JP7326180B2 - コンクリートの吹付方法及びコンクリート吹付装置 - Google Patents

コンクリートの吹付方法及びコンクリート吹付装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7326180B2
JP7326180B2 JP2020018859A JP2020018859A JP7326180B2 JP 7326180 B2 JP7326180 B2 JP 7326180B2 JP 2020018859 A JP2020018859 A JP 2020018859A JP 2020018859 A JP2020018859 A JP 2020018859A JP 7326180 B2 JP7326180 B2 JP 7326180B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sprayed
spraying
concrete
quick
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020018859A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021123963A (ja
Inventor
孝仁 坂西
洋 尾畑
成郎 北原
克己 宮川
仁 手塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kumagai Gumi Co Ltd filed Critical Kumagai Gumi Co Ltd
Priority to JP2020018859A priority Critical patent/JP7326180B2/ja
Publication of JP2021123963A publication Critical patent/JP2021123963A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7326180B2 publication Critical patent/JP7326180B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)

Description

本発明は、トンネル壁面などの吹付対象面へコンクリートを吹付ける方法とその装置に関する。
従来、トンネル内面に急結剤添加したコンクリートを吹付ける際に、予め、トンネルの内面の天端部、肩部、及び、側壁部の各吹付箇所に、試験的に急結剤添加したコンクリートを吹付けてデータを採って、適正なコンクリートの吐出量と急結剤の添加量とを決定した後、各吹付箇所に応じて、コンクリートの吐出量と急結剤の添加量とを増減させることで、効率的な吹付施工を行うことができるとともに、吹付られたコンクリートの厚さや強度のバラつきを低減できる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002-13397号公報
しかしながら、上記特許文献1の方法では、同文献にあるように、コンクリートの付着程度を作業員が確認しながらコンクリートの吐出量や急結剤の添加量を調整しながら施工する場合に比較すれば効率的ではあるものの、適正なコンクリートの吐出量と急結剤の添加量が決まるまで付着試験を行う必要があるため、施工の準備に時間がかかってしまう、といった問題点があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、予め付着試験を行うことなく、吹付け対象面に吹付けるコンクリートの厚さのバラつきを低減することのできるコンクリートの吹付方法とその装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討の結果、吹付けられたコンクリートの厚さのバラつきは吹付対象面の温度が吹付箇所により異なるので、吹付箇所の温度に応じてコンクリートに混入される急結剤の添加量を増減させることにより、吹付対象面に吹付けられたコンクリートの厚さのバラつきを大幅に低減できることを見出し、本発明に至ったものである。
すなわち、本発明は、吹付対象面にコンクリートを吹付ける方法であって、前記吹付対象面の3次元座標を取得するステップと、赤外線カメラを用いて前記吹付対象面の赤外線熱画像を撮影するステップと、前記赤外線熱画像と前記吹付対象面の3次元座標とを用いて、前記吹付対象面の各位置の座標に対応する温度を求めるステップと、前記吹付対象面にコンクリートを吹付けるステップと、を備え、前記コンクリートを吹付けるステップでは、前記吹付対象面の3次元座標に対応する温度に応じて、前記吹付対象面に吹付けるコンクリートに混合する急結剤の添加量を変化させることを特徴とする。
