JP7343921B2 - 医療器具の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、医療器具の製造方法に関する。
具体的には、本発明は、関節装置を備える医療器具の製造方法に関する。
外科器具で終端する多関節ロボットアームを備える外科手術又は顕微手術用のロボットアセンブリが当該技術分野において既知である。例えば、米国特許第71553116B2号明細書は、MRI(磁気共鳴画像法)指導下で脳顕微手術を行うためのロボットアセンブリを開示している。
ロボット技術の採用は、大きな利益をもたらすことができ、器具の高度の小型化、及びオペレーションフィールドにおける動作の大きさの基準化が可能となることによって、生理的振戦の影響を取り除き、手作業を容易にする。例えば、顕微手術処置は、生体組織の再構築のいくつかの過程、例えば、小径の血管及び神経を含む血管吻合の実行などにおいて行われる。このような処置は、外傷性病変又は組織の外科的切除によって生じた損傷の発生後に、人体を再構築し、四肢を再付着し、組織の血流を再形成するために行われ、全ては表層損傷の先在を前提とした観血手術の設定において行われる。
顕微手術技術の他の応用例は、移植手術、神経手術、又は血管手術、並びに眼の周囲及び眼内手術、及び人工内耳のような内耳の手術に見られる。同様に、心臓バイパスの著名な外科手術処置は、冠状動脈の吻合の重要な段階を含む。また、他の外科手術の技術、例えば、生体組織に対する外科器具の侵襲性を制限することを目的とする腹腔鏡及び内視鏡などの低侵襲性外科手術においても器具の小型化の必要性が感じられる。腹腔鏡に関して、当該技術分野において既知の技術的解決法では、単一切開腹腔鏡手術又は単孔式外科手術に用いられる腹腔鏡手術用器具の直径の十分な小型化が不可能である。更に、典型的にMISに用いられる内視鏡は、1mm~3.2mmの間の直径を有する器具チャネルを有することは注目すべきである。このような寸法は、現時点で典型的にグリップ動作のみ可能である内視鏡器具チャネルを経て利用可能な現在の外科手術用器具の機能性を制限している。
患者に対する作用に適した関節装置を含む医療器具は、当該技術分野において一般に既知である。例えば、国際公開第2010-009221A2号明細書は、遠位関節装置を備えるロボット外科器具を示している。当該ロボット外科器具は、4本の作動ケーブルのみを用いて、3つの運動自由度、ピッチ、ヨー及びグリップのそれぞれを提供することができる。このようなケーブルは、関節装置の本体の内側に存在する案内チャネル又はシース内で摺動する。
前記技術的解決法は、案内チャネル表面とその内側を摺動するケーブルとの間の摩擦が関節装置によって達成可能な位置決め精度を制限することにより、ロボット関節装置の小型化を制限している。
当該技術分野において既知であるように、医療器具の物理的寸法が縮小すると、体積力に対して支配的となる摩擦などの表面的な力の関連度の増加に関連する問題点が生じる。このような現象には、摩擦力を最小限にし、同時に力学の空動きを最小限に低減する解決法を用いることが必要である。関節装置の位置決め精度の損失は、関節器具の更なる小型化に対して基本的な技術的障害である。これは、小型化により、駆動部材(テンドン)の剛性も、その直径の2乗で減少し、器具先端の正確な位置決めのために、摩擦を克服することが更に困難になるためである。更に、このような解決法は、ピッチ及びヨーリンクを提供するケーブルを囲むチャネル及び案内面、及び器具のシャフトを備えるテンドン案内システムを必要とするため、射出成形及び機械加工などの既知の製造方法を用いて小型化することが非常に困難であるとともに、幾つかの機械的弱点の位置を有する傾向がある。
引っ張られたり押されたりするとき、例えばプーリの側面に得られるシース又は案内チャネル内で摺動するのに適した外科器具用の作動ケーブルの更なる例が米国特許第6371952B2号明細書、米国特許第6394998B1号明細書、及び国際公開第2010-005657A2号明細書に開示されている。具体的には、後者の文献は、作動ケーブルが案内チャネルを含むプーリを周回するときに交差して、このようなケーブルが互いに干渉することを避ける軌道をたどる解決法を開示している。ケーブルが互いに干渉するとは、例えば、一方のテンドンをもう一方の上で束ねるか、又は摺動する場合など、関節装置に動作を伝達する機能が制限される状態である。
関節装置又は多関節装置の小型化に対する更なる障害は、合理的な加工費で十分な精度で3次元の微小機械部品を製造して組み立てるという課題である。サブミリサイズで装置内の先端において、比較的高い力を発生させる必要性は、例えば工具鋼など、構成要素には極めて剛性の高い金属を使用することを示唆している。
バイオメディカルデバイスは一般に、マイクロエレクトロニクス業界から得られた製造技術を用いて製造される。例えば、レーザ又はウォータジェット切断は、3次元での高速加工に適切ではない。射出成形は、現在、十分に高い公差の部品を作り出していない。一方、放電加工機(EDM)は、表面仕上げに関しても、機械設計に必要な幾何公差に関しても満足できる性能を生み出すことができる。EDMは一般に、時間がかかり高価な工程を伴う。例えば、米国特許第6768076B2号明細書は、単一の平面で切断されるように部品を支持することができるEDM用の治具を開示している。
しかしながら、この治具は、部品の繰り返し配置には適しておらず、例えば、EDMが複数の切断面で作用することができるように機械加工される場合に、治具を回転させることが不可能であるため、異なる平面で切断が行われるたびに再較正の複雑な操作を必要とする面倒な製造工程をもたらす。その結果、精度が低下し、正確性の低い寸法及び幾何公差につながる。
したがって、関節医療器具もしくは多関節医療器具、又はその信頼性及び安全性を損なうことなく極限の小型化に構造的且つ機能的に適した関節装置もしくは多関節装置を含むアセンブリを提供する必要性が感じられる。関節医療器具もしくは多関節医療器具、又は広範に多様な医療用外科用治療を行うのに適した関節装置を備えるアセンブリを提供する必要性も感じられる。最後に、関節医療器具もしくは多関節医療器具、又は耐久性があり、且つその無菌性もしくは信頼性を損なうことなく定期的な整備を受けることができる関節装置もしくは多関節装置を含むアセンブリを提供する必要性が感じられる。
関節医療器具若しくは多関節医療器具、又は既知の解決法と比較して簡素化された製造を要する関節装置を含むアセンブリを提供する必要性が感じられる。
既知の解決法に対してより効率的であり、且つアセンブリに対する要求される精度レベルが保証されるように、前記医療器具の製造方法を提供する必要性が感じられる。
製造の精度を損なうことなく、より高速の加工工程を保証するように、医療器具の製造方法を提供する必要性が感じられる。
更に、細部の製造の精度又は製造された部品の組み立ての容易性を低減することなく、極限の小型化を前提とした部品の製造に適した製造方法を提供する必要性が感じられる。
ワイヤ放電加工によって複数の部品を切断することは、公知の解決策である。例えば、フランス特許第2867995-A1号明細書は、ガラスフレームの複数の同一の部片を同時に切断する解決策を示しており、前記部片の各々は、機械加工中にその長手方向の軸を中心に回転することができる。当該解決策によって製造された部片は、各カットにおいて同一であるため、当該解決策は、互いに連結され且つ高い表面仕上げを有する部片を切断するには不適切であり、したがって、当該解決策は、許容可能な程度の公差でマイクロメータサイズの互いに連結される部品を提供するには適していない。例えば、ドイツ特許第3939078-C1号明細書も同様の解決策を示している。
例えば、英国特許第814202-A号明細書は、環状機械加工装置に取り付けられた複数の加工物に穴を開ける複数の切断ワイヤを有するワイヤ放電加工機を示している。
例えば、米国特許第5004883-A号明細書は、2つの直交する切断面に沿って同一の加工物を切断するワイヤ放電加工プロセスを示している。いくつかの観点において満足できるが、当該解決策は、単一の加工物の製造には長時間を要する。
例えば、米国特許第4463241-A号明細書は、異なる形状の加工物を生成するために単一の切断平面における切断を行うための複数の加工物を収容するのに適した加工治具を備えるワイヤ放電加工機を示している。
加工時間の増加を避けるとともに、より高精度で互いに連結するのに適した加工物を製造する必要性が感じられる。
マイクロスケールでの応用に適した、より高精度で複数の加工物を製造するワイヤ放電加工方法を提供する必要性が感じられる。
加工中に複数の加工物を収容するのに適すると同時に、異なる切断面における連続的な切断を可能にするのに適したワイヤ放電加工用の加工治具を提供する必要性が感じられる。
本明細書に記載の本発明の目的の1つは、上述した既知の解決法の制限を克服し、当該技術の現状に関して述べた必要性に対する解決法を提供することである。
この目的及び他の目的は、請求項1に記載の方法によって達成される。
好ましい実施形態のいくつかの形態は従属請求項の主題である。
例として付与され、限定する意図ではなく、添付図面を参照する好ましい実施形態の後述する説明から、本発明の更なる特性及び利点が明らかであろう。
外科手術用ロボットアセンブリを示す斜視図である。 外科手術用ロボットアセンブリを示す斜視図である。 外科手術用ロボットアセンブリを示す斜視図である。 手術室の他の要素と関連付けられた外科手術用ロボットアセンブリを示す斜視図である。 手術室の他の要素と関連付けられた外科手術用ロボットアセンブリを示す正面図である。 1対の関節又は多関節装置の一部分を示す斜視図である。 手術室の他の要素及び患者と関連付けられた外科手術用ロボットアセンブリの一部分を示す、上から見た図である。 手術室の他の要素及び患者と関連付けられた外科手術用ロボットアセンブリの一部分を示す上面図である。 手術室の他の要素及び患者と関連付けられた外科手術用ロボットアセンブリの一部分を示す斜視図である。 手術室の他の要素、外科医、及び患者と関連付けられた外科手術用ロボットアセンブリの一部分を示す斜視図である。 制御装置を示す斜視図である。 マクロ位置決めアームを示す斜視図である。 ロボットアセンブリの一部分を示す斜視図である。 ロボットアセンブリの一部分を示す斜視図である。 顕微鏡と関連付けられたロボットアセンブリの一部分を示す斜視図である。 内視鏡と関連付けられたロボットアセンブリの一部分を示す斜視図である。 図9Cの矢印E-Eで示した細部の拡大図である。 ロボットアセンブリの一部分を示す斜視図である。 医療器具を示す斜視図である。 医療器具を示す斜視図であり、個別の部品を示す図である。 駆動システムの部分の斜視図である。 駆動システムの部分の斜視図である。 駆動システムの一部分の概略断面図である。 駆動システムの一部分の概略断面図である。 医療器具を示す斜視図である。 医療器具を示す斜視図である。 医療器具を示す概略斜視図である。 医療器具を示す概略斜視図である。 2つのテンドンのテンドン経路を示す、部分的に透明な部分を有する、上部から見た概略図である。 本発明の一態様に係る多関節装置の斜視図である。 本発明のいくつかの態様に係る多関節装置のいくつかの実施形態の分離した部品を有する、一形態の斜視図である。 本発明のいくつかの態様に係る多関節装置のいくつかの実施形態の分離した部品を有する、別の形態の斜視図である。 本発明のいくつかの態様に係る多関節装置のいくつかの実施形態の分離した部品を有する、更に別の形態の斜視図である。 多関節装置の側面を示す図である。 本発明のいくつかの態様に係る多関節装置のいくつかの実施形態のいくつかの姿勢の一形態を示す図である。 本発明のいくつかの態様に係る多関節装置のいくつかの実施形態のいくつかの姿勢の別の形態を示す図である。 本発明のいくつかの態様に係る多関節装置のいくつかの実施形態のいくつかの姿勢の更に別の形態を示す図である。 本発明のいくつかの態様に係る終端器具のいくつかの実施形態の一形態を示す図である。 本発明のいくつかの態様に係る終端器具のいくつかの実施形態の別の形態を示す図である。 本発明のいくつかの態様に係る終端器具のいくつかの実施形態の更に別の形態を示す図である。 テンドンの細部を示す斜視図である。 テンドンの細部を示す斜視図である。 テンドンの細部を示す斜視図である。 本発明のいくつかの態様に係るテンドンの経路を示す一形態の概略図である。 本発明のいくつかの態様に係るテンドンの経路を示す別の形態の概略図である。 本発明のいくつかの態様に係るテンドンの経路を示す更に別の形態の概略図である。 本発明のいくつかの態様に係るテンドンの経路を示す他の形態の概略図である。 本発明のいくつかの態様に係るテンドンの経路を示す他の別の形態の概略図である。 本発明のいくつかの態様に係るテンドンの経路を示す更に他の形態の概略図である。 本発明の一態様に係る加工治具を示す概略斜視図である。 本発明の一態様に係る加工切断部のプロフィールを示す概略図である。 本発明の一態様に係る製造方法の一過程を示す概略斜視図である。 本発明の一態様に係る加工治具の細部を示す平面図である。 本発明の一態様に係る加工治具の細部を示す斜視図である。 本発明の一態様に係る製造方法の一過程を示す概略斜視図である。 本発明の一態様に係る工具の正面図である。 本発明の一態様に係る、回転支持テーブルに取り付けられた加工治具の斜視図である。
一実施形態によれば、「テンドン」又は「作動ケーブル」という用語は、一般に長手方向の延伸を示し、且つその終点に加えられた引張荷重下で作用することに適した要素を指す。一実施形態によれば、「対向テンドン」又は「対向作動ケーブル」という用語は、前記テンドンに対して拮抗するように作用することに適した更なるテンドンを指す。一実施形態によれば、添付図面では、前記テンドンを一般に、参照番号「90」で示し、前記対向テンドンを、100を足した値の参照番号、すなわち、「190」で示す。それにもかかわらず、前記テンドンと前記対向テンドンとの区別が重要ではない図では、前記テンドン及び前記対向テンドンをともに、参照番号90で示す。一実施形態によれば、「対向」の概念は、上記「テンドン」を指すように、複数の要素及び/又は要素の部分まで拡張する。一実施形態によれば、テンドンの第1の対に含まれるテンドンは、参照番号「90、190」で示され、テンドンの第2の対に属するテンドンは、参照番号「191、192」で示される。
一実施形態によれば、「マスタ/スレーブ」、「マスタ」、及び「スレーブ」という用語は、遠隔操作の既知のシステムを指す。
一実施形態によれば、「終端具」という用語は、例えば、患者の少なくとも一部分と接点を形成するような、割り当てられたタスクを実行するのに適した一部分を指す。例えば、マスタ/スレーブ式の遠隔操作システムにおいて、前記終端具、終端部、又は終端部材は、「エンドエフェクタ(end-effector)」の少なくとも一部分である。
一実施形態によれば、「関節又は多関節装置」という用語は、ロボット又はメカトロニクス構造の手首関節、肘関節、又は肩関節を指す。換言すれば、前記終端具の位置を支持、及び/又は配向、及び/又は位置決め、及び/又はそれに影響を与えるのに適した部材及び関節の相互接続されたアセンブリを指す。
一実施形態によれば、関節又は多関節装置の部材は、運動連鎖内における位置を示す漸進性の表記「第1の部材」、「第2の部材」などで示され、「第1の部材」は最も近位の部材を示し、換言すれば、「第1の部材」は末端器官から最も遠位の部材を示す。一実施形態によれば、関節装置の部材は、前記部材が果たす機能を示すために、「手首部材」、「肘部材」、又は「終端部材」という用語で示される。例えば、同じ部材は、「第2の部材」であり、同時に「手首部材」であり得る。
一実施形態によれば、「作業容積」、又は「作業空間」、又は「作業現場」、又は「作業空間ボリューム」という用語は、関節又は多関節装置の終端部にアクセス可能なデカルトポーズのセットを指す。一実施形態によれば、前記容積は、略直方体形状である。一実施形態によれば、前記作業容積は、略円筒状である。
一実施形態によれば、「マクロ位置決め」という用語は、医療器具の少なくとも一部分を、任意の位置から手術部位内又はそれに隣接する作業位置まで位置決めする初期操作を指す。換言すれば、「マクロ位置決め」とは、作業容積をオペレーションフィールドに一致させる動作を指す。
一実施形態によれば、「マイクロ位置決め」という用語は、「マクロ位置決め」よりもより微細に医療器具の少なくとも一部を位置決めする動作を指す。一実施形態によれば、マイクロ位置決めは、より限られた空間で、リアルタイムで、制御装置(マスタ)の直接制御下で行われる。
