造する金型による刻印によって形成されている(図33参照)。
識別表示525は、キャップ240の背面に、キャップ240を製造する金型による刻印によって形成されている。識別表示523の表示態様については後述する。
識別表示521~525は互いに関連しており、少なくとも同じ識別表示529を含む。本実施形態では、一例として、識別表示521は、「ABCD01」の文字列であり、識別表示522は、「ABCD02」の文字列である。識別表示523は、「ABCD03」の文字列であり、識別表示524は、「ABCD04」の文字列である。識別表示525は、「ABCD05」の文字列である。識別表示521~525において同じ識別表示529は、「ABCD」である。識別表示529は、例えば、メーカー名及び機種名等に対応した表示である。本実施形態では、一例として、「ABCD」のうち、「AB」はメーカー名を表し、「CD」は機種名を表すとする。
なお、識別表示521~525において、メーカー名を「ABCD」に含まれる「AB」で表示するではなく、メーカー名そのものを表示してもよい。また、機種名を「ABCD」に含まれる「CD」で表示するではなく、機種名そのものを表示してもよい。また、識別表示521~525に、遊技機の型式が表示されてもよい。
(シール部材)
シール部材について説明する。図5及び図8に示すように、主基板ケース200の上ケース片220の外面531にシール部材1560及びシール部材1561が貼り付けられている。
シール部材1560は、上ケース片220の左右方向左側の下部に設けられた位置表示部561に貼り付けられており、シール部材1561は、上ケース片220の右上部に設けられた位置表示部561に貼り付けられている。
シール部材1560、1561は、何れも光透過性を有する素材で形成されており、本実施形態では、一例として、透明である(透明素材からなる)とする。
シール部材1560、1561は、夫々、複数の電子部品595(図8参照)を跨いで配置されている。なお、図5においては、シール部材1560、1561の前側に位置する複数の電子部品595等、種々の電子部品の図示は省略している。
シール部材1560は、主基板管理用のシールである。
この例において、シール部材1560のシール部材本体1560A(ベース部)には、偽造防止用の透かしが設けられている。すなわち、シール部材1560(開封者表示シール)は、シール部材本体1560Aに透かし加工が施された加工シールである。
「透かし」は、例えば、視認する角度によって見え方が異なるような表示であり、ホログラムを用いたもの、物理的な形状によって見え方が異なるもの、等様々なタイプのものを適用することが出来る。
ただし、シール部材本体1560Aは、所定加工(すかし加工)を施されながらも透明
であり、少なくとも透光性が高く、一定の視認性が確保されている。
シール部材1560は、シール部材本体1560A上において、黒色で「主基板管理番号」などと見出しが付された枠内に、白地の記入領域1570(記入欄)、コード部1572、情報表示部1573を備えている。
記入領域1570、コード部1572、情報表示部1573と、これらの領域に付随する後述する文字表示は、夫々、シール部材本体1560Aの透明素材が露出していないために透光性が低い非透光部である。
シール部材1560は、複数の非透光部を備えており、これらの非透光部を介しては、主基板ケース200内の主制御基板110の視認が困難である。
非透光部としてのコード部1572、情報表示部1573、及び記入領域1570は、主制御部110m、情報表示器113と重ならないシール部材本体1560A上の位置に設けられている。
一方、シール部材本体1560Aにおける記入領域1570、コード部1572、情報表示部1573、及びこれらの領域に付随する後述する文字表示以外の領域は、シール部材本体1560Aの透明素材が露出して透光性が高い透光部1574である。
透光部1574は、透明素材を通して、主基板ケース200内の主制御基板110上の電子部品595を覗いて確認することが出来る上記の覗き部である。
主基板ケース200において、シール部材1560及び主基板ケース200を介して主制御基板110を視認可能である。このため、検査者は主制御基板110を容易に確認することができる。このため、検査者は、シール部材1560を介して主制御基板110を確認し、不正が行われているか否かを容易に判断できる。よって、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
また、透光部、非透光部の有無に関わらず、シール部材1560は、主制御基板110上の主制御部110mに貼付されたシール部材1562を、あらゆる角度から視認可能な位置に貼り付けされている。
また、透光部、非透光部の有無に関わらず、シール部材1560は、記入領域1570、コード部1572、情報表示部1573を含め、シール部材1560全体があらゆる角度から主制御部110mと重ならない位置となるように設けられている。
従って、主基板ケース200を正面視したときに、主基板ケース200を介して主制御部110mを必ず視認可能である。
このため、検査者は主制御部110mを容易に確認することができる。このため、検査者は、主制御部110mを確認し、不正が行われているか否かを容易に判断できる。よって、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
透光部、非透光部の有無に関わらず、シール部材1560は、記入領域1570、コード部1572、情報表示部1573を含め、シール部材1560全体があらゆる角度から情報表示器113と重ならない位置となるように設けられている。
従って、主基板ケース200を正面視したときに、主基板ケース200を介して情報表示器113を視認することが出来る。
なお、図8では、シール部材1560と情報表示器113とが近傍の位置にあるとは言えないが、シール部材1560が、主制御部110m、情報表示器113と重ならず、情報表示器113がコネクタ771~776と十分に離間した位置にあり、且つシール部材1561が情報表示器113に重ならない、という条件を全て満たせば、シール部材1560と情報表示器113とが互いに近傍の位置にあってもよい。
以下に、シール部材1560の表示内容を詳しく説明する。
記入領域1570は、主基板ケース200を開封した開封者及び開封年月日を記入するための領域である。
記入領域1570は、透明素材上に形成されたペン等で書き込み可能な白色の下地である。
記入領域1570は、一例として、上下方向に3行、左右方向に2列の計6個設けられ、「開封者」及び「開封年月日」を3組記入することができる。
記入領域1570は、矩形状の有色(本実施形態では白色)の下地によって印刷されている。
記入領域1570の上方には、「開封者」「開封年月日」といった見出しが黒色で印字され、各記入領域の左側には、記入領域の番号を示す丸付きの数字が印字されている。
すなわち、左上の記入領域1570の上方には、「開封者」と黒色で印刷されている。右上の記入領域1570の上方には、「開封年月日」と黒色で印刷されている。左上の記入領域1570の左方には、丸1と印刷されている。左側の上下方向中央の記入領域1570の左方には、丸2と印刷されている。左下の記入領域1570の左方には、丸3と印刷されている。
例えば、検査者は、主基板ケース200を開封した場合に、検査者の名前を左側の記入領域1570に記入し、主基板ケース200を開封した年月日を、右側の記入領域1570に記入する。なお、検査者は、記入領域1570に、主制御基板110に不正が行われたか否かを確認した年月日等を記入してもよい。
コード部1572は、シール部材1560の左上部に設けられている。コード部1572は、所定の情報を含む。コード部1572は、他の機器によって情報が読み取られる部位であり、例えば、矩形状の有色(本実施形態では白色)の領域に、QRコード(登録商標)、バーコード等が黒色で印刷されている。本実施形態では、一例として、コード部1572は、QRコード(登録商標)を含む。
コード部1572は、例えば、遊技機1とは異なる機器(以下、「他機器」という。)に記憶された、主制御基板110の納入先を示す情報と紐付けられている。
例えば、情報携帯端末等に備えられたカメラによってコード部1572に含まれる情報であるURL(Uniform Resource Locator)が読み取られる。情報携帯端末は、該URLを使用し、ネットワークを介して他機器にアクセスする。他機器にアクセスした結果、情報携帯端末に表示される情報には、主制御基板110の納入先(例えば、遊技機1が納入された店舗名)、及び、遊技機1が廃棄されたか否か等の情報が含まれている。これによって検査者は、主制御基板110の納入先を示す情報、及び遊技機1が廃棄されたか否か等の情報を容易に確認することができる。このため、検査者は、納入先の情報を確認し、納入先の異なる主制御基板110が装着される不正が行われたか否かを容易に判断できる。よって、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
情報表示部1573には、種々の情報が含まれる。情報表示部1573は、例えば、識別表示529と同様の情報が含まれてもよい。本実施形態では、一例として、情報表示部1573には、矩形状の有色(本実施形態では白色)の領域に、「EF001」の文字列が印刷されている。該文字列は、一例として、主制御基板110の管理番号である。該管理番号によって、検査者は、メーカーが保有している管理番号に紐づいた情報から、遊技機1の納入先、遊技機1が廃棄されたか否か等の情報を調べることができる。なお、情報表示部1573の文字列は、メーカー名、機種名、型式等に対応する情報を含んでもよい。また、情報表示部1573が有する矩形状の領域と、コード部1572が有する矩形状の流域とは、左右方向において繋がっている。
シール部材1560が備える透光部1574(覗き部)を説明する。
透光部1574は、シール部材本体1560Aにおける、記入領域1570、コード部1572、情報表示部1573、「主基板管理番号」の表記、枠、開封者、開封年月日の表記、丸1~丸3の表記以外の領域である。
透光部1574は、例えば、上下方向3行の記入領域1570の間に存在する左右方向に延びる領域である。
透光部1574はまた、左右に並んだコード部1572及び情報表示部1573と、上側の2つ記入領域1570との間に、存在する左右方向に延びる領域である。
透光部1574はまた、左右方向2列の記入領域1570の間に、上下方向に延びる領域である。
検査者は、透光部1574を介して、電子部品595(図62(a)参照)を確認することができる。よって、透光部1574が設けられていない場合に比べて、検査者は、電子部品595に対して不正が行われたか否かを容易に確認できる。よって、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
シール部材1561について説明する。
シール部材1561は、主制御基板110上の主制御部110mに貼付されたシール部材1561を、あらゆる角度から視認可能な位置に貼り付けされる。
シール部材1561は、あらゆる角度から主制御部110mと重ならない位置となるように設けられている。
従って、主基板ケース200を正面視したときに、主基板ケース200を介して主制御部110mを必ず視認可能である。
シール部材1561は、あらゆる角度から情報表示器113と重ならない位置となるように設けられている。
従って、主基板ケース200を正面視したときに、主基板ケース200を介して情報表示器113を視認することが出来る。
また、シール部材1561は、特定の情報を表示するための情報識別部である。
例えば、特定の情報として、機種名、メーカー名、定格電圧及び全容量、のうちの少なくとも1つが印刷される。本実施形態では、一例として、機種名「CRあいうGH101」、及びメーカー名「AA社」が印刷されている。本実施形態では、これらの情報が印刷された部位を印刷部1563ともいう。また、シール部材1561に表示される特定の情報を識別表示1595という。本実施形態では、識別表示1595は、型式を含む機種名「CRあいうGH101」、及びメーカー名「AA社」、定格電圧及び全容量(AC24V±5%、250VA)である。
また、機種名を表示する部分には透明素材に対して赤や黄色といった目立つ色で下地を形成し、下地上に白字で機種名を表示する。
また、主制御部110mには、シール部材1562が貼り付けられている。
シール部材1562は、特定の情報を表示するための情報識別部である。例えば、特定の情報として、機種名、メーカー名のうちの少なくとも1つが印刷される。本実施形態では、一例として、シール部材1562には、所定の情報として、機種名「CRあいうGH101」、及びメーカー名「AA社」が印刷されている。また、シール部材1562に表示される特定の情報を識別表示1596という。本実施形態では、識別表示1595は、機種名「CRあいうGH101」、及びメーカー名「AA社」である。
シール部材1562には、識別表示1596で特定される情報を示すQRコード(登録商標)が表示されてもよい。
また、シール部材1561とシール部材1562は、少なくとも同じ識別表示1595、1596を含んで表示される。本実施形態においては、識別表示1595、1596における種名「CRあいう」、型式「GH101」、及びメーカー名「AA社」が全て同じであるが、一部が同じであればよい。
なお、識別表示1595、1596は、主基板ケース200と主制御部110mに付されているが、他の部材に付されてもよい。例えば、主制御基板110に、識別表示1595、1596と同じ識別表示を含んで表示されてもよい。
以上のように、本実施形態ではシール部材1560、1561が複数の電子部品595(図8参照)の少なくとも一部を跨いで配置されるので、例えば、シール部材1560、1561と電子部品595との位置関係を確認することで、検査者は、主制御基板110に不正が行われたか否かを判断できる。このため、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。よって、遊技者の興趣が向上する。
また、シール部材1560に領域1575が設けられているので、検査者は、領域1575(より詳細には、記入領域1570)に、検査者の名前、及び、主基板ケース200を開封した年月日を記入することができる。また、検査者は、主制御基板110に不正が行われたか否かを確認した日付等を、領域1575に記入することもできる。また、領域1575の間に透光部1574(覗き部)が設けられているので、領域1575のみが設けられている場合に比べて、領域1575が目立ちやすい。このため、領域1575に記入された文字等を検査者が確認し易くなる。よって、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
また、シール部材1560に透光部1574(覗き部)が設けられているので、検査者は、透光部1574(覗き部)を介して、電子部品595を確認することができる。よって、透光部1574(覗き部)が設けられていない場合に比べて、検査者は、電子部品595に対して不正が行われたか否かを容易に確認できる。よって、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
また、コード部1572は、主制御部110mと重ならない位置に設けられている。このため、検査者は主制御部110mを容易に確認することができる。このため、検査者は、主制御部110mを確認し、不正が行われているか否かを容易に判断できる。よって、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
また、コード部1572は、遊技機1とは異なる機器に記憶された、主制御基板110の納入先を示す情報と紐付けられている。これによって、検査者は、コード部1572を使用して、主制御基板110の納入先を示す情報を容易に確認することができる。このため、検査者は、納入先の情報を確認し、納入先の異なる主制御基板110が装着される不正が行われたか否かを容易に判断できる。よって、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
また、主制御部110mにシール部材1562が貼り付けられ、シール部材1562に所定の情報が表示されている。このため、検査者は、シール部材1562を確認することで、主制御部110mが入れ替えられる不正を容易に確認することができる。よって、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
また、シール部材1561に、機種名、メーカー名のうちの少なくとも1つが印刷されているので、検査者は、容易に、機種名、メーカー名のうちの少なくとも1つを把握することができる。よって、検査者は、機種名、メーカー名のうちの少なくとも1つを確認し、不正が行われているか否かを容易に判断できる。故に、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
なお、シール部材1560、1561に表示される各種の情報は、主制御部110mの装着箇所が視認できる角度を有するように表示されていればよい。
主基板ケース200の、特に上ケース片220は、通気孔を有していない。
主基板ケース200は、下ケース片210、上ケース片220に、デートマークを形成されている。
デートマークは、プラスチック成形品であるケースの製造時(成形時)に付加されるロット管理用のマークである。
本実施形態の特徴として、主制御部110mの近傍には、シール部材1562が視認不可能になるような高さの部品を設けないようにする。
以上説明したように、主制御基板110には、遊技を制御する主制御部110mと、遊技機の性能を表示する情報表示器113と、これらとは異なる他の電子部品595とが実装されている。そして、主制御基板110には、透明性を有するシール部材1560が貼付されている。これにより、透明性を有するシール部材1560及び主基板ケース200を介して他の電子部品595を視認可能である。また、主基板ケース200を介して主制御部110m、情報表示器113を直接視認可能である。
主基板ケース200に貼る必要がある透明部と複数の非透明部を有するシール部材1560の透明部をすかし加工することで、シール部材1560の複製を防止することができる。また、シール部材1560を主制御部110m、情報表示器113と被らない位置に貼付することで、すかし加工や複数ある非透明部の影響をも受けずに重要な基板部品である主制御部110m、正確に読み取る必要がある情報表示器113の視認性を確実に確保することができる。
主制御部110mや情報表示器113よりも重要度が低い電子部品595については、複数の非透明部の隙間や周囲の透明部1574(覗き部)からすかし加工を介して状態を確認することができる。非透明部が複数あっても透明部によって基板部品の視認性を確保できる。また非透明部には、所定の情報、例えば主制御部110mを特定するなどの必要な情報を表示することが出来る。複数の非透明部には、それぞれ異なる情報を表示し、あるいは記入することが出来る。
なお、情報表示器113は、主制御基板110の上端側ではなく、下端側に配置されてもよい。その場合、コネクタ771~776は、情報表示器113とは反対側の(相反する)上端側に配置されることが望ましい。
情報表示器113は、主制御基板110の左端側又は右端側に配置されてもよい。その場合、コネクタ771~776は、情報表示器113とは反対側の(相反する)端部に配置されることが望ましい。
また上記したが、情報表示器113は、主制御基板110の端部ではなく、内側に配置されてもよい。その場合でも、コネクタ771~776から伸びるケーブルやハーネス、シール部材1560などと重ならない位置に必ず配置する。
本実施形態においては、RWMクリアスイッチ111aは、主制御基板110に配置するものとして説明しているが、それに限らず、払出制御基板120に対して設けられてもよい。また、本実施形態においては、設定キースイッチ112aは、主制御基板110に配置するものとして説明しているが、それに限らない。設定キースイッチ112aは、主制御基板110と電気的に接続されていれば、主制御基板110と離間した別の位置に配置することが出来る。
(遊技機1の制御構成)
次に、図9を用いて遊技機1の制御構成について具体的に説明する。図9は、本実施形態における遊技機1の全体のブロック図である。
主制御基板110は、遊技の進行(基本動作)を統括的に制御する。主制御基板110は、演算処理を行うメインCPU110a、遊技制御プログラム等が格納されたメインROM110b、及び、演算処理時のワークエリアとなるメインRAM110cを備えたワンチップマイコンとしての主制御部110mと、主制御用の入力ポート、及び、出力ポート等を備えている。メインCPU110aは、水晶発振器からの動作クロックを受けてメインROM110bに記憶されたプログラムを読み出し、メインRAM110cをワークエリアとして活用しながら遊技に関する演算処理を行うことで、被制御装置(各種ソレノイドや各種表示器)を制御したり、演算処理の結果に基づく所定のコマンドを払出制御基板120や演出制御基板130等に送信したりする。
ここで、主制御基板110と払出制御基板120との通信は、双方向にコマンド(データ)を通信可能に構成されており、主制御基板110と演出制御基板130との通信は、主制御基板110から演出制御基板130への一方向のみにコマンド(データ)を通信可能に構成されている。
主制御基板110の入力ポートには、一般入賞口検出スイッチ43a、ゲート検出スイッチ44a、第1始動口検出スイッチ45a、第2始動口検出スイッチ47a、大入賞口検出スイッチ50a、アウト球検出スイッチ52a、磁気検出センサ53a、電波検出センサ54a、RWMクリアスイッチ111a、設定キースイッチ112a、情報表示器113、及び、払出制御基板120等が接続されている。入力ポートを介して、各種検出スイッチや各種検出センサからの検出信号等が主制御基板110に入力されると、検出信号に応じた制御処理が行われる。
主制御基板110の出力ポートには、第2始動口開閉ソレノイド48b、大入賞口開閉ソレノイド51b、メイン情報表示装置59、遊技情報出力端子板90、払出制御基板120、及び、演出制御基板130等が接続されている。出力ポートを介して、各種ソレノイドを制御するための駆動制御信号、各種表示器を制御するための表示制御信号、及び、遊技情報出力端子板から遊技機の外部(ホールコンピュータ等)に通知する遊技情報等が出力される。
払出制御基板120は、主制御基板110からの払出コマンドの受信に基づき遊技球の払い出しを制御すると共に、遊技球の発射を制御する従制御基板となっている。払出制御基板120は、払出装置100を駆動して遊技球の払い出しを制御する払出制御部121と発射装置26を駆動して遊技球の発射を制御する発射制御部122を備える。
払出制御部121は、演算処理を行う払出CPU121a、払出プログラム等が格納された払出ROM121b、演算処理時のワークエリアとなる払出RAM121c、払出制御用の入力ポート、及び、出力ポート等を備えている。払出CPU121aは、図示しない水晶発振器からの動作クロックを受けて払出ROM121bに記憶された払出制御プログラムを読み出し、払出RAM121cをワークエリアとして活用しながら遊技球の払い出しに関する演算処理を行い、払出装置100を制御したり、演算処理の結果に基づく所定のコマンドを主制御基板110や演出制御基板130等に送信したりする。
払出制御部121の入力ポートには、開放検出スイッチ31a、受け皿満杯検出スイッチ32a、払出装置100に設けられる払出球検出スイッチ100a、及び、遊技球貯留部に設けられる球有り検出スイッチ101aなどが接続されており、払出制御部121の出力ポートには、払出装置100に設けられる払出モータ100bが接続されている。
払出制御部121では、主制御基板110から払出コマンドを受信すると、払出装置100に設けられる払出モータ100bを駆動させて所定個数の遊技球を払い出す制御を行い、払出球検出スイッチ100aによって所定個数の遊技球の払い出しが検出されると遊技球を払い出す制御を終了するようになっている。
発射制御部122は、図示しない制御回路、入力ポート、及び、出力ポート等を備えている。発射制御部122の入力ポートには、タッチセンサ15a、及び、発射ボリューム15bが接続されており、発射制御部122の出力ポートには、球送りソレノイド11b、及び、発射用ソレノイド28bなどが接続されている。
発射制御部122では、タッチセンサ15aから入力されるタッチ信号によって遊技者の手が発射ハンドル15に触れていることを検出すると、球送りソレノイド11b、及び、発射用ソレノイド28bへの通電を許容し、発射ボリューム15bからの検出信号によって発射ハンドル15の回動角度が変化したことを検出すると、球送りソレノイド11bを駆動させると共に、発射ハンドル15の回動角度に応じた発射強度となるように発射用ソレノイド28bを駆動させて遊技球を発射させるようになっている。
発射用ソレノイド28bは、ロータリーソレノイドから構成され、回動軸に打出部材28が直結されており、回動軸が回転することで打出部材28が回転して遊技球Aを打ち出すようになっている。なお、発射用ソレノイド28bの動作は、発射制御部122に設けられた水晶発振器の出力周期に基づく周波数から約99.9(回/分)に設定されているため、1分間における遊技球の発射数は約99.9(個/分)となっている。すなわち、遊技球は約0.6秒毎に発射されることになる。
演出制御基板130は、主制御基板110からの演出コマンドの受信に基づき遊技に関する(遊技機1で行われる)演出を制御する従制御基板(従制御手段)となっている。演出制御基板130は、演算処理を行うサブCPU130a、演出制御プログラムが格納されたサブROM130b、演算処理時のワークエリアとなるサブRAM130cを備えた演出制御部130mと、第1画像表示装置70(メイン液晶)や第2画像表示装置71(サブ液晶)や音声出力装置9(スピーカ)等を制御する表示制御部140、枠用照明装置10やボタン駆動装置17bや盤用駆動装置75や盤用照明装置76等を制御するランプ制御部150と、演出制御用の入力ポートや出力ポート等を備えている。
サブCPU130aは、水晶発振器からの動作クロックを受けてサブROM130bに記憶された遊技プログラムを読み出し、サブRAM130cをワークエリアとして活用しながら演出に関する演算処理を行うことで、主制御基板110から受信したコマンドや演出ボタン検出スイッチ17aや十字キー検出スイッチ19aからの入力信号に応じて、各種制御部(表示制御部140、ランプ制御部150)に各種の演出を実行させるため制御を行う(データやコマンドを出力する)。
演出制御基板130の入力ポートには、演出ボタン検出スイッチ17a、十字キー検出スイッチ19a、及び、ボタン位置検出センサ(図示省略)などが接続されている。演出制御基板130では、演出ボタン検出スイッチ17aから演出ボタン17が操作されたことを示す演出ボタン検出信号が入力されたり、十字キー検出スイッチ19aから十字キー19が操作されたことを示す十字キー検出信号(上ボタン検出信号、左ボタン検出信号、下ボタン検出信号、右ボタン検出信号)が入力されたりすると、検出信号に応じた演出を実行するための処理を行う。
表示制御部140は、演出制御部130mからのコマンドを受けて、第1画像表示装置70(メイン液晶)、及び、第2画像表示装置71(サブ液晶)に所定の画像を表示させる制御を行ったり、音声出力装置9に所定の音声を出力させる制御を行ったりする。
表示制御部140は、演出制御部130mからの演出制御コマンドの受信に基づき画像表示や音声出力を統括的に制御する統括制御部141と、統括制御部141からの表示制御コマンド(ディスプレイリスト)の受信に基づき第1画像表示装置70及び第2画像表示装置71を制御する画像制御部145(VDP)と、画像データ等が格納されたCGROM146と、統括制御部141からの音声制御コマンドの受信に基づき音声出力装置9を制御する音声制御部148(音声LSI)及び音声データ等が格納された音声ROM149を備えている。
統括制御部141は、演算処理を行う統括CPU141a、統括制御プログラムが格納された統括ROM141b、演算処理時のワークエリアとなる統括RAM141c、及び、画像制御部145(VDP)及び音声制御部148(音声LSI)が接続される入出力ポートを備えている。
統括CPU141aは、水晶発振器からの動作クロックを受けて統括ROM141bに記憶された統括制御プログラムを読み出し、統括RAM141cをワークエリアとして活用しながら演出に関する演算処理を行う。これにより、第1画像表示装置70及び第2画像表示装置71に表示させる演出画像を指示する表示制御コマンド(ディスプレイリスト)を生成して表示制御部140に送信するための制御処理、音声出力装置9から出力させる演出音を指示する音声制御コマンドを生成して音声制御部148(音声LSI)に送信するための制御処理等を行う。
画像制御部145(VDP)に設けられているVRAM143は、統括制御部141(統括CPU142a)から出力されたディスプレイリストを一時的に記憶するディスプレイリスト記憶領域、第1画像表示装置70(メイン液晶)、及び、第2画像表示装置71(サブ液晶)に対応するフレームバッファ領域等を有している。
このフレームバッファ領域は、画像を描画、又は、表示するための記憶領域であり、第1フレームバッファ領域と第2フレームバッファ領域とを更に有している。そして、第1フレームバッファ領域と第2フレームバッファ領域とは、描画の開始毎に「描画用フレームバッファ」と「表示用フレームバッファ」とに交互に切り替わるものである。
そのため、画像制御部145(VDP)は、統括制御部141からの指示(ディスプレイリスト)に基づいて、CGROM146に記憶された描画データをVRAM147のフレームバッファ領域の「描画用フレームバッファ」に描画し、フレームバッファ領域の「表示用フレームバッファ」から描画データを読み出し、読み出した描画データに基づいて映像信号(RGB信号等)を生成して、第1画像表示装置70(メイン液晶)、及び、第2画像表示装置71(サブ液晶)に出力して種々の画像を表示させる。
なお、画像制御部145(VDP)には、水晶発振器から動作クロックが供給されており、この動作クロックを分周することで、第1画像表示装置70(メイン液晶)、及び、第2画像表示装置71(サブ液晶)と同期を図るための同期信号(水平同期信号・垂直同期信号)を生成し、第1画像表示装置70(メイン液晶)、及び、第2画像表示装置71(サブ液晶)に出力する。本実施形態では、画像制御部145(VDP)のフレームレートは1秒間に30回の描画(画像の表示)が行われるように30fps(1/30秒=約33ms)となっているが、1秒間に60回の描画(画像の表示)が行われるように60fps(1/60秒=約16.6ms)としてもよい。
音声制御部148は、音声出力装置9と接続しており、演出制御部130mから送信された各種の演出データ(コマンド含む)に基づいて、第1画像表示装置70(メイン液晶)、及び、第2画像表示装置71(サブ液晶)の表示に合わせて音声データや楽曲データ(BGM、SE)等を音声出力装置9から出力させる制御を行う。
ランプ制御部150は、演算処理を行うランプCPU150aと、ランプ制御プログラムが格納されたランプROM150b、演算処理時のワークエリアとなるランプRAM150c、及び、入出力ポート等を備えている。
ランプCPU150aは、水晶発振器からの動作クロックを受けてランプROM150bに記憶されたランプ制御プログラムを読み出し、ランプRAM150cをワークエリアとして活用しながら演出に関する演算処理を行うことで、演出制御部130mから受信した演出指示コマンド等に応じて、各種照明装置や各種駆動装置などの被制御装置に所定の演出を行わせるための制御を行う(データやコマンドを出力する)。
ランプ制御部の入出力ポートには、枠用照明装置10、ボタン駆動装置17b、盤用照明装置76、及び、サブ情報表示装置80が接続されており、演出制御部130m(サブCPU130a)から送信された各種の演出データ(コマンド含む)に基づいて、枠用照明装置10、盤用照明装置76、及び、サブ情報表示装置80の各種LEDの点灯制御を行ったり、ボタン駆動装置17b、及び、盤用駆動装置75のモータやソレノイドといった駆動源の駆動制御を行ったりする。
電源基板160は、遊技機1の外部から供給される電源から遊技機1の動作に必要なメイン電源(動作電源)を生成して遊技機1(主制御基板110、払出制御基板120、演出制御基板130や各種電子部品)に供給する。電源基板160には、電源断(停電)が発生したか否かを検出すると共に、電源断(停電)の発生に基づき電断検出信号を主制御基板110に出力する電断検出回路162と、電源断(停電)時に主制御基板110に対してバックアップ電源を供給するためのバックアップ電源回路163を備える。
また、電源基板160は、遊技機1(主制御基板110、払出制御基板120、演出制御基板130や各種電子部品)へのメイン電源の供給を行うON状態と停止するOFF状態とに切り替えるための電源スイッチを遊技店の店員によって操作可能なように備えており、電源スイッチをON状態にするとメイン電源の供給が開始されて遊技機1の動作が開始する。なお、電源スイッチがOFF状態であっても主制御基板110へのバックアップ電源の供給は維持される。
電断検出回路162は、遊技機1に供給される電源電圧を監視し、電源電圧が所定値以下となったときに、電断検出信号を主制御基板110に出力する。より具体的には、電断検出信号がハイレベルになるメインCPU110aは動作可能状態となり、電断検出信号がローレベルになるとメインCPU110aは動作停止状態になる。
バックアップ電源回路163は、遊技機への通電時に蓄電するコンデンサを備えており、電源断(停電)が発生するとコンデンサに蓄えられていたバックアップ用の電源電圧を主制御基板110のメインRAM110cに対して供給する。これにより、電源断(停電)時においてもメインRAM110cや払出RAM121cの記憶内容が保持されることになり、電源断(停電)からの復旧後に遊技の制御状態を電源断(停電)前の状態に復旧させることができる。なお、払出制御基板120や演出制御基板130にバックアップ電源を供給するようにしてもよい。
(遊技状態の説明)
次に、遊技が進行する際の遊技状態について説明する。本実施形態においては、特別図柄の大当たり判定に関する状態として「低確率状態」と「高確率状態」とを有し、第2始動口47が有する可動部材48に関する状態として「非時短状態」と「時短状態」とを有する。
本実施形態では、以下の3つの遊技状態が設けられている。
(1)「低確率状態」且つ「非時短状態」である通常遊技状態(低確非時短遊技状態)
(2)「低確率状態」且つ「時短状態」である時短遊技状態(低確時短遊技状態)
(3)「高確率状態」且つ「時短状態」である確変遊技状態(高確時短遊技状態)
なお、遊技を開始したときの遊技状態、すなわち遊技機1の初期の遊技状態は、「低確非時短遊技状態」に設定されている。なお、本実施形態においては「低確時短遊技状態」及び「高確時短遊技状態」は通常遊技状態よりも遊技者に有利な遊技状態であることから「特定遊技状態」と称する場合がある。
本実施形態において「低確率状態」というのは、例えば、遊技の有利度合いの段階である(大当たり判定における大当たり確率の)設定値が「1」の場合において、第1始動口45、又は、第2始動口47に遊技球が入球したことを条件として行われる特別図柄の大当たり判定において、大当たりの当選確率が約1/300と低く設定された遊技状態を言う。これに対して「高確率状態」というのは、低確率状態と比べて大当たりの当選確率が向上し、設定値が「1」の場合において、大当たりの当選確率が約1/60と高く設定された遊技状態を言う。
具体的には、設定値は「1」~「4」の4種類となっており、設定値が「1」の場合、低確率状態での大当たりの当選確率は約1/300となり、高確率状態での大当たりの当選確率は約1/60となり、設定値が「2」の場合、低確率状態での大当たりの当選確率は約1/295となり、高確率状態での大当たりの当選確率は約1/59となり、設定値が「3」の場合、低確率状態での大当たりの当選確率は約1/290となり、高確率状態での大当たりの当選確率は約1/58となり、設定値が「4」の場合、低確率状態での大当たりの当選確率は約1/285となり、高確率状態での大当たりの当選確率は約1/57となっている。
したがって、「高確率状態」では、「低確率状態」よりも、大当たりに当選しやすいことになる。また、低確率状態から高確率状態に変化するのは、後述する大当たり遊技を終了した後である。そのため、本実施形態では、高確率状態への移行の契機となる大当たりを「確変大当たり」と言う。また、低確率状態への移行の契機となる大当たりを「通常大当たり」と言う。
本実施形態において「非時短状態」というのは、普図ゲート44を遊技球が通過したことを条件として行われる普通図柄の当たり抽選において、その抽選結果に対応する普通図柄の平均の変動時間が「時短状態」よりも長く設定され、かつ、当たりに当選した際の第2始動口47の開放時間が短く設定されやすい遊技状態を言う。例えば、普図ゲート44を遊技球が通過すると、普通図柄の当たり抽選が行われて、普通図柄表示器62において普通図柄の変動表示が行われるが、普通図柄は変動表示が開始されてから、例えば30秒後に停止表示する。そして、抽選結果が当たりであった場合には、普通図柄の停止表示後に、第2始動口47が例えば0.2秒間、開放態様に制御される。
これに対して「時短状態」というのは、普図ゲート44を遊技球が通過したことを条件として行われる普通図柄の当たり抽選において、その抽選結果に対応する普通図柄の平均の変動時間が0.5秒と「非時短状態」よりも短く設定され、かつ、当たりに当選した際の第2始動口47の開放時間が例えば2.5秒と、「非時短状態」よりも長く設定された遊技状態を言う。さらに、「非時短状態」においては普通図柄の当たり抽選において当たりに当選する確率が例えば1/128と低く設定され、「時短状態」においては普通図柄抽選において当たりに当選する確率が例えば127/128と高く設定される。したがって、「時短状態」においては、「非時短状態」よりも、普図ゲート44を遊技球が通過すると、第2始動口47が開放態様に制御されやすくなる。これにより、「時短状態」では、遊技者は遊技球を消費し難い状態で遊技を有利に進行することが可能となる。
そして、「時短遊技状態」には、後述する大当たり遊技の終了後に(大当たり遊技を経由して)制御される通常時短遊技状態と、所定条件の成立(RWMクリアを実行、大当たり遊技の終了に基づく変動回数の0クリア)から実行された特別図柄のハズレ変動表示の回数が規定回数(本実施形態では900回)に到達したことで(大当たり遊技を経由せずに)制御される特殊時短遊技状態とが設定されている。
なお、実施形態において、「時短状態」は、「非時短状態」と比べて、普通図柄の変動時間、第2始動口47の開放時間、及び、普通図柄抽選の当選確率が有利になるよう設定されているが、「時短状態」は、普通図柄の変動時間、第2始動口47の開放時間、及び、普通図柄抽選の当選確率のいずれか1つのみが有利になるように設定されていてもよい。また、非時短状態では、普通図柄の当たり抽選において当たりに当選する確率が例えば0/128となるようにしてもよい。
また、本実施形態では、高確率状態のときに大当たりに当選する確率が、低確率状態のときに大当たりに当選する確率の5倍(設定値に拘らず共通)となっている大当たりと判定される確率は5倍に限られず、10倍以下の値であれば3倍や8倍といった任意の値に設定してもよい。
また、本実施形態では、大当たり判定において大当たりよりも有利者に有利な度合いが低い小当たりに当選しないようになっているが、例えば、約1/100の確率で小当たりに当選するようにしてもよい。この場合には、設定値が「1」~「4」の何れであるかに拘らず小当たり確率が同一となるようにするとよい。
また、設定値が大きくなるほど遊技者に有利となる(大当たり確率が高くなる)ようになっているが、それとは逆に設定値が小さくなるほど遊技者に有利となる(大当たり確率が高くなる)ようにしてもよい。
また、全ての設定値(1~4)において低確率状態及び/又は高確率状態で大当たりと判定される確率が同一となるようにしてもよいし、例えば2つ又は3つの設定値(1及び2、1~3等)において低確率状態及び/又は高確率状態で大当たりと判定される確率が同一となるようにしてもよい。また、本実施形態の設定値は、1~4の4段階となっているが、4段階に限られず、4段階よりも多くても良いし、少なくても良い(例えば1段階であってもよい)。
また、時短遊技状態として通常時短遊技状態と特殊時短遊技状態を設けているが、大当たり判定処理の結果として通常のハズレとは異なる特殊ハズレに当選し、特別図柄の変動表示の結果として特殊ハズレ特別図柄が停止表示されたことに応じて特定時短遊技状態を所定期間(例えば100回の特別図柄の変動表示が実行されるまで等)にわたって発生させるようにしてもよい。特定時短遊技状態における各種の制御については、特殊時短遊技状態に準じるようにするとよい。
次に、図10~図15を参照して、メインROM110bに記憶されている各種のテーブルの詳細について説明する。
(大当たり判定テーブル)
図10(a)は、第1始動口45への遊技球の入賞(入球)に基づき取得した特図判定情報を判定(大当たり判定)するための第1特別図柄用の大当たり判定テーブルであり、図10(b)は、第2始動口47への遊技球の入賞(入球)に基づき取得した特図判定情報を判定(大当たり判定)するための第2特別図柄用の大当たり判定テーブルである。
図10(a)~(b)に示すように、大当たり判定テーブルには、現在の設定値と、現在の確率状態と、大当たり判定用乱数値と、大当たり判定結果(大当たり、ハズレ)とが対応付けられており、参考として最右欄に「大当たり」である場合のおおよその当選確率が記載されている。
メインCPU110aは、図10(a)に示す第1特別図柄用の大当たり判定テーブル又は図10(b)に示す第2特別図柄用の大当たり判定テーブルを参照し、現在の設定値、確率状態、大当たり判定用乱数値に基づいて、「大当たり」、「ハズレ」の何れであるのかを判定する。
例えば、図10(a)に示す第1特別図柄用の大当たり判定テーブルによれば、設定値が「1」であって通常遊技状態であるときには、「100」~「299」という200個の大当たり判定用乱数値が「大当たり」と判定される。そして、大当たりと判定される以外の大当たり判定用乱数値が「ハズレ」と判定される。
なお、第1始動口45への遊技球の入賞に基づき取得された特図判定情報は、メインRAM110cの第1特図判定情報保留記憶領域に記憶され、第2始動口47への遊技球の入賞に基づき取得された特図判定情報は、メインRAM110cの第2特図判定情報保留記憶領域に記憶される。そして、大当たり判定を行う際に第1特図判定情報保留記憶領域又は第2特図判定情報保留記憶領域に記憶されている特図判定情報がメインRAM110cの特図判定情報当該記憶領域にシフトされ、シフトされた特図判定情報を用いて大当たり判定が行われることになる。
また、第1特図判定情報保留記憶領域は、それぞれ第1記憶部~第4記憶部まで分かれており、これら第1記憶部~第4記憶部に記憶された特図判定情報に対応する保留アイコンが第1保留アイコン表示領域70Bの第1表示部70B1~第4表示部70B4にそれぞれ表示される。第2特図判定情報保留記憶領域は、それぞれ第1記憶部~第4記憶部まで分かれており、これら第1記憶部~第4記憶部に記憶された特図判定情報に対応する保留アイコンが第2保留アイコン表示領域70Dの第1表示部70D1~第4表示部70D4にそれぞれ表示される。
(特別図柄判定テーブル)
図11(a)は、大当たりと判定されたときの特別図柄の種類を決定するための大当たり用の特別図柄判定テーブルであり、図11(b)は、ハズレと判定されたときの特別図柄の種類を決定するためのハズレ用の特別図柄判定テーブルである。
図11(a)~(b)に示すように、特別図柄判定テーブルには、停止表示させる特別図柄の種別と、特別図柄判定用乱数値と、特別図柄の判定結果と、判定結果に対応する停止特図データと、判定結果に対応する特別図柄指定コマンドとが対応付けられている。
特別図柄「00」及び「10」は、大当たり遊技が実行されないハズレ特別図柄となっている。特別図柄「01」及び「04」は、第1大当たり遊技を実行する大当たり特別図柄となっており、特別図柄「02」及び「05」は、第2大当たり遊技を実行する大当たり図柄となっており、特別図柄「03」は、第3大当たり遊技を実行する大当たり図柄となっている。
「第1大当たり遊技」では、大入賞口50を最大29.5秒まで開放させた後に大入賞口50を2秒間に亘って閉鎖させるラウンド遊技を6回まで実行するようになっている。なお、ラウンド遊技では、開放時間の経過前であっても規定個数(例えば、10個)の遊技球が大入賞口50に入賞すると1つのラウンド遊技が終了するようになっている。また、第1大当たり遊技の終了後は、第2特別図柄の変動表示が50回又は100回行われるまで通常時短遊技状態(低確非時短遊技状態)に設定されるようになっている。
「第2大当たり遊技」では、大入賞口50を最大29.5秒まで開放させた後に大入賞口を2秒間に亘って閉鎖させるラウンド遊技を10回まで実行するようになっている。また、第2大当たり遊技の終了後は、第2特別図柄の変動表示が10000回行われるまで確変遊技状態(高確時短遊技状態)に設定されるようになっている。そのため、高確率遊技状態の大当たり当選確率からすると、ほぼ次回の大当たりが確定するようになっている。
「第3大当たり遊技」では、第2大入賞口56を最大29.5秒まで開放させた後に大入賞口を2秒間に亘って閉鎖させるラウンド遊技を4回まで実行するようになっている。また、第3大当たり遊技の終了後は、第2特別図柄の変動表示が10000回行われるまで確変遊技状態(高確時短遊技状態)に設定されるようになっている。そのため、高確率遊技状態の大当たり当選確率からすると、ほぼ次回の大当たりが確定するようになっている。
なお、第1特別図柄及び第2特別図柄のそれぞれに1つのハズレ特別図柄が対応付けられているが、第1特別図柄及び第2特別図柄の少なくとも一方に複数のハズレ特別図柄を対応付けるようにしてもよい。
メインCPU110aは、図11(a)~(b)の何れかに示す特別図柄判定テーブルを参照し、停止表示させる特別図柄の種別と、特別図柄判定用乱数値とに基づいて特別図柄の種類、停止特図データ及び特別図柄指定コマンドを判定し、特別図柄指定コマンドを演出制御基板130に送信するようになっている。
図11に示す特別図柄判定テーブルの第1の特徴としては、大当たり特別図柄の種類、ハズレ特別図柄の種類が設定値によって変化せずに同一である点が挙げられる。このようにすることで、複雑な遊技性とならずに、遊技者が安心して遊技を行うことが可能となる。
図11に示す特別図柄判定テーブルの第2の特徴としては、各種大当たり特別図柄の選択割合、各種ハズレ図柄の選択割合が設定値によって変化せずに一定である点が挙げられる。このようにすることで、遊技者の有利度合いが設定値によって極端に変わってしまうことがなくなり、遊技者が安心して遊技を行うことが可能となる。
(通常用の特図変動パターン判定テーブル)
図12は、通常遊技状態において特別図柄の変動パターンを決定する際に参照される通常用の特図変動パターン判定テーブルの一例を示す図である。
具体的には、図12(a)は、通常遊技状態における基本的な特別図柄の変動表示を実行する場合に参照される通常用の特図変動パターン判定テーブル1であり、図12(b)は、特殊時短遊技状態から通常遊技状態に移行する場合の特殊時短状態終了時の第2特別図柄の残保留数に対応する変動表示を実行する場合に参照される通常用の特図変動パターン判定テーブル2である。
(確変/通常時短用の特図変動パターン判定テーブル)
図13は、確変遊技状態又は通常時短遊技状態において特別図柄の変動パターンを決定する際に参照される確変/通常時短用の特図変動パターン判定テーブルの一例を示す図である。
具体的には、図13(a)は、確変遊技状態又は通常時短遊技状態における基本的な特別図柄の変動表示を実行する場合に参照される確変/通常時短用の特図変動パターン判定テーブル1であり、図13(b)は、通常時短遊技状態において最終回となる特別図柄の変動表示を実行する場合に参照される通常時短用の特図変動パターン判定テーブル2である。
(特殊時短用の特図変動パターン判定テーブル)
図14は、特殊時短遊技状態において特別図柄の変動パターンを決定する際に参照される特殊時短用の特図変動パターン判定テーブルの一例を示す図である。
具体的には、図14(a)は、メインRAM110cに大当たり履歴情報がないときに特別図柄の変動表示を実行する場合に参照される特殊時短用の特図変動パターン判定テーブル1であり、図14(b)は、メインRAM110cに大当たり履歴情報があって特殊時短遊技状態の最初となる特別図柄の変動表示を実行する場合に参照される特殊時短用の特図変動パターン判定テーブル2であり、図14(c)は、メインRAM110cに大当たり履歴情報があって特殊時短遊技状態の最終よりも前の特別図柄の変動表示を実行する場合に参照される特殊時短用の特図変動パターン判定テーブル3であり、図14(d)は、メインRAM110cに大当たり履歴情報があって特殊時短遊技状態の最終回となる特別図柄の変動表示を実行する場合に参照される特殊時短用の特図変動パターン判定テーブル4である。
図12~図14に示すように、特図変動パターン判定テーブルには、変動表示を行う特別図柄(始動口)の種別と、大当たり判定結果と、特別図柄の判定結果(停止特図データ)と、リーチ判定用乱数値と、第1特図保留数(U1)又は第2特図保留数(U2)と、特図変動パターン判定用乱数値と、判定結果としての特図変動パターンと、特別図柄の変動時間と、特図変動パターンを示す特図変動パターン指定コマンドとが対応付けられている。
したがって、「特図変動パターン」とは、特別図柄の種別、大当たり判定結果、特別図柄の種類、及び、特別図柄の変動時間を特定可能なものといえる。
メインCPU110aは、図12~図14に示す特図変動パターン判定テーブルを参照し、大当たり判定結果、特別図柄判定結果(停止特図データ)、リーチ判定用乱数値、第1特図保留数(U1)又は第2特図保留数(U2)、特図変動パターン判定用乱数値に基づいて、特図変動パターンを判定し、特図変動パターンに応じた特図変動パターン指定コマンドを演出制御基板130に送信するようになっている。
また、演出制御基板130では、後述するように、変動パターン指定コマンド(大当たり判定結果、特別図柄判定結果等)に応じて、演出図柄70aの変動表示を伴う変動演出の内容(演出態様)を決定するようになっているため、図12~図14に示す特図パターン判定テーブルの最右欄には、参考として変動演出で実行可能となる演出内容が記載されている。
図12~図14に示す変動パターン判定テーブルに示す演出内容として、「通常変動」、「短縮変動」、「超短縮変動」とは、3つの演出図柄70aがバラバラに高速で変動して、リーチとならずに停止することを意味している。
また、「リーチ」とは、大当たりを報知する演出図柄70aの組合せの一部が仮停止して、他の演出図柄70aが変動を行うような、大当たり遊技が実行されることを遊技者に期待させる変動態様を意味する。例えば、大当たりを報知する演出図柄70aの組合せとして「777」の3つの演出図柄70aの組み合わせが設定されている場合に、左側領域と右側領域に同じ演出図柄70aが「7」で仮停止して、中央領域で残りの演出図柄70aが変動を行っている態様をいう。
なお、「仮停止」とは、演出図柄70aが小さく揺れ動いたり、演出図柄70aが小さく変形したりして、遊技者に演出図柄70aが停止しているかのようにみせている(完全に停止していない)態様をいう。
また、「ノーマルリーチ」とは、左側領域と右側領域に同じ演出図柄70aが仮停止し、中央領域で残り1つの演出図柄70aが変動するリーチ演出を意味しており、大当たりの期待度が最も低いリーチ演出である。
また、「SPリーチ」、「特殊SPリーチ」とは、ノーマルリーチよりも大当たりの期待度が高いスーパーリーチ演出であり、ノーマルリーチ演出から発展演出が実行され、その後に実行される。例えば、2つの演出図柄70aが縮小して第1画像表示装置70の隅部に移動し、第1画像表示装置70の表示領域のほぼ全域を用いて特別なリーチ演出を行うようになっている。なお、「特殊SPリーチ」は、「SPリーチ」よりも特殊な演出が実行される。
また、「SPSPリーチ」、「SPSP「7」リーチ」とは、スーパーリーチよりも大当たりの期待度が高いスペシャルリーチ演出となっており、ノーマルリーチ演出又はスーパーリーチ演出の後に実行される。例えば、ノーマルリーチ演出から発展演出が実行され、その後に3つの演出図柄70aが縮小して第1画像表示装置70の隅部に移動し、第1画像表示装置70の表示領域のほぼ全域を用いて「SPリーチ」よりも特別なリーチ演出を行うようになっている。なお、「SPSPリーチ」では、「7」以外の演出図柄70aでリーチ演出が実行され、「SPSP「7」リーチ」では、「7」の図柄でリーチ演出が実行される。
また、「全回転リーチ」とは、大当たり確定となるリーチとなっており、ノーマルリーチ演出の後に実行される。例えば、ノーマルリーチ演出から発展演出が実行され、その後に3つの演出図柄70aが全て同一で揃った状態で低速に変動し、第1画像表示装置70の表示領域のほぼ全域を用いて「SPSPリーチ」や「SPSP「7」リーチ」よりも特別なリーチ演出(大当たり確定のリーチ演出)を行うようになっている。
また、「復活変動(当)」とは、大当たりとなって遊技者に有利な特定遊技状態に復活することを示唆する復活演出が行われる演出となっており、特殊時短遊技状態から通常遊技状態に移行後の遊技者に有利な特定遊技状態の終了を示唆する終了報知演出が行われた後にリーチを経由せずに実行される。
「チャンス演出変動(当)」とは、大当たり遊技が実行されるチャンスであることを示唆するチャンス演出が実行される変動演出となっており、リーチを経由せずに実行される。例えば、第1画像表示装置70に「チャンス接近中」の文字画像が表示された後に3つの演出図柄70aが揃った状態で表示される演出を行うようになっている。
「リザルト変動」とは、通常時短遊技状態の最終回の変動表示において、所謂初当たりと呼ばれる通常遊技状態からの大当たり遊技を契機として時短遊技状態が継続している一連有利期間における遊技の結果を表示するリザルト表示が行われる演出となっている。なお、初当たりからではなく、遊技者にとって有利な状態が継続している一連有利期間におけるリザルト表示を行うようにしてもよい。
「リザルト復活変動(当)」とは、大当たりとなって遊技者に有利な特定遊技状態に復活することを示唆する復活演出が行われる演出となっており、通常時短遊技状態の最終回の変動表示においてリザルト表示が行われた後にリーチを経由せずに実行される。
「(突)~変動」とは、特殊時短遊技状態の初回変動である場合に、特殊時短遊技状態への突入を比較的短い時間(例えば2秒)で示唆するショート突入演出が行われ、特殊時短遊技状態の初回変動でない場合には、ショート突入演出が行われないことを示している。
「ロング突入演出変動」とは、特殊時短遊技状態の初回変動において、特殊時短遊技状態への突入を比較的長い時間(例えば6秒)で示唆するロング突入演出が行われるようになっており、大当たり履歴がある状態での特殊時短遊技状態の初回変動に専用の変動パターンとなっている。
「即当たり変動(当)」とは、リーチを経由せずに遊技者に有利な結果(大当たり)であることが報知される演出となっており、最終的に3つの演出図柄70aが揃った状態で表示される演出を行うようになっている。
「終了示唆変動」とは、特殊時短遊技状態が終了することを示唆する終了報知演出が行われる演出となっており、大当たり履歴がある特殊時短遊技状態の最終回の変動表示において実行される。
「終了示唆復活変動(当)」とは、大当たりとなって遊技者に有利な特定遊技状態に復活することを示唆する復活演出が行われる演出となっており、特殊時短遊技状態の最終回の変動表示において終了報知演出が開始された後にリーチを経由せずに実行される。
なお、通常遊技状態において第1特別図柄の変動表示が実行される場合に「即当たり変動」が実行されないようになっているが、第1特別図柄の変動表示が実行される場合にも「即当たり変動」が実行されるようにしてもよい。
図12~図14に示す特図変動パターン判定テーブルの第1の特徴としては、通常時短遊技状態(一連有利期間)の最終回となる変動表示中には、リザルト表示が行われる変動演出が実行される点が挙げられる。このようにすることで、一連有利期間における遊技の結果を遊技者に確認させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図12~図14に示す特図変動パターン判定テーブルの第2の特徴としては、特殊時短遊技状態の最終回となる変動表示中には、リザルト表示が行われずに終了報知演出が行われる点が挙げられる。このようにすることで、大当たり遊技が実行されていないにも拘らず、一連有利期間における遊技の結果が表示されることで遊技者の不満感が募ることを防止することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図12~図14に示す特図変動パターン判定テーブルの第3の特徴としては、通常時短遊技状態と特殊時短遊技状態とで異なる特図変動パターン判定テーブルを用いる点が挙げられる。このようにすることで、同じ時短遊技状態であっても通常時短遊技状態と特殊時短遊技状態との演出内容を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図12~図14に示す特図変動パターン判定テーブルの第4の特徴としては、特殊時短遊技状態中における変動表示においては、大当たり履歴(RWMクリア)の有無によって異なる特図変動パターン判定テーブルを用いるようになっている点が挙げられる。このようにすることで、大当たり履歴の有無によって特殊時短遊技状態における変動表示中の演出内容を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図12~図14に示す特図変動パターン判定テーブルの第5の特徴としては、特殊時短遊技状態中における初回変動においては、大当たり履歴(RWMクリア)の有無によって異なる特図変動パターン判定テーブルを用いるようになっている点が挙げられる。このようにすることで、大当たり履歴の有無によって特殊時短遊技状態における初回の変動表示中の演出内容を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図12~図14に示す特図変動パターン判定テーブルの第6の特徴としては、特殊時短遊技状態中における初回変動においては、大当たり履歴(RWMクリア)がある場合の特図変動パターンの数よりも、大当たり履歴がない場合の方が決定される特図変動パターンの数が多い点が挙げられる。このようにすることで、大当たり履歴の有無によって特殊時短遊技状態における初回の変動表示中の演出内容を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図12~図14に示す特図変動パターン判定テーブルの第7の特徴としては、大当たり履歴(RWMクリア)がある特殊時短遊技状態中における初回変動がハズレとなる場合においては、初回に専用の特図変動パターンが決定される点が挙げられる。このようにすることで、特殊時短遊技状態中における初回変動において専用の演出(ロング突入演出)を行うことができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図12~図14に示す特図変動パターン判定テーブルの第8の特徴としては、特殊時短遊技状態中における最終変動においては、大当たり履歴(RWMクリア)の有無によって異なる特図変動パターン判定テーブルを用いるようになっている点が挙げられる。このようにすることで、大当たり履歴の有無によって特殊時短遊技状態における最後の変動表示中の演出内容を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図12~図14に示す特図変動パターン判定テーブルの第9の特徴としては、特殊時短遊技状態中における最終変動においては、大当たり履歴(RWMクリア)がある場合の特図変動パターンの数よりも、大当たり履歴がない場合の方が決定される特図変動パターンの数が多い点が挙げられる。このようにすることで、大当たり履歴の有無によって特殊時短遊技状態における最後の変動表示中の演出内容を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図12~図14に示す特図変動パターン判定テーブルの第10の特徴としては、大当たり履歴(RWMクリア)がある特殊時短遊技状態中における最終変動がハズレとなる場合においては、最終回に専用の特図変動パターンが決定される点が挙げられる。このようにすることで、特殊時短遊技状態中における最終変動において専用の演出(終了示唆演出)を行うことができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図12~図14に示す特図変動パターン判定テーブルの第11の特徴としては、特殊時短遊技状態中において、第1特別図柄のハズレ変動表示(第1変動演出)が実行される場合よりも、第2特別図柄のハズレ変動表示(第2変動演出)が実行される場合の方が、決定(実行)される特図変動パターン(変動演出パターン)の種類が多くなる点が挙げられる。このようにすることで、特殊時短遊技状態において遊技者に有利となる第2特別図柄の変動表示を行うように遊技者を仕向けることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図12~図14に示す特図変動パターン判定テーブルの第12の特徴としては、時短遊技状態中の特別図柄(主に第2特別図柄)の平均の変動時間が、時短遊技状態中の普通図柄の平均変動時間よりも長くなるようになっている。このようにすることで、通常遊技状態よりも特別図柄の平均の変動時間が短くなる時短遊技状態であっても第2保留記憶が溜まり易くなり、特別図柄の変動表示をスピーディに実行することで、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(事前判定テーブル)
図15(a)は、非時短状態中の第1始動口45への遊技球の入賞に基づき取得した特図判定情報を事前判定(先読み)するための非時短状態用の事前判定テーブルの一例を示す図であり、図15(b)は、時短状態中の第2始動口47への遊技球の入賞に基づき取得した特図判定情報を事前判定(先読み)するための時短状態用の事前判定テーブルの一例を示す図である。
図15に示すように、事前判定テーブルには、特別図柄(始動口)の種別と、大当たり判定結果と、特別図柄判定結果と、リーチ判定用乱数値と、特図変動パターン判定用乱数値と、判定結果としての特図予定変動パターンと、特図予定変動パターンを示す先読み指定コマンドとが対応付けられている。
したがって、「特図予定変動パターン」とは、特別図柄の種別、大当たり判定の判定結果、特別図柄の種類、及び、実行予定の特図変動パターンを特定可能なものといえる。
メインCPU110aは、図15に示す事前判定テーブルを参照し、大当たり判定用乱数値、特別図柄判定用乱数値、リーチ判定用乱数値および特図変動パターン判定用乱数値に基づいて、特図予定変動パターンを判定し、特図予定変動パターンに対応する先読み指定コマンドを演出制御基板130に送信するようになっている。
(遊技状態設定テーブル)
図16は、大当たり遊技の終了後の遊技状態を設定するための遊技状態設定テーブルの一例を示す図である。
図16に示すように、遊技状態設定テーブルには、大当たり特別図柄の停止特図データと、大当たり当選時の遊技状態情報と、設定される遊技状態フラグ(時短状態であることを示す時短フラグ、高確率状態であることを示す高確率フラグ)と、時短遊技状態を終了させる第1特別図柄の変動表示の回数である第1時短回数(J1)と、時短遊技状態を終了させる第2特別図柄の変動表示の回数である第2時短回数(J2)と、時短遊技状態を終了させる第1特別図柄及び第2特別図柄の合算の変動表示の回数である第3時短回数(J3)とが対応付けられている。
図16に示す遊技状態設定テーブルの第1の特徴としては、通常遊技状態で実行された場合に設定される第2時短回数(J2)よりも、時短状態で実行された場合に設定される第2時短回数(J2)の方が多くなる大当たり遊技(第1大当たり遊技)がある点が挙げられる。このようにすることで、大当たり遊技の種類によって設定される第2時短回数(J2)を異ならせることができ、遊技性を向上させて遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図16に示す遊技状態設定テーブルの第2の特徴としては、3種類の時短回数が設定されていることで、時短状態中に第1特別図柄の変動表示と第2特別図柄の変動表示との何れが実行される場合であっても、時短状態が適切な回数で終了するため、遊技者間で公平な時短状態を提供することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
次に、遊技機1における遊技の進行について、フローチャートを用いて説明する。
(主制御基板のメイン処理)
図17を用いて、主制御基板110のメイン処理を説明する。図17は、主制御基板110のメイン処理を示すフローチャートである。このメイン処理は、電源基板160から電源電圧が供給されることで発生するシステムリセットがメインCPU110aに入力されることで行われる。
まず、メインCPU110aは、ステップS1において、全割込を禁止し、ステップS2において、内蔵レジスタの設定などのCPUの初期設定を行い、ステップS3において、他の基板の起動待ち処理を行う。具体的には、主制御基板110からのコマンドの取りこぼしが無いように、払出制御基板120や演出制御基板130が起動するのを1秒間に亘って待機する。
メインCPU110aは、ステップS4において、メインRAM110cのRWM領域へのアクセスを許可し、ステップS5において、発射許可指定コマンドを払出制御基板120に送信する。これにより、払出制御部121によって発射装置26による遊技球の発射を許可するための処理が行われることになる。
メインCPU110aは、ステップS6において、メインRAM110cの遊技用RWM領域に電源復旧であることを示すバックアップフラグがセーブされているか否かを判定する。バックアップフラグがセーブされている場合には、電源復旧であるものとしてステップS7に処理を移し、バックアップフラグがセーブされていない場合には、初回の電源投入であるものとしてステップS8に処理を移す。
メインCPU110aは、ステップS7において、メインRAM110cの遊技用RWM領域(設定値領域を除く)のチェックサム(異常判定データ)を算出する。
メインCPU110aは、ステップS8において、設定変更操作があったか否かを判定する。具体的には、設定キースイッチ112a、及び、RWMクリアスイッチ111aがON状態であるか否かを判定する。設定変更操作があった場合には、設定変更モードに移行するものとしてステップS9に処理を移し、設定変更操作がなかった場合には、ステップS10に処理を移す。
メインCPU110aは、ステップS9において、設定変更処理を行う。具体的には、状態確認表示器68に設定変更中又は設定確認中であることを示す状態確認表示を表示すると共に、情報表示器113の1つの7セグメントLEDに遊技用RWM領域の設定値領域にセーブされている現在の設定値を表示し、設定変更指定コマンドを演出制御基板130に送信する。
さらに、RWMクリアスイッチ111aの操作がある毎に設定値を「1」~「4」の範囲で変更(更新)すると共に、7セグメントLEDに更新後の設定値を表示し、設定キースイッチ112aがON状態からOFF状態になる設定確定操作があると、設定値を確定させるものとして変更(更新)後の設定値を設定値領域にセーブし、情報表示器113での設定値の表示を終了すると共に、状態確認表示器68での状態確認表示を終了し、設定変更モードを終了させるための処理を行う。
なお、設定変更指定コマンドを受信した演出制御基板130では、設定値の変更中であることを報知するための設定変更報知を実行するための処理が行われることになる。具体的には、画像表示装置70、71に設定値の変更中であることを示す設定変更中画面を表示したり、枠用照明装置10や盤用照明装置76を設定変更中に亘って所定の発光色(例えば白色)で全点灯させたりする。なお、音声出力装置9から設定変更中であることを示す設定変更報知音(「設定変更中です」)が出力されるようにしてもよい。
メインCPU110aは、ステップS10において、チェックサムが正常であるか否かを判定する。具体的には、遊技用RWM領域にセーブされているチェックサムと、ステップS7で算出したチェックサムが一致するか否かを判定する。チェックサムが正常である(遊技用RWM領域のデータに異常がない)場合には、ステップS11に処理を移し、チェックサムが正常でない(遊技用RWM領域のデータに異常がある)場合には、電源断前の制御状態に正常に復帰できないものとして、ステップS12に処理を移す。
なお、バックアップフラグがセーブされていない場合、つまり、初回の電源投入の場合には、チェックサムが異常であると判定されるようになっている。
メインCPU110aは、ステップS11において、設定値領域の設定値は適正範囲(ここでは、1~4)であるか否かを判定する。設定値領域の設定値が適正範囲であると判定された場合には、ステップS13に処理を移し、設定値領域の設定値が適正範囲ではないと判定された場合には、ステップS12に処理を移す。
メインCPU110aは、ステップS12において、復帰不可能エラー処理を行う。具体的には、情報表示器113に復帰不可能エラーを示すエラー情報「E」を表示し、演出制御基板130に復帰不可能エラーが発生したことを示す復帰不可能エラー指定コマンドを送信した後に、タイマ割込を禁止する割込禁止を設定し、出力ポートをクリアした後に遊技情報出力端子板90のセキュリティ信号端子から復帰不可能エラーの発生を示す復帰不可能エラー信号(セキュリティ信号)を出力し、電源供給が完全に断たれるまで待機する処理を行う。これにより、演出制御基板130では、復帰不可能エラー報知を実行するための処理が行われることになる。
「復帰不可能エラー」とは、遊技の制御が行われなくなる(遊技の制御に移行しなくなる)エラー状態となっており、設定変更処理が実行されないと解除されないようになっている。そのため、復帰不可能エラーが発生した場合には、電源基板160に設けられる電源スイッチをOFFにした後に、設定変更操作を伴わずに電源スイッチをONにしたとしても解除されることがなく、設定変更操作を伴って電源スイッチをONにしなければならなくなっている。なお、復帰不可能エラー中にあっては、各種入力装置(各種スイッチ、各種センサ)からの信号入力の有無を一切監視しないようになっている。
なお、「復帰不可能エラー」は、設定変更処理が実行されないと解除されないようにしていたが、設定変更処理が伴わないRWMクリアが実行されたときにも解除されるようにしても良い。
「復帰不可能エラー報知」とは、復帰不可能エラーが発生したことを認識させるための報知であり、画像表示装置70、71に復帰不可能エラー画面(「復帰不可能エラーです。設定変更を行って下さい」)を表示したり、枠用照明装置10や盤用照明装置76を電源断まで所定の発光色(例えば赤)で全点灯させたり、音声出力装置9から復帰不可能エラーが発生したことを示す復帰不可能エラー音(「復帰不可能エラーです」+ブザー音)を電源断まで出力したりすることである。
なお、これら音声出力装置9と、枠用照明装置10と、画像表示装置70、71と、盤用照明装置76とを総称して「演出装置」と記載する場合がある。
メインCPU110aは、ステップS13において、RWMクリア操作があったか否かを判定する。具体的には、RWMクリアスイッチ111aがON状態であるか否かを判定する。RWMクリア操作があった場合には、RWMクリアを実行するものとしてステップS14に処理を移し、RWMクリア操作がなかった場合には、ステップS16に処理を移す。
メインCPU110aは、ステップS14において、RWMクリア処理を行う。具体的には、遊技の制御状態を初期化(遊技用RWM領域の設定値領域以外を初期化)するための処理を行う。
メインCPU110aは、ステップS15において、遊技の制御状態が初期化されたこと及び現在の遊技状態(ここでは通常遊技状態としての低確非時短遊技状態)を示す電源投入指定コマンドを払出制御基板120及び演出制御基板130に送信し、ステップS21に処理を移す。これにより、演出制御基板130では、電源投入報知を実行するための処理が行われることになる。
「電源投入報知」とは、遊技の制御状態が初期化されたことを認識させるための報知であり、画像表示装置70、71に電源投入時の初期画面(背景画像と初期演出図柄「135」)を表示したり、枠用照明装置10や盤用照明装置76を所定期間(例えば60秒間)に亘って所定の発光色(例えば赤色)で全点灯させたり、音声出力装置9からRWM領域が初期化されたことを示す電源投入報知音(「RWMがクリアされました」+ブザー音)を所定期間(例えば30秒間)に亘って出力したりすることである。
なお、電源投入報知において、画像表示装置70、71に初期画面を表示するのではなく、画像表示装置70、71にRWMがクリアされたことを報知する表示を表示するようにしても良い。
メインCPU110aは、ステップS16において、設定確認操作があったか否かを判定する。具体的には、設定キースイッチ112aがON状態であるか否かを判定する。設定確認操作があった場合には、設定確認モードに移行するものとしてステップS17に処理を移し、設定確認操作がなかった場合には、遊技の制御状態を電源断前の状態に復帰させるためにステップS18に処理を移す。
メインCPU110aは、ステップS17において、設定確認処理を行う。具体的には、状態確認表示器68に設定変更中又は設定確認中であることを示す状態確認表示を表示すると共に、情報表示器113の1つの7セグメントLEDに遊技用RWM領域の設定値領域にセーブされている現在の設定値を表示し、設定確認指定コマンドを演出制御基板130に送信する。
さらに、設定キースイッチ112aがON状態からOFF状態になる確認終了操作があると、情報表示器113での設定値の表示を終了すると共に、状態確認表示器68での状態確認表示を終了し、設定確認モードを終了させるための処理を行う。
なお、設定確認指定コマンドを受信した演出制御基板130では、設定確認が行われていることを報知するための設定確認報知を実行するための処理が行われることになる。具体的には、画像表示装置70、71に設定確認中であることを示す設定確認中画面を表示したり、枠用照明装置10や盤用照明装置76を設定確認中に亘って所定の発光色(例えば白)で全点灯させたりする。なお、音声出力装置9から設定確認中であることを示す設定確認報知音(「設定値の確認中です」)が出力されるようにしてもよい。
メインCPU110aは、ステップS18において、遊技用RWM領域にセーブされているバックアップフラグ及びチェックサムをクリア(0クリア)し、電源復旧時の遊技用RWM領域の設定を行う。これにより、遊技の進行状態(制御状態)が電源断前の状態に復帰(復旧)するので、電源断前の状態から遊技を再開することが可能となる。
メインCPU110aは、ステップS19において、遊技の制御状態が復旧したこと及び停電発生前の遊技状態を示す電源復旧指定コマンドを演出制御基板130に送信する。これにより、演出制御基板130では、後述する設定確認報知等を終了させて電源復旧報知を実行するための処理が行われることになる。
「電源復旧報知」とは、遊技の制御状態が電源断前の状態に復帰したことを認識させるための報知であり、画像表示装置70、71に電源復旧時の初期画面(背景画像と初期演出図柄「135」)を表示したり、枠用照明装置10や盤用照明装置76を所定期間(例えば60秒間)に亘って所定の発光色(例えば青色)で全点灯させたり、音声出力装置9から電源が(停電から)復旧したことを示す電源復旧報知音(「電源が復旧されました」+ブザー音)を所定期間(例えば30秒間)に亘って出力したりすることである。
なお、電源復旧報知において、画像表示装置70、71に初期画面を表示するのではなく、画像表示装置70、71に電源が復旧されたことを報知する表示を表示するようにしても良い。
メインCPU110aは、ステップS20において、その他のコマンド(第1特図保留数(U1)、及び、第2特図保留数(U2)を示す特図保留数指定コマンド、普図保留数(G)を示す普図保留数指定コマンド等)を演出制御基板130に送信する。これにより、演出制御基板130では特図保留数や普図保留数を把握することが可能となると共に、第1画像表示装置70に第1保留アイコンや第2保留アイコンを表示させるための処理が行われることになる。
メインCPU110aは、ステップS21において、設定値指定コマンドを演出制御基板130に送信する。これにより、演出制御基板130では現在の設定値を把握することが可能となる。なお、この設定値指定コマンドは、電源投入指定コマンドや電源復旧指定コマンドが送信される前に演出制御基板130に送信してもよい。また、設定値指定コマンドを特別図柄の変動表示の開始毎にも送信してもよいし、大当たり遊技の開始毎にも送信してもよい。
メインCPU110aは、ステップS22において、タイマ割込(4ミリ秒)を発生させるためのCTC(カウンタタイマサーキット)を起動し、ステップS23において、全割込を許可する。
メインCPU110aは、ステップS24において、特別図柄の変動態様(変動時間)を決定するためのリーチ判定用乱数値、及び、特別図柄判定用乱数値を更新する処理を行い、ステップS25において、大当たり判定用初期値乱数値、特別図柄判定用初期値乱数値、当たり判定用初期値乱数値、及び、普通図柄決定用初期値乱数値の更新を行う初期値乱数値更新処理を行う。
次に、メインCPU110aは、ステップS26において電源断(停電)が発生したか否かの判定を行う。具体的には、電源基板160の電断検出回路から電断検出信号が入力されたか否かを判定し、電断検出信号が入力されていない場合には、ステップS24に移行し、電断検出信号が入力された場合には、ステップS27に移行する。
メインCPU110aは、ステップS27において、タイマ割込を禁止する割込禁止を設定し、ステップS28において、出力ポートをクリアする処理を行い、ステップS29において、メインRAM110cの遊技用RWM領域(設定値領域を除く)のチェックサム(異常判定データ)を算出して遊技用RWM領域にセーブさせる処理を行い、ステップS30において、メインRAM110cの遊技用RWM領域にバックアップフラグをセーブする処理を行い、ステップS31において、RAMアクセスを禁止する処理を行い、電源電圧の供給が完全に断たれるまで待機する。
このように、設定変更操作については、複数の条件(操作)が設定されていることで、容易に設定変更を行うことができないため、不正行為を抑制することができ、遊技機のセキュリティを向上させることが可能となる。
また、RWMクリア操作や設定確認操作に設定されている条件(操作)よりも、設定変更操作に設定されている条件(操作)の数の方が多くなっていることで、設定変更という最も不正行為が行われ易い事象のセキュリティを高くすることができ、効果的に不正行為を防止することが可能となる。
また、チェックサムが異常の場合に復帰不可能エラー処理を実行して遊技の進行を停止させるようになっていることで、遊技機が不測の動作を行ってしまって遊技店や遊技者に迷惑をかけることがなくなり、遊技機の信頼性を向上させることが可能となる。
また、設定値領域の値が適正範囲でない場合、つまり、前回の電源断が設定変更中に発生した可能性がある場合においては、チェックサムが正常であっても復帰不可能エラー処理を実行して遊技の進行を停止させるようになっていることで、遊技店側が意図していない設定値が設定された状態で遊技が進行することがなくなり、遊技機の信頼性を向上させることが可能となる。
また、設定変更中(設定変更モード中)や設定確認中(設定確認モード中)において、遊技機1の正面(表面)では、状態確認表示器68、画像表示装置70、71、枠用照明装置10や盤用照明装置76を確認することで設定変更中であることを認識可能であり、背面(裏面)では、情報表示器113を確認することで設定変更中であることを認識可能となっている。つまり、遊技機1の正面(表面)と背面(裏面)との何れからでも設定変更中であるか否かを把握可能となる。
なお、設定変更操作、RWMクリア操作、及び、設定確認操作について、条件として開放検出スイッチ31aがON状態であることを含めてもよい。このようにすることで、条件が増えるので、不正行為を抑制することができ、遊技機のセキュリティをさらに向上させることが可能となる。
また、バックアップフラグがないと判定される(初回の電源投入である)と共に、設定変更操作がなかったと判定される場合、その後のステップS10でチェックサムが異常と判定されると復帰不可能エラー処理が実行されるようになっているが、バックアップフラグがないと判定された時点で、遊技用プログラムで遊技用RWM領域を初期化(0クリア)して設定値領域に初期値「1」をセーブして、ステップS13に処理を移すようにしてもよい。
また、バックアップフラグがあると判定される(電源復旧である)と共に、設定変更操作がなかったと判定される場合、その後のステップS10でチェックサムが異常と判定されると復帰不可能エラー処理が実行されるようになっているが、チェックサムが異常と判定された時点で、遊技用プログラムで遊技用RWM領域を初期化(0クリア)して設定値領域に初期値「1」をセーブして、ステップS13に処理を移すようにしてもよい。
また、電源投入指定コマンド及び電源復旧指定コマンドには、現在の遊技状態を示す情報を含めて送信するようにしているが、電源投入指定コマンドや電源復旧指定コマンドを送信した後に、現在の遊技状態を示す遊技状態指定コマンドを送信するようにしてもよい。
また、電源断の発生時や電源の投入時において、遊技用プログラムによってメインRAM110cの遊技用RWM領域(設定値領域除く)のチェックサムを算出するようになっているが、情報用プログラムによってチェックサムを算出するようにしてもよい。この場合には、算出したチェックサムを情報用RWM領域にセーブするようにするとよい。
また、電源断の発生時や電源の投入時において、遊技用RWM領域(設定値領域除く)のチェックサムを算出するようになっているが、全RWM領域のチェックサムを算出するようにしても良いし、遊技用RWM領域のチェックサムと情報用RWM領域のチェックサムを別個に算出し、何れか一方のチェックサムが異常である場合に復帰不可能エラー処理に移行させるようにしてもよい。
また、設定変更処理の開始時に設定変更指定コマンドを送信し、設定変更処理の終了後に電源投入指定コマンドを送信するようになっているが、設定変更指定コマンドに代えて設定変更開始指定コマンドを送信し、電源投入指定コマンドに代えて設定変更終了指定コマンドを送信するようにしてもよい。この場合には、設定変更終了指定コマンドを設定変更処理の最後に送信してもよいし、設定変更処理の終了後に送信してもよい。
また、設定変更が行われる場合、設定変更が行われた後に、RWMクリア処理を行なうようになっていたが、設定変更が行われる前にRWMクリア処理を行っても良い。
(主制御基板のタイマ割込処理)
図18を用いて、主制御基板110のタイマ割込処理を説明する。図18は、主制御基板110において所定の周期(4ミリ秒)毎に実行されるタイマ割込処理を示すフローチャートである。
まず、メインCPU110aは、ステップS100において、レジスタに格納されている情報をスタック領域に退避させ、ステップS110において、特別図柄時間カウンタの更新処理、特別電動役物の開放時間等などの特別遊技タイマカウンタの更新処理、普通図柄時間カウンタの更新処理、可動部材48の開閉時間の更新処理等の各種タイマカウンタを更新する時間制御処理を行う。具体的には、特別図柄時間カウンタ、特別遊技タイマカウンタ、普通図柄時間カウンタ、始動口開放タイマカウンタ、始動口閉鎖タイマカウンタなどのカウンタから1を減算する処理を行う。
メインCPU110aは、ステップS120において、大当たり判定用乱数値、特別図柄判定用乱数値、特図変動パターン判定用乱数値、当たり判定用乱数値、普通図柄決定用乱数値、及び、普図変動パターン決定用乱数値の更新を行う特定乱数更新処理を行う。具体的には、それぞれの乱数値、及び、乱数カウンタを+1加算して更新する。なお、加算した乱数カウンタが乱数範囲の最大値を超えた場合(乱数カウンタが1周した場合)には、乱数カウンタを0に戻し、乱数カウンタが周回の初期値まで戻った場合には、対応する初期値乱数値を新たな周回初期値として設定して乱数値を新たに更新する。
メインCPU110aは、ステップS130において、ステップS30と同様に、大当たり判定用初期値乱数値、特別図柄判定用初期値乱数値、当たり判定用初期値乱数値、及び、普通図柄決定用初期値乱数値を更新する初期値乱数値更新処理を行う。
メインCPU110aは、ステップS200において、一般入賞口検出スイッチ43a、大入賞口検出スイッチ50a、第1始動口検出スイッチ45a、第2始動口検出スイッチ47a、ゲート検出スイッチ44a、アウト球検出スイッチ52a等の各種スイッチに入力があったか否かを判定し、入力があった場合に所定のデータをセットする入力制御処理を行う。詳しくは、図19を用いて後述する。
メインCPU110aは、ステップS300において、特図保留数判定(大当たり判定など)、特別図柄の表示制御、大入賞口50(開閉部材51)の開閉制御、遊技状態の制御等を行うための特図特電制御処理を行う。なお、特図特電制御処理の詳細は後述する。
メインCPU110aは、ステップS400において、普図記憶数判定(当たり判定など)、普通図柄の表示制御、第2始動口47(可動部材48)の開閉制御等を行うための普図普電制御処理を行う。
なお、普図普電制御処理で行われる普図判定情報の判定結果として決定される当たり普通図柄の種類、ハズレ普通図柄の種類については、設定値によって変化せずに同一となっている。このようにすることで、複雑な遊技性となり過ぎず、遊技者が安心して遊技を行うことが可能となる。
また、普図普電制御処理で行われる普図判定情報の判定結果として決定される各種当たり普通図柄の選択割合、各種ハズレ普通図柄の選択割合については、設定値によって変化せずに一定となっている。このようにすることで、遊技者の有利度合いが設定値によって極端に変わってしまうことがなくなり、遊技者が安心して遊技を行うことが可能となる。
次に、メインCPU110aは、ステップS500において、払出制御基板120の払出状態を確認するための払出状態確認指定コマンドを払出制御基板120に送信したり、後述する賞球カウンタ(3個賞球カウンタ、10個賞球カウンタ、15個賞球カウンタ)を参照し、各種入賞口に対応する払出数指定コマンドを払出制御基板120に送信したりするための払出制御処理を行う。これにより払出制御基板120が払出装置100から賞球を払い出すための制御を実行する。
メインCPU110aは、ステップS600において、磁気検出センサ53a、及び、電波検出センサ54aからの入力信号に基づいて、磁気異常や電波異常の発生を判定し、磁気異常用エラー指定コマンドや電波異常用エラー指定コマンドを演出制御基板130に送信するための磁気・電波異常判定処理を行う。なお、演出制御基板130では、磁気異常用エラー指定コマンドや電波異常用エラー指定コマンドを受信すると、磁気異常エラー報知や電波異常エラー報知を行うための制御を行う。
メインCPU110aは、ステップS700において、遊技情報出力端子板90から出力する外部情報データ(遊技情報)、第2始動口開閉ソレノイド48bに出力する始動口開閉データ、大入賞口開閉ソレノイド51bに出力する大入賞口開閉データ、第1特別図柄表示器60、及び、第2特別図柄表示器61に出力する特別図柄表示データ、普通図柄表示器62に出力する普通図柄表示データ、第1特別図柄保留表示器63、及び、第2特別図柄保留表示器64に出力する特別図柄保留表示データ、及び、普通図柄保留表示器65に出力する普通図柄保留表示データ等のデータを作成するデータ作成処理を行う。
メインCPU110aは、ステップS750において、上記ステップS700で作成した外部情報データ、始動口開閉データ、及び、大入賞口開閉データ等の信号を出力させるポート出力処理や、特別図柄表示データ、普通図柄表示データ、特別図柄保留表示データ、普通図柄保留表示データ等の信号を出力させる表示出力処理や、メインRAM110cの払出用伝送データ格納領域にセットされているコマンドを払出制御基板120に送信する払出コマンド送信処理や、メインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットされているコマンドを演出制御基板130に送信する演出コマンド送信処理を実行する出力制御処理を行う。
メインCPU110aは、ステップS800において、情報用プログラム呼出時処理を行う。具体的には、割込を禁止した後にフラグレジスタを遊技用RWM領域に退避し、CALL命令によって対象となる情報用プログラムを呼び出すための処理を行う。
メインCPU110aは、ステップS810において、遊技球計数処理(情報用プログラム)を行う。具体的には、通常遊技状態中における各種入賞口(一般入賞口、大入賞口、始動口)への遊技球の入賞に基づく賞球の払出数である通常中払出数、通常遊技状態中におけるアウト球検出スイッチ52aで検出された遊技球数である通常中アウト数、遊技状態に拘らずにアウト球検出スイッチ52aで検出された遊技球数である総アウト数を計数するための処理を行う。
なお、総アウト数、通常中払出数、及び、通常中アウト数については、設定値を変化させたとしても影響を受けない(設定値とは無関係な)遊技情報となっているため、これらを計数しておくことで設定値の影響を排除した性能情報(後述する通常ベース値)を算出することが可能となり、遊技機1の性能把握に役立てることが可能となる。
メインCPU110aは、ステップS830において、性能情報算出処理(情報用プログラム)を行う。具体的には、総アウト数によって区切られる現在の遊技区間における通常ベース値((通常中払出数÷通常中アウト数)×100)を算出すると共に、情報用RWM領域に設定されるベース記憶領域の第1領域に小数点第一位で四捨五入した通常ベース値をセーブする処理を行う。
なお、遊技区間は、総アウト数が6万個となる毎に更新されるようになっており、ベース記憶領域は、現在の遊技区間における通常ベース値が記憶される第1領域と、1回前の遊技区間における通常ベース値を記憶するための第2領域と、2回前の遊技区間における通常ベース値を記憶するための第3領域と、3回前の遊技区間における通常ベース値を記憶するための第4領域とが設けられており、現在を含む4つの遊技区間分のベース値がそれぞれの領域にセーブされることになる。
メインCPU110aは、ステップS850において、性能表示データ設定処理(情報用プログラム)を行う。具体的には、性能情報算出処理で算出されてベース記憶領域にセーブされている4つの遊技区間分の通常ベース値(性能情報)を5秒毎に切り替えながら情報表示器113に表示させるための性能表示データを設定する処理を行う。
メインCPU110aは、ステップS870において、試験データ作成処理(情報用プログラム)を行う。具体的には、遊技機1の試験を行う際に使用する試験設備に出力する試験データ(試験情報)を作成する処理を行う。
メインCPU110aは、ステップS880において、出力制御処理(情報用プログラム)を行う。具体的には、上記ステップS850で設定した性能表示データ(性能情報)等の信号を各種表示器に出力させる表示出力処理や、上記ステップS870で作成した試験データ等の信号を出力する処理を行う。
メインCPU110aは、ステップS890において、遊技用プログラム復帰時処理を行う。具体的には、フラグレジスタを遊技用RWM領域から復帰し、割込を許可して遊技用プログラムに復帰するための処理を行う。
メインCPU110aは、ステップS900において、ステップS100で退避した情報をメインCPU110aのレジスタに復帰させ、今回のタイマ割込処理を終了する。
このように、設定変更処理、RWMクリア処理、及び、設定確認処理においてはタイマ割込が実行されることがないため、払出数やアウト数の計数、遊技機の性能情報の算出、遊技機の性能情報の表示が行われないようになっているため、主制御基板110における制御負担を軽減することが可能となる。
なお、主制御基板110のタイマ割込処理において性能情報算出処理を行なうようにしていたが、主制御基板110のメイン処理において行なうようにしても良い。また、遊技球計数処理についても主制御基板110のメイン処理において行なうようにしても良い。具体的には、ステップS25とステップS26との間で行うようにすれば良い。
(主制御基板の入力制御処理)
図19を用いて、主制御基板110の入力制御処理を説明する。図19は、主制御基板110における入力制御処理を示すフローチャートである。
メインCPU110aは、ステップS210において、一般入賞口検出スイッチ入力処理を行う。この一般入賞口検出スイッチ入力処理では、一般入賞口検出スイッチ43aから検出信号を入力したか、すなわち、遊技球が一般入賞口43に入賞したか否かの判定を行う。一般入賞口検出スイッチ43aから検出信号の入力がなければ、ステップS220に処理を移す。
一般入賞口検出スイッチ43aから検出信号を入力した場合には、賞球のために用いる一般入賞口用の賞球カウンタ(5個賞球カウンタ)に5個賞球を示すデータを加算して更新し、入賞口に入球した遊技球の数を示す入賞球カウンタ(D)に「1」を加算して更新(D←D+1)した後、一般入賞口検出スイッチ入力処理を終了する。
メインCPU110aは、ステップS220において、大入賞口検出スイッチ入力処理を行う。この大入賞口検出スイッチ入力処理では、大入賞口検出スイッチ50aから検出信号を入力したか、すなわち、遊技球が大入賞口50に入賞したか否かの判定を行う。大入賞口検出スイッチ50aから検出信号の入力がなければ、ステップS230に処理を移す。
大入賞口検出スイッチ50aからの検出信号を入力した場合には、賞球のために用いる大入賞口用の賞球カウンタ(15個賞球カウンタ)に15個賞球を示すデータを加算して更新し、入賞口に入球した遊技球の数を示す入賞球カウンタ(D)に「1」を加算して更新(D←D+1)し、現在が大当たり遊技(特別遊技)中であるか否かを判定する。現在が大当たり遊技中である場合には、大入賞口50に入賞した遊技球を計数するためのラウンド入賞カウンタ(C)に「1」を加算して更新(C←C+1)し、大入賞口検出スイッチ入力処理を終了する。
現在の遊技状態が特別遊技状態中でない場合には、入賞可能期間外に特定入賞口(第2始動口47、大入賞口50)に入賞(入球)した遊技球の個数を示す不正入賞球カウンタ(E)に「1」を加算して更新(E←E+1)し、不正入賞球カウンタ(E)の値が規定個数(例えば10個)よりも多いか否かの判定を行い、不正入賞球カウンタ(E)の値が規定個数以下の場合には、大入賞口検出スイッチ入力処理を終了する。
不正入賞球カウンタ(E)の値が規定個数よりも多い場合には、入賞可能期間外に遊技球が入賞(入球)する不正入賞(不正入球)が発生したものとして不正入賞用エラー指定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。これにより、不正入賞用エラー指定コマンドが演出制御基板130に送信され、演出制御基板130が不正入賞エラー報知を行うことで不正入賞が発生した旨が報知される。
そして、遊技情報出力端子板90から不正入賞信号を出力するための外部情報データ(出力データ)をメインRAM110cの所定の領域にセットし、不正入賞球カウンタ(E)をクリアして大入賞口検出スイッチ入力処理を終了する。これにより、不正入賞信号が遊技情報出力端子板90から出力され、外部の装置では不正入賞が発生したことを把握(特定)することが可能となる。
メインCPU110aは、ステップS230において、第1始動口検出スイッチ入力処理を行う。この第1始動口検出スイッチ入力処理では、第1始動口検出スイッチ45aからの検出信号を入力したか、すなわち、遊技球が第1始動口45に入賞したか否かの判定を行う。なお、第1始動口検出スイッチ入力処理の詳細は後述する。
メインCPU110aは、ステップS240において、第2始動口検出スイッチ入力処理を行う。この第2始動口検出スイッチ入力処理では、第2始動口検出スイッチ47aからの検出信号を入力したか、すなわち、遊技球が第2始動口47に入賞したか否かの判定を行う。なお、第2始動口検出スイッチ入力処理の詳細は後述する。
メインCPU110aは、ステップS250において、ゲート検出スイッチ入力処理を行う。このゲート検出スイッチ入力処理では、ゲート検出スイッチ44aからの検出信号を入力したか、すなわち、遊技球が普図ゲート44を通過したか否かの判定を行う。ゲート検出スイッチ44aから検出信号を入力していない場合には、入力制御処理を終了する。
ゲート検出スイッチ44aから検出信号を入力した場合には、普通図柄保留記憶領域に記憶されている普図保留記憶の個数である普図保留数が4未満であるか否かを判定する。普図保留数が4未満でない場合には、入力制御処理を終了する。
普図保留数が4未満である場合には、普図保留数に「1」を加算して更新し、普図判定情報(当たり判定用乱数値、普通図柄決定用乱数値、普図変動パターン決定用乱数値)を取得し、普通図柄保留記憶領域にある第1記憶部から順に空いている記憶部を検索していき、空いている記憶部に取得した普図判定情報を記憶し、入力制御処理を終了する。
(主制御基板の第1始動口検出スイッチ入力処理)
図20を用いて、主制御基板110の第1始動口検出スイッチ入力処理を説明する。図20は、主制御基板110における第1始動口検出スイッチ入力処理を示すフローチャートである。
まず、メインCPU110aは、ステップS230-1において、第1始動口検出スイッチ45aからの検出信号を入力(第1始動口45に遊技球が入賞)したか否かを判定する。第1始動口検出スイッチ45aからの検出信号を入力した場合には、ステップS230-2に処理を移し、第1始動口検出スイッチ45aからの検出信号を入力しなかった場合には、今回の第1始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
メインCPU110aは、ステップS230-2において、賞球のために用いる3個賞球カウンタに3個賞球を示すデータを加算して更新する処理を行い、ステップS230-3において、特図判定情報(大当たり判定用乱数値、特別図柄判定用乱数値、リーチ判定用乱数値、特図変動パターン判定用乱数値)を取得する。
メインCPU110aは、ステップS230-4において、第1特別図柄保留記憶領域に記憶されている第1特図保留数(U1)が4未満であるか否かを判定する。第1特図保留数(U1)が4未満であった場合には、ステップS230-5に処理を移し、第1特図保留数(U1)が4未満でない場合には、今回の第1始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
メインCPU110aは、ステップS230-5において、第1特図保留数(U1)に「1」を加算して更新(U1←U1+1)する処理を行い、ステップS230-6において、更新後の第1特図保留数(U1)に対応する第1特図保留数指定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。これにより、第1特図保留数指定コマンドが演出制御基板130に送信され、演出制御基板130では第1特図保留数を把握することが可能となる。
メインCPU110aは、ステップS230-7において、第1特別図柄保留記憶領域に取得した特図判定情報を記憶する。具体的には、第1特別図柄保留記憶領域が第1記憶部~第4記憶部まで分かれているため、第1記憶部から順に空いている記憶部を検索していき、空いている記憶部に取得した特図判定情報を記憶する。
以上により、第1特別図柄保留記憶領域の所定の記憶部には、特図判定情報(大当たり判定用乱数値、特別図柄判定用乱数値、リーチ判定用乱数値、及び、特図変動パターン判定用乱数値等)からなる第1保留記憶(第1保留)が記憶されることになる。
メインCPU110aは、ステップS230-8において、現在の遊技状態が非時短遊技状態(通常遊技状態)中であるか否かを判定する。非時短遊技状態中である場合には、ステップS230-9に処理を移し、非時短遊技状態中でない場合(確変遊技状態、時短遊技状態である場合)には、左打ちエラーが発生したものとしてステップS230-12に処理を移す。
メインCPU110aは、ステップS230-9において、特殊時短遊技状態まで所定変動回数(例えば5回)以内であるか否かを判定する。所定変動回数以内でない場合には、ステップS230-10に処理を移し、所定変動回数以内である場合には、特図判定情報の先読み判定を実行しないものとして今回の第1始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
メインCPU110aは、ステップS230-10において、第1先読み判定処理を行う。この第1先読み判定処理では、事前判定テーブル(図示省略)を参照し、今回取得した特図判定情報(第1保留記憶)を当該判定情報に基づく特別図柄の変動表示の実行に先んじて事前判定し、実行される予定の変動パターンである予定変動パターンを判定する。
メインCPU110aは、ステップS230-11において、判定された予定変動パターンに対応する第1先読み指定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットし、今回の第1始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
これにより、第1先読み指定コマンドが演出制御基板130へ送信され、演出制御基板130では第1先読み指定コマンドに対応する特別図柄の変動表示が開始される前から、それ以前に実行される1又は複数の変動表示に亘って所定の予告演出を実行する先読み予告演出を実行することができる。なお、先読み予告演出は、画像表示装置、音声出力装置9、枠用照明装置10、第1可動部材73、第2可動部材74、及び、盤用照明装置76のうちの1つ、又は、複数を用いて行われる。
メインCPU110aは、ステップS230-12において、左打ちエラー指定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットし、今回の第1始動口検出スイッチ入力処理を終了する。これにより、左打ちエラー指定コマンドが演出制御基板130に送信され、演出制御基板130が左打ちエラー報知を行うことで右打ちを促進するための報知が行われることになる。
(主制御基板の第2始動口検出スイッチ入力処理)
図21を用いて、主制御基板110の第2始動口検出スイッチ入力処理を説明する。図21は、主制御基板110における第2始動口検出スイッチ入力処理を示すフローチャートである。
まず、メインCPU110aは、ステップS240-1において、第2始動口検出スイッチ47aからの検出信号を入力(第2始動口47に遊技球が入賞)したか否かを判定する。第2始動口検出スイッチ47aからの検出信号を入力した場合には、ステップS240-2に処理を移し、第2始動口検出スイッチ47aからの検出信号を入力しなかった場合には、今回の第2始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
メインCPU110aは、ステップS240-2において、賞球のために用いる1個賞球カウンタに1個賞球を示すデータを加算して更新する処理を行い、ステップS240-3において、特図判定情報(大当たり判定用乱数値、特別図柄判定用乱数値、リーチ判定用乱数値、特図変動パターン判定用乱数値)を取得する。
メインCPU110aは、ステップS240-4において、第2特別図柄保留記憶領域に記憶されている第2特図保留数(U2)が4未満であるか否かを判定する。第2特図保留数(U2)が4未満であった場合には、ステップS240-5に処理を移し、第2特図保留数(U2)が4未満でない場合には、今回の第2始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
メインCPU110aは、ステップS240-5において、第2特図保留数(U2)に「1」を加算して更新(U2←U2+1)する処理を行い、ステップS240-6において、更新後の第2特図保留数(U2)に対応する第2特図保留数指定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。これにより、第2特図保留数指定コマンドが演出制御基板130に送信され、演出制御基板130では第2特図保留数を把握することが可能となる。
メインCPU110aは、ステップS240-7において、第2特別図柄保留記憶領域に取得した特図判定情報を記憶する。具体的には、第2特別図柄保留記憶領域が第1記憶部~第4記憶部まで分かれているため、第1記憶部から順に空いている記憶部を検索していき、空いている記憶部に取得した特図判定情報を記憶する。
以上により、第1特別図柄保留記憶領域の所定の記憶部には、特図判定情報(大当たり判定用乱数値、特別図柄判定用乱数値、リーチ判定用乱数値、及び、特図変動パターン判定用乱数値等)からなる第2保留記憶(第2保留)が記憶されることになる。
メインCPU110aは、ステップS240-8において、現在の遊技状態が確変遊技状態又は時短遊技状態中であるか否かを判定する。確変遊技状態又は時短遊技状態中である場合には、ステップS240-9に処理を移し、確変遊技状態又は時短遊技状態中でない場合(通常遊技状態である場合)には、右打ちエラーが発生したものとしてステップS240-12に処理を移す。
メインCPU110aは、ステップS240-9において、時短状態の開始後又は終了前の所定変動回数(例えば5回)以内であるか否かを判定する。所定変動回数以内でない場合には、ステップS240-10に処理を移し、所定変動回数以内である場合には、特図判定情報の先読み判定を実行しないものとして今回の第2始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
メインCPU110aは、ステップS240-10において、第2先読み判定処理を行う。この第2先読み判定処理では、事前判定テーブル(図示省略)を参照し、今回取得した特図判定情報(第2保留記憶)を当該判定情報に基づく特別図柄の変動表示の実行に先んじて事前判定し、実行される予定の変動パターンである予定変動パターンを判定する。
メインCPU110aは、ステップS240-11において、判定された予定変動パターンに対応する第2先読み指定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットし、今回の第2始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
これにより、第2先読み指定コマンドが演出制御基板130へ送信され、演出制御基板130では第2先読み指定コマンドに対応する特別図柄の変動表示が開始される前から、それ以前に実行される1又は複数の変動表示に亘って所定の予告演出を実行する先読み予告演出を実行することができる。なお、先読み予告演出は、画像表示装置、音声出力装置9、枠用照明装置10、第1可動部材73、第2可動部材74、及び、盤用照明装置76のうちの1つ、又は、複数を用いて行われる。
メインCPU110aは、ステップS240-12において、右打ちエラー指定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットし、今回の第2始動口検出スイッチ入力処理を終了する。これにより、右打ちエラー指定コマンドが演出制御基板130に送信され、演出制御基板130が右打ちエラー報知を行うことで左打ちを促進するための報知が行われることになる。
(主制御基板の特図特電制御処理)
図22を用いて、主制御基板110の特図特電制御処理を説明する。図22は、主制御基板110における特図特電制御処理を示すフローチャートである。
まず、メインCPU110aは、ステップS301において、特図特電処理データの値をロードし、ステップS302においてロードした特図特電処理データから分岐先アドレスを参照し、分岐先アドレスに対応する処理を実行し、今回の特図特電制御処理を終了する。
具体的には、特図特電処理データ=0であれば、保留記憶(特図判定情報)の判定結果に基づいて特別図柄の変動表示を開始させて変動時間をセットし、開始時コマンド(特別図柄記憶指定コマンド、遊技状態指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御基板130に送信するための処理や特図特電処理データを「1」に変更する処理等を行うための特別図柄記憶判定処理(ステップS310)を実行する。なお、特別図柄記憶判定処理の詳細は後述する。
特図特電処理データ=1であれば、変動時間の経過によって特別図柄の変動表示を停止させて停止時間(例えば0.5秒)をセットし、停止時コマンド(特図停止コマンド)を演出制御基板130に送信するための処理や特図特電処理データを「2」に変更する処理等を行うための特別図柄変動処理(ステップS320)を実行する。なお、特別図柄変動処理の詳細は後述する。
特図特電処理データ=2であれば、特別図柄の停止時間(0.5秒)の経過によって、ハズレ特別図柄ならば特図特電処理データを「0」に変更し、大当たり特別図柄ならば大当たり遊技のオープニング時間をセットし、オープニング指定コマンドを演出制御基板130に送信するための処理や特図特電処理データを「3」に変更するための特別図柄停止処理(ステップS330)を実行する。
特図特電処理データ=3であれば、大当り遊技のオープニング時間の経過によってラウンド遊技を開始させてラウンド数指定コマンドを演出制御基板130に送信するための処理や最終のラウンド遊技の終了に基づき大当たり遊技のエンディング時間をセットしてエンディング指定コマンドを演出制御基板130に送信するための処理や特図特電処理データを「4」に変更する処理等を行うための大当たり遊技処理(ステップS340)を実行する。
特図特電処理データ=4であれば、エンディング時間の経過によって大当たり遊技を終了するための処理や大当たり終了後の遊技状態(低確時短遊技状態、高確時短遊技状態、高確率回数、時短回数)を設定するための処理や特図特電処理データを「0」に変更する処理等を行うための大当たり遊技終了処理(ステップS350)を実行する。なお、大当たり遊技終了処理の詳細は後述する。
(主制御基板の特別図柄記憶判定処理)
図23を用いて、主制御基板110の特別図柄記憶判定処理(遊技用プログラム)を説明する。図23は、主制御基板110における特別図柄記憶判定処理を示すフローチャートである。
まず、メインCPU110aは、ステップS310-1において、特別図柄の変動表示中であるか否かを判定する。特別図柄の変動表示中である場合には、今回の特別図柄記憶判定処理を終了し、特別図柄の変動表示中でない場合には、ステップS310-2に処理を移す。
メインCPU110aは、ステップS310-2において、第2特図保留数(U2)が1以上であるか否かを判定する。第2特図保留数(U2)が1以上である場合には、ステップS310-3に処理を移し、第2特図保留数(U2)が1以上でない場合には、ステップS310-4に処理を移す。
メインCPU110aは、ステップS310-3において、第2特図保留数(U2)を「1」減算して更新し、ステップS310-6において、減算後の第2特図保留数(U2)に対応する特別図柄記憶指定コマンドをメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットする。これにより、特別図柄記憶指定コマンドが演出制御基板130に送信され、第1画像表示装置70に表示される保留アイコンや当該アイコンの表示を更新するための処理が行われることになる。
メインCPU110aは、ステップS310-7において、現在の遊技状態に対応する遊技状態指定コマンドをメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットし、ステップS310-8において、第2特図判定情報保留記憶領域に記憶されたデータのシフト処理を行い、第1記憶部~第4記憶部に記憶されている特図判定情報を1つ前の記憶部にシフトさせる。
例えば、第2特図判定情報保留記憶領域の第4記憶部に記憶されている特図判定情報は、第2特図判定情報保留記憶領域の第3記憶部にシフトされる。また、第2特図判定情報保留記憶領域の第1記憶部に記憶されている特図判定情報は、特図判定情報実行記憶領域である第0記憶部にシフトされ、第0記憶部に記憶されていた前回の遊技で用いられた特図判定情報は消去される。
一方、メインCPU110aは、ステップS310-4において、第1特図保留数(U1)が1以上であるか否かを判定する。第1特図保留数(U1)が1以上である場合には、ステップS310-5に処理を移し、第1特図保留数(U1)が1以上でない場合には、ステップS319-1に処理を移す。
メインCPU110aは、ステップS310-5において第1特図保留数(U1)を「1」減算して更新し、ステップS310-6において、減算後の第1特図保留数(U1)に対応する特別図柄記憶指定コマンドをメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットする。これにより、特別図柄記憶指定コマンドが演出制御基板130に送信され、第1画像表示装置70に表示される保留アイコンや当該アイコンの表示を更新するための処理が行われることになる。
メインCPU110aは、ステップS310-7において、現在の遊技状態に対応する遊技状態指定コマンドをメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットし、ステップS310-8において、第1特別図柄保留記憶領域に記憶されたデータのシフト処理を行い、第1記憶部~第4記憶部に記憶されている特図判定情報を1つ前の記憶部にシフトさせる。
例えば、第1特別図柄保留記憶領域の第4記憶部に記憶されている特図判定情報は、第1特別図柄保留記憶領域の第3記憶部にシフトされる。また、第1特別図柄保留記憶領域の第1記憶部に記憶されている特図判定情報は、特図判定情報実行記憶領域である第0記憶部にシフトされ、第0記憶部に記憶されていた前回の遊技で用いられた特図判定情報は消去される。
なお、ステップS310-8における特図判定情報のシフト処理にともなって、減算後の第1特図保留数(U1)及び第2特図保留数(U2)を示す特別図柄保留表示データをメインRAM110cの所定の領域にセットする。これにより、第1特別図柄保留表示器63及び第2特別図柄保留表示器64の表示内容が更新されることになる。
また、本実施形態では、ステップS310-2~S310-8において第2特図判定情報保留記憶領域を第1特図判定情報保留記憶領域よりも優先させてシフト(第2特図保留数を第1特図保留数よりも優先して減算)させることにしたが、遊技球が始動口に入球した順序で、第1特図判定情報保留記憶領域または第2特図判定情報保留記憶領域をシフト(第1特図保留数と第2特図保留数を入賞順で減算)させてもよいし、第1特図判定情報保留記憶領域を第2特図判定情報保留記憶領域よりも優先させてシフト(第1特図保留数を第2特図保留数よりも優先して減算)させてもよい。
メインCPU110aは、ステップS311において、大当たり判定処理を行う。具体的には、特図判定情報実行記憶領域である第0記憶部に記憶された特図判定情報(大当たり判定用乱数値)を図10に示した大当たり判定テーブルに照合して、大当たりであるか否かを判定する。また、特図判定情報実行記憶領域である第0記憶部に記憶された特図判定情報(特別図柄判定用乱数値)を図11に示した特別図柄判定テーブルに照合して、停止させる特別図柄の種類を決定する処理を行う。
メインCPU110aは、ステップS312において、大当たり判定処理において決定された特別図柄の種類に対応する特別図柄指定コマンドをメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットする。これにより、特別図柄指定コマンドが演出制御基板130に送信され、変動演出の結果として停止表示される演出図柄70aを決定するための処理が行われることになる。
メインCPU110aは、ステップS313において、特図変動パターン判定処理を行う。具体的には、特図判定情報実行記憶領域である第0記憶部に記憶された特図判定情報を図18に示した特図変動パターン判定テーブルに照合して、特別図柄の変動パターンである特図変動パターン(変動時間)を決定する処理を行う。なお、特図変動パターン判定処理の詳細は後述する。
メインCPU110aは、ステップS314において、特図変動パターン判定処理において決定された特図変動パターンの種類に対応する特図変動パターン指定コマンドをメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットする。これにより、特図変動パターン指定コマンドが演出制御基板130に送信され、特別図柄の変動表示中に行われる変動演出の演出態様である変動演出パターンを決定するための処理が行われることになる。
メインCPU110aは、ステップS315において、特図変動パターン判定処理において決定された特図変動パターンの種類に対応する特別図柄の変動時間(カウンタ値)をメインRAM110cの所定の領域にセットし、ステップS316において、特別図柄の変動表示を開始する。これにより、上記ステップS700のデータ作成処理で特別図柄の変動表示を実行するためのLEDの点灯データが作成され、作成された点灯データが上記ステップS800の出力制御処理で出力されることで第1特別図柄表示器60又は第2特別図柄表示器61において特別図柄の変動表示が行われることになる。
メインCPU110aは、ステップS317において、客待ち状態を終了するための客待ち状態フラグをクリアし、ステップS318において、特図特電処理データに「1」をセットし、今回の特別図柄記憶判定処理を終了する。
メインCPU110aは、ステップS319-1において、メインRAM110cに客待ち状態であることを示す客待ち状態フラグがセットされているか否かを判定する。客待ち状態フラグがセットされている場合には、今回の特別図柄記憶判定処理を終了し、客待ち状態フラグがセットされていない場合には、ステップS319-2に処理を移す。なお、客待ち状態とは、特別図柄の変動表示及び特別遊技(大当たり遊技)が実行されていない状態のことをいうが、普通図柄の変動表示及び補助遊技が実行されていないことを要件に含めてもよい。
メインCPU110aは、ステップS319-2において、メインRAM110cの所定の領域に客待ち状態フラグをセットし、ステップS319-3において、客待ち状態であることを示す客待ち状態指定コマンドをメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットし、今回の特別図柄記憶判定処理を終了する。これにより、客待ち状態指定コマンドが演出制御基板130に送信され、遊技者に対して遊技を促すための客待ちデモ演出を実行するための処理が行われることになる。
(主制御基板の特図変動パターン判定処理)
図24を用いて、主制御基板110の特図変動パターン判定処理(遊技用プログラム)を説明する。図24は、主制御基板110における特図変動パターン判定処理を示すフローチャートである。
まず、メインCPU110aは、ステップS313-1において、現在が通常遊技状態であるか否かを判定する。通常遊技状態である場合には、ステップS313-2に処理を移し、通常遊技状態でない場合には、確変遊技状態又は時短遊技状態であるものとしてステップS313-3に処理を移す。
メインCPU110aは、ステップS313-2において、通常遊技状態における特図変動パターンを決定するための通常用の特図変動パターン判定テーブル(図12参照)から該当(遊技の状況に一致)するテーブルを選択し、ステップS313-4に処理を移す。
メインCPU110aは、ステップS313-3において、確変遊技状態又は時短遊技状態における特図変動パターンを決定するための特図変動パターン判定テーブル(図13~14参照)から該当(遊技の状況に一致)するテーブルを選択し、ステップS313-4に処理を移す。
メインCPU110aは、ステップS313-4において、特別図柄の種別、大当たり判定結果、特別図柄の判定結果、リーチ判定用乱数値、保留数(U1又はU2)、及び、特図変動パターン判定用乱数値を特図変動パターン判定テーブルに照合して、特図変動パターンを決定する。
メインCPU110aは、ステップS313-5において、決定された特図変動パターンに対応する変動時間をメインRAM110cの所定の領域にセットし、ステップS313-6において、決定された変動パターンに対応する特図変動パターン指定コマンドをメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットする。これにより、特図変動パターン指定コマンドが演出制御基板130に送信され、変動演出の演出態様である変動演出パターンを決定するための処理が行われることになる。
メインCPU110aは、ステップS313-7において、現在が低確率状態であるか否かを判定する。低確率状態でない(確変遊技状態である)場合には、ステップS313-9に処理を移し、低確率状態である場合には、ステップS313-8において、メインRAM110cに記憶されている変動回数、具体的には、所定条件の成立(RWMクリア、大当たり遊技の終了に基づく変動回数の0クリア)から実行された特別図柄の変動表示の回数を+1更新する。なお、変動回数については、通常遊技状態であるか、時短遊技状態であるか、第1特別図柄の変動表示であるか、第2特別図柄の変動表示であるかに拘らず+1更新される。なお、この変動回数は、後述する特別図柄変動処理において参照されることになる。
メインCPU110aは、ステップS313-9において、現在が時短遊技状態(通常時短遊技状態又は特殊時短遊技状態)であるか否かを判定する。時短遊技状態でない場合には、今回の特図変動パターン判定テーブルを終了し、時短遊技状態である場合には、ステップS313-10において、残りの時短回数に応じた時短回数指定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。これにより、時短回数指定コマンドが演出制御基板130に送信され、残りの時短回数が報知されたりすることになる。本処理を終えると、今回の特図変動パターン判定処理を終了する。
(主制御基板の特別図柄変動処理)
図25を用いて、主制御基板110の特別図柄変動処理(遊技プログラム)を説明する。図25は、主制御基板110における特別図柄変動処理を示すフローチャートである。
まず、メインCPU110aは、ステップS320-1において、上述した特図変動パターン判定処理でセットされた変動時間が経過したか否かを判定する。変動時間が経過した場合には、ステップS320-2に処理を移し、変動時間が経過していない場合には、今回の特別図柄変動処理を終了する。
メインCPU110aは、ステップS320-2において、上述した大当たり判定処理で決定済みの特別図柄を停止表示させ、ステップS320-3において、遊技状況に応じた停止時間(基本的には0.5秒)をメインRAM110cの所定の領域にセットする。
メインCPU110aは、ステップS320-4において、メインRAM110cに時短フラグがセットされているか否かを判定する。時短フラグがセットされている場合には、残りの時短回数を更新するものとしてステップS320-5に処理を移し、時短フラグがセットされていない場合には、残りの時短回数を更新しないものとしてステップS320-10に処理を移す。
メインCPU110aは、ステップS320-5において、今回の特別図柄の変動表示が第1特別図柄であるか否かを判定する。第1特別図柄である場合には、ステップS320-6において、メインRAM110cの遊技用RWM領域にセーブされている第1特別図柄の時短回数である第1時短回数(J1)、及び、第1特別図柄と第2特別図柄の合算の時短回数である第3時短回数(J3)を1ずつ減算し、第1特別図柄でない(第2特別図柄である)場合には、ステップS320-7において、メインRAM110cの遊技用RWM領域にセーブされている第2特別図柄の時短回数である第2時短回数(J2)、及び、上述した第3時短回数(J3)を1ずつ減算する。
メインCPU110aは、ステップS320-8において、第1時短回数(J1)、第2時短回数(J2)、第3時短回数(J3)の何れか1つが「0」になったか否かを判定する。「0」になった場合には、時短遊技状態を終了させるものとしてステップS320-9に処理を移し、「0」になっていない場合には、ステップS320-12に処理を移す。
メインCPU110aは、ステップS320-9において、メインRAM110cの遊技用RWM領域にセーブされている高確率フラグ、時短フラグ及び各種時短回数(J1、J2、J3)をクリアして通常遊技状態を開始させる。
メインCPU110aは、ステップS320-10において、大当たり特別図柄が停止表示したか否かを判定する。大当たり特別図柄でない場合には、ステップS320-12に処理を移し、大当たり特別図柄である場合には、ステップS320-11において、メインRAM110cの遊技用RWM領域にセーブされている高確率フラグ、時短フラグ及び各種時短回数(J1、J2、J3)をクリアして通常遊技状態を開始させる。本処理を終えるとステップS320-16に処理を移す。
メインCPU110aは、ステップS320-12において、メインRAM110cの遊技用RWM領域にセーブされている変動回数が規定回数(本実施形態では900回)に到達したか否かを判定する。変動回数が規定回数に到達した場合には、特殊時短遊技状態を開始させるものとしてステップS320-13に処理を移し、変動回数が規定回数に到達していない場合には、特殊時短遊技状態を開始させないものとしてステップS320-15に処理を移す。
メインCPU110aは、ステップS320-13において、メインRAM110cの遊技用RWM領域に特殊時短用の時短回数(J1=100、J2=750、J3=750)をセットし、ステップS320-14において、メインRAM110cの遊技用RWM領域に特殊時短フラグをセットして特殊時短遊技状態に移行させる。
メインCPU110aは、ステップS320-15において、メインRAM110cの遊技用RWM領域にセーブされている各種時短回数(J1、J2、J3)に対応する時短回数指定コマンドをメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットする。これにより、時短回数指定コマンドが演出制御基板130に送信され、残りの時短回数が報知されたりすることになる。
メインCPU110aは、ステップS320-16において、特図特電処理データに「2」をセットし、ステップS320-17において、現在の遊技状態(高確率フラグ、時短フラグの有無から特定される遊技状態)に対応する遊技状態指定コマンドをメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットする。これにより、遊技状態指定コマンドが演出制御基板130に送信され、演出制御基板130で遊技状態を更新するための処理が行われることになる。本処理を終えると今回の特別図柄変動処理を終了する。
このように、所定条件の成立(RWMクリアを実行、大当たり遊技の終了に基づく変動回数の0クリア)から実行された特別図柄の変動表示の回数が規定回数に到達した場合に、特殊時短遊技状態を発生させるようになっているため、大当たり遊技を経由せずに時短状態が発生するという意外性を遊技者に与えることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、特殊時短遊技状態が発生する変動回数(900回)が、通常時短遊技状態で設定される最大の時短回数(100回)よりも大きい値となっていることで、通常時短遊技状態中に特殊時短遊技状態が発生することがないため、遊技者が遊技の進行が分からなくなるといった不都合が発生することがなくなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、特殊時短遊技状態が発生する際に、メインRAM110cに記憶されている変動回数を0クリアしないようになっている。そのため、大当たり遊技間(特殊時短遊技状態が開始した後又は終了した後)において、再び特殊時短遊技状態が発生することがなくなり、遊技店側と遊技者側の利益バランスを確保することができ、遊技の興趣を向上させることも可能となる。
なお、通常時短遊技状態での最大の時短回数(100回)を特殊時短遊技状態が発生する変動回数(900回)よりも少ない回数とするのではなく、通常時短遊技状態での最大の時短回数と特殊時短遊技状態が発生する変動回数とを同じ回数としてもよい。このようにすると、通常時短遊技状態と特殊時短遊技状態とがシームレスに繋がることになり、通常時短遊技状態が延長されたかのように感じさせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、特殊時短遊技状態が発生する際に、メインRAM110cに記憶されている変動回数を0クリアすると共に、特殊時短遊技状態が発生済みであることを示す特殊時短発生済みフラグをメインRAM110c(遊技用RWM)にセットするようにしてもよい。この場合、変動回数が規定回数(500回)となったときに特殊時短発生済みフラグがなければ、変動回数を0クリアして特殊時短遊技状態を発生させ、特殊時短発生済みフラグがあれば、変動回数を0クリアして特殊時短遊技状態を発生させないようにするとよい。
(主制御基板の大当たり遊技終了処理)
図26を用いて、主制御基板110の大当たり遊技終了処理(遊技用プログラム)を説明する。図26は、主制御基板110における大当たり遊技終了処理を示すフローチャートである。
メインCPU110aは、ステップS350-1において、メインRAM110cにセットされている停止特図データを取得し、ステップS350-2において、遊技状態設定テーブル(図16参照)を選択し、ステップS350-3において、停止特図データを遊技状態設定テーブルに照合して大当たり遊技終了後の遊技状態を決定する。
メインCPU110aは、ステップS350-4において、決定した遊技状態に応じた遊技状態情報(高確率フラグ、時短フラグ、時短回数)をメインRAM110cにセットする。これにより、確変遊技状態又は通常時短遊技状態が発生することになる。
メインCPU110aは、ステップS350-5において、セットした時短回数(J1、J2、J3)に応じた時短回数指定コマンドをメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットする。これにより、時短回数指定コマンドが演出制御基板130に送信され、時短残り回数を表示する等の処理が実行されることになる。
メインCPU110aは、ステップS350-6において、設定後の遊技状態に応じた遊技状態指定コマンドをメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットし、ステップS350-7において、特図特電処理データに「0」をセットし、今回の大当たり遊技終了処理を終了する。これにより、遊技状態指定コマンドが演出制御基板130に送信され、現在の遊技状態に応じた演出を行うための処理が実行されることになる。
(演出制御部のメイン処理)
次に、図27を用いて、演出制御部130mのメイン処理を説明する。図27は、演出制御部130mのメイン処理を示すフローチャートである。
電源基板160から電源電圧が供給されると、サブCPU130aにシステムリセットが発生し、サブCPU130aは以下のメイン処理を行う。
サブCPU130aは、ステップE10において、タイマ割込を禁止する割込禁止を設定し、ステップE20において、初期化処理を行う。具体的には、電源投入に応じて、サブROM130bからメイン処理プログラムを読み込むと共に、サブRAM130cに記憶されるフラグ等を初期化し、初期設定等の処理を行う。
サブCPU130aは、ステップE30において、タイマ割込を許可する割込許可を設定し、ステップE40において、サブ乱数更新処理を行う。具体的には、サブRAM130cに記憶される各種乱数値を更新する処理を行う。以降は、所定の割込処理が行われるまで、上記ステップE40の処理を繰り返し行う。
(演出制御部のタイマ割込処理)
図28を用いて、演出制御部130mのタイマ割込処理を説明する。図28は、演出制御部130mにおいて所定の周期(4ミリ秒)毎に実行されるタイマ割込処理を示すフローチャートである。
サブCPU130aは、ステップE100において、サブCPU130aのレジスタに格納されている情報をスタック領域に退避させ、ステップE120において、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理において、サブCPU130aは、各種のタイマを更新する処理を行う。
サブCPU130aは、ステップE130において、入力制御処理を行う。具体的には、演出ボタン検出スイッチ17aや十字キー検出スイッチ19a等の各種スイッチに入力があったか否かを判定し、入力があった場合に所定のデータをセットする処理を行う。
サブCPU130aは、ステップE150において、コマンド解析処理を行う。具体的には、主制御基板110から各種のコマンドが送信されてきているか否かを判定し、各種のコマンドが送信されてきている場合に受信したコマンドをサブRAM130cの受信バッファに格納する処理を行う。
サブCPU130aは、ステップE170において、設定変更/確認処理を行う。具体的には、サブRAM130cの受信バッファを参照して設定変更指定コマンド又は設定確認指定コマンドを受信しているか否かを判定し、設定変更指定コマンドを受信している場合には、上述した設定変更報知を実行するための処理を行い、設定確認指定コマンドを受信している場合には、上述した設定確認報知を実行するための処理を行う。
サブCPU130aは、ステップE200において、電源投入処理を行う。具体的には、サブRAM130cの受信バッファを参照して電源投入指定コマンドを受信しているか否かを判定し、受信している場合に電源投入報知を実行するための処理を行う。詳述すると、表示制御部140に電源投入報知コマンドを送信して、第1画像表示装置70(メイン液晶)や第2画像表示装置71(サブ液晶)に電源投入画面を表示させたり、音声出力装置9から電源投入音を出力させたりする。
サブCPU130aは、ステップE250において、停電復旧処理を行う。具体的には、サブRAM130cの受信バッファを参照して電源復旧指定コマンドを受信しているか否かを判定し、受信している場合に停電復旧報知を実行するための処理を行う。詳述すると、表示制御部140に電源復旧報知コマンドを送信して、第1画像表示装置70(メイン液晶)や第2画像表示装置71(サブ液晶)に電源復旧画面を表示させたり、音声出力装置9から電源復旧音を出力させたりする。
サブCPU130aは、ステップE300において、客待ち演出処理を行う。具体的には、サブRAM130cの受信バッファを参照して客待ち状態指定コマンドを受信しているか否かを判定し、受信している場合に所定時間経過後に客待ちデモ演出を行うための処理を行う。詳述すると、表示制御部140に客待ち演出コマンドを送信して、第1画像表示装置70(メイン液晶)や第2画像表示装置71(サブ液晶)に客待ちデモ画面を表示させたり、音声出力装置9から客待ちデモ音を出力させたりする。なお、客待ち演出処理の詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE320において、メニュー操作処理を行う。具体的には、演出ボタン17や十字キー19の操作に応じて各種メニュー項目(機種に関する情報を説明する「機種説明」、変動演出中に実行される各種演出の実行割合が設定された設定を選択する「演出カスタマイズ」、遊技者が所有する携帯電話などの端末と連携して遊技履歴を管理する「ぱちログ」、メニュー操作を終了させる「終了」)を選択・決定し、メニュー項目に応じた処理を行う。なお、メニュー操作処理の詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE350において、遊技状態更新処理を行う。具体的には、サブRAM130cの受信バッファを参照して遊技状態指定コマンドを受信しているか否かを判定し、受信している場合にサブRAM130cに記憶している遊技状態情報を更新する処理を行う。
サブCPU130aは、ステップE400において、保留情報更新処理を行う。具体的には、サブRAM130cの受信バッファを参照して特図保留数指定コマンドや普図保留数指定コマンドを受信しているか否かを判定し、受信している場合にサブRAM130cに記憶(把握)している第1特図保留数、第2特図保留数、普図保留数等を更新する処理を行う。
サブCPU130aは、ステップE500において、先読み系演出処理を行う。具体的には、サブRAM130cの受信バッファを参照して先読み指定コマンドを受信しているか否かを判定し、受信している場合には、先読み系演出としてのアイコン変化演出、連続予告演出、ランプ変化演出に関する処理を行う。なお、先読み系演出処理の詳細は後述する。
「アイコン変化演出」とは、保留アイコン、及び、当該アイコンの表示態様を変化させることで遊技者に対して大当たり遊技が実行されることを期待させる先読み予告演出の一種であり、後述する大当たり予告演出とは演出時期が重なることがあるようになっている。なお、本実施形態では、保留アイコンに対するアイコン変化演出を「保留アイコン変化演出」と当該アイコンに対するアイコン変化演出を「当該アイコン変化演出」と称する場合がある。
「連続予告演出」とは、1又は複数の変動演出にわたって所定演出を実行することで遊技者に対して大当たり遊技が実行されることを期待させる先読み予告演出の一種であり、変動演出の開始後の所定期間に実行されるが、後述する大当たり予告演出とは演出時期が重ならないようになっている。
「ランプ変化演出」とは、1又は複数の変動演出にわたって入賞口ランプの発光態様を変化させることで遊技者に対して大当たり遊技が実行されることを期待させる先読み予告演出の一種であり、後述する大当たり予告演出とは演出時期が重なることがあるようになっている。
サブCPU130aは、ステップE600において、特図特電演出処理を行う。具体的には、サブRAM130cの受信バッファを参照して特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド、特図停止指定コマンド、大当たり用オープニング指定コマンド、ラウンド数指定コマンド、及び、大当たり用エンディング指定コマンド等を受信しているか否かを判定し、受信している場合に受信したコマンドに対応する演出を実行するための処理を行う。
サブCPU130aは、ステップE700において、普図普電演出処理を行う。具体的には、サブRAM130cの受信バッファを参照して普通図柄指定コマンド、普図変動パターン指定コマンド、普図停止指定コマンド、当たり用オープニング指定コマンド、及び、当たり用エンディング指定コマンド等を受信しているか否かを判定し、受信している場合に受信したコマンドに対応する演出を実行するための処理を行う。
サブCPU130aは、ステップE800において、演出モード更新処理を行う。具体的には、音声出力装置9、第1画像表示装置70、第2画像表示装置71等における演出要素(背景画像、演出画像、演出音等)が規定される演出モード(演出ステージ)の更新条件(遊技状態の変化、モード更新抽選の当選、結果がハズレとなるSP/SPSPリーチ演出の実行等)が成立したか否かを判定し、更新条件が成立した場合に演出モードを複数の演出モードの何れかに更新するための処理を行う。
「演出モード」は、通常遊技状態において設定される演出モードA~Cと、確変遊技状態において設定される演出モードD~Eと、通常時短遊技状態において設定される演出モードF~Gと、特殊時短遊技状態において設定される演出モードHとが設けられている。なお、電源ON時において通常遊技状態に制御される場合(例えば、設定変更後、RWMクリア後、設定確認後等)に最初に設定される演出モードは、必ず演出モードAとなっており、電源ON時において確変遊技状態に制御される場合に最初に設定される演出モードは、必ず演出モードDとなっており、電源ON時において通常時短遊技状態に制御される場合に最初に設定される演出モードは、必ず演出モードFとなっており、電源ON時において特殊時短遊技状態に制御される場合に最初に設定される演出モードは、必ず演出モードHとなっている。
また、演出モードA~Cでは、演出図柄70aが数字(識別文字)+数字に対応したキャラクタ(装飾部)+数字及びキャラクタの背景を装飾する図柄エフェクト画像(装飾部)で構成されており、演出モード間で数字及びキャラクタのデザインが異なっている。演出モードD~Hでは、演出図柄70aが数字(識別文字)のみで構成されており、演出モード間で数字のデザインが共通となっている。また、演出モードA~Hでは、常態において各演出モードに対応する背景画像が左右にスクロール(往復動作、動的表示)するようになっている。
また、通常遊技状態では第2特別図柄の変動表示(第2変動演出)が実行される場合よりも、第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)が実行される場合の方が演出モードの変更条件が成立し易い(結果がハズレとなるSP/SPSPリーチ演出が実行され易い、モード更新抽選の当選し易い、先読みゾーン演出が実行され易い等)ため、第2特別図柄の変動表示(第2変動演出)が実行される場合よりも、第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)が実行される場合の方が、演出モードが変化し易いようになっている。そのため、通常遊技状態において実行される特別図柄の変動表示(変動演出)の種別によって演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、通常遊技状態において第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)が実行される場合よりも、各種時短遊技状態において第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)が実行される場合の方が演出モードの更新条件が成立し難い(結果がハズレとなるSP/SPSPリーチ演出が実行され難い、モード更新抽選の当選し易い、先読みゾーン演出が実行され難い、演出モードの数が少ない等)ようになっている。そのため、遊技状態によって第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)が実行される場合の演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、確変遊技状態や各種時短遊技状態(通常時短遊技状態、特殊時短遊技状態)における演出モードの数を増やし、確変遊技状態や各種時短遊技状態(通常時短遊技状態、特殊時短遊技状態)においても、第2特別図柄の変動表示(第2変動演出)が実行される場合よりも、第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)が実行される場合の方が、演出モードが変化し易いようにしてもよい。
サブCPU130aは、ステップE850において、エラー報知処理を行う。具体的には、サブRAM130cの受信バッファを参照してエラー指定コマンドやエラー解除指定コマンドを受信しているか否かを判定し、受信している場合に受信したエラー指定コマンドに対応するエラー報知演出を実行するための処理を行ったり、受信したエラー解除指定コマンドに対応するエラー報知演出を終了したりするための処理を行う。
サブCPU130aは、ステップE900において、出力制御処理を行う。具体的には、所定のデータ等の信号を出力したり、サブRAM130cの送信バッファに格納された各種のコマンドを表示制御部140やランプ制御部150に送信したりする処理を行う。
サブCPU130aは、ステップE950において、ステップE100で退避した情報をサブCPU130aのレジスタに復帰させ、今回のタイマ割込処理を終了する。
(演出制御部の客待ち演出処理)
図29を用いて、演出制御部130mの客待ち演出処理を説明する。図29は、演出制御部130mにおける客待ち演出処理を示すフローチャートである。
サブCPU130aは、ステップE300-1において、主制御基板110から客待ち状態指定コマンドを受信しているか否かを判定する。客待ち状態指定コマンドを受信していない場合には、ステップE300-4に処理を移し、客待ち状態指定コマンドを受信している場合には、ステップE300-2において、客待ちデモ演出の開始までの待機時間を決定するためのデモ待機時間決定テーブル(図30参照)を選択する。なお、デモ待機時間決定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE300-3において、デモ待機時間を決定し、デモ待機タイマにセットする。具体的には、図30に示すデモ待機時間決定テーブルを参照し、現在の遊技状態、現在の状態に基づいて、複数のデモ待機時間の中から1つのデモ待機時間を決定する。
サブCPU130aは、ステップE300-4において、デモ待機中であるか否かを判定する。具体的には、デモ待機タイマがセットされているかを判定する。デモ待機中でない場合には、客待ちデモ演出を実行しないものとして今回の客待ち演出処理を終了し、デモ待機中である場合には、ステップE300-5において、デモ待機タイマを-1更新する。
サブCPU130aは、ステップE300-6において、デモ待機タイマ=0であるか否かを判定する。デモ待機タイマ=0でない場合には、まだ客待ちデモ演出を実行しないものとして今回の客待ち演出処理を終了し、デモ待機タイマ=0の場合には、ステップE300-7において、客待ちデモ演出コマンドを送信バッファにセットし、今回の客待ち演出処理を終了する。これにより、客待ちデモ演出コマンドが表示制御部140やランプ制御部150に送信され、遊技者に対して遊技の実行を訴求する客待ちデモ演出が実行されることになる。
(デモ待機時間決定テーブル)
図30は、客待ちデモ演出の開始までの待機時間を決定する場合に参照されるデモ待機時間決定テーブルを示す図である。
図30にデモ待機時間決定テーブルには、遊技状態、現在の状態、及び、選択されるデモ待機時間が対応付けられている。通常遊技状態におけるデモ待機時間には、30秒~80秒の4種類のデモ待機時間が設定されており、特定遊技状態におけるデモ待機時間には、35秒~85秒の4種類のデモ待機時間が設定されている。
図30に示したデモ待機時間決定テーブルの第1の特徴としては、電源投入直後に画像表示装置に演出図柄が静止表示されてからのデモ待機時間と、電源復旧直後に画像表示装置に演出図柄が静止表示されてからのデモ待機時間と、演出図柄の変動表示が終了(変動時間が経過)して演出図柄が静止表示されてからのデモ待機時間と、客待ちデモ演出の終了後に演出図柄が静止表示されてからのデモ待機時間とが異なる点が挙げられる。そのため、現在の状態に応じた適切な時間で客待ちデモ演出を実行することができ、遊技機の稼働を向上させることが可能となる。
図30に示したデモ待機時間決定テーブルの第2の特徴としては、電源投入直後に画像表示装置に演出図柄が静止表示されてからのデモ待機時間よりも、演出図柄の変動表示が終了(変動時間が経過)して演出図柄が静止表示されてからのデモ待機時間の方が長い点が挙げられる。そのため、遊技者が遊技している可能性の高低に応じた適切な時間で客待ちデモ演出を実行することができ、遊技機の稼働を向上させることが可能となる。
図30に示したデモ待機時間決定テーブルの第3の特徴としては、演出図柄の変動表示が終了(変動時間が経過)して演出図柄が静止表示されてからのデモ待機時間よりも、電源復旧直後に画像表示装置に演出図柄が静止表示されてからのデモ待機時間の方が長い点が挙げられる。そのため、遊技者が遊技している可能性の高低に応じた適切な時間で客待ちデモ演出を実行することができ、遊技機の稼働を向上させることが可能となる。
図30に示したデモ待機時間決定テーブルの第4の特徴としては、電源投入直後に画像表示装置に演出図柄が静止表示されてからのデモ待機時間よりも、電源復旧直後に画像表示装置に演出図柄が静止表示されてからのデモ待機時間の方が長い点が挙げられる。そのため、遊技者が遊技している可能性の高低に応じた適切な時間で客待ちデモ演出を実行することができ、遊技機の稼働を向上させることが可能となる。
図30に示したデモ待機時間決定テーブルの第5の特徴としては、客待ちデモ演出の終了後に演出図柄が静止表示されてからのデモ待機時間が一番短くなっている点が挙げられる。そのため、遊技者に対する遊技への訴求力を効果的に高めることができ、遊技機の稼働を向上させることが可能となる。
図30に示したデモ待機時間決定テーブルの第6の特徴としては、通常遊技状態における各デモ待機時間よりも、特定遊技状態(低確時短遊技状態、高確時短遊技状態)における各デモ待機時間の方が長い点が挙げられる。そのため、遊技者が遊技している可能性の高低に応じた適切な時間で客待ちデモ演出を実行することができ、遊技機の稼働を向上させることが可能となる。
(演出制御部のメニュー操作処理)
図31を用いて、演出制御部130mのメニュー操作処理を説明する。図31は、演出制御部130mにおけるメニュー操作処理を示すフローチャートである。
サブCPU130aは、ステップE320-1において、現在が客待ち状態であるか否かを判定する。客待ち状態である場合には、ステップE320-2に処理を移し、客待ち状態でない(変動演出中や大当たり演出中である)場合には、メニュー操作に係る処理を行わないものとしてステップE320-7に処理を移す。
サブCPU130aは、ステップE320-2において、メニュー操作処理の各処理において更新されるメニュー処理番号を取得し、メニュー処理番号から分岐先アドレスを参照し、分岐先アドレスに対応する処理を実行する。
具体的には、メニュー処理番号=「0」であれば、演出ボタン17の操作に応じて各種メニュー項目(機種説明、演出カスタマイズ、ぱちログ、終了)を表示し、十字キー19の操作によりメニュー項目を選択して演出ボタン17の操作によりメニュー項目を決定し、決定されたメニュー項目に応じたメニュー処理番号(「機種説明」であれば「1」、「演出カスタマイズ」であれば「2」、「ぱちログ」であれば「3」、「終了」であれば「0」)を設定するメニュー項目選択処理(ステップE320-3)を実行し、メニュー操作処理を終了する。
メニュー処理番号=「1」であれば、十字キー19の操作に応じて機種に関する各種の説明情報を順次表示すると共に、終了項目の選択・決定によってメニュー処理番号を「0」に設定する機種説明処理(ステップE320-4)を実行し、メニュー操作処理を終了する。
メニュー処理番号=「2」であれば、十字キー19の操作に応じて変動演出中に実行される各種演出(例えば、アイコン変化演出、連続予告演出、タイマー演出等)が通常割合で実行されるノーマル設定(通常モード)と、通常割合よりも低い低下割合で実行されるシンプル設定(シンプルモード)を選択し、演出ボタン17の操作により決定する演出カスタマイズ処理(ステップE320-5)を実行し、メニュー操作処理を終了する。
メニュー処理番号=「3」であれば、演出ボタン17及び十字キー19を用いた履歴パスワードの入力を受け付けて遊履履歴の更新を開始し、演出ボタン17及び十字キー19に応じて更新後の遊技履歴に応じた履歴パスワードを発行したりする等の処理を行い、遊技者が所有する携帯電話などの端末と連携して遊技履歴を管理するぱちログ処理(ステップE320-6)を実行し、メニュー操作処理を終了する。
メニュー操作番号=「4」であれば、メニュー操作を終了させてメニュー処理番号を「0」に設定する終了処理(ステップE320-7)を実行し、メニュー操作処理を終了する。
このように、演出ボタン17及び十字キー19の操作に基づいて、変動演出中に実行される各種演出(後述するアイコン変化演出、連続予告演出、タイマー演出、変動開始時役物予告演出等)の実行割合が異なる通常設定(ノーマルモード)とシンプル設定(シンプルモード)とに設定可能(アイコン変化演出、連続予告演出、タイマー演出、変動開始時役物予告演出等の実行割合を設定可能)としたので、遊技者が好みの演出バランスにカスタマイズすることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、通常設定とシンプル設定とを選択させることで変動演出中に実行される各種演出(カスタマイズ対象演出)の実行割合をカスタマイズさせるのではなく、変動演出中に実行される各種演出(カスタマイズ対象演出)の実行割合の高低を個別に設定できるようにして演出バランスをカスタマイズさせるようにしてもよいし、通常設定とシンプル設定とを選択させつつ、各種演出(カスタマイズ対象演出)の実行割合の高低を個別に設定できるようにして演出バランスをカスタマイズさせるようにしてもよい。
また、カスタマイズ対象演出を上述したアイコン変化演出、連続予告演出、タイマー演出、変動開始時役物予告演出だけにするのではなく、後述する変動開始時役物予告演出、リーチ前予告演出(セリフ予告演出、ステップアップ予告演出)、確定演出等をカスタマイズ対象演出として通常設定とシンプル設定とで実行割合を設定させてもよい。
また、カスタマイズ対象演出のうちの特定の演出(例えば、セリフ予告であれば期待度が高い激熱セリフに係るセリフ予告パターン6や期待度が低い通常セリフに係るセリフ予告パターン1等)の実行割合を個別に設定できるようにしてもよい。
(演出制御部の先読み系演出処理)
図32を用いて、演出制御部130mの先読み系演出処理を説明する。図32は、演出制御部130mにおける先読み系演出処理を示すフローチャートである。
サブCPU130aは、ステップE510において、アイコン変化演出を実行するか否かやアイコン変化演出の演出態様等を決定するためのアイコン変化演出決定処理を行う。なお、アイコン変化演出決定処理の詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE520において、アイコン変化演出決定処理で実行することが決定されたアイコン変化演出を実行する(既に表示されている保留アイコンや当該アイコンの表示態様を変化させる)ためのアイコン変化演出実行処理を行う。なお、アイコン変化演出実行処理の詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE530において、連続予告演出を実行するか否かや連続予告演出の演出態様等を決定するための連続予告演出決定処理を行う。なお、連続予告演出決定処理の詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE540において、連続予告演出決定処理で実行することが決定された連続予告演出を実行するための連続予告演出実行処理を行う。なお、連続予告演出決定処理の詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE550において、ランプ変化演出を実行する(表示態様が変化したアイコンに対応する発光態様となるように入賞口ランプNRを点灯させる)ためのランプ変化演出実行処理を行う。なお、ランプ変化演出実行処理の詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE560において、始動口への遊技球の入賞時に先読み判定の結果に応じて枠用照明装置10のうちのガラス枠4の上部中央にあるトップランプ10bを通常発光態様とは異なる特別発光態様で発光させることで特別遊技が実行される期待度を示唆する入賞時発光演出を実行するか否かや、実行する入賞時発光演出の演出態様などを決定するための入賞時発光演出決定処理を行う。なお、入賞時発光演出決定処理の詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE570において、入賞時発光演出決定処理で実行することが決定された入賞時発光演出を実行するための入賞時発光演出実行処理を行い、今回の先読み系演出処理を終了する。
(演出制御部のアイコン変化演出決定処理)
図33を用いて、演出制御部130mのアイコン変化演出決定処理を説明する。図33は、演出制御部130mにおけるアイコン変化演出決定処理を示すフローチャートである。
サブCPU130aは、ステップE510-1において、主制御基板110から先読み指定コマンドを受信したか否かを判定する。先読み指定コマンドを受信した場合には、ステップE510-2に処理を移し、先読み指定コマンドを受信していない場合には、今回のアイコン変化演出決定処理を終了する。
サブCPU130aは、ステップE510-2において、受信した先読み指定コマンドを参照し、大当たりであるか否か、大当たり遊技の種別、及び、演出内容(予定変動パターン)を把握する。
サブCPU130aは、ステップE510-3において、現在がアイコン変化演出の実行可能期間であるか否かを判定する。アイコン変化演出の実行可能期間である場合には、ステップE510-4に処理を移し、アイコン変化演出の実行可能期間でない場合には、ステップE510-7に処理を移す。
「アイコン変化演出の実行可能期間」とは、大当たり遊技の実行中でないことや、アイコン変化演出の実行中でないことや、アイコン変化演出が実行予定でない場合となっている。なお、上記3つの条件の何れか1つの条件、又は、2つの条件だけを設けるようにしてもよい。また、受信した先読み指定コマンドが第1始動口45への入賞に基づくものである場合には通常遊技状態であること、受信した先読み指定コマンドが第2始動口47への入賞に基づくものである場合には特定遊技状態(低確時短遊技状態、高確時短遊技状態)であること等を設けてもよい。
サブCPU130aは、ステップE510-4において、第1画像表示装置70(メイン液晶)に追加表示するアイコンの最終表示態様を決定するためのアイコン表示態様決定用乱数値を取得し、ステップE510-5において、アイコンの最終表示態様を決定するためのアイコン最終表示態様決定テーブル(図34参照)を選択する。なお、アイコン最終表示態様決定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE510-6において、アイコン最終表示態様を決定する。具体的には、サブCPU130aは、図34に示すアイコン最終表示態様決定テーブルを参照し、先読み指定コマンドが示す予定変動パターン、及び、各アイコン最終表示態様の選択率(%)に基づいて、複数のアイコン最終表示態様の中から1つのアイコン最終表示態様を決定する。
サブCPU130aは、ステップE510-7において、アイコン最終表示態様として、通常表示態様である通常アイコン(白アイコン)を決定する。
サブCPU130aは、ステップE510-8において、決定されたアイコン最終表示態様がアイコン変化演出を実行する表示態様(特別アイコン)であるか否かを判定する。アイコン変化演出を実行する表示態様である場合には、ステップE510-9に処理を移し、アイコン変化演出を実行する表示態様でない場合には、ステップE510-12に処理を移す。
サブCPU130aは、ステップE510-9において、アイコン変化演出の変化シナリオを決定するための変化シナリオ決定テーブル(図32参照)を選択する。なお、変化シナリオ決定テーブルの詳細は後述する。この変化シナリオとは、保留アイコンが出現してから消滅するまでの表示態様の推移を示すものである。
サブCPU130aは、ステップE510-10において、変化シナリオを決定してサブRAM130cの保留数カウンタに対応する先読み情報記憶領域にセットする。具体的には、図32に示す変化シナリオ決定テーブルを参照し、アイコン最終表示態様、先読み指定コマンドに対応する特別図柄の保留数、及び、各変化シナリオの選択率(%)に基づいて、複数の変化シナリオの中から1つの変化シナリオを決定する。
サブCPU130aは、ステップE510-11において、決定された変化シナリオから第1画像表示装置70(メイン液晶)に最初に表示されるアイコン表示態様である入賞時アイコンを特定し、当該入賞時アイコンのアイコン表示コマンドを送信バッファにセットし、今回のアイコン変化演出決定処理を終了する。これにより、アイコン表示コマンドが表示制御部140やランプ制御部150に送信され、入賞時アイコンのアイコン表示コマンドに対応する表示態様の保留アイコンが第1画像表示装置70(メイン液晶)に表示されたり、所定の効果音が出力されたりすることになる。
サブCPU130aは、ステップE510-12において、アイコン変化演出が実行されない非変化シナリオを決定してサブRAM130cの保留数カウンタに対応する先読み情報記憶領域にセットする。
サブCPU130aは、ステップE510-13において、通常アイコンのアイコン表示コマンドを送信バッファにセットし、今回のアイコン変化演出決定処理を終了する。これにより、アイコン表示コマンドが表示制御部140やランプ制御部150に送信され、通常アイコンのアイコン表示コマンドに対応する表示態様の保留アイコンが第1画像表示装置70(メイン液晶)に表示されたり、所定の効果音(第1入賞音)が出力されたりすることになる。
(アイコン最終表示態様決定テーブル)
図34は、アイコン最終表示態様を決定する場合に参照されるアイコン最終表示態様決定テーブルを示す図である。
アイコン最終表示態様決定テーブルには、先読み指定コマンドが示す予定変動パターン、演出カスタマイズによる通常設定とシンプル設定とにおける各アイコン最終表示態様の選択率(%)、及び、選択されるアイコン最終表示態様が対応付けられており、参考としてアイコンの種類毎のアイコン発生時の報知音の種類が記載されている。
アイコン最終表示態様には、通常アイコンとしての白アイコンと、大当たりとなる(大当たり遊技が実行される)可能性があることを示唆する特別アイコンとしての青アイコン、赤アイコン、及び、虹アイコンが設定されている。
特別アイコンに係る大当たり当選期待度は、(白アイコン<)青アイコン<赤アイコン<虹アイコンの順で高くなっており、虹アイコンは大当たりとなることが確定するアイコンとなっている。
そして、画像表示装置に白アイコンが表示されたときは、第1発生報知音が出力され、青アイコンが表示されたときは、第2発生報知音が出力され、赤アイコンが表示されたときは、第3発生報知音が出力され、虹アイコンが表示されたときは、第4発生報知音が出力されるように設定されている。
なお、シンプル設定において青アイコンや赤アイコンが選択される割合は、通常設定において青アイコンや赤アイコンが選択される割合の1/2となるようになっているが、1/2よりも多くしてもよいし、少なくてもよい。
ここで、図34に示したアイコン最終表示態様決定テーブルの第1の特徴としては、予定変動パターンに応じて、アイコン最終表示態様の選択率を異ならせている。具体的には、本実施形態では、予定変動パターンがSPリーチやSPSPリーチである場合、予定変動パターンがリーチにならない通常変動や短縮変動やノーマルリーチである場合よりも、特別アイコンが高い割合で選択されるようなっている。
図34に示したアイコン最終表示態様決定テーブルの第2の特徴としては、遊技者による演出カスタマイズの設定(通常設定、シンプル設定)によってアイコン変化演出の実行割合が変化する点が挙げられる。このようにすることで、遊技者の好みに合った演出バランスを設定することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、大当たりとなる場合は、アイコン最終表示態様として通常アイコン(白アイコン)は選択されないようになっているが、選択されるようにしてもよい。
また、複数のアイコン表示態様に対して、それぞれ異なる報知音が設定されていたが(4種類)、白アイコンが発生した時の発生報知音と青アイコン、赤アイコン、及び、虹アイコンに変化した時の変化報知音との2種類としてもよいし、白アイコンが発生した時には報知音を出力させず、アイコンが何れかの態様に変化した時のみ報知音を出力するようにしてもよい。また、大当たりとなることが確定する虹アイコンについては、専用の報知音を設けて3種類としてもよい。
(変化シナリオ決定テーブル)
図35は、変化シナリオを決定する場合に参照される変化シナリオ決定テーブルを示す図である。
変化シナリオ決定テーブルには、アイコン最終表示態様、先読み指定コマンドに対応する特別図柄の保留数、各変化シナリオの選択率(%)、及び、選択される変化シナリオが対応付けられており、参考として各変化シナリオにおける事前変動、及び、当該変動におけるアイコンの更新態様が記載されている。
「事前変動」とは、新たに受信した先読み指定コマンドに対応する特図判定情報よりも以前に記憶された特図判定情報に基づいて実行される変動表示(変動演出)のことであり、「当該変動」とは、新たに受信した先読み指定コマンドに対応する特図判定情報に基づいて実行される変動表示(変動演出)のことである。
変化シナリオには、アイコンの表示態様が事前変動の実行中には変化せず(保留アイコン変化演出が実行されず)に当該変動の実行中には変化する(当該アイコン変化演出が実行される)シナリオ(例えば、シナリオ01等)や、アイコンの表示態様が事前変動の実行中には変化する(保留アイコン変化演出が実行される)が当該変動の実行中には変化しない(当該アイコン変化演出が実行されない)シナリオ(例えば、シナリオ02等)や、アイコンの表示態様が事前変動の実行中、及び、当該変動の実行中に変化する(保留アイコン変化演出、及び、当該アイコン変化演出が実行される)シナリオ(例えば、シナリオ15等)が設定されている。
なお、本実施形態の変化シナリオ決定テーブルでは、事前変動においてリーチ演出(ノーマルリーチ演出以外のリーチであってもよい)が実行されるか否かに拘らずにアイコンの表示態様を変化させるシナリオを決定するようになっているが、事前変動において大当たり遊技が実行される可能性があることを示唆するリーチ演出が実行されるか否かを判定要素とした変化シナリオ決定テーブルによってアイコンの表示態様を変化させるシナリオを決定するようにしてもよい。このような変化シナリオ決定テーブルを用いる場合には、リーチ演出が実行される事前変動の実行中にアイコンの表示態様の変化が発生せずに、リーチ演出が実行されない事前変動の実行中にアイコンの表示態様の変化が発生するように各種のシナリオを設定しておくとよい。また、リーチ演出が実行される事前変動、及び、リーチ演出が実行されない事前変動の実行中にアイコンの表示態様の変化が発生するが、リーチ演出が実行される事前変動の実行中よりもリーチ演出が実行されない事前変動の実行中の方が高い割合でアイコンの表示態様の変化が発生するように各種のシナリオを設定しておいてもよい。
(演出制御部のアイコン変化演出実行処理)
図36を用いて、演出制御部130mのアイコン変化演出実行処理を説明する。図36は、演出制御部130mにおけるアイコン変化演出実行処理を示すフローチャートである。
サブCPU130aは、ステップE520-1において、主制御基板110から特図変動パターン指定コマンドを受信したか否かを判定する。特図変動パターン指定コマンドを受信した場合には、ステップE520-2に処理を移し、特図変動パターン指定コマンドを受信していない場合には、今回のアイコン変化演出実行処理を終了する。
サブCPU130aは、ステップE520-2において、サブRAM130cの先読み情報記憶領域に記憶されているアイコンの変化シナリオを参照し、ステップE520-3において、今回の変動演出において表示態様を変化(更新)させる保留アイコンがあるか否かを判定する。表示態様を変化させる保留アイコンがある場合には、ステップE520-4に処理を移し、表示態様を変化させる保留アイコンがない場合には、ステップE520-7に処理を移す。
サブCPU130aは、ステップE520-4において、変化対象となる保留アイコンの表示態様の変化パターン(変化態様)を決定するための保留アイコン用の変化パターン決定テーブル(図37参照)を選択する。なお、保留アイコン用の変化パターン決定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE520-5において、保留アイコン変化パターンを決定する。具体的には、図37に示す保留アイコン用の変化パターン決定テーブルを参照し、今回の変動演出における保留アイコン変化の態様と、選択率(%)に基づいて、複数の保留アイコン変化パターンの中から1つの保留アイコン変化パターンを決定する。
サブCPU130aは、ステップE520-6において、決定した保留アイコン変化パターンに応じた変化演出コマンドを送信バッファにセットする。これにより、変化演出コマンドが表示制御部140やランプ制御部150に送信され、保留アイコン変化パターンに応じた変化タイミング、及び、変化タイミングにおける変化段階に応じて第1画像表示装置70に表示されている保留アイコンの表示態様が変化したり、所定の効果音(変化音)が出力されたりすることになる。
サブCPU130aは、ステップE520-7において、サブRAM130cの先読み情報記憶領域に当該アイコンのシナリオ(変化シナリオ、非変化シナリオ)が記憶されているか否かを判定する。当該アイコンのシナリオが記憶されている場合には、ステップE520-8に処理を移し、当該アイコンのシナリオが記憶されていない場合には、先読み情報記憶領域からシナリオがクリアされてしまう電源復旧又は入賞時コマンド(特図保留数指定コマンド、先読み指定コマンド)を正常に受信できないことで先読み情報記憶領域にシナリオが記憶されないコマンド異常が発生したものとして今回のアイコン変化演出実行処理を終了する。
サブCPU130aは、ステップE520-8において、表示態様を変化(更新)させる当該アイコンがあるか否かを判定する。表示態様を変化させる当該アイコンがある場合には、ステップE520-9に処理を移し、表示態様を変化させる当該アイコンがない場合には、今回のアイコン変化演出実行処理を終了する。
サブCPU130aは、ステップE520-9において、変化対象となる当該アイコンの表示態様の変化パターン(変化態様)を決定するための複数の当該アイコン用の変化パターン決定テーブルの中から、今回の変動演出で当該アイコンが変化する変化段階に応じた当該アイコン用の変化パターン決定テーブル(図38参照)を選択する。なお、変化段階に応じた当該アイコン用の変化パターン決定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE520-10において、当該アイコン変化パターンを決定する。具体的には、選択した当該アイコン用の変化パターン決定テーブルを参照し、今回の変動演出における当該アイコン変化の態様と、各当該アイコン変化パターンの選択率(%)に基づいて、複数の当該アイコン変化パターンの中から1つの当該アイコン変化パターンを決定する。
サブCPU130aは、ステップE520-11において、決定した当該アイコン変化パターンに応じた変化演出コマンドを送信バッファにセットし、今回のアイコン変化演出実行処理を終了する。これにより、変化演出コマンドが表示制御部140やランプ制御部150に送信され、当該アイコン変化パターンに応じた変化タイミング、及び、変化タイミングにおける変化段階に応じて第1画像表示装置70に表示されている当該アイコンの表示態様が変化したり、所定の効果音(変化音)が出力されたりすることになる。
(保留アイコン用の変化パターン決定テーブル)
図37は、保留アイコン用の変化パターンを決定する場合に参照される保留アイコン用の変化パターン決定テーブルを示す図である。
保留アイコン用の変化パターン決定テーブルには、今回の変動演出における保留アイコン変化の態様、各保留アイコン変化パターンの選択率(%)、及び、選択される保留アイコン変化パターンが対応付けられており、参考として各保留アイコン変化パターンにおける保留アイコンの変化演出発生タイミング、及び、変化段階が記載されている。
保留アイコン変化パターンには、当該アイコンが消滅したことに応じて、保留アイコンがシフト表示される際に(変動開始時に)効果音の出力を伴って保留アイコンの表示態様が変化するノーマル変化パターン01や、効果音の出力を伴って変動中に保留アイコンの表示態様が変化するノーマル変化パターン02や、キャラクタが出現すると共にキャラクタを起点として当該アイコンに作用する作用演出が行われて当該アイコンの表示態様が変化するキャラ作用変化パターン01や、変動演出の結果としてアイコンの表示態様が変化することを示す変化報知図柄が仮停止表示されると共に、変化報知図柄を起点として保留アイコンに作用する作用演出が行われて保留アイコンの表示態様が変化する図柄作用変化パターン01が設定されている。
保留アイコンの変化演出発生タイミングは、変動演出の進行状態に関連して分類されており、変動演出が開始されるとき(変動開始時)と、変動演出の実行中(変動中)と、演出図柄70aが仮停止するとき((仮)停止中)とがある。
保留アイコンの変化段階には、大当たり当選期待度が1段階上の表示態様に変化させる1UP(例えば、白アイコンから青アイコンへの変化、青アイコンから赤アイコンへの変化)と、大当たり当選期待度が2段階上の表示態様に変化させる2UP(例えば、白アイコンから赤アイコンへの変化)が設定されている。
なお、保留アイコンの変化演出発生タイミングは、上記3つのタイミングとしていたが、これらタイミングに限られず、他のタイミングを設けてもよい。例えば、リーチが成立するまでの変動演出の実行中(変動中)、ノーマルリーチの実行中やSP(SPSP)リーチの実行中等を設けてもよい。
(当該アイコン用の変化パターン決定テーブル)
図38は、当該アイコンの変化パターンを決定する場合に参照される当該アイコン用の変化パターン決定テーブルを示す図であり、図38(a)は、当該アイコンの表示態様を1段階変化させる場合に参照されるテーブルであり、図38(b)は、当該アイコンの表示態様を2段階変化させる場合に参照されるテーブルである。
当該アイコン用の変化パターン決定テーブルには、今回の変動演出における当該アイコン変化の態様、各当該アイコン変化パターンの選択率(%)、及び、選択される当該アイコン変化パターンが対応付けられており、参考として各当該アイコン変化パターンにおける当該アイコンの変化演出発生タイミング、及び、変化段階が記載されている。
当該アイコン変化パターンには、効果音の出力を伴って変動開始時に保留アイコンの表示態様が変化するノーマル変化パターン01や、効果音の出力を伴って変動中に保留アイコンの表示態様が変化するノーマル変化パターン02や、キャラクタが出現すると共にキャラクタを起点として当該アイコンに作用する作用演出が行われて当該アイコンの表示態様が変化するキャラ作用変化パターン01が設定されている。
当該アイコンの変化演出発生タイミングは、変動演出の進行状態に関連して分類されており、変動演出が開始されるとき(変動開始時)と、変動演出の実行中(変動中)と、演出図柄70aが仮停止するとき((仮)停止中)とがある。
当該アイコンの変化段階には、大当たり当選期待度が1段階上の表示態様に変化させる1UP(例えば、白アイコンから青アイコンへの変化、青アイコンから赤アイコンへの変化)と、大当たり当選期待度が2段階上の表示態様に変化させる2UP(例えば、白アイコンから赤アイコンへの変化、青アイコンから虹アイコンへの変化)が設定されている。
なお、本実施形態の当該アイコン用の変化パターン決定テーブルでは、図柄作用変化パターン01が選択されないようになっていたが、選択され得るようにしてもよい。例えば、擬似連演出を行う変動演出において、擬似変動が行われる前の演出図柄70aの仮停止表示が行われるときに変化報知図柄を仮停止表示されるようにすればよい。
「擬似連演出」とは、1回の始動口(第1始動口45、第2始動口47)への入賞(入球)に基づく大当たり判定に対して、あたかも複数回の演出図柄の変動表示が実行されたかのように見せるために、1回の始動口(第1始動口45、第2始動口47)への入賞(入球)に対して決定された特図変動時間内にて、全部の演出図柄70aが仮停止した後に再度変動を開始する再変動表示を1回又は複数回実行する特殊な態様の演出図柄の変動表示のことである。
なお、当該アイコンの変化演出発生タイミングは、上記2つのタイミングとしていたが、これらタイミングに限られず、他のタイミングを設けてもよい。例えば、リーチが成立するまでの変動演出の実行中(変動中)、ノーマルリーチの実行中やSP(SPSP)リーチの実行中等を設けてもよい。
(演出制御部の連続予告演出決定処理)
図39を用いて、演出制御部130mにおける連続予告演出決定処理を説明する。図39は、演出制御部130mにおける連続予告演出決定処理を示すフローチャートである。
サブCPU130aは、ステップE530-1において、主制御基板110から先読み指定コマンドを受信したか否かを判定する。先読み指定コマンドを受信した場合には、ステップE530-2に処理を移し、先読み指定コマンドを受信していない場合には、今回の連続予告演出決定処理を終了する。
サブCPU130aは、ステップE530-2において、受信した先読み指定コマンドを参照し、大当たりであるか否か、大当たり遊技の種別、及び、演出内容(予定変動パターン)を把握する。
ステップE530-3において、現在が連続予告演出の実行可能期間であるか否かを判定する。連続予告演出(先読み動作演出、先読みエフェクト演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出)の実行可能期間である場合には、ステップE530-4に処理を移し、連続予告演出の実行可能期間でない場合には、今回受信した先読み指定コマンドに基づく連続予告演出を実行しないものとしてステップE530-16に処理を移す。
「先読み動作演出」は、1又は複数の変動演出における変動演出の開始直後のタイミングにおいて、第2可動部材74を所定態様で作動させる作動演出(予告演出)を実行することで特別遊技が実行される期待度を断続的に示唆する演出となっている。
「先読みエフェクト演出」は、1又は複数の変動演出における変動演出の開始直後のタイミングにおいて、演出図柄70aの周囲に所定色のエフェクト画像を表示させるエフェクト演出(予告演出)を実行することで特別遊技が実行される期待度を断続的に示唆する演出となっている。
「先読み振動演出」は、1又は複数の変動演出における変動演出の開始直後のタイミングにおいて、演出ボタン17の有効期間を発生させずに演出ボタン17を所定態様で振動させる振動演出(予告演出)を実行することで特別遊技が実行される期待度を断続的に示唆する演出となっている。
「先読みゾーン演出(先読みモード演出)」とは、1又は複数の変動演出における所定のタイミングから、ゾーン画像を表示するゾーン中演出(予告演出)を実行することで特別遊技が実行される期待度を継続的に示唆する演出となっている。
「連続予告演出の実行可能期間」とは、先行保留に連続予告演出を実行するものがないこと、大当たり遊技の実行中でないこと、第1始動口45への入賞に基づく先読み指定コマンドを受信した場合には通常遊技状態であること、第2始動口47への入賞に基づく先読み指定コマンドを受信した場合には特定遊技状態(低確時短遊技状態、高確時短遊技状態)であること等が挙げられる。
サブCPU130aは、ステップE530-4において、現在の演出モードに応じた連続予告種別決定テーブル(図40、図41参照)を選択し、ステップE530-5において、連続予告種別決定テーブルを参照して連続予告種別(連続予告演出の実行の有無、実行する連続予告演出の種類)を決定する。なお、連続予告種別決定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE530-6において、連続予告演出を実行する連続予告種別であるか否かを判定する。連続予告演出を実行しない場合には、ステップE530-16に処理を移し、連続予告演出を実行する場合には、ステップE530-7において、現在の演出モードに応じた連続予告シナリオ決定テーブル(図42、図43参照)を選択する。なお、連続予告シナリオ決定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE530-8おいて、先読み動作演出を実行する連続予告種別が決定されているか否かを判定する。先読み動作演出を実行しない場合には、ステップE530-10に処理を移し、先読み動作演出を実行する場合には、ステップE530-9において、連続予告シナリオ決定テーブルを参照して先読み動作演出の予告シナリオを決定してサブRAM130cの先読み情報記憶領域にセットする。
サブCPU130aは、ステップE530-10において、先読みエフェクト演出を実行する連続予告種別が決定されているか否かを判定する。先読みエフェクト演出を実行しない場合には、ステップE530-12に処理を移し、先読みエフェクト演出を実行する場合には、ステップE530-11において、連続予告シナリオ決定テーブルを参照して先読みエフェクト演出の予告シナリオを決定してサブRAM130cの先読み情報記憶領域にセットする。
サブCPU130aは、ステップE530-12において、先読み振動演出を実行する連続予告種別が決定されているか否かを判定する。先読み振動演出を実行しない場合には、ステップE530-14に処理を移し、先読み振動演出を実行する場合には、ステップE530-13において、連続予告シナリオ決定テーブルを参照して先読み振動演出の予告シナリオを決定してサブRAM130cの先読み情報記憶領域にセットする。
サブCPU130aは、ステップE530-14において、先読みゾーン演出(先読みモード演出)を実行する連続予告種別が決定されているか否かを判定する。先読みゾーン(先読みモード演出)演出を実行しない場合には、今回の連続予告演出決定処理を終了し、先読みゾーン演出を実行する場合には、ステップE530-15において、連続予告シナリオ決定テーブルを参照して先読みゾーン演出(先読みモード演出)の予告シナリオを決定してサブRAM130cの先読み情報記憶領域にセットし、今回の連続予告演出決定処理を終了する。
サブCPU130aは、ステップE530-16において、連続予告演出の非予告シナリオ(連続予告演出が実行されないことを示す予告シナリオ)を決定してサブRAM130cの先読み情報記憶領域にセットし、今回の連続予告演出決定処理を終了する。
なお、サブRAM130cの先読み情報記憶領域にセットされた予告シナリオ又は非予告シナリオは、上述したステップE540の連続予告演出実行処理で参照され、連続予告演出を実行するための処理又は連続予告演出を実行しないための処理が行われることになる。
このように、図39に示した連続予告演出決定処理によれば、通常遊技状態であれば第2特別図柄の変動表示(変動演出)に係る先読み動作演出が実行されないため、通常遊技状態においては、第2特別図柄の変動表示(変動演出)が実行される場合よりも、第1特別図柄の変動表示(変動演出)が実行される場合の方が、先読み動作演出(第2可動部材74の動作)が実行され易くなっている。そのため、通常遊技状態において第1特別図柄の変動表示(変動演出)に係る演出効果を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図39に示した連続予告演出決定処理によれば、通常遊技状態であれば第2特別図柄の変動表示(変動演出)に係る先読み振動演出が実行されないため、通常遊技状態においては、第2特別図柄の変動表示(変動演出)が実行される場合よりも、第1特別図柄の変動表示(変動演出)が実行される場合の方が、先読み振動演出(演出ボタン17の振動演出)が実行され易くなっている。そのため、通常遊技状態において第1特別図柄の変動表示(変動演出)に係る演出効果を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図39に示した連続予告演出決定処理によれば、特定遊技状態であれば第1特別図柄の変動表示(変動演出)に係る先読み動作演出が実行されないため、特定遊技状態においては、第1特別図柄の変動表示(変動演出)が実行される場合よりも、第2特別図柄の変動表示(変動演出)が実行される場合の方が、先読み動作演出(第2可動部材74の動作)が実行され易くなっている。そのため、特定遊技状態において第2特別図柄の変動表示(変動演出)に係る演出効果を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図39に示した連続予告演出決定処理によれば、特定遊技状態であれば第1特別図柄の変動表示(変動演出)において先読み振動演出が実行されないため、特定遊技状態においては、第1特別図柄の変動表示(変動演出)が実行される場合よりも、第2特別図柄の変動表示(変動演出)が実行される場合の方が、先読み振動演出(演出ボタン17の振動演出)が実行され易くなっている。そのため、特定遊技状態において第2特別図柄の変動表示(変動演出)に係る演出効果を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(連続予告種別決定テーブル)
図40は、演出モードA~C(通常遊技状態)において連続予告種別を決定するために参照される連続予告種別決定テーブルを示す図であり、図41は、演出モードD~H(特定遊技状態)において連続予告種別を決定するために参照される連続予告演出決定テーブルを示す図である。
図40及び図41に示すように、連続予告種別決定テーブルには、先読み指定コマンド(予定変動パターン)、演出カスタマイズによる通常設定とシンプル設定とにおける各連続予告種別の選択率(%)、選択される連続予告種別が対応付けられており、連続予告種別には、連続予告演出を実行しない「非実行」、複数種類の連続予告演出のうちの1種類が実行される「先読み動作演出」、「先読みエフェクト演出」、「先読み振動演出」、「先読みゾーン演出」、複数種類の連続予告演出のうちの2種類が実行される「先読みエフェクト演出&先読み振動演出」、「先読み動作演出&先読みゾーン演出」が設けられている。
例えば、先読み指定コマンド(予定変動パターン)がハズレ且つSPリーチ演出が実行されるものである場合には、85%で「非実行」が決定され、5%で「先読みエフェクト演出」が決定され、4%で「先読み動作演出」が決定され、3%で「先読み振動演出」が決定され、2%で「先読みゾーン演出」が決定され、1%で「先読みエフェクト演出&先読み振動演出」が決定される。
なお、シンプル設定において各種の連続予告演出が選択される割合は、通常設定において各種の連続予告演出が選択される割合の1/2となるようになっているが、1/2よりも多くしてもよいし、少なくてもよい。
ここで、図40~図41に示した連続予告種別決定テーブルの第1の特徴としては、演出ボタン17及び十字キー19の操作に応じた演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された後の通常遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出うちのの何れか1つ)の実行割合が第1割合であって第2連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出のうちの第1連続予告演出以外の1つ)の実行割合が第2割合となり、演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された後の通常遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出の何れか1つ)の実行割合が第1割合とは異なる割合(ここでは0%)であって第2連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出のうちの第1連続予告演出以外の1つ)の実行割合が第2割合とは異なる割合(ここでは0%)となるようになっている。そのため、演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された場合であっても変動演出(特別図柄)の種別によって演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図40~図41に示した連続予告種別決定テーブルの第2の特徴としては、演出ボタン17及び十字キー19の操作に応じた演出カスタマイズでシンプル設定(シンプルモード)が設定された後の通常遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出うちのの何れか1つ)の実行割合が第1割合であって第2連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出のうちの第1連続予告演出以外の1つ)の実行割合が第2割合となり、演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された後の通常遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出の何れか1つ)の実行割合が第1割合とは異なる割合(ここでは0%)であって第2連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出のうちの第1連続予告演出以外の1つ)の実行割合が第2割合とは異なる割合(ここでは0%)となるようになっている。そのため、演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された場合であっても変動演出(特別図柄)の種別によって演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図40~図41に示した連続予告種別決定テーブルの第3の特徴としては、演出ボタン17及び十字キー19の操作に応じた演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された後の特定遊技状態において第2変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出うちのの何れか1つ)の実行割合が第1割合であって第2連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出のうちの第1連続予告演出以外の1つ)の実行割合が第2割合となり、演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された後の特定遊技状態において第1変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出の何れか1つ)の実行割合が第1割合とは異なる割合(ここでは0%)であって第2連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出のうちの第1連続予告演出以外の1つ)の実行割合が第2割合とは異なる割合(ここでは0%)となるようになっている。そのため、演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された場合であっても変動演出(特別図柄)の種別によって演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図40~図41に示した連続予告種別決定テーブルの第4の特徴としては、演出ボタン17及び十字キー19の操作に応じた演出カスタマイズでシンプル設定(シンプルモード)が設定された後の特定遊技状態において第2変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出うちのの何れか1つ)の実行割合が第1割合であって第2連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出のうちの第1連続予告演出以外の1つ)の実行割合が第2割合となり、演出カスタマイズでノーマル設定(ノーマルモード)が設定された後の特定遊技状態において第1変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出の何れか1つ)の実行割合が第1割合とは異なる割合(ここでは0%)であって第2連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出のうちの第1連続予告演出以外の1つ)の実行割合が第2割合とは異なる割合(ここでは0%)となるようになっている。そのため、演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された場合であっても、変動演出(特別図柄)の種別によって演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図40~図41に示した連続予告種別決定テーブルの第5の特徴としては、演出ボタン17及び十字キー19の操作に応じた演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された後の通常遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出うちのの何れか1つ)の実行割合が第1割合であって第2連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出のうちの第1連続予告演出以外の1つ)の実行割合が第2割合となり、演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された後の特定遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出の何れか1つ)の実行割合が第1割合とは異なる割合(ここでは0%)であって第2連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出のうちの第1連続予告演出以外の1つ)の実行割合が第2割合とは異なる割合(ここでは0%)となるようになっている。そのため、演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された場合であっても、遊技状態や変動演出(特別図柄)の種別によって演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図40~図41に示した連続予告種別決定テーブルの第6の特徴としては、演出ボタン17及び十字キー19の操作に応じた演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された後の特定遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出うちのの何れか1つ)の実行割合が第1割合であって第2連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出のうちの第1連続予告演出以外の1つ)の実行割合が第2割合となり、演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された後の通常遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出の何れか1つ)の実行割合が第1割合とは異なる割合(ここでは0%)であって第2連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出のうちの第1連続予告演出以外の1つ)の実行割合が第2割合とは異なる割合(ここでは0%)となるようになっている。そのため、演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された場合であっても、遊技状態や変動演出(特別図柄)の種別によって演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図40~図41に示した連続予告種別決定テーブルの第7の特徴としては、演出ボタン17及び十字キー19の操作に応じた演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された後の特定遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出うちのの何れか1つ)の実行割合が第1割合であって第2連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出のうちの第1連続予告演出以外の1つ)の実行割合が第2割合となり、演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された後の特定遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出の何れか1つ)の実行割合が第1割合とは異なる割合(ここでは0%)であって第2連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出のうちの第1連続予告演出以外の1つ)の実行割合が第2割合とは異なる割合(ここでは0%)となるようになっている。そのため、演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された場合であっても、遊技状態や変動演出(特別図柄)の種別によって演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図40~図41に示した連続予告種別決定テーブルの第8の特徴としては、演出ボタン17及び十字キー19の操作に応じた演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された後の第2特定遊技状態(特殊時短遊技状態)において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出うちのの何れか1つ)の実行割合が第1割合であって第2連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出のうちの第1連続予告演出以外の1つ)の実行割合が第2割合となり、演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された後の第1特定遊技状態(通常時短遊技状態)において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出の何れか1つ)の実行割合が第1割合とは異なる割合(ここでは0%)であって第2連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出のうちの第1連続予告演出以外の1つ)の実行割合が第2割合とは異なる割合(ここでは0%)となるようになっている。そのため、演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された場合であっても、遊技状態や変動演出(特別図柄)の種別によって演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図40~図41に示した連続予告種別決定テーブルの第9の特徴としては、演出ボタン17及び十字キー19の操作に応じた演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された後の第1特定遊技状態(通常時短遊技状態)において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出うちのの何れか1つ)の実行割合が第1割合であって第2連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出のうちの第1連続予告演出以外の1つ)の実行割合が第2割合となり、演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された後の第2特定遊技状態(特殊時短遊技状態)において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出の何れか1つ)の実行割合が第1割合とは異なる割合(ここでは0%)であって第2連続予告演出(先読みエフェクト演出、先読みチャンス目演出、先読み動作演出、先読み振動演出のうちの第1連続予告演出以外の1つ)の実行割合が第2割合とは異なる割合(ここでは0%)となるようになっている。そのため、演出カスタマイズで通常設定(ノーマルモード)が設定された場合であっても、遊技状態や変動演出(特別図柄)の種別によって演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(連続予告演出シナリオ決定テーブル)
図42は、演出モードA~C(通常遊技状態)用の連続予告シナリオ決定テーブルを示す図であり、図43は、演出モードD~H(特定遊技状態)用の連続予告シナリオ決定テーブルを示す図である。
連続予告シナリオ決定テーブルには、特別図柄の保留数、先読み指定コマンド(予定変動パターン)、各予告シナリオの選択率(%)、選択される予告シナリオが対応付けられており、参考として各シナリオにおける事前変動(4変動前、3変動前、2変動前、1変動前)、及び、当該変動における連続予告演出の演出態様が記載されている。
「事前変動」とは、新たに受信した先読み指定コマンドに対応する特図判定情報よりも以前に記憶された特図判定情報に基づいて実行される変動表示(変動演出)のことであり、「当該変動」とは、新たに受信した先読み指定コマンドに対応する特図判定情報に基づいて実行される変動表示(変動演出)のことである。
「弱予告」とは、連続予告種別によって演出態様が異なり、先読み動作演出の場合には、第2可動部材74が青色で発光して動作する弱動作を行うと共に、弱動作効果音が出力されることであり、先読みエフェクト演出の場合には、演出図柄70aの周囲に青エフェクト画像が表示されると共に、青エフェクト効果音が出力されることであり、先読み振動演出の場合には、演出ボタン17を振動させるためのバイブレーターが1秒間だけ弱振動すると共に、演出ボタン17が白点滅することであり、先読みゾーン演出の場合には、青色のゾーン画像が表示されると共に、ゾーン効果音が出力されることである。
「強予告」とは、連続予告種別によって演出態様が異なり、先読み動作演出の場合には、第2可動部材74が赤色で発光して動作する強動作を行うと共に、強動作効果音が出力されることであり、先読みエフェクト演出の場合には、演出図柄70aの周囲に赤エフェクト画像が表示されると共に、赤エフェクト効果音が出力されることであり、先読み振動演出の場合には、演出ボタン17を振動させるためのバイブレーターが3秒間だけ強振動すると共に、演出ボタン17が赤点滅することであり、先読みゾーン演出の場合には、赤色の熱ゾーン画像が表示されると共に、熱ゾーン効果音が出力されることである。
連続予告演出シナリオには、事前変動中には弱予告及び強予告が実行されずに当該変動中に弱予告又は強予告が実行されるシナリオ(例えば、シナリオ11)や、事前変動中及び当該変動中に弱予告又は強予告が実行されるシナリオ(例えば、シナリオ22)等が設定されている。
図40~図43に示した連続予告演出に係る各種テーブルの第1の特徴としては、1種類の連続予告演出が実行される場合よりも、複数種類の連続予告演出が実行される場合の方が、大当たり期待度が高くなる点が挙げられる。そのため、遊技者の期待感を効果的に高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図40~図43に示した連続予告演出に係る各種テーブルの第2の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)よりも、演出モードD~H(特定遊技状態)の方が、連続予告演出が実行され易い(実行割合が高い)、つまり、連続予告演出が実行された場合の大当たり期待度が低くなる点が挙げられる。そのため、演出モードの種類によって遊技性を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、演出モードA~Cと演出モードD~Hとの間で連続予告演出の実行割合を異ならせるのではなく、例えば、演出モードAよりも、演出モードBの方が、連続予告演出が実行され易くするなど、演出モードA~Cの間で連続予告演出の実行割合を異ならせてもよいし、例えば、演出モードDよりも、演出モードEの方が、連続予告演出が実行され易くするなど、演出モードD~Hの間で連続予告演出の実行割合を異ならせてもよい。このようにすると、演出モード間で連続予告演出の大当たり期待度が変化するため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図40~図43に示した連続予告演出に係る各種テーブルの第3の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)において、ノーマルリーチ演出が実行される予定(先読み結果)である場合よりも、演出モードD~H(特定遊技状態)において、ノーマルリーチ演出が実行される予定(先読み結果)である場合の方が、連続予告演出(ここでは先読みエフェクト演出、先読み動作演出)が実行され易い点が挙げられる。そのため、演出モードA~C(通常遊技状態)よりも(超)短縮変動が多くなり易い特定遊技状態において、変動演出が単調となることを防止することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図40~図43に示した連続予告演出に係る各種テーブルの第4の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)において、SPリーチ演出が実行される予定(先読み結果)である場合よりも、演出モードD~H(特定遊技状態)において、SPリーチ演出が実行される予定(先読み結果)である場合の方が、連続予告演出(ここでは先読みエフェクト演出、先読み動作演出、先読みゾーン演出)が実行され易い点が挙げられる。そのため、演出モードA~C(通常遊技状態)よりも(超)短縮変動が多くなり易い特定遊技状態において、変動演出が単調となることを防止することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図40~図43に示した連続予告演出に係る各種テーブルの第5の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)において、SPSPリーチ演出が実行される予定(先読み結果)である場合よりも、演出モードD~H(特定遊技状態)において、SPSPリーチ演出が実行される予定(先読み結果)である場合の方が、連続予告演出(ここでは先読みエフェクト演出、先読み動作演出、先読みゾーン演出)が実行され易い点が挙げられる。そのため、演出モードA~C(通常遊技状態)よりも超短縮変動が多くなり易い特定遊技状態において、変動演出が単調となることを防止することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図40~図43に示した連続予告演出に係る各種テーブルの第6の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)において、全回転リーチ演出が実行される予定(先読み結果)である場合よりも、演出モードD~H(特定遊技状態)において、全回転リーチ演出が実行される予定(先読み結果)である場合の方が、連続予告演出(ここでは先読み動作演出、先読みゾーン演出)が実行され易い点が挙げられる。そのため、演出モードA~C(通常遊技状態)よりも超短縮変動が多くなり易い特定遊技状態において、変動演出が単調となることを防止することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図40~図43に示した連続予告演出に係る各種テーブルの第7の特徴としては、演出モードD~G(特定遊技状態)よりも、演出モードA~C(通常遊技状態)の方が、先読み振動演出(演出ボタン17の有効期間や操作促進画像の表示を伴わない振動演出)が実行され易い(実行割合が高い=大当たり期待度が異なる)点が挙げられる。そのため、演出モードD~H(特定遊技状態)よりも滞在期間が長くなり易い演出モードA~C(通常遊技状態)において、先読み振動演出を遊技者に体感させ易くすることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。また、演出モードA~C(通常遊技状態)よりも変動時間が短くなり易い演出モードD~H(特定遊技状態)において、先読み振動演出に希少性を持たせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、演出モードA~Cよりも、演出モードD~Hの方が、先読み振動演出が実行され易く(実行割合を高く)してもよい。また、通常遊技状態であれば、演出モードB又はCよりも、演出モードAの方が、先読み連続演出が実行され易くすることで、演出モードA~Cの間で先読み振動演出の実行割合を異ならせてもよいし、特定遊技状態であれば、演出モードE~Hよりも、演出モードDの方が、先読み振動演出が実行され易くすることで、演出モードD~Hの間で先読み振動演出の実行割合を異ならせてもよい。このようにすると、演出モード間で先読み振動演出が実行された場合の大当たり期待度を異ならせることが可能であるため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図40~図43に示した連続予告演出に係る各種テーブルの第8の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)において、特定のリーチ演出(ノーマルリーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出)が実行される予定(先読み結果)である場合よりも、演出モードD~H(特定遊技状態)において、特定のリーチ演出(ノーマルリーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出)が実行される予定(先読み結果)である場合の方が、先読み振動演出が実行され難い(実行割合が低い)点が挙げられる。そのため、演出モードA~C(通常遊技状態)よりも変動時間が短くなり易い演出モードD~H(特定遊技状態)において、先読み振動演出に希少性を持たせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図40~図43に示した連続予告演出に係る各種テーブルの第9の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)よりも、演出モードD~H(特定遊技状態)の方が、先読み動作演出が実行され易い(実行割合が高い)点が挙げられる。そのため、演出モードA~C(通常遊技状態)よりも変動時間が短くなり易い演出モードD~H(特定遊技状態)において、先読み振動演出に希少性を持たせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図40~図43に示した連続予告演出に係る各種テーブルの第10の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)において1回の変動演出で終了する連続予告演出が実行される場合よりも、演出モードD~H(特定遊技状態)において1回の変動演出で終了する連続予告演出が実行される場合の方が、連続予告演出の予告対象となる変動演出においてリーチ演出(ノーマルリーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出)が実行され難い(実行される割合が低い)点が挙げられる。そのため、演出モードの種類によって遊技性を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図40~図43に示した連続予告演出に係る各種テーブルの第11の特徴としては、演出モードD~H(特定遊技状態)において2回の変動演出で終了する連続予告演出が実行される場合よりも、演出モードA~C(通常遊技状態)において2回の変動演出で終了する連続予告演出が実行される場合の方が、連続予告演出の予告対象となる変動演出においてリーチ演出(ノーマルリーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出)が実行され易い点が挙げられる。そのため、演出モードの種類によって遊技性を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図40~図43に示した連続予告演出に係る各種テーブルの第12の特徴としては、複数回の変動演出にわたって連続予告演出を実行可能な状態(保留数が2~4)である場合、演出モードA~C(通常遊技状態)において1回の変動演出のみの連続予告演出が実行される場合よりも、演出モードD~H(特定遊技状態)において1回の変動演出のみの連続予告演出が実行される場合の方が、連続予告演出の予告対象となる変動演出においてリーチ演出(ノーマルリーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出)が実行され難い点が挙げられる。そのため、演出モードの種類によって遊技性を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図40~図43に示した連続予告演出に係る各種テーブルの第13の特徴としては、演出モードD~H(特定遊技状態)において3回の変動演出にわたる連続予告演出が実行される場合よりも、演出モードA~C(通常遊技状態)において3回の変動演出にわたる連続予告演出が実行される場合の方が、連続予告演出の予告対象となる変動演出においてリーチ演出(ノーマルリーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出)が実行され易い点が挙げられる。そのため、演出モードの種類によって遊技性を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図40~図43に示した連続予告演出に係る各種テーブルの第14の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)において3回の変動演出にわたる連続予告演出が実行される場合よりも、演出モードD~H(特定遊技状態)において3回の変動演出にわたる連続予告演出が実行される場合の方が、連続予告演出の予告対象となる変動演出において大当り期待度が高いリーチ演出(例えば、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出)が実行され易い点が挙げられる。そのため、演出モードの種類によって遊技性を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図40~図43に示した連続予告演出に係る各種テーブルの第15の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)と演出モードD~H(特定遊技状態)とで同一の可動部材(第2可動部材74)を用いて先読み動作演出を実行することが可能であるが、演出モードA~C(通常遊技状態)と演出モードD~G(特定遊技状態)とで先読み動作演出が実行された場合の大当たり期待度が異なる点が挙げられる。そのため、演出モードの種類によって遊技性を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図40~図43に示した連続予告演出に係る各種テーブルの第16の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)及び演出モードD~H(特定遊技状態)で先読み動作演出を実行する場合、後述する決め演出で用いられる第1可動部材73を動作させる割合(0%)よりも、決め演出で用いられない第2可動部材74を動作させる割合(100%)の方が高い点が挙げられる。そのため、先読み動作演出が実行されたからといって大当たりとなると勘違いするような不都合を回避することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、先読み動作演出の強予告において第2可動部材74を動作させるのではなく、第1可動部材73を動作させるようにしてもよい。この場合であっても、演出モードA~C(通常遊技状態)及び演出モードD~H(特定遊技状態)で先読み動作演出を実行する場合には、第1可動部材73を動作させる割合よりも、第2可動部材74を動作させる割合の方が高くなるようにするとよい。
図40~図43に示した連続予告演出に係る各種テーブルの第17の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)及び演出モードD~H(特定遊技状態)で先読み振動演出を実行する場合、演出ボタン17を突出状態とする割合(0%)よりも、演出ボタン17を通常状態とする割合(0%)の方が高い点が挙げられる。そのため、演出ボタン17が突出状態となる希少性(後述する決め演出でのみ突出状態となる)を確保することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、先読み振動演出の強予告において演出ボタン17を通常状態としたまま振動させるのではなく、突出状態として振動させるようにしてもよい。この場合であっても、演出モードA~C(通常遊技状態)及び演出モードD~H(特定遊技状態)で先読み振動演出を実行する場合には、演出ボタン17を突出状態とする割合よりも、通常状態とする割合の方が高くなるようにするとよい。
図40~図43に示した連続予告演出に係る各種テーブルの第18の特徴としては、連続予告演出の予告対象となる変動演出の開始後の所定期間(変動開始時~演出図柄70aの最初の高速変動期間)において、先読み動作演出の弱予告(第1可動部材73の弱動作+青発光)や先読みエフェクト演出の弱予告(演出図柄70aの周囲への青色のエフェクト画像の表示)が実行された場合よりも、操作促進画像の表示を伴わずに実行される先読み振動演出の弱予告(演出ボタン17の1秒間の弱振動)が実行された場合の方が、大当たり期待度が高くなる点が挙げられる。そのため、遊技者が操作可能な操作手段を用いて遊技者の期待感を効果的に高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図40~図43に示した連続予告演出に係る各種テーブルの第19の特徴としては、連続予告演出の予告対象となる変動演出の開始後の所定期間(変動開始時~演出図柄70aの最初の高速変動期間)において、先読み動作演出の強予告(第1可動部材73の強動作+赤発光)や先読みエフェクト演出の強予告(演出図柄70aの周囲への赤色のエフェクト画像の表示)が実行された場合よりも、先読み振動演出の強予告(演出ボタン17の3秒間の強振動)が実行された場合の方が、大当たり期待度が高くなる点が挙げられる。そのため、遊技者が操作可能な操作手段を用いて遊技者の期待感を効果的に高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(演出制御部の連続予告演出実行処理)
図44を用いて、演出制御部130mの連続予告演出実行処理を説明する。図44は、演出制御部130mにおける連続予告演出実行処理を示すフローチャートである。
サブCPU130aは、ステップE540-1において、主制御基板110から特図変動パターン指定コマンドを受信したか否かを判定する。特図変動パターン指定コマンドを受信した場合には、ステップE540-2に処理を移し、特図変動パターン指定コマンドを受信していない場合には、今回の連続予告演出実行処理を終了する。
サブCPU130aは、ステップE540-2において、サブRAM130cの先読み情報記憶領域に記憶されている連続予告演出(先読み動作演出、先読みエフェクト演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出)の予告シナリオを参照し、ステップE540-3において、連続予告演出の予告シナリオが記憶されているか否かを判定する。予告シナリオが記憶されている場合には、ステップE540-4に処理を移し、予告シナリオが記憶されていない場合には、電源復旧又はコマンド異常(先読み指定コマンドの取りこぼし等)の発生したものとして今回の連続予告演出実行処理を終了する。
サブCPU130aは、ステップE540-4において、サブRAM130cの先読み情報記憶領域に記憶された予告シナリオに応じて今回の変動演出で実行する予告パターン(連続予告演出の種別、弱予告、強予告)を決定し、ステップE540-5において、決定した予告パターンに応じた連続予告演出コマンドを送信バッファにセットする。これにより、連続予告演出コマンドが表示制御部140やランプ制御部150に送信され、決定された予告パターンに応じた連続予告演出が実行されることになる。本処理を終了すると、今回の連続予告演出実行処理を終了する。
図44に示した連続予告演出実行処理によれば、電源復旧又はコマンド異常(先読み指定コマンドの取りこぼし等)の発生によって先読み情報記憶領域に連続予告演出の演出シナリオが記憶されていない場合、これから開始される変動演出において連続予告演出を実行しないようになっている。そのため、電源復旧又はコマンド異常の発生によって連続予告演出の実行が不安定になるような不都合を回避することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(演出制御部のランプ変化演出実行処理)
図45を用いて、演出制御部130mのランプ変化演出実行処理を説明する。図45は、演出制御部130mにおけるランプ変化演出実行処理を示すフローチャートである。
サブCPU130aは、ステップE550-1において、サブRAM130cの先読み情報記憶領域にアイコンの変化シナリオが記憶されているか否かを判定する。アイコンの変化シナリオが記憶されている場合には、アイコン変化演出が実行されるものとしてステップE550-2に処理を移し、アイコンの変化シナリオが記憶されていない場合には、サブRAM130cから変化シナリオがクリアされてしまう電源復旧又は入賞時コマンド(特図保留数指定コマンド、先読み指定コマンド)を正常に受信できないことで先読み情報記憶領域にシナリオが記憶されないコマンド異常が発生したものとしてステップE550-6に処理を移す。
サブCPU130aは、ステップE550-2において、アイコンの変化タイミングであるか否かを判定する。アイコンの変化タイミングである場合には、ステップE550-3に処理を移し、アイコンの変化タイミングでない場合には、今回のランプ変化演出実行処理を終了する。
サブCPU130aは、ステップE550-3において、アイコン変化後の色に応じたランプ演出コマンドを送信バッファにセットする。これにより、ランプ演出コマンドがランプ制御部150に送信され、アイコンの色変化に対応して入賞口ランプNRの発光態様(発光色、点灯/点滅)が変化することでランプ変化演出が実行されることになる。
サブCPU130aは、ステップE550-4において、ランプ変化演出が実行されていることを示すランプ変化中フラグがサブRAM130cにセットされているか否かを判定する。ランプ変化中フラグがセットされている場合には、今回のランプ変化演出実行処理を終了し、ランプ変化中フラグがセットされていない場合には、ランプ変化中フラグをセットし、今回のランプ変化演出実行処理を終了する。
サブCPU130aは、ステップE550-6において、ランプ変化中フラグがサブRAM130cにセットされているか否かを判定する。ランプ変化中フラグがセットされている場合には、ステップE550-7に処理を移し、ランプ変化中フラグがセットされてない場合には、今回のランプ変化演出実行処理を終了する。
サブCPU130aは、ステップE550-7において、サブRAM130cにセットされているランプ変化中フラグをクリアし、ステップE550-8において、ランプ演出終了コマンドを送信バッファにセットし、今回のランプ変化演出実行処理を終了する。これにより、ランプ演出コマンドがランプ制御部150に送信され、実行していたランプ変化演出が終了することになる。
このように、図45に示したランプ変化演出実行処理によれば、アイコン変化演出におけるアイコンの変化に対応して入賞口ランプNRの発光態様(発光色、点灯/点滅)を変化させてランプ変化演出を実行するようになっている。そのため、アイコン変化演出との相乗効果によって演出効果を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図45に示したランプ変化演出実行処理によれば、アイコン変化演出や連続予告演出と違ってランプ変化演出の実行中に電源復旧が発生した場合であっても、ランプ変化演出を再び実行しないようになっている。そのため、制御負担を軽減しつつランプ変化演出の希少性を担保することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図45に示したランプ変化演出実行処理によれば、通常遊技状態において第2特別図柄の変動表示(第2変動演出)が実行される場合には、アイコン変化演出が実行されないため、ランプ変化演出についても実行されないようになっている。そのため、通常遊技状態では第1始動口45への遊技球の入賞を促すことができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図45に示したランプ変化演出実行処理によれば、特定遊技状態において第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)が実行される場合には、アイコン変化演出が実行されないため、ランプ変化演出についても実行されないようになっている。そのため、特定遊技状態では第2始動口47への遊技球の入賞を促すことができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、アイコン変化演出のように電源復旧が発生した場合に、電源復旧後に開始される変動演出においてランプ変化演出を再び実行するようにしてもよい。この場合には、電源復旧後に開始されるアイコン変化演出に対応するようにランプ変化演出を実行するとよい。
また、アイコン変化演出に対応してランプ変化演出を実行するのではなく、入賞口ランプNRの最終発光態様、事前変動から当該変動までの発光シナリオ等を抽選により決定してランプ変化演出を実行するようにしてもよい。
また、通常遊技状態において第2特別図柄の変動表示(第2変動演出)が実行される場合や、特定遊技状態において第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)が実行される場合において、既にランプ変化演出(後から実行される保留記憶に対するランプ変化演出)が実行されている場合には、ランプ変化演出を終了させて再開させないようにしてもよいし、ランプ変化演出を中断させて該当の特別図柄の変動表示が終了した後に再開させるようにしてもよい。
(演出制御部の入賞時発光演出決定処理)
図46を用いて、演出制御部130mの入賞時発光演出決定処理を説明する。図46は、演出制御部130mにおける入賞時発光演出決定処理を示すフローチャートであり、本処理は、上述した特図特電演出処理において実行される。
サブCPU130aは、ステップE560-1において、主制御基板110から先読み指定コマンドを受信したか否かを判定する。先読み指定コマンドを受信した場合には、ステップE560-2に処理を移し、先読み指定コマンドを受信していない場合には、今回の入賞時発光演出決定処理を終了する。
サブCPU130aは、ステップE560-2において、主制御基板110から受信した先読み指定コマンドを参照し、ステップE560-3において、現在が入賞時発光演出の実行可能期間であるか否かを判定する。入賞時発光演出の実行可能期間である場合には、ステップE560-4に処理を移し、入賞時発光演出の実行可能期間でない場合には、今回受信した先読み指定コマンドに基づく入賞時発光演出を実行しないものとして今回の入賞時発光演出決定処理を終了する。
「入賞時発光演出の実行可能期間」とは、大当たり遊技の実行中でないこと、第1始動口45への入賞に基づく先読み指定コマンドを受信した場合には通常遊技状態であること、第2始動口47への入賞に基づく先読み指定コマンドを受信した場合には時短遊技状態であること等が挙げられる。
サブCPU130aは、ステップE560-4において、枠用照明装置10のトップランプ10bにおいて実行する入賞時発光演出の演出パターンを決定するための入賞時発光演出パターン決定用乱数値を取得し、ステップE560-5において、入賞時発光演出パターンを決定するための入賞時発光演出パターン決定テーブル(図47参照)を選択する。なお、入賞時発光演出パターン決定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE560-6において、入賞時発光演出パターンを決定する。具体的には、図47に示す入賞時発光演出パターン決定テーブルを参照し、特別図柄の種別、先読み指定コマンド(予定変動パターン)の種類、及び、各入賞時発光演出パターンの選択率(%)に基づいて、複数の入賞時発光演出パターンの中から1つの入賞時発光演出パターンを決定する。
サブCPU130aは、ステップE560-7において、決定された入賞時発光演出パターンが入賞時発光演出を実行するパターンであるか否かを判定する。入賞時発光演出を実行するパターンである場合には、ステップE560-8に処理を移し、入賞時発光演出を実行しないパターンである場合には、今回の入賞時発光演出決定処理を終了する。
サブCPU130aは、ステップE560-8において、決定された入賞時発光演出パターンに対応する入賞時発光演出実行コマンドを送信バッファにセットし、今回の入賞時発光演出決定処理を終了する。これにより、入賞時発光演出実行コマンドが表示制御部140及びランプ制御部150に送信され、入賞時発光演出実行コマンドに対応する演出態様で入賞時発光演出が実行されることになる。
(入賞時発光演出パターン決定テーブル)
図47は、入賞時発光演出パターンを決定する場合に参照される入賞時発光演出パターン決定テーブルの一例を示す図である。
入賞時発光演出パターン決定テーブルには、特別図柄の種別、先読み指定コマンド(予定変動パターン)の種類、各入賞時発光演出パターンの選択率(%)、及び、選択される入賞時発光演出パターンが対応付けられており、参考として、入賞時発光演出パターン毎の演出態様が記載されている。
入賞時発光演出パターンには、入賞時発光演出を実行しないことになる入賞時発光演出パターン00と、入賞時発光演出を実行することになる入賞時発光演出パターン01及び02が設定されており、入賞時発光演出パターン01及び02では、枠用照明装置10のトップランプ10bが白色又は黄色で発光すると共に、音声出力装置9から所定の効果音が出力されるようになっている。
図47に示す入賞時発光演出パターン決定テーブルの第1の特徴としては、大当たり期待度が低い先読み指定コマンド(予定変動パターン)よりも、大当たり期待度が高い先読み指定コマンド(予定変動パターン)の方が、入賞時発光演出が実行され易くなっている点が挙げられる。このようにすることで、大当たり期待度が高い変動演出が実行されることに対する遊技者の期待感を高め易くなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図47に示す入賞時発光演出パターン決定テーブルの第2の特徴としては、ハズレの場合よりも大当たりの場合の方が、入賞時発光演出が実行され易くなっている点が挙げられる。このようにすることで、大当たりとなることに対する遊技者の期待感を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図47に示す入賞時発光パターン決定テーブルの第3の特徴としては、図34に示したアイコン最終表示態様と違って大当たり確定(当確)となる入賞時発光演出パターン(演出態様)がない点が挙げられる。このようにすることで、始動口への遊技球の入賞時から変動演出の結果が導出されるまで遊技者の期待感を持続させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、大当たり確定となる入賞時発光演出パターン(例えば、トップランプ10bを虹色で発光すると共に、音声出力装置9から確定報知音を出力)を設けてもよく、この場合には、全回転リーチが実行される場合の最も低い割合で大当たり確定となる入賞時発光演出パターンが決定されるようにするとよい。
(演出制御部の変動演出パターン判定処理)
図48を用いて、演出制御部130mの変動演出パターン判定処理を説明する。図48は、演出制御部130mにおける変動演出パターン判定処理を示すフローチャートであり、本処理は、上述した特図特電演出処理において実行される。
まず、サブCPU130aは、ステップE610-1において、受信した変動パターン指定コマンドを参照し、ステップE610-2において、現在の演出モードに応じた変動演出パターン判定テーブル(図49~図51参照)を選択する。なお、変動演出パターン判定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE610-3において、選択された変動演出パターン判定テーブルを参照して複数の変動演出パターンの中から1つの変動演出パターンを決定してサブRAM130cの所定領域にセットする。
サブCPU130aは、ステップE610-4において、決定した変動演出パターンに対応する変動演出パターン指示コマンドをサブRAM130cの送信バッファにセットし、今回の変動演出パターン判定処理を終了する。これにより、変動演出パターン指示コマンドが表示制御部140及びランプ制御部150に送信され、変動演出を実行するための処理が行われることになる。
(変動演出パターン判定テーブル)
図49は、演出モードA~C(通常遊技状態)において変動演出パターンを決定するために参照される演出モードA~C用の変動演出パターン判定テーブルを示す図であり、図50は、演出モードD~Gにおいて変動演出パターンを決定するために参照される演出モードD~G(特定遊技状態)用の変動演出パターン判定テーブルを示す図であり、図51は、演出モードHにおいて変動演出パターンを決定するために参照される演出モードH(特定遊技状態)用の変動演出パターン判定テーブルを示す図である。
図49~図51に示すように、変動演出パターン判定テーブルには、特図変動パターン指定コマンド、各変動演出パターンの選択率(%)、選択される変動演出パターンが対応付けられており、参考として各変動演出パターンにおける演出構成が記載されている。
演出構成の欄の「変動」とは、演出図柄70aのよるリーチ状態が形成されない通常変動表示が実行されることを示している。
「短縮変動」とは、通常変動表示よりも短くリーチ状態が形成されない短縮変動表示が実行されることを示している。
「擬似失敗」とは、1回の特別図柄の変動表示中に演出図柄70aを仮停止させた後に再変動させる擬似連演出が実行されるか否かを煽る演出を行った後に、擬似連演出が行われない結果となる擬似連失敗演出が実行されることを示している。
「擬似成功」とは、擬似連演出が実行されるか否かを煽る演出を行った後に、擬似連演出が行われる結果となる擬似連成功演出が実行されることを示している。
「(変動→擬似成功)×2」とは、擬似連演出が実行されるか否かを煽る煽り演出を行った後に、擬似連演出が行われる結果となる擬似連成功演出が実行される演出を1セットとして、その演出が2セット行われることを示している。
「(変動→擬似成功)×3」とは、擬似連演出が実行されるか否かを煽る煽り演出を行った後に、擬似連演出が行われる結果となる擬似連成功演出が実行される演出を1セットとして、その演出が3セット行われることを示している。
「変動(第1話)」とは、擬似失敗や疑似成功を含む変動演出で実行される可能性があると共に、段階的に演出が進展可能な段階演出(ストーリー演出)の第1段階演出(ストーリー第1話のムービー再生)が行われることを示している。
「変動(第2話)」とは、擬似失敗や疑似成功を含む変動演出で実行される可能性があると共に、段階的に演出が進展可能な段階演出(ストーリー演出)の第2段階演出(第1話に続くストーリー第2話のムービー再生)が行われることを示している。
「変動(第3話)」とは、擬似失敗や疑似成功を含む変動演出で実行される可能性があると共に、段階的に演出が進展可能な段階演出(ストーリー演出)の第3段階演出(第2話に続くストーリー第3話のムービー再生)が行われることを示している。
「Nリーチ」とは、上述したノーマルリーチ演出が実行されることを示している。
「N「7」リーチ」とは、「7」の演出図柄70aによってリーチ状態が形成された状態で上述したノーマルリーチ演出が実行されることを示している。
「SPリーチ」とは、上述したSPリーチ演出が実行されることを示している。
「特殊SPリーチ」とは、上述した特殊SPリーチ演出が実行されることを示している。
「SPSPリーチ」とは、上述したSPSPリーチ演出が実行されることを示している。
「全回転リーチ」とは、上述した全回転リーチ演出が実行されることを示している。
「SP発展」とは、SPリーチ演出が実行されることを示唆する発展演出が実行されることを示している。
「SPSP発展」とは、SPSPリーチ演出が実行されることを示唆する発展演出が実行されることを示している。
「全回転発展」とは、全回転リーチが実行されることを示唆する発展演出が実行されることを示している。
「CI」とは、有効期間中の演出ボタン17の操作又は有効期間の経過に応じて、大当たり期待度が異なる複数のカットイン演出の何れかが実行されることを示している。
「決め」とは、有効期間中の演出ボタン17の操作又は有効期間の経過に応じて、大当たり遊技が実行されるか否かを示唆する決め演出が実行されることを示している。
「失敗」とは、決め演出の結果として、大当たり遊技が実行されないことを示唆する決め失敗演出が実行されることを示している。
「成功」とは、決め演出の結果として、大当たり遊技が実行されることを示唆する決め成功演出が実行されることを示している。
「ハズレ」とは、キャラクタを含まない数字だけの演出図柄70aによってハズレ出目(後述する初期出目とは異なる「358」や「948」等のハズレ表示態様)を形成して仮停止することを示している。
「c図柄ハズレ」とは、キャラクタを含む表示態様の演出図柄70aによってハズレ出目(後述する初期出目とは異なる「358」や「948」等のハズレ表示態様)を形成して仮停止することを示している。
「IC」とは、演出図柄70aが停止表示することを示唆するアイキャッチ画像が画像表示装置に表示されるアイキャッチ演出が実行されることを示している。
「図柄揃い」とは、キャラクタを含まない数字だけの演出図柄70aによって大当たり出目(「222」や「777」等の大当たり表示態様)を形成して仮停止することを示している。
「c図柄揃い」とは、キャラクタを含む表示態様の演出図柄70aによって大当たり出目(「222」や「777」等の大当たり表示態様)を形成して仮停止することを示している。
「再抽選」とは、大当たり出目(大当たり表示態様)で仮停止した演出図柄70aが遊技者にとって有利な大当たり出目となるか否か(通常大当たりとなる偶数の演出図柄から確変大当たりとなる奇数の演出図柄になるか否か、最も有利な大当たり遊技が実行される「7」の演出図柄になるか否か)を煽った後に、有利な大当たり出目となる昇格成功演出が行われたり、有利な大当たり出目にならない昇格失敗演出が行われたりする再抽選演出が実行されることを示している。
「強振動4秒」とは、演出ボタン17を振動させるためのボタン振動モータが4秒間に亘って強振動する強振動演出(大当たり確定振動演出)が実行されることを示している。
「強振動1秒」とは、演出ボタン17を振動させるためのボタン振動モータが1秒間に亘って強振動する強振動演出(大当たり確認振動演出)が実行されることを示している。
「特殊図柄変動(終了報知演出継続)」とは、後述する特殊時短遊技状態における最後の変動演出中に実行される終了報知演出を継続させたまま演出図柄70aの変動表示が実行されずに特殊図柄TZの変動表示のみが行われることを示している。
「復活演出」とは、特殊時短遊技状態が終了すると見せかけて大当たりであることを報知する復活演出が行われることを示している。
「特殊図柄揃い」とは、演出図柄70aが表示されない状態で特殊図柄TZが大当たり出目(「222」や「777」等の大当たり表示態様)を形成して停止表示することを示している。
「チャンス演出」とは、上述したチャンス演出(第1画像表示装置70に「チャンス接近中」の文字画像が表示される演出)が行われることを示している。
「獲得演出(役物強下降動作)」とは、大当たりを獲得したことを示唆する大当たり獲得演出(第1可動部材73が最大動作位置まで移動して成功エフェクト画像SEFが表示される演出)が行われることを示している。
「リザルト表示」とは、上述したリザルト表示が行われることを示している。
「復活演出(役物強下降動作)」とは、通常時短遊技状態が終了すると見せかけて大当たりであることを報知する復活演出(第1可動部材73が最大動作位置まで移動して成功エフェクト画像SEFが表示される演出)が行われることを示している。
「変動(ショート突入演出)」とは、特殊時短遊技状態の初回変動である場合に上述したショート突入演出が行われ、特殊時短遊技状態の初回変動でない場合に上述したショート突入演出が行われないことを示している。
「変動+ロング突入演出」とは、特殊時短遊技状態の初回変動において上述したロング突入演出が行われることを示している。
「即当たり成功」とは、リーチを経由せずに遊技者に有利な結果(大当たり)であることが報知される演出が行われることを示している。
「即当たり成功(役物強下降動作)」とは、リーチを経由せずに遊技者に有利な結果(大当たり)であることが報知される演出(第1可動部材73が最大動作位置まで移動して成功エフェクト画像SEFが表示される演出)が行われることを示している。
「終了報知演出(扉閉)」とは、上述した終了報知演出(扉画像が閉まって特殊時短遊技状態の終了を報知する文字画像が表示される演出)が行われることを示している。
図49~図51に示す変動演出パターン判定テーブルの第1の特徴としては、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出が実行された場合には、演出図柄70aが停止表示することを示唆するアイキャッチ演出が実行されて演出図柄70aがキャラクタを含む表示態様に復帰する点が挙げられる。そのため、演出図柄70aの表示態様が変化することに対する違和感を遊技者に与えにくく、また、演出図柄70aが停止表示することを事前に示唆することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図49~図51に示す変動演出パターン判定テーブルの第2の特徴としては、大当たりとなる場合において、決め成功演出が実行されて図柄揃いとなる変動演出パターンと、図柄揃いとなってから決め成功演出が実行される変動演出パターンとがある点が挙げられる。そのため、大当たりとなる場合の演出効果を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図49~図51に示す変動演出パターン判定テーブルの第3の特徴としては、大当たりとなる変動演出パターンにおいて、キャラクタを含まない演出図柄70aで図柄揃いとなるときに演出ボタン17を4秒間に亘って強振動させる強振動演出(大当たり確定振動演出)が実行される点が挙げられる。そのため、大当たりなることを効果的に演出することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図49~図51に示す変動演出パターン判定テーブルの第4の特徴としては、キャラクタを含む演出図柄70aで図柄揃い(c図柄揃い)となるときに演出ボタン17を1秒間にわたって強振動させる強振動演出(大当たり確認振動演出)が実行される点が挙げられる。そのため、大当たりなることを効果的に演出することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図49~図51に示す変動演出パターン判定テーブルの第5の特徴としては、「7」以外の奇数の演出図柄70a(大当たり出目となることで確変大当たりとなる演出図柄)でリーチ演出(ノーマルリーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出)が行われる割合よりも、偶数の演出図柄70a(大当たり出目となることで通常大当たりとなる演出図柄)でリーチ演出が行われる割合の方が高い点が挙げられる。そのため、「7」以外の奇数の演出図柄70aで大当たりとなった場合の遊技者の歓喜を効果的に煽ることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図49~図51に示す変動演出パターン判定テーブルの第6の特徴としては、偶数の(大当たり出目となることで通常大当たりとなる演出図柄)演出図柄70aでリーチ演出が行われる割合よりも、「7」の演出図柄70a(大当たり出目となることで最も有利な確変大当たりとなる演出図柄)でリーチ演出(ノーマルリーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出)が行われる割合の方が低い点が挙げられる。そのため、「7」の演出図柄70aで大当たりとなった場合の遊技者の歓喜を効果的に煽ることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図49~図51に示す変動演出パターン判定テーブルの第7の特徴としては、「7」以外の奇数の演出図柄70a(大当たり出目となることで確変大当たりとなる演出図柄)でリーチ演出(ノーマルリーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出)が行われる割合よりも、「7」の演出図柄70a(大当たり出目となることで最も有利な確変大当たりとなる演出図柄)でリーチ演出(ノーマルリーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出)が行われる割合の方が低い点が挙げられる。そのため、「7」の演出図柄70aで大当たりとなった場合の遊技者の歓喜を効果的に煽ることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図49~図51に示す変動演出パターン判定テーブルの第8の特徴としては、偶数の演出図柄70aや「7」以外の奇数の演出図柄70aでリーチ演出が実行される場合よりも、「7」の演出図柄70aでリーチ演出が実行される場合の方が、大当たり期待度が高い点が挙げられる。そのため、何れの種類の演出図柄でリーチ演出が実行されるかに対する遊技者が期待感を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図49~図51に示す変動演出パターン判定テーブルの第9の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)よりも、演出モードD~G(特定遊技状態)の方が、最も有利な確変大当たりとなる場合に「7」の演出図柄70a(大当たり出目となることで最も有利な確変大当たりとなる演出図柄)でリーチ演出(SPSPリーチ演出)が実行され易い点が挙げられる。そのため、演出モードD~G(特定遊技状態)における演出効果を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図49~図51に示す変動演出パターン判定テーブルの第10の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)では、「7」の演出図柄70aでリーチ演出が実行されても大当たり確定とはならないが、演出モードD~G(特定遊技状態)では、「7」の演出図柄70aでリーチ演出が実行されると大当たり確定となる点が挙げられる。そのため、演出モードD~G(特定遊技状態)における演出効果を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図49~図51に示す変動演出パターン判定テーブルの第11の特徴としては、通常遊技状態において第1特別図柄のハズレ変動表示(ハズレの第1変動演出)が実行される場合よりも、特殊時短遊技状態において第1特別図柄のハズレ変動表示(ハズレの第1変動演出)が実行される場合の方が、同一の変動演出パターンが実行され易くなっている点が挙げられる。そのため、遊技状態によって第1特別図柄のハズレ変動表示(第1変動演出)が実行される場合の演出効果を異ならせることができると共に、特殊時短遊技状態において第2始動口47に遊技球を入賞させることを促すことができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図49~図51に示す変動演出パターン判定テーブルの第12の特徴としては、通常時短遊技状態において第2特別図柄のハズレ変動表示(ハズレの第2変動演出)が実行される場合よりも、特殊時短遊技状態において第1特別図柄のハズレ変動表示(ハズレの第1変動演出)が実行される場合の方が、同一の変動演出パターンが実行され易くなっている点が挙げられる。そのため、遊技状態や特別図柄の種別によって演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図49~図51に示す変動演出パターン判定テーブルの第13の特徴としては、特殊時短遊技状態において第2特別図柄のハズレ変動表示(ハズレの第2変動演出)が実行される場合と、特殊時短遊技状態において第1特別図柄のハズレ変動表示(ハズレの第1変動演出)が実行される場合とで、リーチ演出が実行される可能性を示唆する予兆演出(リーチ煽り演出)が実行されるがリーチ演出が実行されない変動演出の実行割合が異なる(特殊時短遊技状態において第2特別図柄のハズレ第1変動演出が実行される場合の実行割合が高い)点が挙げられる。そのため、遊技状態や特別図柄の種別によってリーチが実行されるか否かの演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特殊時短遊技状態において第1特別図柄のハズレ変動表示(ハズレの第1変動演出)が実行される場合よりも、特殊時短遊技状態において第2特別図柄のハズレ変動表示(ハズレの第2変動演出)が実行される場合の方が、リーチ演出が実行される可能性を示唆する予兆演出(リーチ煽り演出)が実行されるがリーチ演出が実行されない変動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。この場合には、特殊時短遊技状態においてハズレの第1変動演出が実行される場合及びハズレの第2変動演出が実行される場合の両方においてリーチ煽り演出が実行されるがリーチ演出が実行されない変動演出が実行されるようにした上で、ハズレの第1変動演出の方の実行割合を高くするようにしてもよい。
図49~図51に示す変動演出パターン判定テーブルの第14の特徴としては、通常遊技状態における第1期間(時短遊技状態終了後の残りの第2保留の消化期間中)と、第1期間とは異なる第2期間(時短遊技状態終了後の残りの第2保留の消化期間後)とでは、リーチ演出が実行される可能性を示唆する予兆演出(リーチ煽り演出)が実行されるがリーチ演出が実行されないハズレの変動演出の実行割合が異なる点が挙げられる。そのため、通常遊技状態であってもリーチが実行されるか否かの演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図49~図51に示す変動演出パターン判定テーブルの第15の特徴としては、通常時短遊技状態において第2特別図柄のハズレ変動表示(ハズレの第2変動演出)が実行される場合と、特殊時短遊技状態において第1特別図柄のハズレ変動表示(ハズレの第1変動演出)が実行される場合とで、リーチ演出が実行される可能性を示唆する予兆演出(リーチ煽り演出)が実行されるがリーチ演出が実行されない変動演出の実行割合が異なる点が挙げられる。そのため、遊技状態や特別図柄の種別によってリーチが実行されるか否かの演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図49~図51に示す変動演出パターン判定テーブルの第16の特徴としては、擬似連演出が実行される変動演出において段階的に進展可能な段階演出(ストーリー演出)を実行可能であり、期待度が低いノーマルリーチ演出の実行後には段階演出の第2段階演出(ストーリー第2話のムービー再生)を実行可能である一方、期待度が高いSP/SPSPリーチ演出の実行後には第2段階演出(ストーリー第2話のムービー再生)を実行しないようになっている。そのため、リーチ演出の種類によって段階演出が進展するか否かを異ならせることで演出効果を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、擬似連演出が実行される変動演出パターンでは必ずリーチ演出が実行されるようになっているが、擬似連演出が実行されてもリーチ演出が実行されない変動演出パターンを設けてもよい。
また、カットイン演出や決め失敗演出の後にハズレ出目で仮停止するとハズレとなることが確定するようになっているが、カットイン演出や決め失敗演出の後に大当たりとなることが確定する復活演出を実行するようにしてもよい。
また、特殊時短遊技状態において第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)が実行される場合、リーチ演出が実行される可能性を示唆する予兆演出(リーチ煽り演出)が実行されるがリーチ演出が実行されない変動演出が実行されないようになっているが、実行されるようにしてもよい。この場合には、通常遊技状態や通常時短遊技状態において第2特別図柄のハズレ変動表示(第2変動演出)が実行される場合よりも低い割合で実行されるようにするとよい。
(演出制御部におけるタイマー演出決定処理)
図52を用いて、演出制御部130mのタイマー演出決定処理を説明する。図52は、演出制御部130mにおけるタイマー演出決定処理を示すフローチャートであり、本処理は、上述した特図特電演出処理における変動演出パターン判定処理(特図変動パターン指定コマンドに基づいて変動演出パターンを決定する処理)の後に実行される。
サブCPU130aは、ステップE620-1において、今回の変動演出パターンを参照し、ステップE620-2において、リーチ演出(チャンス演出を含む)以上の演出(SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、全回転リーチ演出、特殊SPリーチ、チャンス演出)が実行されるか否かを判定する。リーチ演出以上の演出が実行される場合には、ステップE620-3に処理を移し、SPリーチ演出以上の演出が実行されない場合には、今回のタイマー演出決定処理を終了する。
サブCPU130aは、ステップE620-3において、イベントタイマー回数決定テーブル(図53参照)を用いて、今回の変動演出中に実行するイベントタイマー演出の回数(「0回」~「2回」)を決定する。具体的には、イベントタイマー回数決定テーブルに大当たり抽選結果や変動演出パターン等を照合する。なお、イベントタイマー回数決定テーブルの詳細は後述する。
イベントタイマー演出とは、変動演出の実行過程で大当たり遊技が実行されることを期待させる複数の示唆イベント(アイコン変化を除く)の何れかが発生すること、及び、示唆イベントが発生するタイミングを示唆する演出となっているが、イベントタイマー演出が実行された時点では示唆イベントの種類を遊技者が判別し難く、示唆イベントが発生した時点で示唆イベントの種類を判別することができるようになっている。
示唆イベントには、ノーマルリーチ演出、擬似連、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、全回転リーチ演出、特殊SPリーチ、有効期間、大当たり図柄停止等がある。
サブCPU130aは、ステップE620-4において、決定したイベントタイマー演出の回数がイベントタイマー演出を実行するものであるか否かを判定する。イベントタイマー演出を実行するものである(イベントタイマー演出の回数が「1回」又は「2回」)場合には、ステップE620-5に処理を移し、イベントタイマー演出を実行するものでない(イベントタイマー演出の回数が「0回」)場合には、今回のタイマー演出決定処理を終了する。
サブCPU130aは、ステップE620-5において、決定したイベントタイマー演出の回数が1回であるか否かを判定する。1回である場合には、ステップE620-6に処理を移し、1回ではなく2回の場合には、ステップE620-9に処理を移す。
サブCPU130aは、ステップE620-6において、タイマー1回用の示唆イベント決定テーブル(図54参照)を用いて、イベントタイマー演出によって示唆する示唆イベントと、タイマーの種類や長さによって分類されるタイマー種別を決定する。具体的には、タイマー1回用の示唆イベント決定テーブルに変動演出パターン等を照合する。なお、タイマー1回用の示唆イベント決定テーブルの詳細は後述する。
タイマー種別には、短いタイマー時間の分類であるショートタイマー、長めのタイマー時間の分類であるミドルタイマー、長いタイマー時間の分類であるロングタイマー等がある。なお、3種類のタイマー種別によって設定されるタイマー時間は、ショートタイマー<ミドルタイマー<ロングタイマーとなっている。
サブCPU130aは、ステップE620-7において、更新パターン決定テーブル(図56参照)を用いて、イベントタイマー演出におけるタイマーの更新パターン(演出態様)を決定する。具体的には、更新パターン決定テーブルにタイマー種別や大当たり抽選結果等を照合する。なお、更新パターン決定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE620-8において、示唆イベント、及び、更新パターンを示すタイマー演出パターンコマンドをサブRAM130cの送信バッファにセットし、今回のタイマー演出決定処理を終了する。これにより、タイマー演出パターンコマンドが表示制御部140及びランプ制御部150に送信され、変動演出中にイベントタイマー演出を実行するための処理が行われることになる。
サブCPU130aは、ステップE620-9において、タイマー2回用の第1示唆イベント決定テーブル(図55(a)参照)を用いて、1つ目のイベントタイマー演出によって示唆する示唆イベント、及び、タイマーの種類や長さによって分類されるタイマー種別を決定する。具体的には、タイマー2回用の第1示唆イベント決定テーブルに変動演出パターン等を照合する。なお、タイマー2回用の第1示唆イベント決定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE620-10において、更新パターン決定テーブル(図56参照)を用いて、1つ目のイベントタイマー演出におけるタイマーの更新パターン(演出態様)を決定する。具体的には、更新パターン決定テーブルにタイマー種別や大当たり抽選結果等を照合する。なお、更新パターン決定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE620-11において、示唆イベント、及び、更新パターンを示すタイマー演出指定コマンドをサブRAM120cの送信バッファにセットする。これにより、タイマー演出指定コマンドが表示制御部140及びランプ制御部150に送信され、変動演出中に1つ目のイベントタイマー演出を実行するための処理が行われることになる。
サブCPU130aは、ステップE620-12において、タイマー2回用の第2示唆イベント決定テーブル(図55(b)参照)を用いて、2つ目のイベントタイマー演出によって示唆する示唆イベント、及び、タイマーの長さによって分類されるタイマー種別を決定する。具体的には、タイマー2回用の第2示唆イベント決定テーブルに変動演出パターン等を照合する。なお、タイマー2回用の第2示唆イベント決定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE620-13において、更新パターン決定テーブル(図56参照)を用いて、2つ目のイベントタイマー演出におけるタイマーの更新パターン(演出態様)を決定する。具体的には、更新パターン決定テーブルにタイマー種別や大当たり判定結果等を照合する。なお、更新パターン決定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE620-14において、示唆イベント、及び、更新パターンを示すタイマー演出パターンコマンドをサブRAM120cの送信バッファにセットし、今回のタイマー演出決定処理を終了する。これにより、タイマー演出指定コマンドが表示制御部140及びランプ制御部150に送信され、変動演出中に2つ目のイベントタイマー演出を実行するための処理が行われることになる。
(イベントタイマー回数決定テーブル)
図53は、変動演出中に実行されるイベントタイマー演出の回数を決定する場合に参照されるイベントタイマー回数決定テーブルを示す図である。イベントタイマー回数決定テーブルには、大当たり判定結果、変動演出パターン、演出カスタマイズによる通常設定とシンプル設定とにおける各イベントタイマー演出の回数毎の振分割合(%)、決定されるイベントタイマー演出の回数が対応付けられている。
イベントタイマー演出の回数には、イベントタイマー演出が実行されないことになる「0回」、イベントタイマー演出が1回実行されることになる「1回」、及び、イベントタイマー演出が2回実行されることになる「2回」の3種類が設定されている。
なお、変動演出パターンの欄に記載されている「(特1)」については、第1特別図柄の変動表示に対応する第1変動演出に係る変動演出パターンであることを意味し、「(特2)」については、第2特別図柄の変動表示に対応する第2変動演出に係る変動演出パターンであることを意味している。
また、シンプル設定においてイベントタイマー演出が実行される各回数(1回、2回)が選択される割合は、イベントタイマー演出が実行される各回数(1回、2回)が選択される割合の1/2となるようになっているが、1/2よりも多くしてもよいし、少なくてもよい。
図53に示すイベントタイマー回数決定テーブルの第1の特徴としては、大当たり判定結果がハズレの場合よりも、大当たりの場合の方が、イベントタイマー演出が実行され易く、且つ、大当たり期待度が低いリーチ演出が実行される場合よりも、大当たり期待度が高いリーチ演出が実行される場合の方が、イベントタイマー演出が実行され易い点が挙げられる。このようにすることで、大当たり遊技が実行されることに対する遊技者の期待感を盛り上げることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図53に示すイベントタイマー回数決定テーブルの第2の特徴としては、大当たり判定結果がハズレの場合よりも、大当たりの場合の方が、イベントタイマー演出の実行回数が多くなり易い点が挙げられる。このようにすることで、イベントタイマー演出の実行回数に対する遊技者の興味を引き付けることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図53に示すイベントタイマー回数決定テーブルの第3の特徴としては、大当たり期待度が低いリーチ演出が実行される場合よりも、大当たり期待度が高いリーチ演出が実行される場合の方が、イベントタイマー演出の実行回数が多くなり易い点が挙げられる。このようにすることで、大当たり遊技が実行されることに対する遊技者の期待感を盛り上げることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図53に示すイベントタイマー回数決定テーブルの第4の特徴としては、遊技者による演出カスタマイズの設定(通常設定、シンプル設定)によってタイマー演出の実行割合が変化する点が挙げられる。このようにすることで、遊技者の好みに合った演出バランスを設定することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、演出モードA~Cにおいて、第2特別図柄の変動表示に対応する第2変動演出が特殊SPリーチ演出パターンで実行される場合に、タイマー演出が実行されるようになっているが、タイマー演出が実行されない(制限される)ようにしてもよい。この場合には、演出モードA~C中に第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合、及び、演出モードD~H中に第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合には、タイマー演出が実行されないことになる。
(タイマー1回用の示唆イベント決定テーブル)
図54は、変動演出中にイベントタイマー演出を1回実行する場合における示唆イベント、及び、タイマー種別を決定する場合に参照されるタイマー1回用の示唆イベント決定テーブルを示す図である。タイマー1回用の示唆イベント決定テーブルには、変動演出パターン、示唆イベント毎の振分割合(%)、決定される示唆イベント、タイマー種別が対応付けられている。
示唆イベントには、ノーマルリーチ、擬似連、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、全回転リーチ演出、特殊SPリーチ、有効期間、大当たり図柄停止の8種類が設定されている。
また、タイマー種別には、短いタイマー時間の分類であるショートタイマー、長めのタイマー時間の分類であるミドルタイマー、長いタイマー時間の分類であるロングタイマーの3種類が設定されている。なお、3種類のタイマー種別によって設定されるタイマー時間は、ショートタイマー<ミドルタイマー<ロングタイマーとなっている。
図54に示すタイマー1回用の示唆イベント決定テーブルの第1の特徴としては、変動演出パターンに応じて示唆イベントの種類が異なるように設定されている点が挙げられる。このようにすることで、タイマー演出のバリエーションを増やすことができ、遊技者の飽きを防止して遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図54に示すタイマー1回用の示唆イベント決定テーブルの第2の特徴としては、大当たり期待度が高い変動演出パターンほど、長いタイマー時間が設定されることになるタイマー種別が決定され易い(大当たり期待度が高いほどタイマー種別としてロングタイマーが決定され易い)点が挙げられる。このようにすることで、タイマー演出におけるタイマー時間が長いほど大当たり期待度が高くなるため、タイマー時間の長短に対して遊技者が期待感を持つようになり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(タイマー2回用の示唆イベント決定テーブル)
図55は、変動演出中にイベントタイマー演出を2回実行する場合における示唆イベント、及び、タイマー種別を決定する場合に参照されるタイマー2回用の示唆イベント決定テーブルを示す図である。タイマー2回用の示唆イベント決定テーブルには、変動演出パターン、示唆イベント毎の振分割合(%)、決定される示唆イベント、タイマー種別が対応付けられている。
なお、図55(a)は、1つ目の示唆イベントの種類、及び、タイマー種別の種類を決定するためのタイマー2回用の第1示唆イベント決定テーブルを示す図であり、図55(b)は、2つ目の示唆イベントの種類、及び、タイマー種別の種類を決定するためのタイマー2回用の第2示唆イベント決定テーブルを示す図である。
示唆イベントには、ノーマルリーチ、擬似連、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、有効期間、全回転リーチ演出、大当たり図柄停止の7種類が設定されている。
また、タイマー種別には、短いタイマー時間の分類であるショートタイマー、長めのタイマー時間の分類であるミドルタイマー、長いタイマー時間の分類であるロングタイマーの3種類が設定されている。なお、3種類のタイマー種別によって設定されるタイマー時間は、ショートタイマー<ミドルタイマー<ロングタイマーとなっている。
図55に示すタイマー2回用の示唆イベント決定テーブルの第1の特徴としては、変動演出パターンに応じて示唆イベントの種類が異なるように設定されている点が挙げられる。このようにすることで、タイマー演出のバリエーションを増やすことができ、遊技者の飽きを防止して遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図55に示すタイマー2回用の示唆イベント決定テーブルの第2の特徴としては、変動演出中に実行される2回のイベントタイマー演出として、変動演出の早い時期に実行されるイベントと、変動演出の遅い時期に実行されるイベントの両方が示唆イベントに決定され易い点が挙げられる。このようにすることで、遊技者の期待感を長時間に亘って向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図55に示すタイマー2回用の示唆イベント決定テーブルの第3の特徴としては、大当たり期待度が高い変動演出パターンほど、長いタイマー時間が設定されることになるタイマー種別が決定され易い(大当たり期待度が高いほどタイマー種別としてロングタイマーが決定され易い)点が挙げられる。このようにすることで、タイマー演出におけるタイマー時間が長いほど大当たり期待度が高くなるため、タイマー時間の長短に対して遊技者が期待感を持つようになり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(更新パターン決定テーブル)
図56は、タイマーの更新パターン(演出態様)を決定する場合に参照される更新パターン決定テーブルを示す図である。更新パターン決定テーブルには、タイマー種別、大当たり判定結果、更新パターン毎の振分割合(%)、決定される更新パターンが対応付けられており、参考として更新パターン毎のタイマー時間、タイマー表示態様、タイマー表示位置、タイマー演出の実行が待機していることを示す待機表示の実行可能性の有無が記載されている。
「通常パターン」とは、第1画像表示装置70の所定の領域に表示されたタイマーが初期の秒数から0秒となるまで1ずつ減算される通常の更新パターンである。
「特殊パターン」とは、第1画像表示装置70の所定の領域に表示されたタイマーが初期の秒数から0秒となるまで1ずつ減算された後に、タイマー(秒数)の巻き戻しが発生して再び0秒となるまで1ずつ減算される特殊な更新パターンである。
ショートタイマーに対応する更新パターン毎の大当たり期待度は、通常パターン1<通常パターン2<通常パターン3となっている。
ミドルタイマーに対応する更新パターン毎の大当たり期待度は、通常パターン11<通常パターン12<通常パターン13となっている。
ロングタイマーに対応する更新パターン毎の大当たり期待度は、通常パターン21<通常パターン22<通常パターン23<通常パターン24<通常パターン25<特殊パターン1<通常パターン26<通常パターン27<特殊パターン2<通常パターン28となっている。
このように、タイマー演出では、タイマー時間(更新パターン)が複数設定されているが、タイマー演出は0秒までカウントダウンすることで、所定のイベント(アイコン変化演出、各種リーチ演出、ゾーン演出、カウントアップ演出、演出ボタン17の有効期間、大当たり図柄の停止表示等)が発生すること、及び、所定のイベントが発生するタイミングを示唆する演出であるので、何れのタイマー時間(更新パターン)であっても、カウント値が最終到達点(本実施形態では、0秒)までカウントされるようになっている。
図56に示す更新パターン決定テーブルの第1の特徴としては、何れのタイマー種別であっても、大当たり抽選結果がハズレの場合よりも、大当たりの場合の方が、長いタイマー時間となる更新パターンが決定され易い点が挙げられる。このようにすることで、タイマー演出におけるタイマー時間が長いほど大当たり期待度が高くなるため、タイマー時間の長短に対して遊技者が期待感を持つようになり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図56に示す更新パターン決定テーブルの第2の特徴としては、タイマー時間が同じであっても、タイマーの表示態様(文字色)によって大当たり期待度が異なる点が挙げられる。このようにすることで、タイマーの表示態様に対する遊技者の期待感を盛り上げることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。具体的には、タイマーの表示態様(文字色)に係る大当たり期待度は、白<青<赤<虹(大当たり確定)となっている。
(演出制御部の大当たり予告演出決定処理)
図57を用いて、演出制御部130mの大当たり予告演出決定処理を説明する。図57は、演出制御部130mにおける大当たり予告演出決定処理を示すフローチャートであり、本処理は、上述した特図特電演出処理における変動演出パターン判定処理(特図変動パターン指定コマンドに基づいて変動演出パターンを決定する処理)の後に実行される。
サブCPU130aは、ステップE650-1において、今回の変動演出で実行される変動演出パターンを参照し、ステップE650-2において、変動開始時において大当たり遊技が実行されることを遊技者に期待させる役物予告パターンを決定するための変動開始時役物予告決定テーブル(図58、図59参照)を選択し、予告パターンを決定する。なお、変動開始時役物予告決定テーブルの詳細は後述する。
「変動開始時役物予告演出」とは、変動演出の開始時において役物(第1可動部材73)を大当たり期待度に応じた動作態様で動作させる大当たり予告演出の一種となっている。
サブCPU130aは、ステップE650-3において、変動開始時役物予告演出の予告パターンが変動開始時役物予告演出を実行するものであるか否かを判定する。変動開始時役物予告演出を実行するものでない場合には、ステップE650-5に処理を移し、開始時役物予告演出を実行するものである場合には、ステップE650-4において、役物予告パターンに応じた役物予告演出コマンドを送信バッファにセットする。これにより、役物予告演出コマンドが表示制御部140やランプ制御部150に送信され、変動演出の開始時に役物予告パターンに応じた変動開始時役物予告演出が実行されることになる。
サブCPU130aは、ステップE650-5において、リーチ前の演出期間(高速変動期間)において大当たり遊技が実行されることを遊技者に期待させるリーチ前予告演出の予告パターンを決定するためのリーチ前予告決定テーブル(図60参照)を選択し、予告パターンを決定する。なお、リーチ前予告決定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE650-6において、リーチ前予告演出の予告パターンがセリフ予告演出を実行するものであるか否かを判定する。セリフ予告演出を実行するものである場合には、ステップE650-7に処理を移し、セリフ予告演出を実行するものでない場合には、ステップE650-9に処理を移す。
「セリフ予告演出」とは、変動演出(高速変動期間)中に有効期間を発生させ、有効期間中の演出ボタン17の操作又は有効時間の経過に応じて、画像表示装置に大当たり期待度を示唆するセリフ画像が表示されると共に、音声出力装置9からセリフ画像に応じた音声が出力される大当たり予告演出の一種となっている。
サブCPU130aは、ステップE650-7において、セリフ予告演出のセリフ予告パターンを決定するためのセリフ予告パターン決定テーブル(図62参照)を選択してセリフ予告パターンを決定し、ステップE650-8において、セリフ予告パターンに応じたセリフ予告演出コマンドを送信バッファにセットする。これにより、セリフ予告演出コマンドが表示制御部140やランプ制御部150に送信され、変動演出(高速変動期間)中にセリフ予告パターンに応じたセリフ予告演出が実行されることになる。なお、セリフ予告パターン決定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE650-9において、リーチ前予告演出の予告パターンがステップアップ予告演出を実行するものであるか否かを判定する。ステップアップ予告演出を実行するものである場合には、ステップE650-10に処理を移し、ステップアップ予告演出を実行するものでない場合には、ステップE650-12に処理を移す。
「ステップアップ予告演出」とは、変動演出(高速変動期間)中に演出ボタン17の有効期間を発生させることなく、第1ステップ(第1段階)から第5ステップ(最終段階)までの複数のステップ(段階)の何れかとなるまで所定の順序でステップ演出を実行する大当たり予告演出の一種となっている。
サブCPU130aは、ステップE650-10において、ステップアップ予告演出のステップアップ予告パターンを決定するためのステップアップ予告パターン決定テーブル(図63参照)を選択してステップアップ予告パターンを決定し、ステップE650-11において、ステップアップ予告パターンに応じたステップアップ予告演出コマンドを送信バッファにセットする。これにより、ステップアップ予告演出コマンドが表示制御部140やランプ制御部150に送信され、変動演出(高速変動期間)中にステップアップ予告パターンに応じたステップアップ予告演出が実行されることになる。なお、セリフ予告パターン決定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE650-12において、今回の変動演出パターンが擬似連演出を実行する変動演出パターンであるか否かを判定する。擬似連演出を実行する変動演出パターンである場合には、ステップE650-13に処理を移し、擬似連演出を実行しない変動演出パターンでない場合には、ステップE650-15に処理を移す。
サブCPU130aは、ステップE650-13において、擬似連演出の擬似連演出パターンを決定するための擬似連演出パターン決定テーブル(図64参照)を選択して擬似連演出パターンを決定し、ステップE650-14において、擬似連演出パターンに応じた擬似連演出コマンドを送信バッファにセットする。これにより、擬似連演出コマンドが表示制御部140やランプ制御部150に送信され、変動演出中に擬似連演出パターンに応じた擬似連演出が実行されることになる。なお、擬似連演出パターン決定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE650-15において、今回の変動演出パターンが発展演出(SP発展演出、SPSP発展演出、全回転発展演出)を実行する変動演出パターンであるか否かを判定する。発展演出を実行する変動演出パターンである場合には、ステップE650-16に処理を移し、発展演出を実行する変動演出パターンでない場合には、ステップE650-18に処理を移す。
サブCPU130aは、ステップE650-16において、発展演出の発展演出パターンを決定するための発展演出パターン決定テーブル(図65参照)を選択して発展演出パターンを決定し、ステップE650-17において、発展演出パターンに応じた発展演出コマンドを送信バッファにセットする。これにより、発展演出コマンドが表示制御部140やランプ制御部150に送信され、変動演出中に発展演出パターンに応じた発展演出が実行されることになる。なお、発展演出パターン決定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE650-18において、今回の変動演出パターンがリーチ演出(リーチ後演出)を実行する変動演出パターンであるか否かを判定する。リーチ演出を実行する変動演出パターンである場合には、ステップE650-19に処理を移し、リーチ演出を実行する変動演出パターンでない場合には、今回の大当たり予告演出決定処理を終了する。
サブCPU130aは、ステップE650-19において、今回の変動演出パターンがカットイン演出を実行する変動演出パターンであるか否かを判定する。カットイン演出を実行する変動演出パターンである場合には、ステップE650-20に処理を移し、カットイン演出を実行する変動演出パターンでない場合には、ステップE650-22に処理を移す。
サブCPU130aは、ステップE650-20において、カットイン演出のカットイン演出パターンを決定するためのカットイン演出パターン決定テーブル(図66参照)を選択してカットイン演出パターンを決定し、ステップE650-21において、カットイン演出パターンに応じたカットイン演出コマンドを送信バッファにセットする。これにより、カットイン演出コマンドが表示制御部140やランプ制御部150に送信され、変動演出中にカットイン演出パターンに応じたカットイン演出が実行されることになる。なお、カットイン演出パターン決定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE650-22において、今回の変動演出パターンが決め演出を実行する変動演出パターンであるか否かを判定する。決め演出を実行する変動演出パターンである場合には、ステップE650-23に処理を移し、決め演出を実行する変動演出パターンでない場合には、ステップE650-25に処理を移す。
サブCPU130aは、ステップE650-23において、決め演出の決め演出パターンを決定するための決め演出パターン決定テーブル(図67参照)を選択して決め演出パターンを決定し、ステップE650-24において、決め演出パターンに応じた決め演出コマンドを送信バッファにセットする。これにより、決め演出コマンドが表示制御部140やランプ制御部150に送信され、変動演出中に決め演出パターンに応じた決め演出が実行されることになる。なお、決め演出パターン決定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE650-25において、今回の変動演出パターンが再抽選演出を実行する変動演出パターンであるか否かを判定する。再抽選演出を実行する変動演出パターンである場合には、ステップE650-26に処理を移し、再抽選演出を実行する変動演出パターンでない場合には、ステップE650-28に処理を移す。
サブCPU130aは、ステップE650-26において、再抽選演出の再抽選演出パターンを決定するための再抽選演出パターン決定テーブル(図68参照)を選択して再抽選演出パターンを決定し、ステップE650-27において、再抽選演出パターンに応じた再抽選演出コマンドを送信バッファにセットする。これにより、再抽選演出コマンドが表示制御部140やランプ制御部150に送信され、変動演出中に再抽選演出パターンに応じた再抽選演出が実行されることになる。なお、再抽選演出パターン決定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE650-28において、今回の変動演出パターンが確定演出を実行可能な(大当たりとなる)変動演出パターンであるか否かを判定する。確定演出を実行可能な変動演出パターンである場合には、ステップE650-29に処理を移し、確定演出を実行可能な変動演出パターンでない場合には、今回の大当たり予告演出決定処理を終了する。
サブCPU130aは、ステップE650-29において、確定演出の確定演出パターンを決定するための確定演出パターン決定テーブル(図69参照)を選択して確定演出パターンを決定し、ステップE650-30において、確定演出パターンに応じた確定演出コマンドを送信バッファにセットし、今回の大当たり予告演出決定処理を終了する。これにより、確定演出コマンドが表示制御部140やランプ制御部150に送信され、変動演出中に確定演出パターンに応じた確定演出が実行されることになる。なお、確定演出パターン決定テーブルの詳細は後述する。
(変動開始時役物予告決定テーブル)
図58は、演出モードA~Cにおいて変動開始時役物予告演出の予告パターンを決定する際に参照される演出モードA~C(通常遊技状態)用の変動開始時役物予告決定テーブルを示す図であり、図59は、演出モードD~Hにおいて変動開始時役物予告演出の予告パターンを決定する際に参照される演出モードD~H(特定遊技状態)用の変動開始時役物予告決定テーブルを示す図である。
変動開始時役物予告決定テーブルには、演出モード、大当たり判定結果、変動演出パターン、各変動開始時役物予告パターンの選択率(%)、及び、選択される変動開始時役物予告パターンが対応付けられている。
変動開始時役物予告パターンには、予告なしと、変動演出の開始時に第1可動部材73を初期位置(待機位置)にて上下に揺動するように動作させるガタガタ動作と、変動演出の開始時に第1可動部材73を初期位置から初期位置と演出位置との間の中間位置まで下降させた後に初期位置に復帰させる弱下降動作とが設定されている。
なお、変動演出パターンの欄に記載されている「(特1)」については、第1特別図柄の変動表示に対応する第1変動演出に係る変動演出パターンであることを意味し、「(特2)」については、第2特別図柄の変動表示に対応する第2変動演出に係る変動演出パターンであることを意味している。
図58~図59に示す変動開始時役物予告決定テーブルの第1の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)において第2変動演出が実行される場合には、変動開始時役物予告パターンとして弱下降動作が実行されない、つまり、変動開始時役物予告演出の実行が制限される点が挙げられる。このようにすることで、左打ちを行うことが遊技者に有利となる演出モードA~C(通常遊技状態)においては、第1始動口45に遊技球が入賞することで行われる第1変動演出の実行を促進させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図58~図59に示す変動開始時役物予告決定テーブルの第2の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)において、第2特別図柄の変動表示に対応する第2変動演出が実行される場合には、変動開始時役物予告パターンとして弱下降動作が実行されない、つまり、変動開始時役物予告演出の実行が制限される点が挙げられる。このようにすることで、左打ちを行うことが遊技者に有利となる演出モードA~C(通常遊技状態)においては、第1始動口45に遊技球が入賞することで行われる第1変動演出の実行を促進させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図58~図59に示す変動開始時役物予告決定テーブルの第3の特徴としては、演出モードD~G(確変遊技状態、通常時短遊技状態)において、第1特別図柄の変動表示に対応する第1変動演出が実行される場合には、変動開始時役物予告パターンとして弱下降動作が実行されない、つまり、変動開始時役物予告演出の実行が制限される点が挙げられる。このようにすることで、右打ちを行うことが遊技者に有利となる演出モードD~G(確変遊技状態、通常時短遊技状態)においては、第2始動口47に遊技球が入賞することで行われる第2変動演出の実行を促進させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図58~図59に示す変動開始時役物予告決定テーブルの第4の特徴としては、演出モードH(特殊時短遊技状態)において、第1特別図柄の変動表示に対応する第1変動演出が実行される場合には、変動開始時役物予告パターンとして弱下降動作が実行されない、つまり、変動開始時役物予告演出の実行が制限される点が挙げられる。このようにすることで、右打ちを行うことが遊技者に有利となる演出モードH(特殊時短遊技状態)においては、第2始動口47に遊技球が入賞することで行われる第2変動演出の実行を促進させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、演出モードA~C(通常遊技状態)において、第2特別図柄の変動表示に対応する第2変動演出が特殊SPリーチ演出パターンで実行される場合に、変動開始時役物予告(ガタガタ動作)が実行されるようになっているが、変動開始時役物予告が実行されない(制限される)ようにしてもよい。
また、演出モードD~G(確変遊技状態、通常時短遊技状態)において、第1特別図柄の変動表示に対応する第1変動演出がチャンス演出パターンで実行される場合に、変動開始時役物予告(ガタガタ動作)が実行されるようになっているが、変動開始時役物予告が実行されない(制限される)ようにしてもよい。
また、演出モードH(特殊時短遊技状態)において、第1特別図柄の変動表示に対応する第1変動演出が特殊SPリーチ演出パターンで実行される場合や、第1特別図柄の変動表示に対応する第1変動演出が終了示唆復活演出パターンで実行される場合に、変動開始時役物予告(ガタガタ動作)が実行されるようになっているが、変動開始時役物予告が実行されない(制限される)ようにしてもよい。
また、演出モードD~H(特定遊技状態)において、第1特別図柄の変動表示に対応する第1変動演出が実行される場合に、第1可動部材73の弱下降動作が実行されないようになっているが、第1可動部材73の弱下降動作を実行するようにしてもよい。この場合には、演出モードA~C(通常遊技状態)において第1特別図柄の変動表示に対応する第1変動演出が実行される場合よりも低い割合で第1可動部材73の弱下降動作が実行されるようにするとよい。
また、変動開始時役物予告演出が通常設定とシンプル設定との設定によって実行割合が変化するカスタマイズ対象演出となっていなかったが、カスタマイズ対象演出としてもよい。この場合には、他のカスタマイズ対象演出と同様に、シンプル設定における「ガタガタ動作」や「弱下降動作」の選択率(実行割合)が通常設定の選択率(実行割合)よりも低くなる(例えば、1/2や1/3等)ようにするとよい。
(リーチ前予告決定テーブル)
図60は、演出モードA~C(通常遊技状態)においてリーチ前予告演出の予告パターンを決定する際に参照される演出モードA~C(通常遊技状態)用のリーチ前予告決定テーブルを示す図であり、図61は、演出モードD~H(特定遊技状態)においてリーチ前予告演出の予告パターンを決定する際に参照される演出モードD~H(特定遊技状態)用のリーチ前予告決定テーブルを示す図である。
図60及び図61に示すように、リーチ前予告決定テーブルには、演出モード、大当たり判定結果、変動演出パターン、各予告パターンの選択率(%)、選択される予告パターンが対応付けられている。
リーチ前予告の予告パターンには、リーチ前予告演出が実行されない「予告なし」、セリフ予告演出が実行される「セリフ予告演出」、ステップアップ予告演出が実行される「ステップアップ予告演出」の3種類が設定されており、大当たり遊技が実行される期待度(前述した図柄揃いに伴う振動演出が実行される割合)は、予告なし<セリフ予告演出<ステップアップ予告演出となっている。
なお、変動演出パターンの欄に記載されている「(特1)」については、第1特別図柄の変動表示に対応する第1変動演出に係る変動演出パターンであることを意味し、「(特2)」については、第2特別図柄の変動表示に対応する第2変動演出に係る変動演出パターンであることを意味している。
図60及び図61に示すリーチ前予告決定テーブルの第1の特徴としては、大当たり判定結果がハズレの場合よりも、大当たりの場合の方が、リーチ前予告演出が実行され易く、且つ、大当たり期待度が低い変動演出パターンが決定されている場合よりも、大当たり期待度が高い変動演出パターンが決定されている場合の方が、リーチ前予告演出が実行され易い点が挙げられる。このようにすることで、大当たり遊技が実行されることに対する遊技者の期待感を盛り上げることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図60及び図61に示すリーチ前予告決定テーブルの第2の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)よりも、演出モードD~G(特定遊技状態)の方が、ハズレである場合にリーチ前予告演出(演出ボタン17の有効期間を伴って振動演出を実行可能なセリフ予告演出、演出ボタン17の有効期間を伴わずに振動演出を実行可能なステップアップ予告演出の両方とも)が実行されにくい(実行割合が低い)点が挙げられる。そのため、変動時間が短くなり易い演出モードD~G(特定遊技状態)において無駄なリーチ前予告演出が実行されにくくなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図60及び図61に示すリーチ前予告決定テーブルの第3の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)よりも、演出モードD~G(特定遊技状態)の方が、大当たりである場合であっても変動演出パターンがノーマルリーチ演出を実行するパターン及びSPリーチ演出を実行するパターンである場合にリーチ前予告演出が実行されにくい(実行割合が低い)点が挙げられる。そのため、変動時間が短くなり易い演出モードD~G(特定遊技状態)において無駄なリーチ前予告演出が実行されにくくなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図60及び図61に示すリーチ前予告決定テーブルの第4の特徴としては、演出ボタン17の有効期間を伴うセリフ予告演出が実行される場合よりも、演出ボタン17の有効期間を伴わないステップアップ予告演出が実行される場合の方が、大当たり期待度(前述した図柄揃いに伴う振動演出が実行される割合、後述する決め演出で振動演出が実行される割合等)が高い点が挙げられる。そのため、リーチ前予告演出の種類に対する遊技者の期待感を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、ステップアップ予告演出が実行される場合よりも、セリフ予告演出が実行される場合の方が、大当たり期待度(前述した図柄揃いに伴う振動演出が実行される割合、後述する決め成功演出に伴う振動演出が実行される割合等)が高くなるようにしてもよい。この場合であっても、リーチ前予告演出の種類に対する遊技者の期待感を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、演出モードA~C(通常遊技状態)において、第2特別図柄の変動表示に対応する第2変動演出が実行される場合に、リーチ前予告演出(セリフ予告演出)が実行されるようになっているが、リーチ前予告演出が実行されない(制限される)ようにしてもよい。
また、演出モードD~G(確変遊技状態、通常時短遊技状態)において、第1特別図柄の変動表示に対応する第1変動演出が実行される場合に、リーチ前予告演出(セリフ予告演出)が実行されるようになっているが、リーチ前予告演出が実行されない(制限される)ようにしてもよい。
また、演出モードH(特殊時短遊技状態)において、第1特別図柄の変動表示に対応する第1変動演出が実行される場合に、リーチ前予告演出(セリフ予告演出)が実行されるようになっているが、リーチ前予告演出が実行されない(制限される)ようにしてもよい。
また、演出モードD~H(特定遊技状態)において、第1特別図柄の変動表示に対応する第1変動演出が実行される場合に、ステップアップ予告演出(後述するパターン5等の有効期間が発生しない振動演出)が実行されないようになっているが、ステップアップ予告演出を実行するようにしてもよい。この場合には、演出モードA~C(通常遊技状態)において第1特別図柄の変動表示に対応する第1変動演出が実行される場合よりも低い割合でステップアップ予告演出(後述するパターン5等の有効期間が発生しない振動演出)が実行されるようにするとよい。
また、リーチ前予告演出(セリフ予告演出、ステップアップ予告演出)が通常設定とシンプル設定との設定によって実行割合が変化するカスタマイズ対象演出となっていなかったが、カスタマイズ対象演出としてもよい。この場合には、他のカスタマイズ対象演出と同様に、シンプル設定における「セリフ予告演出」及び/又は「ステップアップ予告演出」の選択率(実行割合)がノーマル設定の選択率(実行割合)よりも低くなる(例えば、1/2や1/3等)ようにするとよい。
(セリフ予告パターン決定テーブル)
図62は、セリフ予告演出の予告パターンを決定する際に参照されるセリフ予告パターン決定テーブルを示す図である。
図62に示すように、セリフ予告パターン決定テーブルには、演出モード、大当たり判定結果、変動演出パターン種別、各セリフ予告パターンの選択率(%)、選択されるセリフ予告パターンが対応付けられており、参考として各セリフ予告パターンの演出構成(有効示唆演出、有効期間、演出内容)が記載されている。
「有効示唆演出」とは、有効期間が発生する可能性があることを示唆する導入演出であり、具体的には、演出ボタン17を模した複数の半透明演出ボタン画像を第1画像表示装置70に移動表示させると共に、特定位置に向けて半透明演出ボタン画像を集合させていく演出である。
「有効期間(単打3秒)」とは、セリフ予告演出における有効期間が演出ボタン17の1回の操作又は3秒が経過することで終了することを示している。
有効期間の欄の「促進演出」とは、有効期間中に演出ボタン17の操作を促す演出であり、具体的には、演出ボタン17を模した不透明演出ボタン画像を特定位置に表示させると共に、有効期間の残り時間をゲージの長さによって示すゲージ画像を表示させる演出となっている。なお、有効期間中に演出ボタン17が操作されると操作音1が出力されるようになっている。
促進演出の欄の「通常ボタン白」とは、上述した不透明演出ボタン画像として、突出していない通常状態であって白発光している演出ボタン17を模したボタン画像が表示されることを示している。
有効期間の欄の「ボタン状態」とは、有効期間中の演出ボタン17の状態を示しており、ボタン状態の欄の「通常(白)」とは、演出ボタン17が突出していない通常状態であって演出ボタン17が大当たり期待度の低い白色で発光することを示している。
「演出内容」とは、有効期間中に演出ボタン17が操作された場合に実行される演出の内容を示しており、「セリフ表示期間3秒」とは、セリフ画像の表示期間が3秒間であることを示している。
セリフ演出態様の欄の「通常セリフ(黒)」とは、大当たり遊技が実行される可能性を示唆しない通常のセリフが黒色の文字で表示されると共に、その通常セリフが音声出力されることを示している。
「チャンスセリフ(黒)」とは、大当たり遊技の実行可能性があるチャンスセリフが黒色の文字で表示されると共に、そのチャンスセリフが音声出力されることを示している。
「リーチセリフ(黒)」とは、リーチ演出の実行が確定するリーチセリフが黒色の文字で表示されると共に、そのリーチセリフが音声出力されることを示している。
「リーチセリフ(赤)」とは、リーチ演出の実行が確定するリーチセリフが赤色の文字で表示されると共に、そのリーチセリフが音声出力されることを示している。
「熱セリフ(赤)」とは、大当たり遊技の実行可能性が高い熱セリフが赤色の文字で表示されると共に、その熱セリフが音声出力されることを示している。
「激熱セリフ(金)」とは、大当たり遊技の実行可能性が非常に高い激熱セリフが金色の文字で表示されると共に、その激熱セリフが音声出力されることを示している。
「確定セリフ(虹)」とは、大当たり遊技の実行が確定する確定セリフが虹色の文字で表示されると共に、その確定セリフが音声出力されることを示している。
ボタン振動の欄の「弱振動(1秒)」とは、演出ボタン17を振動させるためのボタン振動モータがセリフの表示開始時(=演出ボタン17の操作時又は有効期間の終了時)から1秒間に亘って弱振動する弱振動演出が実行されることを示している。
「強振動(1秒)」とは、演出ボタン17を振動させるためのボタン振動モータがセリフの表示開始時(=演出ボタン17の操作時又は有効期間の終了時)から1秒間に亘って強振動する強振動演出が実行されることを示している。
各セリフ演出態様の大当たり期待度は、「通常セリフ」<「チャンスセリフ(黒)」<「リーチセリフ(黒)」<「リーチセリフ(赤)」<「熱セリフ(赤)」<「激熱セリフ(金)」<「確定セリフ(虹)」となっている。また、各振動演出の大当たり期待度は、「弱振動演出」<「強振動演出」となっている。
図62に示すセリフ予告パターン決定テーブルの第1の特徴としては、大当たり期待度が高いセリフ(熱セリフ以上)が表示されるときに、演出ボタン17を振動させる振動演出が実行可能となっている点が挙げられる。そのため、大当たり期待度が高いことを効果的に知らしめることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図62に示すセリフ予告パターン決定テーブルの第2の特徴としては、熱セリフのセリフ予告演出が実行される場合よりも、熱セリフよりも大当たり期待度が高い激熱セリフのセリフ予告演出が実行される場合の方が、演出ボタン17の振動演出(ボタン振動モータの作動)が実行され易く(実行割合が高く)、熱セリフのセリフ予告演出が実行されるときに演出ボタン17の振動演出が実行されない場合よりも、演出ボタン17の振動演出が実行される場合の方が、大当たり期待度が高くなっている点が挙げられる。そのため、セリフ予告演出が実行されるときに演出ボタン17の振動演出が実行されるか否かに対する遊技者の期待感を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図62に示すセリフ予告パターン決定テーブルの第3の特徴としては、大当たり期待度が高いセリフ(熱セリフ以上)が表示されるときに実行される振動演出が比較的短い時間となっている点が挙げられる。そのため、大当たり遊技の実行が確定したと勘違いさせるような不都合を抑制しつつ、演出効果の高い演出を実行することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図62に示すセリフ予告パターン決定テーブルの第4の特徴としては、大当たり期待度が高いセリフ(熱セリフ以上)が表示されるときに実行される振動演出の振動強度が大当たり期待度に応じて2種類ある点が挙げられる。そのため、振動演出の振動強度によって大当たり期待度を示唆することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図62に示すセリフ予告パターン決定テーブルの第5の特徴としては、セリフ画像の表示期間(3秒)よりも、セリフ画像の表示中における演出ボタン17の振動期間(1秒)の方が短い点が挙げられる。そのため、リーチ演出が実行される以前に遊技者に期待感を持たせるが過度な期待感とならないようにすることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、セリフ予告演出において実行される振動演出として弱振動演出と強振動演出とがあるが、弱振動演出のみ又は強振動演出のみにしてもよいし、弱振動演出の振動時間よりも強振動演出の振動時間を長くするようにしてもよい。
また、演出モードA~C(通常遊技状態)と演出モードD~G(特定遊技状態)とでセリフ予告演出時に演出ボタン17の振動演出が実行された場合の大当たり期待度が同じとなっているが、演出モードA~C(通常遊技状態)の方が、大当たり期待度が高くなるようにしてもよいし、演出モードD~G(特定遊技状態)の方が、大当たり期待度が高くなるようにしてもよい。このようにすると、演出モードの種類によって遊技性を異ならせることができると共に、遊技者にとって有利な演出モードD~Gにおける遊技者の期待感を高め易くなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、演出ボタン17の操作又は有効時間の経過によって有効期間が終了してセリフ予告演出が実行されるようになっているが、有効時間の経過によって有効期間が終了する場合にはセリフ予告演出を実行しないようにしてもよい。
また、有効期間を発生させてセリフ予告演出を実行するようになっているが、有効期間を発生せずにセリフ予告演出を実行するようにしてもよく、その場合に実行する振動演出については、1秒間の弱振動演出のみ又は1秒間の強振動演出のみにしてもよい。
(ステップアップ予告パターン決定テーブル)
図63は、ステップアップ予告演出の予告パターンを決定する際に参照されるステップアップ予告パターン決定テーブルを示す図である。
図63に示すように、ステップアップ予告パターン決定テーブルには、演出モード、大当たり判定結果、変動演出パターン種別、各ステップアップ予告パターンの選択率(%)、選択されるステップアップ予告パターンが対応付けられており、参考として各ステップアップ予告パターンの演出内容(ステップアップ(SU)演出態様、ボタン振動)が記載されている。
ステップアップ演出態様の欄の「1→2」とは、第1~第2ステップ演出が順に実行されることを示している。
「1→2→3」とは、第1~3ステップ演出が順に実行されることを示している。
「1→2→3→4」とは、第1~4ステップ演出が順に実行されることを示している。
「1→2→3→4→5」とは、第1~5ステップ演出が順に実行されることを示している。
「1→2→3→5」とは、第1~第3ステップ演出が順に実行された後に、第4ステップ演出を飛ばして第5ステップ演出が実行されることを示している。
なお、各ステップアップ演出態様において、最後のステップ演出よりも前のステップ演出の演出時間は1秒となっており、最後のステップ演出の演出時間は3秒となっている。
ボタン振動の欄の「5」時に弱振動(1秒)」とは、演出ボタン17を振動させるためのボタン振動モータが第5ステップ演出の開始時から1秒間にわたって弱振動する弱振動演出が実行されることを示している。
「ボタン状態」とはステップアップ予告演出の実行中の演出ボタン17の状態を示しており、ボタン状態の欄の「通常(消)」とは、演出ボタン17が突出していない通常状態であって演出ボタン17が消灯していることを示している。
各ステップアップ演出態様の大当たり期待度は、「1→2」<「1→2→3」<「1→2→3→4」<「1→2→3→4→5」<「1→2→3→5」となっている。
図63に示すステップアップ予告パターン決定テーブルの第1の特徴としては、大当たり期待度が高いステップ演出(第5ステップ演出)が行われるときに、演出ボタン17の有効期間を発生させずに演出ボタン17を振動させる振動演出を実行可能となっている点が挙げられる。そのため、大当たり期待度が高いことを効果的に知らしめることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図63に示すステップアップ予告パターン決定テーブルの第2の特徴としては、大当たり期待度が高いステップ演出(第5ステップ演出)が表示されるときに実行される振動演出が比較的短い時間となっている点が挙げられる。そのため、大当たり遊技の実行が確定したと勘違いさせるような不都合を抑制しつつ、演出効果の高い演出を実行することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図63に示すステップアップ予告パターン決定テーブルの第3の特徴としては、大当たり期待度が高いステップ演出(第5ステップ演出)が表示されるときに実行される振動演出の振動態様(振動強度、振動時間)が予め定められた1種類(弱振動(1秒))しかない点が挙げられる。そのため、遊技者が演出ボタン17を操作することがなくて振動演出の種類を把握し難いステップアップ予告演出において、演出態様が複雑化することを抑制することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図63に示すステップアップ予告パターン決定テーブルの第4の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)よりも、演出モードD~G(特定遊技状態)の方が、大当たりとなる場合に、期待度が低いステップアップ予告演出が実行されにくい(実行割合が低い)点が挙げられる。そのため、演出モードの種類によって遊技性を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図63に示すステップアップ予告パターン決定テーブルの第5の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)よりも、演出モードD~G(特定遊技状態)の方が、大当たりとなる場合に、弱振動演出が実行され易い(実行割合が高い)点が挙げられる。そのため、演出モードの種類によって遊技性を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図63に示すステップアップ予告パターン決定テーブルの第6の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)よりも、演出モードD~G(特定遊技状態)の方が、ステップアップ予告演出において有効期間(操作促進画像の表示)を伴わない演出ボタン17の振動演出が実行された場合の大当たり期待度が高い点が挙げられる。そのため、演出モードの種類によって遊技性を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図63に示すステップアップ予告パターン決定テーブルの第7の特徴としては、ステップアップ予告演出における第5ステップ演出の表示期間(3秒)よりも、第5ステップ演出の実行中における演出ボタン17の振動期間(1秒)の方が短い点が挙げられる。そのため、リーチ演出が実行される以前に遊技者に期待感を持たせるが過度な期待感とならないようにすることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、演出モードD~G(特定遊技状態)よりも、演出モードA~C(通常遊技状態)の方が、ステップアップ予告演出において有効期間(操作促進画像の表示)を伴わない演出ボタン17の振動演出が実行された場合の大当たり期待度が高くなるようにしてもよい。この場合であっても、演出モードの種類によって遊技性を異ならせることができると共に、遊技者にとって有利な演出モードD~Gにおける遊技者の期待感を高め易くなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(擬似連演出パターン決定テーブル)
図64は、擬似連演出の演出パターンを決定する際に参照される擬似連演出パターン決定テーブルを示す図である。
図64に示すように、擬似連演出パターン決定テーブルには、演出モード、大当たり判定結果、変動演出パターン種別、各擬似連演出パターンの選択率(%)、選択される擬似連演出パターンが対応付けられており、参考として各擬似連演出パターンの演出構成(有効示唆演出、有効期間、演出内容)が記載されている。
「有効示唆演出」とは、有効期間が発生する可能性があることを示唆する導入演出であり、具体的には、演出ボタン17を模した複数の半透明演出ボタン画像を第1画像表示装置70に移動表示させると共に、特定位置に向けて半透明演出ボタン画像を集合させていく演出である。
「有効期間(単打3秒)」とは、擬似連演出における有効期間が演出ボタン17の1回の操作又は3秒が経過することで終了することを示している。
有効期間の欄の「促進演出」とは、有効期間中に演出ボタン17の操作を促す演出であり、具体的には、演出ボタン17を模した不透明演出ボタン画像を特定位置に表示させると共に、有効期間の残り時間をゲージの長さによって示すゲージ画像を表示させる演出となっている。なお、有効期間中に演出ボタン17が操作されると上述した操作音1とは異なる操作音2が出力されるようになっている。
促進演出の欄の「通常ボタン白」とは、上述した不透明演出ボタン画像として、突出していない通常状態であって白発光している演出ボタン17を模したボタン画像が表示されることを示している。
「突出ボタン白」とは、上述した不透明演出ボタン画像として、突出している突出状態であって白発光している演出ボタン17を模したボタン画像が表示されることを示している。
有効期間の欄の「ボタン状態」とは、有効期間中の演出ボタン17の状態を示しており、ボタン状態の欄の「通常(白)」とは、演出ボタン17が突出していない通常状態であって演出ボタン17が大当たり期待度の低い白色で発光することを示しており、「突出(赤)」とは、演出ボタン17が突出している突出状態であって演出ボタン17が大当たり期待度の高い赤色で発光することを示している。
「演出内容」とは、擬似連演出に係る演出の内容を示しており、「擬似連図柄の仮停止期間2秒」とは、後述する擬似図柄が仮停止される期間が2秒間であることを示している。
擬似連演出態様の欄の「擬似失敗」とは、中央の演出図柄70aとして擬似連の実行を示唆する擬似図柄が仮停止することなく通常の演出図柄70aが仮停止すると共に、失敗効果音が出力される擬似連失敗演出が実行されることを示している。
「擬似成功」とは、中央の演出図柄70aとして擬似連の実行を示唆する擬似図柄が仮停止し、成功効果音が出力されると共に、第2可動部材74が弱動作し、擬似連演出が行われる擬似連成功演出が実行されることを示している。
ボタン振動の欄の「弱振動(1秒)」とは、演出ボタン17を振動させるためのボタン振動モータが擬似図柄の仮停止時(=演出ボタン17の操作時又は有効期間の終了時)から1秒間にわたって弱振動する弱振動演出が実行されることを示している。
「強振動(1秒)」とは、演出ボタン17を振動させるためのボタン振動モータが擬似図柄の仮停止時(=演出ボタン17の操作時又は有効期間の終了時)から1秒間にわたって強振動する強振動演出が実行されることを示している。
各促進演出の大当たり期待度は、「通常ボタン白」<「突出ボタン白」となっている。また、各ボタン状態の大当たり期待度は、「通常」<「突出」となっている。また、各振動演出の大当たり期待度は、「弱振動演出」<「強振動演出」となっている。
図64に示す擬似連演出パターン決定テーブルの第1の特徴としては、大当たり期待度が高い変動演出パターンであって擬似連成功演出が行われるときに、演出ボタン17の有効期間を発生させて演出ボタン17を振動させる振動演出が実行されることがある点が挙げられる。そのため、大当たり期待度が高いことを効果的に知らしめることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図64に示す擬似連演出パターン決定テーブルの第2の特徴としては、大当たり期待度が高い変動演出パターンであって擬似連成功演出が行われるときに実行される振動演出が比較的短い時間となっている点が挙げられる。そのため、大当たり遊技の実行が確定したと勘違いさせるような不都合を抑制しつつ、演出効果の高い演出を実行することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図64に示す擬似連演出パターン決定テーブルの第3の特徴としては、大当たり期待度が高い変動演出パターンであって擬似連成功演出が行われるときに実行される振動演出の振動強度が大当たり期待度に応じて2種類ある点が挙げられる。そのため、振動演出の振動強度によって大当たり期待度を示唆することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図64に示す擬似連演出パターン決定テーブルの第4の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)と演出モードD~G(特定遊技状態)とで、同一の演出装置(演出ボタン振動モータ、第2可動部材74等)を用いた擬似連演出(擬似連成功演出)を実行可能であるが、演出モードA~C(通常遊技状態)よりも、演出モードD~G(特定遊技状態)の方が、同一の演出装置(演出ボタン振動モータ、第2可動部材74等)を用いた擬似連演出(擬似連成功演出)が実行された場合の大当たり期待度が高い点が挙げられる。そのため、演出モードの種類によって遊技性を異ならせることができると共に、遊技者にとって有利な演出モードD~Gにおける遊技者の期待感を高め易くなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図64に示す擬似連演出パターン決定テーブルの第5の特徴としては、第2可動部材74を用いて擬似連演出(擬似連成功演出)を実行する場合と、第2可動部材74及び演出ボタン17を振動させるボタン振動モータを用いて擬似連演出(擬似連成功演出)を実行する場合とがある点が挙げられる。そのため、擬似連演出の演出効果を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図64に示す擬似連演出パターン決定テーブルの第6の特徴としては、擬似連の実行を示唆する擬似図柄の仮停止期間(2秒)よりも、擬似図柄の仮停止中における演出ボタン17の振動期間(1秒)の方が短い点が挙げられる。そのため、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出が実行される以前に遊技者に期待感を持たせるが過度な期待感とならないようにすることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、大当たり期待度が高い変動演出パターンであって擬似連成功演出が行われるときの有効期間中の演出ボタン17が突出状態となる場合があるが、突出状態とはならないようにしてもよい。
また、擬似連成功演出において実行される振動演出として弱振動演出と強振動演出とがあるが、弱振動演出のみ又は強振動演出のみにしてもよい。
また、有効期間を発生させて擬似連成功演出や擬似連失敗演出を実行するようになっているが、有効期間を発生せずに擬似連成功演出や擬似連失敗演出を実行するようにしてもよく、擬似連成功演出において実行する振動演出については、3秒間の弱振動演出のみ又は3秒間の強振動演出のみにしてもよいし、1秒間の弱振動演出のみ又は1秒間の強振動演出のみにしてもよい。
また、演出モードD~G(特定遊技状態)よりも、演出モードA~C(通常遊技状態)の方が、同一の演出装置(演出ボタン振動モータ、第2可動部材74等)を用いた擬似連演出(擬似連成功演出)が実行された場合の大当たり期待度が高くなるようにしてもよいし、演出モードAよりも、演出モードB又はCの方が、同一の演出装置(演出ボタン振動モータ、第2可動部材74等)を用いた擬似連演出(擬似連成功演出)が実行された場合の大当たり期待度が高くなるようにしてもよいし、演出モードGよりも、演出モードD~Fの方が、同一の演出装置(演出ボタン振動モータ、第2可動部材74等)を用いた擬似連演出(擬似連成功演出)が実行された場合の大当たり期待度が高くなるようにしてもよい。
また、擬似連演出(擬似連成功演出)において第2可動部材74を用いた動作演出を実行するようになっているが、第1可動部材73を用いた動作演出を実行するようにしてもよく、この場合には、第1可動部材73を用いた動作演出よりも、第2可動部材74を用いた動作演出の実行割合が高くなるようにするとよい。
(発展演出パターン決定テーブル)
図65は、発展演出の演出パターンを決定する際に参照される発展演出パターン決定テーブルを示す図である。
図65に示すように、発展演出パターン決定テーブルには、演出モード、大当たり判定結果、変動演出パターン種別、発展演出パターンの決定対象となる発展演出種別、各発展演出パターンの選択率(%)、選択される発展演出パターンが対応付けられており、参考として各発展演出パターンの演出構成(有効示唆演出、有効期間、演出内容)が記載されている。
「有効示唆演出」とは、有効期間が発生する可能性があることを示唆する導入演出であり、具体的には、演出ボタン17を模した複数の半透明演出ボタン画像を第1画像表示装置70に移動表示させると共に、特定位置に向けて半透明演出ボタン画像を集合させていく演出である。
有効示唆演出の欄の「なし」とは、有効示唆演出が実行されないことを示しており、「あり(ガセ)」とは、有効示唆演出が実行されるが、その後に有効期間が発生しないガセの有効示唆演出であることを示しており、「あり」とは、有効示唆演出が実行されてその後に有効期間発生することを示している。
「有効期間(長押し4秒)」とは、発展演出が演出ボタン17の長押しによって段階的に進展すること及び発展演出の有効期間が4秒経過することで終了することを示している。
有効期間の欄の「促進演出」とは、有効期間中に演出ボタン17の操作を促す演出であり、具体的には、複数の半透明演出ボタン画像が特定位置に集合した結果として、不透明演出ボタン画像を特定位置に表示させると共に、有効期間の残り時間をゲージの長さによって示すゲージ画像を表示させる演出となっている。なお、有効期間中に演出ボタン17が操作されると上述した操作音1~2とは異なる操作音3が出力されるようになっている。
促進演出の欄の「通常ボタン白」とは、上述した不透明演出ボタン画像として、突出していない通常状態であって白発光している演出ボタン17を模したボタン画像が表示されることを示している。
「通常ボタン赤」とは、上述した不透明演出ボタン画像として、突出していない通常状態であって赤発光している演出ボタン17を模したボタン画像が表示されることを示している。
有効期間の欄の「ボタン状態」とは、有効期間中の演出ボタン17の状態を示しており、ボタン状態の欄の「通常(白)」とは、演出ボタン17が突出していない通常状態であって演出ボタン17が大当たり期待度の低い白色で発光することを示しており、「通常(赤)」とは、演出ボタン17が突出していない通常状態であって演出ボタン17が大当たり期待度の高い赤色で発光することを示している。
「演出内容」とは、発展演出に係る演出の内容を示しており、「発展図柄の仮停止期間2秒」とは、後述する発展図柄が仮停止される期間が2秒であることを示している。
発展演出態様の欄の「SP報知」とは、発展演出の結果としてSPリーチ演出への発展を示唆するSP発展図柄を導出表示すると共に、第1発展効果音を出力するSP発展演出が実行されることを示している。
「SPSP報知」とは、発展演出の結果としてSPSPリーチ演出への発展を示唆するSPSP発展図柄を導出表示すると共に、第2発展効果音を出力するSPSP発展演出が実行されることを示している。
「全回転報知」とは、発展演出の結果として全回転リーチ演出への発展を示唆する全回転発展図柄を導出表示すると共に、第3発展効果音を出力する全回転発展演出が実行されることを示している。
役物動作の欄の「弱動作」とは、各種図柄の導出表示時(=有効期間の終了時)に第2可動部材74が青色で発光して動作幅の小さい弱動作を行う弱動作演出が実行されることを示している。
「強動作」とは、各種図柄の導出表示時(=有効期間の終了時)に第2可動部材74が赤色で発光して揺動幅の大きい強動作を行う強動作演出が実行されることを示している。
ボタン振動の欄の「弱振動(1秒)」とは、演出ボタン17を振動させるためのボタン振動モータが各種発展図柄の導出表示時(=有効期間の終了時)から1秒間に亘って弱振動する弱振動演出が実行されることを示している。
「強振動(1秒)」とは、演出ボタン17を振動させるためのボタン振動モータが各種図柄の導出表示時(=有効期間の終了時)から1秒間に亘って強振動する弱振動演出が実行されることを示している。
各動作演出の大当たり期待度は、「弱動作」<「強動作」となっている。また、各振動演出の大当たり期待度は、「弱振動」<「強振動」となっている。
なお、変動演出パターンの欄に記載されている「(特1)」については、第1特別図柄の変動表示に対応する第1変動演出に係る変動演出パターンであることを意味し、「(特2)」については、第2特別図柄の変動表示に対応する第2変動演出に係る変動演出パターンであることを意味している。
図65に示す発展演出パターン決定テーブルの第1の特徴としては、大当たり期待度が高い変動演出パターンであって大当たり期待度の高い発展演出(SPSP報知、全回転報知)が行われるときに、演出ボタン17の有効期間を発生させて演出ボタン17を振動させる振動演出が実行されることがある点が挙げられる。そのため、大当たり期待度が高いことを効果的に知らしめることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図65に示す発展演出パターン決定テーブルの第2の特徴としては、SPSP発展演出が実行される場合よりも、SPSP発展演出よりも大当たり期待度が高い全回転発展演出が実行される場合の方が、演出ボタン17の振動演出(ボタン振動モータの作動)が実行され易く(実行割合が高く)、SPSP発展演出が実行されるときに演出ボタン17の振動演出が実行されない場合よりも、演出ボタン17の振動演出が実行される場合の方が、大当たり期待度が高くなっている点が挙げられる。そのため、SPSP発展演出が実行されるときに演出ボタン17の振動演出が実行されるか否かに対する遊技者の期待感を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図65に示す発展演出パターン決定テーブルの第3の特徴としては、大当たり期待度が高い変動演出パターンであって大当たり期待度が高い発展演出(SPSP報知、全回転報知)が行われるときに実行される振動演出が比較的短い時間となっている点が挙げられる。そのため、大当たり遊技の実行が確定したと勘違いさせるような不都合を抑制しつつ、演出効果の高い演出を実行することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図65に示す発展演出パターン決定テーブルの第4の特徴としては、大当たり期待度が高い変動演出パターンであって発展演出(SPSP報知、全回転報知)が行われるときに実行される振動演出の振動強度が大当たり期待度に応じて2種類ある点が挙げられる。そのため、振動演出の振動強度によって大当たり期待度を示唆することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図65に示す発展演出パターン決定テーブルの第5の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)と演出モードD~G(特定遊技状態)とで、同一の演出装置(演出ボタン振動モータ、第2可動部材74等)を用いた発展演出(SPSP発展演出等)を実行可能であるが、演出モードA~C(通常遊技状態)よりも、演出モードD~G(特定遊技状態)の方が、演出装置(演出ボタン振動モータ、第2可動部材74等)を用いた発展演出が実行された場合の大当たり期待度が高い点が挙げられる。そのため、演出モードの種類によって遊技性を異ならせることができると共に、遊技者にとって有利な演出モードD~Gにおける遊技者の期待感を高め易くなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図65に示す発展演出パターン決定テーブルの第6の特徴としては、発展図柄の仮停止期間(2秒)と発展図柄の仮停止中における演出ボタン17の振動期間(2秒)とが同じとなっている、若しくは、発展図柄の仮停止期間(2秒)と演出ボタン17の振動期間(3秒)との差分の比率がリーチ前予告演出よりも小さい点が挙げられる。そのため、遊技者の期待感を効果的に煽ることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、発展演出において実行される振動演出として弱振動演出と強振動演出とがあるが、弱振動演出のみ又は強振動演出のみにしてもよい。
また、演出モードD~G(特定遊技状態)よりも、演出モードA~C(通常遊技状態)の方が、同一の演出装置(演出ボタン振動モータ、第2可動部材74等)を用いた発展演出(SPSP発展演出等)が実行された場合の大当たり期待度が高くなるようにしてもよいし、演出モードAよりも、演出モードB又はCの方が、同一の演出装置(演出ボタン振動モータ、第2可動部材74等)を用いた発展演出が実行された場合の大当たり期待度が高くなるようにしてもよいし、演出モードGよりも、演出モードD~Fの方が、同一の演出装置(演出ボタン振動モータ、第2可動部材74等)を用いた発展演出が実行された場合の大当たり期待度が高くなるようにしてもよい。
(カットイン演出パターン決定テーブル)
図66は、カットイン演出の演出パターンを決定する際に参照されるカットイン演出パターン決定テーブルを示す図である。
図66に示すように、カットイン演出パターン決定テーブルには、演出モード、大当たり判定結果、変動演出パターン種別、各カットイン演出パターンの選択率(%)、選択されるカットイン演出パターンが対応付けられており、参考として各カットイン演出パターンの演出構成(有効示唆演出、有効期間、演出内容)が記載されている。
「有効示唆演出」とは、有効期間が発生する可能性があることを示唆する導入演出であり、具体的には、演出ボタン17を模した複数の半透明演出ボタン画像を第1画像表示装置70に移動表示させると共に、特定位置に向けて半透明演出ボタン画像を集合させていく演出である。
「有効期間(単打4秒)」とは、カットイン演出における有効期間が演出ボタン17の1回の操作又は4秒が経過することで終了することを示している。
有効期間の欄の「促進演出」とは、有効期間中に演出ボタン17の操作を促す演出であり、具体的には、有効示唆演出を実行せずに又は有効示唆演出を実行した結果として、不透明演出ボタン画像を特定位置に表示させると共に、有効期間の残り時間をゲージの長さによって示すゲージ画像を表示させる演出となっている。なお、有効期間中に演出ボタン17が操作されると上述した操作音1~3とは異なる操作音4が出力されるようになっている。
促進演出の欄の「通常ボタン白」とは、上述した不透明演出ボタン画像として、突出していない通常状態であって白発光している演出ボタン17を模したボタン画像が表示されることを示している。
「突出ボタン赤」とは、上述した不透明演出ボタン画像として、突出している突出状態であって赤発光している演出ボタン17を模したボタン画像が表示されることを示している。
「突出ボタン虹」とは、上述した不透明演出ボタン画像として、突出している突出状態であって虹発光している演出ボタン17を模したボタン画像が表示されることを示している。
有効期間の欄の「ボタン状態」とは、有効期間中の演出ボタン17の状態を示しており、「通常(白)」とは、演出ボタン17が突出していない通常状態であって演出ボタン17が大当たり期待度の低い白色で発光することを示している。「突出(赤)」とは、演出ボタン17が突出している突出状態であって演出ボタン17が大当たり期待度の高い赤色で発光することを示している。「突出(虹)」とは、演出ボタン17が突出している突出状態であって演出ボタン17が大当たり確定の虹色で発光することを示している。
「演出内容」とは、有効期間中に演出ボタン17が操作されるか有効期間が経過した場合に実行される演出の内容を示しており、「カットイン表示期間3秒」とは、カットイン画像の表示期間が3秒であることを示している。
カットイン演出態様の欄の「青カットイン」とは、第1画像表示装置70に青フレームのカットイン画像が表示されると共に、第1カットイン効果音が出力される青カットイン演出が実行されることを示している。
「緑カットイン」とは、第1画像表示装置70に緑フレームのカットイン画像が表示されると共に、第2カットイン効果音が出力される緑カットイン演出が実行されることを示している。
「赤カットイン」とは、第1画像表示装置70に赤フレームのカットイン画像が表示されると共に、第3カットイン効果音が出力される赤カットイン演出が実行されることを示している。
ボタン振動の欄の「弱振動(3秒)」とは、演出ボタン17を振動させるためのボタン振動モータがカットイン画像の表示開始時(=演出ボタン17の操作時又は有効期間の終了時)から3秒間に亘って弱振動する弱振動演出が実行されることを示している。
「強振動(3秒)」とは、演出ボタン17を振動させるためのボタン振動モータがカットイン画像の表示開始時(=演出ボタン17の操作時又は有効期間の終了時)から3秒間に亘って強振動する強振動演出が実行されることを示している。
各カットインの大当たり期待度は、「青カットイン」<「緑カットイン」<「赤カットイン」となっている。また、各振動演出の大当たり期待度は、「弱振動演出」<「強振動演出」となっている。
なお、変動演出パターンの欄に記載されている「(特1)」については、第1特別図柄の変動表示に対応する第1変動演出に係る変動演出パターンであることを意味し、「(特2)」については、第2特別図柄の変動表示に対応する第2変動演出に係る変動演出パターンであることを意味している。
図66に示すカットイン演出パターン決定テーブルの第1の特徴としては、大当たり期待度が高いカットイン画像が表示(カットイン演出が実行)されるときに、演出ボタン17の有効期間を発生させて演出ボタン17を振動させる振動演出が実行されることがある点が挙げられる。そのため、大当たり期待度が高いことを効果的に知らしめることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図66に示すカットイン演出パターン決定テーブルの第2の特徴としては、大当たり期待度が高いカットイン画像が表示(カットイン演出が実行)されるときに実行される振動演出が比較的長い時間となっている点が挙げられる。そのため、大当たり期待度が高いことを効果的に知らしめることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図66に示すカットイン演出パターン決定テーブルの第3の特徴としては、大当たり期待度が高いカットイン画像が表示(カットイン演出が実行)されるときに実行される振動演出の振動強度が大当たり期待度に応じて2種類ある点が挙げられる。そのため、振動演出の振動強度によって大当たり期待度を示唆することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図66に示すカットイン演出パターン決定テーブルの第4の特徴としては、カットイン画像の表示期間(3秒)と、カットイン画像の表示中における演出ボタン17の振動期間(3秒)とが同じとなっている(カットイン画像の表示期間(3秒)と演出ボタン17の振動期間(3秒)との差分の比率がリーチ前予告演出よりも小さい)点が挙げられる。そのため、遊技者の期待感を効果的に煽ることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、カットイン演出において実行される振動演出として弱振動演出と強振動演出とがあるが、弱振動演出のみ又は強振動演出のみにしてもよい。
また、有効期間を発生させてカットイン演出を実行するようになっているが、有効期間を発生せずにカットイン演出を実行するようにしてもよく、その場合に実行する振動演出については、3秒間の弱振動演出のみ又は3秒間の強振動演出のみにしてもよいし、1秒間の弱振動演出のみ又は1秒間の強振動演出のみにしてもよい。
(決め演出パターン決定テーブル)
図67は、決め演出の演出パターンを決定する際に参照される決め演出パターン決定テーブルを示す図である。
図67に示すように、決め演出パターン決定テーブルには、演出モード、大当たり判定結果、変動演出パターン種別、各決め演出パターンの選択率(%)、選択される決め演出パターンが対応付けられており、参考として各決め演出パターンの演出構成(有効示唆演出、有効期間、演出内容)が記載されている。
「有効示唆演出」とは、有効期間が発生する可能性があることを示唆する導入演出であり、具体的には、演出ボタン17を模した複数の半透明演出ボタン画像を第1画像表示装置70に移動表示させると共に、特定位置に向けてボタン画像を集合させていく演出である。
「有効期間(単打5秒)」とは、決め演出における有効期間が演出ボタン17の1回の操作又は5秒が経過することで終了することを示している。
有効期間の欄の「促進演出」とは、有効期間中に演出ボタン17の操作を促す演出であり、具体的には、有効示唆演出を実行せずに又は有効示唆演出を実行した結果として、不透明演出ボタン画像を特定位置に表示させると共に、有効期間の残り時間をゲージの長さによって示すゲージ画像を表示させる演出となっている。なお、有効期間中に演出ボタン17が操作されると上述した操作音1~4とは異なる操作音5が出力されるようになっている。
促進演出の欄の「通常ボタン白」とは、上述した不透明演出ボタン画像として、突出していない通常状態であって白発光している演出ボタン17を模したボタン画像が表示されることを示している。
「突出ボタン赤」とは、上述した不透明演出ボタン画像として、突出している突出状態であって赤発光している演出ボタン17を模したボタン画像が表示されることを示している。
「突出ボタン虹」とは、上述した不透明演出ボタン画像として、突出している突出状態であって虹発光している演出ボタン17を模したボタン画像が表示されることを示している。
有効期間の欄の「ボタン状態」とは、有効期間中の演出ボタン17の状態を示しており、「通常(白)」とは、演出ボタン17が突出していない通常状態であって演出ボタン17が大当たり期待の低い白色で発光することを示している。「突出(赤)」とは、演出ボタン17が突出している突出状態であって演出ボタン17が大当たり期待度の高い赤色で発光することを示している。「突出(虹)」とは、演出ボタン17が突出している突出状態であって演出ボタン17が大当たり確定の虹色で発光することを示している。
「演出内容」とは、有効期間中に演出ボタン17が操作されるか有効期間が経過した場合に実行される演出の内容を示しており、「決め成功演出期間11秒(演出モードHは6秒)」とは、演出モードH以外の演出モードにおける決め成功演出に係る演出の実行期間が11秒であること、演出モードHにおける決め成功演出に係る演出の実行期間が6秒であることを示している。
決め演出態様の欄の「失敗」とは、第1可動部材73が動作せずに第1画像表示装置70の画面が暗色に変化することで、大当たり遊技が実行されないことを示唆する決め失敗演出が実行されることを示している。
「成功」とは、第1可動部材73が最大動作位置まで動作して虹色に発光すると共に、第1画像表示装置70に成功エフェクト画像が表示されることで、大当たり遊技が実行されることを示唆する決め成功演出が実行されることを示している。
ボタン振動の欄の「強振動(4秒→5秒)」とは、演出ボタン17を振動させるためのボタン振動モータが決め成功演出の開始時(=演出ボタン17の操作時又は有効期間の終了時)から4秒に亘って強振動した後に1秒のインターバルを挟んで5秒に亘って強振動する強振動演出(決め成功振動演出)が実行されることを示している。
