JP7338139B2 - スイッチング制御回路、電源回路 - Google Patents

スイッチング制御回路、電源回路 Download PDF

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Description

本発明は、スイッチング制御回路、および電源回路に関する。
パワートランジスタがスイッチングされると、パワートランジスタのスイッチノードにリンギングが発生することがある(例えば、特許文献1)。
特開2005-322884号公報
例えば、特許文献1では、スイッチノードであるゲート電極のリンギングを抑制するために、ゲート抵抗が設けられている。しかしながら、このような場合、ゲート抵抗で電力が消費されるため、パワートランジスタをスイッチングする際の損失が問題となる。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、パワートランジスタのスイッチング損失を低減しつつ、リンギングを抑制することができるスイッチング制御回路を提供することにある。
前述した課題を解決する主たる本発明は、制御信号がパワートランジスタをオンさせるための一方の論理レベルになると、所定ノードの電圧を上昇させる電圧生成回路と、前記制御信号が前記一方の論理レベルになると、前記所定ノードの電圧レベルに応じた速度で前記パワートランジスタの制御電極の電圧を上昇させ、前記制御信号が前記パワートランジスタをオフさせるための他方の論理レベルになると、前記制御電極の電圧を低下させる駆動回路と、前記制御電極の電圧レベルが上昇して所定レベルとなると、前記所定ノードの電圧をクランプするクランプ回路と、を備えることを特徴とするスイッチング制御回路である。
本発明によれば、パワートランジスタのスイッチング損失を低減しつつ、リンギングを抑制することができるスイッチング制御回路を提供することができる。
スイッチング電源回路10の一例を示す図である。 制御回路24の一例を示す図である。 電圧生成回路54及びクランプ回路55の一例を示す図である。 電圧Vxの波形の一例を示す図である。 駆動回路56の一例を示す図である。 パワートランジスタ25がオンする際の駆動回路56の主要なノードの波形を示す図である。 パワートランジスタ25がオフする際の駆動回路56の主要なノードの波形を示す図である。 制御回路300の一例を示す図である。 制御回路301の一例を示す図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===本実施形態===
<<<スイッチング電源回路10の概要>>>
図1は、本発明の一実施形態であるスイッチング電源回路10の構成を示す図である。スイッチング電源回路10は、商用電源の交流電圧Vacから所望の出力電圧Voutを生成するフライバック方式の電源回路であり、全波整流回路20、コンデンサ21~23、制御回路24、パワートランジスタ25、抵抗26、トランス27、ダイオード28,29、電圧検出回路30、及びフォトカプラ31を含んで構成される。
全波整流回路20は、入力される交流電圧Vacを全波整流して出力し、コンデンサ21は、全波整流回路20からの出力を平滑化し、電圧Vrecを生成する。
制御回路24(スイッチング制御回路)は、出力電圧Voutのレベルが所望レベルとなるよう、パワートランジスタ25のスイッチングを制御する集積回路である。また、制御回路24は、いわゆる電流モードのスイッチング制御回路である。このため、制御回路24は、トランス27の一次コイルL1に流れる電流、及び出力電圧Voutに基づいて、パワートランジスタ25のスイッチングを行う。なお、制御回路24の詳細については後述する。
パワートランジスタ25は、例えばスイッチング電源回路10の負荷(不図示)の電力を制御するためのNMOSトランジスタである。なお、本実施形態では、パワートランジスタ25は、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタであることとしたがこれに限られない。パワートランジスタ25は、電力を制御できるトランジスタであれば、例えば、バイポーラトランジスタ、またはIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であっても良い。
抵抗26は、トランス27の一次コイルL1及びパワートランジスタ25に流れる電流を検出すべく、パワートランジスタ25のソース電極とグランドとの間に設けられた抵抗である。なお、抵抗26は、一次コイルL1等に流れる電流の電流値を示す電圧Vrを生成する。
トランス27は、一次コイルL1、二次コイルL2、補助コイルL3を備えており、一次コイルL1及び補助コイルL3と、二次コイルL2との間は絶縁されている。トランス27においては、一次コイルL1の両端の電圧の変化に応じて、二次コイルL2と補助コイルL3の夫々の両端に電圧が発生する。本実施形態における一次コイルL1は、一端に電圧Vrecが印加され、他端はパワートランジスタ25のドレイン電極に接続されている。したがって、パワートランジスタ25のスイッチングが開始されると、二次コイルL2と補助コイルL3の夫々の両端に電圧が発生することになる。
