JP7337278B2 - 冷熱源ユニットおよび冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Description

本開示は、冷熱源ユニットおよび冷凍サイクル装置に関する。
従来、冷媒を循環させるように構成された冷媒回路を構成する冷熱源ユニットおよび冷凍サイクル装置においては、冷媒を圧縮するための圧縮機として、高圧シェルタイプの圧縮機を冷媒回路に用いることが知られている。高圧シェルタイプの圧縮機は、密閉容器内に冷媒を流入させるための流入管が圧縮部に接続されるように構成されている。高圧シェルタイプの圧縮機においては、流入管を通って流入した冷媒が圧縮部で圧縮されて密閉容器内に吐出される。そして、密閉容器内に充満する圧縮後の高温高圧のガス冷媒が密閉容器から吐出される。このような高圧シェルタイプの圧縮機においては、潤滑作用、密封作用、および防錆作用などの役割を果たす冷凍機油を、密閉容器内で分離することが可能である。
特開2003-279176号公報(特許文献1)には、高圧シェルタイプの圧縮機を備える空気調和装置が開示されている。
特開2003-279176号公報
特開2003-279176号公報に開示された空気調和装置のように、高圧シェルタイプの圧縮機を冷媒回路に用いれば、冷媒回路内へと持ち出される冷凍機油の量を極力減らすことができる。しかし、圧縮機の吸入ポート側の圧力が大気圧(たとえば、1013.25hPa)よりも低くなる負圧状態において圧縮機の運転(以下、単に「負圧運転」とも称する。)が行われた場合、冷媒回路に漏れ箇所があると、外部からの空気が冷媒回路に混入する虞がある。そうすると、冷媒回路に混入した空気が高圧シェルタイプの圧縮機内に溜まる冷凍機油に触れ、さらに圧縮機内で高温高圧状態となることで、圧縮機ひいては冷媒回路に不具合が生じる虞がある。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、圧縮機の運転状態が負圧運転となった場合であっても、圧縮機ひいては冷媒回路に不具合が生じることを回避する、冷熱源ユニットおよび冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
本開示に係る冷熱源ユニットは、膨張弁および蒸発器を備える負荷装置に接続可能であり、冷媒を循環させるように構成された冷媒回路を構成する。冷熱源ユニットは、少なくとも1つの圧縮機と、凝縮器と、冷媒回路を制御する制御装置とを備える。少なくとも1つの圧縮機は、高圧シェルタイプの第1圧縮機を備える。制御装置は、第1圧縮機が運転中であり、かつ第1圧縮機の吸入ポート側の圧力が負圧であるときに、第1圧縮機を停止させる。
本開示によれば、圧縮機の運転状態が負圧運転となった場合であっても、圧縮機ひいては冷媒回路に不具合が生じることを回避することができる。
実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の構成を示す図である。 高圧シェルタイプの圧縮機の構成を示す図である。 低圧シェルタイプの圧縮機の構成を示す図である。 冷媒回路に空気が混入していないときの冷凍サイクルと冷媒回路に空気が混入しているときの冷凍サイクルとを比較するためのp-h線図である。 制御装置による冷媒回路の制御を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の構成を示す図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、複数の実施の形態について説明するが、各実施の形態で説明された構成を適宜組み合わせることは出願当初から予定されている。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置1の構成を示す図である。なお、図1では、冷凍サイクル装置1における各機器の接続関係および配置構成を機能的に示しており、物理的な空間における配置を必ずしも示すものではない。
図1を参照して、冷凍サイクル装置1は、冷媒回路4と、制御装置6と、警報装置7とを備える。冷熱源ユニット5は、冷媒回路4と、制御装置6と、警報装置7とを含んで構成されている。冷媒回路4は、冷熱源装置2と負荷装置3とが、延長配管83および延長配管87の各々によって接続されるように構成されている。
冷熱源装置2は、冷熱源装置2への冷媒の入り口である冷媒入口ポート201と、冷熱源装置2からの冷媒の出口である冷媒出口ポート202とを有する。負荷装置3は、負荷装置3への冷媒の入り口である冷媒入口ポート301と、負荷装置3からの冷媒の出口である冷媒出口ポート302とを有する。
延長配管83は、冷熱源装置2の冷媒出口ポート202と負荷装置3の冷媒入口ポート301とを接続する。延長配管87は、負荷装置3の冷媒出口ポート302と冷熱源装置2の冷媒入口ポート201とを接続する。このように、冷熱源ユニット5は、延長配管83および延長配管87を介して、負荷装置3に接続可能に構成されている。
負荷装置3は、膨張弁50と、蒸発器60と、配管84と、配管85と、配管86とを備える。配管84は、冷媒入口ポート301と、膨張弁50とを接続する。配管85は、膨張弁50と、蒸発器60とを接続する。配管86は、蒸発器60と、冷媒出口ポート302とを接続する。
膨張弁50は、配管84から流入した高温高圧の液冷媒の圧力を下げ、配管85を介して、低温低圧の液冷媒を蒸発器60へと流出させる。膨張弁50は、たとえば、冷熱源ユニット5と独立して制御される温度膨張弁である。なお、膨張弁50は冷媒を減圧することができる電子膨張弁であってもよい。
蒸発器60は、膨張弁50から流入した低温低圧の液冷媒と空気との間で熱交換を行うように構成されている。蒸発器60は、冷却対象空間の空気からの吸熱によって低温低圧の液冷媒を蒸発させる。この熱交換により、低温低圧の液冷媒は凝縮されて低温低圧のガス冷媒に変化する。蒸発器60によって得られた低温低圧のガス冷媒は、配管86に流出する。
冷熱源ユニット5は、特に限定されないが、一般的には室外または屋外に配置される場合が多いので、室外ユニットまたは屋外ユニットとも称される。冷熱源ユニット5の冷熱源装置2は、複数の圧縮機11,12と、凝縮器20と、配管82と、配管88と、配管93とを備える。
凝縮器20は、凝縮器20への冷媒の入り口である冷媒入口ポート221と、凝縮器20からの冷媒の出口である冷媒出口ポート222とを有する。圧縮機11は、冷媒を吸入するための吸入ポート111と、冷媒を吐出するための吐出ポート112とを有する。圧縮機12は、冷媒を吸入するための吸入ポート121と、冷媒を吐出するための吐出ポート122とを有する。
配管82は、凝縮器20の冷媒出口ポート222と冷熱源装置2の冷媒出口ポート202とを接続する。
配管88は、圧縮機11に冷媒を流入させるための流入管89と、圧縮機12に冷媒を流入させるための流入管90とに分岐する。流入管89は、圧縮機11の吸入ポート111に接続されている。流入管90は、圧縮機12の吸入ポート121に接続されている。配管88および流入管89は、冷熱源装置2の冷媒入口ポート201と圧縮機11の吸入ポート111とを接続する。配管88および流入管90は、冷熱源装置2の冷媒入口ポート201と圧縮機12の吸入ポート121とを接続する。
配管93は、圧縮機11から冷媒が流出する流出管91と、圧縮機12から冷媒が流出する流出管92とに分岐する。流出管91は、圧縮機11の吐出ポート112に接続されている。流出管92は、圧縮機12の吐出ポート122に接続されている。配管93および流出管91は、圧縮機11の吐出ポート112と凝縮器20の冷媒入口ポート221とを接続する。配管93および流出管92は、圧縮機12の吐出ポート122と凝縮器20の冷媒入口ポート221とを接続する。
このように、冷熱源ユニット5では、配管88および配管93に対して、圧縮機11と圧縮機12とが並列接続されている。制御装置6は、圧縮機11および圧縮機12を選択的に運転または停止することで、冷媒が通るルートを制御することができる。具体的には、制御装置6は、圧縮機11のみを運転した場合は、冷媒入口ポート201から流入した冷媒を、配管88および流入管89を介して圧縮機11に流入させ、圧縮機11によって冷媒を圧縮させることができる。制御装置6は、圧縮機12のみを運転した場合は、冷媒入口ポート201から流入した冷媒を、配管88および流入管90を介して圧縮機12に流入させ、圧縮機12によって冷媒を圧縮させることができる。さらに、制御装置6は、圧縮機11および圧縮機12の両方を運転した場合は、冷媒入口ポート201から流入した冷媒を、配管88および流入管89を介して圧縮機11に流入させ、圧縮機11によって冷媒を圧縮させる一方で、配管88および流入管90を介して圧縮機12に流入させ、圧縮機12によって冷媒を圧縮させることができる。
圧縮機11は、高圧シェルタイプの圧縮機である。図2は、高圧シェルタイプの圧縮機11の構成を示す図である。図2を参照して、圧縮機11は、密閉容器151と、密閉容器151内に設けられた圧縮部154とを有する。圧縮部154は、流入管89に直接的に接続されている。圧縮部154は、流入管89を通って流入した低温低圧のガス冷媒を圧縮し、圧縮によって得られた高温高圧のガス冷媒を吐出ポート155から密閉容器151内に吐出する。密閉容器151内に充満する高温高圧のガス冷媒は、流出管91を介して、凝縮器20に接続された配管93へと流出する。このように、圧縮機11においては、密閉容器151内が高温高圧のガス冷媒によって満たされている。
