JP7351594B2 - プログラム、方法、情報処理装置、システム - Google Patents

プログラム、方法、情報処理装置、システム Download PDF

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Description

本開示は、プログラム、方法、情報処理装置、システムに関する。
近年、インターネット接続機能を備えた通信デバイスを利用し、患者が自宅等にいながら、病院等の医療機関にいる医師の診療を受ける遠隔診療が普及しつつある。例えば、特許文献1では、患者側の操作入力に応じ、医療用麻薬の服薬に関する問診および服薬指導を行うアプリケーションが提案されている。
特開2020-034993号公報
遠隔診療を実現させるための整備が進められているが、ディスプレイを介して医師と対面する形式の遠隔診療に抵抗がある患者も存在し、より気軽な遠隔診療への要望もある。
本開示の目的は、気軽に利用できる遠隔診療を実現することである。
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムである。プログラムは、プロセッサに、自動対話システムを利用し、患者に対して問診するステップと、問診の内容に基づき、医師への引継ぎの要否を判断するステップと、引継ぎが必要である場合、患者との音声による対話を医師へ引き継ぐステップとを実行させる。
本開示によれば、気軽に利用できる遠隔診療を実現できる。
システム1の全体構成の例を示すブロック図である。 図1に示す端末装置10の構成例を表すブロック図である。 第1サーバ20の機能的な構成の例を示す図である。 第2サーバ31の機能的な構成の例を示す図である。 患者情報テーブル2021のデータ構造を示す図である。 カルテ情報テーブル2022のデータ構造を示す図である。 問診情報テーブル2023のデータ構造を示す図である。 医師情報テーブル3121のデータ構造を示す図である。 スケジュール管理テーブル3122のデータ構造を示す図である。 看護師情報テーブル3123のデータ構造を示す図である。 シフトテーブル3124のデータ構造を示す図である。 本実施形態に係るシステム1の構成の例を表す模式図である。 図12に示す第1サーバ20が、診療プラットフォームによる患者との対話を、診療プラットフォームから医師等へ引き継ぐ際の動作の例を表すフローチャートである。 端末装置10で表示されるテキスト対話による問診の例を表す模式図である。 図12に示す第1サーバ20が、診療プラットフォームによる患者との対話を、診療プラットフォームから医師等へ引き継ぐ際の動作の例を表すフローチャートである。 端末装置10で表示されるテキスト対話による問診の例を表す模式図である。 図12に示す第1サーバ20及び第2サーバ31が、診療プラットフォームによる患者との対話を、診療プラットフォームから医師等へ引き継ぐ際の動作の例を表すフローチャートである。 患者との対話を引き継ぐ際の端末装置32の表示例を表す模式図である。 診療の予定が組まれた際の端末装置10の表示例を表す模式図である。 診療の予定が組まれた際の端末装置32の表示例を表す模式図である。 診療の予定時刻に達した際の端末装置32の表示例を表す模式図である。 図12に示す第1サーバ20及び第2サーバ31が、医師と患者との対話を、医師から薬剤師へ引き継ぐ際の動作の例を表すフローチャートである。 第1サーバ20の変形例の機能的な構成の例を示す図である。 システム1の変形例の全体構成の例を示すブロック図である。 コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<概略>
本実施形態に係るシステムは、AI(人工知能:Artificial Intelligence)を用いた音声対話、又はテキスト対話により患者の状態をヒアリングし(問診し)、ヒアリング内容に基づき、患者との対話を、システムから医師へ引き継ぐ。
<1 システム全体の構成図>
図1は、システム1の全体構成の例を示すブロック図である。図1に示すシステム1は、例えば、端末装置10、第1サーバ20、及び病院システム30を含む。端末装置10、第1サーバ20、及び病院システム30は、例えば、ネットワーク80を介して通信接続する。第1サーバ20と、病院システム30とは、セキュリティが特に保証された専用の回線で接続されていてもよい。
図1において、システム1が端末装置10を2台含む例を示しているが、システム1に含まれる端末装置10の数は、2台に限定されない。端末装置10は、例えば、患者が所持する端末である。システム1に含まれる端末装置10は、3台未満であってもよいし、3台以上であってもよい。
図1において、システム1が1つの病院システム30を含む例を示しているが、システム1に含まれる病院システム30の数は、1つに限定されない。システム1に含まれる病院システム30は、2つ以上であってもよい。
図1において、第1サーバ20が病院システム30から独立している例を示しているが、第1サーバ20は、病院システム30に含まれていてもよい。このとき、第1サーバ20は、例えば、病院システム30が有する第2サーバ31と一体であってもよい。つまり、第1サーバ20により提供されるサービスは、病院システム30により管理されていてもよい。
本実施形態において、複数の装置の集合体を1つのサーバとしてもよい。1つ又は複数のハードウェアに対して本実施形態に係る第1サーバ20を実現することに要する複数の機能の配分の仕方は、各ハードウェアの処理能力及び/又は第1サーバ20に求められる仕様等に鑑みて適宜決定することができる。
図1に示す端末装置10は、患者が操作する情報処理装置である。端末装置10は、例えば、スマートフォン、タブレット等の携帯端末により実現される。端末装置10は、固定電話であってもよい。端末装置10が固定電話である場合、端末装置10は、例えば、固定電話回線により第1サーバ20、又は、病院システム30に含まれる端末装置32と接続する。端末装置10は、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよい。端末装置10は、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
端末装置10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、ストレージ16と、プロセッサ19とを備える。入力装置13は、ユーザからの入力操作を受け付けるための装置(例えば、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス、キーボード等)である。出力装置14は、ユーザに対して情報を提示するための装置(ディスプレイ、スピーカー等)である。
第1サーバ20は、例えば、患者が使用する端末装置10と接続して患者と対話し、患者と、医師又は看護師との接続を仲介する情報処理装置である。本実施形態において、対話の形式は、音声によるものと、テキストによるものとがある。音声による対話は、例えば、電話回線を用いた電話機能を利用してもよいし、インターネット回線を用いたIP電話機能を利用してもよい。IP電話機能には、所定のチャット機能を有するアプリケーションの通話機能も含まれる。テキストによる対話は、例えば、チャット機能を有する所定のアプリケーションを利用してもよいし、所定のブラウザのチャット機能を利用してもよい。
第1サーバ20は、例えば、ネットワーク80に接続されたコンピュータにより実現される。図1に示すように、第1サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、及び、ユーザに対して情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。
病院システム30は、病院内で構築されるシステムである。病院システム30は、例えば、第2サーバ31、及び端末装置32を備える。第2サーバ31と、端末装置32とは、LAN(Local Area Network)等の病院内ネットワークを介してデータ通信可能に接続されている。なお、病院内ネットワークへの接続は、有線接続、及び無線接続を問わない。
第2サーバ31は、医師、及び看護師のスケジュールを管理し、患者と、医師又は看護師との接続を制御する情報処理装置である。第2サーバ31は、病院システム30に設けれるサーバのうちの一つである。病院システム30は、例えば、第2サーバ31の他に、所定の部門の情報を管理するシステムを構築するサーバ、及び電子カルテに係る情報等を管理する病院情報システム(HIS:Hospital Information System)を構築するサーバ等を含んでもよい。
なお、図1では、第2サーバ31が1台である場合を例に示しているが、これに限定されない。第2サーバ31は、必要に応じて複数設けられていても構わない。
端末装置32は、例えば、医師、看護師、又は薬剤師が院内LANに接続されているシステム及びサーバ等へアクセスするための情報処理装置である。端末装置32は、病院外部の患者と連絡を取るための情報処理装置であってもよい。端末装置32は、例えば、スマートフォン、タブレット等の携帯端末により実現される。端末装置32は、固定電話であってもよい。端末装置32が固定電話である場合、端末装置32は、例えば、固定電話回線により第1サーバ20、又は、端末装置10と接続する。端末装置32は、据え置き型のPC、ラップトップPCであってもよい。端末装置32は、HMD、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。医師又は看護師は、複数の端末装置32を使用してもよい。例えば、医師又は看護師は、固定電話としての端末装置32を使用しながら、ラップトップPCとしての端末装置32を使用してもよい。
