JP7351682B2 - アウトリガ用敷板設置装置及びこれを備えたアウトリガ - Google Patents
アウトリガ用敷板設置装置及びこれを備えたアウトリガ Download PDFInfo
- Publication number
- JP7351682B2 JP7351682B2 JP2019162791A JP2019162791A JP7351682B2 JP 7351682 B2 JP7351682 B2 JP 7351682B2 JP 2019162791 A JP2019162791 A JP 2019162791A JP 2019162791 A JP2019162791 A JP 2019162791A JP 7351682 B2 JP7351682 B2 JP 7351682B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottom plate
- box
- outrigger
- arm
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Jib Cranes (AREA)
Description
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、縦アウトリガボックスの伸長動作に連動させて敷板を自動で接地板の下に敷設することが可能なアウトリガ用敷板設置装置及びこれを備えたアウトリガを提供することを課題とする。
[全体構成]
本発明の一実施形態に係るアウトリガ用敷板設置装置1(以下、単に「敷板設置装置1」という)を備えたクレーン搭載車両100は、図1に示すように、車両101と、車両101の荷台102と運転室103との間のシャーシフレーム104上に搭載されたクレーン105とを備える。
また、図1及び図2に示すように、アウトリガ80は、ベース91内にスライド移動可能に摺嵌された左右の横アウトリガボックス81と、左右の横アウトリガボックス81の先端側にそれぞれ設けられた左右の縦アウトリガボックス82とを備える。
左右の各敷板設置装置1は、縦アウトリガボックス82のインナボックス84を、その格納位置から下方向に伸長させることによって、アウタボックス83の車両101側(以下、「車幅方向内側」という)の面と対向する位置に格納された敷板30(後述)を、接地板85の下に自動で敷設する装置である。加えて、敷板30が接地板85の下に敷設された状態で、縦アウトリガボックス82のインナボックス84を上方向に縮小させることによって、敷板30をその格納位置へと自動で格納する装置である。
以下、敷板設置装置1の具体的な構成を説明する。
この敷板設置装置1は、図3~図5に示すように、敷板ユニット2と、アウタ側案内機構4と、接地側案内機構5と、ロック機構6と、一対のクッション7と、一対のクッション8とを備える。
まず、敷板ユニット2の具体的な構成を説明する。
敷板ユニット2は、図3及び図5に示すように、アーム20と、敷板30とを備える。
アーム20は、敷板30の姿勢が図3に示す格納時の姿勢である敷板格納姿勢のときに、アウタボックス83の車両101の前後方向(以下、「車両前後方向」という)を向く2面とそれぞれ対向する板状の一対のアームプレート21と、これら一対のアームプレート21を接続する接続板28とを備えている。一対のアームプレート21は、敷板30の姿勢が敷板格納姿勢のときに、アウタボックス83の下端部の車両101の幅方向における車両101から離間する側(以下、「車幅方向外側」という)の端部から、車幅方向内側へと向かって斜め上方に延在して配置されている。そして、一対のアームプレート21は、その車幅方向内側の端部である基端部21P側の一部が、アウタボックス83の車両前後方向の面から車幅方向内側へとはみ出しており、このはみ出している部分の内側部間にて、一対のアームプレート21を接続板28によって連接している。
各ねじりバネ36の両端の腕部36bは、敷板30のブラケット32のブラケット下部32Dに接しており、敷板30を付勢するように設けられている。各ねじりバネ36の中央の腕部36cは、アーム20の一対のアームプレート21の基端部21P側の接続板28に接しており、アーム20を付勢している。各ねじりバネ36の付勢力は、図8(b)に示すように、ピン34を軸に、敷板30を、常に時計回りへ回動させる方向に作用する。即ち、敷板30は、2つのねじりバネ36の付勢力を超えるトルクが付加されない限り、逆方向の反時計回りに回動することはない。このため、敷板本体31の下端は、図3に示す敷板格納姿勢では、車幅方向外側に回動することで、縦アウトリガボックス82に常に近づくようになり、敷板設置姿勢では、敷板本体31の先端は上向きに跳ね上がった方向へと付勢するため、例えば、図6(d)のように、敷板30の自重とバランスすることで、敷板本体31は水平になる。
アウタ側案内機構4は、図3、図5及び図6(d)に示すように、アウタ側ブラケット41と、一対のボス42と、一対の摺動板43とを備えている。
アウタ側ブラケット41は、アウタボックス83の車両前後方向を向く一対の面の下端部で、且つ車幅方向外側の端部寄りに設けられた、車両前方又は後方側から正面視又は背面視で略半台形板状である一対の半台形板部41aを備えている。加えて、これら一対の半台形板部41aをアウタボックス83の車幅方向外側の側面上で接続する、接続板部41bを備えている。
一対のボス42は、円柱状を成しており、一対の半台形板部41aの板面上の下側に、車両前方側及び車両後方側にそれぞれ突出して設けられている。
接地側案内機構5は、図3、図5及び図8(a)に示すように、接地側ブラケット51と、一対のカム52と、一対のボルト53と、パイプ54とを備えている。
接地側ブラケット51は、上方から平面視で略C字状である取付用板部51aと、車両前方側又は後方側から正面視又は背面視で略凸字形状である一対の凸板51bとを備えている。取付用板部51aは、略C字状の開口側を車幅方向外側に向けた姿勢で、且つ開口側の内側にインナボックス84の一部を挟んだ状態で、接地板85上に溶接等によって固着されている。
