JP7330131B2 - レーダ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、目標を捜索、検定、および追尾するレーダ装置に関する。
レーダ装置は、地上に設置されたり、車両、艦船などの移動体に搭載されたりする。レーダ装置は、ビームで目標の捜索および検定を行った後、目標の追尾へ移行する。レーダ装置は、目標と推定される候補のみに検定を行うことでレーダリソースの消耗を抑えることができる。検定とは、探知確率を捜索より高くなるようにビームを制御して、目標と推定される候補のうち受信電力があらかじめ定められたしきい値を超えた候補に再度ビームを照射することである。レーダリソースは、ビームの時間の配分に関するレーダのパラメータであり、送信パルス幅、ヒット数およびPRI(Pulse Repetition Interval)によって決定される。探知確率とは、レーダ装置が目標を探知することができる確率を示し、レーダ装置が備えるアンテナの利得、レーダ装置が照射するレーダの波長、目標の大きさ、目標との距離、大気の条件などで決定される。レーダ装置は、捜索、検定、および追尾をそれぞれ時分割で処理する。
特許文献1は、ビームを形成して送信する送信信号の周波数をアップチャープしているときに受信する反射波の信号、および送信信号の周波数をダウンチャープしているときに受信する反射波の信号を用いて、目標までの相対距離および相対速度を算出するFM-CW(Frequency Modulation Continuous Wave)レーダ装置を開示する。
特開2016-099143号公報
しかしながら、特許文献1に記載のレーダ装置は、アップチャープの信号およびダウンチャープの信号、つまり2種類のチャープ信号を用いて、目標までの相対距離および相対速度を算出する。このため、特許文献1に記載のレーダ装置は、1種類の信号で目標を捜索および検定するレーダ装置に比べて多くのレーダリソースを消耗してしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、レーダリソースの消耗を抑制することができるレーダ装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるレーダ装置は、目標からの信号を受信する送受信部と、信号を信号のパルス幅より狭いパルス信号に圧縮することで第1のパルス信号を生成する第1のパルス圧縮部と、第1の速度で近づいてくる目標により生じる信号のドップラ周波数を想定し受信周波数帯域をシフトしたパルス圧縮フィルタを用いて、信号を圧縮することで第2のパルス信号を生成する第2のパルス圧縮部と、第1の速度で遠ざかる目標により生じる信号のドップラ周波数を想定し受信周波数帯域をシフトしたパルス圧縮フィルタを用いて、信号を圧縮することで第3のパルス信号を生成する第3のパルス圧縮部と、第1の速度とは異なる第2の速度で近づいてくる目標により生じるドップラ周波数を想定し受信周波数帯域をシフトしたパルス圧縮フィルタを用いて、パルス信号を圧縮することで第4のパルス信号を生成する第4のパルス圧縮部と、第2の速度で遠ざかる目標により生じるドップラ周波数を想定し受信周波数帯域をシフトしたパルス圧縮フィルタを用いて、パルス信号を圧縮することで第5のパルス信号を生成する第5のパルス圧縮部と、第1のパルス信号、第2のパルス信号、第3のパルス信号、第4のパルス信号、および第5のパルス信号の信号対雑音比のうち最も高い信号対雑音比を用いて目標の相対速度および目標の相対位置を算出するドップラ処理部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、レーダリソースの消耗を抑制することができるレーダ装置を得ることができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかるレーダ装置を示す図 実施の形態1にかかる制御回路を示す図 実施の形態1にかかるレーダ装置を詳細に示す図 実施の形態1にかかるパルス圧縮部ごとのパルス信号を示す図 実施の形態1にかかるパルス圧縮部ごとのパルス信号の信号対雑音比を示す図 実施の形態1にかかる目標の対勢を示す図 実施の形態2にかかるレーダ装置を示す図
以下に、レーダ装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかるレーダ装置を示す図である。レーダ装置100は、アンテナ30と、信号処理部1と、追尾計算部2と、ビーム制御部3と、アンテナインターフェイス部4と、送受信部5と、を備える。
