JP7340756B2 - 飛行体制御システムおよび飛行体制御方法 - Google Patents

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Description

本開示は、飛行体制御システムおよび飛行体制御方法に関する。
特許文献1には、無人飛行体の性能および機能等に与える影響を抑えつつ無人飛行体に非接触給電により電力を受電する技術が開示されている。具体的には、無人飛行体は、飛行制御装置が設けられる台座部と、台座部から周方向に所定長さで延出して推力発生装置が設けられる複数のアームと、飛行制御装置または推力発生装置に電力を供給するバッテリと、台座部の下方に積載物を搭載するための空間を確保しつつ、台座部の下方に延出して設けられる脚支柱とを備える。この無人飛行体の台座部よりも高い位置に、非接触給電によりバッテリに供給する電力を受電する受電コイルが設けられる。
国際公開第2018/011879号
本開示は、既定の初期位置からの飛行体の少なくとも離陸動作を円滑に実行し、飛行体を利用した被点検対象の状態を把握する点検業務の利便性を向上する飛行体制御システムおよび飛行体制御方法を提供することを目的とする。
本開示は、飛行体と前記飛行体の保持および保持解除が可能な設置台とを、相互に通信可能に備える飛行体制御システムであって、前記設置台は、前記飛行体を電磁的に保持可能な第1保持部と、前記飛行体を機械的に拘束可能な第2保持部と、を備え、前記飛行体は、離陸指示の受信に基づいて、保持解除指示を前記設置台に通知し、前記設置台は、前記保持解除指示の受信に基づいて、前記第2保持部による前記飛行体の保持を解除するとともに、解除完了通知を前記飛行体に通知し、前記飛行体は、既定の初期位置から離陸するための推力を制御し、前記推力が第1閾値以上となった場合に開始通知を前記設置台に通知し、前記設置台は、前記開始通知の受信に基づいて、前記第1保持部による前記飛行体を保持解除するとともに、前記保持解除の完了通知を前記飛行体に通知し、前記飛行体は、前記完了通知の受信に基づいて、前記第1閾値未満の第2閾値となるまで前記推力を制御して前記初期位置から離陸する、飛行体制御システムを提供する。
また、本開示は、飛行体と前記飛行体の保持および保持解除が可能な設置台とを、相互に通信可能に備える飛行体制御システムにより実行される飛行体制御方法であって、前記設置台は、前記飛行体を電磁的に保持可能な第1保持部と、前記飛行体を機械的に拘束可能な第2保持部と、を備え、離陸指示の受信に基づいて、保持解除指示を前記設置台に通知し、前記保持解除指示の受信に基づいて、前記第2保持部による前記飛行体の保持を解除するとともに、解除完了通知を前記飛行体に通知し、既定の初期位置から離陸するための推力を制御し、前記推力が第1閾値以上となった場合に開始通知を前記設置台に通知し、前記開始通知の受信に基づいて、前記第1保持部による前記飛行体を保持解除するとともに、前記保持解除の完了通知を前記飛行体に通知し、前記完了通知の受信に基づいて、前記第1閾値未満の第2閾値となるまで前記推力を制御して前記初期位置から離陸する、飛行体制御方法を提供する。
本開示によれば、既定の初期位置からの飛行体の少なくとも離陸動作を円滑に実行でき、飛行体を利用した被点検対象の状態を把握する点検業務の利便性を向上できる。
実施の形態1に係る飛行体制御システムの概要を示す図 飛行体の外形の一例を示す平面図 設置台の外形の一例を示す平面図 アーム部の開閉動作の一例を示す図 飛行体が設置台から離陸する状況を示す図 飛行体制御システムのシステム構成の一例を示すブロック図 飛行体の構成を示すブロック図 実施の形態1に係る飛行体制御システムによる離陸制御シーケンスの一例を示す図 実施の形態1に係る飛行体制御システムによる着陸制御シーケンスの一例を示す図
(本開示の実施の形態に至る経緯)
特許文献1では、無人飛行体は、充電時に充電ステーションの送電コイルからの電力を非接触給電により受電するために充電ステーション側に設けられたフックを介して吊り下げられた状態となっている。このため、特許文献1の技術は、例えば充電ステーションから無人飛行体が離陸動作(つまり充電ステーションから離反する飛行動作)および着陸動作(つまり充電ステーションに帰着する飛行動作)のうち少なくとも離陸動作を行うことは想定されていない。例えば、無人飛行体により空撮あるいは点検される被点検対象の状態を点検者が知りたい場合、特許文献1の技術では充電ステーションからの吊り下げ構造を解除することができず、点検者の利便性が向上しない。
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係る飛行体制御システムおよび飛行体制御方法を具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明および実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
