JP7329708B1 - 情報処理装置、及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】出稿に関するクロスメディアの効果を適切に且つ容易に評価する。【解決手段】本発明では、複数の対象者に対して実施されたアンケート調査の結果に基づき、第1メディアに接触して広告への接触による態度変容が1以上の項目に該当する第1該当者の人数、第2メディアに接触して広告への接触による態度変容が1以上の項目に該当する第2該当者の人数、第1メディア及び第2メディアの双方に接触して広告への接触による態度変容が1以上の項目に該当する第3該当者の人数を集計する。また、第1メディアに接触した対象者の人数に対する第1該当者の人数の第1割合と、第2メディアに接触した対象者の人数に対する第2該当者の人数の第2割合と、双方に接触した対象者の人数に対する第3該当者の人数の第3割合と、を算出し、その算出結果に基づいて、単独メディア効果とクロスメディア効果とを比較する。【選択図】図8

Description

本発明は、商材に関する広告が出稿される複数のメディアについて、出稿の効果を評価するための情報処理装置、及び情報処理方法に関する。
商材に関する広告をメディアに出稿する場合の効果を評価することは、適正な出稿予算を設定する上で重要である。出稿効果を評価する方法としては、出稿先のメディアへの接触率(リーチ等)を算出することが一般的である。また、出稿効果として、メディアに出稿された広告が態度変容にどの程度寄与するかを表す指標を算出することがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1によれば、上記の指標(特許文献1では、「態度変容寄与指標」と表記)は、例えば、広告が出稿されるメディアへの接触者数と、メディアの種類に応じたパラメータ(態度変容パラメータ)とを乗じることで算出される。なお、メディアへの接触者数は、メディア接触状況に関する調査結果のデータに基づいて集計することができる。
また、複数のメディアに広告を出稿しようとする場合には、複数のメディアの併用による効果、いわゆるクロスメディア効果を評価することが重要となる。クロスメディア効果は、一般的に、個々のメディアに単独で出稿する場合の効果(単独メディア効果)とは相違する。
特許第7168803号
クロスメディア効果を評価する従来の方法としては、例えば、クロスメディアの組み合わせに適した評価モデルを構築し、そのモデルを利用して評価する方法が挙げられる。しかし、メディアの組み合わせに適した評価モデルを構築するには、その組み合わせに係る複数のメディアの利用実態や各メディアの特徴等を考慮する必要があり、汎用性に乏しく、また、モデル構築に手間及び時間が掛かってしまう。
また、クロスメディア効果を評価する上で、特許文献1のように態度変容に対する指標を算出する場合、当該指標は、通常、メディアの組み合わせに応じて変化する傾向にある。以上の点を踏まえると、クロスメディア効果として上記の指標を算出する場合には、メディアの組み合わせ等を考慮して適切に算出する必要がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、以下に示す目的を解決することを課題とする。具体的には、本発明は、従来技術の問題点を解決し、出稿に関するクロスメディアの効果を適切に且つ容易に評価するための装置及び方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、複数の対象者に対して実施されたアンケート調査の結果を取得する取得部と、アンケート調査の結果に基づき、商材に関する広告が出稿される第1メディア及び第2メディアについて、出稿の効果を評価するための処理を実行する処理部と、を備え、広告への接触による対象者の意識の変化に関して複数の項目が設定されている場合、処理部は、第1メディアに接触し、且つ、第1メディアを通じた広告への接触により変化した意識が複数の項目のうちの1以上の項目に該当する第1該当者の人数を集計する第1集計処理と、第2メディアに接触し、且つ、第2メディアを通じた広告への接触により変化した意識が1以上の項目に該当する第2該当者の人数を集計する第2集計処理と、第1メディア及び第2メディアの双方に接触し、且つ、当該双方の少なくとも一方を通じた広告への接触により変化した意識が1以上の項目に該当する第3該当者の人数を集計する第3集計処理と、第1メディアに接触した対象者の人数に対する第1該当者の人数の第1割合と、第2メディアに接触した対象者の人数に対する第2該当者の人数の第2割合と、双方に接触した対象者の人数に対する第3該当者の人数の第3割合と、を算出する算出処理と、第1割合、第2割合、及び第3割合に基づき、第1メディア及び第2メディアのいずれか一方への出稿の効果と、双方への出稿の効果とを比較する比較処理と、を実行することを特徴とする。
上記のように構成された本発明の情報処理装置によれば、複数の対象者に対して実施されたアンケート調査の結果に基づき、広告出稿に関するクロスメディアの効果を適切に且つ容易に評価することができる。
また、第1集計処理では、第1該当者の人数を項目毎に集計し、第2集計処理では、第2該当者の人数を項目毎に集計し、第3集計処理では、第3該当者の人数を項目毎に集計し、算出処理では、第1割合、第2割合、及び第3割合を項目毎に算出してもよい。
上記の構成によれば、広告への接触による意識の変化に関して設定された複数の項目のそれぞれについて、クロスメディア効果を評価することができる。
また、比較処理では、第1割合に対する第3割合の比、及び、第2割合に対する第3割合の比の少なくとも一つを算出してもよい。
上記の構成によれば、クロスメディア効果に関する評価指標をより簡単に取得することができる。
また、第1メディアと第2メディアは、提供方式の種類が異なるメディアであり、第1メディアは、放送メディアであり、第2メディアは、インターネットを通じて配信されるメディアであってもよい。
上記の構成によれば、放送メディアとインターネットで配信されるメディアとの組み合わせについて、クロスメディア効果を適切に且つ容易に評価することができる。
また、処理部は、第1メディアと第2メディアとの組み合わせを変えて、第1集計処理、第2集計処理、第3集計処理、算出処理及び比較処理を組み合わせの種類毎に実行してもよい。
上記の構成によれば、クロスメディアにおける複数のメディアの組み合わせを変えながら、それぞれの組み合わせの種類について、クロスメディア効果を評価することができる。これにより、より高い訴求効果が得られる第1メディアと第2メディアの組み合わせを選定することが可能となる。
また、処理部は、予め設定された属性を有する対象者からのアンケート調査の結果に基づいて、第1メディア及び第2メディアについて、出稿の効果を評価するための処理を実行してもよい。
上記の構成によれば、予め設定された属性を有する者(いわゆるターゲット)に対するクロスメディア効果を適切に且つ容易に評価することができる。
