JP7336838B2 - 車両用ミラー - Google Patents
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Description
(1)本発明の車両用ミラーは、液晶層に印加する電圧で反射率を調整できるミラー部と、前記液晶層に印加する電圧を制御して反射率を調整する防眩制御を行う制御部と、を備え、前記制御部が、眩光に基づいて前記液晶層に印加する目標電圧を求める演算処理と、前記液晶層に印加している電圧が前記目標電圧と異なっている場合に、前記液晶層に印加する電圧を複数回に分けて増加又は減少させて前記目標電圧に到達させる電圧調整処理と、を含む処理を実行して前記防眩制御を行う。
なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
ただし、鏡面仕上げは着色に限らず、ミラーとして光が反射できる仕上げになっていることを意味する点に留意されたい。
ミラー部30は、バックライト側から順に、第1偏光の光を反射し、第2偏光の光を透過する第1偏光板31と、光の偏光状態を制御する偏光制御部32と、第1偏光の光を透過し、第2偏光の光を吸収する第2偏光板34と、を備えている。
第1電極部32Bは、図3に示すように、ガラス基板31Aの液晶層32A側の面(以下、第1面ともいう。)に設けられ、カラーフィルタのそれぞれの画素が備えるRGBに対応したサブ画素ごとに形成された複数の画素電極を備えており、それぞれの画素電極には、薄膜トランジスタ(TFT)が設けられ、ソース線及びゲート線で個別にTFTの駆動が制御されることで、個別に画素電極に印加される電圧が制御される。
また、複数のゲート線がガラス基板31Aの第1面上に第1方向に直交する第2方向に並んで設けられ、TFTのゲート電極がゲート線に接続されている。
なお、共通電極及び画素電極には、ITO等の透明電極材料が用いられている。
具体的には、本実施形態の車両用ミラー1は、動作モードとして、外光に対する反射率が最も高い状態で固定されたミラーとして画像表示部20を機能させるミラーモードと、後続車からの光によるグレアを抑制するように外光に対する反射率を変えるミラーとして画像表示部20を機能させる防眩モードと、画像表示部20をミラーとして機能させず、画像表示部20に車載カメラの映像(スルー画像)等を表示するカメラモードと、の3つの動作モードを有しており、以下、ミラーモード、防眩モード、カメラモードの順で説明を行う。
ただし、防眩モードでの運転者等に違和感を与えないようにするための制御に関しては、ここでのミラーモード、防眩モード、及び、カメラモードの一連の説明を終えた後に行う。
図4は車両用ミラー1のミラーモードとしての動作を説明するための図である。
なお、図4は説明がわかりやすいように文字等の記載を加える一方、一部符号の記載を省略しているが、基本的に、図2と同様の図である。
なお、第1電極部32Bは、先に説明したように、サブ画素ごとに形成された複数の画素電極を備えているが、ミラーモードは、画像表示部20全体をミラーとして機能させるため、上述のように、全ての画素電極に印加される電圧VPが0(V)とされる。
なお、各部材を光が透過する際に吸収損失が発生するため、完全な反射率50%の状態になっているわけではないが、各部材の厚みが薄いこともあり、ハーフミラーの反射率と比べてもあまり遜色がない程度の反射率が得られる。
図5は車両用ミラー1の防眩モードとしての動作を説明するための図である。
なお、図5も説明がわかりやすいように文字等の記載を加える一方、一部符号の記載を省略しているが、基本的に、図2と同様の図である。
また、この印加される電圧VLが最大の電圧VLMAXのときには、液晶層32Aに入射する光がP偏光であれば、透過する際に、S偏光に偏光状態が変化する。
なお、液晶層32Aに入射する光がP偏光であれば、印加される電圧VLが大きくなるにつれて透過した光に含まれるS偏光の光の割合が増えるようになる。
なお、画像表示部20全体の反射率が小さくなるほど、濃いグレー色又は黒色に近いミラー面になっていく。
図6は車両用ミラー1のカメラモードとしての動作を説明するための図である。
なお、図6は説明がわかりやすいように文字等の記載を加える一方、一部符号の記載を省略しているが、基本的に、図2と同様の図である。
なお、どの程度の光をP偏光の光に変化させるかは、X領域に対応する液晶層32Aに対して印加される電圧VLの大きさによって制御され、例えば、電圧VLが最大の電圧VLMAXに制御されれば、ほぼ全ての光がP偏光の光に変わる。
図7は防眩制御を説明するためのメインフローチャートであり、図8はメインフローチャートのステップS4を説明するためのサブフローチャートであり、図9はメインフローチャートで割り込み処理として実行される電圧調整処理を説明するためのフローチャートである。
