JP7333036B1 - 教育支援システム、教育支援方法及びプログラム - Google Patents

教育支援システム、教育支援方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】半導体集積回路の設計及び製造工程の教育課程の初期段階において、学生一人一人が、実習を通して半導体集積回路の三次元構造や製造工程を直感的に理解できるシステムを提供する。【解決手段】半導体集積回路の設計及び教育を支援する教育支援システム1は、半導体を構成する複数の階層毎に対応付けられた複数の作画用紙30,40の其々に、半導体の各階層の形状に関する形状情報を作画し、複数の作画用紙30,40の其々に、半導体の各階層の属性に関する属性情報を記載し、作画用紙30,40毎に、形状情報及び属性情報を取得し、取得した形状情報及び属性情報に基づいて、半導体集積回路のレイアウト情報を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体集積回路の設計及び教育の支援に有効な技術に関する。
半導体技術者の増加と質の向上とを目的とした教育方法の改革が重要な課題である。従来、半導体集積回路の設計及び製造工程の教育課程において、まず、座学による半導体の基礎的技術知識の習得に続き、クリーンルームによる実習、CAD(Computer-Aided Design)を用いた設計習得に進むのが標準的に知られている。
CAD等のコンピュータを用いた半導体集積回路の教育方法として、様々な技術が開示されている。例えば、非特許文献1では、表計算ソフトを用いて作図された簡易レイアウト情報を、所定のソフトウェアを用いて、詳細なレイアウトデータに変換する技術が開示されている。また、他には、特許文献1では、教材のスクリプトシート上にブロック片を並べることでプログラミングを行い、スクリプトエリア用シートを撮影してブロック片の配置を画像認識又はブロック片の配置に関する情報を示すマーカの読取を行うことにより、ブロック片の配置を認識し、自動でスクリプトを作成する技術が開示されている。
安田倫己(静岡県立科学技術高校)、山田明宏(A.LSIデザイン)、田中武(広島工業大学),「EXCELを用いた、高校における集積回路のレイアウト設計教育」,電気学会教育フロンティア研究会資料,2010年9月8日発行
特許第6993531号公報
しかしながら、CADを用いた設計習得は、最終的な実務には必須であるものの、学習の初期段階において、使用可能なCADの台数や使用時間の制約等を考慮すると、学生一人一人が試行錯誤を通して半導体集積回路の階層構造と、その動作とを直感的に理解する機会を得ることが困難であった。
そのため、学生一人一人が、半導体集積回路の階層構造と、その動作とを直感的に理解する方法や、学生が楽しみながら学ぶことができる方法が求められている。
そこで、本発明者らは、学生一人一人が、半導体集積回路の階層構造と、その動作とを直感的に容易に理解する機会を得ることを可能とする仕組みに着目した。
本発明は、半導体集積回路の設計及び製造工程の教育課程の初期段階において、学生一人一人が実習を通して半導体集積回路の三次元構造や製造工程を体感することを可能とする教育支援システム、教育支援方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、半導体集積回路の設計及び教育を支援する教育支援システムであって、
半導体を構成する複数の階層毎に対応付けられた複数の作画用紙の其々に、前記半導体の各階層の形状に関する形状情報を作画する作画部と、
前記複数の作画用紙の其々に、前記半導体の各階層の属性に関する属性情報を記載する記載部と、
前記作画用紙毎に、前記形状情報及び前記属性情報を取得する作画用紙情報取得部と、
取得した前記形状情報及び前記属性情報に基づいて、前記半導体集積回路のレイアウト情報を生成する生成部と、
を備える教育支援システムを提供する。
本発明によれば、学生が作画用紙に半導体集積回路のレイアウトを作図する際、形状情報として、例えば、チャネルの幅や長さを変化させることや、属性情報として、例えば、層の厚さや材質を可変する情報を記載することにより、作画用紙から必要な情報を取得し、半導体集積回路のレイアウト情報を生成する。レイアウト情報は、形状情報及び属性情報に応じて、変化することになり、学生が様々な試行錯誤を行いながら、半導体集積回路の理解を深めることに繋がる。その結果、半導体集積回路の設計及び製造工程の教育課程の初期段階において、学生一人一人が実習を通して半導体集積回路の三次元構造や製造工程を体感することが可能となる。
更に、作画用紙に存在する情報として、形状情報のみならず半導体レイアウトに必要な属性情報を追加することにより、属性情報の意味を正しく理解することが可能となる。
本発明は、システムのカテゴリであるが、方法及びプログラムであっても同様の作用、効果を奏する。
本発明によれば、半導体集積回路の設計及び製造工程の教育課程の初期段階において、学生一人一人が実習を通して半導体集積回路の三次元構造や製造工程を体感することが可能となる。
