JP7336134B2 - 遠隔気流観測装置、遠隔気流観測方法及びプログラム - Google Patents
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Description
本発明に係る遠隔気流観測装置では、前記信号処理器は、前記放射した送信光が前記ハードターゲットに反射した場合に前記受信光の強度が増加する現象又は前記受信信号の周波数変動が極小となる現象に基づき、前記受信信号から、前記ハードターゲットに由来する信号が含まれたレンジビンを検出し、各前記レンジビンの前記受信信号に応じたデジタル信号のスペクトルを積分する際に、前記ハードターゲットに由来する信号を含んでいると判定されたレンジビン及び前記レンジビン以遠のレンジビンを前記スペクトルの積分から除外する。
THratio=(RHT/π)/β
RHT:ハードターゲットの反射率、
β:後方散乱係数
で示されるTHratioである。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るドップラーライダーの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、ドップラーライダー100は、計測部110と、信号処理器8と、航空機情報取得装置9と、表示器10とを有する。
図5に示すように、信号処理器8は、A/D変換器101と、地面検出器102及びスペクトル積算処理器103と、風速算出処理器104とを有する。
信号処理器8のA/D変換器101は光受信器7から電気信号を受けると、その電気信号をデジタル信号に変換する。
式(1)のSNRは全てのレンジビンのSNRの値、meanは平均、stdは標準偏差を表す。Aは検出確率を表す係数であり、99%以上の検出確率を達成したい場合、3.3などの値を入力する。平均によってノイズのオフセット、標準偏差によってそのばらつきを評価する指標とすることで、信号飽和等によるオフセット変動と、熱などによる機械雑音の増加をも検出可能としている。ゆえに、地面を検出すると共に、機器の異常状態、ひいては信号の信頼性をも評価可能とできる利点がある。当該処理の後、閾値算出フラグをOFFし、遮光をやめるための電気信号を光学系5に送信して遮光をやめさせ、A/D変換器101の処理へと戻る。閾値算出フラグはユーザによる動的な設定値としてもよいし、例えばタイマー等によって3時間に1度取得する方式としてもよい。
(2)
IFは中心周波数、Vvehicleは航空機の速度であり、当該情報は航空機情報取得装置9より得られた速度情報を用いる。
上記の第1の実施形態では、信号処理器8における地面検出器102においてスペクトル強度値に対する閾値判定を行い、その後、判定結果に対する距離変動から地上の検出を行っていた。第2の実施形態では、隣接するスペクトル強度の比を用いることによって地面検出を行う。
図10に示すように、H/Tからの受信信号が得られた場合、大気に対し大幅な変動が得られる(図10(a)参照)。上記ピーク比が閾値以下の場合は大気の変動であるとし、積算フラグをON(1)とする。一方、当該閾値以下とはならない場合は任意点から強い信号が得られた、すなわち、地上からの反射があったとして積算フラグをOFF(0)とし、当該レンジビンを含む以降のレンジビンの積算フラグをOFFとする(図10(b)参照)。図10(b)に示すように、H/Tからの受信信号が得られたレンジビンの星印以降の積分フラグをOFFとする(ST202)。
上記の第1の実施形態では、時系列受信信号をレンジビンに分割後、各レンジビンに対し積算を行うか否かの判定を行っていた。第3の実施形態では、レンジビンとは異なる探知用ウィンドウを形成し、当該ウィンドウ内において判定を行った後、H/Tが混入した時系列データのみを削除し、大気信号のみの時系列データに形成後、FFT処理を行わせ積算を行う。これにより、有用なデータを破棄することなくデータレートやSNRを比較的均一化させることができる。