処理が開始されると、制御部(制御基板22)は、眩光用の受光素子LRE(図1参照)の受光する光量(以下、眩光光量ともいう。)を取得するとともに、周囲光用の受光素子(図示せず)の受光する光量(以下、周囲光量ともいう。)を取得する(ステップS1)。
具体的には、制御部(制御基板22)は、周囲光量(周囲光)があらかじめ設定された第1の明るさよりも明るい状態から第1の明るさよりも暗い状態になったときに反射率調整をONにして防眩制御を開始するようにし、周囲光量(周囲光)が第1の明るさよりも明るいあらかじめ設定された第2の明るさよりも暗い状態から第2の明るさよりも明るい状態になったときに反射率調整をOFFにして防眩制御を終了するようにする。
ただし、ここでいう防眩制御の開始、終了は、防眩モードの開始終了ではなく、反射率制御のON、OFFである。
なお、第1の明るさと第2の明るさを設定しているのは、夕方や早朝等の中間的な明るさのときに頻繁に反射率調整のON、OFFが発生することを防止するためである。
例えば、一例としては、眩光に対応する光を車両用ミラー1に照射し、その眩光に対応する光量のときに、ミラーとして見やすく、かつ、眩しさを感じない反射率を実験的に求め、眩光に対応する光の光量を変えて同様の実験を行うようにし、眩光の光量と、ミラーとして見やすく、かつ、眩しさを感じない反射率の関係を求め、それらのサンプルに対して最も近似度が高くなる関数を求めるようにすればよい。
例えば、車両用ミラー1に一定の光量の光を照射した状態で、電圧を変化させていったときに、どの程度の戻り光が得られるのかを測定すれば、その戻り光の光量の変化から反射率を求めることができるので電圧と反射率の関係を得ることができ、その電圧と反射率の関係を最もよく近似できる関数を求め、そのようにして求めた関数を図示しない記憶部に記憶させておいて、その関数に基づいて目標電圧を算出するようにしてもよい。
なお、ここでのあらかじめ設定されている所定の電圧も先に説明したのと同様である。
例えば、上記では、第1偏光板31が第1偏光の光を反射し、第2偏光の光を透過するものとされ、第2偏光板34が第1偏光の光を透過し、第2偏光の光を吸収するものとされていた。
10 筐体
10A 開口部
11 カバー
20 画像表示部
21 ケース
21A 開口部
22 制御基板
23 バックライト
30 ミラー部
31 第1偏光板
31A ガラス基板
31B 第1偏光フィルム
32 偏光制御部
32A 液晶層
32B 第1電極部
32C 第2電極部
33 カラーフィルタ層
34 第2偏光板
34A ガラス基板
34B 第2偏光フィルム
LRE 眩光用の受光素子
PAF1 第1配向膜
PAF2 第2配向膜
S スペーサ
Claims (3)
- 車両用ミラーであって、
前記車両用ミラーは、
液晶層に印加する電圧で反射率を調整できるミラー部と、
前記液晶層に印加する電圧を制御して反射率を調整する防眩制御を行う制御部と、を備え、
前記制御部が、
眩光に基づいて前記液晶層に印加する目標電圧を求める演算処理と、
前記液晶層に印加している電圧が前記目標電圧と異なっている場合に、前記液晶層に印加する電圧を複数回に分けて増加又は減少させて前記目標電圧に到達させる電圧調整処理と、を含む処理を実行して前記防眩制御を行い、
前記制御部は、あらかじめ、周囲光における第1の明るさと、第2の明るさとを設定しており、
前記制御部は、前記周囲光があらかじめ設定された前記第1の明るさよりも明るい状態から前記第1の明るさよりも暗い状態になったときに前記防眩制御を開始し、
前記制御部は、前記周囲光が前記第1の明るさよりも明るいあらかじめ設定された前記第2の明るさよりも暗い状態から前記第2の明るさよりも明るい状態になったときに前記防眩制御を終了することを特徴とする車両用ミラー。 - 前記電圧調整処理は、
あらかじめ設定された時間周期ごとに、前記制御部が前記液晶層に印加している電圧が前記目標電圧と異なっているかを判定する判定処理と、
前記判定処理ごとに、前記制御部が、前記判定処理で前記液晶層に印加している電圧が前記目標電圧と異なっていると判定された場合に、前記液晶層に印加する電圧を前記目標電圧に近づけるように、前記時間周期に対応したあらかじめ設定された電圧分だけ増加又は減少させる電圧変更処理と、を含む処理であることを特徴とする請求項1に記載の車両用ミラー。 - 前記車両用ミラーは、
前記防眩制御が行える状態とする防眩モードと、
前記防眩制御が行えない状態とするミラーモードと、を選択できるようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用ミラー。
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- 2018-09-21 JP JP2018176815A patent/JP7336838B2/ja active Active
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