JP7354122B2 - 貝のための採取システムおよび貝を採取する方法 - Google Patents

貝のための採取システムおよび貝を採取する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7354122B2
JP7354122B2 JP2020543456A JP2020543456A JP7354122B2 JP 7354122 B2 JP7354122 B2 JP 7354122B2 JP 2020543456 A JP2020543456 A JP 2020543456A JP 2020543456 A JP2020543456 A JP 2020543456A JP 7354122 B2 JP7354122 B2 JP 7354122B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
collection
seabed
harvesting
ship
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020543456A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021500082A (ja
Inventor
トヴェト エイステイン
ログネ ベルント
ロッペン ビヨルン
オーラヴ ファースタッド スヴェレ
ログネ ヤン
フレドリック サンドビック カール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tau Tech As
Original Assignee
Tau Tech As
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tau Tech As filed Critical Tau Tech As
Publication of JP2021500082A publication Critical patent/JP2021500082A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7354122B2 publication Critical patent/JP7354122B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K80/00Harvesting oysters, mussels, sponges or the like
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K79/00Methods or means of catching fish in bulk not provided for in groups A01K69/00 - A01K77/00, e.g. fish pumps; Detection of fish; Whale fishery
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/88Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements acting by a sucking or forcing effect, e.g. suction dredgers
    • E02F3/90Component parts, e.g. arrangement or adaptation of pumps
    • E02F3/92Digging elements, e.g. suction heads
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Marine Sciences & Fisheries (AREA)
  • Mechanical Means For Catching Fish (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

導入部
アイスランドホタテガイは、ノルウェー海域の海底に存在する大きな集団で見られる貝(ホタテガイの一種)である。今日、アイスランドホタテガイは、主に、米国北東部およびカナダの沖合で漁獲される。ノルウェーにおけるその自然生息地は、ヤン・マイエン周辺、スヴァールバルに近いバレンツ海、トロムスおよびベステローデン沿岸、および西ノルウェー沖の小さな局所的生息地である。しかしながら、アイスランドホタテガイの漁獲は、ノルウェーでは極めて控えめな規模において行われている。これは、主に、今日、海底からホタテガイを採取するための適切な方法が見つけられていないことによる。1986年から1992年まで、海底に沿ったトロール網を含むアイスランドホタテガイの大規模な漁獲がノルウェーで行われていた。これは、極めて有利かつ有益な漁獲方法であることが分かった。同時に、海底に沿ったトロール網の漁獲方法は、極めて非効率でありかつ環境および生息地のために持続可能でなかった。貝の底引きは、問題となる漁場に100%負荷をかける。この採取方法は、1990年代初頭に当局によって終了され、違法であると宣言された。それ以来、アイスランドホタテガイの持続可能な大規模な採取のための技術的なソリューションは見つけられていない。
今日、ノルウェーでは、アイスランドホタテガイの大規模な漁獲のためのソリューションは存在しない。アイスランドホタテガイは、潜水によって少量で漁獲される。これは、非効率的で、比較的コストがかかり、季節的である。加えて、これは、限られた光、低温および気候条件により事故の可能性を伴う。アイスランドホタテガイの唯一の公知の技術は、底引き網である。貝の底引きは望ましくないソリューションである。なぜならば、底引きは、海底環境を犠牲にして行われるからである。上述のように、この方法は、ノルウェーにおいて禁止されている。ソリューションとして、底引き網は、提案されるソリューションより大幅に非効率でもある。底引きするとき、おそらく引き上げられるものの95%は、岩、砂および混獲物である。加えて、捕獲物の約70%は、底引きによって損傷される。底引きは、アイスランドホタテガイの生息地にとって持続可能でない方法でもある。なぜならば、漁獲中に海底が削り取られ、損傷を受けるからである。
本発明は、前記の問題に対するソリューションであり、環境および海洋生態系の両方にとって優しい採取方法である。捕獲されるべきでない種は、注意深く選別される。加えて、極めて小さな貝も、選別され、成長し続けさせられ、全ての捕獲物が船に引き上げられる底引き網による方法よりも大幅に優れた形式で生息地を維持することに貢献する。
背景技術
特許公開JPH0643Aには、貝がまず海底から解放され、次いで、船のデッキへ引き上げられる、貝を海底から収集するためのシステムが記載されている。支持ステーを含むシューを備えるスレッジ型アセンブリに、管、ノズルおよび入口が固定されている。海底に存在し、高圧流体によって海底から解放された貝は、ブレード/ベーンによって発生された負圧によって吸い込まれ、流体流れにおいて海面へ引き上げられ、次いで、さらにリフトポンプを介して搬送される。