これにより、吹付けられたコンクリートの厚さの管理を効果的に行うことができる。また、予め付着試験を行うことなく、吹付け対象面に吹付けるコンクリートに混入される急結剤の添加量を調整できるので、吹付施工の効率を著しく向上させることができる。
また、本発明は、吹付対象面にコンクリートを吹付ける装置であって、前記吹付対象面を撮影する複数台のカメラと、前記複数台のカメラのうちの少なくとも2台のカメラでステレオ撮影された、前記吹付対象面の画像から、前記吹付対象面の各位置の3次元座標を算出する3次元座標算出手段と、前記吹付対象面の赤外線熱画像を撮影する赤外線カメラと、前記赤外線熱画像と前記吹付対象面の3次元座標とを用いて、前記吹付対象面の温度分布画像を作成する温度分布画像作成手段と、吹付ノズルを有し、前記吹付対象面にコンクリートを吹付ける吹付機と、前記コンクリートと前記コンクリートに混合する急結剤とを前記吹付ノズルに供給する吹付コンクリート供給手段と、を備え、前記吹付コンクリート供給手段は、前記吹付対象面の3次元座標に対応する温度に応じて、前記吹付ノズルに供給する吹付コンクリートに混合する急結剤の添加量を変化させることを特徴とする。
このような構成を採ることにより、吹付られたコンクリートの厚さや強度のバラつきを大幅に低減できるとともに、吹付施工を率よく行うことのできるコンクリートの吹付装置を得ることができる。
また、前記赤外線カメラと前記複数台のカメラとを前記吹付機に設置することで、撮影後に直ちに吹付作業を開始することができるようにしたので、効率よく吹付作業を行うことができる。
なお、前記発明の概要は、本発明の必要な全ての特徴を列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。この明細書において、コンクリートは、モルタルや吹付材料も含むものとする。
本実施の形態に係るコンクリートの吹付装置を示す機能ブロック図である。 吹付機の一例を示す図である。 トンネル内に配置された吹付機を示す図である。 対象面の赤外線熱画像と温度分布画像を示す図である。 コンクリート吹付方法を示すフローチャートである。 吹付経路と急結剤の添加量の変化の一例を示す図である。
図1は、本実施の形態に係るコンクリートの吹付装置1を示す機能ブロック図で、同図において、2は吹付機、3はステレオカメラ、4は3次元座標算出手段、5は赤外線カメラ、6は急結剤添加量設定手段、7は吹付コンクリート供給手段、8は吹付機制御手段、C1,C2は監視カメラである。
図2は、吹付機2の一例を示す図で、吹付機2は、走行機構21aやアウトトリガー機構21bを備えた吹付機本体(以下、本体21という)と、先端側に吹付コンクリート供給手段7に接続された吹付ノズル22が搭載された吹付ロボット23と、バケット24bを支持する一対のバケットブーム24と、支保工を組立てるための一対のエレクタブーム25とを備えたもので、本体21には、吹付コンクリート供給手段7が搭載されている。
吹付機2の吹付ロボット23が、吹付ノズル22の位置と吹付コンクリートの吹付方向とを設定して、吹付対象面にコンクリートを吹き付ける。
吹付機2は、図3(a),(b)に示すように、トンネル10のトンネル切羽11のコンクリートの吹付けが完了していない区間Lkの後方(トンネル切羽11とは反対側)に配置されて、トンネル側壁12(側面12aと天端面12b)に吹付コンクリートを吹付ける。なお、図3(b)の斜線部である符号12Aで示す部分が既にコンクリートの吹付けが完了した側壁で、符号12Bで示す白抜きの部分が、これから吹付コンクリートを吹付ける側壁である。
吹付機2の制御は、後述する吹付機制御手段8により行う。
吹付機制御手段8は、トンネル10内もしくは坑外などの吹付機2から離れた箇所に設置された遠隔操作室9内に配置される。
図3(a)に示すように、遠隔操作室9には、吹付機制御手段8の他に、3次元座標算出手段4、急結剤添加量設定手段6、監視カメラC1,C2の画像を表示するモニター9Mなどが配置される。
ステレオカメラ3は、吹付機2の本体21の前方に取付けられた図示しない支持台に平行等位になるように支持された2台のカメラ(基準画像を撮影する右カメラ3Rと参照画像を撮影する左カメラ3L)とを備え、トンネル10の吹付対象面であるトンネル側壁12を含む被写体を撮影する。なお、被写体は、トンネル切羽11、トンネル側壁12、及び、トンネル底面13である。トンネル側壁12とは、側面12aと天端面12bとを指す。以下、トンネル側壁12を側壁12とするなど、トンネル10内の各箇所を記載する際に、「トンネル」を省略して記載する。
3次元座標算出手段4は、ステレオカメラ3でステレオ撮影された画像から、吹付対象面である側壁12Bの各位置の3次元座標を算出する。具体的には、右カメラ3Rの画像の各位置点(xi,yi)のデータを、その位置における3次元座標座標(Xi,Yi,Zi)に置き換える。なお、本例では、図3(a)に示すように、トンネル幅方向を3次元座標座標のX方向、上下方向をY方向、トンネル掘削方向(前後方向)をZ方向とした。
