JP7194260B2 - 形状計測システム、及び形状計測方法 - Google Patents

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Description

本発明は、形状計測システム、及び形状計測方法に関する。本発明は2019年2月18日に出願された日本国特許の出願番号2019-026172の優先権を主張し、文献の参照による織り込みが認められる指定国については、その出願に記載された内容は参照により本出願に織り込まれる。
光を用いて非接触で対象物の形状を計測する従来手法では、計測装置と対象物との位置関係や計測環境に起因するノイズによって計測精度が劣化してしまうことがある。
この対策として、例えば特許文献1には、同一箇所を複数回計測し、計測再現性が高い箇所は信頼度が高いと重み付けし、計測再現性が低い箇所は信頼度が低いと重み付けし、計測データに対して信頼度重み付けに基づき補正を行うことにより計測データの精度を高める技術が開示されている。
特開2018-31604号公報
粗い面に対してレーザ光を照射した場合、スペックルが生じる。スペックルはレーザ光等のコヒーレント光を照射した場合に生じる光の干渉現象であり、統計的に求めることができる箇所において、ランダムなタイミングで発生する特徴を有する。上述したように、スペックルの発生はランダムであるが、その反射強度は強い場合が多く、繰り返し再現性は高い場合が多い。そして、粗面が傾斜している場合、レーザ光のビーム径と傾斜角度に依存した計測誤差が生じる。計測誤差は繰り返し再現性が高い場合が多いため、特許文献1に記載の技術のように、計測再現性に基づいて重み付けしたとしても計測データの精度を高めることが困難である。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、対象物の形状を高精度で計測できるようにすることを目的とする。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下の通りである。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る形状計測システムは、光を対象物に照射し、前記対象物からの反射光を受光する距離計測ヘッドと、前記反射光に基づいて距離検出波形を生成する距離計測装置と、前記距離検出波形を解析して前記対象物までの計測距離値を算出する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記距離検出波形の特徴量を算出し、補正式に前記特徴量を入力して前記計測距離値の誤差を補正する処理、及び信頼度重み付け式に前記特徴量を入力して前記計測距離値の誤差の信頼度重み付けを行う処理の少なくとも一方を行うことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、対象物の形状を高精度で計測することが可能となる。
上記した以外の課題、構成、及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、本発明の一実施形態に係る形状計測システムの構成例を示す図である。 図2は、FMCW(Frequency Modulated Continuous Wave)方式の原理を説明するための図である。 図3は、FMCW方式の距離検出波形の一例を示す図である。 図4は、距離計測ヘッドの構成例を示す図である。 図5は、走査機構の構成例を示す図である。 図6は、滑らかな傾斜面に対する距離計測結果の一例を示す図である。 図7は、粗い傾斜面に対する距離計測結果の一例を示す図である。 図8は、粗い傾斜面にビームを走査して計測した場合に得られる距離計測結果の一例を示す図である。 図9は、スペックル起因の計測距離値の誤差への対処方法を説明するための図である1。 図10は、距離検出波形から統計量に基づいて特徴量を算出する方法の一例を説明するための図である。 図11は、波形フィッティングにより特徴量を算出する方法の一例を説明するための図である。 図12は、滑らかな曲面に対する距離計測結果の一例を示す図である。 図13は、粗い曲面に対する距離計測結果の一例を示す図である。 図14は、制御装置による第1の処理の一例を説明するフローチャートである。 図15は、距離計測装置のハードウェアの構成例を示す図である。 図16は、第1の処理に対応するGUI(Graphical User Interface)画面の表示例を示す図である。 図17は、第1の処理の変形例を説明するフローチャートである。 図18は、図17のステップS11を説明するための図である。 図19は、図17の変形例に対応するGUI画面の表示例を示す図である。 図20は、制御装置による第2の処理の一例を説明するフローチャートである。 図21は、対象物の傾斜角度が分かっている場合に距離検出波形から特徴量を算出する方法の一例を説明するための図である。 図22は、CADデータに基づいて対象物の傾斜角度、曲率、及び粗さを求める方法の一例を説明するための図である。 図23は、第2の処理に対応するGUI画面の表示例を示す図である。 図24は、制御装置による第3の処理を説明するためのフローチャートである。 図25は、段差位置を算出する方法の一例を説明するための図である。 図26は、粗面・傾斜面測定時のスペックル位置と距離検出波形との関係を説明するための図である。 図27は、検出波形ピーク強度の連続性を用いて信頼度の高い点を抽出する概念を示す図である。 図28は、FMCW方式に代えることができる光切断方式について説明するための図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合及び原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、「Aからなる」、「Aより成る」、「Aを有する」、「Aを含む」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除するものでないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合及び原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似又は類似するもの等を含むものとする。
<本発明の一実施の形態に係る形状計測システム1の構成例>
図1は、本発明の一実施の形態に係る形状計測システム1の構成例を示している。該形状計測システム1は、距離計測方式としてFMCW(Frequency Modulated Continuous Wave)方式を採用する。形状計測システム1は、距離計測装置100、距離計測ヘッド117、制御装置119、表示装置120、及び走査機構500(図5)を備える。
