JPH1084816A - 底棲生物の捕獲装置 - Google Patents
底棲生物の捕獲装置Info
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- JPH1084816A JPH1084816A JP24821996A JP24821996A JPH1084816A JP H1084816 A JPH1084816 A JP H1084816A JP 24821996 A JP24821996 A JP 24821996A JP 24821996 A JP24821996 A JP 24821996A JP H1084816 A JPH1084816 A JP H1084816A
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- water
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業性がよく、労力が少なくてすみ、少数の
作業員により、安価に、しかも底棲生物を損傷させずに
捕獲することを可能とする捕獲装置を提供する。 【解決手段】 捕獲機本体の側部に延設された圧水用ヘ
ッダ管1と、圧水用ヘッダ管1に列設され内方に向かっ
て斜め下方に圧水流6を差し向ける圧水用ノズル4と、
圧水用のヘッダ管1に隣接して延設された圧縮空気用ヘ
ッダ管2と、圧縮空気用ヘッダ管2に列設され内方に向
かって斜め下方に圧縮空気9を差し向ける圧縮空気用ノ
ズル5とを備え、対向する圧水用ノズル4間の距離およ
び各圧水用ノズル4の高さ位置を、圧水流6により底棲
生物を水底面から剥離して、対向する圧水用ノズル4か
らの圧水流6が互いにぶつかりあって生ずる上昇流8に
より浮遊させる。
作業員により、安価に、しかも底棲生物を損傷させずに
捕獲することを可能とする捕獲装置を提供する。 【解決手段】 捕獲機本体の側部に延設された圧水用ヘ
ッダ管1と、圧水用ヘッダ管1に列設され内方に向かっ
て斜め下方に圧水流6を差し向ける圧水用ノズル4と、
圧水用のヘッダ管1に隣接して延設された圧縮空気用ヘ
ッダ管2と、圧縮空気用ヘッダ管2に列設され内方に向
かって斜め下方に圧縮空気9を差し向ける圧縮空気用ノ
ズル5とを備え、対向する圧水用ノズル4間の距離およ
び各圧水用ノズル4の高さ位置を、圧水流6により底棲
生物を水底面から剥離して、対向する圧水用ノズル4か
らの圧水流6が互いにぶつかりあって生ずる上昇流8に
より浮遊させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商業目的の漁業、
資源保護を目的とした底棲生物の移殖、湖沼調査、海洋
調査などにおいて、水底や海底に棲息する生物の捕獲を
伴う作業に使用される装置に関する。
資源保護を目的とした底棲生物の移殖、湖沼調査、海洋
調査などにおいて、水底や海底に棲息する生物の捕獲を
伴う作業に使用される装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、湖沼、海洋の底棲生物の捕獲に
は、タモ採り、籠採り、潜水等の方法が採られて来た。
タモ採りは、船上から、長い棒の先に付けた袋状の網を
使って、箱眼鏡により海底面を観察しながら、捕獲する
方法である。籠採りは、底棲生物の餌となるものを、籠
の中に仕掛けておき、籠に蝟集してきた底棲生物を捕獲
する方法である。潜水による方法は、ダイバーが直接底
棲生物を素手で捕獲するものである。
は、タモ採り、籠採り、潜水等の方法が採られて来た。
タモ採りは、船上から、長い棒の先に付けた袋状の網を
使って、箱眼鏡により海底面を観察しながら、捕獲する
方法である。籠採りは、底棲生物の餌となるものを、籠
の中に仕掛けておき、籠に蝟集してきた底棲生物を捕獲
する方法である。潜水による方法は、ダイバーが直接底
棲生物を素手で捕獲するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の方法の
中、タモ採りは、その作業の特性上、漁業者にとって可
成りの労力負担となっていた。籠採りは、捕獲対象の底
棲生物の蝟集速度により作業能率が左右され、また、適
当な餌を見つけなければならないという制約がある。潜
水による方法は、費用の面で可成りの負担を要する。
中、タモ採りは、その作業の特性上、漁業者にとって可
成りの労力負担となっていた。籠採りは、捕獲対象の底
棲生物の蝟集速度により作業能率が左右され、また、適
当な餌を見つけなければならないという制約がある。潜
水による方法は、費用の面で可成りの負担を要する。
【0004】本発明は、上述の従来技術の問題点に鑑
み、作業性がよく、労力が少なくてすみ、少数の作業員
により安価に、しかも底棲生物を損傷させずに捕獲する
ことを可能とする捕獲装置を提供することにある。
み、作業性がよく、労力が少なくてすみ、少数の作業員
により安価に、しかも底棲生物を損傷させずに捕獲する
ことを可能とする捕獲装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 捕獲機本体の側部に設けられた圧水用ヘッダ管
と、この圧水用ヘッダ管に列設され、内方に向かって斜
め下方に圧水流を差し向ける圧水用ノズルとを備え、対
向する圧水用ノズル間の距離および各圧水用ノズルの高
さ位置を、前記圧水流により底棲生物を水底面から剥離
して、対向する前記圧水用ノズルからの圧水流が互いに
ぶつかりあって生ずる上昇流により浮遊させるのに十分
となるように設定する。
題は、次のようにして解決される。 (1) 捕獲機本体の側部に設けられた圧水用ヘッダ管
と、この圧水用ヘッダ管に列設され、内方に向かって斜
め下方に圧水流を差し向ける圧水用ノズルとを備え、対
向する圧水用ノズル間の距離および各圧水用ノズルの高
さ位置を、前記圧水流により底棲生物を水底面から剥離
して、対向する前記圧水用ノズルからの圧水流が互いに
ぶつかりあって生ずる上昇流により浮遊させるのに十分
となるように設定する。
【0006】(2) 上記(1)項において、捕獲機本体の
