JP7350189B2 - 検体ラック移送装置およびそれを用いた自動分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、検体ラック移送装置およびそれを用いた自動分析装置に関する。
自動分析装置は、血液、尿、髄液等の生体試料に含まれる特定の成分の定性分析、或いは、定量分析を行う装置であり、例えば、病院や医療検査施設など、多くの患者検体を短時間で処理する必要のある施設では必須の装置となっている。
このような自動分析装置においては、分析対象の検体を収容した複数の検体容器を検体ラックに搭載して搬送する。検体ラックの搬送に係る技術として、例えば、特許文献1には、チューブラックを移送するためのチューブラック移送装置であって、第1の水平方向に延びる第1のレールと、前記第1の水平方向に直交する第2の水平方向に延びる第2のレールとを備え、前記第2のレールが、前記第1のレールに沿って移動可能で、前記第2のレールに沿って移動可能な少なくとも1つの移送ヘッドを備え、前記移送ヘッドが、少なくとも1つの制御ピンを備え、前記制御ピンが、チューブラックをラックキャリアから診断機器のサンプリング領域へ移送するための、前記第2の水平方向に並進可能な搬入プッシャー、チューブラックを診断機器のサンプリング領域からラックキャリアへ移送するための搬出プッシャー、チューブラックを、異なるラックキャリア間でおよび/または同じラックキャリアの異なる位置間で移送するためのチューブラックのうちの少なくとも1つと連結されるように構成されるものが開示されている。
特開2015-114329号公報
上記従来技術においては、複数の検体容器を長手方向に並べて搭載された検体ラックを長手方向と直行する方向に移動する搬送アームによって押進する。このとき、ラックトレイ上に検体ラックが一つのみでセットされていると、検体ラックと搬送アームが接触した反動によって、検体ラックが搬送アームの移動方向に振動してしまう可能性がある。上記従来技術において、検体ラックの下部には、転倒防止用のT字型凹部が設けられており、検体ラックの搬送路上に搬送アームの動作方向に沿って備えられたガイドレールと嵌合することで、検体ラックの転倒を防止している。しかしながら、ガイドレールと検体ラック下部のT字型凹部との嵌合部には、検体ラックの摺動動作の妨げにならないような適度な隙間が設けられているため、ガイドレールとT字型凹部との嵌合では検体ラックの振動を防止することはできなかった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、検体ラックの搬送時における振動を抑制することができる検体ラック移送装置およびそれを用いた自動分析装置を提供することを目的とする。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、検体を収容する複数の検体容器を長手方向に並べて搭載可能な検体ラックを移送する検体ラック移送装置であって、前記検体ラックを長手方向と直交する方向に移送するための搬送路と、前記検体ラックを前記搬送路の上流側から下流側に向かって押進する搬送アームと、前記搬送アームに設けられ、前記搬送アームに対する前記検体ラックの少なくとも搬送方向の相対位置を固定するラックロック機構とを備えたものとする。
本発明によれば、検体ラックの搬送時における振動を抑制することができる。
自動分析装置の全体構成を概略的に示す平面図である。 第1の実施の形態に係る検体ラック移送装置を抜き出して示す斜視図である。 搬送アームを周辺構成とともに抜き出して示す側面図であり、搬送アームを搬送路の上流側から見た図である。 搬送アームに設けられたラックロック機構を抜き出して拡大して示す平面図であり、ラックロック部材の一部を透視図として示す部分透視図である。 搬送アームの移動に伴うラックロック機構の動作過程を示す図である。 搬送アームの移動に伴うラックロック機構の動作過程を示す図である。 搬送アームの移動に伴うラックロック機構の動作過程を示す図である。 搬送アームの移動に伴うラックロック機構の動作過程を示す図である。 搬送アームの移動に伴うラックロック機構の動作過程を示す図である。 搬送動作開始位置における搬送アームを周辺構成とともに抜き出して示す平面図である。 搬送路上に複数の検体ラックが互いに密接して配置されている場合の搬送アームによる搬送の様子を示す図である。 搬送路上に複数の検体ラックが互いに間隔を空けて設置されている場合の搬送アームによる搬送の様子を示す図である。 搬送路上に複数の検体ラックが互いに間隔を空けて設置されている場合の搬送アームによる搬送の様子を示す図である。 搬送路上に複数の検体ラックが互いに間隔を空けて設置されている場合の搬送アームによる搬送の様子を示す図である。 第2の実施の形態に係る検体ラック移送装置を抜き出して示す斜視図である。 搬送アームを周辺構成とともに抜き出して示す側面図であり、搬送アームを搬送路の上流側から見た図である。 搬送アームに設けられたラックロック機構を抜き出して拡大して示す側面図であり、搬送アームの搬送動作における進行方向左側から見た側面図である。 搬送アームに設けられたラックロック機構を抜き出して拡大して示す側面図であり、搬送アームの搬送動作における進行方向右側から見た側面図である。 搬送終了位置における搬送アームを上流側から見た側面図である。 搬送動作開始位置おける搬送アームを進行方向右側から見た側面図である。
本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態を図1~図14を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る自動分析装置の全体構成を概略的に示す平面図である。
図1において、自動分析装置100は、検体が収容された検体容器5を搭載した検体ラック4を投入する検体ラック投入部1と、検体ラック4を検体ラック投入部1から分析部3に搬送する検体ラック搬送部2と、検体の分析を行う分析部3と、検体ラック投入部1に設けられ、検体ラック投入部1に投入された検体ラック4を検体ラック搬送部2に移送する検体ラック移送装置200とを備えている。
検体を収容した1つ以上の検体容器5を搭載して保持した検体ラック4は、ラックトレイ7に搭載されて検体ラック投入部1に設置される。検体ラック投入部1に投入された検体ラック4は、検体ラック移送装置200の搬送アーム6により押進されて検体ラック搬送部2に移送され、検体ラック搬送部2によって分析部3の所定の位置に配置される。分析部3は、検体ラック4に保持された検体容器5から生体サンプルなどの検体を吸引して分析に使用する。
ラックトレイ7は、検体ラック投入部1に着脱可能に設けられており、ラックトレイ7を検体ラック投入部1から外した状態で、ラックトレイ7上に1つ以上の検体ラック4を積載し、検体ラック4を搭載したラックトレイ7を検体ラック投入部1の所定位置に装着することで、検体ラック4を検体ラック投入部1に投入する。ラックトレイ7には、検体ラック4を1つ以上搭載してもよく、複数の検体ラック4を搭載する場合には、それぞれの検体ラック4同士が密接するように配置してもよく、また、互いに間隔を空けて配置してもよい。
図2は、本実施の形態に係る検体ラック移送装置を抜き出して示す斜視図である。図2においては、検体ラックの搬送途中の様子を示している。
図2において、検体ラック移送装置200は、検体を収容する1つ以上の検体容器5を長手方向に並べて搭載可能な検体ラック4を移送するものであり、検体ラック4を長手方向と直交する方向に移送するための搬送路201と、検体ラック4を搬送路201の上流側から下流側に向かって押進する搬送アーム6と、搬送アーム6に設けられ、搬送アーム6に対する検体ラック4の少なくとも搬送方向の相対位置を固定するラックロック機構とを備えている。
搬送アーム6は、2点鎖線で示された搬送動作開始位置14から搬送終了位置15まで移動することで、搬送路201上の検体ラックを、検体ラック4の長手方向に複数並べて配置されている検体容器5の整列方向と直行する方向(すなわち、長手方向と直交する方向)に押進する。ラックトレイ7上に搭載された検体ラック4は、搬送アーム6に押されることよってラックトレイ7から装置内(検体ラック搬送部2)へと投入される。
ラックトレイ7は、搬送アーム6の動作方向に沿って延在するように配置されたガイドレール8を備えている。ガイドレール8の断面形状はT字型を有しており、検体ラック4下部に転倒防止用に設けられたT字型凹部16と摺動可能に嵌合することで、検体ラック4の転倒を防止している。
また、検体ラック移送装置200は、構造部材23上に構成されており、搬送アーム6を検体ラック4の搬送方向に移動させるためのモータ21と、搬送路201の上流側と下流側の端部にそれぞれ設けられたプーリ22a,22bと、プーリ22a,22bに掛け回されたベルト24と、搬送アーム6の移動をガイドするガイド部材25とを備えている。搬送アーム6はガイド部材25によって、搬送路201に対する姿勢を維持したまま検体ラック4の搬送方向に移動可能なようにガイドされている。また、搬送アーム6は、ベルト24に固定されており、モータ21によってプーリ22aを回転駆動することにより、搬送アーム6を検体ラック4の搬送方向に移動させることができる。
図3は、搬送アームを周辺構成とともに抜き出して示す側面図であり、搬送アームを搬送路の上流側から見た図である。また、図4は、搬送アームに設けられたラックロック機構を抜き出して拡大して示す平面図であり、ラックロック部材9の一部を透視図として示す部分透視図である。
図3及び図4に示すように、ラックロック機構は、検体ラック4の長手方向の一端の位置に、搬送路に沿う方向に延在するように配置されたラックロック部材9と、ラックロック部材9の上流側の端部を搬送アーム6に対して水平方向に回動可能に保持するベース部材10とを有している。ベース部材10は、ラックロック部材9を検体ラック4の上端に近い位置に保持している。
ラックロック部材9は、検体ラック4側の側面に凹部を備えている。ラックロック部材9の凹部は、凹部の最深部であって検体ラック4の端部と対向するように構成された構造部9aと、構造部9aの下流側端部から検体ラック4の下流側側面に沿って延在するように構成された構造部9bと、構造部9aの上流側端部から検体ラック4の上流側側面に沿って延在するように構成された構造部9fとを有している。
ラックロック部材9は、弾性体11によって、ベース部材10の回動軸を中心に上方から見て時計回りの方向に付勢されているので、検体ラック4の上端に近い位置において、検体ラック4の長手方向の端部がラックロック部材9の凹部に嵌合する。このとき、ラックロック部材9の凹部の構造部9fによって検体ラック4の上流側の側面が保持され、また、ラックロック部材9の凹部の構造部9bによって検体ラック4の下流側の側面が保持されるので、搬送アーム6に対する検体ラック4の相対位置が固定された状態(ロック状態)となり、検体ラック4が搬送方向に振動することが防止される。また、ラックロック部材9の凹部の構造部9aによって検体ラック4の端部が保持されることにより、検体ラック4の搬送時の安定性向上、すなわち、検体ラック4の搬送時の振動の防止効果の向上が期待される。
ラックロック部材9とベース部材10は、互いに接触するストッパ構造17a,17bを備えている。弾性体11(トーションばね)によって上方から見て時計回りの方向に付勢されたラックロック部材9は、ストッパ構造17a,17bが接触することによって特定の位置において回転を規制される。本実施の形態においては、ストッパ構造17a,17bによって、ラックロック部材9が図4に示す位置よりも搬送路側に突出しないように回動が規制される。
また、ラックロック部材9は、構造部9bの構造部9aとは反対側の端部からラックロック部材9の下流側の端部に向かって連続的に構成された構造部9cを有している。
搬送アーム6が検体ラック4の上流側に離間した位置から検体ラック4に接近すると、検体ラック4の長手方向の端部にラックロック部材9の構造部9cが接触し、搬送アーム6の下流側への移動に伴って構造部9cが検体ラック4の端部を滑り、ラックロック部材9は回動軸を中心に反時計回りの方向に回動され、搬送アーム6が検体ラック4に当接する位置まで移動したときに、ラックロック部材9の凹部の構造部9bが検体ラック4の端部を乗り越えることで、検体ラック4の長手方向の端部がラックロック部材9の凹部に嵌合する。すなわち、ラックロック機構は、搬送アーム6の移動に伴って搬送アーム6と検体ラック4との間に生じる力によって、搬送アーム6に対する検体ラック4の相対位置を固定するロック状態となる。
また、ラックロック部材9は、回動軸の上流側において、搬送路側に突出した構造部9eおよび搬送路とは反対側に突出した構造部9dを有している。
構造部9dの下流側から弾性体11による付勢力よりも大きい力を加えると、ラックロック部材9が回動軸を中心に反時計回りの方向に回動されるので、ラックロック部材9と検体ラック4との嵌合が解除され、搬送アーム6に対する検体ラック4の相対位置が固定されていない状態(開放状態)となる。同様に、構造部9eの上流側から弾性体11による付勢力よりも大きい力を加えると、ラックロック部材9が回動軸を中心に反時計回りの方向に回動されるので、ラックロック部材9と検体ラック4との嵌合が解除され、搬送アーム6に対する検体ラック4の相対位置が固定されていない状態(開放状態)となる。
なお、本実施の形態においては、弾性体11としてトーションばねを例示し、トーションばねによってラックロック部材9を検体ラック4の方向へと付勢する場合を例示しているが、これに限られず、トーションばねに代えて、押しばね、引きばね、またはゴムなどの他の弾性体11を用いてラックロック部材9を付勢するように構成してもよい。
以上のように構成した検体ラック移送装置200の動作を説明する。
図5~図9は、搬送アームの移動に伴うラックロック機構の動作過程を示す図である。
図5に示すように、搬送アーム6が検体ラック4の上流側に離間した位置にある場合には、ストッパ構造17a,17bによってラックロック部材9が特定の位置(図4の位置)において回転が規制され、ラックロック部材9の凹部の構造部9aが検体ラック4の端部と一致する位置に配置される。
図6に示すように、搬送アーム6が上流側から検体ラック4に接近すると、まず、ラックロック部材9の下流側端部に設けられたくさび形の構造部9cが検体ラック4と接触する。これにより、ラックロック部材9は回動軸を中心に反時計回りに回動し、搬送アーム6の下流側への移動に伴って構造部9cが検体ラック4の端部を滑りながら、搬送アーム6は下流側へ移動する。
その後、図7に示すように、搬送アーム6が検体ラック4の上流側の側面に到達した時点で、ラックロック部材9は弾性体11の力により上方からみて時計回りに回動し、ラックロック部材9の凹部と検体ラック4の長手方向の端部とが嵌合する。
その後、図8に示すように、嵌合状態を保ったまま搬送アーム6と検体ラック4は搬送終了位置15の方向へと移動する。
図9に示すように、搬送アーム6が搬送終了位置15に到達すると、搬送アーム6が移動する動作に伴って、ラックロック部材9の構造部9dの下流側がロック解除部材12に接触して加勢され、ラックロック部材9が上方から見て反時計回りに回動させられて、凹部と検体ラック4の嵌合が解除される(開放状態)。
なお、搬送アーム6が搬送終了位置15に到達する少し手前から構造部9dとロック解除部材12が接触して、ラックロック部材9と検体ラック4の嵌合が解除されるようになっており、搬送アーム6が搬送終了位置15から搬送動作開始位置14へと移動する動作によってふたたび嵌合されることがないようになっている。なお、搬送アーム6が搬送終了位置15に到達した状態であって搬送動作開始位置14へ戻る動作を開始する前に、検体ラック4を検体ラック搬送部2に搬送するように構成してもよい。
図10は、搬送動作開始位置における搬送アームを周辺構成とともに抜き出して示す平面図である。
図10に示すように、搬送動作開始位置14において、ラックロック部材9は搬送アーム6が搬送動作開始位置14まで移動する動作に伴って、ラックロック部材9の構造部9eの上流側が装置ベースに固定された干渉回避部材13に接触して加勢され、ラックロック部材9が上方から見て反時計回りに回動して、ラックトレイ7の着脱作業における動線と干渉しない位置まで退避する。
図11は、搬送路上に複数の検体ラックが互いに密接して配置されている場合の搬送アームによる搬送の様子を示す図である。なお、図11においては、複数の検体ラックを区別して検体ラック4a~4eとして図示している。
図11に示すように、搬送アーム6が検体ラック4a~4eに接近したとき、ラックロック部材9の構造部9cが搬送アーム6に最も近い検体ラック4aの長手方向の端部に接触して上方から見て反時計回りに回動させられる。さらに、搬送アーム6が下流側に移動して検体ラック4aの上流側の側面に到達したとき、ラックロック部材9の凹部の構造部9bの構造部9aとは反対側の端部が検体ラック4aの下流側に隣接する検体ラック4bの長手方向の端部に接触し、ラックロック部材9はそれ以上回動しない。このとき、検体ラック4aの長手方向の端部がラックロック部材9の凹部に嵌合しないので、搬送アーム6に対する検体ラック4aの相対位置が固定された状態(ロック状態)とはならない。しかしながら、複数の検体ラック4a~4eが互いに密接して配置されている場合には、互いの干渉によって搬送方向への振動の発生が抑制される。なお、本実施の形態では5つの検体ラック4a~4eが密接して配置されている場合を例示して説明したが、検体ラックが2つ以上密接していれば搬送方向への振動は抑制される。
図12~図14は、搬送路上に複数の検体ラックが互いに間隔を空けて設置されている場合の搬送アームによる搬送の様子を示す図である。なお、図11においては、複数の検体ラックを区別して検体ラック4a~4cとして図示している。
図12に示すように、搬送アーム6が上流側から検体ラック4aに接近すると、検体ラック4aの長手方向の端部にラックロック部材9の構造部9cが接触し、搬送アーム6の下流側への移動に伴って構造部9cが検体ラック4aの端部を滑り、ラックロック部材9は回動軸を中心に反時計回りの方向に回動され、搬送アーム6が検体ラック4aに当接する位置まで移動したときに、ラックロック部材9の凹部の構造部9bが検体ラック4aの端部を乗り越えることで、検体ラック4aの長手方向の端部がラックロック部材9の凹部に嵌合する。このとき、ラックロック部材9の凹部の構造部9fによって検体ラック4の上流側の側面が保持され、また、ラックロック部材9の凹部の構造部9bによって検体ラック4aの下流側の側面が保持されるので、搬送アーム6に対する検体ラック4の相対位置が固定された状態(ロック状態)となり、検体ラック4が搬送方向に振動することが防止される。
続いて、図13に示すように、搬送アーム6が下流側にさらに移動し、検体ラック4aが搬送アーム6側から見て2つ目の検体ラック4bに接近すると、検体ラック4aに接近したときと同様に、検体ラック4bの長手方向の端部にラックロック部材9の構造部9cが接触し、搬送アーム6の下流側への移動に伴って構造部9cが検体ラック4bの端部を滑り、ラックロック部材9は回動軸を中心に反時計回りの方向に回動される。さらに、搬送アーム6が下流側に移動して検体ラック4aの下流側の側面と検体ラック4bの上流側の側面とが接触したとき、ラックロック部材9の凹部の構造部9bの構造部9aとは反対側の端部が検体ラック4bの長手方向の端部に接触し、ラックロック部材9はそれ以上回動しない。このとき、検体ラック4aの長手方向の端部がラックロック部材9の凹部に嵌合しないので、搬送アーム6に対する検体ラック4aの相対位置が固定された状態(ロック状態)とはならない。しかしながら、複数の検体ラック4a,4bが互いに密接している場合には、互いの干渉によって搬送方向への振動の発生が抑制される。
また、図14に示すように、搬送アーム6が下流側にさらに移動し、検体ラック4bの下流側の側面が搬送アーム6側から見て3つ目の検体ラック4cの上流側の側面に接触する。このときにおいても、このとき、検体ラック4aの長手方向の端部がラックロック部材9の凹部に嵌合しないので、搬送アーム6に対する検体ラック4aの相対位置が固定された状態(ロック状態)とはならないが、複数の検体ラック4a~4cが互いに密接している場合には、互いの干渉によって搬送方向への振動の発生が抑制される。
以上のように構成した本実施の形態においては、検体を収容する複数の検体容器5を長手方向に並べて搭載可能な検体ラック4を移送する検体ラック移送装置200において、検体ラック4を長手方向と直交する方向に移送するための搬送路201と、検体ラック4を搬送路201の上流側から下流側に向かって押進する搬送アーム6と、搬送アーム6に設けられ、搬送アーム6に対する検体ラック4の少なくとも搬送方向の相対位置を固定するラックロック機構とを備えたので、検体ラックの搬送時における振動を抑制することができる。
また、ラックロック部材9の凹部が検体ラック4の長手方向の端部側面に嵌合する動作が搬送アーム6の移動に伴って間接的に行われるように構成したので、ラックロック部材9を自立して個別に動作させる動力や機構が不要であり、簡単な構造で検体ラック4の振動を抑制することができる。
なお、本実施例ではラックロック部材9の凹部が検体ラック4の長手方向の端部と嵌合することにより、検体ラック4の搬送方向の振動を抑制する場合を例示して説明したが、ラックロック部材9の凹部と検体ラック4の上面との嵌合によって検体ラック4の振動を抑制するように構成しても良い。この場合には、ベース部材10の回転軸を水平に設けてラックロック部材9が上下方向に回動可能とし、ラックロック部材9の凹部が下方を向くように配置する。回動軸は、搬送アーム6の動作方向に沿う方向としても、動作方向に直行する方向としてもよい。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態を図15~図20を参照しつつ詳細に説明する。図中、第1の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、ラックロック機構によって検体ラックを長手方向両端側から把持することにより、搬送アームに対する検体ラックの搬送方向の振動を抑制するものである。
図15は、本実施の形態に係る検体ラック移送装置を抜き出して示す斜視図である。図15においては、検体ラックの搬送途中の様子を示している。
図15において、検体ラック移送装置200Aは、検体を収容する1つ以上の検体容器5を長手方向に並べて搭載可能な検体ラック4を移送するものであり、検体ラック4を長手方向と直交する方向に移送するための搬送路201と、検体ラック4を搬送路201の上流側から下流側に向かって押進する搬送アーム6と、搬送アーム6に設けられ、搬送アーム6に対する検体ラック4の少なくとも搬送方向の相対位置を固定するラックロック機構とを備えている。
搬送アーム6は、2点鎖線で示された搬送動作開始位置14から搬送終了位置15まで移動することで、搬送路201上の検体ラックを、検体ラック4の長手方向に複数並べて配置されている検体容器5の整列方向と直行する方向(すなわち、長手方向と直交する方向)に押進する。ラックトレイ7上に搭載された検体ラック4は、搬送アーム6に押されることよってラックトレイ7から装置内(検体ラック搬送部2)へと投入される。
図16は、搬送アームを周辺構成とともに抜き出して示す側面図であり、搬送アームを搬送路の上流側から見た図である。また、図17及び図18は、搬送アームに設けられたラックロック機構を抜き出して拡大して示す側面図であり、図17は搬送アームの搬送動作における進行方向左側から見た側面図、図18は進行方向右側から見た側面図である。図18はラックロック部材92の一部を透視図として示す部分透視図である。
図16に示すように、搬送アーム6は、進行方向の左右にラックロック部材91,92を備えている。
ラックロック部材91は、ベース部材10aにより搬送アーム6対して回動可能に保持されている。ラックロック部材91は、回動軸上部の構造部91aと回動軸下部の構造部91bとから構成されており、進行方向に沿うように設けられた回動軸に対して回動可能に保持されている。ラックロック部材91は、回動軸の位置において外側に屈曲するように構成されており、構造部91aが検体ラック4側に揺動すると構造部91bが外側に突出し、構造部91bが検体ラック4側に揺動すると構造部91aが外側に突出する。ラックロック部材91の構造部91aの検体ラック4側には、検体ラック4の長手方向の端部と対向するように摩擦部材20aが配置されている。ラックロック部材91は、弾性体11aにより進行方向後方から見て時計回り方向に付勢されており、ラックロック部材91が回動することで検体ラック4が摩擦部材20aにより長手方向の端部側から押圧される。
また、搬送アーム6のラックロック部材91の下方には、搬送アームの進行方向と同じ方向に回動可能に設けられたストッパ部材18aが配置されている。ストッパ部材18aは、ラックロック部材91の構造部91bが弾性体11aによる付勢に対抗して検体ラック4側に移動している状態において、構造部91bの外側に隣接する位置まで移動することにより、ラックロック部材91の検体ラック4側への回動を規制する。このとき、ラックロック部材91の摩擦部材20aは検体ラック4から離間した位置に固定される(開放状態)。
また、ストッパ部材18aは、弾性体11cによって、図17の視座において時計回りの方向に付勢されている。搬送アーム6の移動に伴ってストッパ部材18aの下端凸部が検体ラック4に接触し、ストッパ部材18aが反時計回りに回動させられることで、ストッパ部材18aによるラックロック部材91の規制が解除される。ストッパ部材18aが回動して規制が解除されると、ラックロック部材91が回動して摩擦部材20aが検体ラック4に当接する(ロック状態)。
ラックロック部材92は、ベース部材10bに取り付けられた補助ベース部材19により搬送アーム6対して回動可能に保持されている。ラックロック部材92はラックロック部材91と同様に、進行方向に沿うように設けられた回動軸に対して回動可能に保持されている。ラックロック部材92の検体ラック4側には、検体ラック4の長手方向の端部と対向するように摩擦部材20bが配置されている。ラックロック部材92は、弾性体11bにより進行方向後方から見て反時計回り方向に付勢されており、ラックロック部材92が回動することで検体ラック4が摩擦部材20bにより長手方向の端部側から押圧される。
また、搬送アーム6のラックロック部材92の下方には、搬送アームの進行方向と同じ方向に回動可能に設けられたストッパ部材18bが配置されている。ラックロック部材92は、回動軸の側方にストッパ構造17cを有しており、ラックロック部材92が弾性体11bによる付勢に対抗して検体ラック4から離間している状態において、ストッパ部材18bがストッパ構造17cに干渉することにより、ラックロック部材92の検体ラック4側への回動を規制する。このとき、ラックロック部材92の摩擦部材20bは検体ラック4から離間した位置に固定される(開放状態)。
また、ストッパ部材18bは、弾性体11dによって、図18の視座において反時計回りの方向に付勢されている。搬送アーム6の移動に伴ってストッパ部材18bの下端凸部が検体ラック4に接触し、ストッパ部材18bが時計回りに回動させられることで、ストッパ部材18bによるラックロック部材92のストッパ構造17cへの干渉が解除され、規制が解除される。ストッパ部材18bが回動して規制が解除されると、ラックロック部材92が回動して摩擦部材20bが検体ラック4に当接する(ロック状態)。すなわち、ラックロック機構は、搬送アーム6の移動に伴って搬送アーム6と検体ラック4との間に生じる力によって、搬送アーム6に対する検体ラック4の相対位置を固定するロック状態となる。
なお、本実施の形態においては、弾性体11a,11b,11c,11dとして押しばね及びトーションばねを例示したが、これに限られず、引きばねやゴムなどの他の弾性体を用いてもよい。
ラックロック部材91,92に設けられた摩擦部材20a,20bは、ゴムなどの摩擦係数の高い部材であり、ラックロック部材91,92の検体ラック4側への回動によって検体ラック4を長手方向の両側から挟み込み把持する。第1の実施の形態と同様に、ラックロック部材91,92は把持状態を保ったまま搬送終了位置15まで移動する。
図19は、搬送終了位置における搬送アームを上流側から見た側面図である。
図19に示すように、搬送終了位置15において、ロック解除部材121a,121bは、上方から見て互いにハの字となるように固定されている。進行方向左側のラックロック部材91は、搬送アーム6が移動する動作に伴ってはロック解除部材121aに接触し、上流側から見て反時計回りに回動させられ、摩擦部材20aが検体ラック4から離間する。進行方向右側のラックロック部材92は、搬送アーム6が移動する動作に伴ってロック解除部材121bに接触し、上流側から見て時計回りに回動させられ、摩擦部材20bが検体ラック4から離間する。以上の動作で、検体ラック4の把持状態が解除される。
搬送アーム6が搬送終了位置15から搬送動作開始位置14へと移動する動作もしくは検体ラック4が検体ラック搬送部2に設けられた次の搬送機構によって搬送される動作によって、検体ラック4とストッパ部材18a,18bの下端凸部との接触がなくなると、ストッパ部材18a,18bはそれぞれ弾性体11c,11dにより付勢される方向に回動し、それぞれラックロック部材91の構造部91bおよびラックロック部材92のストッパ構造17cと干渉する。これにより、ラックロック部材91,92は検体ラック4の両端から離間した位置に固定され、その位置を保って搬送アーム6は搬送動作開始位置14へ移動する。
図20は、搬送動作開始位置おける搬送アームを進行方向右側から見た側面図である。
図20に示すように、進行方向右側のラックロック部材92の補助ベース部材19は、ベース部材10bに対して搬送アームの進行方向と同じ方向に回動可能に設けられている。補助ベース部材19は、補助弾性体26により図20の視座において時計回りに付勢されている。搬送アーム6が搬送動作開始位置14まで移動する動作に伴い、補助ベース部材19は装置ベースに固定された干渉回避部品131に接触し、反時計回りに回動させられる。ラックロック部材92は、補助ベース部材19の回転に伴い、補助ベース部材19と一体的に上方へ跳ね上げられる。
搬送アーム6が搬送動作開始位置14にあるとき、進行方向左側のラックロック部材91はラックトレイ7の着脱作業における動線と干渉しない。また、進行方向右側のラックロック部材92においても、搬送アーム6が搬送動作開始位置14に移動する動作に伴い、ラックトレイ7の着脱作業における動線と干渉しない位置まで回動退避させられる。
なお、本実施の形態において、ラックトレイ7上に複数の検体ラック4が互いに密接に搭載されている場合、またはラックトレイ7上に複数の検体ラック4が互いに間隔を空けて設置されている場合であっても、ラックロック部材91,92によって搬送アーム6に最も近い検体ラック4のみを保持するため、ラックトレイ7上に搭載されている検体ラック4の状態の違いはロック構造の機能に影響しない。
その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<付記>
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内の様々な変形例や組み合わせが含まれる。また、本発明は、上記の実施の形態で説明した全ての構成を備えるものに限定されず、その構成の一部を削除したものも含まれる。
例えば、第2の実施の形態のラックロック部材91,92に代えて、第1の実施の形態のように検体ラック4の端部と嵌合する凹部を有するものを用いるように構成しても良い。
1…検体ラック投入部、2…検体ラック搬送部、3…分析部、4,4a~4e…検体ラック、5…検体容器、6…搬送アーム、7…ラックトレイ、8…ガイドレール、9…ラックロック部材、9a~9f…構造部、10,10a,10b…ベース部材、11,11a~11d…弾性体、12,121a,121b…ロック解除部材、13,131…干渉回避部材、14…搬送動作開始位置、15…搬送終了位置、16…T字型凹部、17a~17c…ストッパ構造、18a,18b…ストッパ部材、19…補助ベース部材、20a,20b…摩擦部材、21…モータ、22a,22b…プーリ、23…構造部材、24…ベルト、25…ガイド部材、26…補助弾性体、91,92…ラックロック部材、91a,91b…構造部、100…自動分析装置、200,200A…検体ラック移送装置、201…搬送路

Claims (9)

  1. 検体を収容する複数の検体容器を長手方向に並べて搭載可能な検体ラックを移送する検体ラック移送装置であって、
    前記検体ラックを長手方向と直交する方向に移送するための搬送路と、
    前記検体ラックを前記搬送路の上流側から下流側に向かって押進する搬送アームと、
    前記搬送アームに設けられ、前記搬送アームに対する前記検体ラックの少なくとも搬送方向の相対位置を固定するラックロック機構とを備え、
    前記ラックロック機構は、
    前記搬送アームが前記検体ラックに対して前記搬送路の上流側に離間した位置では、前記搬送アームに対する前記検体ラックの相対位置を固定しない開放状態であり、
    前記搬送アームが前記搬送路の上流側から前記検体ラックに当接する位置まで移動した場合に、前記搬送アームに対する前記検体ラックの相対位置を固定するロック状態となることを特徴とする検体ラック移送装置。
  2. (削除)
  3. 請求項1記載の検体ラック移送装置において、
    前記搬送路の下流側端部の搬送終了位置に設けられ、前記搬送アームが前記搬送終了位置に移動した場合に前記ラックロック機構に作用して、前記搬送アームに対する前記検体ラックの相対位置を固定しない開放状態とするロック解除機構をさらに備えたことを特徴とする検体ラック移送装置。
  4. 請求項1記載の検体ラック移送装置において、
    1つ以上の前記検体ラックを搭載可能に構成され、前記搬送路上に着脱可能に設けられたラックトレイを備えたことを特徴とする検体ラック移送装置。
  5. 請求項4記載の検体ラック移送装置において、
    前記搬送路の上流側端部の搬送動作開始位置に設けられ、前記搬送アームが前記搬送動作開始位置に移動した場合に前記ラックロック機構に作用して、前記搬送路に対する前記ラックトレイの着脱における移動経路上から前記ラックロック機構を退避させるラックロック退避機構をさらに備えたことを特徴とする検体ラック移送装置。
  6. 請求項1記載の検体ラック移送装置において、
    前記搬送路に前記検体ラックの搬送方向に沿って延在するように設けられ、前記検体ラックと摺動可能に嵌合して、前記検体ラックの搬送方向の移動をガイドするガイドレールをさらに備えたことを特徴とする検体ラック移送装置。
  7. 請求項4記載の検体ラック移送装置において、
    前記ラックトレイに前記検体ラックの搬送方向に沿って延在するように設けられ、前記検体ラックと摺動可能に嵌合して、前記検体ラックの搬送方向の移動をガイドするガイドレールをさらに備えたことを特徴とする検体ラック移送装置。
  8. 検体が収容された検体容器を搭載した検体ラックを投入する検体ラック投入部と、
    前記検体ラックを前記検体ラック投入部から分析部に搬送する検体ラック搬送部と、
    前記検体の分析を行う分析部と、
    前記検体ラック投入部に設けられ、前記検体ラック投入部に投入された前記検体ラックを前記検体ラック搬送部に移送する、請求項1記載の検体ラック移送装置と
    を備えたことを特徴とする自動分析装置。
  9. 請求項1記載の検体ラック搬送装置において、
    前記ラックロック機構は、前記搬送アームの移動に伴って前記搬送アームと前記検体ラックとの間に生じる力によって、前記搬送アームに対する前記検体ラックの相対位置を固定するロック状態となることを特徴とする検体ラック移送装置。
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