ボタン発光の欄の「虹発光(11秒)」とは、演出ボタン17を発光させるための演出ボタンLEDが決め成功演出の開始時(=演出ボタン17の操作時又は有効期間の終了時)から11秒間(演出ボタン17が強振動しているよりも長い期間)に亘って虹発光することを示している。
各促進演出の大当たり期待度は、「通常ボタン白」<「突出ボタン赤」<「突出ボタン虹」となっている。また、各ボタン状態の大当たり期待度は、「通常」<「突出」となっている。
なお、変動演出パターンの欄に記載されている「(特1)」については、第1特別図柄の変動表示に対応する第1変動演出に係る変動演出パターンであることを意味し、「(特2)」については、第2特別図柄の変動表示に対応する第2変動演出に係る変動演出パターンであることを意味している。
図67に示す決め演出パターン決定テーブルの第1の特徴としては、決め成功演出が実行される場合には、有効期間を発生させて演出ボタン17を振動させる振動演出が実行される点が挙げられる。そのため、大当たり遊技が実行されることを効果的に報知することが可能となり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図67に示す決め演出パターン決定テーブルの第2の特徴としては、変動演出中に発生する演出ボタン17の有効期間としては最も長い期間に亘って有効期間が発生する点が挙げられる。そのため、遊技者が演出ボタン17の操作を逸してしまうような不都合を抑制することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図67に示す決め演出パターン決定テーブルの第3の特徴としては、変動演出中に発生する強振動演出としては最も長い期間に亘って演出ボタン17が振動する点が挙げられる。そのため、決め成功演出時の遊技者の高揚感を効果的に煽ることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図67に示す決め演出パターン決定テーブルの第4の特徴としては、演出ボタン17の振動期間よりも演出ボタン17の虹発光の方が長い期間に亘って行われる点が挙げられる。そのため、演出ボタン17の振動が終了した後も遊技者の高揚感を維持することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図67に示す決め演出パターン決定テーブルの第5の特徴としては、決め成功演出の実行期間(11秒)と、決め成功演出の実行中における演出ボタン17の振動期間(9秒)との差分の比率がリーチ前予告演出よりも小さい点が挙げられる。そのため、遊技者の期待感を効果的に煽ることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、決め演出(決め成功演出)において第1可動部材73を用いた動作演出を実行するようになっているが、第2可動部材74を用いた動作演出を実行するようにしてもよく、この場合には、第2可動部材74を用いた動作演出よりも、第1可動部材73を用いた動作演出の実行割合が高くなるようにするとよい。
(再抽選演出パターン決定テーブル)
図68は、再抽選演出の演出パターンを決定する際に参照される再抽選演出パターン決定テーブルを示す図である。
図68に示すように、再抽選演出パターン決定テーブルには、演出モード、昇格の有無(昇格予定であるか)、各再抽選演出パターンの選択率(%)、選択される再抽選演出パターンが対応付けられており、参考として各再抽選演出パターンの演出構成(有効示唆演出、有効期間、演出内容)が記載されている。
「有効示唆演出」とは、有効期間が発生する可能性があることを示唆する導入演出であり、具体的には、演出ボタン17を模した複数の半透明演出ボタン画像を第1画像表示装置70に移動表示させると共に、特定位置に向けて半透明演出ボタン画像を集合させていく演出である。
「有効期間(単打3秒)」とは、再抽選演出における有効期間が演出ボタン17の1回の操作又は3秒が経過することで終了することを示している。
有効期間の欄の「促進演出」とは、有効期間中に演出ボタン17の操作を促す演出であり、具体的には、有効示唆演出を実行せずに不透明演出ボタン画像を特定位置に表示させると共に、有効期間の残り時間をゲージの長さによって示すゲージ画像を表示させる演出となっている。なお、有効期間中に演出ボタン17が操作されると上述した操作音1~5とは異なる操作音6が出力されるようになっている。
促進演出の欄の「通常ボタン白」とは、上述した不透明演出ボタン画像として、突出していない通常状態であって白発光している演出ボタン17を模したボタン画像が表示されることを示している。
「通常ボタン赤」とは、上述した不透明演出ボタン画像として、突出していない通常状態であって赤発光している演出ボタン17を模したボタン画像が表示されることを示している。
「通常ボタン虹」とは、上述した不透明演出ボタン画像として、突出していない通常状態であって虹発光している演出ボタン17を模したボタン画像が表示されることを示している。
有効期間の欄の「ボタン状態」とは、有効期間中の演出ボタン17の状態を示しており、ボタン状態の欄の「通常(白)」とは、演出ボタン17が突出していない通常状態であって演出ボタン17が昇格期待度の低い白色で発光することを示している。「通常(赤)」とは、演出ボタン17が突出していない通常状態であって演出ボタン17が昇格期待度の高い赤色で発光することを示している。「通常(虹)」とは、演出ボタン17が突出していない通常状態であって演出ボタン17が昇格確定の虹色で発光することを示している。
「演出内容」とは、有効期間中に演出ボタン17が操作されるか有効期間が経過した場合に実行される演出の内容を示しており、「昇格成功演出期間4秒」とは、昇格成功演出の実行期間が4秒であることを示している。
再抽選演出態様の欄の「昇格失敗演出」とは、再抽選演出の結果として遊技者に有利な演出図柄とならない非昇格図柄(例えば、偶数図柄→偶数図柄、「7」以外の奇数図柄→「7」以外の奇数図柄)が導出表示(仮停止)されると共に、非昇格効果音が出力されることを示している。
「昇格成功演出」とは、再抽選演出の結果として遊技者に有利な演出図柄となる昇格図柄(例えば、偶数図柄→奇数図柄、「7」以外の奇数図柄→「7」図柄)が導出表示(仮停止)されると共に、昇格効果音が出力されることを示している。
ボタン振動の欄の「強振動(3秒)」とは、演出ボタン17を振動させるためのボタン振動モータが昇格図柄の導出表示時(=有効期間の終了時)から3秒間に亘って強振動する強振動演出が実行されることを示している。「強振動(2秒)」とは、演出ボタン17を振動させるためのボタン振動モータが昇格図柄の導出表示時(=有効期間の終了時)から2秒間に亘って強振動する強振動演出が実行されることを示している。
ボタン発光の欄の「虹発光(4秒)」とは、演出ボタン17を発光させるための演出ボタンLEDが昇格図柄の導出表示時(=有効期間の終了時)から4秒間(演出ボタン17が強振動しているよりも長い期間)に亘って虹発光することを示している。「虹発光(3秒)」とは、演出ボタン17を発光させるための演出ボタンLEDが昇格図柄の導出表示時(=有効期間の終了時)から3秒間(演出ボタン17が強振動しているよりも長い期間)に亘って虹発光することを示している。
各促進演出の大当たり期待度は、「通常ボタン白」<「通常ボタン赤」<「通常ボタン虹」となっている。
図68に示す再抽選演出パターン決定テーブルの第1の特徴としては、昇格成功演出が実行される場合には、有効期間を発生させて演出ボタン17を振動させる振動演出が実行される点が挙げられる。そのため、遊技者に有利な演出図柄に昇格したことを効果的に報知することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図68に示す再抽選演出パターン決定テーブルの第2の特徴としては、強振動演出よりも演出ボタン17の虹発光の方が長い期間に亘って行われる点が挙げられる。そのため、強振動演出が終了した後も遊技者の高揚感を維持することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図68に示す再抽選演出パターン決定テーブルの第3の特徴としては、昇格成功演出の実行期間(4秒又は3秒)と、昇格成功演出の実行中における演出ボタン17の振動期間(3秒又は2秒)との差分の比率がリーチ前予告演出よりも小さい点が挙げられる。そのため、遊技者の期待感を効果的に煽ることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、有効期間を発生させて再抽選演出(昇格失敗演出、昇格成功演出)を実行するようになっているが、有効期間を発生させずに再抽選演出を実行するようにしてもよい。
(確定演出パターン決定テーブル)
図69は、確定演出の演出パターンを決定する際に参照される確定演出パターン決定テーブルを示す図である。
図69に示すように、確定演出パターン決定テーブルには、大当たり判定結果、変動演出パターン種別、各確定演出パターンの選択率(%)、選択される確定演出パターンが対応付けられており、参考として各確定演出パターンの演出構成(実行タイミング、演出内容)が記載されている。
実行タイミングの欄の「-」とは、確定演出が実行されないタイミングであることを示しており、「○」とは、確定演出が実行されるタイミングであることを示している。
音声の欄の「確定音」とは、大当たり遊技が実行されることを示す確定音が出力されることを示している。
発光の欄の「ハンドル虹発光」とは、発射ハンドル15を発光させるためのハンドルLEDが確定音の出力時から変動停止まで(演出図柄が停止表示するまでの4秒以上にわたって)虹色で発光することを示している。
ボタン振動の欄の「強振動(3秒)」とは、演出ボタン17を振動させるためのボタン振動モータが確定音の出力時から3秒間に亘って強振動する強振動演出が実行されることを示している。
なお、変動演出パターンの欄に記載されている「(特1)」については、第1特別図柄の変動表示に対応する第1変動演出に係る変動演出パターンであることを意味し、「(特2)」については、第2特別図柄の変動表示に対応する第2変動演出に係る変動演出パターンであることを意味している。
図69に示す確定演出パターン決定テーブルの第1の特徴としては、確定演出が実行される場合には、有効期間を発生させずに演出ボタン17を振動させる振動演出が実行される点が挙げられる。そのため、大当たり遊技が実行されることを効果的に報知することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図69に示す確定演出パターン決定テーブルの第2の特徴としては、強振動演出よりも発射ハンドル15の虹発光の方が長い期間に亘って行われる点が挙げられる。そのため、強振動演出が終了した後も遊技者の高揚感を維持することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(図34~図69に示した各種テーブルに係るまとめ)
ここで、図34~図69に示した各種テーブルに係る第1の特徴としては、演出ボタン17の有効期間を伴うセリフ予告演出で振動演出(弱振動1秒又は強振動1秒)が実行される場合よりも、演出ボタン17の有効期間を伴わないステップアップ予告演出で振動演出(弱振動1秒)が実行される場合の方が、大当たり期待度(図柄揃いに伴う振動演出(強振動4秒)が実行される割合、決め演出で振動演出(強振動4秒→5秒)が実行される割合等)が高い点が挙げられる。そのため、リーチ前予告演出の種類に対する遊技者の期待感を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、演出ボタン17の有効期間を伴わないステップアップ予告演出で振動演出(弱振動1秒)が実行される場合よりも、演出ボタン17の有効期間を伴うセリフ予告演出で振動演出(弱振動1秒又は強振動1秒)が実行される場合の方が、大当たり期待度(前述した図柄揃いに伴う振動演出(強振動4秒)が実行される割合、後述する決め演出で振動演出(強振動4秒→5秒)が実行される割合等)が高くなるようにしてもよい。この場合であっても、リーチ前予告演出の種類に対する遊技者の期待感を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第2の特徴としては、大当たり予告演出として実行される振動演出には、振動期間が相対的に短い第1振動演出(セリフ予告演出時、ステップアップ予告演出時、擬似連演出時、発展演出時等の振動演出(1秒))と、第1振動演出よりも振動期間(演出期間)が長い第2振動演出(カットイン演出時、決め成功演出時、確定演出時等の1秒よりも長い振動演出(3秒、4秒、4秒→5秒))とがあり、第1演出期間(リーチ前演出)の後に第2演出期間(ノーマルリーチ演出)や第3演出期間(SP/SPSPリーチ演出)がある変動演出では、第2演出期間よりも、第1演出期間の方が、第1振動演出が実行され易い(実行される割合が高い)点が挙げられる。そのため、遊技者に大当たりとなると勘違いさせずに期待感を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、先読み振動演出についても振動期間が相対的に短い第1振動演出となっているが、先読み振動演出を含めた場合であっても、第1演出期間(リーチ前演出)の後に第2演出期間(ノーマルリーチ演出)や第3演出期間(SP/SPSPリーチ演出)がある変動演出では、第2演出期間よりも、第1演出期間の方が、第1振動演出が実行され易い(実行される割合が高い)ようになっている。そのため、遊技者に大当たりとなると勘違いさせずに期待感を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第3の特徴としては、第1演出期間(リーチ前演出)の後の第2演出期間(ノーマルリーチ演出)の後に第3演出期間(SP/SPSPリーチ演出)がある変動演出では、第3演出期間よりも、第1演出期間の方が、第1振動演出(セリフ予告演出時、ステップアップ予告演出時、擬似連演出時、発展演出時等の振動演出(1秒))が実行され易い(実行される割合が高い)点が挙げられる。そのため、遊技者に大当たりとなると勘違いさせずに期待感を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第4の特徴としては、大当たり予告演出として実行される振動演出には、振動期間が短い第1振動演出(セリフ予告演出時、ステップアップ予告演出時、擬似連演出時、発展演出時等の振動演出(1秒))と、第1振動演出よりも振動期間が長い第2振動演出(カットイン演出時、決め成功演出時、確定演出時等の1秒よりも長い振動演出(3秒、4秒、4秒→5秒))とがあり、第1演出期間(リーチ前演出)の後に第2演出期間(ノーマルリーチ演出)や第3演出期間(SP/SPSPリーチ演出)がある変動演出では、第1演出期間よりも、第2演出期間の方が、第2振動演出が実行され易い(実行される割合が高い)点が挙げられる。そのため、遊技者の期待感を効果的に高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第5の特徴としては、第1演出期間(リーチ前演出)の後の第2演出期間(ノーマルリーチ演出)の後に第3演出期間(SP/SPSPリーチ演出)がある変動演出では、第1演出期間よりも、第3演出期間の方が、第2振動演出(カットイン演出時、決め成功演出時、確定演出時等の1秒よりも長い振動演出(3秒、4秒、4秒→5秒))が実行され易い(実行される割合が高い)点が挙げられる。そのため、遊技者の期待感を効果的に高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第6の特徴としては、第1演出期間(リーチ前演出)では、演出ボタン17を通常状態として第1振動演出(1秒)を実行する割合の方が、演出ボタン17を突出状態として第1振動演出を実行する割合よりも高い点が挙げられる。そのため、第1演出期間において過度に遊技者の期待感を煽ることがなくなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第7の特徴としては、第3演出期間(SP/SPSPリーチ演出中)では、演出ボタン17を突出状態として第2振動演出(3秒以上)を実行する割合の方が、演出ボタン17を通常状態として第2振動演出を実行する割合よりも高い点が挙げられる。そのため、第1演出期間において過度に遊技者の期待感を煽ることがなくなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第8の特徴としては、大当たり予告演出として実行される振動演出には、振動期間が短い第1振動演出(セリフ予告演出時、ステップアップ予告演出時、擬似連演出時、発展演出時等の振動演出(1秒))と、第1振動演出よりも振動期間(演出期間)が長い第2振動演出(カットイン演出時、決め成功演出時、確定演出時等の1秒よりも長い振動演出(3秒、4秒、4秒→5秒))とがあり、所定回数(例えば1回又は2回)の連続演出(擬似連演出)が実行されてリーチ演出が実行される変動演出では、第1振動演出が実行されない場合よりも、第1振動演出が実行される場合の方が、第2振動演出が実行され易い(実行される割合が高い)点が挙げられる。そのため、第1振動演出が実行されるか否かに対する遊技者の期待感を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第9の特徴としては、大当たり予告演出として実行される振動演出には、第1振動演出よりも振動期間(演出期間)が長い第2振動演出(カットイン演出時、決め成功演出時、確定演出時等の1秒よりも長い振動演出(3秒、4秒、4秒→5秒))があり、演出モードA~C(通常遊技状態)中の変動演出では、第1種別の演出図柄(「7」以外の奇数図柄)によるリーチ演出よりも、第2種別の演出図柄(偶数図柄)によるリーチ演出が実行され易く(実行される割合が高く)、第2種別の演出図柄によりリーチ演出よりも、第3種別の演出図柄(「7」の演出図柄)によりリーチ演出が実行され難く(実行される割合が低く)、第2種別の演出図柄によるリーチ演出が実行される場合よりも、第3種別の演出図柄によるリーチ演出が実行される場合の方が、第2振動演出が実行され易い(実行される割合が高い)点が挙げられる。そのため、リーチ演出を実行する演出図柄の種類に対する遊技者の期待感を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第10の特徴としては、リーチ演出が実行される大当たり変動演出では、リーチ前演出中における有効期間(操作促進画像の表示)を伴わない振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出)の実行回数よりも、リーチ後演出中における有効期間(操作促進画像の表示)を伴わない振動演出(発展演出、図柄揃い、C図柄揃い、確定演出)の実行回数の方が多くなり易い点が挙げられる。そのため、リーチ後演出中の期待感を効果的に高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第11の特徴としては、所定のリーチ演出(ノーマルリーチ演出、全回転リーチ演出)が実行される大当たり変動演出よりも、特定のリーチ演出(SPリーチ演出、SPSPリーチ演出)が実行される大当たり変動演出の方が、リーチ後演出中における有効期間を伴わない振動演出(発展演出、図柄揃い、C図柄揃い、確定演出)の実行回数が多くなり易い点が挙げられる。そのため、大当たり変動演出が単調となることを防止することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第12の特徴としては、リーチ演出が実行されるハズレ変動演出では、リーチ後演出中における有効期間を伴わない振動演出(発展演出、図柄揃い、C図柄揃い、確定演出)の実行回数よりも、リーチ前演出中における有効期間を伴わない振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出)の実行回数の方が多くなり易い点が挙げられる。そのため、有効期間を伴わない振動演出によって大当たりの期待度を示唆することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第13の特徴としては、変動演出においてリーチ前予告演出(セリフ予告演出、ステップアップ予告演出)が実行されるときよりも、リーチ前予告演出よりも大当たり期待度が高いリーチ後予告演出(カットイン演出)が実行される場合の方が演出ボタン17の振動演出(ボタン振動モータの作動)が実行され易く(実行割合が高く)、リーチ前予告演出が実行されるときに演出ボタン17の振動演出が実行されない場合よりも、演出ボタン17の振動演出が実行される場合の方が、大当たり期待度が高くなっている点が挙げられる。そのため、リーチ前予告演出が実行されるときに演出ボタン17の振動演出が実行されるか否かに対する遊技者の期待感を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第14の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)よりも、演出モードD~G(特定遊技状態)の方が、リーチ後予告演出において演出ボタン17の有効期間(操作促進画像の表示)を伴う振動演出が実行された場合の大当たり期待度が高くなる点が挙げられる。そのため、演出モードの種類によって遊技性を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、演出モードD~G(特定遊技状態)よりも、演出モードA~C(通常遊技状態)の方が、リーチ後予告演出において演出ボタン17の有効期間(操作促進画像の表示)を伴う振動演出が実行された場合の大当たり期待度が高くなるようにしてもよい。この場合であっても、演出モードの種類によって遊技性を異ならせることができると共に、遊技者にとって有利な演出モードD~Gにおける遊技者の期待感を高め易くなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第15の特徴としては、変動演出における第1演出期間(リーチ前)において、演出ボタン17の振動演出が実行されない場合よりも、演出ボタン17の振動演出が実行される場合の方が、大当たり期待度が高く、大当たり変動演出では、リーチ前演出中において演出ボタン17の振動演出が実行されるか否かに拘らず、リーチ後演出(決め成功演出後の期間)において演出ボタン17の振動演出(図柄揃いやC図柄揃い時の振動演出)が実行される点が挙げられる。そのため、大当たりとなることを振動演出によって遊技者に知らしめることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第16の特徴としては、変動演出中に実行される演出ボタン17の有効期間(操作促進画像の表示)を伴う振動演出(セリフ予告演出時、擬似連演出時、発展演出時、カットイン演出時等の振動演出のうちの1つ)は、大当たり期待度が異なる複数種類の振動態様(弱振動、強振動)の何れかで実行されるが、変動演出中に実行される演出ボタン17の有効期間(操作促進画像の表示)を伴わない振動演出(ステップアップ予告演出時、図柄揃い時、C図柄揃い時等の振動演出のうちの1つ)は、予め定められた一の振動態様で実行される点が挙げられる。そのため、有効期間を伴わないことで振動態様の種類を把握し難い場合において、振動演出の演出態様が複雑化することを抑制することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第17の特徴としては、大当たり変動演出におけるリーチ前演出期間において、演出ボタン17の有効期間(操作促進画像の表示)を伴う振動演出(セリフ予告演出時の振動演出)が実行される場合と、演出ボタン17の有効期間(操作促進画像の表示)を伴わない振動演出(ステップアップ予告演出時の振動演出)が実行される場合とで、その後(リーチ後演出期間)に振動演出(決め成功演出時、図柄揃い時、C図柄揃い時等の3秒以上の振動演出)が実行される割合が異なり、演出ボタン17の有効期間を伴わない振動演出(ステップアップ予告演出時の振動演出)は、特定遊技状態(演出モードD~G)中よりも、通常遊技状態(演出モードA~C)中の方が実行され易い(実行割合が高い)点が挙げられる。そのため、演出ボタン17の有効期間を伴わない振動演出に係る演出効果を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第18の特徴としては、大当たり変動演出が実行される場合、図柄揃い(C図柄揃いも含む)する大当たり演出図柄の種類(偶数図柄、「7」以外の奇数図柄、「7」図柄)によって、大当たり予告演出における振動演出の実行態様(実行の有無、実行タイミング等)を異ならせることが可能であるが、決め成功演出や確定演出の実行に伴って振動演出を実行する場合、図柄揃い(C図柄揃いも含む)する大当たり演出図柄の種類に拘らずに振動態様が同一となっている点が挙げられる。そのため、振動演出によって大当たりへの期待感を高める一方で、大当たりとなることを一律に祝福することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第19の特徴としては、大当たり変動演出において有効期間(操作促進画像の表示)を伴う振動演出(決め成功演出等)を実行した後に、有効期間(操作促進画像の表示)を伴わない振動演出(図柄揃い、C図柄揃い等)を実行可能であり、有効期間(操作促進画像の表示)を伴う振動演出(決め演出等)は演出ボタン17の操作タイミングによって振動を開始するタイミングが可変する一方、有効期間(操作促進画像の表示)を伴わない振動演出(図柄揃い、C図柄揃い等)は振動を開始するタイミングが予め定められている点が挙げられる。そのため、有効期間(操作促進画像の表示)を伴うか否かによって適切なタイミングで振動演出を実行することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第20の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)と演出モードD~G(特定遊技状態)とで、同一の可動部材(第2可動部材74)を用いて特定演出(擬似連演出、発展演出等)を実行可能であるが、演出モードA~C(通常遊技状態)と演出モードD~G(特定遊技状態)とで特定演出が実行された場合の大当たり期待度が異なる点が挙げられる。そのため、演出モードの種類によって遊技性を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第21の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)と演出モードD~G(特定遊技状態)とで、大当たり期待度が異なる複数の段階の何れかまで進展する段階演出(ステップアップ予告演出、擬似連演出等)を実行可能であるが、演出モードA~C(通常遊技状態)と演出モードD~G(特定遊技状態)とで段階演出(ステップアップ予告演出、擬似連演出等)が同一の段階(ステップアップ予告演出であれば第3ステップ演出、第4ステップ演出、第5ステップ演出の何れか、擬似連演出であれば、1回又は2回)まで進展した場合の大当たり期待度が異なる点が挙げられる。そのため、演出モードの種類によって遊技性を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第22の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)と演出モードD~G(特定遊技状態)とで、大当たり期待度が異なる複数の操作促進演出の何れかを実行可能であると共に、演出ボタン17の操作に応じて操作演出(発展演出、カットイン演出、決め演出の何れか)を実行可能であり、演出モードA~C(通常遊技状態)と演出モードD~G(特定遊技状態)とで、同一の操作促進演出(例えば、通常ボタン白)が実行された場合の大当たり期待度が異なり、演出モードA~C(通常遊技状態)及び演出モードD~G(特定遊技状態)では、操作演出が実行される場合において有効示唆演出が実行されずに操作促進演出が実行される場合よりも、有効示唆演出が実行されて操作促進演出が実行された場合の方が、大当たり期待度が高くなっている点が挙げられる。そのため、有効示唆演出が実行されるか否かに対する遊技者の期待感を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第23の特徴としては、大当たり予告演出に伴って実行される振動期間が相対的に短い時間(例えば1秒)の振動演出は、演出ボタン17の有効期間を伴って実行される場合と、有効期間を伴わずに実行される場合とがあるが、大当たり予告演出に伴って実行される振動期間が相対的に長い(3秒以上)の振動演出は、有効期間を伴って実行される点が挙げられる。そのため、演出ボタン17の操作に対する演出効果を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第24の特徴としては、特殊時短遊技状態において、第1特別図柄のハズレ変動表示(ハズレの第1変動演出)が実行される場合よりも、第2特別図柄のハズレ変動表示(ハズレの第2変動演出)が実行される場合の方が、有効期間の操作を伴う操作演出(セリフ予告演出、発展演出、決め演出、再抽選演出)が実行され易くなっている。そのため、特殊時短遊技状態において特別図柄(変動演出)の種別によって演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第25の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、特定遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合と、特定遊技状態において第2変動演出が実行される場合とで、第1振動演出の実行割合が異なる(第2変動演出が実行される場合の実行割合が高い)ようになっている。そのため、特殊時短遊技状態において変動演出(特別図柄)の種別によって振動演出に係る性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特定遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合よりも、特定遊技状態において第2変動演出が実行される場合の方が、第1振動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第26の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、特定遊技状態において大当たり遊技の実行を期待させる特定演出(各種リーチ演出、チャンス演出等)が実行される第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合と、特定遊技状態において大当たり遊技の実行を期待させる特定演出(各種リーチ演出、チャンス演出等)が実行される第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合とで、特定演出の実行中における第1振動演出の実行割合が異なる(第2変動演出が実行される場合の実行割合が高い)ようになっている。そのため、特定遊技状態において特定演出が実行される変動演出が実行される場合において変動演出(特別図柄)の種別によって振動演出に係る性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特定遊技状態において大当たり遊技の実行を期待させる特定演出(各種リーチ演出、チャンス演出等)が実行される第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合よりも、特定遊技状態において大当たり遊技の実行を期待させる特定演出(各種リーチ演出、チャンス演出等)が実行される第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合の方が、特定演出の実行中における第1振動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第27の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、特定遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合と、特定遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合とで、第2振動演出の実行割合が異なる(第2変動演出が実行される場合の実行割合が高い)ようになっている。そのため、特殊時短遊技状態において変動演出(特別図柄)の種別によって振動演出に係る性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特定遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合よりも、特定遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合の方が、第2振動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第28の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(確定演出等に係る振動演出)とを含み、特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)において大当たり遊技の実行を期待させる特定演出(各種リーチ演出、チャンス演出等)が実行される第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合と、特定遊技状態において大当たり遊技の実行を期待させる特定演出(各種リーチ演出、チャンス演出等)が実行される第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合とで、特定演出の実行中における第2振動演出の実行割合が異なる(第2変動演出が実行される場合の実行割合が高い)ようになっている。そのため、特定遊技状態において特定演出が実行される変動演出が実行される場合において変動演出(特別図柄)の種別によって振動演出に係る性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特定遊技状態において大当たり遊技の実行を期待させる特定演出(各種リーチ演出、チャンス演出等)が実行される第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合よりも、特定遊技状態において大当たり遊技の実行を期待させる特定演出(各種リーチ演出、チャンス演出等)が実行される第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合の方が、特定演出の実行中における第2振動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第29の特徴としては、第1可動部材73(又は第2可動部材74)を第1態様で動作させる第1動作演出(先読み動作演出、変動開始時役物予告演出等)と、第2態様で動作させる第2動作演出(決め成功演出等)とを実行可能であり、通常遊技状態におけるハズレの第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)では、第1動作演出を実行可能であるが、特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)におけるハズレの第1変動演出では、第1動作演出の実行が制限され、通常遊技状態における大当たりの第1変動演出と、特定遊技状態における大当たりの第1変動演出とでは、第2動作演出を実行可能となっている。そのため、大当たりであるか否かによって動作演出の実行の有無を変化させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第30の特徴としては、入賞口ランプを所定態様で発光させることで大当たり遊技が実行される可能性を示唆するランプ変化演出を実行可能であり、変動演出の実行中に第1可動部材73(又は第2可動部材74)を動作させることで大当たり遊技が実行される可能性を示唆する動作演出(先読み動作演出、変動開始時役物予告演出)を実行可能であり、通常遊技状態におけるハズレの第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)の実行中は、発光演出と動作演出とを実行可能であり、特殊時短遊技状態におけるハズレの第1変動演出の実行中は、発光演出と動作演出の実行とを制限可能となっている。そのため、遊技状態によって第1変動演出中の演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第31の特徴としては、照明装置(入賞口ランプNR、トップランプ10b等)の態様には、第1態様(入賞口ランプ白点滅)と、第2態様(入賞口ランプ青発光)と、第3態様(トップランプ発光)と、第4態様(入賞口ランプ&トップランプ消灯)を含み、ランプ変化演出が実行される場合には、照明装置を第1態様と第2態様にすることが可能であり、入賞時発光演出を実行する場合には、照明装置を第3態様とすることが可能であり、通常遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行されている場合よりも、特殊時短遊技状態において第1変動演出が実行されている場合の方が、照明装置が第4態様となる割合が高くなっている。そのため、遊技状態によって第1変動演出中の演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第32の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて大当たり期待度を示唆する操作演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出等)を実行可能であり、通常遊技状態においてハズレの第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合よりも、特殊時短遊技状態においてハズレの第1変動演出が実行される場合の方が、操作演出が実行され難くなっている。そのため、遊技状態によって第1変動演出中の演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第33の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、通常遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合と、特殊時短遊技状態において第1変動演出が実行される場合とで、第1振動演出の実行割合が異なる(通常遊技状態において第1変動演出が実行される場合の方が高い)ようになっている。そのため、遊技状態によって第1変動演出中の振動演出に係る性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特殊時短遊技状態において第1変動演出が実行される場合よりも、通常遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合の方が、第1振動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第34の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、通常遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合と、特殊時短遊技状態において第1変動演出が実行される場合とで、第2振動演出の実行割合が異なる(通常遊技状態において第1変動演出が実行される場合の実行割合が高い)ようになっている。そのため、遊技状態によって第1変動演出中の振動演出に係る性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特殊時短遊技状態において第1変動演出が実行される場合よりも、常遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合の方が、第2振動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第35の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、特殊時短遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合と、特殊時短遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合とで、第1振動演出(主に決め演出に係る振動演出)の実行割合が異なる(第2変動演出が実行される場合の実行割合が高い)ようになっている。そのため、遊技状態と変動演出の種別によって振動演出に係る性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特殊時短遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合よりも、特殊時短遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合の方が、第1振動演出(主に決め演出に係る振動演出)の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第36の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、特殊時短遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合と、特殊時短遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合とで、第2振動演出(主に確定演出に係る振動演出)の実行割合が異なる(第2変動演出が実行される場合の実行割合が高い)ようになっている。そのため、遊技状態と変動演出の種別によって振動演出に係る性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特殊時短遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合よりも、特殊時短遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合の方が、第2振動演出(主に確定演出に係る振動演出)の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第37の特徴としては、第1可動部材73(又は第2可動部材74)を第1態様で動作させる第1動作演出(先読み動作演出、変動開始時役物予告演出等)と、第2態様で動作させる第2動作演出(決め成功演出等)とを実行可能であり、通常時短遊技状態における大当たりの第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)と、特殊時短遊技状態における大当たりの第1変動演出とでは、第2動作演出を実行可能であり、通常時短遊技状態におけるハズレの第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)では、第1動作演出を実行可能であるが、特殊時短遊技状態におけるハズレの第1変動演出では、第1動作演出の実行が制限されるようになっている。そのため、大当たりであるか否かによって動作演出の実行の有無を変化させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第38の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、通常時短遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合と、特殊時短遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合とで、第1振動演出の実行割合が異なる(通常時短遊技状態において第2変動演出が実行される場合の実行割合が高い)ようになっている。そのため、遊技状態と変動演出の種別によって振動演出に係る性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特殊時短遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合よりも、通常時短遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合の方が、第1振動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第39の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、通常時短遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合と、特殊時短遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合とで、第2振動演出の実行割合が異なる(通常時短遊技状態において第2変動演出が実行される場合の実行割合が高い)ようになっている。そのため、遊技状態と変動演出の種別によって振動演出に係る性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特殊時短遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合よりも、通常時短遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合の方が、第2振動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第40の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて所定演出を行う操作演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに演出ボタン17を振動させる振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、通常遊技状態と通常時短遊技状態とで変動演出の開始後の所定期間(高速変動後の最初の仮停止まで)における振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技状態に応じて振動演出に係る性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第41の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて所定演出を行う操作演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに演出ボタン17を振動させる振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、通常遊技状態と特殊時短遊技状態とで変動演出の開始後の所定期間(高速変動後の最初の仮停止まで)における有効期間を発生させない振動演出の実行割合が異なる(通常遊技状態での実行割合が高い)ようになっている。そのため、遊技状態に応じて振動演出に係る性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特殊時短遊技状態よりも通常遊技状態の方が変動演出の開始後の所定期間(高速変動後の最初の仮停止まで)における有効期間を発生させない振動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第42の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて所定演出を行う操作演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに演出ボタン17を振動させる振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、電源投入後の演出ボタン17の初期振動と、振動演出とでは演出ボタン17を異なる態様で振動させることが可能となっている。そのため、振動演出が行われたときに初期振動が行われた(遊技機の電源をON-OFFさせるような不正行為があった)と遊技店員が勘違いすることがなくなると共に、振動演出の演出効果を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第43の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて所定演出を行う操作演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに演出ボタン17を振動させる振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、例えば十字キー19等の操作手段の操作中に振動演出が実行されると、振動演出に係る振動が操作手段を介して遊技者に伝達されるようになっている。そのため、演出ボタン17の有効期間が発生せずに振動演出が実行されたとしても、遊技者が気づかないような不都合を抑制することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第44の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて所定演出を行う操作演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、先読み結果に応じて有効期間を発生させずに演出ボタン17を振動させる振動演出(先読み振動演出)とを含み、通常遊技状態中にリーチ演出が行なわれる変動演出が実行される場合、リーチ演出中よりもリーチ演出前の方が、振動演出が実行される割合が高くなっている。そのため、リーチ演出の実行前から遊技者の期待感を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第45の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、第1振動演出と第2振動演出を演出期間が重ならないように実行可能であり、通常遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合と、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第1変動演出が実行される場合とで、変動演出の開始後の所定期間(最初の仮停止まで)における第2振動演出の実行割合が異なる(通常遊技状態において第1変動演出が実行される場合の実行割合が高い)ようになっている。そのため、遊技状態によって第1変動演出中の振動演出に係る性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第1変動演出が実行される場合よりも、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第1変動演出が実行される場合の方が、変動演出の開始後の所定期間(最初の仮停止まで)における第2振動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第46の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、第1振動演出と第2振動演出を演出期間が重ならないように実行可能であり、通常遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合と、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第2変動演出が実行される場合とで、変動演出の開始後の所定期間(最初の仮停止まで)における第2振動演出の実行割合が異なる(通常遊技状態において第1変動演出が実行される場合の実行割合が高い)ようになっている。そのため、遊技状態と変動演出の種別によって振動演出に係る性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第2変動演出が実行される場合よりも、通常遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合の方が、変動演出の開始後の所定期間(最初の仮停止まで)における第2振動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第47の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、第1振動演出と第2振動演出を演出期間が重ならないように実行可能であり、通常遊技状態において第1遊技演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合と、特殊時短遊技状態において第1変動演出が実行される場合とで、変動演出の開始後の所定期間(最初の仮停止まで)における第2振動演出の実行割合が異なる(通常遊技状態において第1変動演出が実行される場合の実行割合が高い)ようになっている。そのため、遊技状態によって第1変動演出中の振動演出に係る性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特殊時短遊技状態において第1変動演出が実行される場合よりも、通常遊技状態において第1遊技演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合の方が、変動演出の開始後の所定期間(最初の仮停止まで)における第2振動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第48の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、第1振動演出と第2振動演出を演出期間が重ならないように実行可能であり、通常遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合と、特殊時短遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合とで、変動演出の開始後の所定期間(最初の仮停止まで)における第2振動演出の実行割合が異なる(通常遊技状態において第1変動演出が実行される場合の方が高い)ようになっている。そのため、遊技状態と変動演出の種別によって振動演出に係る性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特殊時短遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合よりも、通常遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合の方が、変動演出の開始後の所定期間(最初の仮停止まで)における第2振動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第49の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、第1振動演出と第2振動演出を演出期間が重ならないように実行可能であり、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合と、特殊時短遊技状態において第2変動演出が実行される場合とで、変動演出の開始後の所定期間(最初の仮停止まで)における第2振動演出の実行割合が異なる(通常時短遊技状態において第2変動演出が実行される場合の方が高い)ようになっている。そのため、遊技状態によって第2変動演出中の振動演出に係る性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特殊時短遊技状態において第2変動演出が実行される場合よりも、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合の方が、変動演出の開始後の所定期間(最初の仮停止まで)における第2振動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第50の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、第1振動演出と第2振動演出を演出期間が重ならないように実行可能であり、特殊時短遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合と、特殊時短遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合とで、変動演出の開始後の所定期間(最初の仮停止まで)における第2振動演出の実行割合が異なる(第2変動演出が実行される場合の方が高い)ようになっている。そのため、遊技状態によって第2変動演出中の振動演出に係る性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特殊時短遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合よりも、特殊時短遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合の方が、変動演出の開始後の所定期間(最初の仮停止まで)における第2振動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第51の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、第1振動演出と第2振動演出を演出期間が重ならないように実行可能であり、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合と、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合とで、変動演出の開始後の所定期間(最初の仮停止まで)における第2振動演出の実行割合が異なる(第2変動演出が実行される場合の方が高い)ようになっている。そのため、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において変動演出の種別によって振動演出に係る性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合よりも、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合の方が、変動演出の開始後の所定期間(最初の仮停止まで)における第2振動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第52の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、第1振動演出と第2振動演出を演出期間が重ならないように実行可能であり、特殊時短遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合と、特殊時短遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合とで、変動演出の開始後の所定期間(最初の仮停止まで)における第2振動演出の実行割合が異なる(第2変動演出が実行される場合の方が高い)ようになっている。そのため、特殊時短遊技状態において変動演出の種別によって振動演出に係る性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特殊時短遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合よりも、特殊時短遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合変動演出の開始後の所定期間(最初の仮停止まで)における第2振動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第53の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、第1振動演出と第2振動演出を演出期間が重ならないように実行可能であり、電源投入後の演出ボタン17の初期振動と、第2振動演出とでは演出ボタン17を異なる態様で振動させることが可能となっている。そのため、第2振動演出が行われたときに初期振動が行われた(遊技機の電源をON-OFFさせるような不正行為があった)と遊技店員が勘違いすることがなくなると共に、振動演出の演出効果を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第54の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、第1振動演出と第2振動演出を演出期間が重ならないように実行可能であり、第1振動演出と第2振動演出とでは演出ボタン17を異なる態様で振動させることが可能となっている。そのため、第1振動演出であるのか第2振動演出であるのかが区別し易くなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第55の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、第1振動演出と第2振動演出を演出期間が重ならないように実行可能であり、例えば十字キー19等の操作手段の操作中に第2振動演出が実行されると、第2振動演出に係る振動が操作手段を介して遊技者に伝達されるようになっている。そのため、演出ボタン17の有効期間が発生しない第2振動演出が実行されたとしても、遊技者が気づかないような不都合を抑制することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第56の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、先読み結果に応じて有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出)とを含み、第1振動演出と第2振動演出を演出期間が重ならないように実行可能であり、通常遊技状態中にリーチ演出が行なわれる変動演出が実行される場合、リーチ演出中よりもリーチ演出前の方が、第2振動演出が実行される割合が高くなっている。そのため、リーチ演出の実行前から遊技者の期待感を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第57の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)とを含み、第1振動演出と第2振動演出を演出期間が重ならないように実行可能であり、通常遊技状態における第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)中に第2振動演出が実行される場合よりも、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)における第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)中に第2振動演出が実行される場合の方が、大当たり遊技が実行される期待度が高くなっている。そのため、遊技状態と変動演出の種別によって第2振動演出に対する期待感を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第58の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(擬似連演出、発展演出、カットイン演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(確定演出、図柄揃い等に係る振動演出)とを含み、第1振動演出と第2振動演出を演出期間が重ならないように実行可能であり、通常遊技状態における第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)中は、第1振動演出と第2振動演出とを実行可能であり、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)における第1変動演出中は、第1振動演出の実行を制限するが、第2振動演出は実行可能であり、電源投入後の演出ボタン17の初期振動と、第1振動演出とでは演出ボタン17を異なる態様で振動させることが可能となっている。そのため、振動演出が行われたときに初期振動が行われた(遊技機の電源をON-OFFさせるような不正行為があった)と遊技店員が勘違いすることがなくなると共に、振動演出の演出効果を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第59の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(擬似連演出、発展演出、カットイン演出等に係る振動演出)と、有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(確定演出、図柄揃い等に係る振動演出)とを含み、第1振動演出と第2振動演出を演出期間が重ならないように実行可能であり、通常遊技状態における第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)中は、第1振動演出と第2振動演出とを実行可能であり、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)における第1変動演出中は、第1振動演出の実行を制限するが、第2振動演出は実行可能であり、電源投入後の演出ボタン17の初期振動と、第2振動演出とでは演出ボタン17を異なる態様で振動させることが可能となっている。そのため、振動演出が行われたときに初期振動が行われた(遊技機の電源をON-OFFさせるような不正行為があった)と遊技店員が勘違いすることがなくなると共に、振動演出の演出効果を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第60の特徴としては、変動演出中の所定タイミング(リーチ前)で実行される第1振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、ステップアップ予告演出等に係る振動演出)と、第1振動演出とは異なるタイミング(リーチ中)に実行される第2振動演出(発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出に係る振動演出)とを含み、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合と、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合とで、第1振動演出の実行割合が異なる(第2変動演出が実行される場合の方が高い)ようになっている。そのため、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において変動演出の種別によって振動演出の性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合よりも、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合の方が、第1振動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第61の特徴としては、変動演出中の所定タイミング(リーチ前)で実行される第1振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、ステップアップ予告演出等に係る振動演出)と、第1振動演出とは異なるタイミング(リーチ中)に実行される第2振動演出(発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)とを含み、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合と、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合とで、第2振動演出の実行割合が異なる(第2変動演出が実行される場合の方が高い)ようになっている。そのため、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において変動演出の種別によって振動演出の性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合よりも、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合の方が、第2振動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第62の特徴としては、変動演出中の所定タイミング(リーチ前)で実行される第1振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、ステップアップ予告演出等に係る振動演出)と、第1振動演出とは異なるタイミング(リーチ中)に実行される第2振動演出(発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)とを含み、特殊時短遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合と、特殊時短遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合とで、第1振動演出の実行割合が異なる(第2変動演出が実行される場合の方が高い)ようになっている。そのため、特殊時短遊技状態において変動演出の種別によって振動演出の性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特殊時短遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合よりも、特殊時短遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合の方が、第1振動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第63の特徴としては、変動演出中の所定タイミング(リーチ前)で実行される第1振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、ステップアップ予告演出等に係る振動演出)と、第1振動演出とは異なるタイミング(リーチ中)に実行される第2振動演出(発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)とを含み、特殊時短遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合と、特殊時短遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合とで、第2振動演出の実行割合が異なる(第2変動演出が実行される場合の方が高い)ようになっている。そのため、特殊時短遊技状態において変動演出の種別によって振動演出の性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特殊時短遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合よりも、特殊時短遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合の方が、第2振動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第64の特徴としては、変動演出中の所定タイミング(リーチ前)で実行される第1振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、ステップアップ予告演出等に係る振動演出)と、第1振動演出とは異なるタイミング(リーチ中)に実行される第2振動演出(発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)とを含み、通常遊技状態と通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)とで第1振動演出の実行割合が異なり、電源投入後の演出ボタン17の初期振動と、第1振動演出とでは演出ボタン17を異なる態様で振動させることが可能となっている。そのため、第1振動演出が行われたときに初期振動が行われた(遊技機の電源をON-OFFさせるような不正行為があった)と遊技店員が勘違いすることがなくなると共に、第1振動演出の演出効果を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第65の特徴としては、変動演出中の所定タイミング(リーチ前)で実行される第1振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、ステップアップ予告演出等に係る振動演出)と、第1振動演出とは異なるタイミング(リーチ中)に実行される第2振動演出(発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)とを含み、通常遊技状態と通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)とで第1振動演出の実行割合が異なり、電源投入後の演出ボタン17の初期振動と、第2振動演出とでは演出ボタン17を異なる態様で振動させることが可能となっている。そのため、第2振動演出が行われたときに初期振動が行われた(遊技機の電源をON-OFFさせるような不正行為があった)と遊技店員が勘違いすることがなくなると共に、第2振動演出の演出効果を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第66の特徴としては、変動演出中の所定タイミング(リーチ前)で実行される第1振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、ステップアップ予告演出等に係る振動演出)と、第1振動演出とは異なるタイミング(リーチ中)に実行される第2振動演出(発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)とを含み、大当たり変動演出において第2振動演出が実行される場合よりも、第1振動演出が実行される場合の方が、演出ボタン17が大当たり期待度の低い第1発光態様(白発光等)で発光され易くなっている。そのため、振動演出の種類や大当たり期待度によって演出ボタン17の発光態様を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第67の特徴としては、変動演出中の所定タイミング(リーチ前)で実行される第1振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、ステップアップ予告演出等に係る振動演出)と、第1振動演出とは異なるタイミング(リーチ中)に実行される第2振動演出(発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)とを含み、通常遊技状態と通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)とで第1振動演出の実行割合が異なり、大当たり変動演出において第2振動演出が実行される場合よりも、第1振動演出が実行される場合の方が、演出ボタン17が大当たり期待度の低い第1発光態様(白発光等)で発光され易くなっている。そのため、振動演出の種類や大当たり期待度によって演出ボタン17の発光態様を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第68の特徴としては、演出ボタン17の有効期間には、変動演出中の所定タイミング(リーチ前)で発生する第1有効期間(セリフ予告演出、擬似連演出に係る有効期間)と、第1有効期間よりも後の第2タイミング(リーチ中)で発生する第2有効期間(カットイン演出、決め演出等に係る有効期間)とを含み、第2有効期間中に演出ボタン17が操作されると演出ボタン17の振動演出を実行可能であり、電源投入後の演出ボタン17の初期振動と振動演出とで演出ボタン17を異なる態様で振動させることが可能であり、第1有効期間中に演出ボタン17が操作された場合と、第2有効期間中に演出ボタン17が操作された場合とで、異なる操作音を出力可能となっている。そのため、第1有効期間が発生する場合と第2有効期間が発生する場合とで演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第69の特徴としては、演出ボタン17の有効期間には、変動演出中の所定タイミング(リーチ前)で発生する第1有効期間(セリフ予告演出、擬似連演出に係る有効期間)と、第1有効期間よりも後の第2タイミング(リーチ中)で発生する第2有効期間(カットイン演出、決め演出等に係る有効期間)とを含み、第1有効期間中に演出ボタン17が操作されると演出ボタン17の振動演出を実行可能であり、電源投入後の演出ボタン17の初期振動と振動演出とで演出ボタン17を異なる態様で振動させることが可能であり、第1有効期間中に演出ボタン17が操作された場合と、第2有効期間中に演出ボタン17が操作された場合とで、異なる操作音を出力可能となっている。そのため、第1有効期間が発生する場合と第2有効期間が発生する場合とで演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第70の特徴としては、演出ボタン17の有効期間には、変動演出中の所定タイミング(リーチ前)で発生する第1有効期間(セリフ予告演出、擬似連演出に係る有効期間)と、第1有効期間よりも後の第2タイミング(リーチ中)で発生する第2有効期間(発展演出、決め演出等に係る有効期間)とを含み、通常遊技状態と通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)とで第1有効期間中の演出ボタン17の操作に応じた振動演出の実行割合が異なり(通常遊技状態の方が高く)、第1有効期間中の操作に応じた振動演出の振動回数と、第2有効期間中の操作に応じた振動演出における振動回数とが異なる(第2有効期間中の操作に応じた振動演出における振動回数が多い)ようになっている。そのため、遊技状態や有効期間の種類によって演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)における第1有効期間中の演出ボタン17の操作に応じた振動演出の実行割合よりも、通常遊技状態における第1有効期間中の演出ボタン17の操作に応じた振動演出の実行割合の方が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。また、第1有効期間中の操作に応じた振動演出の振動回数よりも、第2有効期間中の操作に応じた振動演出における振動回数の方が多くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第71の特徴としては、演出ボタン17の有効期間には、変動演出中の所定タイミング(リーチ前)で発生する第1有効期間(セリフ予告演出、擬似連演出に係る有効期間)と、第1有効期間よりも後の第2タイミング(リーチ中)で発生する第2有効期間(発展演出、決め演出等に係る有効期間)とを含み、通常遊技状態と特殊時短遊技状態とで第1有効期間中の演出ボタン17の操作に応じた振動演出の実行割合が異なり(通常遊技状態の方が高く)、第1有効期間中の操作に応じた振動演出の振動回数と、第2有効期間中の操作に応じた振動演出における振動回数とが異なる(第2有効期間中の操作に応じた振動回数の方が多い)ようになっている。そのため、遊技状態や有効期間の種類によって演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特殊時短遊技状態における第1有効期間中の演出ボタン17の操作に応じた振動演出の実行割合よりも、通常遊技状態における第1有効期間中の演出ボタン17の操作に応じた振動演出の実行割合の方が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。また、第1有効期間中の操作に応じた振動演出の振動回数よりも、第2有効期間中の操作に応じた振動演出における振動回数の方が多くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第72の特徴としては、演出ボタン17及び十字キー19の操作に応じて大当たり遊技の実行を期待させる特定演出(連続予告演出、アイコン変化演出、タイマー演出等)の実行割合が異なる通常設定状態(通常モード)とシンプル設定状態(シンプルモード)とに設定可能であり、通常設定状態に設定後の通常遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1特定演出(例えば連続予告演出)の実行割合が第1割合(高)であって第2特定演出(例えばタイマー演出)の実行割合が第2割合(高)となり、通常設定状態に設定後の特殊時短遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1特定演出の実行割合が第1割合とは異なる割合(低い割合)であって第2特定演出の実行割合が第2割合とは異なる割合(低い割合)となるようになっている。そのため、通常設定状態に設定後の通常遊技状態であっても変動演出の種別によって演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、通常設定状態に設定後の通常遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合の第1特定演出の実行割合や第2特定演出の実行割合よりも、通常設定状態に設定後の特殊時短遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合の第1特定演出の実行割合や第2特定演出の実行割合の方が高くなるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第73の特徴としては、演出ボタン17及び十字キー19の操作に応じて大当たり遊技の実行を期待させる特定演出(連続予告演出、アイコン変化演出、タイマー演出等)の実行割合が異なる通常設定状態(通常モード)とシンプル設定状態(シンプルモード)とに設定可能であり、通常設定状態に設定後の通常遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1特定演出(例えば連続予告演出)の実行割合が第1割合(高)であって第2特定演出(例えばタイマー演出)の実行割合が第2割合(高)となり、通常設定状態に設定後の通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第1変動演出が実行される場合、第1特定演出の実行割合が第1割合とは異なる割合(低い割合)であって第2特定演出の実行割合が第2割合とは異なる割合(低い割合)となるようになっている。そのため、通常設定状態に設定後の第1変動演出であっても、遊技状態によって演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、通常設定状態に設定後の通常遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合の第1特定演出の実行割合や第2特定演出の実行割合よりも、通常設定状態に設定後の通常時短遊技状態において第1変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合の第1特定演出の実行割合や第2特定演出の実行割合の方が高くなるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第74の特徴としては、演出ボタン17及び十字キー19の操作に応じて大当たり遊技の実行を期待させる特定演出(連続予告演出、アイコン変化演出、タイマー演出等)の実行割合が異なる通常設定状態(通常モード)とシンプル設定状態(シンプルモード)とに設定可能であり、通常設定状態に設定後の通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1特定演出(例えば連続予告演出)の実行割合が第1割合(高)であって第2特定演出(例えばタイマー演出)の実行割合が第2割合(高)となり、通常設定状態に設定後の特殊時短遊技状態において第1変動演出が実行される場合、第1特定演出の実行割合が第1割合とは異なる割合(低い割合)であって第2特定演出の実行割合が第2割合とは異なる割合(低い割合)となるようになっている。そのため、通常設定状態に設定後の第2変動演出であっても、遊技状態によって演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、通常設定状態に設定後の通常時短遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合の第1特定演出の実行割合や第2特定演出の実行割合よりも、通常設定状態に設定後の特殊時短遊技状態において第1変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合の第1特定演出の実行割合や第2特定演出の実行割合の方が高くなるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第75の特徴としては、演出ボタン17及び十字キー19の操作に応じて大当たり遊技の実行を期待させる特定演出(連続予告演出、アイコン変化演出、タイマー演出等)の実行割合が異なる通常設定状態(通常モード)とシンプル設定状態(シンプルモード)とに設定可能であり、通常設定状態に設定後の通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1特定演出(例えば連続予告演出)の実行割合が第1割合(高)であって第2特定演出(例えばタイマー演出)の実行割合が第2割合(高)となり、通常設定状態に設定後の通常遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1特定演出の実行割合が第1割合とは異なる割合(低い割合)であって第2特定演出の実行割合が第2割合とは異なる割合(低い割合)となるようになっている。そのため、通常設定状態に設定後の特定遊技状態であっても変動演出の種別によって演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、通常設定状態に設定後の通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合の第1特定演出の実行割合や第2特定演出の実行割合よりも、通常設定状態に設定後の通常遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合の第1特定演出の実行割合や第2特定演出の実行割合の方が高くなるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第76の特徴としては、演出ボタン17及び十字キー19の操作に応じて大当たり遊技の実行を期待させる特定演出(連続予告演出、アイコン変化演出、タイマー演出等)の実行割合が異なる通常設定状態(通常モード)とシンプル設定状態(シンプルモード)とに設定可能であり、通常設定状態に設定後の特殊時短遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1特定演出(例えば連続予告演出)の実行割合が第1割合(高)であって第2特定演出(例えばタイマー演出)の実行割合が第2割合(高)となり、通常設定状態に設定後の通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1特定演出の実行割合が第1割合とは異なる割合(低い割合)であって第2特定演出の実行割合が第2割合とは異なる割合(低い割合)となるようになっている。そのため、通常設定状態に設定後の特定遊技状態であっても変動演出の種別によって演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、通常設定状態に設定後の特殊時短遊技状態において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合の第1特定演出の実行割合が第2特定演出の実行割合よりも、通常設定状態に設定後の通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合の第1特定演出の実行割合や第2特定演出の実行割合の方が高くなるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第77の特徴としては、演出ボタン17及び十字キー19の操作に応じて大当たり遊技の実行を期待させる特定演出(連続予告演出、アイコン変化演出、タイマー演出等)の実行割合が異なる通常設定状態(通常モード)とシンプル設定状態(シンプルモード)とに設定可能であり、通常設定状態に設定後の通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1特定演出(例えば連続予告演出)の実行割合が第1割合(高)であって第2特定演出(例えばタイマー演出)の実行割合が第2割合(高)となり、通常設定状態に設定後の特殊時短遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合、第1特定演出の実行割合が第1割合とは異なる割合(低い割合)であって第2特定演出の実行割合が第2割合とは異なる割合(低い割合)となるようになっている。そのため、通常設定状態に設定後の特定遊技状態であっても変動演出の種別によって演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、通常設定状態に設定後の通常時短遊技状態(又は確変遊技状態)において第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合の第1特定演出の実行割合が第2特定演出の実行割合よりも、通常設定状態に設定後の特殊時短遊技状態において第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合の第1特定演出の実行割合や第2特定演出の実行割合の方が高くなるようにしてもよい。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第78の特徴としては、特定遊技状態において第1変動演出が実行される場合には、所定の第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、カットイン演出に係る振動演出)は実行されないが、特定の第1振動演出(発展演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)は実行されるようになっている。そのため、特定遊技状態において第1変動演出が実行される場合の演出効果を担保することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第79の特徴としては、特定遊技状態において第1変動演出が実行される場合と、特定遊技状態において第2変動演出が実行される場合とで、再抽選演出に係る振動演出の実行割合(再抽選演出に係る変動演出の実行割合)が異なるようになっている。そのため、特定遊技状態において変動演出(特別図柄)の種別によって再抽選演出に係る振動演出に係る性能を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第80の特徴としては、演出ボタン17の有効期間の発生を示唆する有効示唆演出(演出ボタン17を模した複数の半透明演出ボタン画像の表示等)が行われない第1操作演出(セリフ予告演出、擬似連演出等)と、演出ボタン17の有効期間の発生を示唆する有効示唆演出が行われる第2操作演出(発展演出、カットイン予告演出、決め演出等)とを実行可能であり、通常遊技状態においてハズレの第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合よりも、特殊時短遊技状態においてハズレの第1変動演出が実行される場合の方が、第1操作演出が実行され易くなっている。そのため、遊技状態によって第1変動演出中の演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図34~図69に示した各種テーブルに係る第81の特徴としては、有効期間中の演出ボタン17の操作によって振動演出が実行される場合は、有効期間中の演出ボタン17の操作によって振動演出が実行されない場合よりも、可動演出部材73の動作演出が実行され易くなっている。そのため、振動演出に対する遊技者の期待感を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、有効期間中の操作に応じて所定の演出を実行するが演出ボタン17の振動演出が実行されない特定操作演出を設け、特定操作演出が実行される場合よりも、有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)が実行される場合の方が、演出ボタン17の有効期間の発生を示唆する有効示唆演出(演出ボタン17を模した複数の半透明演出ボタン画像の表示等)が実行され易くするとよい。このようにすると、第1振動演出に対する遊技者の期待感を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(予告制限期間の割合)
図70は、演出モードA~Cのハズレ変動演出に係る予告制限期間の割合を示す図であり、図71は、演出モードD~Gのハズレ変動演出に係る予告制限期間の割合を示す図であり、図72は、演出モードHのハズレ変動演出に係る予告制限期間の割合を示す図である。
「予告制限期間」とは、演出図柄70a及び/又は特殊図柄TZの変動表示や背景画像の動的表示は実行されるが、大当たり予告演出(変動開始時役物予告演出、セリフ予告演出、ステップアップ予告演出、カットイン予告演出、決め演出等)の実行が制限(規制)される期間となっており、「予告期間」とは、上述した演出図柄70a及び/又は特殊図柄TZの変動表示や背景画像の動的表示は実行されて大当たり予告演出が実行される可能性のある期間となっている。
例えば、変動演出パターン3では、通常変動中の前半が予告期間となり、通常変動中の後半及びノーマルリーチ演出中が制限期間となり、変動演出における制限期間の割合が70%であり、制限期間の発生回数は1回となる。
なお、ここではハズレ変動演出について図示しているが、大当たり変動パターンについても、変動演出の最終的な結果や再抽選演出が実行されるか否かが異なるだけであるため、基本的には同じ演出構成となるハズレ変動演出と比較した場合、予告期間と制限期間との割合は同様となる。
図70~図72に示す予告制限期間に係る第1の特徴としては、リーチ演出が実行されるハズレ変動演出パターンよりも、リーチ演出が実行されないハズレ変動演出パターンの方が、予告制限期間の占める割合が多くなり易い点が挙げられる。そのため、変動演出パターンの大当たり期待度に応じて大当たり予告演出を実行可能な期間が変化することになり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図70~図72に示す予告制限期間に係る第2の特徴としては、リーチ演出が実行されるハズレ変動演出パターンよりも、リーチ演出が実行されないハズレ変動演出パターンの方が、予告制限期間の発生回数が少なくなり易い点が挙げられる。そのため、変動演出パターンの大当たり期待度に応じて大当たり予告演出を実行可能な回数が変化することになり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図70~図72に示す予告制限期間に係る第3の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)において第1特別図柄のハズレ変動表示(第1変動演出)が実行される場合よりも、演出モードH(特殊時短遊技状態)において第1特別図柄のハズレ変動表示(第1変動演出)が実行される場合の方が、予告制限期間の占める割合が多くなり易い点が挙げられる。そのため、演出モードH(特殊時短遊技状態)において遊技者に有利となる第2特別図柄の変動表示(第2変動演出)の実行を促すことができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図70~図72に示す予告制限期間に係る第4の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)において第1特別図柄のハズレ変動表示(第1変動演出)が実行される場合よりも、演出モードH(特殊時短遊技状態)において第1特別図柄のハズレ変動表示(第1変動演出)が実行される場合の方が、予告制限期間の発生回数が少なくなり易い点が挙げられる。そのため、演出モードH(特殊時短遊技状態)において遊技者に有利となる第2特別図柄の変動表示(第2変動演出)の実行を促すことができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図70~図72に示す予告制限期間に係る第5の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)において第1特別図柄のハズレ変動表示(第1変動演出)が実行される場合と、演出モードH(特殊時短遊技状態)において第1特別図柄のハズレ変動表示(第1変動演出)が実行される場合とで、全期間にわたって予告制限期間となる変動演出の実行割合が異なる(特殊時短遊技状態において第1変動演出が実行される場合の実行割合が高い)点が挙げられる。そのため、演出モードの種類によって第1変動演出が実行される場合の演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、演出モードA~C(通常遊技状態)において第1特別図柄のハズレ変動表示(第1変動演出)が実行される場合よりも、演出モードH(特殊時短遊技状態)において第1特別図柄のハズレ変動表示(第1変動演出)が実行される場合の方が、全期間にわたって予告制限期間となる変動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図70~図72に示す予告制限期間に係る第6の特徴としては、演出モードA~C(通常遊技状態)において第1特別図柄のハズレ変動表示(第1変動演出)が実行される場合よりも、演出モードH(特殊時短遊技状態)において第1特別図柄のハズレ変動表示(第1変動演出)が実行される場合の方が、全期間にわたって予告制限期間となる変動演出が実行され易い点が挙げられる。そのため、演出モード及び特別図柄の種類によって変動演出が実行される場合の演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図70~図72に示す予告制限期間に係る第7の特徴としては、演出モードD~G(通常時短遊技状態)において第2特別図柄のハズレ変動表示(第2変動演出)が実行される場合よりも、演出モードH(特殊時短遊技状態)において第1特別図柄のハズレ変動表示(第1変動演出)が実行される場合の方が、予告制限期間の占める割合が多くなり易い点が挙げられる。そのため、演出モード及び特別図柄の種類によって変動演出が実行される場合の演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図70~図72に示す予告制限期間に係る第8の特徴としては、演出モードD~G(通常時短遊技状態)において第2特別図柄のハズレ変動表示(第2変動演出)が実行される場合よりも、演出モードH(特殊時短遊技状態)において第1特別図柄のハズレ変動表示(第1変動演出)が実行される場合の方が、予告制限期間の発生回数が少なくなり易い点が挙げられる。そのため、演出モード及び特別図柄の種類によって変動演出が実行される場合の演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図70~図72に示す予告制限期間に係る第9の特徴としては、演出モードD~G(通常時短遊技状態)において第2特別図柄のハズレ変動表示(第2変動演出)が実行される場合と、演出モードH(特殊時短遊技状態)において第1特別図柄のハズレ変動表示(第1変動演出)が実行される場合とで、全期間にわたって予告制限期間となる変動演出の実行割合が異なる(特殊時短遊技状態において第2変動演出が実行される場合の実行割合が高い)点が挙げられる。そのため、演出モード及び特別図柄の種類によって変動演出が実行される場合の演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、演出モードD~G(通常時短遊技状態)において第2特別図柄のハズレ変動表示(第2変動演出)が実行される場合よりも、演出モードH(特殊時短遊技状態)において第1特別図柄のハズレ変動表示(第1変動演出)が実行される場合の方が、全期間にわたって予告制限期間となる変動演出の実行割合が高くなっているが、その逆となるようにしてもよい。
図70~図72に示す予告制限期間に係る第10の特徴としては、演出モードD~G(通常時短遊技状態)において第2特別図柄のハズレ変動表示(第2変動演出)が実行される場合よりも、演出モードH(特殊時短遊技状態)において第1特別図柄のハズレ変動表示(第1変動演出)が実行される場合方が、予告制限期間の占める割合が多くなり易い点が挙げられる。そのため、演出モード及び特別図柄の種類によって変動演出が実行される場合の演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、演出モードH(特殊時短遊技状態)において第1特別図柄のハズレ変動表示(第1変動演出)が実行される場合には、通常変動演出パターンである場合(第1保留数=0)と超短縮変動演出パターン(第1保留数=1~3)である場合とで予告制限期間の長さが異なるが、予告制限期間の長さを同じとしてもよい。この場合、通常変動演出パターンと超短縮変動演出パターンの両方が実行されるという前提で、予告制限期間の長さを同じとしてもよいし、第1保留数に拘わらず通常変動演出パターンと超短縮変動演出パターンの何れか一方しか実行しないという前提にして、予告制限期間の長さが同じとなるようにしてもよい
(演出モード毎の振動演出の種類)
図73は、演出モード毎の振動演出の種類を示す図である。
演出モードA~C(通常遊技状態)における第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)中に実行される可能性のある振動演出は、有効期間が発生する振動演出の種類は7種類となっており、有効期間が発生しない振動演出の種類は5種類となっている。
また、演出モードA~C(通常遊技状態)における第2特別図柄の変動表示(第2変動演出)中に実行される可能性のある振動演出は、有効期間が発生する振動演出の種類は1種類となっており、有効期間が発生しない振動演出の種類は3種類となっている。
演出モードD~G(確変遊技状態/通常時短遊技状態)における第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)中に実行される可能性のある振動演出は、有効期間が発生する振動演出の種類は1種類となっており、有効期間が発生しない振動演出の種類は1種類となっている。
また、演出モードD~G(確変遊技状態/通常時短遊技状態)における第2特別図柄の変動表示(第2変動演出)中に実行される可能性のある振動演出は、有効期間が発生する振動演出の種類は6種類となっており、有効期間が発生しない振動演出の種類は4種類となっている。
演出モードH(特殊時短遊技状態)における第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)中に実行される可能性のある振動演出は、有効期間が発生する振動演出の種類は1種類となっており、有効期間が発生しない振動演出の種類は1種類となっている。
また、演出モードH(特殊時短遊技状態)における第2特別図柄の変動表示(第2変動演出)中に実行される可能性のある振動演出は、有効期間が発生する振動演出の種類は4種類となっており、有効期間が発生しない振動演出の種類は3種類となっている。
また、遊技機への電源投入時に実行される演出ボタン17の初期動作では、演出ボタン17の振動動作が強連続振動2.5秒又は強間欠振動2.5秒となるため、変動演出中に実行される有効期間が発生する演出ボタン17の振動動作(振動演出)や有効期間が発生しない演出ボタン17の振動動作(振動演出)とは振動態様(振動時間、振動パターン等)が異なるようになっている。
このように、演出モードD~G(確変遊技状態、時短遊技状態)における第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)中に実行される可能性のある有効期間が発生しない振動演出の種類数よりも、演出モードA~C(通常遊技状態)における第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)中に実行される可能性のある有効期間が発生しない振動演出の種類数が多くなっている。そのため、演出モードの種類によって第1変動演出が実行される場合の演演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、演出モードH(特殊時短遊技状態)における第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)中に実行される可能性のある有効期間が発生しない振動演出の種類数よりも、演出モードA~C(通常遊技状態)における第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)中に実行される可能性のある有効期間が発生しない振動演出の種類数が多くなっている。演出モードの種類によって第1変動演出が実行される場合の演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、演出モードD~G(確変遊技状態、時短遊技状態)における第2特別図柄の変動表示(第2変動演出)中に実行される可能性のある有効期間が発生しない振動演出の種類数よりも、演出モードA~C(通常遊技状態)における第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)中に実行される可能性のある有効期間が発生しない振動演出の種類数が多くなっている。演出モード及び特別図柄の種類によって変動演出が実行される演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、演出モードH(特殊時短遊技状態)における第2特別図柄の変動表示(第2変動演出)中に実行される可能性のある有効期間が発生しない振動演出の種類数よりも、演出モードA~C(通常遊技状態)における第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)中に実行される可能性のある有効期間が発生しない振動演出の種類数が多くなっている。演出モード及び特別図柄の種類によって変動演出が実行される演出効果を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(統括制御部のメイン処理)
図74を用いて、統括制御部141のメイン処理を説明する。図74は、統括制御部141のメイン処理を示すフローチャートである。このメイン処理は、電源基板160から電源電圧が供給されることで発生するシステムリセットが統括CPU141aに入力されることで行われる。
まず、統括CPU141aは、ステップT1において、全割込を禁止し、ステップT2において、初期設定処理を行う。具体的には、内蔵レジスタの設定などのCPUの初期設定、統括RAM141cへのアクセス許可、統括RAM141cの全RWM領域の初期化(0クリア)、タイマ割込を発生させるためのCTC(カウンタタイマサーキット)の起動等を行い、ステップT3において、全割込を許可する。
統括CPU141aは、ステップT4において、調整モード切替処理を行う。具体的には、遊技店員が操作可能な切替スイッチ22からの入力信号を参照して音声出力装置9から出力される演出音の音量(値)や表示装置(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)のバックライトの光量(値)の調整、及び、音量や光量の調整に係る調整モード(音量調整の可否、光量調整の可否、音量値の初期値(0~5の何れか)や光量値の初期値(0~5の何れか)、音量値の調整範囲(0~5又は1~5)や光量値の調整範囲(0~5又は1~5)を切り替えるための処理を行う。
なお、切替スイッチ22による音量値や光量値の設定(調整)については、遊技機1が電源ONの状態(統括制御部141の起動後)であれば常時行うことが可能となっている。
統括CPU141aは、ステップT5において、音量調整処理を行う。具体的には、遊技者が操作可能な十字キー19の操作を検出する十字キー検出スイッチ19aからの検出信号(左ボタン検出信号、右ボタン検出信号)に基づいて、音声出力装置9から出力される演出音の音量(値)を調整するための処理を行う。
統括CPU141aは、ステップT6において、光量調整処理を行う。具体的には、遊技者が操作可能な十字キー19の操作を検出する十字キー検出スイッチ19aからの検出信号(下ボタン検出信号、上ボタン検出信号)に基づいて、表示装置(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)のバックライトの光量(値)を調整するための処理を行う。
なお、十字キー19による音量値や光量値の設定(調整)については、変動演出の開始時、変動演出の終了(演出図柄70aの停止)時においては規制(制限)されるようになっている。また、電源ONから遊技の進行制御が開始されるまでの間(具体的には、設定変更モード中、RWMクリア準備モード中、設定確認モード中、盤面ユニット500の各種駆動源の初期動作中等の主制御基板110でタイマ割込が開始されるまでの間)、皿満杯エラーや払出異常よりも優先して報知を行うべき重要な(セキュリティレベルの高い)異常(電源投入、電源復旧、不正入賞、異常入賞、磁気エラー、電波エラー、扉開放エラー)の報知(報知音の出力)中においても規制(制限)されるようになっている。
また、異常の報知音の出力中にあっては、現在の音量値が最大の音量値よりも低い音量値となっている場合であっても、音声出力装置9から出力されている各種演出音(BGM等)の音量をそれまでの音量よりも低下させ、異常の報知音の出力が終了する場合に、各種演出音の音量を低下前の音量に復帰させるようになっている
統括CPU141aは、ステップT7において、エコモード制御処理を行う。具体的には、表示装置(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)のバックライトの光量を低下させて電力消費を抑えるエコモードの開始や終了を制御するための処理を行う。
統括CPU141aは、ステップT8において、演出制御部130mから送信される演出指示コマンド又は報知指示コマンドを受信したか否かを判定する。演出指示コマンド又は報知指示コマンドを受信していない場合には、ステップT11に処理を移し、演出指示コマンド又は報知指示コマンドを受信している場合には、ステップT9に処理を移す。
統括CPU141aは、ステップT9において、アニメパターン設定処理を行う。具体的には、受信した演出指示コマンド又は報知指示コマンドに対応する種類のアニメグループからアニメパターンを決定して統括RAM141cの所定の領域に設定(セット)する処理を行う。
統括CPU141aは、ステップT10において、サウンドパターン設定処理を行う。具体的には、受信した演出指示コマンド又は報知指示コマンドに対応する種類のサウンドグループからサウンドパターンを決定して統括RAM141cの所定の領域に設定(セット)する処理を行う。
統括CPU141aは、ステップT11において、統括RAM141cに表示装置(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)の表示画像を更新するフレーム更新タイミングであることを示すフレーム切替フラグがセットされているか否かを判定する。フレーム切替フラグがある場合には、ステップT12に処理を移し、フレーム切替フラグがない場合には、ステップT4に処理を移す。
なお、フレーム切替フラグは、画像制御部145(VDP)から1/30秒(1フレーム分の演出画像の描画・表示が完了する予定の時間)毎に送信されるVブランク信号を統括制御部141が受信する毎に実行されるVブランク割込処理でセットされるようになっている。そのため、以下に説明するステップT12~T15の処理は、Vブランク割込処理が実行される(フレーム更新タイミング)毎に実行されることになる。
統括CPU141aは、ステップT12において、統括RAM141cにセットされているフレーム切替フラグをクリアし、ステップT13において、シーン更新処理を行う。具体的には、上述したVブランク割込処理で更新されるシーン切替カウンタ、ウェイトフレームカウンタ及びフレームカウンタを参照し、上記ステップT9で決定されたアニメパターンに基づいてアニメシーンのアドレスを更新すると共に、上記ステップT10で決定されたサウンドパターンに基づいてサウンドシーンのアドレスを更新する処理を行う。
統括CPU141aは、ステップT14において、描画制御処理を行う。具体的には、アニメシーンが属するアニメグループの優先順位(描画順序)に従って、更新したアドレスにあるアニメシーンの1フレームの表示情報(スプライトの識別番号、表示位置等)から描画制御コマンド群からなるディスプレイリストを生成し、このディスプレイリストを画像制御部145(VDP)に出力すると共に、ディスプレイリストに基づく表示画像の描画を指示する処理を行う。
これにより、画像制御部145(VDP)では、ディスプレイリストに基づく表示画像を描画用フレームバッファに描画すると共に、表示用フレームバッファに描画されている画像(演出画像、異常報知画像)を表示装置(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)に表示する処理が行われることになる。つまり、フレーム更新タイミングが第1画像表示装置70や第2画像表示装置71で行われる種々の演出(保留表示、変動演出、大当たり予告演出、先読み演出等の画像表示や音出力)の開始タイミングや終了タイミングになるようになっている。
なお、演出制御部130mやランプ制御部150に直接制御される演出(サブ第1保留表示器83やサブ第2保留表示器84による保留表示、第1可動部材73や第2可動部材74の演出動作)については、フレーム更新タイミングと一致する場合もあれば、フレーム更新タイミングと一致しない場合もある。
統括CPU141aは、ステップT15において、音声制御処理を行う。具体的には、更新したアドレスにあるサウンド情報から音声制御コマンドを生成し、この音声制御コマンドを音声制御部148(音声LSI)に出力する処理を行う。
これにより、音声制御部148(音声LSI)では、音声制御コマンドに基づく各種の演出音や報知音を音声出力装置9から出力する処理が行われることになる。本処理を終了すると、ステップT4に処理を移す。
このように、変動演出の開始時、変動演出の終了(演出図柄70aの停止)時においては、遊技店員が操作可能な切替スイッチ22による音量調整や光量調整は可能だが、遊技者が操作可能な十字キー19による音量調整や光量調整は規制(制限)されるようになっている。そのため、変動演出の開始や変動演出の終了といった重要なポイントを遊技者が見逃しにくくなり、遊技の興趣が低下することを防止することが可能となる。
また、皿満杯エラーや払出異常よりも優先して報知を行うべき重要な(セキュリティレベルの高い)異常(電源投入、電源復旧、復帰不可能エラー、不正入賞、異常入賞、磁気エラー、電波エラー、扉開放エラー)の報知(報知音の出力)中においては、遊技店員が操作可能な切替スイッチ22による音量調整や光量調整は可能だが、遊技者が操作可能な十字キー19による音量調整や光量調整は規制(制限)されるようになっている。そのため、音量調整や光量調整を行おうとしている遊技者が異常の発生に気付かないといった不都合を回避しつつ、遊技店側の音量調整や光量調整に関する利便性を向上させることが可能となる。
また、異常の報知音の出力中にあっては、現在の音量値が最大の音量値よりも低い音量値となっている場合であっても、音声出力装置9から出力されている各種演出音(BGM等)の音量をそれまでの音量よりも低下させ、異常の報知音の出力が終了する場合に、各種演出音の音量を低下前の音量に復帰させるようになっている。そのため、各種演出音によって異常の報知音に気付かないといった不都合を回避することができ、遊技機のセキュリティを担保することが可能となる。
なお、異常の報知(報知音の出力)中においては、遊技者が操作可能な十字キー19による音量値や光量値の設定(調整)を不能としてもよいし、音量値や光量値の調整範囲を例えば0~2の間に制限するようにしてもよい。
(ランプ制御部の役物初期処理)
図75を用いて、ランプ制御部150の役物初期処理を説明する。図75は、ランプ制御部150の役物初期処理を示すフローチャートであり、本処理は、ランプ制御部150において所定周期(4ミリ秒)毎に実行されるタイマ割込処理内で実行される。
ランプCPU150aは、ステップR101において、主制御基板110から電源ON時コマンド(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド)を受信したか否かを判定する。電源ON時コマンドを受信した場合には、ステップR102に処理を移し、電源ON時コマンドを受信していない場合には、ステップR103に処理を移す。
ランプCPU150aは、ステップR102において、役物初期処理の各処理において更新される初期処理番号に役物(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の原点復帰処理を実行するための「1」をセットする。
ランプCPU150aは、ステップR103において、初期処理番号が「1」であるか否かを判定する。初期処理番号が「1」でない場合には、役物の原点復帰処理を実行しないものとしてステップR105に処理を移し、初期処理番号「1」である場合には、ステップR104において、原点復帰処理を行い、今回の役物初期処理を終了する。具体的には、位置検出センサからの入力信号に基づいて役物(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の原点位置への復帰動作を実行したり、初期処理番号を「2」にセットしたりするなどの処理を行う。なお、原点復帰処理の詳細は後述する。
ランプCPU150aは、ステップR105において、初期処理番号が「2」であるか否かを判定する。初期処理番号が「2」でない場合には、役物の初期動作処理を実行しないものとして今回の役物初期処理を終了し、初期処理番号「2」である場合には、初期動作処理を行い、今回の役物初期処理を終了する。具体的には、役物が正常に作動するか否かを確認するための初期動作及び初期発光を行わせたり、初期処理番号を「0」にセットしたりするなどの処理を行う。なお、初期動作処理の詳細は後述する。
このように、図75に示した役物初期処理によれば、各種役物の原点位置への復帰動作を行うための原点復帰処理と、各種役物の初期動作及び初期発光を行うための初期動作処理とを同時に実行しないようになっている。そのため、各種役物の原点位置への復帰動作と、各種役物の初期動作及び初期発光とが混在することがなくなり、復帰動作と初期動作及び初期発光とを切り分けて確認することが可能となる。
また、図75に示した役物初期処理によれば、初期動作処理の前に原点復帰処理を実行するようになっている。そのため、各種役物が原点位置から初期動作することになり、各種役物の動作に異常があるか否かを把握し易くすることが可能となる。
(ランプ制御部の原点復帰処理)
図76を用いて、ランプ制御部150の原点復帰処理を説明する。図76は、ランプ制御部150における原点復帰処理を示すフローチャートである。
ランプCPU150aは、ステップR105-1において、盤役物(第1可動部材73、第2可動部材74)の原点復帰状況の推移を示す盤役物処理番号が「0」であるか否かを判定する。盤役物処理番号が「0」でない場合には、ステップR105-3に処理を移し、盤役物処理番号が「0」の場合には、ステップR105-2において、原点復帰させる駆動対象を第1可動部材73に設定し、ステップR105-5に処理を移す。
ランプCPU150aは、ステップR105-3において、盤役物処理番号が「1」であるか否かを判定する。盤役物処理番号が「1」でない場合には、ステップR105-12に処理を移し、盤役物処理番号が「1」である場合には、ステップR105-4において、原点復帰させる駆動対象を第2可動部材74に設定し、ステップR105-5に処理を移す。
ランプCPU150aは、ステップR105-5において、駆動対象の可動部材が原点位置(待機位置)にあるか否かを判定する。具体的には、各可動部材が原点位置にあることを検出する位置検出センサからの入力信号を判定する。駆動対象の可動部材が原点位置にない場合には、ステップR105-6に処理を移し、駆動対象の可動部材が原点位置にある場合には、ステップR105-11に処理を移す。
ランプCPU150aは、ステップR105-6において、駆動対象の可動部材が原点位置に戻るように、駆動対象の可動部材を移動させるための駆動モータを駆動させ、ステップR105-7において、可動部材が所定時間内に原点位置に復帰しない復帰異常の発生を判定するための盤役物異常判定タイマを+1更新する。
ランプCPU150aは、ステップR105-8において、更新後の盤役物異常判定タイマが上限値(例えば5秒)であるか否かを判定する。盤役物異常判定タイマが上限値である場合には、駆動対象の可動部材に復帰異常が発生したものとしてステップR105-9に処理を移し、盤役物異常判定タイマが上限値でない場合には、ステップR105-12に処理を移す。
ランプCPU150aは、ステップR105-9において、駆動対象の可動部材に復帰異常が発生したことを示す復帰異常情報(第1可動部材復帰異常情報、第2可動部材復帰異常情報)をランプRAM150cにセットし、ステップR105-10において、盤役物異常判定タイマをクリアする。
ランプCPU150aは、ステップR105-11において、盤役物処理番号を+1更新する。具体的には、盤役物処理番号が「0」であったならば、第2可動部材74を駆動対象とすべく盤役物処理番号を「1」に更新し、盤役物処理番号が「1」であったならば、盤役物(第1可動部材、第2可動部材)を原点復帰させる処理を終了すべく盤役物処理番号を「2」に更新する。
ランプCPU150aは、ステップR105-12において、枠役物(演出ボタン17)の原点復帰状況の推移を示す枠役物処理番号が「0」であるか否かを判定する。枠役物処理番号が「0」である場合には、ステップR105-13に処理を移し、盤役物処理番号が「0」でない場合には、ステップR105-20に処理を移す。
ランプCPU150aは、ステップR105-13において、演出ボタン17が原点位置(待機位置)にあるか否かを判定する。具体的には、演出ボタン17が原点位置にあることを検出する位置検出センサからの入力信号を判定する。演出ボタン17が原点位置にない場合には、ステップR105-14に処理を移し、演出ボタン17が原点位置にある場合には、ステップR105-19に処理を移す。
ランプCPU150aは、ステップR105-14において、演出ボタン17が原点位置に戻るように、演出ボタン17を移動させるためのボタン駆動モータを駆動させ、ステップR105-15において、演出ボタン17が所定時間内に原点位置に復帰しない復帰異常の発生を判定するための枠役物異常判定タイマを+1更新する。
ランプCPU150aは、ステップR105-16において、更新後の枠役物異常判定タイマが上限値(例えば5秒)であるか否かを判定する。枠役物異常判定タイマが上限値である場合には、演出ボタン17に復帰異常が発生したものとしてステップR105-17に処理を移し、枠役物異常判定タイマが上限値でない場合には、今回の原点復帰処理を終了する。
ランプCPU150aは、ステップR105-17において、演出ボタン17に復帰異常が発生したことを示す復帰異常情報をランプRAM150cにセットし、ステップR105-18において、枠役物異常判定タイマをクリアする。
ランプCPU150aは、ステップR105-19において、枠役物処理番号を+1更新する。具体的には、枠役物処理番号が「0」であったならば、枠役物(演出ボタン17)を原点復帰させる処理を終了すべく盤役物処理番号を「1」に更新する。
ランプCPU150aは、ステップR105-20において、盤役物処理番号、及び、枠役物処理番号が終了条件を満たすか否かを判定する。具体的には、盤役物処理番号が「2」であって枠役物処理番号が「1」であるか否かを判定する。終了条件を満たす場合には、ステップR105-21に処理を移し、終了条件を満たさない場合には、今回の原点復帰処理を終了する。
ランプCPU150aは、ステップR105-21において、盤役物処理番号、及び、枠役物処理番号をクリアし、ステップR105-22において、上述した初期処理番号に役物の初期動作処理を実行するための「2」をセットし、今回の原点復帰処理を終了する。
このように、図76に示した原点復帰処理によれば、第1可動部材73と、第2可動部材74とを同時(同時期)に原点位置に復帰させずに所定の順序(第1可動部材73→第2可動部材74の順)で原点位置に復帰させるようになっている。そのため、各種の盤役物が原点位置に復帰したか否かを確認し易くすることが可能となる。また、第1可動部材73と第2可動部材74とが離間困難に接触しているような場合に、双方の可動部材が互いに負荷をかけあうことを抑制でき、双方の可動部材が同時に破損するような不都合を抑制することが可能となる。
また、図76に示した原点復帰処理によれば、盤役物(第1可動部材73、第2可動部材74)の原点位置への復帰動作と、枠役物(演出ボタン17)の原点位置への復帰動作とを同時(同時期)に実行可能となっている。そのため、各種役物の復帰動作にかかる時間を短縮することができ、次に実行される各種役物の初期動作にスムーズに移行することが可能となる。
また、図76に示した原点復帰処理によれば、各役物の原点位置への復帰動作の時間に上限を設けている。そのため、いつまでも各種役物の復帰動作が終了しないといった不都合を抑制することが可能となる。そのため、変動演出中にも各種役物が復帰動作を行っていて演出動作が行われないといった事態を回避することができ、遊技の興趣が低下することを防止することが可能となる。
また、図76に示した原点復帰処理によれば、盤役物(第1可動部材73、第2可動部材74)の原点位置への復帰動作と、枠役物(演出ボタン17)の原点位置への復帰動作の両方が終了した場合に、初期動作処理へ移行するための処理が行われるようになっている。そのため、各種役物の原点位置への復帰動作と、各種役物の初期動作とが同時に実行されることがなくなり、各種役物の復帰動作と初期動作とを切り分けて確認することが可能となる。
なお、第1可動部材73と、第2可動部材74とが所定の順序(第1可動部材73→第2可動部材74の順)で原点位置に復帰するようになっているが、同時に原点位置に復帰する動作を開始するようにしてもよい。このようにすると、第1可動部材73、及び、第2可動部材74の復帰動作にかかる時間を短縮することができ、次に実行される各種役物の初期動作にスムーズに移行することが可能となる。
(ランプ制御部の初期動作処理)
図77を用いて、ランプ制御部150の初期動作処理を説明する。図77は、ランプ制御部150の初期動作処理を示すフローチャートである。
ランプCPU150aは、ステップR107-1において、盤役物の初期動作状況の推移を示す盤役物処理番号が「0」であるか否かを判定する。盤役物処理番号が「0」である場合には、ステップR107-2に処理を移し、盤役物処理番号が「0」でない場合には、ステップR107-7に処理を移す。
ランプCPU150aは、ステップR107-2において、ランプRAM150cに第1可動部材73、及び、第2可動部材74の復帰異常情報がセットされているか否かを判定する。復帰異常情報がセットされていない場合には、盤役物の初期動作及び初期発光を行うものとしてステップR107-4に処理を移し、復帰異常情報がセットされている場合には、ステップR107-3において、盤役物の初期動作を行わないものとして盤役物処理番号に「2」をセットし、ステップR107-7に処理を移す。
ランプCPU150aは、ステップR107-4において、盤役物の初期動作パターンを決定するための盤役物初期動作パターン決定テーブル(図78参照)を選択する。なお、盤役物初期動作パターン決定テーブルの詳細は後述する。
ランプCPU150aは、ステップR107-5において、盤役物(第1可動部材73、第2可動部材74)の初期動作パターンを決定し、ランプRAM150cにセットする。具体的には、盤役物初期動作パターン決定テーブルを参照し、電源ON時コマンドの種類、及び、復帰異常情報の有無に基づいて、複数の初期動作パターンの中から1つの初期動作パターンを決定する。
ランプCPU150aは、ステップR107-6において、盤役物処理番号を+1更新する。具体的には、盤役物処理番号が「0」であったならば、盤役物の初期動作を実行すべく盤役物処理番号を「1」に更新する。
ランプCPU150aは、ステップR107-7において、盤役物処理番号が「1」であるか否かを判定する。盤役物処理番号が「1」でない場合には、ステップR107-11に処理を移し、盤役物処理番号が「1」である場合には、ステップR107-8において、ランプRAM150cにセットされている盤役物の初期動作パターンに応じて盤役物の初期動作を実行させる。
ランプCPU150aは、ステップR107-9において、盤役物の初期動作が全工程終了したか否かを判定する。盤役物の初期動作が全工程終了していない場合には、ステップR107-11に処理を移し、盤役物の初期動作が全工程終了した場合には、ステップR107-10において、盤役物処理番号を+1更新する。具体的には、盤役物処理番号が「1」であったならば、盤役物の初期動作させる処理を終了すべく盤役物処理番号を「2」に更新する。
ランプCPU150aは、ステップR107-11において、枠役物(演出ボタン17)の初期動作状況の推移を示す枠役物処理番号が「0」であるか否かを判定する。枠役物処理番号が「0」である場合には、ステップR107-12に処理を移し、枠役物処理番号が「0」でない場合には、ステップR107-17に処理を移す。
ランプCPU150aは、ステップR107-12において、ランプRAM150cに演出ボタン17の復帰異常情報がセットされているか否かを判定する。復帰異常情報がセットされていない場合には、枠役物の初期動作を行うものとしてステップR107-14に処理を移し、復帰異常情報がセットされている場合には、ステップR107-13において、枠役物の初期動作を行わないものとして枠役物処理番号に「2」をセットし、ステップR107-17に処理を移す。
ランプCPU150aは、ステップR107-14において、枠役物の初期動作パターンを決定するための枠役物初期動作パターン決定テーブル(図79参照)を選択する。なお、枠役物初期動作パターン決定テーブルの詳細は後述する。
ランプCPU150aは、ステップR107-15において、枠役物(演出ボタン17)の初期動作パターンを決定し、ランプRAM150cにセットする。具体的には、枠役物初期動作パターン決定テーブルを参照し、電源ON時コマンドの種類に基づいて、複数の初期動作パターンの中から1つの初期動作パターンを決定する。
ランプCPU150aは、ステップR107-16において、枠役物処理番号を+1更新する。具体的には、枠役物処理番号が「0」であったならば、枠役物の初期動作を実行すべく枠役物処理番号を「1」に更新する。
ランプCPU150aは、ステップR107-17において、枠役物処理番号が「1」であるか否かを判定する。枠役物処理番号が「1」でない場合には、ステップR107-21に処理を移し、枠役物処理番号が「1」である場合には、ステップR107-18において、ランプRAM150cにセットされている枠役物の初期動作パターンに応じて枠役物の初期動作を実行させる。
ランプCPU150aは、ステップR107-19において、枠役物の初期動作が全工程終了したか否かを判定する。枠役物の初期動作が全工程終了していない場合には、ステップR107-21に処理を移し、枠役物の初期動作が全工程終了した場合には、ステップR107-20において、枠役物処理番号を+1更新する。具体的には、枠役物処理番号が「1」であったならば、枠役物の初期動作させる処理を終了すべく枠役物処理番号を「2」に更新する。
ランプCPU150aは、ステップR107-21において、盤役物処理番号、及び、枠役物処理番号が終了条件を満たすか否かを判定する。具体的には、盤役物処理番号が「2」であって枠役物処理番号が「2」であるかを判定する。終了条件を満たす場合には、ステップR107-22に処理を移し、終了条件を満たさない場合には、今回の初期動作処理を終了する。
ランプCPU150aは、ステップR107-22において、盤役物処理番号、及び、枠役物処理番号をクリアし、ステップR107-23において、上述した初期処理番号をクリアし、今回の初期動作処理を終了する。
このように、図77に示した初期動作処理によれば、盤役物(第1可動部材73、第2可動部材74)の初期動作と、枠役物(演出ボタン17)の初期動作とを同時(同時期)に実行可能となっている。そのため、各種役物の初期動作にかかる時間を短縮することができ、遊技中における各種役物の演出動作を阻害することを防止することが可能となる。
また、図77に示した初期動作処理によれば、盤役物を構成する第1可動部材73、及び、第2可動部材74に復帰異常がある場合には、第1可動部材73、及び、第2可動部材74の初期動作を実行しないようになっている。そのため、復帰異常が発生している可動部材を無理やり初期動作させることで可動部材が完全に故障したり、破損したりすることを防止することが可能となる。
また、図77に示した初期動作処理によれば、枠役物を構成する演出ボタン17に復帰異常がある場合には、演出ボタン17の初期動作を実行しないようになっている。そのため、復帰異常が発生している演出ボタン17を無理やり初期動作させることで演出ボタン17が完全に故障したり、破損したりするような不都合を防止することが可能となる。
また、図77に示した初期動作処理によれば、復帰異常が発生した盤役物の初期動作が実行されない場合でも、復帰異常が発生していない枠役物の初期動作は実行し、復帰異常が発生した枠役物の初期動作が実行されない場合でも、復帰異常が発生していない盤役物の初期動作は実行するようになっている。そのため、復帰異常が発生していない方の役物の動作に異常がないか否かを確認することが可能となる。
また、図77に示した初期動作処理によれば、盤役物(第1可動部材73、第2可動部材74)の初期動作と、枠役物(演出ボタン17)の初期動作の両方が終了した場合に初期動作処理が終了するようになっている。そのため、盤役物、及び、枠役物の一方が初期動作を行っているのにも拘らず、他方が演出動作を行うといった初期動作なのか演出動作なのかが不明な状態が発生することがなくなる。
(盤役物初期動作パターン決定テーブル)
図78は、盤役物(第1可動部材73、第2可動部材74)の初期動作パターンを決定する場合に参照される盤役物初期動作パターン決定テーブルを示す図である。
盤役物初期動作パターン決定テーブルには、電源ON時コマンドの種類、復帰異常情報の有無、選択される初期動作パターンが対応付けられており、参考として初期動作時の作動態様、及び、初期動作の工程数が記載されている。
初期動作パターンには、電源投入指定コマンドを受信している場合に決定されるパターン01~03や、客待ち状態中であることを示す第1電源復旧指定コマンドを受信している場合に決定されるパターン04~06や、特別図柄の変動表示中であることを示す第2電源復旧指定コマンド又は大当たり遊技中であることを示す第3電源復旧指定コマンドを受信している場合に決定されるパターン07~09が設定されている。
「初期動作パターン01」は、第1可動部材73、及び、第2可動部材74に復帰異常がないときに決定され、第1可動部材73が小下降→原点復帰→大下降→原点復帰の順で動作した後に第2可動部材74が移動→原点復帰の順で動作し、その期間において第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDが青と白で点灯(発光)する。
「初期動作パターン02」は、第1可動部材73に復帰異常があるときに決定され、第1可動部材73が動作せずに、第2可動部材74が移動→原点復帰の順で動作し、その期間において第2可動部材LEDが青と白で点灯(発光)する。
「初期動作パターン03」は、第2可動部材74に復帰異常があるときに決定され、第1可動部材73が小下降→原点復帰→大下降→原点復帰の順で動作した後に第2可動部材74が動作せず、その期間において第1可動部材LEDが青と白で点灯(発光)する。
「初期動作パターン04」は、第1可動部材73、及び、第2可動部材74に復帰異常がないときに決定され、第2可動部材LEDが青のみで点灯(発光)する以外は、初期動作パターン01と同じである。
「初期動作パターン05」は、第1可動部材73に復帰異常があるときに決定され、第2可動部材LEDが青のみで点灯(発光)する以外は、初期動作パターン02と同じである。
「初期動作パターン06」は、第2可動部材74に復帰異常があるときに決定され、第2可動部材LEDが青で点灯しないため、結果的に初期動作パターン03と同じである。
「初期動作パターン07」は、第1可動部材73、及び、第2可動部材74に復帰異常がないときに決定され、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDが消灯する以外は、初期動作パターン01又は初期動作パターン04と同じである。
「初期動作パターン08」は、第1可動部材73に復帰異常があるときに決定され、第2可動部材74が消灯する以外は、初期動作パターン02又は初期動作パターン05と同じである。
「初期動作パターン09」は、第2可動部材74に復帰異常があるときに決定され、第1可動部材73が消灯する以外は、初期動作パターン03又は初期動作パターン06と同じである。
なお、初期動作パターン02、初期動作パターン05、及び、初期動作パターン08において、第1可動部材LEDの点灯色が記載されていないが、この点は第1可動部材73の復帰異常によって第1可動部材LEDが異常報知のために赤点滅となるからである。
また、初期動作パターン03、初期動作パターン06、及び、初期動作パターン09において、第2可動部材LEDの点灯色が記載されていないが、この点は第2可動部材74の復帰異常によって第2可動部材LEDが異常報知のために赤点滅となるからである。
図78に示した盤役物初期動作パターン決定テーブルの第1の特徴としては、メインRAM110の初期化を伴う電源投入時と、メインRAM110cの初期化を伴わない電源復旧時とで、盤役物(第1可動部材、第2可動部材)の初期動作の動作態様(工程数、各工程の動作)が同一となっている点が挙げられる。そのため、電源投入であるか電源復旧であるかに拘らず、盤役物の動作に異常があるか否かを適切に確認することが可能となる。
なお、初期動作の動作態様が同一とは、少なくとも各工程における盤役物の動きのパターンが同じであればよく、各工程における動作時間が同一であってもよいし、各工程における動作時間が異なっていてもよい。
また、電源投入時と電源復旧時とで、第1可動部材73、及び、第2可動部材74の一方の初期動作の動作態様(工程数、各工程の動作)を異ならせてもよいし、第1可動部材73、及び、第2可動部材74の両方の初期動作の動作態様(工程数、各工程の動作)を異ならせてもよい。このようにすると、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかを簡単に把握することが可能となる。
また、電源投入時と電源復旧時とで、第1可動部材73、及び/又は、第2可動部材74の初期動作の動作態様(工程数、各工程の動作)を異ならせる場合に、電源投入時の初期動作にはない動作を電源復旧時の初期動作で実行させたり、電源復旧時の初期動作にはない動作を電源投入時の初期動作で実行させたりするようにしてもよい。このようにすると、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかをより簡単に把握することが可能となる。
図78に示した盤役物初期動作パターン決定テーブルの第2の特徴としては、電源投入時と、客待ち状態に復旧する電源復旧時とで、盤役物(第1可動部材73、第2可動部材74)の初期動作中における初期発光の発光態様が異なる点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかを把握することが可能となる。
図78に示した盤役物初期動作パターン決定テーブルの第3の特徴としては、電源投入時と、客待ち状態に復旧する電源復旧時とで、第1可動部材LEDの初期発光の発光態様が同一である一方、第2可動部材LEDの初期発光の発光態様が異なる点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかを把握することが可能となる。
なお、電源投入時と、客待ち状態に復旧する電源復旧時とで、第1可動部材LEDの初期発光の発光態様が同一である一方、第2可動部材LEDの初期発光の発光態様が異なるようになっているが、それとは逆に、電源投入時と、客待ち状態に復旧する電源復旧時とで、第1可動部材LEDの初期発光の発光態様を異ならせる一方、第2可動部材LEDの初期発光の発光態様を同一にしてもよい。
また、電源投入時と、客待ち状態に復旧する電源復旧時とで、第1可動部材LEDの初期発光の発光態様、及び、第2可動部材LEDの初期発光の発光態様の両方を異ならせてもよい。このようにすると、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかを把握し易くすることが可能となる。
図78に示した盤役物初期動作パターン決定テーブルの第4の特徴としては、電源投入時と、特別図柄の変動表示中、又は、大当たり遊技中に復旧する電源復旧時とで、盤役物(第1可動部材、第2可動部材)の初期動作中における初期発光の発光態様が異なる点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかを把握することが可能となる。
図78に示した盤役物初期動作パターン決定テーブルの第5の特徴としては、客待ち状態に復旧する電源復旧時と、特別図柄の変動表示中、又は、大当たり遊技中に復旧する電源復旧時とで、盤役物(第1可動部材、第2可動部材)の初期動作中における初期発光の発光態様が異なる点が挙げられる。そのため、客待ち状態に復旧する電源復旧による初期動作であるのか、特別図柄の変動表示中、又は、大当たり遊技中に復旧する電源復旧による初期動作であるのかを把握することが可能となる。
なお、特別図柄の変動表示中、又は、大当たり遊技中に復旧する電源復旧時において、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDの両方が消灯するようになっているが、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDを客待ち状態に復旧する電源復旧時と同じ発光態様で点灯させるようにしてもよい。
図78に示した盤役物初期動作パターン決定テーブルの第6の特徴としては、電源投入時であるか電源復旧時であるかに拘らず、第1可動部材73に復帰異常があって第2可動部材74に復帰異常がない場合には、第1可動部材73の初期動作を行わずに第2可動部材74の初期動作を行い、第1可動部材73に復帰異常がなくて第2可動部材74に復帰異常がある場合には、第1可動部材73の初期動作を行って第2可動部材74の初期動作を行わないようになっている点が挙げられる。このようにすることで、復帰異常の有無に応じて好適な初期動作を行うことが可能となる。
(枠役物初期動作パターン決定テーブル)
図79は、枠役物(演出ボタン17)の初期動作パターンを決定する場合に参照される枠役物初期動作パターン決定テーブルを示す図である。
枠役物初期動作パターン決定テーブルには、電源ON時コマンドの種類、選択される初期動作パターンが対応付けられており、参考として初期動作時の作動態様、及び、初期動作の工程数が記載されている。
「初期動作パターン01」は、電源投入指定コマンドを受信している場合に決定され、演出ボタン17が大上昇&連続振動→原点復帰→間欠振動の順で動作し、その期間において演出ボタンLEDが赤→緑→青の順で点灯(発光)する。
「初期動作パターン02」は、客待ち状態中であることを示す第1電源復旧指定コマンドを受信している場合に決定され、演出ボタンが大上昇&連続振動→原点復帰の順で動作し、その期間において演出ボタンが青で点灯(発光)する。
「初期動作パターン03」は、特別図柄の変動表示中であることを示す第2電源復旧指定コマンド又は大当たり遊技中であることを示す第3電源復旧指定コマンドを受信している場合に決定され、演出ボタンが大上昇&連続振動→原点復帰の順で動作し、その期間において演出ボタンLEDが消灯する。
なお、演出ボタン17の連続振動の時間(2.5秒)、及び、間欠振動の時間(2.5秒間)については、変動演出中に実行される振動演出の振動時間(セリフ予告演出時の振動演出、ステップアップ予告演出時の振動演出、擬似連演出時の振動演出、発展演出時の振動演出、カットイン演出時の振動演出、決め演出時の振動演出、再抽選演出時の振動演出、確定演出時の振動演出)とは異なる時間となっている。
図79に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第1の特徴としては、メインRAM110の初期化を伴う電源投入時と、メインRAM110cの初期化を伴わない電源復旧時とで、枠役物(演出ボタン17)の初期動作の動作態様(工程数、各工程の動作)が異なる点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかを簡単に把握することが可能となる。
図79に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第2の特徴としては、電源投入時の演出ボタン17の初期動作には、電源復旧時の演出ボタン17の初期動作にはない動作を実行させるようになっている点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかをより簡単に把握することが可能となる。
なお、電源投入時と電源復旧時とで、演出ボタン17の初期動作の動作態様(工程数、各工程の動作)を同一にしてもよい。このようにすると、電源投入であるか電源復旧であるかに拘らず、枠役物の動作に異常があるか否かを適切に確認することが可能となる。
図79に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第3の特徴としては、電源投入時と、客待ち状態に復旧する電源復旧時とで、枠役物(演出ボタン17)の初期動作中における初期発光の発光態様が異なる点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかを把握することが可能となる。
図79に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第4の特徴としては、電源投入時と、特別図柄の変動表示中、又は、大当たり遊技中に復旧する電源復旧時とで、盤役物(第1可動部材、第2可動部材)の初期動作中における初期発光の発光態様が異なる点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかを把握することが可能となる。
なお、特別図柄の変動表示中、又は、大当たり遊技中に復旧する電源復旧時において、演出ボタンLEDが消灯するようになっているが、演出ボタンLEDを客待ち状態に復旧する電源復旧時と同じ発光態様で点灯させるようにしてもよい。
図79に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第5の特徴としては、電源投入時の演出ボタン17の初期発光における発光色数と、電源復旧時の演出ボタン17の初期発光における発光色数が異なるようになっている点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかをより簡単に把握することが可能となる。
なお、電源投入時の演出ボタン17の初期発光における発光色数の方が、電源復旧時の演出ボタン17の初期発光における発光色数よりも多くなっているが、それとは逆にしてもよい。
図79に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第6の特徴としては、電源投入時の演出ボタン17の初期発光における発光色には、電源復旧時の演出ボタン17の初期発光における発光色にはない発光色が含まれている点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかをより簡単に把握することが可能となる。
なお、電源復旧時の演出ボタン17の初期発光における発光色に、電源投入時の演出ボタン17の初期発光における発光色にはない発光色を含ませるようにしてもよい。
図79に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第7の特徴としては、電源投入時や電源復旧時において演出ボタン17が振動する時間が、変動演出の実行中に発生する有効期間において演出ボタン17が操作されることで実行される操作演出中に演出ボタン17が振動する時間とは異なる点が挙げられる。そのため、演出ボタン17の初期動作における振動であることを把握することが可能となる。
図79に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第8の特徴としては、原点位置にあるか否かの検出が行われないボタン振動モータの初期振動については、原点位置にあるか否かの検出が行われる演出ボタン17の初期動作に被せて実行するようになっている点が挙げられる。そのため、演出ボタン17の動作確認とボタン振動モータの動作確認を同時に行えることになり、動作確認にかかる時間を短縮することが可能となる。
(電源投入後に各種役物に復帰異常がない場合の具体例)
図80は、メインRAM110cの初期化を伴う電源投入後に各種役物(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)に復帰異常がない場合の具体例を示す図である。
なお、メインRAM110cの初期化を伴う電源投入には、設定変更処理が行われた後にメインRAM110cが初期化される電源投入と、設定変更処理が行われずにメインRAM110cが初期化される電源投入とがあるが、ここでは設定変更処理が行われずにメインRAM110cが初期化される電源投入である場合について説明する。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされて電源供給が開始されると、画像表示装置の初期動作として「読み込み中」との文字が表示される初期画面が表示される。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される電源投入指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持し、画像表示装置には、電源投入時の初期図柄である「135」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第1待機画面が表示され、音声出力装置9からは、警報と「RAMクリアです」との音声からなる初期化報知音が出力される。
また、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図保留表示器86は、「0」を示す表示態様となる。
T3のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T4のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了すると原点復帰処理が終了し、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDは、初期発光として青と白に交互に点灯し、演出ボタンLEDは、初期発光として赤→緑→青の順で点灯する。
T5のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了すると、演出ボタンLEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となり、T6のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始される。
T7のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となり、T8のタイミングにおいて、初期化報知音の出力期間(例えば60秒)が経過すると、初期化報知音の出力が停止して無音状態となる。
T9のタイミングにおいて、第1始動口45への遊技球の入賞に基づく第1特図保留数指定コマンド(第1特図保留数=1)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「1」になり、第1保留アイコン表示領域70Bに第1保留アイコンが表示されると共に、サブ第1保留表示器83が「1」を示す表示態様となり、音声出力装置9から入賞音「ポン♪」が出力される。
T10のタイミングにおいて、主制御基板110から変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「0」となって変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「0」を示す表示態様となる。
(電源投入後に第2可動部材に復帰異常がある場合の具体例)
図81は、メインRAM110cの初期化を伴う電源投入後に第2可動部材74に復帰異常がある場合の具体例を示す図である。ここでは設定変更処理が行われずにメインRAM110cが初期化される電源投入である場合について説明する。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされて電源供給が開始されると、画像表示装置の初期動作として「読み込み中」との文字が表示される初期画面が表示される。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される電源投入指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持し、画像表示装置には、電源投入時の初期図柄である「135」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第1待機画面が表示され、音声出力装置9からは、警報と「RAMクリアです」との音声からなる初期化報知音が出力される。
また、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、及び、サブ第2保留表示器84は、「0」を示す表示態様となる。
T3のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T4のタイミングにおいて、第2可動部材74に復帰異常が発生した状態で原点復帰処理が終了すると、第2可動部材LEDが復帰異常の発生を報知するために赤点滅(異常報知態様)となり、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。このとき、第1可動部材LEDは、初期発光として青と白に交互に点灯し、演出ボタンLEDは、初期発光として赤→緑→青の順で点灯する。
T5のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了すると、演出ボタンLEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となり、T6のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が実行されることなく初期動作処理が終了し、第1可動部材LEDの初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となる。
T7のタイミングにおいて、初期化報知音の出力期間(例えば60秒)が経過すると、初期化報知音の出力が停止して無音状態となり、T8のタイミングにおいて、第1始動口45への遊技球の入賞に基づく第1特図保留数指定コマンド(第1特図保留数=1)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「1」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに第1保留アイコンが表示されると共に、サブ第1保留表示器83が「1」を示す表示態様となり、音声出力装置9から入賞音「ポン♪」が出力される。
T9のタイミングにおいて、主制御基板110から変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「0」となって変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、第2可動部材LEDによる異常報知期間が終了し、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「0」を示す表示態様となる。
(電源投入後に第1可動部材に復帰異常がある場合の具体例)
図82は、メインRAM110cの初期化を伴う電源投入後に第1可動部材73に復帰異常がある場合の具体例を示す図である。ここでは設定変更処理が行われずにメインRAM110cが初期化される電源投入である場合について説明する。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされて電源供給が開始されると、画像表示装置の初期動作として「読み込み中」との文字が表示される初期画面が表示される。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される電源投入指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持し、画像表示装置には、電源投入時の初期図柄である「135」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第1待機画面が表示され、音声出力装置9からは、警報と「RAMクリアです」との音声からなる初期化報知音が出力される。
また、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、及び、サブ第2保留表示器84は、「0」を示す表示態様となる。
T3のタイミングにおいて、第1可動部材73に復帰異常が発生した状態で第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第1可動部材LEDが復帰異常の発生を報知するために赤点滅(異常報知態様)となり、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T4のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了して原点復帰処理が終了すると、初期動作処理が開始されて第2可動部材74、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。このとき、第2可動部材LEDは、初期発光として青と白に交互に点灯し、演出ボタンLEDは、初期発光として赤→緑→青の順で点灯する。
T5のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了すると、演出ボタンLEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となり、T6のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると、第1可動部材73の初期動作が実行されることなく初期動作処理が終了し、第2可動部材LEDの初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となる。
T7のタイミングにおいて、初期化報知音の出力期間(例えば60秒)が経過すると、初期化報知音の出力が停止して無音状態となり、T8のタイミングにおいて、第1始動口45への遊技球の入賞に基づく第1特図保留数指定コマンド(第1特図保留数=1)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「1」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに第1保留アイコンが表示されると共に、サブ第1保留表示器83が「1」を示す表示態様となり、音声出力装置9から入賞音「ポン♪」が出力される。
T9のタイミングにおいて、主制御基板110から変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「0」となって変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、第1可動部材LEDによる異常報知期間が終了し、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「0」を示す表示態様となる。
(電源投入後に演出ボタンに復帰異常がある場合の具体例)
図83は、メインRAM110cの初期化を伴う電源投入後に演出ボタン17に復帰異常がある場合の具体例を示す図である。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされて電源供給が開始されると、画像表示装置の初期動作として「読み込み中」との文字が表示される初期画面が表示される。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される電源投入指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持し、画像表示装置には、電源投入時の初期図柄である「135」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第1待機画面が表示され、音声出力装置9からは、警報と「RAMクリアです」との音声からなる初期化報知音が出力される。
また、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、及び、サブ第2保留表示器84は、「0」を示す表示態様となる。
T3のタイミングにおいて、演出ボタン17に復帰異常が発生した状態で第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、演出ボタンLEDが復帰異常の発生を報知するために赤点滅(異常報知態様)となり、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDは消灯した状態を維持する。
T4のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了して原点復帰処理が終了すると、初期動作処理が開始されて第1可動部材73の初期動作が開始されるが、演出ボタン17の初期動作が開始されない状態となる。このとき、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDは、初期発光として青と白で交互に点灯する。
T5のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始され、T6のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となり、T7のタイミングにおいて、初期化報知音の出力期間(例えば60秒)が経過すると、初期化報知音の出力が停止して無音状態となる。
T8のタイミングにおいて、第1始動口45への遊技球の入賞に基づく第1特図保留数指定コマンド(第1特図保留数=1)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「1」になり、第1保留アイコン表示領域70Bに第1保留アイコンが表示されると共に、サブ第1保留表示器83が「1」を示す表示態様となり、音声出力装置9から入賞音「ポン♪」が出力される。
T9のタイミングにおいて、主制御基板110から変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「0」となって変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、演出ボタンLEDによる異常報知期間が終了し、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「0」を示す表示態様となる。
なお、図80~図83に示した具体例では、設定変更処理が行われずにメインRAM110cが初期化される電源投入の場合について説明したが、設定変更が行われた後にメインRAM110cが初期化される電源投入の場合には、初期画面が表示された後に設定変更指定コマンドを演出制御基板130が受信することで設定変更中画面が表示され、その後に電源投入指定コマンドを演出制御基板130が受信することで第1待機画面が表示されて各種役物(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の復帰動作や初期動作が開始されるようになっている。なお、設定値指定コマンドを受信することで第1待機画面が表示されるようにしてもよい。
(電源復旧後に各種役物に復帰異常がない場合の具体例)
図84は、メインRAM110cの初期化を伴わない電源復旧後に各種役物(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)に復帰異常がない場合の具体例を示す図である。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされて電源供給が開始されると、画像表示装置の初期動作として「読み込み中」との文字が表示される初期画面が表示される。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される客待ち中用の電源復旧指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持し、画像表示装置には、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面が表示され、音声出力装置9は無音を維持する。
また、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、及び、サブ第2保留表示器84は、「0」を示す表示態様となる。
T3のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T4のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了すると原点復帰処理が終了し、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。このとき、第1可動部材LEDは、初期発光として青と白に交互に点灯し、第2可動部材LEDは、初期発光として青に点灯し、演出ボタンLEDは、初期発光として青に点灯する。
T5のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了すると、演出ボタンLEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となり、T6のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始される。
T7のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となる。
T8のタイミングにおいて、第1始動口45への遊技球の入賞に基づく第1特図保留数指定コマンド(第1特図保留数=1)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「1」になり、第1保留アイコン表示領域70Bに第1保留アイコンが表示されると共に、サブ第1保留表示器83が「1」を示す表示態様となり、音声出力装置9から入賞音「ポン♪」が出力される。
T9のタイミングにおいて、主制御基板110から変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「0」となって変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「0」を示す表示態様となる。
(電源復旧後に第2可動部材に復帰異常がある場合の具体例)
図85は、メインRAM110cの初期化を伴わない電源復旧後に第2可動部材74に復帰異常がある場合の具体例を示す図である。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされて電源供給が開始されると、画像表示装置の初期動作として「読み込み中」との文字が表示される初期画面が表示される。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される客待ち中用の電源復旧指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持し、画像表示装置には、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面が表示され、音声出力装置9は無音を維持する。
また、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、及び、サブ第2保留表示器84は、「0」を示す表示態様となる。
T3のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T4のタイミングにおいて、第2可動部材74に復帰異常が発生した状態で原点復帰処理が終了すると、第2可動部材LEDが復帰異常の発生を報知するために赤点滅(異常報知態様)となり、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。このとき、第1可動部材LEDは、初期発光として青と白に交互に点灯し、演出ボタンLEDは、初期発光として青に点灯する。
T5のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了すると、演出ボタンLEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となり、T6のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が実行されることなく初期動作処理が終了し、第1可動部材LEDの初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となる。
T7のタイミングにおいて、第1始動口45への遊技球の入賞に基づく第1特図保留数指定コマンド(第1特図保留数=1)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「1」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに第1保留アイコンが表示されると共に、サブ第1保留表示器83が「1」を示す表示態様となり、音声出力装置9から入賞音「ポン♪」が出力される。
T8のタイミングにおいて、主制御基板110から変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「0」となって変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、第2可動部材LEDによる異常報知期間が終了し、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「0」を示す表示態様となる。
(電源復旧後に第1可動部材に復帰異常がある場合の具体例)
図86は、メインRAM110cの初期化を伴わない電源復旧後に第1可動部材73に復帰異常がある場合の具体例を示す図である。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされて電源供給が開始されると、画像表示装置の初期動作として「読み込み中」との文字が表示される初期画面が表示される。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される客待ち中用の電源復旧指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持し、画像表示装置には、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面が表示され、音声出力装置9は無音を維持する。
また、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、及び、サブ第2保留表示器84は、「0」を示す表示態様となる。
T3のタイミングにおいて、第1可動部材73に復帰異常が発生した状態で第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第1可動部材LEDが復帰異常の発生を報知するために赤点滅(異常報知態様)となり、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T4のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了して原点復帰処理が終了すると、初期動作処理が開始されて第2可動部材74、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。このとき、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは、初期発光として青に点灯する。
T5のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了すると、演出ボタンLEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となり、T6のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると、第1可動部材73の初期動作が実行されることなく初期動作処理が終了し、第2可動部材LEDの初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となる。
T7のタイミングにおいて、第1始動口45への遊技球の入賞に基づく第1特図保留数指定コマンド(第1特図保留数=1)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「1」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに第1保留アイコンが表示されると共に、サブ第1保留表示器83が「1」を示す表示態様となり、音声出力装置9から入賞音「ポン♪」が出力される。
T8のタイミングにおいて、主制御基板110から変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「0」となって変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、第1可動部材LEDによる異常報知期間が終了し、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「0」を示す表示態様となる。
(電源復旧後に演出ボタンに復帰異常がある場合の具体例)
図87は、メインRAM110cの初期化を伴わない電源復旧後に演出ボタン17に復帰異常がある場合の具体例を示す図である。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされて電源供給が開始されると、画像表示装置の初期動作として「読み込み中」との文字が表示される初期画面が表示される。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される客待ち中用の電源復旧指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持し、画像表示装置には、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面が表示され、音声出力装置9は無音を維持する。
また、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、及び、サブ第2保留表示器84は、「0」を示す表示態様となる。
T3のタイミングにおいて、演出ボタン17に復帰異常が発生した状態で第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、演出ボタンLEDが復帰異常の発生を報知するために赤点滅(異常報知態様)となり、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDは消灯した状態を維持する。
T4のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了して原点復帰処理が終了すると、初期動作処理が開始されて第1可動部材73の初期動作が開始されるが、演出ボタン17の初期動作が開始されない状態となる。このとき、第1可動部材LEDは、初期発光として青と白に交互に点灯し、第2可動部材LEDは、初期発光として青に点灯する。
T5のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始され、T6のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となる。
T7のタイミングにおいて、第1始動口45への遊技球の入賞に基づく第1特図保留数指定コマンド(第1特図保留数=1)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「1」になり、第1保留アイコン表示領域70Bに第1保留アイコンが表示されると共に、サブ第1保留表示器83が「1」を示す表示態様となり、音声出力装置9から入賞音「ポン♪」が出力される。
T8のタイミングにおいて、主制御基板110から変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「0」となって変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、演出ボタンLEDによる異常報知期間が終了し、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「0」を示す表示態様となる。
(電源復旧後の状態が特別図柄の変動表示中且つ保留記憶ありの場合の具体例)
図88は、メインRAM110cの初期化を伴わない電源復旧後の状態が特別図柄の変動表示(ハズレ変動表示)中且つ保留記憶ありの場合の具体例を示す図である。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされて電源供給が開始されると、画像表示装置の初期動作として「読み込み中」との文字が表示される初期画面が表示される。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される特図変動中用の電源復旧指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持し、画像表示装置には、「遊技を再開して下さい」の文字を含む復帰中画面が表示され、音声出力装置9は無音を維持する。
また、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数=3、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置には復帰中画面が表示されているため第1特図保留数表示領域70Eや第2特図保留数表示領域70Fに第2保留数字を表示しない状態を維持する。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83は、「3」を示す表示態様となり、サブ第2保留表示器84は、「0」を示す表示態様となる。
T3のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T4のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了すると原点復帰処理が終了し、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは、消灯した状態を維持する。
T5のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了し、T6のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始され、T7のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは、消灯した状態を維持する。
T8のタイミングにおいて、主制御基板110から特図停止指定コマンドを受信すると、画像表示装置には、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の停止画面(第2待機画面と同じ)が表示され、音声出力装置9から停止音「ドン♪」が出力される。
このとき、第1保留アイコン表示領域70Bには、3つの第1保留アイコンが表示されるが、当該アイコン表示領域70Cは、その表示領域が背景画像等の演出画像を表示可能な状態で確保(台座画像が表示)されているが当該アイコンが表示されない状態となる。
T9のタイミングにおいて、主制御基板110から変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「2」となって変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「2」を示す表示態様となる。
なお、電源復旧後の状態が特別図柄の変動表示(ハズレ変動表示)中且つ保留記憶なしの場合については、T2のタイミングにおいてサブ第1保留表示器83に「0」が表示され、T9のタイミングにおいて客待ち状態指定コマンドを受信して変動演出が開始されない以外は、上述したT1のタイミングからT8のタイミングまでの基本的な動作の流れは同じとなる。
(電源ON時に電源投入指定コマンドを正常に受信できなかった場合の具体例)
図89は、電源ON時に電源投入指定コマンドを正常に受信できなかった場合の具体例を示す図である。ここでは設定変更処理が行われずにメインRAM110cが初期化される電源投入である場合について説明する。
電源投入指定コマンドを正常に受信できない場合とは、演出制御基板130には電源が供給されているが、主制御基板110には電源線が断線しているか又は電源線のコネクタが非接続状態(半差し状態を含む)によって電源(メイン電源及びバックアップ電源)が供給されていない第1のケース、主制御基板110から演出制御基板130へのコマンド通信線が断線している第2のケース、コマンド通信線のコネクタが非接続状態(半差し状態を含む)となっている第3のケース等が挙げられるが、ここでは、第1のケースについて説明する。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされると、主制御基板110には電源供給が行われずに演出制御基板130への電源供給が開始される。このとき、画像表示装置の初期動作として「読み込み中」との文字が表示される初期画面が表示され、その後に所定時間(例えば0.5秒)が経過すると演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態となる。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110への電源線が接続状態になると遊技の制御状態を初期化させるための処理が行われ、電源投入指定コマンドが送信される。そして、演出制御基板130が電源投入指定コマンドを受信すると、コマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態となっているにも拘らず、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持し、画像表示装置には、電源投入時の初期図柄である「135」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第1待機画面が表示される。また、音声出力装置9からは、警報と「RAMクリアです」との音声からなる初期化報知音が出力される。
また、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図保留表示器86は、「0」を示す表示態様となる。
T3のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T4のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了すると原点復帰処理が終了し、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDは、初期発光として青と白に交互に点灯し、演出ボタンLEDは、初期発光として赤→緑→青の順で点灯する。
T5のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了すると、演出ボタンLEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となり、T6のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始される。
T7のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となる。その後、初期化報知音の出力期間(例えば60秒)が経過すると、初期化報知音の出力が停止して無音状態となる。
なお、演出制御基板130が電源投入指定コマンドを受信したときに第1待機画面を表示していたが、すぐに第1待機画面を表示するのではなく、初期画面の一種としての暗色表示画面を所定期間(例えば0.5秒)表示した後に第1待機画面を表示するようにしてもよい。この場合、初期化報知音については、暗色表示画面の表示開始時から出力するようにしてもよいし、第1待機画面の表示開始時から出力するようにしてもよい。
(電源ON時に電源復旧指定コマンドを正常に受信できなかった場合の具体例)
図90は、電源ON時に電源復旧指定コマンドを正常に受信できなかった場合の具体例を示す図である。
電源復旧指定コマンドを正常に受信できない場合とは、演出制御基板130には電源が供給されているが、主制御基板110には電源線が断線しているか又は電源線のコネクタが非接続状態(半差し状態を含む)によって電源(メイン電源のみ)が供給されていない第1のケース、主制御基板110から演出制御基板130へのコマンド通信線が断線している第2のケース、コマンド通信線のコネクタが非接続状態(半差し状態を含む)となっている第3のケース等が挙げられるが、ここでは、第1のケースについて説明する。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされると、主制御基板110には電源供給が行われずに演出制御基板130への電源供給が開始される。このとき、画像表示装置の初期動作として「読み込み中」との文字が表示される初期画面が表示され、その後に所定時間(例えば0.5秒)が経過すると、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態となる。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110への電源線が接続状態になると遊技の制御状態を復旧させるための処理が行われ、客待ち中用の電源復旧指定コマンドが送信される。そして、演出制御基板130が電源復旧指定コマンドを受信すると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持し、画像表示装置には、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面が表示される。また、音声出力装置9は、無音の状態となる。
また、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図保留表示器86は、「0」を示す表示態様となる。
T3のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T4のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了すると原点復帰処理が終了し、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。このとき、第1可動部材LEDは、初期発光として青と白に交互に点灯し、第2可動部材LEDは、初期発光として青に点灯し、演出ボタンLEDは、初期発光として青に点灯する。
T5のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了すると、演出ボタンLEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となり、T6のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始される。
T7のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となる。
なお、演出制御基板130が電源復旧指定コマンドを受信したときに第2待機画面を表示していたが、すぐに第2待機画面を表示するのではなく、初期画面の一種としての暗色表示画面を所定期間(例えば0.5秒)表示した後に第2待機画面を表示するようにしてもよい。この場合、初期化報知音については、暗色表示画面の表示開始時から出力するようにしてもよいし、第2待機画面の表示開始時から出力するようにしてもよい。
また、電源復旧指定コマンドを受信したときに音声出力装置9が無音の状態となるようにしていたが、電源ONとなったことを示す(把握可能とする)報知音(警報等)を出力するようにしてもよい。この場合、電源投入指定コマンドを受信したときと同じ警報であってもよいし、異なる警報であってもよい。
(電源ON時に電源ON時コマンドを正常に受信できなかった場合の具体例)
図91は、電源ON時に電源ON時コマンド(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド)を正常に受信できなかった場合の具体例を示す図である。
電源ON時コマンドを正常に受信できない場合とは、演出制御基板130には電源が供給されているが、主制御基板110に電源が供給されていない第1のケース、主制御基板110から演出制御基板130へのコマンド通信線が断線している第2のケース、コマンド通信線のコネクタが非接続状態(半差し状態を含む)となっている第3のケース等が挙げられるが、ここでは第3のケースについて説明する。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされると、主制御基板110及び演出制御基板130に電源供給が開始される。このとき、画像表示装置の初期動作として「読み込み中」との文字が表示される初期画面が表示される。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される電源ON時コマンド(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド)を演出制御基板130が受信しないまま、特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置では初期画面が表示された状態を維持し、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持する。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、及び、サブ第2保留表示器84は、「0」を示す表示態様となる。
T3のタイミングにおいて、第1始動口45への遊技球の入賞に基づく第1特図保留数指定コマンド(第1特図保留数=1)を受信すると、画像表示装置には初期画面が表示された状態を維持するが、サブ第1保留表示器83が「1」を示す表示態様となり、音声出力装置9から入賞音「ポン♪」が出力される。
T4のタイミングにおいて、主制御基板110から変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、画像表示装置には電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面が一瞬表示されてから変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「0」を示す表示態様となる。
(主制御基板への電源供給だけが停止した後に再開する場合の具体例1)
図92は、既に原点復帰処理、及び、初期動作処理が終了した後の客待ち状態(主制御基板110、及び、演出制御基板130への電源供給中)において主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開する場合の具体例1を示す図である。
主制御基板への電源供給だけが停止した後に再開する場合とは、電源基板160から主制御基板110への電源線(メイン電源線、バックアップ電源線)が断線した後に外的要因により接触するケース、電源基板160から主制御基板110への電源線(メイン電源線、バックアップ電源線)のコネクタが非接続状態(半差し状態を含む)となった後に、コネクタが接続状態となったケース等が挙げられる。
ここでは、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態の1つである客待ち状態(客待ちデモ演出の実行中を含む)中に、主制御基板110への電源供給(メイン電源、バックアップ電源)が停止した後に電源供給(メイン電源、バックアップ電源)が再開する場合について説明する。
T1のタイミングにおいて、既に各種役物の復帰動作、初期動作、及び、初期化報知音の出力が終了した後の客待ち状態となっており、画像表示装置には、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面、又は、客待ちデモ演出画面が表示され、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは、客待ち中点灯となっている。
なお、T1のタイミングが各種役物の復帰動作、初期動作、及び、初期化報知音の出力が終了した後に実行された変動演出の終了後の客待ち状態である場合には、画像表示装置には、ハズレ演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の待機画面、又は、客待ちデモ演出画面が表示されていることになる。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図保留表示器86は、「0」を示す表示態様となる。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110への電源供給(メイン電源、バックアップ電源)だけが停止すると、画像表示装置では、第2待機画面、又は、客待ちデモ演出画面が表示された状態を維持し、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)も表示内容を維持する。
なお、主制御基板110への電源供給(メイン電源、バックアップ電源)だけが停止していても、待機画面の表示中(変動演出の終了後であるか否かに拘らず客待ち状態指定コマンドを受信した後、又は、前回の客待ちデモ演出の終了後)にデモ待機時間が経過した場合には、客待ちデモ演出を開始するようになっている。
T3のタイミングにおいて、主制御基板110への電源供給(メイン電源)が再開すると、メインRAM110cの初期化が行われて遊技の制御状態が初期化される。このとき、画像表示装置では、第2待機画面又は客待ちデモ演出画面が表示された状態を維持し、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)も表示内容を維持する。
T4のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される電源投入指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは、消灯した状態となり、画像表示装置には、第2待機画面、又は、客待ちデモ演出画面に代えて、電源投入時の初期図柄である「135」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第1待機画面が表示され、音声出力装置9からは、警報と「RAMクリアです」との音声からなる初期化報知音が出力される。
また、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、及び、サブ第2保留表示器84は、「0」を示す表示態様となる。
T5のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T6のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了すると原点復帰処理が終了し、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDは、初期発光として青と白に交互に点灯し、演出ボタンLEDは、初期発光として赤→緑→青の順で点灯する。
T7のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了すると、演出ボタンLEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となり、T8のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始される。
T9のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となり、T10のタイミングにおいて、初期化報知音の出力期間(例えば60秒)が経過すると、初期化報知音の出力が停止して無音状態となる。
なお、既に各種役物の復帰動作、初期動作、及び、初期化報知音の出力が終了した後の変動演出(ハズレ変動演出)の実行中や大当たり演出(オープニング演出、ラウンド演出、エンディング演出)の実行中といった演出制御基板がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中に主制御基板110への電源供給(バックアップ電源含む)だけが停止した後に再開する場合についても、T4のタイミングで電源投入指定コマンドを受信するまでに画像表示装置に表示される画面が変動演出画面(ハズレ変動演出画面、大当たり変動演出画面)や大当たり演出画面(オープニング演出画面、ラウンド遊技演出画面、エンディング演出画面)である点以外は、客待ち状態中に主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開する場合と同様となり、各種役物(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の復帰動作や初期動作が行われたり、音声出力装置9からの初期化報知音の出力などが行われたりすることになる。
また、各種役物に復帰異常がある場合については、図81、図82、又は、図83に示した具体例と同じように各種役物の初期動作や異常報知態様での発光(赤点滅)が行われることになる。
(主制御基板への電源供給だけが停止した後に再開する場合の具体例2)
図93は、既に原点復帰処理、及び、初期動作処理が終了した後の客待ち状態(主制御基板110、及び、演出制御基板130への電源供給中)において主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開する場合の具体例2を示す図である。
ここでは、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態の1つである客待ち状態(客待ちデモ演出の実行中を含む)中に、主制御基板110へのメイン電源の供給が停止してバックアップ電源の供給が継続している状態でメイン電源の供給が再開する場合について説明する。
T1のタイミングにおいて、既に各種役物の復帰動作、初期動作、及び、初期化報知音の出力が終了した後の客待ち状態となっており、画像表示装置には、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面、又は、客待ちデモ演出画面が表示され、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは客待ち中点灯となっている。
なお、各種役物の復帰動作、初期動作、及び、初期化報知音の出力が終了した後に実行された変動演出の終了後の客待ち状態である場合には、画像表示装置には、ハズレを示す演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の待機画面、又は、客待ちデモ演出画面が表示されていることになる。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図保留表示器86は、「0」を示す表示態様となる。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110への電源供給(バックアップ電源除く)だけが停止すると、画像表示装置では、待機画面、又は、客待ちデモ演出画面が表示された状態を維持し、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)も表示内容を維持する。
なお、主制御基板110へのメイン電源の供給が停止していても、待機画面の表示中(変動演出の終了後であるか否かに拘らず客待ち状態指定コマンドを受信した後、又は、前回の客待ちデモ演出の終了後)にデモ待機時間が経過した場合には、客待ちデモ演出を開始するようになっている。
T3のタイミングにおいて、主制御基板110への電源供給(メイン電源)が再開すると、メインRAM110cの初期化が行われずに遊技の制御状態を復旧させるための処理が行われる。このとき、画像表示装置では、待機画面、又は、客待ちデモ演出画面が表示された状態を維持し、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)も表示内容を維持する。
T4のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される客待ち中用の電源復旧指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは、消灯した状態となり、画像表示装置には、待機画面、又は、客待ちデモ演出画面に代えて、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面が表示され、音声出力装置9は無音となる。
また、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、及び、サブ第2保留表示器84は、「0」を示す表示態様となる。
T5のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T6のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了すると原点復帰処理が終了し、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。このとき、第1可動部材LEDは、初期発光として青と白に交互に点灯し、第2可動部材LEDは、初期発光として青に点灯し、演出ボタンLEDは、初期発光として青に点灯する。
T7のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了すると、演出ボタンLEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となり、T8のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始される。
T9のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となる。
なお、各種役物に復帰異常がある場合については、図85、図86、又は、図87に示した具体例と同じように各種役物の初期動作や異常報知態様での発光(赤点滅)が行われることになる。
(主制御基板への電源供給だけが停止した後に再開する場合の具体例3)
図94は、既に原点復帰処理、及び、初期動作処理が終了した後の変動演出の実行中(主制御基板110、及び、演出制御基板130への電源供給中)において主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開する場合の具体例3を示す図である。
ここでは、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態の1つである変動演出の実行中に、主制御基板110へのメイン電源の供給が停止してバックアップ電源の供給が継続している状態でメイン電源の供給が再開する場合について説明する。
T1のタイミングにおいて、変動演出の実行中となっており、画像表示装置には変動演出画面が表示され、音声出力装置9からは変動演出音(BGM、SE等)が出力されている。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となっている。また、サブ第1変動表示器81で変動表示が行われており、サブ第1保留表示器83に保留数字「1」が表示されている。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110への電源供給(バックアップ電源除く)だけが停止すると、画像表示装置では、変動演出画面が表示された状態を維持し、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)も表示内容を維持する。
T3のタイミングにおいて、主制御基板110への電源供給(メイン電源)が再開すると、メインRAM110cの初期化が行われずに遊技の制御状態を復旧させるための処理が行われる。このとき、画像表示装置では、変動演出画面が表示された状態を維持し、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)も表示内容を維持する。
T4のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される特図変動中用の電源復旧指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは、消灯した状態となり、画像表示装置には、「遊技を再開して下さい」の文字を含む復帰中画面が表示され、音声出力装置9は無音となるが、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)は表示内容を維持する。
T5のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T6のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了すると原点復帰処理が終了し、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。このとき、第1可動部材LEDは、初期発光として青と白に交互に点灯し、第2可動部材LEDは、初期発光として青に点灯し、演出ボタンLEDは、初期発光として青に点灯する。
T7のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了すると、演出ボタンLEDにおいて初期発光が終了して消灯した状態となり、T8のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始される。
T9のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDにおいて初期発光が終了して消灯した状態となる。
T10のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される特図停止指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、変動演出のハズレでの確定表示が行われる。このとき、画像表示装置では、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の停止画面(第2待機画面と同じ)が表示され、音声出力装置9から停止音「ドン♪」が出力される。また、第1特図保留数表示領域70Eに「1」が表示されると共に、第2特図保留数表示領域70Fに「0」が表示された状態となる。また、サブ第1変動表示器81では、ハズレであることを示すハズレ表示態様(非表示態様)となる。
なお、今回の変動演出の結果が大当たりとなる場合には、特図停止指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、変動演出の大当たりでの確定表示が行われる。このとき、画像表示装置では、大当たり演出図柄である「777」等の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止(静止表示)された状態の確定画面が表示され、サブ第1変動表示器81では、大当たりであることを示す大当たり表示態様となる。
T11のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「0」となって変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「0」を示す表示態様となる。
なお、T6のタイミングで、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが電源復旧時の初期発光態様となるが、消灯又は電源復旧時の初期発光態様とは異なる特殊発光態様とすることで、変動演出中に電源復旧指定コマンドを受信したことが把握可能なようにしてもよい。
また、各種役物に復帰異常がある場合については、図85、図86、又は、図87に示した具体例と同じように各種役物の初期動作や異常報知態様での発光(赤点滅)が行われることになる。
また、特図停止指定コマンドを受信するよりも前に演出制御基板130が認識している変動演出の実行時間が経過した場合であっても、演出図柄70aの仮停止表示や停止表示が行われず、サブ第1変動表示器やサブ第2変動表示器での変動表示も終了しないことになる。
(主制御基板への電源供給だけが停止した後に再開する場合の具体例4)
図95は、既に原点復帰処理、及び、初期動作処理が終了した後の大当たり演出の実行中(主制御基板110、及び、演出制御基板130への電源供給中)において主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開する場合の具体例4を示す図である。
ここでは、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態の1つである大当たり演出の実行中に、主制御基板110へのメイン電源の供給が停止してバックアップ電源の供給が継続している状態でメイン電源の供給が再開する場合について説明する。
T1のタイミングにおいて、大当たり演出(ここでは第1回目のラウンド演出)の実行中となっており、画像表示装置には、大当たり演出(ラウンド演出)画面が表示され、画面右上には、右打ちを示唆する右打ち画像MUが表示されると共に、画面右下には、大当たり特殊図柄TZ(「777」)が停止表示(静止表示)された状態となっている。また、第1特図保留数表示領域70Eに第1保留数字として「1」が表示されると共に、第2特図保留数表示領域70Fに第2保留数字として「0」が表示される。
このとき、音声出力装置9からは大当たり演出音(BGM、SE等)が出力され、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが大当たり中点灯となっている。また、サブ第1変動表示器81では大当たり表示(点灯)が行われている。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110への電源供給(バックアップ電源除く)だけが停止すると、画像表示装置では、大当たり演出画面が表示された状態を維持し、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)も表示内容を維持する。
T3のタイミングにおいて、主制御基板110への電源供給(メイン電源)が再開すると、メインRAM110cの初期化が行われずに遊技の制御状態を復旧させるための処理が行われる。このとき、画像表示装置では、大当たり演出画面が表示された状態を維持し、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)も表示内容を維持する。
T4のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される大当たり中用の電源復旧指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは、消灯した状態となり、画像表示装置には、「遊技を再開して下さい(大当たり中)」の文字を含む大当たり中用の復帰中画面が表示され、音声出力装置9は無音となるが、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)は表示内容を維持する。
なお、大当たり中用の復帰中画面を表示するのではなく、図94に示した変動演出中に主制御基板110への電源供給(メイン電源のみ)が停止した場合と同じ復帰中画面を表示するようにしてもよい。
T5のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T6のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了すると原点復帰処理が終了し、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。このとき、第1可動部材LEDは、初期発光として青と白に交互に点灯し、第2可動部材LEDは、初期発光として青に点灯し、演出ボタンLEDは、初期発光として青に点灯する。
T7のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了すると、演出ボタンLEDにおいて初期発光が終了して消灯した状態となり、T8のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始される。
T9のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDにおいて初期発光が終了して消灯した状態となる。
T10のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される開放2回目(第2ラウンド)用のラウンド数指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、大当たり演出(ラウンド演出)が再開される。このとき、画像表示装置では、通常の大当たり演出画面ではなく、特殊な大当たり演出(ラウンド演出)画面が表示され、大当たり特殊図柄TZ(「777」)が表示されない状態となっている。
また、第1特図保留数表示領域70Eに第1保留数字として「1」が表示されると共に、第2特図保留数表示領域70Fに第2保留数字として「0」が表示される。さらに、音声出力装置9からは大当たり演出音(BGM、SE等)が出力され、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが大当たり中点灯となる。
その後、主制御基板110から送信される開放3回目(第3ラウンド)用のラウンド数指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、画像表示装置には、特殊な大当たり演出(ラウンド演出)画面に代えて、通常の大当たり演出(ラウンド演出)画面が表示される。
なお、特殊な大当たり演出画面を表示しているときにラウンド数指定コマンドを演出制御基板130が受信した場合にではなく、エンディング指定コマンドを演出制御基板130が受信した場合には、通常のエンディング演出画面が表示されることになる。
また、特殊な大当たり演出画面を表示しているときにラウンド数指定コマンドを受信した場合に通常の大当たり演出画面に切り替えるのではなく、エンディング指定コマンドを演出制御基板130が受信するまで特殊な大当たり演出画面を継続してもよいし、大当たり遊技が終了した後に客待ち状態指定コマンドや変動開始コマンドを演出制御基板130が受信するまで特殊な大当たり演出画面を継続してもよい。
また、T6のタイミングで、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDが電源復旧時の初期発光態様となるが、消灯又は電源復旧時の初期発光態様とは異なる特殊発光態様とすることで、変動演出中に電源復旧指定コマンドを受信したことを把握可能なようにしてもよい。
また、各種役物に復帰異常がある場合については、図85、図86、又は、図87に示した具体例と同じように各種役物の初期動作や異常報知態様での発光(赤点滅)が行われることになる。
なお、図92~図95において、電源投入指定コマンド又は電源復旧指定コマンドを受信したときに各種役物(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の復帰動作を行っていたが、復帰動作を行わずに各種役物の初期動作を行うようにしてもよい。
このように、図80~図95に示した具体例によれば、遊技の制御状態が初期化された場合には、複数の演出図柄70aにおける識別文字(数字、アルファベット等)が第1の組み合わせとなる第1初期演出図柄(「135」)を表示し、遊技の制御状態が復旧された場合には、複数の演出図柄70aにおける識別文字が第2の組み合わせとなる第2初期演出図柄(「753」)を表示するようになっている。そのため、遊技の制御状態が初期化されたのか、遊技の制御状態が復旧したのかを把握し易くすることが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、遊技の制御状態が復旧する場合において、画像表示装置に演出図柄70aを表示する前に電源供給の再開を示唆する特定表示を行うことが可能であり、客待ち状態に復旧するときに画像表示装置に表示する特定表示の表示態様(初期画面の表示のみ)と、特別図柄の変動表示中且つ保留記憶なし/保留記憶ありへの復旧後に画像表示装置に表示する特定表示の表示態様(初期画面+復帰中画面の表示)とを異ならせるようになっている。そのため、停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧した場合において、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、保留アイコン表示領域(第1保留アイコン表示領域70B、第2保留アイコン表示領域70D)、及び、サブ保留表示器(サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84)の各々で保留記憶の数を示す保留表示を行うことが可能であり、保留記憶がある状態で停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧する場合、画像表示装置で電源供給の再開を示唆する特定表示(復帰中画面の表示)を行っているときに保留アイコン表示領域では保留表示を実行しないが、サブ保留表示器では保留表示を実行可能となっている。そのため、停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧した場合において、特定表示の終了前に保留記憶の数を把握することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、客待ちデモ演出中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧する場合には、客待ちデモ演出画面を再び表示するのではなく、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70aが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面を表示するようになっている。そのため、電源供給が停止する前の状態が客待ちデモ演出中であるか否かを意識しなくて済み、電源供給の再開後に遊技の制御状態を復旧させる場合における表示制御に係る処理負荷を軽減することが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、サブ変動表示器(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82)については、変動演出中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧する場合には、特別図柄の変動表示が実行(復帰中画面が表示)されている場合であっても、当該特別図柄の変動表示中にあっては変動表示(点滅表示)を行わないようになっている。そのため、電源供給の再開後に遊技の制御状態を復旧させる場合における処理負荷を軽減することが可能となる。
なお、遊技の制御状態が復旧したときに特別図柄の変動表示が実行(復帰中画面が表示)されている場合において、サブ変動表示器(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82)で変動表示(点滅表示)を行うようにしてもよい。このようにすると、遊技の制御状態が復旧したときに特別図柄の変動表示が実行されていることを把握し易くすることが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、サブ保留表示器(サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84)については、画像表示装置に復帰中画面が表示されているとき(サブ変動表示器で変動表示が行われる前であって特図保留数指定コマンドの受信時)から保留数を示す表示態様になるようになっている。そのため、遊技の制御状態が復旧した後すぐに遊技者に保留数を把握させることができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
なお、画像表示装置に復帰中画面が表示されているときにサブ変動表示器(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82)で変動表示(点滅表示)を行う場合にあっては、この変動表示の開始に合わせてサブ保留表示器(サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84)が保留数を示す表示態様にするようにしてもよい。このようにすると、遊技の制御状態が復旧したときに特別図柄の変動表示が実行されていること、及び、そのときの保留数を把握し易くすることが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、メインRAM110cの初期化を伴う電源投入が行われる場合には、メインRAM110cの初期化を伴わない客待ち状態への電源復旧が行われる場合と同じタイミング、つまり、画像表示装置に演出図柄70aが表示されたタイミング(初期画面が終了するタイミング)から、各種役物の復帰動作を行うようになっている。そのため、各種役物の復帰動作にかかる制御が複雑にならずに済み、各種役物の復帰動作にかかる処理負荷を軽減することが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、メインRAM110cの初期化を伴う電源投入やメインRAM110cの初期化を伴わない電源復旧の場合に、各種役物(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の復帰動作中にあっては、各種役物の発光部(第1可動部材LED、第2可動部材LED、演出ボタンLED)が消灯状態となるようになっている。そのため、各種役物の初期動作と区別することができ、復帰動作中であることを把握することが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、各種役物の何れかに復帰異常があった場合には、復帰異常があった役物の発光部を赤点滅(異常報知態様)することで異常報知を行うようになっている。そのため、復帰異常があった役物を把握することが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、復帰異常があった役物の発光部を赤点滅することで異常報知を行った場合には、次に変動演出が開始されるまで異常報知が継続するようになっている。そのため、復帰異常があった役物を確実に知らしめることが可能となる。
なお、役物に復帰異常があった場合に、次の変動演出が開始されたタイミングで復帰異常があった役物を原点位置に復帰させるための復帰動作を行うようにしてもよい。また、復帰異常があった役物の発光部を赤点滅することで異常報知を行った場合において、演出ボタン17が操作されると異常報知を解除するようにしてもよい。
また、図80~図95に示した具体例によれば、客待ち状態中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧する場合には、画像表示装置に演出図柄70aが表示された後のタイミング(復帰動作が即座に完了する場合には、演出図柄70aが表示されるタイミング)から、各種役物(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の初期動作を行うが、特別図柄の変動表示中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧する場合には、画像表示装置に演出図柄70aが表示される前のタイミング(復帰中画面の表示中)から各種役物の初期動作を行うようになっている。そのため、電源供給が発生したときの状態に応じて適切なタイミングで各種役物の初期動作を行うことが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、盤役物(第1可動部材73、第2可動部材74)については、メインRAM110cの初期化を伴う電源投入やメインRAM110cの初期化を伴わない電源復旧の場合に、画像表示装置に復帰中画面が表示されているとき(特別図柄の変動表示中且つ演出図柄70aの表示前)にサブ保留表示器(サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84)が保留数を示す表示態様になった後に初期動作を行うようになっている。そのため、遊技者に保留数(今後の遊技の進行)を把握させた後に盤役物の初期動作を行うことができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、枠役物(演出ボタン17)については、メインRAM110cの初期化を伴う電源投入やメインRAM110cの初期化を伴わない電源復旧の場合に、画像表示装置に復帰中画面が表示されているとき(特別図柄の変動表示中且つ演出図柄70aの表示前)にサブ保留表示器(サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84)が保留数を示す表示態様になった後に初期動作を行うようになっている。そのため、遊技者に保留数(今後の遊技の進行)を把握させた後に枠役物の初期動作を行うことができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、メインRAM110cの初期化を伴う電源投入が行われた場合には、メインRAM110cの初期化を伴わない客待ち状態への電源復旧が行われた場合と同じタイミング、つまり、画像表示装置に演出図柄70aが表示された後のタイミング(復帰動作が即座に完了する場合には、演出図柄70aが表示されるタイミング)から各種役物の初期動作を行うようになっている。そのため、各種役物の初期動作にかかる制御が複雑にならずに済み、各種役物の初期動作にかかる処理負荷を軽減することが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、復帰中画面の表示後に停止画面を表示する場合であっても、演出図柄70aの停止音を出力するようになっている。そのため、電源供給が停止した時点で実行されていた変動演出が終了したことを遊技者に把握させ易くすることができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
なお、復帰中画面の表示後に停止画面を表示する場合には、演出図柄70aの停止音を出力しないようにしてもよい。
また、図80~図95に示した具体例によれば、電源ON時コマンド(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド)を受信できない場合には、初期画面を表示するだけで各種役物の復帰動作、初期動作、及び、初期発光を実行しないようになっている。そのため、電源ON時コマンドを受信できない異常が発生していることを把握することが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、電源ON時コマンド(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド)を受信できないことによって初期画面を表示している場合であっても、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態であるときに主制御基板110から始動口への遊技球の入賞に基づく特図保留数指定コマンドを受信すると、入賞音を出力するようになっている。そのため、初期画面を表示しているときであっても始動口への遊技球の入賞があったことを的確に報知することが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、電源ON時コマンド(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド)を受信できないことによって初期画面を表示している場合であっても、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態であるときに主制御基板110から変動開始コマンドを受信すると、待機画面を表示せずに変動演出を実行するようになっている。そのため、変動演出の開始が遅れずに実行されることになり、特別図柄の変動時間の範囲内で変動演出を最初から最後まで実行することが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、電源ON時コマンド(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド)を受信できないことによって初期画面を表示している場合であっても、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態であるときに主制御基板110から変動開始コマンドを受信すると、各種役物の復帰動作や初期動作を実行せずに変動演出を実行するようになっている。そのため、変動演出の実行中において復帰動作や初期動作によって阻害されずに各種役物を用いた演出を実行することが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、既に各種役物の復帰動作、及び、初期動作(初期発光含む)が終了した後の客待ち状態中といった演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中であっても、主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開するなどして、主制御基板110から電源投入指定コマンドや電源復旧指定コマンドを再び受信した場合には、再び各種役物の復帰動作、及び、初期動作(初期発光含む)を実行するようになっている。そのため、主制御基板110からのコマンドを無視せずに処理するため、主制御基板110の制御進行と演出制御基板130の制御進行とがズレることになったとしても、そのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、既に各種役物の復帰動作、及び、初期動作(初期発光含む)が終了した後の変動演出中といった演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中であっても、主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開するなどして、主制御基板110から電源投入指定コマンドや電源復旧指定コマンドを再び受信した場合には、再び各種役物の復帰動作、及び、初期動作(初期発光含む)を実行するようになっている。そのため、主制御基板110からのコマンドを無視せずに処理するため、主制御基板110の制御進行と演出制御基板130の制御進行とがズレることになったとしても、そのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、既に各種役物の復帰動作、及び、初期動作(初期発光含む)が終了した後の大当たり遊技中であっても、主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開するなどして、主制御基板110から電源投入指定コマンドや電源復旧指定コマンドを再び受信した場合には、再び各種役物の復帰動作、及び、初期動作(初期発光含む)を実行するようになっている。そのため、主制御基板110からのコマンドを無視せずに処理するため、主制御基板110の制御進行と演出制御基板130の制御進行とがズレることになったとしても、そのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、既に初期化報知音の出力が終了した後の客待ち状態中といった演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中であっても、主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開するなどして、主制御基板110から電源投入指定コマンドを受信した場合には、再び初期化報知音を出力するようになっている。そのため、主制御基板110からのコマンドを無視せずに処理するため、主制御基板110の制御進行と演出制御基板130の制御進行とがズレることになったとしても、そのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、既に初期化報知音の出力が終了した後の変動演出中といった演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中であっても、主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開するなどして、主制御基板110から電源投入指定コマンドを受信した場合には、再び初期化報知音を出力するようになっている。そのため、主制御基板110からのコマンドを無視せずに処理するため、主制御基板110の制御進行と演出制御基板130の制御進行とがズレることになったとしても、そのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、既に初期化報知音の出力が終了した後の大当たり遊技(オープニング演出、ラウンド演出、エンディング演出)中といった演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中であっても、主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開するなどして、主制御基板110から電源投入指定コマンドを再び受信した場合には、再び初期化報知音を出力するようになっている。そのため、主制御基板110からのコマンドを無視せずに処理するため、主制御基板110の制御進行と演出制御基板130の制御進行とがズレることになったとしても、そのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
なお、主制御基板110から再び電源投入指定コマンドを受信した場合に、各種役物の復帰動作、及び、初期動作(初期発光含む)を実行するのではなく、音声出力装置9から初期化報知音を出力するだけにしてもよい。
また、図80~図95に示した具体例によれば、既に各種役物の復帰動作、及び、初期動作(初期発光含む)が終了した後の客待ち状態中といった演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中であっても、主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開するなどして、主制御基板110から電源投入指定コマンドを再び受信した場合には、初期画面を表示せずに第1待機画面を表示し、主制御基板110から再び電源復旧指定コマンドを受信した場合には、初期画面を表示せずに第2待機画面を表示するようになっている。そのため、主制御基板110からのコマンドを無視せずに処理するため、主制御基板110の制御進行と演出制御基板130の制御進行とがズレることになったとしても、そのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
なお、既に初期化報知音の出力が終了した後の変動演出中や大当たり遊技中といった演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中であっても、主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開するなどして、主制御基板110から再び電源投入指定コマンドを受信した場合には、初期画面を表示せずに第1待機画面を表示するようになっている。そのため、主制御基板110からのコマンドを無視せずに処理するため、主制御基板110の制御進行と演出制御基板130の制御進行とがズレることになったとしても、そのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、既に各種役物の復帰動作、及び、初期動作(初期発光含む)が終了した後の変動演出中といった演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中であっても、主制御基板110への電源供給(メイン電源)だけが停止した後に再開するなどして、主制御基板110から電源復旧指定コマンドを受信した場合には、初期画面を表示せずに復帰中画面を表示するようになっている。そのため、主制御基板110からのコマンドを無視せずに処理するため、主制御基板110の制御進行と演出制御基板130の制御進行とがズレることになったとしても、そのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、既に各種役物の復帰動作、及び、初期動作(初期発光含む)が終了した後の大当たり演出中といった演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中であっても、主制御基板110への電源供給(メイン電源)だけが停止した後に再開するなどして、主制御基板110から電源復旧指定コマンドを受信した場合には、初期画面を表示せずに大当たり中用の復帰中画面を表示するようになっている。そのため、主制御基板110からのコマンドを無視せずに処理するため、主制御基板110の制御進行と演出制御基板130の制御進行とがズレることになったとしても、そのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、既に初期化報知音の出力が終了した後の変動演出中や大当たり遊技中といった演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中であっても、主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開するなどして、主制御基板110から再び電源投入指定コマンドを受信した場合には、初期画面を表示せずに第1待機画面を表示し、主制御基板110から再び電源復旧指定コマンドを受信した場合には、初期画面を表示させずに第2待機画面を表示するようになっている。そのため、主制御基板110からのコマンドを無視せずに処理するため、主制御基板110の制御進行と演出制御基板130の制御進行とがズレることになったとしても、そのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中において、演出制御基板130への電源供給が継続した状態で主制御基板110への電源供給が停止した場合であっても、それまでの表示画面を継続して表示可能となっている。そのため、主制御手段への電源供給が停止した際に遊技者に違和感を与えることがなくなり、遊技の興趣が低下することを防止することが可能となる。
また、図80~図95に示した具体例によれば、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中において、演出制御基板130への電源供給が継続した状態で主制御基板110への電源供給が停止した後に電源供給が再開した場合であっても、それまでの表示画面を継続して表示可能となっている。そのため、主制御手段への電源供給が再開した際に遊技者に違和感を与えることがなくなり、遊技の興趣が低下することを防止することが可能となる。
(主制御基板への電源供給だけが停止した後に再開する場合の変形例1)
図96は、既に原点復帰処理、及び、初期動作処理が終了した後の客待ち状態(主制御基板110、及び、演出制御基板130への電源供給中)において主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開する場合の変形例1を示す図である。
ここでは、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態の1つである客待ち状態中に、主制御基板110への電源供給(メイン電源、バックアップ電源)だけが停止した後に主制御基板110への電源供給(メイン電源、バックアップ電源)が再開する場合について説明する。
T1のタイミングにおいて、既に各種役物の復帰動作、初期動作、及び、初期化報知音の出力が終了した後の客待ち状態となっており、画像表示装置には、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面が表示され、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは客待ち中点灯となっている。
なお、T1のタイミングが各種役物の復帰動作、初期動作、及び、初期化報知音の出力が終了した後に実行された変動演出の終了後の客待ち状態である場合には、画像表示装置には、ハズレ演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の待機画面が表示されていることになる。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図保留表示器86は、「0」を示す表示態様となる。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110への電源供給(バックアップ電源含む)だけが停止すると、画像表示装置では、第2待機画面、又は、客待ちデモ演出画面が表示された状態を維持し、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)も表示内容を維持する。
なお、主制御基板110への電源供給だけが停止していても、待機画面の表示中(変動演出の終了後であるか否かに拘らず客待ち状態指定コマンドを受信した後、又は、前回の客待ちデモ演出の終了後)にデモ待機時間が経過した場合には、客待ちデモ演出を開始するようになっている。
T3のタイミングにおいて、主制御基板110への電源供給が再開すると、メインRAM110cの初期化が行われる。このとき、画像表示装置には、第2待機画面に代えて、「読み込み中」の文字を含む初期画面が表示され、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯する。
このとき、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)は非表示となる。
T4のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される電源投入指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持し、画像表示装置には、初期画面に代えて、電源投入時の初期図柄である「135」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第1待機画面が表示され、音声出力装置9からは、警報と「RAMクリアです」との音声からなる初期化報知音が出力される。
また、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、及び、サブ第2保留表示器84は、「0」を示す表示態様となる。
T5のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T6のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了すると原点復帰処理が終了し、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDは、初期発光として青と白で交互に点灯し、演出ボタンLEDは、初期発光として赤→緑→青の順で点灯する。
T7のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了すると、演出ボタンLEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となり、T8のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始される。
T9のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となり、T10のタイミングにおいて、初期化報知音の出力期間(例えば60秒)が経過すると、初期化報知音の出力が停止して無音状態となる。
なお、既に各種役物の復帰動作、初期動作、及び、初期化報知音の出力が終了した後の客待ちデモ演出の実行中や変動演出(ハズレ変動演出、大当たり変動演出)の実行中や大当たり演出(オープニング、ラウンド遊技、エンディング)の実行中に主制御基板110への電源供給(バックアップ電源含む)だけが停止した後に再開する場合についても、T3のタイミングで画像表示装置に表示される画面が客待ちデモ演出画面や変動演出画面(ハズレ変動演出画面、大当たり変動演出画面)や大当たり演出画面(オープニング演出画面、ラウンド遊技演出画面、エンディング演出画面)である点以外は、図93~図95に示した例と基本的には同様となる。
(主制御基板への電源供給だけが停止した後に再開する場合の変形例2)
図97は、既に原点復帰処理、及び、初期動作処理が終了した後の客待ち状態(主制御基板110、及び、演出制御基板130への電源供給中)において主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開する場合の変形例2を示す図である。
ここでは、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態の1つである客待ち状態中に、主制御基板110へのメイン電源の供給が停止してバックアップ電源の供給が継続している状態でメイン電源の供給が再開する場合について説明する。
T1のタイミングにおいて、既に各種役物の復帰動作、初期動作、及び、初期化報知音の出力が終了した後の客待ち状態である場合には、画像表示装置に電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面、又は、客待ちデモ演出画面が表示され、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは客待ち中点灯となっている。
なお、各種役物の復帰動作、初期動作、及び、初期化報知音の出力が終了した後に実行された変動演出の終了後の客待ち状態である場合には、画像表示装置には、ハズレを示す演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の待機画面、又は、客待ちデモ演出画面が表示されていることになる。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図保留表示器86は、「0」を示す表示態様となる。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110への電源供給(バックアップ電源除く)だけが停止すると、画像表示装置では、待機画面、又は、客待ちデモ演出画面が表示された状態を維持し、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)も表示内容を維持する。
なお、主制御基板110への電源供給だけが停止していても、待機画面の表示中(変動演出の終了後であるか否かに拘らず客待ち状態指定コマンドを受信した後、又は、前回の客待ちデモ演出の終了後)にデモ待機時間が経過した場合には、客待ちデモ演出を開始するようになっている。
T3のタイミングにおいて、主制御基板110への電源供給が再開すると、メインRAM110cの初期化が行われずに遊技の制御状態を復旧させるための処理が行われる。このとき、画像表示装置には、「読み込み中」の文字を含む初期画面が表示され、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯する。
このとき、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)は非表示となる。
T4のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される客待ち中用の電源復旧指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは、消灯を維持し、画像表示装置には、初期画面に代えて、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面が表示される。
また、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、及び、サブ第2保留表示器84は、「0」を示す表示態様となる。
T5のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T6のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了すると原点復帰処理が終了し、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。このとき、第1可動部材LEDは、初期発光として青と白に交互に点灯し、第2可動部材LEDは、初期発光として青に点灯し、演出ボタンLEDは、初期発光として青に点灯する。
T7のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了すると、演出ボタンLEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となり、T8のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始される。
T9のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となる。
なお、既に各種役物の復帰動作、初期動作、及び、初期化報知音の出力が終了した後の客待ちデモ演出の実行中や変動演出(ハズレ変動演出、大当たり変動演出)の実行中や大当たり演出(オープニング、ラウンド遊技、エンディング)の実行中に主制御基板110への電源供給(バックアップ電源除く)だけが停止した後に再開する場合についても、T3のタイミングで画像表示装置に表示される画面が客待ちデモ演出画面や変動演出画面(ハズレ変動演出画面、大当たり変動演出画面)や大当たり演出画面(オープニング演出画面、ラウンド遊技演出画面、エンディング演出画面)である点以外は、図93~図95に示した例と基本的には同様となる。
なお、図96~図97において、電源投入指定コマンド又は電源復旧指定コマンドを受信したときに各種役物(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の復帰動作を行っていたが、復帰動作を行わずに各種役物の初期動作を行うようにしてもよい。
このように、図96~図97に示した変形例によれば、主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開した場合、演出図柄70aが表示される待機画面から待機画面とは異なる初期画面に切り替えるようになっている。そのため、主制御基板110への電源供給が停止していた(主制御基板110に異常があった)ことを把握することが可能となる。
また、図96~図97に示した変形例によれば、主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開した場合、初期画面の表示中から第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDを消灯させるようになっている。そのため、主制御基板110への電源供給が停止していた(主制御基板110に異常があった)ことを把握し易くなる。
なお、初期画面から待機画面に切り替わったタイミングから各種役物の初期動作を開始するのではなく、初期画面に切り替わったタイミング、又は、初期画面から待機画面に切り替わるまでの間のタイミングから各種役物の初期動作を開始するようにしてもよい。
また、主制御基板110への電源供給が再開した場合に待機画面から初期画面に切り替えるのではなく、電源ON時コマンド(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド)を受信した段階で待機画面から初期画面に切り替えるようにしてもよい。この場合、待機画面から初期画面に切り替わったタイミング、又は、初期画面から待機画面に切り替わるまでの間のタイミングから各種役物の初期動作を開始するようにしてもよいし、初期画面から待機画面に切り替わったタイミングで各種役物の初期動作を開始するようにしてもよい。
また、主制御基板110への電源供給が再開した場合に待機画面から初期画面に切り替えるのではなく、待機画面から非表示状態に切り替えた後に初期画面を表示するようにしてもよい。この場合、非表示状態から初期画面に切り替わったタイミング、又は、初期画面から待機画面に切り替わるまでの間のタイミングから各種役物の初期動作を開始するようにしてもよいし、初期画面から待機画面に切り替わったタイミングで各種役物の初期動作を開始するようにしてもよい。
(電源投入後に第2可動部材に復帰異常がある場合の変形例)
図98は、メインRAM110cの初期化を伴う電源投入後に第2可動部材74に復帰異常がある場合の変形例を示す図である。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされて電源供給が開始されると、画像表示装置の初期動作として「読み込み中」との文字が表示される初期画面が表示される。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される電源投入指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持し、画像表示装置には、電源投入時の初期図柄である「135」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第1待機画面が表示され、音声出力装置9からは、警報と「RAMクリアです」との音声からなる初期化報知音が出力される。
また、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、及び、サブ第2保留表示器84は、「0」を示す表示態様となる。
T3のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T4のタイミングにおいて、第2可動部材74に復帰異常が発生した状態で原点復帰処理が終了すると、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDが復帰異常の発生を報知するために赤点滅(異常報知態様)となり、初期動作処理が開始されて演出ボタン17の初期動作が開始される。このとき、演出ボタンLEDは、初期発光として赤→緑→青の順で点灯する。
T5のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了すると、演出ボタンLEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となり、第1可動部材73、及び、第2可動部材74の初期動作が実行されることなく初期動作処理が終了する。
T6のタイミングにおいて、初期化報知音の出力期間(例えば60秒)が経過すると、初期化報知音の出力が停止して無音状態となり、T7のタイミングにおいて、第1始動口45への遊技球の入賞に基づく第1特図保留数指定コマンド(第1特図保留数=1)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「1」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに第1保留アイコンが表示されると共に、サブ第1保留表示器83が「1」を示す表示態様となり、音声出力装置9から入賞音「ポン♪」が出力される。
T8のタイミングにおいて、主制御基板110から変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「0」となって変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDによる異常報知期間が終了し、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「0」を示す表示態様となる。
なお、電源投入時に第1可動部材73に復帰異常がある場合についても、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDが復帰異常の発生を報知するために赤点滅(異常報知態様)となり、第1可動部材73、及び、第2可動部材74の初期動作が実行されることなく初期動作処理が終了するようになっている。
また、電源復旧時においても、第1可動部材73、又は、第2可動部材74に復帰異常がある場合には、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDが復帰異常の発生を報知するために赤点滅(異常報知態様)となり、第1可動部材73、及び、第2可動部材74の初期動作が実行されることなく初期動作処理が終了するようになっている。
このように、図98に示した変形例によれば、第1可動部材73、及び、第2可動部材74の一方に復帰異常がある場合、復帰異常がある可動部材だけでなく、復帰異常がない可動部材についても初期動作が実行されないようになっている。そのため、一方の可動部材が他方の可動部材に衝突して故障してしまうといった不都合を防止することが可能となる。また、遊技(変動演出、大当たり遊技)の実行中に可動部材(特に、復帰異常が発生していない方の可動部材)が動作しなくなることを抑制することができ、遊技の興趣が低下することを防止することが可能となる。
また、図98に示した変形例によれば、第1可動部材73、及び、第2可動部材74の一方に復帰異常がある場合、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDの両方が復帰異常を報知するために赤点滅となる。そのため、復帰異常がある一方の可動部材に設けられた可動部材LEDのみを赤点滅とする場合と比べ、可動部材に異常があることを把握し易くすることが可能となる。
また、図98に示した変形例によれば、第1可動部材73、及び、第2可動部材74の一方に復帰異常がある場合であっても、第1可動部材73、及び、第2可動部材74と衝突する虞がない演出ボタン17については初期動作を実行するようになっている。そのため、演出ボタン17の動作を確認することができ、演出ボタン17の異常を把握することが可能となる。
また、図98に示した変形例によれば、第1可動部材73、及び、第2可動部材74の一方に復帰異常がある場合であっても、演出ボタン17に設けられる演出ボタンLEDが復帰異常を報知するための赤点滅とならずに初期発光を行うようになっている。そのため、演出ボタン17に復帰異常がなかったことを把握し易くすることが可能となる。
なお、第1可動部材73、又は、第2可動部材74に復帰異常がある場合において、演出ボタン17についても初期動作を実行することなく初期動作処理が終了するようにしてもよい。この場合には、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが復帰異常の発生を報知するために赤点滅となるようにしてもよい。
また、演出ボタン17に復帰異常がある場合において、第1可動部材73、及び、第2可動部材74についても初期動作を実行することなく初期動作処理が終了するようにしてもよい。この場合には、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが復帰異常の発生を報知するために赤点滅となるようにしてもよい。
(ランプ制御部の役物初期処理の変形例)
図99を用いて、ランプ制御部150の役物初期処理の変形例を説明する。図99は、ランプ制御部150の役物初期処理の変形例を示すフローチャートである。
なお、ここでは図75に示した役物初期処理と同じ処理には同一の符号を付して説明を省略し、異なる処理について説明する。
ランプCPU150aは、ステップR101Aにおいて、電源供給の開始時にランプRAM150cにセットされる電源ONフラグがあるか否かを判定する。電源ONフラグがない場合には、ステップR102Aに処理を移し、電源ONフラグがある場合には、ステップR101Bにおいて、電源ONフラグをクリアする。
ランプCPU150aは、ステップR102Aにおいて、主制御基板110から送信される電源ON時コマンド(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド)を受信したか否かを判定する、電源ON時コマンドを受信した場合には、ステップR102Bに処理を移し、電源ON時コマンドを受信していない場合には、ステップR104に処理を移す。
ランプCPU150aは、ステップR102Bにおいて、電源ONから所定時間(例えば60秒)が経過しているか否かを判定する。所定期間(例えば、前回の電源ONから復帰動作、及び、初期動作が完了しているはずの60秒)が経過している場合には、ステップR103に処理を移し、所定時間が経過していない場合には、ステップR104に処理を移す。
ランプCPU150aは、ステップR103において、役物初期処理の各処理において更新される初期処理番号に役物(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の原点復帰処理を実行するための「1」をセットする。
このように、図99に示した役物初期処理によれば、遊技機1への電源供給が開始されると各種役物の復帰動作、及び、初期動作が開始されるようになっている。そのため、遊技の制御状態が初期化されるのか、遊技の制御状態が復旧されるのかを意識しなくて済み、電源供給の開始後における各種役物の復帰動作、及び、初期動作に係る処理負荷を軽減することが可能となる。
また、図99に示した役物初期処理によれば、遊技機1への電源供給が開始されてから所定期間(例えば60秒)が経過した後に電源ON時コマンド(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド)を受信した場合には、再び各種役物の復帰動作、及び、初期動作を行うようになっている。そのため、主制御基板110が正常に起動しておらずに電源ON時コマンドが通常よりも遅れて送信された(電源基板160から主制御基板110への電源線に関する異常が発生している)ことを把握することが可能となる。
なお、電源ON時コマンド(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド)を受信した場合に、遊技機1への電源供給が開始されてからの経過期間に拘らず、各種役物の復帰動作、及び、初期動作を行うようにしてもよい。このようにすると、遊技機1への電源供給が開始されてからの経過期間を意識せずに済み、電源ON時コマンドを受信したときの処理を簡素化することが可能となる。
(電源投入後に各種役物に復帰異常がない場合の具体例)
図100は、図99に示した役物初期処理の変形例を前提として、メインRAM110cの初期化を伴う電源投入後に各種役物(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)に復帰異常がない場合の具体例を示す図である。
なお、メインRAM110cの初期化を伴う電源投入には、設定変更処理が行われた後にメインRAM110cが初期化される電源投入と、設定変更処理が行われずにメインRAM110cが初期化される電源投入とがあるが、ここでは設定変更処理が行われずにメインRAM110cが初期化される電源投入である場合について説明する。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされて電源供給が開始されると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、画像表示装置では、初期動作として暗色の初期画面が表示され、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持する。また、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図変動表示器85は、非表示状態となっている。
T2のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T3のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了すると原点復帰処理が終了し、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。
さらに、主制御基板110から送信される電源投入指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDの発光態様が変化して赤と白に交互に点灯し、演出ボタンLEDの発光態様が変化して赤→緑→青の順で点灯する。
このとき、画像表示装置には、電源投入時の初期図柄である「135」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第1待機画面が表示され、音声出力装置9からは、警報と「RAMクリアです」との音声からなる初期化報知音が出力される。
さらに、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図保留表示器86は、「0」を示す表示態様となる。
T4のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了し、T5のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始される。
T6のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが客待ち中点灯(白点灯)となる。T7のタイミングにおいて、初期化報知音の出力期間(例えば60秒)が経過すると、初期化報知音の出力が停止して無音状態となる。
T8のタイミングにおいて、第1始動口45への遊技球の入賞に基づく第1特図保留数指定コマンド(第1特図保留数=1)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「1」になり、第1保留アイコン表示領域70Bに第1保留アイコンが表示されると共に、サブ第1保留表示器83が「1」を示す表示態様となり、音声出力装置9から入賞音「ポン♪」が出力される。
T9のタイミングにおいて、主制御基板110から変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「0」となって変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「0」を示す表示態様となる。
(電源投入後に第2可動部材に復帰異常がある場合の具体例)
図101は、図99に示した役物初期処理の変形例を前提として、メインRAM110cの初期化を伴う電源投入後に第2可動部材74に復帰異常がある場合の具体例を示す図である。ここでは設定変更処理が行われずにメインRAM110cが初期化される電源投入である場合について説明する。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされて電源供給が開始されると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、画像表示装置では、初期動作として暗色の初期画面が表示され、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持する。また、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図変動表示器85は、非表示状態を維持する。
T2のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T3のタイミングにおいて、第2可動部材74に復帰異常が発生した状態で原点復帰処理が終了すると、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。また、第2可動部材LEDは、復帰異常の発生を報知するための赤点滅(異常報知態様)となる。
さらに、主制御基板110から送信される電源投入指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、第1可動部材LEDの発光態様が変化して赤と白に交互に点灯し、演出ボタンLEDが赤→緑→青の順で点灯する。
このとき、画像表示装置には、電源投入時の初期図柄である「135」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第1待機画面が表示され、音声出力装置9からは、警報と「RAMクリアです」との音声からなる初期化報知音が出力される。
さらに、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図保留表示器86は、「0」を示す表示態様となる。
T4のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了し、T5のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が実行されることなく初期動作処理が終了する。
T6のタイミングにおいて、初期化報知音の出力期間(例えば60秒)が経過すると、初期化報知音の出力が停止して無音状態となる。
T7のタイミングにおいて、第1始動口45への遊技球の入賞に基づく第1特図保留数指定コマンド(第1特図保留数=1)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「1」になり、第1保留アイコン表示領域70Bに第1保留アイコンが表示されると共に、サブ第1保留表示器83が「1」を示す表示態様となり、音声出力装置9から入賞音「ポン♪」が出力される。
T8のタイミングにおいて、主制御基板110から変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「0」となって変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、第2可動部材LEDによる異常報知期間が終了し、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「0」を示す表示態様となる。
(電源投入後に第1可動部材に復帰異常がある場合の具体例)
図102は、図99に示した役物初期処理の変形例を前提として、メインRAM110cの初期化を伴う電源投入後に第1可動部材73に復帰異常がある場合の具体例を示す図である。ここでは設定変更処理が行われずにメインRAM110cが初期化される電源投入である場合について説明する。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされて電源供給が開始されると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、画像表示装置では、初期動作として暗色の初期画面が表示され、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持する。また、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図変動表示器85は、非表示状態を維持する。
T2のタイミングにおいて、第1可動部材73に復帰異常が発生した状態で第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LEDは、復帰異常の発生を報知するための赤点滅(異常報知態様)となる。
T3のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了して原点復帰処理が終了すると、初期動作処理が開始されて第2可動部材74、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。
さらに、主制御基板110から送信される電源ON時のコマンドとしての電源投入指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、第2可動部材LEDの発光態様が変化して赤と白に交互に点灯し、演出ボタンLEDの発光態様が変化して赤→緑→青の順で点灯する。
このとき、画像表示装置には、電源投入時の初期図柄である「135」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第1待機画面が表示され、音声出力装置9からは、警報と「RAMクリアです」との音声からなる初期化報知音が出力される。
さらに、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図保留表示器86は、「0」を示す表示態様となる。
T4のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了し、T5のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると、第1可動部材73の初期動作が実行されることなく初期動作処理が終了する。
T7のタイミングにおいて、第1始動口45への遊技球の入賞に基づく第1特図保留数指定コマンド(第1特図保留数=1)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「1」になり、第1保留アイコン表示領域70Bに第1保留アイコンが表示されると共に、サブ第1保留表示器83が「1」を示す表示態様となり、音声出力装置9から入賞音「ポン♪」が出力される。
T8のタイミングにおいて、主制御基板110から変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「0」となって変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、第1可動部材LEDによる異常報知期間が終了し、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「0」を示す表示態様となる。
(電源投入後に演出ボタンに復帰異常がある場合の具体例)
図103は、図99に示した役物初期処理の変形例を前提として、メインRAM110cの初期化を伴う電源投入後に演出ボタン17に復帰異常がある場合の具体例を示す図である。ここでは設定変更処理が行われずにメインRAM110cが初期化される電源投入である場合について説明する。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされて電源供給が開始されると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、画像表示装置では、初期動作として暗色の初期画面が表示され、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持する。また、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図変動表示器85は、非表示状態を維持する。
T2のタイミングにおいて、演出ボタン17に復帰異常が発生した状態で第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、演出ボタンLEDは、復帰異常の発生を報知するための赤点滅(異常報知態様)となる。
T3のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了して原点復帰処理が終了すると、初期動作処理が開始されて第1可動部材73の初期動作が開始されるが、演出ボタン17の初期動作が開始されない状態となる。
さらに、主制御基板110から送信される電源投入指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDの発光態様が変化して赤と白に交互に点灯する。
このとき、画像表示装置には、電源投入時の初期図柄である「135」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第1待機画面が表示され、音声出力装置9からは、警報と「RAMクリアです」との音声からなる初期化報知音が出力される。
さらに、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図保留表示器86は、「0」を示す表示態様となる。
T4のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始される。
T5のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDが客待ち中点灯(白点灯)となる。T6のタイミングにおいて、初期化報知音の出力期間(例えば60秒)が経過すると、初期化報知音の出力が停止して無音状態となる。
T7のタイミングにおいて、第1始動口45への遊技球の入賞に基づく第1特図保留数指定コマンド(第1特図保留数=1)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「1」になり、第1保留アイコン表示領域70Bに第1保留アイコンが表示されると共に、サブ第1保留表示器83が「1」を示す表示態様となり、音声出力装置9から入賞音「ポン♪」が出力される。
T8のタイミングにおいて、主制御基板110から変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「0」となって変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、演出ボタンLEDによる異常報知期間が終了し、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「0」を示す表示態様となる。
なお、図100~図103に示した具体例では、設定変更処理が行われずにメインRAM110cが初期化される電源投入の場合について説明したが、設定変更が行われた後にメインRAM110cが初期化される電源投入の場合には、暗色画面(初期画面)が表示された後に設定変更指定コマンドを演出制御基板130が受信することで設定変更中画面が表示され、その後に電源投入指定コマンドを演出制御基板130が受信することで第1待機画面が表示されて各種役物(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の復帰動作や初期動作が開始されるようになっている。なお、設定値指定コマンドを受信することで第1待機画面が表示されるようにしてもよい。
(電源復旧後に各種役物に復帰異常がない場合の具体例)
図104は、図99に示した役物初期処理の変形例を前提として、メインRAM110cの初期化を伴わない電源復旧後に各種役物(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)に復帰異常がない場合の具体例を示す図である。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされて電源供給が開始されると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、画像表示装置では、初期動作として暗色の初期画面が表示され、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持する。また、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図変動表示器85は、非表示状態となっている。
T2のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T3のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了すると原点復帰処理が終了し、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。
さらに、主制御基板110から送信される電源ON時コマンドとしての第1電源復旧指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、第1可動部材LEDの発光態様が変化して青と白に交互に点灯すると共に、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDの発光態様が変化して青で点灯する。
このとき、画像表示装置には、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面が表示される。
さらに、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図保留表示器86は、「0」を示す表示態様となる。
T4のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了し、T5のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始される。
T6のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが客待ち中点灯(白点灯)となる。
T7のタイミングにおいて、第1始動口45への遊技球の入賞に基づく第1特図保留数指定コマンド(第1特図保留数=1)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「1」になり、第1保留アイコン表示領域70Bに第1保留アイコンが表示されると共に、サブ第1保留表示器83が「1」を示す表示態様となり、音声出力装置9から入賞音「ポン♪」が出力される。
T8のタイミングにおいて、主制御基板110から変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「0」となって変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「0」を示す表示態様となる。
(電源復旧後に第2可動部材に復帰異常がある場合の具体例)
図105は、図99に示した役物初期処理の変形例を前提として、メインRAM110cの初期化を伴わない電源復旧後に第2可動部材74に復帰異常がある場合の具体例を示す図である。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされて電源供給が開始されると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、画像表示装置では、初期動作として暗色の初期画面が表示され、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持する。また、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図変動表示器85は、非表示状態を維持する。
T2のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T3のタイミングにおいて、第2可動部材74に復帰異常が発生した状態で原点復帰処理が終了すると、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。このとき、第2可動部材LEDは、復帰異常の発生を報知するための赤点滅(異常報知態様)となる。
さらに、主制御基板110から送信される客待ち中用の電源復旧指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、第1可動部材LEDの発光態様が変化して青と白に交互に点灯し、演出ボタンLEDの発光態様が変化して青で点灯する。
このとき、画像表示装置には、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面が表示される。
さらに、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図保留表示器86は、「0」を示す表示態様となる。
T4のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了し、T5のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が実行されることなく初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが客待ち中点灯(白点灯)となる。
T6のタイミングにおいて、第1始動口45への遊技球の入賞に基づく第1特図保留数指定コマンド(第1特図保留数=1)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「1」になり、第1保留アイコン表示領域70Bに第1保留アイコンが表示されると共に、サブ第1保留表示器83が「1」を示す表示態様となり、音声出力装置9から入賞音「ポン♪」が出力される。
T7のタイミングにおいて、主制御基板110から変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「0」となって変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、第2可動部材LEDによる異常報知期間が終了し、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「0」を示す表示態様となる。
(電源復旧後に第1可動部材に復帰異常がある場合の具体例)
図106は、図99に示した役物初期処理の変形例を前提として、メインRAM110cの初期化を伴わない電源復旧後に第1可動部材73に復帰異常がある場合の具体例を示す図である。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされて電源供給が開始されると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、画像表示装置では、初期動作として暗色の初期画面が表示され、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持する。
また、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図変動表示器85は、非表示状態を維持する。
T2のタイミングにおいて、第1可動部材73に復帰異常が発生した状態で第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LEDは、復帰異常の発生を報知するための赤点滅(異常報知態様)となり、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T3のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了して原点復帰処理が終了すると、初期動作処理が開始されて第2可動部材74、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。
さらに、主制御基板110から送信される客待ち中用の電源復旧指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDの発光態様が変化して青で点灯する。
このとき、画像表示装置には、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面が表示される。
さらに、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図保留表示器86は、「0」を示す表示態様となる。
T4のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了し、T5のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると、第1可動部材73の初期動作が実行されることなく初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが客待ち中点灯(白点灯)となる。
T6のタイミングにおいて、第1始動口45への遊技球の入賞に基づく第1特図保留数指定コマンド(第1特図保留数=1)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「1」になり、第1保留アイコン表示領域70Bに第1保留アイコンが表示されると共に、サブ第1保留表示器83が「1」を示す表示態様となり、音声出力装置9から入賞音「ポン♪」が出力される。
T7のタイミングにおいて、主制御基板110から変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「0」となって変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、第1可動部材LEDによる異常報知期間が終了し、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「0」を示す表示態様となる。
(電源復旧後に演出ボタンに復帰異常がある場合の具体例)
図107は、図99に示した役物初期処理の変形例を前提として、メインRAM110cの初期化を伴わない電源復旧後に演出ボタン17に復帰異常がある場合の具体例を示す図である。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされて電源供給が開始されると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、画像表示装置では、初期動作として暗色の初期画面が表示され、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持する。また、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図変動表示器85は、非表示状態を維持する。
T2のタイミングにおいて、演出ボタン17に復帰異常が発生した状態で第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、演出ボタンLEDは、復帰異常の発生を報知するための赤点滅(異常報知態様)となり、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDは消灯した状態を維持する。
T3のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了して原点復帰処理が終了すると、初期動作処理が開始されて第1可動部材73の初期動作が開始されるが、演出ボタン17の初期動作が開始されない状態となる。
さらに、主制御基板110から送信される客待ち中用の電源復旧指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、第1可動部材LEDの発光態様が変化して青と白で交互に点灯し、第2可動部材LEDの発光態様が変化して青で点灯する。
このとき、画像表示装置には、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面が表示される。
さらに、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図保留表示器86は、「0」を示す表示態様となる。
T4のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始される。
T5のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDが客待ち中点灯(白点灯)となる。
T6のタイミングにおいて、第1始動口45への遊技球の入賞に基づく第1特図保留数指定コマンド(第1特図保留数=1)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「1」になり、第1保留アイコン表示領域70Bに第1保留アイコンが表示されると共に、サブ第1保留表示器83が「1」を示す表示態様となり、音声出力装置9から入賞音「ポン♪」が出力される。
T7のタイミングにおいて、主制御基板110から変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「0」となって変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、演出ボタンLEDによる異常報知期間が終了し、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「0」を示す表示態様となる。
(電源復旧後の状態が特別図柄の変動表示中且つ保留記憶ありの場合の具体例)
図108は、図99に示した役物初期処理の変形例を前提として、メインRAM110cの初期化を伴わない電源復旧後の状態が特別図柄の変動表示(ハズレ変動表示)中且つ保留記憶ありの場合の具体例を示す図である。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされて電源供給が開始されると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、画像表示装置では、初期動作として暗色の初期画面が表示され、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持する。また、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図変動表示器85は、非表示状態となっている。
T2のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T3のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了すると原点復帰処理が終了し、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。
さらに、主制御基板110から送信される特図変動中用の電源復旧指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、第1可動部材LEDの発光態様が変化して青と白に交互に点灯し、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDの発光態様が変化して青で点灯する。このとき、画像表示装置には、「遊技を再開して下さい」の文字を含む復帰中画面が表示され、音声出力装置9は無音を維持する。
また、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数=3、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置には復帰中画面が表示されているため第1特図保留数表示領域70Eや第2特図保留数表示領域70Fに第2保留数字を表示しない状態を維持する。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83は、「3」を示す表示態様となり、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図保留表示器86は、「0」を示す表示態様となる。
T4のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了し、T5のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始される。
T6のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが消灯した状態になる。
T7のタイミングにおいて、主制御基板110から特図停止指定コマンドを受信すると、画像表示装置には、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の停止画面(第2待機画面と同じ)が表示され、音声出力装置9から停止音が出力される。
このとき、第1保留アイコン表示領域70Bには、3つの第1保留アイコンが表示されるが、当該アイコン表示領域70Cは、その表示領域が背景画像等の演出画像を表示可能な状態で確保(台座画像が表示)されているが当該アイコンが表示されない状態となる。
T8のタイミングにおいて、主制御基板110から変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「2」となって変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「2」を示す表示態様となる。
(電源ON時に電源投入指定コマンドを正常に受信できなかった場合の具体例)
図109は、図99に示した役物初期処理の変形例を前提として、電源ON時に電源投入指定コマンドを正常に受信できなかった場合の具体例を示す図である。
電源投入指定コマンドを正常に受信できない場合とは、演出制御基板130には電源が供給されているが、主制御基板110には電源線が断線しているか又は電源線のコネクタが非接続状態(半差し状態を含む)によって電源(メイン電源及びバックアップ電源)が供給されていない第1のケース、主制御基板110から演出制御基板130へのコマンド通信線が断線している第2のケース、コマンド通信線のコネクタが非接続状態(半差し状態を含む)となっている第3のケース等が挙げられるが、ここでは、第1のケースについて説明する。
T1のタイミングにおいて、遊技機1の電源スイッチがONされると、主制御基板110には電源供給が行われずに電源供給が開始されると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、画像表示装置では、初期動作として暗色の初期画面が表示され、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯を維持する。また、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、及び、サブ普図保留表示器86は、非表示状態となっている。
T2のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T3のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了すると原点復帰処理が終了し、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始され、T4のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了し、T5のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始され、T6のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態となる。
T7のタイミングにおいて、主制御基板110への電源線が接続状態になると、遊技の制御状態を初期化させるための処理が行われて電源投入指定コマンドが送信される。そして、演出制御基板130が電源投入指定コマンドを受信すると、コマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態となっているにも拘らず、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、画像表示装置には、電源投入時の初期図柄である「135」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第1待機画面が表示され、音声出力装置9からは、警報と「RAMクリアです」との音声からなる初期化報知音が出力される。
その後、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T8のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了すると原点復帰処理が終了し、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDは、初期発光として赤と白で交互に点灯し、演出ボタンLEDは、初期発光として赤→緑→青の順で点灯する。
T9のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了し、T10のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始される。
T11のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDの初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となり、その後に、初期化報知音の出力期間(例えば60秒)が経過すると、初期化報知音の出力が停止して無音状態となる。
なお、演出制御基板130が電源投入指定コマンドを受信したときに第1待機画面を表示していたが、すぐに第1待機画面を表示するのではなく、初期画面の一種としての暗色表示画面を所定期間(例えば0.5秒)表示した後に第1待機画面を表示するようにしてもよい。この場合、初期化報知音については、暗色表示画面の表示開始時から出力するようにしてもよいし、第1待機画面の表示開始時から出力するようにしてもよい。
(電源ON時に電源復旧指定コマンドを正常に受信できなかった場合の具体例)
図110は、図99に示した役物初期処理の変形例を前提として、電源ON時に電源復旧指定コマンドを正常に受信できなかった場合の具体例を示す図である。
電源復旧指定コマンドを正常に受信できない場合とは、演出制御基板130には電源が供給されているが、主制御基板110には電源線が断線しているか又は電源線のコネクタが非接続状態(半差し状態を含む)によって電源(メイン電源のみ)が供給されていない第1のケース、主制御基板110から演出制御基板130へのコマンド通信線が断線している第2のケース、コマンド通信線のコネクタが非接続状態(半差し状態を含む)となっている第3のケース等が挙げられるが、ここでは、第1のケースについて説明する。
なお、T1からT7までのタイミングについては、図109のT1~T7までのタイミングと同一であるため、ここでの説明は省略し、T7のタイミング以降について説明する。
T7のタイミングにおいて、主制御基板110への電源線が接続状態になると、遊技の制御状態を復旧させるための処理が行われて電源復旧指定コマンドが送信される。そして、演出制御基板130が電源復旧指定コマンドを受信すると、コマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態となっているにも拘らず、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、画像表示装置には、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面が表示され、音声出力装置9は、無音の状態を維持する。
その後、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始される。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは消灯した状態を維持する。
T8のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了すると原点復帰処理が終了し、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。このとき、第1可動部材LEDは、初期発光として青と白で交互に点灯し、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは、初期発光として青で点灯する。
T9のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了し、T10のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始される。
T11のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDの初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となる。
なお、演出制御基板130が電源復旧指定コマンドを受信したときに第2待機画面を表示していたが、すぐに第2待機画面を表示するのではなく、初期画面の一種としての暗色表示画面を所定期間(例えば0.5秒)表示した後に第2待機画面を表示するようにしてもよい。
また、電源復旧指定コマンドを受信したときに音声出力装置9が無音の状態となるようにしていたが、電源ONとなったことを示す(把握可能とする)報知音(警報等)を所定期間(例えば30秒間)に亘って出力するようにしてもよい。この場合、電源投入指定コマンドを受信したときと同じ警報であってもよいし、異なる警報であってもよい。
なお、図109~図110において、電源投入指定コマンド又は電源復旧指定コマンドを受信したときに各種役物(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の復帰動作を行っていたが、復帰動作を行わずに各種役物の初期動作を行うようにしてもよい。
(電源ON時に電源ON時コマンドを正常に受信できなかった場合の具体例)
図111は、図99に示した役物初期処理の変形例を前提として、電源ON時に電源ON時コマンド(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド)を正常に受信できなった場合の具体例を示す図である。
電源復旧指定コマンドを正常に受信できない場合とは、主制御基板110に電源が供給されていないケース、主制御基板110から演出制御基板130へのコマンド通信線が断線しているケース、コマンド通信線のコネクタが非接続状態(半差し状態を含む)となっているケース等が挙げられる。
なお、T1からT5までのタイミングについては、図109のT1~T5までのタイミングと同一であるため、ここでの説明は省略し、T5のタイミング以降について説明する。
T5のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される電源ON時コマンドとしての第1電源復旧指定コマンドを演出制御基板130が受信しないまま、特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置では初期画面が表示された状態を維持する。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、及び、サブ第2保留表示器84は、「0」を示す表示態様となる。
T6のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDの表示態様が変化して消灯した状態となる。
T7のタイミングにおいて、第1始動口45への遊技球の入賞に基づく第1特図保留数指定コマンド(第1特図保留数=1)を受信すると、画像表示装置には初期画面が表示されたままとなるが、サブ第1保留表示器83が「1」を示す表示態様となり、音声出力装置9から入賞音「ポン♪」が出力される。
T8のタイミングにおいて、主制御基板110から変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、画像表示装置には電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面が一瞬表示されてから変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「0」を示す表示態様となる。
(主制御基板への電源供給だけが停止した後に再開する場合の具体例1)
図112は、図99に示した役物初期処理の変形例を前提として、既に原点復帰処理、及び、初期動作処理が終了した後の客待ち状態(主制御基板110、及び、演出制御基板130への電源供給中)において主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開する場合の具体例1を示す図である。
主制御基板への電源供給だけが停止した後に再開する場合とは、電源基板160から主制御基板110への電源線(メイン電源線、バックアップ電源線)が断線した後に外的要因により接触するケース、電源基板160から主制御基板110への電源線(メイン電源線、バックアップ電源線)のコネクタが非接続状態(半差し状態を含む)となった後に、コネクタが接続状態となったケース等が挙げられる。
ここでは、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態の1つである客待ち状態(客待ちデモ演出の実行中を含む)中に、主制御基板110への電源供給(メイン電源、バックアップ電源)が停止した後に電源供給(メイン電源、バックアップ電源)が再開する場合について説明する。
T1のタイミングにおいて、既に各種役物の復帰動作、及び、初期動作が終了した後の客待ち状態となっており、画像表示装置には、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面、又は、客待ちデモ演出画面が表示され、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは、客待ち中点灯となっている。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図保留表示器86は、「0」を示す表示態様となる。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110への電源供給だけが停止すると、画像表示装置では、第2待機画面又は客待ちデモ演出画面が表示された状態を維持し、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)も表示内容を維持する。
T3のタイミングにおいて、主制御基板110への電源供給が再開すると、メインRAM110cの初期化が行われる。このとき、画像表示装置では、第2待機画面又は客待ちデモ演出画面が表示された状態を維持し、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)も表示内容を維持する。
T4のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される電源ON時コマンドとしての電源投入指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDは、初期発光として赤と白に交互に点灯し、演出ボタンLEDは、初期発光として白で点灯し、画像表示装置には、電源投入時の初期図柄である「135」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第1待機画面が表示され、音声出力装置9からは、警報と「RAMクリアです」との音声からなる初期化報知音が出力される。
また、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、及び、サブ第2保留表示器84は、「0」を示す表示態様となる。
T5のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始され、T6のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了すると原点復帰処理が終了し、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。
T7のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了し、T8のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始される。
T9のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となり、T10のタイミングにおいて、初期化報知音の出力期間(例えば60秒)が経過すると、初期化報知音の出力が停止して無音状態となる。
なお、既に各種役物の復帰動作、初期動作、及び、初期化報知音の出力が終了した後の変動演出(ハズレ変動演出)の実行中や大当たり演出(オープニング演出、ラウンド演出、エンディング演出)の実行中といった演出制御基板がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中に主制御基板110への電源供給(バックアップ電源含む)だけが停止した後に再開する場合についても、T4のタイミングで電源投入指定コマンドを受信するまでに画像表示装置に表示される画面が変動演出画面(ハズレ変動演出画面、大当たり変動演出画面)や大当たり演出画面(オープニング演出画面、ラウンド遊技演出画面、エンディング演出画面)である点以外は、客待ち状態中に主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開する場合と同様となり、各種役物(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の復帰動作や初期動作が行われたり、音声出力装置9からの初期化報知音の出力などが行われたりすることになる。
また、各種役物に異常がある場合については、図101、図102、又は、図103に示した具体例と同じように各種役物の初期動作や異常報知態様での発光(赤点滅)が行われることになる。
(主制御基板への電源供給だけが停止した後に再開する場合の具体例2)
図113は、図99に示した役物初期処理の変形例を前提として、既に原点復帰処理、及び、初期動作処理が終了した後の客待ち状態(主制御基板110、及び、演出制御基板130への電源供給中)において主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開する場合の具体例2を示す図である。
ここでは、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態の1つである客待ち状態(客待ちデモ演出の実行中を含む)中に、主制御基板110へのメイン電源の供給が停止してバックアップ電源の供給が継続している状態でメイン電源の供給が再開する場合について説明する。
T1のタイミングにおいて、既に各種役物の復帰動作、初期動作、及び、初期化報知音の出力が終了した後の客待ち状態である場合には、画像表示装置に電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面、又は、客待ちデモ演出画面が表示され、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDは客待ち中点灯となっている。
なお、各種役物の復帰動作、初期動作、及び、初期化報知音の出力が終了した後に実行された変動演出の終了後の客待ち状態である場合には、画像表示装置には、ハズレを示す演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の待機画面、又は、客待ちデモ演出画面が表示されていることになる。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、及び、サブ普図保留表示器86は、「0」を示す表示態様となる。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110への電源供給(バックアップ電源除く)だけが停止すると、画像表示装置では、待機画面、又は、客待ちデモ演出画面が表示された状態を維持し、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)も表示内容を維持する。
T3のタイミングにおいて、主制御基板110への電源供給が再開すると、遊技の制御状態を復旧させるための処理が行われる。このとき、画像表示装置では、待機画面、又は、客待ちデモ演出画面が表示された状態を維持し、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)も表示内容を維持する。
なお、主制御基板110へのメイン電源の供給が停止していても、待機画面の表示中(変動演出の終了後であるか否かに拘らず客待ち状態指定コマンドを受信した後、又は、前回の客待ちデモ演出の終了後)にデモ待機時間が経過した場合には、客待ちデモ演出を開始するようになっている。
T4のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される電源ON時コマンドとしての電源復旧指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、第1可動部材LEDは、初期発光として青と白に交互に点灯し、第2可動部材LEDは、初期発光として青で点灯し、演出ボタンLEDは、初期発光として白で点灯し、画像表示装置には、待機画面、又は、客待ちデモ演出画面に代えて、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面が表示される。
また、電源ON時コマンドとしての特図保留数指定コマンド(第1特図保留数、及び、第2保留数=0)を受信すると、画像表示装置の第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fのそれぞれに保留数字として「0」が表示される。
このとき、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、及び、サブ普図変動表示器85は、抽選結果が表示されない非表示態様(ハズレ態様)を継続する。また、サブ第1保留表示器83、及び、サブ第2保留表示器84は、「0」を示す表示態様となる。
T5のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始され、第2可動部材74の復帰動作が終了すると原点復帰処理が終了し、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。
T6のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了すると原点復帰処理が終了し、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。
T7のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了し、T8のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始される。
T9のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDにおいて初期発光が終了して客待ち中点灯(白点灯)となる。
なお、各種役物に復帰異常がある場合については、図105、図106、又は、図107に示した具体例と同じように各種役物の初期動作や初期発光が行われることになる。
(主制御基板への電源供給だけが停止した後に再開する場合の具体例3)
図114は、図99に示した役物初期処理の変形例を前提として、既に原点復帰処理、及び、初期動作処理が終了した後の変動演出の実行中(主制御基板110、及び、演出制御基板130への電源供給中)において主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開する場合の具体例3を示す図である。
ここでは、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態の1つである変動演出の実行中に、主制御基板110へのメイン電源の供給が停止してバックアップ電源の供給が継続している状態でメイン電源の供給が再開する場合について説明する。
T1のタイミングにおいて、変動演出の実行中となっており、画像表示装置には変動演出画面が表示され、音声出力装置9からは変動演出音(BGM、SE等)が出力されている。このとき、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となっている。また、サブ第1変動表示器81で変動表示が行われており、サブ第1保留表示器83に保留数字「1」が表示されている。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110への電源供給(バックアップ電源除く)だけが停止すると、画像表示装置では、変動演出画面が表示された状態を維持し、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)も表示内容を維持する。
T3のタイミングにおいて、主制御基板110への電源供給(メイン電源)が再開すると、メインRAM110cの初期化が行われずに遊技の制御状態を復旧させるための処理が行われる。このとき、画像表示装置では、変動演出画面が表示された状態を維持し、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)も表示内容を維持する。
T4のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される特図変動中用の電源復旧指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、第1可動部材LEDは、初期発光として青と白に交互に点灯し、第2可動部材LEDは、初期発光として青で点灯し、演出ボタンLEDは、初期発光として白で点灯し、画像表示装置には、「遊技を再開して下さい」の文字を含む復帰中画面が表示され、音声出力装置9は無音となるが、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)は表示内容を維持する。
T5のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始され、T6のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了すると原点復帰処理が終了し、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。
T7のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了し、T8のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始される。
T9のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDにおいて初期発光が終了して消灯した状態となる。
T10のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される特図停止指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、変動演出のハズレでの確定表示が行われる。このとき、画像表示装置では、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の停止画面が表示され、音声出力装置9から停止音が出力される。また、第1特図保留数表示領域70Eに「1」が表示されると共に、第2特図保留数表示領域70Fに「0」が表示された状態となる。また、サブ第1変動表示器81では、ハズレであることを示すハズレ表示態様(非表示態様)となる。
なお、今回の変動演出の結果が大当たりとなる場合には、特図停止指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、変動演出の大当たりでの確定表示が行われる。このとき、画像表示装置では、大当たり演出図柄である「777」等の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止(静止表示)された状態の停止画面が表示され、サブ第1変動表示器81では、大当たりであることを示す大当たり表示態様となり、音声出力装置9から停止音が出力される。
T11のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される変動開始コマンド(特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信すると、第1特図保留数表示領域70Eの第1保留数字が「0」となって変動演出(演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、保留アイコンの移動又は当該アイコンへの変化、BGMの出力)が開始される。
このとき、サブ第1変動表示器81で変動表示が開始されると共に、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが変動中点灯となり、サブ第1保留表示器83は、「0」を示す表示態様となる。
なお、T4のタイミングで、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDが電源復旧時の初期発光態様となるが、消灯又は電源復旧時の初期発光態様とは異なる特殊発光態様とすることで、変動演出中に電源復旧指定コマンドを受信したことを把握可能なようにしてもよい。
また、各種役物に復帰異常がある場合について、図105、図106、又は、図107に示した具体例と同じように各種役物の初期動作や異常報知態様での発光(赤点滅)が行われることになる。
また、特図停止指定コマンドを受信するよりも前に演出制御基板130が認識している変動演出の実行時間が経過した場合であっても、演出図柄70aの仮停止表示や停止表示が行われず、サブ第1変動表示器やサブ第2変動表示器での変動表示も終了しないことになる。
(主制御基板への電源供給だけが停止した後に再開する場合の具体例4)
図115は、図99に示した役物初期処理の変形例を前提として、既に原点復帰処理、及び、初期動作処理が終了した後の大当たり演出の実行中(主制御基板110、及び、演出制御基板130への電源供給中)において主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開する場合の具体例4を示す図である。
ここでは、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態の1つである大当たり演出の実行中に、主制御基板110へのメイン電源の供給が停止してバックアップ電源の供給が継続している状態でメイン電源の供給が再開する場合について説明する。
T1のタイミングにおいて、大当たり演出(ここでは第1回目のラウンド演出)の実行中となっており、画像表示装置には大当たり演出(ラウンド演出)画面が表示され、大当たり特殊図柄TZ(「777」)が停止表示(静止表示)された状態となっている。また、第1特図保留数表示領域70Eに保留数字として「1」が表示されると共に、第2特図保留数表示領域70Fに第2保留数字として「0」が表示される。
このとき、音声出力装置9からは大当たり演出音(BGM、SE等)が出力され、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが大当たり中点灯となっている。また、サブ第1変動表示器81では大当たり表示(点灯)が行われている。
T2のタイミングにおいて、主制御基板110への電源供給(バックアップ電源除く)だけが停止すると、画像表示装置では、大当たり演出画面が表示された状態を維持し、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)も表示内容を維持する。
T3のタイミングにおいて、主制御基板110への電源供給(メイン電源)が再開すると、メインRAM110cの初期化が行われずに遊技の制御状態を復旧させるための処理が行われる。このとき、画像表示装置では、大当たり演出画面が表示された状態を維持し、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)も表示内容を維持する。
T4のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される大当たり中用の電源復旧指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、原点復帰処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の原点位置への復帰動作が開始される。
このとき、第1可動部材LEDは、初期発光として青と白に交互に点灯し、第2可動部材LEDは、初期発光として青で点灯し、演出ボタンLEDは、初期発光として白で点灯し、画像表示装置には、「遊技を再開して下さい(大当たり中)」の文字を含む大当たり中用の復帰中画面が表示され、音声出力装置9は無音となる。また、サブ情報表示装置80(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86)は表示内容を維持する。
なお、大当たり中用の復帰中画面を表示するのではなく、図114に示した変動演出中に主制御基板110への電源供給(メイン電源のみ)が停止した場合と同じ復帰中画面を表示するようにしてもよい。
T5のタイミングにおいて、第1可動部材73、及び、演出ボタン17の復帰動作が終了すると、第2可動部材74の復帰動作が開始され、T6のタイミングにおいて、第2可動部材74の復帰動作が終了すると原点復帰処理が終了し、初期動作処理が開始されて第1可動部材73、及び、演出ボタン17の初期動作が開始される。
T7のタイミングにおいて、演出ボタン17の初期動作が終了し、T8のタイミングにおいて、第1可動部材73の初期動作が終了すると、第2可動部材74の初期動作が開始される。
T9のタイミングにおいて、第2可動部材74の初期動作が終了すると初期動作処理が終了し、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDにおいて初期発光が終了して消灯した状態となる。
T10のタイミングにおいて、主制御基板110から送信される開放2回目(第2ラウンド)用のラウンド数指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、大当たり演出(ラウンド演出)が再開される。このとき、画像表示装置では、通常の大当たり演出画面ではなく、特殊な大当たり演出(ラウンド演出)画面が表示され、大当たり特殊図柄TZ(「777」)が表示されない状態となっている。
また、第1特図保留数表示領域70Eに保留数字として「1」が表示されると共に、第2特図保留数表示領域70Fに第2保留数字として「0」が表示される。さらに、音声出力装置9からは大当たり演出音(BGM、SE等)が出力され、第1可動部材LED、第2可動部材LED、及び、演出ボタンLEDが大当たり中点灯となる。
その後、主制御基板110から送信される開放3回目(第3ラウンド)用のラウンド数指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、画像表示装置には、特殊な大当たり演出(ラウンド演出)画面に代えて、通常の大当たり演出(ラウンド演出)画面が表示される。
なお、特殊な大当たり演出画面を表示しているときにラウンド数指定コマンドを演出制御基板130が受信した場合にではなく、エンディング指定コマンドを演出制御基板130が受信した場合には、通常のエンディング演出画面が表示されることになる。
また、特殊な大当たり演出画面を表示しているときにラウンド数指定コマンドを受信した場合に通常の大当たり演出画面に切り替えるのではなく、エンディング指定コマンドを演出制御基板130が受信するまで特殊な大当たり演出画面を継続してもよいし、大当たり遊技が終了した後に客待ち状態指定コマンドや変動開始コマンドを演出制御基板130が受信するまで特殊な大当たり演出画面を継続してもよい。
また、T4のタイミングで、第1可動部材LED、及び、第2可動部材LEDが電源復旧時の初期発光態様となるが、消灯又は電源復旧時の初期発光態様とは異なる特殊発光態様とすることで、変動演出中に電源復旧指定コマンドを受信したことを把握可能なようにしてもよい。
また、各種役物に復帰異常がある場合について、図105、図106、又は、図107に示した具体例と同じように各種役物の初期動作や異常報知態様での発光(赤点滅)が行われることになる。
なお、図112~図115において、電源投入指定コマンド又は電源復旧指定コマンドを受信したときに各種役物(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の復帰動作を行っていたが、復帰動作を行わずに各種役物の初期動作を行うようにしてもよい。
このように、図100~図115に示した具体例によれば、遊技の制御状態が初期化された場合には、複数の演出図柄70aにおける識別文字(数字、アルファベット等)が第1の組み合わせとなる第1初期演出図柄(「135」)を表示し、遊技の制御状態が復旧された場合には、複数の演出図柄70aにおける識別文字が第2の組み合わせとなる第2初期演出図柄(「753」)を表示するようになっている。そのため、遊技の制御状態が初期化されたのか、遊技の制御状態が復旧したのかを把握し易くすることが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、遊技の制御状態が復旧する場合において、画像表示装置に演出図柄70aを表示する前に電源供給の再開を示唆する特定表示を行うことが可能であり、客待ち状態に復旧するときに画像表示装置に表示する特定表示の表示態様(初期画面の表示のみ)と、特別図柄の変動表示中且つ保留記憶なし/保留記憶ありへの復旧後に画像表示装置に表示する特定表示の表示態様(初期画面+復帰中画面の表示)とを異ならせるようになっている。そのため、停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧した場合において、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、保留アイコン表示領域(第1保留アイコン表示領域70B、第2保留アイコン表示領域70D)、及び、サブ保留表示器(サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84)の各々で保留記憶の数を示す保留表示を行うことが可能であり、保留記憶がある状態で停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧する場合、画像表示装置で電源供給の再開を示唆する特定表示(復帰中画面の表示)を行っているときに保留アイコン表示領域では保留表示を実行しないが、サブ保留表示器では保留表示を実行可能となっている。そのため、停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧した場合において、特定表示の終了前に保留記憶の数を把握することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、客待ちデモ演出中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧する場合には、客待ちデモ演出画面を再び表示するのではなく、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70aが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面を表示するようになっている。そのため、電源供給が停止する前の状態が客待ちデモ演出中であるか否かを意識しなくて済み、電源供給の再開後に遊技の制御状態を復旧させる場合における表示制御に係る処理負荷を軽減することが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、サブ変動表示器(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82)については、変動演出中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧する場合には、特別図柄の変動表示が実行(復帰中画面が表示)されている場合であっても、当該特別図柄の変動表示中にあっては変動表示(点滅表示)を行わないようになっている。そのため、電源供給の再開後に遊技の制御状態を復旧させる場合における処理負荷を軽減することが可能となる。
なお、遊技の制御状態が復旧したときに特別図柄の変動表示が実行(復帰中画面が表示)されている場合において、サブ変動表示器(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82)で変動表示(点滅表示)を行うようにしてもよい。このようにすると、遊技の制御状態が復旧したときに特別図柄の変動表示が実行されていることを把握し易くすることが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、サブ保留表示器(サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84)については、画像表示装置に復帰中画面が表示されているとき(サブ変動表示器で変動表示が行われる前であって特図保留数指定コマンドの受信時)から保留数を示す表示態様になるようになっている。そのため、遊技の制御状態が復旧した後すぐに遊技者に保留数を把握させることができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
なお、画像表示装置に復帰中画面が表示されているときにサブ変動表示器(サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82)で変動表示(点滅表示)を行う場合にあっては、この変動表示の開始に合わせてサブ保留表示器(サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84)が保留数を示す表示態様にするようにしてもよい。このようにすると、遊技の制御状態が復旧したときに特別図柄の変動表示が実行されていること、及び、そのときの保留数を把握し易くすることが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、メインRAM110cの初期化を伴う電源投入が行われる場合には、メインRAM110cの初期化を伴わない客待ち状態への電源復旧が行われる場合と同じタイミング、つまり、電源ONの直後(初期画面が表示されるタイミング)から、各種役物の復帰動作を行うようになっている。そのため、各種役物の復帰動作にかかる制御が複雑にならずに済み、各種役物の復帰動作にかかる処理負荷を軽減することが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、メインRAM110cの初期化を伴う電源投入やメインRAM110cの初期化を伴わない電源復旧の場合に、各種役物(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の復帰動作中にあっては、各種役物の発光部(第1可動部材LED、第2可動部材LED、演出ボタンLED)が消灯状態となるようになっている。そのため、各種役物の初期動作と区別することができ、復帰動作中であることを把握することが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、各種役物の何れかに復帰異常があった場合には、復帰異常があった役物の発光部を赤点滅(異常報知態様)することで異常報知を行うようになっている。そのため、復帰異常があった役物を把握することが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、復帰異常があった役物の発光部を赤点滅することで異常報知を行った場合には、次に変動演出が開始されるまで異常報知が継続するようになっている。そのため、復帰異常があった役物を確実に知らしめることが可能となる。
なお、役物に復帰異常があった場合に、次の変動演出が開始されたタイミングで復帰異常があった役物を原点位置に復帰させるための復帰動作を行うようにしてもよい。また、復帰異常があった役物の発光部を赤点滅することで異常報知を行った場合において、演出ボタン17が操作されると異常報知を解除するようにしてもよい。
また、図100~図115に示した具体例によれば、メインRAM110cの初期化を伴う電源投入が行われる場合には、メインRAM110cの初期化を伴わない客待ち状態への電源復旧が行われる場合と同じタイミング、つまり、電源ONの直後(初期画面が表示されるタイミング)から、各種役物の初期動作を行うようになっている。そのため、各種役物の初期動作にかかる制御が複雑にならずに済み、各種役物の初期動作にかかる処理負荷を軽減することが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、盤役物(第1可動部材73、第2可動部材74)については、メインRAM110cの初期化を伴う電源投入やメインRAM110cの初期化を伴わない電源復旧の場合に、サブ保留表示器(サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84)が保留数を示す表示態様になる(画像表示装置に復帰中画面が表示される)前に初期動作を行うようになっている。そのため、盤役物の初期動作によって演出の進行が阻害されるような不都合を回避し易くなり。遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、枠役物(演出ボタン17)については、メインRAM110cの初期化を伴う電源投入やメインRAM110cの初期化を伴わない電源復旧の場合に、サブ保留表示器(サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84)が保留数を示す表示態様になる(画像表示装置に復帰中画面が表示される)前に初期動作を行うようになっている。そのため、枠役物の初期動作によって演出の進行が阻害されるような不都合を回避し易くなり。遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、復帰中画面の表示後に停止画面を表示する場合であっても、演出図柄70aの停止音を出力するようになっている。そのため、電源供給が停止した時点で実行されていた変動演出が終了したことを遊技者に把握させ易くすることができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
なお、復帰中画面の表示後に停止画面を表示する場合には、演出図柄70aの停止音を出力しないようにしてもよい。
また、図100~図115に示した具体例によれば、電源ON時コマンド(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド)を受信できない場合であっても、各種役物の復帰動作、初期動作、及び、初期発光を実行すると共に、初期画面の表示を継続するようになっている。そのため、電源ON時コマンドを受信できない異常が発生していることを把握することが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、電源ON時コマンド(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド)を受信できないことによって初期画面の表示を継続している場合であっても、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態であるときに主制御基板110から始動口への遊技球の入賞に基づく特図保留数指定コマンドを受信すると、入賞音を出力するようになっている。そのため、初期画面を表示しているときであっても始動口への遊技球の入賞があったことを的確に報知することが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、電源ON時コマンド(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド)を受信できないことによって初期画面を表示している場合であっても、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態となった後に主制御基板110から変動開始コマンドを受信すると、待機画面を表示せずに変動演出を実行するようになっている。そのため、変動演出の開始が遅れずに実行されることになり、特別図柄の変動時間の範囲内で変動演出を最初から最後まで実行することが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、既に各種役物の復帰動作、及び、初期動作(初期発光含む)が終了した後の客待ち状態中といった演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中であっても、主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開するなどして、主制御基板110から電源投入指定コマンドや電源復旧指定コマンドを再び受信した場合には、再び各種役物の復帰動作、及び、初期動作(初期発光)を実行するようになっている。そのため、主制御基板110からのコマンドを無視せずに処理するため、主制御基板110の制御進行と演出制御基板130の制御進行とがズレることになったとしても、そのズレを解消することが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、既に各種役物の復帰動作、及び、初期動作(初期発光含む)が終了した後の変動演出中といった演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中であっても、主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開するなどして、主制御基板110から電源投入指定コマンドや電源復旧指定コマンドを再び受信した場合には、再び各種役物の復帰動作、及び、初期動作(初期発光)を実行するようになっている。そのため、主制御基板110からのコマンドを無視せずに処理するため、主制御基板110の制御進行と演出制御基板130の制御進行とがズレることになったとしても、そのズレを解消することが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、既に各種役物の復帰動作、及び、初期動作(初期発光含む)が終了した後の大当たり遊技中といった演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中であっても、主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開するなどして、主制御基板110から電源投入指定コマンドや電源復旧指定コマンドを再び受信した場合には、再び各種役物の復帰動作、及び、初期動作(初期発光含む)を実行するようになっている。そのため、主制御基板110からのコマンドを無視せずに処理するため、主制御基板110の制御進行と演出制御基板130の制御進行とがズレることになったとしても、そのズレを解消することが可能となる
また、図100~図115に示した具体例によれば、既に初期化報知音の出力が終了した後の客待ち状態中といった演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中であっても、主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開するなどして、主制御基板110から電源投入指定コマンドを受信した場合には、再び初期化報知音を出力するようになっている。そのため、主制御基板110からのコマンドを無視せずに処理するため、主制御基板110の制御進行と演出制御基板130の制御進行とがズレることになったとしても、そのズレを解消することが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、既に初期化報知音の出力が終了した後の変動演出中といった演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中であっても、主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開するなどして、主制御基板110から電源投入指定コマンドを受信した場合には、再び初期化報知音を出力するようになっている。そのため、主制御基板110からのコマンドを無視せずに処理するため、主制御基板110の制御進行と演出制御基板130の制御進行とがズレることになったとしても、そのズレを解消することが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、既に初期化報知音の出力が終了した後の大当たり遊技中といった演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中であっても、主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開するなどして、主制御基板110から電源投入指定コマンドを再び受信した場合には、再び初期化報知音を出力するようになっている。そのため、主制御基板110からのコマンドを無視せずに処理するため、主制御基板110の制御進行と演出制御基板130の制御進行とがズレることになったとしても、そのズレを解消することが可能となる。
なお、主制御基板110から再び電源投入指定コマンドを受信した場合に、各種役物の復帰動作、初期動作、及び、初期発光を実行するのではなく、音声出力装置9から初期化報知音を出力するだけにしてもよい。
また、図100~図115に示した具体例によれば、既に各種役物の復帰動作、及び、初期動作(初期発光含む)が終了した後の客待ち状態中といった演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中であっても、主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開するなどして、主制御基板110から電源投入指定コマンドを再び受信した場合には、初期画面を表示せずに第1待機画面を表示し、主制御基板110から再び電源復旧指定コマンドを受信した場合には、初期画面を表示せずに第2待機画面を表示するようになっている。そのため、主制御基板110からのコマンドを無視せずに処理するため、主制御基板110の制御進行と演出制御基板130の制御進行とがズレることになったとしても、そのズレを解消することが可能となる。
なお、既に各種役物の復帰動作、及び、初期動作(初期発光含む)が終了した後の変動演出中や大当たり演出中といった演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中であっても、主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開するなどして、主制御基板110から電源投入指定コマンドを再び受信した場合には、初期画面を表示せずに第1待機画面を表示するようになっている。そのため、主制御基板110からのコマンドを無視せずに処理するため、主制御基板110の制御進行と演出制御基板130の制御進行とがズレることになったとしても、そのズレを解消することが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、既に各種役物の復帰動作、及び、初期動作(初期発光含む)が終了した後の変動演出中といった演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中であっても、主制御基板110への電源供給(メイン電源)だけが停止した後に再開するなどして、主制御基板110から電源復旧指定コマンドを受信した場合には、初期画面を表示せずに復帰中画面を表示するようになっている。そのため、主制御基板110からのコマンドを無視せずに処理するため、主制御基板110の制御進行と演出制御基板130の制御進行とがズレることになったとしても、そのズレを解消することが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、既に各種役物の復帰動作、及び、初期動作(初期発光含む)が終了した後の大当たり演出中といった演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中であっても、主制御基板110への電源供給(メイン電源)だけが停止した後に再開するなどして、主制御基板110から電源復旧指定コマンドを受信した場合には、初期画面を表示せずに大当たり中用の復帰中画面を表示するようになっている。そのため、主制御基板110からのコマンドを無視せずに処理するため、主制御基板110の制御進行と演出制御基板130の制御進行とがズレることになったとしても、そのズレを解消することが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、既に初期化報知音の出力が終了した後の変動演出中や大当たり遊技中といった演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態中であっても、主制御基板110への電源供給だけが停止した後に再開するなどして、主制御基板110から再び電源投入指定コマンドを受信した場合には、初期画面を表示せずに第1待機画面を表示し、主制御基板110から再び電源復旧指定コマンドを受信した場合には、初期画面を表示させずに第2待機画面を表示するようになっている。そのため、主制御基板110からのコマンドを無視せずに処理するため、主制御基板110の制御進行と演出制御基板130の制御進行とがズレることになったとしても、そのズレを解消することが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中において、演出制御基板130への電源供給が継続した状態で主制御基板110への電源供給が停止した場合であっても、それまでの表示画面を継続して表示可能となっている。そのため、主制御手段への電源供給が停止した際に遊技者に違和感を与えることがなくなり、遊技の興趣が低下することを防止することが可能となる。
また、図100~図115に示した具体例によれば、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中において、演出制御基板130への電源供給が継続した状態で主制御基板110への電源供給が停止した後に電源供給が再開した場合であっても、それまでの表示画面を継続して表示可能となっている。そのため、主制御手段への電源供給が再開した際に遊技者に違和感を与えることがなくなり、遊技の興趣が低下することを防止することが可能となる。
なお、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態としては、客待ち状態、変動演出中、大当たり演出中となっているが、起動後の主制御基板110からのコマンド待ちの状態(例えば、初期画面の表示中)についても、演出制御基板130がコマンドに応じた演出を実行することが可能な制御状態に含むようにしてもよい。
(各種検出手段の接続状態が変化するときの具体例)
図116(a)、及び、図116(b)は、客待ち状態中において各種検出手段の接続状態が変化するときの具体例を示す図である。
ここでは、第1始動口検出スイッチ45a、磁気検出センサ53a、及び、電波検出センサ54aからの配線が1つのコネクタにまとめられており、このコネクタが主制御基板110のコネクタに接続されているものとする。
まず、図116(a)について説明する。
図116(a)は、客待ち状態中において第1始動口検出スイッチ45aの接続状態が変化するときの具体例を示す図である。
T1のタイミングにおいて、第1始動口検出スイッチ45a、磁気検出センサ53a、及び、電波検出センサ54aが主制御基板110に正常に接続されているものとする。このとき、画像表示装置には、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第1待機画面が表示されている。
T2のタイミングにおいて、例えば、主制御基板110に接続されていたコネクタが半差し状態となって第1始動口検出スイッチ45aだけが未接続状態になると、主制御基板110によって接続エラーの発生が検出され、演出制御基板130によって接続エラー報知が実行される。
このとき、画像表示装置には、接続エラーが発生したことを示す「接続エラー検出」との文字を含むエラー報知画像EGが表示され、音声出力装置9からは、警報と「接続エラーです」との音声からなる接続エラー報知音が出力される。
T3のタイミングにおいて、主制御基板110に接続されていたコネクタの半差しが解除されて第1始動口検出スイッチ45aが接続状態に復帰すると、主制御基板110によって接続エラーが解除されたことが検出されるが、遊技機1の電源がOFFされるまで接続エラー報知が継続した状態となる。
次に、図116(b)について説明する。
図116(b)は、客待ち状態中において第1始動口検出スイッチ45a、磁気検出センサ53a、及び、電波検出センサ54aの接続状態が変化するときの具体例を示す図である。
T1のタイミングにおいて、第1始動口検出スイッチ45a、磁気検出センサ53a、及び、電波検出センサ54aが主制御基板110に正常に接続されているものとする。このとき、画像表示装置には、電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第1待機画面が表示されている。
T2のタイミングにおいて、例えば、主制御基板110に接続されていたコネクタが半差し状態となって第1始動口検出スイッチ45a、磁気検出センサ53a、及び、電波検出センサ54aが未接続状態になると、主制御基板110によって磁気エラー、電波エラー、及び、接続エラーの発生が検出され、演出制御基板130によって磁気エラー報知、電波エラー報知、及び、接続エラー報知が実行される。
このとき、画像表示装置には、磁気エラーの発生を示す「磁気エラー検出」との文字、電波エラーの発生を示す「電波エラー検出」との文字、及び、接続エラーの発生を示す「接続エラー検出」との文字を含むエラー報知画像EGが表示され、音声出力装置9からは、警報と「磁気エラーです」との音声からなる磁気エラー報知音が出力される。
T3のタイミングにおいて、主制御基板110に接続されるコネクタの半差しが解除されて磁気検出センサ53a、電波検出センサ54a、及び、第1始動口検出スイッチ45aが接続状態に復帰すると、主制御基板110によって磁気エラー、電波エラー、及び、接続エラーが解除されたことが検出されるが、遊技機1の電源がOFFされるまで各種のエラー報知が継続した状態となる。
なお、主制御基板110と払出制御基板120とがコマンド通信を行うための信号線が接続状態から未接続状態になった場合には、主制御基板110によって接続エラーの発生は検出されず、エラー報知が実行されないようになっている。
このように、図116に示した具体例によれば、主制御基板110に接続される所定の事象(始動入賞、磁気、電波等)を検出する特定の検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ53a、電波検出センサ54a)が接続状態から非接続状態になるとエラー報知を行うようになっている。そのため、異常(コネクタの半差し、断線、不正行為)の発生を把握させることができ、迅速な対応を行うことが可能となる。
また、図116に示した具体例によれば、所定の事象(始動入賞、磁気、電波等)を検出する特定の検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ53a、電波検出センサ54a)が非接続状態から接続状態に復帰した場合であっても、遊技機1の電源がOFFになるまでは磁気エラーや電波エラーのエラー報知を継続するようになっている。そのため、磁気検出センサ53aや電波検出センサ54aに対する不正行為の発生を抑制することが可能となる。
また、図116に示した具体例によれば、払出制御基板120が接続状態から未接続状態になってもエラー報知が行われないようになっている。そのため、不正行為の可能性が低いケースにおいて遊技をそのまま続行させることができ、遊技の興趣が低下することを防止することが可能となる。
なお、主制御基板110に接続される特定の検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ53a、電波検出センサ54a)が非接続状態のまま遊技機1への電源供給が開始された場合についても、初期画面の表示中から又は初期画面の終了後(第1待機画面や第2待機画面の表示開始時)から、各種のエラー報知(図116と同じ報知態様で接続エラー報知、磁気エラー報知、電波エラー報知)を行うようにしてもよい。
この場合、磁気検出センサ53aや電波検出センサ54aが未接続状態から接続状態になってもエラー報知(磁気エラー報知、電波エラー報知)が継続したままとするが、第1始動口検出スイッチ45aが未接続状態から接続状態になると接続エラー報知が解除されるようにしてもよい。このようにすると、不正行為の可能性が低いケースにおいて遊技をそのまま続行させることができ、遊技の興趣が低下することを防止することが可能となる。
また、磁気エラーよりも優先度(重要度)が低い電波エラーに係る電波エラー報知音や、電波エラーよりも優先度(重要度)が低い接続エラーに係る接続エラー報知音については、磁気エラーと同時に発生した場合には出力されないようになっているが、発生したエラーに係る報知音を順番に出力するようにしてもよい。
また、磁気エラー報知、電波エラー報知、及び、接続エラー報知において、エラー報知画像EGを表示せずにエラー報知音を出力するようにしてもよいし、エラー報知画像EGを表示してエラー報知音を出力しないようにしてもよい。
また、第1始動口検出スイッチ45aが未接続状態から接続状態になると始動入賞が発生したものとして特図判定情報を取得すると共に第1特図保留数(U1)を増加させ、それによって特別図柄の変動表示や変動演出(演出図柄70aの変動表示、特殊図柄の変動表示)が実行されるようにしてもよい。
(客待ち状態中に操作部を操作した場合の具体例)
図117を用いて、客待ち状態中に操作部(演出ボタン17、十字キー18)を操作した場合の具体例について説明する。
図117(a)に示すように、変動演出及び大当たり演出が実行されない客待ち状態に移行すると、有効期間が発生する可能性があることを示唆する有効示唆演出(導入演出)が実行されずに演出ボタン17及び十字キー18の操作が有効となる客待ち中有効期間(変動演出が開始されるまでが客待ち中有効期間が維持されるため、変動演出中に発生する各種の有効期間よりも長い期間に亘って発生可能)が開始される。
このとき、第1画像表示装置70の右下部には、演出ボタン17及び十字キー18の操作によって開始される遊技補助機能を案内する案内画像AG(操作促進画像)が表示される。具体的には、演出ボタン17の操作によってメニュー表示が行われることを示唆する第1画像(演出ボタン17を模した画像)と、十字キー18の上下ボタンの操作によって音量調整が可能であることを示唆する第2画像(上下ボタンが明色である十字キー18を模した画像)と、十字キー18の左右ボタンの操作によって光量調整が可能であることを示唆する第3画像(左右ボタンが明色である十字キー18を模した画像)が表示される。
この状態で演出ボタン17を操作すると、図117(b)に示すように、演出ボタン17が振動することなく、演出図柄70aの前方に重なるようにメニュー画像MGが表示されると共に、メニュー画像MGの表示音が出力される。
メニュー画像MGは、メニュー表示を終了させる「終了」項目、機種に関する説明が行われる「機種説明」項目、所定の演出(例えば確定演出等)の出現率を設定するための「演出カスタマイズ」項目、携帯端末(スマートフォン等)と連携して遊技履歴を管理するための「ぱちログ」項目が設定されており、現在の選択項目が明色で表示される一方で、現在の非選択項目が暗色で表示されるようになっている。
「終了」項目が選択された状態で演出ボタン17が操作されると、図117(c)に示すように、演出ボタン17が振動することなく、メニュー画像MGが消去される。また、メニュー画像MGの消去音が出力されると共に、案内画像AGが再び表示される。
この状態で十字キー18の上ボタンが操作されると、図117(d)に示すように、演出ボタン17や十字キー18が振動することなく、現在の音量値を示す音量値画像OGが表示されると共に、現在の音量値に応じた音量で確認音が出力される。
音量値画像OGの表示中に十字キー18の上ボタンが操作されると、演出ボタン17や十字キー18が振動することなく、演出音の音量値が+1更新される。そして、音量値画像OGが更新後の音量値に応じた音量値画像OGに更新されると共に、更新後の音量値に応じた音量で確認音が出力される。
この状態で十字キー18が操作されずに所定期間(例えば15秒)が経過すると、図117(f)に示すように、音量値画像OGが消去されると共に、案内画像AGが再び表示される。
このように、図117に示した具体例によれば、変動演出中に発生する各種予告演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出等)に係る演出ボタン17の有効期間よりも長い期間に亘って発生可能な客待ち中有効期間において、演出ボタン17や十字キー18が操作されたとしても、演出ボタン17を振動させる振動演出(演出ボタン17が振動することで伝達される十字キー18の間接的な振動も含む)が実行されないようになっている。そのため、客待ち状態中に演出ボタン17や十字キー18を操作した場合に、遊技者が驚いてしまうことを防止することができ、遊技者に不快感を与えるような不都合を回避することが可能となる。
なお、変動演出(特別図柄の変動表示)中や大当たり演出(大当たり遊技)中に発生する音量調整や光量調整に係る十字キー18の有効期間についても、変動演出中に発生する各種予告演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出等)に係る有効期間よりも長い期間に亘って発生可能であるが、この音量調整や光量調整に係る十字キー18の有効期間において、十字キー18が操作されたとしても、演出ボタン17を振動させる振動演出(演出ボタン17が振動することで伝達される十字キー18の間接的な振動も含む)が実行されないようになっている。そのため、変動演出中や大当たり演出中において遊技者が驚いてしまうことを防止することができ、遊技者に不快感を与えるような不都合を回避することが可能となる。
また、図117に示した具体例によれば、客待ち中有効期間については、有効期間の発生前に有効期間が発生する可能性があることを示唆する有効示唆演出(導入演出)が実行されないようになっている。そのため、遊技者にとって有益な情報(大当たり遊技が実行されることを期待させる演出)が実行されないにも拘らずに、遊技者に身構えさせてしまうことを防止することができ、遊技者に不快感を与えるような不都合を回避することが可能となる。
また、変動演出(特別図柄の変動表示)中や大当たり演出(大当たり遊技)中に発生する音量調整や光量調整に係る十字キー18の有効期間についても、有効期間の発生前に有効示唆演出(導入演出)が実行されないようになっている。そのため、遊技者にとって有益な情報(大当たり遊技が実行されることを期待させる演出)が実行されないにも拘らずに、遊技者に身構えさせてしまうことを防止することができ、遊技者に不快感を与えるような不都合を回避することが可能となる。
また、図117に示した具体例によれば、変動演出中に発生する演出ボタン17の有効期間(操作促進画像の表示期間)よりも長い期間に亘って発生可能な客待ち中有効期間中に演出ボタン17が操作される場合よりも、変動演出中に発生する各種予告演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出等)に係る演出ボタン17の有効期間(操作促進画像の表示)中に演出ボタン17が操作された場合の方が、演出ボタン17を振動させる振動演出が実行され易くなっている。そのため、変動演出の演出効果を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図117に示した具体例によれば、変動演出中に発生する各種予告演出に係る演出ボタン17の有効期間には、相対的に短い第1有効期間(セリフ予告演出等に係る操作促進画像の表示を伴う有効期間)と相対的に長い第2有効期間(決め演出等に係る操作促進画像の表示を伴う有効期間)とがあるが、変動演出中に発生する演出ボタン17の有効期間よりも長い期間に亘って発生可能な客待ち中有効期間中に演出ボタン17が操作される場合よりも、第2有効期間中に演出ボタン17が操作された場合の方が、演出ボタン17を振動させる振動演出が実行され易くなっている。そのため、変動演出の演出効果を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、客待ち中有効期間中に演出ボタン17が操作された場合に、所定の割合で演出ボタン17を振動させる振動演出を実行するようにしてもよいが、この場合であっても、変動演出中に発生する各種予告演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出等)に係る演出ボタン17の有効期間中に演出ボタン17が操作された場合よりも低い割合で振動演出を実行するとよい。
(客待ち状態中に演出カスタマイズを行う場合の具体例)
図118を用いて、客待ち状態中に操作部(演出ボタン17、十字キー18)を操作して演出カスタマイズ(通常設定又はシンプル設定への設定)を行う場合の具体例について説明する。
図118(a)に示すように、客待ち状態において演出ボタン17が操作されると、第1画像表示装置70には、演出図柄70aの前方に重畳するようにメニュー画像MGが表示される。メニュー画像MGには、メニュー項目として上述した「終了」、「機種説明」、「演出カスタマイズ」、「ぱちログ」が設定されており、現在選択されている項目が明色で表示され、現在選択されていない項目が暗色で表示され、十字キー19によって項目が選択可能な状態となっている。
その後、十字キー19の下ボタンを2回操作すると、図118(b)に示すように、「演出カスタマイズ」の項目が選択された状態となり、この状態で演出ボタン17が操作されると、図118(c)に示すように、演出カスタマイズが決定されてメニュー画像MGが演出カスタマイズ画像KGに変化する。演出カスタマイズ画像KGには、各種演出(連続予告演出、アイコン変化演出、タイマー演出、変動開始時役物予告等)の出現頻度が通常となる「通常設定」と、各種演出の出現頻度が低くなる「シンプル設定」の項目が設定されており、現在選択されている項目が明色で表示され、現在選択されていない項目が暗色で表示され、十字キー19によって項目が選択可能となっている。
そして、「通常設定」の項目が選択された状態で演出ボタン17が操作されると、図118(d)に示すように、「通常設定(ノーマルモード)が設定されました」の確認文字が表示される。その後、所定時間(例えば2秒)が経過すると、図118(e)に示すように、メニュー画像MGが再表示される。
このように、客待ち状態中の演出ボタン17や十字キー19の操作によって各種演出(連続予告演出、アイコン変化演出、タイマー演出、変動開始時役物予告等)の出現頻度を設定可能(演出をカスタマイズ可能)となっている。そのため、遊技者が好みの設定を行うことができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(客待ち状態から変動演出が開始される際の具体例)
図119~図121を用いて、客待ち状態から変動演出が開始される際の具体例について説明する。図119は、客待ち状態から変動演出が開始されるタイミングチャートであり、図120(a)~(f)及び図121(g)~(k)は、図119の(a)~(k)に対応する演出例を示す図である。
まず、T0のタイミングは、客待ち状態が開始されてから0フレーム目となるタイミングである。このタイミングにおいて、客待ちデモ演出を開始するための待機時間(30秒)の減算が開始される。
具体的には、図120(a)に示すように、第1画像表示装置70では、演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示した状態となっている。また、第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fには「0」が表示され、保留アイコン、及び、当該アイコンTIが表示されていない状態となっている。
T1のタイミングは、第1特図保留数(U1)が「0」から「1」に増加したタイミング(客待ち状態の開始から4フレーム目)である。このタイミングにおいて、第1特図保留数字の非アニメーションによる増加表示、及び、第1保留アイコンの非アニメーションによる増加表示(1フレームで完了)が行われ、アイコン発生時の報知音である第1発生報知音の出力が開始される。
具体的には、図120(b)に示すように、第1画像表示装置70では、第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数字が「0」から「1」に変化すると共に、第1表示部70B1に第1保留アイコン(白アイコン)H11が通常サイズで表示される。また、音声出力装置9から第1発生報知音(ピコッ)が出力される。
T2のタイミングは、第1特図保留数(U1)が「1」から「0」に減少して通常変動パターンによる変動演出(特別図柄の変動表示)が開始されるタイミング(客待ち状態の開始から5フレーム目)である。このタイミングにおいて、演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、第1特図保留数字の非アニメーションによる減少表示、及び、第1保留アイコンの当該アイコンへのアニメーションによる変化表示(減少表示)が開始される。
具体的には、図120(c)に示すように、第1画像表示装置70では、第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数字が「1」から「0」に変化すると共に、第1表示部70B1に表示されていた第1保留アイコン(白アイコン)H11が当該アイコン表示領域70Cに向けて移動(シフト)を開始する。また、演出図柄70aがスクロール(他の演出図柄に更新)されない状態での縮小表示(準備動作)を開始すると共に、特殊図柄TZがスクロールを開始する。
T3のタイミングは、第1発生報知音の出力が開始されてから10フレーム目となるタイミング(客待ち状態の開始から14フレーム目)である。このタイミングにおいて、第1発生報知音の出力が終了する。
具体的には、図120(d)に示すように、第1画像表示装置70では、第1保留アイコン(白アイコン)H11の当該アイコン表示領域70Cへの移動(シフト)が継続すると共に、演出図柄70aの縮小表示(準備動作)が継続する。
T4のタイミングは、第1保留アイコンの変化表示(減少表示)が開始してから20フレーム目となるタイミング(客待ち状態の開始から25フレーム目)である。このタイミングにおいて、第1保留アイコンの変化表示が終了する。
具体的には、図120(e)に示すように、第1画像表示装置70では、第1表示部70B1から移動してきた第1保留アイコンH11が当該アイコン表示領域70Cの中心に位置して当該アイコンTIになると共に、演出図柄70aの縮小表示(準備動作)が停止する。
T5のタイミングは、変動演出が開始されてから40フレーム目となるタイミング(客待ち状態の開始から45フレーム目)である。このタイミングにおいて、演出図柄70aの変動表示が継続している。
具体的には、図120(f)に示すように、第1画像表示装置70では、左の変動表示領域での演出図柄70aのスクロール(下方向への移動)に続いて、中央の変動表示領域での演出図柄70aのスクロール(下方向への移動)が開始される。
T6のタイミングは、変動演出が開始されてから50フレーム目となるタイミング(客待ち状態の開始から55フレーム目)である。このタイミングにおいて、演出図柄70aの変動表示が継続している。
具体的には、図121(g)に示すように、第1画像表示装置70では、中央の変動表示領域での演出図柄70aのスクロール(下方向への移動)に続いて、右の変動表示領域での演出図柄70aのスクロール(下方向への移動)が開始され、全ての変動表示領域で演出図柄70aがスクロールしている状態となる。
T7のタイミングは、変動演出が開始されてから225フレーム目となるタイミング(客待ち状態の開始から230フレーム目)である。このタイミングにおいて、演出図柄70aの変動表示が継続している。
具体的には、図121(h)に示すように、第1画像表示装置70では、左側の変動表示領域で「3」の演出図柄70aが仮停止される(揺れ動いた状態になる)と共に、中央と右側の変動表示領域で演出図柄70aのスクロールが継続する。
T8のタイミングは、変動演出が開始されてから255フレーム目となるタイミング(客待ち状態の開始から260フレーム目)である。このタイミングにおいて、演出図柄70aの変動表示が継続している。
具体的には、図121(i)に示すように、第1画像表示装置70では、右側の変動表示領域で「5」の演出図柄70aが仮停止される(揺れ動いた状態になる)と共に、中央の変動表示領域で演出図柄70aのスクロールが継続する。
T9のタイミングは、変動演出が開始されてから285フレーム目となるタイミング(客待ち状態の開始から290フレーム目)である。このタイミングにおいて、演出図柄70aの変動表示が継続している。
具体的には、図121(j)に示すように、第1画像表示装置70では、中央の変動表示領域に「6」の演出図柄70aが仮停止され(揺れ動いた状態になり)、ハズレであることを示す演出図柄70aの組み合わせが表示された状態となる。
T10のタイミングは、変動演出が開始されてから300フレーム目となるタイミング(客待ち状態の開始から305フレーム目)である。このタイミングにおいて、演出図柄70aの変動表示、及び、特殊図柄TZの変動表示が終了する。
具体的には、図121(k)に示すように、第1画像表示装置70では、左中右の変動表示領域で仮停止していた演出図柄70aが停止表示すると共に、特殊図柄TZが演出図柄70aと同じ組み合わせ「365」で停止表示する。また、当該アイコン表示領域70Cに表示されていた当該アイコンTIが消去される。
このように、客待ち状態中に特図保留数が増加(「0」から「1」に変化)した場合には、保留数字、及び、保留アイコンの非アニメーションによる増加表示が最短となる1フレーム分の期間(時間)で終了するため、間延びしないように即座に変動演出(保留数字の減少表示、及び、保留アイコンの変化表示)に移行させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、保留数字、及び、保留アイコンの増加表示の開始に同期して出力される発生報知音が、保留数字、及び、保留アイコンの増加表示が終了する(フレーム更新)タイミングよりも後の(フレーム更新)タイミングまで継続するため、特図保留数が増加したことを遊技者に確実に認識させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、特図保留数が減少(「1」から「0」に変化)した場合には、保留数字の非アニメーションによる減少表示、及び、保留アイコンの当該アイコンへのアニメーションによる変化表示が実行されるため、特図保留数が減少したことを遊技者に確実に認識させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、保留アイコンの当該アイコンへの変化表示が完了することになる(フレーム更新)タイミングよりも、保留数字の減少表示が完了することになる(フレーム更新)タイミングの方が早いため、特図保留数が変化することを演出しつつ、保留数字によって特図保留数が減少したことを遊技者が把握し易くなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、保留アイコンの当該アイコンへの変化表示が完了するまでは、演出図柄がスクロールせず(次の演出図柄に更新されず)、保留アイコンの変化表示が完了する(フレーム更新)タイミングで演出図柄のスクロール(次の演出図柄への更新)が開始されるため、保留記憶が減少してから変動演出が開始されるという遊技の進行を把握し易くなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、客待ち状態中に特図保留数が増加(「0」から「1」に変化)した場合において、保留アイコンの増加表示を非アニメーションで実行するのではなく、保留数字の増加表示よりも長く継続するように、複数フレーム(例えば5フレーム)に亘るアニメーションで実行するようにしてもよい。このようにすることで、特図保留数の増加を遊技者が把握し易くなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、保留数字の減少表示と保留アイコンの当該アイコンへの変化表示(減少表示)とを同じ(フレーム更新)タイミングで開始するのではなく、保留数字の減少表示が完了する(フレーム更新)タイミングの方が早いのであれば、どちらを先に開始してもよい。このようにすることで、表示制御の自由度を向上させつつ、特図保留数が減少したことを早い段階で把握させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、保留アイコンの変化表示が完了する(フレーム更新)タイミングで演出図柄のスクロール(次の演出図柄への更新)を開始(通常よりも開始が遅延)するのではなく、保留アイコンの変化表示が完了する少し前の(フレーム更新)タイミングで演出図柄のスクロール(次の演出図柄への更新)を開始させるようにしてもよい。
(変動演出中に保留数が増加する際の具体例)
図122~図123を用いて、変動演出中に保留数が増加する際の具体例について説明する。図122は、変動演出中に保留数が増加するタイミングチャートであり、図123(a)~(c)は、図122の(a)~(c)に対応する演出例を示す図である。
まず、T1のタイミングは、通常変動パターンによる変動演出が開始されてから50フレーム目となるタイミングである。このタイミングにおいて、演出図柄70aの変動表示が継続している。
具体的には、図123(a)に示すように、第1画像表示装置70では、演出図柄70a、及び、特殊図柄TZのスクロール(下方向への移動)が行われている。また、第1特図保留数表示領域70E、及び、第2特図保留数表示領域70Fには「0」が表示され、当該アイコン(白アイコン)TIが表示されている。
T2のタイミングは、第1特図保留数(U1)が「0」から「1」に増加したタイミング(変動演出の開始から60フレーム目)である。このタイミングにおいて、第1特図保留数字の非アニメーションによる増加表示、及び、第1保留アイコンのアニメーションによる増加表示が開始され、アイコン発生時の報知音である第1発生報知音の出力が開始される。
具体的には、図123(b)に示すように、第1画像表示装置70では、第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数字が「0」から「1」に変化すると共に、第1表示部70B1に第1保留アイコン(白アイコン)H11が極小サイズで表示されて拡大表示を開始する。また、音声出力装置9から第1発生報知音(ピコッ)が出力される。
T3のタイミングは、第1保留アイコンの増加表示が開始されてから10フレーム目となるタイミング(変動演出の開始から70フレーム目)である。このタイミングにおいて、第1保留アイコンの増加表示が終了すると共に、第1発生報知音の出力が終了する。
具体的には、図123(c)に示すように、第1画像表示装置70では、第1表示部70B1に表示された第1保留アイコン(白アイコン)の拡大表示が終了して通常サイズで表示される。
このように、特図保留数が増加した場合には、保留数字の非アニメーションによる増加表示、及び、保留アイコンのアニメーションによる増加表示が実行されるため、特図保留数が増加したことを遊技者に確実に認識させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、保留アイコンの増加表示が完了することになる(フレーム更新)タイミングよりも、保留数字の増加表示が完了することになる(フレーム更新)タイミングの方が早いため、特図保留数が変化することを演出しつつ、保留数字によって特図保留数が増加したことを遊技者が把握し易くなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、変動演出の実行中に特図保留数が増加した場合には、客待ち状態中に特図保留数が増加した場合に比べて、長い期間に亘って保留アイコンの増加表示が実行されるため、特図保留数が増加したことを遊技者に確実に認識させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、保留数字、及び、保留アイコンの増加表示の開始に同期して出力される発生報知音が、保留アイコンの増加表示が終了する(フレーム更新)タイミングに同期して終了するため、特図保留数が増加したことを効果的に演出することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、保留アイコンの当該アイコンへの変化表示に係る期間(20フレーム)よりも、保留アイコンの増加表示に係る期間(10フレーム)の方が短くなっているので、変動演出が開始されることを強調することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、保留数字の増加表示と保留アイコンの増加表示とを同じ(フレーム更新)タイミングで開始するのではなく、保留数字の増加表示が完了する(フレーム更新)タイミングの方が早いのであれば、どちらを先に開始してもよい。このようにすることで、表示制御の自由度を向上させつつ、特図保留数が増加したことを早い段階で把握させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、保留アイコンの当該アイコンへの変化表示に係る期間よりも、保留アイコンの増加表示に係る期間を短くするのではなく、保留アイコンの増加表示に係る期間が長くなるようにしてもよい。このようにすることで、特図保留数が増加したことを強調することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、保留アイコンの当該アイコンへの変化表示に係る期間よりも、保留アイコンの増加表示に係る期間を短くするのではなく、両期間を同じ長さにしてもよい。
(保留数が減少直後に増加する際の具体例)
図124~図125を用いて、保留数が減少直後に増加する際の具体例について説明する。図124は、保留数が減少直後に増加するタイミングチャートであり、図125(a)~(f)は、図124の(a)~(f)に対応する演出例を示す図である。
まず、T0のタイミングは、演出図柄70aが停止表示されてから5フレーム目となるタイミングである。このタイミングにおいて、演出図柄70aの停止表示が継続している。
具体的には、図125(a)に示すように、第1画像表示装置70では、ハズレを示す「4」「6」「8」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示した状態となっている。また、第1特図保留数表示領域70Eに「2」が表示されると共に、第2特図保留数表示領域70Fに「0」が表示されている。さらに、第1表示部70B1に第1保留アイコン(白アイコン)H11が表示されると共に、第2表示部70B2に第1保留アイコン(白アイコン)H12が表示され、当該アイコンTIが表示されていない状態となっている。
T1のタイミングは、通常変動パターンによる変動演出(特別図柄の変動表示)が開始されるタイミング(演出図柄70aが停止表示されてから20フレーム目)である。このタイミングにおいて、演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、第1特図保留数字の非アニメーションによる減少表示、第1保留アイコンの当該アイコンへのアニメーションによる変化表示、及び、第1保留アイコンのアニメーションによる減少表示が開始される。
具体的には、図125(b)に示すように、第1画像表示装置70では、第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数字が「2」から「1」に変化する。また、第1表示部70B1に表示されていた第1保留アイコン(白アイコン)H11が当該アイコン表示領域70Cに向けて移動(シフト)を開始すると共に、第2表示部70B2に表示されていた第1保留アイコン(白アイコン)H12が第1表示部70B1に向けて移動(シフト)を開始する。さらに、演出図柄70aがスクロール(他の演出図柄に更新)されない状態での縮小表示(準備動作)を開始すると共に、特殊図柄TZがスクロールを開始する。
T2のタイミングは、第1特図保留数(U1)が「1」から「2」に増加したタイミング(演出図柄70aが停止表示されてから30フレーム目)である。このタイミングにおいて、第1特図保留数字の非アニメーションによる増加表示が開始されるが、第1保留アイコンの変化表示、及び、減少表示の実行中であるため、第1保留アイコンの増加表示やアイコン発生時の報知音である発生報知音の出力は待機されることになる。
具体的には、図125(c)に示すように、第1画像表示装置70では、第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数字が「1」から「2」に変化すると共に、演出図柄70aの縮小表示(準備動作)が継続する。
T3のタイミングは、第1保留アイコンの変化表示、及び、減少表示が開始してから20フレーム目となるタイミング(演出図柄70aが停止表示されてから40フレーム目)である。このタイミングにおいて、第1保留アイコンの変化表示、及び、減少表示が終了する。また、待機していた第1保留アイコンのアニメーションによる増加表示が開始されると共に、アイコン発生時の報知音である第1発生報知音の出力が開始される。
具体的には、図125(d)に示すように、第1画像表示装置70では、第1表示部70B1から移動してきた第1保留アイコンH11が当該アイコン表示領域70Cの中心に位置して当該アイコンTIになると共に、第2表示部70B2から移動してきた第1保留アイコンH12が第1表示部70B1の中心に位置し、演出図柄70aの縮小表示(準備動作)が停止する。また、第2表示部70B2に第1保留アイコン(白アイコン)H13が極小サイズで表示されて拡大表示を開始すると共に、音声出力装置9からの第1発生報知音(ピコッ)の出力が開始される。
T4のタイミングは、第1保留アイコンの増加表示が開始されてから5フレーム目となるタイミング(演出図柄70aが停止表示されてから45フレーム目)である。このタイミングにおいて、第1保留アイコンの増加表示、及び、第1発生報知音の出力が継続している。
具体的には、図125(e)に示すように、第1画像表示装置70では、第2表示部70B2に第1保留アイコン(白アイコン)H13が小サイズで表示されて拡大表示を継続すると共に、音声出力装置9からの第1発生報知音(ピコッ)の出力が継続している。また、左側の変動表示領域での演出図柄70aのスクロール(下方向への移動)が開始される。
T5のタイミングは、第1保留アイコンの増加表示が開始されてから10フレーム目となるタイミング(演出図柄70aが停止表示されてから50フレーム目)である。このタイミングにおいて、第1保留アイコンの増加表示が終了すると共に、第1発生報知音の出力が終了する。
具体的には、図125(f)に示すように、第1画像表示装置70では、第1表示部70B1に表示された第1保留アイコン(白アイコン)の拡大表示が終了して通常サイズで表示される。また、中央の変動表示領域での演出図柄70aのスクロール(下方向への移動)が開始される。
このように、保留アイコンの当該アイコンへの変化表示、及び、保留アイコンの減少表示の実行中に特図保留数が増加した場合には、この変化表示、及び、減少表示が完了することになる(フレーム更新)タイミングより前であっても、保留数字の増加表示を開始するため、保留アイコンの変化表示、及び、減少表示の実行中であっても特図保留数が増加したことを遊技者に認識させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、保留アイコンの当該アイコンへの変化表示、及び、保留アイコンの減少表示の実行中に特図保留数が増加した場合には、保留アイコンの増加表示、及び、発生報知音の出力を待機(制限)しておき、保留アイコンの変化表示、及び、減少表示が完了した(フレーム更新)タイミングで、保留アイコンの増加表示、及び、発生報知音の出力を開始するため、特図保留数の推移が把握し難くなることを防止でき、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、保留数字の増加表示よりも後に実行される保留アイコンの増加表示に同期して発生報知音を出力するのではなく、保留数字の増加表示に同期して発生報知音を出力するようにしてもよい。
また、保留アイコンの変化表示、及び、減少表示が完了した(フレーム更新)タイミングで、保留アイコンの増加表示、及び、発生報知音の出力を開始(通常よりも開始が遅延)するのではなく、保留アイコンの変化表示、及び、減少表示が完了する少し前の(フレーム更新)タイミングで保留アイコンの増加表示、及び、発生報知音の出力を開始させるようにしてもよい。このようにすることで、特図保留数の推移が把握し難くなることを抑制でき、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、保留アイコンの増加表示中に特図保留数が増加した場合であっても、保留アイコンの変化表示や減少表示中と同様に、保留アイコンの増加表示、及び、発生報知音の出力を待機(制限)する一方、保留数字の増加表示を開始し、保留アイコンの増加表示が完了した(フレーム更新)タイミングで、保留アイコンの増加表示、及び、発生報知音の出力を開始すればよい。
(特定リーチ演出中に保留数が増加する際の具体例)
図126~図127を用いて、特定リーチ演出中に保留数が増加する際の具体例について説明する。図126は、特定リーチ演出中に保留数が増加するタイミングチャートであり、図127(a)~(f)は、図126の(a)~(f)に対応する演出例を示す図である。
まず、T1のタイミングは、SPリーチ変動パターンによる変動演出が開始されてから400フレーム目となるタイミングである。このタイミングにおいて、SPリーチ演出の前に実行されるノーマルリーチ演出、及び、特殊図柄TZの変動表示が継続している。
具体的には、図127(a)に示すように、第1画像表示装置70では、左右の変動表示領域に「5」の演出図柄70aがそれぞれ仮停止され、中央の変動表示領域では演出図柄70aの変動表示が継続している。また、第1特図保留数表示領域70Eに「1」が表示されると共に、第2特図保留数表示領域70Fに「0」が表示されている。さらに、第1表示部70B1に第1保留アイコン(白アイコン)H11が表示されると共に、当該アイコン(白アイコン)TIが表示されている。
T2のタイミングは、ノーマルリーチ演出の開始から90フレーム目となるタイミング(変動演出が開始されてから430フレーム目)である。このタイミングにおいて、SPリーチ演出に発展するための発展演出が開始される。
具体的には、第1画像表示装置70では、左右の変動表示領域で仮停止している「5」の演出図柄70a、及び、中央の変動表示領域でスクロールしている演出図柄70aが、画面左上への移動、及び、縮小表示を開始し、演出図柄70aが数字のみが拡大されたシンプルな表示態様に変化する。
T3のタイミングは、発展演出が開始されてから15フレーム目となるタイミング(変動演出が開始されてから445フレーム目)である。このタイミングにおいて、SPリーチ演出に発展するための発展演出が継続している。
具体的には、図127(b)に示すように、第1画像表示装置70では、左右の変動表示領域で仮停止している「5」の演出図柄70a、及び、中央の変動表示領域でスクロールしている演出図柄70aが画面左上に近い位置に表示される共に、通常サイズよりも小さいサイズで表示される。
T4のタイミングは、発展演出が開始されてから30フレーム目となるタイミング(変動演出が開始されてから460フレーム目)である。このタイミングにおいて、発展演出が終了する一方、SPリーチ演出が開始される。
具体的には、図127(c)に示すように、第1画像表示装置70では、左中右の変動表示領域の演出図柄70aが画面左上に縮小サイズで表示されると共に、画面中央には味方キャラC2と敵キャラC3とが対決する対決演出が開始される。また、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIを残して、保留アイコン表示領域(第1保留アイコン表示領域70B、第2保留アイコン表示領域70D)に表示されている保留アイコン(ここでは第1保留アイコンのみ)が保留アイコン表示領域と一緒に非表示となる。
T5のタイミングは、第1特図保留数(U1)が「1」から「2」に増加したタイミング(変動演出が開始されてから820フレーム目)である。このタイミングにおいて、第1特図保留数字の非アニメーションによる増加表示が開始されるが、SPリーチ演出(対決演出)の実行中であるため、このタイミングでの第1保留アイコンの増加表示やアイコン発生時の報知音である発生報知音の出力は行われないことになる。
具体的には、図127(d)に示すように、第1画像表示装置70では、第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数字が「1」から「2」に変化すると共に、対決演出の最終演出(大当たりか否かを報知するための決め演出)が実行されている。
T6のタイミングは、SPリーチ演出(対決演出)が開始されてから420フレーム目となるタイミング(変動演出が開始されてから880フレーム目)である。このタイミングにおいて、対決演出の最終演出(決め演出)の結果が導出される。
具体的には、図127(e)に示すように、第1画像表示装置70では、味方キャラC2が敵キャラC3に勝利する演出が行われると共に、画面左上で縮小表示されている演出図柄70aが大当たりであることを示す組み合わせ(「555」)で仮停止する(揺れ動いた状態になる)。
T7のタイミングは、SPリーチ演出(対決演出)が開始されてから450フレーム目となるタイミング(変動演出が開始されてから910フレーム目)である。このタイミングにおいて、SPリーチ演出(対決演出)が終了し、第1保留アイコンの非アニメーションによる復帰表示、及び、増加表示が行われる。
具体的には、図127(f)に示すように、第1画像表示装置70では、画面左上に縮小表示されていた演出図柄70aが画面中央に拡大表示されて仮停止される(揺れ動いた状態になる)。また、第1表示部70B1に第1保留アイコン(白アイコン)H11が再表示されると共に、第2表示部70B2に第1保留アイコン(白アイコン)H12が通常サイズで表示される。
そして、左中右の変動表示領域で仮停止していた演出図柄70aがキャラクタと数字で構成される表示態様に復帰し、最終的には、演出図柄70aが停止表示すると共に、特殊図柄TZが演出図柄70aと同じ組み合わせ「555」で停止表示する。また、当該アイコン表示領域70Cに表示されていた当該アイコンTIが消去される。
このように、特定演出(SPリーチ演出)の実行中に特図保留数が増加した場合には、この特定演出が終了することになる(フレーム更新)タイミングより前であっても、保留数字の増加表示を開始するため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、特定演出(SPリーチ演出)の実行中に特図保留数が増加した場合には、保留アイコンの増加表示の実行を待機(制限)しておき、特定演出が終了(縮小表示されていたハズレ演出図柄又は大当たり演出図柄が拡大表示)した(フレーム更新)タイミングで、保留アイコンの増加表示を開始するため、特図保留数の推移が把握し難くなることを防止でき、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、特定演出(SPリーチ演出)が終了したタイミングで保留アイコンの増加表示を開始する場合に、1フレームで完結する非アニメーションによる保留アイコンの増加表示を行うため、特図保留数が増加したタイミングと保留アイコンの増加表示を実行するタイミングとに極端なズレがあったとしても、遊技者の違和感を軽減することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、特定演出(SPリーチ演出)が終了したタイミングで保留アイコンの増加表示を開始する場合に、発生報知音を出力しないため、発生報知音によって特定演出が終了したタイミングで特図保留数が増加したと勘違いさせ難くなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特定演出(SPリーチ演出)の実行中に特図保留数が複数増加した場合であっても、保留数字の増加表示を実行する一方で、保留アイコンの増加表示の実行を待機(制限)しておき、特定演出が終了した(フレーム更新)タイミングで増加した分の保留アイコンの増加表示を1フレームでまとめて実行するようにするとよい。
また、特定演出(SPリーチ演出)の実行中に特図保留数が増加した場合には、発生報知音を出力しないのではなく、保留数字の増加表示に同期して発生報知音を出力してもよい。
また、特定演出としてSPリーチ演出を例示したが、特定演出にSPSPリーチ演出を含めてもよいし、全回転リーチ演出を含めてもよい。
(特定遊技状態の終了前後に保留数が増減する際の具体例)
図128~図130を用いて、特定遊技状態の終了前後に保留数が増減する際の具体例について説明する。図128は、特定遊技状態の終了前後に保留数が増減するタイミングチャートであり、図129(a)~(f)、及び、図130(g)~(i)は、図128の(a)~(i)に対応する演出例を示す図である。
まず、T1のタイミングは、特定遊技状態における最後(100回目)の変動演出が開始されてから400フレーム目となるタイミングである。このタイミングにおいて、演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示が継続している。
具体的には、図129(a)に示すように、第1特図保留数表示領域70Eに「1」が表示されると共に、第2特図保留数表示領域70Fに「4」が表示されている。また、第1保留アイコン表示領域70Bが消去されていると共に、第2保留アイコン表示領域70Dの第1表示部70D1~第4表示部70D4にそれぞれ第2保留アイコン(白アイコン)H21~H24が表示され、当該アイコンTIが表示された状態となっている。さらに、画面上部には、特定遊技状態で実行可能な変動演出の回数(ここでは「残り0回」)が表示されると共に、画面右上には、遊技領域5aの右側領域に向けて遊技球を発射することを促す右打ち画像MUが表示されている。
T2のタイミングは、第1特図保留数(U1)が「1」から「2」に増加したタイミング(変動演出が開始されてから415フレーム目)である。このタイミングにおいて、第1特図保留数字の非アニメーションによる増加表示が開始されるが、第1保留アイコン表示領域70Bが消去されているため、第1保留アイコンの増加表示やアイコン発生時の報知音である発生報知音の出力は行われないことになる。
具体的には、図129(b)に示すように、第1画像表示装置70では、第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数字が「1」から「2」に変化すると共に、演出図柄70aのスクロールが継続する。
T3のタイミングは、変動演出が開始されてから430フレーム目となるタイミングである。このタイミングにおいて、左中右の変動表示領域で変動表示していた演出図柄70aが同時に仮停止する。
具体的には、図129(c)に示すように、第1画像表示装置70では、左中右の変動表示領域に「285」の演出図柄70aが仮停止され(揺れ動いた状態になり)、ハズレであることを示す演出図柄70aの組み合わせが表示された状態となる。
T4のタイミングは、演出図柄70aが仮停止してから15フレーム目となるタイミング(変動演出が開始されてから445フレーム目)である。このタイミングにおいて、所定の有利期間(大当たり遊技と特定遊技状態が継続している間)における遊技の結果を示すリザルト表示が開始される。
具体的には、図129(d)に示すように、第1画像表示装置70では、背景画像HGが暗転すると共に、特定遊技状態の終了を示す「スペシャルタイム終了」、及び、所定の有利期間中に実行された大当たり遊技の回数「大当たり×1」の文字が表示される。また、仮停止している演出図柄70aが画面左上に縮小表示される。
T5のタイミングは、リザルト表示が開始されてから15フレーム目となるタイミング(変動演出が開始されてから460フレーム目)である。このタイミングにおいて、リザルト表示が継続している。
具体的には、図129(e)に示すように、第1画像表示装置70では、所定の有利期間中に獲得した(払い出された)遊技球の数を示す「TOTAL 1200pt」の文字が追加表示される。
T6のタイミングは、リザルト表示が開始されてから30フレーム目となるタイミング(変動演出の開始から475フレーム目)である。このタイミングにおいて、演出図柄70aの変動表示、及び、特殊図柄TZの変動表示が終了する。
具体的には、図129(f)に示すように、第1画像表示装置70では、画面左上で仮停止していた演出図柄70aが画面中央に移動して停止表示すると共に、特殊図柄TZが演出図柄70aと同じ組み合わせ「285」で停止表示する。また、当該アイコン表示領域70Cに表示されていた当該アイコンTIが消去される。
T7のタイミングは、特定遊技状態における最後(100回目)の変動演出が終了して通常遊技状態における1回目の変動演出が開始されるタイミング(変動演出の開始から490フレーム目)である。このタイミングにおいて、演出図柄70a、及び、特殊図柄TZの変動表示、第2保留数字の非アニメーションによる減少表示、第1保留アイコンの非アニメーションによる復帰表示、及び、第1保留アイコンの非アニメーションによる増加表示が開始される。
具体的には、図130(g)に示すように、第1画像表示装置70では、第2特図保留数表示領域70Fの第2保留数字が「4」から「3」に変化し、第2保留アイコン表示領域70Dが保留アイコンと共に非表示となり、第1保留アイコン表示領域70Bが保留アイコンと共に再表示される。
さらに、演出図柄70aがスクロール(他の演出図柄に更新)されない状態での縮小表示(準備動作)を開始すると共に、特殊図柄TZがスクロールを開始する。また、画面左上には、遊技領域5aの左側領域に向けて遊技球を発射することを促す左打ち画像HUが表示される。
T8のタイミングは、第2保留アイコンの変化表示、及び、減少表示が開始してから20フレーム目となるタイミング(前回の変動演出の開始から510フレーム目)である。このタイミングでは、図130(h)に示すように、第1画像表示装置70では、演出図柄70aの縮小表示(準備動作)が停止する。
T9のタイミングは、第2保留アイコンの変化表示、及び、減少表示が終了してから10フレーム目となるタイミング(前回の変動演出の開始から520フレーム目)である。このタイミングにおいて、演出図柄70aのスクロール(下方向への移動)が継続する。
具体的には、図130(i)に示すように、第1画像表示装置70では、左側の変動表示領域での演出図柄70aのスクロールに続いて、中央の変動表示領域での演出図柄70aのスクロール(下方向への移動)が開始される。
このように、特定遊技状態中に第1特図保留数(U1)が増加した場合には、第1保留アイコンの増加表示を待機(制限)する一方、第1特図保留数字の増加表示を開始するため、特定演出の実行中であっても特図保留数が増加したことを遊技者に認識させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、特定遊技状態中に第1特図保留数(U1)が増加した場合には、特定遊技状態(における最後の変動演出)が終了した(フレーム更新)タイミングで、第1保留アイコンの増加表示を開始するため、それ以前に実行された第1特図保留数字の増加表示を見逃した場合であっても、第1特図保留数が増加したことを認識することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、特定遊技状態(における最後の変動演出)が終了したタイミングで第1保留アイコンの増加表示を開始する場合に、1フレームで完結する非アニメーションによる保留アイコンの増加表示を行うため、特図保留数が増加したタイミングと保留アイコンの増加表示を実行するタイミングとに極端なズレがあったとしても、遊技者の違和感を軽減することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、特定遊技状態(における最後の変動演出)が終了したタイミングで保留アイコンの増加表示を開始する場合に、発生報知音を出力しないので、発生報知音によって特定遊技状態が終了したタイミングで特図保留数が増加したと勘違いさせ難くなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、保留アイコンの当該アイコンへの変化表示が完了するまでは、演出図柄がスクロールせず(次の演出図柄に更新されず)、保留アイコンの変化表示が完了する(フレーム更新)タイミングで演出図柄のスクロール(次の演出図柄への更新)が開始されるため、変動演出中の演出の進行を把握し易くなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特定遊技状態中に第1特図保留数が複数増加した場合であっても、保留数字の増加表示を実行する一方で、保留アイコンの増加表示の実行を待機(制限)しておき、特定遊技状態(における最後の変動演出)が終了した(フレーム更新)タイミングで増加した分の保留アイコンの増加表示を1フレームでまとめて実行すればよい。
また、特定遊技状態中に第1特図保留数が増加した場合には、発生報知音を出力しないのではなく、保留数字の増加表示に同期して発生報知音を出力してもよい。
なお、本実施形態では、通常遊技状態においては第1保留アイコン表示領域70Bが設定(表示)される一方、第2保留アイコン表示領域70Dが設定(表示)されず、特定遊技状態においては第1保留アイコン表示領域70Bが設定(表示)されない一方、第2保留アイコン表示領域70Bが設定(表示)されていたが、通常遊技状態において第2保留アイコン表示領域70Dが設定(表示)されるようにしてもよいし、特定遊技状態において第1保留アイコン表示領域70Bが設定(表示)されるようにしてもよい。
また、本実施形態では、変動演出中に特定演出(SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、全回転リーチ演出)が実行されているか否かに拘らず当該アイコン表示領域70Cが設定(表示)されていたが、特定演出の実行中において当該アイコン表示領域70Cを設定(表示)せずに当該アイコンを非表示としてもよいし、特定演出の実行途中から当該アイコン表示領域70Cを設定(表示)せずに当該アイコンを非表示としてもよい。
また、本実施形態では、第1特図保留数表示領域70Eと第2特図保留数表示領域70Fとを第1画像表示装置70に設定(表示)していたが、第2画像表示装置71に設定(表示)してもよいし、画像表示装置とは異なる専用の表示器(例えば、7セグメントLED、ドットマトリックス、専用のLED等)に設定(表示)してもよい。そして、専用のLEDに設定する場合には、LEDの点灯色や点灯/点滅態様によって特図保留数を表示するとよい。
(特定遊技状態における第1変動演出中に遊技者が演出要素を変更する場合の演出例)
図131を用いて、特定遊技状態における第1変動演出中に遊技者が演出要素(ここでは音量値)を変更する場合の演出例について説明する。
なお、ここでは特定遊技状態として確変遊技状態となっている例を示すが、時短遊技状態(通常時短遊技状態、特殊時短遊技状態)である場合も基本的には同様となる。
まず、図131(a)に示すように、第1画像表示装置70では、ハズレを示す「285」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示した状態となっている。この状態で第1始動口45に遊技球が入賞すると、第1特図保留数(U1)が「1」となって第1特図保留数表示領域70Eが「1」となる。ただし、特定遊技状態では第1保留アイコン表示領域70Bが設定(表示)されていないため、第1保留アイコンは表示されず、音声出力装置9から何れの発生報知音(入賞音)も出力されることはない。
この状態から第1特別図柄の変動表示の開始に伴って第1変動演出が開始されると、図131(b)に示すように、第1特図保留数表示領域70Eが「1」から「0」に変化するが、保留アイコンのシフト表示(減少表示)が行われず、演出図柄70aが縮小表示(準備動作)を開始すると共に、特殊図柄TZがスクロールを開始し、現在の音量値「4」に応じた音量で音声出力装置9からBGMが出力される。
また、特定遊技状態において第1始動口45に遊技球が入賞したことに基づく左打ちエラー報知が所定期間(例えば4秒間)にわたって行われる。具体的には、遊技領域5aの右側領域に向けて遊技球を発射することを示唆する左打ちエラー画像HUEが画面中央寄りの位置に右打ち画像MUよりも大きなサイズで表示され、音声出力装置9から「右打ちしてください」の左打ちエラー音声が出力される。
なお、特定遊技状態において第1始動口45に1個の遊技球が入賞したことで左打ちエラー報知を行うのではなく、第1始動口45に所定個数(例えば3個)の遊技球が入賞したことで左打ちエラー報知を行うようにしてもよい。
さらに、第2始動口47に遊技球が入賞すると、第2特図保留数(U2)が「1」となり、音声出力装置9から発生報知音(入賞音)が出力されて第2特図保留数表示領域70Fが「1」となる。また、第2保留アイコン表示領域70Bの第1表示部70D1に保留アイコンH21(白アイコン)が表示される。
なお、第2始動口47に遊技球が入賞したタイミングで左打ちエラー報知を終了させるようにしてもよく、この場合には、左打ちエラー音声よりも左打ちエラー画像HUEを先に消去してもよいし、左打ちエラー画像HUEよりも左打ちエラー音声を先に消去してもよい。
その後、十字キー19の上ボタンが操作されると、図131(c)に示すように、演出ボタン17や十字キー19が振動することなく、現在の音量値「4」を示す音量値画像OGが表示されると共に、現在の音量値に応じた音量で確認音が出力される。
音量値画像OGの表示中に十字キー19の上ボタンが操作されると、図131(d)に示すように、演出ボタン17や十字キー19が振動することなく、演出音の音量値が+1更新され、現在出力中のBGMが更新後の音量値「5」に対応する音量で出力される。そして、音量値画像OGが更新後の音量値に応じた音量値画像OGに更新されると共に、更新後の音量値に応じた音量で確認音が出力される。
この状態で第1特別図柄の変動時間が経過して停止表示が行われると、図131(e)に示すように、仮停止していた演出図柄70aが「379」のハズレ出目で停止表示すると共に、特殊図柄TZが「379」のハズレ出目で停止表示する。また、演出図柄70aの停止表示に応じて音量値画像OGが消去される。
その後、第1特別図柄の停止時間が経過して第1変動演出が終了し、次の第2特別図柄の変動表示の開始に伴って第2変動演出が開始されると、図131(f)に示すように、第1特図保留数表示領域70Eが「1」から「0」に変化し、第2保留アイコン表示領域70Dの第1表示部70D1に表示されていた第2保留アイコン(白アイコン)H21が当該アイコン表示領域70Cに向けて移動(シフト)を開始する。また、演出図柄70aが縮小表示(準備動作)を開始すると共に、特殊図柄TZがスクロールを開始し、前回の第1変動演出中に調整(変更)された音量値「5」に応じた音量(演出要素)でのBGMの出力が継続される。
なお、ここでは特定遊技状態における第1変動演出中に十字キー19の上ボタンが操作されて音量値を増加させる例を示したが、十字キー19の下ボタンが操作されて音量値を減少させる場合についても、基本的には同様となる。
また、特定遊技状態における第1変動演出中に十字キー19の左ボタン又は右ボタンが操作されて光量値を増加又は減少させる場合についても、十字キー19の操作によって音量値画像OGではなく光量値画像が表示され、光量値の増減に応じて各種照明装置(枠用照明装置10、盤用照明装置76、画像表示装置等)の光量が変化する以外は、基本的には同様となる。
また、特定遊技状態において第1変動演出後に第2変動演出が実行される場合であって、第1変動演出中に演出ボタン17が操作されて演出モードを変更させるようにした場合には、背景画像が変更後の演出モードに応じた背景画像に変更されると共に、BGMが変更後の演出モードに応じたBGMに変更されることになる。この場合、第1変動演出中に背景画像やBGMを変更するのではなく、次の第2変動演出の開始時から変更後の演出モードとなって背景画像やBGMが変更されるようにしてもよい。また、背景画像は変更されるがBGMは変更されないようにしてもよいし、背景画像は変更されないがBGMが変更されるようにしてもよい。また、特定遊技状態では演出モードが変更されても演出図柄70aや特殊図柄TZの表示態様は変更されないが、演出図柄70aや特殊図柄TZの表示態様が変更されないようにしてもよい。
また、通常遊技状態において第1変動演出後に第2変動演出が実行される場合であって、第1変動演出中に演出ボタン17が操作されて演出モードが変更されるようにした場合にも、背景画像が変更後の演出モードに応じた背景画像に変更されると共に、BGMが変更後の演出モードに応じたBGMに変更されることになる。この場合、第1変動演出中に背景画像やBGMを変更するのではなく、次の第2変動演出の開始時から変更後の演出モードとなって背景画像やBGMが変更されるようにしてもよい。また、背景画像は変更されるがBGMは変更されないようにしてもよいし、背景画像は変更されないがBGMが変更されるようにしてもよい。また、通常遊技状態では演出モードが変更されると演出図柄70aの表示態様が変更されるが、特殊図柄TZの表示態様は変更されないことになる。
このように、図131に示した演出例によれば、特定遊技状態における第1変動演出の実行中の各種操作部(演出ボタン17、十字キー19)の操作によって、次に実行される第2変動演出に用いられる演出要素(音量値、光量値、演出モード等)を変更可能となっている。そのため、遊技者の利便性を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図131に示した演出例によれば、第1保留アイコンが表示されない特定遊技状態中に第1始動口45に遊技球が入賞したとしても、発生報知音(入賞音)が出力されないようになっている。そのため、第1保留アイコンが表示されないにも拘らず発生報知音だけが出力されることで遊技者が困惑するといった不都合を回避することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図131に示した演出例によれば、特定遊技状態においては第2始動口47に遊技球が入賞したとしても、通常アイコン(白アイコン)が表示される場合には、発生報知音(入賞音)が出力されず、特別アイコンが表示される場合には、特別アイコンの種類に応じた発生報知音が出力されるようになっている。そのため、第2始動口47に遊技球が入賞し易くなる特定遊技状態において遊技者が発生報知音に辟易するといった不都合を回避することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、第1変動演出の開始時に保留アイコンのシフト表示を行わず、当該アイコンも表示しないようになっているが、保留アイコンのシフト表示はせずに、当該アイコンを表示させるようにしてもよい。
(特定遊技状態における第2変動演出中に遊技者が演出要素を変更する場合の演出例)
図132を用いて、特定遊技状態における第2変動演出中に遊技者が演出要素を変更する場合の演出例について説明する。
なお、ここでは特定遊技状態として確変遊技状態となっている例を示すが、時短遊技状態である場合も基本的には同様となる。
まず、図132(a)に示すように、第1画像表示装置70では、ハズレを示す「285」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示した状態となっている。この状態で第2始動口47に遊技球が入賞すると、第2特図保留数(U2)が「1」となって第2特図保留数表示領域70Fが「1」となり、第2保留アイコン表示領域70Bの第1表示部70D1に保留アイコンH21(白アイコン)が表示される。なお、特定遊技状態中に第2始動口47に遊技球が入賞しても白アイコンが表示されたため、音声出力装置9からは何れの発生報知音(入賞音)も出力されない(特別アイコンが表示される場合には、特別アイコンの種類に応じた発生報知音が出力される)。
この状態から第2特別図柄の変動表示の開始に伴って第2変動演出が開始されると、図132(b)に示すように、第2特図保留数表示領域70Fが「1」から「0」に変化し、第2保留アイコン表示領域70Dの第1表示部70D1に表示されていた第2保留アイコン(白アイコン)H21が当該アイコン表示領域70Cに向けて移動(シフト)を開始する。また、演出図柄70aが縮小表示(準備動作)を開始すると共に、特殊図柄TZがスクロールを開始し、現在の音量値「4」に応じた音量で音声出力装置9からBGMが出力される。
さらに、第1始動口45に遊技球が入賞すると、第1特図保留数(U1)が「1」となって第1特図保留数表示領域70Eが「1」となる。ただし、特定遊技状態では第1保留アイコン表示領域70Bが設定(表示)されていないため、第1保留アイコンは表示されず、音声出力装置9から何れの発生報知音(入賞音)も出力されることはない。
また、特定遊技状態において第1始動口45に遊技球が入賞したことに基づく左打ちエラー報知が所定期間(例えば2秒間)にわたって行われる。具体的には、遊技領域5aの右側領域に向けて遊技球を発射することを示唆する左打ちエラー画像HUEが画面中央寄りの位置に右打ち画像MUよりも大きなサイズで表示され、音声出力装置9から「右打ちしてください」の左打ちエラー音声が出力される。
なお、特定遊技状態において第1始動口45に1個の遊技球が入賞したことで左打ちエラー報知を行うのではなく、第1始動口45に所定個数(例えば3個)の遊技球が入賞したことで左打ちエラー報知を行うようにしてもよい。また、第2始動口47に遊技球が入賞したタイミングで左打ちエラー報知を終了させるようにしてもよく、この場合には、左打ちエラー音声よりも左打ちエラー画像HUEを先に消去してもよいし、左打ちエラー画像HUEよりも左打ちエラー音声を先に消去してもよい。
その後、十字キー19の上ボタンが操作されると、図132(c)に示すように、演出ボタン17や十字キー19が振動することなく、現在の音量値「4」を示す音量値画像OGが表示されると共に、現在の音量値に応じた音量で確認音が出力される。
音量値画像OGの表示中に十字キー19の上ボタンが操作されると、図132(d)に示すように、演出ボタン17や十字キー19が振動することなく、演出音の音量値が+1更新され、現在出力中のBGMが更新後の音量値「5」に対応する音量で出力される。そして、音量値画像OGが更新後の音量値に応じた音量値画像OGに更新されると共に、更新後の音量値に応じた音量で確認音が出力される。
この状態で第2特別図柄の変動時間が経過して停止表示が行われると、図132(e)に示すように、仮停止していた演出図柄70aが「379」のハズレ出目で停止表示すると共に、特殊図柄TZが「379」のハズレ出目で停止表示する。また、演出図柄70aの停止表示に応じて音量値画像OGが消去される。
その後、第2特別図柄の停止時間が経過して第2変動演出が終了し、次の第1特別図柄の変動表示の開始に伴って第1変動演出が開始されると、図132(f)に示すように、第1特図保留数表示領域70Eが「1」から「0」に変化するが、保留アイコンのシフト表示(減少表示)が行われず、演出図柄70aが縮小表示(準備動作)を開始すると共に、特殊図柄TZがスクロールを開始し、前回の第2変動演出中に調整(変更)された音量値「5」に応じた音量(演出要素)でのBGMの出力が継続される。
なお、ここでは特定遊技状態における第1変動演出中に十字キー19の上ボタンが操作されて音量値を増加させる例を示したが、十字キー19の下ボタンが操作されて音量値を減少させる場合についても、基本的には同様となる。
また、特定遊技状態における第1変動演出中に十字キー19の左ボタン又は右ボタンが操作されて光量値を増加又は減少させる場合についても、十字キー19の操作によって音量値画像OGではなく光量値画像が表示され、光量値の増減に応じて各種照明装置(枠用照明装置10、盤用照明装置76、画像表示装置等)の光量が変化する以外は、基本的には同様となる。
また、特定遊技状態において第2変動演出後に第1変動演出が実行される場合であって、第2変動演出中に演出ボタン17が操作されて演出モードを変更させるようにした場合には、背景画像が変更後の演出モードに応じた背景画像に変更されると共に、BGMが変更後の演出モードに応じたBGMに変更されることになる。ただし、第2変動演出中に演出モードを変更可能な期間(リーチ前演出中のみ)は、音量値や光量値を変更できる期間(変動開始時、変動停止時以外)よりも短くなっている。
この場合、第2変動演出中に背景画像やBGMを変更するのではなく、次の第1変動演出の開始時から変更後の演出モードとなって背景画像やBGMが変更されるようにしてもよい。また、背景画像は変更されるがBGMは変更されないようにしてもよいし、背景画像は変更されないがBGMが変更されるようにしてもよい。また、特定遊技状態では演出モードが変更されても演出図柄70aや特殊図柄TZの表示態様は変更されないが、演出図柄70aや特殊図柄TZの表示態様が変更されないようにしてもよい。
また、通常遊技状態において第2変動演出後に第1変動演出が実行される場合であって、第2変動演出中に演出ボタン17が操作されて演出モードが変更されるようにした場合にも、背景画像が変更後の演出モードに応じた背景画像に変更されると共に、BGMが変更後の演出モードに応じたBGMに変更されることになる。ただし、第2変動演出中に演出モードを変更可能な期間(リーチ前演出中のみ)は、音量値や光量値を変更できる期間(変動開始時、変動停止時以外)よりも短くなっている。
この場合、第2変動演出中に背景画像やBGMを変更するのではなく、次の第1変動演出の開始時から変更後の演出モードとなって背景画像やBGMが変更されるようにしてもよい。また、背景画像は変更されるがBGMは変更されないようにしてもよいし、背景画像は変更されないがBGMが変更されるようにしてもよい。また、通常遊技状態では演出モードが変更されると演出図柄70aの表示態様が変更されるが、特殊図柄TZの表示態様は変更されないことになる。
このように、図132に示した演出例によれば、特定遊技状態における第2変動演出の実行中の各種操作部(演出ボタン17、十字キー19)の操作によって、次に実行される第1変動演出に用いられる演出要素(音量値、光量値、演出モード等)を変更可能となっている。そのため、遊技者の利便性を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図132に示した演出例によれば、第1保留アイコンが表示されない特定遊技状態中に第1始動口45に遊技球が入賞したとしても、発生報知音(入賞音)が出力されないようになっている。そのため、第1保留アイコンが表示されないにも拘らず発生報知音だけが出力されることで遊技者が困惑するといった不都合を回避することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図132に示した演出例によれば、特定遊技状態においては第2始動口47に遊技球が入賞したとしても、通常アイコン(白アイコン)が表示される場合には、発生報知音(入賞音)が出力されず、特別アイコンが表示される場合には、特別アイコンの種類に応じた発生報知音が出力されるようになっている。そのため、第2始動口47に遊技球が入賞し易くなる特定遊技状態において遊技者が発生報知音に辟易するといった不都合を回避することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、第1変動演出の開始時に保留アイコンのシフト表示を行わず、当該アイコンも表示しないようになっているが、保留アイコンのシフト表示はせずに、当該アイコンを表示させるようにしてもよい。
(先読み動作演出及びステップアップ予告演出が実行される場合の演出例)
図133及び図134を用いて、先読み動作演出及びステップアップ予告演出が実行される場合の演出例について説明する。
まず、図133(a)に示すように、第1画像表示装置70では、ハズレを示す「468」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示した状態となっている。また、第1特図保留数表示領域70Eに「3」が表示されると共に、第1保留アイコン表示領域70Bに3つの白アイコンHIが表示されている。このとき、客待ち状態ではないため、遊技盤5に設けられた複数の遊技盤装飾LED(盤用照明装置の一部)による演出発光(虹発光以外の発光態様)が行われている。
この状態から変動演出(事前変動に相当)が開始されると、図133(b)に示すように、第1特図保留数表示領域70Eが「3」から「2」に変化すると共に、3つの保留アイコンHIが当該アイコン表示領域70Cに向けて移動(シフト)を開始する。また、演出図柄70aが縮小表示(準備動作)を開始すると共に、特殊図柄TZがスクロールを開始する。
このタイミングで、3回の変動演出に亘る先読み動作演出の1回目の演出が開始される。具体的には、先読み動作演出の弱予告として、第2可動部材74が青色で発光すると共に、第1画像表示装置70の前方に向けて動作する弱動作を行うと共に、弱動作効果音が出力される。
その後、保留アイコンHIの移動が完了した直後に先読み動作演出の予告対象となる保留アイコン(図中左端)が青アイコンに変化すると、図133(c)に示すように、演出図柄70aの縮小表示(準備動作)が終了して通常サイズでのスクロール表示(高速変動)が開始され、その後に第2可動部材74が初期位置に復帰して先読み動作演出の1回目の演出が終了する。また、入賞口ランプNR(図示省略)が青アイコンと同じ青色で発光してランプ変化演出が開始される。
そして、変動時間が経過すると、図133(d)に示すように、演出図柄70aが「365」のハズレ出目で停止表示すると共に、特殊図柄TZが「365」のハズレ出目で停止表示する。
さらに、演出図柄の停止時間が経過して次の変動演出(事前変動に相当)が開始されると、図133(e)に示すように、第1特図保留数表示領域70Eが「2」から「1」に変化すると共に、2つの保留アイコンHIが当該アイコン表示領域70Cに向けて移動(シフト)を開始する。また、演出図柄70aが縮小表示(準備動作)を開始すると共に、特殊図柄TZがスクロールを開始する。
このタイミングで、先読み動作演出の2回目の演出が開始される。具体的には、先読み動作演出の弱予告として、第2可動部材74が青色で発光すると共に、第1画像表示装置70の前方に向けて動作する弱動作を行うと共に、弱動作効果音が出力される。
その後、保留アイコンHIの移動が完了した直後に先読み動作演出の予告対象となる保留アイコンが赤アイコンに変化すると、図133(f)に示すように、演出図柄70aの縮小表示(準備動作)が終了して通常サイズでのスクロール表示(高速変動)が開始され、その後に第2可動部材74が初期位置に復帰して先読み動作演出の2回目の演出が終了する。また、入賞口ランプNR(図示省略)が赤アイコンと同じ赤色で発光してランプ変化演出が継続される。
そして、変動時間が経過すると、図134(g)に示すように、演出図柄70aが「635」のハズレ出目で停止表示すると共に、特殊図柄TZが「635」のハズレ出目で停止表示する。
さらに、演出図柄の停止時間が経過して先読み動作演出の予告対象となる変動演出(当該変動に相当)が開始されると、図134(h)に示すように、第1特図保留数表示領域70Eが「1」から「0」に変化すると共に、1つの保留アイコンHIが当該アイコン表示領域70Cに向けて移動(シフト)を開始する。また、演出図柄70aが縮小表示(準備動作)を開始すると共に、特殊図柄TZがスクロールを開始する。
このタイミングで、先読み動作演出の3回目の演出が開始される。具体的には、先読み動作演出の強予告として、第2可動部材74が赤色で発光すると共に、第1画像表示装置70の前方に向けて動作する強動作を行うと共に、強動作効果音が出力される。
その後、保留アイコンHIの移動が完了すると、図134(i)に示すように、演出図柄70aの縮小表示(準備動作)が終了して通常サイズでのスクロール表示(高速変動)が開始され、その後に第2可動部材74が初期位置に復帰して先読み動作演出の3回目の演出が終了する。
そして、演出図柄70aのスクロール表示(高速変動)が開始されてから所定時間が経過すると、図134(j)に示すように、ステップアップ予告演出の第1ステップ演出が開始される。具体的には、第1画像表示装置70に第1ステップ画像が表示されると共に、第1ステップ効果音が出力される。その後は、第2~第4ステップ演出が順次実行される。
さらに、第4ステップ演出が終了すると、図134(k)に示すように、第5ステップ演出が開始され、第1画像表示装置70に第5ステップ画像が表示されると共に、第5ステップ効果音が出力される。また、演出ボタン17を消灯させたまま、演出ボタン17を1秒間に亘って弱振動させる弱振動演出が開始される。ただし、この弱振動演出の実行には演出ボタン17の有効期間を伴わないため、操作促進画像(不透明演出ボタン画像、ゲージ画像)を表示する際の効果音や有効期間中に演出ボタン17を操作したときの演出音(効果音)が出力されないが、複数の遊技盤装飾LEDによる演出発光(虹発光以外の発光態様)やランプ変化演出は継続している。
そこから1秒が経過すると、図134(l)に示すように、演出ボタン17の弱振動が停止して弱振動演出が終了し、そこから2秒後に第5ステップ演出が終了する。その後は、変動演出パターンに応じてノーマルリーチ演出が実行された後にSPリーチ演出が実行されたり、ノーマルリーチ演出が実行された後にSPSPリーチ演出が実行されたりすることになる。
このように、図133及び図134に示した演出例によれば、変動演出の開始に伴って特図保留数表示領域に表示される保留数が減少した後(演出図柄70aが準備動作を開始した後)であって演出図柄70aスクロール表示(高速変動)を開始する前に先読み動作演出(第2可動部材74の発光、動作)が開始されるようになっている。そのため、変動演出が開始されたことを遊技者に知らしめつつ、先読み動作演出が実行されていることを遊技者に気付かせ易くすることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図133及び図134に示した演出例によれば、変動演出の開始に伴って保留アイコンの移動(シフト)が開始された後であって保留アイコンの移動が完了する前に先読み動作演出(第2可動部材74の発光、動作)が開始されるようになっている。そのため、変動演出が開始されたことを遊技者に知らしめつつ、先読み動作演出が実行されていることを遊技者に気付かせ易くすることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図133及び図134に示した演出例によれば、ステップアップ予告演出の第1~第4ステップ演出時には振動演出を実行せずに、最も期待度が高い第5ステップ演出時に振動演出を実行するようになっている。そのため、遊技者の期待感を効果的に向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図133及び図134に示した演出例によれば、ステップアップ予告演出の第5ステップ演出の実行期間(3秒)よりも、第5ステップ演出時に実行される振動演出の実行期間(1秒)の方が短くなっている。そのため、第5ステップ演出の見た目に振動演出が勝ることがなく、ステップアップ予告演出の演出効果を向上させることが可能となる。また、振動演出が長いことによって大当たりが確定したと勘違いさせるような不都合を防止することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図133及び図134に示した演出例によれば、第5ステップ演出時に実行される振動演出は、演出ボタン17の有効期間(操作促進画像の表示)を伴わないため、操作促進画像(不透明演出ボタン画像、ゲージ画像)を表示する際の効果音や有効期間中に演出ボタン17を操作したときの演出音(操作効果音、可動部材の作動効果音等)が出力されないようになっている。そのため、演出ボタン17の有効期間を伴わない振動演出時に、遊技者を困惑させてしまうような不都合を防止することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図133及び図134に示した演出例によれば、演出ボタン17の振動演出中においても、複数の遊技盤装飾LEDによる演出発光やランプ変化演出が継続するようになっている。そのため、演出ボタン17の有効期間を伴う振動演出によって演出発光やランプ変化演出を一時停止する等の処理を行わないことで演出効果を維持することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、ステップアップ予告演出における第5ステップ演出時に実行される振動演出において演出ボタン17を発光させないようになっているが、振動演出の実行期間に亘って演出ボタン17を所定の態様(大当たり確定の発光色である虹色以外の色であって、演出ボタン17の有効期間中の発光態様とは異なる発光態様、例えば白点滅や黄点滅等)で発光させるようにしてもよい。このようにすると、振動演出が実行されていることが把握し易くなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、演出ボタン17の有効期間を伴わない振動演出中において、複数の遊技盤装飾LEDの発光態様(例えば、演出ボタン17に向けての移動発光等)によって演出ボタン17に注目を集めさせるような演出発光を行うようにしてもよい。
(先読み振動演出及びセリフ予告演出が実行される場合の演出例)
図135及び図136を用いて、先読み振動演出及びセリフ予告演出が実行される場合の演出例について説明する。
まず、図135(a)に示すように、第1画像表示装置70では、ハズレを示す「468」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示した状態となっている。また、第1特図保留数表示領域70Eに「3」が表示されると共に、第1保留アイコン表示領域70Bに3つの白アイコンHIが表示されている。このとき、客待ち状態ではないため、遊技盤5に設けられた複数の遊技盤装飾LED(盤用照明装置の一部)による演出発光(虹発光以外の発光態様)が行われている。
この状態から変動演出(事前変動に相当)が開始されると、図135(b)に示すように、第1特図保留数表示領域70Eが「3」から「2」に変化すると共に、3つの保留アイコンHIが当該アイコン表示領域70Cに向けて移動(シフト)を開始する。また、演出図柄70aが縮小表示(準備動作)を開始すると共に、特殊図柄TZがスクロールを開始する。
このタイミングで、3回の変動演出に亘る先読み振動演出の1回目の演出が開始される。具体的には、先読み振動演出の弱予告として、演出ボタン17が1秒間に亘って弱振動すると共に、演出ボタン17が1秒間に亘って白点滅する。ただし、この弱振動の実行には演出ボタン17の有効期間を伴わないため、操作促進画像(不透明演出ボタン画像、ゲージ画像)を表示する際の効果音や有効期間中に演出ボタン17を操作したときの演出音(効果音)が出力されないが、複数の遊技盤装飾LEDによる演出発光(虹発光以外の発光態様)は継続している。
その後、保留アイコンHIの移動が完了した直後に先読み振動演出の予告対象となる保留アイコン(図中左端)が青アイコンに変化すると、図135(c)に示すように、演出図柄70aの縮小表示(準備動作)が終了して通常サイズでのスクロール表示(高速変動)が開始され、その後に演出ボタン17の弱振動及び白点滅が停止して先読み振動演出の1回目の演出が終了する。また、入賞口ランプNR(図示省略)が青アイコンと同じ青色で発光してランプ変化演出が開始される。
そして、変動時間が経過すると、図135(d)に示すように、演出図柄70aが「365」のハズレ出目で停止表示すると共に、特殊図柄TZが「365」のハズレ出目で停止表示する。
さらに、演出図柄の停止時間が経過して次の変動演出(事前変動に相当)が開始されると、図135(e)に示すように、第1特図保留数表示領域70Eが「2」から「1」に変化すると共に、2つの保留アイコンHIが当該アイコン表示領域70Cに向けて移動(シフト)を開始する。また、演出図柄70aが縮小表示(準備動作)を開始すると共に、特殊図柄TZがスクロールを開始する。
このタイミングで、先読み振動演出の2回目の演出が開始される。具体的には、先読み振動演出の弱予告として、演出ボタン17が1秒間に亘って弱振動すると共に、演出ボタン17が1秒間に亘って白点滅する。ただし、この弱振動の実行には演出ボタン17の有効期間を伴わないため、操作促進画像(不透明演出ボタン画像、ゲージ画像)を表示する際の効果音や有効期間中に演出ボタン17を操作したときの演出音(効果音)が出力されないが、複数の遊技盤装飾LEDによる演出発光(虹発光以外の発光態様)やランプ変化演出は継続している。
その後、保留アイコンHIの移動が完了した直後に先読み振動演出の予告対象となる保留アイコンが赤アイコンに変化すると、図135(f)に示すように、演出図柄70aの縮小表示(準備動作)が終了してスクロール表示(高速変動)が開始され、その後に演出ボタン17の弱振動及び白点滅が停止して先読み振動演出の2回目の演出が終了する。また、入賞口ランプNR(図示省略)が赤アイコンと同じ赤色で発光してランプ変化演出が継続される。
そして、変動時間が経過すると、図136(g)に示すように、演出図柄70aが「635」のハズレ出目で停止表示すると共に、特殊図柄TZが「635」のハズレ出目で停止表示する。
さらに、演出図柄の停止時間が経過して先読み振動演出の予告対象となる変動演出(当該変動に相当)が開始されると、図136(h)に示すように、第1特図保留数表示領域70Eが「1」から「0」に変化すると共に、1つの保留アイコンHIが当該アイコン表示領域70Cに向けて移動(シフト)を開始する。また、演出図柄70aが縮小表示(準備動作)を開始すると共に、特殊図柄TZがスクロールを開始する。
このタイミングで、先読み振動演出の3回目の演出が開始される。具体的には、先読み振動演出の強予告として、演出ボタン17が3秒間に亘って強振動すると共に、演出ボタン17が3秒間に亘って赤点滅する。ただし、この強振動の実行には演出ボタン17の有効期間を伴わないため、操作促進画像(不透明演出ボタン画像、ゲージ画像)を表示する際の効果音や有効期間中に演出ボタン17を操作したときの演出音(効果音)が出力されないが、複数の遊技盤装飾LEDによる演出発光(虹発光以外の発光態様)やランプ変化演出は継続している。
その後、保留アイコンHIの移動が完了すると、図136(i)に示すように、演出図柄70aの縮小表示(準備動作)が終了してスクロール表示(高速変動)が開始されるが、先読み振動演出の強予告は継続したままとなる。その後に演出ボタン17の強振動及び白点滅が停止して先読み振動演出の3回目の演出が終了する。
そして、先読み振動演出の3回目の演出が終了して所定期間が経過すると、図136(j)に示すように、演出ボタン17の有効期間(単打3秒)が発生してセリフ予告演出が開始される。具体的には、セリフウィンドウ画像SWの中に演出ボタン17を模した不透明演出ボタン画像と、有効期間の残り時間を示すゲージ画像から構成される操作促進画像SGが表示され、操作促進画像SGの表示効果音が出力されると共に、演出ボタン17が白発光する。
その後、演出ボタン17が操作されるか、有効期間が経過すると、図136(k)に示すように、熱セリフ「なにこれ!? 熱いわよ!!」が赤色の文字で表示されると共に、熱セリフに応じた音声(演出音)が出力される。また、演出ボタン17を消灯させたまま、演出ボタン17を1秒間に亘って弱振動させる弱振動演出が開始されるが、複数の遊技盤装飾LEDによる演出発光(虹発光以外の発光態様)やランプ変化演出は継続している。
そこから1秒が経過すると、図136(l)に示すように、演出ボタン17の弱振動が停止して弱振動演出が終了する。その後は、変動演出パターンに応じて擬似連演出が実行されたり、ノーマルリーチ演出が実行されたり、ノーマルリーチ演出が実行された後にSPリーチ演出が実行されたり、ノーマルリーチ演出が実行された後にSPSPリーチ演出が実行されたりすることになる。
このように、図135及び図136に示した演出例によれば、変動演出の開始に伴って第1特図保留数表示領域に表示される保留数が減少した後(演出図柄70aが準備動作を開始した後)であってスクロール表示(高速変動)を開始する前に先読み振動演出(演出ボタン17の振動、白点滅)が開始されるようになっている。そのため、変動演出が開始されたことを遊技者に知らしめつつ、先読み振動演出が実行されていることを遊技者に気付かせ易くすることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図135及び図136に示した演出例によれば、変動演出の開始に伴って保留アイコンの移動(シフト)が開始された後であって保留アイコンの移動が完了する前に先読み振動演出(演出ボタン17の振動、白点滅)が開始されるようになっている。そのため、変動演出が開始されたことを遊技者に知らしめつつ、先読み振動演出が実行されていることを遊技者に気付かせ易くすることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図135及び図136に示した演出例によれば、先読み振動演出を実行する場合に、演出ボタン17の有効期間を伴わないが演出ボタン17を白点滅させるようになっている。そのため、演出ボタン17を操作していない場合であっても、先読み振動演出が実行されていることを遊技者に気付かせ易くすることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図135及び図136に示した演出例によれば、先読み振動演出における演出ボタン17の発光態様が、有効期間の発生を伴う予告演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出等)における有効期間中の演出ボタン17の発光態様とは異なるようになっている。そのため、先読み振動演出において演出ボタン17の有効期間が発生していると勘違いさせるような不都合を防止することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図135及び図136に示した演出例によれば、先読み振動演出が終了するまではリーチ前予告演出(セリフ予告演出、ステップアップ予告演出)が実行されないようになっている。そのため、見た目で判断しにくい先読み振動演出が実行されていることがリーチ前予告演出によって気付きにくくなるといった不都合を抑制することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図135及び図136に示した演出例によれば、先読み振動演出が終了するまでは擬似連演出が実行されないようになっている。そのため、見た目で判断しにくい先読み振動演出が実行されていることが擬似連演出によって気付きにくくなるといった不都合を抑制することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図135及び図136に示した演出例によれば、セリフ予告演出の実行期間(3秒)よりも、セリフ予告演出時に実行される振動演出の実行期間(1秒)の方が短くなっている。そのため、セリフ予告演出の見た目に振動演出が勝ることなく、セリフ予告演出の演出効果を向上させることが可能となる。また、振動演出が長いことによって大当たりが確定したと勘違いさせるような不都合を防止することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図135及び図136に示した演出例によれば、先読み振動演出時に実行される振動演出は、演出ボタン17の有効期間(操作促進画像の表示)を伴わないため、操作促進画像(不透明演出ボタン画像、ゲージ画像)を表示する際の表示効果音や有効期間中に演出ボタン17を操作したときの演出音(操作効果音、可動部材の作動効果音等)が出力されないようになっている。そのため、演出ボタン17の有効期間を伴わない振動演出時に、遊技者を困惑させてしまうような不都合を防止することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図135及び図136に示した演出例によれば、セリフ予告演出時に実行される振動演出は、演出ボタン17の有効期間(操作促進画像の表示)を伴うため、操作促進画像(不透明演出ボタン画像、ゲージ画像)を表示する際の表示効果音や有効期間中に演出ボタン17を操作したときの演出音(操作効果音、セリフ音声等)が出力されるようになっている。そのため、セリフ予告演出の演出効果を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図135及び図136に示した演出例によれば、セリフ予告演出時に実行される振動演出の実行期間は、有効期間中の演出ボタン17の操作の有無や操作タイミングに拘らず同じとなっている。そのため、演出ボタン17の操作の有無や操作タイミングによって振動演出を十分に体感できなくなるといった不都合を回避することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図135及び図136に示した演出例によれば、演出ボタン17の有効期間を伴う振動演出中においても、複数の遊技盤装飾LEDによる演出発光やランプ変化演出が継続するようになっている。そのため、演出ボタン17の有効期間を伴う振動演出によって演出発光やランプ変化演出を一時停止する等の処理を行わないことで演出効果を維持することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、セリフ予告演出時に実行される振動演出において演出ボタン17を発光させないようになっているが、振動演出の実行期間に亘って演出ボタン17を所定の態様(大当たり確定の発光色である虹色以外の色であって、演出ボタン17の有効期間中の発光態様とは異なる発光態様、例えば白点滅や黄点滅等)で発光させるようにしてもよい。
また、セリフ予告演出時に実行される振動演出については、有効期間中の演出ボタン17の操作の有無や操作タイミングに拘らず同じタイミング(例えば、演出ボタン17を操作しない場合の有効期間が経過するタイミングから0.5秒後)まで実行する(振動演出の実行期間が可変する)ようにしてもよい。
また、演出ボタン17の有効期間を伴わない振動演出中において、複数の遊技盤装飾LEDの発光態様(例えば、演出ボタン17に向けての移動発光等)によって演出ボタン17に注目を集めさせるような演出発光を行うようにしてもよい。
(リーチ演出前に擬似連演出が実行される場合の演出例)
図137を用いて、リーチ演出前に擬似連演出(リーチ演出を跨がずに擬似連演出に伴う段階演出)が実行される場合の演出例について説明する。
まず、図137(a)に示すように、第1画像表示装置70では、左領域に「6」の演出図柄70aが仮停止し、右領域に「5」の演出図柄70aが仮停止し、中領域では演出図柄70aの変動表示が継続している。このとき、演出ボタン17の有効期間が発生せずに擬似連成功演出が開始される。具体的には、中領域において擬似連演出の実行を示唆する擬似図柄が仮停止するか否かを煽る煽り演出が実行される。このとき、客待ち状態ではないため、遊技盤5に設けられた複数の遊技盤装飾LED(盤用照明装置の一部)による演出発光(虹発光以外の発光態様)が行われている。
その後、煽り演出が終了すると、図137(b)に示すように、中領域に擬似図柄が仮停止すると共に、成功効果音が出力される。また、図137(c)に示すように、第2可動部材74が青色で発光すると共に、第1画像表示装置70の前方に向けて動作する弱動作を行い、演出図柄70aが再変動して擬似変動の回数(演出の段階が進展したこと)を示す「×2」が青色で表示される。また、擬似連演出に伴って実行される段階演出のうちの第1段階演出(ストーリー第1話のムービー)が所定期間(例えば3秒)にわたって実行される。
その後、所定期間が経過すると、図137(d)に示すように、第1画像表示装置70では、左領域に「6」の演出図柄70aが仮停止し、右領域に「5」の演出図柄70aが仮停止し、中領域では演出図柄70aの変動表示が継続しており、中領域において擬似連の実行を示唆する擬似図柄が仮停止するか否かを煽る擬似煽り演出が実行される。このとき、演出ボタン17の有効期間が発生し、白発光する演出ボタン17を模した不透明演出ボタン画像と、有効期間の残り時間を示すゲージ画像から構成される操作促進画像SGが表示され、操作促進画像SGの表示効果音が出力されると共に、演出ボタン17が白発光する。
その後、演出ボタン17が操作されるか、有効期間が経過すると、図137(e)に示すように、擬似連成功演出として中領域に擬似図柄が仮停止すると共に、成功効果音が出力される。また、演出ボタン17を消灯させて、演出ボタン17を1秒間に亘って弱振動させる弱振動演出が開始されるが、複数の遊技盤装飾LEDによる演出発光(虹発光以外の発光態様)は継続している。
そこから1秒が経過すると、図137(f)に示すように、演出ボタン17の弱振動が停止して弱振動演出が終了する。また、第2可動部材74が赤色で発光すると共に、第1画像表示装置70の前方に向けて動作する強動作を行い、演出図柄70aが再変動して擬似変動の回数(演出の段階が進展したこと)を示す「×3」が赤色で表示される。また、擬似連演出に伴って実行される段階演出のうちの第2段階演出(ストーリー第2話のムービー)が所定期間(例えば3秒)にわたって実行される。
その後、第2可動部材74の強動作時間(1秒)が経過すると、擬似連成功演出が終了し、図137(g)に示すように、左領域及び右領域に「5」の演出図柄70aが仮停止してノーマルリーチ演出が実行され、その後は、変動演出パターンに応じてノーマルリーチ演出が実行された後にSPリーチ演出が実行されたり、ノーマルリーチ演出が実行された後にSPSPリーチ演出が実行されたりすることになる。
(リーチ演出後に擬似連演出が実行される場合の演出例)
図138を用いて、リーチ演出後に擬似連演出(リーチ演出を跨いで擬似連演出に伴う段階演出)が実行される場合の演出例について説明する。なお、図138(a)~(c)は、図137(a)~(c)と同じであるため、ここでの説明は省略する。
図138(c)の状態から所定期間が経過すると、図138(d)に示すように、左領域及び右領域に「5」の演出図柄70aが仮停止してノーマルリーチ演出が開始される。その後、図138(e)に示すように、擬似連演出が開始されると、中領域において擬似連の実行を示唆する擬似図柄が仮停止するか否かを煽る擬似煽り演出が実行される。このとき、演出ボタン17の有効期間が発生し、白発光する演出ボタン17を模した不透明演出ボタン画像と、有効期間の残り時間を示すゲージ画像から構成される操作促進画像SGが表示され、演出ボタン17が白発光する。このとき、客待ち状態ではないため、遊技盤5に設けられた複数の遊技盤装飾LED(盤用照明装置の一部)による演出発光(虹発光以外の発光態様)が行われている。
その後、演出ボタン17が操作されるか有効期間が経過すると、図138(f)に示すように、擬似連成功演出として中領域に擬似図柄が仮停止すると共に、成功効果音が出力される。また、演出ボタン17を消灯させて、演出ボタン17を1秒間に亘って弱振動させる弱振動演出が開始されるが、複数の遊技盤装飾LEDによる演出発光(虹発光以外の発光態様)は継続している。
そこから1秒が経過すると、図138(g)に示すように、演出ボタン17の弱振動が停止して弱振動演出が終了する。また、第2可動部材74が赤色で発光すると共に、第1画像表示装置70の前方に向けて動作する強動作を行い、演出図柄70aが再変動して擬似変動の回数(演出の段階が進展したこと)を示す「×3」が赤色で表示される。また、擬似連演出に伴って実行される段階演出のうちの第2段階演出(ストーリー第2話のムービー)が所定期間(例えば3秒)にわたって実行される。
その後、所定時間が経過すると、図138(h)に示すように、左領域及び右領域に「5」の演出図柄70aが仮停止してノーマルリーチ演出が実行され、その後は、変動演出パターンに応じてノーマルリーチ演出が実行された後にSPリーチ演出が実行されたり、ノーマルリーチ演出が実行された後にSPSPリーチ演出が実行されたりすることになる。
このように、図137及び図138に示した演出例によれば、擬似連演出において演出ボタン17の有効期間の発生を伴う擬似連演出の実行時に振動演出を実行可能となっている。そのため、遊技者の期待感を効果的に向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図137及び図138に示した演出例によれば、擬似連成功演出の実行期間(2秒)よりも、擬似連成功演出時に実行される振動演出の実行期間(1秒間)の方が短くなっている。そのため、擬似連成功演出の見た目に振動演出が勝ることなく、擬似連成功演出の演出効果を向上させることが可能となる。また、振動演出が長いことによって大当たりが確定したと勘違いさせるような不都合を防止することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図137及び図138に示した演出例によれば、擬似連演出時に実行される振動演出は、演出ボタン17の有効期間(操作促進画像の表示)を伴うため、操作促進画像(不透明演出ボタン画像、ゲージ画像)を表示する際の表示効果音や有効期間中に演出ボタン17を操作したときの演出音(操作効果音、成功効果音等)が出力されるようになっている。そのため、擬似連演出の演出効果を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図137及び図138に示した演出例によれば、擬似連演出に実行される振動演出の実行期間は、有効期間中の演出ボタン17の操作の有無や操作タイミングに拘らず同じとなっている。そのため、演出ボタン17の操作の有無や操作タイミングによって振動演出を十分に体感できなくなるといった不都合を回避することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図137及び図138に示した演出例によれば、リーチ演出後に擬似連演出が実行される場合においては、擬似連演出の実行後にリーチ状態を形成する演出図柄の種別が擬似連演出の実行前にリーチ状態を形成していた演出図柄の種別よりも格下げ(奇数図柄によるリーチから偶数図柄によるリーチへの格下げ、「7」図柄によるリーチから偶数図柄や「7」以外の奇数図柄によるリーチへの格下げ)にならないようになっている。そのため、擬似連演出が実行されたことに対して遊技者に不満感を与えることがなくなり、遊技の興趣を向上させることがなくなる。
また、図137及び図138に示した演出例によれば、演出ボタン17の有効期間を伴う振動演出中においても、複数の遊技盤装飾LEDによる演出発光が継続するようになっている。そのため、演出ボタン17の有効期間を伴う振動演出によって演出発光を一時停止する等の処理を行わないことで演出効果を維持することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図137及び図138に示した演出例によれば、擬似連演出が実行される変動演出において、擬似連(演出図柄70aの仮停止と再変動)に伴って段階的に演出が進展可能な段階演出(ストーリー第1話~第3話ムービーの再生)を実行可能となっている。そのため、擬似連演出が実行される場合の演出効果を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図137及び図138に示した演出例によれば、擬似連が行われる前から段階演出が開始される場合と、擬似連が行われた後から段階演出が開始される場合とがあるようになっている。そのため、段階演出が開始されたから擬似連演出が行われるといった先バレを抑制することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、擬似連演出時に実行される振動演出において演出ボタン17を発光させないようになっているが、振動演出の実行期間に亘って演出ボタン17を所定の態様(大当たり確定の発光色である虹色以外の色であって、演出ボタン17の有効期間中の発光態様とは異なる発光態様、例えば白点滅や黄点滅等)で発光させるようにしてもよい。
また、擬似連演出時に実行される振動演出については、有効期間中の演出ボタン17の操作の有無や操作タイミングに拘らず同じタイミング(例えば、演出ボタン17を操作しない場合の有効期間が経過するタイミングから0.5秒後)まで実行する(振動演出の実行期間が可変する)ようにしてもよい。
また、擬似連演出時に演出ボタン17の有効期間を発生させたり、演出ボタン17の振動演出を実行したりするようになっているが、擬似連演出時に演出ボタン17の有効期間を発生させずに振動演出を実行するようにしてもよいし、演出ボタン17の有効期間は発生させるが振動演出を実行しないようにしてもよい。
(発展演出が実行されてSPリーチ演出が実行される場合の演出例)
図139を用いて、発展演出が実行されてSPリーチ演出が実行される場合の演出例について説明する。
まず、図139(a)に示すように、左領域及び右領域に「5」の演出図柄70aが仮停止してノーマルリーチ演出が実行されている。その後、図139(b)に示すように、SP発展演出が開始されると、SPSPリーチ演出への発展を示唆するSPSP発展図柄、SPリーチ演出への発展を示唆するSP発展図柄、擬似連演出の実行を示唆する擬似図柄、及び、演出が発展しない(ハズレである)ことを示唆するカス図柄といった複数の特殊演出図柄が斜め方向に低速で変動表示するルーレット演出が行われる。このとき、客待ち状態ではないため、遊技盤5に設けられた複数の遊技盤装飾LED(盤用照明装置の一部)による演出発光(虹発光以外の発光態様)が行われている。
その後、図139(c)に示すように、SPSP発展図柄、SP発展図柄、擬似図柄、及び、カス図柄が高速で変動表示する演出が行われる。そして、所定時間が経過すると、図139(d)に示すように、中領域にSP発展図柄が仮停止してSPリーチ演出に発展することが報知される。なお、ルーレット演出では、変動表示される特殊演出図柄の種類が変動演出パターンによって変化するため、変動表示される特殊演出図柄(最終的に仮停止されない特殊演出図柄及び仮停止される特殊演出図柄)の種類によって、大当たり期待度の高い演出に発展するか否か(大当たり期待度)を示唆している。
その後、画面がホワイトアウトして発展演出が終了し、図139(e)に示すように、中領域の演出図柄70aが再変動すると共に、左領域及び右領域の演出図柄70aが画面上部の左右隅部に縮小表示されてSPリーチ演出が開始される。なお、SPリーチ演出の開始に伴って当該アイコンは非表示となるようになっている。
(発展演出が実行されてSPSPリーチ演出が実行される場合の演出例)
図140を用いて、発展演出が実行されてSPSPリーチ演出が実行される場合の演出例について説明する。
まず、図140(a)に示すように、左領域及び右領域に「5」の演出図柄70aが仮停止してノーマルリーチ演出が実行されている。その後、図139(b)に示すように、SPSP発展演出が開始されると、SPリーチ演出への発展を示唆するSP発展図柄、SPSPリーチ演出への発展を示唆するSPSP発展図柄、全回転リーチ演出への発展を示唆する全回転図柄といった複数の特殊演出図柄が斜め方向に低速で変動表示するルーレット演出が行われる。このとき、客待ち状態ではないため、遊技盤5に設けられた複数の遊技盤装飾LED(盤用照明装置の一部)による演出発光(虹発光以外の発光態様)が行われている。
その後、図140(c)に示すように、SP発展図柄、SPSP発展図柄、及び、全回転図柄が高速で変動表示する演出が行われると共に、演出ボタン17の操作が有効となる可能性があることを示唆する有効示唆演出が開始される。具体的には、演出ボタン17を模した複数の半透明演出ボタン画像が移動表示されると共に、画面右下の特定位置に向けて半透明演出ボタン画像を集合させていく演出が行われる。
そして、半透明演出ボタン画像が画面右下の特定位置に集合すると、図140(d)に示すように、演出ボタン17の有効期間(長押し4秒)が発生し、画面右下の特定位置に赤発光する演出ボタン17を模した不透明演出ボタン画像と、有効期間の残り時間を示すゲージ画像から構成される操作促進画像SGが表示され、操作促進画像SGの表示効果音が出力されると共に、演出ボタン17が赤発光する。なお、不透明演出ボタン画像には「長押し」の文字が表示される。
その後、演出ボタン17が長押しされると各種発展図柄の変動表示の速度が段階的に遅くなる演出が行われ、長押しの時間が所定時間(例えば2秒)になるか、有効期間が経過すると、図140(e)に示すように、中領域にSPSP発展図柄が仮停止すると共に、仮停止効果音が出力され、第1可動部材73が青色で発光して動作する強動作演出が実行される。また、演出ボタン17を消灯させて、演出ボタン17を1秒間に亘って弱振動させる弱振動演出が開始されるが、複数の遊技盤装飾LEDによる演出発光(虹発光以外の発光態様)は継続している。
そこから1秒が経過すると、演出ボタン17の弱振動が停止して弱振動演出が終了する。その後、画面がホワイトアウトして発展演出が終了し、図140(f)に示すように、中領域の演出図柄70aが再変動すると共に、3つの演出図柄70aが画面左上部に縮小表示されてSPSPリーチ演出が開始される。なお、SPSPリーチ演出の開始に伴って保留アイコンや当該アイコンは非表示となるようになっている。
このように、図139及び図140に示した演出例によれば、ルーレット演出において変動表示される特殊演出図柄(最終的に仮停止されない特殊演出図柄、仮停止される特殊演出図柄)の種類によって、大当たり期待度の高い演出に発展するか否か(大当たり期待度)を示唆している。そのため、ルーレット演出で変動表示される特殊演出図柄の種類に対する遊技者の期待感を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図139及び図140に示した演出例によれば、発展演出において有効示唆演出が実行される場合があることで、大当たり期待度が高いリーチ演出に発展することに対する遊技者の期待感を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図139及び図140に示した演出例によれば、発展演出の実行期間(3秒)よりも、発展演出時に実行される振動演出の実行期間(1秒)の方が短くなっている。そのため、発展演出の見た目に振動演出が勝ることなく、発展演出の演出効果を向上させることが可能となる。また、振動演出が長いことによって大当たりが確定したと勘違いさせるような不都合を防止することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図139及び図140に示した演出例によれば、発展演出時に実行される振動演出は、演出ボタン17の有効期間(操作促進画像の表示)を伴うため、操作促進画像(不透明演出ボタン画像、ゲージ画像)を表示する際の表示効果音や有効期間中に演出ボタン17を操作したときの演出音(操作効果音、仮停止効果音等)が出力されるようになっている。そのため、発展演出の演出効果を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図139及び図140に示した演出例によれば、発展演出時に実行される振動演出の実行期間は、有効期間中の演出ボタン17の操作の有無や操作タイミングに拘らず同じとなっている。そのため、演出ボタン17の操作タイミングによって振動演出を十分に体感できなくなるといった不都合を回避することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図139及び図140に示した演出例によれば、演出ボタン17の有効期間を伴う振動演出中においても、複数の遊技盤装飾LEDによる演出発光が継続するようになっている。そのため、演出ボタン17の有効期間を伴う振動演出によって演出発光を一時停止する等の処理を行わないことで演出効果を維持することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、発展演出時に実行される振動演出において演出ボタン17を発光させないようになっているが、振動演出の実行期間に亘って演出ボタン17を所定の態様(大当たり確定の発光色である虹色以外の色であって、演出ボタン17の有効期間中の発光態様とは異なる発光態様、例えば白点滅や黄点滅等)で発光させるようにしてもよい。
また、発展演出時に実行される振動演出については、有効期間中の演出ボタン17の操作の有無や操作タイミングに拘らず同じタイミング(例えば、演出ボタン17を操作しない場合の有効期間が経過するタイミングから0.5秒後)まで実行する(振動演出の実行期間が可変する)ようにしてもよい。
また、発展演出時に演出ボタン17の有効期間を発生させたり、演出ボタン17の振動演出を実行したりするようになっているが、発展演出時に演出ボタン17の有効期間を発生させずに振動演出を実行するようにしてもよいし、演出ボタン17の有効期間は発生させるが振動演出を実行しないようにしてもよい。
(SPリーチ演出中にカットイン演出が実行されて大当たりとなる場合の演出例)
図141及び図142を用いて、変動演出パターン13におけるSPリーチ演出中にカットイン演出が実行されて大当たりとなる場合の演出例について説明する。
まず、図141(a)に示すように、左領域及び右領域の演出図柄70aが画面上部の左右隅部に縮小表示されてSPリーチ演出が実行されている。このとき、客待ち状態ではないため、遊技盤5に設けられた複数の遊技盤装飾LED(盤用照明装置の一部)による演出発光(虹発光以外の発光態様)が行われている。
この状態からSPリーチ演出が終盤に差し掛かると、図141(b)に示すように、カットイン演出のために演出ボタン17の操作が有効となる可能性があることを示唆する有効示唆演出が開始される。具体的には、演出ボタン17を模した2つの半透明演出ボタン画像が画面の左右下部から画面中央の特定位置に向けて集合させていく演出が行われる。
そして、半透明演出ボタン画像が画面中央の特定位置に集合すると、図141(c)に示すように、演出ボタン17の有効期間(単打4秒)が発生し、画面中央の特定位置に突出状態であって赤発光する演出ボタン17を模した不透明演出ボタン画像と、有効期間の残り時間を示すゲージ画像から構成される操作促進画像SGが表示され、操作促進画像SGの表示効果音が出力されると共に、演出ボタン17が突出状態であって赤発光する。
その後、演出ボタン17が操作されるか、有効期間が経過すると、図141(d)に示すように、赤カットイン演出が開始される。具体的には、第1画像表示装置70に赤フレームのカットイン画像が表示されると共に、第3カットイン効果音が出力され。また、演出ボタン17を消灯させて、演出ボタン17を3秒間に亘って弱振動させる弱振動演出が開始されるが、複数の遊技盤装飾LEDによる演出発光(虹発光以外の発光態様)は継続している。
その後に第3カットイン効果音の出力が終了してから1秒が経過すると、カットイン演出及び弱振動演出が終了し、図141(e)に示すように、中領域において「5」の演出図柄70aが停止するか「6」の演出図柄70aが停止するかの演出が行われる。
そこから所定時間が経過すると、図141(f)に示すように、「5」の演出図柄70aが3つ揃った状態(図柄揃い)で仮停止され、演出ボタン17を4秒間に亘って強振動させる強振動演出(大当たり確定振動演出)が開始されると共に、複数の遊技盤装飾LED及び演出ボタン17が虹色で発光する。ただし、この強振動演出の実行には演出ボタン17の有効期間を伴わないため、操作促進画像(不透明演出ボタン画像、ゲージ画像)を表示する際の効果音や有効期間中に演出ボタン17を操作したときの演出音(効果音)が出力されない。
それから4秒が経過すると、図142(g)に示すように、強振動演出が終了するが、複数の遊技盤装飾LED及び演出ボタン17の虹色での発光は継続する。また、そこから1秒が経過すると、複数の遊技盤装飾LEDが演出発光を再開すると共に、演出ボタン17が消灯する。
その後、図142(h)に示すように、再抽選演出が開始される。具体的には、「5」の演出図柄70aが3つ揃った状態(図柄揃い)で奥手方向に移動して縮小表示されると共に、演出ボタン17の有効期間(単打3秒)が発生し、画面中央の特定位置に白発光する演出ボタン17を模した不透明演出ボタン画像と、有効期間の残り時間を示すゲージ画像から構成される操作促進画像SGが表示され、操作促進画像SGの表示効果音が出力されると共に、演出ボタン17が白発光する。
その後、演出ボタン17が操作されるか、有効期間が経過すると、図142(i)に示すように、昇格失敗演出が開始される。具体的には、縮小表示されていた「5」の演出図柄70aが3つ揃った状態(図柄揃い)で画面手前側に移動して拡大表示され、非昇格効果音が出力されるが、複数の遊技盤装飾LEDによる演出発光(虹発光以外の発光態様)は継続している。
そして、図142(j)に示すように、演出図柄70aが通常サイズで仮停止された状態となって昇格失敗演出が終了する。その後、所定期間(例えば1秒)が経過すると、図142(k)に示すように、演出図柄70aが停止表示することを示唆するアイキャッチ演出が実行される。具体的には、3つの演出図柄70aを遮蔽するようにアイキャッチ画像ICが表示される。
その後、アイキャッチ画像ICが消去されてアイキャッチ演出が終了すると、図142(l)に示すように、演出図柄70aがキャラクタを含む表示態様に復帰して仮停止した状態となり、第1特図保留数がある場合には、保留アイコンが再表示される。また、演出ボタン17の有効期間を伴わずに演出ボタン17を1秒間に亘って強振動させる強振動演出(大当たり確認振動演出)が開始されると共に、複数の遊技盤装飾LED及び演出ボタン17が虹色で発光する。ただし、この強振動演出の実行には演出ボタン17の有効期間を伴わないため、操作促進画像(不透明演出ボタン画像、ゲージ画像)を表示する際の効果音や有効期間中に演出ボタン17を操作したときの演出音(効果音)が出力されない。
そこから1秒が経過すると、図142(m)に示すように、強振動演出及び複数の遊技盤装飾LEDの虹発光が終了して演出図柄70aが「555」で本停止されると共に、特殊図柄TZも「555」で本停止される。
その後に停止時間(0.5秒)が経過すると、図142(n)に示すように、大当たり遊技のオープニング演出及び複数の遊技盤装飾LEDの演出発光が開始されると共に、画面右上に右打ちを示唆する右打ち画像MUが表示される。また、演出ボタン17の有効期間を伴わずに演出ボタン17を1秒間に亘って強振動させる強振動演出(オープニング振動演出)が開始されると共に、演出ボタン17が虹色で発光する。ただし、この強振動演出の実行には演出ボタン17の有効期間を伴わないため、操作促進画像(不透明演出ボタン画像、ゲージ画像)を表示する際の効果音や有効期間中に演出ボタン17を操作したときの演出音(効果音)が出力されない。その後は、1秒が経過すると強振動演出及び複数の遊技盤装飾LEDの虹発光が終了して大当たり遊技のオープニング演出が終了し、ラウンド遊技が開始される。
なお、再抽選演出が実行されない変動演出パターンの場合には、図142(g)の後に図142(k)へと推移してアイキャッチ演出が実行されることになる。
このように、図141及び図142に示した演出例によれば、カットイン演出において有効示唆演出が実行される場合があることで、有効期間が発生することの他に、大当たり期待度が高いことを遊技者に示唆することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図141及び図142に示した演出例によれば、カットイン演出の実行期間(3秒)とカットイン演出時に実行される振動演出の実行期間(3秒)とが同じとなっている。そのため、カットイン演出の演出効果を効果的に向上させることが可能となる。また、振動演出によって大当たり期待度が高いことを遊技者に示唆することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図141及び図142に示した演出例によれば、カットイン演出時に実行される振動演出は、演出ボタン17の有効期間(操作促進画像の表示)を伴うため、操作促進画像(不透明演出ボタン画像、ゲージ画像)を表示する際の表示効果音や有効期間中に演出ボタン17を操作したときの演出音(操作効果音、カットイン効果音等)が出力されるようになっている。そのため、カットイン演出の演出効果を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図141及び図142に示した演出例によれば、キャラクタを含まない表示態様の演出図柄70aが3つ揃った状態(図柄揃い)で仮停止されるときに、カットイン演出時の振動演出よりも長い期間に亘って強振動演出(大当たり確定振動演出)を実行するようになっているため、大当たりとなったことを効果的に遊技者に知らしめることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図141及び図142に示した演出例によれば、キャラクタを含む表示態様の演出図柄70aが3つ揃った状態(C図柄揃い)で仮停止されるときに、強振動演出(大当たり確認振動演出)が実行されるようになっている。そのため、大当たりとなったことを遊技者に再確認させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図141及び図142に示した演出例によれば、演出図柄70aが3つ揃った状態での仮停止時や大当たり遊技のオープニング時に実行される強振動演出(大当たり確定振動演出、大当たり確認振動演出、オープニング振動演出)は、演出ボタン17の有効期間(操作促進画像の表示)を伴わないため、操作促進画像(不透明演出ボタン画像、ゲージ画像)を表示する際の表示効果音や有効期間中に演出ボタン17を操作したときの演出音(操作効果音、その他の効果音等)が出力されないようになっている。そのため、演出ボタン17の有効期間を伴わない振動演出時に、遊技者を困惑させてしまうような不都合を防止することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図141及び図142に示した演出例によれば、カットイン演出時に実行される振動演出の実行期間は、有効期間中の演出ボタン17の操作の有無や操作タイミングに拘らず同じとなっている。そのため、演出ボタン17の操作タイミングによって振動演出を十分に体感できなくなるといった不都合を回避することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図141及び図142に示した演出例によれば、SPリーチ演出が実行された結果として大当たりとなる場合、大当りとなる演出図柄70aの仮停止中には振動演出が実行される一方、本停止中にあっては振動演出が実行されないようになっている。そのため、振動演出によって変動演出がまだ続いているといった勘違いをさせずに済み、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図141及び図142に示した演出例によれば、演出ボタン17の有効期間を伴う振動演出中においても、複数の遊技盤装飾LEDによる演出発光が継続するようになっている。そのため、演出ボタン17の有効期間を伴う振動演出によって演出発光を一時停止する等の処理を行わないことで演出効果を維持することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、カットイン演出時に実行される振動演出において演出ボタン17を発光させないようになっているが、振動演出の実行期間に亘って演出ボタン17を所定の態様(大当たり確定の発光色である虹色以外の色であって、演出ボタン17の有効期間中の発光態様とは異なる発光態様、例えば白点滅や黄点滅等)で発光させるようにしてもよい。
また、カットイン演出に係る有効期間の発生中において複数の遊技盤装飾LEDが演出発光を継続するようにしていたが、有効期間の発生直前又は発生開始から演出ボタン17が操作されるか有効時間が経過するまでの間において、複数の有盤装飾LEDの一部又は全部を消灯させ、その後に複数の遊技盤装飾LEDの演出発光を再開するようにしてもよい。このようにすると、第1画像表示装置70に表示される操作促進画像SGを目立たせると共に、緊迫した場面であることを遊技者に知らしめることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、昇格成功演出を実行する場合に、複数の遊技盤装飾LED及び演出ボタン17の虹発光を同時に開始するようになっていたが、演出ボタン17の虹発光を先に開始してから複数の遊技盤装飾LEDの虹発光を開始するようにしてもよいし、演出ボタン17の虹発光を先に開始してから複数の遊技盤装飾LEDの虹発光を開始するようにしてもよい。
また、SPリーチ演出が実行される場合には、アイキャッチ演出や演出図柄70aを、キャラクタを含む表示態様に復帰させる演出を実行してから演出図柄70aを本停止させるようになっていたが、SPリーチ演出の結果としてハズレとなる場合には、アイキャッチ演出や演出図柄70aを、キャラクタを含む表示態様に復帰させる演出を実行してから演出図柄70aを本停止させるようにし、大当たりとなる場合には、アイキャッチ演出や演出図柄70aを、キャラクタを含む表示態様に復帰させる演出を実行せずに演出図柄70aを数字のみの表示態様で本停止させるようにしてもよい。
また、カットイン演出時に実行される振動演出については、有効期間中の演出ボタン17の操作の有無や操作タイミングに拘らず同じタイミング(例えば、演出ボタン17を操作しない場合の有効期間が経過するタイミングから2秒後)まで実行する(振動演出の実行期間が可変する)ようにしてもよい。
また、カットイン演出時や昇格成功演出時に振動演出を実行するようになっているが、カットイン演出時には振動演出を実行する一方、昇格成功演出時には振動演出を実行しないようにしてもよいし、その逆にしてもよいし、カットイン演出時及び昇格成功演出時において振動演出を実行しないようにしてもよい。
また、数字のみの演出図柄70aによる大当たり出目の仮停止時やキャラクタを含む演出図柄70aによる大当たり出目の仮停止時に振動演出を実行するようになっているが、数字のみの演出図柄70aによる大当たり出目の仮停止時には振動演出を実行する一方、キャラクタを含む演出図柄70aによる大当たり出目の仮停止時には振動演出を実行しないようにしてもよいし、その逆にしてもよいし、数字のみの演出図柄70aによる大当たり出目の仮停止時及びキャラクタを含む演出図柄70aによる大当たり出目の仮停止時において振動演出を実行しないようにしてもよい。
また、ランプ変化演出が実行されている場合には、演出図柄70aが停止表示するまでランプ変化演出が継続する(カットイン演出中であっても入賞口ランプNRが当該アイコンの表示態様に対応する色で発光する)ようになっているが、複数の遊技盤装飾LEDの発光態様と連動して発光及び消灯するようにしてもよい。
(SPSPリーチ演出中に決め演出が実行されて大当たりとなる場合の演出例1)
図143及び図144を用いて、変動演出パターン20におけるSPSPリーチ演出中に決め演出が実行されて大当たりとなる場合の演出例1について説明する。
まず、図143(a)に示すように、3つの演出図柄70aがリーチ状態を形成して画面左上部に縮小表示されてSPSPリーチ演出が実行されている。このとき、客待ち状態ではないため、遊技盤5に設けられた複数の遊技盤装飾LED(盤用照明装置の一部)による演出発光(虹発光以外の発光態様)が行われている。
この状態からSPSPリーチ演出が最終局面に差し掛かると、図143(b)に示すように、決め演出のために演出ボタン17の操作が有効となる可能性があることを示唆する有効示唆演出が開始される。具体的には、演出ボタン17を模した4つの半透明演出ボタン画像が画面の4隅から画面中央の特定位置に向けて集合させていく演出が行われる。
そして、半透明演出ボタン画像が画面中央の特定位置に集合すると、図143(c)に示すように、演出ボタン17の有効期間(単打5秒)が発生し、画面中央の特定位置に突出状態であって赤発光する演出ボタン17を模した不透明演出ボタン画像と、有効期間の残り時間を示すゲージ画像から構成される操作促進画像SGが表示され、操作促進画像SGの表示効果音が出力されると共に、演出ボタン17が突出状態であって赤発光する。
その後、演出ボタン17が操作されるか、有効期間が経過すると、図143(d)に示すように、決め成功演出が開始される。具体的には、第1可動部材73が虹発光した状態で第1画像表示装置70の前方に位置する最大動作位置まで移動し、第1画像表示装置70には成功エフェクト画像SEFが表示されると共に、成功効果音が出力される。また、演出ボタン17を4秒間に亘って強振動させた後に1秒のインターバルを挟んで5秒に亘って強振動する強振動演出(決め成功振動演出)が開始されると共に、画面左上部で「5」の演出図柄70aが3つ揃った状態で仮停止する。さらに、複数の遊技盤装飾LED及び演出ボタン17が虹色で発光する。
その後、第1可動部材73が待機位置に復帰して決め成功演出及び強振動演出が終了すると、図143(e)に示すように、複数の遊技盤装飾LED及び演出ボタン17の虹色での発光が継続したまま大当たりを祝福する祝福演出が開始される。そして、祝福演出が終了すると、複数の遊技盤装飾LEDが演出発光を再開すると共に、演出ボタン17が消灯する。
その後、図143(f)に示すように、「5」の演出図柄70aが3つ揃った状態(図柄揃い)で仮停止され、演出ボタン17を4秒間に亘って強振動させる強振動演出(大当たり確定振動演出)が開始されると共に、複数の遊技盤装飾LED及び演出ボタン17が虹色で発光する。ただし、この強振動演出の実行には演出ボタン17の有効期間を伴わないため、操作促進画像(不透明演出ボタン画像、ゲージ画像)を表示する際の効果音や有効期間中に演出ボタン17を操作したときの演出音(効果音)が出力されない。
そこから4秒が経過すると、強振動演出が終了するが、複数の遊技盤装飾LED及び演出ボタン17の虹色での発光は継続する。また、そこから1秒が経過すると、複数の遊技盤装飾LEDが演出発光を再開すると共に、演出ボタン17が消灯する。
その後、図144(g)に示すように、再抽選演出が開始される。具体的には、「5」の演出図柄70aが3つ揃った状態(図柄揃い)で奥手方向に移動して縮小表示されると共に、演出ボタン17の有効期間(単打3秒)が発生し、画面中央の特定位置に赤発光する演出ボタン17を模した不透明演出ボタン画像と、有効期間の残り時間を示すゲージ画像から構成される操作促進画像SGが表示され、操作促進画像SGの表示効果音が出力されると共に、演出ボタンが赤発光する。
その後、演出ボタン17が操作されるか、有効期間が経過すると、図144(h)に示すように、昇格成功演出が開始される。具体的には、縮小表示されていた「5」の演出図柄70aから切り替わった「7」の演出図柄70aが3つ揃った状態(図柄揃い)で画面手前側に移動して拡大表示されると共に、昇格効果音が出力される。また、複数の遊技盤装飾LED及び演出ボタン17が虹色で発光すると共に、演出ボタン17を3秒間に亘って強振動させる強振動演出(昇格振動演出)が開始される。
そして、演出図柄70aが通常サイズで仮停止された状態となった後に強振動演出が終了して所定期間(例えば1秒)が経過すると、複数の遊技盤装飾LEDが演出発光(虹発光以外の発光態様)を再開すると共に、演出ボタン17が消灯する。
その後、所定期間(例えば1秒)が経過すると、図144(j)に示すように、演出図柄70aが停止表示することを示唆するアイキャッチ演出が実行される。具体的には、3つの演出図柄70aを遮蔽するようにアイキャッチ画像ICが表示される。
その後、アイキャッチ画像ICが消去されてアイキャッチ演出が終了すると、図144(k)に示すように、演出図柄70aがキャラクタを含む表示態様に復帰して仮停止した状態となり、当該アイコンが再表示されると共に、第1特図保留数がある場合には、保留アイコンが再表示される。また、演出ボタン17の有効期間を伴わずに演出ボタン17を1秒間に亘って強振動させる強振動演出(大当たり確認振動演出)が開始されると共に、複数の遊技盤装飾LED及び演出ボタン17が虹色で発光する。ただし、この強振動演出の実行には演出ボタン17の有効期間を伴わないため、操作促進画像(不透明演出ボタン画像、ゲージ画像)を表示する際の効果音や有効期間中に演出ボタン17を操作したときの演出音(効果音)が出力されない。
そこから1秒が経過すると、図144(l)に示すように、強振動演出及び複数の遊技盤装飾LEDの虹発光が終了して演出図柄70aが「777」で本停止されると共に、特殊図柄TZも「777」で本停止される。
その後に停止時間(0.5秒)が経過すると、図144(m)に示すように、大当たり遊技のオープニング演出及び複数の遊技盤装飾LEDの演出発光が開始され、演出ボタン17の有効期間を伴わずに演出ボタン17を1秒間に亘って強振動させる強振動演出(オープニング振動演出)が開始されると共に、演出ボタン17が虹色で発光する。ただし、この強振動演出の実行には演出ボタン17の有効期間を伴わないため、操作促進画像(不透明演出ボタン画像、ゲージ画像)を表示する際の効果音や有効期間中に演出ボタン17を操作したときの演出音(効果音)が出力されない。その後は、1秒が経過すると強振動演出及び複数の遊技盤装飾LEDの虹発光が終了して大当たり遊技のオープニング演出が終了し、1回目のラウンド遊技が開始される。
(SPSPリーチ演出中に決め演出が実行されて大当たりとなる場合の演出例2)
図145及び図146を用いて、変動演出パターン16におけるSPSPリーチ演出中に決め演出が実行されて大当たりとなる場合の演出例2について説明する。なお、図145(a)~(c)は、図143(a)~(c)と同じであるため、ここでの説明は省略する。
図145(c)の状態から演出ボタン17が操作されるか、有効期間が経過すると、図145(d)に示すように、「5」の演出図柄70aが3つ揃った状態(図柄揃い)で仮停止する演出が行われ、演出図柄70aによって大当たりであることが報知されるが、この時点では強振動演出は行われない。このとき、複数の遊技盤装飾LED(盤用照明装置の一部)の演出発光(虹発光以外の発光態様)が継続している。
その後、所定期間(例えば1秒)が経過すると、図145(e)に示すように、決め成功演出が開始される。具体的には、第1可動部材73が虹発光した状態で第1画像表示装置70の前方に位置する最大動作位置まで移動し、第1画像表示装置70には成功エフェクト画像SEFが表示されると共に、成功効果音が出力される。また、演出ボタン17を4秒間に亘って強振動させた後に1秒のインターバルを挟んで5秒に亘って強振動する強振動演出(決め成功振動演出)が開始されると共に、画面左上部に「5」の演出図柄70aが3つ揃った状態で仮停止する。さらに、複数の遊技盤装飾LED及び演出ボタン17が虹色で発光する。
その後、第1可動部材73が待機位置に復帰して決め成功演出及び強振動演出が終了すると、図145(f)に示すように、複数の遊技盤装飾LED及び演出ボタン17の虹色での発光が継続したまま大当たりを祝福する祝福演出が開始される。そして、祝福演出が終了すると、複数の遊技盤装飾LEDが演出発光を再開すると共に、演出ボタン17が消灯する。
その後、所定期間(例えば1秒)が経過すると、図146(g)に示すように、演出図柄70aが停止表示することを示唆するアイキャッチ演出が実行される。具体的には、3つの演出図柄70aを遮蔽するようにアイキャッチ画像ICが表示される。
そして、アイキャッチ画像ICが消去されてアイキャッチ演出が終了すると、図146(h)に示すように、演出図柄70aがキャラクタを含む表示態様に復帰して仮停止した状態となり、当該アイコンが再表示されると共に、第1特図保留数がある場合には、保留アイコンが再表示される。また、演出ボタン17の有効期間を伴わずに演出ボタン17を1秒間に亘って強振動させる強振動演出(大当たり確認振動演出)が開始されると共に、複数の遊技盤装飾LED及び演出ボタン17が虹色で発光する。ただし、この強振動演出の実行には演出ボタン17の有効期間を伴わないため、操作促進画像(不透明演出ボタン画像、ゲージ画像)を表示する際の効果音や有効期間中に演出ボタン17を操作したときの演出音(効果音)が出力されない。
そこから1秒が経過すると、図146(i)に示すように、強振動演出及び複数の遊技盤装飾LEDの虹発光が終了して演出図柄70aが「555」で本停止されると共に、特殊図柄TZも「555」で本停止される。
その後に停止時間(0.5秒)が経過すると、図146(j)に示すように、大当たり遊技のオープニング演出及び複数の遊技盤装飾LEDの演出発光が開始され、演出ボタン17の有効期間を伴わずに演出ボタン17を1秒間に亘って強振動させる強振動演出(オープニング振動演出)が開始されると共に、演出ボタン17が虹色で発光する。ただし、この強振動演出の実行には演出ボタン17の有効期間を伴わないため、操作促進画像(不透明演出ボタン画像、ゲージ画像)を表示する際の効果音や有効期間中に演出ボタン17を操作したときの演出音(効果音)が出力されない。その後は、1秒が経過すると強振動演出及び複数の遊技盤装飾LEDの虹発光が終了して大当たり遊技のオープニング演出が終了し、ラウンド遊技が開始される。
なお、決め演出に係る有効期間中に演出ボタン17が操作されるか、有効期間が経過して決め失敗演出が実行される場合には、第1可動部材73が消灯して動作せず、第1画像表示装置70には失敗エフェクト画像が表示されると共に、失敗効果音が出力される。さらに、演出ボタン17及び複数の遊技盤装飾LEDの一部又は全部が消灯し、その後にリーチハズレ出目(例えば「565」)で3つの演出図柄が仮停止される。その後に所定期間が経過すると、演出図柄70aが停止表示することを示唆するアイキャッチ演出が実行され、アイキャッチ演出が終了すると、演出図柄70aがキャラクタを含む表示態様に復帰して仮停止した状態となり、当該アイコンが再表示されると共に、第1特図保留数がある場合には、保留アイコンが再表示される。そこから1秒が経過すると、演出図柄70aがリーチハズレ出目で本停止されると共に、特殊図柄TZもリーチハズレ出目で本停止されることになる。
このように、図143~図146に示した演出例によれば、決め演出において有効示唆演出が実行される場合があることで、有効期間が発生することの他に、大当たり期待度が高いことを遊技者に示唆することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図143~図146に示した演出例によれば、図柄揃いよりも前に第1可動部材73が動作することになる決め成功演出と、図柄揃いした後に第1可動部材73が動作することになる決め成功演出とがあることで、決め演出の演出効果を効果的に向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図143~図146に示した演出例によれば、図柄揃いよりも前に第1可動部材73が動作することになる決め成功演出と、図柄揃いした後に第1可動部材73が動作することになる決め成功演出とでは、有効期間中に演出ボタン17を操作してから振動演出(決め成功振動演出)が実行されるまでの期間が異なるようになっている。そのため、初めから遊技者に高揚感を与えたり、遊技者の不安感をあおってから高揚感を与えたりすることができ、その対比効果によって遊技の興趣を効果的に向上させることが可能となる。
また、図143~図146に示した演出例によれば、決め成功演出における第1可動部材73の動作期間(10秒)と決め成功演出時に実行される振動演出の実行期間(10秒)とが同じになっている。そのため、決め成功演出の演出効果を効果的に向上させることが可能となる。また、振動演出によって大当たりであることを遊技者に示唆することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図143~図146に示した演出例によれば、決め演出時に実行される振動演出(決め成功振動演出)は、演出ボタン17の有効期間(操作促進画像の表示)を伴うため、操作促進画像(不透明演出ボタン画像、ゲージ画像)を表示する際の表示効果音や有効期間中に演出ボタン17を操作したときの演出音(操作効果音、成功効果音、可動部材の作動効果音等)が出力されるようになっている。そのため、決め成功演出の演出効果を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図143~図146に示した演出例によれば、キャラクタを含まない表示態様の演出図柄70aが3つ揃った状態(図柄揃い)で仮停止されるときに強振動演出(大当たり確定振動演出)を実行するようになっているため、大当たりとなったことを効果的に遊技者に知らしめることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図143~図146に示した演出例によれば、キャラクタを含む表示態様の演出図柄70aが3つ揃った状態(C図柄揃い)で仮停止されるときに強振動演出(大当たり確認振動演出)が実行されるようになっている。そのため、大当たりとなったことを遊技者に再確認させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図143~図146に示した演出例によれば、演出図柄70aが3つ揃った状態での仮停止時や大当たり遊技のオープニング時に実行される振動演出(オープニング振動演出)は、演出ボタン17の有効期間(操作促進画像の表示)を伴わないため、操作促進画像(不透明演出ボタン画像、ゲージ画像)を表示する際の表示効果音や有効期間中に演出ボタン17を操作したときの演出音(操作効果音、その他の効果音等)が出力されないようになっている。そのため、演出ボタン17の有効期間を伴わない振動演出時に、遊技者を困惑させてしまうような不都合を防止することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図143~図146に示した演出例によれば、決め成功演出時に実行される振動演出の実行期間は、有効期間中の演出ボタン17の操作の有無や操作タイミングに拘らず同じとなっている。そのため、演出ボタン17の操作タイミングによって振動演出を十分に体感できなくなるといった不都合を回避することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、決め演出に係る有効期間の発生中において複数の遊技盤装飾LEDが演出発光を継続するようにしていたが、有効期間の発生直前又は発生開始から演出ボタン17が操作されるか有効時間が経過するまでの間において、複数の有盤装飾LEDの一部又は全部を消灯させ、演出ボタン17の操作又は有効時間の経過によって決め成功演出を実行する場合に、複数の遊技盤装飾LEDを虹発光させるようにしてもよい。このようにすると、第1画像表示装置70に表示される操作促進画像SGを目立たせると共に、緊迫した場面であることを遊技者に知らしめることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、決め成功演出時において第1可動部材73、複数の遊技盤装飾LED及び演出ボタン17が虹発光するようにしていたが、第1可動部材73及び演出ボタン17が虹発光する一方、複数の遊技盤装飾LEDの一部又は全部が消灯するようにしてもよいし、第1可動部材73が虹発光する一方、演出ボタン17及び複数の遊技盤装飾LEDの一部又は全部が消灯するようにしてもよい。
また、決め成功演出を実行する場合に、第1可動部材73、複数の遊技盤装飾LED及び演出ボタン17の虹発光を同時に開始するようになっていたが、演出ボタン17の虹発光を先に開始してから第1可動部材73及び複数の遊技盤装飾LEDの虹発光を開始するようにしてもよいし、第1可動部材73の虹発光を先に開始してから複数の遊技盤装飾LED及び演出ボタン17の虹発光を開始するようにしてもよいし、演出ボタン17の虹発光を先に開始してから第1可動部材73及び複数の遊技盤装飾LEDの虹発光を開始するようにしてもよい。
また、祝福演出の終了後に複数の遊技盤装飾LEDが演出発光を再開すると共に、演出ボタン17が消灯するようになっていたが、祝福演出が終了しても遊技盤装飾LEDの虹発光を継続させ、再抽選演出の開始前に演出発光を再開させるようにしてもよいし、アイキャッチ演出の開始前に演出発光を再開させるようにしてもよいし、演出図柄70aの本停止時まで虹発光を継続するようにしてもよい。
また、昇格成功演出を実行する場合に、複数の遊技盤装飾LED及び演出ボタン17の虹発光を同時に開始するようになっていたが、演出ボタン17の虹発光を先に開始してから複数の遊技盤装飾LEDの虹発光を開始するようにしてもよいし、演出ボタン17の虹発光を先に開始してから複数の遊技盤装飾LEDの虹発光を開始するようにしてもよい。
また、SPSPリーチ演出が実行される場合には、アイキャッチ演出や演出図柄70aを、キャラクタを含む表示態様に復帰させる演出を実行してから演出図柄70aを本停止させるようになっていたが、SPSPリーチ演出の結果としてハズレとなる場合には、アイキャッチ演出や演出図柄70aを、キャラクタを含む表示態様に復帰させる演出を実行してから演出図柄70aを本停止させるようにし、大当たりとなる場合には、アイキャッチ演出や演出図柄70aを、キャラクタを含む表示態様に復帰させる演出を実行せずに演出図柄70aを数字のみの表示態様で本停止させるようにしてもよい。
また、決め成功演出時に実行される振動演出については、有効期間中の演出ボタン17の操作の有無や操作タイミングに拘らず同じタイミング(例えば、演出ボタン17を操作しない場合の有効期間が経過するタイミングから3秒後)まで実行する(振動演出の実行期間が可変する)ようにしてもよい。
また、決め成功演出時や昇格成功演出時に振動演出を実行するようになっているが、決め成功演出時には振動演出を実行する一方、昇格成功演出時には振動演出を実行しないようにしてもよいし、その逆にしてもよいし、決め成功演出時及び昇格成功演出時において振動演出を実行しないようにしてもよい。
また、祝福演出後の数字のみの演出図柄70aによる大当たり出目の仮停止時やアイキャッチ演出後のキャラクタを含む演出図柄70aによる大当たり出目の仮停止時に振動演出を実行するようになっているが、祝福演出後の数字のみの演出図柄70aによる大当たり出目の仮停止時には振動演出を実行する一方、アイキャッチ演出後のキャラクタを含む演出図柄70aによる大当たり出目の仮停止時には振動演出を実行しないようにしてもよいし、その逆にしてもよいし、祝福演出後の数字のみの演出図柄70aによる大当たり出目の仮停止時及びアイキャッチ演出後のキャラクタを含む演出図柄70aによる大当たり出目の仮停止時において振動演出を実行しないようにしてもよい。
また、ランプ変化演出が実行されている場合には、演出図柄70aが停止表示するまでランプ変化演出が継続する(決め演出中であっても入賞口ランプNRが非表示となる前の当該アイコンの表示態様に対応する色で発光する)ようになっているが、複数の遊技盤装飾LEDの発光態様と連動して発光及び消灯するようにしてもよい。
(タイマー演出と実行時期)
次に、図147を用いて、変動演出パターン毎のタイマー演出の実行時期を説明する。
タイマー演出には、イベントタイマー演出として、擬似連の発生を示唆する「擬似連発生タイマー演出」、ノーマルリーチ演出の開始を示唆する「ノーマルリーチ発生タイマー演出」、SPリーチ演出の開始を示唆する「SPリーチ発生タイマー演出」、SPSPリーチ演出の開始を示唆する「SPSPリーチ発生タイマー演出」、全回転リーチ演出の開始を示唆する「全回転リーチ発生タイマー演出」、演出ボタン17の有効期間の発生を示唆する「有効期間発生タイマー演出」、大当たり図柄が停止表示されることを示唆する「大当たり図柄停止タイマー演出」がある。
図147(a)に示すように、変動演出パターン7、15、20の場合には、擬似連発生タイマー演出、ノーマルリーチ発生タイマー演出、SPリーチ発生タイマー演出の3つが実行される可能性がある。
この場合、擬似連発生タイマー演出は、T1~T3の間に開始されてT3で終了する。また、ノーマルリーチ発生タイマー演出は、T2~T4の間に開始されてT4で終了する。また、SPリーチ発生タイマー演出は、T5~T6の間に開始されてT6で終了する。
図147(b)に示すように、変動演出パターン8、16、21の場合には、ノーマルリーチ発生タイマー演出、SPリーチ発生タイマー演出、SPSPリーチ発生タイマー演出、有効期間発生タイマー演出の4つが実行される可能性がある。
この場合、ノーマルリーチ発生タイマー演出は、T1~T3の間に開始されてT3で終了する。また、SPリーチ発生タイマー演出は、T2~T4の間に開始されてT4で終了する。また、SPSPリーチ発生タイマー演出は、T5~T6の間に開始されてT6で終了する。また、有効期間発生タイマー演出は、T5~T7の間に開始されてT7で終了する。
図147(c)に示すように、変動演出パターン11、22の場合には、擬似連発生タイマー演出、ノーマルリーチ発生タイマー演出、SPSPリーチ発生タイマー演出、有効期間発生タイマー演出の4つが実行される可能性がある。
この場合、擬似連発生タイマー演出は、T1~T3の間に開始されてT3で終了する。また、ノーマルリーチ発生タイマー演出は、T2~T4の間に開始されてT4で終了する。また、SPSPリーチ発生タイマー演出は、T5~T8の間に開始されてT8で終了する。また、有効期間発生タイマー演出は、T7~T9の間に開始されてT9で終了する。
(タイマー演出の演出例)
次に、図148を用いて、変動演出中に2つのタイマー演出が実行される場合の演出例について説明する。ここでは、通常遊技状態において、変動演出パターン22、擬似連発生タイマー演出(通常パターン7)、有効期間発生タイマー演出(通常パターン21)の実行が決定されたものとする。
まず、図148(a)に示すように、白文字タイマーSTWが表示されてタイマー演出が実行(タイマー時間が減算)されているときに、左右の演出図柄として同一の「7」が仮停止してリーチ状態を形成するとノーマルリーチ演出が開始される。
次に、図148(b)に示すように、白文字タイマーSTWが「あと0秒」になった後、擬似連成功演出として中領域に擬似図柄が仮停止すると共に、成功効果音が出力され、擬似2変動期間が終了する(擬似連演出に伴う赤色の炎エフェクトは図時省略)。
そして、図148(c)に示すように、演出図柄70aが再変動して擬似変動の回数(演出の段階が進展したこと)を示す「×3」が赤色で表示される。
その後、図148(d)に示すように、中領域にSPSP発展図柄が仮停止すると共に、仮停止効果音が出力され、第1可動部材73が青色で発光して動作する強動作演出が実行される。このとき、有効期間発生タイマー演出が開始されると、画像表示装置70に通常表示である「あと35秒」の白文字タイマーYTWが表示されて、タイマー時間の減算が開始される。
その後、画面がホワイトアウトして発展演出が終了し、図148(e)に示すように、中領域の演出図柄70aが再変動すると共に、3つの演出図柄70aが画面左上部に縮小表示されてSPSPリーチ演出が開始される。なお、SPSPリーチ演出の開始に伴って保留アイコンや当該アイコンは非表示となるようになっている。このとき、白文字タイマーYTWは、減算中のタイマー時間である「あと33秒」となる。
そして、SPSPリーチ演出が最終局面に差し掛かると、図148(f)に示すように、決め演出のために演出ボタン17の操作が有効となる可能性があることを示唆する有効示唆演出が開始される。具体的には、演出ボタン17を模した4つの半透明演出ボタン画像が画面の4隅から画面中央の特定位置に向けて集合させていく演出が行われる。このとき、白文字タイマーYTWは、減算中のタイマー時間である「あと2秒」となる。
そして、半透明演出ボタン画像が画面中央の特定位置に集合し、白文字タイマーYTWが「あと0秒」になった後、図148(g)に示すように、演出ボタン17の有効期間(単打5秒)が発生し、画面中央の特定位置に突出状態であって赤発光する演出ボタン17を模した不透明演出ボタン画像と、有効期間の残り時間を示すゲージ画像から構成される操作促進画像SGが表示され、操作促進画像SGの表示効果音が出力されると共に、演出ボタン17が突出状態であって赤発光する。
その後、演出ボタン17が操作されるか、有効期間が経過すると、図148(h)に示すように、決め成功演出が開始される。具体的には、第1可動部材73が虹発光した状態で第1画像表示装置70の前方に位置する最大動作位置まで移動し、第1画像表示装置70には成功エフェクト画像SEFが表示されると共に、成功効果音が出力される。また、演出ボタン17を4秒間に亘って強振動させた後に1秒のインターバルを挟んで5秒に亘って強振動する強振動演出(決め成功振動演出)が開始されると共に、画面左上部で「7」の演出図柄70aが3つ揃った状態で仮停止する。さらに、複数の遊技盤装飾LED及び演出ボタン17が虹色で発光する。
(演出モードA(通常遊技状態)における第2変動演出で特殊SPリーチ演出が実行されて大当たりとなる場合の演出例)
図149を用いて、演出モードA(通常遊技状態)における第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)で特殊SPリーチ演出が実行されて大当たりとなる場合の演出例について説明する。
まず、図149(a)に示すように、画像表示装置70では、ハズレを示す「635」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示した状態となっている。また、第2特図保留数表示領域70Fに「2」が表示される。このとき、演出モードA(通常遊技状態)であるので、第2保留アイコン表示領域70Dは非表示となっている。
この状態から第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が開始されると、図149(b)に示すように、第2特図保留数表示領域70Fが「2」から「1」に変化する。なお、当該アイコン表示領域70Cには当該アイコンTIが表示されないが、当該アイコンが表示されるようにしてもよい。
その後、図149(c)に示すように、特殊SPリーチ演出に発展することを示唆する発展演出が実行され、特殊SPリーチ演出が実行される。
そして、特殊SPリーチ演出が終了すると、図149(d)に示すように、演出図柄70aが「555」で本停止されると共に、特殊図柄TZも「555」で本停止されて、第2変動演出が終了する。
また、普図ゲート44を遊技球が通過すると、第1始動口45に遊技球が入賞すると、通常遊技状態において右打ちが行われたことに基づく右打ちエラー報知が所定期間(例えば4秒間)にわたって行われる。具体的には、遊技領域5aの左側領域に向けて遊技球を発射することを示唆する右打ちエラー画像MUEが画面中央寄りの位置に表示され、音声出力装置9から「左打ちして下さい」の右打ちエラー音声が出力される。
第2変動演出の終了後、図149(e)に示すように、右打ちエラー報知の実行期間中に大当たり遊技のオープニング演出が開始されると共に、画面右上に右打ちを示唆する右打ち画像MUが表示されて右打ち報知が行われ、大当たり演出1が実行される。このとき、右打ち報知が開始されたことで右打ちエラー画像MUEが消去されるが、右打ちエラー音声の出力は継続され、通常の出力期間よりも短い期間が経過すると出力が終了する。なお、第1変動演出の結果として第2大当たり遊技が実行される場合には、大当たり演出2が実行されることになる。
(演出モードG(特定遊技状態)における第1変動演出でチャンス演出が実行されて大当たりとなる場合の演出例)
図150を用いて、演出モードG(特定遊技状態)における第1変動演出でチャンス演出が実行されて大当たりとなる場合の演出例について説明する。
まず、図150(a)に示すように、画像表示装置70では、ハズレを示す「285」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示した状態となっている。また、第1特図保留数表示領域70Eに「2」が表示される。このとき、演出モードG(特定遊技状態)であるので、第1保留アイコン表示領域70Bは非表示となっている。
この状態から第1変動演出が開始されると、図150(b)に示すように、第1特図保留数表示領域70Eが「2」から「1」に変化する。なお、当該アイコン表示領域70Cには当該アイコンTIが表示されないが、当該アイコンが表示されるようにしてもよい。
その後、図150(c)に示すように、「チャンス接近中」との文字画像が表示されると共に、演出図柄70aが画面左上隅部に縮小表示され、大当たり遊技が実行されるチャンスであることを示唆するチャンス演出が実行される。
また、チャンス演出が開始されてから所定期間が経過すると、図150(d)に示すように、大当たり獲得演出が開始される。具体的には、第1可動部材73が虹発光した状態で第1画像表示装置70の前方に位置する最大動作位置まで移動し、第1画像表示装置70には成功エフェクト画像SEFが表示されると共に、成功効果音が出力される。また、複数の遊技盤装飾LEDの一部又は全部が虹発光する。
そして、大当たり獲得演出が終了して第1可動部材73が初期位置に復帰すると、図150(e)に示すように、演出図柄70aが「555」で本停止されると共に、特殊図柄TZも「555」で本停止されて、第1変動演出が終了する。
第1変動演出の終了後、図150(f)に示すように、大当たり遊技のオープニング演出が開始され、大当たり演出1が実行される。なお、第1変動演出の結果として第2大当たり遊技が実行される場合には、大当たり演出2が実行されることになる。
このように、図149及び図150に示した演出例によれば、特定遊技状態において、第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合と、第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合とでは、異なる態様(先読み演出の実行の有無、各種予告演出の実行の有無、特定のリーチ演出の有無、当該アイコンの表示の有無、背景画像の種類、BGMの種類等)で演出を実行するが、特定遊技状態における第1変動演出後の大当たり演出と、特定遊技状態における第2変動演出後の大当たり演出とでは、共通の態様(背景画像、BGM、ラウンド演出画像等)で演出を実行可能となっている。そのため、大当たり演出中は第1変動演出が契機であるのか第2変動演出が契機であるかを遊技者に意識させずに済むため、余計な考えを持ち込まずに大当たり演出を堪能させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図149及び図150に示した演出例によれば、通常遊技状態中に右打ちされると右打ちエラー報知(左打ちを示唆する右打ちエラー画像HUEの表示、「左打ちして下さい」の左打ちエラー音声の出力)が所定期間(例えば4秒)にわたって実行されるが、右打ちエラー報知の実行中に大当たり遊技が開始されると、右打ちエラー報知を継続したまま右打ち報知を実行するようになっている。そのため、通常遊技状態中の右打ちが遊技者に不利であることを遊技者に認識させつつ、大当たり遊技の開始によって遊技者に損失を与えないように右打ち報知を行うことができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図149及び図150に示した演出例によれば、右打ちエラー報知の実行中に大当たり遊技が開始されると、右打ちエラー画像HUEの表示は終了させるが、「左打ちして下さい」の左打ちエラー音声の出力が継続するようになっている。そのため、右打ち報知を極端に阻害せずに済み、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図149及び図150に示した演出例によれば、所定期間にわたって実行される右打ちエラー報知の実行中に大当たり遊技が開始されると、「左打ちして下さい」の左打ちエラー音声の出力が継続するが、通常よりも短い時間で(所定期間の経過前に)終了するようになっている。そのため、右打ち報知を極端に阻害せずに済み、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、通常遊技状態において、第1変動演出(第1特別図柄の変動表示)が実行される場合と、第2変動演出(第2特別図柄の変動表示)が実行される場合とで、異なる態様(先読み演出の実行の有無、各種予告演出の実行の有無、特定のリーチ演出の有無、当該アイコンの表示の有無、背景画像の種類、BGMの種類等)で演出を実行可能とし、通常遊技状態における第1変動演出後の大当たり演出と、通常遊技状態における第2変動演出後の大当たり演出とで、共通の態様(背景画像、BGM、ラウンド演出画像等)で演出を実行可能としてもよい。このようにすると、大当たり演出中は第1変動演出が契機であるのか第2変動演出が契機であるかを遊技者に意識させずに済むため、余計な考えを持ち込まずに大当たり演出を堪能させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(大当たり中に確変ミッション演出が実行される場合の演出例)
図151を用いて、大当たり(ラウンド遊技)中に確変遊技状態になるか否かの確変ミッション演出が実行される場合の演出例について説明する。
図151(a)に示すように、大当たり遊技のオープニング演出が開始されると、演出ボタン17の有効期間を伴わずに演出ボタン17を1秒間に亘って強振動させる強振動演出(オープニング振動演出)が開始されると共に、演出ボタン17が虹色で発光する。その後は、1秒が経過すると強振動演出が終了して大当たり遊技のオープニング演出が終了し、1回目のラウンド遊技が開始される。
その後、1回目のラウンド遊技後のインターバル期間が終了して2回目のラウンド遊技が開始されると、図151(b)に示すように、確変遊技状態になるか否かの確変ミッション演出の説明が開始され、「敵を撃破で確変だ」との文字が2回目のラウンド遊技が終了するまで表示される。
そして、2回目のラウンド遊技後のインターバル期間が終了して3回目のラウンド遊技が開始されると、図151(c)に示すように、演出ボタン17の有効期間(5秒単打)が発生して確変ミッション演出が開始される。具体的には、「撃破しろ」との文字が表示されると共に、演出ボタン17を模した不透明演出ボタン画像と、有効期間の残り時間を示すゲージ画像から構成される操作促進画像SGが表示され、操作促進画像SGの表示効果音が出力されると共に、演出ボタン17が白発光する。このとき、複数の遊技盤装飾LED(盤用照明装置の一部)の演出発光(虹発光以外の発光態様)が継続している。
その後、演出ボタン17が操作されるか、有効期間が経過すると、図151(d)に示すように、ミッション成功演出が開始される。具体的には、第1可動部材73が虹発光した状態で第1画像表示装置70の前方に位置する最大動作位置まで移動し、第1画像表示装置70には成功エフェクト画像SEFが表示されると共に、成功効果音が出力される。また、演出ボタン17を5秒間に亘って強振動させる強振動演出(昇格振動演出)が開始されると共に、演出ボタン17及び複数の遊技盤装飾LEDの一部又は全部が虹発光する。
その後、ミッション成功演出が終了すると、図151(e)に示すように、ミッションに成功したことを示す「撃破」の文字が表示され、演出ボタン17の虹発光が終了すると共に、複数の遊技盤装飾LEDの演出発光が再開され、3回目のラウンド遊技が終了すると「撃破」の文字が消去されてラウンド演出が再開される。
そして、9回目のラウンド遊技が開始されると、図151(f)に示すように、演出ボタン17及び十字キー18の有効期間(ここでは9回目のラウンド遊技の開始から10回目のラウンド遊技の開始から5秒が経過するまでの最低でも11秒間)が発生して確変遊技状態中の演出モードを選択するためのモード選択演出が開始される。具体的には、演出モードDの選択肢画像と、演出モードEの選択肢画像が表示され、操作促進画像として「確変中のモードを十字キーで選んでボタンで決定して下さい!」の文字、白発光する演出ボタン17を模した不透明演出ボタン画像が表示される。
その後、十字キー18の右ボタンが操作されると、図151(g)に示すように、演出モードDの選択肢画像が選択された状態(演出モードEの選択肢画像が暗色で表示された状態)から演出モードEの選択肢画像が選択された状態(演出モードDの選択肢画像が暗色で表示された状態)となる。
そして、演出ボタン17が操作されるか、有効期間が経過すると、図151(h)に示すように、演出モードEの選択肢画像が拡大表示され、確変遊技状態中の最初の演出モードが演出モードEになることが報知されてモード選択演出が終了する。その後は、10回目のラウンド遊技が終了すると、エンディング演出が実行され、エンディング演出が終了すると、確変遊技状態が開始されることになる。
また、第1始動口45に遊技球が入賞すると、大当たり遊技中において第1始動口45に遊技球が入賞したことに基づく左打ちエラー報知が所定期間(例えば4秒間)にわたって行われる。具体的には、遊技領域5aの右側領域に向けて遊技球を発射することを示唆する左打ちエラー画像HUEが画面中央寄りの位置に右打ち画像MUよりも大きなサイズで表示され、音声出力装置9から「右打ちしてください」の左打ちエラー音声が出力される。
なお、ミッション失敗演出が実行される場合には、第1可動部材73が消灯して動作せず、第1画像表示装置70には失敗エフェクト画像が表示されると共に、失敗効果音が出力される。さらに、モード選択演出が実行されずにエンディング演出へと移行する。
このように、図151に示した演出例によれば、ミッション成功演出における第1可動部材73の動作期間(5秒)と、ミッション成功演出時に実行される振動演出(昇格振動演出)の実行期間(5秒)とが同じになっている。そのため、ミッション成功演出の演出効果を効果的に向上させることが可能となる。また、振動演出によって遊技者に有利な結果であること、つまり、確変状態が発生することを遊技者に示唆することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図151に示した演出例によれば、ミッション成功演出時に実行される振動演出(昇格振動演出)は、演出ボタン17の有効期間を伴うため、操作促進画像(不透明演出ボタン画像、ゲージ画像)を表示する際の表示効果音や有効期間中に演出ボタン17を操作したときの演出音(成功効果音)が出力されるようになっている。そのため、決め成功演出の演出効果を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図151に示した演出例によれば、ミッション成功演出時に実行される振動演出(昇格振動演出)の実行期間は、有効期間中の演出ボタン17の操作の有無や操作タイミングに拘らず同じとなっている。そのため、演出ボタン17の操作タイミングによって振動演出を十分に体感できなくなるといった不都合を回避することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図151に示した演出例によれば、モード選択演出中に演出ボタン17や十字キー18が操作されても振動演出が実行されないようになっている。そのため、選択されていない演出モードよりも、選択された演出モードの方が、大当たり期待度が高いと遊技者に勘違いさせるような不都合を防止することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。また、遊技者が驚いてしまうことを防止することができ、遊技者に不快感を与えるような不都合を回避することが可能となる。
また、図151に示した演出例によれば、大当たり遊技中に右打ちを示唆する右打ち報知(右打ち画像MUの表示)を実行可能であるが、大当たり遊技中に左打ちされて第1始動口45に遊技球が入賞すると、右打ち報知(右打ち画像MUの表示)は継続したまま、左打ちエラー報知(右打ちを示唆する左打ちエラー画像HUEの表示、「右打ちして下さい」の左打ちエラー音声の出力)が所定期間(例えば4秒)にわたって実行されるようになっている。そのため、右打ち報知が行われているにも拘わらず左打ちをしてしまった遊技者に右打ちを促すことで遊技者が不利益を被ることを抑制することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図151に示した演出例によれば、大当たり遊技中に表示されていた右打ち画像MUと、左打ちエラー画像HUE(右打ち報知画像)とを重ならないように表示させるようになっている。そのため、遊技者に的確に右打ちを促すことができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、確変ミッション演出に係る有効期間の発生中において複数の遊技盤装飾LEDが演出発光を継続するようにしていたが、有効期間の発生直前又は発生開始から演出ボタン17が操作されるか有効時間が経過するまでの間において、複数の有盤装飾LEDの一部又は全部を消灯させ、演出ボタン17の操作又は有効時間の経過によってミッション成功演出を実行する場合に、複数の遊技盤装飾LEDを虹発光させるようにしてもよい。このようにすると、第1画像表示装置70に表示される操作促進画像SGを目立たせると共に、緊迫した場面であることを遊技者に知らしめることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、ミッション成功演出時において第1可動部材73、複数の遊技盤装飾LED及び演出ボタン17が虹発光するようにしていたが、第1可動部材73及び演出ボタン17が虹発光する一方、複数の遊技盤装飾LEDの一部又は全部が消灯するようにしてもよいし、第1可動部材73が虹発光する一方、演出ボタン17及び複数の遊技盤装飾LEDの一部又は全部が消灯するようにしてもよい。
また、ミッション成功演出を実行する場合に、第1可動部材73、複数の遊技盤装飾LED及び演出ボタン17の虹発光を同時に開始するようになっていたが、演出ボタン17の虹発光を先に開始してから第1可動部材73及び複数の遊技盤装飾LEDの虹発光を開始するようにしてもよいし、第1可動部材73の虹発光を先に開始してから複数の遊技盤装飾LED及び演出ボタン17の虹発光を開始するようにしてもよいし、演出ボタン17の虹発光を先に開始してから第1可動部材73及び複数の遊技盤装飾LEDの虹発光を開始するようにしてもよい。
また、ミッション成功演出時に実行される振動演出については、有効期間中の演出ボタン17の操作の有無や操作タイミングに拘らず同じタイミング(例えば、演出ボタン17を操作しない場合の有効期間が経過するタイミングから3秒後)まで実行する(振動演出の実行期間が可変する)ようにしてもよい。
また、ミッション成功演出時に振動演出を実行するようになっているが、ミッション成功演出時には振動演出を実行しないようにしてもよい。
また、右打ち画像MUや左打ちエラー画像(右打ち報知画像)が動的表示を行うようになっていないが、例えば所定の周期で左右に揺動するような動的表示を行わせるようにしてもよい。この場合には、右打ち画像MUと左打ちエラー画像(右打ち報知画像)の動的表示の周期を同期させないようにするとよい。
(遊技状態毎の大当たり遊技のオープニング演出とエンディング演出の演出例)
図152を用いて、遊技状態毎の大当たり遊技のオープニング演出とエンディング演出の演出例を説明する。
まず、図152(a)に示すように、演出モードA(通常遊技状態)において、第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)が実行されており、第1画像表示装置70では、演出図柄70a、及び、特殊図柄TZのスクロール(下方向への移動)が行われている。また、第1特図保留数表示領域70Eには「1」が表示されると共に、第2特図保留数表示領域70Fには「0」が表示されている、また、第1保留アイコン表示領域70Bの第1表示部70B1に第1保留アイコン(白アイコン)が表示され、当該アイコン表示領域70Cに当該アイコン(白アイコン)TIが表示されている。
その後、演出図柄70a及び特殊図柄TZが大当たり出目「444」で本停止して停止時間が経過すると、図152(b)に示すように、通常遊技状態からの大当たり遊技(所謂初当たり)のオープニング演出が開始されると、画面右上に右打ちを示唆する右打ち画像MUが表示されて第1右打ち報知が実行される。
その後、オープニング演出の前半演出が終了して後半演出が開始されると、図152(c)に示すように、右打ち大画像MUDが表示されると共に、「右を狙え」との右打ち音声が出力されて第2右打ち報知が実行される。具体的には、遊技盤面(遊技領域5a)の上部を模した画像が表示されると共に、右打ちを示唆する矢印が表示され、さらに、「右を狙え」との文字画像が表示される。
そして、通常遊技状態からの大当たり遊技(所謂初当たり)のラウンド遊技が終了してエンディング演出が開始されると、図152(d)に示すように、通常時短遊技状態となることを示唆する「チャンスタイム突入」との文字画像が表示され、遊技者への注意を促す注意喚起報知が開始される。具体的には、遊技機1に併設される遊技媒体の貸出機に挿入されている遊技者所有の有価価値が記憶されるカード(記憶媒体)の取り忘れを注意させるための「カードの取り忘れにご注意ください」との文字を含む第1注意喚起画像KG1と、遊技への過度なのめり込みを注意させるための「遊技へののめり込みにご注意ください」との文字を含む第2注意喚起画像KG2が表示される。
その後、エンディング演出が終了して大当たり遊技が終了すると、通常時短遊技状態に制御されて演出モードFとなり、第1画像表示装置70では、第1保留アイコン表示領域70Bが設定されずに、当該アイコン表示領域70C及び第2保留アイコン表示領域70Dが設定される画面となるが、右打ち画像MUの表示は継続したまま、新たに特別図柄の変動表示(変動演出)が開始されることになる。
そして、図152(e)に示すように、演出モードG(通常時短遊技状態)において、残り時短回数(J2)が49回目となる第2特別図柄の変動表示(変動演出)が開始されると、第1画像表示装置70では、演出図柄70a、及び、特殊図柄TZのスクロール(下方向への移動)が行われる。
その後、演出図柄70a及び特殊図柄TZが大当たり出目「444」で本停止して停止時間が経過すると、図152(f)に示すように、通常時短遊技状態からの大当たり遊技(所謂連荘当たり)のオープニング演出が開始されると、画面右上に右打ちを示唆する右打ち画像MUが表示されて第1右打ち報知が実行される。
その後、オープニング演出の前半演出が終了して後半演出が開始されると、図152(g)に示すように、右打ち大画像MUDが表示されると共に、「右を狙え」との右打ち音声が出力されて第2右打ち報知が実行される。具体的には、遊技盤面(遊技領域5a)の上部を模した画像が表示されると共に、右打ちを示唆する矢印が表示され、さらに、「右を狙え」との文字画像が表示される。
そして、通常時短遊技状態からの大当たり遊技(所謂連荘当たり)のラウンド遊技が終了してエンディング演出が開始されると、図152(h)に示すように、通常時短遊技状態となることを示唆する「チャンスタイム突入」との文字画像が表示されるが、遊技者への注意を促す注意喚起報知が実行されないままエンディング演出が進行する。
その後、エンディング演出が終了して大当たり遊技が終了すると、通常時短遊技状態に制御されて演出モードFとなり、第1画像表示装置70では、第1保留アイコン表示領域70Bが設定されずに、当該アイコン表示領域70C及び第2保留アイコン表示領域70Dが設定される画面となるが、右打ち画像MUの表示は継続したまま、新たに特別図柄の変動表示(変動演出)が開始されることになる。
(特殊時短遊技状態中の大当たり遊技のオープニング演出とエンディング演出の演出例)
図153を用いて、特殊時短遊技状態中の大当たり遊技のオープニング演出とエンディング演出の演出例を説明する。
まず、図153(a)に示すように、演出モードH(特殊時短遊技状態)において、第2特別図柄の変動表示(第2変動演出)が実行されており、第1画像表示装置70では、演出図柄70a、及び、特殊図柄TZのスクロール(下方向への移動)が行われている。また、第1特図保留数表示領域70Eには「0」が表示されると共に、第2特図保留数表示領域70Fには「1」が表示されており、第2保留アイコン表示領域70Bには4つの第2保留アイコン(白アイコン)が表示され、当該アイコン表示領域70Cに当該アイコン(白アイコン)が表示されている。
その後、演出図柄70a及び特殊図柄TZが大当たり出目「444」で本停止して停止時間が経過すると、図153(b)に示すように、特殊時短遊技状態からの大当たり遊技(所謂初当たり)のオープニング演出が開始されると、画面右上に右打ちを示唆する右打ち画像MUが表示されて第1右打ち報知が実行される。
その後、オープニング演出の前半演出が終了して後半演出が開始されると、図153(c)に示すように、右打ち大画像MUDが表示されると共に、「右を狙え」との右打ち音声が出力されて第2右打ち報知が実行される。具体的には、遊技盤面(遊技領域5a)の上部を模した画像が表示されると共に、右打ちを示唆する矢印が表示され、さらに、「右を狙え」との文字画像が表示される。
そして、特殊時短遊技状態からの大当たり遊技(所謂初当たり)のラウンド遊技が終了してエンディング演出が開始されると、図153(d)に示すように、通常時短遊技状態となることを示唆する「チャンスタイム突入」との文字画像が表示され、遊技者への注意を促す注意喚起報知が開始される。具体的には、遊技機1に併設される遊技媒体の貸出機に挿入されている遊技者所有の有価価値が記憶されるカード(記憶媒体)の取り忘れを注意させるための「カードの取り忘れにご注意ください」との文字を含む第1注意喚起画像KG1と、遊技への過度なのめり込みを注意させるための「遊技へののめり込みにご注意ください」との文字を含む第2注意喚起画像KG2が表示される。
このとき、第1始動口45に遊技球が入賞すると、特定遊技状態において第1始動口45に遊技球が入賞したことに基づく左打ちエラー報知が所定期間(例えば4秒間)にわたって行われる。具体的には、遊技領域5aの右側領域に向けて遊技球を発射することを示唆する左打ちエラー画像HUEが画面中央寄りの位置に右打ち画像MUよりも大きなサイズで表示され、音声出力装置9から「右打ちしてください」の左打ちエラー音声が出力される。
一方、第2保留記憶の中に大当たり遊技が実行されるものが存在していることが事前判定され、その旨を報知するための先読み保留連演出の実行条件が成立すると、図153(e)に示すように、先読み保留連演出が実行される。具体的には、注意喚起報知と並行して第1画像表示装置70に連荘キャラクタRCが表示され、第2保留記憶の中に大当たり遊技が実行されるものが存在していることが報知される。
このように、図152~図153に示した演出例によれば、通常遊技状態中に大当たり遊技(所謂初当たり)が実行された場合には、大当たり遊技の終了に関連して遊技に係る特定報知(注意喚起報知)を実行可能であり、通常時短遊技状態中に大当たり遊技(所謂連荘当たり)が実行された場合には、大当たり遊技の終了に関連して遊技に係る特定報知(注意喚起報知)の実行が制限され(実行されず)、大当たり遊技を経由せずに実行される特殊時短遊技状態中に大当たり遊技(所謂初当たり)が実行された場合には、大当たり遊技の終了に関連して遊技に係る特定報知(注意喚起報知)を実行可能となっている。そのため、必要十分な程度に遊技者に対して遊技に係る注意喚起報知を実行することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図152~図153に示した演出例によれば、大当たり遊技中に確変遊技状態になるか否かの確変ミッション演出(有効期間を発生させると共に有効期間中の演出ボタン17の操作に応じて可動部材が動作する確変昇格演出)を実行可能となっているが、注意喚起報知の実行中においては確変ミッション演出(確変昇格演出)の実行が制限される(実行されない)ようになっている。そのため、遊技者に対して適切に注意喚起報知を行うことができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図152~図153に示した演出例によれば、大当たり遊技の終了に関連して遊技に係る注意喚起報知を実行可能であるが、注意喚起報知の実行中であっても保留記憶の中に大当たりとなるものが含まれていることを報知(示唆)する先読み保留連演出を実行可能となっている。そのため、注意喚起報知で遊技者を冷静にさせつつ期待感を持たせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図152~図153に示した演出例によれば、大当たり遊技の終了に関連して遊技に係る注意喚起報知を実行可能であるが、注意喚起報知の実行中であっても遊技者にとって不利となる左打ちが行われた場合には、右打ちを示唆する左打ちエラー報知を実行可能となっている。そのため、遊技者が無用な損失を被らないようにすることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、通常遊技状態中や特殊時短遊技状態中に大当たり遊技が実行された場合に注意喚起報知を実行するようになっていたが、規定量(例えば300個)以上の賞球(出玉)を獲得できる大当たり遊技が実行された場合には注意喚起報知を実行し、規定量以上の賞球を獲得できない大当たり遊技が実行された場合には注意喚起報知を実行しないようにしてもよい。
(特殊時短遊技状態が発生する場合の演出例)
図154を用いて、特殊時短遊技状態が発生する場合の演出例を説明する。
ここでは、所定条件の成立(RWMクリアを実行、大当たり遊技の終了に基づく変動回数の0クリア)から実行された特別図柄のハズレ変動表示の回数が800回(特殊時短遊技状態の発生までの残り変動回数が100回)となった時点から特殊時短遊技状態の発生時期を示唆する発動カウンタ表示が行われているものとする。具体的には、特殊時短遊技状態を意味する「お助けタイム」との文字を含む報知ロゴLGと残り変動回数を示す「残り○○」との文字画像とが表示される。
また、特殊時短遊技状態の発生までの残り変動回数が3回となった時点から特殊時短遊技状態が発生することを示唆するカウントダウン演出が行われているものとする。具体的には、変動演出が開始される毎に残り回数を示す文字画像が所定期間(例えば1秒)にわたって表示される。
図154(a)に示すように、特殊時短遊技状態の発生までの残り変動回数が1回となる第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)が開始されると、演出図柄70a及び特殊図柄TZの変動表示が開始され、第1保留数表示領域70Eの数字が「3」から「2」に減少し、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されていた3つの保留アイコンHIが当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示して1つが当該アイコンTIとして表示される。このとき、カウントダウン演出として「1」の文字画像が表示される。
その後、第1特別図柄の変動時間が経過してハズレ特別図柄で停止表示すると、図154(b)に示すように、演出図柄70a及び特殊図柄TZがハズレ出目「635」で停止表示し、当該アイコンが消滅表示されて発動カウンタ表示の残り変動回数が「1」となる。
そして、特殊時短遊技状態の発生までの残り変動回数が1回となる第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)が開始されると、図154(c)に示すように、演出図柄70a及び特殊図柄TZの変動表示が開始され、第1保留数表示領域70Eの数字が「2」から「1」に減少し、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されていた2つの保留アイコンHIが当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示して1つが当該アイコンTIとして表示される。このとき、カウントダウン演出として「0」の文字画像が表示される。
次に、第1特別図柄の変動時間が経過してハズレ特別図柄で停止表示すると、図154(d)に示すように、演出図柄70a及び特殊図柄TZがハズレ出目「635」で停止表示し、当該アイコンが消滅表示されて発動カウンタ表示の残り変動回数が「0」となる。
このタイミングで普図ゲート44を遊技球が通過すると、通常遊技状態において右打ちが行われたことに基づく右打ちエラー報知が所定期間(例えば4秒間)にわたって行われる。具体的には、遊技領域5aの左側領域に向けて遊技球を発射することを示唆する右打ちエラー画像MUEが画面中央寄りの位置に表示され、音声出力装置9から「左打ちして下さい」の右打ちエラー音声が出力される。
その後、特殊時短遊技状態が発生して第1特別図柄の変動表示が開始されると、図154(e)に示すように、演出図柄70a及び特殊図柄TZの変動表示が開始され、それに伴い背景画像の視認を規制するブラックアウト演出が行われ、画面右上に右打ちを示唆する右打ち画像MUが表示されて右打ち報知が行われる。このとき、右打ち報知が開始されたことで右打ちエラー画像MUEが消去されるが、右打ちエラー音声の出力は継続され、通常の出力期間よりも短い期間が経過すると出力が終了する。
そして、所定時間(例えば1秒)が経過すると、図154(f)に示すように、特殊時短遊技状態に突入することを示唆する「お助けタイム突入」との文字画像が表示されて突入演出(ロング突入演出又はショート突入演出)が実行される。また、右打ちを示唆する右打ち画像MU2が表示されると共に、「右打ち」との音声が出力されて右打ち報知が行われる。
また、突入演出の実行時間が経過すると、「お助けタイム突入」との文字画像が消去されると共に、演出モードHの背景画像が視認可能となる。また、画面左上に「お助けタイム」との帯画像が表示されると共に、画面左下に第2時短回数(J2)の残り回数を示す時短残回数画像KGが「残り799回」と表示される。
次に、第1特別図柄の変動時間が経過して第1特別図柄がハズレ特別図柄で停止表示すると、図154(g)に示すように、演出図柄70a及び特殊図柄TZがハズレ出目「416」で停止表示する。
その後、第1始動口45に遊技球が入賞すると、特定遊技状態において左打ちが行われたことに基づく左打ちエラー報知が所定期間(例えば4秒間)にわたって行われる。具体的には、遊技領域5aの右側領域に向けて遊技球を発射することを示唆する左打ちエラー画像HUEが画面中央寄りの位置に表示され、音声出力装置9から「右打ちして下さい」の右打ちエラー音声が出力される。
なお、特定遊技状態において第1始動口45に1個の遊技球が入賞したことで左打ちエラー報知を行うのではなく、第1始動口45に所定個数(例えば3個)の遊技球が入賞したことで左打ちエラー報知を行うようにしてもよい。また、第2始動口47に遊技球が入賞したタイミングで左打ちエラー報知を終了させるようにしてもよく、この場合には、左打ちエラー音声よりも左打ちエラー画像HUEを先に消去してもよいし、左打ちエラー画像HUEよりも左打ちエラー音声を先に消去してもよい。
このように、図154に示した演出例によれば、特殊時短遊技状態が発生するまでの残りの変動回数が所定回数(ここでは100回)になると発動カウンタ表示を開始するようになっている。そのため、特殊時短遊技状態に移行するまでの特別図柄の変動表示(変動演出)の回数を遊技者が把握することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図154に示した演出例によれば、発動カウンタ表示としての残り変動回数を示す文字画像が数字のみで回や回数といった単位表示を含まないようになっている。そのため、この数字が何を意味するのかを遊技者が調べる可能性が高まることになり、機種情報を目にする機会を増やすことで遊技機に対する理解度を深めさせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図154に示した演出例によれば、発動カウンタ表示としての残り変動回数を示す文字画像が、大当たり予告演出や先読み演出が実行(開始)され易い変動演出の開始時ではなく、変動開始時よりも大当たり予告演出や先読み演出が実行(開始)されにくい演出図柄の停止表示時に更新されるようになっている。そのため、遊技者が発動カウンタの減算を認識し易くなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図154に示した演出例によれば、特殊時短遊技状態に移行する所定回数(ここでは3回)前の特別図柄の変動表示(変動演出)から特殊時短遊技状態に移行することを示唆するカウントダウン演出が実行されるようになっている。そのため、特殊時短遊技状態の発生時期を明確に把握することができると共に、特殊時短遊技状態が発生することに対する遊技者の期待感を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図154に示した演出例によれば、特殊時短遊技状態に移行した場合に突入演出(ロング突入演出又はショート突入演出)を実行可能となっている。そのため、特殊時短遊技状態になったことを遊技者に的確に認識させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図154に示した演出例によれば、特殊時短遊技状態における初回の特別図柄の変動表示が開始されたことに伴って右打ち報知が行われるようになっている。そのため、特殊時短遊技状態についての知識がない遊技者であっても右打ちを行うことを把握することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図154に示した演出例によれば、通常時短遊技状態に移行する場合とは異なる演出態様で特殊時短遊技状態の突入演出が実行されるようになっている。そのため、通常時短遊技状態とは異なる時短遊技状態が発生したことを遊技者に知らしめると共に、斬新な態様で特殊時短遊技状態が発生したことを遊技者に報知することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図154に示した演出例によれば、通常遊技状態中に右打ちされると右打ちエラー報知(左打ちを示唆する右打ちエラー画像MUEの表示、「左打ちして下さい」の左打ちエラー音声の出力)が所定期間(例えば4秒)にわたって実行されるが、右打ちエラー報知の実行中に特殊時短遊技状態が開始されると、右打ちエラー報知を継続したまま右打ち報知を実行可能となっている。そのため、通常遊技状態中の右打ちが遊技者に不利であることを遊技者に認識させつつ、特殊時短遊技状態の開始によって遊技者に損失を与えないように右打ち報知を行うことができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図154に示した演出例によれば、右打ちエラー報知の実行中に特殊時短遊技状態が開始されると、右打ちエラー画像MUEの表示は終了させるが、「左打ちして下さい」の左打ちエラー音声の出力が継続するようになっている。そのため、右打ち報知を極端に阻害せずに済み、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図154に示した演出例によれば、左打ちを示唆する画像(右打ちエラー画像MUE)の数よりも、右打ちを示唆する画像(右打ち画像MU、右打ち画像MU2)の数の方が多くなっている。そのため、遊技者に右打ちを適切に行わせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図154に示した演出例によれば、右打ちエラー報知の実行中に特殊時短遊技状態が開始された場合、右打ちエラー画像MUEの表示が終了した後に右打ち画像MU2の表示が終了するようになっている。そのため、遊技者に右打ちを適切に行わせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図154に示した演出例によれば、特殊時短遊技状態中に右打ちを示唆する右打ち報知(右打ち画像MUの表示)を実行可能であるが、特殊時短遊技状態中に左打ちされて第1始動口45に遊技球が入賞すると、右打ち報知(右打ち画像MUの表示)は継続したまま、左打ちエラー報知(右打ちを示唆する左打ちエラー画像HUEの表示、「右打ちして下さい」の左打ちエラー音声の出力)が所定期間(例えば4秒)にわたって実行されるようになっている。そのため、右打ち報知が行われているにも拘わらず左打ちをしてしまった遊技者に右打ちを促すことで遊技者が不利益を被ることを抑制することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図154に示した演出例によれば、特殊時短遊技状態中に表示されていた右打ち画像MUと、左打ちエラー画像HUE(右打ち報知画像)とを重ならないように表示させるようになっている。そのため、遊技者に的確に右打ちを促すことができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、大当たり履歴の有無に拘わらず同一の演出態様で特殊時短遊技状態を発生させるようになっているが、大当たり履歴がある状態で特殊時短遊技状態を発生させる場合には、特殊時短遊技状態が発生する所定期間前(例えば所定条件の成立から800回の変動表示が実行された時点)から演出モードをカウントダウンモードに移行させるようにしてもよい。このようにすると、特殊時短遊技状態が発生することに対する遊技者の期待感を効果的に高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、カウントダウンモードについては、大当たり遊技間で特殊時短遊技状態が発生する前の通常遊技状態においては移行可能とする一方、特殊時短遊技状態が発生した後の通常遊技状態においては移行しないようにするとよい。このようにすると、カウントダウンモードが発生するか否かによって特殊時短遊技状態の発生前なのか発生後であるのかを把握することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、カウントダウンモードを発生可能とした場合には、特殊時短遊技状態が発生する前の通常遊技状態と、特殊時短遊技状態が発生した後の通常遊技状態とで演出モードの変化割合を異ならせる(特殊時短遊技状態の発生前の通常遊技状態の方が演出モードの変化が発生し易いようにする)ことができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(大当たり履歴がない状態で発生した特殊時短遊技状態が終了する場合の演出例)
図155を用いて、大当たり履歴がない状態で発生した特殊時短遊技状態が終了する場合の演出例を説明する。
ここでは、特殊時短遊技状態の残りの第2時短回数(J2)が「1」回となる第2特別図柄の変動表示が実行されており、画面左下に表示される時短残回数画像KGが「残り1回」と表示されているものとする。
その後、第2特別図柄の変動時間が経過してハズレ特別図柄が停止表示すると、図155(a)に示すように、演出図柄70a及び特殊図柄TZがハズレ出目「416」で停止表示し、当該アイコンが消滅表示される。
そして、特殊時短遊技状態が終了することになる第2特別図柄の変動表示(第2変動演出)が開始されると、図155(b)に示すように、演出図柄70a及び特殊図柄TZの変動表示が開始され、第2保留数表示領域70Fの数字が「4」から「3」に減少し、第2保留アイコン表示領域70Dに表示されていた4つの保留アイコンHIが当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示して1つが当該アイコンTIとして表示される。このとき、特殊時短遊技状態が終了する5回前の第2変動演出から開始されたカウントダウン演出として「LAST」の文字画像が表示され、時短残回数画像KGが「残り0回」になる。
次に、第2特別図柄の変動時間が経過してハズレ特別図柄で停止表示すると、図155(c)に示すように、演出図柄70a及び特殊図柄TZがハズレ出目「285」で停止表示し、当該アイコンが消滅表示される。
このタイミングで第1始動口45に遊技球が入賞すると、特定遊技状態において左打ちが行われたことに基づく左打ちエラー報知が所定期間(例えば4秒)にわたって行われる。具体的には、遊技領域5aの右側領域に向けて遊技球を発射することを示唆する左打ちエラー画像HUEが画面中央寄りの位置に表示され、音声出力装置9から「右打ちして下さい」の左打ちエラー音声が出力される。
その後、特殊時短遊技状態が終了すると、図155(d)に示すように、右打ち画像MUの表示が終了して左打ち報知(左打ち画像HUの表示、「左打ちして下さい」の音声の出力)が開始される。また、第2特別図柄の変動表示が開始されると、特殊図柄TZの変動表示が開始されると共に、演出モードHに対応する演出画像(背景画像、演出図柄70a、当該アイコン表示領域70C、第2保留アイコン表示領域70D及び第2保留アイコン、等)を遮蔽する遮蔽画像SYが表示されると共に、画面左側に退避していくことで演出モードAに対応する演出画像(背景画像、演出図柄画像等)が視認可能となる。このとき、左打ち報知が開始されたことで左打ちエラー画像HUEが消去されるが、左打ちエラー音声の出力は継続され、通常の出力期間よりも短い期間が経過すると出力が終了する。
そして、所定時間が経過すると、図155(e)に示すように、遮蔽画像SYが画面左側に完全に退避し、演出モードAに対応する演出画像(背景画像、演出図柄70a、第1保留アイコン表示領域70B及び第1保留アイコン等)が完全に視認可能となり、演出図柄の70aの縮小表示(準備動作)が視認可能となると共に、特殊時短遊技状態を意味する「お助けタイム」との文字を含む報知ロゴLGと残り変動回数が不明であることを示す「残り???」との文字画像とが視認可能となる。
その後、演出図柄70a縮小表示(準備動作)が終了すると、図155(f)に示すように、演出図柄70aのスクロール表示が開始される。また、所定時間(6秒)が経過すると、左打ち報知が終了する。
なお、特殊時短遊技状態が発生する前の通常遊技状態と、特殊時短遊技状態が終了した後の通常遊技状態とで異なる演出(残り変動回数「○○」と残り変動回数「???」)を実行可能となっているが、遊技の進行に応じた演出モードの変化割合については同一となるようになっている。
このように、図155に示した演出例によれば、特殊時短遊技状態が終了する所定回数(ここでは5回)前の特別図柄の変動表示(変動演出)から通常遊技状態に移行することを示唆するカウントダウン演出が実行されるようになっている。そのため、特殊時短遊技状態の終了時期を明確に把握することができると共に、特殊時短遊技状態が終了することに対する遊技者の焦燥感を煽ることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図155に示した演出例によれば、特殊時短遊技状態中に左打ちされると左打ちエラー報知(右打ちを示唆する左打ちエラー画像HUEの表示、「右打ちして下さい」の左打ちエラー音声の出力)が所定期間(例えば4秒)にわたって実行されるが、左打ちエラー報知の実行中に通常遊技状態が開始されると、左打ちエラー報知を継続したまま左打ち報知を実行するようになっている。そのため、特殊時短遊技状態中の左打ちが遊技者に不利であることを遊技者に認識させつつ、通常遊技状態の開始によって遊技者に損失を与えないように左打ち報知を行うことができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図155に示した演出例によれば、左打ちエラー報知の実行中に通常遊技状態が開始されると、左打ちエラー画像HUEの表示は終了させるが、「右打ちして下さい」の右打ちエラー音声の出力が継続するようになっている。そのため、左打ち報知を極端に阻害せずに済み、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図155に示した演出例によれば、左打ちエラー報知の実行中に通常遊技状態が開始された場合、左打ちエラー画像HUEの表示が終了した後に左打ち画像HUの表示が終了するようになっている。そのため、遊技者に左打ちを適切に行わせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図155に示した演出例によれば、特殊時短遊技状態が終了して通常遊技状態に移行すると、特殊時短遊技状態を意味する「お助けタイム」との文字を含む報知ロゴLGと残り変動回数が不明であることを示す「残り???」との文字画像とが視認可能となり、特殊時短遊技状態が発生済みであることが示唆されるようになっている。そのため、遊技者に有益な情報を示唆することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図155に示した演出例によれば、大当たり履歴がない状態で発生した特殊時短遊技状態が終了する場合には、特殊時短遊技状態の終了を報知する終了報知演出(後述する「お助けタイム終了」の文字画像の表示)が実行されず、通常遊技状態に移行すると通常遊技状態であることを示唆する演出(演出モードAの背景画像の表示等)が実行されるようになっている。そのため、特殊時短遊技状態を最後まで堪能させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(大当たり履歴がある状態で発生した特殊時短遊技状態が終了する場合の演出例)
図156を用いて、大当たり履歴がない状態で発生した特殊時短遊技状態が終了する場合の演出例を説明する。
ここでは、特殊時短遊技状態の残りの第2時短回数(J2)が「1」回となる第2特別図柄の変動表示が実行されており、画面左下に表示される時短残回数画像KGが「残り1回」と表示されているものとする。
その後、第2特別図柄の変動時間が経過してハズレ特別図柄が停止表示すると、図156(a)に示すように、演出図柄70a及び特殊図柄TZがハズレ出目「416」で停止表示し、当該アイコンが消滅表示される。
そして、特殊時短遊技状態が終了することになる第2特別図柄の変動表示(第2変動演出)が開始されると、図156(b)に示すように、演出図柄70a及び特殊図柄TZの変動表示が開始され、第2保留数表示領域70Fの数字が「4」から「3」に減少し、第2保留アイコン表示領域70Dに表示されていた4つの保留アイコンHIが当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示して1つが当該アイコンTIとして表示される。このとき、特殊時短遊技状態が終了する5回前の第2変動演出から開始されたカウントダウン演出として「LAST」の文字画像が表示され、時短残回数画像KGが「残り0回」になる。また、特殊時短遊技状態が終了することを報知する終了報知演出が実行される。具体的には、背景画像や演出図柄70a等を遮蔽する扉画像TBが閉じる演出が行われ、扉画像TBの前に「お助けタイム終了」との文字画像が表示される。
次に、第2特別図柄の変動時間が経過してハズレ特別図柄で停止表示すると、図156(c)に示すように、終了報知演出が継続した状態で特殊図柄TZがハズレ出目「285」で停止表示する。
その後、特殊時短遊技状態が終了すると、図156(d)に示すように、終了報知演出が継続した状態で右打ち画像MUの表示が終了し、左打ち報知(左打ち画像HUの表示)が開始される。また、第2特別図柄の変動表示が開始されると、第2特図保留数表示領域が「3」から「2」となり、扉画像TBが閉じた状態のまま特殊図柄TZの変動表示だけが行われる変動演出が開始される。
そして、第2特別図柄の変動時間が経過してハズレ特別図柄が停止表示すると、図156(e)に示すように、終了報知演出が継続した状態で特殊図柄TZがハズレ出目「471」で停止表示する。その後は、第2保留がなくなるまで終了報知演出が継続した状態で特殊図柄TZの変動表示だけが行われる変動演出が実行される。
次に、最後の第2保留に基づく第2特別図柄の変動時間が経過してハズレ特別図柄で停止表示すると、図156(f)に示すように、演出図柄70aが遮蔽されたまま特殊図柄TZがハズレ出目「569」で停止表示する。
その後、第1特別図柄の変動表示が開始されると、図156(g)に示すように、扉画像TBが開いて終了報知演出が終了し、演出モードAに対応する演出画像(背景画像、演出図柄画像等)が視認可能となる。また、演出図柄70aの縮小表示(準備動作)が開始されると共に、特殊図柄TZの変動表示が開始され、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている2つの保留アイコンが当該アイコン表示領域70Cに向けてシフトし、1つが当該アイコンとして表示される。
なお、特殊時短遊技状態が終了したときの残りの第2保留の中に大当たりとなるものがある場合には、終了報知演出の継続中に復活演出が実行されて大当たりとなることが報知されるようになっている。
このように、図155に示した演出例によれば、大当たり履歴がない状態で発生した特殊時短遊技状態が終了する場合と、大当たり履歴がある状態で発生した特殊時短遊技状態が終了する場合とで、特殊時短遊技状態が終了するときの演出態様(終了報知演出の開始タイミング、終了タイミング、終了報知演出の内容等)が異なるようになっている。そのため、大当たり履歴の有無によって特殊時短遊技状態が終了するときの演出効果を向上させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。また、特殊時短遊技状態が終了するときの演出態様から大当たり履歴の有無(RWMクリアの有無)を推測することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図156に示した演出例によれば、終了報知演出を継続したまま特殊時短遊技状態が終了したときの残りの第2保留に応じた変動演出(特殊図柄TZの変動表示)を目立たないように実行するようになっている。そのため、終了報知演出が終了したときに第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)から開始されることになり、新たな気持ちで遊技させることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図156に示した演出例によれば、特殊時短遊技状態が終了したときの残りの第2保留に大当たりとなるものがある場合には、終了報知演出が継続した状態で復活演出として大当たりとなることが報知されるようになっている。そのため、特殊時短遊技状態中に大当たりとなったかのように見せることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特殊時短遊技状態が終了すると第2保留の有無に拘わらずに即座に左打ち報知(左打ち画像HU)を開始するようになっているが、第2保留の有無に拘わらずに即座に左打ち報知を開始するのではなく、特殊時短遊技状態が終了したときに第2保留がない場合には即材に左打ち報知を開始し、第2保留がある場合には第2保留に応じた変動演出が終了した後に左打ち報知を開始するようにしてもよい。
(当該アイコン変化演出及びランプ変化演出の実行中に遊技機への電源供給が停止した後に再開するときの演出例)
図157及び図158を用いて、当該アイコン変化演出及びランプ変化演出の実行中に遊技機1への電源供給が停止した後に再開するときの演出例を説明する。
図157(a)に示すように、第1保留アイコン表示領域70Bの第1表示部70B1、及び、第2表示部70B2に第1保留アイコン(白アイコン)が表示されているときに、「728」のハズレ演出図柄70aが停止表示されたとする。
その後、SPSPリーチ演出が実行される変動演出が開始されると、図157(b)に示すように、演出図柄70aの変動表示が開始されると共に、第1表示部70B1、及び、第2表示部70B2に表示されている第1保留アイコン(白アイコン)が当該アイコン表示領域70C、第1表示部70B1にそれぞれシフト表示される。
ここで、当該アイコン表示領域70Cにシフト表示された当該アイコンの表示態様が赤アイコンに変化表示することで当該アイコン変化演出が開始され、それに伴って入賞口ランプNRが消灯した状態から赤点滅した状態に変化することでランプ変化演出が開始される。
その後、図157(c)に示すように、変動表示していた演出図柄70aの左右の変動表示領域に「3」の演出図柄70aを停止表示(仮停止表示)しつつ、中央の変動表示領域で演出図柄70aを変動表示させるリーチ演出(ノーマルリーチ)が実行される。
そして、SPリーチに発展すると、図157(d)に示すように、SPリーチ演出が開始されると共に、演出図柄70aが画面左上に縮小表示され、第1保留アイコン表示領域70B、及び、第2保留アイコン表示領域70Dが保留アイコンもろとも消去される。
その後、SPSPリーチに発展すると、図157(e)に示すように、SPSPリーチ演出が開始され、当該アイコンが表示されている当該アイコン表示領域70Cが当該アイコンもろとも消去される。このとき、当該アイコンの消去に伴って入賞口ランプNRが消灯することはなく、入賞口ランプNRでのランプ変化演出は継続したままとなる。
このタイミングで遊技機1への電源供給が停止すると、図157(f)に示すように、画像表示装置が非表示となると共に、入賞口ランプNRが消灯する。
その後、遊技機1への電源供給が再開すると、図158(g)に示すように、画像表示装置には「読み込み中」の文字を含む初期画面が表示されるが、入賞口ランプNRは消灯した状態を維持する。
そして、主制御基板110から送信される第2電源復旧指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、図158(h)に示すように、画像表示装置には「遊技を再開して下さい」の文字を含む復帰中画面がSPSPリーチ演出(仮停止した大当たり演出図柄が遊技者にとってより価値の高い大当たり演出図柄に昇格するか否かの再抽選演出の実行期間を含む)の実行期間に亘って表示されるが、ここでも入賞口ランプNRは消灯した状態を維持する。
その後、ハズレとなるSPSPリーチ演出の実行期間が終了(演出制御基板130がハズレを示す特図停止指定コマンドを受信)すると、図158(i)に示すように、演出図柄70aの仮停止表示(揺れ変動)を行わずに電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の停止画面(第2待機画面)が表示され、ランプ変化演出が再開されることなく変動演出が終了する。
このとき、第1保留アイコン表示領域70Bの第1表示部70B1には、電源供給が停止する前と同じ白アイコンが表示され、当該アイコン表示領域70Cには、当該アイコンが表示されないが、四角形の領域画像が表示されることで当該アイコンの表示スペース(表示領域)が背景画像等の演出画像を表示可能な状態で確保されている状態となる。
その後、次の変動演出が開始されると、図158(j)に示すように、演出図柄70aの変動表示が開始されると共に、第1表示部70B1、及び、第2表示部70B2に表示されている第1保留アイコン(白アイコン)が当該アイコン表示領域70C、第1表示部70B1にそれぞれシフト表示される。
一方、大当たりとなるSPSPリーチ演出の実行期間が終了(演出制御基板130が大当たりを示す特図停止指定コマンドを受信)すると、図158(k)に示すように、演出図柄70aの仮停止表示(揺れ変動/揺動表示)を行わずに、今回の大当たり遊技(ここでは第1大当たり遊技)の種類を示唆する「777」の大当たり演出図柄70a(電源断前のリーチ状態を形成していた「3↓3」の演出図柄によるリーチ組み合わせとは異なる演出図柄の組み合わせ)、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の停止画面が表示され、入賞口ランプNRでランプ変化演出が再開することなく変動演出が終了する。
なお、SPSPリーチ演出が実行される変動演出だけでなく、その他の変動演出(通常変動が実行される変動演出、短縮変動が実行される変動演出、ノーマルリーチ演出が実行される変動演出、SPリーチ演出が実行される変動演出)についても、その実行中に停止した電源供給が再開して演出の実行期間が終了すると、演出図柄70aの仮停止表示(揺れ変動/揺動表示)が行われずに「753」のハズレ演出図柄70a、又は、電源断前のリーチ状態を形成していた演出図柄によるリーチ組み合わせと同じ演出図柄の組み合わせ又は異なる演出図柄の組み合わせとなる大当たり演出図柄が停止表示(静止表示)されることになる。
また、特殊図柄TZについては、遊技の制御状態が初期化されるのか復旧されるのか、その後の状態が通常遊技状態であるのか特定遊技状態(低確時短遊技状態、高確時短遊技状態)であるのかに拘らず、特殊図柄TZについては、同一の表示態様(形状、デザイン)であって演出図柄70aと同じ組み合わせとなる数字で停止表示(静止表示)されることになる。
その後、大当たり遊技のオープニングが開始されると、図158(l)に示すように、画像表示装置には大当たり遊技の種類を示す情報(第1大当たり遊技であることを示す「MAX大当たり」)を含むオープニング演出が開始され、第1保留アイコン表示領域70B、第2保留アイコン表示領域70D、及び、当該アイコン表示領域70Cがアイコンもろとも消去される。
なお、初期画面及び/又は復帰中画面の表示中に入賞口ランプNRが消灯したままとなっているが、ランプ変化演出において用いられない(大当たり当選期待度を示唆しない)点灯態様(例えば白点灯)で入賞口ランプNRを点灯させてもよい。
このように、図157~図158に示した演出例によれば、演出図柄70aが仮停止表示(揺れ変動)された後に停止表示される変動演出の実行中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧した後、特別図柄の変動時間が経過して特図停止指定コマンド(特図停止指定コマンドを取りこぼした場合であってその後に客待ち状態に移行する場合には、客待ち状態指定コマンド)を受信した場合に、演出図柄70aの仮停止表示(揺れ変動/揺動表示)が行われずに演出図柄70aが停止表示(静止表示)されるようになっている。そのため、電源供給が停止した時点で実行されていた変動演出が終了したことを遊技者に把握させることができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図157~図158に示した演出例によれば、ハズレ変動演出の実行中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧した後において演出図柄70aが停止表示(静止表示)される場合、通常のハズレ演出図柄ではなく、電源復旧時の初期図柄である演出図柄の組み合わせが停止表示(静止表示)されるようになっている。そのため、停止表示(静止表示)する演出図柄を抽選で決定するような煩雑な処理を行わずに済み、遊技の制御状態が復旧する電源復旧であること、及び、電源供給が停止した時点で実行されていた変動演出が終了したことを把握することが可能となる。
また、図157~図158に示した演出例によれば、大当たり変動演出の実行中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧した後において演出図柄が停止表示(静止表示)される場合、大当たり演出図柄の組み合わせを停止表示(静止表示)するようになっている。そのため、遊技の制御状態が復旧する電源復旧であること、及び、電源供給が停止した時点で実行されていた変動演出が大当たり変動演出であったことを把握することが可能となる。
また、図157~図158に示した演出例によれば、遊技の制御状態が復旧した後において大当たり演出図柄の組み合わせを停止表示(静止表示)する場合、電源供給の停止前にリーチ状態を形成していた演出図柄によるリーチ組み合わせとは異なる大当たり演出図柄の組み合わせを停止表示(静止表示)可能となっている。そのため、電源供給の停止前に停止表示予定だった大当たり演出図柄を意識しなくて済み、電源供給の再開後の表示制御に係る処理負荷を軽減することが可能となる。
また、図157~図158に示した演出例によれば、電源供給が停止した時点で実行されていた変動演出に上述した昇格演出の実行期間が含まれる場合に、電源供給が再開して制御状態が復旧した後において昇格演出を実行せずに大当たり演出図柄が停止表示(静止表示)されるようになっている。そのため、演出図柄が停止表示(静止表示)されるまでに無駄な演出が行われないため、電源供給が停止した時点で実行されていた変動演出が大当たり変動演出であったことを遊技者に即座に把握することが可能となる。
また、図157~図158に示した演出例によれば、ハズレ変動演出の実行中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧する場合と、大当たり変動演出の実行中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧する場合とで、電源供給の再開後の画像表示装置の表示態様(表示画面の種類、表示画面の表示順序)が同一となっている。そのため、ハズレ変動演出の実行中であったのか、大当たり変動演出の実行中であったのかを意識することなくシンプルな表示制御を行うことができ、電源供給の再開後の表示制御に係る処理負荷を軽減することが可能となる。
また、図157~図158に示した演出例によれば、特殊図柄TZについては、電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧した後において、電源供給が停止する前と同じ表示態様であって、演出図柄70aと同じ組み合わせとなる数字で停止表示(静止表示)されるようになっている。そのため、電源供給が停止した時点で実行されていた変動演出が終了したことを把握し易くなる。
また、図157~図158に示した演出例によれば、当該アイコンの表示中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧した場合、復帰中画面の表示が終了してから次の変動演出(演出図柄70aのスクロール)が開始されるまでの間、当該アイコン表示領域70Cには、四角形の領域画像が表示されることで当該アイコンの表示スペース(表示領域)が背景画像等の演出画像を表示可能な状態で確保されるが、当該アイコンが表示されないようになっている。そのため、電源供給が停止した時点で実行されていた変動演出が終了したことを遊技者に把握させることができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図157~図158に示した演出例によれば、保留アイコンの表示中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧した場合、復帰中画面の表示が終了してから次の変動演出が開始されるまでの間、保留アイコン表示領域には、四角形の領域画像が表示されることで保留アイコンの表示スペース(表示領域)が背景画像等の演出画像を表示可能な状態で確保されて、保留アイコンが表示されるようになっている。そのため、電源供給が停止した場合であっても、保留されていた変動演出が消滅していないことを把握することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図157~図158に示した演出例によれば、ランプ変化演出の実行契機となった当該アイコンに対応する変動演出(入賞口ランプNRを大当たり当選期待度が高い点灯色(青、赤、虹)に変化させることになる特図判定情報の記憶)中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧した場合、ランプ変化演出を再開せずに、入賞口ランプNRを大当たり当選期待度を示唆しない報知態様(消灯又は白点灯)とするようになっている。そのため、電源供給の再開後における制御負荷を軽減しつつ、変動演出が実行されてないにも拘らずランプ変化演出が再開されるといった遊技者が困惑する事態を回避することが可能となる。
なお、大当たり変動演出の実行期間が終了した後に、大当たり演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示された状態の停止画面を表示しているが、ハズレのときと同じように電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の第2待機画面を表示してもよい。
また、大当たり変動演出の実行期間が終了した後に、大当たり演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示された状態の停止画面を表示しているが、停止画面を表示せずに大当たり演出図柄70aが表示されない大当たり遊技のオープニング演出を開始してもよい。また、オープニング演出において大当たり遊技の種類を示す情報を表示してもよいし、「777」の大当たり特殊図柄TZを表示してもよいし、電源復旧時の初期図柄である「753」の特殊図柄TZを表示してもよい。
また、ハズレ変動演出の実行期間が終了した後においては、電源復旧時の初期図柄である演出図柄70a、及び、特殊図柄TZを表示し、大当たり変動演出の実行期間が終了した後においては、大当たり演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示された状態の停止画面を表示させずに大当たり遊技のオープニング演出を開始してもよい。
また、変動演出においてリーチ状態の演出図柄70aが表示されずに大当たり遊技が実行されるか否かを煽る(大当たり遊技が実行されることを期待させる)特定演出を実行可能とした場合、その特定演出の実行中に停止した電源供給が再開して制御状態が復旧した後においては、ハズレであれば電源復旧時の初期図柄である演出図柄70aを停止表示(静止表示)し、大当たりであれば大当たり演出図柄70aを停止表示(静止表示)するようにしてもよい。
また、遊技の制御状態が復旧した後において大当たり演出図柄の組み合わせを停止表示(静止表示)する場合、その後に実行される大当たり遊技の種類に対応する複数の大当たり演出図柄の組み合わせのうちの1つを停止表示するようにしてもよい。
この場合、例えば、第1大当たり遊技の実行を示唆する大当たり演出図柄の組み合わせが「333」と「777」であり、第2大当たり遊技の実行を示唆する大当たり演出図柄の組み合わせが「222」と「444」と「666」と「888」であり、第3大当たり遊技の実行を示唆する大当たり演出図柄の組み合わせが「111」と「555」と「999」であるものとする。
そして、電源供給の停止前のリーチ組み合わせが第3大当たり遊技の実行を示唆する大当たり演出図柄の組み合わせの一部を構成する「1↓1」である場合、その後に実行される大当たり遊技が第1大当たり遊技である場合には、「333」と「777」の何れか(リーチ状態を形成していた演出図柄によるリーチ組み合わせとは異なる大当たり演出図柄の組み合わせ)を停止表示し、その後に実行される大当たり遊技が第3大当たり遊技である場合には、「111」と「555」と「999」の何れか(リーチ状態を形成していた演出図柄によるリーチ組み合わせと同じ又は異なる大当たり演出図柄の組み合わせ)を停止表示するようにするとよい。
また、特殊図柄TZについては、電源供給が再開して制御状態が復旧した後において演出図柄70aと同じ組み合わせとなる数字で停止表示(静止表示)するのではなく、演出図柄70aと異なる組合せとなる数字で停止表示(静止表示)するようにしてもよい。
また、電源供給が再開して制御状態が復旧した後が通常遊技状態且つ客待ち状態である場合には、演出図柄70a、及び、特殊図柄TZを停止表示(静止表示)する一方、電源供給が再開して制御状態が復旧した後が特定遊技状態(低確時短遊技状態、高確時短遊技状態)且つ客待ち状態である場合には、演出図柄70aを停止表示(静止表示)せずに、特殊図柄TZを停止表示(静止表示)するようにしてもよい。
(先読みエフェクト演出、保留アイコン変化演出及びランプ変化演出の実行中に遊技機への電源供給が停止した後に再開するときの演出例)
図159、及び、図160は、先読みエフェクト演出、保留アイコン変化演出及びランプ変化演出の実行中に遊技機への電源供給が停止した後に再開するときの演出例を示す図である。
図159(a)に示すように、第1保留アイコン表示領域70Bの第1表示部70B1、第2表示部70B2、及び、第3表示部70B3に第1保留アイコン(白アイコン)が表示されているときに、「728」のハズレ演出図柄70aが停止表示されたとする。
その後、事前変動となる変動演出が開始されると、図159(b)に示すように、演出図柄70aの変動表示が開始されると共に、第1表示部70B1、第2表示部70B2、及び、第3表示部70B3に表示されている第1保留アイコン(白アイコン)が当該アイコン表示領域70C、第1表示部70B1、及び、第2表示部70B2にそれぞれシフト表示される。
ここで、変動表示を開始する演出図柄70aの周囲にエフェクト画像EFが表示されることで先読みエフェクト演出の1回目の演出が開始され、第2表示部70B2にシフト表示された第1保留アイコン(アイコン最終表示態様=赤アイコン)の表示態様が青アイコンに変化表示することで保留アイコン変化演出が開始され、それに伴って入賞口ランプNRが消灯した状態から青点滅した状態に変化することでランプ変化演出が開始される。
その後、図159(c)に示すように、演出図柄70aの周囲に表示されていたエフェクト画像EFが消去されると共に、演出図柄70aが高速でのスクロールを開始する。そして、変動時間が経過すると、図159(d)に示すように、ハズレを示す演出図柄70aが仮停止表示した後に、「259」のハズレ演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示される。
その後、事前変動となる変動演出が開始されると、図159(e)に示すように、演出図柄70aの変動表示が開始されると共に、第1表示部70B1、及び、第2表示部70B2に表示されている第1保留アイコンが当該アイコン表示領域70C、及び、第1表示部70B1にそれぞれシフト表示される。
ここで、変動表示を開始する演出図柄70aの周囲にエフェクト画像EFが表示されることで先読みエフェクト演出の2回目の演出が開始され、保留アイコン変化演出、及び、ランプ変化演出は継続したままとなる。
そして、図159(f)に示すように、演出図柄70aの周囲に表示されていたエフェクト画像EFが消去されると共に、演出図柄70aが高速でのスクロールを開始する。このタイミングで遊技機1への電源供給が停止すると、図159(g)に示すように、画像表示装置が非表示となると共に、入賞口ランプNRが消灯する。
その後、遊技機1への電源供給が再開すると、図159(h)に示すように、画像表示装置には「読み込み中」の文字を含む初期画面が表示されるが、入賞口ランプNRではランプ変化演出を再開することなく消灯した状態を維持する。
そして、主制御基板110から送信される第2電源復旧指定コマンドを演出制御基板130が受信すると、図160(i)に示すように、画像表示装置には「遊技を再開して下さい」の文字を含む復帰中画面が事前変動の実行期間に亘って表示されるが、ここでも入賞口ランプNRは消灯した状態を維持する。
その後、事前変動の実行期間が終了(演出制御基板130がハズレを示す特図停止指定コマンドを受信)すると、図160(j)に示すように、演出図柄70aの仮停止表示(揺れ変動)を行わずに電源復旧時の初期図柄である「753」の演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示(静止表示)された状態の停止画面が表示され、ランプ変化演出が再開することなく事前変動が終了する。
このとき、第1保留アイコン表示領域70Bの第1表示部70B1には、電源供給が停止する前の青アイコンではない白アイコンが表示され、当該アイコン表示領域70Cには、当該アイコンが表示されないが、四角形の領域画像が表示されることで当該アイコンの表示スペース(表示領域)が背景画像等の演出画像を表示可能な状態で確保されている状態となる。
その後、SPSPリーチ演出が実行される変動演出が開始されると、図160(k)に示すように、演出図柄70aの変動表示が開始されると共に、第1表示部70B1に表示されている第1保留アイコン(白アイコン)が当該アイコン表示領域70Cにシフト表示される。
その後、図160(l)に示すように、画像表示装置に表示されるセリフウィンドウに味方Aが発したセリフが表示されると共に、音声出力装置9からセリフに応じた音声「チャンス到来よ!」が表示されることでセリフ予告演出が実行される。
そして、図160(m)に示すように、変動表示していた演出図柄70aの左右の変動表示領域に「3」の演出図柄70aを停止表示(仮停止表示)しつつ、中央の変動表示領域で演出図柄70aを変動表示させるリーチ演出(ノーマルリーチ)が実行される。
その後、SPリーチに発展すると、図160(n)に示すように、SPリーチ演出が開始されると共に、演出図柄70aが画面左上に縮小表示され、第1保留アイコン表示領域70B、及び、第2保留アイコン表示領域70Dが消去される。
そして、SPSPリーチに発展すると、図160(o)に示すように、SPSPリーチ演出が開始され、当該アイコン表示領域70Cが当該アイコンもろとも消去される。
その後、大当たりとなるSPSPリーチ演出の実行期間が終了(演出制御基板130が大当たりを示す特図停止指定コマンドを受信)すると、図160(p)に示すように、今回の大当たり遊技(ここでは第1大当たり遊技)の種類を示唆する「333」の大当たり演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが仮停止表示(揺れ変動)された後に停止表示されて変動演出が終了する。
なお、初期画面及び/又は復帰中画面の表示中に入賞口ランプNRが消灯したままとなっているが、ランプ変化演出において用いられない(大当たり当選期待度を示唆しない)点灯態様(例えば白点灯)で入賞口ランプNRを点灯させてもよい。
また、変動演出(演出図柄70aの仮停止表示(揺れ変動))中に特図停止指定コマンドを受信できない場合には、仮停止表示(揺れ変動)している演出図柄70aが停止表示することなく、仮停止表示(揺れ変動)を継続することになる。
また、電源供給の再開後に新たに保留アイコンから当該アイコンとなったものについては、変動開始時にアイコン変化演出に関する抽選を行い、当選するとその結果に応じて当該アイコンの表示態様を変化させるようにしてもよいが、ランプ変化演出に関する抽選については新たに実行せず、入賞口ランプNRは消灯した状態を維持してランプ変化演出が再開されないようにしてもよい。
このように、図159~図160に示した演出例によれば、先読みエフェクト演出の実行中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧した場合、復旧時に記憶されていた特図判定情報に対応する変動演出において連続予告演出を再開させないようになっている。そのため、電源供給の停止によって連続予告演出が不完全の状態で再開されるといったことを防止することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。なお、他の連続予告演出の実行中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧した場合についても同様となる。
また、図159~図160に示した演出例によれば、特別アイコンとして表示されている(最終表示態様までは変化していない場合、及び、最終表示態様まで変化している場合を含む)保留アイコンの表示中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧した場合、特別アイコンとして表示されていた保留アイコンを通常アイコンとして表示するようになっている。そのため、電源供給の停止時の保留アイコンの表示態様を意識しないで済み、電源供給の再開後の表示制御に係る処理負荷を軽減することが可能となる。
また、図159~図160に示した演出例によれば、ランプ変化演出の実行契機となった保留アイコンに対応する変動演出(入賞口ランプNRを大当たり当選期待度が高い点灯色(青、赤、虹)に変化させることになる特図判定情報の記憶)中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧した場合であっても、ランプ変化演出を再開せずに、入賞口ランプNRを大当たり当選期待度を示唆しない報知態様(消灯又は白点灯)とするようになっている。そのため、電源供給の再開後における制御負荷を軽減しつつ、変動演出が実行されてないにも拘らずランプ変化演出が再開されるといった遊技者が困惑する事態を回避することが可能となる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例1)
図161及び図162を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例1について説明する。図161は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャート1であり、図162(a)~(j)は、図161のタイミングチャート1における(a)~(j)に対応する演出例である。
まず、T0のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、変動中BGMが出力されたままサブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「2」から「1」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている2つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始されるが、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する。
なお、第1ランプ図柄LZの変動表示は、サブ第1変動表示器81のLEDが点滅することで行われるが、図面では点滅を表現できないことから2重丸によって変動表示していることを表現するものとする。また、サブ第1保留表示器83のLEDについても、2重丸によって点滅していることを表現するものとする。
次に、T1のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「2」に増加する。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、先読み指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「2」となる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「2」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに1つの保留アイコンHIが10フレーム分のアニメーションとして追加表示(極小サイズから徐々に大きくなるように表示)される(図162(a)参照)。
その後、T2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「814」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図162(b)参照)。
そして、T3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し、第1ランプ図柄LZがハズレ態様(消灯)で本停止する(図162(c)参照)。
次に、T4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「2」から「1」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている2つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始されるが、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する(図162(d)参照)。
その後、T5のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了してから所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコン及び当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図162(e)参照)。
そして、T6のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「531」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIの回転動作(演出動作)が継続している(図162(f)参照)。
次に、T7のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄LZの変動表示の期間が延長され、それに伴って変動中BGMの出力が維持される(図162(f)参照)。
その後、T8のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「0」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている1つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて当該アイコンTIとして表示される。また、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70aが停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図162(g)参照)。
そして、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始され、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する(図162(g)参照)。
そして、T9のタイミングにおいて、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図162(h)参照)。
次に、T10のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「962」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、当該アイコンTIが回転動作(演出動作)を継続している(図162(i)参照)。
その後、T11のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロールおよび当該アイコンTIの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄LZの変動表示の期間が延長される(図162(i)参照)。
そして、T12のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「0」であるため、客待ち状態(遊技待機状態)に移行する。このタイミングで主制御部110mから送信される客待ち状態指定コマンドを演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mで変動演出を終了するための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIが1フレーム分の非アニメーションとして消去される。また、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(本停止)されると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し、第1ランプ図柄LZがハズレ態様(消灯)で本停止する(図162(j)参照)。
なお、T7のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示制御部140及びランプ制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
ここでは、通常遊技状態において演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例1について説明したが、遊技状態が特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)であっても、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
具体的には、第1特図保留数、第1特図保留数指定コマンド、第1特別図柄、サブ第1保留表示器83、第1特図保留数表示領域70E、第1保留アイコン表示領域70B、第1ランプ図柄LZ、第1始動口45の各々を、第2特図保留数、第2特図保留数指定コマンド、第2特別図柄、サブ第2保留表示器84、第2特図保留数表示領域70F、第2保留アイコン表示領域70D、第2ランプ図柄LZ、第2始動口47に読み替えればよい。
なお、所定の検出センサ(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ53a、電波検出センサ54a等)のコネクタ抜けの場合には、即座に異常報知(エラー報知)を行うようになっていたが、主制御基板110と演出制御基板130との間で通信を行うためのコマンド線のコネクタ抜けによるコマンド異常の場合には、異常報知は行わないようになっている。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例2)
図163及び図164を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例2について説明する。図163は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャート2であり、図164(a)~(i)は、図163のタイミングチャート2における(a)~(i)に対応する演出例1である。
まず、T0のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「4」から「3」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始されるが、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する。
次に、T1のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「4」に増加する。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、先読み指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「4」となる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「4」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに1つの保留アイコンHIが10フレーム分のアニメーションとして追加表示(極小サイズから徐々に大きくなるように表示)される(図164(a)参照)。
その後、T2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「814」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図164(b)参照)。
そして、T3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し、第1ランプ図柄LZがハズレ態様(消灯)で本停止する(図164(c)参照)。
次に、T4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「4」から「3」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始され、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する(図164(d)参照)。
その後、T5のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了すると先読みゾーン演出(通常のゾーン演出)が開始される。具体的には、背景画像が先読みゾーン背景に変化し、「ZONE」の文字が左右方向にスクロールする青色のゾーン画像が表示されると共に、ゾーンBGMが出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコン及び当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図164(e)参照)。
そして、T6のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「531」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIの回転動作(演出動作)が継続している(図164(f)参照)。
次に、T7のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄LZの変動表示の期間が延長される。また、ゾーン演出(先読みゾーン背景の表示、青色のゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力)が維持されて先読みゾーン演出が継続する(図164(g)参照)。
その後、T8のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「2」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。このとき、図164(g)の状態が維持される。
そして、T9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、図164(g)の状態が維持される。
次に、T10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「1」となり、第1保留アイコン表示領域70Bの3番目に表示されている余剰分の保留アイコンHIが1フレーム分の非アニメーションで消去され、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図164(h)参照)。
そして、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている必要分の2つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。また、先読みゾーン演出、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始され、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する(図164(h)参照)。
なお、余剰分の保留アイコンを消去して必要分の保留アイコンをシフト表示させるときに、余剰分の保留アイコンをそのまま残存させて必要分の保留アイコンをシフト表示させてもよい。
その後、T11のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了してから所定時間が経過すると、先読みゾーン演出および背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコン及び当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図164(i)参照)。
その後、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できている場合には、第1特図保留数が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読みゾーン演出による期待度示唆の対象)においても予告シナリオに沿って通常のゾーン演出(先読みゾーン背景の表示、青色のゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力)が実行され、演出図柄70aが本停止した時点で先読みゾーン演出が終了する。
なお、T7~T9のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示制御部140及びランプ制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
ここでは、T10のタイミングにおいて、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「1」となる場合について説明したが、第1特図保留数が「4」から「2」となる場合、及び、第1特図保留数が「2」から「0」になる場合、つまり、主制御部110mが把握している保留数と演出制御部130mが把握している保留数との乖離が「2」であれば、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
また、ここでは、通常遊技状態において演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例2について説明したが、遊技状態が特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)であっても、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
具体的には、第1特図保留数、第1特図保留数指定コマンド、第1特別図柄、サブ第1保留表示器83、第1特図保留数表示領域70E、第1保留アイコン表示領域70B、第1ランプ図柄LZ、第1始動口45の各々を、第2特図保留数、第2特図保留数指定コマンド、第2特別図柄、サブ第2保留表示器84、第2特図保留数表示領域70F、第2保留アイコン表示領域70D、第2ランプ図柄LZ、第2始動口47に読み替えればよい。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例3)
図163及び図165を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例3について説明する。図163は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャート2であり、図165(a)~(i)は、図163のタイミングチャート2における(a)~(i)に対応する演出例2である。
なお、図164と図165とは、連続予告演出として先読みゾーン演出に代えて先読みエフェクト演出が実行されると共に、アイコン変化演出が実行される点で異なるため、ここでは共通する部分の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
T4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「4」から「3」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される(図165(d)参照)。
また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始されると共に、先読みエフェクト演出が実行される。具体的には、演出図柄70aの背後下部に青色のエフェクト画像EFが表示されると共に、エフェクト効果音が出力される。そして、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する(図165(d)参照)。
その後、T5のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了するとエフェクト画像EFが消去されて先読みエフェクト演出が一旦停止し、アイコン変化演出が開始される。具体的には、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている3番目の保留アイコンが青アイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコン及び当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図165(e)参照)。
そして、T6のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「531」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIの回転動作(演出動作)が継続している(図165(f)参照)。
次に、T7のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄LZの変動表示の期間が延長される。また、青アイコンが維持されてアイコン変化演出が継続する(図165(g)参照)。
その後、T8のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「2」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。そのため、先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)が実行されずに図165(g)の状態が維持される。
そして、T9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。そのため、図165(g)の状態が維持される。
次に、T10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「1」となり、第1保留アイコン表示領域70Bの2番目に表示されている余剰分の保留アイコンHIが1フレーム分の非アニメーションで消去されると共に、3番目に表示されている保留アイコンHIが1フレーム分の非アニメーションで2番目に表示される。また、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図165(h)参照)。
そして、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている必要分の2つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。また、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始されると共に、先読みエフェクト演出が実行される。具体的には、予告シナリオに沿って演出図柄70aの背後下部に青色のエフェクト画像EFが表示されると共に、エフェクト効果音が出力される。そして、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する(図165(h)参照)。
その後、T11のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了してから所定時間が経過すると、エフェクト画像EFが消去されて先読みエフェクト演出が一旦停止すると共に、アイコン変化演出が実行され、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。具体的には、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている1番目の保留アイコンが変化シナリオに沿って赤アイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコン及び当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図165(i)参照)。
その後、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できる状態である場合には、第1特図保留数が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み予告演出による期待度示唆の対象)においても先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)及びアイコン変化演出(当該アイコン変化演出)が実行される。そして、演出図柄70aが高速でスクロールするタイミングで先読みエフェクト演出が終了し、演出図柄70aが停止表示するタイミングで当該アイコンが消去されてアイコン変化演出が終了する。
なお、T7~T9のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示制御部140及びランプ制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
ここでは、T10のタイミングにおいて、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「1」となる場合について説明したが、第1特図保留数が「4」から「2」となる場合、及び、第1特図保留数が「2」から「0」になる場合、つまり、主制御部110mが把握している保留数と演出制御部130mが把握している保留数との乖離が「2」であれば、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
また、ここでは、通常遊技状態において演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例3について説明したが、遊技状態が特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)であっても、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
具体的には、第1特図保留数、第1特図保留数指定コマンド、第1特別図柄、サブ第1保留表示器83、第1特図保留数表示領域70E、第1保留アイコン表示領域70B、第1ランプ図柄LZ、第1始動口45の各々を、第2特図保留数、第2特図保留数指定コマンド、第2特別図柄、サブ第2保留表示器84、第2特図保留数表示領域70F、第2保留アイコン表示領域70D、第2ランプ図柄LZ、第2始動口47に読み替えればよい。
このように、図163~図165に示した具体例によれば、保留アイコン表示領域において、所定数(例えば1つ)よりも2つ多い特定数(例えば3つ)の保留アイコン(第1保留情報)の表示中に、特図保留数が所定数となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、特定数の保留アイコンのうちの余剰分の保留アイコン(例えば3番目の保留アイコン)をシフト表示することなく、必要分の保留アイコン(例えば1番目~2番目の保留アイコン)をシフト表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図163~図165に示した具体例によれば、保留アイコン表示領域において、所定数(例えば1つ)よりも2つ多い特定数(例えば3つ)の保留アイコン(第1保留情報)の表示中に、特図保留数が所定数となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、特定数よりも1つ少ない数の保留アイコンを表示してから所定数の保留アイコンを表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図163~図165に示した具体例によれば、サブ第1保留表示器83や第1特図保留数表示領域70Eにおいて、所定数(例えば1つ)よりも2つ多い特定数(例えば3つ)の保留数を表示中に、特図保留数が所定数となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、特定数よりも1つ少ない数の保留数を表示することなく所定数の保留数を表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、即座に正確な保留数が表示されるため、遊技者に対して迅速に保留数を知らしめることが可能となる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例4)
図166及び図167を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例4について説明する。図166は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャート3であり、図167(a)~(i)は、図166のタイミングチャート3における(a)~(i)に対応する演出例1である。
まず、T0のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「4」から「3」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始されるが、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する。
次に、T1のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「4」に増加する。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、先読み指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「4」となる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「4」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに1つの保留アイコンHIが10フレーム分のアニメーションとして追加表示(極小サイズから徐々に大きくなるように表示)される(図167(a)参照)。
その後、T2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「814」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図167(b)参照)。
そして、T3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し、第1ランプ図柄LZがハズレ態様(消灯)で本停止する(図167(c)参照)。
次に、T4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「4」から「3」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始され、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する(図167(d)参照)。
その後、T5のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了すると先読みゾーン演出(通常のゾーン演出)が開始される。具体的には、背景画像が先読みゾーン背景に変化し、「ZONE」の文字が左右方向にスクロールする青色のゾーン画像が表示されると共に、ゾーンBGMが出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコン及び当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図167(e)参照)。
そして、T6のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「531」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIの回転動作(演出動作)が継続している(図167(f)参照)。
次に、T7のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄LZの変動表示の期間が延長される。また、ゾーン演出(先読みゾーン背景の表示、青色のゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力)が維持されて先読みゾーン演出が継続する(図167(g)参照)。
その後、T8のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「2」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。このとき、図167(g)の状態が維持される。
そして、T9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、図167(g)の状態が維持される。
次に、T10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。このとき、図167(g)の状態が維持される。
そして、T11のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、図167(g)の状態が維持される。
次に、T12のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「0」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「0」となり、第1保留アイコン表示領域70Bの2番目及び3番目に表示されている余剰分の保留アイコンHIが1フレーム分の非アニメーションで消去され、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図167(h)参照)。
そして、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている必要分の1つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて当該アイコンTIとして表示される。また、先読みゾーン演出、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始され、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する(図167(h)参照)。
その後、T13のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了してから所定時間が経過すると、先読みゾーン演出および背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコン及び当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図167(i)参照)。
その後、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できている場合には、演出図柄70aが本停止した時点で先読みゾーン演出が終了する。
なお、T7~T11のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示制御部140及びランプ制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
ここでは、T12のタイミングにおいて、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「0」となる場合について説明したが、第1特図保留数が「4」から「1」となる場合、つまり、主制御部110mが把握している保留数と演出制御部130mが把握している保留数との乖離が「3」であれば、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
また、ここでは、通常遊技状態において演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例4について説明したが、遊技状態が特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)であっても、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
具体的には、第1特図保留数、第1特図保留数指定コマンド、第1特別図柄、サブ第1保留表示器83、第1特図保留数表示領域70E、第1保留アイコン表示領域70B、第1ランプ図柄LZ、第1始動口45の各々を、第2特図保留数、第2特図保留数指定コマンド、第2特別図柄、サブ第2保留表示器84、第2特図保留数表示領域70F、第2保留アイコン表示領域70D、第2ランプ図柄LZ、第2始動口47に読み替えればよい。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例5)
図166及び図168を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例5について説明する。図166は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャート3であり、図168(a)~(i)は、図166のタイミングチャート3における(a)~(i)に対応する演出例2である。
なお、図167と図168とは、連続予告演出として先読みゾーン演出に代えて先読みエフェクト演出が実行されると共に、アイコン変化演出が実行される点で異なるため、ここでは共通する部分の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
T4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「4」から「3」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。
また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始されると共に、先読みエフェクト演出が実行される。具体的には、演出図柄70aの背後下部に青色のエフェクト画像EFが表示されると共に、エフェクト効果音が出力される。そして、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する(図168(d)参照)。
その後、T5のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了するとエフェクト画像EFが消去されて先読みエフェクト演出が一旦停止し、アイコン変化演出が開始される。具体的には、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている3番目の保留アイコンが青アイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコン及び当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図168(e)参照)。
そして、T6のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「531」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIの回転動作(演出動作)が継続している(図168(f)参照)。
次に、T7のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄LZの変動表示の期間が延長される。また、青アイコンが維持されてアイコン変化演出が継続する(図168(g)参照)。
その後、T8のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「2」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。そのため、先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)が実行されずに図168(g)の状態が維持される。
そして、T9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。そのため、図168(g)の状態が維持される。
次に、T10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。そのため、先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)が実行されずに図168(g)の状態が維持される。
その後、T11のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄LZの変動表示の期間が延長される(図168(g)参照)。
その後、T12のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「0」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「0」となり、第1保留アイコン表示領域70Bの1番目及び2番目に表示されている余剰分の保留アイコンHIが1フレーム分の非アニメーションで消去されると共に、3番目に表示されている保留アイコンHIが1フレーム分の非アニメーションで1番目に表示される。また、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される。
そして、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている必要分の1つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて当該アイコンTIとして表示される。また、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始されると共に、先読みエフェクト演出が実行される。具体的には、演出図柄70aの背後下部に赤色のエフェクト画像EFが表示されると共に、エフェクト効果音が出力される。そして、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する(図168(h)参照)。
その後、T13のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了すると同時にアイコン変化演出が実行されると共に、エフェクト画像EFが消去されて先読みエフェクト演出が終了し、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。具体的には、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンが変化シナリオに沿って赤アイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図168(i)参照)。
その後、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できる状態である場合には、演出図柄70aが停止表示するタイミングで当該アイコンが消去されてアイコン変化演出が終了する。
なお、T7~T11のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示制御部140及びランプ制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
ここでは、T12のタイミングにおいて、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「0」となる場合について説明したが、第1特図保留数が「4」から「1」となる場合、つまり、主制御部110mが把握している保留数と演出制御部130mが把握している保留数との乖離が「3」であれば、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
また、ここでは、通常遊技状態において演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例5について説明したが、遊技状態が特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)であっても、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
具体的には、第1特図保留数、第1特図保留数指定コマンド、第1特別図柄、サブ第1保留表示器83、第1特図保留数表示領域70E、第1保留アイコン表示領域70B、第1ランプ図柄LZ、第1始動口45の各々を、第2特図保留数、第2特図保留数指定コマンド、第2特別図柄、サブ第2保留表示器84、第2特図保留数表示領域70F、第2保留アイコン表示領域70D、第2ランプ図柄LZ、第2始動口47に読み替えればよい。
このように、図166~図168に示した具体例によれば、保留アイコン表示領域において、所定数(例えば1つ)よりも3つ多い特定数(例えば4つ)の保留アイコン(第1保留情報)の表示中に、特図保留数が所定数となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、特定数よりも1つ少ない数の保留アイコンを表示することなく所定数の保留アイコンを表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図166~図168に示した具体例によれば、保留アイコン表示領域において、所定数(例えば1つ)よりも3つ多い特定数(例えば4つ)の保留アイコン(第1保留情報)の表示中に、特図保留数が所定数となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、特定数よりも1つ少ない数の保留アイコンを表示することなく特定数よりも2つ少ない数の保留アイコンを表示し、その後に所定数の保留アイコンを表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図166~図168に示した具体例によれば、サブ第1保留表示器83や第1特図保留数表示領域70Eにおいて、所定数(例えば1つ)よりも3つ多い特定数(例えば4つ)の保留数を表示中に、特図保留数が所定数となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、特定数よりも1つ及び2つ少ない数の保留数を表示することなく所定数の保留数を表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、即座に正確な保留数が表示されるため、遊技者に対して迅速に保留数を知らしめることが可能となる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例6)
図169及び図170を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例6について説明する。図169は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャート4であり、図170(a)~(h)は、図169のタイミングチャート4における(a)~(h)に対応する演出例である。
まず、T0のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「4」から「3」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始されるが、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する。
次に、T1のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「4」に増加する。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、先読み指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「4」となる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「4」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに1つの保留アイコンHIが10フレーム分のアニメーションとして追加表示(極小サイズから徐々に大きくなるように表示)される(図170(a)参照)。
その後、T2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「814」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図170(b)参照)。
そして、T3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し、第1ランプ図柄LZがハズレ態様(消灯)で本停止する(図170(c)参照)。
次に、T4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「4」から「3」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始され、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する(図170(d)参照)。
その後、T5のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了すると先読みゾーン演出(通常のゾーン演出)およびアイコン変化演出が開始される。具体的には、背景画像が先読みゾーン背景に変化し、「ZONE」の文字が左右方向にスクロールする青色のゾーン画像が表示されると共に、ゾーンBGMが出力される。また、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている3番目の保留アイコンが青アイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコン及び当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図170(e)参照)。
そして、T6のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「531」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIの回転動作(演出動作)が継続している(図170(f)参照)。
次に、T7のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄LZの変動表示の期間が延長される。また、ゾーン演出(先読みゾーン背景の表示、青色のゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力)が維持されて先読みゾーン演出が継続し、青アイコンが維持されてアイコン変化演出が継続する(図170(g)参照)。
その後、T8のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「2」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。そのため、図170(g)の状態が維持される。
そして、T9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。そのため、図170(g)の状態が維持される。
次に、T10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。そのため、図170(g)の状態が維持される。
その後、T11のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。そのため、図170(g)の状態が維持される。
そして、T12のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。そのため、図170(g)の状態が維持される。
次に、T13のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。そのため、図170(g)の状態が維持される。
その後、T14のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、客待ち状態(遊技待機状態)となる。このタイミングで主制御部110mから送信される客待ち状態指定コマンドを演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「0」となって客待ちデモ演出を開始するまでの待機タイマをセットする処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「0」となり、第1保留アイコン表示領域70Bの1番目~3番目に表示されている余剰分の保留アイコンHIおよび当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンが1フレーム分の非アニメーションで消去されてアイコン変化演出および先読みゾーン演出が終了する。また、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)されると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し、第1ランプ図柄LZがハズレ態様(消灯)で本停止する(図170(h)参照)。
なお、T7~T13のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示制御部140及びランプ制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
ここでは、T14のタイミングにおいて、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」の状態で客待ち状態指定コマンドを受信した場合について説明したが、第1特図保留数が「4」、「2」、「1」の何れかの状態で客待ち状態指定コマンドを受信した場合についても、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
また、ここでは、通常遊技状態において演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例6について説明したが、遊技状態が特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)であっても、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
具体的には、第1特図保留数、第1特図保留数指定コマンド、第1特別図柄、サブ第1保留表示器83、第1特図保留数表示領域70E、第1保留アイコン表示領域70B、第1ランプ図柄LZ、第1始動口45の各々を、第2特図保留数、第2特図保留数指定コマンド、第2特別図柄、サブ第2保留表示器84、第2特図保留数表示領域70F、第2保留アイコン表示領域70D、第2ランプ図柄LZ、第2始動口47に読み替えればよい。
このように、図169~図170に示した具体例によれば、演出図柄70aの仮停止期間の延長中に演出制御部130mが客待ち状態指定コマンドを正常に受信した場合には、予め定められている停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(本停止)されるようになっている。そのため、変動演出が終了(客待ち状態に移行)したことを遊技者に知らしめることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例7)
図171及び図172を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例7について説明する。図171は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャート5であり、図172(a)~(h)は、図171のタイミングチャート5における(a)~(h)に対応する演出例である。
なお、図169と図171とは、T14のタイミングで受信するコマンドが客待ち指定コマンドであるかオープニング指定コマンドであるかの点だけが異なるため、ここでは共通する部分の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
T14のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、大当たり遊技(特別遊技)が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信されるオープニング指定コマンドを演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」のままで、大当たり遊技のオープニング演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数は「3」のままを維持し、演出図柄70a、アイコン表示領域に表示されている保留アイコンHIおよび当該アイコンが消去されてアイコン変化演出および先読みゾーン演出が終了する。また、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止すると共に、第1ランプ図柄LZがハズレ態様(消灯)で本停止し、オープニング演出画像が表示される(図172(h)参照)。
その後、大当たり遊技中や大当たり遊技の終了後(時短遊技状態、確変遊技状態)において、主制御部110mからの第1特図保留数指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合には、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションでコマンドに応じた数に更新される。
なお、T7~T13のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示制御部140及びランプ制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
ここでは、T14のタイミングにおいて、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」の状態でオープニング指定コマンドを受信した場合について説明したが、第1特図保留数が「4」、「2」、「1」の何れかの状態でオープニング指定コマンドを受信した場合についても、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
また、ここでは、通常遊技状態において演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例7について説明したが、遊技状態が特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)であっても、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
具体的には、第1特図保留数、第1特図保留数指定コマンド、第1特別図柄、サブ第1保留表示器83、第1特図保留数表示領域70E、第1保留アイコン表示領域70B、第1ランプ図柄LZ、第1始動口45の各々を、第2特図保留数、第2特図保留数指定コマンド、第2特別図柄、サブ第2保留表示器84、第2特図保留数表示領域70F、第2保留アイコン表示領域70D、第2ランプ図柄LZ、第2始動口47に読み替えればよい。
このように、図171~図172に示した具体例によれば、演出図柄70aの仮停止期間の延長中に演出制御部130mがオープニング指定コマンドを正常に受信した場合には、予め定められている停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(本停止)することなく、大当たり遊技のオープニング演出画像を表示するようになっている。そのため、演出図柄によってオープニング演出が阻害されることがなくなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例8)
図173及び図174を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例8について説明する。図173は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャート6であり、図174(a)~(j)は、図173のタイミングチャート6における(a)~(j)に対応する演出例である。
まず、T0のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「2」から「1」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている2つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始されるが、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する。
次に、T1のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了すると先読みゾーン演出(通常のゾーン演出)およびアイコン変化演出が開始される。具体的には、背景画像が先読みゾーン背景に変化し、「ZONE」の文字が左右方向にスクロールする青色のゾーン画像が表示されると共に、ゾーンBGMが出力される。また、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている1番目の保留アイコンが青アイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコン及び当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図174(a)参照)。
そして、T2のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「2」に増加する。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、先読み指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数を更新するための処理が行われずに「1」のままとなる(図174(b)参照)。
その後、T3のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「814」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIの回転動作(演出動作)が継続している(図174(c)参照)。
次に、T4のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄LZの変動表示の期間が延長される。また、ゾーン演出(先読みゾーン背景の表示、青色のゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力)が維持されて先読みゾーン演出が継続し、青アイコンが維持されてアイコン変化演出が継続する(図174(d)参照)。
その後、T5のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「1」、つまり、第1特図保留数が変化せずに変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「1」となり、第1保留アイコン表示領域70Bの2番目に保留アイコンHI(白アイコン)が1フレーム分の非アニメーションで追加表示(最初から通常サイズで表示)される。また、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図174(e)参照)。
そして、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている必要分の2つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。また、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始され、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する(図174(e)参照)。
その後、T6のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了するとアイコン変化演出(当該アイコン変化演出)が開始される。具体的には、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンが赤アイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコン及び当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となる(図174(f)参照)。
次に、T7のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過(SPリーチ演出が終了)すると、左中右の演出図柄70aがリーチハズレ態様(「878」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIの回転動作(演出動作)が継続している(図174(g)参照)。
そして、T8のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し、第1ランプ図柄LZがハズレ態様(消灯)で本停止する(図174(h)参照)。
その後、T9のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「0」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている1つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて当該アイコンTIとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始され、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する(図174(i)参照)。
次に、T10のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了するとアイコン変化演出が開始される。具体的には、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコン(演出制御部130mが入賞時コマンドを正常に受信できなかった第1保留記憶に対応するアイコン)が青アイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図174(j)参照)。
その後、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できる状態である場合には、演出図柄70aが停止表示するタイミングで当該アイコンが消去されてアイコン変化演出が終了する。
なお、T2~T4のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(入賞時コマンド、停止時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示制御部140及びランプ制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(入賞時コマンド、停止時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
ここでは、T5のタイミングにおいて、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「1」になる場合について説明したが、第1特図保留数が「0」から「0」となる場合、第1特図保留数が「2」から「2」となる場合、第1特図保留数が「3」から「3」となる場合、つまり、主制御部110mが記憶(把握)している保留数と、演出制御部130mが記憶(把握)している保留数とが同一であれば、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
また、ここでは、通常遊技状態において演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例8について説明したが、遊技状態が特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)であっても、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
具体的には、第1特図保留数、第1特図保留数指定コマンド、第1特別図柄、サブ第1保留表示器83、第1特図保留数表示領域70E、第1保留アイコン表示領域70B、第1ランプ図柄LZ、第1始動口45の各々を、第2特図保留数、第2特図保留数指定コマンド、第2特別図柄、サブ第2保留表示器84、第2特図保留数表示領域70F、第2保留アイコン表示領域70D、第2ランプ図柄LZ、第2始動口47に読み替えればよい。
このように、図173~図174に示した具体例によれば、保留アイコン表示領域において所定数(例えば1つ)の保留アイコン(第1保留情報)の表示中に、特図保留数が所定数となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、所定数よりも1つ多い数(例えば2つ)の保留アイコンを表示してから、それらの保留アイコンをシフト表示することで所定数の保留アイコンを表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図173~図174に示した具体例によれば、サブ第1保留表示器83や第1特図保留数表示領域70Eにおいて所定数(例えば1つ)の保留数を表示中に、特図保留数が所定数となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、所定数よりも1つ多い数(例えば2つ)の保留数を表示することなく、所定数の保留数を表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、即座に正確な保留数が表示されるため、遊技者に対して迅速に保留数を知らしめることが可能となる。
また、図173~図174に示した具体例によれば、保留アイコン表示領域に保留アイコン(第1保留情報)を表示していないが当該アイコンの表示中に、特図保留数が「0」となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、「0」よりも1つ多い数(例えば1つ)の保留アイコンを表示してから、その保留アイコンをシフト表示することで保留アイコンが表示されない状態とするようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図173~図174に示した具体例によれば、サブ第1保留表示器83や第1特図保留数表示領域70Eにおいて「0」の保留数を表示中に、特図保留数が「0」となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、「0」よりも1つ多い数(例えば1つ)の保留数を表示することなく、「0」の保留数を表示(維持)するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、即座に正確な保留数が表示されるため、遊技者に対して迅速に保留数を知らしめることが可能となる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例9)
図175及び図176を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例9について説明する。図175は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャート7であり、図176(a)~(f)は、図175のタイミングチャート7における(a)~(f)に対応する演出例である。
まず、T0のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「2」から「1」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている2つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始されるが、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する。
次に、T1のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了すると先読みゾーン演出(通常のゾーン演出)およびアイコン変化演出が開始される。具体的には、背景画像が先読みゾーン背景に変化し、「ZONE」の文字が左右方向にスクロールする青色のゾーン画像が表示されると共に、ゾーンBGMが出力される。また、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている1番目の保留アイコンが青アイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコン及び当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図176(a)参照)。
そして、T2のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「2」に増加する。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、先読み指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数を更新するための処理が行われずに「1」のままとなる(図176(b)参照)。
その後、T3のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「3」に増加する。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、先読み指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数を更新するための処理が行われずに「1」のままとなる(図176(b)参照)。
次に、T4のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「4」に増加する。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、先読み指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数を更新するための処理が行われずに「1」のままとなる(図176(b)参照)。
そして、T5のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「814」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIの回転動作(演出動作)が継続している(図176(c)参照)。
その後、T6のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄LZの変動表示の期間が延長される。また、ゾーン演出(先読みゾーン背景の表示、青色のゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力)が維持されて先読みゾーン演出が継続し、青アイコンが維持されてアイコン変化演出が継続する(図176(d)参照)。
その後、T7のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「4」から「3」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「3」となり、第1保留アイコン表示領域70Bの2番目~4番目に保留アイコンHI(白アイコン)が1フレーム分の非アニメーションで追加表示(最初から通常サイズで表示)される。また、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図176(e)参照)。
そして、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている必要分の4つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。また、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始され、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する(図176(e)参照)。
その後、T8のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了するとアイコン変化演出(当該アイコン変化演出)が開始される。具体的には、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンが赤アイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコン及び当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となる(図176(f)参照)。
その後、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できる状態である場合には、演出図柄70aが停止表示するタイミングで当該アイコンが消去されてアイコン変化演出が終了する。
なお、T2~T6のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(入賞時コマンド、停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示制御部140及びランプ制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(入賞時コマンド、停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
ここでは、T7のタイミングにおいて、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「3」となる場合について説明したが、第1特図保留数が「1」から「2」となる場合、第1特図保留数が「0」から「2」となる場合、第1特図保留数が「0」から「1」になる場合、つまり、主制御部110mが記憶(把握)している保留数の方が、演出制御部130mが記憶(把握)している保留数よりも多い場合であれば、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
また、ここでは、通常遊技状態において演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例9について説明したが、遊技状態が特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)であっても、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