特許公開第JPS5486597Uには、貝が複数の高圧ノズルによって海底から解放されるシステムが記載されている。次いで、貝は、ホース接続を通じて海面へ吸い上げられ、最後に、船上のコンテナに貯蔵される。システムは、シュー、ストラットおよび複数のノズルを備えるスレッジ型物体から成る。ノズルには、ホースを介して船上のポンプから流体が供給される。海底における収集システムは、船に取り付けられた牽引ロープによって海底に沿って引きずられるように設計されたスレッジを有する。
ノルウェー特許第333031号明細書には、ROVまたは水上船から制御される液圧式アームを使用して海底から対象物を収集するための装置が記載されており、この装置は、ROV/液圧式アームに取り付けられており、ノズルと、吸引チャンバと、負圧ポンプと、排出システムとから成り、対象物を収集するために吸引を利用し、特定の対象物を収集するために特別に構成されたノズルを有する。
英国特許第2332848号明細書には、ケージと、海底に沿って牽引されるように適応させられたフレームに取り付けられたブレードとを有する、海底における貝を採取するための装置が記載されている。供給管は、乱流を発生するためにブレードに隣接して高圧下で流体を排出し、吸引管は、ケージに収集された材料を除去する。ブレードは、海底から捕獲物を解放するように適応させられており、ブレードの突入の角度および深さを変更することができるように調節可能である。吸引管は、好ましくは、エアリフトポンプとして作動する。
英国特許第1207906号明細書は、軟体動物等の採取のための吸引底引き装置を開示している。この装置は、海底から軟体動物を収集するための底引き手段と、軟体動物のための移動のチャネルを規定する収集手段と、底引き手段に隣接する箇所において案内手段に高圧ガスを供給するための手段とを有し、前記ガスの浮力および速度が、前記チャネルを通る軟体動物の移動を生じる。
英国特許第1156547号明細書は、海底から軟体動物を持ち上げ、軟体動物を連続的に、底引き網を牽引する水上船まで搬送する海洋底引き網を開示している。
米国特許出願公開第2003/172557号明細書は、海底から貝を採取するための装置であって、加圧水源と、水源から水を受け取りかつ水を貝含有堆積物へ方向付けるために配置された少なくとも1つの水ジェットと、少なくとも1つの水ジェットによって掘削された貝含有堆積物を受け取りかつ堆積物から貝を分離するための選別プレートと、分離された貝を受け取るための収集チャンバと、デュアルリフティング室であって、そのうちの一方は、収集チャンバから貝を持ち上げかつ水面へ搬送するために貝を同伴するために加圧水源に接続されており、そのうちの他方は、貝が海面へ搬送されるとき貝にクッションを与えながら搬送速度および持上げ力を増大するために加圧空気を受け取るように配置されている、デュアルリフティング室とを有する、装置を開示している。
米国特許第2204584号明細書は、海底から牡蠣、貝等の材料を除去する装置を開示しており、この装置は、前記材料を除去するために、ノズルが海底に向けられながら、水の流れをノズル内および鉛直方向通路を通じて提供する液圧式底引き網から成り、前記材料は、水の流れに浮かされ、通路を通って水の流れとともに、例えば、前記材料が収集および貯蔵される水上船まで移動させられる。
米国特許第3783536号明細書は、海底から生物学的または地質学的材料を収集する装置であって、水上船と、下方へ垂れ下がった導管と、第1の下方へ垂れ下がった導管に配置された第2の導管と、前記導管内に配置された第1および第2の無端ベルトコンベヤと、水上船に配置された吸引ポンプとを有し、第2の導管の上側部分は吸引ポンプ入口に接続されている、装置を開示している。
仏国特許第2735329号明細書には、海底に沿って引きずる漁船に取り付けられた水中フレームから成る漁具が記載されている。水中フレームは、ガイドと、吸引ヘッドとを有し、吸引ヘッドは、フレームの前側部分に向かって配置されておりかつ真空を生じ、この真空が、前側フレーム部分から所定の一定の距離に配置されたプラットフォームへ海底から材料を運搬する。吸引ヘッドの上方および前方におけるキャリヤは、ネットの上縁のための支持部を形成しており、吸引ヘッドを通過する生物が捕獲されることを可能にする。搬送ダクトは、(両装置によって捕獲された)生物を水中フレームから水上船へ移し替える。
海底に沿って吸引によってフレームを引きずる収集ギヤの一般的特徴は、大量の海底堆積物を撹拌し、海底動物相を損傷し、「クリーン・スイープを行い」、これにより、採取ギヤが引きずられた海底に、大きな損傷が残されるということである。このタイプの採取方法は、ノルウェー当局によって終了させられ、違法であると宣言された。
したがって、本発明は、2つの課題を解決することを目的とする:
1.効率的な採取方法:使用される現在の方法はダイバーによる手作業による採取である。これは、リスクが高く、時間がかかる。なぜならば、アイスランドホタテガイの採取は、200mの深さで行われる可能性があるからである。本発明は、手作業による採取および海面におけるバケツへの吸い上げとは異なる。
2.採取中の海底への損傷を防止する。本発明は、回復させるのに長い時間がかかる海底に対する広範囲のまたは修復不可能な損傷を生じていた従来の採取方法とは異なる。
発明の簡略的な概要
本発明は、前記課題を解決し、貝(アイスランドホタテガイ、その他のホタテガイまたは類似の生物)のための採取システムであって、採取ユニット(0)を備え、該採取ユニット(0)は、以下の特徴、すなわち、1つまたは複数のポンプであって、海底へ向けられた1つまたは複数の吸引ノズルと、吸引ノズルからポンプまで通じた1つまたは複数の入口と、選別装置への出口とを有する、1つまたは複数のポンプと、1つまたは複数のポンプを駆動するための1つまたは複数のモータと、を備え、混獲および異物から貝を少なくとも分離する選別装置は、収集ユニットへ通じた貝のための出口を有し、少なくとも採取ユニットを支持する構造的なメインフレームと、採取ユニットの配備および推進のための牽引(towing)および進水(launching)システムと、を備える採取システムである。
本発明は、さらに、海底から貝を採取する方法であって、以下のステップ、すなわち
-採取ユニットを船から牽引および進水システムを介して海底まで降下させるステップと、
-採取ユニットに配置された1つまたは複数のポンプによって、海底へ向けられた1つまたは複数の吸引ノズルを介して貝を吸い上げるステップと、
-選別装置を使用して混獲および異物から貝を分離するステップと、
-貝を収集ユニットへ送るステップと、
-牽引および進水システムによって海底に沿って採取ユニットを牽引するステップと、
-吸引ノズルの位置と、海底に対する採取ユニットの位置と、採取速度に応じたポンプからの所要の吸引力または流れとを制御および調節するステップと、
を含む、海底から貝を採取する方法に関する。
採取ユニットは、単純な技術的ソリューションであり、これは、漁獲中に機器を操作または修理するために特別な能力が要求されないことを意味する。
図面は、請求項に記載された発明の幾つかの実施の形態を示しているが、本発明は、図示された実施の形態に限定されない。