圧縮機11は、制御装置6からの制御信号に従って、運転および停止、さらには運転時の回転速度を調整するように構成されている。制御装置6は、圧縮機11の回転速度を調整することによって、冷媒の循環量を調整し、その結果、冷凍サイクル装置1の冷凍能力を調整することができる。圧縮機11には種々のタイプのものを採用可能であり、たとえば、スクロールタイプ、ロータリータイプ、スクリュータイプなどのものを採用し得る。
圧縮機12は、低圧シェルタイプの圧縮機である。図3は、低圧シェルタイプの圧縮機12の構成を示す図である。図3を参照して、圧縮機12は、密閉容器161と、密閉容器161内に設けられた圧縮部164とを有する。圧縮部164は、流出管92に直接的に接続されている。流入管90を通って流入した低温低圧のガス冷媒は、密閉容器161内に充満する。密閉容器161内に充満する低温低圧のガス冷媒は、吸入ポート165を介して圧縮部164に吸入される。圧縮部164は、吸入ポート165を介して吸入した冷媒を圧縮し、圧縮によって得られた高温高圧のガス冷媒を、流出管92を介して、凝縮器20に接続された配管93へと流出する。このように、圧縮機12においては、密閉容器161内が低温低圧のガス冷媒によって満たされている。
圧縮機12は、制御装置6からの制御信号に従って、運転および停止、さらには運転時の回転速度を調整するように構成されている。制御装置6は、圧縮機12の回転速度を調整することによって、冷媒の循環量を調整し、その結果、冷凍サイクル装置1の冷凍能力を調整することができる。圧縮機12には種々のタイプのものを採用可能であり、たとえば、スクロールタイプ、ロータリータイプ、スクリュータイプなどのものを採用し得る。
運転中において、高圧シェルタイプの圧縮機11は、ガス冷媒と冷凍機油とを分離することが可能であり、ガス冷媒は流出管91を介して配管93に流出する一方で、冷凍機油は密閉容器151の底部に溜まる。これにより、高圧シェルタイプの圧縮機11を用いて冷凍サイクルを行えば、冷媒回路2内へと持ち出される冷凍機油の量を極力減らすことができる。
一方、運転中において、低圧シェルタイプの圧縮機12は、高圧シェルタイプの圧縮機11よりも、ガス冷媒と冷凍機油とを分離することが困難であることが知られている。このため、圧縮機12を用いて冷凍サイクルを行った場合は、圧縮機11を用いて冷凍サイクルを行った場合よりも、冷媒回路2内へと持ち出される冷凍機油の量が増え、その分、圧縮機12内に溜まる冷凍機油の量が減ってしまう。圧縮機12内に溜まる冷凍機油の量が減ると、圧縮機12の潤滑不良が発生する虞がある。このため、どちらかというと、冷凍サイクル装置1としては高圧シェルタイプの圧縮機11を運転させる方が好ましい。
再び図1を参照して、凝縮器20は、圧縮機11および圧縮機12の少なくともいずれか一方から吐出された高温高圧のガス冷媒を凝縮して配管82へと流出させる。凝縮器20は、吐出された高温高圧のガス冷媒と外気との間で熱交換を行うように構成されている。この熱交換により放熱した高温高圧のガス冷媒は凝縮されて高温高圧の液冷媒に変化する。凝縮器20には、熱交換の効率を上げるために外気を送るファン22が取り付けられている。ファン22は、凝縮器20において冷媒が熱交換を行うための外気を凝縮器20に供給する。
冷熱源ユニット5は、さらに、圧力センサ211と、温度センサ311と、温度センサ312とを備える。
圧力センサ211は、圧縮機11の吸入ポート111側(圧縮機12の吸入ポート121側)に設けられている。圧力センサ211は、圧縮機11の吸入ポート111側(圧縮機12の吸入ポート121側)の圧力PLを測定し、その測定値を制御装置6に出力する。
温度センサ311は、凝縮器20の冷媒出口ポート222側に設けられている。温度センサ311は、凝縮器20から流出した冷媒の温度T1を測定し、その測定値を制御装置6に出力する。温度センサ312は、冷熱源装置2の周囲(たとえば、凝縮器20の周囲)に設けられている。温度センサ312は、冷熱源装置2の周囲の外気の温度T2を測定し、その測定値を制御装置6に出力する。
制御装置6は、CPU(Central Processing Unit)61と、記憶媒体であるメモリ62(ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory))と、各種信号を入出力するための入出力バッファ(図示せず)などを含んで構成されている。CPU61は、ROMに格納されているプログラムをRAMなどに展開して実行する。ROMに格納されるプログラムは、制御装置6の処理手順が記された制御プログラムを含む。制御装置6は、これらの制御プログラムに従って、冷媒回路4における各部の制御を実行する。この制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)で処理することも可能である。