教育支援システム1の概要を説明する図である。 教育支援システム1の機能構成を示す図である。 教育支援システム1が実行する第1の作画用紙用処理のフローチャートを示す図である。 型紙の例を模式的に示した図である。 作画用紙の例を模式的に示した図である。 複数の型紙及び複数の作画用紙の例を示した図である。 教育支援システム1が実行する第2の作画用紙用処理のフローチャートを示す図である。 学生端末が作画用紙を表示した状態の一例を模式的に示した図である。 モニタが作画用紙を表示した状態の一例を模式的に示した図である。 教育支援システム1が実行する情報取得処理のフローチャートを示す図である。 教育支援システム1が実行する第1のレイアウト情報生成処理のフローチャートを示す図である。 教育支援システム1が実行する第2のレイアウト情報生成処理のフローチャートを示す図である。 学生端末が拡張現実として表示するレイアウト情報の一例を模式的に示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以降の図においては、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
[教育支援システム1の概要]
図1は、教育支援システム1の概要を説明するための模式図である。
図1に基づいて、教育支援システム1の構成物について説明する。
教育支援システム1は、少なくとも、サーバ機能を有するコンピュータ10からなる半導体集積回路の設計及び教育を支援するシステムである。
コンピュータ10は、例えば、1台のコンピュータで実現されても良いし、クラウドコンピュータのように、複数のコンピュータで実現されても良い。
本明細書におけるクラウドコンピュータとは、ある特定の機能を果たす際に、任意のコンピュータをスケーラブルに用いるものや、あるシステムを実現するために複数の機能モジュールを含み、その機能を自由に組み合わせて用いるものの何れであっても良い。
教育支援システム1が、半導体集積回路の設計及び教育を支援する際の処理ステップの概要について説明する。
コンピュータ10又は学生は、半導体を構成する複数の階層毎に対応付けられた複数の作画用紙の其々に、半導体の各階層の形状に関する形状情報を作画する(ステップS1)。
学生が形状情報を作画する場合、フォトマスクを模した一又は複数枚の型紙を用いて、作画用紙に形状情報を作画する。
コンピュータ10が形状情報を作画する場合、コンピュータ10は、学生端末又はモニタ等の外部端末に作画用紙を送信し、学生端末又はモニタに作画用紙を表示させる。
学生端末は、学生(生徒、児童であってもよい)から、この作画用紙に対して、所定の入力を受け付け、形状情報の入力を受け付ける。学生端末は、受け付けた形状情報をコンピュータ10に送信する。コンピュータ10は、この形状情報に基づいて、形状情報を作画用紙に作画する。
コントローラは、モニタに表示した入力具の操作入力を受け付け、モニタが表示する作画用紙に対する形状情報の入力を受け付ける。コントローラは、入力を受け付けた形状情報の入力内容をコンピュータ10に送信する。コンピュータ10は、この形状情報に基づいて、形状情報を作画用紙に作画する。
コンピュータ10又は学生は、複数の作画用紙の其々に、半導体の各階層の属性に関する属性情報を記載する(ステップS2)。
学生が属性情報を記載する場合、形状情報を作画した作画用紙の所定の位置に、属性情報を記載する。
コンピュータ10が属性情報を記載する場合、学生端末又はコントローラ等の外部端末から、属性情報の入力を受け付け、受け付けた属性情報を、作画した作画用紙の所定の位置に記載する。
コンピュータ10は、作画用紙毎に、形状情報及び属性情報を取得する(ステップS3)。
コンピュータ10は、カメラにより、学生が形状情報を作画し、属性情報を記載した作画用紙の其々を撮影した画像を取得する。
また、コンピュータ10は、自身が作画した形状情報及び属性情報をそのまま用いる。
これらの結果、コンピュータ10は、作画用紙毎に、形状情報及び属性情報を取得する。
コンピュータ10は、取得した形状情報及び属性情報に基づいて、半導体集積回路のレイアウト情報を生成する(ステップS4)。
コンピュータ10は、取得した画像の解析(画像認識、図形認識、文字認識等)を行い、作画用紙の其々の形状情報及び属性情報を認識する。
また、コンピュータ10は、自身が作画した形状情報及び記載した属性情報の解析を行い、作画用紙の其々の形状情報及び属性情報を認識する。
コンピュータ10は、認識した形状情報及び属性情報に基づいて、半導体集積回路のレイアウト情報を生成する。
以上が、教育支援システム1の概要である。
本教育支援システム1によれば、半導体集積回路の設計及び製造工程の教育課程の初期段階において、学生一人一人が実習を通して半導体集積回路の三次元構造や製造工程を体感することが可能となる。
[装置構成]
図2は、教育支援システム1の構成を示すブロック図である。教育支援システム1は、半導体集積回路の設計及び教育を支援するシステムであり、少なくともコンピュータ10により構成される。
教育支援システム1は、コンピュータ10が、外部端末と公衆回線網等のネットワーク9を介して、データ通信可能に接続される。
なお、教育支援システム1の構成物は、あくまでも一例であり、外部端末及び図示していない端末類等については、その数、種類及び機能については、適宜変更可能である。
コンピュータ10は、制御部として、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、通信部として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイス、作画用紙毎に、形状情報及び属性情報を取得する作画用紙情報取得部11等を備える。
コンピュータ10は、記録部として、ハードディスクや半導体メモリ、記録媒体、メモリカード等によるデータのストレージ部等を備える。
