JP7345706B2 - レーザレーダ装置 - Google Patents

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Description

本開示は、レーザレーダ装置に関する。
従来、道路上を走行している車両の速度を計測するために、二次元走査型のレーザレーダ装置が用いられる。二次元走査型のレーザレーダ装置は、車両の移動量及び移動時間を計測し、計測した移動量及び移動時間に基づいて、当該車両の速度を算出する。
特許文献1には、二次元走査型のレーザレーダ装置により車両を追尾しながらリアルタイムに車速を順次計測し、順次得られた車速を、車速計測時刻間の時間差で積分することにより車長を計測する速度計測装置が開示されている。
特開平11-23250号公報
上述のように、従来の技術では、車両の移動量及び移動時間を計測し、車両の速度を算出するためには、二次元走査型のレーザレーダ装置を用いる必要がある。しかし、一般的に、二次元走査型のレーザレーダ装置は、一次元走査型のレーザレーダ装置よりもコストが高いという問題がある。そこで、一次元走査型のレーザレーダ装置を用いて車両の速度を計測する方法が考えられるが、その場合、一次元走査型のレーザレーダ装置が少なくとも2台必要であるという問題がある。
本開示は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、1台の一次元走査型のレーザレーダ装置により車両の速度を計測することができる技術を提供する。
本開示に係るレーザレーダ装置は、道路上を走行する車両の速度を計測するレーザレーダ装置であって、レーザ光を用いて、道路上における走査方向が車両の進行方向に対して斜めになるように一次元走査を行うスキャナと、スキャナの一次元走査によって得られた受信信号に基づいて、車両の車頭を検出し、進行方向における車両の車頭の位置変化を算出するか、又は車両の車尾を検出し、進行方向における車両の車尾の位置変化を算出する位置変化算出部と、位置変化算出部が算出した位置変化に基づいて、車両の速度を計測する車速算出部と、を備えている。
本開示によれば、1台の一次元走査型のレーザレーダ装置により車両の速度を計測することができる。
実施の形態1に係るレーザレーダ装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るレーザレーダ装置による車両速度計測方法を示すフローチャートである。 従来のレーザレーダ装置による一次元走査を示す図である。 実施の形態1に係るレーザレーダ装置による一次元走査を示す図である。 実施の形態1に係るレーザレーダ装置による道路上における座標変換を示す図である。 実施の形態1に係るレーザレーダ装置による道路の横断方向の走査幅を示す図である。 実施の形態2に係るレーザレーダ装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係るレーザレーダ装置による車両速度計測方法を示すフローチャートである。 図9Aは、実施の形態1に係るレーザレーダ装置又は実施の形態2に係るレーザレーダ装置の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。図9Bは、実施の形態1に係るレーザレーダ装置又は実施の形態2に係るレーザレーダ装置の機能を実現するソフトウェアを実行するハードウェア構成を示すブロック図である。
以下、本開示をより詳細に説明するため、本開示を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るレーザレーダ装置100の構成を示すブロック図である。図1が示すように、レーザレーダ装置100は、信号発生器1、レーザ光源2、送信光学部3、ミラー4、スキャナ5、受信光学部6、光検出器7、位置変化算出部20、車速算出部12、車長算出部13、及びデータ保存部14を備えている。位置変化算出部20は、距離算出器8、三次元座標変換部9、道路上座標変換部10、車頭/車尾検出部11を備えている。なお、図示しないが、レーザレーダ装置100は、センサ固定部15により、車両が走行する道路を跨ぐ門柱、又は車両が走行する道路の脇に設置された柱に固定されているものとする。
信号発生器1は、レーザ光源2とスキャナ5とを同期させる基準トリガ信号を一定の周期で生成する装置である。より具体的には、信号発生器1は、基準トリガ信号として、レーザ変調信号をレーザ光源2に出力し、それに同期して、基準トリガ信号として、スキャナ5にスキャナ駆動信号を出力する。また、信号発生器1は、距離を計測する際に基準となる基準信号を距離算出器8に出力する。実施の形態1では、当該基準信号は、パルス信号又は強度変調信号である。