アンテナ30は、直線状周波数変調を施したビームを目標に照射し、照射したビームの反射波を受信する。送受信部5は、アンテナ30が照射するビームの送受信のタイミングの制御を行う。また、送受信部5には、アンテナ30から目標からの信号である実数部および虚数部で表されるレーダ受信ビデオが入力される。また、送受信部5は、レーダ受信ビデオを信号処理部1に出力する。信号処理部1は、レーダ受信ビデオを用いて追尾目標位置、測角誤差などの目標の位置に関する情報を示す目標検出結果を生成し、目標検出結果を追尾計算部2に出力する。また、信号処理部1は、レーダ受信ビデオの受信電力があらかじめ定められたしきい値を超える場合、検定要求をビーム制御部3に出力する。
追尾計算部2は、目標検出結果を用いて、目標の未来位置の予測、速度計算などを行い、これらの結果である追尾目標諸元をビーム制御部3に出力する。ビーム制御部3は、検定要求および追尾目標諸元を用いて、PRF(Pulse Repetition Frequency)、パルス幅、ヒット数などのビームパラメータを算出し、信号処理部1およびアンテナインターフェイス部4に出力する。アンテナインターフェイス部4は、ビームパラメータに基づいて、アンテナ30にビームを形成するためのアンテナ素子の位相の情報を設定する。また、アンテナインターフェイス部4は、ビームパラメータに基づいて、送受信部5にビームの送受信のタイミングを出力する。
レーダ装置100のハードウェア構成について説明する。信号処理部1、追尾計算部2、ビーム制御部3、アンテナインターフェイス部4、および送受信部5は、各処理を行う電子回路である処理回路により実現される。
本処理回路は、専用のハードウェアであっても、メモリ及びメモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央演算装置)を備える制御回路であってもよい。ここでメモリとは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスクなどが該当する。図2は、実施の形態1にかかる制御回路を示す図である。本処理回路がCPUを備える制御回路である場合、この制御回路は例えば、図2に示す構成の制御回路200となる。
図2に示すように、制御回路200は、CPUであるプロセッサ200aと、メモリ200bとを備える。図2に示す制御回路200により実現される場合、プロセッサ200aがメモリ200bに記憶された、各処理に対応するプログラムを読みだして実行することにより実現される。また、メモリ200bは、プロセッサ200aが実施する各処理における一時メモリとしても使用される。
図3は、実施の形態1にかかるレーダ装置100を詳細に示す図である。信号処理部1は、アナログデジタル変換部6と、第1のパルス圧縮部7と、第2のパルス圧縮部20と、第3のパルス圧縮部21と、振幅検出部8-1~8-3と、PDI(Post Detection Integral)部9-1~9-3と、目標検出部10-1~10-3と、ドップラ処理部22と、を備える。振幅検出部8-1~8-3のそれぞれを区別せずに示すときは、振幅検出部8と呼ぶ。PDI部9-1~9-3のそれぞれを区別せずに示すときは、PDI部9と呼ぶ。目標検出部10-1~10-3のそれぞれを区別せずに示すときは、目標検出部10と呼ぶ。
アナログデジタル変換部6は、受信信号であるレーダ受信ビデオをデジタル信号に変換し、デジタル変換されたレーダ受信ビデオを第1のパルス圧縮部7、第2のパルス圧縮部20、および第3のパルス圧縮部21にそれぞれ出力する。第1のパルス圧縮部7は、パルス幅を狭くする第1のパルス圧縮フィルタを備える。第1のパルス圧縮部7は、第1のパルス圧縮フィルタを用いて、デジタル変換されたレーダ受信ビデオから得られる送信パルスを、ビームを送信したときのパルス幅より狭い第1のパルス信号に圧縮し、圧縮した第1のパルス信号を振幅検出部8-1に出力する。
第2のパルス圧縮部20は、レーダ装置100に向かって第1の速度で近づいてくる目標により生じるドップラ周波数を想定し受信周波数帯域をシフトした第2のパルス圧縮フィルタを備える。第2のパルス圧縮部20は、第2のパルス圧縮フィルタを用いて、デジタル変換されたレーダ受信ビデオから得られる送信パルスを、第2のパルス信号に圧縮し、圧縮した第2のパルス信号を振幅検出部8-2に出力する。