コンピュータ10は、処理部として、各種処理を実行する各種デバイス、半導体を構成する複数の階層毎に対応付けられた複数の作画用紙の其々に、半導体の各階層の形状に関する形状情報を作画する作画部12、複数の作画用紙の其々に、半導体の各階層の属性に関する属性情報を記載する記載部13、取得した形状情報及び属性情報に基づいて、半導体集積回路のレイアウト情報を生成する生成部14等を備える。
コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部と協働して、作画用紙出力モジュール、入力受付モジュール、作画用紙情報取得モジュール、付加情報取得モジュール、出力モジュールを実現する。
また、コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、記録部と協働して、情報記録モジュールを実現する。
また、コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、処理部と協働して、作画モジュール、記載モジュール、生成モジュール、検証モジュール、選択モジュールを実現する。
なお、コンピュータ10は、作画部12及び記載部13を有しない構成であっても良い。この場合、作画部12及び記載部13は、学生により行われることになる。
外部端末は、例えば、画像を撮影するカメラ、学生が使用するスマートフォン、タブレット端末等の携帯端末等の学生端末、コンピュータ10が出力した各種情報を表示するモニタ、学生から所定の入力を受け付け、受け付けた入力内容をコンピュータ10に送信するコントローラである。外部端末は、一般的なカメラ、携帯端末、モニタ、コントローラであれば良い。
なお、外部端末は、あくまでも例であって、その種類、数及び機能については、上述した例に限定されるものではない。
以下、教育支援システム1が実行する各処理について、上述した各モジュールが実行する処理と併せて説明する。
本明細書において、各モジュールは、その処理内容を、自身が有する機能として実行するものであっても良いし、所定のアプリケーションを介して実行するものであっても良い。
[教育支援システム1が実行する第1の作画用紙用処理]
図3に基づいて、教育支援システム1が実行する第1の作画用紙用処理について説明する。同図は、学生が実行する第1の作画用紙用処理のフローチャートを示す図である。本第1の作画用紙用処理は、上述した作画処理(ステップS1)、記載処理(ステップS2)の詳細である。本第1の作画用紙用処理において、上述した作画部12及び記載部13は学生が行うものである。
学生は、半導体を構成する複数の階層毎に対応付けられた複数の作画用紙の其々に、半導体の各階層の形状に関する形状情報を作画する(ステップS10)。
本第1の作画用紙用処理における作画用紙は、例えば、透明又は半透明なシートである。形状情報は、例えば、拡散層、絶縁層、金属配線等を図形で示した情報である。
学生は、フォトマスクを模した一又は複数枚の型紙(図4参照)を用いて、作画用紙に形状情報を作画する。
図4に基づいて、型紙について説明する。同図は、型紙の例を模式的に示した図である。同図において、複数枚の型紙20が示されている。
型紙20は、フォトマスクを模したものであり、開口部21が設けられている。この開口部21は、型紙20を切り抜いた結果作成されるものである。この開口部21の形状が、この型紙20に対応する階層の形状情報である。型紙20は、其々において、対応する階層の形状情報に相当する開口部21が設けられている。
なお、開口部21の形状については、図4で示したものに限定されるものではなく、適宜設計されたものであれば良い。
学生は、作画用紙毎に対応する階層の型紙20を、作画用紙に重畳させる。学生は、型紙20に設けられた開口部21を、筆記具(例えば、色鉛筆)等でなぞることにより、作画用紙に形状情報を作画する(図5参照)。すなわち、学生は、型紙20に設けられた開口部21の図形を、作画用紙に転写することにより、作画用紙に形状情報を作画する。
図5に基づいて、作画用紙について説明する。同図は、作画用紙の例を模式的に示した図である。同図において、複数枚の作画用紙30が示されている。
作画用紙30は、半導体を構成する複数の階層毎に対応付けられたものである。作画用紙30は、形状情報が作画される作画領域31、後述する属性情報及び付加情報が記載される情報記載領域32が設けられている。作画領域31は、学生が、形状情報を作画する領域である。情報記載領域32についての詳細は、後述する。
学生は、型紙20を、この作画用紙30に重畳させ、作画領域31に、形状情報33を作画する。学生は、作画用紙30毎に、階層毎の形状情報33を、其々、作画する。
図3に戻り、第1の作画用紙用処理の続きを説明する。
学生は、半導体を構成する複数の階層毎に対応付けられた複数の作画用紙の其々に、半導体の各階層の属性に関する属性情報及び付加情報を記載する(ステップS11)。
属性情報は、例えば、半導体の属性の特定(例えば、半導体プロセス情報、各作画用紙の層情報(拡散層、絶縁層、金属配線等))、層の厚み、上下の層との包含関係、及び、層を構成する材料に関する情報の少なくとも一つである。また、付加情報は、属性情報と同様に、例えば、半導体の属性の特定(例えば、半導体プロセス情報、各作画用紙の層情報(拡散層、絶縁層、金属配線等))、層の厚み、上下の層との包含関係、及び、層を構成する材料に関する情報の少なくとも一つである。属性情報と付加情報との相違点は、属性情報は、学生が記載するものであるが、付加情報は、必ずしも学生が記載する必要がなく、元々作画用紙に記載されたものや外部コンピュータ等から取得するものであっても良い点である。
