JP7331256B2 - 回路遮断器のプラグインターロック装置 - Google Patents

Description

本発明は、回路遮断器のプラグインターロック装置に関し、より詳細には、制御線プラグが挿入されている状態でのみ、回路遮断器の引込み／引出しが可能であり、引込み／引出しの途中では、制御線プラグが分離されない回路遮断器のプラグインターロック装置に関する。

回路遮断器は、特高圧／高圧配電線路の過電流、短絡及び地絡事故など、異常電流の発生時、外部の別途継電器によって遮断器の内部回路を遮断して、人命及び負荷機器を保護する製品である。

かかる回路遮断器は、発電所や変電所などの運転又は制御、電動機の運転などのために様々な電気機器を収納して管理する配電盤に設置される。このとき、回路遮断器は一般に、配電盤に固定されたクレードルの内部に遮断器本体が収納されて設置される。

配電盤の内部には、回路遮断器のターミナルがクレードルの負荷端子に接続されて、電圧と電流が供給される運転（Ｓｅｒｖｉｃｅ）位置と、クレードルの端子から分離されて、遮断器の動作テストのみ可能なテスト（Ｔｅｓｔ）位置とを有する。

遮断器本体がクレードルに引込まれる方式として、スクリューを用いた方式と、レバーを用いた方式とがある。図１及び図２に、レバーの引込み／引出し方式の遮断器が示されている。図１には、遮断器本体１が、テスト位置に置かれた状態が示されており、図２には、遮断器本体１が運転位置に置かれた状態が示されている。遮断器本体１は、移送装置２に載せられたまま、クレードル３に引込まれる。図１のテスト位置では、遮断器本体１のターミナル１ａが、クレードル３のクレードルターミナル３ａから分離されており、図２の運転位置では、遮断器本体１のターミナル１ａが、クレードル３のクレードルターミナル３ａに接続されている。

図３には、従来技術によるクレードルが示されている。クレードル３には、ポジションブラケット４が備えられており、ポジションブラケット４には、遮断器本体１をテスト位置及び運転位置で、それぞれ固定するためのテスト位置孔４ａと、運転位置孔４ｂとが形成されている。

図４には、遮断器本体の内部構成が示されている。遮断器本体１の下部には、レバー型引込み／引出しインターロック装置５が設置されている。図４は、遮断器本体１がテスト位置に置かれた状態である。このとき、レバー型引込み／引出しインターロック装置５は、テスト位置孔４ａに挿入されて、遮断器本体１の動きを拘束している。このとき、レバー５ａが持ち上げられて、レバー型引込み／引出しインターロック装置５が、テスト位置孔４ａから外れるこそ、遮断器本体１が移送される。遮断器本体１を運転位置へ移送した後は、レバー５ａを下ろして、レバー型引込み／引出しインターロック装置５が、運転位置孔４ｂに挿入されるようにする。

図５には、遮断器本体１の上部に、制御電源プラグ６が挿入されている状態が示されている。制御電源プラグ６は、遮断器本体１に対する状態を制御パネル（図示せず）に伝達する。

図１～図５の従来技術では、孔４ａ，４ｂに挿入されているレバー５ａを持ち上げることが、制御電源プラグ６の挿入有無とは関係なく、制御電源プラグ６が遮断器本体１の上部に挿入されなくても、レバー５ａを持ち上げることで、遮断器本体１の引込みが可能である。

ところが、制御電源プラグ６が、遮断器本体１に挿入されていない状態で、遮断器本体１をテスト／運動位置に移動させるか、移動中に制御電源プラグ６が分離されると、緊急状況が発生しても、遮断器を遠隔動作させないため、事故が発生し得る。よって、遮断器本体１の引込み／引出し時、制御電源プラグ６が挿入されている必要がある。

本発明は、上述した問題点を解決するために案出したものであって、制御線プラグが挿入されている状態でのみ、回路遮断器の引込み／引出しが可能であり、引込み／引出しの途中では、制御線プラグが分離されない回路遮断器のプラグインターロック装置を提供することを目的とする。

また、本発明は、低コストかつ容易に製造することができ、耐久性が向上して、安定的に動作し、正常に動作するか否かを容易に確認することのできる回路遮断器のプラグインターロック装置を提供することを目的とする。

