JP7345380B2 - 両軸受リール - Google Patents

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本発明は、両軸受リールに関する。
従来の両軸受リールは、両軸受リールは、スプールに釣糸を均一に巻くためのレベルワインド機構を、備えている。レベルワインド機構は、ウォームシャフトと、案内部材と、係合部材(係合ピン)と、蓋部材とを、有している。係合部材は、蓋部材によって位置決めされている。
特開2016-165255号公報
従来のレベルワインド機構では、係合部材が蓋部材によって位置決めされているので、蓋部材の厚みによってレベルワインド機構が大型化するという問題があった。
本発明の課題は、レベルワインド機構を小型化することができる両軸受リールを、提供することにある。
本発明の一側面に係る両軸受リールは、リール本体と、レベルワインド機構とを、備える。レベルワインド機構は、リール本体に設けられる。レベルワインド機構は、ウォームシャフトと、案内部材と、移動部材と、係合部材と、位置決め部材とを、有する。
ウォームシャフトは、螺旋状溝を有する。案内部材は、ウォームシャフトの外周側に配置される。移動部材は、案内部材に沿って移動可能に構成される。係合部材は、移動部材の内部に配置される。係合部材は、柱状の本体部と、本体部から延出し螺旋状溝に係合する係合爪部とを、有する。位置決め部材は、係合部材を移動部材の内部で位置決めする。
本両軸受リールでは、係合部材が移動部材の内部に配置された状態において、位置決め部材が移動部材の内部で係合部材を位置決めする。これにより、従来技術のように蓋部材を用いることなく、係合部材を位置決め部材によって移動部材に位置決めすることができる。すなわち、レベルワインド機構を小型化することができる。
本発明の他の側面に係る両軸受リールでは、好ましくは、係合部材の本体部は、凹部を有する。この場合、位置決め部材は、移動部材に装着される。位置決め部材は、凹部に配置される。
この構成によって、係合部材を位置決め部材によって移動部材に好適に位置決めすることができる。すなわち、レベルワインド機構を小型化することができる。
本発明の他の側面に係る両軸受リールでは、好ましくは、係合部材の本体部は、揺動軸心を有する。この場合、凹部は、揺動軸心まわりに環状に形成される環状凹部である。
この構成によって、移動部材が案内部材に沿って移動する際に、係合部材を好適に揺動させることができる。
本発明の他の側面に係る両軸受リールでは、好ましくは、係合部材の本体部は、揺動軸心を有する。この場合、凹部は、揺動軸心に交差する方向に延びる1対の壁面と1対の壁面の間に設けられる底面とから構成される溝部である。
この構成によって、移動部材が案内部材に沿って移動する際に、係合部材を好適に揺動させることができる。
本発明の他の側面に係る両軸受リールでは、好ましくは、レベルワインド機構は、スペーサを、さらに有する。スペーサは、上記の壁面及び位置決め部材の間の隙間を調整するために、壁面及び位置決め部材の間に配置される。
この構成によって、揺動軸心に沿った方向において、係合部材の本体部に対する位置決め部材の位置を、スペーサによって調整することができる。
本発明の他の側面に係る両軸受リールでは、好ましくは、係合部材の本体部は、揺動軸心と、揺動軸心に交差する方向に延びる長孔部を、有する。この場合、位置決め部材は、長孔部に挿通される。
この構成によって、係合部材を位置決め部材によって移動部材に好適に位置決めすることができる。すなわち、レベルワインド機構を小型化することができる。
本発明の他の側面に係る両軸受リールでは、好ましくは、係合部材の本体部の外面に近い長孔部の内面によって定義される第1最大内径は、係合部材の本体部の内部において長孔部の内面によって定義される第2最大内径より、大きい。
この構成によって、移動部材が案内部材に沿って移動する際に、係合部材を好適に揺動させることができる。
本発明の他の側面に係る両軸受リールでは、好ましくは、移動部材は、係合部材が配置される第1孔部と、第1孔部と交差する方向に延び位置決め部材が配置される第2孔部とを、有する。
この構成によって、従来技術のように蓋部材を用いることなく、位置決め部材を移動部材の内部において係合部材に係合させることができる。
本発明の他の側面に係る両軸受リールでは、好ましくは、レベルワインド機構は、位置決め部材を移動部材の第2孔部に抜け止めするための抜け止め構造を、さらに有する。
この構成によって、移動部材に対する位置決め部材の抜け出しを、好適に規制することができる。
本発明の他の側面に係る両軸受リールでは、好ましくは、位置決め部材は、軸状に形成される。この場合、抜け止め構造は、位置決め部材の一端部に設けられる大径の頭部と、位置決め部材の他端部に設けられる環状溝部と、環状溝部に配置されるOリングとを、含む。
この構成によって、移動部材に対する位置決め部材の抜け出しを、より好適に規制することができる。
本発明の他の側面に係る両軸受リールでは、好ましくは、移動部材の第2孔部の両端部は、位置決め部材の頭部及びOリングを配置するために拡径されている。この構成によって、位置決め部材を移動部材に好適に収容することができる。
本発明の他の側面に係る両軸受リールでは、好ましくは、位置決め部材は、軸状に形成される。この場合、抜け止め構造は、位置決め部材の軸部に設けられる雄ネジ部と、移動部材の第2孔部に設けられ雄ネジ部が螺合する雌ネジ部とを、含む。
この構成によって、位置決め部材を移動部材に好適に収容することができる。また、位置決め部材を移動部材に容易且つ確実に取り付けることができる。
本発明によれば、両軸受リールにおいて、レベルワインド機構を小型化することができる。
本実施形態における両軸受リールの斜視図。 両軸受リールのレベルワインド機構の斜視図。 両軸受リールのレベルワインド機構の側面図。 図3の切断線IV-IVにおけるレベルワインド機構の断面図。 係合部材の斜視図。 位置決め部材の側面図。 変形例1における係合部材の斜視図。 変形例2における係合部材の斜視図。 変形例3における抜け止め構造の部分拡大断面図。
本発明の一実施形態が採用された両軸受リール100は、図1に示すように、リール本体1と、レベルワインド機構5とを、備える。詳細には、リール本体1と、スプール2と、ハンドル3と、レベルワインド機構5と、を備える。
なお、以下では、釣り糸が繰り出される方向(糸繰り出し方向)が、"前方"と定義される。糸繰り出し方向とは反対の方向が、"後方"と定義される。両軸受リール100において"前方"に位置する部分が、"前部"と定義される。両軸受リール100において"後方"に位置する部分が、"後部"と定義される。
リール本体1は、フレーム6と、フレーム6の両側を覆うように装着された第1側カバー7及び第2側カバー8とを、有する。フレーム6は、所定の間隔をあけて互いに対向するように配置された第1側板6a及び第2側板6bと、第1側板6aと第2側板6bとを連結する複数の連結部6cと、装着部6dと、を有する。
第1側板6aには、第1側カバー7が装着される。第2側板6bには、第2側カバー8が装着される。第2側板6b及び第2側カバー8の間には、回転伝達機構(図示しない)が配置される。装着部6dは、前後方向に延び、装着部6dの下面側には釣竿が装着される。
スプール2の外周面には釣糸が巻き付けられる。スプール2は、第1側板6aと第2側板6bとの間に配置される。スプール2は、スプール2の中央を貫通するスプール軸(図示しない)に固定され、スプール軸と一体的に回転する。
ハンドル3は、第2側カバー8の側方に配置される。ハンドル3は、第2側カバー8に回転可能に支持される。ハンドル3を回転することによって、回転伝達機構を介してスプール2及びレベルワインド機構5に、回転駆動力が伝達される。
(レベルワインド機構)
レベルワインド機構5は、釣糸をスプール2上に均一に巻き付けるために、スプール軸のスプール軸心Xが延びる軸方向において、往復移動する。図1に示すように、レベルワインド機構5は、スプール2の前方に配置される。レベルワインド機構5は、リール本体1に設けられる。詳細には、レベルワインド機構5は、第1側板6a及び第2側板6bの間に配置される。レベルワインド機構5は、第1側板6a及び第2側板6bに支持される。
図2に示すように、レベルワインド機構5は、ウォームシャフト17と、案内部材18と、移動部材20と、係合部材23と、位置決め部材25と、抜け止め構造27(図4を参照)とを、有する。レベルワインド機構5は、ガイド軸19をさらに有する。
・ウォームシャフト
図2に示すように、ウォームシャフト17は、円柱状に形成される。ウォームシャフト17は、螺旋状溝17aを有する。螺旋状溝17aは、ウォームシャフト17の外周面に形成される。
ウォームシャフト17は、リール本体1に回転可能に設けられる。詳細には、図1に示すように、ウォームシャフト17は、第1側板6a及び第2側板6bの間において、スプール軸心Xに対して平行に延びる。すなわち、ウォームシャフト17の軸心、例えばシャフト軸心C1は、スプール軸心Xと平行である。
図1に示すように、両軸受リール100(リール本体1)を前方から見た前方視において、ウォームシャフト17は、ガイド軸19及び装着部6dの間に配置される。なお、前方視とは、両軸受リール100(リール本体1)が釣竿に装着された状態において、竿軸心R1が延びる方向において、両軸受リール100(リール本体1)を前方から見た場合の視線の方向である。
図2に示すように、ウォームシャフト17の一端部は、軸受け22aを介して、第1側板6aに回転可能に支持される。ウォームシャフト17の一端部は、軸受け22aの内輪と一体回転可能なように、軸受け22aの内輪に装着される。軸受け22aの外輪は、第1側板6aに固定される。
ウォームシャフト17の他端部は、軸受け22b及び軸受支持プレート22cを介して、第2側板6bに回転可能に支持される。例えば、ウォームシャフト17の他端部は、軸受け22bの内輪と一体回転可能なように、軸受け22bの内輪に装着される。軸受け22bの外輪は、軸受支持プレート22に固定される。軸受支持プレート22は、第2側板6bに固定される。
ウォームシャフト17の他端部の先端には、回転伝達機構からの回転駆動力を受ける受動ギア21が、固定される。受動ギア21は、第2側カバー8及び第2側板6bの間に配置される。上記の構成によって、ハンドル3が回転すると、回転伝達機構及び受動ギア21を介して、ウォームシャフト17が回転する。
・案内部材
案内部材18は、移動部材20をウォームシャフト17に沿った方向に案内する。図1に示すように、案内部材18は、第1側カバー7及び第2側カバー8の間に配置される。案内部材18は、第1側板6a及び第2側板6bの間において、シャフト軸心C1に沿って延びる。
図2に示すように、案内部材18は、円筒状に形成される。案内部材18の内周側には、ウォームシャフト17が配置される。すなわち、案内部材18は、ウォームシャフト17の外周側に配置される。
案内部材18は、リール本体1に設けられる。案内部材18の一端部は、第1側板6aに対して回転不能なように、第1側板6aに装着される。例えば、案内部材18の一端部は、軸受け22aの外輪に装着される。案内部材18の他端部は、第2側板6bに対して回転不能なように、第2側板6bに装着される。例えば、案内部材18の他端部は、軸受け22bの外輪に装着される。すなわち、案内部材18は、軸受け22a,22b及び軸受支持プレート22を介して、リール本体1に装着される。
案内部材18は、開口部18aを有する。開口部18aは、シャフト軸心C1に沿って延びる長孔である。すなわち、開口部18aは、ウォームシャフト17の長手方向に沿って延びる長孔である。
シャフト軸心C1に直交する平面によって案内部材18を切断した断面は、開口部18aの形成位置では、C字形状に形成される。開口部18aは、装着部6dに向けて開口する(図1を参照)。ウォームシャフト17の螺旋状溝17aは、開口部18aから露出する。
・ガイド軸
ガイド軸19は、移動部材20をウォームシャフト17に沿った方向に案内する。図1に示すように、ガイド軸19は、リール本体1に設けられる。ガイド軸19は、第1側カバー7及び第2側カバー8の間に配置される。
詳細には、ガイド軸19は、第1側板6a及び第2側板6bの間において、シャフト軸心C1に沿って延びる。ガイド軸19の軸心、例えばガイド軸心C2は、シャフト軸心C1及びスプール軸心Xと、平行である。
ガイド軸19の一端部は、第1側板6aに装着される。ガイド軸19の他端部は、第2側板6bに装着される。図2に示すように、ガイド軸19の他端部は、軸受支持プレート22cを介して、第2側板6bに装着される。
・移動部材
移動部材20は、案内部材18に沿って移動可能なように構成される。例えば、移動部材20は、案内部材18及びガイド軸19に沿って往復移動する。
図2及び図3に示すように、移動部材20は、本体部20aと、糸繰り出し孔20bと、第1ガイド孔20cと、第2ガイド孔20dと、第3ガイド孔20eとを、有する。糸繰り出し孔20bは、釣糸を案内するために設けられる。糸繰り出し孔20bは、本体部20aを貫通する。糸繰り出し孔20bには、釣糸ガイド20fが装着される。
図3及び図4に示すように、第1ガイド孔20cは、本体部20aを貫通する。第1ガイド孔20cには、ウォームシャフト17が挿通される。第2ガイド孔20dは、第1ガイド孔20cの外周側において、本体部20aを貫通する。第2ガイド孔20dは、C字形状の孔部である。第2ガイド孔20dには、案内部材18が挿通される。第3ガイド孔20eは、本体部20aを貫通する。第3ガイド孔20eには、ガイド軸19が挿通される。
移動部材20は、第1孔部20gと、第2孔部20hとを、さらに有する。第1孔部20gには、係合部材23が配置される。第1孔部20gは、本体部20aの外面から第1ガイド孔20cへと延びる。例えば、第1孔部20gは、シャフト軸心C1と直交する方向において、本体部20aの外面から第1ガイド孔20cに向けて延びる。
第2孔部20hには、位置決め部材25が配置される。第2孔部20hは、第1孔部20gと交差する方向に延びる。例えば、第2孔部20hは、第1孔部20gを部分的に切り欠くように、第1孔部20gと交差する方向に延びる。
図4に示すように、第2孔部20hの両端部それぞれは、位置決め部材25の頭部25b(後述する)及びOリング26(後述する)を配置するために、拡径される。第2孔部20hは、第1拡径部20h1と、第2拡径部20h2とを、有する。第1拡径部20h1には、位置決め部材25の頭部25bが配置され。第2拡径部20h2には、Oリング26が配置される。
・係合部材
図4に示すように、係合部材23は、ウォームシャフト17に係合する。例えば、係合部材23は、ウォームシャフト17の螺旋状溝17aに係合する。係合部材23は、移動部材20の内部に配置される。例えば、係合部材23は、移動部材20の第1孔部20gに配置される。
図5に示すように、係合部材23は、本体部23aと、係合爪部23bとを、有する。本体部23aは、柱状に形成される。例えば、本体部23aは、円柱状に形成される。本体部23aは、揺動軸心Y1を有する。本体部23aは、移動部材20の第1孔部20gに配置される(図4を参照)。本体部23aは、凹部23cを有する。例えば、凹部23cは、本体部23aの外周面から凹んで形成される。凹部23cは、環状凹部である。環状凹部23cは、揺動軸心Y1まわりに環状に形成される。
係合爪部23bは、本体部23aから延出し、螺旋状溝17aに係合する。例えば、係合爪部23bは、揺動軸心Y1に沿う方向において、本体部23aの端部から突出する。係合部材23は、移動部材20の第1孔部20gに配置され且つ位置決め部材25によって位置決めされた状態において、係合爪部23bの先端は、案内部材18の開口部18aを通過して、螺旋状溝17aに係合する(図3を参照)。
・位置決め部材
位置決め部材25は、係合部材23を移動部材20の内部で位置決めする。図4に示すように、位置決め部材25は、軸状に形成される。位置決め部材25は、移動部材20に装着される。詳細には、位置決め部材25は、移動部材20の第2孔部20hに、装着される。位置決め部材25は、係合部材23の環状凹部23cに配置される。詳細には、係合部材23は、移動部材20の第1孔部20gに配置された状態において、係合部材23の環状凹部23cに配置される。
図6に示すように、位置決め部材25は、軸部25aと、頭部25bと、環状溝部25cとを、有する。頭部25bは、軸部25aの一端部に設けられる。頭部は、軸部25aの中央部より大径に形成される。頭部の最小外径は、第1孔部20gの内径より大きい。環状溝部25cは、軸部25aの他端部において、軸部25aの外周面に設けられる。環状溝部25cには、Oリング26が配置される。
・抜け止め構造
抜け止め構造27は、位置決め部材25を移動部材20の第2孔部20hに抜け止めする。図6に示すように、抜け止め構造27は、上記の頭部25bと、上記の環状溝部25cと、Oリング26とを、含む。図4に示すように、抜け止め構造27は、上記の第1拡径部20h1と、上記の第2拡径部20h2とを、さらに含む。
図4に示すように、Oリング26が環状溝部25cに配置された状態において、Oリング26の外径は、軸部25aの中央部の外径より大きい。また、Oリング26が環状溝部25cに配置された状態において、Oリング26の外径は、第2孔部20hの内径より大きい。位置決め部材25の頭部25bの最小外径は、第2孔部20hの内径より大きい。
抜け止め構造27では、係合部材23が移動部材20の第1孔部20gに配置された状態において、頭部25b及び環状溝部25cの間の軸部25aは、移動部材20の第2孔部20h(第1拡径部20h1及び第2拡径部20h2を除く)に、配置される。この状態において、頭部25b及び環状溝部25cの間の軸部25aは、係合部材23の環状凹部23cに、配置される。
また、軸部25aの一端部、例えば頭部25bは、第2孔部20hの第1拡径部20h1に配置される。軸部25aの他端部、例えば環状溝部25cは、第2孔部20hの第2拡径部20h2に配置される。この状態において、Oリング26が環状溝部25cに配置される。これにより、位置決め部材25が、係合部材23(環状凹部23c)に係合した状態において、位置決め部材25が移動部材20の第2孔部20hに抜け止めされる。
<変形例1>
前記実施形態では、係合部材23が環状凹部23cを有する場合の例が、示された。係合部材23の構成は、前記実施形態に限定されず、どのように構成してもよい。
例えば、変形例として、図7に示すように、係合部材123が構成されてもよい。この場合、係合部材123の本体部123aは、揺動軸心Y1を有する。本体部123aは、凹部123cを有する。
例えば、凹部123cは、本体部123aの外周面から凹んで形成される。凹部123cは、溝部である。位置決め部材25は、溝部123cに配置される。
溝部123cは、揺動軸心Y1に交差する方向に延びる。例えば、溝部123cは、1対の壁面123c1と、底面123c2とを、有する。1対の壁面123c1は、揺動軸心Y1に交差する方向に延びる。図7では、1対の壁面123c1が揺動軸心Y1に直交する方向に延びる場合の例が、示されている。底面123c2は、1対の壁面123c1の間に設けられる。このように、係合部材23に溝部123cを形成したとしても、係合部材23を位置決め部材25によって移動部材20に対して位置決めすることができる。
なお、レベルワインド機構5は、スペーサ124をさらに有していてもよい。スペーサ124は、壁面123c1及び位置決め部材25の間の隙間を調整するために用いられる。スペーサ124は、壁面123c1及び位置決め部材25の間に配置される。例えば、スペーサ124は、1対の壁面123c1の少なくともいずれか一方に取り付けられる。この状態において、位置決め部材25を溝部123cに配置することによって、係合部材23をウォームシャフト17に好適に係合させることができる。
<変形例2>
前記実施形態では、係合部材23が環状凹部23cを有する場合の例が、示された。係合部材23の構成は、前記実施形態に限定されず、どのように構成してもよい。
例えば、変形例として、図8に示すように、係合部材223が構成されてもよい。この場合、係合部材223の本体部223aは、揺動軸心Y1を有する。本体部223aは、長孔部223cをさらに有する。長孔部223cは、揺動軸心Y1に交差する方向に延びる。ここでは、長孔部223cは、揺動軸心Y1に直交する方向に延びる。位置決め部材25は、長孔部223cに挿通される。
長孔部223cは、本体部223aを貫通する。長孔部223cの断面は、長孔形状に形成される。長孔部223cは、第1最大内径N1と、第2最大内径N2とを、有する。第1最大内径N1は、第2最大内径N2より大きい。
第1最大内径N1は、本体部223aの外面に近い長孔部223cの内面によって、定義される。第1最大内径N1は、揺動軸心Y1に直交する方向に位置する長孔部223cの1対の内面によって、定義してもよい。
第2最大内径N2は、本体部223aの内部において長孔部223cの内面によって、定義される。第2最大内径N2は、揺動軸心Y1に沿った方向における長孔部223cの1対の内面によって、定義してもよい。
このように、係合部材223に長孔部223cを形成したとしても、係合部材223を位置決め部材25によって移動部材20に対して位置決めすることができる。
<変形例3>
前記実施形態では、抜け止め構造27における、頭部25b、環状溝部25c、及びOリング26によって、係合部材23が移動部材20に対して抜け止めされる場合の例が、示された。抜け止め構造27の構成は、前記実施形態に限定されず、どのように構成してもよい。
例えば、変形例として、図9に示すように、抜け止め構造27が構成されてもよい。この場合、抜け止め構造27は、位置決め部材25の軸部25aに設けられる雄ネジ部25a1と、移動部材20の第2孔部20hに設けられる雌ネジ部20h3とを、含む。雄ネジ部25a1は、軸部25aの外周面に形成される。雌ネジ部20h3は、第2孔部20hの内周面に形成される。雌ネジ部20h3には、雄ネジ部25a1が螺合する。
この構成では、抜け止め構造27は、第1拡径部20h1と、頭部25bと、雄ネジ部25a1と、雌ネジ部20h3とを、有する。これにより、環状溝部25c及びOリング26を用いることなく、位置決め部材25が移動部材20の第2孔部20hに抜け止めされる。
なお、図9では、雄ネジ部25a1が軸部25aの先端部に設けられる場合の例が、示されたが、雄ネジ部25a1は、軸部25aの基端部(頭部25b側)に設けられてもよい。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
(a)前記実施形態では、案内部材18の開口部18aが装着部6dに向けて開口する場合の例が、示された。これに代えて、案内部材18の開口部18aは、他の方向、例えばウォームシャフト17よりも前方に、開口していてもよい。この場合、移動部材20の第1孔部20g及び係合部材23,123,223も、ウォームシャフト17よりも前方に、設けられる。
(b)前記実施形態では、第1側板6a及び第2側板6bが露出し、レベルワインド機構5が第1側板6a及び第2側板6bに装着される場合の例が、示された。これに対して、第1側板6a及び第2側板6bが第1側カバー7及び第2側カバー8によって覆われるような場合は、レベルワインド機構5は、第1側カバー7及び第2側カバー8に装着されてもよい。
1 リール本体
2 スプール
3 ハンドル
5 レベルワインド機構
17 ウォームシャフト
17a 螺旋状溝
18 案内部材
20 移動部材
20g 第1孔部
20h 第2孔部
20h1 第1拡径部
20h2 第2拡径部
20h3 雌ネジ部
23,123,223 係合部材
23a 本体部
23c 環状凹部(凹部の一例)
25 位置決め部材
25a 軸部
25a1 雄ネジ部
25b 頭部
25c 環状溝部
26 Oリング
27 抜け止め構造
100 両軸受リール
123c 溝部(凹部の一例)
123c1 壁面
123c2 底面
124 スペーサ
223c 長孔部
Y1 揺動軸心
N1 第1最大内径
N2 第2最大内径

Claims (11)

  1. リール本体と、
    前記リール本体に設けられ、螺旋状溝を有するウォームシャフトと、前記ウォームシャフトの外周側に配置される案内部材と、前記案内部材に沿って移動可能に構成される移動部材と、柱状の本体部と前記本体部から延出し前記螺旋状溝に係合する係合爪部とを有し前記移動部材の内部に配置される係合部材と、前記移動部材の内部で前記係合部材を位置決めする位置決め部材とを、有するレベルワインド機構と、
    を備え
    前記本体部は、凹部を有し、
    前記位置決め部材は、前記移動部材に装着され前記凹部に配置される、
    軸受リール。
  2. 前記本体部は、揺動軸心を有し、
    前記凹部は、前記揺動軸心まわりに環状に形成される環状凹部である、
    請求項に記載の両軸受リール。
  3. 前記本体部は、揺動軸心を有し、
    前記凹部は、前記揺動軸心に交差する方向に延びる1対の壁面と前記1対の壁面の間に設けられる底面とから構成される溝部である、
    請求項に記載の両軸受リール。
  4. 前記レベルワインド機構は、前記壁面及び前記位置決め部材の間の隙間を調整するために前記壁面及び前記位置決め部材の間に配置されるスペーサを、さらに有する、
    請求項に記載の両軸受リール。
  5. 前記本体部は、揺動軸心と、前記揺動軸心に交差する方向に延びる長孔部を、有し、
    前記位置決め部材は、前記長孔部に挿通される、
    請求項1に記載の両軸受リール。
  6. 前記本体部の外面に近い前記長孔部の内面によって定義される第1最大内径は、前記本体部の内部において前記長孔部の内面によって定義される第2最大内径より、大きい、
    請求項に記載の両軸受リール。
  7. 前記移動部材は、前記係合部材が配置される第1孔部と、前記第1孔部と交差する方向に延び前記位置決め部材が配置される第2孔部とを、有する、
    請求項1からのいずれか1項に記載の両軸受リール。
  8. 前記レベルワインド機構は、前記位置決め部材を前記第2孔部に抜け止めするための抜け止め構造を、さらに有する、
    請求項に記載の両軸受リール。
  9. 前記位置決め部材は、軸状に形成され、
    前記抜け止め構造は、前記位置決め部材の一端部に設けられる大径の頭部と、前記位置決め部材の他端部に設けられる環状溝部と、前記環状溝部に配置されるOリングとを、含む、
    請求項に記載の両軸受リール。
  10. 前記第2孔部の両端部は、前記頭部及び前記Oリングを配置するために拡径されている、
    請求項に記載の両軸受リール。
  11. 前記位置決め部材は、軸状に形成され、
    前記抜け止め構造は、前記位置決め部材の軸部に設けられる雄ネジ部と、前記第2孔部に設けられ前記雄ネジ部が螺合する雌ネジ部とを、含む、
    請求項に記載の両軸受リール。
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