JP7336631B2 - 作業負荷推定システムおよび作業負荷推定方法 - Google Patents

作業負荷推定システムおよび作業負荷推定方法 Download PDF

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Description

本発明は、生産設備に作業を行う作業者の作業負荷を推定する作業負荷推定システムおよび作業負荷推定方法に関する。
基板などのワークに作業をして実装基板などの生産物を生産する部品実装装置などの生産設備では、生産を継続させるために作業者による部品の補給などの作業が行われる。生産設備を停止させずに高い生産効率を実現するためには多くのの作業者で作業を分担することが有効であるが、作業者が多すぎると生産コストが増加してしまうため、将来の作業状況を予測して適正な作業リソースを確保することが重要である。特許文献1では、作業計画データに基づいて週毎の作業量を予測し、作業者の作業効率の変動を考慮して将来の作業状況を予測している。
特開2005-301973号公報
しかしながら、特許文献1を含む従来技術では、週単位など比較的長期の作業状況を予測することができるものの、生産設備の稼動状況の変化に対応して時々刻々と変化する時間単位での作業者の作業負荷については推定できないという問題点があり、生産設備の停止を未然に防ぐにはさらなる改善の余地があった。
そこで本発明は、直近の作業者の作業負荷を精度良く推定することができる作業負荷推定システムおよび作業負荷推定方法を提供することを目的とする。
本発明の作業負荷推定システムは、生産設備によってワークに作業をして生産物を生産する順序を含む生産計画と前記生産物を生産するための生産データから前記生産設備に作業を行う作業者の作業負荷を推定する作業負荷推定部と、前記生産設備から稼動状況を取得する取得部とを備え、前記作業負荷推定部は、取得された稼動状況に基づいて、稼動状況が取得されたタイミング以降の前記作業負荷を再推定する。
本発明の作業負荷推定方法は、生産設備によってワークに作業をして生産物を生産する順序を含む生産計画と前記生産物を生産するための生産データから前記生産設備に作業を行う作業者の作業負荷を推定し、前記生産設備から稼動状況を取得することを含み、取得された稼動状況に基づいて、稼動状況が取得されたタイミング以降の前記作業負荷を再推定する。
本発明によれば、直近の作業者の作業負荷を精度良く推定することができる。
本発明の一実施の形態の部品実装システムの構成説明図 本発明の一実施の形態の管理コンピュータ(作業負荷推定システム)の処理系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の管理コンピュータ(作業負荷推定システム)において用いられる作業者情報の説明図 本発明の一実施の形態の管理コンピュータ(作業負荷推定システム)において用いられる標準作業時間情報の説明図 本発明の一実施の形態の管理コンピュータ(作業負荷推定システム)において用いられるイベント情報の説明図 (a)(b)本発明の一実施の形態の管理コンピュータ(作業負荷推定システム)において推定された半田供給の作業負荷の例を示す図 (a)(b)本発明の一実施の形態の管理コンピュータ(作業負荷推定システム)において推定された部品供給の作業負荷の例を示す図 本発明の一実施の形態の第1の作業負荷推定方法のフロー図
本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1を参照して、部品実装システム1の構成について説明する。部品実装システム1は、基板(ワーク)に部品を実装して実装基板(生産物)を生産する機能を有している。本実施の形態では、1本の部品実装ラインLを通信ネットワーク2を介して管理コンピュータ3に接続した構成となっている。部品実装ラインLにおける作業は管理コンピュータ3によって統括管理される。なお、部品実装システム1が備える部品実装ラインLは1本に限定されることはなく、2本以上であってよい。また、部品実装システム1が複数の部品実装ラインLを備える場合、部品実装システム1は、複数の部品実装ラインLを管理する1台の管理コンピュータ3を備える構成でも、部品実装ラインL毎に管理コンピュータ3を備える構成でもよい。