警報装置7は、制御装置6からの制御信号に従って警報を発することで、冷媒回路4に不具合が生じる虞がある旨を外部に知らせる。警報装置7による警報は、図示しないディスプレイに警報画像を表示することで行われてもよいし、図示しないスピーカから警報音を出力することで行われてもよいし、図示しない警報ランプを点灯または点滅することで行われてもよい。
上述したような構成を備える冷凍サイクル装置1においては、高圧シェルタイプの圧縮機11を用いて冷凍サイクル装置1を運転することで、冷媒回路2内へと持ち出される冷凍機油の量を極力減らすことができる。しかし、圧縮機11の吸入ポート111側の冷媒圧力が大気圧(たとえば、1013.25hPa)よりも低くなる負圧状態で圧縮機の運転(負圧運転)が行われた場合、冷媒回路4に漏れ箇所があると、外部からの空気が冷媒回路4に混入する虞がある。そうすると、冷媒回路4に混入した空気が圧縮機11の密閉容器151内に溜まる冷凍機油に触れ、さらに密閉容器151内で高温高圧状態となることで、圧縮機11ひいては冷媒回路4に不具合が生じる虞がある。
そこで、制御装置6は、圧縮機11が運転中であり、かつ圧縮機11の吸入ポート111側の圧力が負圧であるときに、圧縮機11を停止させるように構成されている。
図4を参照して、冷媒回路4に空気が混入していないときの冷凍サイクルと冷媒回路4に空気が混入しているときの冷凍サイクルとを比較する。図4は、冷媒回路4に空気が混入していないときの冷凍サイクルと冷媒回路4に空気が混入しているときの冷凍サイクルとを比較するためのp-h線図である。
図4では、縦軸に絶対圧力p、横軸に比エンタルピーhをとり、冷媒回路4に空気が混入していないときの冷凍サイクルが符号C1で表され、冷媒回路4に空気が混入しているときの冷凍サイクルが符号C2で表されている。さらに、外気温度に相当する温度の冷媒の等温線はTで表されている。なお、図4においては、説明を簡単にするために、圧縮機11のみが運転している場合のp-h線図を示す。
冷凍サイクルC1について、点A1から点A2に至るまでのグラフの変化は、圧縮機11における冷媒の状態の変化を示す。点A2から点A3に至るまでのグラフの変化は、凝縮器20における冷媒の状態の変化を示す。点A3から点A4に至るまでのグラフの変化は、膨張弁50における冷媒の状態の変化を示す。点A4から点A1に至るまでのグラフの変化は、蒸発器60における冷媒の状態の変化を示す。
冷凍サイクルC2について、点B1から点B2に至るまでのグラフの変化は、圧縮機11における冷媒の状態の変化を示す。点B2から点B3に至るまでのグラフの変化は、凝縮器20における冷媒の状態の変化を示す。点B3から点B4に至るまでのグラフの変化は、膨張弁50における冷媒の状態の変化を示す。点B4から点B1に至るまでのグラフの変化は、蒸発器60における冷媒の状態の変化を示す。
冷凍サイクルC1と冷凍サイクルC2とを比較すると、以下のような結果が得られる。冷凍サイクルC2における冷媒の圧縮後の圧力(B2-B3間の圧力)は、冷凍サイクルC1における冷媒の圧縮後の圧力(A2-A3間の圧力)よりも高くなる。また、冷凍サイクルC2における凝縮中の冷媒温度と外気温度との差α2は、冷凍サイクルC1における凝縮中の冷媒温度と外気温度との差α1よりも大きくなる。これらは、冷媒回路4に空気が混入することで、凝縮器20内における伝熱が阻害されて凝縮温度が上昇すること、および、凝縮温度の上昇分に相当する凝縮圧力に対して、混入した空気の分圧が加えられることによると考えられる。
また、凝縮温度および凝縮圧力の上昇に起因して、冷凍サイクルC2における凝縮器20の冷媒出口部分の冷媒の過冷却度β2は、冷凍サイクルC1における凝縮器20の冷媒出口部分の冷媒の過冷却度β1よりも大きくなる。また、冷凍サイクルC2における凝縮器20の冷媒出口部分の冷媒温度と外気温度との差γ2は、冷凍サイクルC1における凝縮器20の冷媒出口部分の冷媒温度と外気温度との差γ1よりも小さくなる。
このように、冷媒回路4に空気が混入していないときの冷凍サイクルC1と、冷媒回路4に空気が混入しているときの冷凍サイクルC2とを比較すると、空気が混入しているときは、空気が混入していないときよりも、凝縮器20の冷媒出口部分の冷媒温度と外気温度との差が小さくなることが分かる。
そこで、制御装置6は、凝縮器20の冷媒出口部分の冷媒温度と外気温度との差に基づき、冷媒回路4に空気が混入しているか否かを判断するように構成されている。
具体的には、制御装置6は、温度センサ311の測定値に基づき凝縮器20の冷媒出口部分の冷媒の温度T1を特定する。制御装置6は、温度センサ312の測定値に基づき外気の温度T2を特定する。制御装置6は、冷媒温度T1と外気温度T2との差が第1値以下(たとえば、2K以下)であるときに、冷媒回路4に空気が混入していると判断する。