下部の側部に圧水用ヘッダ管を円形に配設し、この圧水
用ヘッダ管から圧水用ノズルを円の中心に向けて列設す
る。
下部の側部に圧水用ヘッダ管を円形に配設し、この圧水
用ヘッダ管から圧水用ノズルを円の中心に向けて列設す
る。
【0007】(3) 上記(1)項において、捕獲機本体の
下部の側部に、内方に向かって斜め下方を指向する圧水
用ノズルを、また前記捕獲機本体の前部に、後方に向か
って水平方向を指向する圧水用の押し込みノズルを配設
する。
下部の側部に、内方に向かって斜め下方を指向する圧水
用ノズルを、また前記捕獲機本体の前部に、後方に向か
って水平方向を指向する圧水用の押し込みノズルを配設
する。
【0008】(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおい
て、捕獲機本体の側部の圧水用のヘッダ管に隣接して延
設された圧縮空気用ヘッダ管と、この圧縮空気用ヘッダ
管に列設され、内方に向かって斜め下方に圧縮空気を差
し向ける圧縮空気用ノズルとを設ける。
て、捕獲機本体の側部の圧水用のヘッダ管に隣接して延
設された圧縮空気用ヘッダ管と、この圧縮空気用ヘッダ
管に列設され、内方に向かって斜め下方に圧縮空気を差
し向ける圧縮空気用ノズルとを設ける。
【0009】(5) 上記(1)〜(4)項のいずれかにおい
て、捕獲機本体の側部の圧水用ヘッダ管の外側に、剥離
浮遊した底棲生物の捕獲用のネットを張り巡らせる。
て、捕獲機本体の側部の圧水用ヘッダ管の外側に、剥離
浮遊した底棲生物の捕獲用のネットを張り巡らせる。
【0010】(6) 上記(5)項において、捕獲用のネッ
トを、円形の圧水用ヘッダ管の全周にわたって、その外
側に配設する。
トを、円形の圧水用ヘッダ管の全周にわたって、その外
側に配設する。
【0011】(7) 上記(5)項において、捕獲籠を、捕
獲機の後部の圧水用ヘッダ管の後方に張り出して配設す
る。
獲機の後部の圧水用ヘッダ管の後方に張り出して配設す
る。
【0012】(8) 上記(2)項において、捕獲機本体の
円形の圧水用ヘッダ管の上部に、上下開放の切頭円錐形
の案内筒体を取り付ける。
円形の圧水用ヘッダ管の上部に、上下開放の切頭円錐形
の案内筒体を取り付ける。
【0013】(9) 上記(2)項において、円形の圧水用
ヘッダ管の上方において捕獲機本体に、上昇水流反転用
の倒立円錐形の案内板を取り付ける。
ヘッダ管の上方において捕獲機本体に、上昇水流反転用
の倒立円錐形の案内板を取り付ける。
【0014】(10) 上記(3)項において、圧水用ヘッダ
管の上方に、これを覆って、後部に向かうにつれ高さが
増す水流案内用の案内板を取り付ける。
管の上方に、これを覆って、後部に向かうにつれ高さが
増す水流案内用の案内板を取り付ける。
【0015】(11) 上記(1)〜(10)項のいずれかにお
いて、圧水用ヘッダ管の下部に、水底に接触する緩衝部
材を並設する。
いて、圧水用ヘッダ管の下部に、水底に接触する緩衝部
材を並設する。
【0016】(12) 上記(11)項において、水底面に接触
する緩衝部材の下部に、吊り下げ枠を張り巡らせる。
する緩衝部材の下部に、吊り下げ枠を張り巡らせる。
【0017】(13) 上記(1)〜(12)項のいずれかにおい
て、捕獲機本体の中央上部に、捕獲機本体内部を監視す
る水中モニタカメラを設置する。
て、捕獲機本体の中央上部に、捕獲機本体内部を監視す
る水中モニタカメラを設置する。
【0018】(14) 上記(1)〜(13)項のいずれかにおい
て、捕獲機本体の前部に、捕獲機本体前方を監視する水
中モニタカメラを設置する。
て、捕獲機本体の前部に、捕獲機本体前方を監視する水
中モニタカメラを設置する。
【0019】(15) 上記(1)〜(14)項のいずれかにおい
て、捕獲機本体を船から吊り下げ、ヘッダ管連結ホース
を前記船から前記捕獲機本体に連結する。
て、捕獲機本体を船から吊り下げ、ヘッダ管連結ホース
を前記船から前記捕獲機本体に連結する。
【0020】(16) 上記(15)項において、圧水用ヘッダ
管にスイベルジョイントを取り付けるとともに、前記圧
水用ヘッダ管及び圧縮空気用ヘッダ管をワンタッチカプ
ラを介してヘッダ管連結ホースに連結する。
管にスイベルジョイントを取り付けるとともに、前記圧
水用ヘッダ管及び圧縮空気用ヘッダ管をワンタッチカプ
ラを介してヘッダ管連結ホースに連結する。
【0021】(17) 上記(15)または(16)項において、捕
獲機本体に取り付けたワイヤを巻き下げ巻き上げるワイ
ヤ揚荷装置と、ヘッダ管連結ホースを巻き下げ巻き上げ
るホースリールとを船上に設け、前記ワイヤ揚荷装置と
ホースリールとを連動させる。
獲機本体に取り付けたワイヤを巻き下げ巻き上げるワイ
ヤ揚荷装置と、ヘッダ管連結ホースを巻き下げ巻き上げ
るホースリールとを船上に設け、前記ワイヤ揚荷装置と
ホースリールとを連動させる。
【0022】(18) 上記(1)〜(16)項のいずれかにおい
て、圧水の採集口を水面近くに設け、表層水を圧水とし
て圧水用ヘッダ管に供給する。
て、圧水の採集口を水面近くに設け、表層水を圧水とし
て圧水用ヘッダ管に供給する。
【0023】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明の原理を
説明する略図で、捕獲機本体には、圧水用ヘッダ管(1)
と、これに隣接する圧縮空気用ヘッダ管(2)とが、環状
に設けられている。圧水用ヘッダ管(1)及び圧縮空気用
ヘッダ管(2)には、それぞれ圧水用ノズル(4)及び圧縮
空気用ノズル(5)が、内方に向かって斜め下方に圧水流
(6)及び圧縮空気流を送るようにして列設されている。
説明する略図で、捕獲機本体には、圧水用ヘッダ管(1)
と、これに隣接する圧縮空気用ヘッダ管(2)とが、環状
に設けられている。圧水用ヘッダ管(1)及び圧縮空気用
ヘッダ管(2)には、それぞれ圧水用ノズル(4)及び圧縮
空気用ノズル(5)が、内方に向かって斜め下方に圧水流
(6)及び圧縮空気流を送るようにして列設されている。
