JP7330936B2 - 情報処理装置、プログラム、および情報処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、プログラム、および情報処理方法に関する。
従来、エネルギーを消費して動作する車両などの輸送用機器において、当該エネルギーの補給(例えば、給油)に対する支払い決済に関する技術が知られている。
下記特許文献1に開示されている決済処理システムでは、顧客の情報とクレジットカード情報とを対応付けて登録する取引情報決済装置から、顧客のICタグを読み込んだ店舗端末が、当該顧客に対応するクレジットカード情報を取得する。つぎにこの決済処理システムでは、店舗端末が取得したクレジットカード情報に基づいて与信の承認を与える信用情報決済装置に対して与信照会の要求を行い、与信が承認されたときに給油サービスの提供指示を店舗端末に受付可能に出力する。そしてこの決済処理システムでは、顧客から給油サービスの提供指示を受け付けて、当該顧客に対して給油サービスが提供されたときに、当該提供された給油サービスの対価の精算を実行する。
特開2013-105212号公報
しかしながら、特許文献1の決済処理システムでは、クレジットカード情報の取得、クレジットカードの与信照会、与信が承認された際の給油サービスの対価の精算など、給油サービスの提供において支払い決済のためのプロセスが発生する。このため、特許文献1の決済処理システムでは、給油サービスを効率的に利用できないという課題がある。
そこで、本発明は、エネルギーの提供サービスを効率的に利用できる情報処理装置、プログラム、および情報処理方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る情報処理装置は、エネルギーを消費して動作する機器と連携する情報処理装置であって、エネルギーが機器に補給されるタイミングを含む所定のタイミングに、機器から、機器に関する機器情報であって補給の際のエネルギーの貯蔵量または補給量の少なくともいずれかを含む機器情報を取得する取得部と、機器情報に基づいて、提供者から提供されたエネルギーの第1期間における補給量を特定する補給量特定部と、機器情報に基づいて、機器における第2期間のエネルギーの消費量を特定する消費量特定部と、特定された補給量と消費量に基づいて、提供されたエネルギーの消費に対する支払い金額を算出する金額算出部と、支払い金額に基づいて、機器のユーザから提供者への支払いの決済をするための処理を行う決済処理部と、を備える。
本発明の一態様に係るプログラムは、エネルギーを消費して動作する機器と連携するコンピュータに、エネルギーが機器に補給されるタイミングを含む所定のタイミングに、機器から、機器に関する機器情報であって補給の際のエネルギーの貯蔵量または補給量の少なくともいずれかを含む機器情報を取得する取得機能と、機器情報に基づいて、提供者から提供されたエネルギーの第1期間における補給量を特定する補給量特定機能と、機器情報に基づいて、機器における第2期間のエネルギーの消費量を特定する消費量特定機能と、特定された補給量と消費量に基づいて、提供されたエネルギーの消費に対する支払い金額を算出する金額算出機能と、支払い金額に基づいて、機器のユーザから提供者への支払いの決済をするための処理を行う決済処理機能と、を実現させる。
本発明の一態様に係る情報処理方法は、エネルギーを消費して動作する機器と連携するコンピュータが、エネルギーが機器に補給されるタイミングを含む所定のタイミングに、機器から、機器に関する機器情報であって補給の際のエネルギーの貯蔵量または補給量の少なくともいずれかを含む機器情報を取得し、機器情報に基づいて、提供者から提供されたエネルギーの第1期間における補給量を特定し、機器情報に基づいて、機器における第2期間のエネルギーの消費量を特定し、特定された補給量と消費量に基づいて、提供されたエネルギーの消費に対する支払い金額を算出し、支払い金額に基づいて、機器のユーザから提供者への支払いの決済をするための処理を行う。
上記の態様によれば、情報処理装置は、給油サービス、すなわちエネルギーの提供サービスの際ではなく、エネルギーの消費が発生してから消費量に基づいて支払い金額を算出し、支払いの決済をすることができる。このため、上記の態様によれば、エネルギーの提供サービスにおいて支払い決済のためのプロセスを省略し、効率的に提供サービスを利用することができる。
本発明によれば、エネルギーの提供サービスを効率的に利用できる情報処理装置、プログラム、および情報処理方法を提供することができる。
本実施形態に係る決済システムのシステム構成例を説明するための図である。 本実施形態に係る決済システムの概要を説明するための図である。 本実施形態に係る決済装置の機能構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る決済装置の提供先ごとに補給量を記録する例を説明する図である。 本実施形態に係る決済装置の動作例を示す図である。 本実施形態に係る決済装置の動作例を示す図である。 本実施形態に係る決済装置の動作例を示す図である。 本実施形態に係る決済装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る決済装置の動作例を示す図である。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態(以下、「本実施形態」という)について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一または同様の構成を有する。
本実施形態において、「部」や「手段」、「装置」、「システム」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」や「手段」、「装置」、「システム」が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの「部」や「手段」、「装置」、「システム」が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置により実現されても、2つ以上の「部」や「手段」、「装置」、「システム」の機能が1つの物理的手段や装置により実現されてもよい。