具体的には、第1特図保留数、第1特図保留数指定コマンド、第1特別図柄、サブ第1保留表示器83、第1特図保留数表示領域70E、第1保留アイコン表示領域70B、第1ランプ図柄LZ、第1始動口45の各々を、第2特図保留数、第2特図保留数指定コマンド、第2特別図柄、サブ第2保留表示器84、第2特図保留数表示領域70F、第2保留アイコン表示領域70D、第2ランプ図柄LZ、第2始動口47に読み替えればよい。
このように、図175~図176に示した具体例によれば、保留アイコン表示領域において所定数(例えば1つ)の保留アイコン(第1保留情報)の表示中に、特図保留数が所定数よりも多い特定数(例えば2つ)となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、特定数よりも1つ多い数(例えば3つ)の保留アイコンを表示してから、それらの保留アイコンをシフト表示することで特定数の保留アイコンを表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図175~図176に示した具体例によれば、サブ第1保留表示器83や第1特図保留数表示領域70Eにおいて所定数(例えば1つ)の保留数を表示中に、特図保留数が所定数よりも多い特定数(例えば2つ)となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、特定数よりも1つ多い数(例えば3つ)の保留数を表示することなく、特定数の保留数を表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、即座に正確な保留数が表示されるため、遊技者に対して迅速に保留数を知らしめることが可能となる。
また、図175~図176に示した具体例によれば、保留アイコン表示領域に保留アイコン(第1保留情報)を表示していないが当該アイコンの表示中に、特図保留数が所定数(例えば1つ)となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、所定数よりも1つ多い数(例えば2つ)の保留アイコンを表示してから、それらの保留アイコンをシフト表示することで所定数の保留アイコンを表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図175~図176に示した具体例によれば、サブ第1保留表示器83や第1特図保留数表示領域70Eにおいて「0」の保留数を表示中に、特図保留数が所定数(例えば1つ)となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、所定数よりも1つ多い数(例えば2つ)の保留数を表示することなく、所定数の保留数を表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、即座に正確な保留数が表示されるため、遊技者に対して迅速に保留数を知らしめることが可能となる。
(図161~図176に示した具体例のまとめ)
上述したように、図161~図176に示した具体例によれば、演出図柄70aの仮停止中に演出制御部130mが停止時コマンドを正常に受信できない場合には、演出図柄70aの仮停止期間、特殊図柄TZおよびランプ図柄LZの変動期間、変動中BGMの出力期間が通常の期間よりも延長(継続)されるようになっている。そのため、何らの演出も実行されていない期間の発生を抑制することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図161~図176に示した具体例によれば、演出図柄70aの仮停止期間の延長(継続)中において、背景画像のスクロール、保留アイコンおよび当該アイコンの回転動作が継続するようになっている。そのため、演出図柄70aの仮停止期間の延長(継続)中が極端に動きのない退屈な演出となってしまうことを抑制することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図161~図176に示した具体例によれば、演出図柄70aの仮停止期間の延長(継続)中においても、先読み予告演出(アイコン変化演出、先読みゾーン演出)を継続(実行)するようになっている。そのため、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できないコマンド異常が発生した場合であっても、先読み予告演出が終了することがなくなり、遊技者が不満を募らせるような不都合を回避することで遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図161~図176に示した具体例によれば、演出図柄70aの仮停止期間の延長(継続)中において先読み予告演出(アイコン変化演出、先読みゾーン演出)を継続(実行)する場合であっても、演出図柄70aの仮停止期間の延長(継続)中には先読み予告演出の予告態様(アイコンの種類、ゾーン演出の種類)が変化しないようになっている。そのため、先読み予告演出の進行に異常をきたすことがなくなり、遊技者が不満を募らせるような不都合を回避することで遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図161~図176に示した具体例によれば、演出図柄70aの仮停止期間の延長中に演出制御部130mが開始時コマンドを正常に受信した場合には、予め定められている停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示する予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)されてから変動表示を開始するようになっている。そのため、演出図柄70aが停止位置からズレた状態で変動表示を開始する場合よりも、変動演出の開始時の見た目を良くすることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図161~図176に示した具体例によれば、演出図柄70aの仮停止期間の延長中に演出制御部130mが開始時コマンドを正常に受信した場合には、特殊図柄TZおよびランプ図柄LZは停止表示されずに変動表示を継続するようになっている。そのため、特殊図柄TZおよびランプ図柄LZを停止表示させるような煩雑な処理を行わずに済み、制御負荷を軽減することが可能となる。また、演出図柄70aが停止位置に表示(瞬間的に導出表示)されていても、特殊図柄TZおよびランプ図柄LZによって変動演出中となっていること遊技者に知らしめることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図161~図176に示した具体例によれば、演出図柄70aの仮停止期間の延長中に演出制御部130mが開始時コマンドを正常に受信した場合には、当該アイコンが通常の時間(停止時コマンドを受信した場合の10フレーム分のアニメーション)よりも短い時間(1フレーム分の非アニメーション)で消去されるようになっている。そのため、新たに実行される変動演出が当該アイコンの消去によって阻害され難くすることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図161~図176に示した具体例によれば、先読み予告演出(アイコン変化演出、先読みゾーン演出)が継続(実行)される演出図柄70aの仮停止期間の延長中に演出制御部130mが開始時コマンドを正常に受信した場合には、新たに実行する変動演出においても先読み予告演出を実行可能となっている。そのため、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できないコマンド異常が発生した場合であっても、先読み予告演出が終了することがなくなり、遊技者が不満を募らせるような不都合を回避することで遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図161~図176に示した具体例によれば、先読み予告演出(アイコン変化演出、先読みゾーン演出)が継続(実行)される演出図柄70aの仮停止期間の延長中に演出制御部130mが開始時コマンドを正常に受信した場合には、新たに実行する変動演出において、先読み予告演出のシナリオに応じた内容の演出を実行可能となっている。そのため、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できないコマンド異常が発生した場合であっても、先読み予告演出の進行に異常をきたすことがなくなり、遊技者が不満を募らせるような不都合を回避することで遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例10)
図177及び図178を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例10について説明する。図177は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャート8であり、図178(a)~(j)は、図177のタイミングチャート8における(a)~(j)に対応する演出例である。
まず、T0のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「2」から「1」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている2つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始されるが、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する。
次に、T1のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了する。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコン及び当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている。
そして、T2のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「2」に増加する。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、先読み指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数を更新するための処理が行われずに「1」のままとなる。
このとき、第1特図保留数が「2」となる入賞時コマンドを受信できていないため、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が「1」のままとなり、第1保留アイコン表示領域70Bの第1特図保留数「2」に対応する2番目には保留アイコンHIが表示されないことになる(図178(a)参照)。
その後、T3のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「3」に増加する。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、先読み指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「3」となる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「3」となり、第1保留アイコン表示領域70Bのうちの入賞時コマンドを受信できなかった第1特図保留数の「2」に対応する2番目には保留アイコンHIが表示されずに第1特図保留数の「3」に対応する3番目に1つの保留アイコンHIが10フレーム分のアニメーションとして追加表示(極小サイズから徐々に大きくなるように表示)される(図178(b)参照)。
次に、T4のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「814」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図178(c)参照)。
そして、T5のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し、第1ランプ図柄LZがハズレ態様(消灯)で本停止する(図178(d)参照)。
その後、T6のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「2」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「2」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「2」となり、第1保留アイコン表示領域70Bのうちの入賞時コマンドを受信できなかった第1特図保留数「2」に対応する2番目に保留アイコンHIが1フレーム分の非アニメーションとして追加表示(最初から通常サイズで表示)され、表示されている3つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始され、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する(図178(e)参照)。
その後、T7のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了する。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコン及び当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図178(f)参照)。
次に、T8のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「225」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIの回転動作(演出動作)が継続している(図178(g)参照)。
そして、T9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止コマンド)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し、第1ランプ図柄LZがハズレ態様(消灯)で本停止する(図178(h)参照)。
その後、T10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「2」から「1」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている2つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始され、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する(図178(i)参照)。
次に、T11のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了するとアイコン変化演出が開始される。具体的には、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコン(演出制御部130mが入賞時コマンドを正常に受信できなかった第1保留記憶に対応するアイコン)が青アイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図178(j)参照)。
その後、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できる状態である場合には、演出図柄70aが停止表示するタイミングで当該アイコンが消去されてアイコン変化演出が終了する。
なお、T2のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(入賞時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示制御部140及びランプ制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(入賞時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
ここでは、T3のタイミングにおいて、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」のときに第1特図保留数が「3」となる入賞時コマンドを受信した場合について説明したが、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」のときに第1特図保留数が「4」となる入賞時コマンドを受信した場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「0」のときに第1特図保留数が「2」、「3」、「4」の何れかとなる入賞時コマンドを受信した場合についても、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
また、ここでは、通常遊技状態において演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例10について説明したが、遊技状態が特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)であっても、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
具体的には、第1特図保留数、第1特図保留数指定コマンド、第1特別図柄、サブ第1保留表示器83、第1特図保留数表示領域70E、第1保留アイコン表示領域70B、第1ランプ図柄LZ、第1始動口45の各々を、第2特図保留数、第2特図保留数指定コマンド、第2特別図柄、サブ第2保留表示器84、第2特図保留数表示領域70F、第2保留アイコン表示領域70D、第2ランプ図柄LZ、第2始動口47に読み替えればよい。
このように、図177~図178に示した具体例によれば、保留アイコン表示領域のうちの所定数(例えば2つ)に対応する領域(例えば2番目)に保留アイコン(第1保留情報)を表示していないときに、特図保留数が所定数よりも1つ多い特定数(例えば3つ)となる入賞時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、保留アイコン表示領域のうちの所定数に対応する領域(例えば2番目)に保留アイコンを表示せずに、保留アイコン表示領域のうちの特定数に対応する領域(例えば3番目)に保留アイコンを表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、遊技者に誤った保留数を認識させてしまうといった不都合を回避して遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図177~図178に示した具体例によれば、サブ第1保留表示器83や第1特図保留数表示領域70Eにおいて所定数(例えば2つ)よりも1つ少ない数(例えば1つ)の保留数を表示中に、特図保留数が所定数よりも1つ多い特定数(例えば3つ)となる入賞時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、所定数の保留数を表示することなく特定数の保留数を表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、即座に正確な保留数が表示されるため、遊技者に対して迅速に保留数を知らしめることが可能となる。
このように、図177~図178に示した具体例によれば、保留アイコン表示領域のうちの所定数(例えば2つ)に対応する領域(例えば2番目)に保留アイコン(第1保留情報)を表示していないときに、特図保留数が所定数よりも複数多い特定数(例えば4つ)となる入賞時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、保留アイコン表示領域のうちの所定数に対応する領域(例えば2番目)から特定数よりも1つ少ない数に対応する領域(例えば3番目)に保留アイコンを表示せずに、保留アイコン表示領域のうちの特定数に対応する領域(例えば4番目)に保留アイコンを表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、遊技者に誤った保留数を認識させてしまうといった不都合を回避して遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図177~図178に示した具体例によれば、サブ第1保留表示器83や第1特図保留数表示領域70Eにおいて所定数(例えば2つ)よりも1つ少ない数(例えば1つ)の保留数を表示中に、特図保留数が所定数よりも複数多い特定数(例えば4つ)となる入賞時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、所定数から特定数よりも1つ少ない数の保留数を表示することなく特定数の保留数を表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、即座に正確な保留数が表示されるため、遊技者に対して迅速に保留数を知らしめることが可能となる。
また、図177~図178に示した具体例によれば、保留アイコン表示領域のうちの所定数(例えば2つ)に対応する領域(例えば2番目)に保留アイコンを表示せずに所定数よりも1つ多い特定数(例えば3つ)に対応する領域(例えば3番目)に保留アイコンを表示中に、特図保留数が所定数となる開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、保留アイコン表示領域のうちの所定数に対応する領域(例えば2番目)に保留アイコンを追加表示して特定数の保留アイコンを表示してから、それらの保留アイコンをシフト表示することで所定数の保留アイコンを表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図177~図178に示した具体例によれば、保留アイコン表示領域のうちの所定数(例えば2つ)に対応する領域(例えば2番目)および所定数よりも1つ多い数(例えば3つ)に対応する領域に保留アイコンを表示せずに所定数よりも複数多い特定数(例えば4つ)に対応する領域(例えば4番目)に保留アイコンを表示中に、特図保留数が特定数よりも1つ少ない数となる開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、保留アイコン表示領域のうちの所定数に対応する領域(例えば2番目)および所定数よりも1つ多い数(例えば3つ)に対応する領域に保留アイコンを追加表示して特定数の保留アイコンを表示してから、それらの保留アイコンをシフト表示することで特定数よりも1つ少ない数の保留アイコンを表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図177~図178に示した具体例によれば、演出制御部130mが入賞時コマンドを正常に受信できなかった第1保留記憶に対応するアイコンについては、保留アイコンとしての表示中にはアイコン変化演出が実行されないが、当該アイコンとしての表示中にはアイコン変化演出を実行可能となっている。そのため、入賞時コマンドを正常に受信できなかったことでアイコン変化演出が実行されなくなるといった不都合を回避することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の変形例1)
図163及び図179を用いて、図163及び図164で説明した具体例2の変形例(演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の変形例1)について説明する。図179(a)~(i)は、図163のタイミングチャート2における(a)~(i)に対応する演出例である。
なお、図164と図179とは、T0~T9のタイミングまで同一であるため、ここでは共通する部分の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
T10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「1」となり、主制御部110mから通知された第1特図保留数と演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数との間にコマンド異常に起因する不整合(本来であれば1の乖離であるところ2以上の乖離である異常)が生じたため、先読みゾーン演出が終了する。
具体的には、先読みゾーン背景から演出モードAに対応する背景画像に切り替わると共に、ゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力が終了して変動中BGMが出力される(図179(h)参照)。
また、第1保留アイコン表示領域70Bの2番目に表示されている余剰分の保留アイコンHIが1フレーム分の非アニメーションで消去されると共に、3番目に表示されている保留アイコンHIが1フレーム分の非アニメーションで2番目に表示される。停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図179(h)参照)。
そして、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている必要分の2つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。また、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始される。そして、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する(図179(h)参照)。
その後、T11のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了してから所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコン及び当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図179(i)参照)。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の変形例2)
図163及び図180を用いて、図163及び図165で説明した具体例3の変形例(演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の変形例2)について説明する。図180(a)~(i)は、図163のタイミングチャート2における(a)~(i)に対応する演出例である。
なお、図165と図180とは、T0~T9のタイミングまで同一であるため、ここでは共通する部分の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
T10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「3」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「1」となり、主制御部110mから通知された第1特図保留数と演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数との間にコマンド異常に起因する不整合(本来であれば1の乖離であるところ2以上の乖離である異常)が生じたため、アイコン変化演出及び先読みエフェクト演出が終了する。
具体的には、第1保留アイコン表示領域70Bの3番目に表示されている余剰分の保留アイコンHI(青アイコン)が1フレーム分の非アニメーションで消去される。また、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図180(h)参照)。
そして、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている必要分の2つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。また、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始される。そして、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する(図180(h)参照)。
その後、T11のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了してから所定時間が経過すると、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコン及び当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図180(i)参照)。
その後、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できる状態である場合には、第1特図保留数が「0」になる特別図柄の変動表示に実行される変動演出(先読み予告演出による期待度示唆の対象)においても先読みエフェクト演出及びアイコン変化演出が実行されないことになる。
このように、図179~図180に示した変形例によれば、主制御部110mから通知された第1特図保留数と演出制御部130mが記憶していた第1特図保留数との間にコマンド異常に起因する不整合(本来であれば減少方向への1の乖離であるところ減少方向への2以上の乖離である異常)が生じた場合には、先読み予告演出(先読みゾーン演出、アイコン変化演出、先読みエフェクト演出)を終了させるようになっている。そのため、本来であれば先読み予告演出の実行対象となっていない変動演出の実行中に先読み予告演出が実行されるといった不都合が発生することを抑制することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の変形例3)
図173及び図181を用いて、図173及び図174で説明した具体例8の変形例(演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の変形例3)について説明する。図181(a)~(j)は、図173のタイミングチャート6における(a)~(j)に対応する演出例である。
なお、図174と図181とは、T0~T4のタイミングまで同一であるため、ここでは共通する部分の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
T5のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「1」、つまり、第1特図保留数が変化せずに変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「1」となり、主制御部110mから通知された第1特図保留数と演出制御部130mが記憶していた第1特図保留数との間にコマンド異常に起因する不整合(本来であれば減少方向への1の乖離であるところ同一数である異常)が生じたため、アイコン変化演出及び先読みゾーン演出が終了する。
具体的には、先読みゾーン背景から演出モードAに対応する背景画像に切り替わると共に、ゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力が終了して変動中BGMが出力される。また、第1保留アイコン表示領域70Bの1番目の青アイコンが1フレーム分の非アニメーションで白アイコンに復帰し、2番目に保留アイコンHI(白アイコン)が1フレーム分の非アニメーションで追加表示(最初から通常サイズで表示)される。また、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図181(e)参照)。
そして、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている必要分の2つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。また、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始され、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する(図181(e)参照)。
その後、T6のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了する。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコン及び当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となる(図181(f)参照)。
次に、T7のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがリーチハズレ態様(「878」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIの回転動作(演出動作)が継続している(図181(g)参照)。
そして、T8のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し、第1ランプ図柄LZがハズレ態様(消灯)で本停止する(図181(h)参照)。
その後、T9のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「0」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている1つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて当該アイコンTIとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始され、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する(図181(i)参照)。
次に、T10のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了する。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図181(j)参照)。
その後、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できる状態である場合には、演出図柄70aが停止表示するタイミングで当該アイコンが消去される。
このように、図181に示した変形例によれば、主制御部110mから通知された第1特図保留数と演出制御部130mが記憶していた第1特図保留数との間にコマンド異常に起因する不整合(本来であれば1の乖離であるところ同一数である異常)が生じた場合には、先読み予告演出(先読みゾーン演出、アイコン変化演出、先読みエフェクト演出)を終了させるようになっている。そのため、本来であれば先読み予告演出の実行対象となっていない変動演出の実行中に先読み予告演出が実行されるといった不都合が発生することを抑制することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の変形例4)
図175及び図182を用いて、図175及び図176で説明した具体例9の変形例(演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の変形例4)について説明する。図182(a)~(f)は、図175のタイミングチャート7における(a)~(f)に対応する演出例である。
なお、図176と図182とは、T0~T6のタイミングまで同一であるため、ここでは共通する部分の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
T7のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「4」から「3」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「3」となり、主制御部110mから通知された第1特図保留数と演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数との間にコマンド異常に起因する不整合(本来であれば減少方向への1の乖離であるところ増加方向への1以上の乖離である異常)が生じたため、アイコン変化演出及び先読みゾーン演出が終了する。
具体的には、先読みゾーン背景から演出モードAに対応する背景画像に切り替わると共に、ゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力が終了して変動中BGMが出力される。また、第1保留アイコン表示領域70Bの1番目の青アイコンが1フレーム分の非アニメーションで白アイコンに復帰し、2番目~4番目に保留アイコンHI(白アイコン)が1フレーム分の非アニメーションで追加表示(最初から通常サイズで表示)される。また、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図182(e)参照)。
そして、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている必要分の4つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。また、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始され、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する(図182(e)参照)。
その後、T8のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了する。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコン及び当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となる(図182(f)参照)。
その後、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できる状態である場合には、演出図柄70aが停止表示するタイミングで当該アイコンが消去される。
このように、図182に示した変形例によれば、主制御部110mから通知された第1特図保留数と演出制御部130mが記憶していた第1特図保留数との間にコマンド異常に起因する不整合(本来であれば減少方向への1の乖離であるところ増加方向への1以上の乖離である異常)が生じた場合には、先読み予告演出(先読みゾーン演出、アイコン変化演出、先読みエフェクト演出)を終了させるようになっている。そのため、本来であれば先読み予告演出の実行対象となっていない変動演出の実行中に先読み予告演出が実行されるといった不都合が発生することを抑制することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の変形例5)
図177及び図183を用いて、図177及び図178で説明した具体例10の変形例(演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の変形例5)について説明する。図183(a)~(j)は、図177のタイミングチャート8における(a)~(j)に対応する演出例である。
なお、図178と図183とは、T6~T11のタイミングが同一であるため、ここでは共通する部分の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
まず、T0のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「2」から「1」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている2つの保留アイコンHIが20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTIとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始されるが、演出図柄70aは拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する。
次に、T1のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了する。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコン及び当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている。
そして、T2のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「2」に増加する。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、先読み指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数を更新するための処理が行われずに「1」のままとなる(図183(a)参照)。
その後、T3のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「2」から「3」に増加する。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特図保留数指定コマンド、先読み指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「3」となる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「3」となり、第1保留アイコン表示領域70Bの2番目に1つの保留アイコンHIが1フレームの非アニメーションとして表示されると共に、3番目に1つの保留アイコンHIが10フレーム分のアニメーションとして追加表示(極小サイズから徐々に大きくなるように表示)される(図183(b)参照)。
次に、T4のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「814」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンHIおよび当該アイコンTIが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図183(c)参照)。
そして、T5のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特図停止指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し、第1ランプ図柄LZがハズレ態様(消灯)で本停止する(図183(d)参照)。
このように、図183に示した変形例によれば、保留アイコン表示領域のうちの所定数(例えば2つ)に対応する領域(例えば2番目)に保留アイコン(第1保留情報)を表示していないときに、特図保留数が所定数よりも1つ多い特定数(例えば3つ)となる入賞時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、保留アイコン表示領域のうちの所定数に対応する領域(例えば2番目)と特定数に対応する領域(例えば3番目)に保留アイコンを追加表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、遊技者に誤った保留数を認識させてしまうといった不都合を回避して遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図183に示した変形例によれば、サブ第1保留表示器83や第1特図保留数表示領域70Eにおいて所定数(例えば2つ)よりも1つ少ない数(例えば1つ)の保留数を表示中に、特図保留数が所定数よりも1つ多い特定数(例えば3つ)となる入賞時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、所定数の保留数を表示することなく特定数の保留数を表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、即座に正確な保留数が表示されるため、遊技者に対して迅速に保留数を知らしめることが可能となる。
また、図183に示した変形例によれば、保留アイコン表示領域のうちの所定数(例えば2つ)に対応する領域(例えば2番目)に保留アイコン(第1保留情報)を表示していないときに、特図保留数が所定数よりも複数多い特定数(例えば4つ)となる入賞時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、保留アイコン表示領域のうちの所定数に対応する領域(例えば2番目)から特定数に対応する領域(例えば4番目)に保留アイコンを追加表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、遊技者に誤った保留数を認識させてしまうといった不都合を回避して遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図183に示した変形例によれば、サブ第1保留表示器83や第1特図保留数表示領域70Eにおいて所定数(例えば2つ)よりも1つ少ない数(例えば1つ)の保留数を表示中に、特図保留数が所定数よりも複数多い特定数(例えば4つ)となる入賞時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、所定数から特定数よりも1つ少ない数の保留数を表示することなく特定数の保留数を表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、即座に正確な保留数が表示されるため、遊技者に対して迅速に保留数を知らしめることが可能となる。
また、図183に示した変形例によれば、演出制御部130mが入賞時コマンドを正常に受信できなかった第1保留記憶に対応するアイコンについては、保留アイコンとしての表示中にはアイコン変化演出が実行されないが、当該アイコンとしての表示中にはアイコン変化演出を実行可能となっている。そのため、入賞時コマンドを正常に受信できなかったことでアイコン変化演出が実行されなくなるといった不都合を回避することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例9)
図184を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例13について説明する。図184の上の図は、通常遊技状態において演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャート9であり、図184(a)~(f)は、図184のタイミングチャート9における(a)~(f)に対応する演出例である。
まず、T0のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」に減少することに伴って第1特別図柄のハズレ変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(開始時信号としての第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」となって第1変動演出を開始する処理が行われる。
このとき、変動中BGMが出力されたままサブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が特定更新態様で「1」から「0」に減少表示され、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている1つの保留アイコンHIが20フレームのアニメーションとしてシフト表示(減少表示)され、当該アイコンTIとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始されるが、演出図柄70aは、拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する。また、当該アイコンTIが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている。
次に、T1のタイミングにおいて、遊技者が右打ちすることで補助遊技が実行されたり、通常遊技状態となる前の特定遊技状態(時短遊技状態)中に実行された補助遊技において第2始動口47(可動部材48)部分で発生した球噛みが解消したりする等の理由によって第2始動口47に遊技球が入賞すると、主制御部110mが記憶(把握)している第2特図保留数が「0」から「1」に増加する。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(入賞時信号としての第1特図保留数指定コマンド、先読み指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第2特図保留数が「0」から「1」となる。
このとき、サブ第2保留表示器84及び第2特図保留数表示領域70Fに表示されている第2特図保留数が特定更新態様で「0」から「1」に増加表示されるが、第2保留アイコン表示領域70Dが表示されていないため、保留アイコンHIは追加表示(増加表示)されず、通常遊技状態中の第2始動口47への入賞ということで今回の入賞に基づく入賞音が出力されないことになる(図184(a)参照)。
その後、T2のタイミングにおいて、第1変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「814」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、当該アイコンTIの回転動作が継続している(図184(b)参照)。
そして、T3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(停止時信号としての特図停止指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合、第1変動演出を終了させる処理が行われない。
このとき、背景画像のスクロールおよび当該アイコンTIの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄LZの変動表示の期間が延長され、それに伴って変動中BGMの出力が維持される(図184(c)参照)。
その後、T4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第2特図保留数が「1」から「0」に減少することに伴って第2特別図柄のハズレ変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(開始時信号としての第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第2特図保留数が「1」のままとなり、第2変動演出を開始する処理が行われない(図184(d)参照)。
その後、T5のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第2特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(停止時信号としての特図停止コマンド)を演出制御部130mが受信すると、第1特別図柄の変動表示に対応して開始された第1変動演出を終了させる処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIが通常アイコンであるか特別アイコンであるかに拘らず10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していたハズレ態様の演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが演出図柄70aと同じ「814」で本停止する。さらに、サブ第1変動表示器81で変動表示されていた第1ランプ図柄LZがハズレ態様で停止表示(消灯)する(図184(e)参照)。なお、第1特別図柄のハズレ変動表示を対象として連続予告演出が実行されていた場合には、このタイミングで連続予告演出が終了することになる。
その後、T6のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数及び第2特図保留数が「0」であるため、客待ち状態(遊技待機状態)に移行する。このタイミングで主制御部110mから送信される客待ち状態指定コマンドを演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第2特図保留数が「1」から「0」となる。
このとき、サブ第2保留表示器84及び第2特図保留数表示領域70Fに表示されている第2特図保留数が特定更新態様で「1」から「0」に減少表示され、客待ちデモ演出が実行されるか、新たに特別図柄の変動表示が開始されるまで待機することになる(図184(f)参照)。
なお、T3のタイミングやT4のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示制御部140及びランプ制御部150が正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合と同様の処理が行われる。
また、T5のタイミングにおいて、主制御部110mから送信された停止時コマンド(停止時信号)を演出制御部130mが正常に受信できず、T6のタイミングにおいて、主制御部110mから送信された客待ち状態指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合については、このタイミングで第1特別図柄の変動表示に対応して開始された第1変動演出を終了させる処理が行われ、演出制御部130mが記憶(把握)している第2特図保留数が「1」から「0」となる。
そして、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIが通常アイコンであるか特別アイコンであるかに拘らず1フレーム分の非アニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが演出図柄70aと同じ「814」で本停止し、サブ第2保留表示器84及び第2特図保留数表示領域70Fに表示されている第2特図保留数が特定更新態様で「1」から「0」に減少表示されることになる。なお、第1特別図柄のハズレ変動表示を対象として連続予告演出が実行されていた場合には、このタイミングで連続予告演出が終了することになる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例10)
図185を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例10について説明する。図185の上の図は、通常遊技状態において演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャート10であり、図185(a)~(f)は、図185のタイミングチャート10における(a)~(f)に対応する演出例である。
まず、T0のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」に減少することに伴って第1特別図柄のハズレ変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(開始時信号としての第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」となって第1変動演出を開始する処理が行われる。
このとき、変動中BGMが出力されたままサブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が特定更新態様で「1」から「0」に減少表示され、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている1つの保留アイコンHIが20フレームのアニメーションとしてシフト表示(減少表示)され、当該アイコンTIとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始されるが、演出図柄70aは、拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始し、当該アイコンTIが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている。
次に、T1のタイミングにおいて、遊技者が右打ちすることで補助遊技が実行されたり、通常遊技状態となる前の特定遊技状態(時短遊技状態)中に実行された補助遊技において第2始動口47(可動部材48)部分で発生した球噛みが解消したりする等の理由によって第2始動口47に遊技球が入賞すると、主制御部110mが記憶(把握)している第2特図保留数が「0」から「1」に増加する。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(入賞時信号としての第2特図保留数指定コマンド、先読み指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第2特図保留数が「0」から「1」となる。
このとき、サブ第2保留表示器84及び第2特図保留数表示領域70Fに表示されている第2特図保留数が特定更新態様で「0」から「1」に増加表示されるが、第2保留アイコン表示領域70Dが表示されていないため、保留アイコンHIが追加表示(増加表示)されず、通常遊技状態中の第2始動口47への入賞ということで今回の入賞に基づく入賞音が出力されないことになる(図185(a)参照)。
その後、T2のタイミングにおいて、第1変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「814」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、当該アイコンTIの回転動作が継続している(図185(b)参照)。
そして、T3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(停止時信号としての特図停止指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合、第1変動演出を終了させる処理が行われない。
このとき、背景画像のスクロールおよび当該アイコンTIの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄LZの変動表示の期間が延長され、それに伴って変動中BGMの出力が維持される(図185(c)参照)。
その後、T4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第2特図保留数が「1」から「0」に減少することに伴って第2特別図柄の大当たり変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(開始時信号としての第2特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第2特図保留数が「1」のままとなり、第2変動演出を開始する処理が行われない(図185(d)参照)。
その後、T5のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第2特別図柄が大当たり態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(停止時信号としての特図停止コマンド)を演出制御部130mが受信すると、第1特別図柄の変動表示に対応して開始された第1変動演出を終了させる処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIが通常アイコンであるか特別アイコンであるかに拘らず10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していたハズレ態様の演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが演出図柄70aと同じ「814」で本停止する。さらに、サブ第1変動表示器81で変動表示されていた第1ランプ図柄LZがハズレ態様で停止表示(消灯)するが、サブ第2変動表示器82には大当たり態様の第2ランプ図柄LZは停止表示されない状態となる(図185(e)参照)。なお、第1特別図柄のハズレ変動表示を対象として連続予告演出が実行されていた場合には、このタイミングで連続予告演出が終了することになる。
その後、T6のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、大当たり遊技のオープニング期間が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信されるオープニング指定コマンドを演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mがオープニング演出を開始する処理が行われる。
このとき、オープニング背景と「大当たり」の文字からなるオープニング画像が表示される。また、サブ第2保留表示器84及び第2特図保留数表示領域70Fに表示されている第2特図保留数の「1」は、新たに第2始動口47への入賞に基づく入賞時コマンド(入賞時信号)を正常に受信するか、第2特別図柄の変動表示の開始に基づく開始時コマンド(開始時信号としての第2特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信するまで維持される(図185(f)参照)。
つまり、新たに第1始動口45への入賞に基づく入賞時コマンド(入賞時信号)や、第1特別図柄の変動表示の開始に基づく開始時コマンド(開始時信号としての第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信した場合であっても、サブ第2保留表示器84及び第2特図保留数表示領域70Fに表示されている第2特図保留数の「1」が維持される。
なお、T3のタイミングやT4のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示制御部140及びランプ制御部150が正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合と同様の処理が行われることになる。
また、T5のタイミングにおいて、主制御部110mから送信された停止時コマンド(停止時信号)を演出制御部130mが正常に受信できず、T6のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたオープニング指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合については、このタイミングで第1特別図柄の変動表示に対応して開始された第1変動演出を終了させてオープニング演出を開始する処理が行われる。
そして、仮停止していたハズレ態様の演出図柄70aや変動表示していた特殊図柄TZを停止表示させることなく、また、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIを1フレーム分の非アニメーションとして消去することなく、オープニング画像が表示されることになる(実質的に、オープニング演出以外の演出が終了する)。
このように、図184~図185に示した具体例によれば、通常遊技状態において、第1特別図柄の変動表示に対応して開始された第1変動演出の実行中に、第1特別図柄の変動表示の終了後に開始された第2特別図柄の変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合には、第1変動演出を終了させるようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、停止時コマンドを受信したタイミングで第1変動演出が終了するので、遊技者に違和感を与えることなく第1変動演出を終了させることが可能となる。
また、図184~図185に示した具体例によれば、通常遊技状態において、第1特別図柄のハズレ変動表示に対応して開始された第1変動演出の実行中に、第1特別図柄の変動表示の終了後に開始された第2特別図柄の大当たり変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合には、ハズレ態様で第1変動演出(演出図柄70aの変動表示、特殊図柄TZの変動表示)を終了させるようになっている。そのため、演出図柄をハズレ態様から大当たり態様に切り替える等の処理を行わずに済むと共に、遊技者に違和感を与えることなく第1変動演出を終了させることが可能となる。
また、図184~図185に示した具体例によれば、通常遊技状態において、第1特別図柄のハズレ変動表示に対応して開始された第1ランプ図柄LZの変動表示中に、第1特別図柄の変動表示の終了後に開始された第2特別図柄の大当たり変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合には、サブ第1変動表示器81にハズレ態様(消灯)を停止表示させ、サブ第2変動表示器82に大当たり態様(点灯)のランプ図柄LZを停止表示させないようになっている。そのため、ランプ図柄をハズレ態様(消灯)から大当たり態様に切り替える等の処理を行わずに済むと共に、遊技者に違和感を与えることなく第1ランプ図柄LZの変動表示を終了させることが可能となる。
また、図184~図185に示した具体例によれば、通常遊技状態において、第1特別図柄の変動表示に対応する当該アイコン(第1実行中情報)の表示中に、第1特別図柄の変動表示の終了後に開始された第2特別図柄の変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合には、当該アイコンを消去させるようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、停止時コマンドを受信したタイミングで当該アイコンが消去されるので、遊技者に違和感を与えることなく当該アイコンを消去することが可能となる。
また、図184~図185に示した具体例によれば、通常遊技状態において、第1特別図柄の変動表示に対応する当該アイコン(第1実行中情報)の表示中に第1特別図柄の変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合と、第1特別図柄の変動表示に対応する当該アイコン(第1実行中情報)の表示中に第2特別図柄の変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合とで、同一の演出態様で当該アイコンが消去されるようになっている。そのため、遊技者に違和感を与えることなく自然に当該アイコンを消去することが可能となる。
また、図184~図185に示した具体例によれば、通常遊技状態において、サブ第2保留表示器84及び第2特図保留数表示領域70Fに表示されている第2特図保留数が「0」でないときに、特図保留数が「0」であることを示す客待ち状態指定コマンドを受信すると、サブ第2保留表示器84及び第2特図保留数表示領域70Fに表示されている第2特図保留数が「0」に減少表示されるようになっている。そのため、第2特図保留数が「0」でないのに変動演出が実行されないといった疑念を遊技者に与えることがなくなる。
なお、通常遊技状態において、第1特別図柄の大当たり変動表示に対応して開始された第1変動演出の実行中に、第1特別図柄の変動表示の終了後に開始された第2特別図柄のハズレ変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合には、大当たり態様で第1変動演出(演出図柄70aの変動表示、特殊図柄TZの変動表示)を終了させるようにしてもよい。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例11)
図186を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例11について説明する。図186の上の図は、通常遊技状態において演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャート11であり、図186(a)~(f)は、図186のタイミングチャート11における(a)~(f)に対応する演出例である。
まず、T0のタイミングにおいて、特定遊技状態(時短遊技状態)から通常遊技状態となって、特定遊技状態中に主制御部110mに記憶された第2特図保留数が「1」から「0」に減少することに伴って第2特別図柄のハズレ変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(開始時信号としての第2特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第2特図保留数が「1」から「0」となって第2変動演出を開始する処理が行われる。
このとき、変動中BGMが出力されたままサブ第2保留表示器84及び第2特図保留数表示領域70Fに表示されている第2特図保留数が特定更新態様で「1」から「0」に減少表示される。また、第2保留アイコン表示領域70Dが表示されていないため、第2保留アイコン表示領域70Dからの保留アイコンのシフト表示(減少表示)が行われることなく、当該アイコン表示領域70Cに当該アイコンTIが10フレームのアニメーションとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第2ランプ図柄LZの変動表示が開始されるが、演出図柄70aは、拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始し、当該アイコンTIが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている。
次に、T1のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「0」から「1」に増加する。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(入賞時信号としての第1特図保留数指定コマンド、先読み指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「0」から「1」となる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が特定更新態様で「0」から「1」に増加表示され、第1保留アイコン表示領域70Bの第1表示部70B1に保留アイコンHIが通常追加態様で追加表示(増加表示)され、通常遊技状態中の第1始動口45への入賞ということで今回の入賞に基づく入賞音が出力される(図186(a)参照)。
その後、T2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「814」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、当該アイコンTIの回転動作が継続している(図186(b)参照)。
そして、T3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第2特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(停止時信号としての特図停止指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合、第2変動演出を終了させる処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロールおよび当該アイコンTIの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第2ランプ図柄LZの変動表示の期間が延長され、それに伴って変動中BGMの出力が維持される(図186(c)参照)。
その後、T4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」に減少することに伴って第1特別図柄のハズレ変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(開始時信号としての第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」のままとなり、第1変動演出を開始する処理が行われない(図186(d)参照)。
その後、T5のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(停止時信号としての特図停止コマンド)を演出制御部130mが受信すると、第2特別図柄の変動表示に対応して開始された第2変動演出を終了させる処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIが通常アイコンであるか特別アイコンであるかに拘らず10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していたハズレ態様の演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが演出図柄70aと同じ「814」で本停止する。さらに、サブ第2変動表示器82で変動表示されていた第2ランプ図柄LZがハズレ態様で停止表示(消灯)する(図186(e)参照)。なお、第2特別図柄のハズレ変動表示を対象として連続予告演出が実行されていた場合には、このタイミングで連続予告演出が終了することになる。
その後、T6のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数及び第2特図保留数が「0」であるため、客待ち状態(遊技待機状態)に移行する。このタイミングで主制御部110mから送信される客待ち状態指定コマンドを演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」となる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が特定更新態様で「1」から「0」に減少表示され、客待ちデモ演出が実行されるか、新たに特別図柄の変動表示が開始されるまで待機することになる(図186(f)参照)。
なお、T3のタイミングやT4のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示制御部140及びランプ制御部150が正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合と同様の処理が行われる。
また、T5のタイミングにおいて、主制御部110mから送信された停止時コマンド(停止時信号)を演出制御部130mが正常に受信できず、T6のタイミングにおいて、主制御部110mから送信された客待ち状態指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合については、このタイミングで第2特別図柄の変動表示に対応して開始された第2変動演出を終了させる処理が行われ、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」となる。
そして、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIが通常アイコンであるか特別アイコンであるかに拘らず1フレーム分の非アニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが演出図柄70aと同じ「814」で本停止し、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が特定更新態様で「1」から「0」に減少表示されることになる。なお、第1特別図柄のハズレ変動表示を対象として連続予告演出が実行されていた場合には、このタイミングで連続予告演出が終了することになる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例12)
図187を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例12について説明する。図187の上の図は、通常遊技状態において演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャート12であり、図187(a)~(f)は、図187のタイミングチャート12における(a)~(f)に対応する演出例である。
まず、T0のタイミングにおいて、特定遊技状態(時短遊技状態)から通常遊技状態となって、特定遊技状態中に主制御部110mに記憶された第2特図保留数が「1」から「0」に減少することに伴って第2特別図柄のハズレ変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(開始時信号としての第2特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第2特図保留数が「1」から「0」となって第2変動演出を開始する処理が行われる。
このとき、変動中BGMが出力されたままサブ第2保留表示器84及び第2特図保留数表示領域70Fに表示されている第2特図保留数が特定更新態様で「1」から「0」に減少表示される。また、第2保留アイコン表示領域70Dが表示されていないため、第2保留アイコン表示領域70Dからの保留アイコンのシフト表示(減少表示)が行われることなく、当該アイコン表示領域70Cに当該アイコンTIが10フレームのアニメーションとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第2ランプ図柄LZの変動表示が開始されるが、演出図柄70aは、拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始し、当該アイコンTIが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている。
次に、T1のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「0」から「1」に増加する。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(入賞時信号としての第1特図保留数指定コマンド、先読み指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「0」から「1」となる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が特定更新態様で「0」から「1」に増加表示され、第1保留アイコン表示領域70Bの第1表示部70B1に保留アイコンHIが通常追加態様で追加表示(増加表示)され、通常遊技状態中の第1始動口45への入賞ということで今回の入賞に基づく入賞音が出力される(図187(a)参照)。
その後、T2のタイミングにおいて、第2変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「814」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、当該アイコンTIの回転動作が継続している(図187(b)参照)。
そして、T3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第2特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(停止時信号としての特図停止指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合、第2変動演出を終了させる処理が行われない。
このとき、背景画像のスクロールおよび当該アイコンTIの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第2ランプ図柄LZの変動表示の期間が延長され、それに伴って変動中BGMの出力が維持される(図187(c)参照)。
その後、T4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」に減少することに伴って第1特別図柄の大当たり変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(開始時信号としての第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」のままとなり、第1変動演出を開始する処理が行われない(図187(d)参照)。
その後、T5のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄が大当たり態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(停止時信号としての特図停止コマンド)を演出制御部130mが受信すると、第2特別図柄の変動表示に対応して開始された第2変動演出を終了させる処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIが通常アイコンであるか特別アイコンであるかに拘らず10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していたハズレ態様の演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが演出図柄70aと同じ「814」で本停止する。さらに、サブ第2変動表示器82で変動表示されていた第2ランプ図柄LZがハズレ態様で停止表示(消灯)するが、サブ第1変動表示器81には大当たり態様の第1ランプ図柄LZは停止表示されない状態となる(図187(e)参照)。なお、第2特別図柄のハズレ変動表示を対象として連続予告演出が実行されていた場合には、このタイミングで連続予告演出が終了することになる。
その後、T6のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、大当たり遊技のオープニング期間が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信されるオープニング指定コマンドを演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mがオープニング演出を開始する処理が行われる。
このとき、オープニング背景と「大当たり」の文字からなるオープニング画像が表示される。また、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数の「1」は、新たに第1始動口45への入賞に基づく入賞時コマンド(入賞時信号)を正常に受信するか、第1特別図柄の変動表示の開始に基づく開始時コマンド(開始時信号としての第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信するまで維持される(図187(f)参照)。
つまり、新たに第2始動口47への入賞に基づく入賞時コマンド(入賞時信号)や、第2特別図柄の変動表示の開始に基づく開始時コマンド(開始時信号としての第2特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信した場合であっても、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数の「1」が維持される。
なお、T3のタイミングやT4のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示制御部140及びランプ制御部150が正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合と同様の処理が行われることになる。
また、T5のタイミングにおいて、主制御部110mから送信された停止時コマンド(停止時信号)を演出制御部130mが正常に受信できず、T6のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたオープニング指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合については、このタイミングで第2特別図柄の変動表示に対応して開始された第2変動演出を終了させてオープニング演出を開始する処理が行われる。
そして、仮停止していたハズレ態様の演出図柄70aや変動表示していた特殊図柄TZを停止表示させることなく、また、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIを1フレーム分の非アニメーションとして消去することなく、オープニング画像が表示されることになる(実質的に、オープニング演出以外の演出が終了する)。
このように、図186~図187に示した具体例によれば、通常遊技状態において、第2特別図柄の変動表示に対応して開始された第2変動演出の実行中に、第2特別図柄の変動表示の終了後に開始された第1特別図柄の変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合には、第2変動演出を終了させるようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、停止時コマンドの受信によって第2変動演出が終了するので、遊技者に違和感を与えることなく第2変動演出を終了させることが可能となる。
また、図186~図187に示した具体例によれば、通常遊技状態において、第2特別図柄のハズレ変動表示に対応して開始された第2変動演出の実行中に、第2特別図柄の変動表示の終了後に開始された第1特別図柄の大当たり変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合には、ハズレ態様で第2変動演出(演出図柄70aの変動表示、特殊図柄TZの変動表示)を終了させるようになっている。そのため、演出図柄をハズレ態様から大当たり態様に切り替える等の処理を行わずに済むと共に、遊技者に違和感を与えることなく第2変動演出を終了させることが可能となる。
また、図186~図187に示した具体例によれば、通常遊技状態において、第2特別図柄のハズレ変動表示に対応して開始された第2ランプ図柄LZの変動表示中に、第2特別図柄の変動表示の終了後に開始された第1特別図柄の大当たり変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合には、サブ第2変動表示器82にハズレ態様(消灯)を停止表示させるが、サブ第1変動表示器81に大当たり態様(点灯)のランプ図柄LZを停止表示させないようになっている。そのため、ランプ図柄をハズレ態様(消灯)から大当たり態様に切り替える等の処理を行わずに済むと共に、遊技者に違和感を与えることなく第2ランプ図柄LZの変動表示を終了させることが可能となる。
また、図186~図187に示した具体例によれば、通常遊技状態において、第2特別図柄の変動表示に対応する当該アイコン(第2実行中情報)の表示中に、第2特別図柄の変動表示の終了後に開始された第1特別図柄の変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合には、当該アイコンを消去させるようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、停止時コマンドを受信したタイミングで当該アイコンが消去されるので、遊技者に違和感を与えることなく当該アイコンを消去することが可能となる。
また、図186~図187に示した具体例によれば、通常遊技状態において、第2特別図柄の変動表示に対応する当該アイコン(第2実行中情報)の表示中に第2特別図柄の変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合と、第2特別図柄の変動表示に対応する当該アイコン(第2実行中情報)の表示中に第1特別図柄の変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合とで、同一の演出態様で当該アイコンが消去されるようになっている。そのため、遊技者に違和感を与えることなく自然に当該アイコンを消去することが可能となる。
また、図186~図187に示した具体例によれば、通常遊技状態において、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が「0」でないときに、特図保留数が「0」であることを示す客待ち状態指定コマンドを受信すると、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が「0」に減少表示されるようになっている。そのため、第1特図保留数が「0」でないのに変動演出が実行されないといった疑念を遊技者に与えることがなくなる。
なお、通常遊技状態において、第2特別図柄の大当たり変動表示に対応して開始された第2変動演出の実行中に、第2特別図柄の変動表示の終了後に開始された第1特別図柄のハズレ変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合には、大当たり態様で第2変動演出(演出図柄70aの変動表示、特殊図柄TZの変動表示)を終了させるようにしてもよい。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例13)
図188を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例13について説明する。図188の上の図は、特定遊技状態において演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャート13であり、図188(a)~(f)は、図188のタイミングチャート13における(a)~(f)に対応する演出例である。
まず、T0のタイミングにおいて、遊技者が左打ちすることで第1始動口45に遊技球が入賞したり、特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)となる前の通常遊技状態中に第1始動口45に遊技球が入賞したりする等の理由によって主制御部110mに記憶された第1特図保留数が「1」から「0」に減少することに伴って第1特別図柄のハズレ変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(開始時信号としての第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」となって第1変動演出を開始する処理が行われる。
このとき、変動中BGMが出力されたままサブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が特定更新態様で「1」から「0」に減少表示される。また、第1保留アイコン表示領域70Bが表示されていないため、第1保留アイコン表示領域70Bからの保留アイコンのシフト表示(減少表示)が行われることなく、当該アイコン表示領域70Cに当該アイコンTIが10フレームのアニメーションとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始されるが、演出図柄70aは、拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始し、当該アイコンTIが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている。
次に、T1のタイミングにおいて、第2始動口47に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第2特図保留数が「0」から「1」に増加する。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(入賞時信号としての第2特図保留数指定コマンド、先読み指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第2特図保留数が「0」から「1」となる。
このとき、サブ第2保留表示器84及び第2特図保留数表示領域70Fに表示されている第2特図保留数が特定更新態様で「0」から「1」に増加表示され、第2保留アイコン表示領域70Dの第1表示部70D1に保留アイコンHIが追加表示(増加表示)され、特定遊技状態中の第2始動口47への入賞ということで今回の入賞に基づく入賞音が出力される(図188(a)参照)。
その後、T2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「814」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、当該アイコンTIの回転動作が継続している(図188(b)参照)。
そして、T3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(停止時信号としての特図停止指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合、第1変動演出を終了させる処理が行われない。
このとき、背景画像のスクロールおよび当該アイコンTIの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄LZの変動表示の期間が延長され、それに伴って変動中BGMの出力が維持される(図188(c)参照)。
その後、T4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第2特図保留数が「1」から「0」に減少することに伴って第2特別図柄のハズレ変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(開始時信号としての第2特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第2特図保留数が「1」のままとなり、第2変動演出を開始する処理が行われない(図188(d)参照)。
その後、T5のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第2特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(停止時信号としての特図停止コマンド)を演出制御部130mが受信すると、第1特別図柄の変動表示に対応して開始された第1変動演出を終了させる処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIが通常アイコンであるか特別アイコンであるかに拘らず10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していたハズレ態様の演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが演出図柄70aと同じ「814」で本停止する。さらに、サブ第1変動表示器81で変動表示されていた第1ランプ図柄LZがハズレ態様で停止表示(消灯)する(図188(e)参照)。
その後、T6のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数及び第2特図保留数が「0」であるため、客待ち状態(遊技待機状態)に移行する。このタイミングで主制御部110mから送信される客待ち状態指定コマンドを演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第2特図保留数が「1」から「0」となる。
このとき、サブ第2保留表示器84及び第2特図保留数表示領域70Fに表示されている第2特図保留数が特定更新態様で「1」から「0」に減少表示され、客待ちデモ演出が実行されるか、新たに特別図柄の変動表示が開始されるまで待機することになる(図188(f)参照)。
なお、T3のタイミングやT4のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示制御部140及びランプ制御部150が正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合と同様の処理が行われる。
また、T5のタイミングにおいて、主制御部110mから送信された停止時コマンド(停止時信号)を演出制御部130mが正常に受信できず、T6のタイミングにおいて、主制御部110mから送信された客待ち状態指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合については、このタイミングで第1特別図柄の変動表示に対応して開始された変動演出を終了させる処理が行われ、演出制御部130mが記憶(把握)している第2特図保留数が「1」から「0」となる。
そして、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIが1フレーム分の非アニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが演出図柄70aと同じ「814」で本停止し、サブ第2保留表示器84及び第2特図保留数表示領域70Fに表示されている第2特図保留数が特定更新態様で「1」から「0」に減少表示されることになる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例14)
図189を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例14について説明する。図189の上の図は、特定遊技状態において演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャート14であり、図189(a)~(f)は、図189のタイミングチャート14における(a)~(f)に対応する演出例である。
まず、T0のタイミングにおいて、遊技者が左打ちすることで第1始動口45に遊技球が入賞したり、特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)となる前の通常遊技状態中に第1始動口45に遊技球が入賞したりする等の理由によって主制御部110mに記憶された第1特図保留数が「1」から「0」に減少することに伴って第1特別図柄のハズレ変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(開始時信号としての第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」となって第1変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、変動中BGMが出力されたままサブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が特定更新態様で「1」から「0」に減少表示される。また、第1保留アイコン表示領域70Bが表示されていないため、第1保留アイコン表示領域70Bからの保留アイコンのシフト表示(減少表示)が行われることなく、当該アイコン表示領域70Cに当該アイコンTIが10フレームのアニメーションとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始されるが、演出図柄70aは、拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始し、当該アイコンTIが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている。
次に、T1のタイミングにおいて、第2始動口47に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第2特図保留数が「0」から「1」に増加する。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(入賞時信号としての第2特図保留数指定コマンド、先読み指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第2特図保留数が「0」から「1」となる。
このとき、サブ第2保留表示器84及び第2特図保留数表示領域70Fに表示されている第2特図保留数が特定更新態様で「0」から「1」に増加表示され、第2保留アイコン表示領域70Dの第1表示部70D1に保留アイコンHIが通常追加態様で追加表示(増加表示)され、特定遊技状態中の第2始動口47への入賞ということで今回の入賞に基づく入賞音が出力される(図189(a)参照)。
その後、T2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「814」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)する。また、当該アイコンTIの回転動作が継続している(図189(b)参照)。
そして、T3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(停止時信号としての特図停止指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合、第1変動演出を終了させる処理が行われない。
このとき、背景画像のスクロールおよび当該アイコンTIの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄LZの変動表示の期間が延長され、それに伴って変動中BGMの出力が維持される(図189(c)参照)。
その後、T4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第2特図保留数が「1」から「0」に減少することに伴って第2特別図柄の大当たり変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(開始時信号としての第2特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第2特図保留数が「1」のままとなり、第2変動演出を開始する処理が行われない(図189(d)参照)。
その後、T5のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第2特別図柄が大当たり態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(停止時信号としての特図停止コマンド)を演出制御部130mが受信すると、第1特別図柄の変動表示に対応して開始された第1変動演出を終了させる処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIが通常アイコンであるか特別アイコンであるかに拘らず10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していたハズレ態様の演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが演出図柄70aと同じ「814」で本停止する。さらに、サブ第1変動表示器81で変動表示されていた第1ランプ図柄LZがハズレ態様で停止表示(消灯)するが、サブ第2変動表示器82には大当たり態様の第2ランプ図柄LZは停止表示されない状態となる(図189(e)参照)。
その後、T6のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、大当たり遊技のオープニング期間が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信されるオープニング指定コマンドを演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mがオープニング演出を開始する処理が行われる。
このとき、オープニング背景と「大当たり」の文字からなるオープニング画像が表示される。また、サブ第2保留表示器84及び第2特図保留数表示領域70Fに表示されている第2特図保留数の「1」は、新たに第2始動口47への入賞に基づく入賞時コマンド(入賞時信号)を正常に受信するか、第2特別図柄の変動表示の開始に基づく開始時コマンド(開始時信号としての第2特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信するまで維持される(図189(f)参照)。
つまり、新たに第1始動口45への入賞に基づく入賞時コマンド(入賞時信号)や、第1特別図柄の変動表示の開始に基づく開始時コマンド(開始時信号としての第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信した場合であっても、サブ第2保留表示器84及び第2特図保留数表示領域70Fに表示されている第2特図保留数の「1」が維持される。
なお、T3のタイミングやT4のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示制御部140及びランプ制御部150が正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合と同様の処理が行われる。
また、T5のタイミングにおいて、主制御部110mから送信された停止時コマンド(停止時信号)を演出制御部130mが正常に受信できず、T6のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたオープニング指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合については、このタイミングで第1特別図柄の変動表示に対応して開始された変動演出を終了させてオープニング演出を開始する処理が行われる。
そして、仮停止していたハズレ態様の演出図柄70aや変動表示していた特殊図柄TZを停止表示させることなく、また、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTI(通常アイコン、特別アイコン)を1フレーム分の非アニメーションとして消去することなく、オープニング画像が表示されることになる(実質的に、オープニング演出以外の演出が終了することになる)。
このように、図188~図189に示した具体例によれば、特定遊技状態において、第1特別図柄の変動表示に対応して開始された第1変動演出の実行中に、第1特別図柄の変動表示の終了後に開始された第2特別図柄の変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合には、第1変動演出を終了させるようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、停止時コマンドの受信によって第1変動演出が終了するので、遊技者に違和感を与えることなく第1変動演出を終了させることが可能となる。
また、図188~図189に示した具体例によれば、特定遊技状態において、第1特別図柄のハズレ変動表示に対応して開始された第1変動演出の実行中に、第1特別図柄の変動表示の終了後に開始された第2特別図柄の大当たり変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合には、ハズレ態様で第1変動演出(演出図柄70aの変動表示、特殊図柄TZの変動表示)を終了させるようになっている。そのため、演出図柄をハズレ態様から大当たり態様に切り替える等の処理を行わずに済むと共に、遊技者に違和感を与えることなく第1変動演出を終了させることが可能となる。
また、図188~図189に示した具体例によれば、特定遊技状態において、第1特別図柄のハズレ変動表示に対応して開始された第1ランプ図柄LZの変動表示中に、第1特別図柄の変動表示の終了後に開始された第2特別図柄の大当たり変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合には、サブ第1変動表示器81とサブ第2変動表示器82の何れに大当たり態様(点灯)のランプ図柄LZを停止表示させないようになっている。そのため、ランプ図柄をハズレ態様(消灯)から大当たり態様に切り替える等の処理を行わずに済むと共に、遊技者に違和感を与えることなく第1ランプ図柄LZの変動表示を終了させることが可能となる。
また、図188~図189に示した具体例によれば、特定遊技状態において、第1特別図柄の変動表示に対応する当該アイコン(第1実行中情報)の表示中に、第1特別図柄の変動表示の終了後に開始された第2特別図柄の変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合には、当該アイコンを消去させるようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、停止時コマンドを受信したタイミングで当該アイコンが消去されるので、遊技者に違和感を与えることなく当該アイコンを消去することが可能となる。
また、図188~図189に示した具体例によれば、特定遊技状態において、第1特別図柄の変動表示に対応する当該アイコン(第1実行中情報)の表示中に第1特別図柄の変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合と、第1特別図柄の変動表示に対応する当該アイコン(第1実行中情報)の表示中に第2特別図柄の変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合とで、同一の演出態様で当該アイコンが消去されるようになっている。そのため、遊技者に違和感を与えることなく自然に当該アイコンを消去することが可能となる。
また、図188~図189に示した具体例によれば、特定遊技状態において、サブ第2保留表示器84及び第2特図保留数表示領域70Fに表示されている第2特図保留数が「0」でないときに、特図保留数が「0」であることを示す客待ち状態指定コマンドを受信すると、サブ第2保留表示器84及び第2特図保留数表示領域70Fに表示されている第2特図保留数が「0」に減少表示されるようになっている。そのため、第2特図保留数が「0」でないのに変動演出が実行されないといった疑念を遊技者に与えることがなくなる。
なお、特定遊技状態において、第1特別図柄の大当たり変動表示に対応して開始された第1変動演出の実行中に、第1特別図柄の変動表示の終了後に開始された第2特別図柄のハズレ変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合には、大当たり態様で第1変動演出(演出図柄70aの変動表示、特殊図柄TZの変動表示)を終了させるようにしてもよい。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例15)
図190を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例19について説明する。図190の上の図は、特定遊技状態において演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャート15であり、図190(a)~(f)は、図190のタイミングチャート15における(a)~(f)に対応する演出例である。
まず、T0のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第2特図保留数が「1」から「0」に減少することに伴って第2特別図柄のハズレ変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(開始時信号としての第2特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第2特図保留数が「1」から「0」となって第2変動演出を開始する処理が行われる。
このとき、変動中BGMが出力されたままサブ第2保留表示器84及び第2特図保留数表示領域70Fに表示されている第2特図保留数が特定更新態様で「1」から「0」に減少表示される。また、第2保留アイコン表示領域70Dに表示されている1つの保留アイコンHIが20フレームのアニメーションとしてシフト表示(減少表示)され、当該アイコンTIとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第2ランプ図柄LZの変動表示が開始されるが、演出図柄70aは、拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始する。また、当該アイコンTIが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている。
次に、T1のタイミングにおいて、遊技者が左打ちする等の理由によって第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「0」から「1」に増加する。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(入賞時信号としての第1特図保留数指定コマンド、先読み指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「0」から「1」となる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が特定更新態様で「0」から「1」に増加表示されるが、第1保留アイコン表示領域70Bが表示されていないため、保留アイコンHIが追加表示(増加表示)されず、特定遊技状態中の第1始動口45への入賞ということで今回の入賞に基づく入賞音が出力されないことになる(図190(a)参照)。
その後、T2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「814」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)する。また、当該アイコンTIの回転動作が継続している(図190(b)参照)。
そして、T3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第2特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(停止時信号としての特図停止指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合、第1変動演出を終了させる処理が行われない。
このとき、背景画像のスクロールおよび当該アイコンTIの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第2ランプ図柄LZの変動表示の期間が延長され、それに伴って変動中BGMの出力が維持される(図190(c)参照)。
その後、T4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」に減少することに伴って第1特別図柄のハズレ変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(開始時信号としての第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」のままとなり、第1変動演出を開始する処理が行われない(図190(d)参照)。
その後、T5のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(停止時信号としての特図停止コマンド)を演出制御部130mが受信すると、第2特別図柄の変動表示に対応して開始された第2変動演出を終了させる処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していたハズレ態様の演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが演出図柄70aと同じ「814」で本停止する。さらに、サブ第2変動表示器82で変動表示されていた第2ランプ図柄LZがハズレ態様で停止表示(消灯)する(図190(e)参照)。
その後、T6のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数及び第2特図保留数が「0」であるため、客待ち状態(遊技待機状態)に移行する。このタイミングで主制御部110mから送信される客待ち状態指定コマンドを演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」となる。
このとき、サブ第2保留表示器84及び第2特図保留数表示領域70Fに表示されている第2特図保留数が特定更新態様で「1」から「0」に減少表示され、客待ちデモ演出が実行されるか、新たに特別図柄の変動表示が開始されるまで待機することになる(図190(f)参照)。
なお、T3のタイミングやT4のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示制御部140及びランプ制御部150が正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合と同様の処理が行われる。
また、T5のタイミングにおいて、主制御部110mから送信された停止時コマンド(停止時信号)を演出制御部130mが正常に受信できず、T6のタイミングにおいて、主制御部110mから送信された客待ち状態指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合については、このタイミングで第2特別図柄の変動表示に対応して開始された変動演出を終了させる処理が行われ、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」となる。
そして、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIが通常アイコンであるか特別アイコンであるかに拘らず1フレーム分の非アニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが演出図柄70aと同じ「814」で本停止し、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が特定更新態様で「1」から「0」に減少表示されることになる。なお、第2特別図柄のハズレ変動表示を対象として連続予告演出が実行されていた場合には、このタイミングで連続予告演出が終了することになる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例16)
図191を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例20について説明する。図191の上の図は、特定遊技状態において演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャート16であり、図191(a)~(f)は、図191のタイミングチャート16における(a)~(f)に対応する演出例である。
まず、T0のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第2特図保留数が「1」から「0」に減少することに伴って第2特別図柄のハズレ変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(開始時信号としての第2特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第2特図保留数が「1」から「0」となって第2変動演出を開始する処理が行われる。
このとき、変動中BGMが出力されたままサブ第2保留表示器84及び第2特図保留数表示領域70Fに表示されている第2特図保留数が特定更新態様で「1」から「0」に減少表示される。また、第2保留アイコン表示領域70Dに表示されていた保留アイコンHIが当該アイコン表示領域70Cに20フレームのアニメーションとしてシフト表示(減少表示)して当該アイコンTIとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄LZの変動表示が開始されるが、演出図柄70aは、拡縮動作(準備動作)を行った後にスクロールを開始し、当該アイコンTIが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている。
次に、T1のタイミングにおいて、遊技者が左打ちする等の理由によって第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「0」から「1」に増加する。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(入賞時信号としての第1特図保留数指定コマンド、先読み指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「0」から「1」となる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が特定更新態様で「0」から「1」に増加表示されるが、第1保留アイコン表示領域70Bが表示されていないため、保留アイコンHIが追加表示(増加表示)されず、特定遊技状態中の第1始動口45への入賞ということで今回の入賞に基づく入賞音が出力されないことになる(図191(a)参照)。
その後、T2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「814」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)する。また、当該アイコンTIの回転動作が継続している(図191(b)参照)。
そして、T3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第2特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(停止時信号としての特図停止コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合、第2変動演出を終了させる処理が行われない。
このとき、背景画像のスクロールおよび当該アイコンTIの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第2ランプ図柄LZの変動表示の期間が延長され、それに伴って変動中BGMの出力が維持される(図191(c)参照)。
その後、T4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」から「0」に減少することに伴って第1特別図柄の大当たり変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(開始時信号としての第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1特図保留数が「1」のままとなり、変動演出を開始する処理が行われない(図191(d)参照)。
その後、T5のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄が大当たり態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(停止時信号としての特図停止コマンド)を演出制御部130mが受信すると、第2特別図柄の変動表示に対応して開始された第2変動演出を終了させる処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIが通常アイコンであるか特別アイコンであるかに拘らず10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していたハズレ態様の演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが演出図柄70aと同じ「814」で本停止する。さらに、サブ第2変動表示器82で変動表示されていた第2ランプ図柄LZがハズレ態様で停止表示(消灯)するが、サブ第1変動表示器81には大当たり態様の第1ランプ図柄LZは停止表示されない状態となる(図191(e)参照)。なお、第2特別図柄のハズレ変動表示を対象として連続予告演出が実行されていた場合には、このタイミングで連続予告演出が終了することになる。
その後、T6のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、大当たり遊技のオープニング期間が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信されるオープニング指定コマンドを演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mがオープニング演出を開始する処理が行われる。
このとき、オープニング背景と「大当たり」の文字からなるオープニング画像が表示される。また、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数の「1」は、新たに第1始動口45への入賞に基づく入賞時コマンド(入賞時信号)を正常に受信するか、第1特別図柄の変動表示の開始に基づく開始時コマンド(開始時信号としての第1特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信するまで維持される(図191(f)参照)。
つまり、新たに第2始動口47への入賞に基づく入賞時コマンド(入賞時信号)や、第2特別図柄の変動表示の開始に基づく開始時コマンド(開始時信号としての第2特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信した場合であっても、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数の「1」が維持される。
なお、T3のタイミングやT4のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示制御部140及びランプ制御部150が正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない(コマンド異常が発生した)場合と同様の処理が行われる。
また、T5のタイミングにおいて、主制御部110mから送信された停止時コマンド(停止時信号)を演出制御部130mが正常に受信できず、T6のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたオープニング指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合については、このタイミングで第2特別図柄の変動表示に対応して開始された第2変動演出を終了させてオープニング演出を開始する処理が行われる。
そして、仮停止していたハズレ態様の演出図柄70aや変動表示していた特殊図柄TZを停止表示させることなく、また、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTIを1フレーム分の非アニメーションとして消去することなく、オープニング画像が表示されることになる(実質的に、オープニング演出以外の演出が終了することになる)。
このように、図190~図191に示した具体例によれば、特定遊技状態において、第2特別図柄の変動表示に対応して開始された第2変動演出の実行中に、第2特別図柄の変動表示の終了後に開始された第1特別図柄の変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合には、第2変動演出を終了させるようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、停止時コマンドを受信したタイミングで第2変動演出が終了するので、遊技者に違和感を与えることなく第2変動演出を終了させることが可能となる。
また、図190~図191に示した具体例によれば、特定遊技状態において、第2特別図柄のハズレ変動表示に対応して開始された第2変動演出の実行中に、第2特別図柄の変動表示の終了後に開始された第1特別図柄の大当たり変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合には、ハズレ態様で第2変動演出(演出図柄70aの変動表示、特殊図柄TZの変動表示)を終了させるようになっている。そのため、演出図柄をハズレ態様から大当たり態様に切り替える等の処理を行わずに済むと共に、遊技者に違和感を与えることなく第2変動演出を終了させることが可能となる。
また、図190~図191に示した具体例によれば、特定遊技状態において、第1特別図柄のハズレ変動表示に対応して開始された第2ランプ図柄LZの変動表示中に、第2特別図柄の変動表示の終了後に開始された第1特別図柄の大当たり変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合には、サブ第1変動表示器81とサブ第2変動表示器82の何れにも、大当たり態様(点灯)のランプ図柄LZを停止表示させないようになっている。そのため、ランプ図柄をハズレ態様(消灯)から大当たり態様に切り替える等の処理を行わずに済むと共に、遊技者に違和感を与えることなく第2ランプ図柄LZの変動表示を終了させることが可能となる。
また、図190~図191に示した具体例によれば、特定遊技状態において、第2特別図柄の変動表示に対応する当該アイコン(第2実行中情報)の表示中に、第2特別図柄の変動表示の終了後に開始された第1特別図柄の変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合には、当該アイコンを消去させるようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、停止時コマンドの受信によって当該アイコンが消去されるので、遊技者に違和感を与えることなく当該アイコンを消去することが可能となる。
また、図190~図191に示した具体例によれば、特定遊技状態において、第2特別図柄の変動表示に対応する当該アイコン(第2実行中情報)の表示中に第2特別図柄の変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合と、第2特別図柄の変動表示に対応する当該アイコン(第2実行中情報)の表示中に第1特別図柄の変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合とで、同一の演出態様で当該アイコンが消去されるようになっている。そのため、遊技者に違和感を与えることなく自然に当該アイコンを消去することが可能となる。
また、図190~図191に示した具体例によれば、特定遊技状態において、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が「0」でないときに、特図保留数が「0」であることを示す客待ち状態指定コマンドを受信すると、サブ第1保留表示器83及び第1特図保留数表示領域70Eに表示されている第1特図保留数が「0」に減少表示されるようになっている。そのため、第1特図保留数が「0」でないのに変動演出が実行されないといった疑念を遊技者に与えることがなくなる。
なお、特定遊技状態において、第2特別図柄の大当たり変動表示に対応して開始された第2変動演出の実行中に、第2特別図柄の変動表示の終了後に開始された第1特別図柄のハズレ変動表示の停止時コマンド(停止時信号)を受信した場合には、大当たり態様で第2変動演出(演出図柄70aの変動表示、特殊図柄TZの変動表示)を終了させるようにしてもよい。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。なお、第2実施形態では、遊技者が操作可能な操作手段として、演出ボタン17の他に演出レバー装置23が設けられている点で第1実施形態と相違する。
まず、図192を用いて、遊技機1の構成について説明する。図192は、第2実施形態における遊技機1の正面図の一例である。なお、第1実施形態と同一の部分についての説明は省略する。
図192に示すように、上皿11の中央底面側の部分には、演出ボタン装置16と表裏を為すように、入力装置として機能する演出レバー装置23が設けられている。
演出レバー装置23は、演出ボタン装置16と表裏をなすように上皿11の中央底面側に設けられており、遊技者が手前側に引っ張り操作することが可能な演出レバー24と、演出レバー24に対する操作を検出する演出レバー検出スイッチ(図示省略)と、演出レバー24を振動させるためのレバー振動モータ(図示省略)とが設けられており、演出レバー24を操作することで遊技者が遊技機1へ所定の情報を入力可能となっている。
なお、演出ボタン装置16と演出レバー装置23とは、上皿11に設けられているため、演出ボタン17を振動させるボタン振動モータが駆動すると、その振動が伝達部材の役割を果たす上皿11を介して演出レバー24に伝達される。一方、演出レバー24を振動させるレバー振動モータが駆動されると、その振動が上皿11を介して演出ボタン17に伝達される。つまり、一方の操作部を遊技者が手で操作しているときに、他方の操作部を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、ステップアップ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る操作部の有効期間を伴う/伴わない振動演出)が実行されると、その振動が他方の操作部を介して遊技者の手に伝達されるようになっている。
また、演出ボタン装置16と演出レバー装置23とは、ガラス枠4に取り付けられる上皿11に設けられているため、演出ボタン17を振動させるボタン振動モータが駆動すると、その振動が伝達部材の役割を果たす上皿11及びガラス枠4を介して発射ハンドルにも伝達されるようになっている。さらに、演出レバー24を振動させるレバー振動モータが駆動されると、その振動が上皿11及びガラス枠4を介して演出ボタン17に伝達されるようになっている。
(決め演出パターン決定テーブル)
図193は、第2実施形態における決め演出の演出パターンを決定する際に参照される決め演出パターン決定テーブルを示す図である。
図193に示すように、決め演出パターン決定テーブルには、演出モード、大当たり判定結果、変動演出パターン種別、各決め演出パターンの選択率(%)、選択される決め演出パターンが対応付けられており、参考として各決め演出パターンの演出構成(有効示唆演出、有効期間、演出内容)が記載されている。
「有効示唆演出」とは、有効期間が発生する可能性があることを示唆する導入演出であり、具体的には、演出ボタン17を模した半透明演出ボタン画像や演出レバー24を模した半透明演出レバー画像を第1画像表示装置70に移動表示させると共に、特定位置に向けて半透明演出ボタン画像や半透明演出レバー画像を集合させていく演出である。
「有効期間(単打5秒)」とは、決め演出における有効期間が演出ボタン17又は演出レバー24の1回の操作又は5秒が経過することで終了することを示している。
有効期間の欄の「操作対象」とは、有効期間中に操作が有効となる操作部(演出ボタン17、演出レバー24)の種別を示しており、「演出ボタン」であれば演出ボタン17の操作が有効となり、「演出レバー」であれば演出レバー24の操作が有効となる。
「促進演出」とは、有効期間中に操作部(演出ボタン17、演出レバー24)の操作を促す演出であり、具体的には、有効示唆演出を実行せずに又は有効示唆演出を実行した結果として、不透明演出ボタン画像又は不透明演出レバー画像を特定位置に表示させると共に、有効期間の残り時間をゲージの長さによって示すゲージ画像を表示させる演出となっている。なお、有効期間中に演出ボタン17が操作されると上述した操作音1~4とは異なる操作音5が出力されるようになっている。
促進演出の欄の「通常ボタン白」とは、上述した不透明演出ボタン画像として、突出していない通常状態であって白発光している演出ボタン17を模したボタン画像が表示されることを示している。
「突出ボタン赤」とは、上述した不透明演出ボタン画像として、突出している突出状態であって赤発光している演出ボタン17を模したボタン画像が表示されることを示している。
「突出ボタン虹」とは、上述した不透明演出ボタン画像として、突出している突出状態であって虹発光している演出ボタン17を模したボタン画像が表示されることを示している。
「通常レバー」とは、上述した不透明演出レバー画像として、所定サイズの演出レバー24を模した演出レバー画像が表示されることを示している。
「大レバー虹」とは、上述した不透明演出レバー画像として、所定サイズよりも大きい演出レバー24を模した演出レバー画像が表示されることを示している。
有効期間の欄の「操作部状態」とは、有効期間中の操作部(演出ボタン17、演出レバー24)の状態を示しており、「通常(白)」とは、対象の操作部が演出ボタン17であれば突出していない通常状態であって演出ボタン17が白色で発光することを示している。「通常(赤)」とは、対象の操作部が演出ボタン17であれば突出していない通常状態であって演出ボタン17が赤色で発光することを示している。「通常(虹)」とは、対象の操作部が演出レバー24であれば突出していない通常状態であって演出レバー24が虹色で発光することを示している。「突出(赤)」とは、対象の操作部が演出ボタン17であれば突出している突出状態であって演出ボタン17が赤色で発光することを示している。「突出(虹)」とは、対象の操作部が演出ボタン17であれば突出している突出状態であって演出ボタン17が大当たり確定の虹色で発光することを示している。なお、演出レバー24には突出状態がないため通常状態のみとなっている。
「演出内容」とは、有効期間中に演出ボタン17が操作されるか有効期間が経過した場合に実行される演出の内容を示しており、「決め成功演出期間11秒(演出モードHは6秒)」とは、演出モードH以外の演出モードにおける決め成功演出に係る演出の実行期間が11秒であること、演出モードHにおける決め成功演出に係る演出の実行期間が6秒であることを示している。
決め演出態様の欄の「失敗」とは、第1可動部材73が動作せずに第1画像表示装置70の画面が暗色に変化することで、大当たり遊技が実行されないことを示唆する決め失敗演出が実行されることを示している。
「成功」とは、第1可動部材73が最大動作位置まで動作して虹色に発光すると共に、第1画像表示装置70に成功エフェクト画像が表示されることで、大当たり遊技が実行されることを示唆する決め成功演出が実行されることを示している。
ボタン振動の欄の「強振動(4秒→5秒)」とは、演出ボタン17を振動させるためのバイブレーターが決め成功演出の開始時(=演出ボタン17の操作時又は有効期間の終了時)から4秒に亘って強振動した後に1秒のインターバルを挟んで5秒に亘って強振動する強振動演出(決め成功振動演出)が実行されることを示している。
ボタン発光の欄の「虹発光(11秒)」とは、演出ボタン17を発光させるための演出ボタンLEDが決め成功演出の開始時(=演出ボタン17の操作時又は有効期間の終了時)から11秒間(演出ボタン17が強振動しているよりも長い期間)に亘って虹発光することを示している。なお、操作対象が演出レバー24であっても演出ボタン17が虹発光するようになっている。
各促進演出の大当たり期待度は、「通常ボタン白」<「突出ボタン赤」<「通常レバー」<「突出ボタン虹」=「大レバー虹」となっている。また、各操作部状態の大当たり期待度は、「通常」<「突出」となっている。
図193に示す決め演出パターン決定テーブルの第1の特徴としては、決め成功演出が実行される場合には、有効期間を発生させて演出ボタン17又は演出レバー24を振動させる振動演出(決め成功振動演出)が実行される点が挙げられる。そのため、大当たり遊技が実行されることを効果的に報知することが可能となり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図193に示す決め演出パターン決定テーブルの第2の特徴としては、変動演出中に発生する有効期間としては最も長い期間に亘って有効期間が発生する点が挙げられる。そのため、遊技者が演出ボタン17の操作を逸してしまうような不都合を抑制することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図193に示す決め演出パターン決定テーブルの第3の特徴としては、変動演出中に発生する強振動演出としては最も長い期間に亘って演出ボタン17又は演出レバー24が振動する点が挙げられる。そのため、決め成功演出時の遊技者の高揚感を効果的に煽ることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図193に示す決め演出パターン決定テーブルの第4の特徴としては、演出ボタン17又は演出レバー24の振動期間よりも演出ボタン17の虹発光の方が長い期間に亘って行われる点が挙げられる。そのため、演出ボタン17又は演出レバー24の振動が終了した後も遊技者の高揚感を維持することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(枠役物初期動作パターン決定テーブル)
図194は、第2実施形態における枠役物(演出ボタン17、演出レバー24)の初期動作パターンを決定する場合に参照される枠役物初期動作パターン決定テーブルを示す図である。
枠役物初期動作パターン決定テーブルには、電源ON時コマンドの種類、選択される初期動作パターンが対応付けられており、参考として初期動作時の作動態様、及び、初期動作の工程数が記載されている。
「初期動作パターン01」は、電源投入指定コマンドを受信している場合に決定され、演出ボタン17が大上昇すると共に、演出ボタン17及び演出レバー24が2.5秒間に亘って連続振動し、その後に演出ボタン17が原点復帰し、その後に演出ボタン17及び演出レバー24が2.5秒間に亘って間欠振動(1.25秒の振動→1秒のインターバル→1.25秒の振動)し、その期間において演出ボタン17が赤→緑→青の順で点灯(発光)する。
「初期動作パターン02」は、客待ち状態中であることを示す第1電源復旧指定コマンドを受信している場合に決定され、演出ボタン17が大上昇すると共に、演出ボタン17及び演出レバー24が2秒間に亘って連続振動し、その後に演出ボタン17が原点復帰し、その期間において演出ボタン17が青で点灯(発光)する。
「初期動作パターン03」は、特別図柄の変動表示中であることを示す第2電源復旧指定コマンド又は大当たり遊技中であることを示す第3電源復旧指定コマンドを受信している場合に決定され、演出ボタン17が大上昇すると共に、演出ボタン17及び演出レバー24が2秒間に亘って連続振動し、その後に演出ボタン17が原点復帰し、その期間において演出ボタン17が消灯する。
なお、演出ボタン17や演出レバー24の連続振動の時間(2.5秒)、及び、間欠振動の時間(2.5秒間)については、変動演出中に実行される振動演出の振動時間(セリフ予告演出時の振動演出、ステップアップ予告演出時の振動演出、擬似連演出時の振動演出、発展演出時の振動演出、カットイン演出時の振動演出、決め演出時の振動演出、再抽選演出時の振動演出、確定演出時の振動演出)とは異なる時間となっている。
図194に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第1の特徴としては、メインRAM110の初期化を伴う電源投入時と、メインRAM110cの初期化を伴わない電源復旧時とで、枠役物(演出ボタン17、演出レバー24)の初期動作の動作態様(工程数、各工程の動作)が異なる点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかを簡単に把握することが可能となる。
図194に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第2の特徴としては、電源投入時の演出ボタン17の初期動作には、電源復旧時の演出ボタン17の初期動作にはない動作を実行させるようになっている点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかをより簡単に把握することが可能となる。
なお、電源投入時と電源復旧時とで、演出ボタン17の初期動作の動作態様(工程数、各工程の動作)を同一にしてもよい。このようにすると、電源投入であるか電源復旧であるかに拘らず、枠役物の動作に異常があるか否かを適切に確認することが可能となる。
図194に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第3の特徴としては、電源投入時と、客待ち状態に復旧する電源復旧時とで、枠役物(演出ボタン17)の初期動作中における初期発光の発光態様が異なる点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかを把握することが可能となる。
図194に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第4の特徴としては、電源投入時と、特別図柄の変動表示中、又は、大当たり遊技中に復旧する電源復旧時とで、盤役物(第1可動部材、第2可動部材)の初期動作中における初期発光の発光態様が異なる点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかを把握することが可能となる。
なお、特別図柄の変動表示中、又は、大当たり遊技中に復旧する電源復旧時において、演出ボタンLEDが消灯するようになっているが、演出ボタンLEDを客待ち状態に復旧する電源復旧時と同じ発光態様で点灯させるようにしてもよい。
図194に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第5の特徴としては、電源投入時の演出ボタン17の初期発光における発光色数と、電源復旧時の演出ボタン17の初期発光における発光色数が異なるようになっている点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかをより簡単に把握することが可能となる。
なお、電源投入時の演出ボタン17の初期発光における発光色数の方が、電源復旧時の演出ボタン17の初期発光における発光色数よりも多くなっているが、それとは逆にしてもよい。
図194に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第6の特徴としては、電源投入時の演出ボタン17の初期発光における発光色には、電源復旧時の演出ボタン17の初期発光における発光色にはない発光色が含まれている点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかをより簡単に把握することが可能となる。
なお、電源復旧時の演出ボタン17の初期発光における発光色に、電源投入時の演出ボタン17の初期発光における発光色にはない発光色を含ませるようにしてもよい。
図194に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第7の特徴としては、電源投入時や電源復旧時における演出ボタン17や演出レバー24の振動時間が、変動演出中に実行される振動演出の振動時間(セリフ予告演出時の振動演出、ステップアップ予告演出時の振動演出、擬似連演出時の振動演出、発展演出時の振動演出、カットイン演出時の振動演出、決め演出時の振動演出、再抽選演出時の振動演出、確定演出時の振動演出)とは異なる点が挙げられる。そのため、演出ボタン17や演出レバー24の初期動作における振動であることを把握することが可能となる。
図194に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第8の特徴としては、原点位置にあるか否かの検出が行われないボタン振動モータやレバー振動モータの初期振動については、原点位置にあるか否かの検出が行われる演出ボタン17の初期動作に被せて実行するようになっている点が挙げられる。そのため、演出ボタン17の動作確認とボタン振動モータ及びレバー振動モータの動作確認を同時に行えることになり、動作確認にかかる時間を短縮することが可能となる。
なお、演出レバー24を通常位置と演出位置との間で移動可能とし、初期動作時に演出ボタン17と同時に動作(移動、振動)させるようにしてもよいし、所定の順序(例えば、演出ボタン17→演出レバー24やその逆)で動作(移動、振動)させるようにしてもよい。この場合、決め演出における「通常レバー」のときには、演出レバー24を通常位置に配置し、「大レバー」のときには、演出レバー24を演出位置に移動させるようにしてもよい。
また、演出レバー24の有効期間には決め演出に係る単打5秒しかなかったが、例えば、連引き5秒等のように演出レバー24を複数回操作させるようにし、演出レバー24の操作毎に演出を進展させる(例えばレベルゲージを上昇させる等)と共に操作回数が所定回数(例えば5回)になると決め成功演出又は決め失敗演出が実行されるようにしてもよいし、長引き5秒等のように演出レバー24を継続操作させるようにし、演出レバー24の操作が継続している間において演出を進展させる(例えばレベルゲージを上昇させる等)と共に継続期間が所定期間(例えば3秒)になると決め成功演出又は決め失敗演出が実行されるようにしてもよい。
また、発展演出や擬似連演出に係る有効期間において、大当たり期待度が高い演出が実行される場合に演出レバー24を1回操作させるようにしてもよいし、演出レバー24を連引きさせるようにしてもよいし、演出レバー24を長引き(例えば2秒)させるようにしてもよい。連引きの場合には、演出レバー24の操作毎に演出を進展させる(例えばレベルゲージを上昇させる等)と共に操作回数が所定回数(例えば3回)になるとSPSP発展演出や擬似連成功演出が実行されるようにするとよい。また、長引きの場合には、演出レバー24の操作が継続している間において演出を進展させる(例えばレベルゲージを上昇させる等)と共に継続期間が所定期間(例えば2秒)になるとSPSP発展演出や擬似連成功演出が実行されるようにするとよい。
また、演出ボタン17や演出レバー24の長引きや連引きをさせるにあたって、演出が進展(レベルゲージが次の段階にアップ)する毎に演出ボタン17や演出レバー24を例えば弱振動させるようにしてもよい。
また、演出ボタン17の振動強度には弱振動と強振動とがあり、演出レバー24の振動強度には強振動があったが、同じ強振動であっても演出ボタン17よりも演出レバー24の強振動の方が、振動強度が高くなるようにしてもよいし、演出レバー24よりも演出ボタン17の強振動の方が、振動強度が高くなるようにしてもよい。
また、有効期間(操作促進画像:単打、長押し、連打、長引き、連引き)の種類に応じて振動の種類(振動時間、振動強度)を異ならせるようにしてもよい。例えば、セリフ予告演出や擬似連演出時の演出ボタン17の単打3秒であれば弱振動の1秒とし、発展演出時の演出ボタン17の長押し4秒であれば弱振動1秒とし、カットイン演出時の演出ボタン17の単打4秒であれば弱振動の3秒とし、決め演出時の演出ボタン17の単打5秒であれば強振動の4秒→5秒とし、発展演出時の演出レバー24の長押し4秒であれば強振動1秒とし、
また、保留アイコンや当該アイコンが大当たり期待度の高い表示態様(例えば赤や虹)等に変化する場合に、演出ボタン17や演出レバー24を1秒間にわたって弱振動又は強振動させるようにしてもよい。
(第3実施形態)
以下、本発明の第3実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。なお、第3実施形態では、第1実施形態における第1始動口45があった位置に、第1始動口450及び第2始動口470を備えた始動入賞装置430を備えている点、第1特別図柄の変動表示と第2特別図柄の変動表示とを第1始動口450又は第2始動口470に入賞した順序で実行する点、第1保留アイコン及び第2保留アイコンを表示するための保留アイコン表示領域70Bを備えている点、及び、通常遊技状態において第1始動口450への入賞に基づく特図判定情報の事前判定及び第2始動口470への入賞に基づく特図判定情報の事前判定を実行して先読み予告演出を実行する点において第1実施形態と相違する。なお、第1実施形態と同一の部分についての説明は省略する。
(始動入賞装置の構成)
まず、第3実施形態における始動入賞装置430の構成について説明する。
図195に示すように、始動入賞装置43は、上部に入球口440を備えた内部空間Sを有している。内部空間Sの上下方向の中央部分の左右両側には、遊技領域5aからの遊技球の流入を可能とする開口部440c、440dが設けられ、内部空間Sの左寄りの位置には、第1始動口450及び第1始動口検出スイッチ450aが設けられ、内部空間Sの右寄りの位置には、第2始動口470及び第2始動口検出スイッチ470aが設けられている。
また、入球口440の直下であって第1始動口450及び第2始動口470よりも上方には、入球口440から流入した遊技球を第1始動口450と第2始動口470に交互に振り分けて流下させる振り分け部材440aが設けられ、内部空間Sの下部には、第1始動口450又は第2始動口470に入賞した遊技球を始動入賞装置43の外部に排出するための排出口440dが設けられている。
振り分け部材440aは、左右方向に延在する平板部の左右中央から上方に起立する起立部を有する略逆T字状となっており、起立部の左側に左球受部が形成されると共に、起立部の右側に右球受部が形成されており、平板部と起立部の交点部分が軸支された状態で左右方向に揺動可能となっている。そして、右傾斜した状態においては入球口440の下方に左球受部が位置し、左球受部に遊技球を受け入れると遊技球の重量によって左傾斜する状態に変換して左球受部の遊技球を第1始動口450に向けて流下させる一方、左傾斜した状態においては入球口440の下方に右球受部が位置し、右球受部に遊技球を受け入れると遊技球の重量によって右傾斜する状態に変換して右球受部の遊技球を第2始動口470に向けて流下させることで、入球口440から流入した遊技球を第1始動口450と第2始動口470に交互に振り分けるようになっている。
(通常遊技状態において左打ちした遊技球が始動口に入賞する場合の具体例)
次に、図195を用いて、通常遊技状態において左打ちした遊技球が始動口に入賞する場合の具体例について説明する。
図195(a)に示すように、通常遊技状態において第1特図保留数表示領域70E及び第2特図保留数表示領域70Eに「0」が表示されている状態で第2特別図柄の変動表示(第2変動演出)が実行されおり、当該アイコン表示領域70Cに第2特別図柄に対応する当該アイコンが表示されると共に、保留アイコン表示領域70Bには保留アイコンが表示されない状態であり、振り分け部材44aが右傾斜している状態であるものとする。この状態で入球口44に遊技球が入球すると、入球口440の直下に位置する振り分け部材440aの左球受部に遊技球が受け入れられ、振り分け部材440aが遊技球の自重によって左傾斜する方向に動作する。
そして、図195(b)に示すように、振り分け部材440aが左傾斜した状態に変換されると、左球受部に受け入れていた遊技球が第1始動口450に向けて流下し、その遊技球が第1始動口450に入賞した後に排出口440dに流入する。このとき、第1保留数が1増加して第1特図保留数表示領域70Fが「1」となり、保留アイコン表示領域70Bに第1特別図柄に対応する保留アイコンが追加表示される。
さらに入球口440に遊技球が入球すると、図195(c)に示すように、入球口440の直下に位置する振り分け部材440aの右球受部に遊技球が受け入れられ、振り分け部材44aが遊技球の自重によって右傾斜する方向に動作する。
そして、図195(d)に示すように、振り分け部材440aが右傾斜した状態に変換されると、右球受部に受け入れていた遊技球が第2始動口470に向けて流下し、その遊技球が第2始動口470に入賞した後に排出口440dに流入する。このとき、第2保留数が1増加して第2特図保留数表示領域70Eが「1」となり、保留アイコン表示領域70Bに第2特別図柄に対応する保留アイコンが追加表示される。
さらに入球口440に遊技球が入球すると、図195(e)に示すように、入球口440の直下に位置する振り分け部材440aの右球受部に遊技球が受け入れられ、振り分け部材440aが遊技球の自重によって左傾斜する方向に動作する。
また、このとき第2特別図柄の変動表示(第2変動演出)が停止表示したことに対応して変動演出が終了(演出図柄70a及び特殊図柄TZが停止表示)し、当該アイコン表示領域70Cに表示されていた当該アイコンが消滅表示される。さらに、次の第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)の開始に伴って第1特図保留数表示領域70Fが「0」となり、保留アイコン表示領域70Bに表示されていた保留アイコンが当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示し、最先の1つが当該アイコンとして表示される。
そして、図195(f)に示すように、振り分け部材440aが左傾斜した状態に変換されると、左球受部に受け入れていた遊技球が第1始動口450に向けて流下し、その遊技球が第1始動口450に入賞した後に排出口440dに流入する。このとき、第1保留数が1増加して第1特図保留数表示領域70Fが「1」となり、保留アイコン表示領域70Bに第1特別図柄に対応する保留アイコンが追加表示される。
(特定遊技状態において左打ちした遊技球が始動口に入賞する場合の具体例)
次に、図196を用いて、特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)において左打ちした遊技球が始動口に入賞する場合の具体例について説明する。
図196(a)に示すように、特定遊技状態において第1特図保留数表示領域70E及び第2特図保留数表示領域70Eに「0」が表示されている状態で第2特別図柄の変動表示(第2変動演出)が実行されおり、当該アイコン表示領域70Cに第2特別図柄に対応する当該アイコンが表示されると共に、保留アイコン表示領域70Bには保留アイコンが表示されない状態であり、振り分け部材440aが右傾斜している状態であるものとする。この状態で入球口440に遊技球が入球すると、入球口440の直下に位置する振り分け部材440aの左球受部に遊技球が受け入れられ、振り分け部材440aが遊技球の自重によって左傾斜する方向に動作する。
そして、図196(b)に示すように、振り分け部材440aが左傾斜した状態に変換されると、左球受部に受け入れていた遊技球が第1始動口450に向けて流下し、その遊技球が第1始動口450に入賞した後に排出口440dに流入する。このとき、第1保留数が1増加して第1特図保留数表示領域70Fが「1」となるが、特定遊技状態ということで保留アイコン表示領域70Bには第1特別図柄に対応する保留アイコンが表示されない。
さらに入球口440に遊技球が入球すると、図196(c)に示すように、入球口440の直下に位置する振り分け部材440aの右球受部に遊技球が受け入れられ、振り分け部材440aが遊技球の自重によって右傾斜する方向に動作する。
そして、図196(d)に示すように、振り分け部材440aが右傾斜した状態に変換されると、右球受部に受け入れていた遊技球が第2始動口470に向けて流下し、その遊技球が第2始動口470に入賞した後に排出口440dに流入する。このとき、第2保留数が1増加して第2特図保留数表示領域70Eが「1」となり、保留アイコン表示領域70Bに第2特別図柄に対応する保留アイコンが追加表示される。
さらに入球口440に遊技球が入球すると、図196(e)に示すように、入球口440の直下に位置する振り分け部材440aの右球受部に遊技球が受け入れられ、振り分け部材440aが遊技球の自重によって左傾斜する方向に動作する。
また、このとき第2特別図柄の変動表示(第2変動演出)が停止表示したことに対応して変動演出が終了(演出図柄70a及び特殊図柄TZが停止表示)し、当該アイコン表示領域70Cに表示されていた当該アイコンが消滅表示される。さらに、次の第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)の開始に伴って第1特図保留数表示領域70Fが「0」となるが、保留アイコン表示領域70Bに表示されていた保留アイコンはシフト表示されずに当該アイコンが表示されない状態で変動演出が実行される。
そして、図196(f)に示すように、振り分け部材440aが左傾斜した状態に変換されると、左球受部に受け入れていた遊技球が第1始動口450に向けて流下し、その遊技球が第1始動口450に入賞した後に排出口440dに流入する。このとき、第1保留数が1増加して第1特図保留数表示領域70Fが「1」となるが、特定遊技状態ということで保留アイコン表示領域70Bには第1特別図柄に対応する保留アイコンが表示されない。
このように、図195~図196に示した具体例によれば、通常遊技状態においては、保留アイコン表示領域70Bに第1特別図柄に対応する保留アイコンと第2特別図柄に対応する保留アイコンとが第1始動口及び第2始動口に入賞した順に表示し、特定遊技状態においては、保留アイコン表示領域70Bに第1特別図柄に対応する保留アイコンは表示されず、第2特別図柄に対応する保留アイコンは表示されるようになっている。そのため、通常遊技状態では変動演出が実行される回数を容易に把握可能となる一方で、特定遊技状態では右打ちして第2始動口47に入賞させるように促し易くなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図195~図196に示した具体例によれば、特定遊技状態においては、保留アイコン表示領域70Bに第1特別図柄に対応する保留アイコンは表示されないが、第1特図保留数表示領域やサブ第1保留表示器83における保留数の表示は更新されるようになっている。そのため、特定遊技状態において第1始動口に遊技球が入賞したとしても保留数を把握することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図195~図196に示した具体例によれば、通常遊技状態においては、当該アイコン表示領域70Bに第1特別図柄に対応する当該アイコンと第2特別図柄に対応する当該アイコンとが表示され、特定遊技状態においては、当該アイコン表示領域70Bに第1特別図柄に対応する当該アイコンは表示されないが、第2特別図柄に対応する当該アイコンは表示されるようになっている。そのため、通常遊技状態では特別図柄の種別を気にすることなく遊技させることができる一方で、特定遊技状態では右打ちして第2始動口47に入賞させるように促し易くなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、特定遊技状態において、第1特別図柄に対応する保留アイコン及び当該アイコンを表示しないようになっているが、第1特別図柄に対応する保留アイコンは表示せずに第1特別図柄に対応する当該アイコンは表示させるようにしてもよい。このようにすると、当該アイコンが表示されないまま変動演出が実行されるといった違和感を軽減することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図197を用いて、演出制御部130mの特別アイコン変化演出決定処理を説明する。図197は、演出制御部130mにおける特別アイコン変化演出決定処理を示すフローチャートである。なお、特別アイコン変化演出決定処理は、上述した演出制御部130mの先読み系演出処理の入賞時発光演出実行処理の次に実行されるようになっている。
サブCPU130aは、ステップE580-1において、主制御基板110から先読み指定コマンドを受信したか否かを判定する。先読み指定コマンドを受信した場合には、ステップE580-2に処理を移し、先読み指定コマンドを受信していない場合には、今回の特別アイコン変化演出決定処理を終了する。
サブCPU130aは、ステップE580-2において、受信した先読み指定コマンドを参照し、大当たりであるか否か、大当たり遊技の種別、及び、演出内容(予定変動パターン)を把握する。
サブCPU130aは、ステップE580-3において、現在が特別アイコン変化演出(後述するMAX保留チャンス演出、パズル保留チャンス演出)の実行可能期間であるか否かを判定する。特別アイコン変化演出の実行可能期間である場合には、ステップE580-4に処理を移し、特別アイコン変化演出の実行可能期間でない場合には、今回の特別アイコン変化演出決定処理を終了する。
「特別アイコン変化演出の実行可能期間」とは、大当たり遊技の実行中でないことや、通常のアイコン変化演出の実行中でないことや、アイコン変化演出が実行予定でない場合となっている。なお、上記3つの条件の何れか1つの条件、又は、2つの条件だけを設けるようにしてもよい。
サブCPU130aは、ステップE580-4において、現在の保留数の合計が上限である「8」であるか否かを判定する。保留数の合計が上限である「8」である場合には、ステップE580-5に処理を移し、保留数の合計が上限である「8」でない(1~7である)場合には、MAX保留チャンス演出を実行しないものとしてステップE580-8に処理を移す。
「MAX保留チャンス演出」とは、保留数の合計が上限である「8」となった場合に実行可能な演出であり、保留アイコン表示領域70Bに表示されている全ての保留アイコンを特殊表示態様に変化させると共に、当該アイコンとなったときに通常表示態様又は特別表示態様に変化させることで遊技者に対して大当たり遊技が実行されることを期待させる先読み予告演出の一種である。
サブCPU130aは、ステップE580-5において、MAX保留チャンス演出の対象となる保留アイコンが当該アイコンとなったときの表示態様を決定するためのMAX保留チャンス用のアイコン最終態様決定テーブル(図198(a)参照)を選択する。なお、MAX保留チャンス用のアイコン最終態様決定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE580-6において、MAX保留チャンス用のアイコン最終態様決定テーブルを参照して各保留アイコンのアイコン最終表示態様を決定し、ステップE580-7において、決定したアイコン最終表示態様に応じたMAX保留チャンス演出実行コマンドを送信バッファにセットし、今回の特別アイコン変化演出決定処理を終了する。これにより、MAX保留チャンス演出実行コマンドが表示制御部140やランプ制御部150に送信され、MAX保留チャンス演出が実行されることになる。
サブCPU130aは、ステップE580-8において、現在の保留数の合計が2以上且つ5未満である(2~4)であるか否かを判定する。保留数の合計が2以上且つ5未満である場合には、ステップE580-9に処理を移し、保留数の合計が2以上且つ5未満でない場合には、パズル保留チャンス演出を実行しないものとして今回の特別アイコン変化演出決定処理を終了する。
「パズル保留チャンス演出」とは、保留数の合計が2以上且つ5未満である(2~4)である場合に実行可能な演出であり、対象の保留アイコンを特殊表示態様に変化させると共に、特殊表示態様で表示された保留アイコンが当該アイコンとなることに応じて段階演出を実行することで遊技者に対して大当たり遊技が実行されることを期待させる先読み予告演出の一種である。
サブCPU130aは、ステップE580-9において、今回の保留記憶(先読み指定コマンドに応じた最新の保留記憶)はSPリーチ演出以上が実行されるものであるか否かを判定する。SPリーチ演出以上の実行されるものである場合には、ステップE580-10に処理を移し、SPリーチ演出未満の演出(リーチなし、ノーマルリーチ演出等)が実行されるものである場合には、パズル保留チャンス演出を実行しないものとして今回の特別アイコン変化演出決定処理を終了する。
サブCPU130aは、ステップE580-10において、先行の保留記憶の大当たり又はリーチ演出が実行されるものがあるか否かを判定する。大当たり又はリーチ演出が実行されるものがない場合には、ステップE580-11に処理を移し、大当たり又はリーチ演出が実行されるものがある場合には、パズル保留チャンス演出を実行しないものとして今回の特別アイコン変化演出決定処理を終了する。
サブCPU130aは、ステップE580-11において、パズル保留チャンス演出パターン(進展シナリオ)を決定するためのパズル保留チャンスパターン決定テーブル(図198(b)参照)を選択する。なお、パズル保留チャンスパターン決定テーブルの詳細は後述する。
サブCPU130aは、ステップE580-12において、パズル保留チャンスパターン決定テーブルを参照してパズル保留チャンス演出パターンを決定し、ステップE580-13において、決定したパズル保留チャンス演出パターンがパズル保留チャンス演出を実行する演出パターンであるか否かを判定する。パズル保留チャンス演出を実行する演出パターンである場合には、ステップE580-14に処理を移し、パズル保留チャンス演出を実行しない演出パターンである場合には、今回の特別アイコン変化演出処理を終了する。
サブCPU130aは、ステップE580-14において、決定した演出パターンに応じたパズル保留チャンス演出実行コマンドを送信バッファにセットし、今回の特別アイコン変化演出決定処理を終了する。これにより、パズル保留チャンス演出実行コマンドが表示制御部140やランプ制御部150に送信され、パズル保留チャンス演出が実行されることになる。
(MAX保留チャンス用のアイコン最終表示態様決定テーブル)
図198(a)は、MAX保留チャンス演出におけるアイコン最終表示態様を決定する場合に参照されるMAX保留チャンス用のアイコン最終表示態様決定テーブルを示す図である。
MAX保留チャンス用のアイコン最終表示態様決定テーブルには、先読み指定コマンドが示す予定変動パターン、各アイコン最終表示態様の選択率(%)、選択されるアイコン最終表示態様が対応付けられている。
アイコン最終表示態様には、通常のカードアイコンであるキャラAカードアイコンと、特別遊技が実行される可能性があることを示唆する特別なカードアイコンであるキャラBカードアイコン、キャラCカードアイコン、キャラDカードアイコンが設定されている。
特別なカードアイコンに係る大当たり当選期待度は、(キャラAカードアイコン<)キャラBカードアイコン<キャラCカードアイコン<キャラDカードアイコンの順で高くなっており、キャラDカードアイコンは大当たりとなることが確定するカードアイコンとなっている。
ここで、図198(a)に示したMAX保留チャンス用のアイコン最終表示態様決定テーブルの第1の特徴としては、予定変動パターンに応じて、アイコン最終表示態様の選択率を異ならせている。具体的には、本実施形態では、予定変動パターンがSPリーチやSPSPリーチである場合、予定変動パターンがリーチにならない通常変動や短縮変動やノーマルリーチである場合よりも、特別なカードアイコンが高い割合で選択される点が挙げられる。そのため、MAX保留チャンスの演出効果を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図198(a)に示したMAX保留チャンス用のアイコン最終表示態様決定テーブルの第2の特徴としては、ハズレである場合よりも、大当たりである場合の方が、特別なカードアイコンが高い割合で選択される点が挙げられる。そのため、MAX保留チャンスの演出効果を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、図198(a)に示したMAX保留チャンス用のアイコン最終表示態様決定テーブルの第3の特徴としては、MAX保留チャンス演出において複数の保留アイコンを対象として通常表示態様とは異なるカード保留アイコンで表示させるが、どのカード保留アイコンでリーチ演出が実行され易いということはなく、カード保留アイコンに対応する特図判定情報によってリーチ演出が実行されるか否かが変化する点が挙げられる。そのため、どのカード保留アイコンに対しても遊技者が期待感を持つようになり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、遊技者による演出カスタマイズの設定によってMAX保留チャンス演出におけるアイコン変化演出の実行割合が変化しないようになっているが、演出カスタマイズの設定(通常設定、シンプル設定)によってMAX保留チャンス演出におけるアイコン変化演出の実行割合が変化するようにしてもよい。
(パズル保留チャンス演出パターン決定テーブル)
図198(b)は、パズル保留チャンス演出パターン(進展シナリオ)を決定する場合に参照されるパズル保留チャンス演出パターン決定テーブルを示す図である。
パズル保留チャンス演出パターン決定テーブルには、先読み指定コマンドが示す予定変動パターン、各パズル保留チャンス演出の演出パターンの選択率(%)、保留数、選択されるパズル保留チャンス演出の演出パターンが対応付けられており、参考として各演出パターンにおける事前変動、及び、当該変動において実行される進展演出の進展態様が記載されている。
演出パターンには、パズル保留チャンス演出が実行されない演出パターン0と、パズル保留チャンス演出が実行される演出パターン1~6とが設定されている。
例えば、演出パターン6では、始動口への遊技球の入賞時に既に表示されていた3つの保留アイコンと新たに追加表示される保留アイコンを含む4つの保留アイコンがパズル保留アイコンとして表示されると共に進展演出が開始され、3変動前においてパズル保留アイコンから当該アイコンとなった際に当該アイコンからパズルピースが出現して第1画像表示装置70の背景を覆う演出が行われて画面1/4が覆われ、2変動前においてパズル保留アイコンから当該アイコンとなった際に当該アイコンからパズルピースが出現して第1画像表示装置70の背景を覆う演出が行われて画面1/2が覆われ、1変動前においてパズル保留アイコンから当該アイコンとなった際に当該アイコンからパズルピースが出現して第1画像表示装置70の背景を覆う演出が行われて画面3/4が覆われ、当該変動においてパズル保留アイコンから当該アイコンとなった際に当該アイコンからパズルピースが出現して第1画像表示装置70の背景を覆う演出が行われて画面4/4が覆われる演出が行われる。
ここで、図198(b)に示したパズル保留チャンス演出パターン決定テーブルの第1の特徴としては、予定変動パターンに応じて、各演出パターンの選択率を異ならせている。具体的には、本実施形態では、予定変動パターンがSPリーチである場合よりも、予定変動パターンがSPSPリーチや全回転リーチである場合の方が、パズル保留チャンス演出が実行される演出パターンが高い割合で選択される点が挙げられる。そのため、パズル保留チャンス演出の演出効果を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図198(b)に示したパズル保留チャンス演出パターン決定テーブルの第2の特徴としては、ハズレである場合よりも、大当たりである場合の方が、パズル保留チャンス演出が実行される演出パターンが高い割合で選択される点が挙げられる。そのため、パズル保留チャンス演出の演出効果を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図198(b)に示したパズル保留チャンス演出パターン決定テーブルの第3の特徴としては、MAX保留チャンス演出と同様に複数の保留アイコンを対象として通常表示態様とは異なるパズル保留アイコンで表示させるが、先行のパズル保留アイコンに対応する変動演出でリーチ演出が実行されずに最後のパズル保留アイコンに対応する変動演出でリーチ演出が実行される点が挙げられる。そのため、最後のパズル保留アイコンに対する遊技者の期待感を徐々に高めていくことができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図198(b)に示したパズル保留チャンス演出パターン決定テーブルの第4の特徴としては、進展演出の結果として第1画像表示装置70の背景が覆われて画面の4/4が覆われるとSPSPリーチ演出が実行される点が挙げられる。そのため、パズル保留アイコンが表示されている間に実行される進展演出によって遊技者の期待感を徐々に高めていくことができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図198(b)に示したパズル保留チャンス演出パターン決定テーブルの第5の特徴としては、MAX保留チャンス演出が実行される場合と、パズル保留チャンス演出が実行される場合とで、通常表示態様とは異なる表示態様で表示される最後の保留アイコンよりも前の特定番目(例えば、最先の1番目)となる保留アイコンに対応する変動演出中にリーチ演出が実行される割合が異なる(MAX保留チャンス演出の方が高い)点が挙げられる。そのため、MAX保留チャンス演出とパズル保留チャンス演出とで遊技者が期待感を持つタイミングを異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
図198(b)に示したパズル保留チャンス演出パターン決定テーブルの第6の特徴としては、MAX保留チャンス演出が実行される場合と、パズル保留チャンス演出が実行される場合とで、通常表示態様とは異なる表示態様で表示される最後の保留アイコンに対応する変動演出中にリーチ演出が実行される割合が異なる(パズル保留チャンス演出の方が高い)点が挙げられる。そのため、MAX保留チャンス演出とパズル保留チャンス演出とで遊技者が期待感を持つタイミングを異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、パズル保留チャンス演出が実行される場合よりも、MAX保留チャンス演出が実行される場合の方が、通常表示態様とは異なる表示態様で表示される最後の保留アイコンよりも前の特定番目(例えば、最先の1番目)となる保留アイコンに対応する変動演出中にリーチ演出が実行される割合が高くなっているが、パズル保留チャンス演出の方が特定番目となる保留アイコンに対応する変動演出中にリーチ演出が実行される割合が高くなるようにしてもよい。
また、遊技者による演出カスタマイズの設定によってパズル保留チャンス演出が実行されるか否かの実行割合が変化しないようになっているが、演出カスタマイズの設定(通常設定、シンプル設定)によってパズル保留チャンス演出が実行されるか否かの実行割合が変化するようにしてもよい。
(MAX保留チャンス演出が実行される場合の演出例)
図199を用いて、通常遊技状態においてMAX保留チャンス演出が実行される場合の演出例を説明する。
まず、図199(a)に示すように、演出モードA(通常遊技状態)において第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)が実行されており、第1画像表示装置70では、演出図柄70a、及び、特殊図柄TZのスクロール(下方向への移動)が行われている。また、第1特図保留数表示領域70Eには「3」が表示されると共に、第2特図保留数表示領域70Fには「4」が表示されており、保留アイコン表示領域70Bには7つの保留アイコン(白アイコン)が表示され、当該アイコン表示領域70Cに当該アイコン(白アイコン)TIが表示されている。
その後、第1始動口450に遊技球が入賞すると、図199(b)に示すように、第1特図保留数表示領域70Eが「4」となって保留数の合計が上限である「8」になると、MAX保留チャンス演出が開始される。具体的には、当該アイコン表示領域70Cの近傍にキャラクタが表示されると共に、「MAX保留チャンス」との文字画像が表示され、図199(c)に示すように、8つの保留アイコンの全てがカードを裏返した状態のカードアイコンに変化する。
そして、変動時間が経過して第1特別図柄の変動表示が終了すると、図199(d)に示すように、演出図柄70a及び特殊図柄TZがハズレ出目「728」で停止表示し、当該アイコンが消滅表示される。
次に、第2特別図柄の変動表示(第2変動演出)が開始されると、図199(e)に示すように、第2特図保留数表示領域70Fが「3」となって演出図柄70a及び特殊図柄TZの変動表示が開始され、保留アイコン表示領域70Bに表示されていた保留アイコンが当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示し、最先の1つが当該アイコンとして表示される。
その後、当該アイコン表示領域70Cの近傍に表示されていたキャラクタが当該アイコンであるカードアイコンを捲る動作を行うと、図199(f)当該アイコンが表になってキャラAカードアイコンとして表示され、今回の変動演出の期待度を示唆する演出が行われる。
そして、第2始動口470に遊技球が入賞すると、図199(g)に示すように、第2特図保留数表示領域70Eが「4」になり、保留アイコン表示領域70Bの第8表示部に保留アイコンが追加表示されるが、MAX保留チャンス演出の開始後に表示された保留アイコンであるため、通常のアイコンである白アイコンとして表示される。
次に、変動時間が経過して第1特別図柄の変動表示が終了すると、図199(h)に示すように、演出図柄70a及び特殊図柄TZがハズレ出目「872」で停止表示し、当該アイコンが消滅表示される。以降は、カードアイコンとして表示されている保留アイコンに対応する変動演出が終了するまで図199(f)~(h)のような演出が行われ、最終的にキャラクタが消去されてMAX保留チャンス演出が終了する。
このように、MAX保留チャンス演出では、8個の保留アイコンの全てが同じカード保留アイコンとして表示され、当該アイコンになった時点でカードが捲られて大当たり期待度が示唆されるようになっている。そのため、1つ1つの保留アイコンに対して遊技者が期待感を持つようになり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、MAX保留チャンス演出の開始後に追加表示される保留アイコンは、カード保留アイコンではなく通常の保留アイコンとして表示されるようになっている。そのため、MAX保留チャンス演出の対象となった保留アイコンがどこまでなのか把握できなくなるような不都合を回避することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(パズル保留チャンス演出が実行される場合の演出例)
図200を用いて、通常遊技状態においてパズル保留チャンス演出が実行される場合の演出例を説明する。
まず、図200(a)に示すように、演出モードA(通常遊技状態)において第2特別図柄の変動表示(第2変動演出)が実行されており、第1画像表示装置70では、演出図柄70a、及び、特殊図柄TZのスクロール(下方向への移動)が行われている。また、第1特図保留数表示領域70E及び第2特図保留数表示領域70Fにはそれぞれ「1」が表示されており、保留アイコン表示領域70Bには2つの保留アイコン(白アイコン)が表示され、当該アイコン表示領域70Cに当該アイコン(白アイコン)TIが表示されている。
その後、第1始動口450に遊技球が入賞すると、図200(b)に示すように、第1特図保留数表示領域70Eが「2」となって保留数の合計が3となり、パズル保留チャンス演出が開始される。具体的には、「パズル保留チャンス」との文字画像が表示され、3つの保留アイコンの全てがパズルのピースを模した形状のパズルアイコンに変化する。
そして、変動時間が経過して第2特別図柄の変動表示が終了すると、図200(c)に示すように、演出図柄70a及び特殊図柄TZがハズレ出目「728」で停止表示し、当該アイコンが消滅表示される。
次に、第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)が開始されると、図200(d)に示すように、第1特図保留数表示領域70Eが「1」となって演出図柄70a及び特殊図柄TZの変動表示が開始され、保留アイコン表示領域70Bに表示されていたパズル保留アイコンが当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示し、最先の1つが当該アイコンとして表示される。また、進展演出が開始されて当該アイコンからパズルのピースが出現し、第1画像表示装置70の背景画像の右上と左下の2か所を覆うことで画面1/2が覆われる演出が行われ、予告対象である最後のパズル保留アイコンが大当たりとなる期待度が段階的に示唆される。
その後、変動時間が経過して第1特別図柄の変動表示が終了すると、図200(e)に示すように、演出図柄70a及び特殊図柄TZがハズレ出目「872」で停止表示し、当該アイコンが消滅表示される。
そして、第2特別図柄の変動表示(第2変動演出)が開始されると、図200(f)に示すように、第2特図保留数表示領域70Fが「0」となって演出図柄70a及び特殊図柄TZの変動表示が開始され、保留アイコン表示領域70Bに表示されていたパズル保留アイコンが当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示し、最先の1つが当該アイコンとして表示される。また、進展演出が継続して当該アイコンからパズルのピースが出現し、第1画像表示装置70の背景画像の右下の1か所を覆うことで画面3/4が覆われる演出が行われ、予告対象である最後のパズル保留アイコンが大当たりとなる期待度が段階的に示唆される。
その後、変動時間が経過して第1特別図柄の変動表示が終了すると、図200(g)に示すように、演出図柄70a及び特殊図柄TZがハズレ出目「827」で停止表示し、当該アイコンが消滅表示される。また、第2始動口470に遊技球が入賞すると、第2特図保留数表示領域70Fが「1」になり、保留アイコン表示領域70Bの第2表示部に保留アイコンが追加表示されるが、パズル保留チャンス演出の開始後に表示された保留アイコンであるため、通常のアイコンである白アイコンとして表示される。
次に、第1特別図柄の変動表示(第1変動演出)が開始されると、図200(h)に示すように、演出図柄70a及び特殊図柄TZの変動表示が開始され、保留アイコン表示領域70Bに表示されていた最後のパズル保留アイコン及び通常の保留アイコンが当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示し、最後のパズル保留アイコンが当該アイコンとして表示される。また、進展演出が継続して当該アイコンからパズルのピースが出現し、第1画像表示装置70の背景画像の左上の1か所を覆うことで画面4/4が覆われる演出が行われ、予告対象である最後のパズル保留アイコンが大当たりとなる期待度が段階的に示唆される。
そして、変動開始から所定期間が経過するとノーマルリーチ演出が開始され、その後にSPSPリーチ演出が実行され、変動時間が経過して第1特別図柄の変動表示が終了すると、当該アイコン表示領域70Cに表示されていたパズルアイコンとしての当該アイコンが消去される。
このように、パズル保留チャンス演出では、複数の保留アイコンが全て同じパズル保留アイコンとして表示され、当該アイコンになる毎に進展演出が行われるようになっている。そのため、予告対象である最後の保留アイコンに対して期待感を持つようになり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、進展演出によって予告対象となる最後のパズル保留アイコンに対する大当たり期待度が段階的に示唆されるようになっている。そのため、予告対象である最後の保留アイコンに対して遊技者の期待感を徐々に高めていくことができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、パズル保留チャンス演出においてパズルのピースが画面を覆うだけの演出となっていたが、1つ1つのピースにそれぞれSPSPリーチ演出の実行を期待させるオブジェクトや文字情報を描いておき、4つのピースによって画面全体が覆われたときにSPSPリーチ演出の実行を示唆するオブジェクトや文字情報が完成するようにしてもよい。
また、パズル保留チャンス演出によってSPSPリーチ演出が実行される期待度(可能性)を示唆するようになっていたが、SPリーチ演出が実行される期待度(可能性)を示唆するようにしてもよいし、リーチ演出ではないチャンス演出が実行される期待度(可能性)を示唆するようにしてもよいし、単純に大当たりとなる期待度(可能性)を示唆するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、変動演出の開始から所定時間が経過すると3つの演出図柄70aが全て仮停止(揺れ動作)するようになっているが、左右の演出図柄70aは停止して中央の演出図柄70aだけが仮停止(揺れ動作)するようにしてもよい。このとき、3つの演出図柄70aが全て揺らぎ動作(演出動作)を行ってもよいし、左右の演出図柄70aは揺らぎ動作(演出動作)せずに中央の演出図柄70aだけが揺らぎ動作(演出動作)するようにしてもよい。
また、本実施形態では、演出図柄70aの仮停止時に装飾部を構成する触覚画像SKおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)するようになっているが、触覚画像SKと図柄エフェクト画像ZEの何れか一方のみが揺らぎ動作(演出動作)するようにしてもよい。
また、本実施形態では、演出図柄70aの仮停止時に六角形状のベース画像および数字部(識別文字)からなる識別部が揺らぎ動作(演出動作)を行わないようになっているが、識別部のテクスチャ(表面の模様等)に揺らぎ動作(演出動作)を行わせるようにしてもよいし、識別部に発光エフェクトを加えることで揺らぎ動作(演出動作)を行わせるようにしてもよい。
また、本実施形態では、演出図柄70aの仮停止として演出図柄70aが上下に揺れ動作するようになっているが、演出図柄70aが拡縮動作するようにしてもよい。この場合、仮停止中に開始時コマンドを受信すると、演出図柄70aが停止位置よりも縮小する方向にズレている(通常サイズよりも小さい)場合および拡大する方向にズレている(通常サイズよりも大きい)場合は、通常サイズとなって停止位置に表示されるようにするとよい。
また、本実施形態では、演出図柄70aの仮停止として演出図柄70aが上下に揺れ動作するようになっているが、演出図柄70aは揺れ動作せずに、装飾部や数字部がベース画像からはみ出すように揺らぎ動作するようにしてもよい。この場合、仮停止中に開始時コマンドを受信すると、装飾部や数字部がベース画像からはみ出す方向にズレている場合は、ベース画像内に収まる状態となって停止位置に表示されるようにするとよい。
また、本実施形態では、特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)において、演出図柄70aが数字部(識別文字)のみで構成されているため、演出図柄70aの仮停止時に装飾部の揺らぎ動作(演出動作)が行われないようになっているが、演出図柄70aを数字部(識別文字)と図柄エフェクト画像からなる装飾部とで構成し、演出図柄70aの仮停止時に図柄エフェクト画像が揺らぎ動作(演出動作)するようにしてもよい。
また、本実施形態では、演出図柄70aの仮停止の延長中における枠用照明装置10や盤用照明装置76について言及していなかったが、演出図柄70aの仮停止の延長中において枠用照明装置10を構成する複数の発光部の少なくとも1つを延長前の仮停止中と同じ態様(変動中よりも低輝度となる発光態様、変動中よりも変化や動きの少ない発光態様)としてもよいし、盤用照明装置76を構成する複数の発光部の少なくとも1つを延長前の仮停止中と同じ発光態様(変動中よりも低輝度となる発光態様、変動中よりも変化や動きの少ない発光態様、消灯)としてもよい。この場合、次に開始時コマンドを受信すると枠用照明装置10や盤用照明装置76が変動中に応じた発光態様に変化(切り替わる)ことになる。
また、本実施形態では、演出図柄70aの仮停止中に主制御部110mから送信された開始時コマンド(特図保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信したときに、特殊図柄TZおよびランプ図柄LZの変動表示が継続したままとなっているが、演出図柄70aと同様に瞬間的に導出表示してから変動表示を開始するようにしてもよい。この場合、特殊図柄TZについては、予め定められた停止位置からズレている特殊図柄TZを停止位置に表示するとよい。
また、本実施形態では、当該アイコンTIの表示中に開始時コマンド又は客待ち状態指定コマンドを受信すると、当該アイコンTIが1フレーム分の非アニメーションで消去されるようになっているが、停止時コマンドの受信に基づく当該アイコンTIの消去にかかる10フレーム、保留アイコンHIのシフト表示にかかる20フレームおよび保留アイコンの追加表示にかかる10フレームよりも短ければよく、例えば5フレーム分のアニメーションで消去されるようにしてもよい。
また、本実施形態では、特図保留数よりも多い数の保留アイコンの表示中に開始時コマンドを受信すると、余剰分の保留アイコンHIを1フレーム分の非アニメーションで消去するようになっているが、停止時コマンドの受信に基づく当該アイコンTIの消去にかかる10フレーム、保留アイコンHIのシフト表示にかかる20フレームおよび保留アイコンの追加表示にかかる10フレームよりも短いフレーム数であればよく、例えば5フレーム分のアニメーションで消去されるようにしてもよい。
また、本実施形態では、特図保留数が所定数となる開始時コマンドを演出制御部130mが受信することで、主制御部110mから通知された特図保留数と演出制御部130mが記憶(把握)していた特図保留数との間にコマンド異常に起因する不整合(同一数である異常、増加方向への乖離がある異常)が生じるような場合には、所定数よりも1つ多い数の保留アイコンを表示した後に所定数の保留アイコンを表示するようになっているが、所定数よりも1つ多い数の保留アイコンを表示せずに所定数の保留アイコンをそのまま表示するようにしてもよい。
また、本実施形態では、特図保留数が所定数となる開始時コマンドを演出制御部130mが受信することで、主制御部110mから通知された特図保留数と演出制御部130mが記憶(把握)していた特図保留数との間にコマンド異常に起因する不整合(同一数である異常、増加方向への乖離がある異常)が生じるような場合には、この開始時コマンドの受信に応じて実行される変動演出中に当該アイコンを表示するようになっているが、開始時コマンドの受信に応じて実行される変動演出中に当該アイコンを表示しないようにしてもよい。
また、本実施形態では、演出モードの種類に拘らず通常アイコンが白アイコンとなっているが、演出モードや遊技状態の種類に応じて通常アイコンの形態(形状、色等)を異ならせてもよい。この場合、演出モードの種類に拘らず特別アイコンはキャラアイコンとしてもよいし、演出モードや遊技状態の種類に応じて特別アイコンの形態(形状、色等)を異ならせてもよい。
また、演出モードや遊技状態の種類に応じて通常アイコンの形態(形状、色等)を異ならせる場合には、通常アイコンの形態によって変動演出中における動作態様(演出動作の態様)を異ならせてもよい。さらに、演出モードや遊技状態の種類に応じて特別アイコンの形態(形状、色等)を異ならせる場合にも、特別アイコンの形態によって変動演出中における動作態様(演出動作の態様)を異ならせてもよい。
また、本実施形態では、アイコン変化演出の結果として表示されるものが特別アイコンしかなかったが、特別アイコンへの変化を示唆する(特別アイコンへの変化の過程で表示される)特殊アイコンや特定のリーチ演出(例えば、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出)が実行されることを示唆する特定アイコンを設けてもよい。この場合には、特殊アイコンや特定アイコンの形態や演出動作の態様を通常アイコンや特別アイコンの形態や演出動作の態様と異ならせるとよい。
また、本実施形態では、入賞時コマンドとしての特図保留数指定コマンドの先読み指定コマンドの両方を正常に受信した場合に保留アイコンが表示されるようにしたが、特図保留数指定コマンドを受信して先読み指定コマンドを正常に受信していない場合には保留アイコンを表示する一方、特図保留数指定コマンドを正常に受信せずに先読み指定コマンドを正常に受信した場合には保留アイコンを表示しないようにしてもよいし、その逆としてもよい。なお、特図保留数指定コマンドと先読み指定コマンドの何れか一方だけを受信して保留アイコンを表示する場合には、この保留アイコンに対するアイコン変化演出が実行されないようにしてもよい。
また、本実施形態では、遊技者による演出ボタン17の操作によって演出モードを変更することができないようになっていたが、演出ボタン17の操作によって演出モードを変更できるようにしてもよい。この場合には、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できないコマンド異常に基づく演出図柄70aの仮停止期間の延長中には、演出モードを変更するための操作を受け付けない、つまり、演出ボタン17の操作に基づく演出モードの変更を規制するようにするとよい。
また、本実施形態では、演出ボタン17の操作を行わずに保留アイコン変化演出が実行されるようになっているが、保留アイコンを演出ボタン17の操作を促すボタンアイコンとして表示し、演出ボタン17が有効となるボタンアイコンの表示中に演出ボタン17が操作されたことに応じて、ボタンアイコンを通常アイコン、特別アイコンおよび特定アイコンの何れかに変化させる操作変化演出を実行するようにしてもよい。この場合、操作変化演出では、演出ボタン17を所定の割合で第1操作態様(非振動、待機位置にある非突出状態)から第2操作態様(振動、演出位置にある突出状態)に変化させるようにしてもよい。この場合、操作変化演出において演出ボタン17が第1操作態様から第2操作態様に変化する割合よりも、上述したセリフ予告演出や決め演出において演出ボタン17が第1操作態様から第2操作態様に変化する割合の方が高くなるようにするとよい。
また、本実施形態では、有効示唆演出において実行される演出ボタン画像の表示態様を半透明としているが、半透明ではなくアウトラインだけの演出ボタン画像としてもよいし、シルエットだけの演出ボタン画像としてもよい。
また、本実施形態では、リーチ前予告演出(セリフ予告演出、ステップアップ予告演出)や発展演出が実行されるときに演出ボタン17の振動演出(ボタン振動モータの作動)を実行可能となっているが、ガラス枠4に枠可動部材を設け、リーチ前予告演出や発展演出において演出ボタン17の振動演出が実行されるときに枠可動部材を動作させる動作演出を実行するようにしてもよいし、振動演出の代わりに枠可動部材を動作させる動作演出を実行するようにしてもよい。
また、本実施形態では、リーチ後予告演出(擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、確定演出)の実行時や図柄揃い時に演出ボタン17の振動演出を実行可能となっているが、ガラス枠4に枠可動部材を設け、図柄揃い時において演出ボタン17の振動演出が実行されるときに枠可動部材を動作させる動作演出を実行するようにしてもよいし、振動演出の代わりに枠可動部材を動作させる動作演出を実行するようにしてもよい。
また、本実施形態では、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出の実行中において、当該リーチ演出が行われていることを示すタイトル表示を行っていなかったが、大当たり期待度が異なる表示態様(白文字、白文字よりも大当たり期待度が高い赤文字、大当たりが確定する虹文字等)の何れかによってタイトル表示を行うようにしてもよく、タイトル表示を白文字で表示した後に赤文字や虹文字に変化させるようにしてもよい。
また、本実施形態では、カットイン演出をSPリーチ演出の終盤に行うようになっていたが、SPリーチ演出の中盤(第1期間)又は終盤(第2期間)に行うようにし、SPリーチ演出の中盤にカットイン演出を行う場合よりも、SPリーチ演出の終盤にカットイン演出を行う場合の方が、演出ボタン17が突出状態となり易い(突出状態となる割合が高くなる)ようにしてもよい。
また、本実施形態では、発展演出において演出ボタン17を長押し操作させる有効期間を発生させるようになっていたが、発展演出以外の大当たり予告演出として演出ボタン17を長押しさせる有効期間を発生させると共に、有効期間中の長押し期間に応じて演出を進展させる操作進展演出を実行可能としてもよい。この場合には、有効期間における複数の判定タイミングで長押しが継続していることを判定し、その判定結果に基づいて、演出をどの段階まで進展させるかを決定するようにすると良い。
<本実施形態に記載された発明の内容1>
従来の遊技機では、取得条件の成立によって取得された判定情報を保留記憶として記憶し、該判定情報に基づいて遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かを判定し、該判定結果に基づいて変動演出を実行するものが一般的である。このような遊技機の中には、保留記憶の各々に対応する保留画像の増加表示や減少表示を行ったり、変動演出が実行された保留記憶に対応する実行画像を表示したりすることで、遊技の進行状況を遊技者に把握させるものがあった(例えば、特開2017-018225号公報参照)。しかしながら、上記特許文献1に記載の遊技機では、保留数が変化する際に保留数を即座に把握し難いという問題があった。
◆上記課題を解決するための第1の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に基づき遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御基板130)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段は、取得条件の成立(始動口への遊技球の入球)によって取得された判定情報(特図判定情報)に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定可能な判定手段と、前記判定が未実行の前記判定情報を保留記憶として記憶可能な記憶手段と、を備え、前記従制御手段は、前記判定の結果に応じた変動演出を画像表示手段(画像表示装置)で実行可能な変動演出実行手段と、前記保留記憶の数を示す第1保留情報(保留数字)と、前記保留記憶の各々に対応する識別子を示す第2保留情報(保留アイコン)とを表示可能な情報表示手段と、を備え、前記画像表示手段は、所定のフレーム更新タイミング(1/30ms)となる毎に表示画像が更新され、前記情報表示手段は、前記保留記憶の数が減少すると、前記第1保留情報の減少表示と、前記第2保留情報の減少表示とを実行可能であり、前記第2保留情報の減少表示(保留アイコン表示領域における隣の表示部の中心への移動)が完了することになるフレーム更新タイミングよりも、前記第1保留情報の減少表示(1減算された保留数字への更新)が完了することになるフレーム更新タイミングの方が早いようになっている。このようにすることで、保留数を把握し易くなる。
◆上記課題を解決するための第2の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に基づき遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御基板130)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段は、取得条件の成立(始動口への遊技球の入球)によって取得された判定情報(特図判定情報)に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定可能な判定手段と、前記判定が未実行の前記判定情報を保留記憶として記憶可能な記憶手段と、を備え、前記従制御手段は、前記判定の結果に応じた変動演出を画像表示手段(画像表示装置)で実行可能な変動演出実行手段と、前記保留記憶の数を示す第1保留情報(保留数字)と、前記保留記憶の各々に対応する識別子を示す第2保留情報(保留アイコン)とを表示可能な情報表示手段と、を備え、前記画像表示手段は、所定のフレーム更新タイミング(1/30ms)となる毎に表示画像が更新され、前記情報表示手段は、前記保留記憶の数が減少すると、前記第1保留情報の減少表示と、前記変動演出が開始された前記第2保留情報を実行情報(当該アイコン)に変化させる変化表示とを実行可能であり、前記第2保留情報の前記実行情報への変化表示(保留アイコン表示領域から当該アイコン表示領域の中心への移動)が完了することになるフレーム更新タイミングよりも、前記第1保留情報の減少表示(1減算された保留数字への更新)が完了することになるフレーム更新タイミングの方が早いようになっている。このようにすることで、保留数を把握し易くなる。
◆上記課題を解決するための第3の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に基づき遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御基板130)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段は、取得条件の成立(始動口への遊技球の入球)によって取得された判定情報(特図判定情報)に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定可能な判定手段と、前記判定が未実行の前記判定情報を保留記憶として記憶可能な記憶手段と、を備え、前記従制御手段は、前記判定の結果に応じた変動演出を画像表示手段(画像表示装置)で実行可能な変動演出実行手段と、前記保留記憶の数を示す第1保留情報(保留数字)と、前記保留記憶の各々に対応する識別子を示す第2保留情報(保留アイコン)とを表示可能な情報表示手段と、を備え、前記画像表示手段は、所定のフレーム更新タイミング(1/30ms)となる毎に表示画像が更新され、前記情報表示手段は、前記保留記憶の数が減少すると、前記第1保留情報の減少表示と、前記第2保留情報の減少表示とを実行可能であり、前記保留記憶の数が増加すると、前記第1保留情報の増加表示と、前記第2保留情報の増加表示とを実行可能であり、前記第2保留情報の減少表示中に前記保留記憶の数が増加した場合、当該第2保留情報の減少表示(保留アイコン表示領域における隣の表示部の中心への移動)が完了することになるフレーム更新タイミングより前であっても、前記第1保留情報の増加表示(1加算された保留数字への更新)が開始されるようになっている。このようにすることで、保留数を把握し易くなる。
◆上記課題を解決するための第4の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に基づき遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御基板130)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段は、取得条件の成立(始動口への遊技球の入球)によって取得された判定情報(特図判定情報)に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定可能な判定手段と、前記判定が未実行の前記判定情報を保留記憶として記憶可能な記憶手段と、を備え、前記従制御手段は、前記判定の結果に応じた変動演出を画像表示手段(画像表示装置)で実行可能な変動演出実行手段と、前記保留記憶の数を示す第1保留情報(保留数字)と、前記保留記憶の各々に対応する識別子を示す第2保留情報(保留アイコン)とを表示可能な情報表示手段と、を備え、前記画像表示手段は、所定のフレーム更新タイミング(1/30ms)となる毎に表示画像が更新され、前記情報表示手段は、前記保留記憶の数が減少すると、前記第1保留情報の減少表示と、前記変動表示が開始された前記第2保留情報を実行情報(当該アイコン)に変化させる変化表示とを実行可能であり、前記保留記憶の数が増加すると、前記第1保留情報の増加表示と、前記第2保留情報の増加表示とを実行可能であり、前記第2保留情報の変化表示中に前記保留記憶の数が増加した場合、当該第2保留情報の減少表示(保留アイコン表示領域から当該アイコン表示領域の中心への移動)が完了することになるフレーム更新タイミングより前であっても、前記第1保留情報の増加表示(1加算された保留数字への更新)が開始されるようになっている。このようにすることで、保留数を把握し易くなる。
◆上記課題を解決するための第5の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に基づき遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御基板130)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段は、取得条件の成立(始動口への遊技球の入球)によって取得された判定情報(特図判定情報)に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定可能な判定手段と、前記判定が未実行の前記判定情報を保留記憶として記憶可能な記憶手段と、を備え、前記従制御手段は、前記判定の結果に応じた変動演出を画像表示手段(画像表示装置)で実行可能な変動演出実行手段と、前記保留記憶の数を示す第1保留情報(保留数字)と、前記保留記憶の各々に対応する識別子を示す第2保留情報(保留アイコン)とを表示可能な情報表示手段と、を備え、前記画像表示手段は、所定のフレーム更新タイミング(1/30ms)となる毎に表示画像が更新され、前記情報表示手段は、前記保留記憶の数が増加すると、前記第1保留情報の増加表示と、前記第2保留情報の増加表示とを実行可能であり、前記変動演出の実行中に前記保留記憶の数が増加した場合、前記第2保留情報の増加表示(保留アイコン表示領域に追加表示された保留アイコンの通常サイズへの拡大)が完了することになるフレーム更新タイミングよりも、前記第1保留情報の増加表示(1加算された保留数字への更新)が完了することになるフレーム更新タイミングの方が早いようになっている。このようにすることで、保留数を把握し易くなる。
◆上記課題を解決するための第6の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に基づき遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御基板130)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段は、取得条件の成立(始動口への遊技球の入球)によって取得された判定情報(特図判定情報)に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定可能な判定手段と、前記判定が未実行の前記判定情報を保留記憶として記憶可能な記憶手段と、を備え、前記従制御手段は、前記判定の結果に応じた変動演出を画像表示手段(画像表示装置)で実行可能な変動演出実行手段と、前記保留記憶の数を示す第1保留情報(保留数字)と、前記保留記憶の各々に対応する識別子を示す第2保留情報(保留アイコン)とを表示可能な情報表示手段と、を備え、前記変動演出実行手段は、前記変動演出の実行中に前記特別遊技の実行を期待させる特定演出(SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、全回転リーチ演出)を実行可能であり、前記情報表示手段は、前記保留記憶の数が増加すると、前記第1保留情報の増加表示と、前記第2保留情報の増加表示とを実行可能であり、前記特定演出の実行中に前記保留記憶の数が増加した場合、前記第1保留情報の増加表示(1加算された保留数字への更新)は実行されるが、前記第2保留情報の増加表示は所定条件が成立(特定演出が終了、縮小表示されていたハズレ演出図柄又は大当たり演出図柄が拡大表示)するまで実行されないようになっている。このようにすることで、保留数を把握し易くなる。
◆上記課題を解決するための第7の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に基づき遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御基板130)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段は、取得条件の成立(始動口への遊技球の入球)によって取得された判定情報(特図判定情報)に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定可能な判定手段と、前記判定が未実行の前記判定情報を保留記憶として記憶可能な記憶手段と、通常遊技状態と、該通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態とに制御可能な遊技状態制御手段と、を備え、前記従制御手段は、前記判定の結果に応じた変動演出を画像表示手段(画像表示装置)で実行可能な変動演出実行手段と、前記保留記憶の数を示す第1保留情報(保留数字)と、前記保留記憶の各々に対応する識別子を示す第2保留情報(保留アイコン)とを表示可能な情報表示手段と、を備え、前記情報表示手段は、前記保留記憶の数が増加すると、前記第1保留情報の増加表示と、前記第2保留情報の増加表示とを実行可能であり、前記記憶手段は、第1取得条件の成立(第1始動口への遊技球の入球)に基づく前記判定情報を第1保留記憶として記憶し、第2取得条件の成立(第2始動口への遊技球の入球)に基づく前記判定情報を第2保留記憶として記憶し、前記特定遊技状態において前記第1保留記憶の数が増加した場合、前記第1保留情報の増加表示(1加算された保留数字への更新)は実行されるが、前記第2保留情報の増加表示は所定条件が成立(特定遊技状態における最後の変動演出が終了、通常遊技状態に復帰)するまで実行されないようになっている。このようにすることで、保留数を把握し易くなる。
<本実施形態に記載された発明の内容2>
従来の遊技機では、取得された判定情報によって遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かを判定し、該判定の結果に応じて特別遊技を実行可能な遊技機が一般的である。このような遊技機の中には、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させる遊技機があった(例えば、特開2017-189604号公報参照)。しかしながら、上記特許文献に記載された遊技機では、遊技の制御状態が初期化されたのか、遊技の制御状態が復旧したのかが把握し難いという問題があった。
◆上記課題を解決するための第1の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、所定の態様で作動(動作、発光)可能な可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させることが可能な初期処理手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に前記可動演出手段の初期作動(初期動作、初期発光)を行い、遊技の実行中に前記可動演出手段の演出作動(演出動作、演出発光)を行うことが可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、遊技の制御状態が初期化される場合と、遊技の制御状態が復旧される場合とで、前記初期作動の作動態様(動作態様、発光態様等)を異ならせるようになっている。そのため、遊技の制御状態が初期化されたのか、遊技の制御状態が復旧したのかを把握し易くすることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第2の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、遊技者が操作可能であると共に所定の態様で発光可能な操作手段(演出ボタン17)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させることが可能な初期処理手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に前記操作手段の初期発光を行い、遊技の実行中に前記操作手段の演出発光を行うことが可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、遊技の制御状態が初期化される場合と、遊技の制御状態が復旧される場合とで、前記初期発光の発光態様(発光態様等)を異ならせるようになっている。そのため、遊技の制御状態が初期化されたのか、遊技の制御状態が復旧したのかを把握し易くすることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第3の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、所定の態様で動作可能であると共に所定の態様で発光可能な可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させることが可能な初期処理手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に前記可動演出手段の初期動作と初期発光とを行い、遊技の実行中に前記可動演出手段の演出動作と演出発光とを行うことが可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、遊技の制御状態が初期化される場合と、遊技の制御状態が復旧される場合とで、前記可動演出手段の初期動作の動作態様(工程数や各工程の動作等の動作態様等)を同じとするが、前記可動演出手段の初期発光の発光態様(発光態様等)を異ならせるようになっている。そのため、遊技の制御状態が初期化されたのか、遊技の制御状態が復旧したのかを把握し易くすることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第4の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、所定の態様で動作可能であると共に所定の態様で発光可能な可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させることが可能な初期処理手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に前記可動演出手段の初期発光を行い、遊技の実行中に前記可動演出手段の演出発光を行うことが可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記可動演出手段は、第1可動演出手段(第1可動部材73)と、第2可動演出手段(第2可動部材74)とを含み、前記演出制御手段は、遊技の制御状態が初期化される場合と、遊技の制御状態が復旧される場合とで、前記第1可動演出手段における前記初期発光の発光態様の少なくとも一部を同じとするが、前記第2可動演出手段における前記初期発光の発光態様を異ならせるようになっている。そのため、遊技の制御状態が初期化されたのか、遊技の制御状態が復旧したのかを把握し易くすることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第5の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、取得条件の成立によって取得された判定情報(特図判定情報)に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定することが可能な判定手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させることが可能な初期処理手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて、表示手段(画像表示装置)に表示させた複数の演出図柄の変動表示を伴う変動演出を行うことが可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記複数の演出図柄には、各々を識別可能とする識別文字(数字、アルファベット等)を含み、前記演出制御手段は、遊技の制御状態が初期化される場合には、前記表示手段に表示される前記複数の演出図柄における前記識別文字を第1の組み合わせ(例えば「135」)とし、遊技の制御状態が復旧される場合には、前記表示手段に表示される前記複数の演出図柄における前記識別文字を第2の組み合わせ(例えば「753」)とするようになっている。そのため、遊技の制御状態が初期化されたのか、遊技の制御状態が復旧したのかを把握し易くすることが可能となる。
<本実施形態に記載された発明の内容3>
従来の遊技機では、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させる遊技機が一般的である。このような遊技機の中には、電源供給の開始後に可動演出手段の初期動作を行わせる遊技機があった(例えば、特開2016-187648号公報参照)。しかしながら、上記特許文献に記載された遊技機では、可動演出手段について好適な初期動作を行えない場合があるという問題があった。
◆上記課題を解決するための第1の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、第1位置(原点位置)と第2位置(第1画像表示装置70の中央寄りの位置)との間で動作可能な可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させることが可能な初期処理手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に前記可動演出手段の初期動作を行い、遊技の実行中に前記可動演出手段の演出動作を行うことが可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、遊技の制御状態が復旧されることになる電源供給の開始(電源復旧)時に前記可動演出手段が前記第2位置にある場合、当該可動演出手段の前記第1位置への復帰動作を行ってから前記初期動作を行うようになっている。そのため、可動演出手段について好適な初期動作を行うことが可能となる。
◆上記課題を解決するための第2の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、第1位置(原点位置)と第2位置(第1画像表示装置70の中央寄りの位置)との間で動作可能な可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させることが可能な初期処理手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に前記可動演出手段の初期動作を行い、遊技の実行中に前記可動演出手段の演出動作を行うことが可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、遊技の制御状態が復旧されることになる電源供給の開始(電源復旧)時に前記可動演出手段が前記第2位置にある場合、当該可動演出手段の前記第1位置への復帰動作を行い、前記可動演出手段が前記第1位置に復帰した場合には前記初期動作を行うが、前記第1位置に復帰しない場合には前記初期動作を行わないようになっている。そのため、可動演出手段について好適な初期動作を行うことが可能となる。
◆上記課題を解決するための第3の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、第1位置(原点位置)と第2位置(第1画像表示装置70の中央寄りの位置)との間で動作可能な可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させることが可能な初期処理手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に前記可動演出手段の初期動作を行い、遊技の実行中に前記可動演出手段の演出動作を行うことが可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記可動演出手段は、第1可動演出手段(第1可動部材73)と、第2可動演出手段(第2可動部材74)とを含み、前記演出制御手段は、遊技の制御状態が復旧されることになる電源供給の開始(電源復旧)時に前記第1可動演出手段が前記第2位置にあって前記第2可動演出手段が前記第1位置にある場合、当該第1可動演出手段の前記第1位置への復帰動作を行い、前記第1可動演出手段が前記第1位置に復帰しない場合には、当該第1可動演出手段の初期動作は行わずに、前記第2可動演出手段の前記初期動作を行うようになっている。そのため、可動演出手段について好適な初期動作を行うことが可能となる。
◆上記課題を解決するための第4の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、第1位置(原点位置)と第2位置(第1画像表示装置70の中央寄りの位置)との間で動作可能な可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させることが可能な初期処理手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に前記可動演出手段の初期動作を行い、遊技の実行中に前記可動演出手段の演出動作を行うことが可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記可動演出手段は、第1可動演出手段(第1可動部材73)と、第2可動演出手段(第2可動部材74)とを含み、前記演出制御手段は、遊技の制御状態が復旧されることになる電源供給の開始(電源復旧)時に前記第1可動演出手段が前記第2位置にあって前記第2可動演出手段が前記第1位置にある場合、当該第1可動演出手段の前記第1位置への復帰動作を行い、前記第1可動演出手段が前記第1位置に復帰しない場合には、前記第2可動演出手段の前記初期動作を行わないようになっている。そのため、可動演出手段について好適な初期動作を行うことが可能となる。
◆上記課題を解決するための第5の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、第1位置(原点位置)と第2位置(第1画像表示装置70の中央寄りの位置)との間で動作可能な可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させることが可能な初期処理手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に前記可動演出手段の初期動作を行い、遊技の実行中に前記可動演出手段の演出動作を行うことが可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記可動演出手段は、第1可動演出手段(第1可動部材73)と、第2可動演出手段(第2可動部材74)とを含み、前記演出制御手段は、遊技の制御状態が初期化されることになる電源供給の開始(電源投入)時に前記第1可動演出手段が前記第2位置にあって前記第2可動演出手段が前記第1位置にある場合、当該第1可動演出手段の前記第1位置への復帰動作を行い、前記第1可動演出手段が前記第1位置に復帰しない場合には、当該第1可動演出手段の初期動作は行わずに、前記第2可動演出手段の前記初期動作を行うようになっている。そのため、可動演出手段について好適な初期動作を行うことが可能となる。
◆上記課題を解決するための第6の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、第1位置(原点位置)と第2位置(第1画像表示装置70の中央寄りの位置)との間で動作可能な可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させることが可能な初期処理手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に前記可動演出手段の初期動作を行い、遊技の実行中に前記可動演出手段の演出動作を行うことが可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記可動演出手段は、第1可動演出手段(第1可動部材73)と、該第1可動演出手段の第2位置と自身の第2位置とに重複する部分がある第2可動演出手段(第2可動部材74)とを含み、前記演出制御手段は、遊技の制御状態が初期化されることになる電源供給の開始(電源投入)時に前記第1可動演出手段が前記第2位置にあって前記第2可動演出手段が前記第1位置にある場合、当該第1可動演出手段の前記第1位置への復帰動作を行い、前記第1可動演出手段が前記第1位置に復帰しない場合には、前記第2可動演出手段の前記初期動作を行わないようになっている。そのため、可動演出手段について好適な初期動作を行うことが可能となる。
<本実施形態に記載された発明の内容4>
従来の遊技機では、取得された判定情報によって遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かを判定し、該判定の結果に応じて表示手段に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行可能な遊技機が一般的である。このような遊技機の中には、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させる遊技機があった(例えば、特開2017-189604号公報参照)。しかしながら、上記特許文献に記載された遊技機では、変動演出中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧した場合の表示手段の制御に改善の余地があり、遊技の興趣が低下する可能性があるという問題があった。
◆上記課題を解決するための第1の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、取得条件の成立によって取得された判定情報(特図判定情報)に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定することが可能な判定手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させることが可能な初期処理手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて、表示手段(画像表示装置)に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を行うことが可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記変動演出では、前記変動表示している前記演出図柄を揺動表示(仮停止表示)してから静止表示(停止表示)することが可能であり、前記演出制御手段は、前記演出図柄を揺動表示する前記変動演出の実行中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合、所定のタイミング(特図停止指定コマンド受信時、客待ちコマンド受信時)で前記演出図柄を揺動表示させずに前記表示手段に静止表示可能となっている。そのため、電源供給が停止した時点で実行されていた変動演出が終了したことを遊技者に把握させることができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
◆上記課題を解決するための第2の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、取得条件の成立(始動口への遊技球の入球)によって取得された判定情報(特図判定情報)に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定することが可能な判定手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させることが可能な初期処理手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて、表示手段(画像表示装置)に表示させた複数の演出図柄の変動表示を伴う変動演出を行うことが可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記変動演出には、一部の前記演出図柄によってリーチ状態を形成表示させてリーチ演出を実行するリーチ変動演出を含み、前記演出制御手段は、前記リーチ演出の実行中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合、所定のタイミング(特図停止指定コマンド受信時、客待ちコマンド受信時)で前記リーチ状態を形成表示していた演出図柄によるリーチ組み合わせとは異なる前記演出図柄の組み合わせを前記表示手段に静止状態で表示可能となっている。そのため、電源供給が停止した時点で実行されていた変動演出が終了したことを遊技者に把握させることができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
<本実施形態に記載された発明の内容5>
従来の遊技機では、取得された判定情報によって遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かを判定し、該判定の結果に応じて表示手段に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行可能な遊技機が一般的である。このような遊技機の中には、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させる遊技機があった(例えば、特開2017-189604号公報参照)。しかしながら、上記特許文献に記載された遊技機では、停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合の表示手段の制御に改善の余地があり、遊技の興趣が低下する可能性があるという問題があった。
◆上記課題を解決するための第1の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、取得条件の成立(始動口への遊技球の入球)によって取得された判定情報(特図判定情報)を保留記憶として記憶可能な記憶手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定可能な判定手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させる初期処理手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて、表示手段(画像表示装置)に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を行うことが可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、遊技機の状態には、前記変動演出が実行されない客待ち状態と、前記保留記憶がない状態での前記変動演出の実行期間である第1状態と、前記保留記憶がある状態での前記変動演出の実行期間である第2状態と、を含み、前記演出制御手段は、遊技の制御状態が復旧される場合、前記表示手段に前記演出図柄を表示する前に特定表示(初期画面の表示等)を行うことが可能であり、前記客待ち状態において停止した電源供給が再開して前記客待ち状態に復旧する場合の前記特定表示の態様(初期画面の表示のみ)と、前記第1状態又は前記第2状態において停止した電源供給が再開して前記第1状態又は第2状態に復旧する場合の前記特定表示の表示態様(初期画面+復帰中画面の表示)とを異ならせるようになっている。そのため、停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合において、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
<本実施形態に記載された発明の内容6>
従来の遊技機では、取得された判定情報によって遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かを判定し、該判定の結果に応じて表示手段に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行可能な遊技機が一般的である。このような遊技機の中には、遊技者が遊技を行っていない状態になると表示手段で客待ち演出を行うような遊技機があった(例えば、特開2018-064835号公報参照)。しかしながら、上記特許文献に記載された遊技機では、遊技機の状態に応じた適切な時間で客待ち演出を実行しないという問題があった。
◆上記課題を解決するための第1の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、取得条件の成立(始動口への遊技球の入球)によって取得された判定情報(特図判定情報)に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定することが可能な判定手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させることが可能な初期処理手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて、表示手段(画像表示装置)に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を行うことが可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記表示手段に前記演出図柄を静止表示した後に所定期間が経過すると、前記表示手段で客待ち演出(客待ちデモ演出)を実行することが可能であり、前記変動演出の変動時間の経過後に前記演出図柄を静止表示した場合と、前記制御状態の初期化後又は前記制御状態の復旧後に前記演出図柄を静止表示した場合とで、前記客待ち演出を実行するまでの期間を異ならせることが可能である。そのため、遊技機の状態に応じた適切な時間で客待ち演出を実行することができ、遊技機の稼働を向上させることが可能となる。
<本実施形態に記載された発明の内容7>
従来の遊技機では、取得された判定情報によって遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かを判定し、該判定の結果に応じて表示手段に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行可能な遊技機が一般的である。このような遊技機の中には、変動演出を実行中の判定情報に対応する実行情報を表示手段に表示するような遊技機があった(例えば、特開2018-064835号公報参照)。しかしながら、上記特許文献に記載された遊技機では、停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合の表示手段の制御に改善の余地があり、遊技の興趣が低下する可能性があるという問題があった。
◆上記課題を解決するための第1の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、取得条件の成立(始動口への遊技球の入球)によって取得された判定情報(特図判定情報)に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定することが可能な判定手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させる初期処理手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて、表示手段(画像表示装置)に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を行うことが可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、遊技の制御状態が復旧される場合、前記表示手段に前記演出図柄を表示する前に特定表示(初期画面の表示等)を行うことが可能であり、前記表示手段の所定の表示領域(当該アイコン表示領域70C)に前記変動演出を実行中の前記判定情報に対応する実行情報(当該アイコン)を表示することが可能であり、前記実行情報の表示中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合、前記特定表示の終了から次の前記変動表示が開始されるまでの間、前記所定の表示領域を予め定められた状態(背景画像等の演出画像を表示可能な状態)で確保するが、当該所定の表示領域に前記実行情報を表示しないようになっている。そのため、電源供給が停止した時点で実行されていた変動演出が終了したことを遊技者に把握させることができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
<本実施形態に記載された発明の内容8>
従来の遊技機では、取得された判定情報によって遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かを判定し、該判定の結果に応じて表示手段に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行可能な遊技機が一般的である。このような遊技機の中には、判定情報の事前判定結果に基づいて、複数回の変動演出に亘る先読み予告演出を実行するような遊技機があった(例えば、特開2017-143904号公報参照)。しかしながら、上記特許文献に記載された遊技機では、先読み予告演出中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合において、遊技の興趣が低下する可能性があるという問題があった。
◆上記課題を解決するための第1の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、取得条件の成立(始動口への遊技球の入球)によって取得された判定情報(特図判定情報)を記憶することが可能な記憶手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定することが可能な判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段による判定前に前記判定情報を判定することが可能な事前判定手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させる初期処理手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて、表示手段(画像表示装置)に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を行うことが可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記事前判定手段の判定結果に基づいて、複数回の前記変動演出にわたる所定の先読み予告演出(連続予告演出)を実行することが可能であり、前記先読み予告演出の実行中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合、前記先読み予告演出を再開させず、電源供給が停止した前記変動演出の次に実行される前記変動演出において前記先読み予告演出とは異なる予告演出(例えば、代替予告演出)を実行可能となっている。そのため、電源供給の停止によって連続予告演出が終了することに伴う遊技者の不満感を軽減することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
<本実施形態に記載された発明の内容9>
従来の遊技機では、取得された判定情報によって遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かを判定し、該判定の結果に応じて表示手段に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行可能な遊技機が一般的である。このような遊技機の中には、複数回の変動演出に亘って特別遊技が実行される期待度を段階的に示唆する特定演出を実行するような遊技機があった(例えば、特開2017-143904号公報参照)。しかしながら、上記特許文献に記載された遊技機では、特定演出中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合において、遊技の興趣が低下する可能性があるという問題があった。
◆上記課題を解決するための第1の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、取得条件の成立(始動口への遊技球の入球)によって取得された判定情報(特図判定情報)を記憶することが可能な記憶手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定することが可能な判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段による判定前に前記判定情報を判定することが可能な事前判定手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させる初期処理手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて、表示手段(画像表示装置)に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を行うことが可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、複数回の前記変動演出にわたって前記特別遊技が実行される期待度を段階的に示唆する特定演出(例えば、アイコン変化演出)を実行することが可能であり、前記特定演出の実行中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合、電源供給が停止した前記変動演出の次に実行される前記変動演出において前記特定演出を実行可能であるが、電源供給の停止前に示唆していた段階の続きからは実行しないようになっている。そのため、今回の変動演出の内容に則したアイコン変化演出を実行することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
<本実施形態に記載された発明の内容10>
従来の遊技機では、取得された判定情報によって遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かを判定し、該判定の結果に応じて表示手段に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行可能な遊技機が一般的である。このような遊技機の中には、変動演出の実行が終了していない判定情報の各々に対応して表示される識別情報の表示態様を段階的に変化させる特定演出を実行するような遊技機があった(例えば、特開2018-061728号公報参照)。しかしながら、上記特許文献に記載された遊技機では、変化演出中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合において、電源供給の再開後の表示制御に係る処理負荷が高くなる虞があった。
◆上記課題を解決するための第1の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、取得条件の成立(始動口への遊技球の入球)によって取得された判定情報(特図判定情報)を記憶することが可能な記憶手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定することが可能な判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段による判定前に前記判定情報を判定することが可能な事前判定手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させる初期処理手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて、表示手段(画像表示装置)に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を行うことが可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記変動演出の実行が終了していない前記判定情報及び前記変動演出が開始されていない前記判定情報の各々に対応する識別情報(当該アイコン、保留アイコン)を表示することが可能であり、前記識別情報の表示態様を段階的に変化させることで前記特別遊技が実行される期待度を示唆する特定演出(例えば、アイコン変化演出)を実行することが可能であり、前記表示態様には、第1段階態様(例えば、白アイコン)と、第2段階態様(例えば、青アイコン)と、第3段階態様(赤アイコン)とを含み、前記第3段階態様まで変化する前記識別情報の前記第2段階態様での表示中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合、前記第2段階態様で表示されていた前記識別情報を前記第1段階態様で表示するようになっている。そのため、電源供給の停止時の保留アイコンの表示態様を意識しないで済み、電源供給の再開後の表示制御に係る処理負荷を軽減することが可能となる。
<本実施形態に記載された発明の内容11>
従来の遊技機では、取得された判定情報によって遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かを判定し、該判定の結果に応じて表示手段に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行可能な遊技機が一般的である。このような遊技機の中には、判定が未実行の判定情報である保留記憶の数を表示領域に表示するような遊技機があった(例えば、特開2018-061728号公報参照)。しかしながら、上記特許文献に記載された遊技機では、停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合において、保留記憶の数が把握できるまでに時間がかかってしまい、遊技の興趣が低下する可能性があるという問題があった。
◆上記課題を解決するための第1の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、取得条件の成立(始動口への遊技球の入球)によって取得された判定情報(特図判定情報)を保留記憶として記憶可能な記憶手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定可能な判定手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させる初期処理手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて、表示手段(画像表示装置)に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を行うことが可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、遊技の制御状態が復旧される場合、前記表示手段に前記演出図柄を表示する前に特定表示(初期画面の表示等)を行うことが可能であり、第1表示領域(サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84)、及び、該第1表示領域とは異なる第2表示領域(第1保留アイコン表示領域70B、第2保留アイコン表示領域70D)の各々で前記保留記憶の数を示す保留表示を行うことが可能であり、前記保留記憶がある状態で停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合、前記特定表示の実行中において前記第2表示領域では前記保留表示を実行しないが、前記第1表示領域では前記保留表示を実行可能となっている。そのため、停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合において、特定表示の終了前に保留記憶の数を把握することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
<本実施形態に記載された発明の内容12>
従来の遊技機では、取得された判定情報によって遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かを判定し、該判定の結果に応じて表示手段に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行可能な遊技機が一般的である。このような遊技機の中には、特別遊技が実行される期待度を示唆する演出を実行するような遊技機があった(例えば、特開2017-143904号公報参照)。しかしながら、上記特許文献に記載された遊技機では、特別遊技が実行される期待度を示唆する演出中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合において、遊技の興趣が低下する可能性があるという問題があった。
◆上記課題を解決するための第1の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、取得条件の成立(始動口への遊技球の入球)によって取得された判定情報(特図判定情報)を記憶することが可能な記憶手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定することが可能な判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段よりも前に前記判定情報を判定することが可能な事前判定手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させる初期処理手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて、表示手段(画像表示装置)に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を行うことが可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、複数の報知態様の何れかに変化可能な発光手段(入賞口ランプNR)と、を備え、前記演出制御手段は、前記発光手段を特定の報知態様に変化させることで前記特別遊技が実行される期待度を示唆する変化演出(ランプ変化演出)を実行することが可能であり、前記変化演出の実行中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合、前記発光手段を前記特定の報知態様とは異なる報知態様(白点灯又は消灯)にするようになっている。そのため、電源供給の再開後における制御負荷を軽減しつつ、変動演出が実行されてないにも拘らずランプ変化演出が再開されるといった遊技者が困惑する事態を回避することが可能となり、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
<本実施形態に記載された発明の内容13>
従来の遊技機では、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段と、主制御手段からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御することが可能な演出制御手段とを備えたものが一般的である。このような遊技機の中には、所定の態様で作動可能な可動演出手段を備えた遊技機があった(例えば、特開2016-187648号公報参照)。しかしながら、このような遊技機では、主制御手段の制御状態と演出制御手段の制御状態とがズレた場合のことを考慮していなかった。
◆上記課題を解決するための第1の構成として、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御することが可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、所定の態様で作動(動作、発光)可能な可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)を備え、前記演出制御手段は、前記可動演出手段の初期作動(初期動作、初期発光)と、前記可動演出手段の演出作動(演出動作、演出発光)とを実行することが可能であり、前記信号に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記初期作動を実行することが可能である。そのため、主制御手段の制御状態と演出制御手段の制御状態とのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第2の構成として、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御することが可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、所定の態様で作動(動作、発光)可能な可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)を備え、前記演出制御手段は、前記可動演出手段の初期作動(初期動作、初期発光)と、前記可動演出手段の演出作動(演出動作、演出発光)とを実行することが可能であり、遊技が進行していない待機状態(客待ち状態)において客待ち演出を実行することが可能であり、前記客待ち演出の実行中に前記主制御手段から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記初期作動を実行することが可能である。そのため、主制御手段の制御状態と演出制御手段の制御状態とのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第3の構成として、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御することが可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、所定の態様で作動(動作、発光)可能な可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)を備え、前記演出制御手段は、前記可動演出手段の初期作動(初期動作、初期発光)と、前記可動演出手段の演出作動(演出動作、演出発光)とを実行することが可能であり、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを報知するための変動演出を実行することが可能であり、前記変動演出の実行中に前記主制御手段から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記初期作動を実行することが可能である。そのため、主制御手段の制御状態と演出制御手段の制御状態とのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第4の構成として、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御することが可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、所定の態様で作動(動作、発光)可能な可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)を備え、前記演出制御手段は、前記可動演出手段の初期作動(初期動作、初期発光)と、前記可動演出手段の演出作動(演出動作、演出発光)とを実行することが可能であり、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)の実行中に特別遊技演出(大当たり演出、オープニング演出、ラウンド演出、エンディング演出)を実行することが可能であり、前記特別遊技演出の実行中に前記主制御手段から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記初期作動を実行することが可能である。そのため、主制御手段の制御状態と演出制御手段の制御状態とのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第5の構成として、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御することが可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、所定の態様で動作可能であると共に所定の発光態様で発光可能な可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させることが可能な初期処理手段(主制御基板110)と、を備え、前記演出制御手段は、前記可動演出手段の初期動作と初期発光とを実行することが可能であると共に、前記可動演出手段の演出動作と演出発光とを実行することが可能であり、遊技の制御状態が初期化される場合と、遊技の制御状態が復旧される場合とで、前記可動演出手段の初期動作の動作態様(工程数や各工程の動等の動作態様)を同じとするが、前記可動演出手段の初期発光の発光態様(発光色、発光パターン等)を異ならせ、前記信号に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記可動演出手段の初期動作を実行することが可能である。そのため、主制御手段の制御状態と演出制御手段の制御状態とのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第6の構成として、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御することが可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、所定の態様で作動(動作、発光、音出力、画像表示)可能な演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17、各種LED、音声出力装置9、画像表示装置)と、取得条件の成立(始動口への遊技球の入賞)によって取得された判定情報(特図判定情報)に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定することが可能な判定手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させることが可能な初期処理手段(主制御基板110)と、を備え、前記演出制御手段は、前記演出手段の初期作動(初期動作、初期発光、報知音出力、初期画面表示)と、前記可動演出手段の演出作動(演出動作、演出発光、演出音出力、演出画像表示)とを実行することが可能であり、前記判定手段の判定結果に応じて、表示手段(画像表示装置)に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行することが可能であり、前記変動演出では、前記変動表示している前記演出図柄を揺動表示(仮停止表示)してから静止表示(停止表示)することが可能であり、前記演出制御手段は、前記演出図柄を揺動表示する前記変動演出の実行中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合、所定のタイミング(特図停止指定コマンド受信時、客待ちコマンド受信時)で前記演出図柄を揺動表示させずに前記表示手段に静止表示することが可能であり、前記信号に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記初期作動を実行することが可能である。そのため、主制御手段の制御状態と演出制御手段の制御状態とのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第7の構成として、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御することが可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、所定の態様で作動(動作、発光、音出力、画像表示)可能な演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17、各種LED、音声出力装置9、画像表示装置)と、取得条件の成立(始動口への遊技球の入球)によって取得された判定情報(特図判定情報)を保留記憶として記憶可能な記憶手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定可能な判定手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させる初期処理手段(主制御基板110)と、を備え、前記演出制御手段は、前記演出手段の初期作動(初期動作、初期発光、報知音出力、初期画面表示)と、前記演出手段の演出作動(演出動作、演出発光、演出音出力、演出画像表示)とを実行することが可能であり、前記判定手段の判定結果に応じて、表示手段(画像表示装置)に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行することが可能であり、遊技機の状態には、前記変動演出が実行されない客待ち状態と、前記保留記憶がない状態での前記変動演出の実行期間である第1状態と、前記保留記憶がある状態での前記変動演出の実行期間である第2状態と、を含み、前記演出制御手段は、遊技の制御状態が復旧される場合、前記表示手段に前記演出図柄を表示する前に特定表示(初期画面の表示等)を行うことが可能であり、前記客待ち状態中に停止した電源供給が再開して前記客待ち状態に復旧する場合の前記特定表示の表示態様(初期画面の表示のみ)と、前記第1状態又は前記第2状態中に停止した電源供給が再開して前記第1状態又は第2状態に復旧する場合の前記特定表示の表示態様(初期画面+復帰中画面の表示)とを異ならせ、前記信号に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記初期作動を実行することが可能である。そのため、主制御手段の制御状態と演出制御手段の制御状態とのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第8の構成として、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御することが可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、所定の態様で作動(動作、発光、音出力、画像表示)可能な演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17、各種LED、音声出力装置9、画像表示装置)と、取得条件の成立(始動口への遊技球の入球)によって取得された判定情報(特図判定情報)を保留記憶として記憶可能な記憶手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定可能な判定手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させる初期処理手段(主制御基板110)と、を備え、前記演出制御手段は、前記演出手段の初期作動(初期動作、初期発光、報知音出力、初期画面表示)と、前記演出手段の演出作動(演出動作、演出発光、演出音出力、演出画像表示)とを実行することが可能であり、前記判定手段の判定結果に応じて、表示手段(画像表示装置)に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行することが可能であり、前記表示手段に前記演出図柄を静止表示した後に所定期間が経過すると、前記表示手段で客待ち演出(客待ちデモ演出)を実行することが可能であり、前記変動演出の変動時間の経過後に前記演出図柄を静止表示した場合と、前記制御状態の初期化後又は前記制御状態の復旧後に前記演出図柄を静止表示した場合とで、前記客待ち演出を実行するまでの期間を異ならせることが可能であり、前記信号に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記初期作動を実行することが可能である。そのため、主制御手段の制御状態と演出制御手段の制御状態とのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第9の構成として、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御することが可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、所定の態様で作動(動作、発光、音出力、画像表示)可能な演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17、各種LED、音声出力装置9、画像表示装置)と、取得条件の成立(始動口への遊技球の入球)によって取得された判定情報(特図判定情報)を保留記憶として記憶可能な記憶手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定可能な判定手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させる初期処理手段(主制御基板110)と、を備え、前記演出制御手段は、前記演出手段の初期作動(初期動作、初期発光、報知音出力、初期画面表示)と、前記演出手段の演出作動(演出動作、演出発光、演出音出力、演出画像表示)とを実行することが可能であり、前記判定手段の判定結果に応じて、表示手段(画像表示装置)に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行することが可能であり、前記事前判定手段の判定結果に基づいて、複数回の前記変動演出にわたる所定の先読み予告演出(連続予告演出)を実行することが可能であり、前記先読み予告演出の実行中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合、前記先読み予告演出を再開させず、電源供給が停止した前記変動演出の次に実行される前記変動演出において前記先読み予告演出とは異なる予告演出(例えば、代替予告演出)を実行可能であり、前記信号に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記初期作動を実行することが可能である。そのため、主制御手段の制御状態と演出制御手段の制御状態とのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第10の構成として、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御することが可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、所定の態様で作動(動作、発光、音出力、画像表示)可能な演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17、各種LED、音声出力装置9、画像表示装置)と、取得条件の成立(始動口への遊技球の入球)によって取得された判定情報(特図判定情報)を保留記憶として記憶可能な記憶手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定可能な判定手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させる初期処理手段(主制御基板110)と、を備え、前記演出制御手段は、前記演出手段の初期作動(初期動作、初期発光、報知音出力、初期画面表示)と、前記演出手段の演出作動(演出動作、演出発光、演出音出力、演出画像表示)とを実行することが可能であり、前記判定手段の判定結果に応じて、表示手段(画像表示装置)に表示させた演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行することが可能であり、複数回の前記変動演出にわたって前記特別遊技が実行される期待度を段階的に示唆する特定演出(例えば、アイコン変化演出)を実行することが可能であり、前記特定演出の実行中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合、電源供給が停止した前記変動演出の次に実行される前記変動演出において前記特定演出を実行可能であるが、電源供給の停止前に示唆していた段階の続きからは実行せず、前記信号に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記初期作動を実行することが可能である。そのため、主制御手段の制御状態と演出制御手段の制御状態とのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第11の構成として、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御することが可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、複数の報知態様の何れかに変化可能な発光手段(入賞口ランプNR)と、所定の態様で作動(動作、発光、音出力、画像表示)可能な演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17、各種LED、音声出力装置9、画像表示装置)と、取得条件の成立(始動口への遊技球の入球)によって取得された判定情報(特図判定情報)を保留記憶として記憶可能な記憶手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定可能な判定手段(主制御基板110)と、電源供給の開始後に遊技の制御状態を初期化させるか、又は、電源供給の停止前の状態に復旧させる初期処理手段(主制御基板110)と、を備え、前記演出制御手段は、前記演出手段の初期作動(初期動作、初期発光、報知音出力、初期画面表示)と、前記演出手段の演出作動(演出動作、演出発光、演出音出力、演出画像表示)とを実行することが可能であり、前記発光手段を特定の報知態様に変化させることで前記特別遊技が実行される期待度を示唆する変化演出(ランプ変化演出)を実行することが可能であり、前記変化演出の実行中に停止した電源供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合、前記発光手段を前記特定の報知態様とは異なる報知態様(白点灯又は消灯)に制御し、前記信号に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記初期作動を実行することが可能である。そのため、主制御手段の制御状態と演出制御手段の制御状態とのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第12の構成として、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御することが可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、遊技の演出音(BGM、SE等)を出力することが可能な音出力手段(音声出力装置9)を備え、前記演出制御手段は、前記音出力手段から電源供給の開始を示す所定の報知音(電源投入報知音、電源復旧報知音等)を出力することが可能であり、前記信号に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記所定の報知音を出力することが可能である。そのため、主制御手段の制御状態と演出制御手段の制御状態とのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第13の構成として、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御することが可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、遊技の演出音(BGM、SE等)を出力することが可能な音出力手段(音声出力装置9)を備え、前記演出制御手段は、前記音出力手段から電源供給の開始を示す所定の報知音(電源投入報知音、電源復旧報知音等)を出力することが可能であり、遊技が進行していない待機状態(客待ち状態)において客待ち演出を実行することが可能であり、前記客待ち演出の実行中に前記主制御手段から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記所定の報知音を出力することが可能である。そのため、主制御手段の制御状態と演出制御手段の制御状態とのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第14の構成として、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御することが可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、遊技の演出音(BGM、SE等)を出力することが可能な音出力手段(音声出力装置9)を備え、前記演出制御手段は、前記音出力手段から電源供給の開始を示す所定の報知音(電源投入報知音、電源復旧報知音等)を出力することが可能であり、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを報知するための変動演出を実行することが可能であり、前記変動演出の実行中に前記主制御手段から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記所定の報知音を出力することが可能である。そのため、主制御手段の制御状態と演出制御手段の制御状態とのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第15の構成として、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御することが可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、遊技の演出音(BGM、SE等)を出力することが可能な音出力手段(音声出力装置9)を備え、前記演出制御手段は、前記音出力手段から電源供給の開始を示す所定の報知音(電源投入報知音、電源復旧報知音等)を出力することが可能であり、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)の実行中に特別遊技演出(大当たり演出、オープニング演出、ラウンド演出、エンディング演出)を実行することが可能であり、前記特別遊技演出の実行中に前記主制御手段から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記所定の報知音を出力することが可能である。そのため、主制御手段の制御状態と演出制御手段の制御状態とのズレを解消することが可能となり、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
<本実施形態に記載された発明の内容14>
従来の遊技機では、遊技の進行を制御するための主制御手段と、主制御手段からのコマンドに応じた演出を制御するための演出制御手段とを備えたものが一般的である。このような遊技機の中には、演出画像を表示可能な表示手段を備えた遊技機があった(例えば、特開2016-187648号公報参照)。しかしながら、このような遊技機では、演出制御手段への電源供給が継続しているときに主制御手段への電源供給が停止された場合のことを考慮していなかった。
◆上記課題を解決するための第1の構成として、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御することが可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、演出画像(変動演出、大当たり演出等)を表示可能な表示手段(画像表示装置70、71)を備え、前記演出制御手段は、遊技が進行していない待機状態(客待ち状態)において前記表示手段に遊技待機画面(演出図柄の静止表示画面)を表示することが可能であり、前記遊技待機画面の表示中に前記主制御手段への電源供給が停止した場合、前記遊技待機画面の表示を継続することが可能である。そのため、主制御手段への電源供給が停止した際に遊技者に違和感を与えることがなくなり、遊技の興趣が低下することを防止することが可能となる。
<本実施形態に記載された発明の内容15>
従来の遊技機では、遊技の進行を制御するための主制御手段と、主制御手段からのコマンドに応じた演出を制御するための演出制御手段とを備えたものが一般的である。このような遊技機の中には、所定の検出手段からの入力信号に基づいて異常報知を実行するものがあった(例えば、特開2017-113441号公報参照)。しかしながら、上記特許文献に記載された遊技機では、適切に異常報知が行われない可能性があった。
◆上記課題を解決するための第1の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、所定の事象(始動入賞、磁気、電波等)を検出するための検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ53a、電波検出センサ54a等)と、前記検出手段からの入力信号に基づき所定の制御(大当たり判定、異常判定等)を行う制御手段(主制御基板110及び/又は演出制御基板130)と、を備え、当該遊技機への電源供給が開始されたときに前記制御手段と前記検出手段とが非接続状態(コネクタ抜け、断線等)である場合、所定の異常報知(断線報知、磁気異常報知、電波異常報知等)を実行可能とした。そのため、適切に異常報知を行うことが可能となる。
◆上記課題を解決するための第2の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、所定の事象(始動入賞、磁気、電波等)を検出する検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ53a、電波検出センサ54a等)と、前記検出手段からの入力信号に基づき所定の制御(大当たり判定、異常判定等)を行う制御手段(主制御基板110及び/又は演出制御基板130)と、を備え、当該遊技機への電源供給が開始されたときに前記制御手段と前記検出手段とが非接続状態(コネクタ抜け、断線等)である場合、所定の異常報知(断線報知、磁気異常報知、電波異常報知等)を実行可能であり、前記所定の異常報知の実行中に前記制御手段と前記検出手段とが接続状態となった場合、所定期間(30秒経過、電源OFFまで等)にわたって前記所定の異常報知の実行を継続する。そのため、適切に異常報知を行うことが可能となる。
◆上記課題を解決するための第3の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、所定の事象(始動入賞、磁気、電波等)を検出する検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ53a、電波検出センサ54a等)と、前記検出手段からの入力信号に基づき所定の制御(大当たり判定、異常判定等)を行う制御手段(主制御基板110及び/又は演出制御基板130)と、を備え、当該遊技機への電源供給中において前記制御手段と前記検出手段とが非接続状態(コネクタ抜け、断線等)となった場合、所定の異常報知(断線報知、磁気異常報知、電波異常報知等)を実行可能とした。そのため、適切に異常報知を行うことが可能となる。
◆上記課題を解決するための第4の構成として、遊技を行うことが可能な遊技機において、所定の事象(始動入賞、磁気、電波等)を検出する検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ53a、電波検出センサ54a等)と、前記検出手段からの入力信号に基づき所定の制御(大当たり判定、異常判定等)を行う制御手段(主制御基板110及び/又は演出制御基板130)と、を備え、当該遊技機への電源供給中において前記制御手段と前記検出手段とが非接続状態(コネクタ抜け、断線等)となった場合、所定の異常報知(断線報知、磁気異常報知、電波異常報知等)を実行可能であり、前記所定の異常報知の実行中に前記制御手段と前記検出手段とが接続状態となった場合、所定期間(30秒経過、電源OFFまで等)にわたって前記所定の異常報知の実行を継続する。そのため、適切に異常報知を行うことが可能となる。
<本実施形態に記載された発明の内容16>
従来の遊技機では、始動領域への遊技媒体の入賞に基づき取得した判定情報に基づき、遊技者に有利な大当たり遊技を実行するか否かを判定し、該判定の結果に応じた遊技演出を実行する遊技機が一般的である。このような遊技機の中には、遊技の進行を制御する主制御手段と、主制御手段からのコマンド(信号)に応じた演出を制御する演出制御手段とを備えたものがあった(例えば、特開2017-143904号公報参照)。しかしながら、上記特許文献に記載された遊技機では、主制御手段の制御状態と演出制御手段の制御状態とがズレた場合のことを考慮していなかった。
◆上記課題を解決するための第1の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド)に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、前記主制御手段は、第1始動条件の成立(第1始動口への入球)により取得した第1判定情報(特図判定情報)又は第2始動条件の成立(第2始動口への入球)により取得した第2判定情報(特図判定情報)に基づき特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示手段と、前記判定が未実行の前記第1判定情報を第1保留記憶として記憶すると共に、前記判定が未実行の前記第2判定情報を第2保留記憶として記憶する記憶手段と、通常遊技状態と遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、時短遊技状態)とに制御する状態制御手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記通常遊技状態において、前記第1判定情報の判定結果に基づく前記変動表示に対応するように複数の演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行することが可能であり、前記第1保留記憶の増加に応じて第1保留情報(第1保留アイコン)を表示領域(画像表示装置70)に追加表示すると共に、前記第1保留記憶の減少に応じて前記第1保留情報の各々をシフト表示させて減少させることが可能であり、前記変動演出において前記複数の演出図柄が仮停止しているときに、前記第1保留情報を演出動作(揺らぎ、回転等)させることが可能であり、前記第1保留情報が演出動作を行っている前記複数の演出図柄の仮停止中であって所定数(例えば1つ)よりも2つ多い特定数(例えば3つ)の前記第1保留情報の表示中に、前記第1保留記憶が前記所定数となる前記変動表示の開始時信号(保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信した場合、前記変動演出を開始し、前記特定数の前記第1保留情報うちの前記特定数に対応する前記第1保留情報(当該アイコン表示領域側から3番目の保留アイコン)をシフト表示することなく、前記所定数に対応する前記第1保留情報(少なくとも当該アイコン表示領域側から1番目の保留アイコン)をシフト表示する。そのため、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第2の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド)に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、前記主制御手段は、第1始動条件の成立(第1始動口への入球)により取得した第1判定情報(特図判定情報)又は第2始動条件の成立(第2始動口への入球)により取得した第2判定情報(特図判定情報)に基づき特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示手段と、前記判定が未実行の前記第1判定情報を第1保留記憶として記憶すると共に、前記判定が未実行の前記第2判定情報を第2保留記憶として記憶する記憶手段と、通常遊技状態と遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、時短遊技状態)とに制御する状態制御手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記通常遊技状態において、前記第1判定情報の判定結果に基づく前記変動表示に対応するように背景画像の前面で複数の演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行することが可能であり、前記第1保留記憶の各々に対応する第1保留情報(第1保留アイコン)を表示領域(画像表示装置70)に表示することが可能であり、前記変動演出において前記複数の演出図柄が仮停止しているときに、前記背景画像を演出動作(スクロール、変化等)させることが可能であり、前記背景画像が演出動作を行っている前記複数の演出図柄の仮停止中であって所定数(例えば1つ)よりも2つ多い特定数(例えば3つ)の前記第1保留情報の表示中に、前記第1保留記憶が前記所定数となる前記変動表示の開始時信号(保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信した場合、前記変動演出を開始し、前記特定数よりも1つ少ない数(例えば2つ)の前記第1保留情報を表示してから前記所定数(例えば1つ)の前記第1保留情報を表示する。そのため、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第3の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド)に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、前記主制御手段は、第1始動条件の成立(第1始動口への入球)により取得した第1判定情報(特図判定情報)又は第2始動条件の成立(第2始動口への入球)により取得した第2判定情報(特図判定情報)に基づき特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示手段と、前記判定が未実行の前記第1判定情報を第1保留記憶として記憶すると共に、前記判定が未実行の前記第2判定情報を第2保留記憶として記憶する記憶手段と、通常遊技状態と遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、時短遊技状態)とに制御する状態制御手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記通常遊技状態において、前記第1判定情報の判定結果に基づく前記変動表示に対応するように複数の演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行することが可能であり、前記第1保留記憶の数を示す第1保留数を第1表示領域(サブ第1保留表示器83)に表示することが可能であると共に、前記第1保留記憶の各々に対応する第1保留情報(第1保留アイコン)を第2表示領域(画像表示装置70)に表示することが可能であり、前記変動演出において前記複数の演出図柄が仮停止しているときに、前記演出図柄を構成する所定要素(キャラクタの触覚画像、図柄エフェクト画像)を演出動作(揺らぎ動作等)させることが可能であり、前記所定要素が演出動作を行っている前記複数の演出図柄の仮停止中であって所定数(例えば1つ)よりも2つ多い特定数(例えば3つ)の前記第1保留情報の表示中に、前記第1保留記憶が前記所定数となる前記変動表示の開始時信号(保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信した場合、前記変動演出の実行を開始し、前記第1表示領域において前記特定数よりも1つ少ない前記第1保留数(例えば2つ)を表示することなく前記所定数の前記第1保留数(例えば1つ)を表示し、前記第2表示領域において前記特定数よりも1つ少ない数(例えば2つ)の前記第1保留情報を表示してから前記所定数(例えば1つ)の前記第1保留情報を表示することを特徴とする。そのため、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第4の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド)に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、前記主制御手段は、第1始動条件の成立(第1始動口への入球)により取得した第1判定情報(特図判定情報)又は第2始動条件の成立(第2始動口への入球)により取得した第2判定情報(特図判定情報)に基づき特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示手段と、前記判定が未実行の前記第1判定情報を第1保留記憶として記憶すると共に、前記判定が未実行の前記第2判定情報を第2保留記憶として記憶する記憶手段と、通常遊技状態と遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、時短遊技状態)とに制御する状態制御手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記通常遊技状態において、前記第1判定情報の判定結果に基づく前記変動表示に対応するように複数の演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行することが可能であり、前記第1保留記憶の各々に対応する第1保留情報(第1保留アイコン)を表示領域(画像表示装置70)に表示することが可能であり、前記変動演出において前記複数の演出図柄が仮停止しているときに、前記第1保留情報を演出動作(揺らぎ、回転等)させることが可能であり、前記第1保留情報が演出動作を行っている前記複数の演出図柄の仮停止中であって所定数(例えば1つ)よりも3つ多い特定数(例えば4つ)の前記第1保留情報の表示中に、前記第1保留記憶が前記所定数となる前記変動表示の開始時信号(保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信した場合、前記変動演出を開始し、前記特定数よりも1つ少ない数(例えば3つ)の前記第1保留情報を表示することなく前記所定数(例えば1つ)の前記第1保留情報を表示する。そのため、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第5の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド)に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、前記主制御手段は、第1始動条件の成立(第1始動口への入球)により取得した第1判定情報(特図判定情報)又は第2始動条件の成立(第2始動口への入球)により取得した第2判定情報(特図判定情報)に基づき特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示手段と、前記判定が未実行の前記第1判定情報を第1保留記憶として記憶すると共に、前記判定が未実行の前記第2判定情報を第2保留記憶として記憶する記憶手段と、通常遊技状態と遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、時短遊技状態)とに制御する状態制御手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記通常遊技状態において、前記第1判定情報の判定結果に基づく前記変動表示に対応するように背景画像の前面で複数の演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行することが可能であり、前記第1保留記憶の各々に対応する第1保留情報(第1保留アイコン)を表示領域(画像表示装置70)に表示することが可能であり、前記変動演出において前記複数の演出図柄が仮停止しているときに、前記背景画像を演出動作(スクロール、変化等)させることが可能であり、前記背景画像が演出動作を行っている前記複数の演出図柄の仮停止中であって所定数(例えば1つ)よりも3つ多い特定数(例えば4つ)の前記第1保留情報の表示中に、前記第1保留記憶が前記所定数となる前記変動表示の開始時信号(保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信した場合、前記変動演出を開始し、前記特定数よりも1つ少ない数(例えば3つ)の前記第1保留情報を表示することなく前記特定数よりも2つ少ない数(例えば2つ)の前記第1保留情報を表示し、その後に前記所定数(例えば1つ)の前記第1保留情報を表示する。そのため、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第6の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド)に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、前記主制御手段は、第1始動条件の成立(第1始動口への入球)により取得した第1判定情報(特図判定情報)又は第2始動条件の成立(第2始動口への入球)により取得した第2判定情報(特図判定情報)に基づき特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示手段と、前記判定が未実行の前記第1判定情報を第1保留記憶として記憶すると共に、前記判定が未実行の前記第2判定情報を第2保留記憶として記憶する記憶手段と、通常遊技状態と遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、時短遊技状態)とに制御する状態制御手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記通常遊技状態において、前記第1判定情報の判定結果に基づく前記変動表示に対応するように複数の演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行することが可能であり、前記第1保留記憶の数を示す第1保留数を第1表示領域(サブ第1保留表示器83)に表示することが可能であると共に、前記第1保留記憶の各々に対応する第1保留情報(第1保留アイコン)を第2表示領域(画像表示装置70)に表示することが可能であり、前記変動演出において前記複数の演出図柄が仮停止しているときに、前記演出図柄を構成する所定要素(キャラクタの触覚画像、図柄エフェクト画像)を演出動作(揺らぎ動作等)させることが可能であり、前記所定要素が演出動作を行っている前記複数の演出図柄の仮停止中であって所定数(例えば1つ)よりも3つ多い特定数(例えば4つ)の前記第1保留情報の表示中に、前記第1保留記憶が前記所定数となる前記変動表示の開始時信号(保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信した場合、前記変動演出を開始し、前記第1表示領域において前記特定数よりも2つ少ない前記第1記憶数(例えば2つ)を表示することなく前記所定数の前記第1記憶数(例えば1つ)を表示し、前記第2表示領域において前記特定数よりも1つ少ない数(例えば3つ)の前記第1保留情報を表示することなく前記特定数よりも2つ少ない数(例えば2つ)の前記第1保留情報を表示し、その後に前記所定数(例えば1つ)の前記第1保留情報を表示する。そのため、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第7の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド)に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、前記主制御手段は、第1始動条件の成立(第1始動口への入球)により取得した第1判定情報(特図判定情報)又は第2始動条件の成立(第2始動口への入球)により取得した第2判定情報(特図判定情報)に基づき特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示手段と、通常遊技状態と遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、時短遊技状態)とに制御する状態制御手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記通常遊技状態において、前記第1判定情報の判定結果に基づく前記変動表示に対応するように複数の演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行することが可能であり、前記変動演出において前記複数の演出図柄が仮停止しているときに、前記演出図柄を構成する所定要素(キャラクタの触覚画像、図柄エフェクト画像)を演出動作(揺らぎ動作等)させることが可能であり、前記変動演出において前記所定要素が演出動作中であって仮停止している前記演出図柄が停止位置からズレているときに前記第1判定情報の判定結果に基づく前記変動表示の開始時信号(保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信した場合、前記変動演出の開始に伴って前記演出図柄を前記停止位置に表示してから変動表示させる。そのため、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第8の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド)に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、前記主制御手段は、第1始動条件の成立(第1始動口への入球)により取得した第1判定情報(特図判定情報)又は第2始動条件の成立(第2始動口への入球)により取得した第2判定情報(特図判定情報)に基づき特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示手段と、前記判定が未実行の前記第1判定情報を第1保留記憶として記憶すると共に、前記判定が未実行の前記第2判定情報を第2保留記憶として記憶する記憶手段と、通常遊技状態と遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、時短遊技状態)とに制御する状態制御手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記特定遊技状態において、前記第2判定情報の判定結果に基づく前記変動表示に対応するように変動演出(演出図柄70aの変動表示等)を実行することが可能であり、前記第2保留記憶の増加に応じて第2保留情報(第2保留アイコン)を表示領域(画像表示装置70)に追加表示すると共に、前記保留記憶の減少に応じて前記第2保留情報をシフト表示させて1つ減少させることが可能であり、所定数(例えば1つ)よりも2つ多い特定数(例えば3つ)の前記第2保留情報の表示中に、前記第2保留記憶が前記所定数となる前記変動表示の開始時信号(保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信した場合、前記変動演出を開始し、前記特定数の前記第2保留情報うちの前記特定数に対応する前記第2保留情報(当該アイコン表示領域側から3番目の保留アイコン)をシフト表示することなく、前記所定数に対応する前記第2保留情報(当該アイコン表示領域側から1~2番目の保留アイコン)をシフト表示する。そのため、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第9の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド)に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、前記主制御手段は、第1始動条件の成立(第1始動口への入球)により取得した第1判定情報(特図判定情報)又は第2始動条件の成立(第2始動口への入球)により取得した第2判定情報(特図判定情報)に基づき特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示手段と、前記判定が未実行の前記第1判定情報を第1保留記憶として記憶すると共に、前記判定が未実行の前記第2判定情報を第2保留記憶として記憶する記憶手段と、通常遊技状態と遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、時短遊技状態)とに制御する状態制御手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記特定遊技状態において、前記第2判定情報の判定結果に基づく前記変動表示に対応するように変動演出(演出図柄70aの変動表示等)を実行することが可能であり、前記第2保留記憶の各々に対応する第2保留情報(第2保留アイコン)を表示領域(画像表示装置70)に表示可能であり、所定数(例えば1つ)よりも2つ多い特定数(例えば3つ)の前記第2保留情報の表示中に、前記第2保留記憶が前記所定数となる前記変動表示の開始時信号(保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信した場合、前記変動演出を開始し、前記特定数よりも1つ少ない数(例えば2つ)の前記第2保留情報を表示してから前記所定数(例えば1つ)の前記第2保留情報を表示する。そのため、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第10の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド)に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、前記主制御手段は、第1始動条件の成立(第1始動口への入球)により取得した第1判定情報(特図判定情報)又は第2始動条件の成立(第2始動口への入球)により取得した第2判定情報(特図判定情報)に基づき特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示手段と、前記判定が未実行の前記第1判定情報を第1保留記憶として記憶すると共に、前記判定が未実行の前記第2判定情報を第2保留記憶として記憶する記憶手段と、通常遊技状態と遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、時短遊技状態)とに制御する状態制御手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記特定遊技状態において、前記第2判定情報の判定結果に基づく前記変動表示に対応するように変動演出(演出図柄70aの変動表示等)を実行することが可能であり、前記第2保留記憶の数を示す第2記憶数を第1表示領域(サブ第2保留表示器84)に表示することが可能であると共に、前記第2保留記憶の各々に対応する第2保留情報(第2保留アイコン)を第2表示領域(画像表示装置70)に表示することが可能であり、所定数(例えば1つ)よりも2つ多い特定数(例えば3つ)の前記第2保留情報の表示中に、前記第2保留記憶が前記所定数となる前記変動表示の開始時信号(保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信した場合、前記変動演出を開始し、前記第1表示領域において前記特定数よりも1つ少ない前記第2記憶数(例えば2つ)を表示することなく前記所定数の前記第2記憶数(例えば1つ)を表示し、前記第2表示領域において前記特定数よりも1つ少ない数(例えば2つ)の前記第2保留情報を表示してから前記所定数(例えば1つ)の前記第2保留情報を表示する。そのため、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第11の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド)に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、前記主制御手段は、第1始動条件の成立(第1始動口への入球)により取得した第1判定情報(特図判定情報)又は第2始動条件の成立(第2始動口への入球)により取得した第2判定情報(特図判定情報)に基づき特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示手段と、前記判定が未実行の前記第1判定情報を第1保留記憶として記憶すると共に、前記判定が未実行の前記第2判定情報を第2保留記憶として記憶する記憶手段と、通常遊技状態と遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、時短遊技状態)とに制御する状態制御手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記特定遊技状態において、前記第2判定情報の判定結果に基づく前記変動表示に対応するように変動演出(演出図柄70aの変動表示等)を実行することが可能であり、前記第2保留記憶の各々に対応する第2保留情報(第2保留アイコン)を表示領域(画像表示装置70)に表示することが可能であり、所定数(例えば1つ)よりも3つ多い特定数(例えば4つ)の前記第2保留情報の表示中に、前記第2保留記憶が前記所定数となる前記変動表示の開始時信号(保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信した場合、前記変動演出を開始し、前記特定数よりも1つ少ない数(例えば3つ)の前記第2保留情報を表示することなく前記所定数(例えば1つ)の前記第2保留情報を表示する。そのため、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第12の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド)に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、前記主制御手段は、第1始動条件の成立(第1始動口への入球)により取得した第1判定情報(特図判定情報)又は第2始動条件の成立(第2始動口への入球)により取得した第2判定情報(特図判定情報)に基づき特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示手段と、前記判定が未実行の前記第1判定情報を第1保留記憶として記憶すると共に、前記判定が未実行の前記第2判定情報を第2保留記憶として記憶する記憶手段と、通常遊技状態と遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、時短遊技状態)とに制御する状態制御手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記特定遊技状態において、前記第2判定情報の判定結果に基づく前記変動表示に対応するように変動演出(演出図柄70aの変動表示等)を実行することが可能であり、前記第2保留記憶の各々に対応する第2保留情報(第2保留アイコン)を表示領域(画像表示装置70)に表示することが可能であり、所定数(例えば1つ)よりも3つ多い特定数(例えば4つ)の前記第2保留情報の表示中に、前記第2保留記憶が前記所定数となる前記変動表示の開始時信号(保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信した場合、前記変動演出を開始し、前記特定数よりも1つ少ない数(例えば3つ)の前記第2保留情報を表示することなく前記特定数よりも2つ少ない数(例えば2つ)の前記第2保留情報を表示し、その後に前記所定数(例えば1つ)の前記第2保留情報を表示する。そのため、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第13の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド)に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、前記主制御手段は、第1始動条件の成立(第1始動口への入球)により取得した第1判定情報(特図判定情報)又は第2始動条件の成立(第2始動口への入球)により取得した第2判定情報(特図判定情報)に基づき特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示手段と、前記判定が未実行の前記第1判定情報を第1保留記憶として記憶すると共に、前記判定が未実行の前記第2判定情報を第2保留記憶として記憶する記憶手段と、通常遊技状態と遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、時短遊技状態)とに制御する状態制御手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記特定遊技状態において、前記第2判定情報の判定結果に基づく前記変動表示に対応するように変動演出(演出図柄70aの変動表示等)を実行することが可能であり、前記第2保留記憶の数を示す第2記憶数を第1表示領域(サブ第2保留表示器84)に表示することが可能であると共に、前記第2保留記憶の各々に対応する第2保留情報(第2保留アイコン)を第2表示領域(画像表示装置70)に表示することが可能であり、所定数(例えば1つ)よりも3つ多い特定数(例えば4つ)の前記第2保留情報の表示中に、前記第2保留記憶が前記所定数となる前記変動表示の開始時信号(保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信した場合、前記変動演出を開始し、前記第1表示領域において前記特定数よりも2つ少ない前記第2記憶数(例えば2つ)を表示することなく前記所定数の前記第2記憶数(例えば1つ)を表示し、前記第2表示領域において前記特定数よりも1つ少ない数(例えば3つ)の前記第2保留情報を表示することなく前記特定数よりも2つ少ない数(例えば2つ)の前記第2保留情報を表示し、その後に前記所定数(例えば1つ)の前記第2保留情報を表示する。そのため、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第14の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド)に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、前記主制御手段は、第1始動条件の成立(第1始動口への入球)により取得した第1判定情報(特図判定情報)又は第2始動条件の成立(第2始動口への入球)により取得した第2判定情報(特図判定情報)に基づき特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示手段と、通常遊技状態と遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、時短遊技状態)とに制御する状態制御手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記特定遊技状態において、前記第2判定情報の判定結果に基づく前記変動表示に対応するように演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行することが可能であり、前記変動演出において仮停止している前記演出図柄が停止位置からズレているときに前記第2判定情報の判定結果に基づく前記変動表示の開始時信号(保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信した場合、前記変動演出の開始に伴って前記演出図柄を前記停止位置に表示してから変動表示させる。そのため、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第15の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、前記主制御手段は、始動条件の成立(始動口への入球)により取得した判定情報(特図判定情報)に基づき特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示手段と、前記判定が未実行の前記判定情報を保留記憶として記憶する記憶手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記判定情報の判定結果に基づく前記変動表示に対応するように変動演出(演出図柄70aの変動表示等)を実行することが可能であり、前記保留記憶の増加に応じて保留情報(保留アイコン)を表示領域(画像表示装置70)に追加表示すると共に、前記保留記憶の減少に応じて前記保留情報をシフト表示させて1つを実行情報(当該アイコン)として表示することが可能であり、所定数(例えば1つ)よりも2つ多い特定数(例えば3つ)の前記保留情報の表示中に、前記保留記憶が前記所定数となる前記変動表示の開始時信号(保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信した場合、前記実行情報を消去して前記変動演出を開始し、前記特定数の前記保留情報うちの前記特定数に対応する前記保留情報(当該アイコン表示領域側から3番目の保留アイコン)をシフト表示することなく、必要分の前記保留情報(当該アイコン表示領域側から1~2番目の保留アイコン)をシフト表示させて1つを前記実行情報として表示する。そのため、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第16の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、前記主制御手段は、始動条件の成立(始動口への入球)により取得した判定情報(特図判定情報)に基づき特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示手段と、前記判定が未実行の前記判定情報を保留記憶として記憶する記憶手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記変動表示に対応するように変動演出(演出図柄70aの変動表示等)を実行することが可能であり、前記保留記憶の各々に対応する保留情報(保留アイコン)を表示領域(画像表示装置70)に表示すると共に、前記変動表示が開始された前記保留情報を実行情報(当該アイコン)として表示することが可能であり、所定数(例えば1つ)よりも2つ多い特定数(例えば3つ)の前記保留情報の表示中に、前記保留記憶が前記所定数となる前記変動表示の開始時信号(保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信した場合、前記実行情報を消去すると共に、前記変動演出を開始し、前記特定数よりも1つ少ない数(例えば2つ)の前記保留情報を表示してから前記所定数(例えば1つ)の前記保留情報と前記実行情報とを表示する。そのため、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第17の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、前記主制御手段は、始動条件の成立(始動口への入球)により取得した判定情報(特図判定情報)に基づき特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示手段と、前記判定が未実行の前記判定情報を保留記憶として記憶する記憶手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記変動表示に対応するように変動演出(演出図柄70aの変動表示等)を実行することが可能であり、前記保留記憶の数を示す保留数を第1表示領域(サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、第1特図保留数表示領域70E、第2特図保留数表示領域70F)に表示することが可能であり、前記保留記憶の各々に対応する保留情報(保留アイコン)を第2表示領域(保留アイコン表示領域)に表示すると共に、前記変動表示が開始された前記保留情報を実行情報(当該アイコン)として表示することが可能であり、所定数(例えば1つ)よりも2つ多い特定数(例えば3つ)の前記保留情報の表示中に、前記保留記憶が前記所定数となる前記変動表示の開始時信号(保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信した場合、前記実行情報を消去すると共に、前記変動演出を開始し、前記第1表示領域において前記特定数よりも1つ少ない前記保留数(例えば2つ)を表示することなく前記所定数の前記保留数(例えば1つ)を表示し、前記第2表示領域において前記特定数よりも1つ少ない数(例えば2つ)の前記保留情報を表示してから前記所定数(例えば1つ)の前記保留情報と前記実行情報とを表示する。そのため、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第18の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、前記主制御手段は、始動条件の成立(始動口への入球)により取得した判定情報(特図判定情報)に基づき特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示手段と、前記判定が未実行の前記判定情報を保留記憶として記憶する記憶手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記変動表示に対応するように変動演出(演出図柄70aの変動表示等)を実行することが可能であり、前記保留記憶の各々に対応する保留情報(保留アイコン)を表示領域(画像表示装置70)に表示すると共に、前記変動表示が開始された前記保留情報を実行情報(当該アイコン)として表示することが可能であり、所定数(例えば1つ)よりも3つ多い特定数(例えば4つ)の前記保留情報の表示中に、前記保留記憶が前記所定数となる前記変動表示の開始時信号(保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信した場合、前記実行情報を消去すると共に、前記変動演出を開始し、前記特定数よりも1つ少ない数(例えば3つ)の前記保留情報を表示することなく前記所定数(例えば1つ)の前記保留情報と前記実行情報とを表示する。そのため、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第19の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、前記主制御手段は、始動条件の成立(始動口への入球)により取得した判定情報(特図判定情報)に基づき特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示手段と、前記判定が未実行の前記判定情報を保留記憶として記憶する記憶手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記変動表示に対応するように変動演出(演出図柄70aの変動表示等)を実行することが可能であり、前記保留記憶の各々に対応する保留情報(保留アイコン)を表示領域(画像表示装置70)に表示すると共に、前記変動表示が開始された前記保留情報を実行情報(当該アイコン)として表示することが可能であり、所定数(例えば1つ)よりも3つ多い特定数(例えば4つ)の前記保留情報の表示中に、前記保留記憶が前記所定数となる前記変動表示の開始時信号(保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信した場合、前記実行情報を消去すると共に、前記変動演出を開始し、前記特定数よりも1つ少ない数(例えば3つ)の前記保留情報を表示することなく前記特定数よりも2つ少ない数(例えば2つ)の前記保留情報を表示し、その後に前記所定数(例えば1つ)の前記保留情報と前記実行情報とを表示する。そのため、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第20の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、前記主制御手段は、始動条件の成立(始動口への入球)により取得した判定情報(特図判定情報)に基づき特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示手段と、前記判定が未実行の前記判定情報を保留記憶として記憶する記憶手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記変動表示に対応するように変動演出(演出図柄70aの変動表示等)を実行することが可能であり、前記保留記憶の数を示す保留数を第1表示領域(サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、第1特図保留数表示領域70E、第2特図保留数表示領域70F)に表示することが可能であり、前記保留記憶の各々に対応する保留情報(保留アイコン)を第2表示領域(保留アイコン表示領域)に表示すると共に、前記変動表示が開始された前記保留情報を実行情報(当該アイコン)として表示することが可能であり、所定数(例えば1つ)よりも3つ多い特定数(例えば4つ)の前記保留情報の表示中に、前記保留記憶が前記所定数となる前記変動表示の開始時信号(保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信した場合、前記実行情報を消去すると共に、前記変動演出を開始し、前記第1表示領域において前記特定数よりも2つ少ない前記保留数(例えば2つ)を表示することなく前記所定数の前記保留数(例えば1つ)を表示し、前記第2表示領域において前記特定数よりも1つ少ない数(例えば3つ)の前記保留情報を表示することなく前記特定数よりも2つ少ない数(例えば2つ)の前記保留情報を表示し、その後に前記所定数(例えば1つ)の前記保留情報と前記実行情報とを表示する。そのため、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第21の構成として、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段からの信号(コマンド)に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機において、前記主制御手段は、始動条件の成立(始動口への入球)により取得した判定情報(特図判定情報)に基づき特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記変動表示に対応するように演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行することが可能であり、前記変動演出において仮停止している前記演出図柄が停止位置からズレているときに前記変動表示の開始時信号(保留数指定コマンド、特別図柄指定コマンド、特図変動パターン指定コマンド)を受信した場合、前記変動演出の開始に伴って前記演出図柄を前記停止位置に表示してから変動表示させる。そのため、主制御手段と演出制御手段との連携を円滑に行わせることが可能となる。
<本実施形態に記載された発明の内容17>
従来の遊技機では、始動条件の成立に基づき取得した判定情報に基づき、遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かを判定し、該判定の結果に応じた遊技演出を実行する遊技機が一般的である。このような遊技機では、所定の演出装置(演出ボタン、可動部材等)を用いて演出を実行するようなものも知られている(例えば、特開2019-033816号公報参照)。しかしながら、上記特許文献に記載されたような遊技機では、遊技の興趣が低いという問題があった。
