JP7330096B2 - グロメット - Google Patents
グロメット Download PDFInfo
- Publication number
- JP7330096B2 JP7330096B2 JP2019236571A JP2019236571A JP7330096B2 JP 7330096 B2 JP7330096 B2 JP 7330096B2 JP 2019236571 A JP2019236571 A JP 2019236571A JP 2019236571 A JP2019236571 A JP 2019236571A JP 7330096 B2 JP7330096 B2 JP 7330096B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- base portion
- grommet
- hole
- push
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Insulating Bodies (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
弾性ゴムにより形成されてパネルの貫通孔に取り付けられるグロメットであって、
内径が漸次縮小する錐台状の基体部と、
前記基体部の小径側に設けられて両端が開口する貫通状管部と、
前記基体部の大径側に設けられて前記パネルの表面に係合して抜け止めする抜止部と、
前記基体部の大径の端部と前記抜止部との間に設けられて前記貫通孔の内周縁が係合するパネル係合溝と、
前記基体部の内側に設けられ、前記パネルの貫通孔に取り付ける際に押し込む押込部と、を備え、
前記押込部を押し込んで前記パネルの貫通孔に取り付ける際に、前記基体部の体積歪みが0.3以上となるように形成されていることを要旨とする。
このように、パネルの貫通孔に取り付ける際における基体部の体積歪みが0.3以上となるようにすることで、当該基体部が貫通孔を通り抜けた際に急激な抵抗変化を生起させることができ、パネル係合溝にパネルが嵌合した確かな感触、すなわち良好な節度感が得られる。また、パネルの貫通孔を基体部が通り抜けるだけで当該貫通孔の内周縁がパネル係合溝に係合し、グロメットがパネルに取り付けられるから、グロメット全体を簡単な形状にすることができ、パネルへの取り付け時の挿入荷重の増大を抑制することができる。
前記押込部は、前記基体部においてパネルの貫通孔に挿通される大径側の端部から押込面までの押し込み方向の間隔が-1mm~+5mmの範囲となるように形成されていることを要旨とする。
このように、基体部における大径側の端部から押込面までの押し込み方向の間隔が-1mm~+5mmの範囲となるように押込部を形成することで、パネルの貫通孔に取り付ける際における基体部の体積歪みを0.3以上として良好な節度感を得ることができる。
前記基体部は、JIS K6253に基づく硬度が50~80の範囲となる弾性ゴムにより形成されていることを要旨とする。
このように、基体部を硬度が50~80の範囲となる弾性ゴムで形成することで、パネルの貫通孔に取り付ける際における基体部の体積歪みを0.3以上とすることができ、良好な節度感が得られる。
このグロメット10は、図1に示すように、EPDMゴム等の弾性変形可能な弾性ゴムにより一体成形されており、自動車MTの車室HRの前方に設けられた電動モータが設置された車両前方のモータルームMRと燃料電池BATの収容室HR内とを隔てるパネル50の貫通孔50aに取り付けて用いられる。またこのグロメット10には、燃料電池に対するガス排出用のホース(図示せず)を中継接続する接続管30が取り付けられており、モータルームMR側のホースと収容室HR側のホースの夫々を接続管30に接続して中継することで、発熱時に燃料電池BATで発生するガスを収納室HR外に放出し得るようにしている。
ここで、試験体1~試験体5とするグロメット10を作成し、パネル50に形成した内径25mmとした貫通孔50aにグロメット10を取り付ける取付試験を行った。その取付試験の結果を表1に示す。この試験体1~試験体5のグロメット10は、JIS K6253に基づいてデュロメータ硬さ試験機(タイプA)で測定した硬度が60のEPDMゴムを用いて基体部12の厚み:1.4mm、基体部12の環状端部12bの外周径:17.8mm、パネル係合溝16の外周径2.6mm、押込部20の厚み:2.5mmとなるように形成した。また、基体部12をパネル50の貫通孔50aに押し込む過程で基体部12の環状端部12bが貫通孔50aの開口縁に臨んだ状態で、パネル面52に対する押込部20の押込面20aは、試験体1では+4.5mmに位置し、試験体2では+0.2mmに位置し、試験体3では-0.5mmに位置し、試験体4では-2.5mmに位置し、試験体5では-4.5mmに位置するように、各試験体に押込部20を形成してある。なお、パネル50の貫通孔50aに対するグロメット10の挿入速度は、10mm/minとした。
前述した実施例の構成に限定されず、例えば以下のように変更することができる。
(1) 押込部20を円筒状に形成するようにしたが、円筒状である必要はなく、例えば角筒状に形成するようにしてもよい。
(2) 押込部20は、壁面が連続した円筒状である必要はなく、押込部20を複数形成し、複数の押込部20で例えば円筒状をなすようにしてもよい。また、分割した複数の押込部20の間に隙間を形成するようにしてもよい。押込部20の壁面を連続した形状に形成した場合には、当該押込部20の押込面20aを押し込んだ際に、基体部12に対して均等になるように力を作用させることができる利点がある。
(3) 実施例では、グロメット10に接続管30を取り付けるようにしたが、接続管30を省略することも可能である。すなわち、グロメット10の押込部20の押込面20aを作業者の手指や工具等で押し込むようにしてもよい。また貫通孔18aにワイヤハーネスを挿通するグロメット10に適用し得ることは当然である。また、グロメット10は、収容室HRを隔てるパネル50に取り付ける構成に限られず、空間を仕切るように設けた各種パネルに取り付けることができるものである。
18 貫通状管部,20 押込部
Claims (3)
- 弾性ゴムにより形成されてパネルの貫通孔に取り付けられるグロメットであって、
内径が漸次縮小する錐台状の基体部と、
前記基体部の小径側に設けられて両端が開口する貫通状管部と、
前記基体部の大径側に設けられて前記パネルの表面に係合して抜け止めする抜止部と、
前記基体部の大径の端部と前記抜止部との間に設けられて前記貫通孔の内周縁が係合するパネル係合溝と、
前記基体部の内側に設けられ、前記パネルの貫通孔に取り付ける際に押し込む押込部と、を備え、
前記押込部を押し込んで前記パネルの貫通孔に取り付ける際に、前記基体部の体積歪みが0.3~0.5となるように形成されている
ことを特徴とするグロメット。 - 前記押込部は、前記基体部においてパネルの貫通孔に挿通される大径側の端部から押込面までの押し込み方向の間隔が-1mm~+5mmの範囲となるように形成されていることを特徴とする請求項1記載のグロメット。
- 前記基体部は、JIS K6253に基づく硬度が50~80の範囲となる弾性ゴムにより形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のグロメット。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019236571A JP7330096B2 (ja) | 2019-12-26 | 2019-12-26 | グロメット |