一実施形態によれば、ある物体の前の「マイクロ」という接頭語は、前記物体が主に、排他的ではないが、サブミリメートルスケールで動作することを意味することを示す。
一実施形態によれば、「回転関節」という用語は、関節移動軸を中心にした前記2つの要素間で相対的な回転モーメントを可能にするのに適した2つの要素間の関節部を指す。
一実施形態によれば、「医療器具」という用語は、医療用外科療法及び/又は化粧療法の少なくとも一過程の間に使用されるのに適した器具を指す。一実施形態によれば、「外科器具」という用語は、外科療法の少なくとも一過程で一般に使用されるのに特に適した医療器具を指す。一実施形態によれば、「顕微手術用器具」又は「外科手術用マイクロ器具」という用語は、顕微手術療法の少なくとも一過程で使用されるのに特に適した医療器具を指す。
一実施形態によれば、「フレーム」という用語は、構造保持機能を有するのに主に適した医療器具の一部分を指す。一実施形態によれば、「フレーム」は、主に長手方向延伸を示す長い剛性又は可撓性要素である少なくとも1つのシャフトを含むことができる。一実施形態によれば、前記シャフトは、例えば、中空及び/又は管状であり得る。
一実施形態によれば、「線織面」という用語は、複数の直線の結合によって達成された表面を指す。一実施形態によれば、別段明示されない場合、「線織面」という用語は、互いに実質的に平行な複数の直線の結合によって達成された表面、換言すれば、実質的に平行な母線の線織面を指す。
以下において、顕微手術用の装置、又はアセンブリ、又は方法を参照するとき、顕微手術、すなわち、ルーペ又は顕微鏡などの光学拡大手段が同時に使用される手術に適用されるのに適した装置、アセンブリ、又は方法のみならず、一般外科手術、腹腔鏡手術、又は内視鏡手術などの他の外科的療法における用途にも適した装置、アセンブリ、又は方法を意味する。
一実施形態によれば、「第1の」又は「第2の」要素(例えば「第1のマイクロ位置決め装置」及び「第2のマイクロ位置決め装置」)を参照するとき、原文又は図面の負担にならないように、これらの用語が機能的に区別のつかない限り、同じ参照番号で示し(例えば上記の「41」)、時には明瞭化が必要とされることにより、参照番号を100増分して指定し(例えば上記の「141」及び「241」)、したがって、例えば、参照番号「41」は前記「第1のマイクロ位置決め装置」及び「第2のマイクロ位置決め装置」、並びに「第3の」マイクロ位置決め装置を示す。特定の参照番号、例えば「141」が使用される場合、これは特定の要素を指し、この場合、「第1のマイクロ位置決め装置」を指す。同様に、過度に原文の負担にならないように、「対向」要素に関連する参照番号は、要素がその対向するものと機能的に区別がつかない場合には省略される。
一般的な実施形態によれば、医療機器60,160,260,360の関節装置70,170,270を製造する方法は、
放電ワイヤ115を有するワイヤ放電加工機に加工治具112を設けるステップ(a)であって、前記加工治具112は、複数の部材孔116を含み、その各々が少なくとも1つのワークピース117を収容するように適合されており、前記ワークピース117は、前記医療機器60,160,260,360の前記関節装置70,170,270の少なくとも一部を形成するように適合されている、前記ステップ(a)と、
前記複数の部材孔116の少なくとも2つの部材孔116内に収容された第1のワークピース及び第2のワークピースを含む少なくとも2つのワークピース117を設けるステップ(b)と、
前記放電ワイヤ115が最大で前記少なくとも2つのワークピース117の1つのみを一度に切断することができるように前記加工治具112をワイヤ放電加工機に関連付けるステップ(c)と、
前記放電ワイヤ115によって前記少なくとも2つのワークピース117を切断するステップ(d)と、
治具回転軸(R-R)を中心に加工治具112を、所定の治具回転角度を回転させるステップであって、前記所定の治具回転角度は、前記放電ワイヤ115が最大で前記少なくとも2つのワークピース117の1つのみを一度に切断することができるように選択される、前記治具回転軸(R-R)を中心に加工治具112を、所定の治具回転角度を回転させるステップ(e)と、
前記放電ワイヤによって前記ワークピース117を切断するステップ(f)と、
を含む。
このような加工治具112及び前述した方法によれば、各ワークピース117の既に加工された部分は、最後の面の切断が実行されるまで、前記部材シート116内にとどまる。第2の切断面に行われる切断は、第1の切断面に行われる切断と交差する。これは、特にワークピース同士の接合が必要な場合には、結果の精度を向上させる。
一実施形態によれば、前記所定の治具回転角度は実質的に90°に等しい。
一実施形態によれば、前記ステップ(d)は、第1の切断プロファイル110に沿って第1の切断面(X-Y)上で実行される。
一実施形態によれば、前記ステップ(f)は、第2の切断プロファイル210に沿って第2の切断面(Y-Z)上で実行される。
一実施形態によれば、前記切断プロファイル110は、放電加工中の切断ワイヤ115のたどる軌道であり、その送り速度に直交する。前記切断プロファイル110は、複数のワークピースの形状を含む。
一実施形態によれば、前記切断プロファイル110は、前記切断面X-Y、又はY-Z、又はX-Z上にある。前記切断面X-Y、又はY-Z、又はX-Zは、ワイヤ送給方向に直交する。
一実施形態によれば、前記切断プロファイル110は、前記切断面X-Y、又はY-Z、又はX-Z上にある。前記切断面X-Y、Y-Z、X-Zは、ワイヤ送給方向に直交する。
一実施形態によれば、ステップ(d)は、前記第2のワークピースを前記第1のワークピースとは異なる形状に成形するサブステップを含む。一実施形態によれば、第1の切断プロファイル110は、第1のワークピース上に、第2のワークピース上と異なる経路を描く。
一実施形態によれば、前記工程(d)は、前記第2のワークピースの一部を前記第1のワークピースの一部と相補的に成形するサブステップを含む。このようにして、意図的に一緒に結合される部品の寸法を小型化することが可能である。
一実施形態によれば、前記ステップ(e)は、第1のワークピースとは異なる前記第2のワークピースを成形するサブステップを含む。このようにして、意図的に一緒に結合される部品の寸法を小型化することが可能である。
一実施形態によれば、前記方法は、
ステップ(e)を繰り返すステップと、
第3の切断面X-Zに対して工程(f)を実行するステップと、
を含む。
一実施形態によれば、前記治具回転軸R-Rは、前記第1の切断面(X-Y)及び前記第2の切断面(Y-Z)の両方に直交する。
一実施形態によれば、前記複数の部材シート116の向きは互いに平行である。
一実施形態によれば、前記治具回転軸R-Rは、前記部材シート116の向きに実質的に平行である。
一実施形態によれば、本方法は、較正を実行するステップを更に含む。
一実施形態によれば、前記第1の切断面X-Yにおいて第1の切断プロファイル110を画定する前に、且つ前記第2の切断面Y-Zにおいて第2の切断プロファイル210を画定する前に、較正を実行するステップが実行される。
一実施形態によれば、較正を実行するステップは、前記第1の切断面X-Y又は前記第2の切断面Y-Zに沿って前記第1のワークピースと前記第2のワークピースとの間の距離を測定するサブステップを含む。
一実施形態によれば、関節装置70,170,270を含む医療機器60,160,260,360の加工治具112が提供される。前記固定具112又は治具112は、ワイヤ放電加工機の送り速度方向に対して横方向に移動する放電加工ワイヤ115を有するワイヤ放電加工機に取り付けられるように適合されている。
一実施形態によれば、前記治具112は複数の部材孔116を備え、その各々は、少なくとも1つのワークピース117を収容するように適合され、前記少なくとも1つのワークピース117は、前記医療機器60,160,260,360の前記関節装置70,170,270の少なくとも一部を形成するように適合されている。
一実施形態によれば、前記治具112は、前記複数の部材孔116の少なくとも2つに収容された前記複数のワークピース117の少なくとも2つの少なくとも2つの切断に使用するのに適しており、前記少なくとも2つの切断は、第1の切断平面X-Yと第2の切断平面Y-Zとを含む2つの切断平面において実行される。一実施形態によれば、前記第1の切断平面X-Yと前記第2の切断平面Y-Zは互いに直交する。
一実施形態によれば、前記ワークピース117がそれぞれの部材孔116内に取り付けられ、前記第1の切断面X-Yと前記第2の切断面Y-Zとの両方において切断される場合に、前記放電加工ワイヤ115が、一度に最大で前記ワークピース117の1つのみを横切るように、前記複数の部材孔116は連続して前記治具112に配置されている。
一実施形態によれば、切断平面X-Y、Y-Zにある2つの直交軸は、最大で1つのワークピース117のみと交差する。一実施形態によれば、切断ワイヤ115は、第1の切断平面X-Yと実質的に直交に進む場合と、第2の切断平面Y-Zと実質的に直交に進む場合との両方において、一度に最大でワークピース117の1つのみを横切る。一実施形態によれば、互いに直交し、且つ部材孔116の軸に直交する2本の線は、一度に最大で前記ワークピース117の1つのみを横切る。
このような治具112によれば、治具112におけるワークピース117を再配置することなく、同一のワークピース上の異なる切断面における2つの切断を実現することが可能である。これにより、意図的に相互に結合される2つ以上のワークピースの製造の精度を向上させることができる。
一実施形態によれば、前記治具112は、前記治具112を前記第1の治具回転軸の周りに回転させ、前記治具112をワイヤ放電加工機から取り外すことを回避するための回転式支持テーブル137に関連付けられている。前記第1の治具回転軸は、前記第1の切断面X-Yと前記第2の切断面Y-Zとの間の交差線に実質的に平行である。このような回転式支持テーブル137を設けることにより、治具112を全体として回転させることができる。前記回転式支持テーブル137は、テーブル回転軸R-Rの周りを旋回する。前記回転式支持テーブル137に関連する治具112は、テーブル回転軸R-Rの周りを枢動する。
一実施形態によれば、前記治具回転軸R-Rは、前記第1の切断面X-Yと前記第2の切断面Y-Zとの交差線に平行である。
一実施形態によれば、前記治具112は、第1対の固定面113,114を有し、前記第1対の固定面113,114は精密に仕上げられ、対向しており、且つ互いに実質的に平行し、第1の切断面X-Yと実質的に直交する。一実施形態によれば、前記治具112は、第2対の固定面134,135を有し、前記第2対の固定面134,135は精密に仕上げられ、対向しており、且つ互いに実質的に平行し、第2の切断面Y-Zと実質的に直交する。
一実施形態によれば、前記固定面は、ずれた位置に配置され、はしご形状を形成する。
一実施形態によれば、前記治具112は、第1の切断面X-Y、第2の切断面Y-Z及び第3の切断面X-Zを含む少なくとも3つの切断面において、少なくとも2つの前記ワークピース117における少なくとも3つの切断に使用するのに適している。前記第1の切断面X-Yに実質的に直交し、前記第2の切断面Y-Zと実質的に直交し、且つ前記第3の切断面X-Zと実質的に直交する平行移動直線が、ワークピース117がそれぞれの部材孔116内に取り付けられたときに、最大で前記ワークピース117の1つのみを横切るように、前記複数の部材孔116は、連続して配置されている。一実施形態によれば、前記第1の切断面X-Y、第2の切断平面Y-Zおよび前記第3の切断平面X-Zは互いに直交する。一実施形態によれば、前記治具112は第3対の精密に仕上げられ固定面を更に有し、当該第3対の精密に仕上げられ固定面は、対向しており、且つ実質的に平行し、第3の切断面X-Zと実質的に直交する。
本発明の一態様によれば、外科手術用ロボットアセンブリ100は、
少なくとも並進運動の複数の自由度を有するマイクロ位置決め装置41、141、241、341の少なくとも1つと、
多回転自由度を有する1つの関節又は多関節装置70を有する医療器具60の少なくとも1つと、
を備える。
一実施形態によれば、前記医療器具60は、前記多関節装置70がその終端部77で作業容積7内の所定の位置に到達するように、前記マイクロ位置決め装置41に直列に接続されている。一実施形態によれば、前記医療器具60は、前記フレーム57を前記関節装置70に接続するのに適した少なくとも1つのシャフト65を備える。
一実施形態によれば、前記ロボットアセンブリ100は、支持体104と、前記支持体104に接続されたマクロ位置決めアーム30とを含み、支持体104に関して、前記マクロ位置決めアーム30はマクロ位置決めの複数の自由度を提供する。
一実施形態によれば、前記マイクロ位置決め装置41、141、241、及び341は、前記マクロ位置決めアーム30に、カスケード、すなわち直列に接続されている。
一実施形態によれば、前記マイクロ位置決め装置41は、並進運動のみの自由度を有する。
一実施形態によれば、前記マイクロ位置決め装置41は、X-Y-Zデカルト運動機構及び更なる回転自由度を有し、前記回転自由度は、医療器具が展開する長手方向と実質的に一致する回転軸を中心にするものである。
一実施形態によれば、1つの関節装置70,170,270を含む前記少なくとも1つの医療器具60,160,260,360は、回転のみの複数の自由度を有する。
一実施形態によれば、ロボット外科手術アセンブリ100は、少なくとも第1のマイクロ位置決め装置141及び第2のマイクロ位置決め装置241を含むように、更なるマイクロ位置決め装置41を含む。
一実施形態によれば、前記少なくとも2つのマイクロ位置決め装置141、241は、相互に平行に配置されている。一実施形態によれば、前記少なくとも2つのマイクロ位置決め装置は、右側で1つの医療器具、且つ左側で1つの医療器具を移動させるように並設されている。
一実施形態によれば、外科手術用ロボットアセンブリ100は、前記マイクロ位置決め装置141にカスケード又は直列に接続された第1の医療器具160と、前記第2のマイクロ位置決め装置241にカスケード又は直列に接続された少なくとも第2の医療器具260とを備えるように、更なる医療器具60を備える。
一実施形態によれば、前記第1の医療器具160は、1つの関節装置170を備え、前記第2の医療器具は、第2の関節装置270を備える。
一実施形態によれば、前記第2のマイクロ位置決め装置141及び前記第2のマイクロ位置決め装置241は、各関節装置70のそれぞれの終端部77が、必ず少なくとも部分的に重なるそれぞれの作業容積7に到達するように配置されている。
少なくとも部分的に重なる作業容積7を設けることにより、患者の単一の部分に少なくとも2つの医療器具を利用する状況での手術が可能となる。
一実施形態によれば、前記それぞれの作業容積7は実質的に一致する。
一実施形態によれば、前記マクロ位置決めアーム30は、少なくとも1つのマイクロ位置決め装置41の少なくとも一部分を保持するのに適した少なくとも1つの取付機構39を有する少なくとも1つの支持部材38を備える。
一実施形態によれば、前記支持部材38は、前記第1のマイクロ位置決め装置141の少なくとも一部分、及び前記第2のマイクロ位置決め装置241の少なくとも一部分を同時に運搬/受け取るのに適している。
一実施形態によれば、前記支持部材38は、少なくとも3つの取付機構39を有するように、少なくとも1つの他の取付機構39を含み、前記更なる取付機構39は更なるマイクロ位置決め装置41の少なくとも一部分を保持するのに適している。
一実施形態によれば、前記ロボットアセンブリ100は、少なくとも3つのマイクロ位置決め装置41、141、241、341を備える。
一実施形態によれば、前記ロボットアセンブリ100は、少なくとも3つの医療器具60、160、260、360を備える。
一実施形態によれば、前記3つの医療器具60、160、260、360は、前記少なくとも3つのマイクロ位置決め装置41、141、241、341のそれぞれのマイクロ位置決め装置41、141、241、341とカスケード又は直列に配置されている。
一実施形態によれば、前記第1のマイクロ位置決め装置141、前記第2のマイクロ位置決め装置241、及び前記第3のマイクロ位置決め装置341は、各関節装置70の終端位置77が少なくとも部分的に重なっているそれぞれの作業容積に到達するように配置されている。