図1は、実施の形態1に係る飛行体制御システム5の概要を示す図である。飛行体制御システム5は、一例として、室内等の閉空間100あるいはその内部にある対象(被点検対象)を点検するシステムであり、閉空間100の内部に配置される。閉空間100では、点検者hmは、端末10を所持する。また、閉空間100の天井には、設置台50が取り付けられる。飛行体30は、設置台50に停留可能である。図1では、点検者hmは、端末10を操作し、飛行体30に設置台50の取付位置からの離陸を指示する。飛行体30は、端末10からの指示に従い、設置台50から離陸し、閉空間100を自律飛行する(言い換えると、端末10からの指示に従わなくても自律的に飛行可能である)。なお、飛行体制御システム5は、上述した閉空間100を点検することに限定されず、閉空間以外の空間内も点検対象としてよい。例えば、飛行体制御システム5は、設置台50を橋梁の下面側に設置し、この下面側から飛行体30を離陸したり、この下面側に着陸したりしてよい。なお、この橋梁の下は不整地でもよいし、斜面が形成された地面であっても構わない。
図2は、飛行体30の外形の一例を示す平面図である。飛行体30は、飛行体30の動作を制御可能な制御基板を内蔵する制御ボックス311と、4つのモータ372にそれぞれ軸支された4枚の回転翼371(つまりプロペラ)と、振動および衝撃を吸収するリング状のバンパー318と、飛行体30から見て上方を撮像可能な上カメラ34とを含む。4つのモータ372のそれぞれは、制御ボックス311の胴部から突出した4本の支持部材373に取り付けられる。飛行体30は、4つのモータ372のそれぞれを駆動し、回転翼371の回転によって回転数等から飛行するための推力を推定しながら制御して得る。なお、本明細書では、飛行は、三次元的な移動を含み、上昇だけでなく、下降、ホバリング(宙に浮いた状態を維持すること)も総括的に含む概念を意味する。リング状のバンパー318の上面の4方向には、略等間隔あるいは等間隔に磁性体313が取り付けられている。磁性体313は、設置台50に取り付けられた電磁ホルダ55(図3参照)によって吸着可能である。磁性体313は、外部の磁力によって磁化される強磁性体(特に軟磁性体)である。
図3は、設置台50の外形の一例を示す平面図である。設置台50は、円環状のプレート511と、プレート511の周縁部の4方向にそれぞれ取り付けられた4つのアーム部56と、プレート511を閉空間100の天井から吊り下げる4本のロッド512と、プレート511の周面の4方向にそれぞれ取り付けられた電磁ホルダ55とを有する。図3の平面図は、図1において点検者hmのいる位置から真上に天井を見る方向における平面図である。電磁ホルダ55は、例えば、電磁石を用いた電磁ホルダ(第1の電磁ホルダ)と、永久磁石および電磁石を用いた永電磁ホルダ(第2の電磁ホルダ)との2種類のうちいずれであっても構わない。電磁ホルダ55が上述した第1の電磁ホルダである場合、通電時に磁力を発し、非通電時に磁力を発しない。また、電磁ホルダ55が第2の電磁ホルダである場合、通電時に磁力を発せず、非通電時に磁力を発する。また、プレート511の内部には、設置台50の動作を制御可能な制御基板(不図示)が設けられる。
図4は、アーム部56の開閉動作の一例を示す図である。アーム部56は、プレート511の周縁部に取り付けられたモータ564と、モータ564の回転軸に軸支され、この回転軸を中心に水平位置および垂直位置のそれぞれに回動自在な把持部材562とを有する。把持部材562は、略L字状あるいはL字状に屈曲した形状を有する。把持部材562の先端部には、爪部562aが形成される。
アーム部56は、飛行体30が設置台50から離陸する時、把持部材562を外側(言い換えると、飛行体30を解放する側)に開く。また、アーム部56は、飛行体30が設置台50に着陸した時、把持部材562を内側(言い換えると、飛行体30を内包する側)に閉じる。このとき、爪部562aは、設置台50に固定された飛行体30のバンパー318の下面に当接し、飛行体30を拘束する。
図5は、飛行体30が設置台50から離陸する状況を示す図である。飛行体30が設置台50に固定されている状況では、飛行体30の制御ボックス311が設置台50の円環状のプレート511の開口部から天井方向に突出する。また、飛行体30のバンパー318の上面に取り付けられた磁性体313は、設置台50のプレート511の下面に取り付けられた電磁ホルダ55に吸着される。また、アーム部56の把持部材562は、飛行体30のバンパー318の下に一部入り込み、閉じた状態にある。このとき、把持部材562の先端に形成された爪部562aは、飛行体30のバンパー318の下面に当接し、アーム部56が飛行体30を下側から支持する。
一方、飛行体30が設置台50から離陸する場合、アーム部56の把持部材562は、飛行体30のバンパー318の下から外側に出て、開いた状態になる。このとき、爪部562aは、バンパー318の下面から離れ、飛行体30を解放する。
図6は、飛行体制御システム5のシステム構成の一例を示すブロック図である。飛行体制御システム5は、端末10と、飛行体30と、設置台50とを含む構成である。端末10は、点検者hmに所持され、飛行体30の離陸の指示を含む点検者hmの操作を受け付ける。端末10は、プロセッサ11と、操作部13と、通信部15と、メモリ17と、表示部18と、ストレージ19とを備える。
