JP7340844B2 - 点検動作の自動的な開始が可能な照明装置及び照明システム - Google Patents

点検動作の自動的な開始が可能な照明装置及び照明システム Download PDF

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Description

本発明は、照明装置を点検する技術に関する。
照明装置は、建物内や地下エリアといった外光の遮断・制限された空間において、人間が様々な活動や作業を行うために欠かせないものである。特に、災害等の緊急時においては、当該空間内の人員を安全な場所へ避難させたり、当該空間内での復旧作業等を円滑に進めたりすることを可能にする重要な手段となっている。
このため照明装置には、停電時にも照明を可能にする機能が備えられているものも少なくない。このような装置では通常、停電に備えて停電時の照明機能を正常に起動させることができるか否かを調べる点検が行われる。しかしながら、照明装置は大抵、空間全体を照明するべく高い位置に設置されており、その結果、点検者が直接手で操作し難い又は操作できない状態にあることが少なからず問題となっている。
このような状態における点検動作の開始方法としては、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されているように、照明装置に設置された点検スイッチに付された紐を引いて、この点検スイッチをONにすることが周知である。この場合、この紐を装置の外に出すための孔が装置の外枠に設けられることになる。
また、例えば特許文献3に開示されているように、紐の付された点検スイッチを用いる代わりに、リモコン送信機を用いて点検動作を開始させるという方法も考案されている。さらに、特許文献4には、装置から放射された点検光を点検者が手のひら等で反射させることによって、点検モードが起動する照明装置が開示されている。
特開2011-113658号公報 特開2011-090926号公報 特開2009-187740号公報 特開2015-079596号公報
しかしながら、上述したように点検スイッチに付された紐を引いて点検を開始させる場合においても結局、照明装置の近傍に赴いて点検開始のための操作・動作を行わなければならない。また、点検スイッチに付された紐は人間の手の届く範囲まで垂れ下がっている必要があり、場合によっては作業等の邪魔になる。
さらに、洞道(通信ケーブル、送電ケーブルやガス管等を収容し、作業用に人が立ち入れる大きさのトンネル)のような地下道等の作業空間では、一般に湿度が非常に高い。そのため、点検スイッチに付けられた紐を通すための孔から装置内部に湿気が入り、装置内の回路の劣化を早めて装置を故障させることが懸念される。
また、点検動作開始のためにリモコン送信機を使用する方法においても、点検の際にリモコン送信機をわざわざ携帯し、取り出して操作しなければならないという煩わしさはぬぐえない。さらに、点検光を反射させることで点検モードを起動させる方法は、たしかにリモコン等の特別の機器は不要であるが、結局、照明装置の近傍に赴いて点検開始のための操作・動作を行う必要があることには変わりない。
例えば、上述した洞道のような地下道等では、照明装置が一定の間隔をもって多数設置されていることも少なくなく、この場合、全ての照明装置に対し1台ずつ点検開始のための操作・動作を行っていく作業は、多大な時間と労力を要するものとなってしまう。
そこで、本発明は、照明機能の点検動作が、点検者による装置に対する直接の操作・指示によらずに簡易に開始可能となる照明装置及び照明システムを提供することを目的とする。
本発明によれば、外部の電源から供給される電力によって光源を発光させる照明装置であって、
外部の電源からの電力供給が停止した際に光源に電力を供給可能な蓄電池と、
光源の状態を発光状態又は停止状態へ切り替え可能なスイッチと、
外部の所定スイッチがONからOFFになった際にそれに応じ、このスイッチに対し光源の状態を停止状態へ切り替えさせるスイッチ制御手段と、
このスイッチによって前記光源の状態が停止状態へ切り替えられ又は切り替えられており、さらに所定の信号として、停止状態への切り替えに係る信号をスイッチ制御手段から受け取った場合、蓄電池による電力供給に係る点検動作を開始させる点検制御手段と
を有する照明装置が提供される。
本発明によれば、また、外部の電源から供給される電力によって光源を発光させる照明装置であって、
外部の電源からの電力供給が停止した際に光源に電力を供給可能な蓄電池と、
光源の状態を発光状態又は停止状態へ切り替え可能なスイッチと、
所定の無線信号を受信した際に所定の無線応答信号を送信可能な外部の端末に対し、当該所定の無線信号を送信可能であって、端末から当該所定の無線応答信号を受信可能な無線通信インタフェースと、
上記のスイッチによって光源の状態が停止状態へ切り替えられ又は切り替えられており、さらに所定の信号として、当該所定の無線応答信号を、無線通信インタフェースを介して受け取った場合、蓄電池による電力供給に係る点検動作を開始させる点検制御手段と
を有する照明装置が提供される。
本発明によれば、さらに、外部の電源から供給される電力によって光源を発光させる照明装置であって、
外部の電源からの電力供給が停止した際に光源に電力を供給可能な蓄電池と、
光源の状態を発光状態又は停止状態へ切り替え可能なスイッチと、
所定の無線信号を受信した際に所定の無線応答信号を送信可能な外部の端末に対し、当該所定の無線信号を送信可能であって、端末から当該所定の無線応答信号を受信可能な無線通信インタフェースと、
当該所定の無線応答信号が受信された際にそれに応じ、上記のスイッチに対し光源の状態を停止状態へ切り替えさせるスイッチ制御手段と、
上記のスイッチによって光源の状態が停止状態へ切り替えられ又は切り替えられており、さらに所定の信号として、停止状態への切り替えに係る信号をスイッチ制御手段から受け取った場合、蓄電池による電力供給に係る点検動作を開始させる点検制御手段と
を有する照明装置が提供される。
この本発明による照明装置の一実施形態として、本照明装置は、光源からの光を検出可能な光検出器を更に有し、
点検制御手段は、当該点検動作として蓄電池から光源へ電力が供給可能な状態にした場合における光源からの光の検出結果に基づいて、光源に係る点検結果を決定することも好ましい。
また、同じく本発明による照明装置の一実施形態として、本照明装置は、光源からの光を検出可能な光検出器を更に有し、
点検制御手段は、当該点検動作として蓄電池から光源へ電力が供給可能な状態にした場合における光源からの光の検出結果と、当該点検動作として蓄電池から光源へ電力が供給されない状態にした場合における光源からの光の検出結果との差異に基づいて、光源に係る点検結果を決定することも好ましい。
さらに、上述した実施形態において、点検制御手段は、決定した点検結果を、又は異常有りとの点検結果のみを、一時的に保持して、直ちに、又は適宜出力し、本照明装置は、出力された当該点検結果を表示可能な表示器を更に有することも好ましい。
さらにまた、本発明による照明装置の点検制御手段は、当該点検動作が開始されてから所定時間経過後に、当該点検動作を終了させることも好ましく、さらに、当該所定の信号を受け取ってから所定時間経過後に、当該点検動作を開始させることも好ましい。
本発明によれば、また、外部の電源から供給される電力によって光源を発光させる照明装置であって、
外部の電源からの電力供給が停止した際に光源に電力を供給可能な蓄電池と、
光源の状態を発光状態又は停止状態へ切り替え可能なスイッチと、
外部の所定スイッチがOFFからONになった際にそれに応じ、このスイッチに対し前記光源の状態を発光状態へ切り替えさせるスイッチ制御手段と、
このスイッチによって光源の状態が発光状態へ切り替えられ又は切り替えられており、さらに所定の信号として、発光状態への切り替えに係る信号をスイッチ制御手段から受け取った場合、蓄電池による電力供給に係る点検動作を開始させる点検制御手段と