図1において、部品実装ラインLは、基板供給装置M1、基板受渡装置M2、半田印刷装置M3、部品実装装置M4,M5、リフロー装置M6および基板回収装置M7などの生産設備を連結した構成となっている。基板供給装置M1によって供給された基板は基板受渡装置M2を介して半田印刷装置M3に搬入され、ここで基板に部品接合用の半田をスクリーン印刷する半田印刷作業が行われる。
半田印刷後の基板は部品実装装置M4,M5に順次受け渡され、ここで半田印刷後の基板に対して部品を実装する部品実装作業が実行される。部品実装装置M4,M5は、フィーダが供給する部品を実装ヘッドが有するノズルで真空吸着によって取り出し、部品認識カメラでノズルが保持する部品の状態を撮像し、基板の実装位置に指定された実装角度で実装する。部品実装装置M4,M5は、複数のセンサを備えており、ノズルが部品を吸着する吸着動作、部品認識カメラが取り出された部品を撮像して認識する部品認識などの部品実装作業の状況の他、部品実装装置M4,M5で発生する作業ミスや動作エラーなどが監視されている。
部品実装後の基板はリフロー装置M6に搬入され、ここで所定の加熱プロファイルに従って加熱されることにより部品接合用の半田が溶融固化する。これにより部品が基板に半田接合されて基板に部品を実装した実装基板が完成し、基板回収装置M7に回収される。基板供給装置M1、基板受渡装置M2、半田印刷装置M3、部品実装装置M4,M5、リフロー装置M6および基板回収装置M7は、生産設備の稼働状況などを点灯するランプの色などで報知する信号灯Pを上部に備えている。管理コンピュータ3は、部品実装ラインLが備える生産設備の稼動に必要なデータを各生産設備に送信する機能を有している。また、各生産設備より各生産設備の稼動状況、作業履歴、イベント履歴などのデータが、管理コンピュータ3に送信される。
このように、部品実装ラインLを構成する生産設備には、基板に部品を実装して実装基板を生産する部品実装装置M4,M5が含まれている。なお、部品実装ラインLが備える部品実装装置は2台に限定されることはなく、1台でも、3台以上でもよい。また、部品実装ラインLは、半田印刷装置M3の下流側に基板にスクリーン印刷された半田の状態を検査する印刷検査装置、部品実装装置M5の下流側に基板に実装された部品の状態を検査する実装検査装置、基板を反転する基板反転ローダ、基板に部品を挿入する部品挿入装置、または締結部品やパッケージ部品を基板に取り付けてモジュールを組み立てる組立装置を備える構成であってもよい。
次に図2を参照して、管理コンピュータ3の処理系の構成について説明する。ここでは、管理コンピュータ3が備える複数の機能のち、部品実装ラインLの生産設備に作業を行う作業者の作業負荷を推定する機能に関する構成について説明する。管理コンピュータ3は、処理部10、記憶装置である記憶部15の他、入力部23、表示部24、通信部25を備えている。
処理部10はCPUなどのデータ処理装置であり、内部処理部として取得部11、イベント予測部12、作業負荷推定部13、表示処理部14を備えている。なお、管理コンピュータ3は、ひとつのコンピュータで構成する必要はなく、複数のデバイスで構成してもよい。例えば、記憶装置、処理部の全てもしくは一部をサーバを介してクラウドに備えてもよい。
入力部23は、キーボード、タッチパネル、マウスなどの入力装置であり、操作コマンドやデータ入力時などに用いられる。表示部24は液晶パネルなどの表示装置であり、各記憶部が記憶する各種データを表示する他、入力部23による操作のための操作画面、入力画面などの各種情報を表示する。通信部25は、通信インターフェースであり、通信ネットワーク2を介して部品実装ラインLを構成する生産設備との間でデータの送受信を行う。