プロセッサ11は、メモリ17に記憶されたプログラムを実行することで、入出力処理、演算処理、記憶処理等を含む各種機能を実現する。プロセッサ11は、例えばMPU(Micro Processing Unit)、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphical Processing Unit)等を用いて構成される。また、プロセッサ11は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で設計された専用の電子回路、あるいはFPGA(Field Programmable Gate Array)等で再構成可能に設計された電子回路で構成されてもよい。
プロセッサ11は、通信部15を介して、飛行体30からのデータを取得する。プロセッサ11は、操作部13を介して入力されたデータを取得する。プロセッサ11は、メモリ17に保持されたデータを取得する。プロセッサ11は、通信部15を介して、飛行体30に離陸の指示、および各種データ(例えば位置、速度、飛行経路の情報)を送信可能である。プロセッサ11は、離陸完了、着陸通知等の表示情報を表示部18に表示する。
操作部13は、端末10の点検者による操作を受け付ける。操作部13は、ボタン、キー、マウス、キーボード、タッチパッド、タッチパネル、マイクロホン等の入力装置を含む。操作部13は、入力装置を用いたタッチ操作、タップ操作、ドラック操作等を受付可能である。
通信部15は、各種の無線通信方式に従って、飛行体30および設置台50のそれぞれとの間で無線通信を行う。無線通信方式には、例えば、無線LAN(Local Area Network)、近距離無線通信等が挙げられる。また、通信部15は、飛行体30および設置台50のそれぞれとの間で、通信線で接続される場合には有線通信を行ってもよい。
メモリ17は、各種データ、情報、プログラム等を記憶する。メモリ17は、プロセッサ11のワーキングメモリとして使用されるRAM(Random Access Memory)、およびROM(Read Only Memory)を含む。
表示部18は、液晶表示デバイス、有機EL(Electroluminescence)デバイス、その他の表示デバイス等で構成される。表示部18は、プロセッサ11から出力された各種のデータを表示する。
ストレージ19は、各種データを蓄積・保持する。ストレージ19は、HDD、SSD、SDカード、USBメモリ等で構成される。ストレージ19は、端末10から取り外し可能に設けられてもよい。
設置台50は、飛行体30が停留するステーションである。設置台50は、プロセッサ51、メモリ52、通信部53、保持機構54、充電装置57、および発光装置58を有する。
プロセッサ51は、MPU、CPU、DSP、GPU等を用いて構成される。また、プロセッサ51は、ASIC等で設計された専用の電子回路、あるいはFPGA等で再構成可能に設計された電子回路で構成されてもよい。
メモリ52は、各種データ、情報、プログラム等を記憶する。メモリ52は、プロセッサ51のワーキングメモリとして使用されるRAM、およびROMを含む。
通信部53は、各種の無線通信方式に従って、端末10および飛行体30のそれぞれとの間で無線通信を行う。無線通信方式には、例えば、無線LAN、近距離無線通信等が挙げられる。また、通信部15は、端末10および飛行体30のそれぞれとの間で通信線で接続される場合には有線通信を行ってもよい。また、通信部53は、飛行体30と端末10との間で行われる通信を中継する。閉空間が電波を遮蔽し、閉空間の一部として、設置台50が取り付けられた場合、端末10を所持する点検者hmが閉空間の外にいても、閉空間を飛行中である飛行体30と端末10は、設置台50を経由して、通信可能である。
保持機構54は、設置台50に停留する飛行体30を固定するための、電磁ホルダ55(第1保持部の一例)およびアーム部56(第2保持部の一例)を有する。なお、保持機構54は、アーム部56または、上述した電磁ホルダ55の一方のみを有してもよい。
電磁ホルダ55は、例えば上述した第2の電磁ホルダである場合、永久磁石および電磁石を備える構成である。電磁ホルダ55は、電磁石が通電されていない状態で永久磁石による磁力を発し、飛行体30の一部である磁性体を吸着可能である。一方、電磁ホルダ55は、電磁石が通電されると、永久磁石による磁力を打ち消し、吸着していた磁性体を解放する。永久磁石には、例えばネオジム磁石、サマリウムコバルト磁石等が用いられる。なお、電磁ホルダ55は、上述した第1の電磁ホルダおよび第2の電磁ホルダ以外の構成として、通電により進退自在なロッドと永久磁石とを備える構成でもよい。電磁ホルダ55は、非通電時に永久磁石により吸着された磁性体を、通電時にロッドが押圧して解放する。このような型の電磁ホルダを用いることで、非通電時に磁性体を磁石に吸着し、通電時に磁性体を磁石から解放することで、解放時に通電するだけで済み、省電力化が可能である。
なお、電磁ホルダ55は、少なくとも1個が設けられる。実施の形態1では、電磁ホルダ55は、例えば円環状のプレート511に4個が設けられる。4個の電磁ホルダ55は、飛行体30が停留している場合、飛行体30のバンパー318に配置された4個の磁性体313とそれぞれ対向する。電磁ホルダ55が複数個(ここでは4個)設けられる場合、飛行体30が設置台50に着陸する際に位置ずれを生じても、4個の電磁ホルダ55のいずれかは飛行体30を吸着できる可能性が高まる。特に、4個の電磁ホルダ55を、対向する4個の磁性体313とそれぞれ周方向に少しずらして配置することで、位置ずれによる吸着ミスを減らすことができる。
アーム部56は、電磁ホルダ55が飛行体30の磁性体313を吸着している状態で、飛行体30を把持あるいは格納するように、飛行体30を機械的に拘束する。実施の形態1では、アーム部56は、モータ564と、モータ564の回転軸に軸支された、L字状の把持部材562とを有する。なお、把持部材は、複数の指部、および各指部の関節を駆動するモータを有した、開閉自在なハンドであってもよい。この場合、ハンドは、複数の指部を閉じた時に形成される内側の空間に飛行体30を収容する。さらに、ハンドは、指の腹部に電磁石を有し、閉じた時に電磁石が通電され、飛行体30の側面に取り付けられた磁性体を吸着し、飛行体30をしっかり固定してもよい。
充電装置57は、保持機構54によって固定された飛行体30の電源42(図7参照)を充電する。充電は、接触型給電あるいは非接触(つまりワイヤレス)給電のいずれでもよい。ワイヤレス給電は、電磁結合方式、磁界共鳴方式、電磁誘導方式のいずれでも対応可能である。
発光装置58は、飛行体30が設置台50に帰還する際の目印となる光を、設置台50の下半球の方向に投射可能な光源を有する。光源は、レーザ光源、LED(Light Emission Diode)、EL素子、蛍光灯、白色ランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプ等が用いられてもよい。飛行体30は、発光装置58が発する光の情報(輝度、撮像画像に含まれる光の面積等)を基に、設置台50への接近を検知してもよい。また、飛行体30は、予め発光装置58の位置を登録しておき、発光装置58の位置と自機の位置との差分を基に、飛行ルート、飛行速度、飛行時間等を算出してもよい。
なお、設置台50は、マイクを備え、飛行体30が発するプロペラ音等の音を収音して飛行体30の状態を解析し、この解析結果を端末10に通知してもよい。マイクが収音する音は、プロペラ音の他、離陸時および着陸時に発生した音、トラブルがあった時に発生した音等を含む。これにより、点検者は、端末10に通知された音の解析結果を基に、飛行体30の状態を把握できる。
飛行体30は、自律飛行可能な無人航空機(いわゆるドローン)であり、閉空間100およびこの内部にある対象物を点検する。自律飛行の場合、飛行体は、離陸位置および着陸位置を含む飛行ルート、飛行時間等のデータを記憶しておく。つまり、飛行体30は、端末10との間で無線通信が可能な位置に存在する場合には、点検者hmによる端末10からの飛行指令に基づいて飛行することが可能である。一方で、飛行体30は、端末10との間で無線通信が不可な位置に存在する場合には、点検者hmによる端末10からの飛行指令ではなく、自律飛行に基づいて飛行することが可能である。この後者の場合、飛行体30は、設置台50との間で無線通信を行うことが可能である。
図7は、飛行体30の構成を示すブロック図である。飛行体30は、プロセッサ31と、通信部33と、メモリ32と、ジンバル36と、回転翼機構37と、上カメラ34と、下カメラ35と、GNSS受信機38と、慣性計測装置39(IMU:Inertial Measurement Unit)と、磁気コンパス40と、気圧高度計41とを含む構成である。
プロセッサ31は、例えばCPU、MPUまたはDSPを用いて構成される。プロセッサ31は、飛行体30の各部の動作を統括して制御するための信号処理、他の各部との間のデータの入出力処理、データの演算処理及びデータの記憶処理を行う。
プロセッサ31は、メモリ32に格納されたプログラムに従って飛行体30の自律飛行を制御する。プロセッサ31は、自律飛行する際、メモリ32に記憶された飛行ルート、飛行時間等のデータを参照する。なお、プロセッサ31は、通信部33を介して遠隔の送信機から受信した命令に従って、飛行体30の飛行を制御してもよい。
プロセッサ31は、上カメラ34により撮像された複数の画像を解析することで、設置台50の接近を検知する。プロセッサ31は、下カメラ35により撮像された複数の画像を解析することで、飛行体30の周囲の環境を特定する。プロセッサ31は、飛行体30の周囲の環境に基づいて、例えば障害物を回避して飛行を制御する。なお、飛行体30は、例えば赤外線を照射可能な距離センサ(図示略)を備えてもよく、距離センサの検出結果に基づいて設置台50への接近を検知しても構わない。
プロセッサ31は、例えばGNSS受信機38から現在の日時を示す日時情報を取得する。プロセッサ31は、例えばGNSS受信機38から飛行体30の位置を示す位置情報を取得する。プロセッサ31は、磁気コンパス40から飛行体30の向きを示す向き情報を取得する。向き情報には、例えば飛行体30の機首の向きに対応する方位が示される。
プロセッサ31は、上カメラ34が撮像すべき撮像範囲を撮像する時に飛行体30が存在すべき位置を示す位置情報を例えばメモリ32から取得する。プロセッサ31は、下カメラ35の撮像範囲を示す撮像情報を例えばメモリ32から取得する。プロセッサ31は、上カメラ34および下カメラ35により撮像された画像データを取得する。
また、プロセッサ31は、ジンバル36、回転翼機構37、上カメラ34および下カメラ35のそれぞれを制御する。プロセッサ31は、上カメラ34の撮像方向または画角を変更することによって、上カメラ34の撮像範囲を制御する。プロセッサ31は、ジンバル36の回転機構を制御することで、ジンバル36に支持されている上カメラ34の撮像範囲を制御する。
プロセッサ31は、回転翼機構37を制御することで、飛行体30の飛行を制御する。飛行制御では、飛行体30の緯度、経度、および高度を含む位置が変更される。プロセッサ31は、上カメラ34がズームレンズを備える場合、ズームレンズを駆動することで、上カメラ34の画角を制御してもよい。また、プロセッサ31は、上カメラ34のデジタルズーム機能を利用して上カメラ34の画角を制御してよい。
メモリ32は、プロセッサ31がジンバル36、回転翼機構37、上カメラ34、下カメラ35、GNSS受信機38、慣性計測装置39、磁気コンパス40および気圧高度計41のそれぞれを制御するのに必要なプログラム等を格納する。メモリ32は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体でよい。メモリ32は、飛行体30の内部に設けられてよいし、飛行体30から取り外し可能に設けられてもよい。
通信部33は、端末10および設置台50のそれぞれとの間で無線通信を行う。無線通信方式には、例えば、無線LAN、近距離無線通信等が挙げられる。
ジンバル36は、少なくとも1つの軸を中心に上カメラ34を回転可能に支持する。また、ジンバル36は、ヨー軸、ピッチ軸およびロール軸を中心に上カメラ34を回転可能に支持してもよい。ジンバル36がヨー軸、ピッチ軸およびロール軸の少なくとも1つを中心に上カメラ34を回転させることで、上カメラ34は、撮像方向を変更可能である。
回転翼機構37は、複数(こごでは、4枚)の回転翼371と、複数の回転翼を回転させる複数(ここでは、4個)のモータ372と有する。
上カメラ34は、所望の撮像範囲の被写体を撮像して撮像画像のデータを生成する。上カメラ34の撮像により得られた画像データは、上カメラ34が有するメモリ、またはメモリ32に格納される。
下カメラ35は、飛行体30の周囲を撮像して撮像画像のデータを生成する。下カメラ35の画像データは、メモリ32に格納される。
GNSS受信機38は、複数の航法衛星であるGNSS衛星から発信された時刻および各GNSS衛星の位置(例えば座標)を示す複数の信号を受信する。GNSS受信機38は、受信された複数の信号に基づいて、GNSS受信機38の位置(つまり、飛行体30の位置)を算出する。GNSS受信機38は、飛行体30の位置情報をプロセッサ31に出力する。
慣性計測装置39は、飛行体30の姿勢を検出し、検出結果をプロセッサ31に出力する。慣性計測装置39は、飛行体30の姿勢として、飛行体30の前後、左右および上下の3軸方向の加速度と、ピッチ軸、ロール軸およびヨー軸の3軸方向の角速度とを検出する。
磁気コンパス40は、飛行体30の機首の方位を検出し、検出結果をプロセッサ31に出力する。気圧高度計は、飛行体30が飛行する高度を検出し、検出結果をプロセッサ31に出力する。
電源42は、飛行体30の各部に電源供給を行う。電源42は、一次電池あるいは二次電池のいずれでもよい。二次電池として、例えばリチウムイオン二次電池、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池等が挙げられる。二次電池の場合、電源42は、飛行体30が設置台50に停留している時等において、充電可能である。充電は、接触給電、非接触(ワイヤレス)給電のいずれで行われてもよい。
次に、実施の形態1に係る飛行体制御システム5の動作を示す。
図8は、実施の形態1に係る飛行体制御システム5による離陸制御シーケンスの一例を示す図である。飛行体30が設置台50にドッキング(連結)し、停留している状況を想定する。この離陸制御シーケンスは、一例である。
図8において、点検者hmは、端末10の操作部13に対し、離陸を指示する操作を行う(T1)。端末10は、離陸指示の操作を受け付けると、通信部15を介して飛行体30に離陸の指示を送信する(T2)。なお、端末10は、設置台50に離陸の指示を送信し、設置台50が飛行体30に離陸の指示を転送してもよい。また、端末10は、設置台50および飛行体30の両方に離陸の指示を送信してもよい。
飛行体30のプロセッサ31は、通信部33を介して離陸の指示を受信すると、回転翼機構37を駆動する(T3)。回転翼機構37が駆動されると、飛行体30は、設置台50にドッキングした状態で回転翼371の回転を開始し、徐々に回転速度を上げていく。プロセッサ31は、通信部33を介して設置台50に保持解除を指示する(T4)。
設置台のプロセッサ51は、通信部53を介して保持解除の指示を受信すると、保持機構54を駆動し、電磁ホルダ55の磁力を保持したまま、アーム部56の機械的拘束を解除する(T5)。
プロセッサ51は、保持機構54による機械的拘束が解除されると、通信部53を介して飛行体30に機械的拘束の解除完了を通知する(T6)。なお、プロセッサ51は、端末10に機械的拘束の解除完了を通知してもよい。
飛行体30のプロセッサ31は、通信部33を介して、慣性計測装置39による推力の計測を開始する(T7)。慣性計測装置39による推力の計測は、離陸が終了するまで継続する。
プロセッサ31は、回転翼機構37による回転翼371の回転速度を上昇させながら、慣性計測装置39により計測される推力が閾値Th1以上になるまで待つ(T8)。閾値Th1は、飛行体30がホバリング状態にある場合の推力の値である。推力が閾値Th1未満である場合、プロセッサ31は、手順T8の処理を繰り返す。プロセッサ31は、推力が閾値Th1以上になると、磁力オフの指示(電磁力オフ指示の一例)を設置台50に送信する(T9)。
設置台50のプロセッサ51は、通信部53を介して磁力オフの指示を受信すると、電磁ホルダ55(例えば第2の電磁ホルダ)を通電し、電磁ホルダ55による磁力をオフにし、電磁ホルダ55の電磁的拘束を解除する(T10)。なお、電磁ホルダ55が第1の電磁ホルダで構成される場合、設置台50のプロセッサ51は、磁力オフの指示を受信すると、電磁ホルダ55を非通電し、電磁ホルダ55による磁力をオフにし、電磁ホルダ55の電磁的拘束を解除する(T10)。また、プロセッサ51は、通信部53を介して飛行体30に磁力の解除を通知する(T11)。なお、プロセッサ51は、通信部53を介して端末10に電磁ホルダ55による磁力の解除を通知してもよい。
飛行体30のプロセッサ31は、通信部33を介して電磁ホルダ55による磁力の解除の通知を受信すると、飛行体30の推力が閾値Th2未満となるように、回転翼機構37の駆動を制御する(T12)。閾値Th2は、飛行体30を自重により緩やかに下降させる推力の値であり、ホバリング状態の閾値Th1より小さな値である。
飛行体30の推力が閾値Th2未満となると、飛行体30は、設置台50から下降して離陸する(T13)。飛行体30の離陸は、慣性計測装置39により計測される、飛行体30の上下方向の加速度を基に判断される。なお、飛行体30の離陸は、上カメラ34による撮像画像を基に判断されてもよいし、飛行体30が設置台50との接触あるいは近接を検知するセンサを有する場合、この信号を基に判断されてもよい。また、飛行体30のプロセッサ31は、通信部33を介して、飛行体30の離陸を端末10に通知してもよい。端末10は、飛行体30の離陸を表示部18に表示する。これにより、点検者hmは、飛行体30の離陸を確認できる。
図9は、実施の形態1に係る飛行体制御システム5による着陸制御シーケンスの一例を示す図である。飛行体30が飛行中あるいはホバリング中であり、飛行体30が設置台50の真下に到達した場合を想定する。この着陸制御シーケンスは、一例である。
図9において、飛行体30のプロセッサ31は、飛行体30の推力が閾値Th3になるように、回転翼機構37の駆動を制御する(T21)。閾値Th3は、飛行体30を設置台50まで上昇させる推力の値であり、閾値Th1より大きな値である。
プロセッサ31は、上カメラ34による撮像を開始する。プロセッサ31は、上カメラ34による撮像画像を解析し、飛行体30が設置台50に接近したことを検知する(T22)。なお、飛行体30の接近検知は、慣性計測装置39により計測される、飛行体30の上下方向の加速度を基に判断されてもよいし、飛行体30が設置台50との接触あるいは近接を検知するセンサを有する場合、この信号を基に判断されてもよい。
プロセッサ31は、通信部33を介して、設置台50に飛行体30の接近を通知する(T23)。なお、プロセッサ31は、設置台50および端末10の双方に飛行体30の接近を通知してもよい。また、ここでは、飛行体30が設置台50への接近を検知して接近通知を行ったが、設置台50が飛行体30の接近を検知し、飛行体30に通知してもよい。飛行体30は、設置台50から接近通知を受信すると、ステップT24以降の動作を行ってもよい。
設置台50のプロセッサ51は、電磁ホルダ55の非通電を確認し、また、アーム部56の把持部材562が開状態にあることを確認する。なお、アーム部56の把持部材562は、飛行体の飛行中、常に開状態にあってもよいし、設置台が飛行体の接近通知を受信する直前に開かれるように制御されてもよい。設置台50のプロセッサ51は、通信部53を介して飛行体30の接近通知(ステップT23参照)を受信すると、電磁ホルダ55の磁力をオン(つまり電磁ホルダ55が磁力を発する状態)にする(T25)。これにより、飛行体30の機体が設置台50の電磁ホルダ55に吸着されるようになり、設置台50とドッキング(連結)する。
飛行体30のプロセッサ31は、ステップT25において設置台50とドッキング(連結)された後、回転翼機構37の駆動を制御し、推力を徐々に低下させる(T24)。プロセッサ31は、回転翼機構37の駆動を停止し、推力を零にする。
プロセッサ51は、アーム部56の把持部材562を駆動して閉状態にする(T26)。把持部材562は、その内側に形成される空間に飛行体30を収容し、飛行体30を機械的に拘束する。
なお、飛行体30が電磁ホルダ55の磁力によって吸着され、設置台50にドッキングした後、プロセッサ31は、回転翼機構37の駆動をすぐさま停止させてもよい。
プロセッサ51は、通信部53を介して、端末10に着陸を通知する(T27)。なお、プロセッサ51は、通信部53を介して飛行体30に着陸の通知を行い、飛行体30のプロセッサ31が端末10に着陸の通知を端末10に転送してもよい。また、プロセッサ51は、飛行体30および端末10の双方に着陸を通知してもよい。端末10は、飛行体30の着陸が通知されると、着陸の通知を表示部18に表示する。点検者は、端末10を見ることで、飛行体30の着陸を確認できる。