本実施形態に係る決済システム1は、エネルギーを消費して動作する機器について、この消費に対して支払い決済をするためのシステムである。本実施形態では、機器を車両とし、エネルギーをガソリンとする例を説明するが、これに限る趣旨ではない。機器は、他の例として、ロボットやドローンなどの航空機または家電機器であってもよい。またエネルギーは、他の例として、電気やガスなどであってもよい。
決済システム1は、エネルギーの補給に対してはユーザに料金を課さず、エネルギーの消費に対してユーザに料金を課す仕組みを採用する。
<1.システム構成>
図1を参照して、本実施形態に係る決済システム1のシステム構成例を説明する。図1に示すように、決済システム1は、決済装置100と、ユーザが使用するユーザ端末200と、サーバ装置300と、車両400と、を含む。
決済装置100とユーザ端末200とサーバ300は、第1ネットワークN1を介して互いに通信可能に接続されている。また、決済装置100と車両400は、第2ネットワークN2を介して互いに通信可能に接続されている。
第1ネットワークN1は、広域通信網のネットワークであり、例えば、インターネット、移動体通信網、電話回線などを含む。また、第1ネットワークN1は、例えば、3G(第3世代移動通信システム)回線、4G(第4世代移動通信システム)回線、5G(第5世代移動通信システム)回線、またはLTE(登録商標)(Long Term Evolution)回線などを用いた無線通信方式を用いてもよい。
第2ネットワークN2は、決済装置100と車両400とを通信可能に接続するためのネットワークである。第2ネットワークN2は、有線および/または無線により、決済装置100と車両400とが互いに通信できるものであれば、任意の通信方式を用いることができる。また第2ネットワークN2は、複数の通信方式を用いるものであってもよい。第2ネットワークN2は、例えば、Wi-Fi(登録商標)、またはBluetooth(登録商標)や赤外線通信等のためのネットワークであってもよい。
決済装置100は、エネルギーの消費に対する支払い(以下、単に「支払い」ともいう)の決済をするための情報処理装置である。決済装置100は、例えば、汎用のPC等の端末装置に決済システム1専用のアプリケーションプログラムをインストールさせることで、後述の図3を参照して説明する各機能を実現してもよい。また決済装置100は、他の例として、決済システム1専用の装置であってもよい。
決済装置100は、例えば、クレジットカードなどの決済カードを読み取るための非接型または接触型ICカードリーダー機能を備えてもよい。
ユーザ端末200は、ユーザからの支払いの決済要求(以下、単に「決済要求」ともいう)の入力の受け付けや決済装置100やサーバ装置300との通信が可能な端末装置である。ユーザ端末200は、例えば、汎用のスマートフォンやラップトップ端末などであってもよい。
サーバ装置300は、決済装置100に各種情報を提供したり動作の指示をしたりして決済装置100を管理するための情報処理装置である。サーバ装置300は、例えば、提供者が使用する提供者装置(不図示)などの外部装置から、価格情報をサイクリックまたはイベントドリブンで取得してもよい。
「価格情報」とは、提供者が定めたエネルギーの価格を示す情報である。エネルギーの単位量当たりのエネルギー価格は、時系列で変動するものであってもよい。例えば、ガソリン1リットル当たりの価格(以下、単に「ガソリンの価格」ともいう)は時系列で変動する。サーバ装置300は、補給時点のガソリンの価格を決済装置100に提供するため、最新のガソリンの価格を示す価格情報を提供者装置から取得して記憶部(不図示)に記憶する。
機器400は、ガソリンを消費して動作する輸送用機器(車両)である。機器400は、決済装置100に機器情報を送信するために無線または有線の通信I/F部を有する。
「機器情報」とは、機器400に関する情報である。機器情報は、エネルギー補給の際のエネルギーの貯蔵量または補給量の少なくともいずれかを含む。機器情報は、例えば、給油の際の燃料タンクの燃料の残量(ガソリンの貯蔵量)または給油量の少なくともいずれかを含んでもよい。また、「エネルギー補給の際のエネルギーの貯蔵量」とは、エネルギー補給の前後いずれかの貯蔵量であっても両方の貯蔵量であってもよい。機器情報は、例えば、補給時点の機器400の位置を示す位置情報(例えば、緯度および経度など)を含んでもよい。
決済装置100は、例えば、第1ネットワークN1を介して、エネルギーの提供者が使用する提供者装置(以下、単に「提供者装置」という)と通信可能に接続されてもよい。また決済装置100は、例えば、提供者装置が発するBluetooth(登録商標)等のビーコン信号であって後述の提供者情報を含むビーコン信号を、受信してもよい。
<2.システム概要>
図2を参照して、本実施形態に係る決済システム1の概要を説明する。
(1-1)図2に示すように、決済システム1において、ガソリンスタンド(以下、「GS」ともいう)で機器400に20リットル給油する。決済システム1では、この20リットルの給油に対する料金は課されない。
(1-2)決済装置100は、機器400から、この補給前後のタイミングにおける機器400のガソリンの残量(本例では、補給前30リットル、補給後50リットルとする)を含む機器情報を取得する。決済装置100は、機器情報に基づいて、ガソリンの給油量を補給前後のガソリンの残量から算出して(50-30=20リットル)を特定する。なお決済装置100は、機器情報にこの給油の際の給油量(20リットル)が含まれていた場合には算出せずに、この給油量をそのまま採用してもよい。
(2-1)機器400が100km走行してガソリン合計約6.7リットルを消費する。決済システム1では、この消費に対してユーザに料金を課す。
(2-2)決済装置100は、1リットルごとにガソリンが消費されたタイミングで、機器400から機器情報を取得する。決済装置100は、機器情報に含まれる前回のガソリンの残量から今回のガソリンの残量の差分に基づいて、消費量(1リットル)を特定する。なお決済装置100は、機器情報にこの消費量(1リットル)が含まれていた場合には算出せずに、この消費量をそのまま採用してもよい。決済装置100は、消費量1リットル当たり120円をユーザに課金する。決済装置100は、例えば、機器400が燃料消費率15km/リットルであれば、100km走行すると合計約6.7リットル分の800円をユーザに課金する。
