JP7338393B2 - 車両の前部構造 - Google Patents
車両の前部構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7338393B2 JP7338393B2 JP2019190489A JP2019190489A JP7338393B2 JP 7338393 B2 JP7338393 B2 JP 7338393B2 JP 2019190489 A JP2019190489 A JP 2019190489A JP 2019190489 A JP2019190489 A JP 2019190489A JP 7338393 B2 JP7338393 B2 JP 7338393B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- decorative member
- width direction
- grille
- lamp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Description
しかも、上記の構成では、前記後方延設部と前記フロントグリルとの距離は、前記フロントランプにおける車幅方向内側の端部と前記加飾部材との距離よりも短くなるように設定されているので、車両衝突時に加飾部材の後方延設部をフロントグリルにより確実に接触させることで、加飾部材とフロントランプとの接触を抑制することが可能である。
(1)
本実施形態の車両の前部構造は、車両前端部に車両後方X2へ凹む凹設部6が形成され、凹設部6には、フロントグリル3と、当該フロントグリル3の車幅方向Y両側のフロントランプ4と、当該フロントランプ4の車両前方X1かつ上側において車両前端部を装飾する加飾部材5とが配設された車両の前部構造である。
本実施形態の車両の前部構造では、図6に示されるように、後方延設部12とフロントグリル3との距離D1は、フロントランプ4における車幅方向Yの内側Y1の端部4cと加飾部材5との距離D2よりも短くなるように設定されている。この構成では、車両衝突時に加飾部材5の後方延設部12をフロントグリル3により確実に接触させることで、加飾部材5とフロントランプ4との接触を抑制することが可能である。
本実施形態の車両の前部構造では、図6に示されるように、加飾部材5の車両前後方向Xにおける前方側端部24は、フロントグリル3の前面との車両前後方向Xの離間距離D3が車幅方向Yの内側Y1へ向かうほど大きくなるように配設されている。
本実施形態の車両の前部構造では、後方延設部12は、加飾部材5の車幅方向Yの内側Y1の端部に形成され、しかも、上下方向に延びる側面12aを有する。このような構成では、車両の前側端部を車幅方向Yの中央側から外側Y2へ向けて視認した際に、加飾部材5とフロントグリル3との隙間を狭く見えるように当該隙間を形成することが可能である。しかも、後方延設部12が上下方向Zに延びる側面12aを有することにより剛性が向上するので、車両前方X1の上側からの荷重を受けても当該後方延設部12の変形を抑制することが可能である(すなわち、後方延設部12が突っ張ることが可能である)。
本実施形態の車両の前部構造では、加飾部材5は、高剛性部材である装飾部13と、当該装飾部13よりも剛性が低い低剛性部材である取付部14とによって構成されている。後方延設部12における少なくともフロントグリル3に対向する部分は、低剛性部材である取付部14の後方延設部14bで形成されている。この構成では、上記のフロントランプ4の損傷だけでなく、フロントグリル3の損傷も抑制することが可能である。
本実施形態の車両の前部構造では、図9および図12に示されるように、後方延設部12の上側には、車両前端部(本実施形態ではフロントフェイシャ2の係合突起2c)に支持される支持部として後方凸設固定部23を有する。
また、本実施形態の車両の前部構造では、図5および図11に示されるように、車両前端部における凹設部6を構成する部分は、フロントランプ4よりも上方の部分において加飾部材5が取り付けられる被取付部(本実施形態では、アッパーフェイシャ2aのインナ部2a2)を有している。加飾部材5は、フロントランプ4の前方X1かつ上側に位置するように前記被取付部に取り付けられている。さらに、加飾部材5の下側後端部には、フロントランプ4の前面4eと所定距離以上に車両前後方向Xに離間させる隙間を形成するように、車両前方X1に凹んだ離間凹16部が形成されている。
本実施形態の車両の前部構造では、離間凹部16は、フロントランプ4の車幅方向Y内側の端部4cと車幅方向Yに重複している。
本実施形態の車両の前部構造では、図6および図10に示されるように、離間凹部16において、フロントランプ4の前面4eと更に離間させるように当該離間凹部16を部分的に前方X1に拡大した前方拡大部18が形成されている。このような構成では、離間凹部16においては車両衝突時にフロントランプ4に接触しやすい箇所(本実施形態では、フロントランプ4の車幅方向Y内側の端部4cに前方の位置)を必要に応じて部分的に前方X1に拡大して前方拡大部18が形成されているので、加飾部材5を車両衝突時におけるフロントランプ4との接触を避けながら全体的に小型化することが可能である。