一実施形態によれば、前記支持部材38は、少なくとも3つの取付機構39を含み、その各々は、マイクロ位置決め装置41の少なくとも一部分を保持するのに適している。
一実施形態によれば、前記マクロ位置決めアーム30は、
前記支持体104に接続され、且つ直線スライドガイド36に沿って前記支持体104に対して移動可能である、1つの第1のアーム部材31と、
第1のアーム移動軸a-aを中心に前記第1のアーム部材31に接続された第2のアーム部材32と、
を含む。
第1のアーム部材31が直線スライドガイド36に沿って前記支持体104に対して移動可能であることにより、接近する、又はオペレーションフィールドから離れるように上下運動が可能となる。
一実施形態によれば、前記マクロ位置決めアーム30は、第2のアーム部材32に接続され、且つ第2のアーム移動軸b-bを中心に前記第2のアーム部材32に対して移動可能である第3のアーム部材33を更に含む。
一実施形態によれば、前記マクロ位置決めアーム30は、前記第3のアーム部材33に接続され、且つ第3のアーム移動軸c-cを中心に前記第3のアーム部材33に対して移動可能である第4のアーム部材34を更に含む。
一実施形態によれば、前記マクロ位置決めアーム30は、少なくとも1つの回転ダイヤルナット43を更に含み、当該ダイヤルナットは、第4のアーム移動軸d-dを中心に移動可能であり、前記支持部材38を前記第4のアーム移動軸d-dを中心に移動させるように操作されるのに適している。
一実施形態によれば、前記マクロ位置決めアーム30の前記5つの自由度は、1つの実質的に垂直な並進運動、前記第1の移動軸a-a、第2の移動軸b-b、及び第3の移動軸c-cを中心とした3つの実質的な回転運動、及び前記第4のアーム移動軸d-dを中心とした少なくとも1つの回転運動である。
一実施形態によれば、前記回転ダイヤルナット43は、予め設定された変位を規定するクリック止め又は非連続運動機構を含む。
一実施形態によれば、前記第1のアーム移動軸a-a、前記第2のアーム移動軸b-b、及び前記第3のアーム移動軸c-cは互いに実質的に平行である。
一実施形態によれば、前記第4のアーム移動軸d-dは、前記第3のアーム移動軸c-cに実質的に直交する。
一実施形態によれば、ラックアンドピニオン機構を動かす手動ノブ37は、その回転運動によって前記直線スライドガイド36における前記第1のアーム部材31の移動を制御する。
一実施形態によれば、前記マクロ位置決めアーム30は、前記支持体104、前記第1のアーム部材31、前記第2のアーム部材32、前記第3のアーム部材33、前記第4のアーム部材34のうちの少なくとも2つの相対運動を阻止するのに適した少なくとも1つの制動システムを含む。
一実施形態によれば、前記マクロ位置決めアーム30は、少なくとも1つの解放ボタン35又は解錠ボタンを含み、当該ボタンはブレーキ(又はロック)位置と解放(又は解錠)位置との間で切り替えることができる。
一実施形態によれば、各マイクロ位置決め装置41は、球面関節173を含み、前記球面関節173は、各マイクロ位置決め装置41の上流にカスケード又は直列に配置される。
例えば図2Bに示す一実施形態によれば、各マイクロ位置決め装置41、141、241は、その基部、すなわち、最近位部からマイクロ位置決め装置41、141、241を移動させることによって医療器具60、160、260の向きを変更するのに適した球面関節173を備えている。一実施形態によれば、前記球面関節173は、ブロックすることができる自在関節である。
一実施形態によれば、前記マイクロ位置決め装置41は、第1のスライド方向f-fに沿った第1のスライドレール54に沿って移動可能である、第1の電動スライド51を含む。
一実施形態によれば、前記マイクロ位置決め装置41は、第2のスライド方向g-gに沿った第2のスライドレール55に沿って移動可能である、第2の電動スライド52を含む。
一実施形態によれば、前記マイクロ位置決め装置41は、第3のスライド方向h-hに沿った第3のスライドレール56に沿って移動可能である、第3の電動スライド53を含む。
一実施形態によれば、前記第1のスライド方向f-fは、実質的に直線的である。
一実施形態によれば、前記第2のスライド方向g-gは、実質的に直線的である。
一実施形態によれば、前記第2のスライド方向g-gは、前記第1のスライド方向f-fに対して実質的に直交する。
一実施形態によれば、前記第3のスライド方向h-hは、実質的に直線的である。
一実施形態によれば、前記第3のスライド方向h-hは、前記第1のスライド方向f-f及び前記第2のスライド方向g-gに対して実質的に直交する。一実施形態によれば、前記第3のスライド方向h-hは、シャフト65と整列している。
一実施形態によれば、前記マイクロ位置決め装置41は、ステッパモータ又はサーボモータと作用するのに適している。一実施形態によれば、前記マイクロ位置決め装置41は、圧電モータ又は超音波モータと作用するのに適している。
一実施形態によれば、前記医療器具60は、長手方向回転軸r-rを中心に前記医療器具60を移動させるのに適した電動回転関節46を含む。
一実施形態によれば、前記マイクロ位置決め装置41も、長手方向回転軸r-rを中心に前記医療器具60を移動させるのに適した電動回転関節46を含む。
一実施形態によれば、前記長手方向回転軸r-rは、前記医療器具60の伸縮展開の長手方向軸、又は器具軸X-X、又はシャフトの長手方向軸X-Xと実質的に一致する。一実施形態によれば、軸角度θは、前記第1の医療器具160のシャフト65の軸方向X-Xと、前記第2の医療器具260のシャフト65の軸方向X-Xとの間の角度として定義される。
一実施形態によれば、前記医療器具60は、2つの回転自由度を有する1つの多関節装置70を含む。一実施形態によれば、前記医療器具60は、接合された手首を形成するように互いに直交する2つの回転自由度を有する1つの多関節装置70を含む。
一実施形態によれば、前記医療器具60は、少なくとも3つの自由度を有する関節装置70を含む。一実施形態によれば、前記関節装置70は、3つの回転自由度を有し、そのうちの2つの回転自由度は、互いに平行な軸を中心とし、第3の回転自由度は、前記長手方向の回転軸r-rを中心とする。
一実施形態によれば、前記関節装置70は、器具軸X-Xに直交する第1の回転軸を中心とした1つの第1の回転自由度と、第1の回転軸に平行な1つの第2の回転自由度と、第2の回転軸に直交する第3の回転自由度との3つの回転自由度を有し、その結果、前記第2及び第3の回転自由度は互いに近接し、手首の部分関節(sub-articulation)を形成する。
一実施形態によれば、前記医療器具60は、関節装置70を含み、当該装置は、その終端部77において更なる自由度を有し、前記更なる自由度により、前記終端部77の開放運動及び/及び閉鎖運動が可能となる。一実施形態によれば、前記関節装置70は、前記遠位部において終端装置77を含み、前記終端装置77は開放及び/又は閉鎖の前記更なる自由度を含む。例えば、前記更なる自由度は、鉗子、又ははさみなどの切断器具の開放及び/又は閉鎖を決定する。
一実施形態によれば、前記医療器具60は、その関節装置70を、前記マイクロ位置決め装置41から所定距離を離れて配置するように、少なくとも1つのシャフト65を備える。一実施形態によれば、前記シャフト65は、前記関節装置70を、前記マイクロ位置決め装置41から所定距離で遠ざけるのに適している。
一実施形態によれば、前記所定距離は、前記関節装置70の長手方向延伸の倍数である。一実施形態によれば、前記所定距離は、前記関節装置70の長手方向延伸の少なくとも5倍に等しい。一実施形態によれば、前記所定距離は、前記関節装置70の長手方向延伸の略20倍に等しい。一実施形態によれば、前記所定距離は、シャフトの長手方向X-Xに沿って測定される。一実施形態によれば、前記所定距離は、前記関節装置70の長手方向延伸の略50倍に等しい。
一実施形態によれば、前記シャフト65は、前記終端装置77が前記フレーム57から所定距離を離れるように、前記フレームに接続するのに適している。
一実施形態によれば、前記シャフト65は、30mm~250mm、好ましくは60mm~150mmの長手方向延伸を有する。
一実施形態によれば、前記シャフト65は、長手方向の内孔を有する。一実施形態によれば、前記シャフト65は、中空の管形状を有する。
一実施形態によれば、前記医療器具60は、少なくとも前記関節装置70の少なくとも1つの駆動システムを収容するのに適した、前記医療器具60のモータ収容部61を備える。このようにして、前記関節装置70の作動は、前記医療器具60の内部で行われる。
一実施形態によれば、ロボットアセンブリ100は、マスタ/スレーブ形式の通信システムによって前記医療器具60、160、260の少なくとも一部分の運動を決定するのに適した、少なくとも1つの制御装置20を備える。
一実施形態によれば、前記アセンブリは、少なくとも2つの入力装置20を備えるように、更なる制御装置20を有する。一実施形態によれば、前記制御装置20は、前記医療器具60の前記関節装置70の動作を決定するのに適している。一実施形態によれば、前記制御装置20は、前記マイクロ位置決め装置41の移動を決定するのに適している。前記特性を設けることにより、前記検出装置22によって登録されるように前記制御器具21の並進運動を、その作業空間7、17内の前記終端装置77の並進運動に関連付けることができる。
一実施形態によれば、前記制御装置20は、前記マイクロ位置決め装置41及び前記医療器具60の動作を決定するのに適している。
前記特性を設けることにより、前記作業容積7内の前記終端装置77の回転運動及び並進運動を決定するように、前記制御器具21によって前記マイクロ位置決め装置41の少なくとも一部分及び前記医療器具60の少なくとも一部分を移動させることができる。
一実施形態によれば、前記ロボットアセンブリ100は、前記ロボットアセンブリ100に関連する視覚システム103と協働するのに適している。
一実施形態によれば、前記視覚システム103は顕微鏡103である。
前記ロボットアセンブリに関連する顕微鏡103を設けることにより、既存の顕微鏡を導入することが可能となり、前記ロボットアセンブリ100をより汎用性のあるものにすることができる。例えば、前記ロボットアセンブリ100は、使用される対物レンズの焦点距離に応じて、100mm~500mmの焦点距離を有する顕微鏡と協働して使用することができる。更に、それにより、器具の終端部の移動の間に比較的大きな動きを必要とする部分を可能な限り無くし、外科手術中にロボットアセンブリ100の掃引する容積を低減することが可能になる。
一実施形態によれば、前記顕微鏡103は光学顕微鏡103である。
一実施形態によれば、前記顕微鏡103は、前記第1の医療器具160の前記終端部77、及び/又は前記第2の医療器具260の前記終端部77、及び/又は前記第3の医療器具360の前記終端部をその視野内に収めるのに適している。
一実施形態によれば、前記顕微鏡103は、作業容積7をフレーミング(framing)するのに適している。
一実施形態によれば、少なくとも1つのビデオカメラ45は、前記支持部材38に接続されている。
一実施形態によれば、前記ビデオカメラ45は、前記第1の医療器具160の前記終端部77及び前記第2の医療器具260の前記終端部77をフレーミングするのに適している。
一実施形態によれば、前記支持体104は、機械入力インターフェースを形成するのに適した少なくとも1つのディスプレイ111を含む。
一実施形態によれば、前記ディスプレイ111は、前記ビデオカメラ45によって得られた画像を視覚化するのに適している。
一実施形態によれば、前記ビデオカメラ45は、前記少なくとも1つの医療器具60の正確な位置決めを可能にするように前記マクロ位置決めアーム30と協働するのに適している。この特性を設けることにより、作業容積7内で前記少なくとも1つの医療器具60の少なくとも一部分の位置決めプロセスを容易にする。
一実施形態によれば、前記第1の医療器具160、前記第2の医療器具260、及び前記支持部材38は、実質的に三角形を形成するように配設されている。このように設けることにより、前記ロボットアセンブリ100によって外科医の目と腕との間に存在する同様な三角を再現することができる。
一実施形態によれば、前記支持体104は、移動カート、顕微鏡の支持構造体、手術用ベッド、手術台の少なくとも1つである。
一実施形態によれば、顕微手術用のロボットアセンブリ100用のマスタ/スレーブ対のマスタインターフェースを少なくとも部分的に形成するのに適している、顕微手術用のロボットアセンブリ100用の顕微手術用制御装置20は、
従来の外科器具、すなわち、患者の人体201の少なくとも一部分において直接に手術するのに適した外科器具のように保持され、取り扱われるのに適した形状及びサイズを有する空間的に移動可能な少なくとも1つの制御器具21と、
空間の少なくとも一部分における前記制御器具21の位置を検出するのに適した少なくとも1つの検出装置22と、
を含む。
一実施形態によれば、前記制御器具21は、少なくとも1つの位置センサ28を含み、当該センサは前記検出装置22と協働して少なくとも前記制御器具21の位置を検知する。
一実施形態によれば、前記検出装置22は、前記少なくとも1つの位置センサ28の位置を検出することによって少なくとも前記制御器具21の位置を検出するように電磁場を生成する。一実施形態によれば、前記検出装置22は、少なくとも慣性加速度成分を測定することにより前記位置センサ28の位置を検出することによって少なくとも前記制御器具21の位置を検出する。一実施形態によれば、前記位置センサ28は加速度計を含む。
一実施形態によれば、前記検出装置22は、前記制御装置20の基部構造体67内に配置されている。
一実施形態によれば、前記制御器具21は、前記制御器具21の先端部68で有効な少なくとも1つの鉗子関節69を含み、前記先端部68に把持又は切断動作をさせる。
一実施形態によれば、少なくとも1つの先端センサ29は、前記鉗子関節69の開口角度を測定する。
一実施形態によれば、前記制御器具21は、従来の外科手術用器具の形状を実質的に再現する形状を有する。
一実施形態によれば、前記制御装置20は、操作者27用の少なくとも1つの人間工学的支持要素を有する。当該人間工学的支持要素は、顕微手術外科医200のための人間工学的支持を提供するように、少なくとも動作状態にあるときに、顕微手術外科医200の前腕の少なくとも一部分を支持するのに適した、操作者25用の少なくとも1つの支持面を含む。このような特性を設けることにより、改善された手術の効率を決定する顕微手術外科医の快適性の向上が可能である。
一実施形態によれば、ロボットアセンブリ100は、
上述した実施形態の1つによって記載されたような少なくとも1つの制御装置20と、
少なくとも1つの終端部77を有する少なくとも1つの外科手術用マイクロ器具60、160、260、360と、
を含む。
一実施形態によれば、前記終端部77は、患者201の少なくとも一部分において手術するのに適している。
一実施形態によれば、前記終端部77は、例えば図3A~図3Bに示すように、外科用針202を扱うのに適している。
一実施形態によれば、前記外科手術用マイクロ器具60、160、260は、少なくとも1つの関節装置70を含み、前記制御器具21は、作動状態にあるとき、前記検出装置22に対する前記制御器具21の第1の移動が前記関節装置70、170、270の第2の移動に対応するように、前記関節装置70、170、270と協働するのに適している。
一実施形態によれば、前記マクロ位置決めアーム30は、前記検出装置22に関する前記マクロ位置決めアーム30の少なくとも一部分の空間的位置を検出するように、前記検出装置22と協働するのに適した少なくとも1つのマクロ位置決めアームセンサを含む。
一実施形態によれば、前記顕微手術用ロボットアセンブリ100は、前記位置センサ28、前記先端センサ29、前記マクロ位置決めアームセンサ、前記マイクロ位置決め装置センサ、前記マイクロ器具センサのうちの少なくとも1つの単一参照システムに対する空間的位置を検出するのに適したセンサと協働するのに適している。一実施形態によれば、前記顕微手術用ロボットアセンブリ100は、前記位置センサ28、前記先端センサ29、前記マクロ位置決めアームセンサ、前記マイクロ位置決め装置センサ、前記マイクロ器具センサのうちの少なくとも2つの単一参照システムに対する空間的位置を検出するのに適したセンサと協働するのに適している。この特性を設けることにより、遠隔操作マスタ/スレーブシステムが前記検出装置22、前記支持体104、前記マクロ位置決めアーム30、及び前記マイクロ位置決め装置41の正確な位置とは十分に独立して機能することができる。換言すれば、前記医療器具60は、同一の共通参照座標系に対する制御器具21の移動に追従することができる。
一実施形態によれば、顕微手術用ロボットアセンブリ100はまた、
第1の制御器具121及び第2の制御器具221を含むように、更なる制御器具21と、
第1の外科手術用マイクロ器具160及び第2の外科手術用マイクロ器具260を含むように、更なる外科手術用マイクロ器具60、160、260と、
を含む。
一実施形態によれば、前記顕微手術用ロボットアセンブリ100は、第1の制御装置120及び第2の制御装置220を有するような少なくとも1つの更なる制御装置20を備える。
一実施形態によれば、前記第1の制御装置120は、外科医200の第1の手用の、前記ロボットアセンブリ100のマスタインターフェースを形成するのに適している。
一実施形態によれば、医療器具60、160、260、360は、少なくとも1つのフレーム57及び1つの関節装置70を備える。
一実施形態によれば、前記関節装置70は、前記フレーム57の少なくとも一部分に接続するのに適した少なくとも1つの第1の関節部材71又は第1のリンク71と、少なくとも第2の関節部材72又は第2のリンク72とを備える。
前記第1のリンク71は、回転関節171を介して前記第2のリンク72に接続されている。
一実施形態によれば、前記医療器具60は、少なくとも1つのテンドン90、190を有し、当該テンドンを引っ張ることによって、少なくとも前記第2のリンク72を、前記第1のリンク71に対して移動させるのに適している。
一実施形態によれば、前記第1のリンク71、前記第2のリンク72の少なくとも1つは、少なくとも摺動面40、80、140、180を有し、当該摺動面40、80、140、180は、前記テンドン90、190の少なくとも一部分がその上を摺動することを可能にするのに適している。
一実施形態によれば、前記摺動面40、80、140、180は、線織面40、80、140、180である。具体的には、互いに全て平行であり、且つ関節移動軸P-P、Y-Yに実質的に平行な直線の複数の部分によって形成された線織面である。
一実施形態によれば、前記摺動面40、80、140、180は、線織面40、80、140、180である。具体的には、互いに全て平行であり、且つ前記摺動面40、80、140、180に最も近い回転関節171の関節移動軸P-P、Y-Yに実質的に平行な直線の複数の部分によって形成された線織面である。一実施形態によれば、最も近い回転関節171は、テンドン経路T-Tの方向に沿って測定することによって定められる
一実施形態によれば、前記関節移動軸は、ベース参照システムに対して固定又は移動可能であり得る。
一実施形態によれば、前記少なくとも1つの第2のリンク72は手首部材78であり、前記手首部材78は、互いに平行であり、且つ第1の関節移動軸に実質的に平行な直線の複数の部分によって形成された少なくとも1つの摺動面40、80、140、180を有する。
一実施形態によれば、前記手首部材78は、前記第1の関節移動軸とは平行ではない第2の関節移動軸を有する第2の回転関節171の少なくとも一部分を形成するのに適した少なくとも1つの関節部172を含む。
一実施形態によれば、前記第1の関節移動軸と前記第2の関節移動軸とは、相互に実質的に直交している。
一実施形態によれば、前記第1の関節移動軸は、ピッチ軸P-Pである。
一実施形態によれば、前記第2の関節移動関節軸は、ヨー軸Y-Yである。
一実施形態によれば、前記医療器具60、160、260は、少なくとも1つの終端部材77を有する。
一実施形態によれば、前記終端部材77は、作動状態にあるとき、患者201の一部分と接触するのに適している。
一実施形態によれば、前記終端部材77は、外科用針202を扱うのに適している。
一実施形態によれば、前記終端部材77は、切断面又はブレードを含み、メスとして機能することができる。
一実施形態によれば、前記終端部材77は、互いに全て平行であり、且つ関節移動軸に実質的に平行な直線の複数の部分によって形成された少なくとも1つの巻取面86を有する。一実施形態によれば、前記巻取面86は、前記テンドン90、190の少なくとも一部分がそれに巻き付くことを可能にするのに適している。
一実施形態によれば、前記第2の関節部材72は、終端部材77である。
一実施形態によれば、前記関節装置70、170、270は、回転関節171によって少なくとも前記第2の関節部材72に接続するのに適した第3の関節部材73を含む。
一実施形態によれば、前記第3の関節部材73は、終端部材77である。
一実施形態によれば、前記終端部材77は、回転関節171によって前記手首部材78に接続されている。
一実施形態によれば、前記少なくとも1つの関節部材72は肘部材75であり、前記肘部材75は、互いに全て平行であり、且つ単一の関節移動軸に実質的に平行な直線の複数の部分によって形成された複数の摺動面40、80、140、180を有する。
一実施形態によれば、前記肘部材75は、回転関節171の少なくとも一部分を形成するのに適した少なくとも1つの関節部172を含む。
一実施形態によれば、前記関節装置70は、回転関節171によって少なくとも前記第2の関節部材72に接続するのに適した第3の関節部材73を含み、前記第2の関節部材72は肘部材75であり、前記第3の関節部材73は肘部材78である。
一実施形態によれば、前記肘部材75は、回転関節171によって前記第1の関節部材71に接続され、前記肘部材78は回転関節171を介して前記肘関節部材75に接続されている。
一実施形態によれば、前記関節装置70は、回転関節171を介して少なくとも前記第3の関節部材73に接続するのに適した第4の関節部材74を含む。
一実施形態によれば、前記第4の関節部材74は、終端部材77である。
一実施形態によれば、前記終端部材77は、互いに全て平行であり、且つ関節移動軸に略平行な直線の複数の部分によって形成された少なくとも1つの巻取面86を有し、前記巻取面86は前記テンドン90、190の少なくとも一部分をそれに巻き付けることを可能にするのに適している。
一実施形態によれば、前記関節装置70は、前記第1の部材71を有し、当該第1の部材71は、回転関節171を介して前記手首部材78に接続され、回転関節171を介して前記終端部材77に接続されている。
一実施形態によれば、前記関節装置70は、前記第1の部材71を有し、当該第1の部材71は、回転関節171によって前記肘部材75に接続され、回転関節171によって前記手首部材78に接続され、回転関節171によって前記終端部材77に自ら接続されている。当業者にとって、71、72、73に類似の関節部材を利用すれば、ゼロから複数までの肘関節部材75、好ましくは直交する複数の対の手首関節部材78、及び少なくとも1つの終端関節部材77の一連の部材を含むように関節装置70組み立てることができるのは明らかであろう。
一実施形態によれば、前記巻取面86は線織面である。
一実施形態によれば、前記巻取面は、前記テンドン90、190がその上を滑り通過するのに実質的に適していない。これは、前記テンドン90、190が前記巻取面86の近くで、前記巻取面86を有する関節部材において終端するためである。
一実施形態によれば、前記医療器具60は、1つのテンドン90及び1つの対向テンドン190を含む少なくとも1対のテンドンを有し、前記テンドン90と前記対向テンドン190とは、前記第2の関節部材72をその関節軸を中心に反対方向に移動させるように、それらの第2の終端終点92又は第2のテンドン終端92を、前記第2の関節部材72のそれぞれのテンドン固定点82又はテンドン終端82に接続させるのに適している。
一実施形態によれば、前記医療器具60は、1つのテンドン90及び1つの対向テンドン190を含む少なくとも1対のテンドンを有し、前記テンドン90と前記対向テンドン190とは、前記終端部材77をその関節軸を中心に反対方向に移動させるように、それらの第2の終端終点92又は第2のテンドン終端92で、前記終端部材77のテンドン固定点82又はテンドン終端機構82に接続するのに適している。
このような特徴を設けることにより、前記テンドン90と前記対向テンドン190とが拮抗するように作用することができる。例えば、前記テンドン90と前記対向テンドン190との両方がヨー軸Y-Yを中心に前記終端部材を移動させるようにする。したがって、受動的又は自由関節運動が起こり得ず、代わりに積極的に案内され、且つ制御された移動のみが存在する。
一実施形態によれば、前記テンドン90及び対向テンドン190は、それらの第2の終端92によって前記第1の関節部材71、第2の関節部材72、第3の関節部材73、及び第4の関節部材74のそれぞれのテンドン固定点82又はテンドン終端機構82に接続するのに適している。
一実施形態によれば、前記テンドン90及び対向テンドン190は、それらの第2の終端終点92によって、前記肘部材75、手首部材78、及び終端部材77の少なくとも1つのそれぞれのテンドン固定点82又はテンドン終端機構82に接続するのに適している。
一実施形態によれば、前記医療器具60は、前記少なくとも1つのテンドン90、190を案内するのに適した少なくとも1つのシャフト65を含む。前記シャフト65は、前述した実施形態のいずれかに係るシャフトである。
一実施形態によれば、前記関節装置70は、10ミリメートル未満の長手方向延伸を有する。
一実施形態によれば、前記関節装置70は、10立方ミリメートル未満の容積を有する。
一実施形態によれば、前記終端部材77は、終端部材の少なくとも1つの第1の部分177と終端部材の少なくとも第2の部分277を含む。一実施形態によれば、終端部材の前記第1の部分177及び終端部材の前記第2の部分277は、把持又は切断動作を決定するように関節移動軸を中心に互いに対して移動可能である。一実施形態によれば、前記関節移動軸は、前記ヨー軸Y-Yである。
一実施形態によれば、少なくとも1対のテンドンを含む前記医療器具60は、テンドン90及び対向テンドン190を含み、前記終端部材の第1の部分177と前記端子部材の第2の部分277とを反対方向に移動させるように、前記テンドン90及び前記対向テンドン190の一方は、その第2の終点92によって前記第1の終端部材177上のそれぞれのテンドン固定点82又はテンドン終端機構82で接続するのに適しており、前記テンドン90及び前記対向テンドン190のもう一方は、その第2の終点92によって前記第2の終端部材277上のそれぞれのテンドン固定点82又はテンドン終端機構82で接続するのに適している。
一実施形態によれば、前記終端部材の第1の部分177及び前記終端部材の第2の部分277の各々は、少なくとも1つの巻取面86を有する。
一実施形態によれば、前記医療器具60は、1つのテンドン90及び1つの対向テンドン190を含む少なくとも1対のテンドンを含み、前記テンドン90及び前記対向テンドン190は、把持又は切断動作を決定するように、前記第3の関節部材73を前記第4の関節部材74に対して移動させるように、それらの第2の終点92によって、前記終端部材77のそれぞれのテンドン固定点82又はテンドン終端機構82で接続するのに適している。
一実施形態によれば、前記テンドン90及び前記対向テンドン190は、それらの遠位部を、終端部材77の前記少なくとも1つの巻取面86の少なくとも一部分に巻き付く。
一実施形態によれば、前記摺動面40、80、140、180は、テンドンの少なくとも一部分が偏向して離れ、前記関節装置70と接触せずに走行することを判断するような前記関節装置70、170、270の中央容積から離れて延在するのに適した摺動側面40、140である。
一実施形態によれば、前記摺動側面40、140は、それが形成された部材の表面と接合し、少なくとも連続表面64を有し、局所の接平面を共有する。一実施形態によれば、前記摺動側面40、140は、それが形成された部材と少なくとも1つの鋭い縁部63を形成する。
一実施形態によれば、前記摺動側面40、140は、それが形成された部材の表面を一方の側において連続表面64と接合し、もう一方の側においてそれが形成された部材と1つの鋭い縁部63を形成する。
一実施形態によれば、前記摺動面40、80、140、180は、関節移動軸を少なくとも部分的に囲む関節摺動面80、180である。一実施形態によれば、前記摺動面40、80、140、180は、前記ピッチ軸P-P及び前記ヨー軸Y-Yの少なくとも1つを少なくとも部分的に囲む関節摺動面80、180であり、関節摺動面80、180は、前記テンドン90のテンドン経路T-Tと前記対向テンドン190のテンドン経路T-Tとの間の少なくとも1つの交差点を可能にするように、前記ピッチ軸P-P及び前記ヨー軸Y-Yの少なくとも1方に対して反対向きに配向されている。換言すれば、前記関節摺動面80、180は、作動状態にあるとき、最も近い回転関節171の前記関節移動軸に向かうのに適していない。
一実施形態によれば、前記関節摺動面は凸状であり、2つの対向テンドンの少なくとも1つの交差点がそれ自体の上にある可能ように、前記ピッチ軸P-P又はヨー軸Y-Yの少なくとも1つを部分的に囲む。
一実施形態によれば、「最も近い関節」という用語は、テンドン経路T-Tに沿って摺動面40、80、140、180に最も近い回転関節141を指す。
一実施形態によれば、前記関節摺動面80、180上で、前記テンドン90のテンドン経路T-Tと前記対向テンドン190のテンドン経路T-Tとは交差していないが、最も近い回転関節171の前記関節移動軸の方向に直交する投影面において少なくとも部分的に重なる。
一実施形態によれば、前記関節摺動面80、180上で、前記テンドン90のテンドン経路T-Tと前記対向テンドン190のテンドン経路T-Tとは互いに異なり、最も近い回転関節171の関節移動軸に平行な投影面において平行である。
一実施形態によれば、前記テンドン90のテンドン経路T-Tは、最も近い関節の前記関節移動軸の方向に直交する投影面において少なくとも前記対向テンドン190のテンドン経路T-Tと重なる。一実施形態によれば、前記テンドン90のテンドン経路T-Tは、最も近い回転関節の前記関節移動軸に平行な投影面において前記対向テンドン190のテンドン経路T-Tに実質的に平行である。
一実施形態によれば、各テンドン90のテンドン経路T-Tは、最も近い回転関節171の前記関節移動軸に平行な投影面において互いに実質的に平行である。
一実施形態によれば、テンドン経路T-Tは、それが接触する関節部材上で実質的に定常である。換言すれば、テンドン90が摺動しているときでも、全体的なテンドン経路T-Tは、それが接触する前記医療器具60の関節部材に対して実質的に常に同一の位置にある。
このような特徴は、前記巻取面86の前記摺動面40、80、140、180が、前記テンドン終端機構82と協調的な幾何学的関係を有し、そして前記テンドン終端機構82が前記医療器具の一部分に嵌め合うように配置されることによって、一意に実現される。
一実施形態によれば、前記テンドン経路T-Tは、反対の関節運動を決定するテンドン90と対向テンドン190との両方に接触する関節部材上で実質的に定常状態を維持している。
一実施形態によれば、各テンドン90のテンドン経路T-Tは、前記偏向可能部分93を除いて、前記フレーム57に関してその区間において実質的に定常である。前記偏向可能部分93は、実際には、ギターの弦のように、プッシャアセンブリ94によって偏向されるのに適している。
一実施形態によれば、前記少なくとも1つのテンドン90、190は、作動状態にあるとき、全体に、摺動面40、80、又は巻取面86と接していない連続的な真っ直ぐな空中区間9と、関節部材71、72、73、74、75、77、78の摺動面40、80、又は巻取面86と接する曲線区間とからなるテンドン経路T-Tをたどる。
一実施形態によれば、各テンドン終端機構82は、そのテンドン経路T-Tがそれに最も近い関節部材に対して定常であるように各テンドン90、190を支持するように配置される。
一実施形態によれば、前記テンドン終端機構82は、作動状態にあるとき、各テンドン90のそのテンドン経路T-Tを、前記巻取面86と実質的に常に接しているように維持するように配置される。
一実施形態によれば、前記テンドン終端機構82は、作動状態にあるとき、各テンドン90、190のテンドン経路T-Tが他のテンドン90、190のテンドン経路T-Tと接触しないように配置される。
一実施形態によれば、前記テンドン終端機構82は、各テンドン90が作動状態にあるとき、少なくとも1つの摺動面40、80上を摺動し、同一の摺動面40、80上を摺動するとき、他のテンドン90、190によって描かれたテンドン経路T-Tの曲線区間に実質的に平行なテンドン経路T-Tの曲線区間を描くように配置される。