レーザ光源2は、送信光学部3にレーザ光を出力する。より具体的には、レーザ光源2は、信号発生器1から出力される変調信号に基づいて、レーザ光の元となる電流を変調することにより、レーザ光に変調をかけ、変調後のレーザ光を送信光学部3に出力する。なお、その際にLN(LiNbO3)強度変調器等の外部変調器を用いてレーザ光の変調を行う構成を採用してもよい。例えば、レーザ光源2として、LD(Laser Diode)等が用いられる。
送信光学部3は、レーザ光源2が出力したレーザ光を、所望のビーム径及び拡がり角に整形し、整形したレーザ光をミラー4に出射する。例えば、送信光学部3として、コリメートレンズ、又は集光レンズ等が用いられる。
ミラー4は、送信光学部3を通ったレーザ光を反射することにより、当該レーザ光をスキャナ5に照射する。
スキャナ5は、レーザ光を用いて、道路上における走査方向が車両の進行方向に対して斜めになるように一次元走査を行う。つまり、スキャナ5は、レーザ光を用いて、道路上における走査方向と車両の進行方向とのなす角が0度及び90度以外の角度となるように一次元走査を行う。
より具体的には、実施の形態1では、スキャナ5は、信号発生器1が生成したスキャナ駆動信号に基づいて駆動し、ミラー4が反射したレーザ光を、道路又は道路を走行する車両に向かって照射する。また、スキャナ5は、道路又は道路を走行する車両によって反射されたレーザ光を、受信光学部6に向けて反射する。
スキャナ5は、一次元走査を行った際の走査角に関する角度情報を、位置変化算出部20の三次元座標変換部9に出力する。例えば、スキャナ5として、ポリゴンスキャナ、ガルバノミラー、又はMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)スキャナ等が用いられる。
受信光学部6は、道路又は道路を走行する車両によって反射され、スキャナ5によって反射されたレーザ光を集光し、光検出器7に出力する。例えば、受信光学部6として、コリメートレンズ、又は集光レンズ等が用いられる。
光検出器7は、受信光学部6が出力したレーザ光を電気信号に変換することにより受信信号を取得する。光検出器7は、取得した受信信号を位置変化算出部20に出力する。実施の形態1では、当該受信信号は、パルス信号又は強度変調信号である。例えば、光検出器7として、PD(Photo Diode)、又はAPD(Avalanche Photo Diode)等が用いられる。例えば、PD又はAPDの出力電流を電圧に変換する場合は、TIA(Trans Impedance Amplifier)を用いる。
位置変化算出部20は、スキャナ5の一次元走査によって得られた受信信号に基づいて、車両の車頭を検出し、車両の進行方向における車両の車頭の位置変化を算出するか、又は車両の車尾を検出し、車両の進行方向における車両の車尾の位置変化を算出する。より詳細には、実施の形態1では、位置変化算出部20は、スキャナ5の一次元走査によって得られた受信信号に基づいて、車両の車頭及び車尾を検出する。位置変化算出部20は、算出した位置変化を車速算出部12及び車長算出部13にそれぞれ出力する。
より詳細には、実施の形態1では、位置変化算出部20の距離算出器8は、スキャナ5の一次元走査によって得られた受信信号に基づいて、車両までの距離を算出する。当該距離は、レーザレーダ装置100から車両までの距離である。距離算出器8は、算出した距離を三次元座標変換部9に出力する。
さらに詳細には、実施の形態1では、距離算出器8は、光検出器7が出力した受信信号と信号発生器1が出力した基準信号との時間差又は位相差から、車両までの距離を算出する。さらに詳細には、実施の形態1では、距離算出器8は、光検出器7が出力したパルス信号と信号発生器1が生成したパルス信号との時間差から、車両までの距離を算出する。または、距離算出器8は、光検出器7が出力した強度変調信号と信号発生器1が生成した強度変調信号との位相差から、車両までの距離を算出する。
例えば、距離算出器8は、CPU(Central Processing Unit)を実装している半導体集積回路、ワンチップマイコン、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で構成される。
三次元座標変換部9は、スキャナ5による一次元走査の走査角、及び距離算出器8が算出した距離を、三次元座標に変換することにより三次元座標の点群データを生成する。なお、当該三次元座標では、レーザレーダ装置100の位置を原点として、第1の座標軸及び第2の座標軸がそれぞれ道路上に沿った座標軸であり、第3の座標軸が鉛直方向に沿った座標軸である。当該点群データは、それぞれが三次元座標の位置を表す複数の点を示す。三次元座標変換部9は、生成した三次元座標の点群データを道路上座標変換部10に出力する。
より詳細には、実施の形態1では、三次元座標変換部9は、スキャナ5が出力した角度情報が示す走査角、及び距離算出器8が出力した距離を、三次元座標に変換することにより三次元座標の点群データを生成する。例えば、三次元座標変換部9は、CPUを実装している半導体集積回路、ワンチップマイコン、FPGA、又はASIC等で構成される。
道路上座標変換部10は、三次元座標変換部9が生成した三次元座標の点群データを、車両の進行方向を第1の座標軸とし且つ道路の横断方向を第2の座標軸とした座標の点群データに変換する。つまり、道路上座標変換部10は、道路上の座標を変換する。より詳細には、実施の形態1では、道路上座標変換部10は、三次元座標変換部9が生成した三次元座標の第1の座標軸が車両の進行方向に沿った座標軸になり且つ三次元座標変換部9が生成した三次元座標の第2の座標軸が道路の横断方向に沿った座標軸になるように、三次元座標変換部9が生成した三次元座標を、鉛直方向に沿った第3の座標軸を回転軸として回転させる。道路上座標変換部10は、変換した点群データを車頭/車尾検出部11に出力する。例えば、道路上座標変換部10は、CPUを実装している半導体集積回路、ワンチップマイコン、FPGA、又はASIC等で構成される。
車頭/車尾検出部11は、道路上座標変換部10が変換した点群データに基づいて、車両の車頭を検出し、車両の進行方向における車両の車頭の位置変化を算出するか、又は車両の車尾を検出し、車両の進行方向における車両の車尾の位置変化を算出する。車頭/車尾検出部11は、算出した位置変化を車速算出部12に出力する。
より詳細には、実施の形態1では、車頭/車尾検出部11は、道路上座標変換部10が変換した点群データに基づいて、第1の時刻における車両の車頭の位置と、第2の時刻における当該車両の車頭の位置とを検出する。また、車頭/車尾検出部11は、検出した第1の時刻における車両の車頭の位置と第2の時刻における当該車両の車頭の位置とに基づいて、車両の進行方向における車両の車頭の位置変化を算出する。車頭/車尾検出部11は、当該第1の時刻及び当該第2の時刻の時間差を車速算出部12及び車長算出部13にそれぞれ出力する。
さらに詳細には、実施の形態1では、車頭/車尾検出部11は、道路上座標変換部10が変換した点群データに基づいて、道路上を基準とした高さが所定の高さ閾値以上である物体を、任意の数フレーム分、検知した場合、当該車両が侵入してきたと判断し、当該物体の最先頭部を車頭と判断する。一方、車頭/車尾検出部11は、道路上座標変換部10が変換した点群データに基づいて、道路上を基準とした高さが所定の高さ閾値未満である物体を、任意の数フレーム分、検知した場合、車両が通過し終わったと判断し、当該物体の最後部を車尾と判断する。車頭/車尾検出部11は、CPUを実装している半導体集積回路、ワンチップマイコン、FPGA、又はASIC等で構成される。
車速算出部12は、位置変化算出部20が算出した位置変化に基づいて、車両の速度を計測する。より詳細には、実施の形態1では、車速算出部12は、車頭/車尾検出部11が算出した位置変化、並びに上述の第1の時刻及び第2の時刻の時間差に基づいて、車両の速度を計測する。例えば、車速算出部12は、CPUを実装している半導体集積回路、ワンチップマイコン、FPGA、又はASIC等で構成される。
車長算出部13は、位置変化算出部20が車両の車頭を検出した時刻と、位置変化算出部20が車両の車尾を検出した時刻と、車速算出部12が算出した車速と、に基づいて、車両の車長を算出する。より詳細には、実施の形態1では、車長算出部13は、車頭/車尾検出部11が車両の車頭を検出した時刻と、車頭/車尾検出部11が車両の車尾を検出した時刻と、車速算出部12が算出した車速と、に基づいて、車両の車長を算出する。つまり、車長算出部13は、車速算出部12が算出した車速と、車頭通過時間及び車尾通過時間の差から車長を算出する。車長算出部13は、算出した車長をデータ保存部14に出力する。例えば、車長算出部13は、CPUを実装している半導体集積回路、ワンチップマイコン、FPGA、又はASIC等で構成される。
データ保存部14は、車速算出部12が算出した速度を、道路上を走行する車両毎に保存する。より具体的には、実施の形態1では、データ保存部14は、車両がレーザレーダ装置100の下を通過した順に、車速算出部12が算出した速度のデータ及び車長算出部13が算出した車長のデータを保存する。例えば、データ保存部14は、CPUを実装している半導体集積回路、ワンチップマイコン、FPGA、又はASIC等で構成される。
以下で、実施の形態1に係るレーザレーダ装置100の動作について図面を参照して説明する。図2は、実施の形態1に係るレーザレーダ装置100による車両速度計測方法を示すフローチャートである。
まず、レーザレーダ装置100が車両までの距離を算出するまでの過程について説明する。レーザレーダ装置100は、上述のように、センサ固定部15により、車両が走行する道路を跨ぐ門柱、車両が走行する道路の脇に設置された柱に固定されている。より詳細には、レーザレーダ装置100は、スキャナ5によって道路上における走査方向が車両の進行方向に対して斜めになる一次元走査を行うことができる当該門柱の部分又は当該柱の部分に設置されている。
レーザ光源2は、信号発生器1から出力される変調信号に基づいて、変調されたレーザ光を生成し、生成したレーザ光を送信光学部3に出力する。
送信光学部3は、レーザ光源2が出力したレーザ光を、所望のビーム径及び拡がり角に整形し、整形したレーザ光をミラー4に出射する。
ミラー4は、送信光学部3を通ったレーザ光を反射することにより、当該レーザ光をスキャナ5に照射する。
スキャナ5は、信号発生器1が生成したスキャナ駆動信号に基づいて駆動し、上述の角度情報を三次元座標変換部9に出力する。その際に、スキャナ5は、レーザ光を用いて、道路上における走査方向が車両の進行方向に対して斜めになるように一次元走査を行う。
図3は、従来のレーザレーダ装置による一次元走査を示す図である。図4は、実施の形態1に係るレーザレーダ装置100による一次元走査を示す図である。図3及び図4は、それぞれ、走行する車両から見た一次元走査を示す図であり、図3及び図4における複数の点線は、それぞれ、1回のスキャンを示す。図4において、上の図が、第1の時刻において車両の車頭を捉えた一次元走査を示す図であり、下の図が、その後の第2の時刻において車両の車頭を捉えた一次元走査を示す図である。図3が示すように、従来のレーザレーダ装置は、レーザ光を用いて、道路上における走査方向が車両の進行方向に対して垂直になるように一次元走査を行う。一方で、図4が示すように、実施の形態1に係るレーザレーダ装置100は、スキャナ5によって、道路上における走査方向が車両の進行方向に対して斜めになるように一次元走査を行う。
スキャナ5は、道路又は道路を走行する車両によって反射されたレーザ光を、受信光学部6に向けて反射する。
受信光学部6は、道路又は道路を走行する車両によって反射され、スキャナ5によって反射されたレーザ光を集光し、光検出器7に出力する。
光検出器7は、受信光学部6が出力したレーザ光を電気信号に変換することにより受信信号を取得する。
距離算出器8は、光検出器7が出力した受信信号と信号発生器1が出力した基準信号との時間差から、車両までの距離を算出する。距離算出器8は、算出した距離を三次元座標変換部9に出力する。
信号発生器1がパルス信号を生成した場合は、光速をc[m/s]とし、時間差をΔt[s]とすると、距離z[m]は、下記の式(1)で表される。
z=(c×Δt)/2 (1)
信号発生器1は、強度変調信号を生成し、距離算出器8は、光検出器7が出力した受信信号と信号発生器1が出力した基準信号との位相差から距離を算出してもよい。
以下で、図2が示す各ステップについて説明する。三次元座標変換部9は、スキャナ5が出力した角度情報が示す走査角、及び距離算出器8が出力した距離を、三次元座標に変換することにより三次元座標の点群データを生成する(ステップST1)。三次元座標変換部9は、生成した三次元座標の点群データを道路上座標変換部10に出力する。
道路上座標変換部10は、三次元座標変換部9が生成した三次元座標の点群データを、車両の進行方向を第1の座標軸とし且つ道路の横断方向を第2の座標軸とした座標の点群データに変換する(ステップST2)。その際、道路上座標変換部10は、以下の式(2)及び式(3)に従って、三次元座標変換部9が生成した三次元座標の点群データを、車両の進行方向を第1の座標軸とし且つ道路の横断方向を第2の座標軸とした座標の点群データに変換する。
=L×cosθ (2)
=L×sinθ (3)
式(2)及び式(3)におけるθ[rad]は、道路上における走査方向と車両の進行方向とのなす角である。式(2)及び式(3)におけるLは、レーザレーダ装置100の道路上の対応する位置から、三次元座標変換部9が生成した三次元座標の点群データの道路上の位置までの距離を示す。式(2)におけるxは、変換後の道路上のx座標である。式(3)におけるyは、変換後の道路上のy座標である。
図5は、実施の形態1に係るレーザレーダ装置100による道路上における座標変換を示す図である。図6は、実施の形態1に係るレーザレーダ装置100による道路の横断方向の走査幅を示す図である。図5が示すように、道路上座標変換部10によって変換された座標では、レーザレーダ装置100が設置されたセンサ設置位置を原点とし、車両の進行方向をx座標とし、道路の横断方向をy座標とし、センサ設置位置から道路に向かって垂直な方向をz座標とする。この場合、式(2)及び式(3)におけるθ[rad]は、図5が示す車両の進行方向(x軸)と走査方向(レーザ光の軌跡)のなす角に相当する。
車頭/車尾検出部11は、道路上座標変換部10が変換した点群データに基づいて、車頭を検知したか否かを判定する(ステップST3)。その際、車頭/車尾検出部11は、道路上座標変換部10が変換した点群データに基づいて、道路上を基準とした高さが所定の高さ閾値以上である物体を、任意の数フレーム分、検知した場合、当該車両が侵入してきたと判断し、当該物体の最先頭部を車頭と判断する。
車頭/車尾検出部11が車頭を検知したと判定した場合(ステップST3のYES)、レーザレーダ装置100は、ステップST4の処理に進む。車頭/車尾検出部11が車頭を検知しなかったと判定した場合(ステップST4のNO)、レーザレーダ装置100は、ステップST1の処理に戻る。
車頭/車尾検出部11は、車頭の位置変化ΔL[m]を算出する(ステップST4)。車頭/車尾検出部11が第1の時刻t[s]に取得した車頭の点群データの位置をL[m]、第2の時刻t[s]に取得した車頭の点群データの位置をL[m]とすると、車頭の位置変化ΔL[m]は、以下の式(4)で表せる。
ΔL=L-L(4)
車頭/車尾検出部11は、以下の式(5)に従って、車頭の時間変化Δt[s]を算出する(ステップST5)。
Δt=t-t(5)
レーザレーダ装置100のフレームレートをF[Hz]とし、1スキャンで取得する点群データの総数をNとし、Nのうちのn番目の点群データが1回目に車頭を捉えたものとし(図4の上の図を参照)、スキャン開始からのオフセット時間をto1[s]とすると、式(5)における第1の時刻t[s]は、以下の式(6)で表される。
=(1/F)×(n/N)+to1 (6)
同様に、Nのうちのn番目の点群データが2回目に車頭を捉えたものとし(図4の下の図を参照)、スキャン開始からのオフセット時間をto2[s]とすると、第2の時刻t[s]は、以下の式(7)で表される。
=(1/F)×(n/N)+to2 (7)
車速算出部12は、車速算出部12は、車頭/車尾検出部11が算出した位置変化、並びに第1の時刻及び第2の時刻の時間差に基づいて、車両の速度を計測する(ステップST6)。車両の速度v[km/h]は、車頭又は車尾の位置変化をΔL[m]、第1の時刻及び第2の時刻の時間差をΔt[s]とすると、以下の式(8)で表される。
=(ΔL/Δt)×3.6 (8)
車頭/車尾検出部11は、道路上座標変換部10が変換した点群データに基づいて、車尾を検知したか否かを判定する(ステップST7)。その際、車頭/車尾検出部11は、道路上座標変換部10が変換した点群データに基づいて、道路上を基準とした高さが所定の高さ閾値未満である物体を、任意の数フレーム分、検知した場合、当該車両が通過し終わったと判断し、当該物体の最後部を車尾と判断する。
車頭/車尾検出部11が車尾を検知したと判定した場合(ステップST7のYES)、レーザレーダ装置100は、ステップST8の処理に進む。車頭/車尾検出部11が車尾を検知しなかったと判定した場合(ステップST8のNO)、レーザレーダ装置100は、道路上座標変換部10が変換した点群データを再度取得し、ステップST7の処理を再度行う。
車頭/車尾検出部11は、車両の車頭を検出した時刻と車両の車尾を検出した時刻との時間差である車両の通過時間Δtを算出する(ステップST8)。車頭検出時刻をt[s]、車尾検出時刻をt[s]とすると、車両の通過時間Δt[s]は、以下の式(9)で表される。
Δt=t-t(9)
車長算出部13は、車速算出部12が算出した車両の速度と、車頭/車尾検出部11が算出した車両の通過時間とに基づいて、車長を算出する(ステップST9)。車長L[m]は、上述の車両の速度v及び上述の車両の通過時間Δt[s]に基づいて、以下の式(10)によって表される。
=v×Δt(10)
データ保存部14は、車両がレーザレーダ装置100の下を通過した順に、車速算出部12が算出した速度のデータ、及び車長算出部13が算出した車長のデータを保存する(ステップST10)。
レーザレーダ装置100は、車両の速度及び車長のデータ取得を終了するか否かを判定する(ステップST11)。レーザレーダ装置100は、データ取得を継続する場合(ステップST11のNO)、ステップST1の処理に戻り、データ取得を終了する場合(ステップST11のYES)、処理を終了する(ST11)。
以上で説明したように、実施の形態1によれば、道路上における走査方向が車両の進行方向に対して斜めになるように一次元走査を行うため、点群データが車両の進行方向に広がる。これにより、単一のレーザレーダ装置100による一次元走査によって、車頭又は車尾の位置変化を計測し、車両の速度を計測することが可能である。また、車両の進行方向の距離分解能は、観測点ピッチで決まり、最高検知速度に合わせてレーザレーダ装置100の設置角度を調整することにより、さらに高い距離分解能での計測が可能となる。
図3が示すように、車両の進行方向に対して道路上における走査方向が垂直の場合、進行方向の距離分解能は、レーザレーダ装置のフレームレート、及び車両の速度に依存する。進行方向の分解能Δxは、レーザレーダ装置のフレームレートをF[Hz]とすると、以下の式(11)で表される。
Δx=(v/3.6)×(1/F) (11)
一方、図4が示すように、車両の進行方向に対して道路上における走査方向が斜めになる場合、進行方向の距離分解能は、レーザレーダ装置100の水平角度分解能及び傾き角に依存する。道路上を基準としたレーザレーダ装置100の設置高さをh[m]とし、レーザレーダ装置100の水平角度分解能をΔθ[rad]とし、車両の進行方向と道路上における走査方向とのなす角をθ[rad]とすると、進行方向の分解能Δxは、以下の式(12)で表される。
Δx=h×tanΔθ×cosθ(12)
以上のように、実施の形態1に係るレーザレーダ装置100は、道路上を走行する車両の速度を計測するレーザレーダ装置100であって、レーザ光を用いて、道路上における走査方向が車両の進行方向に対して斜めになるように一次元走査を行うスキャナ5と、スキャナ5の一次元走査によって得られた受信信号に基づいて、車両の車頭を検出し、進行方向における車両の車頭の位置変化を算出するか、又は車両の車尾を検出し、進行方向における車両の車尾の位置変化を算出する位置変化算出部20と、位置変化算出部20が算出した位置変化に基づいて、車両の速度を計測する車速算出部12と、を備えている。
上記の構成によれば、道路上における走査方向が車両の進行方向に対して斜めになるように一次元走査を行うため、進行方向における車両の車頭又は車尾の位置変化を計測することができ、車両の速度を計測することができる。つまり、1台の一次元走査型のレーザレーダ装置により車両の速度を計測することができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、道路上における走査方向を変更する構成について説明する。
以下で、実施の形態2について図面を参照して説明する。なお、実施の形態1で説明した構成と同様の機能を有する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7は、実施の形態2に係るレーザレーダ装置101の構成を示すブロック図である。図7が示すように、レーザレーダ装置101は、実施の形態1に係るレーザレーダ装置100の構成に加えて、センサ回転判定部16、及びセンサ回転部17をさらに備えている。
実施の形態2に係る構成では、センサ回転判定部16及びセンサ回転部17により、車両の進行方向と道路上における走査方向とのなす角を変更できる点が実施の形態1に係る構成と異なる。
センサ回転判定部16は、データ保存部14に保存された速度が所定の速度以上であるか否かを判定する。より詳細には、実施の形態1では、センサ回転判定部16は、データ保存部14に保存された車両の速度に基づいて、レーザレーダ装置101を回転させることにより車両の進行方向の距離分解能を向上させるか否かを判定する。センサ回転判定部16は、レーザレーダ装置101を回転させると判定した場合には、センサ回転部17がレーザレーダ装置101を回転させるように制御する。例えば、センサ回転判定部16は、CPUを実装している半導体集積回路、ワンチップマイコン、FPGA、又はASIC等で構成される。
センサ回転部17は、センサ回転判定部16の判定結果に基づき、レーザレーダ装置101を回転させる回転動作を行う。より詳細には、センサ回転部17は、センサ回転判定部16によって、データ保存部14に保存された速度が所定の速度以上であると判定された場合、スキャナ5による道路上における走査方向と車両の進行方向とのなす角が大きくなるように、レーザレーダ装置101を回転させる。なお、ここにおけるスキャナ5による道路上における走査方向と車両の進行方向とのなす角は、レーザレーダ装置101の回転前も回転後も鋭角である。例えば、センサ回転部17として、モーター等が用いられる。
以下で、実施の形態2に係るレーザレーダ装置101の動作について図面を参照して説明する。図8は、実施の形態2に係るレーザレーダ装置101による車両速度計測方法を示すフローチャートである。なお、実施の形態2に係るレーザレーダ装置101による車両速度計測方法は、ステップST12及びステップST13以外、実施の形態1に係るレーザレーダ装置100による車両速度計測方法と同様である。従って、実施の形態1で説明したステップST1からステップST11までの各ステップについては、その詳細な説明を省略する。
図8が示すように、ステップST10の次のステップとして、センサ回転判定部16は、データ保存部14に保存された車両の速度が所定の速度以上であるか否か判定する(ステップST12)。
センサ回転判定部16は、データ保存部14に保存された速度が所定の速度以上であると判定した場合(ステップST12のYES)、センサ回転部17がレーザレーダ装置101を回転させるように制御する制御信号をセンサ回転部17に出力する(ステップST13)。また、ステップST13において、センサ回転部17は、センサ回転判定部16が出力した制御信号に基づいて、スキャナ5による道路上における走査方向と車両の進行方向とのなす角が大きくなるように、レーザレーダ装置101を回転させる。なお、予めユーザーがセンサ回転部17による回転の回転角を複数設定しておく。
センサ回転判定部16が、データ保存部14に保存された速度が所定の速度未満であると判定した場合(ステップST12のNO)、レーザレーダ装置101は、ステップST11の処理に進む。
上記の構成によれば、所定の速度以上で走行する車両が存在する場合は、スキャナ5による道路上における走査方向と車両の進行方向とのなす角を大きくすることによって、一度に取得できる車頭又は車尾に関する点群データの数を増やす。ただしその場合は、道路上における横断方向のスキャン幅が狭くなる。そこで、センサ回転判定部16は、以下で説明する式(14)に従い、道路の幅に応じて、スキャナ5による道路上における走査方向と車両の進行方向とのなす角を設定してもよい。
従来のレーザレーダ装置が、道路上における走査方向が車両の進行方向に対して垂直になるように一次元走査を行った場合、図6が示すように、レーザレーダ装置による道路上における横断方向のスキャン幅w[m]は、レーザレーダ装置による横断方向の走査角全角をθ[rad]とすると、以下の式(13)で表される。
=2h×tan(θ/2) (13)
実施の形態2に係るレーザレーダ装置101のスキャナ5によって、道路上における走査方向が車両の進行方向に対して斜めになるように一次元走査を行った場合、図5が示すように、レーザレーダ装置101のスキャナ5による道路上における横断方向のスキャン幅wrh[m](レーザレーダ装置101のスキャナ5による道路上における走査範囲の、道路の横断面に対する射影の幅)は、以下の式(14)で表される。
rh=w×sinθ (14)
レーザレーダ装置101のスキャナ5による車両の進行方向のスキャン幅wrv[m](レーザレーダ装置101のスキャナ5による道路上における走査範囲の、道路の縦断面に対する射影の幅)は、以下の式(15)で表される。
rv=w×cosθ (15)
以上で説明したように、実施の形態2によれば、スキャナ5による道路上における走査方向と車両の進行方向とのなす角を設定変更でき、この角度を大きくすることによって、レーザレーダ装置101による進行方向の距離分解能を向上させることが可能となる。
レーザレーダ装置100又はレーザレーダ装置101における、位置変化算出部20の距離算出器8、三次元座標変換部9、道路上座標変換部10及び車頭/車尾検出部11、車速算出部12、車長算出部13並びにセンサ回転判定部16の各機能は、処理回路により実現される。すなわち、レーザレーダ装置100又はレーザレーダ装置101は、図2又は図8に示した各ステップの処理を実行するための処理回路を備える。この処理回路は、専用のハードウェアであってもよいが、メモリに記憶されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)であってもよい。
図9Aは、レーザレーダ装置100又はレーザレーダ装置101の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。図9Bは、レーザレーダ装置100又はレーザレーダ装置101の機能を実現するソフトウェアを実行するハードウェア構成を示すブロック図である。
上記処理回路が図9Aに示す専用のハードウェアの処理回路110である場合、処理回路110は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)又はこれらを組み合わせたものが該当する。
レーザレーダ装置100又はレーザレーダ装置101における、位置変化算出部20の距離算出器8、三次元座標変換部9、道路上座標変換部10及び車頭/車尾検出部11、車速算出部12、車長算出部13並びにセンサ回転判定部16の各機能を別々の処理回路で実現してもよいし、これらの機能をまとめて1つの処理回路で実現してもよい。
上記処理回路が図9Bに示すプロセッサ111である場合、レーザレーダ装置100又はレーザレーダ装置101における、位置変化算出部20の距離算出器8、三次元座標変換部9、道路上座標変換部10及び車頭/車尾検出部11、車速算出部12、車長算出部13並びにセンサ回転判定部16の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。
なお、ソフトウェア又はファームウェアは、プログラムとして記述されてメモリ112に記憶される。
プロセッサ111は、メモリ112に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、レーザレーダ装置100又はレーザレーダ装置101における、位置変化算出部20の距離算出器8、三次元座標変換部9、道路上座標変換部10及び車頭/車尾検出部11、車速算出部12、車長算出部13並びにセンサ回転判定部16の各機能を実現する。すなわち、レーザレーダ装置100又はレーザレーダ装置101は、これらの各機能がプロセッサ111によって実行されるときに、図2又は図8に示した各ステップの処理が結果的に実行されるプログラムを記憶するためのメモリ112を備える。
これらのプログラムは、レーザレーダ装置100又はレーザレーダ装置101における、位置変化算出部20の距離算出器8、三次元座標変換部9、道路上座標変換部10及び車頭/車尾検出部11、車速算出部12、車長算出部13並びにセンサ回転判定部16の各手順又は方法をコンピュータに実行させる。メモリ112は、コンピュータを、レーザレーダ装置100又はレーザレーダ装置101における、位置変化算出部20の距離算出器8、三次元座標変換部9、道路上座標変換部10及び車頭/車尾検出部11、車速算出部12、車長算出部13並びにセンサ回転判定部16として機能させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。
プロセッサ111には、例えば、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはDSP(Digital Signal Processor)などが該当する。
メモリ112には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically-EPROM)などの不揮発性又は揮発性の半導体メモリ、ハードディスク、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。
レーザレーダ装置100又はレーザレーダ装置101における、位置変化算出部20の距離算出器8、三次元座標変換部9、道路上座標変換部10及び車頭/車尾検出部11、車速算出部12、車長算出部13並びにセンサ回転判定部16の各機能について一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現してもよい。
例えば、位置変化算出部20の距離算出器8、三次元座標変換部9、道路上座標変換部10及び車頭/車尾検出部11の機能は、専用のハードウェアとしての処理回路で機能を実現する。車速算出部12、車長算出部13並びにセンサ回転判定部16については、プロセッサ111がメモリ112に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより機能を実現してもよい。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はこれらの組み合わせにより上記機能のそれぞれを実現することができる。
なお、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
本開示に係るレーザレーダ装置は、1台の一次元走査型のレーザレーダ装置により車両の速度を計測することができるため、車両の速度を計測する技術に利用可能である。
1 信号発生器、2 レーザ光源、3 送信光学部、4 ミラー、5 スキャナ、6 受信光学部、7 光検出器、8 距離算出器、9 三次元座標変換部、10 道路上座標変換部、11 車頭/車尾検出部、12 車速算出部、13 車長算出部、14 データ保存部、15 センサ固定部、16 センサ回転判定部、17 センサ回転部、20 位置変化算出部、100,101 レーザレーダ装置、110 処理回路、111 プロセッサ、112 メモリ。

Claims (1)

  1. 道路上を走行する車両の速度を計測するレーザレーダ装置であって、
    レーザ光を用いて、前記道路上における走査方向が前記車両の進行方向に対して斜めになるように一次元走査を行うスキャナと、
    前記スキャナの前記一次元走査によって得られた受信信号に基づいて、前記車両の車頭を検出し、前記進行方向における前記車両の車頭の位置変化を算出するか、又は前記車両の車尾を検出し、前記進行方向における前記車両の車尾の位置変化を算出する位置変化算出部と、
    前記位置変化算出部が算出した位置変化に基づいて、前記車両の速度を計測する車速算出部と、
    前記車速算出部が算出した速度を、前記道路上を走行する車両毎に保存するデータ保存部と、
    前記データ保存部に保存された速度が所定の速度以上であるか否かを判定するセンサ回転判定部と、
    前記センサ回転判定部によって、前記データ保存部に保存された速度が所定の速度以上であると判定された場合、前記スキャナの前記走査方向と前記車両の進行方向とのなす角が大きくなるように、前記レーザレーダ装置を回転させるセンサ回転部と、
    を備えていることを特徴とする、レーザレーダ装置。
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