このように、飛行体制御システム5では、飛行体30が閉空間の天井に取り付けられた設置台50から離陸する時、設置台50は、先にアーム部56による飛行体30の機械的拘束を解除する。飛行体30が回転翼371を回転させて閾値Th1以上の推力を得た後、設置台50は、電磁ホルダ55の磁力による飛行体30の吸着を解除する。これにより、飛行体30は、閾値Th1以上の推力を得ることなく、解除されてしまう状況を回避できる。従って、飛行体30は、設置台50から円滑かつ安全に離陸できる。また、飛行体30が設置台50に着陸する時、設置台50は、飛行体30から接近通知を受信すると、電磁ホルダ55の磁力による吸着で飛行体30を拘束する。飛行体30は、回転翼371の回転を徐々に低下させる。設置台50は、アーム部56の把持部材562で飛行体30を把持または格納して飛行体30を機械的に拘束する。従って、飛行体30は、設置台50に円滑かつ安全に着陸できる。
以上により、実施の形態1に係る飛行体制御システム5は、飛行体30と、飛行体30の保持および保持解除が可能な設置台50とを相互に通信可能に備える。飛行体30は、離陸指示の受信に基づいて、閉空間の天井に取り付けられた設置台50の取付位置(既定の初期位置の一例)から離陸するための推力を制御する。飛行体30は、推力が閾値Th1(第1閾値の一例)以上となった場合(例えば、駆動し始めてから所定時間経過後)に開始通知(例えば飛行体30の離陸の開始を指示する通知)を設置台50に通知する。設置台50は、開始通知の受信に基づいて、飛行体30を保持解除するとともに、保持解除の完了通知を飛行体30に通知する。飛行体30は、完了通知の受信に基づいて、閾値Th1未満の閾値Th2(第2閾値の一例)となるまで推力を制御して設置台50から離陸する。
これにより、飛行体制御システムは、設置台の取付位置からの飛行体の少なくとも離陸動作を円滑に実行できるので、飛行体を利用した被点検対象、例えば閉空間の状態を把握する点検者による点検業務の利便性を向上することができる。
また、飛行体30は、閾値Th2より大きい閾値Th3(第3閾値の一例)となるまで推力を上昇するよう制御して設置台50に接近する。飛行体30は、接近通知を設置台50に通知する。設置台50は、接近通知の受信に基づいて、飛行体30を保持する。設置台50は、飛行体30の着陸完了通知を飛行体30に通知する。これにより、飛行体制御システムは、飛行体の設置台への着陸動作を円滑に実行できる。
また、飛行体30は、離陸指示の受信に基づいて、保持解除指示を設置台50に通知する。設置台50は、飛行体30を磁力により吸着する電磁ホルダ55(電磁的に保持可能な第1保持部の一例)と、飛行体30を把持または格納することで固定(ロック)するアーム部56(飛行体を機械的に拘束可能な第2保持部の一例)とを備える。設置台50は、保持解除指示の受信に基づいて、電磁ホルダ55による飛行体30の吸着を維持し、アーム部56による飛行体30のロックを解除する。これにより、飛行体制御システムは、電磁ホルダの磁力による吸着とアーム部のロックとを併用して飛行体を確実に保持できる。飛行体は、設置台に容易に停留できる。また、飛行体制御システムは、先にアーム部のロックを解除し、次に電磁ホルダの磁力による吸着を解除することで、飛行体を円滑かつ安全に設置台50から離陸させることができる。
また、設置台50は、飛行体30の推力が第1閾値以上となった場合に飛行体30から送られる電磁力オフ指示の受信に基づいて、電磁ホルダ55による飛行体30の吸着を解除する。これにより、飛行体制御システムは、飛行体がホバリング可能な(言い換えると、飛行可能な)状態になったことを確認して離陸させることができ、安全な飛行が確保される。つまり、飛行体が飛行不能な状態で離陸するような状況が回避される。
また、設置台50は、接近通知の受信に基づいて、電磁ホルダ55による飛行体30の吸着、およびアーム部56による飛行体30のロックを開始する。これにより、飛行体制御システムは、飛行体が接近したことを確認し、アーム部によるロックと電磁ホルダの磁力による吸着とで飛行体を確実に保持できる。飛行体は、設置台に容易に停留できる。
また、飛行体30は、点検者hmの操作に応じて、点検者hmにより所持される端末10から送られた離陸指示を受信する。これにより、点検者は、任意の時に飛行体を離陸させることができる。
また、設置台50は、着陸完了通知を、点検者hmにより所持される端末10に送信する。これにより、点検者は、飛行体が視野に含まれない場所にあっても、離陸を確認できる。
また、設置台50は、室等の閉空間100(略閉空間の一例)の天井に取り付けられる(配置される)。飛行体30は、設置台50から下降して離陸する。これにより、閉空間の天井を飛行体の発着場に有効活用できる。また、飛行体は、閉空間の下面が使用不可であっても停留できる。
また、設置台50に保持される飛行体30の面には、磁性体313が取り付けられる。電磁ホルダ55は、飛行体30を保持する面に取り付けられた、磁力の発生を通電により制御可能な電磁部品である。電磁ホルダ55は、磁力を発生させて磁性体313を吸着し、飛行体30を保持する。これにより、設置台は、飛行体の保持および保持解除を容易に行える。
以上、添付図面を参照しながら実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
例えば、上記実施形態では、電磁ホルダで飛行体を吸着した状態で先にアーム部のロックを解除し、その後、電磁ホルダの吸着を解除して飛行体を離陸させたが、アーム部で飛行体をロックした状態で先に電磁ホルダを解除し、その後、アーム部のロックを解除して飛行体を離陸させてもよい。