図5は、制御装置6による冷媒回路4の制御を説明するためのフローチャートである。制御装置6は、メモリ62に格納された制御プログラムを実行することで、図5に示すフローチャートの処理を実行する。このフローチャートの処理は、一定時間ごとに冷凍サイクル装置1の主制御ルーチンから呼び出されて実行される。なお、図5においては、高圧シェルタイプの圧縮機11が第1圧縮機で示され、低圧シェルタイプの圧縮機12が第2圧縮機で示されている。図中において、「S」は「STEP」の略称として用いられる。
制御装置6は、圧縮機11が運転中であるか否かを判定する(S1)。制御装置6は、圧縮機11が運転中である場合(S1でYES)、圧縮機11の吸入ポート111側の圧力が負圧であるか否かを判定する(S2)。
制御装置6は、圧縮機11の吸入ポート111側の圧力が負圧である場合(S2でYES)、圧縮機11に制御信号を出力することで、圧縮機11を停止させる(S3)。このとき、制御装置6は、低圧シェルタイプの圧縮機12が運転中である場合、圧縮機12の運転を継続する。一方、制御装置6は、圧縮機12が運転中でない場合、圧縮機12に制御信号を出力することで、圧縮機12を運転させる。
制御装置6は、圧縮機11の吸入ポート111側の圧力が負圧でない場合(S2でNO)、または、S3の処理の後、主制御ルーチンに制御を戻す。
制御装置6は、圧縮機11が運転中でない場合(S1でNO)、圧縮機11の吸入ポート111側の圧力が負圧であるか否かを判定する(S4)。制御装置6は、圧縮機11の吸入ポート111側の圧力が負圧である場合(S4でYES)、冷媒回路4に空気が混入しているか否かを判定する(S5)。具体的には、制御装置6は、温度センサ311の測定値に基づき特定した冷媒温度T1と、温度センサ312の測定値に基づき特定した外気温度T2との差が第1値以下(たとえば、2K以下)であるか否かを判定する。
制御装置6は、冷媒温度T1と外気温度T2との差が第1値以下(たとえば、2K以下)である場合、冷媒回路4に空気が混入していると判断し(S5でYES)、警報装置7に制御信号を出力することで、警報装置7から警報を発生させる(S7)。
一方、制御装置6は、冷媒温度T1と外気温度T2との差が第1値未満(たとえば、2K未満)である場合、冷媒回路4に空気が混入していないと判断し(S5でNO)、圧縮機11に制御信号を出力することで、圧縮機11を運転させる(S6)。
制御装置6は、圧縮機11の吸入ポート111側の圧力が負圧でない場合(S4でNO)、または、S6、S7の処理の後、主制御ルーチンに制御を戻す。
なお、制御装置6は、S6において圧縮機11を運転させた場合、一定時間ごとに実行する図5に示すフローチャートのS3の処理において再び圧縮機11を停止しないように、S6の処理では予め定められた期間(たとえば、1時間)に亘って圧縮機11の運転を継続するものであってもよい。
以上のように、制御装置6は、高圧シェルタイプの圧縮機11が運転中であり、かつ圧縮機11の運転状態が負圧運転であるときに、圧縮機11を停止させることで、冷媒回路4に混入した空気が圧縮機11内で高温高圧状態となることによって圧縮機11ひいては冷媒回路4に不具合が生じることを回避することができる。
制御装置6は、高圧シェルタイプの圧縮機11が運転中でなく、圧縮機11の運転状態が負圧運転であり、かつ冷媒回路4に空気が混入しているときに、警報を発する制御を行うことで、冷媒回路4に空気が混入していることによって冷媒回路4に不具合が生じる虞がある旨を外部に知らせることができる。
制御装置6は、高圧シェルタイプの圧縮機11が運転中でなく、圧縮機11の運転状態が負圧運転であり、かつ冷媒回路に空気が混入していないときに、圧縮機11を再び運転させることで、冷媒回路4に空気が混入していないことを確認した上で圧縮機11を再び運転させることができ、その結果、圧縮機11を用いた冷凍サイクルを再び行うことができる。
制御装置6は、高圧シェルタイプの圧縮機11および低圧シェルタイプの圧縮機12が運転中であり、かつ圧縮機11の運転状態が負圧運転であるときに、圧縮機11を停止させる一方で圧縮機12の運転を継続させることで、圧縮機11ひいては冷媒回路4に不具合が生じることを回避する一方で、圧縮機12を用いた冷凍サイクルを継続させて冷却対象である冷却物の溶解を防止することができる。
制御装置6は、高圧シェルタイプの圧縮機11が運転中である一方で低圧シェルタイプの圧縮機12が運転中でなく、かつ圧縮機11の運転状態が負圧運転であるときに、圧縮機11を停止させる一方で圧縮機12を運転させることで、圧縮機11ひいては冷媒回路4に不具合が生じることを回避する一方で、圧縮機11の代わりに圧縮機12を用いた冷凍サイクルを実行させて冷却物の溶解を防止することができる。
制御装置6は、温度センサ311の測定値に基づき特定した凝縮器20の冷媒出口部分の冷媒温度T1と、温度センサ312の測定値に基づき特定した外気温度T2との差に基づいて、冷媒回路4に空気が混入しているか否かを判断することができる。
実施の形態2.