上述した課題を解決するために本発明は、遮断器本体１１０の引込み／引出しを拘束することができるように、移送台車１２０に設置されるレバー型引込み／引出しインターロックアセンブリ１３０と、遮断器本体１１０の上部に設けられるコネクタ１１２に、制御線プラグ２１０が挿入されるか分離されることによって昇降するプラグコネクタアセンブリ１４０と、一側が、前記プラグコネクタアセンブリ１４０の下端に連結されて、プラグコネクタアセンブリ１４０の昇降によって、相異する方向に回転するシャフト１５０と、前記シャフト１５０の他側に連結されて、シャフト１５０の回転によって水平に移動しつつ、前記レバー型引込み／引出しインターロックアセンブリ１３０の動作を拘束又は解除するブロッキングプレート１６０と、を含む、回路遮断器のプラグインターロック装置を提供する。

前記シャフト１５０は、支持部１５２によって支持されて、その場回転する。

前記回路遮断器のプラグインターロック装置は、一側が、前記プラグコネクタアセンブリ１４０の下端に回転及び移動可能に連結され、他側が、前記シャフト１５０の一側に結合される、第１リンク１７０をさらに含む。

前記第１リンク１７０の一側には、第１スライディング孔１７２が形成され、前記第１リンク１７０は、前記第１スライディング孔１７２を介して、前記プラグコネクタアセンブリ１４０の下端に回転及び移動可能に連結される。

前記回路遮断器のプラグインターロック装置は、一側が、前記ブロッキングプレート１６０に回転及び移動可能に連結され、他側が、前記シャフト１５０の他側に結合される、第２リンク１８０をさらに含む。

前記第２リンク１８０の一側には、第２スライディング孔１８２が形成され、前記第２リンク１８０は、前記第２スライディング孔１８２を介して、前記ブロッキングプレート１６０に回転及び移動可能に連結される。

前記ブロッキングプレート１６０は、一側に突出部１６２を備えており、前記突出部１６２は、前記移送台車１２０に形成された水平方向のガイド溝１２２に沿って移動する。

前記レバー型引込み／引出しインターロックアセンブリ１３０は、外力によって移動するインターロックレバー１３４と、前記インターロックレバー１３４に連結されて、前記遮断器本体１１０の引込み／引出しを拘束するインターロックシャフト１３２とを含めてなる。

前記ブロッキングプレート１６０は、外力の加えられる前記インターロックレバー１３４の末端と、前記インターロックシャフト１３２との間で、インターロックレバー１３４の移動を拘束又は解除する。

前記レバー型引込み／引出しインターロックアセンブリ１３０は、前記移送台車１２０の底面に設置され、前記インターロックシャフト１３２が貫通して設置される取付プレート１３１と、前記インターロックシャフト１３２と、取付プレート１３１を貫通して設置されるインターロックピン１３３と、インターロックピン１３３と取付プレート１３１との間に備えられて弾性力を提供する復帰バネ１３５と、をさらに含めてなる。

前記インターロックピン１３３は、前記取付プレート１３１に形成された貫通孔に沿って上下に移動する。

前記回路遮断器のプラグインターロック装置は、一端が、前記ブロッキングプレート１６０に結合され、他端が、前記移送台車１２０に結合される、バネ１９０をさらに含む。

前記バネ１９０は、前記ブロッキングプレート１６０の水平移動によって弾性変形する。

本発明の実施形態によれば、コネクタ１１２に制御線プラグ２１０が挿入されるか分離されることによって、プラグコネクタアセンブリ１４０が昇降し、プラグコネクタアセンブリ１４０の昇降によって、シャフト１５０が回転し、シャフト１５０の回転によって、ブロッキングプレート１６０が水平に移動しつつ、レバー型引込み／引出しインターロックアセンブリ１３０の動作を拘束又は解除することができる。よって、制御線プラグ２１０が挿入されている状態でのみ、遮断器本体１１０の引込み／引出しが可能であり、引込み／引出しの途中では、制御線プラグ２１０が分離されない。

また、簡単な構成により、低コストかつ容易にプラグインターロック装置の耐久性が向上し、プラグインターロック装置を安定的に動作することができる。

また、シャフト１５０を回転させて運動力を伝達することから、プラグコネクタアセンブリ１４０とブロッキングプレート１６０が遠く離れていても、運動力を安定的に伝達することができる。よって、プラグコネクタアセンブリ１４０からの距離にかかわらず、ブロッキングプレート１６０を適宜な位置に自在に設置することができる。

また、移送台車１２０に形成された水平方向のガイド溝１２２に沿って移動する突出部１６２を、外部で容易に観察することができるため、プラグインターロック装置が正常に動作するか否かを容易に確認することができる。

上述した効果並びに本発明の具体的な効果は、以下の発明を実施するための具体的な事項を説明するとともに記述する。

従来技術を示した図面。 従来技術を示した図面。 従来技術を示した図面。 従来技術を示した図面。 従来技術を示した図面。 本発明の一実施形態による回路遮断器における制御線プラグが分離された状態を示した内部斜視図及び部分斜視図。 本発明の一実施形態による回路遮断器における制御線プラグが分離された状態を示した内部斜視図及び部分斜視図。 本発明の一実施形態による回路遮断器における制御線プラグが分離された状態を示した内部斜視図及び部分斜視図。 本発明の一実施形態による回路遮断器における制御線プラグが分離された状態を示した内部斜視図及び部分斜視図。 制御線プラグがコネクタに挿入されている状態を示した内部斜視図及び部分斜視図。 制御線プラグがコネクタに挿入されている状態を示した内部斜視図及び部分斜視図。 制御線プラグがコネクタに挿入されている状態を示した内部斜視図及び部分斜視図。 制御線プラグがコネクタに挿入されている状態を示した内部斜視図及び部分斜視図。

以下、本発明の好ましい実施形態を添付の図面を参照して詳説する。

本発明は、以下に開示する実施形態に限定されるものではなく、相異する様々な形態に具現することができる。ただし、本実施形態は、本発明の開示を完全にして、通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものである。よって、本発明は、以下に開示する実施形態に限定されるものではなく、いずれか実施形態の構成と他の実施形態の構成を相互置換するか付加することはもちろん、本発明の技術思想と範囲に含まれるあらゆる変更、均等物乃至代替物を含むものと理解しなければならない。

添付の図面は、本明細書に開示の実施形態を理解しやすくするためのものだけであり、本明細書に開示の技術思想は、添付の図面によって制限されず、本発明の思想及び技術の範囲に含まれるあらゆる変更、均等物乃至代替物を含むものと理解しなければならない。図面における構成要素は、理解の便宜などを考慮して、大きさや厚さが誇張して大きく或いは小さく表現され得るが、これにより、本発明の保護範囲が制限的に解釈されてはならない。

本明細書において使った用語は、単に特定の具現例や実施形態を説明するために使われるものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。そして、単数の表現は、文脈上、明白に他に意味しない限り、複数の表現を含む。明細書における～含む、～なる等の用語は、明細書に記載の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれら組み合わせが存在することを指定するためである。すなわち、明細書における～含む、～なる等の用語は、一つ又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれら組み合わせたの存在、又は付加可能性を予め排除しないものと理解しなければならない。

第１、第２などのように、序数を含む用語は、様々な構成要素を説明するのに使われるものの、上記構成要素は、上記用語によって限定されるものではない。上記用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的にのみ使われる。

ある構成要素が、他の構成要素に「連結されて」いるか、「接続されて」いると言及されるときは、その他の構成要素に直接に連結されているか又は接続されていてもよいが、中間に他の構成要素が存在し得ると理解しなければならない。一方、ある構成要素が、他の構成要素に「直接連結されて」いるか、「直接接続されて」いると言及されるときは、中間に他の構成要素が存在しないと理解しなければならない。

ある構成要素が、他の構成要素の「上部にある」か「下部にある」と言及されるときは、その他の構成要素の真上に配されているだけでなく、中間に他の構成要素が存在し得ると理解しなければならない。

他に定義されない限り、技術的又は科学的用語を含み、ここに使われるあらゆる用語は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者にとって一般に理解されるのと同様の意味を有する。一般に使われる、辞書に定義されているのと同様の用語は、関連技術の文脈上に有する意味と一致する意味を有するものと解釈しなければならず、本出願において明白に定義しない限り、理想的であるか、過度に形式的な意味に解釈されない。

図６～図９は、本発明の一実施形態による回路遮断器における制御線プラグが分離された状態を示した内部斜視図及び部分斜視図であり、図１０～図１３は、制御線プラグがコネクタに挿入されている状態を示した内部斜視図及び部分斜視図である。

図６～図１３を参照すれば、本発明の一実施形態による回路遮断器のプラグインターロック装置は、レバー型引込み／引出しインターロックアセンブリ１３０と、プラグコネクタアセンブリ１４０と、シャフト１５０と、ブロッキングプレート１６０と、を含む。回路遮断器のプラグインターロック装置の各構成を考察する前に、遮断器本体１１０及び移送台車１２０を先に考察する。

遮断器本体１１０は、上部にコネクタ１１２を備えることができ、移送台車１２０の上部に設置することができる。図面は、遮断器本体１１０の内部のうち、本発明に係る部分を示したものである。

