JP7344545B2 - 原着丸編地 - Google Patents
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Description
積層体布帛は、図3に示すように表面層1、裏面層2が積層されてなる。表面層1は織物、編物、不織布、樹脂フィルムからなり、裏面層2を構成する布帛は、原着丸編地である。
編地の長さ方向2.54cmあたりの編目の数であるコース数を3ヶ所測定し、それぞれの平均値を算出し整数に丸める。ただし、コース数の測定において編目の数が違うウエルが存在する組織の場合、それぞれの編目の数を測定し、コース数の平均値を算出する。
外観品位は、男女10名が目視で素材(シングル丸編地または積層体布帛の裏面層)を確認し、次の評価基準で評価した。
≪評価基準≫ ◎:柄感が分からず気にならないレベル。
○:良く見ると柄が分かるが気にならないレベル。
×:柄感が分かり気になるレベル。
60ゲージのシングル丸編機を用い、図5に示す編方図の天竺組織に33デシテックス、24フィラメントのナイロン仮撚加工糸と33デシテックス、26フィラメントのカーボンブラックを練り込んだナイロン仮撚加工糸の黒原着糸を1本交互に給糸してシングル丸編地を編成した。
この生機を精練、セットして142コース/インチ、目付90g/m2である本発明のシングル丸編地を得た。得られたシングル丸編地は、柄として見えず、2色の糸条が混ざり合い、ほぼ一様の色調を有していた。評価した結果を表1に示す。
60ゲージのシングル丸編機を用い、図5に示す編方図の天竺組織に22デシテックス、12フィラメントのポリエステル生糸と22デシテックス、6フィラメントのカーボンブラックを練り込んだポリエステル生糸の黒原着糸を1本交互に給糸してシングル丸編地を編成した。
この生機を精練、セットして90コース/インチ、目付30g/m2である本発明のシングル丸編地を得た。得られたシングル丸編地は、2色の糸条が混ざり合いが、よく見ると認識されるが、気にならないレベルであった。
さらに、上記シングル丸編地を裏層、ポリウレタン系樹脂性の親水性無孔質樹脂フィルム(目付:15g/m2)を中層、経糸および緯糸ともに33デシテックス、26フィラメントのナイロン生糸原糸で構成された平織組織の織物(目付:40g/m2)を表層となるようにラミネート法により接着して積層体布帛を得た。評価した結果を表1に示す。
60ゲージのシングル丸編機を用い、図6に示す編方図のF1、3に22デシテックス、7フィラメントのナイロン生糸、F2、4に22デシテックス、6フィラメントのカーボンブラックを練り込んだナイロン生糸の黒原着糸を給糸してシングル丸編地を編成した。
この生機を精練、セットして111コース/インチ、目付24g/m2である本発明のシングル丸編地を得た。得られたシングル丸編地は、柄として見えず、2色の糸条が混ざり合い、ほぼ一様の色調を有していた。
さらに、上記シングル丸編地を裏層、ポリウレタン系樹脂性の親水性無孔質樹脂フィルム(目付:15g/m2)を中層、経糸および緯糸ともに33デシテックス、26フィラメントのナイロン生糸原糸で構成された平織組織の織物(目付:40g/m2)を表層となるようにラミネート法により接着して積層体布帛を得た。評価した結果を表1に示す。
46ゲージのシングル丸編機を用い、図5に示す編方図の天竺組織に56デシテックス、36フィラメントのポリエステル仮撚加工糸と56デシテックス、36フィラメントのカーボンブラックを練り込んだポリエステル仮撚加工糸の黒原着糸を1本交互に給糸してシングル丸編地を編成した。
この生機を精練、セットして75コース/インチ、目付65g/m2であるシングル丸編地を得た。得られたシングル丸編地は、2色の糸条からなる柄が見え、見劣りがした。評価した結果を表1に示す。
46ゲージのシングル丸編機を用い、図5に示す編方図の天竺組織に22デシテックス、12フィラメントのポリエステル生糸と22デシテックス、6フィラメントのカーボンブラックを練り込んだポリエステル生糸の黒原着糸を1本交互に給糸してシングル丸編地を編成した。
この生機を精練、セットして67コース/インチ、目付23g/m2であるシングル丸編地を得た。得られたシングル丸編地は、2色の糸条からなる柄が見え、見劣りがした。
さらに、上記シングル丸編地を裏層、ポリウレタン系樹脂性の親水性無孔質樹脂フィルム(目付:15g/m2)を中層、経糸および緯糸ともに33デシテックス、26フィラメントのナイロン生糸原糸で構成された平織組織の織物(目付:40g/m2)を表層となるようにラミネート法により接着して積層体布帛を得た。評価した結果を表1に示す。
4 :積層体布帛の中層
2、5:積層体布帛の裏面層
Claims (6)
- 50デシテックス以下の合成繊維マルチフィラメント糸条のみで構成された丸編地からなり、前記丸編地が、色合いおよび/または色の濃さが異なるように原着された合成繊維マルチフィラメント糸条からなる編目の少なくとも2種から構成されるか、前記原着された合成繊維マルチフィラメント糸条からなる編目の少なくとも1種と未原着の合成繊維マルチフィラメント糸条からなる編目とから構成されてなり、かつ編密度が70コース/2.54cm以上であり、染色加工されていないことを特徴とする原着丸編地。
- 前記合成繊維マルチフィラメント糸条が38デシテックス以下であることを特徴とする請求項1に記載の原着丸編地。
- 前記丸編地の編密度が85コース/2.54cm以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の原着丸編地。
- 前記丸編地100重量%中、前記原着された合成繊維マルチフィラメント糸条を合計で25~100重量%含むことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の原着丸編地。
- 前記色合いおよび/または色の濃さが異なるように原着された合成繊維マルチフィラメント糸条の2種以上、並びに前記原着された合成繊維マルチフィラメント糸条および前記未原着の合成繊維マルチフィラメント糸条が、ポリエステル繊維またはポリアミド繊維であることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の原着丸編地。
- 請求項1~5のいずれかに記載の原着丸編地が、織物、編物、不織布、樹脂フィルムからなる群から選ばれる少なくとも一つの裏面に積層されてなることを特徴とする積層体布帛。
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