JP7341037B2 - 電子機器及びその制御方法及びプログラム - Google Patents

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本発明は、無線通信可能な電子機器の通信の接続技術に関するものである。
従来より、外部アクセスポイントを介しての接続と、外部アクセスポイントを介さに自身がアクセスポイントとして機能することで接続を行う電子機器が存在する。このような電子機器では、外部アクセスポイントの接続で使用するIPアドレスと、外部アクセスポイントを介さない接続で使用するIPアドレスとが重複しないように設定している(例えば、特許文献1)。
特開2018-153962号公報
しかしながら、上述の従来技術では、自身がアクセスポイントとして機能する場合において、接続対象の相手先装置がIPアドレスで指定された場合の、自身のIPアドレスについては何ら考慮されていない。つまり、IPアドレスで指定した接続装置に接続する場合であって、自身がアクセスポイントとなる場合には、ネットワークアドレスが不一致となり、目的とする接続が失敗することがある。
本発明はかかる問題に鑑みなされたものであり、接続先の装置をIPアドレスで指定され、且つ、自身がアクセスポイントとして機能する場合に、これまでより高い確率で接続できる技術を提供しようとするものである。
この課題を解決するため、例えば本発明の電子機器は以下の構成を備える。すなわち、
電子機器であって、
無線でネットワークに接続する機能、及び、自身がアクセスポイントとして機能することが可能な通信手段と、
接続対象の装置としてIPアドレスが指定されたか否かを判定する第1の判定手段と、
前記通信手段により、アクセスポイントとして機能するか否かを判定する第2の判定手段と、
前記第1の判定手段により、接続対象の装置としてIPアドレスが指定されたと判定され、且つ、前記第2の判定手段により、アクセスポイントとして機能すると判定した場合は、前記接続対象の装置のIPアドレスと同一ネットワークアドレスに属するIPアドレスを自身のIPアドレスに設定する設定手段とを有する。
本発明によれば、接続先の装置をIPアドレスで指定され、且つ、自身がアクセスポイントとして機能する場合に、これまでより高い確率で接続できるようになる。
実施形態に係るデジタルカメラの外観図。 実施形態に係るデジタルカメラのブロック構成図。 接続を開始する際の表示例を示す図。 接続するネットワークに関する表示例を示す図。 接続に関する処理を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1(a)、(b)に、実施形態における撮像装置の一例としてのデジタルカメラの外観図を示す。図1(a)はデジタルカメラ100の前面斜視図、図1(b)はデジタルカメラ100の背面斜視図である。図2は、デジタルカメラ100のハードウェア構成図である。
先ず、デジタルカメラ100の外観における構成について説明する。表示部28は画像や各種情報(メニュー等も含む)を表示する、カメラ背面に設けられた表示部である。シャッターボタン61は、ユーザによる撮影指示を行うための操作部である。端子カバー40は外部機器との接続ケーブルとデジタルカメラ100とを接続する接続ケーブル等のコネクタ(不図示)を保護するカバーである。電子ダイヤル71は操作部70に含まれる回転操作部材であり、この電子ダイヤル71を回すことで、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更や画像送りなどを行える。電源スイッチ72はデジタルカメラ100の電源のON及びOFFを切り替える操作部材である。上下左右ボタン74は操作部70に含まれ、上、下、左、右部分をそれぞれ押し込み可能な方向キー(4方向キー)である。上下左右ボタン74の押した部分に応じた操作が可能である。SETボタン75は操作部70に含まれ、押しボタンであり、主に選択項目の決定などに用いられる。録画ボタン76は操作部70に含まれ、動画撮影(記録)の開始、停止の指示に用いられる。MENUボタン77は操作部70に含まれ、撮影モードとメニューモードとを切り替える操作ボタンである。撮影モード中にMENUボタン77を押下することでメニューモードに移行し、撮影に関する各種設定画面を表示部28に表示させ、確認や変更をすることができる。INFOボタン78は操作部70に含まれ、撮影モードや再生モードで表示される情報を変更する操作ボタンである。再生ボタン79は操作部70に含まれ、撮影モードと再生モードとを切り替える操作ボタンである。撮影モード中に再生ボタン79を押下することで再生モードに移行し、記録媒体200に記録された画像のうち最新の画像を表示部28に表示させることができる。通信端子10はデジタルカメラ100がレンズ側(着脱可能)と通信を行う為の通信端子である。
次に、デジタルカメラ100の電子的な構成とその動作を、図2を参照して説明する。レンズユニット150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。レンズユニット150内のレンズ103は、通常、複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略して一枚のレンズのみで示している。通信端子6はレンズユニット150がデジタルカメラ100側と通信を行う為の通信端子であり、通信端子10はデジタルカメラ100がレンズユニット150側と通信を行う為の通信端子である。レンズユニット150は、この通信端子6,10を介してシステム制御部50と通信し、内部のレンズシステム制御回路4によって絞り駆動回路2を介して絞り1の制御を行い、AF駆動回路3を介して、レンズ103の位置を変位させることで焦点を合わせる。
撮像部22は、結像した光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器19は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器19を介して表示部28により表示される。表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器19からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器19においてアナログ変換し、表示部28に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダーとして機能し、スルー画像表示(ライブビュー表示)を行える。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、システム制御部50が後述する各種フローチャートに従った処理を行うためのプログラムのことである。
システム制御部50は、デジタルカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。システムメモリ52はRAMで構成される。システムメモリ52には、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開する。また、システム制御部はメモリ32、D/A変換器19、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は、各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
通信部54は、外部機器と通信可能で、無線LANによる無線接続または有線接続により外部機器への画像の送信や、外部機器からデジタルカメラの制御を行うことができる。また、通信部54は、無線LANとして機能するに加えて、アクセスポイントとしても動作可能となっている。
ユーザは、モード切替スイッチ60、第1シャッタースイッチ62、第2シャッタースイッチ64、操作部70等を介して、各種の動作指示をシステム制御部50に与えることができる。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを、静止画記録モード、動画撮影モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60で、これらのモードのいずれかに直接切り替えられる。あるいは、モード切替スイッチ60で撮影モードの一覧画面に一旦切り替えた後に、表示された複数のモードのいずれかを選択し、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。システム制御部5は、第1シャッタースイッチ信号SW1がONになったとき、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2がONになったとき、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、MENUボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。利用者は、表示部28に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
操作部70は、ユーザからの操作を受け付ける入力部としての各種操作部材である。操作部70には、少なくとも、シャッターボタン61、電子ダイヤル71、電源スイッチ72、上下左右ボタン74、SETボタン75、録画ボタン76、再生ボタン79が含まれる。
電源制御部80は、電池検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
以上、実施形態が適用するデジタルカメラ100の構成と基本的な動作を説明した。実施形態のデジタルカメラ100は、撮像して得た画像ファイル(記録媒体200に格納されている)を、通信部54を介した無線通信により、外部の記憶装置(FTPサーバとする)に送信し、保存することができる。そのため、以下では、図3乃至図5を参照して、その外部の記憶装置に、そのアドレスを指定して接続する処理を説明する。なお、不揮発性メモリ56には、過去に接続した経験の有る外部の記憶装置のIPアドレスやAP(アクセスポイント)との間での通信パラメータ(SSID、暗号化方式及び暗号キー等)が記憶保持されているものとする。
図3(a)乃至(f)は、デジタルカメラ100のFTP転送を行う場合の通信接続を開始する際の表示部28の表示例である。この画面は、ユーザが、操作部70から通信接続を行う指示が入力されたことを受けて、システム制御部50が表示部28に表示するものである。
図3(a)はアドレスを指定する接続で、アドレスが未設定の表示例である。フォーカス301で選択することでアドレスが未設定の状態で新規に外部装置に接続を開始する。接続対象の装置(以下、単に接続先)は例えばFTPサーバである。FTPサーバには、設置型のため接続するネットワークが固定されていてアドレスが変化しないものもあれば、可搬性があるPCやスマートフォンのため接続するネットワークが変化しアドレスも変化するものもある。FTP転送で送信先の機器が同一でも、送信先のアドレスがネットワークによって変化した場合は、変化したアドレスを接続先として再度設定する必要がある。逆に、FTP転送の送信先の機器を異なるネットワークで接続しても、送信先の機器のIPアドレスが同一であれば送信先のアドレスを再度設定せずに転送することができる。