また、前述した課題を解決するために、本発明の情報処理方法は、コンピュータが、複数の対象者に対して実施されたアンケート調査の結果を取得する工程と、コンピュータが、アンケート調査の結果に基づき、商材に関する広告が出稿される第1メディア及び第2メディアについて、出稿の効果を評価するための処理を実行する工程と、を備え、広告への接触による対象者の意識の変化に関して複数の項目が設定されている場合、出稿の効果を評価するための処理を実行する工程において、コンピュータは、第1メディアに接触し、且つ、第1メディアを通じた広告への接触により変化した意識が複数の項目のうちの1以上の項目に該当する第1該当者の人数を集計する第1集計処理と、第2メディアに接触し、且つ、第2メディアを通じた広告への接触により変化した意識が1以上の項目に該当する第2該当者の人数を集計する第2集計処理と、第1メディア及び第2メディアの双方に接触し、且つ、当該双方の少なくとも一方を通じた広告への接触により変化した意識が1以上の項目に該当する第3該当者の人数を集計する第3集計処理と、第1メディアに接触した対象者の人数に対する第1該当者の人数の第1割合と、第2メディアに接触した対象者の人数に対する第2該当者の人数の第2割合と、双方に接触した対象者の人数に対する第3該当者の人数の第3割合と、を算出する算出処理と、第1割合、第2割合、及び第3割合に基づき、第1メディア及び第2メディアのいずれか一方への出稿の効果と、双方への出稿の効果とを比較する比較処理と、を実行することを特徴とする。
上記の方法によれば、広告出稿に関するクロスメディアの効果を適切に且つ容易に評価することができる。
本発明によれば、複数の対象者に対して実施されたアンケート調査の結果に基づき、広告出稿に関するクロスメディアの効果を、簡単に且つ適切に評価することができる。
広告出稿に関するメディアの効果を評価する仕組みについての説明図である。 第1割合の算出結果の一例を示す図である。 第2割合の算出結果の一例を示す図である。 第3割合の算出結果の一例を示す図である。 第1比及び第2比の算出結果の一例を示す図である。 本発明の一つの実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。 本発明の一つの実施形態に係る情報処理装置の機能についての説明図である。 本発明の一つの実施形態に係る情報処理フローを示す図である。
本発明の一実施形態(本実施形態)に係る情報処理装置及び情報処理方法について、添付の図面を参照しながら、以下に詳細に説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするために挙げた一例にすぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、以下に説明する実施形態から変更又は改良され得る。また、本発明には、その等価物が含まれる。
また、本実施形態についての説明に際して、本明細書中の幾つかの文言(用語)について、本明細書での定義、意味、及び解釈を以下に説明する。
[装置]
本明細書において、「装置」は、単独で特定の機能を発揮する一つの装置を含み、また、分散して存在しているものの特定の機能を発揮するために協働する複数の装置の組み合わせも含むものである。
[人(ヒト)・者]
本明細書において、「人(ヒト)」及び「者」は、主として個人のことであるが、世帯等のグループ、企業等の法人、法人以外の団体等も「人(ヒト)」及び「者」の範疇に含まれることとする。
[メディア]
本明細書において、「メディア」は、情報伝達媒体のことであり、特に、広告媒体を意味する。つまり、メディアには商材に関する広告が出稿され、人は、メディアを通じて広告に接触する。メディアは、様々な提供方式にて提供され、メディアの種類は、提供方式に応じて分類される。例えば、メディアには、放送メディア、出版メディア、交通機関用メディア、及びインターネットメディア等が含まれる。
放送メディアには、テレビ放送及びラジオ放送が含まれ、より詳しくは、地上波放送、ケーブル放送(有線放送)、BS放送及び衛星放送等が該当する。
出版メディアには、新聞、雑誌、フリーマガジン、会員誌及びその他の出版物が該当し、また、電子書籍も出版メディアに含まれる。
交通機関用メディアには、電車やバスの中吊り広告、車内ディスプレイに表示される広告、電車等の車両の車体に掲載されるラッピング広告、並びに、駅構内等に設置されるポスター及びデジタルサイネージ等が該当する。
インターネットメディアには、インターネットを通じて配信されるWebサイト、Web広告、及び、動画コンテンツやオンラインゲームのようなWeb配信コンテンツ等が該当する。また、Webサイトには、電子商取引(EC)サイト、検索サイト、動画投稿サイト、及び、ソーシャルネットワークサービス(SNS)のWebサイトが含まれる。また、インターネットメディアには、インターネットテレビ及びIPサイマルラジオが含まれる。
なお、上述した種類以外にも、情報伝達媒体(広告媒体)となり得るものは、本発明の「メディア」に該当し得る。
[接触]
本明細書において、「メディアに接触する」とは、メディアを通じて送信(配信)される情報を見聞きすることを意味する。例えば、メディアが放送メディアである場合には、放送メディアにて放送される番組又は広告を視聴又は聴取することが、その放送メディアへの接触に該当する。なお、テレビの視聴には、放送される番組及びCMをリアルタイムで視聴することの他に、番組及びCMを録画等して一定期間内に再生して視聴したり、Web配信されるものを視聴したりする、いわゆるタイムシフト視聴が含まれてもよい。
また、メディアがインターネットメディアである場合には、インターネットメディアに相当するコンテンツを視聴、聴取又は閲覧することが、そのインターネットメディアへの接触に該当する。
[放送]
本明細書において、「放送」とは、多数の人に同時に視聴・聴取されることを目的として、電波を用いて音声情報、又は音声と映像との複合情報を送信することを意味し、具体的にはテレビ放送及びラジオ放送が「放送」に該当し、また、「放送」には有線放送及び無線放送の両方が含まれる。
[属性]
本明細書において、「属性」は、人を特徴付ける事項、具体的には身分、所属、経歴、性質、ステータス、所属、特徴、状況、状態、意識、及び傾向等であり、例えば人を分類する際に用いられる。属性には、人口統計学的属性(デモグラフィック)及び心理学的属性(サイコグラフィック)が含まれる。心理学的属性は、人の心理又は行動の傾向に関する属性である。
[商材]
本明細書において、「商材」は、市場で流通する商品及びサービス、これらを提供する企業又は自治体、事業、並びに、広告の対象となり得るその他の財及び価値を含む。また、「商品」は、購入対象の商材(金融商品等を含む)であり、有形又は無形を問わない。「サービス」は、利用対象の商材(役務)であり、それ単独で取引対象となり得る。
<<本実施形態に係る情報処理装置の概要>>
本実施形態に係る情報処理装置は、商材に関する広告が出稿されるメディアについて、出稿の効果を評価する目的で利用される。本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、図1に示すように調査会社Cが使用するサーバコンピュータ(以下、サーバ10)によって構成される。
サーバ10は、複数のメディアのそれぞれについて、出稿の効果を評価し、図1に示すように、その評価結果をユーザUに対して出力して通知する。ユーザUは、サーバ10から通知される情報を利用する者であり、換言すると、サーバ10の機能を間接的に利用する者である。つまり、ユーザUは、本実施形態に係る情報処理装置のユーザであると言える。
