JP7342722B2 - 電子増幅器、検出素子及び検出装置 - Google Patents
電子増幅器、検出素子及び検出装置 Download PDFInfo
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Description
表面及び前記表面とは反対側に位置する裏面を含み、前記表面から前記裏面に至る複数の貫通孔が設けられている基材と、
前記基材の前記裏面に位置する第1電極と、
前記基材の前記表面に位置し、前記基材の厚み方向において前記第1電極と少なくとも部分的に重なる第2電極と、を備え、
前記基材は、前記第1電極に電気的に接続されている第1誘電体層と、前記第1誘電体層と前記第2電極との間に位置し、前記第1誘電体層に電気的に接続されている第2誘電体層と、を含み、
前記第1誘電体層の比誘電率εr1と前記第2誘電体層の比誘電率εr2とが下記の関係を満たしている、
εr1<εr2
電子増幅器である。
表面及び前記表面とは反対側に位置する裏面を含み、前記表面から前記裏面に至る複数の貫通孔が設けられている基材と、
前記基材の前記裏面に位置する第1電極と、
前記基材の前記表面に位置し、前記基材の厚み方向において前記第1電極と少なくとも部分的に重なる第2電極と、を備え、
前記基材は、前記第1電極に電気的に接続されている第1誘電体層と、前記第1誘電体層と前記第2電極との間に位置し、前記第1誘電体層に電気的に接続されている第2誘電体層と、を含み、
前記第1誘電体層の比誘電率εr1及び導電率σ1と前記第2誘電体層の比誘電率εr2及び導電率σ2とが下記の関係を満たしている、
εr1/σ1>εr2/σ2
電子増幅器である。
上記記載の電子増幅器と、
前記電子増幅器の前記基材の前記裏面側に位置する収集電極基板と、を備え、
前記収集電極基板は、前記基材の厚み方向において前記貫通孔と少なくとも部分的に重なる複数の収集電極を含む、検出素子である。
表面及び前記表面とは反対側に位置する裏面を含み、前記表面から前記裏面に至る複数の貫通孔が設けられている基材と、
前記基材の前記貫通孔に位置する複数の第1電極と、
前記基材の前記表面に位置する第2電極と、
前記基材の前記表面側に位置し、前記第1電極に接続されている複数の収集電極と、を備え、
前記基材は、前記第1電極に電気的に接続されている第1誘電体層と、前記第1誘電体層と前記第2電極との間に位置し、前記第1誘電体層に電気的に接続されている第2誘電体層と、を含み、
前記第1誘電体層の比誘電率εr1と前記第2誘電体層の比誘電率εr2とが下記の関係を満たしている、
εr1<εr2
検出素子である。
表面及び前記表面とは反対側に位置する裏面を含み、前記表面から前記裏面に至る複数の貫通孔が設けられている基材と、
前記基材の前記貫通孔に位置する複数の第1電極と、
前記基材の前記表面に位置する第2電極と、
前記基材の前記表面側に位置し、前記第1電極に接続されている複数の収集電極と、を備え、
前記基材は、前記第1電極に電気的に接続されている第1誘電体層と、前記第1誘電体層と前記第2電極との間に位置し、前記第1誘電体層に電気的に接続されている第2誘電体層と、を含み、
前記第1誘電体層の比誘電率εr1及び導電率σ1と前記第2誘電体層の比誘電率εr2及び導電率σ2とが下記の関係を満たしている、
εr1/σ1>εr2/σ2
検出素子である。
表面及び前記表面とは反対側に位置する裏面を含む基材と、
前記基材の前記表面に位置し、第1方向に並ぶ複数の第1電極と、
前記基材の前記表面に位置し、前記第1方向において隣り合う2つの前記第1電極の間に位置する第2電極と、を備え、
前記基材は、前記第1電極に電気的に接続されている第1誘電体層と、前記第1誘電体層と前記第2電極との間に位置し、前記第1誘電体層に電気的に接続されている第2誘電体層と、を含み、
前記第1誘電体層の比誘電率εr1と前記第2誘電体層の比誘電率εr2とが下記の関係を満たしている、
εr1<εr2
検出素子である。
表面及び前記表面とは反対側に位置する裏面を含む基材と、
前記基材の前記表面に位置し、第1方向に並ぶ複数の第1電極と、
前記基材の前記表面に位置し、前記第1方向において隣り合う2つの前記第1電極の間に位置する第2電極と、を備え、
