JP7329478B2 - 処理装置、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、処理装置、プログラムに関する。
例えば、特許文献1に記載された巡回業務分担システムは、以下のように構成されている。すなわち、複数の巡回作業員が巡回業務を分担するための巡回順を策定する巡回業務分担システムであって、巡回先に関する情報である巡回先情報、及び前記巡回作業員の制約条件に関する情報である巡回作業員制約情報を入力する入力手段と、評価項目の重み付け合計値を目的関数とし、前記巡回先情報及び前記巡回作業員制約情報に従って前記目的関数を最小化する前記巡回作業員ごとの巡回順を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出される前記巡回順を出力する出力手段と、を具備する。
特許5801185号公報
ガスに関連する工事を請け負う会社の者は、当該工事を行う作業者が適切に作業を行っているか否かを確認するために、複数の工事現場を巡回する。しかしながら、工事現場の数に対して、巡回者の数や巡回の日数が少ないと、予め定められた所定期間内に巡回可能な数は制限される。それゆえ、所定期間内に、同じ作業者を複数回巡回することなく、できる限り数多くの作業者を巡回するようにできることが望ましい。
本発明は、同じ作業者を複数回巡回することなく、できる限り多くの作業者を巡回できるようにすることができる処理装置等を提供することを目的とする。
かかる目的のもと完成させた本発明は、予め定められた期間内に巡回を受けた作業者を記憶する記憶部と、巡回日の複数の工事現場の中から、前記予め定められた期間内に前記巡回を受けた作業者であると前記記憶部が記憶していない作業者が作業を行っている工事現場を巡回先として選択する選択部と、を備える処理装置である。
ここで、前記選択部は、前記作業者が前記予め定められた期間内に前記巡回を受けた作業者であっても、予め定められた条件を満たす場合には、当該作業者が行っている工事現場を前記巡回先として選択しても良い。
また、前記予め定められた条件は、前記作業者がガスの漏出を生じさせた経験があることであっても良い。
また、前記予め定められた条件は、前記作業者が過去の巡回時に予め定められた事項を怠っていると指摘されたことであっても良い。
また、前記予め定められた条件は、前記工事現場がガスの漏出の可能性があることであっても良い。
また、他の観点から捉えると、本発明は、コンピュータに、予め定められた期間内に巡回を受けた作業者を記憶する機能と、巡回日の複数の工事現場の中から、前記予め定められた期間内に前記巡回を受けた作業者であると前記記憶する機能が記憶していない作業者が作業を行っている工事現場を巡回先として選択する機能と、を実現させるプログラムである。
本発明によれば、同じ作業者を複数回巡回することなく、できる限り多くの作業者を巡回できるようにすることができる。
実施の形態に係る支援システムの概略構成の一例を示す図である。 巡回用サーバ装置の概略構成の一例を示す図である。 巡回用端末の概略構成の一例を示す図である。 作業用端末の概略構成の一例を示す図である。 作業用サーバ装置の概略構成の一例を示す図である。 作業用サーバ装置の記憶部が記憶する工事情報の一例を示す図である。 巡回用サーバ装置及び巡回用端末が行う処理のタイムチャートである。 巡回者が巡回先の工事現場にて確認する確認項目表の一例を示す図である。 巡回用サーバ装置の制御部のブロック図の一例を示す図である。 記憶部に記憶された作業者毎の巡回履歴情報の一例を示す図である。 工事現場決定部が行う巡回先の工事現場の決定処理の手順を示すフローチャートの一例である。 共通項目の一例を示す図である。 工事内容毎の確認項目の一例を示す図である。 選択部が行う選択処理の手順を示すフローチャートの一例である。 相対評価部が行う相対評価処理の手順を示すフローチャートの一例である。 算出部が行う計算処理の処理手順を示すフローチャートの一例である。 巡回用端末の制御部が行う工事現場選択処理の手順を示すフローチャートの一例である。
以下、添付図面を参照して、実施の形態について詳細に説明する。
図1は、実施の形態に係る支援システム1の概略構成の一例を示す図である。
支援システム1は、ガスに関連する工事を行う作業者が適切に作業を行っているか否かを確認するのを支援するシステムであり、複数の工事現場を巡回して確認する巡回者に用いられるシステムである。なお、巡回者は、ガスに関連する工事を請け負う会社又は当該会社から当該工事を委託された会社の者であり、作業者は、これらの会社の者又はこれらの会社から委託された会社の者であることを例示することができる。
ガスに関連する工事は、多岐に亘っている。ガスに関連する工事の種類には、例えば、ガスメータを新規に取付ける工事である新設、既設ガス設備にガス栓を増やす工事である増設、既設ガス設備を移設する工事である位置替が含まれる。
また、工事の施工内容には、ネジ切り作業が発生するネジ工事や、PE管の埋設工事が発生するPE工事が含まれる。また、工事の施工内容には、ガス配管にガス用ステンレス鋼フレキシブル管を使用するフレキシブル配管工法による工事であるフレキ工事が含まれる。
また、工事の施工内容には、活管工事が含まれ、活管工事には、ガスの漏出の可能性がある生ガス工事や、残ガス工事が含まれる。
また、工事の対象の建物の種類には、建物の壁及び床の構造を木質材料で建築する建物(以下、「木造」と称する場合がある。)が含まれる。木造は、在来木造、2×4、木質プレハブ工法などであることを例示することができる。また、工事対象の建物の種別には、鉄骨軸組で建物の壁又は床構造のいずれかを軽量気泡コンクリート板(ALC)、プレキャストコンクリート板(PC)、セラミックス板等、工場で予め作成した型材によって建築する建物で、施工階が地上3階以下の建物(以下、「鉄骨」と称する場合がある。)が含まれる。また、工事対象の建物の種別には、鉄筋コンクリート(RC)建物又は施工階が地上階4階以上の鉄骨系建物(以下、「鉄筋」と称する場合がある。)が含まれる。
また、上記建物の種類によって大きさが異なる場合がある。また、上記建物の用途には、住宅用、業務用、工業用等がある。
そして、上記建物の種類、大きさ、及び用途に応じて工事内容が異なる場合がある。例えば、鉄筋であり且つ集合住宅であり且つ大規模な建物であるマンションにおける工事は、高所にて作業する場合がある。また、工事内容に応じて、一の工事現場で行う作業に要する時間が異なり、1時間の場合もあるし、4時間の場合もある。
ここで、複数の作業者が一つの作業班を構成し、一つの作業班で一の工事を行う場合がある。以下では、一の工事を行う作業者又は作業班をまとめて「作業者」と称する場合がある。また、複数の巡回者が一つの巡回班を構成し、一つの巡回班で作業者を巡回する場合がある。以下では、巡回を行う巡回者又は巡回班をまとめて「巡回者」と称する場合がある。
作業者が、巡回が行われることを知っている場合には、予め定められたルールを順守する等して適切に行うため、日常的にどのように行っているかを適切に確認できないおそれがある。そのため、作業者に、その場しのぎの作業や用意をさせないためにも、巡回は、作業者への事前の予告なしに行う。
また、予め定められた所定期間(例えば1年間)に1回は全ての作業者を巡回できるようにする。例えば、作業者が300(人又は班(以下では、単に「人」と称する場合がある。)である場合であって、巡回者が5(人又は班(以下では、単に「人」と称する場合がある。)である場合には、各月に1日、各巡回者が5人の作業者を巡回することで、1年間で全ての作業者を巡回することが可能になる。
上記事項に鑑み、図1に示すように、支援システム1は、巡回先の工事現場の決定等を行う巡回用サーバ装置10と、巡回者が巡回の際に使用する巡回用端末20と、作業者が作業の際に使用する作業用端末30と、作業者が作業予定の工事現場や工事内容を記憶する作業用サーバ装置40と、を備えている。