各情報処理装置は演算装置と記憶装置とを備えたコンピュータにより構成されている。コンピュータの基本ハードウェア構成および、当該ハードウェア構成により実現されるコンピュータの基本機能構成は後述する。端末装置10、第1サーバ20、第2サーバ31、及び端末装置32のそれぞれについて、後述するコンピュータの基本ハードウェア構成およびコンピュータの基本機能構成と重複する説明は省略する。
<1.1 端末装置の構成>
図2は、図1に示す端末装置10の構成例を表すブロック図である。図2に示すように、端末装置10は、通信部120と、入力装置13と、出力装置14と、音声処理部17と、マイク171と、スピーカー172と、カメラ161と、位置情報センサ150と、記憶部180と、制御部190とを備える。端末装置10に含まれる各ブロックは、例えば、バス等により電気的に接続される。
通信部120は、端末装置10が他の装置と通信するための変復調処理等の処理を行う。通信部120は、制御部190で生成された信号に送信処理を施し、外部(例えば、第1サーバ20)へ送信する。通信部120は、外部から受信した信号に受信処理を施し、制御部190へ出力する。
入力装置13は、端末装置10を操作するユーザが指示、又は情報を入力するための装置である。入力装置13は、例えば、操作面へ触れることで指示が入力されるタッチ・センシティブ・デバイス131等により実現される。端末装置10がPC等である場合には、入力装置13は、リーダー、キーボード、マウス等により実現されてもよい。入力装置13は、ユーザから入力される指示を電気信号へ変換し、電気信号を制御部190へ出力する。なお、入力装置13には、例えば、外部の入力機器から入力される電気信号を受け付ける受信ポートが含まれてもよい。
出力装置14は、端末装置10を操作するユーザへ情報を提示するための装置である。出力装置14は、例えば、ディスプレイ141等により実現される。ディスプレイ141は、制御部190の制御に応じたデータを表示する。ディスプレイ141は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、又は有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現される。
音声処理部17は、例えば、音声信号のデジタル-アナログ変換処理を行う。音声処理部17は、マイク171から与えられる信号をデジタル信号に変換して、変換後の信号を制御部190へ与える。また、音声処理部17は、音声信号をスピーカー172へ与える。音声処理部17は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク171は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部17へ与える。スピーカー172は、音声処理部17から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を端末装置10の外部へ出力する。
カメラ161は、受光素子により光を受光し、撮影信号として出力するためのデバイスである。
位置情報センサ150は、端末装置10の位置を検出するセンサであり、例えばGPS(Global Positioning System)モジュールである。GPSモジュールは、衛星測位システムで用いられる受信装置である。衛星測位システムでは、少なくとも3個または4個の衛星からの信号を受信し、受信した信号に基づいて、GPSモジュールが搭載される端末装置10の現在位置を検出する。位置情報センサ150は、端末装置10が接続する無線基地局の位置から、端末装置10の現在の位置を検出してもよい。
記憶部180は、例えば、メモリ15、及びストレージ16等により実現され、端末装置10が使用するデータ、及びプログラムを記憶する。記憶部180は、例えば、ユーザ情報181を記憶する。
ユーザ情報181は、例えば、端末装置10を使用するユーザについての情報を含む。ユーザについての情報には、例えば、ユーザの氏名、年齢、住所、生年月日、電話番号、emailアドレス等が含まれる。
制御部190は、プロセッサ19が記憶部180に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部190は、端末装置10の動作を制御する。制御部190は、プログラムに従って動作することにより、操作受付部191と、送受信部192と、提示制御部193と、通話制御部194ととしての機能を発揮する。
操作受付部191は、入力装置13から入力される指示、又は情報を受け付けるための処理を行う。具体的には、例えば、操作受付部191は、タッチ・センシティブ・デバイス131等から入力される指示、又は情報を受け付ける。
また、操作受付部191は、マイク171から入力される音声指示を受け付ける。具体的には、例えば、操作受付部191は、マイク171から入力され、音声処理部17でデジタル信号に変換された音声信号を受信する。操作受付部191は、例えば、受信した音声信号を分析して所定の名詞を抽出することで、ユーザからの指示を取得する。
送受信部192は、端末装置10が、第1サーバ20等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。具体的には、例えば、送受信部192は、ユーザから入力された、問診に対する回答に関する情報を第1サーバ20へ送信する。また、送受信部192は、ユーザに関する問診に関する情報を、第1サーバ20から受信する。
提示制御部193は、第1サーバ20から提供された情報をユーザに対して提示するため、出力装置14を制御する。具体的には、例えば、提示制御部193は、第1サーバ20から送信される問診に関する情報をディスプレイ141に表示させる。提示制御部193は、ユーザから入力された、問診に対する回答をディスプレイ141に表示させる。また、提示制御部193は、第1サーバ20から送信される情報をスピーカー172から出力させる。
通話制御部194は、端末装置10の使用する患者が外部の装置と通話するための処理を行う。通話制御部194は、例えば、患者が、第1サーバ20、又は端末装置32を使用する医師等と通話するための処理を行う。具体的には、通話制御部194は、患者から通話の要求が入力されると、指定された接続先へ接続要求を発信する。通話制御部194は、接続要求に対する応答があると、応答元との接続を確立させる。また、通話制御部194は、第1サーバ20、又は端末装置32からの接続要求に対して患者が応答すると、第1サーバ20、又は端末装置32との接続を確立させる。
通話制御部194は、マイク171から入力された音声に関する情報を、接続が確立された第1サーバ20、又は端末装置32へ送信する。また、通話制御部194は、接続が確立された第1サーバ20、又は端末装置32から送信された音声に関する情報を、スピーカー172から音声として出力する。
第1サーバ20、又は端末装置32との通話は、電話回線を用いた電話機能を利用した通話であってもよいし、インターネット回線を用いたIP電話機能を利用した通話であってもよい。IP電話機能には、所定のチャット機能を有するアプリケーションの通話機能も含まれる。
<1.2 第1サーバの機能的な構成>
図3は、第1サーバ20の機能的な構成の例を示す図である。図3に示すように、第1サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
通信部201は、第1サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
記憶部202は、例えば、患者情報テーブル2021と、カルテ情報テーブル2022と、問診情報テーブル2023と、学習済みモデル2024等とを有する。
患者情報テーブル2021は、患者についての情報を記憶するテーブルである。患者についての情報は、例えば、病院システム30で最新の情報が管理されている。患者情報テーブル2021で記憶される情報は、所定のタイミングで、病院システム30で管理される情報に基づいて更新される。所定のタイミングは、例えば、以下である。
・所定の周期
・所定の時刻
・病院システム30において、患者についての情報が所定容量蓄積されたとき
カルテ情報テーブル2022は、患者の電子カルテに関する情報を記憶するテーブルである。カルテ情報テーブル2022が記憶する電子カルテに関する情報は、例えば、病院システム30で管理される電子カルテの一部の情報である。カルテ情報テーブル2022で記憶される電子カルテに関する情報は、所定のタイミングで更新される。所定のタイミングは、例えば、以下である。
・所定の周期
・所定の時刻
・病院システム30において、所定の患者の電子カルテの情報が更新されたとき
問診情報テーブル2023は、問診に対する患者の回答を記憶するテーブルである。
学習済みモデル2024は、例えば、患者に対する問診を実現するためのモデルである。学習済みモデル2024は、第1サーバ20がサービスを提供するにあたり、予め記憶されている。
学習済みモデル2024は、モデル学習プログラムに従い、機械学習モデルに機械学習を行わせることで生成される。学習済みモデル2024は、例えば、複数の関数が合成されたパラメータ付き合成関数である。パラメータ付き合成関数は、複数の調整可能な関数及びパラメータの組合せにより定義される。本実施形態に係る学習済みモデルは、上記の要請を満たす如何なるパラメータ付き合成関数であってもよい。
例えば、学習済みモデル2024が順伝播型の多層化ネットワークを用いて生成される場合、パラメータ付き合成関数は、例えば、重み行列を用いた各層間の線形関係、各層における活性化関数を用いた非線形関係(又は線形関係)、及びバイアスの組み合わせとして定義される。重み付行列、及びバイアスは、多層化ネットワークのパラメータと呼ばれる。パラメータ付き合成関数は、パラメータをどのように選ぶかで、関数としての形を変える。多層化ネットワークでは、構成するパラメータを適切に設定することで、出力層から好ましい結果を出力することが可能な関数を定義することができる。