第3のパルス圧縮部21は、レーダ装置100から第1の速度で遠ざかる目標により生じるドップラ周波数を想定し受信周波数帯域をシフトした第3のパルス圧縮フィルタを備える。第3のパルス圧縮部21は、第3のパルス圧縮フィルタを用いて、デジタル変換されたレーダ受信ビデオから得られる送信パルスを第3のパルス信号に圧縮し、圧縮した第3のパルス信号を振幅検出部8-3に出力する。第1の速度は、たとえば、目標の最大速度である。
振幅検出部8は、パルス信号を用いて振幅値を求め、求めた振幅値をPDI部9に出力する。PDI部9は、ビームパラメータの1つとして設定されるパルス積分数に従い振幅値を積分することで、振幅値の雑音対信号比を改善し、積分後の振幅値を目標検出部10に出力する。目標検出部10は、積分後の振幅値の信号対雑音比を算出する。また、目標検出部10は、目標を検出するための振幅値のあらかじめ定められたしきい値と、積分後の振幅値とを比較することで目標の検出の有無を判定し、目標を検出したと判定した場合、目標の目標検出結果と、積分後の振幅値の信号対雑音比とをドップラ処理部22に出力する。
ドップラ処理部22は、第1のパルス圧縮部7、第2のパルス圧縮部20、および第3のパルス圧縮部21にそれぞれ対応する目標検出部10-1~10-3が出力する、第1のパルス信号の信号対雑音比、第2のパルス信号の信号対雑音比、および第3のパルス信号の信号対雑音比を比較して最も高い信号対雑音比を求める。また、ドップラ処理部22は、最も高い信号対雑音比を用いて目標の対勢を示すドップラ情報を求め、ドップラ情報および検定要求を追尾計算部2に出力する。また、ドップラ処理部22は、最も高い信号対雑音比を用いて目標の相対速度および目標の相対位置を算出する。ドップラ処理部22の動作の詳細は後述する。
追尾計算部2は、追尾フィルタ部11と、追尾要求データ生成部12と、を備える。追尾フィルタ部11は、目標検出結果に基づいて追尾目標の未来位置の予測および追尾目標の速度計算を行い、追尾目標の未来位置および目標接近速度を追尾要求データ生成部12に出力する。追尾要求データ生成部12は、追尾目標の未来位置および目標接近速度を追尾目標諸元としてビーム制御部3に出力する。
ビーム制御部3は、既追尾目標緒元格納部13と目標判定部19と、第1の検定パラメータ算出部14と、追尾パラメータ算出部15と、捜索ビームスポットマップ生成部16と、捜索パラメータ算出部17と、スケジューリング部18と、を備える。
既追尾目標緒元格納部13は、追尾目標諸元に基づいて追尾している全目標の諸元を格納する。目標判定部19は、ドップラ情報、検定要求、および追尾している目標の諸元に基づいて、目標に検定のためのビームを要求する検定ビーム要求を第1の検定パラメータ算出部14に出力する。第1の検定パラメータ算出部14は、検定ビーム要求に対して探知確率を上げて再度目標かどうか、つまり目標の候補に近いところを探索するためのビームパラメータを計算する。検定ビーム要求は、第1の情報である。追尾パラメータ算出部15は、追尾目標諸元で指示される追尾要求精度を得るためのビームパラメータを計算する。捜索ビームスポットマップ生成部16は、あらかじめ定められた捜索覆域のビームスポットを生成し格納する。
捜索パラメータ算出部17は、あらかじめ定められた捜索覆域を、あらかじめ定められた捜索時間の間隔で、かつ最大探知距離を満足するためのビームスポットを捜索ビームスポットマップ生成部16から取得し、ビームパラメータを計算する。スケジューリング部18は、第1の検定パラメータ算出部14と追尾パラメータ算出部15と捜索パラメータ算出部17とから入力される各々のビームパラメータを単位時間ごとに、決められた優先順位で並べ、アンテナインターフェイス部4にビームパラメータとして送出する。
信号処理部1の動作について説明する。第2のパルス圧縮部20は、レーダ装置100に向かって第1の速度で近づいてくる目標により生じるドップラ周波数を想定し、送信パルスの受信周波数帯域をシフトする第2のパルス圧縮フィルタを用いてパルスを圧縮する。第3のパルス圧縮部21は、同様に直線周波数変調をかけた送信パルスが、レーダ装置100から第1の速度で遠ざかる目標により生じるドップラ周波数を想定し、受信周波数帯域をシフトした第3のパルス圧縮フィルタを用いてパルスを圧縮する。第1のパルス圧縮部7は、直線周波数変調をかけた送信パルスが目標速度による変調を受けずに受信されることを想定した通常使用される第1のパルス圧縮フィルタを用いてパルスを圧縮する。上記3つのパルス圧縮フィルタで目標の検出を行った場合、実際の目標速度のドップラ周波数に近いドップラ周波数で圧縮されたパルスは、他のパルスよりも信号対雑音比は良くなる。このため、目標速度で生じるドップラ周波数に近いものの順で信号対雑音比は良くなる。目標速度とは、目標とレーダ装置100との相対速度である。