これら、巡回用サーバ装置10、巡回用端末20、作業用端末30、及び、作業用サーバ装置40は、ネットワーク5を介して互いに通信を行うことが可能となっている。ネットワーク5は、装置間のデータ通信に用いられる通信ネットワークであれば特に限定されず、例えばインターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)であることを例示することができる。データ通信に用いられる通信回線は、有線か無線かを問わず、これらを併用しても良い。
(巡回用サーバ装置10)
図2は、巡回用サーバ装置10の概略構成の一例を示す図である。
巡回用サーバ装置10は、装置全体を制御する制御部11と、データ等の記憶に用いられる記憶部12と、操作受付画面や画像の表示に使用される表示部13と、ユーザの入力操作を受け付ける操作部14と、外部装置との通信に用いられる通信部15とを備えている。これら制御部11、記憶部12、表示部13、操作部14、通信部15は、バス16にて接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113等により構成される。ROM112には、CPUにより実行される基本プログラム(オペレーションシステム)、アプリケーションプログラム、各種の設定等が記憶されている。CPU111は、RAM113を作業エリアに使用し、ROM112や記憶部12から読み出したアプリケーションプログラムを実行する。CPU111がプログラムを実行することにより、巡回用サーバ装置10の各部が制御される。
記憶部12は、半導体メモリやHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置であることを例示することができる。
表示部13は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイであることを例示することができる。
操作部14は、ボタン、スイッチ、タッチパネルであることを例示することができる。
通信部15は、通信インターフェース(通信I/F)であることを例示することができる。
以上のように構成された巡回用サーバ装置10は、クライアントの一例としての巡回用端末20からの要求に対して情報や処理結果を提供する。巡回用サーバ装置10は、所謂サーバ、デスクトップPC、ノートPC等であることを例示することができる。
(巡回用端末20)
図3は、巡回用端末20の概略構成の一例を示す図である。
巡回用端末20は、装置全体を制御する制御部21と、データ等の記憶に用いられる記憶部22と、操作受付画面や画像の表示に使用される表示部23と、ユーザの入力操作を受け付ける操作部24と、外部装置との通信に用いられる通信部25とを備えている。また、巡回用端末20は、カメラ26と、GPS(Global Positioning System)27とを備えている。これら制御部21、記憶部22、表示部23、操作部24、通信部25、カメラ26、GPS27は、バス29にて接続されている。
制御部21は、CPU211、ROM212、RAM213により構成される。ROM212には、CPU211により実行される基本プログラム(オペレーションシステム)や各種の設定等が記憶されている。CPU211は、RAM213を作業エリアに使用し、ROM212や記憶部22から読み出したアプリケーションプログラムを実行する。
記憶部22は、半導体メモリなどの記憶装置であることを例示することができる。
表示部23は、静止画像や動画像等を表示するディスプレイ装置である。表示部23は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイであることを例示することができる。
操作部24は、ユーザからの操作を受け付ける入力装置である。操作部24は、ボタン、スイッチ、タッチパネルであることを例示することができる。
通信部25は、通信インターフェースであることを例示することができる。
カメラ26は、静止画又は動画を撮像することができるデジタルカメラであることを例示することができる。
GPS27は、GPS衛星から発せられた電波を受信し、自己の現在位置を特定する。
以上のように構成された巡回用端末20は、携帯情報端末(PDA)、タブレット端末、タブレットPC、ノートPC、多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」)、携帯電話(所謂「フィーチャーフォン」)等であることを例示することができる。
図4は、作業用端末30の概略構成の一例を示す図である。
作業用端末30は、巡回用端末20と同様に、CPU311、ROM312、RAM313を有して装置全体を制御する制御部31と、記憶部32と、表示部33と、操作部34と、通信部35と、カメラ36と、GPS37とを備えている。これら制御部31、記憶部32、表示部33、操作部34、通信部35、カメラ36、GPS37は、バス39にて接続されている。
作業用端末30は、携帯情報端末(PDA)、タブレット端末、タブレットPC、ノートPC、多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」)、携帯電話(所謂「フィーチャーフォン」)等であることを例示することができる。
図5は、作業用サーバ装置40の概略構成の一例を示す図である。
作業用サーバ装置40は、巡回用サーバ装置10と同様に、CPU411、ROM412、RAM413を有して装置全体を制御する制御部41と、記憶部42と、表示部43と、操作部44と、通信部45とを備えている。これら制御部41、記憶部42、表示部43、操作部44、通信部45は、バス49にて接続されている。
作業用サーバ装置40は、巡回用サーバ装置10、巡回用端末20、作業用端末30からの要求に対して情報や処理結果を提供する。作業用サーバ装置40は、所謂サーバ、デスクトップPC、ノートPC等であることを例示することができる。
図6は、作業用サーバ装置40の記憶部42が記憶する工事情報の一例を示す図である。
工事情報は、作業者が工事を行う予定の情報を有している。図6には、巡回日当日の工事情報を示している。
工事情報として、図6に示すように、他の工事と区別するための工事件名に、工事の場所(住所)、工事対象の物件名、当該物件の区分、当該物件の用途区分、工事の種類、活管工事の内容、作業時間帯、当該工事現場の監督者名、作業者名、当該作業者の携帯番号等が関連付けて記憶されている。なお、工事件名は、例えば、工事の依頼を受け付けた順に付与した番号であることを例示することができる。
作業用サーバ装置40の記憶部42への記憶は、作業者や、当該作業者が所属する会社の者が行うことを例示することができる。作業者は、例えば作業用端末30を用いて行い、当該作業者が所属する会社の者は、デスクトップPC、ノートPC等を用いて行うことを例示することができる。また、作業用サーバ装置40の記憶部42への記憶は、作業者が所属する会社へ工事を依頼した会社の者が行っても良い。
次に、巡回用サーバ装置10及び巡回用端末20の機能について詳述する。
図7は、巡回用サーバ装置10及び巡回用端末20が行う処理のタイムチャートである。
巡回用サーバ装置10は、巡回日当日に行われている複数の工事現場の中から、巡回先の工事現場を、予め定められた所定数決定する(S701)。また、巡回用サーバ装置10は、S701にて決定した工事現場毎に、巡回者を決定する(S702)。その後、巡回用サーバ装置10は、S701にて決定した工事現場毎に、記憶部12に予め記憶している複数の確認項目の中から、当該工事現場の工事内容に応じた確認項目を選択する(S703)。そして、巡回用サーバ装置10は、各工事現場の巡回者が所有する巡回用端末20に、当該工事現場の情報及び当該工事現場確認項目を送信する(S704)。S701の処理及びS703の処理については後で詳述する。
