JP7350439B2 - 鏡付きコンパクト容器 - Google Patents

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Description

本発明は、鏡付きコンパクト容器に関する。
例えば化粧料容器等として使用される鏡付きコンパクト容器は、化粧料等の内容物を収容する容器本体部と、容器本体部の上部開口を覆う開閉可能な蓋体とを備え、蓋体の内面(裏面)に鏡が設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004-33302号公報
上記のような鏡付きコンパクト容器にあっては、蓋体の閉状態において鏡面が容器本体部側を向くように配置されている。そのため、容器本体部に収容された化粧料等の粉が鏡面に付着して汚れ易いという問題がある。
それゆえ本発明は、鏡面に内容物が付着し難い新たな構造の鏡付きコンパクト容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の鏡付きコンパクト容器は、内容物を収容可能な容器本体部と、
前記容器本体部の上部開口を覆う開閉可能な蓋体と、
前記蓋体の閉状態で前記容器本体部と前記蓋体との間に位置する可動ミラー部と、を備え、
前記可動ミラー部は、第1ヒンジを介して前記容器本体部に連結されたアーム部と、該アーム部に対して第2ヒンジを介して連結された鏡部と、を有し、
前記可動ミラー部は、前記閉状態で前記鏡部の鏡面が前記蓋体側を向く収納姿勢から、前記蓋体の開状態で前記鏡部が起立する起立姿勢に展開可能であることを特徴とするものである。
なお、本発明の鏡付きコンパクト容器にあっては、前記アーム部は、前記鏡部の左右両側に位置する一対のアームで構成されていることが好ましい。
また、本発明の鏡付きコンパクト容器にあっては、前記鏡部は、前記鏡面を有する鏡と、該鏡の裏面及び側面を覆う鏡支持部とを備えることが好ましい。
また、本発明の鏡付きコンパクト容器にあっては、前記鏡支持部は、前記可動ミラー部が収納姿勢から起立姿勢に展開する際に前記容器本体部の周壁の上面に沿って摺動可能な脚部を有することが好ましい。
また、本発明の鏡付きコンパクト容器にあっては、前記蓋体は、前記容器本体部の後側に位置する蓋ヒンジを介して該容器本体部に連結されており、
前記第1ヒンジは、前記容器本体部の後側に位置することが好ましい。
また、本発明の鏡付きコンパクト容器にあっては、前記蓋体は、該蓋体の下面に設けられたシールリブを有し、
該シールリブは、前記閉状態で前記鏡面の外周縁部に対向する位置に設けられていることが好ましい。
また、本発明の鏡付きコンパクト容器にあっては、前記蓋体は、前記容器本体部の後側に位置する蓋ヒンジを介して該容器本体部に連結されており、
前記第1ヒンジは、前記容器本体部の前側に位置することが好ましい。
また、本発明の鏡付きコンパクト容器にあっては、前記蓋体は、該蓋体の下面に設けられた他の鏡を有することが好ましい。
本発明によれば、鏡面に内容物が付着し難い構成の鏡付きコンパクト容器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る鏡付きコンパクト容器の閉状態を示す側面視での断面図である。 図1に示す鏡付きコンパクト容器の蓋体を開いて可動ミラー部を展開した状態を示す側面視での断面図である。 本発明の他の実施形態に係る鏡付きコンパクト容器の閉状態を示す側面視での断面図である。 図3に示す鏡付きコンパクト容器の容器本体部及び鏡を示す平面図である。 図3に示す鏡付きコンパクト容器の第2ヒンジの軸心を通る正面視での半断面図である。 図3に示す鏡付きコンパクト容器の蓋体を開いて可動ミラー部を展開した状態を示す側面視での断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る鏡付きコンパクト容器1について詳細に説明する。なお、本明細書、特許請求の範囲、及び要約書において、「上」側とは、容器本体部10に対して蓋体20が位置する側(図1における上側)であり、「下」側とはその反対側(図1における下側)である。また、「前」側とは、蓋ヒンジ21に対して操作部17が位置する側(図1の右側)であり、「後」側とは、その反対側(図1の左側)である。鏡付きコンパクト容器1の幅方向(左右方向)は、上下方向及び前後方向に対して垂直な方向である。