ダイオード28は、トランス27の補助コイルL3からの電流を整流し、コンデンサ22に供給する。したがって、パワートランジスタ25のスイッチングが開始されると、コンデンサ22は、ダイオード28からの電流により充電される。なお、詳細は省略するが、制御回路24は、電圧Vrecに基づいて起動し、起動後は、コンデンサ22に充電される電圧Vcc(以降、電源電圧Vccとする。)に基づいて動作する。
ダイオード29は、トランス27の二次コイルL2からの電流を整流し、コンデンサ23に供給する。コンデンサ23は、ダイオード29からの電流により充電されるため、コンデンサ23の端子間には出力電圧Voutが発生する。なお、本実施形態では、パワートランジスタ25がオンする時間が長くなると、出力電圧Voutが高くなるよう、一次コイルL1及び二次コイルL2の巻き数や極性が定められている。
電圧検出回路30は、コンデンサ23の充電電圧である出力電圧Voutを検出し、出力電圧Voutに応じた信号を出力する。
フォトカプラ31は、入力と出力との間を電気的に絶縁しつつ、電圧検出回路30からの信号に基づいて、出力電圧Voutのレベルに応じた電圧Vpcを出力する。具体的には、フォトカプラ31は、出力電圧Voutのレベルが高くなるに従い上昇し、出力電圧Voutのレベルが低くなるに従い低下する電圧Vpcを出力する。
なお、本実施形態のスイッチング電源回路10において、交流電圧Vacが印加される1次側の回路のグラントと、出力電圧Voutが生成される2次側の回路のグランドとは、異なっている。
<<<制御回路24の構成について>>>
図2は、制御回路24の構成の一例を示す図である。制御回路24は、帰還電圧生成回路50、コンパレータ51、発振回路52、SRフリップフロップ53、電圧生成回路54、クランプ回路55、及び駆動回路56を含んで構成される。なお、制御回路24には、パワートランジスタ25や抵抗26等の夫々の部品に接続される端子(不図示)が設けられているが、ここでは省略されている。
帰還電圧生成回路50は、フォトカプラ31からの電圧Vpcに応じた帰還電圧Vfbを生成する。具体的には、帰還電圧生成回路50は、電圧Vpcが上昇すると低下し、電圧Vpcが低下すると上昇する帰還電圧Vfbを生成する。
コンパレータ51は、帰還電圧Vfbと、電圧Vrとを比較し、比較結果に応じた電圧Vcompを出力する。具体的には、コンパレータ51は、電圧Vrが帰還電圧Vfbより低い場合、ローレベル(以下、“L”レベルとする。)の電圧Vcompを出力し、電圧Vrが帰還電圧Vfbより高い場合、ハイレベル(以下、“H”レベルとする。)の電圧Vcompを出力する。また、発振回路52は、所定周波数のクロック信号Sclk(矩形波)を出力する。
SRフリップフロップは、クロック信号Sclkと、電圧Vcompとに基づいて、パワートランジスタ25をオンオフするための信号を出力する。具体的には、SRフリップフロップ53のS入力には、クロック信号Sclkが入力され、R入力には、電圧Vcompが入力される。このため、SRフリップフロップ53のQ出力は、クロック信号Sclkが“H”レベルとなる所定周期毎に“H”レベルとなる。
一方、電圧Vcompが“H”レベルになると、SRフリップフロップ53のQ出力は、“L”レベルとなる。なお、SRフリップフロップ53のQB出力からは、Q出力の論理レベルが反転した信号が出力される。また、本実施形態では、SRフリップフロップ53のQ出力の電圧及びQB出力の電圧のそれぞれを、電圧Vin,Vinbとする。
電圧生成回路54は、所定のタイミング信号S1に基づいて、駆動回路56で用いられる電圧Vxを生成し、クランプ回路55は、所定のタイミング信号S2に基づいて、電圧Vxをクランプする。なお、タイミング信号S1,S2、電圧生成回路54及びクランプ回路55の詳細については後述する。
駆動回路56は、電圧Vin,Vinbに基づいて、パワートランジスタ25のスイッチングを制御する。具体的には、駆動回路56は、電圧Vinが“H”レベル、電圧Vinbが“L”レベル(以下、(Vin,Vinb)=(“H”,“L”)とする。)になると、パワートランジスタ25をオンし、(Vin,Vinb)=(“L”,“H”)になると、パワートランジスタ25をオフする。詳細は後述するが、本実施形態の駆動回路56は、電圧Vin(制御信号)が“H”レベル(一方の論理レベル)になると、電圧生成回路54からの電圧Vxに応じた速度でパワートランジスタ25のゲート電極(制御電極)の電圧Vdrを上昇させる。
<<<制御回路24の動作の概要について>>>
ここで、制御回路24の動作の概要について説明する。まず、発振回路52からのクロック信号Sclkが“H”レベルになると、(Vin,Vinb)=(“H”,“L”)となるため、パワートランジスタ25がオンする。これにより、抵抗26の電圧Vrが上昇し、電圧Vrが帰還電圧Vfbより高くなると、SRフリップフロップ53がリセットされる。この結果、(Vin,Vinb)=(“L”,“H”)となり、パワートランジスタ25がオフする。なお、制御回路24がパワートランジスタ25をオン、またはオフする際の詳細な動作については後述する。
ところで、上述のように、本実施形態では、出力電圧Voutが所望レベルより高いと、帰還電圧Vfbは低下する。このような場合には、クロック信号Sclkが“H”レベルとなってから、電圧Vrが上昇して帰還電圧Vfbとなるまでの時間は短くなる。したがって、出力電圧Voutが所望レベルより高い場合、パワートランジスタ25がオンされる時間は短くなるため、出力電圧Voutは低下する。