ロック機構6は、敷板30の姿勢が敷板格納姿勢のときに、敷板本体31の上部をアウタボックス83に固定するための機構である。このロック機構6は、図3、図5、図6(a)~(f)に示すように、上述したブラケット上部32Uと、固定ブロック62と、ロックピン63とを含んで構成されている。
A:敷板格納状態
敷板設置装置1の敷板設置動作を説明する前に、まず、敷板格納状態について説明する。
敷板格納状態では、図3及び図6(a)に示すように、敷板30の姿勢が敷板格納姿勢且つロック機構6によりロック状態になっている。更に、縦アウトリガボックス82のインナボックス84が最縮小状態になっている。即ち、敷板本体31は、その板面がアウタボックス83の車幅方向内側の面と対向した姿勢で、その上部がロック機構6によってアウタボックス83へと固定された状態となっている。
また、敷板ユニット2の車両前後方向の動きについても、一対のアームプレート21の内寸と一対の摺動板43のアームプレート21との当接面間の幅寸法とが、一対のアームプレート21の内寸の方が若干広い程度で略同寸となっており、車両前後方向にも略動かない状態となっている。
次に、敷板設置前の準備(以下、「設置前準備」という)について説明する。
まず、敷板設置装置1が敷板本体31を接地板85と地面との間に敷設する動作を行うスペースを確保するために、アウトリガ80を車両101の側方(車幅方向外側)に張り出す。次に、ロック機構6によるロック状態を解除する。ここで、ロック状態では、敷板本体31がアウタボックス83に固定されているため、縦アウトリガボックス82のインナボックス84を伸長させても、敷板本体31が設置されない状態となる。そのため、設置前準備としてロック状態を解除する必要がある。ロック状態の解除は、敷板ユニット2側のブラケット上部32Uのピン孔32Phと、アウタボックス83側の固定ブロック62のピン孔62hとに差し込まれたロックピン63を引き抜くことで行う。ロック状態を解除することで、敷板ユニット2がアウタボックス83から分離可能な状態となる。これにより、設置前準備が完了する。
次に、敷板設置動作について説明する。なお、図6(a)~(e)及び図7(a)~(c)は、車両前方側から見た各構成部の動作を示しているが、車両後方側から見た各構成部についても同様の動作となる。
また、敷板本体31は、上記2つのねじりバネ36の付勢力によって、敷板設置準備姿勢において、地面、及び地面に対して水平な接地板85と同様に水平となる。
次に、敷板格納動作について説明する。
敷板格納動作は、基本的に、図6(a)~(e)の敷板設置動作の逆の動作となる。
ここで、敷板設置準備姿勢の状態から敷板格納姿勢の状態に変化するに当たり、敷板本体31の下端は、上記2つのねじりバネ36の付勢力によって、車幅方向内側へ傾くことなく姿勢が一定に保持されている。本来、敷板本体31の下部は、敷板格納姿勢への移行途中で自重と遠心力により車幅方向内側へ振られる。そのあと、いわゆる振り子の復元力の作用による速度、それに加えてアーム20の回転に伴い、敷板本体31に作用する回転速度との合成速度で、車幅方向外側の接地板85に激しく打ちつけられてしまうという現象が生じてしまうおそれがある。
例えば、上記2つのねじりバネ36による付勢が無い場合を考える。この場合、敷板格納状態から敷板設置状態への移行は、例えば、図11(a)~(e)の順に同図(a)~(e)に示す態様で行われ、敷板設置姿勢から敷板格納姿勢への移行は図11(e)~(a)の順で行われる。
次に、敷板本体31を敷設しない場合の縦アウトリガボックス82の張出動作を説明する。この場合、敷板ユニット2が、ロック状態のまま縦アウトリガボックス82のインナボックス84を伸長させる。図8(a)に示すように、ロック状態のまま縦アウトリガボックス82のインナボックス84を伸長させても、ロック機構6によって敷板本体31の上部がアウタボックス83に固定されているため、インナボックス84のみが下方にスライド移動する。即ち、一対のカム52が下方に移動して、一対のボス42及び一対のカム52による一対のアームプレート21のフック部25の狭持状態が解除されても、敷板本体31がアウタボックス83にぶら下がった状態で敷板ユニット2が保持される。そのため、図8(b)に示すように、一対のアームプレート21が一対のボス42回りに回動しない。その結果、敷板設置動作が行われず、通常の縦アウトリガボックス82の張出動作が行われる。
敷板30の敷板格納姿勢は、図9(a)に示すように、縦アウトリガボックス82のインナボックス84を格納時(最縮小時)の、一対のボス42と一対のカム52との間の距離(隙間)Dcによって決まる。この距離Dcが適正な場合は、敷板30を格納時に敷板本体31が縦アウトリガボックス82と平行になり、ピン孔62h及び32Phとが同軸となる位置にくるため、ロック機構6により敷板本体31を固定することができる。しかし、一対のボス42及び一対のカム52と、これらの間に挟まれた一対のアームプレート21の先端部21D側とが、一対のアームプレート21の回動による摺動によって摩耗することで、距離Dcが変化していくために、正常な敷板格納姿勢をとれなくなる場合がある。このような場合に、本実施形態の接地側案内機構5は、図9(b)に示すように、偏心した位置でボルト53によって固定された各カム52を、回転させてその固定位置を変えることで、各カム52と各ボス42との間の距離Dcを増減させることが可能となっている。即ち、各ボルト53を緩締状態にして一対のカム52の固定位置を変更して、再度各ボルト53で締結することで、一対のボス42と一対のカム52との間の距離Dcを、適正な距離へと調整することが可能である。なお、製造時の組立誤差による調整も同様に行うことが可能である。