距離計測装置100において、距離計測制御部116は、発振器102に対して掃引波形信号を送信する。発振器102は、レーザ光源101に対して三角波電流を注入し、駆動電流を変調する。これにより、レーザ光源101は、一定の変調速度で時間的に周波数掃引されたFM(Frequency Modulated)光を発生する。
なお、レーザ光源101を外部共振器付き半導体レーザ装置によって構成し、レーザ光源101の共振波長を発振器102からの三角波状の制御信号により変化させてもよい。この場合、レーザ光源101からは時間的に周波数掃引されたFM光が発生する。
レーザ光源101が発生したFM光(以下、単に光と称する)は、光ファイバカプラ103に導光される。光ファイバカプラ103は、導光された光を2分割する。なお、光ファイバカプラ103,104,106,111は、ビームスプリッタであってもよい。
光ファイバカプラ103によって2分割された光の一方は参照光学系の光ファイバカプラ104に導光される。光ファイバカプラ104は、さらに光を2分割する。光ファイバカプラ104にて2分割された光の一方は、光ファイバ105にて一定の光路差を設けた後、光ファイバカプラ106にて、光ファイバカプラ104にて2分割された光の他方と合波されて受光器107に導光される。受光器107は、マッハツェンダ干渉計からなる。受光器107は、合波された光の光路差に比例した一定の参照ビート信号を検出し、距離計測制御部116に出力する。
光ファイバカプラ103よって2分割された光の他方はサーキュレータ108を通過し、光ファイバカプラ111によって分岐される。光ファイバカプラ111によって分岐された光の一方は参照ミラー112に反射して参照光となる。光ファイバカプラ111によって分岐された光の一方は、計測光として接続ケーブル118を通過して距離計測ヘッド117に導光され、光ファイバコリメータ113によって空間に出射し、ビーム走査機構114によってビーム走査され、対象物115に照射される。
対象物115で反射した反射光は、再びビーム走査機構114、及び光ファイバコリメータ113を通過し、参照ミラー112に反射された参照光と光ファイバカプラ111にて合波され、サーキュレータ108により受光器109に導光される。
受光器109は、受光器107と同様、マッハツェンダ干渉計からなる。受光器109は、参照光と反射光との干渉によって発生する計測ビート信号を検出し、距離計測制御部116に出力する。
距離計測制御部116は、受光器107からの参照ビート信号をサンプリングクロックとして、受光器109からの計測ビート信号をA/D変換する。
または、距離計測制御部116は、参照ビート信号と計測ビート信号とを一定のサンプリングクロックでサンプリングする。すなわち、参照ビート信号は、ヒルベルト変換を行うことにより、90度位相のずれた信号を作り出すことができ、ヒルベルト変換の前後の参照信号から、信号の局所位相を求めることが可能であるため、この位相を補間することで、参照信号が一定の位相となるタイミングを求めることができる。このタイミングに合わせて、計測ビート信号を補間サンプリングすることで、参照信号を基準として計測信号をリサンプリングすることが可能となる。
または、距離計測制御部116は、内蔵するAD/DA変換機により参照ビート信号をサンプリングクロックとして計測信号をサンプリングしてA/D変換しても、同様の効果を奏する。
さらに、距離計測制御部116は、距離計測方式にFMCW方式を用いてビート信号を解析し、その結果得られる距離計測データを制御装置119に送信する。
なお、図1に示された構成例において、距離計測ヘッド117の内部に距離計測装置100、及び制御装置119が含まれてもよい。また、距離計測装置100の内部に制御装置119が含まれてもよい。
次に、距離計測制御部116における、FMCW方式を用いてビート信号を解析して距離計測データを算出する方法について、図2及び図3を参照して説明する。
図2は、FMCW方式の原理を説明するための図である。受光器109に対する参照光201と計測信号202とそれぞれの到達時間には時間差Δtがあるが、この間にレーザ光源101からのFM光の周波数は変化している。よって、受光器109では、この周波数差に等しいビート周波数fbのビート信号が検出される。周波数掃引幅をΔνとし、Δνだけ変調するのに要する時間をTとすると、次式(1)の関係がある。
Figure 0007194260000001
対象物115までの距離Lは、時間差Δtの間に光が進む距離の半分である。よって、距離Lは、大気中の光速度cを用い、次式(2)によって算出できる。
Figure 0007194260000002
距離Lとビート周波数fbは線形な関係にある。よって受光器109で得られた計測信号にFFT(First Fourier Transform:高速フーリエ変換)を行い、ピーク位置と大きさを求めれば、対象物115の反射位置と反射光量を求めることができる。
次に、図3は、反射強度プロファイルから対象物115の表面における反射位置を求める方法を説明するための図であり、FMCW方式の距離検出波形の一例を示している。同図において、横軸はFFTの周波数軸、縦軸は反射強度である。
同図に示すように、距離検出波形301のピーク点付近は離散的なデータとなる。ここでピーク幅wは、距離分解能c/2Δνによって計算される。具体的には、ピーク点付近の3点以上のデータを用いて、2次関数またはガウス関数といった関数を当てはめ、当てはめられた関数のピークを用いると、距離分解能以上の精度で計測対象の位置を求めることが可能となる。
なお、ビート周波数の解析の一例としてFFTを挙げたが、ビート周波数の解析には例えば最大エントロピー法を用いてもよい。この場合、FFTよりも高分解能にピーク位置を検出することができる。
また、距離計測制御部116は、距離計測方式にFMCW方式を用いるようにしたが、OCT(Optical Coherence Tomography)、TOF(Time OF Flight)のような他の光の伝搬時間の計測方式を採用してもよい。
次に、図4は、距離計測ヘッド117の構成例を示している。距離計測ヘッド117は、距離計測装置100から接続ケーブル118を介して供給される計測光を光ファイバコリメータ113によって空間に出射し、出射した光をビーム走査機構114に相当する光路切り替え素子407によって偏向して、対象物115に照射する。
光路切り替え素子407は、プローブ先端部406によって保持されており、プローブ先端部406は回転機構405に保持されており、回転機構405が回転することで、光路切り替え素子407が回転し、対象物115の断面形状を計測することが可能となる。対象物115の断面形状を計測するためには距離計測データと回転モータの回転角度の情報が用いられる。