一方、出力電圧Voutが所望レベルより低いと、帰還電圧Vfbは上昇する。このような場合には、クロック信号Sclkが“H”レベルとなってから、電圧Vrが上昇して帰還電圧Vfbとなるまでの時間は長くなる。したがって、出力電圧Voutが所望レベルより低い場合、パワートランジスタ25がオンされる時間は長くなるため、出力電圧Voutは上昇する。この様に、制御回路24は、出力電圧Voutが所望のレベルとなるよう、パワートランジスタ25をスイッチングする。
<<<電圧生成回路54及びクランプ回路55の構成>>>
図3は、電圧生成回路54及びクランプ回路55の一例を示す図である。電圧生成回路54は、入力されるタイミング信号S1の論理レベルに基づいて、電圧Vxを生成する回路であり、NMOSトランジスタ70,71、及びPMOSトランジスタ72を含む。なお、タイミング信号S1,S2は、駆動回路56で生成される信号である。
NMOSトランジスタ70のゲート電極は、PMOSトランジスタ72のゲート電極に接続されている。また、NMOSトランジスタ70のドレイン電極と、PMOSトランジスタ72のドレイン電極との間には、NMOSトランジスタ71が設けられている。このため、NMOSトランジスタ70及びPMOSトランジスタ72は、NMOSトランジスタ71がオンの際に動作するインバータを構成する。なお、本実施形態では、NMOSトランジスタ70のドレイン電極と、NMOSトランジスタ71のソース電極と、が接続されたノードを、ノードXとする。
クランプ回路55は、入力されるタイミング信号S2が“L”レベルから“H”レベルになると、ノードX(所定ノード)の電圧Vxをクランプする回路である。クランプ回路55は、バイアス電流源80、PMOSトランジスタ81~84、NMOSトランジスタ90~92、ダイオードD1~D3を含んで構成される。
バイアス電流源80は、ダイオード接続されたPMOSトランジスタ81に対し、所定のバイアス電流Ib1を流す回路である。また、PMOSトランジスタ81と、PMOSトランジスタ82とは、カレントミラー回路を構成する。さらに、PMOSトランジスタ82のドレイン電極には、ダイオードD1~D3が接続されている。このため、ダイオードD1~D3には、少なくとも、バイアス電流Ib1に応じたバイアス電流Ib2が供給される。なお、バイアス電流源80、PMOSトランジスタ81,82は、バイアス電流回路に相当する。
PMOSトランジスタ83と、PMOSトランジスタ81とはカレントミラー回路を構成し、PMOSトランジスタ83と、ダイオードD1~D3との間には、NMOSトランジスタ90,91が設けられている。
NMOSトランジスタ90と、NMOSトランジスタ71とは、カレントミラー回路を構成し、PMOSトランジスタ84は、ダイオード接続されたNMOSトランジスタ90のゲート電極をプルアップするためのトランジスタである。また、NMOSトランジスタ90及びNMOSトランジスタ91が接続されるノードYと、ノードXとの間には、NMOSトランジスタ92が設けられている。
ここで、PMOSトランジスタ84、NMOSトランジスタ91,92は、クランプ回路55を動作させるか否か(電圧Vxをクランプさせるか否か)を定めるためのトランジスタである。具体的には、PMOSトランジスタ84がオフし、NMOSトランジスタ91,92(スイッチ)がオンすると、電圧Vxは、ダイオードD1のアノードの電圧Vfになる。
なお、ダイオード接続されたNMOSトランジスタ90は、電圧Vxを精度良く、電圧Vfにクランプさせるために設けられている。また、本実施形態のダイオードD1~D3の順方向電圧は、例えば0.7Vであるため、電圧Vfは約2.1Vになる。
<<<電圧生成回路54及びクランプ回路55の動作>>>
図3,4を参照しつつ、電圧生成回路54及びクランプ回路55の動作について説明する。なお、時刻t0より前では、タイミング信号S1は“H”レベルであるため、電圧生成回路54のNMOSトランジスタ70はオンし、PMOSトランジスタ72はオフしている。このため電圧Vxは、ゼロボルト(“L”レベル)である。また、この際、タイミング信号S2は“L”レベルであるため、クランプ回路55のNMOS91,92はオフしている。したがって、このタイミングでは、クランプ回路55は動作しておらず、電圧Vxがクランプされることはない。
時刻t0にタイミング信号S1が“H”レベルから“L”レベルに変化すると、電圧生成回路54のNMOSトランジスタ70はオフし、PMOSトランジスタ72はオンする。この際、“L”レベルのタイミング信号S2に基づいて、PMOSトランジスタ84はオンしているため、NMOSトランジスタ71もオンしている。このため、NMOSトランジスタ71、PMOSトランジスタ72はともにオンとなるため、電圧Vxは、駆動回路の56の電源電圧Vccの電圧レベルとなるよう上昇する。
つぎに、時刻t1にタイミング信号S2が“H”レベルになると、クランプ回路55のNMOSトランジスタ91,92がオンし、PMOSトランジスタ84がオフする。この結果、上述のように、ノードXの電圧Vxは、クランプ回路55によりクランプされ、所定のクランプ電圧である電圧Vfとなるよう低下する。