学生は、上述した図5における情報記載領域32に、属性情報及び付加情報を記載する。このとき、属性情報は、文字、記号、図形及び色の少なくとも一つを用いて記載される。付加情報も同様に、文字、記号、図形及び色の少なくとも一つを用いて記載される。
例えば、図5では、情報記載領域32に、二次元コード、文字、記号等により記載された属性情報及び付加情報が示されている。
なお、情報記載領域32は、一箇所にのみ存在する必要はなく、作画用紙30上の複数の箇所に分散して存在しても良い。また、属性情報及び付加情報の記載方法は、上述した例に限定されるものではなく、如何なる記載方式であっても良い。
図6に基づいて、上述した各処理の結果得られる作画用紙について説明する。同図は、複数の型紙及び複数の作画用紙の例を示した図である。同図において、複数の型紙20及び複数の作画用紙30が示されている。型紙20及び作画用紙30は、上述したものと同様のものである。
複数の作画用紙30の其々は、一方の端部が貼付され、一つの束となっており、学生が各作画用紙30をめくることが可能となっている。学生は、各作画用紙30に、型紙20に設けられた開口部に基づいた形状情報を作画し、属性情報及び付加情報を記載する。各作画用紙30と、型紙20とは、略同一の形状をしているため、学生は、型紙20を、対応する階層の作画用紙30に重畳させ、形状情報を作画する。
また、図6において、各型紙20に基づいて作成される半導体集積回路の積層状態を模式的に示す回路図22も示されている。この回路図22は、半導体集積回路の階層構造の順番等に基づいて、型紙20に基づいて形状情報を作画し、属性情報及び付加情報を記載したものである。
すなわち、学生は、型紙20を用いて、各作画用紙30に、形状情報を作画し、属性情報及び付加情報を記載するだけでなく、回路図22を併せて作成し、属性情報及び付加情報を記載する。なお、この回路図22については、必ずしも作成する必要は無い。
以上が、第1の作画用紙用処理である。
上述した第1の作画用紙用処理の結果、学生が、半導体の階層構造と、製造工程とを直感的に理解することが可能となる。
[教育支援システム1が実行する第2の作画用紙用処理]
図7に基づいて、教育支援システム1が実行する第2の作画用紙用処理について説明する。同図は、コンピュータ10が実行する第2の作画用紙用処理のフローチャートを示す図である。本第2の作画用紙用処理は、上述した作画処理(ステップS1)、記載処理(ステップS2)の別の詳細である。本第2の作画用紙用処理において、上述した作画部12及び記載部13はコンピュータが行うものである。
作画用紙出力モジュールは、半導体を構成する複数の階層毎に対応付けられた複数の作画用紙を、其々、出力する(ステップS20)。
本第2の作画用紙用処理における作画用紙は、例えば、電子データである。
作画用紙出力モジュールは、複数の作画用紙を、其々、学生端末又はモニタに送信する。学生端末又はモニタは、各作画用紙を受信し、自身の表示部に表示する。
入力受付モジュールは、半導体を構成する複数の階層毎に対応付けられた複数の作画用紙の其々に対する形状情報の入力を受け付ける(ステップS21)。
形状情報は、上述したステップS10のものと同様に、例えば、拡散層、絶縁層、金属配線等を図形で示した情報である。
出力先が学生端末である場合について説明する。
学生端末は、学生から、タップ操作等の入力を受け付ける(図8参照)。学生端末は、受け付けた入力内容に基づいて、形状情報の入力を受け付ける。
図8に基づいて、学生端末が受け付ける入力内容について説明する。同図は、学生端末が作画用紙を表示した状態の一例を模式的に示した図である。
学生端末は、受信した複数の作画用紙に基づいて、作画用紙40、作画領域41、作画用アイコン42、次アイコン43を自身の表示部に表示する。作画用紙40は、受信した複数の作画用紙の内の一つである。作画用紙40内には、形状情報が入力される作画領域41及び作画領域41に形状情報を入力する作画用アイコン42が存在する。作画用紙40の近傍には、現在表示中の作画用紙とは別の作画用紙を表示する次アイコン43が存在する。
学生端末は、作画用アイコン42に対する入力を学生から受け付け、作画領域41に、形状情報の入力を受け付ける。このとき、学生端末は、作画用アイコン42に対する入力を受付ける度に、作画領域41を着色する。着色方法は、特に限定されるものではないが、一度の入力により、作画領域41を着色するものであっても良いし、複数の入力により、作画領域41を着色するものであっても良い。複数の入力により作画領域41全体を着色する際、例えば、所定の大きさのドットにより、徐々に着色しても良いし、作画領域41全体を徐々に濃くしていくことにより、着色しても良い。また、着色に限らず、作画領域41に形状情報の入力を受け付けるものであれば、その方法は特に限定されない。
学生端末は、作画領域41に対する形状情報の入力が完了した際、次アイコン43に対する入力を学生から受け付け、現在表示中の作画用紙とは別の作画用紙を表示する。
学生端末は、これらの入力を繰り返し受け付けることにより、受信した全ての作画用紙に対して形状情報の入力を受け付ける。
学生端末は、入力を受け付けた全ての形状情報を、コンピュータ10に送信する。
入力受付モジュールは、全ての形状情報を受信することにより、半導体を構成する複数の階層毎に対応付けられた複数の作画用紙の其々に対する入力を受け付ける。
次に、出力先がモニタである場合について説明する。
入力受付モジュールは、自身に直接又は間接的にデータ通信可能に接続されたコントローラによる入力を受け付ける(図9参照)。
図9に基づいて、入力受付モジュールが受け付ける入力内容について説明する。同図は、モニタが作画用紙を表示した状態の一例を模式的に示した図である。
モニタは、受信した複数の作画用紙に基づいて、作画用紙50、作画領域51を自身の表示部に表示する。また、モニタは、作画領域51に、形状情報を入力する入力具(例えば、銃)52を自身の表示部に表示する。作画用紙50は、受信した複数の作画用紙の内の一つである。作画用紙50内には、形状情報が入力される作画領域51が存在する。
入力具52は、学生からのコントローラ等の入力に基づいて、移動及び作画領域51に対する形状情報を入力する。このとき、入力具52は、学生が所望する場所に移動し、弾丸53を射出する。この弾丸53が着弾した地点である着弾点54が、所定の形状に着色される。入力具52は、着弾点54が、作画領域51全体を埋めるまで、作画領域51に弾丸53を射出する。なお、着色方法は、特に限定されるものではないが、一度の入力により、作画領域51を着色するものであっても良いし、複数の入力により、作画領域51を着色するものであっても良い。複数の入力により作画領域51全体を着色する際、例えば、所定の大きさのドットにより、徐々に着色しても良いし、作画領域51全体を徐々に濃くしていくことにより、着色しても良い。また、着色に限らず、作画領域51に形状情報の入力を受け付けるものであれば、その方法は特に限定されない。
モニタは、作画領域51に対する形状情報の入力が完了した際、所定の入力を受け付け、現在表示中の作画用紙とは別の作画用紙を表示する。
コントローラは、自身に対する入力内容を、都度、コンピュータ10に送信する。入力受付モジュールは、この入力を受信することにより、半導体を構成する複数の階層毎に対応付けられた複数の作画用紙の其々に対する入力を受け付ける。
作画モジュールは、半導体を構成する複数の階層毎に対応付けられた複数の作画用紙の其々に、半導体の各階層の形状に関する形状情報を作画する(ステップS22)。
作画モジュールは、受け付けた入力内容に基づいて、半導体を構成する複数の階層毎に対応付けられた複数の作画用紙の其々に、半導体の各階層の形状に関する形状情報を作画する。このとき、作画モジュールは、上述した図5で示した作画用紙に対して作画した形状情報と同様に、受け付けた入力に基づいた形状情報を作画用紙の其々に作画する。
図7に戻り、第2の作画用紙用処理の続きを説明する。
記載モジュールは、半導体を構成する複数の階層毎に対応付けられた複数の作画用紙の其々に、半導体の各階層の属性に関する属性情報及び付加情報を記載する(ステップS23)。
属性情報は、上述したステップS11のものと同様に、例えば、半導体の属性の特定(例えば、半導体プロセス情報、各作画用紙の層情報(拡散層、絶縁層、金属配線等))、層の厚み、上下の層との包含関係、及び、層を構成する材料に関する情報の少なくとも一つである。また、付加情報は、上述したステップS11のものと同様に、例えば、半導体の属性の特定(例えば、半導体プロセス情報、各作画用紙の層情報(拡散層、絶縁層、金属配線等))、層の厚み、上下の層との包含関係、及び、層を構成する材料に関する情報の少なくとも一つである。本ステップS23における属性情報と付加情報との相違点も、上述したステップS11と同様に、属性情報は、学生が記載するものであるが、付加情報は、必ずしも学生が記載する必要がなく、元々作画用紙に記載されたものや外部コンピュータ等から取得するものであっても良い点である。
入力受付モジュールは、半導体を構成する複数の階層毎に対応付けられた複数の作画用紙の其々に、半導体の各階層の属性に関する属性情報及び付加情報の入力を受け付ける。入力受付モジュールは、学生端末又はモニタが表示する作画用紙に設けられた情報記載領域(不図示)や、所定の入力フォームに入力された属性情報及び付加情報を取得する。入力受付モジュールは、これらに入力された属性情報及び付加情報を取得することにより、半導体を構成する複数の階層毎に対応付けられた複数の作画用紙の其々に、半導体の各階層の属性に関する属性情報及び付加情報の入力を受け付ける。このとき、入力受付モジュールは、作画用紙毎に、属性情報及び付加情報の入力を受け付けても良いし、それ以外の方法により、属性情報及び付加情報の入力を受け付けても良い。
記載モジュールは、受け付けた属性情報及び付加情報に基づいて、半導体を構成する複数の階層毎に対応付けられた複数の作画用紙の其々に、半導体の各階層の属性に関する属性情報及び付加情報を記載する。このとき、作画モジュールは、上述した図5で示した作画用紙に対して記載した属性情報及び付加情報と同様に、受け付けた入力に基づいた属性情報及び付加情報を作画用紙の其々に記載する。属性情報は、上述したステップS11と同様に、文字、記号、図形及び色の少なくとも一つを用いて記載される。また、付加情報は、上述したステップS11と同様に、文字、記号、図形及び色の少なくとも一つを用いて記載される。
なお、情報記載領域は、一箇所にのみ存在する必要はなく、作画用紙上の複数の箇所に分散して存在しても良い。また、属性情報及び付加情報の記載方法は、上述した例に限定されるものではなく、如何なる記載方式であっても良い。
以上が、第2の作画用紙用処理である。
上述した第2の作画用紙用処理の結果、学生が、半導体の階層構造と、製造工程とを直感的に理解することが可能となる。
[教育支援システム1が実行する情報取得処理]
図10に基づいて、教育支援システム1が実行する情報取得処理について説明する。同図は、コンピュータ10が実行する情報取得処理のフローチャートを示す図である。本情報取得処理は、上述した作画用紙情報取得処理(ステップS3)の詳細である。
作画用紙情報取得モジュールは、作画用紙毎に、形状情報及び属性情報を取得する(ステップS30)。
作画用紙情報取得モジュールは、上述した第1の作画用紙用処理又は第2の作画用紙用処理に基づいた複数の作画用紙の其々から、形状情報及び属性情報を取得する。
第1の作画用紙用処理に基づいた作画用紙の場合について説明する。
カメラは、複数の作画用紙の画像を其々撮影する。このとき、カメラは、作画用紙を一枚ずつ撮影しても良いし、複数の作画用紙を平面的に並べて一度にまとめて撮影しても良いし、何らかの光学技術を活用して束ねられた状態の複数の作画用紙を同時に撮影しても良い。
カメラは、撮影した画像を、コンピュータ10に送信する。
作画用紙情報取得モジュールは、この画像を受信することにより、作画用紙毎に、形状情報及び属性情報を取得する。
第2の作画用紙用処理に基づいた作画用紙の場合について説明する。
作画用紙情報取得モジュールは、複数の作画用紙の其々に作画された形状情報及び記載された属性情報を取得する。このとき、作画用紙情報取得モジュールは、作画用紙毎に形状情報及び属性情報を取得しても良いし、複数の作画用紙をまとめた状態の形状情報及び属性情報を取得しても良い。
付加情報取得モジュールは、作画用紙毎に、付加情報を取得する(ステップS31)。
作画用紙情報取得モジュールは、上述した第1の作画用紙用処理又は第2の作画用紙用処理に基づいた複数の作画用紙の其々から、付加情報を取得する。
付加情報取得モジュールは、上述したステップS30の処理と同様の処理を実行し、第1の作画用紙用処理及び第2の作画用紙用処理の其々に基づいた作画用紙毎に、付加情報を取得する。
なお、ステップS31の処理は、上述したステップS30の処理と同時に行われても良い。すなわち、作画用紙情報取得モジュールは、形状情報及び属性情報に加えて、付加情報を併せて取得する構成であっても良い。
また、付加情報取得モジュールは、作画用紙に記載された付加情報を取得するだけでなく、外部装置が記憶する付加情報等の、作画用紙に記載されたもの以外の付加情報を取得する構成であっても良い。
情報記録モジュールは、取得した形状情報、属性情報及び付加情報を記録する(ステップS32)。
情報記録モジュールは、取得した形状情報、属性情報及び付加情報の其々を対応付けて記録する。
以上が、情報取得処理である。
[教育支援システム1が実行する第1のレイアウト情報生成処理]
図11に基づいて、教育支援システム1が実行する第1のレイアウト情報生成処理について説明する。同図は、コンピュータ10が実行する第1のレイアウト情報生成処理のフローチャートを示す図である。本第1のレイアウト情報生成処理は、上述した生成処理(ステップS4)の詳細である。
生成モジュールは、取得した形状情報及び属性情報に基づいて、半導体集積回路のレイアウト情報を生成する(ステップS40)。
生成モジュールは、取得した第1の作画用紙用処理に基づいた作画用紙の画像の解析(画像認識、図形認識、文字認識等)を行い、画像に写っている形状情報及び属性情報を認識する。また、生成モジュールは、取得した第2の作画用紙用処理に基づいた作画用紙の形状情報及び属性情報を認識する。
生成モジュールは、認識した形状情報及び属性情報に基づいて、半導体集積回路のレイアウト情報を生成する。このレイアウト情報は、例えば、半導体集積回路としてシミュレート可能な動作モデルである。
検証モジュールは、生成したレイアウト情報に基づいて、半導体設計検証又は動作シミュレートを実行する(ステップS41)。
検証モジュールは、このレイアウト情報に基づいて、半導体集積回路の物性や動作等をシミュレートする。
出力モジュールは、検証結果又は動作シミュレート結果を出力する(ステップS42)。
出力モジュールは、検証結果又は動作シミュレート結果を、学生端末に送信する。
学生端末は、検証結果又は動作シミュレート結果を受信し、自身の表示部に表示する。
以上が、第1のレイアウト情報生成処理である。
[教育支援システム1が実行する第2のレイアウト情報生成処理]
図12に基づいて、教育支援システム1が実行する第2のレイアウト情報生成処理について説明する。同図は、コンピュータ10が実行する第2のレイアウト情報生成処理のフローチャートを示す図である。本第2のレイアウト情報生成処理は、上述した生成処理(ステップS4)の別の詳細である。なお、上述した処理と同様の処理については、その詳細な説明は省略する。
選択モジュールは、属性情報と付加情報との何れかを内容毎に選択する(ステップS50)。
選択モジュールは、取得した属性情報及び付加情報の内、同じ内容に関する情報が存在し、且つ、この内容に関する情報が其々で異なる場合(例えば、各層の厚みの情報が属性情報と付加情報とで異なる場合)、この内容における属性情報と付加情報との何れかの選択を学生から受け付け、受け付けた情報を選択する。
学生端末は、内容毎の属性情報と付加情報とを自身の表示部に表示する。この属性情報及び付加情報は、コンピュータ10が送信したものである。学生端末は、上述した条件を満たす内容における属性情報と付加情報との内、学生が所望する情報に対する選択を受け付ける。学生端末は、この内容と選択を受け付けた情報とをコンピュータ10に送信する。