(3)決済装置100は、課金の合計金額800円を支払い金額として、ユーザ端末200に200に支払い決済のための画面(以下、「決済画面」ともいう)を出力させる。ユーザは、決済画面で支払い方法などを選択して、決済装置100に支払い決済を要求する。決済装置100は、選択された支払い方法で、支払いを決済するための処理を実行する。
上記構成によれば、ガソリンの給油の際に、クレジットカード情報の取得、クレジットカードの与信照会、与信が承認された際の給油サービスの対価の精算などの支払い決済のためのプロセスが発生しない。このため、上記構成によれば、決済装置100は、ユーザに給油サービスを効率的に利用させることができる。
<3.機能構成>
図3を参照して、本実施形態に係る決済装置100の機能構成例を説明する。図3に示すように、決済装置100は、制御部110と、通信部130と、記憶部140と、を備える。
制御部110は、取得部111と、補給量特定部112と、消費量特定部113と、金額算出部114と、決済処理部115と、を備える。また制御部110は、例えば、補給量記録部116、価格記録部117、出力部118、受付部119または機器制御部120を備えてもよい。
取得部111は、所定のタイミングに、機器から、当該機器に関する機器情報を取得する。ここで「所定のタイミング」とは、機器等から機器情報を取得するタイミングである。所定のタイミングは、例えば、エネルギーが機器に補給されるタイミングを含んでもよい。また所定のタイミングは、例えば、(ア)機器においてエネルギーが単位量(例えば、ガソリンであれば1リットルなど)消費されたタイミング、(イ)記憶部140などに設定された周期(例えば、1日ごと、1週間ごとなど)、などを含んでもよい。
取得部111が機器情報を取得する態様に関しては、どのような態様でもよい。取得部111は、例えば、機器400から機器情報を含むデータファイルやメッセージを受信してもよい。また、取得部111が機器情報を取得する態様について、他の例として、機器400が実装するAPIに機器情報の参照を指示してその結果として機器情報を取得してもよい。
取得部111は、例えば、エネルギーが機器に補給されるタイミングに、当該エネルギーの提供者の提供者装置から、提供者情報を取得してもよい。取得部111は、例えば、提供者装置から提供者情報を含むデータファイルやメッセージを受信してもよい。
「提供者情報」とは、補給されるエネルギーの提供者を特定するための情報である。提供者情報は、例えば、提供者を識別するための提供者識別情報(提供者IDまたは提供者名)、提供者側が記録したエネルギーの補給量、補給日時、補給時点のエネルギーの価格、などを含んでもよい。
補給量特定部112は、機器情報に基づいて、提供者から提供されたエネルギーの第1期間における補給量を特定する。ここで「第1期間」とは、エネルギーの補給量を特定するための期間である。第1期間は、例えば、(ア)提供者から提供されたエネルギーの機器に対する補給都度、(イ)設定された一定期間(例えば、1時間、1日など)、(ウ)エネルギーの単位量当たりの補給開始から終了までの期間、などであってもよい。
補給量特定部112は、例えば、(A)機器情報に含まれる補給量、(B)機器情報に含まれる貯蔵量から算出した値、などに基づいて、エネルギーの補給量を特定する。上記(B)の場合、補給量特定部112は、例えば、補給前後の貯蔵量の差分に基づいて補給量を算出してもよい。また、上記(B)の場合、補給量特定部112は、他の例として、所定期間における貯蔵量の正の方向の変位に基づいて補給量を算出してもよい。
補給量特定部112は、例えば、取得部111が取得した提供者情報に基づいて、機器に補給されたエネルギーの提供者を特定してもよい。補給量特定部112は、例えば、提供情報と機器情報に含まれるそれぞれの補給日時が略一致した場合に、補給されるエネルギーの提供者を特定してもよい。この「略一致」とは、例えば、補給日時を分単位以上に丸めた形または補給日時にレンジ(例えば、プラスマイナス10分の差など)をもたせた形で一致することなどをいう。補給量特定部112は、例えば、補給日時に加えて、提供情報と機器情報に含まれるそれぞれの補給量が略一致した場合に、補給されるエネルギーの提供者を特定してもよい。
補給量特定部112は、例えば、エネルギーが機器に補給されるタイミングで取得部111が取得した提供者情報に基づいて、当該提供者情報に含まれる提供者識別情報で識別される提供者を補給されるエネルギーの提供者として特定してもよい。
補給量特定部112は、他の例として、機器情報に含まれる位置情報と地図情報に基づいて、補給時点の機器400の位置を特定して、補給されるエネルギーの提供者を特定してもよい。ここで「地図情報」とは、各提供者の位置を示す情報である。地図情報は、第1ネットワークN1を介して、サーバ装置300または外部装置から取得してもよい。
補給量特定部112は、他の例として、GPS(Global Positioning System)を用いて、決済装置100の現在位置の位置情報を測定する測定部を備えてもよい。決済装置100が機器400に搭載されている場合、補給量特定部112は、測定部が測定した決済装置100の位置を機器400の位置と判定してもよい。補給量特定部112は、この判定した位置と地図情報に基づいて、補給時点の機器400の位置を特定して、補給されるエネルギーの提供者を特定してもよい。
消費量特定部113は、機器情報に基づいて、エネルギーの第2期間における機器の消費量を特定する。ここで「第2期間」とは、エネルギーの消費量を特定するための期間である。第2期間は、例えば、(ア)提供者から提供されたエネルギーの機器に対する補給とその次の補給との間の期間、(イ)設定された一定期間(例えば、1時間、1日など)、(ウ)エネルギーの単位量当たりの消費開始から終了までの期間、などであってもよい。
消費量特定部113は、例えば、(A)機器情報に含まれる消費量、(B)機器情報に含まれる貯蔵量から算出した値などに基づいて、エネルギーの消費量を特定する。上記(B)の場合、消費量特定部113は、例えば、機器の起動開始から停止までの貯蔵量の変位に基づいて消費量を算出してもよい。また、上記(B)の場合、所定期間における貯蔵量の負の方向の変位に基づいて消費量を算出してもよい。