【0024】この捕獲機本体は、圧水用ヘッダ管(1)が
海底面(3)から若干の距離を保つようにして、海中に設
置される。
海底面(3)から若干の距離を保つようにして、海中に設
置される。
【0025】図1は、圧水流による底棲生物の剥離、浮
遊の一連のプロセスを説明するもので、圧水用ヘッダ管
(1)の圧水用ノズル(4)から噴出した圧水流(6)は、海
底面(3)に棲息している底棲生物(7a)を剥離し、対向し
て配設された圧水ノズル(4)からの圧水流(6)が中央付
近で互いにぶつかり合って生ずる上昇流(8)は、この剥
離された底棲生物(7b)を上方に浮遊させる。
遊の一連のプロセスを説明するもので、圧水用ヘッダ管
(1)の圧水用ノズル(4)から噴出した圧水流(6)は、海
底面(3)に棲息している底棲生物(7a)を剥離し、対向し
て配設された圧水ノズル(4)からの圧水流(6)が中央付
近で互いにぶつかり合って生ずる上昇流(8)は、この剥
離された底棲生物(7b)を上方に浮遊させる。
【0026】図2は、圧縮空気用ヘッダ管(2)の圧縮空
気用ノズル(5)から空気(9)を吹き出して、圧水流(6)
に混入させた場合を示すもので、この空気(9)により、
圧水流(6)は、周りの海水の抵抗を減らして、より大き
い剥離力が生ずるとともに、空気(9)の上昇力により、
底棲生物(7b)の浮遊力も増強させられる。
気用ノズル(5)から空気(9)を吹き出して、圧水流(6)
に混入させた場合を示すもので、この空気(9)により、
圧水流(6)は、周りの海水の抵抗を減らして、より大き
い剥離力が生ずるとともに、空気(9)の上昇力により、
底棲生物(7b)の浮遊力も増強させられる。
【0027】図3〜図6は、本発明による底棲生物捕獲
装置の第1の実施例を示すもので、図3に示すようにこ
の底棲生物捕獲装置は、海底面(3)に着底してスポット
的に捕獲作業をすすめる捕獲機本体(A)と、作業船(B)
に搭載され、捕獲機本体を操作する機器類とから構成さ
れている。
装置の第1の実施例を示すもので、図3に示すようにこ
の底棲生物捕獲装置は、海底面(3)に着底してスポット
的に捕獲作業をすすめる捕獲機本体(A)と、作業船(B)
に搭載され、捕獲機本体を操作する機器類とから構成さ
れている。
【0028】捕獲機本体(A)は、図3〜図5に示すよう
に、正方形に配設した4本の支柱(10)の上端を梁部材(1
1)により連結し、かつ下端に、環状すなわち円形に曲げ
た圧水用ヘッダ管(1)を取り付けてなり、全体として頑
丈なフレーム構造をなしている。
に、正方形に配設した4本の支柱(10)の上端を梁部材(1
1)により連結し、かつ下端に、環状すなわち円形に曲げ
た圧水用ヘッダ管(1)を取り付けてなり、全体として頑
丈なフレーム構造をなしている。
【0029】圧水用ヘッダ管(1)の右端の縦断面を拡大
して示す図6により分かるように、圧水用ヘッダ管(1)
の内側には、これと接して、円形の圧縮空気用ヘッダ管
(2)を配設してある。圧水用ヘッダ管(1)には、多数の
圧水用ノズル(4)が、また圧縮空気用ヘッダ管(2)に
は、多数の圧縮空気用ノズル(5)が、いずれも、内方斜
め下向きに突設されている。
して示す図6により分かるように、圧水用ヘッダ管(1)
の内側には、これと接して、円形の圧縮空気用ヘッダ管
(2)を配設してある。圧水用ヘッダ管(1)には、多数の
圧水用ノズル(4)が、また圧縮空気用ヘッダ管(2)に
は、多数の圧縮空気用ノズル(5)が、いずれも、内方斜
め下向きに突設されている。
【0030】圧水用ヘッダ管(1)の下方には、同じく円
形の着底用の緩衝部材すなわち着底リング(19)が取り付
けられている。圧水用ヘッダ管(1)の対向する圧水用ノ
ズル(4)同士の水平方向の距離、及び着底リング(19)の
圧水用ヘッダ管(1)からの高さ方向の距離は、圧水用ノ
ズル(4)から斜め下向きに噴射される圧水が、圧水用ヘ
ッダ管(1)の中央でぶつかりあって上昇流を形成するに
適当な距離に設定されている。着底リング(19)の下部に
は、この着底リング(19)と不整な海底面(3)との間の間
隙を、屈従性をもって塞ぐ吊り下げ枠(21)(図4)が取
り付けられている。
形の着底用の緩衝部材すなわち着底リング(19)が取り付
けられている。圧水用ヘッダ管(1)の対向する圧水用ノ
ズル(4)同士の水平方向の距離、及び着底リング(19)の
圧水用ヘッダ管(1)からの高さ方向の距離は、圧水用ノ
ズル(4)から斜め下向きに噴射される圧水が、圧水用ヘ
ッダ管(1)の中央でぶつかりあって上昇流を形成するに
適当な距離に設定されている。着底リング(19)の下部に
は、この着底リング(19)と不整な海底面(3)との間の間
隙を、屈従性をもって塞ぐ吊り下げ枠(21)(図4)が取
り付けられている。
【0031】圧水用ヘッダ管(1)の上部には、切頭円錐
形の案内筒体(26)が取り付けられている。この案内筒体
(26)は、ステンレス鋼板を、上下部が開口する切頭円錐
形に丸めて形成したもので、その外側には、補強用の縦
リブ(26a)が設けられている。この案内筒体(26)の下端
の大きな円形の開口部は、円形の圧水用ヘッダ管(1)の
上部に沿って取り付けられており、上部の円形の開口
は、圧水用ヘッダ管(1)の中心を中心として開口してい
る。
形の案内筒体(26)が取り付けられている。この案内筒体
(26)は、ステンレス鋼板を、上下部が開口する切頭円錐
形に丸めて形成したもので、その外側には、補強用の縦
リブ(26a)が設けられている。この案内筒体(26)の下端
の大きな円形の開口部は、円形の圧水用ヘッダ管(1)の
上部に沿って取り付けられており、上部の円形の開口
は、圧水用ヘッダ管(1)の中心を中心として開口してい
る。
【0032】案内筒体(26)の上方には、これと間隔を隔
てて倒立円錐形の案内板(27)が配設されている。案内板
(27)は、例えば水抜き用の小孔を多数個開けたステンレ
ス鋼板からなり、上述の案内筒体(26)と心をあわせて、
半径方向に延びる複数本の取付リブ(27a)により、支柱
(10)の上端付近のカラー(10a)に水平に取り付けた上面