実施形態に係る敷板設置装置1は、接地板85よりも広い接地面積を有する敷板本体31を有する敷板30と、一端部が敷板本体31の板面に、ピン34を軸心としてねじりバネ36の設けられたねじりバネ付きのピン34を介して回動可能に軸支されたアーム20とを備え、アウタボックス83に設けられた一対のボス42及び接地板85に設けられた一対のカム52が、縦アウトリガボックス82のインナボックス84の最縮小時にアーム20をアウタボックス83に固定することで、敷板30の姿勢を、敷板本体31の板面がアウタボックス83の側面と平行となる敷板格納姿勢に維持する。また、アウトリガ80は、敷板格納姿勢時の位置から車両101の側方に張り出した張出位置Hにスライド移動可能な左右の横アウトリガボックス81と、左右の横アウトリガボックス81の先端部に設けられた左右の縦アウトリガボックス82とを備え、敷板格納姿勢は、敷板本体31の板面がアウタボックス83の車幅方向内側を向く面と平行な姿勢となっている。更に、敷板30の姿勢が敷板格納姿勢で且つアウトリガ80が格納状態のときに、敷板本体31は、縦アウトリガボックス82と車両101との間の隙間内に配置される。
また、一対のアームプレート21の先端部21D側は、一対のボス42の外径よりも大きい内径の略V字状の懐部25aを有するフック形状に構成されている。加えて、一対のアームプレート21の懐部25aの内周面に、一対のボス42の外周面が当接された状態となるように構成されている。
また、アーム20を介して敷板30の格納姿勢の維持や変位の軌道案内を行うことが可能となり、敷板30の軌道を案内する摺動部を、ボス42、カム52、アーム20といった単純な形状の部品から構成することが可能となる。これにより、これらの部品の消耗等による動作不良を生じ難くすることが可能となる。
ここで、敷板30の敷板格納姿勢は、縦アウトリガボックス82のインナボックス84を最縮小時の一対のボス42と一対のカム52との間の距離Dc(図9(a)を参照)によって決まる。
この構成であれば、敷板30を敷板格納姿勢から敷板設置準備姿勢へと変化させたときに、アームプレート21の突起部22をクッション8で受けることが可能となるので、当接時に発生する音を小さくすることが可能となる。
この構成であれば、敷板30の姿勢が敷板設置準備姿勢のときに、突起部22がカム52とパイプ54との間に入り込む構成となるので、敷板ユニット2が車幅方向に倒れるのを防ぐことが可能となる。
この構成であれば、敷板30の姿勢が敷板設置準備姿勢及び敷板設置姿勢のときに、敷板ユニット2が車両前後方向に大きくずれるのを防ぐことが可能となる。
この構成であれば、敷板ユニット2を縦アウトリガボックス82から離脱させることで、通常の縦アウトリガボックス82のインナボックス84の張出動作を行うことが可能となる。これにより、例えば、敷板30を敷設する余裕のない場所等において、通常通り接地板85を直接張出することが可能となる。また、敷板30が摩耗等した場合に、容易に交換作業を行うことが可能となる。
この構成であれば、懐部25a及び切り込み部24に、ボス42及びパイプ54が噛み込むことを防ぐことが可能となるので、敷板ユニット2の着脱を容易とすることが可能となる。
この構成であれば、ロック機構6をロック状態としたまま縦アウトリガボックス82のインナボックス84を伸長作動させることで、敷板ユニット2を離脱させることなく、通常の縦アウトリガボックス82の張出動作を行うことが可能となる。また、車両走行中における振動等によって、敷板ユニット2が脱落するのを防ぐことも可能である。
この構成であれば、敷板30を格納時に、敷板本体31のアウタボックス83への衝突を防止すると共に格納時の衝突音を低減することが可能である。
この構成であれば、上記敷板設置装置1と同様の作用及び効果が得られる。
なお、上記実施形態の敷板格納姿勢では、敷板本体31の板面は、縦アウトリガボックス82と車両101の車体との隙間であって、内側に隠れるように配置されている例で説明したが、この構成に限らない。
例えば、図10の変形例に示すように、この敷板設置装置1の取り付けを、縦アウトリガボックス82の垂直中心軸に対して左右対称に取り付けた構造としてもよい。即ち、敷板格納姿勢における敷板30の板面は、アウタボックス83の車幅方向外側の外板面より外側に格納されることになる。そのため、敷板格納姿勢では、左右の敷板30同士が、最も車幅方向外側に配置されるため、敷板格納姿勢では左右どちらかの敷板30から他方の敷板30までの幅は、車幅以内(作業機の横幅以内)に納まるよう配置されなければならない。
また、上記実施形態の敷板ユニット2では、敷板30とアーム20とはねじりバネ36に設けられたピン34で回動可能に軸支されて構成されているが、この構成に限らない。例えば、ピン34にねじりバネ36を設けずに、アーム20を敷板30に回転自在に軸支する構成としてもよい。
このとき、敷板ユニット2は、自重によって車幅方向内側へと倒れて落下しようとするが、接地側ブラケット51のパイプ54で支えられているため、落下することはない。敷板本体31の重心が、パイプ54よりも車幅方向外側にあるからである。また、一対のアームプレート21の基端部21P側の端面が、ブラケット32の上面に対してストッパを成しているため、敷板本体31が垂れ下がってしまうことなく、敷板ユニット2は、図11(d)の状態で保持される。
また、敷板設置準備姿勢から敷板設置姿勢への移行では、図11(d)~(e)に示すように、敷板設置準備姿勢の状態で敷板ユニット2が降下していくことで、敷板本体31の車幅方向外側の端部が先に地面に接地する。その後、図11(e)に示すように、縦アウトリガボックス82のインナボックス84の伸長動作に連動して、接地板85が敷板本体31を踏みつけるようにして上から押し下げることで、敷板本体31の下面全体が地面に接地すると共に、接地板85が敷板本体31上に載置される。即ち、敷板30の姿勢が、敷板設置姿勢となる。
