JP7334140B2 - 密閉型二次電池および該電池用電池ケース - Google Patents

密閉型二次電池および該電池用電池ケース Download PDF

Info

Publication number
JP7334140B2
JP7334140B2 JP2020150928A JP2020150928A JP7334140B2 JP 7334140 B2 JP7334140 B2 JP 7334140B2 JP 2020150928 A JP2020150928 A JP 2020150928A JP 2020150928 A JP2020150928 A JP 2020150928A JP 7334140 B2 JP7334140 B2 JP 7334140B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
battery case
case
pair
sealed secondary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020150928A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022045365A (ja
Inventor
陽祐 志村
英樹 朝立
峰洋 船戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Prime Planet Energy and Solutions Inc
Original Assignee
Prime Planet Energy and Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Prime Planet Energy and Solutions Inc filed Critical Prime Planet Energy and Solutions Inc
Priority to JP2020150928A priority Critical patent/JP7334140B2/ja
Publication of JP2022045365A publication Critical patent/JP2022045365A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7334140B2 publication Critical patent/JP7334140B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

本発明は、密閉型二次電池用の電池ケースに関する。
リチウムイオン二次電池(リチウム二次電池)、ナトリウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池は、既存の電池に比べて軽量且つエネルギー密度が高いことから、近年、車両搭載用の電源あるいはパソコンや携帯端末等の電源として好ましく利用されている。
かかる二次電池は、例えば、密閉された電池ケース内に電極体と電解質とが収容された、いわゆる密閉型二次電池として構築される。かかる密閉型二次電池のケースは、一般に、耐衝撃性等を考慮して、1枚の金属板から深絞り加工によって形成される。この場合には、金属製の電池ケースと電極体とを絶縁するために、該電極体を絶縁フィルムに収容して、該電極体と該電池ケース内壁とを隔離する手法が用いられる。
かかる密閉型二次電池を車両搭載用電源として用いる際には、一般に、高出力化の観点から、かかる密閉型二次電池を複数接続した組電池の形態で用いられている。かかる組電池の典型的な構成として、複数の単電池が積層され、且つ該積層方向に所定の荷重が加えられた状態で拘束されて構築される。このような組電池の拘束は、主に組電池を構成する各単電池における耐振動や耐衝撃、および電池性能確保の観点から行われる。
このような拘束によっても、繰り返しの振動が与えられる環境下では、かかる密閉型二次電池内の絶縁フィルムに収容された電極体が所定の位置からずれるおそれがある。かかる電極体のずれを抑制するために、従来から種々提案がなされており、その一例として特許文献1~3が挙げられる。例えば、特許文献1では、絶縁フィルムと電池ケースの内壁とを熱溶着することによって、絶縁フィルムの移動を抑制することが記載されている。また、特許文献2および3は、電池の耐振動に関する従来技術の一例である。
特開2013-222504号公報 特開2013-131306号公報 特開2017-142962号公報
しかしながら、特許文献1の手法は、従来の二次電池を製作する工程に絶縁フィルムを熱溶着する工程が追加されるため、生産コストが高くなる。また、深絞りによって形成された深く狭い箱型電池ケース内壁と、絶縁フィルムとを熱溶着するため、該フィルムに接触している電極体が熱によって損傷するおそれもあった。したがって、より低コスト且つ簡便な手法によって、絶縁フィルムおよび該フィルムに収容される電極体のずれを防止する技術の開発が求められていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、組電池の構築に用いられる密閉型二次電池(単電池)における、振動による電極体のずれを防止する電池ケースを提供することにある。また、他の目的はかかる電池ケースを用いて構築された単電池並びに組電池を提供することにある。