板(10b)に取り付けられている。
てて倒立円錐形の案内板(27)が配設されている。案内板
(27)は、例えば水抜き用の小孔を多数個開けたステンレ
ス鋼板からなり、上述の案内筒体(26)と心をあわせて、
半径方向に延びる複数本の取付リブ(27a)により、支柱
(10)の上端付近のカラー(10a)に水平に取り付けた上面
板(10b)に取り付けられている。
【0033】上面板(10b)は、例えば案内板(27)と同様
の材料で作られ、その外周は、支柱(10)の外側において
円形をなしており、ここに配設したラバーリング(28a)
と、捕獲機本体(A)の下端の外側に配設したラバーリン
グ(28b)との間には、全周にわたってネット(28)が張設
されている。
の材料で作られ、その外周は、支柱(10)の外側において
円形をなしており、ここに配設したラバーリング(28a)
と、捕獲機本体(A)の下端の外側に配設したラバーリン
グ(28b)との間には、全周にわたってネット(28)が張設
されている。
【0034】ネット(28)は、下部のラバーリング(28b)
を外側から内方に回り込んで、着底リング(19)の内側か
ら立ち上がり、圧水用ヘッダ管(1)に取り付けられてい
る。符号(28c)は、ネット(28)の側面に開けた底棲生物
取出し窓を示す。
を外側から内方に回り込んで、着底リング(19)の内側か
ら立ち上がり、圧水用ヘッダ管(1)に取り付けられてい
る。符号(28c)は、ネット(28)の側面に開けた底棲生物
取出し窓を示す。
【0035】捕獲機本体(A)の中央には、直下の海底面
(3)を見おろす水中モニタカメラ(29a)と水中ランプ(29
b)とが、また、捕獲機本体前部には、前進方向を指向す
る同様な水中モニタカメラ(29a)と水中ランプ(29b)とが
配設されている。
(3)を見おろす水中モニタカメラ(29a)と水中ランプ(29
b)とが、また、捕獲機本体前部には、前進方向を指向す
る同様な水中モニタカメラ(29a)と水中ランプ(29b)とが
配設されている。
【0036】圧水用ヘッダ管(1)は、立ち上がり管(30)
を有し、その上端は、スイベルジョイント(16)及びワン
タッチカプラ(17)を介して、ヘッダ管連結ホース(31)に
連結されている。ヘッダ管連結ホース(31)は、作業船
(B)上のホースリール(12)に巻き下げ巻き上げ可能に巻
き取られている。
を有し、その上端は、スイベルジョイント(16)及びワン
タッチカプラ(17)を介して、ヘッダ管連結ホース(31)に
連結されている。ヘッダ管連結ホース(31)は、作業船
(B)上のホースリール(12)に巻き下げ巻き上げ可能に巻
き取られている。
【0037】圧縮空気用ヘッダ管(2)も、同様な立ち上
がり管(32)を有し、その上端は、ワンタッチカプラ(18)
を介して、ヘッダ管連結ホース(33)に連結されている。
図示はしてないが、このヘッダ管連結ホース(33)も、作
業船(B)上のホースリール(12)に巻き下げ巻き上げ可能
に巻き取られている。
がり管(32)を有し、その上端は、ワンタッチカプラ(18)
を介して、ヘッダ管連結ホース(33)に連結されている。
図示はしてないが、このヘッダ管連結ホース(33)も、作
業船(B)上のホースリール(12)に巻き下げ巻き上げ可能
に巻き取られている。
【0038】符号(14)は、ヘッダ管連結ホース(31)に圧
水を送るポンプ、符号(15)は、ヘッダ管連結ホース(33)
に圧縮空気を送るコンプレッサを示す。ポンプ(14)に接
続した海水の採集口は、船体底部またはその近くに設け
(図示略)、海水の表層水を採集して、圧水として使用す
るようにしてある。
水を送るポンプ、符号(15)は、ヘッダ管連結ホース(33)
に圧縮空気を送るコンプレッサを示す。ポンプ(14)に接
続した海水の採集口は、船体底部またはその近くに設け
(図示略)、海水の表層水を採集して、圧水として使用す
るようにしてある。
【0039】捕獲機本体(A)は、支柱(10)の頂端に一端
を取り付けたワイヤ(34)を、作業船(B)上の揚荷装置(1
3)に巻き下げ巻き上げ可能に巻き取ることにより、吊り
下げられている。揚荷装置(13)とホースリール(33)と
は、連動して制御される。
を取り付けたワイヤ(34)を、作業船(B)上の揚荷装置(1
3)に巻き下げ巻き上げ可能に巻き取ることにより、吊り
下げられている。揚荷装置(13)とホースリール(33)と
は、連動して制御される。
【0040】第1の実施例は、上述のような構成である
ので、作業船(B)上における操作により、捕獲機本体
(A)を目的の海域において海底に吊り降ろし、水中モニ
タカメラ(29a)により海底面(3)における底棲生物(7a)
の存在を確認しながら、所望の海底面(3)にスポット的
に着底させる。
ので、作業船(B)上における操作により、捕獲機本体
(A)を目的の海域において海底に吊り降ろし、水中モニ
タカメラ(29a)により海底面(3)における底棲生物(7a)
の存在を確認しながら、所望の海底面(3)にスポット的
に着底させる。
【0041】この状態において、作業船上よりポンプ(1
4)により圧力を加えられた海水は、ヘッダ管連結ホース
(31)、圧水用ヘッダ管(1)を介して、列設した多数個の
圧水用ノズル(4)から、内方に向けて斜め下向きに噴出
される。好ましくは、これと同時に、圧縮空気も、コン
プレッサ(15)により、ヘッダ管連結ホース(33)、圧縮空
気用ヘッダ管(2)を介して、列設した多数の圧縮空気用
ノズル(5)から内方に向けて斜め下向きに噴出させる。
4)により圧力を加えられた海水は、ヘッダ管連結ホース
(31)、圧水用ヘッダ管(1)を介して、列設した多数個の
圧水用ノズル(4)から、内方に向けて斜め下向きに噴出
される。好ましくは、これと同時に、圧縮空気も、コン
プレッサ(15)により、ヘッダ管連結ホース(33)、圧縮空
気用ヘッダ管(2)を介して、列設した多数の圧縮空気用
ノズル(5)から内方に向けて斜め下向きに噴出させる。
【0042】噴出させた圧水により、海底面(3)から剥