図1に示すように、鏡付きコンパクト容器1(以下、「容器1」ともいう)は、固形化粧料等の内容物を収容する容器本体部10と、容器本体部10の上部開口11を覆う開閉可能な蓋体20と、蓋体20の閉状態で容器本体部10と蓋体20との間に配置される可動ミラー部30とを備える。
容器本体部10は、環状(筒状)の周壁12と、周壁12の下部に連なる底壁13とを有する。容器本体部10の内側には、周壁12と底壁13に区画形成された収容空間Sが設けられている。本例の収容空間Sは、前側に位置する第1収容空間S1と、後側に位置する第2収容空間S2とに区画されているが、これに限られず、収容空間Sは、1つの空間で構成されていてもよいし、3つ以上の空間に区画されていてもよい。本例では、第1収容空間S1に、内容物が充填された中皿14が着脱可能に配置され、第2収容空間S2には、例えばパフ等の化粧道具15を収容できるように構成されている。なお、第1収容空間S1と第2収容空間S2との用途を逆にしてもよい。また、内容物を収容空間Sに直接充填するようにしてもよい。また、収容空間Sに収容された内容物の上方に化粧道具15を重ねて配置するようにしてもよい。
蓋体20は、後側に設けられた蓋ヒンジ21を介して容器本体部10に連結されている。蓋体20は、蓋ヒンジ21を支点に揺動することによって開閉可能に構成されている。蓋ヒンジ21は、容器本体部10の後端部に位置し、蓋ヒンジ21の回転軸(軸心)は、左右方向に延在している。
蓋体20は、天壁22と、天壁22の外縁部に連なる環状の側壁23とを有する。蓋体20の後側には蓋ヒンジ21が側壁23と一体に設けられており、前側には係合爪部24が設けられている。係合爪部24は、容器本体部10に設けた被係合部16に係合して閉状態の蓋体20が意図せず開くことを抑制するものである。なお、本例の係合爪部24は、天壁22から垂下する板部の内面に設けた凸部で構成されているが、これに限られず、例えば側壁23の内面に設けた凸部であってもよい。被係合部16は、容器本体部10の前側に位置する周壁12の外面上部に設けられた凸部で構成されている。容器1は、図1に示す閉状態から、容器本体部10の前側に設けられた操作部17を押し込むことにより、被係合部16に対する係合爪部24の係合が解除されて、蓋体20を開くことができるように構成されている。
天壁22は、蓋体20の閉状態で鏡面31aの外周縁部に対向する位置に設けられた環状のシールリブ25を有する。なお、本例のシールリブ25は、天壁22の下面に一体連結された突起部で構成されているが、これに限られず、天壁22とは別に成形したシール部材を天壁22の下面に接着等により固定する構成としてもよい。
可動ミラー部30は、鏡31と、鏡支持部32と、アーム部33とを有する。本例では、鏡31及び鏡支持部32が一体の鏡部を構成している。鏡31は、平面視で四角形(本例では長方形)の平板状であり、表側に鏡面31aを有する。鏡31は、鏡支持部32に固定されており、鏡31と鏡支持部32とは一体で移動する。鏡31及び鏡支持部32の長手方向は、図1に示す閉状態において、容器1の前後方向に平行となり、鏡31及び鏡支持部32の短手方向は、容器1の左右方向に平行となる。
鏡支持部32は、鏡31の裏面31bに沿って配置される板部32aと、板部32aの外周縁部に沿って設けられたフレーム部32bと、フレーム部32bの前端の左右両端部から前側に延びる左右一対の脚部32cと、を有する。フレーム部32bは、板部32aの上方及び下方に突出している。また、鏡31の裏面31b及び側面31c(外周面)は、板部32a及びフレーム部32bによって覆われる。
アーム部33は、容器本体部10と鏡支持部32とを連結する。アーム部33の基端部側は、容器本体部10に対して第1ヒンジ34を介して揺動可能に連結されている。また、アーム部33の先端部側は、鏡支持部32に対して第2ヒンジ35を介して揺動可能に連結されている。第1ヒンジ34は、蓋体20の蓋ヒンジ21と同様に、容器本体部10の後端部に位置しているが、アーム部33の第1ヒンジ34と蓋体20の蓋ヒンジ21とは左右方向の位置が相互に異なるように配置されている。第1ヒンジ34及び第2ヒンジ35の回転軸は、共に左右方向に延在している。なお、第1ヒンジ34の位置は容器本体部10の後端部に限られず、例えば容器本体部10の前端部または左右何れかの縁部に設けられていてもよい。すなわち、アーム部33の揺動方向は図示例に限られず、適宜変更可能である。第2ヒンジ35は、鏡支持部32の長手方向の中間部に位置しているが、これに限られるものではなく、適宜変更可能である。
なお、本例のアーム部33は、鏡支持部32の左右両側にそれぞれ位置する一対のアームで構成されているが、これに限られず、例えば左右一対のアームのうちの何れか一方のみとしてもよいし、鏡支持部32の裏面側(鏡31と逆側)に連結される板状の構成であってもよい。
可動ミラー部30は、図1に示す収納姿勢と、図2に示す起立姿勢との間で、姿勢変更可能(展開可能)に構成されている。図1に示す蓋体20の閉状態では、可動ミラー部30は必ず収納姿勢となっている。そして、図2に示すように蓋体20を開状態とすることで、可動ミラー部30を収納姿勢から起立姿勢に展開可能となる。
図1に示す閉状態において、可動ミラー部30は、容器本体部10と蓋体20の間に挟まれるように配置される。本例では、図1に示す閉状態において、蓋体20の内側空間26(天壁22と側壁23とで区画形成される空間)に、可動ミラー部30が入り込むように構成されている。
可動ミラー部30は、収納姿勢において、容器本体部10の上部開口11を覆うように配置される。当該収納姿勢では、鏡面31aが上向きとなり、閉状態の蓋体20の天壁22の下面に対向する。蓋体20の閉状態において、鏡31の鏡面31aは、天壁22の下面と平行である。また、可動ミラー部30の収納姿勢において、鏡31は容器本体部10の上部開口11(及び周壁12の上面)及び底壁13と平行に延在する。
また、可動ミラー部30を収納姿勢とした際には、フレーム部32bの下面及び脚部32cの先端部32d(前端部)の下面が、周壁12の上面に当接する。これにより、フレーム部32b及び鏡31は容器本体部10に安定した状態で支持される。
なお、蓋体20を開状態としつつ、可動ミラー部30を収納姿勢とした状態でも鏡31を利用することができる。その場合は、容器本体部10の上側で、鏡面31aが上向きとなった状態で露出する。さらに、当該状態では、鏡支持部32によって中皿14及び化粧道具15が上方から覆われているため、内容物が充填された中皿14及び化粧道具15の落下を防止することができる。
可動ミラー部30を収納姿勢から起立姿勢に展開する際は、アーム部33が第1ヒンジ34を支点として上側に揺動し、また、アーム部33に対して鏡支持部32及び鏡31が第2ヒンジ35を支点として、鏡支持部32の後部が上側に向かう(脚部32cが下側に向かう)ように揺動する。また、可動ミラー部30を展開する際には、鏡支持部32における一対の脚部32cの先端部32dを、左右両側の周壁12の上面に沿って摺動させることができる。
本例では、可動ミラー部30の展開を促す付勢部材としてのスプリングばね36が可動ミラー部30に設けられている。スプリングばね36は、第2ヒンジ35の軸部に配置され、その両端部がそれぞれアーム部33と鏡支持部32とに保持されている。これにより、可動ミラー部30を自動的に展開させることができ、また、起立姿勢を維持し易くなる。なお、スプリングばね36は可動ミラー部30の左右両側に設けてもよいし、左右の何れか一方のみに設けてもよい。また、スプリングばね36は必須の構成ではなく、省略可能である。