本実施形態の車両の前部構造では、加飾部材5は、車両外部から視認される装飾部13と、当該装飾部13の車両後方X2側に配置され、車両前端部に取り付け可能な取付部14と、前方拡大部18の上方に形成され、装飾部13と取付部14とを連結する連結部19とを備えている。このような構成では、装飾部13と取付部14とを連結する連結部19が、離間凹部16の前方拡大部18の上方に形成されているので、連結部19が前方拡大部18による剛性低下を補う補強部としての機能を兼用することが可能である。
本実施形態の車両の前部構造では、車両前方視において、フロントランプ4の前面4eの上端4dと加飾部材5の下端5aとが上下方向Zに重複している。このような構成では、車両前方視においてフロントランプ4と加飾部材5との間に隙間が見えないように、加飾部材5を上下方向Zの隙間なく配設することが可能である。すなわち、従来の加飾部材のようにフロントランプと加飾部材とを互いに重複しないように上下方向に並べて配置した場合にはこれらの間に隙間が生じるが、上記のように本実施形態のようにフロントランプ4の前面4eの上端4dと加飾部材5の下端5aとが上下方向Zに重複することによって隙間が生じなくなる。
本実施形態の車両の前部構造では、加飾部材5は、離間凹部16の上方において車両後方X2側に延びる後方延設部21(本実施形態では、図9~10の連結部19)を有する。このような構成では、図11に示されるように、車両衝突時に車両前端部が変形するのに伴って当該車両前端部に追随して加飾部材5が車両後方X2下向きに変位したときに、加飾部材5の後方延設部21がフロントランプ4の上面に最初に当たる(いわゆる先当たり)させることが可能である。これにより、フロントランプ4の前面4eの損傷を抑制することが可能である。
本実施形態の車両の前部構造では、図11に示されるように、加飾部材5(具体的には、上方固定部15)が取り付けられる前記被取付部は、車両前端部における車両のボンネット7よりも車両前方側に配置された前方側部分(上記のアッパーフェイシャ2aのインナ部2a2)である。当該前方側部分は、車両の前方X1または車両前方X1かつ上側からの衝突時に屈曲点17となって塑性変形するように構成されている。これによって、車両の前方X1または車両前方X1かつ上側からの衝突時に当該前方側部分は車両後方X2下向きに確実に変形(具体的には、お辞儀する挙動または/塑性変形)することが可能である。
2 フロントフェイシャ
2a アッパーフェイシャ
2b バンパーフェイシャ
3 フロントグリル
4 フロントランプ
4c 内側端部
5 加飾部材
6 凹設部
7 ボンネット
11 車幅方向部
12 後方延設部
13 装飾部(高剛性部材)
14 取付部(低剛性部材)
15 上方固定部
24 前方側端部
D1 後方延設部とフロントグリルとの距離
D2 フロントランプにおける車幅方向内側の端部と加飾部材との距離
D3 加飾部材の前方側端部とフロントグリルの前面との車両前後方向の離間距離
Claims (5)
- 車両前端部に車両後方へ凹む凹設部が形成され、前記凹設部には、フロントグリルと、当該フロントグリルの車幅方向両側のフロントランプと、当該フロントランプの前方上側において車両前端部を装飾する加飾部材とが配設された車両の前部構造であって、
前記加飾部材は、前記車両前端部における前記フロントランプよりも上方の部分に固定され、
さらに、前記加飾部材は、前記フロントグリルと車幅方向で重複する位置において、当該フロントグリルに向かって車両後方に延設された後方延設部を有し、
前記後方延設部と前記フロントグリルとの距離は、前記フロントランプにおける車幅方向内側の端部と前記加飾部材との距離よりも短くなるように設定されている、
車両の前部構造。 - 前記加飾部材の車両前後方向における前方側端部は、前記フロントグリルの前面との車両前後方向の離間距離が車幅方向の内側へ向かうほど大きくなるように配設されている、
請求項1に記載の車両の前部構造。 - 前記後方延設部は、前記加飾部材の車幅方向内端部に形成され、しかも、上下方向に延びる側面を有する、
請求項1または2に記載の車両の前部構造。 - 前記加飾部材は、高剛性部材と、当該高剛性部材よりも剛性が低い低剛性部材とによって構成され、
前記後方延設部における少なくとも前記フロントグリルに対向する部分は、前記低剛性部材で形成されている、
請求項1~3のいずれか1項に記載の車両の前部構造。 - 前記後方延設部の上側には、前記車両前端部に支持される支持部を有する、
