JP7335753B2 - 物体追尾システム、物体追尾装置、物体追尾方法及びプログラム - Google Patents

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本発明は、撮像された画像を用いて物体を追尾するための物体追尾システム、物体追尾装置、物体追尾方法及びプログラムに関する。
従来、複数のカメラを用いて物体を追尾するシステムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2017-168885号公報
従来のシステムにおいては、複数のカメラのうち1台目のカメラに物体を追尾させ、メインカメラに物体が写っていない状態になると、2台目のカメラに物体を追尾させるように切り替えていた。この場合、物体を追尾するカメラを1台目のカメラから2台目のカメラに切り替えるタイミングで、物体を追尾できていない時間帯が生じてしまう場合があるという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、物体を常に追尾することを可能にするための物体追尾システム、物体追尾装置、物体追尾方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の物体追尾システムは、第1撮影範囲を撮影することにより第1撮像画像を作成する第1撮像装置と、前記第1撮影範囲と少なくとも一部が重複する第2撮影範囲を撮影することにより第2撮像画像を作成する第2撮像装置と、前記第1撮像画像及び前記第2撮像画像を解析することにより監視対象物体を追尾する追尾制御装置と、を備え、前記追尾制御装置は、前記第1撮像画像及び前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出する物体検出部と、前記監視対象物体の画像を含む前記第1撮像画像を表示装置に表示させている状態で前記物体検出部が前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出した後に、表示装置に表示させる撮像画像である表示画像を前記第1撮像画像から前記第2撮像画像に切り替える切替制御部と、を有する。
前記追尾制御装置は、前記第1撮像装置の標準方向と、前記第1撮像装置と前記監視対象物体の位置とを結ぶ方向との差である第1方向差、及び前記第2撮像装置の標準方向と、前記第2撮像装置と前記監視対象物体の位置とを結ぶ方向との差である第2方向差を特定する方向差特定部をさらに有し、前記切替制御部は、前記第2方向差が前記第1方向差よりも小さくなった後に、前記表示画像を前記第1撮像画像から前記第2撮像画像に切り替えてもよい。
前記第1撮像装置は、撮影方向を前記第2撮像装置の向きに移動可能であり、前記第2撮像装置は、撮影方向を前記第1撮像装置の向きに移動可能であり、前記方向差特定部は、前記第1撮像装置の標準方向と撮影方向との関係、及び前記第1撮影範囲における前記監視対象物体の位置に基づいて前記第1方向差を特定し、前記第2撮像装置の標準方向と撮影方向との関係、及び前記第2撮影範囲における前記監視対象物体の位置に基づいて前記第2方向差を特定してもよい。
前記切替制御部が前記表示画像を前記第1撮像画像から前記第2撮像画像に切り替えた後に、前記第1撮像装置の撮影方向を前記第2撮像装置から離れる向きに変化させる第1方向制御部をさらに有してもよい。
前記切替制御部が前記表示画像を前記第1撮像画像から前記第2撮像画像に切り替えてから前記第1撮像画像に前記監視対象物体が含まれなくなるまでの間、前記第1撮像装置の撮影方向を前記第1撮像装置の標準方向よりも前記第2撮像装置側に維持するように前記第1撮像装置の方向を制御する第1方向制御部をさらに有してもよい。
前記第1方向制御部は、前記第1撮像画像に前記監視対象物体が含まれなくなった後に、前記第1撮像装置の撮影方向を前記第1撮像装置の標準方向に戻すように前記第1撮像装置の方向を制御してもよい。
前記物体検出部が前記第1撮像画像において前記監視対象物体を検出している間に、前記物体検出部が前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出する向きに前記第2撮像装置の方向を制御する第2方向制御部をさらに有してもよい。
前記第2方向制御部は、前記第2撮像装置の向きを前記第1撮像装置の向きと同じ向きにした後に、前記第2撮像装置の向きを前記第1撮像装置側に変化させてもよい。
前記物体追尾システムは、前記表示装置が前記表示画像として表示している前記第1撮像画像に含まれる前記監視対象物体を指定する指示を取得する指示取得部と、前記指示取得部が取得した前記指示により指定された前記監視対象物体の特徴を検出する特徴検出部と、をさらに有し、前記物体検出部は、前記第2撮像画像において、前記特徴検出部が検出した特徴を有する前記監視対象物体を検出してもよい。
本発明の第2の態様の物体追尾装置は、第1撮影範囲を撮影する第1撮像装置により作成された第1撮像画像、及び前記第1撮影範囲と少なくとも一部が重複する第2撮影範囲を撮影する第2撮像装置により作成された第2撮像画像において監視対象物体を検出する物体検出部と、前記監視対象物体の画像を含む前記第1撮像画像を表示装置に表示させている状態で前記物体検出部が前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出した後に、表示装置に表示させる撮像画像である表示画像を前記第1撮像画像から前記第2撮像画像に切り替える切替制御部と、を有する。
