JP2019533337A - 光送受信器、光学システム、介入装置及びエネルギを供給し、データを返す方法 - Google Patents

光送受信器、光学システム、介入装置及びエネルギを供給し、データを返す方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、光電子デバイス26、データを生成する電子装置30、並びに光電子デバイス26及び電子装置30を制御するように構成された電気回路28を有する光変換器回路24を有する光送受信器に関する。光電子デバイス26は、入射光ビームを受け取ると、前記光ビームを電気エネルギに変換するように構成される。光電子デバイス26は、更に、光パルスを放射するように構成され、前記光パルスの放射は、光誘起エレクトロルミネセンス(PIEL)によって前記入射光ビームにより誘起され、光誘起エレクトロルミネセンスに基づく前記光パルスは、電子装置30により生成されたデータを有する。電気回路28は、光電子デバイス26に、光強度の離散的なセットの2より多い異なるレベルの前記光パルスを放射させる多重信号レベル符号化スキームによって前記データを光電子デバイス26に対して変調するように構成される。

Description

本発明は、光送受信器、光学システム及び介入装置に関する。光送受信器は、特に医療技術の分野において、離れた電子装置に光学的にエネルギを供給し、前記電子装置からデータを返すのに使用されうる。本発明は、更に、光学的にエネルギを供給し、光学的にデータを返す方法に関する。
光送受信器は、特に電力伝送及びデータ伝送経路のサイズの制約により、電線を介する電力伝送及びデータ伝送に問題がある応用分野において有用である。本発明は、医療的応用における使用に限定されないが、本発明は、ここでは、医療的応用に関して記載される。
医療分野において、従来の外科的処置を最小侵襲介入で置き換える、明らかな進行中の傾向がある。低減された外傷、より短い入院、及び低減されたコストが、最小侵襲技術の採用の最も重要な原動力である。医療器具の更なるイノベーションを可能にするために、したがって、より進歩した、より挑戦的な最小侵襲介入を可能にするために、カテーテル及びガイドワイヤのような器具において体内撮像及び生理学的測定に対する小型センサを一体化する必要性がある。このような器具の先端におけるセンサの一体化は、医療装置の遠位先端に電力を伝送し、前記遠位先端から前記医療装置の近位端にデータを送り返すことができるワイヤの必要性を意味する。
撮像、感知、感作(sensitizing)又はアブレーションに対するカテーテル又はガイドワイヤのような長く細い装置の先端に対するデータ及び電力伝送は、困難である可能性がある。それに加えて、遠位から近位端への高データレート戻りチャネルを含めることは、更に問題がある。これは、いくつかの理由による。
第一に、医療介入に必要な、小さな断面(すなわち小さな直径)の結合は、ガイドワイヤ又はカテーテルの長い長さと組み合わせて、このような器具に一体化されることができる電線の総数を厳しく制限する。
第二に、複数の電線の一体化は、器具の柔軟性を損ない、柔軟性は、この種の器具の重要な性質である。
第三に、例えば先端における超音波トランスデューサ又は高感度測定に対して要求されるような、高データレートのために、しばしば、単心線と比較して更に大きな空間を必要とする同心ケーブルを要求する。
第四に、電線を持つ器具は、典型的には、接続された電子装置における電磁干渉を生じ、場合により組織加熱を生じる電線の/における共鳴のため、磁気共鳴撮像の使用に適合しない。更に、薄い電気ケーブルは、典型的には、カテーテルの遠位端における使用に対する比較的高い電力量をサポートすることができない。
また、ディスポーザブルな使用のため、カテーテル及びガイドワイヤは、比較的単純なコスト効率の良い方法で製造されなければならない。
WO2014/072891A1は、離れたレーザ光源から光エネルギを受け取り、前記光エネルギを電気エネルギに変換して、送受信器の光変換器回路に電力供給する光送受信器を記載している。このために、前記光送受信器は、発光ダイオード(LED)の形の光電子デバイスを有する。前記光変換器回路は、データを生成する電子装置を持つことができる。この既知の光送受信器が、電子装置として超音波カテーテルを作動するのに十分な電力伝送能力を提供するのに効果的であるのに対し、前記光電子デバイスが、必要な電力出力を達成するのに必要な大きな表面積を持つので、前記光電子デバイスの大きな表面積は、帯域幅、したがって、前記送受信器から前記近位端への戻り経路におけるデータ伝送のデータレートを制限する。この理由で、更に、別の光電子デバイス、特に遠位端から近位端への戻り経路におけるデータ伝送に対して垂直キャビティ面発光レーザ(VCSEL)を使用することが、提案される。しかしながら、データ伝送に対する別の光電子デバイス及びエネルギ収穫に対する別の光電子デバイスは、前記光送受信器を使用する介入器具の電子部分及び光学部分の両方に対して大幅な複雑さを追加する。前記光電子デバイスとして使用される、より小さなLEDは、データ伝送の帯域幅を増大させるが、浮遊容量及びエッジ効果が、状況を悪化し、前記LEDの光起電力変換効率が、低減される。
したがって、問題は、光送受信器が、単一のLEDのみを用いて高い帯域幅を提供することができないか、又は光起電力変換において効率的でないか、又は余分なVCSELによって複雑になるかのいずれかであることであり、関連するコスト、製造及びアライメントの問題である。
したがって、十分な変換電力出力を達成する能力を保つが、戻り経路におけるデータ伝送の帯域幅を増加する改良された光送受信器に対する要望が存在する。
本発明の目的は、光送受信器、光学システム、介入装置及び離れた電子装置にエネルギを供給し、前記離れた電子装置からデータを返す方法を提供することであり、これらは、高データレートでデータを伝送し、同時に前記光送受信器の電子装置に電力供給する、特に電子装置に電力供給するのに十分な電力出力を達成する能力を維持することができる。
本発明の第1の態様において、光送受信器が提供され、前記光送受信器は、
光電子デバイス、データを生成する電子装置、並びに前記光電子デバイス及び前記電子装置を制御するように構成された電気回路を有する光変換器回路、
を有し、
前記光電子デバイスが、入射する光ビームを受け取ると、前記光ビームを電気エネルギに変換するように構成され、
前記光電子デバイスが、光パルスを放射するように構成され、前記光パルスの放射が、光誘起エレクトロルミネセンスにより前記入射光ビームにより誘起され、光誘起エレクトロルミネセンスに基づく前記光パルスが、前記電子装置により生成された前記データを有し、
前記電気回路が、多重信号レベル符号化スキーム(multiple signal-level coding scheme)によって前記データを前記光電子デバイスに対して変調し、前記光電子デバイスに、光強度の離散的なセットの2より多い異なるレベルにおいて前記光パルスを放射させる。
本発明による光送受信器は、光誘起エレクトロルミネセンスに基づいて前記光電子デバイスにより生成され、複数の異なるレベルの光強度を持つ光パルスによりデータを伝送する概念に基づく。このために、前記光送受信器の前記電気回路は、多重信号レベル符号化スキームによって、前記電子装置により生成されたデータを前記光電子デバイスに対して変調するように構成される。光強度のレベルの数は、達成されるべきデータレートに依存する。前記光パルスの光強度のレベルの数が高いほど、得られるデータレートは高くなる。したがって、2つのレベルの光強度のみを使用するバイナリ符号化と比較して、データ戻りチャネルのデータレートは、増加されることができる。