本実施形態に係る多層化ネットワークとしては、例えば、深層学習(Deep Learning)の対象となる多層ニューラルネットワークである深層ニューラルネットワーク(Deep Neural Network:DNN)が用いられ得る。DNNとしては、例えば、時系列情報等を対象とする再帰型ニューラルネットワーク(Recurrent Neural Network:RNN)を用いてもよい。また、自然言語を対象とする自己注意機構付きネットワークを用いてもよい。
学習済みモデル2024は、例えば、入力される回答に対し、所定の応答を出力するように学習されている。このとき、学習済みモデル2024をトレーニングするための学習用データは、例えば、会話の種類に応じた複数の回答パターンを入力データとし、この回答パターンに対する応答パターンを正解出力データとする。
学習済みモデル2024は、端末装置10からの回答ログに基づき、随時再学習されてもよい。
また、記憶部202は、例えば、問診時に患者へ送信する質問に関する情報を記憶している。質問内容は、例えば、患者情報テーブル2021に記憶される患者のうち、第1サーバ20からの自動的な問診が必要な患者毎に設定されている。
制御部203は、プロセッサ29が記憶部202に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部203は、プログラムに従って動作することにより、受信制御モジュール2031、送信制御モジュール2032、接続制御モジュール2033、音声対話モジュール2034、テキスト対話モジュール2035、及び引継制御モジュール2036として示す機能を発揮する。
受信制御モジュール2031は、第1サーバ20が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
送信制御モジュール2032は、第1サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
接続制御モジュール2033は、患者が有する端末装置10との接続を制御する。接続制御モジュール2033は、例えば、電話回線、又はインターネット回線を介して端末装置10と接続する。接続制御モジュール2033は、例えば、端末装置10からの要求に応じて端末装置10と接続する。
また、接続制御モジュール2033は、所定のタイミングで、患者が有する端末装置10へ接続を要求してもよい。所定のタイミングは、例えば、以下である。
・所定の周期
・所定の時刻
・先の診療から所定の期間が経過した後の所定の時刻
・患者の状態が所定の状態になったことが予想されるとき
接続制御モジュール2033は、接続要求に対する端末装置10からの応答があると、端末装置10との接続を確立させる。
また、接続制御モジュール2033は、患者が有する端末装置10と、医師又は看護師が有する端末装置32との接続を制御する。接続制御モジュール2033は、例えば、電話回線を介し、端末装置10と端末装置32とを接続させる。端末装置10と、端末装置32との接続が確立すると、患者と、医師又は看護師との電話診療が実施される。
また、接続制御モジュール2033は、患者が有する端末装置10と、薬剤師が有する端末装置32との接続を制御する。接続制御モジュール2033は、例えば、電話回線を介し、端末装置10と端末装置32とを接続させる。端末装置10と、端末装置32との接続が確立すると、薬剤師による服薬指導が実施される。電話での服薬指導を受けることで、患者は、処方箋に基づいて調剤された薬を、例えば、郵送で受け取ることが可能となる。
音声対話モジュール2034は、患者との音声対話を制御する。例えば、音声対話モジュール2034は、患者毎に設定されている問診内容に含まれる質問のうち、少なくともいずれかの質問を読み上げた音声に基づく情報を、患者が有する端末装置10へ送信する。患者が初診である場合には、問診内容は、初診の患者用の内容となる。また、音声対話モジュール2034は、例えば、患者が発話した音声に基づく情報を受信すると、音声を認識し、テキスト形式のデータに変換する。音声対話モジュール2034は、テキスト形式のデータに基づき、患者への応答を作成する。具体的には、例えば、音声対話モジュール2034は、テキスト形式のデータを、学習済みモデル2024に入力し、患者からの回答に応じた応答を出力させる。
テキスト対話モジュール2035は、患者とのテキスト対話を制御する。例えば、テキスト対話モジュール2035は、患者毎に設定されている問診内容に含まれる質問のうち少なくともいずれかの質問に基づく情報を、患者が有する端末装置10へ送信する。また、テキスト対話モジュール2035は、例えば、患者が入力したテキストに基づく情報を受信すると、受信した情報に基づき、患者への応答を作成する。具体的には、例えば、テキスト対話モジュール2035は、テキスト形式のデータを、学習済みモデル2024に入力し、患者からの回答に応じた応答を出力させる。
引継制御モジュール2036は、患者との問診の結果に基づき、対話の引継ぎを制御する。例えば、引継制御モジュール2036は、患者の容体が緊急を要する状態であるか否かを判断し、緊急を要する状態である場合、第1サーバ20と患者との対話を、第1サーバ20から医師へ直ちに引き継ぐ旨の第1要求信号を第2サーバ31へ送信する。引継制御モジュール2036は、端末装置10から送信される患者のバイタル情報にも基づいて患者の容体を判断してもよい。引継制御モジュール2036は、問診した患者についての問診情報を端末装置32へ送信する。
引継制御モジュール2036は、緊急を要する状態でないが、医師との診療を患者が求める場合、医師との診療を希望する旨の第2要求信号を第2サーバ31へ送信する。
制御部203は、カルテ情報テーブル2022に記憶されるカルテ情報に基づき、問診での質問を患者毎に作成するようにしてもよい。
<1.3 第2サーバの機能的な構成>
図4は、第2サーバ31の機能的な構成の例を示す図である。図4に示すように、第2サーバ31は、通信部311と、記憶部312と、制御部313としての機能を発揮する。
通信部311は、第2サーバ31が外部の装置と通信するための処理を行う。
記憶部312は、例えば、医師情報テーブル3121と、スケジュール管理テーブル3122と、看護師情報テーブル3123と、シフト管理テーブル3124等とを有する。
医師情報テーブル3121は、医師についての情報を記憶するテーブルである。
スケジュール管理テーブル3122は、医師のスケジュールを記憶するテーブルである。
看護師情報テーブル3123は、看護師についての情報を記憶するテーブルである。
シフト管理テーブル3124は、看護師のシフトを記憶するテーブルである。
制御部313は、プロセッサが記憶部に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部313は、プログラムに従って動作することにより、受信制御モジュール3131、送信制御モジュール3132、接続制御モジュール3133、設定モジュール3134、提示モジュール3135、及び処方モジュール3136として示す機能を発揮する。
受信制御モジュール3131は、第2サーバ31が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
送信制御モジュール3132は、第2サーバ31が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
接続制御モジュール3133は、患者が有する端末装置10と、医師又は看護師が有する端末装置32との接続を制御する。接続制御モジュール3133は、例えば、第1サーバ20から、医師への対話の引継ぎを要求する旨の信号を受けると、医師情報テーブル3121、及びスケジュール管理テーブル3122を参照し、対応可能な医師を決定する。具体的には、接続制御モジュール3133は、引継が要求された際に、対面診療又は遠隔診療を実施していない医師のうち、患者の問診の結果に適した専門性の医師を決定する。接続制御モジュール3133は、患者の電子カルテの情報に記載される、例えば、担当医等も参照して医師を決定してもよい。接続制御モジュール3133は、決定した医師の連絡先を第1サーバ20へ通知する。
接続制御モジュール3133は、対応可能な医師がいない場合、看護師情報テーブル3123、及びシフト管理テーブル3124を参照し、対応可能な看護師を決定してもよい。接続制御モジュール3133は、決定した看護師の連絡先を第1サーバ20へ通知する。
接続制御モジュール3133は、例えば、第1サーバ20から、医師との診療を希望する旨の信号を受けると、医師情報テーブル3121、及びスケジュール管理テーブル3122を参照し、対応可能な医師を決定する。具体的には、接続制御モジュール3133は、診療を希望された際に、対面診療又は遠隔診療を実施していない医師のうち、患者の問診の結果に適した専門性の医師を決定する。接続制御モジュール3133は、患者の電子カルテの情報に記載される、例えば、担当医等も参照して医師を決定してもよい。接続制御モジュール3133は、決定した医師の連絡先を第1サーバ20へ通知する。
接続制御モジュール3133は、所定の時間になると、決定した医師が有する端末装置32に、患者が有する端末装置10への接続要求を送信させる。端末装置10が端末装置32からの接続要求に応答すると、端末装置10と端末装置32との接続が確立される。確立された接続で患者と医師との電話診療が実施される。すなわち、接続制御モジュール3133は、所定の時間になると、端末装置32に端末装置10へコールバックさせる。接続制御モジュール3133は、端末装置32から接続要求を送信させる前に、端末装置10が通話可能な状態であるかを確認するようにしてもよい。例えば、接続制御モジュール3133は、端末装置32から接続要求を送信させる前に、端末装置10へ接続要求を送信し、端末装置10が別の端末と電話中でないかを確認する。これにより、患者が通話可能な状態であることを確認してから医師が通話することが可能となり、医師のリソースを効率的に利用することが可能となる。