離した底棲生物(7b)は、圧水の衝突により生ずる上昇流
に捕らえられ、案内筒体(26)の上部に向かうにつれて断
面積が減少する切頭円錐面によって案内され、勢いをつ
けられながら上昇し、上方の倒立円錐形の案内板(27)に
よって、外側へ案内される。
離した底棲生物(7b)は、圧水の衝突により生ずる上昇流
に捕らえられ、案内筒体(26)の上部に向かうにつれて断
面積が減少する切頭円錐面によって案内され、勢いをつ
けられながら上昇し、上方の倒立円錐形の案内板(27)に
よって、外側へ案内される。
【0043】この時、水流はネット(28)を通って外に逃
れるので、案内されてきた浮遊底棲生物(7b)は、ネット
(28)の側面と案内筒体(26)の外面との間で下方へ落ち、
ネット(28)の底部に溜められる。
れるので、案内されてきた浮遊底棲生物(7b)は、ネット
(28)の側面と案内筒体(26)の外面との間で下方へ落ち、
ネット(28)の底部に溜められる。
【0044】このようなスポット的な捕獲作業を何回か
繰り返した後、捕獲機本体(A)を作業船(B)上に引き上
げ、底棲生物取出し窓(28c)を開けて、捕獲した底棲生
物を取り出す。
繰り返した後、捕獲機本体(A)を作業船(B)上に引き上
げ、底棲生物取出し窓(28c)を開けて、捕獲した底棲生
物を取り出す。
【0045】図7〜図10は、本発明の第2の実施例を
示すもので、この実施例は、捕獲機本体(C)を作業船
(B)によって曳航して、海底面(3)からわずか上方を浮
遊させて走行させる、走行型の捕獲装置である。
示すもので、この実施例は、捕獲機本体(C)を作業船
(B)によって曳航して、海底面(3)からわずか上方を浮
遊させて走行させる、走行型の捕獲装置である。
【0046】図8及び図9に示すように、圧水用ヘッダ
管(34)は、捕獲機本体進行方向の両側部に延在し、後部
は、V字状に狭くなっており、圧水用ヘッダ管(34)のこ
の側部及びV字状の後部に、前述の実施例の場合と同じ
ような多数個の圧水用ノズル(4)が、内方に向かって斜
め下方を指向して取り付けられている。
管(34)は、捕獲機本体進行方向の両側部に延在し、後部
は、V字状に狭くなっており、圧水用ヘッダ管(34)のこ
の側部及びV字状の後部に、前述の実施例の場合と同じ
ような多数個の圧水用ノズル(4)が、内方に向かって斜
め下方を指向して取り付けられている。
【0047】この圧水用ヘッダ管(34)の高さのところで
は、捕獲機本体の前部は、図8によく示されているよう
に前方に開放されている。
は、捕獲機本体の前部は、図8によく示されているよう
に前方に開放されている。
【0048】この前部では、圧水用ヘッダ管(34)の立ち
上がり管(30)から分岐して、圧水用ヘッダ管(34)の上で
左右方向に水平に配設された第2の圧水用ヘッダ管(3
5)、及びその両側部の立ち下がり管(36)に、水平方向後
方に向く多数個の押し込みノズル(37)が列設されてい
る。
上がり管(30)から分岐して、圧水用ヘッダ管(34)の上で
左右方向に水平に配設された第2の圧水用ヘッダ管(3
5)、及びその両側部の立ち下がり管(36)に、水平方向後
方に向く多数個の押し込みノズル(37)が列設されてい
る。
【0049】圧水用ヘッダ管(34)の内側には、第1の実
施例の場合と同じように多数の圧縮空気用ノズル(5)を
列設した圧縮空気用ヘッダ管(38)が配設されている。
施例の場合と同じように多数の圧縮空気用ノズル(5)を
列設した圧縮空気用ヘッダ管(38)が配設されている。
【0050】また、圧水用ヘッダ管(34)の下部には、着
底バー(39)が取り付けられており、圧水用ヘッダ管(34)
の上部は、多数の小孔を開けた案内板(40)により覆われ
ている。
底バー(39)が取り付けられており、圧水用ヘッダ管(34)
の上部は、多数の小孔を開けた案内板(40)により覆われ
ている。
【0051】案内板(40)は、後部に向かうにつれて次第
に中央部が山形に盛り上がった形状をしており、その後
端は、海底面の凹凸に追従する網状の捕獲籠(41)に開口
している。捕獲籠(41)には、底棲生物取出し窓(42)が設
けられている。
に中央部が山形に盛り上がった形状をしており、その後
端は、海底面の凹凸に追従する網状の捕獲籠(41)に開口
している。捕獲籠(41)には、底棲生物取出し窓(42)が設
けられている。
【0052】第2の実施例は、上述のように構成されて
いるので、捕獲機本体(C)を、作業船(B)によって曳航
して、図7〜図9に白抜き矢印により示す方向に走行さ
せると、進路の海底面(3)上の底棲生物(7a)は、次第に
捕獲機本体(C)内に取り込まれ、対向して配設された圧
水用ノズル(4)から噴射される圧水により、海底面(3)
から剥離されて浮遊する。
いるので、捕獲機本体(C)を、作業船(B)によって曳航
して、図7〜図9に白抜き矢印により示す方向に走行さ
せると、進路の海底面(3)上の底棲生物(7a)は、次第に
捕獲機本体(C)内に取り込まれ、対向して配設された圧
水用ノズル(4)から噴射される圧水により、海底面(3)
から剥離されて浮遊する。
【0053】このように浮遊させられた底棲生物(7b)
は、第2の圧水用ヘッダ管(35)及び立ち下がり管(36)に
配設した押し込みノズル(37)から水平方向後方に噴射さ
れる水流と、捕獲機本体(C)自体の走行とにより、捕獲
機本体(C)の後部に送られ、捕獲籠(41)内で落下する。
は、第2の圧水用ヘッダ管(35)及び立ち下がり管(36)に
配設した押し込みノズル(37)から水平方向後方に噴射さ
れる水流と、捕獲機本体(C)自体の走行とにより、捕獲
機本体(C)の後部に送られ、捕獲籠(41)内で落下する。
【0054】適当な時期に、捕獲機本体(C)を作業船
(B)上に引き上げ、底棲生物取出し窓(42)を開いて、捕
獲した底棲生物を取り出す。
(B)上に引き上げ、底棲生物取出し窓(42)を開いて、捕
獲した底棲生物を取り出す。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、作業性がよく労力が少
