JP7338549B2 - 車両電源装置 - Google Patents

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Description

この明細書における開示は、車両電源装置に関する。
電力を用いて走行する電動車両として、車両の走行動力源としての回転電機と、その回転電機に電力を供給する蓄電装置とを備える車両が知られている(例えば特許文献1参照)。また、こうした電動車両において、蓄電装置に対して外部充電装置からの充電を可能にした技術が各種提案されている。
(例えば特許文献1参照)。
特開2011-72171号公報
外部充電装置からの蓄電装置の充電を可能にした車両では、種々の要因により蓄電装置に通じる経路で漏電が生じる可能性があり、例えば外部充電装置から延びる充電ケーブルを接続するための充電コネクタに人の指等が触れることで感電が生じることが懸念される。そのため、人の感電を抑制するための技術の改善が望まれる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、外部充電装置からの充電を可能とする車両において漏電により生じる不都合を好適に抑制することができる車両電源装置を提供することを目的とする。
手段1は、
蓄電装置と、その蓄電装置の正側出力端子及び負側出力端子にそれぞれ接続された正側電源経路及び負側電源経路とを備え、
前記正側電源経路及び前記負側電源経路が、電力供給対象である電気負荷に対して接続可能になっており、
前記正側電源経路の途中の第1接続点から延びる正側分岐経路が、車両に設けられた充電コネクタから延びる正側充電経路に接続可能であり、かつ、前記負側電源経路の途中の第2接続点から延びる負側分岐経路が、前記充電コネクタから延びる負側充電経路に接続可能になっている車両電源装置であって、
前記正側分岐経路と前記正側充電経路とを含む第1経路には第1スイッチが設けられ、前記負側分岐経路と前記負側充電経路とを含む第2経路には第2スイッチが設けられており、
前記第1スイッチ及び前記第2スイッチは、前記充電コネクタからの充電電力の供給により前記蓄電装置の充電が行われる場合に閉鎖されるものであり、
前記蓄電装置に接続された電気経路に漏電が生じているか否かを判定する漏電判定部と、
前記漏電が生じていると判定された場合に、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを開放状態とするスイッチ制御部と、
を備える。
上記構成の車両電源装置では、蓄電装置の正側出力端子及び負側出力端子に正側電源経路及び負側電源経路がそれぞれ接続されており、それら正側電源経路及び負側電源経路が電力供給対象である電気負荷に接続されることで、蓄電装置から電気負荷への電力供給、すなわち電気負荷の駆動が行われるようになっている。また、正側電源経路の途中の第1接続点から延びる正側分岐経路に、車両の充電コネクタから延びる正側充電経路が接続されるとともに、負側電源経路の途中の第2接続点から延びる負側分岐経路に、充電コネクタから延びる負側充電経路が接続されることで、充電コネクタからの充電電力の供給に伴い蓄電装置の充電が行われるようになっている。
車両においては、正側分岐経路と正側充電経路とを含む第1経路に第1スイッチが設けられるとともに、負側分岐経路と負側充電経路とを含む第2経路に第2スイッチが設けられており、蓄電装置の充電の状況に応じてこれら各スイッチ閉鎖される。つまり、充電コネクタからの充電電力の供給により蓄電装置の充電が行われる場合に、第1スイッチ及び第2スイッチが閉鎖される。
また、蓄電装置の充電時には、車両の充電コネクタに対して外部充電装置の充電ケーブルが接続されることから、充電コネクタが開放状態となる。この場合、万が一車両で漏電が生じていると、人が充電コネクタに接触することで感電のおそれが生じる。この点、上記構成によれば、蓄電装置に接続された電気経路に漏電が生じているか否かが判定され、漏電が生じていると判定された場合に、第1スイッチ及び第2スイッチが開放される。これにより、充電コネクタと蓄電装置との間の経路が分断され、仮に人が充電コネクタに触れたとしても感電の発生を回避できる。その結果、外部充電装置からの充電を可能とする車両において漏電により生じる不都合を好適に抑制することができる。
手段2では、手段1において、
前記スイッチ制御部は、前記漏電が生じていると判定された場合において、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチが閉鎖され、かつ前記充電コネクタからの充電電力の供給により前記蓄電装置の充電が行われていれば、先に前記充電電力の供給を停止させ、その停止から所定期間の経過後に前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを開放状態とする。
第1スイッチ及び第2スイッチを通じて充電コネクタから蓄電装置に充電電力が供給されている状況では、漏電有りとの判定に伴い直ちに各スイッチを開放すると、大電流の瞬断による不都合が懸念される。この点、漏電有りとの判定に伴い先に充電電力の供給を停止させ、その停止から所定期間の経過後に第1スイッチ及び第2スイッチを開放状態とするようにしたため、適正な経路遮断を行わせることができる。
手段3では、手段1又は2において、
前記充電コネクタに設けられたカバーと、そのカバーの開閉を行うか又は開放の許可を行うカバー開閉装置とを備える前記車両に適用され、
前記漏電が生じていると判定された場合に、前記カバー開閉装置による前記カバーの開放又は開放許可を行わせないようにするカバー制御部を備える。
上記構成では、蓄電装置に接続された電気経路に漏電が生じていると判定された場合に、カバー開閉装置によるカバーの開放又は開放許可が行われない。そのため、人が充電コネクタに接触して感電が生じることを抑制できる。
手段4では、手段3において、
カバー開放要求に応じて前記カバー開閉装置による前記カバーの開放又は開放許可を行う前記車両に適用され、
前記スイッチ制御部は、前記カバー開放要求が生じた場合に、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを閉鎖状態とし、その状態において前記漏電判定部により漏電無しと判定されれば、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを開放状態にするとともに、前記カバー開閉装置による前記カバーの開放又は開放許可を行わせる。
