JP7327091B2 - ステータの製造装置、および、ステータの製造方法 - Google Patents

ステータの製造装置、および、ステータの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、回転電機のステータの製造装置、および、ステータの製造方法に関するものである。
従来、回転電機のステータとして、ステータコアの有する複数のスロットに複数のセグメントコイルを配置したものが知られている。この種のステータを製造するための装置および製造方法として、特許文献1に記載のものがある。
特許文献1に記載のステータの製造装置は、ステータコアのスロットに複数のセグメントコイルを挿入する際、ステータコアの径方向に並ぶ複数(例えば4本)のセグメントコイルを保持具により保持した状態で、スロットに挿入する構成である。
また、特許文献1に記載の製造方法では、セグメントコイルの先端部に傾斜面を形成している。これにより、ステータコアのスロットに複数のセグメントコイルを挿入する際、スロットに予め挿入されているインシュレータとセグメントコイルの先端部との摩擦を低減している。
特許3178468号公報
しかしながら、特許文献1の製造装置が備える保持具は、全てのセグメントコイルを径方向に重ねて並べた状態で、その複数のセグメントコイルを保持している。そのため、保持具が複数のセグメントコイルを保持している状態で、径方向に並ぶ複数のセグメントコイル全体の大きさと、インシュレータ内側の径方向の空間の大きさとが略同一となる。この状態でステータコアのスロットに複数のセグメントコイルを挿入すると、インシュレータのうち径方向外側および径方向内側の部位と、セグメントコイルの先端部とが接触するおそれがある。その場合、セグメントコイルの先端部にインシュレータの一部が付着すると、後の工程で、複数のセグメントコイルの先端部同士を溶接する際にブローホールなどの溶接不良が発生するおそれがある。
また、ステータコアのスロットに複数のセグメントコイルを挿入する際、セグメントコイルの先端部とインシュレータとが接触すると、インシュレータが捲れるなどの不具合が発生することが懸念される。
さらに、ステータコアのスロットに複数のセグメントコイルを挿入する際、セグメントコイルとインシュレータとの摩擦力が大きくなり、セグメントコイルの挿入荷重が増大するといった問題がある。
なお、インシュレータを備えていないスロットに対して複数のセグメントコイルを挿入する場合には、スロットの軸方向の開口縁のうち径方向外側および径方向内側の部位とセグメントコイルとが接触するおそれがある。その場合、スロットの軸方向の開口縁によってセグメントコイルの被膜が傷つくと、絶縁性が低下するおそれがある。
それらの問題が発生すれば、その製造装置および製造方法により製造されたステータの信頼性が低下するおそれがある。
本発明は上記点に鑑みて、製造されたステータの信頼性を向上することの可能なステータの製造装置、および、ステータの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、回転電機のステータの製造装置である。この製造装置は、設置台(10)、支持部材(20)、外側ガイド(30、81)および内側ガイド(40、82)を備える。以下の説明では、ステータコア(60)のスロット(61)の中で径方向に並ぶ複数のセグメントコイルのうち最も径方向外側に配置されるものを外側コイル(53)と呼び、最も径方向内側に配置されるものを内側コイル(54)と呼ぶ。
設置台は、ステータコアを設置する。支持部材は、外側コイルと内側コイルに対し、それ以外のセグメントコイル(55)をステータコアから軸方向に離した状態でそれらのセグメントコイルを支持しつつステータコアのスロットに挿入するものである。外側ガイドは、外側コイルの側面(531)または先端部(51)を支持可能に設けられ、支持部材が外側コイルをスロットに挿入する際に外側コイルを挿入完了位置よりも径方向内側に寄せるものである。内側ガイドは、内側コイルの側面(541)または先端部を支持可能に設けられ、支持部材が内側コイルをスロットに挿入する際に内側コイルを挿入完了位置よりも径方向外側に寄せるものである。
これによれば、ステータコアのスロットに複数のセグメントコイルを挿入する際、スロットに予め挿入されているインシュレータのうち径方向外側および径方向内側の部位と、セグメントコイルの先端部とが接触することが防がれる。そのため、セグメントコイルの先端部にインシュレータの一部が付着することが防がれるので、後の工程で複数のセグメントコイルの先端部同士を溶接する際にブローホールなどの溶接不良が発生することを防ぐことができる。
また、ステータコアのスロットに複数のセグメントコイルを挿入する際、セグメントコイルの先端部とインシュレータとが接触することが防がれるので、インシュレータが捲れるなどの不具合の発生を防ぐことができる。
なお、ステータコアのスロットに複数のセグメントコイルを挿入する際、セグメントコイルとインシュレータとの摩擦力が低減するので、支持部材によるセグメントコイルの挿入荷重を低減することができる。
さらに、インシュレータを備えていないステータコアのスロットに複数のセグメントコイルを挿入する場合には、スロットの軸方向の開口縁のうち径方向外側および径方向内側の部位とセグメントコイルとが接触することが防がれる。そのため、スロットの軸方向の開口縁によってセグメントコイルの被膜が傷つくことを防ぐことができる。
このように、このステータの製造装置は、製造されたステータの信頼性を高めることができる。
請求項9に係る発明は、回転電機のステータの製造方法である。この製造方法は、次の工程を含むものである。
外側コイル(53)と内側コイル(54)に対し、それ以外のセグメントコイル(55)をステータコアから軸方向に離した状態でそれらのセグメントコイルを支持部材(20)により支持しつつステータコア(60)のスロット(61)に挿入すること(S601、S611)。
外側コイルをスロットに挿入する際、外側コイルの側面(531)または先端部(51)を支持する外側ガイド(30、81)により、外側コイルを挿入完了位置よりも径方向内側に寄せること(S602、S603、S613、S614)。
内側コイルをスロットに挿入する際、内側コイルの側面(541)または先端部を支持する内側ガイド(40、82)により、内側コイルを挿入完了位置よりも径方向外側に寄せること(S602、S603、S613、S614)。
外側コイルをスロットに挿入した後、外側コイルから外側ガイドを離し、内側コイルをスロットに挿入した後、内側コイルから内側ガイドを離すこと(S604、S615)。
外側コイルと内側コイルとの間に、残りのセグメントコイルをスロットに挿入すること(S605、S616)。
