JP7351243B2 - 仮送電線用支持セット - Google Patents

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Description

事故発生時などに敷設する仮送電線を支持するための仮送電線用支持セットに関する。
例えば、送電線や変電所・受電所で事故が発生した場合、需要家の設備に対して電力を仮供給するための送電線路を早急に構築する必要がある。例えば、送電鉄塔が倒壊した場合、送電鉄塔に代わって一時的に建設される仮鉄柱や移動変圧器などを仮設し、需要家の受電設備に仮給電する。このとき、仮鉄柱からの仮送電線と変電機器とを接続する際に、変電機器の設置場所などを考慮して、仮送電線からかかる荷重を地上付近で支持することで、変電機器にかかる荷重を軽減させて安全に接続するようにしている。
一方、少ないスペースに移動用電力ケーブルを取り付けることができる、という移動用電力ケーブルの取付け装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この装置は、移動用電力ケーブルを接続する設備に予め設けた取付け対象物に、移動用電力ケーブルを固定するためのブラケットと、ブラケットの所定箇所に移動自在に取付け可能なクランプと、を備えるものである。
特開2007-104882号公報
上記のように、仮鉄柱から地上付近まで下した仮送電線を変電機器に接続する際に、変電機器までの距離が長い場合などには、仮送電線を支持する支持構造物(工作物)が必要となる。通常、変電所構内であれば鉄構が常設されているため、変電所内の各機器までの間において、鉄構を中間支点・支持構造物として碍子類を介して仮送電線を支持することができる。しかしなから、緊急時にこのような鉄構を新たに任意の場所に早期に建設することは困難であり、既存の鉄構内にできるだけ各機器を密集させて配置するケースが多く、この結果、変電機器と仮鉄柱の設置箇所に制約が生じるケースが多かった。また、支持構造物を新たに一から製作して設置するには、多大な時間と労力とを要し、送電線路を早急に構築することが困難となる。
一方、特許文献1の装置では、少ないスペースに移動用電力ケーブルを取り付けることが可能ではあるが、仮鉄柱から地上付近まで下した仮送電線を支持することはできない。
そこでこの発明は、緊急時に仮鉄柱などから下された仮送電線を早急に支持可能にする仮送電線用支持セットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、既製の仮設支柱の上端部に設けられた支柱側ボルト挿入孔を介して、前記仮設支柱の上端部に取り付けられ、既製の長幹支持碍子の下端部に設けられた碍子側ボルト挿入孔を介して、前記長幹支持碍子を前記仮設支柱の上方に配設可能な連結アダプタを有し、前記連結アダプタを介して前記仮設支柱と前記長幹支持碍子とを連結して、前記仮設支柱を設置することで、仮送電線を前記長幹支持碍子で支持可能にする、ことを特徴とする仮送電線用支持セットである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の仮送電線用支持セットにおいて、前記仮設支柱の下端部に設けられた第2の支柱側ボルト挿入孔を介して、前記仮設支柱の下端部に取り付けられ、前記仮設支柱を地面に置いた際に前記仮設支柱の倒れを防止する自立脚を有する、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の仮送電線用支持セットにおいて、伸縮自在で、複数の前記仮設支柱同士を連結する支柱連結体を有する、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の仮送電線用支持セットにおいて、前記支柱連結体は、横に延びる棒状で、前記仮設支柱から延びる方向を調整可能となっている、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、連結アダプタで仮設支柱と長幹支持碍子とを連結して支持構造物を形成し、仮設支柱(支持構造物)を設置するだけで、仮鉄柱などから下された仮送電線を長幹支持碍子で支持することが可能となる。しかも、仮設支柱と長幹支持碍子は既製品であるため、緊急時であっても早急かつ容易に支持構造物を設置して仮送電線を支持することが可能となる。そして、任意・所望の位置に簡易に支持構造物を設置することができる結果、変電機器と仮鉄柱の設置箇所の制約が軽減され、より柔軟かつ適正な設置が可能となるとともに、設置箇所の検討時間を削減して早期に電力供給することが可能となる。
請求項2の発明によれば、仮設支柱の倒れを防止する自立脚を有するため、仮設支柱を地面に置くだけでも仮設支柱(支持構造物)を安定して設置することが可能となる。このため、緊急時であってもより早急かつ容易に支持構造物を設置して仮送電線を支持することが可能となる。
請求項3の発明によれば、仮設支柱同士を連結する支柱連結体を有するため、仮設支柱同士を連結して複数の仮設支柱(支持構造物)をより安定して設置することが可能となる。このため、緊急時であってもより安定して支持構造物を設置して、安定して仮送電線を支持することが可能となる。しかも、支柱連結体が伸縮自在なため、仮設支柱の間隔に応じて支柱連結体を伸縮させることで、仮設支柱同士を適正に連結することができる。このため、任意・所望の間隔で複数の仮設支柱(支持構造物)を設置することができ、周囲環境などに応じてより柔軟かつ安定して仮送電線を支持することが可能となる。
請求項4の発明によれば、支柱連結体が仮設支柱から延びる方向を調整可能なため、隣接する仮設支柱を任意の位置、方向に設置して、仮設支柱同士を支柱連結体で連結することが可能となる。このため、任意・所望の位置、方向に複数の仮設支柱(支持構造物)を設置して連結することができ、周囲環境などに応じてより柔軟かつ安定して仮送電線を支持することが可能となる。
この発明の実施の形態に係る仮送電線用支持セットの連結アダプタおよび自立脚と、既製の仮設支柱および長幹支持碍子を示す図である。 この発明の実施の形態に係る仮送電線用支持セットの支柱連結体で、図1の既製の仮設支柱同士を連結した状態を示す正面図である。 図2の支柱連結体を示す正面図(a)と平面図(b)である。 この発明の実施の形態に係る支持構造物の設置状態を示す概念図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1~図4は、この発明の実施の形態を示し、図1は、この実施の形態に係る仮送電線用支持セットの連結アダプタ2および自立脚3と、既製の軽量四角支柱(仮設支柱)5および長幹支持碍子6を示す図である。この仮送電線用支持セットは、事故発生時などの緊急時に敷設する仮送電線121~123を、既製品・市販品である軽量四角支柱5と長幹支持碍子6とを利用して支持するためのキットであり、主として、連結アダプタ2と自立脚3と支柱連結体4とを備える。
まず、既製の軽量四角支柱5は、金属製で、図1に示すように、略正方形の上板(上端部)51と下板(下端部)52とが対向して配置され、その間に円管状の4つの支持管53が上板51と下板52の四隅に配設され、支持管53を介して上板51と下板52とが連結されている。上板51の四辺には、第1の支柱側ボルト挿入孔(支柱側ボルト挿入孔)51aが複数形成され、下板52の四辺には、第1の支柱側ボルト挿入孔51aと同位置に第2の支柱側ボルト挿入孔52aが複数形成されている。すなわち、上板51と下板52は、同形状となっている。
また、四角い小片状の支持板54が、隣接する支持管53同士を連結するように配設され、同一平面上で4つの支持板54が環状に配設されている。このような4つ1組の支持板54が、上板51側から下板52側にわたって複数組配設されている。また、各支持板54の中央部には、支線ケーブルなどを掛けるための係止孔54aが形成されている。
このような軽量四角支柱5は、建築工事や土木工事などにおいて広く使用されている仮設用の建材であり、電力会社やその関連会社でも広く使用され、在庫を有するとともに入手し易いものである。
既製の長幹支持碍子6は、円盤状の碍子61が同軸上に複数連結されて構成され、最下端の碍子61の下面側に、金属製で円板状の取付板(下端部)62が連結され、この取付板62の外周側には、碍子側ボルト挿入孔62aが等間隔に複数形成されている。また、最上端の碍子61の上側には、仮送電線121~123を把持するための電線把持部64が設けられている。
すなわち、最上端の碍子61の上部の中央部に、下方に円弧状に窪んだ第1の把持部64aが形成され、この第1の把持部64aの両側に植え込みボルト64bが上方に延びて配設されている。また、最上端の碍子61の上方には、植え込みボルト64bが挿入される孔を有し、かつ、上方に円弧状に窪んだ第2の把持部64cが設けられている。そして、第1の把持部64aと第2の把持部64cとで仮送電線121~123を挟んで、第2の把持部64c側から植え込みボルト64bにナット64dを締め付けることで、仮送電線121~123を挟持、把持するものである。
このような長幹支持碍子6は、電線と鉄塔などとを電気的に絶縁するために広く使用されている碍子であり、電力会社やその関連会社で広く使用され、在庫を有するとともに入手し易いものである。
連結アダプタ2は、金属製で、軽量四角支柱5の第1の支柱側ボルト挿入孔51aを介して軽量四角支柱5の上板51に取り付けられ、長幹支持碍子6の取付板62の碍子側ボルト挿入孔62aを介して、長幹支持碍子6を軽量四角支柱5の上方に配設可能なアダプタである。すなわち、略正方形で上板51と略同形状の第1の連結板21と、この第1の連結板21の上方に位置する円板状で取付板62と略同形状の第2の連結板22とが対向して配置されている。そして、その間に短い円管状の連結管23が配設され、連結管23を介して第1の連結板21と第2の連結板22とが連結されている。
第1の連結板21の四辺には、第1の支柱側ボルト挿入孔51aと同位置に第1のアダプタ側ボルト挿入孔21aが複数形成されている。また、第2の連結板22の外周側には、碍子側ボルト挿入孔62aと同位置に第2のアダプタ側ボルト挿入孔22aが複数形成されている。
そして、上板51の上に第1の連結板21を重ねて、第1の支柱側ボルト挿入孔51aと第1のアダプタ側ボルト挿入孔21aとにボルトを挿入してナットを締め付けることで、軽量四角支柱5の上面に連結アダプタ2が取り付けられる。また、第2の連結板22の上に取付板62を重ねて、碍子側ボルト挿入孔62aと第2のアダプタ側ボルト挿入孔22aとにボルトを挿入してナットを締め付けることで、連結アダプタ2の上面に長幹支持碍子6が取り付けられる。
このようにして、連結アダプタ2を介して軽量四角支柱5と長幹支持碍子6とが連結され、軽量四角支柱5の上方に長幹支持碍子6が配設されて支持構造物1(後述する自立脚3を含む)が構成される。そして、後述するように、軽量四角支柱5を設置することで、第2の仮鉄柱103から下された仮送電線121~123を長幹支持碍子6で把持、支持することが可能となる。ここで、連結アダプタ2つまり連結管23の高さは、所定・所望の高さで仮送電線121~123を長幹支持碍子6で把持、支持できるように設定されている。
自立脚3は、軽量四角支柱5の第2の支柱側ボルト挿入孔52aを介して、軽量四角支柱5の下板52に取り付けられ、軽量四角支柱5を地面に置いた際に軽量四角支柱5の倒れを防止・抑制する台座である。すなわち、この実施の形態では、断面がコ字状で長尺状の鋼材で構成され、水平面部31と、水平面部31の長手方向に延びる両端縁から下方に延びる垂直部32と、を有する。また、水平面部31の中央部には、第2の支柱側ボルト挿入孔52aと重なる4つのウエルドボルト33が等間隔に配設されている。
そして、4つのウエルドボルト33を第2の支柱側ボルト挿入孔52aに挿入してナットを締め付けることで、自立脚3の上面に軽量四角支柱5が載置、固定される。このような自立脚3の形状、大きさおよび重量は、地面に置いただけでも軽量四角支柱5つまり支持構造物1が容易に倒れないように設定されている。
支柱連結体4は、図2に示すように、複数の軽量四角支柱5同士を連結する連結体であり、横に延びる棒状で伸縮自在で、軽量四角支柱5から延びる方向を調整可能となっている。すなわち、図3に示すように、2つの金属製で帯状の連結バー41、42を備え、第1の連結バー41の一端側と第2の連結バー42の一端側とが重ねて配置されている。
また、第1の連結バー41の一端側には、長手方向に延びるスリット状の長孔41aが形成され、第2の連結バー42の一端側の裏面(反第1の連結バー41側の面)には、調整用ウエルドナット43が取り付けられている。そして、ボルトを長孔41aに挿入して調整用ウエルドナット43に螺合させた状態で、連結バー41、42の重なり長さを調整することで支柱連結体4が伸縮し、ボルトを調整用ウエルドナット43に締め付けることで、支柱連結体4の長さが固定(仮固定)される。ここで、調整用ウエルドナット43およびボルトを複数設けてもよい。
一方、第1の連結バー41の他端側には、半円弧状に窪んで長手方向と直交する方向に延びる第1の連結把持部41bが平行して2つ形成され、第1の連結把持部41b間には第1のヒンジ41cが設けられている。また、第2の連結バー42側(図3左側)の第1の連結把持部41bの第2の連結バー42側には、第1のウエルドナット44が取り付けられ、反第2の連結バー42側(図3右側)の第1の連結把持部41bの反第2の連結バー42側には、第1の挿入孔41dが形成されている。