図3(b)はアドレスを指定する接続で、アドレスが設定済みで、IPv4形式で設定された場合の表示例である。フォーカス302を選択することで、IPv4形式で設定されたアドレスでの接続を開始する。なお、この表示されるアドレスは、過去に接続経験があり、不揮発性メモリ56に格納されていたものである。
図3(c)はアドレスを指定する接続で、アドレスが設定済みで、ドメイン名で設定された場合の表示例である。フォーカス303を選択することで、ドメイン名で設定されたアドレスでの接続を開始する。DNSサーバからアドレスを取得し、取得したアドレスを指定して接続する。DNSサーバに接続できないネットワークではアドレスを取得できないため、接続することができない。なお、この表示されるアドレスは、過去に接続経験があり、不揮発性メモリ56に格納されていたものである。
図3(d)はアドレスを指定する接続で、アドレスが設定済みで、IPv6形式で設定された場合の表示例である。フォーカス304を選択することで、IPv6形式で設定されたアドレスでの接続を開始する。IPv6に非対応のネットワークでは接続することができない。なお、この表示されるアドレスは、過去に接続経験があり、不揮発性メモリ56に格納されていたものである。
図3(e)はアドレス以外を指定する接続で、接続先が未設定の表示例である。フォーカス305を選択することで接続先が未設定の状態で接続を開始する。接続先は例えばスマートフォンであり、接続先の指定には、接続に使用するアプリケーションのUUIDや、スマートフォンのMACアドレスを使用する。
図3(f)はIPアドレス以外を指定する接続で、接続先が設定済みの表示例である。フォーカス306を選択することで選択されたスマートフォンに限定して接続を開始する。接続先の指定に使用するアプリケーションのUUIDや、スマートフォンのMACアドレスは、ネットワークに影響されないため、前回接続したネットワークと異なるネットワークであっても、接続することができる。なお、接続先名は、過去に接続経験があり、不揮発性メモリ56に格納されていたものである。
図4は接続するネットワークに関する表示例である。
図4(a)はネットワークをスキャンし、接続したことがあるネットワークに接続しようとする場合の表示例である。システム制御部50は、不揮発性メモリ56から、過去に接続した外部アクセスポイントの名称を取得し、SSID401を表示する。
接続したいネットワークではない場合、ユーザは操作部70を操作し、ネットワーク変更402を選択すればよい。この選択を検出するシステム制御部50は、図示の接続を中止し、ネットワークをスキャンした後、スキャン結果のアクセスポイント名の一覧を表示する。ネットワーク変更が必要な例として、インターネットに接続していないネットワークに接続しようとした場合や、接続したい機器が接続していないネットワークに接続しようとした場合がある。
図4(b)は実施形態のデジタルカメラ100がアクセスポイントになりネットワークを生成した場合の表示例である。これは外部アクセスポイントを介さない接続の一つである。システム制御部50は、表示部28に、アクセスポイントのSSID403とパスワード404を表示する。ユーザは、使用したいネットワークではない場合、ネットワーク変更405を選択するとネットワークを停止し、ネットワークをスキャンした後、スキャン結果を表示する。カメラがアクセスポイントになりネットワークを生成する例として、接続開始時にネットワークをスキャンし、接続したことがあるネットワークが無かった場合に自動的にカメラがアクセスポイントになる。その他、ネットワークをスキャンした後、スキャン結果を表示する際、カメラをアクセスポイントにする選択肢を表示し、ユーザ操作でカメラをアクセスポイントにすることを選択された場合である。
図4(c)はネットワークをスキャンした後、スキャン結果の表示例である。デジタルカメラ100をアクセスポイントにする選択肢406や、検出した外部アクセスポイント407、408、409の1つを選択可能に一覧表示する。デジタルカメラ100をアクセスポイントにしたネットワークでは接続先と接続できない場合、デジタルカメラ100自身をアクセスポイントにする選択肢406を非表示する、或いは、グレーアウトして選択できない表示にしてもよい。デジタルカメラ100をアクセスポイントにしたネットワークでは接続先と接続できない例として、DNSサーバと接続できないのに接続先の指定がドメイン名の場合や、IPv6形式に対応していないのに接続先の指定がIPv6形式の場合である。
図5は、実施形態におけるデジタルカメラ100のシステム制御部50の接続に使用するネットワークの決定処理を示すローチャートである。このフローチャートにかかるプログラムは、不揮発性メモリ56に格納されているものであり、図3(a)乃至(f)のいずれかの画面にて、操作部70を介してユーザから接続が指示された場合に開始するものである。
S501にて、システム制御部50はネットワークをスキャンしスキャン結果を保持し、処理をS502に進める。
S502にて、システム制御部50は、スキャン結果の中に、過去に接続した経験のある外部アクセスポイントがあるか否かを、不揮発性メモリ56を参照して判断する。そして、システム制御部50は、接続したことがある外部アクセスポイントが存在する場合はS509に、存在しない場合はS503に処理を進める。