上記目的を実現するべく、密閉型二次電池用電池ケースが提供される。即ち、ここに開示される電池ケースは、正極および負極を備える電極体と、該電極体を包囲する絶縁フィルムと、を内部に密閉可能に収容している。前記電池ケースは、一対の矩形状の幅広面と、該一対の幅広面の間にある複数の矩形状の側面とから構成される六面箱型形状に形成されている。前記一対の幅広面におけるケース内面側には、ケース内部に収容された状態の前記フィルムが接触可能な位置において、該位置に接触した状態の該フィルムが該位置からずれることを防止するリブ構造が形成されている。
このような構成によれば、繰り返し振動が与えられる環境においても、リブ構造と絶縁フィルムとが当接することで、電池ケース内で絶縁フィルム(即ち、電極体)がずれることを防止できる。これにより電極体のずれが起こり難い、密閉型二次電池(単電池)を提供することができる。
ここに開示される電池ケースの好ましい一態様では、前記リブ構造は、所定のパターンで配列された複数の筋状リブ及び/又はドット状リブによって構成されている。さらに好適な一態様として、前記複数の筋状のリブ構造は、少なくとも二以上の方向に延伸するように形成される。
かかる構成によれば、振動による電極体のずれがより一層起こり難くすることを実現することができる。
ここに開示される電池ケースの好ましい一態様では、前記リブ構造が予め形成された前記一対の幅広面を、一つずつ有する二つのケース部材を少なくとも包含する二以上のケース部材が、相互に接合されて構成されている。さらに好適な一態様としては、前記リブ構造が予め形成された前記一対の幅広面を、一つずつ有する二つのケース部材によって構成されており、該一対の幅広面の間にある複数の側面において相互に接合されて構成されている。
かかる構成によれば、簡便な方法で、電池ケース内部にリブ構造を形成することができる。
また、上記他の目的を実現するべく、密閉型二次電池が提供される。即ち、ここに開示される密閉型二次電池は、正極および負極を備える電極体と、前記電極体を包囲する絶縁フィルムと、前記電極体と前記フィルムとを収容する電池ケースであって、一対の矩形状の幅広面と、該一対の幅広面の間にある複数の矩形状の側面とから構成される六面箱型形状に形成された電池ケースと、を備える。ここで、前記電池ケースとして、ここに開示されるいずれかの電池ケースが使用される。
また、上記他の目的を実現するべく、上述した密閉型二次電池を単電池として複数備える組電池が提供される。即ち、ここに開示される組電池は、前記複数の単電池が、隣接する単電池間において前記幅広面がそれぞれ対向するようにして一方向に配列されており、且つ、該配列された各単電池の前記幅広面の前記リブ構造が形成された位置に所定の拘束圧がかけられた状態で該配列方向に拘束されている。
上述のとおり、ここに開示される電池ケースを用いることによって、振動による電極体のずれが起こり難い密閉型二次電池および組電池が提供される。
密閉型二次電池の一例を模式的に示す平面図である。 図1に示す密閉型二次電池を模式的に示す縦断面図である。 組電池の一例を模式的に示す斜視図である。 図1中のIV-IV線に沿った模式部分断面図である。 リブの形状の一例を模式的に示す説明図である。 リブの形状の他の一例を模式的に示す説明図である。 リブの形状の他の一例を模式的に示す説明図である。 リブの形状の他の一例を模式的に示す説明図である。
以下、適宜図面を参照しながら、ここに開示される密閉型二次電池の好適な一実施形態を説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。ここに開示される電池ケースは、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。
また、以下の図面において、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は省略または簡略化することがある。図面中の符号X、Y、Zは、それぞれ、電池ケースの幅方向、電池ケースの厚さ方向、電池ケースの高さ(鉛直)方向を意味するものとする。ただし、これらは説明の便宜上の方向に過ぎず、電池ケースの設置態様を何ら限定するものではない。また、各図における寸法関係(長さ、幅、厚さ等)は実際の寸法関係を反映するものではない。
なお、本明細書において「二次電池」とは、繰り返し充放電可能な蓄電デバイス一般をいい、リチウムイオン二次電池、ナトリウムイオン二次電池、ニッケル水素電池等のいわゆる蓄電池ならびに電気二重層キャパシタ等の蓄電素子を包含する用語である。また、以下の実施形態においては、正極シートおよび負極シートがセパレータを介して捲回された、捲回電極体を備えるリチウムイオン二次電池を例にして詳細に説明するが、本発明をかかる実施形態に限定することを意図したものではない。例えば、正極シートと負極シートとがセパレータを介在させつつ相互に複数重なり合った積層構造を有する積層構造電極体も好ましく適用される。
図1は、密閉型二次電池100を模式的に示す平面図である。密閉型二次電池100は、扁平形状の電極体70と、絶縁フィルム10と、電解液(図示せず)と、六面体構造の箱型電池ケース20と、を備えている。
電池ケース20は、一対の幅広面24と、該一対の幅広面の間にある複数の矩形状の側面とから構成される、六面箱型形状の電池ケースである。本明細書においては便宜上、一対の幅広面24を除く、4つの側面のうち、電池の通常の使用状態における上端部に相当する面が蓋体22を構成しており、該蓋体22に対向する面を底面28、該底面28の短辺に沿った一対の側面を幅狭面26とする。すなわち、蓋体22を除く二つの幅広面24と、二つの幅狭面26と、底面28とにより、電池ケース本体21が構成される。電池ケース20の各寸法は、電極体70、絶縁フィルム10、電解質といった電池ケース内に収容される部材が収容可能であれば、特に限定されない。電極体70および絶縁フィルム10等を収容可能であり、且つデッドスペースが小さい電池ケース20が好ましい。電池ケース20の材質は、高強度であり軽量で熱伝導性が良い金属製材料が好ましく、このような金属材料として、例えば、アルミニウムやスチール等が挙げられる。
かかる電池ケース本体21は、2以上のケース部材が相互に接合されて構成されていてもよい。例えば、図1に示すように、一方の幅広面24と、該幅広面24に接する一対の幅狭面26と、底面28との半分の容積を有する第一部材と、他方の幅広面24と、該幅広面24に接する一対の幅狭面26と、底面28との残りの半分の容積を有する第二部材(典型的には第一部材と第二部材とは対称形状である)が、相互に溶接されて(図1に示す溶接線75参照)、構成されていてもよい。かかる形状によると、後述するリブ構造90をあらかじめ形成してから電池ケース21を構築することが可能である。したがって、従来の深絞り加工による電池ケース21にリブ構造90を形成する場合と比べて、簡便に、且つ様々な形状パターンのリブ構造90を形成することができる。
なお、図1において、電極体70や絶縁フィルム10といった電池ケース20に収容される部材は、説明のために図示を省略している。
蓋体22には外部接続用の正極端子32および負極端子34と、電池ケース20の内圧が所定レベル以上に上昇した場合に該内圧を開放するように設定された薄肉の安全弁29とが設けられている。また、蓋体22には、電解質を注液するための注液口(図示せず)が設けられている。
図2に示すように、電極体70は、長尺シート状の正極40と、長尺シート状の負極50と、セパレータ60とを備えている。かかる電極体70は、上述した長尺シート状の正極40および負極50が、セパレータ60を介在させつつ積層され、捲回軸を中心として捲回された捲回電極体である。
正極40には、正極集電体40aと、その片面もしくは両面に固着された正極活物質層40bとを備えている。正極集電体40aの幅方向(X方向)片側の縁部には、該縁部に沿って帯状に正極活物質層40bが形成されずに正極集電体が露出した部分(即ち、正極活物質層非形成部分40c)が設けられている。正極活物質層非形成部分40cには、集箔集電用の正極集電板42が付設されている。電極体70の正極40は、正極集電板42を介して、正極端子32と電気的に接続されている。
正極活物質層40bに含まれる材料については、非水電解質二次電池において一般的に使用され得るものを特に制限なく使用することができるため詳しい説明は省略する。
負極50には、負極集電体50aと、その片面もしくは両面に固着された負極活物質層50bとを備えている。負極集電体50aの幅方向(X方向)片側の縁部には、該縁部に沿って帯状に負極活物質層50bが形成されずに負極集電体が露出した部分(即ち、負極活物質層非形成部分50c)が設けられている。負極活物質層非形成部分50cには、集箔集電用の負極集電板52が付設されている。電極体70の負極50は、負極集電板52を介して、負極端子34と電気的に接続されている。
正極活物質層50bに含まれる材料については、非水電解質二次電池において一般的に使用され得るものを特に制限なく使用することができるため詳しい説明は省略する。
電池ケース20の内部に収容されている電解質の構成については従来と同様でよく、特に限定されない。例えば、電解質は非水系溶媒と支持塩とを含有する非水系の液状電解質(非水電解液)であり得るが、一般的に使用され得るものを特に制限なく使用することができるため詳しい説明は省略する。
絶縁フィルム10は、電池ケース20と電極体70とを隔離するように、電池ケース20の内壁と電極体70との間に配置される。かかる絶縁フィルム10によって発電要素である電極体70と電池ケース20との接触が回避され、電極体70と電池ケース20との絶縁を確保することができる。
絶縁フィルム10の形状は、電極体70と電池ケース20とを絶縁可能であれば特に限定されない。例えば、絶縁フィルム10は、電極体70の形状に対応して、上端側が開口した有底の袋状に形成されており、かかる開口を介して電極体70をその内部に収容し得る。絶縁フィルム10の材質は、絶縁部材として機能し得る限り特に制限はない。例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)などの樹脂材料が挙げられる。絶縁フィルム10は、単層構造であっても多層構造であってもよい。
図3は、組電池200を模式的に示す斜視図である。組電池200は、複数の密閉型二次電池100と、複数のスペーサ80と、を備える。また、組電池200は、拘束機構を備えている。具体的に例えば、組電池200は、図示されるように、一対のエンドプレート82A、82Bと、拘束バンド84と、複数のビス86と、を備えている。一対のエンドプレート82A、82Bは、所定の配列方向Yにおいて、組電池200の両端に配置されている。拘束バンド84は、一対のエンドプレート82A、82Bを架橋するように取り付けられている。複数の密閉型二次電池100は、配列方向Yに配列されている。複数のスペーサ80は、配列方向Yにおいて、隣り合った2つの密閉型二次電池100の間に配置されている。また、2つの端部スペーサ88が、密閉型二次電池100とエンドプレート82Aの間、および密閉型二次電池100とエンドプレート82Bとの間にそれぞれ配置されている。なお、密閉型二次電池100の数は2個以上である限り特に制限されない。組電池200が2個の密閉型二次電池100を備える場合には、スペーサ80は1つとなる。