なお、図4に示された構成例は一例であって、ビーム走査機構114として、ガルバノミラーを用いてビームを走査してもよい。ガルバノミラーを1つ用いた場合、測定光を1次元的に走査することが可能であり、2つ用いた場合、測定光を2元的に走査することができる。またビーム走査機構114として、MEMSミラーやポリゴンミラー等のように光を偏向し、走査可能な他の機構を用いて走査してもよい。
なお、距離計測装置100の距離計測制御部116には、距離計測ヘッド117から、プローブ先端部406の長さ、ビームの偏向角度、ビーム走査角度等の情報が入力される。これらの情報は距離計測制御部116にて対象物115の3次元形状点群を生成する際に用いられる。
次に、図5は、距離計測ヘッド117を3次元に走査するための走査機構500の構成例を示している。走査機構500は、距離計測ヘッド117をガントリーステージで移動させて対象物115の形状を計測するためのものである。
門型の走査機構500は、Y軸方向に移動するY軸移動機構501の上に、X軸方向に移動するX軸移動機構502が搭載されており、さらにX軸移動機構502にZ軸方向に移動するZ軸移動機構503が搭載されている。これにより、走査機構500は、距離計測ヘッド117を対象物115の周囲で3次元的に移動させることができる。
なお、Y軸移動機構501、X軸移動機構502、及びZ軸移動機構503は、制御装置119からの制御に従って駆動し、距離計測ヘッド117を3次元に走査する。
同図に示されるように、走査機構500により距離計測ヘッド117を走査することにより、高機能な非接触形状計測を実現することが可能となる。なお、対象物115が小さく、Z軸方向に対する移動のみで形状が計測できる場合は、対象物115の位置が一意に定まるように冶具で位置決めし、Z軸移動機構503のみを移動させて、計測してもよい。
なお、走査機構500を用いずに、一般的な3軸加工機を用いて距離計測ヘッド117を走査させてもよい。その場合、3軸加工機では、Z軸は工具側、X軸及びY軸は対象物側に設けることが多いので、工具の代わりに距離計測ヘッド117を把持させることで、3軸加工機によるオンマシン計測を実現することが可能となる。また、多自由度ロボットに距離計測ヘッド117を把持、移動させるようにしてもよい。
<対象物115の表面が傾斜面である場合の距離計測結果について>
次に、対象物115の表面が傾斜面である場合の距離計測結果について、図6~図8を参照して説明する。
図6は、対象物115の表面が滑らかな傾斜面である場合の距離計測結果の一例を示している。同図に示されるように、対象物115に照射するレーザ601の強度分布はガウシアン分布であり、対象物115におけるビーム径をDとする。ここでレーザ601が対象物115の傾斜面604(傾斜角度θ)に照射された場合、ビーム照射領域ではD・sinθの距離差が生じる。傾斜面604からの反射光強度が均一な場合、検出される距離検出波形602は、麓幅がD・sinθとなるガウシアン分布をした形状となる。FMCW方式に基づく距離計測の場合、図3に示された、距離分解能とガウシアン分布との畳み込みをした距離検出波形602が得られる。距離検出波形602のピーク点603は、ガウシアン分布の中心となり、検出されたピーク点603の距離軸の値が距離計測値となる。
図7は、対象物115の表面が粗い傾斜面である場合の距離計測結果の一例を示している。粗い傾斜面704に対してレーザ601を照射した場合、スペックルが生じる。スペックルはレーザ等のようなコヒーレント光を照射した場合に生じる光の干渉現象であり、その発生箇所は統計的に求められ、ランダムなタイミングで発生し、部分的に反射強度が強くなる特徴を有する。
例えば同図に示されるように、レーザ601が対象物115の粗い傾斜面704の左端でスペックル強度705が強く検出されたとする。この場合、距離検出波形702が検出されて、図6に示されたガウシアン分布の距離検出波形602とは異なる形状となる。この場合、ピーク点703は距離検出波形702の麓幅の端であって、図6に示されたピーク点603とずれるため、距離計測値に誤差を生じることになる。
図8は、対象物115の粗い傾斜面704に対してレーザ601を走査した場合の距離計測結果の一例を示している。レーザ601が傾斜面704を照射している場合、ある位置のスペックル起因の反射光強度が強いときには、その位置をピーク点として検出するため、そのピーク点が距離計測値となる。次に、レーザ601を走査して、傾斜面704の次の位置の距離を計測するが、レーザ601はビーム径Dを有するので、先ほど検出されたスペックルにレーザ601が照射されることがあり、その場合、再び、そのスペックル起因の反射光強度が強くなり、その点をピーク点として再び検出してしまい、ピーク点での位置が走査後のビーム位置に対応する距離計測値になってしまう。
いまの場合、傾斜面を走査して距離を計測しているので、本来であれば前回と今回の距離計測値は異なる値であるはずだが、あるスペックルに対してレーザ601が照射されている間は、距離計測値が変化しない現象が生じる。そして、そのスペックルからレーザ601が外れると、次に支配的なスペックルに対してピーク点が検出されるため、結果として、図8に示されたように、段差幅D・sinθの階段状の距離計測値が得られることになる。ただし、スペックルは統計的に発生するため、距離計測値は必ずしも階段状になるとは限らない。
<スペックル起因の計測距離値の誤差への対処方法>
次に、対象物115の粗い傾斜面にて発生し得るスペックル起因の計測距離値の誤差への対処方法について説明する。本実施形態では、該対処方法としては、測定距離値の補正処理、及び信頼性重み付け処理の少なくとも一方を行う。
図9は、スペックル起因の計測距離値の誤差への対処方法の概念を示している。図7を参照して上述したように、スペックル起因の計測距離値の誤差は、スペックルの発生位置によって、距離検出波形が歪むために発生する。計測距離値の誤差は距離検出波形の歪みが大きいほど大きくなる。そこで、距離検出波形の形状の特徴量を算出し、算出した特徴量に基づき、測定距離値の補正処理及び信頼度重み付け処理の少なくとも一方を行う。
図10は、距離検出波形から特徴量を算出する処理を説明するための図である。以下、距離検出波形の特徴量として、例えば、歪度を用いる方法について説明する。同図に示されるように、距離検出波形を構成する点の数をn個、各点間の距離をx、検出強度をp、平均距離をx、標準偏差をσとした場合、歪度Sは次式(3)(特徴量算出式)によって求めることができる。
Figure 0007194260000003
さらに、次式(4)(補正式)に示すように、求めた歪度Sの三乗根に対して係数αを乗算すれば、補正量Cを求めることができる。
Figure 0007194260000004
係数αは、実験に基づいて決めてもよいし、スペックル発生をモデル化した光学シミュレーションに基づいて決めてもよい。なお、式(4)は、補正量Cを求めるための補正式の一例であり、補正式は式(4)以外の数式を用いてもよい。