請求項1~4のいずれか1項に記載の車両の前部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019190489A JP7338393B2 (ja) | 2019-10-17 | 2019-10-17 | 車両の前部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019190489A JP7338393B2 (ja) | 2019-10-17 | 2019-10-17 | 車両の前部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021066207A JP2021066207A (ja) | 2021-04-30 |
JP7338393B2 true JP7338393B2 (ja) | 2023-09-05 |
Family
ID=75636498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019190489A Active JP7338393B2 (ja) | 2019-10-17 | 2019-10-17 | 車両の前部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7338393B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019055624A (ja) | 2017-09-20 | 2019-04-11 | マツダ株式会社 | 車両の外装構造 |
-
2019
- 2019-10-17 JP JP2019190489A patent/JP7338393B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019055624A (ja) | 2017-09-20 | 2019-04-11 | マツダ株式会社 | 車両の外装構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021066207A (ja) | 2021-04-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6052226B2 (ja) | 車両前部構造 | |
US7641245B2 (en) | Vehicle rear structure | |
JP5531984B2 (ja) | 車両の前部構造 | |
JP6102870B2 (ja) | 車体前部構造 | |
JP6069937B2 (ja) | 車体前部構造 | |
JP6156356B2 (ja) | 車両後部構造 | |
JP2016078474A (ja) | 車両前部構造 | |
JP2008056138A (ja) | 前部車体構造 | |
JP7338393B2 (ja) | 車両の前部構造 | |
JP7243566B2 (ja) | 車両の前部構造 | |
JP6183136B2 (ja) | 車体前部構造 | |
JP2019177814A (ja) | 車体構造 | |
JP2021059274A (ja) | ヘッドアップディスプレイ装置の車両搭載構造 | |
JP5915380B2 (ja) | 車体前部構造 | |
JP5302594B2 (ja) | 自動車のグローブボックス構造 | |
JP6488952B2 (ja) | 車両前部構造 | |
JP6610119B2 (ja) | カウルトップガーニッシュ構造 | |
JP6762337B2 (ja) | ドアトリム | |
JP7306211B2 (ja) | 車両の前部構造 | |
US20200122779A1 (en) | Fender apron for vehicle | |
JP6354557B2 (ja) | 車両用フード構造 | |
JP2009101985A5 (ja) | ||
JP7387230B2 (ja) | 車両構造 | |
JP7427911B2 (ja) | 車両の前部構造 | |
JP5772522B2 (ja) | 車両用フード構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220419 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230131 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230207 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20230328 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230414 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230725 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230807 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7338393 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |