JP2019160029A - 店舗内等での血液検査等に基づく薬剤の処方箋情報等提供システム - Google Patents
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Abstract
【目的】患者が、近所のドラッグストア等の店舗内、近所の公民館その他の建物内、近所の調剤薬局内、又は自宅内などのような患者にとって便利な場所で、血液検査等及び問診などを受けるだけで、自分が罹患している病気への対処に適した薬剤の処方箋情報等の提供を受けられる、店舗内等での血液検査等に基づく薬剤の処方箋情報等提供システムを提供する。【構成】患者にとって便利な場所で行われる血液検査等及び問診の結果に基づいて、及び、薬剤に関するデータベース又はインターネット上のデータその他の情報に基づいて、当該患者が罹患している病気への対処に適した薬剤の処方箋情報その他の薬剤情報を生成する、AIなどを含む処方箋情報等生成部、及び当該処方箋情報を出力する出力部などを含むシステムである。【選択図】 図1
Description
本発明は、薬剤の処方箋情報などを提供するためのシステムに関する。
従来より、様々な病気に罹患した患者が自分の病気への対処に適した薬剤を調剤してもらうためには、まずは医療機関を訪れて医師の診察を受けて医師から薬剤の処方箋を提供してもらうことが必要とされており、そのことを前提とした医療システム、処方箋提供システムなども様々に提案されている(例えば特許文献1、2など参照)。
しかしながら、病気に罹患した患者の中には、病気のため医療機関を訪れる(受診する)ことそれ自体が苦痛又は困難であるとか、離島や僻地に居住していて遠隔の医療機関に行くことが困難であるとか、又は薬剤の処方箋提供のために医療機関から請求される比較的高額の医療費の支払が難しいという人たちも、現実に存在している。他方、処方箋提供について見ても、近年のAI(人工知能)技術の発達等から、医療機関又は医師に処方箋提供機能を独占させておくべき合理性又は必然性は、徐々にだが確実に無くなりつつある。さらに、近年の薬剤の製造技術により、ほとんどの薬剤が、同一種類の薬剤でも大人用と子供用の分量別に初めから分けられた(すなわち当初から「調剤」された状態で製造された)PTPシートに封止された錠剤(又はカプセル剤)として提供されており、その結果、調剤薬局の現場において複数種類の粉薬(散剤)を所望の割合で配合して混合する(さらに練り薬にする)などの場面を目にすることは既にほとんど無くなり、調剤薬局の実質的な仕事のほとんどは単に薬剤会社から仕入れたPTPシートを所定量だけ分けて販売するだけとなっており、調剤薬局において為される「調剤」なるものの実体は極めて空虚なものとなっているのが現状である。
本発明はこのような従来技術の問題点及び現在の技術動向に着目して為されたものであって、病気に罹患した患者が、例えば近所のドラッグストア等の店舗内、近所の公民館その他の建物内、近所の調剤薬局内、又は自宅内などのような、当該患者にとって身近な又は便利な場所において血液等の体液の検査及び問診などを受けるだけで、自分が罹患している病気への対処に適した薬剤の処方箋その他の薬剤情報(医療情報)の提供を受けることができる、店舗内等での血液検査等(以下、この「血液検査等」と同じ意味で「体液検査」又は「体液検査等」ということがある)に基づく薬剤の処方箋情報等提供システムを提供することを目的とする。
以上のような課題を解決するための本発明による店舗内等での体液検査等に基づく薬剤の処方箋情報等提供システムは、少なくとも、患者の血液又は唾液等の体液についての検査結果を受け付ける体液検査結果等受付部と、患者に対して予め決められた問診用質問情報(問診情報)を出力するか又はオンラインでの医師からの問診を出力する問診出力部と、前記出力された問診用の質問に対する患者からの回答等の問診結果を受け付ける問診結果受付部と、前記体液検査結果等受付部からの或る患者の体液検査結果と前記問診結果受付部からの当該患者の問診結果とに基づいて、及び、薬剤に関するデータベース又はインターネット上のデータその他の情報に基づいて、当該患者が罹患している病気への対処に適した薬剤の処方箋情報その他の薬剤情報(医療情報)を生成する、AI(人工知能)などを含む処方箋情報等生成部とを備えたものである。
また、本発明による店舗内等での体液検査等に基づく薬剤の処方箋情報等提供システムは、少なくとも、患者の血液又は唾液等の体液についての検査結果を受け付ける体液検査結果等受付部と、患者に対して予め決められた問診用質問情報(問診情報)を出力するか又はオンラインでの医師からの問診を出力する問診出力部と、前記出力された問診用の質問に対する患者からの回答等の問診結果を受け付ける問診結果受付部と、前記問診出力部による問診用の質問等の出力が行われている又は行われたとき、前記体液検査結果等受付部から出力された或る患者の体液検査結果に基づいて、当該患者に対する問診用質問情報(問診情報)を生成して前記問診出力部に送信する問診情報生成部と、前記体液検査結果等受付部からの或る患者の体液検査結果と前記問診結果受付部からの当該患者の問診結果とに基づいて、及び、薬剤に関するデータベース又はインターネット上のデータその他の情報に基づいて、当該患者が罹患している病気への対処に適した薬剤の処方箋情報その他の薬剤情報(医療情報)を生成する、AI(人工知能)などを含む処方箋情報等生成部とを備えたものである。
また、本発明による店舗内等での体液検査等に基づく薬剤の処方箋情報等提供システムにおいては、前記問診情報生成部は、前記問診出力部による問診用の質問等の出力が行われているとき、それと同時並行的に、当該患者に対する問診用質問情報(問診情報)の生成及び当該問診用質問情報の前記問診出力部への送信を行うものであり、前記問診出力部は、自らが問診用質問情報の出力を行っているとき、それと同時並行的に、前記問診情報生成部が前記体液検査結果等受付部からの当該患者の体液検査結果に基づいて生成した当該患者に適した問診用質問情報を受信して出力するものであってもよい。
さらに、本発明による店舗内等での体液検査等に基づく薬剤の処方箋情報等提供システムにおいては、前記処方箋情報等生成部が生成した処方箋情報等を患者側又は当該患者側のために薬剤を調剤する者若しくは機関に対して送信等出力する処方箋情報等出力部をさらに備えていてもよい。
本発明に係る店舗内等での体液検査等に基づく薬剤の処方箋情報等提供システムにおいては、AI(人工知能)などを含む処方箋情報等生成部が、体液検査結果等受付部から出力された或る患者の体液検査結果と問診結果受付部からの当該患者の問診結果とに基づいて、及び薬剤に関するデータベース又はインターネット上のデータその他の情報に基づいて、当該患者が罹患している病気への対処に適した薬剤の処方箋情報その他の薬剤情報を生成するようにしている。したがって、本発明によれば、病気に罹患した患者が、例えば近所のドラッグストア等の店舗内、近所の公民館その他の建物内、近所の調剤薬局内、又は自宅内などのような、当該患者にとって身近な又は便利な場所において血液等の体液検査及び問診などを受けるだけで、自分が罹患している病気への対処に適した薬剤の処方箋その他の薬剤情報(医療情報)の提供を、比較的低額の料金で、受けることができる。したがってまた、本発明によれば、病気に罹患した患者が、様々な理由により医療機関を訪れる(受診する)ことそれ自体が苦痛又は困難であるにもかかわらず処方箋の提供を受けるために医療機関を訪れなくてはならないとか、薬剤の処方箋提供のために医療機関から請求される比較的高額の医療費の支払が難しいなどの、従来から存在した多くの患者にとっての不都合を回避・解決することができる。
また、本発明に係る店舗内等での体液検査等に基づく薬剤の処方箋情報等提供システムにおいては、前記問診出力部による問診(例えば図2(a)に示す画面による問診)と略同時並行的に、すなわち前記問診出力部による問診用の質問等の出力が行われている又は行われたとき(前記問診出力部による問診用の質問等の出力が行われた後も含む)、前記問診情報生成部が、前記体液検査結果等受付部からの体液検査結果(又は体液検査結果の解析データ)に基づいて、当該患者の体液検査結果(当該患者の現在の健康状態)に即した問診(質問)情報を生成し、前記問診出力部に送信するようにしている。したがって、本発明においては、前記問診出力部は、前記患者の体液検査結果(当該患者の現在の健康状態)をも反映した「より適切な問診」を行うことができるようになり、前記問診結果受付部は、前記患者の体液検査結果(又はその解析データ)をも反映した「より適切な問診」に基づく「より適切な問診結果」を取得することができるようになる。よって、本発明によれば、AI(人工知能)などを含む前記処方箋情報等生成部が、前記問診結果受付部から送信された前記「より適切な問診結果」に基づいて、当該患者の病気に関する診断及び当該病気への対処に適した薬剤の処方等の判断をより適切に行うことができ、当該患者のためのより適切な処方箋情報の生成を行うことができるようになる。
さらに本発明においては、前記問診情報生成部が、前記問診出力部による問診用の質問等の出力が行われているとき、それと同時並行的に、当該患者に対する問診用質問情報(問診情報)の生成及び当該問診用質問情報の前記問診出力部への送信を行うようにし、前記問診出力部は、自らが問診用の質問の出力を行っているとき、それと同時並行的に、前記問診情報生成部が前記体液検査結果等受付部からの当該患者の体液検査結果に基づいて生成した当該患者に適した問診用質問情報を受信して出力するようにしたので、店舗内等で前記問診出力部による問診を受けている患者は、その問診と連続的に、自分(患者)の体液検査結果に即した(自分の現在の健康状態に即した)問診をも受けられるようになり、その結果、自分(患者)の体液検査結果に即した(自分の現在の健康状態に即した)問診の結果に基づいて、より適切な処方箋情報等を得られるようになる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る店舗内等での体液検査等に基づく薬剤の処方箋情報等提供システムの概略構成を示す概念ブロック図である。図1において、1は例えばドラッグストアその他の店舗などに配置されたサーバーなどで構成される処方箋申込受付部、2は当該患者の処方箋等を生成するためのサーバーなどで構成される処方箋等生成部、3はインターネット、4は前記処方箋等生成部で生成された処方箋データを例えばインターネット3その他の回線を介して受診し印刷する処方箋データ印刷部(例えば、店舗、調剤薬局、公民館、患者の自宅などに備えられたプリンタ)、5は前記処方箋等生成部で生成された処方箋データを例えばインターネット3経由で受診する調剤薬局側のサーバーである。
まず、前記処方箋申込受付部1の構成を説明する。図1において、10は各患者からの処方箋等の申込み情報を受け付ける申込情報受付部、11は当該患者から採血した血液等(唾液などをも含む体液)を検査する採血等検査部、12は当該患者に対して行う問診(質問)の情報を音声、画面又は紙への印刷等により出力して問診を行う(医師がインターネット回線などを介してオンラインで問診を行う場合、すなわち医師からの問診をオンラインで出力する場合をも含む)問診出力部、13は前記問診出力部12から出力される問診に対して為された当該患者の回答内容(問診結果)を受け付ける問診結果受付部である。前記申込情報受付部10、前記採血等検査部11、前記問診出力部12、及び前記問診結果受付部13により、前記処方箋申込受付部1が構成されている。
前記処方箋申込受付部1においては、前記申込情報受付部10が或る患者からの処方箋等の申込み情報を受け付けると、前記申込情報受付部10がそれを示す情報を前記採血等検査部11、前記問診出力部12、及び前記問診結果受付部13に出力する。これにより、前記採血等検査部11が当該患者への採血等(例えば、患者が自分の腕を所定の位置に配置すると自動的に採血を行う。なお、唾液その他の体液の採取をも含む)及び当該採血等した体液の検査を開始し、前記問診出力部12が当該患者への問診を開始し、前記問診結果受付部13が当該患者からの回答内容(問診結果)の受付を開始する(前記問診とその回答の受付は、AI(人工知能)を利用した音声での自動応答システムなどを併用することが可能である)。
次に、前記処方箋等生成部2の構成を説明する。図1において、21は前記採血等検査部11からの情報に基づいて当該患者の体液検査結果を解析し当該患者が罹患している病気等に関する情報を取得する体液検査結果解析部、22は前記体液検査結果解析部21からの当該患者の体液検査結果に対する解析結果情報と一般的な問診内容データベースからの情報とに基づいて当該患者に適した問診(質問)の内容を生成する問診内容生成部である。前記問診内容生成部22が生成した問診(質問)内容は、前記処方箋申込受付部1中の問診出力部12に送信され、当該患者に対する問診の際に、問診(質問)の内容として使用される(これにより、当該患者に対して、当該患者の現在の健康状態に即したより適切な問診が、行われるようになる)。
また、図1において、24は、前記体液検査結果解析部21、前記問診内容生成部22、医療及び薬剤の一般的な情報を記録した医療・薬剤データベース25からの情報、及びインターネット3上のホームページやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)などで公開されている膨大な医療・薬剤関連のデータ群(インターネット3上でアクセス可能なデータ群又はデータの集合体)26などから、AI(人工知能)等により当該患者が罹患している病気を推測、診断すると共に、当該患者の病気に適した薬剤の処方を判断(決定)する診断処方判断部である。前記のAIが患者の体液検査結果及び問診結果を示すデータなどから患者の病気を診断等する技術は、実験段階としては既に様々な機関で実施されており、成功事例も多数報告等されている(よって、一般的に、患者に関する情報等に基づいて、AI等により患者の病気を診断し且つ患者に病気に適した薬剤の処方を選択・判断することは既に実施可能な技術である)。また、図1において、27は、前記診断処方判断部24からの病気診断及び薬剤処方に関する情報に基づいて、当該患者のための薬剤の処方箋データを生成する処方箋データ生成部である。
本実施形態において、前記体液検査結果解析部21、前記問診内容生成部22、問診内容データベース23、前記医療・薬剤データベース25、前記診断処方判断部24、及び前記処方箋データ生成部27などから成る処方箋等生成部2は、例えばインターネット3に接続されたサーバーにより構成されている(店舗内、公民館などの公共的建物内、患者の自宅内などに配置されていてもよい)。
次に、前記処方箋データ生成部27で生成された処方箋データは、インターネット3その他の回線を介して、前記採血等及び問診等を行った場所(例えば、店舗内、公民館内、役所などの公共的建物内、患者の自宅内など)に配置された処方箋印刷部(プリンタ)4に送信され、この処方箋印刷部(プリンタ)4により紙の処方箋としてプリントアウトされ、当該患者側に渡される(患者側のスマートフォンなどに処方箋データが入力され記録されるようにしてもよい)。あるいは、前記処方箋データ生成部27で生成された処方箋データは、インターネット3経由で当該患者が予め契約等している調剤薬局のサーバー5に送信され、その調剤薬局サーバー5からのデータに基づいて薬剤師が薬剤を調剤し、調剤した薬剤は調剤薬局側から宅配等の手段で当該患者側に届けられる(患者側が調剤薬局に取りに行ってもよい)。
次に、本実施形態において、前記問診出力部12及び前記問診内容生成部22などによる動作について、図2を参照して説明する。本実施形態においては、例えば或るドラッグストア等の店舗を訪れた或る患者が、当該店舗内に配置された前記申込情報受付部10に対して処方箋の申込を行うと、前記採血等検査部11による当該患者の採血等及び当該採血された血液等の体液の検査、並びに前記問診出力部12による当該患者への問診(診察のための質問)が、略同時並行的に行われる。前記問診出力部12による問診は、AIスピーカにより音声で行われてもよいし、パソコンやタブレット端末等のディスプレイ画面(文字及び/又は画像などの表示)により行われてもよい。
図2(a)は、例えば店舗等に配置されたタブレット端末等の画面を介して、前記問診出力部12による問診が行われる場合において患者側に提示される、最初の画面例を示すものである。すなわち、図2(a)の画面に表示される「1.夜は良く眠れますか。」、「2.疲れやすいですか。」、「3.食欲はありますか。」、「4.体温は何度ですか。」、及び「5.身体の中で痛い部分はありますか。」は、前記問診内容データベース23に記録された情報から導かれる一般的な問診(質問)内容である。前記問診内容生成部22は、この一般的な問診(質問)内容を生成して前記問診出力部12に送信し、前記問診出力部12はこの一般的な問診(質問)内容を図2(a)に示すような形態でディスプレイ画面に表示する(図2(a)の符号41参照)ことにより、患者への問診(質問)を行う。なお、前記問診出力部12による問診出力は、現実の医師がインターネット回線等を介してオンラインで行うものであってもよい。
この前記問診出力部12による問診(質問)に対し、患者側は、音声又は文字入力などの方法で、回答(問診結果)を入力する。患者側からの回答(問診結果)は、問診結果受付部13に受け付けられて前記診断処方判断部24に送られる。
他方、これと略同時並行的に、前記体液検査結果解析部21からの当該患者の体液検査結果(前記店舗側の前記採血等検査部11から送信されてきたデータ)の解析情報が、前記問診内容生成部22に送信される。前記問診内容生成部22は、この体液検査結果解析情報に基づいて、略リアルタイムに、当該体液検査結果に即した(当該患者の現在の健康状態及び症状に即した)問診内容を生成して前記店舗側の前記問診出力部12に送信する。
本実施形態では、前述のように前記問診内容生成部22が略リアルタイムに生成した問診内容の前記店舗側の前記問診出力部12への送信は、前記店舗側での前記問診出力部12による問診と前記問診結果受付部13による回答受付の動作と略同時並行的に行われる。
具体的には次のとおりである。例えば、前記問診内容生成部22は、前記体液検査結果解析部21から受信した当該患者の体液検査結果の中に、低血糖を示す数値が存在するときは、例えば「6.悪寒はありますか。」、「7.夜などに痙攣しますか。」、「8.寝汗をかきますか。」、「9.日中、眠気がありますか。」、及び「10.手指の震えはありますか。」などの問診(質問)内容を略リアルタイムに生成して前記店舗側の前記問診出力部12に送信する。これを受けて、前記問診出力部12は、略リアルタイムに、店舗内で、当該患者に対し、前記問診内容生成部22からの問診内容に基づいて問診を行う。すなわち、前記問診出力部12は、前記問診内容生成部22から送られてきた前記問診内容に基づいて、図2(b)の符号42で示す部分を画面に表示することによって、当該患者への問診を行う。
また、例えば、前記問診内容生成部22は、前記体液検査結果解析部21から受信した当該患者の体液検査結果の中に、貧血を示す数値が存在するときは、略リアルタイムに、例えば「11.目眩はありますか。」、「12.歩くと息切れしますか。」、「13.歩くと動悸がありますか。」、及び「14.爪の色は白っぽいですか。」などの問診(質問)内容を生成して前記店舗側の前記問診出力部12に送信する。これを受けて、前記問診出力部12は、略リアルタイムに、店舗内で、当該患者に対し、前記問診内容生成部22からの問診内容に基づいて問診を行う。すなわち、前記問診出力部12は、前記問診内容生成部22から送られてきた前記問診内容に基づいて、図2(b)の符号43で示す部分を画面に表示することによって、当該患者への問診を行う。
さらに、例えば、前記問診内容生成部22は、前記体液検査結果解析部21から受信した当該患者の体液検査結果の中に、糖尿病を疑うべき数値が存在するときは、略リアルタイムに、例えば「15.喉が渇きやすいですか。」、「16.排尿の回数が多くなりましたか。」、「17.体重が減っていますか。」などの問診(質問)内容を生成して前記店舗側の前記問診出力部12に送信する。これを受けて、前記問診出力部12は、略リアルタイムに、店舗内で、当該患者に対し、前記問診内容生成部22からの問診内容に基づいて問診を行う。すなわち、前記問診出力部12は、前記問診内容生成部22から送られてきた前記問診内容に基づいて、図2(b)の符号44で示す部分を画面に表示することによって、当該患者への問診を行う。
以上説明したように、本実施形態においては、AI(人工知能)などを含む診断処方判断部24が、前記体液検査結果解析部21から出力された或る患者の体液検査結果と前記問診結果受付部13から送信された問診結果とに基づいて、さらに、前記医療・薬剤データベース25からの情報、及びインターネット3上でアクセス可能な医療・薬剤に関連するデータ群(図1の符号26参照)その他の情報に基づいて、当該患者が罹患している病気の診断及びその病気への対処に適した薬剤の処方を判断し、その後、前記処方箋データ生成部27が、前記診断処方判断部24からの診断及び薬剤処方等データに基づいて、当該患者の病気に適した薬剤の処方箋データを生成するようにしている。よって、本実施形態によれば、病気に罹患した患者が、例えば近所のドラッグストア等の店舗内、近所の公民館その他の建物内、近所の調剤薬局内、又は自宅内などのような、当該患者にとって身近な又は便利な場所において血液検査及び問診などを受けるだけで、自分が罹患している病気への対処に適した薬剤の処方箋その他の薬剤情報(医療情報)の提供を、比較的低額の料金で、受けることができる。したがってまた、本実施形態によれば、病気に罹患した患者が、様々な理由により医療機関を訪れる(受診する)ことそれ自体が苦痛又は困難であるにもかかわらず処方箋の提供を受けるために医療機関を訪れなくてはならないとか、薬剤の処方箋提供のために医療機関から請求される比較的高額の医療費の支払が難しいなどの、従来から存在した多くの患者にとっての不都合を回避・解決することができる。