また、上記実施形態では、ダブルトーション型のねじりバネ36を用いる構成を例に挙げて説明したが、この構成に限らず、シングルトーション型の通常のねじりバネを複数用いるなどして構成してもよい。
また、上記実施形態では、クッション7及び8をゴム製としたが、この構成に限らず、同様の機能を果たすものであれば、他の材料から構成してもよい。
また、上記実施形態では、アウトリガ80の構成を、角筒形状のアウタボックス83と、角柱形状のインナボックス84を備える構成としたが、これに限定するものではない。すなわち、アウトリガ80の構成を、例えば、円筒形状のチューブと円柱形状のロッドによって形成されたシリンダを備える構成としてもよい。したがって、アウトリガ80の構成を、円筒形状に構成してもよい。
2 敷板ユニット
4 アウタ側案内機構
5 接地側案内機構
6 ロック機構
7A~8 クッション
20 アーム
21 アームプレート
22 突起部
23 折曲部
24 切り込み部
25 フック部
25a 懐部
26 カム摺接面
27 軸孔
28 接続板
30 敷板
31 敷板本体
32 ブラケット
32B アーム取付用ベース部
32D ブラケット下部
32U ブラケット上部
32P 突出部
32h 切り欠き孔
32Ph,62h ピン孔
33 ピン取付用ボス
34 ピン
35 ストッパ
36 ねじりバネ
36a コイル部
36b,36c 腕部
41 アウタ側ブラケット
42 ボス
43 摺動板
43s 傾斜面
51 接地側ブラケット
51a 取付用板部
51b 凸板
52 カム
53 ボルト
54 パイプ
80 アウトリガ
81 横アウトリガボックス
82 縦アウトリガボックス
83 アウタボックス
84 インナボックス
85 接地板
91 ベース
92 コラム
93 ブーム
94 フック
100 クレーン搭載車両
101 車両
102 荷台
103 運転室
104 シャーシフレーム
105 クレーン
Claims (16)
- 中空のアウタボックスと、該アウタボックスの内部に摺嵌されたインナボックスと、該インナボックスの下面に設けられた接地板と、一端を前記インナボックスに他端を前記アウタボックスに連結したアクチュエータとを有し、前記アクチュエータによって伸縮動作する縦アウトリガボックスを備えたアウトリガに適用可能なアウトリガ用敷板設置装置であって、
前記接地板よりも広い接地面積を有する敷板と、
前記縦アウトリガボックスの最縮小時に前記敷板の姿勢を、前記敷板の板面が前記アウタボックスの側面と平行となる敷板格納姿勢に維持する姿勢維持部と、
前記インナボックスの伸長動作に連動して、前記敷板の姿勢が前記敷板格納姿勢から前記接地板と地面との間に前記敷板が敷設された敷板設置姿勢へと変化するように、前記敷板を変位させる敷板設置機構部と、
前記縦アウトリガボックスの縮小動作に連動して、前記敷板の姿勢を前記敷板設置姿勢から前記敷板格納姿勢へと変化させる敷板格納機構部と、を備え、
前記アウトリガを有する作業機に搭載され、前記アウトリガは、敷板格納姿勢時の位置から前記作業機の側方に張り出し可能な横アウトリガボックスと、該横アウトリガボックスの先端部に設けられた前記縦アウトリガボックスとを備え、
前記敷板格納姿勢における前記敷板の板面は、前記縦アウトリガボックスの前記作業機の内側を向く面と平行な姿勢であり、
前記敷板の姿勢が前記敷板格納姿勢で且つ前記アウトリガが格納状態のときに、前記敷板は、前記縦アウトリガボックスと前記作業機との間の隙間内に配置され、
前記敷板の板面に、回転支軸を軸心としてねじりバネが設けられた前記回転支軸を介して回動可能に軸支されたアームを備え、
前記ねじりバネは、螺旋状のコイル部と該コイル部の両端部から接線方向に延びる2本の腕部とを有し、一方の前記腕部が前記敷板の板面を前記アームが回動する回動方向の一方に付勢すると共に他方の前記腕部が前記アームを前記回動方向の他方に付勢するように設けられており、
前記姿勢維持部は、前記縦アウトリガボックスに設けられ、前記縦アウトリガボックスが最縮小時に前記アームを前記アウタボックスに固定するアーム固定部材を有し、
前記敷板設置機構部は、前記縦アウトリガボックスに設けられ、前記縦アウトリガボックスの伸長動作時に、前記アームに作用して前記敷板の変位の軌道が前記敷板格納姿勢から前記敷板設置姿勢へと変化する軌道をとるように案内する設置案内部材を有し、
前記敷板格納機構部は、前記接地板上に設けられ、前記縦アウトリガボックスの縮小動作によって発生する上方向の力を前記アームに伝達する伝達部材と、前記縦アウトリガボックスに設けられ、前記縦アウトリガボックスの縮小動作時に、前記アームに作用して前記敷板の変位の軌道が前記敷板設置姿勢から前記敷板格納姿勢へと変化する軌道をとるように案内する格納案内部材とを有するアウトリガ用敷板設置装置。 - 中空のアウタボックスと、該アウタボックスの内部に摺嵌されたインナボックスと、該インナボックスの下面に設けられた接地板と、一端を前記インナボックスに他端を前記アウタボックスに連結したアクチュエータとを有し、前記アクチュエータによって伸縮動作する縦アウトリガボックスを備えたアウトリガに適用可能なアウトリガ用敷板設置装置であって、
前記接地板よりも広い接地面積を有する敷板と、
前記縦アウトリガボックスの最縮小時に前記敷板の姿勢を、前記敷板の板面が前記アウタボックスの側面と平行となる敷板格納姿勢に維持する姿勢維持部と、
前記インナボックスの伸長動作に連動して、前記敷板の姿勢が前記敷板格納姿勢から前記接地板と地面との間に前記敷板が敷設された敷板設置姿勢へと変化するように、前記敷板を変位させる敷板設置機構部と、
前記縦アウトリガボックスの縮小動作に連動して、前記敷板の姿勢を前記敷板設置姿勢から前記敷板格納姿勢へと変化させる敷板格納機構部と、を備え、
前記アウトリガを有する作業機に搭載され、前記アウトリガは、敷板格納姿勢時の位置から前記作業機の両側方に張り出し可能な左右の横アウトリガボックスと、該横アウトリガボックスの先端部にそれぞれ設けられた左右の前記縦アウトリガボックスとを備え、