図6は、実施の形態2に係る冷凍サイクル装置100の構成を示す図である。なお、図6では、冷凍サイクル装置100における各機器の接続関係および配置構成を機能的に示しており、物理的な空間における配置を必ずしも示すものではない。
図6を参照して、実施の形態2に係る冷凍サイクル装置100において、冷熱源ユニット500の冷熱源装置200は、受液器(レシーバ)30と、配管81と、圧力センサ212とをさらに備える。冷熱源ユニット500が備えるその他の構成については、図1に示す冷熱源ユニット5が備える構成と同じであるので、説明は繰り返さない。
受液器30は、凝縮器20の冷媒出口ポート222側に設けられ、凝縮器20の冷媒出口ポート222から流出された液冷媒を貯留する。受液器30は、配管81を介して凝縮器20の冷媒出口ポート222に接続され、配管82を介して冷熱源装置200の冷媒出口ポート202に接続されている。
圧力センサ212は、圧縮機11の吐出側および圧縮機12の吐出側に共通に設けられている。圧力センサ212は、圧縮機11の吐出側および圧縮機12の吐出側の圧力PHを測定し、その測定値を制御装置6に出力する。
冷媒回路400に空気が混入していない場合、受液器30内には凝縮器20から流出した液冷媒とガス冷媒とが共存しているため、過冷却度はほぼ0度である。一方、冷媒回路400に空気が混入した場合、ガス冷媒に代わって受液器30内に空気が溜まるため、受液器30が冷やされたとしても凝縮が起こらず、過冷却が生じる。つまり、冷媒回路400に空気が混入していないときと、冷媒回路400に空気が混入しているときとを比較すると、空気が混入しているときは、空気が混入していないときよりも、過冷却度が大きくなることが分かる。
そこで、実施の形態2に係る制御装置6は、図5に示すフローチャートのS5の処理において、凝縮器20の冷媒出口ポート222側に設けられた温度センサ311の測定値(冷媒の温度T1)と、圧力センサ212の測定値(圧力PH)とに基づき、冷媒の過冷却度を算出し、算出した過冷却度に基づき、冷媒回路4に空気が混入しているか否かを判断するように構成されている。
具体的には、制御装置6は、温度センサ311の測定値に基づき凝縮器20の冷媒出口部分の冷媒の温度T1を特定する。制御装置6は、圧力センサ212の測定値に基づき圧縮機11の吐出側の圧力PHを特定し、特定した圧力PHに対応する冷媒の飽和温度を算出する。制御装置6は、算出した冷媒の飽和温度から、凝縮器20の冷媒出口部分の冷媒の温度T1を減算することで、過冷却度を算出する。制御装置6は、算出した過冷却度が第2値以上(たとえば、2K以上)であるときに、冷媒回路4に空気が混入していると判断する。
このように、実施の形態2に係る冷凍サイクル装置100において、制御装置6は、温度センサ311の測定値に基づき特定した凝縮器20の冷媒出口部分の冷媒温度T1と、圧力センサ212の測定値に基づき特定した圧縮機11の吐出側の圧力PHとに基づき、過冷却度を算出し、算出した過冷却度に基づいて、冷媒回路4に空気が混入しているか否かを判断することができる。
上述した実施の形態1に係る冷熱源ユニット5および実施の形態2に係る冷熱源ユニット500は、いずれも、高圧シェルタイプの圧縮機11および低圧シェルタイプの圧縮機12を1つずつ備えるものであったが、圧縮機11および圧縮機12の数はこれに限らない。冷熱源ユニット5および冷熱源ユニット500の各々は、少なくとも1つの圧縮機11を備えるものであればよく、2つ以上の圧縮機11を備えるものであってもよい。
冷熱源ユニット5および冷熱源ユニット500の各々は、必ずしも圧縮機12を備える必要はないが、少なくとも1つの圧縮機12を備える場合、圧縮機12と同数以上の圧縮機11を備えることが好ましい。このような構成によれば、冷凍サイクル装置は、冷媒回路内へと持ち出される冷凍機油の量を極力減らすことなく、冷凍サイクルを行うことができる。
なお、圧縮機11が複数設けられる場合、制御装置6は、図5に示すフローチャートのS3の処理において、複数の圧縮機11の全部または一部の運転を停止させてもよい。
(まとめ)
本開示は、膨張弁50および蒸発器60を備える負荷装置3に接続可能であり、冷媒を循環させるように構成された冷媒回路4を構成する冷熱源ユニット5に関する。冷熱源ユニット5は、少なくとも1つの圧縮機11,12と、凝縮器20と、冷媒回路4を制御する制御装置6とを備える。少なくとも1つの圧縮機11,12は、高圧シェルタイプの圧縮機11を備える。制御装置6は、圧縮機11が運転中であり、かつ圧縮機11の吸入ポート111側の圧力が負圧であるときに、圧縮機11を停止させる。
このような構成を備えることによって、冷熱源ユニット5は、冷媒回路4に混入した空気が圧縮機11内で高温高圧状態となることによって圧縮機11ひいては冷媒回路4に不具合が生じることを回避することができる。
好ましくは、制御装置6は、圧縮機11が運転中でなく、圧縮機11の吸入ポート111側の圧力が負圧であり、かつ冷媒回路4に空気が混入しているときに、警報を発する制御を行う。
このような構成を備えることによって、冷熱源ユニット5は、冷媒回路4に空気が混入していることによって冷媒回路4に不具合が生じる虞がある旨を外部に知らせることができる。
好ましくは、制御装置6は、圧縮機11が運転中でなく、圧縮機11の吸入ポート111側の圧力が負圧であり、かつ冷媒回路4に空気が混入していないときに、圧縮機11を運転させる。
このような構成を備えることによって、冷熱源ユニット5は、冷媒回路4に空気が混入していないことを確認した上で圧縮機11を再び運転させることができ、その結果、圧縮機11を用いた冷凍サイクルを再び行うことができる。
好ましくは、図1に示す冷熱源ユニット5は、凝縮器20の冷媒出口部分における冷媒の温度を測定する温度センサ311と、凝縮器20に供給される外気の温度を測定する温度センサ312とをさらに備える。制御装置6は、温度センサ311の測定値と温度センサ312の測定値との差が第1値以下(たとえば、2K以下)であるときに、冷媒回路4に空気が混入していると判断する。
このような構成を備えることによって、冷熱源ユニット5は、凝縮器20の冷媒出口部分に設けられた温度センサ311と、外気の温度を測定する温度センサ312とを用いて、冷媒回路4に空気が混入しているか否かを判断することができる。
好ましくは、図6に示す冷熱源ユニット500は、凝縮器20の冷媒出口部分に設けられ、冷媒を貯留する受液器30と、凝縮器20の冷媒出口部分における冷媒の温度を測定する温度センサ311と、凝縮器20の冷媒入口部分における冷媒の圧力を測定する圧力センサ212とをさらに備える。制御装置6は、温度センサ311の測定値と圧力センサ212の測定値とに基づき算出される冷媒の過冷却度が第2値以上(たとえば、2K以上)であるときに、冷媒回路4に空気が混入していると判断する。
このような構成を備えることによって、冷熱源ユニット500は、過冷却度に基づき、冷媒回路4に空気が混入しているか否かを判断することができる。
好ましくは、少なくとも1つの圧縮機11,12は、圧縮機11と並列接続された低圧シェルタイプの圧縮機12をさらに備える。制御装置6は、圧縮機11および圧縮機12が運転中であり、かつ圧縮機11の吸入ポート111側の圧力が負圧であるときに、圧縮機11を停止させる一方で圧縮機12の運転を継続させる。
このような構成を備えることによって、冷熱源ユニット5は、圧縮機11ひいては冷媒回路4に不具合が生じることを回避する一方で、圧縮機12を用いた冷凍サイクルを継続させることができ、冷却物の溶解を防止することができる。
好ましくは、少なくとも1つの圧縮機11,12は、圧縮機11と並列接続された低圧シェルタイプの圧縮機12をさらに備える。制御装置6は、圧縮機11が運転中である一方で圧縮機12が運転中でなく、かつ圧縮機11の吸入ポート111側の圧力が負圧であるときに、圧縮機11を停止させる一方で圧縮機12を運転させる。
このような構成を備えることによって、冷熱源ユニット5は、圧縮機11ひいては冷媒回路4に不具合が生じることを回避する一方で、圧縮機11の代わりに圧縮機12を用いた冷凍サイクルを実行させることができ、冷却物の溶解を防止することができる。
好ましくは、少なくとも1つの圧縮機11,12は、圧縮機12と同数以上の圧縮機11を備える。
このような構成を備えることによって、冷熱源ユニット5は、冷媒回路4内へと持ち出される冷凍機油の量を極力減らすことなく、冷凍サイクルを行うことができる。