採取方法がどのように行われるかを示す、船または母船および採取ユニットを有する本発明の1つの実施の形態による全体的概念の概略図である。 採取ユニットの1つの実施の形態と、牽引船の複数の部分とのアセンブリを示している。 フレームに取り付けられた採取ユニットの1つの実施の形態の配置を示している。 採取ユニットがフレームに取り付けられているところの配置を備える発明の1つの実施の形態を示している。 フレームに取り付けられた図4における採取ユニットの(背面図における)配置を発明の1つの実施の形態において示している。
発明の実施の形態
本発明による装置は、前記課題および需要に対するソリューションであり、海底に生息する海洋生物(アイスランドホタテガイ、その他のホタテガイまたは類似の生物)のための採取システムであって、採取ユニットを備え、採取ユニットは、以下の特徴、すなわち、1つまたは複数のポンプであって、海底へ向けられた1つまたは複数の吸引ノズルと、吸引ノズルからポンプまで通じた1つまたは複数の入口と、選別装置への出口とを有する、1つまたは複数のポンプと、1つまたは複数のポンプを駆動するための1つまたは複数のモータと、を備え、混獲および異物から貝を少なくとも分離する選別装置は、収集ユニットへ通じた貝のための出口を有し、少なくとも採取ユニットを支持する構造的なメインフレームと、採取ユニットの配備および推進のための牽引および進水システムと、を備える採取システムである。
採取システムは、図1に単純な概略図で示されている。システムは、穴の開いたかごまたはクレートであってもよいバスケットにおいて船(F)まで搬送される前に海底から例えば貝を採取しかつ選別することを目的とする。海底からの例えば貝の非接触採取のためのユニットは、吸引ノズルに負圧を生じる複数のポンプユニット(1)から成る。この負圧は、吸引ノズルに接続されたホース内へ貝を吸い込み、そこから、貝は、ポンプ(1)を通って吸い込まれ、セパレータ(3)を通過し、セパレータ(3)においてあらゆる望ましくない物体をろ過することができる(岩、海藻およびごみなどの混獲および異物から貝を分離する)。ろ過された貝は、管または通路(33)を通過させられるまたはセパレータ(3)から海底へ直接捨てられる。選別された貝は、最終的に、1つまたは複数の収集容器、チャンバまたはバスケット(4)へ収納される。収集チャンバ(4)は、幾何学的に画定されかつ捕獲物のための貯蔵部として機能する装置である。バスケット(4)は、一度に1つずつ海面へ引き上げることができ、ユニットの残りから独立して空にすることができる。バスケット(4)および採取ユニット(0)には、リフティング装置(L)が設けられている。バスケット(4)を引き上げることは、例えば牽引索(51)の一部であってもよいカップリング装置(K)によって行うことができる。吸引ノズル(2)は、海底のトポロジー(topology)に適応させるために電気式または液圧式アクチュエータによって上昇/降下させることができ、完全なオペレータ制御を可能にするためにカメラおよび照明が採取システムに取り付けられる。採取ユニットは、船(F)から独立して移動させることはできないが、必要であればOBS-ROV(観察小型潜水艇)によって補助することができる。これの利点は、周囲の配置、海底および機器の良好な制御を有し、採取ユニットの損傷および損失を最小限にすることである。ポンプ(1)は、周波数制御することができ、ポンプモータは、採取ユニットが受ける静水圧に抵抗することができるように圧力を打ち消すように設計することができる。なぜならば、貝は、200mの深さで見つけることができるからである。周波数制御されるポンプの利点は、オペレータが、ポンプの吸引、ひいては、貝および海底に作用する力を制御することができるということである。したがって、ポンプの周波数制御は、海底への損傷の範囲を制限することを助ける。ポンプは、エジェクタタイプ、いわゆる「無接触」でありかつポンプで送られる製品に対して優しいインペラを備える、高い流量および低い圧力を有する大型のらせん形ケーシングを有するタイプ、またはその他の適切なタイプのポンプであることができる。
1つの実施の形態において、本発明は、例えば、メインフレーム(6)とウインチ(V)との間に延びるワイヤ、ロープ、チェーン等の牽引索(51)を有する。ウインチ(V)は、採取ユニット(0)を支持するようにさらに適応させられた船(F)に配置することができる。採取システムは、牽引索(51)に吊るされ、採取操業中、約2ノットの前進速度で船の後方において引っ張られることができる。漁船として、オフショア支援船(OSV)、プラットフォーム補給船(PSV)または当該目的に適した漁船を使用することができる。
発明の1つの実施の形態において、選別装置(3)は、混獲から貝を分離するように設計された第1の選別機(3a)と、例えば貝のサイズ選別のために設計された第2の選別機(3b)とを有する。混獲は、例えば、岩、海藻および死んだ草木から成ることができる。貝の第1のサイズ選別は、所望のサイズの貝と、所望のサイズに満たない貝とを区別するために望ましい。採取されてもよいホタテガイの最小貝殻高さは、65mmである。すなわち、セパレータは、複数の段を有することができ、第1の段は、小さな岩、死んだ草木などの、できるだけ多くの望ましくない物体を選別する。望ましくない物体は、収集されるのではなく、第1の選別機(3a)から再び海へ排出される。海底においてできるだけ多くの混獲を分離することができると有利である。次いで、セパレータ装置における次の段は、最小サイズに満たない貝を解放することができるように貝をサイズに従って選別することができることであってもよい。小さな貝を再び元の生息場所へ戻し、これにより、損傷および「死んだ海」を最小限にすることが有利である。望ましいながら、取り上げることが望ましい貝をサイズに従って選別することもできるが、この種の選別を船上で行うこともできる。
採取システムの1つの実施の形態において、採取ユニット(0)は、さらなるサイズ選別のために、すなわち、例えば、様々な異なる所望のサイズのアイスランドホタテガイを区別するために設計された第3の選別機(3c)を有することができる。第3の選別機(3c)は、採取ユニット(0)に配置することができる。様々な異なる市場、顧客および品質へ供給されるべきこれらの貝サイズを採取ユニットにおいて直接区別することができることが有利であることがある。
採取システムの1つの実施の形態において、採取システムは、船(F)に配置された付加的な選別機(3d)を有することができる。この選別機(3d)は、船(F)のデッキに適切に配置される。アクセス、捕獲物の放出および保守のしやすさのために利用しやすいデッキ上にこの選別機(3d)を有すると有利である。捕獲物のためのパッキングおよびパッケージングプロセスを単純化するために貝を注意深く選別するために船のデッキにおいてさらなる選別を行うことが実用的または適切であるという状況も存在し得る。この選別機は第4の選別機である必要はなく、海底において作動する採取ユニット(0)に配置された1つまたは複数の選別段と容易に置き換えることができる。
混獲からアイスランドホタテガイを分離するための選別装置は、機械式選別、光学式イメージングおよび画像分析、超音波送信機および受信機、超音波画像分析、例えば、ドップラー、音響インピーダンス、サイズ測定、および複数の超音波送信機および複数の超音波センサの使用を含む。
採取システムの1つの実施の形態において、収集ユニット(4)は、ポンプ(1)およびセパレータユニット(3)から分離されかつポンプ(1)およびセパレータユニット(3)に接続された別個のユニットである。