接続制御モジュール3133は、患者が有する端末装置10と、薬剤師が有する端末装置32、又は薬剤部に設けられる端末装置32との接続を制御する。接続制御モジュール3133は、例えば、医師による患者の診療が終了し、患者に対して処方箋が発行されると、薬剤師の連絡先を第1サーバ20へ通知する。
設定モジュール3134は、医師が患者を遠隔診療する時間の設定を制御する。設定モジュール3134は、例えば、第1サーバ20から、医師との診療を希望する旨の信号を受け、即座に対応可能な医師がいないと、医師情報テーブル3121、及びスケジュール管理テーブル3122を参照し、対応可能な医師のスケジュールを押さえる。具体的には、設定モジュール3134は、医師との診療を希望する旨の信号を受けたが、即座に対応可能な医師がいない場合、患者の問診の結果に適した専門性の医師のうち、予定が空いている時間が最も近い医師を決定する。設定モジュール3134は、予定が空いている時間が最も近い医師を、専門性に関わらず選択してもよい。設定モジュール3134は、患者の電子カルテの情報に記載される、例えば、担当医等も参照して医師を決定してもよい。
提示モジュール3135は、患者に対し、対話の引継ぎに関する情報を提示する。例えば、提示モジュール3135は、患者との対話を医師へ引き継げない場合、医師からのコールバックの予定時刻を端末装置10に表示させる。提示モジュール3135は、処方箋が発行された場合、発行された処方箋に関する情報を提示する。処方箋に関する情報には、例えば、以下が含まれる。
・処方された薬の名称
・処方された薬の写真
・処方箋の識別番号
また、提示モジュール3135は、医師又は看護師に対し、対話の引継ぎに関する情報を提示する。例えば、提示モジュール3135は、患者との対話を引き継ぐ医師又は看護師へ、患者との問診の内容を提示する。提示モジュール3135は、患者との対話を引き継ぐ医師又は看護師へ、患者のカルテ情報を提示してもよい。
処方モジュール3136は、医師の指示により、処方箋の発行を制御する。例えば、処方モジュール3136は、例えば、ラップトップPCとしての端末装置32から薬の指定を受け付け、指定された薬に基づいて処方箋を発行する。
<2 データ構造>
図5~図7は、第1サーバ20が記憶するテーブルのデータ構造を示す図である。なお、図5~図7は一例であり、記載されていないデータを除外するものではない。また、同一のテーブルに記載されるデータであっても、記憶部202において離れた記憶領域に記憶されていることもあり得る。
図5は、患者情報テーブル2021のデータ構造を示す図である。図5に示す患者情報テーブル2021は、患者IDをキーとして、氏名、年齢、性別、生年月日、住所、連絡先、連絡アカウント、メールアドレスのカラムを有するテーブルである。
患者IDは、患者を一意に識別するための識別子を記憶する項目である。氏名は、患者の名前を記憶する項目である。年齢は、患者の年齢を記憶する項目である。性別は、患者の性別を記憶する項目である。生年月日は、患者の生年月日を記憶する項目である。住所は、患者が住んでいる住所を記憶する項目である。連絡先は、患者が有している端末装置10の電話番号を記憶する項目である。端末装置10の電話番号は、電話回線を利用した電話の電話番号であってもよいし、IP電話の電話番号であってもよい。連絡アカウントは、テキスト対話を実施する際に患者を特定するためのアカウント情報を記憶する項目である。連絡アカウントは、例えば、チャット機能を有する所定のアプリケーションで用いられるアカウント情報である。メールアドレスは、患者へメールを送信するためのアドレスを記憶する項目である。
図6は、カルテ情報テーブル2022のデータ構造を示す図である。図6に示すカルテ情報テーブル2022は、患者IDをキーとして、病名、検査項目、検査値、担当医、既往歴のカラムを有するテーブルである。
病名は、患者に対して診断されている疾病の名称を記憶する項目である。検査項目は、患者について測定された検査項目の名称を記憶する項目である。検査値は、各検査項目についての検査で測定された値を記憶する項目である。担当医は、患者の診療を担当する医師の氏名を記憶する項目である。既往歴は、現在は治癒している、過去に罹患した疾病の名称を記憶する項目である。
図7は、問診情報テーブル2023のデータ構造を示す図である。図7に示す問診情報テーブル2023は、患者IDをキーとして、接続時刻、問診内容のカラムを有するテーブルである。
接続時間は、患者が第1サーバ20による問診を受けた時刻を記憶する項目である。問診内容は、第1サーバ20により実施された問診の内容を記憶する項目である。問診内容は、内容を表すデータを記憶していてもよいし、内容を表すデータの保存先のリンクを記憶していてもよい。
図8~図11は、第2サーバ31が記憶するテーブルのデータ構造を示す図である。なお、図8~図11は一例であり、記載されていないデータを除外するものではない。また、同一のテーブルに記載されるデータであっても、記憶部312において離れた記憶領域に記憶されていることもあり得る。
図8は、医師情報テーブル3121のデータ構造を示す図である。図8に示す医師情報テーブル3121は、医師IDをキーとして、氏名、年齢、性別、生年月日、勤務部門、連絡先のカラムを有するテーブルである。
医師IDは、医師を一意に識別するための識別子を記憶する項目である。氏名は、医師の名前を記憶する項目である。年齢は、医師の年齢を記憶する項目である。性別は、医師の性別を記憶する項目である。生年月日は、医師の生年月日を記憶する項目である。勤務部門は、医師が勤務している部門の名称を記憶する項目である。連絡先は、医師が有している端末装置32の電話番号を記憶する項目である。端末装置32の電話番号は、電話回線を利用した電話の電話番号であってもよいし、IP電話の電話番号であってもよい。
図9は、スケジュール管理テーブル3122のデータ構造を示す図である。図9に示すスケジュール管理テーブル3122は、医師IDをキーとして、開始時刻、終了時刻、診療形態、患者IDのカラムを有するテーブルである。
開始時刻は、医師による所定の患者の診療が開始される時刻を記憶する項目である。終了時刻は、医師による所定の患者の診療が終了する時刻を記憶する項目である。つまり、開始時刻、及び終了時刻により、一人の患者についての診療にかかる時間が規定されている。開始時刻、及び終了時刻により規定される診療は、過去に実施されたものでも、未来に実施されるものでもよい。未来に実施される診療についての開始時刻、及び終了時刻が記憶されている場合、その開始時刻、及び終了時刻は、診療の予約を表す。診療形態は、医師により実施される診療の形態を記憶する項目である。診療形態には、例えば、対面診療、又は遠隔診療が存在する。なお、診療形態は、これらに限定されない。患者IDは、診療を受ける患者を識別するための識別子を記憶する項目である。
図10は、看護師情報テーブル3123のデータ構造を示す図である。図10に示す看護師情報テーブル3123は、看護師IDをキーとして、氏名、年齢、性別、生年月日、勤務部門、連絡先のカラムを有するテーブルである。
看護師IDは、看護師を一意に識別するための識別子を記憶する項目である。氏名は、看護師の名前を記憶する項目である。年齢は、看護師の年齢を記憶する項目である。性別は、看護師の性別を記憶する項目である。生年月日は、看護師の生年月日を記憶する項目である。勤務部門は、看護師が勤務している部門の名称を記憶する項目である。連絡先は、看護師が有している端末装置32の電話番号を記憶する項目である。端末装置32の電話番号は、電話回線を利用した電話の電話番号であってもよいし、IP電話の電話番号であってもよい。
図11は、シフト管理テーブル3124のデータ構造を示す図である。図11に示すシフト管理テーブル3124は、看護師IDをキーとして、出勤日、勤務時間のカラムを有するテーブルである。
出勤日は、看護師が出勤する日を記憶する項目である。勤務時間は、看護師が勤務する時間を記憶する項目である。
<3 動作>
遠隔診療を仲介する第1サーバ20、及び第2サーバ31の動作について説明する。
図12は、本実施形態に係るシステム1の構成の例を表す模式図である。以下の説明では、図12に示すように、第1サーバ20及び第2サーバ31が診療プラットフォームを構築している。診療プラットフォームにおいて、第1サーバ20は、患者の問診を自動で実施する。第1サーバ20及び第2サーバ31は、患者との対話を医師へ引き継ぐ。医師は、診療プラットフォームから対話を引き継ぐと、端末装置32を介して患者を診療する。
(問診内容に基づく引継ぎ要否の判断:第1サーバ20から接続)
図13は、図12に示す第1サーバ20が、診療プラットフォームによる患者との対話を、診療プラットフォームから医師等へ引き継ぐ際の動作の例を表すフローチャートである。
図13では、診療プラットフォームから患者Aが有する端末装置10へ接続要求を送信する例を説明する。患者Aは、すでに少なくとも1度は診療を受けた患者であり、情報が患者情報テーブル2021に記憶されているものとする。診療プラットフォームが患者Aを自動的に問診することは、例えば、慢性疾患、又はCOVID-19等により、自宅療養している患者を定期的に問診する際に効果的である。
まず、第1サーバ20の制御部203は、接続制御モジュール2033により、問診の必要のある患者を特定する(ステップS11)。例えば、制御部203は、以下のいずれかに該当する患者を特定する。
・前回の診療から所定の期間が経過した患者
・所定の状態になったことが予想される患者
・経過を確認するべき周期に達した患者
ステップS12において、接続制御モジュール2033は、特定した患者Aの端末装置10がテキスト対話に対応しているか否かを判断する。例えば、接続制御モジュール2033は、患者情報テーブル2021を参照し、項目「連絡アカウント」に情報が記憶されているか否かを判断する。患者Aの端末装置10がテキスト対話に対応している場合(ステップS12のYes)、つまり、例えば、項目「連絡アカウント」に情報が記憶されている場合、接続制御モジュール2033は、インターネット回線を介して端末装置10と接続する。端末装置10と接続すると、制御部203は、テキスト対話モジュール2035により、所定のチャット機能を有するアプリケーションを利用したテキスト対話を実施する(ステップS13)。例えば、テキスト対話モジュール2035は、患者Aとの対話であることを確認するメッセージを送信する。