隣り合う密閉型二次電池100の正極端子32と負極端子34とは、バスバー36で電気的に接続されている。このことにより、組電池200は直列に電気接続されている。ただし、組電池200を構成する密閉型二次電池100の形状、サイズ、個数、配置、接続方法等はここに開示される態様に限定されることなく、適宜変更することができる。
図4は、図1中のIV‐IV線に沿った模式部分断面図である。なお、図4中の二点鎖線は、電極体70と絶縁フィルム10とが電池ケース20に収容されていることを仮想的に示している。図示例では、電池ケース20の一対の幅広面24には、複数のリブ構造90が備えられている。該リブ構造90は、絶縁フィルム10と接触可能に形成されている。
組電池200は上記の通り拘束されているため、電池ケース20は拘束荷重によって押圧されている。幅広面24のうち、拘束圧がかかる拘束領域W1を図2に二点鎖線で仮想的に示している。幅広面24のうち、拘束領域W1以外の(即ち、拘束圧がかからない)領域を非拘束領域W2とする。リブ構造90は拘束領域W1に形成されるように設計されている。かかる構成によれば、上述した組電池200を構築する際に、密閉型二次電池100が拘束されることで、リブ構造90と絶縁フィルム10とが当接する。これにより、絶縁フィルム10が所定の位置からずれることが防止できる。
リブ構造90は上述したように、拘束領域W1に形成されている。拘束圧が付加される領域にリブ構造90を形成することで断面性能を向上させ、該拘束領域W1の剛性を高めるという効果が実現される。かかる構成によれば、電池ケース20を従来の強度を保ったままより薄くすることができ、電池ケース20のさらなる軽量化が可能である。
リブ構造90は、Z方向(鉛直方向)以外の方向に延伸するように形成されている。例えば、底面28に対して斜め方向、もしくは、底面28に対して平行方向に延伸するように形成されている。ここで、底面28に対して斜め方向とは、底面28に対して角度1度以上開いた斜め方向、より好ましくは、底面28に対して角度20度以上開いた斜め方向である。
図5は、本実施形態に係るリブ構造90の形状例を示したものである。図示例では、リブ構造90は、所定のパターンで配列された筋状やドット状に形成されているが、リブ90の形状はこれに限られたものではない。図5A~図5D中の形状は、リブ構造90とリブ構造90の間に形成された溝部92とから形成されている。
リブ構造90が複数の筋状に形成されるときは、二方向以上に延伸するように形成されていてもよい。より好ましくは、所定の一の方向に延伸する筋状のリブ構造と別の方向に延伸する筋状のリブ構造とが交差するように形成されていている。例えば、図5Aのように井桁状に形成されていてもよく、図5Bのように金網状に形成されていてもよい。
なお、本実施形態における複数のドット状とは、図5Cのような模様を想定しているが、ドットの大きさやドット間の距離はこれに限られたものではない。
筋状に形成されるリブ構造90は、直線状に限られない。例えば、図5Dのような波板状であってもよいし、途中で屈曲していてもよい。
図5においては、リブ構造90の形状について具体例を挙げて説明したが、かかる実施形態は例示にすぎず、本発明を限定することを意図したものではない。例えば、リブ構造90は図示例にない形状で形成されていてもよいし、図5A~図5Dの形状が混合されて形成されていてもよい。
以上のように構成される密閉型二次電池用電池ケースは、リブ構造90と絶縁フィルム10とが当接することで、振動による該フィルムのずれを防止する。また、電池ケース20を二以上の部材から構成することで、電池ケース内部への加工が従来よりも簡便な方法で行うことが可能である。これにより、電極体70が所定の位置からずれることを防止する密閉型二次電池を、より低コスト且つ簡便な方法で提供することができる。
加えて、リブ構造90を拘束領域W1に形成することで、該拘束領域W1の剛性を高めることができ、電池ケース20をより軽量化できるという効果も奏する。
密閉型二次電池用電池ケースを備える密閉型二次電池100は、各種用途に利用可能である。例えば、密閉型二次電池100を複数有する組電池200は、車両に搭載されるモーター用の高出力動力源(駆動用電源)として好適に用いることができる。車両の種類は特に限定されないが、典型的には自動車、例えばプラグインハイブリッド自動車(PHV)、ハイブリッド自動車(HV)、電気自動車(EV)等が挙げられる。また、組電池200は、産業用または家庭用の電力貯蔵装置に用いることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
10 絶縁フィルム
20 電池ケース
21 電池ケース本体
22 蓋体
24 幅広面
26 幅狭面
28 底面
29 安全弁
32 正極端子
34 負極端子
40 正極シート
40a 正極集電体
40b 正極活物質層
40c 正極活物質層非形成部分
50 負極シート
50a 負極集電体
50b 負極活物質層
50c 負極活物質層非形成部分
60 セパレータ
70 電極体
75 溶接部
80 スペーサ
82A エンドプレート
82B エンドプレート
84 拘束バンド
86 ビス
88 端部スペーサ
90 リブ構造
92 溝部
100 密閉型二次電池
200 組電池
W1 拘束領域
W2 非拘束領域

Claims (5)

  1. 正極および負極を備える電極体と、該電極体を包囲する絶縁フィルムと、を内部に密閉可能に収容する密閉型二次電池用の電池ケースであって、
    底面と、一対の矩形状の幅広面と、該一対の幅広面の間にある複数の矩形状の側面とから構成される六面箱型形状に形成されており、
    前記一対の幅広面におけるケース内面側には、ケース内部に収容された状態の前記フィルムが接触可能な位置において、該位置に接触した状態の該フィルムが該位置からずれることを防止するリブ構造が形成されており、
    前記リブ構造は、ドット状リブによって構成されている、電池ケース。
  2. 前記電池ケースは、前記リブ構造を有する前記一対の幅広面を一つずつ有する二つのケース部材を少なくとも包含する二以上のケース部材が相互に接合されて構成されている、請求項に記載の電池ケース。
  3. 前記電池ケースは、前記リブ構造を有する前記一対の幅広面を一つずつ有する二つのケース部材によって構成されており、該一対の幅広面の間にある複数の側面において相互に接合されて構成されている、請求項に記載の電池ケース。
  4. 密閉型二次電池であって、
    正極および負極を備える電極体と、
    前記電極体を包囲する絶縁フィルムと、
    前記電極体と前記フィルムとを収容する電池ケースであって、一対の矩形状の幅広面と、該一対の幅広面の間にある複数の矩形状の側面とから構成される六面箱型形状に形成された電池ケースと、
    を備えており、
    前記電池ケースとして、請求項1~のいずれか一項に記載の電池ケースが用いられている、密閉型二次電池。
  5. 請求項に記載の密閉型二次電池が単電池として複数個用いられて構築された組電池であって、
    前記複数個の単電池は、隣接する単電池間において前記幅広面がそれぞれ対向するようにして一方向に配列されており、且つ、該配列された各単電池の前記幅広面の前記リブ構造が形成された位置に所定の拘束圧がかけられた状態で該配列方向に拘束されている、組電池。
JP2020150928A 2020-09-09 2020-09-09 密閉型二次電池および該電池用電池ケース Active JP7334140B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020150928A JP7334140B2 (ja) 2020-09-09 2020-09-09 密閉型二次電池および該電池用電池ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020150928A JP7334140B2 (ja) 2020-09-09 2020-09-09 密閉型二次電池および該電池用電池ケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022045365A JP2022045365A (ja) 2022-03-22
JP7334140B2 true JP7334140B2 (ja) 2023-08-28