採取システムの1つの実施の形態において、収集ユニット(4)には、その壁部および底部において、ワイヤメッシュ、格子またはネット(41)が設けられている。収集ユニットは、例えば、排水口を備えた箱、スロット、小孔、ネット、ワイヤメッシュ、格子または中実壁部を備えた箱など、多くの異なる形式で構成することができる。これらの装置の利点は、捕獲物の最終的な選別を行うことができ、より前の選別装置(3a~3d)において検出されなかった小さな汚染物を捨てることができるということである。前記セパレータは、原則として、所望の捕獲物から望ましくない物体を選別するために、サイズ、比重および重力、光学式イメージングおよび画像分析、機械的選別、超音波分析(ドップラー、音響インピーダンス、サイズ測定)または複数の超音波送信機の利用を用いることができる。
単純かつ効率的な形式で空にすることができるように配置された収集ユニット(4)を有することが有利である。収集ユニット(4)を採取ユニット(0)から船(F)のデッキへ持ち上げることができるために、収集ユニット(4)は、アイボルトまたはリフティングアイなどのリフティング装置(L)を備えている。
発明の1つの実施の形態において、収集ユニット(4)は、リフティング装置(L)が、収集ユニット(4)の別個のリフトのために牽引および進水システム(5)におけるカップリング装置(K)に接続されるように配置されている。これの利点は、オペレータが、特定の収集ユニット(4)(この場合、バスケット)を持ち上げかつ空にすることができるのに対し、その他のバスケットは、海底において生産中であり、これにより、停滞を防止し、貝の継続的な収集を可能にする。加えて、これは、海底から船まで移動させられなければならない機器および重量がより少なく、これにより、絶対的に必要であるよりも多くの機器への潜在的な損傷のリスクを低減する。
発明の1つの実施の形態において、収集ユニット(4)は、採取ユニット(0)の全体を船(F)のデッキまで持ち上げる牽引および進水システム(5)によって空にすることができる。これにより、採取ユニット(0)の全体が持ち上げられ、船のデッキに配置され、局所的に収集ユニット(4)を操作し、取り扱いかつ空にすることを極めて容易にし、オペレータが状況の全体を良く把握することを可能にする。
発明の1つの実施の形態において、収集ユニット(4)において任意のレベルに達したときに収集ユニット(4)を空にすることができるまたは連続的に収集ユニット(4)を空にすることができ、選別された貝は、別個のポンピングおよび搬送システム(7)によって船(F)のデッキまで搬送される。任意の搬送速度で収集ユニット(4)を空にするポンピングおよび搬送システムを用いる連続的プロセスを導入することが有利であることがある。貝採取効率が高まり、収集ユニット(4)の不要な排出プロセスも防止され、これは、採取操業中のより短い中断または停止に貢献する。
発明の1つの実施の形態において、船(F)における制御および監視ユニット(58)または採取ユニット(0)に直接的または間接的に接続された少なくとも1つのカメラ(53)と共に、メインフレームを配置することができる。このようなカメラ監視は、採取装置のオペレータに漁獲領域の概観を提供し、採取操業中にオペレータ決定補助も提供する。
発明の1つの実施の形態において、採取システムは、さらに、海底に対する採取ユニット(0)の位置の制御、監視および表示のために、少なくとも採取装置(0)に配置された位置決めシステム(50)を有することができる。これは、採取ユニットの制御を単純化し、操業中のオペレータに対する負担を低減することができる。
発明の1つの実施の形態において、位置決めシステム(50)は、海底に対する採取ユニット(0)の位置の表示のために、少なくとも採取ユニット(0)に配置されたセンサ(52)を有することができる。これは、有利である可能性がある。なぜならば、これにより、オペレータは、採取ユニット(6)がどこにあるかを知ることができ、位置決めシステム(50)からの制御を単純化するからである。
発明の1つの実施の形態において、ポンプ(1)のうちの1つまたは複数は、海底の特徴に適応させられた吸引を個々にまたはまとめて調節することができる吸引調節システム(14)を有する。ポンプの速度は、様々な異なる海底条件に適応するようにプログラムすることができる吸引調節システム(14)から制御される。それぞれの別個のポンプを通過する最適な流量は、0~1.0m3/sで変化するように判断される。吸引調節システムの別の変化態様は、ポンプが一定速度で作動させられながら、ポンプへのチャネルが単に短縮されるというものであることができる。これは、単純化されたシステムである。
発明の1つの実施の形態において、1つまたは複数の吸引ノズル(2)は、海底トポロジーに適応させられるように上昇または降下させられるように配置することができる。1つの実施の形態において、船からのビデオイメージおよび手動制御が使用される。1つの実施の形態において、これは、センサおよび画像認識技術によって制御することができる。吸引ノズル(2)には、海底に面したスリットを有する実質的に水平なチャネル(21)を設けることができる。チャネル(21)は、1つまたは複数の吸引ノズル(2)の底側縁部に接続されている。
発明の1つの実施の形態において、吸引ノズル(2)は、液圧式または電気式アクチュエータ(22)によって構造的なメインフレーム(6)に対して上昇および降下させられるように配置することができる。このためにプーリ/ワイヤ/モータ配列(23)を使用することも可能である。これは、それぞれの個々のノズルを海底トポロジーの特徴に従って調節および位置決めすることができる方法を単純化する。これは、カメラまたはセンサによって達成される。カメラまたはセンサは、採取ユニットの様々な異なる箇所に配置されており、吸引ノズルアクチュエータに接続された制御システムにフィードバックを提供する。
発明の1つの実施の形態において、船(F)は、Aフレーム(A)を有することができる。Aフレーム(A)は、牽引および進水システム(5)の支持のために船(F)の後側部分に配置されている。採取ツールは、「船外」または進水システムであるAフレームによって、船(F)に取り付けられる。Aフレームは、どれだけ多くのモジュールを採取ユニットが備えるかに従って可動ロープブロックを有する。Aフレームは、採取ユニットをデッキに安全に着地させることができるように、十分に船の内側に配置することができ、実際には、ほとんど船の幅と同じ幅であることができる。これは、採取ユニット(0)の積み下ろしを容易にするために有利である。同時に、このソリューションは、採取ユニット(0)のサイズに関して最小限の制限をもたらす。
発明の1つの実施の形態において、船(F)は、採取ユニット(0)の配備および回収のためのムーンプール(M)を有することができる。ムーンプールは、船のデッキに配置された開口であり、この開口を通じて、採取ユニットを海底から持ち上げかつ海底へ降下させることができる。これは、望ましくない気象条件において採取ユニットが積み下ろしされるときに有利であり、実質的に天候範囲を拡大する。