ユーザUは、例えば、サーバ10から通知される情報を、ユーザUが営む事業に活用することができる。具体的に説明すると、ユーザUは、例えば、自社の商材の広告を出稿するメディアを検討する際に、サーバ10から通知される出稿の効果に関する評価結果を利用することができる。これにより、ユーザUは、訴求効果が高いメディアを見つけ、そのメディアを通じて自社の商材の広告を効率よく行うことができる。
また、本実施形態において、サーバ10は、複数のメディアを併用して出稿する場合の効果、すなわち、クロスメディアによる出稿の効果(以降、クロスメディア効果ともいう)を評価する機能を有する。クロスメディアには、互いに提供方式が異なる2以上のメディアが含まれてもよい。あるいは、クロスメディアに含まれる複数のメディアのすべてにおいて、提供方式が同じでもよい。メディアの提供方式は、メディア利用者に対してメディアを提供する具体的手段であり、放送、インターネット配信(SNSによる拡散を含む)、雑誌等の出版物の販売や配布、及び、屋外機器の設置等を含む。
クロスメディア効果についての評価結果は、上述の通り、サーバ10からユーザUに向けて通知される。これにより、ユーザUは、通知された評価結果を参考にして、複数のメディアに広告を出稿するか否か、複数のメディアに出稿する場合には各メディアの種類を検討することができる。
なお、以下では、クロスメディアには、互いに提供方式が異なる第1メディア及び第2メディアが含まれていることとする。また、第1メディアは、放送メディア(例えば、テレビ)であることとし、第2メディアは、インターネットを通じて配信されるメディア(例えば、SNSコンテンツ)であることとする。ここで、第1メディア又は第2メディアとして設定されるメディアの範囲(粒度)は、後述するアンケート調査の内容に応じて決められ、調査内容が詳細であるほど、第1メディア又は第2メディアを細かく設定することができる。
<<アンケート調査について>>
本実施形態では、クロスメディア効果を評価するにあたり、アンケート調査を実施する。そして、サーバ10は、アンケート調査の結果を示す調査データを取得し、調査データに基づいて、商材に関する広告が出稿される複数のメディアの各々について、出稿の効果を評価するための処理を実行する。
アンケート調査について説明すると、アンケート調査は、複数の対象者(以下、モニタMともいう)に対して実施される。モニタMは、統計学的手法により母集団から無作為に、例えばエリアランダムサンプリング等の手法により選出される。アンケート調査におけるモニタMの人数は、調査目的を達成するのに十分なサンプル数(標本数)が得られる数に設定され、例えば、数千人規模のモニタMを対象としてアンケート調査が実施される。
なお、モニタMの選出方法については、上記の選出方法に限定されず、ランダムに選出する方法である限り、任意の方法を採用することができる。
アンケート調査は、予め設定された期間において実施され、各モニタMは、アンケート調査の実施期間内の行動に基づいてアンケートの各質問に回答する。アンケート調査の実施期間は、任意の期間に設定することができ、例えば1週間~数週間、1カ月~数カ月、あるいは1年等に設定してもよい。
各モニタMには、図1に示すように、回答用の情報端末(以下、回答端末12)が貸与される。回答端末12は、ブラウジング機能を有するパソコン、スマートフォン、タブレット型端末、及び携帯電話のような通信用端末である。各モニタMは、回答端末12を操作して、アンケート調査における複数の質問に回答する。モニタMがアンケート調査における複数の質問の全てを回答すると、回答端末12が、その時点で各質問の回答内容を示す回答データを生成し、サーバ10に向けて送信する。
サーバ10は、インターネット等の通信回線を介して、各モニタMの回答端末12から回答データを受信する。これにより、サーバ10は、モニタM分(詳しくは、アンケート調査における複数の質問の全てを回答したモニタMの人数分)の回答データを入手することができる。そして、モニタM分の回答データが、アンケート調査の結果を示す調査データに相当する。
なお、各モニタMから回答データを送信するタイミング等は、特に限定されず、例えばモニタMが全ての質問を回答した時点で全質問の回答内容を示す回答データを送信してもよい。あるいは、モニタMが質問を一問回答する度に、一質問分の回答内容を示す回答データが回答端末12からサーバ10に向けて送信されてもよい。
アンケート調査において、各モニタMは、生活及び行動に関する複数の調査項目について回答する。調査項目の中には、メディアへの接触状況に関する項目、広告への接触による意識の変化に関する項目、及び、モニタMの属性を特定するための項目が含まれている。
メディアへの接触状況に関する項目は、アンケート調査の実施期間内で設定された所定の期間(以下、対象期間)における各メディアへの接触の有無、接触頻度、及び接触回数等を含む。より具体的に説明すると、第1メディアである放送メディアについては、対象期間における単位時間毎の視聴や聴取の有無等が調査項目として設定される。単位時間は、任意に決めることができ、例えば、1~n秒、1~n分、又は1~n時間の範囲で設定されるとよい。
また、第2メディアであるインターネットメディアについては、対象期間における閲覧の有無、閲覧回数、及び閲覧時間等が調査項目として設定される。
なお、対象期間は、任意の期間に決めることができ、例えば、1~n時間(nは2以上の整数)、1~n日、1~n週間、1~nカ月、又は1~n年間の範囲で設定されるとよい。
広告への接触による意識の変化に関する項目は、メディアに出稿された広告に接触した場合のモニタMの意識の変化、すなわち、広告への接触による態度変容に関する調査項目である。意識は、商材に対して所定の行動を行うに至るまでの心理状態、具体的には関心、興味、認知及び態度等であり、広告への接触により変容し得る。ここで、意識は、所定の商材に対する意識でもよく、あるいは、商材全般に対する意識でもよい。以下の説明では、特に断る場合を除き、意識とは、商材全般に対する意識のことであることとする。
また、広告への接触による意識の変化(以降、態度変容ともいう)に関しては、予め複数の項目が設定されている。アンケート調査において、モニタMは、広告に接触した場合の態度変容がいずれの項目に該当するかを回答する。回答は、メディア毎に行われ、具体的には、第1メディアを通じた広告への接触による態度変容と、第2メディアを通じた広告への接触による態度変容のそれぞれについて回答する。
態度変容に関する複数の項目については、各段階(ファネル)の態度変容を好適に表すものであればよく、任意に決めることができるが、一例としては、以下の項目i1~i12が挙げられ得る。
[態度変容に関する複数の項目]
i1:商品やサービスの内容が理解しやすい
i2:商品の品質や性能を詳しく知ることができた
i3:新しい商品やサービスが発売されたことを知ることができた
i4:商品名(企業名)が印象に残る
i5:商品やサービスに興味が湧いた
i6:企業や商品に親しみが湧いた
i7:商品に対するイメージが広がった
i8:広告の内容をインターネットで調べた
i9:広告な内容についてブログやSNSに投稿した
i10:広告を見聞きして、商品やサービスが欲しくなった
i11:広告を見聞きして、商品やサービスが目に付くようになった
i12:広告を見聞きして、実際に商品やサービスを購入した
