JP7350791B2 - 燃料電池装置 - Google Patents
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Description
図1は、本願の実施の形態1における燃料電池装置の要部を示す斜視図である。
この実施の形態1の燃料電池装置は、固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)であって、断熱ボックス1内に、燃料電池セル2の複数個を順次積層した積層体である燃料電池スタック3、および燃料電池スタック3に対して酸化剤ガスを供給するほぼ箱型のガス供給室4が設けられている。そして、このガス供給室4の燃料電池スタック3との対向面側にはバッフルプレート5が設置されている。また、ガス供給室4の下部には、酸化剤ガスの供給口6が設けられ、また、断熱ボックス1の上部には酸化剤ガスの排出口7が設けられている。なお、図において、ガス供給室4は、内部が視認しやすいように、その壁が透明になるように描いている。本実施の形態以外の図面においても同様である。
図2は、実施の形態2における燃料電池装置の要部を示す斜視図であり、実施の形態1と対応する構成部分には同一の符合を付す。
この実施の形態2の燃料電池装置は、実施の形態1と同様、バッフルプレート5には、燃料電池スタック3との対向面側に酸化剤ガスを燃料電池スタック3に向けて排出する複数の長方形の開口部8が形成されている。
その他の構成は、実施の形態1と同様であるので、詳しい説明は省略する。
図3は、実施の形態3における燃料電池装置の要部を示す斜視図であり、実施の形態1と対応する構成部分には同一の符合を付す。
この実施の形態3の燃料電池装置は、バッフルプレート5に酸化剤ガスを燃料電池スタック3に向けて排出する複数の円形の開口部8a、8bが形成されている。
その他の構成は、実施の形態1と同様であるので、詳しい説明は省略する。
なお、この実施の形態3では、開口部8a、8bの形状を全て円形としたが、これに限らず、図4に示すように、開口部8a、8bを、例えば燃料電池セル2の積層方向と直交する方向Xを長軸とした楕円形とすることも可能で、同様の効果が得られる。
図5は、実施の形態4における燃料電池装置の要部を示す斜視図であり、実施の形態1と対応する構成部分には同一の符合を付す。
この実施の形態4の燃料電池装置は、バッフルプレート5に複数の長方形の開口部8が形成されており、各々の開口部8は、ほぼ同じ形状をしている。
その他の構成は、実施の形態1と同様であるので、詳しい説明は省略する。
図6は、実施の形態5における燃料電池装置の要部を示す斜視図であり、実施の形態4と対応する構成部分には同一の符合を付す。
この実施の形態5の燃料電池装置は、実施の形態4と同様、バッフルプレート5に複数の長方形の開口部8が形成され、各々の開口部8は、ほぼ同じ形状をしている。またこの実施の形態5の特徴として、ガス供給室4の下部に設けられる酸化剤ガスの供給口6は1つだけであるが、その供給口6が鉛直方向から燃料電池セル2の積層方向Yに沿って傾斜して設けられている。そして、バッフルプレート5、および傾斜して設けられた供給口6により、開口部8を通過する酸化剤ガスの流れを燃料電池スタック3の外周部よりも中央部に集中させるガス流調整機構9が構成されている。
その他の構成は、実施の形態4と同様であるので、詳しい説明は省略する。
図7は、実施の形態6における燃料電池装置の要部を示す斜視図であり、実施の形態1と対応する構成部分には同一の符合を付す。
この実施の形態6の燃料電池装置は、バッフルプレート5に形成された複数の長方形の各々の開口部8はほぼ同じ形状をしている。また。この実施の形態6の特徴として、ガス供給室4内において、バッフルプレート5と供給口6との間にあって、供給口6に近接した位置に第2のバッフルプレート10が設置されている。
その他の構成は、実施の形態1と同様であるので、詳しい説明は省略する。
図8は、実施の形態7における燃料電池装置の要部を示す斜視図であり、実施の形態1と対応する構成部分には同一の符合を付す。
この実施の形態7の燃料電池装置は、バッフルプレート5に形成された複数の長方形の各々の開口部8はほぼ同じ形状をしている。また。この実施の形態7の特徴として、バッフルプレート5から燃料電池スタック3に至る下流側の空間部を囲うダクト11が設けられている。そして、バッフルプレート5、およびダクト11により、開口部8を通過する酸化剤ガスの流れを燃料電池スタック3の外周部よりも中央部に集中させるガス流調整機構9が構成されている。
その他の構成は、実施の形態1と同様であるので、詳しい説明は省略する。
図9は、実施の形態8における燃料電池装置の要部を示す斜視図であり、実施の形態7と対応する構成部分には同一の符合を付す。