本発明の第3の態様の物体追尾方法は、第1撮影範囲を撮影することにより第1撮像画像を作成する第1撮像装置、及び前記第1撮影範囲と少なくとも一部が重複する第2撮影範囲を撮影することにより第2撮像画像を作成する第2撮像装置と通信可能なコンピュータが実行する物体追尾方法であって、前記第1撮像画像及び前記第2撮像画像を取得するステップと、所定の監視対象物体の画像が含まれている前記第1撮像画像を表示装置に表示させている状態で、前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出するステップと、前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出した後に、前記表示装置に表示させる撮像画像である表示画像を前記第1撮像画像から前記第2撮像画像に切り替えるステップと、を有する。
本発明の第4の態様のプログラムは、第1撮影範囲を撮影することにより第1撮像画像を作成する第1撮像装置、及び前記第1撮影範囲と少なくとも一部が重複する第2撮影範囲を撮影することにより第2撮像画像を作成する第2撮像装置と通信可能なコンピュータに、所定の監視対象物体の画像が含まれている前記第1撮像画像を表示装置に表示させている状態で、前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出するステップと、前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出した後に、前記表示装置に表示させる撮像画像である表示画像を前記第1撮像画像から前記第2撮像画像に切り替えるステップと、を実行させる。
本発明によれば、物体を常に追尾することが可能になるという効果を奏する。
物体追尾システムの概要を説明するための図である。 カメラが撮影可能な範囲について説明するための図である。 物体追尾システムの構成図である。 追尾制御装置の構成を示す図である。 第1方向差及び第2方向差について説明するための図である。 第2方向制御部の動作について説明するための図である。 物体追尾システムの動作の例を示す図である。 物体追尾システムの動作の例を示す図である。 物体追尾システムの動作の例を示す図である。 物体追尾システムの動作の例を示す図である。 物体追尾システムの動作の例を示す図である。 物体追尾システムにおける動作シーケンスを示す図である。 物体追尾システムにおける動作シーケンスを示す図である。
[物体追尾システムSの概要]
図1は、物体追尾システムSの概要を説明するための図である。物体追尾システムSは、監視する対象の物体(以下、「監視対象物体M」という。)の位置を監視するために監視対象物体Mを追尾するシステムである。物体追尾システムSは、例えば空港に設置されており、監視対象物体Mとして、滑走路又は誘導路を走行する飛行機を追尾する。
物体追尾システムSは、複数の撮像装置である複数のカメラ1(黒丸で示すカメラ1-1~カメラ1―n、nは自然数)と、追尾制御装置2と、表示装置3と、を備える。追尾制御装置2は、複数のカメラ1及び表示装置3とネットワークNを介して接続されており、複数のカメラ1及び表示装置3との間で各種のデータを送受信する装置であり、例えばコンピュータである。複数のカメラ1は、それぞれ異なる位置に設置されており、異なる範囲を撮影することにより撮像画像を作成する。カメラ1は、作成した撮像画像を追尾制御装置2に送信する。
図2は、カメラ1が撮影可能な範囲について説明するための図である。図2に示すように、複数のカメラ1のそれぞれの撮影範囲は、少なくとも隣の位置に設置された他のカメラ1の撮影範囲と一部の領域が重なっている。例えば、カメラ1-1が第1撮影範囲R1を撮影することにより第1撮像画像を作成し、カメラ1-2が第1撮影範囲R1と異なる第2撮影範囲R2を撮影することにより第2撮像画像を作成する場合、第1撮像画像と第2撮像画像には共通する領域Rcの画像が含まれている。
カメラ1は、デフォルト状態においては、例えば、水平方向の撮影可能範囲の中央位置の方向を撮像する。カメラ1は、追尾制御装置2から受信する制御情報に基づいて、撮影する範囲及び撮影する方向を変更することができる。カメラ1-1は、撮影方向をカメラ1-2の向きに移動可能である。また、カメラ1-2は、撮影方向をカメラ1-1の向きに移動可能である。
図3は、物体追尾システムSの構成図である。
追尾制御装置2は、複数のカメラ1から受信した複数の撮像画像を用いて、監視対象物体Mを追尾するコンピュータである。追尾制御装置2は、複数の撮像画像のうち監視対象物体Mの画像が含まれている撮像画像を選択し、選択した撮像画像を表示装置3に表示させる。追尾制御装置2は、表示装置3に表示させる撮像画像を切り替えることで、監視対象物体Mを表示装置3に表示させることができる。
なお、本明細書において、表示装置3に撮像画像が表示されているカメラ1をメインカメラと称することがある。また、監視対象物体Mの画像が撮像画像に含まれており、かつ表示装置3に撮像画像が表示されていないカメラ1をサブカメラと称することがある。
表示装置3は、追尾制御装置2から取得した撮像画像を表示させる装置であり、例えばディスプレイを有するコンピュータである。物体追尾システムSが空港で使用される場合、表示装置3は例えば管制塔において用いられる。表示装置3のユーザは、表示装置3に表示された撮像画像において監視対象物体Mを指定することにより、その後、指定した監視対象物体Mの画像を継続的に表示装置3に表示させることができる。
物体追尾システムSにおいては、少なくとも2台のカメラ1(例えば隣り合う2台のカメラ1)の撮影範囲が重複している。そして、追尾制御装置2が、表示装置3に表示させている撮像画像を作成したカメラ1が作成した撮像画像に監視対象物体Mの画像が含まれている間に、表示装置3に表示させる撮像画像を、監視対象物体Mの画像が含まれている他のカメラ1が作成した撮像画像に切り替える。物体追尾システムSがこのように動作することで、表示装置3に表示されている撮像画像を作成したカメラ1の撮影範囲に監視対象物体Mが含まれていない状態になっても、表示装置3が監視対象物体Mの画像を継続的に表示することができる。
[追尾制御装置2の構成及び動作]
図4は、追尾制御装置2の構成を示す図である。追尾制御装置2は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを有する。制御部23は、指示取得部231と、特徴検出部232と、物体検出部233と、方向差特定部234と、切替制御部235と、第1方向制御部236と、第2方向制御部237とを有する。
通信部21は、ネットワークNを介してカメラ1及び表示装置3と各種のデータを送受信するための通信コントローラを有する。通信部21は、制御部23から入力された制御情報をカメラ1に送信し、ネットワークNを介してカメラ1から受信した撮像画像を制御部23に入力する。また、通信部21は、制御部23が選択した撮像画像を表示装置3に送信する。
記憶部22は、例えばROM、RAM及びハードディスク等の記憶媒体を有する。記憶部22は、制御部23が実行するプログラムを記憶している。また、記憶部22は、カメラ1から取得された撮像画像を少なくとも一時的に記憶する。また、記憶部22は、制御部23が監視対象物体Mを追尾するために必要な各種のデータを記憶している。記憶部22は、例えば複数のカメラ1の位置関係を記憶している。さらに、記憶部22は、カメラ1が作成する撮像画像における位置と、当該位置に写っている物体の方向とが関連付けられたテーブルを記憶している。
制御部23は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、記憶部22に記憶されたプログラムを実行することにより、指示取得部231、特徴検出部232、物体検出部233、方向差特定部234、切替制御部235、第1方向制御部236、及び第2方向制御部237として機能する。
指示取得部231は、物体追尾システムSの利用者からの指示を取得する。物体追尾システムSの利用者は、例えば表示装置3により監視対象物体Mを監視する監視者である。指示取得部231は、例えば物体追尾システムSから送信された指示を取得する。具体的には、指示取得部231は、表示装置3が表示画像として表示している第1撮像画像に含まれる監視対象物体Mを指定する指示を取得する。指示取得部231は、取得した指示を特徴検出部232に通知する。
指示取得部231は、例えば、第1撮像画像に含まれる所定の形状の領域(例えば飛行機の形状の領域)を特定し、特定した領域に枠を付す。指示取得部231は、表示装置3に表示された第1撮像画像において枠が付された領域を監視者が選択する操作を示す情報を、枠が付された物体を監視対象物体Mとして指定する指示として取得する。監視者が、第1撮像画像において監視対象物体Mを囲む操作を行い、指示取得部231は、監視者により囲まれた領域に含まれる物体を監視対象物体Mとして認識してもよい。
特徴検出部232は、指示取得部231が取得した指示により指定された監視対象物体Mの特徴を検出する。特徴検出部232は、例えば、指示取得部231から取得した監視対象物体Mを示す画像を解析することにより、監視対象物体Mの形状、色、模様等を特徴として検出する。特徴検出部232は、検出した特徴を物体検出部233に通知する。
物体検出部233は、第1撮像画像及び第2撮像画像において監視対象物体Mを検出する。具体的には、物体検出部233は、第1撮像画像及び第2撮像画像において、特徴検出部232から通知された特徴と類似する領域を特定した場合、当該領域に監視対象物体Mの画像が含まれていると判定する。
物体検出部233は、第1撮像画像又は第2撮像画像に監視対象物体Mの画像が含まれていると判定した場合、第1撮像画像又は第2撮像画像における監視対象物体Mの画像の位置(例えば座標)を特定する。物体検出部233は、特定した位置を方向差特定部234及び切替制御部235に通知する。
方向差特定部234は、カメラ1-1の標準方向と、カメラ1-1と監視対象物体Mの位置とを結ぶ方向との差である第1方向差、及びカメラ1-2の標準方向と、カメラ1-2と監視対象物体Mの位置とを結ぶ方向との差である第2方向差を特定する。方向差特定部234は、特定した第1方向差及び第2方向差を切替制御部235に通知する。
図5は、第1方向差及び第2方向差について説明するための図である。図5における矢印は各カメラ1の標準方向を示している。図5においては、カメラ1-1及びカメラ1-2が監視対象物体Mを撮像できる状態を示している。この場合、第1方向差はθであり、第2方向差はθである。
カメラ1-1の光軸の方向が標準方向と一致している場合、第1撮像画像の中心位置から監視対象物体Mの位置までの距離と第1方向差の大きさとが相関関係を有する。そこで、方向差特定部234は、第1撮像画像において監視対象物体Mの画像が検出された位置に基づいて第1方向差θを特定する。方向差特定部234は、例えば、予め記憶部22に記憶された、第1撮像画像内の位置と第1方向差θとの関係を示すテーブルを参照することにより、第1方向差θを特定する。
同様に、方向差特定部234は、第2撮像画像において監視対象物体Mの画像が検出された位置に基づいて第2方向差θを特定する。方向差特定部234は、例えば、予め記憶部22に記憶された、第2撮像画像内の位置と第2方向差θとの関係を示すテーブルを参照することにより、第2方向差θを特定する。