更に、前記多重信号レベル符号化スキームと組み合わせて、本発明による光学送受信は、光誘起エレクトロルミネセンス(PIEL)を使用する。PIELは、発光することができる光電子デバイス、特にLEDが、光で照射され、そのリード線が、前記デバイスのバンドギャップより高い電圧を確立するように前記デバイスに対して十分に高い抵抗に接続される場合に、生じる。結果として、前記デバイスは、従来のエレクトロルミネセンスにおいて行われるように、電流を伝導し、光を放射し始める。従来のエレクトロルミネセンスとは異なり、PIELは、光放射を誘起するために余分なエネルギ源を必要としない。前記デバイス(例えばLED)に入る光は、前記デバイスにおいて電圧を誘起し、前記電圧は、前記デバイスを通る電流を誘起し、前記電流は、前記デバイスによる光放射を誘起する。効率的なLEDの場合、これは、電流源なしで強力な光放射を提供しうる。ルミネセンス強度の出力レベルは、本発明の原理によって、複数の異なるPIEL強度レベルを得るために、例えば、前記LED上の負荷を変えることにより、変調されてもよい。
多重信号レベル符号化スキームと組み合わせた光誘起エレクトロルミネセンス(PIEL)の使用は、したがって、従来のエレクトロルミネセンスの場合より高いデータレート及びそれにもかかわらず前記光送受信器の低い電力消費の利点を持つ。
本発明のおかげで、送信器帯域幅がデジタル(2レベル)光パルスとのみ使用される場合より高いデータレートが、得られることができる。本発明は、したがって、VCSEL及び光ビームスプリッタのような追加の要素が、カテーテル又はガイドワイヤのような介入装置の先端において利用可能な限定的な空間に配置される必要性を取り除く。
以下、好適な実施例は、どのように前記多重信号レベル符号化スキームが構成されることができるか開示される。
一実施例において、前記光電子デバイスは、前記光ビームを電気エネルギに変換し、前記光変換器回路に電力供給するように構成される。
前記光ビームから得られた電気エネルギで前記光変換器回路に電力供給することにより、更なる電源が、必要とされない。これは、前記光変換器回路が遠位端の近くに配置される、最小侵襲器具、例えばカテーテルにおける本発明の応用に対して特に有利である。前記光ビームを電気エネルギに変換して、センサのような電子装置を含む前記電気回路に電力供給することにより、電源が、前記遠位端において必要とされない。
一実施例において、前記電気回路は、前記光パルスの異なるレベルの光強度を生成するように、前記光電子デバイスにおける電気負荷を変化させる又は異なる電気負荷レベルの離散的なセットにセグメント化するように構成されてもよい。
前記光電子デバイスにおける電気負荷を変えることにより、PIELの強度が、変更される。前記光電子デバイスにおける電気負荷が、電気負荷の離散的なセットの複数の異なるレベルによって変化又はセグメント化される場合、前記光パルスは、これに応じて、光強度の離散的なセットの複数の異なるレベルで生成される。
一方で特定の応用に対して要求されるデータレートに依存して、他方で前記光変換器回路の電子素子に対して必要とされる電力に依存して、負荷変化又はセグメンテーションの範囲が、選択されることができる。特定の応用が、前記電子素子、例えば前記電子装置に対して大きな電力を必要とするが、最高のデータレートを必要としない場合、PIEL信号の大きな変化は、必要とされない。更なる目的は、特に、前記光変換器回路が、低電力消費、すなわち低損失、又は換言すると高効率を持つことである。可能な限り効率的に複数の信号レベルを符号化することが望ましい場合、信号レベルの識別可能な変化を生じる負荷の最小変化を知ることが、有利である。
したがって、更なる実施例によると、前記電気回路は、前記光電子デバイスの動作点(working point)の周りの限定的な範囲において前記電気負荷を変化させるように構成されてもよい。前記動作点は、好ましくは、前記光電子デバイスによる光起電力変換の最大出力点(MPP)である。
前記動作点の周りの前記限定的な範囲は、特定の応用に依存して、前記動作点の周りの負荷の±1%、±3%、±10%程度に小さいことが可能である。このようにして、前記多重信号レベル符号化スキームにより引き起こされる追加の損失が、小さく保たれることができる。前記電気負荷の最小変化は、信号対雑音比にも依存する。
実際的な実施例において、前記光電子デバイスにおける前記負荷の変化は、前記電気回路が、可変抵抗を持つ電気又は電子部品を有することで達成されてもよい。
前記可変抵抗を持つ電気又は電子部品は、PIEL信号強度を変調するために前記光電子デバイスにおける前記負荷を変調することができる。可変抵抗を持つ電子部品の一例は、MOSFETである。
前述の実施例は、所定の動作点の周りの限定的な小さな範囲内の離散的な数のレベルを使用する小さな変調が、前記戻りチャネルにおいて必要とされるデータレートに対して十分である場合に、特に有利である。
前記可変抵抗を持つ電気又は電子部品は、単純な構成で直列に前記光電子デバイスに接続されることができる。
データ伝送のより高いデータレートが、得られるべきである場合、より大きな範囲のレベルが得られることができるように変調された前記光電子デバイスにおける直列及び並列負荷を持つことが、有利であることができる。
したがって、更なる好適な実施例によると、前記電気回路は、可変抵抗を各々持つ第1及び第2の電気又は電子部品を有してもよく、前記第1の電気又は電子部品は、前記光電子デバイスに直列に接続され、前記第2の電気又は電子部品は、前記光電子デバイスに並列に接続される。
前記光電子デバイスに並列に接続された電気又は電子部品は、例えば、分路(shunt)であることができる。
前記光電子デバイスにおける前記電気負荷を変化させる電気又は電子部品は、単純さに関して有利である。
他の実施例において、前記電気回路は、前記多重レベル符号化スキームのレベルの数によって複数のサブ回路を有してもよく、各サブ回路は、前記光電子デバイスに個別の電気負荷を提供する。
この実施例は、前記電気回路のサブ回路へのセグメンテーションにより前記光電子デバイスにおける前記負荷のセグメンテーションを使用する。前記サブ回路の各々は、前記多重レベル符号化スキームを得るために前記光電子デバイスに異なる電気負荷を提供してもよい。1つの利点は、前記サブ回路が、デジタル部品のみで構成されることができることである。伝送されるべきデータは、前記サブ回路にわたって分散され、前記サブ回路により提供される多重信号レベルによって前記光電子デバイスに対して符号化されうる。
前述の実施例において、各サブ回路又は少なくとも一部のサブ回路は、前記前記光電子デバイスにより入射光ビームから変換される電気エネルギを蓄積する独自のエネルギ蓄積要素を有してもよい。
これに関して、前記光変換器回路は、常に十分な電力が電子装置に流れるようにあるプロセッサの制御下で独立に(再)充電及び非充電(uncharged)されうるいくつかのエネルギ蓄積要素に基づいて信号を合計する変調マトリクスを提供してもよい。前記エネルギ蓄積要素の充電は、電流のレベルの離散的なセットが流れうるように制御される。これらの電流は、前記光電子デバイスから放射されたPIELの強度レベルと関連付けられ、高い電流が低いPIELをもたらす。この実装は、いかなるインダクタも使用することを必要とせず、これは、カテーテル又はガイドワイヤのような介入装置の先端の場合のように空間が限られる場合に有利である。
更なる好適な実施例において、前記電気回路をサブ回路にセグメント化する原理を使用して、前記電気回路は、前記光電子デバイスにおける電気負荷をデジタルに変化させるように構成されてもよい。
これは、前記電気回路が、前記光電子デバイスおよび前記電子装置に接続された複数の電流源を有することで達成されることができ、各電流源は、個別にオン及びオフに切り替えられるように構成される。
利点は、可変抵抗を持つ電気又は電子部品を使用する前記光電子デバイスにおける負荷の変化と比較して、前記多重信号レベル符号化スキームによって前記データを前記PIEL信号に対して変調する場合に、前記光変換器回路の損失が、低減されることである。
前記電流源は、例えば、電流ミラー構成においてPNPトランジスタを使用することにより作成されることができる。前記光電子デバイスにおける前記負荷は、前記電流源のサブセットをオンに切り替える又はオフに切り替えることにより適切に変化される。
この実施例の更なる利点は、アナログ制御部品を使用せずに、デジタル制御のみを使用して、集積電気回路上に容易に一体化されることができる「シリコン」部品のみを使用する単純さである。
以前の実施例の代わりに又は加えて、前記光電子デバイスが、複数の光電子セグメントを有してもよく、各光電子セグメントが、好ましくは、前記電気回路に個別に接続可能及び分離可能であることも、考えられる。
例えば、前記光電子デバイスは、単一のセグメント化された光電子デバイスであることができ、又は前記光電子セグメントは、別個の装置、例えばLEDであることができる。
この実施例において、前記光電子デバイス自体が、複数の電流源として使用され、異なるセグメントは、前記負荷を変化させるように切り替えられる。セグメント化された光電子デバイスの場合に、最低信号レベルは、1つのアクティブセグメントでありえ、最高信号レベルは、アクティブセグメントの総数でありうる。前記光電子デバイスが、(前記変換器電気回路に電力供給する)「オン」又は「オフ」であるので、主な利点は、低減された損失である。更なる利点は、この実施例が、「デジタルシリコン」部品のみを使用し、これにより、集積電気回路に容易に集積されることができることである。
好適な実施例において、前記光電子デバイスは、直接バンドギャップを持つ半導体材料を有する半導体デバイスである。特に、前記光電子デバイスは、LEDであり、好ましくは青色LEDであり、好ましくはGaNに基づき、更に好ましくはInGaN−LEDである。
本発明の第2の態様において、介入装置が、提供され、前記介入装置は、
長さ、近位端部分及び遠位端部分を持つ細長い本体と、
前記細長い本体の長さに沿って延在する光ガイドと、
前記光ガイドと光学連通する前記第1の態様による光送受信器であって、前記細長い本体の前記遠位端部分に配置される当該光送受信器と、
を有する。
請求された介入装置が、請求された光送受信器と同様の及び/又は同一の好適な実施例を持つと、理解されるべきである。
前記細長い本体の長さに沿って延在する前記光ガイドは、1以上の光ファイバを有してもよい。電力供給及びデータ伝送のために電線が必要とされないので、1より多い光ファイバの使用が、本発明において可能である。
本発明の第3の態様において、光学システムが、提供され、前記光学システムは、
光ビームを生成するように構成された光源と、
前記光源から離れて配置された前記第1の態様による光送受信器と、
順方向に前記光源から前記光送受信器へ前記光ビームをガイドするように前記光源と光学連通し、逆方向に前記送受信器から前記光パルスをガイドするように前記光送受信器と光学連通するように構成された光ガイドと、
を有する。
前記光源は、好ましくは、レーザである。特にLEDの形の、前記光電子デバイスは、好ましくは、高いバンドギャップを持ち、前記光源は、好ましくは、短波長レーザであり、好ましくは、高い出力パワーを持つ。
前記光学システムは、更に、前記光ガイドから前記光パルスを受けるように構成された光検出器を有してもよい。
前記電子装置は、温度センサ、圧力センサ、化学センサ、超音波トランスデューサ、カメラ、電離放射線に対するセンサ、電場センサ、及び/又は電気刺激装置若しくは感作物質(sensitizer)、及び/又は医療応用において有用な他の電子装置であってもよい。
前記光学システムは、更に、前記光源に動作可能に接続され、光エネルギを制御するように構成された制御ユニットを有してもよく、前記制御ユニットは、更に、前記光検出器に動作可能に接続され、そこからデータを受信するように構成される。前記制御ユニットは、前記光源により生成された光ビームの光エネルギを調整するために前記光送受信器から受信された光パルスの戻りPIELレベルからのフィードバックを提供してもよい。このようなフィードバックは、前記光送受信器の安定した動作点を得るのに有利でありうる。
本発明の第4の態様によると、離れた電子装置にエネルギを供給し、前記電子装置からデータを返す方法が、提供され、前記方法は、
前記電子装置を有する前記第1の態様による光送受信器を設けるステップと、
前記光送受信器に光エネルギを供給するステップと、
前記光送受信器により前記光エネルギを電気エネルギに変換するステップと、
前記光送受信器から光強度の離散的なセットの2より多い異なるレベルで光誘起エレクトロルミネセンスに基づいて前記送受信器により生成された光パルスを返すステップであって、前記光パルスが、前記電子装置により生成されたデータを有する、ステップと、
を有する。
請求された方法が、上で開示された請求された光送受信器及び請求された光学システムと同様の及び/又は同一の好適な実施例を持つと、理解されるべきである。
本発明の第5の態様によると、コンピュータ上で実行される場合に、前記第4の態様による方法のステップを前記コンピュータに実行させるプログラムコード手段を有するコンピュータプログラムが、提供される。
本発明のこれら及び他の態様は、以下に記載される実施例を参照して説明され、明らかになる。
本発明による光送受信器を有する光学システムの一実施例を概略的に示す。 第1の実施例による光送受信器の電気回路図を示す。 更なる実施例による光送受信器の電気回路図を示す。 更に他の実施例による光送受信器の電気回路図を示す。 更に他の実施例による光送受信器の電気回路図を示す。 更に他の実施例による光送受信器の電気回路図を示す。 光電子デバイスのセグメンテーションの実施例を示す。 異なるポンプ光パワーにおけるLEDに対する電流‐電圧曲線のグラフを示す。 光起電力変換、エレクトロルミネセンス及び光誘起エレクトロルミネセンス+フォトルミネセンスに対するLEDからの出力パワーのグラフを示す。 異なるポンプ光パワーにおける光起電力変換及び光誘起エレクトロルミネセンス+フォトルミネセンスに対するLEDに対する出力パワー曲線のグラフを示す。
図1は、一般参照番号10でラベル付けされた、エネルギ及びデータ伝送に対する光学システムの概略的表現を示す。光学システム10は、光送受信器12、細長い光ガイド14(中断された形で表されている)、光源16、ビームスプリッタ18及び光検出器20を有する。
光学システム10は、光源16から光ガイド14を介して光送受信器12に光エネルギの形で電力を伝送し、光送受信器12から光ガイド14を介して光検出器20にデータを伝送することができる。更に、光学システム10は、光源16から光送受信器12にデータを伝送することができてもよい。
光源16は、光エネルギを持つ光を放射することができる。光源16は、例えば、405nmの波長を持つ高バンドギャップレーザでありうる。
矢印22は、光源16へのパワー入力及びデータ入力を示す。前記パワー入力は、電力入力であってもよいが、光パワー入力であってもよい。
光源16により放射された光は、ビームスプリッタ18を通って光ガイド14内に放たれる。ビームスプリッタ18は、二色性ビームスプリッタでありうる。光ガイド14は、一方で光源16に、他方で光送受信器12に光学的に接続された1以上の光ファイバを有してもよい。光源16が、光送受信器12に光エネルギを伝送するのみならず、光送受信器12にデータをも伝送するのに使用される場合、このようなデータは、光源16に対して変調されてもよく、したがって、前記データにより変調された光を放射する。光源16により前記光送受信器に伝送されたデータは、光送受信器12のコンポーネントを制御する制御データであってもよい。
光送受信器12は、光変換器回路24を有する。光変換器回路24は、光電子デバイス26、電気回路28及び電子装置30を有する。
一般に、光電子デバイス26は、直接バンドギャップを持つ半導体材料を有する半導体デバイスである。一例として、光電子デバイス26は、約450nmの波長を持つ光を放射する。光電子デバイス26は、好ましくは、発光ダイオード(LED)、特に青色光を放射するLEDである。光電子デバイス26は、青色GaNベースLED、例えばInGaN−LEDであってもよい。例えば、前記LEDは、446nmのピーク放射波長を持つ、"Philips Lumileds Luxeon Z, Royal Blue"名義で売買されるLEDであってもよい。
光変換器回路24の電気回路28は、光電子デバイス26及び電子装置30に接続され、光電子デバイス26及び電子装置30を制御するように構成される。電気回路28の実施例は、後で記載される。
電子装置30は、1以上の撮像装置、例えば超音波撮像装置、カメラであってもよく、又は前記電子装置は、いくつかの例を与えるために、超音波トランスデューサ、温度センサ、圧力センサ、化学センサ、電離放射線に対するセンサ、例えば心電図を測定する、電場センサ、電気刺激装置又は感作物質であってもよい。
光電子デバイス26は、光源16により放射された光ビームを受け取り、前記光ビームの光エネルギを電気エネルギに変換するように構成される。この電気エネルギは、光変換器回路24の部品、すなわち光電子デバイス26、電気回路28及び/又は電子装置30に電力供給するのに使用されうる。しかしながら、光電子デバイス26、電気回路28及び/又は電子装置30は、他の電源から電力を受けてもよい。光源16により放射され、光電子デバイス26により受け取られる入射光ビームは、図1において矢印32により示される。
光変換器回路24は、光送受信器12から光検出器20にデータを光学的に送信するようにも構成される。矢印34は、光電子デバイス26により放射された光パルスを示し、これらの光パルスの放射は、入射光ビーム32により光誘起エレクトロルミネセンス(PIEL)により誘起される。PIELの効果は、より詳細には以下に記載される。
電気回路28は、光電子デバイス26により放射された光パルス34が電子装置30により生成されたデータを有するように電子装置30により生成されたデータを光電子デバイス26に対して変調する。電気回路28は、後に記載される変調スキームによって前記データを前記光電子デバイスに対して変調する。前記光電子デバイスにより放射された前記光パルスは、ビームスプリッタ18を介して光検出器20上に向けられる。矢印36は、更なる処理、例えば画像処理及び前記データ、例えばディスプレイ(図示されない)上の画像データの表現のための光検出器20からのデータ出力を示す。電子装置30が、例えば、撮像装置である場合、データ出力36は、ディスプレイ上で可視にされる画像(ライブ画像又は静止画像)である。
一例として、入射光ビーム32は、約405nmの波長を有してもよく、光パルス34は、約450nmの波長を持つ。
光電子デバイス26のバンドギャップは、好ましくは、入射光ビーム32の波長と同様であるか、又はより好ましくはわずかに低い。入射光ビーム32は、光電子デバイス26により電気エネルギに変換される。したがって、送受信器12の1つの機能は、光起電力変換により入射光ビームからのエネルギを収集することである。
入射ビーム32は、光電子デバイス26に取り付けられた電気回路28において電流を生成する。電気回路28は、光電子デバイス26により感知された電気インピーダンスに影響を与えるように設計される。例えば、電気回路28は、実質的に前記インピーダンスを上げることにより光電子デバイス26を本質的に分離することができ、これにより独自の電源を分離する。電気回路28は、後で記載されるように、光電子デバイス26からの電力の外部供給なしの時間期間を埋めるのに使用されるキャパシタを有してもよい。光電子デバイス26を分離することにより、PIELが、光電子デバイス26において生じる。このルミネセンス光は、入射光ビーム32からの吸収された光より長い波長を持ち、光検出器20に輸送される。これにより、光送受信器12は、光検出器20にデータを送信することができる。したがって、送受信器12の1つの更なる機能は、光学的にデータを伝送することである。
光源16からの入力パワーは、出力効率に対する最適な動作点(後で記載されるように、いわゆる最大出力点)を見つけるように調整するように変更されることができる。合計ルミネセンス(フォトルミネセンス及び光誘起エレクトロルミネセンスの和)が、光電子デバイス26における前記負荷を測定し、光送受信器12の電子素子の前記動作点及び出力効率を推定するように監視される、フィードバックループが、作成されることができる。
次に、光‐電気出力(光起電力)変換及びPIELが、図8乃至10を参照して、より詳細に説明される。
一例として、446nmのピーク放射波長を持つ"Philips Lumileds Luxeon Z, Royal Blue"名義で売買される青色LEDが、光電子デバイス26として調査された。通常の順方向動作において、このLEDは、43%までの効率で3Vにおいて1mAで動作する。その面積は、ちょうど1mm2であり、したがって、〜1000mW/cm2の順方向出力密度を提供する。
測定において、このLEDは、光エネルギを前記LEDに伝達するために405nmの波長を持つレーザ光源から光で照射された。したがって、前記レーザは、ポンプレーザ光源として示されることもできる。
前記LEDは、3つの異なるレーザ光源出力パワーにおいて照射される。図8は、前記LEDの測定された電流(I)‐電圧(U)曲線を示し、曲線38は、レーザ出力パワーPlaser=6.2mWにおけるI−U曲線であり、曲線40は、レーザ出力パワーPlaser=38.0mWにおけるI−U曲線であり、曲線42は、レーザ出力パワーPlaser=52.1mWにおけるI−U曲線である。曲線38、40及び42を測定するために、可変抵抗は、負荷(コンダクタンス)が変化されることができるように、前記LEDのリード線に接続された。曲線38、40、42が、かなり角ばっており、高いフィルファクタ(fill factor)を持つ。これは、前記LEDにより変換されるより大きいパワーが求められる点まで、負荷を増加した時の電圧降下がかなり限定的であることを意味する。最高レーザポンプ出力(Plaser=52.1mW)を持つ曲線42に対して、最大出力点(MPP)において生成される光起電力パワーは、Pout,MPP=2.23V×9.8mA=21.9mWである。前記MPPは、最適な変換効率が得られるところであり、この場合、η=21.9/52.1=42%である。
曲線42は、Plaser=52.1mWにおける10mAの短絡回路電流ISCを明らかにし、曲線38、40及び42は、開回路電圧UOP=2.6Vを明らかにする。
LEDは、3種のルミネセンスを示す。第1のタイプのルミネセンスは、光源としてLEDの通常の使用に対応する。この場合、入力電流からのエネルギは、光を生成するように変換される。この効果は、エレクトロルミネセンス(EL)と称される。第2のタイプのルミネセンスは、フォトルミネセンス(PL)である。この場合、光放射は、前記LEDのバンドギャップより高いエネルギの光が前記LEDに照射される場合に生じる。PLの波長は、ELの波長と同じである。PLに対して、ポンプ光は、前記LEDのバンドギャップより高いエネルギを持たなくてはならないので、これは、光起電力電流を生成する同じ状況であり、PLは、光起電力変換(PV)における「寄生」効果と見なされてもよい。PLの放射は、同じ入力パワーにおいてELと比較してあまり強くない。
図9は、図8による測定の場合と同じタイプのLEDにおいて実行された測定からのグラフを示し、左の縦軸は、前記LEDの測定された(光起電力)電気出力パワーPout,elを示し、下の横軸は、前記LEDの光電流Iphotoを示し、上の横軸は、順方向LED電流Iforwardを示し、右の縦軸は、前記LEDのルミネセンスを示す。前記測定は、レーザ出力パワーPlaser=38mWにおいて実行された。
曲線44は、光電流Iphotoの関数として電気出力パワーPout,elを示す。IOCは、開回路電流を示し、ISCは、短絡回路電流を示す。
曲線46は、順方向LED電流Iforward(上の横軸)に依存するエレクトロルミネセンス(EL)(ルミネセンスは右の縦軸に取られる)を示す。
光誘起エレクトロルミネセンス(PIEL)と称される第3のタイプのルミネセンスが存在する。PIELは、LEDが照射され、そのリード線が、バンドギャップより高い電圧を確立するのに前記LEDに対して十分に高い抵抗に接続される場合に、生じる。確立された電圧が、前記バンドギャップより高い場合、前記LEDは、導通し、ELにおいて行われるように光を放射し始める。したがって、PIELにおいて、光は、前記LEDにおいて電圧を誘起し、前記電圧は、特定のレベルの上である場合に、前記LEDにおいて電流を誘起し、前記電流は、前記LEDからの光放射を生成する。効率的なLEDの場合、これは、余分な電流源なしで強力な放射を提供し、前記LEDにおける負荷の変化は、PIEL光出力強度レベルを変調する。したがって、PIELは、ポンプ光源からの前記入射光ビームからエネルギを取るので、前記光起電力変換から送受信器12において蓄積された余分なエネルギを消費しない。PIELの効率ηPIELは、光起電力パワー変換効率ηPV及びエレクトロルミネセンス効率ηELの積である。
図9において、曲線48は、レーザ出力パワーPlaser=38mWに対するPIEL+「寄生」PLを示す。短絡回路電流ISCにおける曲線48と46との間の差は、実際には小さいPLのレベルである。PLのレベルは一定である。PIEL+PL(曲線48)及びEL(曲線46)の傾きは、ηPV〜ηELなので、同様である。図9のグラフの右の軸(ルミネセンス)は、ほとんど前記左の縦軸における出力パワーと対応するようにスケーリングされた。
PIELの最大放射は、前記LEDの開回路において得られ、これは、ηPV〜42%かつηEL〜43%の場合にηPIEL=ηELηPV〜18%になる。
ηPV〜ηELなので、前記LEDからの合計出力パワーは、ほとんど一定であり、前記LEDにおける加えられた負荷に依存して、光と電気との間で分割される。
図10は、図9のグラフと同様のグラフを示し、図10のグラフは、前記LEDをポンプする前記レーザの3つの異なるレーザ出力パワーにおいて図9のような前記LEDにおける測定を示す。曲線44a、44b、44cは、前記LEDを通る電流Iphotoに依存する前記LEDの光起電力出力パワーPout,el(左の縦軸)を示し、曲線48a、48b、48cは、前記光検出器における前記LEDのルミネセンス(PIEL+PL、ELは図示されない)を示し、追加の文字「a」を持つ曲線は、ポンプレーザ出力パワーPlaser=6.2mWにおいて取られ、追加の文字「b」を持つ曲線は、ポンプレーザ出力パワーPlaser=38.0mWにおいて取られ(図9参照)、追加の文字「c」を持つ曲線は、ポンプレーザ出力パワーPlaser=52.1mWにおいて取られる。
本発明は、送受信器12からのデータ伝送に対して、一方でPIELの効果を、他方で多重信号レベル符号化スキームを使用して、光電子デバイス26に、送受信器12から光検出器20にデータを送信する光強度の離散的なセットの2より多い異なるレベルで光パルスを放射させ、したがって高い帯域レートを達成する。前記光パルスは、例えば、4、8、16の強度レベルにおいて放射されてもよい。したがって、電気回路28は、以下に記載されるように多重信号レベル符号化スキームによって光電子デバイス26に対して前記データを変調するように構成される。
前記多重レベル符号化スキームに入る前に、光電子デバイス26に対するデータの単一バイナリ変調の第1の実施例が、図2を参照して与えられる。図2が、図1の要素と同一又は同様の要素を示す限り、図1と同じ参照番号が、追加された「a」とともに使用される。
図2は、光電子デバイス26a、電気回路28a及び電子装置30aを持つ光変換器回路24aを有する光送受信器12aを示す。
電子装置30aは、ASICを有するCMUT圧力センサであってもよい。前記CMUT圧力センサは、圧力依存周波数変調出力信号を生成しえ、これは、光電子デバイス26aからのPIEL信号を変調するのに使用される。前記ASICは、光電子デバイス26aからの正及び負の電圧供給を提供され、前記ASICの圧力依存出力信号は、オープンコレクタを持つインバータ50(例えば、タイプ74AUP2G06)を制御するのに使用される。結果として、インバータ50は、光電子デバイス26aからの電流をピンチオフすることにより光電子デバイス26aにおける負荷を変調し、同時に、前記ASICは、光エネルギから電気エネルギへの変換により光電子デバイス26aにより生成された電気エネルギが蓄積されるキャパシタ52から電力を取り出す。
本発明の概念によると、光電子デバイス26、特にLEDにおける負荷の変調は、前記戻り経路において光ガイド14を介して伝送される前記PIELの強度変調の結果となり、これは、光源16により放射された光を光電子デバイス26に「注入(pump)」するのにも使用される。
概論として、本発明による送受信器は、単純であり、コンパクトであり、低エネルギ損失、すなわち高効率であるように構成される。上の図8乃至10の議論から出てくるように、PIELの効果は、前記光電子デバイスにおける負荷の変化も大きい場合にのみ、大きい。したがって、理想的には、この目的で消費される全ての電力は、前記LEDの後ろの光変換器回路24の電子素子に電力供給するのに費やされる。換言すると、より多くの電力が、光変換器回路24の電子素子において消費されると、より多くのレーザパワーが、前記LEDに注入するのに必要とされ、より強力なPIEL信号になる。強力なPIEL信号は、より多くの信号レベル、したがって、より高い帯域幅、したがって、前記戻り経路における、すなわち光検出器20に対する送受信器12からのデータ伝送のデータレートを可能にする。
一般に、データがチャネル上で送信されるデータ通信において、前記データレートは、利用可能な帯域幅、使用される信号のレベル、及び前記チャネルの品質(ノイズのレベル)に依存する。
システムのビットレートは、シンボルを示すのに使用される信号レベルの数Lの増加とともに増加する。シンボルは、単一のビット(n=1、バイナリ符号化)又はnビットからなることができる。信号レベルの数は、L=2nである。レベルの数Lが上昇すると、レベル間の間隔は減少し、これにより伝送障害の存在下で生じるエラーの確率を増加する。ナイキストの定理は、シンボル内のビット(又は信号レベル)の数及び前記システムの帯域幅B(2シンボル/サイクル及び第一高調波を仮定する)から直接的にビットレートを計算することにより前記伝送システムのビットレートに対する上限を与える。ナイキストの定理は、ノイズなしのチャネルに対して、容量Cnoiseless=2B2logL=2B2log2nであることを述べ、ここでBはHz単位の帯域幅であり、nはシンボル毎のビット数である。
シャノンの定理は、容量Cmax=B2log(1+SNR)を与え、ここでSNRは信号対雑音比である。
所定のシステムに対して、適切なビットレート及び信号レベルの数を見つけるために、第一に、シャノンの式が、ビットレートの上限Cmaxを見つけるのに使用され、第二に、Cmaxよりやや小さくてもよい、ビットレートの実際の値Cが、選択され、第三に、ナイキストの式が、信号レベルの数Lを見つけるのに使用され、ここでLmax=(1+SNR)1/2である。
前記電子素子(電気回路28及び電子装置30)に対して大きなパワーを必要としうるが、最高データレートを必要としない特定の応用を仮定すると、前記PIEL信号における大きな変化は、必要とされない。したがって、前記光変換器回路の低電力消費のために、可能な限り効率的なデータ伝送に対して光電子デバイス26における多重信号レベルを符号化することが、目的である。したがって、光電子デバイス26が、光強度の離散的なセットの2より多い異なるレベルの光パルスを放射することができるように、2より多い信号レベルを提供する多重信号レベル符号化スキームを可能にするために信号レベルの識別可能な変化をもたらす最小変化負荷を知ることが、有用である。
可能な限り低い損失を持つ多重信号レベル符号化スキームを提供するために、伝送されるべきデータレートに対して必要とされる信号レベルの最小変化を導入することが、有益である。例えば、1MHzのバイナリ帯域幅に対して、光電子デバイス26における負荷の2%の最小変化が、必要とされ、前記負荷は、+1%乃至−1%負荷で変調されることができる。2Mbpsのデータレートが必要とされる場合、+3%乃至−3%の光電子デバイス26における負荷の変調が、適切であり、更に、例えば、4Mbpsのデータレートが必要とされる場合、光電子デバイス26における負荷は、+7%乃至−7%で変調されうる。このようにして、光電子デバイス26においてデータを変調するための前記負荷の変調により引き起こされる追加の損失は、依然として小さく、これは、予測されることができるSNRにも依存する。前述のスキームは、チャネルデータ容量に対する動的に適応可能なメカニズムの一部でありうる。
先行する記載に続いて、電気回路28は、好ましくは、PIELに基づいて生成される前記光パルスの光強度の異なるレベルを生成するように異なる電気負荷レベルの離散的なセットによって光電子デバイス26における電気負荷を変化又はセグメント化するように構成される。更に、以前に説明されたように、電気回路28は、好ましくは、光電子デバイス26の動作点の周りの限定的な範囲において前記電気負荷を変化させるように構成され、前記動作点は、以前に記載された最大出力点(MPP)でありうる。
安定した動作点を得るために、ポンプレーザ出力パワー(光源16)のフィードバックが、光検出器20により検出されるように光電子デバイス26の戻りルミネセンスレベルから得られうる。
図3において、送受信器12bの一実施例が示され、送受信器12bは、光変換器回路24bを有し、光変換器回路24bは、光電子デバイス26b、特にLED、電気回路28b及び電子装置30bを有する。電子装置30bは、例えば、撮像装置(例えば、光学的又は超音波)である。電気回路28bは、アナログ・デジタル(A/D)変換器54、マイクロコントローラ56、デジタル・アナログ(D/A)変換器58、低ドロップアウト電圧レギュレータ(LDO)60、キャパシタ62を有する。電気回路28bは、更に、光電子デバイス26bにおける電気負荷を変化させる可変抵抗を持つ電気又は電子部品64を有する。電気又は電子部品64は、例えば、MOSFETでありうる。
A/D変換器54による電子装置30bにより生成された信号のA/D変換の後に、D/A変換器58による所望の数の信号レベルへのD/A変換が続く。電気又は電子部品64により光電子デバイス26bにおける負荷を変調することにより、光電子デバイス26bのPIEL放射は、PIELの強度が光電子デバイス26bを通る電流に依存するので、複数の強度レベルに変換されることができる。キャパシタ62は、入射光エネルギを電気エネルギに変換する光電子デバイス26bにより充電される。部品64により前記負荷を変化させることにより、キャパシタ62における電圧は、電圧の振れを示しうるが、低ドロップアウト電圧レギュレータ60は、前記充電が、光変換器回路24bの電子装置30b及び他の電子素子に電力供給するのに効率的に使用されることを保証する。
図3による実施例は、光変換器回路24bの所定の動作点の周りの離散的な数のレベルを使用する光電子デバイス26bにおける負荷の小さな変調が、光電子デバイス26bから光検出器20への前記戻りチャネルにおいて必要とされるデータレートに対して十分である場合に、特に有利である。図3の実施例において、可変抵抗を持つ部品64は、光電子デバイス26bに直列に接続される。
前記戻り経路における、より高いデータレートが、必要とされる場合、より大きな範囲の信号レベルを得るように、図3のような光電子デバイス26bにおける直列負荷を変化させるのみならず、並列負荷をも変化させることが、有益であることができる。この態様を明らかにする実施例は、図4に示される。図4は、光電子デバイス26c、電気回路28c及び電子装置30cを持つ光変換器回路24c並びに図3を参照して記載されるコンポーネント54、56、58、60、62、64を持つ光送受信器12cを示す。加えて、電気回路28cは、電気又は電子部品70及び他のデジタル‐アナログ(D/A)変換器68を有する。可変抵抗を持つ部品70は、光電子デバイス26cに並列に接続された分路であってもよい。追加の分路負荷は、全範囲にわたって光電子デバイス26cを変調する、すなわち光電子デバイス26cを短絡することができるように使用される。
図3及び4による実施例は、光電子デバイス26における負荷を変化させるために可変抵抗を持つ電気又は電子部品を使用するが、図5は、キャパシタ82を充電する複数の電流源74、76、78及び80を使用することにより光電子デバイス26dにおける負荷電流をデジタルに変化させることができる光送受信器12dの他の実施例を示す。電流源74、76、78、80は、マイクロコントローラ84により制御される。光電子デバイス26dにおける負荷電流を変化させるために、電流源74、76、78、80は、個別にオンに切り替えられ又はオフに切り替えられ、光電子デバイス26dにおける電流負荷は、オンに切り替えられる又はオフに切り替えられる電流源74、76、78、80の数に依存して変化される。4つの電流源が、図5に示されているが、より低い又はより高い数の電流源が、提供されることができる。電流源74、76、78、80は、例えば、電流ミラー構成においてPNPトランジスタを使用することにより作成されることができる。唯一の制約は、より長い期間にわたるキャパシタ82に対する平均電流が、キャパシタ82からの平均電流に等しいことでありうる。一般に、図5の実施例の裏の原理は、電気回路28dが、異なる電流源74、76、78、80により示される複数のサブ回路を有することであり、前記サブ回路の各々は、前記光電子デバイスにおける負荷が複数の負荷レベルにセグメント化されるように光電子デバイス26dに対する個別の電気負荷を提供する。
単純さのために、前記電子装置及び前記LDOが、図5において省略されていることに注意されるべきであるが、このような機能電気回路が、図5の実施例にも存在すると理解されるべきである。
図5の実施例と同様の原理に基づく実施例が、図6に示される。図6は、光電子デバイス26e、電気回路28e及び電子装置30eを有する光変換器回路24eを有する光送受信器12eを示す。この実施例において、光電子デバイス26e自体が、(理想的な)前記電流源として使用される。このために、光電子デバイス26eは、複数の光電子セグメント84a、84b及び84cを持つ。光電子セグメント84a、84b及び84cの各々は、入射光ビームを受け、光エネルギを電気エネルギに変換し、電子装置30eにより生成されたデータを有する光パルスを放射するように構成される。光電子セグメント84a、84b及び84cは、セグメント化された単一の光電子デバイスのセグメント、特にセグメント化されたLEDのセグメントであってもよいか、又は個別の光電子デバイス、例えば複数の単一LEDであってもよい。
セグメント84a、84b、84cは、前記負荷をセグメント化する、したがって、光強度の離散的なセットの2より多い異なるレベルの光パルスを生成する多重信号レベル符号化スキームを得るために、個別に切り替えられる、又は換言すると、電気回路28eに個別に接続可能かつ分離可能である。
電気回路28eは、例えば、トランジスタ88a、88b、88cを介してセグメント84a、84b、84cに接続されたマイクロコントローラ86を有し、マイクロコントローラ86は、電子装置30eに接続される。電気回路28eは、更に、LDO及びキャパシタ92を有し、キャパシタ92は、例えば、図1の光源16からの入射光エネルギからセグメント84a、84b、84cにより生成された電気エネルギで充電される。
図6の実施例において、セグメント84a、84b、84cは、前記負荷を変化させる、したがって前記多重信号レベル符号化スキームを得るために、個別に「オン」及び「アウト」に切り替えられる。最低信号レベルは、1つのアクティブなセグメント84a又は84b又は84cであり、最大でアクティブなセグメント84a及び84b及び84cの合計数である。この実施例は、光電子セグメント84a、84b、84cが、LEDのセグメントである、又は単一のLEDであるので、低減された損失を提供し、LEDは、「オン」であり、したがって光変換器回路24eに電力供給するか、又は「オフ」である。
セグメント化されたLEDを使用することによる多重レベル符号化は、アクティブである前記LEDの異なるセグメントサイズから異なる輝度レベル、すなわち光強度を使用して複数ビットを信号に符号化することに基づく。前記光電子セグメントが、セグメント化されたLEDのn個のセグメントである場合に、前記セグメントは、比1:2:4:8:...:2(n-1)の面積を持ち、放射された光パルスの2nの光強度レベルを表す。3つのセグメント84a、84b、84cを持つ図6の実施例において、2つのセグメントの面積は、第3のセグメントと1:2の比を形成するように結合されることができ、これにより4つのレベルが得られることができる。
図7a)乃至d)は、どのように光電子デバイス、例えばLEDが、数2nの光強度レベルの光パルスを放射するようにセグメント化されることができるかのいくつかの例を示す。比1:2の2つの面積は、シンボル毎に2つのビット及び4つの光レベルを表す。図7a)乃至7c)は、このようなセグメンテーションの3つの例を示し、図7a)及び図7b)は、3つの等しい面積のセグメントを示し、このうち2つは、融合されている(点線により示される)。図7d)は、8つの光強度レベルを表す比1:2:4の3つの面積に融合することを可能にする7つの等しい面積へのセグメンテーションを示す。
例えば、同時に3ビット(0乃至7の数字に対応する000、001、010、...、111)を送信する場合、前記LEDのj/7×100%が、アクティブである必要があり、j=0、1、2、...、7である。これらは、1:2:4の面積比を持つ3つのセグメントを持つことにより最も容易に符号化されることができる。3ビットパターン000、001、010、011、100、101、110、111は、1セグメント、2セグメント又は4セグメントのいずれがオン又はオフであるかを決定する。本例において、000を送信するために、全てのセグメントがオフであり、001を送信するために、前記1セグメントがオンであり、前記2セグメント及び4セグメントがオフであり、010を送信するために、前記1セグメントがオフであり、前記2セグメントがオンであり、前記4セグメントがオフであり、以下同様であり、111を送信するために、全てのセグメントがオンである。
このアプローチの利益は、単純に前記ビットをセグメントサイズの大きさの順序にマッピングすることにより実現されることができることである。4ビットパターンに対して、前記比は、1:2:4:8であり、5ビットパターンに対して、前記比は、1:2:4:8:16であり、以下同様である。各ビットに対して、単一のスイッチのみが、必要とされる。この動作は、1つのセグメントが、常に完全にオン又は完全にオフであり、したがって、電力損失を最小化するので、多重レベル符号化に対して最大効率である。
図3乃至6の送受信器の実施例は、送受信器12として図1の光学システムにおいて実装されうる。
図3乃至6による実施例において、光変換器回路24b乃至24eは、各々、光電子デバイス26b、26c、26d又は26eにより生成された電気エネルギを蓄積するただ1つのキャパシタ62、82、92を有する。しかしながら、十分な電力が常に前記光変換器回路の前記電子素子に流れるように、何らかのプロセッサの制御下で互いに独立に充電又は非充電されうるいくつかのエネルギ蓄積キャパシタに基づいて信号を合計する変調行列を提供することも、可能である。前記キャパシタの充電は、離散的なセットのレベルの電流が流れうるように制御されうる。これらの電流は、前記光電子デバイスから放射されたPIELの強度レベルと関連付けられ、高い電流が、低いPIELをもたらす。換言すると、電源及び電子素子は、信号レベルが存在するだけ多くの、例えば等しい負荷を持つ、部分Lにセグメント化されてもよく、前記部分の各々は、シンボルを送信するように電力が遮断される場合に隙間を埋めるように独自のキャパシタを持ちうる。一例として、撮像に対する電子素子は、L=N/nのレベルへの負荷の自然なセグメンテーションを提供するようにNの増幅器を有してもよく、ここでn、L及びNは全て整数である。
図1を再び参照すると、光送受信器12及び光ガイド14の少なくとも一部は、介入装置100内に一体化されうる。介入装置100は、カテーテル、ガイドワイヤ又は内視鏡でありうる。したがって、介入装置100は、近位端部分104及び遠位端部分106を持つ細長い本体102を持つ。近位端部分104は、光源16及び光検出器20を有してもよい光学コンソール(図示されない)に接続されるように構成されうる。ビームスプリッタ18は、前記コンソールと介入装置104との間のインタフェース装置でありうる。光送受信器12は、介入装置100の遠位端部分106内に一体化されうる。
上の開示によると、離れた電子装置30にエネルギを供給し、電子装置30からデータを返す方法は、電子装置30を有する、上に記載された実施例の1つによる光送受信器12を設けるステップと、光送受信器12に光エネルギを供給するステップと、電子装置30に電力供給するために光送受信器12により前記光エネルギを電気エネルギに変換するステップと、光送受信器12から光強度の離散的なセットの2より多い異なるレベルを持つ光誘起エレクトロルミネセンスに基づいて送受信器12により生成された光パルスを返すステップであって、前記光パルスが、電子装置30により生成されたデータを有する、ステップとを有する。送受信器12の光変換器回路24の電気回路28は、前記2より多い強度レベルでPIELに基づく前記光パルスを得るために、光電子デバイス26における負荷を変化させる又は複数の負荷レベルにセグメント化することにより、多重信号レベル符号化スキームによって前記データを、光電子デバイス26により放射されるPIEL信号に対して変調する。
本発明は、図面及び先行する記載において詳細に図示及び記載されているが、このような図示及び記載は、限定的ではなく、例示的又は典型的であると見なされるべきであり、本発明は、開示された実施例に限定されない。開示された実施例に対する他の変形例は、図面、開示及び添付の請求項の検討から、請求された発明を実施する際に当業者により理解及び達成されることができる。
請求項において、単語「有する」は、他の要素又はステップを除外せず、不定冠詞「a」又は「an」は、複数を除外しない。単一の要素又は他のユニットが、請求項に記載された複数のアイテムの機能を満たしてもよい。特定の方策が相互に異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これらの方策の組み合わせが有利に使用されることができないことを示さない。
コンピュータプログラムは、他のハードウェアと一緒に又は一部として供給される光記憶媒体又は半導体媒体のような、適切な媒体に記憶/分散されてもよいが、インターネット又は他の有線若しくは無線電気通信システムを介するような、他の形で分散されてもよい。
請求項におけるいかなる参照符号も、その範囲を限定するように解釈されるべきではない。

Claims (16)

  1. 光電子デバイス、データを生成する電子装置、並びに前記光電子デバイス及び前記電子装置を制御する電気回路を有する光変換器回路、
    を有する光送受信器において、
    前記光電子デバイスが、入射光ビームを受け取ると、前記光ビームを電気エネルギに変換し、
    前記光電子デバイスが、光パルスを放射し、前記光パルスの放射は、光誘起エレクトロルミネセンス(PIEL)によって前記入射光ビームにより誘起され、光誘起エレクトロルミネセンスに基づく前記光パルスが、前記電子装置により生成された前記データを有し、
    前記電気回路が、多重信号レベル符号化スキームによって前記データを前記光電子デバイスに対して変調し、前記光電子デバイスに、光強度の離散的なセットの2より多い異なるレベルの前記光パルスを放射させる、
    光送受信器。
  2. 前記光電子デバイスが、前記光変換器回路に電力供給するために前記光ビームを電気エネルギに変換する、請求項1に記載の光送受信器。
  3. 前記電気回路が、前記光パルスの異なるレベルの光強度を生成するように、前記光電子デバイスにおける電気負荷を変化させる又は異なる電気負荷レベルの離散的なセットにセグメント化する、請求項1に記載の光送受信器。
  4. 前記電気回路が、前記光電子デバイスの動作点の周りの限定的な範囲で前記電気負荷を変化させる、請求項3に記載の光送受信器。
  5. 前記電気回路が、可変抵抗を持つ電気又は電子部品を有する、請求項3に記載の光送受信器。
  6. 前記可変抵抗を持つ電気又は電子部品が、前記光電子デバイスに直列に接続される、請求項5に記載の光送受信器。
  7. 前記電気回路が、可変抵抗を各々持つ第1及び第2の電気又は電子部品を有し、前記第1の電気又は電子部品が、前記光電子デバイスに直列に接続され、前記第2の電気又は電子部品が、前記光電子デバイスに並列に接続される、請求項3に記載の光送受信器。
  8. 前記電気回路が、前記多重信号レベル符号化スキームのレベルの数によって複数のサブ回路を有し、各サブ回路が、前記光電子デバイスに対して個別の電気負荷を提供する、請求項1に記載の光送受信器。
  9. 前記サブ回路の各々又は少なくとも一部が、前記光電子デバイスにより前記入射光ビームから変換された電気エネルギを蓄積するエネルギ蓄積要素を独自に持つ、請求項8に記載の光送受信器。
  10. 前記電気回路が、前記光電子デバイスに接続された複数の電流源を有し、各電流源が、個別にオン及びオフに切り替えられる、請求項1に記載の光送受信器。
  11. 前記光電子デバイスが、複数の光電子セグメントを持つ、請求項1に記載の光送受信器。
  12. 前記光電子デバイスが、直接バンドギャップを持つ半導体材料を有する半導体デバイスである、請求項1に記載の光送受信器。
  13. 長さ、近位端部分及び遠位端部分を持つ細長い本体と、
    前記細長い本体の長さに沿って延在する光ガイドと、
    前記光ガイドと光学連通する請求項1乃至12のいずれか一項に記載の光送受信器であって、前記細長い本体の前記遠位端部分に配置される、光送受信器と、
    を有する介入装置。
  14. 光ビームを生成する光源と、
    前記光源から離れて配置される請求項1乃至12のいずれか一項に記載の光送受信器と、
    順方向において前記光源から前記光送受信器に前記光ビームをガイドするように前記光源と光学連通し、戻り方向において前記送受信器から前記光パルスをガイドするように前記光送受信と光学連通する光ガイドと、
    を有する光学システム。
  15. 前記光ガイドから前記光パルスを受け取る光検出器を有する、請求項14に記載の光学システム。
  16. 離れた電子装置にエネルギを供給し、前記電子装置からデータを返す方法において、
    前記電子装置を有する請求項1乃至12のいずれか一項に記載の光送受信器を設けるステップと、
    前記光送受信に光エネルギを供給するステップと、
    前記光送受信器により前記光エネルギを電気エネルギに変換するステップと、
    前記光送受信器から光強度の離散的なセットの2より多い異なるレベルで光誘起エレクトロルミネセンスに基づいて前記送受信器により生成された光パルスを返すステップであって、前記光パルスが、前記電子装置により生成されたデータを有する、ステップと、
    を有する方法。
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