Family

ID=80774260

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020150928A Active JP7334140B2 (ja) 2020-09-09 2020-09-09 密閉型二次電池および該電池用電池ケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7334140B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001093496A (ja) 1999-07-19 2001-04-06 Toshiba Battery Co Ltd 扁平電池の収容ケース及びそれを用いた電池パック
JP2003123704A (ja) 2001-10-12 2003-04-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電池缶およびそれを用いた電池
JP2010113816A (ja) 2008-11-04 2010-05-20 Toyota Motor Corp 電池
JP2011054464A (ja) 2009-09-03 2011-03-17 Hitachi Vehicle Energy Ltd 角型電池
JP2011253763A (ja) 2010-06-03 2011-12-15 Toyota Motor Corp 二次電池
JP2013157294A (ja) 2012-01-31 2013-08-15 Gs Yuasa Corp 蓄電素子及び容器部材
JP2017532715A (ja) 2014-09-25 2017-11-02 エルジー・ケム・リミテッド 2つ以上のケース部材を含む角型電池セル
JP2018077931A (ja) 2015-03-17 2018-05-17 日立オートモティブシステムズ株式会社 二次電池

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5533742A (en) * 1978-08-31 1980-03-10 Yuasa Battery Co Ltd Storage battery jar production process

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001093496A (ja) 1999-07-19 2001-04-06 Toshiba Battery Co Ltd 扁平電池の収容ケース及びそれを用いた電池パック
JP2003123704A (ja) 2001-10-12 2003-04-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電池缶およびそれを用いた電池
JP2010113816A (ja) 2008-11-04 2010-05-20 Toyota Motor Corp 電池
JP2011054464A (ja) 2009-09-03 2011-03-17 Hitachi Vehicle Energy Ltd 角型電池
JP2011253763A (ja) 2010-06-03 2011-12-15 Toyota Motor Corp 二次電池
JP2013157294A (ja) 2012-01-31 2013-08-15 Gs Yuasa Corp 蓄電素子及び容器部材
JP2017532715A (ja) 2014-09-25 2017-11-02 エルジー・ケム・リミテッド 2つ以上のケース部材を含む角型電池セル
JP2018077931A (ja) 2015-03-17 2018-05-17 日立オートモティブシステムズ株式会社 二次電池

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022045365A (ja) 2022-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3151307B1 (en) Battery module and battery pack comprising same
EP2535962B1 (en) Battery module having enhanced welding reliability and medium or large battery pack including same
KR101509474B1 (ko) 단일 전극단자 결합부를 가진 전지 조합체
KR101478704B1 (ko) 신규한 구조의 전지모듈 및 이를 포함하는 전지팩
JP6124175B2 (ja) 蓄電素子
KR101305218B1 (ko) 중공 구조의 고정부재와 결합 부재를 포함하는 전지모듈 및 이를 포함하는 전지팩
KR20140056835A (ko) 전지모듈 및 이를 포함하는 전지팩
KR102055852B1 (ko) 변형된 리드를 구비한 파우치형 이차전지 및 이를 포함하는 전지 모듈
WO2018142809A1 (ja) 蓄電装置
JP2019096431A (ja) 組電池と、組電池に用いられる単電池の製造方法
KR20150000090A (ko) 가압 브라켓을 포함하는 전지모듈
JP6594307B2 (ja) 取外し可能な複数のセルを有するモジュール、モジュールを備えるバッテリ、およびバッテリを備える車
JP2019139954A (ja) 蓄電装置の製造方法
US10991985B2 (en) Secondary battery
JP6102455B2 (ja) 組電池
US20210151722A1 (en) Battery pack
KR101521776B1 (ko) 출력단자 위치 변경용 버스 바를 포함하는 전지모듈
KR20180081604A (ko) 파우치 셀을 위한 벽관통형 집전 장치
JP7334140B2 (ja) 密閉型二次電池および該電池用電池ケース
JP2014199782A (ja) 蓄電素子及び圧接体
JP5861524B2 (ja) 蓄電モジュール
JP2019061881A (ja) 蓄電素子
JP7024286B2 (ja) 蓄電素子
KR20170073856A (ko) 외주변 실링부에 형성된 일체형 지지부재를 포함하고 있는 전지셀
JP2019061893A (ja) 蓄電素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230720

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230816

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7334140

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150