ところで、カメラ1-1は、撮影方向を変化させることができる。カメラ1-1の光軸の方向がカメラ1-1の標準方向からずれている場合、方向差特定部234は、単に撮像画像の中心位置と監視対象物体Mの位置との関係だけでは第1方向差θを特定することができない。同様に、カメラ1-2の光軸の方向がカメラ1-2の標準方向からずれている場合、方向差特定部234は、単に撮像画像の中心位置と監視対象物体Mの位置との関係だけでは第2方向差θを特定することができない。
さらに、カメラ1-1及びカメラ1-2がズーム機能を有する場合には、撮像画像の中心位置からの距離と方向差との関係が変化する。したがって、この場合にも方向差特定部234は、単に撮像画像の中心位置と監視対象物体Mの位置との関係だけでは第1方向差θ及び第2方向差θを特定することができない。
そこで、方向差特定部234は、カメラ1-1の標準方向と撮影方向との関係、及び第1撮影範囲における物体の位置に基づいて第1方向差θを特定する。また、方向差特定部234は、カメラ1-2の標準方向と撮影方向との関係、及び第2撮影範囲における物体の位置に基づいて第2方向差θを特定する。
具体的には、方向差特定部234は、第1撮像画像の中心位置から監視対象物体Mまでの距離により特定される方向差に、カメラ1-1の標準方向と撮影方向(すなわち、カメラ1-1の光軸の方向)との差を加算することにより、第1方向差θを算出する。カメラ1-1がズーム機能を有する場合、第1撮像画像の中心位置から監視対象物体Mまでの距離により特定される方向差をズーム量に基づいて補正してもよい。方向差特定部234は、同様の手順で第2方向差θを算出する。方向差特定部234は、このようにして特定した第1方向差θ及び第2方向差θを切替制御部235に通知する。
切替制御部235は、表示装置3に表示させる撮像画像を切り替える。切替制御部235は、監視対象物体Mの画像を含む第1撮像画像を表示装置3に表示させている状態で物体検出部233が第2撮像画像において監視対象物体Mを検出した後に、表示装置3に表示させる撮像画像である表示画像を第1撮像画像から第2撮像画像に切り替える。すなわち、切替制御部235は、カメラ1-1がメインカメラとして動作している間に、メインカメラをカメラ1-1からカメラ1-2に切り替える。切替制御部235がこのように動作することで、第1撮像画像及び第2撮像画像の両方に監視対象物体Mの画像が含まれている間に、表示装置3に表示させる撮像画像が切り替わるので、物体を追尾できていない時間帯が生じず、監視者が常に監視対象物体Mを監視することができる。
切替制御部235は、例えば、第2方向差が第1方向差よりも小さくなった後に、表示装置3に表示する表示画像を第1撮像画像から第2撮像画像に切り替える。言い換えると、切替制御部235は、監視対象物体Mがカメラ1-1の第1撮影範囲よりもカメラ1-2の第2撮影範囲の方に近い位置まで移動した後に、表示画像を第1撮像画像から第2撮像画像に切り替える。切替制御部235がこのように動作することで、表示画像が第2撮像画像に切り替わった直後に監視対象物体Mが移動する方向を変更した場合であっても、監視対象物体Mが第2撮影範囲の外に出るまでに時間を要するので、表示画像に監視対象物体Mの画像が含まれなくなってしまうことを防げる。
なお、切替制御部235は、第1撮像画像及び第2撮像画像に監視対象物体Mの画像が含まれている状態で第2方向差が第1方向差よりも小さくなり、かつ第1方向差と第2方向差との差分が閾値以上になったことを条件として、表示画像を第1撮像画像から第2撮像画像に切り替えてもよい。同様に、第1撮像画像及び第2撮像画像に監視対象物体Mの画像が含まれている状態で第1方向差が第2方向差よりも小さくなり、かつ第1方向差と第2方向差との差分が閾値以上になったことを条件として、表示画像を第2撮像画像から第1撮像画像に切り替えてもよい。すなわち、切替制御部235は、表示する撮像画像を切り替える動作にヒステリシスを設けてもよい。切替制御部235がこのように動作することで、監視対象物体Mが第1撮影範囲と第2撮影範囲の中間位置付近で移動する向きを頻繁に変える場合に、表示画像として用いられる撮像画像が頻繁に切り替わることを防げる。
第1方向制御部236は、切替制御部235の指示に基づいてカメラ1-1を制御する。具体的には、第1方向制御部236は、カメラ1-1のPTZ(パン・チルト・ズーム)制御を行うことで、カメラ1-1の撮影方向及びズーム量を変更する。同様に、第2方向制御部237は、切替制御部235の指示に基づいてカメラ1-2を制御する。具体的には、第2方向制御部237は、カメラ1-2のPTZ制御を行うことで、カメラ1-2の撮影方向及びズーム量を変更する。
第1方向制御部236は、例えば、切替制御部235が表示画像を第1撮像画像から第2撮像画像に切り替えた後に、第1撮像装置の撮影方向を第2撮像装置から離れる向きに変化させる。第1方向制御部236がこのように動作することで、カメラ1-1が他の監視対象物体Mを撮像することが可能になる。
ただし、第1方向制御部236は、切替制御部235が表示画像を第1撮像画像から第2撮像画像に切り替えてから第1撮像画像に監視対象物体Mが含まれなくなるまでの間、カメラ1-1の撮影方向をカメラ1-1の標準方向よりも第2撮像装置側に維持するようにカメラ1-1の方向を制御してもよい。第1方向制御部236がこのように動作することで、表示画像が第2撮像画像に切り替わった後にも、監視対象物体Mが第1撮像画像及び第2撮像画像の両方に含まれる状態が維持される。したがって、表示画像が第2撮像画像に切り替わった後に、監視対象物体Mがカメラ1-1の向きに移動した場合であっても、第1方向制御部236が表示画像を第1撮像画像に戻すことで、表示画像に監視対象物体Mの画像が含まれる状態を維持することができる。