患者Aの端末装置10がテキスト対話に対応していない場合(ステップS12のNo)、つまり、例えば、項目「連絡アカウント」に情報が記憶されていない場合、接続制御モジュール2033は、電話回線を介して端末装置10と接続する。なお、接続制御モジュール2033は、インターネット回線を介して端末装置10とIP電話機能により接続してもよい。端末装置10と接続すると、制御部203は、音声対話モジュール2034により、電話機能を利用した音声対話を実施する(ステップS14)。
ステップS15において、テキスト対話モジュール2035は、テキスト対話において、患者Aからの応答があるか否かを判断する。最初に送信したメッセージから所定の時間、例えば、10分以内に患者Aからの応答がある場合(ステップS15のYes)、テキスト対話モジュール2035は、テキスト対話による問診を開始する(ステップS16)。
図14は、端末装置10で表示されるテキスト対話による問診の例を表す模式図である。端末装置10の提示制御部193は、例えば、第1サーバ20から送信されるメッセージを、ディスプレイ141の左側に、時系列に沿って上から下に配置される表示オブジェクト1411に表示する。患者は、表示される各質問に対する回答を入力する。提示制御部193は、例えば、患者から入力されるメッセージを、ディスプレイ141の右側に、時系列に沿って上から下に配置される表示オブジェクト1412に表示する。
最初に送信したメッセージから所定の時間、例えば、10分を経過しても応答がない場合(ステップS15のNo)、接続制御モジュール2033は、電話回線を介して端末装置10と接続し、ステップS14へ移行する。
ステップS14において、電話機能を利用した音声対話に患者Aが応答した場合、音声対話モジュール2034は、音声対話による問診を開始する(ステップS17)。
ステップS18において、音声対話モジュール2034、又はテキスト対話モジュール2035は、問診内容を記憶部202に記憶する。
ステップS19において、制御部203は、患者との問診の結果に基づき、対話の引継ぎが必要であるか否か判断する。例えば、制御部203は、引継制御モジュール2036により、問診情報テーブル2023を参照し、患者Aが医師への引継ぎを要求しているか否かを判断する。対話の引継ぎが必要である場合(ステップS19のYes)、引継制御モジュール2036は、早急な引継ぎが必要であるか否かを判断する(ステップS110)。例えば、引継制御モジュール2036は、問診情報テーブル2023を参照し、患者Aの容体が緊急を要する状態であるか否かを判断する。緊急を要する状態とは、例えば、以下である。
・問診内容で確認した症状に、早急に診療をした方がよいと推定される症状がある
・患者の様子が明らかにおかしい
・患者が早急な診療を強く要望している
早急な引継ぎが必要である場合(ステップS110のYes)、引継制御モジュール2036は、第1サーバ20と患者との対話を、第1サーバ20から医師へ直ちに引き継ぐ旨の第1要求信号を第2サーバ31へ送信する(ステップS111)。引継制御モジュール2036は、緊急を要する状態でないが、医師との診療を患者が求める場合、医師との診療を希望する旨の第2要求信号を第2サーバ31へ送信する(ステップS112)。引継制御モジュール2036は、第1要求信号、又は第2要求信号を第2サーバ31へ送信する際、患者について記憶している問診情報も送信する。
(問診内容に基づく引継ぎ要否の判断:患者の端末装置10から接続)
図15は、図12に示す第1サーバ20が、診療プラットフォームによる患者との対話を、診療プラットフォームから医師等へ引き継ぐ際の動作の例を表すフローチャートである。
図15では、患者Bが有する端末装置10から診療プラットフォームへ接続要求を送信する例を説明する。
まず、患者Bは、病院に連絡をする。具体的には、患者Bは、例えば、病院に設定されている電話番号をプッシュし、電話をかける。または、患者Bは、例えば、チャット機能を有する所定のアプリケーションを利用し、病院に設定されているアカウントを指定してメッセージを送信する。
第1サーバ20の制御部203は、接続制御モジュール2033により、患者Bからのアクセスがいずれの形式の接続かを判断する(ステップS21)。所定のアプリケーションによる接続である場合、つまり、テキスト対話の要求である場合、制御部203は、処理をステップS16に移行させる。電話による接続である場合、つまり、音声対話の要求である場合、制御部203は、処理をステップS17に移行させる。
図16は、端末装置10で表示されるテキスト対話による問診の例を表す模式図である。端末装置10の提示制御部193は、例えば、第1サーバ20から送信されるメッセージを、ディスプレイ141の左側に、時系列に沿って上から下に配置される表示オブジェクト1413に表示する。患者は、表示される各質問に対する回答を入力する。提示制御部193は、例えば、患者から入力されるメッセージを、ディスプレイ141の右側に、時系列に沿って上から下に配置される表示オブジェクト1412に表示する。図16に示す例では、患者Bに対する最初の質問として、問い合わせの目的を表示するようになっている。図13に示す、診療プラットフォームから要求する問診と異なり、接続元の問い合わせ目的を最初に把握する必要があるからである。
(医師又は看護師への引継ぎ処理)
図17は、図12に示す第1サーバ20及び第2サーバ31が、診療プラットフォームによる患者との対話を、診療プラットフォームから医師等へ引き継ぐ際の動作の例を表すフローチャートである。
ステップS31において、第2サーバ31の制御部313は、直ちに引き継ぐ旨の第1要求信号を、第1サーバ20から受信したか否かを判断する。受信した場合(ステップS31のYes)、制御部313は、現在空いている医師がいるか否かを判断する(ステップS32)。
例えば、制御部313は、接続制御モジュール3133により、医師情報テーブル3121、スケジュール管理テーブル3122、及び問診内容を参照し、対応可能な医師を決定する。より具体的には、例えば、接続制御モジュール3133は、第1要求信号を受信した際に、対面診療又は遠隔診療を実施していない医師のうち、患者の問診の結果に適した専門性の医師を決定する。接続制御モジュール3133は、医師を決定すると、医師情報テーブル3121に記憶される連絡先を第1サーバ20へ送信する。
ステップS33において、第1サーバ20の接続制御モジュール2033は、決定した医師へ接続を引き継がせる。具体的には、例えば、接続制御モジュール2033は、決定した医師の連絡先へ、患者が有する端末装置10から接続要求を発信させる。医師が端末装置32を操作して要求に応答すると、端末装置10と、端末装置32との接続が確立する。確立された接続で患者と医師との電話診療が実施される。
チャット機能を有する所定のアプリケーションを利用して問診を受けた場合、つまり、テキスト形式の対話で問診を受けた場合、例えば、アプリケーションの操作画面に、端末装置32への発信指示を受け付けるアイコンが表示される。患者は、アイコンを押下することで、端末装置10から32へ接続要求を発信させる。
図18は、患者との対話を引き継ぐ際の端末装置32の表示例を表す模式図である。端末装置32は、例えば、電話がつながっている患者、及び問診内容を表す情報を、表示オブジェクト321に表示する。端末装置32は、患者が有する端末装置10との接続を確立させるための応答ボタン322を表示する。医師が322wを押下すると、端末装置10と、端末装置32との接続が確立する。
ステップS32において、現在空いている医師がいない場合(ステップS32のNo)、第2サーバ31の接続制御モジュール3133は、看護師情報テーブル3123、及びシフト管理テーブル3124を参照し、対応可能な看護師を決定する。接続制御モジュール3133は、看護師を決定すると、看護師情報テーブル3123に記憶される連絡先を第1サーバ20へ送信する。
ステップS34において、第1サーバ20の接続制御モジュール2033は、決定した看護師へ接続を引き継がせる。具体的には、例えば、接続制御モジュール2033は、決定した看護師の連絡先へ、患者が有する端末装置10から接続要求を発信させる。看護師が端末装置32を操作して要求に応答すると、端末装置10と、端末装置32との接続が確立する。確立された接続で患者と看護師との電話診療が実施される。
ステップS31において、第2サーバ31の制御部313は、第1要求信号を受信していない場合(ステップS31のNo)、医師との診療を希望する旨の第2要求信号を、第1サーバ20から受信したか否かを判断する(ステップS35)。受信した場合(ステップS35のYes)、制御部313は、現在空いている医師がいるか否かを判断する(ステップS36)。
例えば、制御部313は、接続制御モジュール3133により、医師情報テーブル3121、スケジュール管理テーブル3122、及び問診内容を参照し、対応可能な医師を決定する。接続制御モジュール3133は、医師を決定すると、医師情報テーブル3121に記憶される連絡先を第1サーバ20へ送信する。なお、緊急の引継ぎが必要な患者のため、現時刻において予定が空いている医師がいても、その医師を引継ぎ対象として決定しないようにしてもよい。
ステップS37において、第1サーバ20の接続制御モジュール2033は、決定した医師へ接続を引き継がせる。例えば、端末装置10と第1サーバ20との対話において、決定された医師の端末装置32へ接続要求を発信する指示が、端末装置10から受け付けられる。医師が端末装置32を操作し、端末装置10から送信される接続要求に応答すると、端末装置10と、端末装置32との接続が確立する。確立された接続で患者と医師との電話診療が実施される。