前記敷板は、前記左右の縦アウトリガボックスにそれぞれ設けられ、
前記敷板格納姿勢における前記敷板の板面は、前記縦アウトリガボックスの前記作業機の側面側に当たる外板面と平行な姿勢であり、該敷板格納姿勢のときの前記左右の縦アウトリガボックスにそれぞれ設けられた敷板の一方から他方までの幅は、前記作業機の横幅以内に納まるよう配置され、
前記敷板の板面に、回転支軸を軸心としてねじりバネが設けられた前記回転支軸を介して回動可能に軸支されたアームを備え、
前記ねじりバネは、螺旋状のコイル部と該コイル部の両端部から接線方向に延びる2本の腕部とを有し、一方の前記腕部が前記敷板の板面を前記アームが回動する回動方向の一方に付勢すると共に他方の前記腕部が前記アームを前記回動方向の他方に付勢するように設けられており、
前記姿勢維持部は、前記縦アウトリガボックスに設けられ、前記縦アウトリガボックスが最縮小時に前記アームを前記アウタボックスに固定するアーム固定部材を有し、
前記敷板設置機構部は、前記縦アウトリガボックスに設けられ、前記縦アウトリガボックスの伸長動作時に、前記アームに作用して前記敷板の変位の軌道が前記敷板格納姿勢から前記敷板設置姿勢へと変化する軌道をとるように案内する設置案内部材を有し、
前記敷板格納機構部は、前記接地板上に設けられ、前記縦アウトリガボックスの縮小動作によって発生する上方向の力を前記アームに伝達する伝達部材と、前記縦アウトリガボックスに設けられ、前記縦アウトリガボックスの縮小動作時に、前記アームに作用して前記敷板の変位の軌道が前記敷板設置姿勢から前記敷板格納姿勢へと変化する軌道をとるように案内する格納案内部材とを有するアウトリガ用敷板設置装置。 - 中空のアウタボックスと、該アウタボックスの内部に摺嵌されたインナボックスと、該インナボックスの下面に設けられた接地板と、一端を前記インナボックスに他端を前記アウタボックスに連結したアクチュエータとを有し、前記アクチュエータによって伸縮動作する縦アウトリガボックスを備えたアウトリガに適用可能なアウトリガ用敷板設置装置であって、
前記接地板よりも広い接地面積を有する敷板と、
前記縦アウトリガボックスの最縮小時に前記敷板の姿勢を、前記敷板の板面が前記アウタボックスの側面と平行となる敷板格納姿勢に維持する姿勢維持部と、
前記インナボックスの伸長動作に連動して、前記敷板の姿勢が前記敷板格納姿勢から前記接地板と地面との間に前記敷板が敷設された敷板設置姿勢へと変化するように、前記敷板を変位させる敷板設置機構部と、を備え、
前記縦アウトリガボックスの縮小動作に連動して、前記敷板の姿勢を前記敷板設置姿勢から前記敷板格納姿勢へと変化させる敷板格納機構部と、を備え、
前記アウトリガを有する作業機に搭載され、前記アウトリガは、敷板格納姿勢時の位置から前記作業機の側方に張り出し可能な横アウトリガボックスと、該横アウトリガボックスの先端部に設けられた前記縦アウトリガボックスとを備え、
前記敷板格納姿勢における前記敷板の板面は、前記縦アウトリガボックスの前記作業機の内側を向く面と平行な姿勢であり、
前記敷板の姿勢が前記敷板格納姿勢で且つ前記アウトリガが格納状態のときに、前記敷板は、前記縦アウトリガボックスと前記作業機との間の隙間内に配置され、
前記敷板の板面に、回転支軸を軸心としてねじりバネが設けられた前記回転支軸を介して回動可能に軸支されたアームを備え、
前記ねじりバネは、螺旋状のコイル部と該コイル部の両端部から接線方向に延びる2本の腕部とを有し、一方の前記腕部が前記敷板の板面を前記アームが回動する回動方向の一方に付勢すると共に他方の前記腕部が前記アームを前記回動方向の他方に付勢するように設けられており、
前記姿勢維持部は、前記縦アウトリガボックスに設けられ、前記縦アウトリガボックスが最縮小時に前記アームを前記アウタボックスに固定するアーム固定部材を有し、
前記敷板設置機構部は、前記縦アウトリガボックスに設けられ、前記縦アウトリガボックスの伸長動作時に、前記アームに作用して前記敷板の変位の軌道が前記敷板格納姿勢から前記敷板設置姿勢へと変化する軌道をとるように案内する設置案内部材を有し、
前記敷板格納機構部は、前記接地板上に設けられ、前記縦アウトリガボックスの縮小動作によって発生する上方向の力を前記アームに伝達する伝達部材と、前記縦アウトリガボックスに設けられ、前記縦アウトリガボックスの縮小動作時に、前記アームに作用して前記敷板の変位の軌道が前記敷板設置姿勢から前記敷板格納姿勢へと変化する軌道をとるように案内する格納案内部材とを有するアウトリガ用敷板設置装置。 - 中空のアウタボックスと、該アウタボックスの内部に摺嵌されたインナボックスと、該インナボックスの下面に設けられた接地板と、一端を前記インナボックスに他端を前記アウタボックスに連結したアクチュエータとを有し、前記アクチュエータによって伸縮動作する縦アウトリガボックスを備えたアウトリガに適用可能なアウトリガ用敷板設置装置であって、
前記接地板よりも広い接地面積を有する敷板と、
前記縦アウトリガボックスの最縮小時に前記敷板の姿勢を、前記敷板の板面が前記アウタボックスの側面と平行となる敷板格納姿勢に維持する姿勢維持部と、
前記インナボックスの伸長動作に連動して、前記敷板の姿勢が前記敷板格納姿勢から前記接地板と地面との間に前記敷板が敷設された敷板設置姿勢へと変化するように、前記敷板を変位させる敷板設置機構部と、
前記縦アウトリガボックスの縮小動作に連動して、前記敷板の姿勢を前記敷板設置姿勢から前記敷板格納姿勢へと変化させる敷板格納機構部と、を備え、
前記アウトリガを有する作業機に搭載され、前記アウトリガは、敷板格納姿勢時の位置から前記作業機の側方に張り出し可能な横アウトリガボックスと、該横アウトリガボックスの先端部に設けられた前記縦アウトリガボックスとを備え、
前記敷板格納姿勢における前記敷板の板面は、前記縦アウトリガボックスの前記作業機の内側を向く面と平行な姿勢であり、