第1方向制御部236は、第1撮像画像に監視対象物体Mが含まれなくなった後に、カメラ1-1の撮影方向をカメラ1-1の標準方向に戻すようにカメラ1-1の方向を制御する。第1撮像画像に監視対象物体Mの画像が含まれていない場合、切替制御部235が表示画像を第2撮像画像から第1撮像画像に切り替える必要がない。したがって、このような場合に第1方向制御部236がカメラ1-1の撮影方向を標準方向に戻すことで、カメラ1-1が他の監視対象物体Mを早く撮像することが可能になる。
なお、第1方向制御部236は、カメラ1-1の撮影方向を、標準方向に対してカメラ1-2から遠い側まで移動させてもよい。第1方向制御部236は、例えば、物体検出部233が第1撮像画像内に他の監視対象物体Mを検出する位置まで撮影方向を移動させる。第1方向制御部236がこのように動作することで、カメラ1-1が他の監視対象物体Mの撮像の開始をさらに早めることが可能になる。
第2方向制御部237は、物体検出部233が第1撮像画像において監視対象物体Mを検出している間に、物体検出部233が第2撮像画像において監視対象物体Mを検出する向きにカメラ1-2の方向を制御する。第2方向制御部237は、例えば、カメラ1-2の光軸の方向がカメラ1-2とカメラ1-1とを結ぶ線の方向に近づくようにカメラ1-2を回転させる。第2方向制御部237は、カメラ1-2の向きをカメラ1-1の向きと同じ向きにした後に、カメラ1-2の向きをカメラ1-1の側に変化させてもよい。
図6は、第2方向制御部237の動作について説明するための図である。図6(a)は、カメラ1-2の光軸の方向がカメラ1-1の光軸の方向と同じになっており、カメラ1-1の光軸とカメラ1-2の光軸とが平行な状態を示している。第2方向制御部237は、図6(a)の状態から、カメラ1-1の光軸の方向とカメラ1-2の光軸の方向とが成す角度Φが大きくなるように、カメラ1-1の側に向けてカメラ1-2を回転させる。図6(b)は、第2方向制御部237がカメラ1-2を回転させたことにより、カメラ1-2の光軸が監視対象物体Mに近づいた状態を示している。第2方向制御部237がこのように動作することで、カメラ1-2の撮影範囲に監視対象物体Mが含まれるようになるまでの時間を短縮することができる。
[物体追尾システムSの動作の例]
図7から図11は、物体追尾システムSの動作の例を示す図である。図7から図11において、カメラ1から監視対象物体Mに向けて延びている破線(太線)は、メインカメラとして監視対象物体Mを撮影していることを示しており、カメラ1から監視対象物体Mに向けて延びている一点鎖線は、サブカメラとして監視対象物体Mを撮影していることを示している。
図7は、第1撮像画像において監視対象物体Mが指定され、カメラ1-1がメインカメラとして監視対象物体Mの追尾を開始した状態を示している。この時点では、カメラ1-2の撮影範囲内に監視対象物体Mが入っていないものとする。
図8は、図7の状態から監視対象物体Mがカメラ1-2に近づくように移動し、カメラ1-2の撮影範囲内に監視対象物体Mが入った状態を示している。この状態では、第1方向差θが第2方向差θよりも小さいので、切替制御部235は、カメラ1-1をメインカメラとして選択しており、カメラ1-2はサブカメラとして機能している。
図9は、図8の状態から監視対象物体Mがさらにカメラ1-2に近づくように移動し、第2方向差θが第1方向差θよりも小さくなった状態を示している。第2方向差θが第1方向差θよりも小さくなった時点で、切替制御部235はカメラ1-2をメインカメラに切り替えている。
図10は、図9の状態から監視対象物体Mがさらに移動し、カメラ1-3の撮影範囲内に監視対象物体Mが入った状態を示している。この状態では、カメラ1-2がメインカメラとして機能し、カメラ1-1及びカメラ1-3がサブカメラとして機能している。
図11は、図10の状態から監視対象物体Mがさらに移動し、カメラ1-1の撮影範囲から監視対象物体Mが出た状態を示している。この状態では、カメラ1-2がメインカメラとして機能し、カメラ1-3がサブカメラとして機能している。この状態で、カメラ1-1は、標準方向、又は標準方向よりもカメラ1-6に近い方向に光軸の方向を変化させている。
[動作シーケンス]
図12及び図13は、物体追尾システムSにおける動作シーケンスを示す図である。図12のシーケンス図は、監視対象物体Mが監視エリアに入ってくる領域を撮影可能なカメラ1-1の第1撮像画像が表示装置3に表示されている状態から開始している(S1)。表示装置3は、第1撮像画像が表示されている状態で、監視対象物体Mを指定する操作、及び追尾の開始を指示する操作を受け付ける(S2)。表示装置3は、受け付けた操作に基づいて、追尾を開始する指示及び監視対象物体Mの画像を追尾制御装置2に送信する。
追尾制御装置2においては、物体検出部233が第1撮像画像において監視対象物体Mを検出する(S3)。物体検出部233は、監視対象物体Mを検出した位置を方向差特定部234及び切替制御部235に通知する。物体検出部233は、切替制御部235を介して、監視対象物体Mを検出した位置を第1方向制御部236に通知する。第1方向制御部236は、第1撮像画像に監視対象物体Mが含まれる状態を維持するようにカメラ1-1を制御する。カメラ1-1は、第1方向制御部236から受信した追尾制御指示に基づいて、例えば監視対象物体Mが移動する向きに撮影範囲が移動するように回転する(S4)。