前記基材は、前記第1電極に電気的に接続されている第1誘電体層と、前記第1誘電体層と前記第2電極との間に位置し、前記第1誘電体層に電気的に接続されている第2誘電体層と、を含み、
前記第1誘電体層の比誘電率εr1及び導電率σ1と前記第2誘電体層の比誘電率εr2及び導電率σ2とが下記の関係を満たしている、
εr1/σ1>εr2/σ2
検出素子である。
上記記載の検出素子と、
前記検出素子の前記基材の前記表面側に位置するドリフト電極と、を備える、検出装置である。
以下、本開示の第1の実施形態に係る検出装置10の構成について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態は本開示の実施形態の一例であって、本開示はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。また、本明細書において、「基板」、「基材」、「シート」や「フィルム」など用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「基板」や「基材」は、シートやフィルムと呼ばれ得るような部材も含む概念である。更に、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」や「直交」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。また、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、図面の寸法比率は説明の都合上実際の比率とは異なる場合や、構成の一部が図面から省略される場合がある。
εr1<εr2・・・(1)
E=D/ε
εは、2つの電極の間に位置する誘電体の誘電率である。
図6において、符号T1及びT2はそれぞれ第1誘電体層36の厚み及び第2誘電体層37の厚みを表している。また、符号Tは、基材35全体の厚みを表している。好ましくは、第1誘電体層36の厚みT1は、第2誘電体層37の厚みT2よりも小さい。これにより、第1誘電体層36と第2誘電体層37との間の界面を、基材35の表面351よりも裏面352に近接させることができる。すなわち、界面と裏面352との間の距離を、界面と表面351との間の距離よりも小さくすることができる。これにより、貫通孔38において電場が強められる空間を第2電極32から遠ざけることができる。このため、第2電極32において放電が生じることを抑制することができる。
第1誘電体層36の厚みT1は、1μm以上であってもよく、10μm以上であってもよい。また、第1誘電体層36の厚みT1は、900μm以下であってもよく、90μm以下であってもよい。第1誘電体層36の厚みT1は、例えば10μmである。
第2誘電体層37の厚みT2は、1μm以上であってもよく、10μm以上であってもよい。また、第2誘電体層37の厚みT2は、900μm以下であってもよく、90μm以下であってもよい。第2誘電体層37の厚みT2は、例えば40μmである。
第1誘電体層36の厚みT1に対する第2誘電体層37の厚みT2の比であるT2/T1は、1以上であってもよく、1を超えていてもよい。これにより、放電が生じることを抑制することができる。また、T2/T1が大きくなるにしたがって、第1電極31の周囲における電場を強くすることができる。また、T2/T1は、1以下であってもよく、1未満であってもよい。この場合も、放電が生じることを抑制することができる。また、T2/T1が小さくなるにしたがって、動きの遅いガス元素イオンを速やかに元の元素に戻すことができる。T2/T1は、例えば4である。
無機材料としては、酸化シリコン(SiO2)、窒化シリコン(Si3N4)、酸窒化シリコン(SiON)、酸化アルミニウム(Al2O3)、窒化アルミニウム(AlN)、シリコンカーバイト(SiC)、窒化シリコンカーバイト(SiCN)、炭素添加シリコンオキサイド(SiCO)、ホウ珪酸ガラス、石英ガラスなどを用いることができる。
有機材料としては、ポリイミド、エポキシ樹脂、ベンゾシクロブテン樹脂、ポリアミド、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、液晶ポリマー、ポリアミドイミド、ポリベンゾオキサゾール、シアネート樹脂、アラミド樹脂、ポリオレフィン、ポリエステル、BTレジン、FR-4、FR-5、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、シンジオタクチック・ポリスチレン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルニトリル、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテルポリサルホン、ポリエーテルスルホン、ポリアリレート、ポリエーテルイミドなどを用いることができる。また、これらの有機材料の層の中に、ガラス、タルク、マイカ、シリカ、アルミナ等の無機材料からなるフィラーが包含されていてもよい。
第2誘電体層37の比誘電率εr2は、2以上であってもよく、4以上であってもよい。また、第2誘電体層37の比誘電率εr2は、10以下であってもよく、8以下であってもよい。
第1誘電体層36の比誘電率εr1と第2誘電体層37の比誘電率εr2の差は、0.5以上であってもよく、1.0以上であってもよく、1.5以上であってもよい。また、第1誘電体層36の比誘電率εr1と第2誘電体層37の比誘電率εr2の差は、10以下であってもよく、5以下であってもよく、3以下であってもよい。
・第1誘電体層:厚み10μmのポリイミド、比誘電率εr1=3.2
・第2誘電体層:厚み40μmのエポキシ樹脂、比誘電率εr2=4.8
第1電極31及び第2電極32は、導電性を有する様々な材料により構成され得る。第1電極31及び第2電極32の材料としては、銅(Cu)、金(Au)、銀(Ag)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)、スズ(Sn)、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、タンタル(Ta)等の金属またはこれらを用いた合金などを用いることができる。また、第1電極31及び第2電極32の材料として、導電性ポリマーなどの有機導電体、カーボンナノチューブ(CNT)などの導電繊維などを用いることもできる。
図8は、第1変形例に係る検出装置10を示す断面図である。検出素子20は、ドリフト電極15と収集電極基板40との間に並ぶ複数の電子増幅器30を備えていてもよい。例えば図8に示すように、検出素子20は、第1の電子増幅器30と、第1の電子増幅器30と収集電極基板40との間に位置する第2の電子増幅器30と、を備えていてもよい。図8に示すように、第1の電子増幅器30の貫通孔38と第2の電子増幅器30の貫通孔38とは、基材35の厚み方向において重なっていてもよい。これにより、第1の電子増幅器30の貫通孔38を通った電子が、第2の電子増幅器30の貫通孔38に侵入し易くなる。第1の電子増幅器30の構成と第2の電子増幅器30の構成とは、同一であってもよく、異なっていてもよい。例えば、第1の電子増幅器30を構成する第1誘電体層及び第2誘電体層の材料又は厚みは、第2の電子増幅器30を構成する第1誘電体層及び第2誘電体層の材料又は厚みと同一であってもよく、異なっていてもよい。
上述の実施の形態においては、上述の式(1)のとおり、第1誘電体層36の比誘電率εr1が第2誘電体層37の比誘電率εr2よりも小さい例を示した。本変形例においては、第1誘電体層36の比誘電率εr1及び導電率σ1と第2誘電体層37の比誘電率εr2及び導電率σ2とが下記の式(2)の関係を満たしている場合について説明する。
εr1/σ1>εr2/σ2・・・(2)
なお、本変形例に係る検出装置10の、図面に現れる構成は、上述の第1の実施の形態に係る検出装置10の場合と同一である。
第2誘電体層37の導電率σ2は、1×10-15S/m以上であってもよく、1×10-14S/m以上であってもよい。また、第2誘電体層37の導電率σ2は、1×10-10S/m以下であってもよく、1×10-12S/m以下であってもよい。
・第1誘電体層:厚み10μmの液晶ポリマー、比誘電率εr2=3.3、導電率σ2=3×10-17S/m
・第2誘電体層:厚み40μmのポリイミド、比誘電率εr1=3.2、導電率σ1=1×10-14S/m
次に、本開示の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。また、第1の実施の形態において得られる作用効果が本実施の形態においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