赤外線カメラ5は、吹付機2の本体21の前方に設置されて、吹付対象面である側壁12Bを含む撮影対象面の赤外線熱画像を撮影する。なお、本例では、赤外線熱画像を撮影した後、ステレオ画像の撮影を行うので、ステレオカメラ3の右カメラ3Rの位置を、赤外線熱画像を撮影したときの赤外線カメラ5の位置と同一になるように、ステレオカメラ3を移動させるようにしている。これにより、赤外線熱画像の各座標(xi,yi)の3次元座標と右カメラ3Rの画像の各位置点(xi,yi)の3次元座標座標)とは同じに座標(Xi,Yi,Zi)となる。
なお、ステレオカメラ3でステレオ撮影された画像から算出された、吹付対象面である側壁12の各位置の3次元座標を、赤外線カメラ5の位置を原点とした3次元座標に変換してもよい。
また、側壁12Bの温度分布は急激な変化がなく、温度分布の測定誤差は小さいので、ステレオカメラ3を赤外線カメラ5の近傍に設置し、右カメラ3Rで撮影した画像の3次元座標を、赤外線カメラ5で撮影した画像の3次元座標としても問題はない。
急結剤添加量設定手段6は、温度分布画像作成部6aと、温度変化図作成部6bと、記憶部6cと、添加量変化図作成部6dとを備える。
図4に示すように、温度分布画像作成部6aは、同図の左上に示す、赤外線カメラ5で撮影した赤外線熱画像G1と、同図の左下に示す、3次元座標算出手段4で算出した吹付対象面の3次元データ画像G2とを用いて、同図の右側に示す、吹付対象面の温度分布データ画像G3を作成する。
赤外線熱画像G1は、画像上の点(xi,yi)における温度Tiを色(ここでは、ドットの密度)で表している。なお、同図の符号6Bは、温度Tiと色との関係を示す温度バーである。
一方、温度分布データ画像G3は、各座標(xi,yi)のデータが、赤外線熱画像G1の各座標(xi,yi)における温度Tiデータと、3次元データ画像G2の各座標(xi,yi)における3次元座標(Xi,Yi,Zi)のデータを併せたものである。したがって、温度分布データ画像G3の、画像上の点(xi,yi)を指定すれば、その点における3次元座標座標(Xi,Yi,Zi)のデータと温度Tiのデータとが得られる。
逆に、これから吹付コンクリートを吹付ける側壁である側壁12Bの座標(xi,yi)を指定すれば、座標(xi,yi)における3次元座標(Xi,Yi,Zi)と温度Tiとがわかる。すなわち、コンクリートの吹付位置の軌跡である吹付経路を指定すれば、吹付経路に沿って側壁12Bの表面温度がどのように変化していくかが分かる。
なお、本例では、温度分布データ画像G3を見やすくするため、温度分布を表示する箇所を、これからコンクリートを吹付ける側壁12Bのみとした。また、既にコンクリートの吹付けが終了した側壁12Aを斜線で示し、切羽11などの他の箇所は白抜きとした。
温度変化図作成部6bは、後述する、吹付ノズル22の吹付経路に沿った側壁12Bの表面温度の変化をプロットした温度変化図GTを作成する。
記憶部6cは、予め求めておいた表面温度と急結剤の添加量との関係を示す温度-添加量対応図6G(もしくは、表面温度と急結剤の添加量との対応表)を記憶する。
添加量変化図作成部6dは、記憶部に6cに記憶しておいた表面温度と急結剤の添加量との関係を示す図6Gを参照して、上記の温度変化図GTを、側壁12Bの吹付経路上の位置に対応する急結剤の添加量をプロットした添加量変化図GAに変換する。
吹付コンクリート供給手段7は、吹付コンクリート供給部7aと急結剤供給部7bとを備え、吹付コンクリートと添加剤である急結剤とを、別個に吹付ノズル22に供給する。
吹付ノズル22は、これら供給された吹付コンクリートと急結剤とをノズル内にて混合して、ノズル先端から、吹付対象面である側壁12Bの表面に、急結剤が添加された吹付コンクリートを吹付ける。
本例では、吹付機制御手段8により吹付コンクリート供給手段7を制御して、急結剤添加量設定手段6の温度分布画像作成部6aで作成された温度分布データ画像G3を参照して、吹付ノズル22に供給するコンクリートに混合する急結剤の添加量を、側壁12Bの表面温度に応じて変化させるようにしている。
吹付機制御手段8は、吹付機制御部8aと、吹付経路設定部8bと、急結剤添加量制御部8cとを備える。
吹付機制御部8aは、上記のように、吹付ノズル22や吹付ロボット23の制御の他にも、走行機構21aの制御なども行う。
吹付経路設定部8bは、吹付コンクリートを吹付ける箇所の軌跡である吹付経路を設定する。
急結剤添加量制御部8cは、急結剤添加量設定手段6の添加量変化図作成部6dで作成された添加量変化図に基づいて、吹付ノズル22に供給する吹付コンクリートに混合される急結剤の添加量を変化させるよう、吹付コンクリート供給手段7を制御する。