また、次式(5)(信頼度重み付け式)に示すように、求めた歪度Sに対して係数βを掛けることで、信頼度重み付け量wを求めることができる。
Figure 0007194260000005
係数βは、実験に基づいて決めてもよいし、スペックル発生をモデル化した光学シミュレーションに基づいて決めてもよい。なお、式(5)は、信頼度重み付け式の一例であり、信頼度重み付け式は式(5)以外の数式を用いてもよい。
なお、式(3)では、距離検出波形の特徴量として歪度Sを算出したが、特徴量は歪度Sに限られない。例えば、分散、尖度等の統計量を特徴量として算出してもよい。
また、他の特徴量の算出方法として、波形フィッティングを用いてもよい。図7を参照して説明したように、スペックルによっては、ある位置での反射強度が強くなるため、距離検出波形に歪みが生じる。その検出波形の形状は、複数個所からの反射光を重ね合わせた分布となる。そこで、複数個の波形を用いてフィッティングすることで、距離検出波形に最も類似した波形を算出することができる。
次に、図11は、波形フィッティングを用いた特徴量算出方法について説明するための図である。同図の場合、実線で表す距離検出波形702に対して、破線で表す2本の波形1101,1102をフィッティングしているが、フィッティングに用いる波形は2本に限らず、2本以上であってもよい。
フィッティングパラメータは、波形1101,1102の中心座標、ピーク値、分散、及び位相である。フィッティングにおいては、距離検出波形702に最も当てはまるように、波形1101,1102の各パラメータの値を決定する。決定したパラメータを特徴量とし、この特徴量を用いて補正量又は信頼度重み付け量を決定する。
例えば、波形1101の中心座標としてx1、波形1102の中心座標としてx2が決定した場合、その中間値である座標x3を補正値として用いてもよい。又は、座標x3と距離検出波形702のピーク点1103の座標xとの差分x3-xを信頼性重み付け量として用いてもよい。
なお、図11を参照して説明した波形フィッティングの方法と、それを利用した補正方法及び信頼度重み付け方法は一例であって、他の方法を用いてもよい。
<対象物115の表面が曲面である場合の距離計測結果について>
次に、対象物115の表面が曲面である場合の距離計測結果について、図12及び図13を参照して説明する。
図12は、対象物115の表面が滑らかな曲面である場合の距離計測結果の一例を示している。同図において対象物115の曲面1203からの反射光強度は均一であり、所定のビーム径を有するレーザ601が曲面1203に照射された場合を考える。この場合、レーザ601の照射位置によって、曲面1203の法線方向ベクトルが異なるので、レーザ601の左側における曲面の法線ベクトル1201はビーム照射方向を向き、レーザ601の右側における曲面の法線ベクトル1202はビーム照射方向に対して右側に傾きを持つ。
この場合、ビーム照射方に向かう法線ベクトル1201の方向に反射する反射光の方が、法線ベクトル1202の方向に反射する反射光よりも反射光強度に比べて強くなる。よって、距離検出波形1205は、ガウシアン分布に歪みが生じた形状となり、ビーム中心位置に対してより近距離側にピーク点1206が検出される。さらに、この曲面1203に対してレーザ601を走査して距離計測を行った場合、各計測位置においてビーム中心位置に対して近距離側にピーク点が検出される。この結果、実際の曲面1203よりも曲率半径が大きい曲線(距離計測値)1204が計測されてしまうことになる。
図13は、対象物115の表面が粗い曲面である場合の距離計測結果の一例を示している。同図に示されるように、粗い曲面1301に対してレーザ601を照射した場合、図7に示された場合と同様、スペックル起因の階段状の誤差が生じる。この結果、実際の曲面1301よりも曲率半径が大きく、かつ、階段状の誤差が発生した曲線(距離計測値)1302が計測されてしまうことになる。
対象物115の曲面を計測した場合に生じる距離誤差についても、上述した傾斜面を計測した場合に生じる距離誤差と同様、距離検出波形の形状の歪みが原因である。そこで、曲面に対する補正又は信頼性重み付けに対しても、図10を参照して説明した歪度を特徴量として用いた補正又は信頼性重み付けや、図11を参照して説明した波形フィッティングによって求まるパラメータを特徴量とする補正又は信頼性重み付けを適用することが可能である。
<制御装置119による第1の処理>
次に、図14は、スペックル起因の距離計測誤差に対処するための制御装置119による第1の処理の一例を示している。該第1の処理は、スペックル起因の距離計測誤差への対処として、補正処理、及び計測点群に対して信頼度重み付けをする処理の少なくとも一方を行うものである。
はじめに、第1の処理に対する入力情報1400について説明する。入力情報1400には、距離計測情報1403、距離計測ヘッド走査機構情報1404、補正パラメータ1405、及び信頼度重み付けパラメータ1406を含む。
距離計測情報1403は、図1を参照して説明した距離計測装置100によって計測された距離計測データ(距離検出波形)や回転機構405(図4)の回転角度データ等である。
距離計測データは、ビート周波数に対するFFT結果の全データでもよいし、データ量が多い場合はピーク検出された点とその前後のn点分のデータであってもよい。ここで、nは距離検出波形を特徴付けるために必要な点数であって、事前に実験にて決定するか、光学シミュレーションによって決定する。nは固定値としてもよいし、パラメータとして変更できるようにしてもよい。
距離計測ヘッド走査機構情報1404では、距離計測ヘッド117の走査機構500(図5)の3軸の走査座標である。
補正パラメータ1405及び信頼度重み付けパラメータ1406は、以下に説明する補正又は信頼度重み付けを行う際に必要なパラメータである。
第1の処理では、はじめに、制御装置119が、距離計測装置100から距離検出波形を取得し(ステップS1)、次に、距離検出波形から特徴量を算出する(ステップS2)。次に、制御装置119が、補正式に特徴量を入力して補正する処理、及び信頼度重み付け式に特徴量を入力して信頼度重み付けを行う処理の少なくとも一方を行う(ステップS3)。このときに補正パラメータ1405又は信頼度重み付けパラメータ1406を用いて、補正量や信頼度重み付け量を調整することが可能である。次に、制御装置119が、ステップS3で求めた信頼度重み付き距離と、距離計測ヘッド走査機構情報1404としての距離計測ヘッド117の走査座標と、距離計測情報1403としての回転機構405の回転角度データ等とに基づいて、信頼度重み付けされた3次元点群座標を算出する(ステップS4)。そして、制御装置119が、出力情報1402として、信頼度重み付き点群1411を出力する。
次に、図15は、制御装置119のハードウェアの構成例を示している。制御装置119は、例えば、一般的なコンピュータからなり、CPU(Central Processing Unit)1501、メモリ1502、及び記憶デバイス1503を備える。CPU1501は、メモリ1502にロードされた所定のプログラムを実行することにより、図14に示された第1の処理等を実行する。メモリ1502は、上述したプログラムや処理途中のデータを保持する。記憶デバイス1503は、記憶デバイス1503には特徴量算出式、補正式、信頼度重み付け式等を保存する。
次に、図16は、第1の処理によって表示装置120に表示されるGUI画面1600の表示例を示している。
GUI画面1600には、距離計測情報表示欄1601、距離計測ヘッド走査機構情報表示欄1602、補正パラメータ表示欄1603、信頼度重み付けパラメータ表示欄1604、及び信頼度重み付き点群表示欄1605が設けられている。
距離計測情報表示欄1601には、距離計測ヘッド117の識別情報が表示される。距離計測ヘッド走査機構情報表示欄1602には、走査機構500の識別情報が表示される。補正パラメータ表示欄1603には、ユーザが補正パラメータを入力、設定することができる。信頼度重み付けパラメータ表示欄1604には、ユーザが信頼度重み付けパラメータを入力、設定することができる。信頼度重み付き点群表示欄1605には、信頼度重み付き点群が表示される。
例えばユーザは、信頼度重み付き点群表示欄1605に表示された信頼度重み付き点群を見て、補正パラメータや信頼度重み付けパラメータを変更することが可能である。
<第1の処理の変形例>
次に、図17は、第1の処理の変形例を示すフローチャートである。該変形例は、第1の処理(図14)に対して点群処理(ステップS11,S12)を追加したものである。
点群処理では、第1の処理の結果である信頼度重み付き点群1411の他、入力情報1700として、ノイズ除去パラメータ1703、及びフィッティングパラメータ1704が入力され、制御装置119が、信頼度重み付き点群1411に対してノイズ除去、及びフィッティングを行う(ステップS11)。次に、制御装置119が、ステップS11の結果得られる3次元形状データ1707を出力情報1702として出力する(ステップS12)。
図18は、ステップS11における、信頼性重み付き点群1411に対して、ノイズ除去及びフィッティングによって形状を算出する処理について説明する。
ステップS11では、距離計測ヘッド117によって計測された信頼度重み付き点群1411のうち、信頼度が低い点については、真の形状から外れている可能性が高いため、ノイズと判断して除去する。そして、除去せずに残った点群に対して、信頼度重み付け量に基づきフィッティングを行う。フィッティングの一例として、ポリゴンを用いて面を形成する場合が考えられる。信頼度の重みに応じてポリゴンを形成することで、精度良く3次元形状1800を算出することが可能となる。ポリゴンとしては三角形や四角形が考えられるが、それ以上の多角形であってもよい。
次に、図19は、第1の処理の変形例によって表示装置120に表示されるGUI画面1900の表示例を示している。GUI画面1900は、GUI画面1600(図16)に対して、ノイズ除去パラメータ設定欄1901、フィッティングパラメータ設定欄1902、及び3次元形状データ表示欄1903を追加したものである。
ノイズ除去パラメータ設定欄1901には、ユーザがノイズ除去パラメータを入力、設定することができる。フィッティングパラメータ設定欄1902には、ユーザがフィッティングパラメータを入力、設定することができる。
例えば、ユーザは3次元形状データ表示欄1903に表示された3次元形状データを見て、ノイズ除去パラメータやフィッティングパラメータを変更することが可能である。
以上の説明では、対象物115の傾斜面や曲面が粗い場合に生じ得る計測距離の誤差について説明した。しかしながら、FMCW方式においては、対象物115の表面が傾斜面や曲面でなくても粗い場合には計測距離の誤差が発生し得る。
FMCW方式は、参照光と計測光との干渉ビート周波数から距離を算出するが、光の干渉を用いているため、面の粗さの影響で参照光と計測光との光の波長オーダで位相がずれるとビート周波数がずれてしまい計測距離に誤差を生じる可能性がある。ただし、誤差が生じた場合でも計測点の連続性から粗さ起因の誤差を低減できる可能性がある。
<制御装置119による第2の処理>
次に、対象物115のCAD(Computer Aided Design)データを制御装置119が取得できる場合に実行可能な第2の処理について説明する。
対象物115のCADデータが取得できる場合、対象物115に対する距離計測ヘッド117の位置と姿勢から、対象物115の照射角度や曲率半径が求まるので、それを特徴量に用いて補正及び信頼度重み付けの少なくとも一方を行う。
対象物115の照射角度や曲率半径が分かれば、さらに精度を高めて補正又は信頼度重み付けを行うことができる可能性がある。また、対象物115の表面の粗さ情報も追加することで、さらに精度よく補正又は信頼度重み付けを行うことができる可能性がある。粗さ情報は、CADデータに付属している場合は、その情報を用い、CADデータに付属していない場合は、GUI画面にてユーザが粗さ情報を入力すればよい。
図20は、制御装置119による第2の処理の一例を説明するフローチャートである。第2の処理に対する入力情報2000は、入力情報1400(図14)に対象物CAD情報2001、対象物粗さ情報2002、及び距離計測ヘッド位置/姿勢情報2003を追加したものである。
第2の処理では、はじめに、制御装置119が、対象物115と距離計測ヘッド117との相対位置を決定する(ステップS21)。次に、制御装置119が、対象物CAD情報2001と距離計測ヘッドの位置/姿勢情報2003から照射光に対する対象物115の傾斜角度、曲率半径、及び粗さを求める(ステップS22)。次に、制御装置119が、距離計測装置100から距離検出波形を取得する(ステップS23)。次に、制御装置119が、ステップS22で求めた対象物115の傾斜角度、曲率半径、及び粗さに基づき距離計測波形から特徴量を算出する(ステップS24)。
次に、制御装置119が、補正式に特徴量を入力して補正する処理、及び信頼度重み付け式に特徴量を入力して信頼度重み付けを行う処理の少なくとも一方を実行する(ステップS25)。次に、制御装置119が、距離計測ヘッド走査機構情報1404と、距離計測情報1403としての回転機構405の回転角度等と、ステップS25で求めた信頼度重み付き距離とに基づいて、信頼度が重み付けされた3次元点群を算出する(ステップS26)。そして、制御装置119が、出力情報2004として、照射光に対する対象物115の傾斜角度、曲率半径、及び粗さの情報を付加したCAD情報2010と、信頼度重み付き点群2011を出力する。
なお、第2の処理については、第1の処理の変形例(図17)と同様、出力された信頼度重み付き点群2011を利用してノイズ除去やフィッティングを行い、高精度に形状を算出できるように変形することができる。
次に、図21は、CADデータに基づき対象物115の斜面の傾斜角度が事前に分かっている場合の補正又は信頼度重み付け方法の一例を説明するための図である。
事前に傾斜角度θが分かっている場合、ビーム径Dから距離差D・sinθを算出できる。この場合、距離検出波形702のピークの麓幅2101がわかり、ピークの麓幅2101を特徴量として、例えば、その中央位置2100をピーク点として補正することが可能となる。又はピーク点の座標xcと距離検出波形702のピーク座標xとの差分xc-xを信頼性重み付け量として用いてもよい。ただし、図21で示した補正方法又は信頼度重み付け方法は一例であって、他の方法を用いてもよい。
次に、図22は、CADデータ、及び対象物115と距離計測ヘッド117との相対位置に基づいて、対象物115の傾斜角度、曲率半径、及び粗さを求める方法を説明するための図である。
対象物115に対して距離計測ヘッド117から照射されるビームの入射角度は、対象物115のCADデータと、距離計測ヘッド117の位置/姿勢に基づき、幾何学的に制御装置119が算出することが可能であり、照射光に対する計測対象の傾斜角度、曲率半径を求めることができる。粗さ情報はCADデータに付加されている場合はレーザが照射される場所の粗さ情報を用い、付加されていない場合はGUI画面を用いてユーザが入力、設定した値を用いる。そして、制御装置119が傾斜角度、曲率半径、及び粗さの算出結果を対象物CAD情報2001に付加させる。
次に、図23は、第2の処理によって表示装置120に表示されるGUI画面2300の表示例を示している。GUI画面2300は、GUI画面1600(図16)に対して、対象物CAD情報表示欄2301、対象物粗さ情報表示欄2302、距離計測ヘッドの位置/姿勢表示欄2303、及び対象物傾斜角度、曲率半径、及び粗さ表示欄2304を追加したものである。
対象物CAD情報表示欄2301には、対象物CAD情報の取得先(ファイルパス)が表示される。対象物粗さ情報表示欄2302には、対象物粗さ情報の取得先(ファイルパス)が表示される。距離計測ヘッドの位置/姿勢表示欄2303には、距離計測ヘッドの位置/姿勢情報の取得先(ファイルパス)が表示される。対象物傾斜角度、曲率半径、及び粗さ表示欄2304には、対象物115の傾斜角度、曲率半径、及び粗さを付加したCADデータが表示される。
<制御装置119による第3の処理>
次に、制御装置119による第3の処理について説明する。
第3の処理では、対象物115のCADデータの代わりに、距離計測データの連続性に基づき、対象物115の計測領域の傾斜角度、曲率、及び粗さを求め、これらに基づき、精度を高めて補正及び信頼度重み付けの少なくとも一方を行う。
図24は、制御装置119による第3の処理の一例を説明するフローチャートである。第3の処理に対する入力情報1400は、第1の処理(図14)に対する入力情報1400と同様である。
第3の処理では、はじめに、制御装置119が、距離計測情報1403から距離検出波形を取得し(ステップS31)、次に、距離検出波形から特徴量を算出する(ステップS32)。次に、制御装置119が、補正式に特徴量を入力して補正する処理、及び信頼度重み付け式に特徴量を入力して信頼度重み付けを行う処理の少なくとも一方を行う(ステップS33)。このときに補正パラメータ1405又は信頼度重み付けパラメータ1406を用いて、補正量や信頼度重み付け量を調整することが可能である。次に、制御装置119が、距離計測ヘッド走査機構情報1404としての距離計測ヘッド117の走査座標と、距離計測情報1403としての回転機構405の回転角度データ等と、ステップS33で求めた信頼度重み付き距離とに基づき、信頼度重み付けされた3次元点群座標を算出する(ステップS34)。
次に、制御装置119が、計測点群の連続性から計測対象領域の傾斜角度、曲率半径、及び粗さを算出する(ステップS35)。次に、制御装置119が、ステップS35で算出した傾斜角度、曲率半径、及び粗さの情報に基づいて、再び距離検出波形から特徴量を算出する(ステップS36)。次に、制御装置119が、補正式に特徴量を入力して補正する処理、及び信頼度重み付け式に特徴量を入力して信頼度重み付けを行う処理の少なくとも一方を行う(ステップS37)。このときに補正パラメータ1405又は信頼度重み付けパラメータ1406を用いて、補正量や信頼度重み付け量を調整することが可能である。次に、制御装置119が、距離計測ヘッド117の走査座標と、距離計測情報1403としての回転機構405の回転角度データ等と、ステップS37で求めた信頼度重み付き距離とに基づき、信頼度重み付けされた3次元点群座標を算出する(ステップS38)。そして、制御装置119が、出力情報1402として、信頼度重み付き点群1411を出力する。
なお、第3の処理については、第1の処理の変形例(図17)と同様、出力された信頼度重み付き点群2011を利用してノイズ除去やフィッティングを行い、高精度に形状を算出できるように変形することができる。
<段差を有する対象物115の計測について>
次に、図25は、対象物115が有する段差2501を精度良く求める方法について説明するための図である。対象物115の段差2501を計測する場合、段差2501の上面からの反射光と下面からの反射光とが同時に検出されるため、検出ピークが2箇所検出される。
そこで、レーザ601を走査した際に得られる距離検出波形から段差のエッジを求める。同図の上段に示すように、レーザ601の中心が段差2501の手前にある場合は上面への照射面積が大きいため、上面からの反射光強度2502が強くなり、下面からの反射光強度2503は弱くなる。次に、レーザ601を右方向に走査し、レーザ601の中心が段差にある場合、上面と下面からの反射光強度2502,2503が等しくなる。さらに、レーザ601を右方向に走査し、レーザ601の中心が段差2501を超えると、上面からの反射光強度2502は弱くなり、下面からの反射光強度2503が強くなる。
よって、上面と下面の反射光強度2502,2503が等しくなったときの距離計測ヘッド117の位置を段差2501の位置とみなせば、精度良く、段差2501の位置を求めることができる。なお、レーザ601の走査が離散的で上面と下面の強度が等しくならない場合は、前後の走査結果から補間によって、強度比が等しくなる位置を求めればよい。
ただし、上面と下面との光の反射率が異なる場合は、上面と下面からの反射光強度が等しくなる点が段差の位置にはならない。その場合、レーザ601の全体が段差2501の手前にある場合に得られる上面からの反射光強度2502から上面の反射光強度の強さを求め、レーザ601の全体が段差2501を超えた場合に得られる下面からの反射光強度2503から下面の反射光強度の強さを求め、その比から反射率の違いを求めてから、段差2501の位置を求めればよい。
また、段差2501の高さが大きくなると下面からの反射光の一部が段差2501に遮られるために反射光量が減少する可能性がある。減衰量はレーザ601の入射角度と段差距離によって幾何学的に決まるので、計測された上面と下面の距離差から段差の高さを求めて、さらに減衰量を算出して、求まった減衰量を考慮した上面と下面の反射光量比から段差2501の位置を求めればよい。
<変形例>
距離検出波形の特徴量として、距離検出波形のピーク強度情報を用いてもよい。
図26は、粗面・傾斜面測定時のスペックル位置と距離検出波形との関係を説明するための図である。
照射ビーム601は、ガウシアン分布をしており、スペックルがビームの端で発生した場合、検出波形は2701に示すように歪むとともに検出強度が弱くなる。次にビーム走査し、スペックルがビーム中央で発生した場合、検出波形2702に示すように歪みが少なくなるとともに検出強度が強くなる。さらにビーム走査し、スペックルがビームの端で発生した場合、検出波形は2703に示すにように再び歪むとともに検出強度が弱くなる。そこで検出波形ピーク強度の連続性を用いることで、信頼度の高い点を抽出する。
図27は、検出波形ピーク強度の連続性を用いて信頼度の高い点を抽出する概念を示している。
粗面・傾斜面に対してビーム走査して得られる距離計測結果は階段状になる。階段の周期はビームスポットサイズに依存する。このときに得られる検出波形ピーク強度をプロットすると、階段の周期に対応した分布を有する。スペックルがビームの端にあるときに強度は弱くなり、スペックがビーム中心に位置するときに強度が極大値となり、スペックルがビーム中心から外れると強度は弱くなる。よって強度が極大値となる点を抽出することで、計測誤差を低減して精度よく実形状を求めることが可能となる。
極大値の算出方法としてはピーク点抽出後に、前後の点を用いて3点によるピーク補間により、精度を上げることが可能である。またはビームはガウシアン分布をしているので、ガウシアンフィッティングにより、ピークを精度良く求めてもよい。
ここまで強度極大値のみを抽出することを述べたが、強度情報を用いて信頼度重み付けをしてもよい。具体的には、前記の方法で、ピーク強度の連続性から、強度極大値と強度極小値を求め、極大値に対応する点の重みを最も重くし、極小値に対応する点の重みを最も軽くし、その間の点はピーク強度に基づいて補間により、極大値と極小値の間の重み付けを行う。補間は例えば、線形補間を用いる。重み付けされた点群は、第1の処理の変形例(図17)と同様、出力された信頼度重み付き点群を利用してノイズ除去やフィッティングを行い、高精度に形状を算出することができる。
また、第1の処理にて説明した歪度や尖度などの特徴量を用いて誤差を補正して減少させた上で、ピーク強度に基づく重み付けを行うことで、さらに誤差を低減することが可能である。
なお、上述した実施の形態では、距離検出波形の特徴量を、歪度、尖度、フィッティングを用いて検出したが、重心を用いて検出するようにしてもよい。
<FMCW方式に代えることができる光切断方式について>
次に、図28は、FMCW方式に代えることができる光切断方式について説明するための図である。
光切断方式は、光源2600からライン状ビーム2601を対象物115に照射する。対象物115に照射されたライン状ビーム2601をカメラ2603で撮像すると、得られる画像には、対象物115の形状に沿った光切断線2604が形成される。光切断線2604から対象物115の形状を算出することが可能となる。ライン状ビーム2601の強度プロファイルは、ガウシアン分布2605をしており、通常、光切断線2604の強度もガウシアン分布となる。しかしながら、対象物115の表面が粗い場合、スペックルが生じ、距離検出波形2606に歪みが生じてしまい、ピーク点を誤って検出し、計測距離に誤差を生じ得る。そこで、図10、11を参照して説明した方式と同様、対象物115の形状の特徴量から計測距離の補正、及び信頼度重み付けの少なくとも一方を行えば、精度良く対象物115の形状を算出することが可能となる。
以上、本発明に係る実施形態及び変形例の説明を行ってきたが、本発明は、上記した実施形態の一例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態の一例は、本発明を分かり易くするために詳細に説明したものであり、本発明は、ここで説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ある実施形態の一例の構成の一部を他の一例の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施形態の一例の構成に他の一例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の一例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることもできる。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、図中の制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、全てを示しているとは限らない。ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また、上記の距離計測システムの構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
1・・・形状計測システム、100・・・距離計測装置、101・・・レーザ光源、102・・・発振器、103・・・光ファイバカプラ、104・・・光ファイバカプラ、105・・・光ファイバ、106・・・光ファイバカプラ、107・・・受光器、108・・・サーキュレータ、109・・・受光器、111・・・光ファイバカプラ、112・・・参照ミラー、113・・・光ファイバコリメータ、114・・・ビーム走査機構、115・・・対象物、116・・・距離計測制御部、117・・・距離計測ヘッド、118・・・接続ケーブル、119・・・制御装置、120・・・表示装置、201・・・参照光、202・・・計測信号、301・・・距離検出波形、405・・・回転機構、406・・・プローブ先端部、407・・・光路切り替え素子、500・・・走査機構、501・・・Y軸移動機構、502・・・X軸移動機構、503・・・Z軸移動機構、601・・・レーザ、602・・・距離検出波形、603・・・ピーク点、604・・・傾斜面、702・・・距離検出波形、703・・・ピーク点、704・・・傾斜面、705・・・スペックル強度、1101,1102・・・波形、1103・・・ピーク点、1201,1202・・・法線ベクトル、1203・・・曲面、1204・・・距離計測値、1205・・・距離検出波形、1206・・・ピーク点、1301・・・曲面、1302・・・距離計測値、1400・・・入力情報、1402・・・出力情報、1403・・・距離計測情報、1404・・・距離計測ヘッド走査機構情報、1405・・・補正パラメータ、1406・・・信頼度重み付けパラメータ、1411・・・信頼度重み付き点群、1501・・・CPU、1502・・・メモリ、1503・・・記憶デバイス、1600・・・GUI画面、1601・・・距離計測情報表示欄、1602・・・距離計測ヘッド走査機構情報表示欄、1603・・・補正パラメータ表示欄、1604・・・信頼度重み付けパラメータ表示欄、1605・・・信頼度重み付き点群表示欄、1700・・・入力情報、1702・・・出力情報、1703・・・ノイズ除去パラメータ、1704・・・フィッティングパラメータ、1900・・・GUI画面、1901・・・ノイズ除去パラメータ設定欄、1902・・・フィッティングパラメータ設定欄、2000・・・入力情報、2001・・・対象物CAD情報、2002・・・対象物粗さ情報、2003・・・距離計測ヘッド位置/姿勢情報、2004・・・出力情報、2010・・・CAD情報、2011・・・信頼度重み付き点群、2100・・・中央位置、2101・・・麓幅、2300・・・GUI画面、2301・・・対象物CAD情報表示欄、2302・・・対象物粗さ情報表示欄、2303・・・距離計測ヘッドの位置/姿勢表示欄、2304・・・粗さ表示欄、2501・・・段差、2502・・・反射光強度、2503・・・反射光強度、2600・・・光源、2601・・・ライン状ビーム、2603・・・カメラ、2604・・・光切断線、2605・・・ガウシアン分布、2606・・・距離検出波形、c・・・距離分解能

Claims (12)

  1. 光を対象物に照射し、前記対象物からの反射光を受光する距離計測ヘッドと、
    前記反射光に基づいて距離検出波形を生成する距離計測装置と、
    前記距離検出波形を解析して前記対象物までの計測距離値を算出する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記距離検出波形の特徴量を算出し、補正式に前記特徴量を入力して前記計測距離値の誤差を補正する処理、及び信頼度重み付け式に前記特徴量を入力して前記計測距離値の誤差の信頼度重み付けを行う処理の少なくとも一方を行い、
    段差を有する前記対象物を計測する場合、複数のピーク点を有する前記距離検出波形の特徴量に基づき、前記段差の位置を算出する
    ことを特徴とする形状計測システム。
  2. 光を対象物に照射し、前記対象物からの反射光を受光する距離計測ヘッドと、
    前記反射光に基づいて距離検出波形を生成する距離計測装置と、
    前記距離検出波形を解析して前記対象物までの計測距離値を算出する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記対象物のCADデータ、及び前記光の照射方向に基づいて前記対象物の傾斜角度、曲率半径、及び粗さを取得し、前記傾斜角度、前記曲率半径、及び前記粗さに基づいて前記距離検出波形の特徴量を算出し、補正式に前記特徴量を入力して前記計測距離値の誤差を補正する処理、及び信頼度重み付け式に前記特徴量を入力して前記計測距離値の誤差の信頼度重み付けを行う処理の少なくとも一方を行う
    ことを特徴とする形状計測システム。
  3. 請求項1または2に記載の形状計測システムであって、
    前記距離計測装置は、FMCW方式、OCT方式、TOF方式、または光切断方式を用いて前記反射光に基づいて前記距離検出波形を生成す
    ことを特徴とする形状計測システム。
  4. 請求項1に記載の形状計測システムであって、
    前記制御装置は、前記距離検出波形の前記特徴量として、分散、歪度、尖度、または重心を算出する
    ことを特徴とする形状計測システム。
  5. 請求項1に記載の形状計測システムであって、
    前記制御装置は、波形フィッティングに基づいて前記距離検出波形の前記特徴量を算出する
    ことを特徴とする形状計測システム。
  6. 請求項1に記載の形状計測システムであって、
    前記制御装置は、前記距離検出波形のピーク強度と周囲の検出波形のピーク強度との相対値に基づいて前記距離検出波形の前記特徴量を算出する
    ことを特徴とする形状計測システム。
  7. 請求項1または2に記載の形状計測システムであって、
    前記補正式、及び前記信頼度重み付け式の少なくとも一方のパラメータは、ユーザが変更可能である
    ことを特徴とする形状計測システム。
  8. 請求項1に記載の形状計測システムであって、
    前記制御装置は、信頼度重み付けされた測定点群を出力する
    ことを特徴とする形状計測システム。
  9. 請求項に記載の形状計測システムであって、
    前記制御装置は、前記信頼度重み付けされた点群に対して、重み付け量に応じてノイズ除去し、フィッティングにより形状を算出する
    ことを特徴とする形状計測システム。
  10. 請求項に記載の形状計測システムであって、
    前記対象物の前記粗さを表す情報が前記CADデータに付加されていない場合、ユーザが前記粗さを表す情報を入力可能である
    ことを特徴とする形状計測システム。
  11. 形状計測システムによる形状計測方法であって、
    光を対象物に照射し、前記対象物からの反射光を受光するステップと、
    前記反射光に基づいて距離検出波形を生成するステップと、
    前記距離検出波形を解析して前記対象物までの計測距離値を算出するステップと、
    前記距離検出波形の特徴量を算出し、補正式に前記特徴量を入力して前記計測距離値の誤差を補正する処理、及び信頼度重み付け式に前記特徴量を入力して前記計測距離値の誤差の信頼度重み付けを行う処理の少なくとも一方を行うステップと、
    段差を有する前記対象物を計測する場合、複数のピーク点を有する前記距離検出波形の特徴量に基づき、前記段差の位置を算出するステップと、
    を含むことを特徴とする形状計測方法。
  12. 形状計測システムによる形状計測方法であって、
    光を対象物に照射し、前記対象物からの反射光を受光するステップと、
    前記反射光に基づいて距離検出波形を生成するステップと、
    前記距離検出波形を解析して前記対象物までの計測距離値を算出するステップと、
    前記対象物のCADデータ、及び前記光の照射方向に基づいて前記対象物の傾斜角度、曲率半径、及び粗さを取得し、前記傾斜角度、前記曲率半径、及び前記粗さに基づいて前記距離検出波形の特徴量を算出し、補正式に前記特徴量を入力して前記計測距離値の誤差を補正する処理、及び信頼度重み付け式に前記特徴量を入力して前記計測距離値の誤差の信頼度重み付けを行う処理の少なくとも一方を行うステップと、
    を含むことを特徴とする形状計測方法。
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