図2において、記憶部15には、生産計画16、生産データ17、稼動履歴18、作業者情報19、標準作業時間情報20、イベント情報21、作業負荷情報22などが記憶されている。生産計画16には、部品実装ラインLにおいて生産される実装基板の枚数、生産時間などの他、部品実装ラインLを構成する生産設備によって基板(ワーク)に作業をして実装基板(生産物)を生産する順序が含まれている。生産データ17には、実装基板に実装される部品の部品名、実装位置(座標、実装角度)、部品実装装置M4,M5に装着されたフィーダが供給する部品のリストなど、実装基板(生産物)を生産するための情報が含まれている。
ここで、図3を参照して作業者情報19について説明する。作業者情報19には、作業者を特定する作業者番号30毎に、作業者に割り振られた作業内容を示す作業項目31、作業者の作業能力を示す作業レベル32が含まれている。作業項目31が「半田供給」は半田印刷装置M3への半田の補給作業を、「部品供給(#1)」は部品実装装置M4(#1)への部品の補給作業を、「部品供給(#1、#2)」は部品実装装置M4(#1)と部品実装装置M5(#2)への部品の補給作業を担当することを示している。
作業レベル32が「A」は熟練者、「B」は中堅者、「C」は初心者であることを示している。このように、作業者情報19は、作業者の作業レベル32を含む作業者の情報であり、生産設備毎に設定されている。なお、作業レベル32は3段階(A~C)に限定されず、作業項目31の細分、作業の複雑さなどに応じて適宜設定され、文字に区分の他、数値や図等で表現されてもよい。
次に、図4を参照して標準作業時間情報20について説明する。標準作業時間情報20には、生産設備で発生する作業(イベント)の作業内容33毎に、作業者が実行するのに必要な標準作業時間34が含まれている。図4では、標準作業時間34として、作業レベル32が「A」の作業者が実行した場合に必要な平均時間が表示されている。
作業レベル32が「B」の作業者の標準作業時間34は図4から+25%、作業レベル32が「C」の作業者の標準作業時間34は図4から+50%で算出される。例えば、作業内容33が「半田供給」の標準作業時間34は、作業レベル32が「A」の作業者で5分、「B」で6分15秒、「C」で7分30秒となる。なお、作業レベル32による標準作業時間34の換算はこの例に限定されることなく、適宜設定することができる。また、作業レベル32毎に標準作業時間34を設定してもよい。
図2において、取得部11は、部品実装ラインLを構成する生産設備の作業実績、生産設備で発生したエラーなどのイベントの実績、生産設備が供給する部材の残量など、生産設備から稼動状況を取得する。取得された稼動状況は、稼動履歴18として記憶部15に記憶される。また、取得された稼動状況のうちイベントの実績は、イベント情報21としても記憶される。
イベント予測部12は、生産計画16と生産データ17から部品実装ラインLを構成する生産設備におけるイベントの発生(種類と発生時刻)を予測する。また、イベント予測部12は、生産計画16と生産データ17の他、稼動履歴18に含まれる生産設備から取得された稼動状況を加えて、より正確なイベントの発生を予測(再予測)する。予測または再予測されたイベントの発生(イベントの予測)は、イベント情報21に記憶される。
ここで、イベントの発生予測方法の一例を説明する。例えば、各生産設備の作業タクトや搬送タクト等から、基板(ワーク)1枚にかかる作業時間と実装基板(生産物)に使用される部品の消費数を時系列で推定し、タクトバランスの崩れによる実装基板(生産物)の滞留や推定した部品の消費数から部品の供給時間を含む部品の供給イベントの発生を予測することができる。また、部品の供給以外に基板(ワーク)の供給イベントも同様に予測することができる。さらに、作業ミスや搬送ミス等の各生産設備における突発的な作業遅延や停止イベントは、過去のイベント発生率とイベント発生時刻等からイベントの発生予測を行うことができる。
ここで図5を参照して、イベント情報21の例について説明する。図5は、部品実装ラインLを構成する生産設備のうち、部品実装装置M4と部品実装装置M5のイベント情報21の例を示している。イベント情報21には、生産設備で発生するイベント内容35、イベント発生時刻の予測36、イベント発生時刻の実績37、イベント発生時刻の予測と実績の差分38が含まれている。イベント発生時刻の予測36は、イベント予測部12によって予測されたイベントの発生時刻の予測である。イベント発生時刻の実績37は、部品実装装置M4または部品実装装置M5から取得されたイベントの発生時刻の実績である。すなわち、管理コンピュータ3は、記憶部15に記憶しているイベント予測部12で予測したイベントと取得部11で取得したイベントとを時系列順に比較して、イベント発生時刻の予測36と実績37の差分38を算出する。
イベント内容35が「M4で基板(A012)を搬出」は部品実装装置M4から基板番号がA012の基板が搬出されるイベントを、「M5で基板(A012)を搬入」は部品実装装置M5に基板番号がA012の基板が搬入されるイベントを示している。また、「M4で部品(R101)の補給要求」は部品実装装置M4に部品名がR101の部品を補給するように作業者に要求が送信されるイベントを、「M4で部品(R101)の補給完了」は部品実装装置M4における部品名がR101の部品の補給作業が完了したイベントを示している。
この例では、「M4で部品(R101)の補給完了」のイベントは、発生時刻の予測36が7:05に対して実績37が7:06であり、差分38は+1分(1分の遅れ)となっている。このように、管理コンピュータ3は、部品実装ラインLの各生産設備のイベント情報の実績と、予測したイベント情報を比較した差分値(差分38)を時系列で履歴管理する。
図2において、作業負荷推定部13は、イベント予測部12によって予測されたイベントと、イベントに対する作業者の標準作業時間34、作業者情報19に基づいて、作業負荷を推定する。例えば、部品実装装置M4のスプライシングレスのフィーダに部品(R101)を補給するイベントを、作業レベル32が「C」の作業者番号30が「W003」の作業者が実行する場合は、図4の標準作業時間34の「30秒」から+50%と換算した「45秒」が推定される作業負荷となる。このように、作業負荷推定部13は、作業者情報19に含まれる作業者の作業レベル32に基づいて、作業者毎に作業負荷を推定する。
作業負荷推定部13は、イベント予測部12によって予測されたイベント毎に作業負荷を推定し、作業負荷情報22として記憶部15に記憶させる。また、作業負荷推定部13は、取得されたイベントの実績に基づいてイベント予測部12がイベントの発生を再予測すると、再予測されたイベントに基づいて作業負荷を再推定する。すなわち、作業負荷推定部13は、生産計画16と生産データ17から生産設備に作業を行う作業者の作業負荷を推定する。また、作業負荷推定部13は、取得された稼動状況(稼動履歴18)に基づいて、稼動状況を取得したタイミング以降の作業負荷を再推定する。
なお、作業負荷推定部13が作業負荷を再推定するタイミングは自由に設定することができる。例えば、作業負荷推定部13は、所定の時間間隔(例えば、10分毎)に作業負荷を再推定してもよい。または、作業負荷推定部13は、イベント発生時刻の差分38が所定時間(例えば、3分)を超過すると作業負荷を再推定するようにしてもよい。または、作業負荷推定部13が作業負荷を再推定するタイミングは、作業負荷が所定量を超えると推定された時点を経過した後であってもよい。これにより、作業負荷の再推定が頻繁過ぎずに適度なタイミングで行うことができる。
図2において、表示処理部14は、作業負荷情報22に基づいて、推定された作業負荷(以下、単に「推定作業負荷」と称する。)を時間単位で表示部24に表示させる表示処理を実行する。表示処理部14は、設定や要求に応じて、生産設備毎、作業者毎の推定作業負荷を表示部24に表示させる。また、表示処理部14は、推定作業負荷を表示部24に表示させる際に、推定作業負荷が限界負荷を超過する場合は、超過が推定される時間帯を赤色で表示したり、点滅させたりして警告する。すなわち、表示処理部14と表示部24は、推定作業負荷が所定量(限界負荷)を超えると推定された場合、警告を報知する報知部である。なお、警告は推定作業負荷が超過すると推定された生産設備が備える信号灯Pを点灯させて報知するようにしてもよい。