ST301では、設定した探知用ウィンドウにおいて、デジタル信号データ番号をj=1・・・J、ウィンドウサイズをWwinとすると、データ番号1・・・Wwinのデジタル信号Vに対し、以下を算出し、閾値THRFとする。
αRFは係数であり、2.0等の値を入力する。ここでは指標をRMS(Root Mean Square)としたが、最大値や、標準偏差としてもよく、これに限るものではない。また、最初のデータを閾値作成に用いたが、任意位置を基準としてもよく、これに限るものではない。一般的に、レーザーレーダの距離特性は光学系の集光位置が無限遠である場合、距離に対し二乗で受信強度値が減少するためである。一方、光学系が無限遠でないケースを鑑み、当該閾値作成に光学系の集光位置を設定してもよい。
ST302では、ずらされたウィンドウ(図12(a)参照)に対し、以下式を用いて各データ番号のH/T検出用の指標RF_varを計算する。
ST303では、指標RF_varと閾値THRFとを比較し、各データ番号に対し判定を行う。指標RF_varが閾値THRFよりも大きい場合はH/Tであるとみなし、HTフラグをON(1)とし、そうでない場合はHTフラグをOFF(0)とする。結果、各データに対しHTフラグが生成される(図12(b)参照)。
次に、位相の回転を滑らかにするために、位相をつなげるunwrap処理を行う(ST307、図15(b)参照)。
unwrapされた点群phase'(j)らに対し、最小二乗近似を行い(ST308)、一次近似直線f(t)=ax+bを導出する(図15(b)参照)。得られた近似直線の傾きは受信信号の周波数(∝ドップラー速度)に相当し、以下式で求められる。fsはサンプリング周波数を表す。
ここで、最小二乗近似直線に対する各データ点の差をferrorとして、RMSE(Root Mean Square Error)を用いて、以下式のように指標RFvarを算出する。
また、上述同様に、最近傍のウィンドウのRFvarのαRF倍を閾値THRFとして設定する。
第4の実施形態は、最初にウィンドウ内の受信信号に係る所定の指標が所定の閾値よりも大きくなった時点jの受信信号の強度を、最初以降の時点jの受信信号の強度として埋め込み、受信信号の強度を用いて時点jに対応するレンジビンを積算処理に用い、それより後ろのレンジビンを積算から除外するものである。
大気条件や、搭載されているドップラーライダーの望遠鏡の集光距離特性によっては、大気からの受信信号強度と地面からの受信信号強度が同等となる可能性がある。第5の本実施形態では、これに対しスペクトル幅を用いた検出を行う。第5の実施形態の地面検出器102の処理内容を示すフローチャートを図20に示す。
受信信号の線幅Wr_theoryは、理論的に光源線幅WL、送信パルス帯域Wp、風速変動の標準偏差Wwを用いて以下の式で表される。
一方、受信されたスペクトル幅はスペクトルSPCの2次モーメントより演算可能である。添え字nはレンジビン番号を表す。ST501では、以下の式を用いてスペクトル幅を導出する。
ST502では、得られたスペクトル幅に対し、閾値WTHを用いて判定、Wr>WTHを行う。xは周波数ビンの番号を表す。H/Tの場合、静止物体のため、標準偏差Wwは0となる。ゆえに、閾値WTHを以下のように事前に設定しておく。
αwは閾値の尤度のための係数であり、例えば1.5などの値を入力する。上記では理論値を用いた閾値としたが、遮光し実測値に基づいて閾値を設定してもよい。
以降は上記の各実施形態と同様に、ST502での判定に応じて積算フラグをON/OFFし、積算処理を行う。
第6の実施形態は、航空機の姿勢・高度情報より得られる地面までの高度を用いて地面のデータが混入するレンジビンを算出し、当該レンジビン以降はスペクトル積算から除外することにより、地面からの信号を判断可能とする。
(13)