一方、遮断器本体１１０は、図３のクレードル３への引込み／引出しが可能である。図３のクレードル３には、遮断器本体１１０をテスト位置又は運転位置に固定するために、ポジションブラケット４を設置することができる。ポジションブラケット４には、テスト位置を示すテスト位置孔４ａと、運転位置を示す運転位置孔４ｂとが形成されてもよい。

移送台車１２０は、レバー型引込み／引出しインターロックアセンブリ１３０を備えることができる。

［レバー型引込み／引出しインターロックアセンブリ］
レバー型引込み／引出しインターロックアセンブリ１３０は、移送台車１２０に設置することができる。レバー型引込み／引出しインターロックアセンブリ１３０は、移送台車１２０の底面に設置される取付プレート１３１と、取付プレート１３１に貫通して設置されるインターロックシャフト１３２と、インターロックシャフト１３２及び取付プレート１３１を貫通して設置されるインターロックピン１３３と、インターロックシャフト１３２を昇降させるように、移送台車１２０に回動可能に設置されるインターロックレバー１３４と、インターロックピン１３３と取付プレート１３１との間に備えられて、弾性力を提供する復帰バネ１３５と、を含んでいてもよい。

取付プレート１３１には、上下に貫通孔が形成されてもよい。インターロックピン１３３は、貫通孔に沿って上下に移動することができる。

レバー型引込み／引出しインターロックアセンブリ１３０は、次のように作動することができる。手動又は自動でインターロックレバー１３４を持ち上げれば、ここに結合されているインターロックピン１３３を介してインターロックシャフト１３２が上昇する。このとき、復帰バネ１３５には弾性力が貯蔵される。インターロックレバー１３４に加えられた力を除去する場合は、復帰バネ１３５の復元力によってインターロックピン１３３が下降しつつ、インターロックシャフト１３２が原位置へ復帰する。

前述したように、図３のクレードル３のポジションブラケット４には、テスト位置孔４ａと、運転位置孔４ｂとが形成されてもよい。遮断器本体１１０の引込み／引出しのためには、インターロックレバー１３４を持ち上げて、テスト位置孔４ａ又は運転位置孔４ｂに挿入されているインターロックレバー１３４が抜け出るようにしなければならない。

このように、レバー型引込み／引出しインターロックアセンブリ１３０は、遮断器本体１１０の引込み／引出しを拘束することができる。

一方、インターロックレバー１３４を持ち上げる外力が加えられるインターロックレバー１３４の末端と、インターロックシャフト１３２との間のインターロックレバー１３４の上部には、ブロッキングプレート１６０が配置されてもよい。

インターロックレバー１３４の上部に、ブロッキングプレート１６０が近く配置された場合は、インターロックレバー１３４を持ち上げることができないため、遮断器本体１１０の引込み／引出しが不可能である（図６～図９）。インターロックレバー１３４の上部に、ブロッキングプレート１６０が配置されないか、十分な空間をもって上方へ離隔して配置された場合は、インターロックレバー１３４を持ち上げることができるため、遮断器本体１１０の引込み／引出しが可能である（図１０～図１３）。

ブロッキングプレート１６０について後述する。

［プラグコネクタアセンブリ］
プラグコネクタアセンブリ１４０は、プラグブラケット１４２と、プラグブラケット１４２の両側面に回動可能に設置されるラッチ１４４と、プラグブラケット１４２の下部に連結されるコネクティングリンク１４６と、を含んでいてもよい。コネクティングリンク１４６の下部は、後述するブロッキングプレート１６０と連結されてもよい。

また、プラグコネクタアセンブリ１４０は、コネクティングプレート１４８をさらに含んでいてもよい。このとき、ブロッキングプレート１６０は、コネクティングプレート１４８の下部に連結されてもよい。

プラグコネクタアセンブリ１４０は、遮断器本体１１０の上部に設けられるコネクタ１１２に、制御線プラグ２１０が挿入されるか分離されることによって昇降し得る。また、コネクタ１１２に制御線プラグ２１０が挿入されると、制御線プラグ２１０が分離されないように拘束することができる。

ここで、制御線プラグ２１０は、遮断器本体１１０に電気を供給するか、遮断器本体１１０を遠隔制御できるように、遮断器本体１１０に連結するプラグを意味し得る。

具体的に、コネクタ１１２に制御線プラグ２１０が挿入されると、制御線プラグ２１０の突起部２１２が、プラグブラケット１４２の側板に形成された挿入溝１４２ａに挟まれて、プラグコネクタアセンブリ１４０を押さえることができる。これによって、プラグコネクタアセンブリ１４０が下降すれば、コネクティングリンク１４６とコネクティングプレート１４８も下降することができ、ラッチ１４４が回転して、制御線プラグ２１０の突部２１２が挿入溝１４２ａから抜け出ずに拘束され得る。

他方、コネクタ１１２から制御線プラグ２１０が分離されると、プラグコネクタアセンブリ１４０が上昇し得、これによって、コネクティングリンク１４６とコネクティングプレート１４８も上昇し得る。

［シャフト］
シャフト１５０は、円筒状に相当し得る。また、シャフト１５０は、一側が、プラグコネクタアセンブリ１４０の下端に連結され、他側が、ブロッキングプレート１６０に連結されてもよい。

このとき、シャフト１５０の一側は、第１リンク１７０と結合して、第１リンク１７０を介してプラグコネクタアセンブリ１４０の下端に連結されてもよい。また、シャフト１５０の他側は、第２リンク１８０と結合して、第２リンク１８０を介してブロッキングプレート１６０に連結されてもよい。第１リンク１７０及び第２リンク１８０に関する説明は、後述する。

シャフト１５０は、プラグコネクタアセンブリ１４０の昇降によって、相異する方向に回転することができる。また、シャフト１５０は、ブロッキングプレート１６０に回転力を伝達することができる。

具体例を挙げると、プラグコネクタアセンブリ１４０が下降すれば、シャフト１５０は、反時計方向に回転することができ、反時計方向の回転力を伝達されたブロッキングプレート１６０は、一方（例えば、図面での右側）に水平移動することができる（図１０～図１３）。

他方、プラグコネクタアセンブリ１４０が上昇すれば、シャフト１５０は、時計方向に回転することができ、時計方向の回転力を伝達されたブロッキングプレート１６０は、他方（例えば、図面での左側）に水平移動することができる（図６～図９）。

このように、シャフト１５０を介してプラグコネクタアセンブリ１４０の昇降運動を回転運動へ転換して、ブロッキングプレート１６０に伝達することによって、低コストかつ容易に昇降運動を、ブロッキングプレート１６０の水平運動へ安定的に転換することができる。よって、簡単な構成により、低コストかつ容易にプラグインターロック装置の耐久性が向上し、プラグインターロック装置を安定的に動作することができる。

また、シャフト１５０を回転させて運動力を伝達することから、プラグコネクタアセンブリ１４０とブロッキングプレート１６０が遠く離れていても、運動力を安定的に伝達することができる。よって、プラグコネクタアセンブリ１４０からの距離にかかわらず、ブロッキングプレート１６０を適宜な位置に自在に設置することができる。

また、シャフト１５０は、支持部１５２によって支持されて、その場回転することができる。支持部１５２は、移送台車１２０の内側に結合されて、シャフト１５０を支持することができる。

このように、シャフト１５０が支持部１５２によって支持されて、その場回転させることで、プラグコネクタアセンブリ１４０の昇降運動を、ブロッキングプレート１６０の水平運動へ安定的に転換することができる。よって、簡単な構成により、低コストかつ容易にプラグインターロック装置の耐久性が向上し、プラグインターロック装置を安定的に動作することができる。

また、プラグコネクタアセンブリ１４０とブロッキングプレート１６０が遠く離れていても、運動力を安定的に伝達することができるため、プラグコネクタアセンブリ１４０からの距離にかかわらず、ブロッキングプレート１６０を適宜な位置に自在に設置することができる。

［ブロッキングプレート］
ブロッキングプレート１６０は、シャフト１５０の他側に連結されてもよい。また、ブロッキングプレート１６０は、インターロックレバー１３４の上部に設置することができる。

ブロッキングプレート１６０は、シャフト１５０の回転によって水平に移動しつつ、レバー型引込み／引出しインターロックアセンブリ１３０の動作を拘束又は解除することができる。

具体的には、コネクタ１１２に制御線プラグ２１０が挿入されることによって、シャフト１５０が反時計方向に回転すれば、図１０～図１３にように、ブロッキングプレート１６０は、一方（例えば、図面での右側）に水平移動するようになり、インターロックレバー１３４を持ち上げことのできる上部空間が空くようになり得る。すなわち、ブロッキングプレート１６０は、レバー型引込み／引出しインターロックアセンブリ１３０の動作を解除することができる。よって、インターロックレバー１３４を持ち上げて、図３のテスト／運転位置孔４ａ，４ｂに挿入されているインターロックシャフト１３２を抜け出すことができるため、遮断器本体１１０の引込み／引出しが可能である。

一方、コネクタ１１２から制御線プラグ２１０が分離されることによって、シャフト１５０が時計方向に回転すれば、図６～図９のように、ブロッキングプレート１６０は、他方（例えば、図面での左側）に水平移動するようになり、インターロックレバー１３４を持ち上げる上部空間が阻みうる。すなわち、ブロッキングプレート１６０は、レバー型引込み／引出しインターロックアセンブリ１３０の動作を拘束することができる。よって、インターロックレバー１３４が持ち上げられず、図３のテスト／運転位置孔４ａ，４ｂに挿入されているインターロックシャフト１３２を抜け出すことができないため、遮断器本体１１０の引込み／引出しが不可能である。

他方、遮断器本体１１０が、図３のテスト位置孔４ａと運転位置孔４ｂとの間における引込し／引出しの途中では、ポジションブラケット４に孔がなくて、インターロックレバー１３４の持ち上げられた状態を維持するため、インターロックレバー１３４は、ブロッキングプレート１６０が水平移動することのできる他方（例えば、図面での左側）の空間を阻み続けることができる。

よって、遮断器本体１１０が、テスト位置孔４ａと運転位置孔４ｂとの間における引込み／引出しの途中では、ブロッキングプレート１６０が他方（例えば、図面での左側）に水平移動することができず、コネクタ１１２から制御線プラグ２１０を分離させることができない。

具体的には、遮断器本体１１０が、テスト位置孔４ａと運転位置孔４ｂ（図３）との間における引込み／引出しの途中では、上方に持ち上げられたインターロックレバー１３４が、ブロッキングプレート１６０が水平移動することのできる他方（例えば、図面での左側）の空間を阻み続けているため、ブロッキングプレート１６０は、他方（例えば、図面での左側）に水平移動することができない。ブロッキングプレート１６０が、他方（例えば、図面での左側）に水平移動することができなければ、シャフト１５０は、時計方向に回転することができない。シャフト１５０が、時計方向に回転することができなければ、プラグコネクタアセンブリ１４０は、上昇することができない。プラグコネクタアセンブリ１４０が、上昇することができなければ、ラッチ１４４は、回転することができない。ラッチ１４４が、回転することができなければ、制御線プラグ２１０の突起部２１２は、挿入溝１４２ａから抜け出すことができないため、コネクタ１１２から制御線プラグ２１０を分離することができない。

このように、コネクタ１１２に制御線プラグ２１０が挿入されるか分離されることによって、プラグコネクタアセンブリ１４０が昇降し、プラグコネクタアセンブリ１４０の昇降によって、シャフト１５０が回転し、シャフト１５０の回転によって、ブロッキングプレート１６０が水平に移動しつつ、レバー型引込み／引出しインターロックアセンブリ１３０の動作を拘束又は解除することで、制御線プラグ２１０が挿入されている状態でのみ、遮断器本体１１０の引込み／引出しが可能であり、引込み／引出しの途中では、制御線プラグ２１０が分離されない。

また、ブロッキングプレート１６０は、一側に突出部１６２を備えることができる。突出部１６２は、移送台車１２０に形成された水平方向のガイド溝１２２（図６及び図１０）に沿って移動することができる。

このように、ブロッキングプレート１６０の一側に突出部１６２が備えられ、突出部１６２が、移送台車１２０に形成された水平方向のガイド溝１２２に沿って移動することで、ブロッキングプレート１６０は、安定的に水平移動することができる。よって、簡単な構成により、低コストかつ容易にプラグインターロック装置の耐久性が向上し、プラグインターロック装置を安定的に動作することができる。

また、移送台車１２０に形成された水平方向のガイド溝１２２に沿って移動する突出部１６２を、外部で容易に観察することができるため、プラグインターロック装置が正常に動作するか否かを容易に確認することができる。

また、ブロッキングプレート１６０は、図６～図１３のように、持ち上げる外力が加えられるインターロックレバー１３４の末端（図面での前方）と、インターロックシャフト１３２との間に配置されて、インターロックレバー１３４の移動を拘束又は解除することができる。

このように、ブロッキングプレート１６０は、外力が加えられるインターロックレバー１３４の末端（図面での前方）と、インターロックシャフト１３２との間に配置されて、インターロックレバー１３４の移動を拘束又は解除することで、ブロッキングプレート１６０は、外力の作用点近くで、インターロックレバー１３４の移動を拘束することができるため、外力の作用点との距離が遠いインターロックシャフト１３２などの構成に、過度な外力が伝達されることを防止することができる。よって、簡単な構成により、低コストかつ容易にプラグインターロック装置の耐久性が向上し、プラグインターロック装置を安定的に動作することができる。