一実施形態によれば、前記医療器具60は、顕微手術、低侵襲性外科手術、及び腹腔鏡手術のうち少なくとも1つに適用されるのに適した外科手術用器具である。
一実施形態によれば、前記医療器具60は、生体検査に使用されるのに適している。一実施形態によれば、前記医療器具60は、内視鏡手術に使用されるのに適している。
一実施形態によれば、前記テンドン90、190は、実質的に円形の断面を有する。一実施形態によれば、前記テンドン90、190の直径は、前記テンドン90、190の異なる部分において可変である。一実施形態によれば、前記テンドン90、190の機械的特性は、前記テンドン90、190の異なる部分において可変である。一実施形態によれば、前記テンドン90、190は、異なる特性を有するテンドン部が接合することによって得られる。一実施形態によれば、前記テンドン90、190の組成は、前記テンドン90、190の異なる部分において可変である。
一実施形態によれば、テンドンの少なくとも一部分における前記テンドン経路T-Tは、テンドンがあらゆる作動状態で、すなわち、回転関節171の任意の回転角において、摺動する摺動面40、80、140、180の母線に対して実質的に局所的に直交している。これらの特性は、前記テンドンの各々の前記テンドン経路T-Tがいつか偏向されることの回避に寄与する。すなわち、最も近い回転関節171の関節移動軸に平行な方向に曲がらない。
一実施形態によれば、前記テンドン経路T-Tは、それが摺動する摺動面40、80、140、180の母線に実質的に局所的に直交している。
一実施形態によれば、前記関節装置70は、主に金属材料製である。
一実施形態によれば、前記関節部材は、前記テンドンがその部材上を摺動するとき、前記少なくとも1つのテンドンの摺動によって生じる摩擦を更に低減する目的で研磨されるのに適している。
一実施形態によれば、医療器具60、160、260のためのテンドン駆動システム50は、少なくとも1つのプッシャアセンブリ94を含む。
一実施形態によれば、前記医療器具60、160、260は、フレーム57と、その終点に加えられた引張荷重下で作用することのみに適した少なくとも1つのテンドン90、190を備え、そのテンドン方向T-Tが定義されるか、又はテンドン経路T-Tが前記テンドン90の長手方向展開の方向と実質的に一致し、前記テンドン90はその第1の終点91、又は近位テンドン終点91、又は第1のテンドン終端91で前記フレーム57に固定される。
一実施形態によれば、前記プッシャアセンブリ94は、テンドン経路T-Tを偏向させ、前記テンドン90に増加した引張荷重を誘発するように、テンドン経路T-Tを横切る押圧方向に沿って前記テンドン90の前記偏向可能部分93の少なくとも一部分に力を加えるのに適している。
前記プッシャアセンブリがテンドン経路T-Tを横切る前記押圧方向に押圧するとき、それは、前記テンドン経路を局所的に、且つ局所的にのみ伸ばす傾向がある。このような局所的な経路伸延は、プッシャアセンブリの前進量に直接関連するより大きな局所的テンドンループを生じさせる。このようなより大きな局所的テンドンループの発生は、テンドンの反対側の端部において、関節部材上のテンドン終端機構82に固定されたテンドンの遠位終点92の比例した後退を生じ、その結果、関節部材の移動をもたらす。
一実施形態によれば、前記テンドン90は、可動要素を引っ張るのに適した第2のテンドン終点92又は遠位テンドン終点92を含み、この可動要素は前記第2の遠位テンドン終点92に接続することができる。
一実施形態によれば、テンドン経路T-Tに沿って、前記第1のテンドン終点91に、次に前記少なくともテンドン偏向可能部分93に、次いで前記第2のテンドン終点92に遭遇する。
一実施形態によれば、前記可動要素は、前記医療器具60、160、260の少なくとも一部分であり、前記フレーム57に対して移動可能である。
一実施形態によれば、前記テンドン偏向可能部分93が前記プッシャアセンブリ94によって偏向されると、前記テンドン90は、前記フレーム57に対して前記関節装置70の少なくとも一部分の移動を決定する。
一実施形態によれば、前記プッシャアセンブリ94はまた、分離する2つの環境の相互細菌汚染を実質的に阻止するのに適した少なくとも1つの無菌バリア87を有する。
一実施形態によれば、前記無菌バリア87は、前記押圧要素95と前記プランジャ96との間に配置されている。
一実施形態によれば、前記無菌バリアは、前記押圧要素95の押圧を前記プランジャ96に伝達するのに適した形状及び材料である。
一実施形態によれば、前記プッシャアセンブリが前記テンドン経路T-Tの偏向を決定するとき、前記少なくとも2つのテンドン案内要素97が前記テンドン経路T-Tの偏向を前記2つの案内要素97の間のテンドン経路区間に限定するように協働するように、前記駆動システム50は、前記テンドン経路T-Tに沿って配置された少なくとも2つのテンドン案内要素97又は案内プーリを備える。
一実施形態によれば、前記プランジャ96は、前記テンドン偏向可能部分93を押圧するのに適した少なくとも1つのプランジャアイドルプーリ98を備え、前記プランジャアイドルプーリ98は、その軸を中心に回転自由であり、このようにして、少なくとも前記プランジャ96によって押圧されたときに、前記テンドン偏向可能部分93における摺動摩擦を低減するのに適している。
一実施形態によれば、前記プランジャアイドルプーリ98は玉軸受である。
一実施形態によれば、前記第2のテンドン終点92は、隆起(boss)、ループ又は結び目である。
一実施形態によれば、前記テンドン駆動システム50は、予張力がかけられた前記テンドン90を維持するのに適した少なくとも1つの予張力付与要素99を含む。
一実施形態によれば、前記テンドン駆動システム50は、前記プッシャアセンブリ94に対向し、且つテンドン経路T-Tを偏向させ、前記対向テンドン190及び前記テンドン90での引張荷重の増大を誘発するようにテンドンの横方向の押圧方向T-Tに沿って前記対向テンドン190のテンドン偏向可能部分93の少なくとも一部分を押圧するのに適した、少なくとも1つの更なるプッシャアセンブリ94又は対向プッシャアセンブリ194を含む。換言すれば、前記テンドン90及び前記対向テンドンは、関節の内転及び外転動作を決定するように協働する人体の拮抗筋のように互いに対向して作用するのに適している。
一実施形態によれば、前記対向プッシャアセンブリ194は、前記テンドン経路T-Tに対して横方向の押圧方向に沿って前記対向テンドン190の前記テンドン偏向可能部分93を押圧し、前記テンドン経路T-Tを偏向させ、その近位部分18から前記対向テンドン190における引張荷重を誘発し、且つその遠位部分19から前記テンドン90における引張荷重を誘発する。
一実施形態によれば、前記対向テンドン190は、前記対向テンドン190の前記第2のテンドン終点92に関連する可動要素を引っ張るのに適した第2の終点92又は遠位終点92を有する。
一実施形態によれば、前記対向テンドン190は、前記テンドン90の前記第2のテンドン終点92及び前記対向テンドン190の前記第2のテンドン終点92に関連する共通の単一の可動要素を引っ張るのに適した第2の終点92又は遠位終点を有する。一実施形態によれば、前記テンドン90及び前記対向テンドン190は、前記テンドン90及び前記対向テンドン190がそれらのそれぞれの予張力付与要素によって予張力がかけられたとき、前記共通の単一の可動要素が基準位置にあるような長さを有する。
一実施形態によれば、前記テンドン90及び前記対向テンドン190は、単一のテンドン90の2つの部分である。
一実施形態によれば、前記テンドン駆動システム50は、予張力がかけられた前記対向テンドン190を維持するのに適した対向予張力付与要素199を含む。
一実施形態によれば、前記複数のテンドン90及び前記複数の対向テンドン190は、各テンドン90、190のテンドン経路T-Tが全ての他のテンドン90、190の経路に対して別個に走行するように、前記フレーム57のドラム59の一部分又はドラム59に配置される。
一実施形態によれば、前記複数のテンドン90及び前記複数のテンドン190は、実質的に半径方向に、又は光線のように、前記ドラム59に配置される。一実施形態によれば、前記複数のテンドン90及び前記複数の対向テンドン190は、ラジアルエンジンのシリンダのような1つの前記ドラム59として構成され、前記テンドン90及び前記対向テンドン190の経路は前記ドラム59上で互いに交差しない。
この特性を設けることにより、前記関節装置70の少なくとも一部分の上でのテンドン90の摺動によって引き起こされる摩耗に対するより高い耐摩耗性を有する関節装置70を有する医療器具60の製造が可能となる。更に、この特性は、テンドンが摺動する関節装置70の表面の材料のあらゆる摩耗及び損耗を回避する。換言すれば、この特性を設けることにより、作動状態にあるとき、前記関節装置70がその上を摺動するテンドン90の影響により損傷することを回避することができる。
一実施形態によれば、前記テンドン90、190は、ポリエチレンで作製される。一実施形態によれば、前記テンドン90、190は、高分子量ポリエチレン又は超高分子量ポリエチレンで作製される。一実施形態によれば、前記テンドン90、190はケブラーで作製される。一実施形態によれば、前記テンドン90、190は、ベクトランで作製される。一実施形態によれば、前記テンドン90、190は、ザイロン又はPBOで作製される。一実施形態によれば、前記テンドン90、190は、前記材料の組み合わせで作製される。
一実施形態によれば、前記テンドン90は、前記フレーム57に接着されるのに適した少なくとも1つのテンドン終点91を含む。
前記医療器具60、160、260の製造方法を以下に記載する。
1つの可能な動作モードによれば、医療器具60、160、260の製造方法は、前述したいずれかの実施形態のうちの1つに係る医療器具60、160、260の製造過程を含み、少なくとも1つの追加の製造技術によって達成される。
1つの可能な動作モードによれば、医療器具60、160、260の製造方法は、マイクロ射出成形による医療器具製造過程を含む。換言すれば、医療器具60、160、260の製造方法は、マイクロ成形による医療器具の製造過程を含む。
関節装置70、170、270の製造方法を以下に記載する。
一実施形態によれば、関節装置70、170、270の一製造方法は、下記の好ましい順序で、以下の過程、すなわち、
(A’’’)加工治具112をEDM加工機に設け、複数のワークピース117を前記加工治具112上に配置する過程と、
(B’’’)互いに平行な切断線で前記ワークピース117において所望の形状を切断する過程と、
を少なくとも含む。
互いに平行な切断線で前記ワークピースにおいて単一の切断過程を提供することにより、前記ワークピースにおける互いに平行な表面の機械加工を、極めて高い平行精度で行うことが可能となる。
1つの可能な動作モードによれば、上述した加工方法により、前記ワークピース117における平行な母線(generatices)を特徴とする線織面の加工が可能となる。
1つの可能な動作モードによれば、上述した加工方法により、微小寸法、例えばミリメートル寸法又は準ミリメートル寸法のワークピースの切断が可能となる。
一実施形態によれば、前記加工方法は、複数の関節部材71、72、73、74、75、76、77、78を含む少なくとも1つの関節装置70を製造するのに適している。
1つの可能な動作モードによれば、前記加工方法は、互いに平行な表面を含む関節部材を形成するように前記ワークピース117における平行切削を加工するのに適している。
1つの可能な動作モードによれば、前記加工方法は、関節部材が互いに平行な表面を有することにより、相補的に組み立てるのに適した関節部材を形成するように、前記ワークピース117における平行切削を加工するのに適している。
1つの可能な動作モードによれば、前記EDM加工機は、ワイヤEDMを行うのに適しており、切断ワイヤ115を有する。
一実施形態によれば、前記切断ワイヤ115、又はEDMワイヤ115、又は放電加工ワイヤ115は、30ミクロン~100ミクロンの直径であり、好ましくは50ミクロンの直径である。
前述した加工方法を提供することにより、加工されるワークピース117には、熱エネルギーのみを伝達することができ、加工されるワークピース117に伝達される機械的エネルギー、例えば、フライス盤で切断を行う場合のように、屈曲を誘発する機械的エネルギーを回避することができる。
一実施形態によれば、前記加工方法は、医療-外科分野での応用のための少なくとも1つの関節装置を製造するのに適している。
一実施形態によれば、前記加工方法は、精密機構における応用に適した少なくとも1つの関節装置の製造、例えば時計の製造における使用に適している。一実施形態によれば、前記加工方法は、宝飾品及び/又はファッション宝飾品分野での用途に適した少なくとも1つの関節装置を製造するのに適している。一実施形態によれば、前記加工方法は、電気機械製品の組立における応用に適した少なくとも1つの関節装置の製造に適している。
1つの可能な動作モードによれば、過程(A’’’)は、以下のサブ過程、すなわち、
前記加工治具112に複数のワークピースをそれらのそれぞれの部材シート116内に取り付けるサブ過程、
を含む。
1つの可能な動作モードによれば、以下のサブ過程、すなわち
前記過程(A’’’)の間に、最初に(A1’’’)EDM加工機に加工治具112を設けるサブ過程が行われ、
次に、(A2’’’)前記加工治具112に複数のワークピース117を配置するサブ過程が行われる。
1つの可能な動作モードによれば、一方法は、サブ過程(A1’’’)とサブ過程(A2’’’)との間に以下の更なる過程、すなわち
(C’’’)較正を行う過程、
を含む。
1つの可能な動作モードによれば、一方法は、過程(A’’’)と過程(B’’’)との間に以下の更なる過程、すなわち、
(C’’’)較正を行う過程、
を含む。
1つの可能な動作モードによれば、一方法は、過程(B’’’)の後に以下の更なる過程、すなわち
(D’’’)前記加工治具112を回転させる過程と、
前記過程(B’’’)を繰り返す過程と、
を含む。
1つの可能な動作モードによれば、前記加工治具112を回転させる前記過程は、回転テーブルを用いて前記加工治具112を回転させ、前記加工治具112を切断機から取り外すことを回避して、以下の過程を行う更なる過程、すなわち、
前記加工治具112を回転させる過程と、
第2の較正又は切断較正を前記基準棒118のみにおいて行う過程と、
前記過程(B’’’)を繰り返す過程と、
を含む。
1つの可能な動作モードによれば、較正を行う前記過程(C’’’)は、以下のサブ過程、すなわち、
EDM加工機のスイッチを入れるステップと、
ワークピース117の前記部材シート116に平行な軸を有する基準棒118を設けるステップと、
前記切断ワイヤ115を、前記基準棒118の第1の部分122又はワイヤアプローチ122の側に面する部分と接触させるステップと、
前記ワイヤの位置を測定又は登録するステップと、
及び/又は
前記切断ワイヤ115の位置を測定又は登録し、前記切断ワイヤ115が加工される第1のワークピースの第1の部分、又はワイヤアプローチの側に面する部分と接触しているとき、各ワークピース117に対して以前の過程を実行するステップと、
及び/又は
切断ワイヤ115を、前記基準棒118の第2のロッド部123、又は前記第1のロッド部122に対して反対側のワイヤ離脱123の側に面する部分と接触させるステップと、
前記切断ワイヤ115の位置を測定又は登録するステップと、
前記第1のロッド部と接触するときの前記ワイヤの位置と、前記第2のロッド部と接触するときの前記ワイヤの位置との間の中間点として前記基準棒118の軸の位置を計算するステップと、
及び/又は
前記第1のワークピースの第2の部分又はワイヤ離脱の側に面する部分と接触するとき、前記切断ワイヤ115の位置を測定又は登録するステップと、
ワークピースの前記第1の部分と接触するときの前記ワイヤの位置と、ワークピースの前記第2の部分と接触するときの前記ワイヤの位置との間の中間点として、前記第1のワークピースの位置を計算するステップと、
及び/又は
各ワークピース117に対して以前の過程を実行するステップと、
及び/又は
全ての切断面X-Y、Y-Z、X-Zに対して、手順を繰り返すステップと、
を含む。
一実施形態によれば、関節装置70、170、270の前記加工治具112は、EDM加工機に取り付けられるのに適している。
一実施形態によれば、前記加工治具112は、切断面ごとに単一の切断プロファイル110を用いてワークピース117の異なる切断面における少なくとも2つ切断を行うのに適している。
1つの実現例によれば、前記加工治具112は、固定面113、114の第1の対を含み、これらの固定面は、対向しており、互いに実質的に平行し、且つ第1の切断面X-Yに実質的に直交するように調整される。
一実施形態によれば、前記加工治具112は、固定面134、135の第2の対を含み、これらの固定面は、対向しており、互いに実質的に平行し、且つ第2の切断面Y-Zに実質的に直交するように調整される。
一実施形態によれば、固定面113、114の前記第1の対、及び固定面134、135の前記第2の対は調整される。
一実施形態によれば、各対の配置面は、少なくとも1つの基部固定面113、135、及び少なくとも1つの治具固定面114、134を含む。
一実施形態によれば、前記複数の部材シート116は、前記ワークピースがそれぞれの部材シート116に取り付けられるとき、前記第1の切断面X-Yに実質的に直交するか、又は前記第2の切断面Y-Zに実質的に直交する。また、前記複数の部材シート116は、前記ワークピースがそれぞれの部材シート116に取り付けられたとき、最大で一度に前記ワークピース117の1つのみを横切る。
一実施形態によれば、前記部材シート116は、互いに実質的に平行である。
一実施形態によれば、前記加工治具112は、対向しており、互いに実質的に平行であり、かつ第3の切断面X-Zに実質的に直交する1対の配置面を含む。
一実施形態によれば、前記第3の対の配置面は、少なくともガイド孔125を含み、切断中にEDMワイヤが少なくとも1つの加工治具112と接触することを回避するように、前記EDM加工機のEDMワイヤ115は、少なくとも1つの前記ガイド孔125に挿入される。
一実施形態によれば、前記加工治具112はまた、
複数の部材シート116を含み、複数の部材シート116の各々が少なくとも1つのワークピース117を受容するのに適しており、前記ワークピース117は前記関節装置70、170、270の少なくとも一部分を実現するのに適している。
一実施形態によれば、前記加工治具112はまた、切断較正を可能にするのに適した少なくとも1つの基準棒118を有する。
一実施形態によれば、前記加工治具112は、少なくとも1つの固定要素又は締結要素を含み、前記少なくとも1つの固定要素又は締結要素は、そのそれぞれの部材シート116内の前記少なくとも1つのワークピース117にしっかりと接続するのに適している。
一実施形態によれば、前記少なくとも1つの締結要素は導電性接着剤である。
一実施形態によれば、前記少なくとも1つの締結要素はグラブねじである。
一実施形態によれば、前記グラブねじは、前記少なくとも1つの締結面に設けられたねじ孔内に取り付けられるのに適している。
一実施形態によれば、前記締結用グラブねじは、前記締結面の前記ねじ孔内に進入するのに適している。
一実施形態によれば、前記加工治具112は、4つの部材シート116と、基準棒118とを有する。
一実施形態によれば、各部材シート116は、実質的にそのそれぞれの締結面から同一の距離を離間して配置される。
一実施形態によれば、前記締結面は、階段形状のプロフィールを形成するように段階的に配置される。換言すれば、前記締結面は、少なくとも1つの切断面X-Y、Y-Z、X-Zに対して階段形状のプロフィールを形成するように段階的に配置される。
一実施形態によれば、前記加工治具112は、10000平方ミリメートル未満の任意の切断面X-Y、Y-Z、X-Zに面する表面を有する。
一実施形態によれば、前記加工治具112は、5000平方ミリメートル未満の任意の切断面X-Y、Y-Z、X-Zに面する表面を有する。
一実施形態によれば、軸角度θは、第1の医療機器160のシャフト65の軸方向X-Xと、第2の医療機器260のシャフト65の軸方向X-Xとの間の角度として定義される。
一実施形態によれば、医療器具60,160,260,360は、
関節装置70の少なくとも1つの接合部材71,71,73,74と、
シャフト65を含むフレーム57と、
前記関節部材71、72、73、74を、前記フレーム57に対して移動させるのに適したテンドン90、190と、
前記テンドン90、190と接し、且つ前記テンドン90、190を作動させるのに適した、前記フレーム57に対する自由度に沿って移動可能なプランジャ96と、
直線状の軌道に沿って移動可能且つアクチュエータを含む、押圧要素95と、
前記押圧要素95と前記プランジャ96との間に配置された無菌バリア87であって、当該無菌バリア87は、それによって分離された2つの環境の相互細菌汚染を実質的に阻止するのに適している、前記無菌バリア87と、
を含み、
前記プランジャ96は前記無菌バリア87及び/又は押圧要素95から離れて移動自在であり、前記押圧要素95は、前記無菌バリア87を押圧して前記プランジャ96と接触させることによって、前記プランジャ96を移動させる。
一実施形態によれば、前記押圧要素95は、前記フレーム57に関する自由度に沿って前記プランジャ96を移動させるために、前記フレーム57の内側向きの押す方向にプランジャ96を押す。
一実施形態によれば、前記押圧要素95は、常に前記押す方向の力を前記プランジャ96と交換する。言い換えれば、前記押圧要素95は、前記プランジャ96と牽引力を交換するのに適しておらず、すなわち、前記押圧要素95は、前記プランジャ96を引っ張ることができない。
一実施形態によれば、前記押圧要素95は、リードスクリュー及びナットタイプアクチュエータを含む。
一実施形態によれば、前記アクチュエータはボールネジを含む。
一実施形態によれば、前記押圧要素95はピストンを含む。
一実施形態によれば、前記プランジャ96は、前記押圧要素95と接触するのに適したプランジャ145の第1の部分と、前記テンドン90,190と接触するのに適したプランジャ146の第2の部分との2つの部分を有する。
一実施形態によれば、プランジャ145の第1の部分は、フレーム57から露出して、前記押圧要素95によって押される。
一実施形態によれば、プランジャ145の前記第1の部分は、前記押圧要素95によって接近できるようにフレーム57の外側に延在する。
一実施形態によれば、プランジャ145の前記第1の部分は、前記押圧要素95によって接近できるように前記フレーム57と同一平面にある。
一実施形態によれば、プランジャ145の前記第1の部分は、前記押圧要素95と係合するのに適した押圧面147を有する。
一実施形態によれば、前記押圧要素95は、相反押圧面148を有する。
一実施形態によれば、前記押圧要素95は、前記プランジャ96を押し、前記相反押圧面148を介して直線力を伝達する。
一実施形態によれば、前記押圧要素95は、前記押圧面147を押すのに適した、図示されていない、少なくとも1つの押圧要素アイドルプーリを含む。
一実施形態によれば、前記押圧要素95は、前記プランジャ96を押し、前記1つの押圧要素アイドルプーリに直線力を伝達する。
一実施形態によれば、前記押圧面147及び相反押圧面148は平坦である。
一実施形態によれば、前記押圧面147と相反押圧面148とは、互いに補い合う曲面である。
一実施形態によれば、前記押圧面147と相反押圧面148とは、前記押圧要素95が直線軌道に沿って移動する際に互いに対して摺動する摺動面である。
一実施形態によれば、プランジャ96の前記第2の部分は前記テンドン90,190と接している。
一実施形態によれば、前記医療機器60,160,260,360は、前記テンドン90に予荷重を負わせるのに適した少なくとも1つの張力付与要素99を含む。
一実施形態によれば、前記張力付与要素99はばねである。
一実施形態によれば、前記張力付与要素99は、前記テンドン90に予荷重を負わせるように前記プランジャ96を移動させる方向に、前記フレーム57と前記プランジャ96との間に力を加えるのに適している。
一実施形態によれば、前記張力付与要素99は、前記プランジャ96を前記押圧要素95から離れる方向に移動させる方向に、前記フレーム57と前記プランジャ96との間に力を加えるのに適している。
一実施形態によれば、前記張力付与要素99は、前記プランジャ96を前記フレーム57の内側に向かって移動させる方向に、前記フレーム57と前記プランジャ96との間に力を加えるのに適している。
一実施形態によれば、前記予荷重は前記ばね99の圧縮運動に実質的に比例する。
一実施形態によれば、プランジャ146の第2の部分は、前記テンドン90の少なくとも1つのテンドン偏向可能部分93を押す。
一実施形態によれば、前記テンドン90の前記テンドン偏向可能部分93は、第1の案内プーリ197及び第2の案内プーリ297から延びている。
一実施形態によれば、プランジャ146の第2の部分は、第1の案内プーリ197と第2の案内プーリ297との間に設けられた空間内で移動する。
一実施形態によれば、前記プランジャ96は、前記第1案内プーリ197と前記第2案内プーリ297との間のテンドン90の経路の長さを、前記フレーム57に対する前記プランジャ96の自由度に沿ったプランジャ96の運動に線形的に比例する量だけ変化させる。
一実施形態によれば、プランジャ146の第2部分は、前記テンドン偏向可能部分93を押すのに適した少なくとも1つのプランジャアイドルプーリ98を有する。
一実施形態によれば、前記テンドン90は、前記関節部材71,71,73,74に固定された第1のテンドン終端91を有する。
一実施形態によれば、前記テンドン90は前記フレーム57に固定された第2のテンドン終端91を有する。
一実施形態によれば、前記第1のテンドン終端91は前記フレーム57ではなく、プランジャ146の第2の部分に固定されている。
一実施形態によれば、前記フレーム57は、上部フレーム部分58と、下部フレーム部分59とを含み、前記下部フレーム部分59は、シャフト65を含む。
一実施形態によれば、前記プランジャ96は、前記フレーム57に対する自由度に沿って移動可能である。
一実施形態によれば、前記プランジャ96は、直線状関節によって前記上部フレーム部分58に接合されている。
一実施形態によれば、前記プランジャ96は、図示されていない回転関節によって前記下部フレーム部分58に接合されている。
一実施形態によれば、前記プランジャ96は、前記フレーム57に対する自由度に沿って直線的に移動する。
一実施形態によれば、前記プランジャ96は、第1のフレーム部分58に挿入されるように、図示されていないリニアブッシュによって適切な整列状態に維持される。
一実施形態によれば、前記プランジャ96は、それぞれの肩面88によって上部フレーム部分58と適切に整列された状態に維持される。
一実施形態によれば、前記プランジャ96は、前記フレーム57の旋回軸を中心に回転するロッカーである。
一実施形態によれば、前記無菌バリア87は、前記押圧要素95の押し込みを前記プランジャ96に伝達するのに適した形態及び材料である。
一実施形態によれば、前記無菌バリア87は、可撓性材料の連続層である。
一実施形態によれば、前記無菌バリア87は、前記押圧要素95の間に配置されている。
一実施形態によれば、前記無菌バリア87は、前記押圧面147と前記相反押圧面148との間に閉じ込められている。
一実施形態によれば、前記医療機器60,160,260,360は、複数のテンドン90と、一対のプランジャ96と、関連する押圧要素95とを備える。
一実施形態によれば、前記無菌バリア87は、可撓性材料の連続層である。
一実施形態によれば、前記無菌バリア87は、各プランジャ96と関連する押圧要素95との間に閉じ込められている。
一実施形態によれば、前記無菌バリア87は、前記プランジャ96が前記フレーム57に対して移動するときに前記プランジャ96の動きを実質的に妨げない力を及ぼすように伸びるストランド状の材料で作られている。
一実施形態によれば、前記無菌バリア87はドレープである。
一実施形態によれば、前記無菌バリア87は、前記プランジャ96が前記フレーム57に対して移動するときにストリーチする(streach)緩いドレープであり、前記プランジャ96の動作を実質的に妨げない力を及ぼす。
無菌バリアにわたって接合装置を移動させるのに適した、本発明の一態様に係る医療器具60、160、260、360の押圧要素95設けることにより、信頼性が高く、無菌の医療器具の製造が可能となる。
本発明の一態様に係る医療器具60、160、260、360のプランジャ96を設けることにより、ドレープ又は連続的可撓性シート材料の形状で簡便な無菌バリアを利用することが可能である。
本発明の一態様に係る医療器具60、160、260、360のプランジャ96を設けることにより、高精度のリニアアクチュエータを備えた押圧要素を用いて、命令された動作の精度を高めることが可能である。
本発明の一態様に係る医療器具60、160、260、360のプランジャ96を設けることにより、無菌バリア87が前記フレームの外部であることを可能にし、前記フレーム57内でテンドン90を保護することが可能である。
本発明の一態様に係る医療器具60、160、260、360のプランジャ96を設けることにより、前記関節装置70の任意の関節部材71の位置決めのため、前記テンドン90、190に張力付与を提供することが可能である。
本発明の一態様に係る医療器具60、160、260、360のプランジャ96を設けることにより、前記プランジャへの前記押圧要素の連続的な押圧動作を利用することによって、動作の方向変化が一切避けられるため、動作の方向変化に関連する空動き及びバックラッシュの影響を回避することが可能である。
本発明の一態様に係る医療器具60、160、260、360の無菌バリア87を設けることにより、押圧要素に取り付けられていない無菌バリアを設けることが可能であるため、手術スタッフにとって配置することがより容易である。
一実施形態によれば、前記押圧要素95は、センサ150を含む。
一実施形態によれば、前記押圧要素95は、前記無菌バリア87を通して、前記押圧要素95と前記プランジャ96との間の接触を検出するのに適したセンサ150を含む。
一実施形態によれば、前記押圧要素95は、前記無菌バリア87を通して、前記押圧要素95とプランジャ96との間で交換する押圧力を測定するのに適した力センサ151を含む。
一実施形態によれば、前記力センサ151は、前記押圧要素95の直線運動軌道に沿った押圧力の成分を測定する単軸荷重センサである。
一実施形態によれば、前記押圧要素95は、前記無菌バリア87を通して、前記押圧要素95とプランジャ96との間で交換される圧力を測定するのに適した圧力センサ152を含む。
一実施形態によれば、前記圧力センサ152は、前記押圧要素95の前記相反押圧面148に接着された薄膜圧力センサである。
一実施形態によれば、前記押圧要素95は、前記無菌バリア87を介して前記相互的押圧面148と押圧面147との間の距離を測定するのに適した非接触近接センサ153を含む。
本発明の一態様に係る医療器具60、160、260、360の押圧要素95を設けることにより、関節装置を無菌バリアにわたって移動させるのに適しているため、信頼性が高く、無菌の医療器具の製造が可能になる。
本発明の一態様に係る医療器具60、160、260、360のセンサ150を設けることにより、無菌バリアを介して、前記関節装置70と患者201の人体との間の相互作用に関連した検知された量を検知することが可能である。
本発明の一態様に係る医療器具60、160、260、360のセンサ150を設けることにより、無菌バリアを介して前記押圧要素95とプランジャ96との間の接触を検出することが可能である。
本発明の一態様に係る医療器具60、160、260、360のセンサ150を設けることにより、無菌バリアを介して、テンドン90、190の張力に関連した押圧力を検知することが可能である。
一実施形態によれば、各制御装置20は、例えば手術台102に接続することによって、独立して位置決めすることができる支持クランプまたはブラケットを備えている。前記制御装置20は、制御データの伝送にも適している電力ケーブル107によって外科手術用ロボットアセンブリ100に接続されている。
一実施形態によれば、外科手術用ロボットアセンブリ100の搬送を簡便にするために、格納式ハンドル106及び足置き台105が後部側に配置される。カート104は、ユーザによる外科手術用ロボットアセンブリ100のパラメータの管理、及び機械自体のメッセージ又は警告の表示のために、後面に制御パネル108を有する。オン/オフ型のスイッチ(電源ボタン)及び緊急停止ボタンは同じ側に設置されている。電源ケーブル107は、システム全体に電流を供給し、デジタル顕微鏡によって取得された映像データは、視覚から得られた情報を制御装置に統合することができるように、通信ケーブル109を介して外科手術用ロボットアセンブリ100に伝送される。一実施形態によれば、前記外科手術用ロボットアセンブリ100は、足置き台105を含み、当該足置き台105は、カートの後部側の底部に配置され、手術室内の位置決め中にロボットアセンブリ100を運搬するための格納式ハンドル106と一緒に又は代替として使用されるのに適している。
前記足置き台105により、前記ロボットアセンブリ100の移動を担う作業者の足がその上に載ることを可能にするため、ロボットアセンブリ100は基部から押され、移動中に転倒のリスクを排除することができる。
一実施形態によれば、少なくとも1つのテンドン90は、少なくとも4つの案内プーリ197、297、397、497に巻き付けられることによって、第3の案内要素397及び第4の案内要素497を画定する。前記第3の案内要素397と前記第4の案内要素497との間には、テンドン案内要素89がテンドン90を正しい位置に維持し、張力の喪失などの異常の場合でも、テンドン90の脱線を回避する。
一実施形態によれば、関節装置70、170、270、及びその終端装置77を形成する関節部材は、把持する運動自由度を先端に加え、合計3つの運動自由度で人間の手首の運動を再現する。
一実施形態によれば、第1の関節部材71と第2の関節部材72とは、第1の回転軸P-Pを中心に回転関節171によって互いに接続され、続いて終端部材の第1の部分177と終端部材の第2の部分277とは、ともに前記第2の関節部材72に接続され、第1の関節移動軸P-Pに直交する第2の関節移動軸Y-Yを中心に自在に回転し、先端に終端装置77を設ける。
一実施形態によれば、第1の部材71は、医療器具60のシャフト65に係止するか、又はそのシャフトと同軸に接合され、固定ピン76によって前記シャフトに強固に取り付けられている。
一実施形態によれば、関節装置70を構成する部材は、実際には回転関節171の軸支持機能によって互いに回転可能に接続されている。各部材は、関節移動軸P-P、Y-Yを中心とし、その本体に沿った、テンドン90用の関節摺動面80又は関節巻取面86を有する。
一実施形態によれば、関節装置70及び終端装置77を形成する全ての部材は、2つの直交する作業平面X-Y、Y-Z上で行われるワイヤEDMによって製造される。
一実施形態によれば、第1の部材71の製造は、加工すべき円筒状の部片117から始まり、前記第1の部材は、シャフト65への同心挿入を可能にする2つの円形面を呈する。
一実施形態によれば、前記円形面は、固定ピン76によるシャフト65の前記第1の部材の強固な取り付けを可能にする、貫通孔などの下部の嵌合機構を有する。前記第1の部材71は、遠位部に回転関節171を支持する2つの機構を有し、その各々が、前記第1の関節移動軸P-Pを中心とした円筒状シート、及び側方肩面を特徴とする。
一実施形態によれば、ピンホール79などのワイヤEDMによって加工される全ての孔は、切断ワイヤ115の通過により生じる余分の加工溝49を有する。
一実施形態によれば、器具軸X-X及び第1の関節移動軸P-Pを含む前記第1の断面が定められており、第1の部材71は、2つの対向テンドン摺動面40、140を有し、当該2つの対向テンドン摺動面40、140は、対称的対向し、すなわち、前記断面に対して鏡面対称であり、それぞれが丸い形状を有する。
一実施形態によれば、ワイヤEDMによって加工され、各摺動面80、180、40、140は、切断プロファイル110に沿って直接移動する平行な直線状の母線の掃引運動によって形成される。
一実施形態によれば、作動ケーブル90は、3本ずつの2つのグループで、第1の部材71における互いに対向する2つの摺動側面40、140のそれぞれに沿って摺動し、第1の回転軸の前で前記断面を横断し、その後、走行し続けて第2の部材72上へ進む。
一実施形態によれば、前記第2の部材72は、円筒部を有する前記第1の関節移動軸P-Pの周りに配設された関節摺動面80を近位に有する。
一実施形態によれば、前記関節摺動面80は、ワイヤEDM切断プロファイルに続き、平行な直線状の母線によって形成される。
一実施形態によれば、第1の関節移動軸P-Pの周りの第1の部材71の関節は、ピン保持機構76及び側方肩面を特徴とする。2つのテンドン終端機構82は、第2の部材72の側面に設けられ、結び目又は接着によって第2の部材の第2のテンドン終点92の固定を可能にする。遠位に、第3及び第4の回転関節の2つの支持機構は、それぞれ、第2の関節移動軸Y-Yの周りのピンホール79及び側方肩面を特徴とする。
一実施形態によれば、第2の関節移動軸Y-Yは、第1の関節移動軸P-Pに直交している。ワイヤEDMによって加工されるため、ピンホール79は、切断ワイヤ115により生じる加工溝49を有する。
一実施形態によれば、第3の部材73は、第2の関節移動軸Y-Yの周りに設置されたピンホール79を特徴とする。第3の部材73は、関節ピンのシート及び関連する側方肩面によって第2の部材72に嵌合される。作動ケーブル90、190の巻取面86により、第2の関節移動軸Y-Yと同心の巻取面86の周りに作動ケーブル90、190を巻き付けることが可能となる。
第3の部材73の側面には、テンドン終端機構82及びテンドン固定点82が設けられている。テンドン終端機構82は、テンドン90の通過を可能にし、テンドン固定点82は、結び目によって規定された第3の部材73の第2のテンドン終点92、192を保持する。
一実施形態によれば、固定ピン76は関節装置70の部材のピンホール79に挿入される。固定ピン76は、好ましくは硬質金属で作製され、摺動摩擦を低減するように調整及び研磨される。
EDMによる3次元組立可能な機械的マイクロコンポーネントを加工する方法を以下に記載する。特に、当該方法は、顕微手術における応用のために4mm未満の特徴的な外径を有する関節装置70の製造を考慮する。更に、経済的に持続可能な製造プロセスの確立のための基本的要素であり、かつ要求される精度を保証することができる、特定の加工治具112の主な特徴を以下に説明する。
一実施形態によれば、多くの機械的細部及び高レベルの精度を有するマイクロ部品を製造する必要性には、構造材料として硬質金属の使用を必要とし、部品の加工プロセスとしてワイヤEDMを必要とする。既知であるように、EDMは、サブトラクティブ(subtractive)製造プロセスであり、当該プロセスにおいて、材料は導電片によって除去される。導電片自体と電極とは、水又は油などの誘電性液体によって分離されており、材料の所望の形状が得られるまで、導電片と電極との間は、電圧差が維持され、一連の放電電流が発生する。特に、ワイヤEDM加工の間に、ワークピース117は固定された状態に保持され、誘電性液体浴に浸漬され、例えば、銅又は黄銅製の、直径が0.5mm~0.02mmの間で変動する金属切断ワイヤ115が、2つのボビンの間で走行し続ける。切断ワイヤ115は、コンピュータ数値制御システムによって駆動されている上側ガイドと下側ガイドとによって水平な平面に維持され、2次元切断プロファイルを実行する。ガイドの動きは非常に精密であり、全体的な加工分解能は1ミクロン(μm)に近いが、平面切断は三次元部品の製造を実質的に制限している。いくつかの先進的加工機が、水平面内において独立に移動可能な上部ガイドを有するが、複雑な3D部品を生産する能力は実質的に向上していない。
ワイヤEDMの主な利点は、
硬質金属を加工する可能性、
工具と加工すべき部片117との間に直接な接触がないこと、
歪みなしで繊細な細部を加工することができること、
良好な表面仕上げを得ることができること、
非常に低い公差を維持しながら、複雑な形状、又は従来の切削器具で製造することが難しいものを製造することができること、
を含む。
各々の切断面のため、各単一の金属製ワークピース117を加工機に固定するための手動過程、及びその後加工機自体の較正は、部品の製造中の非常に遅い過程であり、個別に製造されるマイクロ部品間の完全な嵌合を妨げる最大の幾何誤差をもたらす過程でもある。
一実施形態によれば、製造時間を実質的に短縮し、かつ製造されたマイクロ部品の正確な嵌合に必要な精度を保証するために、この使用に特に意図した加工治具112を提供する。当該方法は、全てのワークピース117の同時の固定及び加工を可能にする機械的支持を提供し、単一の切断プロファイル110および単一の較正ステップによって、1つ以上の異なる平面における関節装置70の少なくとも一部の組立を簡素化する。
1つの可能な動作モードによれば、加工治具112の正面は、非常に厳しい公差、すなわち少なくともH6h5の公差でワークピース117を保持するのに適した部材孔116を有する。
1つの可能な動作モードによれば、加工治具112の正面は、階段状の側面に短い貫通孔を通すことを可能にする「階段状」プロファイルを有する。
1つの可能な動作モードによれば、グラブねじM2は、ワークピース117を加工治具112に固定し、成功のEDM工程の基本である、ワークピース117と前記加工治具112との良好な導電性を保証する。
1つの可能な動作モードによれば、グラブねじは、それらがねじ込まれる平面下で見えない状態、すなわち、無頭状態である。これは、EDM加工機のバイスでそれらの平面に沿って治具を固定するのを制限することを回避するためである。
1つの可能な動作モードによれば、グラブねじ、及びグラブねじに関連するねじ孔の代替として、ワークピース117を加工治具112に固定し、かつ前記加工治具112で良好な導電性を保証するため、導電性接着剤の使用することである。
1つの可能な動作モードによれば、加工治具112上で、ワークピース117は、それらが作業平面、例えばX-Y、Y-Z平面で重ならないように配置される。そうすることによって、ワイヤの単一の連続的な切断プロファイル110を設けることによって、各ワークピース117における各平面に対して、異なる独立した細部又はプロファイルの切断が可能になる。
1つの可能な動作モードによれば、2つの隣接するワークピース間の隙間又は非オーバラップセクションは、加工治具112の寸法を可能な限りコンパクトに保つように最小化される。このように、上部ガイドと下部ガイドとの間の距離を最小にすることが可能になり、加工精度が向上される。
1つの可能な動作モードによれば、金属基準棒118は、加工治具112に挿入され、加工治具112及びワークピース117が加工機に取り付けられると、にEDM加工機の較正に使用される。
1つの可能な動作モードによれば、全てのワークピース117が載置された所与の加工治具112、及び加工に使用されるEDM加工機に対する第1の較正が設けられ、1回のみ実行される。当該第1の較正は、EDM加工機及び加工治具112の幾何誤差、例えば、基準棒118とワークピース117との間の相対位置などに関する全ての誤差を特定及び補正することができる。
1つの可能な動作モードによれば、ワークピース117の位置が様々な切断面において、基準棒118に対して定められると、切断プロファイル110は、基準位置と実際の位置のあらゆる差を考慮に入れて生成される。
1つの可能な動作モードによれば、前記第1の較正は、EDM加工機が変更された場合、又は新たな加工治具112が使用されている場合にのみ繰り返される。
1つの可能な動作モードによれば、ワークピース117が載置された加工治具112が切断前にEDM加工機のバイスに固定されるたびに、第2の較正手順が予測され、又は切断較正が較正棒118上でのみ行われる。当該切断較正プロセスは、治具の手動固定に関連する幾何学的オフセット及び誤差を取り除き、基準棒の軸に対する機械参照システムの原点を識別する。
1つの可能な動作モードによれば、加工治具112をEDM加工機のバイスに正確に固定するために、前記加工治具112は、互いに対向して平行する少なくとも一対の締結面又は固定面113,114と、平坦な後部X-Z面とを有し、前記一対の締結面又は固定面113,114は、バイスの顎部によって把持されるように調整され、前記平坦な後部X-Z面は、固定面113,114に対して直交し、バイスのクランプと直交する加工機の基準面と同一平面上にあるように調整される。
1つの可能な動作モードによれば、EDM加工機において回転テーブルを使用しないことによって、加工治具112は、1対の固定面113、114を有することが必要である。当該1対の固定面113、114は、平坦で平行であり、マイクロ部品の製造に設けられた各切断面に対して相互に対向するように調整される。
1つの可能な動作モードによれば、他の切断面は、加工治具112を適切に修正することによって生成することができる。
1つの可能な動作モードによれば、第3の直交平面で加工するために、加工治具内の開口部125を設けることが必要である。当該開口部125を設けることによって、切断ワイヤ115が加工治具の内側に挿入されることが可能となり、従って、例えば、加工治具112の一部の切断を回避することができる。しかしながら、いくつかの独立した切断プロファイルを、更なる較正を必要とすることなく、利用しなければならない。それでもなお、前記平面における全ての切断プロファイル110の端部では、切断ワイヤ115を、切断し、次の開口部125に再挿入しなければならない。
1つの可能な動作モードによれば、関節装置70の部品の製造に利用される製造プロセスは、工具鋼製の金属円筒からなる4つの加工物117を前記加工治具112の前面側における部材孔116内に挿入することと、次にM2サイズのグラブねじでそれらを固定することを含む。
1つの可能な動作モードによれば、マイクロ医療用の関節装置70を形成する全ての3次元マイクロ部品は、金属製ワーク117、特に外径3ミリメートル、長さ12ミリメートルの鋼製円筒から、ワイヤEDMによって2つの平面X-Y及びY-Zにおいて加工される。
1つの可能な動作モードによれば、ワークピース117を載置された加工治具112は、固定用の基準平面として固定面113、114を使用することによってEDM加工機のバイスに固定され、次にX-Y平面での較正は、加工治具112に強固に取り付けられた基準棒118の軸を、基準として用いて行われる。X-Y平面で、加工治具112に固定された全てのワークピース117を加工する第1の切断プロファイル110が行われる。
1つの可能な動作モードによれば、加工治具112は次に、加工機から取り外され、加工治具112の前記第2の平面Y-Zに沿って加工するように90°回転され、再装着される。
1つの可能な動作モードによれば、第2の加工平面Y-Zに対する第2の較正が行われ、次に第2の切断プロファイル210の切断が実行される。
1つの可能な動作モードによれば、EDM加工機に回転又は配向可能なテーブルを設けることによって、切断較正プロセスを1回だけ行い、1つの切断プロファイルと次のプロファイルとの間で必要に応じて作業平面を回転させることが可能である。
1つの可能な動作モードによれば、第2の切断プロファイル210の端部において、製造される部品はワークピースから完全に取り外され、EDM加工機の機械槽内に収集することができる。
ロボットアセンブリを提供することにより、一実施形態によれば、それぞれが作業空間内で操作可能な1つの関節装置を有する医療器具の少なくとも2つによって、接合された医療器具の位置決め及び同時動作を、信頼性が高く、正確かつ簡便に制御可能な方法で、前記医療器具の終端部で患者の全ての身体部位に到達可能のように、制御することが可能である。
本発明の一態様に係るテンドンによって動かされる関節装置を備える医療器具を提供することは、例えば、チャネル又はシースの提供を排除することによって、その機械加工の複雑さを低減し、使用又は組立中にその信頼性を低下させることなく、医療器具の極限の小型化を可能にする。
一実施形態に係る関節装置を設けることにより、前記テンドンの摺動用の全て平行な母線を有する線織面、及び前記表面と特有の幾何学的関係で配置されたテンドン終端機構を有するため、テンドン案内チャネル又はシースなしで作用することが可能であり、なおテンドンの平行性を保証し、従って、関節装置の極限の小型化を可能にする。
本発明に係る製造方法と、切断線が互いに平行に保たれるような方法で複数のワークピースの同時位置決めを保証するのに適した加工治具を提供することにより、複数のワークピースにおける各切断面のEDM切断ワイヤによって単一の切断経路を得ることが可能である。このようにして、非常に細密で小さな形状が加工される場合であっても、高い公差で前記部品における平行な表面を生成することが可能である。
本発明に係る製造方法を提供することにより、高精度を保証するマイクロ機械部品及び医療及び/又は外科手術用途に適した表面を製造することが可能である。
本発明の一態様に係る製造方法を提供することにより、既知の解決法に対してより迅速に、且つ結果的に、よりコスト効率よく医療器具を製造することが可能である。
本発明の一態様に係る加工治具、並びに製造方法を提供することにより、加工機内のワークピースを繰り返し位置決めする場合でも、高速かつ効率的なプロセスを得ることが可能である。
複数の切断面の切断プロセスを加速させる、本発明の一態様に係るEDM用の改良された加工治具を提供することにより、機械較正を目的とする過程の回数及び継続時間を低減させることが可能である。
空洞及び隆起を含むマイクロ機械部品、材料の2つのプロング81の間に溝を残しても、その加工を可能にする、本発明の一態様に係る電食用の製造方法を提供することにより、孔を加工する必要なくピン保持機構を形成するのに適し、加工時間を大幅に低減することが可能である。
上述したように、第2のテンドン終点92を含むテンドン90を設けることにより、関節装置70を得ることが可能である。当該関節装置部材は、前記テンドン90が互いに干渉しないようにテンドン90の経路を容易にするテンドンガイド又はチャネルを必要としない。実際には、前記テンドン終点92の幾何学的位置は、前記テンドン90が互いに実質的に平行であり、かつ前記摺動面40、80に平行に走行するように選択される。
摺動面、例えば、前述したような摺動側面40及び関節摺動面80を設けることにより、前記テンドンは、低摩擦の関節装置を滑り通過することが可能である。
前記摺動面40、80と、前記第1のテンドン終点91及び前記第2のテンドン終点92の幾何学的位置との協調により、テンドンと摺動面との間の摩擦力、ならびに第1のテンドン終点91及び第2のテンドン終点92における締結反動力が互い実質的に平行であり、且つ同一の軸に沿っていることを保証することが可能である。
前記摺動面40、80と、前記第1のテンドン終点91及び前記第2のテンドン終点92の幾何学的位置との協調により、前記医療器具60の極限の小型化を実現することが可能である。例えば、このようにして、一定の閾値を超えて小型化するのに適していないプーリ及び/又は他のテンドンガイドを設けることなく、作用することが可能である。例えば、一実施形態によれば、前記医療器具のシャフト65は、外径が3ミリメートルであり得る。
前述したように、EDMに基づく製造方法を提供することにより、加工機における1つの配置ステップのみで関節装置全体を製造することが可能であり、加工の信頼性又は精度を低下させることなく、製造時間及びコストを低減することができる。
一実施形態に係る製造方法を提供することにより、平行な母線を有する線織面を有する関節装置の関節部材を、その上を摺動して通過するテンドンが前記関節部材に対して定常経路を維持することが可能なように製造することが可能である。これにより、テンドンと関節部材の摺動面との間の摩擦を最小限に抑えることができ、関節装置の小型化が容易になる。
前述したように、EDMに基づく製造方法を提供することにより、熱刺激のみをワークピースに伝達するのに適しているため、サブミリメータ寸法の部品を得ることが可能であり、医療器具60の極限の小型化を可能にする。また、単一の通過で複数のワークピースにおける切断を施すことにより、満足できる切断精度を維持する。
単一のワイヤ通過で、加工後に、一緒に組み立てられる複数のワークピースにおける部品の切断を行うのに適した本発明の一態様に係るEDMの工具及び方法を提供することにより、プロング、ピボットホール、関節部材のプロファイルなどの回転関節機構を形成するのに特に適した、ミリメートルの精度での嵌合を得ることが可能である。従って、スナップ嵌めによって、又は同じ部品間の制御されたバックラッシュによって部片を確実に取り付けることができる。
上述した実施形態のいくつかの組み合わせは、添付図面により示されているが、当該分野の専門家であれば、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく、図示に示されていない組み合わせを構成することができるであろう。
特定的且つ一時的な要求を満たすために、当業者は、以下の特許請求の範囲から逸脱することなく、他の機能的に等価な要素による複数の修正、適応、及び置換を行うことができる。
7 作業容積、又は共通作業空間容積
9 テンドン
16 交点
18 近位テンドン部
19 遠位テンドン部
20 制御装置
21 制御器具
22 検出装置
23 接続ケーブル
24 通信及び電力ケーブル
25 操作者支持表面
26 状態信号灯
27 操作者支持要素
28 ピストンセンサ
29 先端センサ
30 マクロ位置決めアーム
31 第1のアーム部材
32 第2のアーム部材
33 第3のアーム部材
34 第4のアーム部材
35 解放ボタン、又はブレーキ解放ボタン
36 直線スライドガイド
37 手動ノブ
38 支持部材
39 取付機構
40 摺動面
41 マイクロ位置決め装置
43 回転ダイヤルナット
45 ビデオカメラ
46 電動回転関節
47 基部
48 プランジャ係止孔
49 加工溝
50 テンドン駆動システム
51 第1の電動スライド、又は第1の電動微小スライド
52 第2の電動スライド、又は第2の電動微小スライド
53 第3の電動スライド、又は第3の電動微小スライド
54 第1のスライドレール
55 第2のスライドレール
56 第3のスライドレール
57 フレーム
58 第1のフレーム部、又は上部フレーム
59 第2のフレーム部、ドラム、又は下部フレーム
60 医療器具、マイクロ器具、又は外科手術用マイクロ器具
61 モータ収容部
62 機械式伝達ボックス
63 摺動側面の鋭い縁部
64 滑走側面の連続面
65 シャフト、又は中空シャフト
67 制御装置基部構造体
68 制御装置の先端部
69 制御装置の鉗子関節
70 関節又は多関節装置
71 第1の部材、第1の関節部材、又は第1のリンク
72 第2の部材、第2の関節部材、又は第2のリンク
73 第3の部材、第3の関節部材、又は第3のリンク
74 第4の部材、第4の関節部材、又は第4のリンク
75 肘部材、又は肘リンク
76 固定ピン
77 終端装置、終端部材、又は終端部
78 手首部材又は手首関節部材
79 ピンホール
80 摺動面又は関節摺動面
81 プロング
82 テンドン終端機構、又はテンドン固定点
83 表面
84 テンドン締結面
86 巻取面、又は線織巻取面
87 無菌バリア
88 肩面
89 テンドン案内要素
90 テンドン、作動ケーブル、又はテンドンの第1の対のテンドン
91 第1の終点、第1のテンドン終点、近位テンドン終点、又は第1のテンドン終端
92 第2の終点、第2のテンドン終点、遠位テンドン終点、又は第2のテンドン終端
93 テンドン偏向可能部分又は偏向可能部分
94 プッシャアセンブリ又は押圧手段
95 押圧要素、ピストン、作動ピストン、又は線形作動ピストン
96 プランジャ又は摺動シャフト
97 案内要素、テンドン案内要素、又は案内プーリ
98 プランジャアイドルプーリ
99 張力付与要素、オレテンショニング(oretensioning)要素、又はばね
100 ロボットアセンブリ、ロボット外科手術アセンブリ、外科手術用ロボットアセンブリ、顕微手術用のロボットアセンブリ、又は顕微手術用ロボットアセンブリ
102 手術台
103 視覚システム、顕微鏡、又は外科用顕微鏡
104 支持体又はカート
105 足置き台
106 格納式ハンドル
107 電力ケーブル
108 制御パネル
109 通信ケーブル
110 切断プロファイル、又は切断線
111 ディスプレイ
112 加工治具
113 固定面の第1の対の第1の固定面
114 固定面の第1の対の第2の固定面
115 切断ワイヤ、EDMワイヤ、又は放電加工ワイヤ
116 部材孔又は部材シート
117 ワークピース又は加工すべき部片
118 基準棒
120 第1の制御装置
122 第1のロッド部
123 第2のロッド部
125 ガイド孔又は開口部
134 固定面の第2の対の第1の固定面
135 固定面の第2の対の第2の固定面
137 回転式支持テーブル
141 第1のマイクロ位置決め装置
145 プランジャの第1の部分
146 プランジャの第2の部分
147 押圧面
148 相互的押圧面
150 センサ
151 力センサ
152 圧力センサ
153 近接センサ
160 第1の医療器具
170 第1の関節装置
171 回転関節
172 関節部
173 球面関節
177 終端部材の第1の部分
190 対向テンドン、又はテンドンの第1の対の対向テンドン
191 テンドンの第2の対のテンドン
192 テンドンの第2の対の対向テンドン
194 対向プッシャアセンブリ又は対向プッシャアセンブリ
197 第1の案内要素、又は第1の案内プーリ
199 対向する張力付与要素、対向予張力付与要素、又は対向ばね
210 第2の切断プロファイル
220 第2の制御装置
221 第2の制御器具
241 第2のマイクロ位置決め装置
260 第2の医療器具
270 第2の関節装置
277 終端部材の第2の部分
297 第2のテンドン案内要素、又は第2のテンドン案内プーリ
397 第3のテンドン案内要素、又は第3のテンドン案内プーリ
497 第4のテンドン案内要素、又は第4のテンドン案内プーリ
200 外科医、又は顕微手術外科医
201 患者
202 外科用針
341 第3のマイクロ位置決め装置
360 第3の医療器具
T-T テンドン方向又はテンドン経路
X-X 長手方向の軸方向、又は器具軸
P-P ピッチ軸、又は第1の関節移動軸
Y-Y ヨー軸、又は第2の関節移動軸
a-a 第1のアーム移動軸
b-b 第2のアーム移動軸
c-c 第3のアーム移動軸
d-d 第4のアーム移動軸
e-e マクロ位置決めアームの基部の長手方向軸
f-f 第1のスライド方向
g-g 第2のスライド方向
h-h 第3のスライド方向
r-r 長手方向の回転軸
X-Y 第1の切断面
Y-Z 第2の切断面
X-Z 第3の切断面
R-R テーブル回転軸、又は治具回転軸
θ 軸角度

Claims (14)

  1. 精密機械ロボット又はメカトロニクス構造における、及び/又は、時計製造における、及び/又は、宝飾品における、及び/又は、ファッション宝飾品における、及び/又は、電気機械製品の組立における、関節装置(70,170,270)を製造する方法であって、
    放電ワイヤ(115)を有するワイヤ放電加工機に加工治具(112)を提供するステップ(A)であって、前記加工治具(112)は、それぞれが少なくとも1つのワークピース(117)を収容するように適合された複数の部材孔(116)を含み、前記ワークピース(117)は、前記関節装置(70,170,270)の少なくとも一部を形成するように適合されている、前記放電ワイヤ(115)を有するワイヤ放電加工機に加工治具(112)を提供するステップ(A)と、
    前記複数の部材孔(116)の少なくとも2つの部材孔(116)内に収容された第1のワークピース及び第2のワークピースを含む少なくとも2つのワークピース(117)を提供するステップ(B)と、
    前記放電ワイヤ(115)が最大で前記少なくとも2つのワークピース(117)のうちの1つを一度に切断することができるように、前記加工治具(112)をワイヤ放電加工機に関連付けるステップ(C)と、
    前記放電ワイヤ(115)によって前記少なくとも2つのワークピース(117)を切断するステップ(D)と、
    治具回転軸(R-R)を中心に、加工治具(112)を、所定の治具回転角度を回転させるステップ(E)であって、前記所定の治具回転角度は、前記放電ワイヤ(115)が、最大で前記少なくとも2つのワークピース(117)のうちの1つを一度に切断できるように選択される、前記治具回転軸(R-R)を中心に、加工治具(112)を、所定の治具回転角度を回転させるステップ(E)と、
    前記放電ワイヤによって前記ワークピース(117)を切断するステップ(F)と、
    を含む、方法。
  2. 前記所定の治具回転角は実質的に90°に等しい、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ステップ(D)は、第1の切断プロファイル(110)に沿って第1の切断面(X-Y)上で実行される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記ステップ(F)は、第2の切断プロファイル(210)に沿って第2の切断面(Y-Z)上で実行される、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. ステップ(E)を繰り返し実行することと、
    第3の切断面(X-Z)上でステップ(F)を実行することと、
    を更に含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記ステップ(D)は、第1の切断プロファイル(110)に沿って第1の切断面(X-Y)上で実行され、
    前記ステップ(D)の前に、前記第1の切断面(X-Y)において第1の切断プロファイル(110)を画定するステップを更に含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記ステップ(F)は、第2の切断プロファイル(210)に沿って第2の切断面(Y-Z)上で実行され、
    前記ステップ(E)の前に、前記第2の切断面(Y-Z)において第2の切断プロファイル(210)を画定するステップを更に含む、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記ステップ(D)は、前記第1のワークピースとは異なる前記第2のワークピースを成形するサブステップを含む、請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記ステップ(D)は、前記第1のワークピースの一部と相補的に前記第2のワークピースの一部を成形するサブステップを含む、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記ステップ(E)は、前記第1のワークピースとは異なる前記第2のワークピースを成形するサブステップを含む、請求項1から9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記ステップ(E)は、前記第1のワークピースの一部と相補的に前記第2のワークピースの一部を成形するサブステップを含む、請求項1から10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記ステップ(E)は、前記ワイヤ放電加工機に関連づけられた回転式支持テーブル(137)によって実行される、請求項1から11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記ステップ(E)は、前記ワイヤ放電加工機から前記加工治具(112)を分解することなく実行される、請求項1から12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記ステップ(D)は、第1の切断プロファイル(110)に沿って第1の切断面(X-Y)上で実行され、
    前記ステップ(F)は、第2の切断プロファイル(210)に沿って第2の切断面(Y-Z)上で実行され、
    前記治具回転軸(R-R)は、前記第1の切断面(X-Y)及び前記第2の切断面(Y-Z)の両方に直交し、及び/又は、
    前記複数の部材孔(116)の配向は、互いに平行であり、及び/又は、
    前記治具回転軸(R-R)は、前記部材孔(116)の配向に実質的に平行であり、及び/又は、
    前記方法は、較正を実行するテップを更に含み、及び/又は、
    前記較正を実行するテップは、前記第1の切断面(X-Y)において第1の切断プロファイル(110)を画定する前、且つ前記第2の切断面(Y-Z)において第2の切断プロファイル(210)を画定する前に実行され、及び/又は、
    前記較正を実行するテップは、前記第1の切断面(X-Y)又は前記第2の切断面(Y-Z)に沿って前記第1のワークピースと前記第2のワークピースとの間の距離を測定するサブステップを含み、及び/又は、
    前記治具回転軸(R-R)は、前記第1の切断面(X-Y)と前記第2の切断面(Y-Z)との交差により生成された線に平行である、
    請求項1から13のいずれか1項に記載の方法。
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