JP7345309B2 - 光ファイバー給電システム - Google Patents

光ファイバー給電システム Download PDF

Info

Publication number
JP7345309B2
JP7345309B2 JP2019142683A JP2019142683A JP7345309B2 JP 7345309 B2 JP7345309 B2 JP 7345309B2 JP 2019142683 A JP2019142683 A JP 2019142683A JP 2019142683 A JP2019142683 A JP 2019142683A JP 7345309 B2 JP7345309 B2 JP 7345309B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
data communication
communication device
power
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019142683A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021027656A (ja
Inventor
知丈 杉目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2019142683A priority Critical patent/JP7345309B2/ja
Priority to EP20179686.9A priority patent/EP3772194B1/en
Priority to US16/902,271 priority patent/US10911157B1/en
Priority to CN202010600720.7A priority patent/CN112311473B/zh
Priority to US17/128,197 priority patent/US11223428B2/en
Publication of JP2021027656A publication Critical patent/JP2021027656A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7345309B2 publication Critical patent/JP7345309B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/80Optical aspects relating to the use of optical transmission for specific applications, not provided for in groups H04B10/03 - H04B10/70, e.g. optical power feeding or optical transmission through water
    • H04B10/806Arrangements for feeding power
    • H04B10/807Optical power feeding, i.e. transmitting power using an optical signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/11Arrangements specific to free-space transmission, i.e. transmission through air or vacuum
    • H04B10/114Indoor or close-range type systems
    • H04B10/116Visible light communication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/40Transceivers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Description

本開示は、光給電に関する。
近時、電力を光(給電光と呼ばれる)に変換して伝送し、当該給電光を電気エネルギーに変換して電力として利用する光給電システムが研究されている。
特許文献1には、電気信号で変調された信号光、及び電力を供給するための給電光を発信する光発信機と、上記信号光を伝送するコア、上記コアの周囲に形成され上記コアより屈折率が小さく上記給電光を伝送する第1クラッド、及び上記第1クラッドの周囲に形成され上記第1クラッドより屈折率が小さい第2クラッド、を有する光ファイバーと、上記光ファイバーの第1クラッドで伝送された上記給電光を変換した電力で動作し、上記光ファイバーのコアで伝送された上記信号光を上記電気信号に変換する光受信機と、を備えた光通信装置が記載されている。
特開2010-135989号公報
光給電においては、より高エネルギーの光伝送が行われるようになることが見込まれる。
給電側から受電側への給電光の伝送路が正常に接続されていない場合に、給電装置から高出力の給電光を出力してしまうと、当該給電光が外部に放出されてしまい、人や物に高出力の給電光を照射してしまうおそれがある。
また、給電量と受給消費量とのバランスを適切にして光給電を行うことが求められる。
本開示の1つの態様は、電力によりレーザー発振して給電光を出力する半導体レーザーを含む給電装置と、前記給電装置による給電光を電力に変換する光電変換素子を含む受電装置とを備えた光ファイバー給電システムであって、前記給電装置を含む第1のデータ通信装置と、前記第1のデータ通信装置と光通信し、前記受電装置を含む第2のデータ通信装置と、一端が前記第1のデータ通信装置に接続可能とされ、他端が前記第2のデータ通信装置に接続可能とされ、前記給電光及び信号光を伝送する光ファイバーケーブルとを備え、前記第1のデータ通信装置は、前記給電装置による低出力給電と、当該低出力給電による給電電力を超える高出力給電とを制御可能であり、前記第1のデータ通信装置は、前記第2のデータ通信装置の光電変換・光通信部への前記低出力給電を開始して前記第2のデータ通信装置から前記光電変換・光通信部が前記低出力給電を受けたことに伴い起動したことを示す起動信号を受信した後、前記高出力給電を可能に制御し、前記光電変換・光通信部は、前記受電装置を含み、前記低出力給電を受けると起動して前記起動信号を前記第1のデータ通信装置に送信し、前記高出力給電を受けると前記受電装置からの電力供給対象を拡張し、前記第2のデータ通信装置の外部の機器に前記高出力給電に応じた電力の供給を行うように構成されており、前記光電変換・光通信部は、起動後、前記高出力給電における給電量を決定するための情報を前記第1のデータ通信装置に送信し、前記第1のデータ通信装置は、前記給電量を決定するための情報を受信し、これに基づき給電量を決定して前記高出力給電を制御する。
本開示の1つの態様の光ファイバー給電システムによれば、高出力の給電光を外部に放出してしまうことを防止することができ、給電量と受給消費量とのバランスを適切にして光給電を行うことができる。
本開示の第1実施形態に係る光ファイバー給電システムの構成図である。 本開示の第2実施形態に係る光ファイバー給電システムの構成図である。 本開示の第2実施形態に係る光ファイバー給電システムの構成図であって、光コネクタ等を図示したものである。 本開示の他の一実施形態に係る光ファイバー給電システムの構成図である。 図3と同様の光ファイバー給電システムの構成図であって、制御装置を図示したものである。 接続確立と給電光の制御の流れを示すフローチャートである。
以下に本開示の一実施形態につき図面を参照して説明する。
(1)システム概要
〔第1実施形態〕
図1に示すように本実施形態の光ファイバー給電(PoF:Power over Fiber)システム1Aは、給電装置(PSE:Power Sourcing Equipment)110と、光ファイバーケーブル200Aと、受電装置(PD:Powered Device)310を備える。
なお、本開示における給電装置は電力を光エネルギーに変換して供給する装置であり、受電装置は光エネルギーの供給を受け当該光エネルギーを電力に変換する装置である。
給電装置110は、給電用半導体レーザー111を含む。
光ファイバーケーブル200Aは、給電光の伝送路を形成する光ファイバー250Aを含む。
受電装置310は、光電変換素子311を含む。
給電装置110は電源に接続され、給電用半導体レーザー111等が電気駆動される。
給電用半導体レーザー111は、上記電源からの電力によりレーザー発振して給電光112を出力する。
光ファイバーケーブル200Aは、一端201Aが給電装置110に接続可能とされ、他端202Aが受電装置310に接続可能とされ、給電光112を伝送する。
給電装置110からの給電光112が、光ファイバーケーブル200Aの一端201Aに入力され、給電光112は光ファイバー250A中を伝搬し、他端202Aから受電装置310に出力される。
光電変換素子311は、光ファイバーケーブル200Aを通して伝送されてきた給電光112を電力に変換する。光電変換素子311により変換された電力が、受電装置310内で必要な駆動電力とされる。さらに受電装置310は光電変換素子311により変換された電力を外部機器用に出力可能とされる。
給電用半導体レーザー111及び光電変換素子311の光‐電気間の変換効果を奏する半導体領域を構成する半導体材料が500nm以下の短波長のレーザー波長をもった半導体とされる。
短波長のレーザー波長をもった半導体は、バンドギャップが大きく光電変換効率が高いので、光給電の発電側及び受電側における光電変換効率が向上され、光給電効率が向上する。
そのためには、同半導体材料として、例えば、ダイヤモンド、酸化ガリウム、窒化アルミニウム、GaN等、レーザー波長(基本波)が200~500nmのレーザー媒体の半導体材料を用いてもよい。
また、同半導体材料として、2.4eV以上のバンドギャップを有した半導体が適用される。
例えば、ダイヤモンド、酸化ガリウム、窒化アルミニウム、GaN等、バンドギャップ2.4~6.2eVのレーザー媒体の半導体材料を用いてもよい。
なお、レーザー光は長波長ほど伝送効率が良く、短波長ほど光電変換効率が良い傾向にある。したがって、長距離伝送の場合には、レーザー波長(基本波)が500nmより大きいレーザー媒体の半導体材料を用いてもよい。また、光電変換効率を優先する場合には、レーザー波長(基本波)が200nmより小さいレーザー媒体の半導体材料を用いてもよい。
これらの半導体材料は、給電用半導体レーザー111及び光電変換素子311のいずれか一方に適用してもよい。給電側又は受電側における光電変換効率が向上され、光給電効率が向上する。
〔第2実施形態〕
図2に示すように本実施形態の光ファイバー給電(PoF:Power over Fiber)システム1は、光ファイバーを介した給電システムと光通信システムとを含むものであり、給電装置(PSE:Power Sourcing Equipment)110を含む第1のデータ通信装置100と、光ファイバーケーブル200と、受電装置(PD:Powered Device)310を含む第2のデータ通信装置300とを備える。
給電装置110は、給電用半導体レーザー111を含む。第1のデータ通信装置100は、給電装置110のほか、データ通信を行う発信部120と、受信部130とを含む。第1のデータ通信装置100は、データ端末装置(DTE(Date Terminal Equipment))、中継器(Repeater)等に相当する。発信部120は、信号用半導体レーザー121と、モジュレーター122とを含む。受信部130は、信号用フォトダイオード131を含む。
光ファイバーケーブル200は、信号光の伝送路を形成するコア210と、コア210の外周に配置され、給電光の伝送路を形成するクラッド220と有する光ファイバー250を含む。
受電装置310は、光電変換素子311を含む。第2のデータ通信装置300は、受電装置310のほか、発信部320と、受信部330と、データ処理ユニット340とを含む。第2のデータ通信装置300は、パワーエンドステーション(Power End Station)
等に相当する。発信部320は、信号用半導体レーザー321と、モジュレーター322とを含む。受信部330は、信号用フォトダイオード331を含む。データ処理ユニット340は、受信した信号を処理するユニットである。また、第2のデータ通信装置300は、通信ネットワークにおけるノードである。または第2のデータ通信装置300は、他のノードと通信するノードでもよい。
第1のデータ通信装置100は電源に接続され、給電用半導体レーザー111、信号用半導体レーザー121と、モジュレーター122、信号用フォトダイオード131等が電気駆動される。また、第1のデータ通信装置100は、通信ネットワークにおけるノードである。または第1のデータ通信装置100は、他のノードと通信するノードでもよい。
給電用半導体レーザー111は、上記電源からの電力によりレーザー発振して給電光112を出力する。
光電変換素子311は、光ファイバーケーブル200を通して伝送されてきた給電光112を電力に変換する。光電変換素子311により変換された電力は、発信部320、受信部330及びデータ処理ユニット340の駆動電力、その他の第2のデータ通信装置300内で必要となる駆動電力とされる。さらに第2のデータ通信装置300は、光電変換素子311により変換された電力を外部機器用に出力可能とされていてもよい。
一方、発信部120のモジュレーター122は、信号用半導体レーザー121からのレーザー光123を送信データ124に基づき変調して信号光125として出力する。
受信部330の信号用フォトダイオード331は、光ファイバーケーブル200を通して伝送されてきた信号光125を電気信号に復調し、データ処理ユニット340に出力する。データ処理ユニット340は、当該電気信号によるデータをノードに送信し、その一方で当該ノードからデータを受信し、送信データ324としてモジュレーター322に出力する。
発信部320のモジュレーター322は、信号用半導体レーザー321からのレーザー光323を送信データ324に基づき変調して信号光325として出力する。
受信部130の信号用フォトダイオード131は、光ファイバーケーブル200を通して伝送されてきた信号光325を電気信号に復調し出力する。当該電気信号によるデータがノードに送信され、その一方で当該ノードからデータが送信データ124とされる。
第1のデータ通信装置100からの給電光112及び信号光125が、光ファイバーケーブル200の一端201に入力され、給電光112はクラッド220を伝搬し、信号光125はコア210を伝搬し、他端202から第2のデータ通信装置300に出力される。
第2のデータ通信装置300からの信号光325が、光ファイバーケーブル200の他端202に入力され、コア210を伝搬し、一端201から第1のデータ通信装置100に出力される。
なお、図3に示すように第1のデータ通信装置100に光入出力部140とこれに付設された光コネクタ141が設けられる。また、第2のデータ通信装置300に光入出力部350とこれに付設された光コネクタ351が設けられる。光ファイバーケーブル200の一端201に設けられた光コネクタ230が光コネクタ141に接続する。光ファイバーケーブル200の他端202に設けられた光コネクタ240が光コネクタ351に接続する。光入出力部140は、給電光112をクラッド220に導光し、信号光125をコア210に導光し、信号光325を受信部130に導光する。光入出力部350は、給電光112を受電装置310に導光し、信号光125を受信部330に導光し、信号光325をコア210に導光する。
以上のように、光ファイバーケーブル200は、一端201が第1のデータ通信装置100に接続可能とされ、他端202が第2のデータ通信装置300に接続可能とされ、給電光112を伝送する。さらに本実施形態では、光ファイバーケーブル200は、信号光125,325を双方向伝送する。
給電用半導体レーザー111及び光電変換素子311の光‐電気間の変換効果を奏する半導体領域を構成する半導体材料としては上記第1実施形態と同様のものが適用され、高い光給電効率が実現される。
なお、図4に示す光ファイバー給電システム1Bの光ファイバーケーブル200Bように、信号光を伝送する光ファイバー260と、給電光を伝送する光ファイバー270とを別々に設けてもよい。光ファイバーケーブル200Bも複数本で構成してもよい。
(2)接続確立と給電光の制御について
次に、接続確立と給電光の制御につき図2に加え図5及び図6を参照して説明する。
上記第2実施形態として説明した光ファイバー給電システム1(図2及び図3によって示される構成)において、図5に示すように第1のデータ通信装置100は、制御装置150を備え、第2のデータ通信装置300は、制御装置360を備える。制御装置360は、上記データ処理ユニット340とハードウエアとして同一のものでもよい。なお、制御装置360も光電変換素子311により変換された電力により駆動される。
第1のデータ通信装置100の制御装置150は、給電装置110による低出力給電と、当該低出力給電による給電エネルギーを超える高出力給電とを制御可能とされている。
図6のフローチャートを参照して説明する。
第1のデータ通信装置100の制御装置150は、電源オン(T1)の後、各ポートに接続されるデータ通信装置を監視する(T2,S1)。その中に、図5に示す第2のデータ通信装置300があるとする。
いま、第2のデータ通信装置300が電源オフ状態であり、第1のデータ通信装置100との通信接続されていないとする(P1)。
第1のデータ通信装置100の制御装置150は、第1のデータ通信装置100に対する入力操作信号等に応じて第2のデータ通信装置300への光給電を開始する。そのために、第2のデータ通信装置300の接続ポートを検索し、接続状態を確認する。ここでは、非接続状態であると確認したとする(T3)。
第1のデータ通信装置100の制御装置150は、第2のデータ通信装置300の非接続状態を確認したので、まず、第2のデータ通信装置300への低出力給電を開始する(T4)。これにより低出力給電光(S2)が第2のデータ通信装置300に供給される。
第1のデータ通信装置100の制御装置150は、低出力給電の開始(T4)とともに、第2のデータ通信装置300から第2のデータ通信装置300の光電変換・光通信部(310,320,330,360)が起動したことを示す起動信号を待つ。ここで、光電変換・光通信部(310,320,330,360)は、第2のデータ通信装置300の光電変換及び光通信を行う機能部分を指し、受電装置310、発信部320、受信部330及び制御装置360を含む。
光電変換・光通信部(310,320,330,360)は、低出力給電光(S2)を受けると、光電変換素子311が作動して通電し起動する(P2)。第2のデータ通信装置300の制御装置360は起動すると、発信部320を介して起動信号(S3)を第1のデータ通信装置100に送信する(P2)。
第1のデータ通信装置100の制御装置150は、起動信号(S3)を受信したら、高出力給電における給電量を決定するための情報の通知を指示する(T5)。同情報(本実施形態では「受電側能力/状態情報」とする。)には、受電装置310の受電能力(光電変換能力)のほか、第2のデータ通信装置300内の温度などの状態、受電装置310から電力供給を受ける機器構成が含まれる。
ここでの「受電装置310から電力供給を受ける機器構成」は、光電変換・光通信部(310,320,330,360)以外を指すとともに、P2時点で受電装置310から電力供給を受けていない機器が含まれる。ここでの「受電装置310から電力供給を受ける機器構成」としては、画像表示装置などの出力機器、センサー、カメラなどの入力機器、電波通信機器などが想定されるが、第2のデータ通信装置300に対し一体に組み込まれているか、外部に設けられているかを問わない。
第2のデータ通信装置300の制御装置360は、受電装置310の能力、受電装置310から電力供給する最大範囲の現状を確認し、受電側能力/状態情報(S5)を第1のデータ通信装置100に送信する(P3)。
第1のデータ通信装置100の制御装置150は、受電側能力/状態情報(S5)を受信し(T6)、受電側能力/状態情報(S5)に基づき、給電量を決定して高出力給電を制御する(T6,S6)。制御装置150は、決定した給電量の高出力給電光(S6)の送出と同時に、高出力給電の開始合図及び給電量を示す情報(S7)の送信を実施する(T7)。
以上のように、第1のデータ通信装置100の制御装置150は、第2のデータ通信装置300の状態を監視し、非接続状態(非給電状態)を確認してから低出力給電を開始し、起動信号(S3)を受信した後、高出力給電を可能に制御する。すなわち、制御装置150は、起動信号(S3)の受信が無ければ、高出力給電に移行しないように制限制御する。したがって、通信接続が確立しない限りは、給電装置110による高出力給電が開始されることはなく、例えば、光コネクタ240が非接続の場合にも給電装置110による高出力給電が開始されることはなく、高出力の給電光を外部に放出してしまうことを防止することができる。
本実施形態では制御装置150は、起動信号(S3)と受電側能力/状態情報(S5)を受信し、給電量を決定して高出力給電を開始する。これに拘わらず、起動信号(S3)を受信したら、予め定められている給電量で高出力給電を開始してもよい。また、起動信号(S3)と受電側能力/状態情報(S5)とを分けて通信せず、第2のデータ通信装置300の制御装置360は起動したら、受電側能力/状態情報(S5)を送信することとしてもよい。起動信号(S3)は、形式に拘泥されるものではなく、実質的に起動していることを示せればよい。したがって、受電側能力/状態情報(S5)をもって起動信号(S3)に代えてもよい。
第2のデータ通信装置300の制御装置360は、高出力給電(S6,S7)を受けると、受電装置310からの電力供給対象を拡張可能に制御する。ここでは、実際に受電装置310からの電力供給対象を拡張する(P4)。制御装置360は、高出力給電(S6,S7)を受ける前は、このような拡張を制限する。これにより、光電変換・光通信部(310,320,330,360)の電力不足を防ぐ。
拡張された電力供給対象としては、例えば、上述した出力機器、入力機器、電波通信機器である。同機器は、低出力給電状態においては、給電されていなかった機器(起動されていなかった機器)である。制御装置360は、同機器を起動する(P4)。なお、制御装置360は、起動すべき機器がなにもなければ、電力供給対象をそのままにする。制御装置360は、電力供給可能範囲内であれば、後に接続された機器に電力を供給して同機器を起動する。
制御装置360は、第1のデータ通信装置100に機器動作状態を通知し(P5)、制御装置150はこれを受信し、以後、第1のデータ通信装置100と第2のデータ通信装置300との間でさらなる光通信が行われる。制御装置150は第2のデータ通信装置300側の状態や通信状態を監視し、必要により給電量の変更、停止等の給電量の制御を実行する。
以上のようにして、低出力給電による給電電力は、光電変換・光通信部(310,320,330,360)を駆動できる最低限の電力にまで低く制限した電力として実施することができる。
一方、高出力給電は、低出力給電による給電電力を超える電力であり、低出力給電による給電電力を超え、給電装置110の最高出力までの範囲で実施することができる。高出力給電は、必ずしも給電装置110の最高出力を指すものではなく、上記のように受電側からの情報に応じて決定される。
低出力給電及び高出力給電において、給電光をパルス発光にし、給電電力をPWM(Pulse Width Modulation)方式で制御してもよい。
低出力給電における給電光の光強度最高値を、高出力給電における給電光の光強度最高値より低く設定してもよい。低出力給電において瞬間的に照射される給電光の光強度を、高出力給電のときより下げて安全性を確保するためである。
また、低出力給電における給電光の光強度最高値と、高出力給電における給電光の光強度最高値とを等しくして実施してもよく、その場合でも、低出力給電におけるデューティー比を下げ、パルス周波数をある程度高くすることで、単位時間当たりの照射量を低減して一定の安全性を確保できる。
また、給電光をパルス発光ではく連続発光とし、低出力給電における給電光の光強度値を、高出力給電における給電光の光強度値より低く設定して実施してもよい。
以上本開示の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として示したものであり、この他の様々な形態で実施が可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成要素の省略、置き換え、変更を行うことができる。
上記(2)では、高出力給電における給電量を決定するための情報を、受電側能力/状態情報(S5)とした。しかし、高出力給電における給電量を決定するための情報は、第2のデータ通信装置300側から給電量を指定する情報(5W、10W、20W等)であってもよい。電力供給対象拡張(P4)後も、第2のデータ通信装置300側から給電量を指定する情報(給電停止指示を含む)を送信して、給電量を制御してもよい。
1A 光ファイバー給電システム(光給電システム)
1 光ファイバー給電システム(光給電システム)
1B 光ファイバー給電システム(光給電システム)
100 第1のデータ通信装置
110 給電装置
111 給電用半導体レーザー
112 給電光
120 発信部
125 信号光
130 受信部
140 光入出力部
141 光コネクタ
150 制御装置
200A 光ファイバーケーブル
200 光ファイバーケーブル
200B 光ファイバーケーブル
210 コア
220 クラッド
250A 光ファイバー
250 光ファイバー
260 光ファイバー
270 光ファイバー
300 第2のデータ通信装置
310 受電装置
311 光電変換素子
320 発信部
325 信号光
330 受信部
350 光入出力部
351 光コネクタ
360 制御装置
401 可視光
410 蓋部材
411 波長変換材
420 蓋部材
421 波長変換材

Claims (2)

  1. 電力によりレーザー発振して給電光を出力する半導体レーザーを含む給電装置と、前記給電装置による給電光を電力に変換する光電変換素子を含む受電装置とを備えた光ファイバー給電システムであって、
    前記給電装置を含む第1のデータ通信装置と、
    前記第1のデータ通信装置と光通信し、前記受電装置を含む第2のデータ通信装置と、
    一端が前記第1のデータ通信装置に接続可能とされ、他端が前記第2のデータ通信装置に接続可能とされ、前記給電光及び信号光を伝送する光ファイバーケーブルとを備え、
    前記第1のデータ通信装置は、前記給電装置による低出力給電と、当該低出力給電による給電電力を超える高出力給電とを制御可能であり、
    前記第1のデータ通信装置は、前記第2のデータ通信装置の光電変換・光通信部への前記低出力給電を開始して前記第2のデータ通信装置から前記光電変換・光通信部が前記低出力給電を受けたことに伴い起動したことを示す起動信号を受信した後、前記高出力給電を可能に制御し、
    前記光電変換・光通信部は、前記受電装置を含み、前記低出力給電を受けると起動して前記起動信号を前記第1のデータ通信装置に送信し、前記高出力給電を受けると前記受電装置からの電力供給対象を拡張し、前記第2のデータ通信装置の外部の機器に前記高出力給電に応じた電力の供給を行うように構成されており、
    前記光電変換・光通信部は、起動後、前記高出力給電における給電量を決定するための情報を前記第1のデータ通信装置に送信し、
    前記第1のデータ通信装置は、前記給電量を決定するための情報を受信し、これに基づき給電量を決定して前記高出力給電を制御する光ファイバー給電システム。
  2. 前記半導体レーザーの光-電気間の変換効果を奏する半導体領域を構成する半導体材料が、レーザー波長500nm以下のレーザー媒体とされた請求項1記載の光ファイバー給電システム。
JP2019142683A 2019-08-02 2019-08-02 光ファイバー給電システム Active JP7345309B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019142683A JP7345309B2 (ja) 2019-08-02 2019-08-02 光ファイバー給電システム
EP20179686.9A EP3772194B1 (en) 2019-08-02 2020-06-12 Power over fiber system
US16/902,271 US10911157B1 (en) 2019-08-02 2020-06-16 Power over fiber system
CN202010600720.7A CN112311473B (zh) 2019-08-02 2020-06-28 光纤供电系统
US17/128,197 US11223428B2 (en) 2019-08-02 2020-12-21 Power over fiber system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019142683A JP7345309B2 (ja) 2019-08-02 2019-08-02 光ファイバー給電システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021027656A JP2021027656A (ja) 2021-02-22
JP7345309B2 true JP7345309B2 (ja) 2023-09-15

Family

ID=71094154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019142683A Active JP7345309B2 (ja) 2019-08-02 2019-08-02 光ファイバー給電システム

Country Status (4)

Country Link
US (2) US10911157B1 (ja)
EP (1) EP3772194B1 (ja)
JP (1) JP7345309B2 (ja)
CN (1) CN112311473B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7345309B2 (ja) * 2019-08-02 2023-09-15 京セラ株式会社 光ファイバー給電システム
DE112020004173T5 (de) * 2019-08-29 2022-05-19 Fujikura Ltd. Sender, Empfänger und Kommunikationssystem

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001025180A (ja) 1999-07-06 2001-01-26 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光パワー給電装置
US7359647B1 (en) 2004-04-06 2008-04-15 Nortel Networks, Ltd. Method and apparatus for transmitting and receiving power over optical fiber
US20090016715A1 (en) 2007-07-11 2009-01-15 James Furey Power over optical fiber system
JP2010135989A (ja) 2008-12-03 2010-06-17 Mitsubishi Electric Corp 光ファイバ、光通信装置、及び光通信方法
US8358893B1 (en) 2010-01-14 2013-01-22 Sandia Corporation Photonic-powered cable assembly
JP2015001925A (ja) 2013-06-18 2015-01-05 富士機械製造株式会社 光給電型センシングシステム
JP2016180669A (ja) 2015-03-24 2016-10-13 横河電子機器株式会社 光給電型水位計
WO2018042034A1 (en) 2016-09-02 2018-03-08 Koninklijke Philips N.V. Optical transceiver, optical system, interventional device and method for supplying energy and returning data

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0814501B2 (ja) * 1989-07-29 1996-02-14 株式会社東芝 光給電型信号処理装置
JPH07111759B2 (ja) * 1990-06-29 1995-11-29 株式会社東芝 光エネルギー駆動型検出装置
US5528409A (en) * 1994-10-13 1996-06-18 Nt International, Inc. Fiber-optic interface system
US20030076577A1 (en) * 1999-12-23 2003-04-24 Dominic Vincent G. Lossless optical transmission link
JP2007049612A (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Kansai Electric Power Co Inc:The 光給電システムおよび光給電方法
CN101226283A (zh) * 2008-01-22 2008-07-23 长春理工大学 大功率电光调制器
CN101226282A (zh) * 2008-01-22 2008-07-23 长春理工大学 电光调制器
JP2010011339A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Kansai Electric Power Co Inc:The 受電装置、光給電/情報伝送システムおよび光給電/情報伝送方法
JP6503270B2 (ja) * 2015-09-09 2019-04-17 日本放送協会 リモートアンテナシステム
JP7345309B2 (ja) * 2019-08-02 2023-09-15 京セラ株式会社 光ファイバー給電システム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001025180A (ja) 1999-07-06 2001-01-26 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光パワー給電装置
US7359647B1 (en) 2004-04-06 2008-04-15 Nortel Networks, Ltd. Method and apparatus for transmitting and receiving power over optical fiber
US20090016715A1 (en) 2007-07-11 2009-01-15 James Furey Power over optical fiber system
JP2010135989A (ja) 2008-12-03 2010-06-17 Mitsubishi Electric Corp 光ファイバ、光通信装置、及び光通信方法
US8358893B1 (en) 2010-01-14 2013-01-22 Sandia Corporation Photonic-powered cable assembly
JP2015001925A (ja) 2013-06-18 2015-01-05 富士機械製造株式会社 光給電型センシングシステム
JP2016180669A (ja) 2015-03-24 2016-10-13 横河電子機器株式会社 光給電型水位計
WO2018042034A1 (en) 2016-09-02 2018-03-08 Koninklijke Philips N.V. Optical transceiver, optical system, interventional device and method for supplying energy and returning data
JP2019533337A (ja) 2016-09-02 2019-11-14 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 光送受信器、光学システム、介入装置及びエネルギを供給し、データを返す方法

Also Published As

Publication number Publication date
US11223428B2 (en) 2022-01-11
US20210111813A1 (en) 2021-04-15
US10911157B1 (en) 2021-02-02
US20210036784A1 (en) 2021-02-04
EP3772194B1 (en) 2024-06-12
EP3772194A1 (en) 2021-02-03
CN112311473A (zh) 2021-02-02
CN112311473B (zh) 2023-07-28
JP2021027656A (ja) 2021-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7345309B2 (ja) 光ファイバー給電システム
WO2021075164A1 (ja) 光給電システム
JP2023153145A (ja) データ通信装置及び光給電システム
CN112311474B (zh) 光纤供电系统以及光纤供电系统的供电侧数据通信装置
WO2021079703A1 (ja) 光給電システム
WO2021014727A1 (ja) 光ファイバー給電システム
JP7436160B2 (ja) 光給電システム
JP7145124B2 (ja) 受電装置及び光ファイバー給電システム
WO2021075087A1 (ja) 光ファイバー給電システム
JP7436156B2 (ja) 光給電システム
EP3829086B1 (en) Optical fiber power feeding system
JP7344698B2 (ja) 光ファイバー給電システム
JP7308682B2 (ja) 光給電システム
JP6889227B2 (ja) 光給電システムの受電装置及び給電装置並びに光給電システム
JP2021069194A (ja) 光給電システムの受電装置及び給電装置並びに光給電システム
JP2003008511A (ja) 光リンク用トランシーバ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230807

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230905

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7345309

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150