モニタMの属性を特定するための調査項目は、デモグラフィック情報に関する質問、及びサイコグラフィック情報に関する質問である。
デモグラフィック情報に関する質問は、性別、年齢、居住地、出身地、家族形態、職業等の統計学的属性に関する質問である。
サイコグラフィック情報に関する質問は、性格、消費意識、ライフスタイル、特定の商材に対する認知及び関心、特定の広告に対する認知及び評価等に関する質問である。具体的には、日常生活における行動パターン、各種の商材に対する嗜好及び関心の傾向、各種商品の購入の有無及び購入履歴、並びに、各種サービスの利用の有無及び利用履歴等に関する質問である。
[出稿の効果]
本実施形態では、出稿の効果としては、第1メディア又は第2メディアのいずれか一つへの出稿の効果(以下、単独メディア効果)と、第1メディア及び第2メディアの双方への出稿の効果(すなわち、クロスメディア効果)を評価する。
(第1メディアについての単独メディア効果)
第1メディアについての単独メディア効果を評価する場合には、先ず、調査データに基づいて、複数のモニタMのうち、下記の条件を満たす第1該当者の人数を集計する。
第1該当者の条件:対象期間中に第1メディアに接触し、且つ、第1メディアを通じた広告への接触による態度変容が複数の項目(例えば、上述の項目i1~i12)のうちの1以上の項目に該当する。
本実施形態では、複数の項目のそれぞれについて、第1該当者を項目毎に集計する。つまり、本実施形態では、対象期間中に第1メディアに接触し、且つ、第1メディアを通じた広告への接触による態度変容がいずれかの項目に該当するモニタMを第1該当者として項目毎にカウントすることとする。
次に、対象期間中に第1メディアに接触したモニタMの人数をNm1とし、集計された第1該当者の人数をNaとした場合に、Nm1に対するNaの割合である第1割合(=Na/Nm1)を算出する。この第1割合は、第1メディアへの出稿の効果に関する指標値であり、第1メディアに出稿される広告の訴求効果を反映している。
また、本実施形態では、図2に示すように、態度変更に関する複数の項目のそれぞれについて、第1割合を項目毎に算出する。図2には、項目別の第1割合が示されており、また、第1比較割合が参考値として記載されている。第1比較割合は、モニタMの人数をNtとした場合に、Ntに対するNaの割合(=Na/Nt)であり、通常の場合、第1割合は、第1比較割合より大きくなる。すなわち、第1割合は、第1比較割合よりも、第1メディアに出稿される広告の訴求効果を的確に反映していたものである。
(第2メディアについての単独メディア効果)
第2メディアについての単独メディア効果は、前述した第1メディアについての単独メディア効果と同様の手順によって評価される。具体的には、先ず、調査データに基づいて、複数のモニタMのうち、下記の条件を満たす第2該当者の人数を集計する。
第2該当者の条件:対象期間中に第2メディアに接触し、且つ、第2メディアを通じた広告への接触による態度変容が複数の項目(例えば、上述の項目i1~i12)のうちの1以上の項目に該当する。
本実施形態では、複数の項目のそれぞれについて、第2該当者を項目毎に集計する。つまり、本実施形態では、対象期間中に第2メディアに接触し、且つ、第2メディアを通じた広告への接触による態度変容がいずれかの項目に該当するモニタMを第2該当者として項目毎にカウントすることとする。
次に、対象期間中に第2メディアに接触したモニタMの人数をNm2とし、集計された第2該当者の人数をNbとした場合に、Nm2に対するNbの割合である第2割合(=Nb/Nm2)を算出する。この第2割合は、第2メディアへの出稿の効果に関する指標値であり、第2メディアに出稿される広告の訴求効果を反映している。
また、本実施形態では、図3に示すように、態度変更に関する複数の項目のそれぞれについて、第2割合を項目毎に算出する。図3には、項目別の第2割合が示されており、また、第2比較割合が参考値として記載されている。第2比較割合は、モニタMの人数Ntに対するNbの割合(=Nb/Nt)であり、通常の場合、第2割合は、第2比較割合より大きくなる。すなわち、第2割合は、第2比較割合よりも、第2メディアに出稿される広告の訴求効果を的確に反映したものである。
(クロスメディア効果)
クロスメディア効果を評価する場合には、先ず、調査データに基づいて、複数のモニタMのうち、下記の条件を満たす第3該当者の人数を集計する。
第3該当者の条件:対象期間中に第1メディア及び第2メディアの双方に接触し、且つ、当該双方のメディアの少なくとも一方を通じた広告への接触による態度変容が複数の項目(例えば、上述の項目i1~i12)のうちの1以上の項目に該当する。
本実施形態では、複数の項目のそれぞれについて、第3該当者を項目毎に集計する。つまり、本実施形態では、対象期間中に第1メディア及び第2メディアの双方に接触し、且つ、当該双方のメディアを通じた広告への接触による態度変容がいずれかの項目に該当するモニタMを第3該当者として項目毎にカウントすることとする。
なお、第3該当者は、第1メディア及び第2メディアのうちの一方を通じた広告への接触による態度変容が1以上の項目に該当する者でもよい。あるいは、第1メディア及び第2メディアの双方での広告への接触による態度変容が1以上の項目に該当する者(すなわち、第1メディア及び第2メディアのそれぞれを通じて広告に接触した場合に同じ態度変容となったモニタM)を第3該当者としてもよい。
次に、対象期間中に第1メディア及び第2メディアの双方に接触したモニタMの人数をNm3とし、集計された第3該当者の人数をNcとした場合に、Nm3に対するNcの割合である第3割合(=Nc/Nm3)を算出する。この第3割合は、クロスメディア効果に関する指標値であり、第1メディア及び第2メディアの双方に出稿される広告の訴求効果を反映している。
また、本実施形態では、図4に示すように、態度変更に関する複数の項目のそれぞれについて、第3割合を項目毎に算出する。図4には、項目別の第3割合が示されており、また、第3比較割合が参考値として記載されている。第3比較割合は、モニタMの人数Ntに対するNcの割合(=Nc/Nt)であり、通常の場合、第3割合は、第3比較割合より大きくなる。すなわち、第3割合は、第3比較割合よりも、第1メディア及び第2メディアの双方に出稿される広告の訴求効果を的確に反映したものである。
さらに、本実施形態では、クロスメディア効果を単独メディア効果と比較することができる。具体的には、比較結果に関する値として、第1割合に対する第3割合の比(=(Nc×Nm1)/(Na×Nm3))、及び、第2割合に対する第3割合の比(=(Nc×Nm2)/(Nb×Nm3))の少なくとも一つを算出する。以下、前者の比を第1比と呼ぶこととし、後者の比を第2比と呼ぶこととする。
第1比は、第1メディアについての単独メディア効果と、クロスメディア効果との比較結果を表しており、具体的には、広告への接触による態度変容について、第1メディアによる単独メディア効果からの変化度合い(リフト率)を示している。
同様に、第2比は、第2メディアについての単独メディア効果と、クロスメディア効果との比較結果を表しており、具体的には、広告への接触による態度変容について、第2メディアによる単独メディア効果からの変化度合い(リフト率)を示している。
以上のように、本実施形態では、第1比及び第2比という比較的シンプルな数値を算出することにより、クロスメディア効果と単独メディア効果とを容易に比較し、その比較結果を数値化して確認することができる。そして、第1比や第2比を参照することで、ユーザは、クロスメディア効果と出稿費用とを踏まえて、広告を単独メディアに出稿すべきか、複数のメディア(クロスメディア)に出稿すべきかを検討することができる。
なお、第1比又は第2比が1.0より大きいことは、第1メディアと第2メディアの併用による相乗効果が得られること、つまり、単独のメディアに出稿する場合と比べて広告の訴求効果が高められることを意味する。
反対に、第1比又は第2比が1.0未満であることは、第1メディアと第2メディアとの親和性が低く、単独のメディアに出稿する場合よりも広告の訴求効果が低下することを意味する。
また、本実施形態では、図5に示すように、態度変更に関する複数の項目のそれぞれについて、第1比及び第2比を項目毎に算出する。なお、第1比及び第2比の各々については、図5に示すように、100分率の値(%)として算出してもよい。
<<本実施形態に係る情報処理装置の構成例>>
次に、本実施形態に係る情報処理装置(以下、情報処理装置20)の構成例について説明する。情報処理装置20は、例えば、調査会社Cが利用するコンピュータ、詳しくは、サーバ10によって構成される。なお、情報処理装置20を構成するコンピュータの所在、管理者及び利用者(すなわち、情報処理装置20の操作者)については、特に限定されるものではない。
情報処理装置20をなすサーバ10のハードウェア構成は、汎用的なサーバコンピュータの構成と同様である。具体的に説明すると、サーバ10は、図6に示すように、CPU等からなるプロセッサ10aと、ROM及びRAM等からなるメモリ10bと、ネットワークインターフェースカード等からなる通信用インタフェース10cとを有する。
また、サーバ10は、図6に示すように、ハードディスクドライブ又はソリッドステートドライブ等からなるストレージ10dと、マウス及びキーボード等からなる入力装置10eと、ディスプレイ及びプリンタ等からなる出力装置10fとを有する。また、サーバ10は、インターネット、イントラネット又はモバイル通信回線等を通じて、ネットワーク上に存在する機器と通信可能に接続されている。
ストレージ10dには、アンケート調査の調査結果を示す調査データ、すなわち、アンケート調査におけるモニタMの回答内容を示す回答データがモニタMの人数分だけ蓄積されてデータベースを構成している。また、ストレージ10dには、アンケート調査の結果に基づいて得られる情報、具体的には、単独メディア効果及びクロスメディア効果の評価結果等が記憶されている。
なお、アンケート調査の結果に基づいて得られる情報については、少なくとも、直近で実施されたアンケート調査の結果から得られる情報が記憶されていればよく、それ以前に実施された過去のアンケート調査の結果に基づいて得られる情報がさらに記憶されてもよい。
なお、ストレージ10dは、情報処理装置20を構成するサーバ10の本体に内蔵されてもよく、外付け形式でサーバ本体に取り付けてもよい。あるいは、ネットワーク上に存在する外部サーバ(例えば、データベースサーバやファイルサーバ等)によってストレージ10dが構成されてもよい。また、ストレージ10dは、互いに異なる複数の記憶媒体によって構成されてもよく、又は、互いに分散された複数の記憶装置によって構成されてもよい。
また、サーバ10には、本発明の情報処理装置としての機能を発揮させるためのプログラム(以下、効果評価用プログラム)がインストールされている。効果評価用プログラムがプロセッサ10aによって読み取られて実行されることで、サーバ10は、情報処理装置20として、メディアへの出稿の効果を評価するための一連の情報処理を実行する。
なお、情報処理装置20は、一台のコンピュータによって構成されてもよいし、あるいは、並列分散された複数台のコンピュータによって構成されてもよい。また、情報処理装置20を構成するサーバ10は、ASP(Application Service Provider)、SaaS(Software as a Service)、PaaS(Platform as a Service)、又はIaaS(Infrastructure as a Service)用のサーバコンピュータでもよい。この場合、PCやタブレット端末等のクライアント端末にて必要な情報を入力すると、上記のサーバコンピュータが入力情報に基づいて各種の情報処理(演算)を実施し、その演算結果がクライアント端末側で出力される。この結果、情報処理装置20の機能をクライアント端末側で利用することができる。
情報処理装置20の構成を機能面から改めて説明すると、情報処理装置20は、図6に示すように、取得部21と、記憶部22と、処理部23と、入力受付部24と、出力部25とを有する。これらの機能部は、情報処理装置20を構成するコンピュータ(詳しくは、サーバ10)が有するハードウェア機器と、そのコンピュータにインストールされた効果評価用プログラムとが協働することで実現される。以下、それぞれの機能部について説明する。
[取得部]
取得部21は、アンケート調査の結果を取得し、厳密には、アンケート調査の結果を示す調査データを取得する。調査データは、前述したように、アンケート調査において全ての質問に回答したモニタMの人数分の回答データである。本実施形態において、各モニタMの回答データは、各モニタMの回答端末12により生成されてサーバ10に向けて送信され、取得部21は、ネットワーク経由で各モニタMの回答データを受信する。
[記憶部]
記憶部22は、主としてサーバ10のメモリ10b及びストレージ10dによって構成され、取得部21により取得された調査データを記憶する。記憶部22に記憶された調査データは、データベースに蓄積される。また、記憶部22は、情報処理装置20がその機能を発揮するのに必要な各種の情報を記憶する。
[処理部]
処理部23は、記憶部22に記憶された調査データに基づいて、第1メディア及び第2メディアについて、出稿の効果を評価するための処理を実行する。具体的に説明すると、処理部23は、単独メディア効果及びクロスメディア効果を評価するために第1集計処理、第2集計処理、第3集計処理、算出処理及び比較処理を実行する。
第1集計処理では、調査データに基づいて、アンケート調査が実施された複数のモニタMのうち、前述の第1該当者の人数Naを集計する。第2集計処理では、調査データに基づいて、複数のモニタMのうち、前述の第2該当者の人数Nbを集計する。第3集計処理では、調査データに基づいて、複数のモニタMのうち、前述の第3該当者の人数Ncを集計する。
また、本実施形態では、広告への接触による態度変容に関して複数の項目が設定されており、第1集計処理では、第1該当者の人数Naを項目毎に集計する。同様に、第2集計処理では、第2該当者の人数Nbを項目毎に集計し、第3集計処理では、第3該当者の人数Ncを項目毎に集計する。
算出処理では、第1割合(=Na/Nm1)と、第2割合(=Nb/Nm2)と、第3割合(=Nc/Nm3)とを算出する。また、本実施形態の算出処理では、第1割合、第2割合、及び第3割合を項目毎に算出する(図2~4参照)。
比較処理では、第1比及び第2比の少なくとも一つを算出し、本実施形態では、第1比及び第2比の両方を算出する。ただし、これに限定されず、比較処理において第1比及び第2比のいずれか一方を算出してもよい。また、本実施形態の比較処理では、第1比及び第2比を項目毎に算出する(図5参照)。
本実施形態において、処理部23は、第1メディアと第2メディアとの組み合わせを変えて、第1集計処理、第2集計処理、第3集計処理、算出処理及び比較処理を組み合わせの種類毎に実行してもよい。つまり、広告を出稿するメディアの候補として、i個の第1メディアとj個の第2メディアが挙げられるとする。この場合、i×j個の組み合わせが設定され、それぞれの組み合わせについて、上記一連の処理を実行してクロスメディア効果を評価してもよい。これにより、様々なメディアの組み合わせについて、出稿の効果、すなわちクロスメディア効果を評価することができる。この結果、最も効率的に広告を行うことが可能なクロスメディア、つまり、より高い訴求効果が得られる第1メディアと第2メディアとの組み合わせを選定することができる。
なお、組み合わせの種類を変える場合に、第1メディア及び第2メディアの一方を固定してもよい(変更しなくてもよい)。また、第1メディア及び第2メディアのうちの少なくとも一方を変更する場合、提供方式が共通する一方で提供元が異なるメディア(例えば、異なる放送局のテレビ放送)に変更してもよい。また、インターネットメディアである第2メディアを変更する場合、配信元が異なるメディア、メディア閲覧用のアプリケーションプログラムが異なるメディア、又は、閲覧時期が異なるメディア等に変更してもよい。
[入力受付部]
入力受付部24は、ユーザUが指定するターゲットに関する入力操作を受け付ける。ターゲットとは、アンケート調査が実施された複数のモニタMのうち、予め設定された属性を有するモニタMである。ここで、「属性が予め設定される」とは、処理部23による処理が実行される前段階で属性が設定されることであり、例えば、処理部23による処理の実行前にユーザUがターゲットの属性を指定することである。
なお、入力操作は、サーバ10の入力装置10eを通じて行われてもよく、この場合、入力受付部24は、入力装置10eから伝送される信号を受信することで入力操作を受け付ける。また、入力操作は、ユーザUが所有するユーザ端末(不図示)にて行われてもよく、この場合、ユーザ端末が入力操作に応じたデータを生成して送信し、入力受付部24が当該データを受信することで入力操作を受け付ける。
入力受付部24が入力操作を受け付けた場合、処理部23は、調査データから、入力操作に係る属性を有するモニタM、すなわちターゲットの回答データを抽出する。そして、処理部23は、抽出されたターゲットの回答データに基づいて、第1メディア及び第2メディアについて、出稿の効果を評価するための処理を実行する。
換言すると、ターゲットからのアンケート調査の結果に基づいて、第1集計処理、第2集計処理、第3集計処理、算出処理、及び比較処理が実行される。この場合の第1集計処理では、第1該当者の人数Naとして、第1該当者の条件を満たすターゲットの人数を集計する。同様に、第2集計処理では、第2該当者の人数Nbとして、第2該当者の条件を満たすターゲットの人数を集計する。第3集計処理では、第3該当者の人数Ncとして、第3該当者の条件を満たすターゲットの人数を集計する。また、算出処理では、第1メディアに接触したターゲットの人数から第1割合を算出し、第2メディアに接触したターゲットの人数から第2割合を算出し、第1メディア及び第2メディアの双方に接触したターゲットの人数から第3割合を算出する。
[出力部]
出力部25は、単独メディア効果及びクロスメディア効果のそれぞれについての評価結果、詳しくは、処理部23による上記の各処理において算出された値をユーザUに対して出力する。出力部25によって出力される値には、比較処理で算出される第1比及び第2比の少なくとも一つを含み、また、算出処理で算出された第1割合、第2割合、及び第3割合がさらに含まれてもよい。
ユーザUは、出力部25によって出力された評価結果を利用することができ、具体的には、クロスメディア効果の評価結果(詳しくは、第1比や第2比)を参照し、複数のメディアへの出稿の要否等を検討することができる。
なお、出力の手段及び方式については、特に限定されないが、例えば、クロスメディア効果の評価結果をユーザUが利用する端末のディスプレイに表示するためのデータを、当該端末に向けて送信してもよい。あるいは、クロスメディア効果の評価結果が掲載されたレポートを印刷(プリントアウト)してもよく、または、当該評価結果を示すデータ(電子ファイル)をメール等にて送信してもよい。
<<本実施形態に係る情報処理方法について>>
次に、本実施形態の情報処理装置20により、メディアへの出稿の効果を評価する一連の処理の流れ(以下、効果評価フロー)について説明する。効果評価フローでは、本発明の情報処理方法が採用されている。すなわち、以下の説明には、本発明の情報処理方法についての説明が含まれており、また、効果評価フロー中の各ステップは、本発明の情報処理方法の構成要素に相当する。
なお、以下に説明する効果評価フローは、あくまでも一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、ステップの実施順序を入れ替えてもよい。
効果評価フローの実施に際して、前述のアンケート調査が実施され、アンケート調査では、複数のモニタMのそれぞれが、アンケート実施期間中の行動に基づいてアンケート調査の各質問に回答する。そして、アンケート調査の終了後(詳しくは、アンケート実施期間の経過後)に効果評価フローが実施される。効果評価フローは、図8に示す流れに従って進行する。
効果評価フローでは、先ず、情報処理装置20を構成するサーバ10(コンピュータの一例に相当)が、上記のアンケート調査の結果を示す調査データを取得する(S001)。具体的には、サーバ10が、アンケート調査において全ての質問に回答したモニタMの回答端末12から送られてくる回答データを受信し、モニタMの人数分の回答データを調査データとして取得する。取得された調査データは、サーバ10のメモリ10b又はストレージ10dに記憶される(S002)。
次に、サーバ10は、記憶された調査データに基づいて、第1メディア及び第2メディアについて、出稿の効果を評価するための一連の処理を実行する。具体的には、サーバ10は、第1集計処理を実行し、アンケート調査が実施された複数のモニタMのうち、第1該当者の人数を集計する(S003)。本実施形態の第1集計処理では、広告への接触による態度変容に関する複数の項目のそれぞれについて、第1該当者の人数を項目毎に集計する。
また、サーバ10は、第2集計処理を実行し、複数のモニタMのうち、第2該当者の人数を集計する(S004)。本実施形態の第2集計処理では、態度変容に関する複数の項目のそれぞれについて、第2該当者の人数を項目毎に集計する。また、サーバ10は、第3集計処理を実行し、複数のモニタMのうち、第3該当者の人数を集計する(S005)。本実施形態の第3集計処理では、態度変容に関する複数の項目のそれぞれについて、第3該当者の人数を項目毎に集計する。
なお、図8に示すケースでは、第1集計処理、第2集計処理、及び第3集計処理が、この順序で実行されることになっているが、各集計処理の実行順序については特に限定されない。また、上記3つの集計処理は、同じタイミングで実行されてもよい。