また、外力の作用点近くで、ブロッキングプレート１６０を容易に観察することができるため、プラグインターロック装置が正常に動作するか否かを容易に確認することができる。

［リンク］
第１リンク１７０は、プラグコネクタアセンブリ１４０及びシャフト１５０に連結することができる。具体的に、第１リンク１７０の一側は、プラグコネクタアセンブリ１４０の下端に回転及び移動可能に連結することができ、他側は、シャフト１５０の一側に結合することができる。

このように、第１リンク１７０の一側は、プラグコネクタアセンブリ１４０の下端に回転及び移動可能に連結され、他側は、シャフト１５０の一側に結合されることで、簡単な構成により、低コストかつ容易にプラグコネクタアセンブリ１４０の昇降運動を、シャフト１５０の回転運動へ安定的に転換することができる。

具体例を挙げると、第１リンク１７０の一側には、第１スライディング孔１７２（図９）を形成することができる。第１リンク１７０は、第１スライディング孔１７２を介して、プラグコネクタアセンブリ１４０の下端に回転及び移動可能に連結することができる。

例えば、第１スライディング孔１７２にネジが結合されて、第１リンク１７０は、プラグコネクタアセンブリ１４０の下端に回転及び移動可能に連結されてもよい。

このように、第１リンク１７０の一側には、第１スライディング孔１７２（図９）が形成され、第１リンク１７０は、第１スライディング孔１７２を介して、プラグコネクタアセンブリ１４０の下端に回転及び移動可能に連結されることで、簡単な構成により、低コストかつ容易にプラグコネクタアセンブリ１４０の昇降運動を、シャフト１５０の回転運動へ安定的に転換することができる。

第２リンク１８０は、ブロッキングプレート１６０及びシャフト１５０に連結されてもよい。具体的に、第２リンク１８０のブロッキングプレート１６０に回転及び移動可能に連結されても、他側は、シャフト１５０の他側に結合されてもよい。

このように、第２リンク１８０の一側は、ブロッキングプレート１６０に回転及び移動可能に連結され、他側は、シャフト１５０の他側に結合されることで、簡単な構成により、低コストかつ容易にシャフト１５０の回転運動を、ブロッキングプレート１６０の水平運動へ安定的に転換することができる。

具体例を挙げると、第２リンク１８０の一側には、第２スライディング孔１８２（図１２及び図１３）が形成されてもよい。第２リンク１８０は、第２スライディング孔１８２を介して、ブロッキングプレート１６０に回転及び移動可能に連結することができる。

例えば、第２スライディング孔１８２にネジが結合されて、第２リンク１８０は、ブロッキングプレート１６０に回転及び移動可能に連結されてもよい。

このように、第２リンク１８０の一側には、第２スライディング孔１８２（図１２及び図１３）が形成され、第２リンク１８０は、第２スライディング孔１８２を介して、ブロッキングプレート１６０に回転及び移動可能に連結されることで、簡単な構成により、低コストかつ容易にシャフト１５０の回転運動を、ブロッキングプレート１６０の水平運動へ安定的に転換することができる。

［バネ］
バネ１９０は、一端が、ブロッキングプレート１６０に結合され、他端が、移送台車１２０に結合されてもよい。具体例を挙げると、バネ１９０の他端は、移送台車１２０に形成された孔１２４（図６及び図８）に掛かるように構成されてもよい。

バネ１９０は、前記ブロッキングプレート１６０の水平移動によって弾性変形し得る。具体的には、コネクタ１１２に制御線プラグ２１０が挿入されることで、プラグコネクタアセンブリ１４０が下降し、シャフト１５０が反時計方向に回転して、図１０～図１３のように、ブロッキングプレート１６０が、一方（例えば、図面での右側）に水平移動するようになれば、孔１２４に掛かったバネ１９０は、長さが長くなり、弾性変形し得る。

バネ１９０は、復元力によってブロッキングプレート１６０を他方（例えば、図面での左側）に容易に水平移動させることができる。具体的に、コネクタ１１２から制御線プラグ２１０を分離するためには、プラグコネクタアセンブリ１４０が上昇しなければならず、シャフト１５０が時計方向に回転して、ブロッキングプレート１６０が他方（例えば、図面での左側）に水平移動しなければならないが、バネ１９０は、ブロッキングプレート１６０を他方（例えば、図面での左側）に容易に水平移動させることができる。

このように、一端は、ブロッキングプレート１６０に結合され、他端が、移送台車１２０に結合され、ブロッキングプレート１６０の水平移動によって弾性変形するバネ１９０を備えることで、簡単な構成により、コネクタ１１２から制御線プラグ２１０を容易に分離することができる。よって、低コストかつ容易にプラグインターロック装置の耐久性が向上し、プラグインターロック装置を安定的に動作することができる。

以上のように、本発明について例示した図面を参照して説明したが、本発明は、本明細書に開示の実施形態と図面によって限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内における通常の技術者によって様々な変形が行われることは自明である。

さらに、本発明の実施形態を前述するうちに、本発明の構成による作用効果を明示的に記載して説明しなかったとしても、当該構成によって予測可能な効果も認めるべきであることは当然である。

Claims (7)

1. 遮断器本体１１０の引込み／引出しを拘束することができるように、移送台車１２０に設置されるレバー型引込み／引出しインターロックアセンブリ１３０と、
   遮断器本体１１０の上部に設けられるコネクタ１１２に、制御線プラグ２１０が挿入されるか分離されることによって昇降するプラグコネクタアセンブリ１４０と、
   一側が、前記プラグコネクタアセンブリ１４０の下端に連結されて、プラグコネクタアセンブリ１４０の昇降によって、相異する方向に回転するシャフト１５０と、
   前記シャフト１５０の他側に連結されて、シャフト１５０の回転によって水平に移動しつつ、前記レバー型引込み／引出しインターロックアセンブリ１３０の動作を拘束又は解除するブロッキングプレート１６０と、
   一側が、前記プラグコネクタアセンブリ１４０の下端に回転及び移動可能に連結され、他側が、前記シャフト１５０の一側に結合される第１リンク１７０と、
   一側が、前記ブロッキングプレート１６０に回転及び移動可能に接続され、他側が、前記シャフト１５０の他側に固定されて結合される第２リンク１８０と、を含み、
   前記シャフト１５０は、前記移送台車１２０の内側に連結され固定される支持部１５２によって支持されて、その場回転する、回路遮断器のプラグインターロック装置。
2. 前記第１リンク１７０の一側には、第１スライディング孔１７２が形成され、
   前記第１リンク１７０は、前記第１スライディング孔１７２を介して、前記プラグコネクタアセンブリ１４０の下端に回転及び移動可能に連結される、
   請求項１に記載のプラグインターロック装置。
3. 前記第２リンク１８０の一側には、第２スライディング孔１８２が形成され、
   前記第２リンク１８０は、前記第２スライディング孔１８２を介して、前記ブロッキングプレート１６０に回転及び移動可能に連結される、
   請求項１に記載のプラグインターロック装置。
4. 前記ブロッキングプレート１６０は、一側に突出部１６２を備え、
   前記突出部１６２は、前記移送台車１２０に形成された水平方向のガイド溝１２２に沿って移動する、
   請求項１に記載の回路遮断器のプラグインターロック装置。
5. 前記レバー型引込み／引出しインターロックアセンブリ１３０は、外力によって移動するインターロックレバー１３４と、前記インターロックレバー１３４に連結されて、前記遮断器本体１１０の引込み／引出しを拘束するインターロックシャフト１３２とを含めてなり、
   前記ブロッキングプレート１６０は、外力が加えられる前記インターロックレバー１３４の末端と、前記インターロックシャフト１３２との間で、インターロックレバー１３４の移動を拘束又は解除する、
   請求項１に記載の回路遮断器のプラグインターロック装置。
6. 前記レバー型引込み／引出しインターロックアセンブリ１３０は、前記移送台車１２０の底面に設置され、前記インターロックシャフト１３２が貫通して設置される取付プレート１３１と、前記インターロックシャフト１３２と、取付プレート１３１を貫通して設置されるインターロックピン１３３と、インターロックピン１３３と取付プレート１３１との間に備えられて、弾性力を提供する復帰バネ１３５と、をさらに含めてなり、
   前記インターロックピン１３３は、前記取付プレート１３１に形成された貫通孔に沿って上下に移動する、
   請求項５に記載の回路遮断器のプラグインターロック装置。
7. 一端は、前記ブロッキングプレート１６０に結合され、他端が、前記移送台車１２０に結合される、バネ１９０をさらに含み、
   前記バネ１９０は、前記ブロッキングプレート１６０の水平移動によって弾性変形する、
   請求項１に記載の回路遮断器のプラグインターロック装置。

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