巡回用端末20は、巡回用サーバ装置10から送信されてきた、複数の工事現場の情報及び当該工事現場における確認項目を受信する(S705)。そして、巡回用端末20は、巡回すべき複数の工事現場の中から最先に巡回する工事現場を選択する(S706)。このS706の処理については後で詳述する。巡回者は、S706にて選択された工事現場へ移動し(S707)、当該工事現場にて確認する項目の表である確認項目表を見る。
図8は、巡回者が巡回先の工事現場にて確認する確認項目表の一例を示す図である。確認項目表は、巡回用端末20の表示部23に表示されることを例示することができる。なお、図8には省略しているが、確認項目表には、巡回実施日時、工事件名、工事場所等の工事情報が表示される。
巡回用端末20は、巡回者の操作の下、表示部23に、図8に例示した確認項目表を表示する(S708)。巡回者は、確認項目表の評価の欄に各確認項目に対する評価を付与する(S709)。確認項目の欄に記載された内容を、作業者が順守している場合には「○」や「可」の評価が付与され、順守していない場合には「×」や「否」の評価が付与される。また、作業者の順守の態様が優れている場合には「◎」や「優」の評価が付与される。付与する方法は、タッチペンで記入する方法や、プルダウンメニューに表示された、「◎」、「○」、「×」の中から選択する方法を例示することができる。
巡回用端末20は、巡回者の操作の下、評価結果を巡回用サーバ装置10に送信する(S710)。巡回用サーバ装置10は、巡回用端末20から送信されてきた評価結果を受信する(S711)。
巡回用端末20は、一の工事現場における評価結果を送信した(S710)後、複数の工事現場の中から次の工事現場を選択する(S712)。このS712の処理は、S706の処理と同様であり、後で詳述する。
巡回用端末20が次の工事現場を選択した(S712)後、巡回者は、S712にて選択された工事現場へ移動し(S707)、巡回用端末20が表示した(S708)確認項目表の評価の欄に各確認項目に対する評価を付与する(S709)。そして、巡回用端末20は、評価結果を巡回用サーバ装置10に送信し(S710)、巡回用サーバ装置10は、巡回用端末20から送信されてきた評価結果を受信する(S711)。
その後、巡回用端末20が次の工事現場を選択した(S712)場合には、S707、S708、S709、S710、S711の処理を繰り返す。
巡回用サーバ装置10は、巡回用端末20から送信されてきた、工事現場毎の評価結果を受信した後に、総合評価を行う(S713)。このS713の処理については、後で詳述する。
そして、巡回用サーバ装置10は、巡回日当日の複数の巡回先の工事現場間での相対評価を行う(S714)。
なお、上述した態様は、巡回者が、巡回用端末20の表示部23に表示され確認項目表に評価結果を付与し、その評価結果が巡回用サーバ装置10に送信される態様であるが、特にかかる態様に限定されない。例えば、巡回者は、確認項目表をプリントアウトした用紙に対して評価結果を記入しても良い。そして、例えば巡回用端末20のカメラ26にて評価結果が記入された用紙を撮影した画像を、巡回用サーバ装置10に送信し、巡回用サーバ装置10は、この画像を用いて評価結果を把握しても良い。
図9は、巡回用サーバ装置10の制御部11のブロック図の一例を示す図である。
制御部11は、巡回日当日に巡回する複数の工事現場を決定する工事現場決定部121と、工事現場毎に、複数ある確認項目の中から、工事現場に応じた確認項目を選択する選択部122とを備えている。また、制御部11は、確認項目表等を巡回用端末20に送信する送信部123と、巡回用端末20から評価結果等を受信する受信部124とを備えている。また、制御部11は、複数ある確認項目の中から、巡回日当日の重点項目を決定する重点項目決定部125と、受信した評価結果を用いて、作業者毎の合計点数を算出する算出部126と、作業者毎の合計点数を用いて、巡回日当日に巡回した複数の作業者の相対評価を行う相対評価部127とを備えている。
(工事現場決定部121)
図10は、記憶部12に記憶された作業者毎の巡回履歴情報の一例を示す図である。
巡回履歴情報として、図10に示すように、作業者毎に、所属会社名、巡回履歴、巡回の際の総合評価、事故歴、工事件名、工事の場所(住所)、物件名、当該物件の区分、当該物件の用途区分、工事の種類、当該作業者の携帯番号等が関連付けて記憶されている。
工事現場決定部121は、作業用サーバ装置40に記憶されている図6に例示した工事情報や、図10に例示した記憶部12が記憶している巡回履歴情報を用いて、工事現場を予め定められた所定数決定する。所定数は、例えば巡回者が5人で、各巡回者が5人の作業者を巡回する場合には、25であることを例示することができる。
工事現場決定部121は、所定期間内にできるだけ多くの作業者を巡回できるようにする。そのために、工事現場決定部121は、巡回先の作業者を決定するにあたって、所定期間内に巡回を受けたことがある作業者をなるべく避け、所定期間内に巡回を受けたことがない作業者を優先的に巡回するように決定する。所定期間は、1年であることを例示することができる。
ただし、工事現場決定部121は、所定期間内に巡回を受けたことがある作業者であっても、過去にガス漏出事故を起こした作業者である場合には、優先的に巡回先に決定する。かかる場合には、ガス漏出事故を起こしたのが予め定められた第1基準期間内であることを条件としても良い。第1基準期間は、2年であることを例示することができる。
また、工事現場決定部121は、所定期間内に巡回を受けたことがある作業者であっても、過去の巡回にて不備を指摘された作業者である場合には、優先的に巡回先に決定する。かかる場合には、不備を指摘されたのが予め定められた第2基準期間内であることを条件としても良い。第2基準期間は、1年であることを例示することができる。不備とは、後述するように評価結果を用いて算出された合計点数がマイナス、特定の確認項目の評価結果が「×」や「否」等であることを例示することができる。
また、巡回用サーバ装置10は、所定期間内に巡回を受けたことがある作業者であっても、生ガス工事である現場を優先的に巡回先に決定する。
図11は、工事現場決定部121が行う巡回先の工事現場の決定処理の手順を示すフローチャートの一例である。この決定処理は、図7を用いて説明したS701の処理である。
工事現場決定部121は、巡回当日に行われている複数の工事の中から一の工事現場を選択する(S1101)。工事現場決定部121は、作業用サーバ装置40から巡回日の工事現場に関する情報を取得する。S1101は、例えば工事件名の番号が小さい順であることを例示することができる。
工事現場決定部121は、S1101にて選択した工事現場が、巡回済みの作業者が作業を行う現場であるか否かを判定する(S1102)。巡回済みの作業者が行う現場ではない場合(S1102でNo)、工事現場決定部121は、今回の巡回先に決定する(S1103)。他方、巡回済みの作業者が行う現場である場合(S1102でYes)、工事現場決定部121は、前回の巡回が所定期間内であるか否かを判定する(S1104)。所定期間内ではない場合(S1104でNo)、工事現場決定部121は、今回の巡回先に決定する(S1103)。
他方、所定期間内である場合(S1104でYes)、工事現場決定部121は、過去第1基準期間内にガスを漏出した事故を起こした作業者であるか否かを判定する(S1105)。ガスを漏出した事故を起こした作業者である場合(S1105でYes)、工事現場決定部121は、前回の巡回から予め定められた第1経過期間(例えば1箇月)が経過したか否かを判定する(S1106)。第1経過期間が経過した場合(S1106でYes)、工事現場決定部121は、今回の巡回先に決定する(S1103)。