次に、サーバ10は、第1該当者の人数、第2該当者の人数、及び第3該当者の人数を用いて算出処理を実行し、前述の第1割合、第2割合、及び第3割合を算出する(S006)。本実施形態の算出処理では、態度変容に関する複数の項目のそれぞれについて、第1割合、第2割合、及び第3割合を項目毎に算出する。
次に、サーバ10は、ステップS006での算出結果を用いて比較処理を実行し、第1メディア及び第2メディアのそれぞれの単独メディア効果と、第1メディア及び第2メディアの双方のクロスメディア効果とを比較する(S007)。具体的には、サーバ10は、前述した第1比及び第2比を算出する。また、本実施形態の比較処理では、態度変容に関する複数の項目のそれぞれについて、第1比及び第2比を項目毎に算出する。
その後、サーバ10は、第1メディア及び第2メディアのそれぞれについての単独メディア効果、及び双方のメディアについてのクロスメディア効果に関する評価結果をユーザUに対して出力する(S008)。
ユーザは、出力された評価結果を、自分の端末等を通じて確認し、その評価結果を利用することができる。具体的に説明すると、ユーザUは、クロスメディア効果及び単独メディア効果のそれぞれを確認した上で、自社の商材に関する広告について出稿予算の配分を検討することができる。特に、訴求効果について、単独メディア効果に対するクロスメディア効果の上昇率(詳しくは、第1比及び第2比が示すリフト率)が高い場合には、第1メディア及び第2メディアの双方への出稿を積極的に検討することができる。
なお、図8には特に図示していないが、サーバ10は、ユーザUによって指定されるターゲット(つまり、予め設定された属性を有するモニタM)に関する入力操作を受け付けてもよい。この場合、ステップS001にて取得された調査データのうち、指定されたターゲットの回答内容を示すデータに基づいて、上記一連の処理(第1集計処理、第2集計処理、第3集計処理、算出処理、及び評価処理)を実行することになる。これにより、指定されたターゲットへの訴求効果として、当該ターゲットに限定した場合のクロスメディア効果及び単独メディア効果を評価することができる。
そして、以上までの一連のステップが終了した時点で、効果評価フローが終了する。以上までの手順により、本実施形態の効果評価フローでは、アンケート調査の結果に基づいてクロスメディア効果を比較的簡単に評価することができ、厳密には、第1比及び第2比というシンプルな指標値によって、クロスメディア効果と単独メディア効果とを比較することができる。
また、本実施形態の効果評価フローは、汎用性を具備するものであり、第1メディア及び第2メディアの各々の種類、つまりメディアの組み合わせが変わった場合にも適切にクロスメディア効果を評価することができる。これにより、第1メディア及び第2メディアの組み合わせを変えて効果評価フローを実施すれば、その組み合わせの種類毎にクロスメディア効果を評価することができる。この結果、第1メディア及び第2メディアの双方に広告を出稿しようとする場合には、組み合わせの種類毎に評価されたクロスメディア効果を確認することで、より高い訴求効果が得られる種類の組み合わせを選定することができる。
なお、効果評価フローは、定期的に繰り返し実施され、例えば、アンケート調査が行われる度に実施される。これにより、出稿の効果に関する評価結果が定期的に更新され、厳密には、最新のアンケート調査の結果に基づいてアップデートされる。
<<その他の実施形態>>
以上までに本発明の情報処理装置及び情報処理方法について、一例を挙げて説明してきたが、上述の実施形態は、あくまでも一例に過ぎず、他の実施形態も考えられ得る。
上記の実施形態では、2つのメディア(第1メディア及び第2メディア)を組み合わせた場合のクロスメディア効果を評価するケースについて説明した。ただし、本発明は、第1メディア及び第2メディアを含む3つ以上のメディアを組み合わせた場合のクロスメディア効果を評価する場合にも適用可能である。この場合、第1メディア及び第2メディアの場合と同様の手順により、第kメディア(kは3以上の自然数)に接触し、且つ第kメディアを通じた広告への接触による態度変容が1以上の項目に該当するモニタMの人数を集計するとよい。そして、第1メディア~第kメディアのすべてに接触し、且つ、第1メディア~第kメディアのうちの少なくとも1つを通じた広告への接触による態度変容が1以上の項目に該当するモニタMを第3該当者として集計するとよい。これにより、3つ以上のメディアについてクロスメディア効果を評価することが可能となる。
また、上記の実施形態では、第1メディア及び第2メディアが、提供方式の種類が異なるメディアであり、具体的には、第1メディアが放送メディアであり、第2メディアがインターネットメディア(インターネットで配信されるメディア)であることとした。ただし、これに限定されず、第1メディアは、放送メディア以外のメディア(例えば、雑誌等の出版メディア)でもよく、第2メディアは、インターネットメディア以外のメディア(例えば、放送メディア)でもよい。また、第1メディア及び第2メディアは、提供方式の種類が同じメディアでもよく、例えば、放送局が異なる2つのテレビ放送であってもよい。
また、上記の実施形態では、広告への接触による態度変容について複数の項目が設定されており、項目毎に、クロスメディア効果を評価するための処理を実行することとした。ただし、これに限定されず、態度変容に関する複数の項目のうち、2以上の項目に注目して、クロスメディア効果を評価するための処理を実行してもよい。この場合、第1集計処理では、第1メディアに接触し、且つ、広告への接触による態度変容が2以上の項目(以下、複合項目)に該当するモニタMを第1該当者として集計するとよい。ここで、態度変容が複合項目に該当するとは、アンケート調査において広告への接触による態度変容が複合項目のすべてに該当すると回答すること、若しくは、複合項目が3つ以上の項目を含む場合には、複合項目のうちのいずれか2以上の項目に該当すると回答することである。また、第2集計処理では、第2メディアに接触し、且つ、広告への接触による態度変容が上記の複合項目(詳しくは、第1該当者の条件として規定される複合項目と同じ複合項目)に該当するモニタMを第2該当者として集計するとよい。また、第3集計処理では、第1メディア及び第2メディアの双方に接触し、且つ、広告への接触による態度変容が上記の複合項目(詳しくは、第1該当者の条件として規定される複合項目と同じ複合項目)に該当するモニタMを第3該当者として集計するとよい。そして、上記の複合項目を対象として(換言すると、複合項目を一つの評価単位としてまとめて)、算出処理及び比較処理を実行するとよい。
また、上記の実施形態では、商材全般を対象とした場合のクロスメディア効果を評価するケースについて説明したが、これに限定されず、特定の種類の商材を対象とした場合のクロスメディア効果を評価してもよい。この場合、アンケート調査の結果のうち、特定の種類の商材に関する広告に接触した場合の態度変容に関する回答内容を抽出するとよい。そして、抽出された回答内容に基づいて、第1集計処理、第2集計処理、第3集計処理、算出処理、及び比較処理を実行するとよい。
また、上記の実施形態では、アンケート調査においてモニタMが各質問に回答した内容を示す回答データが、モニタMの回答端末12により生成されてサーバ10に向けて送信されることとした。ただし、これに限定されず、例えば、アンケート調査が、所定のアンケート用紙への記入、あるいは調査員による聞き取りによって行われてもよい。この場合、アンケート用紙の記入内容又は聞き取り内容をサーバ10の入力装置10eを通じて入力することで、アンケートの質問に対する回答内容を示す回答データを、モニタM毎に取得すればよい。