◆上記課題を解決するための第1の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン17、演出レバー24)と、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて遊技演出(変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出を実行可能であり、前記遊技演出には、第1演出(リーチ前演出)よりも後に第2演出(リーチ後演出)が実行される特定遊技演出(リーチ変動演出)を含み、前記振動演出には、第1振動演出(セリフ予告演出時、ステップアップ予告演出時、擬似連演出時、発展演出時等の1秒間の振動演出)と、前記第1振動演出とは異なる第2振動演出(カットイン演出時、決め成功演出時、確定演出時、図柄揃い時等の3秒以上の振動演出)とを含み、前記特定遊技演出では、前記第2演出中よりも、前記第1演出中の方が、前記第1振動演出が実行され易なっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第2の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン17、演出レバー24)と、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて遊技演出(変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出を実行可能であり、前記遊技演出には、所定回数(例えば1回又は2回)の所定演出(擬似連演出)が実行された後に前記特別遊技の実行を期待させる特定演出(リーチ演出)が実行される特定遊技演出(リーチ変動演出)を含み、前記振動演出には、第1振動演出(セリフ予告演出時、ステップアップ予告演出時、擬似連演出時、発展演出時等の1秒間の振動演出)と、前記第1振動演出とは異なる第2振動演出(カットイン演出時、決め成功演出時、確定演出時、図柄揃い時等の3秒以上の振動演出)とを含み、前記特定遊技演出では、前記第1振動演出が実行されない場合よりも、前記第1振動演出が実行される場合の方が、前記第2振動演出が実行され易くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第3の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン17、演出レバー24)と、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて遊技演出(変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に、前記特別遊技が実行される可能性があることを示唆する示唆演出(先読みエフェクト演出、先読み動作演出)と、前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、カットイン演出、決め成功演出等)とを実行可能であり、前記振動演出には、操作促進表示中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、カットイン演出、決め成功演出等)と、前記操作促進表示を伴わずに実行される第2振動演出(先読み振動演出等)とを含み、前記遊技演出の開始後の所定期間(演出図柄70aの最初の高速変動が終了するまで)において、前記示唆演出が実行される場合よりも、前記第2振動演出が実行される場合の方が、前記特別遊技が実行される期待度が高くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第4の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン17、演出レバー24)と、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態と、前記通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、時短遊技状態)とに制御する遊技状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて複数種類の演出図柄を変動表示させる変動演出を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記変動演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出を実行可能であり、前記変動演出には、第1種別の演出図柄(偶数図柄)によってリーチ演出が実行される第1特定変動演出と、第2種別の演出図柄(「7」以外の奇数図柄)によってリーチ演出が実行される第2特定変動演出と、第3種別の演出図柄(「7」図柄)によってリーチ演出が実行される第3特定変動演出とを含み、前記振動演出には、第1振動演出(セリフ予告演出時、ステップアップ予告演出時、擬似連演出時、発展演出時等の1秒間の振動演出)と、前記第1振動演出とは異なる第2振動演出(カットイン演出時、決め成功演出時、確定演出時等の3秒以上の振動演出)とを含み、前記通常遊技状態では、前記第2特定変動演出よりも前記第1特定変動演出が実行され易く、前記第1特定変動演出よりも前記第3特定変動演出が実行され難く、前記第1特定変動演出が実行される場合よりも、前記第3特定変動演出が実行される場合の方が、前記第2振動演出が実行され易くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第5の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン17、演出レバー24)と、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて遊技演出(変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、カットイン演出、決め成功演出等)を実行可能であり、前記振動演出には、操作促進表示中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、カットイン演出、決め成功演出等)と、前記操作促進表示を伴わずに実行される第2振動演出(先読み振動演出等)とを含み、前記第1振動演出が実行されるときは前記操作手段の操作に応じた所定の演出音(操作促進画像の表示効果音、演出ボタンの操作に応じた演出音、役物の作動効果音)が出力される一方、前記第2振動演出が実行されるときは前記所定の演出音が出力されないようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第6の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン17、演出レバー24)と、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて遊技演出(変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出を実行可能であり、前記遊技演出には、前記特別遊技の実行を期待させる特定演出(リーチ演出)が実行される特定遊技演出(リーチ変動演出)を含み、前記振動演出には、操作促進表示中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、カットイン演出、決め成功演出等)と、前記操作促進表示を伴わずに実行される第2振動演出(先読み振動演出等)とを含み、前記第1振動演出が実行されるときは前記操作手段の操作に関連する所定の演出画像(操作促進画像、演出ボタンの操作に応じた演出画像)が表示される一方、前記第2振動演出が実行されるときは前記所定の演出画像が表示されず、前記特別遊技が実行される前記特定遊技演出(大当たりのリーチ変動演出)では、前記特定演出の開始前における前記第2振動演出の実行回数(最大3回)よりも、前記特定演出の開始後における前記第2振動演出の実行回数(最大7回)の方が多くなり易いようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第7の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン17、演出レバー24)と、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて遊技演出(変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記操作手段は、第1操作手段(演出ボタン17)と、前記第1操作手段とは異なる第2操作手段(演出レバー24)とを含み、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記第1操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、カットイン演出、決め成功演出等)を実行可能であり、前記第2操作手段の操作中に前記振動演出が実行されると、前記振動演出に係る振動が前記第2操作手段を介して遊技者に伝達されるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第8の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技枠(遊技盤取付枠3とガラス枠4からなる枠体)の前面側に設けられる枠演出部(演出ボタン17(ボタン振動モータ)、演出レバー(レバー振動モータ)、枠可動部材)と、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて遊技演出(変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記特別遊技が実行される期待度を示唆する示唆演出(大当たり予告演出)を実行可能であり、前記示唆演出の実行中に前記枠演出部を作動(動作、振動)させる作動演出(振動演出、動作演出等)を実行可能であり、前記示唆演出には、第1示唆演出(弱予告、リーチ前予告演出)と、前記第1示唆演出よりも前記期待度が高い第2示唆演出(強予告、リーチ後予告演出)とを含み、前記第1示唆演出が実行される場合よりも、前記第2示唆演出が実行される場合の方が、前記作動演出が実行され易く、前記第1示唆演出の実行中に前記作動演出が実行されない場合よりも、前記第1示唆演出の実行中に前記作動演出が実行される場合の方が、前記特別遊技が実行される期待度が高くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第9の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン17、演出レバー24)と、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて遊技演出(変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、第1演出モード(演出モードA~C)と、第2演出モード(演出モードD~G)とに制御可能であり、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出を実行可能であり、前記振動演出には、操作促進表示中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出時、カットイン演出時、決め成功演出時等の振動演出)と、前記操作促進表示を伴わずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出時等の振動演出)とを含み、前記第1演出モードと前記第2演出モードとで、前記第2振動演出が実行された場合の前記特別遊技が実行される期待度が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第10の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン17、演出レバー24)と、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて遊技演出(変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、第1演出モード(演出モードA~C)と、第2演出モード(演出モードD~G)とに制御可能であり、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出を実行可能であり、前記振動演出には、操作促進表示中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出時、カットイン演出時、決め成功演出時等の振動演出)と、前記操作促進表示を伴わずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出時等の振動演出)とを含み、前記第1演出モードと前記第2演出モードとで、前記第1振動演出が実行された場合の前記特別遊技が実行される期待度が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第11の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技枠(遊技盤取付枠3とガラス枠4からなる枠体)の前面側に設けられる枠演出部(演出ボタン17(ボタン振動モータ)、演出レバー(レバー振動モータ)、枠可動部材)と、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて遊技演出(変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記枠演出部を第1状態(待機状態、消光状態)から第2状態(振動状態、動作状態、所定の発光状態)に変化させる変化演出(振動演出、動作演出、発光演出等)を実行可能であり、前記変動演出には、第1演出(リーチ前演出)よりも後に第2演出(リーチ後演出)が実行される特定遊技演出(リーチ変動演出)を含み、前記第1演出の実行中に前記変化演出が実行されない場合よりも、前記変化演出が実行される場合の方が、前記特別遊技が実行される期待度が高く、前記特別遊技が実行される前記特定遊技演出(大当たりのリーチ変動演出)では、前記第1演出の実行中に前記変化演出が実行されるか否かに拘らず、前記第2演出の実行中に前記変化演出が実行されるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第12の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン17、演出レバー24)と、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて遊技演出(変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出を実行可能であり、前記振動演出には、操作促進表示中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出時、擬似連演出時、発展演出時、カットイン演出等の振動演出うちの1つ)と、前記操作促進表示を伴わずに実行される第2振動演出(ステップアップ予告演出時、図柄揃い時、C図柄揃い時の振動演出のうちの1つ)とを含み、前記第1振動演出は、前記特別遊技が実行される期待度が異なる複数の振動態様(セリフ予告演出時や擬似連演出時や発展演出時の振動演出であれば1秒間の弱振動又は強振動、カットイン演出時の振動演出であれば3秒間の弱振動又は強振動)の何れかで実行され、前記第2振動演出は、所定演出(ステップアップ予告演出、図柄揃い、C図柄揃い)を行うときに予め定められた一の振動態様(ステップアップ予告演出時の振動演出であれば1秒間の弱振動、図柄揃い時の振動演出であれば4秒間の強振動、C図柄揃い時であれば1秒間の強振動)で実行されるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第13の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン17、演出レバー24)と、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態と、前記通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、時短遊技状態)とに制御する遊技状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて遊技演出(変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出を実行可能であり、前記振動演出には、所定振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出時、ステップアップ予告演出時等の1秒間の振動演出)と、前記所定振動演出とは異なる特定振動演出(決め成功演出時、図柄揃い時等の3秒以上の振動演出)とを含み、前記所定振動演出には、操作促進表示中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出時の振動演出)と、前記操作促進表示を伴わずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出時の振動演出のうちの1つ)とを含み、前記特別遊技が実行される前記遊技演出では、前記第1振動演出が実行される場合と、前記第2振動演出が実行される場合とで、その後に前記特定振動演出が実行される割合が異なり、前記特定遊技状態中よりも、前記通常遊技状態中の方が、前記第2振動演出が実行され易くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第14の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン17、演出レバー24)と、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて複数種類の演出図柄を変動表示させる変動演出を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記変動演出の実行中に、前記特別遊技の実行を示唆する特別演出(決め成功演出、確定演出等)と、前記操作手段を複数の振動態様の何れかで振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出時、ステップアップ予告演出時、擬似連演出時、発展演出時、カットイン演出時、決め成功演出時、確定演出時、図柄揃い時、C図柄揃い時等の振動演出)とを実行可能であり、前記特別遊技が実行される変動演出が実行される場合、前記特別遊技の実行を示唆する演出図柄の種別(偶数図柄、「7」以外の奇数図柄、「7」図柄)によって前記振動演出の実行態様(実行の有無、実行タイミング等)が異なり、前記特別演出の実行に伴って前記振動演出が実行される場合、前記特別遊技の実行を示唆することになる演出図柄の種類に拘らずに前記振動演出の振動態様は同一となるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第15の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン17、演出レバー24)と、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて遊技演出(変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記操作手段は、第1操作手段(演出ボタン17)と、前記第1操作手段とは異なる第2操作手段(演出レバー24)とを含み、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記第1操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、カットイン演出、決め成功演出等)を実行可能であり、前記振動演出には、操作促進表示中の前記第1操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出時、カットイン演出時、決め成功演出時等の振動演出)と、前記操作促進表示を伴わずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出時等の振動演出)とを含み、前記第1振動演出は、前記第1操作手段の操作タイミングによって振動の開始タイミングが異なり、前記第2振動演出は、振動の開始タイミングが予め定められており、前記第2操作手段の操作中に前記振動演出が実行されると、前記振動演出に係る振動が前記第2操作手段を介して遊技者に伝達されるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第16の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン17、演出レバー24)と、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて遊技演出(変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記操作手段を振動させる振動演出を実行可能であり、前記操作手段の有効期間には、第1有効期間(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出時、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る有効期間)と、前記第1有効期間とは異なる第2有効期間(客待ち中有効期間)とを含み、前記第2有効期間中に前記操作手段が操作される場合よりも、前記第1有効期間中に前記操作手段が操作される場合の方が、前記振動演出が実行され易くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第17の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン17、演出レバー24)と、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて遊技演出(変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記操作手段を振動させる振動演出を実行可能であり、前記操作手段の有効期間には、第1有効期間(セリフ予告演出等に係る有効期間)と、前記第1有効期間とは異なる第2有効期間(カットイン演出、決め演出等に係る有効期間)と、前記第1有効期間及び前記第2有効期間とは異なる第3有効期間(客待ち中有効期間)とを含み、前記第3有効期間中に前記操作手段が操作される場合よりも、前記第2有効期間中に前記操作手段が操作される場合の方が、前記振動演出が実行され易くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第18の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、所定態様で作動可能な演出部(演出ボタン17(ボタン振動モータ)、演出レバー24(レバー振動モータ)、第2可動部材74)と、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて遊技演出(変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、第1演出モード(演出モードA~C)と、第2演出モード(演出モードD~G)とに制御可能であり、前記遊技演出の実行中に前記演出部を第1状態(待機状態、消光状態)から第2状態(振動状態、動作状態、所定の発光状態)に変化させる変化演出(振動演出、動作演出、発光演出等)を実行可能であり、前記第1演出モードと前記第2演出モードとで、前記変化演出が実行された場合の前記特別遊技が実行される期待度が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第19の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて遊技演出(変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、第1演出モード(演出モードA~C)と、第2演出モード(演出モードD~G)とに制御可能であり、前記遊技演出の実行中に前記特別遊技が実行される期待度が異なる複数の段階の何れかまで進展する段階演出(ステップアップ予告演出、擬似連演出)を実行可能であり、前記第1演出モードと前記第2演出モードとで、前記段階演出が所定の段階(ステップアップ予告演出であれば第3ステップ演出、第4ステップ演出、第5ステップ演出の何れか、擬似連演出であれば1回又は2回)まで進展した場合の前記特別遊技が実行される期待度が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第20の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて遊技演出(変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、第1演出モード(演出モードA~C)と、第2演出モード(演出モードD~G)とに制御可能であり、1又は複数回の前記遊技演出で予告演出を行う連続演出(先読みエフェクト演出、先読み動作演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出等)を実行可能であり、前記遊技演出において前記特別遊技の実行を期待させる特定演出(リーチ演出)を実行可能であり、前記第1演出モードで所定回数(1回)の前記連続演出が実行される場合よりも、前記第2演出モードで前記所定回数の前記連続演出が実行される場合の方が、前記連続演出の実行契機となった前記遊技演出において前記特定演出が実行され難くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第21の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて遊技演出(変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、第1演出モード(演出モードA~C)と、第2演出モード(演出モードD~G)とに制御可能であり、1又は複数回の前記遊技演出で予告演出を行う連続演出(先読みエフェクト演出、先読み動作演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出等)を実行可能であり、前記遊技演出において前記特別遊技の実行を期待させる特定演出(リーチ演出)を実行可能であり、前記第2演出モードで所定回数(2回又は3回)の前記連続演出が実行される場合よりも、前記第1演出モードで前記所定回数の前記連続演出が実行される場合の方が、前記連続演出の実行契機となった前記遊技演出において前記特定演出が実行され易くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第22の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて遊技演出(変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、第1演出モード(演出モードA~C)と、第2演出モード(演出モードD~G)とに制御可能であり、1又は複数回の前記遊技演出で予告演出を行う連続演出(先読みエフェクト演出、先読み動作演出、先読み振動演出、先読みゾーン演出等)を実行可能であり、前記遊技演出において前記特別遊技の実行を期待させる特定演出(リーチ演出)を実行可能であり、前記特定演出には、第1特定演出(ノーマルリーチ演出)と、前記第1特定演出よりも前記特別遊技が実行される期待度が高い第2特定演出(SP/SPSPリーチ演出)とを含み、前記第2演出モードよりも、前記第1演出モードの方が、第1回数の前記連続演出が実行された場合に、前記連続演出の実行契機となった前記遊技演出において前記特定演出が実行され易く、前記第1演出モードよりも、前記第2演出モードの方が、前記第1回数よりも多い第2回数の前記連続演出が実行された場合に、前記連続演出の実行契機となった前記遊技演出において前記第2特定演出が実行され易くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第23の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン17、演出レバー24)と、演出画像を表示可能な表示手段(画像表示装置)と、取得条件の成立(第1始動口45又は第2始動口47への遊技球の入賞)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定手段の判定結果に応じて遊技演出(変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段の操作を促す操作促進表示(不透明のボタン画像)を行うと共に、前記操作手段の操作に応じて操作演出(発展演出、カットイン演出、決め演出等)を実行可能であり、前記操作促進表示を行う前に前記表示手段に前記操作促進表示が行われる可能性があることを示唆する示唆表示(半透明のボタン画像)を行うことが可能であり、前記操作促進表示には、第1操作促進表示(通常状態の白ボタン画像)と、前記第1操作促進表示とは前記特別遊技が実行される期待度が異なる第2操作促進表示(通常状態の赤ボタン画像、突出状態の赤ボタン画像、突出状態の虹ボタン画像)とを含み、前記第1演出モードと前記第2演出モードとで、前記第1操作促進表示が行われた場合の前記特別遊技が実行される期待度が異なり、前記第1演出モードでは、前記示唆表示が行われずに前記操作促進表示が行われる場合よりも、前記示唆表示が行われてから前記操作促進表示が行われる場合の方が、前記特別遊技が実行される期待度が高くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
<本実施形態に記載された発明の内容18>
従来の遊技機では、始動条件の成立に基づき取得した判定情報に基づき、遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かを判定し、該判定の結果に応じた遊技演出(変動演出)を実行する遊技機が一般的である。このような遊技機では、所定の演出装置(演出ボタン、可動部材、ランプ、画像表示装置等)を用いて演出を実行するようなものも知られている(例えば、特開2019-033816号公報参照)。しかしながら、上記特許文献に記載されたような従来の遊技機では、遊技の興趣が低いという問題があった。
◆上記課題を解決するための第1の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、取得条件の成立(始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記取得手段が取得した前記判定情報を保留記憶として記憶する記憶手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記保留記憶の数に応じた保留情報を表示可能であり、複数の前記保留情報について通常態様とは異なる所定態様で表示させる第1表示演出(MAX8のタロットカード変化)と、複数の前記保留情報について前記所定態様とは異なる特定態様で表示させる第2表示演出(パズルリーチのパズル変化)と、を実行可能であり、前記遊技演出の実行中に前記特別遊技が実行されることを期待させる特定演出(所定の予告演出、各種リーチ演出等)を実行可能であり、前記第1表示演出が実行される場合と、前記第2表示演出が実行される場合とで、所定番目(例えば4番目)よりも前の特定番目(例えば1番目)となる前記保留情報に対応する前記遊技演出中に前記特定演出が実行される割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第2の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報を第1保留記憶として記憶し、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報を第2保留記憶として記憶する記憶手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも前記第2取得条件が成立し易い特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記判定手段は、前記第1取得条件の成立に基づき取得された前記判定情報と、前記第2取得条件の成立に基づき取得された前記判定情報とを取得した順で判定し、前記演出制御手段は、前記保留記憶に応じた数の保留情報(保留アイコン)を表示可能であり、前記通常遊技状態においては、前記第1保留情報と前記第2保留情報とを前記判定情報が取得された順に表示し、前記特定遊技状態においては、前記第1保留情報を表示せずに、前記第2保留情報を前記判定情報が取得された順に表示するようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第3の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、取得条件の成立(始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示実行手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、電力供給の開始時に遊技の制御状態を初期化することが可能な初期化手段と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記状態制御手段は、所定回数の前記変動表示が実行されると前記特定遊技状態を終了させ、前記変動表示実行手段は、前記初期化後に前記特別遊技の実行がなかった状態で制御された前記特定遊技状態での最終回となる前記変動表示と、前記初期化後に前記特別遊技の実行があった状態で制御された前記特定遊技状態での最終回となる前記変動表示とで、異なる変動パターンテーブルを用いて変動パターンを決定することが可能となっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第4の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、取得条件の成立(始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示実行手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、電力供給の開始時に遊技の制御状態を初期化することが可能な初期化手段と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記状態制御手段は、所定回数の前記変動表示が実行されると前記特定遊技状態を終了させ、前記演出制御手段は、前記初期化後に前記特別遊技の実行がなかった状態で制御された前記特定遊技状態が終了する場合と、前記初期化後に前記特別遊技の実行があった状態で制御された前記特定遊技状態が終了する場合とで、前記特定遊技状態が終了するときの演出態様(終了報知演出の開始タイミング、終了タイミング、終了報知演出の内容等)を異ならせることが可能となっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第5の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて図柄(特別図柄)の変動表示を実行する変動表示実行手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記特定遊技状態において前記特別遊技の非実行を報知する前記第1遊技演出が実行される場合の遊技演出パターンの種類数よりも、前記特定遊技状態において前記特別遊技の非実行を報知する前記第2遊技演出が実行される場合の遊技演出パターンの種類数の方が多くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第6の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件(第2始動口への入球)の成立に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、セリフ予告演出、カットイン演出、決め成功演出等)を実行可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合と、前記特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合とで、前記第1振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第7の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件(第2始動口への入球)の成立に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中において、前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、セリフ予告演出、カットイン演出、決め成功演出等)と、前記特別遊技の実行を期待させる特定演出(各種リーチ演出、チャンス演出等)と、を実行可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記特定遊技状態において前記特定演出が行われる前記第1遊技演出が実行される場合と、前記特定遊技状態において前記特定演出が行われる前記第2遊技演出が実行される場合とで、前記特定演出の実行中における前記第1振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第8の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、セリフ予告演出、カットイン演出、決め成功演出等)を実行することが可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合と、前記特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合とで、前記第2振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第9の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件(第2始動口への入球)の成立に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態、特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中において、前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、セリフ予告演出、カットイン演出、決め成功演出等)と、前記特別遊技の実行を期待させる特定演出(各種リーチ演出、特殊演出等)と、を実行可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記特定遊技状態において前記特定演出が行われる前記第1遊技演出が実行される場合と、前記特定遊技状態において前記特定演出が行われる前記第2遊技演出が実行される場合とで、前記特定演出の実行中における前記第2振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第10の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、所定態様で動作可能な可動演出部材(第1可動部材、第2可動部材)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態、特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記可動演出手段を第1態様で動作させる第1動作演出(先読み動作演出、変動開始時役物予告演出等)と、前記可動演出手段を第2態様で動作させる第2動作演出(決め成功演出等)と、を実行可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記通常遊技状態における前記特別遊技の非実行を報知する前記第1遊技演出では、前記第1動作演出を実行可能であるが、前記特定遊技状態における前記特別遊技の非実行を報知する前記第1遊技演出では、前記第1動作演出の実行が制限され、前記通常遊技状態における前記特別遊技の実行を報知する前記第1遊技演出と、前記特定遊技状態における前記特別遊技の実行を報知する前記第1遊技演出とでは、前記第2動作演出を実行可能となっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第11の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、所定態様で発光可能な発光手段(入賞口ランプ)と、所定態様で動作可能な可動演出部材(第1可動部材、第2可動部材)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記発光手段を所定態様で発光させることで前記特別遊技が実行される可能性を示唆する発光演出(先読みによるランプ変化演出)を実行可能であり、前記遊技演出の実行中に前記可動演出手段を所定態様で動作させることで前記特別遊技が実行される可能性を示唆する動作演出(先読み動作演出、変動開始時役物予告演出)を実行可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記通常遊技状態における前記特別遊技の非実行を報知する前記第1遊技演出の実行中は、前記発光演出を実行可能であると共に、前記動作演出を実行可能であり、前記特定遊技状態における前記特別遊技の非実行を報知する前記第1遊技演出の実行中は、前記発光演出の実行を制限可能であると共に、前記動作演出の実行を制限可能となっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第12の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、所定の演出を行うための演出手段と(入賞口ランプNR、トップランプ10b等)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記演出手段を用いて前記特別遊技が実行される期待度を示唆する示唆演出(先読みによるランプ変化演出、入賞時発光演出等)を実行可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記演出手段の態様には、第1態様(入賞口ランプ白点滅)と、前記第1示唆態様とは異なる第2態様(入賞口ランプ青発光)と、前記第2態様とは異なる第3態様(トップランプ発光)と、前記第3態様とは異なる第4態様(入賞口ランプ&トップランプ消灯)とを含み、前記示唆演出には、第1示唆演出(先読みによるランプ変化演出)と、前記第1示唆演出とは異なる第2示唆演出(入賞時発光演出)とを含み、前記第1示唆演出が実行される場合には、前記演出手段を前記第1態様と前記第2態様とすることが可能であり、前記第2示唆演出が実行される場合には、前記演出手段を前記第3態様とすることが可能であり、前記通常遊技状態において前記第1遊技演出が実行されている場合よりも、前記特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行されている場合の方が、前記演出手段が前記第4態様となる割合が高くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第13の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、複数の遊技演出パターン(変動演出パターン)の何れかで前記遊技演出を実行可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記通常遊技状態において前記特別遊技の非実行を報知する前記第1遊技演出が実行される場合よりも、前記特定遊技状態において前記特別遊技の非実行を報知する前記第1遊技演出が実行される場合の方が、同一の遊技演出パターンが実行され易くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第14の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中において、操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて前記特別遊技が実行される期待度を示唆する操作演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出等)を実行可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記通常遊技状態において前記特別遊技の非実行を報知する前記第1遊技演出が実行される場合よりも、前記特定遊技状態において前記特別遊技の非実行を報知する前記第1遊技演出が実行される場合の方が、前記操作演出が実行され難くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第15の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、複数の演出モード(先読みモード含む)の何れかに制御可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記通常遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合よりも、前記特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合の方が、前記演出モードの変化が発生し難い(結果がハズレとなるSP/SPSPリーチ演出が実行され難い、モード更新抽選の当選し易い、先読みゾーン演出が実行され難い、演出モードの数が少ない等)ようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第16の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、セリフ予告演出、カットイン演出、決め成功演出等)を実行可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記通常遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合と、前記特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合とで、前記第1振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第17の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、セリフ予告演出、カットイン演出、決め成功演出等)を実行可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記通常遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合と、前記特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合とで、前記第2振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第18の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて表示手段で演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記変動演出の実行中において、前記表示手段の背景画像の動的表示と、前記特別遊技が実行される期待度を示唆する複数の予告演出とを実行可能であると共に、前記背景画像の動的表示を実行するが、前記複数の予告演出の実行が制限される予告制限期間を発生させることが可能であり、前記変動演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1変動演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2変動演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記通常遊技状態における前記特別遊技の非実行を報知する前記第1変動演出よりも、前記特定遊技状態における前記特別遊技の非実行を報知する前記第1変動演出の方が、前記予告制限期間が占める割合が多くなり易いようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第19の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて表示手段で演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記変動演出の実行中において、前記表示手段の背景画像の動的表示と、前記特別遊技が実行される期待度を示唆する複数の予告演出とを実行可能であると共に、前記背景画像の動的表示を実行するが、前記複数の予告演出の実行が制限される予告制限期間を発生させることが可能であり、前記変動演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1変動演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2変動演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記通常遊技状態において前記第1変動演出が実行される場合と、前記特定遊技状態において前記第1変動演出が実行される場合とで、演出期間の全てが前記予告制限期間となる割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第20の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて表示手段で演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記変動演出の実行中にリーチ演出が実行される可能性を示唆する予兆演出(リーチ煽り演出等)を実行可能であり、前記変動演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1変動演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2変動演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記特定遊技状態において前記特別遊技の非実行を報知する前記第2変動演出が実行される場合と、前記特定遊技状態において前記特別遊技の非実行を報知する前記第1変動演出が実行される場合とで、前記予兆演出が実行されるが前記リーチ演出が実行されない演出が実行される割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第21の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、セリフ予告演出、カットイン演出、決め成功演出等)を実行可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合と、前記特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合とで、前記第1振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第22の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、セリフ予告演出、カットイン演出、決め成功演出等)を実行可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合と、前記特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合とで、前記第2振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第23の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて表示手段で演出図柄の変動表示を伴う変動演出を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記特定遊技状態は、前記特別遊技の終了に応じて制御される第1特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき制御される第2特定遊技状態(特殊時短遊技状態)と、有し、前記演出制御手段は、前記変動演出の実行中において、前記表示手段の背景画像の動的表示と、前記特別遊技が実行される期待度を示唆する複数の予告演出とを実行可能であると共に、前記背景画像の動的表示を実行するが、前記複数の予告演出の実行が制限される予告制限期間を発生させることが可能であり、前記変動演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1変動演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2変動演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記第1特定遊技状態における前記特別遊技の非実行を報知する前記第2変動演出よりも、前記第2特定遊技状態における前記特別遊技の非実行を報知する前記第1変動演出の方が、前記予告制限期間が占める割合が多くなり易いようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第24の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記特定遊技状態は、前記特別遊技の終了に応じて制御される第1特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき制御される第2特定遊技状態(特殊時短遊技状態)と、有し、前記演出制御手段は、前記変動演出の実行中において、前記表示手段の背景画像の動的表示と、前記特別遊技が実行される期待度を示唆する複数の予告演出とを実行可能であると共に、前記背景画像の動的表示を実行するが、前記複数の予告演出の実行が制限される予告制限期間を発生させることが可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記第1特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合と、前記第2特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合とで、演出期間の全てが前記予告制限期間となる割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第25の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、所定態様で動作可能な可動演出部材(第1可動部材、第2可動部材)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記特定遊技状態は、前記特別遊技の終了に応じて制御される第1特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき制御される第2特定遊技状態(特殊時短遊技状態)と、有し、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記可動演出手段を第1態様で動作させる第1動作演出(先読み動作演出、変動開始時役物予告演出等)と、前記可動演出手段を第2態様で動作させる第2動作演出(決め成功演出等)と、を実行可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記第1特定遊技状態における前記特別遊技の実行を報知する前記第1遊技演出と、前記第2特定遊技状態における前記特別遊技の実行を報知する前記第1遊技演出とでは、前記第2動作演出を実行可能であり、前記第1特定遊技状態における前記特別遊技の非実行を報知する前記第2遊技演出では、前記第1動作演出を実行可能であるが、前記第2特定遊技状態における前記特別遊技の非実行を報知する前記第1遊技演出では、前記第1動作演出の実行が制限されるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第26の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記特定遊技状態は、前記特別遊技の終了に応じて制御される第1特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき制御される第2特定遊技状態(特殊時短遊技状態)と、有し、前記演出制御手段は、複数の遊技演出パターン(変動演出パターン)の何れかで前記遊技演出を実行可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記第1特定遊技状態において前記特別遊技の非実行を報知する前記第2遊技演出が実行される場合よりも、前記第2特定遊技状態において前記特別遊技の非実行を報知する前記第1遊技演出が実行される場合の方が、同一の遊技演出パターンが実行され易いようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第27の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記特定遊技状態は、前記特別遊技の終了に応じて制御される第1特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき制御される第2特定遊技状態(特殊時短遊技状態)と、有し、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、セリフ予告演出、カットイン演出、決め成功演出等)を実行可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記第1特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合と、前記第2特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合とで、前記第1振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第28の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記特定遊技状態は、前記特別遊技の終了に応じて制御される第1特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき制御される第2特定遊技状態(特殊時短遊技状態)と、有し、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、セリフ予告演出、カットイン演出、決め成功演出等)を実行可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記第1特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合と、前記第2特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合とで、前記第2振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第29の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、取得条件の成立(始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、、各種時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記特定遊技状態は、前記特別遊技の終了に応じて制御される第1特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき制御される第2特定遊技状態(特殊時短遊技状態)と、有し、前記演出制御手段は、前記特別遊技の終了に関連して遊技に係る特定報知(のめり込み防止表示、カード取り忘れ防止表示等)を実行可能であり、前記第1特定遊技状態中に前記特別遊技(所謂連荘当たり)が実行された場合には、前記特定報知の実行が制限され、前記第2特定遊技状態中に前記特別遊技(所謂初当たり)が実行された場合には、前記特定報知を実行可能であるとなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第30の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、取得条件の成立(始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記特定遊技状態は、前記特別遊技の終了に応じて制御される第1特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき制御される第2特定遊技状態(特殊時短遊技状態)と、有し、前記演出制御手段は、前記特別遊技の終了に関連して遊技に係る特定報知(のめり込み防止表示、カード取り忘れ防止表示等)を実行可能であり、前記通常遊技状態中に前記特別遊技(所謂初当たり)が実行された場合には、前記特定報知を実行可能であり、前記第1特定遊技状態中に前記特別遊技(所謂連荘当たり)が実行された場合には、前記特定報知の実行が制限され、前記第2特定遊技状態中に前記特別遊技(所謂初当たり)が実行された場合には、前記特定報知を実行可能となっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第31の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技領域に設けられた始動領域(始動口)への遊技媒体の入賞に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記通常遊技状態中に前記遊技領域の第2領域に遊技媒体が発射されると、前記遊技領域の第1領域への遊技媒体の発射を促す第1報知演出(右打ちエラー報知)を所定期間にわたって実行可能であり、前記特定遊技状態が開始されると、前記遊技領域の第2領域への遊技媒体の発射を促す第2報知演出(右打ち報知)を実行可能であり、前記第1報知演出の実行中に前記特定遊技状態が開始された場合、前記第1報知を継続したまま前記第2報知演出を実行可能となっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第32の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出中に前記特別遊技の実行を期待させる特定演出(連続予告演出、アイコン変化演出、タイマー演出等)を実行可能であり、前記操作手段の操作に応じて、前記特定演出の実行割合が異なる第1設定状態(通常設定)と第2設定状態(シンプル設定)とに設定可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記特定演出には、第1特定演出(例えば連続予告演出)と、前記第1特定演出とは異なる第2特定演出(例えばタイマー演出)とを含み、前記第1設定状態が設定された後の前記通常遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合、前記第1特定演出の実行割合が第1割合(出現率高)であって前記第2特定演出の実行割合が第2割合(出現率高)となり、前記第1設定状態が設定された後の前記特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合、前記第1特定演出の実行割合が第1割合とは異なる割合(出現率低)であって前記第2特定演出の実行割合が第2割合とは異なる割合(出現率低)となるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第33の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出中に前記特別遊技の実行を期待させる特定演出(連続予告演出、アイコン変化演出、タイマー演出等)を実行可能であり、前記操作手段の操作に応じて、前記特定演出の実行割合が異なる第1設定状態(通常設定)と第2設定状態(シンプル設定)とに設定可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記特定演出には、第1特定演出(例えば連続予告演出)と、前記第1特定演出とは異なる第2特定演出(例えばタイマー演出)とを含み、前記第1設定状態が設定された後の前記通常遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合、前記第1特定演出の実行割合が第1割合(出現率高)であって前記第2特定演出の実行割合が第2割合(出現率高)となり、前記第1設定状態が設定された後の前記特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合、前記第1特定演出の実行割合が第1割合とは異なる割合(出現率低)であって前記第2特定演出の実行割合が第2割合とは異なる割合(出現率低)となるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第34の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記特定遊技状態は、前記特別遊技の終了に応じて制御される第1特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき制御される第2特定遊技状態(特殊時短遊技状態)と、有し、前記演出制御手段は、前記遊技演出中に前記特別遊技の実行を期待させる特定演出(アイコン変化演出、タイマー演出等)を実行可能であり、前記操作手段の操作に応じて、前記特定演出の実行割合が異なる第1設定状態(通常設定)と第2設定状態(シンプル設定)とに設定可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記特定演出には、第1特定演出(例えば連続予告演出)と、前記第1特定演出とは異なる第2特定演出(例えばタイマー演出)とを含み、前記第1設定状態が設定された後の前記第1特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合、前記第1特定演出の実行割合が第1割合(出現率高)であって前記第2特定演出の実行割合が第2割合(出現率高)となり、前記第1設定状態が設定された後の前記第2特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合、前記第1特定演出の実行割合が第1割合とは異なる割合(出現率低)であって前記第2特定演出の実行割合が第2割合とは異なる割合(出現率低)となるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第35の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出中に前記特別遊技の実行を期待させる特定演出(連続予告演出、アイコン変化演出、タイマー演出等)を実行可能であり、前記操作手段の操作に応じて、前記特定演出の実行割合が異なる第1設定状態(通常設定)と第2設定状態(シンプル設定)とに設定可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記特定演出には、第1特定演出(例えば連続予告演出)と、前記第1特定演出とは異なる第2特定演出(例えばタイマー演出)とを含み、前記第1設定状態が設定された後の前記特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合、前記第1特定演出の実行割合が第1割合(出現率高)であって前記第2特定演出の実行割合が第2割合(出現率高)となり、前記第1設定状態が設定された後の前記特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合、前記第1特定演出の実行割合が第1割合とは異なる割合(出現率低)であって前記第2特定演出の実行割合が第2割合とは異なる割合(出現率低)となるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第36の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記特定遊技状態は、前記特別遊技の終了に応じて制御される第1特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき制御される第2特定遊技状態(特殊時短遊技状態)と、有し、前記演出制御手段は、前記遊技演出中に前記特別遊技の実行を期待させる特定演出(連続予告演出、アイコン変化演出、タイマー演出等)を実行可能であり、前記操作手段の操作に応じて、前記特定演出の実行割合が異なる第1設定状態(通常設定)と第2設定状態(シンプル設定)とに設定可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記特定演出には、第1特定演出(例えば連続予告演出)と、前記第1特定演出とは異なる第2特定演出(例えばタイマー演出)とを含み、前記第1設定状態が設定された後の前記第2特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合、前記第1特定演出の実行割合が第1割合(出現率高)であって前記第2特定演出の実行割合が第2割合(出現率高)となり、前記第1設定状態が設定された後の前記第1特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合、前記第1特定演出の実行割合が第1割合とは異なる割合(出現率低)であって前記第2特定演出の実行割合が第2割合とは異なる割合(出現率低)となるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第37の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記特定遊技状態は、前記特別遊技の終了に応じて制御される第1特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき制御される第2特定遊技状態(特殊時短遊技状態)と、有し、前記演出制御手段は、前記遊技演出中に前記特別遊技の実行を期待させる特定演出(連続予告演出、アイコン変化演出、タイマー演出等)を実行可能であり、前記操作手段の操作に応じて、前記特定演出の実行割合が異なる第1設定状態(通常設定)と第2設定状態(シンプル設定)とに設定可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記特定演出には、第1特定演出(例えば連続予告演出)と、前記第1特定演出とは異なる第2特定演出(例えばタイマー演出)とを含み、前記第1設定状態が設定された後の前記第1特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合、前記第1特定演出の実行割合が第1割合(出現率高)であって前記第2特定演出の実行割合が第2割合(出現率高)となり、前記第1設定状態が設定された後の前記第2特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合、前記第1特定演出の実行割合が第1割合とは異なる割合(出現率低)であって前記第2特定演出の実行割合が第2割合とは異なる割合(出現率低)となるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
<本実施形態に記載された発明の内容19>
従来の遊技機では、始動条件の成立に基づき取得した判定情報に基づき、遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かを判定し、該判定の結果に応じた遊技演出(変動演出)を実行する遊技機が一般的である。このような遊技機では、所定の演出装置(演出ボタン、可動部材、ランプ、画像表示装置等)を用いて演出を実行するようなものも知られている(例えば、特開2019-033816号公報参照)。しかしながら、上記特許文献に記載されたような従来の遊技機では、遊技の興趣が低いという問題があった。
◆上記課題を解決するための第1の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、複数の報知態様の何れかに変化可能な発光手段(入賞口ランプ)と、取得条件の成立(始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技の終了後に通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出が開始された前記判定情報に対応する実行情報(当該アイコン)を表示可能であり、前記実行情報を通常態様(通常アイコン)とは異なる特別態様(特別アイコン)で表示することで前記特別遊技が実行される期待度を示唆することが可能であり、前記発光手段を前記特別態様で表示中の前記実行情報に対応する特定の報知態様(青発光、赤発光、虹発光等)に変化させることで前記期待度を示唆する変化演出(ランプ変化演出)を実行することが可能であり、前記遊技演出の開始後の所定期間(高速変動後の最初の仮停止まで)において、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて所定演出を行う操作演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記操作有効期間を発生させずに前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出等)と、を実行することが可能であり、前記通常遊技状態中と前記特定遊技状態中とで前記遊技演出の開始後の所定期間(高速変動後の最初の仮停止まで)における前記振動演出の実行割合が異なり、前記変化演出の実行中に停止した電力供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合、前記実行情報が行われずに前記発光手段が前記特定の報知態様とは異なる報知態様(白発光、消灯)となるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第2の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、取得条件の成立(始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて演出図柄を変動表示させる変動演出を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記変動演出の開始後の所定期間(高速変動後の最初の仮停止まで)において、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて所定演出を行う操作演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記操作有効期間を発生させずに前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出に係る振動演出等)と、を実行することが可能であり、前記演出図柄の変動表示を擬似的に複数回行う特定変動演出(擬似連を伴う変動演出)において、段階的に演出が進展可能な段階演出(ストーリー演出)と、前記特別遊技が実行されることを期待させるリーチ演出と、を実行することが可能であり、前記段階演出には、第1段階演出(ストーリー1)と、前記第1段階演出よりも後で実行される第2段階演出(ストーリー2)とを含み、前記リーチ演出には、第1リーチ演出(ノーマルリーチ演出)と、前記第1リーチ演出よりも前記特別遊技が実行される期待度が高い第2リーチ演出(SP/SPSPリーチ演出)とを含み、前記特定変動演出において、前記第1リーチ演出を実行した後に前記第2段階演出を実行可能であるが、前記第2リーチ演出を実行した後に前記第2段階演出を実行せず、前記通常遊技状態中と前記特定遊技状態中とで前記変動演出の開始後の所定期間における前記振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第3の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、複数の報知態様の何れかに変化可能な発光手段(入賞口ランプ)と、取得条件の成立(始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、電力供給の開始後に前記操作手段を振動させる初期振動を実行可能であり、前記遊技演出が開始された前記判定情報に対応する実行情報(当該アイコン)を表示可能であり、前記実行情報を通常態様(通常アイコン)とは異なる特別態様(特別アイコン)で表示することで前記特別遊技が実行される期待度を示唆することが可能であり、前記発光手段を前記特別態様で表示中の前記実行情報に対応する特定の報知態様(青発光、赤発光、虹発光等)に変化させることで前記期待度を示唆する変化演出(ランプ変化演出)を実行することが可能であり、前記遊技演出の実行中において、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて所定演出を行う操作演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記操作有効期間を発生させずに前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出等)と、を実行することが可能であり、前記変化演出の実行中に停止した電力供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合、前記実行情報が行われずに前記発光手段が前記特定の報知態様とは異なる報知態様(白発光、消灯)となり、前記初期振動と前記振動演出とでは、前記操作手段を異なる態様で振動させることが可能となっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第4の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー、発射ハンドル)と、取得条件の成立(始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて演出図柄を変動表示させる変動演出(変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記操作手段は、第1操作手段(演出ボタン)と、前記第1操作手段とは異なる第2操作手段(演出レバー、発射ハンドル)とを含み、前記演出制御手段は、前記変動演出の実行中において、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記第1操作手段の操作に応じて所定演出を行う操作演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記操作有効期間を発生させずに前記第1操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出等)と、を実行することが可能であり、前記演出図柄の変動表示を擬似的に複数回行う特定変動演出(擬似連を伴う変動演出)において、段階的に演出が進展可能な段階演出(ストーリー演出)と、前記特別遊技が実行されることを期待させるリーチ演出と、を実行することが可能であり、前記第2操作手段の操作中に前記振動演出が実行されると、前記振動演出に係る振動が前記第2操作手段を介して遊技者に伝達され、前記段階演出には、第1段階演出(ストーリー1)と、前記第1段階演出よりも後で実行される第2段階演出(ストーリー2)とを含み、前記リーチ演出には、第1リーチ演出(ノーマルリーチ演出)と、前記第1リーチ演出よりも前記特別遊技が実行される期待度が高い第2リーチ演出(SP/SPSPリーチ演出)とを含み、前記特定変動演出において、前記第1リーチ演出を実行した後に前記第2段階演出を実行可能であるが、前記第2リーチ演出を実行した後に前記第2段階演出を実行しないようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第5の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、複数の報知態様の何れかに変化可能な発光手段(入賞口ランプ)と、取得条件の成立(始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記取得手段が取得した前記判定情報を保留記憶として記憶する記憶手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を実行するか否かを事前判定する事前判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて演出図柄を変動表示させる変動演出を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記変動演出が開始された前記判定情報に対応する実行情報(当該アイコン)を表示可能であり、前記実行情報を通常態様(通常アイコン)とは異なる特別態様(特別アイコン)で表示することで前記特別遊技が実行される期待度を示唆することが可能であり、前記発光手段を前記特別態様で表示中の前記実行情報に対応する特定の報知態様(青発光、赤発光、虹発光等)に変化させることで前記期待度を示唆する変化演出(ランプ変化演出)を実行することが可能であり、前記変動演出の実行中において、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて所定演出を行う操作演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記操作有効期間を発生させずに前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出)と、を実行することが可能であり、前記振動演出は、前記事前判定の結果に応じて実行され、前記変化演出の実行中に停止した電力供給が再開して遊技の制御状態が復旧される場合、前記実行情報が行われずに前記発光手段が前記特定の報知態様とは異なる報知態様(白発光、消灯)となり、前記通常遊技状態中にリーチ演出が行われる前記変動演出が実行される場合、前記リーチ演出中よりも、前記リーチ演出の実行前の方が、前記振動演出が実行される割合が高くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第6の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件(第2始動口への入球)の成立に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技の終了後に通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出に係る振動演出等)と、を含み、前記第1振動演出と前記第2振動演出とを演出期間が重ならないように実行することが可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記通常遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合と、前記特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合とで、遊技演出の開始後の所定期間(高速変動後の最初の仮停止まで)における前記第2振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第7の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技の終了後に通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記第1振動演出と前記第2振動演出とを演出期間が重ならないように実行することが可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記通常遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合と、前記特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合とで、遊技演出の開始後の所定期間(高速変動後の最初の仮停止まで)における前記第2振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第8の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記第1振動演出と前記第2振動演出とを演出期間が重ならないように実行することが可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記通常遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合と、前記特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合とで、遊技演出の開始後の所定期間(高速変動後の最初の仮停止まで)における前記第2振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第9の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記第1振動演出と前記第2振動演出とを演出期間が重ならないように実行することが可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記通常遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合と、前記特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合とで、遊技演出の開始後の所定期間(高速変動後の最初の仮停止まで)における前記第2振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第10の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記特定遊技状態は、前記特別遊技の終了に応じて制御される第1特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき制御される第2特定遊技状態(特殊時短遊技状態)と、有し、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記第1振動演出と前記第2振動演出とを演出期間が重ならないように実行することが可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記第1特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合と、前記第2特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合とで、遊技演出の開始後の所定期間(高速変動後の最初の仮停止まで)における前記第2振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第11の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記第1振動演出と前記第2振動演出とを演出期間が重ならないように実行することが可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合と、前記特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合とで、遊技演出の開始後の所定期間(高速変動後の最初の仮停止まで)における前記第2振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第12の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技の終了後に通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記第1振動演出と前記第2振動演出とを演出期間が重ならないように実行することが可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合と、前記特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合とで、遊技演出の開始後の所定期間(高速変動後の最初の仮停止まで)における前記第2振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第13の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記第1振動演出と前記第2振動演出とを演出期間が重ならないように実行することが可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合と、前記特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合とで、遊技演出の開始後の所定期間(高速変動後の最初の仮停止まで)における前記第2振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第14の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、取得条件の成立(始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、電力供給の開始後に前記操作手段を振動させる初期振動を実行可能であり、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記第1振動演出と前記第2振動演出とを演出期間が重ならないように実行することが可能であり、前記初期振動と前記第2振動演出とでは、前記操作手段を異なる態様で振動させることが可能となっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第15の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、取得条件の成立(始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記第1振動演出と前記第2振動演出とを演出期間が重ならないように実行することが可能であり、前記第1振動演出と前記第2振動演出とでは、前記操作手段を異なる態様で振動させることが可能となっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第16の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記操作手段は、第1操作手段(演出ボタン)と、前記第1操作手段とは異なる第2操作手段(演出レバー、発射ハンドル)とを含み、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記第1操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記第1操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記第1振動演出と前記第2振動演出とを演出期間が重ならないように実行することが可能であり、前記第2操作手段の操作中に前記第2振動演出が実行されると、前記第2振動演出に係る振動が前記第2操作手段を介して遊技者に伝達されるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第17の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、取得条件の成立(始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記取得手段が取得した前記判定情報を保留記憶として記憶する記憶手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を実行するか否かを事前判定する事前判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて演出図柄を変動表示させる変動演出を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記操作手段は、第1操作手段(演出ボタン)と、前記第1操作手段とは異なる第2操作手段(演出レバー、発射ハンドル)とを含み、前記演出制御手段は、前記変動演出の実行中に前記第1操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記第1操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記第2振動演出は、前記事前判定の結果に応じて実行され、前記第1振動演出と前記第2振動演出とを演出期間が重ならないように実行することが可能であり、前記通常遊技状態中にリーチ演出が行われる前記変動演出が実行される場合、前記リーチ演出中よりも、前記リーチ演出の実行前の方が、前記第2振動演出が実行される割合が高くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第18の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記第1振動演出と前記第2振動演出とを演出期間が重ならないように実行することが可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記通常遊技状態における前記第1遊技演出中に前記第2振動演出が実行される場合よりも、前記特定遊技状態における前記第2遊技演出中に前記第2振動演出が実行される場合の方が、前記特別遊技が実行される期待度が高くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第19の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技の終了後に通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、図柄揃い、C図柄揃い、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記第1振動演出と前記第2振動演出とを演出期間が重ならないように実行することが可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記特定遊技状態における前記第1遊技演出中に実行される可能性がある前記第2振動演出の種類数(図柄揃い等に係る振動演出)よりも、前記通常遊技状態における前記第1遊技演出中に実行される可能性がある前記第2振動演出の種類数(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、図柄揃い、C図柄揃い、確定演出等に係る振動演出等)の方が多くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第20の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、図柄揃い、C図柄揃い、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記第1振動演出と前記第2振動演出とを演出期間が重ならないように実行することが可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記特定遊技状態における前記第1遊技演出中に実行される可能性がある前記第2振動演出の種類数(図柄揃いに係る振動演出等)よりも、前記通常遊技状態における前記第1遊技演出中に実行される可能性がある前記第2振動演出の種類数(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、図柄揃い、C図柄揃い、確定演出等に係る振動演出等)の方が多くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第21の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技の終了後に通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、図柄揃い、C図柄揃い、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記第1振動演出と前記第2振動演出とを演出期間が重ならないように実行することが可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記特定遊技状態における前記第2遊技演出中に実行される可能性がある前記第2振動演出の種類数(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、図柄揃い、確定演出等に係る振動演出等)よりも、前記通常遊技状態における前記第1遊技演出中に実行される可能性がある前記第2振動演出の種類数(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、図柄揃い、C図柄揃い、確定演出等に係る振動演出等)の方が多くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第22の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記振動演出には、操作有効期間を発生させると共に、前記操作有効期間中の前記操作手段の操作に応じて実行される第1振動演出(セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、前記有効期間を発生させずに実行される第2振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、図柄揃い、C図柄揃い、確定演出等に係る振動演出)と、を含み、前記第1振動演出と前記第2振動演出とを演出期間が重ならないように実行することが可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記特定遊技状態における前記第2遊技演出中に実行される可能性がある前記第2振動演出の種類数(先読み振動演出、図柄揃い、確定演出等に係る振動演出等)よりも、前記通常遊技状態における前記第1遊技演出中に実行される可能性がある前記第2振動演出の種類数(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、図柄揃い、C図柄揃い、確定演出等に係る振動演出等)の方が多くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第23の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、電力供給の開始後に前記操作手段を振動させる初期振動を実行可能であり、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記振動演出は、所定のタイミング(リーチ前)で実行される第1振動演出(擬似連演出、発展演出、カットイン演出等に係る振動演出)と、前記第1振動演出とは異なるタイミング(リーチ中)で実行される第2振動演出(確定演出、図柄揃い等に係る振動演出)と、を含み、前記通常遊技状態における前記第1遊技演出の実行中は、前記第1振動演出と前記第2振動演出とを実行可能であり、前記特定遊技状態における前記第1遊技演出の実行中は、前記第1振動演出の実行を制限するが、前記第2振動演出は実行可能であり、前記初期振動と前記第1振動演出とでは、前記操作手段を異なる態様で振動させることが可能となっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第24の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、電力供給の開始後に前記操作手段を振動させる初期振動を実行可能であり、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記振動演出は、所定のタイミング(リーチ前)で実行される第1振動演出(擬似連演出、発展演出、カットイン演出等に係る振動演出)と、前記第1振動演出とは異なるタイミング(リーチ中)で実行される第2振動演出(確定演出、図柄揃い等に係る振動演出)と、を含み、前記通常遊技状態における前記第1遊技演出の実行中は、前記第1振動演出と前記第2振動演出とを実行可能であり、前記特定遊技状態における前記第1遊技演出の実行中は、前記第1振動演出の実行を制限するが、前記第2振動演出は実行可能であり、前記初期振動と前記第2振動演出とでは、前記操作手段を異なる態様で振動させることが可能となっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第25の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技の終了後に通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記振動演出は、所定のタイミング(リーチ前)で実行される第1振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、ステップアップ予告演出等に係る振動演出)と、前記第1振動演出とは異なるタイミング(リーチ中)で実行される第2振動演出(発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出に係る振動演出)と、を含み、前記特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合と、前記特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合とで、前記第1振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第26の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技の終了後に通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記振動演出は、所定のタイミング(リーチ前)で実行される第1振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、ステップアップ予告演出等に係る振動演出)と、前記第1振動演出とは異なるタイミング(リーチ中)で実行される第2振動演出(発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、を含み、前記特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合と、前記特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合とで、前記第2振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第27の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記振動演出は、所定のタイミング(リーチ前)で実行される第1振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、ステップアップ予告演出等に係る振動演出)と、前記第1振動演出とは異なるタイミング(リーチ中)で実行される第2振動演出(発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、を含み、前記特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合と、前記特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合とで、前記第1振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第28の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、第1取得条件の成立(第1始動口への入球)又は第2取得条件の成立(第2始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記遊技演出には、前記第1取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第1遊技演出(第1特別図柄に対応する変動演出)と、前記第2取得条件の成立に基づく前記判定情報の判定の結果に応じた第2遊技演出(第2特別図柄に対応する変動演出)と、を含み、前記振動演出は、所定のタイミング(リーチ前)で実行される第1振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、ステップアップ予告演出等に係る振動演出)と、前記第1振動演出とは異なるタイミング(リーチ中)で実行される第2振動演出(発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、を含み、前記特定遊技状態において前記第1遊技演出が実行される場合と、前記特定遊技状態において前記第2遊技演出が実行される場合とで、前記第2振動演出の実行割合が異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第29の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、取得条件の成立(始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、電力供給の開始後に前記操作手段を振動させる初期振動を実行可能であり、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記振動演出は、所定のタイミング(リーチ前)で実行される第1振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、ステップアップ予告演出等に係る振動演出)と、前記第1振動演出とは異なるタイミング(リーチ中)で実行される第2振動演出(発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、を含み、前記通常遊技状態と前記特定遊技状態とで、前記第1振動演出の実行割合が異なり、前記初期振動と前記第1振動演出とでは、前記操作手段を異なる態様で振動させることが可能となっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第30の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、取得条件の成立(始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、電力供給の開始後に前記操作手段を振動させる初期振動を実行可能であり、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記振動演出は、所定のタイミング(リーチ前)で実行される第1振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、ステップアップ予告演出等に係る振動演出)と、前記第1振動演出とは異なるタイミング(リーチ中)で実行される第2振動演出(発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、を含み、前記通常遊技状態と前記特定遊技状態とで、前記第1振動演出の実行割合が異なり、前記初期振動と前記第2振動演出とでは、前記操作手段を異なる態様で振動させることが可能となっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第31の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能であると共に所定の態様で発光可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、取得条件の成立(始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記振動演出は、所定のタイミング(リーチ前)で実行される第1振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、ステップアップ予告演出等に係る振動演出)と、前記第1振動演出とは異なるタイミング(リーチ中)で実行される第2振動演出(発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、を含み、前記操作手段の発光態様には、第1発光態様(白発光、赤発光)と、前記第1発光態様よりも前記特別遊技が実行される期待度が高い第2発光態様(虹発光)と、を含み、前記特別遊技が実行されることを報知する前記遊技演出において、前記第2振動演出が実行される場合よりも、前記第1振動演出が実行される場合の方が、前記操作手段が前記第1発光態様で発光され易くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第32の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能であると共に所定の態様で発光可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、取得条件の成立(始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、各種時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記振動演出は、所定のタイミング(リーチ前)で実行される第1振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、ステップアップ予告演出等に係る振動演出)と、前記第1振動演出とは異なるタイミング(リーチ中)で実行される第2振動演出(発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出等に係る振動演出)と、を含み、前記通常遊技状態と前記特定遊技状態とで、前記第1振動演出の実行割合が異なり、前記操作手段の発光態様には、第1発光態様(白発光、赤発光)と、前記第1発光態様よりも前記特別遊技が実行される期待度が高い第2発光態様(虹発光)と、を含み、前記特別遊技が実行されることを報知する前記遊技演出において、前記第2振動演出が実行される場合よりも、前記第1振動演出が実行される場合の方が、前記操作手段が前記第1発光態様で発光され易くなっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第33の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、取得条件の成立(始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、電力供給の開始後に前記操作手段を振動させる初期振動を実行可能であり、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記操作手段の有効期間には、前記遊技演出中の所定のタイミング(リーチ前)で発生する第1有効期間(セリフ予告演出、擬似連演出に係る有効期間)と、前記遊技演出中の前記第1有効期間よりも後の第2タイミング(リーチ中)で発生する第2有効期間(カットイン演出、決め演出等に係る有効期間)と、を含み、前記第2有効期間中に前記操作手段が操作された場合に前記振動演出を実行可能であり、前記初期振動と前記第2有効期間中に前記操作手段が操作された場合に実行される前記振動演出とでは、前記操作手段を異なる態様で振動させることが可能であり、前記第1有効期間中に前記操作手段が操作された場合と、前記第2有効期間中に前記操作手段が操作された場合とで、異なる操作音を出力可能となっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第34の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、取得条件の成立(始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、電力供給の開始後に前記操作手段を振動させる初期振動を実行可能であり、前記遊技演出の実行中に前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、セリフ予告演出、擬似連演出、発展演出、カットイン演出、決め演出、再抽選演出、確定演出等に係る振動演出)を実行することが可能であり、前記操作手段の有効期間には、前記遊技演出中の所定のタイミング(リーチ前)で発生する第1有効期間(セリフ予告演出、擬似連演出に係る有効期間)と、前記遊技演出中の前記第1有効期間よりも後の第2タイミング(リーチ中)で発生する第2有効期間(カットイン演出、決め演出等に係る有効期間)と、を含み、前記第1有効期間中に前記操作手段が操作された場合に前記振動演出を実行可能であり、前記初期振動と前記第1有効期間中に前記操作手段が操作された場合に実行される前記振動演出とでは、前記操作手段を異なる態様で振動させることが可能であり、前記第1有効期間中に前記操作手段が操作された場合と、前記第2有効期間中に前記操作手段が操作された場合とで、異なる操作音を出力可能となっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第35の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、取得条件の成立(始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技の終了後に通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(確変遊技状態、通常時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、電力供給の開始後に前記操作手段を振動させる初期振動を実行可能であり、前記遊技演出中に発生する有効期間中の前記操作手段の操作に応じて前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、セリフ予告演出、擬似連演出、カットイン演出、決め成功演出、昇格成功演出等)を実行することが可能であり、前記有効期間には、前記遊技演出中の所定のタイミング(リーチ前)で発生する第1有効期間(セリフ予告演出、擬似連演出に係る有効期間)と、前記遊技演出中の前記第1有効期間よりも後の第2タイミング(リーチ中)で発生する第2有効期間(発展演出、決め演出等に係る有効期間)と、を含み、前記通常遊技状態における前記遊技演出と、前記特定遊技状態における前記遊技演出とで、前記第1有効期間中の操作に応じた前記振動演出の実行割合が異なり、前記第1有効期間中の操作に応じて実行される前記振動演出における振動回数(時間)と、前記第2有効期間中の操作に応じて実行される前記振動演出における振動回数(時間)とが異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
◆上記課題を解決するための第36の構成として、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能な遊技機において、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン、演出レバー)と、取得条件の成立(始動口への入球)に基づき判定情報(特図判定情報)を取得する取得手段(主制御基板110)と、前記判定情報に基づき前記特別遊技を実行するか否かを判定する判定手段(主制御基板110)と、前記特別遊技を非実行と判定されたことに基づき通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態(特殊時短遊技状態)に制御可能な状態制御手段(主制御基板110)と、前記判定の結果に応じて遊技演出(演出図柄の変動表示を伴う変動演出、第4図柄の変動表示のみの変動演出、ランプ点滅のみの変動演出)を実行する演出制御手段(演出制御基板130)と、を備え、前記演出制御手段は、電力供給の開始後に前記操作手段を振動させる初期振動を実行可能であり、前記遊技演出中に発生する有効期間中の前記操作手段の操作に応じて前記操作手段を振動させる振動演出(先読み振動演出、ステップアップ予告演出、セリフ予告演出、擬似連演出、カットイン演出、決め成功演出、昇格成功演出等)を実行することが可能であり、前記有効期間には、前記遊技演出中の所定のタイミング(リーチ前)で発生する第1有効期間(セリフ予告演出、擬似連演出に係る有効期間)と、前記遊技演出中の前記第1有効期間よりも後の第2タイミング(リーチ中)で発生する第2有効期間(発展演出、決め演出等に係る有効期間)と、を含み、前記通常遊技状態における前記遊技演出と、前記特定遊技状態における前記遊技演出とで、前記第1有効期間中の操作に応じた前記振動演出の実行割合が異なり、前記第1有効期間中の操作に応じて実行される前記振動演出における振動回数(時間)と、前記第2有効期間中の操作に応じて実行される前記振動演出における振動回数(時間)とが異なるようになっている。そのため、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、本実施形態の遊技機1は、パチンコ遊技機に限られるものではなく、回胴式遊技機(いわゆるスロットマシン)にも用いることもできる。さらには、じゃん球遊技機、アレンジボール遊技機に用いることもできる。
また、本実施形態の遊技機1は、大当たり特別図柄の種類が通常図柄である場合には、大当たり遊技の終了後に低確率遊技状態に移行させ、大当たり特別図柄の種類が特定図柄である場合には、大当たり遊技の終了後に次回の大当たり遊技まで継続する高確率遊技状態に移行させるものとしたが、全ての大当たり遊技の終了後に所定回数に亘る高確率遊技状態に移行させる遊技機としてもよい。
また、全ての大当たり遊技の終了後に高確率遊技状態に移行させ、高確率遊技状態における特別図柄の変動表示の開始時に実行される転落抽選に当選した場合に、高確率遊技状態を終了させて通常遊技状態に復帰させる遊技機としてもよい。
また、大当たり遊技の特定のラウンド遊技において特定領域を遊技球が通過した場合に、大当たり遊技の終了後に所定回数に亘る高確率遊技状態に移行させる遊技機としてもよい。
また、本実施形態の遊技機1は、第1特別図柄の変動表示と第2特別図柄の変動表示とが同時に(並行して)実行されず、第2特別図柄の変動表示が優先して実行されるものとしたが、第1特別図柄の変動表示と第2特別図柄の変動表示とが同時に(並行して)実行される遊技機としてもよい。
(第4実施形態)
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例1)
図201及び図202を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例1について説明する。図201は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャートであり、図202(a)~(j)は、図201のタイミングチャートにおける(a)~(j)に対応する演出例である。
まず、P0のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、変動中BGMが出力されたまま、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字(数字情報)が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「2」から「1」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている2つの保留アイコンH1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での特別図柄(特に区別する場合は第1ランプ図柄という。)の変動表示が開始されるが、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する。
なお、第1特別図柄保留表示器63では、LEDの点灯・消灯・点滅によって、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1(保留記憶)を表示している。第1ランプ図柄の変動表示は、サブ第1変動表示器81のLEDが点滅することで行われる。また、サブ第1保留表示器83では、LEDの点灯・消灯・点滅によって、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1(保留記憶を表示している。
次に、P1のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「2」に増加する。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「1」から「2」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、第1始動口入賞指定コマンド(先読み指定コマンド))を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「2」となる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「2」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「1」から「2」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70B2に1つの保留アイコンT12が10フレーム分のアニメーションとして追加表示(極小サイズから徐々に大きくなるように表示)される(図202(a)参照)。
その後、P2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「285」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図202(b)参照)。
そして、P3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し(図202(c)参照)、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
次に、P4タイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」に減少することに伴って、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「2」から「1」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている2つの保留アイコンH1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される。また、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図202(d)参照)。
その後、P5タイミングにおいて、保留アイコンT1のシフト表示が完了してから所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図202(e)参照)。
そして、P6のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図202(f)参照)。
次に、P7のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄が第1特別図柄表示器60においてハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンH1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長され、それに伴って変動中BGMの出力が維持される(図202(f)参照)。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。
その後、P8のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「0」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「1」から「0」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「0」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「0」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「1」から「0」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている1つの保留アイコンH1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて当該アイコンTHとして表示される。また、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70aが停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図202(g)参照)。
そして、特殊図柄TZおよびサブ第1保留表示器83での第1ランプ図柄の変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始され、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図202(g)参照)。
そして、P9のタイミングにおいて、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図202(h)参照)。
次に、P10のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「365」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を継続している(図202(i)参照)。
その後、P11のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長され、それに伴って変動中BGMの出力が維持される(図202(i)参照)。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。
このとき、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「0」であると共に、特別図柄の停止時間が経過しても(P8の変動開始から所定時間を経過しても)、演出図柄70aの仮停止表示が継続される(図202(j)参照)。更に、特殊図柄TZ及び第1ランプ図柄の変動を継続するようにしてもよい。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。このように、P8の変動開始から所定時間を経過しても第1画像表示装置70において客待ちデモ演出(所定演出)が行われていない。
主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「0」である状態で、演出図柄70a(特別図柄)の変動開始から所定時間を経過して後に実行される所定演出としては、客待ちデモ演出に限らず、音量や画像表示装置などの輝度の調節などの調節案内演出や、遊技の操作に関する案内演出や、その他の演出であってもよい。この場合、客待ちデモ演出以外の演出を実行してから、客待ちデモ演出を実行してもよい。このように、所定演出は、仮停止又は本停止している演出図柄70aが次の変動演出が開始されるまでに実行される演出を含む。なお、所定演出は、客待ちコマンド(客待ち状態指定コマンド)により実行されることに限らず、その他のコマンドやタイマーによる時間等によって実行してもよい。
このように、図201~図202に示した具体例1によれば、演出図柄70aの変動演出が行われている状態で演出制御部130mにおいてコマンドが正常に受信されない所定状態が発生した場合、変動演出が終了した演出図柄70aを揺動状態で表示可能である共に、変動演出の開始から予め定められ時間が経過しても演出図柄70aの揺動状態を継続させて、客待ちデモ演出を実行しないようになっている。そのため、異常があったことが判り易くなり、遊技者の利益を損なうことを回避して、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
その後、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「0」であるため、客待ち状態(遊技待機状態)に移行する。このタイミングで主制御部110mから送信される客待ちコマンド(客待ち状態指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mで変動演出を終了するための処理が行われる。
この場合、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(本停止)されると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し、第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
なお、P7のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示/音声制御部140及びランプ/駆動制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例2)
図203及び図204を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例2について説明する。図203は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャートであり、図204(a)~(i)は、図203のタイミングチャートにおける(a)~(i)に対応する演出例である。
まず、P0のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示が開始されるが、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する。
次に、P1のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「4」に増加する。この際、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「3」から「4」となるこのタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、第1始動口入賞指定コマンド(先読み指定コマンド))を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「4」となる。なお、具体例2では、P1のタイミングの入賞による第1保留記憶に基づいて、事前に大当たりの期待度が高い旨の先読み演出(事前報知)が実行される。以下の説明では、先読み演出の基準となる保留記憶を、ターゲット保留記憶をいう場合がある。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「4」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「3」から「4」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに1つの保留アイコンT1が10フレーム分のアニメーションとして追加表示(極小サイズから徐々に大きくなるように表示)される(図204(a)参照)。
その後、P2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「285」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンTおよび当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図204(b)参照)。
そして、P3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し(図204(c)参照)、第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
次に、P4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となるこのタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。また、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始され、準備動作を行った後にスクロールを開始する(図204(d)参照)。
その後、P5のタイミングにおいて、保留アイコンT1のシフト表示が完了すると先読みゾーン演出(通常のゾーン演出)が開始される。具体的には、背景画像が先読みゾーン背景に変化し、「ZONE」の文字が左右方向にスクロールする青色のゾーン画像が表示されると共に、ゾーンBGMが出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図204(e)参照)。
そして、P6のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図204(f)参照)。
次に、P7のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長されて、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示が継続する。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。また、ゾーン演出(先読みゾーン背景の表示、青色のゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力)が維持されて、先読みゾーン演出が継続して実行される(図204(g)参照)。
その後、P8のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「2」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「3」から「2」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」になることを除いて、図204(g)の状態が維持される。
そして、P9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」であることを除いて、図204(g)の状態が維持される。
次に、P10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「2」を経ないで、「3」から直接「1」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「2」を経ないで、「3」から直接「1」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている余剰分の保留アイコンT1が1フレーム分の非アニメーションで消去され、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図204(h)参照)。このように、主制御部110mが把握している第1保留数U1と演出制御部130mが把握している第1保留数U1との乖離が「2」である場合、保留アイコンT13を第1保留アイコン表示領域70B3から70B2にシフト表示することなく、第1保留アイコン表示領域70B3から消去される。このとき、先読みゾーン演出および背景画像のスクロールが継続した状態にある。
そして、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている必要分の2つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、先読みゾーン演出、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始され、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図204(h)参照)。
なお、余剰分の保留アイコンT1を消去して必要分の保留アイコンT1をシフト表示させるときに、余剰分の保留アイコンT1をそのまま残存させて必要分の保留アイコンT1をシフト表示させてもよい。
その後、P11のタイミングにおいて、保留アイコンT1のシフト表示が完了してから所定時間が経過すると、先読みゾーン演出および背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図204(i)参照)。ここで、具体例2では、ターゲット保留記憶が消化される以前に、演出制御部130mがコマンドを正常に受信した場合であり、このとき、ターゲット保留記憶に基づいた先読み演出を継続して実行可能になっている。
その後、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できている場合には、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み演出の対象)においても予告シナリオに沿って通常のゾーン演出(先読みゾーン背景の表示、青色のゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力)が実行され(図204(i)参照)、演出図柄70aが本停止した時点で先読みゾーン演出が終了する。
図205に示す変形例のように、P10のタイミングで主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み演出の対象)に基づいて、予告シナリオに沿って通常のゾーン演出(先読みゾーン背景の表示、青色のゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力)を継続して実行せず、先読みゾーン演出を終了するようにしてもよい。先読みゾーン演出を継続して実行しない場合、P10のタイミングにおいて、先読みゾーン演出を消去し、モードA背景などの、先読み演出よりも大当たりへの期待度が低い演出態様へ変更される。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例3)
図203及び図206を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例3について説明する。図203は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャートであり、図206(a)~(i)は、図203のタイミングチャートにおける(a)~(i)に対応する演出例である。
なお、図206の具体例3は、先読み予告演出として先読みゾーン演出に代えて先読みエフェクト演出を実行すると共に、アイコン変化演出を実行する点で、図204の具体例2と異なるため、ここでは共通する部分の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
P4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。また、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始され、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図206(d)参照)。
また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始されると共に、先読みエフェクト演出が実行される。具体的には、演出図柄70aの背後下部に青色のエフェクト画像EF(青EF)が表示されると共に(図206(d)参照)、エフェクト効果音が出力される。
その後、P5のタイミングにおいて、保留アイコンT1のシフト表示が完了するとエフェクト画像EFが消去されて先読みエフェクト演出が一旦停止し、アイコン変化演出が開始される。具体的には、第1保留アイコン表示領域70B3に表示されている3番目の保留アイコンT13が青キャラアイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図206(e)参照)。
そして、P6のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図206(f)参照)。
次に、P7のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長されて、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示が継続される。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。また、青キャラアイコンとなった保留アイコンT1が維持されてアイコン変化演出が継続する(図206(g)参照)。
その後、P8のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「2」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「3」から「2」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。この際、先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)が継続して実行されて、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」であることを除いて、図206(g)の状態が維持される。
そして、P9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)が実行されずに、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」であることを除いて、図206(g)の状態が維持される。
なお、P8及びP9のタイミングにおいて、先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)を、継続して実行してもよい。
次に、P10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「2」を経ないで、「3」から直接「1」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「2」を経ないで、「3」から直接「1」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70B3に表示されている余剰分の保留アイコンT13が1フレーム分の非アニメーションで消去され、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図206(h)参照)。このように、主制御部110mが把握している第1保留数U1と演出制御部130mが把握している第1保留数U1との乖離が「2」である場合、保留アイコンT13を第1保留アイコン表示領域70B3から70B2にシフト表示することなく、第1保留アイコン表示領域70B3から消去される。
そして、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている必要分の2つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始されると共に、先読みエフェクト演出が実行される。具体的には、予告シナリオに沿って演出図柄70aの背後下部に青色のエフェクト画像EFが表示されると共に、エフェクト効果音が出力される。そして、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図206(h)参照)。このように、青キャラアイコンとなった保留アイコンT1が維持されてアイコン変化演出が継続される共に、先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)及び背景画像のスクロールが継続して実行される。
その後、P11のタイミングにおいて、保留アイコンT1のシフト表示が完了してから所定時間が経過すると、エフェクト画像EFが消去されて先読みエフェクト演出が一旦停止すると共に、アイコン変化演出が実行され、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。具体的には、第1保留アイコン表示領域70B1に表示されている1番目の保留アイコンT11が変化シナリオに沿って赤キャラアイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図206(i)参照)。
その後、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できる状態である場合には、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み予告演出による期待度示唆の対象)においても先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)及びアイコン変化演出(当該アイコン変化演出)が実行される。そして、演出図柄70aが高速でスクロールするタイミングで先読みエフェクト演出が終了し、演出図柄70aが停止表示するタイミングで当該アイコンが消去されてアイコン変化演出が終了する。ここで、具体例3では、ターゲット保留記憶が消化される以前に、演出制御部130mがコマンドを正常に受信した場合であり、このとき、ターゲット保留記憶に基づいた先読み演出を継続して実行可能になっている。
図207に示す変形例のように、P10のタイミングで主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み演出による期待度示唆の対象)に基づいて、予告シナリオに沿ってアイコン変化演出や先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)を継続して実行せず、先読み演出を終了するようにしてもよい。先読み演出を継続して実行しない場合、P10のタイミングにおいて、先読みエフェクト演出を消去し、モードA背景だけなどの、先読みエフェクト演出よりも大当たりへの期待度が低い演出態様へ変更される。また、アイコン変化演出によりキャラに変化していた保留アイコンT1が、大当たりへの期待度が低い演出態様である通常の態様(CD)に変更される。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例4)
図203及び図208を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例4について説明する。図203は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャートであり、図208(a)~(i)は、図203のタイミングチャートにおける(a)~(i)に対応する演出例である。
なお、図208の具体例4は、先読み予告演出としてのアイコン変化演出が第1画像表示装置70で実行されると共に、先読み予告演出としての第1可動部材73による演出(動作演出及び発光演出)が実行される点で、図206の具体例3と異なるため、ここでは共通する部分の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。なお、具体例3では、先読みエフェクト演出も実行可能になっているが、具体例2と同様であるので説明を省略している。
次に、P4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。また、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始され、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図208(d)参照)。
また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始されると共に、先読み予告演出として、第1可動部材73による演出が実行される。具体的には、大当たりへの期待度が高い態様(例えば、動きが大きいことや大当たりと同様の態様など)で、第1画像表示装置70の上側に設置された第1可動部材73が動作すると共に図208(d)参照)、第1可動部材73が発光する。なお、第1可動部材73による先読み予告演出は、演出図柄70aのリーチ演出前の期間において、演出図柄70aの複数回の変動演出において各変動演出の一部期間で実行可能になっている。変動演出の一部期間とは、変動演出の開始から変動演出の停止(仮停止又は本停止)までの変動演出期間において、例えば、変動演出開始時のタイミングで第1可動部材73が所定回数動作する先読み演出を実行したり、変動演出の最中のタイミングで第1可動部材73が所定回数動作する先読み演出を実行したり、変動演出終了時のタイミングで第1可動部材73が所定回数動作する先読み演出を実行したりするなど、様々な時期に先読み演出を実行可能である。そして、本具体例では、変動演出期間の一部期間で実行される先読み演出が、2以上の変動演出において実行することを予定している場合である。
その後、P5のタイミングにおいて、保留アイコンT1のシフト表示が完了すると、アイコン変化演出が開始される。具体的には、第1保留アイコン表示領域70B3に表示されている3番目の保留アイコンT13が青キャラアイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図208(e)参照)。また、第1可動部材73による先読み予告演出が継続して実行されている。
そして、P6のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図208(f)参照)。
次に、P7のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長されて、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示が継続される。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。また、青キャラアイコンとなった保留アイコンT1が維持されてアイコン変化演出が継続する(図208(g)参照)。
その後、P8のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「2」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「3」から「2」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。このとき、第1可動部材73による先読み予告演出が実行されずに、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」であることを除いて、図208(g)の状態が維持される。
そして、P9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」であることを除いて、図208(g)の状態が維持される。
なお、P8及びP9のタイミングにおいて、第1可動部材73の動作による先読み予告演出(第1可動部材73の動作演出及び発光演出)を、継続して実行してもよい。
次に、P10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「2」を経ないで、「3」から直接「1」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「2」を経ないで、「3」から直接「1」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70B3に表示されている余剰分の保留アイコンT3が1フレーム分の非アニメーションで消去され、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図208(h)参照)。このように、主制御部110mが把握している第1保留数U1と演出制御部130mが把握している第1保留数U1との乖離が「2」である場合、保留アイコンT13を第1保留アイコン表示領域70B3から70B2にシフト表示することなく、第1保留アイコン表示領域70B3から消去する。
そして、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている必要分の2つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始されると共に、第1可動部材73による先読み予告演出が実行される。具体的には、予告シナリオに沿って第1可動部材73の動作演出及び発光演出が実行されると共に、効果音が出力される。そして、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図208(h)参照)。このように、青キャラアイコンとなった保留アイコンT1が維持されてアイコン変化演出が継続される共に、第1可動部材73の動作による先読み予告演出及び背景画像のスクロールが継続して実行される。
その後、P11のタイミングにおいて、保留アイコンT1のシフト表示が完了してから所定時間が経過すると、第1可動部材73による先読み予告演出が一旦停止すると共に、アイコン変化演出が実行され、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。具体的には、第1保留アイコン表示領域70B1に表示されている1番目の保留アイコンが変化シナリオに沿って赤キャラアイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図208(i)参照)。
その後、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できる状態である場合には、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み予告演出による期待度示唆の対象)においても第1可動部材73による先読み予告演出及びアイコン変化演出(当該アイコン変化演出)が実行される。そして、演出図柄70aが高速でスクロールするタイミングで先読み予告演出が終了し、演出図柄70aが停止表示するタイミングで当該アイコンTHが消去されてアイコン変化演出が終了する。ここで、具体例4では、ターゲット保留記憶が消化される以前に、演出制御部130mがコマンドを正常に受信した場合であり、このとき、ターゲット保留記憶に基づいた先読み演出を継続して実行可能になっている。
図209に示す変形例のように、P10のタイミングで主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み演出による期待度示唆の対象)に基づいて、予告シナリオに沿ってアイコン変化演出や先読み予告演出(第1可動部材73の動作演出や発光演出)を継続して実行せず、先読み演出を終了するようにしてもよい。先読み演出を継続して実行しない場合、P10のタイミングにおいて、先読み予告演出の実行を停止し、モードA背景だけなどの、先読み予告演出よりも大当たりへの期待度が低い演出態様へ変更される。また、アイコン変化演出によりキャラに変化していた保留アイコンT1が、大当たりへの期待度が低い演出態様である通常の態様(CD)に変更される。更に第1可動部材73等による先読み演出も実行されない。
図203~図208に示した具体例2~4によれば、P7~P9のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示/音声制御部140及びランプ/駆動制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
図203~図208に示した具体例2~4によれば、P10のタイミングにおいて、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「1」となる場合について説明したが、第1保留数U1が「4」から「2」となる場合、及び、第1保留数U1が「2」から「0」になる場合、つまり、主制御部110mが把握している保留数と演出制御部130mが把握している保留数との乖離が「2」であれば、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
図203~図208に示した具体例2~4では、P7のタイミングで最初のコマンドを正常に受信できない所定状態が生じ、P10のタイミングの前までの所定期間において、所定状態が続いている。このように、具体例2~4では、所定期間において、演出図柄70aの変動演出を実行しないようになっている。また、所定期間において、変動演出が終了した演出図柄70aを仮停止状態で表示可能であると共に、演出図柄70aを仮停止状態で保つことが可能になっている。
このように、図203~図208に示した具体例2~4によれば、保留アイコン表示領域において、所定数(例えば1つ)よりも2つ多い特定数(例えば3つ)の保留アイコン(第1保留情報)の表示中に、保留数が所定数となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、特定数の保留アイコンのうちの余剰分の保留アイコン(例えば3番目の保留アイコン)をシフト表示することなく、必要分の保留アイコン(例えば1番目~2番目の保留アイコン)をシフト表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図203~図208に示した具体例2~4によれば、保留アイコン表示領域において、所定数(例えば1つ)よりも2つ多い特定数(例えば3つ)の保留アイコン(第1保留情報)の表示中に、保留数が所定数となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、特定数よりも1つ少ない数の保留アイコンを表示してから所定数の保留アイコンを表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図203~図208に示した具体例2~4によれば、サブ第1保留表示器83や第1保留数表示領域70Eにおいて、所定数(例えば1つ)よりも2つ多い特定数(例えば3つ)の保留数を表示中に、保留数が所定数となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、特定数よりも1つ少ない数の保留数を表示することなく所定数の保留数を表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、即座に正確な保留数が表示されるため、遊技者に対して迅速に保留数を知らしめることが可能となる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例5)
図210及び図211を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例5について説明する。図210は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャートであり、図211(a)~(i)は、図210のタイミングチャートにおける(a)~(i)に対応する演出例である。
まず、P0のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZ及びサブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示が開始されるが、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する。
次に、P1のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「4」に増加する。この際、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「3」から「4」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、第1始動口入賞指定コマンド(先読み指定コマンド))を演出
制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「4」となる。なお、具体例5では、P1のタイミングの入賞による保留記憶に基づいて、事前に大当たりの期待度が高い旨の先読み演出(事前報知)が実行される。以下の説明では、先読み演出の基準となる保留記憶を、ターゲット保留記憶をいう場合がある。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「4」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「3」から「4」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70B4に1つの保留アイコンT14が10フレーム分のアニメーションとして追加表示(極小サイズから徐々に大きくなるように表示)される(図211(a)参照)。
その後、P2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「285」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1~T4および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図211(b)参照)。
そして、P3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し(図211(c)参照)、第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
次に、P4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。また、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始され、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図211(d)参照)。
その後、P5のタイミングにおいて、保留アイコンT1のシフト表示が完了すると先読みゾーン演出(通常のゾーン演出)が開始される。具体的には、背景画像が先読みゾーン背景に変化し、「ZONE」の文字が左右方向にスクロールする青色のゾーン画像が表示されると共に、ゾーンBGMが出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図211(e)参照)。
そして、P6のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図211(f)参照)。
次に、P7のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長されて、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示が継続される。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。また、ゾーン演出(先読みゾーン背景の表示、青色のゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力)が維持されて先読みゾーン演出が継続して実行される(図211(g)参照)。
その後、P8のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「2」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「3」から「2」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」になることを除いて、図211(g)の状態が維持される。
そして、P9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」であることを除いて、図211(g)の状態が維持される。
次に、P10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「1」になることを除いて、図211(g)の状態が維持される。
そして、P11のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「1」であることを除いて、図211(g)の状態が維持される。なお、P7~P11のタイミングにおいて、先読みゾーン演出及び背景画像のスクロールが継続した状態にある。
次に、P12のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「0」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「0」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「2」及び「1」を経ないで、「3」から直接「0」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「2」及び「1」を経ないで、「3」から直接「0」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70B3に表示されている余剰分の保留アイコンT13及び第1保留アイコン表示領域70B2に表示されている余剰分の保留アイコンT12が1フレーム分の非アニメーションで消去され、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図211(h)参照)。このように、主制御部110mが把握している第1保留数U1と演出制御部130mが把握している第1保留数U1との乖離が「3」である場合、保留アイコンT13を第1保留アイコン表示領域70B3から70B2にシフト表示することなく、第1保留アイコン表示領域70B3から消去する。また、保留アイコンT12を第1保留アイコン表示領域70B2から70B1にシフト表示することなく、第1保留アイコン表示領域70B2から消去する。このとき、先読みゾーン演出および背景画像のスクロールが継続した状態にある。
そして、第1保留アイコン表示領域70B1に表示されている必要分の1つの保留アイコンT11が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、先読みゾーン演出、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始され、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図211(h)参照)。
なお、余剰分の保留アイコンT1を消去して必要分の保留アイコンT1をシフト表示させるときに、余剰分の保留アイコンT1をそのまま残存させて必要分の保留アイコンT1をシフト表示させてもよい。
その後、P13のタイミングにおいて、保留アイコンT1のシフト表示が完了してから所定時間が経過すると、先読みゾーン演出および背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図211(i)参照)。ここで、具体例5では、ターゲット保留記憶が消化される以前に、演出制御部130mがコマンドを正常に受信した場合であり、このとき、ターゲット保留記憶に基づいた先読み演出を継続して実行可能になっている。
その後、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できている場合には、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み演出の対象)においても予告シナリオに沿って通常のゾーン演出(先読みゾーン背景の表示、青色のゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力)が実行され(図211(i)参照)、演出図柄70aが本停止した時点で先読みゾーン演出が終了する。
図212に示す変形例のように、P13のタイミングで主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み演出の対象)に基づいて、予告シナリオに沿って通常のゾーン演出(先読みゾーン背景の表示、青色のゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力)を継続して実行せず、先読みゾーン演出を終了するようにしてもよい。先読みゾーン演出を継続して実行しない場合、P13のタイミングにおいて、先読みゾーン演出を消去し、モードA背景などの、先読み演出よりも大当たりへの期待度が低い演出態様へ変更される。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例6)
図210及び図213を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例6について説明する。図210は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャートであり、図213(a)~(i)は、図210のタイミングチャートにおける(a)~(i)に対応する演出例である。
なお、図213の具体例6は、先読み予告演出として先読みゾーン演出に代えて先読みエフェクト演出が実行されると共に、アイコン変化演出が実行される点で図211の具体例5と異なるため、ここでは共通する部分の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
P4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。また、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始され、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図213(d)参照)。
また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始されると共に、先読みエフェクト演出が実行される。具体的には、演出図柄70aの背後下部に青色のエフェクト画像EF(青EF)が表示されると共に(図213(d)参照)、エフェクト効果音が出力される。
その後、P5のタイミングにおいて、保留アイコンT1のシフト表示が完了するとエフェクト画像EFが消去されて先読みエフェクト演出が一旦停止し、アイコン変化演出が開始される。具体的には、第1保留アイコン表示領域70B3に表示されている3番目の保留アイコンT13が青キャラアイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図213(e)参照)。
そして、P6のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図213(f)参照)。
次に、P7のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長されて、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示が継続される。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。また、青キャラアイコンとなった保留アイコンT1が維持されてアイコン変化演出が継続する(図213(g)参照)。
その後、P8のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「2」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「3」から「2」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。そのため、先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)が実行されずに、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」になることを除いて、図213(g)の状態が維持される。
そして、P9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」であることを除いて、図213(g)の状態が維持される。
次に、P10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「1」になることを除いて、図213(g)の状態が維持される。
そして、P11のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「1」であることを除いて、図213(g)の状態が維持される。
なお、P8~P11のタイミングにおいて、先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)を、継続して実行してもよい。
次に、P12のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「0」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「1」から「0」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「0」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「2」及び「1」を経ないで、「3」から直接「0」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1がから「2」及び「1」を経ないで、「3」から直接「0」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている余剰分の2つの保留アイコンT1が1フレーム分の非アニメーションで消去され、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図213(h)参照)。このように、主制御部110mが把握している第1保留数U1と演出制御部130mが把握している第1保留数U1との乖離が「3」である場合、保留アイコンT13が第1保留アイコン表示領域70B3から70B2にシフト表示することなく、第1保留アイコン表示領域70B3から消去される。また、保留アイコンT12が第1保留アイコン表示領域70B2から70B1にシフト表示することなく、第1保留アイコン表示領域70B2から消去される。
そして、第1保留アイコン表示領域70B1に表示されている必要分の1つの保留アイコンT11が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始されると共に、先読みエフェクト演出が実行される。具体的には、予告シナリオに沿って演出図柄70aの背後下部に青色のエフェクト画像EFが表示されると共に、エフェクト効果音が出力される。そして、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図213(h)参照)。このように、青キャラアイコンとなった保留アイコンT1が維持されてアイコン変化演出が継続される共に、先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)及び背景画像のスクロールが継続して実行される。
保留アイコンT1の表示が完了してから所定時間が経過すると、P13のタイミングにおいて、エフェクト画像EFが消去されて先読みエフェクト演出が一旦停止すると共に、アイコン変化演出が実行され、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。具体的には、第1保留アイコン表示領域70B1に表示されている1番目の保留アイコンT1が変化シナリオに沿って赤キャラアイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図213(i)参照)。
その後、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できる状態である場合には、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み予告演出による期待度示唆の対象)においても先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)及びアイコン変化演出(当該アイコン変化演出)が実行される。そして、演出図柄70aが高速でスクロールするタイミングで先読みエフェクト演出が終了し、演出図柄70aが停止表示するタイミングで当該アイコンが消去されてアイコン変化演出が終了する。ここで、具体例6では、ターゲット保留記憶が消化される以前に、演出制御部130mがコマンドを正常に受信した場合であり、このとき、ターゲット保留記憶に基づいた先読み演出を継続して実行可能になっている。
図214に示す変形例のように、P10のタイミングで主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み演出による期待度示唆の対象)に基づいて、予告シナリオに沿ってアイコン変化演出や先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)を継続して実行せず、先読み演出を終了するようにしてもよい。先読み演出を継続して実行しない場合、P12のタイミングにおいて、(表示されているならば)先読みエフェクト演出を消去し、モードA背景だけなどの、先読みエフェクト演出よりも大当たりへの期待度が低い演出態様へ変更される。また、アイコン変化演出によりキャラに変化していた保留アイコンT1が、大当たりへの期待度が低い演出態様である通常の態様(CD)に変更される。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例7)
図210及び図215を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例7について説明する。図210は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャートであり、図215(a)~(i)は、図210のタイミングチャートにおける(a)~(i)に対応する演出例である。
なお、図215の具体例7は、先読み予告演出としてのアイコン変化演出が第1画像表示装置70で実行されると共に、先読み予告演出としての第1可動部材73の演出(可動演出及び発光演出)が実行される点で図215の具体例6と異なるため、ここでは共通する部分の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。なお、具体例7では、先読みエフェクト演出も実行可能になっているが、具体例6と同様であるので説明を省略している。
P4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。また、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始され、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図215(d)参照)。
また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始されると共に、先読み予告演出として、第1可動部材73による可動演出が実行される。具体的には、大当たりへの期待度が高い態様(例えば、動きが大きいことや大当たりと同様の態様など)で、第1画像表示装置70の上側に設置された第1可動部材73が動作すると共に(図215(d)参照)、第1可動部材73が発光する。また、所定の効果音が出力される。なお、第1可動部材73による先読み予告演出は、演出図柄70aのリーチ演出前の期間において、演出図柄70aの複数回の変動演出において各変動演出の一部期間で実行可能である。
その後、P5のタイミングにおいて、保留アイコンT1のシフト表示が完了すると、アイコン変化演出が開始される。具体的には、第1保留アイコン表示領域70B3に表示されている3番目の保留アイコンT13が青キャラアイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図215(e)参照)。また、第1可動部材73による先読み予告演出が継続して実行されている。
そして、P6のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図215(f)参照)。このとき、第1可動部材73による先読み予告演出を継続して実行していてもよい。
次に、P7のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長されて、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示が継続される。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。また、青キャラアイコンとなった保留アイコンT1が維持されてアイコン変化演出が継続する(図215(g)参照)。
その後、P8のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「2」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「3」から「2」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。このとき、第1可動部材73による先読み予告演出が実行されずに、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」になることを除いて、図215(g)の状態が維持される。
そして、P9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」であることを除いて、図215(g)の状態が維持される。
次に、P10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「1」になることを除いて、図215(g)の状態が維持される。
そして、P11のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「1」であることを除いて、図215(g)の状態が維持される。
なお、P8~P11のタイミングにおいて、第1可動部材73による先読み予告演出(第1可動部材73の動作演出及び発光演出)を継続して実行してもよい。
次に、P10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「0」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「1」から「0」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「0」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「2」及び「1」を経ないで、「3」から直接「0」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「2」及び「1」を経ないで、「3」から直接「0」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70B3に表示されている余剰分の保留アイコンT13が1フレーム分の非アニメーションで消去されると共に、第1保留アイコン表示領域70B2に表示されている余剰分の保留アイコンT12が1フレーム分の非アニメーションで消去される。停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図215(h)参照)。このように、主制御部110mが把握している第1保留数U1と演出制御部130mが把握している第1保留数U1との乖離が「3」である場合、保留アイコンT13が第1保留アイコン表示領域70B3から70B2にシフト表示されることなく、第1保留アイコン表示領域70B3から消去される。また、保留アイコンT12が第1保留アイコン表示領域70B2から70B1にシフト表示されることなく、第1保留アイコン表示領域70B2から消去される。
そして、第1保留アイコン表示領域70B1に表示されている必要分の1つの保留アイコンT11が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始されると共に、第1可動部材73による先読み予告演出が実行される。具体的には、予告シナリオに沿って第1可動部材73の動作演出が実行されると共に、効果音が出力される。そして、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図215(h)参照)。このように、青キャラアイコンとなった保留アイコンT1が維持されてアイコン変化演出が継続される共に、第1可動部材73による先読み予告演出及び背景画像のスクロールが継続して実行される。
その後、P13のタイミングにおいて、第1可動部材73による先読み予告演出が一旦停止すると共に、アイコン変化演出が実行され、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。具体的には、第1保留アイコン表示領域70B1に表示されている1番目の保留アイコンが変化シナリオに沿って赤キャラアイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図215(i)参照)。
その後、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できる状態である場合には、第1保留数が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み予告演出による期待度示唆の対象)においても第1可動部材73による先読み予告演出及びアイコン変化演出(当該アイコン変化演出)が実行される。そして、演出図柄70aが高速でスクロールするタイミングで先読み予告演出が終了し、演出図柄70aが停止表示するタイミングで当該アイコンTHが消去されてアイコン変化演出が終了する。ここで、具体例7では、ターゲット保留記憶が消化される以前に、演出制御部130mがコマンドを正常に受信した場合であり、このとき、ターゲット保留記憶に基づいた先読み演出を継続して実行可能になっている。
図216に示す変形例のように、P10のタイミングで主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み演出による期待度示唆の対象)に基づいて、予告シナリオに沿ってアイコン変化演出や先読み予告演出(第1可動部材73の動作演出や発光演出)を継続して実行せず、先読み演出を終了するようにしてもよい。先読み演出を継続して実行しない場合、P12のタイミングにおいて、先読み予告演出の実行を停止し、モードA背景だけなどの、先読み予告演出よりも大当たりへの期待度が低い演出態様へ変更される。また、アイコン変化演出によりキャラに変化していた保留アイコンT1が、大当たりへの期待度が低い演出態様である通常の態様(CD)に変更される。
図210~図215に示した具体例5~7によれば、P7~P9のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示/音声制御部140及びランプ/駆動制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
図210~図215に示した具体例5~7によれば、P10のタイミングにおいて、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数が「3」から「0」となる場合について説明したが、第1保留数が「4」から「1」となる場合、つまり、主制御部110mが把握している保留数と演出制御部130mが把握している保留数との乖離が「3」であれば、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
図210~図215に示した具体例5~7では、P7のタイミングで最初のコマンドを正常に受信できない所定状態が生じ、P12のタイミングの前までの所定期間において、所定状態が続いている。このように、具体例5~7では、所定期間において、演出図柄70aの変動演出を実行しないようになっている。また、所定期間において、変動演出が終了した演出図柄70aを仮停止状態で表示可能であると共に、演出図柄70aを仮停止状態で保つことが可能になっている。
このように、図210~図215に示した具体例5~7によれば、保留アイコン表示領域において、所定数(例えば1つ)よりも3つ多い特定数(例えば4つ)の保留アイコン(第1保留情報)の表示中に、保留数が所定数となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、特定数よりも1つ少ない数の保留アイコンを表示することなく所定数の保留アイコンを表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図210~図215に示した具体例5~7によれば、保留アイコン表示領域において、所定数(例えば1つ)よりも3つ多い特定数(例えば4つ)の保留アイコン(第1保留情報)の表示中に、保留数が所定数となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、特定数よりも1つ少ない数の保留アイコンを表示することなく特定数よりも2つ少ない数の保留アイコンを表示し、その後に所定数の保留アイコンを表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図210~図215に示した具体例5~7によれば、サブ第1保留表示器83や第1保留数表示領域70Eにおいて、所定数(例えば1つ)よりも3つ多い特定数(例えば4つ)の保留数を表示中に、保留数が所定数となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、特定数よりも1つ及び2つ少ない数の保留数を表示することなく所定数の保留数を表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、即座に正確な保留数が表示されるため、遊技者に対して迅速に保留数を知らしめることが可能となる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例8)
図217及び図218を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例8について説明する。図217は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャート4であり、図215(a)~(h)は、図213のタイミングチャート4における(a)~(h)に対応する演出例である。
なお、図218の具体例8は、P0~P11のタイミングまでは、図210の具体例5と同様なので、説明を省略する。
P12のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「0」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「1」から「0」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。そのため、図218(g)の状態となっている。
次に、P13のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。そのため、図218(g)の状態が維持される。
このとき、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「0」であると共に、特別図柄の停止時間が経過しても(P12の変動開始から所定時間を経過しても)、演出図柄70aの仮停止表示が継続される(図218(h)参照)。更に、特殊図柄TZ及び第1ランプ図柄の変動を継続するようにしてもよい。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。また、先読み演出が継続して実行されている。このように、P12の変動開始から所定時間を経過しても第1画像表示装置70において客待ちデモ演出が行われていない。
このように、図217~図218に示した具体例8によれば、演出図柄70aの変動演出が行われている状態で演出制御部130mにおいてコマンドが正常に受信されない所定状態が発生した場合、変動演出が終了した演出図柄70aを揺動状態で表示可能である共に、変動演出の開始から予め定められ時間が経過しても演出図柄70aの揺動状態を継続させて、客待ちデモ演出を実行しないようになっている。そのため、異常があったことが判り易くなり、遊技者の利益を損なうことを回避して、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
図219に示すように、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「0」であるため、客待ち状態(遊技待機状態)に移行するようにしてもよい。このタイミングで主制御部110mから送信される客待ちコマンド(客待ち状態指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mで変動演出を終了するための処理が行われる。
この場合、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(本停止)されると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し、第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
ここで、客待ちコマンド(客待ち状態指定コマンド)を演出制御部130mが受信したとき、演出図柄70aの仮停止表示を継続するのではなく、演出図柄70aを本停止してもよい。この場合、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(本停止)されると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し、第1ランプ図柄がハズレ態様(消灯)で本停止する。この場合であっても、第1画像表示装置70において、客待ちデモ演出が行われない。
このように、図219に示した具体例8の変形例によれば、演出図柄70aの仮停止期間の延長中に演出制御部130mが客待ち状態指定コマンドを正常に受信した場合には、予め定められている停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(本停止)されるようになっている。そのため、変動演出が終了(客待ち状態に移行)したことを遊技者に知らしめることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
なお、P7,P11,P13のタイミングにおいて、主制御部110mから送信された
コマンド(停止時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示/音声制御部140及びランプ/駆動制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
ここでは、P14のタイミングにおいて、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数が「3」の状態で客待ち状態指定コマンドを受信した場合について説明したが、第1保留数が「4」、「2」、「1」の何れかの状態で客待ち状態指定コマンドを受信した場合についても、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例9)
図220及び図221を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例9について説明する。図220は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャートであり、図221(a)~(h)は、図220のタイミングチャートにおける(a)~(h)に対応する演出例である。
なお、図218の具体例8と図221の具体例9とは、P14のタイミングで受信するコマンドがオープニング指定コマンドである点が異なるため、ここでは共通する部分の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
P14のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、大当たり遊技(特別遊技)が開始される。このタイミングで主制御部110mから送信されるオープニング指定コマンドを演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」のままで、大当たり遊技のオープニング演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数U1は「3」のままを維持し、演出図柄70a、アイコン表示領域に表示されている保留アイコンT1および当該アイコンTHが消去されてアイコン変化演出および先読みゾーン演出が終了する。また、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止すると共に、第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば消灯)で本停止し、オープニング演出画像が表示される(図221(h)参照)。
その後、大当たり遊技中や大当たり遊技の終了後(時短遊技状態、確変遊技状態)において、主制御部110mからの第1特別図柄記憶指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合には、サブ第1保留表示器83及び第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションでコマンドに応じた数に更新される(図221(j)参照)。なお、図221(j)は、開始時コマンドの保留数が「1」の場合である。このとき、どのような演出図柄70aの組み合わせに基づいて大当たりになっていても、所定(同じ)の演出図柄70aが表示される。例えば、演出図柄70aが「777」の組み合わせで大当たりしても、「222」の組み合わせで大当たりしても、図221(j)に示すように「135」の演出図柄70aが同じ並びの組み合わせで表示される。このようにすることで、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となり、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
なお、P7~P13のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示/音声制御部140及びランプ/駆動制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
ここでは、P14のタイミングにおいて、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数が「3」の状態でオープニング指定コマンドを受信した場合について説明したが、第1保留数が「4」、「2」、「1」の何れかの状態でオープニング指定コマンドを受信した場合についても、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
このように、図220~図221に示した具体例9によれば、演出図柄70aの仮停止期間の延長中に演出制御部130mがオープニング指定コマンドを正常に受信した場合には、予め定められている停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(本停止)することなく、大当たり遊技のオープニング演出画像を表示するようになっている。そのため、演出図柄によってオープニング演出が阻害されることがなくなり、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例10)
図222及び図223を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例10について説明する。図222は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャートであり、図223(a)~(i)は、図222のタイミングチャートにおける(a)~(i)に対応する演出例である。
まず、P0のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示が開始されるが、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する。
次に、P1のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数が「3」から「4」に増加する。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、第1始動口入賞指定コマンド(先読み指定コマンド))を演出制御部130mが受信す
ると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「4」となる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「4」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「3」から「4」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70B4に1つの保留アイコンT14が10フレーム分のアニメーションとして追加表示(極小サイズから徐々に大きくなるように表示)される(図223(a)参照)。
具体例10では、図223(a)における保留アイコンT12に対応する第1保留記憶に基づいて、事前に大当たりの期待度が高い旨の先読み演出(事前報知)が実行されている。具体的には、背景画像が先読みゾーン背景に変化し、「ZONE」の文字が左右方向にスクロールする青色のゾーン画像が表示されると共に、ゾーンBGMが出力される先読みゾーン演出(通常のゾーン演出)が実行されている。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図223(a)参照)。
その後、P2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「285」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図223(b)参照)。
そして、P3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し(図223(c)参照)、第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
次に、P4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。また、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始され、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図223(d)参照)。
そして、P6のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図223(f)参照)。
なお、P0~P6のタイミングにおいて、先読みゾーン演出(通常のゾーン演出)が継続的に実行されている。具体的には、背景画像が先読みゾーン背景に変化し、「ZONE」の文字が左右方向にスクロールする青色のゾーン画像が表示されると共に、ゾーンBGMが出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aが変動演出しているときに、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている。
次に、P7のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長されて、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示が継続される。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。また、ゾーン演出(先読みゾーン背景の表示、青色のゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力)が維持されて先読みゾーン演出が継続して実行される(図223(g)参照)。
その後、P8のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「2」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「3」から「2」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」になることを除いて、図223(g)の状態が維持される。
そして、P9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」であることを除いて、図223(g)の状態が維持される。
次に、P10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「2」を経ないで、「3」から直接「1」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「2」を経ないで、「3」から直接「1」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70B3に表示されている余剰分の保留アイコンT13が1フレーム分の非アニメーションで消去され、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図223(h)参照)。このように、主制御部110mが把握している第1保留数U1と演出制御部130mが把握している第1保留数U1との乖離が「2」である場合、保留アイコンT13を第1保留アイコン表示領域70B3から70B2にシフト表示することなく、第1保留アイコン表示領域70B3から消去される。
そして、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている必要分の2つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、先読みゾーン演出、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が継続されずに、演出図柄70aの変動表示が開始され、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図223(h)参照)。
なお、余剰分の保留アイコンT1を消去して必要分の保留アイコンT1をシフト表示させるときに、余剰分の保留アイコンT1をそのまま残存させて必要分の保留アイコンT1をシフト表示させてもよい。
P10のタイミングにおいて、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み演出の対象)に基づいて、予告シナリオに沿って通常のゾーン演出(先読みゾーン背景の表示、青色のゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力)を継続して実行しない。具体的には、P10のタイミングにおいて、先読みゾーン演出を消去し、モードA背景などの、先読み演出よりも大当たりへの期待度が低い演出態様へ変更される(図223(h)参照)。このように、具体例10では、ターゲット保留記憶が消化された後に、演出制御部130mがコマンドを正常に受信した場合であり、このとき、ターゲット保留記憶に基づいた先読み演出を継続して実行しない、又は、先に実行していた先読み演出よりも大当たりへの期待度が低い演出に変更する、又は、先読み演出を消去するようになっている。
その後、P11のタイミングにおいて、保留アイコンT1のシフト表示が完了してから所定時間が経過すると、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図223(i)参照)。
なお、P10のタイミングにおいて、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み演出の対象)に基づいて、予告シナリオに沿って通常のゾーン演出(先読みゾーン背景の表示、青色のゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力)を継続して実行してもよい。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例11)
図222及び図224を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例11について説明する。図222は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャートであり、図224(a)~(i)は、図222のタイミングチャートにおける(a)~(i)に対応する演出例である。
なお、図223の具体例10と図224の具体例11とは、先読み予告演出として先読みゾーン演出に代えて先読みエフェクト演出が実行されると共に、アイコン変化演出が実行される点で異なるため、ここでは共通する部分の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
具体例10では、図223(a)における保留アイコンT12に対応する保留記憶に基づいて、事前に大当たりの期待度が高い旨の先読み演出(事前報知)が実行されている。具体例11では、先読み演出として、先読みエフェクト演出及びアイコン変化演出が実行される。具体的には、演出図柄70aの背後下部に青色のエフェクト画像EF(青EF)が表示されると共に、エフェクト効果音が出力される。また、保留アイコンT1が青キャラアイコンに変化するアイコン変化演出が実行されている。
P4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。また、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始され、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図224(d)参照)。
また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始されると共に、先読みエフェクト演出が実行される。具体的には、演出図柄70aの背後下部に青色のエフェクト画像EF(青EF)が表示されると共に、エフェクト効果音が出力される。また、保留アイコンT1が青キャラアイコンに変化したアイコン変化演出が継続して実行されている。そして、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図224(d)参照)。このとき、背景画像のスクロールが継続されていると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図224(e)参照)。
そして、P6のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図224(f)参照)。
次に、P7のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長されて、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示が継続される。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。また、青キャラアイコンとなった保留アイコンT1が維持されてアイコン変化演出が継続する(図224(g)参照)。
その後、P8のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「2」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「3」から「2」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。そのため、先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)が実行されずに、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」になることを除いて、図224(g)の状態が維持される。
そして、P9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」であることを除いて、図224(g)の状態が維持される。
なお、P8及びP9のタイミングにおいて、先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)を、継続して実行してもよい。
次に、P10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「2」を経ないで、「3」から直接「1」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「2」を経ないで、「3」から直接「1」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70B3に表示されている余剰分の保留アイコンT3が1フレーム分の非アニメーションで消去され、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図224(h)参照)。このように、主制御部110mが把握している第1保留数U1と演出制御部130mが把握している第1保留数U1との乖離が「2」である場合、保留アイコンT3を第1保留アイコン表示領域70B3から70B2にシフト表示することなく、第1保留アイコン表示領域70B3から消去される。
そして、第1保留アイコン表示領域70B1,70B2に表示されている必要分の2つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始される。そして、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図224(h)参照)。
その後、P11のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了してから所定時間が経過すると、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図224(i)参照)。
P10のタイミングにおいて、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み演出の対象)に基づいて、予告シナリオに沿って先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)及びアイコン変化演出(保留アイコン変化演出や当該アイコン変化演出)を継続して実行しない。具体的には、P10のタイミングにおいて、先読みエフェクト演出が実行されず、モードA背景などの、先読み演出よりも大当たりへの期待度が低い演出態様へ変更される(図224(h)参照)。また、青キャラアイコンになっていた保留アイコンT1が、通常のCD画像の保留アイコンT1となる。このように、具体例11では、ターゲット保留記憶が消化された後に、演出制御部130mがコマンドを正常に受信した場合であり、このとき、ターゲット保留記憶に基づいた先読み演出を継続して実行しない、又は、先に実行していた先読み演出よりも大当たりへの期待度が低い演出に変更する、又は、先読み演出を消去するようになっている。
なお、P10のタイミングにおいて、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み演出の対象)に基づいて、予告シナリオに沿って先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)及びアイコン変化演出(保留アイコン変化演出や当該アイコン変化演出)を継続して実行してもよい。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例12)
図222及び図225を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例12について説明する。図222は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャートであり、図225(a)~(i)は、図203のタイミングチャートにおける(a)~(i)に対応する演出例である。
なお、図225の具体例12は、先読み予告演出として、第1可動部材73による先読み演出(動作演出や発行演出)が実行される点で図224の具体例11と異なるため、ここでは共通する部分の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
具体例12では、図225(a)における保留アイコンT12に対応する保留記憶に基づいて、事前に大当たりの期待度が高い旨の先読み演出(事前報知)が実行されている。具体例12では、先読み演出として、第1可動部材73による演出及びアイコン変化演出が実行される。具体的には、第1可動部材73が所定の動作を行う動作演出や第1可動部材73が発光する発光演出が実行されると共に、効果音が出力される。また、保留アイコンT1が青キャラアイコンや赤キャラアイコンに変化するアイコン変化演出が実行される。
P4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。また、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始され、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図225(d)参照)。
また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始されると共に、先読み予告演出として、第1可動部材73による可動演出が実行される。具体的には、大当たりへの期待度が高い態様(例えば、動きが大きいことや大当たりと同様の態様など)で、第1画像表示装置70の上側に設置された第1可動部材73が動作すると共に、第1可動部材73が発光する。また、効果音が出力される。そして、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図225(d)参照)。なお、第1可動部材73の動作による先読み予告演出は、演出図柄70aのリーチ演出前の期間において、演出図柄70aの複数回の変動演出において各変動演出の一部期間で実行可能である。
また、第1保留アイコン表示領域70B1に表示されている1番目の保留アイコンT13が青キャラアイコンに変化して、青キャラアイコンが所定の動作演出を実行している。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図225(e)参照)。また、第1可動部材73による先読み予告演出が継続して実行されている。
そして、P6のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図225(f)参照)。
次に、P7のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長される。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。また、青キャラアイコンとなった保留アイコンT1が維持されてアイコン変化演出が継続される(図225(g)参照)。
その後、P8のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「2」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「3」から「2」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。このとき、第1可動部材73の動作による先読み予告演出が実行されずに、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」になることを除いて、図225(g)の状態が維持される。
そして、P9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」であることを除いて、図225(g)の状態が維持される。
なお、P8及びP9のタイミングにおいて、第1可動部材73による先読み予告演出(第1可動部材73の動作演出及び発光演出)を、継続して実行してもよい。
次に、P10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「2」を経ないで、「3」から直接「1」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「2」を経ないで、「3」から直接「1」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている余剰分の保留アイコンT1が1フレーム分の非アニメーションで消去され、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図225(h)参照)。このように、主制御部110mが把握している第1保留数U1と演出制御部130mが把握している第1保留数U1との乖離が「2」である場合、保留アイコンT1を第1保留アイコン表示領域70Bにおいてシフト表示することなく、第1保留アイコン表示領域70Bから消去される。
そして、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている必要分の2つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始される。そして、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図225(h)参照)。
その後、P11のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了してから所定時間が経過すると、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図225(i)参照)。
P10のタイミングにおいて、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み演出の対象)に基づいて、予告シナリオに沿って第1可動部材73による先読み予告演出及びアイコン変化演出(保留アイコン変化演出や当該アイコン変化演出)を継続して実行しない。具体的には、P10のタイミングにおいて、第1可動部材73による先読み予告演出が実行されず、第1可動部材73が待機位置で静止すると共に、消灯又は先読み予告演出よりも地味な態様で発光演出するように、先読み演出よりも大当たりへの期待度が低い演出態様へ変更される(図225(h)参照)。また、青キャラアイコンになっていた保留アイコンT1が、通常のCD画像の保留アイコンT1となる。このように、具体例11では、ターゲット保留記憶が消化された後に、演出制御部130mがコマンドを正常に受信した場合であり、このとき、ターゲット保留記憶に基づいた先読み演出を継続して実行しない、又は、先に実行していた先読み演出よりも大当たりへの期待度が低い演出に変更する、又は、先読み演出を消去するようになっている。
なお、P10のタイミングにおいて、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み演出の対象)に基づいて、予告シナリオに沿って第1可動部材73による先読み予告演出及びアイコン変化演出(保留アイコン変化演出や当該アイコン変化演出)を継続して実行してもよい。
図222~図225に示した具体例10~12によれば、P7~P9のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示/音声制御部140及びランプ/駆動制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
図222~図225に示した具体例10~12によれば、P10のタイミングにおいて、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数が「3」から「1」となる場合について説明したが、第1保留数が「4」から「2」となる場合、及び、第1保留数が「2」から「0」になる場合、つまり、主制御部110mが把握している保留数と演出制御部130mが把握している保留数との乖離が「2」であれば、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
図222~図225に示した具体例10~12では、P7のタイミングで最初のコマンドを正常に受信できない所定状態が生じ、P10のタイミングの前までの所定期間において、所定状態が続いている。このように、具体例10~12では、所定期間において、演出図柄70aの変動演出を実行しないようになっている。また、所定期間において、変動演出が終了した演出図柄70aを仮停止状態で表示可能であると共に、演出図柄70aを仮停止状態で保つことが可能になっている。
このように、図222~図225に示した具体例10~12によれば、保留アイコン表示領域において、所定数(例えば1つ)よりも2つ多い特定数(例えば3つ)の保留アイコン(第1保留情報)の表示中に、保留数が所定数となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、特定数の保留アイコンのうちの余剰分の保留アイコン(例えば3番目の保留アイコン)をシフト表示することなく、必要分の保留アイコン(例えば1番目~2番目の保留アイコン)をシフト表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図222~図225に示した具体例10~12によれば、保留アイコン表示領域において、所定数(例えば1つ)よりも2つ多い特定数(例えば3つ)の保留アイコン(第1保留情報)の表示中に、保留数が所定数となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、特定数よりも1つ少ない数の保留アイコンを表示してから所定数の保留アイコンを表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図222~図225に示した具体例10~12によれば、サブ第1保留表示器83や第1保留数表示領域70Eにおいて、所定数(例えば1つ)よりも2つ多い特定数(例えば3つ)の保留数を表示中に、保留数が所定数となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、特定数よりも1つ少ない数の保留数を表示することなく所定数の保留数を表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、即座に正確な保留数が表示されるため、遊技者に対して迅速に保留数を知らしめることが可能となる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例13)
図226及び図227を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例13について説明する。図226は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャートであり、図227(a)~(i)は、図226のタイミングチャートにおける(a)~(i)に対応する演出例である。
まず、P0のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示が開始されるが、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する。
次に、P1のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数が「3」から「4」に増加する。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「3」から「4」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、第1始動口入賞指定コマンド(先読み指定コマンド))を演出制御部
130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「4」となる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「4」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「3」から「4」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70B4に1つの保留アイコンT14が10フレーム分のアニメーションとして追加表示(極小サイズから徐々に大きくなるように表示)される(図227(a)参照)。
具体例13では、図227(a)における保留アイコンT12に対応する第1保留記憶に基づいて、事前に大当たりの期待度が高い旨の先読み演出(事前報知)が実行されている。具体的には、背景画像が先読みゾーン背景に変化し、「ZONE」の文字が左右方向にスクロールする青色のゾーン画像が表示されると共に、ゾーンBGMが出力される先読みゾーン演出(通常のゾーン演出)が実行されている。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図227(a)参照)。
その後、P2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「285」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図227(b)参照)。
そして、P3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し(図227(c)参照)、第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
次に、P4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。また、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始され、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図227(d)参照)。
そして、P6のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図227(f)参照)。
なお、P0~P6のタイミングにおいて、先読みゾーン演出(通常のゾーン演出)が継続的に実行されている。具体的には、背景画像が先読みゾーン背景に変化し、「ZONE」の文字が左右方向にスクロールする青色のゾーン画像が表示されると共に、ゾーンBGMが出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aが変動演出しているときに、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている。
次に、P7のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長されて、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示が継続される。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。また、ゾーン演出(先読みゾーン背景の表示、青色のゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力)が維持されて先読みゾーン演出が継続して実行される(図227(g)参照)。
その後、P8のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「2」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「3」から「2」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」になることを除いて、図227(g)の状態が維持される。
そして、P9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」であることを除いて、図227(g)の状態が維持される。
その後、P10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「1」になることを除いて、図227(g)の状態が維持される。
そして、P11のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「1」であることを除いて、図227(g)の状態が維持される。
次に、P12のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「0」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「1」から「0」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「0」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「2」及び「1」を経ないで、「3」から直接「0」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「2」及び「1」を経ないで、「3」から直接「0」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている余剰分の保留アイコンT1が1フレーム分の非アニメーションで消去され、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図227(h)参照)。このように、主制御部110mが把握している第1保留数U1と演出制御部130mが把握している第1保留数U1との乖離が「3」である場合、余剰分の保留アイコンT1を第1保留アイコン表示領域70Bにおいてシフト表示することなく、第1保留アイコン表示領域70Bから消去される。
そして、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている必要分の1つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、先読みゾーン演出、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始され、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図227(h)参照)。
なお、余剰分の保留アイコンT1を消去して必要分の保留アイコンT1をシフト表示させるときに、余剰分の保留アイコンT1をそのまま残存させて必要分の保留アイコンT1をシフト表示させてもよい。
P13のタイミングにおいて、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み演出の対象)に基づいて、予告シナリオに沿って通常のゾーン演出(先読みゾーン背景の表示、青色のゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力)を継続して実行しない。具体的には、P13のタイミングにおいて、先読みゾーン演出を消去し、モードA背景などの、先読み演出よりも大当たりへの期待度が低い演出態様へ変更される(図227(h)参照)。このように、具体例13では、ターゲット保留記憶が消化された後に、演出制御部130mがコマンドを正常に受信した場合であり、このとき、ターゲット保留記憶に基づいた先読み演出を継続して実行しない、又は、先に実行していた先読み演出よりも大当たりへの期待度が低い演出に変更する、又は、先読み演出を消去するようになっている。
その後、P13のタイミングにおいて、保留アイコンT1のシフト表示が完了してから所定時間が経過すると、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図227(i)参照)。
なお、P13のタイミングにおいて、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み演出の対象)に基づいて、予告シナリオに沿って通常のゾーン演出(先読みゾーン背景の表示、青色のゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力)を継続して実行してもよい。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例14)
図226及び図228を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例14について説明する。図226は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャートであり、図228(a)~(i)は、図226のタイミングチャートにおける(a)~(i)に対応する演出例である。
なお、図227の具体例13と図228の具体例14とは、先読み予告演出として先読みゾーン演出に代えて先読みエフェクト演出が実行されると共に、アイコン変化演出が実行される点で異なるため、ここでは共通する部分の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
具体例13では、図227(a)における保留アイコンT12に対応する保留記憶に基づいて、事前に大当たりの期待度が高い旨の先読み演出(事前報知)が実行されている。具体例14では、先読み演出として、先読みエフェクト演出及びアイコン変化演出が実行される。具体的には、演出図柄70aの背後下部に青色のエフェクト画像EF(青EF)が表示されると共に、エフェクト効果音が出力される。また、保留アイコンT1が青キャラアイコンに変化するアイコン変化演出が実行されている。
P4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。また、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始され、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図228(d)参照)。
また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始されると共に、先読みエフェクト演出が実行される。具体的には、演出図柄70aの背後下部に青色のエフェクト画像EF(青EF)が表示されると共に、エフェクト効果音が出力される。また、保留アイコンT1が青キャラアイコンに変化したアイコン変化演出が継続して実行されている(図228(d)参照)。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図228(e)参照)。
そして、P6のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図228(f)参照)。
次に、P7のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長されて、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示が継続される。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。また、青キャラアイコンとなった保留アイコンT1が維持されてアイコン変化演出が継続する(図228(g)参照)。
その後、P8のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「2」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「3」から「2」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。そのため、先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)が実行されずに、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」になることを除いて、図228(g)の状態が維持される。
そして、P9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」であることを除いて、図228(g)の状態が維持される。
その後、P10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。そのため、先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)が実行されずに、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「1」になることを除いて、図228(g)の状態が維持される。
そして、P11のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「1」であることを除いて、図228(g)の状態が維持される。
なお、P8及びP11のタイミングにおいて、先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)を、継続して実行してもよい。
次に、P12のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「0」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「1」から「0」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「0」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「2」及び「1」を経ないで、「3」から直接「0」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「2」及び「1」を経ないで、「3」から直接「0」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70B3に表示されている余剰分の保留アイコンT1が1フレーム分の非アニメーションで消去され、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図228(h)参照)。このように、主制御部110mが把握している第1保留数U1と演出制御部130mが把握している第1保留数U1との乖離が「3」である場合、余剰分の保留アイコンT1を第1保留アイコン表示領域70Bにおいてシフト表示することなく、第1保留アイコン表示領域70Bから消去される。
そして、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている必要分の1つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始される。そして、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図228(h)参照)。
その後、P13のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了してから所定時間が経過すると、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図228(i)参照)。
P13のタイミングにおいて、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み演出の対象)に基づいて、予告シナリオに沿って先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)及びアイコン変化演出(保留アイコン変化演出や当該アイコン変化演出)を継続して実行しない。具体的には、P13のタイミングにおいて、先読みエフェクト演出が実行されず、モードA背景などの、先読み演出よりも大当たりへの期待度が低い演出態様へ変更される(図228(h)参照)。また、青キャラアイコンになっていた保留アイコンT1が、通常のCD画像の保留アイコンT1となる。このように、具体例14では、ターゲット保留記憶が消化された後に、演出制御部130mがコマンドを正常に受信した場合であり、このとき、ターゲット保留記憶に基づいた先読み演出を継続して実行しない、又は、先に実行していた先読み演出よりも大当たりへの期待度が低い演出に変更する、又は、先読み演出を消去するようになっている。
なお、P13のタイミングにおいて、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み演出の対象)に基づいて、予告シナリオに沿って先読みエフェクト演出(エフェクト画像EFの表示、エフェクト効果音の出力)及びアイコン変化演出(保留アイコン変化演出や当該アイコン変化演出)を継続して実行してもよい。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例15)
図226及び図229を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例15について説明する。図226は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャートであり、図229(a)~(i)は、図203のタイミングチャートにおける(a)~(i)に対応する演出例である。
なお、図229の具体例15は、先読み予告演出として、第1可動部材73による先読み演出(動作演出や発行演出)が実行される点で図228の具体例14と異なるため、ここでは共通する部分の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。なお、具体例15では、先読みエフェクト演出も実行可能になっているが、具体例14と同様であるので説明を省略している。
具体例15では、図229(a)における保留アイコンT12に対応する保留記憶に基づいて、事前に大当たりの期待度が高い旨の先読み演出(事前報知)が実行されている。具体例15では、先読み演出として、第1可動部材73による演出及びアイコン変化演出が実行される。具体的には、第1可動部材73が所定の動作を行う動作演出や第1可動部材73が発光する発光演出が実行されると共に、効果音が出力される。また、保留アイコンT1が青キャラアイコンや赤キャラアイコンに変化するアイコン変化演出が実行される。
P4のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。また、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている4つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始され、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図229(d)参照)。
また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始されると共に、先読み予告演出として、第1可動部材73による可動演出が実行される。具体的には、大当たりへの期待度が高い態様(例えば、動きが大きいことや大当たりと同様の態様など)で、第1画像表示装置70の上側に設置された第1可動部材73が動作すると共に(図229(d)参照)、第1可動部材73が発光する。また、効果音が出力される。なお、第1可動部材73の動作による先読み予告演出は、演出図柄70aのリーチ演出前の期間において、演出図柄70aの複数回の変動演出において各変動演出の一部期間で連続して実行可能である。
また、第1保留アイコン表示領域70B1に表示されている1番目の保留アイコンT13が青キャラアイコンに変化して、青キャラアイコンが所定の動作演出を実行している。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図229(e)参照)。また、第1可動部材73による先読み予告演出が継続して実行されている。
そして、P6のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図229(f)参照)。
次に、P7のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長される。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。また、青キャラアイコンとなった保留アイコンT1が維持されてアイコン変化演出が継続される(図229(g)参照)。
その後、P8のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「2」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「3」から「2」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。このとき、第1可動部材73の動作による先読み予告演出が実行されずに、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」になることを除いて、図229(g)の状態が維持される。
そして、P9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「2」であることを除いて、図229(g)の状態が維持される。
その後、P10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」のままとなり、変動演出を開始するための処理が行われないことになる。このとき、第1可動部材73の動作による先読み予告演出が実行されずに、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「1」になることを除いて、図229(g)の状態が維持される。
そして、P11のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、第1特別図柄保留表示器63の第1保留数U1の表示が「1」であることを除いて、図229(g)の状態が維持される。
なお、P8及びP11のタイミングにおいて、第1可動部材73による先読み予告演出(第1可動部材73の動作演出及び発光演出)を、継続して実行してもよい。
次に、P12のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「0」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「1」から「0」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「0」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「2」及び「1」を経ないで、「3」から直接「0」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「2」及び「1」を経ないで、「3」から直接「0」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている余剰分の保留アイコンT1が1フレーム分の非アニメーションで消去され、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図229(h)参照)。このように、主制御部110mが把握している第1保留数U1と演出制御部130mが把握している第1保留数U1との乖離が「3」である場合、余剰分の保留アイコンT1を第1保留アイコン表示領域70Bにおいてシフト表示することなく、第1保留アイコン表示領域70Bから消去される。
そして、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている必要分の1つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始される。そして、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図229(h)参照)。
その後、P13のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了してから所定時間が経過すると、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図229(i)参照)。
P13のタイミングにおいて、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み演出の対象)に基づいて、予告シナリオに沿って第1可動部材73による先読み予告演出及びアイコン変化演出(保留アイコン変化演出や当該アイコン変化演出)を継続して実行しない。具体的には、P12のタイミングにおいて、第1可動部材73による先読み予告演出が実行されず、第1可動部材73が待機位置で静止すると共に、消灯又は先読み予告演出よりも地味な態様で発光演出するように、先読み演出よりも大当たりへの期待度が低い演出態様へ変更される(図229(h)参照)。また、青キャラアイコンになっていた保留アイコンT1が、通常のCD画像の保留アイコンT1となる。このように、具体例14では、ターゲット保留記憶が消化された後に、演出制御部130mがコマンドを正常に受信した場合であり、このとき、ターゲット保留記憶に基づいた先読み演出を継続して実行しない、又は、先に実行していた先読み演出よりも大当たりへの期待度が低い演出に変更する、又は、先読み演出を消去するようになっている。
なお、P13のタイミングにおいて、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できた場合、第1保留数U1が「0」になる特別図柄の変動表示中に実行される変動演出(先読み演出の対象)に基づいて、予告シナリオに沿って第1可動部材73による先読み予告演出及びアイコン変化演出(保留アイコン変化演出や当該アイコン変化演出)を継続して実行してもよい。
図226~図229に示した具体例13~15によれば、P7~P11のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示/音声制御部140及びランプ/駆動制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
図226~図229に示した具体例13~15によれば、P12のタイミングにおいて、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数が「3」から「0」となる場合について説明したが、第1保留数が「4」から「1」となる場合、つまり、主制御部110mが把握している保留数と演出制御部130mが把握している保留数との乖離が「3」であれば、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
図226~図229に示した具体例13~15では、P7のタイミングで最初のコマンドを正常に受信できない所定状態が生じ、P12のタイミングの前までの所定期間において、所定状態が続いている。このように、具体例13~15では、所定期間において、演出図柄70aの変動演出を実行しないようになっている。また、所定期間において、変動演出が終了した演出図柄70aを仮停止状態で表示可能であると共に、演出図柄70aを仮停止状態で保つことが可能になっている。
このように、図226~図229に示した具体例13~15によれば、保留アイコン表示領域において、所定数(例えば1つ)よりも2つ多い特定数(例えば3つ)の保留アイコン(第1保留情報)の表示中に、保留数が所定数となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、特定数の保留アイコンのうちの余剰分の保留アイコン(例えば3番目の保留アイコン)をシフト表示することなく、必要分の保留アイコン(例えば1番目~2番目の保留アイコン)をシフト表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図226~図229に示した具体例13~15によれば、保留アイコン表示領域において、所定数(例えば1つ)よりも2つ多い特定数(例えば3つ)の保留アイコン(第1保留情報)の表示中に、保留数が所定数となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、特定数よりも1つ少ない数の保留アイコンを表示してから所定数の保留アイコンを表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図226~図229に示した具体例13~15によれば、サブ第1保留表示器83や第1保留数表示領域70Eにおいて、所定数(例えば1つ)よりも2つ多い特定数(例えば3つ)の保留数を表示中に、保留数が所定数となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、特定数よりも1つ少ない数の保留数を表示することなく所定数の保留数を表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、即座に正確な保留数が表示されるため、遊技者に対して迅速に保留数を知らしめることが可能となる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例16)
図230及び図231を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例16について説明する。図230は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャートであり、図231(a)~(j)は、図230のタイミングチャート6における(a)~(j)に対応する演出例である。
まず、P0のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数が「2」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、変動中BGMが出力されたまま、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「2」から「1」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70B1に表示されている2つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄の変動表示が開始されるが、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する。
次に、P1のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了すると先読みゾーン演出(通常のゾーン演出)およびアイコン変化演出が開始される。具体的には、背景画像が先読みゾーン背景に変化し、「ZONE」の文字が左右方向にスクロールする青色のゾーン画像が表示されると共に、ゾーンBGMが出力される。また、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている1番目の保留アイコンが青キャラアイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコン及び当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図231(a)参照)。
そして、P2のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数が「1」から「2」に増加する。このとき、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「1」から「2」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、第1始動口入賞指定コマンド(先読み指定コマンド))を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1を更新するための処理が行われずに「1」のままとなる(図231(b)参照)。
その後、P3のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図231(c)参照)。
次に、P4のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長される。また、ゾーン演出(先読みゾーン背景の表示、青色のゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力)が維持されて先読みゾーン演出が継続し、青キャラアイコンが維持されてアイコン変化演出が継続する(図231(d)参照)。
その後、P5のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「1」、つまり、第1保留数U1が変化せずに変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「1」となり、第1保留アイコン表示領域70Bの2番目に保留アイコンT1(CDアイコン)が1フレーム分の非アニメーションで追加表示(最初から通常サイズで表示)される。また、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図231(e)参照)。
そして、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている必要分の2つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始され、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図231(e)参照)。
その後、P6のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了するとアイコン変化演出(当該アイコン変化演出)が開始される。具体的には、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが赤キャラアイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となる(図231(f)参照)。
次に、P7のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過(SPリーチ演出が終了)すると、左中右の演出図柄70aがリーチハズレ態様(「161」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図231(g)参照)。
そして、P8のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し、第1ランプ図柄がハズレ態様(消灯)で本停止する(図231(h)参照)。
その後、P9のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「0」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「1」から「0」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「0」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「0」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている1つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始され、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図231(i)参照)。
次に、P10のタイミングにおいて、アイコンのシフト表示が完了するとアイコン変化演出が開始される。具体的には、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTH(演出制御部130mが入賞時コマンドを正常に受信できなかった第1保留記憶に対応するアイコン)が青キャラアイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図231(j)参照)。
その後、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できる状態である場合には、演出図柄70aが停止表示するタイミングで当該アイコンTHが消去されてアイコン変化演出が終了する。
なお、P2~P4のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(入賞時コマンド、停止時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示/音声制御部140及びランプ/駆動制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(入賞時コマンド、停止時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
ここでは、P5のタイミングにおいて、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「1」になる場合について説明したが、第1保留数U1が「0」から「0」となる場合、第1保留数U1が「2」から「2」となる場合、第1保留数U1が「3」から「3」となる場合、つまり、主制御部110mが記憶(把握)している保留数と、演出制御部130mが記憶(把握)している保留数とが同一であれば、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
このように、図230~図231に示した具体例16によれば、保留アイコン表示領域70Cにおいて所定数(例えば1つ)の保留アイコン(第1保留情報)の表示中に、保留数が所定数となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、所定数よりも1つ多い数(例えば2つ)の保留アイコンを表示してから、それらの保留アイコンをシフト表示することで所定数の保留アイコンを表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図230~図231に示した具体例16によれば、サブ第1保留表示器83や第1保留数表示領域70Eにおいて所定数(例えば1つ)の保留数を表示中に、保留数が所定数となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、所定数よりも1つ多い数(例えば2つ)の保留数を表示することなく、所定数の保留数を表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、即座に正確な保留数が表示されるため、遊技者に対して迅速に保留数を知らしめることが可能となる。
また、図230~図231に示した具体例16によれば、保留アイコン表示領域70Cに保留アイコン(第1保留情報)を表示していないが当該アイコンの表示中に、保留数が「0」となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、「0」よりも1つ多い数(例えば1つ)の保留アイコンを表示してから、その保留アイコンをシフト表示することで保留アイコンが表示されない状態とするようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図230~図231に示した具体例によれば、サブ第1保留表示器83や第1保留数表示領域70Eにおいて「0」の保留数を表示中に、保留数が「0」となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、「0」よりも1つ多い数(例えば1つ)の保留数を表示することなく、「0」の保留数を表示(維持)するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、即座に正確な保留数が表示されるため、遊技者に対して迅速に保留数を知らしめることが可能となる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例17)
図232及び図233を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例17について説明する。図232は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャートであり、図233(a)~(f)は、図232のタイミングチャートにおける(a)~(f)に対応する演出例である。
まず、P0のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数が1フレーム分の非アニメーションで「2」から「1」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている2つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始されるが、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する。
次に、P1のタイミングにおいて、保留アイコンT1のシフト表示が完了すると先読みゾーン演出(通常のゾーン演出)およびアイコン変化演出が開始される。具体的には、背景画像が先読みゾーン背景に変化し、「ZONE」の文字が左右方向にスクロールする青色のゾーン画像が表示されると共に、ゾーンBGMが出力される。また、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている1番目の保留アイコンT1が青キャラアイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図233(a)参照)。
そして、P2のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「2」に増加する。このとき、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「1」から「2」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、第1始動口入賞指定コマンド(先読み指定コマンド))を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1を更新するための処理が行われずに「1」のままとなる(図233(b)参照)。
その後、P3のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「3」に増加する。このとき、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「3」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、第1始動口入賞指定コマンド(先読み指定コマンド))を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1を更新するための処理が行われずに「1」のままとなる(図233(b)参照)。
次に、P4のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「4」に増加する。このとき、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「3」から「4」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、第1始動口入賞指定コマンド(先読み指定コマンド))を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1を更新するための処理が行われずに「1」のままとなる(図233(b)参照)。
そして、P5のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図233(c)参照)。
その後、P6のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。
このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長される。また、ゾーン演出(先読みゾーン背景の表示、青色のゾーン画像の表示、ゾーンBGMの出力)が維持されて先読みゾーン演出が継続し、青キャラアイコンが維持されてアイコン変化演出が継続する(図233(d)参照)。
その後、P7のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「3」となり、第1保留アイコン表示領域70Bの2番目~4番目に保留アイコンT1(CDアイコン)が1フレーム分の非アニメーションで追加表示(最初から通常サイズで表示)される。また、停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示される予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)される(図233(e)参照)。
そして、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている必要分の4つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が継続したまま演出図柄70aの変動表示が開始され、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図233(e)参照)。
その後、P8のタイミングにおいて、保留アイコンT1のシフト表示が完了するとアイコン変化演出(当該アイコン変化演出)が開始される。具体的には、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンが赤キャラアイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となる(図233(f)参照)。
その後、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できる状態である場合には、演出図柄70aが停止表示するタイミングで当該アイコンTHが消去されてアイコン変化演出が終了する。
なお、P2~P6のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(入賞時コマンド、停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示/音声制御部140及びランプ/駆動制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(入賞時コマンド、停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
ここでは、P7のタイミングにおいて、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「3」となる場合について説明したが、第1保留数U1が「1」から「2」となる場合、第1保留数U1が「0」から「2」となる場合、第1保留数U1が「0」から「1」になる場合、つまり、主制御部110mが記憶(把握)している保留数の方が、演出制御部130mが記憶(把握)している保留数よりも多い場合であれば、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
このように、図232~図233に示した具体例17によれば、保留アイコン表示領域において所定数(例えば1つ)の保留アイコン(第1保留情報)の表示中に、保留数が所定数よりも多い特定数(例えば2つ)となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、特定数よりも1つ多い数(例えば3つ)の保留アイコンを表示してから、それらの保留アイコンをシフト表示することで特定数の保留アイコンを表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図232~図233に示した具体例17によれば、サブ第1保留表示器83や第1保留数表示領域70Eにおいて所定数(例えば1つ)の保留数を表示中に、保留数が所定数よりも多い特定数(例えば2つ)となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、特定数よりも1つ多い数(例えば3つ)の保留数を表示することなく、特定数の保留数を表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、即座に正確な保留数が表示されるため、遊技者に対して迅速に保留数を知らしめることが可能となる。
また、図232~図233に示した具体例17によれば、保留アイコン表示領域に保留アイコン(第1保留情報)を表示していないが当該アイコンの表示中に、保留数が所定数(例えば1つ)となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、所定数よりも1つ多い数(例えば2つ)の保留アイコンを表示してから、それらの保留アイコンをシフト表示することで所定数の保留アイコンを表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図232~図233に示した具体例17によれば、サブ第1保留表示器83や第1保留数表示領域70Eにおいて「0」の保留数を表示中に、保留数が所定数(例えば1つ)となる変動表示の開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、所定数よりも1つ多い数(例えば2つ)の保留数を表示することなく、所定数の保留数を表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、即座に正確な保留数が表示されるため、遊技者に対して迅速に保留数を知らしめることが可能となる。
前述した具体例によれば、演出図柄70aの仮停止中に演出制御部130mが停止時コマンドを正常に受信できない場合には、演出図柄70aの仮停止期間、特殊図柄TZおよびランプ図柄の変動期間、変動中BGMの出力期間が通常の期間よりも延長(継続)されるようになっている。そのため、何らの演出も実行されていない期間の発生を抑制することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、前述した具体例によれば、演出図柄70aの仮停止期間の延長(継続)中において、背景画像のスクロール、保留アイコンおよび当該アイコンの回転動作が継続するようになっている。そのため、演出図柄70aの仮停止期間の延長(継続)中が極端に動きのない退屈な演出となってしまうことを抑制することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、前述した具体例によれば、演出図柄70aの仮停止期間の延長(継続)中においても、先読み予告演出(アイコン変化演出、先読みゾーン演出)を継続(実行)するようになっている。そのため、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できないコマンド異常が発生した場合であっても、先読み予告演出が終了することがなくなり、遊技者が不満を募らせるような不都合を回避することで遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、前述した具体例によれば、演出図柄70aの仮停止期間の延長(継続)中において先読み予告演出(アイコン変化演出、先読みゾーン演出)を継続(実行)する場合であっても、演出図柄70aの仮停止期間の延長(継続)中には先読み予告演出の予告態様(アイコンの種類、ゾーン演出の種類)が変化しないようになっている。そのため、先読み予告演出の進行に異常をきたすことがなくなり、遊技者が不満を募らせるような不都合を回避することで遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、前述した具体例によれば、演出図柄70aの仮停止期間の延長中に演出制御部130mが開始時コマンドを正常に受信した場合には、予め定められている停止位置からズレている演出図柄70aを含む全ての演出図柄70a(過去の変動演出で停止表示する予定だった演出図柄70a)が停止位置に表示(瞬間的に導出表示)されてから変動表示を開始するようになっている。そのため、演出図柄70aが停止位置からズレた状態で変動表示を開始する場合よりも、変動演出の開始時の見た目を良くすることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、前述した具体例によれば、演出図柄70aの仮停止期間の延長中に演出制御部130mが開始時コマンドを正常に受信した場合には、特殊図柄TZおよびランプ図柄は停止表示されずに変動表示を継続するようになっている。そのため、特殊図柄TZおよびランプ図柄を停止表示させるような煩雑な処理を行わずに済み、制御負荷を軽減することが可能となる。また、演出図柄70aが停止位置に表示(瞬間的に導出表示)されていても、特殊図柄TZおよびランプ図柄によって変動演出中となっていること遊技者に知らしめることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、前述した具体例によれば、演出図柄70aの仮停止期間の延長中に演出制御部130mが開始時コマンドを正常に受信した場合には、当該アイコンが通常の時間(停止時コマンドを受信した場合の10フレーム分のアニメーション)よりも短い時間(1フレーム分の非アニメーション)で消去されるようになっている。そのため、新たに実行される変動演出が当該アイコンの消去によって阻害され難くすることができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、前述した具体例によれば、先読み予告演出(アイコン変化演出、先読みゾーン演出)が継続(実行)される演出図柄70aの仮停止期間の延長中に演出制御部130mが開始時コマンドを正常に受信した場合には、新たに実行する変動演出においても先読み予告演出を実行可能となっている。そのため、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない通信異常が発生した場合であっても、先読み予告演出が終了することがなくなり、遊技者が不満を募らせるような不都合を回避することで遊技の興趣を向上させることが可能となる。
また、前述した具体例によれば、先読み予告演出(アイコン変化演出、先読みゾーン演出)が継続(実行)される演出図柄70aの仮停止期間の延長中に演出制御部130mが開始時コマンドを正常に受信した場合には、新たに実行する変動演出において、先読み予告演出のシナリオに応じた内容の演出を実行可能となっている。そのため、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できないコマンド異常が発生した場合であっても、先読み予告演出の進行に異常をきたすことがなくなり、遊技者が不満を募らせるような不都合を回避することで遊技の興趣を向上させることが可能となる。
(演出制御部がコマンドを正常に受信できない場合の具体例18)
図234及び図235を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合の具体例18について説明する。図234は、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合のタイミングチャートであり、図235(a)~(j)は、図234のタイミングチャートにおける(a)~(j)に対応する演出例である。
まず、P0のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「2」から「1」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている2つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニ
メーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始されるが、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する。
次に、P1のタイミングにおいて、保留アイコンのシフト表示が完了する。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコン及び当該アイコンが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている。
そして、P2のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「2」に増加する。このとき、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「1」から「2」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、第1始動口入賞指定コマンド(先読み指定コマンド))を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1を更新するための処理が行われずに「1」のままとなる。
このとき、第1保留数U1が「2」となる入賞時コマンドを受信できていないため、サブ第1保留表示器83及び第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数U1が「1」のままとなり、第1保留アイコン表示領域70Bの第1保留数「2」に対応する2番目には保留アイコンT1が表示されないことになる(図235(a)参照)。
その後、P3のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「3」に増加する。このとき、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「3」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される入賞時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、第1始動口入賞指定コマンド(先読み指定コマンド))を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「3」となる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「3」となり、第1保留アイコン表示領域70Bのうちの入賞時コマンドを受信できなかった第1保留数U1の「2」に対応する2番目には保留アイコンT1が表示されずに第1保留数U1の「3」に対応する3番目に1つの保留アイコンT1が10フレーム分のアニメーションとして追加表示(極小サイズから徐々に大きくなるように表示)される(図235(b)参照)。
次に、P4のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「814」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図235(c)参照)。
そして、P5のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し、第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば消灯)で本停止する(図235(d)参照)。
その後、P6のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「2」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「3」から「2」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「2」となって
変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「2」となり、第1保留アイコン表示領域70Bのうちの入賞時コマンドを受信できなかった第1保留数「2」に対応する2番目に保留アイコンT1が1フレーム分の非アニメーションとして追加表示(最初から通常サイズで表示)され、表示されている3つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始され、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図235(e)参照)。
その後、P7のタイミングにおいて、保留アイコンT1のシフト表示が完了する。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図235(f)参照)。
次に、P8のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「225」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図235(g)参照)。
そして、P9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し、第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば消灯)で本停止する(図235(h)参照)。
その後、P10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。このタイミングで主制御部110mから送信される開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信すると、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」となっ
て変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、サブ第1保留表示器83及び第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「2」から「1」となり、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている2つの保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始され、演出図柄70aは準備動作を行った後にスクロールを開始する(図235(i)参照)。
次に、P11のタイミングにおいて、保留アイコンT1のシフト表示が完了するとアイコン変化演出が開始される。具体的には、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTH(演出制御部130mが入賞時コマンドを正常に受信できなかった第1保留記憶に対応するアイコン)が青キャラアイコンに変化すると共に、変化音が出力される。このとき、背景画像のスクロールが継続していると共に、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、当該アイコンThが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図235(j)参照)。
その後、主制御部110mからの各種コマンドを演出制御部130mが正常に受信できる状態である場合には、演出図柄70aが停止表示するタイミングで当該アイコンTHが消去されてアイコン変化演出が終了する。
なお、P2のタイミングにおいて、主制御部110mから送信されたコマンド(入賞時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示/音声制御部140及びランプ/駆動制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(入賞時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
ここでは、P3のタイミングにおいて、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」のときに第1保留数が「3」となる入賞時コマンドを受信した場合について説明したが、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」のときに第1保留数U1が「4」となる入賞時コマンドを受信した場合、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「0」のときに第1保留数U1が「2」、「3」、「4」の何れかとなる入賞時コマンドを受信した場合についても、基本的な流れは上述した説明と同様となる。
このように、図234~図235に示した具体例18によれば、保留アイコン表示領域のうちの所定数(例えば2つ)に対応する領域(例えば2番目)に保留アイコン(第1保留情報)を表示していないときに、保留数が所定数よりも1つ多い特定数(例えば3つ)となる入賞時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、保留アイコン表示領域のうちの所定数に対応する領域(例えば2番目)に保留アイコンを表示せずに、保留アイコン表示領域のうちの特定数に対応する領域(例えば3番目)に保留アイコンを表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、遊技者に誤った保留数を認識させてしまうといった不都合を回避して遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図234~図235に示した具体例18によれば、サブ第1保留表示器83や第1保留数表示領域70Eにおいて所定数(例えば2つ)よりも1つ少ない数(例えば1つ)の保留数を表示中に、保留数が所定数よりも1つ多い特定数(例えば3つ)となる入賞時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、所定数の保留数を表示することなく特定数の保留数を表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、即座に正確な保留数が表示されるため、遊技者に対して迅速に保留数を知らしめることが可能となる。
このように、図234~図235に示した具体例18によれば、保留アイコン表示領域のうちの所定数(例えば2つ)に対応する領域(例えば2番目)に保留アイコン(第1保留情報)を表示していないときに、保留数が所定数よりも複数多い特定数(例えば4つ)となる入賞時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、保留アイコン表示領域のうちの所定数に対応する領域(例えば2番目)から特定数よりも1つ少ない数に対応する領域(例えば3番目)に保留アイコンを表示せずに、保留アイコン表示領域のうちの特定数に対応する領域(例えば4番目)に保留アイコンを表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、遊技者に誤った保留数を認識させてしまうといった不都合を回避して遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図234~図235に示した具体例18によれば、サブ第1保留表示器83や第1保留数表示領域70Eにおいて所定数(例えば2つ)よりも1つ少ない数(例えば1つ)の保留数を表示中に、保留数が所定数よりも複数多い特定数(例えば4つ)となる入賞時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、所定数から特定数よりも1つ少ない数の保留数を表示することなく特定数の保留数を表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、即座に正確な保留数が表示されるため、遊技者に対して迅速に保留数を知らしめることが可能となる。
また、図234~図235に示した具体例18によれば、保留アイコン表示領域のうちの所定数(例えば2つ)に対応する領域(例えば2番目)に保留アイコンを表示せずに所定数よりも1つ多い特定数(例えば3つ)に対応する領域(例えば3番目)に保留アイコンを表示中に、保留数が所定数となる開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、保留アイコン表示領域のうちの所定数に対応する領域(例えば2番目)に保留アイコンを追加表示して特定数の保留アイコンを表示してから、それらの保留アイコンをシフト表示することで所定数の保留アイコンを表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図234~図235に示した具体例18によれば、保留アイコン表示領域のうちの所定数(例えば2つ)に対応する領域(例えば2番目)および所定数よりも1つ多い数(例えば3つ)に対応する領域に保留アイコンを表示せずに所定数よりも複数多い特定数(例えば4つ)に対応する領域(例えば4番目)に保留アイコンを表示中に、保留数が特定数よりも1つ少ない数となる開始時コマンドを演出制御部130mが受信した場合、保留アイコン表示領域のうちの所定数に対応する領域(例えば2番目)および所定数よりも1つ多い数(例えば3つ)に対応する領域に保留アイコンを追加表示して特定数の保留アイコンを表示してから、それらの保留アイコンをシフト表示することで特定数よりも1つ少ない数の保留アイコンを表示するようになっている。そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、図234~図235に示した具体例18によれば、演出制御部130mが入賞時コマンドを正常に受信できなかった第1保留記憶に対応するアイコンについては、保留アイコンとしての表示中にはアイコン変化演出が実行されないが、当該アイコンとしての表示中にはアイコン変化演出を実行可能となっている。そのため、入賞時コマンドを正常に受信できなかったことでアイコン変化演出が実行されなくなるといった不都合を回避することができ、遊技の興趣を向上させることが可能となる。
前述した具体例では、主制御基板110に所定個数(4個又は3個)の保留記憶がある状態で、演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生したとき、第1特別図柄保留表示器63(第1表示)において、異常発生中も継続して保留数を減少表示する。そして、異常発生後、主制御基板110に所定個数(4個又は3個))よりも少ない特定個数(主制御基板110よりも2以上少ない個数)の保留記憶がある状態で、演出制御基板130においてコマンドを正常受信したとき、第1画像表示装置70(第2表示)において所定個数から特定個数に段階的に減少していく保留表示(例えば、保留アイコンが4個から2個又は1個、3個から1個)を表示しないようになっている。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。更に、異常があったことが判り易くなり、遊技者の利益を損なうことを回避できる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、保留表示(保留数の表示、保留アイコン)により事前に大当り期待度を高める旨の先読み演出(事前報知)が可能になっており、保留表示による先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生したとき、コマンドを正常受信するまで、保留表示による先読み演出を継続して実行可能になっている。
そのため、異常発生時であっても遊技者の注意を惹くことができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、背景表示(例えば、先読みゾーン背景などの、通常に用いられるものと異なる背景画像)により事前に大当り期待度を高める旨の先読み演出(事前報知)が可能になっており、背景表示による先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生したとき、コマンドを正常受信するまで、背景表示による先読み演出を継続して実行可能になっている。
そのため、異常発生時であっても遊技者の注意を惹くことができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、文字表示(例えば、「ZONE」等のテロップや文字)により事前に大当り期待度を高める旨の先読み演出(事前報知)が可能になっており、文字表示による先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生したとき、コマンドを正常受信するまで、文字表示による先読み演出を継続して実行可能になっている。
そのため、異常発生時であっても遊技者の注意を惹くことができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、期待度表示(例えば、青色のエフェクト画像EFなどの、色エフェクト)により事前に大当り期待度を高める旨の先読み演出(事前報知)が可能になっており、期待度表示による先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生したとき、コマンドを正常受信するまで、期待度表示による先読み演出を継続して実行可能になっている。
そのため、異常発生時であっても遊技者の注意を惹くことができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、事前に大当り期待度を高める旨の事前報知として、リーチ前の期間において複数の変動演出において各変動演出の一部期間で実行可能な先読み演出(例えば、第1可動部材70等の盤役物や枠役物や、操作ボタンの振動等の動作や発光、演出図
柄の同色チャンス目など)があり、先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生したとき、コマンドを正常受信するまで、先読み演出を継続して実行可能になっている。
そのため、異常発生時であっても遊技者の注意を惹くことができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、事前に大当り期待度を高める旨の先読み演出(事前報知)が可能になっており、先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生し、演出制御基板130が取りこぼしていた保留記憶の中に大当たりがある場合、コマンドを正常受信するまで、保留表示による先読み演出を継続して実行可能であると共に、所定の大入賞口は開放するようにしてもよい。
そのため、異常発生時であっても遊技者の注意を惹くことができ、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、事前に大当り期待度を高める旨の事前報知として、リーチ前の期間において複数の変動演出において各変動演出の一部期間で実行可能な先読み演出(例えば、第1可動部材70等の盤役物や枠役物や、操作ボタンの振動等の動作や発光、演出図柄の同色チャンス目など)があり、先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生した後、コマンドを正常受信すると、連続して実行される予定であった先読み演出を続きから行わないようになっている。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。更に、異常があったことが判り易くなり、遊技者の利益を損なうことを回避できる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、事前に大当り期待度を高める旨の事前報知として、リーチ前の期間において複数の変動演出において各変動演出の一部期間で実行可能な先読み演出(例えば、第1可動部材70等の盤役物や枠役物や、操作ボタンの振動等の動作や発光、演出図柄の同色チャンス目など)がある。第1の保留記憶に基づいて複数の図柄変動にまたがる連続した先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生した後、第1の保留記憶より後に記憶された第2の保留記憶に対応するコマンドを正常受信すると、所定の保留記憶に基づいて連続して実行される予定であった先読み演出を続きから行わないようになっている。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。更に、異常があったことが判り易くなり、遊技者の利益を損なうことを回避できる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、主制御基板110に所定個数(4個又は3個)の保留記憶がある状態で、演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生したとき、第1特別図柄保留表示器63において、異常発生中も継続して保留数(第1表示)を減少表示する。そして、異常発生後、主制御基板110に所定個数(4個又は3個))よりも少ない特定個数(主制御基板110よりも2以上少ない個数)の保留記憶がある状態で、演出制御基板130においてコマンドを正常受信したとき、第1画像表示装置70の保留数表示領域70B,70Dにおいて所定個数から特定個数に段階的に減少してい
く保留表示(第2表示、例えば、保留アイコンが4個から2個又は1個、3個から1個)を表示しないようになっている。これに対して、第1画像表示装置70の保留数表示領域70F,70Eにおいて所定個数から特定個数に段階的に減少していく保留表示(第3表示、例えば、保留数字)を表示せず、特定個数の保留表示に変更するようになっている。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。更に、異常があったことが判り易くなり、遊技者の利益を損なうことを回避できる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生したとき、変動演出が終了した演出図柄70aを仮停止状態(揺動状態)で表示可能になっており、演出図柄70aの変動演出の開始から予め定められ時間が経過しても演出図柄70aの仮停止状態(揺動状態)を継続して、客待ちデモ演出を実行しないようになっている。
そのため、異常があったことが判り易くなり、遊技者の利益を損なうことを回避できる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生しているとき、第1画像表示装置70において演出図柄70aの変動表示を実行しないようになっている。そして、第1の保留記憶に基づいた先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生した後、第1の保留記憶より後に記憶された第2の保留記憶に対応するコマンドを正常受信すると、正常受信した演出図柄70aの変動表示では、第1の保留記憶に対して連続して実行される予定であった先読み演出(事前報知)を継続して行わない、又は、先読み演出を期待度の低い表示に変更する、又は、先読み演出を消去するようになっている。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。更に、異常があったことが判り易くなり、遊技者の利益を損なうことを回避できる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生しているとき、第1画像表示装置70において演出図柄70aの変動表示を実行しないようになっている。そして、第1の保留記憶に基づいて、背景表示(例えば、先読みゾーン背景などの、通常に用いられるものと異なる背景画像)による先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生した後、第1の保留記憶より後に記憶された第2の保留記憶に対応するコマンドを正常受信すると、正常受信した演出図柄70aの変動表示では、第1の保留記憶に対して連続して実行される予定であった背景表示による先読み演出(事前報知)を継続して行わない、又は、先読み演出を期待度の低い表示に変更する、又は、先読み演出を消去するようになっている。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。更に、異常があったことが判り易くなり、遊技者の利益を損なうことを回避できる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生しているとき、第1画像表示装置70において演出図柄70aの変動表示を実行しないようになっている。そして、第1の保留記憶に基づいて、文字表示(例えば、「ZONE」等のテロップや文字)による先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生した後、第1の保留記憶より後に記憶された第2の保留記憶に対応するコマンドを正常受信すると、正常受信した演出図柄70aの変動表示では、第1の保留記憶に対して連続して実行される予定であった文字表示による先読み演出(事前報知)を継続して行わない、又は、先読み演出を期待度の低い表示に変更する、又は、先読み演出を消去するようになっている。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。更に、異常があったことが判り易くなり、遊技者の利益を損なうことを回避できる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生しているとき、第1画像表示装置70において演出図柄70aの変動表示を実行しないようになっている。そして、第1の保留記憶に基づいて、期待度表示(例えば、青色のエフェクト画像EFなどの、色エフェクト)による先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生した後、第1の保留記憶より後に記憶された第2の保留記憶に対応するコマンドを正常受信すると、正常受信した演出図柄70aの変動表示では、第1の保留記憶に対して連続して実行される予定であった期待度表示による先読み演出(事前報知)を継続して行わない、又は、先読み演出を期待度の低い表示に変更する、又は、先読み演出を消去するようになっている。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。更に、異常があったことが判り易くなり、遊技者の利益を損なうことを回避できる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生しているとき、第1画像表示装置70において演出図柄70aの変動表示を実行しないようになっている。事前に大当り期待度を高める旨の事前報知として、リーチ前の期間において複数の変動演出において各変動演出の一部期間で実行可能な先読み演出(例えば、第1可動部材70等の盤役物や枠役物や、操作ボタンの振動等の動作や発光、演出図柄の同色チャンス目など)がある。そして、第1の保留記憶に基づいて、リーチ前の期間において複数の変動演出において各変動演出の一部期間で実行される先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生した後、第1の保留記憶より後に記憶された第2の保留記憶に対応するコマンドを正常受信すると、正常受信した演出図柄70aの変動表示では、第1の保留記憶に対して連続して実行される予定であった先読み演出(事前報知)を継続して行わない、又は、先読み演出を期待度の低い表示に変更する、又は、先読み演出を消去するようになっている。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。更に、異常があったことが判り易くなり、遊技者の利益を損なうことを回避できる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
また、演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生して演出制御基板130が取りこぼしたコマンド(保留記憶)に大当たりがあるとき、大当たり保留記憶又は大当たり保留記憶より後に記憶された保留記憶に対応するコマンドを正常受信すると、正常受信した演出図柄70aの変動表示では、第1の保留記憶に対して連続して実行される予定であった期待度表示による先読み演出(事前報知)を継続して行わない、又は、先読み演出を期待度の低い表示に変更する、又は、先読み演出を消去するようにしてもよい。
この場合、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。更に、異常があったことが判り易くなり、遊技者の利益を損なうことを回避できる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生しているとき、第1画像表示装置70において演出図柄70aの変動表示を実行しないようになっている。そして、第1の保留記憶に基づいた先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生した後、第1の保留記憶又は第1の保留記憶以前に記憶された第2の保留記憶に対応するコマンドを正常受信すると、正常受信した演出図柄70aの変動表示では、第1の保留記憶に対して連続して実行される予定であった先読み演出(事前報知)を継続して実行可能になっている。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。更に、遊技者の利益を損なうことを回避できる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生しているとき、第1画像表示装置70において演出図柄70aの変動表示を実行しないようになっている。そして、第1の保留記憶に基づいた先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生した後、第1の保留記憶又は第1の保留記憶以前に記憶された第2の保留記憶に対応するコマンドを
正常受信すると、正常受信した演出図柄70aの変動表示では、第1の保留記憶に対して連続して実行される予定であった先読み演出(事前報知)を継続して実行しないようになっている。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生しているとき、第1画像表示装置70において演出図柄70aの変動表示を実行しないようになっている。そして、第1の保留記憶に基づいて、背景表示(例えば、先読みゾーン背景などの、通常に用いられるものと異なる背景画像)による先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生した後、第1の保留記憶又は第1の保留記憶以前に記憶された第2の保留記憶に対応するコマンドを正常受信すると、正常受信した演出図柄70aの変動表示では、第1の保留記憶に対して連続して実行される予定であった背景表示による先読み演出(事前報知)を継続して実行可能になっている。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。更に、遊技者の利益を損なうことを回避できる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生しているとき、第1画像表示装置70において演出図柄70aの変動表示を実行しないようになっている。そして、第1の保留記憶に基づいて、背景表示(例えば、先読みゾーン背景などの、通常に用いられるものと異なる背景画像)による先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生した後、第1の保留記憶又は第1の保留記憶以前に記憶された第2の保留記憶に対応するコマンドを正常受信すると、正常受信した演出図柄70aの変動表示では、第1の保留記憶に対して連続して実行される予定であった背景表示による先読み演出(事前報知)を継続して実行しないようになっている。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生しているとき、第1画像表示装置70において演出図柄70aの変動表示を実行しないようになっている。そして、第1の保留記憶に基づいて、文字表示(例えば、「ZONE」等のテロップや文字)による先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生した後、第1の保留記憶又は第1の保留記憶以前に記憶された第2の保留記憶に対応するコマンドを正常受信すると、正常受信した演出図柄70aの変動表示では、第1の保留記憶に対して連続して実行される予定であった文字表示による先読み演出(事前報知)を継続して実行可能になっている。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。更に、遊技者の利益を損なうことを回避できる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生しているとき、第1画像表示装置70において演出図柄70aの変動表示を実行しないようになっている。そして、第1の保留記憶に基づいて、文字表示(例えば、「ZONE」等のテロップや文字)による先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生した後、第1の保留記憶又は第1の保留記憶以前に記憶された第2の保留記憶に対応するコマンドを正常受信すると、正常受信した演出図柄70aの変動表示では、第1の保留記憶に対して連続して実行される予定であった文字表示による先読み演出(事前報知)を継続して実行しないようになっている。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生しているとき、第1画像表示装置70において演出図柄70aの変動表示を実行しないようになっている。そして、第1の保留記憶に基づいて、期待度表示(例えば、青色のエフェクト画像EFなどの、色エフェクト)による先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生した後、第1の保留記憶又は第1の保留記憶以前に記憶された第2の保留記憶に対応するコマンドを正常受信すると、正常受信した演出図柄70aの変動表示では、第1の保留記憶に対して連続して実行される予定であった期待度表示による先読み演出(事前報知)を継続して実行可能になっている。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。更に、遊技者の利益を損なうことを回避できる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生しているとき、第1画像表示装置70において演出図柄70aの変動表示を実行しないようになっている。そして、第1の保留記憶に基づいて、期待度表示(例えば、青色のエフェクト画像EFなどの、色エフェクト)による先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生した後、第1の保留記憶又は第1の保留記憶以前に記憶された第2の保留記憶に対応するコマンドを正常受信すると、正常受信した演出図柄70aの変動表示では、第1の保留記憶に対して連続して実行される予定であった期待度表示による先読み演出(事前報知)を継続して実行しないようになっている。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、事前に大当り期待度を高める旨の先読み演出(事前報知)として、例えば、保留表示(保留数の表示、保留アイコン)、背景表示(例えば、先読みゾーン背景などの、通常に用いられるものと異なる背景画像)、文字表示(例えば、「ZONE」等のテロップや文字)、期待度表示(例えば、青色のエフェクト画像EFなどの、色エフェクト)、第1可動部材70等の盤役物や枠役物や、操作ボタンの振動等の動作や発光、演出図柄の同色チャンス目など、のうちの複数を組み合わせて実行可能である。複数の先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生したとき、コマンドを正常受信するまで、複数の先読み演出のうちの第1の先読み演出(例えば、保留表示)を継続して実行可能である一方、複数の先読み演出のうちの第2の先読み演出(例えば、背景表示や第1可動部材70の動作演出など)を継続して実行しないようになっている。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。更に、遊技者の利益を損なうことを回避できる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、事前に大当り期待度を高める旨の先読み演出(事前報知)として、例えば、保留表示(保留数の表示、保留アイコン)、背景表示(例えば、先読みゾーン背景などの、通常に用いられるものと異なる背景画像)、文字表示(例えば、「ZONE」等のテロップや文字)、期待度表示(例えば、青色のエフェクト画像EFなどの、色エフェクト)、第1可動部材70等の盤役物や枠役物や、操作ボタンの振動等の動作や発光、演出図柄の同色チャンス目など、のうちの複数を組み合わせて実行可能である。複数の先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生したとき、コマンドを正常受信するまで、複数の先読み演出のうちの第1の先読み演出(例えば、保留表示)を継続して実行可能である一方、複数の先読み演出のうちの第2の先読み演出(例えば、背景表示や第1可動部材70の動作演出など)を継続して実行しないようになっている。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。更に、遊技者の利益を損なうことを回避できる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、事前に大当り期待度を高める旨の先読み演出(事前報知)として、例えば、保留表示(保留数の表示、保留アイコン)、背景表示(例えば、先読みゾーン背景などの、通常に用いられるものと異なる背景画像)、文字表示(例えば、「ZONE」等のテロップや文字)、期待度表示(例えば、青色のエフェクト画像EFなどの、色エフェクト)、第1可動部材70等の盤役物や枠役物や、操作ボタンの振動等の動作や発光、演出図柄の同色チャンス目など、のうちの複数を組み合わせて実行可能である。複数の先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生したとき、コマンドを正常受信するまで、複数の先読み演出のうち、第1画像表示装置70を用いて実行される第1の先読み演出(例えば、保留表示)を継続して実行可能である一方、複数の先読み演出のうち、第1画像表示装置70以外を用いて実行される第2の先読み演出(例えば、第1可動部材70の動作演出など)を継続して実行しないようになっている。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。更に、遊技者の利益を損なうことを回避できる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、事前に大当り期待度を高める旨の先読み演出(事前報知)として、例えば、保留表示(保留数の表示、保留アイコン)、背景表示(例えば、先読みゾーン背景などの、通常に用いられるものと異なる背景画像)、文字表示(例えば、「ZONE」等のテロップや文字)、期待度表示(例えば、青色のエフェクト画像EFなどの、色エフェクト)、第1可動部材70等の盤役物や枠役物や、操作ボタンの振動等の動作や発光、演出図柄の同色チャンス目など、のうちの複数を組み合わせて実行可能である。複数の先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生した後、コマンドを正常受信すると、複数の先読み演出のうちの第1の先読み演出(例えば、保留表示)を継続して実行可能である一方、複数の先読み演出のうちの第2の先読み演出(例えば、背景表示や第1可動部材70の動作演出など)を継続して実行しないようになっている。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。更に、遊技者の利益を損なうことを回避できる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、事前に大当り期待度を高める旨の先読み演出(事前報知)として、例えば、保留表示(保留数の表示、保留アイコン)、背景表示(例えば、先読みゾーン背景などの、通常に用いられるものと異なる背景画像)、文字表示(例えば、「ZONE」等のテロップや文字)、期待度表示(例えば、青色のエフェクト画像EFなどの、色エフェクト)、第1可動部材70等の盤役物や枠役物や、操作ボタンの振動等の動作や発光、演出図柄の同色チャンス目など、のうちの複数を組み合わせて実行可能である。複数の先読み演出の実行中に演出制御基板130においてコマンドの異常受信又は未受信による異常が発生した後、コマンドを正常受信すると、複数の先読み演出のうち、第1画像表示装置70を用いて実行される第1の先読み演出(例えば、保留表示)を継続して実行可能である一方、複数の先読み演出のうち、第1画像表示装置70以外を用いて実行される第2の先読み演出(例えば、第1可動部材70の動作演出など)を継続して実行しないようになっている。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。更に、遊技者の利益を損なうことを回避できる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、保留記憶がある状態で停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)の異常受信又は未受信が演出制御基板130で生じると、第1画像表示装置70における演出図柄70aの変動演出が開始されず、変動停止した演出図柄70aが揺動状態で仮停止する。このとき、演出図柄70aが仮停止中であっても、保留記憶に対応する保留アイコンT1の表示は継続されると共に、演出図柄70aを構成する識別部(数字)およびキャラに付随するエフェクト(EF)の動作演出が実行される。
そのため、演出図柄70aが仮停止中であっても、遊技者の興味を持続させて、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、保留記憶がある状態で停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)の異常受信又は未受信が演出制御基板130で生じると、第1画像表示装置70における演出図柄70aの変動演出が開始されず、変動停止した演出図柄70aが揺動状態で仮停止する。このとき、演出図柄70aが仮停止中であっても、保留記憶に対応する保留アイコンT1の表示は継続されると共に、演出図柄70aを構成するキャラに付随する装飾の一部(例えば、棒状画像SG)の動作演出が実行される。
そのため、演出図柄70aが仮停止中であっても、遊技者の興味を持続させて、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
前述した具体例では、保留記憶がある状態で停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)の異常受信又は未受信が演出制御基板130で生じると、第1画像表示装置70における演出図柄70aの変動演出が開始されず、変動停止した演出図柄70aが揺動状態で仮停止する。このとき、演出図柄70aが仮停止中であっても、保留記憶に対応する保留アイコンTの表示は継続されると共に、保留アイコンTの動作演出が実行される。
そのため、演出図柄70aが仮停止中であっても、遊技者の興味を持続させて、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
主制御基板110に記憶されている保留数が演出制御基板130に記憶されている保留数よりも2以上少ない乖離が生じた場合、液晶(第1画像表示装置、第2画像表示装置)に表示されている保留アイコンを段階的に減らす演出を、乖離している保留数分行うことなく、主制御基板110メインから入力されるコマンドの保留数に応じた数の保留アイコンに書き換える。
そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
大当たり期待度を高める事前報知(先読み演出)としては、例えば、保留変化、保留変化用キャラ表示、保留変化用文字表示の変化、複数の種類からなるモードへの移行を示唆する文字表示(テロップ)、背景の色変化、背景の転換、登場キャラクタの返還、新規キャラクタの登場、複数の種類(色、エフェクト、キャラ等)による期待度表示、変動開始から第1の期間(リーチ前)行う所定演出(ボタン振動、枠・盤役物可動、エフェクト、雷、文字表示、特定音、所定ランプ発光)を複数の変動演出で行う演出、などを並行して実行可能になっていてもよい。
停止時コマンドを異常受信又は未受信である状態を経由して演出制御基板130が次以降の停止時コマンドを正常受信した場合、演出図柄70aを静止表示(本停止)すると共に、コマンドに応じた表示処理を実行するようにすればよい。
演出制御基板130が停止時コマンドを異常受信又は未受信であっても、複数の演出モードのそれぞれに対応付けられた背景画像を表示するようにすればよい。この際、複数の演出モードにおいて、保留、疑似、群予告などを、共通の表示態様(形態や色彩)のものを表示するものの、演出モードによって、期待度は異なるようにしてもよい。例えば、操作ボタンの操作画像や、レバー等の操作手段の操作画像や、導光板の表示や、タイトル表示などを演出モードによって、大当たりへの期待度が異なる態様で表示する。
先読み演出中に停止時コマンドを異常受信又は未受信の状態を経由して演出制御基板130が次のコマンドを正常受信した場合には、異常受信又は未受信の状態では先読み演出を継続して表示するが、次のコマンドを正常に受信すると前の先読み演出を継続して実行しないようにしてもよい。
先読み演出中に停止時コマンドを異常受信又は未受信の状態を経由して演出制御基板130が次のコマンドを正常受信した場合には、異常受信又は未受信の状態では先読み演出を継続して表示するが、次のコマンドを正常に受信すると新たな演出(例えば、当該での当該アイコン変化を含む)を実行可能であってもよい。
先読み演出中に停止時コマンドを異常受信又は未受信の状態を経由して演出制御基板130が次のコマンドを正常受信した場合には、異常受信又は未受信の状態では先読み演出を継続して表示するが、次のコマンドを正常に受信すると前の先読み演出より期待度の低い表示態様(例えば、保留表示を青アイコンからプレーン表示にする)に変更可能であってもよい。
背景表示(モード、ステージ)を変化させる先読み演出中に停止コマンドを異常受信又は未受信の状態を経由して演出制御基板130が次のコマンドを正常受信した場合には、異常受信又は未受信の状態では背景表示(モード、ステージ)を変化させる先読み演出を継続して表示するようにしてもよい。
文字表示(例えば、テロップ)を表示する先読み演出中に停止時コマンドを異常受信又は未受信の状態を経由して演出制御基板130が次のコマンドを正常受信した場合には、異常受信又は未受信の状態では文字表示(テロップ)を表示する先読み演出を継続して表示してもよい。
期待値表示(色変化、エフェクト、保留)を表示する先読み演出中に停止時コマンドを異常受信又は未受信の状態を経由して演出制御基板130が次のコマンドを正常受信した場合には、異常受信又は未受信の状態では期待値表示(色変化、エフェクト、保留)を表示する先読み演出を継続して実行してもよい。
演出制御基板130のコマンドの取りこぼしが生じているとき、変動演出が終了した複数の演出図柄70aのちの一部を仮停止状態(揺動状態)で表示することに限らず、変動演出が終了した複数の演出図柄70aのうちの一部を仮停止状態(揺動状態)で表示すると共に、複数の演出図柄70aのうちの残部を本停止状態(静止状態)で表示するようにしてもよい。例えば、演出制御基板130のコマンドの取りこぼしが生じたとき、左右2つの演出図柄70aを本停止する一方で、中央の演出図柄70aを仮停止したり、左右2つの演出図柄70aを仮停止する一方で、中央の演出図柄70aを本停止したりするなど、適宜変更可能である。
また、本実施形態では、演出図柄70aの仮停止として演出図柄70aが上下に揺れ動作するようになっているが、演出図柄70aが拡縮動作するようにしてもよい。この場合、仮停止中に開始時コマンドを受信すると、演出図柄70aが停止位置よりも縮小する方向にズレている(通常サイズよりも小さい)場合および拡大する方向にズレている(通常サイズよりも大きい)場合は、通常サイズとなって停止位置に表示されるようにするとよい。
また、本実施形態では、演出図柄70aの仮停止として演出図柄70aが上下に揺れ動作するようになっているが、演出図柄70aは揺れ動作せずに、装飾部や数字部がベース画像からはみ出すように揺らぎ動作するようにしてもよい。この場合、仮停止中に開始時コマンドを受信すると、装飾部や数字部がベース画像からはみ出す方向にズレている場合は、ベース画像内に収まる状態となって停止位置に表示されるようにするとよい。
また、本実施形態では、特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)において、演出図柄70aが数字部(識別文字)のみで構成されているため、演出図柄70aの仮停止時に装飾部の揺らぎ動作(演出動作)が行われないようになっているが、演出図柄70aを数字部(識別文字)と図柄エフェクト画像からなる装飾部とで構成し、演出図柄70aの仮停止時に図柄エフェクト画像が揺らぎ動作(演出動作)するようにしてもよい。
演出制御基板130のコマンドの取りこぼしが生じているとき、変動演出が終了した演出図柄70aを構成する識別部(数字)が動作するような演出を実行してもよい。この場合、変動演出が終了した複数の演出図柄70aの一部で動作演出を実行することに限らず、変動演出が終了した複数の演出図柄70aの一部で動作演出を実行すると共に、複数の演出図柄70aのうちの残部で動作演出を実行しないようにしてもよい。
演出制御基板130のコマンドの取りこぼしが生じているとき、変動演出が終了した演出図柄70aを構成するキャラ(例えば、キャラクタ画像CG)に付随するエフェクト(例えば、キャラクタの背景を装飾する図柄エフェクト画像ZE)が動作するような演出を実行するとよい。この場合、変動演出が終了した複数の演出図柄70aの一部で動作演出を実行することに限らず、変動演出が終了した複数の演出図柄70aの一部で動作演出を実行すると共に、複数の演出図柄70aのうちの残部で動作演出を実行しないようにしてもよい。
演出制御基板130のコマンドの取りこぼしが生じているとき、変動演出が終了した演出図柄70aを構成するキャラ(例えば、キャラクタ画像CG)に付随する装飾(例えば、とキャラクタの一部である棒状画像SG)が動作するような演出を実行するとよい。この場合、変動演出が終了した複数の演出図柄70aの一部で動作演出を実行することに限らず、変動演出が終了した複数の演出図柄70aの一部で動作演出を実行すると共に、複数の演出図柄70aのうちの残部で動作演出を実行しないようにしてもよい。
また、本実施形態では、演出図柄70aの仮停止時に装飾部を構成する棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)するようになっているが、棒状画像SGと図柄エフェクト画像ZEの何れか一方のみが揺らぎ動作(演出動作)するようにしてもよい。
演出制御基板130のコマンドの取りこぼしが生じているとき、保留表示(例えば、保留アイコン)が動作するような演出を実行するとよい。
演出制御基板130のコマンドの取りこぼしが生じているとき、保留表示(例えば、保留アイコン)が動作するような演出を実行するとよい。
演出制御基板130のコマンドの取りこぼしが生じているとき、特殊図柄TZの変動を継続するとよい。
演出制御基板130のコマンドの取りこぼしが生じた後、正常なコマンドに基づいて演出図柄70aの変動演出が開始されるとき、演出図柄70aの数字情報と特殊図柄TZの数字情報とが異なっていてもよい。
また、本実施形態では、演出図柄70aの仮停止の延長中における枠用照明装置10や盤用照明装置76について言及していなかったが、演出図柄70aの仮停止の延長中において枠用照明装置10を構成する複数の発光部の少なくとも1つを延長前の仮停止中と同じ態様(変動中よりも低輝度となる発光態様、変動中よりも変化や動きの少ない発光態様)としてもよいし、盤用照明装置76を構成する複数の発光部の少なくとも1つを延長前の仮停止中と同じ発光態様(変動中よりも低輝度となる発光態様、変動中よりも変化や動きの少ない発光態様、消灯)としてもよい。この場合、次に開始時コマンドを受信すると枠用照明装置10や盤用照明装置76が変動中に応じた発光態様に変化(切り替わる)ことになる。
また、本実施形態では、ハズレ態様の演出図柄70aの本停止時に特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止するようになっているが、演出図柄70aと同じ数字となるハズレ態様で本停止するようにしてもよい。また、大当たり態様の演出図柄70aの本停止時に特殊図柄TZが予め定められた大当たり態様(「333」)で本停止するようになっているが、演出図柄70aと同じ数字となる大当たり態様で本停止するようにしてもよい。
また、本実施形態では、演出図柄70aの仮停止中に主制御部110mから送信された開始時コマンド開始時コマンド(第1特別図柄記憶指定コマンド、演出図柄指定コマンド、第1特別図柄用変動パターン指定コマンド)を演出制御部130mが受信したときに、特殊図柄TZおよびランプ図柄の変動表示が継続したままとなっているが、演出図柄70aと同様に瞬間的に導出表示してから変動表示を開始するようにしてもよい。この場合、特殊図柄TZについては、予め定められた停止位置からズレている特殊図柄TZを停止位置に表示するとよい。
また、本実施形態では、当該アイコンTHの表示中に開始時コマンド又は客待ち状態指定コマンドを受信すると、当該アイコンTHが1フレーム分の非アニメーションで消去されるようになっているが、停止時コマンドの受信に基づく当該アイコンTHの消去にかかる10フレーム、保留アイコンTのシフト表示にかかる20フレームおよび保留アイコンの追加表示にかかる10フレームよりも短ければよく、例えば5フレーム分のアニメーションで消去されるようにしてもよい。
また、本実施形態では、保留数よりも多い数の保留アイコンの表示中に開始時コマンドを受信すると、余剰分の保留アイコンT1を1フレーム分の非アニメーションで消去するようになっているが、停止時コマンドの受信に基づく当該アイコンT1の消去にかかる10フレーム、保留アイコンHIのシフト表示にかかる20フレームおよび保留アイコンの追加表示にかかる10フレームよりも短いフレーム数であればよく、例えば5フレーム分のアニメーションで消去されるようにしてもよい。