JP2023129064A JP2023164808A (ja) | 2019-12-26 | 2023-08-08 | グロメット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019236571A JP7330096B2 (ja) | 2019-12-26 | 2019-12-26 | グロメット |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023129064A Division JP2023164808A (ja) | 2019-12-26 | 2023-08-08 | グロメット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021106461A JP2021106461A (ja) | 2021-07-26 |
JP7330096B2 true JP7330096B2 (ja) | 2023-08-21 |
Family
ID=76919619
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019236571A Active JP7330096B2 (ja) | 2019-12-26 | 2019-12-26 | グロメット |
JP2023129064A Pending JP2023164808A (ja) | 2019-12-26 | 2023-08-08 | グロメット |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023129064A Pending JP2023164808A (ja) | 2019-12-26 | 2023-08-08 | グロメット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP7330096B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009225509A (ja) | 2008-03-13 | 2009-10-01 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | グロメット |
JP2017153325A (ja) | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 住友電装株式会社 | グロメットおよびこれを備えたワイヤハーネス |
JP2019016433A (ja) | 2017-07-03 | 2019-01-31 | 住友電装株式会社 | 電線束の止水構造 |
-
2019
- 2019-12-26 JP JP2019236571A patent/JP7330096B2/ja active Active
-
2023
- 2023-08-08 JP JP2023129064A patent/JP2023164808A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009225509A (ja) | 2008-03-13 | 2009-10-01 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | グロメット |
JP2017153325A (ja) | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 住友電装株式会社 | グロメットおよびこれを備えたワイヤハーネス |
JP2019016433A (ja) | 2017-07-03 | 2019-01-31 | 住友電装株式会社 | 電線束の止水構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2023164808A (ja) | 2023-11-14 |
JP2021106461A (ja) | 2021-07-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6675439B2 (en) | Grommet | |
EP2109191B1 (en) | Electrical connector | |
EP2051336B1 (en) | Connector apparatus | |
JP7330096B2 (ja) | グロメット | |
US20140157736A1 (en) | Air cleaner mounted in engine of vehicle | |
US9397414B2 (en) | Hole mounting device of panel for vehicle | |
US8029305B2 (en) | Connector mounting structure, connector, a grommet and mounting method | |
US10988017B2 (en) | Transmission mount for vehicle | |
JP5550399B2 (ja) | ワイヤーハーネス用のグロメット | |
JP5313631B2 (ja) | 内装部材の取付構造 | |
JP2017047758A (ja) | クランプ構造 | |
US8158894B2 (en) | Housing having an electrical component and an electrical feed line | |
JP2006353062A (ja) | 保持構造体 | |
EP3137341B1 (en) | Fixing and sealing system for door connector | |
US20150307139A1 (en) | Watertight appratus of exterior component for vehicle | |
JP6376172B2 (ja) | 自動車の配索体ホルダ構造 | |
JP5539087B2 (ja) | ワイヤーハーネス用のグロメット | |
JP5365429B2 (ja) | グロメット | |
JP2002171636A (ja) | 電気接続箱の取付構造 | |
JP3739984B2 (ja) | ケーブルシール構造 | |
JP2606342Y2 (ja) | 配線用グロメット | |
JPH037664Y2 (ja) | ||
KR20070009910A (ko) | 자동차용 그로밋의 장착 구조 | |
CN107069316B (zh) | 电连接元件 | |
JP2021046091A (ja) | 車両フロア構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220711 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230502 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230621 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230711 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230808 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7330096 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |