JP7346735B2 - 水門室内の排水による止水洗浄ストップログゲート及びその排水方法 - Google Patents

Description

本発明は水門室内の排水による止水洗浄ストップログゲート及び排水方法に関する。

マルチレベルの水門室の最初の水門室内排水による検査修理は、ヘリンボーンの閘門を閉鎖する以外、更にヘリンボーンの閘門の上遊室にある複数のストップログゲートに対して止水を信頼する必要がある。検査修理を完成した後に、水門室に水で満たされている水頭が高すぎるので、リバースアークドアに水で満たされることができない。現在、採取の手段はストップログゲートの節間に水を充満するものである。即ち、クレーンで最高な一段のストップログゲートを一定の距離で持ち上げる後に、一定の間隙を形成して水を充満し、このように水を充満する速度・流量が制御できないで、高い水頭で水を充満することが水門室の底板を損害しやすく、クレーン設備及び運転手の危険を引き起こす。

本発明が解決しようとする技術的課題は、効率的に高い水頭による水充満が水門室の底板にもたらす不良の影響を低減できる水門室内の排水による止水洗浄ストップログゲート及びその排水方法を提供することにある。

上記課題を解決するための本発明の技術方案を以下に示す。
水門室内の排水による止水洗浄ストップログゲートは、ドアスロットと、前記ドアスロット内に挿入される底板と、複数のフラッシュボードと、天板とを含み、前記底板と前記複数のフラッシュボードと前記天板との間にガスケットが設置され、前記フラッシュボード両端に湾曲チューブが固接され、前記湾曲チューブの上端が、前記フラッシュボード内に設置される第一進水孔及び第一排水孔と連通し、前記フラッシュボード同士の間において、一方の前記フラッシュボードの前記第一進水孔が他方の前記フラッシュボードの前記第一排水孔と連通し、それぞれの前記第一進水孔及び前記第一排水孔が前記湾曲チューブと接続されて彎曲通道を成し、前記底板内に第二排水孔が開設され、前記第二排水孔の一端が前記彎曲通道の下端と連通し、前記第二排水孔の他端が前記底板の背水面と連通し、前記天板内に第二進水孔が設置され、前記第二進水孔の一端が前記彎曲通道の上端と連通し、前記第二進水孔の他端が前記天板の上流面と連通し、前記第二進水孔内に弁が設置される。

前記弁が前記天板上に取り付けられたシリンダー及び前記天板内に開設された弁孔を含み、前記弁孔が前記第二進水孔と交差し、前記弁孔内にプランジャーが設置され、前記プランジャーがシリンダーと連通する。

前記フラッシュボードの上流面に複数の制限管が取り付けられ、前記複数の制限管それぞれの内部にゴム製気嚢が設置され、前記ゴム製気嚢がホースを介して浮標と接続される。

ホースに締切弁及び圧力表が取り付けられる。

水門室内の排水による止水洗浄ストップログゲートを使用して水門室を排水する方法は、前記弁を開け、前段の水門室内の水が、前記第二進水孔、前記彎曲通道及び前記第二排水孔を通過した後、後段の水門室内に流入し、前記後段の水門室の水位が前記底板の高さ１／２を上回るまで上昇したときに、前記ゴム製気嚢内にガスを補給し、前記ゴム製気嚢により各級の前記フラッシュボードをアップコンバータして作動させることで、前記前段の水門室内の水を、前記フラッシュボードと前記フラッシュボードとの間隙又は前記フラッシュボードと前記底板との間隙を介して前記後段の水門室に流入させる。

発明の作用

本発明によれば、後段の水門室の高い水頭水による充満を、低所の水の充満に変更し、且つ彎曲通道を利用して水流速度を削減する。極大で高い水頭の水流による後段の水門室の閘門底板の衝撃を減少し、後段の水門室の閘門に一定の深度の水を充入した後、気嚢によりフラッシュボードを持ち上げ、水流を底部から後段の水門室内に充入させる。後段の水門室内の速度を上昇させる一方、後段の水門室内にある水に対して充入の水流の進水を削減し、同時に後段の水門室の底部に元来で垂直に衝撃することを、水門室に水平に入ることに変更することで、水流による水門室の底板の衝撃力をより一層削減する。

以下、図面を参照して本発明についてより詳細に説明する。
図１は本発明の正面図である。 図２は本発明の後面図であり、 図３は図１に示すＡ－Ａ線に沿う断面構造模式図である。

水門室内の排水による止水洗浄ストップログゲートは、ドアスロット１と、ドアスロット１内に挿入される底板５と、複数のフラッシュボード３と、天板２とを含む。底板５と複数のフラッシュボード３と天板２との間にガスケットが設置されている。フラッシュボード３の両端に、Ｕ形の湾曲チューブ４が固接されている。各湾曲チューブ４の上端は、フラッシュボード３内に設置される第一進水孔１６及び第一排水孔１７と連通している。フラッシュボード３同士の間において、一方のフラッシュボード３上にある第一進水孔１６と他方のフラッシュボード３上にある第一排水孔１７とが連通している。各第一進水孔１６及び各第一排水孔１７が湾曲チューブ４と接続されて彎曲通道を形成している。底板５内に第二排水孔１８が開設され、第二排水孔１８の一端が彎曲通道の下端と連通し、第二排水孔１８の他端が底板５の背水面に連通している。天板２内に第二進水孔１５が設置され、第二進水孔１５の一端が彎曲通道の上端と連通し、第二進水孔１５の他端が天板２の上流面と連通している。第二進水孔１５内に弁が設置されている。

前段の水門室内にある水を後段の水門室内に排出したい場合、弁を開放でき、前段の水門室内の水が第二進水孔１５及び彎曲通道を通過した後、第二排水孔１８から後段の水門室内に排出する。これにより、後段の水門室内の高い水頭の水を低所の水に変更して、低所の水により充満し、且つ彎曲通道を利用して水流速度を削減し、極大で高い水頭の水流による後段の水門室の底板５の衝撃を弱める。

フラッシュボード３を吊り上げる必要がある場合、吊り索が二つの湾曲チューブ４に接続させてフラッシュボード３を吊り上げることができる。

前記弁が天板２上に取り付けられたシリンダー１２及び天板２内に開設された弁孔１３を含み、弁孔１３と第二進水孔１５とが交差し、弁孔１３内にプランジャー１４が設置され、プランジャー１４がシリンダー１２と連通する。

シリンダー１２が、弁孔１３内に運動するプランジャー１４を駆動する過程で、第二進水孔１５の急速な開閉を容易にする。

フラッシュボード３の上流面に複数の制限管７が取り付けられ、各制限管７内にゴム製気嚢８が設置され、ゴム製気嚢８が急速ジョイント及びホース１１により浮標６と接続される。ホース１１が気源と連通させた後、圧縮空気がゴム製気嚢８内に入り、ガスをゴム製気嚢８に補給して浮力を生じ、フラッシュボード３及び天板２を持ち上げ、フラッシュボード３と底板５との間又はフラッシュボード３とフラッシュボード３との間に隙間を形成させる。前段の水門室２０にある水が隙間を貫通して急速に後段の水門室１９に入り、後段の水門室の水の急速的充満を実現し、同時に後段の水門室の底部に垂直に衝撃する水流を後段の水門室１９に水平に入ることに改め、水流による後段の水門室の底板５の衝撃を弱める。

各ホース１１に締切弁９及び圧力表１０が取り付けられる。図２の示すように、各ゴム製気嚢８にガスを補給する過程で、圧力表１０を観察してゴム製気嚢８のガス補給量を確定できる。これにより、ゴム製気嚢８の浮力を調整し、フラッシュボード３と底板５との間隙を調整する。

水門室内の排水による止水洗浄ストップログゲートを使用して水門室を排水する方法は、弁を開け、前段の水門内にある水が、第二進水孔１５、彎曲通道及び第二排水孔１８を通過した後、後段の水門室内に流入し、後段の水門室内の水位が底板５高さ１／２を上回るまで上昇したときに、各ゴム製気嚢８内にガスを補給し、ゴム製気嚢８が各段のフラッシュボード３をアップコンバータして作動させることで、前段の水門内の水を、フラッシュボード３とフラッシュボード３との間隙又はフラッシュボード３と底板５との間隙を介して後段の水門室１９内の水面に流入させる。これにより、流入した水流による後段の水門室の底部への直接の衝撃を回避できる。

１ ドアスロット
２ 天板
３ フラッシュボード
４ 湾曲チューブ
５ 底板
６ 浮標
７ 制限管
８ ゴム製気嚢
９ 締切弁
１０ 圧力表
１１ ホース
１２ シリンダー
１３ 弁孔
１４ プランジャー
１５ 第二進水孔
１６ 第一進水孔
１７ 第一排水孔
１８ 第二排水孔
１９ 後段の水門室
２０ 前段の水門室

Claims (2)

1. 左右方向に対向する一対のドアスロット（１）と、
   前記ドアスロット（１）内に挿入される底板（５）と、
   前記ドアスロット（１）内に挿入される複数のフラッシュボード（３）であって、前記底板（５）の上方において上下方向に隣接配置された複数のフラッシュボード（３）と、
   前記ドアスロット（１）内に挿入される天板（２）であって、前記複数のフラッシュボード（３）の上方に位置する天板（２）と、を含み、
   前記底板（５）と前記複数のフラッシュボード（３）と前記天板（２）との間にガスケットが設置される水門室内の排水による止水洗浄ストップログゲートにおいて、
   前記複数のフラッシュボード（３）それぞれの左右方向の両端に、Ｕ字状の湾曲チューブ（４）が固接され、
   前記湾曲チューブ（４）は、それぞれ、後段側に突出し、対応する前記フラッシュボード（３）内に設けられた第一給水孔（１６）に連通する上端と、対応する前記フラッシュボード（３）内に設けられた第一排水孔（１７）に連通する下端と、を有し、
   上下方向に隣接する２つの前記フラッシュボード（３）同士の間において、下方の前記フラッシュボード（３）の前記第一給水孔（１６）が、上方の前記フラッシュボード（３）の前記第一排水孔（１７）と連通し、
   前記複数のフラッシュボード（３）それぞれの前記第一給水孔（１６）と前記第一排水孔（１７）と前記湾曲チューブ（４）とによって、彎曲通道が形成され、
   前記底板（５）内に第二排水孔（１８）が設けられ、前記第二排水孔（１８）は、その上端が前記彎曲通道の下端と連通する第一鉛直部と、前記第一鉛直部と接続された一端を有する第一水平部であって、その他端が前記底板（５）の背水面と連通する第一水平部と、を有し、
   前記天板（２）内に第二給水孔（１５）が設けられ、前記第二給水孔（１５）は、その下端が前記彎曲通道の上端と連通する第二鉛直部と、前記第二鉛直部と接続された一端を有する第二水平部であって、その他端が前記天板（２）の上流面と連通する第二水平部と、を有し、
   前記天板（２）上に取り付けられたシリンダー（１２）と、前記天板（２）内に設けられ、前記第二鉛直部の上端と接続する弁孔（１３）と、を含む弁が設けられ、前記弁孔（１３）が前記第二水平部と交差し、前記第二鉛直部内に設けられたプランジャー（１４）が前記シリンダー（１２）内のピストンロッドと連結し、
   前記フラッシュボード（３）の上流面に複数の制限管（７）が取り付けられ、前記複数の制限管（７）のそれぞれの内部にゴム製気嚢（８）が設けられ、前記ゴム製気嚢（８）がホース（１１）を介して浮標（６）と接続され、
   前記ホース（１１）に、締切弁（９）及び空気圧力計（１０）が取り付けられることを特徴とする水門室内の排水による止水洗浄ストップログゲート。
2. 前記弁を開け、前段の水門室内の水が、前記第二給水孔（１５）、前記彎曲通道及び前記第二排水孔（１８）を通過した後、後段の水門室内に流入し、前記後段の水門室内の水位が前記底板（５）の高さ１／２を上回るまで上昇したときに、前記ゴム製気嚢（８）内にガスを補給し、前記ゴム製気嚢（８）により各級の前記フラッシュボード（３）をアップコンバータして作動させることで、前記前段の水門室内の水を、前記フラッシュボード（３）と前記フラッシュボード（３）との間隙又は前記フラッシュボード（３）と前記底板（５）との間隙を介して前記後段の水門室に流入させることを特徴とする、請求項１に記載の水門室内の排水による止水洗浄ストップログゲートを使用して水門室を排水する方法。

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