これによれば、請求項9に係る発明も、請求項1と同様の作用効果を奏することができる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態に係るステータの製造装置の断面図である。 図1のII―II線の平面図である。 複数のセグメントコイルを仮組みした状態を示す斜視図である。 図1のIV部分の拡大図である。 第1実施形態の外側治具および内側治具の一部とステータコアの一部を示す斜視図である。 図2のVI-VI線断面において、ステータコアのスロットに外側治具と内側治具が張り出すように配置され、且つ、外側コイルと内側コイルが挿入されるときの様子を示す断面図である。 図6のVII部分の拡大図である。 第1実施形態に係るステータの製造方法を説明するためのフローチャートである。 ステータコアのスロットにインシュレータを挿入する様子を説明するための説明図である。 第1実施形態に係るステータの製造方法のうちコイル挿入工程を説明するための説明図である。 ステータコアのスロットに複数のセグメントコイルを挿入する様子を説明するための説明図である。 ステータコアのスロットに複数のセグメントコイルの挿入が完了した状態を示す側面図である。 第1実施形態に係るステータの製造方法のうち倒し工程および溶接工程が完了した状態を示す側面図である。 第1実施形態に係るステータの製造方法のうち封止絶縁体の形成工程が完了した状態を示す側面図である。 第2実施形態に係るステータの製造装置の断面図である。 図15のXVI部分の拡大図である。 第2実施形態の案内矢の一部とステータコアの一部を示す斜視図である。 第2実施形態の案内矢が有する凹部とセグメントコイルの先端部を示す斜視図である。 第2実施形態の案内矢が有する凹部と外側コイルと内側コイルの先端部とが嵌合し、且つ、ステータコアのスロットに外側コイルと内側コイルが挿入されるときの様子を示す断面図である。 第2実施形態に係るステータの製造方法のうちコイル挿入工程を説明するための説明図である。 ステータコアのスロットに複数のセグメントコイルを挿入する様子を説明するための説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態の製造装置は、回転電機のステータを製造するものである。この製造装置で製造されたステータの内側に、図示しないロータが回転可能に設置されることで回転電機が形成される。その回転電機は、例えば、車両の走行駆動源としてのモータ、および、電力を発生させるジェネレータの少なくとも一方の機能を有するものとして用いることが可能である。また、本実施形態のステータの製造方法は、その製造装置などを用いてステータを製造する方法である。
なお、以下の説明では、ステータコアの径方向を単に「径方向」と言い、ステータの軸方向を単に「軸方向」と言うことがある。
図1および図2に示すように、ステータの製造装置1は、設置台10、支持部材20、外側ガイドとしての外側治具30、および、内側ガイドとしての内側治具40などを備えている。図1および図2は、支持部材20が複数のセグメントコイル50を支持し、ステータコア60のスロット61に複数のセグメントコイル50を挿入する前の状態を示している。
設置台10は、ステータコア60を設置するための台座となるものである。
支持部材20は、環状に仮組みされた複数のセグメントコイル50を支持する部材である。本実施形態の支持部材20は、第1支持部21、第2支持部22、第3支持部23および複数の矢24などを有している。第1支持部21は、複数のセグメントコイル50の山形状側(すなわち、ステータコア60とは反対側)に設けられる。第2支持部22と第3支持部23はそれぞれ複数のセグメントコイル50を外側から支持している。複数の矢24は、放射状に設けられて複数のセグメントコイル50同士の間に挿入され、複数のセグメントコイル50が軸方向に位置ずれすることを防いでいる。
本実施形態では、複数のセグメントコイル50は、導体の表面にエナメルなどの絶縁体による被膜で被覆された平角線により構成されている。複数のセグメントコイル50は、略U字形に形成され、先端部51の被膜が剥がされた状態となっている。すなわち、セグメントコイル50の先端部51は導体が露出している。そして、図3に示すように、複数のセグメントコイル50は、支持部材20に支持される前の工程で環状に仮組みされる。
図3では、1組の仮組コイルを示している。図3に示した仮組コイルは、径方向に2本のコイル線52が並ぶように形成されたものである。なお、図示は省略するが、仮組コイルは、径方向にコイル線52が1本のみとなるように形成されるものも存在する。そして、1種類のステータコア60に対して、径の異なる複数の種類の仮組コイルが形成される。
図1では、支持部材20が、径の異なる複数組の仮組コイル(本実施形態では、4組の仮組コイル)を一括に支持している状態を示している。支持部材20が支持する複数組の仮組コイルのうち、最も径方向内側に配置される仮組コイルと、最も径方向外側に配置される仮組コイルはいずれも、径方向にコイル線52が1本のみのものである。支持部材20が支持する複数組の仮組コイルのうち、それ以外の仮組コイルは、径方向に2本のコイル線52が並ぶものである。
支持部材20は、複数組の仮組コイルを一括に支持した状態で軸方向に移動することにより、その複数組の仮組コイルを構成する複数のセグメントコイル50をステータコア60の有する複数のスロット61に挿入することが可能である。
以下の説明では、ステータコア60のスロット61の中で径方向に並ぶ複数のセグメントコイル50のうち最も径方向外側に配置されるセグメントコイル50を外側コイル53と呼ぶこととする。また、スロット61の中で径方向に並ぶ複数のセグメントコイル50のうち最も径方向内側に配置されるセグメントコイル50を内側コイル54と呼ぶこととする。
図1および図4に示すように、支持部材20は、外側コイル53と内側コイル54に対し、それ以外のセグメントコイル55をステータコア60から軸方向に離した状態で複数のセグメントコイル50を支持している。また、支持部材20は、外側コイル53の一部と内側コイル54の一部とそれ以外のセグメントコイル55の一部が、ステータコア60の径方向に重なる状態として、複数のセグメントコイル50を支持している。なお、それ以外のセグメントコイル55とは、外側コイル53と内側コイル54との間に配置されるセグメントコイル50である。
具体的には、支持部材20が複数のセグメントコイル50を支持した状態で、外側コイル53の径方向内側に隣り合うセグメントコイル55の先端部51と、外側コイル53の先端部51との距離D1は、スロット61の軸方向距離D2より長い状態とされている。また、内側コイル54の径方向内側に隣り合うセグメントコイル55の先端部51と、内側コイル54の先端部51との距離D3も、スロット61の軸方向距離D2より長い状態とされている。