を有する照明装置が提供される。
本発明によれば、さらに、外部の電源から供給される電力によって光源を発光させる照明装置であって、
外部の電源からの電力供給が停止した際に光源に電力を供給可能な蓄電池と、
光源の状態を発光状態又は停止状態へ切り替え可能なスイッチと、
所定の無線信号を受信した際に所定の無線応答信号を送信可能な外部の端末に対し、当該所定の無線信号を送信可能であって、端末から当該所定の無線応答信号を受信可能な無線通信インタフェースと、
上記のスイッチによって前記光源の状態が発光状態へ切り替えられ又は切り替えられており、さらに所定の信号として、当該所定の無線応答信号を、無線通信インタフェースを介して受け取った場合、蓄電池による電力供給に係る点検動作を開始させる点検制御手段と
を有する照明装置が提供される。
この本発明による照明装置の一実施形態として、光源からの光を検出可能な光検出器を更に有し、
点検制御手段は、当該点検動作として蓄電池から光源へ電力が供給可能な状態にした場合における光源からの光の検出結果に基づいて、光源に係る点検結果を決定することも好ましい。
さらにまた、以上に述べた本発明による照明装置の一実施形態として、点検制御手段は、決定した点検結果を、又は異常有りとの点検結果のみを、一時的に保持して、直ちに、又は適宜出力し、
照明装置は、出力された当該点検結果を外部の情報処理装置へ送信可能な通信インタフェースを更に有することも好ましい。
本発明によれば、さらに、上記の通信インタフェースを有する複数の照明装置と、
当該点検結果を受信し、当該点検結果を用いて所定の点検結果情報を生成し出力する情報処理装置と
を有する自動点検機能付照明システムが提供される。
本発明の照明装置及び照明システムによれば、照明機能の点検動作を、点検者による装置に対する直接の操作・指示によらずに簡単に開始することができる。
本発明による照明装置の一実施形態を説明するための模式図及び機能ブロック図である。 本発明に係る照明点検方法の一実施形態を説明するための模式図である。 本発明による照明装置の他の実施形態を説明するための模式図及び機能ブロック図である。 本発明に係る照明点検方法の他の実施形態を説明するための模式図である。 本発明に係る照明点検方法の更なる他の実施形態を説明するための模式図である。 本発明に係る照明点検方法の更なる他の実施形態を説明するための模式図である。 本発明に係る点検動作の一実施形態を示すタイミングチャートである。 本発明に係る点検動作の他の実施形態を示すタイミングチャートである。
以下に、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面において、同一の要素は、同一の参照番号を用いて示される。また、図面中の構成要素内及び構成要素間の寸法比は、図面の見易さのため、それぞれ任意となっている。
[照明装置の一実施形態]
図1は、本発明による照明装置の一実施形態を説明するための模式図及び機能ブロック図である。なお、以下に示す図面中には装置等の向きの指標となるxyz座標系が適宜示されている。
図1(A)及び(B)に示すように、本実施形態の照明装置1は、洞道の内部の通行・作業空間を照明するための装置であり、洞道の天井位置において洞道の伸長方向(y軸方向)に沿って多数並べて設置されている。ここで、洞道とは、通信ケーブル、送電ケーブルやガス管等を収容し、作業用に人が立ち入れる大きさのトンネルをいう。
本実施形態において照明装置1は、外部スイッチSW1がONになると通常の照明を行う「通常モード」を起動させ、外部電源である商用電源からの電力を取り込んでLED(Light Emitting Diode)部101から照明光を放射する。また、照明装置1は、商用電源からの電力供給が途絶える停電時でも洞道内部を照明するべく蓄電池部113(図1(C))を備えており、停電時には「停電モード」を起動させ、この蓄電池部113の電力を用いて同じくLED部101により照明を行う。
さらに、本実施形態において照明装置1は、例えばモールド樹脂製の透光性を有するカバーを備えており、LED部101や後述する自光検出器102をこのカバーで覆っている。また商用電源からの電力を引き込む電源線もケーブルグランドを介して照明装置1の内部に及んでおり、さらに、よく見られるような点検開始のための紐は用いておらず、そのための孔も開けられていない。その結果、装置全体が高い防水性をもって密封されている。これにより、一般に湿度が非常に高い(湿度が概ね100%であることも少なくない)洞道内に設置されていても、装置内部の電子部品や電子回路等が湿気によるダメージをほとんど受けずに済むのである。
ここで、照明装置1では、停電時の照明機能を正常に起動させることができるか否かを判定する点検が実施可能となっている。具体的に、本実施形態においては図1(B)に示すように、照明装置1は、外部スイッチSW1がONからOFFに切り替えられると通常の照明を行う「通常モード」を終了し、次いで「点検モード」を起動させて点検動作を開始するのである。
本実施形態においてより具体的には、後に詳細に説明するが、
(ア)光源であるLED部101の状態を発光状態(点灯状態)又は停止状態(消灯状態)へ切り替え可能であって、外部スイッチSW1のON/OFFに連動して切り替え動作を行うスイッチSW5(図1(C))が設けられており、
(イ)このスイッチSW5によってLED部101の状態が停止状態(消灯状態)へ切り替えられ又は切り替えられており、
(ウ)さらに、点検制御部111b(図1(C))が、スイッチ(SW)制御部111a(図1(C))から、所定の信号として「スイッチSW5の停止状態へ切り替えに係る信号」を受け取った場合、点検制御部111bは、蓄電池部113による電力供給に係る点検動作を開始させる。
これにより、照明装置1は、点検者が点検用の紐を引っ張ったりリモコンを操作したり、さらには装置近傍で点検光に手をかざしたりせずとも、自動的に点検動作を開始することができる。すなわち、照明装置1における照明機能の点検動作を、点検者による装置に対する直接の操作・指示によらずに簡単に開始することが可能となるのである。
なお当然に、本発明による照明装置は、洞道専用の装置に限定されるものではない。停電時に蓄電池による照明のバックアップを行う必要があり、且つこのバックアップの作動具合を適宜点検することが要請される環境であれば、本発明の照明装置を採用することが好適となる。
以下、本実施形態における照明装置1の具体的な機能構成について説明を行う。図1(C)の機能ブロック図によれば、照明装置1は、LED部101と、自光検出器102と、通信インタフェース103と、ディスプレイ104と、表示ランプ106と、装置内部の機能構成部とを備えている。
また、照明装置1は、この装置内部の機能構成部として、スイッチ(SW)制御部111a及び点検制御部111bを含む制御部111と、電源部112と、蓄電池部113と、照明部114とを有している。ここで、制御部111及び照明部114は、電子回路によって構成されていてもよく、また、ワンチップマイコン等を用いてプログラムによって動作制御を行うものであってもよい。
同じく図1(C)の機能ブロック図において、電源部112はAC/DC変換電源であり、電源線を介して供給された商用交流(AC)電力を直流(DC)電力に変換し、この直流電力を照明部114及び蓄電池部113に供給する。ここで、スイッチSW2は、電源部112から照明部114への直流電力の供給をON/OFFするスイッチである。また、スイッチSW3は、電源部112から蓄電池部113への直流電力(充電電力)の供給をON/OFFするスイッチとなっている。
蓄電池部113は、外部電源である商用電源からの電力供給が停止した際に照明部114に電力を供給可能な蓄電池と、この蓄電池の充電及び放電動作を制御する制御手段とを有する。ここで、この蓄電池は、直流電力を出力可能な二次電池であり、例えば、リチウムイオン蓄電池、ニッケル水素電池又は鉛蓄電池等とすることができる。また、スイッチSW4は、蓄電池部113から照明部114への直流電力の供給をON/OFFするスイッチである。
照明部114は、LED光源(発光ダイオード)及びレンズ光学系を含むLED部101に対し、直流電力を供給して発光動作を行わせるLED照明制御手段である。ここで、スイッチSW5は、この照明部114におけるLED部101への直流電力供給をON/OFFするスイッチであり、言い換えると、LED部101の状態を発光状態(点灯状態)又は停止状態(消灯状態)へ切り替え可能なスイッチとなっている。なお、本発明に係る照明は当然、本実施形態のようなLED照明に限定されるものではなく、例えば(直流/交流の調整は必要となるが)蛍光灯、電熱球、又は放電ランプ等による照明であってもよい。
自光検出器102は、LED部101から放射される光を検出可能な、フォトダイオード等の受光素子を含む光センサである。本実施形態において自光検出器102は、検出結果、例えば照度値データを含む照度信号を制御部111へ出力する。なお自光検出器102は、LED部101以外の光源からの受光をできるだけ阻止するため、受光方向を限定するカバーやスリットを備えていてもよい。
同じく図1(C)の機能ブロック図において、制御部111は、照明装置1における(a)「通常モード」での照明動作及び充電動作、(b)「停電モード」での放電動作、及び(c)「点検モード」での点検動作の制御を行う。また、この制御部111のスイッチ制御部111aは、これらの各モードを具現するべくスイッチSW2~SW5のON/OFFを制御する。ここで特に、スイッチ制御部111aは、外部スイッチSW1がONからOFFになった際にそれに応じ、スイッチSW5に対しLED部101の状態を停止状態(消灯状態)へ切り替えさせる(スイッチSW5をOFFにする)。
また、制御部111の点検制御部111bは、上記(c)の「点検モード」での点検動作の制御を司るが、特に、スイッチSW5によってLED部101の状態が停止状態(消灯状態)へ切り替えられ又は切り替えられており、さらに所定の信号としてスイッチ制御部111aから「スイッチSW5がLED部101の状態を停止状態へ切り替えた旨の信号」を受け取った場合、蓄電池部113による電力供給に係る点検動作を開始させる。
さらに、点検制御部111bは、「点検モード」での点検動作として、蓄電池部113から照明部114(LED部101)へ電力が供給可能な状態にした場合における、自光検出器102から出力された検出結果、例えば照度値データに基づいて、LED部101の点検結果を決定するのである。ここで点検動作及び点検結果の具体的な内容については、後に図7及び8を用いて詳細に説明を行う。
また、点検制御部111bは、決定した点検結果を(又は異常有りとの点検結果のみを)一時的に所定のメモリに保持した上で、例えば所定期間における一連の点検結果リストとして出力することも好ましい。勿論、決定した点検結果(又は異常有りとの点検結果のみを)を、速報すべく直ちに、又は適宜所定のタイミングで出力してもよい。
いずれにしてもここで出力された点検結果は、通信インタフェース103を介して外部の情報処理装置、例えばパーソナルコンピュータ(PC)2へ送信されてもよく、また、表示器であるディスプレイ104に表示させてもよい。
ここで通信インタフェース103は、種々の無線通信規格、例えばZigBee(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信、Wi-Fi(登録商標)等の無線LAN、さらには携帯電話通信網等の各種事業者通信網(アクセスネットワーク)に対応したものとすることができる。または、電線や光ファイバを用いた有線通信のインタフェースであってもよい。
次に以下、上述した「通常モード」、「停電モード」及び「点検モード」の各々について、具体的に実施される動作の説明を行う。なお本実施形態の前提として、図1(C)に示したように、照明装置1の外部の商用電源からの配線である共通線と充電線との間には、通常(非停電時において)商用交流電力が供給されている。また、外部スイッチSW1が配設されたスイッチ線は充電線と同極であり、外部スイッチSW1がONになる(閉成する)と、共通線とスイッチ線との間に商用交流電力が生起することになっている。
<通常モード>
最初に通常モードを説明する。通常モードとは、照明装置1が商用電源から給電された状態において、スイッチSW5を操作して照明部114の照明動作をON/OFFするモードである。ここでスイッチSW5は上述したように、外部スイッチSW1に連動してON/OFFになる(開閉する)。この通常モードでは、共通線と充電線との間に常時供給されている交流電力が、制御部111を介して電源部112に入力され、電源部112からは直流電力が常時出力されている。
また、通常モードでは、スイッチ制御部111aはスイッチSW2~SW4をONにしている(閉成している)。その結果、照明部114及び蓄電池部113には電源部112から常時、直流電力が供給される。ここで、照明部114には蓄電池部113も接続されているが、電源部112の出力電圧を蓄電池部113の出力電圧よりも高く設定することによって、蓄電池部113側から照明部114へは給電が行われない形になっている。
さらに、スイッチ制御部111aは、共通線とスイッチ線との間の交流電力の供給、すなわち外部スイッチSW1のON/OFF(開閉)を監視しており、把握した外部スイッチSW1のON/OFFに合わせてスイッチSW5をON/OFFにして、これにより照明部114の照明動作をON/OFFさせて制御する。
また、スイッチ制御部111aは、蓄電池部113の電池電圧も監視しており、蓄電池部113の蓄電池が過充電とならないようにスイッチSW3のON/OFFを制御する。例えば、蓄電池としてニッケル水素電池を用いた場合、セル1本当たり1.8Vにまで電圧が上昇したらスイッチSW3をOFFにする(開放する)ことも好ましい。
<停電モード>
次いで停電モードの説明を行う。ここで、停電とは商用電源からの給電が途絶えた状態である。この停電モードにおいても、スイッチ制御部111aはスイッチSW2~SW4をONにしているが(閉成しているが)、電源部112からの電力供給が停止するので結局、照明部114には蓄電池部113から電力が供給されることになる。
ここでスイッチ制御部111aは、共通線と充電線との間の交流電力の供給も監視しており、この供給の停止、すなわち停電を検出したらスイッチSW5をONにして(閉成して)照明部114の照明動作をONにする。この際、スイッチ制御部111aは、外部スイッチSW1がOFFになった(開放した)とも認識することになるが、上記のように停電を検出したことを優先し、この場合、スイッチSW5をスイッチSW1に連動させずにONにする(閉成する)。なお、この蓄電池部113の電力をもって照明部114による照明を実施させる動作を以後、バックアップ動作と称する。
スイッチ制御部111aは、さらに、蓄電池部113が過放電とならないようにスイッチSW4のON/OFF(開閉)を制御する。例えば、蓄電池としてニッケル水素電池を採用した場合、セル1本当たり1.0Vにまで電圧が下降したらスイッチSW4をOFFにする(開放する)。
<点検モード>
最後に、同じく図1(C)の機能ブロック図を用いて点検モードを説明する。点検制御部111bは、スイッチSW5によってLED部101の状態が停止状態(消灯状態)へ切り替えられ又は切り替えられており、さらに、スイッチ制御部111aから所定の信号として「スイッチSW5の停止状態への切り替えに係る信号」を受け取った場合、点検モードに入り、バックアップ動作が正常に行われるか否かを判定するための点検動作を開始させる。