(式(1)を満たす例)
・第1誘電体層:幅10μmのポリイミド、比誘電率εr1=3.2
・第2誘電体層:厚み400μmのエポキシ樹脂、比誘電率εr2=4.8
(式(2)を満たす例)
・第1誘電体層:幅10μmのポリイミド、比誘電率εr1=3.2、導電率σ1=1×10-14S/m
・第2誘電体層:厚み400μmのホウ珪酸ガラス、比誘電率εr2=5.8、導電率σ2=2.5×10-13S/m
次に、検出素子20の製造方法について説明する。図12~図14は、検出素子20の製造工程の一例を示す図である。
上述した第2の実施の形態においては、第1電極31が、基材35の貫通孔38に充填されている導電材料を含む、いわゆるフィルドビアである例を示した。しかしながら、第1電極31が貫通孔38の壁面に沿って基材35の厚み方向に広がる限りにおいて、第1電極31の具体的な構造は特には限られない。例えば図15に示すように、第1電極31は、貫通孔38の壁面に沿って広がる導電層を含んでいてもよい。
図16は、第2変形例に係る検出装置10を示す断面図である。図17は、図16の検出装置10の検出素子20を拡大して示す断面図である。図16及び図17に示すように、基材35は、複数の貫通孔38が設けられている第1誘電体層36と、第1誘電体層36の表面に位置する第2誘電体層37と、を含んでいてもよい。第1誘電体層36の貫通孔38には第1電極31が位置している。第1電極31の表面351側の端部には収集電極41が電気的に接続されている。第2誘電体層37上には第2電極32が位置している。言い換えると、第2誘電体層37は、第1誘電体層36の表面351側の面と第2電極32との間に位置している。図16に示すように、基材35の面内方向における第2誘電体層37の端部は、平面視において第1電極31及び収集電極41から離れている。
第1誘電体層36の厚みT1は、100μm以上であってもよく、400μm以上であってもよい。また、第1誘電体層36の厚みT1は、2mm以下であってもよく、1mm以下であってもよい。第1誘電体層36の厚みT1は、例えば400μmである。
第2誘電体層37の厚みT2は、5μm以上であってもよく、10μm以上であってもよい。また、第2誘電体層37の厚みT2は、200μm以下であってもよく、20μm以下であってもよい。第2誘電体層37の厚みT2は、例えば10μmである。
(式(1)を満たす例)
・第1誘電体層:厚み400μmのポリイミド、比誘電率εr1=3.2
・第2誘電体層:厚み10μmのエポキシ樹脂、比誘電率εr2=4.8
(式(2)を満たす例)
・第1誘電体層:厚み400μmの液晶ポリマー、比誘電率εr1=3.3、導電率σ1=3×10-17S/m
・第2誘電体層:厚み10μmのポリイミド、比誘電率εr2=3.2、導電率σ2=1×10-14S/m
第2変形例においては、基材35の面内方向における第2誘電体層37の端部が平面視において第1電極31及び収集電極41から離れている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、基材35の面内方向における第2誘電体層37の端部が平面視において第1電極31又は収集電極41に接していてもよい。図18は、第3変形例に係る検出装置10を示す断面図である。図19は、図18の検出装置10の検出素子20を拡大して示す断面図である。
第1誘電体層36の厚みT1は、100μm以上であってもよく、400μm以上であってもよい。また、第1誘電体層36の厚みT1は、2mm以下であってもよく、1mm以下であってもよい。第1誘電体層36の厚みT1は、例えば400μmである。
第2誘電体層37の厚みT2は、5μm以上であってもよく、10μm以上であってもよい。また、第2誘電体層37の厚みT2は、200μm以下であってもよく、20μm以下であってもよい。第2誘電体層37の厚みT2は、例えば10μmである。
(式(1)を満たす例)
・第1誘電体層:厚み400μmのポリイミド、比誘電率εr1=3.2
・第2誘電体層:厚み10μmのエポキシ樹脂、比誘電率εr2=4.8
(式(2)を満たす例)
・第1誘電体層:厚み400μmの液晶ポリマー、比誘電率εr1=3.3、導電率σ1=3×10-17S/m
・第2誘電体層:厚み10μmのポリイミド、比誘電率εr2=3.2、導電率σ2=1×10-14S/m