カバー開放要求に応じてカバー開閉装置によりカバーが開放又は開放許可され、その後、充電コネクタに充電ケーブルが接続されて蓄電装置の外部充電が行われる場合において、第1スイッチ及び第2スイッチが開放された状態では、これら各スイッチと充電コネクタとの間の経路での漏電判定が不可となることが考えられる。この点、カバー開放要求が生じた場合に、第1スイッチ及び第2スイッチを一旦閉鎖状態とし、その状態において漏電無しと判定されれば、第1スイッチ及び第2スイッチを開放状態にするとともに、カバー開閉装置によるカバーの開放又は開放許可を行わせることとした。これにより、各スイッチと充電コネクタとの間の経路を含む充電用経路の全てで漏電判定が可能となる。そして、漏電無しの結果に応じて、各スイッチを開放した後、カバーが開放されることになるため、感電の発生を適正に抑制できる。
手段5では、手段1又は2において、
前記漏電判定部は、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチが開放された状態で前記漏電が生じているか否かを判定する第1判定と、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチが閉鎖された状態で前記漏電が生じているか否かを判定する第2判定とを実施するものであり、
前記第1判定により漏電有りと判定された場合に、前記充電コネクタからの供給電力による前記蓄電装置の充電と前記蓄電装置から前記電気負荷への放電とを禁止する一方、前記第1判定により漏電無しと判定され、かつ前記第2判定により漏電有りと判定された場合に、前記充電コネクタからの供給電力による前記蓄電装置の充電を禁止するとともに、前記蓄電装置から前記電気負荷への放電を許可する充放電制御部を備える。
第1スイッチ及び第2スイッチが開放された状態(第1判定)で漏電有りと判定された場合には、放電用経路と、充電用経路のうち各スイッチよりも蓄電装置側の経路とのいずれかで短絡による漏電が生じていると想定でき、蓄電装置の充電及び放電をいずれも禁止することが望ましい。これに対して、第1スイッチ及び第2スイッチが開放された状態(第1判定)で漏電無しと判定され、かつ第1スイッチ及び第2スイッチが閉鎖された状態(第2判定)で漏電有りと判定された場合には、充電用経路及び放電用経路のうち充電用経路(詳しくは各スイッチよりも反蓄電装置側の経路)で短絡による漏電が生じていると想定できる。かかる場合、蓄電装置の充電を禁止し、かつ蓄電装置の放電を許可することが望ましい。上記構成によれば、蓄電装置に接続された電気経路において漏電発生位置を特定しつつ、必要に応じた処置を実施することができる。
手段6では、手段5において、
前記充電コネクタに設けられたカバーと、そのカバーの開閉を行うか又は開放の許可を行うカバー開閉装置とを備え、カバー開放要求に応じて前記カバー開閉装置による前記カバーの開放又は開放許可を行う前記車両に適用され、
前記スイッチ制御部は、前記カバー開放要求が生じた場合に、前記第1判定により漏電無しと判定されれば、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを閉鎖状態として前記第2判定による漏電判定を行わせ、その後、前記第2判定により漏電無しと判定されれば、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを開放状態にするとともに、前記カバー開閉装置による前記カバーの開放又は開放許可を行わせる。
上記構成では、カバー開放要求が生じた場合において、各スイッチが開放された状態(第1判定)で漏電無しと判定され、かつその後、第1スイッチ及び第2スイッチが閉鎖された状態(第2判定)で漏電無しと判定されたことを条件に、カバー開閉装置によるカバーの開放又は開放許可が行われる。またこのとき、各スイッチを開放するとともに、カバー開放が行われる。これにより、各スイッチと充電コネクタとの間の経路を含む充電用経路の全てで漏電判定が行われた上で、充電コネクタへのケーブル接続が可能となり、外部充電時の安全性を高めることができる。
手段7では、手段1~6のいずれかにおいて、
前記蓄電装置、前記正側電源経路、前記負側電源経路、前記正側分岐経路及び前記負側分岐経路が筐体に収容されており、
前記蓄電装置の前記正側出力端子に接続される正側の電気経路において、前記第1接続点よりも反蓄電装置側の前記正側電源経路と前記正側分岐経路及び前記正側充電経路とのうち、当該正側電源経路の側には経路遮断リレーが設けられておらず、前記正側分岐経路及び前記正側充電経路の側には経路遮断リレーとして前記第1スイッチが設けられており、
前記蓄電装置の前記負側出力端子に接続される負側の電気経路において、前記第2接続点よりも反蓄電装置側の前記負側電源経路と前記負側分岐経路及び前記負側充電経路とのうち、当該負側電源経路の側には経路遮断リレーが設けられておらず、前記負側分岐経路及び前記負側充電経路の側には経路遮断リレーとして前記第2スイッチが設けられている。
上記構成では、蓄電装置、正側電源経路、負側電源経路、正側分岐経路及び負側分岐経路が筐体内に収容された状態で設けられている。そのため、筐体内の各経路では、筐体外部の経路に比べて短絡による漏電発生の可能性が低くなると考えられる。
これを前提に、蓄電装置の正側出力端子に接続される正側の電気経路において、(1)第1接続点よりも反蓄電装置側の正側電源経路と、(2)正側分岐経路及び正側充電経路とのうち、(1)第1接続点よりも反蓄電装置側の正側電源経路の側に経路遮断リレーを設けず、(2)正側分岐経路及び正側充電経路の側に経路遮断リレーとして第1スイッチを設ける構成とした。また、蓄電装置の負側出力端子に接続される負側の電気経路において、(3)第2接続点よりも反蓄電装置側の負側電源経路と、(4)負側分岐経路及び負側充電経路とのうち、(3)第2接続点よりも反蓄電装置側の負側電源経路の側に経路遮断リレーを設けず、(4)負側分岐経路及び負側充電経路の側に経路遮断リレーとして第2スイッチを設ける構成とした。
この場合、上記(1)~(4)の経路の全てにそれぞれ経路遮断リレーを設ける構成(既存の構成に相当)に比べて、部品点数の削減や制御工数の削減を図ることができる。そのため、構成の簡素化や低コスト化の実現が可能になっている。
手段8では、手段1~6のいずれかにおいて、
前記蓄電装置、前記正側電源経路、前記負側電源経路、前記正側分岐経路及び前記負側分岐経路が筐体に収容されており、
前記電気負荷は、平滑コンデンサを有しており、
前記蓄電装置の前記正側出力端子に接続される正側の電気経路において、前記第1接続点よりも反蓄電装置側の前記正側電源経路と前記正側分岐経路及び前記正側充電経路とのうち、前記正側分岐経路及び前記正側充電経路の側に経路遮断リレーとして前記第1スイッチが設けられており、
前記蓄電装置の前記負側出力端子に接続される負側の電気経路において、前記第2接続点よりも反蓄電装置側の前記負側電源経路と前記負側分岐経路及び前記負側充電経路とのうち、前記負側分岐経路及び前記負側充電経路の側に経路遮断リレーとして前記第2スイッチが設けられており、
前記正側の電気経路において前記第1接続点よりも反蓄電装置側の前記正側電源経路と、前記負側の電気経路において前記第2接続点よりも反蓄電装置側の前記負側電源経路とのいずれか一方に経路遮断リレーが設けられている。
上記構成では、蓄電装置の正側出力端子に接続される正側の電気経路において、(1)第1接続点よりも反蓄電装置側の正側電源経路と、(2)正側分岐経路及び正側充電経路とのうち、(2)正側分岐経路及び正側充電経路の側に経路遮断リレーとして第1スイッチを設ける構成とした。また、蓄電装置の負側出力端子に接続される負側の電気経路において、(3)第2接続点よりも反蓄電装置側の負側電源経路と、(4)負側分岐経路及び負側充電経路とのうち、(4)負側分岐経路及び負側充電経路の側に経路遮断リレーとして第2スイッチを設ける構成とした。さらに、(1)第1接続点よりも反蓄電装置側の正側電源経路と、(3)第2接続点よりも反蓄電装置側の負側電源経路とのいずれか一方に経路遮断リレーを設ける構成とした。
この場合、上記(1)~(4)の経路の全てにそれぞれ経路遮断リレーを設ける構成(既存の構成に相当)に比べて、部品点数の削減や制御工数の削減を図ることができる。そのため、構成の簡素化や低コスト化の実現が可能になっている。
また、電気負荷が平滑コンデンサを有する構成では、その平滑コンデンサが漏電の原因となり得る。この点、電気負荷に接続された電源経路(上記(1)、(3)の経路)のいずれか一方に経路遮断リレーを設ける構成にしたため、電気負荷が制御不能状態に陥った場合において、経路遮断リレーを遮断することで電力供給を停止させることができる。
車両における電源システムの構成を示す構成図。 車両における回転電機ユニットや高電圧バッテリユニット等の配置を示す図。 バッテリ監視装置の制御装置に関する構成を示すブロック図。 カバー開閉装置の開閉制御の手順を示すフローチャート。 DC充電監視処理の手順を示すフローチャート。 別例においてカバー開閉装置の開閉制御の手順を示すフローチャート。 別例において電源システムの構成を示す構成図。
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、車両としての電気自動車に搭載される電源装置に具体化したものとしており、その電気自動車の蓄電池に対して外部の充電装置からの充電が可能になっている。
図1は、車両10における電源システムの構成を示す構成図である。図1において、車両10は、車両走行の動力源(主機)としての回転電機ユニット20と、その回転電機ユニット20に対して電力を供給する高電圧バッテリユニット30とを備えている。
回転電機ユニット20は、多相巻線を有する回転電機21と、その回転電機21に接続されたインバータ22とを有している。インバータ22は、相ごとに上アームスイッチ23及び下アームスイッチ24を備えており、その上下アームの間の中間点がそれぞれ回転電機21の相巻線に接続されている。また、インバータ22において正負両側の電源ラインの間には平滑コンデンサ25が設けられている。本実施形態では、回転電機ユニット20が「電気負荷」に相当する。
高電圧バッテリユニット30は、複数の電池セルが直列に接続されてなる高電圧バッテリ31と、その高電圧バッテリ31に対して正側出力端子32及び負側出力端子33を介して接続されたバッテリ監視装置40とを備えている。高電圧バッテリユニット30が「車両電源装置」に相当する。
高電圧バッテリ31は、正側電圧を数100V(例えば800V)とする高電圧蓄電池である。バッテリ監視装置40には、正側出力端子32に接続された正側電源経路41と負側出力端子33に接続された負側電源経路42とが設けられており、これら各電源経路41,42を介して高電圧バッテリ31が回転電機ユニット20に接続されている。負側電源経路42には、電流センサ43とヒューズ44とが設けられている。
ヒューズ44は、例えば爆薬を用いて負側電源経路42を遮断するパイロヒューズ(爆薬式ヒューズ)である。ただし、ヒューズ44として、大電流が流れることにより溶断する溶断式ヒューズを用いることも可能である。
バッテリ監視装置40は、高電圧バッテリ31の監視及び充放電制御を実施する制御装置50(BMU)と、高電圧バッテリ31に繋がる高電圧経路での漏電の有無を検出する漏電検出回路51とを有している。制御装置50は、周知のCPUやメモリ等を有するマイクロコンピュータにより構成されている。漏電検出回路51は、高電圧バッテリ31に繋がる高電圧経路の短絡による漏電を検出するものである。制御装置50は、漏電検出回路51の検出結果に基づいて、漏電の有無を判定ずる。
漏電判定の構成は任意でよく、従来から知られた構成を用いることが可能である。例えば、漏電検出回路51において高電圧経路と接地部との間に設けた抵抗体の電圧を計測する。そして、制御装置50は、漏電検出回路51の計測電圧を絶縁抵抗に換算するとともに、その絶縁抵抗の値が所定の閾値以上であれば漏電無しと判定し、閾値未満であれば漏電有りと判定する。その他に、高電圧バッテリ31の出力端子に接続されたカップリングコンデンサや、発振回路部、出力インピーダンス、フィルタ回路を備え、カップリングコンデンサに交流電圧を印加した際の対地電圧の振幅レベルの変化に基づいて漏電の有無を判定する構成を用いたり、漏電発生時における高電圧バッテリ31の電圧変化に基づいて、漏電の有無を判定する構成を用いたりすることが可能である。
車両10においては、衝突や振動、経年劣化により高電圧経路における絶縁性が破壊される可能性がある。そのため、漏電検出回路51は、車両10の起動時(走行時及び充電時)において漏電検出を常時実施するものであるとよい。
車両10においては、外部充電装置100から供給される直流電力による高電圧バッテリ31の充電(DC充電)と、外部充電装置100から供給される交流電力による高電圧バッテリ31の充電(AC充電)とが可能になっている。DC充電では、高電圧バッテリ31と同等の電圧の電力により充電が行われ、AC充電では、DC充電よりも小さい電力により充電が行われる。