同様に、第2の連結バー42の他端側には、半円弧状に窪んで長手方向と直交する方向に延びる第2の連結把持部42bが平行して2つ形成され、第2の連結把持部42b間には第2のヒンジ42cが設けられている。また、第1の連結バー41側の第2の連結把持部42bの第1の連結バー41側には、第2のウエルドナット45が取り付けられ、反第1の連結バー41側の第2の連結把持部42bの反第1の連結バー41側には、第2の挿入孔42dが形成されている。ここで、ウエルドナット44、45と挿入孔41d、42dは、連結バー41、42の長手方向と直交する方向に2つ設けられている。
そして、図2に示すように、隣接する軽量四角支柱5の一方の軽量四角支柱5の支持管53を第1の連結把持部41bで把持する。すなわち、反第2の連結バー42側の第1の連結把持部41bを第1のヒンジ41cで曲げて、2つの第1の連結把持部41bで支持管53を挟み、第1の挿入孔41dにボルト46を挿入して第1のウエルドナット44に締め付ける。このとき、支持管53を中心に支柱連結体4を回転させることで、支柱連結体4が軽量四角支柱5から延びる方向が調整される。つまり、支柱連結体4と軽量四角支柱5との相対的な配置角が調整される。
同様に、他方の軽量四角支柱5の支持管53を第2の連結把持部42bで把持する。すなわち、反第1の連結バー41側の第2の連結把持部42bを第2のヒンジ42cで曲げて、2つの第2の連結把持部42bで支持管53を挟み、第2の挿入孔42dにボルト46を挿入して第2のウエルドナット45に締め付ける。このとき、支持管53を中心に支柱連結体4(または軽量四角支柱5)を回転させることで、支柱連結体4が軽量四角支柱5から延びる方向が調整される。
このようにして、隣接する軽量四角支柱5つまり支持構造物1を支柱連結体4で連結した状態では、支柱連結体4が横方向(略水平)に延び、支柱連結体4に対する軽量四角支柱5の配設角度は任意に調整可能となっている。
このような構成の仮送電線用支持セットを使用して緊急時に仮送電線121~123を支持するには、次のようにすればよい。ここで、図4に示すように、既存の送電鉄塔101側から順に第1の仮鉄柱102と第2の仮鉄柱103を建設し、既存の送電線111~113に仮送電線121~123を接続して、仮送電線121~123を受電設備(変電機器)105に接続する場合について説明する。また、図4中符号104は、仮送電線121~123を受けるコンクリートブロックである。
この場合、まず、第2の仮鉄柱103と受電設備105との間であって仮送電線121~123を適正に支持できる地点に、上記のような支持構造物1を3つ設置する。すなわち、自立脚3を地面においてその上に軽量四角支柱5を配設し、軽量四角支柱5の上に連結アダプタ2を取り付けてその上に長幹支持碍子6を取り付ける。次に、隣接する軽量四角支柱5同士を支柱連結体4で連結する。例えば、2つの支柱連結体4で3つの軽量四角支柱5を連結する。続いて、第2の仮鉄柱103から下された仮送電線121~123をそれぞれ、各長幹支持碍子6の電線把持部64で把持して仮送電線121~123を支持する。そして、例えば、仮送電線121~123を断路器(または遮断器)125に接続して、断路器125からの移動ケーブル124を受電設備105に接続するものである。
以上のように、この仮送電線用支持セットによれば、連結アダプタ2で軽量四角支柱5と長幹支持碍子6とを連結して支持構造物1を形成し、軽量四角支柱5つまり支持構造物1を設置するだけで、第2の仮鉄柱103から下された仮送電線121~123を長幹支持碍子6で支持することが可能となる。しかも、軽量四角支柱5と長幹支持碍子6は既製品であるため、緊急時であっても早急かつ容易に支持構造物1を設置して仮送電線121~123を支持することが可能となる。そして、任意・所望の位置に簡易に支持構造物1を設置することができる結果、受電設備105と仮鉄柱102、103の設置箇所の制約が軽減され、より柔軟かつ適正な設置が可能となるとともに、設置箇所の検討時間を削減して早期に電力供給することが可能となる。
また、軽量四角支柱5の倒れを防止する自立脚3を有するため、軽量四角支柱5を地面に置くだけでも軽量四角支柱5(支持構造物1)を安定して設置することが可能となる。このため、緊急時であってもより早急かつ容易に支持構造物1を設置して仮送電線121~123を支持することが可能となる。