発明の1つの実施の形態において、ウインチ(V)は、さらに、海底に対する採取ユニット(0)の位置を調節するための上下動補正システム(57)を有することができる。上下動補正システム(57)は、Aフレーム(A)に吊るされるようにまたはウインチ(V)とAフレーム(A)との間に取り付けられるように配置することもできる。牽引システム(5)が、ライン(53)を案内するための、固定されたまたは横方向に可動なロープブロック(58)と、船のデッキに採取ユニットを位置決めしかつ着地させるための液圧式または電気式アクチュエータとを有することが有利であることがある。上下動補正によって、海底からの一定の距離が維持され、一体化されたカメラにより、環境および周囲の良好な外観が得られる。上下動補正システムの利点は、システムにおいて小さな質量および小さな回転慣性が存在することに基づく。上下動が補正されたウインチは、好ましくない天候条件により採取が不可能となる日数を減じるためにも有利であり、すなわち、天候範囲が実質的に拡大される。別の利点は、船(F)におけるウインチ(V)が、斜面、岩、岩屑などの破壊された地底に関して必要であるならば、海底に対して異なる基準点の下で作動することができるということである。1つの実施の形態において、ウインチ自体は、上下動に対して逆相でウインチドラムを回転させることによって上下動を補正することができる。
発明の1つの実施の形態において、牽引および進水システム(5)は、船(F)から採取ユニット(0)への送電を行うアンビリカルケーブル(umbilical cable;54)を構成するまたは有するライン(53)を有することができる。このアンビリカルケーブル(54)は、ライン(またはリフティングケーブル)および採取ユニット(0)のための送電および信号ケーブルの両方として機能する。ウインチ(V)には、採取ユニット(0)への送電のためのスリップリングが設けられる。採取ユニット(0)におけるカメラ(55)からのライブ映像をこのスリップリングを介して送信することもできる。代替的に、採取ユニット(0)は、別個のエネルギ源、例えば、自律的オペレーションを可能にするために海中バッテリパックを備えることができる。
発明の1つの実施の形態において、採取ユニット(0)は、海底に対する採取ユニット(0)の位置決めを精密に調節または補助するように設計された鉛直方向および/または水平方向推進装置(59)を有する。鉛直方向および/または水平方向推進装置(59)が、海底の特徴に応じて、採取ユニット(0)をそれぞれX軸、Y軸および/またはZ軸において独立して位置決めすることができるならば、採取システムにとって有利である。これは、採取活動をより効率的にする。
発明の1つの実施の形態において、以下の構成要素、すなわち吸引調節システム(14)、アクチュエータ(22)、位置決めシステム(50)および/または推進装置(59)、のうちの少なくとも1つまたは複数を調節するように設計された制御および監視システム(58)が設けられる。採取システムを、有利には、その全体を、船(F)から管理、監視および制御することができる。採取ユニットの採取効率は、2つの主なパラメータ、すなわち貝の個々の密度および海底の特徴によって影響される。最適な採取効率を得るために、漁獲操業の前に、採取が行われるべき領域における貝の生息地をチャート化することができることが必要である。採取ユニット(0)に取り付けられた1つまたは複数のカメラ(55)および光源(56)を使用することによって、オペレータまたは制御システムは、海底地形の性質および海底における貝の集中の位置の事前画像を有する。ここで、画像認識を使用することができ、この場合、センサ(52)が、採取ユニット(0)における異なる箇所に取り付けられており、例えば、0~50mさらに前方の、海底および貝が採取されるべき領域をスキャンすることができる(いわゆる、予測画像分析)。この収集された情報に基づき、オペレータまたは制御システムは、採取を最大限にするために採取システムがどちらへまたはどの方向へ移動すべきかを(視覚的にまたはアルゴリズムを用いて)決定または予測することができる。同時に、オペレータは、環境に対する不要な不利な影響を防止するために、海底が、回避することができる敏感な植物相/サンゴから成るかどうかの情報を見るまたは受け取ることができる。チャート化および採取相において、制御および監視システム(58)は、(例えば、GPS、トラッカまたはその他の位置決め装置を介して)操業中に採取ユニット(0)の座標を処理および登録することができ、これにより、座標が記憶され、これにより、後で同じ場所での採取を回避する。採取ユニット(0)がどこにいたかの文書化も、採取許可および報告の一部として、漁業当局によって設定された要求である可能性がある。
1つの実施の形態において、採取ユニット(0)はモジュール式であり、システムは、複数の並置された同一のモジュールから成り、複数のユニットが並行して作動することができるので、広範囲の海底をカバーすることができる。これは、実際には、どこで重量が懸念されるかの制限を有さない。採取ユニット(0)の重量により、浮力の必要性があるならば、ユニットは、浮力エレメントを備えることができる。各ユニットは自立したユニットであるので、採取ユニットは、海底条件、生産能力および船の容量に従って、モジュールごとに構成可能であることができる。

Claims (15)

  1. 海底に生息する海洋生物の採取システムであって、採取ユニット(0)を備え、該採取ユニット(0)は
    1つまたは複数のポンプ(1)であって、
    前記海底へ向けられた1つまたは複数の吸引ノズル(2)と、
    前記吸引ノズルから前記ポンプ(1)まで通じた1つまたは複数の入口(11)と、
    口(12)と、
    を有する、1つまたは複数のポンプ(1)と、
    前記1つまたは複数のポンプを駆動するための1つまたは複数のモータ(13)と、
    を備え、
    前記採取システムは、さらに、
    前記1つまたは複数のポンプ(1)の出口(12)に接続され、混獲および異物から海洋生物を少なくとも分離する選別装置(3)と、
    前記選別装置(3)の出口(32)に接続され、選別された海洋生物を収納する収集ユニット(4)と、
    少なくとも前記採取ユニット(0)を支持する構造的なメインフレーム(6)と、
    前記採取ユニット(0)の配備および推進のための牽引および進水システム(5)と、
    を備え
    前記牽引および進水システム(5)は、ウインチ(V)と、前記メインフレーム(6)と前記ウインチ(V)との間に延びる牽引索(51)を有し、
    前記ウインチ(V)は、船(F)に配置されており、前記ウインチ(V)は、さらに前記海底に対する前記採取ユニット(0)の位置を調節するための上下動補正システム(57)を有する、
    ことを特徴とする、採取システム。
  2. 前記選別装置(3)は、
    混獲から海洋生物を分離するように設計された第1の選別機(3a)と、
    前記海洋生物のサイズ選別のために設計された第2の選別機(3b)と、
    を有する、請求項1記載の採取システム。
  3. 前記採取ユニット(0)は、さらなるサイズ選別のために設計された第3の選別機(3c)をさらに有し、
    該第3の選別機(3c)は、前記採取ユニット(0)に配置されている、
    請求項2記載の採取システム。
  4. 前記収集ユニット(4)は、前記ポンプ(1)および前記選別装置(3)から分離されておりかつ前記ポンプ(1)および前記選別装置(3)に接続された別個のユニットである、請求項1から3までのいずれか1項に記載の採取システム。