ステップS36において、現在空いている医師がいない場合(ステップS36のNo)、制御部313は、医師のスケジュールを予約する(ステップS38)。例えば、制御部313は、設定モジュール3134により、患者の問診の結果に適した専門性の医師のうち、予定が空いている時間が最も近い医師を決定する。また、設定モジュール3134は、予定が空いている時間が最も近い医師を、専門性に関わらず選択してもよい。
ステップS39において、制御部313は、患者及び医師に対し、対話の引継ぎに関する情報を提示する。例えば、制御部313は、提示モジュール3135により、第1サーバ20を介し、決定した医師、及び予約したスケジュールに関する情報を患者に提示する。患者が電話回線を介して音声形式で第1サーバ20と接続している場合、提示モジュール3135は、医師及びスケジュールに関する情報を、例えば、音声により通知する。患者がインターネット回線を介してテキスト形式で第1サーバ20と接続している場合、提示モジュール3135は、医師及びスケジュールに関する情報を、例えば、チャット機能を有する所定のアプリケーションを利用したテキストにより通知する。
図19は、診療の予定が組まれた際の端末装置10の表示例を表す模式図である。端末装置10は、例えば、決定された医師、及び折返し予定時間等を表す情報を、表示オブジェクト1414に表示する。
また、例えば、提示モジュール3135は、診療する予定の患者、問診内容、及び予約したスケジュールに関する情報を、決定した医師に提示する。
図20は、診療の予定が組まれた際の端末装置32の表示例を表す模式図である。端末装置32は、例えば、診療する予定の患者、及び問診内容を表す情報等を、表示オブジェクト323に表示する。端末装置32は、診療予定を表す情報等を、表示オブジェクト324に表示する。
接続制御モジュール3133は、所定の時刻になると、決定した医師が有する端末装置32に、患者が有する端末装置10への接続要求を送信させる。
図21は、診療の予定時刻に達した際の端末装置32の表示例を表す模式図である。端末装置32は、例えば、診療対象となる患者、及び問診内容を表す情報等を、表示オブジェクト325に表示する。端末装置32は、患者が有する端末装置10との接続を確立させるための発信ボタン326を表示する。医師が326wを押下すると、端末装置32から端末装置10へ接続要求が送信される。端末装置10が端末装置32からの接続要求に応答すると、端末装置10と端末装置32との接続が確立される。確立された接続で患者と医師との電話診療が実施される。
(薬剤師への引継ぎ処理)
患者に対する電話診療を実施する医師は、薬を処方する可能である。例えば、医師は、ラップトップPCとしての端末装置32を操作し、電話しながら、第2サーバ31に対し、処方箋の発行を指示する。処方モジュール3136は、発行した処方箋に関する情報を記憶部312に記憶する。
図22は、図12に示す第1サーバ20及び第2サーバ31が、医師と患者との対話を、医師から薬剤師へ引き継ぐ際の動作の例を表すフローチャートである。
医師が有する端末装置32は、電話による患者の診療が終了すると、第2サーバ31へ、診療が終了した旨を通知する。
制御部313は、診療が終了した旨の通知を受信する(ステップS41)。診療が終了した旨の通知を受信すると、制御部313は、処方箋が発行されたか否かを判断する(ステップS42)。例えば、制御部313は、接続制御モジュール3133により、記憶部312に処方箋に関する情報が記憶されている場合、処方箋が発行されたと判断する。
処方箋が発行されている場合(ステップS42のYes)、接続制御モジュール3133は、薬剤師、又は薬剤部の連絡先を第1サーバ20へ送信する。
ステップS43において、第1サーバ20の接続制御モジュール2033は、薬剤師又は薬剤部へ接続を引き継がせる。具体的には、例えば、接続制御モジュール2033は、薬剤師又は薬剤部の連絡先へ、患者が有する端末装置10から接続要求を発信させる。薬剤師又は薬剤部が端末装置32を操作して要求に応答すると、端末装置10と、端末装置32との接続が確立する。確立された接続で薬剤師による服薬指導が実施される。
以上のように、上記実施形態では、音声対話モジュール2034又はテキスト対話モジュール2035は、自動対話システムを利用し、患者に対して問診する。引継制御モジュール2036は、問診の内容に基づき、医師への引継ぎの要否を判断する。引継ぎが必要である場合、接続制御モジュール2033は、患者との音声による対話を医師へ引き継ぐ。これにより、第1サーバ20は、問診の内容に応じ、患者と医師とを対話させることが可能となる。
したがって、本実施形態に係るシステムによれば、患者が気軽に利用できる遠隔診療を実現できる。
また、上記実施形態では、音声対話モジュール2034は、自動対話システムを実現する。これにより、患者は、第1サーバ20と電話で話すことで、医師との遠隔診療が可能となるため、より気軽に遠隔診療を受けることが可能となる。
また、上記実施形態では、テキスト対話モジュール2035は、自動対話システムを実現する。これにより、患者は、第1サーバ20にメッセージを送ることで、医師との遠隔診療が可能となるため、より気軽に遠隔診療を受けることが可能となる。
また、上記実施形態では、接続制御モジュール2033は、音声対話システム又はテキスト対話システムを、患者に応じて切り替える。これにより、患者は利用しやすい方法で第1サーバ20と対話することが可能となる。
また、上記実施形態では、制御部203は、患者に応じて、問診での質問内容を作成する。これにより、問診の精度が向上することになり、対話を引き継いだ医師の負担が軽減される。
また、上記実施形態では、接続制御モジュール3133は、問診の内容に基づき、医師を決定する。これにより、患者の状態にあった医師へ対話を引き継ぐことが可能となる。
また、上記実施形態では、接続制御モジュール3133は、緊急を要する場合、引継ぎが必要と判断したときに予定が空いている医師を決定する。これにより、緊急を要する場合には、即座に予定の空いている医師を発見することが可能となる。
また、上記実施形態では、接続制御モジュール3133は、緊急を要するが、引継ぎが必要と判断したときに予定が空いている医師がいない場合、看護師を決定する。接続制御モジュール2033は、患者との対話を看護師に引き継ぐ。これにより、予定が空いている医師がいない場合であっても、患者との対話を医療関係者へ引き継ぐことが可能となる。
また、上記実施形態では、接続制御モジュール3133は、緊急を要さないが、患者から診療を希望された場合、診療を希望されたときに予定が空いている医師を決定する。これにより、問診の内容に関わらず、医師との対話を希望する患者を、医師と対話させることが可能となる。
また、上記実施形態では、設定モジュール3134は、緊急を要さず、患者から診療を希望されたが、診療を希望されたときに予定が空いている医師がいない場合、先の予定が空いている医師の予定を押さえる。これにより、問診の内容に関わらず、医師との対話を希望する患者に対し、所定の時間の経過後に、医師と対話させることが可能となる。
また、上記実施形態では、提示モジュール3135は、押さえた予約に関する情報を、予約を押さえた医師へ通知する。これにより、医師は、自身の予定を把握することが可能となる。
また、上記実施形態では、接続制御モジュール3133は、設定した予定になると、医師が有する端末32を、患者が有する端末10へ接続させる。これにより、医師は、患者への電話を失念することを防ぐことが可能となる。
また、上記実施形態では、接続制御モジュール3133は、医師が有する端末32を接続させる前に、患者が有する端末10が接続可能かを確かめる。これにより、医師が電話をかけ直す動作を防ぐことが可能となり、医師のリソースを保護することが可能となる。
また、上記実施形態では、接続制御モジュール2033は、患者に対し、問診をするための接続を要求する。これにより、例えば、自宅療養する慢性疾患の患者を、効率的に問診することが可能となる。
また、上記実施形態では、接続制御モジュール2033は、患者から、問診を受けるための接続の要求を受け付ける。これにより、初診の患者であっても、自動対話システムを利用した問診を受けることが可能となる。
また、上記実施形態では、処方モジュール3136は、患者と対話する医師からの指示に応じ、処方箋を発行する。これにより、遠隔診療において、処方箋を発行することが可能となる。
また、上記実施形態では、接続制御モジュール2033は、患者と医師との対話が終了した際に、処方箋が発行されている場合、患者との対話を薬剤師へ引き継ぐ。これにより、遠隔診療において、服薬指導を受けられるため、処方された薬を郵送等で受け取ることが可能となる。
上記実施形態では、第1サーバ20と音声対話を実施する際、電話機能を利用するか、又は所定のアプリケーションの通話機能を利用する場合を説明した。また、第1サーバ20とテキスト対話を実施する際、所定のアプリケーションを利用する場合を説明した。このとき、利用されるアプリケーションは、第1サーバ20により提供されるサービスを受けるためのアプリケーションであってもよい。
上記実施形態において、入力装置13は、外部の入力機器としての、例えば、センシングデバイスから、バイタル情報を受け付けてもよい。センシングデバイスは、例えば、体温、血圧、心拍数、酸素濃度等を含むユーザのバイタル情報を取得する。また、端末装置10のいずれかは、ユーザのバイタル情報を取得するセンシングデバイスであってもよい。バイタル情報は、例えば、体温、血圧、心拍数等を含む。制御部190は、取得したバイタル情報を、例えば、ユーザ情報181に記憶し、問診時に第1サーバ20へ送信する。
上記実施形態において、第2サーバ31の機能の一部は、第1サーバ20が実施してもよい。例えば、第1サーバ20が、医師等を決定する処理、又は、医師の予定を設定する処理等を実施してもよい。このような場合、例えば、第2サーバ31で記憶されるテーブルのいずれかは、第1サーバ20に記憶され得る。