なお、本実施形態では、電圧Vxがクランプされる前からダイオードD1~D3にバイアス電流Ib2が供給されている。このため、NMOSトランジスタ91,92がオンした際には、ダイオードD1のアノードの電圧が電圧Vfとなっているため、短時間で電圧Vxを電圧Vfのレベルまで低下させることができる。
<<<駆動回路56の構成>>>
図5は、駆動回路56の一例を示す図である。駆動回路56は、タイミング信号S1,S2を生成するとともに、電圧Vin,Vinb,Vxに基づいて、パワートランジスタ25を駆動する回路である。駆動回路56は、貫通電流防止回路100、NMOS駆動回路101、PMOS駆動回路102、NMOSトランジスタ103、及びPMOSトランジスタ104を含んで構成される。なお、本実施形態で、電源電圧Vccは、駆動回路の56を動作させる電圧である。
貫通電流防止回路100(論理回路)は、パワートランジスタ25を駆動するNMOSトランジスタ103及びPMOSトランジスタ104に貫通電流が流れないよう、夫々のスイッチングタイミングを調整する回路である。なお、ここで、「貫通電流」とは、NMOSトランジスタ103及びPMOSトランジスタ104が同時にオンした際に両者に流れる電流である。貫通電流防止回路100は、NMOSトランジスタ200,201、PMOSトランジスタ202~205、及びインバータ210を含んで構成される。なお、電圧Vin,Vinbの夫々は、NMOSトランジスタ200,201のゲート電極に印加される。
ここで、本実施形態では、NMOSトランジスタ200と、PMOSトランジスタ202とが接続されたノードの電圧を、電圧Va1とし、NMOSトランジスタ201と、PMOSトランジスタ203とが接続されたノードの電圧を、電圧Va2とする。さらに、NMOSトランジスタ103、PMOSトランジスタ104,204の夫々のゲート電極の電圧を、電圧Vg1~Vg3とする。
NMOS駆動回路101(シンクトランジスタ駆動回路)は、電圧Va1に基づいて、NMOSトランジスタ103を駆動する回路であり、インバータ220~223を含んで構成される。
PMOS駆動回路102(ソーストランジスタ駆動回路)は、電圧Va2,Vxに基づいて、PMOSトランジスタ104を駆動する回路であり、インバータ230,231、NMOSトランジスタ240、及びPMOSトランジスタ241を含んで構成される。なお、本実施形態では、インバータ230,231の夫々から出力される信号を、タイミング信号S1,S2とする。
NMOSトランジスタ103(シンクトランジスタ)は、パワートランジスタ25のゲート電極(ゲート電極に形成される容量)から電流(以下、「シンク電流I1(第2電流)」という。)を吸い込むトランジスタである。
PMOSトランジスタ104(ソーストランジスタ)は、パワートランジスタ25のゲート電極に電流(以下、「ソース電流I2(第1電流)」という。)を供給するトランジスタである。なお、パワートランジスタ25をオンする際のソース電流I2の電流値は、電圧Vg2の低下に伴い大きくなる。さらに、電圧Vg2は、電圧Vxの上昇に応じて低下する。このため、パワートランジスタ25をオンする際のソース電流I2は、電圧Vxの上昇に応じて大きくなる。
<<<駆動回路56の動作>>>
==立上り波形==
図6は、パワートランジスタ25がオンする際の駆動回路56の主要なノードの波形を示す図である。
まず、パワートランジスタ25をオンすべく、時刻t10に電圧Vin(制御信号)が“H”レベル(一方の論理レベル)になると、NMOSトランジスタ200はオンする。この結果、電圧Va1は、“L”レベル”に変化する。また、NMOS駆動回路101は、偶数個(4つ)のインバータ220~223を含む。このため、時刻t10から、インバータ220~223の遅延時間だけ経過した時刻t11に、電圧Vg1は、“L”レベルになる。この結果、NMOSトランジスタ103はオフする。
また、電圧Vg1が“L”レベルとなると、PMOSトランジスタ205のゲート電極の電圧も“L”レベルとなるため、PMOSトランジスタ205はオンする。なお、この際、PMOSトランジスタ203のゲート電極には、“L”レベルの電圧Va1が印加されているため、PMOSトランジスタ203は、オンしている。したがって、PMOSトランジスタ205がオンにすると、電圧Va2は、“Hレベルになる。
つぎに、“H”レベルの電圧Va2に基づいて、PMOS駆動回路102のインバータ230は、タイミング信号S1を“L”レベルに変化させる。この結果、図4で示したように、電圧生成回路54の電圧Vxは上昇する。なお、電圧Vxは、インバータ231からのタイミング信号S2が“H”レベルとなり、電圧Vxがクランプされるまで上昇する。
そして、タイミング信号S1が“L”レベルへと変化した時刻t11から、所定の時間だけ遅れた時刻t12になると、インバータ231は、“H”レベルのタイミング信号S2を出力する。
時刻t11~t12の間において、PMOSトランジスタ241のゲート電極に印加されるタイミング信号S2は、“L”レベルから“H”レベルに変化する。一方、NMOSトランジスタ240のゲート電極に印加される電圧Vxのレベルは、NMOSトランジスタ240の閾値電圧(例えば、0.5V)より十分高い電圧Vpkとなる。