前記敷板の姿勢が前記敷板格納姿勢で且つ前記アウトリガが格納状態のときに、前記敷板は、前記縦アウトリガボックスと前記作業機との間の隙間内に配置され、
前記アウトリガを有する作業機に搭載され、前記アウトリガは、敷板格納姿勢時の位置から前記作業機の両側方に張り出し可能な左右の横アウトリガボックスと、該横アウトリガボックスの先端部にそれぞれ設けられた左右の前記縦アウトリガボックスとを備え、
前記敷板は、前記左右の縦アウトリガボックスにそれぞれ設けられ、
前記敷板格納姿勢における前記敷板の板面は、前記縦アウトリガボックスの前記作業機の側面側に当たる外板面と平行な姿勢であり、該敷板格納姿勢のときの前記左右の縦アウトリガボックスにそれぞれ設けられた敷板の一方から他方までの幅は、前記作業機の横幅以内に納まるよう配置され、 一端部が前記敷板の板面に回転自在に軸支されたアームを備え、
前記姿勢維持部は、前記縦アウトリガボックスに設けられ、前記縦アウトリガボックスが最縮小時に前記アームを前記アウタボックスに固定するアーム固定部材を有し、
前記敷板設置機構部は、前記縦アウトリガボックスに設けられ、前記縦アウトリガボックスの伸長動作時に、前記アームに作用して前記敷板の変位の軌道が前記敷板格納姿勢から前記敷板設置姿勢へと変化する軌道をとるように案内する設置案内部材を有し、
前記敷板格納機構部は、前記接地板上に設けられ、前記縦アウトリガボックスの縮小動作によって発生する上方向の力を前記アームに伝達する伝達部材と、前記縦アウトリガボックスに設けられ、前記縦アウトリガボックスの縮小動作時に、前記アームに作用して前記敷板の変位の軌道が前記敷板設置姿勢から前記敷板格納姿勢へと変化する軌道をとるように案内する格納案内部材とを有するアウトリガ用敷板設置装置。 - 前記アーム固定部材、前記設置案内部材及び前記格納案内部材は、前記アウタボックスの前記作業機の前後方向を向く一対の面のそれぞれの下端部に前記作業機の前後方向に突出して設けられた一対の回転支軸と、前記敷板の姿勢が前記敷板格納姿勢のときに前記接地板上の前記アウタボックスの前記一対の面と対向する位置にそれぞれ立設された一対の板部を有するブラケット及び該ブラケットの前記一対の板部の内側面にそれぞれ内側に突出して設けられた円柱状の一対のカムとを共有して含み、
前記アームは、前記敷板の姿勢が前記敷板格納姿勢のときに前記アウタボックスの前記一対の面を間に挟んで対向する一対のアームプレートを有し、該一対のアームプレートの一端部が前記敷板に前記ねじりバネ付きの回転支軸を介して回動可能に軸支され且つ他端部が前記一対の回転支軸の外径よりも大きい内径の懐部を有するフック形状に構成されていると共に、前記敷板の姿勢が前記敷板格納姿勢のときに前記一対のアームプレートの前記懐部の内周面に前記一対の回転支軸の外周面が当接するように構成され、
前記姿勢維持部は、前記敷板の姿勢が前記敷板格納姿勢のときに、前記一対の回転支軸が前記一対のアームプレートの前記懐部の内周面と当接することに加えて前記一対のカムが前記一対のアームプレートの前記懐部の背面側の側面と当接して前記一対のアームプレートをそれぞれ狭持することで前記アームを前記アウタボックスに固定し、前記インナボックスが伸長して前記カムが前記接地板と共に下方向に移動することで前記固定の状態を解除するように構成され、
前記敷板設置機構部は、前記インナボックスの伸長動作に連動して、前記アームを前記一対の回転支軸回りに回動させると共に、前記一対のアームプレートの前記懐部の背面側の側面に前記一対のカムを摺接させることで前記アームを下側から支持しながら前記敷板の変位の軌道を前記敷板の姿勢が前記敷板格納姿勢から前記敷板設置姿勢へと変化する軌道をとるように案内し、
前記敷板格納機構部は、前記インナボックスの縮小動作に連動して、前記伝達部材が前記アームに当接して前記アームに前記インナボックスの縮小動作を伝達すると共に、前記一対のアームプレートの前記懐部の背面側の側面に前記一対のカムを敷板設置時とは逆方向に摺接させ、更に、前記アームを前記一対の回転支軸回りに敷板設置時とは逆方向に回動させることで前記アームを下側から支持しながら前記敷板の変位の軌道を前記敷板の姿勢が前記敷板設置姿勢から前記敷板格納姿勢へと変化する軌道をとるように案内する請求項1又は2に記載のアウトリガ用敷板設置装置。 - 前記アーム固定部材、前記設置案内部材及び前記格納案内部材は、前記アウタボックスの前記作業機の前後方向を向く一対の面のそれぞれの下端部に前記作業機の前後方向に突
出して設けられた一対の回転支軸と、前記敷板の姿勢が前記敷板格納姿勢のときに前記接地板上の前記アウタボックスの前記一対の面と対向する位置にそれぞれ立設された一対の板部を有するブラケット及び該ブラケットの前記一対の板部の内側面にそれぞれ内側に突出して設けられた円柱状の一対のカムとを共有して含み、
前記アームは、前記敷板の姿勢が前記敷板格納姿勢のときに前記アウタボックスの前記一対の面を間に挟んで対向する一対のアームプレートを有し、該一対のアームプレートの一端部が前記敷板に回転自在に軸支され且つ他端部が前記一対の回転支軸の外径よりも大きい内径の懐部を有するフック形状に構成されていると共に、前記敷板の姿勢が前記敷板格納姿勢のときに前記一対のアームプレートの前記懐部の内周面に前記一対の回転支軸の外周面が当接するように構成され、
前記姿勢維持部は、前記敷板の姿勢が前記敷板格納姿勢のときに、前記一対の回転支軸が前記一対のアームプレートの前記懐部の内周面と当接することに加えて前記一対のカムが前記一対のアームプレートの前記懐部の背面側の側面と当接して前記一対のアームプレートをそれぞれ狭持することで前記アームを前記アウタボックスに固定し、前記インナボックスが伸長して前記カムが前記接地板と共に下方向に移動することで前記固定の状態を解除するように構成され、