切替制御部235は、物体検出部233から通知された監視対象物体Mの位置が、カメラ1-2が撮影可能な範囲に含まれているか否かを判定する(S5)。切替制御部235は、監視対象物体Mの位置が撮影可能な範囲に含まれていると判定した場合、カメラ1-2に対して、監視対象物体Mの探索を開始するように第2方向制御部237に指示する。また、第2方向制御部237は、例えば図6を参照して説明した方法で探索を行うようにカメラ1-2を制御する。
続いて、図13に基づいて説明する。物体検出部233は、カメラ1-2から送られてきた第2撮像画像において監視対象物体Mを検出すると、第2撮像画像において検出した監視対象物体Mの位置を方向差特定部234に通知する。方向差特定部234は、物体検出部233から通知された第1撮像画像における監視対象物体Mの位置に基づいて第1方向差を特定し、第2撮像画像における監視対象物体Mの位置に基づいて第2方向差を特定する(S6)。方向差特定部234は、特定した第1方向差及び第2方向差を切替制御部235に通知する。
続いて、切替制御部235は、第1方向差と第2方向差とを比較する。切替制御部235は、第2方向差が第1方向差よりも小さいと判定した場合(S7)、カメラ1-2をメインカメラに切り替える(S8)。その後、第1方向制御部236は、第1撮像画像に監視対象物体Mが含まれなくなったと判定した場合(S9)、カメラ1-1の撮影範囲を初期状態に戻す(S10)。物体追尾システムSは、以上の手順により、カメラ1-1により監視対象物体Mを追尾した後に、途切れることなくカメラ1-2により監視対象物体Mを追尾することができる。
[第1変形例]
以上の説明においては、表示装置3を使用する監視者が第1画像において指定した物体を監視対象物体Mとする場合を例示したが、監視対象物体Mを指定する方法はこれに限らない。監視者は、監視対象物体Mの種別(例えば機種名)ごとに付された識別情報を指定することにより、監視対象物体Mを指定してもよい。この場合、指示取得部231は、監視対象物体Mの種別ごとに付された識別情報を、監視対象物体Mを指定する指示として取得する。
[第2変形例]
以上の説明においては、物体追尾システムSが1台の表示装置3を有する場合を例示したが、物体追尾システムSが複数の物体追尾システムSを有していてもよい。この場合、物体追尾システムSは、例えば、複数のカメラ1それぞれが作成した撮像画像を表示する表示装置3と、監視対象物体Mを表示する表示装置3とを有する。
監視者は、複数の表示装置3に表示された複数のカメラ1が作成した複数の撮像画像のうち、監視対象物体Mが含まれている撮像画像が表示されている表示装置3において監視対象物体Mを指定する。そして、切替制御部235は、監視対象物体Mが指定された表示装置3に表示されている撮像画像を作成したカメラ1をメインカメラとして選択して監視対象物体Mの追尾を開始する。このように物体追尾システムSが複数の表示装置3を有することで、物体追尾システムSは、複数のカメラ1のいずれかに写っている任意の物体を監視対象物体Mとして追尾することができる。
[第3変形例]
以上の説明においては、カメラ1が水平方向に回転可能である場合を例示したが、カメラ1が広角レンズを搭載しており、回転することなく広い範囲の撮像画像を作成できてもよい。
[物体追尾システムSによる効果]
以上説明したように、物体追尾システムSにおいては、監視対象物体Mの画像を含む第1撮像画像を表示装置3に表示させている状態で物体検出部233が第2撮像画像において監視対象物体Mを検出した後に、表示装置3に表示させる表示画像を第1撮像画像から第2撮像画像に切り替える切替制御部235を有する。切替制御部235がこのように動作することで、表示装置3に常に監視対象物体Mが表示されるので、監視者が監視対象物体を常に追尾することが可能になる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
例えば、以上の説明においては、物体追尾システムSが空港で使用される場合を例示したが、物体追尾システムSが使用される場所は任意であり、物体追尾システムSは、空港以外の場所で使用される場合にも適用可能である。
1 カメラ
2 追尾制御装置
3 表示装置
21 通信部
22 記憶部
23 制御部
231 指示取得部
232 特徴検出部
233 物体検出部
234 方向差特定部
235 切替制御部
236 第1方向制御部
237 第2方向制御部

Claims (12)

  1. 第1撮影範囲を撮影することにより第1撮像画像を作成する第1撮像装置と、
    前記第1撮影範囲と少なくとも一部が重複する第2撮影範囲を撮影することにより第2撮像画像を作成する第2撮像装置と、
    前記第1撮像画像及び前記第2撮像画像を解析することにより監視対象物体を追尾する追尾制御装置と、
    を備え、
    前記追尾制御装置は、
    前記第1撮像画像及び前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出する物体検出部と、
    前記第1撮像装置の標準方向と、前記第1撮像装置と前記監視対象物体の位置とを結ぶ方向との差である第1方向差、及び前記第2撮像装置の標準方向と、前記第2撮像装置と前記監視対象物体の位置とを結ぶ方向との差である第2方向差を特定する方向差特定部と、
    前記監視対象物体の画像を含む前記第1撮像画像を表示装置に表示させている状態で前記物体検出部が前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出した後であり、かつ前記第2方向差が前記第1方向差よりも小さくなった後に、表示装置に表示させる撮像画像である表示画像を前記第1撮像画像から前記第2撮像画像に切り替える切替制御部と、
    を有する物体追尾システム。
  2. 第1撮影範囲を撮影することにより第1撮像画像を作成する第1撮像装置と、
    前記第1撮影範囲と少なくとも一部が重複する第2撮影範囲を撮影することにより第2撮像画像を作成する第2撮像装置と、
    前記第1撮像画像及び前記第2撮像画像を解析することにより監視対象物体を追尾する追尾制御装置と、
    を備え、
    前記追尾制御装置は、
    前記第1撮像画像及び前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出する物体検出部と、
    前記監視対象物体の画像を含む前記第1撮像画像を表示装置に表示させている状態で前記物体検出部が前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出した後に、表示装置に表示させる撮像画像である表示画像を前記第1撮像画像から前記第2撮像画像に切り替える切替制御部と、
    前記物体検出部が前記第1撮像画像において前記監視対象物体を検出している間に、前記物体検出部が前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出する向きに前記第2撮像装置の方向を制御する第2方向制御部と、
    を有し、
    前記第2方向制御部は、前記第2撮像装置の向きを前記第1撮像装置の向きと同じ向きにした後に、前記第2撮像装置の向きを前記第1撮像装置側に変化させる、
    物体追尾システム。
  3. 前記第1撮像装置は、撮影方向を前記第2撮像装置の向きに移動可能であり、
    前記第2撮像装置は、撮影方向を前記第1撮像装置の向きに移動可能であり、
    前記方向差特定部は、前記第1撮像装置の標準方向と撮影方向との関係、及び前記第1撮影範囲における前記監視対象物体の位置に基づいて前記第1方向差を特定し、前記第2撮像装置の標準方向と撮影方向との関係、及び前記第2撮影範囲における前記監視対象物体の位置に基づいて前記第2方向差を特定する、
    請求項に記載の物体追尾システム。
  4. 前記切替制御部が前記表示画像を前記第1撮像画像から前記第2撮像画像に切り替えた後に、前記第1撮像装置の撮影方向を前記第2撮像装置から離れる向きに変化させる第1方向制御部をさらに有する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の物体追尾システム。
  5. 前記切替制御部が前記表示画像を前記第1撮像画像から前記第2撮像画像に切り替えてから前記第1撮像画像に前記監視対象物体が含まれなくなるまでの間、前記第1撮像装置の撮影方向を前記第1撮像装置の標準方向よりも前記第2撮像装置側に維持するように前記第1撮像装置の方向を制御する第1方向制御部をさらに有する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の物体追尾システム。
  6. 前記表示装置が前記表示画像として表示している前記第1撮像画像に含まれる前記監視対象物体を指定する指示を取得する指示取得部と、
    前記指示取得部が取得した前記指示により指定された前記監視対象物体の特徴を検出する特徴検出部と、
    をさらに有し、
    前記物体検出部は、前記第2撮像画像において、前記特徴検出部が検出した特徴を有する前記監視対象物体を検出する、
    請求項1からのいずれか一項に記載の物体追尾システム。
  7. 第1撮影範囲を撮影する第1撮像装置により作成された第1撮像画像、及び前記第1撮影範囲と少なくとも一部が重複する第2撮影範囲を撮影する第2撮像装置により作成された第2撮像画像において監視対象物体を検出する物体検出部と、
    前記第1撮像装置の標準方向と、前記第1撮像装置と前記監視対象物体の位置とを結ぶ方向との差である第1方向差、及び前記第2撮像装置の標準方向と、前記第2撮像装置と前記監視対象物体の位置とを結ぶ方向との差である第2方向差を特定する方向差特定部と、
    前記監視対象物体の画像を含む前記第1撮像画像を表示装置に表示させている状態で前記物体検出部が前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出した後であり、かつ前記第2方向差が前記第1方向差よりも小さくなった後に、表示装置に表示させる撮像画像である表示画像を前記第1撮像画像から前記第2撮像画像に切り替える切替制御部と、
    を有する物体追尾装置。
  8. 第1撮影範囲を撮影する第1撮像装置により作成された第1撮像画像、及び前記第1撮影範囲と少なくとも一部が重複する第2撮影範囲を撮影する第2撮像装置により作成された第2撮像画像において監視対象物体を検出する物体検出部と、
    前記監視対象物体の画像を含む前記第1撮像画像を表示装置に表示させている状態で前記物体検出部が前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出した後に、表示装置に表示させる撮像画像である表示画像を前記第1撮像画像から前記第2撮像画像に切り替える切替制御部と、
    前記物体検出部が前記第1撮像画像において前記監視対象物体を検出している間に、前記物体検出部が前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出する向きに前記第2撮像装置の方向を制御する第2方向制御部と、
    を有し、
    前記第2方向制御部は、前記第2撮像装置の向きを前記第1撮像装置の向きと同じ向きにした後に、前記第2撮像装置の向きを前記第1撮像装置側に変化させる、
    物体追尾装置。
  9. 第1撮影範囲を撮影することにより第1撮像画像を作成する第1撮像装置、及び前記第1撮影範囲と少なくとも一部が重複する第2撮影範囲を撮影することにより第2撮像画像を作成する第2撮像装置と通信可能なコンピュータが実行する物体追尾方法であって、
    前記第1撮像画像及び前記第2撮像画像を取得するステップと、
    所定の監視対象物体の画像が含まれている前記第1撮像画像を表示装置に表示させている状態で、前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出するステップと、
    前記第1撮像装置の標準方向と、前記第1撮像装置と前記監視対象物体の位置とを結ぶ方向との差である第1方向差、及び前記第2撮像装置の標準方向と、前記第2撮像装置と前記監視対象物体の位置とを結ぶ方向との差である第2方向差を特定するステップと、
    前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出した後であり、かつ前記第2方向差が前記第1方向差よりも小さくなった後に、前記表示装置に表示させる撮像画像である表示画像を前記第1撮像画像から前記第2撮像画像に切り替えるステップと、
    を有する物体追尾方法。
  10. 第1撮影範囲を撮影することにより第1撮像画像を作成する第1撮像装置、及び前記第1撮影範囲と少なくとも一部が重複する第2撮影範囲を撮影することにより第2撮像画像を作成する第2撮像装置と通信可能なコンピュータが実行する物体追尾方法であって、
    前記第1撮像画像及び前記第2撮像画像を取得するステップと、
    所定の監視対象物体の画像が含まれている前記第1撮像画像を表示装置に表示させている状態で、前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出するステップと、
    前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出した後に、前記表示装置に表示させる撮像画像である表示画像を前記第1撮像画像から前記第2撮像画像に切り替えるステップと、
    前記第1撮像画像において前記監視対象物体を検出している間に、前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出する向きに前記第2撮像装置の方向を制御するステップと、
    を有し、
    前記第2撮像装置の方向を制御するステップにおいて、前記第2撮像装置の向きを前記第1撮像装置の向きと同じ向きにした後に、前記第2撮像装置の向きを前記第1撮像装置側に変化させる、
    物体追尾方法。
  11. 第1撮影範囲を撮影することにより第1撮像画像を作成する第1撮像装置、及び前記第1撮影範囲と少なくとも一部が重複する第2撮影範囲を撮影することにより第2撮像画像を作成する第2撮像装置と通信可能なコンピュータに、
    所定の監視対象物体の画像が含まれている前記第1撮像画像を表示装置に表示させている状態で、前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出するステップと、
    前記第1撮像装置の標準方向と、前記第1撮像装置と前記監視対象物体の位置とを結ぶ方向との差である第1方向差、及び前記第2撮像装置の標準方向と、前記第2撮像装置と前記監視対象物体の位置とを結ぶ方向との差である第2方向差を特定するステップと、
    前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出した後であり、かつ前記第2方向差が前記第1方向差よりも小さくなった後に、前記表示装置に表示させる撮像画像である表示画像を前記第1撮像画像から前記第2撮像画像に切り替えるステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  12. 第1撮影範囲を撮影することにより第1撮像画像を作成する第1撮像装置、及び前記第1撮影範囲と少なくとも一部が重複する第2撮影範囲を撮影することにより第2撮像画像を作成する第2撮像装置と通信可能なコンピュータに、
    所定の監視対象物体の画像が含まれている前記第1撮像画像を表示装置に表示させている状態で、前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出するステップと、
    前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出した後に、前記表示装置に表示させる撮像画像である表示画像を前記第1撮像画像から前記第2撮像画像に切り替えるステップと、
    前記第1撮像画像において前記監視対象物体を検出している間に、前記第2撮像画像において前記監視対象物体を検出する向きに前記第2撮像装置の方向を制御するステップと、
    を実行させ
    前記第2撮像装置の方向を制御するステップにおいて、前記第2撮像装置の向きを前記第1撮像装置の向きと同じ向きにした後に、前記第2撮像装置の向きを前記第1撮像装置側に変化させる、
    プログラム。
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