次に、検出素子20の製造方法について説明する。図20及び図21は、検出素子20の製造工程の一例を示す図である。
次に、本開示の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態において、第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。また、第1の実施の形態において得られる作用効果が本実施の形態においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
第1電極31の幅W3は、2μm以上であってもよく、5μm以上であってもよい。また、第1電極31の幅W3は、20μm以下であってもよく、10μm以下であってもよい。第1電極31の幅W3は、例えば5μmである。
第2電極32の幅W4は、50μm以上であってもよく、100μm以上であってもよい。また、第2電極32の幅W4は、500μm以下であってもよく、200μm以下であってもよい。第2電極32の幅W4は、例えば150μmである。
第1誘電体層36の厚みT1は、100μm以上であってもよく、400μm以上であってもよい。また、第1誘電体層36の厚みT1は、2mm以下であってもよく、1mm以下であってもよい。第1誘電体層36の厚みT1は、例えば1mmである。
第2誘電体層37の厚みT2は、5μm以上であってもよく、10μm以上であってもよい。また、第2誘電体層37の厚みT2は、200μm以下であってもよく、20μm以下であってもよい。第2誘電体層37の厚みT2は、例えば10μmである。
(式(1)を満たす例)
・第1誘電体層:厚み1mmのポリイミド、比誘電率εr1=3.2
・第2誘電体層:厚み400μmのエポキシ樹脂、比誘電率εr2=4.8
(式(2)を満たす例)
・第1誘電体層:厚み400μmの液晶ポリマー、比誘電率εr1=3.3、導電率σ1=3×10-17S/m
・第2誘電体層:厚み10μmのポリイミド、比誘電率εr2=3.2、導電率σ2=1×10-14S/m
上述した第3の実施の形態においては、第1誘電体層36の厚みT1が第2誘電体層37の厚みT2よりも大きい例を示した。例えば、第1誘電体層36が基材35の大部分を占めている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、第2誘電体層37の厚みT2が第1誘電体層36の厚みT1よりも大きくてもよい。例えば、第2誘電体層37が基材35の大部分を占めていてもよい。
12 チャンバ
15 ドリフト電極
20 検出素子
30 電子増幅器
31 第1電極
32 第2電極
33 裏面配線
35 基材
351 表面
352 裏面
36 第1誘電体層
37 第2誘電体層
38 貫通孔
391 第1マーク
392 第2マーク
40 収集電極基板
41 収集電極
42 支持基板
Claims (15)
- 表面及び前記表面とは反対側に位置する裏面を含み、前記表面から前記裏面に至る複数の貫通孔が設けられている基材と、
前記基材の前記裏面に位置する第1電極と、
前記基材の前記表面に位置し、前記基材の厚み方向において前記第1電極と少なくとも部分的に重なる第2電極と、を備え、
前記基材は、前記第1電極に電気的に接続されている第1誘電体層と、前記第1誘電体層と前記第2電極との間に位置し、前記第1誘電体層に電気的に接続されている第2誘電体層と、を含み、
前記第1誘電体層の比誘電率εr1と前記第2誘電体層の比誘電率εr2とが下記の関係を満たしている、
εr1<εr2
電子増幅器。 - 表面及び前記表面とは反対側に位置する裏面を含み、前記表面から前記裏面に至る複数の貫通孔が設けられている基材と、
前記基材の前記裏面に位置する第1電極と、
前記基材の前記表面に位置し、前記基材の厚み方向において前記第1電極と少なくとも部分的に重なる第2電極と、を備え、
前記基材は、前記第1電極に電気的に接続されている第1誘電体層と、前記第1誘電体層と前記第2電極との間に位置し、前記第1誘電体層に電気的に接続されている第2誘電体層と、を含み、
前記第1誘電体層の比誘電率εr1及び導電率σ1と前記第2誘電体層の比誘電率εr2及び導電率σ2とが下記の関係を満たしている、
εr1/σ1>εr2/σ2