この実施の形態8の燃料電池装置は、実施の形態7と同様、バッフルプレート5から燃料電池スタック3に至る下流側の空間部を囲うダクト11が設けられており、さらに、この実施の形態8の特徴として、ダクト11で囲まれた空間部には、バッフルプレート5の開口部8から燃料電池スタック3に向かう酸化剤ガスの流れを整流する複数の整流板12が設けられている
その他の構成は、実施の形態7と同様であるので、詳しい説明は省略する。
図11は、実施の形態9における燃料電池装置の要部を示す斜視図であり、実施の形態1と対応する構成部分には同一の符合を付す。
この実施の形態9の燃料電池装置は、バッフルプレート5に形成された複数の長方形の各々の開口部8はほぼ同じ形状をしている。また。この実施の形態9の特徴として、ガス供給室4内のバッフルプレート5と供給口6の間にあって、供給口6の上部に位置する箇所に、供給口6から供給される酸化剤ガスの流れを撹乱する邪魔板13が設けられている、そして、バッフルプレート5、および邪魔板13により、バッフルプレート5の開口部8を通過する酸化剤ガスの流れを燃料電池スタック3の外周部よりも中央部に集中させるガス流調整機構9が構成されている。
その他の構成は、実施の形態1と同様であるので、詳しい説明は省略する。
したがって、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
5 バッフルプレート、6,6a,6b,6c 供給口、8,8a,8b 開口部、
9 ガス流調整機構、10 第2のバッフルプレート、11 ダクト、12 整流板、
13 邪魔板。
Claims (13)
- 断熱ボックス内には、燃料電池セルの複数個を積層して構成される燃料電池スタックを備えるとともに、前記燃料電池スタックに対して酸化剤ガスを供給するバッフルプレートが設けられ、前記バッフルプレートには、供給口から供給される前記酸化剤ガスを整流する複数の開口部が形成される一方、前記開口部を通過する前記酸化剤ガスの流れを前記燃料電池スタックの外周部よりも中央部に集中させるガス流調整機構を有する、燃料電池装置。
- 前記ガス流調整機構は、前記開口部の開口面積の大きさが前記バッフルプレートの中央部で最も大きく、前記中央部から離れるほど小さく形成されて構成されている、請求項1に記載の燃料電池装置。
- 前記ガス流調整機構は、前記開口部の開口面積の大きさが前記バッフルプレートの中央部で最も大きく、前記酸化剤ガスの供給口および排出口に近いほど小さく形成されて構成されている、請求項1に記載の燃料電池装置。
- 前記ガス流調整機構は、前記バッフルプレート、および前記バッフルプレートに流入する前記酸化剤ガスの供給口を3分割することにより構成されている、請求項1に記載の燃料電池装置。
- 前記ガス流調整機構は、前記バッフルプレート、および前記バッフルプレートに前記酸化剤ガスを供給する供給口の方向が前記燃料電池セルの積層方向に沿って傾斜することにより構成されている、請求項1に記載の燃料電池装置。
- 前記ガス流調整機構は、前記バッフルプレート、および前記バッフルプレートと前記供給口の間に前記供給口から供給される前記酸化剤ガスの流れを部分的に遮る第2のバッフルプレートを設けることにより構成されている、請求項1に記載の燃料電池装置。
- 前記ガス流調整機構は、前記バッフルプレート、および前記バッフルプレートから前記燃料電池スタックに至る下流側の空間部を囲うダクトを設けることにより構成されている、請求項1に記載の燃料電池装置。
- 前記ダクトで囲まれた前記空間部には、前記バッフルプレートの前記開口部から前記燃料電池スタックに向かう前記酸化剤ガスの流れを整流する整流板が設けられている、請求項7に記載の燃料電池装置。
- 前記ガス流調整機構は、前記バッフルプレート、および前記バッフルプレートと前記供給口の間にあって、前記供給口の上部には、前記供給口から供給される前記酸化剤ガスの流れを撹乱する邪魔板を設けることにより構成されている、請求項1に記載の燃料電池装置。
- 前記開口部は、前記燃料電池セルの積層方向に沿って、もしくは前記燃料電池セルの積層方向と直交する方向に沿って順次形成されている、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の燃料電池装置。
- 前記開口部は、その形状が円形または楕円形である、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の燃料電池装置。
- 前記整流板は、前記断熱ボックス内の温度変化に応じて、その傾きが変化するバイメタルで構成されている、請求項8に記載の燃料電池装置。
- 前記邪魔板は、前記断熱ボックス内の温度変化に応じて、その傾きが変化するバイメタルで構成されている、請求項9に記載の燃料電池装置。
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