また、本実施形態では、保留数が所定数となる開始時コマンドを演出制御部130mが受信することで、主制御部110mから通知された保留数と演出制御部130mが記憶(把握)していた保留数との間にコマンド異常に起因する不整合(同一数である異常、増加方向への乖離がある異常)が生じるような場合には、所定数よりも1つ多い数の保留アイコンを表示した後に所定数の保留アイコンを表示するようになっているが、所定数よりも1つ多い数の保留アイコンを表示せずに所定数の保留アイコンをそのまま表示するようにしてもよい。
また、本実施形態では、保留数が所定数となる開始時コマンドを演出制御部130mが受信することで、主制御部110mから通知された保留数と演出制御部130mが記憶(把握)していた保留数との間にコマンド異常に起因する不整合(同一数である異常、増加方向への乖離がある異常)が生じるような場合には、この開始時コマンドの受信に応じて実行される変動演出中に当該アイコンを表示するようになっているが、開始時コマンドの受信に応じて実行される変動演出中に当該アイコンを表示しないようにしてもよい。
また、本実施形態では、演出モードの種類に拘らず通常アイコンがCDアイコンとなっているが、演出モードや遊技状態の種類に応じて通常アイコンの形態(形状、色等)を異ならせてもよい。この場合、演出モードの種類に拘らず特別アイコンはキャラアイコンとしてもよいし、演出モードや遊技状態の種類に応じて特別アイコンの形態(形状、色等)を異ならせてもよい。
また、演出モードや遊技状態の種類に応じて通常アイコンの形態(形状、色等)を異ならせる場合には、通常アイコンの形態によって変動演出中における動作態様(演出動作の態様)を異ならせてもよい。さらに、演出モードや遊技状態の種類に応じて特別アイコンの形態(形状、色等)を異ならせる場合にも、特別アイコンの形態によって変動演出中における動作態様(演出動作の態様)を異ならせてもよい。
また、本実施形態では、アイコン変化演出の結果として表示されるものが特別アイコンしかなかったが、特別アイコンへの変化を示唆する(特別アイコンへの変化の過程で表示される)特殊アイコンや特定のリーチ演出(例えば、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出)が実行されることを示唆する特定アイコンを設けてもよい。この場合には、特殊アイコンや特定アイコンの形態や演出動作の態様を通常アイコンや特別アイコンの形態や演出動作の態様と異ならせるとよい。
また、本実施形態では、入賞時コマンドとしての保留数指定コマンドの先読み指定コマンドの両方を正常に受信した場合に保留アイコンが表示されるようにしたが、保留数指定コマンドを受信して先読み指定コマンドを正常に受信していない場合には保留アイコンを表示する一方、保留数指定コマンドを正常に受信せずに先読み指定コマンドを正常に受信した場合には保留アイコンを表示しないようにしてもよいし、その逆としてもよい。なお、保留数指定コマンドと先読み指定コマンドの何れか一方だけを受信して保留アイコンを表示する場合には、この保留アイコンに対するアイコン変化演出が実行されないようにしてもよい。
また、本実施形態では、遊技者による演出ボタン17の操作によって演出モードを変更することができないようになっていたが、演出ボタン17の操作によって演出モードを変更できるようにしてもよい。この場合には、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できないコマンド異常に基づく演出図柄70aの仮停止期間の延長中には、演出モードを変更するための操作を受け付けない、つまり、演出ボタン17の操作に基づく演出モードの変更を規制するようにするとよい。
また、本実施形態では、演出ボタン17の操作を行わずに保留アイコン変化演出が実行されるようになっているが、保留アイコンを演出ボタン17の操作を促すボタンアイコンとして表示し、演出ボタン17が有効となるボタンアイコンの表示中に演出ボタン17が操作されたことに応じて、ボタンアイコンを通常アイコン、特別アイコンおよび特定アイコンの何れかに変化させる操作変化演出を実行するようにしてもよい。この場合、操作変化演出では、演出ボタン17を所定の割合で第1操作態様(非振動、待機位置にある非突出状態)から第2操作態様(振動、演出位置にある突出状態)に変化させるようにしてもよい。この場合、操作変化演出において演出ボタン17が第1操作態様から第2操作態様に変化する割合よりも、上述したセリフ予告演出や決め演出において演出ボタン17が第1操作態様から第2操作態様に変化する割合の方が高くなるようにするとよい。
また、本実施形態では、操作演出(セリフ予告演出、決め演出)を行うための操作部が演出ボタン17のみであったが、演出ボタン17とは別個に演出レバー等の操作部を設け、例えばSPリーチ演出中に発生する有効期間において演出ボタン17又は演出レバーの操作を促す操作促進演出を実行し、演出ボタン17又は演出レバーの操作に応じて操作演出(決め演出等)を実行するようにしてもよい。この場合、通常遊技状態でのみ実行可能なSPリーチ演出を実行している場合よりも、特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)でのみ実行可能なSPリーチ演出における決め演出の方が、演出ボタン17の操作を促す操作促進演出を低い割合で実行する(実行され難く)してもよい。
また、本実施形態では、リーチ演出の実行期間において、有効となった演出ボタン17の操作に応じて大当たり遊技が実行される期待度を示唆する操作予告演出を実行するようになっていないが、リーチ演出の前半期間(例えばノーマルリーチ中)と後半期間(例えばSPリーチ演出中)において、それぞれ操作予告演出を実行するようにしてもよい。この場合、リーチ演出の前半期間に実行される操作予告演出よりも、リーチ演出の後半期間に実行される操作予告演出の方が、演出ボタン17が第2操作態様(振動、演出位置への移動)となる割合が高くなるようにするとよい。
また、本実施形態では、大当たり予告演出における予告の期待度と可動部材の動作とが紐付いていなかったが、大当たり予告演出における予告の期待度と可動部材の動作とを紐付けてもよい。この場合、変動演出の実行中において、大当たり期待度が低い内容の予告演出が実行される場合よりも、大当たり期待度が高い内容の予告演出が実行された場合の方が、可動部材が動作する割合が高くなる(動作し易い)ようにするとよい。
本実施形態では、第1画像表示装置70において保留記憶として、保留アイコン表示領域70B(70C)に保留アイコンT1(T2)を表示し、保留数表示領域70E(70F)に保留数字を表示している。このように、保留アイコン表示領域70B(70C)では、保留アイコンT1(T2)の表示数によって保留数を表示し、保留数表示領域70E(70F)では、保留数字が持つ数字情報によって保留数を表示している。保留アイコンT1(T2)は、本実施形態の「CD」形状のように単一の絵や図や文字や記号に限らず、複数の絵や図や文字や記号などの組み合わせであったり、絵や図や文字や記号など主要部分にエフェクト(効果演出)や装飾などが付随したりするなど、適宜構成を採用可能である。
保留アイコン変化演出などの保留数の表示は、保留アイコン単体で変化することに限らず、他のキャラなどの動作や役物などの演出の作用により変化しているように変化演出を行ってもよい。なお、保留アイコン変化演出における変化は、前述した具体例のタイミングに限らない。
文字表示による先読み演出(事前報知)として、「ZONE」の文字が左右方向にスクロールする例を挙げたが、文字表示としては、意味がある文字列に限らず、記号や絵や図、あるいはこれらとの組み合わせであってもよい。また、文字表示を複数備えていて、期待度の高低によって、選択される文字表示を異ならしてもよい。文字表示は、左右にスクロールすることに限らず、ズームインまたはズームアウトしたり、パンやチルトしたりするなど、遊技者の気を惹く適宜態様を採用可能である。
期待度表示による先読み演出(事前報知)として、青色のエフェクト画像EFを例示した、色エフェクトによるものを挙げたが、色エフェクトに限らず、例えば後光が差しているような発光エフェクトや、ブラックホールのように吸い込まれていたり、風が吹いていたりするなどのような作用エフェクトなど、適宜の表示を採用可能である。また、期待度表示は、演出図柄70aに付随して、あるいは演出図柄70a自体で行うことに限らず、背景表示やその他で行ってもよい。更に、期待度表示は、第1画像表示装置70に表示して行うことに限らず、遊技盤が備える役物や発光装置や始動口などの入賞装置、あるいは遊技枠が備える役物や発光装置などの発光などによって行ってもよい。
期待度表示による先読み演出(事前報知)は、リーチ前だけに実行される演出であっても、リーチ後にも実行される演出であっても、何れであってもよい。また、期待度表示は、リーチ後に実行する場合、リーチ前の態様で継続して表示しても、リーチ前の態様と異なる態様で表示するように変化させてもよい。
先読み演出(事前報知)は、抽選されたシナリオに沿って、変動演出又は適宜のタイミングで進行するようにしてもよいが、変動演出毎に、進行の有無や期待度の変化の要否などの抽選を行って、その結果に応じて進行するようにしてもよい。
エフェクトに代表される効果演出としては、キャラクタの背景を装飾する図柄エフェクト画像ZEや、青色のエフェクト画像EFを例示した色エフェクトを挙げたが、色エフェクトに限らず、例えば後光が差しているような発光エフェクトや、ブラックホールのように吸い込まれていたり、風が吹いていたりするなどのような作用エフェクトなど、適宜の表示を採用可能である。
本実施形態では、演出制御部130mにおいてコマンドが正常に受信できない所定状態から、コマンドを正常に受信して戻ったとき、当該アイコンTHを表示しない具体例を説明したが、例えば、コマンドを正常に受信して戻ったとき、当該アイコンTHを表示してから消去するようにしてもよい。
前述した演出制御部130mと同様に、第1特別図柄保留表示器63が主制御部110mから正常にコマンド(信号)を受信することができない場合、第1特別図柄保留表示器63で表示する保留数と、演出制御部130mが把握(記憶)する保留数とが乖離する所定状態が生じることがある。
すなわち、第1特別図柄保留表示器63(第1表示手段)は、変動演出を開始するたびに保留記憶を1つずつ順番に減少させる第1シフト表示を実行可能であり、演出制御部130mに所定個数(例えば4個)の保留記憶がある状態において、所定個数よりも2つ以上少ない特定個数(例えば2個)の保留記憶のコマンド(信号)を主制御部110mからら受信した場合、第1シフト表示とは異なる減少態様(4個から3個を経ないで2個に直接減少する態様)で保留記憶を所定個数から特定個数へ減少させる第2シフト表示を実行可能である。これに対して、演出制御部130mで制御される第1画像表示装置70(第2表示手段)は、第1シフト表示及び第2シフト表示の何れが実行される場合であっても、演出図柄70aの変動演出を終了するたびに保留記憶を1つずつ順番に減少表示可能になっている。
これによれば、そのため、主制御部110mと演出制御部130mとの連携を円滑に行わせることが可能となる。また、保留数のズレ(齟齬、乖離)を補正する際の違和感を軽減することができる。従って、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
具体例では、演出制御部が記憶(把握)している保留記憶を複数の場所で表示可能になっている。本実施形態では、第1画像表示装置70の保留アイコン表示領域70B(70D)と保留数表示領域70E(70F)との2箇所で保留記憶を表示しているが、例えば、第1画像表示装置70と第2画像表示装置71とのそれぞれ、または第2画像表示装置71の複数箇所で保留記憶を表示してもよい。
具体例では、保留アイコン表示領域70B(70D)において、変動演出を開始するたびに保留記憶を1つずつ順番に減少させる第1シフト表示を実行可能である。この第1シフト表示は、例えば、変動演出のたびに、保留アイコンT1(T2)が1つずつ隣にずれるように表示される。また、保留アイコン表示領域70B(70D)に例えば4個の保留アイコンT1(T2)が表示されている状態において、例えば2個の保留記憶に対応するコマンドを演出制御部130mが受信した場合、保留アイコンT1(T2)が4個から3個にズレて3個に減少した後に3個からズレて2個に減少するような第1シフト表示と同様の表示を行わず、保留アイコンT1(T2)の4個目が消えてから3個から2個にズレて減少するような第2シフト表示が行われる。これに対して、保留数字(数字情報)によって保留記憶を表示する保留数表示領域70E(70F)では、変動演出を開始するたびに保留数字を、1つずつ順番に減少させるように表示している。保留数表示領域70E(70F)に例えば保留数字「4」が表示されている状態において、例えば2個の保留記憶に対応するコマンドを演出制御部130mが受信した場合(第2シフト表示が実行される場合)、保留数字を1つずつ順番に減少させる表示を行わず、保留数字「4」から例えば2個の保留記憶に対応した保留数字「2」を表示する第3シフト表示を行うようになっている。
先読み演出(事前報知)としては、複数の変動演出において各変動演出の一部期間で関連する演出を実行することで、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆すること実行可能である。「関連する演出」としては、遊技枠や遊技盤に設けられた役物による動作や発光による演出、操作ボタンの振動等の動作や発光、演出図柄70aの同色チャンス目など、様々な演出を挙げることができ、各変動演出で同じ演出を実行しても、変動演出を繰り返すにつれて、例えば期待度が増すような異なる演出を実行するなど、変動演出毎に演出の内容が異なっていてもよい。
主制御部110mにおいて保留記憶が増減するにも関わらず、第1画像表示装置70に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じたとき、先読み演出(事前報知)の関連する演出を継続して実行しても、実行しなくても、何れであってもよい。このような場合、関連する演出を継続して実行することで、遊技者の興味を引き付けることができる。また、関連する演出を継続して実行しないことで、演出の整合性を保つことができる。
例えばターゲット記憶より後に記憶された保留記憶に基づいて所定状態が解消して正常になったとき、ターゲット保留記憶に基づいた先読み演出を関連する演出の続きから実行しないようにすることができる。また、ターゲット保留記憶に基づいた先読み演出の関連する演出(例えば第1可動部材73の大きな動作演出を行う)を、該関連する演出よりも期待度の低い別の関連する演出(例えば第1可動部材73の動作演出を小さくする)に変更してもよい。更に、ターゲット保留記憶に基づいた先読み演出の関連する演出を消去してもよい。
例えばターゲット記憶以前に記憶された保留記憶に基づいて前記所定状態が解消して正常になったとき、ターゲット保留記憶に基づいた先読み演出を関連する演出の続きから実行することができる。この場合、先読み演出の継続により遊技者の期待感を向上することができる。
例えばターゲット記憶以前に記憶された保留記憶に基づいて前記所定状態が解消して正常になったとき、ターゲット保留記憶に基づいた先読み演出を関連する演出の続きから実行しないようにすることができる。この場合、演出の整合性を保つことができる。
(主制御基板130の検査モード)
例えば、特開2018-118109号公報のような従来の遊技機では、主制御基板の制御によって大入賞口や始動口を閉状態から開状態へと変換させるための駆動源を作動させるようになっている。しかしながら、従来の遊技機では、遊技店における遊技盤の入れ替えや遊技盤の前面側を構成する遊技板の入れ替え時において、主制御基板の制御によって作動する駆動源については、作動契機を発生させるのが容易ではなく、これらの駆動源の動作確認を行うことが難しいという問題がある。
そこで、図236~図240に示す遊技機1は、遊技の結果として主制御基板110が動作制御を行う駆動源(大入賞口SOL、始動口SOL、V振分SOL)を有し、主制御基板110は、電源供給が開始されてから遊技の制御を行う遊技可能状態に移行する前の開始前状態において、前記駆動源を所定態様で初期動作させるようになっている。
これにより、遊技開始前の状態(開始前状態)に限定した一定期間に、特別電動役物、普通電動役物及び大入賞口内の振分機構を作動させ、動作確認を行うことにより、設置確認及び部品交換後の点検確認をより確実に行うことできる。
図236に示すように、設定変更装置を搭載している場合は、設定変更又は設定確認が終了してからの一定期間を開始前状態としている。この場合、RWMクリア準備中がある。
図237に示すように、設定変更装置を搭載していない場合は、RWMクリアスイッチ111aを押下しながら電源投入を行い、再度RWMクリアスイッチ111aを押下してからの一定期間を開始前状態としている。この場合、RWMクリア準備中がない。
図238に示すように、設定変更装置を搭載していない場合は、RWMクリアスイッチ111aを押下しながら電源投入を行った後の一定期間を開始前状態としている。この場合、開始前状態に移行してから、例えば7秒経過後に遊技の結果に影響のある機構の各ソレノイドのON(例えば0.512秒)・OFF(例えば0.512秒)を例えば3回行った後に遊技可能状態に移行するとよい。
図239に示すように、設定変更装置を搭載している場合は、設定変更中又は設定確認中を開始前状態としている。
図240に示すように、設定変更装置を搭載していない場合は、RWMクリアスイッチ111aを押下しながら電源投入を行ってから再度RWMクリアスイッチ111aを押下するまでの間を開始前状態とする。この場合、開始前状態に移行すると遊技の結果に影響のある機構の各ソレノイドのON(例えば0.512秒)・OFF(例えば0.512秒)をRWMクリアスイッチ111aの押下によって遊技可能状態に移行するまで繰り返すとよい。なお、この場合、RWMクリア準備中がある。
前述した開始前状態中には、遊技球の入賞口への入賞による賞球の払出、遊技球の始動口への入賞による特別図柄表示装置の作動又は特別電動役物の作動、遊技球の普通図柄表示装置の作動に係るゲート通過又は入賞口への入賞による普通図柄表示装置の作動又は普通電動役物の作動が無効とされる。これに対して、開始前状態中には、電源ON後すぐに発射許可信号を出力するため、遊技球の発射について無効とならない。また、開始前状態では、性能表示モニタを消灯(非表示と)するとよい。
前述した開始前状態中には、払出基板にバックアップされていた賞球分の払出は無効としない。また、開始前状態における大入賞口の開放中は、遊技情報出力端子板からの開放中信号を出力しない。遊技可能状態に移行するときに電源投入/電源復旧コマンドを送信するようにし、ギミック(役物)の初期動作は遊技可能状態に移行してから行うとよい。そして、開始前状態における大入賞口ソレノイドの動作中は、大当たり中のように大入賞口LED等を発光させないにするとよい。
性能表示モニタは、査モード終了後に例えば5秒間の全点灯を行い、その後にベース値の表示を行うようにするとよい。また、「復電以外」の状態(開始前状態、復帰不可能エラー中)では発射停止を行うとよい。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶を第1表示手段(特別図柄保留表示器63,64)に表示するように制御可能であり、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するように制御可能であると共に、前記第2表示手段で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)は、前記変動演出を開始するたびに保留記憶を1つずつ順番に減少させる第1シフト表示(例えば4個から3個)を実行可能であり、所定個数(例えば4個)の保留記憶を表示している状態において、前記従制御手段が所定個数よりも2つ以上少ない特定個数(例えば2個)の保留記憶の信号を前記主制御手段から受信した場合、前記第1シフト表示(例えば4個から3個)とは異なる減少態様で保留記憶を前記所定個数から前記特定個数へ減少させる第2シフト表示(例えば4個から2個)を実行可能であり、前記第1表示手段(特別図柄保留表示器63,64)は、前記第1シフト表示(例えば4個から3個)及び前記第2シフト表示(例えば4個から2個)の何れが実行される場合であっても、前記判定を終了するたびに保留記憶を1つずつ順番に減少表示可能であることを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶を第1表示手段(特別図柄保留表示器63,64)に表示するように制御可能であり、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するように制御可能であると共に、前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄の変動演出を実行可能であり、前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)は、前記変動演出を開始するたびに保留記憶を1つずつ順番に減少させる第1シフト表示(例えば4個から3個)を実行可能であり、所定個数(例えば4個)の保留記憶を表示している状態において、前記従制御手段(演出制御部130m)が所定個数(例えば4個)よりも2つ以上少ない特定個数(例えば2個)の保留記憶の信号を前記主制御手段(主制御部110m)から受信した場合、前記第1シフト表示(例えば4個から3個)とは異なる減少態様で保留記憶を前記所定個数(例えば4個)から前記特定個数(例えば2個)へ減少させる第2シフト表示(例えば4個から2個)を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知を、前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示する保留記憶(例えばアイコン変化演出)によって実行可能であり、前記第1表示手段(特別図柄保留表示器63,64)では前記所定個数(例えば4個)から前記特定個数(例えば2個)へ保留記憶が1つずつ減少するように表示される期間において前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が前記所定個数(例えば4個)から前記特定個数(例えば2個)へ減少しない所定状態にあっても、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記第1表示手段(特別図柄保留表示器63,64)は、前記第1シフト表示(例えば4個から3個)及び前記第2シフト表示(例えば4個から2個)の何れが実行される場合であっても、前記判定を終了するたびに保留記憶を1つずつ順番に減少表示可能であることを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶を第1表示手段(特別図柄保留表示器63,64)に表示するように制御可能であり、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するように制御可能であると共に、前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄の変動演出を実行可能であり、前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)は、前記変動演出を開始するたびに保留記憶を1つずつ順番に減少させる第1シフト表示(例えば4個から3個)を実行可能であり、所定個数(例えば4個)の保留記憶を表示している状態において、前記従制御手段(演出制御部130m)が所定個数(例えば4個)よりも2つ以上少ない特定個数(例えば2個)の保留記憶の信号を前記主制御手段(主制御部110m)から受信した場合、前記第1シフト表示(例えば4個から3個)とは異なる減少態様で保留記憶を前記所定個数(例えば4個)から前記特定個数(例えば2個)へ減少させる第2シフト表示(例えば4個から2個)を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知を、前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示する背景表示(例えば先読みゾーン背景への変化)によって実行可能であり、前記第1表示手段(特別図柄保留表示器63,64)では前記所定個数(例えば4個)から前記特定個数(例えば2個)へ保留記憶が1つずつ減少するように表示される期間において前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が前記所定個数(例えば4個)から前記特定個数(例えば2個)へ減少しない所定状態にあっても、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記第1表示手段(特別図柄保留表示器63,64)は、前記第1シフト表示(例えば4個から3個)及び前記第2シフト表示(例えば4個から2個)の何れが実行される場合であっても、前記判定を終了するたびに保留記憶を1つずつ順番に減少表示可能であることを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶を第1表示手段(特別図柄保留表示器63,64)に表示するように制御可能であり、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するように制御可能であると共に、前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄の変動演出を実行可能であり、前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)は、前記変動演出を開始するたびに保留記憶を1つずつ順番に減少させる第1シフト表示(例えば4個から3個)を実行可能であり、所定個数(例えば4個)の保留記憶を表示している状態において、前記従制御手段(演出制御部130m)が所定個数(例えば4個)よりも2つ以上少ない特定個数(例えば2個)の保留記憶の信号を前記主制御手段(主制御部110m)から受信した場合、前記第1シフト表示(例えば4個から3個)とは異なる減少態様で保留記憶を前記所定個数(例えば4個)から前記特定個数(例えば2個)へ減少させる第2シフト表示(例えば4個から2個)を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知を、前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示する文字表示(例えば「ZONE」テロップ)によって実行可能であり、前記第1表示手段(特別図柄保留表示器63,64)では前記所定個数(例えば4個)から前記特定個数(例えば2個)へ保留記憶が1つずつ減少するように表示される期間において前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が前記所定個数(例えば4個)から前記特定個数(例えば2個)へ減少しない所定状態にあっても、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記第1表示手段(特別図柄保留表示器63,64)は、前記第1シフト表示(例えば4個から3個)及び前記第2シフト表示(例えば4個から2個)の何れが実行される場合であっても、前記判定を終了するたびに保留記憶を1つずつ順番に減少表示可能であることを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶を第1表示手段(特別図柄保留表示器63,64)に表示するように制御可能であり、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するように制御可能であると共に、前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄の変動演出を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知を、期待度表示(例えば先読みエフェクト演出)によって実行可能であり、前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)は、前記変動演出を開始するたびに保留記憶を1つずつ順番に減少させる第1シフト表示(例えば4個から3個)を実行可能であり、所定個数(例えば4個)の保留記憶を表示している状態において、前記従制御手段(演出制御部130m)が所定個数(例えば4個)よりも2つ以上少ない特定個数(例えば2個)の保留記憶の信号を前記主制御手段(主制御部110m)から受信した場合、前記第1シフト表示(例えば4個から3個)とは異なる減少態様で保留記憶を前記所定個数(例えば4個)から前記特定個数(例えば2個)へ減少させる第2シフト表示(例えば4個から2個)を実行可能であり、前記第1表示手段(特別図柄保留表示器63,64)では前記所定個数(例えば4個)から前記特定個数(例えば2個)へ保留記憶が1つずつ減少するように表示される期間において前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が前記所定個数(例えば4個)から前記特定個数(例えば2個)へ減少しない所定状態にあっても、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記第1表示手段(特別図柄保留表示器63,64)は、前記第1シフト表示(例えば4個から3個)及び前記第2シフト表示(例えば4個から2個)の何れが実行される場合であっても、前記判定を終了するたびに保留記憶を1つずつ順番に減少表示可能であることを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶を第1表示手段(特別図柄保留表示器63,64)に表示するように制御可能であり、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するように制御可能であると共に、前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄の変動演出を実行可能であり、複数の前記変動演出において各変動演出の一部期間で関連する演出(例えば第1可動部材73の動作演出など)を実行することで、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知を実行可能であり、前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)は、前記変動演出を開始するたびに保留記憶を1つずつ順番に減少させる第1シフト表示(例えば4個から3個)を実行可能であり、所定個数(例えば4個)の保留記憶を表示している状態において、前記従制御手段(演出制御部130m)が所定個数(例えば4個)よりも2つ以上少ない特定個数(例えば2個)の保留記憶の信号を前記主制御手段(主制御部110m)から受信した場合、前記第1シフト表示(例えば4個から3個)とは異なる減少態様で保留記憶を前記所定個数(例えば4個)から前記特定個数(例えば2個)へ減少させる第2シフト表示(例えば4個から2個)を実行可能であり、前記第1表示手段(特別図柄保留表示器63,64)は、前記第1シフト表示(例えば4個から3個)及び前記第2シフト表示(例えば4個から2個)の何れが実行される場合であっても、前記判定を終了するたびに保留記憶を1つずつ順番に減少表示可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、前記第1表示手段(特別図柄保留表示器63,64)において保留記憶が増減するにも関わらず、前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じ、前記事前報知の対象となったターゲット保留記憶より後に記憶された保留記憶に基づいて前記所定状態が解消されたとき、前記事前報知を関連する演出(例えば第1可動部材73の動作演出など)の続きから実行しないことを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶を第1表示手段(特別図柄保留表示器63,64)に表示するように制御可能であり、保留記憶に基づいて有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するように制御可能であると共に、前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)は、前記変動演出を開始するたびに保留記憶を1つずつ順番に減少させる第1シフト表示(例えば4個から3個)を実行可能であり、所定個数(例えば4個)の保留記憶を表示している状態において、前記従制御手段(演出制御部130m)が所定個数(例えば4個)よりも2つ以上少ない特定個数(例えば2個)の保留記憶の信号を前記主制御手段(主制御部110m)から受信した場合、前記第1シフト表示とは異なる減少態様で保留記憶を前記所定個数(例えば4個)から前記特定個数(例えば2個)へ減少させる第2シフト表示(例えば4個から2個)を実行可能であり、数字情報によって保留記憶の数を表示可能であり、前記第2シフト表示が実行される場合、前記数字情報を1つずつ順番に減少させる表示を行わず、前記特定個数(例えば2個)の保留記憶に対応した前記数字情報を表示する第3シフト表示(例えば4から2)を実行可能であり、前記第1表示手段(特別図柄保留表示器63,64)は、前記第1シフト表示(例えば4個から3個)及び前記第2シフト表示(例えば4個から2個)の何れが実行される場合であっても、前記判定を終了するたびに保留記憶を1つずつ順番に減少表示可能であることを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶を第1表示手段(特別図柄保留表示器63,64)に表示するように制御可能であり、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するように制御可能であると共に、前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄の変動演出を実行可能であり、前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)は、前記変動演出を開始してから所定時間経過した後に保留記憶がないとき、所定演出(例えば客待ちデモ演出)を実行可能であり、前記変動演出を開始するたびに保留記憶を1つずつ順番に減少させる第1シフト表示(例えば4個から3個)を実行可能であり、所定個数(例えば4個)の保留記憶を表示している状態において、前記従制御手段(演出制御部130m)が所定個数(例えば4個)よりも2つ以上少ない特定個数(例えば2個)の保留記憶の信号を前記主制御手段(主制御部110m)から受信した場合、前記第1シフト表示(例えば4個から3個)とは異なる減少態様で保留記憶を前記所定個数(例えば4個)から前記特定個数(例えば2個)へ減少させる第2シフト表示(例えば4個から2個)を実行可能であり、前記第1表示手段(特別図柄保留表示器63,64)では前記所定個数(例えば4個)から前記特定個数(例えば2個)へ保留記憶が1つずつ減少するように表示される期間において前記第2表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が前記所定個数(例えば4個)から前記特定個数(例えば2個)へ減少しない所定状態にあるとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能であると共に、前記変動演出を開始してから所定時間経過しても前記所定演出(例えば客待ちデモ演出)を実行せず、前記第1表示手段(特別図柄保留表示器63,64)は、前記第1シフト表示(例えば4個から3個)及び前記第2シフト表示(例えば4個から2個)の何れが実行される場合であっても、前記判定を終了するたびに保留記憶を1つずつ順番に減少表示可能であることを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するよ
うに制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知(例えば、背景表示、文字表示、期待度表示など)を実行可能であり、前記主制御手段(主制御部110m)において保留記憶が増減するにも関わらず、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能とする一方で、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記事前報知の対象となったターゲット保留記憶より後に記憶された保留記憶に基づいて前記所定状態が解消されたとき、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を継続して実行しない、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を、該事前報知よりも期待度の低い別の事前報知に変更する、及び、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を消去する、のうちの何れか1つを行うことを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するよ
うに制御可能であると共に、前記表示手段で(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知を、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示する背景表示(例えば先読みゾーン背景)によって実行可能であり、前記主制御手段(主制御部110m)において保留記憶が増減するにも関わらず、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能とする一方で、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記事前報知の対象となったターゲット保留記憶より後に記憶された保留記憶に基づいて前記所定状態が解消されたとき、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を継続して実行しない、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を、該事前報知よりも期待度の低い別の事前報知に変更する、及び、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を消去する、のうちの何れか1つを行うことを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するよ
うに制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知を、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示する文字表示(例えば「ZONE」テロップ)によって実行可能であり、前記主制御手段(主制御部110m)において保留記憶が増減するにも関わらず、前記表示手段に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能とする一方で、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記事前報知の対象となったターゲット保留記憶より後に記憶された保留記憶に基づいて前記所定状態が解消されたとき、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を継続して実行しない、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を、該事前報知よりも期待度の低い別の事前報知に変更する、及び、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を消去する、のうちの何れか1つを行うことを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するように制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知を、期待度表示(例えば先読みエフェクト演出)によって実行可能であり、前記主制御手段(主制御部110m)において保留記憶が増減するにも関わらず、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能とする一方で、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記事前報知の対象となったターゲット保留記憶より後に記憶された保留記憶に基づいて前記所定状態が解消されたとき、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を継続して実行しない、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を、該事前報知よりも期待度の低い別の事前報知に変更する、及び、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を消去する、のうちの何れか1つを行うことを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するよ
うに制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、複数の前記変動演出において各変動演出の一部期間で関連する演出(例えば第1可動部材73の動作)を実行することで、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知を実行可能であり、前記主制御手段(主制御部110m)において保留記憶が増減するにも関わらず、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能とする一方で、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記事前報知の対象となったターゲット保留記憶より後に記憶された保留記憶に基づいて前記所定状態が解消されたとき、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を関連する演出(例えば第1可動部材73の動作)の続きから実行しない、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知の関連する演出(例えば第1可動部材73の動作)を、該関連する演出よりも期待度の低い別の関連する演出に変更する、及び、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知の関連する演出を消去する、のうちの何れか1つを行うことを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するよ
うに制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知(例えば、背景表示、文字表示、期待度表示)を実行可能であり、前記主制御手段(主制御部110m)において保留記憶が増減するにも関わらず、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能とする一方で、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記事前報知の対象となったターゲット保留記憶より後に記憶された保留記憶に基づいて前記所定状態から戻ったとき、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を継続して実行しない、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を、該事前報知よりも期待度の低い別の事前報知に変更する、及び、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を消去する、のうちの何れか1つを行い、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)は、前記変動演出を開始するたびに保留記憶を1つずつ順番に減少させる第1シフト表示(例えば4個から3個)を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)に所定個数(例えば4個)の保留記憶がある状態において、前記従制御手段(演出制御部130m)が所定個数(例えば4個)よりも2つ以上少ない特定個数(例えば2個)の保留記憶の信号を前記主制御手段(主制御部110m)から受信した場合、前記第1シフト表示(例えば4個から3個)とは異なる減少態様で保留記憶を前記所定個数(例えば4個)から前記特定個数(例えば2個)へ減少させる第2シフト表示(例えば4個から2個)を実行可能であり、数字情報によって保留記憶の数を表示可能であり、前記第2シフト表示が実行される場合、前記数字情報を1つずつ順番に減少させる表示を行わず、前記特定個数(例えば2個)の保留記憶に対応した前記数字情報を表示する第3シフト表示(例えば4から2)を実行可能であることを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するよ
うに制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知(例えば背景表示、文字表示、期待度表示)を実行可能であり、前記変動演出を開始してから所定時間経過した後に保留記憶がないとき、前記表示手段で所定演出(例えば客待ちデモ演出)を実行可能であり、前記主制御手段(主制御部110m)において保留記憶が増減するにも関わらず、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能とする一方で、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記所定状態が生じたとき、前記演出図柄を仮停止状態で表示可能であると共に、前記変動演出を開始してから所定時間経過しても前記所定演出(例えば客待ちデモ演出)を実行せず、前記事前報知の対象となったターゲット保留記憶より後に記憶された保留記憶に基づいて前記所定状態が解消されたとき、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を継続して実行しない、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を、該事前報知よりも期待度の低い別の事前報知に変更する、及び、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を消去する、のうちの何れか1つを行うことを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するよ
うに制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知(例えば背景表示、文字表示、期待度表示)を実行可能であり、前記主制御手段(主制御部110m)において保留記憶が増減するにも関わらず、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じたとき、前記演出図柄を仮停止状態で表示可能とする一方で、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記事前報知の対象となったターゲット保留記憶以前の保留記憶に基づいて前記所定状態が解消されたとき、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を継続して実行可能であることを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するよ
うに制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知(例えば背景表示、文字表示、期待度表示)を実行可能であり、前記主制御手段(主制御部110m)において保留記憶が増減するにも関わらず、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じたとき、前記演出図柄を仮停止状態で表示可能とする一方で、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記事前報知の対象となったターゲット保留記憶以前の保留記憶に基づいて前記所定状態が解消されたとき、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を継続して実行しないことを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するよ
うに制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知を、前記表示手段に表示する背景表示(例えば先読みゾーン背景)によって実行可能であり、前記主制御手段(主制御部110m)において保留記憶が増減するにも関わらず、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能とする一方で、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記事前報知の対象となったターゲット保留記憶以前の保留記憶に基づいて前記所定状態が解消されたとき、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を継続して実行可能であることを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するように制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知を、前記表示手段に表示する背景表示(例えば先読みゾーン背景)によって実行可能であり、前記主制御手段(主制御部110m)において保留記憶が増減するにも関わらず、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能とする一方で、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記事前報知の対象となったターゲット保留記憶以前の保留記憶に基づいて前記所定状態が解消されたとき、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を継続して実行しないことを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するよ
うに制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知を、前記表示手段に表示する文字表示(例えば「ZONE」テロップ)によって実行可能であり、前記主制御手段(主制御部110m)において保留記憶が増減するにも関わらず、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能とする一方で、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記事前報知の対象となったターゲット保留記憶以前の保留記憶に基づいて前記所定状態が解消されたとき、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を継続して実行可能であることを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するよ
うに制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知を、前記表示手段に表示する文字表示(例えば「ZONE」テロップ)によって実行可能であり、前記主制御手段(主制御部110m)において保留記憶が増減するにも関わらず、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能とする一方で、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記事前報知の対象となったターゲット保留記憶以前の保留記憶に基づいて前記所定状態が解消されたとき、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を継続して実行しないことを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するよ
うに制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知を、期待度表示(例えば先読みエフェクト演出)によって実行可能であり、前記主制御手段(主制御部110m)において保留記憶が増減するにも関わらず、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能とする一方で、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記事前報知の対象となったターゲット保留記憶以前の保留記憶に基づいて前記所定状態が解消されたとき、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を継続して実行可能であることを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するように制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知を、期待度表示(例えば先読みエフェクト演出)によって実行可能であり、前記主制御手段(主制御部110m)において保留記憶が増減するにも関わらず、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能とする一方で、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記事前報知の対象となったターゲット保留記憶以前の保留記憶に基づいて前記所定状態が解消されたとき、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を継続して実行しないことを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するように制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する第1の事前報知(例えば保留アイコン変化演出)と、複数の前記変動演出において各変動演出の一部期間で関連する演出(例えば第1可動部材73の動作演出など)を実行することで、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する第2の事前報知とを実行可能であり、前記主制御手段(主制御部110m)において保留記憶が増減するにも関わらず、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能とする一方で、前記第2の事前報知を継続して実行可能であり、前記事前報知の対象となったターゲット保留記憶以前の保留記憶に基づいて前記所定状態が解消されたとき、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記第2の事前報知を関連する演出(例えば第1可動部材73の動作演出など)の続きから実行可能であることを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するように制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する第1の事前報知(例えば保留アイコン変化演出)と、複数の前記変動演出において各変動演出の一部期間で関連する演出(例えば第1可動部材73の動作演出など)を実行することで、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する第2の事前報知とを実行可能であり、前記主制御手段(主制御部110m)において保留記憶が増減するにも関わらず、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能とする一方で、前記第2の事前報知を継続して実行可能であり、前記事前報知の対象となったターゲット保留記憶以前の保留記憶に基づいて前記所定状態が解消されたとき、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記第2の事前報知を関連する演出(例えば第1可動部材73の動作演出など)の続きから実行しないことを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するように制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄の変動演出を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知(例えば、背景表示、文字表示、期待度表示など)を実行可能であり、前記主制御手段(主制御部110m)において保留記憶が増減するにも関わらず、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能とする一方で、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記事前報知の対象となったターゲット保留記憶以前の保留記憶に基づいて前記所定状態が解消されたとき、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知(例えば、背景表示、文字表示、期待度表示など)を継続して実行可能であり、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)は、前記変動演出を開始するたびに保留記憶を1つずつ順番に減少させる第1シフト表示(例えば4個から3個)を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)に所定個数(例えば4個)の保留記憶がある状態において、前記従制御手段(演出制御部130m)が所定個数(例えば4個)よりも2つ以上少ない特定個数(例えば2個)の保留記憶の信号を前記主制御手段(主制御部110m)から受信した場合、前記第1シフト表示とは異なる減少態様で保留記憶を前記所定個数(例えば4個)から前記特定個数(例えば2個)へ減少させる第2シフト表示(例えば4個から2個)を実行可能であり、数字情報によって保留記憶の数を表示可能であり、前記第2シフト表示が実行される場合、前記数字情報を1つずつ順番に減少させる表示を行わず、前記特定個数(例えば2個)の保留記憶に対応した前記数字情報を表示する第3シフト表示(4から2)を実行可能であることを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するように制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄の変動演出を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知(例えば、背景表示、文字表示、期待度表示など)を実行可能であり、前記主制御手段(主制御部110m)において保留記憶が増減するにも関わらず、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能とする一方で、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記事前報知の対象となったターゲット保留記憶以前の保留記憶に基づいて前記所定状態が解消されたとき、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知(例えば、背景表示、文字表示、期待度表示など)を継続して実行せず、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)は、前記変動演出を開始するたびに保留記憶を1つずつ順番に減少させる第1シフト表示(例えば4個から3個)を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)に所定個数(例えば4個)の保留記憶がある状態において、前記従制御手段(演出制御部130m)が所定個数(例えば4個)よりも2つ以上少ない特定個数(例えば2個)の保留記憶の信号を前記主制御手段(主制御部110m)から受信した場合、前記第1シフト表示とは異なる減少態様で保留記憶を前記所定個数(例えば4個)から前記特定個数(例えば2個)へ減少させる第2シフト表示(例えば4個から2個)を実行可能であり、数字情報によって保留記憶の数を表示可能であり、前記第2シフト表示が実行される場合、前記数字情報を1つずつ順番に減少させる表示を行わず、前記特定個数(例えば2個)の保留記憶に対応した前記数字情報を表示する第3シフト表示(4から2)を実行可能であることを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するように制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知を実行可能であり、前記変動演出を開始してから所定時間経過した後に保留記憶がないとき、前記表示手段で所定演出(例えば客待ちデモ演出)を実行可能であり、前記主制御手段(主制御部110m)において保留記憶が増減するにも関わらず、前記表示手段に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能とする一方で、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記所定状態が生じたとき、前記変動演出を開始してから所定時間経過しても前記所定演出(例えば客待ちデモ演出)を実行せず、前記事前報知の対象となったターゲット保留記憶以前の保留記憶に基づいて前記所定状態が解消されたとき、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を継続して実行可能であることを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するように制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、未判定の保留記憶に基づいた前記特別遊技への期待度が高いことを示唆する事前報知を実行可能であり、前記変動演出を開始してから所定時間経過した後に保留記憶がないとき、前記表示手段で所定演出(例えば客待ちデモ演出)を実行可能であり、前記主制御手段(主制御部110m)において保留記憶が増減するにも関わらず、前記表示手段に表示される保留記憶が増減しない所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能とする一方で、前記事前報知を継続して実行可能であり、前記所定状態が生じたとき、前記変動演出を開始してから所定時間経過しても前記所定演出(例えば客待ちデモ演出)を実行せず、前記事前報知の対象となったターゲット保留記憶以前の保留記憶に基づいて前記所定状態が解消されたとき、前記ターゲット保留記憶に基づいた前記事前報知を継続して実行しないことを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するように制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に保留記憶を表示している状態において前記主制御手段(主制御部110m)から送信された信号の保留記憶の数と前記従制御手段(演出制御部130m)で把握している保留記憶の数とが異なる所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能であり、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)は、前記所定状態が生じたとき、保留記憶の表示を継続すると共に、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示した状態で前記演出図柄(70a)において効果演出(例えば図柄エフェクト画像ZE)を実行可能であり、所定個数(例えば4個)の保留記憶を表示している状態において、前記従制御手段(演出制御部130m)が所定個数(例えば4個)よりも2つ以上少ない特定個数(例えば2個)の保留記憶の信号(コマンド)を前記主制御手段(主制御部110m)から受信した場合、保留記憶の個数を段階的に減らす表示演出を、前記特定個数(例えば4個)と前記所定個数(例えば2個)との乖離個数分(例えば2回)行わず、前記所定個数(例えば2個)の保留記憶を表示することを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するよ
うに制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に保留記憶を表示している状態において前記主制御手段(主制御部110m)から送信された信号の保留記憶の数と前記従制御手段(演出制御部130m)で把握している保留記憶の数とが異なる所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能であり、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2
画像表示装置71)は、前記所定状態が生じたとき、保留記憶の表示を継続すると共に、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示した状態で前記演出図柄(70a)の装飾部の少なくとも一部(例えば棒状画像SG)の動作演出を実行可能であり、所定個数(例えば4個)の保留記憶を表示している状態において、前記従制御手段(演出制御部130m)が所定個数(例えば4個)よりも2つ以上少ない特定個数(例えば2個)の保留記憶の信号(コマンド)を前記主制御手段(主制御部110m)から受信した場合、保留記憶の個数を段階的に減らす表示演出を、前記特定個数(例えば4個)と前記所定個数(例えば2個)との乖離個数分(例えば2回)行わず、前記所定個数(例えば2個)の保留記憶を表示することを特徴とする。
◆本実施形態の遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御する従制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機において、 前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件(始動口45,47への遊技球の入賞)の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技(大当たり)を行うか否かの判定を実行可能であり、前記従制御手段(演出制御部130m)は、保留記憶を表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に表示するように制御可能であると共に、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)で演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)に保留記憶を表示している状態において前記主制御手段(主制御部110m)から送信された信号の保留記憶の数と前記従制御手段(演出制御部130m)で把握している保留記憶の数とが異なる所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示可能であり、前記表示手段(第1画像表示装置70,第2画像表示装置71)は、前記所定状態が生じたとき、前記演出図柄(70a)を仮停止状態で表示した状態で、保留記憶の表示を継続すると共に、保留記憶の効果演出を実行可能であり、所定個数(例えば4個)の保留記憶を表示している状態において、前記従制御手段(演出制御部130m)が所定個数(例えば4個)よりも2つ以上少ない特定個数(例えば2個)の保留記憶の信号(コマンド)を前記主制御手段(主制御部110m)から受信した場合、保留記憶の個数を段階的に減らす表示演出を、前記特定個数(例えば4個)と前記所定個数(例えば2個)との乖離個数分(例えば2回)行わず、前記所定個数(例えば2個)の保留記憶を表示することを特徴とする。
(画像変化演出)
第1画像表示装置70(メイン液晶)、及び、第2画像表示装置71(サブ液晶)からなる画像表示装置では、遊技の進行に応じて様々な演出表示を実行可能である。演出表示としては、特別図柄の変動表示が行われていない客待ち状態(遊技が進行していない待機状態)中に実行される客待ちデモ演出、特別図柄の変動表示中に実行される演出図柄70aの変動表示を伴う変動演出等がある。また、演出表示として、第1画像表示装置70の画面及び又は第2画像表示装置71の画面において、画面全体及び/又は画面の一部領域に該当する画像を、縮小、拡大、変形、回転などの1つ又は複数を組み合わせて変動させる画像変化演出を実行可能である。画像変化演出は、画面に表示する画像によって、画面自体が揺れるなど、疑似的に動いているように見せるものであるともいえる。画像変化演出は、任意のタイミング(例えば、変動演出の実行期間中のタイミング、大当たり遊技の実行期間中のタイミング又は客待ちデモ演出の実行期間中のタイミング)にて実行可能である。
以下の説明では、図中では、画像変化演出が実行されている画面の変化表示を、「SV表示」と表記し、画像変化演出が実行されていない通常の画面の表示を、「通常表示」と表記する。画像変化演出では、通常表示において画面に表示される第1画像(例えば、演出図柄70aや背景画像HGなど:図242(a))と、第1画像が変化することで変化表示において画面に表示される第2画像(例えば縮小した演出図柄70aや縮小した背景画像HGなど:図242(c))とに変化可能である。なお、変化表示の第2画像は、その形や情報などによって、通常表示の第1画像と共通及び/又は関係するものであると認識可能であるともいえる。
画像変化演出は、変動演出などの実行期間中において適宜タイミングで実行することができる。画像変化演出は、例えば、変動演出の開始のタイミングに合わせて(同期して)実行したり、変動演出の実行期間の途中で実行したり、変動演出の終了のタイミングに合わせて(同期して)実行したりするなどであってもよい。また、画像変化演出は、入賞口への遊技球の入賞や演出ボタン装置16の操作などの外部的な要因を実行の契機としたり、所定の遊技状態の選択や先読み演出などの所定の演出パターンの選択などの内部的な要因を実行の契機としたりするなど、様々な条件を実行の契機とすることができる。
実施形態の遊技機1は、画像表示装置70,71における画像変化演出を、盤用照明装置76及び/又は枠用照明装置10による発光演出と連係して実行可能に構成されている。また、画像表示装置70,71における画像変化演出を、盤用照明装置76及び/又は枠用照明装置10による発光演出に加えて、あるいは発光演出に代えて、可動役物(第1可動部材73、第2可動部材74)の動作と連係して実行可能に構成してもよい。更に、画像表示装置70,71における画像変化演出を、音声出力装置9の音声出力と連係して実行可能に構成してもよい。
(第1可動役物-動作)
可動役物である第1可動部材73は、盤用駆動装置75(図2参照)の一部である第1可動部材駆動モータの駆動力によって、上方に位置する待機位置(原点位置)と下方に位置する演出位置との間で上下方向に移動する演出動作を行うことが可能である。なお、第1可動部材73は、第1位置検出センサ(図示省略)によって原点位置にあることが検出可能である。ここで、実施形態の第1可動部材73は、待機位置に停止した第1態様おいて、第1画像表示装置70の画面と重ならない又は重なり度合いが小さなっている。また、第1可動部材73は、待機位置から演出位置へ下降するにつれて、画面との重なり度合いが大きくなる。第1可動部材73は、待機位置および演出位置との間全体に亘って大きく振動したり、待機位置および演出位置との間の一部範囲で細かく振動したりするなど、所定の演出動作を行う第2態様へ第1態様から変化可能に構成されている。
(第1可動役物-第1発光領域)
第1可動部材73は、盤用照明装置76(図2参照)の一部である第1可動部材LED(フルカラー)を所定の発光態様で点灯することで演出発光を行うことが可能である。第1可動部材73には、1箇所又は複数箇所の第1発光領域HK1が設けられており、第1発光領域HK1を、盤照明装置76の他の部分と独立して演出発光できるようになっている。第1発光領域HK1は、第1可動部材LEDを点灯、点滅、色変化などさせる演出発光を行っている第1状態と、第1可動部材LEDを消灯して演出発光を行っていない第2状態とに発光状態と変化させることが可能である。第1発光領域HK1を消灯した第2状態にあることで、第1可動部材73の全体あるいは一部範囲が暗くなり、第1発光領域HK1が演出発光した第1状態にあることで、第1発光領域HK1が第2状態にあるときよりも第1可動部材73が明るくなる。実施形態では、第2状態において第1可動部材LEDを消灯するようにしたが、第2状態において第1可動部材LEDを第2状態よりも演出発光を暗くする、例えば第1状態よりも色相を暗くしたり、第1状態よりも明度を低くしたり、第1状態よりも彩度を下げたりするなどであってもよい。また、点灯又は消灯等する第1可動部材LEDの切り替えによって、第1発光領域HK1の範囲を変化できるようにしてもよい。
(第2可動役物-動作)
可動役物である第2可動部材74は、盤用駆動装置75(図2参照)の一部である第2可動部材駆動モータの駆動力によって、右上方に位置する待機位置(原点位置)と左下方に位置する演出位置との間で斜め上下方向に移動する演出動作を行うことが可能である。なお、第2可動部材74は、第2位置検出センサ(図示省略)によって原点位置にあることが検出可能である。ここで、実施形態の第1可動部材74は、待機位置に停止した第1態様おいて、第1画像表示装置70の画面と重ならない又は重なり度合いが小さなっている。また、第2可動部材74は、待機位置から演出位置へ向けて斜め下側へ移動するにつれて、画面との重なり度合いが大きくなる。第2可動部材74は、待機位置および演出位置との間全体に亘って大きく振動したり、待機位置および演出位置との間の一部範囲で細かく振動したりするなど、所定の演出動作を行う第2態様へ第1態様から変化可能に構成されている。
(第2可動役物-第1発光領域)
第2可動部材74は、盤用照明装置76(図2参照)の一部である第2可動部材LED(フルカラー)を所定の発光態様で点灯することで演出発光を行うことが可能である。第2可動部材74には、1箇所又は複数箇所の第1発光領域HK1が設けられており、第1発光領域HK1を、盤照明装置76の他の部分と独立して演出発光できるようになっている。第1発光領域HK1は、第2可動部材LEDを点灯、点滅、色変化などさせる演出発光を行っている第1状態と、第2可動部材LEDを消灯して演出発光を行っていない第2状態とに発光状態と変化させることが可能である。第1発光領域HK1を消灯した第2状態にあることで、第2可動部材74の全体あるいは一部範囲が暗くなり、第1発光領域HK1が演出発光した第1状態にあることで、第1発光領域HK1が第2状態にあるときよりも第2可動部材74が明るくなる。実施形態では、第2状態において第2可動部材LEDを消灯するようにしたが、第2状態において第2可動部材LEDを第1状態よりも演出発光を暗くする、例えば第1状態よりも色相を暗くしたり、第1状態よりも明度を低くしたり、第1状態よりも彩度を下げたりするなどであってもよい。また、点灯又は消灯等する第2可動部材LEDの切り替えによって、第1発光領域HK1の範囲を変化できるようにしてもよい。
実施形態では、可動役物(第1可動部材73、第2可動部材74)が第2態様において進退移動する演出動作であるが、進退、回転、揺動、変形などの1つ又はこれらの組み合わせで演出動作を実行するようにしてもよい。
(第2発光領域)
遊技機1は、盤用照明装置76及び/又は枠用照明装置10の一部として、可動役物(第1可動部材73、第2可動部材74)と異なる部位の少なくとも一つに設けられた第2発光領域HK2を備えている。第2発光領域HK2となる盤用照明装置76の部位としては、例えば、飾り枠40、第1始動口45と可変始動部46との間(第1始動口45及び可変始動部46の周辺を所定の態様で発光させるための入賞口ランプNR)、一般入賞口43、大入賞口50などの遊技盤5に取り付けられた役物や、遊技盤5そのものであってもよい。また、第2発光領域HK2となる枠用照明装置10の部位としては、例えば、ガラス枠4などが挙げられる。なお、ハンドル発光装置15cや演出ボタン装置16などの可動役物以外の部位を、第2発光領域HK2として機能させてもよい。ここで、第2発光領域HK2は、複数箇所に設けられており、実施形態では、飾り枠40、第1始動口45と可変始動部46との間(第1始動口45及び可変始動部46の周辺を所定の態様で発光させるための入賞口ランプNR)、及びガラス枠4に設けられた枠用照明装置10が第2発光領域HK2として機能する場合を例示している。第2発光領域HK2は、例えば飾り枠40や入賞口等の異なる部材に分けて複数あってもよく、例えば飾り枠40の中などの1つの部材において複数あってもよい。
第2発光領域HK2は、LED(フルカラー)を所定の発光態様で点灯することで演出発光を行うことが可能である。第2発光領域HK2は、第1発光領域HK1や他の第2発光領域と独立して演出発光できるようになっている。第1発光領域HK2は、LEDを点灯、点滅、色変化などさせる演出発光を行っている第1状態と、LEDを消灯して演出発光を行っていない第2状態とに発光状態と変化させることが可能である。第2発光領域HK2を消灯した第2状態にあることで、実施形態では、第1画像表示装置70の画面の周囲の全体あるいは一部範囲が暗くなり、第2発光領域HK2が演出発光した第1状態にあることで、第1発光領域HK2が第2状態にあるときよりも画面の周囲が明るくなる。実施形態では、第2状態においてLEDを消灯するようにしたが、第2状態においてLEDを第1状態よりも演出発光を暗くする、例えば第1状態よりも色相を暗くしたり、第1状態よりも明度を低くしたり、第1状態よりも彩度を下げたりするなどであってもよい。また、点灯又は消灯等するLEDの切り替えによって、第2発光領域HK2の範囲を変化できるようにしてもよい。
(画像変化演出の具体例1)
次に、第1発光領域HK1及び/又は第2発光領域HK2を用いた演出発光と連係して実行される画像変化演出の具体例1を説明する。図241は、第1可動部材73及び第2可動部材74の動作、第1発光領域HK1及び第2発光領域HK2の演出発光、音声出力装置10の音声出力、第1画像表示装置70の画面での画像変化演出の関係を示す具体例1のタイミングチャートである。また、図242は、具体例1の画像変化演出が実行されるときの演出例を示している。
T0のタイミングは、特別図柄の変動表示中に実行される演出図柄70aの変動表示を伴う変動演出が第1画像表示装置70の画面で実行されている(図242(a)参照)。このとき、画面下部に設けられた当該アイコン表示領域70Cに、当該アイコンTHが表示されると共に、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が、画面下部の第1保留アイコン表示領域70Bに保留アイコンT1として表示されている。また、画面左側に設けられた第1保留数表示領域70Eには、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が、第1保留数字として表示されている。更に、画面右下に設けられた特殊図柄表示領域には、特別図柄(演出図柄70a)の変動表示に対応して変動表示される特殊図柄TZが変動表示されている。そして、画面では、変動表示されている演出図柄70aの背後において、背景画像HGが表示されており、背景画像HGがスクロールするなどの所定動作するように演出表示されている。このように、画面では、T0のタイミングにおいて「通常表示」が実行されている。
T0のタイミングでは、第1可動部材73及び第2可動部材74が待機位置で停止している第1状態にある。また、第1可動部材73の第1発光領域HK1、第2可動部材74の第1発光領域HK1、飾り枠40の第2発光領域HK2、入賞口ランプNRからなる第2発光領域HK2および枠用照明装置10からなる第2発光領域HK2の何れもが、演出発光を実行している第1状態にある。更に、音声出力装置9は、BGM(バックグラウンドミュージック)、SE(サウンドエフェクト)等を出力することでサウンド(音楽、音声)による演出を行っている。なお、後述する変化報知音の出力中は、サウンド演出を継続して実行しても、サウンド演出を中断してもいずれであってもよい。
T1のタイミングにおいて、画像変化演出が実行される場合、通常表示から変化表示への移行開始に合わせて(同期して)、第1可動部材73の第1発光領域HK1及び第2可動部材74の第1発光領域HK1が第1状態から消灯した第2状態に変化する(図242(b)参照)。このとき、変化表示への移行開始に合わせて(同期して)、飾り枠40の第2発光領域HK1及び入賞口ランプNRからなる第2発光領域HK2が第1状態から消灯した第2状態に変化する。また、枠用照明装置10からなる第2発光領域HK2は、他の第2発光領域HK2が第1発光領域HK1と連係して変化するのに関わらず、第1状態のままで保たれる。更に、変化表示への移行開始に合わせて(同期して)、第1可動部材73が待機位置から第1態様から動作演出可能な第2態様へ移行する。このとき、第2可動部材74は、待機位置で停止する第1態様のままで保たれる。更にまた、変化表示への移行開始に合わせて(同期して)、例えば「ピキーン」などの変化報知音が音声出力装置9から出力される。
T1のタイミングは、演出図柄70aの通常変動が行われる通常変動期間の途中のフレーム更新タイミング(開始フレーム更新タイミング)であり、変動演出が開始されてから所定のフレーム目である。このフレーム更新タイミングにおいて、T1のタイミングに先立ってフレームバッファへ描画が開始されていた変化表示に係る画像データ(背景画像、各種変動演出画像、各種図柄画像、各種アイコン画像等)の第1画像表示装置70への表示が開始され、第1画像表示装置70の画面に変化表示の表示が開始される。具体例1では、変化表示の開始フレーム更新タイミングに合わせて(同期して)、第1発光領域HK1及び第2発光領域HK1の第1状態から第2状態への変化が開始されると共に、第1可動部材73の第1態様から第2態様への変化が開始され、音声出力装置9からの変化報知音の出力が開始される。このように、具体例1では、画面での画像変化演出の開始と同時に、第1発光領域HK1及び第2発光領域HK2の変化、第1可動部材73の動作、変化報知音の出力が開始される。
図242(b)に示すように、通常表示から変化表示に移行するとき、演出図柄70a、背景画像HG、当該アイコンTH及び保留アイコンT1が一緒に縮小するように変化し、画面の外から額縁画像GGが現れるように表示される。変化表示は、額縁画像GGによって画像の外周を囲われるように縁取られ、額縁画像GGの内側が通常表示の一部(あるいは全部)を切り取ったように見えるように構成されている。通常表示から変化表示に移行するとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字及び特殊図柄表示領域に表示されている特殊図柄TZは、演出図柄70aと一緒に縮小変化することはなく、通常表示と同じ位置に表示されている。
図242(c)に示すように、変化表示における演出図柄70a、背景画像HG、当該アイコンTH、保留アイコンT1及び額縁画像GGを一緒に揺れ動くように表示する画像変化演出が実行される。具体例1では、画像変化演出の実行期間の初期において第2状態になっていた第1発光領域HK1及び第2発光領域HK2が、画像変化演出の実行期間の途中で第1状態に切り替わるように設定されている(図242(d)参照)。また、具体例1では、変化報知音が画像変化演出の実行開始から途中まで出力された後に出力停止される。ここで、具体例1では、画像変化演出の実行期間の途中(T3のタイミング)で第1発光領域HK1及び第2発光領域HK2を第2状態から第1状態に切り替えるタイミングを合わせて(同期して)いるが、切り替えタイミングをずらしてもよい。そして、具体例1では、以後の画像変化演出において第1発光領域HK1及び第2発光領域HK2を第1状態で演出発光する。
画像変化演出が実行されているとき、画面では、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字及び特殊図柄表示領域に表示されている特殊図柄TZが、変化表示が変化する範囲の外側にあり、変化する変化表示と保留数字及び特殊図柄TZが重ならないようになっている。また、演出図柄70a及び特殊図柄TZの変動演出が継続されるように表示され、保留アイコンT1及び保留数字も遊技球の入賞等に合わせて増加するように表示される。
T4のタイミングにおける変化表示から通常表示への復帰開始に合わせて(同期して)、第2態様にある第1可動部材73が第1態様に戻される(図242(e)参照)。T4のタイミングは、演出図柄70aの通常変動が行われる通常変動期間の途中のフレーム更新タイミング(復帰フレーム更新タイミング)であり、変動演出が開始されてから所定のフレーム目である。このフレーム更新タイミングにおいて、復帰する変化表示に係る画像データ(背景画像、各種変動演出画像、各種図柄画像、各種アイコン画像等)の第1画像表示装置70への表示が開始される。具体例1では、変化表示の復帰フレーム更新タイミングに合わせて(同期して)、第1可動部材73の第2態様から第1態様への変化が開始される。
図242(e)に示すように、変化表示から通常表示に移行するとき、演出図柄70a、背景画像HG、当該アイコンTH及び保留アイコンT1が一緒に拡大するように変化し、額縁画像GGが画面の外へ消えるように表示される。変化表示から通常表示に移行するとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字及び特殊図柄表示領域に表示されている特殊図柄TZは、演出図柄70aと一緒に拡大変化することはなく、そのままの位置に表示されている。
T5のタイミングにおける通常表示の開始に合わせて(同期して)、第2態様にある第1可動部材73が待機位置で停止して第1態様に戻る(図242(f)参照)。T5のタイミングは、演出図柄70aの通常変動が行われる通常変動期間の途中のフレーム更新タイミング(終了フレーム更新タイミング)であり、変動演出が開始されてから所定のフレーム目である。このフレーム更新タイミングにおいて、通常表示に係る画像データ(背景画像、各種変動演出画像、各種図柄画像、各種アイコン画像等)の第1画像表示装置70への表示が開始される。具体例1では、終了フレーム更新タイミングに合わせて(同期して)、第1可動部材73の第2態様から第1態様への変化が完了する。
具体例1は、画像変化演出が行われるとき、第1発光領域HK1と第2発光領域HK2のうちの少なくとも1つとを連係して、第1状態から第2状態に変化する発光演出が実行可能に構成されている。このようにすることで、画面での変化表示に遊技者の注意を惹くことができ、遊技の興趣を向上させることができる。特に、画像変化演出が行われるとき、比較的明るい第1状態から、第1状態よりも暗い第2状態にすることで、第1画像表示装置70の画面の周りに遊技者の注意を向かわせず、第1画像表示装置70の画面で実行される変化表示に遊技者の注意を惹くことができ、遊技の興趣を向上させることができる。
具体例1は、第1画像表示装置70の画面に、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGなどと共に、特殊図柄TZ及び保留数字を表示可能である。そして、画像変化演出において、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGが通常表示及び変化表示されるときの何れであっても、特殊図柄TZ及び保留数字を同じ位置に表示可能になっている。このようにすることで、画像変化演出が実行されても、遊技者が必要な情報を把握し易くなり、遊技の興趣を向上させることができる。特に同じ位置に表示する情報(第3画像)として、画像変化演出で変化する情報(第1画像及び第2画像)と同じ内容であると、遊技者にとって好ましい。
具体例1は、第1画像表示装置70の画面に、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGなどと共に、特殊図柄TZ及び保留数字を表示可能である。そして、画像変化演出において、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGが変化表示される場合と通常表示の場合とで視認し易さが変化する。これに対して、変化表示及び変化表示されるときの何れであっても、特殊図柄TZ及び保留数字の視認し易さが変化しないように表示可能になっている。このようにすることで、画像変化演出が実行されても、遊技者が必要な情報を把握し易くなり、遊技の興趣を向上させることができる。特に視認し易さを変えない情報(第3画像)として、画像変化演出で変化する情報(第1画像及び第2画像)と同じ内容であると、遊技者にとって好ましい。
具体例1は、画像変化演出が実行されるときに、第1画像表示装置70の画面に、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGの通常表示から変化表示への変化に連係して変化する額縁画像GGを表示可能である。このようにすることで、画像変化演出が実行されるときに、変化表示を遊技者の注意を惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。特に、通常表示では表示されていない額縁画像GGが変化表示で現れるようにすることで、変化表示を遊技者の注意をより惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。なお、額縁画像GGは、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGと同じ画像(画像レイヤ)にあってもよく、これらと別の画像(別の画像レイヤ)として設定し、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGと一緒に変化するように表現してもよい。
具体例1は、画像変化演出の開始に合わせて(同期して)、第1発光領域HK1及び/又は第2発光領域HK2の第2状態への変化を実行している。このようにすることで、画像変化演出が実行開始されるときに、変化表示を遊技者の注意を惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
具体例1は、画像変化演出の開始に合わせて(同期して)、第1可動部材73の第2態様への変化や変化報知音の出力を実行している。このようにすることで、画像変化演出が実行開始されるときに、変化表示を遊技者の注意を惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
具体例1は、画像変化演出の終了に合わせて(同期して)、第1可動部材73の第1態様への変化を実行している。このようにすることで、画像変化演出が実行終了されるときに、変化表示から通常表示への変化を遊技者の注意を惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
(画像変化演出の具体例2)
次に、第1発光領域HK1及び/又は第2発光領域HK2を用いた演出発光と連係して実行される画像変化演出の具体例2を説明する。図243は、第1可動部材73及び第2可動部材74の動作、第1発光領域HK1及び第2発光領域HK2の演出発光、音声出力装置10の音声出力、第1画像表示装置70の画面での画像変化演出の関係を示す具体例2のタイミングチャートである。また、図244は、具体例2の画像変化演出が実行されるときの演出例を示している。
T0のタイミングは、特別図柄の変動表示中に実行される演出図柄70aの変動表示を伴う変動演出が第1画像表示装置70の画面で実行されている(図244(a)参照)。このとき、画面下部に設けられた当該アイコン表示領域70Cに、当該アイコンTHが表示されると共に、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が、画面下部の第1保留アイコン表示領域70Bに保留アイコンT1として表示されている。また、画面左側に設けられた第1保留数表示領域70Eには、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が、第1保留数字として表示されている。更に、画面右下に設けられた特殊図柄表示領域には、特別図柄(演出図柄70a)の変動表示に対応して変動表示される特殊図柄TZが変動表示されている。そして、画面では、変動表示されている演出図柄70aの背後において、背景画像HGが表示されており、背景画像HGがスクロールするなどの所定動作するように演出表示されている。このように、画面では、T0のタイミングにおいて「通常表示」が実行されている。
T0のタイミングでは、第1可動部材73及び第2可動部材74が待機位置で停止している第1状態にある。また、第1可動部材73の第1発光領域HK1、第2可動部材74の第1発光領域HK1、飾り枠40の第2発光領域HK2、入賞口ランプNRからなる第2発光領域HK2および枠用照明装置10からなる第2発光領域HK2の何れもが、演出発光を実行している第1状態にある。更に、音声出力装置9は、BGM(バックグラウンドミュージック)、SE(サウンドエフェクト)等を出力することでサウンド(音楽、音声)による演出を行っている。なお、後述する変化報知音の出力中は、サウンド演出を継続して実行しても、サウンド演出を中断してもいずれであってもよい。
T1のタイミングにおいて、画像変化演出が実行される場合、通常表示から変化表示への移行開始に合わせて(同期して)、第1可動部材73の第1発光領域HK1及び第2可動部材74の第1発光領域HK1が第1状態から消灯した第2状態に変化する(図244(b)参照)。このとき、変化表示への移行開始に合わせて(同期して)、飾り枠40の第2発光領域HK1及び入賞口ランプNRからなる第2発光領域HK2が第1状態から消灯した第2状態に変化する。また、枠用照明装置10からなる第2発光領域HK2も、演出発光している第1状態から消灯した第2状態に変化する。更に、変化表示への移行開始に合わせて(同期して)、第1可動部材73が待機位置から第1態様から動作演出可能な第2態様へ移行する。このとき、第2可動部材74は、待機位置で停止する第1態様のままで保たれる。更にまた、変化表示への移行開始に合わせて(同期して)、例えば「ピキーン」などの変化報知音が音声出力装置9から出力される。
T1のタイミングは、演出図柄70aの通常変動が行われる通常変動期間の途中のフレーム更新タイミング(開始フレーム更新タイミング)であり、変動演出が開始されてから所定のフレーム目である。このフレーム更新タイミングにおいて、T1のタイミングに先立ってフレームバッファへ描画が開始されていた変化表示に係る画像データ(背景画像、各種変動演出画像、各種図柄画像、各種アイコン画像等)の第1画像表示装置70への表示が開始され、第1画像表示装置70の画面に変化表示の表示が開始される。具体例2では、変化表示の開始フレーム更新タイミングに合わせて(同期して)、第1発光領域HK1及び第2発光領域HK1の第1状態から第2状態への変化が開始されると共に、第1可動部材73の第1態様から第2態様への変化が開始され、音声出力装置9からの変化報知音の出力が開始される。このように、具体例2では、画面での画像変化演出の開始と同時に、第1発光領域HK1及び第2発光領域HK2の変化、第1可動部材73の動作、変化報知音の出力が開始される。
図244(b)に示すように、通常表示から変化表示に移行するとき、演出図柄70a、背景画像HG、当該アイコンTH及び保留アイコンT1が一緒に縮小するように変化し、画面の外から額縁画像GGが現れるように表示される。変化表示は、額縁画像GGによって画像の外周を囲われるように縁取られ、額縁画像GGの内側が通常表示の一部(あるいは全部)を切り取ったように見えるように構成されている。通常表示から変化表示に移行するとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字及び特殊図柄表示領域に表示されている特殊図柄TZは、演出図柄70aと一緒に縮小変化することはなく、通常表示と同じ位置に表示されている。
図244(c)に示すように、変化表示における演出図柄70a、背景画像HG、当該アイコンTH、保留アイコンT1及び額縁画像GGを一緒に揺れ動くように表示する画像変化演出が実行される。具体例2では、画像変化演出の実行期間の初期において第2状態になっていた第1発光領域HK1の一部(第1可動部材73)及び第2発光領域HK2の一部(飾り枠40)が、画像変化演出の実行期間の途中で第1状態に切り替わるように設定されている(図244(d)参照)。また、具体例2では、画像変化演出の実行期間中に亘って、第1発光領域HK1の残部(第2可動部材74)及び第2発光領域HK2の残部(入賞口ランプNR、枠用照明装置10)が、第2状態で保たれるように設定されている(図244(d)参照)。具体例2では、変化報知音が画像変化演出の実行開始から終了まで出力された後に出力停止される。ここで、具体例2では、画像変化演出の実行期間の途中(T3のタイミング)で第1発光領域HK1及び第2発光領域HK2を第2状態から第1状態に切り替えるタイミングを合わせて(同期して)いるが、切り替えタイミングをずらしてもよい。
画像変化演出が実行されているとき、画面では、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字及び特殊図柄表示領域に表示されている特殊図柄TZが、変化表示が変化する範囲の外側にあり、変化する変化表示と保留数字及び特殊図柄TZが重ならないようになっている。また、演出図柄70a及び特殊図柄TZの変動演出が継続されるように表示され、保留アイコンT1及び保留数字も遊技球の入賞等に合わせて増加するように表示される。
T4のタイミングにおける変化表示から通常表示への復帰開始よりも後にずらして、第2態様にある第1可動部材73が第1態様に戻される(図244(e)参照)。T4のタイミングは、演出図柄70aの通常変動が行われる通常変動期間の途中のフレーム更新タイミング(復帰フレーム更新タイミング)であり、変動演出が開始されてから所定のフレーム目である。このフレーム更新タイミングにおいて、復帰する変化表示に係る画像データ(背景画像、各種変動演出画像、各種図柄画像、各種アイコン画像等)の第1画像表示装置70への表示が開始される。具体例2では、変化表示の復帰フレーム更新タイミングよりも後にずらして、第1可動部材73の第2態様から第1態様への変化が開始される。
図244(e)に示すように、変化表示から通常表示に移行するとき、演出図柄70a、背景画像HG、当該アイコンTH及び保留アイコンT1が一緒に拡大するように変化し、額縁画像GGが画面の外へ消えるように表示される。変化表示から通常表示に移行するとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字及び特殊図柄表示領域に表示されている特殊図柄TZは、演出図柄70aと一緒に拡大変化することはなく、そのままの位置に表示されている。
T5のタイミングにおける通常表示の開始(変化表示の終了)よりも後にずれたタイミングで、第2態様にある第1可動部材73が待機位置で停止して第1態様に戻る(図244(f)参照)。T5のタイミングにおける通常表示の開始(変化表示の終了)よりも後にずれたタイミングで、第2状態にある第1発光領域HK1(第2可動部材74)及び第2発光領域HK2(入賞口ランプNR、枠用照明装置10)が、第1状態に戻って演出発光が実行される。T5のタイミングは、演出図柄70aの通常変動が行われる通常変動期間の途中のフレーム更新タイミング(終了フレーム更新タイミング)であり、変動演出が開始されてから所定のフレーム目である。このフレーム更新タイミングにおいて、通常表示に係る画像データ(背景画像、各種変動演出画像、各種図柄画像、各種アイコン画像等)の第1画像表示装置70への表示が開始される。具体例2では、終了フレーム更新タイミングとずらして、第1可動部材73の第2態様から第1態様への変化が完了すると共に、発光領域HK1,HK2が第1状態に戻る。
具体例2は、画像変化演出が行われるとき、第1発光領域HK1と第2発光領域HK2のうちの少なくとも1つとを連係して、第1状態から第2状態に変化する発光演出が実行可能に構成されている。このようにすることで、画像変化演出に遊技者の注意を惹くことができ、遊技の興趣を向上させることができる。特に、画像変化演出が行われるとき、比較的明るい第1状態から、第1状態よりも暗い第2状態にすることで、第1画像表示装置70の画面の周りに遊技者の注意を向かわせず、第1画像表示装置70の画面で実行される変化表示に遊技者の注意を惹くことができ、遊技の興趣を向上させることができる。
具体例2は、第1画像表示装置70の画面に、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGなどと共に、特殊図柄TZ及び保留数字を表示可能である。そして、画像変化演出において、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGが通常表示及び変化表示されるときの何れであっても、特殊図柄TZ及び保留数字を同じ位置に表示可能になっている。このようにすることで、画像変化演出が実行されても、遊技者が必要な情報を把握し易くなり、遊技の興趣を向上させることができる。特に同じ位置に表示する情報(第3画像)として、画像変化演出で変化する情報(第1画像及び第2画像)と同じ内容であると、遊技者にとって好ましい。
具体例2は、第1画像表示装置70の画面に、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGなどと共に、特殊図柄TZ及び保留数字を表示可能である。そして、画像変化演出において、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGが変化表示される変化表示の場合と通常表示の場合とで視認し易さが変化する。これに対して、実施形態では、通常表示及び変化表示されるときの何れであっても、特殊図柄TZ及び保留数字の視認し易さが変化しないように表示可能になっている。このようにすることで、画像変化演出が実行されても、遊技者が必要な情報を把握し易くなり、遊技の興趣を向上させることができる。特に視認し易さを変えない情報(第3画像)として、画像変化演出で変化する情報(第1画像及び第2画像)と同じ内容であると、遊技者にとって好ましい。
具体例2は、画像変化演出が実行されるときに、第1画像表示装置70の画面に、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGの通常表示から変化表示への変化に連係して変化する額縁画像GGを表示可能である。このようにすることで、画像変化演出が実行されるときに、変化表示を遊技者の注意を惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。特に、通常表示では表示されていない額縁画像GGを変化表示で現れるようにすることで、変化表示を遊技者の注意をより惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。なお、額縁画像GGは、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGと同じ画像(画像レイヤ)にあってもよく、これらと別の画像(別の画像レイヤ)として設定し、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGと一緒に変化するように表現してもよい。
具体例2は、画像変化演出の開始に合わせて(同期して)、第1発光領域HK1及び/又は第2発光領域HK2の第2状態への変化を実行している。このようにすることで、画像変化演出が実行開始されるときに、変化表示を遊技者の注意を惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
具体例2は、画像変化演出の開始に合わせて(同期して)、第1可動部材73の第2態様への変化や変化報知音の出力を実行している。このようにすることで、画像変化演出が実行開始されるときに、変化表示を遊技者の注意を惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
具体例2は、画像変化演出の終了とずらして、第1可動部材73の第1態様への変化を実行している。このようにすることで、画像変化演出が実行終了されるときに、変化表示を遊技者の注意を惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
具体例2は、画像変化演出の終了とずらして、第1発光領域HK1及び/又は第2発光領域HK2の第2状態への変化を実行している。このようにすることで、画像変化演出が実行終了されるときに、変化表示から通常表示への変化を遊技者の注意を惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
(画像変化演出の具体例3)
次に、第1発光領域HK1及び/又は第2発光領域HK2を用いた演出発光と連係して実行される画像変化演出の具体例3を説明する。図245は、第1可動部材73及び第2可動部材74の動作、第1発光領域HK1及び第2発光領域HK2の演出発光、音声出力装置10の音声出力、第1画像表示装置70の画面での画像変化演出の関係を示す具体例3のタイミングチャートである。また、図246は、具体例3の画像変化演出が実行されるときの演出例を示している。
T0のタイミングは、特別図柄の変動表示中に実行される演出図柄70aの変動表示を伴う変動演出が第1画像表示装置70の画面で実行されている(図246(a)参照)。このとき、画面下部に設けられた当該アイコン表示領域70Cに、当該アイコンTHが表示されると共に、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が、画面下部の第1保留アイコン表示領域70Bに保留アイコンT1として表示されている。また、画面左側に設けられた第1保留数表示領域70Eには、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が、第1保留数字として表示されている。更に、画面右下に設けられた特殊図柄表示領域には、特別図柄(演出図柄70a)の変動表示に対応して変動表示される特殊図柄TZが変動表示されている。そして、画面では、変動表示されている演出図柄70aの背後において、背景画像HGが表示されており、背景画像HGがスクロールするなどの所定動作するように演出表示されている。このように、画面では、T0のタイミングにおいて「通常表示」が実行されている。
T0のタイミングでは、第1可動部材73及び第2可動部材74が待機位置で停止している第1状態にある。また、第1可動部材73の第1発光領域HK1、第2可動部材74の第1発光領域HK1、飾り枠40の第2発光領域HK2、入賞口ランプNRからなる第2発光領域HK2および枠用照明装置10からなる第2発光領域HK2の何れもが、演出発光を実行している第1状態にある。更に、音声出力装置9は、BGM(バックグラウンドミュージック)、SE(サウンドエフェクト)等を出力することでサウンド(音楽、音声)による演出を行っている。なお、後述する変化報知音の出力中は、サウンド演出を継続して実行しても、サウンド演出を中断してもいずれであってもよい。
具体例3は、画像変化演出が実行開始されるT1よりも前のT1aのタイミングにおいて、第1発光領域HK1(第1可動部材73、第2可動部材74)及び第2発光領域HK2(飾り枠40、入賞口ランプNR、枠用照明装置10)が第1状態から消灯した第2状態に変化する(図246(a)参照)。そして、T1のタイミングにおいて、画像変化演出が実行されるとき、変化表示への移行開始に合わせて(同期して)、第2可動部材74の第1発光領域HK1及び枠用照明装置10の第2発光領域HK2が第2状態から第1状態に変化して、演出発光を実行する(図246(b)参照)。このとき、変化表示への移行開始に合わせて(同期して)、第2可動部材74が待機位置にある第1態様から動作演出可能な第2態様へ移行する。第1可動部材73は、待機位置で停止する第1態様のままで保たれる。また、変化表示への移行開始に合わせて(同期して)、例えば「ピキーン」などの変化報知音が音声出力装置9から出力される。なお、第1可動部材73の第1発光領域HK1、飾り枠40及び入賞口ランプNRの第2発光領域HK1は、画像変化演出の実行期間に亘って、第2状態で保たれる。
T1のタイミングは、演出図柄70aの通常変動が行われる通常変動期間の途中のフレーム更新タイミング(開始フレーム更新タイミング)であり、変動演出が開始されてから所定のフレーム目である。このフレーム更新タイミングにおいて、T1のタイミングに先立ってフレームバッファへ描画が開始されていた変化表示に係る画像データ(背景画像、各種変動演出画像、各種図柄画像、各種アイコン画像等)の第1画像表示装置70への表示が開始され、第1画像表示装置70の画面に変化表示の表示が開始される。具体例3では、変化表示の開始フレーム更新タイミングとずらして、第1発光領域HK1及び第2発光領域HK1の第1状態から第2状態への変化が開始される。変化表示の開始フレーム更新タイミングと合わせて(同期して)、第2可動部材74の第1態様から第2態様への変化が開始されると共に、音声出力装置9からの変化報知音の出力が開始される。
図246(b)に示すように、通常表示から変化表示に移行するとき、演出図柄70a、背景画像HG、当該アイコンTH及び保留アイコンT1が一緒に縮小するように変化し、画面の外から額縁画像GGが現れるように表示される。変化表示は、額縁画像GGによって画像の外周を囲われるように縁取られ、額縁画像GGの内側が通常表示の一部(あるいは全部)を切り取ったように見えるように構成されている。通常表示から変化表示に移行するとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字及び特殊図柄表示領域に表示されている特殊図柄TZは、演出図柄70aと一緒に縮小変化することはなく、通常表示と同じ位置に表示されている。
図246(c)に示すように、変化表示における演出図柄70a、背景画像HG、当該アイコンTH、保留アイコンT1及び額縁画像GGを一緒に揺れ動くように表示する画像変化演出が実行される。具体例3では、画像変化演出の実行開始に合わせて第2状態になっていた第1発光領域HK1及び第2発光領域HK2が第1状態に切り替わるように設定されている(図246(d)参照)。また、具体例3では、変化報知音が画像変化演出の実行開始から途中まで出力された後に出力停止される。
画像変化演出が実行されているとき、画面では、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字及び特殊図柄表示領域に表示されている特殊図柄TZが、変化表示が変化する範囲の外側にあり、変化する変化表示と保留数字及び特殊図柄TZが重ならないようになっている。また、演出図柄70a及び特殊図柄TZの変動演出が継続されるように表示され、保留アイコンT1及び保留数字も遊技球の入賞等に合わせて増加するように表示される。
T4のタイミングにおける変化表示から通常表示への復帰開始に合わせて(同期して)、第2態様にある第2可動部材74が第1態様に戻される(図246(e)参照)。T4のタイミングは、演出図柄70aの通常変動が行われる通常変動期間の途中のフレーム更新タイミング(復帰フレーム更新タイミング)であり、変動演出が開始されてから所定のフレーム目である。このフレーム更新タイミングにおいて、復帰する変化表示に係る画像データ(背景画像、各種変動演出画像、各種図柄画像、各種アイコン画像等)の第1画像表示装置70への表示が開始される。具体例3では、変化表示の復帰フレーム更新タイミングに合わせて(同期して)、第2可動部材74の第2態様から第1態様への変化が開始される。
図246(e)に示すように、変化表示から通常表示に移行するとき、演出図柄70a、背景画像HG、当該アイコンTH及び保留アイコンT1が一緒に拡大するように変化し、額縁画像GGが画面の外へ消えるように表示される。変化表示から通常表示に移行するとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字及び特殊図柄表示領域に表示されている特殊図柄TZは、演出図柄70aと一緒に拡大変化することはなく、そのままの位置に表示されている。
T5のタイミングにおける通常表示の開始に合わせて(同期して)、第2態様にある第2可動部材74が待機位置で停止して第1態様に戻る(図246(f)参照)。T5のタイミングは、演出図柄70aの通常変動が行われる通常変動期間の途中のフレーム更新タイミング(終了フレーム更新タイミング)であり、変動演出が開始されてから所定のフレーム目である。このフレーム更新タイミングにおいて、通常表示に係る画像データ(背景画像、各種変動演出画像、各種図柄画像、各種アイコン画像等)の第1画像表示装置70への表示が開始される。具体例3では、終了フレーム更新タイミングに合わせて(同期して)、第2可動部材74の第2態様から第1態様への変化が完了する。
具体例3は、画像変化演出が行われるとき、第1発光領域HK1と第2発光領域HK2のうちの少なくとも1つとを連係して、第1状態から第2状態に変化する発光演出が実行可能に構成されている。このようにすることで、変化表示に遊技者の注意を惹くことができ、遊技の興趣を向上させることができる。特に、画像変化演出が行われるとき、比較的明るい第1状態から、第1状態よりも暗い第2状態にすることで、第1画像表示装置70の画面の周りに遊技者の注意を向かわせず、第1画像表示装置70の画面で実行される画像変化演出に遊技者の注意を惹くことができ、遊技の興趣を向上させることができる。
具体例3は、第1画像表示装置70の画面に、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGなどと共に、特殊図柄TZ及び保留数字を表示可能である。そして、画像変化演出において、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGが通常表示及び変化表示されるときの何れであっても、特殊図柄TZ及び保留数字を同じ位置に表示可能になっている。このようにすることで、画像変化演出が実行されても、遊技者が必要な情報を把握し易くなり、遊技の興趣を向上させることができる。特に同じ位置に表示する情報(第3画像)として、画像変化演出で変化する情報(第1画像及び第2画像)と同じ内容であると、遊技者にとって好ましい。
具体例3は、第1画像表示装置70の画面に、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGなどと共に、特殊図柄TZ及び保留数字を表示可能である。そして、画像変化演出において、通常表示と変化表示では、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGの視認し易さが変化する。これに対して、通常表示及び変化表示されるときの何れであっても、特殊図柄TZ及び保留数字の視認し易さが変化しないように表示可能になっている。このようにすることで、画像変化演出が実行されても、遊技者が必要な情報を把握し易くなり、遊技の興趣を向上させることができる。特に視認し易さを変えない情報(第3画像)として、画像変化演出で変化する情報(第1画像及び第2画像)と同じ内容であると、遊技者にとって好ましい。
具体例3は、画像変化演出が実行されるときに、第1画像表示装置70の画面に、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGの通常表示から変化表示への変化に連係して変化する額縁画像GGを表示可能である。このようにすることで、画像変化演出が実行されるときに、変化表示を遊技者の注意を惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。特に、通常表示では表示されていない額縁画像GGが変化表示で現れるようにすることで、変化表示を遊技者の注意をより惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。なお、額縁画像GGは、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGと同じ画像(画像レイヤ)にあってもよく、これらと別の画像(別の画像レイヤ)として設定し、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGと一緒に変化するように表現してもよい。
具体例3は、画像変化演出の開始とずらして、第1発光領域HK1及び/又は第2発光領域HK2の第2状態への変化を実行している。このようにすることで、画像変化演出が実行開始されるときに、変化表示を遊技者の注意を惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
具体例3は、画像変化演出の開始とずらして、第2可動部材74の第2態様への変化や変化報知音の出力を実行している。このようにすることで、画像変化演出が実行開始されるときに、変化表示を遊技者の注意を惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
具体例3は、画像変化演出の終了に合わせて(同期して)、第2可動部材74の第1態様への変化を実行している。このようにすることで、画像変化演出が実行終了されるときに、変化表示から通常表示への変化を遊技者の注意を惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
具体例3は、画像変化演出の開始の少し前に、第1発光領域HK1及び/又は第2発光領域HK2の第2状態への変化を実行し、画像変化演出の開始と合わせて(同期して)第1発光領域HK1及び/又は第2発光領域HK2の第1状態への変化を実行している。このようにすることで、画像変化演出が実行開始されるときに、変化表示を遊技者の注意を惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。なお、画像変化演出の開始の少し前に、可動部材73,74の第2態様への変化を実行し、画像変化演出の開始と合わせて(同期して)、あるいは画像変化演出の開始後に、可動部材73,74を第
1態様に戻すようにしてもよい。
(画像変化演出の具体例4)
次に、第1発光領域HK1及び/又は第2発光領域HK2を用いた演出発光と連係して実行される画像変化演出の具体例4を説明する。図247は、第1可動部材73及び第2可動部材74の動作、第1発光領域HK1及び第2発光領域HK2の演出発光、音声出力装置10の音声出力、第1画像表示装置70の画面での画像変化演出の関係を示す具体例4のタイミングチャートである。また、図248は、具体例4の画像変化演出が実行されるときの演出例を示している。
T0のタイミングは、特別図柄の変動表示中に実行される演出図柄70aの変動表示を伴う変動演出が第1画像表示装置70の画面で実行されている(図248(a)参照)。このとき、画面下部に設けられた当該アイコン表示領域70Cに、当該アイコンTHが表示されると共に、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が、画面下部の第1保留アイコン表示領域70Bに保留アイコンT1として表示されている。また、画面左側に設けられた第1保留数表示領域70Eには、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が、第1保留数字として表示されている。更に、画面右下に設けられた特殊図柄表示領域には、特別図柄(演出図柄70a)の変動表示に対応して変動表示される特殊図柄TZが変動表示されている。そして、画面では、変動表示されている演出図柄70aの背後において、背景画像HGが表示されており、背景画像HGがスクロールするなどの所定動作するように演出表示されている。このように、画面では、T0のタイミングにおいて通常表示が実行されている。
T0のタイミングでは、第1可動部材73及び第2可動部材74が待機位置で停止している第1状態にある。また、第1可動部材73の第1発光領域HK1、第2可動部材74の第1発光領域HK1、飾り枠40の第2発光領域HK2、入賞口ランプNRからなる第2発光領域HK2および枠用照明装置10からなる第2発光領域HK2の何れもが、演出発光を実行している第1状態にある。更に、音声出力装置9は、BGM(バックグラウンドミュージック)、SE(サウンドエフェクト)等を出力することでサウンド(音楽、音声)による演出を行っている。なお、後述する変化報知音の出力中は、サウンド演出を継続して実行しても、サウンド演出を中断してもいずれであってもよい。
具体例4は、画像変化演出が実行開始されるT1よりも前のT1aのタイミングにおいて、第1発光領域HK1(第1可動部材73)及び第2発光領域HK2(飾り枠40、枠用照明装置10)が第1状態から消灯した第2状態に変化する(図248(a)参照)。このとき、第1発光領域HK1(第2可動部材74)及び第2発光領域HK2(入賞口ランプNR)は第1状態のままである。画像変化演出が実行開始されるT1よりも前のT1aのタイミングにおいて、第1可動部材73が第1態様から第2態様へ変化開始する。そして、T1のタイミングにおいて、画像変化演出が実行されるとき、変化表示への移行開始に合わせて(同期して)、例えば「ピキーン」などの変化報知音が音声出力装置9から出力される。画像変化演出が実行開始されたT1よりも後のT1bのタイミングにおいて、第2可動部材74の第1発光領域HK1及び入賞口ランプNRの第2発光領域HK2が第1状態から第2状態に変化する。また、T1bのタイミングにおいて、第2可動部材74が待機位置にある第1態様から動作演出可能な第2態様へ移行する。
T1のタイミングは、演出図柄70aの通常変動が行われる通常変動期間の途中のフレーム更新タイミング(開始フレーム更新タイミング)であり、変動演出が開始されてから所定のフレーム目である。このフレーム更新タイミングにおいて、T1のタイミングに先立ってフレームバッファへ描画が開始されていた変化表示に係る画像データ(背景画像、各種変動演出画像、各種図柄画像、各種アイコン画像等)の第1画像表示装置70への表示が開始され、第1画像表示装置70の画面に変化表示の表示が開始される。具体例4では、変化表示の開始フレーム更新タイミングとずらして、第1発光領域HK1及び第2発光領域HK1の第1状態から第2状態への変化が開始される。また、変化表示の開始フレーム更新タイミングとずらして、第1可動部材73及び第2可動部材74の第1態様から第2態様への変化が開始される。これに対して、変化表示の開始フレーム更新タイミングと合わせて(同期して)、音声出力装置9からの変化報知音の出力が開始される。
図248(b)に示すように、通常表示から変化表示に移行するとき、演出図柄70a、背景画像HG、当該アイコンTH及び保留アイコンT1が一緒に縮小するように変化し、画面の外から額縁画像GGが現れるように表示される。変化表示は、額縁画像GGによって画像の外周を囲われるように縁取られ、額縁画像GGの内側が通常表示の一部(あるいは全部)を切り取ったように見えるように構成されている。通常表示から変化表示に移行するとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字及び特殊図柄表示領域に表示されている特殊図柄TZは、演出図柄70aと一緒に縮小変化することはなく、通常表示と同じ位置に表示されている。
図248(c)に示すように、変化表示における演出図柄70a、背景画像HG、当該アイコンTH、保留アイコンT1及び額縁画像GGを一緒に揺れ動くように表示する画像変化演出が実行される。また、具体例4では、変化報知音が画像変化演出の実行開始から途中まで出力された後に出力停止される。
画像変化演出が実行されているとき、画面では、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字及び特殊図柄表示領域に表示されている特殊図柄TZが、変化表示が変化する範囲の外側にあり、変化する変化表示と保留数字及び特殊図柄TZが重ならないようになっている。また、演出図柄70a及び特殊図柄TZの変動演出が継続されるように表示され、保留アイコンT1及び保留数字も遊技球の入賞等に合わせて増加するように表示される。
T4のタイミングにおける変化表示から通常表示への復帰開始に合わせて(同期して)、あるいはずらして、第2態様にある第1可動部材73及び第2可動部材74が第1態様に戻される。T4のタイミングは、演出図柄70aの通常変動が行われる通常変動期間の途中のフレーム更新タイミング(復帰フレーム更新タイミング)であり、変動演出が開始されてから所定のフレーム目である。このフレーム更新タイミングにおいて、復帰する変化表示に係る画像データ(背景画像、各種変動演出画像、各種図柄画像、各種アイコン画像等)の第1画像表示装置70への表示が開始される。
図248(e)に示すように、変化表示から通常表示に移行するとき、演出図柄70a、背景画像HG、当該アイコンTH及び保留アイコンT1が一緒に拡大するように変化し、額縁画像GGが画面の外へ消えるように表示される。変化表示から通常表示に移行するとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字及び特殊図柄表示領域に表示されている特殊図柄TZは、演出図柄70aと一緒に拡大変化することはなく、そのままの位置に表示されている。
具体例4は、画像変化演出が終了されるT5よりも前のT5aのタイミングにおいて、第1発光領域HK1(第1可動部材73)及び第2発光領域HK2(飾り枠40、枠用照明装置10)が第2状態から第1状態に変化して、演出発光が実行される。このとき、第1発光領域HK1(第2可動部材74)及び第2発光領域HK2(入賞口ランプNR)は第2状態のままである。また、画像変化演出が実行開始されるT5よりも前のT5aのタイミングより前において、第1可動部材73が第2態様から第1態様へ変化開始し、T5aのタイミングにおいて、第1可動部材73が第1態様へ戻って停止する。このとき、第2可動部材74は第2態様のままである。そして、T5のタイミングにおいて、変化表示から通常表示に戻り、画像変化演出が終了する。
画像変化演出が終了されるT5よりも後のT5bのタイミングにおいて、第1発光領域HK1(第2可動部材74)及び第2発光領域HK2(入賞口ランプNR)が第2状態から第1状態に変化して、演出発光が実行される。また、画像変化演出が実行開始されるT5よりも前のタイミングにおいて、第2可動部材74が第2態様から第1態様へ変化開始し、T5bのタイミングにおいて、第1可動部材74が第1態様へ戻って停止する。なお、可動部材73,74の第1態様への復帰は、画像変化演出が終了した後、あるいは画像
変化演出の終了に合わせて(同期して)開始してもよい。
具体例4は、画像変化演出が行われるとき、第1発光領域HK1と第2発光領域HK2のうちの少なくとも1つとを連係して、第1状態から第2状態に変化する発光演出が実行可能に構成されている。このようにすることで、変化表示に遊技者の注意を惹くことができ、遊技の興趣を向上させることができる。特に、画像変化演出が行われるとき、比較的明るい第1状態から、第1状態よりも暗い第2状態にすることで、第1画像表示装置70の画面の周りに遊技者の注意を向かわせず、第1画像表示装置70の画面で実行される画像変化演出に遊技者の注意を惹くことができ、遊技の興趣を向上させることができる。
具体例4は、第1画像表示装置70の画面に、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGなどと共に、特殊図柄TZ及び保留数字を表示可能である。そして、画像変化演出において、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGが通常表示及び変化表示されるときの何れであっても、特殊図柄TZ及び保留数字を同じ位置に表示可能になっている。このようにすることで、画像変化演出が実行されても、遊技者が必要な情報を把握し易くなり、遊技の興趣を向上させることができる。特に同じ位置に表示する情報(第3画像)として、画像変化演出で変化する情報(第1画像及び第2画像)と同じ内容であると、遊技者にとって好ましい。
具体例4は、第1画像表示装置70の画面に、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGなどと共に、特殊図柄TZ及び保留数字を表示可能である。そして、画像変化演出において、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGが変化表示と通常表示とで視認し易さが変化する。これに対して、変化表示及び変化表示されるときの何れであっても、特殊図柄TZ及び保留数字の視認し易さが変化しないように表示可能になっている。このようにすることで、画像変化演出が実行されても、遊技者が必要な情報を把握し易くなり、遊技の興趣を向上させることができる。特に視認し易さを変えない情報(第3画像)として、画像変化演出で変化する情報(第1画像及び第2画像)と同じ内容であると、遊技者にとって好ましい。
具体例4は、画像変化演出が実行されるときに、第1画像表示装置70の画面に、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGの通常表示から変化表示への変化に連係して変化する額縁画像GGを表示可能である。このようにすることで、画像変化演出が実行されるときに、変化表示を遊技者の注意を惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。特に、通常表示では表示されていない額縁画像GGが変化表示で現れるようにすることで、変化表示を遊技者の注意をより惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。なお、額縁画像GGは、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGと同じ画像(画像レイヤ)にあってもよく、これらと別の画像(別の画像レイヤ)として設定し、演出図柄70a、保留アイコンT1及び背景画像HGと一緒に変化するように表現してもよい。
具体例4は、画像変化演出の開始とずらして、第1発光領域HK1及び/又は第2発光領域HK2の第2状態への変化を実行している。このようにすることで、画像変化演出が実行開始されるときに、変化表示を遊技者の注意を惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
具体例4は、画像変化演出の開始とずらして、可動部材73,74の第2態様への変化や変化報知音の出力を実行している。このようにすることで、画像変化演出が実行開始されるときに、変化表示を遊技者の注意を惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
具体例4は、画像変化演出の終了とずらして、可動部材73,74の第1態様への変化を完了している。このようにすることで、画像変化演出が実行終了されるときに、変化表示から通常表示への変化を遊技者の注意を惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
具体例4は、画像変化演出の終了とずらして、第1発光領域HK1及び/又は第2発光領域HK2を第1状態に戻している。このようにすることで、画像変化演出が実行終了されるときに、変化表示から通常表示への変化を遊技者の注意を惹くものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
図249及び図250に示すように、画像変化演出において、変化表示と一緒に、変化表示を装飾するエフェクトEFを表示してもよい。エフェクトEFは、動画であっても、固定画であっても、どちらでもよく、変化表示に合わせて変化させても、変化しなくてもよい。また、エフェクトEFは、変化表示の前側に重ねて表示しても(図249(a))、変化表示の背後に表示しても(図249(b))、変化表示と重ならないように表示しても(図250)、何れであってもよい。
画像変化演出において、変化表示と一緒にエフェクトEFを表示するとき、エフェクトEFを、大当たりへの期待度に対応した形状又は色などで表示するようにしてもよい。例えば、期待度が低いときは、青色のエフェクトEFを表示し(図250(a))、期待度が高いときは、赤色のエフェクトEFを表示するなどが挙げられる。なお、エフェクトEFによる期待度表示は、画像変化演出の期間中に変化させてもよい。
画像変化演出において、導光板やその他の演出手段と連係する演出を行ってもよい。また、第1画像表示装置70の画面で行う画像変化演出に合わせて、第2画像表示装置71の画面で連係する演出を行ってもよい。例えば、第1発光領域HK1及び第2発光領域HK2を第2状態として、第1画像表示装置70の画面の周囲を比較的暗くする演出に合わせて、第2画像表示装置71の画面を暗くするなどを行うことが挙げられる。
画像変化演出において、演出図柄70aや保留アイコンなどの所定の画像を変化表示に含めず、演出図柄70aや保留アイコンなどを、例えば、通常表示と同じ位置に固定表示するなど、通常表示と同様に表示してもよい(図251(a))。画像変化演出において、保留アイコンなどの所定の画像を変化表示に含めず、保留アイコンなどを、例えば、画像変化演出の実行期間中に消す、又は見えないように表示するなどであってもよい(図251(b))。なお、画像変化演出において、変化表示に含まれている演出図柄70aや保留アイコンなどの所定の画像を、例えば、通常表示と同じ位置に固定表示するなど、通常表示と同様に表示してもよい。
通常表示(図252(a))に含まれている右打ちを誘導する文字などのシステム情報IF1や、大当たり遊技が終了した後の時短回数を示す文字などの遊技情報IF2などの画面に表示される情報を、画像表示演出において以下のようにしてもよい。例えば、画像変化演出において、システム情報IF1を変化表示に含めず、システム情報IF1を、通常表示と同じ位置に固定表示するなど、通常表示と同様に表示してもよい(図252(b))。また、画像変化演出において、遊技情報IF2を変化表示に含めてもよい(図252(b))。この場合、変化表示において縮小された遊技情報IF2と同じ情報を示す画像を、変化表示に重ねて拡大表示してもよい。
画像変化演出において、演出動作を行う第2態様になる可動部材73,74と変化表示とを関連付けるようなエフェクトEFを表示するようにしてもよい(図253(a))。そして、画像変化演出において、例えば、第2可動部材74に押されたり引っ張られたりして変化表示が位置変化するなど、第2態様における可動部材73,74の動作演出及び/又はエフェクトEFと、変化表示の変化とを連係するようにしてもよい(図253(b)、(c))。
画像変化演出は、他の演出を関連付けて様々なタイミングで実行可能である。例えば、先読み連続演出時に、画像変化演出を行うようにしてもよい。
画像変化演出の実行開始又は終了(通常表示された画像の縮小開始又は変化表示された画像の通常表示への復帰)を、演出ボタン装置16のボタン操作などの操作手段の操作と関連付けてもよい。例えば、画像変化演出が実行可能になったときに、画面にボタン画像を表示してボタン操作を誘導し、ボタン操作が実行されると、画像変化演出を実行開始するようにすればよい。なお、ボタン画像は、複数の演出モードで共通して用いれば、データ量を圧縮できる。また、演出ボタン装置16のボタン操作などの操作手段の操作による所定条件(例えば、長押しや連打など)が成立すると、変化表示、あるいは変化表示と共に表示されるエフェクトEFや画像を変化させる(例えば、ガラスが割れる)ようにしてもよい。このとき、操作手段の操作による所定条件(例えば、長押しや連打など)が成立する毎に、変化表示、あるいは変化表示と共に表示されるエフェクトEFや画像の変化を進行させる(例えば、ガラスが徐々に割れていく)ようにしてもよい。
画像変化演出は、複数パターンから選択可能であってもよい。例えば、演出図柄70aと背景画像HGとが一緒に変化する変化表示を有する画像変化演出や、演出図柄70aが含まず背景画像HGが変化する変化表示を有する画像変化演出などの複数パターンが設定されていてもよい。
変化表示は、1つの画像であっても、同調して動く別々の画像の組み合わせであってもよい。例えば、画面の表示可能領域よりも大きな画像を形成しておくことで、額縁画像GGが通常表示で見えないようにし(図254(a))、画面の表示可能領域よりも縮小した変化表示に変化することで、額縁画像GGが画面に表示されるようにしてもよい(図254(b))。変化表示は、回転や揺動したり(図254(c))、例えば横に引き伸ばされるように変形したり(図254(d))、例えば傾けて引き伸ばしたり(図254(e))、縮小・拡大したりするなど、様々な態様で実行可能である。そして、画像変化演出を終了するとき、変化表示を画面の表示可能領域よりも拡大するように変化させてもよい(図255(a)、(b))。また、画像変化演出の終了時、変化表示から通常表示に切り替えるとき、例えば一瞬白い画像を表示するホワイトアウトなど、切り替え演出を挟んでもよい(図255(c))。その後、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「285」)で仮停止する(図255(d))。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている。そして、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様で本停止する(図255(e))。
画像変化演出は、フレーム更新タイミングに合わせて変化表示の表示演出が実行される。このとき、変化表示の変化に合わせて、変化表示以外のその他演出(効果音、発光、役物の動作)を実行可能である。あるいは、その他演出が変化表示の変化とずれたタイミングで実行してもよい。そして、変化表示が変化している状態から変化しない通常表示に戻るとき、変化表示に合わせて実行されている変化表示以外のその他演出(効果音、発光、役物の動作)の終了タイミングを、変化表示の変化終了タイミングよりも早い又は遅い、あるいは同じにすることができる。
画像変化演出の開始時(変化表示が縮小するとき)は、複数の演出(音、画像、照明装置、可動役物作動)が同じフレーム更新タイミングで開始し、画像変化演出の終了時(変化表示が拡大するとき)は、複数の演出(音、画像、照明装置、可動役物作動)が同じフレーム更新タイミングで開始しないようにしてもよい。
画像変化演出では、通常表示において通常位置にあった所定画像(例えば、演出図柄70aや背景画像HGなど)が画面の奥側へ向けて縮小して変化位置へ変化する変化表示が開始され、変化表示において変化位置にあった所定画像が画面の奥側から手前側へ向けて拡大して通常位置に戻ることで通常表示に復帰する。ここで、画像変化演出において、所定画像が通常位置から変化位置まで変化する開始期間を、所定画像が変化位置から通常位置まで変化する復帰期間よりも時間を長くするとよい。換言すると、画像変化演出の開始時に変化表示が縮小するとき(開始期間)のフレーム数を、画像変化演出の終了時に変化表示が拡大するとき(復帰期間)のフレーム数よりも多くするとよい。このように、画像変化演出の開始時のフレーム数を多くすることで、遊技者にとって判り易く、画像変化演出に注意を惹いて遊技の興趣を向上できる。また、画像変化演出の終了時のフレーム数を少なくすることで、通常表示への移行を素早く移行して、次の変動演出への興味に繋げることができる。ここで、画像変化演出において所定画像の縮小・拡大変化に合わせて実行される可動部材73,74の動作や、発光領域HK1,HK2の変化についても、開始期間に連係して実行されるものを、復帰期間に連係して実行されるものよりも時間を長くするとよい。
画像変化演出において可動部材73,74を動作させる具体例を前述したが、可動部材73,74を必ずしも動作させる必要はなく、画像変化演出の実行期間中に可動役物73,74が停止していてもよい。
(演出制御部にて条件が揃わない場合)
次に、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できず、演出制御部130mにおいて所定条件が揃わない場合について説明する。演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合とは、例えば、主制御基板110と演出制御基板130との間を繋ぐコマンド線の断線、半断線又はコネクタ抜けなどに起因するコマンドの未受信や、ノイズ又は半断線などよるコマンド化けに起因するコマンドの異常受信などの通信異常が考えられる。なお、以下の説明では、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できたときを、図中において「〇」で表現し、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない所定状態が生じたときを、図中において「×」で表現している。そして、最初にコマンドを正常に受信できない所定状態が生じたときからコマンドを正常に受信できる前までの所定期間において、同種及び/又は異種のコマンドを1個あるいは複数個正常に受信できない場合がある。また、図中においてコマンドを「cd」と表記している。
通常遊技状態において第1画像表示装置70に表示される演出図柄70aは、矩形状のベース画像、所定のキャラクタからなるキャラクタ画像CG、キャラクタの一部である棒状画像SGおよびキャラクタの背景を装飾する図柄エフェクト画像ZEからなる装飾部と、六角形状のベース画像および数字部(識別文字)からなる識別部で構成されているものとする。また、特定遊技状態において第1画像表示装置70に表示される演出図柄70aは、数字部(識別文字)からなる識別部のみで構成されているものとする。
通常遊技状態においては、演出モードA~Cの各々に対応する背景画像が左右にスクロール(往復動作)しているものとする。また、特定遊技状態においては、演出モードD~Eの各々に対応する背景画像が左右にスクロール(往復動作)しているものとする。
なお、所定の検出センサ(始動口検出スイッチ45a,47a、磁気検出センサ53aセンサ54a等)のコネクタ抜けの場合には、即座に異常報知(エラー報知)を行うようになっている。これに対して、主制御基板110と演出制御基板130との間で通信を行うためのコマンド線のコネクタ抜け等によるコマンド異常の場合には、異常報知は行わないようになっている。
以下の具体例では、通常遊技状態において演出制御部130mがコマンドを正常に受信できない場合について説明するが、遊技状態が特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)であっても、基本的な流れは通常遊技状態と同様となる。
具体的には、第1保留数、第1特別図柄記憶指定コマンド、第1特別図柄、第1特別図柄表示器60、第1特別図柄保留表示器63、サブ第1変動表示器81、サブ第1保留表示器83、第1保留数表示領域70E、第1保留アイコン表示領域70B、第1ランプ図柄、第1始動口45の各々を、第2保留数、第2特別図柄記憶指定コマンド、第2特別図柄、第2特別図柄表示器61、第2特別図柄保留表示器64、サブ第2変動表示器82、サブ第2保留表示器84、第2保留数表示領域70F、第2保留アイコン表示領域70D、第2ランプ図柄、第2始動口47に読み替えればよい。
(演出制御部にて条件が揃わないときの具体例1)
図256及び図257を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できず、演出制御部130mにおいて所定条件が揃わない場合の具体例1について説明する。図256は、演出制御部130mにおいて所定条件が揃わない場合のタイミングチャートであり、図257は、図256のタイミングチャートに対応する演出例である。
P1のタイミングにおいて、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始され、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される(図257(a)参照)。
P2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「285」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図257(b)参照)。
P3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド、図では図柄確定cdと省略している。)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「285」)で本停止し(図257(c)参照)、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
P4タイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される。なお、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図257(d)参照)。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図257(e)参照)。
P5のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図257(f)参照)。
P6のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄が第1特別図柄表示器60においてハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンH1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長され、それに伴って変動中BGMの出力が維持される(図257(f)参照)。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。
P7のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信する一方で、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されない。このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンH1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長され、それに伴って変動中BGMの出力が維持される(図257(f)参照)。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。
P8のタイミングにおいて、第1特別図柄表示器60における第1特別図柄の変動表示の開始から所定時間が経過したとき、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長される(図257(f)参照)。
P9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様で本停止し(図257(g)参照)、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
P10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信する一方で、演出図柄指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されない。このとき、演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様で本停止し、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する状態が継続する(図257(g)参照)。
P11のタイミングにおいて、第1特別図柄表示器60における第1特別図柄の変動表示の開始から所定時間が経過しても、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(g)参照)。
P12のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(g)参照)。
P13のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド及び演出図柄指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信する一方で、変動パターン指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されない。このとき、演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様で本停止し、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する状態が継続する(図257(g)参照)。
P14のタイミングにおいて、第1特別図柄表示器60における第1特別図柄の変動表示の開始から所定時間が経過したとき、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(g)参照)。
P15のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できた場合、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(g)参照)。
P16のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される。なお、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図257(h)参照)。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図257(i)参照)。
なお、主制御部110mから送信されたコマンドを演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示/音声制御部140及びランプ/駆動制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
具体例1は、演出制御部130mにおいて、遊技状態の指定に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)、演出図柄70aの指定に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び演出図柄の演出パターンの指定に関する第3条件(変動パターン指定コマンド)を満たす(正常受信)場合、演出図柄70aの変動を開始し、演出図柄70aの変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)を満たさない(取りこぼし)場合、第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される演出図柄70aで揺れ変動するようになっている。これに対して、演出制御部130mにおいて、遊技状態の指定に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)を満たす(正常受信)ものの、演出図柄70aの指定に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び演出図柄の演出パターンの指定に関する第3条件(変動パターン指定コマンド)の少なくとも一方を満たさない(取りこぼし)場合、(第4条件(特別図柄確定コマンド)の満足(正常受信)・欠如異常に関わらず)、演出図柄70aの変動を開始しないようになっている。このようにすることで、演出制御部130mにおいて不具合が生じていることが判り易く、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
(演出制御部にて条件が揃わないときの具体例2)
図257及び図258を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できず、演出制御部130mにおいて所定条件が揃わない場合の具体例2について説明する。図258は、演出制御部130mにおいて所定条件が揃わない場合のタイミングチャートであり、図257の演出例を参照して具体例2を説明する。
P1のタイミングにおいて、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される(図257(a)参照)。このとき、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。
P2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「285」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図257(b)参照)。
P3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド、図では図柄確定cdと省略している。)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「285」)で本停止し(図257(c)参照)、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
P4タイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される。なお、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図257(d)参照)。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図257(e)参照)。
P5のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図257(f)参照)。
P6のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄が第1特別図柄表示器60においてハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンH1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長され、それに伴って変動中BGMの出力が維持される(図257(f)参照)。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。
P7のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できない一方で、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信するとき、演出図柄70aの変動表示が開始されると共に、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が継続される。なお、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図257(h)参照)。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図257(i)参照)。このとき、仮停止している演出図柄70aをそのまま変動表示してもよいが、一旦(一瞬)本停止したり、消したり、書き換えてから、演出図柄70aの変動表示を開始してもよい。
P8のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図257(f)参照)。
P9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄が第1特別図柄表示器60においてハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンH1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長され、それに伴って変動中BGMの出力が維持される(図257(f)参照)。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。
P10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70aの変動表示が開始されると共に、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が継続される。なお、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図257(h)参照)。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図257(i)参照)。このとき、仮停止している演出図柄70aをそのまま変動表示してもよいが、一旦(一瞬)本停止したり、消したり、書き換えてから、演出図柄70aの変動表示を開始してもよい。
P11のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図257(f)参照)。
P12のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド、図では図柄確定cdと省略している。)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様で本停止し(図257(g)参照)、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
P13タイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される。なお、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図257(h)参照)。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図257(i)参照)。
なお、主制御部110mから送信されたコマンドを演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示/音声制御部140及びランプ/駆動制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
具体例2は、演出制御部130mにおいて、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)、演出図柄70aに関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び演出図柄70aの演出パターン(変動パターン)に関する第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、変動演出を開始する第1状態となり、演出図柄70aの変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、第2条件に基づいて決定される演出図柄70aで揺れ変動を実行可能な第2状態となる。これに対して、演出制御部130mにおいて、第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足するものの、第2条件(演出図柄指定コマンド)及び第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、第1状態と同じ変動演出を開始する状態となり、第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、第2状態と同じ揺れ変動を実行可能な状態となる。このようにすることで、演出制御部130mにおいて不具合が生じていることが判り易く、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
具体例2は、演出制御部130mにおいて、演出図柄70aに関する所定条件(演出図柄指定コマンド、変動パターン指定コマンド)を充足する場合、遊技状態に関する条件(遊技状態指定コマンド)の充足又は不足に関わらず、演出図柄70aの変動演出を開始し、演出図柄70aの変動停止(特別図柄確定コマンド)に関する条件が不足する場合、所定条件演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される演出図柄70aで揺れ変動を実行可能である。このようにすることで、演出制御部130mにおいて不具合が生じていることが判り易く、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
(演出制御部にて条件が揃わないときの具体例3)
図257及び図259を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できず、演出制御部130mにおいて所定条件が揃わない場合の具体例3について説明する。図259は、演出制御部130mにおいて所定条件が揃わない場合のタイミングチャートであり、図257の演出例を参照して具体例3を説明する。
P1のタイミングにおいて、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される(図257(a)参照)。このとき、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。
P2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「285」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図257(b)参照)。
P3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド、図では図柄確定cdと省略している。)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「285」)で本停止し(図257(c)参照)、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
P4タイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される。なお、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図257(d)参照)。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図257(e)参照)。
P5のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図257(f)参照)。
P6のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄が第1特別図柄表示器60においてハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンH1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長され、それに伴って変動中BGMの出力が維持される(図257(f)参照)。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。
P7のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドの何れも演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されない。このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンH1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長され、それに伴って変動中BGMの出力が維持される(図257(f)参照)。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。
P8のタイミングにおいて、第1特別図柄表示器60における第1特別図柄の変動表示の開始から所定時間が経過したとき、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長される(図257(f)参照)。
P9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様で本停止し(図257(g)参照)、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
P10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド及び演出図柄指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できない一方で、変動パターン指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信する場合、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されない。このとき、演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様で本停止し、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する状態が継続する(図257(g)参照)。
P11のタイミングにおいて、第1特別図柄表示器60における第1特別図柄の変動表示の開始から所定時間が経過しても、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(g)参照)。
P12のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(g)参照)。
P13のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できない一方で、演出図柄指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信する場合、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されない。このとき、演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様で本停止し、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する状態が継続する(図257(g)参照)。
P14のタイミングにおいて、第1特別図柄表示器60における第1特別図柄の変動表示の開始から所定時間が経過したとき、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(g)参照)。
P15のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できた場合、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(g)参照)。
P16のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される。なお、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図257(h)参照)。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図257(i)参照)。
なお、主制御部110mから送信されたコマンドを演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示/音声制御部140及びランプ/駆動制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
具体例3は、演出制御部130mにおいて、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)、演出図柄70aに関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び演出図柄70aの演出パターン(変動パターン)に関する第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、演出図柄70aの変動演出を開始し、演出図柄70aの変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される演出図柄70aで揺れ変動を実行可能である。これに対して、演出制御部130mにおいて、第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足すると共に第2条件(演出図柄指定コマンド)及び第3条件(変動パターン指定コマンド)の少なくとも一方が不足する場合、演出図柄70aの変動演出を開始しないように制御可能である。このようにすることで、演出制御部130mにおいて不具合が生じていることが判り易く、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
(演出制御部にて条件が揃わないときの具体例4)
図257及び図260を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できず、演出制御部130mにおいて所定条件が揃わない場合の具体例4について説明する。図260は、演出制御部130mにおいて所定条件が揃わない場合のタイミングチャートであり、図257の演出例を参照して具体例4を説明する。
P1のタイミングにおいて、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される(図257(a)参照)。このとき、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。
P2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「285」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図257(b)参照)。
P3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド、図では図柄確定cdと省略している。)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「285」)で本停止し(図257(c)参照)、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
P4タイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信する一方で、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信しないとき、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されず、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(c)参照)。
P5のタイミングにおいて、第1特別図柄表示器60における第1特別図柄の変動表示の開始から所定時間が経過したとき、演出図柄70a、特殊図柄TZ、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の停止期間が延長される(図257(c)参照)。
P6のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信しても、変動演出を開始していないので、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(c)参照)。
P7のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信する一方で、演出図柄指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されない。このため、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(c)参照)。
P8のタイミングにおいて、第1特別図柄表示器60における第1特別図柄の変動表示の開始から所定時間が経過したとき、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長される(図257(c)参照)。
P9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できないときであっても、変動演出を開始していないので、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(c)参照)。
P10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド及び演出図柄指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信する一方で、変動パターン指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されない。このため、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(c)参照)。
P11のタイミングにおいて、第1特別図柄表示器60における第1特別図柄の変動表示の開始から所定時間が経過したとき、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長される(図257(c)参照)。
P12のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信するときであっても、変動演出を開始していないので、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(c)参照)。
P13のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信しない一方で、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信するとき、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される。なお、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図257(d)参照)。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図257(e)参照)。
P14のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図257(f)参照)。
P15のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄が第1特別図柄表示器60においてハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンH1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長され、それに伴って変動中BGMの出力が維持される(図257(f)参照)。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。
P16のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される。なお、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図257(h)参照)。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図257(i)参照)。このとき、仮停止している演出図柄70aをそのまま変動表示してもよいが、一旦(一瞬)本停止したり、消したり、書き換えてから、演出図柄70aの変動表示を開始してもよい。
P17以降は、前述の通りである。
なお、主制御部110mから送信されたコマンドを演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示/音声制御部140及びランプ/駆動制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
具体例4は、演出制御部130mにおいて、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)を充足するものの、演出図柄70aに関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び演出図柄70aの演出パターン(変動パターン)に関する第3条件(変動パターン指定コマンド)の少なくとも一方が不足する場合、変動演出を開始しないように制御可能である。これに対して、演出制御部130mにおいて、第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足する一方で第2条件(演出図柄指定コマンド)及び第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、演出図柄の変動を開始し、第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される演出図柄70aで揺れ変動を実行可能である。このようにすることで、演出制御部130mにおいて不具合が生じていることが判り易く、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
(演出制御部にて条件が揃わないときの具体例5)
図257及び図261を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できず、演出制御部130mにおいて所定条件が揃わない場合の具体例1について説明する。図261は、演出制御部130mにおいて所定条件が揃わない場合のタイミングチャートであり、図257の演出例を参照して具体例5を説明する。
P1のタイミングにおいて、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される(図257(a)参照)。このとき、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。
P2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「285」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図257(b)参照)。
P3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド、図では図柄確定cdと省略している。)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「285」)で本停止し(図257(c)参照)、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
P4タイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信する一方で、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信しないとき、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されず、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(c)参照)。
P5のタイミングにおいて、第1特別図柄表示器60における第1特別図柄の変動表示の開始から所定時間が経過したとき、演出図柄70a、特殊図柄TZ、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の停止期間が延長される(図257(c)参照)。
P6のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信しても、変動演出を開始していないので、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(c)参照)。
P7タイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信する一方で、演出図柄指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信しないとき、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されず、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(c)参照)。
P8のタイミングにおいて、第1特別図柄表示器60における第1特別図柄の変動表示の開始から所定時間が経過したとき、演出図柄70a、特殊図柄TZ、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の停止期間が延長される(図257(c)参照)。
P9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信しなくても、変動演出を開始していないので、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(c)参照)。
P10タイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド及び演出図柄指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信する一方で、変動パターン指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信しないとき、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されず、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(c)参照)。
P11のタイミングにおいて、第1特別図柄表示器60における第1特別図柄の変動表示の開始から所定時間が経過したとき、演出図柄70a、特殊図柄TZ、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の停止期間が延長される(図257(c)参照)。
P12のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信しても、変動演出を開始していないので、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(c)参照)。
P13タイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドの何れも演出制御部130mが正常に受信しないとき、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されず、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(c)参照)。
P14のタイミングにおいて、第1特別図柄表示器60における第1特別図柄の変動表示の開始から所定時間が経過したとき、演出図柄70a、特殊図柄TZ、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の停止期間が延長される(図257(c)参照)。
P15のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信しても、変動演出を開始していないので、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(c)参照)。
P16のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド及び演出図柄指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信しない一方で、変動パターン指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信するとき、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されず、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(c)参照)。
P17のタイミングにおいて、第1特別図柄表示器60における第1特別図柄の変動表示の開始から所定時間が経過したとき、演出図柄70a、特殊図柄TZ、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の停止期間が延長される(図257(c)参照)。
P18のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信しなくても、変動演出を開始していないので、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(c)参照)。
P19のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信しない一方で、演出図柄指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信するとき、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されず、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(c)参照)。
P20のタイミングにおいて、第1特別図柄表示器60における第1特別図柄の変動表示の開始から所定時間が経過したとき、演出図柄70a、特殊図柄TZ、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の停止期間が延長される(図257(c)参照)。
P21のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信しても、変動演出を開始していないので、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(c)参照)。
P22のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される。なお、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図257(h)参照)。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図257(i)参照)。
なお、主制御部110mから送信されたコマンドを演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示/音声制御部140及びランプ/駆動制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
具体例5は、演出制御部130mにおいて、演出図柄70aに関する所定条件(演出図柄指定コマンド、変動パターン指定コマンド)が不足する場合、遊技状態に関する条件(遊技状態指定コマンド)及び演出図柄70aの変動停止に関する条件(特別図柄確定コマンド)の充足又は不足に関わらず、変動演出を開始しないように制御可能である。このようにすることで、演出制御部130mにおいて不具合が生じていることが判り易く、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
(演出制御部にて条件が揃わないときの具体例6)
図257及び図262を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できず、演出制御部130mにおいて所定条件が揃わない場合の具体例6について説明する。図262は、演出制御部130mにおいて所定条件が揃わない場合のタイミングチャートであり、図257の演出例を参照して具体例6を説明する。
P1のタイミングにおいて、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される(図257(a)参照)。このとき、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。
P2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「285」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図257(b)参照)。
P3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド、図では図柄確定cdと省略している。)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「285」)で本停止し(図257(c)参照)、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
P4タイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できない一方で、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信するとき、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される。なお、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図257(d)参照)。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図257(e)参照)。
P5のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図257(f)参照)。
P6のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄が第1特別図柄表示器60においてハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出を終了させるための処理が行われないことになる。このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンH1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長され、それに伴って変動中BGMの出力が維持される(図257(f)参照)。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。
P7のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドの何れも演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されない。このとき、背景画像のスクロール、保留アイコンH1および当該アイコンTHの回転動作が継続している状態で、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長され、それに伴って変動中BGMの出力が維持される(図257(f)参照)。仮停止している演出図柄70aは、予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行っている。
P8のタイミングにおいて、第1特別図柄表示器60における第1特別図柄の変動表示の開始から所定時間が経過したとき、演出図柄70aの仮停止、特殊図柄TZの変動表示、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示の期間が延長される(図257(f)参照)。
P9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様で本停止し(図257(g)参照)、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
P10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド及び演出図柄指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できない一方で、変動パターン指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信する場合、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されない。このとき、演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様で本停止し、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する状態が継続する(図257(g)参照)。
P11のタイミングにおいて、第1特別図柄表示器60における第1特別図柄の変動表示の開始から所定時間が経過しても、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(g)参照)。
P12のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合、変動演出が開始されていないので、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(g)参照)。
P13のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できない一方で、演出図柄指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信する場合、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されない。このとき、演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様で本停止し、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する状態が継続する(図257(g)参照)。
P14のタイミングにおいて、第1特別図柄表示器60における第1特別図柄の変動表示の開始から所定時間が経過したとき、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(g)参照)。
P15のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できた場合、演出図柄70aの本停止、特殊図柄TZの変動表示の本停止、及び、サブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の本停止の期間が延長される(図257(g)参照)。
P16のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される。なお、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図257(h)参照)。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図257(i)参照)。
なお、主制御部110mから送信されたコマンドを演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示/音声制御部140及びランプ/駆動制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
具体例6は、演出制御部130mにおいて、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定
コマンド)が不足するものの、演出図柄70aに関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び演出図柄70aの演出パターン(変動パターン)に関する第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、変動演出を開始し、演出図柄70aの変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される演出図柄70aで揺れ変動を実行可能である。これに対して、演出制御部130mにおいて、第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足すると共に第2条件(演出図柄指定コマンド)及び第3条件(変動パターン指定コマンド)の少なくとも一方が不足する場合、変動演出を開始しないように制御可能である。このようにすることで、演出制御部130mにおいて不具合が生じていることが判り易く、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
(演出制御部にて条件が揃わないときの具体例7)
図263を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できず、演出制御部130mにおいて所定条件が揃わない場合の具体例7について説明する。図263は、演出制御部130mにおいて所定条件が揃わない場合のタイミングチャートである。
P1のタイミングにおいて、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド(遊技状態A)、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される。なお、演出制御部130mは、遊技状態Aを指定する遊技状態指定コマンドに基づいて、内部状態が遊技状態Aに決定される。また、演出制御部130mにおいて、遊技状態指定コマンドの受信履歴が記憶される。
P2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている。
P3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド、図では図柄確定cdと省略している。)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様で本停止し、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
P4タイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド(遊技状態A)、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される。この場合、演出制御部130mは、P4のタイミングで受信した遊技状態Aを指定する遊技状態指定コマンドが、前回(P1のタイミング)の遊技状態指定コマンド(遊技状態A)の受信履歴と同じ内容のコマンドであるので、内部状態が遊技状態Aのままで保つ。なお、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図257(d)参照)。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている。
P5のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している。
P6のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄が第1特別図柄表示器60においてハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様で本停止し、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
P7のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド(遊技状態B)、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される。この場合、演出制御部130mは、P7のタイミングで受信した遊技状態Aを指定する遊技状態指定コマンドが、前回(P4のタイミング)の遊技状態指定コマンド(遊技状態A)の受信履歴と同じ内容のコマンドでないので、内部状態を遊技状態Bに切り替える。なお、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図257(d)参照)。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている。
P8のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している。
P9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄が第1特別図柄表示器60においてハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様で本停止し、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
P10のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド(遊技状態A)を演出制御部130mが正常に受信できない一方で、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信するとき、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される。この場合、演出制御部130mは、P10のタイミングで受信できなかった遊技状態Aを指定する遊技状態指定コマンドが、前回(P7のタイミング)の遊技状態指定コマンド(遊技状態B)の受信履歴と同じ内容のコマンドでないが、内部状態を遊技状態Aに切り替えることなく遊技状態Bのままになる。なお、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図257(d)参照)。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている。
P11のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している。
P12のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄が第1特別図柄表示器60においてハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様で本停止し、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
P13のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド(遊技状態A)及び演出図柄指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できない一方で、変動パターン指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信するとき、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されず、演出図柄70a、特殊図柄TZ及び第1ランプ図柄の停止状態が継続される。この場合、演出制御部130mは、P10のタイミングで受信できなかった遊技状態Aを指定する遊技状態指定コマンドが、前回(P7のタイミング)の受信履歴の遊技状態指定コマンド(遊技状態B)と同じ内容のコマンドでないが、内部状態を遊技状態Aに切り替えることなく遊技状態Bのままになる。
P14を経たP15のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄が第1特別図柄表示器60においてハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信しても、変動演出が開始されていないので、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の停止状態のまま変化しない。
P16のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド(遊技状態A)及び変動パターン指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信できない一方で、演出図柄指定コマンドを演出制御部130mが正常に受信するとき、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されず、演出図柄70a、特殊図柄TZ及び第1ランプ図柄の停止状態が継続される。この場合、演出制御部130mは、P10のタイミングで受信できなかった遊技状態Aを指定する遊技状態指定コマンドが、前回(P7のタイミング)の受信履歴の遊技状態指定コマンド(遊技状態B)と同じ内容のコマンドでないが、内部状態を遊技状態Aに切り替えることなく遊技状態Bのままになる。
P17を経たP18のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄が第1特別図柄表示器60においてハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド)を演出制御部130mが正常に受信しても、変動演出が開始されていないので、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の停止状態のまま変化しない。
仮に、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始されるタイミングにおいて、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド(遊技状態A)を演出制御部130mが正常に受信する一方で、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドの少なくとも一方を演出制御部130mが正常に受信できない場合、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されない。この場合、演出制御部130mは、このタイミングで受信する遊技状態指定コマンドの遊技状態が、前回の受信履歴の遊技状態指定コマンドと同じ内容のコマンドであれば、内部状態を切り替えることなく前回の遊技状態のままになる。これに対して、演出制御部130mは、このタイミングで受信する遊技状態指定コマンドの遊技状態が、前回の受信履歴の遊技状態指定コマンドと同じ内容のコマンドでなければ、今回の遊技状態指定コマンドに基づいて決定される遊技状態に内部状態を切り替える。
なお、主制御部110mから送信されたコマンドを演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示/音声制御部140及びランプ/駆動制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
具体例7は、演出制御部130mにおいて、遊技状態の指定に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)を満たす(正常受信)場合、当該第1条件(遊技状態指定コマンド)に基づいて決定される遊技状態が前回指定された第1条件(遊技状態指定コマンド)と同じ遊技状態であれば、演出制御部130mが把握している遊技状態を変更しない。一方、当該第1条件(遊技状態指定コマンド)に基づいて決定される遊技状態が前回指定された第1条件遊技状態指定コマンド)と異なる遊技状態であれば、サブが把握している遊技状態を当該第1条件(遊技状態指定コマンド)に基づいて決定される遊技状態に変更する。また、演出制御部130mにおいて、遊技状態の指定に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)を満たさない(取りこぼし)場合、他の条件(演出図柄の指定に関する第2条件(特別図柄指定コマンド)及び演出図柄の演出パターンの指定に関する第3条件(演出パターン指定コマンド))の如何にかかわらず、遊技状態を変更しないようになっている。このようにすることで、演出制御部130mにおいて不具合が生じていることが判り易く、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
(演出制御部にて条件が揃わないときの具体例8)
図264を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できず、演出制御部130mにおいて所定条件が揃わない場合の具体例8について説明する。図264は、演出制御部130mにおいて所定条件が揃わない場合のタイミングチャートである。
図264(a)に示すように、P1のタイミングにおいて、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド(当たり図柄)及び変動パターン指定コマンド(当たりの演出)を、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される。この場合、演出図柄指定コマンドに基づいて決定される演出図柄70aが当たりのものであると共に、変動パターン指定コマンドに基づいて決定される変動パターンが当たりのものである場合、変動演出を開始する。
P2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている。
P3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド、図では図柄確定cdと省略している。)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様で本停止し、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
P4タイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド(当たり図柄)及び変動パターン指定コマンド(ハズレの演出)を、演出制御部130mが受信する場合、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されず、演出図柄70a、特殊図柄TZ、サブ第1変動表示器81の第1ランプ図柄が停止状態で保たれる。このように、演出図柄指定コマンドに基づいて決定される演出図柄70aが当たりのものであるのに対して、変動パターン指定コマンドに基づいて決定される変動パターンがハズレのものである場合、変動演出が開始されない。
図264(b)に示すように、P1のタイミングにおいて、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド(ハズレ図柄)及び変動パターン指定コマンド(ハズレの演出)を、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される。この場合、演出図柄指定コマンドに基づいて決定される演出図柄70aがハズレのものであると共に、変動パターン指定コマンドに基づいて決定される変動パターンがハズレのものである場合、変動演出を開始する。
P2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている。
P3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド、図では図柄確定cdと省略している。)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様で本停止し、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
P4タイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド(ハズレ図柄)及び変動パターン指定コマンド(当たりの演出)を、演出制御部130mが受信する場合、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されず、演出図柄70a、特殊図柄TZ、サブ第1変動表示器81の第1ランプ図柄が停止状態で保たれる。このように、演出図柄指定コマンドに基づいて決定される演出図柄70aがハズレのものであるのに対して、変動パターン指定コマンドに基づいて決定される変動パターンが当たりのものである場合、変動演出が開始されない。
なお、主制御部110mから送信されたコマンドを演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示/音声制御部140及びランプ/駆動制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
具体例8は、演出制御部130mにおいて、演出図柄70aの指定に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される演出図柄70aが当たりのものであると共に、演出図柄70aの演出パターン(変動パターン)の指定に関する第3条件(変動パターン指定コマンド)に基づいて決定される変動パターンが当たりのものである場合、演出図柄70aを変動開始可能である。同様に、演出制御部130mにおいて、演出図柄70aの指定に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される演出図柄70aがハズレのものであると共に、演出図柄70aの演出パターンの指定に関する第3条件(変動パターン指定コマンド)に基づいて決定される変動パターンがハズレのものである場合、演出図柄70aを変動開始可能である。これに対して、演出制御部130mにおいて、(遊技状態の指定に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)、演出図柄70aの指定に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び演出図柄70aの演出パターンの指定に関する第3条件(変動パターン指定コマンド)を満たす(受信)ときであっても、)演出図柄70aの指定に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される演出図柄70aと、演出図柄70aの演出パターンの指定に関する第3条件(変動パターン指定コマンド)に基づいて決定される変動パターンとの当たり・ハズレが異なる場合、演出図柄70aの変動を開始しない。このようにすることで、演出制御部130mにおいて不具合が生じていることが判り易く、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
(演出制御部にて条件が揃わないときの具体例9)
図265を用いて、演出制御部130mがコマンドを正常に受信できず、演出制御部130mにおいて所定条件が揃わない場合の具体例9について説明する。図265は、演出制御部130mにおいて所定条件が揃わない場合のタイミングチャートである。
図265(a)に示すように、P1のタイミングにおいて、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド(第1特別図柄用)及び変動パターン指定コマンド(第1特別図柄用)を、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される。この場合、演出図柄指定コマンドに基づいて決定される演出図柄70aが第1特別図柄用のものであると共に、変動パターン指定コマンドに基づいて決定される変動パターンが第1特別図柄用のものである場合、変動演出を開始する。
P2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている。
P3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド、図では図柄確定cdと省略している。)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様で本停止し、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
P4タイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド(第1特別図柄用)及び変動パターン指定コマンド(第2特別図柄用)を、演出制御部130mが受信する場合、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されず、演出図柄70a、特殊図柄TZ、サブ第1変動表示器81の第1ランプ図柄が停止状態で保たれる。このように、演出図柄指定コマンドに基づいて決定される演出図柄70aが第1特別図柄用のものであるのに対して、変動パターン指定コマンドに基づいて決定される変動パターンが第2特別図柄用のものである場合、変動演出が開始されない。
図265(b)に示すように、P1のタイミングにおいて、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60で開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド(第2特別図柄用)及び変動パターン指定コマンド(第2特別図柄用)を、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始される。この場合、演出図柄指定コマンドに基づいて決定される演出図柄70aが第2特別図柄用のものであると共に、変動パターン指定コマンドに基づいて決定される変動パターンが第2特別図柄用のものである場合、変動演出を開始する。
P2のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている。
P3のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(特別図柄確定コマンド、図では図柄確定cdと省略している。)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様で本停止し、サブ第1変動表示器81において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
P4タイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器60において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド(第2特別図柄用)及び変動パターン指定コマンド(第1特別図柄用)を、演出制御部130mが受信する場合、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での1ランプ図柄の変動表示が開始されず、演出図柄70a、特殊図柄TZ、サブ第1変動表示器81の第1ランプ図柄が停止状態で保たれる。このように、演出図柄指定コマンドに基づいて決定される演出図柄70aが第2特別図柄用のものであるのに対して、変動パターン指定コマンドに基づいて決定される変動パターンが第1特別図柄用のものである場合、変動演出が開始されない。
なお、主制御部110mから送信されたコマンドを演出制御部130mが正常に受信できたが、このコマンドの受信に基づき演出制御部130mから送信された演出コマンドを表示/音声制御部140及びランプ/駆動制御部150が正常に受信できない場合についても、主制御部110mから送信されたコマンド(停止時コマンド、開始時コマンド)を演出制御部130mが正常に受信できない場合と同様の処理が行われることになる。
具体例9は、演出制御部130mにおいて、演出図柄70aの指定に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)が所定の入賞条件(第1特別図柄用又は第2特別図柄用)で選択されるものであると共に、演出図柄の演出パターンの指定に関する第3条件(変動パターン指定コマンド)が所定の入賞条件(第1特別図柄用又は第2特別図柄用)で選択されるものである場合、演出図柄70aを変動開始可能である。これに対して、演出制御部130mにおいて、(遊技状態の指定に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)、演出図柄70aの指定に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)および演出図柄70aの演出パターンの指定に関する第3条件(変動パターン指定コマンド)を満たす(正常受信)ときであっても、)演出図柄70aの指定に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)が所定の入賞条件(第1特別図柄用又は第2特別図柄用)で選択されるものである一方で、演出図柄70aの演出パターンの指定に関する第3条件(変動パターン指定コマンド)が所定の入賞条件(第1特別図柄用又は第2特別図柄用)と別の入賞条件(第2特別図柄用又は第1特別図柄用)で選択されるものである場合、演出図柄の変動を開始しない。このようにすることで、演出制御部130mにおいて不具合が生じていることが判り易く、遊技の興趣が低下することを抑制することが可能となる。
演出制御部130mにおいて所定の制御を実行するための条件として、前述したように主制御部110mから送信されるコマンドを例示したが、これに限らず、時間の経過や操作ボタンの操作など、その他の事象を条件としてもよい。
図266に示すように、演出制御部130mにて条件が揃わないとき(前述した具体例1~9など)であっても、主制御部110mから所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンドなど)を受信した場合、第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17などの前述した初期作動(初期動作、初期発光)を実行可能である。具体的には、演出制御部130mにて条件が揃っていなくても演出図柄70aが変動している期間において、変動している演出図柄70aが画面に表示されている状態で、主制御部110mからの所定信号を演出制御部130mで正常に受信すると、第1可動部材73などの可動役物の初期作動を実行する。また、演出制御部130mにて条件が揃わず演出図柄70aが仮停止している期間において、揺れ変動している演出図柄70aが画面に表示されている状態で、第1可動部材73などの可動役物の初期作動を実行する。更に、演出制御部130mにて条件が揃わず演出図柄70aが本停止している期間において、主制御部110mからの所定信号を演出制御部130mで正常に受信すると、停止している演出図柄70aが画面に表示されている状態で、第1可動部材73などの可動役物の初期作動を実行する。このように、実施形態では、演出制御部130mに揃った(揃っていない)条件が何れであっても、主制御部110mからの所定信号に基づく初期作動条件を満たせば、演出図柄70aの表示態様に関わらず、初期作動が実行される。なお、具体例10において、演出制御部130mに揃った(揃っていない)条件と演出図柄70aの関係は、具体例1と同様であるので説明を省略する。
図267に示すように、演出制御部130mにて条件が揃わないとき(前述した具体例1~10など)であっても、所定の事象(始動入賞、磁気、電波等)を検出する検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)と主制御手段110とが遊技機1への電力供給中において非接続状態(コネクタ抜け、断線等)となった場合、所定の異常報知(断線報知、磁気異常報知、電波異常報知等)を実行可能である。この異常報知は、所定期間にわたって実行することができる。具体的には、演出制御部130mにて条件が揃っていなくても演出図柄70aが変動している期間において、前記非接続状態(コネクタ抜け、断線等)となると、所定の異常報知を実行する。また、演出制御部130mにて条件が揃わず演出図柄70aが仮停止している期間において、前記非接続状態(コネクタ抜け、断線等)となると、所定の異常報知を実行する。更に、演出制御部130mにて条件が揃わず演出図柄70aが本停止している期間において、前記非接続状態(コネクタ抜け、断線等)となると、所定の異常報知を実行する。このように、実施形態では、演出制御部130mに揃った(揃っていない)条件が何れであっても、前記非接続状態になる異常報知条件を満たせば、演出図柄70aの表示態様に関わらず、異常報知が実行される。このとき、画像表示装置70,71において変動中、仮停止または本停止状態にある演出図柄70aと重ねて、あるいは演出図柄70aと重なる領域で異常報知を行ってもよく、演出図柄70aなどの画像を消して、異常報知を行うなど、様々な態様で画像表示装置70,71を用いた異常報知を実行できる。なお、具体例11において、演出制御部130mに揃った(揃っていない)条件と演出図柄70aの関係は、具体例1と同様であるので説明を省略する。
なお、演出制御部130mにて条件が揃わないとき、本実施形態に記載されている他の事象、動作、演出、作動、報知などを組み合わせて実行されることがある。
<本実施形態に記載された発明の内容I>
従来の遊技機では、始動条件が成立すると、遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かの判定情報を取得し、判定情報を記憶する。そして、判定条件が成立すると記憶されている判定情報を判定すると共に、当該判定の結果に応じた変動演出を実行し、当該変動演出が特別結果になると特別遊技を実行するものがある。このような遊技機として、画像表示装置の表示領域を変形させるとともに当該表示領域内に表示中の画像も変形させる表示演出を行う遊技機がある(例えば、特開2017-196126公報)。しかしながら、上記遊技機には、遊技の興趣の向上を図るには未だ改善の余地が残されている。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、本実施形態の遊技機1は、第1態様(待機位置で停止)と第2態様(演出動作)とに変化可能である可動役物(可動部材73,74)と、前記可動役物(73,74)に設けられ、発光した第1状態(演出発光状態)と第2状態(例えば消灯)とに発光状態を変化可能である第1発光領域(HK1)と、前記可動役物(73,74)と異なる複数の部位のうちの少なくとも一つに設けられ、発光した第1状態(演出発光状態)と第2状態(例えば消灯)とに発光状態を変化可能である第2発光領域(HK2)と、所定の変動演出を実行可能である表示手段(70,71)と、を備え、前記第2発光領域(HK2)を複数有し、前記変動演出において、前記表示手段(画像表示装置70,71)の画面に表示される第1画像(例えば通常表示の演出図柄70aなど)と、前記第1画像が変化して画面に表示される第2画像(例えば変化表示の演出図柄70a)とに変化可能であり、前記第2画像(例えば変化表示の演出図柄70a)に変化する前記変動演出が行われるとき、前記第1発光領域(HK1)と前記第2発光領域(HK2)のうちの少なくとも1つとを連係して前記第2状態(例えば消灯)に変化する発光演出が実行可能であり、前記表示手段(画像表示装置70,71)の画面に、前記第1画像と共に第3画像(例えば特殊図柄TZ)を表示可能であり、前記第1画像および前記第2画像のいずれであっても、前記第3画像(例えば特殊図柄TZ)を同じ位置に表示可能である。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、第1態様(待機位置で停止)と第2態様(演出動作)とに変化可能である可動役物(可動部材73,74)と、前記可動役物(73,74)に設けられ、発光した第1状態(演出発光状態)と第2状態(例えば消灯)とに発光状態を変化可能である第1発光領域(HK1)と、前記可動役物(可動部材73,74)と異なる複数の部位のうちの少なくとも一つに設けられ、発光した第1状態(演出発光状態)と第2状態(例えば消灯)とに発光状態を変化可能である第2発光領域(HK2)と、所定の変動演出を実行可能である表示手段(画像表示装置70,71)と、を備え、前記第2発光領域(HK2)を複数有し、前記変動演出において、前記表示手段(画像表示装置70,71)の画面に表示される第1画像(例えば通常表示の演出図柄70aなど)と、前記第1画像が変化して画面に表示される第2画像(例えば変化表示の演出図柄70a)とに変化可能であり、前記第2画像(例えば変化表示の演出図柄70a)に変化する前記変動演出が行われるとき、前記第1発光領域(HK1)と前記第2発光領域(HK2)のうちの少なくとも1つとを連係して前記第2状態(例えば消灯)に変化する発光演出が実行可能であり、前記表示手段(画像表示装置70,71)の画面に、前記第1画像(例えば通常表示の演出図柄70aなど)と共に第3画像(例えば特殊図柄TZ)を表示可能であり、前記第1画像(例えば通常表示の演出図柄70aなど)を前記第2画像(例えば変化表示の演出図柄70a)に変化したときに視認し易さを変化させる一方、前記第1画像および前記第2画像のいずれであっても、前記第3画像(例えば特殊図柄TZ)の視認し易さを変化させないように表示可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、第1態様(待機位置で停止)と第2態様(演出動作)とに変化可能である可動役物(可動部材73,74)と、前記可動役物(73,74)に設けられ、発光した第1状態(演出発光状態)と第2状態(例えば消灯)とに発光状態を変化可能である第1発光領域(HK1)と、前記可動役物(可動部材73,74)と異なる複数の部位のうちの少なくとも一つに設けられ、発光した第1状態(演出発光状態)と第2状態(例えば消灯)とに発光状態を変化可能である第2発光領域(HK2)と、所定の変動演出を実行可能である表示手段(画像表示装置70,71)と、を備え、前記第2発光領域(HK2)を複数有し、前記変動演出において、前記表示手段(画像表示装置70,71)の画面に表示される第1画像(例えば通常表示の演出図柄70aなど)と、前記第1画像が変化して画面に表示される第2画像(例えば変化表示の演出図柄70a)とに変化可能であり、前記第2画像(例えば変化表示の演出図柄70a)に変化する前記変動演出が行われるとき、前記第1発光領域(HK1)と前記第2発光領域(HK2)のうちの少なくとも1つとを連係して前記第2状態(例えば消灯)に変化する発光演出が実行可能であり、前記表示手段(画像表示装置70,71)の画面に、前記第1画像(例えば通常表示の演出図柄70aなど)から前記第2画像(例えば変化表示の演出図柄70a)への変化に連係して変化する第3画像(例えば額縁画像GG)を表示可能であることを特徴とする。
<本実施形態に記載された発明の内容II>
従来の遊技機では、始動条件が成立すると、遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かの判定情報を取得し、判定情報を記憶する。そして、判定条件が成立すると記憶されている判定情報を判定すると共に、当該判定の結果に応じた変動演出を実行し、当該変動演出が特別結果になると特別遊技を実行するものがある。このような遊技機として、遊技の進行を制御するメイン制御基板と、主制御基板からの信号(コマンド)に基づいて、遊技の演出を制御するサブ制御基板とを備えたものがある(例えば、特開2019-033816号公報)。しかしながら、上記遊技機には、主制御手段の制御状態と演出制御手段の制御状態とがズレた場合のことを考慮されておらず、遊技の興趣の向上を図るには未だ改善の余地が残されている。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技の進行を制御可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機(1)において、所定の態様で作動可能な可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)を備え、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、前記可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の初期作動(初期動作、初期発光)と、前記可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の演出作動(演出動作、演出発光)とを実行可能であり、前記信号に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段(主制御基板110)から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記初期作動(初期動作、初期発光)を実行可能であり、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)、前記演出図柄(70a)に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記演出図柄(70a)の演出パターンに関する第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記変動演出を開始し、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される前記演出図柄(70a)で揺れ変動を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記第1条件(遊技状態指定コマンド)を充足するものの、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記第3条件(変動パターン指定コマンド)の少なくとも一方が不足する場合、前記変動演出を開始しないように制御可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技の進行を制御可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機(1)において、所定の態様で作動可能な可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)を備え、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、前記可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の初期作動(初期動作、初期発光)と、前記可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の演出作動(演出動作、演出発光)とを実行可能であり、前記信号に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段(主制御基板110)から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記初期作動(初期動作、初期発光)を実行可能であり、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)、前記演出図柄(70a)に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記演出図柄(70a)の演出パターンに関する第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記変動演出を開始する第1状態となり、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される前記演出図柄(70a)で揺れ変動を実行可能な第2状態となり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足するものの、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記第1状態と同じく変動演出を開始する状態となり、前記第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2状態と同じく揺れ変動を実行可能な状態となることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技の進行を制御可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機(1)において、所定の態様で作動可能な可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)を備え、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、前記可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の初期作動(初期動作、初期発光)と、前記可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の演出作動(演出動作、演出発光)とを実行可能であり、前記信号に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段(主制御基板110)から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記初期作動(初期動作、初期発光)を実行可能であり、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記演出図柄(70a)に関する所定条件(演出図柄指定コマンド、変動パターン指定コマンド)を充足する場合、遊技状態に関する条件(遊技状態指定コマンド)の充足又は不足に関わらず、前記変動演出を開始し、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記所定条件(演出図柄指定コマンド、変動パターン指定コマンド)に基づいて決定される前記演出図柄(70a)で揺れ変動を実行可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技の進行を制御可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機(1)において、所定の態様で作動可能な可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)を備え、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、前記可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の初期作動(初期動作、初期発光)と、前記可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の演出作動(演出動作、演出発光)とを実行可能であり、前記信号に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段(主制御基板110)から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記初期作動(初期動作、初期発光)を実行可能であり、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)、前記演出図柄(70a)に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記演出図柄(70a)の演出パターンに関する第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記変動演出を開始し、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2条件に基づいて決定される前記演出図柄(70a)で揺れ変動を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足すると共に前記第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記第3条件(変動パターン指定コマンド)の少なくとも一方が不足する場合、前記変動演出を開始しないように制御可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技の進行を制御可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機(1)において、所定の態様で作動可能な可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)を備え、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、前記可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の初期作動(初期動作、初期発光)と、前記可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の演出作動(演出動作、演出発光)とを実行可能であり、前記信号に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段(主制御基板110)から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記初期作動(初期動作、初期発光)を実行可能であり、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)を充足するものの、前記演出図柄(70a)に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記演出図柄の演出パターンに関する第3条件(変動パターン指定コマンド)の少なくとも一方が不足する場合、前記変動演出を開始しないように制御可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足する一方で前記第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記演出図柄(70a)の変動を開始し、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される前記演出図柄(70a)で揺れ変動を実行可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技の進行を制御可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機(1)において、所定の態様で作動可能な可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)を備え、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、前記可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の初期作動(初期動作、初期発光)と、前記可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の演出作動(演出動作、演出発光)とを実行可能であり、前記信号に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段(主制御基板110)から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記初期作動(初期動作、初期発光)を実行可能であり、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記演出図柄(70a)に関する所定条件(演出図柄指定コマンド、変動パターン指定コマンド)が不足する場合、遊技状態に関する条件(遊技状態指定コマンド)及び前記演出図柄(70a)の変動停止に関する条件(特別図柄確定コマンド)の充足又は不足に関わらず、前記変動演出を開始しないように制御可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技の進行を制御可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機(1)において、所定の態様で作動可能な可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)を備え、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、前記可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の初期作動(初期動作、初期発光)と、前記可動演出手段(第1可動部材73、第2可動部材74、演出ボタン17)の演出作動(演出動作、演出発光)とを実行可能であり、前記信号に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段(主制御基板110)から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記初期作動(初期動作、初期発光)を実行可能であり、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足するものの、前記演出図柄(70a)に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記演出図柄(70a)の演出パターンに関する第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記変動演出を開始し、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される前記演出図柄で揺れ変動を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足すると共に前記第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記第3条件(変動パターン指定コマンド)の少なくとも一方が不足する場合、前記変動演出を開始しないように制御可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技の進行を制御可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機(1)において、遊技の演出音(BGM、SE等)を出力することが可能な音出力手段(音声出力装置9)を備え、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、前記音声出力手段(音声出力装置9)から電源供給の開始を示す所定の報知音(電源投入報知音、電源復旧報知音等)を出力可能であり、前記信号(コマンド等)に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段(主制御基板110)から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記所定の報知音(電源投入報知音、電源復旧報知音等)を出力可能であり、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)、前記演出図柄(70a)に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記演出図柄(70a)の演出パターンに関する第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記変動演出を開始し、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される前記演出図柄(70a)で揺れ変動を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記第1条件(遊技状態指定コマンド)を充足するものの、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記第3条件(変動パターン指定コマンド)の少なくとも一方が不足する場合、前記変動演出を開始しないように制御可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技の進行を制御可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機(1)において、遊技の演出音(BGM、SE等)を出力することが可能な音出力手段(音声出力装置9)を備え、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、前記音声出力手段(音声出力装置9)から電源供給の開始を示す所定の報知音(電源投入報知音、電源復旧報知音等)を出力可能であり、前記信号(コマンド等)に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段(主制御基板110)から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記所定の報知音(電源投入報知音、電源復旧報知音等)を出力可能であり、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)、前記演出図柄(70a)に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記演出図柄(70a)の演出パターンに関する第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記変動演出を開始する第1状態となり、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される前記演出図柄(70a)で揺れ変動を実行可能な第2状態となり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足するものの、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記第1状態と同じく変動演出を開始する状態となり、前記第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2状態と同じく揺れ変動を実行可能な状態となることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技の進行を制御可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機(1)において、遊技の演出音(BGM、SE等)を出力することが可能な音出力手段(音声出力装置9)を備え、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、前記音声出力手段(音声出力装置9)から電源供給の開始を示す所定の報知音(電源投入報知音、電源復旧報知音等)を出力可能であり、前記信号(コマンド等)に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段(主制御基板110)から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記所定の報知音(電源投入報知音、電源復旧報知音等)を出力可能であり、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記演出図柄(70a)に関する所定条件(演出図柄指定コマンド、変動パターン指定コマンド)を充足する場合、遊技状態に関する条件(遊技状態指定コマンド)の充足又は不足に関わらず、前記変動演出を開始し、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記所定条件(演出図柄指定コマンド、変動パターン指定コマンド)に基づいて決定される前記演出図柄(70a)で揺れ変動を実行可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技の進行を制御可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機(1)において、遊技の演出音(BGM、SE等)を出力することが可能な音出力手段(音声出力装置9)を備え、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、前記音声出力手段(音声出力装置9)から電源供給の開始を示す所定の報知音(電源投入報知音、電源復旧報知音等)を出力可能であり、前記信号(コマンド等)に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段(主制御基板110)から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記所定の報知音(電源投入報知音、電源復旧報知音等)を出力可能であり、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)、前記演出図柄(70a)に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記演出図柄(70a)の演出パターンに関する第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記変動演出を開始し、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2条件に基づいて決定される前記演出図柄(70a)で揺れ変動を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足すると共に前記第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記第3条件(変動パターン指定コマンド)の少なくとも一方が不足する場合、前記変動演出を開始しないように制御可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技の進行を制御可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機(1)において、遊技の演出音(BGM、SE等)を出力することが可能な音出力手段(音声出力装置9)を備え、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、前記音声出力手段(音声出力装置9)から電源供給の開始を示す所定の報知音(電源投入報知音、電源復旧報知音等)を出力可能であり、前記信号(コマンド等)に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段(主制御基板110)から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記所定の報知音(電源投入報知音、電源復旧報知音等)を出力可能であり、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)を充足するものの、前記演出図柄(70a)に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記演出図柄の演出パターンに関する第3条件(変動パターン指定コマンド)の少なくとも一方が不足する場合、前記変動演出を開始しないように制御可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足する一方で前記第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記演出図柄(70a)の変動を開始し、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される前記演出図柄(70a)で揺れ変動を実行可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技の進行を制御可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機(1)において、遊技の演出音(BGM、SE等)を出力することが可能な音出力手段(音声出力装置9)を備え、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、前記音声出力手段(音声出力装置9)から電源供給の開始を示す所定の報知音(電源投入報知音、電源復旧報知音等)を出力可能であり、前記信号(コマンド等)に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段(主制御基板110)から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記所定の報知音(電源投入報知音、電源復旧報知音等)を出力可能であり、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記演出図柄(70a)に関する所定条件(演出図柄指定コマンド、変動パターン指定コマンド)が不足する場合、遊技状態に関する条件(遊技状態指定コマンド)及び前記演出図柄(70a)の変動停止に関する条件(特別図柄確定コマンド)の充足又は不足に関わらず、前記変動演出を開始しないように制御可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技の進行を制御可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)とを備えた遊技機(1)において、遊技の演出音(BGM、SE等)を出力することが可能な音出力手段(音声出力装置9)を備え、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、前記音声出力手段(音声出力装置9)から電源供給の開始を示す所定の報知音(電源投入報知音、電源復旧報知音等)を出力可能であり、前記信号(コマンド等)に応じた演出を実行することが可能な制御状態(客待ち状態、変動演出、大当たり演出)中に前記主制御手段(主制御基板110)から所定信号(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド等)を受信した場合、前記所定の報知音(電源投入報知音、電源復旧報知音等)を出力可能であり、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足するものの、前記演出図柄(70a)に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記演出図柄(70a)の演出パターンに関する第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記変動演出を開始し、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される前記演出図柄で揺れ変動を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足すると共に前記第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記第3条件(変動パターン指定コマンド)の少なくとも一方が不足する場合、前記変動演出を開始しないように制御可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技を実行可能な遊技機(1)において、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、所定の事象(始動入賞、磁気、電波等)を検出するための検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)と、を備え、前記主制御手段(主制御基板110)及び/又は前記演出制御手段(演出制御基板)によって、前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)からの入力信号に基づき所定の制御を実行可能であり、前記遊技機への電力供給が開始されたときに前記主制御手段(主制御基板110)及び/又は前記演出制御手段(演出制御基板)と前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)とが非接続状態(コネクタ抜け、断線等)である場合、所定の異常報知(断線報知、磁気異常報知、電波異常報知等)を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)、前記演出図柄(70a)に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記演出図柄(70a)の演出パターンに関する第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記変動演出を開始し、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される前記演出図柄(70a)で揺れ変動を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記第1条件(遊技状態指定コマンド)を充足するものの、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記第3条件(変動パターン指定コマンド)の少なくとも一方が不足する場合、前記変動演出を開始しないように制御可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技を実行可能な遊技機(1)において、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、所定の事象(始動入賞、磁気、電波等)を検出するための検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)と、を備え、前記主制御手段(主制御基板110)及び/又は前記演出制御手段(演出制御基板)によって、前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)からの入力信号に基づき所定の制御を実行可能であり、前記遊技機への電力供給が開始されたときに前記主制御手段(主制御基板110)及び/又は前記演出制御手段(演出制御基板)と前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)とが非接続状態(コネクタ抜け、断線等)である場合、所定の異常報知(断線報知、磁気異常報知、電波異常報知等)を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)、前記演出図柄(70a)に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記演出図柄(70a)の演出パターンに関する第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記変動演出を開始する第1状態となり、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される前記演出図柄(70a)で揺れ変動を実行可能な第2状態となり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足するものの、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記第1状態と同じく変動演出を開始する状態となり、前記第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2状態と同じく揺れ変動を実行可能な状態となることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技を実行可能な遊技機(1)において、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、所定の事象(始動入賞、磁気、電波等)を検出するための検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)と、を備え、前記主制御手段(主制御基板110)及び/又は前記演出制御手段(演出制御基板)によって、前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)からの入力信号に基づき所定の制御を実行可能であり、前記遊技機への電力供給が開始されたときに前記主制御手段(主制御基板110)及び/又は前記演出制御手段(演出制御基板)と前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)とが非接続状態(コネクタ抜け、断線等)である場合、所定の異常報知(断線報知、磁気異常報知、電波異常報知等)を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記演出図柄(70a)に関する所定条件(演出図柄指定コマンド、変動パターン指定コマンド)を充足する場合、遊技状態に関する条件(遊技状態指定コマンド)の充足又は不足に関わらず、前記変動演出を開始し、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記所定条件(演出図柄指定コマンド、変動パターン指定コマンド)に基づいて決定される前記演出図柄(70a)で揺れ変動を実行可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技を実行可能な遊技機(1)において、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、所定の事象(始動入賞、磁気、電波等)を検出するための検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)と、を備え、前記主制御手段(主制御基板110)及び/又は前記演出制御手段(演出制御基板)によって、前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)からの入力信号に基づき所定の制御を実行可能であり、前記遊技機への電力供給が開始されたときに前記主制御手段(主制御基板110)及び/又は前記演出制御手段(演出制御基板)と前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)とが非接続状態(コネクタ抜け、断線等)である場合、所定の異常報知(断線報知、磁気異常報知、電波異常報知等)を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)、前記演出図柄(70a)に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記演出図柄(70a)の演出パターンに関する第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記変動演出を開始し、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2条件に基づいて決定される前記演出図柄(70a)で揺れ変動を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足すると共に前記第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記第3条件(変動パターン指定コマンド)の少なくとも一方が不足する場合、前記変動演出を開始しないように制御可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技を実行可能な遊技機(1)において、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、所定の事象(始動入賞、磁気、電波等)を検出するための検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)と、を備え、前記主制御手段(主制御基板110)及び/又は前記演出制御手段(演出制御基板)によって、前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)からの入力信号に基づき所定の制御を実行可能であり、前記遊技機への電力供給が開始されたときに前記主制御手段(主制御基板110)及び/又は前記演出制御手段(演出制御基板)と前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)とが非接続状態(コネクタ抜け、断線等)である場合、所定の異常報知(断線報知、磁気異常報知、電波異常報知等)を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)を充足するものの、前記演出図柄(70a)に関する第
2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記演出図柄の演出パターンに関する第3条件(変動パターン指定コマンド)の少なくとも一方が不足する場合、前記変動演出を開始しないように制御可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足する一方で前記第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記演出図柄(70a)の変動を開始し、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される前記演出図柄(70a)で揺れ変動を実行可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技を実行可能な遊技機(1)において、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、所定の事象(始動入賞、磁気、電波等)を検出するための検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)と、を備え、前記主制御手段(主制御基板110)及び/又は前記演出制御手段(演出制御基板)によって、前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)からの入力信号に基づき所定の制御を実行可能であり、前記遊技機への電力供給が開始されたときに前記主制御手段(主制御基板110)及び/又は前記演出制御手段(演出制御基板)と前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)とが非接続状態(コネクタ抜け、断線等)である場合、所定の異常報知(断線報知、磁気異常報知、電波異常報知等)を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記演出図柄(70a)に関する所定条件(演出図柄指定コマンド、変動パターン指定コマンド)が不足する場合、遊技状態に関する条件(遊技状態指定コマンド)及び前記演出図柄(70a)の変動停止に関する条件(特別図柄確定コマンド)の充足又は不足に関わらず、前記変動演出を開始しないように制御可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技を実行可能な遊技機(1)において、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、所定の事象(始動入賞、磁気、電波等)を検出するための検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)と、を備え、前記主制御手段(主制御基板110)及び/又は前記演出制御手段(演出制御基板)によって、前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)からの入力信号に基づき所定の制御を実行可能であり、前記遊技機への電力供給が開始されたときに前記主制御手段(主制御基板110)及び/又は前記演出制御手段(演出制御基板)と前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)とが非接続状態(コネクタ抜け、断線等)である場合、所定の異常報知(断線報知、磁気異常報知、電波異常報知等)を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足するものの、前記演出図柄(70a)に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記演出図柄(70a)の演出パターンに関する第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記変動演出を開始し、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される前記演出図柄で揺れ変動を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足すると共に前記第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記第3条件(変動パターン指定コマンド)の少なくとも一方が不足する場合、前記変動演出を開始しないように制御可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技を実行可能な遊技機(1)において、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、所定の事象(始動入賞、磁気、電波等)を検出する検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)と、を備え、前記主制御手段(主制御基板110)及び/又は前記演出制御手段(演出制御基板130)によって、前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)からの入力信号に基づき所定の制御(大当たり判定、異常判定等)を実行可能であり、前記遊技機への電力供給中において前記主制御手段(主制御基板110)と前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)とが非接続状態(コネクタ抜け、断線等)となった場合、所定の異常報知(断線報知、磁気異常報知、電波異常報知等)を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)、前記演出図柄(70a)に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記演出図柄(70a)の演出パターンに関する第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記変動演出を開始し、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される前記演出図柄(70a)で揺れ変動を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記第1条件(遊技状態指定コマンド)を充足するものの、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記第3条件(変動パターン指定コマンド)の少なくとも一方が不足する場合、前記変動演出を開始しないように制御可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技を実行可能な遊技機(1)において、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、所定の事象(始動入賞、磁気、電波等)を検出する検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)と、を備え、前記主制御手段(主制御基板110)及び/又は前記演出制御手段(演出制御基板130)によって、前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)からの入力信号に基づき所定の制御(大当たり判定、異常判定等)を実行可能であり、前記遊技機への電力供給中において前記主制御手段(主制御基板110)と前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)とが非接続状態(コネクタ抜け、断線等)となった場合、所定の異常報知(断線報知、磁気異常報知、電波異常報知等)を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)、前記演出図柄(70a)に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記演出図柄(70a)の演出パターンに関する第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記変動演出を開始する第1状態となり、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される前記演出図柄(70a)で揺れ変動を実行可能な第2状態となり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足するものの、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記第1状態と同じく変動演出を開始する状態となり、前記第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2状態と同じく揺れ変動を実行可能な状態となることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技を実行可能な遊技機(1)において、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、所定の事象(始動入賞、磁気、電波等)を検出する検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)と、を備え、前記主制御手段(主制御基板110)及び/又は前記演出制御手段(演出制御基板130)によって、前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)からの入力信号に基づき所定の制御(大当たり判定、異常判定等)を実行可能であり、前記遊技機への電力供給中において前記主制御手段(主制御基板110)と前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)とが非接続状態(コネクタ抜け、断線等)となった場合、所定の異常報知(断線報知、磁気異常報知、電波異常報知等)を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記演出図柄(70a)に関する所定条件(演出図柄指定コマンド、変動パターン指定コマンド)を充足する場合、遊技状態に関する条件(遊技状態指定コマンド)の充足又は不足に関わらず、前記変動演出を開始し、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記所定条件(演出図柄指定コマンド、変動パターン指定コマンド)に基づいて決定される前記演出図柄(70a)で揺れ変動を実行可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技を実行可能な遊技機(1)において、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、所定の事象(始動入賞、磁気、電波等)を検出する検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)と、を備え、前記主制御手段(主制御基板110)及び/又は前記演出制御手段(演出制御基板130)によって、前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)からの入力信号に基づき所定の制御(大当たり判定、異常判定等)を実行可能であり、前記遊技機への電力供給中において前記主制御手段(主制御基板110)と前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)とが非接続状態(コネクタ抜け、断線等)となった場合、所定の異常報知(断線報知、磁気異常報知、電波異常報知等)を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)、前記演出図柄(70a)に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記演出図柄(70a)の演出パターンに関する第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記変動演出を開始し、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2条件に基づいて決定される前記演出図柄(70a)で揺れ変動を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足すると共に前記第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記第3条件(変動パターン指定コマンド)の少なくとも一方が不足する場合、前記変動演出を開始しないように制御可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技を実行可能な遊技機(1)において、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、所定の事象(始動入賞、磁気、電波等)を検出する検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)と、を備え、前記主制御手段(主制御基板110)及び/又は前記演出制御手段(演出制御基板130)によって、前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)からの入力信号に基づき所定の制御(大当たり判定、異常判定等)を実行可能であり、前記遊技機への電力供給中において前記主制御手段(主制御基板110)と前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)とが非接続状態(コネクタ抜け、断線等)となった場合、所定の異常報知(断線報知、磁気異常報知、電波異常報知等)を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)を充足するものの、前記演出図柄(70a)に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記演出図柄の演出パターンに関する第3条件(変動パターン指定コマンド)の少なくとも一方が不足する場合、前記変動演出を開始しないように制御可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足する一方で前記第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記演出図柄(70a)の変動を開始し、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される前記演出図柄(70a)で揺れ変動を実行可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技を実行可能な遊技機(1)において、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、所定の事象(始動入賞、磁気、電波等)を検出する検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)と、を備え、前記主制御手段(主制御基板110)及び/又は前記演出制御手段(演出制御基板130)によって、前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)からの入力信号に基づき所定の制御(大当たり判定、異常判定等)を実行可能であり、前記遊技機への電力供給中において前記主制御手段(主制御基板110)と前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)とが非接続状態(コネクタ抜け、断線等)となった場合、所定の異常報知(断線報知、磁気異常報知、電波異常報知等)を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記演出図柄(70a)に関する所定条件(演出図柄指定コマンド、変動パターン指定コマンド)が不足する場合、遊技状態に関する条件(遊技状態指定コマンド)及び前記演出図柄(70a)の変動停止に関する条件(特別図柄確定コマンド)の充足又は不足に関わらず、前記変動演出を開始しないように制御可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本実施形態の遊技機(1)によれば、遊技を実行可能な遊技機(1)において、遊技の進行を制御することが可能な主制御手段(主制御基板110)と、前記主制御手段(主制御基板110)からの信号(コマンド等)に応じた演出を制御可能な演出制御手段(演出制御基板130)と、所定の事象(始動入賞、磁気、電波等)を検出する検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)と、を備え、前記主制御手段(主制御基板110)及び/又は前記演出制御手段(演出制御基板130)によって、前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)からの入力信号に基づき所定の制御(大当たり判定、異常判定等)を実行可能であり、前記遊技機への電力供給中において前記主制御手段(主制御基板110)と前記検出手段(始動口検出スイッチ、磁気検出センサ、電波検出センサ等)とが非接続状態(コネクタ抜け、断線等)となった場合、所定の異常報知(断線報知、磁気異常報知、電波異常報知等)を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)は、表示手段(画像表示装置70,71において演出図柄(70a)の変動演出を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、遊技状態に関する第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足するものの、前記演出図柄(70a)に関する第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記演出図柄(70a)の演出パターンに関する第3条件(変動パターン指定コマンド)を充足する場合、前記変動演出を開始し、前記演出図柄(70a)の変動停止に関する第4条件(特別図柄確定コマンド)が不足する場合、前記第2条件(演出図柄指定コマンド)に基づいて決定される前記演出図柄で揺れ変動を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御基板130)において、前記第1条件(遊技状態指定コマンド)が不足すると共に前記第2条件(演出図柄指定コマンド)及び前記第3条件(変動パターン指定コマンド)の少なくとも一方が不足する場合、前記変動演出を開始しないように制御可能であることを特徴とする。
(時短遊技状態について)
前述した「低確時短遊技状態」は、大当たり遊技の終了後に実行される「大当たり後の低確時短遊技状態」に加えて又は代えて、低確率遊技状態において、規定回数の特別図柄の変動が実行されることを契機とする「規定回数変動契機の低確時短遊技状態」を設定してもよい。「規定回数変動契機の低確時短遊技状態」は、低確時短遊技状態を含む低確遊技状態において、例えば1000回の規定回数の図柄変動が行われた後に実行され、大当たりか否かなどの演出に加えて、当該時短発生するまでの変動回数をカウントダウンするなどの時短突入演出などを組み合わせて実行可能である。
また、「低確時短遊技状態」は、「大当たり後の低確時短遊技状態」及び/又は「特定図柄組み合わせに基づく低確時短遊技状態」に加えて又は代えて、低確率遊技状態において、あらかじめ定められた特別図柄の組み合せが表示されることを契機とする「特定図柄組み合わせに基づく低確時短遊技状態」を設定してもよい。「特定図柄組み合わせに基づく低確時短遊技状態」は、低確率状態において、例えば「1・2・3」や「7・8・7」といった特定図柄の表示後に実行される、大当たりか否かなどの演出に加えて、当該時短発生するか否かのリーチやその他の時短突入演出などを組み合わせて実行可能である。
(始動口への遊技球の入賞)
実施形態の遊技機1は、遊技領域5aの左側領域を通るように遊技球を打ち出した際に、第1始動口45、又は、普図ゲート44を遊技球が通過したことを条件として行われる普通図柄の当たり抽選の当たり当選の結果により開放する第2始動口47に入賞することが可能になっている。実施形態の遊技機1は、遊技領域5aの右側領域を通るように遊技球を打ち出した際に、第1始動口45、又は、普図ゲート44を遊技球が通過したことを条件として行われる普通図柄の当たり抽選の当たり当選の結果により開放する第2始動口47に入賞することが可能になっている。
実施形態の遊技機1は、遊技領域5aの右側領域に打ち出した場合の方が、遊技領域5aの左側領域に打ち出した場合より、普図ゲート44を通過し易くなっている。従って、実施形態の遊技機1は、普図ゲート44を遊技球が通過時に第2始動口47が開放態様に「非時短遊技状態」より制御され易くなる「時短遊技状態」(特定遊技状態)においては、遊技領域5aの右側領域に遊技球を打ち出して、第2始動口47に入賞させることを狙った方が、遊技領域5aの左側領域に遊技球を打ち出す場合より、遊技者は遊技球を消費せずに遊技を有利に進行することが可能となる。
実施形態の遊技機1は、飾り枠41の左側部にワープ装置41の入口が開口すると共に、ワープ装置41に案内された遊技球が転動するステージ部42の直下に、遊技球が常時入賞(入球)可能な第1始動口45が設けられている。従って、普図ゲート44を遊技球が通過時に第2始動口47が開放態様に「時短遊技状態」より制御され難い「非時短遊技状態」(通常遊技状態)においては、遊技領域5aの左側領域に遊技球を打ち出して、第1始動口45に入賞させることを狙った方が、遊技領域5aの右側領域に遊技球を打ち出す場合より、遊技者は遊技球を消費せずに遊技を有利に進行することが可能となる。
このように、実施形態の遊技機1は、遊技領域5aの左側領域及び右側領域のどちらに打ち出すかで遊技者にとっての有利・不利の違いが生じるようになっており、遊技状態に応じて遊技領域5aの打ち出す領域を切り替えるとよい。換言すると、実施形態の遊技機1は、遊技状態に応じた始動口45,47への入賞を狙って遊技を進行することが求められている。しかしながら、遊技領域5aの右側又は左側のどちらの領域に打ち出すかは、遊技者の発射操作に委ねられている都合上、遊技者が誤った始動口45,47への入賞を狙って遊技を進めてしまうおそれがある。
なお、「非時短遊技状態」及び「時短遊技状態」の何れにおいても、遊技領域5aの同じ領域(例えば左側領域)に遊技球を打ち出せばよい遊技機であっても、遊技領域5aの右側又は左側のどちらの領域に打ち出すかは、遊技者の発射操作に委ねられている都合上、遊技者が誤った始動口45,47への入賞を狙って遊技を進めてしまうおそれがあることには変わりはない。
(演出具体例1)
図268及び図269は、期待度表示、保留アイコン変化演出、ランプ変化演出、報知音演出、可動部材の作動演出、及び、これらによる連続予告演出の演出具体例1を示す図である。なお、大当たり遊技の実行を期待させる各種演出を、当たり暗示演出という場合がある。
図268(a)に示すように、第1保留アイコン表示領域70Bの第1表示部70B1、第2表示部70B2、及び、第3表示部70B3に第1保留アイコン(CDアイコン)が表示されているときに、「728」のハズレ演出図柄70aが停止表示されたとする。
その後、変動演出が開始されると、図268(b)に示すように、演出図柄70aの変動表示が開始されると共に、第1表示部70B1、第2表示部70B2、及び、第3表示部70B3に表示されている第1保留アイコン(CDアイコン)が当該アイコン表示領域70C、第1表示部70B1、及び、第2表示部70B2にそれぞれシフト表示される。
ここで、変動表示を開始する演出図柄70aの周囲に、青色のエフェクト画像EFが表示されることで連続予告演出の1回目の演出が開始され、第2表示部70B2にシフト表示された第1保留アイコンの表示態様が青キャラアイコンに変化して表示することで保留アイコン変化演出が開始され、それに伴って入賞口ランプNRが消灯した状態から青点滅した状態に変化することでランプ変化演出が開始される。また、第1可動部材73が上下方向に振動するように動く弱作動態様で動作する作動演出が、所定期間実行される。なお、第1可動部材73の弱作動態様での作動演出は、演出図柄70aが変動開始する前のタ
イミングで開始されて、演出図柄70が高速スクロールする前(例えば準備動作前)に停止される。
その後、図268(c)に示すように、演出図柄70aの周囲に表示されていたエフェクト画像EFが消去されると共に、演出図柄70aが高速でのスクロールを開始する。このとき、第1可動部材73の作動演出は停止している。また、第1画像表示装置70において、ゾーン演出(通常のゾーン演出)が開始される。具体的には、背景画像がゾーン背景Aに変化し、「ZONE」の文字が左右方向にスクロールする青色のゾーン画像が表示されると共に、ゾーンBGMが出力される。そして、変動時間が経過すると、図268(d)に示すように、ハズレを示す演出図柄70aが仮停止表示した後に、「259」のハズレ演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示される。
その後、変動演出が開始されると、図268(e)に示すように、演出図柄70aの変動表示が開始されると共に、第1表示部70B1、及び、第2表示部70B2に表示されている第1保留アイコンが当該アイコン表示領域70C、及び、第1表示部70B1にそれぞれシフト表示される。
ここで、変動表示を開始する演出図柄70aの周囲にエフェクト画像EFが表示されることで連続予告演出の2回目の演出が開始され、保留アイコン変化演出、ランプ変化演出及び、ゾーン演出は継続したままとなる。また、第1可動部材73が上下方向に振動するように動く弱作動態様で動作する作動演出が、所定期間実行される。
そして、図268(f)に示すように、演出図柄70aの周囲に表示されていたエフェクト画像EFが消去されると共に、演出図柄70aが高速でのスクロールを開始する。このとき、第1可動部材73の作動演出は停止している。そして、変動時間が経過すると、図268(g)に示すように、ハズレを示す演出図柄70aが仮停止表示した後に、「753」のハズレ演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが停止表示される。
その後、当該変動となる変動演出が開始されると、図268(h)に示すように、演出図柄70aの変動表示が開始されると共に、第1表示部70B1に表示されている第1保留アイコンが当該アイコン表示領域70Cにシフト表示される。
ここで、変動表示を開始する演出図柄70aの周囲にエフェクト画像EFが表示されることで連続予告演出の3回目の演出が開始されるが、エフェクト画像EFが青色より大当たり遊技への期待度が高い赤色で表示される。加えて、図柄エフェクト画像ZEが、前より大当たり遊技への期待度が高い色に変化して表示される。また、保留アイコン変化演出は、継続して表示されている。また、入賞口ランプNRが青色点灯から赤色点滅した状態に変化することで、青色点灯よりも大当たりへの期待度が高いランプ変化演出が実行される。また、第1可動部材73が第1画像表示装置70の上側から第1画像表示装置の前側に落下するように大きく動く強作動態様で動作する作動演出が実行される。このとき、第2可動部材74が斜め方向に振動するように動く弱作動態様で動作する作動演出が、所定期間実行される。このように、変動表示において実行される事前報知が、前に実行されたものよりも大当たりの期待度が高い表示が行われる。
そして、図269(i)に示すように、演出図柄70aの周囲に表示されていたエフェクト画像EFが消去されると共に、演出図柄70aが高速でのスクロールを開始する。このとき、第1可動部材73および第2可動部材74の作動演出は停止している。なお、ゾーン演出は、ゾーン背景Aよりも大当たりへの期待度が高い表示であるゾーン背景Bに切り替えて表示されている。
図269(j)に示すように、第1画像表示装置70においてミニキャラMCBが表示され、例えば画面を横切るように動くミニキャラMCBによって期待感を煽る演出が実行される。
その後、図269(k)に示すように、例えば、第1画像表示装置70に表示されるセリフウィンドウに味方が発したセリフ「CHANCE!」が表示されると共に、音声出力装置9からセリフに応じた音声「チャンス到来よ!」が表示されることでセリフ予告演出が実行される。
そして、図269(l)に示すように、変動表示していた演出図柄70aの左右の変動表示領域に「3」の演出図柄70aを停止表示(仮停止表示)しつつ、中央の変動表示領域で演出図柄70aを変動表示させるリーチ演出(ノーマルリーチ)が実行される。このとき、当該アイコン表示領域70Cにシフト表示された第1保留アイコンの表示態様が赤キャラアイコンに変化することで、青キャラアイコンより大当たり遊技への期待度が高い保留アイコン変化演出が実行される。更に、それに伴って入賞口ランプNRが赤色点灯から多色(虹色)で発光する状態に変化することで、赤色点灯よりも大当たりへの期待度が高いランプ変化演出が実行される。
その後、SPリーチに発展すると、図269(m)に示すように、SPリーチ演出が開始されると共に、演出図柄70aが画面左上に縮小表示され、第1保留アイコン表示領域70B、及び、第2保留アイコン表示領域70Dが消去される。なお、縮小表示された演出図柄70aは、矩形状のベース画像、所定のキャラクタからなるキャラクタ画像CG、キャラクタの一部である棒状画像SGおよびキャラクタの背景を装飾する図柄エフェクト画像ZEからなる装飾部と、六角形状のベース画像および数字部(識別文字)からなる識別部で構成されている通常表示態様から、識別部だけのシンプルな縮小表示態様に変化する。
そして、SPSPリーチに発展すると、図269(n)に示すように、SPSPリーチ演出が開始され、当該アイコン表示領域70Cが当該アイコンもろとも消去される。
その後、大当たりとなるSPSPリーチ演出の実行期間が終了(演出制御基板130が大当たりを示す特別図柄確定コマンドを受信)すると、図269(o)に示すように、今回の大当たり遊技(ここでは第1大当たり遊技)の種類を示唆する「333」の大当たり演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが仮停止表示(揺れ変動)された後に停止表示されて変動演出が終了する。
なお、SP及び/又はSPSPリーチの表示中に入賞口ランプNRが消灯したままとなっているが、ランプ変化演出を継続する、又は、ランプ変化演出において用いられない(大当たり当選期待度を示唆しない)点灯態様(例えば白点灯)で入賞口ランプNRを点灯させてもよい。
(期待度表示)
図268及び図269に示すように、演出図柄70aの変動表示において、エフェクト画像EFや図柄エフェクト画像ZEなどの色エフェクト等、大当たり遊技の実行を期待させる所謂期待度表示を実行可能になっている。図270に示すように、実施形態の遊技機1は、通常遊技状態において実行される第1入賞口45への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づく演出図柄70aの変動表示(以下、特1変動表示という場合がある。)より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、色エフェクトによる期待度表示の実行割合が小さくなっている(実行率a3<実行率a1)。すなわち、通常遊技状態において遊技領域5aの左側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂左打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1変動表示において色エフェクトによる期待度表示が実行され難い。
図270に示すように、実施形態の遊技機1は、特定遊技状態において実行される第2入賞口47への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づく演出図柄70aの変動表示(以下、特2変動表示という場合がある。)より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、色エフェクトによる期待度表示の実行割合が小さくなっている(実行率a3<実行率a4)。すなわち、特定遊技状態において遊技領域5aの右側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂右打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1変動表示において色エフェクトによる期待度表示が実行され難い。
このような期待度表示の実行割合であることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
期待度表示としては、色エフェクトに限らず、背景画像や演出図柄などの画像に重ねて、あるいは画像の周囲で行われる文字や装飾などであってもよく、それらの内容や色の違いによって大当たり遊技を期待させることができるものであればよい。
図270の演出パターンの種類数や内容は、同じであっても、異なっていてもよい。ここで、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、色エフェクトによる期待度表示の種類数が少なくなるようにしてもよい。また、特定遊技状態において実行される特2変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、色エフェクトによる期待度表示の種類数が少なくなるようにしてもよい。
例えば、特定遊技状態における特1変動表示に際する演出パターンA32の実行割合が「0」である(又は演出パターンA32が設定されていない)場合、通常遊技状態における特1変動表示に際して演出パターンA12の期待度表示が実行可能であるが、演出パターンA12に対応する(又は同じ)演出パターンA32の期待度表示が実行されないことになる。このとき、通常遊技状態において実行される特1変動表示を実行する場合、特定遊技状態において実行される特1変動表示で実行不能な演出態様の期待度表示を実行可能である。
例えば、特定遊技状態における特1変動表示に際する演出パターンA32の実行割合が「0」である(又は演出パターンA32が設定されていない)場合、特定遊技状態における特2変動表示に際して演出パターンA42の期待度表示が実行可能であるが、演出パターンA42に対応する(又は同じ)演出パターンA32の期待度表示が実行されないことになる。このとき、特定遊技状態において実行される特2変動表示を実行する場合、特定遊技状態において実行される特1変動表示で実行不能な演出態様の期待度表示を実行可能である。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(ゾーン演出)
図268及び図269に示すように、演出図柄70aの変動表示において、背景画像の場面変更を伴うゾーン演出を実行可能になっている。ゾーン演出は、大当たり遊技の実行を所定期間にわたって期待させるものであり、1つの始動条件の判定に基づく所定の変動表示期間、又は、複数の始動条件の判定に基づく所定の変動表示期間の何れかのタイミングで実行可能になっている。
図271に示すように、実施形態の遊技機1は、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、ゾーン演出の実行割合が小さくなっている(実行率b3<実行率b1)。すなわち、通常遊技状態において遊技領域5aの左側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂左打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1変動表示においてゾーン演出が実行され難い。
図271に示すように、実施形態の遊技機1は、特定遊技状態において実行される特2変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、ゾーン演出の実行割合が小さくなっている(実行率b3<実行率b4)。すなわち、特定遊技状態において遊技領域5aの右側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂右打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1変動表示においてゾーン演出が実行され難い。
このようなゾーン演出の実行割合であることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
図271の演出パターンの種類数や内容は、同じであっても、異なっていてもよい。ここで、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、ゾーン演出の種類数が少なくなるようにしてもよい。また、特定遊技状態において実行される特2変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、ゾーン演出の種類数が少なくなるようにしてもよい。
例えば、特定遊技状態における特1変動表示に際する演出パターンB32の実行割合が「0」である(又は演出パターンB32が設定されていない)場合、通常遊技状態における特1変動表示に際して演出パターンB12のゾーン演出が実行可能であるが、演出パターンB12に対応する(又は同じ)演出パターンB32のゾーン演出が実行されないことになる。このとき、通常遊技状態において実行される特1変動表示を実行する場合、特定遊技状態において実行される特1変動表示で実行不能な演出態様のゾーン演出を実行可能である。
例えば、特定遊技状態における特1変動表示に際する演出パターンB32の実行割合が「0」である(又は演出パターンB32が設定されていない)場合、特定遊技状態における特2変動表示に際して演出パターンB42のゾーン演出が実行可能であるが、演出パターンB42に対応する(又は同じ)演出パターンB32のゾーン演出が実行されないことになる。このとき、特定遊技状態において実行される特2変動表示を実行する場合、特定遊技状態において実行される特1変動表示で実行不能な演出態様のゾーン演出を実行可能である。
ゾーン演出を複数回の変動表示に跨がって行うことに限らず、ゾーン演出を1回の変動表示で行ってもよい。そして、所定回数の変動表示にわたるゾーン演出等の当たり暗示演出を実行可能な場合、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、短い回数(0回も含む)になる割合が大きくてもよい。換言すると、常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、短い変動表示回数にわたるパターンのゾーン演出等の当たり暗示演出が実行され易いともいえる。
通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示では、背景等の場面変更、画面に流れるテロップ、ゾーン演出用の演出図柄70aに変化する図柄装飾性変化などを実行可能であるが、特定遊技状態の特1変動表示では、背景等の場面変更、画面に流れるテロップ、ゾーン演出用の演出図柄70aに変化する図柄装飾性変化などの実行を規制可能にしてもよい。
これらのようにすることであっても、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(報知音演出)
実施形態の遊技機1は、保留アイコンとしてCDアイコンが発生した時は、アイコン発生時の報知音として第1発生報知音が出力される。また、図268(b)に示すように、保留アイコン、及び、当該アイコンとして青キャラアイコンが発生した時(に変化した時)は、アイコン発生(変化)時の報知音として第2発生報知音(第1変化報知音)が出力される。更に図269(l)に示すように、保留アイコン、及び、当該アイコンとして赤キャラアイコンが発生した時(に変化した時)は、アイコン発生(変化)時の報知音として第3発生報知音(第2変化報知音)が出力される。更にまた、当該アイコンとして虹キャラアイコンに変化した時は、アイコン変化時の報知音として第4発生報知音(第3変化報知音)が出力されるように設定されている。
なお、本実施の形態では、複数のアイコン表示態様に対して、それぞれ異なる報知音が設定されていたが(4種類)、CDアイコンが発生した時の発生報知音と青キャラアイコン、赤キャラアイコン、及び、虹キャラアイコンに変化した時の変化報知音との2種類としてもよいし、CDアイコンが発生した時には報知音を出力させず、アイコンが何れかの態様に変化した時のみ報知音を出力するようにしてもよい。また、大当たりとなることが確定する虹キャラアイコンについては、専用の変化報知音を設けて3種類としてもよい。
図272に示すように、実施形態の遊技機1は、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、変化報知音演出の実行割合が小さくなっている(実行率c3<実行率c1)。すなわち、通常遊技状態において遊技領域5aの左側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂左打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1変動表示において変化報知音演出が実行され難い。
図272に示すように、実施形態の遊技機1は、特定遊技状態において実行される特2変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、変化報知音演出の実行割合が小さくなっている(実行率c3<実行率c4)。すなわち、特定遊技状態において遊技領域5aの右側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂右打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1図変動表示において変化報知音演出が実行され難い。
このような変化報知音演出の実行割合であることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
ここで、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、変化報知音演出の種類数が少なくなるようにしてもよい。また、特定遊技状態において実行される特2変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、変化報知音演出の種類数が少なくなるようにしてもよい。
変化報知音演出は、保留アイコン変化時に限らず、入賞時、変動開始や変動停止時の煽り用の音などで実行してもよい。
例えば、特定遊技状態における特1変動表示に際する特定の変化報知音の実行割合が「0」である(又は特定の変化報知音が設定されていない)場合、通常遊技状態における特1変動表示に際して所定の変化報知音による報知音演出が実行可能であるが、所定の変化報知音に対応する(又は同じ)特定の変化報知音による報知音演出が実行されないことになる。このとき、通常遊技状態において実行される特1変動表示を実行する場合、特定遊技状態において実行される特1変動表示で実行不能な演出態様の報知音演出を実行可能である。
例えば、特定遊技状態における特1変動表示に際する特定の変化報知音の実行割合が「0」である(又は特定の変化報知音が設定されていない)場合、特定遊技状態における特2変動表示に際して所定の変化報知音による報知音演出が実行可能であるが、所定の変化報知音に対応する(又は同じ)特定の変化報知音による報知音演出が実行されないことになる。このとき、特定遊技状態において実行される特2変動表示を実行する場合、特定遊技状態において実行される特1変動表示で実行不能な演出態様の報知音演出を実行可能で
ある。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
報知音演出は、保留(当該)アイコン変化に関連付けて行うことに限らず、例えば、始動口への遊技球の入賞時、「キューン」などの決め演出(確定演出)の実行時、「ギュイーン」などの埋没していた操作ボタンが出現するときのボタン変化音、可動部材73,74の作動音、複数の可動部材が組み合わさって特定デザインを形成するときの変化開始音・復帰音や特定デザインをなしたときの完成音など、様々な条件に関連付けて行うことができる。
所定条件に関連付けて報知音演出が実行可能である場合、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、所定条件が実行される割合が同じか又は小さく、かつ報知音演出が実行される割合が小さくてもよい。
通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示では、例えば報知音演出のうちの確定報知音による演出を実行可能であるが、特定遊技状態の特1変動表示では、確定報知音による演出の実行を規制可能であってもよい。なお、確定報知音に限らず、前述した各種の報知音演出でも同様にできる。すなわち、常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示では、報知音演出のうちの所定報知音による演出を実行可能であるが、特定遊技状態の特1変動表示では、所定報知音による演出の実行を規制可能であることになる。
これらのようにすることによっても、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(保留アイコン変化演出)
図268及び図269に示すように、演出図柄70aの変動表示において、保留アイコンの形態及び色を変化表示することで、大当たり遊技を期待させる保留アイコン演出を実行可能になっている。本実施形態の保留アイコン変化は、大当たり遊技の実行を所定期間にわたって期待させるものであり、1つの始動条件の判定に基づく所定の変動表示期間、又は、複数の始動条件の判定に基づく所定の変動表示期間の何れかのタイミングで実行可能になっている。
図273に示すように、実施形態の遊技機1は、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、保留アイコン変化演出の実行割合が小さくなっている(実行率d3<実行率d1)。すなわち、通常遊技状態において遊技領域5aの左側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂左打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1変動表示において保留アイコン変化演出が実行され難い。
図273に示すように、実施形態の遊技機1は、特定遊技状態において実行される特2変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、保留アイコン変化演出の実行割合が小さくなっている(実行率d3<実行率d4)。すなわち、特定遊技状態において遊技領域5aの右側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂右打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1変動表示において保留アイコン変化演出が実行され難い。
このような保留アイコン変化演出の実行割合であることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
図273の演出パターンの種類数や内容は、同じであっても、異なっていてもよい。ここで、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、保留アイコン変化演出の種類数が少なくなるようにしてもよい。また、特定遊技状態において実行される特2変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、保留アイコン変化演出の種類数が少なくなるようにしてもよい。
保留アイコン変化演出は、保留アイコン(当該アイコンも含む)の色変化やアイコン自体の態様変化に限らず、アイコンに付随するエフェクトやキャラなど、アイコン自体あるいはアイコンに付随する演出が変化するものであってもよい。また、保留アイコン演出は、実施形態のように丸いCDアイコンがキャラアイコンに変化することに限らず、三角や四角等の形状が変化するものであってもよい。
例えば、特定遊技状態における特1変動表示に際する演出パターンD32の実行割合が「0」である(又は演出パターンD32が設定されていない)場合、通常遊技状態における特1変動表示に際して演出パターンD12の保留アイコン変化演出が実行可能であるが、演出パターンD12に対応する(又は同じ)演出パターンD32のゾーン演出が実行されないことになる。このとき、通常遊技状態において実行される特1変動表示を実行する場合、特定遊技状態において実行される特1変動表示で実行不能な演出態様の保留アイコン変化演出を実行可能である。
例えば、特定遊技状態における特1変動表示に際する演出パターンD32の実行割合が「0」である(又は演出パターンD32が設定されていない)場合、特定遊技状態における特2変動表示に際して演出パターンD42の保留アイコン変化演出が実行可能であるが、演出パターンD42に対応する(又は同じ)演出パターンD32の保留アイコン変化演出が実行されないことになる。このとき、特定遊技状態において実行される特2変動表示を実行する場合、特定遊技状態において実行される特1変動表示で実行不能な演出態様の保留アイコン変化演出を実行可能である。
通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、表示可能な保留アイコンの種類数が少なくてもよい。また、保留アイコン変化演出では、CDアイコンが青→赤→虹等に段階的に変化しても、CDアイコンから青や赤や虹へ選択的に変化してもよい。通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、現在の保留アイコンの表示態様から変化可能な変化先の表示態様の種類数が少なくてもよい。
通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示では、例えば保留アイコン変化演出を実行可能であるが、特定遊技状態の特1変動表示では、保留アイコン変化演出の実行を規制可能であってもよい。通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示では、例えば保留アイコン変化を変化する際に行う変化用演出を実行可能であるが、特定遊技状態の特1変動表示では、変化用演出の実行を規制可能であってもよい。なお、保留アイコン演出を実行しない場合であっても、保留アイコンが置かれる台座や保留アイコンを囲う枠など、保留アイコンに付随して表示されるアイコン装飾を表示していてもよい。
これらのようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(ランプ変化演出)
図268及び図269に示すように、1又は複数の変動表示にわたって入賞口ランプNRの発光態様を変化させることで遊技者に対して大当たり遊技が実行されることを期待させる先読み予告演出の一種であるランプ変化演出を実行可能である。
図274に示すように、実施形態の遊技機1は、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、ランプ変化演出の実行割合が小さくなっている(実行率e3<実行率e1)。すなわち、通常遊技状態において遊技領域5aの左側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂左打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1変動表示においてランプアイコン変化演出が実行され難い。
図274に示すように、実施形態の遊技機1は、特定遊技状態において実行される特2変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、ランプ変化演出の実行割合が小さくなっている(実行率e3<実行率e4)。すなわち、特定遊技状態において遊技領域5aの右側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂右打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1変動表示においてランプ変化演出が実行され難い。
このようなランプ変化演出の実行割合であることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
図274の演出パターンの種類数や内容は、同じであっても、異なっていてもよい。ここで、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、ランプ変化演出の種類数が少なくなるようにしてもよい。また、特定遊技状態において実行される特2変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、ランプ変化演出の種類数が少なくなるようにしてもよい。
ランプ変化演出は、入賞口ランプNRだけに限らず、入賞口ランプNRに加えて、可動部材73,74や飾り枠40や遊技盤5やガラス枠4の枠用照明装置10など、その他の照明装置と連係させて実行してもよい。
例えば、特定遊技状態における特1変動表示に際する演出パターンE32の実行割合が「0」である(又は演出パターンE32が設定されていない)場合、通常遊技状態における特1変動表示に際して演出パターンE12のランプ変化演出が実行可能であるが、演出パターンE12に対応する(又は同じ)演出パターンE32のランプ変化演出が実行されないことになる。このとき、通常遊技状態において実行される特1変動表示を実行する場合、特定遊技状態において実行される特1変動表示で実行不能な演出態様のランプ変化演出を実行可能である。
例えば、特定遊技状態における特1変動表示に際する演出パターンE32の実行割合が「0」である(又は演出パターンE32が設定されていない)場合、特定遊技状態における特2変動表示に際して演出パターンE42のランプ変化演出が実行可能であるが、演出パターンE42に対応する(又は同じ)演出パターンE32のランプ変化演出が実行されないことになる。このとき、特定遊技状態において実行される特2変動表示を実行する場合、特定遊技状態において実行される特1変動表示で実行不能な演出態様のランプ変化演出を実行可能である。
通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、ランプ変化演出の種類数が少なくてもよい。また、ランプ変化演出では、無発光→青→赤→虹等に段階的に変化しても、無発光から青や赤や虹へ選択的に変化してもよい。通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、現在の発光態様から変化可能な変化先の発光態様の種類数が少なくてもよい。
通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示では、例えばランプ変化演出のうちの所定パターンを実行可能であるが、特定遊技状態の特1変動表示では、所定パターンのランプ変化演出の実行を規制可能であってもよい。
ランプ変化演出を構成する発光(発光パターン)としては、例えば、保留(当該)アイコン変化、始動口への遊技球の入賞時、「キューン」などの決め演出(確定演出)の実行時、「ギュイーン」などの埋没していた操作ボタンが出現するときのボタン変化音、可動部材73,74の作動音、複数の可動部材が組み合わさって特定デザインを形成するときの変化開始音・復帰音や特定デザインをなしたときの完成音など、様々な条件に関連付けて行うことができる。
所定条件に関連付けてランプ変化演出が実行可能である場合、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、所定条件が実行される割合が同じか又は小さく、かつランプ変化演出が実行される割合が小さくてもよい。
通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示では、例えばランプ変化演出のうちの例えば入賞口ランプNR及び盤用照明装置(枠用照明装置)による演出を実行可能であるが、特定遊技状態の特1変動表示では、例えば盤用照明装置や枠用照明装置による演出を実行できる一方で入賞口ランプNRによる演出の実行を規制可能であってもよい。すなわち、常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示では、ランプ変化演出のうちの所定部位(領域、部材単位等)による演出を実行可能であるが、特定遊技状態の特1変動表示では、所定部位による演出の実行を規制可能であることになる。
ランプ変化演出又はランプ変化演出で選択されるパターンは、タイミング(例えば、入賞時、変動開始時、変動停止時、連続の何回目、可動部材の作動開始・停止・決め、操作ボタンの振動や作動など)で変化してもよい。通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示では、例えば入賞時である所定タイミング及び可動部材の作動時の特定タイミングでランプ変化演出を実行可能であるが、特定遊技状態の特1変動表示では、所定タイミング及び特定タイミングでのランプ変化演出の実行を規制可能であってもよい。
通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示で行われるランプ変化演出(ランプ変化演出の所定パターン)の実行期間より、特定遊技状態の特1変動表示で行われるランプ変化演出(ランプ変化演出の所定パターン)の実行期間の方が、短くてもよい。
通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示で行われる発光演出(ランプ変化演出)において発光を行う部位(領域、部材など)の種類数より、特定遊技状態の特1変動表示で行われる発光演出(ランプ変化演出)において発光を行う部位(領域、部材など)の種類数の方が、少なくてもよい。また、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示で行われる発光演出(ランプ変化演出)において発光を行う範囲より、特定遊技状態の特1変動表示で行われる発光演出(ランプ変化演出)において発光を行う範囲の方が、小さくてもよい。ここで、発光演出は、並べて配置されたLEDの発光数が変化することで、段階的に発光数や発光範囲が変化する態様や、導光板などと画像表示装置や盤用照明装置などが重なることで発光態様が変化するなどであってもよい。
これらのようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(可動部材の作動演出)
図268及び図269に示すように、弱作動態様と、弱作動態様よりも大きく(目立つように)動作させる強作動態様とを含む作動態様で第1可動部材73を動作させることで、遊技者に対して大当たり遊技が実行されることを期待させる作動演出を実行可能である。
図275に示すように、実施形態の遊技機1は、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、第1可動部材73による作動演出の弱作動態様での実行割合が小さくなっている(実行率f31<実行率f11)。すなわち、通常遊技状態において遊技領域5aの左側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂左打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1変動表示において弱作動態様の作動演出が実行され難い。
図275に示すように、実施形態の遊技機1は、特定遊技状態において実行される特2変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、第1可動部材73による作動演出の弱作動態様での実行割合が小さくなっている(実行率f31<実行率f41)。すなわち、特定遊技状態において遊技領域5aの右側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂右打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1図変動表示において弱作動態様の作動演出が実行され難い。
このような作動演出の実行割合であることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
なお、作動演出での強作動態様の実行割合を、弱作動態様よりも小さくしても、同じにしても、大きくしても、何れであってもよい。また、強作動態様についても、始動口45,47への入賞と遊技状態との関係を、弱作動態様と同じにしてもよく、弱作動態様と逆にしてもよく、実行割合を同じにしてもよい。
ここで、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、作動演出のパターンの種類数が少なくなるようにしてもよい。また、特定遊技状態において実行される特2変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、作動演出のパターンの種類数が少なくなるようにしてもよい。
本実施形態では、第1可動部材73の作動演出を説明したが、第2可動部材74など、その他の可動役物の作動演出を、第1可動部材73と同様にしてもよい。この場合、第1可動部材73とその他の可動役物とを連係(関連)させて動作させてもよい。
例えば、特定遊技状態における特1変動表示に際する特定作動態様の作動演出の実行割合が「0」である(又は特定作動態様が設定されていない)場合、通常遊技状態における特1変動表示に際して所定作動態様による作動演出が実行可能であるが、所定作動態様に対応する(又は同じ)特定作動態様の作動演出が実行されないことになる。このとき、通常遊技状態において実行される特1変動表示を実行する場合、特定遊技状態において実行される特1変動表示で実行不能な演出態様の作動演出を実行可能である。
例えば、特定遊技状態における特1変動表示に際する特定作動態様の作動演出の実行割合が「0」である(又は特定作動態様が設定されていない)場合、特定遊技状態における特2変動表示に際して所定作動態様による作動演出が実行可能であるが、所定作動態様に対応する(又は同じ)特定作動態様の作動演出が実行されないことになる。このとき、特定遊技状態において実行される特2変動表示を実行する場合、特定遊技状態において実行される特1変動表示で実行不能な演出態様の作動演出を実行可能である。
作動演出は、変動開始時、演出の発展時、リーチ発生時、あおり時、決め演出(確定演出)などの様々なタイミングで実行可能である。通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示では、例えば変動開始時等の所定タイミング及び例えば決め演出等の特定タイミングで弱作動及び強作動の作動演出を実行可能であるが、特定遊技状態の特1変動表示では、所定タイミングの強作動の実行を規制可能である一方で特定タイミングの強作動を実行可能であってもよい。このように、タイミングに応じて作動態様や作動演出の実行可否等に違いを設けてもよい。
作動演出は、可動部材に設けられたLED等の発光手段による発光演出と関連付けて実行することができる。この場合、発光演出は、青発光→赤発光→虹発光のように段階的に期待度が異なる態様などの発光パターンや発光色や発光範囲などを選択できる。そして、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示では、例えば青発光の所定発光態様及び例えば虹発光の特定発光態様の作動演出を実行可能であるが、特定遊技状態の特1変動表示では、所定発光態様のときの作動演出の実行を規制可能である一方で特定発光態様のときの作動演出を実行可能であってもよい。言い換えると、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示では、作動演出において例えば青発光の所定発光態様及び例えば虹発光の特定発光態様を実行可能であるが、特定遊技状態の特1変動表示では、作動演出において所定発光態様の発光演出の実行を規制可能である一方で特定発光態様の発光演出を実行可能であってもよい。また、弱作動のときに実行可能な所定発光パターンと、強作動のときに実行可能な所定発光パターンを有する場合、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、所定発光パターンの実行割合が小さくてもよい。
これらのようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(第1画像表示装置と異なる表示手段による表示演出)
図276に示すように、第1画像表示装置70の前側に設けられた導光板において、1又は複数の変動表示にわたって導光板画像DGを表示することで遊技者に対して大当たり遊技が実行されることを期待させる先読み予告演出の一種である導光板表示演出を実行可能である。例えば、図276(a)に示すように、1回目の連続予告演出において、例えば変動表示の開始時にキャラクタを模した導光板画像DGを表示し、図276(b)に示すように、2回目の連続予告演出において、例えば変動表示の開始時に第1回目と異なるポーズのキャラクタを模した導光板画像DGを表示し、図276(c)に示すように、第3回目の連続予告演出において、例えば変動表示の開始時に第2回目と同じポーズであるが異なる色(赤キャラや虹キャラ)のキャラクタを模した導光板画像DGを表示している。なお、導光板表示演出のタイミングは、変動開始時に限らず、変動表示中又は変動表示終了時などであってもよく、連続して実行される導光板表示演出のタイミングが異なっていてもよい。