図4は、実施の形態1にかかるパルス圧縮部ごとのパルス信号を示す図である。図4では、縦軸を目標との距離、横軸を受信信号として表す。第1のパルス圧縮部7が出力するパルス信号はパルス信号31である。第2のパルス圧縮部20が出力するパルス信号はパルス信号32である。第3のパルス圧縮部21が出力するパルス信号はパルス信号33である。パルス信号33のパルスは、パルス信号31およびパルス信号32に比べて小さい。
図5は、実施の形態1にかかるパルス圧縮部ごとのパルス信号の信号対雑音比を示す図である。図5では、縦軸を信号対雑音比として表す。パルス信号31の信号対雑音比をSN41で示す。パルス信号32の信号対雑音比をSN42で示す。パルス信号33の信号対雑音比をSN43で示す。図5で示されるように、SN43の値は、SN41およびSN42に比べて小さい。
図6は、実施の形態1にかかる目標の対勢を示す図である。ドップラ処理部22は、SN41、SN42、およびSN43の3つの信号対雑音比を用いて図6に示すようにドップラ方向、つまり目標がレーダ装置100に近づく対勢、つまり近対勢であるか、レーダ装置100から遠ざかる対勢、つまり遠対勢であるかを判断する。目標速度で生じるドップラ周波数に近いものの順で信号対雑音比は良くなるため、SN42>SN41>SN43である場合、目標の対勢は、近対勢である。SN43>SN41>SN42である場合、目標の対勢は、遠対勢である。SN41>SN42>SN43である場合、目標の対勢は、近対勢である。SN41>SN43>SN42である場合、目標の対勢は、遠対勢である。3つの信号対雑音比がこれら以外の大小関係である場合、ドップラ処理部22は、目標の対勢を判定することができない。図5で示される信号対雑音比の関係の場合、SN43の値が一番小さいため、目標の対勢は近対勢である。
また、本実施の形態では、レーダ装置100は、第2のパルス圧縮部20、および第3のパルス圧縮部21を備えたが、レーダ装置100から第1の速度ではなく第1の速度とはことなる第2の速度で遠ざかる目標により生じるドップラ周波数を想定し、受信周波数帯域をシフトしたパルス圧縮フィルタを用いて、第4のパルス信号を生成する第4のパルス圧縮部を少なくとも1つ備えても良い。または、レーダ装置100は、第2の速度で遠ざかる目標により生じるドップラ周波数を想定し、受信周波数帯域をシフトしたパルス圧縮フィルタを用いて、第5のパルス信号を生成する第5のパルス圧縮部を少なくとも1つ備えても良い。このとき、ドップラ処理部22は、第4のパルス信号および第5のパルス信号を用いて最も高い信号対雑音比を判定する。このように、ドップラ対応のパルス圧縮部を増やせば増やすほど、信号対雑音比が最も良くなる目標速度を求めることができ、1種類の信号で目標を捜索および検定することができるため、レーダリソースの消耗を抑制することができる。また、レーダ装置100は、クラッタが多い環境であっても1種類の信号で目標を捜索および検定できるため、誤警報によるレーダリソース消耗および捜索性能の劣化を抑制することができる。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2にかかるレーダ装置100aを示す図である。なお、実施の形態1と重複する機能部に関しては説明を省略する。レーダ装置100aは、検定切替部23と、第2の検定パラメータ算出部24とを備える。検定切替部23は、実施の形態1で算出した目標の相対位置および相対速度の探知確率に応じて検定方式を切り替える。
レーダ装置100aの動作について説明する。検定切替部23は、目標の相対位置および目標の相対速度を用いて探知確率を計算する。また、検定切替部23は、探知確率があらかじめ定められた値以上であれば、検定ではなく目標の追尾に移行させるため第2の検定パラメータ算出部24に追尾に移行させることを示す第2の情報を出力する。第2の検定パラメータ算出部24は、検定ビーム要求に基づいて、追尾するビームのビームパラメータをレーダ方程式から算出し、ビームパラメータをスケジューリング部18に出力する。探知確率があらかじめ定められた値より小さく、追尾に移行できない場合、検定切替部23は、第1の検定パラメータ算出部14に検定ビーム要求を出力し、検定を実施するよう指示する。