ここで、図6、図7を参照して、表示処理部14によって表示部24に表示された時間単位の推定作業負荷の例について説明する。図6(a)、図6(b)は、作業者番号30が「W0002」と「W0003」の作業者が複数の部品実装ラインLの半田印刷装置M3に対して実行する半田供給作業の推定作業負荷の合計を、10分間の時間単位で表示させた一例である。すなわち、各グラフの縦軸は、10分間に発生が予測される作業(イベント)の標準作業時間34を各作業者の作業レベル32で換算した後に合計した推定作業負荷である。実装基板の生産開始は7:00であり、図6(a)には、生産計画16と生産データ17に基づいて推定された推定作業負荷(すなわち、生産開始前の作業負荷の推定)が表示されている。
図6(b)には、生産開始後、7:10までに取得された稼動状況に基づいて再推定された推定作業負荷が表示されている。7:10のタイミングでは、生産開始前に7:30から7:40の間に発生すると予測されていた半田の補給作業が、7:40から7:50の間に発生するとイベント予測部12によって再予測されている。そのため、7:40から7:50の推定作業負荷は、生産開始前に推定された7:30から7:40の推定作業負荷が、作業開始前に推定された7:40から7:50の推定作業負荷に加算されて、図6(a)よりも増加している。
図7(a)、図7(b)は、作業者番号30が「W0001」の作業者が部品実装装置M4と部品実装装置M5に対して実行する部品供給作業の推定作業負荷の合計を、10分間の時間単位で表示させた一例である。図7(a)には、生産開始前に推定された推定作業負荷が表示されている。図7(b)には、7:10までに取得された稼動状況に基づいて再推定された推定作業負荷が表示されている。図7(b)では、7:30から7:40の推定作業負荷が限界負荷を超過しており、表示された棒グラフに斜線のハッチングが付加されて推定作業負荷が限界負荷を超過すると推定されたことを警告している。すなわち、7:30から7:40の10分間に発生が予測されたイベントの標準作業時間34の合計が10分を超過したことが警告されている。
このように、管理コンピュータ3は、生産計画16と生産データ17から生産設備に作業を行う作業者の作業負荷を推定する作業負荷推定部13と、生産設備から稼動状況を取得する取得部11とを備える、作業負荷推定システムである。そして、作業負荷推定部13は、取得された稼動状況に基づいて、稼動状況を取得したタイミング以降の作業負荷を再推定する。
次に図8のフローに沿って、作業負荷推定システムによる作業負荷推定方法について説明する。生産開始前に、イベント予測部12は、生産計画16と生産データ17から生産設備におけるイベントの発生を予測する(ST1:イベント予測工程)。次いで作業負荷推定部13は、予測されたイベントと、イベントに対する作業者の標準作業時間34に基づいて、作業負荷を推定する(ST2:作業負荷推定工程)。すなわち、生産計画16と生産データ17から生産設備に作業を行う作業者の作業負荷が推定される。その際、生産設備に作業を行う作業者の作業レベル32が加味される。次いで表示処理部14は、推定された作業負荷(推定作業負荷)を表示部24に時間単位で表示させる(ST3:推定結果表示工程)(図6(a)、図7(a))。
図8において、実装基板の生産が開始されると(ST4においてYes)、取得部11は、生産設備から稼動状況、発生したイベントの情報を取得する(ST5:稼動状況取得工程)。取得された稼動状況、イベントの情報は、稼動履歴18、イベント情報21の実績37として記憶部15に記憶される。イベント予測部12は、取得された稼動状況、イベントの情報に基づいて、稼動状況が取得されたタイミング以降のイベントの発生を再予測する(ST6:イベント再予測工程)。次いで作業負荷推定部13は、再予測されたイベントに基づいて、作業負荷を再推定する(ST7:作業負荷再推定工程)。
このように、生産計画16と生産データ17に加えて、取得された稼動状況からイベントの発生が再予測され(ST6)、再予測されたイベントに基づいて、作業負荷が再推定される(ST7)。再推定のタイミングは、所定の時間間隔であっても、作業負荷が所定量(限界負荷)を超えると推定された時点を経過した後であってもよい。ここでは、取得された稼動状況に基づいて、10分間隔でイベントが再予測され、推定作業負荷が再推定されるとする。
図8において、作業負荷が再推定されると、表示処理部14は、再推定された推定作業負荷を表示部24に表示させる(ST8:推定結果更新工程)(図6(b)、図7(b))。すなわち、表示部24に表示されている推定作業負荷のグラフが7:10以降の推定作業負荷に更新される。表示処理部14は、推定作業負荷を表示させる際に、推定作業負荷が限界負荷を超過する(オーバフローする)時間帯が有るか否かを判定する(ST9:オーバフロー判定工程)。
図6(b)に示す半田供給では、限界負荷の超過は推定されていない(ST9においてNo)。このように推定作業負荷が限界負荷を超過せず(ST9においてNo)、実装基板の生産が終了していない場合は(ST10においてNo)、稼動状況取得工程(ST5)に戻って、イベントの再予測(ST6)、作業負荷の再推定(ST7)、表示の更新(ST8)が繰り返し実行される。
図7(b)に示す部品供給では、7:30から7:40に限界負荷の超過が推定されている(ST9においてYes)。そこで、表示処理部14は、推定作業負荷が限界負荷を超過すると推定された時間帯に斜線のハッチングを表示させて警告する(ST11:警告報知工程)。すなわち、作業負荷が所定量(限界負荷)を超えると推定された場合、警告が報知される。その後、稼動状況取得工程(ST5)に戻って、イベントの再予測(ST6)、作業負荷の再推定(ST7)、表示の更新(ST8)が繰り返し実行される。このように、生産設備の稼動状況を取得して作業負荷を再推定することによって、直近の作業者の作業負荷を精度良く推定することができる。
上記説明したように、本実施の形態の管理コンピュータ3(作業負荷推定システム)は、生産設備によってワーク(基板)に作業をして生産物(実装基板)を生産する順序を含む生産計画16と生産物を生産するための生産データ17から生産設備に作業を行う作業者の作業負荷を推定する作業負荷推定部13と、生産設備から稼動状況を取得する取得部11とを備えている。そして、作業負荷推定部13は、取得された稼動状況に基づいて、稼動状況が取得されたタイミング以降の作業負荷を再推定する。これによって、直近の作業者の作業負荷を精度良く推定することができる。
以上、本発明の一実施の形態を基に説明した。この実施の形態は、生産設備によって生産される生産物の種類、組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。上述した警告報知工程(ST11)における警告報知は、表示部24や信号灯Pの他に、作業者が所持する携帯端末や部品実装ラインLを統括管理するフロア管理者が所持する携帯端末や管理者コンピュータであってもよい。
また、管理コンピュータ3は、警告報知工程(ST11)において、作業者情報19から応援可能な作業者が居る場合、警告報知とともに、応援可能な作業者へ応援を指示しても、フロア管理者に応援を提案してもよい。また作業負荷推定システムが作業負荷を推定する生産物は、半導体製造ラインにおける半導体であっても、組み立生産ラインにおける電子機器であっても、食品加工ラインにおける食品加工製品であってもよい。
本発明の作業負荷推定システムおよび作業負荷推定方法は、直近の作業者の作業負荷を精度良く推定することができるという効果を有し、部品を基板に実装する分野において有用である。
3 管理コンピュータ(作業負荷推定システム)
M1 基板供給装置(生産設備)
M2 基板受渡装置(生産設備)
M3 半田印刷装置(生産設備)