S503にて、システム制御部50は、今回の接続がFTP転送を目的とするものであるのかを判定する。先に説明したように、図3(a)乃至(f)はFTP転送における接続GUIであるので、この判定はYesとなる。なお、S503にて、Noとなるのは、FTP転送以外の接続となるが、それは実施形態では直接には関係しないので省略する。また、例えば過去に接続した経験の有る接続先の装置がFTPサーバであるかいなかを示す属性情報を、そのIPアドレスと関連付けて不揮発性メモリ56に記憶するようにしても良い。図3(b)の例で、IPアドレス“192.168.1.20”がFTPサーバであり、このIPアドレスをユーザが指定して接続指示を入力した場合、システム制御部50はその属性情報から、S503にてYesと判断することもできる。
S504にて、システム制御部50は、接続先がアドレスで設定されているか否かを判定する。システム制御部50は、アドレスで設定されていると判定した場合はS505に、アドレスで設定されていないと判定した場合はS506に処理を進める。S506に進むのは、外部アクセスポイントに接続して接続先のアドレスを設定したいためである。外部アクセスポイントが割り当てるIPアドレスはデジタルカメラ100からは制御できないが、デジタルカメラ100をアクセスポイントにした接続では、デジタルカメラ100が割り当てるIPアドレスを制御できるため、外部アクセスポイントに接続して接続先のアドレスが設定されるようにする。
S505にて、システム制御部50は、接続先のアドレスがIPv4形式であるか判定する。システム制御部50は、IPv4形式であると判定した場合はS510に、IPv4形式でないと判定した場合はS506に処理を進める。なお、IPv4形式でない例として、ドメイン名、IPv6形式がある。
S506にて、システム制御部50は、保持しているスキャン結果一覧を表示部28に表示し、S507に処理を進める。S507にて、システム制御部50は、ユーザにより、デジタルカメラ100自身がアクセスポイントにしてネットワークを生成することを選択されたか判定する。ユーザがデジタルカメラ100をアクセスポイントにしてネットワークを生成することを選択した場合、システム制御部50がS510に、そうでない場合はS508に処理を進める。
S508にて、システム制御部50は、ユーザにより、外部アクセスポイントに接続することが選択されたか否かを判定する。システム制御部50は、外部アクセスポイントに接続することが選択されたと判定した場合はS509に、外部アクセスポイントに接続することが選択されなかったと判定した場合はS507に処理を進める。
S509にて、システム制御部50は、外部アクセスポイントに接続し、処理をS517に進める。
一方、S510に処理が進んだ場合、システム制御部50は、デジタルカメラ100をアクセスポイントとして起動してネットワークを生成し、処理をS511に進める。
このS511にて、システム制御部50は、デジタルカメラ100自身のIPアドレスが、予めユーザより明示的に設定されているか否かを判定する。システム制御部50は、設定されていると判定した場合は処理をS514に、設定されていないと判定した場合は処理をS512に進める。
S512にて、システム制御部50は、今回の通信がFTP転送を目的としているか否かを判定する(この判定は、S503と同じで良い)。システム制御部50は、FTP転送以外であると判定した場合はS515に、FTP転送であると判定した場合はS513に処理を進める。
S513にて、システム制御部50は、接続先のIPアドレスが設定済みであるか否かを判定する。システム制御部50は、接続先のIPアドレスが設定済みであると判定した場合はS516に、接続先のIPアドレスが設定済みでないと判定した場合はS515に処理を進める。
S514にて、システム制御部50は、デジタルカメラ100のIPアドレスを、ユーザにより予め設定されたIPアドレスで設定し、処理をS517に進める。
S515にて、システム制御部50は、デジタルカメラ100のIPアドレスを所定のIPアドレスで設定し、処理をS517に進める。
なお、S514,S515のいずれにおいても、ユーザが接続先をIPアドレスで指定している場合であって、デジタルカメラ100に設定されるIPアドレスと接続先のIPアドレスが同一ネットワークではない場合、システム制御部50は接続できない旨のエラーメッセージを表示部28に表示しても良い。
S516にて、システム制御部50は、接続先のアドレスと同一ネットワークになるよう、デジタルカメラ100のIPアドレスを設定し、処理をS517に進める。具体的には、IPアドレスのうち、ネットワーク部を同一にし、ホスト部を可変にする。例えば、図3(b)の接続先IPアドレスが“192.168.1.20”で、そのネットワークアドレスが“192.168.1.0”である場合、ネットワーク部のアドレスの値は“192.168.1“である。ゆえに、この場合、システム制御部50は例えばデジタルカメラ100のIPアドレスとして“192.168.1.10”を設定する(同一ネットワークアドレスで、接続先IPアドレスと異なれば良い)。これにより、接続先の装置のIPアドレスが、外部アクセスポイントに接続して設定されたものであっても、デジタルカメラをアクセスポイントにした場合のいずれであっても、そのIPアドレスを使って接続することができるようになる。
S517にて、システム制御部50は、ユーザによるネットワーク変更の要求があるか判定する。システム制御部50は、ユーザによるネットワーク変更の要求があると判定した場合はS519に、ネットワーク変更の要求がないと判定した場合はS518に処理を進める。