図277に示すように、実施形態の遊技機1は、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、導光板表示演出の実行割合が小さくなっている(実行率g3<実行率g1)。すなわち、通常遊技状態において遊技領域5aの左側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂左打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1変動表示において導光板表示演出が実行され難い。
図277に示すように、実施形態の遊技機1は、特定遊技状態において実行される特2変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、導光板表示演出の実行割合が小さくなっている(実行率g3<実行率g4)。すなわち、特定遊技状態において遊技領域5aの右側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂右打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1図変動表示において導光板表示演出が実行され難い。
このような導光板表示演出の実行割合であることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
ここで、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、導光板表示演出のパターンの種類数が少なくなるようにしてもよい。また、特定遊技状態において実行される特2変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、導光板表示演出のパターンの種類数が少なくなるようにしてもよい。
本実施形態では、導光板の表示演出を説明したが、第2画像表示装置71や、3Dフィ
ルタなど、第1画像表示装置71と異なる表示手段で行う表示演出について、導光板表示演出と同じようにしても、異なる実行割合としてもよい。この場合、導光板表示演出とその他の表示演出とを連係(関連)させて実行してもよい。
例えば、特定遊技状態における特1変動表示に際する演出パターンG32の実行割合が「0」である(又は演出パターンG32が設定されていない)場合、通常遊技状態における特1変動表示に際して演出パターンG12の導光板表示演出が実行可能であるが、演出パターンG12に対応する(又は同じ)演出パターンG32の導光板表示演出が実行されないことになる。このとき、通常遊技状態において実行される特1変動表示を実行する場合、特定遊技状態において実行される特1変動表示で実行不能な演出態様の導光板表示演出を実行可能である。
例えば、特定遊技状態における特1変動表示に際する演出パターンG32の実行割合が「0」である(又は演出パターンG32が設定されていない)場合、特定遊技状態における特2変動表示に際して演出パターンG42の導光板変化演出が実行可能であるが、演出パターンG42に対応する(又は同じ)演出パターンG32の導光板変化演出が実行されないことになる。このとき、特定遊技状態において実行される特2変動表示を実行する場合、特定遊技状態において実行される特1変動表示で実行不能な演出態様の導光板変化演出を実行可能である。
導光板表示演出は、変動開始時、演出の発展時、リーチ発生時、あおり時、決め演出(確定演出)などの様々なタイミングで実行可能である。通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示では、例えば変動開始時等の所定タイミング及び例えば決め演出等の特定タイミングで導光板表示演出を実行可能であるが、特定遊技状態の特1変動表示では、所定タイミングの導光板表示演出の実行を規制可能である一方で特定タイミングの導光板表示演出を実行可能であってもよい。このように、タイミングに応じて表示態様や導光板表示演出の実行可否等に違いを設けてもよい。
導光板表示演出は、例えば可動部材よる作動演出などの他の当たり暗示演出と関連付けて実行することができる。この場合、導光板表示演出は、青発光→赤発光→虹発光のように段階的に期待度が異なる態様などの発光パターンや発光色や発光範囲などを選択できる。そして、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示では、例えば青発光の所定表示態様及び例えば虹発光の特定表示態様の導光板表示演出を作動演出等の他の当たり暗示演出と実行可能であるが、特定遊技状態の特1変動表示では、所定表示態様のときの他の当たり暗示演出の実行を規制可能である一方で特定表示態様のときの他の当たり暗示演出を実行可能であってもよい。言い換えると、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示では、作動演出と共に例えば青発光の所定表示態様及び例えば虹発光の特定表示態様を実行可能であるが、特定遊技状態の特1変動表示では、作動演出及び所定表示態様の発光演出の実行を規制可能である一方で作動演出と共に特定表示態様を実行可能であってもよい。また、(弱作動のときに実行可能な)所定表示パターンと、(強作動のときに実行可能な)所定表示パターンを有する場合、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、所定表示パターンの実行割合が小さくてもよい。
これらのようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享
受でき、遊技の興趣を向上することができる。
第1画像表示装置71以外で行う表示演出としては、導光板に限らず、第2画像表示装置など遊技盤に設けられたサブ液晶や、枠に設けられたサブ液晶などであってもよく、こ導光板を含むこれらの表示手段を組み合わせて表示演出を行ってもよい。
(連続予告演出)
図268, 図269及び図276に示すように、実施形態の遊技機1は、1又は複数の変動表示にわたって所定演出を実行することで遊技者に対して大当たり遊技が実行されることを期待させる先読み予告演出の一種である連続予告演出を実行可能になっている。本実施形態では、色エフェクト、ゾーン演出、変化報知音演出、保留アイコン変化演出、ランプ変化演出、導光板等による表示演出などを連係して(関連させて)実行している。
従って、図271~図275及び図277によれば、実施形態の遊技機1は、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、連続予告演出の実行割合が小さくなっている。すなわち、通常遊技状態において遊技領域5aの左側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂左打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1変動表示において連続予告演出が実行され難い。
また、実施形態の遊技機1は、特定遊技状態において実行される特2変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、連続予告演出の実行割合が小さくなっている。すなわち、特定遊技状態において遊技領域5aの右側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂右打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1変動表示において連続予告演出が実行され難い。
このような連続予告演出の実行割合であることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
ここで、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、連続予告演出のパターンの種類数が少なくなるようにしてもよい。また、特定遊技状態において実行される特2変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、連続予告演出のパターンの種類数が少なくなるようにしてもよい。
連続予告演出は、複数回の変動表示において連続又は関連して行われる連係演出だけでなく、変動表示の回数を重ねる又は時間経過などの所定条件が進むのに従って、大当たり遊技への期待度が段階的又は連続する変化により大きくなる発展演出(発展煽り演出、ステップアップ(SU)系演出など)を含んでいてもよい。なお、発展演出としては、カウントダウンやタイマー演出など、所定条件(時間経過など)を満たすと、態様(表示態様や内容)が変化する変化演出であってもよい。
ルーレット演出、リーチ時に装図が増える演出など、選ばれた選択枝によって結果の違いを示唆する選択演出や、先読み示唆文字、液晶の会話予告・カットイン予告、発展先ルーレット演出など、間接的な内容によって先読みやリーチなどの大当たりに繋がる事象の発生を予告するような予告演出や、大当たり種類示唆演出(〇〇ボーナス)など、当該演出の後に実行される事象の内容を示唆するような内容示唆演出や、画像表示装置でのボタン長押し誘導演出、連打演出(長押し中にゲージが貯まる、ボタンが到達レベルごとにブルっと振動する)などの操作示唆演出や、可動役物(専用可動役物や導光板などの他の機能がある役物も含む)の動作(弱予告(示唆)作動、強予告(示唆)作動、示唆、発展、決め演出)や、操作ボタンの振動などの作動演出など、その他の事前報知演出についても、前述した遊技状態と始動条件との関係に基づく実行割合であってもよい。
例えば、特定遊技状態における特1変動表示に際する特定演出態様の連続予告演出の実行割合が「0」である(又は特定作動態様が設定されていない)場合、通常遊技状態における特1変動表示に際して所定演出態様による連続予告演出が実行可能であるが、所定演出態様に対応する(又は同じ)特定演出態様の連続予告演出が実行されないことになる。このとき、通常遊技状態において実行される特1変動表示を実行する場合、特定遊技状態において実行される特1変動表示で実行不能な演出態様の連続予告演出を実行可能である。
例えば、特定遊技状態における特1変動表示に際する特定演出態様の連続予告演出の実行割合が「0」である(又は特定作動態様が設定されていない)場合、特定遊技状態における特2変動表示に際して所定演出態様による連続予告演出が実行可能であるが、所定演出態様に対応する(又は同じ)特定演出態様の連続予告演出が実行されないことになる。このとき、特定遊技状態において実行される特2変動表示を実行する場合、特定遊技状態において実行される特1変動表示で実行不能な演出態様の連続予告演出を実行可能である。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
通常遊技状態の特1変動表示において、第1入賞口45への遊技球の入賞タイミング及び/又は演出図柄70a(第1特別図柄)の変動開始タイミングで、特1始動口45の発光演出を実行可能であると共に、第1可動役物73及び/又は第2可動部材74の動作演出を実行可能である。同様に、特定遊技状態の特2変動表示において、第2入賞口47への遊技球の入賞タイミング及び/又は演出図柄70a(第2特別図柄)の変動開始タイミングで、特2始動口45の発光演出を実行可能であると共に、第1可動役物73及び/又は第2可動部材74の動作演出を実行可能にしてもよい。
これに対して、通常遊技状態の特1変動表示において、第1入賞口45への遊技球の入賞タイミング及び/又は演出図柄70a(第1特別図柄)の変動開始タイミングで、特1始動口45の発光演出を実行しないと共に、第1可動役物73及び/又は第2可動部材74の動作演出を実行しない。すなわち、通常遊技状態で左打ちした場合、発光演出及び動作演出が実行されるが、特定遊技状態で左打ちした場合、発光演出及び動作演出の実行が規制される。
このように通常遊技状態の特1変動表示と特定遊技状態の特1変動表示とで、発光演出及び動作演出に異なるようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメ
リットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
3つの演出図柄70aが特定の絵柄(特定の出目=チャンス目)が出現(停止)した場合に、いわゆる突然確変(2R確変)の突入契機となったり、SPリーチ(リーチの中でも大当たりの可能性の高いもの)に発展したりするようになっていてもよい。このようなチャンス目が出現する変動表示は、1回の変動であっても、複数回の変動でおこなってもよい。この場合、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、チャンス目の出現割合が小さくてもよい。また、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、チャンス目が複数の変動で出現する割合が小さくてもよい。
演出図柄70aを、数字(1~9)や文字(A、B・・・)などの識別部とキャラなどの装飾部からなる所定表示態様と、識別部だけからなる特定表示態様など、様々な態様から選択して表示してもよい。なお、所定表示態様が複数種類あってもよい。また、演出図柄70aに加えて、又は演出図柄70aに代えて、例えば「NEXT」などの疑似連図柄が表示されて、1つの始動条件(1つの入賞)にかかわらず複数回変動しているような演出(疑似連)を実行してもよい。また、演出図柄70aに加えて、又は演出図柄70aに代えて、例えば、変化図柄、モード突入図柄、発展図柄など、これらの図柄が出現することで、現在と異なるモード(例えば演出モード)や演出の実行が期待させるようにしてもよい。なお、疑似連図柄、変化図柄、モード突入図柄、発展図柄などの特殊な図柄は、通常の演出図柄70aと異なる情報(大当たり遊技の実行の期待度)を有している。このような特殊な図柄の出現も連係演出の一要素とすることができる。
通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、特殊な図柄の出現割合が小さくてもよい。また、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、表示可能な図柄の総種類数(通常の演出図柄+特殊図柄)が少なくてもよい。また、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、特殊な図柄の出現に連係して行われる連係演出の実行割合が小さくてもよい。
これらのようにしても、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(演出具体例2)
変動表示の演出具体例2を示す。
(通常遊技状態の特1変動表示)
図278及び図279を用いて、通常遊技状態における特1変動表示について説明する。図278に示すように、P0のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「0」から「1」に増加する。この際、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「0」から「1」となる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「0」から「1」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「0」から「1」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに1つの保留アイコンT1が10フレーム分のアニメーションとして追加表示(極小サイズから徐々に大きくなるように表示)される(図279(a)参照)。
次に、P1のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「0」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「1」から「0」となる。更に、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「0」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「0」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「1」から「0」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示が開始されるが、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図279(b)参照)。
P2のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「0」から「1」に増加する。この際、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「0」から「1」となる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「0」から「1」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「0」から「1」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに1つの保留アイコンT1が10フレーム分のアニメーションとして追加表示(極小サイズから徐々に大きくなるように表示)される(図279(c)参照)。
P3のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「2」に増加する。この際、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「1」から「2」となる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「2」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「1」から「2」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに1つの保留アイコンT1が10フレーム分のアニメーションとして追加表示(極小サイズから徐々に大きくなるように表示)される(図279(d)参照)。
その後、P4のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「259」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンTおよび当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図279(e)参照)。
そして、P5のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。また、演出制御部130mにおいて変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「259」)で本停止し(図279(f)参照)、第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
次に、P6のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。更に、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「2」から「1」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。また、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始され、準備動作を行ってから、スクロールを開始する(図279(g)参照)。
P7のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「2」に増加する。この際、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「1」から「2」となる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「2」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「1」から「2」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに1つの保留アイコンT1が10フレーム分のアニメーションとして追加表示(極小サイズから徐々に大きくなるように表示)される(図279(h)参照)。
その後、P8のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「789」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンTおよび当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図279(i)参照)。
そして、P9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。また、演出制御部130mにおいて変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「789」)で本停止し(図279(j)参照)、第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
以降、上述のフローに沿って通常遊技状態において特1変動表示が行われる。
通常遊技状態における特1変動表示について説明したが、通常遊技状態の特2変動表示および特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)の特2変動表示においても、基本的な流れは特1変動表示と同様となる。
具体的には、第1保留数、第1特別図柄、第1特別図柄表示器60、第1特別図柄保留表示器63、サブ第1変動表示器81、サブ第1保留表示器83、第1保留数表示領域70E、第1保留アイコン表示領域70B、第1ランプ図柄、第1始動口45の各々を、第2保留数、第2特別図柄、第2特別図柄表示器61、第2特別図柄保留表示器64、サブ第2変動表示器82、サブ第2保留表示器84、第2保留数表示領域70F、第2保留アイコン表示領域70D、第2ランプ図柄、第2始動口47に読み替えればよい。
(特定遊技状態の特1変動表示)
図280及び図281を用いて、特定遊技状態における特1変動表示について説明する。図280に示すように、P0のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「0」から「1」に増加する。この際、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「0」から「1」となる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「0」から「1」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「0」から「1」となる。しかし、第1保留アイコン表示領域70Bに保留アイコンT1が追加表示されない(図281(a)参照)。
次に、P1のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「0」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「1」から「0」となる。更に、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「0」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「0」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「1」から「0」となる。なお、第1保留アイコン表示領域70Bには、保留アイコンT1が表示されていない(シフト表示されない)。また、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示が開始されるが、演出図柄70aは、停止状態のままである(図281(b)参照)。
P2のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「0」から「1」に増加する。この際、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「0」から「1」となる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「0」から「1」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「0」から「1」となる。しかし、第1保留アイコン表示領域70Bに保留アイコンT1は追加表示されない(図281(c)参照)。
P3のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「2」に増加する。この際、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「1」から「2」となる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「2」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「1」から「2」となる。しかし、第1保留アイコン表示領域70Bに保留アイコンT1が追加表示されない(図281(d)参照)。
その後、P4のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過しても、演出図柄70aは停止状態のままである(図281(e)参照)。
そして、P5のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。また、演出制御部130mにおいて変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続し、演出図柄70aは停止状態のままである。また、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「259」)で本停止し(図281(f)参照)、第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
次に、P6のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」に減少することに伴って、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。更に、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「2」から「1」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「2」から「1」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「2」から「1」となる。しかし、第1保留アイコン表示領域70Bには、保留アイコンT1が表示されていない。また、特殊図柄TZおよび第1ランプ図柄の変動表示が開始されるが、演出図柄70aは停止状態のままである(図281(g)参照)。
P7のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「2」に増加する。この際、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「1」から「2」となる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「2」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「1」から「2」となる。しかし、第1保留アイコン表示領域70Bには、保留アイコンT1が追加表示されない(図281(h)参照)。
その後、P8のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aは停止状態のままである(図281(i)参照)。
そして、P9のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。また、演出制御部130mにおいて変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続し、演出図柄70aが停止状態のままであるが、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「789」)で本停止し(図281(j)参照)、第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
以降、上述のフローに沿って特定遊技状態において特1変動表示が行われる。なお、上記の例では、演出図柄70aの変動が行われないが、演出図柄70aの変動を行ってもよい。
実施形態の遊技機1は、特定遊技状態において、特1変動表示の開始から終了まで保留アイコンT1を表示せずに特殊図柄TZが変動する特定変動表示を実行可能であり、本実施形態の特定変動表示では、演出図柄70aの変動を実行しないようになっている。一方で、通常遊技状態において、特1変動表示の開始から終了まで、前述した特定変動表示を実行せず、特1変動表示の開始から終了まで保留アイコンT1を表示しつつ演出図柄70a及び特殊図柄TZが変動するようになっている。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受で
き、遊技の興趣を向上することができる。
実施形態の遊技機1は、特定遊技状態において、特1変動表示の開始から終了まで保留アイコンT1を表示せずに特殊図柄TZが変動する特定変動表示を実行可能であり、本実施形態の特定変動表示では、演出図柄70aの変動を実行しないようになっている。一方で、特定遊技状態において、特2変動表示の開始から終了まで、前述した特定変動表示を実行せず、特2変動表示の開始から終了まで保留アイコンT2を表示しつつ演出図柄70a及び特殊図柄TZが変動するようになっている。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受で
き、遊技の興趣を向上することができる。
特定変動表示では、演出図柄70a及び特殊図柄TZの少なくとも一方が変動するようにすることができる。例えば、演出図柄70a及び特殊図柄TZの両方が変動しても、演出図柄70aが変動する一方で特殊図柄TZが変動しなくても、特殊図柄TZが変動するが演出図柄70aが表示されない態様であってもよい。
実施形態では、通常遊技状態において、第1始動口45への遊技球の入賞に基づく保留数の増減に応じた保留アイコン及び保留数字を所定態様で変動表示可能である。これに対して、特定遊技状態において、第1始動口45への遊技球の入賞に基づく保留数の増減に応じた保留アイコンを所定態様と異なる保留数字のみの特定態様で変動表示可能である。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
実施形態では、特定遊技状態において、第2始動口47への遊技球の入賞に基づく保留数の増減に応じた保留アイコン及び保留数字を所定態様で変動表示可能である。これに対して、特定遊技状態において、第1始動口45への遊技球の入賞に基づく保留数の増減に応じた保留アイコンを所定態様と異なる保留数字のみの特定態様で変動表示可能である。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示では、保留数に関する情報を、保留アイコン、保留数字及び表示器で表示される一方で、特定遊技状態の特1変動表示では、保留数字及び表示器で表示されるようになっている。すなわち、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、保留数に関する情報の総種類数が少ない。また、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、保留数に関する情報を把握(確認)し難くなっているともいえる。
また、特定遊技状態の特1変動表示において保留(当該)アイコンを表示しないことに限らず、表示するようにしてもよい。また、特定遊技状態の特1変動表示において、保留数の増減に基づいて保留(当該)アイコンをシフト表示しないようにしても、保留(当該)アイコンを動作させないなど、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示と異なる態様で表示してもよい。すなわち、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示では、保留アイコンのシフト表示が可能であるが、特定遊技状態の特1変動表示では、保留アイコンのシフト表示の実行を規制可能である。また、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示では、保留アイコンの所定態様での表示が可能であるが、特定遊技状態の特1変動表示では、保留アイコンの所定態様での表示の実行を規制可能である。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(演出具体例3)
変動表示の演出具体例3を示す。
(通常遊技状態における保留数「1」の特1変動表示)
図282を用いて、通常遊技状態における保留数「1」のときの特1変動表示の一例を説明する。なお、変動パターンは、複数の変動パターンの中から選択されるものとする。
図282に示すように、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「0」から「1」に増加する。この際、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「0」から「1」となる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「0」から「1」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「0」から「1」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに1つの保留アイコンT1が10フレーム分のアニメーションとして追加表示(極小サイズから徐々に大きくなるように表示)される(図282(a)参照)。
次に、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「0」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「1」から「0」となる。更に、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「0」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「0」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「1」から「0」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示が開始されるが、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図282(b)参照)。
このとき、左側の演出図柄70a、中央の演出図柄70a、右側の演出図柄70aの順に、演出図柄70aのスクロールが開始する(図282(c)~(e)参照)。
その後、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「789」)で仮停止する。このとき、左側の演出図柄70a、中央の演出図柄70a、右側の演出図柄70aの順に、演出図柄70aが仮停止する(図282(f)~(h)参照)。また、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンTおよび当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図282(f)~(h)参照)。
そして、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。また、演出制御部130mにおいて変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「789」)で本停止し(図282(i)参照)、第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
(通常遊技状態における保留数「4」の特1変動表示)
図283を用いて、通常遊技状態における保留数「4」のときの特1変動表示の一例を説明する。なお、変動パターンは、複数の変動パターンの中から選択されるものとする。
図283に示すように、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「4」に増加する。この際、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「3」から「4」となる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「4」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「3」から「4」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに1つの保留アイコンT1が10フレーム分のアニメーションとして追加表示(極小サイズから徐々に大きくなるように表示)される(図283(a)参照)。
次に、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」に減少することに伴って第1特別図柄の変動表示が開始される。また、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。更に、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「4」から「3」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに表示されている保留アイコンT1が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示が開始されるが、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図283(b)参照)。
このとき、左側の演出図柄70a、中央の演出図柄70a及び右側の演出図柄70aが同時にスクロールが開始する(図283(c)参照)。
第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「4」に増加する。この際、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「3」から「4」となる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「4」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「3」から「4」となる。更に、第1保留アイコン表示領域70Bに1つの保留アイコンT1が10フレーム分のアニメーションとして追加表示(極小サイズから徐々に大きくなるように表示)される(図283(d)参照)。
その後、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「789」)で仮停止する。このとき、左側の演出図柄70a、中央の演出図柄70a及び右側の演出図柄70aが同時に仮停止する(図283(e)参照)。また、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンTおよび当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図283(e)参照)。
そして、特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器60において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。また、演出制御部130mにおいて変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「789」)で本停止し(図283(f)参照)、第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
以降、上述のフローに沿って選択された変動パターンで通常遊技状態において特1変動表示が行われる。
通常遊技状態における特1変動表示について説明したが、通常遊技状態の特2変動表示および特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)の特2変動表示においても、基本的な流れは特1変動表示と同様となる。
具体的には、第1保留数、第1特別図柄、第1特別図柄表示器60、第1特別図柄保留表示器63、サブ第1変動表示器81、サブ第1保留表示器83、第1保留数表示領域70E、第1保留アイコン表示領域70B、第1ランプ図柄、第1始動口45の各々を、第2保留数、第2特別図柄、第2特別図柄表示器61、第2特別図柄保留表示器64、サブ第2変動表示器82、サブ第2保留表示器84、第2保留数表示領域70F、第2保留アイコン表示領域70D、第2ランプ図柄、第2始動口47に読み替えればよい。
実施形態では、図282に示す3つの演出図柄70aが順番にスクロールを開始し、3つの演出図柄70aが順番に仮停止する変動パターンより、図283に示す3つの演出図柄70aが同時にスクロールを開始し、3の演出図柄70aが同時に仮停止する変動パターンの方が、変動時間が短い。
図284に示すように、通常遊技状態における特1変動表示の平均変動時間は、少なくとも保留数「1」と「4」とで異なっており、例えば、保留数が多くなると平均変動時間が長くなる。通常遊技状態における特1変動表示は、保留数「1」のときの平均変動時間が最も長く、保留数「4」のときの平均変動時間が最も短くなる。同様に、特定遊技状態における特2変動表示の平均変動時間は、少なくとも保留数「1」と「4」とで異なっており、例えば、保留数が多くなると平均変動時間が長くなる。特定遊技状態における特2変動表示は、保留数「1」のときの平均変動時間が最も長く、保留数「4」のときの平均変動時間が最も短くなる。なお、保留数「2」と保留数「3」とで平均変動時間が同じ又は異なっていても、保留数「2」~「4」の平均変動時間が同じであっても異なっていても、何れであってもよい。
これに対して、特定遊技状態における特1変動表示の平均変動時間は、少なくとも保留数「1」と「4」とで同じ又は異なり、例えば、異なっている場合、保留数「1」のときの平均変動時間が最も長く、保留数「4」のときの平均変動時間が最も短くなる。
ここで、通常遊技状態にて特1変動表示を実行する場合における保留数「4」での平均変動表示時間と保留数「1」での平均変動表示時間との差より、特定遊技状態にて特1変動表示を実行する場合における保留数「4」での平均変動表示時間と保留数「1」での平均変動表示時間との差の方が、小さい。すなわち、特定遊技状態の特1変動表示は、保留数「4」と「1」とで平均変動時間が異なっている場合であってもその差が通常遊技状態の特1変動表示より小さい。
また、特定遊技状態にて特2変動表示を実行する場合における保留数「4」での平均変動表示時間と保留数「1」での平均変動表示時間との差より、特定遊技状態にて特1変動表示を実行する場合における保留数「4」での平均変動表示時間と保留数「1」での平均変動表示時間との差の方が、小さい。すなわち、特定遊技状態の特1変動表示は、保留数「4」と「1」とで平均変動時間が異なっている場合であってもその差が通常遊技状態の特1変動表示より小さい。
なお、実施形態では、通常遊技状態における特1変動表示の保留数「4」と保留数「1」との平均変動時間の差より、特定遊技状態における特2変動表示の保留数「4」と保留数「1」との平均変動時間の差の方が小さく、特定遊技状態における特2変動表示の保留数「4」と保留数「1」との平均変動時間の差より、特定遊技状態における特1変動表示の保留数「4」と保留数「1」との平均変動時間の差の方が小さい(通常特1>特定特2>特定特1)。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受で
き、遊技の興趣を向上することができる。
実施形態では、図282に示す3つの演出図柄70aが順番にスクロールを開始し、3つの演出図柄70aが順番に仮停止する変動パターンより、図283に示す3つの演出図柄70aが同時にスクロールを開始し、3の演出図柄70aが同時に仮停止する変動パターンの方が、変動時間が短い。
通常遊技状態の特1変動表示において、保留数「4」のときに図283の変動パターンが図282の変動パターンより選択され易く、保留数「1」~「3」のときに図282の変動パターンが図283の変動パターンより選択され易い。すなわち、通常遊技状態の特1変動表示において保留数に応じて決定される変動パターンを複数有している。これに対して、特定遊技状態の特1変動表示において、保留数「4」~「1」であっても、図282の変動パターンが図283の変動パターンより選択され易く、図283の変動パターンが選択され難い(選択率0であってもよい)。すなわち、特定遊技状態の特1変動表示では、保留数に関わらず、変動パターンがほぼ決まってしまう。このように、通常遊技状態にてハズレ判定の特1変動表示を実行する場合において所定保留数で決定される変動表示時間のパターン数より、特定遊技状態にてハズレ判定の特1変動表示を実行する場合において所定保留数で決定される変動表示時間のパターン数の方が、少ない。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
特定遊技状態の特2変動表示において、保留数「4」のときに図283の変動パターンが図282の変動パターンより選択され易く、保留数「1」~「3」のときに図282の変動パターンが図283の変動パターンより選択され易い。すなわち、特定遊技状態の特2変動表示において保留数に応じて決定される変動パターンを複数有している。これに対して、特定遊技状態の特1変動表示において、保留数「4」~「1」であっても、図282の変動パターンが図283の変動パターンより選択され易く、図283の変動パターンが選択され難い(選択率0であってもよい)。すなわち、特定遊技状態の特1変動表示では、保留数に関わらず、変動パターンがほぼ決まってしまう。このように、特定遊技状態にてハズレ判定の特2変動表示を実行する場合において所定保留数で決定される変動表示時間のパターン数より、特定遊技状態にてハズレ判定の特1変動表示を実行する場合において所定保留数で決定される変動表示時間のパターン数の方が、少ない。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
そして、通常遊技状態にてハズレ判定の特1変動表示を実行する場合又は特定遊技状態にてハズレ判定の特2変動表示を実行する場合において「4」~「1」までの保留数で決定される変動表示時間のパターン数より、特定遊技状態にてハズレ判定の特1変動表示を実行する場合において「4」~「1」までの保留数で決定される保留数で決定される変動表示時間のパターン数の方が、少ない。このように、前述したように保留数毎で対比するのではなく、「4」~「1」まで保留数で決定可能な変動表示時間の総パターン数を比べた場合、通常遊技状態のハズレ判定の特1変動表示又は特定遊技状態のズレ判定の特2変動表示より、特定遊技状態のハズレ判定の特1変動表示の方が少ない。このようにしても前述の作用効果が得られる。
通常遊技状態の特1変動表示において、保留数「4」のときに図283の変動パターンが図282の変動パターンより選択され易く、保留数「1」~「3」のときに図282の変動パターンが図283の変動パターンより選択され易い。すなわち、通常遊技状態の特1変動表示において保留数に応じて決定される変動パターンを複数有している。これに対して、特定遊技状態の特1変動表示において、保留数「4」~「1」であっても、図282の変動パターンが図283の変動パターンより選択され易く、図283の変動パターンが選択され難い(選択率0であってもよい)。すなわち、特定遊技状態の特1変動表示では、保留数に関わらず、変動パターンがほぼ決まってしまう。換言すると、通常遊技状態にてハズレ判定の特1変動表示を実行する場合より、特定遊技状態にてハズレ判定の特1変動表示をする場合の方が、保留数「4」と保留数「1」とで同じ変動パターンが実行される割合が大きい。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
特定遊技状態の特2変動表示において、保留数「4」のときに図283の変動パターンが図282の変動パターンより選択され易く、保留数「1」~「3」のときに図282の変動パターンが図283の変動パターンより選択され易い。すなわち、特定遊技状態の特2変動表示において保留数に応じて決定される変動パターンを複数有している。これに対して、特定遊技状態の特1変動表示において、保留数「4」~「1」であっても、図282の変動パターンが図283の変動パターンより選択され易く、図283の変動パターンが選択され難い(選択率0であってもよい)。すなわち、特定遊技状態の特1変動表示では、保留数に関わらず、変動パターンがほぼ決まってしまう。換言すると、特定遊技状態にてハズレ判定の特2変動表示を実行する場合より、特定遊技状態にてハズレ判定の特1変動表示をする場合の方が、保留数「4」と保留数「1」とで同じ変動パターンが実行される割合が大きい。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、保留数の数にかかわらず(保留数「4」及び保留数「1」でも)同じ停止態様又は開始態様の変動パターンの実行割合が大きい。そして、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、停止態様(開始態様)が異なる変動パターンの総パターン数が少ないともいえる。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
図282及び図283に示すように、演出図柄70aは、に装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する。このような、準備動作の有無や準備動作の種類によって、大当たり遊技の実行を期待させている。
図285に示すように、実施形態の遊技機1は、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、準備動作の実行割合が小さくなっている(実行率h3<実行率h1)。すなわち、通常遊技状態において遊技領域5aの左側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂左打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1変動表示において準備動作が実行され難い。
図285に示すように、実施形態の遊技機1は、特定遊技状態において実行される特2変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、準備動作の実行割合が小さくなっている(実行率h3<実行率h4)。すなわち、特定遊技状態において遊技領域5aの右側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂右打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1変動表示において準備動作が実行され難い。
このような準備動作の実行割合であることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
図285に示すように、実施形態の遊技機1は、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、準備動作の種類数が少なくなっている(変動パターンH3の種類数<変動パターンH1の種類数)。すなわち、通常遊技状態において遊技領域5aの左側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂左打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1変動表示において準備動作が同じパターンで実行され易い。
図285に示すように、実施形態の遊技機1は、特定遊技状態において実行される特2変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、準備動作の種類数が少なくなっている(変動パターンH3の種類数<変動パターンH4の種類数)。すなわち、通常遊技状態において遊技領域5aの左側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂左打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1変動表示において準備動作が同じパターンで実行され易い。
このような準備動作の種類数であることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
図282及び図283に示すように、仮停止する際に、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う停止動作が実行される。
図286に示すように、実施形態の遊技機1は、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、停止動作の実行割合が小さくなっている(実行率i3<実行率i1)。すなわち、通常遊技状態において遊技領域5aの左側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂左打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1変動表示において停止動作が実行され難い。
図286に示すように、実施形態の遊技機1は、特定遊技状態において実行される特2変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、停止動作の実行割合が小さくなっている(実行率i3<実行率i4)。すなわち、特定遊技状態において遊技領域5aの右側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂右打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1変動表示において準備動作が実行され難い。
このような停止動作の実行割合であることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
図285に示すように、実施形態の遊技機1は、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、停止動作の種類数が少なくなっている(変動パターンI3の種類数<変動パターンI1の種類数)。すなわち、通常遊技状態において遊技領域5aの左側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂左打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1変動表示において停止動作が同じパターンで実行され易い。
図285に示すように、実施形態の遊技機1は、特定遊技状態において実行される特2変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、停止動作の種類数が少なくなっている(変動パターンI3の種類数<変動パターンI4の種類数)。すなわち、通常遊技状態において遊技領域5aの左側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂左打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1変動表示において停止動作が同じパターンで実行され易い。
このような停止動作の種類数であることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
なお、準備動作及び停止動作の両方を行うのではなく、何れか一方だけを実行してもよい。
実施形態では、ハズレ判定にて変動表示を停止するとき、図282に示すような3つの演出図柄70aを順番に停止(仮停止)させる変動停止パターンと、図283に示すような3つの演出図柄70aを揃って停止させる変動停止パターンとがある。図287に示すように、通常遊技状態において保留数「4」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示より、特定遊技状態において保留数「4」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示の方が、3つの演出図柄70aが揃って停止する態様の変動パターンの実行割合が小さい。すなわち、通常遊技状態において遊技領域5aの左側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂左打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、保留数「4」の特1変動表示において3つの演出図柄70aが揃って停止する態様が実行され難い。
また、図287に示すように、通常遊技状態において保留数「4」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示より、特定遊技状態において保留数「4」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示の方が、3つの演出図柄70aが順番に停止する態様の変動パターンの実行割合が大きい。すなわち、通常遊技状態において遊技領域5aの左側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂左打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、保留数「4」の特1変動表示において3つの演出図柄70aが順に停止する態様が実行され易い。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受で
き、遊技の興趣を向上することができる。
実施形態では、ハズレ判定にて変動表示を停止するとき、図282に示すような3つの演出図柄70aを順番に停止(仮停止)させる変動停止パターンと、図283に示すような3つの演出図柄70aを揃って停止させる変動停止パターンとがある。図287に示すように、特定遊技状態において保留数「4」にあるときに実行されるハズレ判定になる特2変動表示より、特定遊技状態において保留数「4」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示の方が、3つの演出図柄70aが揃って停止する態様の変動パターンの実行割合が小さい。すなわち、特定遊技状態において右打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、保留数「4」の特1変動表示において3つの演出図柄70aが揃って停止する態様が実行され難い。
また、図287に示すように、特定遊技状態において保留数「4」にあるときに実行されるハズレ判定になる特2変動表示より、特定遊技状態において保留数「4」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示の方が、3つの演出図柄70aが順番に停止する態様の変動パターンの実行割合が大きい。すなわち、特定遊技状態において右打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、保留数「4」の特1変動表示において3つの演出図柄70aが順に停止する態様が実行され易い。
図287に示すように、通常遊技状態において保留数「1」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示あるいは特定遊技状態において保留数「1」にあるときに実行されるハズレ判定になる特2変動表示と、特定遊技状態において保留数「1」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示とでは、3つの演出図柄70aが揃って停止する態様の変動パターンの実行割合が同じである。また、図287に示すように、通常遊技状態において保留数「1」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示あるいは特定遊技状態において保留数「1」にあるときに実行されるハズレ判定になる特2変動表示と、特定遊技状態において保留数「1」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示とでは、3つの演出図柄70aが順番に停止する態様の変動パターンの実行割合が同じである。
実施形態では、ハズレ判定にて変動表示を開始するとき、図282に示すような3つの演出図柄70aを順番にスクロールさせる変動開始パターンと、図283に示すような3つの演出図柄70aを同時にスクロールさせる変動開始パターンとがある。図289に示すように、通常遊技状態において保留数「4」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示より、特定遊技状態において保留数「4」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示の方が、3つの演出図柄70aが揃ってスクロール開始する態様の変動パターンの実行割合が小さい。すなわち、通常遊技状態において遊技領域5aの左側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂左打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、保留数「4」の特1変動表示において3つの演出図柄70aが揃ってスクロール開始する態様が実行され難い。
また、図289に示すように、通常遊技状態において保留数「4」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示より、特定遊技状態において保留数「4」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示の方が、3つの演出図柄70aが順番にスクロール開始する態様の変動パターンの実行割合が大きい。すなわち、通常遊技状態において遊技領域5aの左側領域に向けて遊技球を打ち出す所謂左打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、保留数「4」の特1変動表示において3つの演出図柄70aが順にスクロール開始する態様が実行され易い。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
実施形態では、ハズレ判定にて変動表示を停止するとき、図282に示すような3つの演出図柄70aを順番にスクロール開始させる変動開始パターンと、図283に示すような3つの演出図柄70aを揃ってスクロール開始させる変動開始パターンとがある。図289に示すように、特定遊技状態において保留数「4」にあるときに実行されるハズレ判定になる特2変動表示より、特定遊技状態において保留数「4」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示の方が、3つの演出図柄70aが揃ってスクロール開始する態様の変動パターンの実行割合が小さい。すなわち、特定遊技状態において右打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、保留数「4」の特1変動表示において3つの演出図柄70aが揃ってスクロール開始する態様が実行され難い。
また、図289に示すように、特定遊技状態において保留数「4」にあるときに実行されるハズレ判定になる特2変動表示より、特定遊技状態において保留数「4」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示の方が、3つの演出図柄70aが順番にスクロール開始する態様の変動パターンの実行割合が大きい。すなわち、特定遊技状態において右打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、保留数「4」の特1変動表示において3つの演出図柄70aが順にスクロール開始する態様が実行され易い。
図289に示すように、通常遊技状態において保留数「1」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示あるいは特定遊技状態において保留数「1」にあるときに実行されるハズレ判定になる特2変動表示と、特定遊技状態において保留数「1」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示とでは、3つの演出図柄70aが揃ってスクロール開始する態様の変動パターンの実行割合が同じである。また、図289に示すように、通常遊技状態において保留数「1」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示あるいは特定遊技状態において保留数「1」にあるときに実行されるハズレ判定になる特2変動表示と、特定遊技状態において保留数「1」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示とでは、3つの演出図柄70aが順番にスクロール開始する態様の変動パターンの実行割合が同じである。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
特定遊技状態の特1変動表示において、表示された演出図柄70aがスクロールしなかったり、演出図柄70aからキャラ等の装飾部などの一部が消えているなど特殊な表示態様であったり、演出図柄70aが表示されないなどに限られず、例えば、スクロールするものの演出図柄70aのキャラなどの装飾部が所定動作しないなど、その他であってもよい。すなわち、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、演出図柄70aが通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示で表示される態様と異なる特殊な態様で表示される割合が大きいともいえる。
前述した疑似連図柄などの特殊な図柄は、演出図柄70aに重ねてあるいは演出図柄70aに代えて表示してもよい。この場合、特殊な図柄が表示されることで、通常の演出図柄70aのスクロールや、演出図柄のキャラなどの装飾部の動作(準備動作や停止動作)などの全部又は一部が視認不能になる。そして、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、特殊な図柄の表示によって通常の図柄が隠される割合又は隠される範囲が小さくなっている。
これらのようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(演出具体例4)
変動表示の演出具体例4について図289を参照して説明する。
図289(a)に示すように、変動表示していた演出図柄70aの左右の変動表示領域に「8」の演出図柄70aを停止表示(仮停止表示)しつつ、中央の変動表示領域で演出図柄70aを変動表示させるリーチ演出が実行されているものとする。
その後、図290(b)に示すように、仮停止している左右の演出図柄70aが、これまでの表示態様と異なる表示態様に変化する演出表示が行われ(図290(b)、これにより大当たり遊技への期待度が高いことが示唆される。そして、演出図柄70aを画面左上に縮小表示する図柄サイズ変化演出が実行され、第1画像表示装置70において動画の挿入など所定の演出が行われる。なお、縮小表示された演出図柄70aは、矩形状のベース画像、所定のキャラクタからなるキャラクタ画像CG、キャラクタの一部である棒状画像SGおよびキャラクタの背景を装飾する図柄エフェクト画像ZEからなる装飾部と、六角形状のベース画像および数字部(識別文字)からなる識別部で構成されている通常表示態様から、識別部だけのシンプルな縮小表示態様に変化する。
図289(d)及び(f)に示すように、疑似的な演出図柄(疑似図柄)GZが上下3列に増えるように表示されることで、大当たり遊技への期待度を増す演出が行われる。その後、大当たりとなるリーチ演出の実行期間が終了(演出制御基板130が大当たりを示す特別図柄確定コマンドを受信)すると、図289(g)に示すように、今回の大当たり遊技(ここでは第1大当たり遊技)の種類を示唆する「888」の大当たり演出図柄70a、及び、特殊図柄TZが仮停止表示(揺れ変動)された後に停止表示されて変動演出が終了する。
実施形態では、変動表示を、通常態様の演出図柄70aと、変動表示の所定タイミング(例えば、リーチ演出の突入時やリーチ演出の途中など、変動開始時や変動途中や変動停止時など)で表示される特定態様の演出図柄70aとで実行可能である。特定態様の演出図柄70aは、図289(b)に示すような変化した演出図柄70a(変化図柄)や疑似図柄GZだけでなく、所定モードへの移行を示唆するモード突入図柄や、大当たり遊技への期待度を煽る発展図柄などであってもよい。
図290に示すように、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、特定態様の演出図柄70aが表示される割合が小さい(m32<m12)。すなわち、通常遊技状態において左打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1図変動表示において演出図柄70aの特定態様での表示が実行され難い。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
図290に示すように、特定遊技状態において実行される特2変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、特定態様の演出図柄70aが表示される割合が小さい(m32<m42)。換言すると、特定遊技状態において実行される特2変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、通常態様の演出図柄70aが表示される割合が大きい。すなわち、特定遊技状態において右打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、演出図柄70aの特定態様での表示が実行され難い。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
図289に示すように、変動表示において演出図柄70aの表示サイズを変化させる表示サイズ変化演出を実行可能である。そして、図291に示すように、通常遊技状態においてハズレ判定になる特1変動表示より、特定遊技状態において実行されるハズレ判定になる特1変動表示の方が、演出図柄70aの表示サイズを変化させる表示サイズ変化演出の実行割合が小さい(n3<n1)。すなわち、通常遊技状態において左打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1図変動表示において演出図柄70aの表示サイズ変化演出が実行され難い。
また、図291に示すように、特定遊技状態においてハズレ判定になる特2変動表示より、特定遊技状態において実行されるハズレ判定になる特1変動表示の方が、演出図柄70aの表示サイズを変化させる表示サイズ変化演出の実行割合が小さい(n3<n4)。すなわち、特定遊技状態において右打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、演出図柄70aの表示サイズ変化演出が実行され難い。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
表示サイズ変化演出としては、リーチ演出に伴って実行されることに限られず、変動開始時や変動途中などの所定タイミングで実行可能である。表示サイズ変化演出は、可動部材の作動演出などの当たり暗示演出や保留数や操作ボタンの操作などの所定条件に関連付けて実行してもよい。
通常遊技状態において保留数「4」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示あるいは特定遊技状態において保留数「4」にあるときに実行されるハズレ判定になる特2変動表示より、特定遊技状態において保留数「4」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示の方が、図柄変化演出の実行割合が小さくてもよい。通常遊技状態において保留数「1」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示あるいは特定遊技状態において保留数「1」にあるときに実行されるハズレ判定になる特2変動表示より、特定遊技状態において保留数「1」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示の方が、図柄変化演出の実行割合が小さくてもよい。
特定遊技状態において保留数「4」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示と、特定遊技状態において保留数「1」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示とで、図柄変化演出の実行割合が同じであってもよい。また、特定遊技状態において保留数「4」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示より、特定遊技状態において保留数「1」にあるときに実行されるハズレ判定になる特1変動表示の方が、図柄変化演出の実行割合が小さいあるいは大きくてもよい。
図柄が変化することで大当たり遊技の実行を期待させる演出(図柄変化演出)としては、表示サイズ変化演出に限らず、演出図柄70aが表示される位置が変化したり、演出図柄70aの表示順序が変化したり、するなどのその他の態様であってもよい。また、図柄変化演出は、表示サイズや表示位置や表示順序などが異なる複数のパターンを有する場合、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、図柄変化演出のパターンの総パターン数が少なくてもよい。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
図290に示すように、変動表示においてリーチ演出(ノーマルリーチ、SPリーチ、SPSPリーチ、リーチ発展煽り演出など)である。そして、図292に示すように、通常遊技状態においてハズレ判定になる特1変動表示より、特定遊技状態において実行されるハズレ判定になる特1変動表示の方が、リーチ演出の実行割合が小さい(o3<o1)。すなわち、通常遊技状態において左打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、特1図変動表示においてリーチ演出が実行され難い。
また、図292に示すように、特定遊技状態においてハズレ判定になる特2変動表示より、特定遊技状態において実行されるハズレ判定になる特1変動表示の方が、リーチ演出の実行割合が小さい(o3<o4)。すなわち、特定遊技状態において右打ちを行った場合より、特定遊技状態において左打ちを行った場合の方が、リーチ演出が実行され難い。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
リーチ演出に先だって、モード突入演出や発展演出などの第1演出が行われた後に、ルーレット演出や発展演出などの第2演出が行われるように、複数回の事前報知演出が繰り返されてからリーチ演出を行うことで、大当たりへの期待度を高めることが行われている。ここで、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、リーチ演出の前に実行される事前報知演出の実行割合が小さくてもよい。言い換えると、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、事前報知演出から行われるリーチ演出の実行割合が小さい。また、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、リーチ演出の前に実行される事前報知演出の実行数が少なくてもよい。言い換えると、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、事前報知演出を行ってからリーチ演出が実行される割合が小さい。
特定遊技状態の特2変動表示より通常遊技状態の特1変動表示の方が、リーチ演出が実行された後に大当たり遊技に移行する期待度が小さく、通常遊技状態の特1変動表示より特定遊技状態の特1変動表示の方が、リーチ演出が実行された後に大当たり遊技に移行する期待度が小さい(特定遊技状態の特2変動表示>通常遊技状態の特1変動表示>特定遊技状態の特1変動表示)。
リーチ演出を複数のパターンから選択して実行する場合、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、リーチ演出の総種類数が少なくてもよい。
リーチ演出の最中や実行前など適宜タイミングでリーチ演出と関連付けて行われる可動部材の作動演出や操作ボタンの振動演出などの関連演出が複数のパターンから選択して実行可能である。この場合、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、リーチ演出と関連して行われる関連演出の実行割合が小さい。また、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、リーチ演出と関連して行われる関連演出の種類数が少ない。
通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、ノーマルリーチからSPリーチやSPSPリーチに発展する割合が小さい。通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、リーチ演出の実行期間が短い。通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、複数の変動にわたるリーチ演出の実行割合が小さい。
これらのようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享
受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(演出具体例5)
図293及び図294を参照して変動表示の演出具体例5を説明する。なお、演出具体例5は、特定遊技状態にあり、第1画像表示装置70の右上領域に右打ちを行うように案内する第1特定報知SR1が行われている。
図293に示すように、P0のタイミングにおいて、第2始動口47に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第2保留数U2が「3」から「4」に増加する。この際、第2特別図柄保留表示器64においてLEDで示される第2保留数U2が「3」から「4」となる。なお、主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数は「0」であり、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「0」である。
このとき、第2保留数表示領域70Fに表示されている第2保留数字が示す第2保留数U2が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「4」となる。また、サブ第2保留表示器84のLEDで示される第2保留数U2が「3」から「4」となる。更に、第2保留アイコン表示領域70Dに1つの保留アイコンT2が10フレーム分のアニメーションとして追加表示(極小サイズから徐々に大きくなるように表示)される(図294(a)参照)。また、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が「0」である。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「0」であり、第1保留アイコン表示領域70Bに保留アイコンT1が表示されていない。
次に、P1のタイミングにおいて、主制御部110mが記憶(把握)している第2保留数U1が「4」から「3」に減少することに伴って第2特別図柄の変動表示が開始される。また、第2特別図柄保留表示器64においてLEDで示される第2保留数U2が「4」から「3」となる。更に、演出制御部130mが記憶(把握)している第2保留数U2が「4」から「3」となって変動演出を開始するための処理が行われる。
このとき、第2保留数表示領域70Fに表示されている第2保留数字が示す第2保留数U2が1フレーム分の非アニメーションで「4」から「3」となる。また、サブ第2保留表示器84のLEDで示される第2保留数U2が「4」から「3」となる。更に、第2保留アイコン表示領域70Dに表示されている保留アイコンT2が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第2変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示が開始されるが、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図294(b)参照)。
P2のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「0」から「1」に増加する。この際、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「0」から「1」となる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「0」から「1」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「0」から「1」となる。しかし、第1保留アイコン表示領域70Bに保留アイコンT1が追加表示されない(図294(c)参照)。
また、第1入賞口45への入賞に基づいて、第1特定報知SR1に加えて、第1画像表示装置70の中央部に例えば「右打ち」などの表示がなされると共に、音声出力装置9で例えば「右打ちをして下さい。」などの音声出力が行われる第2特定報知SR2が実行される(図294(c)参照)。
その後、P3のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「789」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンTおよび当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図294(d)参照)。
そして、P6のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第2特別図柄表示器61において第2特別図柄がハズレ態様で停止表示される。また、演出制御部130mにおいて変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「789」)で本停止し(図294(e)参照)、第2ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
次に、P5のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御部110mが記憶(把握)している第2保留数U1が「3」から「2」に減少することに伴って第2特別図柄の変動表示が開始される。また、第2特別図柄保留表示器64においてLEDで示される第2保留数U2が「3」から「2」となる。更に、演出制御部130mが記憶(把握)している第1保留数U1が「3」から「2」となって変動演出を開始するための処理が行われる。なお、主制御部110mには、第1入賞口45への入賞に基づく第1保留記憶もあるが、第2始動口47への入賞に基づく第2保留記憶が優先して、変動演出が行われる。
このとき、第2保留数表示領域70Fに表示されている第2保留数字が示す第2保留数U2が1フレーム分の非アニメーションで「3」から「2」となる。また、サブ第2保留表示器84のLEDで示される第2保留数U2が「3」から「2」となる。更に、第2保留アイコン表示領域70Dに表示されている保留アイコンT2が20フレーム分のアニメーションとして当該アイコン表示領域70Cに向けてシフト表示されて最先の1つが当該アイコンTHとして表示される。また、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第2変動表示器81での第1ランプ図柄の変動表示が開始されるが、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図294(f)参照)。
P6のタイミングにおいて、第1始動口45に遊技球が入賞することで主制御部110mが記憶(把握)している第1保留数U1が「1」から「2」に増加する。この際、第1特別図柄保留表示器63においてLEDで示される第1保留数U1が「1」から「2」となる。
このとき、第1保留数表示領域70Eに表示されている第1保留数字が示す第1保留数U1が1フレーム分の非アニメーションで「1」から「2」となる。また、サブ第1保留表示器83のLEDで示される第1保留数U1が「1」から「2」となる。しかし、第1保留アイコン表示領域70Bに保留アイコンT1が追加表示されない(図294(g)参照)。
また、第1入賞口45への入賞に基づいて、第1特定報知SR1に加えて、第1画像表示装置70の中央部に例えば「右打ち」などの表示がなされると共に、音声出力装置9で例えば「右打ちをして下さい。」などの音声出力が行われる第2特定報知SR2が実行される(図294(g)参照)。
その後、P7のタイミングにおいて、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「913」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンTおよび当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図294(h)参照)。
そして、P8のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、第2特別図柄表示器61において第2特別図柄がハズレ態様で停止表示される。また、演出制御部130mにおいて変動演出を終了させるための処理が行われる。
このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「913」)で本停止し(図294(j)参照)、第2ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
このように、特定遊技状態であることを示唆する第1特定報知と、第1特定報知を実行しているときに第1入賞口45への遊技球の入賞に基づいて第1特定報知に加えて行う第2特定報知とを、実行可能である。このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで
、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
第2特定報知SR2は、大当たり遊技の開始時に報知される右打ち報知と異なり、特定遊技状態において第1始動口45への遊技球の入賞に基づいて行われる。
第1特定報知SR1のみを実行するときに、報知音演出や始動口などの発光演出や保留アイコン変化演出などの所定演出(当たり暗示演出)を実行可能であるが、第2特定報知SR1を実行するときに、報知音演出や始動口などの発光演出や保留アイコン演出などの所定演出(当たり暗示演出の実行を規制することができる。特定遊技状態において第1始動口45へ入賞したとき、所定演出の実行に代えて第2特定報知SRを実行可能であるともいえる。
また、第1特定報知SR1のみが実行されるときより、第1特定報知SR1及び第2特定報知SR2の両方が実行されるときの方が、所定演出(当たり暗示演出)の実行割合が小さい。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受で
き、遊技の興趣を向上することができる。
(演出具体例6)
大当たり遊技の実行を期待させる報知演出(事前報知演出)として、所定タイミング(変動開始時)で実行される第1報知と、所定タイミングと異なるタイミング(始動口入賞時)で実行される第2報知がある。例えば実施形態では、演出図柄70a(特別図柄)の変動開始時に、入賞口ランプNR(始動口45,47)を例えば青色で点滅させる第1発光態様(図295(a)参照)と、入賞口ランプNR(始動口45,47)を第1発光態様と異なる例えば赤色で点滅させる第2発光態様(図295(b)参照)との第1報知の報知演出を実行可能である。また、始動口45,47への遊技球の入賞時に、第1発光態様及び第2発光態様と異なる、例えば、入賞口ランプNRと、飾り枠41などの盤用照明装置76や枠用照明装置10を組み合わせて発光させる第3発光態様(図295(d)及び(e)参照)による第2報知の報知演出を実行可能である。なお、第2報知であっても、第1発光態様及び/又は第2発光態様を実行してもよい。更に、報知演出として、第1~第3発光態様と異なる、例えば入賞口ランプNRの発光を伴わない第4発光態様(図296(c)及び(f)参照)を有している。
図296に示すように、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、報知演出における第1発光態様、第2発光態様及び第3発光態様の実行割合が小さい(p31<p11)。また、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、第4発光態様の報知演出の実行割合が大きい(p32>p12)。すなわち、通常遊技状態で左打ちした場合より、特定遊技状態で左打ちした場合の方が、報知演出における第1発光態様、第2発光態様及び第3発光態様が実行され難い。また、通常遊技状態で左打ちした場合より、特定遊技状態で左打ちした場合の方が、報知演出における第4発光態様が実行され易い。
このようにすることで、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
報知演出としては、第1報知を第1発光態様、第2発光態様及び第3発光態様で実行可能とし、第2報知を第1発光態様及び第2発光態様を実行可能であるが、第2報知において第3発光態様を実行不能としてもよい。この場合であっても、図296に示すように、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、報知演出における第1発光態様、第2発光態様及び第3発光態様の実行割合が小さい(p31<p11)。また、通常遊技状態において実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、第4発光態様の報知演出の実行割合が大きい(p32>p12)。すなわち、通常遊技状態で左打ちした場合より、特定遊技状態で左打ちした場合の方が、報知演出における第1発光態様、第2発光態様及び第3発光態様が実行され難い。また、通常遊技状態で左打ちした場合より、特定遊技状態で左打ちした場合の方が、報知演出における第4発光態様が実行され易い。
このようにしても特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
図295に示すように、前述した報知演出と連係して、操作ボタン17による振動演出を行っている。振動演出は、操作ボタン17が振動することで、大当たり遊技を期待させるものであり、操作ボタン17を発光させるボタン発光演出と組み合わせて実行してもよい。報知演出では、入賞口ランプNR(始動口45,47)を例えば青色で点滅させる第1発光態様(図295(a)参照)と、入賞口ランプNR(始動口45,47)を第1発光態様と異なる例えば赤色で点滅させる第2発光態様(図295(b)参照)とで、第1報知の報知演出を実行可能である。また、第1発光態様及び第2発光態様と異なる、例えば、入賞口ランプNRと、飾り枠41などの盤用照明装置76や枠用照明装置10などの他の発光手段を組み合わせて発光させる第3発光態様(図295(d)及び(e)参照)による第2報知を実行可能である。
図297に示すように、通常遊技状態にて実行される特1変動表示において、第1報知より第2報知の方が、操作ボタン17による振動演出の実行割合が大きい(q12>q11)。すなわち、通常遊技状態における特1変動表示では、第1報知と組み合わせるより、第2報知と組み合わせて振動演出が実行され易い。また、通常遊技状態にて実行される特1変動表示より、特定遊技状態において実行される特1変動表示の方が、操作ボタン17による振動演出の実行割合が小さい(r3<r1)。すなわち、通常遊技状態で左打ちした場合より、特定遊技状態で左打ちした場合の方が、振動演出が実行され難い。
振動演出は、一定の期間にわたって実行するパターンや、所定間隔で間欠的に実行するパターンなど、複数の振動パターンから選択してもよい。また、振動演出は、自身が発光することなく振動するなどの弱演出パターンや、自身が発光しつつ振動するなどの強演出パターンなど、複数の演出パターンから選択してもよい。そして、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、振動演出の総パターンが少なくてもよい。また、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示では弱演出パターン及び強演出パターンの振動演出を実行可能であるが、特定遊技状態の特1変動表示では、弱演出パターンの振動演出の実行を規制可能である一方で強演出パターンの振動演出の実行が可能であってもよい。
このようにすることで特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
発光演出は、始動口ランプNRに限らず、遊技盤または枠などの他の部位が発光してもよい。
図295に示すように、演出図柄70aの変動開始時のタイミングに合わせて、入賞口ランプNRによる発光演出、第1可動部材73の作動演出及び操作ボタン17の振動演出を実行可能になっている。ここで、発光演出は、入賞口ランプNRのみが発光する態様、入賞口ランプNRとこれ以外の第1可動部材73、操作ボタン17、遊技盤(盤用照明装置)や枠などの特定位置などを組み合わせて発光する態様など、複数のパターンから選択して実行可能である。また、発光演出は、青色、赤色、虹色などの発光色も、複数のパターンから選択して実行可能である。また、第1可動部材73の作動演出は、弱作動や強作動などの複数のパターンから選択可能である。更に、操作ボタン17の振動演出は、期間や強度や間隔が異なる複数のパターンから選択して実行可能である。図295に示すように、本実施形態では、通常遊技状態での特1変動表示において、入賞口ランプNRでの発光演出及び可動役物(可動部材73や操作ボタン17)の動作演出を、変動開始のタイミングで実行可能である。同様に、特定遊技状態での特2変動表示において、入賞口ランプNRでの発光演出及び可動役物(可動部材73や操作ボタン17)の動作演出を、変動開始のタイミングで実行可能にしてもよい。これに対して、特定遊技状態の特1変動表示において、入賞口ランプNRでの発光演出及び可動役物(可動部材73や操作ボタン17)の動作演出を、変動開始時のタイミングで実行しないようになっている。特定遊技状態の特1変動表示において、入賞口ランプNRでの発光演出及び可動役物(可動部材73や操作ボタン17)の動作演出を、同時期に実行しないが異なる時期に実行してもよい。
このように、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、同時期に実行される当たり暗示演出の総種類数が少ない。なお、演出を実行するタイミングとしては、入賞時など、変動中、変動停止時などであってもよい。
このようにすることで特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(演出具体例1~6の変形例)
通常遊技状態において実行される特1変動表示において演出図柄70aが表示されるが、特定遊技状態において実行される特1変動表示において、演出図柄70aが表示されない又表示されてもスクロールしないようにしてもよい。また、特定遊技状態において実行される特2変動表示において演出図柄70aが表示されるが、特定遊技状態において実行される特1変動表示において、演出図柄70aが表示されない又表示されてもスクロールしないようにしてもよい。このようにすることで特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
特定遊技状態において実行される特1変動表示において、保留アイコンが表示されない場合であっても、保留アイコンを装飾する台座などの関連表示を表示していてもよい。
通常遊技状態において実行される特1変動表示で用いる演出図柄70aと、特定遊技状態において実行される特1変動表示で用いる演出図柄70aとを共用しても、別々であってもよい。また、特定遊技状態において実行される特2変動表示で用いる演出図柄70aと、特定遊技状態において実行される特1変動表示で用いる演出図柄70aとを共用しても、別々であってもよい。
通常遊技状態において実行される特1変動表示で用いる特殊図柄TZと、特定遊技状態において実行される特1変動表示で用いる特殊図柄TZとを共用することなく、別々であってもよい。また、特定遊技状態において実行される特2変動表示で用いる特殊図柄TZと、特定遊技状態において実行される特1変動表示で用いる特殊図柄TZとを共用することなく、別々であってもよい。特殊図柄TZの表示位置が通常遊技状態の特1変動表示と特定遊技状態の特1変動表示とで同じであっても、別々であってもよい。また、特殊図柄TZの表示位置及び/又は表示態様が特定遊技状態の特2変動表示と特定遊技状態の特1変動表示とで同じであっても、別々であってもよい。
通常遊技状態において実行される特1変動表示で用いる保留数字と、特定遊技状態において実行される特1変動表示で用いる保留数字とを別々にすることなく、共用してもよい。また、特定遊技状態において実行される特2変動表示で用いる保留数字と、特定遊技状態において実行される特1変動表示で用いる保留数字とを別々にすることなく、共用してもよい。
実行時期が異なる事前予告演出を組み合わせて実行することができる。変動開始時では、演出図柄自体又は演出図柄のキャラ等の変動開始時のアクションや、演出図柄の変動開始順序などによって、大当たり遊技への期待度を示唆することができる。また、変動終了(停止)時では、演出図柄自体又は演出図柄のキャラ等の変動開始時のアクションや、演出図柄の変動開始順序などによって、大当たり遊技への期待度を示唆することができる。更に、1又は複数の変動表示での事前予告演出の実行期間の前半では、変動表示の前半(第1期間)での液晶等の表示手段での会話予告、カットイン予告、発展先ルーレット演出、操作ボタン17の長押し演出や連打演出、保留アイコン変化や当該アイコン変化、導光板の表示演出、可動部材73,74の作動演出(示唆・発展・決め演出)、操作ボタンの振動演出(示唆・発展・決め演出)、タイマー演出、始動口45,47のランプ発光演出などを単独又は複数組み合わせて実行可能である。更にまた、1又は複数の変動表示での事前予告演出の実行期間の後半では、液晶等の表示手段での発展演出や決め演出、導光板の表示演出(決め演出の結果に応じた発光など)、操作ボタン17の振動演出(示唆・発展・決め演出)、枠役物や盤役物(可動部材73,74)の作動演出、大当たり種類示唆演出(〇〇ボーナスなど)、タイマー演出、保留変化等に合わせた始動口45,47のランプ発光演出などを単独又は複数組み合わせて実行可能である。
この場合、通常遊技状態にて実行される特1変動表示より、特定遊技状態で実行される特1変動表示の方が、実行時期の前半に実行される事前予告演出の実行割合が小さい。また、特定遊技状態にて実行される特2変動表示より、特定遊技状態で実行される特1変動表示の方が、実行時期の前半に実行される事前予告演出の実行割合が小さい。通常遊技状態にて実行される特1変動表示より、特定遊技状態で実行される特1変動表示の方が、実行時期の後半に実行される事前予告演出の実行割合が小さい。また、特定遊技状態にて実行される特2変動表示より、特定遊技状態で実行される特1変動表示の方が、実行時期の後半に実行される事前予告演出の実行割合が小さい。
事前予告演出として、実行期間の前半に行う第1演出と、実行期間の後半に行う第2演出とがある場合、通常遊技状態にて実行される特1変動表示で第1演出及び第2演出を実行可能であるが、特定遊技状態で実行される特1変動表示で第1演出を実行可能である一方で第2演出の実行を規制するようにしてもよい。また、特定遊技状態にて実行される特2変動表示で第1演出及び第2演出を実行可能であるが、特定遊技状態で実行される特1変動表示で第1演出を実行可能である一方で第2演出の実行を規制するようにしてもよい。
このようにしても特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
前述した特定遊技状態(時短遊技状態や確変遊技状態)において特1変動表示で行われる、大当たり遊技の実行を期待させる各種演出は、その実行割合が「0」であってもよい。
前述した大当たり遊技の実行を期待させる各種演出(総称して当たり暗示演出という場合がある。)は、1つの演出(表示)パターンだけが設定されていてもよいが、複数の演出(表示)パターンから選択して実行してもよい。当たり暗示演出は、通常遊技状態での特1変動表示、特定遊技状態での特1変動表示及び特定遊技状態での特2変動表示の関係で実行割合が異なっていることに限らず、例えば、当たり暗示演出は、通常遊技状態での特1変動表示(特定遊技状態での特1変動表示、特定遊技状態での特2変動表示)で選択可能な複数のパターンの実行割合が同じであっても異なっていてもよい。
例えば、特定遊技状態での特1変動表示において当たり暗示演出が複数のパターンから選択される場合、所定パターンより、所定パターンと異なる特定パターンの方の実行割合が小さくてもよい。これに対して、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態での特2変動表示において当たり暗示演出が複数のパターンから選択される場合、特定遊技状態での特1変動表示の所定パターンと同じ又は対応する第1パターンと、特定遊技状態での特1変動表示の特定パターンと同じ又は対応する第2パターンとが、実行割合が同じであっても、特定遊技状態での特1変動表示と実行割合が異なっていてもよい。このようにパターンの実行割合に差があることによっても、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
例えば、色エフェクトによる期待度表示を「青」、「赤」、「虹」から選択する場合、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態での特2変動表示で選択可能な「赤」色エフェクトより、特定遊技状態の特1変動表示で選択可能な「赤」色エフェクトの方が、実行割合が小さくてもよい。この場合、「青」や「虹」色エフェクトの実行割合が同じであっても、異なっていてもよい。なお、期待度表示に限らず、前述した大当たり遊技の実行を期待させる各種演出にも同様にできる。すなわち、当たり暗示演出が複数のパターンから選択される場合、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態での特2変動表示で選択可能な所定パターンより、特定遊技状態の特1変動表示で選択可能な前記所定パターンと同じ又は対応する特定パターンの方が、実行割合が小さくてもよい。このようにすることによっても、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
ここで、当たり暗示演出又は当たり暗示演出で選択されるパターンは、タイミング(例えば、変動開始時、変動停止時、連続の何回目)や遊技状態や他のパターン(例えば、変動パターンや変動時間など)との組み合わせなどの所定条件に紐付けて、その実行割合が異なっていてもよい。例えば、3つの演出図柄70aが順に停止する変動パターンが選択される場合、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示において変動開始時に実行される「赤」色エフェクトより、特定遊技状態の特1変動表示において変動開始時に実行される「赤」色エフェクトの方が、実行割合が小さくてもよい。同様に、演出図柄70aの変動時間が短い変動パターンが選択される場合、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示において変動開始時に実行される入賞口ランプNRによる「赤」色発光演出より、特定遊技状態の特1変動表示において変動開始時に実行される「赤」色発光演出の方が、実行割合が小さくてもよい。なお、期待度表示や始動口発光演出に限らず、前述した大当たり遊技の実行を期待させる各種演出にも同様にできる。すなわち、当たり暗示演出が所定条件のもとで実行される場合、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態での特2変動表示で行う当たり暗示演出(当たり暗示演出の所定パターン)より、特定遊技状態の特1変動表示で行う当たり暗示演出(当たり暗示演出の所定パターン)の方が、実行割合が小さくてもよい。このようにすることによっても、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示で行われる当たり暗示演出(当たり暗示演出の所定パターン)の実行期間より、特定遊技状態の特1変動表示で行われる当たり暗示演出(当たり暗示演出の所定パターン)の実行期間の方が、短くてもよい。
複数種類の当たり暗示演出を同時期に行う共同演出が実行可能である場合、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、共同演出の実行割合が小さくてもよい。同時期に行われる複数種類の当たり暗示演出の組み合わせである共同演出がある場合、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、共同演出のうちの所定の当たり暗示演出の実行割合が小さくてもよい。同時期に行われる複数種類の当たり暗示演出の組み合わせである共同演出がある場合、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示では、所定の当たり暗示演出および特定の当たり暗示演出を実行可能であるが、特定遊技状態の特1変動表示では、共同演出のうちの所定の当たり暗示演出の実行を規制可能である一方で特定の当たり暗示演出を実行可能であってもよい。
確定演出(大当たり濃厚演出を含む)としては、所定のタイミングにおいて、可動部材73,74が作動すると共に操作ボタン17が振動し、かつ例えばレインボー表示やレインボー発光などによる所定の態様の表示を行う第1演出と、第1演出とは異なるタイミング(例えば変動開始時、変動中、変動停止時など)で行われる第2演出とがある。第2演出は、例えば変動開始時に出力される確定報知音やレインボー態様での保留変化、あるいはバトルの勝利などの演出の当たりによって確変の実行を期待させる確変確定演出など、これらを単独または組み合わせて実行可能であり、複数のパターンを有している。
確定演出は、通常遊技状態の特1変動表示又は特定遊技状態の特2変動表示と、特定遊技状態の特1変動表示とで、確定演出の第1演出及び/又は第1演出の実行割合が異なっている。この場合、通常遊技状態の特1変動表示又は特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、確定演出の第1演出の実行割合が小さくしてもよい。また、通常遊技状態の特1変動表示又は特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、確定演出の第2演出の実行割合が小さくしてもよい。更に、通常遊技状態の特1変動表示又は特定遊技状態の特2変動表示より、特定遊技状態の特1変動表示の方が、確定演出の第1演出及び第2演出の一方の実行割合が小さくしてもよい。このとき、確定演出の第1演出及び第2演出の他方の実行割合が同じであっても、異なっていても何れでもよい。
通常遊技状態の特1変動表示又は特定遊技状態の特2変動表示では、確定演出の第1演出及び第2演出を実行可能であるが、特定遊技状態の特1変動演出では、少なくとも第2演出のうち所定のパターンの実行を規制するとよい。例えば、通常遊技状態の特1変動表示又は特定遊技状態の特2変動表示では、確定演出として可動部材73,74及び操作ボタン17の作動を伴う第1演出及が実行される一方で、可動部材73,74及び操作ボタン17の作動を伴う第2演出のパターンが実行されない。
このようにすることによっても、特定遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
ハズレ判定の変動表示における当たり暗示演出について説明したが、当たり判定の変動表示においても、通常遊技状態の特1変動表示あるいは特定遊技状態の特2変動表示と、特定遊技状態の特1変動表示との関係を、ハズレ判定のときと同様にしてもよい。
以上に説明したように、特定遊技状態の特1変動表示において期待している演出(当たり暗示演出)などが実行度合いや種類などに違和感をもった遊技者が、遊技機1自体のエラーを疑うことが考えられる。この場合、ホール管理者が主制御基板など、遊技を司る制御部分を確認することが想定される。従って、前述した特定遊技状態の特1変動表示における演出の構成に加えて、後述する基板ケースの構成であると、ホー-ル管理者の確認が容易になり、遊技者のストレスを減らして遊技の興趣を向上させることができる。
◇上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記判定に基づいて前記特別遊技の実行を期待させる期待度表示(例えば色エフェクト)を実行可能であり、前記通常遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記期待度表示(例えば色エフェクト)の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記判定に基づいて前記特別遊技の実行を所定期間にわたって期待させる特別演出(例えばゾーン演出)を、1つの前記判定に基づく所定の変動表示期間、又は、複数の前記判定に基づく所定の変動表示期間の何れかのタイミングで実行可能であり、前記通常遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記特別演出(例えばゾーン演出)の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記判定に基づいて前記特別遊技の実行を期待させる報知音演出(例えば保留アイコン変化時の報知音など)を実行可能であり、前記通常遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記報知音演出(例えば保留アイコン変化時の報知音など)の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、複数回の前記変動表示において連続又は関連して行われる連係演出(例えば色エフェクト、報知音演出、発光演出、保留アイコン変化演出、可動部材の作動演出など)を実行可能であり、前記通常遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記連係演出(例えば色エフェクト、報知音演出、発光演出、保留アイコン変化演出、可動部材の作動演出など)の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記始動条件の成立により表示される保留アイコン(T1、T2、TH)の表示態様が通常態様(例えばCDアイコン)から特定態様(例えば色キャラアイコン)へ変化する保留アイコン変化演出を実行可能であり、前記通常遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記保留アイコン変化演出の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記第1入賞手段(第1入賞口45)への入賞に基づく発光演出(例えば入賞口ランプNRの発光)を実行可能であり、前記通常遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記発光演出(例えば入賞口ランプNRの発光)の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、前記第1表示手段(第1画像表示装置70)と、前記第1表示手段とは異なる第2表示手段(第2画像表示装置71や導光板など)と、を有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、前記第1表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記第2表示手段(第2画像表示装置71や導光板など)において第1態様(例えば青色エフェクトなど)と第2態様(例えば虹色エフェクトなど)とを含む表示態様で表示演出を実行可能であり、前記通常遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記第2表示手段(第2画像表示装置71や導光板など)での前記第1態様(例えば青色エフェクトなど)による表示演出の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、第1作動態様(例えば弱作動)及び第2作動態様(例えば決め等の強作動)を含む作動態様で可動役物(第1可動部材73、第2可動部材74)の作動演出を実行可能であり、前記通常遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記可動役物(第1可動部材73、第2可動部材74)による作動演出の第1作動態様(例えば弱作動)の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記判定に基づいて前記特別遊技の実行を期待させる期待度表示(例えば色エフェクト)を実行可能であり、前記特定遊技状態における前記第2の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記期待度表示(例えば色エフェクト)の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記判定に基づいて前記特別遊技の実行を所定期間にわたって期待させる特別演出(例えばゾーン演出)を、1つの前記判定に基づく所定の変動表示期間、又は、複数の前記判定に基づく所定の変動表示期間の何れかのタイミングで実行可能であり、前記特定遊技状態における前記第2の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記特別演出(例えばゾーン演出)の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記判定に基づいて前記特別遊技の実行を期待させる報知音演出(例えば保留アイコン変化時の報知音など)を実行可能であり、前記特定遊技状態における前記第2の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記報知音演出(例えば保留アイコン変化時の報知音など)の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、複数回の前記変動表示において連続又は関連して行われる連係演出(例えば色エフェクト、報知音演出、発光演出、保留アイコン変化演出、可動部材の作動演出など)を実行可能であり、前記特定遊技状態における前記第2の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記連係演出(例えば色エフェクト、報知音演出、発光演出、保留アイコン変化演出、可動部材の作動演出など)の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記始動条件の成立により表示される保留アイコン(T1、T2、TH)の表示態様が通常態様(例えばCDアイコン)から特定態様(例えば色キャラアイコン)へ変化する保留アイコン変化演出を実行可能であり、前記特定遊技状態における前記第2の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記保留アイコン変化演出の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記第1入賞手段(第1入賞口45)への入賞に基づく発光演出(例えば入賞口ランプNRの発光)を実行可能であり、前記特定遊技状態における前記第2の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記発光演出(例えば入賞口ランプNRの発光)の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、前記第1表示手段(第1画像表示装置70)と、前記第1表示手段とは異なる第2表示手段(
第2画像表示装置71や導光板など)と、を有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、前記第1表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記第2表示手段(第2画像表示装置71や導光板など)において第1態様(例えば青色エフェクトなど)と第2態様(例えば虹色エフェクトなど)とを含む表示態様で表示演出を実行可能であり、前記特定遊技状態における前記第2の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記第2表示手段(第2画像表示装置71や導光板など)での前記第1態様(例えば青色エフェクトなど)による表示演出の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、第1作動態様(例えば弱作動)及び第2作動態様(例えば決め等の強作動)を含む作動態様で可動役物(第1可動部材73、第2可動部材74)の作動演出を実行可能であり、前記特定遊技状態における前記第2の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記可動役物(第1可動部材73、第2可動部材74)による作動演出の第1作動態様(例えば弱作動)の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記特定遊技状態において前記第1の始動条件が成立する場合には、特定変動表示(例えば保留アイコンを変動表示の開始から終了まで表示又は動作させることなく、演出図柄70a又は特殊演出図柄TZの少なくとも一方を変動表示する)を実行可能であり、前記通常遊技状態において前記第1の始動条件が成立する場合には、前記特定変動表示を実行しないことを特徴とする。
上記課題を解決するため、別の本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記通常遊技状態において前記第1の始動条件に基づく前記変動表示を実行する場合、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示で実行不能な演出態様の所定演出(例えば色エフェクト、ゾーン演出、保留アイコン変化、報知音、発光、可動部材の作動など)を実行可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記特定遊技状態において前記第1の始動条件が成立する場合には、特定変動表示(例えば保留アイコンを変動表示の開始から終了まで表示又は動作させることなく、演出図柄70a又は特殊演出図柄TZの少なくとも一方を変動表示する)を実行可能であり、前記特定遊技状態において前記第2の始動条件が成立する場合には、前記特定変動表示を実行しないことを特徴とする。
上記課題を解決するため、別の本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記特定遊技状態において前記第2の始動条件に基づく前記変動表示を実行する場合、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示で実行不能な演出態様の所定演出(例えば色エフェクト、ゾーン演出、保留アイコン変化、報知音、発光、可動部材の作動など)を実行可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記通常遊技状態において、前記第1の始動条件に基づく保留数の増減に応じた保留表示を所定態様(例えば回転等の動作など)で表示可能であり、前記特定遊技状態において、前記第1の始動条件に基づく前記保留数の増減に応じた保留表示を前記所定態様と異なる特定態様(例えば動作しない又は表示しないなど)で表示可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記特定遊技状態において、前記第2の始動条件に基づく保留数の増減に応じた保留表示を所定態様(例えば回転等の動作など)で表示可能であり、前記特定遊技状態において、前記第1の始動条件に基づく前記保留数の増減に応じた保留表示を前記所定態様と異なる特定態様(例えば動作しない又は表示しないなど)で表示可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記通常遊技状態にて前記第1の始動条件によるハズレ判定の前記変動表示を実行する場合における最大保留数(例えば保4)での平均変動表示時間と前記最大保留数よりも少ない所定保留数(例えば保1)での平均変動表示時間との差より、前記特定遊技状態にて前記第1の始動条件によるハズレ判定の前記変動表示を実行する場合における最大保留数(例えば保4)での平均変動表示時間と前記最大保留数よりも少ない所定保留数(例えば保1)での平均変動表示時間との差の方が、小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記通常遊技状態にて前記第1の始動条件によるハズレ判定の前記変動表示を実行する場合において所定保留数で決定される変動表示時間のパターン数より、前記特定遊技状態にて前記第1の始動条件によるハズレ判定の前記変動表示を実行する場合において所定保留数で決定される変動表示時間のパターン数の方が、少ないことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記通常遊技状態にて前記第1の始動条件によるハズレ判定の前記変動表示を実行する場合より、前記特定遊技状態にて前記第1の始動条件によるハズレ判定の前記変動表示を実行する場合の方が、第1の保留数(例えば保4)と第2の保留数(例えば保1)とで同じ変動パターンが実行される割合が大きいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記特定遊技状態にて前記第2の始動条件によるハズレ判定の前記変動表示を実行する場合における最大保留数(例えば保4)での平均変動表示時間と前記最大保留数よりも少ない所定保留数(例えば保1)での平均変動表示時間との差より、前記特定遊技状態にて前記第1の始動条件によるハズレ判定の前記変動表示を実行する場合における最大保留数(例えば保4)での平均変動表示時間と前記最大保留数よりも少ない所定保留数(例えば保1)での平均変動表示時間との差の方が、小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記特定遊技状態にて前記第2の始動条件によるハズレ判定の前記変動表示を実行する場合において所定保留数で決定される変動表示時間のパターン数より、前記特定遊技状態にて前記第1の始動条件によるハズレ判定の前記変動表示を実行する場合において所定保留数で決定される変動表示時間のパターン数の方が、少ないことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記特定遊技状態にて前記第2の始動条件によるハズレ判定の前記変動表示を実行する場合より、前記特定遊技状態にて前記第1の始動条件によるハズレ判定の前記変動表示を実行する場合の方が、第1の保留数(例えば保4)と第2の保留数(例えば保1)とで同じ変動パターンが実行される割合が大きいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記変動表示の開始時及び/又は終了時に前記図柄(演出図柄70a)の動作演出(例えば準備動作や停止動作)を実行可能であり、前記通常遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記変動表示の開始時及び/又は終了時に行う前記図柄(演出図柄70a)の動作演出(例えば準備動作や停止動作)の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記変動表示の開始時及び/又は終了時に前記図柄(演出図柄70a)の動作演出(例えば準備動作や停止動作)を実行可能であり、前記通常遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記変動表示の開始時及び/又は終了時に行う前記図柄(演出図柄70a)の動作演出(例えば準備動作や停止動作)の種類数が少ないことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記変動表示を、第1態様(例えば1~9)の前記図柄と、前記変動表示の所定タイミングで表示される第2態様(例えば数字情報を有していない特殊図柄など)の前記図柄とで実行可能であり、前記通常遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記第2態様(例えば数字情報を有していない特殊図柄など)の図柄が表示される割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記変動表示の開始時及び/又は終了時に前記図柄(演出図柄70a)の動作演出(例えば準備動作や停止動作)を実行可能であり、前記特定遊技状態における前記第2の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記変動表示の開始時及び/又は終了時に行う前記図柄(演出図柄70a)の動作演出(例えば準備動作や停止動作)の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記変動表示の開始時及び/又は終了時に前記図柄(演出図柄70a)の動作演出(例えば準備動作や停止動作)を実行可能であり、前記特定遊技状態における前記第2の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記変動表示の開始時及び/又は終了時に行う前記図柄(演出図柄70a)の動作演出(例えば準備動作や停止動作)の種類数が少ないことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記変動表示において前記図柄を所定態様(例えば1~9)の第1図柄および特定態様(例えば数字情報を有していない特殊図柄など)の第2図柄で表示可能であり、前記特定遊技状態における前記第2の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動演出の方が、前記第1図柄が表示される割合が大きいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記変動表示において前記図柄(演出図柄70a)を停止表示する停止表示態様(例えば停止までの時間が短い)には、第1停止表示態様と、停止表示の期間が異なる第2停止表示態様(例えば停止までの時間が長い)と、があり、前記通常遊技状態において最大保留数にあるときの前記第1の始動条件に基づくハズレ判定になる前記変動表示より、前記特定遊技状態において最大保留数にあるときの前記第1の始動条件に基づくハズレ判定になる前記変動表示の方が、前記第1停止表示態様(例えば停止までの時間が短い)の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記変動表示において前記図柄(演出図柄70a)を停止表示する停止表示態様には、第1パターンにて前記図柄(演出図柄70a)を停止させる第1停止表示態様(例えば同時停止)と、前記第1停止表示態様とは異なる第2パターンにて前記図柄(演出図柄70a)を停止させる第2停止表示態様(例えば順に停止)と、があり、前記通常遊技状態において最大保留数にあるときの前記第1の始動条件に基づくハズレ判定になる前記変動表示より、前記特定遊技状態において最大保留数にあるときの前記第1の始動条件に基づくハズレ判定になる前記変動表示の方が、前記第2停止表示態様(例えば順に停止)の実行割合が大きいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記通常遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレ判定になる前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレ判定になる前記変動表示の方が、前記図柄(演出図柄70a)の表示サイズを変化させる図柄変化演出の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記通常遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレ判定になる前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレ判定になる前記変動表示の方が、リーチ演出の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記変動表示において前記図柄(演出図柄70a)を停止表示する停止表示態様(例えば停止までの時間が短い)には、第1停止表示態様と、停止表示の期間が異なる第2停止表示態様(例えば停止までの時間が長い)と、があり、前記特定遊技状態において最大保留数にあるときの前記第2の始動条件に基づくハズレ判定になる前記変動表示より、前記特定遊技状態において最大保留数にあるときの前記第1の始動条件に基づくハズレ判定になる前記変動表示の方が、前記第1停止表示態様(例えば停止までの時間が短い)の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記変動表示において前記図柄(演出図柄70a)を停止表示する停止表示態様には、第1パターンにて前記図柄(演出図柄70a)を停止させる第1停止表示態様(例えば同時停止)と、前記第1停止表示態様とは異なる第2パターンにて前記図柄(演出図柄70a)を停止させる第2停止表示態様(例えば順に停止)と、があり、前記特定遊技状態において最大保留数にあるときの前記第2の始動条件に基づくハズレ判定になる前記変動表示より、前記特定遊技状態において最大保留数にあるときの前記第1の始動条件に基づくハズレ判定になる前記変動表示の方が、前記第2停止表示態様(例えば順に停止)の実行割合が大きいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記特定遊技状態における前記第2の始動条件に基づくハズレ判定になる前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレ判定になる前記変動表示の方が、前記図柄(演出図柄70a)の表示サイズを変化させる図柄変化演出の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記特定遊技状態における前記第2の始動条件に基づくハズレ判定になる前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレ判定になる前記変動表示の方が、リーチ演出の実行割合が小さいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記特定遊技状態であることを示唆する第1特定報知(例えば右打ち表示)と、前記第1特定報知(右打ち表示)を実行しているときに前記第1入賞手段への遊技球の入賞に基づいて前記第1特定報知(右打ち表示)に加えて行う第2特定報知(右打ち表示と別の表示や報知)とを、実行可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記通常遊技状態における前記第1の始動条件に基づく所定位置(例えば始動口ランプNR)での発光演出及び可動役物(例えば第1可動部材73、第2可動部材74)の動作演出を、所定タイミング(例えば入賞タイミングや変動開始タイミングなど)で実行可能であり、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記所定位置(例えば始動口ランプNR)での発光演出及び前記可動役物(例えば第1可動部材73、第2可動部材74)の動作演出を、所定タイミング(例えば入賞タイミングや変動開始タイミングなど)での実行を規制可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記特別遊技の実行を期待させる報知演出として、所定タイミング(例えば変動開始時)で行う第1報知と、前記第1報知と異なるタイミング(始動口入賞時)で行う第2報知とを実行可能であり、前記第1報知として、第1態様(例えば始動口ランプNR青点滅)と、前記第1態様と異なる第2態様(例えば始動口ランプNR赤点滅)とで実行可能であり、前記第2報知として、前記第1態様及び第2態様と異なる第3態様(例えば始動口ランプNRと盤用及び/又は枠用照明装置の発光など)で実行可能であり、前記通常遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記報知演出における第1~第3態様の実行割合が小さく、かつ前記第1~第3態様と異なる第4態様(例えば始動口ランプNRが発光しない)の前記報知演出の実行割合が大きいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記特別遊技の実行を期待させる報知演出として、所定タイミング(例えば変動開始時)で行う第1報知と、前記第1報知と異なるタイミング(始動口入賞時)で行う第2報知とを実行可能であり、前記第1報知として、第1態様(例えば始動口ランプNR青点滅)と、前記第1態様と異なる第2態様(例えば始動口ランプNR赤点滅)と、前記第1態様及び前記第2態様と異なる第3態様(例えば始動口ランプNRと盤用及び/又は枠用照明装置の発光など)とで実行可能であり、前記第2報知として、前記第1態様及び第2態様と同じ態様で実行可能であると共に、前記第3態様と同じ態様で実行不能であり、前記通常遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記報知演出における第1~第3態様の実行割合が小さく、かつ前記第1~第3態様と異なる第4態様(例えば始動口ランプNRが発光しない)の前記報知演出の実行割合が大きいことを特徴とする。
◆上記課題を解決するため、本発明の遊技機(1)によれば、始動条件の成立(入賞口45,47への入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄(演出図柄70a)の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能である遊技機(1)において、遊技状態として通常遊技状態と、前記通常遊技状態より有利な特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)とを有し、第1入賞手段(第1入賞口45)への遊技球の入賞によって成立する第1の始動条件に基づいて、又は第2入賞手段(第2入賞口47)への遊技球の入賞によって成立する第2の始動条件に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70)において前記図柄(演出図柄70a)の変動表示を実行可能であり、前記特別遊技の実行を期待させる発光演出として、前記第1入賞手段(始動口ランプNR)を用いた第1発光態様と、前記第1入賞手段と連係して他の発光手段(例えば盤用及び/又は枠用照明装置)を用いる第2発光態様とで実行可能であり、前記通常遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示において、前記第1発光態様より前記第2発光態様の方が、振動手段(操作ボタン)による振動演出の実行割合が大きく、前記通常遊技状態における前記第1の始動条件に基づく前記変動表示より、前記特定遊技状態において実行される前記第1の始動条件に基づく前記変動表示の方が、前記振動演出の実行割合が小さいことを特徴とする。
(第5実施形態)
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の遊技機の第5実施形態としての遊技機100について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている諸要素およびその組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、第5実施形態においては、第1実施形態~第4実施形態及び第6実施形態とは、同じ高背品に異なる符号が付されている場合があるが、その場合、図293~図332に記載の符号を適用する。
[遊技機100の説明]
図298および図299を参照して、まず、本発明の第1実施形態である遊技機100の構成について説明する。図298は、本実施形態の遊技機100の正面図である。図299は、外枠160に対して、ガラス枠150と内枠170が開いた状態を示す遊技機100の遊技機枠に関する斜視図である。なお、遊技機100は、遊技者の発射操作に基づいて遊技球を発射させ、特定の入賞装置に遊技球が入賞すると、その入賞に基づいて所定数の遊技球を遊技者に払い出すパチンコ遊技機である。
以下の説明では、必要に応じて、遊技機100の左右方向を「X方向」とも呼び、特に、遊技機100の右方向を「+X方向」とも呼び、遊技機100の左方向を「-X方向」とも呼ぶ。また、遊技機100の上下方向を「Y方向」とも呼び、特に、遊技機100の上方向を「+Y方向」とも呼び、遊技機100の下方向を「-Y方向」とも呼ぶ。さらに、遊技機100の奥行方向を「Z方向」とも呼び、特に、遊技機100に対して奥側に向かう方向を「+Z方向」とも呼び、遊技機100に対して手前側に向かう方向を「-Z方向」とも呼ぶ。
図298および図299に示すように、遊技機100は、遊技店の島設備に取り付けられる外枠160と、その外枠160の前方側で該外枠160と回動可能に支持された内枠170、及びその内枠170の前方側で該内枠170と回動可能に支持されたガラス枠150を備えている。ガラス枠150には、ガラス部材151が裏側から着脱自在に設けられる。また、ガラス枠150の所定の位置には、ガラス枠150及び内枠170を外枠160に対して開閉可能な状態にするとともに、上部ユニット180を着脱可能な状態にするための錠ユニット190が設けられている。さらに、ガラス枠150の所定位置には、ガラス枠150が開放されたことを検出するための図示しないガラス枠開放スイッチが設けられており、内枠170の所定位置には、内枠170が開放されたことを検出するための図示しない内枠開放スイッチが設けられている。
内枠170には、遊技機100を構成する主要な機構や種々の部品及び基板などが設けられるとともに、遊技盤ユニット102が着脱自在に設けられている。ガラス部材151と遊技盤ユニット102との間には、遊技領域106が設けられている。この遊技領域106は、遊技球が流下する遊技球流下領域と、メイン表示装置131の表示画面領域とを含む。
遊技盤ユニット102は、遊技領域106を構成する遊技盤102Aと、種々の可動役物等を備える役物ユニット102Bと、メイン表示装置131と、演出制御基板320を備える演出制御基板ユニット102Cと、主制御基板300を備える主制御基板ユニット102Dと、から構成されている。なお、遊技盤ユニット102の遊技盤102Aは、開口部102AZを有している。メイン表示装置131は、この開口部102AZに配置される。これにより、遊技者からメイン表示装置131が視認し易くなる。また、遊技盤ユニット102において、遊技者側の面を表側面とも呼び、奥側の面(表側面とは反対面)を裏側面とも呼ぶ。
ガラス枠150の下部側には、演出操作ユニットBSUが設けられている。演出操作ユニットBSUは、刀柄ユニット135及び演出操作スティック136が設けられている。また、演出操作ユニットBSUの奥側には、上皿128が設けられており、演出操作ユニットBSUの右下方には、発射ハンドル装置103が設けられている。さらに、ガラス枠150の上部側には、所定の遊技状態になると所定の関連動作を実行する上部ユニット180が、ガラス枠150の上部の一部を覆うように設けられている。なお、上部ユニット180は、外枠160に対して取り付けられており、ガラス枠150に対しては係合するような構成のものである。そして、ガラス枠150の左右両側面には、遊技時及び非遊技時に演出表示を行うための第1サイド表示装置132、第2サイド表示装置133が設けられている。
上皿128は、遊技領域106に発射するための遊技球を貯留するための皿である。上皿128に貯留された遊技球は、発射レール(図示せず)に導出され、発射ハンドル装置103により所定の発射強度で発射レールを介して誘導レール(図示せず)に誘導されて、遊技領域106(遊技球流下領域)に発射される。この場合、遊技者による発射ハンドル装置103の回転操作具合により、発射ハンドル装置103から発射された遊技球は、遊技領域106に含まれる遊技球流下領域の左側ルート106a、または、右側ルート106bを通過する。具体的には、遊技者が、発射ハンドル装置103を比較的弱めに回転操作した場合には、発射ハンドル装置103から発射された遊技球は、左側ルート106aを通過し得る。一方、遊技者が、発射ハンドル装置103を比較的強めに回転操作した場合には、発射ハンドル装置103から発射された遊技球は、右側ルート106bを通過し得る。
演出操作ユニットBSUの中央部には、刀剣における柄の部分の形態を模した刀柄ユニット135が配置されている。刀柄ユニット135は、遊技中の決定操作など(操作入力)を行うことが可能な刀柄ボタンと、刀柄ボタンの操作を検出するための刀柄ボタン検出スイッチ137と、刀柄ボタンを通常状態と通常状態よりも上方に位置する突出状態とに変化させるためのボタン駆動モータ及び刀柄ボタンを通常状態と所定態様で振動する振動状態とに変化させるためのボタン振動モータを備えたボタン駆動装置、及び、刀柄ボタンを消灯状態と所定態様で発光する点灯状態とに変化させるためのボタン発光LEDが設けられており、遊技者が遊技機100へ所定の情報を入力可能となっている。また、演出操作ユニットBSUの左側には、遊技者によって遊技機100の音量等を調節するときに操作されるジョイステックである演出操作スティック136が設けられている。
遊技領域106には、上部の奥側に上部役物ユニット154と、遊技球流下領域の下部に下部役物ユニット156と、これらのユニットと遊技盤102Aとに挟まれた位置であってこれらの可動役物とメイン表示装置131とを覆うように配置される導光パネルを備える導光パネルユニット181と、がそれぞれ設けられている。
上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、役物ユニット102Bに備えられた可動役物(いわゆるギミック)であり、遊技の進行等に応じて所定の態様の作動や移動等によって種々の態様の演出を実行するようになっている。また、導光パネルユニット181は、透明なアクリルなどの樹脂製の導光パネルと、導光パネルに入光させるための発光部と、を備えている。導光パネルユニット181では、メイン表示装置131で表示される演出表示が導光パネルを透過して視認可能とするとともに、発光部から入射される光によりパネルの一部を発光させることにより図柄などを表示させることが可能となっている。なお、本実施形態では、「可動役物」は、動く役物を意味するように解釈するものとし、「役物」は、可動役物、および動かない不動役物の両方を含むように広義に解釈するものとする。
遊技領域106の略中央下側の領域には、遊技球が入球可能な始動領域を有する第1始動装置112が設けられている。この第1始動装置112は、一般入賞装置タイプの入賞装置であって、遊技球が入賞すると、大当たり乱数が取得されて大当たり判定が行われるとともに、所定の賞球(例えば3個)が払い出される。また、第1始動装置112の上方には、遊技球が遊技球流下領域の主に左側ルート106aの途中で、釘の間を通過せず、いわゆるワープし、第1始動装置112に入球しやすくなるステージ140が備えられている。なお、ステージ140に入球した遊技球は、ステージ140に滞留した後に、ステージ140の所定の切欠きから遊技球流下領域に戻る場合がある。
また、遊技領域106の右側下方の領域には、遊技球が入球可能な始動領域を有する第2始動装置115が設けられている。第2始動装置115は、いわゆるアタッカ型電動役物であって、その下部には、始動口が設けられ、始動口の上側に可動片115bを有しており、この可動片115bは、遊技盤102Aから突出する突出状態と、遊技盤102Aに引き込む引き込み状態とに可動制御される。そして、可動片115bが引き込み状態になると、遊技球を始動口から第2始動装置115内に導き、遊技球が第2始動装置115に入球容易となる。逆に、可動片115bが突出状態になると、遊技球が始動口に入球せず、遊技球は第2始動装置115に入賞できなくなる。つまり、第2始動装置115において、可動片115bが突出状態にあるときには遊技球の入賞機会がなく、可動片115bが引き込み状態にあるときには遊技球の入賞機会が増すこととなる。なお、第2始動装置115は、遊技球が入賞すると、上記第1始動装置112と同様に、大当たり乱数が取得されて大当たり判定が行われるとともに、例えば第1始動装置112と同じ賞球(3個)が払い出される。
また、遊技領域106の右側の領域には、遊技球が通過可能な普通領域を有する普通図柄作動ゲート113bと、遊技球が入球可能な第1大入賞装置117と、遊技球が入球可能な第2大入賞装置127と、が設けられている。普通図柄作動ゲート113bは、遊技球が通過すると、当たり乱数と普通図柄乱数とが取得されて当たり判定等が行われる。なお、普通図柄作動ゲート113bを遊技球が通過しても、その通過に基づいた賞球が払い出されることはない。
第1大入賞装置117は、いわゆるアタッカ型電動役物であって、その下部には、開口部が設けられ、開口部の上側に可動片117bを有しており、この可動片117bは、第2始動装置115の可動片115bと同様に、遊技盤102Aから突出する突出状態と、遊技盤102Aに引き込む引き込み状態とに可動制御される。そして、可動片117bが引き込み状態になると、遊技球を開口部から第1大入賞装置117内に導き、遊技球が第1大入賞装置117に入賞可能となる(この状態を「開放」または「開放状態」とも呼ぶ)。また、第1大入賞装置117に遊技球が入賞すると、所定の賞球(例えば15個)が払い出される。逆に、可動片117bが突出状態になると、遊技球が開口部に入球せず、遊技球は第1大入賞装置117に入賞できなくなる(この状態を「閉塞」または「閉塞状態」とも呼ぶ)。
第2大入賞装置127は、いわゆるアタッカ型電動役物であって、その下部には、開口部が設けられ、開口部の上側に可動片127bを有しており、この可動片127bは、第2始動装置115の可動片115bや第1大入賞装置117の可動片117bと同様に、遊技盤102Aから突出することで遊技球が第2大入賞装置127に入賞できなくなる突出状態と、遊技盤102Aに引き込むことで遊技球が第2大入賞装置127に入賞可能な引き込み状態とに可動制御される。また、第2大入賞装置127に遊技球が入賞すると、所定の賞球(例えば10個)が払い出される。また、第2大入賞装置127の上方には、入賞補助装置(図示せず)を備えている。この入賞補助装置は、遊技領域106の右側ルート106bを通過した複数の遊技球が閉塞状態の可動片127bを通過するときに、可動片127bの上に所定の時間滞留するようになっており、所定の時間毎に可動片127bが開放されて、滞留している複数の遊技球を一度に第2大入賞装置127に入球させることにより、遊技者に対する興趣を向上させるようになっている。
なお、遊技領域106の最下部には、第1始動装置112、第2始動装置115、第1大入賞装置117、第2大入賞装置127のいずれにも入球しなかった遊技球を排出するためのアウト口111が設けられている。また、遊技領域106の右側の領域には、普通図柄作動ゲート113b、第2始動装置115、第1大入賞装置117、第2大入賞装置127を手前側から覆うカバー116が設けられている。このカバー116には、遊技球を第2始動装置115、第1大入賞装置117、第2大入賞装置127に誘導するために、遊技盤102A側に突出した誘導部が形成されている。
遊技領域106の略中央部分には、液晶表示装置(LCD)等からなるメイン表示装置131が設けられており、このメイン表示装置131は、遊技が行われていない待機中に画像を表示したり、遊技の進行に応じた画像を表示したりする。なかでも、第1始動装置112、第2始動装置115の遊技球の入賞に基づいて、大当たりの判定結果を報知するための複数の演出図柄が変動表示され、特定の演出図柄の組合せ(例えば、777等)が停止して確定停止表示されることにより、大当たり判定結果として大当たりが報知される。つまり、演出図柄は、第1始動装置112、第2始動装置115に遊技球が入賞したときには、後述する第1特別図柄表示器120、第2特別図柄表示器122に表示される特別図柄の変動表示に合わせて変動表示されるとともに、所定の変動時間経過後に特別図柄の停止表示に合わせて停止表示される。すなわち、メイン表示装置131による演出図柄の変動表示と第1特別図柄表示器120、第2特別図柄表示器122による特別図柄の変動表示のタイミングは、同期している。また、この演出図柄の変動表示中に、様々な画像やキャラクタ等を演出表示したり、あるいは、特別図柄に係る保留表示の先読み演出等を表示したりすることによって、大当たりに当選するかもしれないという期待感を遊技者に与えるようにもなっている。なお、本実施形態においては、メイン表示装置131を液晶表示装置として用いているが、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイを用いてもよいし、プロジェクタや、いわゆる7セグメントLED、ドットマトリクス、回転ドラム等の表示装置を用いてもよい。
メイン表示装置131は、遊技盤ユニット102の略中央に配置され、3つの演出図柄が変動表示され、種々の演出が表示される。このようなメイン表示装置131で表示される演出は、後述する演出パターンに基づいて実行される。以下では、メイン表示装置131で表示される演出を、単に「表示演出」とも呼ぶ。メイン表示装置131における表示演出では、後述する大当たり判定で、当選した場合、すなわち、大当たりの場合には、最後に、3つの演出図柄を停止表示させて、大当たりを表す大当たり図柄配列(例えば、「7,7,7」などのゾロ目)を表示させる。また、表示演出において、後述する大当たり判定で、落選した場合、すなわち、ハズレの場合には、最後に、3つの演出図柄を停止表示させて、ハズレを表すハズレ図柄配列(例えば、「2,5,1」などのばらけ目)を表示させる。これにより、遊技者は、大当たり判定の結果を認識することができる。
遊技領域106の左側下方には、表示器125が設けられている。表示器125は、普通図柄表示器118と、普通図柄保留表示器119と、第1特別図柄表示器120と、第2特別図柄表示器122と、第1特別図柄保留表示器123と、第2特別図柄保留表示器124とを有する。表示器125の詳細は後述する。
遊技者が発射ハンドル装置103を小さい回転角で回転させた状態を維持するいわゆる「左打ち」を行うと、遊技球が相対的に弱い打球力で打ち出される。この場合、遊技球は、遊技領域106における左側領域を流下する。一方、遊技者が発射ハンドル装置103を大きい回転角で回転させた状態を維持するいわゆる「右打ち」を行うと、遊技球が相対的に強い打球力で打ち出される。この場合、遊技球は、遊技領域106における右側領域を流下する。したがって、普通図柄作動ゲート113b、第2始動装置115、第1大入賞装置117あるいは第2大入賞装置127へ入球させる際は「右打ち」が必要となってくる。
第1始動装置112は、常時開放されている始動装置である。一方、第2始動装置115は、通常時は可動片115bによって閉塞されている。可動片115bは、普通図柄作動ゲート113bへの遊技球の入球を条件とする当たり判定の判定結果に基づいて、第2始動装置115を開放する。この場合、遊技球が入球し易い状態が作出される。遊技球が第1始動装置112または第2始動装置115へ入球した場合には、大当たり乱数、種々の図柄乱数(大当たり図柄乱数、小当たり図柄乱数、時短図柄乱数)、リーチ乱数、および、変動パターン乱数が取得され、以下の3つの判定が実行され得る。(1)遊技者にとって有利な大当たり遊技を実行するか否かの判定(以下では、大当たり判定とも呼ぶ)。(2)表示器125において、大当たり判定の結果を報知するための大当たりか否かを示す図柄(以下では、特別図柄とも呼ぶ)の判定(以下では、図柄判定とも呼ぶ)。(3)メイン表示装置131での表示演出において、リーチを行うか否かの判定(以下では、リーチ判定とも呼ぶ)、複数の変動パターンのうちでいずれの変動パターンとするかの判定(以下では、変動パターン判定とも呼ぶ)。
ここで、「大当たり遊技」とは、複数回のラウンド遊技(例えば、10R)で構成されており、各ラウンドでは予め定めされた時間(例えば、30秒)で第1大入賞装置117あるいは第2大入賞装置127を開放させる特別遊技である。但し、各ラウンドでは、予め定められた個数(例えば、10個)の遊技球が第1大入賞装置117等に入賞すると終了するようにもなっている。また、「小当たり遊技」とは、遊技球が入賞可能な時間(例えば、1.8秒)で第1大入賞装置117あるいは第2大入賞装置127を開放させる遊技である。さらに、「リーチ」とは、メイン表示装置131において、変動表示する3つの演出図柄のうち、2つの演出図柄が停止表示し、当該2つの演出図柄が、大当たり図柄配列を構成する3つの演出図柄のうちの2つを構成する状態となった場合をいう。例えば、メイン表示装置131において、変動表示する3つの演出図柄のうち、2つの演出図柄が停止表示し、当該2つの演出図柄が同じ状態となった場合をいう。この場合、大当たり図柄配列を構成する3つの演出図柄のうちの2つを構成する演出図柄を、リーチ図柄とも呼ぶ。なお、以下の説明では、第1始動装置112を通過した遊技球の入賞を条件として実行される判定を「特1大当たり判定」、「第1特別図柄判定」とも呼び、第2始動装置115への遊技球の入賞を条件として実行される判定を「特2大当たり判定」、「第2特別図柄判定」とも呼ぶものとする。
また、遊技球が普通図柄作動ゲート113bを通過した場合には、当たり乱数が取得され、第2始動装置115の可動片115bを開放するか否かの判定が実行される。以下では、普通図柄作動ゲート113bへの遊技球の通過を条件として実行される判定を「当たり判定」、「普通図柄判定」とも呼ぶものとする。本実施形態の遊技機100では、普通図柄判定で当たりとなる確率、すなわち、可動片115bを開放すると判定する確率は、遊技機100の遊技状態で変化する仕様となっている。
第1大入賞装置117は、大当たり判定の結果に応じて可動片117bが開放される。第1大入賞装置117は、通常はこの可動片117bによって閉塞されている。これに対して、大当たり判定の判定結果が大当たりである場合、上記可動片117bを作動させて第1大入賞装置117を開放する大当たり遊技が実行される。このため、遊技者は、大当たり遊技中に「右打ち」を行うことで、大当たり遊技が行われていないときに比べてより多くの賞球を得ることができる。なお、第2大入賞装置127は、第1大入賞装置117と略同様に可動片127bが作動し、大当たり判定の判定結果に応じた大当たり遊技のときに開放される。
(表示器125の説明)
表示器125は、主に大当たり図柄判定や普通図柄判定に関する情報を表示し、第1特別図柄表示器120、第2特別図柄表示器122、第1特別図柄保留表示器123、第2特別図柄保留表示器124、普通図柄表示器118、及び、普通図柄保留表示器119を有している。なお、表示器125については、具体的な図示をしないが、複数のLEDから構成されており、各LEDが第1特別図柄表示器120等の上述の各表示器に対応していることが判別し易いような表示も有している。
第1特別図柄表示器120は、第1特別図柄判定が行われると、特別図柄を変動表示してから停止表示し、当該停止表示した特別図柄によって、第1特別図柄判定における大当たり判定の判定結果を報知する。この第1特別図柄表示器120には、大当たり判定の判定結果として、大当たりであることを示す大当たり図柄、または、第1特別図柄判定の結果がハズレであることを示すハズレ図柄が停止表示される。
第2特別図柄表示器122は、第2特別図柄判定が行われると、特別図柄を変動表示してから停止表示し、当該停止表示した特別図柄によって、第2特別図柄判定における大当たり判定の判定結果を報知する。この第2特別図柄表示器122には、大当たり判定の判定結果として、大当たりであることを示す大当たり図柄、または、第2特別図柄判定の結果がハズレであることを示すハズレ図柄が停止表示される。
ところで、本実施形態の遊技機100は、特別図柄判定に係る特別図柄の変動表示中や大当たり遊技中など、第1始動装置112に新たに遊技球が入賞した場合、この入賞を契機とする第1特別図柄判定及び図柄の変動表示を即座に実行しない構成となっている。そこで、遊技機100は、第1特別図柄判定を保留し、当該第1特別図柄判定のための4つの乱数情報を1組の保留情報として格納する保留機能を備えている。第1特別図柄保留表示器123は、このようにして格納された第1特別図柄判定のための保留情報の数(第1保留数)を表示する。また、同様に、遊技機100は、特別図柄判定に係る特別図柄の変動表示中や大当たり遊技中など、第2始動装置115に新たに遊技球が入賞した場合、第2特別図柄判定を保留し、当該第2特別図柄判定のための4つの乱数情報を1組の保留情報として格納する保留機能も備えている。第2特別図柄保留表示器124は、このようにして格納された第2特別図柄判定のための保留情報の数(第2保留数)を表示する。
普通図柄表示器118は、普通図柄判定が行われると、普通図柄を変動表示してから停止表示し、当該停止表示した普通図柄によって、当たり判定の判定結果を報知する。ところで、普通図柄表示器118における普通図柄の変動表示中など、遊技球が普通図柄作動ゲート113bを通過しても普通図柄判定及び普通図柄判定に係る普通図柄の変動表示を即座に実行しない構成となっている。そこで、遊技機100は、普通図柄判定を保留し、当該普通図柄判定のための普通図柄乱数の情報を保留情報として格納する保留機能を備えている。普通図柄保留表示器119は、このようにして格納された普通図柄判定のための保留情報の数を表示する。
なお、本実施形態の遊技機100では、右打ちランプ(図示せず)とラウンドランプ(図示せず)とを備えている。右打ちランプは、後述の大当たり遊技状態時と後述の時短遊技状態時に点灯し、遊技者に右打ち(詳細は後述)をすることを推奨する。ラウンドランプは、2つ以上のランプから構成されており、大当たり時において、消灯状態から点灯状態に移行する。ラウンドランプは、点灯により大当たり時の大当たり種別に応じて、ラウンド遊技の回数を示唆する。例えば、ラウンドランプが2つある場合には、一方のラウンドランプが点灯することによって、ラウンド遊技を3回実行することを示唆し(すなわち、3R大当たりであることを示唆する)、他方のラウンドランプが点灯することによって、ラウンド遊技を10回実行することを示唆する(すなわち、10R大当たりであることを示唆する)。
(遊技機100の内部構成)
図300を参照して、遊技機100の内部構成について説明する。図300は、遊技機100の機能ブロックを表す図である。遊技機100は、主制御基板300、払出制御基板310、演出制御基板320、画像制御基板330、ランプ制御基板340、発射制御基板350、および、電源基板360を備えている。
図300に示すように、主制御基板300は、遊技機の基本動作を制御する。主制御基板300は、ワンチップマイコン301を備えている。ワンチップマイコン301は、メインCPU301a、メインROM301bおよびメインRAM301cを含んでいる。また、主制御基板300は、主制御用の入力ポート及び出力ポート(いずれも図示せず)を備えている。
この主制御用の入力ポートには、普通図柄作動ゲート113bに遊技球が入球したことを検知するゲート検出スイッチ303、第1始動装置112に遊技球が入球したことを検知する第1始動装置検出スイッチ304、第2始動装置115に遊技球が入球したことを検知する第2始動装置検出スイッチ305、第1大入賞装置117に遊技球が入球したことを検知する第1入賞装置検出スイッチ306a、第2大入賞装置127に遊技球が入球したことを検知する第2入賞装置検出スイッチ306b、及び、払出制御基板310が接続されている。この主制御用の入力ポートによって、各種信号が主制御基板300に入力される。
また、主制御用の出力ポートには、可動片115b等を開閉動作させる特別図柄及び普通図柄を表示する図柄表示器118,120,122、特別図柄判定のための保留情報数及び普通図柄判定のための保留情報数を表示する図柄保留表示器119,123,124、外部情報信号を出力する遊技情報出力端子板309、払出制御基板310、及び、演出制御基板320が接続されている。この主制御用の出力ポートによって、各種信号が主制御基板300から出力される。
なお、遊技情報出力端子板309は、主制御基板300において生成された外部情報信号を遊技店のホールコンピュータ等に出力するための基板である。遊技情報出力端子板309は主制御基板300と配線接続され、遊技情報出力端子板309には、遊技店のホールコンピュータ等と接続をするためのコネクタが設けられている。
主制御基板300のワンチップマイコン301において、メインCPU301aは、各検出スイッチやタイマからの入力信号に基づき、メインROM301bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、各装置を直接制御したり、あるいは演算処理の結果に応じて他の基板にコマンドを送信したりする。
また、主制御基板110の表面側には、メインRAM301cの記憶内容をクリア又は遊技の有利度合いの段階である(大当たりと判定される確率の)設定値を更新するための信号を入力するRWM(RAM)クリアスイッチ302a、後述する設定変更モードや設定確認モードに移行させるための信号を入力する設定キースイッチ302b、遊技機の実性能を把握可能とするベース値Bや設定値を表示するための情報表示器302c、その他の電子部品等が実装されている。
情報表示器302cは、詳細については後述するが、左右方向に並べられた4つの7セグメント表示器(302ca~302cd)で構成されている。そして、これら4つの7セグメント表示器302ca~302cdによって、後述する設定値や通常遊技状態におけるベース値Bが表示される。なお、ベース値Bを表示する場合にはダイナミック点灯が行われ、2桁の設定値を表示する場合には右から2つの7セグメント表示器302cc、302cdでのスタティック点灯が行われるようになっている。
払出制御基板310は、遊技球の発射制御と賞球の払い出し制御を行う。この払出制御基板310は、図示しない払出CPU、払出ROM、払出RAMから構成されるワンチップマイコンを備えており、主制御基板300に対して、双方向に通信可能に接続されている。払出CPUは、遊技球が払い出されたか否かを検知する払出球計測スイッチ311、扉開放スイッチ312、及び、タイマからの入力信号に基づいて、払出ROMに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、当該処理に基づいて、対応するデータを主制御基板300に送信する。また、払出制御基板310の出力側には、遊技球の貯留部から所定数の賞球を遊技者に払い出すための賞球払出装置の払出モータ313が接続されている。払出CPUは、主制御基板300から送信された払出個数指定コマンドに基づいて、払出ROMから所定のプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、賞球払出装置の払出モータ313を制御して所定の賞球を遊技者に払い出す。このとき、払出RAMは、払出CPUの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
演出制御基板320は、主に遊技中や待機中等の各表示演出を制御する。この演出制御基板320は、サブCPU320a、サブROM320b、サブRAM320cを備えており、主制御基板300に対して、当該主制御基板300から演出制御基板320への一方向に通信可能に接続されている。サブCPU320aは、主制御基板300から受信した各種コマンド、各種ユニット、演出操作スティック136、刀柄ボタン検出スイッチ137、及び、タイマからの入力信号に基づいて、サブROM320bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、当該処理に基づいて、対応するデータを画像制御基板330やランプ制御基板340へ送信する。なお、演出制御基板320には、音声出力装置331から出力される演出音の音量や表示装置(メイン表示装置、第1サイド表示装置、第2サイド表示装置等)や各種照明装置(演出用照明装置等)の光量の調整に関わる調整モードを切り替えるための切替スイッチ22が設けられている。
例えば、サブCPU320aは、主制御基板300から変動開始コマンドを受信すると、メイン表示装置131、第1サイド表示装置132、第2サイド表示装置133、音声出力装置331、刀柄ユニット135、上部ユニット180、上部役物ユニット154、下部役物ユニット156、役物機構部158、導光パネルユニット181、および演出用照明装置342等に遊技演出を実行させるための演出パターンを決定し、当該演出パターンを実行するための演出パターン指定コマンドを画像制御基板330やランプ制御基板340へ送信する。この演出パターンの決定についての詳細は、後述する。また、サブROM320bには、演出制御用のプログラムや各種の遊技の決定に必要なデータおよび複数のテーブルが格納されている。これらのテーブルについての詳細は、後述する。さらに、サブRAM320cは、サブCPU320aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能するとともに、遊技状態、演出パターン、演出図柄、計数カウンタ、および、発射操作情報等が格納される。なお、サブRAM320cには、複数の記憶領域が設けられている。これらの記憶領域についての詳細は、後述する。
画像制御基板330は、メイン表示装置131の画像表示制御を行うための図示しない画像CPU、制御ROM、制御RAM、CGROM、VRAM、VDPと、音声CPU、音声ROM、及び、音声RAMを備えている。この画像制御基板330は、演出制御基板320に対して双方向通信可能に接続されており、その出力側にメイン表示装置131、第1サイド表示装置132、第2サイド表示装置133、および音声出力装置331が接続されている。また、画像CPUは、演出制御基板320から受信したコマンドに基づいて、VDPに所定の画像を表示させる制御を行う。制御RAMは、画像CPUの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能し、制御ROMから読み出されたデータを一時的に格納する。また、制御ROMには、画像CPUの制御処理のプログラムや、演出パターンに基づくアニメーションを表示するためのアニメパターン、アニメシーン情報などが格納されている。CGROMには、メイン表示装置131等に表示される演出図柄や背景等の画像データが多数格納されており、画像CPUは、演出制御基板320から送信された演出パターン指定コマンドに基づいて所定のプログラムを読み出すとともに、CGROMに格納された所定の画像データをVRAMに展開させ、VRAMに展開された画像データをメイン表示装置131等に表示させる制御を行い、表示演出を実現する。音声ROMには、音声出力装置331から出力するための音声のデータが多数格納されており、音声CPUは、演出制御基板320から送信された演出パターン指定コマンドに基づいて所定のプログラムを読み出すとともに、ガラス枠150、第1サイド表示装置132、および第2サイド表示装置133に設けられたスピーカ等の音声出力装置331における音声出力制御を行い、音声演出を実現する。
ランプ制御基板340は、種々の可動役物(LED等)、刀柄ユニット135(ボタン駆動装置、ボタン発光LED)、および導光板パネルユニット181の制御と、発射ハンドル装置103に内蔵されるランプ、ガラス枠150に設けられた装飾部材のランプなどの演出用照明装置342の制御と、を実行する。具体的には、ランプ制御基板340は、刀柄ユニット135、上部ユニット180、上部役物ユニット154、下部役物ユニット156、及び役物機構部158の各々に設けられたモータ等を駆動制御することで、ユニットの可動役物(可動体)による役物可動演出を実現する。また、ランプ制御基板340は、種々の可動役物等の発光LED、導光板パネルユニット181の発光部を制御することで導光板パネルによる発光演出を実現したり、演出用照明装置342を点灯/点滅制御することで演出用照明装置342による照明演出を実現したりする。なお、ランプ制御基板340は、刀柄ユニット135や上部ユニット180等から所定の信号を受信可能に接続されている。
発射制御基板350は、発射ハンドル装置103に設けられたタッチセンサ351からのタッチ信号を入力するとともに、発射ボリューム352から供給された電圧に基づいて、発射用ソレノイド353や玉送りソレノイド354に対する通電制御を行う。タッチセンサ351は、遊技者が発射ハンドル装置103に触れたことによる静電容量の変化を利用した静電容量型の近接スイッチから構成され、遊技者が発射ハンドル装置103に触れたことを検知すると、発射制御基板350に発射用ソレノイド353の通電を許可するタッチ信号を出力する。発射ボリューム352は、可変抵抗器から構成され、その発射ボリューム352に印加された定電圧(例えば5V)を可変抵抗器により分圧して、分圧した電圧を発射制御基板350へ供給する。ここで、発射用ソレノイド353の回転速度は、発射制御基板350に設けられた水晶発振器の出力周期に基づく周波数から、約99.9(回/分)に設定されている。これにより、1分間に発射される遊技球の個数は、発射ソレノイドが1回転する毎に1個発射されるため、約99.9(個/分)となる。すなわち、1個の遊技球は約0.6秒毎に発射されることになる。なお、タッチセンサ351からのタッチ信号及び発射ボリューム352からの電圧信号は、演出制御基板320へ入力されるようになっている。これにより、演出制御基板320において遊技球の発射を検出可能となる。
電源基板360は、コンデンサからなるバックアップ電源を備えており、遊技機100に電源電圧を供給する。具体的には、主制御基板300、払出制御基板310、演出制御基板320、発射制御基板350へ電源電圧を供給する。また、遊技機100に供給する電源電圧を監視し、電源電圧が所定値以下となったときに、電断検知信号を主制御基板300に出力する。より具体的には、電断検知信号がハイレベルになるとメインCPU301aは動作可能状態になり、電断検知信号がローレベルになるとメインCPU301aは動作停止状態になる。なお、バックアップ電源はコンデンサに限らず、例えば、電池でもよく、コンデンサと電池とを併用して用いてもよい。
(主制御基板300の電気的構成)
図301~図304を参照して、主制御基板300の電気的構成について説明する。図301は、主制御基板300のメインROM301bを説明するための図である。図302は、大当たり/当たり判定テーブルT1の一例を示した図である。図303は、図柄決定テーブルT2の一例を示した図である。図304は、主制御基板300のメインRAM301cを説明するための説明図である。
図301に示すように、メインROM301bには、遊技制御用のプログラムや各種遊技に必要なテーブルが格納されており、例えば、大当たり/当たり判定テーブルT1と、図柄判定テーブルT2と、リーチ判定テーブルT3と、第1変動パターンテーブルT4と、第2変動パターンテーブルT5と、が格納されている。
大当たり/当たり判定テーブルT1は、大当たり乱数に基づいて、大当たり判定を行うためのテーブルであり、第1特別図柄表示器120における特別図柄の変動の停止結果について、大当たり、小当り、後述する時短4(時短遊技状態4)、ハズレの何れにするかを判定(大当り抽選)する際に参照される特1大当たり判定テーブルT1Aと、第2特別図柄表示器122における特別図柄の変動の停止結果について判定する際に参照される特2大当たり判定テーブルT1Bと、普通図柄の変動の停止結果を当たりとするか否かを判定する当たり判定において参照される当り判定テーブルT1Cと、を含んでいる。なお、大当たり/当たり判定テーブルT1における特1大当たり判定テーブルT1Aと特2大当たり判定テーブルT1Bとは、複数の設定値に応じて異なる大当たり乱数が設定されており、大当たりと判定される確率が設定値毎に異なるような構成となっている。具体的に、例えば、特1大当たり判定テーブルT1Aにおいては、設定値が「1」~「4」の4段階に設定されており、設定値が「1」の場合は大当たりと判定される確率が約1/300、設定値が「2」の場合は約1/290、設定値が「3」の場合は約1/280、設定値が「4」の場合は約1/270、となるように設定されている。また、特2大当たり判定テーブルT1Bにおいても、設定値が「1」~「4」の4段階に設定されており、設定値が「1」の場合は大当たりと判定される確率が約1/30、設定値が「2」の場合は約1/29、設定値が「3」の場合は約1/28、設定値が「4」の場合は約1/27、となるように設定されている。なお、これらの設定値が情報表示器302cにおいて表示される場合は、2つの7セグメント表示器302cc、302cdで「01」~「04」のように表示されることとなる。
図柄決定テーブルT2は、大当たり図柄乱数、小当たり図柄乱数、時短図柄乱数、および普通図柄乱数に基づいて、図柄表示器125における特別図柄等の停止図柄の決定を行うときに参照されるテーブルであり、大当たり図柄決定テーブル、小当たり図柄決定テーブル、ハズレ図柄決定テーブル、時短図柄決定テーブル、普通図柄決定テーブル、を含んでいる。これらの決定テーブルの詳細については、後述する。
リーチ判定テーブルT3は、リーチ判定乱数に基づいて、リーチ判定を行うときに参照されるテーブルである。リーチ判定テーブルT3は、特1通常時リーチ判定テーブル、特2時短時リーチ判定テーブル等といった遊技状態や特別図柄の種別によって選択され得る種々のテーブルを含んでいる。具体的に、例えば、特1通常時リーチ判定テーブルは、通常遊技状態において、第1始動装置112への入球に基づく表示演出でリーチを実行するか否かを選択するためのテーブルであり、特2時短時リーチ判定テーブルは、時短遊技状態1および時短遊技状態2において、第2始動装置115への入球に基づく表示演出でリーチを実行するか否かを選択するためのテーブルである。なお、非確変遊技状態や確変遊技状態など、各種の遊技状態の詳細は、後述する。
第1変動パターンテーブルT4は、変動パターン乱数に基づいて、変動パターン判定を行うためのテーブルであって、平均変動秒数(平均演出時間)が第2変動パターンテーブルT5よりも短いものであり、後述の取得時保留順情報が「3」、または、「4」の場合に選択されるテーブルである。第1変動パターンテーブルT4は、4つの変動パターンテーブル、すなわち、第1特1通常時変動パターンテーブルT4Aと、第1特1確変時変動パターンテーブルT4Bと、第1特2通常時変動パターンテーブルT4Cと、第1特2確変時変動パターンテーブルT4Dとを含む。これら4つの変動パターンテーブルは、遊技状態と特別図柄の種別によって、選択され得る。具体的には、第1特1通常時変動パターンテーブルT4Aは、非確変遊技状態で、第1始動装置112への入球に基づく第1特別図柄の変動パターンを選択するためのテーブルである。第1特1確変時変動パターンテーブルT4Bは、確変遊技状態で、第1始動装置112への入球に基づく第1特別図柄の変動パターンを選択するためのテーブルである。第1特2通常時変動パターンテーブルT4Cは、非確変遊技状態で、第2始動装置115への入球に基づく第2特別図柄の変動パターンを選択するためのテーブルである。第1特2確変時変動パターンテーブルT4Dは、確変遊技状態で、第2始動装置115への入球に基づく第2特別図柄の変動パターンを選択するためのテーブルである。
第2変動パターンテーブルT5は、変動パターン乱数に基づいて、変動パターン判定を行うためのテーブルであって、平均変動秒数が第1変動パターンテーブルT4よりも長いものであり、後述の取得時保留順情報が「1」、または、「2」の場合に選択されるテーブルである。第2変動パターンテーブルT5は、4つの変動パターンテーブル、すなわち、第2特1通常時変動パターンテーブルT5Aと、第2特1確変時変動パターンテーブルT5Bと、第2特2通常時変動パターンテーブルT5Cと、第2特2確変時変動パターンテーブルT5Dとを含む。これら4つの変動パターンテーブルは、遊技状態と特別図柄の種別によって、選択され得る。具体的には、第2特1通常時変動パターンテーブルT5Aは、非確変遊技状態で、第1始動装置112への入球に基づく第1特別図柄の変動パターンを選択するためのテーブルである。第2特1確変時変動パターンテーブルT5Bは、確変遊技状態で、第1始動装置112への入球に基づく第1特別図柄の変動パターンを選択するためのテーブルである。第2特2通常時変動パターンテーブルT5Cは、非確変遊技状態で、第2始動装置115への入球に基づく第2特別図柄の変動パターンを選択するためのテーブルである。第2特2確変時変動パターンテーブルT5Dは、確変遊技状態で、第2始動装置115への入球に基づく第2特別図柄の変動パターンを選択するためのテーブルである。
なお、これら第1変動パターンテーブルT4と第2変動パターンテーブルT5とは、変動パターン判定時に、いずれか1つのテーブルが選択され、同時に選択されることはない。また、これら第1変動パターンテーブルT4と第2変動パターンテーブルT5とは、種々の変動パターンを有している。具体的には、擬似連演出、通常ハズレ演出、ノーマルリーチ(ハズレまたは当たり)演出、SPリーチ(ハズレまたは当たり)演出(リーチ形成演出の実行後の発展演出)、SPSPリーチ(ハズレまたは当たり)演出(SPリーチ演出の実行後の発展演出)、SPSPリーチ復活(当たり)演出、ハズレ図柄配列が形成される演出、特定図柄での大当たり図柄配列が形成される演出、といった種々の演出が組み合わされた変動パターンである。ここで、擬似連演出(または擬似連続変動演出)とは、特別図柄の変動表示中において、演出図柄を変動表示させ、当該演出図柄を仮停止させた後、再び、変動表示させて、演出図柄の変動表示を擬似的に繰り返す演出である。なお、この場合、擬似連演出では、演出図柄を仮停止させているが、これに限られず、演出図柄を仮停止させずに、スローダウンさせた後、その後、演出図柄を変動表示させてもよい。
ここで、本実施形態における種々の遊技状態について説明する。まず、大当たり判定に関する状態として「低確率状態(非確変遊技状態)」、「高確率状態(確変遊技状態)」があり、第2始動装置115の可動片115bの開閉に関する状態として「非時短遊技状態」、「時短遊技状態」がある。そのため、本実施形態では、低確率状態且つ非時短遊技状態である「低確非時短遊技状態(通常遊技状態)」、低確率状態且つ時短遊技状態である「低確時短遊技状態(時短遊技状態2/時短遊技状態3/時短遊技状態4)」、高確率状態且つ時短状態である「高確時短遊技状態(時短遊技状態1)」を設けており、詳細については後述する。なお、遊技機100の初期の遊技状態は、「通常遊技状態」に設定されるようになっており、大当たり遊技中も「通常遊技状態」に設定されることになるが、大当たり遊技が実行されているので通常遊技状態とは別の遊技状態となる。
まず、「低確率状態(非確変遊技状態)」というのは、例えば、上述のように遊技の有利度合いの段階である(大当たり確率の)設定値が「1」の場合であれば、第1始動装置112または第2始動装置115に遊技球が入球したことを条件として行われる大当たり判定において、大当たり確率が約1/300と低く設定された遊技状態をいう。これに対して「高確率状態(確変遊技状態)」というのは、上述のように設定値が「1」の場合であれば、大当たり確率が約1/30と高く設定されることで、低確率状態と比べて遊技者に有利な遊技状態をいう。なお、低確率状態から高確率状態への移行は大当たり遊技の終了後に行われる。
次に、「非時短遊技状態」というのは、普通図柄作動ゲート113bを遊技球が通過したことを条件として行われる普通図柄判定において、当たり確率が1/20と低く設定され、普通図柄の変動表示の平均時間が約30秒に設定され、かつ、当たりである場合の第2始動装置115の開放時間が0.180秒に設定される遊技状態をいう。これに対して「時短遊技状態」とは、普通図柄判定における当たり確率が19/20と高く設定され、普通図柄の変動表示の平均時間が約3秒に設定され、かつ、当たりである場合の第2始動装置115の開放時間が3~6秒に設定されることで、「非時短遊技状態」と比べて第2始動装置115へ遊技球が入球し易いため遊技球の消費が抑えられた遊技者に有利な遊技状態をいう。なお、「非時短遊技状態」よりも「時短遊技状態」の方が、普通図柄の平均変動時間、第2始動装置115の開放時間および当たり確率が有利になるよう設定されているが、普通図柄の平均変動時間、第2始動装置115の開放時間および当たり確率のいずれか1つのみが有利になるように設定してもよい。また、「非時短遊技状態」での当たり確率が1/20となっているが、当たり確率を0/20にして当たりと判定されないようにしてもよい。このような場合には、「非時短遊技状態」において補助遊技が実行されずに第2始動装置115に遊技球が入球(入賞)しないことになる。
図302(a-1)に示すように、特1大当たり判定テーブルT1Aでは、第1始動装置112への入球に基づく低確率状態および高確率状態の各状態における大当たり判定の判定結果(大当たり、小当り、時短4、ハズレ)に対応する大当たり乱数の値が設定されている。そして、詳細については後述するが、例えば、大当り判定で大当りに当選すると大当り図柄(特別図柄A1等)が表示され、小当たりに当選すると小当たり図柄(特別図柄K)が表示され、時短4に当選すると後述の時短遊技状態4への移行を示唆する時短図柄(特別図柄J1)が表示され、ハズレとなるとハズレ図柄(特別図柄H)が表示される。
図302(a-2)に示すように、特2大当たり判定テーブルT1Bでは、第2始動装置115への入球に基づく低確率状態および高確率状態の各状態における大当たり判定の判定結果(大当たり、小当り、時短4、ハズレ)に対応する大当たり乱数の値が設定されている。なお、第1始動装置112への入球に基づく大当たり判定と第2始動装置115への入球に基づく大当たり判定とでは、大当たりの当選確率は同じであるものの、小当りの当選確率と時短4の当選確率が相違するようになっている。また、特1大当たり判定テーブルT1Aおよび特2大当たり判定テーブルT1Bにおいて、低確率状態では時短4の当選は可能であるが、高確率状態では時短4の当選はしないようになっている。
ここで、特1大当たり判定テーブルT1Aおよび特2大当たり判定テーブルT1Bを参照した大当たり判定について説明する。まず、本実施形態のメインCPU301aでは、当該遊技球の入賞時の遊技状態(低確率状態または高確率状態)を参照し、特1大当たり判定テーブルT1Aおよび特2大当たり判定テーブルT1Bにおける各遊技状態に対応するテーブルを選択する。次に、メインCPU301aは、上述したように第1始動装置112または第2始動装置115に遊技球が入賞すると取得される大当たり乱数(乱数範囲は数値「0」~「598」である。)と、特1大当たり判定テーブルT1Aまたは特2大当たり判定テーブルT1Bの設定と、を比較して、一致する場合に、大当たり、小当たり、または時短4に当選したと判定し、いずれにも一致しない場合に、ハズレと判定する。なお、特1大当たり判定テーブルT1Aおよび特2大当たり判定テーブルT1Bを参照した大当たり判定においては、上述の設定値が「1」~「4」のいずれであっても、小当たりに当選する確率、および時短4に当選する確率は、同じ確率である。
図302(b)に示すように、当たり判定テーブルT1Cでは、普通図柄作動ゲート113bの遊技球の通過に基づく非時短遊技状態および時短遊技状態の各状態における当り判定の判定結果(当たり、ハズレ)に対応する当たり乱数の値が設定されている。ここで、当たり判定テーブルT1Cを参照した当たり判定について説明する。まず、本実施形態のメインCPU301aでは、当該遊技球の入賞時の遊技状態(非時短遊技状態または時短遊技状態)を参照し、当たり判定テーブルT1Cにおける各遊技状態に対応するテーブルを選択する。次に、メインCPU301aは、上述したように普通図柄作動ゲート113bを遊技球が通過すると取得される当たり乱数(乱数範囲は数値「0」~「19」である。)と、当たり判定テーブルT1Cの設定と、を比較して、一致する場合に、当たり、またはハズレと判定する。
図303に示すように、図柄決定テーブルT2は、大当たり判定で大当たりと判定された場合の停止図柄(大当たり図柄)を決定する際に参照される大当たり図柄決定テーブルと、大当たり判定で小当たりと判定された場合の停止図柄(小当たり図柄)を決定する際に参照される小当たり図柄決定テーブルと、大当たり判定でハズレと判定された場合の停止図柄(ハズレ図柄)を決定する際に参照されるハズレ図柄決定テーブルと、大当たり判定で時短4と判定された場合の停止図柄(時短図柄)を決定する際に参照される時短図柄決定テーブルと、を含んでいる。また、当たり判定で当たりと判定された場合の停止図柄(長開放図柄、短開放図柄)を決定する際に参照される普通図柄決定テーブルXと、当たり判定でハズレと判定された場合の停止図柄(ハズレ図柄)を決定する際に参照される普通図柄決定テーブルYと、も含んでいる。
図303(a-1)に示すように、大当たり図柄決定テーブルにおいては、第1始動装置112への入球に基づく大当たり判定で大当たりと判定された場合に参照される第1特図用のものと、第2始動装置115への入球に基づく大当たり判定で大当たりと判定された場合に参照される第2特図用のものと、が設定されている。ここで、大当たり図柄決定テーブルを参照した図柄判定について説明する。まず、本実施形態のメインCPU301aでは、第1始動装置112または第2始動装置115への遊技球の入賞に対応して、大当たり図柄決定テーブルにおける第1特図用または第2特図用のうちのいずれかのテーブルを選択する。次に、メインCPU301aは、上述したように第1始動装置112または第2始動装置115に遊技球が入賞すると取得される大当たり図柄乱数(乱数範囲は数値「0」~「99」である。)と、大当たり図柄決定テーブルの設定と、を比較する。なお、メインCPU301aは、特別図柄の変動開始時において、停止図柄データ(特別図柄の種類)を特定可能な演出図柄指定コマンドを生成する。
具体的に、例えば、大当たり判定で大当たりと判定され、第1始動装置112への入賞時に取得した大当たり図柄乱数が「0」~「59」の場合には、メインCPU301aが停止図柄として「01(特別図柄A1)」を決定することで、第1特別図柄表示器120に特別図柄A1が停止表示されるとともに、演出図柄指定コマンドとして「E0H」と「01H」とが生成される。また、例えば、大当たり判定で大当たりと判定され、第2始動装置115への入賞時に取得した大当たり図柄乱数が「70」~「99」の場合には、メインCPU301aが停止図柄として「05(特別図柄B2)」を決定することで、第2特別図柄表示器122に特別図柄B2が停止表示されるとともに、演出図柄指定コマンドとして「E1H」と「02H」とが生成される。このように、表示器125において、特別図柄が停止表示された後には、各特別図柄に対応する第1確変長当たり、第1確変短当たり、第1通常長当たり、第2確変長当たり、第2通常長当たり、といった大当たり遊技が開始される。なお、上述したように大当たり遊技としては、複数回のラウンド遊技で構成されており、長当たり(例えば、10R)とは、短当たり(例えば、3R)に比べて多いラウンド数で構成されているものであって、第1大入賞装置117あるいは第2大入賞装置127の開放時間の合計が大きいものである。
図303(a-2)に示すように、小当たり図柄決定テーブルにおいては、第1始動装置112への入球に基づく大当たり判定で小当たりと判定された場合に参照される第1特図用のものと、第2始動装置115への入球に基づく大当たり判定で小当たりと判定された場合に参照される第2特図用のものと、が設定されている。ここで、小当たり図柄決定テーブルを参照した図柄判定について説明する。まず、本実施形態の遊技機100のメインCPU301aでは、第1始動装置112または第2始動装置115への遊技球の入賞に対応して、小当たり図柄決定テーブルにおける第1特図用または第2特図用のうちのいずれかのテーブルを選択する。次に、メインCPU301aは、上述したように第1始動装置112または第2始動装置115に遊技球が入賞すると取得される小当たり図柄乱数(乱数範囲は数値「0」~「99」である。)と、大当たり図柄決定テーブルの設定と、を比較する。なお、メインCPU301aは、特別図柄の変動開始時において、停止図柄データ(特別図柄の種類)を特定可能な演出図柄指定コマンドを生成する。具体的に、例えば、大当たり判定で小当たりと判定され、第1始動装置112への入賞時に取得した小当たり図柄乱数が「0」~「99」のいずれであっても、メインCPU301aが停止図柄として「11(特別図柄K)」を決定することで、第1特別図柄表示器120に特別図柄Kが停止表示されるとともに、演出図柄指定コマンドとして「E0H」と「0AH」とが生成される。このように、表示器125において、特別図柄が停止表示された後には、小当たり遊技が開始される。
図303(a-3)に示すように、ハズレ図柄決定テーブルにおいては、第1始動装置112への入球に基づく大当たり判定でハズレと判定された場合に参照される第1特図用のものと、第2始動装置115への入球に基づく大当たり判定でハズレと判定された場合に参照される第2特図用のものと、が設定されている。ここで、ハズレ図柄決定テーブルを参照した図柄判定について説明する。まず、本実施形態のメインCPU301aでは、第1始動装置112または第2始動装置115への遊技球の入賞に対応して、ハズレ図柄決定テーブルにおける第1特図用または第2特図用のうちのいずれかのテーブルを選択して、停止図柄を決定する。なお、メインCPU301aは、特別図柄の変動開始時において、停止図柄データ(特別図柄の種類)を特定可能な演出図柄指定コマンドを生成する。具体的に、例えば、第1始動装置112への入賞に基づく大当たり判定でハズレと判定された場合には、メインCPU301aが停止図柄として「00(特別図柄H)」を決定することで、第1特別図柄表示器120に特別図柄Kが停止表示されるとともに、演出図柄指定コマンドとして「E0H」と「00H」とが生成される。
図303(a-4)に示すように、時短図柄決定テーブルにおいては、第1始動装置112および第2始動装置115への入球に基づく大当たり判定で時短4と判定された場合に参照されるものが、第1始動装置112および第2始動装置115で共通に設定されている。ここで、時短図柄決定テーブルを参照した図柄判定について説明する。本実施形態のメインCPU301aでは、第1始動装置112または第2始動装置115への遊技球の入賞に基づき取得した時短図柄乱数(乱数範囲は数値「0」~「99」である。)に対応させて停止図柄を決定する。なお、メインCPU301aは、特別図柄の変動開始時において、停止図柄データ(特別図柄の種類)を特定可能な演出図柄指定コマンドを生成する。具体的に、例えば、大当たり判定で時短4と判定され、第1始動装置112への入賞時に取得した大当たり図柄乱数が「0」~「70」の場合には、メインCPU301aが停止図柄として「21(特別図柄J1)」を決定することで、第1特別図柄表示器120に特別図柄J1が停止表示されるとともに、演出図柄指定コマンドとして「E0H」と「11H」とが生成される。このように、表示器125において、特別図柄が停止表示された後には、後述するように遊技状態が時短遊技状態4に移行し、時短遊技が開始される。
このとき、より具体的に、例えば、第1特別図柄表示器120では約40000msに亘って変動表示されるとともに、メイン表示装置131において後述するノーマルリーチ演出が実行された後に時短遊技状態4への移行が報知されたり、メイン表示装置131で約40000msの所定の時短移行演出(時短遊技状態4への移行が報知されるような態様の演出)が実行された後に時短遊技状態4へ移行したりするようにしてもよい。また、例えば、第1特別図柄表示器120では約60000msに亘って変動表示されるとともに、メイン表示装置131において後述するノーマルリーチ演出およびSPリーチ演出(ハズレ)が実行された後に時短遊技状態4への移行が報知されたり、メイン表示装置131で約60000msの所定の時短移行演出(時短遊技状態4への移行が報知されるような態様の演出)が実行された後に時短遊技状態4へ移行したりしてもよい。
図303(b-1)、(b-2)に示すように、普通図柄決定テーブルXにおいては、普通図柄作動ゲート113bでの遊技球の通過に基づく当たり判定で当たりと判定された場合に参照されるものが設定されており、普通図柄決定テーブルYにおいては、普通図柄作動ゲート113bでの遊技球の通過に基づく当たり判定でハズレと判定された場合に参照されるものが設定されている。なお、これらの普通図柄決定テーブルは、種々の遊技状態で共通のものである。ここで、普通図柄決定テーブルを参照した図柄判定について説明する。本実施形態のメインCPU301aでは、当たり判定での判定結果に対応して、普通図柄決定テーブルXまたは普通図柄決定テーブルYのいずれかのテーブルを選択して、普通図柄作動ゲート113bでの遊技球の通過に基づき取得した普通図柄乱数(乱数範囲は数値「0」~「10」である。)と比較することで停止図柄を決定する。なお、メインCPU301aは、特別図柄の変動開始時において、停止図柄データ(特別図柄の種類)を特定可能な演出図柄指定コマンドを生成する。具体的に、例えば、当たり判定で当たりと判定され、普通図柄作動ゲート113bでの遊技球の通過時に取得した普通図柄乱数が「2」~「10」の場合には、メインCPU301aが停止図柄として「02(短開放図柄)」を決定することで、普通図柄表示器118に短開放図柄が停止表示されるとともに、演出図柄指定コマンドとして「E8H」と「02H」とが生成される。このように、表示器125において、特別図柄(長開放図柄、短開放図柄、ハズレ図柄)が停止表示された後には、各特別図柄に対応する第2始動装置115の開放又は非開放が実行される。なお、長開放(例えば、6秒)とは、短開放(例えば、3秒)に比べて長い時間で第2始動装置115が開放される状態のことであり、ハズレとは、第2始動装置115が開放されない状態のことである。
図304(A)に示すように、メインRAM301cは、メインCPU301aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能し、複数の記憶領域を有しており、例えば、後述する保留情報記憶領域301cxと、保留情報に基づいて図柄判定が実行される判定領域である保留情報判定領域301cyと、を有している。また、メインRAM301cは、各種フラグ(後述する高確フラグ、時短フラグ、および大当たりフラグ等)や、各種記録値などが格納される記憶領域(図示せず)を有している。
図304(B)に示すように、保留情報記憶領域301cxは、第1始動装置112に係る保留情報、および、取得時保留順情報を対応付けて格納可能な4つの保留情報領域(第1保留情報領域、第2保留情報領域、第3保留情報領域、第4保留情報領域)と、第2始動装置115に係る保留情報を格納可能な4つの保留情報領域(第1保留情報領域、第2保留情報領域、第3保留情報領域、第4保留情報領域)と、が設けられている。保留情報記憶領域301cxの第1特別図柄に対応する保留情報領域において、保留情報の格納の優先順は、第1保留情報領域が最優先で格納対象とされ、第1保留情報領域に保留情報が格納されていれば、次に、第2保留情報領域が優先で格納対象とされ、次に、第3保留情報領域が優先で格納対象とされ、最後に、第4保留情報領域が格納対象として選択される。第2特別図柄に対応する保留情報領域においても同様である。なお、保留情報格納の有無においては、保留情報が格納されている保留情報領域には、「〇」が示されており、保留情報が格納されていない保留情報領域には、「-」が示されている。また、保留情報記憶領域301cxの保留情報領域に格納される取得時保留順情報は、保留情報が取得された際の保留順を表す情報である。具体的に、取得時保留順情報は、保留情報が取得された場合において、その際に格納される保留情報領域の番号に対応する。例えば、保留情報が取得された場合において、第1保留情報領域のみに保留情報が格納されている場合には、保留情報は第2保留情報領域に格納されることになるので、取得時保留順情報は、「2」となる。保留情報が取得された場合において、第1保留情報領域、第2保留情報領域、および、第3保留情報領域に保留情報が格納されている場合には、保留情報は、第4保留情報領域に格納されることになるので、取得時保留順情報は、「4」となる。つまり、図304(B)においては、3つ目の保留情報が取得されたときに、第2保留情報領域と第3保留情報領域に保留情報が既に格納されており、当該3つ目の保留情報は第1保留情報領域に格納され、4つ目の保留情報は第4保留情報領域に格納された状態を示している。
(演出制御基板320の電気的構成)
図305および図306を参照して、演出制御基板320の電気的構成について説明する。図305は、演出制御基板320の詳細を示すブロック図である。図306は、サブRAM320cに設けられる事前判定情報記憶領域320c3を模式的に示す説明図である。演出制御基板320は、主制御基板300から送信されるコマンド(変動パターン等含む)に基づき、演出パターンを決定して、演出パターンに基づく演出パターン指定コマンドを画像制御基板330及びランプ制御基板340へ送信する。上述したように、画像制御基板330にはメイン表示装置131等が電気的に接続されており、ランプ制御基板340には、刀柄ユニット135等が電気的に接続されている。かかる構成により、画像制御基板330およびランプ制御基板340は、演出制御基板320から送信される演出パターン指定コマンドに基づいて、表示演出、音声演出、照明演出、および、役物可動演出を実行することが可能となる。
図305に示すように、サブROM320bには、基幹表示演出指定テーブルTS1と、演出図柄決定テーブルTS2と、チャンスアップ決定テーブルTS3とが格納されている。基幹表示演出指定テーブルTS1は、主制御基板300から送信される変動パターンに基づいて、上述した通常ハズレ演出、ノーマルリーチ(ハズレまたは当たり)演出、SPリーチ(ハズレまたは当たり)演出、SPSPリーチ(ハズレまたは当たり)演出、および、SPSPリーチ復活(当たり)演出等のうちのいずれかの演出を、表示演出における基幹となる演出(以下では、基幹表示演出とも呼ぶ)として指定するためのテーブルである。本実施形態では、主制御基板300から送信される変動パターンと基幹表示演出とが一対一に対応している。なお、変動パターンに対し複数の基幹表示演出を対応させておき、演出制御基板320のサブCPU320aが抽選で基幹表示演出を選択するようにしてもよい。このようにすれば、同じ変動パターンであっても、その演出内容を変えることができる。また、複数の変動パターンに対して一つの基幹表示演出を対応させるようにしてもよい。演出図柄決定テーブルTS2は、演出パターンに基づく表示演出において、仮停止表示や確定停止表示する演出図柄の組み合わせと、リーチを実行する場合におけるリーチ図柄と、を決定するためのテーブルである。チャンスアップ決定テーブルTS3は、表示演出において、所定のチャンスアップ演出を決定するためのテーブルである。ここで、チャンスアップ演出とは、通常の演出とは異なる態様の表示演出を実行して、通常の演出と比較して、大当たりの期待度を上昇させるための演出である。
図306に示すように、サブRAM320cには、保留記憶領域320c1と、事前判定情報記憶領域320c3とが設けられている。なお、サブRAM320cは、所定のフラグ(連続実行演出フラグ、擬似連演出実行フラグ等)などが記憶されるフラグ記憶領域(図示せず)も有している。保留記憶領域320c1は、第1特別図柄に対応した第1保留領域、第2保留領域、第3保留領域、および、第4保留領域と、第2特別図柄に対応した第1保留領域、第2保留領域、第3保留領域、および、第4保留領域との8つの領域に区分され、それぞれに1つの保留フラグが格納可能となっている。保留記憶領域320c1の第1特別図柄に対応する保留領域において、保留フラグの格納の優先順は、第1保留領域が最優先で格納対象とされ、第1保留領域に保留フラグが格納されていれば、次に、第2保留領域が優先で格納対象とされ、次に、第3保留領域が優先で格納対象とされ、最後に、第4保留領域が格納対象として選択される。第2特別図柄に対応する保留領域においても同様である。演出制御基板320が主制御基板300からの保留コマンドを受信すると、保留記憶領域320c1において、保留フラグが格納されている保留領域を特定し、当該保留領域の次に優先的に格納すべき保留領域に保留フラグを格納する。ただし、第4保留領域に保留フラグが格納されている状態で、保留コマンドを受信した場合には、保留フラグの格納は行わない。また、保留フラグの消去の優先順は、格納する場合の優先順の逆であり、すなわち、第4保留領域が最優先で消去対象とされ、第4保留領域に保留フラグが格納されていないと、次に、第3保留領域が優先で消去対象とされ、次に、第2保留領域が優先で消去対象とされ、最後に、第1保留領域が消去対象として選択される。演出制御基板320が主制御基板300から図柄確定コマンドを受信すると、保留記憶領域320c1において、保留フラグが格納されている保留領域を特定し、優先的に消去すべき保留領域の保留フラグを消去する。なお、第1保留領域に保留フラグを格納されていない場合には、消去処理を行わない。
事前判定情報記憶領域320c3は、事前判定情報(事前判定用特別図柄と事前判定用変動パターンと取得時保留順情報)を格納するための記憶領域であり、特別図柄の種別に対応して、それぞれ、4つの格納領域(第1格納領域、第2格納領域、第3格納領域、および、第4格納領域)が設けられている。また、それぞれの格納領域には、事前判定用特別図柄に基づく大当たり判定情報を格納する大当たり判定情報欄と、事前判定用図柄に基づく大当たり図柄情報を格納する大当たり図柄情報欄と、事前判定用変動パターンに基づく変動パターン情報を格納する変動パターン情報欄と、取得時保留順情報を格納する取得時保留順情報欄と、連続演出の発動の有無を示す連続演出有無情報を格納する連続演出有無情報欄と、が設けられている。なお、連続演出有無情報は、連続演出発動情報と、連続演出不発動情報とを含むものとする。
主制御基板300から送信されてくる保留コマンドには、事前判定情報(事前判定用特別図柄と事前判定用変動パターンと取得時保留順情報)が含まれる。事前判定情報記憶領域320c3には、これらの事前判定情報が対応付けられて格納される。第1特別図柄に対する格納領域において、事前判定情報を格納する優先順は、第1格納領域が最優先で格納対象とされ、第1格納領域に事前判定情報が格納されていれば、次に、第2格納領域が優先で格納対象とされ、次に、第3格納領域が優先で格納対象とされ、最後に、第4格納領域が格納対象として選択される。第2特別図柄に対する格納領域についても同様である。例えば、第1特別図柄の第3格納領域に既に事前判定情報が格納されている状態で、新たな第1特別図柄の事前判定情報(特定図柄A、変動パターン7B、取得時保留順情報「4」)を格納する場合(図306参照)には、第4格納領域の取得時保留順情報欄に「4」を表す情報を格納し、第4格納領域の変動パターン情報欄に「変動パターン7B」を表す情報を格納し、第4格納領域の大当たり図柄情報欄に「特定図柄A」を表す情報を格納し、第4格納領域の大当たり判定情報欄に「大当たり」を表す情報を格納する。
なお、図306では、第1特別図柄に係る第1格納領域の事前判定情報として、大当たり判定情報欄に「ハズレ」の情報が、大当たり図柄情報欄に「なし」の情報が、変動パターン情報欄に「変動パターン1」の情報が、取得時保留順情報欄に「3」を表す情報がそれぞれ格納されている。第2格納領域の事前判定情報として、大当たり判定情報欄に「ハズレ」の情報が、大当たり図柄情報欄に「なし」の情報が、変動パターン情報欄に「変動パターン2AX」の情報が、取得時保留順情報欄に「1」を表す情報がそれぞれ格納されている。第3格納領域の事前判定情報として、大当たり判定情報欄に「ハズレ」の情報が、大当たり図柄情報欄に「なし」の情報が、変動パターン情報欄に「変動パターン4BX」の情報が、取得時保留順情報欄に「2」を表す情報がそれぞれ格納されている。また、連続演出有無情報欄には、後述の先読み処理において、連続演出を実行するか否かを表す連続演出発動情報が格納される。また、第1特別図柄に係る第4格納領域に対応する連続演出有無情報欄に、連続演出の発動を示す情報である連続演出発動情報として「〇」が示され、その他の格納領域には、連続演出を発動しないことを示す情報である連続演出不発動情報として「-」が示されている。
(遊技状態の説明)
図307を参照して、次に、遊技が進行する際の遊技状態の移行について説明する。図307は、遊技状態の移行について説明する図である。
図307に示すように、本実施形態の遊技機100においては、従来の遊技機と同様に、「通常遊技状態」から「大当たり遊技」を経て「時短遊技状態(時短遊技状態1)」に移行する((イ)→(二))場合と、「時短遊技状態(時短遊技状態1又は時短遊技状態2)」において、大当たり判定処理によって大当たりと判定されたときには「大当たり遊技」を実行する((ハ))場合と、一方で、大当たりと判定されなかった場合には、「通常遊技状態」に移行する((ホ))場合とがある。さらに、従来の遊技機とは異なり、「通常遊技状態」において「所定条件の成立」となると、大当たり遊技を経ずとも「時短遊技状態(時短遊技状態3又は時短遊技状態4)」に移行する((ロ))ことを可能としている。なお、「通常遊技状態」から「大当たり遊技」を経て「時短遊技状態」に移行した場合においては、「高確時短遊技状態(時短遊技状態1)」の遊技可能回数が「100回」となっており、「低確時短遊技状態(時短遊技状態2)」の遊技可能回数が「100回」となっている。一方で、「通常遊技状態」から「大当たり遊技」を経ないで「低確時短遊技状態(時短遊技状態3又は時短遊技状態4)」に移行した場合においては、遊技可能回数が「700回」となっている。つまり、「通常遊技状態」から「大当たり遊技」を経て「時短遊技状態」に移行する場合における遊技可能回数よりも、「通常遊技状態」から「大当たり遊技」を経ないで「所定条件の成立」によって「時短遊技状態」へ移行する場合の方が、「時短遊技状態」の遊技可能回数が多いような関係になっている。例えば、本実施形態においては、通常遊技状態における大当たりと判定される確率であって、最も低い確率(設定値が「1」の場合の1/300)の逆数の約3.8倍以下となるように時短遊技状態3および時短遊技状態4の「700回」といった遊技可能回数が設定されるようにしてもよい。
また、「時短遊技状態4」の遊技可能回数については、時短図柄が停止表示された遊技状態に応じて異なるように設定されていてもよい。例えば、「時短遊技状態」において時短図柄が停止表示された場合は、「通常遊技状態」において時短図柄が停止表示された場合に比べて、多い回数となるようにしてもよいし、一方で、少ない回数となるようにしてもよい。
ここで、「所定条件の成立」とは、本実施形態において、第1所定条件と第2所定条件とが設定されている。第1所定条件としては、「起点」から実行された特別図柄の変動表示の回数である累積回数「n」が所定の回数に達した場合である。具体的には、メインRAM301cに、「低確非時短遊技状態(通常遊技状態)」における特別図柄の変動表示の回数である累積回数「n」を計数記憶する領域が設けられており、当該領域で計数記憶する累積回数「n」が所定の回数に達すると、「低確非時短遊技状態(通常遊技状態)」から「低確時短遊技状態(時短遊技状態3)」に移行するようになっている。また、第2所定条件としては、予め設定された「時短図柄(特定のハズレ図柄)」で停止した場合であり、この場合は、「通常遊技状態」から「低確時短遊技状態(時短遊技状態4)」に移行するようになっている。なお、「時短図柄」が決定される割合は任意の割合としてもよい。例えば、設定値毎の大当たりと判定される確率と同一または近似する確率としてもよいし、設定値毎の大当たりと判定される確率よりも決定され難い確率としてもよいし、決定され易い確率としてもよい。また、「所定条件の成立」は、第1所定条件及び第2所定条件のうちいずれか1の条件のみを備えるようにしてもよいし、2つの条件を備えるようにしてもよいし、これらの条件以外の条件が備わっていてもよい。
なお、第1所定条件における所定の回数としては、設定値毎の大当たりと判定される確率に応じた任意の回数を設定することができる。例えば、本実施形態においては、通常遊技状態における大当たりと判定される確率であって、最も高い確率(設定値が「4」の場合の1/270)の逆数の約2.5倍以上で約3.0倍以下となるように所定の回数を「800(回)」と設定してもよい。さらに、「起点」としては、例えば、「大当たり遊技」が終了した時点や、上述の設定変更のときなどのRAMクリアが行われた時点を設定することができる。つまり、メインRAM301cの累積回数「n」を計数記憶する領域においては、「大当たり遊技」への移行時又は「大当たり遊技」の終了時や、RAMクリアが行われた時点で累積回数「n」の初期化処理が実行されることとなる。また、第2所定条件の「時短図柄」としては、複数の種類の図柄が予め設定されていてもよく、時短遊技状態4の遊技可能回数は「時短図柄」の種類毎に異なる回数が設定されていてもよい。
これにより、遊技者に対して、遊技を行うか否かの判断材料を与えることができ、闇雲に遊技を行ってしまうような遊技者を減らすことができる。また、例えば、所定の回数が「800(回)」程度である場合、長く大当たりが得られなかった遊技者に対して救済的に措置を与えることができるので、遊技離れ等の防止に繋がる。さらに、「所定条件の成立」によって「時短遊技状態」に移行する場合は、「大当たり遊技」を経て「低確時短遊技状態(時短遊技状態2)」に移行する場合よりも、「低確時短遊技状態(時短遊技状態3又は時短遊技状態4)」の遊技可能回数が多くなるので、「低確非時短遊技状態(通常遊技状態)」を積極的に遊技してみようと思わせることができ、遊技機の稼働を向上させることができる。
ここで、メインRAM301cでの特別図柄の変動表示の回数を計数記憶する領域における累積回数「n」の計数処理について説明する。具体的に、例えば、メインCPU301aは、「大当たり遊技」の終了時等の「起点」となったときに、累積回数「n」の初期化処理として「800」として設定し、「時短遊技状態2」や「通常遊技状態」といった低確遊技状態での特別図柄の変動表示が終了する毎に累積回数「n(800)」に対する「1」の減算処理を実行する。そして、累積回数「n」が「0」となると、第1所定条件が成立されたものと判定して、メインCPU301aは、遊技状態について「時短遊技状態3」への移行処理を実行する。なお、このように遊技状態が「時短遊技状態3」に移行した後であっても、メインCPU301aは、減算処理を継続して実行するものの、再度の「起点」となって累積回数「n」を「800」に更新しない限り、2回目の第1所定条件の成立に基づく「時短遊技状態3」への移行処理は実行しないようになっている。また、大当たり判定において、小当たり、および時短4との判定結果となる特別図柄の変動表示の終了でも減算処理が実行される。このような減算処理であれば、低確遊技状態で800回以上の特別図柄の変動表示が実行されたとしても、「起点」とならない限り累積回数「n」が更新されないようにすることができるため、メインRAM301cでの記憶容量やメインCPU301aでの制御容量等についての肥大化を抑制することができる。
また、遊技状態において「時短遊技状態2(低確時短遊技状態)」の状態で、上述した第1所定条件又は第2所定条件が成立した場合は、「時短遊技状態2」の状態で「時短遊技状態3」又は「時短遊技状態4」に移行するように制御してもよい。このような遊技機であれば、「時短遊技状態2」中において、さらに、「時短遊技状態3」又は「時短遊技状態4」が継続されることとなり、「時短遊技状態」で継続して遊技することができるので、更なる遊技興趣の向上が図れる。一方で、「時短遊技状態2」の状態で、第1所定条件又は第2所定条件が成立した場合であっても、「時短遊技状態2」のみであって、「時短遊技状態3」又は「時短遊技状態4」に移行しないように制御してもよい。このような遊技機であれば、遊技者側が著しく有利になることを防止できる。
さらに、遊技状態において「時短遊技状態3(低確時短遊技状態)」の状態で、上述した第2所定条件が成立した場合は、「時短遊技状態3」の状態で「時短遊技状態4」に移行するように制御してもよい。このような遊技機でも、上述と同様に「時短遊技状態」で継続して遊技することができるので、更なる遊技興趣の向上が図れる。一方で、「時短遊技状態3」の状態で、第2所定条件が成立した場合であっても、「時短遊技状態3」のみであって、「時短遊技状態4」に移行しないように制御してもよい。このような遊技機でも、上述と同様に、遊技者側が著しく有利になることを防止できる。なお、上述したように、「時短遊技状態3」の状態で、第1所定条件が成立するような場合はないため、「時短遊技状態3」の状態で「時短遊技状態3」に移行するように制御されることはない。
そして、遊技状態において「時短遊技状態4」の状態で、上述した第1所定条件又は第2所定条件が成立した場合は、「時短遊技状態4」の状態で「時短遊技状態3」又は「時短遊技状態4」に移行するように制御してもよい。具体的に、例えば、「時短遊技状態4」の状態で600回の特別図柄の変動表示が実行されたときに第1所定条件が成立した場合には、「時短遊技状態4」を終了させて601回目の特別図柄の変動表示から「時短遊技状態3」に移行しないで、700回目の特別図柄の変動表示までは「時短遊技状態4」と「時短遊技状態4」との状態にして、701回目から「時短遊技状態3」のみの状態へ移行するように制御してもよい。このような遊技機でも、上述と同様に「時短遊技状態」で継続して遊技することができるので、更なる遊技興趣の向上が図れる。一方で、「時短遊技状態4」の状態で、第1所定条件又は第2所定条件が成立した場合であっても、「時短遊技状態4」のみであって、「時短遊技状態3」又は「時短遊技状態4」に移行しないように制御してもよい。このような遊技機でも、上述と同様に、遊技者側が著しく有利になることを防止できる。
(主制御基板300での処理一覧)
図308を参照して、次に、主制御基板300で実行される処理を説明する。図308は、主制御基板300で実行される処理の概略フローを示す説明図である。
図308に示すように、主制御基板300のメインCPU301aは、電源が供給されると、メインROM301bに格納されているプログラムに基づいて、メイン処理を実行する。メインCPU301aは、メイン処理として、電源遮断から電源遮断前の遊技状態に復旧するための電源復旧処理、設定キースイッチ302bの操作に基づき遊技の有利度合いの段階である(大当たり判定で大当たりと判定される確率の)設定値を変更(更新)するための設定変更処理、RWMクリアスイッチ302aの操作に基づきメインRAM301cを初期化するRAMクリア処理、設定キースイッチ302bの操作に基づきメインRAM301cの記憶領域にセーブされている設定値を情報表示器302cに表示させるための設定確認処理、を実行するとともに、各種の乱数(例えば、大当たり乱数等)の初期値の更新を実行する。また、メインCPU301aは、メイン処理の実行中に、一定周期(例えば4ミリ秒周期)ごとに繰り返しタイマ割込処理(乱数更新処理、スイッチ処理、特別図柄処理、普通図柄処理、大入賞装置開放制御処理、払出処理、コマンド送信処理)を実行する。以下に、各種処理について説明する。
設定変更処理は、設定キースイッチ302bの所定の操作(例えば、2秒以上の押下)に応じて設定変更モードに移行するとともに、情報表示器302cに現在の設定値を表示させ、設定変更モード中に設定キースイッチ302bの所定の操作(例えば、1秒以下の押下回数)に応じて設定値を変更する処理である。また、設定変更処理において、設定変更モード中に設定キースイッチ302bの所定の操作(例えば、2秒以上の押下)によって、設定変更モードを終了するとともに、変更した設定値に設定するように処理することもできる。さらに、設定確認処理は、設定変更モードではない状態で設定キースイッチ302bの所定の操作(例えば、1秒以下の押下)に応じて設定確認モードに移行するとともに、情報表示器302cに現在の設定値を表示させ、設定確認モード中に設定キースイッチ302bの所定の操作(例えば、1秒以下の押下)に応じて設定確認モードを終了させるとともに、情報表示器302cでの設定値の表示を終了する処理である。
乱数更新処理は、大当たり乱数、当たり乱数、リーチ乱数、大当たり図柄乱数、小当たり図柄乱数、時短図柄乱数、普通図柄乱数、および変動パターン乱数などの各種乱数値を更新する処理である。スイッチ処理は、各スイッチからの検知信号が入力された場合に実行される処理であって、第1始動装置112または第2始動装置115の入球を検出すると大当たり乱数等を取得し保留情報として記憶する始動装置スイッチ処理と、普通図柄作動ゲート113bを遊技球が通過した場合に普通図柄乱数を取得して記憶するゲートスイッチ処理と、大当たり遊技を実行中(大当たり遊技状態時)に第1大入賞装置117または第2大入賞装置127に入賞した遊技球を検知する大入賞装置スイッチ処理と、を含む処理である。なお、始動装置スイッチ処理には、保留情報に基づいて大当たり判定や大当たり図柄判定等を実行する事前判定処理が含まれる。
特別図柄処理は、上述のスイッチ処理(第1始動装置112、第2始動装置115)における処理結果や後述する特図特電処理データに応じた特別図柄に関する処理であって、特別図柄の変動表示が終了するとメインRAM301cの保留情報記憶領域301cxにおける保留情報と取得時保留順情報とをシフトさせる保留情報シフト処理と、保留情報シフト処理で保留情報判定領域301cyにシフトされた保留情報の大当たり乱数と当たり/大当たり判定テーブルT1とに基づいて大当たり判定を実行する大当たり判定処理と、大当たり判定の結果が大当たりの場合に保留情報に含まれる大当たり図柄乱数と図柄判定テーブルT2とに基づいて大当たり図柄(特別図柄)を決定する大当たり図柄判定処理と、保留情報に含まれるリーチ乱数とリーチ判定テーブルT3とに基づいてリーチ判定を実行するリーチ判定処理と、変動パターンテーブルおよび保留情報の変動パターン乱数に基づいて変動パターンを設定する変動パターン設定処理と、第1特別図柄表示器120または第2特別図柄表示器122の変動表示を停止表示させる特別図柄停止処理(詳細については後述する。)と、を含む処理である。
普通図柄処理は、スイッチ処理(普通図柄作動ゲート113b)における処理結果に応じた普通図柄に関する処理であって、当たり乱数と当たり/大当たり判定テーブルT1とに基づいて当たり判定を実行する当たり判定処理と、普通図柄の保留情報がある場合に普通図柄乱数と普通図柄判定テーブルT6とに基づいて普通図柄を判定する普通図柄判定処理と、普通図柄判定で当たりと判定した場合に可動片115bの動作パターンを設定する動作パターン設定処理と、動作パターン設定処理で設定された動作パターンに基づいて第2始動装置115の可動片115bを開閉制御する開閉部材制御処理と、を含む処理である。
大入賞装置開放制御処理は、後述する特図特電処理データに基づいて第1大入賞装置117及び第2大入賞装置127の開閉制御に関する処理であって、大当たり遊技の初めのオープニング演出中に開放パターンを設定する開放パターン設定処理と、大当たり遊技の最後のエンディング演出が終了する場合に大当たり遊技フラグをOFFにしたり、高確遊技状態であることを示す高確フラグや時短遊技状態1/時短遊技状態2であることを示す時短1/時短2フラグ等をONにしたりするとともに時短遊技の遊技可能回数を所定回数(例えば、100回)に設定する遊技状態設定処理と、を含む処理である。
払出処理は、スイッチ処理での検出結果(遊技球の入賞)に応じた賞球の払い出しを制御する処理である。コマンド送信処理は、上記処理において生成された各種コマンドや演出内容を決定するために必要な情報を演出制御基板320に送信する処理である。
(演出制御基板320での処理一覧)
図309を参照して、次に、演出制御基板320で実行される処理を説明する。図309は、演出制御基板320で実行される処理の一覧を示す説明図である。
図309に示すように、演出制御基板320のサブCPU320aは、電源が供給されると、サブROM320bに格納されているプログラムに基づいて、演出メイン処理を実行する。サブCPU320aは、演出メイン処理として、主制御基板300で実行される電源復旧処理に対応する電源復旧報知処理、主制御基板300で実行される設定変更処理に対応する設定変更報知処理、主制御基板300で実行されるRAMクリア処理に対応するRAMクリア報知処理、主制御基板300で実行される設定確認処理に対応する設定確認報知処理、を実行する。また、サブCPU320aは、演出メイン処理中の実行中に、一定周期(例えば、2ミリ秒)ごとに繰り返し演出タイマ割込処理(乱数更新処理、コマンド受信処理、演出ボタン処理、コマンド送信処理等)を実行する。以下に、各種処理について説明する。
電源復旧報知処理は、主制御基板300での電源復旧処理の実行中において、メイン表示装置131に遊技の制御状態が電源断前の状態に復帰したことを認識させるため電源復旧画面を所定期間(例えば30秒間)に亘って表示したり、演出用照明装置342を所定期間(例えば60秒間)に亘って所定の発光色(例えば白)で全点灯させたり、音声出力装置331から電源が(停電から)復旧したことを示す電源復旧報知音(ブザー音)を所定期間(例えば30秒間)に亘って出力したりするような電源復旧報知を実行する処理である。
RAMクリア報知処理は、主制御基板300でのRAMクリア処理の実行中において、メイン表示装置131に遊技の制御状態が初期化されたことを認識させるための電源投入時の初期画面(背景画像と初期演出図柄「135」)を表示したり、演出用照明装置342を所定期間(例えば60秒間)に亘って所定の発光色(例えば白)で全点灯させたり、音声出力装置331から記憶領域が初期化されたことを示す電源投入報知音(「RWMがクリアされました」+ブザー音)を所定期間(例えば30秒間)に亘って出力したりするような電源投入報知を実行する処理である。
設定変更報知処理は、主制御基板300での設定変更処理の実行中で設定変更モード中において、メイン表示装置131等に設定値の変更中であることを示す設定変更中画面を表示したり、演出用照明装置342を設定変更中に亘って所定の発光色(例えば白色)で全点灯させたり、音声出力装置331から設定変更中であることを示す設定変更報知音(「設定変更中です」)を出力するような設定変更報知を実行する処理である。また、設定確認報知処理は、主制御基板300での設定確認処理の実行中で設定確認モード中において、メイン表示装置131等に設定確認中であることを示す設定確認中画面を表示したり、演出用照明装置342を設定確認中に亘って所定の発光色(例えば白)で全点灯させたり、音声出力装置331から設定確認中であることを示す設定確認報知音(「設定値の確認中です」)を出力するような設定確認報知を実行する処理である。
乱数更新処理は、演出に用いる各種乱数(例えば、演出図柄決定乱数、チャンスアップ乱数)を更新する処理である。コマンド受信処理は、後述する遊技状態指定コマンド等に基づいて遊技状態を設定する遊技状態設定処理と、主制御基板300から送信される種々のコマンド等に基づく処理であって、保留コマンドに基づいて連続演出、擬似連演出、アイコン変化演出等を行うか否かを判定する先読み処理と、基幹表示演出指定テーブルTS1や演出図柄決定テーブルTS2やチャンスアップ決定テーブルTS3に基づいて演出パターンを決定する演出パターン決定処理と、保留コマンドを受信した場合にサブRAM320cの保留記憶領域320c1に保留フラグを格納するとともにメイン表示装置131での保留表示のための保留表示コマンドをセットする保留処理と、変動開始コマンドを受信した場合にサブRAM320cの事前判定情報記憶領域320c3の事前判定情報のシフト処理を実行する事前判定情報シフト処理と、普通図柄判定の判定結果に応じてメイン表示装置131で普通図柄の変動に対応する演出を行うための処理である普図演出処理と、図柄確定コマンドに基づいてメイン表示装置131で変動中の演出図柄を確定停止表示させるための処理である図柄確定処理と、大当たり遊技におけるオープニング指定コマンドに対応するオープニング演出やエンディング演出やラウンド演出を実行する大当たり処理と、を含む処理である。演出ボタン処理は、刀柄ユニット135(刀柄ボタン検出スイッチ137)や演出操作スティック136を介した入力を検出して所定の演出を行う処理である。コマンド送信処理は、上記各種処理で生成された各種コマンドを画像制御基板330及びランプ制御基板340へ送信する処理である。
ここで、連続演出とは、メイン表示装置131において、実行され得る演出であり、特別図柄における複数の変動表示に亘って、変動開始演出中に実行され得る演出である。この連続演出は、1種類の演出だけで構成されていてもよいし、複数種類の演出を含んでいてもいい。連続演出が複数種類の演出を含む場合には、複数種類の演出のうち1つの演出を選択して実行するようにしてもよい。また、連続演出は、特別図柄における1回の変動表示に実行されてもよい。また、擬似連演出は、1種類の演出だけで構成されていてもよいし、複数種類の演出を含んでいてもいい。擬似連演出が複数種類の演出を含む場合には、複数種類の演出のうち1つの演出を選択して実行するようにしてもよい。さらに、アイコン変化演出とは、メイン表示装置131に表示される保留アイコンや当該アイコンを通常表示態様(通常アイコン)とは異なる特別表示態様(特別アイコン)で表示することで特別遊技が実行される期待度(可能性)を示唆する演出である。特別表示態様(特別アイコン)とは、彩色、大きさ、形状について種々の態様のものがあり、例えば、通常アイコンでは白色であるが、特別アイコンでは青色、緑色、赤色、金色等のものがあり、白色→青色→緑色→赤色→金色の順に期待度が高くなるように設定されている。
また、演出メイン処理として、サブCPU320aは、上述の処理以外に、演出モード更新処理を行う。具体的には、音声出力装置331、メイン表示装置131、第1サイド表示装置132、第2表示装置133等における演出要素(背景画像、演出画像、BGM等)が規定される演出モード(演出ステージ)の更新条件(遊技状態の変化、モード更新抽選の当選、結果がハズレとなるSP/SPSPリーチ演出の実行等)が成立したか否かを判定し、更新条件が成立した場合に演出モードを複数の演出モードの何れかに更新するための処理を行う。ここで、「演出モード」としては、通常遊技状態(低確非時短遊技状態)において設定される演出モードA~Cと、後述する時短遊技状態1(高確時短遊技状態)において設定される演出モードDと、後述する時短遊技状態2(低確時短遊技状態)において設定される演出モードEと、時短遊技状態3(低確時短遊技状態)において設定される演出モードFが設けられている。なお、電源ON時において通常遊技状態に制御される場合(例えば、設定変更後、RWMクリア後、設定確認後等)に最初に設定される演出モードは、必ず演出モードAとなっている。また、「BGM」についても、通常遊技状態の演出モードA~Cの各々の変動表示中に出力される変動BGM1~3と、時短遊技状態1の演出モードDの変動表示中に出力される変動BGM4と、時短遊技状態2の演出モードEの変動表示中に出力される変動BGM5と、時短遊技状態3の演出モードFの変動表示中に出力される変動BGM6とが設けられている。さらに、種々のリーチ演出等の実行中に出力されるBGMとして、ノーマルリーチBGM、SPリーチBGM、SPSPリーチBGM等も設けられている。なお、変動BGMについては、後述するように、遊技者の操作に応じて設定変更が可能であり、例えば、演出モードAのときに、変動BGM4を出力するように設定することもできる。
(特別図柄停止処理の説明)
図310、および図311を参照して、次に、遊技状態における時短遊技状態3または時短遊技状態4への移行について説明する。図310は、上述した主制御基板300での処理の一つである特別図柄停止処理を説明するフローチャートである。図311は、時短遊技状態への移行判定処理および時短遊技状態の終了判定処理を説明するフローチャートであって、(a)は時短3移行判定処理を説明するフローチャートであり、(b)は時短4移行判定処理を説明するフローチャートであり、(c)は時短遊技状態終了判定処理を説明するフローチャートである。
図310に示すように、特別図柄の変動表示が停止した直後に、メインCPU301aは、まず、遊技状態が時短遊技状態3へ移行しているか否かを判定する時短3移行判定処理を実行し(S231)、その後に、遊技状態が時短遊技状態4へ移行しているか否かを判定する時短4移行判定処理を実行する(S232)。なお、これら時短3移行判定処理および時短4移行判定処理の詳細については、後述する。
次に、メインCPU301aは、表示ウェイト期間(例えば、約0.5秒)が経過したか否かを判定し(S233)、表示ウェイト期間が終了していないと判定したとき(S233でNO)は、終了したと判定するまで待機し、一方で、表示ウェイト期間が終了したと判定したとき(S233でYES)は、次のステップを実行する。なお、表示ウェイト期間とは、遊技者において、当該遊技での特別図柄の停止表示を認識可能にするために設けられる期間である。つまり、表示ウェイト期間が終了するまでは次の遊技での特別図柄の変動表示(変動開始)が禁止されることとなる。
次に、メインCPU301aは、時短遊技が終了したか否かを判定する時短遊技終了判定処理を実行する(S234)。なお、時短遊技終了判定処理の詳細については、後述する。次に、メインCPU301aは、当該遊技の遊技状態に対応する遊技状態指定コマンドをメインRAM301cの演出用伝送データ格納領域にセットし(S235)、当該遊技で停止した特別図柄が大当たり図柄であるか否かを判断し(S236)、大当たり図柄であると判断した場合(S236でYES)には、特図特電処理データを「3」(大入賞装置開放制御処理)にセットする(S237)。ここで、特図特電処理データとは、第1特別図柄表示器120や第2特別図柄表示器122および大入賞装置の可動片117b、127bの作動制御するために大入賞装置開放制御処理にて利用するデータであって、例えば、「3」の場合には、大当たり遊技のオープニング演出の実行後に可動片117b等を大当たり遊技状態の所定のパターンで開閉させ、「4」の場合には、小当たり遊技のオープニング演出の実行後に可動片117b等を小当たり遊技の所定のパターンで開閉させ、「0」の場合には、可動片117b等を開放状態にしない、と設定されている。
次に、メインCPU301aは、各種の情報を初期化する大当たり時初期化処理を実行する(S238)。この大当たり時初期化処理では、例えば、高確率遊技状態でON状態である高確フラグをOFF状態に変更するとともに低確率遊技状態へ移行したり、時短遊技状態でON状態である時短フラグをOFF状態に変更するとともに、非時短遊技状態へ移行したりする。また、上述の累積回数「n」を「800(回)」に初期化する初期化処理を実行したり、時短遊技状態の遊技を継続可能な(残りの)遊技回数を示す残り遊技可能回数「M」を「0」に初期化する初期化処理を実行したりする。なお、時短フラグには、時短遊技状態1でON状態となる第1時短フラグと、時短遊技状態2でON状態となる第2時短フラグと、時短遊技状態3でON状態となる第3時短フラグと、時短遊技状態4でON状態となる第4時短フラグと、があり、大当たり時初期化処理においては全ての時短フラグがOFF状態に変更されるものとする。また、遊技可能回数「M」には、時短遊技状態1での遊技可能回数「M1」、時短遊技状態2での遊技可能回数「M3」、時短遊技状態3での遊技可能回数「M4」、時短遊技状態4での遊技可能回数「M4」、といったように各時短遊技状態に対応したものがあり、大当たり時初期化処理においては全ての遊技可能回数「M」が初期化されるものとする。
次に、メインCPU301aは、大当たり遊技における第1大入賞装置117の可動片117bおよび第2大入賞装置127の可動片127bの開放に関するパターンを特別図柄(大当たりの種類)に応じて決定する大当たり開始準備処理を実行し(S239)、大当たりの種類に応じたオープニング指定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットし(S240)、大当たりの種類に応じたオープニング時間をセットして(S241)、特別図柄停止時処理を終了する。一方で、メインCPU301aは、上述のステップS236において当該遊技で停止した特別図柄が大当たり図柄でないと判断した場合(S236でNO)には、停止した特別図柄が小当たり図柄であるか否かを判定し(S242)、小当たり図柄であると判定した場合(S242でYES)には、特図特電処理データを「4」(大入賞装置開放制御処理)に設定し(S243)、特別図柄停止時処理を終了する。一方で、メインCPU301aは、上述のステップS232において当該遊技で停止した特別図柄が小当たり図柄でないと判定した場合(S242でNO)には、特図特電処理データを「0」に設定し(S243)、特別図柄停止時処理を終了する。
なお、上述の特別図柄停止処理のステップS233においては、全ての時短遊技状態に移行するときの表示ウェイト期間を一定であるものとしたが、これに限定されるものではなく種々の態様であってもよい。例えば、時短図柄(特別図柄J1等)が停止表示された場合の表示ウェイト期間を通常の表示ウェイト期間よりも長いものとしてもよく、より具体的には、時短図柄が停止表示された際の表示ウェイト期間の時間を大当たり遊技のエンディング期間の時間と同じにしてよい。また、時短図柄が停止表示された際の表示ウェイト期間において、時短遊技状態4へ移行する場合の移行を示唆する演出である時短突入演出を実行してもよいし、当該表示ウェイト期間の終了後に時短遊技状態4へ移行するようにしてもよい。さらに、表示ウェイト期間の終了後の時短遊技状態4へ移行するときに時短突入演出を実行する場合には、当該表示ウェイト期間中に後述する演出図柄および小図柄が表示されてもよいし、表示されなくてもよい。
図311(a)に示すように、メインCPU301aは、時短3移行判定処理を実行開始すると、まず、当該遊技で大当たりに当選したか否かを判断し(S261)、大当たりに当選したと判断した場合(S261でYES)には、時短3移行判定処理を終了する。一方で、メインCPU301aは、ステップS261において大当たりに当選していないと判断した場合(S261でNO)には、低確率遊技状態(通常遊技状態または時短遊技状態2)であるか否かを判断し(S262)、低確率遊技状態ではないと判断した場合(S262でNO)には、時短3移行判定処理を終了する。一方で、メインCPU301aは、ステップS262において低確率遊技状態であると判断した場合(S262でYES)には、累積回数「n」に対して数値「1」を減算し(S263)、累積回数「n」が更新後(S238の大当たり時初期化処理またはRAMクリア処理の実行後)の初回の「0」となったか否かを判断し(S264)、更新後の初回の「0」ではないと判断した場合(S264でNO)には、時短3移行判定処理を終了する。一方で、メインCPU301aは、ステップS264において累積回数「n」が更新後の初回の「0」となったと判断した場合(S264でYES)には、時短遊技状態3の残り遊技回数M3に初期値「700」を設定し(S265)、時短3フラグをON状態に更新して(S266)、時短3移行判定処理を終了する。
このように、第1特別図柄表示器120または第2特別図柄表示器122での特別図柄の停止表示の直後に時短3移行判定処理が実行されると、大当たりに非当選であり、且つ、低確率遊技状態である場合には、累積回数「n」が減算されることとなる。また、今回の大当たり遊技の終了後から次回の大当たり遊技が開始されるまでの期間においては、RAMクリア処理が実行されない限り、1回のみ時短遊技状態3に移行することとなり、2回以上の時短遊技状態3に移行することがないこととなる。なお、メインCPU301cは、遊技可能回数「M3」が初期値に設定されたときに、遊技可能回数「M3」を示す時短3残り回数コマンドを演出制御基板320に送信したり、遊技が終了したり開始したりするときに、時短3残り回数コマンドおよび累積回数「n」を示す時短3累積回数コマンドを送信するようにしてもよい。このような構成であれば、例えば、演出制御基板320において遊技可能回数「M3」や累積回数「n」が消去された場合であっても、演出制御基板320では定期的に受信する時短3残りコマンドや時短3累積回数コマンドを参照することができる。
図311(b)に示すように、メインCPU301aは、時短4移行判定処理を実行開始すると、まず、今回の遊技が低確率非時短遊技状態であるか否かを判断し(S281)、低確率非時短遊技状態でないと判断した場合(S281でNO)には、時短4移行判定処理を終了する。一方で、メインCPU301aは、ステップS281において低確率非時短遊技状態であると判断した場合(S261でYES)には、第1特別図柄表示器120または第2特別図柄表示器122において時短図柄J1で停止表示されたか否かを判断し(S282)、時短図柄J1で停止表示されたと判断した場合(S282でYES)には、時短遊技状態4の遊技可能回数「M4」に初期値「100」を設定し(S283)、時短4フラグをON状態に更新して(S286)、時短4移行判定処理を終了する。一方で、メインCPU301aは、ステップS282において時短図柄J1で停止表示されていないと判断した場合(S282でNO)には、第1特別図柄表示器120または第2特別図柄表示器122において時短図柄J2で停止表示されたか否かを判断し(S284)、時短図柄J2で停止表示されたと判断した場合(S284でYES)には、時短遊技状態4の遊技可能回数「M4」に初期値「700」を設定し(S285)、ステップS286で時短4フラグをON状態に更新して時短4移行判定処理を終了する。一方で、メインCPU301aは、ステップS284において時短図柄J2で停止表示されていないと判断した場合(S284でNO)には、そのまま時短4移行判定処理を終了する。
このように、第1特別図柄表示器120または第2特別図柄表示器122での特別図柄の停止表示の直後に時短4移行判定処理が実行されると、特別図柄として時短図柄J1で停止した場合には、遊技可能回数が「100(回)」の時短遊技状態4に移行することになり、時短図柄J2で停止した場合には、遊技可能回数が「700(回)」の時短遊技状態4に移行することになる。したがって、このような構成であれば、時短遊技状態4の遊技可能回数が一定のものに比べて、遊技者における遊技の興趣を高めさせることができる。なお、上述の時短3移行判定処理を実行するときと同様に、メインCPU301cは、遊技可能回数「M4」が初期値に設定されたときや遊技が終了したり開始したりするときに、遊技可能回数「M4」を示す時短4残り回数コマンドを演出制御基板320に送信するようにしてもよい。
図311(c)に示すように、メインCPU301aは、時短終了判定処理を実行開始すると、まず、時短1フラグまたは時短2フラグがON状態であるか否かを判断し(S301)、時短1フラグまたは時短2フラグがOFF状態であると判断した場合(S301でNO)には、時短3フラグがON状態であるか否かを判断し(S305)、時短3フラグがOFF状態であると判断した場合(S305でNO)には、時短4フラグがON状態であるか否かを判断(S309)し、時短4フラグがOFF状態であると判断した場合(S309でNO)には、時短終了判定処理を終了する。つまり、遊技状態が時短遊技状態でない場合には、時短終了判定処理が実行されないこととなる。なお、上述したように、特別図柄停止処理において大当たり遊技が開始された場合には、大当たり時初期化処理によって、時短1フラグ、時短2フラグ、時短3フラグ、および時短4フラグの全ての時短フラグがOFF状態に変更される(図310のS238)ため、メインCPU301cは大当たり遊技中には時短終了判定処理を実行しないこととなる。
一方で、メインCPU301aは、ステップS301において時短1フラグまたは時短2フラグがON状態であると判断した場合(S301でYES)には、時短遊技状態1および時短遊技状態2の遊技可能回数「M1」から数値「1」を減算し(S302)、遊技可能回数「M1」が「0」であるか否かを判断し(S303)、遊技可能回数「M1」が「0」であると判断した場合(S303でYES)には、時短1フラグまたは時短2フラグをOFF状態にし(S304)、ステップS305へ処理を移行する。また、メインCPU301aは、ステップS303において遊技可能回数「M1」が「0」でないと判断した場合(S303でNO)にも、ステップS305へ処理を移行する。このようなステップS301からステップS304までの処理が実行されることによって、大当たりに当選しない限りは、時短遊技状態1および時短遊技状態2の遊技可能回数「M1」の初期値「100」で示されるように、時短遊技状態1および時短遊技状態2の時短遊技を最大で100回まで継続できることとなる。
一方で、メインCPU301aは、ステップS305において時短3フラグがON状態であると判断した場合(S305でYES)には、時短遊技状態3の遊技可能回数「M3」から数値「1」を減算し(S306)、遊技可能回数「M3」が「0」であるか否かを判断し(S307)、遊技可能回数「M3」が「0」であると判断した場合(S307でYES)には、時短3フラグをOFF状態にし(S308)、ステップS309へ処理を移行する。また、メインCPU301aは、ステップS307において遊技可能回数「M3」が「0」でないと判断した場合(S307でNO)にも、ステップS309へ処理を移行する。このようなステップS305からステップS308までの処理が実行されることによって、大当たりに当選しない限りは、時短遊技状態3の遊技可能回数「M1」の初期値「700」で示されるように、時短遊技状態3の時短遊技を最大で700回まで継続できることとなる。
一方で、メインCPU301aは、ステップS309において時短4フラグがON状態であると判断した場合(S309でYES)には、時短遊技状態4の遊技可能回数「M4」から数値「1」を減算し(S310)、遊技可能回数「M4」が「0」であるか否かを判断し(S311)、遊技可能回数「M4」が「0」であると判断した場合(S311でYES)には、時短4フラグをOFF状態にし(S312)、時短終了判定処理を終了する。また、メインCPU301aは、ステップS311において遊技可能回数「M4」が「0」でないと判断した場合(S311でNO)にも、時短終了判定処理を終了する。このようなステップS309からステップS312までの処理が実行されることによって、大当たりに当選しない限りは、時短遊技状態4の遊技可能回数「M1」の初期値「700」で示されるように、時短遊技状態4の時短遊技を最大で700回まで継続できることとなる。
このように時短終了判定処理では、時短遊技状態(時短遊技状態1、時短遊技状態2、時短遊技状態3、時短遊技状態4)の終了契機が成立した場合には、当該時短遊技状態に対応した時短フラグ(時短1フラグ、時短2フラグ、時短3フラグ、時短4フラグ)をOFF状態に変更することで、時短遊技状態を終了させるようにすることとなる。なお、時短終了判定処理において、第1特別図柄表示器120および第2特別図柄表示器122のうちのいずれでも変動表示が停止される毎に、遊技可能回数「M(M1、M2、M3、M4)」は減算されるようになっている。
また、上述の時短終了判定処理では、各時短遊技状態は、遊技可能回数「M(M1、M2、M3、M4)」が「0」となったとき、所謂、第1特別図柄表示器120および第2特別図柄表示器122における変動表示の合計回数が、所定の初期値で示す回数に到達したときに、終了するものとしたが、これに限定されるものではなく種々の態様であってもよい。例えば、第1特別図柄表示器120および第2特別図柄表示器122における変動表示の合計回数が50回に達した契機、第2特別図柄表示器122における変動表示の回数が5回に達した契機、および小当たりに最初に当選した契機、のうち最初に成立した契機にて各時短遊技状態が終了するようにしてもよい。また、各時短遊技状態において、終了する契機が異なるようにしてもよい。例えば、時短遊技状態1は、第1特別図柄表示器120および第2特別図柄表示器122における変動表示の合計回数が50回に達した契機、第2特別図柄表示器122における変動表示の回数が5回に達した契機、および小当たりに最初に当選した契機、のうち最初に成立した契機にて終了するものとし、時短遊技状態3は、第1特別図柄表示器120および第2特別図柄表示器122における変動表示の合計回数が500回に達した契機、第2特別図柄表示器122における変動表示の回数が20回に達した契機、および小当たりに4回当選した契機、のうち最初に成立した契機にて終了するものとし、時短遊技状態4は、第1特別図柄表示器120および第2特別図柄表示器122における変動表示の合計回数が30回に達した契機、第2特別図柄表示器122における変動表示の回数が6回に達した契機、および小当たりに3回当選した契機、のうち最初に成立した契機にて終了するものとしてもよい。
図312を参照して、ここで、上述の時短遊技状態3および時短遊技状態4の終了時について説明する。図312は、時短遊技状態3および時短遊技状態4の終了時について説明する図であり、(a)は時短遊技状態3中に大当たり遊技となって時短遊技状態3を終了する場合を説明する図であり、(b)は時短遊技状態4中に大当たり遊技となって時短遊技状態4を終了する場合を説明する図である。なお、図312においては、大当たり遊技の期間(オープニング期間およびエンディング期間を含む)、時短遊技状態1、時短遊技状態3、および時短遊技状態4の作動期間、および遊技可能回数「M1」、「M3」、「M4」を例示している。
図312(a)に示すように、時短遊技状態3中の時点tb1で大当たり遊技が開始されると、時点tb1で大当たり時初期化処理が実行されるため、時点tb1における時短遊技状態3での遊技可能回数「M3」は「500」であるものの「0」に更新されるとともに、時短遊技状態3が終了することとなる。また、大当たり遊技が終了する時点tb2では、時短遊技状態1の遊技可能回数「M1」が初期値「100」に設定されるとともに、時短遊技状態1に移行されることとなり、時短遊技状態3が再開されることがない。このように、時短遊技状態3中に大当たりに当選したときには、時短遊技状態3での遊技可能な最大回数「700(回)」を消化できるように大当たり遊技後に時短遊技状態3を再開させることなく、遊技可能な最大回数「700(回)」を消化することなく時短遊技状態3を終了させる場合がある。
図312(b)に示すように、時短遊技状態4中の時点tc1で大当たり遊技が開始されると、時点tc1で大当たり時初期化処理が実行されるため、時点tc1における時短遊技状態4の遊技可能回数「M4」は「10」であるものの「0」に更新されるとともに、時短遊技状態4が終了することとなる。また、大当たり遊技が終了する時点tc2では、時短遊技状態1での遊技可能回数「M1」が初期値「100」に設定されるとともに、時短遊技状態1に移行されることとなり、時短遊技状態4が再開されることがない。このように、時短遊技状態4中に大当たりに当選したときにも、時短遊技状態4での遊技可能な最大回数「700(回)」を消化できるように大当たり遊技後に時短遊技状態4を再開させることなく、遊技可能な最大回数「700回」を消化することなく時短遊技状態4を終了させる場合がある。
(情報表示器302cの説明)
図313および図314を参照して、次に、本実施形態の情報表示器302cについて説明する。図313は、情報表示器302cの詳細を説明する図である。図314は、ベース値Bの計数期間の具体例を説明する図である。ここで、ベース値Bとは、通常遊技状態(低確率非時短遊技状態)の特定の区間で払出された賞球数の総数に対して、アウト数(打出した遊技球の総数)を除することで算出される数値である。また、アウト数とは、図示しないアウト球検出スイッチにより検出された遊技球の個数であり、例えば、アウト口111に入球した遊技球や、第1始動装置112等の始動装置や第1大入賞装置117等の入賞装置や図示しない一般入賞口に入球した遊技球であって、アウト球検出スイッチによって検出された遊技球の個数である。
図313(a)に示すように、まず、メインRAM301cに設けられる各種のカウンタ(ベース算出用アウトカウンタ、ベース算出用賞球カウンタ、総アウトカウンタ)は、情報表示器302cにおけるベース値Bの表示制御に用いられるものである。ベース算出用アウトカウンタは、特定の区間におけるアウト数を計数するものであり、例えば、アウト球検出スイッチで遊技球が検出される毎に、ベース算出用アウトカウンタに数値「1」が加算されることとなる。ベース算出用賞球カウンタは、特定の区間における賞球を計数するものであり、例えば、ベース算出用賞球カウンタには、遊技球が、一般入賞口に入賞すると数値「10」が加算され、第1大入賞装置117等の入賞装置に入賞すると数値「15」が加算され、第1始動装置112等の始動装置に入賞すると数値「3」が加算されることとなる。総アウトカウンタは、最初に電源が投入されてからのアウト数(以下「総アウト数」と記載する場合がある)を計数するものである。そして、メインCPU301aでは、ベース算出用賞球カウンタの数値をベース算出用アウトカウンタの数値で除した計算結果に数値「100」を掛けることによって、特定の区間のベース値Bを算出するとともに、予め定められた区間が終了する毎に、当該区間のベース値Bを記憶(保存)する。なお、本実施形態では、アウト数が60000個と計数される毎に、ベース値Bが保存されるものとし、具体的に、メインCPU301aでは、総アウトカウンタに数値「60000」が加算される毎に、ベース算出用賞球カウンタおよびベース算出用アウトカウンタの現在値からベース値Bを算出して保存するとともに、ベース算出用賞球カウンタおよびベース算出用アウトカウンタが初期化されることとなる。なお、本実施形態では、ベース算出用アウトカウンタおよびベース算出用賞球カウンタが加算される期間を「計数期間」と記載し、計数期間以外の期間を「非計数期間」と記載する場合がある。
図313(b)に示すように、次に、区間3で60000個のアウト数が計数され、その後の区間2で60000個のアウト数が計数され、その後の区間1で60000個のアウト数が計数され、そして、区間L(アウト数が60000個未満(0~59999個))が開始された場合において、情報表示器302cでの表示について説明する。ここで、区間3のベース値Bを「B3」とし、区間2のベース値Bを「B2」とし、区間1のベース値を「B1」とし、区間Lのベース値Bを「BL」とする。このような区間Lにおける情報表示器302cにおいては、当該区間L(リアルタイム)のベース値BL、区間1のベース値B1、区間2のベース値B2、区間3のベース値B3が、この順序で約5秒毎に切替るように表示される。また、区間Lにおけるアウト数が60000個に達すると、区間Lのベース値BLが最も新しい区間のベース値Bとして記憶され、区間1のベース値B1が次に新しい区間のベース値Bとして記憶され、区間2のベース値B2が3番目に新しい区間のベース値Bとして記憶されるとともに、最も古い区間3のベース値B3が破棄される。つまり、1つの区間が終了する(60000個のアウト数が計数される)と、当該区間のベース値Bが前回の区間のベース値Bとして保存され、最も古い区間のベース値Bが破棄されることとなる。なお、本実施形態では、遊技が可能な期間を含み、情報表示器302cにおいて、これらのベース値Bが継続して表示される。
図313(c)に示すように、情報表示器302cは、4つの7セグメント表示器302ca~302cdで構成されている。2つの7セグメント表示器302cc、302cdにおいては、上述のように、2桁のベース値Bとして、ベース値BL、ベース値B1、ベース値B2、ベース値B3が、この順序で約5秒毎に切替るように表示される。なお、ベース値Bが数値「100」より大きい場合には、「99.」が表示される(ドット表示部が点灯する。)。また、2つの7セグメント表示器302ca、302cbにおいては、2つの7セグメント表示器302cc、302cdで表示されているベース値Bに対応し、何れの区間のベース値Bが表示されているかを識別可能な識別情報「bL」、「b1」、「b2」、「b3」が表示される。具体的に、情報表示器302cの2つの7セグメント表示器302ca、302cbにおいて、区間Lのベース値BLが表示される期間では識別情報「bL」が表示され、区間1のベース値B1が表示される期間では識別情報「b1」が表示され、区間2のベース値B2が表示される期間では識別情報「b2」が表示され、区間3のベース値B3が表示される期間では識別情報「b3」が表示される。
ここで、区間L~区間3の各区間における情報表示器302cでの表示の態様について、より詳細に説明する。例えば、総アウト数が60000個より少ない場合であって、識別情報「b1」、「b2」、「b3」が表示される期間においては、ベース値Bが算出できない場合がある。このように総アウト数が60000個より少ない場合には、7セグメント表示器302ca、302cbで各識別情報が点滅表示されるとともに、7セグメント表示器302cc、302cdで特殊記号「ーー」が点灯表示される。また、総アウト数が60000個以上で120000個より少ない場合には、ベース値B1は算出されるものの、識別情報「b2」のベース値B2および識別情報「b3」のベース値B3が算出できない場合がある。このように総アウト数が60000個以上で120000個より少ない場合には、識別情報「b1」が表示される期間では、当該識別情報が点灯表示されるとともにベース値B1が点灯表示されるが、識別情報「b2」、「b3」が表示される期間では、各識別情報が点滅表示されるとともに特殊記号「ーー」が点灯表示される。さらに、総アウト数が120000個以上で180000個より少ない場合には、ベース値B1およびベース値B2が算出されるものの、識別情報「b3」のベース値B3が算出できない場合がある。このように総アウト数が120000個以上で180000個より少ない場合には、識別情報「b1」または「b2」が表示される期間では、当該識別情報が点灯表示されるとともにベース値B1またはベース値B2が点灯表示され、識別情報「b3」が表示される期間では当該識別情報が点滅表示されるとともに特殊記号「ーー」が点灯表示される。そして、上述した通り、本実施形態では、識別情報「bL」が表示される期間においては、リアルタイムのベース値BLが表示されるものの、区間Lにおける通常アウト数が十分に多くない場合には、正確な(本来の)ベース値Bが算出され難い場合がある。このよう場合であって、例えば、区間Lの通常アウト数が6000個末満の場合には、識別情報「bL」が点滅表示され、通常アウト数が6000個以上の場合には、識別情報「bL」が点灯表示されるようにしてもよい。このような表示態様であれば、区間Lにおける通常アウト数が十分に多いか否かが実質的に報知されることで、遊技機100の管理者は、区間Lにおける通常アウト数が十分であるか否かを考慮したうえで、ベース値Bを評価することができる。
ところで、遊技者が実際に遊技する前には、管理者によって遊技機100の動作確認が実施されるのが通常であり、この動作確認には、各種の検出スイッチ(アウト球検出スイッチ等)において遊技球が正常に検出されるか否かの確認が含まれる。このように動作確認が実施された場合であって、例えば、遊技機100において最初の電源投入直後からベース算出用賞球カウンタおよびベース算出用アウトカウンタが加算されるような構成では、最初の電源投入直後において算出されるベース値Bが、実際に遊技した場合に算出されるベース値Bと相違する場合がある。このような場合には、本実施形態では、総アウトカウンタが予め定められた数値(例えば、数値「300」)に達するまで、ベース算出用賞球カウンタおよびベース算出用アウトカウンタが加算されないようにしてもよく、このようにすれば、最初の電源投入直後のベース値が相違してしまう、といったことが抑制されることとなる。
ここで、主制御基板300でのメイン処理において実行される処理の一つであって、通常遊技状態(低確率非時短遊技状態)のベース値Bを算出するために賞球数およびアウト数を計数する処理である計数処理、および情報表示器302cにおいてベース値Bを表示する処理であるベース表示処理について、具体的に説明する。計数処理を実行したときのメインCPU301aは、ベース算出用賞球カウンタに対して、通常遊技状態で、一般入賞口に遊技球が入賞して一般入賞検出スイッチで遊技球が検出されると数値「10」(一般入賞口に対応する賞球数)を加算し、第1始動装置検出スイッチ304または第2始動装置検出スイッチ305で遊技球が検出されると数値「3」を加算し、第1入賞装置検出スイッチ306aまたは第2入賞装置検出スイッチ306bで遊技球が検出されると数値「15」を加算する。また、メインCPU301aは、ベース算出用アウトカウンタに対して、通常遊技状態で、アウト球検出スイッチで遊技球が検出されると数値「1」を加算する。なお、通常遊技状態以外の遊技状態では、ベース算出用賞球カウンタおよびベース算出用アウトカウンタに対して数値は加算されない。そして、メインCPU301aは、計数処理を実行した後に、上述の計数処理で計数した通常賞球数および通常アウト数からベース値を算出して、情報表示器302cに識別情報およびベース値Bを表示する処理であるベース表示処理を実行する。このベース表示処理が実行されることによって、上述のような態様で情報表示器302cに識別情報およびベース値Bが表示される。
図314を参照して、次に、上述した情報表示器302cにおいてベース値Bを表示するときに必要な計数処理を実行する期間である計数期間の具体例について説明する。まず、図314(a)は、低確非時短遊技状態(通常遊技状態)から時短遊技状態3へ移行される前後における計数期間の具体例を説明するための図である。また、図314(b)は、低確非時短遊技状態(通常遊技状態)から時短遊技状態4へ移行される前後における計数期間の具体例を説明するための図である。さらに、図314(c)は、低確非時短遊技状態(通常遊技状態)から時短遊技状態4へ移行される前後における計数期間の他の具体例を説明するための図である。なお、下記の説明における計数期間とは、上述の計数処理を実行する期間であり、非計数期間とは、計数処理を実行しない期間である。
図314(a)に示すように、ここでは、低確非時短遊技状態における800回目の遊技(特別図柄の変動表示)が時点tn1で開始され、当該800回目の遊技でハズレ図柄が停止表示された場合であって、時点tn2において、ハズレ図柄が停止表示されるとともに、第1所定条件の累積回数「n」が「0」となる場合について説明する。このような場合には、時点tn2より前の低確非時短遊技状態中が計数期間になり、時点tn2以降の時短遊技状態3の状態中が非計数期間になる。また、時短遊技状態3の状態で大当り遊技に当選しないで、時短遊技状態3での最終回となる遊技(700回目の特別図柄の変動表示)が時点tn3で開始され、時点tn4で当該最終回となる遊技でのハズレ図柄が停止表示され、遊技可能回数が「0(回)」となった場合について説明する。このような場合には、時点tn4以降が低確非時短遊技状態になって、時点tn4から計数期間が再開されることとなる。なお、上述では、時短遊技状態3への移行時における非計数期間の開始時点を時点tn2としたが、時点tn1としてもよい。また、時短遊技状態3の終了後に低確非時短遊技状態への移行時における計数期間の再開時点を時点tn4としたが、時点tn3としてもよい。
図314(b)に示すように、ここでは、低確非時短遊技状態において時短図柄J2が停止表示される遊技が時点tо1で開始され、時短図柄J2が時点tо2で停止表示された場合について説明する。このような場合には、時点tо2より前の低確非時短遊技状態中が計数期間になり、時点tо2以降の時短遊技状態4の状態中が非計数期間になる。また、時短遊技状態4の状態で大当り遊技に当選しないで、時短遊技状態4での最終回となる遊技(700回目の特別図柄の変動表示)が時点tо3で開始され、時点tо4で当該最終回となる遊技でのハズレ図柄が停止表示され、遊技可能回数が「0」となった場合について説明する。なお、このとき、第1所定条件の累積回数「n」が「0」となっていないものとする。このような場合には、時点tо4以降が低確非時短遊技状態になって、時点tо4から計数期間が再開されこととなる。なお、例えば、時短遊技状態4の最終回となる遊技で時短図柄J1等が停止表示された場合には、上述のようにハズレ図柄が停止表示された場合と同様に、計数期間が再開されるようにしてもよい。また、時短遊技状態4の最終回となる遊技で小当り図柄が停止表示された場合には、小当り遊技が終了した後に計数期間が再開されるようにしてもよい。さらに、上述では、時短遊技状態4への移行時における非計数期間の開始時点を時点tо2としたが、時点tо1としてもよい。また、時短遊技状態4の終了後に低確非時短遊技状態への移行時における計数期間の再開時点を時点tо4としたが、時点tо3としてもよい。
図314(c)に示すように、ここでは、低確非時短遊技状態において時短図柄J2が停止表示される遊技が時点tp1で開始され、時短図柄J2が時点tp2で停止表示された場合について説明する。このような場合には、時点tp2より前の低確非時短遊技状態中が計数期間になり、時点tp2以降の時短遊技状態4中が非計数期間になる。また、時短遊技状態4の状態で大当り遊技に当選しないで、時短遊技状態4の最終回となる遊技(700回目の特別図柄の変動表示)が時点tp3で開始され、時点tp4で当該最終回となる遊技でのハズレ図柄が停止表示され、遊技可能回数が数値「0」となった場合について説明する。なお、このとき、第1所定条件の累積回数「n」が「0」となったものとする。このような場合には、時点tp4以降が時短遊技状態3になるため、時点tp4以降においても非計数期間が継続されることとなる。なお、時短遊技状態4の最終回となる遊技において第1所定条件の累積回数「n」が「0」となった場合であって、当該遊技で時短図柄J1等または小当り図柄が停止表示されても、非計数期間が継続されることとなる。
(演出モード毎の演出表示例)
図315および図316を参照して、メイン表示装置131における演出モード毎の演出表示例(変動前動作、停止前動作等)、および保留数の演出表示例について説明する。図315は、メイン表示装置131における演出モード毎の演出表示例(変動前動作、停止前動作等)を示す図であり、図316は、メイン表示装置131における保留数の演出表示例を示す図である。
図315、および図316に示すように、メイン表示装置131では、遊技の進行に応じて様々な演出表示を行う。演出表示としては、特別図柄の変動表示の非実行中に行われる客待ちデモ演出や、特別図柄の変動表示の実行中に行われる演出図柄50aの変動表示(変動前動作、更新変動)を伴う変動演出や、特別図柄の変動表示の実行中に行われる特殊図柄TZ(所謂第4図柄)の変動表示(更新変動)や、大当たり遊技の実行中に行われる大当たり演出等がある。メイン表示装置131の表示部(有効表示領域)には、3つの演出図柄50a(左図柄、中図柄、右図柄)を表示するための変動表示領域や、変動演出の実行に係る演出モードを示すためのモード表示領域などが形成されている。また、メイン表示装置131には、通常遊技状態において第1保留数に対応する数の第1保留アイコン(第1保留情報)を表示するための第1保留アイコン表示領域50bや、時短遊技状態において第2保留数に対応する数の第2保留アイコン(第2保留情報)を表示するための第2保留アイコン表示領域50d(図示せず)や、変動演出の実行中であることを示す当該アイコン(実行情報)を表示するための当該アイコン表示領域50cや、第1保留数を数字表示するための第1保留数表示領域SAや、第2保留数を数字表示するための第2保留数表示領域SB等が形成されている。
演出図柄50aは、例えば、「1」から「9」までの数字を示す図柄等により構成され、第1特別図柄表示器120や第2特別図柄表示器122で実行される特別図柄の変動表示の開始に対応して変動表示を開始し、特別図柄の変動表示の停止に対応して停止表示を行うようになっている。また、演出図柄50aは、大当たり判定の結果を報知する態様(ハズレ態様、大当たり態様)で所定時間(例えば0.5秒)に亘って停止表示するようになっている。大当たり態様は、「777」や「555」などのように同一の演出図柄50aの組み合わせであり、ハズレ態様はそれ以外の態様である。なお、演出図柄50aの変動表示の態様は、上下方向のスクロールとなっているが、左右方向にスクロールするものであってもよいし、その場での切り替わりや回転(自転)などであってもよい。また、演出図柄50aの変動表示(変動演出)中には、大当たり判定の結果に応じて、背景画像やキャラクタ等の様々な演出画像やムービー等がメイン表示装置131等に表示されることで、大当たり遊技(特別遊技)が実行されることに対する遊技者の期待感を高めるようになっている。
第1保留アイコン表示領域50bは、当該アイコン表示領域50cに近い側から第1表示部50b1(第1エリア)、第2表示部50b2(第2エリア)、第3表示部50b3(第3エリア)、第4表示部50b4(第4エリア)といった態様で区画されており、第1表示部50b1~第4表示部50b4には、第1保留数に対応した数の第1保留アイコンが表示される。具体的には、第1表示部50b1には、最初に第1特別図柄の変動表示が実行される第1保留情報を示す第1保留アイコンが表示され、第2表示部50b2には、2番目に第1特別図柄の変動表示が実行される第1保留情報を示す第1保留アイコンが表示され、第3表示部50b3には、3番目に第1特別図柄の変動表示が実行される第1保留情報を示す第1保留アイコンが表示され、第4表示部50b4には、4番目に第1特別図柄の変動表示が実行される第1保留情報を示す第1保留アイコンが表示される。なお、第2保留アイコン表示領域50dは、当該アイコン表示領域50cに近い側から第1表示部50d1、第2表示部50d2、第3表示部50d3、第4表示部50d4といった態様で区画されており、第1表示部50d1~第4表示部50d4には、第2保留数に対応する数の第2保留アイコンが表示される。
当該アイコン表示領域50cは、第1保留アイコン表示領域50bや第2保留アイコン表示領域50dと明確に区別するために第1保留アイコン表示領域50bの各表示部等に比べて大きい態様となっており、表示される当該アイコンも第1保留アイコンに比べて大きい態様で表示される。具体的には、例えば、第1特別図柄(演出図柄50a)の変動表示の開始に伴って第1保留アイコン表示領域50bに表示されていた第1保留アイコンが当該アイコン表示領域50cに向けて1つずつ移動(シフト)し、第1表示部50b1に表示されていた第1保留アイコンが当該アイコン表示領域50cに移動(シフト)することで当該アイコンとなり、第1特別図柄(演出図柄50a)の変動表示の終了時に当該アイコンが消滅(消去)する(当該アイコンの消滅演出(消去演出))ように表示される。なお、第1特別図柄(演出図柄50a)の変動表示の途中で当該アイコンを消滅させてもよい。
図315(a)に示すように、演出モードA(通常遊技状態)では、モードA背景画像が常に横スクロール又は場面変化(演出動作)した状態で表示され、演出図柄50aが第1態様(矩形状のベース画像BG、キャラクタ画像CG、六角画像に囲まれた数字画像SG)で表示され、特殊図柄TZが全ての演出モードで共通の共通態様(数字画像)で表示され、上述した累積回数「n」に対応する遊技回数を示す累積回数画像RKが表示される。そして、第1態様の演出図柄50aは、変動演出において下方向へのスクロール表示(更新変動)を行うが、このスクロール表示が開始することを示唆する変動前動作として図柄停止位置から上方に浮き上がる浮上表示を0.75秒に亘って行うようになっており、このスクロール表示が終了することを示唆する停止前動作としてキャラクタ画像CGが図柄停止位置で頭を揺らす表示を0.9秒に亘って行うようになっている。また、アイコン表示領域(第1保留アイコン表示領域50b、当該アイコン表示領域50c)では、通常アイコンが第1態様(六角形)で表示される。そして、第1態様の通常アイコンは、左側に傾く第1姿勢(初期姿勢)から右側に傾く第2姿勢を経由して再び第1姿勢となる揺れ動作(演出動作)を常に1周期2秒で繰り返し行うようになっている。また、演出モードAで変動表示中には、変動BGM1が出力されるようになっている。さらに、累積回数画像RKは、通常遊技状態での累積回数「n」が予め定められた回数(例えば、780回)に達する前は非表示であって、予め定められた回数に達した後に表示開始され、通常遊技状態での1回の遊技が終了(ハズレ図柄等で停止表示)する度に、「1」加算された数値の画像に更新される。
図315(b)に示すように、演出モードB(通常遊技状態)では、モードB背景画像が常に横スクロール又は場面変化(演出動作)した状態で表示され、演出図柄50aが第2態様(提灯状のベース画像BG、キャラクタ画像CG、六角画像に囲まれた数字画像SG)で表示され、特殊図柄TZが全ての演出モードに共通の共通態様(数字画像)で表示され、上述した演出モードAと同じ態様の累積回数画像RKが表示される。そして、第2態様の演出図柄50aは、変動演出において下方向へのスクロール表示(更新変動)を行うが、このスクロール表示(更新動作)を開始する前の変動前動作として演出図柄50aの縮小表示を0.5秒に亘って行うようになっており、このスクロール表示(更新動作)を終了する前の停止前動作として図柄停止位置で演出図柄50aの縮小→通常表示を0.5秒に亘って行うようになっている。また、アイコン表示領域(第1保留アイコン表示領域50b、当該アイコン表示領域50c)では、通常アイコンが第2態様(シャトル形)で表示される。そして、第2態様の通常アイコンは、左側に傾く第1姿勢(初期姿勢)から右側に傾く第2姿勢を経由して再び第1姿勢となる揺れ動作(演出動作)をメイン表示装置131への表示中は常に1周期2秒で繰り返し行うようになっている。また、演出モードBで変動表示中には、変動BGM2が出力されるようになっている。
図315(c)に示すように、演出モードC(通常遊技状態)では、モードC背景画像が常に横スクロール又は場面変化(演出動作)した状態で表示され、演出図柄50aが第3態様(R面取りされた矩形状のベース画像BG、キャラクタ画像CG、R面取りされた六角画像に囲まれた数字画像SG)で表示され、特殊図柄TZが全演出モードに共通の共通態様(数字画像)で表示され、上述した演出モードAと同じ態様の累積回数画像RKが表示される。そして、第3態様の演出図柄50aは、変動演出において下方向へのスクロール表示(更新変動)を行うが、このスクロール表示(更新変動)を開始する前の変動前動作として演出図柄50aの拡大表示を0.5秒に亘って行うようになっており、このスクロール表示(更新変動)を終了する前の停止前動作として図柄停止位置で演出図柄50aの回転表示を0.7秒に亘って行うようになっている。また、アイコン表示領域(第1保留アイコン表示領域50b、当該アイコン表示領域50c)では、通常アイコンであれば第3態様(星形)で表示される。そして、第3態様の通常アイコンは、特定頂部が上部に位置する第1姿勢(初期姿勢)から回転して特定頂部が移動した第2姿勢を経由して再び第1姿勢となる回転動作(演出動作)を常に1周期3秒で繰り返し行うようになっている。また、演出モードCで変動表示中には、変動BGM3が出力されるようになっている。
なお、上述の演出モードA~Cにおいては、累積回数画像RKを共通の態様のものとしたが、演出モードに応じて異なる態様のものであってもよく、例えば、文字フォントが異なる態様であったり、大きさが異なる態様であったりしてもよい。また、累積回数画像RKは、通常遊技状態での累積回数が予め定められた回数(例えば、790回)に達した後に表示開始されるものとしたが、通常遊技状態中は常に表示されるようにしてもよい。さらに、累積回数画像RKとして、上述した累積回数「n」に対応する遊技回数を示すものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、時短遊技状態3に移行するまでの遊技回数を示すような表示態様であってもよく、具体的には、「遊タイム開始(時短遊技状態3へ移行)まであと20回!!」といったように時短遊技状態3への移行を期待させる文言が併せて表示されるような態様であってもよい。
図315(d)に示すように、演出モードD(時短遊技状態1)では、モードD背景画像が常に横スクロール又は場面変化(演出動作)した状態で表示され、演出図柄50aが第4態様(矩形状のベース画像BG、数字画像SG)で表示され、特殊図柄TZが全ての演出モードに共通の共通態様(数字画像)で表示され、時短遊技状態1で遊技可能な残り回数(遊技可能回数「M1」に対応)を示唆する残回数画像JKが表示され、右打ちを示唆する右打ち画像MGが表示される。そして、第4態様の演出図柄50aは、変動演出において下方向へのスクロール表示(更新変動)を行うが、このスクロール表示が開始することを示唆する変動前動作として図柄停止位置から上方に浮き上がる浮上表示を0.4秒に亘って行うようになっており、このスクロール表示が終了することを示唆する停止前動作として図柄停止位置から上方に浮き上がった後下方に下がるバウンド表示を0.4秒に亘って行うようになっている。なお、停止前動作としてのバウンド表示は、変動前動作としての浮上表示と演出態様は類似するが、バウント表示の方が演出図柄50aの移動速度が速く、且つ、浮き上がりの高さも低くなっている。また、アイコン表示領域(第2保留アイコン表示領域50d、当該アイコン表示領域50c)では、通常アイコンが第4態様(丸形)で表示される。そして、第4態様の通常アイコンは、内部の黒点が上部に位置する第1姿勢(初期姿勢)から回転して黒点が移動した第2姿勢を経由して再び第1姿勢となる回転動作(演出動作)を常に1周期3秒で繰り返し行うようになっている。また、演出モードDで変動表示中には、変動BGM4が出力されるようになっている。さらに、残回数画像JKにおいては、時短遊技状態1での1回の遊技が終了(ハズレ図柄等で停止表示)する度に、「1」減算された数値の画像に更新される。そして、右打ち画像MGは、右打ちランプの点灯中には表示され、右打ちランプの消灯中には非表示となる。
図315(e)に示すように、演出モードE(時短遊技状態2)では、モードE背景画像が常に横スクロール又は場面変化(演出動作)した状態で表示され、演出図柄50aが第4態様(矩形状のベース画像、数字画像)で表示され、特殊図柄TZが全ての演出モードに共通の共通態様(数字画像)で表示され、時短遊技状態2で遊技可能な残り回数(遊技可能回数「M2」に対応)を示唆する残回数画像JKが表示され、右打ちを示唆する右打ち画像MGが表示される。そして、第4態様の演出図柄50aは、変動演出において下方向へのスクロール表示(更新変動)を行うが、このスクロール表示が開始することを示唆する変動前動作として図柄停止位置から上方に浮き上がる浮上表示を0.4秒に亘って行うようになっており、このスクロール表示が終了することを示唆する停止前動作として図柄停止位置で演出図柄50aの回転(小)表示を0.4秒に亘って行うようになっている。また、アイコン表示領域(第2保留アイコン表示領域50d、当該アイコン表示領域50c)では、通常アイコンが第4態様(丸形)で表示される。そして、第4態様の通常アイコンは、内部の黒点が上部に位置する第1姿勢(初期姿勢)から回転して黒点が移動した第2姿勢を経由して再び第1姿勢となる回転動作(演出動作)を常に1周期3秒で繰り返し行うようになっている。また、演出モードEで変動表示中には、変動BGM5が出力されるようになっている。さらに、残回数画像JKにおいては、時短遊技状態2での1回の遊技が終了(ハズレ図柄等で停止表示)する度に、「1」減算された数値の画像に更新される。そして、右打ち画像MGは、右打ちランプの点灯中には表示され、右打ちランプの消灯中には非表示となる。
図315(f)に示すように、演出モードF(時短遊技状態3)では、モードF背景画像が常に横スクロール又は場面変化(演出動作)した状態で表示され、演出図柄50aが第4態様(矩形状のベース画像、数字画像)で表示され、特殊図柄TZが全演出モードに共通の共通態様(数値画像)で表示され、時短遊技状態3で遊技可能な残り回数(遊技可能回数「M3」に対応)を示唆する残回数画像JKが表示され、右打ちを示唆する右打ち画像MGが表示される。そして、第4態様の演出図柄50aは、変動演出において下方向へのスクロール表示(更新変動)を行うが、このスクロール表示が開始することを示唆する変動前動作として演出図柄50aの縮小表示を0.4秒に亘って行うようになっており、このスクロール表示が終了することを示唆する停止前動作として図柄停止位置から上方に浮き上がるバウンド(小)表示を0.4秒に亘って行うようになっている。また、アイコン表示領域(第2保留アイコン表示領域50d、当該アイコン表示領域50c)では、通常アイコンが第5態様(五角形)で表示される。そして、第5態様の通常アイコンは、特定頂部が上部に位置する第1姿勢(初期姿勢)から回転して特定頂部が移動した第2姿勢を経由して再び第1姿勢となる回転動作(演出動作)を常に1周期3秒で繰り返し行うようになっている。また、演出モードFで変動表示中には、変動BGM6が出力されるようになっている。さらに、残回数画像JKにおいては、時短遊技状態3での1回の遊技が終了(ハズレ図柄等で停止表示)する度に、「1」減算された数値の画像に更新される。そして、右打ち画像MGは、右打ちランプの点灯中には表示され、右打ちランプの消灯中には非表示となる。
なお、変動演出において演出図柄50aが複数種類の変動前動作(浮上表示、拡大表示、縮小表示)の何れを実行した場合であっても、3つの演出図柄50aの変動前動作やスクロール表示(更新変動)の開始順を同一にする(左→中→右)ようになっているが、複数種類の変動前動作の種類に応じて3つの演出図柄50aの変動前動作やスクロール表示(更新変動)の開始順を異ならせる(浮上表示:左→中→右、拡大表示:中→左→右、縮小表示:右→中→左等)ようにしてもよい。また、演出モード毎に演出図柄50aの変動前動作の態様を大当たり期待度が異なるように複数種類設けるようにしてもよい。また、変動演出において演出図柄50aが複数種類の停止前動作(頭を揺らす表示、縮小→通常表示、回転表示、バウンド表示、回転(小)表示、バウンド(小)表示)の何れを実行した場合であっても、3つの演出図柄50aの停止前動作や仮停止の順序を同一にする(左→右→中)ようになっているが、複数種類の停止前動作の種類に応じて3つの演出図柄50aの停止前動作や仮停止の順序を異ならせる(頭を揺らす表示:左→右→中、回転表示:左→中→右等)ようにしてもよい。また、演出モード毎に演出図柄50aの停止前動作の態様を大当たり期待度が異なるように複数種類設けるようにしてもよい。
また、時短遊技状態4に対応する演出モードの詳細については説明してないが、時短遊技状態3に対応する演出モードFと同じ態様であってもよいし、上述の演出モードA~Fとは異なる態様のものであって、例えば、演出モードGとして、演出モードFの背景画像やBGMがモードG背景画像やBGM7で構成されるような態様であってもよい。そして、時短遊技状態1~4における演出図柄50aの態様も、各々で異なる態様のものであってもよい。このように時短遊技状態1~4においては、各々で背景画像やBGM等が異なる態様となっているため、遊技者は、時短遊技状態1~4への移行後に、現時点の時短遊技状態の種類を容易に認識することができる。また、上述の時短遊技状態1~4においては、各々で演出モードが異なるものの、各時短遊技中では同じ演出モードにより遊技が実行されるものとしたが、各時短遊技中の遊技可能回数に応じて演出モードが変更されるような態様であってもよい。例えば、時短遊技状態3において、遊技可能回数「M3」が「100」となったとき(時短遊技状態2での遊技を600回実行したとき)に、演出モードFから異なる演出モードに変更されるような態様であってもよい。
さらに、上述の演出モードD~F等(時短遊技状態1~4)においては、残回数画像JKを共通の態様のものとしたが、演出モードに応じて異なる態様のものであってもよく、例えば、文字フォントが異なる態様であったり、大きさが異なる態様であったりしてもよい。また、上述の演出モードD~F等(時短遊技状態1~4)に応じて、残回数画像JKが表示されるものと、表示されないものと、が設定されていてもよい。さらに、残回数画像JKは、各時短遊技状態中は常に表示されるようにしてもよいし、各時短遊技状態への移行後の所定の回数の遊技が実行されるまでや、遊技可能回数「M」が予め定められた回数に達した後や、時短遊技状態中の所定の期間のみに表示されるものとしてもよい。例えば、時短遊技状態1(演出モードD)、および時短遊技状態2(演出モードE)では残回数画像JKを表示し、時短遊技状態3(演出モードF)等の移行後の序盤の遊技では残回数画像JKを表示しないで、時短遊技状態3での遊技可能回数「M3」が「100」まで減算された後に、残回数画像JKが表示開始されるような態様であってもよい。
そして、上述の第1保留アイコン表示領域50b、当該アイコン表示領域50c、および第2保留アイコン表示領域50dは、各演出モードで共通の態様であるものとしているが、例えば、演出モード毎で異なる態様のものとしてもよく、例えば、彩色が異なっていたり、装飾や形状が異なっていたりしてもよい。また、上述の演出モードD~Fにおいては、現時点の遊技状態を示唆する表示が表示されるようにしてもよく、例えば、「時短1モード」、「時短2モード」、「時短3モード」といった表示がメイン表示装置131の上部に表示されるようにしてもよい。さらに、上述の第1保留数表示領域SA、第2保留数表示領域SB、および特殊図柄TZにおいては、演出モードA~Cでの表示位置と、演出モードD~Fでの表示位置と、が異なる態様のものとしたが、同じ位置に表示されるようにしてもよく、例えば、メイン表示装置131の右下隅または左下隅に表示されるようにしてもよい。
ここで、時短図柄に対応するものであって、所定の3つの演出図柄50aから構成される時短演出図柄について説明する。上述(図303(a-4)を参照。)のように、時短図柄としては、遊技可能回数が100回の時短遊技状態4への移行に対応する特別図柄J1と、遊技可能回数が700回の時短遊技状態4への移行に対応する特別図柄J2と、が設定されている。これら特別図柄J1と特別図柄J2とに対応する時短演出図柄としては、例えば、同じ演出図柄50a(例えば、「151」)で構成されていてもよいし、各々で異なる演出図柄50a(例えば、「151」と「515」)で構成されていてもよいし、各特別図柄に対応する時短演出図柄が複数種類で設定されていてもよい。
また、時短演出図柄としては、主として数字を示す図柄等によって構成されている演出図柄50aで構成されているものであるが、これに限定されず種々の態様であってもよい。例えば、時短演出図柄は、主として「時短」といった文字のみから構成される専用図柄が含まれているような構成であってもよい。具体的に、時短演出図柄は、「1」の演出図柄50a、「時短」の専用図柄、「1」の演出図柄50a、といった構成であってもよく、特に、演出図柄50aによる変動演出中において、2つの「1」の演出図柄50aの仮停止後に、「時短」の専用図柄が仮停止する、といった態様であってもよい。このような態様において、リーチ演出が実行される変動パターンでの遊技の場合には、リーチ演出が実行されない期間では変動表示中の演出図柄50aに専用図柄が含まれず、リーチ演出の実行後に専用図柄が表示されるような態様であってもよい。また、時短演出図柄で停止表示されない遊技(大当たり判定処理にて時短4に当選していない判定の遊技)においては、仮停止した専用図柄が通常の演出図柄50aに変化するような態様であってもよい。このような態様であれば、時短図柄で停止表示されない遊技であっても、時短図柄での停止表示によって時短遊技状態4への移行に対する期待度を向上させることができる。さらに、累積回数に応じた時短遊技状態3への移行において、演出図柄50aの停止表示で上述の専用図柄のような図柄(時短演出図柄や大当たり/小当たりに対応する演出図柄50aとは異なる態様であって、例えば、「時短遊技開始!」という文字で構成された図柄)が移行時に停止表示されるような態様にしてもよい。
図316(a)に示すように、まず、保留数が「0」であって客待ち状態では、第1保留アイコン表示領域50b及び当該アイコン表示領域50cにアイコンが表示されず、第1保留数表示領域SA及び第2保留数表示領域SBにはそれぞれ「0」が表示される。
図316(b)に示すように、次に、第1始動装置112に遊技球が入賞して第1保留数が「1」になると、第1保留アイコン表示領域50bの第1表示部に通常表示態様の保留アイコンHIが追加表示(増加表示)され、第1保留数表示領域SAの保留数字が「1」に更新(増加表示)される。このとき、保留アイコンHIは左側に傾く第1姿勢(初期姿勢)で表示され、そこから演出動作(揺れ動作)が開始される。
図316(c)に示すように、次に、第1保留数が「0」に減少して第1特別図柄の変動表示が開始されると、第1保留アイコン表示領域50bに表示されている保留アイコンHIを当該アイコン表示領域50cに向けてシフト表示(減少表示、変化表示)が開始され、第1保留数表示領域SAの保留数字が「0」に更新(減少表示)される。このとき、保留アイコンHIは不透明から透過度が変化して半透明で表示されるが、演出動作(揺れ動作)は継続して行われる。
図316(d)に示すように、次に、保留アイコンHIのシフト表示が終了すると、保留アイコンHIが当該アイコンTIとして保留アイコンHIよりも大きなサイズであって不透明で表示され、演出動作(揺れ動作)が継続して行われる。
図316(e)に示すように、そして、第1始動装置112に遊技球が入賞して第1保留数が「1」になると、第1保留アイコン表示領域50bの第1表示部に通常表示態様の保留アイコンHIの追加表示(増加表示)が開始され、第1保留数表示領域SAの保留数字が「1」に更新(増加表示)される。このとき、追加表示される保留アイコンHIは、他の通常表示態様のアイコン(ここでは当該アイコンTI)と同期するように演出動作(揺れ動作)が開始され、エフェクト画像を伴って半透明の極小サイズから通常サイズへと拡大表示される。つまり、特別図柄が変動表示している状態では、保留アイコンHIが第1姿勢(初期姿勢)から表示が開始されない場合があるようになっている。
図316(f)に示すように、次に、通常表示態様の保留アイコンHIの追加表示(増加表示)が終了すると、追加表示された通常表示態様の保留アイコンHIが通常サイズであって不透明で表示され、演出動作(揺れ動作)が継続して行われる。
図316(g)に示すように、そして、第1始動装置112に遊技球が入賞して第1保留数が「2」になるとともに、アイコン変化演出が実行されることが決定されると、第1保留アイコン表示領域50bの第2表示部に第1特別表示態様(青色)の保留アイコンHIの追加表示(増加表示)が開始され、第1保留数表示領域SAの保留数字が「2」に更新(増加表示)される。このとき、追加表示される保留アイコンHIは、特定部位が上部に位置する第1姿勢(初期姿勢)から通常表示態様のアイコン(ここでは当該アイコンTI)とは同期しない演出動作(回転動作)が開始され、エフェクト画像を伴って半透明の極小サイズから通常サイズへと拡大表示される。
図316(h)に示すように、次に、第1特別表示態様(青色)の保留アイコンHIの追加表示(増加表示)が終了すると、追加表示された第1特別態様(青色)の保留アイコンHIが通常サイズであって不透明で表示され、演出動作(回転動作)が継続して行われる。
図316(i)に示すように、そして、第1特別図柄の変動表示が終了して停止表示すると、当該アイコン表示領域50cに表示されている当該アイコンTIの消去表示が開始される。このとき、消滅表示される当該アイコンTIはエフェクト画像を伴って透明度が徐々に高くなって消滅するが、消滅表示中であっても演出動作(揺れ動作)が行われる。
図316(j)に示すように、次に、第1保留数が「1」に減少して第1特別図柄の変動表示が開始されると、第1保留アイコン表示領域50bに表示されている2つの保留アイコンHIについて当該アイコン表示領域50cに向けてのシフト表示(減少表示)が開始され、第1保留数表示領域SAの保留数字が「1」に更新(減少表示)される。このとき、2つの保留アイコンHIは不透明から透過度が変化して半透明で表示されるが、演出動作(揺れ動作、回転動作)は継続して行われる。
図316(k)に示すように、次に、2つの保留アイコンHIのシフト表示が終了すると、第1保留アイコン表示領域50bの第1表示部に表示されていた通常表示態様の保留アイコンHIが当該アイコンTIとして保留アイコンHIよりも大きなサイズであって不透明で表示され、演出動作(揺れ動作)が継続して行われる。また、第1保留アイコン表示領域50bの第2表示部に表示されていた第1特別態様の保留アイコンHIが第1表示部に通常サイズであって不透明で表示され、これに伴ってアイコン変化演出により第2特別表示態様(赤色)に変化するが、演出動作(回転動作)は継続して行われる。
図316(l)に示すように、そして、第1始動装置112に遊技球が入賞して第1保留数が「2」になると、第1保留アイコン表示領域50bの第2表示部に通常表示態様の保留アイコンHIの追加表示(増加表示)が開始され、第1保留数表示領域SAの保留数字が「2」に更新(増加表示)される。このとき、追加表示される保留アイコンHIは、他の通常表示態様のアイコン(ここでは当該アイコンTI)と同期するように演出動作(揺れ動作)が開始され、エフェクト画像を伴って半透明の極小サイズから通常サイズへと拡大表示される。
図316(m)に示すように、次に、通常表示態様の保留アイコンHIの追加表示(増加表示)が終了すると、追加表示された通常表示態様の保留アイコンHIが通常サイズであって不透明で表示され、演出動作(揺れ動作)が継続して行われる。
図316(n)に示すように、そして、第1特別図柄の変動表示が終了して停止表示すると、当該アイコン表示領域50cに表示されていた当該アイコンTIの消滅表示が開始される。このとき、消滅表示される当該アイコンTIはエフェクト画像を伴って透明度が徐々に高くなって消滅されるが、消滅表示中であっても演出動作(揺れ動作)が行われる。
図316(o)に示すように、次に、第1保留数が「1」に減少して第1特別図柄の変動表示が開始されると、第1保留アイコン表示領域50bに表示されていた演出動作中の2つの保留アイコンHIについて当該アイコン表示領域50cに向けてのシフト表示(減少表示)が開始され、第1保留数表示領域SAの保留数字が「1」に更新(減少表示)される。このとき、2つの保留アイコンHIは不透明から透過度が変化して半透明で表示されるが、演出動作(揺れ動作、回転動作)は継続して行われる。
図316(p)に示すように、ここで、例えば、演出モードAから演出モードBへの切替条件が成立していると、メイン表示装置131には画面全体に遮蔽画像(ブラックアウト画像BO、ホワイトアウト画像WO等)が表示され、第1保留数表示領域SA及び第2保留数表示領域SBの保留数字が視認可能な状態のまま、第1保留アイコン表示領域50bや当該アイコン表示領域50cのアイコンの視認が規制される。
図316(q)に示すように、なお、遮蔽画像の後方レイヤーでは、当該アイコンTIの表示態様や演出動作(回転動作)は維持されたまま、保留アイコンHIが演出モードBに対応する通常表示態様の保留アイコンHIに切り替えられる。このとき、保留アイコンHIは左側に傾く第1姿勢(初期姿勢)で表示され、そこから演出動作(揺れ動作)が開始される。
図316(r)に示すように、そして、遮蔽画像が消去されると、第1保留アイコン表示領域50bに表示された通常表示態様の保留アイコンHI及び当該アイコン表示領域50cに表示された第2特別表示態様の当該アイコンTIの視認が可能となる。
なお、通常表示態様の2つ以上の保留アイコンが表示されている場合において、通常表示態様の保留アイコンと通常表示態様の当該アイコンとが同期するように演出動作を行うのと同じように、通常表示態様の複数の保留アイコンが同期するように演出動作を行うようになっている。また、ここでは主に演出モードAにおける保留表示例を説明したが、他の演出モードでも保留アイコンの表示態様や動作演出態様が異なるだけで、基本的には同じような保留数の表示(演出モードの切替時の表示も含む)が行われることになる。また、保留アイコンの当該アイコンへの変化表示(保留アイコンの保留アイコンへのシフト表示)が開始するタイミングよりも、保留数字の減少表示が開始されるタイミングが先になるようにしてもよく、保留アイコンの当該アイコンへの変化表示(保留アイコンの保留アイコンへのシフト表示)が完了するタイミングよりも、保留数字の減少表示が完了するタイミングが先になるようにしてもよい。また、保留アイコンの増加表示が開始するタイミングよりも、保留数字の増加表示が開始されるタイミング及び終了するタイミングが先になるようにしてもよい。また、保留アイコンの増加表示の開始時と増加表示の完了後とで、透明度だけを異ならせるのではなく、形状などを異ならせてもよい。
なお、新たに始動入賞したことに基づき通常表示態様で表示される保留アイコンの演出動作が他の保留アイコンの演出動作と同期するタイミングについては、表示開始時でもよいし、表示開始から所定時間経過時でもよいし、シフト表示の開始時でもよいし、シフト表示の完了時でもよい。また、保留アイコンのシフト表示後に保留アイコンの演出動作を再開させる場合、シフト表示後の位置(保留アイコン表示領域、当該アイコン表示領域)で初期姿勢から保留アイコンが演出動作を再開するようにしてもよい。
なお、特別図柄(演出図柄)が停止表示して当該アイコンが消滅表示されるときでも当該アイコンが演出動作を継続して行うようになっているが、特別図柄(演出図柄)の停止表示によって演出動作を終了させるようにしてもよい。また、通常表示態様で表示される複数のアイコン(保留アイコン同士、保留アイコンと当該アイコン)が同期して演出動作を行うようになっているが、完全に同期して演出動作を行うのではなく、略同期して演出動作を行うようにしてもよい。なお、新たに始動入賞したことに基づき通常表示態様で表示される保留アイコンの演出動作が他の保留アイコンの演出動作と略同期するタイミングについては、表示開始時でもよいし、表示開始から所定時間経過時でもよいし、シフト表示の開始時でもよいし、シフト表示の完了時でもよい。
(時短遊技状態毎の演出表示例)
図317~図319を参照して、ここで、時短遊技状態1~4における表示演出の態様の具体例について説明する。図317は、時短遊技状態1および時短遊技状態2への移行時に実行される時短突入演出および時短遊技状態1および時短遊技状態2の終了前に実行される表示演出について説明する図であり、(a-1)、および(a-2)は時短遊技状態1等への移行時における時短突入演出の表示態様の一例を示す図であり、(a-3)は時短遊技状態1等の終了前における表示演出の表示態様の一例を示す図であり、(b)は時短遊技状態1等への移行前後における種々の表示演出について説明する図である。図318は、時短遊技状態3または時短遊技状態4への移行前後に実行される表示演出について説明する図であり、(a-1)、および(a-2)は時短遊技状態3への移行前後における表示演出の表示態様の一例を示す図であり、(b-1)は時短遊技状態3への移行前後における種々の表示演出について説明する図であり、(b-2)は時短遊技状態4への移行前後における種々の表示演出について説明する図である。図319は、時短遊技状態1~4における終了時の表示演出について説明する図であり、(a)は時短遊技状態1および時短遊技状態2の終了時における表示態様の一例を示す図であり、(b-1)は時短遊技状態1および時短遊技状態2の終了前後における表示態様について説明する図であり、(b-2)は時短遊技状態3の終了前後における表示態様について説明する図であり、(b-3)は時短遊技状態4の終了前後における表示態様について説明する図である。
図317(a-1)、(a-2)に示すように、大当たり遊技状態が終了して、時短遊技状態1または時短遊技状態2に移行するときには、時短遊技状態1等が開始されることを示唆する時短突入演出を実行する。そして、時短遊技状態1等の時短突入演出においては、メイン表示装置131に、例えば、背景画像として時短突入演出に対応する突入時背景画像が表示されるとともに、時短遊技状態1に移行することを報知する画像である突入画像CTと、遊技用装置に挿入された遊技カードの取り忘れの防止を報知する画像である防止画像CHと、右打ちを示唆する画像である右打ち画像MGと、が表示される。その後に、防止画像CHに替わって、遊技依存を警告する画像である警告画像nhが表示される。なお、右打ち画像MGは、大当たり遊技状態に移行して、大当たり遊技の開始から大当たり遊技中も表示されており、時短遊技状態1等への移行後も引き続き表示されている。
図317(a-3)に示すように、時短遊技状態1または時短遊技状態2の終了前においては、メイン表示装置131に、例えば、時短遊技状態1等で遊技可能な残り回数(遊技可能回数「M1」/「M2」に対応)を報知する画像である残回数画像GJが表示される。また、残回数画像GJは、遊技可能回数が予め定められた回数(例えば、5回)以下になると表示開始され、時短遊技状態1等での1回の遊技が終了(ハズレ図柄等で停止表示)する度に、「1」減算された回数を報知するように表示する。このとき、メイン表示装置131には、時短遊技状態1中であるため、上述(図315(d)を参照。)のように、モードD背景画像、残回数画像JK、演出図柄50a(変動表示または停止表示)、特殊図柄TZ、保留数表示領域(第1保留数表示領域SA、第2保留数表示領域SB)、アイコン表示領域(第2保留アイコン表示領域50d、当該アイコン表示領域50c)、当該アイコンTI等が表示されており、残回数画像GJは、メイン表示装置131の略中央にて演出図柄50aに被さるように前面に大きく表示される。なお、時短遊技状態1等での最後となる遊技においては、残回数画像GJが「LAST」という態様の表示であってもよい。また、残回数画像GJは、時短遊技状態1または時短遊技状態2の終了前に表示されるものとしたが、時短遊技状態3および時短遊技状態4の終了前にも同じような態様で表示されるようにしてもよい。
図317(b)に示すように、時短遊技状態1および時短遊技状態2への移行前後においては、大当たり中演出→時短突入演出→時短中演出、といった順序で表示演出が実行される。ここで、時点th1は、大当たり遊技におけるラウンド期間が終了してエンディング期間が開始する時点であり、時点th2は、エンディング期間が終了した時点である。まず、時点th1前の大当たり遊技のラウンド期間では、演出図柄50a、突入画像CT、防止画像CH、および警告画像nhが非表示であって、大当たり中演出に対応する大当たり中背景画像が表示された状態で、所定の態様の動画等で構成された大当たり中演出が実行される。次に、時点th1~時点th2の期間では、演出図柄50aが非表示であって、突入時背景画像が表示された状態で、突入画像CT、防止画像CH、および警告画像nhが表示されるような時短突入演出が実行される(図317(a-1)、(a-2)を参照。)。但し、当該期間における防止画像CHと警告画像nhとは、開始時から所定の期間で防止画像CHのみが表示され、その後、所定の期間が経過すると防止画像CHが非表示となって、防止画像CHに替えて警告画像nhが表示されるといったように、防止画像CHと警告画像nhとが同時に表示されないようになっている。そして、時短th2後の時短遊技状態1等中の期間では、突入画像CT、防止画像CH、および警告画像nhが非表示になって、モードD背景等の時短背景画像が表示された状態で、第4態様の演出図柄50aによる変動表示が表示されるとともに、所定の態様の動画等で構成された時短中演出が実行される。なお、防止画像CHと警告画像nhとが表示される期間は、上述のような期間に限定されることなく、種々の期間であってもよい。例えば、防止画像CHが表示されている期間において、少なくとも一部の期間で警告画像nhも表示されるようにしてもよい。また、時短中演出の実行開始時や、時短遊技状態1等の終了直前に、防止画像CHおよび警告画像nhが表示されるようにしてもよい。さらに、時点th1~th2の期間では、メイン表示装置131において、突入画像CTを所定期間で表示した後に、モードD背景画像、第4態様の演出図柄50a等を表示した状態で、「右打ちを開始して下さい!」といったような右打ち開始を示唆する右打ち開始画像が3つの演出図柄50aの略全てを覆うような大きさで表示されるようにしてもよい。そして、右打ち開始画像を表示するときに、右打ち遊技を開始すべき旨を指示する音声も出力されるようにしてもよい。
図318(a-1)に示すように、次に、時短遊技状態3の移行前においては、メイン表示装置131に、例えば、通常遊技状態等での遊技の累積回数(累積回数「n」に対応)を報知する画像である累積回数画像AKが表示される。また、累積回数画像AKは、時短遊技状態3に移行するまでの残りの遊技回数を報知するものであって、累積回数が予め定められた回数(例えば、795回)になると表示開始され、通常遊技状態等での1回の遊技が終了(ハズレ図柄等で停止表示)する度に、「1」減算された回数を報知するように表示する。このとき、メイン表示装置131には、通常遊技状態中であるため、上述(図315(a)を参照。)のように、モードA背景画像、累積回数画像RK、演出図柄50a(変動表示または停止表示)、特殊図柄TZ、保留数表示領域(第1保留数表示領域SA、第2保留数表示領域SB)、アイコン表示領域(第1保留アイコン表示領域50b、当該アイコン表示領域50c)、当該アイコンTI等が表示されており、累積回数画像AKは、メイン表示装置131の略中央にて演出図柄50aに被さるように前面に大きく表示される。また、累積回数画像AKは、遊技開始の直後に表示され、予め定められた時間(例えば、最も短い変動時間の変動パターンの変動時間に比べて短い時間)が経過すると非表示になる。このような累積回数画像AKの表示時間であれば、当該の遊技で表示された累積回数画像AKが、次の遊技中にも表示される不都合を抑制することができる。なお、累積回数画像AKは、時短遊技状態3に移行する直前の遊技においては、「LAST」という態様の表示であってもよいし、「チャンスタイムまで、あと2回」といったように、時短遊技状態3への移行を期待させる文言が併せて表示されるような態様であってもよい。
図318(a-2)に示すように、通常遊技状態が終了して、時短遊技状態3に移行するときには、時短遊技状態3が開始されることを示唆する時短突入演出を実行する。そして、時短遊技状態3の時短突入演出においては、メイン表示装置131に、例えば、背景画像として時短突入演出に対応する突入時背景画像が表示されるとともに、時短遊技状態3に移行することを報知する画像である突入画像CTが表示される。このとき、メイン表示装置131には、時短遊技状態3に移行するため、上述(図315(f)を参照。)のように、第4態様の演出図柄50a(変動表示または停止表示)、右打ち画像MG、特殊図柄TZ、保留数表示領域(第1保留数表示領域SA、第2保留数表示領域SB)、アイコン表示領域(第1保留アイコン表示領域50b、当該アイコン表示領域50c)、当該アイコンTI等が表示されており、突入画像CTは、メイン表示装置131の略中央にて演出図柄50aに被さるように前面に大きく表示される。なお、突入画像CTは、時短遊技状態3への移行時の時短突入演出のときに表示されるものとしたが、時短遊技状態4への移行時の時短突入演出においても同じような態様で表示されるようにしてもよい。
図318(b-1)に示すように、時短遊技状態3への移行前後においては、上述の図318(a-1)に示したような通常中演出→時短突入演出→時短中演出、といった順序で表示演出が実行される。ここで、時点ti1は、通常遊技状態から時短遊技状態3へ移行する時点である。まず、時点ti1前の通常遊技状態中では、突入画像CT、防止画像CH、および警告画像nhが非表示であって、通常背景画像(モードA背景画像等)が表示された状態で、第1態様等の演出図柄50a(変動表示または停止表示)、累積回数画像AK(上述のような所定の期間)、累積回数画像RK、特殊図柄TZ、保留数表示領域(第1保留数表示領域SA、第2保留数表示領域SB)、アイコン表示領域(第1保留アイコン表示領域50b、当該アイコン表示領域50c)、当該アイコンTI等が表示される。次に、時点ti1以降の期間では、まず、時短突入演出が実行され、例えば、防止画像CH、および警告画像nhが非表示であって、背景画像として通常背景画像から突入時背景画像に替わって表示された状態で、突入画像CT、第1態様等から切替った第4態様の演出図柄50a、特殊図柄TZ、保留数表示領域(第1保留数表示領域SA、第2保留数表示領域SB)、アイコン表示領域(第2保留アイコン表示領域50d、当該アイコン表示領域50c)、当該アイコンTI等が表示される。そして、時短突入演出が終了すると、時短中演出が実行され、例えば、防止画像CH、および警告画像nhが非表示のままで突入画像CTが非表示となって、背景画像として突入時背景画像から時短背景画像(モードF背景)に替わって表示された状態で、第4態様の演出図柄50a、特殊図柄TZ、保留数表示領域(第1保留数表示領域SA、第2保留数表示領域SB)、アイコン表示領域(第2保留アイコン表示領域50d、当該アイコン表示領域50c)、当該アイコンTI等が表示される。なお、時短突入演出は、時短遊技状態3への移行後の最初の遊技が実行されるか否か(時短遊技状態3への移行時における保留の有無)によらず実行される。また、時短遊技状態3への移行時に保留があるときであって、移行時に特別図柄が変動表示されるとともに、演出図柄50aの変動表示が表示される場合には、時短中演出の背景画像を時短背景画像(モードF背景)としてもよい。さらに、時短突入演出では、メイン表示装置131において、突入画像CTを所定期間で表示した後に、モードD背景画像、第4態様の演出図柄50a等を表示した状態で、「右打ちを開始して下さい!」といったような右打ち開始を示唆する右打ち開始画像が3つの演出図柄50aの略全てを覆うような大きさで表示されるようにしてもよい。そして、右打ち開始画像を表示するときに、右打ち遊技を開始すべき旨を指示する音声も出力されるようにしてもよい。
さらに、上述のような時短遊技状態3への移行時での第1特別図柄表示器120の変動表示(累積回数「n」が「0」となるときの遊技の変動表示)においては、変動時間が通常より長い時間であったり短い時間であったりすることなく、時短遊技状態3への移行時のみに対応するような専用の変動時間が設定されていない。一方、時短遊技状態3への移行後において、時短遊技状態3中の遊技では、第2特別図柄表示器122の変動時間を通常より長い時間であったり短い時間であったりするような専用の変動時間が設定されていてもよい。具体的に、RAMクリア処理後の時短遊技状態3へ移行した場合においては、時短遊技状態3に専用の変動時間が設定されておらず、大当たり状態後の時短遊技状態3へ移行した場合においては、時短遊技状態3に専用の変動時間が設定されるようにしてもよい。
図318(b-2)に示すように、時短遊技状態4への移行前後においては、時短図柄が停止表示される通常中演出(時短移行演出)→時短突入演出→時短中演出、といった順序で表示演出が実行される。ここで、時点tj1は、直前の遊技で時短図柄が停止表示されて、通常遊技状態から時短遊技状態4へ移行する時点である。まず、時点tj1前の通常遊技状態中では、突入画像CT、防止画像CH、および警告画像nhが非表示であって、通常背景画像(モードA背景画像等)が表示された状態で、第1態様等の演出図柄50a(変動表示、停止表示、時短図柄での停止表示)、累積回数画像RK、特殊図柄TZ、保留数表示領域(第1保留数表示領域SA、第2保留数表示領域SB)、アイコン表示領域(第1保留アイコン表示領域50b、当該アイコン表示領域50c)、当該アイコンTI等が表示される。次に、時点tj1以降の期間では、まず、時短突入演出が実行され、例えば、防止画像CH、および警告画像nhが非表示であって、背景画像として通常背景画像から突入時背景画像に替わって表示された状態で、突入画像CT、第1態様等から切替った第4態様の演出図柄50a、特殊図柄TZ、保留数表示領域(第1保留数表示領域SA、第2保留数表示領域SB)、アイコン表示領域(第2保留アイコン表示領域50d、当該アイコン表示領域50c)、当該アイコンTI等が表示される。そして、時短突入演出が終了すると、時短中演出が実行され、例えば、防止画像CH、および警告画像nhが非表示のままで突入画像CTが非表示となって、背景画像として突入時背景画像から時短背景画像(モードF背景)に替わって表示された状態で、第4態様の演出図柄50a、特殊図柄TZ、保留数表示領域(第1保留数表示領域SA、第2保留数表示領域SB)、アイコン表示領域(第2保留アイコン表示領域50d、当該アイコン表示領域50c)、当該アイコンTI等が表示される。なお、時短突入演出は、時短遊技状態4への移行後の最初の遊技が実行されるか否か(時短遊技状態4への移行時における保留の有無)によらず実行される。また、時短遊技状態4への移行時に保留があるときであって、移行時に特別図柄が変動表示されるとともに、演出図柄50aの変動表示が表示される場合には、時短中演出の背景画像を時短背景画像(モードF背景)としてもよい。さらに、時短突入演出では、メイン表示装置131において、突入画像CTを所定期間で表示した後に、モードD背景画像、第4態様の演出図柄50a等を表示した状態で、「右打ちを開始して下さい!」といったような右打ち開始を示唆する右打ち開始画像が3つの演出図柄50aの略全てを覆うような大きさで表示されるようにしてもよい。そして、右打ち開始画像を表示するときに、右打ち遊技を開始すべき旨を指示する音声も出力されるようにしてもよい。
また、時短遊技状態3への移行前の通常中演出(図318(a-1)を参照。)においては、累積回数画像AKの表示中であってもアイコン表示領域が表示されているため、保留変化の表示演出が実行可能となっている。ここで、例えば、時短遊技状態3への移行前の通常中演出における累積回数画像AKの表示中には、保留変化の表示演出の実行を制限するようにしてもよい。このような時短遊技状態3への移行前の通常中演出であれば、遊技者は、保留変化の演出に注目することなく、累積回数画像AKの表示によって、時短遊技状態3に移行するまでの残りの遊技回数を把握し易くなる。また、累積回数画像AKの表示中には保留変化の表示演出の実行を制限するような時短遊技状態3への移行前の通常中演出において、累積回数画像AKを表示しないで、累積回数画像JKのみを表示するようにしてもよい。このような時短遊技状態3への移行前の通常中演出であっても、遊技者は、保留変化の演出に注目することなく、累積回数画像JKの表示によって、時短遊技状態3に移行するまでの残りの遊技回数を把握し易くなる。
ここで、時短遊技状態1および時短遊技状態2への移行時の時短突入演出と、時短遊技状態3および時短遊技状態4への移行時の時短突入演出と、を比較する。まず、時短遊技状態1等への移行時の時短突入演出においては、防止画像CH、および警告画像nhを表示するものの、演出図柄50a、特殊図柄TZ、保留数表示領域等を非表示にしている。一方で、時短遊技状態3等への移行時の時短突入演出においては、防止画像CH、および警告画像nhを非表示にするものの、演出図柄50a、特殊図柄TZ、保留数表示領域等を表示するようにしている。これは、大当たり遊技のエンディング期間中に実行される時短遊技状態1等への移行時の時短突入演出で、遊技者にとっては、演出図柄50a、特殊図柄TZ、保留数表示領域等による大当たり判定の結果を確認する必要がなく、却って、防止画像CH、および警告画像nhによる注意喚起の必要性が高いためである。一方で、大当たり遊技のエンディング期間中ではない期間中に実行される時短遊技状態3等への移行時の時短突入演出で、遊技者にとっては、防止画像CH、および警告画像nhによる注意喚起の必要がなく、演出図柄50a、特殊図柄TZ、保留数表示領域等による大当たり判定の結果を確認する必要性が高いためである。また、時短遊技状態3等への移行時の時短突入演出おいて、遊技者にとって確認の必要性の低い防止画像CH、および警告画像nhを非表示にすることによって、メイン表示装置131で表示される画像情報の過多に基づき、必要性の高い情報に関する遊技者側での確認漏れを防止することもできる。さらに、時短遊技状態3等への移行時の時短突入演出において、演出図柄50aは非表示とするものの、特殊図柄TZを表示するようにしてもよい。このような態様であっても、メイン表示装置131で表示される画像情報の過多に基づき、必要性の高い情報に関する遊技者側での確認漏れを防止することもできる。
なお、上述の時短遊技状態1~4への移行時の時短突入演出においては、主として、突入画像CTが表示されることによって、時短遊技状態1~4へ移行したことを遊技者が認識できるようになっていたが、遊技者が認識できれば、このような態様に限定されずその他の種々の態様であってもよい。例えば、時短遊技状態1~4のいずれの遊技状態への移行時での時短突入演出において、常に特殊図柄TZが表示されるようにしてもよい。より具体的には、時短遊技状態1または時短遊技状態2への移行時の時短突入演出では、大当たり図柄に対応する特殊図柄TZの停止表示が表示され、時短遊技状態3への移行時の時短突入演出では、ハズレ図柄に対応する特殊図柄TZの停止表示が表示され、時短遊技状態4への移行時の時短突入演出では、時短図柄に対応する特殊図柄TZの停止表示が表示されることとなる。このような態様であれば、遊技者は、時短突入演出中の特殊図柄TZの表示によって、移行後の時短遊技状態の種類を容易に認識することができる。
また、上述の時短遊技状態3への移行時の時短突入演出においては、演出図柄50a、右打ち画像MG、特殊図柄TZ、アイコン表示領域、当該アイコンTI等が表示された状態で、演出図柄50aを覆うように突入画像CTが表示されていたが、これらの表示されている画像等のうち演出図柄50aのみを非表示にした状態で、突入画像CTが表示されるような態様であってもよい。このような態様であれば、特殊図柄TZやアイコン表示領域等が表示されていないような態様の時短遊技状態1および時短遊技状態2への移行時の時短突入演出(図317(a-1)等を参照。)と、時短遊技状態3への移行時の時短突入演出と、における相違点によって、移行された時短遊技状態の種類を遊技者が認識し易くなる。また、上述の時短遊技状態1~4への移行時の時短突入演出の各々において、遊技者が時短遊技状態の種類を認識し易ければ、どのような態様であってもよい。例えば、時短遊技状態3への移行時の時短突入演出では、演出図柄50a、右打ち画像MG、特殊図柄TZ、アイコン表示領域、当該アイコンTI等のうち、少なくとも1つの要素が表示されている態様であってもよく、同様に、時短遊技状態4への移行時の時短突入演出では、時短遊技状態3で表示されているものとは異なる要素が表示されているような態様であってもよい。このような態様であれば、各時短遊技状態への移行時の時短突入演出において、突入画像CTは表示されているものの、突入画像CT以外に表示される要素が異なるようになるため、遊技者が移行後の時短遊技状態の種類を容易に認識することができる。
図319(a)に示すように、時短遊技状態1および時短遊技状態2の終了時には、メイン表示装置131に、例えば、大当たり遊技状態および時短遊技状態1等の期間における獲得した利益に関する情報を表示する画像であるリザルト画像GPが表示される。また、リザルト画像GPには、最初に大当り遊技に当選してから低確率非時短遊技状態へ移行するまでの期間(有利期間)における大当り遊技の回数(例えば、3回)、および当該有利期間で払出された賞球の合計個数(例えば、4515個)が表示される。このとき、メイン表示装置131には、リザルト画像GPにより覆われることで演出図柄50aは非表示となり、背景画像としてリザルト背景画像が表示された状態で、リザルト画像GP、右打ち画像MG、特殊図柄TZ、保留数表示領域(第1保留数表示領域SA、第2保留数表示領域SB)、アイコン表示領域(第2保留アイコン表示領域50d、当該アイコン表示領域50c)、当該アイコンTI等が表示される。なお、リザルト画像GPにおける賞球の合計個数においては、第1大入賞装置117等の大入賞装置に対する入賞に基づく賞球が含まれ、第1始動装置112等の始動装置、および一般入賞口に対する入球に基づき払出された賞球は含まれていない。但し、リザルト画像GPにおける賞球の合計個数において、一般入賞口に対する入球によって払出された賞球が含まれるようにしてもよい。
図319(b-1)に示すように、次に、時短遊技状態1および時短遊技状態2の終了時においては、通常は、時短遊技状態1等から低確非時短遊技状態(通常遊技状態)に移行する。ここで、時点tk1は、時短遊技状態1等の最後の遊技(大当たり判定でハズレと判定された遊技)が開始された時点であり、時点tk2は、当該最後の遊技の終了が示唆された(ハズレ図柄で演出図柄50aが仮停止した)時点であり、時点tk3は、時短遊技状態1等が終了して低確非時短遊技状態へ移行する時点である。まず、時点tk1では、リザルト画像GPが非表示であり、時短遊技状態1での時短中演出等であって、第4態様の演出図柄50aによる変動表示等が表示されている。次に、時点tk2で、上述のようにリザルト画像GPが表示される。そして、時点tk3において、リザルト画像GPが非表示となって、「左打ちに戻して下さい!」といったような左打ちの開始を示唆する左打ち開始画像が3つの演出図柄50aの略全てを覆うような大きさで表示されるとともに、通常遊技状態等の通常中演出が表示される。つまり、リザルト画像GPは、時短遊技状態1の最後の遊技の途中から終了するまで表示される。また、左打ち開始画像は、時短遊技状態1等から低確非時短遊技状態への移行後において、最初の遊技が実行されるか否かによらず(保留数の有無によらず)表示される。さらに、左打ち開始画像を表示するときに、左打ち遊技を開始すべき旨を指示する音声も出力されるようにしてもよい。
図319(b-2)および(b-3)に示すように、時短遊技状態3または時短遊技状態4の終了時においては、通常は、時短遊技状態3または時短遊技状態4から低確非時短遊技状態(通常遊技状態)に移行する。ここで、時点tlは、時短遊技状態3または時短遊技状態4が終了して低確非時短遊技状態へ移行する時点である。時点tl前後においては、リザルト画像GPは表示されることがないため、時短遊技状態3および時短遊技状態4では、終了時に左打ち開始画像が表示されるものの、リザルト画像GPが表示されることなく終了することとなる。また、上述と同様に、左打ち開始画像は、時短遊技状態3等から低確非時短遊技状態への移行後において、最初の遊技が実行されるか否かによらず(保留数の有無によらず)表示される。また、左打ち開始画像を表示するときに、左打ち遊技を開始すべき旨を指示する音声も出力されるようにしてもよい。ここで、時短遊技状態3および時短遊技状態4は、時短遊技状態1等とは異なり、大当たり遊技の後に移行された状態でないため、時短遊技状態3および時短遊技状態4中に第1大入賞装置117等の大入賞装置に入賞することがない。そのため、リザルト画像GPにて表示される大当り遊技の回数は「0回」となるとともに、賞球の合計数は「0個」となる。つまり、時短遊技状態3および時短遊技状態4の終了時においては、大当り遊技の回数が「0回」で賞球の合計数が「0個」であるというリザルト画像GPが表示されないことで、もし、このようなリザルト画像GPが表示された場合に生じる遊技に対する遊技者の意欲を損なってしまう、ということを防止することができる。なお、時短遊技状態3および時短遊技状態4の終了時においては、メイン表示装置131に「時短終了」といった時短遊技状態3等の終了を報知する画像を表示するようにしてもよい。
なお、上述の時短遊技状態3および時短遊技状態4の終了時においては、リザルト画像GPを表示しないようにしたが、リザルト画像GPを表示するようにしてもよい。このように、時短遊技状態3および時短遊技状態4の終了時において、大当り遊技の回数が「0回」で賞球の合計数が「0個」であるというリザルト画像GPが表示された場合には、遊技者は時短遊技状態3等が終了したことを容易に認識することができる。また、時短遊技状態1等の終了時に表示されるリザルト画像GPは、上述のような所定の期間で表示されるものとしたが、当該所定の期間としてはその他の種々の期間であってもよい。例えば、時短遊技状態(時短遊技状態1~4)での最後の遊技の終了時にリザルト画像GPが表示開始され、その後、第2保留数が「0」に減算され、且つ、第2特別図柄表示器122での変動表示が停止した後に、リザルト画像GPが非表示になるようにしてもよい。つまり、低確非時短遊技状態への移行後において、第1特別図柄表示器120の最初の変動表示が開始可能になるまで、リザルト画像GPが表示され続けるようにしてもよい。さらに、上述の左打ち開始画像は、低確非時短遊技状態の最初の遊技が実行されるか否かによらず表示されるものとしたが、このような態様に限定されず種々の態様であってもよい。例えば、時短遊技状態(時短遊技状態1~4)から低確非時短遊技状態への移行後の最初の遊技が実行されることを条件に、左打ち開始画像の表示とともに左打ち遊技を開始すべき旨を指示する音声の出力もされるようにしてもよい。
ここで、時短遊技状態3中に大当たりに当選しないで遊技可能回数「M3」が「0」となって時短遊技状態3の終了した場合のように、時短遊技状態3の終了後について説明する。上述したように、大当たり遊技の終了後から次の大当たり遊技が開始されるまでの期間においては、RAMクリア処理が実行されない限り、1回のみ時短遊技状態3に移行することとなり、2回以上の時短遊技状態3に移行することがないような構成である。そこで、例えば、時短遊技状態3の終了後において、既に時短遊技状態3が終了している旨が報知されるような態様にしてもよく、このような態様であれば、遊技者は時短遊技状態3が終了していることを容易に認識することができる。具体的に、時短遊技状態3の終了後の低確非時短遊技状態中には、メイン表示装置131に表示される累積回数画像RKにおいて、「800回」を超えた回数で表示することによって、既に時短遊技状態3が終了している旨が報知されるような態様であってもよい。また、時短遊技状態3の終了後には、メイン表示装置131において、時短遊技状態3に移行して終了した旨を示唆する「時短3済」といった移行済報知画像を表示することによって、既に時短遊技状態3が終了している旨が報知されるような態様であってもよい。なお、このような時短遊技状態3の終了後に表示される累積回数画像RKおよび移行済報知画像は、時短遊技状態3の終了後に、RAMクリア処理が実行されたり、大当たり遊技が実行されたりするまで常に表示されるようにしてもよい。また、時短遊技状態3の終了後に表示される累積回数画像RKおよび移行済報知画像は、表示中に一旦電源遮断してから電源供給したとしても、電源供給後のメイン表示装置131に表示されるようにしてもよい。さらに、時短遊技状態3の終了後に、一旦電源遮断してから電源供給したときに、メイン表示装置131の全面に亘るような大きさの移行済報知画像を表示したり、音声等によって報知したりするような態様であってもよい。さらに、時短遊技状態3の終了後の通常遊技状態において、時短遊技状態3への移行前の通常遊技状態での演出モードA~Cとは異なる演出モード(例えば、時短遊技状態3の終了後の通常遊技状態に特有の演出モード)で通常中演出が実行されるようにしてもよい。このような態様であれば、時短遊技状態3の終了後の通常遊技状態における遊技の興趣の低下を防止することができる。
[変動停止後のメイン表示装置131における表示態様の概要]
図320および図321を参照して、変動停止後における遊技機100の状態の変移とメイン表示装置131の表示態様の概要について説明する。図320は、変動停止後における遊技機100の状態の変移とメイン表示装置131の表示態様の概要を説明する図である。図321は、客待ちデモ演出の概要を説明する図である。
図320に示すように、特別図柄の変動表示が停止して、例えば、第1保留数等の保留数が「0」であって第1始動装置112への遊技球の入賞等がない場合には、客待ち状態となり、デモ待機期間B1(120秒)→客待ちデモ期間B2(80秒)→2回目のデモ待機期間B1(100秒)→2回目の客待ちデモ期間B2(80秒)→…といったように、デモ待機期間B1と客待ちデモ期間B2とが交互に繰り返される。デモ待機期間B1とは、メイン表示装置131において3つの演出図柄50aが停止した状態で表示されている期間であって、後述する客待ちデモ演出の表示の待機状態となっている期間である。また、客待ちデモ期間B2とは、メイン表示装置131において客待ちデモ演出を表示する期間である。なお、デモ待機期間B1の期間は、1回目のデモ待機期間B1が2回目以降のデモ待機期間B1に比べて長くなるようになっており、2回目以降のデモ待機期間B1は同じ長さの期間である。一方で、客待ちデモ期間B2は、1回目の客待ちデモ期間B2と2回目以降の客待ちデモ期間B2とは同じ長さの期間である。
図320(a)に示すように、まず、特別図柄の変動中のメイン表示装置131には、例えば、モードA背景画像等が横スクロールするような背景画像と、その前方において3つの演出図柄50aのうち2つの演出図柄50aが停止表示するとともに1つの演出図柄50aがスクロール表示している状態と、が表示される。また、背景画像の前方において、第1保留数に応じた第1保留アイコンHIが表示される第1保留アイコン表示領域50b、および左右に揺動するようなアニメーションである当該アイコンTIの画像が表示された当該アイコン表示領域50cが表示される。さらに、背景画像の前方において、第1保留数および第2保留数に応じた数字が表示された第1保留数表示領域SAおよび第2保留数表示領域SBが表示され、特殊図柄TZがスクロール表示している状態で表示される。
図320(b)に示すように、次に、デモ待機期間B1中のメイン表示装置131には、モードA背景画像等が横スクロールするような背景画像と、その前方において停止した状態の3つの演出図柄50aと、が表示される。また、背景画像の前方において、第1保留アイコンHIが表示されていない第1保留アイコン表示領域50b、および当該アイコンTIの画像が表示されていない当該アイコン表示領域50cが表示される。さらに、背景画像の前方において、第1保留数および第2保留数が「0」であることを示す第1保留数表示領域SAおよび第2保留数表示領域SBが表示され、特殊図柄TZが停止した状態の3つの演出図柄50aに対応する組合せの数字で停止している状態で表示される。そして、背景画像および3つの演出図柄50aの前方において、演出操作スティック136の操作に応じてBGM等の音量の大小を調節可能であることを示唆する音調節画像OCが表示される。
図320(c)に示すように、次に、客待ちデモ期間B2中のメイン表示装置131には、後述する客待ちデモ演出が表示されるとともに、客待ちデモ演出の表示の前方において、第1保留数および第2保留数が「0」であることを示す第1保留数表示領域SAおよび第2保留数表示領域SBが表示される。なお、客待ちデモ期間B2中のメイン表示装置131には、デモ待機期間B1中に表示されていた3つの演出図柄50a、第1保留アイコン表示領域50b、当該アイコン表示領域50c、および特殊図柄TZは表示されない。また、客待ちデモ期間B2中(客待ちデモ演出の表示中)のメイン表示装置131において、第1保留数表示領域SAおよび第2保留数表示領域SBとともに特殊図柄TZも表示されるようにしてもよい。
図321を参照して、ここで、客待ちデモ演出の表示態様について説明する。客待ちデモ演出(80秒)は、「変動演出のデモ(25秒)」→「キャラクタ紹介(25秒)」→「機種名(5秒)」→「メーカ名(5秒)」→「のめり込み防止の注意喚起(10秒)」→「可動役物のデモ(10秒)」、といった内容の表示で構成され、この順番で表示される演出である。つまり、客待ちデモ期間B2(80秒)中のメイン表示装置131には、これらの内容が表示されることとなる。
図321(a)に示すように、まず、客待ちデモ演出における「変動演出のデモ」は、特別図柄の変動表示中にメイン表示装置131に表示される種々の変動演出が表示される態様の演出である。具体的には、メイン表示装置131において、SPSPリーチ復活演出、SPSPリーチ演出、SPリーチ演出、擬似連演出、ノーマルリーチ演出等といった種々の変動演出が、大当たりとなる期待度の高い順に表示される。なお、この「変動演出のデモ」において、各変動演出を表示するときに、その演出内容と期待度の高さとを説明する文字を付加させた態様で表示するようにしてもよい。
図321(b)に示すように、次に、客待ちデモ演出における「キャラクタ紹介」は、種々の変動演出中に表示される複数のキャラクタ、および演出図柄50aの構成の一部である複数のキャラクタ等が表示される態様の演出である。具体的には、メイン表示装置131において、背景画像として舞台を模した画像を含むキャラクタ紹介背景がスクロール表示されるとともに、背景画像の前方において、動作する各キャラクタの画像と各キャラクタの名称の文字表示とから構成されるキャラクタ表示CP1~CP3が表示される。また、キャラクタ表示CP1は、例えばSPSPリーチ演出といった期待度の高い変動演出で表示されるキャラクタを含んでおり、キャラクタ表示CP2は、例えばSPリーチ演出といった期待度の比較的高い変動演出で表示されるキャラクタを含んでおり、キャラクタ表示CP1は、例えばノーマルリーチ演出といった変動演出で表示されるキャラクタを含んでいる。そして、「キャラクタ紹介」の表示中においては、キャラクタ表示CP1が他のキャラクタ表示CP2、CP3に比べて長い時間で表示される。つまり、「キャラクタ紹介」の表示中においては、キャラクタ表示CP1がキャラクタ表示CP2、CP3に比べて高い割合で表示されることとなる。なお、キャラクタ表示CP1~CP3において、各キャラクタの画像と名称の文字表示とが、互いに異なる種々の態様で動作するような動画としてもよい。
図321(c)に示すように、次に、客待ちデモ演出における「機種名」は、遊技機100の機種名を示す機種名表示KHが表示される演出である。具体的には、メイン表示装置131において、例えば、背景画像として白色と青色とのグラデーションで構成された機種名背景がスクロール表示され、背景画像の前方に機種名表示KHが突然出現するように表示される。ここで、「機種名」の表示時間である5秒間における態様の変化について説明する。「機種名」の表示時間の5秒間においては、メイン表示装置131での、機種名表示KHの表示開始(「キャラクタ紹介」からの表示の切替)から表示完了(例えば、1秒)を経て、機種名表示KHが非表示となる、といった表示態様の変化が実行される。
図321(d)に示すように、次に、客待ちデモ演出における「メーカ名」は、遊技機100を製造したメーカ名を示すメーカ名表示MHが表示される演出である。具体的には、メイン表示装置131において、背景画像として白色のメーカ名背景が表示され、背景画像の前方にメーカ名表示MHの枠部分が突然出現するように表示されるとともに、「びっくり.」、「株式会社」、「ロゴマーク」の各部分が左から順に出現するように表示される。また、「びっくり.株式会社(ロゴマーク)」の全ての濃淡が薄い状態から徐々に濃くなるように表示されてもよい。ここで、「メーカ名」の表示時間である5秒間における態様の変化について説明する。「メーカ名」の表示時間の5秒間においては、メイン表示装置131での、メーカ名表示MHの表示開始(「機種名」からの表示の切替り)から表示完了(例えば、3秒)を経て、メーカ名表示MHが非表示となる、といった表示態様の変化が実行される。
図321(e)に示すように、次に、客待ちデモ演出における「のめり込み防止の注意喚起」は、遊技機100に対する過度の遊技の実行を遊技者に対して注意喚起する内容の文字からなる注意喚起表示NHが表示される演出である。具体的には、メイン表示装置131において、背景画像として白色の注意喚起背景が表示され、背景画像の前方に、最上段として表示される第1段部NB1、第1段部NB1の下方に表示される第2段部NB2、第2段部NB2の下方に表示される第3段部NB3とで構成された注意喚起表示NHが上段から順に出現するように表示される。また、第1段部NB1は、赤色枠と枠内の「のめり込みに注意しましょう。」といった赤色文字で構成され、第2段部NB2は、黒色枠と枠内の「パチンコ・パチスロは」といった黒色文字で構成され、第3段部NB3は、黒色枠と枠内の「適度に楽しむ遊びです。」といった黒色文字で構成されている。
図321(f)に示すように、そして、客待ちデモ演出における「可動役物のデモ」は、上部役物ユニット154や下部役物ユニット156等の可動役物が種々の変動演出中の作動態様と同様の態様で作動する演出である。具体的には、例えば、メイン表示装置131において、背景画像として放射状の線から構成された可動役物デモ背景が表示され、下部役物ユニット156は背景画像の前方でSPSPリーチ演出等にて作動する位置に移動するとともにSPSPリーチ演出等と同じ態様(移動等とLED等での発光演出等とを併せた態様)で作動する。なお、「可動役物のデモ」においては、下部役物ユニット156だけでなく、上部役物ユニット154や導光板パネルユニット181による種々の演出が実行されてもよい。
上述のような客待ち状態によれば、変動停止から初回の客待ちデモ演出の開始まで期間であるデモ待機期間B1(120秒)よりも、2回目のデモ待機期間B1(100秒)の方が短くなるようになっている。このような客待ち状態であれば、変動停止の直後は、遊技者が遊技を継続している可能性があるため、客待ちデモ演出の開始までの時間を長くすることで、変動停止の直後に客待ちデモ演出を開始する場合に比べて、変動停止直後の客待ちデモ演出の実行による煩わしさといった遊技者における不快感を軽減することができる。一方で、客待ち状態中は、複数回の客待ちデモ演出が表示される間隔を短くして客待ちデモ演出の表示頻度を多くすることによって、遊技のアピールとなって、客待ち状態中の演出の興趣を向上させることができる。なお、このように表示頻度の多い客待ちデモ演出による遊技の強いアピールのできる態様としては、1回目の客待ちデモ期間B2の経過後(1回目の客待ちデモ演出の表示後)に、2回目のデモ待機期間B1を経ずとも、デモ待機期間B1(120秒)→客待ちデモ期間B2(80秒)→2回目の客待ちデモ期間B2(80秒)→…といったように、客待ちデモ期間B2が連続で実行されるような態様であってもよい。このような態様であれば、客待ち状態において、2回の客待ちデモ演出が連続して表示されるため、客待ちデモ演出の内容を遊技者により印象付けることができ、上述と同様に、遊技の強いアピールをすることができる。