また、本実施形態においては、さらに、前記店舗内等の場所での前記問診出力部12による問診(例えば図2(a)に示す画面による問診)が行われているとき、それと略同時並行的に、略リアルタイムに、前記サーバー(前記処方箋等生成部2)内の前記問診内容生成部22が、前記店舗等内側の採血等検査部11からの体液検査結果を解析した前記サーバー内の前記体液検査結果解析部21からの体液検査結果解析データに基づいて、当該患者の体液検査結果(当該患者の現在の健康状態)に適した問診(質問)の内容を生成し、前記問診出力部12に送信するようにしている。したがって、本実施形態では、前記問診出力部12は、前記患者の体液検査結果の解析をも反映した「より適切な問診(質問)」をも行う(図2(b)参照)ようになり、その結果、前記問診結果受付部13は、前記患者の体液検査結果の解析をも反映した「より適切な問診」に基づく「より適切な問診結果」を取得することができるようになる。よって、本実施形態によれば、AIなどを含む前記診断処方判断部24は、前記問診結果受付部13から送信された前記「より適切な問診結果」に基づいて、当該患者の病気に関する診断及び当該病気への対処に適した薬剤の処方等の判断を、より適切に行うことができ、さらに前記処方箋データ生成部27も、当該患者のための処方箋データの生成を、より適切に行うことができるようになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態として述べたものに限定されるものではなく、様々な修正及び変更が可能である。例えば、前記実施形態においては、前記申込情報受付部10、前記採血等検査部11、前記問診出力部12、及び前記問診結果受付部13などから成る処方箋申込受付部1を、主としてドラッグストアなどの店舗内に配置した例について説明したが、本発明においてはこれに限られるものではなく、前記処方箋申込受付部1の配置場所は、例えば、近所の公民館その他の建物内、近所の調剤薬局内、又は自宅内などのような、当該患者にとって最も便利な場所とすることができる。
また、前記実施形態では、前記問診内容生成部22が、前記店舗内等で前記問診出力部12による当該患者への問診が行われているとき、それと同時並行的に、略リアルタイムに、前記体液検査結果解析部21からの解析結果データに基づいて、当該解析結果データに即した(すなわち当該患者の現在の健康状態に即した)問診(質問)内容を生成して前記問診出力部12に送信するようにしたが、本発明ではこれに限られることなく、例えば、前記問診内容生成部22が、前記店舗内等で前記問診出力部12による当該患者への問診が行われた直後に、前記体液検査結果解析部21からの解析結果データに基づいて、当該解析結果データに即した(すなわち当該患者の現在の健康状態に即した)問診(質問)内容を生成して前記問診出力部12に送信するようにしてもよい。このようにした場合でも、前記問診結果受付部13は、前記患者の体液検査結果の解析をも反映した「より適切な問診」に基づく「より適切な問診結果」を取得することができ、前記診断処方判断部24は、前記問診結果受付部13から送信された前記「より適切な問診結果」に基づいて、当該患者の病気に関する診断及び当該病気への対処に適した薬剤の処方等の判断を、より適切に行うことができる。
また、前記実施形態では、前記体液検査結果解析部21、前記問診内容生成部22、問診内容データベース23、前記医療・薬剤データベース25、前記診断処方判断部24、及び前記処方箋データ生成部27などから成る処方箋等生成部2は、インターネット3に接続されたサーバーにより構成するようにしたが、本発明では、前記処方箋等生成部2を、患者からの血液の採取(採血)及び患者に対する問診などを行う場所(店舗内、公民館などの公共的建物内、患者の自宅内など)に配置するようにしてもよい。
1 処方箋申込受付部
2 処方箋等生成部
3 インターネット
5 調剤薬局サーバー
10 申込情報受付部
11 採血等(体液)検査部
12 問診出力部