前記敷板設置機構部は、前記インナボックスの伸長動作に連動して、前記アームを前記一対の回転支軸回りに回動させると共に、前記一対のアームプレートの前記懐部の背面側の側面に前記一対のカムを摺接させることで前記アームを下側から支持しながら前記敷板の変位の軌道を前記敷板の姿勢が前記敷板格納姿勢から前記敷板設置姿勢へと変化する軌道をとるように案内し、
前記敷板格納機構部は、前記インナボックスの縮小動作に連動して、前記伝達部材が前記アームに当接して前記アームに前記インナボックスの縮小動作を伝達すると共に、前記一対のアームプレートの前記懐部の背面側の側面に前記一対のカムを敷板設置時とは逆方向に摺接させ、更に、前記アームを前記一対の回転支軸回りに敷板設置時とは逆方向に回動させることで前記アームを下側から支持しながら前記敷板の変位の軌道を前記敷板の姿勢が前記敷板設置姿勢から前記敷板格納姿勢へと変化する軌道をとるように案内する請求項3又は4に記載のアウトリガ用敷板設置装置。 - 前記敷板格納機構部は、前記アウタボックスの前記一対の面の下端部に設けられ、前記敷板の姿勢が前記敷板設置姿勢から前記敷板格納姿勢へと変化する途中で、前記アームプレートの他端側の内側面と摺接して、前記一対のアームプレートの互いの対向方向の位置ずれを修正する一対の位置修正部材を備える請求項5又は6に記載のアウトリガ用敷板設置装置。
- 前記カムは、該カムを形成する円柱の中心軸から偏心した位置に支軸が設けられており、前記インナボックスが最縮小時における、前記姿勢維持部の前記回転支軸と前記カムとの間の距離を可変可能に調整できる請求項5~7のいずれか1項に記載のアウトリガ用敷板設置装置。
- 前記伝達部材は、前記インナボックスの伸長途中で且つ前記敷板が接地する前に、前記接地板の下側に位置する敷板設置準備姿勢の状態で支持するように構成され、
前記敷板の姿勢が前記敷板設置準備姿勢のときに、前記一対のアームプレートの前記懐部の開口側は、前記インナボックスの伸長動作に連動して、前記回転支軸から分離するように構成されており、
前記敷板設置機構部は、前記インナボックスの伸長動作に連動して、前記敷板の変位の軌道を前記敷板の姿勢が前記敷板格納姿勢から前記敷板設置準備姿勢へと変位する軌道をとるように案内し、引き続き、前記インナボックスの伸長動作に連動して、前記敷板を前記敷板設置準備姿勢を維持しながら下降させ、前記敷板の少なくとも一部が接地後は、前記敷板設置準備姿勢の敷板を前記接地板が上方から踏み付けることで、前記敷板の姿勢を
前記敷板設置準備姿勢から前記敷板設置姿勢に変化させるように構成されている請求項5~8のいずれか1項に記載のアウトリガ用敷板設置装置。 - 前記一対のアームプレートの中央には、前記敷板の姿勢が前記敷板設置準備姿勢のとき、前記接地板上に設けた緩衝部材に載置する突起部を有しており、
前記緩衝部材は、前記敷板の姿勢が前記敷板格納姿勢から前記敷板設置準備姿勢に変化する際の前記敷板及び前記一対のアームプレートによる載置衝撃を吸収する、請求項9に記載のアウトリガ用敷板設置装置。 - 前記一対のアームプレートは、前記敷板の姿勢が前記敷板設置準備姿勢のときに前記突起部よりも一端部側が前記敷板の板面に向かって直交する方向に折れ曲がった折曲部と、該折曲部と前記突起部との間に形成された溝状の切り込み部とを有し、
前記ブラケットの前記一対の板部には、前記敷板の姿勢が前記敷板設置準備姿勢のときに前記切り込み部の内周面と当接する丸棒状の支持部材が架設されており、
前記突起部及び前記支持部材は、前記敷板の姿勢が前記敷板格納姿勢から前記敷板設置準備姿勢に変化するときに、前記支持部材が前記切り込み部の内周面に当接するよりも先に、前記突起部の平坦部が前記緩衝部材と当接するように構成されている請求項10に記載のアウトリガ用敷板設置装置。 - 前記ブラケットの前記一対の板部は、前記敷板の姿勢が前記敷板設置準備姿勢及び前記敷板設置姿勢のときに、前記一対のアームプレートの一部を内側に挟み込むようにして前記一対のアームプレートの一部と重なる部分を有する形状に構成されている請求項9~11のいずれか1項に記載のアウトリガ用敷板設置装置。
- 前記敷板は、前記縦アウトリガボックスから離脱可能に構成されている請求項1~12のいずれか1項に記載のアウトリガ用敷板設置装置。
- 前記敷板の姿勢が前記敷板格納姿勢のときに前記敷板を前記アウタボックスに固定可能なロック機構を備え、
前記ロック機構によって前記敷板を固定時に、前記インナボックスが伸長動作をしても、前記敷板が前記敷板格納姿勢を維持するように構成されている請求項1~13のいずれか1項に記載のアウトリガ用敷板設置装置。 - 前記敷板の姿勢が前記敷板格納姿勢のときに前記アウタボックスの前記敷板と対向する面に前記敷板と当接するように設けられた緩衝部材を備える請求項1~14のいずれか1項に記載のアウトリガ用敷板設置装置。
- 上下方向に延在して設けられた中空のアウタボックスと、該アウタボックスの内部に摺嵌されたインナボックスと、該インナボックスの下面に設けられた接地板と、一端を前記インナボックスに他端を前記アウタボックスに連結したアクチュエータとを有し、前記アクチュエータによって伸縮動作する縦アウトリガボックスと、
請求項1~15のいずれか1項に記載のアウトリガ用敷板設置装置と、を備えるアウトリガ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019162791A JP7351682B2 (ja) | 2019-09-06 | 2019-09-06 | アウトリガ用敷板設置装置及びこれを備えたアウトリガ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019162791A JP7351682B2 (ja) | 2019-09-06 | 2019-09-06 | アウトリガ用敷板設置装置及びこれを備えたアウトリガ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021042008A JP2021042008A (ja) | 2021-03-18 |