点検制御部111bは具体的に、スイッチ制御部111aから上記の所定信号を取得すると、蓄電池による給電が可能な状態への設定である「蓄電池給電状態の設定」として、スイッチSW2及びSW3をOFFにし(開放し)、スイッチSW4及びSW5をONにする(閉成する)。これにより、商用電力が供給されている状態であっても照明装置1を停電時相当の状態にすることができ、その結果、バックアップ動作が正常に行われるか否かを確認することが可能となる。ここで、設定される点検動作の内容によっては、点検モード時においても「蓄電池給電状態の設定」が行われない時間が存在してもよい(例えば、後に説明する図8(A)及び(B)の例を参照)
ちなみに当然ではあるが、照明装置1における機能構成は図1(C)に示した形態に限定されるものではない。例えば、通常モードでは電源部112から照明部114に給電され、停電モード及び点検モードでは蓄電池部113から照明部114に給電されるような配線及びスイッチ構成ならば、種々のものが適用可能となる。
同じく図1(C)の機能ブロック図において、表示ランプ106は、照明装置1(制御部111)がその時点で起動させている動作モードを、光信号で表示するモード表示部である。例えば、表示ランプ106は、LEDを備えていて通常モード時には当該LEDを点灯させ、一方、点検モード時及び停電モード時には当該LEDを点滅させることも好ましい。または、緑色LEDと赤色LEDとを含み、商用電力が供給されている通常モード時には緑色光を放射し、一方、点検モード時及び停電モード時には赤色光を放射してもよい。
さらに、表示ランプ106における他の好適な実施形態として、表示ランプ106は、点検結果が「正常」であるならば所定色(例えば緑色)の点滅光を発することも好ましい。これにより、点検者は、例えば洞道の天井部に並べて設置された多数の照明装置1における点検結果を、洞道を巡回しつつ又は洞道の出入り口に立って、点滅/不点滅を目視するだけで確認することも可能となるのである。
[照明点検方法の一実施形態]
図2は、本発明に係る照明点検方法の一実施形態を説明するための模式図である。ここで、本実施形態では、洞道に多数の照明装置1が設置されており、全ての照明装置1における点灯状態/消灯状態は、外部スイッチSW1のON/OFFによって切り替え可能となっている。
図2(A)に示したように、最初に点検者(ユーザ)が、外部スイッチSW1をOFFにして、点灯状態にある各照明装置1を消灯状態へ切り替える。またこれにより、照明装置1内のスイッチSW5(図1(C))が連動してOFFとなる。ここで、点検者が外部スイッチSW1をOFFにするのは、単に不要となった照明を落とすためであってもよく、または、それにより各照明装置1の照明点検が実施されることを分かった上でのことであってもよい。
次いで図2(B)に示したように、各照明装置1は、点検制御部111b(図1(C))がスイッチ制御部111aから所定信号(スイッチSW5の停止状態への切り替えに係る信号)を受け取ることにより、点検モードに入り、バックアップ動作が正常に行われるか否かを判定するための点検動作を開始させる。
ここで本実施形態においては、上記の所定信号を受け取ってから直ちに、又は所定時間(例えば5分間)経過後に点検動作を開始し、この点検動作の開始後、所定時間(例えば5秒間)経過後に点検動作を終了する。なお、点検動作終了後は、装置のモードが点検モードから通常モードへ戻り、各照明装置1は消灯状態となる。
ちなみに変更態様として、スイッチ制御部111aは、スイッチSW5が外部スイッチSW1に連動してOFFとなってから所定時間(例えば5分間)経過後に、所定信号(スイッチSW5の停止状態への切り替えに係る信号)を点検制御部111bへ出力してもよい。このような態様をとることによっても点検動作開始のタイミングを調整することができる。例えば、点検者が外部スイッチSW1をOFFにして洞道管理室に設置されたPC2の元へ到着した頃に合わせて、点検動作を開始させ、点検者はその点検動作の様子を、PC2を介してリアルタイムで確認・観察することも可能となるのである。
最後に、図2(C)に示したように、各照明装置1は、
(a)点検モードにおいて、自光検出器102から所定以上の照度値データを取得した場合には「異常無し」との点検結果を決定し、一方、
(b)所定以上の照度値データを取得しなかった場合には「異常有り」との点検結果を決定し、
当該点検結果を直ちに、外部の情報処理装置であるPC2へ送信してもよく、また、ディスプレイ104(図1(C))に表示してもよい。
このような点検結果を受信したPC2は、洞道内において管理している多数の照明装置1についての正常/異常を一括して把握することができる。例えば、所定期間(例えば1か月間)における各照明装置1の正常/異常の履歴を取りまとめて点検結果情報とし、この点検結果情報をテーブルやグラフにして表示したり、点検者(ユーザ)の携帯端末に送信して通知したりすることも可能となる。
なお、各照明装置1は、上記(b)の「異常有り」との点検結果のみを、PC2や点検者の携帯端末へ送信してもよい。この場合でも、修理等の必要な行動を起こすのに最低限必要となる情報を、点検者に通知することができるのである。また、各照明装置1は、決定した点検結果を所定期間(例えば1週間)、所定のメモリに保持し、当該所定期間での点検結果をまとめて外部へ送信してもよい。
さらに、以上に述べた実施形態において、点検結果が「正常」であるならば所定色(例えば緑色)の点滅光を発する表示ランプ106(図1(C))が、各照明装置1に備えられている場合、点検者は、
(a)洞道の出入り口に設置された外部スイッチSW1をOFFにし、
(b)点検動作を開始させ終了させた各照明装置1の表示ランプ106が、所定色の点滅光を発しているか否かを(当該出入り口付近に立ったまま)目視する
だけで、多数の照明装置1における点検結果を容易に確認することもできるのである。
さらに、表示ランプ106の点滅/不点滅が長期間(例えば24時間)維持される設定となっている場合、点検者は、上記(a)における外部スイッチSW1をOFFにしてから相当後に(例えば翌日に)、上記(b)の目視を行うことも可能となる。ちなみに、表示ランプ106の代わりに、LED部101(図1(C))を用いて上述したような点検結果を提供する態様をとることも可能である。この場合、LED部101は、点検結果が「正常」であるならば、(点検制御部111aから指示を受けた照明部114によって)点滅した照明光又は所定パターンで明滅する照明光を放射してもよい。
以上説明したように本実施形態の照明点検方法によれば、外部スイッチをOFFにするだけで、すなわち点検者が個々の装置の元へ赴かなくとも、複数(多数)の照明装置1において点検動作が自動的に一括して開始され、さらに、これらの照明装置1での点検結果が自動的に取りまとめられて、点検結果情報として点検者へ通知される。その結果、点検者による点検作業の負担が大幅に抑制可能となるのである。
[照明装置の他の実施形態]
図3は、本発明による照明装置の他の実施形態を説明するための模式図及び機能ブロック図である。
図3(A)及び(B)に示すように、本実施形態の照明装置1’も、上述した照明装置1と同様、洞道の内部の通行・作業空間を照明するための装置となっており、洞道の天井位置において洞道の伸長方向(y軸方向)に沿って多数並べて設置されている。
この照明装置1’は、無線通信インタフェース105’を備えていて制御部111’が「所定の信号」として無線通信インタフェース105’からの信号を用いる以外、上述した照明装置1と同様の構成要素・機能構成を有しており、同様の構成・配置をもって洞道内に設置されている。
具体的に照明装置1’は、図3(C)の機能ブロック図に示すように、報知信号生成部105a’を含む無線通信インタフェース105’を備えており、さらに、スイッチ制御部111a’及び点検制御部111b’を含む制御部111’を有している。