S518にて、システム制御部50は、通信先の接続があるか判断する。システム制御部50は、通信先の接続がある場合は本終了し、通信先の接続がないと判定した場合は処理をS517に戻す。なお、通信先の接続がある場合、システム制御部50は撮像画像ファイルのFTP転送処理に移行する。FTP転送処理では、システム制御部50は、単純に、記録媒体200に記憶保持されている全画像ファイルを接続先(FTPサーバ)に転送する処理を行うだけであるので、ここでの詳述は省略する。
S519にて、システム制御部50は、ネットワークをスキャンしスキャン結果を保持し、処理をS508に進める。
以上説明したように本実施形態によれば、ユーザが通信先との接続操作にて、接続先をアドレスで指定した場合は、外部アクセスポイントへの接続が優先する。したがって、指定された設定した接続先のアドレスが、その外部アクセスポイントが生成したネットワークの場合は、そのまま使用して接続できる。一方、外部アクセスポイントが検出できない場合(実施形態では、過去に接続経験のあるアクセスポイントが検出できない場合)、接続先のアドレスが表すネットワークを生成した上で、接続先との接続を行うことになるので、接続先アドレスを変更しないで接続することができる。
また、通信部54を用いてネットワークを生成した場合、IPアドレスを自動取得で最初に接続した装置のIPアドレスを、ユーザが指定した接続先のIPアドレスと同一となるよう制御するようにしても良い。これは、特にデジタルカメラと、FTP転送先となる装置が、ユーザの目の前に存在して一対一の通信が期待できる場合であって、通信部54を介してDHCPサーバを機能させた場合に有効である。
また、上記実施形態によれば、スキャンしたアクセスポイントの中に接続経験の有るアクセスポイントが無く、且つ、ユーザが指定した接続先の装置としてドメイン名を指定した場合には、検出したアクセスポイントの中からユーザが選択したアクセスポイントを介して接続を試みる。つまり、通信部54をアクセスポイントとして起動しなくなるので、接続完了までの必要な手順を減らすことができる。
なお、上記実施形態では、デジタルカメラに適用する例を説明した。しかしながら、外部の装置に保存、管理する転送対象のファイルを作成或いは編集する機能を持つ電子機器(例えばスマートホン等)であれば適用できるので、上記実施形態で本発明が限定されるものではない。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100…デジタルカメラ、28…表示部、50…システム制御部、54…通信部、56…不揮発性メモリ、70…操作部

Claims (6)

  1. 電子機器であって、
    無線でネットワークに接続する機能、及び、自身がアクセスポイントとして機能することが可能な通信手段と、
    接続対象の装置としてIPアドレスが指定されたか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記通信手段により、アクセスポイントとして機能するか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段により、接続対象の装置としてIPアドレスが指定されたと判定され、且つ、前記第2の判定手段により、アクセスポイントとして機能すると判定した場合は、前記接続対象の装置のIPアドレスと同一ネットワークアドレスに属するIPアドレスを自身のIPアドレスに設定する設定手段と
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 接続経験がある装置に関する情報を記憶保持する記憶手段と、
    該記憶手段に記憶された情報に基づき、接続対象の装置の一覧をユーザが選択可能に表示する表示手段とを有し、
    前記第1の判定手段は、前記一覧の中からのユーザによる選択に基づき判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 撮像手段と、当該撮像手段による撮像で得た画像データを記憶保持する記憶保持手段と、前記接続対象の装置への接続に移行した後、前記記憶保持手段に記憶保持された画像データを接続対象の装置にFTP転送する手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記通信手段を用いてネットワークを生成した場合、IPアドレスを自動取得で最初に接続した装置のIPアドレスを、接続先のIPアドレスと同一となるよう制御する手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 無線でネットワークに接続する機能、及び、自身がアクセスポイントとして機能することが可能な通信手段を有する電子機器の制御方法であって、
    接続対象の装置としてIPアドレスが指定されたか否かを判定する第1の判定工程と、
    前記通信手段により、アクセスポイントとして機能するか否かを判定する第2の判定工程と、
    前記第1の判定工程により、接続対象の装置としてIPアドレスが指定されたと判定され、且つ、前記第2の判定工程により、アクセスポイントとして機能すると判定した場合は、前記接続対象の装置のIPアドレスと同一ネットワークアドレスに属するIPアドレスを自身のIPアドレスに設定する設定工程と
    を有することを特徴とする電子機器の制御方法。
  6. コンピュータが読み込み実行することで、前記コンピュータに、請求項5に記載の方法の各工程として実行させるためのプログラム。
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