電子増幅器。 - 前記第1誘電体層と前記第2誘電体層との間の界面は、前記表面よりも前記裏面に近接している、請求項1又は2に記載の電子増幅器。
- 前記第1誘電体層の厚みは、前記第2誘電体層の厚みよりも小さい、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子増幅器。
- 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子増幅器と、
前記電子増幅器の前記基材の前記裏面側に位置する収集電極基板と、を備え、
前記収集電極基板は、前記基材の厚み方向において前記貫通孔と少なくとも部分的に重なる複数の収集電極を含む、検出素子。 - 表面及び前記表面とは反対側に位置する裏面を含み、前記表面から前記裏面に至る複数の貫通孔が設けられている基材と、
前記基材の前記貫通孔に位置する複数の第1電極と、
前記基材の前記表面に位置する第2電極と、
前記基材の前記表面側に位置し、前記第1電極に接続されている複数の収集電極と、を備え、
前記基材は、前記第1電極に電気的に接続されている第1誘電体層と、前記第1誘電体層と前記第2電極との間に位置し、前記第1誘電体層に電気的に接続されている第2誘電体層と、を含み、
前記第1誘電体層の比誘電率εr1と前記第2誘電体層の比誘電率εr2とが下記の関係を満たしている、
εr1<εr2
検出素子。 - 表面及び前記表面とは反対側に位置する裏面を含み、前記表面から前記裏面に至る複数の貫通孔が設けられている基材と、
前記基材の前記貫通孔に位置する複数の第1電極と、
前記基材の前記表面に位置する第2電極と、
前記基材の前記表面側に位置し、前記第1電極に接続されている複数の収集電極と、を備え、
前記基材は、前記第1電極に電気的に接続されている第1誘電体層と、前記第1誘電体層と前記第2電極との間に位置し、前記第1誘電体層に電気的に接続されている第2誘電体層と、を含み、
前記第1誘電体層の比誘電率εr1及び導電率σ1と前記第2誘電体層の比誘電率εr2及び導電率σ2とが下記の関係を満たしている、
εr1/σ1>εr2/σ2
検出素子。 - 前記第1誘電体層は、前記貫通孔の壁面に沿って前記基材の厚み方向に広がっている、請求項6又は7に記載の検出素子。
- 前記第2誘電体層は、前記第1誘電体層の前記表面側の面と前記第2電極との間に位置している、請求項6又は7に記載の検出素子。
- 前記基材の面内方向における前記第2誘電体層の端部が前記第1電極から離れている、請求項9に記載の検出素子。
- 前記基材の面内方向における前記第2誘電体層の端部が前記第1電極に接している、請求項9に記載の検出素子。
- 表面及び前記表面とは反対側に位置する裏面を含む基材と、
前記基材の前記表面に位置し、第1方向に並ぶ複数の第1電極と、
前記基材の前記表面に位置し、前記第1方向において隣り合う2つの前記第1電極の間に位置する第2電極と、を備え、
前記基材は、前記第1電極に電気的に接続されている第1誘電体層と、前記第1誘電体層と前記第2電極との間に位置し、前記第1誘電体層に電気的に接続されている第2誘電体層と、を含み、
前記第1誘電体層の比誘電率εr1と前記第2誘電体層の比誘電率εr2とが下記の関係を満たしている、
εr1<εr2
検出素子。 - 表面及び前記表面とは反対側に位置する裏面を含む基材と、
前記基材の前記表面に位置し、第1方向に並ぶ複数の第1電極と、
前記基材の前記表面に位置し、前記第1方向において隣り合う2つの前記第1電極の間に位置する第2電極と、を備え、
前記基材は、前記第1電極に電気的に接続されている第1誘電体層と、前記第1誘電体層と前記第2電極との間に位置し、前記第1誘電体層に電気的に接続されている第2誘電体層と、を含み、
前記第1誘電体層の比誘電率εr1及び導電率σ1と前記第2誘電体層の比誘電率εr2及び導電率σ2とが下記の関係を満たしている、
εr1/σ1>εr2/σ2
検出素子。 - 前記第2誘電体層は、前記第1誘電体層の前記表面側の面と前記第2電極との間に位置している、請求項12又は13に記載の検出素子。
- 請求項5乃至14のいずれか一項に記載の検出素子と、
前記検出素子の前記基材の前記表面側に位置するドリフト電極と、を備える、検出装置。
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