ここで無線通信インタフェース105’は、報知信号生成部105a’において生成した所定無線信号としての報知信号を、常時又は所定時間(例えば1秒間)間隔をもって発信する。また、点検者(ユーザ)の保持する端末であってこの報知信号を受信したスマートフォン3から、無線応答信号を受信可能となっている。
ちなみに、スマートフォン3には、この報知信号を受信した際、無線応答信号を自動的に発信させる照明点検用アプリ(プログラム)が搭載されていることも好ましい。また、無線通信インタフェース105’とスマートフォン3との通信は、例えばBluetooth(登録商標)やWi-Fi(登録商標)等の規格による無線通信としてもよい。
また、制御部111’のスイッチ制御部111a’は、スイッチ制御部111a(図1(C))と同様、通常モード、停電モード及び点検モードのそれぞれに応じたスイッチSW2~SW5の制御を行う。
さらに、制御部111’の点検制御部111b’は、点検制御部111b(図1(C))と同様、点検モードにおける点検動作の制御を行うが、特に、
(ア)外部スイッチSW1に連動するスイッチSW5によってLED部101の状態が停止状態(消灯状態)へ切り替えられ又は切り替えられている状態で、さらに、
(イ)所定の信号としての(スマートフォン3からの)無線応答信号を、無線通信インタフェース105’を介して受け取った場合、蓄電池部113による電力供給に係る点検動作を開始させる。
以上に説明したような構成を有する照明装置1’に対し、点検者は、図3(B)に示したように洞道内に設置された各照明装置1’の下方を、スマートフォン3を携帯して単に移動するだけで、各照明装置1’における点検動作を自動的に開始させることができる。すなわち、照明装置1’の照明機能の点検動作を、点検者による装置に対する直接の操作・指示によらずに簡単に開始することが可能となるのである。
[照明点検方法の他の実施形態]
図4は、本発明に係る照明点検方法の他の実施形態を説明するための模式図である。ここで、本実施形態では、洞道に多数の照明装置1’が設置されており、全ての照明装置1’における点灯状態/消灯状態は、外部スイッチSW1のON/OFFによって切り替え可能となっている。
図4(A)に示したように、最初に点検者(ユーザ)が、外部スイッチSW1をOFFにして、点灯状態にある各照明装置1’を消灯状態へ切り替える。またこれにより、照明装置1’内のスイッチSW5(図3(C))が連動してOFFとなる。ここで、点検者が外部スイッチSW1をOFFにするのは、単に不要となった照明を落とすためであってもよく、または、この後自らが又は別の点検者がスマートフォン3を携帯して洞道内を巡回するためであってもよい。
次いで、同じく図4(A)に示したように、各照明装置1’は本実施形態において、スイッチSW5(図3(C))がOFFになったことに連動して(又は常時)、報知信号を所定時間間隔で発信する。さらに、点検者がそのような状態の洞道内を、スマートフォン3を携帯して(さらにはヘッドライト等の照明手段を携えて)巡回し、各照明装置1’の直下近傍を通過していくが、その際、スマートフォン3は各照明装置1’との間で順次、報知信号及び無線応答信号のやり取りを自動的に行う。
ここで、各照明装置1’は、点検制御部111b’(図3(C))が無線通信インタフェース105’から所定信号(受信された無線応答信号)を受け取ることにより、点検モードに入り、図4(B)に示すように、バックアップ動作が正常に行われるか否かを調査する点検動作を開始させる。
ここで本実施形態においても、上記の所定信号を受け取ってから直ちに(又は所定の短時間(例えば0.5秒)経過後に)点検動作を開始し、この点検動作の開始後、所定時間(例えば5秒)経過後に点検動作を終了することも好ましい。これにより、点検者は、各照明装置1’に近づいた際、自動的に開始された点検動作の様子(例えばLED部101の点灯の様子)を視認することも可能となる。
また、点検結果がディスプレイ104(図3(C))に表示される場合、その表示をもって点検結果を確認することもできる。なお本実施形態においても、点検動作終了後は、装置のモードが点検モードから通常モードへ戻り、各照明装置1’は消灯状態となる。
さらに変更態様として、上記の所定信号を受け取ってから所定時間(例えば5分間)経過後に点検動作を開始してもよい。これにより、点検動作開始のタイミングを調整することができる。例えば、点検者が洞道内の巡回を終えて洞道管理室に設置されたPC2の元へ戻った頃に合わせて、点検動作を開始させ、点検者はその点検動作の様子を、PC2を介してリアルタイムで確認・観察することも可能となるのである。
最後に、図4(C)に示したように、各照明装置1’は、
(a)点検モードにおいて、自光検出器102から所定以上の照度値データを取得した場合には「異常無し」との点検結果を決定し、一方、
(b)所定以上の照度値データを取得しなかった場合には「異常有り」との点検結果を決定し、
当該点検結果を直ちに、外部の情報処理装置であるPC2や点検者のスマートフォン3へ送信してもよく、また、ディスプレイ104(図3(C))に表示してもよい。
このような点検結果を受信したPC2やスマートフォン3は、洞道内において管理している多数の照明装置1’についての正常/異常を一括して把握することができる。例えば、所定期間(例えば1か月間)における各照明装置1’の正常/異常の履歴を取りまとめて点検結果情報とし、この点検結果情報をテーブルやグラフにして表示したり、他の情報処理装置に送信して通知したりすることも可能となる。
なお、各照明装置1’は、上記(b)の「異常有り」との点検結果のみを、PC2やスマートフォン3へ送信してもよい。この場合でも、修理等の必要な行動を起こすのに最低限必要となる情報を、点検者に通知することができるのである。また、各照明装置1’は、決定した点検結果を所定期間(例えば1週間)所定のメモリに保持し、当該所定期間での点検結果をまとめて外部へ送信してもよい。
以上説明したように本実施形態の照明点検方法によれば、点検者(ユーザ)が所定の端末を携帯して個々の装置の近傍を巡回するだけで、各照明装置1’において点検動作が自動的に開始され、さらに、これらの照明装置1’での点検結果が自動的に取りまとめられて、点検結果情報として点検者へ通知される。その結果、点検者による点検作業の負担が大幅に抑制可能となるのである。
図5は、本発明に係る照明点検方法の更なる他の実施形態を説明するための模式図である。ここで、本実施形態では、洞道に多数の照明装置1’が設置されており、全ての照明装置1’は、外部スイッチSW1がONであることに対応して当初、点灯状態となっている。
図5(A)に示したように、各照明装置1’は本実施形態において、スイッチSW5(図3(C))がONであることに連動して(又は常時)、報知信号を所定時間間隔で発信する。また、点検者(ユーザ)がこのような状態の照明された洞道内を、スマートフォン3を携帯して巡回し、各照明装置1’の直下近傍を通過していくが、その際、スマートフォン3は各照明装置1’との間で順次、報知信号及び無線応答信号のやり取りを自動的に行う。
ここで、本実施形態の各照明装置1’のスイッチ制御部111a’(図3(C))は、無線通信インタフェース105’から「受信された無線応答信号」を受け取ると、スイッチSW5(図3(C))をOFFにし、さらに点検制御部111b’(図3(C))へ所定信号(スイッチSW5の停止状態への切り替えに係る信号)を出力するように設定されている。すなわちスイッチ制御部111a’は、無線応答信号が受信された際にそれに応じ、スイッチSW5に対しLED部101の状態を消灯状態へ切り替えさせる。
各照明装置1’は、このように点検制御部111b’がスイッチ制御部111a’から所定信号(スイッチSW5の停止状態への切り替えに係る信号)を受け取った場合、点検モードに入り、図5(B)に示すように、バックアップ動作が正常に行われるか否かを判定するための点検動作を開始させるのである。
ここで本実施形態においても、上記の所定信号を受け取ってから直ちに(又は所定の短時間(例えば0.5秒)経過後に)点検動作を開始し、この点検動作の開始後、所定時間(例えば5秒)経過後に点検動作を終了することも好ましい。これにより、点検者は、各照明装置1’に近づいた際、自動的に開始された点検動作の様子(例えばLED部101の点灯の様子)を視認することも可能となる。
また、点検結果がディスプレイ104(図3(C))に表示される場合、その表示をもって点検結果を確認することもできる。なお本実施形態では、点検動作終了後は、装置のモードが点検モードから通常モードへ戻り、各照明装置1’は点灯状態となる。
さらに変更態様として、上記の所定信号を受け取ってから所定時間(例えば5分間)経過後に点検動作を開始してもよい。これにより、点検動作開始のタイミングを調整することができる。例えば、点検者が洞道内の巡回を終えて洞道管理室に設置されたPC2の元へ戻った頃に合わせて、点検動作を開始させ、点検者はその点検動作の様子を、PC2を介してリアルタイムで確認・観察することも可能となるのである。
最後に、図5(C)に示したように、各照明装置1’は、
(a)点検モードにおいて、自光検出器102から所定以上の照度値データを取得した場合には「異常無し」との点検結果を決定し、一方、
(b)所定以上の照度値データを取得しなかった場合には「異常有り」との点検結果を決定し、
当該点検結果を直ちに、外部の情報処理装置であるPC2や点検者のスマートフォン3へ送信してもよく、また、ディスプレイ104(図3(C))に表示してもよい。
このような点検結果を受信したPC2やスマートフォン3は、洞道内において管理している多数の照明装置1’についての正常/異常を一括して把握することができる。例えば、所定期間(例えば1か月間)における各照明装置1’の正常/異常の履歴を取りまとめて点検結果情報とし、この点検結果情報をテーブルやグラフにして表示したり、他の情報処理装置に送信して通知したりすることも可能となる。
なお、各照明装置1’は、上記(b)の「異常有り」との点検結果のみを、PC2やスマートフォン3へ送信してもよい。この場合でも、修理等の必要な行動を起こすのに最低限必要となる情報を、点検者に通知することができるのである。また、各照明装置1’は、決定した点検結果を所定期間(例えば1週間)所定のメモリに保持し、当該所定期間での点検結果をまとめて外部へ送信してもよい。
以上説明したように本実施形態の照明点検方法によれば、点検者(ユーザ)が所定の端末を携帯して個々の装置の近傍を巡回するだけで、各照明装置1’において点検動作が自動的に開始され、さらに、これらの照明装置1’での点検結果が自動的に取りまとめられて、点検結果情報として点検者へ通知される。その結果、点検者による一連の点検作業の負担が大幅に抑制可能となる。また本実施形態では、点検者は照明された洞道内を巡回することができ、例えば照明器を携帯する必要がないのである。
図6は、本発明に係る照明点検方法の更なる他の実施形態を説明するための模式図である。ここで、本実施形態では、洞道に多数の照明装置1’が設置されており、全ての照明装置1’は、外部スイッチSW1がONであることに対応して、又は外部スイッチSW1がOFFからONになったことに対応して点灯状態となっている。
図6(A)に示したように、各照明装置1’は本実施形態において、スイッチSW5(図3(C))がONであることに連動して(又は常時)、報知信号を所定時間間隔で発信する。また、点検者(ユーザ)がこのような状態の照明された洞道内を、スマートフォン3を携帯して巡回し、各照明装置1’の直下近傍を通過していくが、その際、スマートフォン3は各照明装置1’との間で順次、報知信号及び無線応答信号のやり取りを自動的に行う。
ここで、本実施形態の各照明装置1’の点検制御部111b’(図3(C))は、当初図3(C)を用いて説明した態様とは異なり、
(a)スイッチSW5によってLED部101の状態が点灯状態へ切り替えられ又は切り替えられており、さらに、
(b)所定の信号として、無線応答信号を、無線通信インタフェース105’を介して受け取った場合、
点検動作を開始させるように設定されている。
各照明装置1’はこのように、LED部101が点灯状態の下で、点検制御部111b’が無線通信インタフェース105’から所定信号(受信された無線応答信号)を受け取ることにより、点検モードに入り、図6(B)に示すように、バックアップ動作が正常に行われるか否かを調査する点検動作を開始させるのである。
ここで本実施形態においても、上記の所定信号を受け取ってから直ちに(又は所定の短時間(例えば0.5秒)経過後に)点検動作を開始し、この点検動作の開始後、所定時間(例えば5秒)経過後に点検動作を終了することも好ましい。これにより、点検者は、各照明装置1’に近づいた際、自動的に開始された点検動作の様子(例えばLED部101の点灯の様子)を視認することも可能となる。
また、点検結果がディスプレイ104(図3(C))に表示される場合、その表示をもって点検結果を確認することもできる。なお本実施形態においても、点検動作終了後は、装置のモードが点検モードから通常モードへ戻り、各照明装置1’は点灯状態となる。
さらに変更態様として、上記の所定信号を受け取ってから所定時間(例えば5分間)経過後に点検動作を開始してもよい。これにより、点検動作開始のタイミングを調整することができる。例えば、点検者が洞道内の巡回を終えて洞道管理室に設置されたPC2の元へ戻った頃に合わせて、点検動作を開始させ、点検者はその点検動作の様子を、PC2を介してリアルタイムで確認・観察することも可能となるのである。
最後に、図6(C)に示したように、各照明装置1’は、
(a)点検モードにおいて、自光検出器102から所定以上の照度値データを取得した場合には「異常無し」との点検結果を決定し、一方、
(b)所定以上の照度値データを取得しなかった場合には「異常有り」との点検結果を決定し、
当該点検結果を直ちに、外部の情報処理装置であるPC2や点検者のスマートフォン3へ送信してもよく、また、ディスプレイ104(図3(C))に表示してもよい。
このような点検結果を受信したPC2やスマートフォン3は、洞道内において管理している多数の照明装置1’についての正常/異常を一括して把握することができる。例えば、所定期間(例えば1か月間)における各照明装置1’の正常/異常の履歴を取りまとめて点検結果情報とし、この点検結果情報をテーブルやグラフにして表示したり、他の情報処理装置に送信して通知したりすることも可能となる。
なお、各照明装置1’は、上記(b)の「異常有り」との点検結果のみを、PC2やスマートフォン3へ送信してもよい。この場合でも、修理等の必要な行動を起こすのに最低限必要となる情報を、点検者に通知することができるのである。また、各照明装置1’は、決定した点検結果を所定期間(例えば1週間)所定のメモリに保持し、当該所定期間での点検結果をまとめて外部へ送信してもよい。
以上説明したように本実施形態の照明点検方法によれば、点検者(ユーザ)が所定の端末を携帯して個々の装置の近傍を巡回するだけで、各照明装置1’において点検動作が自動的に開始され、さらに、これらの照明装置1’での点検結果が自動的に取りまとめられて、点検結果情報として点検者へ通知される。その結果、点検者による一連の点検作業の負担が大幅に抑制可能となる。また本実施形態では、点検者は照明された洞道内を巡回することができ、例えば照明器を携帯する必要がない。
ちなみに更なる他の実施形態として、図1及び図2を用いて説明した照明装置1の点検制御部111bは、当初図1(C)を用いて説明した態様とは異なり、
(a)スイッチSW5によってLED部101の状態が点灯状態へ切り替えられ又は切り替えられており、さらに、