消費量特定部113は、例えば、後述の補給量記録部116により提供者ごとに分けて記録された補給量を補給した順に消費するように、提供者ごとの消費量を特定してもよい。この補給量は、提供者ごとに補給した順に分けて記録されたものである。消費量特定部113は、例えば、提供者ごとに分けて記録された補給量を上限として、提供者ごとの消費量を特定してもよい。
金額算出部114は、補給量特定部112により特定された補給量と消費量特定部113により特定された消費量に基づいて、提供されたエネルギーの消費に対する支払い金額(以下、単に「支払い金額」ともいう)を算出する。
金額算出部114は、課金部114aを備えてもよい。課金部114aは、エネルギーの単位量当たりの消費に対してユーザに課金する。このような構成によれば、課金部114aは、エネルギーを単位量消費する度にユーザに課金することができる。このため、このような構成によれば、ユーザは、支払いタイミングを待たずに、エネルギーの消費に対する料金がどの程度課されているかを早期に把握することができる。
金額算出部114は、例えば、1以上の第2期間を含む第3期間における課金部114aによる課金の合計に基づいて、支払い金額を算出してもよい。ここで「第3期間」とは、課金の合計を求めるための期間である。
金額算出部114は、例えば、消費量特定部113により特定された提供者ごとの消費量に基づいて、提供者ごとに、支払い金額を算出してもよい。
上記構成によれば、金額算出部114は、複数の提供者から提供されたエネルギーが機器内部で混在しても、一定の公平性(補給した順)を保ちつつ提供者ごとに支払い金額を算出することができる。
金額算出部114は、例えば、補給量と後述の価格記録部117により記録されたエネルギー価格とにさらに基づいて、支払い金額を算出してもよい。
上記構成によれば、金額算出部114は、価格が時系列に変動するエネルギーにおいても、補給時点の価格に基づいて支払い金額を算出することができる。
例えば、消費時点のエネルギー価格を支払い金額の算出に用いた場合、ユーザは、消費時点のエネルギー価格が比較的低い時期にエネルギーを消費しようと考える。このため、例えば、ガソリン価格が比較的低い時期になるべく車を運転させようとするユーザが増えて、道路などが混雑することが考えられる。上記構成によれば、支払い金額の算出に用いられるエネルギー価格は消費の時期に依存しなくなるため、このような渋滞を抑制することができる。
決済処理部115は、金額算出部114により算出された支払い金額に基づいて、機器のユーザから提供者への支払いの決済をするための処理を行う。決済処理部115の処理実行のトリガーは、例えば、(ア)受付部119における後述のユーザからの支払い決済要求の受け付け、(イ)設定された周期ごと(例えば、月ごとに決められた日に処理を実行)、などが考えられる。
決済処理部115は、例えば、ユーザが銀行振込による支払いを利用する場合、仕向け先の銀行の銀行サーバに対して、予め記憶部140に設定されたまたは支払い決済要求の際にユーザに指定された振込情報に基づいて、銀行振込の振込処理を指示する。また、決済処理部115は、例えば、クレジットカード決済による支払いを利用する場合、予め記憶部140に設定されたまたは支払い決済要求の際にユーザに指定されたカード情報に基づいて、該当するクレジットカードシステムにクレジットカード決済処理を指示する。
「振込情報」とは、銀行振込をするための情報である。振込情報は、例えば、振込元/振込先の銀行名、支店名、口座の種類、口座番号などを含んでもよい。また「カード情報」とは、クレジットカード決済をするための情報である。カード情報は、例えば、使用するクレジットカードの会社名、カード番号、有効期限、セキュリティ番号、暗証番号、支払先の提供者の口座情報(銀行名、支店名、口座の種類、口座番号など)などを含んでもよい。
決済処理部115は、他の例として、QRコード(登録商標)決済、プリペイドカード決済、デビットカード決済など各種決済方法を利用して、ユーザから提供者への決済をするための処理を行ってもよい。
機器には、例えば、複数の提供者から提供されたエネルギーが貯蔵されてもよい。補給量記録部116は、提供者ごとのエネルギーの補給量を、補給した順に記録する。補給量記録部116は、例えば、提供者ごとの補給量に基づいて、エネルギーの貯蔵量を、補給した順に提供者ごとに分けて記録してもよい。
ここで図4を参照して、エネルギーの貯蔵量を提供者ごとに分けて記録する例を説明する。図4(a)は、提供者ごとのエネルギーの貯蔵の例をイメージした図である。図4(b)は、後述の補給情報の一例を説明するための表である。
補給量記録部116は、図4(a)に示すように、複数の提供者(GS1、GS2、GS3)から提供されたエネルギーが補給した順に貯蔵されていくように、提供者ごと、かつ補給ごとに補給情報に補給量などを記録する。消費量特定部113は、提供者かつ補給ごとに分けて記録された補給量を補給した順(貯蔵ID0001から0004への昇順)に消費するように、提供者ごとの消費量を特定して補給情報に記録する。すなわち、決済装置100では、エネルギーの補給と消費を、FIFO(先入れ先出し方式:First-In First-Out)で管理して、支払い決済を行う。
「補給情報」とは、エネルギーの補給と補給されたエネルギーに対する消費を管理するための情報である。補給情報は、例えば、図4(b)に示すようなテーブル(以下、「補給テーブル」という)であってもよい。補給情報は、例えば、各補給を識別するための補給識別情報(補給ID)、提供者、エネルギーが補給された日時(補給日時)、エネルギーの補給量、補給時点のエネルギーの価格(1リットル当たりの金額(円))、エネルギーの貯蔵量、エネルギーの消費量、エネルギーの消費に対する課金額の合計、消費ステータス(例えば、未消費/消費中/消費済などの状況)、または支払いステータス(例えば、未払い/支払い中(課金額の合計のうち、支払い完了分や支払い未了分の金額も含む)/支払い済などの状況)などを含んでもよい。
補給量記録部116は、図4(b)に示すように、複数の提供者(GS1、GS2、GS3)から提供されたエネルギーの補給を補給した順に、補給ID(0001から連番)を振って補給情報に記録していく。