Rresは分解能、右辺を囲む括弧は切り下げ、θpitch 、θbeamはそれぞれ俯角、ビーム照射角度、hは航空機の地上高度を表す。ここでは観測するオフセットの距離を0と仮定して定式化をしているが、オフセットを設けてもよい。ST602では、上式によって得られるRGが処理を行っているレンジビンn未満の場合、地上ではなく大気を観測しているとして積分フラグをON(1)とし、そうでない場合、地上、もしくはそれ以降を測定しているとして積分フラグをOFF(0)とする(ST202)。
上記角度配列Θcomを補正値として光学系12に対しビーム角度を制御する電気信号を送信する。光学系12が具備する光学ミラー112には典型的にはガルバノミラーなどの平面ミラーがある。光学ミラー112以外にもプリズムを用いることができる。また、電気信号によってレーザー光射出角を調整可能な電気光学レンズを備えた望遠鏡としてもよく、これに限るものではない。その際、Θcomを用いて上記RGを算出し、地上検出を行う。これにより、同一空間を観測しつつ、地上の検出を行わせることが可能となり、風速測定精度の向上が可能となる。
第7の実施形態は、レーザー光1パルスごとのレンジビンごとに、レンジビンの受信信号から算出される風速値の絶対値が所定の閾値以下であるかを判定し、所定の閾値以下の場合には、当該レンジビンの受信信号はハードターゲットに由来する信号を含んでいると判定し、各レンジビンの受信信号に応じたデジタル信号のスペクトルを積分する際に、ハードターゲットに由来する信号を含んでいると判定されたレンジビン及びレンジビン以遠のレンジビンのスペクトルの積分を除外するものである。
フィルタ処理ST701では、fvehicleを中心とした帯域幅fBPのデジタルフィルタを形成する(図26参照)。当該フィルタには、例えばバタワースフィルタ等が用いることができるが、これに限るものではない。
第8の実施形態では、ハードターゲットに由来する信号を含んでいると判定されたレンジビンのスペクトルの第一ピークと第一ピークの前後の所定の周波数領域の信号値を0にした後の受信信号のスペクトルに基づき風速値を算出するものである。
第9の実施形態では、上記の第1~第7の実施形態に記載の地面検出器を並列に組み合わせ、各処理から出力された積分フラグをOR(論理和)回路に接続し、この出力を用いてスペクトル積算を行うものである。例えば、第1の実施形態では遠方から周回計算を行い、地上検出を実施している一方、第2の実施形態では近距離側から地上検出を行っている。地上からの反射がレンジビンをまたいでいる場合、もしくはパルス幅よりもレンジビンが非常に小さい場合等、複数のレンジビンをまたいでいる場合、様々な検出手法による結果の和をとることで、検出漏れを抑圧し、その精度を向上させることが可能となる。風速値が一様であればスペクトル幅が細くなり、スペクトル幅のみでは弁別困難な場合や、大気密度が濃い、ならびにA/D変換器のダイナミックレンジが小さい場合、飽和により強度値を用いた弁別が困難となる場合、機器故障等により航空機情報が取得できない環境となった場合、いずれにも対応が可能となり、安定した地上検出が可能となるメリットがある。
遠隔気流観測装置は晴天時でも遠隔気流が観測できるという特長があり、航空機の着陸進入中の乱気流等情報提供の実現が期待されている。本発明の適用により、地面反射の影響による誤警報を低減することが可能で、乱気流等による事故防止用として旅客機への適用が可能となる。
2 :光カプラ
3 :光変調器
4 :光サーキュレータ
5 :光学系
6 :光カプラ
7 :光受信器
8 :信号処理器
9 :航空機情報取得装置
10 :表示器
11 :航路取得装置
12 :光学系
100 :ドップラーライダー(遠隔気流観測装置)
101 :A/D変換器
102 :地面検出器
103 :スペクトル積算処理器
104 :風速算出処理器
105 :表示器
110 :計測部
112 :光学ミラー
Claims (16)
- パルス状のレーザー光からなる送信光を放射し、前記放射した送信光の反射光を受信光として受信し、前記送信光及び前記受信光に基づき風速値を算出するための受信信号を出力する計測部と、
前記受信信号を時分割することにより前記受信信号をレンジビンに振り分けると共に、前記受信信号から、ハードターゲットに由来する信号を除去するための処理を行う信号処理器と