本開示は、他の局面では、冷熱源ユニット5と負荷装置3とを備える冷凍サイクル装置1、および、冷熱源ユニット500と負荷装置3とを備える冷凍サイクル装置100に関する。
以上、冷凍サイクル装置1,100を備える冷凍機を例示して本実施の形態を説明したが、冷凍サイクル装置1,100は、空気調和機などに利用されても良い。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,100 冷凍サイクル装置、2,200 冷熱源装置、3 負荷装置、4,400 冷媒回路、5,500 冷熱源ユニット、6 制御装置、7 警報装置、11,12 圧縮機、20 凝縮器、22 ファン、30 受液器、50 膨張弁、60 蒸発器、62 メモリ、81,82,84,85,86,88,93 配管、83,87 延長配管、89,90 流入管、91,92 流出管、111,121,165 吸入ポート、112,122,155 吐出ポート、151,161 密閉容器、154,164 圧縮部、201,221,301 冷媒入口ポート、202,222,302 冷媒出口ポート、211,212 圧力センサ、311,312 温度センサ。

Claims (9)

  1. 膨張弁および蒸発器を備える負荷装置に接続可能であり、冷媒を循環させるように構成された冷媒回路を構成する冷熱源ユニットであって、
    少なくとも1つの圧縮機と、
    凝縮器と、
    前記冷媒回路を制御する制御装置とを備え、
    前記少なくとも1つの圧縮機は、高圧シェルタイプの第1圧縮機と、前記第1圧縮機と並列接続された低圧シェルタイプの第2圧縮機とを備え、
    前記制御装置は、前記第1圧縮機が運転中であり、かつ前記第1圧縮機の吸入ポート側の圧力が負圧であるときに、前記第1圧縮機を停止させる一方で前記第2圧縮機を運転させる、冷熱源ユニット。
  2. 前記制御装置は、前記第1圧縮機が運転中でなく、前記第1圧縮機の前記吸入ポート側の圧力が負圧であり、かつ前記冷媒回路に空気が混入しているときに、警報を発する制御を行う、請求項1に記載の冷熱源ユニット。
  3. 前記制御装置は、前記第1圧縮機が運転中でなく、前記第1圧縮機の前記吸入ポート側の圧力が負圧であり、かつ前記冷媒回路に空気が混入していないときに、前記第1圧縮機を運転させる、請求項1に記載の冷熱源ユニット。
  4. 前記凝縮器の冷媒出口部分における冷媒の温度を測定する第1温度センサと、
    前記凝縮器に供給される外気の温度を測定する第2温度センサとをさらに備え、
    前記制御装置は、前記第1温度センサの測定値と前記第2温度センサの測定値との差が第1値以下であるときに、前記冷媒回路に空気が混入していると判断する、請求項2または請求項3に記載の冷熱源ユニット。
  5. 前記凝縮器の冷媒出口部分に設けられ、冷媒を貯留する受液器と、
    前記凝縮器の前記冷媒出口部分における冷媒の温度を測定する第1温度センサと、
    前記凝縮器の冷媒入口部分における冷媒の圧力を測定する圧力センサとをさらに備え、
    前記制御装置は、前記第1温度センサの測定値と前記圧力センサの測定値とに基づき算出される冷媒の過冷却度が第2値以上であるときに、前記冷媒回路に空気が混入していると判断する、請求項2または請求項3に記載の冷熱源ユニット。
  6. 記制御装置は、前記第1圧縮機および前記第2圧縮機が運転中であり、かつ前記第1圧縮機の前記吸入ポート側の圧力が負圧であるときに、前記第1圧縮機を停止させる一方で前記第2圧縮機の運転を継続させる、請求項1に記載の冷熱源ユニット。
  7. 記制御装置は、前記第1圧縮機が運転中である一方で前記第2圧縮機が運転中でなく、かつ前記第1圧縮機の前記吸入ポート側の圧力が負圧であるときに、前記第1圧縮機を停止させる一方で前記第2圧縮機を運転させる、請求項1に記載の冷熱源ユニット。
  8. 前記少なくとも1つの圧縮機は、前記第2圧縮機と同数以上の前記第1圧縮機を備える、請求項に記載の冷熱源ユニット。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の前記冷熱源ユニットと、前記負荷装置とを備える冷凍サイクル装置。
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