消費量特定部113は、補給した順にエネルギーが消費されていくように、特定した消費量に基づいて、補給情報の各補給の消費量や貯蔵量などを記録更新する。
消費量特定部113は、例えば、補給ID「0001」のレコードを参照し、特定した消費量を当該レコードの消費量に加算し、特定した消費量を当該レコードの貯蔵量から減算していく。消費量特定部113は、消費量が補給量まで到達したら、すなわち、消費量が補給量と同じ40リットルになったら(または貯蔵量が0リットルとなったら)、このレコードの消費量の加算と貯蔵量の減算を停止する。消費量特定部113は、このレコードの消費ステータスを「消費済」に更新する。そして消費量特定部113は、更新の対象を次のレコード(補給ID「0002」)に移動して、当該レコードの消費量や貯蔵量を加減算して更新していく。
図3に戻って説明を続ける。補給量記録部116は、例えば、記憶部140などに設定された情報量または補給日時から設定された期間を超えた場合、蓄積された補給情報のうち全部または一部をサーバ装置300にバックアップするために通信部130を介して送信してもよい。この「設定された情報量」とは、例えば、例えば、図4(b)の補給テーブルにおける登録レコード件数や記憶部140における補給情報が使用する記憶容量(GB)などである。補給量記録部116は、このバックアップした補給情報を記憶部140から削除してもよい。
エネルギーの単位量当たりのエネルギー価格(以下、「エネルギー価格」ともいう)は、例えば、時系列で変動するものであってもよい。価格記録部117は、機器に対するエネルギーの補給の際に、補給時点のエネルギー価格を記憶する記憶部を参照して、エネルギーの補給量と補給時点のエネルギー価格とを対応付けて記録する。ここでいう「記憶部」は、例えば、サーバ装置300が備える記憶部である。例えば、価格記録部117は、エネルギーの補給の際に、サーバ装置300が実装するエネルギー価格を参照するためのAPIに対して参照を指示してもよい。そして価格記録部117は、当該参照の結果として、補給時点のエネルギー価格をサーバ装置300から取得してもよい。
価格記録部117は、例えば、補給情報として、エネルギーの補給量と補給時点のエネルギー価格とを対応付けて記録してもよい。
出力部118は、ユーザ端末200に、消費量および支払い金額を出力させる。出力部118は、例えば、ユーザ端末200の画面に消費量および支払い金額を表示させるための出力情報を生成してもよい。出力部118は、ユーザ端末200に、この出力情報を送信してもよい。出力部118は、例えば、ユーザ端末200に、決済処理部120による支払いの決済の処理結果を出力させてもよい。
受付部119は、ユーザ端末200から、機器の動作を制限する制限指示(以下、単に「制限指示」ともいう)を受け付ける。制限指示は、例えば、機器の起動や特定の動作を遠隔で抑止する指示であってもよい。この「抑止する指示」とは、例えば、機器の起動を不可としたり、輸送用機器であれば設定された速度以下でしか走行できないようにしたりするための指示であってもよい。制限指示は、例えば、機器が車両であれば、(ア)機器400のエンジンをかけること、(イ)機器400のドアを開くこと、などを遠隔でロックする指示であってもよい。
受付部119は、例えば、ユーザ端末200から、支払いの決済要求を受け付ける。
受付部119がユーザ端末200から制限指示や決済要求を受け付ける態様に関しては、どのような態様でもよい。受付部119は、例えば、これらの要求を示すメッセージをユーザ端末200から通信部130を介して受信してもよい。
機器制御部120は、機器の動作を制御可能であり、受付部119が受け付けた制限指示に基づいて機器の動作を制限する。機器制御部120は、制限指示が「機器の起動を不可にする」であれば、通信部130を介して、機器の起動を不可にする指示を当該機器に送信し、当該機器を一時的に起動不可の状態にする。
決済システム1では、エネルギーの消費に対してユーザに料金を課す仕組みを採用するため、機器が第三者に勝手に使用されると、この使用された分だけ料金が課されてしまう。このため、機器が第三者に勝手に使用されると、ユーザが想定しない高額な料金が課されてしまう可能性がある。上記構成によれば、ユーザ端末200から機器の動作をユーザが遠隔で制限することが可能なため、上記のようなユーザが想定しない高額な料金が課されてしまうことを抑止できる。
通信部130は、第1ネットワークN1や第2ネットワークN2を介して、ユーザ端末200、サーバ装置300などと各種情報を送受信する。通信部130は、例えば、第1ネットワークN1を介して、ユーザ端末200から決済要求を受信したり、当該決済要求による決済の処理結果を示す情報をユーザ端末200に送信したりしてもよい。また通信部130は、例えば、第2ネットワークN2を介して、機器400から機器情報を受信してもよい。
記憶部140は、例えば、機器情報、補給情報、価格情報、振込情報および/またはカード情報などを記憶してもよい。また記憶部140は、データベースマネジメントシステム(DBMS)を利用して各情報を記憶してもよいし、ファイルシステムを利用して上記情報を記憶してもよい。DBMSを利用する場合は、記憶部140では、上記情報ごとにテーブルを設けて、当該テーブル間を関連付けて上記情報が管理されてもよい。
<4.動作>
図5~7を参照して、決済装置100の動作例を説明する。
図5(a)は、エネルギーを機器に補給する場面の決済装置100の処理の流れを示すフロー図である。図5(a)に示すように、決済装置100の取得部111は、エネルギーが機器に補給されるタイミングで、機器から、補給の際のエネルギーの貯蔵量または補給量の少なくともいずれかを含む機器情報を取得する(S10)。
補給量特定部112は、機器情報に基づいて、提供者から提供されたエネルギーの第1期間における補給量を特定する(S12)。
価格記録部117は、機器に対するエネルギーの補給の際に、補給時点のエネルギー価格を記憶する記憶部を参照する(S13)。価格記録部117は、参照結果に基づいて、エネルギーの補給量と補給時点のエネルギー価格とを対応付けて記録する(S14)。
図5(b)は、機器がエネルギーを消費して動作する場面の決済装置100の処理の流れを示すフロー図である。図5(b)に示すように、決済装置100の取得部111は、機器においてエネルギーが単位量消費されたタイミングで、機器から、消費された際のエネルギーの貯蔵量を含む機器情報を取得する(S20)。
消費量特定部113は、機器情報に基づいて、機器における第2期間のエネルギーの機器の消費量を特定する(S21)。なお本例では、第2期間は、エネルギーの単位量を機器が消費する期間とする。課金部114aは、エネルギーの単位量当たりの消費に対してユーザに課金する(S22)。
図6は、ユーザが提供者に消費したエネルギーの支払い処理する場面の決済装置100の処理の流れを示すフロー図である。図6に示すように、金額算出部114は、上記特定された補給量と消費量に基づいて、提供者から提供されたエネルギーの消費に対する支払い金額を算出する(S30)。
出力部118は、ユーザ端末200に、上記特定された消費量と上記算出された支払い金額を出力させる(S31)。受付部119は、ユーザ端末200から、出力させた支払い金額をユーザが提供者に支払うための支払い決済要求を受け付ける(S33)。
決済処理部115は、支払い決済要求と支払い金額に基づいて、ユーザから提供者への支払いの決済をするための処理を行う(S34)。
図7は、金額算出部114の支払い金額の算出処理の処理の流れを示すフロー図である。本例の処理は、算出対象の第3期間が経過することをトリガーとする。
図7に示すように、金額算出部114は、補給テーブルにおいて支払いステータスが「支払い中」の補給(以下、「支払い中補給」という)があるか否かを判定する(S40)。例えば、図4(b)では、補給ID「0001」のが支払い中補給となる。金額算出部114は、補給テーブルにおいて支払い中補給がある場合(S40のYes)、この支払い中補給を支払い対象として設定する(S41)。言い換えると、金額算出部114は、この補給の提供者(補給ID「0001」の場合は、「GS1」となる)を支払い先として設定する。
金額算出部114は、補給テーブルにおいて支払いステータスが「支払い中」の補給がない場合(S40のNo)、支払いステータスが「未払い」かつ消費ステータスが「消費中」の補給(以下、「未払い補給」という)がないか判定する(S42)。金額算出部114は、未払い補給がある場合(S42のYes)、この未払い補給の中で最も補給日時が古い補給を支払い対象として設定する(S43)。
金額算出部114は、未払い補給がない場合(S42のNo)は、支払い金額の算出処理を終了させる。
金額算出部114は、支払い中補給または未払い補給(以下、「支払い中補給など」ともいう)において、未払いの課金があるか否かを判定する(S44)。金額算出部114は、未払いの課金がある場合(S44のYes)、支払い中補給などにおいて、未払いの課金の合計を支払い金額として算出する(S45)。
金額算出部114は、支払い中補給などにおいて、未課金の消費量がなく、かつ消費ステータスが「消費済」か否かを判定する(S46)。金額算出部114は、未課金の消費量がなく、かつ消費ステータスが「消費済」である場合(S46のYes)、支払い中補給などにおいて、支払いステータスを「支払い済」に更新する(S47)。
金額算出部114は、未課金の消費量がある、または消費ステータスが「消費済」でない場合(S46のNo)、未払い補給において、支払いステータスを「未払い」から「支払い中」に更新する(S48)。
金額算出部114は、支払い中補給などの次に補給日時が古い補給において、支払いステータスが「未払い」、かつ消費ステータスが「消費中」か判定する(S49)。金額算出部114は、支払い中補給などの次に補給日時が古い補給において、支払いステータス「未払い」、かつ消費ステータスが「消費中」の場合(S49)、この次に補給日時が古い補給を支払い対象に設定する(S50)。
金額算出部114は、支払い中補給などの次に補給日時が古い補給において、支払いステータスが「未払い」ではない、または消費ステータスが「消費中」ではない場合(S49のNo)、支払い金額の算出処理を終了させる。なお、この場合は、次に補給日時が古い補給がない場合(補給テーブルに記録されていない場合)も含む。
<5.ハードウェア構成>
図8を参照して、上述してきた決済装置100をコンピュータ800により実現する場合のハードウェア構成の一例を説明する。なお、それぞれの装置の機能は、複数台の装置に分けて実現することもできる。
図8に示すように、コンピュータ800は、プロセッサ801と、メモリ803と、記憶装置805と、入力I/F部807と、データI/F部809と、通信I/F部811、および表示装置813を含む。
プロセッサ801は、メモリ803に記憶されているプログラムを実行することによりコンピュータ800における様々な処理を制御する。例えば、決済装置100の制御部110が備える各機能部などは、メモリ803に一時記憶されたプログラムをプロセッサ801が実行することにより実現可能である。
メモリ803は、例えばRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体である。メモリ803は、プロセッサ801によって実行されるプログラムのプログラムコードや、プログラムの実行時に必要となるデータを一時的に記憶する。
記憶装置805は、例えばハードディスクドライブ(HDD)やフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。記憶装置805は、オペレーティングシステムや、上記各構成を実現するための各種プログラムを記憶する。この他、記憶装置805は、機器情報、補給情報、振込情報、またはカード情報などを登録するテーブルと、このテーブルを管理するDBを記憶することも可能である。このようなプログラムやデータは、必要に応じてメモリ803にロードされることにより、プロセッサ801から参照される。
入力I/F部807は、ユーザからの入力を受け付けるためのデバイスである。入力I/F部807の具体例としては、キーボードやマウス、タッチパネル、各種センサ、ウェアラブル・デバイス等が挙げられる。入力I/F部807は、例えばUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェースを介してコンピュータ800に接続されても良い。