  5. 前記収集ユニット(4)には、該収集ユニット(4)の別個の持上げのために、前記牽引および進水システム(5)における連結装置(K)に接続するためにリフティング装置(L)が設けられている、請求項1から4までのいずれか1項記載の採取システム。
  6. 前記メインフレームには、前記船(F)または前記採取ユニット(0)における制御および監視ユニット(58)に直接的または間接的に接続された少なくとも1つのカメラ(53)が設けられている、請求項1から5までのいずれか1項記載の採取システム。
  7. 前記採取システムは、さらに、前記海底に対する前記採取ユニット(0)の前記位置の制御、監視および表示のために、少なくとも前記採取ユニット(0)に配置された位置決めシステム(50)を有する、請求項1から6までのいずれか1項記載の採取システム。
  8. 前記位置決めシステム(50)は、前記海底に対する前記採取ユニット(0)の前記位置の表示のために、少なくとも前記採取ユニット(0)に配置されたセンサ(52)を有する、請求項1から7までのいずれか1項記載の採取システム。
  9. 前記1つまたは複数のポンプ(1)は、前記海底の特徴に適応させられた吸引を個々にまたはまとめて調節することができる吸引調節システム(14)をさらに有する、請求項1から8までのいずれか1項に記載の採取システム。
  10. 前記吸引ノズル(2)は、液圧式または電気式アクチュエータ(22)またはプーリ/ワイヤ/モータ装置(23)によって、前記構造的なメインフレーム(6)に対して上昇および降下させられるように設計されている、請求項1記載の採取システム。
  11. 前記船(F)は、前記牽引および進水システム(5)の支持のために、前記船(F)の後側部分に配置されたAフレーム(A)を有する、請求項1から10までのいずれか1項に記載の採取システム。
  12. 前記採取ユニット(0)は、前記海底に対する前記採取ユニット(0)の位置決めを調節または補助するように設計された鉛直方向および/または水平方向推進装置(59)を有する、請求項1から11までのいずれか1項に記載の採取システム。
  13. 前記採取システムは、複数の並置された同一のモジュールから成る、請求項1から12までのいずれか1項に記載の採取システム。
  14. 採取システムを用いて海底から海洋生物を採取する方法であって、
    前記採取システムは、採取ユニット(0)を備え、該採取ユニット(0)は、以下の特徴、すなわち、
    1つまたは複数のポンプ(1)であって、
    前記海底へ向けられた1つまたは複数の吸引ノズル(2)と、
    前記吸引ノズルから前記ポンプ(1)まで通じた1つまたは複数の入口(11)と、
    選別装置(3)への出口(12)と、
    を有する、1つまたは複数のポンプ(1)と、
    前記1つまたは複数のポンプを駆動するための1つまたは複数のモータ(13)と、
    少なくとも前記採取ユニット(0)を支持する構造的なメインフレーム(6)と、
    前記採取ユニット(0)の配備および推進のための牽引および進水システム(5)と、を備え、
    混獲および異物から海洋生物を少なくとも分離する前記選別装置(3)は、収集ユニット(4)へ通じた海洋生物のための出口(32)を有し、
    前記牽引および進水システム(5)は、
    前記メインフレーム(6)とウインチ(V)との間に延びる牽引索(51)を有し、
    前記ウインチ(V)は、船(F)に配置されており、前記ウインチ(V)は、さらに前記海底に対する前記採取ユニット(0)の位置を調節するための上下動補正システム(57)を有し、
    前記方法は、以下のステップ、すなわち
    前記採取ユニット(0)を前記船(F)から前記牽引および進水システム(5)により前記海底まで降下させるステップと、
    前記採取ユニット(0)に配置された1つまたは複数の前記ポンプ(1)を使用して、前記海底へ向けられた1つまたは複数の前記吸引ノズル(2)により海洋生物を吸い上げるステップと、
    前記選別装置(3)を使用して混獲および異物から海洋生物を分離するステップと、
    前記海洋生物を前記収集ユニット(4)へ送るステップと、
    前記牽引および進水システム(5)によって前記海底に沿って前記採取ユニット(0)を牽引するステップと、
    前記吸引ノズル(2)の位置と、前記海底に対する前記採取ユニット(0)の前記位置と、採取速度に応じた前記ポンプ(1)からの所要の吸引力または流れとを制御および調節するステップと、
    を含む、方法。
  15. 前記採取ユニットは、該採取ユニット(6)または前記船(F)に配置された制御および監視ユニット(58)によって制御および調節される、請求項14記載の方法。
JP2020543456A 2017-10-25 2018-10-24 貝のための採取システムおよび貝を採取する方法 Active JP7354122B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NO20171710 2017-10-25
NO20171710A NO343584B1 (no) 2017-10-25 2017-10-25 Fiskeverktøy for marine bunnlevende organismer, til fiske av haneskjell, kamskjell og potensielt andre bunnarter som eksempelvis sjøpølse, kråkeboller, andre skjelltyper og krabbearter
PCT/NO2018/050255 WO2019083375A1 (en) 2017-10-25 2018-10-24 FISHING TOOL FOR BENTHIC MARINE ORGANISMS, FOR SCALLOPS OF ICELAND OTHER SCALLOPS AND POTENTIALLY OTHER BENTHIC SPECIES SUCH AS HOLOTHURIES, PURSUITS, OTHER TYPES OF SEAFOOD AND CRAB SPECIES

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021500082A JP2021500082A (ja) 2021-01-07
JP7354122B2 true JP7354122B2 (ja) 2023-10-02

Family

ID=66181370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020543456A Active JP7354122B2 (ja) 2017-10-25 2018-10-24 貝のための採取システムおよび貝を採取する方法

Country Status (10)

Country Link
US (2) US11547103B2 (ja)
EP (1) EP3700335A4 (ja)
JP (1) JP7354122B2 (ja)
CN (1) CN111263583B (ja)
AU (1) AU2018355824B2 (ja)