上述のような客待ちデモ演出によれば、「キャラクタ紹介」の表示中においては、キャラクタ表示CP1がキャラクタ表示CP2、CP3に比べて長い時間および高い割合で表示される。このような客待ちデモ演出であれば、期待度の高い変動演出に関連するキャラクタ(例えば、キャラクタ表示CP1)が長い時間および高い割合で表示されているため、客待ちデモ演出を視認している遊技者は、期待度の高い変動演出において表示され易いキャラクタを認識し易い。
上述のような客待ちデモ演出によれば、「機種名」の表示時間(5秒)よりも「のめり込み防止の注意喚起」の表示時間(10秒)の方が長くなっている。このような客待ちデモ演出であれば、機種名に関する情報に比べて重要性の高い「のめり込み防止の注意喚起」による注意喚起を効果的に行うことができる。
上述のような客待ちデモ演出によれば、「可動役物のデモ」として可動役物を変動演出中の進出位置に移動させるとともに可動演出のデモを実行するようになっている。このような客待ちデモ演出であれば、客待ちデモ演出において可動役物の作動を行わない従来の遊技機に比べて、遊技者に対する遊技機のアピールをより効果的に行うことができる。
上述のような客待ちデモ演出によれば、メイン表示装置131に第1保留数表示領域SA、第2保留数表示領域SB、および特殊図柄TZが表示されるため、現時点での保留数(保留数が「0」であること)だけでなく変動表示中でないことも遊技者が容易に認識することができる。特に、客待ちデモ演出においては、上述のようにメイン表示装置131での表示態様が種々のものに変化する(図321(a)~(f))ため、客待ちデモ期間B2中であるにも関わらず変動表示中の変動演出であると遊技者が勘違いしてしまうことがあり、第1保留数表示領域SA、第2保留数表示領域SB、および特殊図柄TZの表示によって、このような遊技者の勘違いを防止することができる。
上述のような客待ちデモ演出によれば、「機種名」における機種名表示KHの表示開始から表示完了までの時間に比べて、「メーカ名」におけるメーカ名表示MHの表示開始から表示完了までの時間を長くすることができる。このような客待ちデモ演出であれば、遊技開始時や遊技中に遊技者が認識している可能性の高い「機種名」に関する情報よりも、遊技開始時等に遊技者が認識している可能性の低い「メーカ名」に関する情報を、遊技者に対して強く印象付けることができる。なお、このように「機種名」に関する情報よりも「メーカ名」に関する情報を遊技者に強く印象付けることができる態様としては、種々の態様のものであってもよい。例えば、上述の客待ちデモ演出において、「機種名(3秒)」、および「メーカ名(5秒)」といったように「メーカ名」の表示時間の方が「機種名」の表示時間に比べて長い態様であってもよい。具体的に、「機種名」の表示時間の3秒間においては、メイン表示装置131での、機種名表示KHの表示開始(「キャラクタ紹介」からの表示の切替)から表示完了(例えば、1秒)を経て、機種名表示KHが非表示となる、といった表示態様の変化が実行される。一方、「メーカ名」の表示時間の5秒間においては、上述と同様である。つまり、「機種名」における機種名表示KHの表示時間に比べて、「メーカ名」におけるメーカ名表示MHの表示時間の方が長いだけでなく、「機種名」における機種名表示KHの表示完了から非表示となる時間に比べて、「メーカ名」におけるメーカ名表示MHの表示完了から非表示となる時間の方が長くなる。したがって、このような客待ちデモ演出であっても、同様に、「機種名」に関する情報よりも「メーカ名」に関する情報を遊技者に対して強く印象付けることができる。
[通常遊技状態での変動演出が終了して客待ち状態となる場合の具体例1]
図322~図324を用いて、通常遊技状態における変動演出が終了してデモ待機期間→客待ちデモ期間となる場合の具体例1について説明する。図322は、通常遊技状態での変動演出が終了して客待ち状態となる場合のタイミングチャート(1)であり、図323および図324は、図322の各種タイミングにおける演出例を示す図である。なお、ここでは演出モードAである場合の説明をするが、演出モードB、Cも基本的には同様となるため説明は省略する。
図322に示すように、まず、T0のタイミングでは、第1保留数が「0」の状態で第1特別図柄表示器120での第1特別図柄の変動表示が実行されている。このとき、第1特別図柄保留表示器123、および第1保留数表示領域SAが「0」表示となっている。また、横スクロール中のモードA背景画像の前方において3つの演出図柄50aのうちの中央の1つ及び3つの特殊図柄TZが更新変動(スクロール表示、切替表示)している。また、第1保留アイコン表示領域50bおよび当該アイコン表示領域50cは表示されており、第1保留アイコン表示領域50bには保留アイコンHIが表示されていないものの、当該アイコン表示領域50cには通常表示態様の当該アイコンTIが表示されている。また、演出モードAに対応する変動BGM1が可聴出力されている(図323(a)参照)。
次に、T1のタイミングにおいて、低速でスクロール表示(更新変動)していた中央の演出図柄50aが仮停止すると、3つの演出図柄50aのキャラクタが停止前動作としての演出動作(頭を揺らす停止前動作)を行って3つの演出図柄50aがハズレ出目(「537」)で仮停止した状態になる。そして、T2のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、主制御基板300から演出制御基板320に対して停止時コマンド(図柄確定コマンド)が送信されるとともに、第1特別図柄表示器120にハズレ特別図柄が停止表示される。また、演出モードAに対応する変動BGM1が継続して可聴出力されている(図323(b)参照)。
次に、T3のタイミングにおいて、当該アイコン表示領域50cに表示されていた当該アイコンTIのアニメーションでの消滅表示が開始され、演出図柄50a(「537」)及び特殊図柄TZ(「537」)での停止表示が開始される。その後、T4のタイミングにおいて、当該アイコンTIのアニメーションでの消滅表示の開始から所定期間が経過すると、当該アイコンTIのアニメーションでの消滅表示が終了する。また、演出モードAに対応する変動BGM1が継続して可聴出力されている(図323(c)参照)。
そして、T5のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、主制御基板300から演出制御基板320に対して客待ち状態指定コマンドが送信され、客待ち状態となって特別図柄が停止表示されるデモ待機期間となる。このとき、背景画像については、第1特別図柄表示器120の変動表示中と同様のモードA背景画像が横スクロール中であり、BGMについては、何らかのBGMが継続して出力されていればよく、例えば、第1特別図柄表示器120の停止表示前と同様の変動BGM1が継続して可聴出力されていたり、第1特別図柄表示器120の停止表示前と異なるものであって、デモ待機期間(客待ち状態)に対応する所定のBGM(例えば、BGM8)が出力開始されていたりしてもよい。なお、ここでは、第1特別図柄表示器120の停止表示前と同様の変動BGM6が継続して可聴出力されているものとする(図323(d)参照)。
次に、T6のタイミングにおいて、第1特別図柄表示器120の停止表示から所定の時間(30秒)が経過すると、可聴出力されていた変動BGM1が停止され、無音の状態となる(図323(e)参照)。なお、変動BGM1が出力中であるT4からT6の期間では、遊技者による演出操作スティック136の操作に応じて、変動BGM1の音量の大きさを変化させるとともに、出力音量の大きさの設定変更が可能となっている。
次に、T7のタイミングにおいて、第1特別図柄表示器120の停止表示から所定の時間(40秒)が経過すると、演出操作スティック136の操作によって変動BGM等の音量調節が可能であることを示唆する音調節表示OCが演出図柄50aの前方に表示される(図323(f)参照)。音調節表示OCには、現時点で設定されている音量の大きさの表示(音量ゲージ)と演出操作スティック136の操作方向を示す内容とが表示されている。なお、演出操作スティック136の操作に応じて、音調節表示中の音量の大きさの表示(音量ゲージ)が変化するとともに、出力音量の大きさの設定変更がされる。
次に、T8のタイミングにおいて、客待ち状態指定コマンドの受信からデモ待機期間(120秒)が経過すると、主制御基板300から演出制御基板320に対して客待ちデモ演出開始コマンドが送信され、所定期間(80秒)に亘る客待ちデモ演出が開始される。具体的には、演出図柄50aの前方であって保留表示領域(第1保留数表示領域SA、第2保留数表示領域SB)の後方において、所定期間(0.5秒)に亘る客待ちデモ画像のフェードイン(透明な状態から徐々に不透明な状態となる)が開始され、演出図柄50a、第1保留アイコン表示領域50b、当該アイコン表示領域50c、モードA背景画像、特殊図柄TZのフェードアウト(不透明な状態から徐々に透明な状態となって消去)が開始される。つまり、3つの演出図柄50a、第1保留アイコン表示領域50b、当該アイコン表示領域50c、モードA背景画像、特殊図柄TZが徐々に消える消滅表示と、客待ちデモ画像(キャラクタ画像、客待ちデモ背景)が徐々に表れる発生表示と、において少なくとも一部が重なるように表示されることとなる。なお、保留表示領域(第1保留数表示領域SA、第2保留数表示領域SB)は、客待ちデモ画像の前方に表示されるため、客待ちデモ画像によって視認できない(遮蔽された)状態になることはない(図324(g)参照)。
そして、T8のタイミング以降において、客待ちデモ画像のフェードインが完了すると、演出図柄50a等が非表示(視認不能状態)となり、「変動演出のデモ(20秒)」→「キャラクタ紹介(20秒)」→「機種名(10秒)」→「メーカ名(10秒)」→「のめり込み防止の注意喚起(10秒)」→「可動役物のデモ(10秒)」、といった順の客待ちデモ演出が開始される(図324(h)参照)。つまり、客待ち状態で遊技球の入賞等が無い場合には、客待ち状態指定コマンドの受信からデモ待機期間(120秒)が経過すると、遊技者への遊技を訴求するための客待ちデモ演出が開始され、さらに、客待ちデモ演出の実行中に遊技球の入賞等が無い場合は、所定時間(80秒)の客待ちデモ演出が表示されることとなる。
図324(i)を参照して、ここで、T5~T6の期間において、遊技者が演出操作スティック136を操作することにより、変動BGM1の音量の大きさを変化させる場合について説明する。
図324(i)に示すように、変動BGM1が出力中であるT5~T6の期間に、演出操作スティック136が操作されると、メイン表示装置131において音調節表示OCの表示が開始される(表示中の音調節表示OCは、所定期間(2秒)での演出操作スティック136の操作が無い場合には表示を終了する。)とともに、音声出力装置331において所定の効果音や視聴音が一定期間(例えば。0.5秒)で出力される。ここで、音調節表示OCの表示の開始に伴う所定の効果音や視聴音は、音調節表示OCの表示を開始するタイミング(つまり、メイン表示装置131のフレーム更新タイミング)に応じたタイミングで出力されるものの、音調節表示OCの表示を終了するタイミング(つまり、メイン表示装置131のフレーム更新タイミング)に応じたタイミングでなくとも(例えば、音調節表示OCの表示を終了するよりも前のタイミング)出力が終了される。また、音調節表示OCの表示中の演出操作スティック136の操作に基づいて、変動BGM1の音量が変化するとともに、音調節表示OC中の音量の大きさの表示(音量ゲージ)が変化し、出力されるBGM等の音量の大きさの設定変更がされる。さらに、演出操作スティック136の操作に基づく音量ゲージの変化の表示に伴って、音声出力装置331において設定変更された音量での所定の視聴音が一定期間(例えば、0.5秒)で出力される。ここで、所定の視聴音は、演出操作スティック136の操作に基づく音量ゲージの変化の表示を開始するタイミング(つまり、メイン表示装置131のフレーム更新タイミング)に応じたタイミングで出力されるものの、音量ゲージの変化の表示が完了するタイミング(つまり、メイン表示装置131のフレーム更新タイミング)に応じたタイミングでなくとも(例えば、音量ゲージの変化の表示が完了するよりも前のタイミング)出力が終了される。
図324(j-1)、(j-2)を参照して、また、客待ち状態中の刀柄ユニット135の操作によってメニュー画像MN1a、MN1bが表示される場合について説明する。なお、上述のように、客待ち状態においては、客待ち状態指定コマンドを受信した演出制御基板320により刀柄ユニット135(刀柄ボタン)の操作有効期間が設定されており、操作有効期間中に刀柄ユニット135が操作されると、刀柄ボタン検出スイッチ137により検出された刀柄ボタンの操作に基づく所定の信号が演出制御基板320に送信されるとともに、演出制御基板320からの所定の信号に基づきランプ制御基板340およびボタン駆動装置によって刀柄ユニット135が所定の態様で振動するようになっている。また、刀柄ユニット135の操作に基づくメニュー画像MN1a等の表示開始時やメニュー画像MN1a等の表示中における刀柄ユニット135の操作による態様の変化時には、音声出力装置331において所定の効果音が一定期間(例えば、0.5秒)で出力される。ここて、所定の効果音は、刀柄ユニット135の操作に基づくメニュー画像MN1a等の表示や態様の変化の表示を開始するタイミング(つまり、メイン表示装置131のフレーム更新タイミング)に応じたタイミングで出力されるものの、メニュー画像MN1a等の表示や態様の変化の表示が完了するタイミング(つまり、メイン表示装置131のフレーム更新タイミング)に応じたタイミングでなくとも(例えば、メニュー画像MN1a等の表示や態様の変化の表示が完了するよりも前のタイミング)出力が終了される。
図324(j-1)に示すように、例えば、客待ち状態における操作有効期間中で「キャラクタ紹介」の表示中に刀柄ユニット135が操作されると、「キャラクタ紹介」の表示の前方にメニュー画像MN1aが表示される。メニュー画像MN1aにおいては、「機種説明」タグ、「演出カスタマイズ」タグ、「ぱちログ」タグ、が表示されており、演出操作スティック136の操作に応じていずれかのタグへの選択および決定が可能となっている。「機種説明」タグが選択され決定されると、遊技機100の遊技の流れや特徴等に関する説明が表示され、「ぱちログ」タグが選択され決定されると、遊技機100に関する本日や前日の大当たりとなった回数等の遊技機100の遊技の結果に関するデータが表示される。なお、操作有効期間は、客待ち状態中は継続する期間として設定されており、メニュー画像MN1aの表示中に、再度刀柄ユニット135が操作されると、メニュー画像MN1aが消滅するようになっている。
図324(j-2)に示すように、メニュー画像MN1aの表示中に「演出カスタマイズ」が選択され決定されると、メニュー画像MN1bが表示される。メニュー画像MN1bにおいては、「推しキャラ選択」という文字とともに、演出操作スティック136の操作に応じて選択および決定が可能な複数のキャラクタ名称のタグが表示される。そして、例えば、このメニュー画像MN1bで、一つのキャラクタ名称のタグを選択すると、選択したキャラクタを含む演出図柄50aが遊技中に表示されたときに、演出図柄50aに対して「推しキャラ」といった文字が付加された状態で表示される。なお、メニュー画像MN1bの表示中に、刀柄ユニット135が操作されると、メニュー画像MN1bが消滅する。
上述のような客待ち状態によれば、変動停止してから変動BGMの出力が停止されるまでの時間(30秒)よりも、客待ちデモ演出の表示時間(80秒)の方が長い期間である。このような客待ち状態であれば、変動停止の直後は遊技者が遊技を継続している可能性が高いため、変動BGMを継続して出力することで遊技の継続を促すことができる。また、客待ちデモ演出の表示時間に比べて変動停止後の変動BGMの出力の時間が短くなっているため、変動停止後の変動BGMの継続した出力が長すぎることで生じる周囲の他の遊技機の遊技者の不快感を抑止することもでき、長い期間の客待ちデモ演出の表示によって周囲の他の遊技機の遊技者に対する遊技のアピールもすることができる。
上述のような客待ち状態によれば、変動停止してから音調節表示OCが表示されるまでの時間(40秒)よりも、音調節表示OCが表示されてから客待ちデモ演出を表示するまでの時間(80秒又は60秒)の方が長い期間である。このような客待ち状態であれば、変動停止してから所定期間は音調節表示OCが表示されないため、遊技中の遊技者には変動演出等を注視させるとともに、変動停止の直後の遊技を継続している遊技者に対しては音調節表示OCの表示による煩わしさを軽減することができる。また、音調節表示OCが表示されてから客待ちデモ演出が表示されるまでの期間が十分に長いとともに、客待ちデモ演出の表示によって音調節表示OCを視認し難くなることがないため、客待ち状態中の遊技者はBGM等の音量の調節が可能であることを認識し易いこととなる。
上述のような客待ち状態によれば、メイン表示装置131での音調節表示OCの表示、音量ゲージの変化の表示、メニュー画像MN1a等の表示や態様の変化の表示、といったメイン表示装置131における表示態様の変化のタイミング(つまり、メイン表示装置131のフレーム更新タイミング)に比べて、音声出力装置331における所定の効果音や所定の試聴音の出力のタイミング、が早くなるような態様にすることができる。このような客待ち状態の態様であれば、例えば、所望の音量に調節すべく音調節表示OC等の表示中に演出操作スティック136を操作しつつ早く第1始動装置112等への入賞を望むべく発射ハンドル103を操作しているような遊技者に対して、メイン表示装置131において音量ゲージの変化の表示が完了する前に演出図柄50aによる変動表示が開始してしまい遊技者が音量ゲージの変化の表示を注視しないようになったりしても、音量ゲージの変化の表示が完了する前に出力される所定の試聴音にて所望の音量への調節が完了した旨を認識させることができる。つまり、遊技者は、自身の操作に基づくメイン表示装置131における表示態様の変化の完了を視認することなく、所定の効果音や試聴音によって、自身の操作に応じた遊技機100における設定の変更が完了した旨を認識することができる。
(客待ち状態中に入賞した場合の演出例)
図325を参照して、客待ち状態中に入賞した場合の演出例について説明する。図325は、客待ち状態中に入賞した場合の演出例を示す図である。ここでは、客待ち状態であってデモ待機期間のT4~T6の期間において入賞した場合の演出例について説明する。
図325(a)に示すように、客待ち状態であってデモ待機期間のT4~T6の期間中においては、上述のように、特別図柄の停止時間が経過して主制御基板300から演出制御基板320に対して客待ち状態指定コマンドが送信され、演出図柄50aを停止表示するデモ待機期間となっている。このとき、メイン表示装置131において、背景画像としては、第1特別図柄表示器120の変動表示中と同様のモードA背景画像が横スクロール中であり、BGMについては、第1特別図柄表示器120の停止表示前と同様の変動BGM1が継続して可聴出力されている。
図325(b)に示すように、ここで、第1始動装置112に遊技球が入賞すると、第1保留数が「1」になって、第1保留アイコン表示領域50bの第1表示部に通常表示態様の保留アイコンHIの追加表示が開始され、第1保留数表示領域SAの保留数字が「1」に更新される。また、変動BGM1が継続して可聴出力されるとともに、入賞したことを示唆する効果音が出力される。さらに、背景画像としては、モードA背景画像の横スクロールが継続して出力される。つまり、客待ち状態のデモ待機期間であって、変動BGMが出力されているときに、第1始動装置112に遊技球が入賞した場合には、入賞前に出力されていた変動BGMが継続して出力されることとなる。
図325(c)に示すように、そして、第1保留数が「0」に減少して第1特別図柄の変動表示が開始されると、第1保留アイコン表示領域50bに表示されている保留アイコンHIを当該アイコン表示領域50cに向けてシフト表示(減少表示、変化表示)が開始され、第1保留数表示領域SAの保留数字が「0」に更新(減少表示)される。また、モードA背景画像の横スクロールの前方にて、停止表示していた3つの演出図柄50aが変動前動作としての浮上表示を行うとともに、特殊図柄TZのスクロール表示が開始される。さらに、このときも、変動BGM1が継続して可聴出力されている。なお、このときに、例えば、演出モードが変更される場合は、背景画像、演出図柄50a、保留アイコンHI、当該アイコンTI、変動BGM等が変更された状態で、変動演出を表示するようにしてもよい。
(変動表示中に刀柄ユニット135を操作した場合の演出例)
図326を参照して、また、特別図柄の変動表示中に刀柄ユニット135を操作した場合の演出例について説明する。図326は、変動表示中に刀柄ユニット135を操作した場合の演出例を示す図である。なお、ここでは、第1特別図柄が大当たりであると判定されたうえで、変動演出パターンとしてSPSPリーチ演出が設定された場合について説明する。また、演出制御基板320において、変動演出パターンとしてSPSPリーチ演出(大当たり)が設定されると、刀柄ユニット135の操作が有効な操作有効期間(10秒)が設定される。さらに、操作有効期間(10秒)は、SPSPリーチ演出(大当たり)に限られず、例えば、SPSPリーチ演出(はずれ)、SPリーチ演出(大当たり)、擬似連続演出等の複数種類の変動演出パターンで設定されるものである。
図326(a)に示すように、まず、SPSPリーチ演出の最終局面でSPSPリーチBGMの出力が停止されて決め演出が開始されると、刀柄ユニット135の刀柄ボタンの操作を促す促進画像の表示及び刀柄ボタンの操作有効期間(10秒)が開始される。具体的には、メイン表示装置131に刀柄ボタンを模した操作促進画像SSGが表示されるとともに、SPSPリーチBGMの出力が停止(非出力)され、音声出力装置331から「押せ」との効果音が出力される。なお、このとき、メイン表示装置131の左上隅部において縮小した演出図柄50aが変動表示されている。
図326(b)に示すように、次に、操作有効期間(10秒)中に刀柄ユニット135の刀柄ボタンが操作されると、大当たり遊技が実行されることを示唆する決め成功演出が実行される。具体的には、下部役物ユニット156が演出位置まで移動するとともに、下部役物ユニット156に設けられた複数の発光LEDが点滅する。また、メイン表示装置131のSPSPリーチ背景の前方に決め成功画像SEFが表示されるとともに、音声出力装置331から「キュインキュイン」との効果音が出力される。さらに、刀柄ユニット135が、ボタン駆動装置により振動する。そして、メイン表示装置131の左上隅部において縮小した演出図柄50aが「5」で仮停止することで、3つの演出図柄50aが大当たり出目(「555」)で仮停止した状態になる。なお、操作有効期間中に刀柄ユニット135が操作されなかった場合には、上述の操作促進画像SSGが消滅するとともに、決め成功演出が実行される。
図326(c)に示すように、そして、SPSPリーチ演出の実行期間が経過すると、演出図柄50aが停止表示することを示唆する停止前演出(0.5秒間で背景画像や演出図柄70a等を遮蔽する遮蔽画像(機種名を含むアイキャッチ画像)の表示)が実行された後に、モードA背景画像の横スクロールが再開されるとともに、演出図柄50aがSPSPリーチ演出の開始前の位置且つ第1態様に復帰して仮停止表示された状態となる。また、第1保留アイコン表示領域50b、当該アイコンTIが表示された当該アイコン表示領域50c、が再表示される。なお、このとき、所定期間(例えば、演出図柄50aの停止表示まで)に亘って音声出力装置331からは音声が出力されない状態となる。
上述のような操作有効期間が設定される変動演出であれば、変動演出パターンに応じて設定される操作有効期間(10秒)は、複数種類の変動演出パターンで設定されるため、客待ち状態中に設定される操作有効期間(1回)に比べて、多くの回数で設定することができるとともに、客待ち状態中に設定される操作有効期間(客待ち状態中に亘って設定)に比べて短い期間とすることができる。このような変動演出であれば、変動演出中の操作有効期間の設定による変動演出は遊技者の期待度を向上させるものであり、短い操作有効期間で多くの種類の変動演出パターンで実施するようにできるため、変動演出の興趣を向上させることができる。さらには、客待ち状態中の操作有効期間の設定による演出は、長い操作有効期間を少ない回数(1回)で設定されるため、遊技者の飽き状態を軽減させることができ、客待ち中の演出の興趣を向上させることができる。
[時短遊技状態3での変動演出が終了して客待ち状態となる場合の具体例]
図327~図329を用いて、遊技可能回数「M3」が「0」となっていないときの時短遊技状態3における変動演出が終了してデモ待機期間→客待ちデモ期間となる場合の具体例について説明する。図327は、時短遊技状態3での変動演出が終了して客待ち状態となる場合のタイミングチャートであり、図328および図329は、図327の各種タイミングにおける演出例を示す図である。なお、ここでは演出モードFである場合の説明をするが、時短遊技状態の演出モードである演出モードD、Eも基本的には同様となるため説明は省略する。
図327に示すように、まず、T0のタイミングでは、第2保留数が「0」の状態で第2特別図柄表示器122での第2特別図柄の変動表示が実行されている。このとき、第2特別図柄保留表示器124、および第2保留数表示領域SBが「0」表示となっている。また、横スクロール中のモードF背景画像の前方において第4態様の3つの演出図柄50aのうちの中央の1つ及び3つの特殊図柄TZが更新変動(スクロール表示、切替表示)している。また、残回数画像JK(時短遊技状態3での残りの遊技可能回数が「101回」であることを報知する態様)が表示されているとともに、第2保留アイコン表示領域50dおよび当該アイコン表示領域50cは表示されており、第2保留アイコン表示領域50dには保留アイコンHIが表示されていないものの、当該アイコン表示領域50cには通常表示態様の当該アイコンTIが表示されている。また、右打ち画像MGが表示されており、演出モードFに対応する変動BGM6が可聴出力されている(図328(a)参照)。
次に、T1のタイミングにおいて、低速でスクロール表示(更新変動)していた中央の演出図柄50aが仮停止すると、3つの演出図柄50aが停止前動作としての演出動作(バウンド(小)表示)を行って3つの演出図柄50aがハズレ出目(「537」)で仮停止した状態になる。そして、T2のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、主制御基板300から演出制御基板320に対して停止時コマンド(図柄確定コマンド)が送信されるとともに、第2特別図柄表示器122にハズレ特別図柄が停止表示される。また、右打ち画像MGおよび残回数画像JKが表示されているとともに、演出モードFに対応する変動BGM6が継続して可聴出力されている(図328(b)参照)。
次に、T3のタイミングにおいて、当該アイコン表示領域50cに表示されていた当該アイコンTIのアニメーションでの消滅表示が開始され、演出図柄50a(「537」)及び特殊図柄TZ(「537」)での停止表示が開始される。その後、T4のタイミングにおいて、当該アイコンTIのアニメーションでの消滅表示の開始から所定期間が経過すると、当該アイコンTIのアニメーションでの消滅表示が終了する。また、右打ち画像MGおよび残回数画像JKが表示されているとともに、演出モードFに対応する変動BGM6が継続して可聴出力されている(図328(c)参照)。なお、図示しないが、残回数画像JKにおいては、当該アイコンTIの消滅表示の終了とともに、遊技可能回数「101」から「1」減算されるようなアニメーションで「残100回」という画像が表示されるようになる。
そして、T5のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、客待ち状態となって特別図柄が停止表示するデモ待機期間となり、主制御基板300から演出制御基板320に対して客待ち状態指定コマンドが送信される。このとき、背景画像については、第2特別図柄表示器122の変動表示中と同様のモードF背景画像が横スクロール中であり、BGMについては、何らかのBGMが継続して出力されていればよく、例えば、第2特別図柄表示器122の停止表示前と同様の変動BGM6が継続して可聴出力されていたり、第2特別図柄表示器122の停止表示前と異なるものであって、デモ待機期間(客待ち状態)に対応する所定のBGM(例えば、BGM8)が出力開始されていたりしてもよい。なお、ここでは、第2特別図柄表示器122の停止表示前と同様の変動BGM6が継続して可聴出力されているものとする。また、右打ち画像MGおよび残回数画像JKは継続して表示されている(図328(d)参照)。
次に、T6のタイミングにおいて、第2特別図柄表示器122の停止表示から所定の時間(30秒)が経過すると、可聴出力されていた変動BGM6が停止され、無音の状態となる。また、右打ち画像MGおよび残回数画像JKは継続して表示されている(図328(e)参照)。なお、変動BGM6が出力中であるT4からT6の期間では、遊技者による演出操作スティック136の操作に応じて、変動BGM6の音量の大きさを変化させるとともに、出力音量の大きさの設定変更が可能となっている。
次に、T7のタイミングにおいて、第2特別図柄表示器122の停止表示から所定の時間(40秒)が経過すると、演出操作スティック136の操作によって変動BGM等の音量調節が可能であることを示唆する音調節表示OCが演出図柄50aの前方に表示される。また、右打ち画像MGおよび残回数画像JKは継続して表示されている(図328(f)参照)。音調節表示OCには、現時点で設定されている音量の大きさの表示(音量ゲージ)と演出操作スティック136の操作方向を示す内容とが表示されている。なお、演出操作スティック136の操作に応じて、音調節表示中の音量の大きさの表示(音量ゲージ)が変化するとともに、出力音量の大きさの設定変更がされる。
次に、T8のタイミングにおいて、客待ち状態指定コマンドの受信からデモ待機期間(120秒)が経過すると、所定期間(80秒)に亘る客待ちデモ演出が開始される。具体的には、演出図柄50aの前方であって保留表示領域(第1保留数表示領域SA、第2保留数表示領域SB)の後方において、所定期間(0.5秒)に亘る客待ちデモ画像のフェードイン(透明な状態から徐々に不透明な状態となる)が開始され、演出図柄50a、右打ち画像MG、残回数画像JK、第2保留アイコン表示領域50d、当該アイコン表示領域50c、モードF背景画像、特殊図柄TZのフェードアウト(不透明な状態から徐々に透明な状態となって消去)が開始される。つまり、3つの演出図柄50a、右打ち画像MG、残回数画像JK、第2保留アイコン表示領域50d、当該アイコン表示領域50c、モードF背景画像、特殊図柄TZが徐々に消える消滅表示と、客待ちデモ画像(キャラクタ画像、客待ちデモ背景)が徐々に表れる発生表示と、において少なくとも一部が重なるように表示されることとなる。なお、保留表示領域(第1保留数表示領域SA、第2保留数表示領域SB)は、客待ちデモ画像の前方に表示されるため、客待ちデモ画像によって視認できない(遮蔽された)状態になることはない(図329(g)参照)。
そして、T8のタイミング以降において、客待ちデモ画像のフェードインが完了すると、演出図柄50a等が非表示(視認不能状態)となり、「変動演出のデモ(20秒)」→「キャラクタ紹介(20秒)」→「機種名(10秒)」→「メーカ名(10秒)」→「のめり込み防止の注意喚起(10秒)」→「可動役物のデモ(10秒)」、といった順の客待ちデモ演出が開始される(図329(h)参照)。つまり、客待ち状態で遊技球の入賞等が無い場合には、客待ち状態指定コマンドの受信からデモ待機期間(120秒)が経過すると、遊技者への遊技を訴求するための客待ちデモ演出が開始され、さらに、客待ちデモ演出の実行中に遊技球の入賞等が無い場合は、所定時間(80秒)の客待ちデモ演出が表示されることとなる。
図329(i)を参照して、ここで、T5~T6の期間において、遊技者が演出操作スティック136を操作することにより、変動BGM6の音量の大きさを変化させる場合について説明する。図329(i)に示すように、変動BGM6が出力中であるT5~T6の期間に、演出操作スティック136が操作されると、音調節表示OCが表示される。そして、演出操作スティック136の操作に応じて、変動BGM6の音量が変化するとともに、音調節表示OC中の音量の大きさの表示(音量ゲージ)が変化し、出力されるBGM等の音量の大きさの設定変更がされる。なお、このとき、演出操作スティック136の操作に応じた音量の大きさの表示の変化に伴って、設定変更された音量での所定の視聴音が出力される。また、所定期間(2秒)での演出操作スティック136の操作が無い場合には、音調節表示OCは消滅する。
図329(j-1)、(j-2)を参照して、また、客待ち状態中の刀柄ユニット135の操作によってメニュー画像MN2a、MN2bが表示される場合について説明する。なお、メニュー画像MN2a等の表示開始時やメニュー画像MN2a等の表示中における刀柄ユニット135の操作による態様の変化時には、所定の効果音が一定期間(例えば、0.5秒)で出力される。この効果音についても、上述のメニュー画像MN1a等と効果音との関係と同様に、メニュー画像MN2a等の表示や態様の変化のタイミング(つまり、メイン表示装置131のフレーム更新タイミング)と、所定の効果音の出力のタイミングと、が合わないような態様であってもよい。
図329(j-1)に示すように、客待ち状態においては、客待ち状態指定コマンドを受信した演出制御基板320により刀柄ユニット135(刀柄ボタン)の操作有効期間が設定されており、例えば、この操作有効期間中であってデモ待機期間中に刀柄ユニット135が操作されると、モードF背景画像、停止した状態の3つの演出図柄50a、右打ち画像MG、残回数画像JK、第2保留アイコン表示領域50d、および当該アイコン表示領域50cの前方にメニュー画像MN2aが表示される。メニュー画像MN2aにおいては、「機種説明」タグ、「MUSIC選択」タグ、が表示されており、演出操作スティック136の操作に応じていずれかのタグへの選択および決定が可能となっている。「機種説明」タグが選択され決定されると、遊技機100の遊技の流れや特徴等に関する説明が表示される。なお、メニュー画像MN2aの表示中に、再度刀柄ユニット135が操作されると、メニュー画像MN2aが消滅する。
図329(j-2)に示すように、メニュー画像MN2aの表示中に「MUSIC選択」タグが選択され決定されると、メニュー画像MN2bが表示される。メニュー画像MN2bにおいては、「MUSIC選択」という文字とともに、演出操作スティック136の操作に応じて選択および決定が可能な複数の曲名称のタグが表示される。そして、例えば、このメニュー画像MN2bで、一つの曲名称のタグを選択すると、選択した曲名称のBGMが出力されるとともに、演出操作スティック136の操作に応じて選択した曲名称のBGMの音量を調節することができる。なお、メニュー画像MN2bの表示中に、刀柄ユニット135が操作されると、メニュー画像MN2bが消滅する。また、メニュー画像MN2bの出力中に選択した曲名称のBGMの音量を調節するときに、音調節画像OCが表示されるようにしてもよい。
ここで、上述のような通常遊技状態(累積回数「n」が「0」になる前)において客待ち状態となった場合(図322~図324を参照。)と、時短遊技状態3(累積回数「n」が「0」になった後)において客待ち状態となった場合(図327~図329を参照。)と、における客待ち状態での態様を比較して、異なる要素と同じ要素とについて説明する。なお、以下の説明においては、便宜上、通常遊技状態において客待ち状態となった場合のことを「通常客待ち」、時短遊技状態3において客待ち状態となった場合のことを「時短3客待ち」と称することとする。
まず、通常客待ちと時短3客待ちとで異なる態様となる要素について説明する。第1の要素としては、通常客待ちと時短3客待ちとで、変動停止してから客待ちデモ演出の開始までに表示される背景画像が異なる。具体的に、通常客待ちでは、演出モードA~Cのうちのいずれかに対応するモード背景画像であり、時短3客待ちでは、時短遊技状態3に専用の演出モードFに対応するモードF背景画像である。第2の要素としては、通常客待ちと時短3客待ちとで、変動停止してから客待ちデモ演出の開始までに表示される演出図柄50aの態様が異なる。具体的に、通常客待ちでは、第1態様~第3態様のうちのいずれかであり、時短3客待ちでは、第4態様である。第3の要素としては、通常客待ちと時短3客待ちとで、変動停止してから所定期間で出力されるBGMが異なる。具体的に、通常客待ちでは、BGM1~BGM3のうちのいずれかであり、時短3客待ちでは、BGM6である。第4の要素としては、通常客待ちと時短3客待ちとで、変動停止してから客待ちデモ演出の開始までに表示される保留アイコン表示領域の態様が異なる。具体的に、通常客待ちでは、第1保留アイコン表示領域50bであり、時短3客待ちでは、第2保留アイコン表示領域50dである。なお、上述のように、第1保留アイコン表示領域50b、当該アイコン表示領域50c、および第2保留アイコン表示領域50dの表示態様が各演出モードで異なる場合には、通常客待ちと時短3客待ちとで異なる態様となる。また、時短3客待ちにおいては、変動停止してから客待ちデモ演出の開始までに右打ち画像MGと残回数画像JKとが表示されるものの、通常客待ちでは表示されない。さらに、時短3客待ちにおいては、上述のように現時点の遊技状態を示唆する表示が表示される場合には、「時短3モード」が表示されるものの、通常客待ちでは表示されない。そして、上述した第1~第4の要素においては、通常客待ちと時短3客待ちとで異なる態様であるものとしたが、同じ態様であってもよい。
次に、通常客待ちと時短3客待ちとで同じ態様となる要素について説明する。第1の要素としては、通常客待ちと時短3客待ちとで、変動停止してから客待ちデモ演出の開始までに表示される音調節画像OCが同じ態様である。第2の要素としては、通常客待ちと時短3客待ちとで、変動停止してから客待ちデモ演出の開始までに表示される音調節画像OCにおける音量の大きさの表示(音量ゲージ)と音量調節時に出力される試聴音(短音)とが同じ態様である。第3の要素としては、通常客待ちと時短3客待ちとで、変動停止後にデモ待機期間を経てから表示される客待ちデモ演出が同じ態様である。第4の要素としては、通常客待ちと時短3客待ちとで、変動停止してから客待ちデモ演出の開始までに表示される特殊図柄TZが同じ態様である。第5の要素としては、通常客待ちと時短3客待ちとで、変動停止してからBGMが出力される期間、変動停止してから音調節画像OCの表示が開始されるまでの期間、およびデモ待機期間B1が同じ時間である。なお、上述のように、特殊図柄TZの表示位置が各演出モードで同じ場合には、通常客待ちと時短3客待ちとで同じ表示位置となる。また、上述した第1~第5の要素においては、通常客待ちと時短3客待ちとで同じ態様とであるものとしたが、異なる態様であってもよい。特に、第5の要素においては、通常客待ちと時短3客待ちとで、3つの期間の全てが異なる時間であってもよいし、3つの期間のうち少なくとも1つまたは2つが異なる時間であってもよい。具体的に、時短3客待ちにおいて、変動停止してからBGMが出力される期間と変動停止してから音調節画像OCの表示が開始されるまでの期間とを通常客待ちの場合に比べて短くすると、時短遊技状態3での遊技を始める前に出力音の音量を調節したい遊技者にとっては、通常客待ちに比べ早いタイミングでBGMの音量を確認した上で音量調節を実行して、時短遊技状態3の遊技を行うことができるため、遊技の興趣を損なうことがない。また、時短3客待ちにおいて、デモ待機期間B1を通常客待ちの場合に比べて長くすると、すぐにでも時短遊技状態3での遊技の実行を望む遊技者に対して、客待ちデモ演出の表示による煩わしさを感じさせることによる遊技の興趣の低下を軽減させることができる。
また、通常遊技状態(大当たり判定処理で時短4に当選していない状態)において客待ち状態となった場合(図322~図324を参照。)と、時短遊技状態4(大当たり判定処理で時短4に当選した状態)において客待ち状態となった場合と、における客待ち状態での態様の比較について説明する。これらの客待ちにおいても、異なるまたは同じ態様となる要素は、上述の通常客待ちと時短3客待ちとを比較した場合と同様である。
[通常遊技状態での変動演出が終了して客待ち状態となる場合の具体例2]
図330、図331を用いて、通常遊技状態における変動演出が終了してデモ待機期間→客待ちデモ期間となる場合の具体例2について説明する。図330は、通常遊技状態での変動演出が終了して客待ち状態となる場合のタイミングチャート(2)であり、図331は、図330の各種タイミングにおける演出例を示す図である。なお、ここでは演出モードAである場合の説明をするが、演出モードB、Cも基本的には同様となるため説明は省略する。
図330に示すように、まず、T0のタイミングでは、第1保留数が「0」の状態で第1特別図柄表示器120での第1特別図柄の変動表示が実行されている。このとき、第1特別図柄保留表示器123、および第1保留数表示領域SAが「0」表示となっている。また、横スクロール中のモードA背景画像の前方において3つの演出図柄50aのうちの中央の1つ及び3つの特殊図柄TZが更新変動(スクロール表示、切替表示)している。また、第1保留アイコン表示領域50bおよび当該アイコン表示領域50cは表示されており、第1保留アイコン表示領域50bには保留アイコンHIが表示されていないものの、当該アイコン表示領域50cには通常表示態様の当該アイコンTIが表示されている。また、演出モードAに対応する変動BGM1が可聴出力されている。
次に、T1のタイミングにおいて、低速でスクロール表示(更新変動)していた中央の演出図柄50aが仮停止すると、3つの演出図柄50aのキャラクタが停止前動作としての演出動作(頭を揺らす停止前動作)を行って3つの演出図柄50aがハズレ出目(「537」)で仮停止した状態になる。そして、T2のタイミングにおいて、特別図柄の変動時間が経過すると、主制御基板300から演出制御基板320に対して停止時コマンド(図柄確定コマンド)が送信されるとともに、第1特別図柄表示器120にハズレ特別図柄が停止表示される。また、演出モードAに対応する変動BGM1が継続して可聴出力されている。
次に、T3のタイミングにおいて、当該アイコン表示領域50cに表示されていた当該アイコンTIのアニメーションでの消滅表示が開始され、演出図柄50a(「537」)及び特殊図柄TZ(「537」)での停止表示が開始される。その後、T4のタイミングにおいて、当該アイコンTIのアニメーションでの消滅表示の開始から所定期間が経過すると、当該アイコンTIのアニメーションでの消滅表示が終了する。また、演出モードAに対応する変動BGM1が継続して可聴出力されている。
そして、T5のタイミングにおいて、特別図柄の停止時間が経過すると、客待ち状態となって特別図柄が停止表示するデモ待機期間となり、主制御基板300から演出制御基板320に対して客待ち状態指定コマンドが送信される。このとき、背景画像については、第1特別図柄表示器120の変動表示中と同様のモードA背景画像が横スクロール中であり、BGMについては、第1特別図柄表示器120の停止表示前と同様の変動BGM1が継続して可聴出力されている(図331(d)参照)。
次に、T6のタイミングにおいて、第1特別図柄表示器120の停止表示から所定の時間(30秒)が経過すると、変動BGM1が継続して可聴出力されている状態で、演出操作スティック136の操作によって変動BGM等の音量調節が可能であることを示唆する音調節表示OCが演出図柄50aの前方に表示される。音調節表示OCには、現時点で設定されている音量の大きさと演出操作スティック136の操作方向を示す内容とが表示されている。なお、演出操作スティック136の操作に応じて、音調節表示中の音量の大きさの表示が変化するとともに、出力音量の大きさの設定変更がされる(図331(e)参照)。
次に、T7のタイミングにおいて、第1特別図柄表示器120の停止表示から所定の時間(40秒)が経過すると、可聴出力されていた変動BGM1が停止され、無音の状態となる(図323(f)参照)。なお、T7以降で変動BGM1が出力していない状態であっても、遊技者による演出操作スティック136の操作に応じて、変動BGM1の音量の大きさを変化させるとともに、出力音量の大きさの設定変更が可能となっている。例えば、無音の状態で演出操作スティック136が操作されると、設定されている音量の大きさの短音(試聴音)が出力され、遊技者によって設定された音量の大きさを確認することができるようになっている。
次に、T8のタイミングにおいて、客待ち状態指定コマンドの受信からデモ待機期間(120秒)が経過すると、所定期間(80秒)に亘る客待ちデモ演出が開始される。具体的には、演出図柄50aの前方であって保留表示領域(第1保留数表示領域SA、第2保留数表示領域SB)の後方において、所定期間(0.5秒)に亘る客待ちデモ画像のフェードイン(透明な状態から徐々に不透明な状態となる)が開始され、演出図柄50a、第1保留アイコン表示領域50b、当該アイコン表示領域50c、モードA背景画像、特殊図柄TZのフェードアウト(不透明な状態から徐々に透明な状態となって消去)が開始される。つまり、3つの演出図柄50a、第1保留アイコン表示領域50b、当該アイコン表示領域50c、モードA背景画像、特殊図柄TZが徐々に消える消滅表示と、客待ちデモ画像(キャラクタ画像、客待ちデモ背景)が徐々に表れる発生表示と、において少なくとも一部が重なるように表示されることとなる。なお、保留表示領域(第1保留数表示領域SA、第2保留数表示領域SB)は、客待ちデモ画像の前方に表示されるため、客待ちデモ画像によって視認できない(遮蔽された)状態になることはない。
そして、T8のタイミング以降において、客待ちデモ画像のフェードインが完了すると、演出図柄50a等が非表示(視認不能状態)となり、「変動演出のデモ(20秒)」→「キャラクタ紹介(20秒)」→「機種名(10秒)」→「メーカ名(10秒)」→「のめり込み防止の注意喚起(10秒)」→「可動役物のデモ(10秒)」、といった順の客待ちデモ演出が開始される(図324(h)参照)。つまり、客待ち状態で遊技球の入賞等が無い場合には、客待ち状態指定コマンドの受信からデモ待機期間(120秒)が経過すると、遊技者への遊技を訴求するための客待ちデモ演出が開始され、さらに、客待ちデモ演出の実行中に遊技球の入賞等が無い場合は、所定時間(80秒)の客待ちデモ演出が表示されることとなる。
[本実施形態の作用効果]
上述のような図320~図324に示した実施形態の遊技機によれば、メイン表示装置131では、変動表示を実行していない客待ち状態において、変動表示が終了してから第1の時間(120秒)が経過するまでデモ待機期間として演出モードに応じたモード背景画像のスクロール等を含む演出を表示し、第1の時間が経過した後で第2の時間(80秒)が経過するまで客待ちデモ演出を表示し、さらに客待ちデモ演出は第2の時間が経過した後にも2回目以降の客待ちデモ演出として表示可能であり、変動表示が終了してから第3の時間(40秒)が経過した後に、演出操作スティック136の操作に応じて音量を調節可能であることを認識可能な音調節表示OCを表示し、客待ち状態において、変動表示が終了しても第4の時間(30秒)が経過するまで継続して変動BGMが出力されるようにすることが可能である。このような遊技機であれば、変動表示の終了から所定の期間(30秒間)は、遊技の興趣を向上させるようなBGMが継続出力されるため、変動表示の終了直後にBGMが停止し客待ち状態中にBGM等が出力されないような従来の遊技機に比べて、遊技の継続の訴求力を高めることができ、客待ち状態中の演出の興趣を向上させることができる。
上述のような図320~図324に示した実施形態の遊技機によれば、メイン表示装置131では、変動表示を実行していない客待ち状態において、変動表示が終了してから第1の時間(120秒)が経過するまでデモ待機期間として演出モードに応じたモード背景画像のスクロール等を含む演出を表示し、第1の時間が経過した後で第2の時間(80秒)が経過するまで客待ちデモ演出を表示し、さらに客待ちデモ演出は第2の時間が経過した後にも2回目以降の客待ちデモ演出として表示可能であり、変動表示が終了してから第3の時間(40秒)が経過した後に、演出操作スティック136の操作に応じて音量を調節可能であることを認識可能な音調節表示OCを表示し、客待ち状態において、変動表示が終了しても第4の時間(30秒)が経過するまで継続して変動BGMが出力されるようにすることが可能であり、第4の時間において、遊技者により変動BGMを確認可能な状態で、演出操作スティック136の操作に応じて変動BGMの音量が調節できるようにすることができる。このような遊技機であれば、客待ち状態中に遊技者がBGM等を聞きながら好みの音量に変更したうえで、好みの音量のBGM等で遊技を継続することができるため、客待ち状態中に遊技者がBGM等を聞きながら音量調節のできない従来の遊技機に比べて、遊技の継続の訴求力を高めることができ、客待ち状態中の演出の興趣を向上させることができる。
上述のような図320および図321に示した実施形態の遊技機によれば、客待ちデモ演出の実行中に、遊技機のタイトルに関する表示である第1表示(「機種名」)と、遊技に対するのめり込みに関して遊技者へ注意喚起を促す表示である第2表示(「のめり込み防止の注意喚起」)と、を表示可能であり、客待ち状態において、第3表示(音調節表示OC)を表示可能であり、デモ待機期間は、変動表示が終了してから第1の時間(120秒)が経過するまで実行され、客待ちデモ演出は、第1の時間が経過した後に第2の時間(80秒)が経過するまで実行され、第1表示は、第2表示よりも先に表示され、第3表示は、変動表示が終了してから第3の時間(40秒)が経過した後に表示され、第2の演出(2回目の客待ちデモ演出)は、第2の時間が経過した後に再度実行されることを可能とすることができる。このような遊技機であれば、遊技者の好みのコンテンツ等の内容が盛り込まれた遊技機のタイトル等に関する第1表示の後に、注意喚起を促す第2表示が表示されるため、注意喚起を促す表示の後に遊技機のタイトル等に関する第1表示が表示されるような従来の遊技機に比べて、先に表示される第1表示に注視したままの遊技者に対して、後に表示される第2表示による注意喚起を効果的に行うことができ、延いては、客待ち状態中の演出の興趣を適切に向上させることができる。
上述のような図320~図324に示した実施形態の遊技機によれば、変動表示を実行していない客待ち状態において、変動表示が終了してから第1の時間(120秒)が経過するまでデモ待機期間として演出モードに応じたモード背景画像のスクロール等を含む演出を表示し、第1の時間が経過した後で第2の時間(80秒)が経過するまで客待ちデモ演出を表示し、さらに客待ちデモ演出は第2の時間が経過した後にも2回目以降の客待ちデモ演出として表示可能であり、変動表示が終了してから第3の時間(40秒)が経過した後に、演出操作スティック136の操作に応じて音量を調節可能であることを認識可能な音調節表示OCを表示し、変動表示の実行中は、メイン表示装置131において、第1キャラクタ(キャラクタ表示CP1)または第2キャラクタ(キャラクタ表示CP2、CP3)を表示可能であり、客待ち状態における客待ちデモ演出の実行中は、メイン表示装置131において、第1キャラクタを第2キャラクタよりも高い割合で表示することができる。このような遊技機であれば、客待ちデモ演出を確認した遊技者は、期待度の高い第1キャラクタを認識したうえで遊技を継続することができるため、客待ちデモ演出中に第1キャラクタと第2キャラクタとの表示割合が略同じであるような従来の遊技機に比べて、遊技中の演出において第1キャラクタが出現したときの期待感を高めることができ、客待ち状態中の演出の興趣を向上させることができる。
上述のような図320~図324に示した実施形態の遊技機によれば、変動表示を実行していない客待ち状態において、変動表示が終了してから第1の時間(120秒)が経過するまでデモ待機期間として演出モードに応じたモード背景画像のスクロール等を含む演出を表示し、第1の時間が経過した後で第2の時間(80秒)が経過するまで客待ちデモ演出を表示し、さらに客待ちデモ演出は第2の時間が経過した後にも2回目以降の客待ちデモ演出として表示可能であり、変動表示が終了してから第3の時間(40秒)が経過した後に、演出操作スティック136の操作に応じて音量を調節可能であることを認識可能な音調節表示OCを表示し、客待ちデモ演出において、遊技に対するのめり込みに関して遊技者への注意を促す「のめり込み防止の注意喚起」の表示を実行し、この表示は、第1表示部NB1と第1表示部NB1の下方の第2表示部NB2とを有するようにすることができる。このような遊技機であれば、「のめり込み防止の注意喚起」の表示が複数段の文章で構成される態様であるため、例えば、メイン表示装置131の水平方向に長い文章で表示される1段のみの態様のものに比べて、遊技者は表示の内容を短時間で認識し易くなるため、当該表示による注意喚起を効果的に行うことができ、延いては、客待ち状態中の演出の興趣を適切に向上させることができる。
上述のような図320~図324、図326に示した実施形態の遊技機によれば、メイン表示装置131では、変動表示を実行していない客待ち状態において、変動表示が終了してから第1の時間(120秒)が経過するまでデモ待機期間として演出モードに応じたモード背景画像のスクロール等を含む演出を表示し、第1の時間が経過した後で第2の時間(80秒)が経過するまで客待ちデモ演出を表示し、さらに客待ちデモ演出は第2の時間が経過した後にも2回目以降の客待ちデモ演出として表示可能であり、変動表示が終了してから第3の時間(40秒)が経過した後に、演出操作スティック136の操作に応じて音量を調節可能であることを認識可能な音調節表示OCを表示し、変動表示中の操作有効期間において、遊技者によって刀柄ユニット135が操作された場合は、第1態様演出(図326(b))を実行し、客待ち状態中の操作有効期間において、遊技者によって刀柄ユニット135が操作された場合は、第2態様演出(メニュー画像MN1の表示)を実行するようにすることができる。このような遊技機であれば、客待ち状態中の操作有効期間が設定されておらず、客待ち中に刀柄ユニット135のような演出ボタンが操作されても第2態様演出のような演出を実行しないような従来の遊技機に比べて、客待ち状態中の遊技者における遊技機の興趣の低下を防止することができ、延いては、客待ち状態中の演出の興趣を向上させることができる。
上述のような図320~図324に示した実施形態の遊技機によれば、メイン表示装置131では、変動表示を実行していない客待ち状態において、変動表示が終了してから第1の時間(120秒)が経過するまでデモ待機期間として演出モードに応じたモード背景画像のスクロール等を含む演出を表示し、第1の時間が経過した後で第2の時間(80秒)が経過するまで客待ちデモ演出を表示し、さらに客待ちデモ演出は第2の時間が経過した後にも2回目以降の客待ちデモ演出として表示可能であり、変動表示が終了してから第3の時間(40秒)が経過した後に、演出操作スティック136の操作に応じて音量を調節可能であることを認識可能な音調節表示OCを表示し、客待ち状態において、変動表示が終了しても継続して第4の時間(30秒)が経過するまで変動BGMを出力可能であり、第3の時間は、第4の時間よりも長い時間であって、第1の時間よりも短い時間であるようにすることができる。このような遊技機であれば、変動停止から客待ちデモ演出を開始するまでに、音調節表示OCを表示することができるため、客待ちデモ演出を注視したい遊技者にとっては、客待ちデモ演出の開始前に音調節表示OCを確認しながら好みの音量に設定し、その後の遊技を継続することができ、遊技の興趣を向上させることができる。
上述のような図320、図321、図330、図331に示した実施形態の遊技機によれば、メイン表示装置131では、変動表示を実行していない客待ち状態において、変動表示が終了してから第1の時間(120秒)が経過するまでデモ待機期間として演出モードに応じたモード背景画像のスクロール等を含む演出を表示し、第1の時間が経過した後で第2の時間(80秒)が経過するまで客待ちデモ演出を表示し、さらに客待ちデモ演出は第2の時間が経過した後にも2回目以降の客待ちデモ演出として表示可能であり、変動表示が終了してから第3の時間(30秒)が経過した後に、演出操作スティック136の操作に応じて音量を調節可能であることを認識可能な音調節表示OCを表示し、客待ち状態において、変動表示が終了しても継続して第4の時間(40秒)が経過するまで変動BGMを出力可能であり、第3の時間は、第1の時間および第4の時間よりも短い時間であるようにすることができる。このような遊技機であれば、変動停止から客待ちデモ演出を開始するまでに、音調節表示OCを表示することができるため、客待ちデモ演出を注視したい遊技者にとっては、客待ちデモ演出の開始前に音調節表示OCを確認しながら好みの音量に設定し、その後の遊技を継続することができ、遊技の興趣を向上させることができる。また、客待ち状態中に遊技者がBGM等を聞きながら好みの音量に変更したうえで、好みの音量のBGM等で遊技を継続することができるため、客待ち状態中に遊技者がBGM等を聞きながら音量調節のできない従来の遊技機に比べて、遊技の継続の訴求力を高めることができ、客待ち状態中の演出の興趣を向上させることができる。
上述のような図320~図325に示した実施形態の遊技機によれば、メイン表示装置131では、変動表示を実行していない客待ち状態において、変動表示が終了してから第1の時間(120秒)が経過するまでデモ待機期間として演出モードに応じたモード背景画像のスクロール等を含む演出を表示し、第1の時間が経過した後で第2の時間(80秒)が経過するまで客待ちデモ演出を表示し、さらに客待ちデモ演出は第2の時間が経過した後にも2回目以降の客待ちデモ演出として表示可能であり、変動表示が終了してから第3の時間(40秒)が経過した後に、演出操作スティック136の操作に応じて音量を調節可能であることを認識可能な音調節表示OCを表示し、客待ち状態において、変動表示が終了しても第4の時間(30秒)が経過するまで継続して変動BGM1が出力されるようにすることが可能であり、第4の時間の経過前において、入賞に基づいて変動表示が開始された場合は、変動表示が開始された後も継続して変動BGM1を出力するようにすることができる。このような遊技機であれば、客待ち状態中のBGMの出力中に入賞したときでも、BGMが途切れることなく遊技が継続されるため、客待ち状態中のBGMの出力中に入賞して変動表示の開始時に出力中のBGMが途切れたり変更されたりするような従来の遊技機に比べて、BGMの途切れ等による遊技の興趣の低下を防止することができ、延いては、客待ち状態中の演出の興趣を向上させることができる。
上述のような図320~図324に示した実施形態の遊技機によれば、メイン表示装置131では、変動表示を実行していない客待ち状態において、変動表示が終了してから第1の時間(120秒)が経過するまでデモ待機期間として演出モードに応じたモード背景画像のスクロール等を含む演出を表示し、第1の時間が経過した後で第2の時間(80秒)が経過するまで客待ちデモ演出を表示し、さらに客待ちデモ演出は第2の時間が経過した後にも2回目以降の客待ちデモ演出として表示可能であり、変動表示が終了してから第3の時間(40秒)が経過した後で、且つ、第2時間以外の時間において、演出操作スティック136の操作に応じて音量を調節可能であることを認識可能な音調節表示OCを表示することができる。このような遊技機であれば、客待ちデモ演出中に内容には関連しない音調節表示OCが非表示であるため、客待ちデモ演出を注視したい遊技者にとっては、客待ちデモ演出の内容とは関係ない音調節表示OCを気にすることなく客待ちデモ演出を見ることができ、客待ち状態中の演出の興趣を向上させることができる。
上述のような図320~図324に示した実施形態の遊技機によれば、メイン表示装置131では、変動表示を実行していない客待ち状態において、変動表示が終了してから第1の時間(120秒)が経過するまでデモ待機期間として演出モードに応じたモード背景画像のスクロール等を含む演出を表示し、第1の時間が経過した後で第2の時間(80秒)が経過するまで客待ちデモ演出を表示し、さらに客待ちデモ演出は第2の時間が経過した後にも2回目以降の客待ちデモ演出として表示可能であり、変動表示が終了してから第3の時間(40秒)が経過した後に、演出操作スティック136の操作に応じて音量を調節可能であることを認識可能な音調節表示OCを表示し、変動表示の終了前に設定された演出モードに応じたモード背景画像によって異なる態様でデモ待機期間を実行することができる。このような遊技機であれば、例えば、変動停止前の演出モードが期待度の高い演出モードであって、そのままの演出モードに対応したモード背景画像によるデモ待機期間とすることができるため、遊技者において、デモ待機期間中に入賞すると大当たりとなる期待度を維持させたままで遊技の継続の促すことができる。したがって、デモ待機期間中に入賞した場合に、変動停止前の演出モードに関わらず特定の演出モードで変動表示を開始するような従来の遊技機に比べて、遊技の継続の訴求力を高めることができ、客待ち状態中の演出の興趣を向上させることができる。
上述のような図320~図324に示した実施形態の遊技機によれば、メイン表示装置131では、変動表示を実行していない客待ち状態において、変動表示が終了してから第1の時間(120秒)が経過するまでデモ待機期間として演出モードに応じたモード背景画像のスクロール等を含む演出を表示し、第1の時間が経過した後で第2の時間(80秒)が経過するまで客待ちデモ演出を表示し、さらに客待ちデモ演出は第2の時間が経過した後にも2回目以降の客待ちデモ演出として表示可能であり、変動表示が終了してから第3の時間(40秒)が経過した後に、演出操作スティック136の操作に応じて音量を調節可能であることを認識可能な音調節表示OCを表示し、客待ちデモ演出中において、「キャラクタ紹介」の表示で複数のキャラクタ表示を表示可能であり、複数のキャラクタの表示中に刀柄ユニット135が遊技者によって操作された場合は、遊技者の動作に応じて複数のキャラクタのうちで推しキャラとしての選択および設定が可能である。このような遊技機であれば、例えば、客待ちデモ演出中の「キャラクタ紹介」の表示によって、キャラクタを確認したうえで、遊技者のお気に入りのキャラクタ等の好みに応じたカスタマイズができるため、このような客待ちデモ演出の内容を確認しながらのカスタマイズができない従来の遊技機に比べて、客待ち状態中の演出の興趣を向上させることができる。
上述のような図320~図324、図327~図329に示した実施形態の遊技機によれば、メイン表示装置131では、変動表示を実行していない客待ち状態において、変動表示が終了してから第1の時間(120秒)が経過するまでデモ待機期間として演出モードに応じたモード背景画像のスクロール等を含む演出を表示し、第1の時間が経過した後で第2の時間(80秒)が経過するまで客待ちデモ演出を表示し、さらに客待ちデモ演出は第2の時間が経過した後にも2回目以降の客待ちデモ演出として表示可能であり、通常遊技状態におけるデモ待機期間B1と、時短遊技状態におけるデモ待機間B1とを、異なる態様で表示し、通常遊技状態のデモ待機期間B1中に、刀柄ユニット135が遊技者により操作された場合は、第1の設定(推しキャラ選択)を行うことが可能であり、時短遊技状態のデモ待機期間中に、刀柄ユニット135が遊技者により操作された場合は、第2の設定(MUSIC選択)を行うことが可能である。このような遊技機であれば、遊技機の遊技状態に応じて遊技者の好みに沿ったカスタマイズができるため、このような複数種類のカスタマイズのできない従来の遊技機に比べて、客待ち状態中の演出の興趣を向上させることができる。
[その他の実施形態]
図332を参照して、その他の実施形態について説明する。図332は、その他の実施形態における演出例を示す図である。図332に示すように、この実施形態においては、変動演出中のメイン表示装置131の演出図柄50a等の視認性を阻害しない位置に、スクロール図柄SZが表示される。スクロール図柄SZは、3つの図柄から構成されており、各図柄においては、「■」、「□」、「●」、「○」、「◎」が変動表示(スクロール表示)された後に停止表示される。なお、図332では、演出モードAの場合について説明しているが、その他の演出モードB~Fでも同様であるため、説明を省略する。
図332(a)に示すように、まず、特別図柄の変動表示の開始後であって、3つの演出図柄50aの変動表示の開始のタイミングで、スクロール図柄SZの変動表示が開始される。図332(b)に示すように、そして、特別図柄の停止表示の前であって、3つの演出図柄50aのうち少なくとも一つが変動表示中に、スクロール図柄SZが停止表示される。このとき、スクロール図柄SZの3つの図柄の停止表示される順は、左側から順に停止されるようにしてもよいし、右側から順に停止されるようにしてもよい。つまり、遊技球が第1始動装置112又は第2始動装置115に入賞すると、スクロール図柄SZの変動表示が行われることとなる。なお、スクロール図柄SZの停止表示において、3つの図柄が同じ図柄の組合せで停止表示された回数については、演出制御基板320のサブRAM320cに記憶される。
図332(c)に示すように、例えば、客待ち状態におけるメニュー画像MN1aの表示中に、演出操作スティック136の操作によって「ぱちログ」タグが選択および決定されると、メニュー画像MN3が表示されるようにしてもよい。メニュー画像MN3は、過去の3日分のスクロール図柄SZにおける3つの図柄が同じ組合せで停止表示された回数および停止表示された図柄の種類が一覧表となって表示されたものである。このような実施形態であれば、遊技者は、客待ち状態中にスクロール図柄SZにおける3つの同じ図柄で停止表示された回数等の情報を確認することができ、さらには、この情報に基づいて遊技機100の設定値を推測する、といったことができるため、遊技の興趣を向上させることができる。
上述の実施形態においては、客待ち状態中に音調節表示OCを表示するようになっていたが、変動演出中にも演出操作スティック136の操作に応じて音調節表示OCよりも小さい音調節表示小をメイン表示装置131に表示し、演出操作スティック136の操作が所定期間(5秒)にない場合には消滅するようにしてもよい。このような実施形態であれば、変動演出中の音調節表示小は、客待ち状態における音調節表示OCよりも小さいとともに表示期間については短いため、メイン表示装置131における変動演出の視認を阻害することがなく、遊技の興趣の低下を防止することができる。なお、変動演出中の音調節表示の態様は、メイン表示装置131における変動演出の表示を阻害しないような種々の態様でもよく、例えば、第1サイド表示装置132や第2サイド表示装置133に表示されるようにしてもよい。このような態様であっても、上述と同様の効果を奏することができる。
また、特別図柄の変動停止前から客待ち状態に移行するときに、演出操作スティック136の操作によってBGM等の出力音の音量を調節した場合につていて説明する。具体的に、特別図柄の変動中には、音調節表示小が表示された状態で演出操作スティック136の操作に応じた音量の調節が可能であり、特別図柄の変動停止および客待ち状態に移行するタイミングで、音調節表示小が消滅するとともに音量の調節が不可能となり、客待ち状態への移行後に演出操作スティック136の操作によって音調節表示OCが表示されるとともに音量の調節が可能となる。このような実施形態であれば、遊技機において特別図柄の変動中や客待ち状態等の何れの状態であっても、遊技者は好みのタイミングで音量の調節ができる。
上述の実施形態においては、客待ちデモ演出中の「機種名」の表示は、「のめり込み防止の注意喚起」の表示よりも先に表示されるとともに短い表示時間であったが、「のめり込み防止の注意喚起」の表示よりも先に表示されるとともに長い表示時間であってもよい。このような実施形態であれば、「機種名」の表示が「のめり込み防止の注意喚起」の表示よりも表示時間が長いため、より遊技機のコンテンツ等を遊技者に対して印象付けることができ、「のめり込み防止の注意喚起」の表示は「機種名」の表示よりも後に表示されるため、「のめり込み防止の注意喚起」の表示による注意喚起を遊技者に十分に印象付けることもできる。
上述の実施形態において、客待ちデモ演出では、「メーカ名」の表示と「のめり込み防止の注意喚起」の表示とを別々に表示していたが、「メーカ名」の表示と「のめり込み防止の注意喚起」の表示とを同時に表示してもよく、さらには、「メーカ名」の表示の途中から「のめり込み防止の注意喚起」の表示を表示するようにしてもよい。具体的には、「メーカ名&のめり込み防止の注意喚起(10秒)」としたり、「メーカ名」の表示開始から3秒後に「のめり込み防止の注意喚起」を表示したりしてもよい。このような実施形態であれば、遊技者に印象付けたい内容である「メーカ名」と「のめり込み防止の注意喚起」とを同時に表示できるため、遊技者に対してより印象付けることができるとともに、客待ちデモ演出の表示時間が短縮されることで、長時間の客待ちデモ演出の表示で生じる遊技者の飽きを防止することもできる。また、「メーカ名」の表示の途中から「のめり込み防止の注意喚起」が表示されるため、単に順に表示される従来の遊技機に比べて、変化に富んだ客待ちデモ演出となり、遊技者により印象付けることができる。
上述の実施形態において、客待ちデモ演出の「のめり込み防止の注意喚起」の表示時間中においては、注意喚起表示NHのみが表示されるような態様であったが、その他に遊技者に対して注意や警告等を報知するような内容の画像が表示されるようにしてもよい。例えば、注意喚起表示NH以外の注意等を報知するような内容の画像としては、遊技用装置に挿入された遊技カードの取り忘れの防止を報知する防止画像CH(図317(a-1)を参照。)や、遊技機等に対する違法行為に関して警告する画像や、喫煙は決められた場所にて行うことに関して注意する画像等がある。これらの画像は、客待ちデモ演出の「のめり込み防止の注意喚起」の表示時間中に、少なくとも一つが表示されるようにしてもよいし、各画像が順に切替わって表示されるようにしてもよい。つまり、客待ちデモ演出の「のめり込み防止の注意喚起」の表示時間中には、注意喚起表示NHが常に表示された状態で、その他の注意等を報知する画像が表示されるようにしてもよい。このような態様であれば、客待ちデモ演出のの「のめり込み防止の注意喚起」の表示時間中の態様に変化を生じさせることによって、単に注意喚起表示NHのみが表示される態様に比べて、最も重要度の高い注意喚起表示NHを遊技者の印象に残り易くすることができる。
上述の実施形態において、客待ち状態では、変動停止後に継続して出力されている変動BGMを停止した後で、所定期間(10秒)の経過後に音調節表示OCが表示されるようになっていたが、変動BGMの停止と同時に音調節表示OCが表示されるようにしてもよい。このような実施形態であれば、音調節表示OCのみの表示よりも、変動BGMの停止と同時の音調節表示OCの表示によって、遊技者に対して音量の調節が可能であることをより効果的に認識させることができる。
上述の図327~図329の実施形態では、遊技可能回数「M3」が「0」となっていないとき、つまり、時短遊技状態3中における変動演出が終了して客待ち状態となる場合の具体例について説明したが、これ以外にも、客待ち状態となるタイミングは種々のものとなる場合がある。ここで、例えば、通常遊技状態から時短遊技状態3への移行時に客待ち状態になる場合について説明する。このように通常遊技状態から時短遊技状態3への移行時に客待ち状態になった場合では、累積回数「n」が「0」となる遊技での第1特別図柄表示器120の変動表示が停止したときに、メイン表示装置131での表示態様が、上述のような演出モードA~C(図315(a)~(c)を参照。)のうちのいずれかから演出モードF(図315(f))に変化し、時短遊技状態3の表示態様での客待ち状態(図328(d)~(f)、および図329を参照。)となる。また、このとき、右打ちランプが点灯されるとともに、メイン表示装置131においては、右打ち画像MGの表示が開始され、「残700回」といった残回数画像JKが表示される。そして、このような時短遊技状態3での客待ち状態であるときに、第2始動装置115に入賞すると、時短遊技状態3での最初の遊技に対応する演出が実行され、メイン表示装置131においては、右打ち画像MGが継続して表示される(右打ちランプも継続して点灯)。但し、時短遊技状態3で客待ち状態であるときには、上述の時短突入演出は実行されないものの、時短遊技状態3での最初の第2始動装置115への入賞によって、時短突入演出が実行されるような態様になっている。なお、時短遊技状態3で客待ち状態であるときに、時短突入演出が実行されないような態様としたが、時短突入演出が実行されるようにしてもよい。また、例えば、メイン表示装置131において、客待ち状態となる前の通常遊技状態で表示されていた累積回数画像RKは、「800回」といったように時短遊技状態3で客待ち状態となっても表示され、時短遊技状態3での最初の遊技の開始と同時に非表示となり、「残700回」といった残回数画像JKが表示されるようにしてもよい。
なお、通常遊技状態から時短遊技状態3への移行時に客待ち状態になる場合において、メイン表示装置131での表示態様が演出モードA~Cのうちのいずれかから演出モードFに変化するタイミングとしては、上述のようなタイミング以外にも、時短遊技状態3での最初の第2特別図柄表示器122の変動表示が開始したときであってもよい。このような態様においては、メイン表示装置131での表示態様は通常遊技状態(演出モードA~Cのうちのいずれか)のままで、(右打ちランプが点灯されるものの)上述のような右打ち画像MGや残回数画像JKが表示されないで客待ち状態(図323(d)~(f)、および図324を参照。)となる。そして、このような客待ち状態で第2始動装置115に入賞すると、メイン表示装置131での表示態様において、演出モードA~Cのうちのいずれかから演出モードF(図315(f))に変化し、右打ち画像MGの表示が開始されたり、「残700回」といった残回数画像JKが表示されたりして、時短遊技状態3での最初の遊技に対応する演出が実行される。また、例えば、上述のような客待ち状態のメイン表示装置131においては、「800回」といった累積回数画像RKが表示されたままで、時短遊技状態3での最初の遊技の開始と同時に非表示となり、「残700回」といった残回数画像JKが表示されるようにしてもよい。
次に、例えば、通常遊技状態から時短遊技状態4への移行時に客待ち状態になる場合について説明する。このように通常遊技状態から時短遊技状態4への移行時に客待ち状態になった場合では、大当たり判定処理で時短4に当選した遊技での第1特別図柄表示器120の変動表示が停止したときに、メイン表示装置131での表示態様が、上述のような演出モードA~C(図315(a)~(c)を参照。)のうちのいずれかから時短遊技状態4に対応する演出モードGに変化し、時短遊技状態4の表示態様での客待ち状態となる。このような態様におけるメイン表示装置131等での態様の変化は、上述の通常遊技状態から時短遊技状態3への移行時に客待ち状態になった場合であって、累積回数「n」が「0」となる遊技での第1特別図柄表示器120の変動表示が停止したときに態様が変化する場合と同様である。また、例えば、通常遊技状態から時短遊技状態4への移行時に客待ち状態になる場合であって、時短遊技状態3での最初の第2特別図柄表示器122の変動表示が開始したときに、メイン表示装置131での表示態様が、上述のような演出モードA~C(図315(a)~(c)を参照。)のうちのいずれかから時短遊技状態4に対応する演出モードGに変化する場合もある。このような態様におけるメイン表示装置131等での態様の変化は、上述の通常遊技状態から時短遊技状態3への移行時に客待ち状態になった場合であって、時短遊技状態3での最初の第2特別図柄表示器122の変動表示が開始したときに態様が変化する場合と同様である。
次に、例えば、時短遊技状態3から通常遊技状態への移行時に客待ち状態になる場合について説明する。このように時短遊技状態3から通常遊技状態への移行時に客待ち状態になった場合では、遊技可能回数が「0」となる遊技での第2特別図柄表示器122の変動表示が停止したときに、メイン表示装置131での表示態様が、上述のような演出モードF(図315(f))から演出モードA~C(図315(a)~(c)を参照。)のうちのいずれかに変化し、通常遊技状態の表示態様での客待ち状態(図323(d)~(f)、および図324を参照。)となる。また、このとき、右打ちランプが消灯されるとともに、メイン表示装置131においては、右打ち画像MGおよび残回数画像JKが非表示となり、左打ち開始画像が所定の期間で表示される。そして、所定期間が経過すると、左打ち開始画像が非表示となって、移行済報知画像が表示され、通常遊技状態の表示態様での客待ち状態となる。また、例えば、メイン表示装置131において、客待ち状態となる前の時短遊技状態3で表示されていた残回数画像JKは、「残0回」といったように通常遊技状態で客待ち状態となっても表示され、通常遊技状態での最初の遊技の開始と同時に非表示となり、「時短3済」といった移行済報知画像が表示されるようにしてもよい。
なお、時短遊技状態3から通常遊技状態への移行時に客待ち状態になる場合において、メイン表示装置131での表示態様が演出モードFから演出モードA~Cのうちのいずれかに変化するタイミングとしては、上述のようなタイミング以外にも、通常遊技状態での最初の第1特別図柄表示器120の変動表示が開始したときであってもよい。このような態様においては、メイン表示装置131での表示態様は時短遊技状態3(演出モードF)のままで、左打ち開始画像が所定の期間で表示され、(右打ちランプが消灯される)上述のような右打ち画像MGや残回数画像JKが非表示とされて客待ち状態となる。そして、このような客待ち状態で第1始動装置112に入賞すると、メイン表示装置131での表示態様において、演出モードFから演出モードA~Cのうちのいずれかに変化し、移行済報知画像の表示が開始されて、時短遊技状態3での最初の遊技に対応する演出が実行される。また、例えば、上述のような客待ち状態のメイン表示装置131においては、「800回」といった累積回数画像RKが表示されたままで、通常遊技状態での最初の遊技の開始と同時に非表示となり、「時短3済」といった移行済報知画像が表示されるようにしてもよい。
◇上記課題を解決するための第1の構成の遊技機としては、始動条件の成立に基づき識別情報(特別図柄)の変動表示を実行し、前記識別情報が予め定められた特別態様で停止すると、遊技者に有利な特別遊技を実行可能な遊技機において、所定の画像を表示可能な表示手段(メイン表示装置131)を制御する表示制御手段(演出制御基板320)と、所定の音(BGM)を出力する音出力手段(音声出力装置331)を制御する音制御手段(演出制御基板320)と、遊技者の操作により前記所定の音の音量を調節可能な音量調節手段(演出操作スティック136)と、を備え、前記表示制御手段は、前記変動表示を実行していない客待ち状態において、前記変動表示が終了してから第1の時間(デモ待機期間)が経過するまで第1客待ち演出(図323(d)~(f)、図328(d)~(f))を実行し、前記第1の時間が経過した後で第2の時間(客待ちデモ期間)が経過するまで前記第1客待ち演出とは異なる第2客待ち演出(1回目の客待ちデモ演出:図321)を実行し、さらに前記第2客待ち演出は前記第2の時間が経過した後にも実行可能(2回目の客待ちデモ演出:図321)であり、前記変動表示が終了してから第3の時間が経過した後に、前記音量調節手段の操作に応じて音量を調節可能であることを認識可能な音調節可能表示(音調節画像OC)を実行し、前記音制御手段は、前記客待ち状態において、前記変動表示が終了しても第4の時間が経過するまで継続して前記所定の音を出力可能とする(図323(d)、図328(d))ことを要旨とする。このような遊技機であれば、遊技の興趣を向上させることができる。
◆上記課題を解決するための第2の構成の遊技機としては、始動条件の成立に基づき識別情報(特別図柄)の変動表示を実行し、前記識別情報が予め定められた特別態様で停止すると、遊技者に有利な特別遊技を実行可能な遊技機において、所定の画像を表示可能な表示手段(メイン表示装置131)を制御する表示制御手段(演出制御基板320)と、所定の音(BGM)を出力する音出力手段(音声出力装置331)を制御する音制御手段(演出制御基板320)と、遊技者の操作により前記所定の音の音量を調節可能な音量調節手段(演出操作スティック136)と、を備え、前記表示制御手段は、前記変動表示を実行していない客待ち状態において、前記変動表示が終了してから第1の時間(デモ待機期間)が経過するまで第1客待ち演出(図323(d)~(f)、図328(d)~(f))を実行し、前記第1の時間が経過した後で第2の時間(客待ちデモ期間)が経過するまで前記第1客待ち演出とは異なる第2客待ち演出(1回目の客待ちデモ演出:図321)を実行し、さらに前記第2客待ち演出は前記第2の時間が経過した後にも実行可能(2回目の客待ちデモ演出:図321)であり、前記変動表示が終了してから第3の時間が経過した後に、前記音量調節手段の操作に応じて音量を調節可能であることを認識可能な音調節可能表示(音調節画像OC)を実行し、前記音制御手段は、前記客待ち状態において、前記変動表示が終了しても第4の時間が経過するまで継続して前記所定の音を出力可能とし(図323(d)、図328(d))、前記第4の時間において、遊技者により前記所定の音を確認可能な状態で、前記音量調節手段の操作に応じて前記所定の音の音量を調節可能にする(図324(i)、図329(i))ことを要旨とする。このような遊技機であれば、遊技の興趣を向上させることができる。
◆上記課題を解決するための第3の構成の遊技機としては、始動条件の成立に基づき識別情報(特別図柄)の変動表示を実行し、変動表示を実行していない客待ち状態において、第1の演出(図323(d)~(f)、図328(d)~(f))と第2の演出(客待ちデモ演出:図321)とを実行可能な遊技機において、第2の演出の実行中に第1表示(機種名表示KH)と第2表示(注意喚起表示NH)とを表示可能であり、客待ち状態において、第1表示および第2表示とは異なる第3表示(音調節画像OC)を表示可能であり、第1の演出は、変動表示が終了してから第1の時間(デモ待機期間)が経過するまで実行され、第2の演出は、第1の時間が経過した後に第2の時間(客待ちデモ期間)が経過するまで実行され、第1表示は、第2表示よりも先に表示され、第3表示は、変動表示が終了してから第3の時間が経過した後に表示され、第2の演出は、第2の時間が経過した後に再度実行されることを可能とし、第1表示は、遊技機のタイトルに関する表示であり、第2表示は、遊技に対するのめり込みに関して遊技者へ注意喚起を促す表示であることを要旨とする。このような遊技機であれば、遊技の興趣を向上させることができる。
◆上記課題を解決するための第4の構成の遊技機としては、始動条件の成立に基づき識別情報(特別図柄)の変動表示を実行し、識別情報が予め定められた特別態様で停止すると、遊技者に有利な特別遊技を実行可能な遊技機において、所定の画像を表示可能な表示手段(メイン表示装置131)を制御する表示制御手段(演出制御基板320)と、遊技者の操作により音出力手段(音声出力装置331)から出力される音の音量を調節可能な音量調節手段(演出操作スティック136)と、を備え、表示制御手段は、変動表示を実行していない客待ち状態において、変動表示が終了してから第1の時間(デモ待機期間)が経過するまで第1客待ち演出(図323(d)~(f)、図328(d)~(f))を表示し、第1の時間が経過した後で第2の時間(客待ちデモ期間)が経過するまで第1客待ち演出とは異なる第2客待ち演出(1回目の客待ちデモ演出:図321)を表示し、さらに第2客待ち演出は第2の時間が経過した後にも表示可能(2回目の客待ちデモ演出:図321)であり、変動表示が終了してから第3の時間が経過した後に、音量調節手段の操作に応じて音量を調節可能であることを認識可能な音調節可能表示(音調節画像OC)を表示し、変動表示の実行中は、表示手段において、第1キャラクタ(キャラクタ表示CP1)または第2キャラクタ(キャラクタ表示CP2,CP3)を表示可能であり、客待ち状態における第2客待ち演出の実行中は、表示手段において、第1キャラクタを第2キャラクタよりも高い割合で表示することを要旨とする。このような遊技機であれば、遊技の興趣を向上させることができる。
◆上記課題を解決するための第5の構成の遊技機としては、始動条件の成立に基づき識別情報(特別図柄)の変動表示を実行し、識別情報が予め定められた特別態様で停止すると、遊技者に有利な特別遊技を実行可能な遊技機において、所定の画像を表示可能な表示手段(メイン表示装置131)を制御する表示制御手段(演出制御基板320)と、遊技者の操作により音出力手段(音声出力装置331)から出力される音の音量を調節可能な音量調節手段(演出操作スティック136)と、を備え、表示制御手段は、変動表示を実行していない客待ち状態において、変動表示が終了してから第1の時間(デモ待機期間)が経過するまで第1客待ち演出(図323(d)~(f)、図328(d)~(f))を実行し、第1の時間が経過した後で第2の時間(客待ちデモ期間)が経過するまで第1客待ち演出とは異なる第2客待ち演出(1回目の客待ちデモ演出:図321)を実行し、さらに第2客待ち演出は第2の時間が経過した後にも実行可能(2回目の客待ちデモ演出:図321)であり、変動表示が終了してから第3の時間が経過した後に、音量調節手段の操作に応じて音量を調節可能であることを認識可能な音調節可能表示(音調節画像OC)を実行し、第2客待ち演出において、遊技に対するのめり込みに関して遊技者への注意を促す注意喚起表示(注意喚起表示NH)を実行し、注意喚起表示は、第1表示部(第1段部NB1)と前記第1表示部の下方の第2表示部(第2段部NB2等)とを有することを要旨とする。このような遊技機であれば、遊技の興趣を向上させることができる。
◆上記課題を解決するための第6の構成の遊技機としては、始動条件の成立に基づき識別情報(特別図柄)の変動表示を実行し、前記識別情報が予め定められた特別態様で停止すると、遊技者に有利な特別遊技を実行可能な遊技機において、所定の画像を表示可能な表示手段(メイン表示装置131)を制御する表示制御手段(演出制御基板320)と、遊技者の操作により音出力手段(音声出力装置331)から出力される音の音量を調節可能な音量調節手段(演出操作スティック136)と、遊技者の動作を検出可能な動作検出手段(刀柄ユニット135)と、前記変動表示中および前記客待ち状態中において、前記動作検出手段により遊技者の動作を検出可能な有効期間を設定可能な有効期間設定手段(演出制御基板320)と、を備え、前記表示制御手段は、前記変動表示を実行していない客待ち状態において、前記変動表示が終了してから第1の時間(デモ待機期間)が経過するまで第1客待ち演出(図323(d)~(f)、図328(d)~(f))を実行し、前記第1の時間が経過した後で第2の時間(客待ちデモ期間)が経過するまで前記第1客待ち演出とは異なる第2客待ち演出(1回目の客待ちデモ演出:図321)を実行し、さらに前記第2客待ち演出は前記第2の時間が経過した後にも実行可能(2回目の客待ちデモ演出:図321)であり、前記変動表示が終了してから第3の時間が経過した後に、前記音量調節手段の操作に応じて音量を調節可能であることを認識可能な音調節可能表示(音調節画像OC)を実行し、前記変動表示中の前記有効期間において、前記動作検出手段によって遊技者の動作が検出された場合は、第1態様演出(図326)を実行し、前記客待ち状態中の前記有効期間において、前記動作検出手段によって遊技者の動作が検出された場合は、前記第1態様演出とは異なる第2態様演出(図324(j-1),(j-2)、図329(j-1),(j-2))を実行することを要旨とする。このような遊技機であれば、遊技の興趣を向上させることができる。
◆上記課題を解決するための第7-1の構成の遊技機としては、始動条件の成立に基づき識別情報(特別図柄)の変動表示を実行し、前記識別情報が予め定められた特別態様で停止すると、遊技者に有利な特別遊技を実行可能な遊技機において、所定の画像を表示可能な表示手段(メイン表示装置131)を制御する表示制御手段(演出制御基板320)と、所定の音(BGM)を出力する音出力手段(音声出力装置331)を制御する音制御手段(演出制御基板320)と、遊技者の操作により前記所定の音の音量を調節可能な音量調節手段(演出操作スティック136)と、を備え、前記表示制御手段は、前記変動表示を実行していない客待ち状態において、前記変動表示が終了してから第1の時間(デモ待機期間)が経過するまで第1客待ち演出(図323(d)~(f)、図328(d)~(f))を実行し、前記第1の時間が経過した後で第2の時間(客待ちデモ期間)が経過するまで前記第1客待ち演出とは異なる第2客待ち演出(1回目の客待ちデモ演出:図321)を実行し、さらに前記第2客待ち演出は前記第2の時間が経過した後にも実行可能(2回目の客待ちデモ演出:図321)であり、前記変動表示が終了してから第3の時間が経過した後に、前記音量調節手段の操作に応じて音量を調節可能であることを認識可能な音調節可能表示(音調節画像OC)を実行し、前記音制御手段は、前記客待ち状態において、前記変動表示が終了しても継続して第4の時間が経過するまで前記所定の音を出力可能とし(図323(d)、図328(d))、前記第3の時間は、前記第4の時間よりも長い時間であって、前記第1の時間よりも短い時間である(図322、図327)ことを要旨とする。このような遊技機であれば、遊技の興趣を向上させることができる。
◆上記課題を解決するための第7-2の構成の遊技機としては、始動条件の成立に基づき識別情報(特別図柄)の変動表示を実行し、前記識別情報が予め定められた特別態様で停止すると、遊技者に有利な特別遊技を実行可能な遊技機において、所定の画像を表示可能な表示手段(メイン表示装置131)を制御する表示制御手段(演出制御基板320)と、所定の音(BGM)を出力する音出力手段(音声出力装置331)を制御する音制御手段(演出制御基板320)と、遊技者の操作により前記所定の音の音量を調節可能な音量調節手段(演出操作スティック136)と、を備え、前記表示制御手段は、前記変動表示を実行していない客待ち状態において、前記変動表示が終了してから第1の時間(デモ待機期間)が経過するまで第1客待ち演出(図323(d)~(f)、図328(d)~(f))を実行し、前記第1の時間が経過した後で第2の時間(客待ちデモ期間)が経過するまで前記第1客待ち演出とは異なる第2客待ち演出(1回目の客待ちデモ演出:図321)を実行し、さらに前記第2客待ち演出は前記第2の時間が経過した後にも実行可能(2回目の客待ちデモ演出:図321)であり、前記変動表示が終了してから第3の時間が経過した後に、前記音量調節手段の操作に応じて音量を調節可能であることを認識可能な音調節可能表示(音調節画像OC)を実行し、前記音制御手段は、前記客待ち状態において、前記変動表示が終了しても継続して第4の時間が経過するまで前記所定の音を出力可能とし(図331)、前記第3の時間は、前記第1の時間および前記第4の時間よりも短い時間である(図330)ことを要旨とする。このような遊技機であれば、遊技の興趣を向上させることができる。
◆上記課題を解決するための第8の構成の遊技機としては、始動条件の成立に基づき識別情報(特別図柄)の変動表示を実行し、前記識別情報が予め定められた特別態様で停止すると、遊技者に有利な特別遊技を実行可能な遊技機において、所定の画像を表示可能な表示手段(メイン表示装置131)を制御する表示制御手段(演出制御基板320)と、所定の音(BGM)を出力する音出力手段(音声出力装置331)を制御する音制御手段(演出制御基板320)と、遊技者の操作により前記所定の音の音量を調節可能な音量調節手段(演出操作スティック136)と、を備え、前記表示制御手段は、前記変動表示を実行していない客待ち状態において、前記変動表示が終了してから第1の時間(デモ待機期間)が経過するまで第1客待ち演出(図323(d)~(f)、図328(d)~(f))を実行し、前記第1の時間が経過した後で第2の時間(客待ちデモ期間)が経過するまで前記第1客待ち演出とは異なる第2客待ち演出(1回目の客待ちデモ演出:図321)を実行し、さらに前記第2客待ち演出は前記第2の時間が経過した後にも実行可能(2回目の客待ちデモ演出:図321)であり、前記変動表示が終了してから第3の時間が経過した後に、前記音量調節手段の操作に応じて音量を調節可能であることを認識可能な音調節可能表示(音調節画像OC)を実行し、前記音制御手段は、前記客待ち状態において、前記変動表示が終了しても継続して第4の時間が経過するまで前記所定の音を出力し(図323(d)、図328(d))、前記第4の時間の経過前において、前記始動条件の成立に基づいて前記識別情報の前記変動表示が開始された場合は、前記変動表示が開始された後も継続して前記所定の音を出力する(図325)ことを要旨とする。このような遊技機であれば、遊技の興趣を向上させることができる。
◆上記課題を解決するための第9の構成の遊技機としては、始動条件の成立に基づき識別情報(特別図柄)の変動表示を実行し、前記識別情報が予め定められた特別態様で停止すると、遊技者に有利な特別遊技を実行可能な遊技機において、所定の画像を表示可能な表示手段(メイン表示装置131)を制御する表示制御手段(演出制御基板320)と、遊技者の操作により音出力手段(音声出力装置331)から出力される音の音量を調節可能な音量調節手段(演出操作スティック136)と、を備え、前記表示制御手段は、前記変動表示を実行していない客待ち状態において、前記変動表示が終了してから第1の時間(デモ待機期間)が経過するまで第1客待ち演出(図323(d)~(f)、図328(d)~(f))を実行し、前記第1の時間が経過した後で第2の時間(客待ちデモ期間)が経過するまで前記第1客待ち演出とは異なる第2客待ち演出(1回目の客待ちデモ演出:図321)を実行し、さらに前記第2客待ち演出は前記第2の時間が経過した後にも実行可能(2回目の客待ちデモ演出:図321)であり、前記変動表示が終了してから第3の時間が経過した後で、且つ、前記第2の時間以外の時間において、前記音量調節手段の操作に応じて音量を調節可能であることを認識可能な音調節可能表示(音調節画像OC)を実行することを要旨とする。このような遊技機であれば、遊技の興趣を向上させることができる。
◆上記課題を解決するための第10の構成の遊技機としては、始動条件の成立に基づき識別情報(特別図柄)の変動表示を実行し、前記識別情報が予め定められた特別態様で停止すると、遊技者に有利な特別遊技を実行可能な遊技機において、遊技の状態に応じて設定される複数のモードに応じたモード画像(演出モードA~G:図315)を含む所定の画像を表示可能な表示手段(メイン表示装置131)を制御する表示制御手段(演出制御基板320)と、遊技者の操作により音出力手段(音声出力装置331)から出力される音の音量を調節可能な音量調節手段(演出操作スティック136)と、を備え、前記表示制御手段は、前記変動表示を実行していない客待ち状態において、前記変動表示が終了してから第1の時間(デモ待機期間)が経過するまで第1客待ち演出(図323(d)~(f)、図328(d)~(f))を実行し、前記第1の時間が経過した後で第2の時間(客待ちデモ期間)が経過するまで前記第1客待ち演出とは異なる第2客待ち演出(1回目の客待ちデモ演出:図321)を実行し、さらに前記第2客待ち演出は前記第2の時間が経過した後にも実行可能(2回目の客待ちデモ演出:図321)であり、前記変動表示が終了してから第3の時間が経過した後に、前記音量調節手段の操作に応じて音量を調節可能であることを認識可能な音調節可能表示(音調節画像OC)を実行し、前記変動表示の終了前に設定されたモードに応じた前記モード画像によって異なる態様で前記第1客待ち演出を実行する(図323(d)~(f)、図328(d)~(f))ことを要旨とする。このような遊技機であれば、遊技の興趣を向上させることができる。
◆上記課題を解決するための第11の構成の遊技機としては、始動条件の成立に基づき識別情報(特別図柄)の変動表示を実行し、識別情報が予め定められた特別態様で停止すると、遊技者に有利な特別遊技を実行可能な遊技機において、所定の画像を表示可能な表示手段(メイン表示装置131)を制御する表示制御手段(演出制御基板320)と、遊技者の操作により音出力手段(音声出力装置331)から出力される音の音量を調節可能な音量調節手段(演出操作スティック136)と、遊技者の動作を検出可能な動作検出手段(刀柄ユニット135)と、を備え、表示制御手段は、変動表示を実行していない客待ち状態において、変動表示が終了してから第1の時間(デモ待機期間)が経過するまで第1客待ち演出(図323(d)~(f)、図328(d)~(f))を実行し、第1の時間が経過した後で第2の時間(客待ちデモ期間)が経過するまで第1客待ち演出とは異なる第2客待ち演出(1回目の客待ちデモ演出:図321)を実行し、さらに第2客待ち演出は第2の時間が経過した後にも実行可能(2回目の客待ちデモ演出:図321)であり、変動表示が終了してから第3の時間が経過した後に、音量調節手段の操作に応じて音量を調節可能であることを認識可能な音調節可能表示(音調節画像OC)を実行し、第2客待ち演出の実行中において、複数のキャラクタを表示可能であり(図321(b))、複数のキャラクタの表示中に動作検出手段によって遊技者の動作が検出された場合は、動作検出手段により検出された遊技者の動作に応じて選択された複数の態様のうちのいずれかの態様の表示を実行する(図324(j-1),(j-2)、)ことを要旨とする。このような遊技機であれば、遊技の興趣を向上させることができる。
◆上記課題を解決するための第12の構成の遊技機としては、始動条件の成立に基づき識別情報(特別図柄)の変動表示を実行し、識別情報が予め定められた特別態様で停止すると遊技者に有利な特別遊技を実行し、特別遊技の終了後に通常遊技状態よりも有利な有利遊技状態に移行可能な遊技機において、所定の画像を表示可能な表示手段(メイン表示装置131)を制御する表示制御手段(演出制御基板320)と、遊技者の動作を検出可能な動作検出手段(刀柄ユニット135)と、を備え、表示制御手段は、変動表示を実行していない客待ち状態において、変動表示が終了してから第1の時間(デモ待機期間)が経過するまで第1客待ち演出(図323(d)~(f)、図328(d)~(f))を実行し、第1の時間が経過した後で第2の時間(客待ちデモ期間)が経過するまで第1客待ち演出とは異なる第2客待ち演出(1回目の客待ちデモ演出:図321)を実行し、さらに第2客待ち演出は第2の時間が経過した後にも実行可能(2回目の客待ちデモ演出:図321)であり、通常遊技状態における第1客待ち演出(図323)と、有利遊技状態における第1客待ち演出(図328)とを、異なる態様で実行し、通常遊技状態の第1客待ち演出の実行中に、動作検出手段により遊技者の動作を検出した場合は、第1の設定を行うことが可能であり(図324(j-1),(j-2))、有利遊技状態の第1客待ち演出の実行中に、動作検出手段により遊技者の動作を検出した場合は、第1の設定とは異なる第2の設定を行うことが可能である(図329(j-1),(j-2))ことを要旨とする。このような遊技機であれば、遊技の興趣を向上させることができる。
(第6実施形態)
(遊技状態について)
次に、第6実施形態について説明する。第6実施形態においては、第5実施形態と同じ構成品に異なる符号が付されている場合があるが、その場合、図1~図293に記載の符号を適用する。
図333に示すように、本実施形態の遊技機1においては、従来の遊技機と同様に、「通常遊技状態」から「大当たり遊技」を経て「時短遊技状態(第1有利遊技状態)」に移行する((イ)→(二))場合と、「時短遊技状態(第1有利遊技状態又は第2有利遊技状態)」において、大当たり判定処理によって大当たりと判定されたときには「大当たり遊技」を実行する((ハ))場合と、一方で、大当たりと判定されなかった場合には、「通常遊技状態」に移行する((ホ))場合とがある。さらに、従来の遊技機とは異なり、「通常遊技状態」において「所定条件の成立」となると、大当たり遊技を経ずとも「時短遊技状態(第2有利遊技状態)」に移行する((ロ))ことを可能としている。なお、「通常遊技状態」から「大当たり遊技」を経て「時短遊技状態」に移行した場合においては、「高確時短遊技状態(第1時短遊技状態)」の遊技可能回数が例えば「80回」や「100回」などの所定回数となっており、「低確時短遊技状態(第2時短遊技状態)」の遊技可能回数が「80回」や「100回」などの所定回数となっている。一方で、「通常遊技状態」から「大当たり遊技」を経ないで「低確時短遊技状態(第3時短遊技状態又は第4時短遊技状態)」に移行した場合においては、遊技可能回数が例えば「700回」などとなっている。つまり、「通常遊技状態」から「大当たり遊技」を経て「時短遊技状態」に移行する場合における遊技可能回数よりも、「通常遊技状態」から「大当たり遊技」を経ないで「所定条件の成立」によって「時短遊技状態」へ移行する場合の方が、「時短遊技状態」の遊技可能回数が多いような関係になっている。例えば、本実施形態においては、通常遊技状態における大当たりと判定される確率であって、最も低い確率(設定値が「1」の場合の1/300)の逆数の約3.8倍以下となるように第3時短遊技状態および第4時短遊技状態の「700回」といった遊技可能回数が設定されるようにしてもよい。第1時短遊技状態及び/又は第2時短遊技状態を第1有利遊技状態という場合がある。第3時短遊技状態及び/又は第4時短遊技状態を第2有利遊技状態という場合がある。
また、「第4時短遊技状態」の遊技可能回数については、時短図柄が停止表示された遊技状態に応じて異なるように設定されていてもよい。例えば、「時短遊技状態」において時短図柄が停止表示された場合は、「通常遊技状態」において時短図柄が停止表示された場合に比べて、多い回数となるようにしてもよいし、一方で、少ない回数となるようにしてもよい。
ここで、「所定条件の成立」とは、本実施形態において、第1所定条件と第2所定条件とが設定されている。第1所定条件としては、「起点」から実行された特別図柄の変動表示の回数である累積回数「n」が所定の回数に達した場合である。具体的には、メインRAM301cに、「低確非時短遊技状態(通常遊技状態)」における特別図柄の変動表示の回数である累積回数「n」を計数記憶する領域が設けられており、当該領域で計数記憶する累積回数「n」が所定の回数に達すると、「低確非時短遊技状態(通常遊技状態)」から「低確時短遊技状態(第3時短遊技状態)」に移行するようになっている。また、第2所定条件としては、予め設定された「時短図柄(特定のハズレ図柄)」で停止した場合であり、この場合は、「通常遊技状態」から「低確時短遊技状態(第4時短遊技状態)」に移行するようになっている。なお、「時短図柄」が決定される割合は任意の割合としてもよい。例えば、設定値毎の大当たりと判定される確率と同一または近似する確率としてもよいし、設定値毎の大当たりと判定される確率よりも決定され難い確率としてもよいし、決定され易い確率としてもよい。また、「所定条件の成立」は、第1所定条件及び第2所定条件のうちいずれか1の条件のみを備えるようにしてもよいし、2つの条件を備えるようにしてもよいし、これらの条件以外の条件が備わっていてもよい。
なお、第1所定条件における所定の回数としては、設定値毎の大当たりと判定される確率に応じた任意の回数を設定することができる。例えば、本実施形態においては、通常遊技状態における大当たりと判定される確率であって、最も高い確率(設定値が「4」の場合の1/270)の逆数の約2.5倍以上で約3.0倍以下となるように所定の回数を「800(回)」と設定してもよい。さらに、「起点」としては、例えば、「大当たり遊技」が終了した時点や、上述の設定変更のときなどのRAMクリアが行われた時点を設定することができる。つまり、メインRAM301cの累積回数「n」を計数記憶する領域においては、「大当たり遊技」への移行時又は「大当たり遊技」の終了時や、RAMクリアが行われた時点で累積回数「n」の初期化処理が実行されることとなる。また、第2所定条件の「時短図柄」としては、複数の種類の図柄が予め設定されていてもよく、時短遊技状態4の遊技可能回数は「時短図柄」の種類毎に異なる回数が設定されていてもよい。
これにより、遊技者に対して、遊技を行うか否かの判断材料を与えることができ、闇雲に遊技を行ってしまうような遊技者を減らすことができる。また、例えば、所定の回数が「800(回)」程度である場合、長く大当たりが得られなかった遊技者に対して救済的に措置を与えることができるので、遊技離れ等の防止に繋がる。さらに、「所定条件の成立」によって「時短遊技状態」に移行する場合は、「大当たり遊技」を経て「低確時短遊技状態(第2時短遊技状態)」に移行する場合よりも、「低確時短遊技状態(第3時短遊技状態又は第4時短遊技状態)」の遊技可能回数が多くなるので、「低確非時短遊技状態(通常遊技状態)」を積極的に遊技してみようと思わせることができ、遊技機の稼働を向上させることができる。
(第1有利遊技状態のモード)
実施形態の遊技機1は、大当たり遊技の実行後に、所定の変動回数(例えば、80回や100回など)の変動表示において、遊技者に有利な第1有利遊技状態を実行可能である。図334に示すように、第1有利遊技状態は、所定種類数(例えば3種類などの複数)のモード(ボーナスモード)の中から実行される。第1有利遊技状態の各モードは、例えば、背景画像、演出図柄70a、変動表示において実行される予告や示唆などの演出などの種類や種類数や演出態様などの全部又は一部が異なっている。なお、第1有利遊技状態のモードは、遊技者の操作によって選択可能にしたり、遊技者の選択によらず、大当たり遊技の演出やその他の所定条件に基づいて内部的に設定されるようにしたりするなどができる。
(第1有利遊技状態への移行)
第1有利遊技状態に移行(突入)する場合、第1画像表示装置70にボーナス突入画像BTGが表示される(図335(a)参照)。このとき、背景画像は、後述するボーナス背景と異なる突入時背景になっている。なお、ボーナス突入画像BTGをモード毎に変えてもよい。また、第1画像表示装置70には、右打ちすることを報知する右打ち画像MUGと、第1有利遊技状態を実行可能な変動回数を報知する残回数画像ZKGが表示される(図335(b)参照)。そして、背景画像がモードに応じたボーナス背景が表示され、必要に応じて第1有利遊技状態移行の大当たり遊技の契機となった演出図柄70a(確定図柄)が表示された後(図335(c)参照)、第2入賞口47への遊技球の入賞により成立する始動条件に基づいて変動表示(以下、特2変動表示という場合がある。)が実行される。第2入賞口47へ遊技球が入賞すると、現在の第2保留記憶の個数である第2特別図柄保留数(U2)に対応する数の第2保留アイコンを表示するための第2保留アイコン表示領域70Dに第2保留アイコンが表示されてから、実行中の特別図柄(演出図柄70a)の変動表示に対応する(関連した)当該アイコンを表示するための当該アイコン表示領域70Cに保留アイコンが移動し、演出図柄70aの変動表示が開始される(図335(d-1)参照)。また、第2入賞口47へ遊技球が入賞すると、第2特別図柄保留数(U2)を示す第2保留数字を表示するための第2保留数表示領域70Fに、第2保留数字が表示される。更に、変動表示の開始により、残回数画像ZKGの数字が減じるように変更される。
右打ちするところを間違えて左打ちするなどによって、第1入賞口45へ遊技球が入賞すると、現在の第1保留記憶の個数である第1特別図柄保留数(U1)に対応する数の第1保留アイコンを表示するための第1保留アイコン表示領域70Bに第1保留アイコンが表示されない(図335(d-2)参照)。また、実行中の特別図柄(演出図柄70a)の変動表示に対応する(関連した)当該アイコンを表示するための当該アイコン表示領域70Cに保留アイコンが移動するような演出もなく、当該アイコンが表示されることなく、第1入賞口45への遊技球の入賞により成立する始動条件に基づいて変動表示(以下、特1変動表示という場合がある。)が開始され、演出図柄70aの変動表示が実行される(図335(d-2)参照)。一方で、第1入賞口45へ遊技球が入賞すると、第1特別図柄保留数(U1)を示す第1保留数字を表示するための第1保留数表示領域70Eに、第1保留数字が表示される。更に、変動表示の開始により、残回数画像ZKGの数字が減じるように表示が変更される。
実施形態の遊技機1は、第1入賞口45への入賞に基づく特1始動条件の成立に基づく保留記憶の数を、第1画像表示装置70において保留アイコンの個数で表示可能である。また、第2入賞口47への入賞に基づく特2始動条件の成立に基づく保留記憶の数を、第1画像表示装置70において保留アイコンの個数で表示可能である。そして、第1有利遊技状態において特2始動条件が成立すると、保留アイコンを表示可能であるが、第1有利遊技状態において特1始動条件が成立すると、保留アイコン(当該アイコン)の表示を制限可能になっている。このように、特1変動表示の場合、保留アイコンの表示が制限されることで、遊技者に狙っている入賞口が間違っているなどの操作ミスや異常が生じていることを気付かせることができる。なお、第1有利遊技状態において特1始動条件が成立した場合に、保留アイコン(当該アイコン)を表示しても、この保留アイコンが変動表示に応じてシフト表示されない、又は消えないなど、第1有利遊技状態において特2始動条件が成立した場合と異なる態様であってもよい。
実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態において特2始動条件が成立すると、保留アイコンが表示され、特2始動条件に基づく変動表示の際に、残回数画像ZKGの数字が減じるようなカウント演出を実行可能である。一方、第1有利遊技状態において特1始動条件が成立すると、保留アイコンが表示されないが、特1始動条件に基づく変動表示の際に、残回数画像ZKGの数字が減じるようなカウント演出を実行可能である。このようにすることで、遊技者に狙っている入賞口が間違っているなどの操作ミスや異常が生じていることを気付かせつつ、遊技が進行していることを伝えることができる。
(第1有利遊技状態における演出例1)
図336および図337に示すように、第1有利遊技状態における変動表示において、大当たりやリーチなどの遊技者にとって有利な状況に移行することを示唆する第1有利所定演出を、変動開始時、変動中、変動停止間際、変動停止時などの所定タイミングで実行可能である。このような第1有利所定演出としては、例えば、変動中に実行されるカットイン演出画像CIGによるカットイン演出(図336(b)、図337(b))や、保留アイコンが変化する保留アイコン演出(図336(c)、図337(d))、可動部材73が作動する可動部材演出(図337(d))、遊技機1のモチーフに応じた技演出画像HWG(図337(c))等による演出や、演出図柄70aが拡大して元の大きさに戻るように表示される図柄拡大演出(図337(e))や、その他の演出を単独または組み合わせて実行可能である。より具体的には、第1有利所定演出の中には、弱第1有利所定演出(例えば、保留アイコン変化演出やカットイン演出)と、弱第1有利所定演出と遊技者の期待度(大当たりへの信頼度)が異なる(例えば、大当たりへの期待度(信頼度)が高い)強第1有利所定演出とがある。例えば、保留アイコン変化演出であれば、青色変化よりも、虹色変化やキャラ変化の方が強演出であり、可動部材演出であれば、液晶の周りで小さく動作するよりも、液晶の前側に重なるように大きく動作する方が強演出となる。
実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態において、変動表示が特定回数(例えば80回)の変動表示において第1有利遊技状態を実行可能な場合、前半の40回)実行される第1期間(例えば、変動表示の前半の40回の期間)より、前記第1期間とは異なる期間である第2期間(例えば、変動表示の後半の40回の期間)の方が、変動表示における所定タイミングで第1有利所定演出が実行され易くなっている(図338参照)。なお、第1期間が第1有利遊技状態の中間や後半であったり、第2期間が第1期間よりも先の期間であったり、第1期間および第2期間と別の期間があったりしてもよい。このように、第1有利遊技状態の第2期間において、第1有利所定演出が実行され易いことで、期間毎に期待感を強弱して、遊技者の興味を引き付けることができ、遊技の興趣を向上することができる。
第1有利遊技状態において、変動表示が特定回数(例えば80回)の変動表示において第2有利遊技状態を実行可能な場合、第1期間(例えば、変動表示の前半の40回の期間)より、前記第1期間とは異なる期間である第2期間(例えば、変動表示の後半の40回の期間)の方が、変動表示における所定タイミングで強第1有利所定演出が実行され易くするとよい。例えば、第1有利遊技状態の後半期間において、強第1有利所定演出が実行され易いことで、遊技者の期待感を煽ったり、興味を引き付けたりすることができ、遊技の興趣を向上することができる。
第1有利遊技状態において第1期間と第2期間とで所定演出の実行割合が変わるのに対して、第2有利遊技状態において、第1期間と第2期間とで、所定演出の実行割合が同じであってもよい。また、第1有利遊技状態において第1期間より第2期間の方が所定演出の実行割合が高いのに対して、第2有利遊技状態において第1期間より第2期間の方が所定演出の実行割合が低くするなど、割合の大小関係が異なっていてもよい。このとき、第1有利遊技状態と第2有利遊技状態とで、同じ種類の所定演出を実行可能であってもよい。
第1有利遊技状態において、同じ保留記憶数である場合に、第1期間の変動表示と、第2期間の変動表示とで、ハズレ変動表示時間の長さが異なっていてもよい。すなわち、第1有利遊技状態において、同じ保留記憶数である場合に、第1期間の変動表示より、第2期間の変動表示の方が、ハズレ変動表示時間を長く(あるいか短く)してもよい。例えば、第1有利遊技状態の前半期間において、弱第1有利所定演出と比べて時間が長い強第1有利所定演出が実行され難いことで、第1有利遊技状態における変動表示の消化を早くすることができ、遊技者にとって時間当たりのチャンスを多くすることができる。実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態の前側の期間で比較的時間が短い演出や変動パターンを選択し易くすることで、変動表示の消化を早くし、第1有利遊技状態の後側の期間で比較的時間が長い演出や変動パターンの実行を許容することで、遊技者の興味を長く引き付けるようになっているともいえる。
第1有利遊技状態において第1期間と第2期間とで同じ保留記憶数であってもハズレ変動表示時間が変わり易いのに対して、第2有利遊技状態において、第1期間と第2期間とで、同じ保留記憶数の場合にハズレ変動表示時間が同じになり易くしてもよい。また、第1有利遊技状態において同じ保留記憶数の場合に第1期間より第2期間の方が、ハズレ変動時間が長く(短く)なり易いのに対して、第2有利遊技状態において同じ保留記憶数の場合に第1期間より第2期間の方が、ハズレ変動時間が短く(長く)なり易くするなど、時間の大小関係が異なっていてもよい。このとき、第1有利遊技状態と第2有利遊技状態とで、同じ種類の所定演出を実行可能であってもよい。
実施形態の遊技機1は、第2有利遊技状態において、変動表示が特定回数(例えば80回の変動表示において第2有利遊技状態を実行可能な場合、第1期間(例えば、変動表示の前半の40回の期間)と、前記第1期間とは異なる期間である第2期間(例えば、変動表示の後半の40回の期間)とで、変動表示における所定タイミングで実行される第1有利所定演出の種類数が異なっていてもよい。特に、第2有利遊技状態において、変動表示が特定回数(例えば80回の変動表示において第2有利遊技状態を実行可能な場合、前半の40回)実行される第1期間(例えば、変動表示の前半の40回の期間)より、前記第1期間とは異なる期間である第2期間(例えば、変動表示の後半の40回の期間)の方が、変動表示における所定タイミングで実行可能な第1有利所定演出の種類数が多くなっていてもよい。
例えば、第1有利遊技状態の前半期間において、第1有利所定演出の種類数が比較的少ないことで、第1有利遊技状態における変動表示の消化を早くすることができ、遊技者にとって時間当たりのチャンスを多くすることができる。第1有利遊技状態の後半期間において、第1有利所定演出の種類数が比較的多いことで、遊技者の期待感を煽ったり、興味を引き付けたりすることができ、遊技の興趣を向上することができる。
第1有利遊技状態において、同じ保留数で開始される変動表示の場合、第1期間(例えば前半)で開始される変動表示よりも、第2期間(例えば後半)で開始される変動表示の方が、ハズレ図柄変動時間が短くなっていてもよい。なお、第1有利遊技状態は、通常遊技状態よりも、演出(当該変動における予告、先読みなど)の種類数が少なくなっていてもよい。更に、第1有利遊技状態において、特1変動表示よりも、特2変動表示の方が、所定演出(当該変動における予告、先読みなど)の実行割合が大きくなっていてもよい。なお、特1変動表示では、所定演出(例えば、予告や先読みなど)が実行されないようにしてもよい。なお、第1有利遊技状態の前半は、保留記憶数が4以外の場合、左→中→右の停止態様が実行され易いのに対して、後半は、左→右→中の停止態様が実行され易い。
第1有利遊技状態において第1期間と第2期間とで所定演出の種類数が異なるのに対して、第2有利遊技状態において、第1期間と第2期間とで、所定演出の種類数が同じであってもよい。また、第1有利遊技状態において第1期間より第2期間の方が所定演出の種類数が多い(少ない)のに対して、第2有利遊技状態において第1期間より第2期間の方が所定演出の種類数が少ない(多い)など、種類数の大小関係が異なっていてもよい。このとき、第1有利遊技状態と第2有利遊技状態とで、同じ種類の所定演出を実行可能であってもよい。
なお、特定回数は、40回に限らず、他の回数であってもよく、第1期間は前半に限らず、第1有利遊技状態の後半や、中間など、その他の期間であってもよい。
(第1有利遊技状態における演出例2)
図338に示すように、実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態において、該第1有利遊技状態に設定された変動表示の実行可能回数に到達する特定変動回数前の変動表示から、第1有利所定演出の実行を制限可能になっている。特定変動回数は、例えば保留可能な保留記憶数と同じ「4」に設定されている。例えば、第1有利遊技状態に設定された変動表示の実行可能回数が80回である場合、1回目から75回目までの変動表示において、第1有利所定演出の実行が可能であるが、76回目から80回目までの変動表示において、第1有利所定演出の実行が制限される。なお、第1有利遊技状態において、特定変動回数(76回転)から80回転到達するまでに特定の条件以上の演出(例えばリーチ)が実行されて、当該演出が成功すると当たる。
このようにすることで、第1有利遊技状態の実行可能回数が過ぎた後の変動表示で、遊技者にとって有利な状況が生じることを示唆するといった矛盾を解消することができ、遊技者に間違った期待感を与えることを防止できる。
第1有利遊技状態において、該第1有利遊技状態に設定された変動表示の実行可能回数に到達する特定変動回数前の変動表示から、前記実行可能回数後の変動表示で大当たり実行を示唆する所定演出の実行を制限可能であると共に、第2有利遊技状態において、該第2有利遊技状態に設定された変動表示の実行可能回数に到達する所定変動回数前の変動表示から、前記実行可能回数後の変動表示で大当たり実行を示唆する所定演出の実行を制限可能であるようにしてもよい。第1有利遊技状態の特定変動回数と第2有利遊技状態の所定変動回数が同じであっても、異なっていてもよい。
なお、第1有利遊技状態において、該第1有利遊技状態に設定された変動表示の実行可能回数に到達する特定変動回数前の変動表示から、前記実行可能回数後の変動表示で大当たり実行を示唆する所定演出の実行を制限可能であるである一方で、第2有利遊技状態において、該第2有利遊技状態に設定された変動表示の実行可能回数に到達する所定変動回数前の変動表示以後であっても、所定演出の実行を実行可能であるようにしてもよい。第2有利遊技状態において、該第2有利遊技状態に設定された変動表示の実行可能回数に到達する所定変動回数前の変動表示から、実行可能回数後の変動表示で大当たり実行を示唆する所定演出の実行を制限可能であるである一方で、第1有利遊技状態において、該第1有利遊技状態に設定された変動表示の実行可能回数に到達する特定変動回数前の変動表示以後であっても、所定演出の実行を実行可能であるようにしてもよい。
(第1有利遊技状態における演出例3)
図338に示すように、実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態において、該第1有利遊技状態に設定された変動表示の実行可能回数に到達する直前の変動表示で、最終回演出を実行可能になっている。例えば、第1有利遊技状態に設定された変動表示の実行可能回数が80回である場合、80回目の変動表示において、最終回演出が実行される。具体的には、第1有利遊技状態における最終回の変動表示の開始時に、最終回画像「LAST」が表示され(図339(c))、演出図柄70aのスクロールが開始される(図339(d))。変動表示途中において、カットイン画像CIGが表示されるカットイン演出が実行され(図339(e))、左側の演出図柄70aが停止した後、右側の演出図柄70aが仮停止する際に当該演出図柄70aを強調するような図柄煽りエフェクトZAEFによるリーチ煽り演出が実行される(図339(f))。そして、リーチが成立することで、所定のリーチ演出が実行され、リーチが不成立の場合は、中の演出図柄70aが停止して、第1有利遊技状態に設定された実行可能回数分の変動表示が実行されたことになる。このように、最終回の変動表示においてリーチへの期待感を煽るリーチ煽り演出が実行されることで、遊技者を最後まで飽きさせない。
第1有利遊技状態において、該第1有利遊技状態に設定された変動表示の実行可能回数に到達する直前の変動表示で、最終回画像の表示を実行可能であるのに対して、第2有利遊技状態において、該第2有利遊技状態に設定された変動表示の実行可能回数に到達する直前の変動表示で、最終回画像の表示を実行しても、又は実行しないようにしてもよい。第1有利遊技状態において、該第1有利遊技状態に設定された変動表示の実行可能回数に到達する直前の変動表示で、リーチ煽り演出を実行可能であるのに対して、第2有利遊技状態において、該第2有利遊技状態に設定された変動表示の実行可能回数に到達する直前の変動表示で、リーチ煽り演出を実行しても、又は実行しないようにしてもよい(実行割合が第1有利遊技状態よりも高い又は低いことも含む。)。このとき、第1有利遊技状態及び第2有利遊技状態において、演出図柄70aの表示態様が同じ又は異なっていたり、リーチ煽り演出の種類が同じ又は異なっていたりするなどであってもよい。
(第1有利遊技状態における演出例4)
実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態において、該第1有利遊技状態に設定された実行可能回数分の変動表示を実行した場合に、最終回の変動表示までに消化できずに残った保留(始動条件)に基づいて、残った保留記憶数分(例えば最大4個)の変動回数で変動表示を(追加的に)実行可能である(以下、残保留抽選という)。具体的には、最終回の変動表示がハズレ停止すると(図340(g))、第1有利遊技状態におけるこれまでに獲得した遊技球数などが表示された結果表示画面が表示される(図341(a))。このとき、保留記憶があるとき、第1表示(リザルト背景A:(図341(b-2-1)))及び第2表示(リザルト背景B:(図341(b-2-2)))を実行可能であるが、保留記憶がないとき、第1表示(リザルト背景A:(図341(b-2-1))))のみ実行可能である。このようにすることで、保留記憶がない場合(残保留抽選が実行されない)であっても、共通の第1表示が表示されることで、遊技者の期待感を引き留めることができる。なお、第1有利遊技状態の最終回のハズレ変動において(例えばハズレ変動の停止時)リザルト画面が表示されて、このリザルト画面が残保留抽選中も継続して表示される。第1有利遊技状態の最終回の変動表示が当たりの場合、最終回の変動表示においてリザルト画面は表示されない。
第1有利遊技状態において残保留抽選が実行可能であるのに対して、第2有利遊技状態において、該第2有利遊技状態に設定された実行可能回数分の変動表示を実行した場合に、最終回の変動表示までに消化できずに残った保留(始動条件)に基づいて、残った保留記憶数分(例えば最大4個)の変動回数で変動表示を実行しても、実行しないようにしてもよい。また、第1有利遊技状態において結果表示画面を表示可能であるのに対して、第2有利遊技状態において、該第2有利遊技状態に設定された実行可能回数分の変動表示を実行した場合に、結果表示画面を表示しなくても、表示してもよい。
実施形態の遊技機1では、結果表示画面の種類によって、残保留抽選での当たりを示唆するようになっている。具体的には、第1表示(リザルト背景A:(図341(b-2-1)))より、第2表示(リザルト背景B:(図341(b-2-2)))の方が、残保留抽選における大当たりへの期待度(信頼度)が高く設定されている(第2表示の方が当たりになり易い)。当たりまでの過程の一例を説明すると、例えば、第2表示の結果表示画面が表示され、小図柄LZの変動が行われる(図342(a),(b))。そして、操作ボタン17が振動し、当たり示唆画像が表示される(図342(c))。当たり確定画像の表示、操作ボタン17の発光演出や可動部材73の作動演出などの当たり確定演出が実行される(図342(d))。なお、当たりに際して、小図柄LZのリーチ煽り演出やリーチ演出は実行されない。当たりの種類が表示され(図342(e))、このとき、第1表示又は第2表示と異なる第3表示の結果表示画面が表示される。そして、獲得する遊技球等を表示する表示画面において、確定した当たりの小図柄LZが表示される(図342(f))。ここで、残保留抽選では、演出図柄70aや特殊図柄TZと異なる位置で、演出図柄70a又は特殊図柄TZに代えて、小図柄LZが変動表示される。実施形態において、左右中の3つの小図柄LZは、保留記憶の数にかかわらず、同時に変動開始し、同時に変動停止するようになっている。なお、特殊図柄TZを、残保留抽選における小図柄LZとして用いてもよい。
第1表示の結果表示画面が表示された場合であっても、大当たりになるようにしてもよい。この場合、前述したような演出過程を経て大当たりになっても、前述した演出過程を経ることなく、大当たりになっても、何れであってもよい。そして、第1有利遊技状態において該第1有利遊技状態に設定された所定回数の変動表示が実行された後の特定状態にある場合、第1表示が表示されたときより、第2表示が表示されたときの方が、残保留抽選にて特定演出(例えば当たり示唆画像の表示や操作ボタン17の振動演出や可動役物73の動作演出など)が実施され易くなっているといえる。
通常遊技状態では、演出図柄70aの演出表示を行うときの変動態様として、数字とキャラとからなる演出図柄70aを用いて、保留記憶数や予告などの条件に応じて、所定の順序や同時に変動開始し、保留記憶数やリーチや予告などの条件に応じて、所定の順序や同時に変動停止する第1変動態様で実行される。残保留抽選以外の第1有利遊技状態では、演出図柄70aの演出表示を行うときの変動態様として、数字を主体とした演出図柄70aを用いて、保留記憶数や予告などの条件に応じて、所定の順序や同時に変動開始し、保留記憶数やリーチや予告などの条件に応じて、所定の順序や同時に変動停止する第2変動態様で実行される。これに対して、第1有利遊技状態において所定回数(例えば80回転)の変動表示が実行された後(結果表示画面)であって、且つ、所定回数に到達した状態における保留記憶に基づく変動表示が実行される特定状態(残保留抽選)の場合、第1変動態様及び第2変動態様では実行されない小図柄LZのみの変動による第3変動態様で変動表示が実行される。このようにすることで、残保留抽選での当たりの意外性を向上することができ、遊技の興趣を向上することができる。なお、変動態様は、図柄の構成や表示態様、図柄の変動開始や変動停止順やスクロール等の変動の態様や、表示位置や配置や大きさなどを含んでいる。
通常遊技状態では、演出図柄70a及び特殊図柄TZで変動表示を行うときに、演出図柄70a又は特殊図柄TZがリーチになる可能性を煽る第1演出(通常遊技状態のリーチ煽り演出)を実行可能である。また、残保留抽選以外の第1有利遊技状態では、演出図柄70a及び特殊図柄TZで変動表示を行うときに、演出図柄70a又は特殊図柄TZがリーチになる可能性を煽る第1演出(第1有利遊技状態のリーチ煽り演出)を実行可能である。これに対して、第1有利遊技状態において所定回数(例えば80回転)の変動表示が実行された後(結果表示画面)であって、且つ、所定回数に到達した状態における保留記憶に基づく変動表示が実行される特定状態(残保留抽選)の場合、第1演出(演出図柄70a又は特殊図柄TZによる通常遊技状態のリーチ煽り演出)及び第2演出(演出図柄70a又は特殊図柄TZによる第1有利遊技状態のリーチ煽り演出)を実行せずに、第1演出及び第2演出とは異なる第3演出(例えば、リーチ煽りなし、小図柄LZの直当り、小図柄LZの変動開始演出を実行しない等)を実行可能である。このようにすることで、残保留抽選での当たりの意外性を向上することができ、遊技の興趣を向上することができる。
なお、第1有利遊技状態の残保留抽選において、同じ残保留数の場合、当たるときの結果表示画面の表示時間が一定である。第1有利遊技状態の残保留抽選において、同じ残保留数の場合、はずれるときの結果表示画面の表示時間が一定である。このようにすることで、結果表示画面の表示長さによって、当たり・ハズレが判り難くなり、残保留抽選での当たりの意外性を向上して、遊技の興趣を向上することができる。
(第2有利遊技状態に突入直前の通常遊技状態の演出例1)
図343に示すように、実施形態の遊技機1は、大当たり遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立(例えば、天井300回到達)したことに基づいて所定の変動実行回数(例えば、200回)の変動表示において遊技者に有利な第2有利遊技状態を実行可能である。実施形態の遊技機1は、通常遊技状態において、所定条件が成立(天井300回到達)する前の特定変動回数(296回転)から通常所定演出(予告や先読み演出等)の実行を制限可能になっている。特定変動回数は、例えば保留可能な保留数と同じ「4」に設定されている。例えば、所定条件が300回である場合、起点の1回目から295回目までの変動表示において、通常所定演出の実行が可能であるが、296回目から300回目までの変動表示において、通常所定演出の実行が制限される。なお、通常遊技状態において、特定変動回数(296回転)から所定条件が成立(天井300回転到達)するまでに特定の条件以上の演出(例えばリーチ)が実行されて、演出が成功すると当たる。
このようにすることで、通常遊技状態の実行可能回数が過ぎた後(第2有利遊技状態)の変動表示で、遊技者な有利な状況を示唆するといった矛盾を解消することができ、遊技者に間違った期待感を与えることを防止できる。
第1有利遊技状態において、該第1有利遊技状態に設定された変動表示の実行可能回数に到達する特定変動回数前の変動表示から、前記実行可能回数後の変動表示で大当たり実行を示唆する所定演出の実行を制限可能であると共に、通常遊技状態において、所定条件が成立(天井300回到達)する前の特定変動回数(296回転)から通常所定演出(予告や先読み等の演出)の実行を制限可能にしてもよい。このとき、第1有利遊技状態と通常遊技状態とで、制限する所定演出の種類又は種類数が異なっていてもよい。例えば、
1有利遊技状態において、該第1有利遊技状態に設定された変動表示の実行可能回数に到達する特定変動回数前の変動表示から制限する所定演出の種類数より、通常遊技状態において、所定条件が成立(天井300回到達)する前の特定変動回数(296回転)から制限する所定演出の方が多く(あるいは少なく)してもよい。なお、第1有利遊技状態の特定変動回数と通常遊技状態の特定変動回数が同じであっても、異なっていてもよい。
なお、第1有利遊技状態において、該第1有利遊技状態に設定された変動表示の実行可能回数に到達する特定変動回数前の変動表示から、前記実行可能回数後の変動表示で大当たり実行を示唆する所定演出の実行を制限可能であるである一方で、通常遊技状態において、所定条件が成立する前の特定変動回数であっても所定演出を実行可能としてもよい。第1有利遊技状態において、該第1有利遊技状態に設定された変動表示の実行可能回数に到達する特定変動回数前の変動表示からであっても所定演出の実行を可能とする一方で、通常遊技状態において、所定条件が成立する前の特定変動回数から所定演出の実行を制限可能としてもよい。
(第2有利遊技状態に突入直前の通常遊技状態の演出例2)
図344(a)は、通常遊技状態において、所定の起点(大当たり遊技やメモリクリアなど)から296回転目のハズレ変動が停止した状況を示している。保留アイコンがシフト表示されて、起点からのハズレ変動回数を示す変動回数画像GSGが1加算されると共に、第2有利遊技状態に突入するまでのハズレ変動回数を示すカウントダウン画像CDGが1減算される算出演出が行われ、297回目の演出図柄70aの変動が開始され(図344(b)、(c))、ハズレで変動停止したとする(図344(d))。そして、保留アイコンがシフト表示されて、起点からのハズレ変動回数を示す変動回数画像GSGが1加算されると共に、第2有利遊技状態に突入するまでのハズレ変動回数を示すカウントダウン画像CDGが1減算される算出演出が行われ、298回目の演出図柄70aの変動が開始される(図344(e)、(f))。このように、通常遊技状態において、第2有利遊技状態を開始するまでの算出演出を第1画像表示装置70で表示可能である。このように、第2有利遊技状態までのカウントダウンを表示する算出演出を行うことで、遊技を継続するように遊技者を惹き付けることができる。なお、算出演出は、第1画像表示装置70以外の表示手段で行ってもよく、音声出力など、遊技者に認識可能な別の手段で行ってもよい。
(第2有利遊技状態に突入直前の通常遊技状態の演出例3)
算出演出は、管理者や遊技者の操作あるいは設定等により、非表示にしたり、非表示になったりし、例えば、例えば電源投入時に、(ラムクリアされていない場合は)算出演出(カウントダウン)を非表示にするようにしてもよい。図345(a)は、算出演出が非表示である通常遊技状態において、所定の起点(大当たり遊技やメモリクリアなど)から296回転目のハズレ変動が停止した状況を示している。保留アイコンがシフト表示されて変動表示が繰り返されても、算出演出が非表示であるので、起点からのハズレ変動回数および第2有利遊技状態までの変動回数は判らない。しかし、実施形態では、297回目の変動表示が開始されたときに、チャンス予告画像CHCG「あと2回」による報知演出によって、第2有利遊技状態までの変動回数が表示される(図345(a))。このように。実施形態の遊技機1は、算出演出が第1画像表示装置70で非表示である場合、第2有利遊技状態開始までの回数が所定回数になったときに、算出演出とは異なる所定の報知によって、第2有利遊技状態の開始が近いことを報知可能になっている。なお、第2有利遊技状態開始までの回数が2回の例であることに限らず、1回や3回以上であってもよく、また、3回~1回の各回で報知する等、複数回報知を行ってもよい。また、報知は、数字によるものに限らず、文字やミニキャラなどの数字情報を有していない報知であってもよい。このようにすることで、第2有利遊技状態が近いことを示唆して、遊技を継続するように遊技者を惹き付けることができる。
(第2有利遊技状態の突入時の演出例)
図346に示すように、実施形態の遊技機1は、所定条件(天井300回到達)における最終回の変動表示が停止(本停止)したときに、次の変動表示の開始前に、通常遊技状態から第2有利遊技状態に内部状態が切り替わるようになっている。また、所定条件(例えば天井300回到達)における最終回の変動表示が停止(本停止)したときに、第1右打ち画像MUG1による右打ち報知、及び、突入示唆エフェクトTNEFが表示される(図347(b))。このように、所定条件における最終回の変動表示が停止(本停止)したときに右打ち表示が実行可能であることで、遊技者に遊技球の打ち出しルートを切り替える必要であることを迅速に伝えることができ、遊技者の利益に貢献できる。
そして、最終回の次の変動表示の開始時に、第2有利遊技状態に移行したことを示すチャンス突入画像CTGによる特定報知が実行される(図347(d))。すなわち、最終回の次の変動表示(第2有利遊技状態移行後の最初の変動表示)が開始されるまでは、特定報知が実行されない。このようにすることで、有利な第2有利遊技状態に移行したことの価値を高め、最初から第2有利遊技状態による利益を享受できる。
図347(d)に示すように、チャンス突入画像CTGによって第2有利遊技状態への移行を報知する特定報知が実行される変動表示において、第1右打ち画像MUG1による第1右打ち報知と、第2右打ち画像MUG2による第2右打ち報知と、を実行可能である。第1右打ち報知と第2右打ち報知とは、報知期間の一部(実施形態)または全部が重なるように表示され、実施形態では、第1右打ち報知が第2右打ち報知より先に実行されて、第1右打ち報知と第2右打ち報知とが同時に終了するようになっている。また、実施形態では、第2右打ち報知が第2有利遊技状態に移行したことを示すチャンス突入画像CTGによる特定報知と同じ期間で実行される。このように、第1右打ち報知及び第2右打ち報知を実行可能であることで、遊技者に遊技球の打ち出しルートを切り替える必要であることをより確実に伝えることができ、遊技者の利益に貢献できる。
図346に示すように、第2有利遊技状態になるとき、第1ステージ(通常遊技状態中のステージ)から第2ステージ(第2有利遊技状態のステージ)に移行する。そして、第2有利遊技状態における特定(最初)の右打ち報知(第1右打ち画像MUG1による右打ち報知)は、第1ステージにて開始され、第2ステージに移行する前に終了する。また、最終回の次の変動表示の開始時に、第2有利遊技状態に移行したことを示すチャンス突入画像CTGによる特定報知が実行された後(図347(d))、第2ステージによる変動表示が行われ、このとき第3右打ち画像MUG3による第3右打ち表示が実行される(図348(f))。なお、第2ステージでは、第2有利遊技状態であることを示すチャンスタイム表示画像CTHGによる表示が実行されている(図348(g))。
図347(e)に示すように、チャンス突入画像CTGによって第2有利遊技状態への移行を報知する特定報知が行われた後に、どのようなモードで第2有利遊技状態が実行されるかが、チャンスモード画像CMFによって報知される。
実施形態の遊技機1は、通常遊技状態において、第2有利遊技状態に移行するための条件(例えば起点から300回の変動)が成立する最終回の変動表示が停止したときに、通常遊技状態から第2有利遊技状態に切り替え可能になっている。そして、最終回の変動表示が停止したときに、次の変動表示を開始する前に、第1右打ち画像MUG1の表示による第1右打ち報知を実行可能である。ここで、最終回の変動表示停止時に第2有利遊技状態へ内部状態が切り替わっても、停止している演出図柄70aや背景画像や音楽等の音声出力などの各種演出が、通常遊技状態のままになっている。また、次の変動表示が開始されるまではチャンス突入画像CTGが表示されることなく、第1右打ち報知が実行されている以外に通常遊技状態と基本的に変化していない。すなわち、最終回の変動表示停止時に保留記憶がない場合、第1右打ち報知を行ったまま、通常遊技状態の各種演出が保持されている。更に、保留記憶がない場合、設定時間に亘る未操作や未入賞などの待機移行条件に基づいて、デモ演出(待機演出)を実行してもよいが、待機移行条件が成立しても、デモ演出の実行を制限するようにしてもよい。なお、画像表示装置の表示がデモ演出に切り替わらなくても、音声をデモ用のものに変更してもよい。
実施形態の遊技機1は、最終回の変動表示が停止したときに、次の変動表示を開始する前に、例えば突入示唆エフェクトTNEFの表示による移行示唆演出を実行可能である。移行示唆演出は、第2有利遊技状態への移行を明示するチャンス突入画像CTGが表示される前に実行される。なお、突入示唆エフェクトTNEFおよびチャンス突入画像CTGは、通常遊技状態の背景画像に重ねて表示され、最終回の変動表示が停止したときに、通常遊技状態の背景画像のまま移行示唆演出が実行される。
通常遊技状態において、第2有利遊技状態に移行するための条件(例えば起点から300回の変動)が成立する最終回の変動表示が停止したときに、通常遊技状態から第2有利遊技状態に切り替え可能である。これに対して、第1有利遊技状態において、通常遊技状態に移行するための条件(例えば起点から80回の変動)が成立する最終回の変動表示が停止したときに、第1有利遊技状態から通常遊技状態への切り替えを制限可能である。具体的には、最終回の変動表示が停止したときに保留記憶がある場合、第1有利遊技状態のまま残保留抽選を実行可能であり、最終回の変動表示が停止したときに保留記憶がない場合、内部状態を通常遊技状態に切り替えてもよい。
通常遊技状態から第2有利遊技状態に移行するための条件(例えば起点から300回の変動)が成立する最終回の次の変動表示を開始するときに、第2有利遊技状態に移行したことを示す特定報知(例えば、チャンスタイム突入画像の表示)を実行可能である。これに対して、第1有利遊技状態から通常遊技状態に移行するための条件(例えば起点から80回の変動)が成立する最終回の次の変動表示を開始するときに、通常遊技状態へ移行したことを示す所定報知の実行を制限可能である。具体的には、第1有利遊技状態から通常遊技状態に移行するための条件(例えば起点から80回の変動)が成立する最終回の次の変動表示を開始するとき、保留記憶があるならば残保留抽選になり、このときリザルト背景が画像表示されている。保留記憶がない場合であっても、第1有利遊技状態から通常遊技状態に移行するための条件(例えば起点から80回の変動)が成立する最終回の次の変動表示を開始するとき、通常遊技状態への移行を示す所定報知が実行されない。このように、通常遊技状態以外の遊技状態から通常遊技状態へ切り替わる場合、通常遊技状態に切り替わった最初の変動表示において、通常遊技状態へ移行したことを示す所定表示を実行しないようにしてもよい。
通常遊技状態において、第2有利遊技状態に移行するための条件(例えば起点から300回の変動)が成立する最終回の変動表示が停止したときに、右打ち表示を実行可能である。これに対して、第1有利遊技状態において、通常遊技状態に移行するための条件(例えば起点から80回の変動)が成立する最終回の変動表示が停止したときに、右打ち表示の実行を制限可能である。最終回の変動表示が停止してリザルト背景が表示される場合、これまで表示されていた右打ち表示が消去される。
第2有利遊技状態への移行を報知する報知画像(チャンスタイム突入画像)が表示される変動表示において、異なる態様(例えば、表示態様の違いや表示位置の違いや報知手段(例えば画像や音など)の違いなど)の複数種類の右打ち報知を実行可能である。第1有利遊技状態からの移行を示唆する報知画像(リザルト背景画像)が表示される変動表示(残保留抽選)において、異なる態様(例えば、表示態様の違いや表示位置の違いや報知手段(例えば画像や音など)の違いなど)の複数種類の右打ち報知を実行制限可能である。
通常遊技状態から第2有利遊技状態になるとき、通常遊技状態の第1ステージから第2有利遊技状態の第2ステージに移行する。具体的には、通常遊技状態から第2有利遊技状態になるときの最終回の変動表示の停止時に、第2有利遊技状態に切り替わり、このとき第1ステージのままであるが右打ち報知(第1右打ち画像)が開始される。そして、最終回の次の変動表示が開始されて、(チャンスモード画像の表示やホワイト(ブラック)アウトなどの画面切り替え演出を経て、)第2ステージに移行する場合に前記右打ち報知が終了される。このように、通常遊技状態から第2有利遊技状態になるときに複数のステージに亘って実行可能な右打ち報知を有している。第1有利遊技状態から通常遊技状態になるとき、第1有利遊技状態の普通ステージから結果表示用の特殊ステージを経てから、通常遊技状態の通常ステージに移行する。このとき、第1有利遊技状態における最終回の変動表示の停止時に、普通ステージにおいて右打ち表示が表示されているが、この右打ち表示が特殊ステージおよび通常ステージにて継続して表示されない。
第2有利遊技状態において、所謂右打ちを行うことで、第2入賞口47への遊技球の入賞により成立する始動条件に基づいて変動表示(以下、特2変動表示という場合がある。)が実行される。第2入賞口47へ遊技球が入賞すると、現在の第2保留記憶の個数である第2特別図柄保留数(U2)に対応する数の第2保留アイコンを表示するための第2保留アイコン表示領域70Dに第2保留アイコンが表示されてから、実行中の特別図柄(演出図柄70a)の変動表示に対応する(関連した)当該アイコンを表示するための当該アイコン表示領域70Cに保留アイコンが移動し、演出図柄70aの変動表示が開始される(図348(X-1)参照)。また、第2入賞口47へ遊技球が入賞すると、第2特別図柄保留数(U2)を示す第2保留数字を表示するための第2保留数表示領域70Fに、第2保留数字が表示される。更に、変動表示の開始により、残回数画像ZKGの数字が減じるように変更される。
第2有利遊技状態において、右打ちするところを間違えて左打ちするなどによって、第1入賞口45へ遊技球が入賞すると、現在の第1保留記憶の個数である第1特別図柄保留数(U1)に対応する数の第1保留アイコンを表示するための第1保留アイコン表示領域70Bに第1保留アイコンが表示されない(図348(Y-1)参照)。また、実行中の特別図柄(演出図柄70a)の変動表示に対応する(関連した)当該アイコンを表示するための当該アイコン表示領域70Cに保留アイコンが移動するような演出もなく、当該アイコンが表示されることなく、第1入賞口45への遊技球の入賞により成立する始動条件に基づいて変動表示(以下、特1変動表示という場合がある。)が開始され、演出図柄70aの変動表示が実行される(図348(Y-2)参照)。一方で、第1入賞口45へ遊技球が入賞すると、第1特別図柄保留数(U1)を示す第1保留数字を表示するための第1保留数表示領域70Eに、第1保留数字が表示される。更に、変動表示の開始により、残回数画像ZKGの数字が減じるように表示が変更される。
実施形態の遊技機1は、第1入賞口45への入賞に基づく特1始動条件の成立に基づく保留記憶の数を、第1画像表示装置70において保留アイコンの個数で表示可能である。また、第2入賞口47への入賞に基づく特2始動条件の成立に基づく保留記憶の数又は第2入賞口47への入賞に基づく特2始動条件の成立に基づく保留記憶の数を、第1画像表示装置70において保留アイコンの個数で表示可能である。そして、第2有利遊技状態において特2始動条件が成立すると、保留アイコンを表示可能であるが、第2有利遊技状態において特1始動条件が成立すると、保留アイコン(当該アイコン)の表示を制限可能になっている。このように、特1変動表示の場合、保留アイコンの表示が制限されることで、遊技者に狙っている入賞口が間違っているなどの操作ミスや異常が生じていることを気付かせることができる。なお、第1有利遊技状態において特1始動条件が成立した場合に、保留アイコン(当該アイコン)を表示しても、この保留アイコンが変動表示に応じてシフト表示されない、又は消えないなど、第1有利遊技状態において特2始動条件が成立した場合と異なる態様であってもよい。
実施形態の遊技機1は、第2有利遊技状態において特2始動条件が成立すると、保留アイコンが表示され、特2始動条件に基づく変動表示の際に、残回数画像ZKGの数字が減じるようなカウント演出を実行可能である。一方、第2有利遊技状態において特1始動条件が成立すると、保留アイコンが表示されないが、特1始動条件に基づく変動表示の際に、残回数画像ZKGの数字が減じるようなカウント演出を実行可能である。このようにすることで、遊技者に狙っている入賞口が間違っているなどの操作ミスや異常が生じていることを気付かせつつ、遊技が進行していることを伝えることができる。
実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態において特1始動条件が成立した場合及び第2有利遊技状態において特1始動条件が成立した場合の何れであっても、保留アイコン(当該アイコン)の表示態様(表示されないことも含む)が同じになっている。また、第1有利遊技状態及び第2有利遊技状態は、特1始動条件に基づく変動表示の際に、残回数画像ZKGの数字が減じるようなカウント演出を実行可能であることが同じである。
(第2有利遊技状態のモード)
図349に示すように、実施形態の遊技機1は、第2有利遊技状態において、所定種類数(例えば1種類や2種類以上などの複数)のモード(チャンスモード)から選択して実行可能である。第2有利遊技状態の各モードは、例えば、背景画像、演出図柄70a、変動表示において実行される予告や示唆などの演出などが異なっている。なお、第2有利遊技状態のモードは、遊技者の操作によって選択可能にしたり、大当たり遊技の演出やその他の所定条件に基づいて内部的に選択するようにしたりするなどができる。ここで、第2有利遊技状態のモードとして、第1有利遊技状態のモードの一部または全部を共用してもよい。例えば、第2有利遊技状態・で実行されるモードは、第1有利状態で選択可能なモードの1つであってもよい。また、第2有利遊技状態では、特定のモードのみ実行されるようにしてもよい(モードが選択できない)。
実施形態の遊技機1は、第2有利遊技状態の開始時より、第1有利遊技状態の開始時の方が、選択可能なモードの種類数が多くなっている。このようにすることで、第1有利遊技状態と第2有利遊技状態とで違いを生じさせてバリエーションを増やすことができ、遊技の興趣を向上することができる。
なお、第2有利遊技状態の開始時より、第1有利遊技状態の開始時の方が、選択可能なモードの種類数が少なくてもよい。
RAMクリア後は、所定条件として特定(例えば300)回転目の変動表示において第2有利遊技状態を実行するパターンを選択できないが、大当たり終了後は、所定条件として特定(例えば300)回転目の変動表示において第2有利遊技状態を実行するパターンを選択できる。
第1有利遊技状態で実行される予告や先読みやその他の演出の一部又は全部を、第2有利遊技状態で実行してもよく、またその逆であってもよい。
第1有利遊技状態の場合、モードを選択することができる一方で、第2有利遊技状態の場合、モードが選択できないようにしてもよい。また、第1有利遊技状態および第2有利遊技状態において、同じ種類のモードを実行可能であってもよい。
(演出例-連続演出)
図350(a)に示すように、例えば通常遊技状態において、連続演出突入画像が表示されて、連続演出が開始されたとする。実施形態では、連続演出の開始時に、可動部材73の作動演出も実行される。当該アイコンTHが連続演出用のものに変更されて(図350(b))、演出図柄70aの変動表示が行われる。演出図柄70aの変動表示は、タイマー画像TMGのカウントダウンによって報知される所定期間中に、1を含む所定回数(例えば7回)実行可能になっている((図350(b)~(e))。所定期間に実行される演出図柄70aの変動表示のそれぞれにおいて、所定の権利を得る取得演出が実行可能であり、取得演出が実行されると、中側の演出図柄70aとして権利が表示される((図350(c)~(e))。また、取得演出が実行されないと、通常通りの表示態様(数字+キャラ)で中側の演出図柄70aの変動停止が行われる((図350(b))。前述の権利は、1種類又は複数種類あり、実施形態において、4種類の権利が設定されているがこれに限らない。
例えば、第1の権利が取得されると、操作ボタン17を模した表示画像(第1取得表示)が表示され((図350(c))、第2の権利が取得されると、演出図柄70aの擬似的な連続変動の実行を示唆する表示画像(第2取得表示)が表示され((図350(e))、第3の権利が取得されると、他の権利よりも遊技機1のモチーフとの関連を示唆する表示画像(第3取得表示)が表示される((図350(f))。そして、第1取得表示~第3取得表示は、中側の演出図柄70aとして表示された後、画面の横側で順に蓄積されるように表示される。なお、第1取得表示~第3取得表示の蓄積表示は、複数個(例えば3個)表示可能であり、全て同じ取得表示が蓄積されたり、全て又は一部が異なる取得表示が蓄積されたり、取得演出の結果によって変化する。第1取得表示~第3取得表示とは別に、第4の権利が取得されると、所定の演出の変化を示唆する表示画像(第4取得表示)が表示され((図350(d))、第4取得表示が表示されると、当該アイコンTHが色や形が変化する等の保留アイコン演出が実行される。なお、第4取得表示は、第1~第3取得表示と異なって、蓄積演出が行われない。
実施形態の取得演出及び蓄積演出は、ランプ図柄81、特別図柄60及び特殊図柄TZが1回分変動表示する期間で、演出図柄70aが複数回変動している。なお、演出図柄70aと他の図柄との変動回数の関係は、実施形態に限らない。
取得演出が実行可能な所定期間を経過すると、図351(a)に示すように、演出図柄70aの変動表示において、蓄積演出された第1~第3権利に基づいた所定の演出が、例えば蓄積された順に実行される消化演出が行われる。なお、実行された取得表示は、消去されたり、グレー反転したり、打ち消し表示したりするなどにより、実行されたことが判るようになっている。例えば、第1取得表示で示される第1の権利が実行されると、第1取得表示が画面中央部に現れて、色変化演出や操作ボタン17の操作誘導演出や当該アイコン変化や背景画像の変化などの演出の変化等、所定の演出が行われる(図351(a))。例えば、第2取得表示で示される第2の権利が実行されると、第2取得表示が画面中央部に現れて、演出図柄70aの擬似的な連続変動が実行されることを示唆し、色変化演出や操作ボタン17の操作誘導演出や操作ボタン17の操作誘導演出や当該アイコン変化や背景画像の変化やリーチ煽り演出などの演出の変化等、所定の演出が行われる(図351(c))。例えば、第3取得表示で示される第2の権利が実行されると、第3取得表示が画面中央部に現れて、特別な演出が実行されることを示唆し、色変化演出や操作ボタン17の操作誘導演出や当該アイコン変化や背景画像の変化などの演出の変化等、所定の演出が行われる(図351(e))。
ここで、第1の権利、第2の権利及び第3の権利の間で大当たりへの期待度が同じであってもよいが、大当たりの期待度を変えるほうが好ましく、例えば、第1の権利<第2の権利<第3の権利の順に期待度を高くしてもよい。また、権利の内容が異なっても、実行される演出の種類の一部又は全部が同じであってもよい。また、1つの権利が消化されるときより、同じ権利が重ねて消化される方が、大当たりの期待度が高くなるようにしてもよく、例えば、1回目消化の権利による演出が弱演出で行った後に、その後消化の権利による演出が1回目よりも強い演出になるようにすればよい。
実施形態の消化演出は、ランプ図柄81、特別図柄60及び特殊図柄TZが1回分変動表示する期間で、演出図柄70aが複数回変動している。また、実施形態の連続演出(取得、蓄積及び消化演出)は、ランプ図柄81、特別図柄60及び特殊図柄TZが1回分変動表示する期間で、演出図柄70aが複数回変動している。なお、演出図柄70aと他の図柄との変動回数の関係は、実施形態に限らない。なお、実施形態の連続演出は、擬似連演出の一種であるともいえる。
実施形態の遊技機1は、連続演出の取得演出で取得した権利のうちの第1取得表示に基づく演出図柄70aの変動表示より、第2取得表示及び/又は第3取得表示に基づく演出図柄70aの変動表示の方が、連続演出において特定演出(第1の権利~第3の権利に設定された共通の演出のうち、例えば色変化演出)が実行され易い。このようにすることで、取得した権利によって期待感の違いを出すことができ、遊技の興趣を向上することができる。なお、色変化演出に限らず、その他の演出であってもよい。
第2演出(例えば操作ボタン17)を実行する権利を消化する変動表示より、第1演出(例えば操作ボタン17以外の擬似図柄や遊技機1のモチーフに関する画像など)の権利を消化する変動表示の方が、取得演出で取得した権利を消化する消化演出において特定演出(例えば、操作ボタン17の操作示唆演出)を実行し易くしてもよい。同様に、第2演出(保留変化)を実行する権利を消化する変動表示より、第1演出(例えば保留変化以外の操作ボタン17や擬似図柄や遊技機1のモチーフに関する画像など)の権利を消化する変動表示の方が、取得演出で取得した権利を消化する消化演出において特定演出(保留変化演出)を実行し易くしてもよい。このように、消化する権利が示す内容が、消化演出における特定演出の内容に表れ難くすることで、遊技の意外性を高めることができる。
また、第2演出(例えば操作ボタン17以外の擬似図柄や遊技機1のモチーフに関する画像など)を実行する権利を消化する変動表示より、第1演出(例えば操作ボタン17)の権利を消化する変動表示の方が、取得演出で取得した権利を消化する消化演出において特定演出(例えば、操作ボタン17の操作示唆演出)を実行し易くしてもよい。同様に、第2演出(例えば保留変化以外の操作ボタン17や擬似図柄や遊技機1のモチーフに関する画像など)を実行する権利を消化する変動表示より、第1演出(保留変化)の権利を消化する変動表示の方が、取得演出で取得した権利を消化する消化演出において特定演出(保留変化演出)を実行し易くしてもよい。このように、消化する権利が示す内容が、消化演出における特定演出の内容に表れ易くすることで、遊技の納得感を高めることができる。
実施形態の遊技機1は、取得演出において第4の権利を得た場合、取得演出で保留アイコン変化演出を実行可能であるが、取得演出において第1~第3の権利を得た場合、蓄積演出を行った後に消化演出において保留アイコン変化演出を実行可能になっている。このようにすることで、取得した権利によって期待感の違いを出すことができ、遊技の興趣を向上することができる。なお、保留アイコン変化演出に限らず、操作ボタン17の振動演出や、ハンドルなどでの送風や、その他の演出であってもよい。
消化演出において、第1演出(例えば保留変化)又は第2演出(保留変化以外の操作ボタン17や擬似図柄や遊技機1のモチーフに関する画像など)のうちの何れの権利が消化されても特定演出(例えば保留変化演出)を実行可能である。消化演出で第1演出(保留変化)を実行する権利を消化して特定演出を実行する場合、取得演出の最中に蓄積演出を経ることなく消化演出が実行されて、保留変化演出が実行され易くなっている。これに対して、消化演出で第2演出(保留変化以外の操作ボタン17や擬似図柄や遊技機1のモチーフに関する画像など)を実行する権利を消化して特定演出を実行する場合、取得演出の最中に消化演出が実行される割合が第1演出の権利よりも低い、または取得演出の最中に消化演出を実行しないようになっている。そして、消化演出で第2演出(保留変化以外の操作ボタン17や擬似図柄や遊技機1のモチーフに関する画像など)を実行する権利を消化して特定演出を実行する場合、取得演出が終了した後(蓄積演出を経た後)に実行される。従って、消化演出で第1演出を実行する権利を消化して特定演出を実行する場合と、消化演出で第2演出を実行する権利を消化して特定演出を実行する場合とで、取得演出で実行される権利を取得してから消化演出で前記特定演出が実行されるまでの時間が異なっている。
実施形態の遊技機1は、取得演出において第4の権利を得た場合、蓄積演出の実行が規制されるが、取得演出において第1~第3の権利を得た場合、蓄積演出を実行可能になっている。
実施形態の遊技機1は、操作ボタン17を模した第1取得表示による第1の権利より、操作ボタン17との関係が薄い第2取得表示による第2の権利及び/又は操作ボタン17との関係が薄い第3取得表示による第3の権利の方が、操作ボタン17の振動演出が実行され易い。
なお、前述の連続演出は、通常遊技状態で実行することに限らず、第1有利遊技状態及び/又は第2有利遊技状態で実行してもよい。
(演出例-保留変化演出)
図352に示すように、実施形態の遊技機1は、保留アイコン変化演出の実行を示唆する変化示唆演出を、所定回数繰り返して実行可能である。具体的には、保留アイコンの変化演出の実行される可能性を示唆する変化示唆画像HSGを画面における保留アイコンから離れた位置に表示し、変化示唆画像HSGから保留アイコンに向けて光の筋などが流れるなど、変化示唆画像HSGの動きの変化が保留アイコンに関係があることを示唆する変化示唆演出が実行される(図352(a),(b))。変化示唆演出の実行回数は、複数のパターンで実行されて、変化のタイミングが判り難くなっている。変化示唆演出の内容が、複数種類あってもよい。そして、複数回の変化示唆演出のうちの所定のタイミングで、保留アイコンの色や形などが変わる保留変化演出を実行する(図352(c),(d))。このように、保留アイコン変化演出は、変化示唆演出が複数回実行された後の所定のタイミングで実行可能になっている。このようにすることで、保留変化演出の期待感を高めることができ、遊技の興趣を向上することができる。なお、実施形態では当該アイコンTHを変化させたが、当該アイコン以外の保留アイコンを変化させてもよい。
保留変化演出は、保留アイコンの色や形状などによって、複数段階で大当たりになる信頼度が設定されている。複数回の変化示唆演出のうちの比較的早いタイミングで保留変化演出を実行された場合より、複数回の変化示唆演出のうちの比較的遅いタイミングで保留変化演出を実行された場合の方が、信頼度が高い保留変化が実行され易い。なお、複数回の変化示唆演出のうちの比較的早いタイミングで保留変化演出を実行された場合であっても、保留変化演出の内容が所定の種類(例えばレインボー変化)であれば、大当たり移行への信頼度が高くなるようにしてもよい。
なお、前述の保留変化演出は、通常遊技状態で実行することに限らず、第1有利遊技状態及び/又は第2有利遊技状態で実行してもよい。
(演出例-リーチ煽り演出)
実施形態の遊技機は、複数種類の態様でリーチ煽り演出を実行可能である。リーチ煽り演出の一例として、ある数字「例えば7」の演出図柄70aが左側に仮停止し、右側の演出図柄70aが停止しようとする際に、リーチ煽りエフェクト等によって当該演出図柄70aが強調される(図353(a-1))。そして、左側の演出図柄70aと同じ数字で右側の演出図柄70aが仮停止すれば、リーチが成立し(図353(a-2))、所定のリーチ演出(SP、SPSP等)が実行される(図353(a-3))。また、左側の演出図柄70aと異なる数字で右側の演出図柄70aが仮停止すれば、リーチが不成立になる。
例えば、ある数字「例えば2」の演出図柄70aが左側に仮停止し、右側の演出図柄70aが停止しようとする際に、リーチ煽りエフェクト等によって当該演出図柄70aが強調される(図353(b-1))。このとき、画面が縮小して揺れて元に戻るシェイクビジョンなどの特定煽り演出が実行可能である(図353(b-2))。そして、左側の演出図柄70aと同じ数字で右側の演出図柄70aが仮停止すれば、リーチが成立し、所定のリーチ演出(ノーマル、SP、SPSPが実行される(図353(b-3))。また、左側の演出図柄70aと異なる数字で右側の演出図柄70aが仮停止すれば、リーチが不成立になる。
このように、変動表示において、第1数字情報(例えば7)を有する演出図柄70aがリーチになる可能性を煽る第1演出より、第2数字情報(例えば2)を有する演出図柄70aがリーチになる可能性を煽る第2演出の方が、特定煽り演出(例えばシェイクビジョンなど)が実行され易くなっている。このように、演出図柄70aの数字情報の違いによって、リーチ煽り演出における特定煽り演出が実行され易さが異なっていることで、数字情報に意義を持たせることができ、遊技の興趣をより向上し得る。
ここで、リーチ煽り演出および特定煽り演出は、前述のシェイクビジョンに限らず、保留変化演出、エフェクト、文字(例えば「リーチになるかも?」等)、可動部材73,74の作動や発光、操作ボタン17の振動や発光、入賞口ランプの発光など、画像表示装置70や役物などを単独または組み合わせて実行してもよい。
変動表示において、第2数字情報(例えば2)を有する演出図柄70aがリーチになる可能性を煽る第2演出より、第1数字情報(例えば7)を有する演出図柄70aがリーチになる可能性を煽る第1演出の方が、リーチ演出として信頼度の高い演出(ノーマルよりもSPやSPSPが実行され易い)が実行され易くしてもよい。すなわち、第2数字情報の第2演出の方が、特定煽り演出が実行され易いものの、第1数字情報の方が、リーチになった場合に信頼度の高いリーチ演出が実行され易い。
また、変動表示において、第1数字情報(例えば7)を有する演出図柄70aがリーチになる可能性を煽る第1演出より、第2数字情報(例えば2)を有する演出図柄70aがリーチになる可能性を煽る第2演出の方が、リーチ演出として信頼度の高い演出(ノーマルよりもSPやSPSPが実行され易い)が実行され易くしてもよい。すなわち、第2数字情報の第2演出の方が、特定煽り演出が実行され易く、更に第2数字情報の方が、リーチになった場合に信頼度の高いリーチ演出が実行され易い。
第1有利遊技状態及び/又は第2有利遊技状態において、何れの数字情報の演出図柄70aであっても、特定煽り演出が実行可能であってもよい。すなわち、通常遊技状態における変動表示での第1リーチ煽り演出より、第1有利遊技状態及び/又は第2有利遊技状態における変動表示での第2リーチ煽り演出の方が、特定煽り演出が実行され易い。
実施形態の遊技機1は、低確中より高確中の方が、第2数字情報の演出図柄70aのリーチ煽り演出が実行され易く、リーチが成立し易い。実施形態の遊技機1は、低確中より高確中の方が、第1数字情報の演出図柄70aのリーチ煽り演出が実行され易く、リーチが成立し難い。
なお、前述のリーチ煽り演出は、通常遊技状態で実行することに限らず、第1有利遊技状態及び/又は第2有利遊技状態で実行してもよい。
(演出例-連続演出2)
実施形態の遊技機1は、連続演出の一例として、特殊演出図柄(NEXT)70aが停止表示されることで(図354(a))、1つの変動演出(特別図柄60が1回変動する期間)において演出図柄70aの変動開始(図柄変動演出)を複数回実行可能な擬似変動演出を実行可能である。具体的には、1回目の特殊演出図柄(NEXT)70aが停止表示されることで(図354(a))、判別演出画像等による連続煽り演出が実行される(図354(b))。連続煽り演出が失敗すると、擬似変動演出が終了する。また、連続煽り演出が成功すると、擬似変動演出が継続される。1回目の連続煽り演出が成功した後に続く変動表示において、2回目の特殊演出図柄(NEXT)70aが停止表示されることで(図355(a))、判別演出画像等による連続煽り演出が実行される(図355(b))。連続煽り演出が失敗すると、擬似変動演出が終了する。また、連続煽り演出が成功すると、擬似変動演出が継続される。2回目の連続煽り演出が成功した後に続く変動表示において、3回目の特殊演出図柄(NEXT)70aが停止表示されることで(図356(a))、判別演出画像等による連続煽り演出が実行される(図356(b))。
このように実施形態1の遊技機1は、1つの擬似変動演出における1回目の第1煽り演出で成功する割合よりも、1回目の第1煽り演出が成功した後に実行される2回目の第2煽り演出で成功する割合の方が、煽り演出の成功割合が高くなっている。なお、2回目の連続煽り演出が成功すると、3回目の擬似変動演出の実行が確定するようにしてもよい。
擬似変動演出は、リーチ前及び/又はリーチ後に実行可能であり、リーチ前に実行した場合より、リーチ後に実行した場合の方が、連続煽り演出が成功し易くなっている。
なお、前述の連続演出は、通常遊技状態で実行することに限らず、第1有利遊技状態及び/又は第2有利遊技状態で実行してもよい。なお、実施形態の連続演出は、擬似連演出の一種であるともいえる。
(演出例-特定画像演出)
図357に示す演出例では、第1画像CRCG1と第2画像CRCG2とが表示され、第1画像CRCG1と第2画像CRCG2とによる表示が所定状態(例えば、第1画像が第2画像を押しているなど)になり、演出図柄70aのハズレの変動停止が行われている。ここで、所定状態になった場合、当たりより、ハズレになる割合が高くなっていてもよい。
図358に示す演出例では、第1画像CRCG1と第2画像CRCG2とが表示され、第1画像CRCG1と第2画像CRCG2とによる表示が前述の所定状態と異なる特定状態(例えば、第2画像が第1画像を押しているなど)になっている。図358に示す演出例では、特定状態になると、特定画像による表示演出が実行された後、第3画像CRCG3が追加表示される(図358(e))。第1画像CRCG1と第2画像CRCG2と第3画像CRCR3とによる表示が所定状態や特定状態と異なる特殊状態(例えば、第1画像及び第3画像が第2画像を押しているなど)になる特定演出が実行され、当たりにいたっている。なお、所定状態になっても必ず特殊状態へ移行する訳でなく、特殊状態の移行を失敗する場合もある。そして、特定状態から特殊状態に移行しない場合、当たりより、ハズレになる割合が高くなっていてもよい。また、特殊状態になってから外れる場合もある。
第1画像CRCG1及び第3画像CRCG3は、遊技者にとって有利な状況を示唆するようなキャラなどを用いることができ、第2画像CRCG2は、遊技者にとって不利な状況を示唆するようなキャラなどを用いることができる。すなわち、所定状態は、見掛け上、遊技者に有利な状況に進んでいるように見え、特定状態は、見掛け上、遊技者に不利な状況に進んでいるように見え、特殊状態は、所定状態及び特定状態よりも、見掛け上、遊技者に有利な状況に進んでいるように見えるように設定されている。
このように、実施形態の遊技機1は、変動表示において、遊技者に有利な所定状態の表示演出及び遊技者に不利な特定状態の表示演出の何れかが選択表示される特定画像演出を実行可能である。そして、特定画像演出において、所定の条件が成立しているとき(所定状態の表示演出)より、所定の条件が成立していないとき(特定状態の表示演出)の方が、特定演出(第1画像CRCG1と第2画像CRCG2と第3画像CRCR3とによる表示演出)を実行し易くなっている。
実施形態の遊技機1は、所定状態及び特定状態の表示演出の直後に実行されるリーチ演出より、特殊状態の表示演出の直後に実行されるリーチ演出の方が、信頼度の高いリーチ演出(例えばSPSPリーチ)が実行され易い。
なお、前述の特定画像演出は、通常遊技状態で実行することに限らず、第1有利遊技状態及び/又は第2有利遊技状態で実行してもよい。また、リーチ演出の一種として実施形態を記載しているが、リーチ前の演出に適用してもよい。
変動表示においてハズレは、リーチが成立せずに外れるバラハズレと、リーチが成立した後に外れるリーチハズレがある。第1有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示より、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示の方が、変動時間(平均変動時間)が長く設定されている。例えば、第1有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示及び第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示のそれぞれにおいて、変動時間が異なる複数種類の変動パターンが設定されている場合、第1有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示より、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示の方が、変動時間が長い変動パターンが実行され易いともいえる。なお、保留記憶数(例えば1)が少ないときに変動時間が長いものが実行され易く、保留記憶数(例えば2以上)が比較的多いときに変動時間が短いものが実行され易くしてもよい。
第1有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示を、変動時間が異なる複数種類の変動パターンで実行可能である。また、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示を、変動時間が異なる複数種類の変動パターンで実行可能であるが、第1有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示で実行可能な変動パターンの種類数より少ない。例えば、第1有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示を、変動時間が異なる2種類の変動パターンで実行可能であるのに対して、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示を、変動時間が異なる1種類の変動パターンで実行可能にするようにできる。この場合、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示は、保留記憶数や演出の実行の有無などの条件が変化しても、常に同じ変動時間で変動表示することになる。
第1有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示で行われる予告演出と、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示で行われる予告演出とで、実行割合が同じであってもよい。また、第1有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示で行われる予告演出と、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示で行われる予告演出とで、実行可能な種類数が同じであってもよい。なお、予告演出を非実行であってもよい。
第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示で行われる予告演出より、第1有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示で行われる予告演出の方が、実行され易くなっていてもよい。また、第1有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示で行われる予告演出より、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示で行われる予告演出の方が、実行可能な種類数が少なくなっていてもよい。
前述した演出は、画像によるものに限らず、可動部材、音、操作ボタン、入賞口、その他のランプなど、遊技者が認識できる事象を、単独又は組み合わせたものに置き換えることができる。
(演出の例示1)
実施形態の遊技機1について、更に説明する。
(基礎演出)
実施形態の遊技機1は、変動表示において、演出図柄70aの表示(図柄表示)及び背景画像(例えばムービーや繰り返し表示される画像など)の表示(背景表示)を行う基礎演出を実行可能である。基礎演出は、通常遊技状態、第1有利遊技状態及び第2有利遊技状態のそれぞれで、各状態に設定された態様(内容)で実行可能である(図359、図360及び図361参照)。ここで、基礎演出は、変動表示による遊技を行う上で通常(最小限)実行される演出であり、音声出力や発光などを含んでいてもよい。なお、基礎演出は、予告演出や煽り演出などの大当たり遊技の実行を期待させる(示唆する)演出を含まない演出であるともいえる。
(予告演出)
実施形態の遊技機1では、大当たり(大当たり遊技への移行)を期待させる(示唆する)複数種類の予告演出(先読みも含んでいてもよい。)を実行可能になっている。図359に示すように、複数種類の予告演出のうちの特定演出について、通常遊技状態の特1変動表示(第1入賞口45への遊技球の入賞により成立する始動条件に基づく変動表示)で実行可能になっている。特定演出としては、例えば、始動口ランプ等の発光演出(図362(a))や、保留変化演出(図362(b))、エフェクト等による演出図柄70aのキャラ作用変化演出(図362(a))や、演出図柄70aの変動が連続することを示唆する擬似予告演出(図362(c))や、操作ボタン17の振動や発光などのボタン演出(図363(c))や、可動部材73,74の作動や発光などの可動部材演出(図363(b))などが挙げられる。なお、第2入賞口47への遊技球の入賞により成立する始動条件に基づく変動表示を特2変動表示という場合がある。
図360に示すように、複数種類の予告演出のうちの特定演出(予告演出の全種類であてもよい。)について、第1有利遊技状態の特1変動表示で実行が制限されるようになっており、通常遊技状態の特1変動表示と異なっている。また、図361に示すように、複数種類の予告演出のうちの特定演出(予告演出の全種類であてもよい。)について、第2有利遊技状態の特1変動表示で実行が制限されるようになっており、第1有利遊技状態と同じであるが、通常遊技状態の特1変動表示と異なっている。
図359(a)に示すように、通常遊技状態において、1回の変動における全期間(特別図柄が1回変動開始して停止するまでの期間)において、演出図柄70aによる図柄変動表示演出及び画像表示装置70での背景演出(例えば、垂れ流しムービー、繰り返し背景など)による基礎演出を実行可能になっている。図360に示すように、第1有利遊技状態において、1回の変動における全期間(特別図柄が1回変動開始して停止するまでの期間)において、演出図柄70aによる図柄変動表示演出及び画像表示装置70での背景演出(例えば、垂れ流しムービー、繰り返し背景など)による基礎演出を実行可能になっている。図361に示すように、第2有利遊技状態において、1回の変動における全期間(特別図柄が1回変動開始して停止するまでの期間)において、演出図柄70aによる図柄変動表示演出及び画像表示装置70での背景演出(例えば、垂れ流しムービー、繰り返し背景など)による基礎演出を実行可能になっている。
(特定変動)
実施形態の遊技機1は、1回の変動における全期間(特別図柄が1回変動開始して停止するまでの期間)において、基礎演出を実行可能であるが、全ての予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能になっている(図360及び図361)。なお、通常遊技状態において特定変動を実行しなくてもよいが、特定変動を実行してもよい(図359(b))。
実施形態の遊技機1は、第1入賞口45への遊技球の入賞による始動条件に基づいて保留記憶を複数記憶可能である。第2入賞口47への遊技球の入賞による始動条件に基づいて保留記憶を複数記憶可能である。そして、実施形態の遊技機1は、保留記憶が最小のときでも、最大のときでも同じ変動時間で変動表示を実行可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、基礎演出を実行可能であり、且つ、複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能である。すなわち、特定変動が実行されている変動表示が、保留記憶が何れの数であっても、変動時間が一定になっている。
図360に示すように、予告演出を、通常遊技状態の特1変動表示で実行可能であるが、第1有利遊技状態の特1変動表示における予告演出の実行を制限可能にしてもよい。また、図361に示すように、予告演出を、通常遊技状態の特1変動表示で実行可能であるが、第2有利遊技状態の特1変動表示における予告演出の実行を制限可能にしてもよい。
(遊技状態の演出の対比1-1)
実施形態の遊技機1は、通常遊技状態におけるハズレの特1変動表示と、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示とで、特定変動の変動時間の長さが異なっている。実施形態では、通常遊技状態のハズレの特1変動表示より、第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示の方が、特定変動が長い演出が選ばれ易くなっている。保留数が1個(2~3個)であるときの通常遊技状態のハズレの特1変動表示より、特1変動表示と同じ保留数であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示の方が、特定変動が長い演出が選ばれ易くなっている。また、保留数が4個であるときの通常遊技状態のハズレの特1変動表示より、保留数が4個であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示の方が、特定変動が長い演出が選ばれ易くなっている。
このようにすることで、第2有利遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比1-2)
実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示と、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示とで、特定変動の変動時間の長さが同じになっている。実施形態では、第1有利遊技状態のハズレの特1変動表示と、第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示とで、同じ長さの特定変動が選ばれ易くなっている。保留数が1個(2~3個)であるときの第1有利遊技状態のハズレの特1変動表示と、特1変動表示と同じ保留数であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示とが、同じ長さの特定変動が選ばれ易くなっている。また、保留数が4個であるときの第1有利遊技状態のハズレの特1変動表示と、保留数が4個であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示とで、同じ長さの特定変動が選ばれ易くなっている。
このようにすることで、第1有利遊技状態及び第2有利遊技状態の両方で間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比1-3)
実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態におけるハズレの特2変動表示と、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示とで、特定変動の変動時間の長さが異なっている。実施形態では、第1有利遊技状態のハズレの特2変動表示より、第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示の方が、特定変動が長い演出が選ばれ易くなっている。保留数が1個(2~3個)であるときの第1有利遊技状態のハズレの特2変動表示より、特1変動表示と同じ保留数であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示の方が、特定変動が長い演出が選ばれ易くなっている。また、保留数が4個であるときの第1有利遊技状態のハズレの特2変動表示より、保留数が4個であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示の方が、特定変動が長い演出が選ばれ易くなっている。
このようにすることで、第2有利遊技状態において間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比1-4)
実施形態の遊技機1は、第2有利遊技状態におけるハズレの特2変動表示と、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示とで、特定変動の変動時間の長さが異なっている。実施形態では、第2有利遊技状態のハズレの特2変動表示より、第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示の方が、特定変動が長い演出が選ばれ易くなっている。保留数が1個(2~3個)であるときの第2有利遊技状態のハズレの特2変動表示より、特1変動表示と同じ保留数であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示の方が、特定変動が長い演出が選ばれ易くなっている。また、保留数が4個であるときの第2有利遊技状態のハズレの特2変動表示より、保留数が4個であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示の方が、特定変動が長い演出が選ばれ易くなっている。
このようにすることで、第2有利遊技状態において間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比2-1)
図364に示すように、実施形態の遊技機1は、通常遊技状態におけるハズレの特1変動表示が実行される割合が、第1割合(aa1)である。第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示が実行される割合が、第2割合(aa5)である。そして、第1割合及び第2割合は、実行割合が異なっている(aa1≠aa5)。実施形態では、通常遊技状態のハズレの特1変動表示より、第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示の方が、特定変動がある変動演出が実行され易くなっている(aa1<aa5)。これは、保留数が1個(2~3個)であるときの通常遊技状態のハズレの特1変動表示より、特1変動表示と同じ保留数であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示の方が、特定変動がある変動演出が実行され易くなっている。また、保留数が4個であるときの通常遊技状態のハズレの特1変動表示より、保留数が4個であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示の方が、特定変動がある変動演出が実行され易くなっている。
このようにすることで、第2有利遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比2-2)
図364に示すように、実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示が実行される割合が、第1割合(aa3)である。第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示が実行される割合が、第2割合(aa5)である。そして、第1割合及び第2割合は、実行割合が同じになっている(aa3=aa5)。実施形態では、第1有利遊技状態のハズレの特1変動表示と、第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示とが、特定変動がある変動演出が実行される割合が同じである(aa3=aa5)。これは、保留数が1個(2~3個)であるときの第1有利遊技状態のハズレの特1変動表示と、特1変動表示と同じ保留数であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示とが、特定変動がある変動演出が実行される割合が同じである。また、保留数が4個であるときの第1有利遊技状態のハズレの特1変動表示と、保留数が4個であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示とが、特定変動がある変動演出が実行される割合が同じである。
このようにすることで、第1有利遊技状態及び第2有利遊技状態の両方で間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比2-3)
図364に示すように、実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態におけるハズレの特2変動表示が実行される割合が、第1割合(aa4)である。第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示が実行される割合が、第2割合(aa5)である。そして、第1割合及び第2割合は、実行割合が異なっている(aa4≠aa5)。実施形態では、第1有利遊技状態のハズレの特2変動表示より、第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示の方が、特定変動がある変動演出が実行され易くなっている(aa4<aa5)。これは、保留数が1個(2~3個)であるときの第1有利遊技状態のハズレの特2変動表示より、特1変動表示と同じ保留数であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示の方が、特定変動がある変動演出が実行され易くなっている。また、保留数が4個であるときの第1有利遊技状態のハズレの特2変動表示より、保留数が4個であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示の方が、特定変動がある変動演出が実行され易くなっている。
このようにすることで、第2有利遊技状態において間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比2-4)
図364に示すように、実施形態の遊技機1は、第2有利遊技状態におけるハズレの特2変動表示が実行される割合が、第1割合(aa6)である。第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示が実行される割合が、第2割合(aa5)である。そして、第1割合及び第2割合は、実行割合が異なっている(aa6≠aa5)。実施形態では、第2有利遊技状態のハズレの特2変動表示より、第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示の方が、特定変動がある変動演出が実行され易くなっている(aa6<aa5)。これは、保留数が1個(2~3個)であるときの第2有利遊技状態のハズレの特2変動表示より、特1変動表示と同じ保留数であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示の方が、特定変動がある変動演出が実行され易くなっている。また、保留数が4個であるときの第2有利遊技状態のハズレの特2変動表示より、保留数が4個であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示の方が、特定変動がある変動演出が実行され易くなっている。
このようにすることで、第2有利遊技状態において間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比3-1)
図365に示すように、実施形態の遊技機1は、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において特定変動を実行可能であるが、通常遊技状態におけるハズレの特1変動表示において特定変動を制限可能である。保留数が1個(2~3個)であるときの通常遊技状態のハズレの特1変動表示において特定変動が制限され、特1変動表示と同じ保留数であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示において特定変動が実行可能になっている。また、保留数が4個であるときの通常遊技状態のハズレの特1変動表示において特定変動を制限可能であるが、保留数が4個であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示において特定変動を実行可能になっている。
このようにすることで、第2有利遊技状態において通常遊技状態と同様に間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比3-2)
図365に示すように、実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示及び第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示の何れにおいても、特定変動を実行可能である。保留数が1個(2~3個)であるときの第1有利遊技状態のハズレの特1変動表示において特定変動を実行可能であり、特1変動表示と同じ保留数であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示において特定変動が実行可能になっている。また、保留数が4個であるときの第1有利遊技状態のハズレの特1変動表示において特定変動を実行可能であり、保留数が4個であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示において特定変動を実行可能になっている。
このようにすることで、第1有利遊技状態及び第2有利遊技状態の両方で間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比3-3)
図365に示すように、実施形態の遊技機1は、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において特定変動を実行可能であるが、第1有利遊技状態におけるハズレの特2変動表示において特定変動を制限可能である。保留数が1個(2~3個)であるときの第1有利遊技状態のハズレの特2変動表示において特定変動が制限され、特1変動表示と同じ保留数であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示において特定変動が実行可能になっている。また、保留数が4個であるときの第1有利遊技状態のハズレの特2変動表示において特定変動を制限可能であるが、保留数が4個であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示において特定変動を実行可能になっている。
このようにすることで、第2有利遊技状態において間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比3-4)
図365に示すように、実施形態の遊技機1は、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において特定変動を実行可能であるが、第2有利遊技状態におけるハズレの特2変動表示において特定変動を制限可能である。保留数が1個(2~3個)であるときの第2有利遊技状態のハズレの特2変動表示において特定変動が制限され、特1変動表示と同じ保留数であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示において特定変動が実行可能になっている。また、保留数が4個であるときの第2有利遊技状態のハズレの特2変動表示において特定変動を制限可能であるが、保留数が4個であるときの第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示において特定変動を実行可能になっている。
このようにすることで、第2有利遊技状態において間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(演出の例示2)
実施形態の遊技機1では、大当たりを期待させる複数種類の予告演出を実行可能になっており、複数種類の予告演出の中から単独又は複数組み合わせて実行される。このような予告演出としては、画像表示装置70における画像(キャラ、エフェクト、背景など)や表示で実行される演出(特に区別する場合は第1表示演出という。)があり、例えば、ノーマルモードの背景がSP用やSPSP用の背景に変化するなどの背景変化演出や、「チャンス到来?」等の文字が表示される文字予告演出や、通常と異なるエフェクトが表示されるエフェクト予告演出や、あるモードから別のモードへの変化を示唆又は報知するモード突入演出などを、単独又は組み合わせて実行可能になっている。予告演出としては、画像表示装置以外の表示手段における表示で実行される演出(特に区別する場合は第2表示演出という。)があり、例えば、3Dフィルタによる表示によって実行される3Dフィルタ予告演出や、導光板による表示によって実行される導光板予告演出などを、単独又は組み合わせて実行可能になっている。予告演出としては、可動部材等、所定の動作を行う可動役物の動作によって実行される動作演出を実行可能である。予告演出としては、操作ボタン17などが振動することによって実行される振動演出を実行可能である。予告演出としては、スピーカ9から出力される音による音予告演出を実行可能である。予告演出としては、遊技盤や遊技枠や可動部材や操作ボタンや入賞口等の役物や操作ハンドルなどに設けられた発光装置が発光することによって実行される発光演出を実行可能になっている。
予告演出は、同じ種類のものであっても、信頼度によって更に細分化されていてもよい。例えば、保留変化演出であれば、保留アイコンの色が「青」<「赤」<「虹」の順に信頼度が高くなるように設定したり、動作演出であれば、動作が小さい弱作動<動作が大きい強作動の順に信頼度が高くなりように設定したりするなどが挙げられる。なお、複数の予告演出の種類を組み合わせることで、信頼度が変化するようにしてもよい。
(遊技状態の演出の対比4-1)
図366に示すように、実施形態の遊技機1は、通常遊技状態の特1変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、背景変化演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている(bb1<bb5)。特に、通常遊技状態の特1変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、ノーマル以外(例えばSP用)の背景変化演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている。このように、実施形態の遊技機1は、通常遊技状態の特1変動表示において背景変化演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において背景変化演出が実行されると大当たりし易くなっている。このようにすることで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
通常遊技状態の特1変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、背景変化演出が実行され難くしてもよい。このようにすると、通常遊技状態の特1変動表示において背景変化演出が実行され易いものの、背景変化演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において背景変化演出が実行され難いものの、背景変化演出が実行されると大当たりし易くなる。
(遊技状態の演出の対比4-2)
図366に示すように、実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態の特1変動表示と、第2有利遊技状態の特1変動表示とで、背景変化演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている(bb3=bb5)。特に、第1有利遊技状態の特1変動表示と、第2有利遊技状態の特1変動表示とで、ノーマル以外(例えばSP用)の背景変化演出が実行された変動表示において大当たりになる割合が同じである。このように、実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態の特1変動表示において背景変化演出が実行されると大当たりし易く、また、第2有利遊技状態の特1変動表示において背景変化演出が実行されると大当たりし易くなっている。このようにすることで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
第1有利遊技状態の特1変動表示と、第2有利遊技状態の特1変動表示とで、背景変化演出の実行割合を同じに設定してもよい。このようにすると、第1有利遊技状態の特1変動表示において背景変化演出が実行され難いものの、背景変化演出が実行されると大当たりし易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において背景変化演出が実行され難いものの、背景変化演出が実行されると大当たりし易くなる。
(遊技状態の演出の対比4-3)
図366に示すように、実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、背景変化演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている(bb4<bb5)。特に、第1有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、ノーマル以外(例えばSP用)の背景変化演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている。このように、実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態の特2変動表示において背景変化演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において背景変化演出が実行されると大当たりし易くなっている。このようにすることで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
第1有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、背景変化演出が実行され難くしてもよい。このようにすると、第1有利遊技状態の特2変動表示において背景変化演出が実行され易いものの、背景変化演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において背景変化演出が実行され難いものの、背景変化演出が実行されると大当たりし易くなる。
第1有利遊技状態の特2変動表示と、第2有利遊技状態の特1変動表示とで、背景変化演出が実行される割合が同じであってもよい。このようにすると、第1有利遊技状態の特2変動表示において背景変化演出の実行割合が第2有利遊技状態の特1変動表示と同じであるものの、背景変化演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において背景変化演出の実行割合が第1有利遊技状態の特2変動表示と同じであるものの、背景変化演出が実行されると大当たりし易くなる。
(遊技状態の演出の対比4-4)
図366に示すように、実施形態の遊技機1は、第2有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、背景変化演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている(bb6<bb5)。特に、第2有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、ノーマル以外(例えばSP用)の背景変化演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている。このように、実施形態の遊技機1は、第2有利遊技状態の特2変動表示において背景変化演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において背景変化演出が実行されると大当たりし易くなっている。このようにすることで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
第2有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、背景変化演出が実行され難くしてもよい。このようにすると、第2有利遊技状態の特2変動表示において背景変化演出が実行され易いものの、背景変化演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において背景変化演出が実行され難いものの、背景変化演出が実行されると大当たりし易くなる。
第2有利遊技状態の特2変動表示と、第2有利遊技状態の特1変動表示とで、背景変化演出が実行される割合が同じであってもよい。このようにすると、第2有利遊技状態の特2変動表示において背景変化演出の実行割合が第2有利遊技状態の特1変動表示と同じであるものの、背景変化演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において背景変化演出の実行割合が第1有利遊技状態の特2変動表示と同じであるものの、背景変化演出が実行されると大当たりし易くなる。
通常遊技状態において高信頼度の予告演出が比較的実行され難く、高信頼度の予告演出が実行されても比較的ハズレ易くなっていてもよい。第1有利遊技状態及び/又は第2有利遊技状態において高信頼度の予告演出が比較的実行され易く、高信頼度の予告演出が実行されると比較的大当たりし易くなっていてもよい。
(遊技状態の演出の対比5-1)
図367に示すように、実施形態の遊技機1は、通常遊技状態の特1変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、予告演出の中の特定予告演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている(cc1<cc5)。ここで、特定予告演出としては、例えば、文字予告演出、エフェクト予告演出、3Dフィルタ予告演出、導光板予告演出、モード突入演出、可動部材による予告演出(可動部材による動作や発光など)、音予告演出、操作ボタン17の振動予告演出などが挙げられる。例えば、通常遊技状態の特1変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、文字予告演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている。このように、実施形態の遊技機1は、通常遊技状態の特1変動表示において特定予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において特定予告演出が実行されると大当たりし易くなっている。このようにすることで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
通常遊技状態の特1変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、特定予告演出が実行され難くしてもよい。このようにすると、通常遊技状態の特1変動表示において特定予告演出が実行され易いものの、特定予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において特定予告演出が実行され難いものの、特定予告演出が実行されると大当たりし易くなる。
(遊技状態の演出の対比5-2)
図367に示すように、実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態の特1変動表示と、第2有利遊技状態の特1変動表示とで、特定予告演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている(cc3=cc5)。例えば、第1有利遊技状態の特1変動表示と、第2有利遊技状態の特1変動表示とで、文字予告演出が実行された変動表示において大当たりになる割合が同じである。このように、実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態の特1変動表示において特定予告演出が実行されると大当たりし易く、また、第2有利遊技状態の特1変動表示において特定予告演出が実行されると大当たりし易くなっている。このようにすることで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
第1有利遊技状態の特1変動表示と、第2有利遊技状態の特1変動表示とで、特定予告演出の実行割合を同じに設定してもよい。このようにすると、第1有利遊技状態の特1変動表示において特定予告演出が実行され難いものの、特定予告演出が実行されると大当たりし易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において特定予告演出が実行され難いものの、特定予告演出が実行されると大当たりし易くなる。
(遊技状態の演出の対比5-3)
図367に示すように、実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、特定予告演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている(bb4<bb5)。例えば、第1有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、文字予告演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている。このように、実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態の特2変動表示において特定予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において特定予告演出が実行されると大当たりし易くなっている。このようにすることで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
第1有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、特定予告演出が実行され難くしてもよい。このようにすると、第1有利遊技状態の特2変動表示において特定予告演出が実行され易いものの、特定予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において特定予告演出が実行され難いものの、特定予告演出が実行されると大当たりし易くなる。
第1有利遊技状態の特2変動表示と、第2有利遊技状態の特1変動表示とで、特定予告演出が実行される割合が同じであってもよい。このようにすると、第1有利遊技状態の特2変動表示において特定予告演出の実行割合が第2有利遊技状態の特1変動表示と同じであるものの、特定予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において特定予告演出の実行割合が第1有利遊技状態の特2変動表示と同じであるものの、特定予告演出が実行されると大当たりし易くなる。
(遊技状態の演出の対比5-4)
図367に示すように、実施形態の遊技機1は、第2有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、特定予告演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている(bb6<bb5)。例えば、第2有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、文字予告演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている。このように、実施形態の遊技機1は、第2有利遊技状態の特2変動表示において特定予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において特定予告演出が実行されると大当たりし易くなっている。このようにすることで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
第2有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、特定予告演出が実行され難くしてもよい。このようにすると、第2有利遊技状態の特2変動表示において特定予告演出が実行され易いものの、特定予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において特定予告演出が実行され難いものの、特定予告演出が実行されると大当たりし易くなる。
第2有利遊技状態の特2変動表示と、第2有利遊技状態の特1変動表示とで、特定予告演出が実行される割合が同じであってもよい。このようにすると、第2有利遊技状態の特2変動表示において特定予告演出の実行割合が第2有利遊技状態の特1変動表示と同じであるものの、特定予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において特定予告演出の実行割合が第1有利遊技状態の特2変動表示と同じであるものの、特定予告演出が実行されると大当たりし易くなる。
(遊技状態の演出の対比6-1)
図368に示すように、実施形態の遊技機1は、通常遊技状態の特1変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、予告演出の中において表示手段(画像表示装置70に限らず、サブ液晶や導光板などの表示手段も含む)で実行可能な表示手段予告演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている(dd1<dd5)。ここで、表示手段予告演出としては、例えば、背景変化演出、文字予告演出、エフェクト予告演出、3Dフィルタ予告演出、導光板予告演出、モード突入演出などが挙げられる。予告演出の中において表示手段予告演出以外としては、表示手段以外の場所で実行される、例えば、可動部材による予告演出(可動部材による動作や発光など)、音予告演出、操作ボタン17の振動予告演出などが挙げられる。例えば、通常遊技状態の特1変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、背景変化予告演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている。このように、実施形態の遊技機1は、通常遊技状態の特1変動表示において表示手段予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において表示手段予告演出が実行されると大当たりし易くなっている。このようにすることで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
通常遊技状態の特1変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、表示手段予告演出が実行され難くしてもよい。このようにすると、通常遊技状態の特1変動表示において表示手段予告演出が実行され易いものの、表示手段予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において表示手段予告演出が実行され難いものの、表示手段予告演出が実行されると大当たりし易くなる。
(遊技状態の演出の対比6-2)
図368に示すように、実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態の特1変動表示と、第2有利遊技状態の特1変動表示とで、表示手段予告演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている(dd3=dd5)。例えば、第1有利遊技状態の特1変動表示と、第2有利遊技状態の特1変動表示とで、背景変化演出が実行された変動表示において大当たりになる割合が同じである。このように、実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態の特1変動表示において表示手段予告演出が実行されると大当たりし易く、また、第2有利遊技状態の特1変動表示において表示手段予告演出が実行されると大当たりし易くなっている。このようにすることで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
第1有利遊技状態の特1変動表示と、第2有利遊技状態の特1変動表示とで、表示手段予告演出の実行割合を同じに設定してもよい。このようにすると、第1有利遊技状態の特1変動表示において表示手段予告演出が実行され難いものの、表示手段予告演出が実行されると大当たりし易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において表示手段予告演出が実行され難いものの、表示手段予告演出が実行されると大当たりし易くなる。
(遊技状態の演出の対比6-3)
図368に示すように、実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、表示手段予告演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている(dd4<dd5)。例えば、第1有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、背景変化演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている。このように、実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態の特2変動表示において表示手段予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において表示手段予告演出が実行されると大当たりし易くなっている。このようにすることで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
第1有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、表示手段予告演出が実行され難くしてもよい。このようにすると、第1有利遊技状態の特2変動表示において表示手段予告演出が実行され易いものの、表示手段予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において表示手段予告演出が実行され難いものの、表示手段予告演出が実行されると大当たりし易くなる。
第1有利遊技状態の特2変動表示と、第2有利遊技状態の特1変動表示とで、表示手段予告演出が実行される割合が同じであってもよい。このようにすると、第1有利遊技状態の特2変動表示において表示手段予告演出の実行割合が第2有利遊技状態の特1変動表示と同じであるものの、表示手段予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において表示手段予告演出の実行割合が第1有利遊技状態の特2変動表示と同じであるものの、表示手段予告演出が実行されると大当たりし易くなる。
(遊技状態の演出の対比6-4)
図368に示すように、実施形態の遊技機1は、第2有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、表示手段予告演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている(dd6<dd5)。例えば、第2有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、背景変化演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている。このように、実施形態の遊技機1は、第2有利遊技状態の特2変動表示において表示手段予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において表示手段予告演出が実行されると大当たりし易くなっている。このようにすることで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
第2有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、表示手段予告演出が実行され難くしてもよい。このようにすると、第2有利遊技状態の特2変動表示において表示手段予告演出が実行され易いものの、表示手段予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において表示手段予告演出が実行され難いものの、表示手段予告演出が実行されると大当たりし易くなる。
第2有利遊技状態の特2変動表示と、第2有利遊技状態の特1変動表示とで、表示手段予告演出が実行される割合が同じであってもよい。このようにすると、第2有利遊技状態の特2変動表示において表示手段予告演出の実行割合が第2有利遊技状態の特1変動表示と同じであるものの、表示手段予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において表示手段予告演出の実行割合が第1有利遊技状態の特2変動表示と同じであるものの、表示手段予告演出が実行されると大当たりし易くなる。
(遊技状態の演出の対比7-1)
図369に示すように、実施形態の遊技機1は、通常遊技状態の特1変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、予告演出の中において可動部材73,74や操作ボタン17で実行可能な可動役物予告演出(可動部材73,74や操作ボタン17の動作に限らず、可動部材73,74や操作ボタンの発光なども含んでいてもよい。)が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている(ee1<ee5)。ここで、可動役物予告演出以外の予告演出としては、例えば、背景変化演出、文字予告演出、エフェクト予告演出、3Dフィルタ予告演出、導光板予告演出、モード突入演出、音予告演出、操作ボタン17の振動予告演出などが挙げられる。例えば、通常遊技状態の特1変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、可動部材73による可動役物予告演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている。このように、実施形態の遊技機1は、通常遊技状態の特1変動表示において可動役物予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において可動役物予告演出が実行されると大当たりし易くなっている。このようにすることで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
通常遊技状態の特1変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、可動役物予告演出が実行され難くしてもよい。このようにすると、通常遊技状態の特1変動表示において可動役物予告演出が実行され易いものの、可動役物予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において可動役物予告演出が実行され難いものの、可動役物予告演出が実行されると大当たりし易くなる。
(遊技状態の演出の対比7-2)
図369に示すように、実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態の特1変動表示と、第2有利遊技状態の特1変動表示とで、可動役物予告演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている(ee3=ee5)。例えば、第1有利遊技状態の特1変動表示と、第2有利遊技状態の特1変動表示とで、可動部材73による可動役物予告演出が実行された変動表示において大当たりになる割合が同じである。このように、実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態の特1変動表示において可動役物予告演出が実行されると大当たりし易く、また、第2有利遊技状態の特1変動表示において可動役物予告演出が実行されると大当たりし易くなっている。このようにすることで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
第1有利遊技状態の特1変動表示と、第2有利遊技状態の特1変動表示とで、可動役物予告演出の実行割合を同じに設定してもよい。このようにすると、第1有利遊技状態の特1変動表示において可動役物予告演出が実行され難いものの、可動役物予告演出が実行されると大当たりし易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において可動役物予告演出が実行され難いものの、可動役物予告演出が実行されると大当たりし易くなる。
(遊技状態の演出の対比7-3)
図369に示すように、実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、可動役物予告演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている(ee4<ee5)。例えば、第1有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、可動部材73による可動役物予告演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている。このように、実施形態の遊技機1は、第1有利遊技状態の特2変動表示において可動役物予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において可動役物予告演出が実行されると大当たりし易くなっている。このようにすることで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
第1有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、可動役物予告演出が実行され難くしてもよい。このようにすると、第1有利遊技状態の特2変動表示において可動役物予告演出が実行され易いものの、可動役物予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において可動役物予告演出が実行され難いものの、可動役物予告演出が実行されると大当たりし易くなる。
第1有利遊技状態の特2変動表示と、第2有利遊技状態の特1変動表示とで、可動役物予告演出が実行される割合が同じであってもよい。このようにすると、第1有利遊技状態の特2変動表示において可動役物予告演出の実行割合が第2有利遊技状態の特1変動表示と同じであるものの、可動役物予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において可動役物予告演出の実行割合が第1有利遊技状態の特2変動表示と同じであるものの、可動役物予告演出が実行されると大当たりし易くなる。
(遊技状態の演出の対比7-4)
図369に示すように、実施形態の遊技機1は、第2有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、可動役物予告演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている(dd6<dd5)。例えば、第2有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、可動部材73による可動役物予告演出が実行された変動表示において大当たりが成立し易くなっている。このように、実施形態の遊技機1は、第2有利遊技状態の特2変動表示において可動役物予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において可動役物予告演出が実行されると大当たりし易くなっている。このようにすることで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
第2有利遊技状態の特2変動表示より、第2有利遊技状態の特1変動表示の方が、可動役物予告演出が実行され難くしてもよい。このようにすると、第2有利遊技状態の特2変動表示において可動役物予告演出が実行され易いものの、可動役物予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において可動役物予告演出が実行され難いものの、可動役物予告演出が実行されると大当たりし易くなる。
第2有利遊技状態の特2変動表示と、第2有利遊技状態の特1変動表示とで、可動役物予告演出が実行される割合が同じであってもよい。このようにすると、第2有利遊技状態の特2変動表示において可動役物予告演出の実行割合が第2有利遊技状態の特1変動表示と同じであるものの、可動役物予告演出が実行されてもハズレ易く、第2有利遊技状態の特1変動表示において可動役物予告演出の実行割合が第1有利遊技状態の特2変動表示と同じであるものの、可動役物予告演出が実行されると大当たりし易くなる。
(演出の例示3)
実施形態の遊技機1では、大当たりを期待させる複数種類の報知演出(例えば、予告や先読みなど)を実行可能になっており、複数種類の報知演出の中から単独又は複数組み合わせて実行される。報知演出は、所定タイミング(例えば、演出図柄70aの変動表示の開始時)に実行される第1報知と、所定タイミングと異なるタイミング(例えば、遊技球が入賞口に入賞した時)で実行される第2報知がある。このような報知演出の一例として、保留アイコンの態様や保留アイコンに付随する演出が変化する保留変化演出や、演出図柄70a等の表示に作用するエフェクト等の作用が変化する作用変化演出や、入賞口の発光演出などを組み合わせて実行することができる。
例えば、第1報知の実行タイミングが変動表示の開始時の場合、保留記憶が「0」であると、入賞と同時に変動開始することになり、入賞口への入賞タイミングで実行される第2報知と結果として同じ(同時期)タイミングで実行されることがある。このとき、第1報知の実行タイミングが変動表示の開始時の場合、保留記憶があると、入賞口への入賞タイミングで実行される第2報知と第1報知のタイミングが異なる。第1報知と第2報知のタイミングが重なっていても、重ならないようにしても何れであってもよい。また、第1報知と第2報知の契機が同じでタイミングが異なっていても、第1報知と第2報知の契機が同じであるが、タイミングが異なっていてもよい。
例えば、報知演出は、第1報知として、第1態様と、第1態様と異なる第2態様と、第2態様と異なる第3態様とがあり、第3態様から第1態様又は第2態様に変化する変化演出を実行可能である。第1報知の第1態様では、例えば、保留アイコンや当該アイコンや保留や入賞口ランプなどが単独又は複数で点滅したり、青色等に色変化したりするなど、通常の態様と異なるように変化する。第1報知の第2態様では、例えば、保留アイコンや当該アイコンや保留や入賞口ランプなどが単独又は複数で通常色や第2態様の青色から赤色や虹色等に色変化したりするなど、通常の態様や第1態様と異なるように変化する。第1報知の第3態様では、例えば、保留アイコンや当該アイコンが非表示になったり、入賞口ランプが消灯したりするなど、第1態様や第2態様と異なるように変化する。また、第3態様が、アイコンの基本(初期)形態であり、基本形態の第3態様からキャラや色などが変化して第1態様又は第2態様になってもよい。なお、第3態様における保留アイコンや当該アイコンの非表示を、保留記憶があるのにかかわらず実行するようにすることができる。
報知演出は、第2報知として、第1報知以外の、例えば前述した予告演出による予告を実行可能である。なお、報知演出は、前述の一例限らず、予告演出として例示した演出やその他の態様であってもよい。
(遊技状態の演出の対比8-1)
図370に示すように、通常遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第1報知が、第1態様で実行される割合が、第1割合(ff11)である。第2有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第1報知が、第1態様で実行される割合が、第2割合(ff51)であり、第1割合より第2割合の方が小さく設定されている(ff11<ff51)。
このようにすることで、第2有利遊技状態において左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
図370に示すように、通常遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第1報知が、第3態様で実行される割合が、第3割合(ff13)である。第2有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第1報知が、第3態様で実行される割合が、第4割合(ff53)であり、第3割合より第4割合の方が大きく設定されている(ff13<ff53)。
このようにすることで、第2有利遊技状態において左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比8-2)
図370に示すように、第1有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第1報知が、第1態様で実行される割合が、第1割合(ff31)である。第2有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第1報知が、第1態様で実行される割合が、第2割合(ff51)であり、第1割合と第2割合と同じ割合に設定されている(ff31=ff51)。
このようにすることで、第1有利遊技状態及び第2有利遊技状態において左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
図370に示すように、第1有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第1報知が、第3態様で実行される割合が、第3割合(ff33)である。第2有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第1報知が、第3態様で実行される割合が、第4割合(ff53)であり、第3割合と第4割合とが同じ割合に設定されている(ff33=ff53)。
このようにすることで、第1有利遊技状態及び第2有利遊技状態において左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比8-3)
図370に示すように、第1有利遊技状態における特2変動表示において、報知演出における第1報知が、第1態様で実行される割合が、第1割合(ff41)である。第2有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第1報知が、第1態様で実行される割合が、第2割合(ff51)であり、第1割合より第2割合の方が小さく設定されている(ff41<ff51)。
このようにすることで、第2有利遊技状態において左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
図370に示すように、第1有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第1報知が、第3態様で実行される割合が、第3割合(ff43)である。第2有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第1報知が、第3態様で実行される割合が、第4割合(ff53)であり、第3割合より第4割合の方が大きく設定されている(ff43<ff53)。
このようにすることで、第2有利遊技状態において左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比8-4)
図370に示すように、第2有利遊技状態における特2変動表示において、報知演出における第1報知が、第1態様で実行される割合が、第1割合(ff61)である。第2有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第1報知が、第1態様で実行される割合が、第2割合(ff51)であり、第1割合より第2割合の方が小さく設定されている(ff61<ff51)。
このようにすることで、第2有利遊技状態において左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
図370に示すように、第2有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第1報知が、第3態様で実行される割合が、第3割合(ff63)である。第2有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第1報知が、第3態様で実行される割合が、第4割合(ff53)であり、第3割合より第4割合の方が大きく設定されている(ff63<ff53)。
このようにすることで、第2有利遊技状態において左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(演出の例示4)
実施形態の遊技機1では、大当たりを期待させる複数種類の報知演出(例えば、予告や先読みなど)を実行可能になっており、複数種類の報知演出の中から単独又は複数組み合わせて実行される。報知演出は、所定タイミング(例えば、演出図柄70aの変動表示の開始時)に実行される第1報知と、所定タイミングと異なるタイミング(例えば、遊技球が入賞口に入賞した時)で実行される第2報知がある。このような報知演出の一例として、保留アイコンの態様や保留アイコンに付随する演出が変化する保留変化演出や、演出図柄70a等の表示に作用するエフェクト等の作用が変化する作用変化演出や、入賞口の発光演出などを組み合わせて実行することができる。
例えば、第1報知の実行タイミングが変動表示の開始時の場合、保留記憶が「0」であると、入賞と同時に変動開始することになり、入賞口への入賞タイミングで実行される第2報知と結果として同じ(同時期)タイミングで実行されることがある。このとき、第1報知の実行タイミングが変動表示の開始時の場合、保留記憶があると、入賞口への入賞タイミングで実行される第2報知と第1報知のタイミングが異なる。第1報知と第2報知のタイミングが重なっていても、重ならないようにしても何れであってもよい。また、第1報知と第2報知の契機が同じでタイミングが異なっていても、第1報知と第2報知の契機が同じであるが、タイミングが異なっていてもよい。
例えば、報知演出は、第2報知として、第1態様と、第1態様と異なる第2態様と、第2態様と異なる第3態様とがあり、第3態様から第1態様又は第2態様に変化する変化演出を実行可能である。第2報知の第1態様では、例えば、保留アイコンや当該アイコンや保留や入賞口ランプなどが単独又は複数で点滅したり、青色等に色変化したりするなど、通常の態様と異なるように変化する。第2報知の第2態様では、例えば、保留アイコンや当該アイコンや保留や入賞口ランプなどが単独又は複数で通常色や第2態様の青色から赤色や虹色等に色変化したりするなど、通常の態様や第1態様と異なるように変化する。第2報知の第3態様では、例えば、保留アイコンや当該アイコンが非表示になったり、入賞口ランプが消灯したりするなど、第1態様や第2態様と異なるように変化する。また、第3態様が、アイコンの基本(初期)形態であり、基本形態の第3態様からキャラや色などが変化して第1態様又は第2態様になってもよい。なお、第3態様における保留アイコンや当該アイコンの非表示を、保留記憶があるのにかかわらず実行するようにすることができる。
報知演出は、第1報知として、前記第2報知以外の、例えば前述した予告演出による予告を実行可能である。なお、報知演出は、前述の一例限らず、予告演出として例示した演出やその他の態様であってもよい。
(遊技状態の演出の対比9-1)
図371に示すように、通常遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第2報知が、第1態様で実行される割合が、第1割合(gg11)である。第2有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第2報知が、第1態様で実行される割合が、第2割合(gg51)であり、第1割合より第2割合の方が小さく設定されている(gg11<gg51)。
このようにすることで、第2有利遊技状態において左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
図371に示すように、通常遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第2報知が、第3態様で実行される割合が、第3割合(gg13)である。第2有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第2報知が、第3態様で実行される割合が、第4割合(gg53)であり、第3割合より第4割合の方が大きく設定されている(gg13<gg53)。
このようにすることで、第2有利遊技状態において左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比9-2)
図371に示すように、第1有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第2報知が、第1態様で実行される割合が、第1割合(gg31)である。第2有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第2報知が、第1態様で実行される割合が、第2割合(gg51)であり、第1割合と第2割合と同じ割合に設定されている(gg31=gg51)。
このようにすることで、第1有利遊技状態及び第2有利遊技状態において左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
図371に示すように、第1有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第2報知が、第3態様で実行される割合が、第3割合(gg33)である。第2有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第2報知が、第3態様で実行される割合が、第4割合(gg53)であり、第3割合と第4割合とが同じ割合に設定されている(gg33=gg53)。
このようにすることで、第1有利遊技状態及び第2有利遊技状態において左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比9-3)
図371に示すように、第1有利遊技状態における特2変動表示において、報知演出における第2報知が、第1態様で実行される割合が、第1割合(gg41)である。第2有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第2報知が、第1態様で実行される割合が、第2割合(gg51)であり、第1割合より第2割合の方が小さく設定されている(gg41<gg51)。
このようにすることで、第2有利遊技状態において左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
図371に示すように、第1有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第2報知が、第3態様で実行される割合が、第3割合(gg43)である。第2有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第2報知が、第3態様で実行される割合が、第4割合(gg53)であり、第3割合より第4割合の方が大きく設定されている(gg43<gg53)。
このようにすることで、第2有利遊技状態において左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比9-4)
図371に示すように、第2有利遊技状態における特2変動表示において、報知演出における第2報知が、第1態様で実行される割合が、第1割合(gg61)である。第2有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第2報知が、第1態様で実行される割合が、第2割合(gg51)であり、第1割合より第2割合の方が小さく設定されている(gg61<gg51)。
このようにすることで、第2有利遊技状態において左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
図371に示すように、第2有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第2報知が、第3態様で実行される割合が、第3割合(gg63)である。第2有利遊技状態における特1変動表示において、報知演出における第2報知が、第3態様で実行される割合が、第4割合(gg53)であり、第3割合より第4割合の方が大きく設定されている(gg63<gg53)。
このようにすることで、第2有利遊技状態において左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(演出の例示5)
実施形態の遊技機1では、大当たりを期待させる複数種類の予告演出を実行可能になっており、複数種類の報知演出の中から単独又は複数組み合わせて実行される。実施形態の遊技機1では、十字ボタンの操作などによって遊技者が設定を変更可能な設定手段を有している。実施形態の遊技機1は、設定手段によって、例えば、予め初期設定として設定されているノーマル、遊技者に任意に設定変更するカスタマイズ、複数種類のモードの中から任意のモード選択、3D表示の有無などの表示の調整など、各種の設定変更を実行可能になっている。
図372(a)に示すように、設定手段によって第1設定にある場合、複数種類の予告演出のうち特定演出を通常の実行割合で実行可能である。このような、特定演出としては、例えば、保留変化演出や、キャラや図形などに付されるゼブラ柄などのキャラ作用変化演出、導光板予告、3D表示などがあり、設定手段の変更処理によって実行割合に影響を受ける演出である。例えば、設定手段によって第1設定がノーマルである場合、3D表示など演出が通常割合で実行されることになる。設定手段によって遊技者が所定の変更処理を行うと、特定演出を、通常割合を異なる特定割合で実行可能になる。例えば、特定割合になると、保留変化演出の実行割合が通常割合よりも少なくなったり、キャラ作用変化演出の実行割合が通常割合よりも多くなったり、導光板予告演出の実行割合が通常割合よりも多くなったり、3D表示の実行割合が通常割合よりも少なくなったりするなど、通常割合と異なる割合になる。
(遊技状態の演出の対比10-1)
図372(b)に示すように、設定手段において通常割合に設定されている状態(第1設定)では、特定演出が実行される通常遊技状態のハズレの特1変動表示が通常割合となる。すなわち、第1設定に設定されている場合、通常遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第1設定で設定した通りに通常割合で実行される。これに対して、設定手段において通常割合に設定されている状態(第1設定)では、特定演出が実行される第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示が、通常割合と異なる割合である第3特殊割合とする。すなわち、第1設定に設定されている場合、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第1設定で設定した通りに通常割合で実行されるのでなく、第3特殊割合で実行される。ここで、通常割合から第3特殊割合の切り替えによって、設定手段の設定は切り替わらず、第1設定のまま第3特殊割合となる。なお、第3特殊割合が「0」である場合は、特定演出が非実行になる。
このようにすることで、第2有利遊技状態において間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比10-2)
図372(b)に示すように、設定手段において通常割合に設定されている状態(第1設定)では、特定演出が実行される第1有利遊技状態のハズレの特1変動表示が、通常割合と異なる割合である第1特殊割合となる。すなわち、第1設定に設定されている場合、第1有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第1設定で設定した通りに通常割合で実行されるのでなく、第1特殊割合で実行される。また、設定手段において通常割合に設定されている状態(第1設定)では、特定演出が実行される第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示が、通常割合と異なる割合である第3特殊割合とする。すなわち、第1設定に設定されている場合、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第1設定で設定した通りに通常割合で実行されるのでなく、第3特殊割合で実行される。ここで、通常割合から第1特殊割合又は第3特殊割合への切り替えによって、設定手段の設定は切り替わらず、第1設定のまま第1特殊割合又は第3特殊割合となる。なお、第1特殊割合が「0」である場合は、第1有利遊技状態の特1変動表示において特定演出が非実行になる。第3特殊割合が「0」である場合は、第2有利遊技状態の特1変動表示において特定演出が非実行になる。この場合、設定手段において通常割合に設定されている状態(第1設定)で、第1有利遊技状態のハズレの特1変動表示及び第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示が実行されるとき、特定演出の実行を制限可能になる。
このようにすることで、第1有利遊技状態及び第2有利遊技状態において間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比10-3)
図372(b)に示すように、設定手段において通常割合に設定されている状態(第1設定)では、特定演出が実行される第1有利遊技状態のハズレの特2変動表示が通常割合となる。すなわち、第1設定に設定されている場合、第1有利遊技状態におけるハズレの特2変動表示において、特定演出が第1設定で設定した通りに通常割合で実行される。これに対して、設定手段において通常割合に設定されている状態(第1設定)では、特定演出が実行される第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示が、通常割合と異なる割合である第3特殊割合とする。すなわち、第1設定に設定されている場合、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第1設定で設定した通りに通常割合で実行されるのでなく、第3特殊割合で実行される。ここで、通常割合から第3特殊割合の切り替えによって、設定手段の設定は切り替わらず、第1設定のまま第3特殊割合となる。なお、第3特殊割合が「0」である場合は、特定演出が非実行になる。
このようにすることで、第2有利遊技状態において間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比10-4)
図372(b)に示すように、設定手段において通常割合に設定されている状態(第1設定)では、特定演出が実行される第2有利遊技状態のハズレの特2変動表示が通常割合となる。すなわち、第1設定に設定されている場合、第2有利遊技状態におけるハズレの特2変動表示において、特定演出が第1設定で設定した通りに通常割合で実行される。これに対して、設定手段において通常割合に設定されている状態(第1設定)では、特定演出が実行される第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示が、通常割合と異なる割合である第3特殊割合とする。すなわち、第1設定に設定されている場合、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第1設定で設定した通りに通常割合で実行されるのでなく、第3特殊割合で実行される。ここで、通常割合から第3特殊割合の切り替えによって、設定手段の設定は切り替わらず、第1設定のまま第3特殊割合となる。なお、第3特殊割合が「0」である場合は、特定演出が非実行になる。
このようにすることで、第2有利遊技状態において間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比11-1)
図372(b)に示すように、設定手段において特定割合に設定されている状態(第2設定)では、特定演出が実行される通常遊技状態のハズレの特1変動表示が特定割合となる。すなわち、第1設定に設定されている場合、通常遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第1設定で設定した通りに特定割合で実行される。これに対して、設定手段において特定割合に設定されている状態(第2設定)では、特定演出が実行される第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示が、特定割合と異なる割合である第4特殊割合とする。すなわち、第1設定に設定されている場合、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第1設定で設定した通りに特定割合で実行されるのでなく、第4特殊割合で実行される。ここで、特定割合から第4特殊割合の切り替えによって、設定手段の設定は切り替わらず、第2設定のまま第4特殊割合となる。なお、第4特殊割合が「0」である場合は、特定演出が非実行になる。
このようにすることで、第2有利遊技状態において間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比11-2)
図372(b)に示すように、設定手段において特定割合に設定されている状態(第2設定)では、特定演出が実行される第1有利遊技状態のハズレの特1変動表示が、特定割合と異なる割合である第2特殊割合となる。すなわち、第1設定に設定されている場合、第1有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第1設定で設定した通りに特定割合で実行されるのでなく、第2特殊割合で実行される。また、設定手段において特定割合に設定されている状態(第2設定)では、特定演出が実行される第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示が、特定割合と異なる割合である第4特殊割合とする。すなわち、第1設定に設定されている場合、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第2設定で設定した通りに特定割合で実行されるのでなく、第4特殊割合で実行される。ここで、特定割合から第2特殊割合又は第4特殊割合への切り替えによって、設定手段の設定は切り替わらず、第2設定のまま第2特殊割合又は第4特殊割合となる。なお、第2特殊割合が「0」である場合は、第1有利遊技状態の特1変動表示において特定演出が非実行になる。第4特殊割合が「0」である場合は、第2有利遊技状態の特1変動表示において特定演出が非実行になる。この場合、設定手段において特定割合に設定されている状態(第2設定)で、第1有利遊技状態のハズレの特1変動表示及び第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示が実行されるとき、特定演出の実行を制限可能になる。
このようにすることで、第1有利遊技状態及び第2有利遊技状態において間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比11-3)
図372(b)に示すように、設定手段において特定割合に設定されている状態(第2設定)では、特定演出が実行される第1有利遊技状態のハズレの特2変動表示が特定割合となる。すなわち、第2設定に設定されている場合、第1有利遊技状態におけるハズレの特2変動表示において、特定演出が第2設定で設定した通りに特定割合で実行される。これに対して、設定手段において特定割合に設定されている状態(第2設定)では、特定演出が実行される第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示が、特定割合と異なる割合である第4特殊割合とする。すなわち、第2設定に設定されている場合、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第2設定で設定した通りに特定割合で実行されるのでなく、第4特殊割合で実行される。ここで、特定割合から第4特殊割合の切り替えによって、設定手段の設定は切り替わらず、第2設定のまま第4特殊割合となる。なお、第4特殊割合が「0」である場合は、特定演出が非実行になる。
このようにすることで、第2有利遊技状態において間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比11-4)
図372(b)に示すように、設定手段において特定割合に設定されている状態(第2設定)では、特定演出が実行される第2有利遊技状態のハズレの特2変動表示が特定割合となる。すなわち、第2設定に設定されている場合、第2有利遊技状態におけるハズレの特2変動表示において、特定演出が第2設定で設定した通りに特定割合で実行される。これに対して、設定手段において特定割合に設定されている状態(第2設定)では、特定演出が実行される第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示が、特定割合と異なる割合である第4特殊割合とする。すなわち、第2設定に設定されている場合、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第2設定で設定した通りに特定割合で実行されるのでなく、第4特殊割合で実行される。ここで、特定割合から第4特殊割合の切り替えによって、設定手段の設定は切り替わらず、第2設定のまま第3特殊割合となる。なお、第4特殊割合が「0」である場合は、特定演出が非実行になる。
このようにすることで、第2有利遊技状態において間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(演出の例示6)
実施形態の遊技機1では、大当たりを期待させる複数種類の予告演出を実行可能になっており、複数種類の報知演出の中から単独又は複数組み合わせて実行される。実施形態の遊技機1では、十字ボタンの操作などによって遊技者が設定を変更可能な設定手段を有している。実施形態の遊技機1は、設定手段によって、例えば、予め初期設定として設定されているノーマル、遊技者に任意に設定変更するカスタマイズ、複数種類のモードの中から任意のモード選択、3D表示の有無などの表示の調整など、各種の設定変更を実行可能になっている。
図373(a)に示すように、設定手段のモード選択によって第1モード(例えばノーマル)にある場合、複数種類の予告演出のうち特定演出を第1割合で実行可能である。このような、特定演出としては、例えば、保留変化演出や、キャラや図形などに付されるゼブラ柄などのキャラ作用変化演出、導光板予告、3D表示などがあり、設定手段の変更処理によって実行割合に影響を受ける演出である。例えば、設定手段によって第1モードがノーマルである場合、3D表示など演出が第1割合で実行されることになる。設定手段によって遊技者が所定の変更処理を行うと、特定演出を、第1モードを異なる第2モードで実行可能になる。例えば、第2モードになると、保留変化演出の実行割合が第1割合よりも少なくなったり、キャラ作用変化演出の実行割合が第1割合よりも多くなったり、導光板予告演出の実行割合が第1割合よりも多くなったり、3D表示の実行割合が第1割合よりも少なくなったりするなど、第1割合と異なる第2割合になる。
(遊技状態の演出の対比12-1)
図373(b)に示すように、設定手段において第1モードに設定されている状態では、特定演出が実行される通常遊技状態のハズレの特1変動表示が第1割合となる。すなわち、第1モードに設定されている場合、通常遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第1モードに設定された通りに第1割合で実行される。これに対して、設定手段において第2モードに設定されている状態では、特定演出が実行される第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示が、第1割合と異なる割合である第5割合とする。すなわち、第1モードに設定されている場合、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第1モードに設定された通りに第1割合で実行されるのでなく、第5割合で実行される。ここで、第1割合から第5割合の切り替えによって、設定手段の設定は切り替わらず、第1モードのまま第5割合となる。なお、第5割合が「0」である場合は、特定演出が非実行になる。
このようにすることで、第2有利遊技状態において間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比12-2)
図373(b)に示すように、設定手段において第1モードに設定されている状態では、特定演出が実行される第1有利遊技状態のハズレの特1変動表示が、第1割合と異なる割合である第3割合となる。すなわち、第1モードに設定されている場合、第1有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第1モードに設定された通りに第1割合で実行されるのでなく、第3割合で実行される。また、設定手段において第1モードに設定されている状態では、特定演出が実行される第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示が、第1割合と異なる割合である第5割合となる。すなわち、第1モードに設定されている場合、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第1モードに設定された通りに第1割合で実行されるのでなく、第5割合で実行される。ここで、第1割合から第3割合又は第5割合への切り替えによって、設定手段のモード設定は切り替わらず、第1モードのまま第3割合又は第5割合となる。なお、第3割合が「0」である場合は、第1有利遊技状態の特1変動表示において特定演出が非実行になる。第5割合が「0」である場合は、第2有利遊技状態の特1変動表示において特定演出が非実行になる。この場合、設定手段において第1モードに設定されている状態で、第1有利遊技状態のハズレの特1変動表示及び第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示が実行されるとき、特定演出の実行を制限可能になる。
このようにすることで、第1有利遊技状態及び第2有利遊技状態において間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比12-3)
図373(b)に示すように、設定手段において第1モードに設定されている状態では、特定演出が実行される第1有利遊技状態のハズレの特2変動表示が第1割合となる。すなわち、第1モードに設定されている場合、第1有利遊技状態におけるハズレの特2変動表示において、特定演出が第1モードに設定された通りに第1割合で実行される。これに対して、設定手段において第1モードに設定されている状態では、特定演出が実行される第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示が、第1割合と異なる割合である第5割合となる。すなわち、第1モードに設定されている場合、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第1モードに設定された通りに第1割合で実行されるのでなく、第5割合で実行される。ここで、第1割合から第5割合の切り替えによって、設定手段の設定は切り替わらず、第1モードのまま第5割合となる。なお、第5割合が「0」である場合は、特定演出が非実行になる。
このようにすることで、第2有利遊技状態において間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比12-4)
図373(b)に示すように、設定手段において第1モードに設定されている状態では、特定演出が実行される第2有利遊技状態のハズレの特2変動表示が第1割合となる。すなわち、第1モードに設定されている場合、第2有利遊技状態におけるハズレの特2変動表示において、特定演出が第1モードに設定された通りに第1割合で実行される。これに対して、設定手段において第1モードに設定されている状態では、特定演出が実行される第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示が、第1割合と異なる割合である第5割合となる。すなわち、第1モードに設定されている場合、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第1モードに設定された通りに第1割合で実行されるのでなく、第5割合で実行される。ここで、第1割合から第5割合の切り替えによって、設定手段の設定は切り替わらず、第1モードのまま第5割合となる。なお、第5割合が「0」である場合は、特定演出が非実行になる。
このようにすることで、第2有利遊技状態において間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比13-1)
図373(b)に示すように、設定手段において第2モードに設定されている状態では、特定演出が実行される通常遊技状態のハズレの特1変動表示が第2割合となる。すなわち、第2モードに設定されている場合、通常遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第2モードに設定された通りに第2割合で実行される。これに対して、設定手段において第2モードに設定されている状態では、特定演出が実行される第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示が、第2割合と異なる割合である第6割合となる。すなわち、第2モードに設定されている場合、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第2モードに設定された通りに第2割合で実行されるのでなく、第6割合で実行される。ここで、第2割合から第6割合の切り替えによって、設定手段の設定は切り替わらず、第2モードのまま第6割合となる。なお、第6割合が「0」である場合は、特定演出が非実行になる。
このようにすることで、第2有利遊技状態において間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比13-2)
図373(b)に示すように、設定手段において第2モードに設定されている状態では、特定演出が実行される第1有利遊技状態のハズレの特1変動表示が、第2割合と異なる割合である第4割合となる。すなわち、第2モードに設定されている場合、第1有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第2モードに設定された通りに第2割合で実行されるのでなく、第4割合で実行される。また、設定手段において第2モードに設定されている状態では、特定演出が実行される第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示が、第2割合と異なる割合である第6割合となる。すなわち、第2モードに設定されている場合、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第2モードに設定された通りに第2割合で実行されるのでなく、第6割合で実行される。ここで、第2割合から第4割合又は第6割合への切り替えによって、設定手段のモード設定は切り替わらず、第2モードのまま第4割合又は第6割合となる。なお、第4割合が「0」である場合は、第1有利遊技状態の特1変動表示において特定演出が非実行になる。第6割合が「0」である場合は、第2有利遊技状態の特1変動表示において特定演出が非実行になる。この場合、設定手段において第2モードに設定されている状態で、第1有利遊技状態のハズレの特1変動表示及び第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示が実行されるとき、特定演出の実行を制限可能になる。
このようにすることで、第1有利遊技状態及び第2有利遊技状態において間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比13-3)
図373(b)に示すように、設定手段において第2モードに設定されている状態では、特定演出が実行される第1有利遊技状態のハズレの特2変動表示が第2割合となる。すなわち、第2モードに設定されている場合、第1有利遊技状態におけるハズレの特2変動表示において、特定演出が第2モードに設定された通りに第2割合で実行される。これに対して、設定手段において第2モードに設定されている状態では、特定演出が実行される第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示が、第2割合と異なる割合である第6割合となる。すなわち、第2モードに設定されている場合、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第2モードに設定された通りに第2割合で実行されるのでなく、第6割合で実行される。ここで、第2割合から第6割合の切り替えによって、設定手段の設定は切り替わらず、第2モードのまま第6割合となる。なお、第5割合が「0」である場合は、特定演出が非実行になる。
このようにすることで、第2有利遊技状態において間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
(遊技状態の演出の対比13-4)
図373(b)に示すように、設定手段において第2モードに設定されている状態では、特定演出が実行される第2有利遊技状態のハズレの特2変動表示が第2割合となる。すなわち、第2モードに設定されている場合、第2有利遊技状態におけるハズレの特2変動表示において、特定演出が第2モードに設定された通りに第2割合で実行される。これに対して、設定手段において第2モードに設定されている状態では、特定演出が実行される第2有利遊技状態のハズレの特1変動表示が、第2割合と異なる割合である第6割合となる。すなわち、第2モードに設定されている場合、第2有利遊技状態におけるハズレの特1変動表示において、特定演出が第2モードに設定された通りに第2割合で実行されるのでなく、第6割合で実行される。ここで、第2割合から第6割合の切り替えによって、設定手段の設定は切り替わらず、第2モードのまま第6割合となる。なお、第6割合が「0」である場合は、特定演出が非実行になる。
このようにすることで、第2有利遊技状態において間違って左打ちした場合であっても、第1入賞口45に遊技球を入賞させることが不利であることを遊技者に気付かせることができる。そして、遊技者を、特定遊技状態において第2入賞口47への入賞を狙うように導くことができる。従って、実施形態の遊技機1によれば、遊技者が遊技状態に応じた適切な入賞口45,47を狙うことで、遊技状態毎のメリットを享受でき、遊技の興趣を向上することができる。
変動表示の変動時間(平均変動時間)は、例えば以下のようにすることができる。第1有利遊技状態における特1変動表示において、1個(2個,3個)の保留記憶数でのハズレ変動と、4個の保留記憶数でのハズレ変動とで、特定変動の長さが同じになっていてもよい。また、第1有利遊技状態において該第1有利遊技状態開始から所定変動回数目で変動時間が切り替わっても(例えば平均変動時間が長くなるような変動パターンが選ばれやすくなる)、第2有利遊技状態において該第2有利遊技状態開始から特定変動回数目で、変動時間は切り替わらないようにすることができる。第1有利遊技状態における変動表示の変動時間と、第2有利遊技状態における変動表示の変動時間が異なってもよい。例えば、第1有利遊技状態における変動表示の変動時間より、RAMクリア後に実行される第2有利遊技状態における変動表示の変動時間の方が長くなっていてもよい。第1有利遊技状態の1回転目と最終回の変動とで、変動時間が異なっていても、同じであってもよい。
前述した実行割合等の割合は、対比における低い方の割合が0であってもよい。
第1有利遊技状態の演出等の構成を第2有利遊技状態に適用してもよく、第2有利遊技状態の演出等の構成を第1有利遊技状態に適用してもよい。
本開示の実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び、範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
■本開示の遊技機1は、始動条件の成立(入賞口への遊技球の入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第2遊技状態(第1有利遊技状態、a時短)と、に制御可能であり、前記第2遊技状態の第1期間(例えば第1有利遊技状態の前半)より、前記第2遊技状態における前記第1期間とは異なる第2期間(例えば第1有利遊技状態の後半)の方が、前記変動表示中の所定タイミング(変動表示の開始時や変動停止時など)で所定演出(例えば、図柄拡大演出、役物作動演出、非必殺技演出など)が実行され易いことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、始動条件の成立(入賞口への遊技球の入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第2遊技状態(第1有利遊技状態、a時短)と、に制御可能であり、前記第2遊技状態の第1期間(例えば第1有利遊技状態の前半)と、前記第2遊技状態における前記第1期間とは異なる第2期間(例えば第1有利遊技状態の後半)とで、前記変動表示中の所定タイミング(変動表示の開始時や変動停止時など)で実行可能な所定演出(例えば、図柄拡大演出、役物作動演出、非必殺技演出など)の種類数が異なることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、始動条件の成立(入賞口への遊技球の入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第2遊技状態(第1有利遊技状態、a時短)と、に制御可能であり、前記第2遊技状態(第1有利遊技状態)において、所定変動回数に到達する特定変動回数前の前記変動表示から、所定演出(例えば先読み演出など)の実行を制限可能であることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、始動条件の成立(入賞口への遊技球の入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第2遊技状態(第1有利遊技状態、a時短)と、前記第1遊技状態において前記特別遊技が実行されない所定条件が成立したことに基づいて、遊技者に有利な第3遊技状態(第2有利遊技状態、b時短)と、に制御可能であり、前記第1遊技状態において、前記所定条件に到達する特定変動回数前の前記変動表示から、所定演出(例えば先読み演出など)の実行を制限可能であることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、始動条件の成立(入賞口への遊技球の入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第2遊技状態(第1有利遊技状態、a時短)と、前記第1遊技状態において前記特別遊技が実行されない所定条件が成立したことに基づいて、遊技者に有利な第3遊技状態(第2有利遊技状態、b時短)と、に制御可能であり、前記第3遊技状態が開始される場合より、前記第2遊技状態が開始される場合の方が、選択可能なモードの種類数が多いことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、始動条件の成立(入賞口への遊技球の入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第2遊技状態(第1有利遊技状態、a時短)と、前記第1遊技状態において前記特別遊技が実行されない所定条件が成立したことに基づいて、遊技者に有利な第3遊技状態(第2有利遊技状態、b時短)と、に制御可能であり、前記第1遊技状態(通常遊技状態)において、前記第3遊技状態(第2有利遊技状態)を開始するまでの算出演出(カウントダウンなど)を表示手段(画像表示装置70)に表示可能であり、前記算出演出が前記表示手段で非表示である場合、前記第3遊技状態開始までの変動回数が所定回数になったときに、前記算出演出とは異なる所定の報知(画像などの色変化やサイズ変化やキャラ登場など)によって、前記第3遊技状態の開始が近いことを報知可能であることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、始動条件の成立(入賞口への遊技球の入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第2遊技状態(第1有利遊技状態、a時短)と、前記第1遊技状態において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立したことに基づいて、遊技者に有利な第3遊技状態(第2有利遊技状態、b時短)と、に制御可能であり、前記所定条件における最終回の前記変動表示が停止したときに、前記第1遊技状態から前記第3遊技状態に切り替え可能であり、前記最終回の次の変動表示の開始するときに、前記第3遊技状態に移行したことを示す特定報知(チャンス突入画像など)を実行可能であることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、始動条件の成立(入賞口への遊技球の入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第2遊技状態(第1有利遊技状態、a時短)と、前記第1遊技状態において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立したことに基づいて、遊技者に有利な第3遊技状態(第2有利遊技状態、b時短)と、に制御可能であり、前記所定条件における最終回の前記変動表示が停止したときに、前記第1遊技状態から前記第3遊技状態に切り替え可能であり、前記最終回の変動表示が停止したときに、右打ち表示を実行可能であることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、始動条件の成立(入賞口への遊技球の入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第2遊技状態(第1有利遊技状態、a時短)と、に制御可能であり、前記第1遊技状態において前記変動表示を行うときに、前記図柄のうちの演出図柄の変動演出を第1変動態様(数字+キャラ等の表示態様など)で実行可能であり、前記第2遊技状態において前記変動表示を行うときに、前記演出図柄の変動演出を第2変動態様(数字主体の表示態様など)で実行可能であり、前記第2遊技状態において所定回数の前記変動表示が実行された後であって、かつ、所定回数に到達してから保留記憶に基づく前記変動表示が実行される特定状態(リザルト表示時)の場合、前記第1変動態様及び前記第2変動態様では実行されない第3変動態様(例えば小図柄の表示態様など)で前記演出図柄の変動演出を実行可能であることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、始動条件の成立(入賞口への遊技球の入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第2遊技状態(第1有利遊技状態、a時短)と、に制御可能であり、前記第1遊技状態において第1図柄(演出図柄70a)及び第2図柄(特殊図柄TZ)で変動表示を行うときに、前記第1図柄又は前記第2図柄がリーチになる可能性を煽る第1演出(通常遊技状態でのリーチ煽り)を実行可能であり、前記第2遊技状態において第1図柄(演出図柄70a)及び第2図柄(特殊図柄TZ)で変動表示を行うときに、前記第1図柄又は前記第2図柄がリーチになる可能性を煽る第2演出(第1有利遊技状態でのリーチ煽り)を実行可能であり、前記第2遊技状態において所定回数の前記変動表示が実行された後であって、かつ、所定回数に到達してから保留記憶に基づく前記変動表示が実行される特定状態(リザルト表示時など)の場合、前記第1演出及び前記第2演出を実行せずに、前記第1演出及び前記第2演出とは異なる第3演出(直当たりなど)を実行可能であることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、始動条件の成立(入賞口への遊技球の入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第2遊技状態(第1有利遊技状態、a時短)と、に制御可能であり、前記第2遊技状態において所定回数の前記変動表示が実行された後の特定状態(リザルト表示時)にある場合、保留記憶があるとき、表示手段において第1表示(第1のリザルト背景)又は第2表示(第2のリザルト背景)を実行可能であり、前記保留記憶がないとき、前記第1表示だけを実行可能であることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、始動条件の成立(入賞口への遊技球の入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、前記変動表示において、第1演出(例えばNEXTやタイマー)又は第2演出(例えば操作ボタン)を実行する権利を取得することが可能な取得演出を実行可能であり、前記取得演出で取得した前記第1演出又は前記第2演出を実行する権利を消化することが可能な消化演出を実行可能であり、前記第2演出を実行する権利を消化する前記変動表示より、前記第1演出の権利を消化する前記変動表示の方が、前記取得演出で取得した権利を消化する消化演出において特定演出(例えば保留変化など)が実行され易いことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、始動条件の成立(入賞口への遊技球の入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、前記変動表示において、第1演出(例えばNEXTやタイマー)又は第2演出(操作ボタン)を実行する権利を取得することが可能な取得演出を実行可能であり、前記取得演出で取得した前記第1演出又は前記第2演出を実行する権利を消化することが可能な消化演出を実行可能であり、前記消化演出において、前記第1演出又は第2演出のうちの何れの権利が消化されても特定演出(例えば保留変化など)を実行可能であり、前記消化演出で前記第1演出を実行する権利を消化して前記特定演出を実行する場合と、前記消化演出で前記第2演出を実行する権利を消化して前記特定演出を実行する場合とで、前記取得演出で実行される権利を取得してから前記消化演出で前記特定演出が実行されるまでの時間が異なることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、始動条件の成立(入賞口への遊技球の入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、変化演出(例えば保留変化)が実行される可能性を示唆する変化示唆演出を、所定回数繰り返して実行可能であり、前記変化演出は、前記変化示唆演出が複数回実行された後の所定のタイミングで実行可能であることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、始動条件の成立(入賞口への遊技球の入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、前記変動表示において、第1数字情報(例えば7)を有する前記図柄がリーチになる可能性を煽る第1演出より、第2数字情報(例えば2)を有する前記図柄がリーチになる可能性を煽る第2演出の方が、特定煽り演出(例えばシェイクビジョンなど)が実行され易いことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、始動条件の成立(入賞口への遊技球の入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、所定表示が停止表示されることで、1回の前記変動表示において前記図柄のうちの演出図柄の変動演出の開始を複数回実行可能な擬似変動演出を実行可能であり、前記擬似変動演出は、前記所定表示の停止表示(NEXT図柄)が成功する場合と、前記停止表示が失敗する場合とがある煽り演出を実行可能であり、1回の前記変動表示において、前記擬似変動演出における1回目の前記煽り演出より、1回目の前記煽り演出が成功した後に実行される2回目の前記煽り演出の方が、前記煽り演出の成功割合が高いことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、始動条件の成立(入賞口への遊技球の入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、前記変動表示において、遊技者に有利な第1表示及び遊技者に不利な第2表示の何れかが表示される所定演出(例えばバトル演出など)を実行可能であり、前記所定演出において、所定の条件(有利・不利)が成立しているときより、所定の条件が成立していないときの方が、特定演出(共闘など)を実行し易いことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、始動条件の成立(入賞口への遊技球の入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第2遊技状態(第1有利遊技状態、a時短)と、前記第1遊技状態において前記特別遊技が実行されない所定条件が成立したことに基づいて、遊技者に有利な第3遊技状態(第2有利遊技状態、b時短)と、に制御可能であり、前記第3遊技状態への移行を報知する報知画像(チャンス突入画像)が表示される変動表示において、第1右打ち報知と、第2右打ち報知とを実行可能であることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、始動条件の成立(入賞口への遊技球の入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第2遊技状態(第1有利遊技状態、a時短)と、前記第1遊技状態において前記特別遊技が実行されない所定条件が成立したことに基づいて、遊技者に有利な第3遊技状態(第2有利遊技状態、b時短)と、に制御可能であり、前記第1の始動条件又は前記第2の始動条件の成立に基づく保留記憶の数を、表示手段(画像表示装置70)において保留アイコンの個数で表示可能であり、前記第3遊技状態において第2の始動条件が成立すると、前記保留アイコンが表示され、前記第3遊技状態において第1の始動条件が成立すると、前記保留アイコンが表示されないことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、始動条件の成立(入賞口への遊技球の入賞)に基づいて判定を行い、前記判定に基づいて実行する図柄の変動表示が予め定められた特別結果になると、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第2遊技状態(第1有利遊技状態、a時短)と、前記第1遊技状態において前記特別遊技が実行されない所定条件が成立したことに基づいて、遊技者に有利な第3遊技状態(第2有利遊技状態、b時短)と、に制御可能であり、前記第3遊技状態における特定の右打ち報知が、前記第1ステージ(通常遊技状態のステージ)にて開始され、前記第2ステージ(第2有利遊技状態のステージ)に移行する場合に終了可能であることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、前記予告演出は、前記第1遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行可能であるが、前記第2遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行を制限可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記第1遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示と、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示とで、前記特定変動の変動時間の長さが異なっていることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、前記予告演出は、前記第1遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行可能であるが、前記第2遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行を制限可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記第1遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で前記特定変動が実行される割合が、第1割合であり、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で前記特定変動が実行される割合が、第2割合であり、前記第1割合と前記第2割合とが異なっていることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、前記第1の始動条件又は前記第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて保留記憶を複数記憶可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、前記予告演出は、前記第1遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行可能であるが、前記第2遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行を制限可能であり、前記保留記憶が最小のときでも、最大のときでも同じ変動時間で前記変動表示を実行可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行可能であり、且つ、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示では、前記特定変動を実行可能であるが、前記第1遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示では、前記特定変動の実行を制限可能であることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記予告演出は、第1演出(SP用背景変化)と、前記第1演出と異なる第2演出(文字予告、エフェクト予告、導光板予告、モード突入演出、可動役物予告、音予告、操作ボタン振動など)とを有し、前記第1遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示より、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示の方が、前記第1演出が実行された前記変動表示から前記特別遊技が実行され易いことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記予告演出は、第1演出(例えばSP用背景変化など)と、前記第1演出と異なる第2演出(例えば文字予告、エフェクト予告、3Dフィルタ予告、導光板予告、モード突入演出、可動役物予告、音予告、操作ボタン振動など)とを有し、前記第1遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示より、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示の方が、前記第2演出が実行された前記変動表示から前記特別遊技が実行され易いことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記予告演出は、表示手段(画像表示装置70)で実行可能な第1演出(例えば、SP用背景変化、文字予告、エフェクト予告、3Dフィルタ予告、導光板予告、モード突入予告など)と、前記第1演出とは実行される演出態様が異なる第2演出(可動役物予告、音予告、操作ボタン振動など)とを有し、前記第1遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示より、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示の方が、前記第1演出が実行された前記変動表示から前記特別遊技が実行され易いことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記予告演出は、第1演出(SP背景変化、文字予告、エフェクト予告、3Dフィルタ予告、導光板予告、モード突入演出、音予告など)と、可動演出手段(可動部材73、操作ボタン17)で実行可能であり、前記第1演出と異なる第2演出(可動役物予告、操作ボタン振動予告など)と、を有し、前記第1遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示より、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示の方が、前記第2演出が実行された前記変動表示から前記特別遊技が実行され易いことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、所定タイミング(例えば変動開始時)で実行可能な第1報知(変動開始時変化、保留移動時変化など)と、前記所定タイミングと異なるタイミング(例えば入賞時)で実行可能な第2報知(入賞時変化)と、による報知演出を実行可能であり、前記第1報知は、第1態様(変動開始時変化、キャラ作用変化など)と、前記第1態様と異なる第2態様(例えば色違いなど)と、前記第2態様と異なる第3態様(消灯、非表示、基本形態表示など)と、があり、前記第3態様から前記第1態様又は前記第2態様に変化する変化演出を実行可能であり、前記第1遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示における前記第1態様での実行割合が、第1割合であり、前記第2遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示における前記第1態様での実行割合が、第2割合であり、前記第1割合より前記第2割合の方が小さいことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、所定タイミング(例えば変動開始時)で先読み演出を実行可能な第1報知(変動開始時変化、保留移動時変化など)と、前記所定タイミングと異なるタイミング(例えば入賞時)で先読み演出を実行可能な第2報知(入賞時変化)と、による報知演出を実行可能であり、前記第2報知は、第1態様(入賞口ランプ、保留又は当該アイコンの点滅など)と、前記第1態様と異なる第2態様(色変化など)と、前記第2態様と異なる第3態様(消灯、非表示、基本形態表示など)と、により変化演出を実行可能であり、前記第1遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示における前記第1態様での実行割合が、第1割合であり、前記第2遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示における前記第1態様での実行割合が、第2割合であり、前記第1割合より前記第2割合の方が小さいことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、前記変動表示において実行可能な複数種類の所定演出のうちの特定演出(保留変化、ゼブラ柄、導光板予告、3Dなど)の実行割合を、所定の変更処理(遊技者の選択など)により、第1割合(通常の割合、例えば3Dありなど)と、前記第1割合と異なる第2割合(保留変化少なめ、ゼブラ柄多め、導光板予告多め、3Dなしなど)とに設定可能な設定手段(ノーマル、カスタマイズ、モード選択、3D選択など)を有し、前記設定手段で前記第1割合に設定されている状態において、前記第1遊技状態にて前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合が、前記第1割合であり、前記設定手段で前記第1割合に設定されている状態において、前記第2遊技状態にて前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合を、前記第1割合と異なる所定割合とすることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、前記変動表示において実行可能な複数種類の所定演出のうちの特定演出(保留変化、ゼブラ柄、導光板予告、3Dなど)の実行割合を、所定の変更処理(遊技者の選択など)により、第1割合(通常の割合、例えば3Dありなど)と、前記第1割合と異なる第2割合(保留変化少なめ、ゼブラ柄多め、導光板予告多め、3Dなしなど)とに設定可能な設定手段(ノーマル、カスタマイズ、モード選択、3D選択など)を有し、前記設定手段で前記第2割合に設定されている状態において、前記第1遊技状態にて前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合が、前記第2割合であり、前記設定手段で前記第2割合に設定されている状態において、前記第2遊技状態にて前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合を、前記第2割合と異なる所定割合とすることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、前記変動表示において実行可能な複数種類の所定演出のうちの特定演出(保留変化、ゼブラ柄、導光板予告、3Dなど)の実行割合を、所定の変更処理(遊技者の選択など)により、第1モードと、前記第1モード(ノーマルモード、例えば3Dありなど)と異なる第2モード(保留変化少なめ、ゼブラ柄多め、導光板予告多め、3Dなしなど)とに設定可能な設定手段(ノーマル、カスタマイズ、モード選択、3D選択など)を有し、前記設定手段で前記第1モードに設定されている状態において、前記第1遊技状態にて前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合を、第1割合とし、前記設定手段で前記第1モードに設定されている状態において、前記第2遊技状態にて前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合を、前記第1割合と異なる所定割合とすることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、前記変動表示において実行可能な複数種類の所定演出のうちの特定演出(保留変化、ゼブラ柄、導光板予告、3Dなど)の実行割合を、所定の変更処理(遊技者の選択など)により、第1モードと、前記第1モード(ノーマルモード、例えば3Dありなど)と異なる第2モード(保留変化少なめ、ゼブラ柄多め、導光板予告多め、3Dなしなど)とに設定可能な設定手段(ノーマル、カスタマイズ、モード選択、3D選択など)を有し、前記設定手段で前記第2モードに設定されている状態において、前記第1遊技状態にて前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合を、第1割合とし、前記設定手段で前記第2モードに設定されている状態において、前記第2遊技状態にて前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合を、前記第1割合と異なる所定割合とすることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、前記予告演出は、前記第1遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行可能であるが、前記第2遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行を制限可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示と、前記第3遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示とで、前記特定変動の変動時間の長さが同じであることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、前記予告演出は、前記第1遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行可能であるが、前記第2遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行を制限可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で前記特定変動が実行される割合が、第1割合であり、前記第3遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で前記特定変動が実行される割合が、第2割合であり、前記第1割合と前記第2割合とが同じであることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、前記第1の始動条件又は前記第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて保留記憶を複数記憶可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、前記予告演出は、前記第1遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行可能であるが、前記第2遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行を制限可能であり、前記保留記憶が最小のときでも、最大のときでも同じ変動時間で前記変動表示を実行可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行可能であり、且つ、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示及び前記第3遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示では、前記特定変動の実行を制限可能であることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記予告演出は、第1演出(SP用背景変化)と、前記第1演出と異なる第2演出(文字予告、エフェクト予告、導光板予告、モード突入演出、可動役物予告、音予告、操作ボタン振動など)とを有し、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示と、前記第3遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示とでは、前記第1演出が実行された前記変動表示から前記特別遊技が実行される割合が同じであることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記予告演出は、第1演出(例えばSP用背景変化など)と、前記第1演出と異なる第2演出(例えば文字予告、エフェクト予告、3Dフィルタ予告、導光板予告、モード突入演出、可動役物予告、音予告、操作ボタン振動など)とを有し、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示と、前記第3遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示とでは、前記第2演出が実行された前記変動表示から前記特別遊技が実行される割合が同じであることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記予告演出は、表示手段(画像表示装置70)で実行可能な第1演出(例えば、SP用背景変化、文字予告、エフェクト予告、3Dフィルタ予告、導光板予告、モード突入予告など)と、前記第1演出とは実行される演出態様が異なる第2演出(可動役物予告、音予告、操作ボタン振動など)とを有し、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示と、前記第3遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示とでは、前記第1演出が実行された前記変動表示から前記特別遊技が実行される割合が同じであることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記予告演出は、第1演出(SP背景変化、文字予告、エフェクト予告、3Dフィルタ予告、導光板予告、モード突入演出、音予告など)と、可動演出手段(可動部材73、操作ボタン17)で実行可能であり、前記第1演出と異なる第2演出(可動役物予告、操作ボタン振動予告など)と、を有し、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示と、前記第3遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示とでは、前記第2演出が実行された前記変動表示から前記特別遊技が実行される割合が同じであることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、所定タイミング(例えば変動開始時)で実行可能な第1報知(変動開始時変化、保留移動時変化など)と、前記所定タイミングと異なるタイミング(例えば入賞時)で実行可能な第2報知(入賞時変化)と、による報知演出を実行可能であり、前記第1報知は、第1態様(変動開始時変化、キャラ作用変化など)と、前記第1態様と異なる第2態様(例えば色違いなど)と、前記第2態様と異なる第3態様(消灯、非表示、基本形態表示など)と、があり、前記第3態様から前記第1態様又は前記第2態様に変化する変化演出を実行可能であり、前記第3遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示における前記第1態様での実行割合が、第1割合であり、前記第2遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示における前記第1態様での実行割合が、第2割合であり、前記第1割合と前記第2割合とが同じであることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、所定タイミング(例えば変動開始時)で先読み演出を実行可能な第1報知(変動開始時変化、保留移動時変化など)と、前記所定タイミングと異なるタイミング(例えば入賞時)で先読み演出を実行可能な第2報知(入賞時変化)と、による報知演出を実行可能であり、前記第2報知は、第1態様(入賞口ランプ、保留又は当該アイコンの点滅など)と、前記第1態様と異なる第2態様(色変化など)と、前記第2態様と異なる第3態様(消灯、非表示、基本形態表示など)と、により変化演出を実行可能であり、前記第3遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示における前記第1態様での実行割合が、第1割合であり、前記第2遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示における前記第1態様での実行割合が、第2割合であり、前記第1割合と前記第2割合とが同じであることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、前記変動表示において実行可能な複数種類の所定演出のうちの特定演出(保留変化、ゼブラ柄、導光板予告、3Dなど)の実行割合を、所定の変更処理(遊技者の選択など)により、第1割合(通常の割合、例えば3Dありなど)と、前記第1割合と異なる第2割合(保留変化少なめ、ゼブラ柄多め、導光板予告多め、3Dなしなど)とに設定可能な設定手段(ノーマル、カスタマイズ、モード選択、3D選択など)を有し、前記設定手段で前記第1割合に設定されている状態において、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示及び前記第3遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で、前記特定演出の実行を制限可能であることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、前記変動表示において実行可能な複数種類の所定演出のうちの特定演出(保留変化、ゼブラ柄、導光板予告、3Dなど)の実行割合を、所定の変更処理(遊技者の選択など)により、第1割合(通常の割合、例えば3Dありなど)と、前記第1割合と異なる第2割合(保留変化少なめ、ゼブラ柄多め、導光板予告多め、3Dなしなど)とに設定可能な設定手段(ノーマル、カスタマイズ、モード選択、3D選択など)を有し、前記設定手段で前記第2割合に設定されている状態において、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示及び前記第3遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で、前記特定演出の実行を制限可能であることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、前記変動表示において実行可能な複数種類の所定演出のうちの特定演出(保留変化、ゼブラ柄、導光板予告、3Dなど)の実行割合を、所定の変更処理(遊技者の選択など)により、第1モードと、前記第1モード(ノーマルモード、例えば3Dありなど)と異なる第2モード(保留変化少なめ、ゼブラ柄多め、導光板予告多め、3Dなしなど)とに設定可能な設定手段(ノーマル、カスタマイズ、モード選択、3D選択など)を有し、前記設定手段で前記第1モードに設定されている状態において、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示及び前記第3遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で、前記特定演出の実行を制限可能であることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、前記変動表示において実行可能な複数種類の所定演出のうちの特定演出(保留変化、ゼブラ柄、導光板予告、3Dなど)の実行割合を、所定の変更処理(遊技者の選択など)により、第1モードと、前記第1モード(ノーマルモード、例えば3Dありなど)と異なる第2モード(保留変化少なめ、ゼブラ柄多め、導光板予告多め、3Dなしなど)とに設定可能な設定手段(ノーマル、カスタマイズ、モード選択、3D選択など)を有し、前記設定手段で前記第2モードに設定されている状態において、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示及び前記第3遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で、前記特定演出の実行を制限可能であることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、前記予告演出は、前記第1遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行可能であるが、前記第2遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行を制限可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示と、前記第3遊技状態における前記第2の始動条件に基づくハズレの変動表示とで、前記特定変動の変動時間の長さが異なっていることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、前記予告演出は、前記第1遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行可能であるが、前記第2遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行を制限可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で前記特定変動が実行される割合が、第1割合であり、前記第3遊技状態における前記第2の始動条件に基づくハズレの変動表示で前記特定変動が実行される割合が、第2割合であり、前記第1割合と前記第2割合とが異なっていることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、前記第1の始動条件又は前記第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて保留記憶を複数記憶可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、前記予告演出は、前記第1遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行可能であるが、前記第2遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行を制限可能であり、前記保留記憶が最小のときでも、最大のときでも同じ変動時間で前記変動表示を実行可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行可能であり、且つ、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示では、前記特定変動を実行可能であるが、前記第3遊技状態における前記第2の始動条件に基づく変動表示では、前記特定変動の実行を制限可能であることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記予告演出は、第1演出(SP用背景変化)と、前記第1演出と異なる第2演出(文字予告、エフェクト予告、導光板予告、モード突入演出、可動役物予告、音予告、操作ボタン振動など)とを有し、前記第3遊技状態における前記第2の始動条件に基づく変動表示より、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示の方が、前記第1演出が実行された前記変動表示から前記特別遊技が実行され易いことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記予告演出は、第1演出(例えばSP用背景変化など)と、前記第1演出と異なる第2演出(例えば文字予告、エフェクト予告、3Dフィルタ予告、導光板予告、モード突入演出、可動役物予告、音予告、操作ボタン振動など)とを有し、前記第3遊技状態における前記第2の始動条件に基づく変動表示より、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示の方が、前記第2演出が実行された前記変動表示から前記特別遊技が実行され易いことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記予告演出は、表示手段(画像表示装置70)で実行可能な第1演出(例えば、SP用背景変化、文字予告、エフェクト予告、3Dフィルタ予告、導光板予告、モード突入予告など)と、前記第1演出とは実行される演出態様が異なる第2演出(可動役物予告、音予告、操作ボタン振動など)とを有し、前記第3遊技状態における前記第2の始動条件に基づく変動表示より、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示の方が、前記第1演出が実行された前記変動表示から前記特別遊技が実行され易いことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記予告演出は、第1演出(SP背景変化、文字予告、エフェクト予告、3Dフィルタ予告、導光板予告、モード突入演出、音予告など)と、可動演出手段(可動部材73、操作ボタン17)で実行可能であり、前記第1演出と異なる第2演出(可動役物予告、操作ボタン振動予告など)と、を有し、前記第3遊技状態における前記第2の始動条件に基づく変動表示より、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示の方が、前記第2演出が実行された前記変動表示から前記特別遊技が実行され易いことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、所定タイミング(例えば変動開始時)で実行可能な第1報知(変動開始時変化、保留移動時変化など)と、前記所定タイミングと異なるタイミング(例えば入賞時)で実行可能な第2報知(入賞時変化)と、による報知演出を実行可能であり、前記第1報知は、第1態様(変動開始時変化、キャラ作用変化など)と、前記第1態様と異なる第2態様(例えば色違いなど)と、前記第2態様と異なる第3態様(消灯、非表示、基本形態表示など)と、があり、前記第3態様から前記第1態様又は前記第2態様に変化する変化演出を実行可能であり、前記第3遊技状態において前記第2の始動条件に基づく変動表示における前記第1態様での実行割合が、第1割合であり、前記第2遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示における前記第1態様での実行割合が、第2割合であり、前記第1割合より前記第2割合の方が小さいことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、所定タイミング(例えば変動開始時)で先読み演出を実行可能な第1報知(変動開始時変化、保留移動時変化など)と、前記所定タイミングと異なるタイミング(例えば入賞時)で先読み演出を実行可能な第2報知(入賞時変化)と、による報知演出を実行可能であり、前記第2報知は、第1態様(入賞口ランプ、保留又は当該アイコンの点滅など)と、前記第1態様と異なる第2態様(色変化など)と、前記第2態様と異なる第3態様(消灯、非表示、基本形態表示など)と、により変化演出を実行可能であり、前記第3遊技状態において前記第2の始動条件に基づく変動表示における前記第1態様での実行割合が、第1割合であり、前記第2遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示における前記第1態様での実行割合が、第2割合であり、前記第1割合より前記第2割合の方が小さいことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、前記変動表示において実行可能な複数種類の所定演出のうちの特定演出(保留変化、ゼブラ柄、導光板予告、3Dなど)の実行割合を、所定の変更処理(遊技者の選択など)により、第1割合(通常の割合、例えば3Dありなど)と、前記第1割合と異なる第2割合(保留変化少なめ、ゼブラ柄多め、導光板予告多め、3Dなしなど)とに設定可能な設定手段(ノーマル、カスタマイズ、モード選択、3D選択など)を有し、前記設定手段で前記第1割合に設定されている状態において、前記第3遊技状態にて前記第2の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合が、前記第1割合であり、前記設定手段で前記第1割合に設定されている状態において、前記第2遊技状態にて前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合を、前記第1割合と異なる所定割合とすることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、前記変動表示において実行可能な複数種類の所定演出のうちの特定演出(保留変化、ゼブラ柄、導光板予告、3Dなど)の実行割合を、所定の変更処理(遊技者の選択など)により、第1割合(通常の割合、例えば3Dありなど)と、前記第1割合と異なる第2割合(保留変化少なめ、ゼブラ柄多め、導光板予告多め、3Dなしなど)とに設定可能な設定手段(ノーマル、カスタマイズ、モード選択、3D選択など)を有し、前記設定手段で前記第2割合に設定されている状態において、前記第3遊技状態にて前記第2の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合が、前記第2割合であり、前記設定手段で前記第2割合に設定されている状態において、前記第2遊技状態にて前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合を、前記第2割合と異なる所定割合とすることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、前記変動表示において実行可能な複数種類の所定演出のうちの特定演出(保留変化、ゼブラ柄、導光板予告、3Dなど)の実行割合を、所定の変更処理(遊技者の選択など)により、第1モードと、前記第1モード(ノーマルモード、例えば3Dありなど)と異なる第2モード(保留変化少なめ、ゼブラ柄多め、導光板予告多め、3Dなしなど)とに設定可能な設定手段(ノーマル、カスタマイズ、モード選択、3D選択など)を有し、前記設定手段で前記第1モードに設定されている状態において、前記第3遊技状態にて前記第2の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合を、第1割合とし、前記設定手段で前記第1モードに設定されている状態において、前記第2遊技状態にて前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合を、前記第1割合と異なる所定割合とすることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)と、前記特別遊技の実行後に、遊技者に有利な第3遊技状態(第1有利遊技状態)と、を実行可能であり、前記変動表示において実行可能な複数種類の所定演出のうちの特定演出(保留変化、ゼブラ柄、導光板予告、3Dなど)の実行割合を、所定の変更処理(遊技者の選択など)により、第1モードと、前記第1モード(ノーマルモード、例えば3Dありなど)と異なる第2モード(保留変化少なめ、ゼブラ柄多め、導光板予告多め、3Dなしなど)とに設定可能な設定手段(ノーマル、カスタマイズ、モード選択、3D選択など)を有し、前記設定手段で前記第2モードに設定されている状態において、前記第3遊技状態にて前記第2の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合を、第1割合とし、前記設定手段で前記第2モードに設定されている状態において、前記第2遊技状態にて前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合を、前記第1割合と異なる所定割合とすることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、前記予告演出は、前記第1遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行可能であるが、前記第2遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行を制限可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示と、前記第2遊技状態における前記第2の始動条件に基づくハズレの変動表示とで、前記特定変動の変動時間の長さが異なっていることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、前記予告演出は、前記第1遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行可能であるが、前記第2遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行を制限可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で前記特定変動が実行される割合が、第1割合であり、前記第2遊技状態における前記第2の始動条件に基づくハズレの変動表示で前記特定変動が実行される割合が、第2割合であり、前記第1割合と前記第2割合とが異なっていることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、前記第1の始動条件又は前記第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて保留記憶を複数記憶可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、前記予告演出は、前記第1遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行可能であるが、前記第2遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示で実行を制限可能であり、前記保留記憶が最小のときでも、最大のときでも同じ変動時間で前記変動表示を実行可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行可能であり、且つ、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示では、前記特定変動を実行可能であるが、前記第2遊技状態における前記第2の始動条件に基づく変動表示では、前記特定変動の実行を制限可能であることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記予告演出は、第1演出(SP用背景変化)と、前記第1演出と異なる第2演出(文字予告、エフェクト予告、導光板予告、モード突入演出、可動役物予告、音予告、操作ボタン振動など)とを有し、前記第2遊技状態における前記第2の始動条件に基づく変動表示より、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示の方が、前記第1演出が実行された前記変動表示から前記特別遊技が実行され易いことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記予告演出は、第1演出(例えばSP用背景変化など)と、前記第1演出と異なる第2演出(例えば文字予告、エフェクト予告、3Dフィルタ予告、導光板予告、モード突入演出、可動役物予告、音予告、操作ボタン振動など)とを有し、前記第2遊技状態における前記第2の始動条件に基づく変動表示より、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示の方が、前記第2演出が実行された前記変動表示から前記特別遊技が実行され易いことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記予告演出は、表示手段(画像表示装置70)で実行可能な第1演出(例えば、SP用背景変化、文字予告、エフェクト予告、3Dフィルタ予告、導光板予告、モード突入予告など)と、前記第1演出とは実行される演出態様が異なる第2演出(可動役物予告、音予告、操作ボタン振動など)とを有し、前記第2遊技状態における前記第2の始動条件に基づく変動表示より、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示の方が、前記第1演出が実行された前記変動表示から前記特別遊技が実行され易いことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、前記変動表示において、図柄表示及び背景表示を行う基礎演出と、前記特別遊技の実行を期待させる複数種類の予告演出(例えば入賞口ランプ発光、保留変化、エフェクト、擬似など)とを実行可能であり、1回の前記変動表示における全期間において、前記特別遊技の実行を期待させる演出を含まない前記基礎演出を実行すると共に、前記複数種類の予告演出の実行を制限する特定変動を実行可能であり、前記予告演出は、第1演出(SP背景変化、文字予告、エフェクト予告、3Dフィルタ予告、導光板予告、モード突入演出、音予告など)と、可動演出手段(可動部材73、操作ボタン17)で実行可能であり、前記第1演出と異なる第2演出(可動役物予告、操作ボタン振動予告など)と、を有し、前記第2遊技状態における前記第2の始動条件に基づく変動表示より、前記第2遊技状態における前記第1の始動条件に基づく変動表示の方が、前記第2演出が実行された前記変動表示から前記特別遊技が実行され易いことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、所定タイミング(例えば変動開始時)で実行可能な第1報知(変動開始時変化、保留移動時変化など)と、前記所定タイミングと異なるタイミング(例えば入賞時)で実行可能な第2報知(入賞時変化)と、による報知演出を実行可能であり、前記第1報知は、第1態様(変動開始時変化、キャラ作用変化など)と、前記第1態様と異なる第2態様(例えば色違いなど)と、前記第2態様と異なる第3態様(消灯、非表示、基本形態表示など)と、があり、前記第3態様から前記第1態様又は前記第2態様に変化する変化演出を実行可能であり、前記第2遊技状態において前記第2の始動条件に基づく変動表示における前記第1態様での実行割合が、第1割合であり、前記第2遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示における前記第1態様での実行割合が、第2割合であり、前記第1割合より前記第2割合の方が小さいことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、所定タイミング(例えば変動開始時)で先読み演出を実行可能な第1報知(変動開始時変化、保留移動時変化など)と、前記所定タイミングと異なるタイミング(例えば入賞時)で先読み演出を実行可能な第2報知(入賞時変化)と、による報知演出を実行可能であり、前記第2報知は、第1態様(入賞口ランプ、保留又は当該アイコンの点滅など)と、前記第1態様と異なる第2態様(色変化など)と、前記第2態様と異なる第3態様(消灯、非表示、基本形態表示など)と、により変化演出を実行可能であり、前記第2遊技状態において前記第2の始動条件に基づく変動表示における前記第1態様での実行割合が、第1割合であり、前記第2遊技状態において前記第1の始動条件に基づく変動表示における前記第1態様での実行割合が、第2割合であり、前記第1割合より前記第2割合の方が小さいことを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、前記変動表示において実行可能な複数種類の所定演出のうちの特定演出(保留変化、ゼブラ柄、導光板予告、3Dなど)の実行割合を、所定の変更処理(遊技者の選択など)により、第1割合(通常の割合、例えば3Dありなど)と、前記第1割合と異なる第2割合(保留変化少なめ、ゼブラ柄多め、導光板予告多め、3Dなしなど)とに設定可能な設定手段(ノーマル、カスタマイズ、モード選択、3D選択など)を有し、前記設定手段で前記第1割合に設定されている状態において、前記第2遊技状態にて前記第2の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合が、前記第1割合であり、前記設定手段で前記第1割合に設定されている状態において、前記第2遊技状態にて前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合を、前記第1割合と異なる所定割合とすることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、前記変動表示において実行可能な複数種類の所定演出のうちの特定演出(保留変化、ゼブラ柄、導光板予告、3Dなど)の実行割合を、所定の変更処理(遊技者の選択など)により、第1割合(通常の割合、例えば3Dありなど)と、前記第1割合と異なる第2割合(保留変化少なめ、ゼブラ柄多め、導光板予告多め、3Dなしなど)とに設定可能な設定手段(ノーマル、カスタマイズ、モード選択、3D選択など)を有し、前記設定手段で前記第2割合に設定されている状態において、前記第2遊技状態にて前記第2の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合が、前記第2割合であり、前記設定手段で前記第2割合に設定されている状態において、前記第2遊技状態にて前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合を、前記第2割合と異なる所定割合とすることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、前記変動表示において実行可能な複数種類の所定演出のうちの特定演出(保留変化、ゼブラ柄、導光板予告、3Dなど)の実行割合を、所定の変更処理(遊技者の選択など)により、第1モードと、前記第1モード(ノーマルモード、例えば3Dありなど)と異なる第2モード(保留変化少なめ、ゼブラ柄多め、導光板予告多め、3Dなしなど)とに設定可能な設定手段(ノーマル、カスタマイズ、モード選択、3D選択など)を有し、前記設定手段で前記第1モードに設定されている状態において、前記第2遊技状態にて前記第2の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合を、第1割合とし、前記設定手段で前記第1モードに設定されている状態において、前記第2遊技状態にて前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合を、前記第1割合と異なる所定割合とすることを特徴とする。
■本開示の遊技機1は、第1の始動条件又は第2の始動条件の成立(第1入賞口又は第2入賞口への遊技球の入賞)に基づいて図柄の変動表示を行い、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行可能であり、遊技者に不利な第1遊技状態(通常遊技状態)において前記特別遊技が実行されない所定条件(はずれ変動)が成立すると、所定回数の前記変動表示において遊技者に有利な第2遊技状態(第2有利遊技状態)を実行可能であり、前記変動表示において実行可能な複数種類の所定演出のうちの特定演出(保留変化、ゼブラ柄、導光板予告、3Dなど)の実行割合を、所定の変更処理(遊技者の選択など)により、第1モードと、前記第1モード(ノーマルモード、例えば3Dありなど)と異なる第2モード(保留変化少なめ、ゼブラ柄多め、導光板予告多め、3Dなしなど)とに設定可能な設定手段(ノーマル、カスタマイズ、モード選択、3D選択など)を有し、前記設定手段で前記第2モードに設定されている状態において、前記第2遊技状態にて前記第2の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合を、第1割合とし、前記設定手段で前記第2モードに設定されている状態において、前記第2遊技状態にて前記第1の始動条件に基づくハズレの変動表示で実行される前記特定演出の実行割合を、前記第1割合と異なる所定割合とすることを特徴とする。
以上、実施形態、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれる。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び、範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。