を具備し、
前記信号処理器は、前記レンジビンに振り分けられた受信信号に基づき前記送信光が前記ハードターゲットである地面にあたるレンジビンを捜索し、各前記レンジビンの前記受信信号に応じたデジタル信号のスペクトルを積分する際に、前記地面にあたると捜索されたレンジビン及び前記レンジビン以遠のレンジビンの前記スペクトルの積分を除外する
遠隔気流観測装置。 - 請求項1に記載の遠隔気流観測装置であって、
前記信号処理器は、前記放射した送信光が前記ハードターゲットに反射した場合に前記受信光の強度が増加する現象又は前記受信信号の周波数変動が極小となる現象に基づき、前記レンジビンに振り分けられた受信信号から、前記送信光が前記ハードターゲットである地面にあたるレンジビンを捜索する
遠隔気流観測装置。 - 請求項2に記載の遠隔気流観測装置であって、
前記信号処理器は、前記受信信号に対し遠方の前記レンジビンから所定の閾値を超えるか否かの判定を行い、所定の閾値以上となった最初の前記レンジビンの受信信号は前記ハードターゲットである地面にあたる信号を含んでいると判定する
遠隔気流観測装置。 - 請求項2に記載の遠隔気流観測装置であって、
前記信号処理器は、前記受信信号に対し遠方の前記レンジビンから、前記レンジビンの受信信号のピーク値(SNR(n))と近距離側に隣接する前記レンジビンの受信信号のピーク値(SNR(n-1))との比(SNR(n)/SNR(n-1))が所定の閾値を超えたとき、前記n番目のレンジビンの受信信号は前記ハードターゲットである地面にあたる信号を含んでいると判定する
遠隔気流観測装置。 - 請求項4に記載の遠隔気流観測装置であって、
前記所定の閾値とは、
THratio=(RHT/π)/β
RHT:ハードターゲットの反射率、
β:後方散乱係数
で示されるTHratioである
遠隔気流観測装置。 - 請求項2に記載の遠隔気流観測装置であって、
前記信号処理器は、前記レーザー光1パルスごとの受信信号の時間波形において、所定時間幅の検出用のウィンドウを時間軸方向に近傍側より走査し、前記ウィンドウ内の前記受信信号に係る所定の指標が所定の閾値よりも大きくなったときに、当該ウィンドウが含まれる前記レンジビンの受信信号は前記ハードターゲットである地面にあたる信号を含んでいると判定する
遠隔気流観測装置。 - 請求項6に記載の遠隔気流観測装置であって、
前記指標は、前記ウィンドウ内の前記受信信号の時間波形に対しヒルベルト変換を行って位相値を導出後、アンラップ処理を施した位相値変動波形に対し最小二乗近似による一次直線関数との残差のRMS(Root Mean Square)である
遠隔気流観測装置。 - 請求項6又は7に記載の遠隔気流観測装置であって、
前記信号処理器は、最初に前記ウィンドウ内の前記受信信号に係る所定の指標が前記所定の閾値よりも大きくなった時点の前記受信信号の強度を、前記最初以降の前記時点の受信信号の強度として埋め込み、前記受信信号の強度を用いて前記時点に対応する前記レンジビンを積算処理に用い、それより後ろの前記レンジビンを積算から除外する
遠隔気流観測装置。 - 請求項2に記載の遠隔気流観測装置であって、
前記信号処理器は、前記レーザー光1パルスごとに各前記レンジビンの前記受信信号に応じたデジタル信号のスペクトルを算出し、前記レーザー光1パルスごとの各前記レンジビンのスペクトルの線幅が所定の閾値以下の場合に、当該レンジビンは前記ハードターゲットに由来する信号を含んでいると判定する
遠隔気流観測装置。 - パルス状のレーザー光からなる送信光を放射し、前記放射した送信光の反射光を受信光として受信し、前記送信光及び前記受信光に基づき風速値を算出するための受信信号を出力する計測部と、
前記受信信号を時分割することにより前記受信信号をレンジビンに振り分けると共に、前記受信信号から、ハードターゲットに由来する信号を除去するための処理を行う信号処理器とを有する遠隔気流観測装置であって、