(b)スイッチ制御部111a(図1(C))から、所定の信号として「スイッチSW5の点灯状態(発光状態)へ切り替えに係る信号」を受け取った場合、
蓄電池部113による電力供給に係る点検動作を開始させるように設定されていてもよい。この場合、例えば外部スイッチSW1をOFFからONにすることによって、それに連動してスイッチSW5がONとなり、その結果、点検動作が開始されるのである。
このような実施形態では、例えば多数の照明装置1が洞道の天井部に並べて設置されており、各照明装置1は、点検結果が「正常」であるならば所定色(例えば緑色)の点滅光を発する表示ランプ106(図1(C))を備えている場合において、点検者は、
(a)洞道の出入り口に設置された外部スイッチSW1をONにして洞道内に入り、
(b)点検動作を開始させ終了させた各照明装置1の表示ランプ106が、所定色の点滅光を発しているか否かを(洞道内を巡回しつつ又は当該出入り口付近に立ったまま)目視により確認する
だけで、多数の照明装置1における点検結果を容易に確認することも可能となるのである。
ちなみに上記の場合において、表示ランプ106の代わりに、LED部101(図1(C))を用いて上述したような点検結果を提供する態様をとることも可能である。この場合、LED部101は、点検結果が「正常」であるならば、(点検制御部111aから指示を受けた照明部114によって)点滅した照明光又は所定パターンで明滅する照明光を放射してもよい。
[照明点検動作]
図7は、本発明に係る点検動作の一実施形態を示すタイミングチャートである。
図7(A)及び(B)によれば、最初に点検制御部111b(又は111b’)が所定信号を受け取ったことを受け、「点検モード起動」信号を出力し、点検モードを起動させる。これにより、所定時間T_checkの間、「点検動作」信号がONとなり、点検動作が行われる。
ここで、図7(A)の例では、自光検出器102から出力された、LED部101からの放射光についての「照度」信号の値が、所定時間T_checkにおける所定割合以上の時間で所定閾値以上となっている。またこれを受けて、照度が所定閾値以上であるか否かを判定した結果である「照度判定結果」信号も、所定時間T_checkにおける所定割合以上の時間でONとなっている。これにより、点検結果は「正常」に決定され、例えばディスプレイ104に「正常」である旨の表示が行われる。この際勿論、「正常」との点検結果が、通信インタフェース103を介して外部の情報処理装置へ送信されてもよい。
一方、図7(B)の例では、自光検出器102から出力された「照度」信号の値が、所定時間T_checkにおいて概ね照度ゼロを示しており、それ故所定閾値未満となっている。またこれを受けて、「照度判定結果」信号が、所定時間T_checkにおける所定割合以上の時間で(図7(B)では全時間で)OFFとなっている。これにより、点検結果は「異常」に決定され、例えばディスプレイ104に「異常」である旨の表示が行われる。この際勿論、「異常」との点検結果が、通信インタフェース103を介して外部の情報処理装置へ送信されてもよい。
図8は、本発明に係る点検動作の他の実施形態を示すタイミングチャートである。
図8(A)によれば、最初に点検制御部111b(又は111b’)が所定信号を受け取ったことを受け、「点検モード起動」信号を出力し、点検モードを起動させる。これにより、所定時間T_checkの間、「点検動作」信号がONとなり、点検動作が実施される。
ここで点検動作として、所定時間T_checkの前半では、蓄電池による給電が可能な状態への設定である「蓄電池給電状態の設定」が行われず、一方、所定時間T_checkの後半では「蓄電池給電状態の設定」が行われる。図8(A)の例では、このような点検動作の結果、自光検出器102から出力された「照度」信号の値は、当該前半では概ね照度ゼロを示し、一方、当該後半では点灯状態を示す有限値となっている。
点検制御部111b(又は111b’)は、当該前半での「照度」信号値(又はその平均値)を基準値として、当該後半における「照度」信号値とこの基準値との差ΔLを算出し、ΔLが所定閾値以上であれば「照度判定結果」信号をONとする。図8(A)の例では、当該後半において「照度判定結果」信号がONとなっている。これを受けて点検結果は「正常」に決定され、例えばディスプレイ104に「正常」である旨の表示が行われる。この際勿論、「正常」との点検結果が、通信インタフェース103を介して外部の情報処理装置へ送信されてもよい。
このように、差ΔLを用いて正常/異常の判定を行うことによって、点検時における想定していない外光(例えば仮設の照明器具からの光)の影響を点検結果から排除することが可能となるのである。
さらに点検動作の他の実施形態として、図8(B)によれば、最初に点検制御部111b(又は111b’)が所定信号を受け取ったことを受け、「点検モード起動」信号を出力し、点検モードを起動させる。これにより、比較的長期である所定時間T_checkの間、「点検動作」信号がONとなり、点検動作が実施される。
ここで点検動作として、点検動作が開始してから所定時間T_cycle1経過後に「蓄電池給電状態の設定」が所定の短時間行われ、さらにこの後、T_cycle2経過後に「蓄電池給電状態の設定」が所定の短時間行われ、さらにこの後、といったように「蓄電池給電状態の設定」がN回(Nは2以上の整数)行われる。図8(B)の例では、このような点検動作の結果、自光検出器102から出力された「照度」信号の値は、1回目及び2回目の「蓄電池給電状態の設定」時では所定閾値以上となっているが、3回目の「蓄電池給電状態の設定」時では所定閾値未満となっている。
さらに、図8(B)の例ではこれを受けて、照度が所定閾値以上であるか否かを判定した結果である「照度判定結果」信号が、1回目及び2回目の「蓄電池給電状態の設定」時ではONとなっているが、3回目の「蓄電池給電状態の設定」時ではOFF(のまま)となっている。
またこれを受けて点検結果は、1回目及び2回目の「蓄電池給電状態の設定」については「正常」に決定され、例えばディスプレイ104に「正常」である旨の表示が行われる。一方、3回目の「蓄電池給電状態の設定」については「異常」に決定され、例えばディスプレイ104に「異常」である旨の表示が行われるのである。ここで勿論、「正常/異常」の点検結果が、通信インタフェース103を介して外部の情報処理装置へ送信されてもよい。
このように、短時間の「蓄電池給電状態の設定」を、所定時間間隔をおいて複数回繰り返す点検動作を実施することによって、バックアップ動作の開始と終了とが常時安定して円滑に行われるか否かの情報が取得可能となるのである。
以上図7及び8を用いて点検動作のいくつかの実施形態を説明したが、本発明に係る点検動作は当然、これらに限定されるものではなく、その他種々の点検動作が可能である。例えば、規定未満の電力によるバックアップ動作を試みたり、照度を連続的に又は段階的に上げさせたりするような点検動作も採用可能となっている。
以上、本発明によれば、照明装置に対し、例えば点検者が点検用の紐を引っ張ったりリモコンを操作したり、さらには装置近傍で点検光に手をかざしたりせずとも、自動的に点検動作を開始することができる。すなわち、照明装置における照明機能の点検動作を、点検者による装置に対する直接の操作・指示によらずに簡単に開始することが可能となるのである。
また、点検動作の開始用として、装置内から外部に操作用の道具を出したり外部から特別な操作用の機器を取り入れたりすることもないので、必要に応じて照明装置の全体を密封することもでき、防水性や防塵性を高めることが可能となる。従って、例えば洞道等の高湿度の環境下、又は坑道等の粉塵の多い環境下でも、高い信頼性をもって使用可能な照明装置を提供することができるのである。