図23は、第1サーバ20の変形例の機能的な構成の例を示す図である。
上記実施形態において、患者と医師等との電話機能を利用した診療の際に、例えば、テレビ会議システムを利用した診療を並列して使用してもよい。
上記実施形態において、第1サーバ20は、自動で患者を問診するようにしたが、人が問診するようにしてもよい。例えば、自宅療養している患者を問診する場合、注意を払って問診するような場合には人による問診が実施される。注意を払って問診する場合は例えば、以下である。
・先の問診で気になる症状が発言した場合
・先の有人による問診から所定の期間がたった場合
・先の有人による問診から所定回数の問診が行われた場合
上記実施形態において、第1サーバ20が提供するサービスを利用する際、ユーザが病院の連絡先へアクセスする場合を例に説明した。しかしながら、第1サーバ20が提供するサービスを利用する際にアクセスする連絡先は、サービスの提供元であってもよい。このとき、第1サーバ20は、複数の病院についての情報を集約して有している。ユーザは、第1サーバ20へ接続して問診を受けることで、ユーザに適した病院の医師へ対話を引き継いでもらうことが可能となる。ユーザに適した病院は、例えば、ユーザの住所等により決定される。
図24は、システム1の変形例の全体構成の例を示すブロック図である。
上記実施形態において、第1サーバ20の制御部203は、プログラムに従って動作することにより、支払い制御モジュールとして示す機能を発揮してもよい。支払い制御モジュールは、診療料金(診察料)、又は薬料金の支払いに関する処理を制御する。
例えば、図12において、第1サーバ20は、病院システム30から、診療料金、又は薬料金についての情報を受信する。制御部203は、支払い制御モジュールにより、診療料金、又は薬料金を病院システム30に対して支払う。つまり、支払い制御モジュールは、患者の診療料金、又は薬料金の支払いを建て替える。支払い制御モジュールは、例えば、建て替えた診療料金、又は薬料金と、通信料とを所定のタイミングでまとめて患者に請求する。これにより、患者は、診療料金、又は薬料金の支払い頻度が抑えられるため、サービスを受ける利便性が向上する。
また、支払い制御モジュールは、支払った診療料金、又は薬料金についての情報を、当月の通信料と共に患者へ請求するように、電話会社、又は通信会社へ送信してもよい。このとき、支払い制御モジュールは、例えば、患者から支払われた料金を第1サーバ20のサービスの提供元へ支払うように、電話会社、又は通信会社へ指示する。これにより、診療料金、又は薬料金が通信料と共に患者に請求され、患者から支払われた費用が、電話会社、又は通信会社を介して第1サーバ20のサービスの提供元へ支払われることになる。このため、患者は、診察の度に料金を支払わなくてよくなり、サービスを受ける利便性が向上する。
また、支払い制御モジュールは、患者の与信に基づき、診療料金、又は薬料金の支払いを建て替えるようにしてもよい。例えば、支払い制御モジュールは、患者について診療料金、又は薬料金がある場合、電話会社、又は通信会社に対し、患者の電話代の支払い状況に関する情報を要求する。支払い制御モジュールは、電話会社、又は通信会社から提供される情報に基づき、診療料金、又は薬料金を建て替えられるか否かを判断する。例えば、支払い制御モジュールは、電話代の支払いが遅れた月が所定回数以上ある場合、その患者についての診療料金、又は薬料金を建て替えられないと判断する。診療料金、又は薬料金の建て替えができないと判断した場合、支払い制御モジュールは、例えば、患者に対し、料金の支払いを請求する。診療料金、又は薬料金の建て替えが可能であると判断した場合、支払い制御モジュールは、患者の支払いを建て替える。これにより、信頼できる患者についてのみ料金の建て替えをすることが可能となり、信頼できる患者について、サービスを受ける利便性が向上する。また、患者にとっては、信頼性を向上させるための動機となり得る。
<4 コンピュータの基本ハードウェア構成>
図25は、コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ90は、プロセッサ91、主記憶装置92、補助記憶装置93、通信IF99(インタフェース、Interface)を少なくとも備える。これらはバスにより相互に電気的に接続される。
プロセッサ91とは、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアである。プロセッサ91は、演算装置、レジスタ、周辺回路等から構成される。
主記憶装置92とは、プログラム、及びプログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものである。例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
補助記憶装置93とは、データ及びプログラムを保存するための記憶装置である。例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
通信IF99とは、有線又は無線の通信規格を用いて、他のコンピュータとネットワークを介して通信するための信号を入出力するためのインタフェースである。
ネットワークは、インターネット、LAN、無線基地局等によって構築される各種移動通信システム等で構成される。例えば、ネットワークには、3G、4G、5G移動通信システム、LTE(Long Term Evolution)、所定のアクセスポイントによってインターネットに接続可能な無線ネットワーク(例えばWi-Fi(登録商標))等が含まれる。無線で接続する場合、通信プロトコルとして例えば、Z-Wave(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等が含まれる。有線で接続する場合は、ネットワークには、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等により直接接続するものも含む。
なお、各ハードウェア構成の全部または一部を複数のコンピュータ90に分散して設け、ネットワークを介して相互に接続することによりコンピュータ90を仮想的に実現することができる。このように、コンピュータ90は、単一の筐体、ケースに収納されたコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
<コンピュータ90の基本機能構成>
図25に示すコンピュータ90の基本ハードウェア構成により実現されるコンピュータの機能構成を説明する。コンピュータは、制御部、記憶部、通信部の機能ユニットを少なくとも備える。
なお、コンピュータ90が備える機能ユニットは、それぞれの機能ユニットの全部または一部を、ネットワークで相互に接続された複数のコンピュータ90に分散して設けても実現することができる。コンピュータ90は、単一のコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
制御部は、プロセッサ91が補助記憶装置93に記憶された各種プログラムを読み出して主記憶装置92に展開し、当該プログラムに従って処理を実行することにより実現される。制御部は、プログラムの種類に応じて様々な情報処理を行う機能ユニットを実現することができる。これにより、コンピュータは情報処理を行う情報処理装置として実現される。
記憶部は、主記憶装置92、補助記憶装置93により実現される。記憶部は、データ、各種プログラム、各種データベースを記憶する。また、プロセッサ91は、プログラムに従って記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置92または補助記憶装置93に確保することができる。また、制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ91に、記憶部に記憶されたデータの追加、更新、削除処理を実行させることができる。
データベースは、リレーショナルデータベースを指し、行と列によって構造的に規定された表形式のテーブルと呼ばれるデータ集合を、互いに関連づけて管理するためのものである。データベースでは、表をテーブル、表の列をカラム、表の行をレコードと呼ぶ。リレーショナルデータベースでは、テーブル同士の関係を設定し、関連づけることができる。
通常、各テーブルにはレコードを一意に特定するためのキーとなるカラムが設定されるが、カラムへのキーの設定は必須ではない。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ91に、記憶部に記憶された特定のテーブルにレコードを追加、削除、更新を実行させることができる。
通信部は、通信IF99により実現される。通信部は、ネットワークを介して他のコンピュータ90と通信を行う機能を実現する。通信部は、他のコンピュータ90から送信された情報を受信し、制御部へ入力することができる。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ91に、受信した情報に対する情報処理を実行させることができる。また、通信部は、制御部から出力された情報を他のコンピュータ90へ送信することができる。
以上、本開示のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
(付記1)
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、自動対話システムを利用し、患者に対して問診するステップと、問診の内容に基づき、医師への引継ぎの要否を判断するステップと、引継ぎが必要である場合、患者との音声による対話を医師へ引き継ぐステップとを実行させるプログラム。
(付記2)
問診するステップにおいて、自動対話システムは、音声対話システムである(付記1)に記載のプログラム。