コンピュータ10は、この内容と選択を受け付けた情報とを受信する。選択モジュールは、この受信した内容と選択を受け付けた情報とに基づいて、属性情報と付加情報との何れかを内容毎に選択する。
なお、選択モジュールは、同じ内容に関する情報が存在しない場合、及び、内容に関する情報が其々で同一である場合、存在する情報を選択すれば良い。
生成モジュールは、取得した形状情報及び選択した各情報を加味して、半導体集積回路のレイアウト情報を生成する(ステップS51)。
ステップS51の処理は、上述したステップS40の処理において、認識した形状情報と、選択した属性情報及び付加情報とに基づいて、半導体集積回路のレイアウト情報を生成すれば良い。ステップS51の処理は、これ以外については、上述したステップS40の処理と同様である。
検証モジュールは、生成したレイアウト情報に基づいて、半導体設計検証又は動作シミュレートを実行し(ステップS52)、出力モジュールは、検証結果又は動作シミュレート結果を出力する(ステップS53)。
ステップS52の処理は、上述したステップS41の処理と同様であり、ステップS53の処理は、上述したステップS42の処理と同様である。
以上が、第2のレイアウト情報生成処理である。
コンピュータ10は、上述した第1又は第2のレイアウト情報生成処理に際して、生成したレイアウト情報を、拡張現実として学生端末に出力する構成も可能である。
この場合について説明する。
学生端末は、複数の作画用紙の画像を其々撮影する。学生端末は、この撮影した画像をコンピュータ10に送信する。この学生端末が画像の撮影及び送信に関する処理は、上述したステップS30の処理におけるカメラを学生端末が行う処理である。
コンピュータ10は、上述した第1又は第2のレイアウト情報生成処理により、レイアウト情報を生成する。
出力モジュールは、上述したステップS40又はステップS51の処理により生成したレイアウト情報を、拡張現実として、学生端末に送信する。
学生端末は、このレイアウト情報を受信し、拡張現実として自身の表示部に表示する(図13参照)。
図13に基づいて、学生端末が拡張現実として表示するレイアウト情報について説明する。同図は、学生端末(スマートフォン等のカメラを備える携帯型コンピュータ)が拡張現実として表示するレイアウト情報の一例を模式的に示した図である。同図において、拡張現実としてレイアウト画像となる動作モデル60が示されている。
なお、コンピュータ10が、レイアウト情報を生成しているが、上述した処理は、学生端末が実行するものであっても良い。すなわち、学生端末は、上述した第1又は第2のレイアウト情報生成処理を、自身が実行する構成であっても良い。この場合、学生端末が、上述した情報取得処理及び第1又は第2のレイアウト情報生成処理を実行する構成であれば良い。
また、学生端末が表示する拡張現実は、半導体集積回路の動作の様子だけでなく、半導体集積回路の製造プロセスをアニメーション等で表示するものであっても良い。
上述した各処理は、別個の処理として記載しているが、コンピュータ10は、上述した各処理の一部又は全部を組み合わせて実行する構成も可能である。また、コンピュータ10は、各処理において、説明したタイミング以外のタイミングであっても、その処理を実行する構成も可能である。
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU、情報処理装置、各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、コンピュータからネットワーク経由で提供される(SaaS:ソフトウェア・アズ・ア・サービス)形態やクラウドサービスで提供されて良い。また、プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供されて良い。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記録装置又は外部記録装置に転送し記録して実行する。また、そのプログラムを、記録装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記録装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしても良い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
本実施形態に開示される第1の態様は、半導体集積回路の設計及び教育を支援する教育支援システムであって、半導体を構成する複数の階層毎に対応付けられた複数の作画用紙の其々に、前記半導体の各階層の形状に関する形状情報を作画する作画部12と、前記複数の作画用紙の其々に、前記半導体の各階層の属性に関する属性情報を記載する記載部13と、前記作画用紙毎に、前記形状情報及び前記属性情報を取得する作画用紙情報取得部11と、取得した前記形状情報及び前記属性情報に基づいて、前記半導体集積回路のレイアウト情報を生成する生成部14と、を備える教育支援システム。
本実施形態に開示される第2の態様は、前記属性情報が、前記半導体の階層の特定、層の厚み、上下の層との包含関係、及び、層を構成する材料に関する情報の少なくとも一つである、第1の態様に記載の教育支援システム。
本実施形態に開示される第3の態様は、前記記載部が、前記属性情報を、文字、記号、図形、及び、色の少なくとも一つを用いて記載する、第1の態様に記載の教育支援システム。
本実施形態に開示される第4の態様は、前記作画用紙が、透明又は半透明なシートである、第1の態様に記載の教育支援システム。
本実施形態に開示される第5の態様は、前記作画用紙が、電子データである、第1の態様に記載の教育支援システム。
本実施形態に開示される第6の態様は、前記作画部12が、フォトマスクを模した型紙を用いて、前記形状情報を作画する、第1の態様に記載の教育支援システム。
本実施形態に開示される第7の態様は、生成した前記レイアウト情報に基づいて、半導体設計検証又は動作シミュレーションを行う検証部、を更に備える第1の態様に記載の教育支援システム。
本実施形態に開示される第8の態様は、前記半導体の各階層の属性に関する付加情報を取得する付加情報取得部、を更に備え、前記生成部14が、取得した前記付加情報を加味して、前記レイアウト情報を生成する、第1の態様に記載の教育支援システム。
本実施形態に開示される第9の態様は、取得した前記属性情報と、前記付加情報との何れかを内容毎に選択する選択部、を更に備え、前記生成部14が、選択した各情報に基づいて、前記レイアウト情報を生成する、第1の態様に記載の教育支援システム。
本実施形態に開示される第10の態様は、生成した前記レイアウト情報に基づいた拡張現実を出力する出力部、を更に備える第1の態様に記載の教育支援システム。
1 教育支援システム
9 ネットワーク
10 コンピュータ
11 作画用紙情報取得部
12 作画部
13 記載部
14 生成部
20 型紙
21 開口部
22 回路図
30 作画用紙
31 作画領域
32 情報記載領域
33 形状情報
40 作画用紙
41 作画領域
42 作画用アイコン
43 次アイコン
50 作画用紙
51 作画領域
52 入力具
53 弾丸
54 着弾点
60 動作モデル

Claims (12)

  1. 半導体集積回路の設計及び教育を支援する教育支援システムであって、
    半導体を構成する複数の階層毎に対応付けられた複数の作画用紙の其々に、前記半導体の各階層の形状に関する形状情報を作画する作画部と、
    前記複数の作画用紙の其々に、前記半導体の各階層の属性に関する属性情報を記載する記載部と、
    前記作画用紙毎に、前記形状情報及び前記属性情報を取得する作画用紙情報取得部と、
    取得した前記形状情報及び前記属性情報に基づいて、前記半導体集積回路のレイアウト情報を生成する生成部と、
    を備える教育支援システム。
  2. 前記属性情報は、前記半導体の階層の特定、層の厚み、上下の層との包含関係、及び、層を構成する材料に関する情報の少なくとも一つである請求項1に記載の教育支援システム。
  3. 前記記載部は、前記属性情報を、文字、記号、図形、及び、色の少なくとも一つを用いて記載する請求項1に記載の教育支援システム。
  4. 前記作画用紙は、透明又は半透明なシートである請求項1に記載の教育支援システム。
  5. 前記作画用紙は、電子データである請求項1に記載の教育支援システム。
  6. 前記作画部は、フォトマスクを模した型紙を用いて、前記形状情報を作画する請求項1に記載の教育支援システム。
  7. 生成した前記レイアウト情報に基づいて、半導体設計検証又は動作シミュレーションを行う検証部、を更に備える請求項1に記載の教育支援システム。
  8. 前記半導体の各階層の属性に関する付加情報を取得する付加情報取得部、
    を更に備え、
    前記生成部は、取得した前記付加情報を加味して、前記レイアウト情報を生成する、
    請求項1に記載の教育支援システム。
  9. 取得した前記属性情報と、前記付加情報との何れかを内容毎に選択する選択部、
    を更に備え、
    前記生成部は、選択した各情報に基づいて、前記レイアウト情報を生成する、
    請求項8に記載の教育支援システム。
  10. 生成した前記レイアウト情報に基づいた拡張現実を出力する出力部、
    を更に備える請求項1に記載の教育支援システム。
  11. 半導体集積回路の設計及び教育を支援するコンピュータが実行する教育支援方法であって、
    半導体を構成する複数の階層毎に対応付けられた複数の作画用紙の其々に、前記半導体の各階層の形状に関する形状情報を作画するステップと、
    前記複数の作画用紙の其々に、前記半導体の各階層の属性に関する属性情報を記載するステップと、
    前記作画用紙毎に、前記形状情報及び前記属性情報を取得するステップと、
    取得した前記形状情報及び前記属性情報に基づいて、前記半導体集積回路のレイアウト情報を生成するステップと、
    を備える教育支援方法。
  12. 半導体集積回路の設計及び教育を支援するコンピュータに、
    半導体を構成する複数の階層毎に対応付けられた複数の作画用紙の其々に、前記半導体の各階層の形状に関する形状情報を作画するステップ、
    前記複数の作画用紙の其々に、前記半導体の各階層の属性に関する属性情報を記載するステップ、
    前記作画用紙毎に、前記形状情報及び前記属性情報を取得するステップ、
    取得した前記形状情報及び前記属性情報に基づいて、前記半導体集積回路のレイアウト情報を生成するステップ、
    を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。

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