JP7327128B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents
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Description
エンジン1の燃料の主体は、ガソリンである。エンジン1の燃料は、ガソリンのみであってもよいし、例えばバイオエタノール等の付加的な燃料及び/又は添加剤等を含むものであってもよい。
エンジン1は、インジェクタ6、点火プラグ25、吸気通路40、排気通路50などで構成されている。
各シリンダ11には、ピストン3が内挿されている。ピストン3は、コネクティングロッド14を介してクランクシャフト15に連結されている。ピストン3は、シリンダ11の内部を往復動する。ピストン3、シリンダ11、及びシリンダヘッド13は、燃焼室17を形成する。尚、「燃焼室」は、ピストン3の位置に関わらず、ピストン3、シリンダ11及びシリンダヘッド13によって形成される空間を意味する。
シリンダヘッド13には、シリンダ11毎に、吸気ポート18が2つ形成されている。これら吸気ポート18は、燃焼室17に連通している。吸気ポート18は、詳細な図示は省略するが、いわゆるタンブルポートである。つまり、吸気ポート18は、燃焼室17の中にタンブル流が発生するような形状を有している。
シリンダヘッド13には、シリンダ11毎に、インジェクタ6が取り付けられている。インジェクタ6は、燃焼室17の中に燃料を直接噴射する。インジェクタ6は、燃焼室17の上部の中心部に配設されている。
シリンダヘッド13には、シリンダ11毎に、点火プラグ25が取り付けられている。点火プラグ25は、燃焼室17の中の混合気に強制的に点火をする。点火プラグ25は、シリンダ11の吸気側に配設されている。点火プラグ25は、2つの吸気ポート18の間に位置している。点火プラグ25の電極は、燃焼室17の中に臨んでいる。尚、点火プラグ25は、シリンダ11の排気側に配置してもよいし、シリンダ11の中心に配置してもよい。
エンジン1の一側面には吸気通路40が接続されている。吸気通路40は、各シリンダ11の吸気ポート18に連通している。燃焼室17に導入する吸気のガスは、吸気通路40の中を流れる。吸気通路40の上流端部には、エアクリーナー41が配設されている。吸気通路40の下流端の近くには、サージタンク42が配設されている。サージタンク42よりも下流の吸気通路40は、シリンダ11毎に分岐している。
エンジン1の他側面には、排気通路50が接続されている。排気通路50は、各シリンダ11の排気ポート19に連通している。燃焼室17から排出された排気ガスは、排気通路50の中を流れる。排気通路50の上流部分は、詳細な図示は省略するが、シリンダ11毎に分岐している。
図2に、ECU10およびその主な関連機器を示す。
エンジン1の制御装置は、オクタン価判定手段を備える。オクタン価判定手段は、燃料のオクタン価を判定する。オクタン価判定手段は、燃料のオクタン価が判定できればよく、その構成は仕様に応じて選択できる。例えば、燃料のオクタン価が検出できる所定のセンサを、燃料供給システム61に設置して、検出したオクタン価で判定してもよい。
ECU10は、各種センサSW1-SW11の信号に基づいて、エンジン1の運転状態及び燃料のオクタン価を判定する。ECU10はまた、予め定められている制御ロジックに従って、各デバイスの制御量を演算する。制御ロジックは、メモリ102に記憶されている。
図3に、エンジン1の運転領域マップを例示する。この運転領域マップは、ECU10のメモリ102に格納されている。図示した運転領域マップは、通常の運転状態、いわゆる温間時のマップである。冷間時など、特定の条件下では他のマップが使用される。エンジン1は、この運転領域マップに基づいて運転する。すなわち、これら運転領域マップは、エンジン1の運転領域に相当する。
上述したように、このエンジン1では、主に優れた燃費を得るために、高度な燃焼制御が要求されるSPCCI燃焼を行う。そのため、燃料のオクタン価が変化すると、SPCCI燃焼は不安定になり易い。
エンジン1の制御装置は、燃料のオクタン価が所定値未満であるときのベースセット(低RON用ベースセット)と、燃料のオクタン価が所定値以上であるときのベースセット(高RON用ベースセット)とを、それぞれ有している。
ECU10は、燃料のオクタン価を判定し、その判定結果に基づいてベースセットを切り換える。それによって、燃料のオクタン価が変化しても、SPCCI燃焼を適切かつ安定して行えるようにしている。
図4に、給油時の燃焼制御の具体例を示す。ECU10は、エンジン1の運転が開始されると、各種センサSW1-SW11からの信号を入力し、これら信号を読み込む(ステップS1)。そして、ECU10は、給油されたか否を判定する(ステップS2)。
10 ECU
17 燃焼室
25 点火プラグ
6 インジェクタ
SW5 筒内圧センサ
Claims (5)
- 燃焼室の中に燃料を噴射するインジェクタと、前記燃焼室の中に形成される混合気に点火する点火プラグと、燃料を貯留する燃料タンクと、前記燃料タンクの燃料を前記インジェクタに供給する燃料供給路と、を具備し、前記点火プラグの点火により、火炎伝播を伴う燃焼によって混合気の一部を燃焼させた後、残りの未燃混合気を自己着火によって燃焼させる、特定の部分圧縮着火燃焼を行うエンジンの制御装置であって、
燃料のオクタン価を判定するオクタン価判定手段と、
判定されたオクタン価に基づいて前記部分圧縮着火燃焼を行う燃焼制御手段と、
を備え、
燃料が給油された場合に、前記オクタン価判定手段が、前記燃料タンクの給油前の燃料の量と給油後の燃料の量とに基づいて、暫定的なオクタン価として粗オクタン価を算出し、前記粗オクタン価と、所定のオクタン価判定値とを比較して、前記粗オクタン価が前記オクタン価判定値未満と判定された時に、前記部分圧縮着火燃焼を制限した状態で燃料のオクタン価を判定する給油時オクタン価判定を行い、その判定が完了した後に、前記部分圧縮着火燃焼の制限を解除する、エンジンの制御装置。 - 請求項1に記載のエンジンの制御装置において、
前記粗オクタン価が前記オクタン価判定値未満と判定された時に、給油前に前記燃料供給路に残存する燃料が消費される直前の所定のタイミングまで、前記部分圧縮着火燃焼を行い、前記所定のタイミングの後に、前記給油時オクタン価判定を行う、エンジンの制御装置。 - 請求項1又は2に記載のエンジンの制御装置において、
前記部分圧縮着火燃焼の制限により、当該部分圧縮着火燃焼を禁止して、混合気の全部を前記点火プラグの強制着火によって燃焼させる、火花点火燃焼を行う、エンジンの制御装置。 - 請求項1又は2に記載のエンジンの制御装置において、
前記部分圧縮着火燃焼の制限により、当該部分圧縮着火燃焼が行われる運転領域を縮小する、エンジンの制御装置。 - 請請求項1又は2に記載のエンジンの制御装置において、
前記オクタン価判定手段が、ノッキングの発生に基づいて燃料のオクタン価を判定する、エンジンの制御装置。
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