(付記3)
問診するステップにおいて、自動対話システムは、テキスト対話システムである(付記1)又は(付記2)に記載のプログラム。
(付記4)
問診するステップにおいて、自動対話システムは、音声対話システム及びテキスト対話システムであり、患者に応じて切り替える(付記1)に記載のプログラム。
(付記5)
患者に応じて、問診での質問内容を作成するステップを、プロセッサに実行させる(付記1)乃至(付記4)のいずれかに記載のプログラム。
(付記6)
問診の内容に基づき、医師を決定するステップを、プロセッサに実行させる(付記1)乃至(付記5)のいずれかに記載のプログラム。
(付記7)
決定するステップにおいて、緊急を要する場合、引継ぎが必要と判断したときに予定が空いている医師を決定する(付記6)に記載のプログラム。
(付記8)
決定するステップにおいて、緊急を要するが、引継ぎが必要と判断したときに予定が空いている医師がいない場合、看護師を決定し、引き継ぐステップにおいて、患者との音声による対話を看護師に引き継ぐ(付記7)に記載のプログラム。
(付記9)
決定するステップにおいて、緊急を要さないが、患者から診療を希望された場合、診療を希望されたときに予定が空いている医師を決定する(付記6)乃至(付記8)のいずれかに記載のプログラム。
(付記10)
決定するステップにおいて、緊急を要さず、患者から診療を希望されたが、診療を希望されたときに予定が空いている医師がいない場合、先の予定が空いている医師の予定を押さえる(付記6)乃至(付記9)のいずれかに記載の記載のプログラム。
(付記11)
押さえた予約に関する情報を、予約を押さえた医師へ通知するステップを、プロセッサに実行させる(付記10)に記載のプログラム。
(付記12)
予定になると、医師が有する端末を、患者が有する端末へ接続させるステップを、プロセッサに実行させる(付記10)又は(付記11)に記載のプログラム。
(付記13)
接続させるステップにおいて、医師が有する端末を接続させる前に、患者が有する端末が接続可能かを確かめる(付記12)に記載のプログラム。
(付記14)
患者に対し、問診をするための接続を要求するステップを、プロセッサに実行させる(付記1)乃至(付記13)のいずれかに記載のプログラム。
(付記15)
患者から、問診を受けるための接続の要求を受け付けるステップを、プロセッサに実行させる(付記1)乃至(付記13)のいずれかに記載のプログラム。
(付記16)
患者と対話する医師からの指示に応じ、処方箋を発行するステップを、プロセッサに実行させる(付記1)乃至(付記15)のいずれかに記載のプログラム。
(付記17)
患者と医師との対話が終了した際に、処方箋が発行されている場合、患者との音声による対話を薬剤師へ引き継ぐステップを、プロセッサに実行させる(付記16)に記載のプログラム。
(付記18)
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行される方法であって、プロセッサが、自動対話システムを利用し、患者に対して問診するステップと、問診の内容に基づき、医師への引継ぎの要否を判断するステップと、引継ぎが必要である場合、患者との対話を医師へ引き継ぐステップとを実行する方法。
(付記19)
制御部と、記憶部とを備える情報処理装置であって、制御部が、自動対話システムを利用し、患者に対して問診するステップと、問診の内容に基づき、医師への引継ぎの要否を判断するステップと、引継ぎが必要である場合、患者との対話を医師へ引き継ぐステップとを実行する情報処理装置。
(付記20)
自動対話システムを利用し、患者に対して問診する手段と、問診の内容に基づき、医師への引継ぎの要否を判断する手段と、引継ぎが必要である場合、患者との対話を医師へ引き継ぐ手段とを具備するシステム。
1…システム
10…端末装置
120…通信部
13…入力装置
131…タッチ・センシティブ・デバイス
14…出力装置
141…ディスプレイ
15…メモリ
150…位置情報センサ
16…ストレージ
161…カメラ
17…音声処理部
171…マイク
172…スピーカー
180…記憶部
181…ユーザ情報
19…プロセッサ
190…制御部
191…操作受付部
192…送受信部
193…提示制御部
194…通話制御部
20…第1サーバ
201…通信部
202…記憶部
2021…患者情報テーブル
2022…カルテ情報テーブル
2023…問診情報テーブル
2024…学習済みモデル
203…制御部
2031…受信制御モジュール
2032…送信制御モジュール
2033…接続制御モジュール
2034…音声対話モジュール
2035…テキスト対話モジュール
2036…引継制御モジュール
22…通信IF
23…入出力IF
25…メモリ
26…ストレージ
29…プロセッサ
30…病院システム
31…第2サーバ
311…通信部
312…記憶部
3121…医師情報テーブル
3122…スケジュール管理テーブル
3123…看護師情報テーブル
3124…シフト管理テーブル
313…制御部
3131…受信制御モジュール
3132…送信制御モジュール
3133…接続制御モジュール
3134…設定モジュール
3135…提示モジュール
3136…処方モジュール
32…端末装置
80…ネットワーク
90…コンピュータ
91…プロセッサ
92…記憶装置
93…補助記憶装置
99…通信IF

Claims (14)

  1. プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記プログラムは、前記プロセッサに、
    患者が有する端末装置と接続し、自動対話システムを利用し、患者に対して問診するステップと、
    前記問診の内容を参照し、前記患者の容体が緊急を要する状態かを判断し、医師への早急な引継ぎの要否を判断するステップと、
    早急な引継ぎが必要である場合、必要であると判断したときに予定が空いている医師を決定するステップと、
    前記患者と前記自動対話システムとの対話を、決定された前記医師との音声による対話へ引き継ぐステップと
    を実行させるプログラム。
  2. 前記問診するステップにおいて、前記自動対話システムは、音声対話システムである請求項1記載のプログラム。
  3. 前記問診するステップにおいて、前記自動対話システムは、テキスト対話システムである請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記問診するステップにおいて、前記自動対話システムは、音声対話システム及びテキスト対話システムであり、前記患者に応じて切り替える請求項1記載のプログラム。
  5. 患者に応じて、前記問診での質問内容を作成するステップを、前記プロセッサに実行させる請求項1乃至4のいずれかに記載のプログラム。
  6. 前記決定するステップにおいて、前記問診の内容に基づき、前記医師を決定する請求項1乃至5のいずれかに記載のプログラム。
  7. 前記決定するステップにおいて、早急な引継ぎが必要であるが、引継ぎが必要と判断したときに予定が空いている医師がいない場合、看護師を決定し、
    前記引き継ぐステップにおいて、前記患者と前記自動対話システムとの対話を、決定された前記看護師との音声による対話へ引き継ぐ請求項1乃至6のいずれかに記載のプログラム。
  8. 前記患者に対し、問診をするための接続を要求するステップを、前記プロセッサに実行させる請求項1乃至7のいずれかに記載のプログラム。
  9. 前記患者から、問診を受けるための接続の要求を受け付けるステップを、前記プロセッサに実行させる請求項1乃至7のいずれかに記載のプログラム。
  10. 患者と対話する医師からの指示に応じ、処方箋を発行するステップを、前記プロセッサに実行させる請求項1乃至9のいずれかに記載のプログラム。
  11. 前記患者と前記医師との対話が終了した際に、前記処方箋が発行されている場合、前記患者と前記医師との対話を、薬剤師との音声による対話へ引き継ぐステップを、前記プロセッサに実行させる請求項10記載のプログラム。
  12. プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行される方法であって、前記プロセッサが、
    患者が有する端末装置と接続し、自動対話システムを利用し、患者に対して問診するステップと、
    前記問診の内容を参照し、前記患者の容体が緊急を要する状態かを判断し、医師への早急な引継ぎの要否を判断するステップと、
    早急な引継ぎが必要である場合、必要であると判断したときに予定が空いている医師を決定するステップと、
    前記患者と前記自動対話システムとの対話を、決定された前記医師との音声による対話へ引き継ぐステップと
    を実行する方法。
  13. 制御部と、記憶部とを備える情報処理装置であって、前記制御部が、
    患者が有する端末装置と接続し、自動対話システムを利用し、患者に対して問診するステップと、
    前記問診の内容を参照し、前記患者の容体が緊急を要する状態かを判断し、医師への早急な引継ぎの要否を判断するステップと、
    早急な引継ぎが必要である場合、必要であると判断したときに予定が空いている医師を決定するステップと、
    前記患者と前記自動対話システムとの対話を、決定された前記医師との音声による対話へ引き継ぐステップと
    を実行する情報処理装置。
  14. 患者が有する端末装置と接続し、自動対話システムを利用し、患者に対して問診する手段と、
    前記問診の内容を参照し、前記患者の容体が緊急を要する状態かを判断し、医師への早急な引継ぎの要否を判断する手段と、
    早急な引継ぎが必要である場合、必要であると判断したときに予定が空いている医師を決定する手段と、
    前記患者と前記自動対話システムとの対話を、決定された前記医師との音声による対話へ引き継ぐ手段と
    を具備するシステム。
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