他方、ガスを漏出した事故を起こした作業者ではない場合(S1105でNo)、又は、第1経過期間が経過していない場合(S1106でNo)、工事現場決定部121は、過去第2基準期間内の巡回で不備を指摘された作業者であるか否かを判定する(S1107)。不備を指摘された作業者である場合(S1107でYes)、巡回用サーバ装置10は、前回の巡回から第2経過期間(例えば3箇月)が経過したか否かを判定する(S1108)。第2経過期間が経過した場合(S1108でYes)、巡回用サーバ装置10は、今回の巡回先に決定する(S1103)。
他方、過去第2基準期間内に不備を指摘された作業者ではない場合(S1107でNo)、又は、第2経過期間が経過していない場合(S1108でNo)、工事現場決定部121は、生ガス工事であるか否かを判定する(S1109)。生ガス工事である場合(S1109でYes)、工事現場決定部121は、今回の巡回先に決定する(S1103)。
他方、生ガス工事ではない場合(S1109でNo)、工事現場決定部121は、他に工事現場の候補があるか否かを選択する(S1110)。他に候補がある場合(S1110でYes)、工事現場決定部121は、S1101以降の処理を行う。他に候補がない場合(S1110でNo)、工事現場決定部121は、処理を終了する。
一方、S1103にて今回の巡回先に決定した後、工事現場決定部121は、今回の巡回先として決定した工事現場の数が予め定められた所定数に到達したか否かを判定する(S1111)。所定数に到達した場合(S1111でYes)、工事現場決定部121は、処理を終了する。他方、所定数に到達していない場合(S1111でNo)、工事現場決定部121は、S1110以降の処理を行う。
なお、第1基準期間は2年、第2基準期間は1年であることを例示している。これは、ガス漏出事故を起こした作業者の方を、不備を指摘された作業者よりも注意深く監視する必要があるとの意図に基づくものである。しかしながら、第1基準期間と第2基準期間の長短は特に限定されない。第1基準期間と第2基準期間は同じであっても良いし、第2基準期間の方が第1基準期間よりも長くても良い。
また、第1経過期間は1箇月、第2経過期間は3箇月であることを例示しているが、特にこれらの期間に限定されない。また、第1経過期間と第2経過期間の長短は特に限定されない。第1経過期間と第2経過期間は同じであっても良いし、第1経過期間の方が第2経過期間よりも長くても良い。また、第1経過期間又は第2経過期間を0、言い換えれば、第1経過期間又は第2経過期間を設定しなくても良い。繰り返し巡回することで、早期に、安全性や品質の向上を期待できるからである。
なお、図11を用いて説明したフローチャートにおいては、巡回済みではない作業者や巡回済みであっても所定期間内に巡回していない作業者を、ガス漏出事故を起こした作業者や不備を指摘された作業者よりも優先的に巡回する態様であるが、特にかかる態様に限定されない。例えば、ガス漏出事故を起こした作業者を、最優先で巡回するようにしても良い。また、不備を指摘された作業者を、最優先で巡回するようにしても良い。また、生ガス工事現場を最優先で巡回するようにしても良い。
巡回用サーバ装置10においては、以上のようにして工事現場決定部121が所定数の巡回先の工事現場を決定した後、工事現場毎の巡回者を決定する。これは、図7を用いて説明したS702の処理である。
巡回用サーバ装置10は、決定した所定数の巡回先の工事現場を、巡回者の数に区分けする。その際、巡回用サーバ装置10は、予め定めた条件で区分けする。予め定めた条件は、工事現場の場所が地理的に近いことを例示することができる。また、予め定めた条件は、工事内容が重複しないことを例示することができる。
例えば、予め定めた条件が地域である場合、巡回用サーバ装置10は、決定した複数の工事現場を、互いに距離が近い工事現場に区分けする。
(選択部122)
選択部122は、巡回先の工事現場における工事内容に応じて、工事現場毎の確認項目を選択する。
確認項目の中には、工事内容によらない、各工事現場共通の確認項目である共通項目が含まれる。
図12は、共通項目の一例を示す図である。
図12に示すように、共通項目の中には、CS(Customer Satisfaction)及びマナーに関する項目と、安全に関する項目と、品質に関する項目と、その他の項目とが含まれる。
図13は、工事内容毎の確認項目の一例を示す図である。
図13に示すように、確認項目の中には、ネジ工事を行う工事現場用の確認項目であるネジ工事用確認項目と、フレキ工事を行う工事現場用の確認項目であるフレキ工事用確認項目と、PE工事を行う工事現場用の確認項目であるPE工事用確認項目とが含まれる。また、確認項目の中には、新設の工事現場用の確認項目である新設用確認項目と、生ガス工事を行う工事現場用の確認項目である生ガス工事用確認項目と、残ガス工事を行う工事現場用の確認項目である残ガス工事用確認項目とが含まれる。また、確認項目の中には、鉄骨又は鉄筋の工事現場用の確認項目である鉄骨鉄筋工事用確認項目と、鉄筋かつ集合住宅かつ大規模の工事現場用の確認項目であるマンション工事用確認項目と、が含まれる。
図14は、選択部122が行う選択処理の手順を示すフローチャートの一例である。この選択処理は、図7を用いて説明したS703の処理である。
選択部122は、巡回当日の巡回先として決定した複数の工事現場の内の一の工事現場を選択する(S1401)。そして、S1401にて選択した工事現場の工事内容がネジ工事であるか否かを判定する(S1402)。ネジ工事である場合(S1402でYes)、選択部122は、ネジ工事用の確認項目として予め定められた確認項目を選択し、選択した確認項目を、当該工事現場の確認項目に追加する(S1403)。
ネジ工事ではない場合(S1402でNo)、又は、S1403にて追加した後、選択部122は、S1401にて選択した工事現場の工事内容がフレキ工事であるか否かを判定する(S1404)。フレキ工事である場合(S1404でYes)、選択部122は、フレキ工事用の確認項目として予め定められた確認項目を選択し、選択した確認項目を、当該工事現場の確認項目に追加する(S1405)。
フレキ工事ではない場合(S1404でNo)、又は、S1405にて追加した後、選択部122は、S1401にて選択した工事現場の工事内容がPE工事であるか否かを判定する(S1406)。PE工事である場合(S1406でYes)、選択部122は、PE工事用の確認項目として予め定められた確認項目を選択し、選択した確認項目を、当該工事現場の確認項目に追加する(S1407)。
PE工事ではない場合(S1406でNo)、又は、S1407にて追加した後、選択部122は、S1401にて選択した工事現場の工事内容が新設であるか否かを判定する(S1408)。新設である場合(S1408でYes)、選択部122は、新設用の確認項目として予め定められた確認項目を選択し、選択した確認項目を、当該工事現場の確認項目に追加する(S1409)。
新設ではない場合(S1408でNo)、又は、S1409にて追加した後、選択部122は、S1401にて選択した工事現場の工事内容が生ガス工事であるか否かを判定する(S1410)。生ガス工事である場合(S1410でYes)、選択部122は、生ガス工事用の確認項目として予め定められた確認項目を選択し、選択した確認項目を、当該工事現場の確認項目に追加する(S1411)。
生ガス工事ではない場合(S1410でNo)、又は、S1411にて追加した後、選択部122は、S1401にて選択した工事現場の工事内容が残ガス工事であるか否かを判定する(S1412)。残ガス工事である場合(S1412でYes)、選択部122は、残ガス工事用の確認項目として予め定められた確認項目を選択し、選択した確認項目を、当該工事現場の確認項目に追加する(S1413)。