監視カメラC1,C2は、例えば、吹付機2のバケット24bやエレクタブーム25などに搭載されて、吹付作業の状況を撮影して、遠隔操作室9のモニター9Mに送信する。なお、モニター9Mの表示画面に、吹付作業の状況を映した画面に加えて、吹付コンクリートの吹付経路を映すようにしてもよい。
次に、本発明によるコンクリート吹付方法について、図5のフローチャートを参照して説明する。
まず、吹付機2を所定の位置まで走行させた後停止させ、赤外線カメラ5により、吹付対象面である側壁12Bを含む撮影対象面の赤外線熱画像G1を撮影する(ステップS10)。
次に、ステレオカメラ3により、赤外線熱画像の撮影領域を含む撮影対象面、もしくは、赤外線熱画像G1の撮影領域と同じ撮影領域のステレオ画像を撮影し(ステップS11)、撮影されたステレオ画像を3次元座標算出手段4に送る。
そして、3次元座標算出手段4にて、ステレオカメラ3でステレオ撮影された画像から、吹付対象面である側壁12Bの各位置の3次元座標を算出して、吹付対象面の3次元データ画像G2を作成する(ステップS12)。
ステップS13では、図4に示すように、ステップS11で撮影した赤外線熱画像G1とステップS12で作成した3次元データ画像G2とを用いて、吹付対象面の温度分布データ画像G3を作成する。
上記したように、赤外線熱画像G1では、画像上の点(xi,yi)のデータが、温度Tiであり、3次元データ画像G2では、点(xi,yi)のデータが、3次元座標(Xi,Yi,Zi)である。また、温度分布データ画像G3では、点(xi,yi)のデータが、(Xi,Yi,Zi,Ti)、すなわち、温度Tiのデータと3次元座標(Xi,Yi,Zi)のデータを併せたものである。
次に、吹付位置の軌跡である吹付経路を指定する(ステップS14)。
本例では、吹付経路を、図6(a),(b)の太線で示すような、トンネル10の進行方向に垂直な面(XY平面)で切った時の側壁12Bの輪郭に沿った経路とした。吹付経路はz=zk(k=1~m)で表せる。すなわち、吹付経路は、図6(b)に示すように、側面12aでは上下方向に平行な直線で、天端面12bでは円弧状となる。
なお、z方向の吹付幅Δを、Δ<zk+1-zkとした。これは、z=zkとz=zk+1との中間の領域では、コンクリートを重複して吹付けた方が均一性が高まるからである。
次に、軌跡上の側壁12の表面温度の変化をプロットした温度変化図をzk毎に作成する(ステップS15)。
ステップS16では、予め求めておいた表面温度と急結剤の添加量との関係を示す温度-添加量対応図6Gを参照して、zk毎の温度変化図GT(k)を、zk毎の添加量変化図GA(k)に変換する。
最後に、zkを変化させながらコンクリートの吹付を行う(ステップS17)。
図6(c)~(e)に温度変化図GT(k)と添加量変化図G(k)の一例を示す。
k=1である図GT(1)と図GA(1)とが吹付機2側(手前側)で、k=mである図GT(m)と図GA(m)とが切羽11側(奥側)である。また、各図の横軸は吹き付け経路に沿った吹付位置で、温度変化図GT(k)の縦軸は側壁12Bの表面温度T(℃)、温度変化図GA(k)の縦軸は吹付コンクリートに混合される急結剤の添加量P(%)である。
急結剤の添加量P(%)としては、急結剤の種類にもよるが、強度や養生時間等を考慮すると、4~12%とすることが好ましい。
吹付作業は、k=1から始めてk=mで終了する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に記載の範囲には限定されない。前記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者にも明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることは、特許請求の範囲から明らかである。
例えば、前記実施の形態では、ステレオカメラ3と赤外線カメラ5とを吹付機2に搭載したが、吹付機2を所定の位置まで移動させる前に、ステレオカメラ3と赤外線カメラ5とを用いて、ステレオ画像と赤外線熱画像を撮影してもよい。
また、前記実施の形態では、ステレオカメラ3でステレオ撮影された画像から、吹付対象面である側壁12Bの3次元座標を算出したが、トンネル切羽11の位置とトンネル10の設計図面とから側壁12Bの3次元座標を取得してもよい。
また、前記実施の形態では、吹付対象面をトンネル10の側壁12としたが、これに限るものでなく、本発明は、法面などの他の吹付対象面のコンクリート吹付にも適用可能であることはいうまでもない。
1 コンクリート吹付装置、2 吹付機、21 吹付機本体、22 吹付ノズル、
23 吹付ロボット、24 バケットブーム、24b バケット、
25 エレクタブーム、3 ステレオカメラ、3R 右カメラ、3L 左カメラ、
4 3次元座標算出手段、5 赤外線カメラ、
6 急結剤添加量設定手段、6a 温度分布画像作成部、6b 温度変化図作成部、
6c 記憶部、6d 添加量変化図作成部、