さらに、軽量四角支柱5同士を連結する支柱連結体4を有するため、軽量四角支柱5同士を連結して複数の軽量四角支柱5(支持構造物1)をより安定して設置することが可能となる。このため、緊急時であってもより安定して支持構造物1を設置して、安定して仮送電線121~123を支持することが可能となる。しかも、支柱連結体4が伸縮自在なため、軽量四角支柱5の間隔に応じて支柱連結体4を伸縮させることで、軽量四角支柱5同士を適正に連結することができる。このため、任意・所望の間隔で複数の軽量四角支柱5(支持構造物1)を設置することができ、周囲環境などに応じてより柔軟かつ安定して仮送電線121~123を支持することが可能となる。
しかも、支柱連結体4が軽量四角支柱5から延びる方向を調整可能なため、隣接する軽量四角支柱5を任意の位置、方向に設置して、軽量四角支柱5同士を支柱連結体4で連結することが可能となる。このため、任意・所望の位置、方向に複数の軽量四角支柱5(支持構造物1)を設置して連結することができ、周囲環境などに応じてより柔軟かつ安定して仮送電線121~123を支持することが可能となる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、既製の仮設支柱が軽量四角支柱5の場合について説明したが、その他の仮設支柱であってもよく、連結アダプタ2の形状や第1のアダプタ側ボルト挿入孔21aの位置などは、仮設支柱に取り付けられるように形成されればよい。また、自立脚3を断面がコ字状の鋼材で構成しているが、設置環境などに応じてその他の形状にしたり、複数の部材で構成してもよい。さらに、隣接する軽量四角支柱5同士を1体の支柱連結体4で連結しているが、複数の支柱連結体4で連結してもよい。
また、1つの支柱連結体4で2つの軽量四角支柱5を連結する場合について説明したが、1つの支柱連結体で3つ以上の軽量四角支柱5を連結できる構造にしてもよい。例えば、上記のような支柱連結体4を複数組み合わせたもので、3つ以上の軽量四角支柱5を連結してもよい。さらに、連結アダプタ2の連結管23を伸縮自在にして、仮送電線121~123を支持する高さ(電線把持部64の高さ)を調整できるようにしてもよい。
1 支持構造物
2 連結アダプタ(仮送電線用支持セット)
3 自立脚(仮送電線用支持セット)
4 支柱連結体(仮送電線用支持セット)
5 既製の軽量四角支柱(仮設支柱)
51 上板(上端部)
51a 第1の支柱側ボルト挿入孔(支柱側ボルト挿入孔)
52 下板(下端部)
52a 第2の支柱側ボルト挿入孔
6 既製の長幹支持碍子
62 取付板(下端部)
62a 碍子側ボルト挿入孔
101 既存の送電鉄塔
102、103 仮鉄柱
105 受電設備(変電機器)
111~113 既存の送電線
121~123 仮送電線

Claims (4)

  1. 既製の仮設支柱の上端部に設けられた支柱側ボルト挿入孔を介して、前記仮設支柱の上端部に取り付けられ、既製の長幹支持碍子の下端部に設けられた碍子側ボルト挿入孔を介して、前記長幹支持碍子を前記仮設支柱の上方に配設可能な連結アダプタを有し、
    前記連結アダプタを介して前記仮設支柱と前記長幹支持碍子とを連結して、前記仮設支柱を設置することで、仮送電線を前記長幹支持碍子で支持可能にする、
    ことを特徴とする仮送電線用支持セット。
  2. 前記仮設支柱の下端部に設けられた第2の支柱側ボルト挿入孔を介して、前記仮設支柱の下端部に取り付けられ、前記仮設支柱を地面に置いた際に前記仮設支柱の倒れを防止する自立脚を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の仮送電線用支持セット。
  3. 伸縮自在で、複数の前記仮設支柱同士を連結する支柱連結体を有する、
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の仮送電線用支持セット。
  4. 前記支柱連結体は、横に延びる棒状で、前記仮設支柱から延びる方向を調整可能となっている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の仮送電線用支持セット。
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