なお、以上に述べた実施形態は全て、本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は、他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って、本発明の範囲は、特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
1、1’ 照明装置
101 LED部
102 自光検出器
103 通信インタフェース
104 ディスプレイ
105’ 無線通信インタフェース
106 表示ランプ
111、111’ 制御部
111a、111a’ スイッチ(SW)制御部
111b、111b’ 点検制御部
112 電源部
113 蓄電池部
114 照明部
2 PC(情報処理装置)
3 スマートフォン(端末)

Claims (13)

  1. 外部の電源から供給される電力によって光源を発光させる照明装置であって、
    前記外部の電源からの電力供給が停止した際に前記光源に電力を供給可能な蓄電池と、
    前記光源の状態を発光状態又は停止状態へ切り替え可能なスイッチと、
    外部の所定スイッチがONからOFFになった際にそれに応じ、前記スイッチに対し前記光源の状態を停止状態へ切り替えさせるスイッチ制御手段と、
    前記スイッチによって前記光源の状態が停止状態へ切り替えられ又は切り替えられており、さらに所定の信号として、停止状態への切り替えに係る信号を前記スイッチ制御手段から受け取った場合、前記蓄電池による電力供給に係る点検動作を開始させる点検制御手段と
    を有することを特徴とする照明装置。
  2. 外部の電源から供給される電力によって光源を発光させる照明装置であって、
    前記外部の電源からの電力供給が停止した際に前記光源に電力を供給可能な蓄電池と、
    前記光源の状態を発光状態又は停止状態へ切り替え可能なスイッチと、
    所定の無線信号を受信した際に所定の無線応答信号を送信可能な外部の端末に対し、当該所定の無線信号を送信可能であって、前記端末から当該所定の無線応答信号を受信可能な無線通信インタフェースと、
    前記スイッチによって前記光源の状態が停止状態へ切り替えられ又は切り替えられており、さらに所定の信号として、当該所定の無線応答信号を、前記無線通信インタフェースを介して受け取った場合、前記蓄電池による電力供給に係る点検動作を開始させる点検制御手段と
    を有することを特徴とする照明装置。
  3. 外部の電源から供給される電力によって光源を発光させる照明装置であって、
    前記外部の電源からの電力供給が停止した際に前記光源に電力を供給可能な蓄電池と、
    前記光源の状態を発光状態又は停止状態へ切り替え可能なスイッチと、
    所定の無線信号を受信した際に所定の無線応答信号を送信可能な外部の端末に対し、当該所定の無線信号を送信可能であって、前記端末から当該所定の無線応答信号を受信可能な無線通信インタフェースと、
    当該所定の無線応答信号が受信された際にそれに応じ、前記スイッチに対し前記光源の状態を停止状態へ切り替えさせるスイッチ制御手段と、
    前記スイッチによって前記光源の状態が停止状態へ切り替えられ又は切り替えられており、さらに所定の信号として、停止状態への切り替えに係る信号を前記スイッチ制御手段から受け取った場合、前記蓄電池による電力供給に係る点検動作を開始させる点検制御手段と
    を有することを特徴とする照明装置。
  4. 前記光源からの光を検出可能な光検出器を更に有し、
    前記点検制御手段は、当該点検動作として前記蓄電池から前記光源へ電力が供給可能な状態にした場合における前記光源からの光の検出結果に基づいて、前記光源に係る点検結果を決定する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の照明装置。
  5. 前記光源からの光を検出可能な光検出器を更に有し、
    前記点検制御手段は、当該点検動作として前記蓄電池から前記光源へ電力が供給可能な状態にした場合における前記光源からの光の検出結果と、当該点検動作として前記蓄電池から前記光源へ電力が供給されない状態にした場合における前記光源からの光の検出結果との差異に基づいて、前記光源に係る点検結果を決定する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記点検制御手段は、決定した点検結果を、又は異常有りとの点検結果のみを、一時的に保持して、直ちに、又は適宜出力し、
    前記照明装置は、出力された当該点検結果を表示可能な表示器を更に有する
    ことを特徴とする請求項又はに記載の照明装置。
  7. 前記点検制御手段は、当該点検動作が開始されてから所定時間経過後に、当該点検動作を終了させることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の照明装置。
  8. 前記点検制御手段は、当該所定の信号を受け取ってから所定時間経過後に、当該点検動作を開始させることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の照明装置。
  9. 外部の電源から供給される電力によって光源を発光させる照明装置であって、
    前記外部の電源からの電力供給が停止した際に前記光源に電力を供給可能な蓄電池と、
    前記光源の状態を発光状態又は停止状態へ切り替え可能なスイッチと、
    外部の所定スイッチがOFFからONになった際にそれに応じ、前記スイッチに対し前記光源の状態を発光状態へ切り替えさせるスイッチ制御手段と、
    前記スイッチによって前記光源の状態が発光状態へ切り替えられ又は切り替えられており、さらに所定の信号として、発光状態への切り替えに係る信号を前記スイッチ制御手段から受け取った場合、前記蓄電池による電力供給に係る点検動作を開始させる点検制御手段と
    を有することを特徴とする照明装置。
  10. 外部の電源から供給される電力によって光源を発光させる照明装置であって、
    前記外部の電源からの電力供給が停止した際に前記光源に電力を供給可能な蓄電池と、
    前記光源の状態を発光状態又は停止状態へ切り替え可能なスイッチと、
    所定の無線信号を受信した際に所定の無線応答信号を送信可能な外部の端末に対し、当該所定の無線信号を送信可能であって、前記端末から当該所定の無線応答信号を受信可能な無線通信インタフェースと、
    前記スイッチによって前記光源の状態が発光状態へ切り替えられ又は切り替えられており、さらに所定の信号として、当該所定の無線応答信号を、前記無線通信インタフェースを介して受け取った場合、前記蓄電池による電力供給に係る点検動作を開始させる点検制御手段と
    を有することを特徴とする照明装置。
  11. 前記光源からの光を検出可能な光検出器を更に有し、
    前記点検制御手段は、当該点検動作として前記蓄電池から前記光源へ電力が供給可能な状態にした場合における前記光源からの光の検出結果に基づいて、前記光源に係る点検結果を決定する
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の照明装置。
  12. 前記点検制御手段は、決定した点検結果を、又は異常有りとの点検結果のみを、一時的に保持して、直ちに、又は適宜出力し、
    前記照明装置は、出力された当該点検結果を外部の情報処理装置へ送信可能な通信インタフェースを更に有する
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の照明装置。
  13. 請求項12に記載された複数の照明装置と、
    当該点検結果を受信し、当該点検結果を用いて所定の点検結果情報を生成し出力する情報処理装置と
    を有することを特徴とする自動点検機能付照明システム。
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