また、上記実施形態では、設置台は、閉空間の天井に固定された状態で取り付けられたが、天井の面に沿って移動自在に取り付けられてもよい。この場合、飛行体の停留場所は、一箇所に留まらず、任意に変更可能である。
また、上記実施形態では、設置台は、閉空間の天井に取り付けられたが、閉空間の一部としてその境界面に配置されてもよい。設置台は、閉空間の内側に存在する飛行体と閉空間の外側に存在する端末との通信を中継する。これにより、閉空間が電波を遮蔽する空間であっても、端末と飛行体との通信が確保される。
本開示は、既定の初期位置からの飛行体の少なくとも離陸動作を円滑に実行し、飛行体を利用した被点検対象の状態を把握する点検業務の利便性を向上する飛行体制御システムおよび飛行体制御方法として有用である。
5 飛行体制御システム
10 端末
11、31、51 プロセッサ
13 操作部
15、33、53 通信部
17、32、52 メモリ
18 表示部
19 ストレージ
30 飛行体
34 上カメラ
35 下カメラ
36 ジンバル
37 回転翼機構
38 GNSS受信機
39 慣性計測装置
40 磁気コンパス
41 気圧高度計
42 電源
50 設置台
54 保持機構
55 電磁ホルダ
56 アーム部
57 充電装置
58 発光装置

Claims (9)

  1. 飛行体と前記飛行体の保持および保持解除が可能な設置台とを、相互に通信可能に備える飛行体制御システムであって、
    前記設置台は、
    前記飛行体を電磁的に保持可能な第1保持部と、前記飛行体を機械的に拘束可能な第2保持部と、を備え、
    前記飛行体は、
    離陸指示の受信に基づいて、保持解除指示を前記設置台に通知し、
    前記設置台は、
    前記保持解除指示の受信に基づいて、前記第2保持部による前記飛行体の保持を解除するとともに、解除完了通知を前記飛行体に通知し、
    前記飛行体は、
    既定の初期位置から離陸するための推力を制御し、前記推力が第1閾値以上となった場合に開始通知を前記設置台に通知し、
    前記設置台は、
    前記開始通知の受信に基づいて、前記第1保持部による前記飛行体を保持解除するとともに、前記保持解除の完了通知を前記飛行体に通知し、
    前記飛行体は、
    前記完了通知の受信に基づいて、前記第1閾値未満の第2閾値となるまで前記推力を制御して前記初期位置から離陸する、
    飛行体制御システム。
  2. 前記飛行体は、
    前記第2閾値より大きい第3閾値となるまで前記推力を上昇するよう制御して前記初期位置に接近するとともに、接近通知を前記設置台に通知し、
    前記設置台は、
    前記接近通知の受信に基づいて、前記飛行体を保持するとともに、前記飛行体の着陸完了通知を前記飛行体に通知する、
    請求項1に記載の飛行体制御システム。
  3. 前記設置台は、
    前記推力が前記第1閾値以上となった場合に前記飛行体からの電磁力オフ指示の受信に基づいて、前記第1保持部による前記飛行体の保持を解除する、
    請求項に記載の飛行体制御システム。
  4. 前記設置台は、
    前記飛行体を電磁的に保持可能な第1保持部と、前記飛行体を機械的に拘束可能な第2保持部とを備え、前記接近通知の受信に基づいて、前記第1保持部および前記第2保持部のそれぞれによる前記飛行体の保持を開始する、
    請求項2に記載の飛行体制御システム。
  5. 前記飛行体は、
    点検者の操作に応じて、前記点検者により所持される端末から送られた前記離陸指示を受信する、
    請求項1に記載の飛行体制御システム。
  6. 前記設置台は、
    前記着陸完了通知を、点検者により所持される端末に送信する、
    請求項2に記載の飛行体制御システム。
  7. 前記設置台は、略閉空間の天井に配置され、
    前記飛行体は、前記設置台から下降して離陸する、
    請求項1に記載の飛行体制御システム。
  8. 前記設置台に保持される前記飛行体の面には、磁性体が取り付けられ、
    前記第1保持部は、前記飛行体を保持する面に取り付けられた、磁力の発生を電磁的に制御可能な電磁部品であり、磁力を発生させて前記磁性体を吸着して前記飛行体を保持する、
    請求項またはに記載の飛行体制御システム。
  9. 飛行体と前記飛行体の保持および保持解除が可能な設置台とを、相互に通信可能に備える飛行体制御システムにより実行される飛行体制御方法であって、
    前記設置台は、
    前記飛行体を電磁的に保持可能な第1保持部と、前記飛行体を機械的に拘束可能な第2保持部と、を備え、
    離陸指示の受信に基づいて、保持解除指示を前記設置台に通知し、
    前記保持解除指示の受信に基づいて、前記第2保持部による前記飛行体の保持を解除するとともに、解除完了通知を前記飛行体に通知し、
    既定の初期位置から離陸するための推力を制御し、前記推力が第1閾値以上となった場合に開始通知を前記設置台に通知し、
    前記開始通知の受信に基づいて、前記第1保持部による前記飛行体を保持解除するとともに、前記保持解除の完了通知を前記飛行体に通知し、
    前記完了通知の受信に基づいて、前記第1閾値未満の第2閾値となるまで前記推力を制御して前記初期位置から離陸する、
    飛行体制御方法。
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