JP7351682B2 true JP7351682B2 (ja) | 2023-09-27 |
Family
ID=74862050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019162791A Active JP7351682B2 (ja) | 2019-09-06 | 2019-09-06 | アウトリガ用敷板設置装置及びこれを備えたアウトリガ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7351682B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000335885A (ja) | 1999-05-25 | 2000-12-05 | Takumi Tanaka | 走行式作業車 |
JP2018177432A (ja) | 2017-04-07 | 2018-11-15 | コベルコ建機株式会社 | フロート格納装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5135787Y2 (ja) * | 1972-03-29 | 1976-09-02 | ||
JPS545442Y2 (ja) * | 1974-07-31 | 1979-03-10 | ||
JPS60157461U (ja) * | 1984-03-30 | 1985-10-19 | 小松ゼノア株式会社 | アウトリガ−装置 |
JPH09255296A (ja) * | 1996-01-16 | 1997-09-30 | Aichi Corp | 接地板収納式アウトリガジャッキ |
-
2019
- 2019-09-06 JP JP2019162791A patent/JP7351682B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000335885A (ja) | 1999-05-25 | 2000-12-05 | Takumi Tanaka | 走行式作業車 |
JP2018177432A (ja) | 2017-04-07 | 2018-11-15 | コベルコ建機株式会社 | フロート格納装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021042008A (ja) | 2021-03-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4741298B2 (ja) | 建設機械のカウンタウエイト装置 | |
EP2969888B1 (en) | Weighted boom assembly | |
US9688204B2 (en) | Ladder of working vehicle | |
WO2016139226A1 (en) | Moving device for counterweight | |
US7153084B2 (en) | Boom clamp | |
JP4619147B2 (ja) | 建設機械 | |
EP2275378A1 (en) | Gantry of construction machinery | |
JP2014129161A (ja) | 建設機械のカウンタウエイト装置および建設機械 | |
JP7351682B2 (ja) | アウトリガ用敷板設置装置及びこれを備えたアウトリガ | |
JP2020132298A (ja) | ストラットバックストップ装置 | |
JP7086454B2 (ja) | 伸縮ブーム | |
JP2010203149A (ja) | 超ロングアタッチメントの姿勢保持架台 | |
JP5898482B2 (ja) | カウンターウエイト着脱装置 | |
JP5454308B2 (ja) | クレーン | |
JP6870484B2 (ja) | 建設機械 | |
JP2020159038A (ja) | 建設機械の手摺り構造 | |
JP2012197155A (ja) | クローラクレーン | |
JP2022180148A (ja) | アウトリガ用敷板設置装置、アウトリガ | |
JP2022143384A (ja) | アウトリガ用敷板設置装置、アウトリガ | |
JP7335080B2 (ja) | キャノピの起伏構造、及びこれを適用した建設機械 | |
JP2022143382A (ja) | アウトリガ用敷板設置装置、アウトリガ | |
JP2022143383A (ja) | カム調整機構、カム調整方法、アウトリガ | |
JP6814471B2 (ja) | 組立式クレーン | |
JP5991291B2 (ja) | 移動式クレーン | |
JP5937541B2 (ja) | 作業機の昇降装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20220810 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230526 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230606 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230802 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230905 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230914 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7351682 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |