JP7344751B2 - 乗物用シート - Google Patents
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Description
また、力布によりエアバッグの展開方向をバランスよく規制することを目的とする。
また、力布の延出部の強度を高くすることを目的とする。
また、エアバッグが展開するときの安定性を向上させることを目的とする。
また、左右のエアバッグをそれぞれ適切な方向に展開させることを目的とする。
また、第1エアバッグを上方に展開させることを目的とする。
また、第2エアバッグを下方に展開させることを目的とする。
図1に示すように、本実施形態に係る乗物用シートは、自動車に搭載される車両用シートSとして構成されており、シートクッションS1と、シートバックS2と、ヘッドレストS3とを有している。
ロアサイドフレーム11は、板金からなり、略上下に延びている。
ロアフレーム30および架橋フレーム40は、それぞれ、板金からなる。ロアフレーム30は、左右のサイドフレーム10の下部同士を連結し、架橋フレーム40は、アッパフレーム22の下方に配置されて左右のサイドフレーム10の上部同士を連結している。
シートバックS2は、シートバック中央部S21と、シートバック中央部S21の左右両側に設けられてシートバック中央部S21よりも前側に張り出した左右一対のシートバック側部S22とを有している。第1エアバッグモジュール50および第1力布100は、左のシートバック側部S22に配置され、第2エアバッグモジュール60および第2力布200は、右のシートバック側部S22に配置されている。
第1エアバッグ51は、折りたたまれた状態で第1ケース54内に収容されている。
図4に示すように、サイドフレーム10(ロアサイドフレーム11)は、ビード部12と、力布固定孔13と、モジュール固定孔14とを有している。
第2エアバッグ61は、折りたたまれた状態で第2ケース64内に収容されている。
第2力布200は、第2本体部210と、第2下側延出部220と、第2上側延出部230とを有している。
第2本体部210は、上下に長い形状を有し、一端部である前端部がシートバック表皮SK2の第2破断部70B(図3参照)に縫合されている。
第1本体部110は、上下に長い形状を有し、一端部である前端部がシートバック表皮SK2の第1破断部70A(図2参照)に縫合されている。
図7に示したように、第1力布100を構成する第1力布原反は、第1方向が最も伸びにくくなっており、第1下側延出部120が第1方向と交差する方向に延び、第1上側延出部130が第1方向に沿って延びている。そのため、図9に示すように、第1力布100は、第1エアバッグ51の展開時に、第1エアバッグ51の膨張による応力を、第1上側延出部130が延びる第1方向に沿って、第1破断部70Aの第1上側延出部130の延長線上に位置する部分にまず伝達することができる。これにより、第1破断部70Aの第1上側延出部130の延長線上に位置する部分を最初に破断させることができるので、この部分から第1エアバッグ51を展開させることができ、第1エアバッグ51を着座者Pの頭部などが位置する上方に展開させることができる。
例えば、前記実施形態では、第1エアバッグモジュール50が、サイドフレーム10の2つの第2ビード部12Bの間に、サイドフレーム10に固定される固定箇所を1つだけ有していたが、このような固定箇所を2つ以上有していてもよい。
11 ロアサイドフレーム
12 ビード部
12A 第1ビード部
12B 第2ビード部
13A 第1固定孔
13B 第2固定孔
21 アッパサイドフレーム
50 第1エアバッグモジュール
51 第1エアバッグ
52 第1インフレータ
52A 噴出口
52B ボルト
60 第2エアバッグモジュール
61 第2エアバッグ
62 第2インフレータ
71 第1破断部
72 第2破断部
100 第1力布
110 第1本体部
120 第1下側延出部
130 第1上側延出部
152 第1上側重畳部
160 糸
200 第2力布
210 第2本体部
220 第2下側延出部
230 第2上側延出部
F シートフレーム
PD パッド
S 車両用シート
SK 表皮
W1 第1接合部
W2 第2接合部
Claims (10)
- 左右に離間して配置された第1サイドフレームと第2サイドフレームを有するシートフレームと、
第1エアバッグおよび前記第1エアバッグ内にガスを供給する第1インフレータを有し、前記第1サイドフレームに固定される第1エアバッグモジュールと、
前記シートフレームを覆うパッドと、
前記シートフレームおよび前記パッドを覆う表皮であって、前記第1エアバッグの展開時に破断する第1破断部を有する表皮と、
前記第1エアバッグの展開方向を規制する第1力布と、を備え、
前記第1力布は、
第1の糸と第2の糸を織ってなる第1力布原反であって、前記第1の糸が延びる第1方向が前記第2の糸が延びる第2方向よりも伸びにくい第1力布原反からなり、
前記第1破断部に一端部が縫合される第1本体部と、前記第1本体部の他端部から延びて前記第1サイドフレームに固定される第1下側延出部と、前記第1本体部の他端部のうち前記第1下側延出部よりも上の位置から延びて前記第1サイドフレームに固定される第1上側延出部とを有し、
前記第1下側延出部は、前記第1方向と交差する方向に延びており、
前記第1上側延出部は、前記第1方向に沿って延びており、
前記第1破断部の一部は、前記第1上側延出部の前記第1方向に沿った延長線上に位置することを特徴とする乗物用シート。 - 前記第1エアバッグモジュールが固定される前記第1サイドフレームは、車体の左右内側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
- 前記第1サイドフレームは、ロアサイドフレームと、前記ロアサイドフレームの上部に接合されたアッパサイドフレームとを有し、
前記ロアサイドフレームと前記アッパサイドフレームとの接合部は、第1接合部と、前記第1接合部よりも上に位置する第2接合部とを含み、
前記第1エアバッグモジュールは、前記第1接合部よりも下の位置から前記第2接合部よりも上の位置までにわたって配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗物用シート。 - 前記第1エアバッグモジュールは、前記乗物用シートの左右方向において、前記第1サイドフレームの外側に配置され、前記パッドを介さずに前記表皮により覆われていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の乗物用シート。
- 前記第1インフレータは、ガスの噴出口を有し、
前記噴出口は、上下方向において、前記第1サイドフレームの前記第1上側延出部が固定された位置と、前記第1サイドフレームの前記第1下側延出部が固定された位置との間に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の乗物用シート。 - 前記第1力布は、前記第1上側延出部を含む、折り返されて重なった重畳部を有し、
前記重畳部は、糸でZ字形に縫うことで縫合されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の乗物用シート。 - 前記重畳部の折り返された部分は、前記第1方向に折り返されていることを特徴とする請求項6に記載の乗物用シート。
- 前記第1サイドフレームは、左右方向の一方に凸となるビード部を有し、
前記ビード部は、上下に延びる第1ビード部と、前記第1ビード部から前記第1ビード部とは異なる方向に延びる2つの第2ビード部とを有し、
前記第1エアバッグモジュールは、前記2つの第2ビード部の間に、前記第1サイドフレームに固定される固定箇所を少なくとも1つ有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の乗物用シート。 - 第2エアバッグおよび前記第2エアバッグ内にガスを供給する第2インフレータを有し、前記第2サイドフレームに固定される第2エアバッグモジュールと、
前記第2エアバッグの展開方向を規制する第2力布と、を備え、
前記表皮は、前記第2エアバッグの展開時に破断する第2破断部を有し、
前記第2力布は、前記第2破断部に一端部が縫合されるとともに、前記第1力布とは異なる形状を有することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の乗物用シート。 - 前記第2力布は、
第3の糸と第4の糸を織ってなる第2力布原反であって、前記第3の糸が延びる第3方向が前記第4の糸が延びる第4方向よりも伸びにくい第2力布原反からなり、
前記第2破断部に一端部が縫合される第2本体部と、前記第2本体部の他端部から延びて前記第2サイドフレームに固定される第2上側延出部と、前記第2本体部の他端部のうち前記第2上側延出部よりも下の位置から延びて前記第2サイドフレームに固定される第2下側延出部とを有し、
前記第2上側延出部は、前記第3方向と交差する方向に延びており、
前記第2下側延出部は、前記第3方向に沿って延びており、
前記第2破断部の一部は、前記第2下側延出部の前記第3方向に沿った延長線上に位置することを特徴とする請求項9に記載の乗物用シート。
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JP2021066254A JP2021066254A (ja) | 2021-04-30 |
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US20080111405A1 (en) | 2006-11-14 | 2008-05-15 | Lear Corporation | Secured force concentrator in a vehicular bolster for airbag retention and deployment |
US20120175924A1 (en) | 2011-01-12 | 2012-07-12 | Lear Corporation | Vehicle seat assembly with air bag protection member |
JP2018034800A (ja) | 2012-03-16 | 2018-03-08 | テイ・エス テック株式会社 | クッションパッド及び車両用シート |
JP2018070096A (ja) | 2016-11-04 | 2018-05-10 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シート |
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