したがって、この間に、NMOSトランジスタ240はオンし、PMOSトランジスタ241はオフするため、PMOSトランジスタ104のゲート電極の電圧Vg2は、急激に低下する。この結果、電圧Vdrは、0Vから、パワートランジスタ25の閾値電圧Vthより高い、電圧レベルV1(所定レベル)まで急激に上昇する。
そして、本実施形態では、電圧Vdrが、パワートランジスタ25の閾値電圧Vthより高い電圧レベルV1となると、電圧Vxがクランプされるよう、インバータ231の遅延時間が定められている。このため、クランプ回路55は、タイミング信号S2に基づいて、電圧Vdrが、電圧レベルV1となると電圧Vxをクランプする。なお、時刻t11~t12までの期間において、電圧Vdrの電圧レベルが変化する速度を「速度A1」とする。このため、速度A1は、V1/(t12~t11)となる。
時刻t12に電圧Vxがクランプされると、電圧Vxは、時刻t13までの間に、電圧Vpkのレベル(第1電圧レベル)から電圧Vfのレベル(第2電圧レベル)まで低下する。上述のように、電圧Vxは、NMOSトランジスタ240のゲート電極に印加される電圧である。したがって、電圧Vxが低下すると、NMOSトランジスタ240のオン抵抗が増加するため、PMOSトランジスタ104のゲート容量に蓄積された電荷の放電(電圧Vg2の低下)が妨げられる。
この結果、PMOSトランジスタ104から、パワートランジスタ25のゲート電極に供給されるソース電流I2も小さくなり、ゲート電極の電圧Vdrの変化も緩やかになる。なお、電圧Vf(例えば、2.1V)のレベルは、NMOSトランジスタ240の閾値電圧(例えば、0.5V)より高くなるよう設定されている。このため、本実施形態では、電圧Vxがクランプされた場合に、NMOSトランジスタ240がオフすることはない。
また、時刻t12~t13までの期間に、電圧Vdrが変化する速度を「速度A2」とする。このため、速度A2は、(V2-V1)/(t13-t12)となる。そして、本実施形態では、時刻t12~t13の間に、電圧Vg2の低下が妨げられるため、時刻t12~t13までの電圧Vg2の低下は、時刻t11~t12までの電圧Vg2の低下と比べ、緩やかとなる。この結果、時刻t12~t13の間に、電圧Vdrが上昇する速度A2は、時刻t11~t12の間に、電圧Vdrが上昇する速度A1より小さくなる。
時刻t13に電圧Vxが電圧Vfとなると、以降、電圧Vfのレベルに応じた所定のオン抵抗(NMOSトランジスタ240のオン抵抗)で、PMOSトランジスタ104のゲート容量の電荷が放電され、徐々に電圧Vg2が低下する。この結果、電圧Vdrは、時刻t13の電圧レベルV2から、最終的に電源電圧Vccの電圧レベルまで上昇する。
このように、本実施形態では、時刻t12のタイミングで電圧Vdrの上昇する速度A2が小さくなり、電圧Vdrに含まれる高周波成分が抑制されるため、結果的に、電圧Vdrのリンギング(ノイズ)も抑制されることになる。なお、上述のように、パワートランジスタ25の閾値電圧Vthより高い、電圧レベルV1(所定レベル)まで上昇するタイミングで、電圧Vxがクランプされるよう、インバータ231のサイズ等が定められている。このため、制御回路24は、パワートランジスタ25がオンするまでの時間を短くしつつ、ノイズを抑制できるため、スイッチング損失を抑制できる。
==立下り波形==
図7は、パワートランジスタ25がオフする際の駆動回路56の主要なノードの波形を示す図である。
まず、パワートランジスタ25をオフすべく、時刻t20に電圧Vinbが“H”レベル(電圧Vin(制御信号)が“L”レベル(他方の論理レベル))になると、NMOSトランジスタ201はオンする。この結果、電圧Va2は、“L”レベルに変化する。そして、PMOS駆動回路102のインバータ230は、タイミング信号S1を“H”レベルに変化させる。この結果、電圧生成回路54からの電圧Vxはゼロボルト(“L”レベル)となり、NMOSトランジスタ240はオフする。
そして、 “H”レベルのタイミング信号S1に基づいて、時刻t21にタイミング信号S2が“L”レベルとなると、PMOSトランジスタ241はオンする。この結果、電圧Vg2は“H”レベルとなり、PMOSトランジスタ104はオフする。
貫通電流防止回路100のインバータ210は、“H”レベルの電圧Vg2に基づいて、電圧Vg3を“L”レベルに変化させる。そして、電圧Vg3が“L”レベルになると、PMOSトランジスタ204はオンする。なお、この際、PMOSトランジスタ202のゲート電極には、“L”レベルの電圧Va2が印加されているため、PMOSトランジスタ202は、オンしている。したがって、PMOSトランジスタ204がオンすると、電圧Va1は、“H”レベルとなる。
時刻t22に、電圧Va1が“H”レベルになると、NMOS駆動回路101は、電圧Vg1を“H”レベルに変化させ、NMOSトランジスタ103をオンする。この結果、NMOSトランジスタ103は、パワートランジスタ25のゲート電極(ゲート容量)の電荷を、シンク電流I1で放電するため、電圧Vdrは低下する。この結果、パワートランジスタ25はオフする。
なお、本実施形態では、パワートランジスタ25がオンとなる際、NMOSトランジスタ103がオフした後(電圧Vg1が“L”レベルとなった後)、PMOSトランジスタ104がオンする(図6参照)。また、パワートランジスタ25がオフとなる際、PMOSトランジスタ104がオフした後(電圧Vg2が“H”レベルとなった後)、NMOSトランジスタ103がオンする(図7参照)。このため、駆動回路56のNMOSトランジスタ103及びPMOSトランジスタ104は、同時にオンすることはなく、貫通電流が流れることはない。