なくてすみ、少数の作業員により効率よく安価に、また
底棲生物の生理的な影響、物理的な損傷を最小限とし
て、しかも海水を使用するだけであるので、海洋汚染等
の心配なく、底棲生物を捕獲することができる。
なくてすみ、少数の作業員により効率よく安価に、また
底棲生物の生理的な影響、物理的な損傷を最小限とし
て、しかも海水を使用するだけであるので、海洋汚染等
の心配なく、底棲生物を捕獲することができる。
【0056】請求項2記載の発明のように、捕獲機本体
の下部の側部に圧水用ヘッダ管を円形に配設し、この圧
水用ヘッダ管から圧水用ノズルを円の中心に向けて列設
すると、捕獲機本体を所望海底位置に静止させて、その
下の海底面上の底棲生物を効果的に捕獲することができ
る。
の下部の側部に圧水用ヘッダ管を円形に配設し、この圧
水用ヘッダ管から圧水用ノズルを円の中心に向けて列設
すると、捕獲機本体を所望海底位置に静止させて、その
下の海底面上の底棲生物を効果的に捕獲することができ
る。
【0057】請求項3記載の発明のように、捕獲機本体
の下部の側部に、内方に向かって斜め下方を指向する圧
水用ノズルを、また前記捕獲機本体の前部に、後方に向
かって水平方向を指向する圧水用の押し込みノズルを配
設すると、捕獲機本体の走行に伴って、圧水流により剥
離させた底棲生物を、捕獲機本体の後部に送り込む連続
的捕獲ができ、捕獲の高効率化が果たされる。
の下部の側部に、内方に向かって斜め下方を指向する圧
水用ノズルを、また前記捕獲機本体の前部に、後方に向
かって水平方向を指向する圧水用の押し込みノズルを配
設すると、捕獲機本体の走行に伴って、圧水流により剥
離させた底棲生物を、捕獲機本体の後部に送り込む連続
的捕獲ができ、捕獲の高効率化が果たされる。
【0058】請求項4記載の発明のように、捕獲機本体
の側部の圧水用のヘッダ管に隣接して延設された圧縮空
気用ヘッダ管と、この圧縮空気用ヘッダ管に列設され、
内方に向かって斜め下方に圧縮空気を差し向ける圧縮空
気用ノズルとを設けると、圧縮空気流の浮力により、剥
離した底棲生物の浮遊上昇をより効果的に行わせること
ができ、しかも空気の使用は、海洋汚染等の心配がない
だけでなく、酸素が不足しがちな水底へ酸素を補給する
ことができ、底棲生物に好環境をもたらすことができ
る。
の側部の圧水用のヘッダ管に隣接して延設された圧縮空
気用ヘッダ管と、この圧縮空気用ヘッダ管に列設され、
内方に向かって斜め下方に圧縮空気を差し向ける圧縮空
気用ノズルとを設けると、圧縮空気流の浮力により、剥
離した底棲生物の浮遊上昇をより効果的に行わせること
ができ、しかも空気の使用は、海洋汚染等の心配がない
だけでなく、酸素が不足しがちな水底へ酸素を補給する
ことができ、底棲生物に好環境をもたらすことができ
る。
【0059】請求項5記載の発明のように、捕獲機本体
の側部の圧水用ヘッダ管の外側に、剥離浮遊した底棲生
物の捕獲用のネットを張り巡らせると、浮遊した底棲生
物をたやすく捕獲収納することができる。
の側部の圧水用ヘッダ管の外側に、剥離浮遊した底棲生
物の捕獲用のネットを張り巡らせると、浮遊した底棲生
物をたやすく捕獲収納することができる。
【0060】請求項6記載の発明のように、捕獲用のネ
ットを、円形の圧水用ヘッダ管の全周にわたって、その
外側に配設すると、浮遊上昇した底棲生物が全周のどの
位置で反転して圧水ヘッダ管の外方に出ても、その場で
捕獲収納することができる。
ットを、円形の圧水用ヘッダ管の全周にわたって、その
外側に配設すると、浮遊上昇した底棲生物が全周のどの
位置で反転して圧水ヘッダ管の外方に出ても、その場で
捕獲収納することができる。
【0061】請求項7記載の発明のように、捕獲籠を、
捕獲機の後部の圧水用ヘッダ管の後方に張り出して配設
すると、浮遊した底棲生物を1か所にまとめて捕獲収容
することができる。
捕獲機の後部の圧水用ヘッダ管の後方に張り出して配設
すると、浮遊した底棲生物を1か所にまとめて捕獲収容
することができる。
【0062】請求項8記載の発明のように、捕獲機本体
の円形の圧水用ヘッダ管の上部に、上下開放の切頭円錐
形の案内筒体を取り付けると、浮遊した底棲生物を伴う
上昇流をまとめて勢いをつけて上方に導くことができ
る。
の円形の圧水用ヘッダ管の上部に、上下開放の切頭円錐
形の案内筒体を取り付けると、浮遊した底棲生物を伴う
上昇流をまとめて勢いをつけて上方に導くことができ
る。
【0063】請求項9記載の発明のように、円形の圧水
用ヘッダ管の上方において捕獲機本体に、上昇水流反転
用の倒立円錐形の案内板を取り付けると、浮遊した底棲
生物を伴う上昇流を、全周にわたって外方に反転させる
ことができる。
用ヘッダ管の上方において捕獲機本体に、上昇水流反転
用の倒立円錐形の案内板を取り付けると、浮遊した底棲
生物を伴う上昇流を、全周にわたって外方に反転させる
ことができる。
【0064】請求項10記載の発明のように、圧水用ヘ
ッダ管の上方に、これを覆って、後部に向かうにつれ高
さが増す水流案内用の案内板を取り付けると、浮遊した
底棲生物を伴って上昇しながら後方に向かう水流を、無
理なく捕獲籠へ導くことができる。
ッダ管の上方に、これを覆って、後部に向かうにつれ高
さが増す水流案内用の案内板を取り付けると、浮遊した
底棲生物を伴って上昇しながら後方に向かう水流を、無
理なく捕獲籠へ導くことができる。
【0065】請求項11記載の発明のように、圧水用ヘ
ッダ管の下部に、水底面に接触する緩衝部材を並設する
と、圧水用ノズルと圧縮空気用ノズルとを保護すること
ができる。
ッダ管の下部に、水底面に接触する緩衝部材を並設する
と、圧水用ノズルと圧縮空気用ノズルとを保護すること
ができる。
【0066】請求項12記載の発明のように、水底面に
接触する緩衝部材の下部に、吊り下げ枠を張り巡らせる
と、緩衝部材と水底面との隙間から底棲生物が外部に流
れ去るのが防止される。
接触する緩衝部材の下部に、吊り下げ枠を張り巡らせる
と、緩衝部材と水底面との隙間から底棲生物が外部に流
れ去るのが防止される。
【0067】請求項13記載の発明のように、捕獲機本
体の中央上部に、捕獲機本体内部を監視する水中モニタ
カメラを設置すると、この領域に存在する底棲生物を確
認しながら捕獲作業をすすめることができ、しかも海域
の表層が濁った状態(潮濁り状態)でも作業可能とな
る。
体の中央上部に、捕獲機本体内部を監視する水中モニタ
カメラを設置すると、この領域に存在する底棲生物を確
認しながら捕獲作業をすすめることができ、しかも海域
の表層が濁った状態(潮濁り状態)でも作業可能とな
る。
【0068】請求項14記載の発明のように、捕獲機本
体の前部に、捕獲機本体前方を監視する水中モニタカメ
ラを設置すると、捕獲機本体の移動方向における底棲生
物を確認しながら、捕獲機本体を移動させることがで
き、しかも海域の表層が濁った状態(潮濁り状態)でも
作業可能となる。
体の前部に、捕獲機本体前方を監視する水中モニタカメ
ラを設置すると、捕獲機本体の移動方向における底棲生
物を確認しながら、捕獲機本体を移動させることがで
き、しかも海域の表層が濁った状態(潮濁り状態)でも
作業可能となる。
【0069】請求項15記載の発明のように、捕獲機本
体を船から吊り下げ、ヘッダ管連結ホースを前記船から
前記捕獲機本体に連結すると、捕獲機本体の操作をすべ
て船内から行うことができる。
体を船から吊り下げ、ヘッダ管連結ホースを前記船から
前記捕獲機本体に連結すると、捕獲機本体の操作をすべ
て船内から行うことができる。
【0070】請求項16記載の発明のように、圧水用ヘ
ッダ管にスイベルジョイントを取り付けるとともに、前
記圧水用ヘッダ管及び圧縮空気用ヘッダ管をワンタッチ
カプラを介してヘッダ管連結ホースに連結すると、圧水
用のヘッダ管連結ホースのねじれを防止でき、しかもヘ
ッダ管連結ホースの連結を簡単に行うことができる。
ッダ管にスイベルジョイントを取り付けるとともに、前
記圧水用ヘッダ管及び圧縮空気用ヘッダ管をワンタッチ
カプラを介してヘッダ管連結ホースに連結すると、圧水
用のヘッダ管連結ホースのねじれを防止でき、しかもヘ
ッダ管連結ホースの連結を簡単に行うことができる。
【0071】請求項17記載の発明のように、捕獲機本
体に取り付けたワイヤを巻き下げ巻き上げるワイヤ揚荷
装置と、ヘッダ管連結ホースを巻き下げ巻き上げるホー
スリールとを船上に設け、前記ワイヤ揚荷装置とホース
リールとを連動させると、高い信頼性をもって捕獲機本
体を海底に降ろしたり引き上げたりすることができる。
体に取り付けたワイヤを巻き下げ巻き上げるワイヤ揚荷
装置と、ヘッダ管連結ホースを巻き下げ巻き上げるホー
スリールとを船上に設け、前記ワイヤ揚荷装置とホース
リールとを連動させると、高い信頼性をもって捕獲機本
体を海底に降ろしたり引き上げたりすることができる。
【0072】請求項18記載の発明のように、圧水の採
集口を水面近くに設け、表層水を圧水として圧水用ヘッ
ダ管に供給するようにすると、酸素を多量に含んだ清浄
な表層水を水底に供給することができ、底層水の酸素濃
度を高めることができるとともに、最初に巻き上げた泥
土等により濁った海水を、清浄な表層水を連続して供給
することにより、装置近傍より押し流して、迅速に清浄
化することができる。
集口を水面近くに設け、表層水を圧水として圧水用ヘッ
ダ管に供給するようにすると、酸素を多量に含んだ清浄
な表層水を水底に供給することができ、底層水の酸素濃
度を高めることができるとともに、最初に巻き上げた泥
土等により濁った海水を、清浄な表層水を連続して供給
することにより、装置近傍より押し流して、迅速に清浄
化することができる。
【図1】本発明の捕獲装置の主要部分を縦断して示し、
圧水流による底棲生物の剥離浮遊の原理を説明する図で
ある。
圧水流による底棲生物の剥離浮遊の原理を説明する図で
ある。
【図2】本発明の捕獲装置の主要部分を縦断して示し、
圧水流及び圧縮空気流による底棲生物の剥離浮遊の原理
を説明する図である。
圧水流及び圧縮空気流による底棲生物の剥離浮遊の原理
を説明する図である。
【図3】本発明の第1の実施例の略図的側面図である。
【図4】図3のIV-IV線に沿う捕獲機本体の側面図であ
る。
る。
【図5】図3に示した捕獲機本体の平面図である。
【図6】図3に示した捕獲機本体の圧水ヘッダ管と圧縮
空気用ヘッダ管の拡大縦断面図である。
空気用ヘッダ管の拡大縦断面図である。
【図7】本発明の第2の実施例の略図的側面図である。
【図8】図7に示した第2の実施例の捕獲機本体の圧水
ヘッダ管と圧縮空気用ヘッダ管の平面図である。
ヘッダ管と圧縮空気用ヘッダ管の平面図である。
【図9】図7の捕獲機本体の平面図である。
【図10】捕獲機本体の正面図である。
(A)捕獲機本体 (B)作業船 (C)捕獲機本体 (1)圧水用ヘッダ管 (2)圧縮空気用ヘッダ管 (3)海底面 (4)圧水用ノズル (5)圧縮空気用ノズル (6)圧水流 (7a)海底面の底棲生物 (7b)浮遊した底棲生物 (8)上昇流 (9)空気 (10)支柱 (10a)カラー (10b)上面板 (11)梁部材 (12)ホースリール (13)揚荷装置 (14)ポンプ (15)コンプレッサ (16)ワンタッチカプラ (17)スイベルジョイント (18)ワンタッチカプラ (19)着底リング(緩衝部材) (21)吊り下げ枠 (26)切頭円錐形の案内筒体 (26a)縦リブ (27)倒立円錐形の案内板 (27a)取付リブ (28)ネット (28a)(28b)ラバーリング (28c)底棲生物取出し窓 (29a)水中モニタカメラ (29b)水中ランプ (30)立ち上がり管 (31)ヘッダ管連結ホース (32)立ち上がり管 (33)ヘッダ管連結ホース (34)圧水用ヘッダ管 (35)第2の圧水用ヘッダ管 (36)立ち下がり管 (37)押し込みノズル (38)圧縮空気用ヘッダ管 (39)着底バー(緩衝部材) (40)案内板 (41)捕獲籠 (42)底棲生物取出し窓
Claims (18)
- 【請求項1】 捕獲機本体の側部に設けられた圧水用ヘ
ッダ管と、この圧水用ヘッダ管に列設され、内方に向か
って斜め下方に圧水流を差し向ける圧水用ノズルとを備
え、対向する圧水用ノズル間の距離および各圧水用ノズ
ルの高さ位置を、前記圧水流により底棲生物を水底面か
ら剥離して、対向する前記圧水用ノズルからの圧水流が
互いにぶつかりあって生ずる上昇流により浮遊させるの
に十分となるように設定したことを特徴とする底棲生物
の捕獲装置。 - 【請求項2】 捕獲機本体の下部の側部に圧水用ヘッダ
管を円形に配設し、この圧水用ヘッダ管から圧水用ノズ
ルを円の中心に向けて列設したことを特徴とする請求項
1記載の底棲生物の捕獲装置。 - 【請求項3】 捕獲機本体の下部の側部に、内方に向か
って斜め下方を指向する圧水用ノズルを、また前記捕獲
機本体の前部に、後方に向かって水平方向を指向する圧
水用の押し込みノズルを配設したことを特徴とする請求
項1記載の底棲生物の捕獲装置。 - 【請求項4】 捕獲機本体の側部の圧水用のヘッダ管に
隣接して延設された圧縮空気用ヘッダ管と、この圧縮空
気用ヘッダ管に列設され、内方に向かって斜め下方に圧
縮空気を差し向ける圧縮空気用ノズルとを備える請求項
1〜3のいずれかに記載の底棲生物の捕獲装置。 - 【請求項5】 捕獲機本体の側部の圧水用ヘッダ管の外
側に、剥離浮遊した底棲生物の捕獲用のネットを張り巡
らせたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
の底棲生物の捕獲装置。 - 【請求項6】 捕獲用のネットを、円形の圧水用ヘッダ
管の全周にわたって、その外側に配設したことを特徴と
する請求項5記載の底棲生物の捕獲装置。 - 【請求項7】 捕獲籠を、捕獲機の後部の圧水用ヘッダ
管の後方に張り出して配設したことを特徴とする請求項
5記載の底棲生物の捕獲装置。 - 【請求項8】 捕獲機本体の円形の圧水用ヘッダ管の上
部に、上下開放の切頭円錐形の案内筒体を取り付けたこ
とを特徴とする請求項2記載の底棲生物の捕獲装置。 - 【請求項9】 円形の圧水用ヘッダ管の上方において捕
獲機本体に、上昇水流反転用の倒立円錐形の案内板を取
り付けたことを特徴とする請求項2記載の底棲生物の捕
獲装置。 - 【請求項10】 圧水用ヘッダ管の上方に、これを覆っ
て、後部に向かうにつれ高さが増す水流案内用の案内板
を取り付けたことを特徴とする請求項3記載の底棲生物
の捕獲装置。 - 【請求項11】 圧水用ヘッダ管の下部に、水底面に接
触する緩衝部材を並設したことを特徴とする請求項1〜
10のいずれかに記載の底棲生物の捕獲装置。 - 【請求項12】 水底面に接触する緩衝部材の下部に、
吊り下げ枠を張り巡らせたことを特徴とする請求項11
記載の底棲生物の捕獲装置。 - 【請求項13】 捕獲機本体の中央上部に、捕獲機本体
内部を監視する水中モニタカメラを設置したことを特徴
とする請求項1〜12のいずれかに記載の底棲生物の捕
獲装置。 - 【請求項14】 捕獲機本体の前部に、捕獲機本体前方
を監視する水中モニタカメラを設置したことを特徴とす
る請求項1〜13のいずれかに記載の底棲生物の捕獲装
置。 - 【請求項15】 捕獲機本体を船から吊り下げ、ヘッダ
管連結ホースを前記船から前記捕獲機本体に連結したこ
とを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の底棲
生物の捕獲装置。 - 【請求項16】 圧水用ヘッダ管にスイベルジョイント
を取り付けるとともに、前記圧水用ヘッダ管及び圧縮空
気用ヘッダ管をワンタッチカプラを介してヘッダ管連結
ホースに連結したことを特徴とする請求項15記載の底
棲生物の捕獲装置。 - 【請求項17】 捕獲機本体に取り付けたワイヤを巻き
下げ巻き上げるワイヤ揚荷装置と、ヘッダ管連結ホース
を巻き下げ巻き上げるホースリールとを船上に設け、前
記ワイヤ揚荷装置とホースリールとを連動させたことを
特徴とする請求項15または16記載の底棲生物の捕獲
装置。 - 【請求項18】 圧水の採集口を水面近くに設け、表層
水を圧水として圧水用ヘッダ管に供給するようにしたこ
とを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の底棲
生物の捕獲装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24821996A JPH1084816A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 底棲生物の捕獲装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24821996A JPH1084816A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 底棲生物の捕獲装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1084816A true JPH1084816A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17174957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24821996A Pending JPH1084816A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 底棲生物の捕獲装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1084816A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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- 1996-09-19 JP JP24821996A patent/JPH1084816A/ja active Pending
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