また、上記の実施形態では、メディアへの接触状況についてアンケート調査を実施し、各メディアへの接触状況に関する調査項目についてモニタMに回答してもらうこととした。ただし、これに限定されず、メディアがテレビ放送である場合の接触状況、すなわち、テレビ放送の視聴実態については、既知の機械式調査によって調査されてもよい。この場合、モニタMの住宅にチャンネルセンサ(不図示)を設置し、モニタMがテレビ放送を視聴している間、視聴チャンネルを分単位で測定し、その測定結果を示す視聴データをチャンネルセンサからサーバ10に向けて送信してもよい。あるいは、モニタMがテレビを視聴した際にテレビ受信機にて蓄積されるデバイスログ、あるいは、モニタMがテレビを視聴した際にテレビ受信機からネット経由でテレビ放送局側に送られる視聴ログを視聴データとして取得してもよい。
10 サーバ
10a プロセッサ
10b メモリ
10c 通信用インタフェース
10d ストレージ
10e 入力装置
10f 出力装置
12 回答端末
20 情報処理装置
21 取得部
22 記憶部
23 処理部
24 入力受付部
25 出力部
C 調査会社
M モニタ
U ユーザ

Claims (6)

  1. 複数の対象者に対して実施されたアンケート調査の結果を取得する取得部と、
    前記アンケート調査の結果に基づき、商材に関する広告が出稿される第1メディア及び第2メディアについて、出稿の効果に関する情報処理を実行する処理部と、を備え、
    前記広告への接触による前記対象者の意識の変化に関して複数の項目が設定されている場合、前記処理部は、
    前記複数の対象者のうち、前記第1メディアに接触し、且つ、前記第1メディアを通じた前記広告への接触により変化した意識が前記複数の項目のうちの1以上の項目に該当する対象者である第1該当者の人数を、前記アンケート調査の結果が示すそれぞれの前記対象者の前記アンケート調査の回答内容に基づいて集計する第1集計処理と、
    前記複数の対象者のうち、前記第2メディアに接触し、且つ、前記第2メディアを通じた前記広告への接触により変化した意識が前記1以上の項目に該当する対象者である第2該当者の人数を、前記アンケート調査の結果が示すそれぞれの前記対象者の前記アンケート調査の回答内容に基づいて集計する第2集計処理と、
    前記複数の対象者のうち、前記第1メディア及び前記第2メディアの双方に接触し、且つ、当該双方の少なくとも一方を通じた前記広告への接触により変化した意識が前記1以上の項目に該当する対象者である第3該当者の人数を、前記アンケート調査の結果が示すそれぞれの前記対象者の前記アンケート調査の回答内容に基づいて集計する第3集計処理と、
    前記第1メディアに接触した前記対象者の人数に対する前記第1該当者の人数の第1割合と、前記第2メディアに接触した前記対象者の人数に対する前記第2該当者の人数の第2割合と、前記双方に接触した前記対象者の人数に対する前記第3該当者の人数の第3割合と、を算出する算出処理と、
    記第1メディア及び前記第2メディアのいずれか一方への出稿の効果と、前記双方への出稿の効果とを比較するための数値として、前記第1割合に対する前記第3割合の比、及び、前記第2割合に対する前記第3割合の比の少なくとも一つを算出する比較処理と、を実行する情報処理装置。
  2. 前記第1集計処理では、前記第1該当者の人数を前記項目毎に集計し、
    前記第2集計処理では、前記第2該当者の人数を前記項目毎に集計し、
    前記第3集計処理では、前記第3該当者の人数を前記項目毎に集計し、
    前記算出処理では、前記第1割合、前記第2割合、及び前記第3割合を前記項目毎に算出する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1メディアと前記第2メディアは、提供方式の種類が異なるメディアであり、
    前記第1メディアは、放送メディアであり、
    前記第2メディアは、インターネットを通じて配信されるメディアである、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記処理部は、前記第1メディアと前記第2メディアとの組み合わせを変えて、前記第1集計処理、前記第2集計処理、前記第3集計処理、前記算出処理及び前記比較処理を前記組み合わせの種類毎に実行する、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  5. 前記処理部は、予め設定された属性を有する前記対象者からの前記アンケート調査の結果に基づいて、前記第1メディア及び前記第2メディアについて、前記出稿の効果に関する情報処理を実行する、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータが、複数の対象者に対して実施されたアンケート調査の結果を取得する工程と、
    コンピュータが、前記アンケート調査の結果に基づき、商材に関する広告が出稿される第1メディア及び第2メディアについて、出稿の効果に関する情報処理を実行する工程と、を備え、
    前記広告への接触による前記対象者の意識の変化に関して複数の項目が設定されている場合、前記出稿の効果に関する情報処理を実行する工程において、コンピュータは、
    前記複数の対象者のうち、前記第1メディアに接触し、且つ、前記第1メディアを通じた前記広告への接触により変化した意識が前記複数の項目のうちの1以上の項目に該当する対象者である第1該当者の人数を、前記アンケート調査の結果が示すそれぞれの前記対象者の前記アンケート調査の回答内容に基づいて集計する第1集計処理と、
    前記複数の対象者のうち、前記第2メディアに接触し、且つ、前記第2メディアを通じた前記広告への接触により変化した意識が前記1以上の項目に該当する対象者である第2該当者の人数を、前記アンケート調査の結果が示すそれぞれの前記対象者の前記アンケート調査の回答内容に基づいて集計する第2集計処理と、
    前記複数の対象者のうち、前記第1メディア及び前記第2メディアの双方に接触し、且つ、当該双方の少なくとも一方を通じた前記広告への接触により変化した意識が前記1以上の項目に該当する対象者である第3該当者の人数を、前記アンケート調査の結果が示すそれぞれの前記対象者の前記アンケート調査の回答内容に基づいて集計する第3集計処理と、
    前記第1メディアに接触した前記対象者の人数に対する前記第1該当者の人数の第1割合と、前記第2メディアに接触した前記対象者の人数に対する前記第2該当者の人数の第2割合と、前記双方に接触した前記対象者の人数に対する前記第3該当者の人数の第3割合と、を算出する算出処理と、
    記第1メディア及び前記第2メディアのいずれか一方への出稿の効果と、前記双方への出稿の効果とを比較するための数値として、前記第1割合に対する前記第3割合の比、及び、前記第2割合に対する前記第3割合の比の少なくとも一つを算出する比較処理と、を実行する情報処理方法。
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