このように、制御回路24は、パワートランジスタ25をオンする際に、電圧Vdrを、閾値電圧Vthより高い電圧レベルV1となるまでは速度A1で上昇させ、その後、速度A1より小さい速度A2で変化させる。このため、制御回路24は、図6に示すように、電圧Vdrにリンギングが発生することを抑制することができる。
===制御回路の他の実施形態===
<<制御回路300>>
図8は、制御回路300の一例を示す図である。制御回路300は、パワートランジスタ25のスイッチングを制御する回路であり、帰還電圧生成回路50、コンパレータ51、発振回路52、SRフリップフロップ53、電圧生成回路54、クランプ回路55、駆動回路56、及びタイマ回路310を含んで構成される。図8の制御回路300と、図2の制御回路24とでは、同じ符号の付されたブロックは同じである。
制御回路300において、クランプ回路55は、タイマ回路310からのタイミング信号S3に基づいて、電圧Vxをクランプする。このため、ここでは、タイマ回路310の動作を中心に説明する。
タイマ回路310(計測回路)は、駆動回路56からのタイミング信号S1に基づいて、クランプ回路55を動作させるためのタイミング信号S3を出力する回路である。具体的には、タイマ回路310は、タイミング信号S1が“L”レベルになると、時間の計測を開始し、計測の開始から所定期間Txだけ経過すると、タイミング信号S3を“L”レベルから“H”レベルに変化させる。また、タイマ回路310は、タイミング信号S1が“H”レベルになると、時間の計測をリセットする。つまり、タイマ回路310は、タイミング信号S1が“L”レベルになる毎に、所定期間Txを計測する。
ここで、所定期間Txは、例えば、上述した図6の時刻t11~t12までの期間と同じである。つまり、所定期間Tx(計測結果)は、電圧Vdrが、ゼロボルトから、閾値電圧Vthより高い電圧レベルV1となるまでの期間である。
このため、電圧Vdrが電圧レベルV1となり、タイマ回路310が“H”レベルのタイミング信号S3を出力すると、クランプ回路55は、電圧Vxをクランプする。したがって、制御回路300は、制御回路24と同様に、パワートランジスタ25がオンされる際の電圧Vdrのリンギングを抑制できる。
なお、本実施形態のタイマ回路310は、例えば、遅延時間が所定期間Txとなる多段に接続されたインバータを含んで構成される。ただし、タイマ回路310は、例えば、所定のクロック信号に基づいて、所定期間Txをカウントするカウンタ(不図示)であっても良い。また、タイマ回路310は、例えば、所定電流でコンデンサを充電し、充電電圧が所定レベルまでの時間に基づいて、所定期間Txを計測する充電回路(不図示)であっても良い。
<<制御回路301>>
図9は、制御回路301の一例を示す図である。制御回路301は、パワートランジスタ25のスイッチングを制御する回路であり、帰還電圧生成回路50、コンパレータ51,320、発振回路52、SRフリップフロップ53、電圧生成回路54、クランプ回路55、及び駆動回路56を含んで構成される。なお、図9の制御回路301と、図2の制御回路24とでは、同じ符号の付されたブロックは同じである。
制御回路301において、クランプ回路55は、コンパレータ320からのタイミング信号S4(比較結果)に基づいて、クランプ回路55は電圧Vxをクランプする。このため、ここでは、コンパレータ320の動作を中心に説明する。
コンパレータ320は、基準電圧Vrefと、電圧Vdrとを比較し、比較結果を示すタイミング信号S4を出力する回路である。ここで、基準電圧Vrefの電圧レベルは、上述した、パワートランジスタ25の閾値電圧Vthより高い電圧レベルV1(所定レベル)に設定されている。また、コンパレータ320は、電圧Vdrが電圧レベルV1より低い場合、“L”レベルのタイミング信号S4を出力し、電圧Vdrが電圧レベルV1より高くなると、“H”レベルのタイミング信号S4を出力する。つまり、電圧Vdrが、ゼロボルトから電圧レベルV1まで上昇すると、タイミング信号S4は、“H”レベルとなるため、クランプ回路55は、電圧Vxをクランプする。したがって、コンパレータ320から出力されるタイミング信号S4は、図6で示したタイミング信号S2と同様に変化する。
このように、制御回路301も、電圧Vdrが電圧レベルV1となると、クランプ回路55を動作させることができる。したがって、制御回路301を用いた場合であっても、制御回路24と同様に、パワートランジスタ25がオンされる際の電圧Vdrのリンギングを抑制できる。
===まとめ===
以上、本実施形態のスイッチング電源回路10について説明した。スイッチング電源回路10の制御回路24は、電圧Vdrが電圧レベルV1となるまでは、電圧Vdrのレベルを“速度A1”で上昇させ、電圧Vdrが電圧レベルV1となると、電圧Vdrを上昇させる速度を“速度A2”まで低下させる。また、スイッチング電源回路10では、パワートランジスタ25のゲート電極(制御電極)に、いわゆるゲート抵抗が設けられていない。このため、制御回路24は、パワートランジスタ25のスイッチング損失を低減しつつ、電圧Vdrに発生するリンギングを抑制することができる。
また、クランプ回路55は、電圧Vdrが、パワートランジスタ25の閾値電圧Vthより高い電圧レベルV1になると、電圧Vxをクランプする。このため、電圧Vdrは、電圧レベルV1となるまでは大きい速度A1で上昇する。これにより、制御回路24は、リンギングを抑制しつつ、パワートランジスタ25がオンする時間を短くすることができるため、スイッチング損失が低減される。
また、クランプ回路55は、電圧Vdrが、電源電圧Vccより低い電圧レベルV1となると、電圧Vxをクランプする。このため、パワートランジスタ25のゲート電圧である電圧Vdrが、電源電圧Vccより高くなることを防ぐことができ、パワートランジスタ25を確実に保護することができる。
また、PMOS駆動回路102は、電圧Vxの上昇に応じて大きくなるソース電流I2が、パワートランジスタ25のゲート電極に供給されるよう、PMOSトランジスタ104を駆動する。また、クランプ回路55は、電圧Vxが電圧レベルV1になると、電圧Vxをクランプするため、ソース電流I2は小さくなる。この結果、制御回路24は、電圧Vdrが電圧レベルV1になると、電圧Vdrの上昇速度を低下させること、つまり、電圧Vdrの立ち上がりを緩やかにすることができる。
また、貫通電流防止回路100は、NMOSトランジスタ103がオフした後に、PMOS駆動回路102にPMOSトランジスタ104を駆動させ、PMOSトランジスタ104がオフした後に、NMOS駆動回路101にNMOSトランジスタ103を駆動させる。このため、貫通電流防止回路100は、NMOSトランジスタ103及びPMOSトランジスタ104に貫通電流が流れることを防ぐことができる。
また、クランプ回路55は、電圧Vxが、電圧Vdrが電圧レベルV1となる際の電圧Vpkより低い、電圧Vfとなるよう、電圧Vxをクランプする。このため、クランプ回路55は、確実に電圧Vxを低下させることができる。この結果、本実施形態では、電圧Vdrの上昇速度を確実に小さくすることができる。
また、クランプ回路55では、ダイオードD1~D3にバイアス電流Ib2が供給されているため、電圧Vfが予め生成されている。このため、NMOSトランジスタ90,92(スイッチ)がオンし、電圧Vxがクランプされる際、クランプ回路55は、直ちに電圧Vxを、電圧Vfとすることができる。
また、制御回路300は、電圧Vdrが電圧レベルV1となるまでの所定期間Txを計測するタイマ回路310を含んでいる。そして、クランプ回路55は、タイマ回路310が所定期間Txを計測すると、電圧Vxをクランプする。このような制御回路300であっても、制御回路24と同様に、パワートランジスタ25の電圧Vdrのリンギングを抑制することができる。なお、制御回路24は、インバータ230,231に基づいて、所定期間Txを計測している。このような構成では、インバータ230,231が、タイマ回路に相当する。
また、制御回路301は、電圧Vdrの電圧レベルと、電圧レベルV1と、を比較するコンパレータ320を含んでいる。そして、クランプ回路55は、コンパレータ320の出力に基づいて、電圧Vdrが電圧レベルV1となると、電圧Vxをクランプする。このような制御回路301であっても、制御回路24と同様に、パワートランジスタ25の電圧Vdrのリンギングを抑制することができる。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
制御回路24,300,301は、フライバック方式の電源回路に用いられたが、これに限られない。例えば、制御回路24は、一般的な電源回路(AC-DC電源回路、DC-DC電源回路)や、インバータ、発光ダイオードの駆動回路等に用いられるパワートランジスタをスイッチングする際に用いられても良い。
また、クランプ回路55は、電圧Vdrが閾値電圧Vthより高い電圧レベルV1になると、電圧Vxをクランプすることとしたが、これに限られない。例えば、クランプ回路55は、電圧Vdrが閾値電圧Vthより低い所定の電圧レベルになると、電圧Vxをクランプしても良い。このような場合であっても、リンギングは抑制される。
また、制御回路24は、MOSトランジスタを含む回路で構成されることとしたが、例えばバイポーラトランジスタを含む回路で構成されても良い。
また、本実施形態では、駆動回路56は、電圧Vin,Vinbに基づいて、パワートランジスタ25を駆動したが、例えば、電圧Vinのみであっても良い。
10 スイッチング電源回路
20 全波整流回路
21~23 コンデンサ
24,300,301 制御回路
25 パワートランジスタ
26 抵抗
27 トランス
28,29,D1~D3 ダイオード
30 電圧検出回路
31 フォトカプラ
50 帰還電圧生成回路
51,320 コンパレータ
52 発振回路
53 SRフリップフロップ
54 電圧生成回路
55 クランプ回路
56 駆動回路
70,71,90~92,103,200,201,240 NMOSトランジスタ
72,81~84,104,202~205,241 PMOSトランジスタ
80 バイアス電流源
100 貫通電流防止回路
101 NMOS駆動回路
102 PMOS駆動回路
210,220~223,230,231 インバータ
310 タイマ回路

Claims (6)

  1. 制御信号がパワートランジスタをオンさせるための一方の論理レベルになると、所定ノードの電圧を上昇させる電圧生成回路と、
    前記制御信号が前記一方の論理レベルになると、前記パワートランジスタの制御電極の電圧を上昇させ、前記制御信号が前記パワートランジスタをオフさせるための他方の論理レベルになると、前記制御電極の電圧を低下させる駆動回路と、
    前記制御電極の電圧レベルが上昇して所定レベルとなると、前記所定ノードの電圧をクランプするクランプ回路と、
    を備え、
    前記駆動回路は、
    前記制御電極に電流を供給するソーストランジスタと、
    前記制御電極から電流を吸い込むシンクトランジスタと、
    前記制御信号が前記一方の論理レベルになると、前記所定ノードの電圧レベルの上昇に応じて大きくなる電流値の第1電流を前記ソーストランジスタが前記制御電極に供給するよう、前記ソーストランジスタを駆動するソーストランジスタ駆動回路と、
    前記制御信号が前記他方の論理レベルになると、前記シンクトランジスタが前記制御電極から第2電流を吸い込むよう、前記シンクトランジスタを駆動するシンクトランジスタ駆動回路と、
    を含み、
    前記クランプ回路は、
    前記所定ノードの電圧が、前記制御電極の電圧が前記所定レベルとなる際の第1電圧レベルより低い第2電圧レベルとなるよう、前記所定ノードの電圧をクランプし、
    前記所定レベルは、前記パワートランジスタの閾値電圧より高く、前記駆動回路の電源電圧より低いこと、
    を特徴とするスイッチング制御回路。
  2. 請求項1に記載のスイッチング制御回路であって、
    前記駆動回路は、
    前記制御信号が前記一方の論理レベルになり、前記シンクトランジスタがオフすると、前記ソーストランジスタ駆動回路に前記ソーストランジスタを駆動させ、前記制御信号が前記他方の論理レベルになり、前記ソーストランジスタがオフすると、前記シンクトランジスタ駆動回路に前記シンクトランジスタを駆動させる論理回路を更に含むこと、
    を特徴とするスイッチング制御回路。
  3. 請求項1または請求項2に記載のスイッチング制御回路であって、
    前記クランプ回路は、
    ダイオードと、
    前記ダイオードにバイアス電流を供給するバイアス電流回路と、
    前記制御電極の電圧レベルが上昇して前記所定レベルとなると、前記ダイオードと前記所定ノードとを接続するスイッチと、
    を含むことを特徴とするスイッチング制御回路。
  4. 請求項1~3の何れか一項に記載のスイッチング制御回路であって、
    前記制御信号が前記一方の論理レベルとなる毎に、前記制御電極の電圧レベルが前記所定レベルとなるまでの所定期間を計測する計測回路を含み、
    前記クランプ回路は、
    前記計測回路が前記所定期間を計測すると、前記所定ノードの電圧をクランプすること、
    を特徴とするスイッチング制御回路。
  5. 請求項1~4の何れか一項に記載のスイッチング制御回路であって、
    前記制御電極の電圧と、前記所定レベルの電圧とを比較する比較回路を含み、
    前記クランプ回路は、
    前記比較回路が前記制御電極の電圧が前記所定レベルより大きいことを示す比較結果を出力すると、前記所定ノードの電圧をクランプすること、
    を特徴とするスイッチング制御回路。
  6. パワートランジスタと、
    制御信号が一方の論理レベルとなると前記パワートランジスタをオンし、他方の論理レベルとなると前記パワートランジスタをオフするスイッチング制御回路と、
    を備え、
    前記スイッチング制御回路は、
    前記制御信号が前記一方の論理レベルになると、所定ノードの電圧を上昇させる電圧生成回路と、
    前記制御信号が前記一方の論理レベルになると、前記パワートランジスタの制御電極の電圧を上昇させ、前記制御信号が前記他方の論理レベルになると、前記制御電極の電圧を低下させる駆動回路と、
    前記制御電極の電圧レベルが上昇して所定レベルとなると、前記所定ノードの電圧をクランプするクランプ回路と、
    を備え、
    前記駆動回路は、
    前記制御電極に電流を供給するソーストランジスタと、
    前記制御電極から電流を吸い込むシンクトランジスタと、
    前記制御信号が前記一方の論理レベルになると、前記所定ノードの電圧レベルの上昇に応じて大きくなる電流値の第1電流を前記ソーストランジスタが前記制御電極に供給するよう、前記ソーストランジスタを駆動するソーストランジスタ駆動回路と、
    前記制御信号が前記他方の論理レベルになると、前記シンクトランジスタが前記制御電極から第2電流を吸い込むよう、前記シンクトランジスタを駆動するシンクトランジスタ駆動回路と、
    を含み、
    前記クランプ回路は、
    前記所定ノードの電圧が、前記制御電極の電圧が前記所定レベルとなる際の第1電圧レベルより低い第2電圧レベルとなるよう、前記所定ノードの電圧をクランプし、
    前記所定レベルは、前記パワートランジスタの閾値電圧より高く、前記駆動回路の電源電圧より低い、
    ことを特徴とする電源回路
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