また本例では、可動ミラー部30の展開範囲を規制するためのストッパー37が設けられている。本例のストッパー37は、鏡支持部32の左右両側の側面(フレーム部32bの外面)に設けられた段差状の傾斜面で構成されている。ストッパー37を構成する傾斜面は、鏡支持部32の長手方向に対して斜めに延在しており、図2に示すようにアーム部33の側面と当接することで、可動ミラー部30の展開範囲を規制する。すなわち、図2に示す起立姿勢が、鏡31を保持する鏡支持部32を最大まで引き上げた(起立させた)状態である。図2に示す起立姿勢において、鏡面31aは斜めに延在しており、鏡面31aと容器本体部10の上面(周壁12の上面)との間の角度θ1は、90°よりも大きい鈍角となっている。角度θ1は、120°以上、150°以下であることが好ましい。このような構成とすることで、鏡31の鏡面31aを見ながら、同時に化粧料等の内容物を使用し易くなる。また、化粧道具15を取出したり、戻したりすることもより容易となる。
なお、本実施形態の容器1にあっては、第1ヒンジ34または第2ヒンジ35の軸受及び軸を例えば六角形等の多角形とし、段階的に可動ミラー部30が展開する構成としてもよい。この場合、可動ミラー部30を収納姿勢と起立姿勢との間の複数の所定の角度で維持することができるので、鏡面31aが所望の角度となるように容易に調整することができる。
ここで、可動ミラー部30を起立姿勢とした際には、図2に示すように、内容物を収容する中皿14よりも後側に可動ミラー部30が配置される。これにより、内容物を収容する中皿14の上端開口の全体が露出した状態となる。その結果、容器1の後側に位置する鏡面31aを見ながら、容易に中皿14の内容物を化粧道具15に付着させる等して、使用することができる。すなわち、可動ミラー部30の展開方向(本例では後側)は、内容物の第1収容空間S1が位置する側(本例では前側)とは逆側であることが好ましい。
以上述べたように、本実施形態の容器1は、内容物を収容可能な容器本体部10と、容器本体部10の上部開口11を覆う開閉可能な蓋体20と、蓋体20の閉状態で容器本体部10と蓋体20との間に位置する可動ミラー部30と、を備え、可動ミラー部30は、第1ヒンジ34を介して容器本体部10に連結されたアーム部33と、アーム部33に対して第2ヒンジ35を介して連結された鏡部(鏡31及び鏡支持部32)と、を有し、可動ミラー部30は、閉状態で鏡面31aが蓋体20側を向く収納姿勢から、蓋体20の開状態で鏡部が起立する起立姿勢に展開可能な構成としている。このような構成とすることにより、蓋体20の閉状態においては、必ず鏡面31aが上向きとなるため、容器本体部10の内容物が充填された中皿14及びパフ等の化粧道具15に接触し難くなる。その結果、例えば内容物としての化粧料の粉末等が鏡面31aに付着し難くなる。また、使用時には可動ミラー部30を展開姿勢とすることで、鏡31が起立するととともに内容物が露出するため、鏡面31aを見ながら容易に内容物を使用することができる。
また、本実施形態の容器1にあっては、アーム部33が、鏡31の左右両側に位置する一対のアームで構成されていることが好ましい。このような構成とすることで、可動ミラー部30の展開動作を安定させることができる。
また、本実施形態の容器1にあっては、鏡部が、鏡面31aを有する鏡31と、鏡31の裏面31b及び側面31cを覆う鏡支持部32とを備えることが好ましい。このように、鏡31の周囲を鏡支持部32で覆うことで、蓋体20の閉状態においては鏡面31aに内容物がさらに付着し難くなり、また、鏡31への衝撃等を鏡支持部32で軽減することもできる。
また、本実施形態の容器1にあっては、鏡支持部32が、可動ミラー部30が収納姿勢から起立姿勢に展開する際に容器本体部10の周壁12の上面に沿って摺動可能な脚部32cを有することが好ましい。このような構成とすることで、可動ミラー部30の展開動作を安定させることができるとともに、展開動作の際に鏡面31aと容器本体部10とが脚部32cにより離間するため、鏡面31aに内容物が付着し難くなる。
なお、本例の一対の脚部32cは化粧道具15の幅よりも離間しており、その間には空間が形成されている。そのため、化粧道具15が周壁12よりも上側に突出している場合でも、可動ミラー部30を展開する際に可動ミラー部30が化粧道具15に接触することはない。また、一対の脚部32cの間に空間を設けたことにより、図2に示すように可動ミラー部30を起立姿勢とした際には、容易に化粧道具15を第2収容空間S2から取出したり、元に戻したりすることができる。
また、本実施形態の容器1にあっては、第1ヒンジ34と蓋ヒンジ21とが共に容器本体部10の後側に位置している。このような構成とすることにより、蓋体20を開く方向と可動ミラー部30の展開方向とが共通となるため、鏡面31aを見ながら内容物を使用する際に蓋体20が邪魔になることがない。
また、本実施形態の容器1にあっては、蓋体20は、蓋体20の下面(天壁22の下面)に設けられたシールリブ25を有し、シールリブ25は、閉状態で鏡面31aの外周縁部に対向する位置に設けられていることが好ましい。このような構成により、天壁22と鏡面31aとの間の隙間を塞ぐ(または小さくする)ことができるので、当該隙間を介した鏡面31aへの内容物等の付着を抑制することができる。
次に、本発明に従う他の実施形態について、図3~6を参照しつつ説明する。なお、上述した実施形態と同一の機能を有する部位は、同一の符号を付して説明を省略する。
図3は、本実施形態の鏡付きコンパクト容器2(以下、「容器2」ともいう)の閉状態を示す。また、図4は、容器2の容器本体部10と、収納姿勢の可動ミラー部30とを示す平面図である。なお、図4では、蓋体20を省略して示している。また、図5は、閉状態の容器2における第2ヒンジ35の軸心を通る断面を示す。図6は、容器2の蓋体20を開状態とし、可動ミラー部30を起立姿勢とした状態を示す。
本実施形態の容器2にあっては、蓋体20の開閉方向と、可動ミラー部30の展開方向が逆向きとなっている。すなわち、容器2の蓋体20は容器本体部10の後側に開き、可動ミラー部30は容器本体部10の前側に展開する。そのため、容器2では、容器本体部10の後側(本例では後端部)に蓋ヒンジ21が位置し、容器本体部10の前側(本例では前端部)に第1ヒンジ34が位置している。
また、本実施形態の容器2にあっては、蓋体20の天壁22の下面にも鏡27(他の鏡)が設けられている。鏡27は、蓋体20の天壁22の下面に固定されており、図3に示す蓋体20の閉状態で、鏡面27aが下向きとなるように構成されている。本例では、蓋体20の閉状態で、蓋体20に設けられた鏡27の鏡面27aと、可動ミラー部30に設けられた鏡31の鏡面31aとが対向する。鏡27は、天壁22の下面の略全体にわたって延在する平坦な長方形の板状である。鏡27は、可動ミラー部30の鏡31よりも大きい。
図6に示すように、蓋体20を開状態とし、可動ミラー部30を起立姿勢とすると、可動ミラー部30の鏡面31aと、蓋体20の鏡面27aとが、互いに斜めに対向し、所謂「二面鏡」として使用することができる。すなわち、2つの鏡面31a、27aの反射を利用して、例えば自ら顔の側面(横顔)を見ることができる。なお、本例では、図6に示すように、起立姿勢の可動ミラー部30の鏡面31aと、開状態の蓋体20の鏡面27aとが前後方向に離間していることにより、より顔の側面等が見易くなっている。すなわち、蓋体20の蓋ヒンジ21と、可動ミラー部30の第1ヒンジ34とが、容器本体部10の逆側に位置していることが好ましい。
なお、図6に示す起立姿勢において、鏡面31aと容器本体部10の上面との間の角度θ1及び、鏡面27aと容器本体部10の上面との間の角度θ2は、120°以上、150°以下であることが好ましい。このような構成とすることで、可動ミラー部30の鏡面31aと、蓋体20の鏡面27aとが、上記「二面鏡」として、より利用し易くなる。
また、本実施形態の容器2にあっては、閉状態で可動ミラー部30の鏡面31aと、蓋体20の鏡面27aとが、近接(もしくは当接)する位置で互いに対向配置されている。このような構成とすることで、可動ミラー部30の鏡面31aだけでなく、蓋体20の鏡面27aにも内容物が付着し難くなっている。また、このような構成とすることで、「二面鏡」として機能する2枚の鏡31、27を、容器本体部10と蓋体20との間に効率よく収納することができ、容器2の小型化(薄型化)を図ることができる。
また、本実施形態の容器2にあっては、例えば蓋体20の鏡面27aのみを利用する際には、可動ミラー部30を収納姿勢としておくことで、蓋体20の鏡面27aを見る際に可動ミラー部30が邪魔になることがないため、使い勝手が良い。
上述したところは、本発明の一例を示したにすぎず、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、上述の容器1、2は平面視で四角形状の扁平容器であるが、これに限られず、平面視の形状が他の多角形、円形、または楕円形等であってもよい。また、蓋ヒンジ21及び第1ヒンジ34の位置は容器本体部10の他の位置に設けてもよく、例えば容器本体部10の左右の縁部に沿って設けてもよい。また、蓋体20は、蓋ヒンジ21を支点に揺動する構成に限られず、ねじ係合又はアンダーカット係合等により、容器本体部10に対して着脱可能な構成としてもよい。
1、2:鏡付きコンパクト容器(容器)
10:容器本体部
11:上部開口
12:周壁
13:底壁
14:中皿
15:化粧道具
16:被係合部
17:操作部
20:蓋体
21:蓋ヒンジ
22:天壁
23:側壁
24:係合爪部
25:シールリブ
26:内側空間
27:鏡(他の鏡)
27a:鏡面
30:可動ミラー部
31:鏡(鏡部)
31a:鏡面
31b:裏面
31c:側面
32:鏡支持部(鏡部)
32a:板部
32b:フレーム部
32c:脚部
32d:脚部の先端部(前端部)
33:アーム部
34:第1ヒンジ
35:第2ヒンジ
36:スプリングばね(付勢部材)
37:ストッパー
S(S1、S2):収容空間

Claims (4)

  1. 内容物を収容可能な容器本体部と、
    前記容器本体部の上部開口を覆う開閉可能な蓋体と、
    前記蓋体の閉状態で前記容器本体部と前記蓋体との間に位置する可動ミラー部と、を備え、
    前記可動ミラー部は、第1ヒンジを介して前記容器本体部に連結されたアーム部と、該アーム部に対して第2ヒンジを介して連結された鏡部と、を有し、
    前記可動ミラー部は、前記閉状態で前記鏡部の鏡面が前記蓋体側を向く収納姿勢から、前記蓋体の開状態で前記鏡部が起立する起立姿勢に展開可能であり、
    前記蓋体は、前記容器本体部の後側に位置する蓋ヒンジを介して該容器本体部に連結されており、
    前記第1ヒンジは、前記容器本体部の後側に位置し、
    前記蓋体は、該蓋体の下面に設けられたシールリブを有し、
    該シールリブは、前記閉状態で前記鏡面の外周縁部に対向する位置に設けられていることを特徴とする鏡付きコンパクト容器。
  2. 前記アーム部は、前記鏡部の左右両側に位置する一対のアームで構成されている、請求項に記載の鏡付きコンパクト容器。
  3. 前記鏡部は、前記鏡面を有する鏡と、該鏡の裏面及び側面を覆う鏡支持部とを備える、請求項1又は2に記載の鏡付きコンパクト容器。
  4. 前記鏡支持部は、前記可動ミラー部が収納姿勢から起立姿勢に展開する際に前記容器本体部の周壁の上面に沿って摺動可能な脚部を有する、請求項に記載の鏡付きコンパクト容器。
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Citations (2)

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