CA (1) CA3075386A1 (ja)
DK (2) DK181167B1 (ja)
NO (1) NO343584B1 (ja)
RU (1) RU2020116805A (ja)
WO (1) WO2019083375A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NO343014B1 (en) * 2017-03-24 2018-10-01 Karmoey Winch As A pumping system and method
GB2567452B (en) * 2017-10-12 2020-07-08 Atlantic Lionshare Ltd Method apparatus and system for controlling fish
GB201800103D0 (en) * 2018-01-04 2018-02-21 Pirie & Smith Ltd A method or apparatus for collecting marine life
CN111109214B (zh) * 2020-01-19 2023-12-19 湖南科技大学 吸入式深海海底生物采集与原位保持系统及其使用方法
NO345944B1 (no) * 2020-09-17 2021-11-08 Shm Solutions As Arrangement på et oppdrettsfartøy for oppsug av fisk i en merd
CN112706886B (zh) * 2021-03-29 2021-06-01 烟台智汇港科技创新有限公司 一种一体式渔船水下分舱装运装置
WO2022235352A1 (en) * 2021-05-03 2022-11-10 X Development Llc Automated camera positioning for feeding behavior monitoring
CN113951216A (zh) * 2021-10-25 2022-01-21 威海浦鲸智能设备有限公司 作业设备
CN114365722B (zh) * 2021-12-16 2022-11-01 生态环境部南京环境科学研究所 一种淡水水体大型底栖软体动物生态研究采样装置
CN114885911A (zh) * 2022-05-18 2022-08-12 山东省海洋科学研究院(青岛国家海洋科学研究中心) 一种浅海贝类采收设备
CN115428773B (zh) * 2022-10-08 2023-10-13 中国水产科学研究院渔业机械仪器研究所 气浮式海底埋栖型贝类采收船

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4779404A (en) 1985-01-31 1988-10-25 Bell John R Suction harvester for aquatic plants and animals
GB2335935A (en) 1998-04-02 1999-10-06 Goudschelp Conservenfab Bv Harvesting animals living in or on the seabed
JP3138739U (ja) 2007-10-31 2008-01-17 静夫 中根 水流噴射式貝桁網
NO20092836A1 (no) 2009-08-14 2011-02-15 Are Hofstad Apparat for oppsamling av objekter fra sjobunnen
JP5486597B2 (ja) 2009-06-03 2014-05-07 日本電信電話株式会社 符号化方法、符号化装置、符号化プログラム及びこの記録媒体
JP5989798B2 (ja) 2011-12-08 2016-09-07 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド ミリ波通信システムの方法および装置

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2204584A (en) * 1936-12-23 1940-06-18 Flower Harry Butler Method and apparatus for shellfish dredging
US2672700A (en) * 1952-05-19 1954-03-23 Jr Fletcher Hanks Shellfish harvesting machine
GB1156547A (en) 1966-11-02 1969-06-25 White Fish Authority A Dredge for Harvesting Molluscs
GB1207906A (en) 1967-11-06 1970-10-07 Borden Inc Apparatus for harvesting mollusks or the like
US3521386A (en) * 1969-08-07 1970-07-21 Gilbert W Francklyn Shellfish harvesting machine
US3783536A (en) 1972-08-29 1974-01-08 Hanks Seafood Co Inc Apparatus for collecting biological and/or geological specimens from waterways
JPS5715658Y2 (ja) 1977-11-29 1982-04-01
US4434572A (en) * 1981-03-23 1984-03-06 William W. Sheldon Retrieval of lobsters and other objects
JPS5989798U (ja) * 1982-12-09 1984-06-18 三井造船株式会社 ム−ンプ−ル
JPH0643A (ja) 1992-06-22 1994-01-11 Jdc Corp 海底植食動物を採取するための装置
FR2735329B1 (fr) 1995-06-14 1997-08-08 Martin Alain Dispositif permettant d'aspirer et acheminer en permanence des animaux aquatiques vivants du fond de la mer a bord du bateau de peche
RU2084372C1 (ru) 1996-01-10 1997-07-20 Санкт-Петербургское морское бюро машиностроения "Малахит" Система морских технических средств, взаимодействующих в открытом море
NL1007940C1 (nl) 1997-12-31 1999-02-02 Gerjets Harlingen Werkwijze om met behulp van een viskor de zeebodem plaatselijk om te woelen voor bevissing onder gebruikmaking van een steekmes.
US6237259B1 (en) * 1999-11-23 2001-05-29 Myers, Ii Arthur R. Shellfish dredging apparatus
US6748679B2 (en) * 2002-03-14 2004-06-15 Arthur R. Myers, Jr. Shellfish dredging apparatus
NL1020451C2 (nl) * 2002-04-22 2003-10-23 Tno Werkwijze en inrichting voor het verzamelen van dieren in of op een waterbodem.
GB0623450D0 (en) * 2006-11-24 2007-01-03 Drabble Ray Faunal friendly dredging system
CN201440880U (zh) * 2009-06-15 2010-04-28 张吉全 贝类自动捕捞装置
JP5851788B2 (ja) * 2011-10-04 2016-02-03 国立研究開発法人水産総合研究センター 貝類の吸引式採取装置
CN102499132B (zh) * 2011-10-14 2014-01-29 中国科学院海洋研究所 一种海珍品增殖礁体的布放设备及其布放方法
JP2013099257A (ja) * 2011-11-07 2013-05-23 Fisheries Research Agency 貝類の選別装置
CN103190382A (zh) * 2012-12-14 2013-07-10 广州中臣碧阳船舶科技有限公司 一种大型远洋拖网渔船的网囊吸鱼技术
CN103719048B (zh) * 2013-12-13 2015-11-11 谢鑫建 水上操控管吸式海参捕捞装置
CN104186438B (zh) * 2014-08-13 2017-08-15 张�浩 一种底栖动物采吸装置
PT3033936T (pt) * 2014-12-15 2017-10-18 Norwegian Innovation Tech Group As Sistema de colheita subaquático
CN105325379B (zh) * 2015-09-30 2018-03-20 浙江省海洋水产研究所 一种自动分拣贻贝装置
CN105961344A (zh) * 2016-05-26 2016-09-28 曹宇 高效自动捕捞器
CN106719492B (zh) * 2017-02-06 2020-05-19 中国科学院海洋研究所 一种双船连续作业型深海贝类采捕系统及其采捕方法
CN206453035U (zh) * 2017-02-22 2017-09-01 上海晓域电子科技有限公司 一种水下捕捞机器人
CN206547667U (zh) * 2017-03-15 2017-10-13 胡耀磊 一种浅水区用螺类、贝类采集设备

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4779404A (en) 1985-01-31 1988-10-25 Bell John R Suction harvester for aquatic plants and animals
GB2335935A (en) 1998-04-02 1999-10-06 Goudschelp Conservenfab Bv Harvesting animals living in or on the seabed
JP3138739U (ja) 2007-10-31 2008-01-17 静夫 中根 水流噴射式貝桁網
JP5486597B2 (ja) 2009-06-03 2014-05-07 日本電信電話株式会社 符号化方法、符号化装置、符号化プログラム及びこの記録媒体
NO20092836A1 (no) 2009-08-14 2011-02-15 Are Hofstad Apparat for oppsamling av objekter fra sjobunnen
JP5989798B2 (ja) 2011-12-08 2016-09-07 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド ミリ波通信システムの方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
NO20171710A1 (no) 2019-04-08
DK202270465A1 (en) 2022-10-04
NO343584B1 (no) 2019-04-08
CN111263583B (zh) 2022-12-27
JP2021500082A (ja) 2021-01-07
CA3075386A1 (en) 2019-05-02
EP3700335A1 (en) 2020-09-02
DK181167B1 (en) 2023-03-21
DK202070325A1 (en) 2020-05-26
US20200323183A1 (en) 2020-10-15
DK202070325A8 (en) 2020-11-03
AU2018355824A1 (en) 2020-03-19
RU2020116805A (ru) 2021-11-25
WO2019083375A1 (en) 2019-05-02
US20230157265A1 (en) 2023-05-25
AU2018355824B2 (en) 2024-05-02
US11547103B2 (en) 2023-01-10
RU2020116805A3 (ja) 2021-12-17
EP3700335A4 (en) 2021-08-11
CN111263583A (zh) 2020-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7354122B2 (ja) 貝のための採取システムおよび貝を採取する方法
US8091255B2 (en) Seabed organic material relocating
JP7239553B2 (ja) 揚水システムおよび方法
KR20060036371A (ko) 트롤망 장치
GB2551495A (en) Method and apparatus for controlling fish
AU2018285355B2 (en) System and method for use in fish farming or marine harvesting
NO345303B1 (no) Fiskeverktøy for marine bunnlevende organismer
JPH1084816A (ja) 底棲生物の捕獲装置
WO2024107063A1 (en) A harvesting unit, system and method for benthic marine organisms
WO1988003753A1 (en) Improvements in or relating to mussel culture
CN115428773B (zh) 气浮式海底埋栖型贝类采收船
WO2018231064A1 (en) System and method for use in fish farming or marine harvesting
GB2615079A (en) An active system for the recovery and disposal of ocean borne plastic
AU8279387A (en) Improvements in or relating to mussel culture
NZ224680A (en) Mussel culture: removal of mussels grown on rope

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7354122

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150