M4,M5 部品実装装置(生産設備)
M6 リフロー装置(生産設備)
M7 基板回収装置(生産設備)
P 信号灯(報知部)

Claims (14)

  1. 生産設備によってワークに作業をして生産物を生産する順序を含む生産計画と前記生産物を生産するための生産データから前記生産設備に作業を行う作業者の作業負荷を推定する作業負荷推定部と、
    前記生産設備から稼動状況を取得する取得部とを備え、
    前記生産計画と前記生産データから前記生産設備におけるイベントの発生を予測するイベント予測部をさらに備え、
    前記作業負荷推定部は、予測された前記イベントと、前記イベントに対する前記作業者の標準作業時間に基づいて、前記作業負荷を推定し、
    取得された稼動状況に基づいて、稼動状況が取得されたタイミング以降の前記作業負荷を再推定する、作業負荷推定システム。
  2. 推定された前記作業負荷を時間単位で表示する表示部を備える、請求項1に記載の作業負荷推定システム。
  3. 前記作業負荷が所定量を超えると推定された場合、警告を報知する報知部を備える、請求項1または2に記載の作業負荷推定システム。
  4. 前記作業負荷を再推定するタイミングは、前記作業負荷が所定量を超えると推定された時点を経過した後である、請求項1から3のいずれかに記載の作業負荷推定システム。
  5. 前記作業負荷推定部は、前記作業者の作業レベルを含む作業者の情報に基づいて、前記作業者毎に前記作業負荷を推定する、請求項1から4のいずれかに記載の作業負荷推定システム。
  6. 前記生産物は、複数の前記生産設備によって生産され、
    前記作業者の情報は、前記生産設備毎に設定される、請求項5に記載の作業負荷推定システム。
  7. 前記生産設備には、基板に部品を実装して実装基板を生産する部品実装装置が少なくとも含まれる、請求項1から6のいずれかに記載の作業負荷推定システム。
  8. 生産計画と生産データから生産設備に作業を行う作業者の作業負荷を推定する作業負荷推定部と、前記生産設備から稼働状況を取得する取得部と、前記生産計画と前記生産データから前記生産設備におけるイベントの発生を予測するイベント予測部とを備える管理コンピュータにおける作業負荷推定方法であって、
    前記作業負荷推定部は、前記生産計画と前記生産データから前記作業者の作業負荷を推定し、
    前記取得部は、前記生産設備から稼動状況を取得することを含み、
    前記イベント予測部は、前記生産計画と前記生産データから前記生産設備におけるイベントの発生を予測し、
    前記作業負荷推定部は、予測された前記イベントと、前記イベントに対する前記作業者の標準作業時間に基づいて、前記作業負荷を推定し、
    取得された稼動状況に基づいて、稼動状況が取得されたタイミング以降の前記作業負荷を再推定し、作業負荷推定方法。
  9. 推定された前記作業負荷を時間単位で表示することを含む、請求項8に記載の作業負荷推定方法。
  10. 前記作業負荷が所定量を超えると推定された場合、警告を報知することを含む、請求項8または9に記載の作業負荷推定方法。
  11. 前記作業負荷推定部は、前記作業負荷が所定量を超えると推定された時点を経過した後に、前記作業負荷を再推定する、請求項8から10のいずれかに記載の作業負荷推定方法。
  12. 前記作業負荷推定部は、前記作業者の作業レベルを含む作業者の情報に基づいて、前記作業者毎に前記作業負荷を推定する、請求項8から11のいずれかに記載の作業負荷推定方法。
  13. 前記生産設備によってワークに作業をして生産される生産物は、複数の前記生産設備によって生産され、
    前記作業者の情報は、前記生産設備毎に設定される、請求項12に記載の作業負荷推定方法。
  14. 前記生産設備には、基板に部品を実装して実装基板を生産する部品実装装置が少なくとも含まれる、請求項8から13のいずれかに記載の作業負荷推定方法。
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