図1、図2および図5に示すように、ステータコア60に対して複数のセグメントコイル50の挿入側(すなわち、支持部材20側)に、外側ガイドとしての複数の外側治具30と、内側ガイドとしての複数の内側治具40が設けられている。
複数の外側治具30は、ステータコア60のスロット61に対して径方向外側に設けられている。複数の外側治具30は、ステータコア60の有する複数のスロット61ごとに設けられている。外側治具30は、その外側治具30のうち径方向内側で、且つ、支持部材20側の部位に傾斜面31を有している。傾斜面31は、支持部材20側からステータコア60側に向かい、径方向内側に傾斜するように形成されている。
内側治具40は、ステータコア60のスロット61に対して径方向内側に設けられている。複数の内側治具40も、ステータコア60の有する複数のスロット61ごとに設けられている。内側治具40は、その内側治具40のうち径方向外側で、且つ、支持部材20側の部位に傾斜面41を有している。傾斜面41は、支持部材20側からステータコア60側に向かい、径方向外側に傾斜するように形成されている。なお、傾斜面31、41は、図1または図5に示したような平面状に限らず、曲面状に形成してもよい。
図5の矢印Aに示すように、複数の外側治具30は、図示しない移動装置により、ステータコア60の径方向に移動可能に構成されている。また、矢印Bに示すように、複数の内側治具40も、図示しない移動装置により、ステータコア60の径方向に移動可能に構成されている。
図6および図7は、外側治具30がスロット61よりも径方向外側の部位からスロット61に張り出して配置され、且つ、内側治具40がスロット61よりも径方向内側の部位からスロット61に張り出して配置された状態を示している。また、図6および図7では、支持部材20の駆動により外側コイル53と内側コイル54がスロット61に挿入されるときの様子を示している。
外側コイル53がスロット61に挿入される際、外側治具30は、スロット61に張り出した部位32により、外側コイル53の側面531を支持する。そのため、外側コイル53がスロット61に挿入される際、外側治具30は、外側コイル53を挿入完了位置よりも径方向内側に寄せることが可能である。なお、挿入完了位置とは、ステータコア60の有する複数のスロット61に複数のセグメントコイル50を挿入する工程(以下、「コイル挿入工程」という)が完了したときの複数のセグメントコイル50の位置をいう。
具体的には、外側治具30がスロット61に張り出す距離D4は、スロット61に予め挿入されているインシュレータ62のうち径方向外側の部位621の厚みT1より大きくなるように設定されている。そのため、コイル挿入工程の際、外側治具30が外側コイル53の側面531を支持した状態で、インシュレータ62のうち径方向外側の部位621と外側コイル53との間には所定の距離D6があけられる。したがって、インシュレータ62のうち径方向外側の部位621と、外側コイル53の先端部51とが接触することが防がれる。
なお、外側治具30がスロット61に張り出す距離D4は、外側コイル53が弾性変形可能な範囲に設定されている。すなわち、外側治具30は、外側コイル53が弾性変形可能な範囲でスロット61に張り出す。そのため、外側コイル53がスロット61に挿入された後に外側コイル53から外側治具30を離すと、外側コイル53は自身の弾性力によって径方向外側に移動することが可能である。
一方、支持部材20の駆動により内側コイル54がスロット61に挿入される際、内側治具40は、スロット61に張り出した部位42により、内側コイル54の側面541を支持する。そのため、内側コイル54がスロット61に挿入される際、内側治具40は、内側コイル54を挿入完了位置よりも径方向外側に寄せることが可能である。
具体的には、内側治具40がスロット61に張り出す距離D5は、スロット61に予め挿入されているインシュレータ62のうち径方向内側の部位622の厚みT2より大きくなるように設定されている。そのため、コイル挿入工程の際、内側治具40が内側コイル54の側面541を支持した状態で、インシュレータ62のうち径方向内側の部位622と内側コイル54との間には所定の距離D7があけられる。したがって、インシュレータ62のうち径方向内側の部位622と、内側コイル54の先端部51とが接触することが防がれる。
なお、内側治具40がスロット61に張り出す距離D5は、内側コイル54が弾性変形可能な範囲に設定されている。すなわち、内側治具40は、内側コイル54が弾性変形可能な範囲でスロット61に張り出す。そのため、内側コイル54がスロット61に挿入された後に内側コイル54から内側治具40を離すと、内側コイル54は自身の弾性力によって径方向内側に移動することが可能である。
続いて、第1実施形態のステータの製造方法について説明する。
図8は、ステータの製造方法の概略を説明するためのフローチャートである。
図8に示すように、ステータの製造方法は、まず、ステップS10で、ステータコア60を用意し、設置台10に設置する。
次に、ステップS20で、ステータコア60の有する複数のスロット61に対し、インシュレータ62を挿入する。図9は、ステータコア60のスロット61に挿入されるインシュレータ62の一例を示したものである。図9に示したように、インシュレータ62は、径方向外側の部位621と径方向内側の部位622がいずれも閉じられた形状のものを使用することが可能である。ただし、インシュレータ62は、図9に示した形状のものに限らず、例えば、径方向外側の部位621または径方向内側の部位622が開放された形状のものを使用してもよい。また、インシュレータ62は、例えば、加熱により発泡および硬化する硬化性発泡樹脂から形成される発泡インシュレータを使用することが可能である。ただし、インシュレータ62は、それに限らず、例えば、絶縁紙などを使用してもよい。
続いて、ステップS30で、ステータコア60のスロット61に挿入されたインシュレータ62の軸方向の開口部を広げる加工が行われる。
一方、ステップS40で、セグメントコイル50を成形する。具体的には、導体の表面に被膜が設けられた平角線をセグメントコイル50に必要な所定の長さに切断した後、その平角線の先端部51の被膜を剥離すると共に、その先端部51の形状を成形する。そして、その平角線を略U字形に曲げ加工することでセグメントコイル50が形成される。
次に、ステップS50で複数のセグメントコイル50を環状に組み合わせ、図3に示したような仮組コイルを形成する。なお、上述したように、仮組コイルは、1種類のステータコア60に対して、径の異なる複数の種類の仮組コイルが形成される。
続いて、ステップS60で、ステータコア60のスロット61に複数のセグメントコイル50を挿入するコイル挿入工程を行う。このコイル挿入工程について、図10のフローチャート、図11の説明図などを参照して詳細に説明する。
コイル挿入工程では、まず、図10のステップS601で、支持部材20により複数のセグメントコイル50を支持する。図1に示したように、支持部材20は、外側コイル53と内側コイル54に対し、それ以外のセグメントコイル55をステータコア60から軸方向に離した状態で複数のセグメントコイル50を支持する。このとき、外側コイル53の一部と内側コイル54の一部とそれ以外のセグメントコイル55の一部は、ステータコア60の径方向に重なる状態とされている。
なお、図1および図4を参照して説明したように、支持部材20が複数のセグメントコイル50を支持した状態で、外側コイル53の径方向内側に隣り合うセグメントコイル55の先端部51と、外側コイル53の先端部51との距離D1は、スロット61の軸方向距離D2より長い状態とされている。また、内側コイル54の径方向内側に隣り合うセグメントコイル55の先端部51と、内側コイル54の先端部51との距離D3も、スロット61の軸方向距離D2より長い状態とされている。
次に、ステップS602で、複数の外側治具30と複数の内側治具40をそれぞれ所定の位置に移動する。図1、図6および図7を参照して説明したように、外側治具30は、スロット61よりも径方向外側の部位からスロット61に張り出して配置される。外側治具30がスロット61に張り出す距離D4は、スロット61に予め挿入されているインシュレータ62の厚みT1より大きくなるように設定されている。
また、内側治具40は、スロット61よりも径方向内側の部位からスロット61に張り出して配置される。内側治具40がスロット61に張り出す距離D5は、スロット61に予め挿入されているインシュレータ62の厚みT2より大きくなるように設定されている。
続いて、ステップS603で、支持部材20をステータコア60側へ移動し、外側コイル53と内側コイル54をステータコア60のスロット61に挿入する。図11の(A)に示すように、支持部材20の移動により、複数のセグメントコイル50がステータコア60側に近づくと、外側治具30のうちスロット61に張り出した部位32と、外側コイル53の側面531とが当接する。これにより、外側コイル53は、外側治具30によって挿入完了位置よりも径方向内側に弾性変形する。すなわち、外側治具30は、外側コイル53を、その挿入完了位置よりも径方向内側に寄せることが可能である。
また、内側治具40のうちスロット61に張り出した部位42と、内側コイル54の側面541とが当接する。これにより、内側コイル54は、内側治具40によって挿入完了位置よりも径方向外側に弾性変形する。すなわち、内側治具40は、内側コイル54を、その挿入完了位置よりも径方向外側に寄せることが可能である。
図11の(A)の状態から複数のセグメントコイル50がステータコア60側にさらに近づくと、図11の(B)に示すように、外側コイル53は、インシュレータ62のうち径方向外側の部位621に接触することなく、スロット61に挿入される。また、内側コイル54も、インシュレータ62のうち径方向内側の部位622に接触することなく、スロット61に挿入される。
次に、ステップS604で、外側コイル53と内側コイル54をスロット61に挿入した後、複数の外側治具30をステータコア60の径方向外側に移動し、複数の内側治具40をステータコア60の径方向内側に移動する。これにより、図11の(C)に示すように、複数の外側治具30と複数の内側治具40は、ステータコア60のスロット61に張り出していない状態となる。すなわち、外側コイル53から外側治具30が離れ、内側コイル54から内側治具40が離れる。そのため、矢印Cに示すように、外側コイル53は自身の弾性力によって挿入時の状態から径方向外側に移動する。また、矢印Dに示すように、内側コイル54も自身の弾性力によって挿入時の状態から径方向内側に移動する。
続いて、ステップS605で、支持部材20の移動により、外側コイル53と内側コイル54との間に、残りのセグメントコイル55を挿入する。なお、残りのセグメントコイル55とは、外側コイル53と内側コイル54以外のセグメントコイル55である。図11の(D)および(E)に示すように、残りのセグメントコイル55も、ステータコア60のスロット61に挿入される。これにより、コイル挿入工程が終了する。その際、図12に示すように、複数のセグメントコイル50のうち、ステータコア60のスロット61から突出した部位(以下、コイル突出部56という)は、ステータコア60のスロット61から直線状に突出した状態となる。
続いて、図8のステップS70で、複数のセグメントコイル50のコイル突出部56をそれぞれ挿入完了位置から径方向に拡げるように成形する。
続いて、ステップS80で、複数のセグメントコイル50により構成される三相交流回路から引き出される引出線57が所定の位置および所定の形状となるように成形する。なお、引出線57は図14に示されている。この引出線57は、複数のコイル突出部56のうち予め定められたコイル突出部56により形成される。引出線57は、三相交流回路に電力を供給する図示しない動力線の端部が配置される位置に配置される。
次に、ステップS90で、複数のコイル突出部56を周方向に倒すように成形する。これにより、図13に示すように、所定のセグメントコイル50の先端部51と、別のセグメントコイル50の先端部51とがステータコア60の径方向に隣接または当接した状態となる。
次に、ステップS100で、複数のセグメントコイル50の先端部51のうちステータコア60の径方向に隣接または当接するもの同士を溶接により接合する。これにより、複数のセグメントコイル50は、三相交流回路を構成する。
上述したように、本実施形態ではステップS60およびS601~S605で説明したコイル挿入工程において、セグメントコイル50の先端部51にインシュレータ62の一部が付着することが防がれている。そのため、ステップS100の溶接工程において、複数のセグメントコイル50の先端部51同士を溶接する際に、ブローホールなどの溶接不良が発生することを防ぐことが可能である。
続いて、ステップS110で、インシュレータ62の加熱工程を行う。本実施形態では、インシュレータ62として、発泡インシュレータが使用されているので、この加熱工程により、その発泡インシュレータが発泡する。これにより、発泡したインシュレータ62によってスロット61の内側の空間が埋められることで、スロット61内でセグメントコイル50が固定される。
最後に、ステップS120で、複数のセグメントコイル50の先端部51とその近傍の部位を封止絶縁体70により封止する工程を行う。この工程では、図示しない金型に設けられた凹部に、複数のセグメントコイル50の先端部51とその近傍の部位を配置する。そして、その金型の凹部に封止絶縁体70を形成するための材料となる液状の熱硬化樹脂を注入し、加熱する。これにより、熱硬化性樹脂が硬化し、封止絶縁体70が形成される。その後、金型の凹部からステータを取り外すと、図14に示したように、先端部51とその近傍の部位が封止絶縁体70によって封止されたステータが完成する。
以上説明した第1実施形態のステータの製造装置1およびステータの製造方法は、次の作用効果を奏するものである。
(1)第1実施形態の製造装置1が備える支持部材20は、外側コイル53と内側コイル54に対し、それ以外のセグメントコイル55をステータコア60から軸方向に離した状態でそれらのセグメントコイル50を支持する。外側ガイドとしての外側治具30は、外側コイル53の側面531を支持し、支持部材20が外側コイル53をスロット61に挿入する際に外側コイル53を挿入完了位置よりも径方向内側に寄せることが可能である。また、内側ガイドは、内側コイル54の側面541を支持し、支持部材20が内側コイル54をスロット61に挿入する際に内側コイル54を挿入完了位置よりも径方向外側に寄せることが可能である。
これにより、ステータコア60のスロット61に複数のセグメントコイル50を挿入する際、スロット61に予め挿入されているインシュレータ62と、セグメントコイル50の先端部51とが接触することが防がれる。したがって、セグメントコイル50の先端部51にインシュレータ62の一部が付着することが防がれるので、後の工程で複数のセグメントコイル50の先端部51同士を溶接する際にブローホールなどの溶接不良が発生することを防ぐことができる。
また、ステータコア60のスロット61に複数のセグメントコイル50を挿入する際、セグメントコイル50の先端部51とインシュレータ62とが接触することが防がれるので、インシュレータ62が捲れるなどの不具合の発生を防ぐことができる。
したがって、本実施形態のステータの製造装置1は、製造されたステータの信頼性を高めることができる。
さらに、ステータコア60のスロット61に複数のセグメントコイル50を挿入する際、セグメントコイル50とインシュレータ62との摩擦力が低減するので、支持部材20によるセグメントコイル50の挿入荷重を低減することもできる。
(2)第1実施形態では、外側ガイドは、外側コイル53がスロット61に挿入された後、外側コイル53から離れるように構成されている。また、内側ガイドは、内側コイル54がスロット61に挿入された後、内側コイル54から離れるように構成されている。
これによれば、外側コイル53がスロット61に挿入された後、外側ガイドが外側コイル53から離れることで、外側コイル53は径方向外側に移動することが可能となる。また、内側コイル54がスロット61に挿入された後、内側ガイドが内側コイル54から離れることで、内側コイル54は径方向内側に移動することが可能となる。これにより、外側コイル53と内側コイル54との間に残りのセグメントコイル55を挿入することができる。
(3)第1実施形態では、外側ガイドとしての外側治具30は、スロット61よりも径方向外側の部位からスロット61に張り出すように配置され、外側コイル53の側面531を支持可能である。一方、内側ガイドとしての内側治具40は、スロット61よりも径方向内側の部位からスロット61に張り出すように配置され、内側コイル54の側面541を支持可能である。
これによれば、外側ガイドの一例として外側治具30が示され、内側ガイドの一例として内側治具40が示される。
(4)第1実施形態では、外側治具30は、外側コイル53が弾性変形可能な範囲でスロット61に張り出すように配置される。一方、内側治具40は、内側コイル54が弾性変形可能な範囲でスロット61に張り出すように配置される。
これによれば、ステータコア60のスロット61にセグメントコイル50を挿入した後、外側治具30と内側治具40をセグメントコイル50から離すと、外側治具30は径方向外側に移動し、内側治具40は径方向内側に移動する。したがって、セグメントコイル50が塑性変形することを防ぎ、その形状を維持することができる。
(5)第1実施形態では、支持部材20は、外側コイル53の径方向内側に隣り合うセグメントコイル55の先端部51と外側コイル53の先端部51との距離D1が、スロット61の軸方向距離D2より長い状態として、それらのセグメントコイル50を支持する。また、支持部材20は、内側コイル54の径方向外側に隣り合うセグメントコイル55の先端部51と内側コイル54の先端部51との距離D3が、スロット61の軸方向距離D2より長い状態として、それらのセグメントコイル50を支持する。
これによれば、外側コイル53と内側コイル54をステータコア60のスロット61に挿入している最中に、それらに隣り合うセグメントコイル55はステータコア60のスロット61に挿入されていない状態となる。そのため、外側コイル53と内側コイル54をスロット61に挿入している最中に、外側コイル53と内側コイル54が塑性変形することが防がれる。したがって、外側コイル53と内側コイル54をステータコア60のスロット61に挿入した後、外側コイル53から外側治具30を離し、内側コイル54から内側治具40を離すと、外側コイル53と内側コイル54は自身の弾性力により元の形状に戻る。したがって、セグメントコイル50の形状を維持することができる。
(6)第1実施形態によるステータの製造方法は、次の工程を含むものである。
ステップS601で、外側コイル53と内側コイル54に対し、それ以外のセグメントコイル55をステータコア60から軸方向に離した状態でそれらのセグメントコイル50を支持部材20により支持する。
ステップS602、S603で、外側コイル53をスロット61に挿入する際、外側コイル53の側面531または先端部51を支持する外側ガイドにより、外側コイル53を挿入完了位置よりも径方向内側に寄せる。また、内側コイル54をスロット61に挿入する際、内側コイル54の側面541または先端部51を支持する内側ガイドにより、内側コイル54を挿入完了位置よりも径方向外側に寄せる。
ステップS604で、外側コイル53をスロット61に挿入した後に外側コイル53から外側ガイドを離し、内側コイル54をスロット61に挿入した後に内側コイル54から内側ガイドを離す。
ステップS605で、外側コイル53と内側コイル54との間に、残りのセグメントコイル55をスロット61に挿入する。
これにより、ステータコア60のスロット61に複数のセグメントコイル50を挿入する際、セグメントコイル50の先端部51にインシュレータ62の一部が付着することを防ぐことが可能である。そのため、後の工程で複数のセグメントコイル50の先端部51同士を溶接する際にブローホールなどの溶接不良が発生することを防ぐことができる。
また、セグメントコイル50の先端部51とインシュレータ62とが接触することが防がれるので、インシュレータ62が捲れるなどの不具合の発生を防ぐことができる。
さらに、セグメントコイル50とインシュレータ62との摩擦力が低減するので、支持部材20によるセグメントコイル50の挿入荷重を低減することができる。
(7)第1実施形態によるステータの製造方法では、ステータコア60のスロット61に複数のセグメントコイル50を挿入する際、外側コイル53の一部と、内側コイル54の一部と、それ以外のセグメントコイル55の一部とは、ステータコア60の径方向に重なる状態とされる。
これによれば、ステータコア60のスロット61に複数のセグメントコイル50を一括で挿入することで、コイル挿入工程にかかる時間を短くすることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態に対して外側ガイドと内側ガイドの構成などを変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図15および図16に示すように、第2実施形態では、支持部材20は、3組の仮組コイルを径方向に重ねた状態で一括に支持している。支持部材20が支持する3組の仮組コイルはいずれも、径方向に2本のコイル線52が並ぶものである。
図15、図17および図18に示すように、第2実施形態では、ステータの製造装置1が備える外側ガイドは外側案内矢81として構成され、内側ガイドは内側案内矢82として構成されている。外側案内矢81と内側案内矢82とは一体に形成されている。そのため、外側案内矢81と内側案内矢82との距離は一定に保たれている。以下の説明では、外側案内矢81と内側案内矢82とが一体に形成されたものを、案内矢80という。
複数の案内矢80は、ステータコア60の有する複数のスロット61ごとに設けられている。案内矢80は、ステータコア60に対して複数のセグメントコイル50の挿入側とは反対側(すなわち、支持部材20とは反対側)に設けられている。複数の案内矢80はそれぞれ、図示しない移動装置により、支持部材20とは反対側の位置から支持部材20側に向けて移動可能に構成されている。そして、複数の案内矢80はそれぞれ、ステータコア60の有する複数のスロット61に挿入可能である。
図18に示すように、外側案内矢81は、外側コイル53の先端部51の少なくとも一部が嵌合する凹部83を有している。詳細には、外側案内矢81の凹部83は、外側コイル53の先端部51のうち後の工程で先端部51同士が溶接される部分を覆うことが可能である。内側案内矢82は、内側コイル54の先端部51の少なくとも一部を覆う凹部84を有している。詳細には、内側案内矢82の凹部84は、内側コイル54の先端部51のうち後の工程で先端部51同士が溶接される部分を覆うことが可能である。
図19に示すように、外側案内矢81の有する凹部83と外側コイル53の先端部51とが嵌合した状態で、外側案内矢81は、外側コイル53を挿入完了位置よりも径方向内側に寄せて支持することが可能である。具体的に、コイル挿入工程の際、外側案内矢81の有する凹部83と外側コイル53の先端部51とが嵌合した状態で、インシュレータ62のうち径方向外側の部位621と外側コイル53との間には所定の距離D8があけられる。
なお、上述したように第2実施形態では、複数組の仮組コイルのうち最も径方向外側に配置される仮組コイルは、径方向に2本のコイル線52が並ぶものである。そのため、外側案内矢81は、外側コイル53の2本のコイル線52を挿入完了位置よりも径方向内側に寄せて支持することが可能である。
また、外側案内矢81が2本の外側コイル53の先端部51を径方向内側に寄せる距離は、外側コイル53が弾性変形可能な範囲に設定されている。そのため、外側コイル53がスロット61に挿入された後、外側コイル53から外側案内矢81を離したとき、外側コイル53は自身の弾性力により、径方向外側に移動することが可能である。
また、内側案内矢82の有する凹部84と内側コイル54の先端部51とが嵌合した状態で、内側案内矢82は、内側コイル54を挿入完了位置よりも径方向外側に寄せて支持することが可能である。具体的に、コイル挿入工程の際、内側案内矢82の有する凹部84と内側コイル54の先端部51とが嵌合した状態で、インシュレータ62のうち径方向内側の部位622と内側コイル54との間には所定の距離D9があけられる。
なお、上述したように第2実施形態では、複数組の仮組コイルのうち最も径方向内側に配置される仮組コイルも、径方向に2本のコイル線52が並ぶものである。そのため、内側案内矢82は、内側コイル54の2本のコイル線52の先端部51を挿入完了位置よりも径方向外側に寄せて支持することが可能である。
また、内側案内矢82が2本の内側コイル54の先端部51を径方向外側に寄せる距離は、内側コイル54が弾性変形可能な範囲に設定されている。そのため、内側コイル54がスロット61に挿入された後、内側コイル54から内側案内矢82を離したとき、内側コイル54は自身の弾性力により、径方向内側に移動することが可能である。
続いて、第2実施形態のステータの製造方法について説明する。
第2実施形態のステータの製造方法は、第1実施形態のステータの製造方法に対して、ステップS60で説明したコイル挿入工程が異なっている。そのため、第2実施形態のステータの製造方法の説明では、コイル挿入工程について、図20のフローチャート、図21の説明図などを参照して詳細に説明する。
コイル挿入工程では、まず、図20のステップS611で、支持部材20により複数のセグメントコイル50を支持する。図15および図16に示したように、支持部材20は、外側コイル53と内側コイル54に対し、それ以外のセグメントコイル55をステータコア60から軸方向に離した状態で複数のセグメントコイル50を支持する。このとき、外側コイル53の一部と内側コイル54の一部とそれ以外のセグメントコイル55の一部は、ステータコア60の径方向に重なる状態とされている。
なお、支持部材20が複数のセグメントコイル50を支持した状態で、外側コイル53の径方向内側に隣り合うセグメントコイル55の先端部51と、外側コイル53の先端部51との距離D1は、スロット61の軸方向距離D2より長い状態とされている。また、内側コイル54の径方向内側に隣り合うセグメントコイル55の先端部51と、内側コイル54の先端部51との距離D3も、スロット61の軸方向距離D2より長い状態とされている。
次に、ステップS612で、図21の(A)に示すように、案内矢80を支持部材20とは反対側の位置から支持部材20側に向けて移動し、ステータコア60のスロット61に挿入する。なお、複数の案内矢80はそれぞれ対応するスロット61に挿入される。
続いて、ステップS613で、支持部材20をステータコア60側へ移動し、外側コイル53と内側コイル54を案内矢80に設置する。具体的には、図21の(B)に示すように、外側コイル53の先端部51と外側案内矢81の凹部83とを嵌合し、内側コイル54の先端部51と内側案内矢82の凹部84とを嵌合する。
これにより、外側コイル53は、外側案内矢81によって挿入完了位置よりも径方向内側に弾性変形する。すなわち、外側案内矢81は、外側コイル53を、その挿入完了位置よりも径方向内側に寄せて支持することが可能である。
また、内側コイル54は、内側案内矢82によって挿入完了位置よりも径方向外側に弾性変形する。すなわち、内側案内矢82は、内側コイル54を、その挿入完了位置よりも径方向外側に寄せて支持することが可能である。
次に、ステップS614で、図21の(C)に示すように、支持部材20および案内矢80をステータコア60側へ移動し、外側コイル53と内側コイル54を案内矢80と共にスロット61に通す。このとき、外側コイル53は、インシュレータ62のうち径方向外側の部位621に接触することなく、スロット61に挿入される。また、内側コイル54も、インシュレータ62のうち径方向内側の部位622に接触することなく、スロット61に挿入される。
次に、ステップS615で、外側コイル53と内側コイル54をスロット61に挿入した後、外側コイル53と内側コイル54から案内矢80を離す。すなわち、外側コイル53から外側案内矢81を離し、内側コイル54から内側案内矢82を離す。そのため、図21の(D)の矢印Fに示すように、外側コイル53は自身の弾性力によって挿入時の状態から径方向外側に移動する。また、矢印Gに示すように、内側コイル54も自身の弾性力によって挿入時の状態から径方向内側に移動する。
続いて、ステップS616で、図21の(E)に示すように、外側コイル53と内側コイル54との間に、残りのセグメントコイル55を挿入する。これにより、コイル挿入工程が終了する。
以上説明した第2実施形態のステータの製造装置1およびステータの製造方法は、次の作用効果を奏するものである。
(1)第2実施形態の製造装置1が備える外側ガイドは、外側コイル53の先端部51を挿入完了位置よりも径方向内側に寄せて支持した状態で、その外側コイル53と共にスロット61に挿入可能な外側案内矢81である。一方、内側ガイドは、内側コイル54の先端部51を挿入完了位置よりも径方向外側に寄せて支持した状態で、その内側コイル54と共にスロット61に挿入可能な内側案内矢82である。
これによれば、外側ガイドの一例として外側案内矢81が示され、内側ガイドの一例として内側治具40が示される。
(2)第2実施形態の製造装置1が備える外側案内矢81と内側案内矢82とは一体に形成されている。
これによれば、外側案内矢81と内側案内矢82との距離を一定に保つことが可能である。また、部品点数を少なくすることができる。
(3)第2実施形態の製造装置1が備える外側案内矢81が有する凹部83と内側案内矢82が有する凹部84は、セグメントコイル50の先端部51のうち、後の工程で先端部51同士が溶接される部分を覆うことが可能である。
これによれば、ステータコア60のスロット61に複数のセグメントコイル50を挿入する際、セグメントコイル50の先端部51のうち後の工程で溶接される部分にインシュレータ62の一部が付着することを確実に防ぐことが可能である。したがって、後の工程で複数のセグメントコイル50の先端部51同士を溶接する際に溶接不良が発生することが防がれるので、ステータの信頼性を高めることができる。
その他、第2実施形態で説明したステータの製造装置1およびステータの製造方法は、第1実施形態で説明したものと同様の作用効果を奏することが可能である。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
(1)上記各実施形態では、外側ガイドは、外側コイル53を挿入完了位置よりも径方向内側に寄せる機能を有し、内側ガイドは内側コイル54を挿入完了位置よりも径方向外側に寄せる機能を有するものとして説明したが、これだけに限らない。
外側ガイドまたは内側ガイドは、上記の機能に加えて、例えば、セグメントコイル50を周方向に支持する機能を有するように構成してもよい。
(2)上記各実施形態では、支持部材20は、第1支持部21、第2支持部22、第3支持部23および複数の矢24などを有するものとして説明したが、支持部および矢の数、形状に限定はない。
すなわち、支持部材20は、例えば1個、2個または4個以上の支持部で構成してもよい。また、各支持部および矢の形状は、複数のセグメントコイル50を支持することが可能な種々の形状を採用することが可能である。
(3)上記第1実施形態では支持部材20は4組の仮組コイルを支持し、第2実施形態では支持部材20は3組の仮組コイルを支持するものとして説明したが、支持部材20が支持する仮組コイルの数に限定はない。また、支持部材20が支持する仮組コイルの形状に限定はない。
すなわち、仮組コイルの数は、3組または4組に限らず、5組以上であってもよい。また、仮組コイルは、径方向に2本のコイル線52が並ぶものと、径方向にコイル線52が1本のみのものとが、どのような組み合わせで配置されていてもよい。
(4)上記各実施形態では、支持部材20が複数のセグメントコイル50を支持した状態で、外側コイル53の径方向内側に隣り合うセグメントコイル55の先端部51と、外側コイル53の先端部51との距離D1は、スロット61の軸方向距離D2より長い状態としたが、これに限らない。また、内側コイル54の径方向内側に隣り合うセグメントコイル55の先端部51と、内側コイル54の先端部51との距離D3も、スロット61の軸方向距離D2より長い状態としたが、これに限らない。
支持部材20は、外側コイル53と内側コイル54に対し、それ以外のセグメントコイル55をステータコア60から軸方向に離した状態で複数のセグメントコイル50を支持する構成であればよい。すなわち、D1≦D2、D3≦D2としてもよい。その場合、外側コイル53と内側コイル54が塑性変形するおそれがあるがステータの信頼性が保たれる範囲内であればよい。
(5)上記第1実施形態では、外側治具30と内側治具40は、ステータコア60のスロット61ごとに分割されたものとしたが、これに限らない。例えば、周方向に並ぶ複数の外側治具30を一体として円弧状に構成してもよい。また、周方向に並ぶ複数の内側治具40を一体として円弧状に構成してもよい。すなわち、外側治具30および内側治具40は、径方向に移動可能な形状であればよい。
(6)上記各実施形態では、ステータは、ステータコア60のスロット61内にインシュレータ62を備えるものについて説明したが、これに限るものではない。ステータは、ステータコア60のスロット61内にインシュレータ62を備えていないものであってもよい。
その場合、上述したステータの製造装置1および製造方法は、ステータコア60のスロット61に複数のセグメントコイル50を挿入する際、スロット61のうち軸方向の開口縁とセグメントコイル50とが接触することを防ぐことが可能である。これにより、スロット61のうち軸方向の開口縁によってセグメントコイル50の被膜が傷つくことを防ぐことができる。
(7)上記各実施形態では、セグメントコイル50を平角線により構成したが、これに限らず、セグメントコイル50は、断面が円形、楕円形、多角形、またはそれらを組み合わせた形状のものとしてもよい。
20 支持部材
30 外側治具
40 内側治具
50 セグメントコイル
53 外側コイル
54 内側コイル
60 ステータコア
61 スロット
81 外側案内矢
82 内側案内矢

Claims (11)

  1. 回転電機のステータの製造装置において、
    ステータコア(60)のスロット(61)の中で径方向に並ぶ複数のセグメントコイル(50)のうち最も径方向外側に配置されるものを外側コイル(53)と呼び、最も径方向内側に配置されるものを内側コイル(54)と呼ぶとき、
    前記ステータコアを設置する設置台(10)と、
    前記外側コイルと前記内側コイルに対し、それ以外の前記セグメントコイル(55)を前記ステータコアから軸方向に離した状態でそれらの前記セグメントコイルを支持しつつ前記ステータコアの前記スロットに挿入する支持部材(20)と、
    前記外側コイルの側面(531)または先端部(51)を支持可能に設けられ、前記支持部材が前記外側コイルを前記スロットに挿入する際に前記外側コイルを挿入完了位置よりも径方向内側に寄せる外側ガイド(30、81)と、
    前記内側コイルの側面(541)または先端部を支持可能に設けられ、前記支持部材が前記内側コイルを前記スロットに挿入する際に前記内側コイルを挿入完了位置よりも径方向外側に寄せる内側ガイド(40、82)と、を備えるステータの製造装置。
  2. 前記外側ガイドは、前記外側コイルが前記スロットに挿入された後、前記外側コイルから離れるように構成されており、
    前記内側ガイドは、前記内側コイルが前記スロットに挿入された後、前記内側コイルから離れるように構成されている、請求項1に記載のステータの製造装置。
  3. 前記外側ガイドは、前記ステータコアに対して複数の前記セグメントコイルの挿入側で、前記スロットよりも径方向外側の部位から前記スロットに張り出すように配置され、前記外側コイルの側面を支持可能な外側治具(30)であり、
    前記内側ガイドは、前記ステータコアに対して複数の前記セグメントコイルの挿入側で、前記スロットよりも径方向内側の部位から前記スロットに張り出すように配置され、前記内側コイルの側面を支持可能な内側治具(40)である、請求項1または2に記載のステータの製造装置。
  4. 前記外側治具は、前記外側コイルが弾性変形可能な範囲で前記スロットに張り出すように配置されるものであり、
    前記内側治具は、前記内側コイルが弾性変形可能な範囲で前記スロットに張り出すように配置されるものである、請求項3に記載のステータの製造装置。
  5. 前記外側ガイドは、前記外側コイルの先端部を挿入完了位置よりも径方向内側に寄せて支持した状態で、前記外側コイルと共に前記スロットに挿入可能な外側案内矢(81)であり、
    前記内側ガイドは、前記内側コイルの先端部を挿入完了位置よりも径方向外側に寄せて支持した状態で、前記内側コイルと共に前記スロットに挿入可能な内側案内矢(82)である、請求項1または2に記載のステータの製造装置。
  6. 前記外側案内矢と前記内側案内矢とは一体に形成されている、請求項5に記載のステータの製造装置。
  7. 前記外側案内矢と前記内側案内矢はいずれも、前記セグメントコイルの先端部のうち、後の工程で先端部同士が溶接される部分を覆う凹部(83、84)を有している、請求項5または6に記載のステータの製造装置。
  8. 前記支持部材は、前記外側コイルの径方向内側に隣り合う前記セグメントコイルの先端部と前記外側コイルの先端部との距離(D1)が、前記スロットの軸方向距離(D2)より長い状態とし、且つ、前記内側コイルの径方向外側に隣り合う前記セグメントコイルの先端部と前記内側コイルの先端部との距離(D3)が、前記スロットの軸方向距離より長い状態として、それらの前記セグメントコイルを支持しつつ前記ステータコアの前記スロットに挿入する、請求項1ないし7のいずれか1つに記載のステータの製造装置。
  9. 回転電機のステータの製造方法において、
    ステータコア(60)のスロット(61)の中で径方向に並ぶ複数のセグメントコイルのうち最も径方向外側に配置されるものを外側コイル(53)と呼び、最も径方向内側に配置されるものを内側コイル(54)と呼ぶとき、
    前記外側コイルと前記内側コイルに対し、それ以外の前記セグメントコイル(55)を前記ステータコアから軸方向に離した状態でそれらの前記セグメントコイルを支持部材(20)により支持しつつ前記ステータコアの前記スロットに挿入すること(S601、S611)と、
    前記外側コイルを前記スロットに挿入する際、前記外側コイルの側面(531)または先端部(51)を支持する外側ガイド(30、81)により、前記外側コイルを挿入完了位置よりも径方向内側に寄せること(S602、S603、S613、S614)と、
    前記内側コイルを前記スロットに挿入する際、前記内側コイルの側面(541)または先端部を支持する内側ガイド(40、82)により、前記内側コイルを挿入完了位置よりも径方向外側に寄せること(S602、S603、S613、S614)と、
    前記外側コイルを前記スロットに挿入した後、前記外側コイルから前記外側ガイドを離し、前記内側コイルを前記スロットに挿入した後、前記内側コイルから前記内側ガイドを離すこと(S604、S615)と、
    前記外側コイルと前記内側コイルとの間に、残りの前記セグメントコイルを前記スロットに挿入すること(S605、S616)を含むステータの製造方法。
  10. 前記ステータコアの前記スロットに複数の前記セグメントコイルを挿入する際、前記外側コイルの一部と、前記内側コイルの一部と、それ以外の前記セグメントコイルの一部とは、前記ステータコアの径方向に重なる状態とされる、請求項9に記載のステータの製造方法。
  11. 前記ステータコアの前記スロットに複数の前記セグメントコイルを挿入する際、前記外側コイルの径方向内側に隣り合う前記セグメントコイルの先端部と前記外側コイルの先端部との距離(D1)は、前記スロットの軸方向距離(D2)より長い状態とされ、
    前記内側コイルの径方向外側に隣り合う前記セグメントコイルの先端部と前記内側コイルの先端部との距離(D3)は、前記スロットの軸方向距離より長い状態とされる、請求項9または10に記載のステータの製造方法。
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