7 吹付コンクリート供給手段、7a 吹付コンクリート供給部、7b 急結剤供給部、8 吹付機制御手段、8a 吹付機制御部、8b 吹付経路設定部、
8c 急結剤添加量制御部、9 遠隔操作室、9M モニター、
10 トンネル、11 トンネル切羽、12 トンネル側壁、12a 側面、
12b 天端面、13 トンネル底面、C1,C2 監視カメラ。

Claims (3)

  1. 吹付対象面にコンクリートを吹付ける方法であって、
    前記吹付対象面の3次元座標を取得するステップと、
    赤外線カメラを用いて前記吹付対象面の赤外線熱画像を撮影するステップと、
    前記赤外線熱画像と前記吹付対象面の3次元座標とを用いて、前記吹付対象面の各位置の座標に対応する温度を求めるステップと、
    前記吹付対象面にコンクリートを吹付けるステップと、を備え、
    前記コンクリートを吹付けるステップでは、
    前記吹付対象面の3次元座標に対応する温度に応じて、前記吹付対象面に吹付けるコンクリートに混合する急結剤の添加量を変化させることを特徴とするコンクリートの吹付方法。
  2. 吹付対象面にコンクリートを吹付ける装置であって、
    前記吹付対象面を撮影する複数台のカメラと、前記複数台のカメラのうちの少なくとも2台のカメラでステレオ撮影された、前記吹付対象面の画像から、前記吹付対象面の各位置の3次元座標を算出する3次元座標算出手段と、
    前記吹付対象面の赤外線熱画像を撮影する赤外線カメラと、
    前記赤外線熱画像と前記吹付対象面の3次元座標とを用いて、前記吹付対象面の温度分布画像を作成する温度分布画像作成手段と、
    吹付ノズルを有し、前記吹付対象面にコンクリートを吹付ける吹付機と、
    前記コンクリートと前記コンクリートに混合する急結剤とを前記吹付ノズルに供給する吹付コンクリート供給手段と、を備え、
    前記吹付コンクリート供給手段は、
    前記吹付対象面の3次元座標に対応する温度に応じて、前記吹付ノズルに供給する吹付コンクリートに混合する急結剤の添加量を変化させることを特徴とするコンクリート吹付装置。
  3. 前記赤外線カメラと前記複数台のカメラとが、前記吹付機に設置されていることを特徴とする請求項2に記載のコンクリート吹付装置。
JP2020018859A 2020-02-06 2020-02-06 コンクリートの吹付方法及びコンクリート吹付装置 Active JP7326180B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020018859A JP7326180B2 (ja) 2020-02-06 2020-02-06 コンクリートの吹付方法及びコンクリート吹付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020018859A JP7326180B2 (ja) 2020-02-06 2020-02-06 コンクリートの吹付方法及びコンクリート吹付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021123963A JP2021123963A (ja) 2021-08-30
JP7326180B2 true JP7326180B2 (ja) 2023-08-15

Family

ID=77459123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020018859A Active JP7326180B2 (ja) 2020-02-06 2020-02-06 コンクリートの吹付方法及びコンクリート吹付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7326180B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001140593A (ja) 1999-11-12 2001-05-22 Nishimatsu Constr Co Ltd コンクリート材料の吹付け装置及びコンクリート材料の吹付け方法
JP2002048481A (ja) 2000-08-03 2002-02-15 Asahi Glass Co Ltd 不定形耐火物の湿式吹付け施工方法
JP2003013699A (ja) 2001-07-03 2003-01-15 Penta Ocean Constr Co Ltd コンクリートの吹付け管理方法及びその装置
JP2006234383A (ja) 2005-02-22 2006-09-07 Urban Sekkei:Kk コンクリート構造物の劣化診断方法
JP2017105672A (ja) 2015-12-10 2017-06-15 太平洋マテリアル株式会社 コンクリート吹付材
JP2017132164A (ja) 2016-01-29 2017-08-03 飛島建設株式会社 コンクリートの練り上がり温度制御システム
CN107288660A (zh) 2017-08-17 2017-10-24 长沙科达智能装备股份有限公司 一种移动式混凝土喷射机械手喷射物自动调节控制装置及方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07232943A (ja) * 1993-12-22 1995-09-05 Chichibu Onoda Cement Corp セメント急結材およびそれを添加したセメント硬化体の製造方法
CH691873A5 (de) * 1995-12-27 2001-11-15 Mbt Holding Ag Verfahren und Einrichtung zum Beschichten von Tunnelinnenwänden mit Spritzbeton.

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001140593A (ja) 1999-11-12 2001-05-22 Nishimatsu Constr Co Ltd コンクリート材料の吹付け装置及びコンクリート材料の吹付け方法
JP2002048481A (ja) 2000-08-03 2002-02-15 Asahi Glass Co Ltd 不定形耐火物の湿式吹付け施工方法
JP2003013699A (ja) 2001-07-03 2003-01-15 Penta Ocean Constr Co Ltd コンクリートの吹付け管理方法及びその装置
JP2006234383A (ja) 2005-02-22 2006-09-07 Urban Sekkei:Kk コンクリート構造物の劣化診断方法
JP2017105672A (ja) 2015-12-10 2017-06-15 太平洋マテリアル株式会社 コンクリート吹付材
JP2017132164A (ja) 2016-01-29 2017-08-03 飛島建設株式会社 コンクリートの練り上がり温度制御システム
CN107288660A (zh) 2017-08-17 2017-10-24 长沙科达智能装备股份有限公司 一种移动式混凝土喷射机械手喷射物自动调节控制装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021123963A (ja) 2021-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11717937B2 (en) Automatic polishing system
JP2013036243A (ja) 建設機械制御システム
JP2017197942A (ja) 法面吹付工法
JP2019167678A (ja) トンネルの吹付け制御方法
JP2008055569A (ja) 点検ロボット
JP2012018073A (ja) 点検システム
JP2019125943A (ja) 表示制御装置、画像投影システム、制御方法およびプログラム。
JP7326180B2 (ja) コンクリートの吹付方法及びコンクリート吹付装置
WO2019187560A1 (ja) 作業機械操縦装置
JP2000275044A (ja) 柱の建込み計測方法及びその装置
JP2004036123A (ja) コンクリート吹付装置および方法
JP2016151113A (ja) コンクリート打設高さ管理方法
JP6256874B2 (ja) 建設機械用俯瞰画像表示装置
JP2642298B2 (ja) 仮想現実感を用いた遠隔操作システム
JP2929369B2 (ja) 敷均し範囲管理方法及び敷均し範囲管理装置
JP5844172B2 (ja) クレーンシステム
JP7161385B2 (ja) 吹付け厚さ推定装置
JP6514891B2 (ja) 生産エリア撮影システム
JP7138549B2 (ja) コンクリート吹付ガイダンスシステム
JP7161384B2 (ja) ノズル位置推定装置
JP2020045687A (ja) 作業機械
JP5886068B2 (ja) クレーン用表示装置
JP2002226862A (ja) コークス炉の燃焼室の観察補修方法
JP2010270518A (ja) 削岩機搭載台車における穿孔位置決め制御方法及びトンネル施工機械におけるブーム移動制御方法
JPH06214640A (ja) 移動体の走行制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230802

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7326180

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150