残ガス工事ではない場合(S1412でNo)、又は、S1413にて追加した後、選択部122は、S1401にて選択した工事現場の工事内容が鉄骨鉄筋工事であるか否かを判定する(S1414)。鉄骨鉄筋工事である場合(S1414でYes)、選択部122は、鉄骨鉄筋工事用の確認項目として予め定められた確認項目を選択し、選択した確認項目を、当該工事現場の確認項目に追加する(S1415)。
鉄骨鉄筋工事ではない場合(S1414でNo)、又は、S1415にて追加した後、選択部122は、S1401にて選択した工事現場の工事内容がマンション工事であるか否かを判定する(S1416)。マンション工事である場合(S1416でYes)、選択部122は、マンション工事用の確認項目として予め定められた確認項目を選択し、選択した確認項目を、当該工事現場の確認項目に追加する(S1417)。
マンション工事ではない場合(S1416でNo)、又は、S1417にて追加した後、選択部122は、巡回当日の巡回先として決定した複数の工事現場の中に、確認項目を選択していない他の工事現場があるか否かを判定する(S1418)。他の工事現場がある場合(S1418でYes)、選択部122は、S1401以降の処理を行い、他の工事現場がない場合(S1418でNo)、選択部122は、処理を終了する。
このようにして、選択部122は、共通項目と、工事内容に応じた確認項目と、を含む確認項目を、当該工事現場における確認項目として選択する。
なお、共通項目及び工事内容毎の確認項目は、図12に例示した共通項目、図13に例示した確認項目に限定されない。また、工事内容毎の確認項目を設けるのは図13に例示した工事内容に限定されない。例えば、建物区分が木造であり且つ新設である場合には、PE管の埋設工事が発生するとして、PE工事用確認項目を選択して追加するようにしても良い。
(送信部123)
送信部123は、選択部122が選択した工事現場における確認項目に関するデータを、当該工事現場の場所や物件名等の当該工事現場に関する情報とともに、当該工事現場を巡回する巡回者が所有する巡回用端末20に送信する。この送信部123が送信する処理が、図7を用いて説明したS704の処理である。なお、送信部123は、選択した確認項目に関するデータだけではなく、当該確認項目を含む確認項目表を、巡回用端末20の表示部23に表示可能なデータを巡回用端末20に送信しても良い。
(受信部124)
受信部124は、巡回用端末20から送信されてきた、工事現場毎の評価結果を受信する。この受信部124が受信する処理が、図7を用いて説明したS705の処理である。
(重点項目決定部125)
重点項目決定部125は、気候に関連する情報を基に重点項目を決定することを例示することができる。例えば、重点項目決定部125は、巡回日の最高温度が30度を超える場合には、安全に関する確認項目の内、「定められた服装(長袖シャツ・長ズボン)で作業を行っている」を、重点項目に決定することを例示することができる。暑いと、長袖シャツや長ズボンを着用せずに安全性が低下するおそれがあるからである。なお、重点項目決定部125は、巡回日当日の朝8時に巡回用サーバ装置10に設けられた温度計が計測した温度が所定温度(例えば28度)以上である場合に、巡回日の最高温度が30度を超えると判断することを例示することができる。
また、重点項目決定部125は、地理的な情報を基に重点項目を決定することを例示することができる。例えば、重点項目決定部125は、工事現場の場所から例えば半径10km以内の範囲で、車上荒らしが頻繁に発生している場合には、その他の確認項目の内、「車両から離れる時は窓、幌(ホロ)等を閉じてあり、ドアは施錠されている」を、重点項目に決定することを例示することができる。なお、重点項目決定部125は、巡回日前の例えば1カ月間のネットニュースを取得することにより、工事現場の場所近辺に生じた事件及び事故を把握することが可能である。
また、重点項目決定部125は、巡回日前の例えば1カ月間に発生した、ガスに関連する工事の不具合の情報を基に重点項目を決定することを例示することができる。例えば、重点項目決定部125は、PE管のEF継手接合部の接合が適切になされていないとの不具合の情報を取得した場合には、PE工事に関する確認項目の内、「融着時及び冷却時は、クランプでEF継手とPE管を固定されている」を、重点項目に決定することを例示することができる。なお、重点項目決定部125は、記憶部12に記憶されている情報により、ガスに関連する工事の不具合の情報を把握することが可能である。記憶部12には、例えば巡回用端末20を用いて巡回者が記憶することを例示することができる。
また、重点項目決定部125は、過去の巡回における確認項目に対する評価の情報を基に重点項目を決定することを例示することができる。例えば、重点項目決定部125は、例えば過去3回の巡回において「×」の評価が多かった確認項目を重点項目に決定することを例示することができる。なお、重点項目決定部125は、記憶部12に記憶されている、図10に例示した巡回履歴情報を用いて「×」の評価が多かった確認項目を把握することを例示することができる。
なお、重点項目決定部125は、複数の重点項目を決定しても良い。
(算出部126及び相対評価部127)
巡回用サーバ装置10においては、算出部126が、巡回した作業者の合計点数を算出することで、全ての作業者の総合評価を行う。つまり、算出部126が合計点数を算出する処理は、図7を用いて説明したS713の処理である。そして、相対評価部127が、算出部126が算出した合計点数を用いて、巡回した全ての作業者間の相対評価を行う。この相対評価部127が相対評価を行う処理が、図7を用いて説明したS714の処理である。
図15は、相対評価部127が行う相対評価処理の手順を示すフローチャートの一例である。相対評価部127は、例えば、巡回日の予め定められた所定時刻になった場合に、この相対評価処理を行うことを例示することができる。所定時刻は、午後5時であることを例示することができる。午後5時には、巡回日における全ての巡回者が全ての作業者の巡回を終えると想定されるからである。また、午後5時に巡回を終えることができない場合には、その工事現場への巡回は行わないようにすると定めても良い。
相対評価部127は、巡回した複数の作業者の中から一の作業者を選択する(S1501)。相対評価部127は、S1501にて選択した作業者の合計点数の計算処理を、算出部126に行わせる(S1502)。この計算処理については後で詳述する。このS1502の処理が、図7を用いて説明したS713の処理である。
その後、相対評価部127は、巡回した複数の作業者の中に、S1502にて計算処理の対象となっていない作業者が他にいるか否かを判定する(S1503)。他に作業者がいる場合(S1503でYes)、相対評価部127は、S1501以降の処理を行う。他方、他に作業者がいない場合(S1503でNo)、相対評価部127は、全作業者の順位付けを行う(S1504)。このS1504の処理が、図7を用いて説明したS714の処理である。
図16は、算出部126が行う計算処理の処理手順を示すフローチャートの一例である。
算出部126は、計算処理を行う対象の作業者に対する全ての確認項目についての評価結果を把握する(S1601)。そして、算出部126は、複数の確認項目の中から一の確認項目を選択する(S1602)。その後、算出部126は、当該確認項目の評価結果が加点対象か減点対象か否かを判定する(S1603)。算出部126は、評価結果が「◎」である場合には加点対象、評価結果が「×」である場合には減点対象であると判定する。ゆえに、算出部126は、評価結果が「◎」か「×」である場合には、S1603で肯定判定する。なお、評価結果が「◎」である場合には1点が加点され、評価結果が「×」である場合には1点が減点されることを例示することができる。