前記信号処理器は、当該遠隔気流観測装置が搭載される航空機の地上高度を含む情報に基づき前記送信光が前記ハードターゲットである地面にあたるレンジビンを算出し、各前記レンジビンの前記受信信号に応じたデジタル信号のスペクトルを積分する際に、前記地面に由来する信号を含んでいると判定されたレンジビン及び前記レンジビン以遠のレンジビンの前記スペクトルの積分を除外する
遠隔気流観測装置。 - 請求項10に記載の遠隔気流観測装置であって、
前記計測部は、前記航空機の真なる進行方向の情報を取得し、現在の姿勢と前記送信光との相対角度差を補正する可動式の光学ミラー又はプリズムを有する
遠隔気流観測装置。 - パルス状のレーザー光からなる送信光を放射し、前記放射した送信光の反射光を受信光として受信し、前記送信光及び前記受信光に基づき風速値を算出するための受信信号を出力する計測部と、
前記受信信号を時分割することにより前記受信信号をレンジビンに振り分けると共に、前記受信信号から、ハードターゲットに由来する信号を除去するための処理を行う信号処理器とを有する遠隔気流観測装置であって、
前記信号処理器は、前記レーザー光1パルスごとの前記レンジビンごとに、前記レンジビンの受信信号から算出される風速値の絶対値が所定の閾値以下であるかを判定し、所定の閾値以下の場合には、当該レンジビンの受信信号は前記ハードターゲットに由来する信号を含んでいると判定する
遠隔気流観測装置。 - 請求項12に記載の遠隔気流観測装置であって、
前記信号処理器は、前記レーザー光1パルスごとに、当該遠隔気流観測装置が搭載される航空機の速度値をフィードバックして前記速度値を中心としたバンドパスフィルタを形成し、前記レンジビンに分割する前の前記受信信号に対し前記バンドパスフィルタによるフィルタ処理を行う
遠隔気流観測装置。 - 請求項12又は13に記載の遠隔気流観測装置であって、
前記信号処理器は、前記ハードターゲットに由来する信号を含んでいると判定されたレンジビンのスペクトルの第一ピークと前記第一ピークの前後の所定の周波数領域の信号値を0にした後の前記受信信号のスペクトルに基づき前記風速値を算出する
遠隔気流観測装置。 - パルス状のレーザー光からなる送信光を放射し、
前記放射した送信光の反射光を受信光として受信し、前記送信光及び前記受信光に基づき風速値を算出するための受信信号を出力し、
コンピュータにより、前記受信信号を時分割することにより前記受信信号をレンジビンに振り分け、
コンピュータにより、前記受信信号から、ハードターゲットに由来する信号を除去する
遠隔気流観測方法であって、
コンピュータにより、前記レンジビンに振り分けられた受信信号に基づき前記送信光が前記ハードターゲットである地面にあたるレンジビンを捜索し、
コンピュータにより、各前記レンジビンの前記受信信号に応じたデジタル信号のスペクトルを積分する際に、前記地面にあたると捜索されたレンジビン及び前記レンジビン以遠のレンジビンの前記スペクトルの積分を除外する
遠隔気流観測方法。 - パルス状のレーザー光からなる送信光を放射し、前記放射した送信光の反射光を受信光として受信し、前記送信光及び前記受信光に基づき風速値を算出するための受信信号を出力する計測部を具備する遠隔気流観測装置に用いられるプログラムであって、
前記受信信号を時分割することにより前記受信信号をレンジビンに振り分けるステップと、
前記受信信号から、ハードターゲットに由来する信号を除去するステップと
をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記レンジビンに振り分けられた受信信号に基づき前記送信光が前記ハードターゲットである地面にあたるレンジビンを捜索するステップと、
各前記レンジビンの前記受信信号に応じたデジタル信号のスペクトルを積分する際に、前記地面にあたると捜索されたレンジビン及び前記レンジビン以遠のレンジビンの前記スペクトルの積分を除外するステップと
をコンピュータに実行させるプログラム。
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