外部充電装置100によるバッテリ充電時には、車両10に設けられた充電コネクタ60に対して、外部充電装置100から延びるDC用の充電ケーブル101及びAC用の充電ケーブル102のいずれかが接続され、そのケーブル接続状態でDC充電又はAC充電が行われる。この場合、外部充電装置100の充電ケーブル101が充電コネクタ60のDC充電端子61に接続された状態で、直流電力による高電圧バッテリ31のDC充電が行われる。また、外部充電装置100の充電ケーブル102が充電コネクタ60のAC充電端子62に接続された状態で、交流電力による高電圧バッテリ31のAC充電が行われる。
車両10は、DC充電のための構成として正側充電経路63と負側充電経路64とを有しており、充電コネクタ60のDC充電端子61がそれら充電経路63,64を介してバッテリ監視装置40に接続されている。これら各充電経路63,64は高電圧配線よりなる。
バッテリ監視装置40では、高電圧バッテリ31の正側出力端子32と回転電機ユニット20とを接続する正側電源経路41の接続点P1に正側分岐経路45の一端が接続され、その正側分岐経路45の他端に正側充電経路63が接続されている。また、高電圧バッテリ31の負側出力端子33と回転電機ユニット20とを接続する負側電源経路42の接続点P2に負側分岐経路46の一端が接続され、その負側分岐経路46の他端に負側充電経路64が接続されている。
DC充電時には、高電圧バッテリ31の正側の経路として、正側電源経路41と正側分岐経路45と正側充電経路63とからなる経路が形成されるとともに、高電圧バッテリ31の負側の経路として、負側電源経路42と負側分岐経路46と負側充電経路64とからなる経路が形成される。そして、これら正側及び負側の経路を介して高電圧バッテリ31のDC充電が行われる。
また、バッテリ監視装置40には、正側分岐経路45に第1リレーR1が設けられ、負側分岐経路46に第2リレーR2が設けられている。これら各リレーR1,R2は、DC充電時に高電圧バッテリ31と充電コネクタ60とを接続し、それ以外の時に高電圧バッテリ31と充電コネクタ60とを遮断するための開閉装置である。
リレーR1,R2は、高電圧バッテリ31に繋がる高電圧経路において充電コネクタ60側と回転電機21側との分岐点である接続点P1,P2よりも充電コネクタ60側に設けられており、リレーR1,R2が開放されていても、高電圧バッテリ31から回転電機ユニット20への電力供給が可能になっている。本実施形態では、正側分岐経路45に第1リレーR1が設けられ、負側分岐経路46に第2リレーR2が設けられている。各リレーR1,R2は、電磁式の経路遮断リレーである。なお、第1リレーR1が「第1スイッチ」に相当し、第2リレーR2が「第2スイッチ」に相当する。本実施形態では、バッテリ監視装置40において、正側電源経路41及び負側電源経路42に経路遮断リレーが設けられていない構成となっている。
高電圧バッテリユニット30は、高電圧バッテリ31やバッテリ監視装置40を、例えば金属により形成された筐体35内に収容した状態で設けられている(図2参照)。筐体35は、導電性材料により形成された導電性筐体である。この場合、上述した各電源経路41,42や各分岐経路45,46は、いずれも筐体35内に形成され、筐体外側に露出しない経路として設けられている。また、筐体35に設けられたコネクタや配線は、いずれも絶縁性が付与されており、絶縁コネクタや絶縁配線として構成されている。つまり、筐体35内の高電圧経路にはその全体に受動的な絶縁対策が施されている。
また、車両10は、AC充電のための充電回路として、交流電力を直流電力に変換する電力変換装置70を備えている。電力変換装置70は、複数のダイオードからなる整流回路と複数の半導体スイッチング素子からなる変換回路とを有してなる電力変換部71と、外部充電装置100側の電力を昇圧するトランス72とを備えている。トランス72は、一次コイル72aと二次コイル72bとを有しており、一次コイル72aが電力変換部71に接続され、二次コイル72bが正側電源経路41及び負側電源経路42に接続されている。AC充電時には、外部充電装置100の交流電力から直流電力への変換と直流電力の昇圧とが行われ、昇圧後の直流電力により高電圧バッテリ31が充電される。
電力変換装置70では、トランス72により、充電コネクタ60側の経路と高電圧バッテリ31側の経路とが分断されている。そのため、高電圧系統から分断された状態で外部充電装置100からの充電経路を確保できるものとなっている。
また、車両10は、補機電源として低電圧バッテリ81を備えており、その低電圧バッテリ81は、DCDC変換器からなる降圧回路82により適宜充電される構成となっている。降圧回路82はトランス83を有しており、そのトランス83の一次コイル83aが高電圧バッテリ31側に接続され、二次コイル83bが低電圧バッテリ81側に接続されている。降圧回路82を介して低電圧バッテリ81の充電が適宜行われる。
降圧回路82にトランス83が設けられていることから、高電圧系統から分断された状態で低電圧バッテリ81の充電経路を確保できるものとなっている。なお、補機電源である低電圧バッテリ81は一般に、車両10に対してボディアースされているが、高電圧系統との間にトランス83が介在していることより適正な絶縁性が保持される。
図2は、車両10における回転電機ユニット20や高電圧バッテリユニット30等の配置を示す図である。図2に示すように、車両10の前方部には回転電機ユニット20と充電コネクタ60とが設けられ、車両10の床下部分には高電圧バッテリユニット30が設けられている。高電圧バッテリユニット30は、上述したとおり高電圧バッテリ31やバッテリ監視装置40が筐体35内に収容された状態で設けられており、筐体35を車体フレーム11に固定した状態で車両10に搭載されている。この場合、高電圧バッテリユニット30は、車室の下方となる床下部分に収容された状態で設けられている。
充電コネクタ60には、充電端子61,62を覆うカバー65が設けられており、そのカバー65には電気的に作動するカバー開閉装置66が設けられている。カバー開閉装置66は、カバー開放指示に伴いカバー65を開放状態又は開放可能状態にし、カバー閉鎖指示に伴いカバー65を閉鎖状態又は開放不可状態にする装置である。カバー開閉装置66は電気的に作動する施解錠装置であってもよく、その施解錠装置の施解錠の状態によれば、カバー65の開放が禁止又は許可される。
カバー開閉装置66は、通常時において閉鎖状態又は開放不可状態(施錠状態)で保持され、外部充電が行われる際に開放状態又は開放可能状態(解錠状態)になる。そして、カバー65が開放されることで、充電端子61,62に対する充電ケーブル102の接続が可能となる。
外部充電装置100は、ユーザにより操作される操作盤105を有しており、操作盤105の操作により充電の種別選択や充電の開始及び終了の指示等が行われるようになっている。なお、車両10における回転電機ユニット20、高電圧バッテリユニット30及び充電コネクタ60の各位置は上記図2に限られず、適宜変更可能である。
図3は、バッテリ監視装置40の制御装置50に関する構成を示すブロック図である。制御装置50は、充電コネクタ60のカバー開閉装置66を開閉させる機能を有しており、ユーザにより操作される操作スイッチ52から操作信号を入力し、その操作信号に基づいてカバー開閉装置66によるカバー65の開閉又はカバー65の施解錠を実施する。操作スイッチ52からの操作信号が「カバー開放要求」に相当する。なお、操作スイッチ52は車室内に設けられたスイッチでもよいし、電子キー等の携帯装置に設けられたスイッチでもよい。
外部充電装置100によるDC充電を行う場合には、ユーザ(充電作業者)が充電ケーブル101を充電コネクタ60に差し込み、その状態で操作盤105の操作によりDC充電が開始される。その際、車両10に漏電が生じている状態で、ユーザが誤って充電コネクタ60のDC充電端子61に触れてしまうと、車両10と人体を通じて短絡経路が形成され、ユーザが感電してしまうことが懸念される。そのため、本実施形態では、DC充電側の感電対策として、リレーR1,R2の開閉制御を行うこととしている。
制御装置50には、漏電検出回路51による漏電検出結果が入力される。制御装置50は、漏電検出結果に基づいて、各リレーR1,R2の開閉を制御する。この場合、制御装置50は、DC充電時において漏電が生じていると判定した場合に、各リレーR1,R2を開放状態とする。
漏電検出回路51は、バッテリ監視装置40の正側電源経路41及び負側電源経路42の少なくともいずれかにおいて、接続点P1,P2よりも高電圧バッテリ31側で高電圧経路と接地部(筐体35)との間の絶縁を監視するものであるとよい。これにより、DC充電時に絶縁監視(漏電検出)を行うことができるとともに、車両走行時にも絶縁監視(漏電検出)を行うことができる。
また、制御装置50には、ユーザに対して警告を行う警告装置67が接続されている。警告装置67は、音声、光、振動等により警告を行うものであり、制御装置50からの指令に応じて作動する。例えば車両10で漏電(絶縁異常)が生じている場合に、警告装置67により、ユーザに対して感電の危険性があることを示す警告が行われる。
図4は、カバー開閉装置66の開閉制御の手順を示すフローチャートであり、本処理は、カバー開放要求が生じたことに伴い、制御装置50により所定周期で実施される。
図4において、ステップS11では、カバー開放要求が生じた後であり、かつカバー65が閉鎖状態であるか否か(すなわちカバー開閉装置66によるカバー開放以前であるか否か)を判定し、YESであれば後続のステップS12に進み、NOであればそのまま本処理を終了する。
ステップS12では、第1リレーR1及び第2リレーR2が開放状態であるか否かを判定する。カバー65が閉鎖された状態でカバー開放要求が生じた際には、その当初において各リレーR1,R2が開放されており、ステップS13に進む。
ステップS13では、漏電検出回路51の検出結果に基づいて、今現在、漏電が生じているか否かを判定する。つまり、各リレーR1,R2が開放された状態で漏電の有無を判定する。この判定が「第1判定」に相当する。そして、漏電が生じていないと判定されると、ステップS14に進み、各リレーR1,R2を閉鎖状態とする。
また、漏電が生じていると判定されると、ステップS15に進み、充電コネクタ60からの供給電力による高電圧バッテリ31の充電と、高電圧バッテリ31から回転電機ユニット20への放電とを禁止する。つまり、各リレーR1,R2が開放された状態で漏電有りと判定された場合には、放電用経路(正側電源経路41及び負側電源経路42)と、充電用経路のうち各リレーR1,R2よりも高電圧バッテリ31側の経路とのいずれかで短絡による漏電が生じていると想定されることから、高電圧バッテリ31の充電及び放電をいずれも禁止する。
続くステップS16では、漏電異常が生じていること、外部充電装置100によるDC充電が禁じられたこと、回転電機21の駆動が禁じられたことをユーザに伝えるべく警告装置67による警告を実施する。各リレーR1,R2の開放状態で漏電ありと判定された場合(すなわちステップS13が否定された場合)には、各リレーR1,R2は閉鎖されず開放状態のまま保持される。また、カバー開閉装置66によるカバー65の開放が行われず、カバー65が閉鎖状態のまま保持される。
また、ステップS12で各リレーR1,R2が閉鎖状態であると判定されると、ステップS21に進む。ステップS21では、漏電検出回路51の検出結果に基づいて、今現在、漏電が生じているか否かを判定する。つまり、各リレーR1,R2が閉鎖された状態で漏電の有無を判定する。この判定が「第2判定」に相当する。
そして、漏電が生じていないと判定されると、ステップS22に進み、各リレーR1,R2を開放状態とする。続くステップS23では、カバー開閉装置66によりカバー65を開放状態とする。つまり、ステップS21が肯定される場合は、カバー開放要求が生じた後に、各リレーR1,R2の開放状態で漏電無しと判定され、かつその後、各リレーR1,R2の閉鎖状態で漏電無しと判定された場合であり、その際に、各リレーR1,R2の開放とカバー65の開放又は開放許可が行われる。
また、漏電が生じていると判定されると、ステップS24に進み、各リレーR1,R2を開放状態とする。
その後、ステップS25では、充電コネクタ60からの供給電力による高電圧バッテリ31の充電を禁止し、かつ高電圧バッテリ31から回転電機ユニット20への放電を許可する。つまり、各リレーR1,R2が開放された状態で漏電無しと判定され、かつ各リレーR1,R2が閉鎖された状態で漏電有りと判定された場合には、各充電経路63,64と、各分岐経路45,46の各リレーR1,R2よりも反高電圧バッテリ側とのいずれかで短絡による漏電が生じていると想定されることから、高電圧バッテリ31の充電を禁止し、かつ高電圧バッテリ31の放電を許可する。
続くステップS26では、漏電異常が生じていること、外部充電装置100によるDC充電が禁じられたことをユーザに伝えるべく警告装置67による警告を実施する。各リレーR1,R2の閉鎖状態で漏電ありと判定された場合(すなわちステップS21が否定された場合)には、カバー開閉装置66によるカバー65の開放が行われず、カバー65が閉鎖状態のまま保持される。