データI/F部809は、コンピュータ800の外部からデータを入力するためのデバイスである。データI/F部809の具体例としては、各種記憶媒体に記憶されているデータを読み取るためのドライブ装置等がある。データI/F部809は、コンピュータ800の外部に設けられることも考えられる。その場合、データI/F部809は、例えばUSB等のインタフェースを介してコンピュータ800へと接続される。
通信I/F部811は、コンピュータ800の外部の装置と有線または無線により、インターネットNを介したデータ通信を行うためのデバイスである。通信I/F部811は、コンピュータ800の外部に設けられることも考えられる。その場合、通信I/F部811は、例えばUSB等のインタフェースを介してコンピュータ800に接続される。
表示装置813は、各種情報を表示するためのデバイスである。表示装置813の具体例としては、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、ウェアラブル・デバイスのディスプレイ等が挙げられる。表示装置813は、コンピュータ800の外部に設けられても良い。その場合、表示装置813は、例えばディスプレイケーブル等を介してコンピュータ800に接続される。また、入力I/F部807としてタッチパネルが採用される場合には、表示装置813は、入力I/F部807と一体化して構成することが可能である。
なお、本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。さらに、当業者であれば、以下に述べる各要素を均等なものに置換した実施の形態を採用することが可能であり、かかる実施の形態も本発明の範囲に含まれる。
また、上記実施の形態で記載された決済装置100が備える構成要素は、記憶装置805に格納されたプログラムがプロセッサ801によって実行されることで、定められた処理が他のハードウェアと協働して実現されるものとする。また、言い換えれば、これらの構成要素は、ソフトウェア又はファームウェアとしても、それと対応するハードウェアとしても想定され、その双方の概念において、「機能」、「手段」、「部」、「処理回路」、「ユニット」、又は「モジュール」等とも記載され、またそれぞれに読み替えることができる。
[変形例]
なお、本発明を上記実施の形態に基づいて説明してきたが、以下のような場合も本発明に含まれる。
[変形例1]
上記実施形態に係る決済装置100における各構成の少なくとも一部は、サーバ装置300が備えていてもよい。例えば、決済システム1において、決済装置100の決済処理部115をサーバ装置300が備えて、サーバ装置300に支払い決済のための処理をさせてもよい。また、決済システム1において、ユーザ端末200とのインタフェースとなる出力部118や受付部119をサーバ装置300が備えてもよい。
[変形例2]
上記実施形態では、補給情報で提供者かつ補給ごとに管理する例を説明したが、これに限定されない。例えば、決済装置100は、提供者ごとに管理するよう、エネルギーの補給量や消費量などを提供者ごとにまとめて算出し、記録してもよい。
[変形例3]
上記実施形態では、エネルギーの単位量当たりの消費ごとにユーザに課金する例を説明したが、これに限定されない。例えば、決済装置100では、記憶部140などに支払い対象期間が設定され、この支払い対象期間の最終日を締め日として設定されてもよい。決済装置100の消費量特定部113は、この締め日に、支払い対象期間の間消費されたエネルギーにおける消費量の合計を算出してもよい。そして金額算出部114は、算出した消費量の合計に基づいて、支払い金額を算出してもよい。
受付部119は、例えば、ユーザ端末200から、ユーザの支払い対象期間の指定を受け付けてもよい。金額算出部114は、受付部119が受け付けたユーザの指定に基づいて、消費量特定部113は、指定した支払い対象期間の間消費されたエネルギーにおける消費量の合計を算出してもよい。そして金額算出部114は、算出した消費量の合計に基づいて、支払い金額を算出してもよい。
ここで図9を参照して、本変形例における金額算出部114の支払い金額の算出処理の流れの一例を説明する。図7を参照して説明した処理の流れと異なる点を中心に説明する。
図9に示すように、ステップS40~S43は、図7のステップS40~S43と同じであるため、説明を割愛する。
金額算出部114は、支払い中補給または未払い補給(以下、「支払い中補給など」ともいう)において、未払いの消費量を算出する(S44a)。金額算出部114は、未払いの消費量に基づいて支払い金額として算出する(S45a)。
金額算出部114は、支払い中補給などにおいて、消費ステータスが「消費済」か否かを判定する(S46a)。金額算出部114は、消費ステータスが「消費済」である場合(S46aのYes)、支払い中補給などにおいて、支払いステータスを「支払い済」に更新する(S47)。
金額算出部114は、消費ステータスが「消費済」でない場合(S46aのNo)、未払い補給において、支払いステータスを「未払い」から「支払い中」に更新する(S48)。
以降のステップS49~S50は、図7のステップS49~S50と同じであるため、説明を割愛する。
[変形例4]
上記実施形態では、補給時点のエネルギー価格を記憶する記憶部をサーバ装置300の記憶部とする例を説明したが、限定されない。例えば、補給時点のエネルギー価格を記憶する記憶部は、各提供者の提供者装置の記録部であってもよいし、決済装置100の記憶部140であってもよい。
[変形例5]
上記実施形態では、補給時点のエネルギー価格を価格記録部117が記録して、この記録された補給時点のエネルギー価格に基づいて金額算出部114が支払い金額を算出する例を説明したが、これに限定されない。例えば、金額算出部114は、補給時点ではなく消費時点のエネルギー価格に基づいて支払い金額を算出してもよい。
「消費時点」とは、例えば、機器がエネルギーの消費する動作を開始した時点(自動車であれば運転を開始した時点)でもよいし、エネルギーの消費する動作を終了した時点(自動車であれば運転を終了した時点)でもよい。
金額算出部114は、機器がエネルギーを消費する際に、消費時点のエネルギー価格を記憶する記憶部を参照して、エネルギーの補給量と消費時点のエネルギー価格とにさらに基づいて、支払い金額を算出してもよい。
例えば、補給時点のエネルギー価格を支払い金額の算出に用いた場合、ユーザは、補給時点のエネルギー価格が比較的低い時期にエネルギーを補給しようと考える。このため、エネルギー価格が比較的低い時期に、ガソリンスタンドなどのエネルギー補給施設(ガソリンスタンドなど)が混雑することが考えられる。上記構成によれば、支払い金額の算出に用いられるエネルギー価格は補給の時期に依存しなくなるため、このような混雑を抑制することができる。
受付部119は、例えば、ユーザ端末200から、補給時点のエネルギー価格、または消費時点のエネルギー価格のいずれかを選択するユーザの選択を受け付けてもよい。金額算出部114は、受付部119が受け付けたユーザの選択に基づいて、ユーザが選択したエネルギー価格で支払い金額を算出してもよい。
1…決済システム、100…決済装置、200…ユーザ端末、300…サーバ装置、400…機器、110…制御部、112…補給量特定部、113…消費量特定部、114…金額算出部、114a…課金部、115…決済処理部、116…補給量記録部、117…価格記録部、118…出力部、119…受付部、120…機器制御部、130…通信部、140…記憶部。

Claims (7)

  1. エネルギーを消費して動作する機器と連携する情報処理装置であって、
    前記エネルギーが前記機器に補給されるタイミングを含む所定のタイミングに、前記機器から、前記機器に関する機器情報であって前記補給の際のエネルギーの貯蔵量を含む機器情報を取得する取得部と、
    記機器情報に基づいて、前記機器における第2期間の前記エネルギーの消費量を特定する消費量特定部と、
    前記エネルギーの単位量当たりのエネルギー価格と前記消費量に基づいて、提供者から提供された前記エネルギーの消費に対する支払い金額を算出する金額算出部と、
    前記支払い金額に基づいて、前記機器のユーザから前記提供者への支払いの決済をするための処理を行う決済処理部と、を備える、
    情報処理装置。
  2. 前記金額算出部は、
    前記エネルギーの単位量当たりの消費に対して前記ユーザに課金する課金部をさらに備え、
    1以上の前記第2期間を含む第3期間における前記課金の合計に基づいて、前記支払い金額を算出する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記機器には、複数の提供者から提供された前記エネルギーが貯蔵され、
    前記機器情報は、前記補給の際のエネルギーの補給量を含み、
    前記取得部は、前記機器に補給される前記エネルギーの提供者を特定するための提供者情報を取得し、
    前記提供者情報に基づいて前記機器に補給された前記エネルギーの提供者を特定し、前記機器情報に基づいて、提供者から提供された前記エネルギーの第1期間における補給量を特定する補給量特定部と、
    前記情報処理装置は、前記提供者ごとの前記補給量を、補給した順に記録する補給量記録部、をさらに備え、
    前記消費量特定部は、前記提供者ごとに分けて記録された補給量を前記補給した順に消費するように、前記提供者ごとの消費量を特定し、
    前記金額算出部は、前記消費量に基づいて、前記提供者ごとに、前記支払い金額を算出する、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記機器情報は、前記補給の際のエネルギーの補給量を含み、
    前記機器情報に基づいて、提供者から提供された前記エネルギーの第1期間における補給量を特定する補給量特定部と、
    前記エネルギーの単位量当たりのエネルギー価格は、時系列で変動するものであって、
    前記情報処理装置は、前記機器に対する前記エネルギーの補給の際に、補給時点の前記エネルギー価格を記憶する記憶部を参照して、前記エネルギーの補給量と補給時点の前記エネルギー価格とを対応付けて記録する価格記録部をさらに備え、
    前記金額算出部は、前記補給量と前記記録されたエネルギー価格と前記消費量とにさらに基づいて、前記支払い金額を算出する、
    請求項1または2のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置は、前記ユーザのユーザ端末と通信可能に接続され、
    前記ユーザ端末に、前記消費量および前記支払い金額を出力させる出力部と、
    前記ユーザ端末から、前記機器の動作を制限する制限指示を受け付ける受付部と、
    前記機器の動作を制御可能な制御部であって、前記制限指示に基づいて前記機器の動作を制限する機器制御部と、をさらに備える、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. エネルギーを消費して動作する機器と連携するコンピュータに、
    前記エネルギーが前記機器に補給されるタイミングを含む所定のタイミングに、前記機器から、前記機器に関する機器情報であって前記補給の際のエネルギーの貯蔵量を含む機器情報を取得する取得機能と、
    記機器情報に基づいて、前記機器における第2期間の前記エネルギーの消費量を特定する消費量特定機能と、
    前記エネルギーの単位量当たりのエネルギー価格と前記消費量に基づいて、提供者から提供された前記エネルギーの消費に対する支払い金額を算出する金額算出機能と、
    前記支払い金額に基づいて、前記機器のユーザから前記提供者への支払いの決済をするための処理を行う決済処理機能と、を実現させる、
    プログラム。
  7. エネルギーを消費して動作する機器と連携するコンピュータが、
    前記エネルギーが前記機器に補給されるタイミングを含む所定のタイミングに、前記機器から、前記機器に関する機器情報であって前記補給の際のエネルギーの貯蔵量を含む機器情報を取得し、
    前記機器情報に基づいて、前記機器における第2期間の前記エネルギーの消費量を特定し、
    前記エネルギーの単位量当たりのエネルギー価格と前記消費量に基づいて、提供者から提供された前記エネルギーの消費に対する支払い金額を算出し、
    前記支払い金額に基づいて、前記機器のユーザから前記提供者への支払いの決済をするための処理を行う、
    情報処理方法。
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