13 問診結果受付部
21 体液検査結果解析部
22 問診内容生成部
23 問診内容データベース
24 診断処方判断部
25 医療・薬剤データベース
26 ネット上のデータ群(データの集合体)
27 処方箋データ生成部
2 処方箋等生成部
3 インターネット
5 調剤薬局サーバー
10 申込情報受付部
11 採血等(体液)検査部
12 問診出力部
13 問診結果受付部
21 体液検査結果解析部
22 問診内容生成部
23 問診内容データベース
24 診断処方判断部
25 医療・薬剤データベース
26 ネット上のデータ群(データの集合体)
27 処方箋データ生成部
Claims (4)
- 少なくとも、患者の血液又は唾液等の体液についての検査結果を受け付ける体液検査結果等受付部と、
患者に対して、予め決められた問診用質問情報(問診情報)を出力するか又はオンラインでの医師からの問診を出力する問診出力部と、
前記出力された問診用質問に対する患者からの回答等の問診結果を受け付ける問診結果受付部と、
前記体液検査結果等受付部からの或る患者の体液検査結果と前記問診結果受付部からの当該患者の問診結果とに基づいて、及び、薬剤に関するデータベース又はインターネット上のデータその他の情報に基づいて、当該患者が罹患している病気への対処に適した薬剤の処方箋情報その他の薬剤情報を生成する、AIなどを含む処方箋情報等生成部と
を備えた店舗内等での血液検査等に基づく薬剤の処方箋情報等提供システム。 - 少なくとも、患者の血液又は唾液等の体液についての検査結果を受け付ける体液検査結果等受付部と、
患者に対して、予め決められた問診用質問情報(問診情報)を出力するか又はオンラインでの医師からの問診を出力する問診出力部と、
前記出力された問診用質問に対する患者からの回答等の問診結果を受け付ける問診結果受付部と、
前記問診出力部による問診用質問情報の出力が行われている又は行われたとき、前記体液検査結果等受付部から出力された或る患者の体液検査結果に基づいて、当該患者に対する問診用質問情報(問診情報)を生成して前記問診出力部に送信する問診情報生成部と、
前記体液検査結果等受付部からの或る患者の体液検査結果と前記問診結果受付部からの当該患者の問診結果とに基づいて、及び、薬剤に関するデータベース又はインターネット上のデータその他の情報に基づいて、当該患者が罹患している病気への対処に適した薬剤の処方箋情報その他の薬剤情報を生成する、AIなどを含む処方箋情報等生成部と
を備えた店舗内等での血液検査等に基づく薬剤の処方箋情報等提供システム。 - 前記問診情報生成部は、前記問診出力部による問診用質問情報の出力が行われているとき、それと同時並行的に、当該患者に対する問診用質問情報(問診情報)の生成及び当該問診用質問情報の前記問診出力部への送信を行うものであり、
前記問診出力部は、自らが問診用質問情報の出力を行っているとき、それと同時並行的に、前記問診情報生成部が前記体液検査結果等受付部からの当該患者の体液検査結果に基づいて生成した当該患者に適した問診用質問情報を受信して出力するものである、請求項1又は2のいずれかに記載の店舗内等での血液検査等に基づく薬剤の処方箋情報等提供システム。 - 前記処方箋情報等生成部が生成した処方箋情報等を患者側又は当該患者側のために薬剤を調剤する者若しくは機関に対して送信等出力する処方箋情報等出力部をさらに備えた請求項1から3までのいずれかに記載の店舗内等での血液検査等に基づく薬剤の処方箋情報等提供システム。
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JP2018047985A JP2019160029A (ja) | 2018-03-15 | 2018-03-15 | 店舗内等での血液検査等に基づく薬剤の処方箋情報等提供システム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023038152A1 (ja) * | 2021-09-13 | 2023-03-16 | 株式会社オプティム | プログラム、方法、情報処理装置、システム |
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2018
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