カバー65が開放された状態では、充電コネクタ60に対する充電ケーブル101の接続が可能となる。そして、ユーザにより充電コネクタ60に充電ケーブル101が接続された状態で、DC充電が行われる。図5は、充電ケーブル101が接続され、かつリレーR1,R2が閉鎖されている状態で実施されるDC充電監視処理の手順を示すフローチャートであり、本処理は、制御装置50により所定周期で実施される。
図5において、ステップS31では、漏電検出回路51の検出結果に基づいて、今現在、漏電が生じているか否かを判定する。そして、漏電が生じていなければ、そのまま本処理を終了する。つまり、漏電が生じていないと判定されると、DC充電の実施が許可される。
また、漏電が生じていると判定されると、ステップS32に進み、今現在、DC充電の実施中であるか否か(すなわち、充電電力の供給状態であるか否か)を判定する。そして、DC充電の実施中であれば、ステップS33に進み、DC充電を停止する(すなわち、充電電力の供給を停止させる)。続くステップS34では、充電停止から所定期間が経過したか否かを判定し、所定時間の経過を待って、ステップS35に進む。
また、ステップS32においてDC充電の実施中でないと判定された場合には、そのままステップS35に進む。
ステップS35では、各リレーR1,R2を開放状態とする。続くステップS36では、漏電異常が生じていること、外部充電装置100によるDC充電が中断されたことをユーザに伝えるべく警告装置67による警告を実施する。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
車両10では、外部充電装置100によるDC充電時において、充電コネクタ60に対して充電ケーブル101が接続されることから、充電コネクタ60が開放状態となる。この場合、万が一車両10で漏電が生じていると、人が充電コネクタ60に接触することで感電のおそれが生じる。この点、高電圧バッテリ31に接続された高電圧経路に漏電が生じているか否かを判定し、漏電が生じていると判定された場合に、各リレーR1,R2を開放するようにした。これにより、充電コネクタ60と高電圧バッテリ31との間の経路が分断され、仮に人が充電コネクタ60に触れたとしても感電の発生を回避できる。その結果、外部充電装置100からの充電を可能とする車両10において漏電により生じる不都合を好適に抑制することができる。
各リレーR1,R2を通じて充電コネクタ60から高電圧バッテリ31に充電電力が供給されている状況では、漏電有りとの判定に伴い直ちに各リレーR1,R2を開放すると、大電流の瞬断による不都合が懸念される。この点、漏電有りとの判定に伴い先に充電電力の供給を停止させ、その停止から所定期間の経過後に各リレーR1,R2を開放状態とするようにしたため、適正な経路遮断を行わせることができる。
高電圧経路で漏電が生じていると判定された場合に、カバー開閉装置66によるカバー65の開放又は開放許可を行わせないようにした。これにより、人が充電コネクタ60に接触して感電が生じることを抑制できる。
各リレーR1,R2が開放された状態(第1判定)で漏電有りと判定された場合には、放電用経路と、充電用経路のうち各リレーR1,R2よりも高電圧バッテリ31側の経路とのいずれかで短絡による漏電が生じていると想定でき、高電圧バッテリ31の充電及び放電をいずれも禁止することが望ましい。これに対して、各リレーR1,R2が開放された状態(第1判定)で漏電無しと判定され、かつ各リレーR1,R2が閉鎖された状態(第2判定)で漏電有りと判定された場合には、充電用経路及び放電用経路のうち充電用経路(詳しくは各リレーR1,R2よりも反高電圧バッテリ側の経路)で短絡による漏電が生じていると想定できる。かかる場合、高電圧バッテリ31の充電を禁止し、かつ高電圧バッテリ31の放電を許可することが望ましい。上記構成によれば、高電圧経路において漏電発生位置を特定しつつ、必要に応じた処置を実施することができる。
カバー開放要求が生じた場合において、各リレーR1,R2が開放された状態(第1判定)で漏電無しと判定され、かつその後、各リレーR1,R2が閉鎖された状態(第2判定)で漏電無しと判定されたことを条件に、カバー開閉装置66によるカバー65の開放又は開放許可を行うようにした。またこのとき、各リレーR1,R2を開放するとともに、カバー開放を行うようにした。これにより、各リレーR1,R2と充電コネクタ60との間の経路を含む充電用経路の全てで漏電判定が行われた上で、充電コネクタ60へのケーブル接続が可能となり、外部充電時の安全性を高めることができる。
高電圧バッテリ31とバッテリ監視装置40とを筐体35内に収容した構成では、筐体35内の各経路において、筐体外部の経路に比べて短絡による漏電発生の可能性が低くなると考えられる。
これを前提に、高電圧バッテリ31の正側の高電圧経路において、(1)接続点P1よりも反高電圧バッテリ側の正側電源経路41と、(2)正側分岐経路45及び正側充電経路63とのうち、(1)接続点P1よりも反高電圧バッテリ側の正側電源経路41の側に経路遮断リレーを設けず、(2)正側分岐経路45及び正側充電経路63の側に経路遮断リレーとして第1リレーR1を設ける構成とした。また、高電圧バッテリ31の負側の高電圧経路において、(3)接続点P2よりも反高電圧バッテリ側の負側電源経路42と、(4)負側分岐経路46及び負側充電経路64とのうち、(3)接続点P2よりも反高電圧バッテリ側の負側電源経路42の側に経路遮断リレーを設けず、(4)負側分岐経路46及び負側充電経路64の側に経路遮断リレーとして第2リレーR2を設ける構成とした。
この場合、上記(1)~(4)の経路の全てにそれぞれ経路遮断リレーを設ける構成(既存の構成に相当)に比べて、部品点数の削減や制御工数の削減を図ることができる。そのため、構成の簡素化や低コスト化の実現が可能になっている。
(他の実施形態)
上記実施形態を例えば次のように変更してもよい。
・図4で説明したカバー開閉装置66の開閉制御処理を、図6に示すように変更してもよい。図6に示す処理では、図4に示す処理との相違点として、各リレーR1,R2が開放された状態での漏電判定(ステップS13)を削除したものとなっている。なお、図6では、図4と同じ処理について同じステップ番号を付している。
図6では、ステップS11において、カバー開放要求が生じた後であり、かつカバー65が閉鎖状態であると判定された場合に、各リレーR1,R2を閉鎖状態とし(ステップS14)、その状態で、漏電検出回路51の検出結果に基づいて漏電の有無を判定する(ステップS21)。そして、漏電が生じていないと判定されると、各リレーR1,R2の開放処理と、カバー開閉装置66によるカバー開放処理とを実施する(ステップS22,S23)。また、漏電が生じていると判定されると、各リレーR1,R2の開放処理と、高電圧バッテリ31の充電禁止処理と、警告装置67による警告を実施する(ステップS24~S26)。
カバー開放要求に応じてカバー65が開放又は開放許可され、その後、充電コネクタ60に充電ケーブル101が接続されて高電圧バッテリ31のDC充電が行われる場合において、各リレーR1,R2が開放された状態では、これら各リレーR1,R2と充電コネクタ60との間の経路での漏電判定が不可となることが考えられる。この点、カバー開放要求が生じた場合に、各リレーR1,R2を一旦閉鎖状態とし、その状態において漏電無しと判定されれば、各リレーR1,R2を開放状態にするとともに、カバー開閉装置66によるカバー65の開放又は開放許可を行わせることとした。これにより、各リレーR1,R2と充電コネクタ60との間の経路を含む充電用経路の全てで漏電判定が可能となる。そして、漏電無しの結果に応じて、各リレーR1,R2を開放した後、カバー65が開放されることになるため、感電の発生を適正に抑制できる。
・電源システムの構成を図7のように変更してもよい。図7の構成では、図1の構成との相違点として、バッテリ監視装置40の正側電源経路41において接続点P1よりも回転電機21側の位置に、経路遮断リレーとしての第3リレーR3が設けられている。この場合、リレーR1~R3は、それぞれ制御装置50により開閉が制御される。
つまり、図7の構成では、高電圧バッテリ31の正側の高電圧経路において、(1)接続点P1よりも反高電圧バッテリ側の正側電源経路41と、(2)正側分岐経路45及び正側充電経路63とのうち、(2)正側分岐経路45及び正側充電経路63の側に経路遮断リレーとして第1リレーR1が設けられている。また、高電圧バッテリ31の負側の高電圧経路において、(3)接続点P2よりも反高電圧バッテリ側の負側電源経路42と、(4)負側分岐経路46及び負側充電経路64とのうち、(4)負側分岐経路46及び負側充電経路64の側に経路遮断リレーとして第2リレーR2が設けられている。さらに、第3リレーR3が、正側電源経路41において接続点P1よりも回転電機21側に設けられている。
この場合、上記(1)~(4)の経路の全てにそれぞれ経路遮断リレーを設ける構成(既存の構成に相当)に比べて、部品点数の削減や制御工数の削減を図ることができる。そのため、構成の簡素化や低コスト化の実現が可能になっている。
また、回転電機ユニット20が平滑コンデンサ25を有する構成では、その平滑コンデンサ25が漏電の原因となり得る。この点、回転電機ユニット20に接続された電源経路に第3リレーR3を設けたため、回転電機ユニット20が制御不能状態に陥った場合において、第3リレーR3を遮断することで電力供給を停止させることができる。
なお、第3リレーR3は、(1)接続点P1よりも反高電圧バッテリ側の正側電源経路41と、(3)接続点P2よりも反高電圧バッテリ側の負側電源経路42とのいずれか一方に設けられていればよい。
・上記実施形態では、バッテリ監視装置40において、正側分岐経路45に第1リレーR1を設けるとともに、負側分岐経路46に第2リレーR2を設ける構成としたが、これを変更してもよい。例えば、これら各リレーR1,R2を共にバッテリ監視装置40に設ける構成に代えて、各リレーR1,R2のいずれか一方をバッテリ監視装置40に設けるとともに、他方を充電経路63,64のいずれかに設ける構成としてもよい。又は、各リレーR1,R2の両方を、充電経路63,64にそれぞれ設ける構成としてもよい。
・上記実施形態では、車両10において、外部充電装置100によるDC充電とAC充電とを可能とし、そのうちAC充電用の充電回路として、トランス72を含む電力変換装置70を備える構成としたが、これを変更してもよい。AC充電用の充電回路に代えて、DC充電用の充電回路を設け、その充電回路においてトランスを含む電力変換装置を設ける構成としてもよい。この場合、車両10は、2系統のDC充電回路を備えるものとなり、一方の系統は高電圧充電用、他方の系統は低電圧充電用として用いられるとよい。なお、車両10において、外部充電系統として充電経路63,64のみを有する構成であってもよい。
・第1スイッチ及び第2スイッチとして、電磁式のリレー装置に代えて、例えばメカスイッチ等のスイッチ装置を用いることも可能である。
・車両10における電気負荷は、回転電機ユニット20以外であってもよい。
10…車両、20…回転電機ユニット(電気負荷)、30…高電圧バッテリユニット(車両電源装置)、31…高電圧バッテリ(蓄電装置)、32…正側出力端子、33…負側出力端子、41…正側電源経路、42…負側電源経路、45…正側分岐経路、46…負側分岐経路、50…制御装置、60…充電コネクタ、63…正側充電経路、64…負側充電経路、R1…第1リレー(第1スイッチ)、R2…第2リレー(第2スイッチ)。

Claims (6)

  1. 蓄電装置(31)と、その蓄電装置の正側出力端子(32)及び負側出力端子(33)にそれぞれ接続された正側電源経路(41)及び負側電源経路(42)とを備え、
    前記正側電源経路及び前記負側電源経路が、電力供給対象である電気負荷(20)に対して接続可能になっており、
    前記正側電源経路の途中の第1接続点(P1)から延びる正側分岐経路(45)が、車両(10)に設けられた充電コネクタ(60)から延びる正側充電経路(63)に接続可能であり、かつ、前記負側電源経路の途中の第2接続点(P2)から延びる負側分岐経路(46)が、前記充電コネクタから延びる負側充電経路(64)に接続可能になっている車両電源装置(30)であって、
    前記車両は、前記充電コネクタに設けられたカバー(65)と、そのカバーの開閉を行うか又は開放の許可を行うカバー開閉装置(66)とを備え、カバー開放要求に応じて前記カバー開閉装置による前記カバーの開放又は開放許可を行うものであり、
    前記正側分岐経路と前記正側充電経路とを含む第1経路には第1スイッチ(R1)が設けられ、前記負側分岐経路と前記負側充電経路とを含む第2経路には第2スイッチ(R2)が設けられており、
    前記第1スイッチ及び前記第2スイッチは、前記充電コネクタからの充電電力の供給により前記蓄電装置の充電が行われる場合に閉鎖されるものであり、
    前記蓄電装置に接続された電気経路に漏電が生じているか否かを判定する漏電判定部(50)と、
    前記漏電が生じていると判定された場合に、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを開放状態とするスイッチ制御部(50)と、
    前記漏電が生じていると判定された場合に、前記カバー開閉装置による前記カバーの開放又は開放許可を行わせないようにするカバー制御部(50)と、
    を備え、
    前記スイッチ制御部は、前記カバー開放要求が生じた場合に、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを閉鎖状態とし、その状態において前記漏電判定部により漏電無しと判定されれば、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを開放状態にするとともに、前記カバー開閉装置による前記カバーの開放又は開放許可を行わせる車両電源装置。
  2. 蓄電装置(31)と、その蓄電装置の正側出力端子(32)及び負側出力端子(33)にそれぞれ接続された正側電源経路(41)及び負側電源経路(42)とを備え、
    前記正側電源経路及び前記負側電源経路が、電力供給対象である電気負荷(20)に対して接続可能になっており、
    前記正側電源経路の途中の第1接続点(P1)から延びる正側分岐経路(45)が、車両(10)に設けられた充電コネクタ(60)から延びる正側充電経路(63)に接続可能であり、かつ、前記負側電源経路の途中の第2接続点(P2)から延びる負側分岐経路(46)が、前記充電コネクタから延びる負側充電経路(64)に接続可能になっている車両電源装置(30)であって、
    前記正側分岐経路と前記正側充電経路とを含む第1経路には第1スイッチ(R1)が設けられ、前記負側分岐経路と前記負側充電経路とを含む第2経路には第2スイッチ(R2)が設けられており、
    前記第1スイッチ及び前記第2スイッチは、前記充電コネクタからの充電電力の供給により前記蓄電装置の充電が行われる場合に閉鎖されるものであり、
    前記蓄電装置に接続された電気経路に漏電が生じているか否かを判定する漏電判定部(50)と、
    前記漏電が生じていると判定された場合に、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを開放状態とするスイッチ制御部(50)と、
    を備え
    前記漏電判定部は、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチが開放された状態で前記漏電が生じているか否かを判定する第1判定と、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチが閉鎖された状態で前記漏電が生じているか否かを判定する第2判定とを実施するものであり、
    前記第1判定により漏電有りと判定された場合に、前記充電コネクタからの供給電力による前記蓄電装置の充電と前記蓄電装置から前記電気負荷への放電とを禁止する一方、前記第1判定により漏電無しと判定され、かつ前記第2判定により漏電有りと判定された場合に、前記充電コネクタからの供給電力による前記蓄電装置の充電を禁止するとともに、前記蓄電装置から前記電気負荷への放電を許可する充放電制御部を備える車両電源装置。
  3. 前記充電コネクタに設けられたカバー(65)と、そのカバーの開閉を行うか又は開放の許可を行うカバー開閉装置(66)とを備え、カバー開放要求に応じて前記カバー開閉装置による前記カバーの開放又は開放許可を行う前記車両に適用され、
    前記スイッチ制御部は、前記カバー開放要求が生じた場合に、前記第1判定により漏電無しと判定されれば、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを閉鎖状態として前記第2判定による漏電判定を行わせ、その後、前記第2判定により漏電無しと判定されれば、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを開放状態にするとともに、前記カバー開閉装置による前記カバーの開放又は開放許可を行わせる請求項に記載の車両電源装置。
  4. 前記スイッチ制御部は、前記漏電が生じていると判定された場合において、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチが閉鎖され、かつ前記充電コネクタからの充電電力の供給により前記蓄電装置の充電が行われていれば、先に前記充電電力の供給を停止させ、その停止から所定期間の経過後に前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを開放状態とする請求項1~3のいずれか1項に記載の車両電源装置。
  5. 前記蓄電装置、前記正側電源経路、前記負側電源経路、前記正側分岐経路及び前記負側分岐経路が筐体(35)に収容されており、
    前記蓄電装置の前記正側出力端子に接続される正側の電気経路において、前記第1接続点よりも反蓄電装置側の前記正側電源経路と前記正側分岐経路及び前記正側充電経路とのうち、当該正側電源経路の側には経路遮断リレーが設けられておらず、前記正側分岐経路及び前記正側充電経路の側には経路遮断リレーとして前記第1スイッチが設けられており、
    前記蓄電装置の前記負側出力端子に接続される負側の電気経路において、前記第2接続点よりも反蓄電装置側の前記負側電源経路と前記負側分岐経路及び前記負側充電経路とのうち、当該負側電源経路の側には経路遮断リレーが設けられておらず、前記負側分岐経路及び前記負側充電経路の側には経路遮断リレーとして前記第2スイッチが設けられている請求項1~のいずれか1項に記載の車両電源装置。
  6. 前記蓄電装置、前記正側電源経路、前記負側電源経路、前記正側分岐経路及び前記負側分岐経路が筐体(35)に収容されており、
    前記電気負荷は、平滑コンデンサ(25)を有しており、
    前記蓄電装置の前記正側出力端子に接続される正側の電気経路において、前記第1接続点よりも反蓄電装置側の前記正側電源経路と前記正側分岐経路及び前記正側充電経路とのうち、前記正側分岐経路及び前記正側充電経路の側に経路遮断リレーとして前記第1スイッチが設けられており、
    前記蓄電装置の前記負側出力端子に接続される負側の電気経路において、前記第2接続点よりも反蓄電装置側の前記負側電源経路と前記負側分岐経路及び前記負側充電経路とのうち、前記負側分岐経路及び前記負側充電経路の側に経路遮断リレーとして前記第2スイッチが設けられており、
    前記正側の電気経路において前記第1接続点よりも反蓄電装置側の前記正側電源経路と、前記負側の電気経路において前記第2接続点よりも反蓄電装置側の前記負側電源経路とのいずれか一方に経路遮断リレー(R3)が設けられている請求項1~のいずれか1項に記載の車両電源装置。
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