加点対象か減点対象である場合(S1603でYes)、算出部126は、当該確認項目が、重点項目決定部125が決定した重点項目であるか否かを判定する(S1604)。重点項目である場合(S1604でYes)、算出部126は、評価結果に対応する点数(評価結果が「◎」である場合には「1」、評価結果が「×」である場合には「-1」)に、予め定められた係数を乗算することにより、当該重点項目の点数を算出する(S1605)。係数は、2であることを例示することができる。
他方、S1603にて加点対象でも減点対象でもないと判定された場合(S1603でNo)、S1604にて重点項目ではないと判定された場合(S1604でNo)、及び、S1605にて点数を算出した後、算出部126は、点数を算出する(S1606)。つまり、S1603にて加点対象でも減点対象でもないと判定された場合(S1603でNo)、算出部126は、これまでの点数を新たな点数とする。S1604にて重点項目ではないと判定された場合(S1604でNo)、巡回用サーバ装置10は、加点対象又は減点対象に応じて、例えば1点又は-1点を加算する。S1604にて重点項目であると判定された場合(S1604でYes)、巡回用サーバ装置10は、加点対象又は減点対象に応じて、S1605にて算出した点数を加算する。
S1606にて点数を算出した後、巡回用サーバ装置10は、他に確認項目があるか否かを判定する(S1607)。他に確認項目がある場合(S1607でYes)、巡回用サーバ装置10は、S1602以降の処理を行う。他方、他に確認項目がない場合(S1607でNo)、巡回用サーバ装置10は、S1606にて算出した点数を最終的な合計点数として、作業者に関連付けて記憶部12に記憶する(S1608)。
相対評価部127は、S1504の処理において、全作業者の順位付けを行う。例えば、相対評価部127は、算出部126が算出した合計点数が高いほど、作業者の順位が高くなるように並べることで相対評価を行う。また、相対評価部127は、合計点数がプラスである作業者は、合計点数が0点である作業者よりも優れているとの相対評価を行っても良い。また、相対評価部127は、合計点数がマイナスである作業者は、合計点数が0点である作業者よりも劣っているとの相対評価を行っても良い。
なお、送信部123は、相対評価部127が相対評価を行った結果に関連するデータであって、巡回用端末20の表示部23に表示可能なデータを、巡回用端末20に送信するようにしても良い。これにより、巡回者は、作業者間の相対評価を巡回用端末20の表示部23で見ることが可能になる。そして、巡回者は、巡回用端末20の表示部23に表示された相対評価(例えば順位付け)を用いて、優れた作業者である優良作業者を決定することが可能になる。また、巡回者は、巡回用端末20の表示部23に表示されたマイナスの合計点数を用いて、指導が必要な作業者を決定することが可能になる。
次に、巡回用端末20の制御部21が行う、複数の工事現場の中から巡回する工事現場を選択する選択処理について説明する。この選択処理は、図7を用いて説明したS706やS712の処理である。
図17は、巡回用端末20の制御部21が行う工事現場選択処理の手順を示すフローチャートの一例である。巡回用端末20は、例えば、巡回者により、表示部23に表示されたボタンが押下された場合に処理を行う。
巡回用端末20は、巡回日の巡回先として決定された複数の工事現場の内の一の工事現場であって、未だ巡回していない工事現場を選択する(S1701)。なお、未だ巡回していない工事現場が複数ある場合には、巡回用端末20は、当該工事の開始時間が早い順に選択することを例示することができる。その後、巡回用端末20は、S1701にて選択した工事現場において作業者が作業中であるか否かを判定する(S1702)。巡回用端末20は、現在の時刻が、作業用サーバ装置40に登録されている当該工事の開始時刻後であって、作業用端末30のGPS37にて特定された作業用端末30の位置が工事現場の場所と同じであると認識できる場合に、作業中であると判断する。
作業中である場合(S1702でYes)、巡回用端末20は、作業終了前に、工事現場に到着可能であるか否かを判定する(S1703)。巡回用端末20は、GPS27にて特定された自己の位置情報と、作業用端末30のGPS37にて特定された作業用端末30の位置情報とを用いて、工事現場に到着するまでに必要な時間を把握するとともに、現在の時刻に、当該必要な時間を加算することにより到着予定時刻を導き出す。そして、巡回用端末20は、当該到着予定時刻が、作業用サーバ装置40に登録されている当該工事の終了予定時刻よりも前である場合に、作業終了前に工事現場に到着可能であると判断する。
到着可能である場合(S1703でYes)、巡回用端末20は、巡回先に決定し(S1704)、処理を終了する。作業中ではない場合(S1702でNo)、又は、到着可能ではない場合(S1703でNo)、巡回用端末20は、作業中か否かを判定していない他の工事現場があるか否かを判定する(S1705)。他の工事現場がある場合(S1705でYes)、巡回用端末20は、S1701以降の処理を行う。
他方、作業中か否かを判定していない他の工事現場がない場合(S1705でNo)、巡回用端末20は、既に判定している工事現場の中から一の工事現場を選択する(S1706)。その後、巡回用端末20は、S1706にて選択した工事現場において作業開始前であるか否かを判定する(S1707)。作業開始前ではない場合(S1707でNo)、この工事現場は既に作業が終了していると考えられるので、巡回用端末20は、作業開始前であるか否かを判定していない他の工事現場があるか否かを判定する(S1708)。他の工事現場がない場合(S1708でNo)、巡回用端末20は、処理を終了する。他方、他の工事現場がある場合(S1708でYes)、巡回用端末20は、S1706以降の処理を行う。
一方、作業開始前である場合(S1707でYes)、巡回用端末20は、当該工事現場への到着予定時刻が、作業開始時刻後、作業終了予定時刻前であるか否かを判定する(S1709)。作業開始時刻後、作業終了予定時刻前である場合(S1709でYes)、巡回用端末20は、巡回先に決定し(S1704)、処理を終了する。
他方、作業開始時刻後、作業終了予定時刻前ではない場合(S1709でNo)、巡回用端末20は、当該工事現場への到着予定時刻が、作業開始時刻前であるか否かを判定する(S1710)。作業開始時刻前である場合(S1710でYes)、巡回用端末20は、巡回先への決定を保留し(S1711)、作業開始時刻前か否かを判定していない他の工事現場があるか否かを判定する(S1712)。また、作業開始時刻前ではない場合(S1710でNo)、巡回用端末20は、S1712の処理を行う。他の工事現場がある場合(S1712でYes)、巡回用端末20は、S1706以降の処理を行う。
他の工事現場がない場合(S1712でNo)、巡回用端末20は、S1711の処理にて巡回先への決定を保留している工事現場があるか否かを判定する(S1713)。保留している工事現場がある場合(S1713でYes)、巡回用端末20は、保留している工事現場の中から巡回先を決定し(S1714)、処理を終了する。なお、保留している工事現場が複数ある場合には、作業開始時刻に最も近く到着する工事現場を、巡回先に決定することを例示することができる。無駄な時間を少なくすることができるからである。
他方、保留している工事現場がない場合(S1713でNo)、巡回用端末20は、工事現場がない旨を表示部に表示し(S1715)、処理を終了する。
なお、巡回用端末20、作業用端末30は、それぞれ、GPS27、GPS37を有し、GPS衛星から発せられた電波を受信することにより、自己の装置の位置を特定することを例示したが特にかかる態様に限定されない。GPS機能は、巡回用端末20、作業用端末30に内蔵されていることは必ずしも必要ではなく、別体の装置とし、これから位置情報を取得しても良い。またGPS機能の代わりに、またGPS機能と併用して、Wi-Fiアクセスポイントの位置情報を利用して自己の装置の位置を求めても良い。
以上、説明したように、巡回用サーバ装置10は、予め定められた所定期間内に巡回を受けた作業者を記憶する記憶部12と、巡回日の複数の工事現場の中から、所定期間内に巡回を受けた作業者であると記憶部12が記憶していない作業者が作業を行っている工事現場を巡回先として選択する選択部122と、を備える処理装置の一例である。
工事現場の数に対して、巡回者の数や巡回の頻度が少ないと、所定期間内に巡回可能な数は制限される。しかしながら、巡回用サーバ装置10によれば、所定期間内に巡回を受けた作業者であると記憶部12が記憶していない作業者が作業を行っている工事現場を巡回先として選択されるので、所定期間内に同じ作業者を複数回巡回することなく、できる限り多くの作業者が巡回される。
ただし、選択部122は、作業者が所定期間内に巡回を受けた作業者であっても、予め定められた条件を満たす場合には、当該作業者が行っている工事現場を巡回先として選択する。
ここで、予め定められた条件は、作業者がガスの漏出を生じさせた経験があること、であることを例示することができる。これにより、作業者が再度ガスの漏出を生じさせてしまうことを抑制することができる。
また、予め定められた条件は、作業者が過去の巡回時に予め定められた事項を怠っていると指摘されたこと、であることを例示することができる。言い換えれば、予め定められた条件は、評価結果を用いて算出された合計点数がマイナスとなり、不備を指摘されたことであることを例示することができる。これにより、不備を指摘された作業者が繰り返し、ルールを順守しないことを抑制することができる。
また、予め定められた条件は、工事現場がガスの漏出の可能性があること、であることを例示することができる。これにより、作業者がガスの漏出を生じさせてしまうことを抑制することができる。
ただし、予め定められた条件は、上記事項に限定されない。工事内容や作業者の資質に応じて任意に設定しても良い。
また、以上説明した支援システム1は、工事現場を巡回して当該工事現場における作業状況を確認する巡回者が携帯する巡回用端末20と、作業者が携帯するとともに位置情報を発信可能な作業用端末30と、を備える。そして、巡回用端末20は、作業用端末30が発信した位置情報と、取得した作業時間帯とを用いて、作業状況の確認を行えるように工事現場に到着するか否かを判断する。
ガスに関連する工事の内容は多岐に亘っており、工事内容に応じて作業時間が異なる。そして、工事内容によっては作業時間が1時間未満である場合もあることから作業者が1日に複数の工事現場を担当することもある。上記支援システム1によれば、巡回用端末20が、作業状況の確認を行えるように工事現場に到着するか否かを判断するので、巡回者は、この判断を考慮して工事現場に向かうことで、工事現場に到着したときにはすでに作業者が作業を終えて次の工事現場に移動してしまっているという事態を抑制することが可能となる。
また、支援システム1は、作業者が行う予定の工事に関連する情報を記憶する記憶装置の一例としての作業用サーバ装置40をさらに備え、巡回用端末20は、作業用サーバ装置40から、作業者が行う予定の工事現場の場所の情報を取得するとともに、当該工事現場の場所の情報と作業用端末30の位置情報とを用いて判断する。例えば、巡回用端末20は、工事現場の場所の情報と作業用端末30の位置情報とを用いて作業者が当該工事現場にいると判断した場合に、作業用サーバ装置40から作業時間帯を取得して、当該作業時間帯と当該工事現場の場所に到達するまでの所要時間とを用いて作業終了前に到着するか否かを判断し、当該作業終了前に到着する場合に作業状況の確認を行えると判断する。作業用サーバ装置40に作業時間帯が記憶されているとしても、作業日当日の天候や工事依頼者の都合等により、予定していた作業を行えずに、作業用サーバ装置40に記憶されている作業時間帯に工事現場にいない場合がある。支援システム1によれば、作業者が工事現場にいることを考慮して判断することが可能になるので、巡回者は、より確度高く作業状況を確認することが可能になる。
また、巡回用端末20は、工事現場の場所の情報と作業用端末30の位置情報とを用いて作業者が当該工事現場にいると判断しない場合であっても、現在の時刻が作業開始前であって、作業用サーバ装置40から取得した作業時間帯と当該工事現場の場所に到達するまでの所要時間とを用いて作業終了前に到着するか否かを判断し、当該作業終了前に到着する場合に作業状況の確認を行えると判断する。かかる態様であったとしても、工事現場の場所に到達するまでの所要時間を考慮しない態様である場合よりも、巡回者は、確度高く作業状況を確認することが可能になる。
また、以上説明した支援システム1は、サーバ装置の一例としての巡回用サーバ装置10と、工事現場を巡回して当該工事現場における作業状況を確認する巡回者が携帯するとともに巡回用サーバ装置10と通信可能な携帯端末の一例としての巡回用端末20と、を備える。そして、巡回用サーバ装置10は、複数の確認項目を記憶し、当該複数の確認項目の中から、工事現場の工事内容に応じた当該確認項目を選択し、選択した当該確認項目を巡回用端末20に送信し、巡回用端末20は、巡回用サーバ装置10から受信した確認項目を含む確認項目表を表示する。
この支援システム1によれば、巡回者は、巡回用端末20に表示された確認項目表を見ながら、作業者が確認項目の事項を順守し、作業を適切に行っているか否かを確認することが可能となる。また、ガスに関連する工事の内容は多岐に亘っているとしても、巡回用サーバ装置10が工事内容に応じた確認項目を選択するので、巡回者は、巡回先の工事現場に真に合致する確認項目のみを確認することが可能となる。例えば、巡回者は、巡回先の工事内容がネジ切り作業が発生しないにも関わらず、ネジ工事特有の「切削ねじ品質確認記録表を所持し、適切に記入している」という確認項目を見なければならないことが抑制される。このように、支援システム1によれば、全ての工事現場に共通の確認項目表を用いるのと比較して、巡回の際の巡回者の負担を軽減することができる。
ここで、巡回用サーバ装置10は、工事内容が機器を使用する工事である場合には、当該機器に関連する物の所持を確認する項目を選択する。例えば、巡回用サーバ装置10は、工事内容がネジ工事である場合には、図13に示すように、「作業用トルクレンチを所持し、適切に使用している」という確認項目を選択する。
また、巡回用サーバ装置10は、工事内容がガスの漏出の可能性がある工事である場合には、予め定められた安全装備の確認が行われているかを確認する項目を選択する。例えば、巡回用サーバ装置10は、生ガス工事である場合には、図13に示すように、「ツールボックスミーティング(TBM)実施確認書内で適切に安全装備(消火器・ポケット警報器・火気厳禁掲示板)の確認が行われているか」という確認項目を選択する。
また、巡回用サーバ装置10は、工事内容がガスメータを新規に取付ける工事である場合には、当該ガスメータの取り扱いに関連する項目を確認項目として選択する。例えば、巡回用サーバ装置10は、工事内容が新設である場合には、図13に示すように、「ガスメータは箱に入れ、垂直に立てた状態で保管又は現場で取り扱っている」、「ガスメータの設置前の取り出し口はプラグ止めが行われている」、「ガスメータの出入り管・メーターユニットは強硬に固定されている」という確認項目を選択する。
また、巡回用サーバ装置10は、工事内容が管同士を接合する工事である場合には、当該接合に関連する項目を確認項目として選択する。例えば、巡回用サーバ装置10は、PE工事である場合には、図13に示すように、「PE管のEF継手接合部は接手差込長さにマーキングが行われている」、「融着時および冷却時は,クランプでEF継手とPE管を固定されている」、「融着完了後はインジケータが隆起している」という確認項目を選択する。
なお、図13に示した工事内容、及び、工事内容に対応する確認項目は、単なる例示であり、特にこの内容に限定されない。図13に示した工事内容及び確認項目とは別の内容を追加しても良いし、削除しても良い。
また、図12に示した確認項目は、単なる例示であり、特にこの内容に限定されない。図12に示した確認項目とは別の内容を追加しても良いし、削除しても良い。
また、支援システム1によれば、巡回者は、巡回用端末20に表示された確認項目表を見ながら確認することが可能であるが、巡回者は、巡回用サーバ装置10が選択した確認項目を含む確認項目表を用紙に印刷するとともに、用紙に記載された確認項目表を見ながら確認しても良い。
また、支援システム1においては、巡回用端末20は、確認項目に対する評価を巡回用サーバ装置10に送信し、巡回用サーバ装置10は、巡回用端末20から送信されてきた評価と、複数の確認項目の内、巡回日毎に予め定められた重点すべき確認項目である重点項目と、を用いて、作業者の総合評価を行う。
作業者が、確認項目やその評価に対する点数を知り、点数が高い確認項目を順守する一方で点数が低いと考えられる確認項目を順守しなくなることに起因して、作業者が、作業全体として適切に作業を行わずに、作業の安全性や品質が低下してしまうことが考えられる。しかしながら、上記支援システム1によれば、巡回日毎に重点項目を定めて、作業者の総合評価を行うので、作業者に特定の確認項目のみを順守しようと思わせることを抑制することができる。その結果、巡回することによりかえって作業全体として作業が適切に行われなくなることを抑制することができる。
そして、巡回用サーバ装置10は、作業者の総合評価を用いて、巡回日に巡回した複数の作業者の相対評価を行う。これにより、例えば、巡回者等が手作業で優良作業者や指導が必要な作業者を決定するのと比較して、巡回者等の手間を削減することができる。
なお、巡回用サーバ装置10が、気候に関連する情報、地理的な情報、過去の工事の不具合に関する情報、過去の巡回における確認項目に対する評価に関する情報、の少なくともいずれかを基に重点項目を決定することを例示したが、特にかかる態様に限定されない。例えば、巡回用サーバ装置10は、インターネット上に掲載されたニュースや、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(social networking service)(以下、「SNS」と称する場合がある。)に投稿された記事の内容を用いて重点項目を決定しても良い。例えば、巡回用サーバ装置10は、ニュースや記事に感染症という用語の出現頻度が高いことを把握した場合には、図12に示した「救急箱の在庫・使用期限は適切である」という確認項目を重点項目に決定しても良い。
また、巡回用サーバ装置10は、インターネット上に掲載されたニュースや、SNSに投稿された記事の内容を用いて、確認項目を新たに作成するとともに、巡回日の確認項目として選択しても良い。例えば、巡回用サーバ装置10は、ニュースや記事に感染症という用語の出現頻度が高いことを把握した場合には、「マスクを着用して作業を行っている」、「所定の距離(例えば2m)離れて会話している」という確認項目を新たに作成するとともに、巡回日の確認項目として選択しても良い。
以上説明した、巡回用サーバ装置10、巡回用端末20、作業用端末30、及び、作業用サーバ装置40が行う処理は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現することができる。この場合、各装置(例えば巡回用サーバ装置10)の制御部(例えば制御部11)のCPU(例えばCPU111)が、当該装置の各機能を実現するプログラムを実行し、これらの各機能を実現させる。例えば、プログラムを記録した非一時的なコンピュータ読取可能な記録媒体を各装置(例えば巡回用サーバ装置10)に提供し、装置(例えば巡回用サーバ装置10)のCPU(例えばCPU111)が記録媒体に格納されたプログラムを読み出す。この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラム自体、及びそれを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
巡回用サーバ装置10の機能を実現するプログラムは、予め定められた期間内に巡回を受けた作業者を記憶する機能と、巡回日の複数の工事現場の中から、予め定められた期間内に巡回を受けた作業者であると当該記憶する機能が記憶していない作業者が作業を行っている工事現場を巡回先として選択する機能と、を実現させる。
また、巡回用サーバ装置10の機能を実現するプログラムは、記憶した複数の確認項目の中から、工事現場の工事内容に応じた確認項目を選択する機能と、選択した確認項目を巡回用端末20に送信する機能と、を実現させる。
また、巡回用サーバ装置10の機能を実現するプログラムは、巡回用端末20から送信されてきた確認項目に対する評価を受信する機能と、当該受信する機能が受信した評価と、複数の確認項目の内、巡回日毎に予め定められた重点すべき確認項目である重点項目と、を用いて、作業者の総合評価を行う機能と、を実現させる。
また、巡回用端末20の機能を実現するプログラムは、作業者が携帯する作業用端末の位置情報を取得する機能と、当該位置情報と、取得した作業時間帯とを用いて、作業状況の確認を行えるように工事現場に到着するか否かを判断する機能と、を実現させる。
このようなプログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD-ROM、DVD-ROM、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMを例示することができる。
1…支援システム、5…ネットワーク、10…巡回用サーバ装置、20…巡回用端末、30…作業用端末、40…作業用サーバ装置

Claims (6)

  1. 予め定められた期間内に巡回を受けた作業者を記憶する記憶部と、
    巡回日の複数の工事現場の中から、前記予め定められた期間内に前記巡回を受けた作業者であると前記記憶部が記憶していない作業者が作業を行っている工事現場を巡回先として選択する選択部と、
    を備える処理装置。
  2. 前記選択部は、前記作業者が前記予め定められた期間内に前記巡回を受けた作業者であっても、予め定められた条件を満たす場合には、当該作業者が行っている工事現場を前記巡回先として選択する
    請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記予め定められた条件は、前記作業者がガスの漏出を生じさせた経験があることである
    請求項2に記載の処理装置。
  4. 前記予め定められた条件は、前記作業者が過去の巡回時に予め定められた事項を怠っていると指摘されたことである
    請求項2に記載の処理装置。
  5. 前記予め定められた条件は、前記工事現場がガスの漏出の可能性があることである
    請求項2に記載の処理装置。
  6. コンピュータに、
    予め定められた期間内に巡回を受けた作業者を記憶する機能と、
    巡回日の複数の工事現場の中から、前記予め定められた期間内に前記巡回を受けた作業者であると前記記憶する機能が記憶していない作業者が作業を行っている工事現場を巡回先として選択する機能と、
    を実現させるプログラム。
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