以上説明したように、本実施の形態では、レーダ装置100aが目標の検出位置の誤差により、ドップラを用いた信号対雑音比で目標の正確な相対位置および相対速度が求めることができなくても、検定切替部23が探知確率を算出し、探知確率を用いることで、探知確率があらかじめ定められた値より小さい場合は従来の検定を実施することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 信号処理部、2 追尾計算部、3 ビーム制御部、4 アンテナインターフェイス部、5 送受信部、6 アナログデジタル変換部、7 第1のパルス圧縮部、8,8-1~8-3 振幅検出部、9,9-1~9-3 PDI部、10,10-1~10-3 目標検出部、11 追尾フィルタ部、12 追尾要求データ生成部、13 既追尾目標緒元格納部、14 第1の検定パラメータ算出部、15 追尾パラメータ算出部、16 捜索ビームスポットマップ生成部、17 捜索パラメータ算出部、18 スケジューリング部、19 目標判定部、20 第2のパルス圧縮部、21 第3のパルス圧縮部、22 ドップラ処理部、23 検定切替部、24 第2の検定パラメータ算出部、30 アンテナ、31~33 パルス信号、41~43 SN、100,100a レーダ装置、200 制御回路、200a プロセッサ、200b メモリ。

Claims (2)

  1. 目標からの信号を受信する送受信部と、
    前記信号を前記信号のパルス幅より狭いパルス信号に圧縮することで第1のパルス信号を生成する第1のパルス圧縮部と、
    第1の速度で近づいてくる前記目標により生じる前記信号のドップラ周波数を想定し受信周波数帯域をシフトしたパルス圧縮フィルタを用いて、前記信号を圧縮することで第2のパルス信号を生成する第2のパルス圧縮部と、
    前記第1の速度で遠ざかる前記目標により生じる前記信号のドップラ周波数を想定し受信周波数帯域をシフトしたパルス圧縮フィルタを用いて、前記信号を圧縮することで第3のパルス信号を生成する第3のパルス圧縮部と、
    前記第1の速度とは異なる第2の速度で近づいてくる目標により生じるドップラ周波数を想定し受信周波数帯域をシフトしたパルス圧縮フィルタを用いて、パルス信号を圧縮することで第4のパルス信号を生成する第4のパルス圧縮部と、
    前記第2の速度で遠ざかる目標により生じるドップラ周波数を想定し受信周波数帯域をシフトしたパルス圧縮フィルタを用いて、パルス信号を圧縮することで第5のパルス信号を生成する第5のパルス圧縮部と、
    前記第1のパルス信号、前記第2のパルス信号、前記第3のパルス信号、前記第4のパルス信号、および前記第5のパルス信号の信号対雑音比のうち最も高い信号対雑音比を用いて前記目標の相対速度および前記目標の相対位置を算出するドップラ処理部と、
    を備えることを特徴とするレーダ装置。
  2. あらかじめ定められた目標を検出するための振幅値のしきい値と、雑音対信号比を改善した後の振幅値とを比較することで、目標の検出の有無を判定し、目標を検出したと判定した場合、前記目標の位置の情報を出力する目標検出部と、
    前記目標の位置および前記目標の速度を用いて探知確率を計算し、前記探知確率があらかじめ定められた値より小さい場合、前記目標を検定するためのビームを要求する第1の情報を出力し、前記探知確率があらかじめ定められた値以上の場合、前記目標を追尾するためのビームを要求する第2の情報を出力する検定切替部と、
    前記第1の情報に基づいて、探知確率を上げて再度前記目標かどうかを確認するためのビームパラメータを計算する第1の検定パラメータ算出部と、
    前記第2の情報に基づいて、前記目標を追尾するビームのビームパラメータを算出する、第2の検定パラメータ算出部と、
    前記ビームパラメータに基づいて、ビームの位相の情報を設定するアンテナインターフェイス部と、
    前記ビームを照射するアンテナと、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のレーダ装置。
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