JP7161385B2 - 吹付け厚さ推定装置 - Google Patents
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遠隔作業の場合には、トンネル内に設置されるモニター室のような、吹付位置より離れた場所で、例えば、吹付機に設けられたカメラの映像を見ながら、吹付ロボットのコントローラを操作していた(例えば、特許文献1参照)。
そこで、特に、無支保工区間では、後方のトータルステーションの切羽管理レーザーから投影される赤色ポイントを目安に吹付作業を行うが、安全量を見込む必要があるため、作業員の感覚で多めに吹付をすることになり、その結果、吹付材料が必要以上に多くなってしまうといった問題点があった。また、遠隔操作では、赤色ポイントが映像では見難いためことから、吹付自体が難しかった。
このように、吹付対象面に噴出するコンクリートの形状を円錐状とすれば、吹付の途中
であっても、吹付け厚さを精度よく推定することができる。また、吹付ノズルの開口部と吹付対象面との距離を精度よく算出することができるので、吹付け厚さの推定精度を向上させることができる。
なお、吹付ノズルの先端部とはノズルの中心よりもノズルの開口部側を指し、根元部と
はノズルの中心よりも開口部側と反対側の端部側を指すものとする。
吹付位置算出手段11~吹付け厚さ推定手段14までの各手段と記憶手段15とは、例えば、コンピュータのソフトウェア、及び、RAM等のメモリーから構成される。
吹付機2は、図2(a),(b)に示すように、トンネル3の切羽31のコンクリートの吹付けが完了していない区間Lkの後方(切羽31とは反対側)に配置されて、トンネル壁面32(トンネル側壁32aと天羽32b)に吹付コンクリートを吹付ける。なお、同図の符号3Cは吹付コンクリート、符号3Hは支保工である。
トータルステーション4は、切羽31に赤色のレーザ光を照射する切羽管理レーザ装置L2やレーザ距離計L3の他に、図示しない、切羽監視用カメラ、3Dスキャナーなどの切羽31を監視する監視装置を備えた計測器で、吹付機2の後方で、切羽31から所定の距離離れた天羽32b等に設置される。
また、遠隔操作室10は、トンネル3内もしくは坑外などの吹付機2から離れた箇所に設置される。遠隔操作室10には、吹付機2を遠隔操作する吹付機制御装置10Aや、支保工番号や支保パターンなどのトンネルパターンデータを備え、切羽管理レーザL2などの監視装置を制御する切羽管理レーザシステム10Bなどが配置されている。
吹付機2は、走行機構20aやアウトトリガー機構20bなどを備えた吹付機本体(以下、本体20という)と、先端側に図示しないコンクリート圧送装置に接続された吹付ノズル5が搭載されたノズルブームとしての吹付ロボット21と、バケット22bを支持する左右一対のバケットブーム22と、支保工の組み立てるための左右一対のエレクタブーム23とを備える。
吹付ノズル5の側面側には、ノズル側レーザ装置L1が、レーザの照射方向が吹付ノズル5の延長方向であるコンクリートの吹付方向と一致するように、設置されている。本例では、ノズル側レーザ装置L1のレーザ光を切羽管理レーザ装置L2のレーザ光と区別するため、ノズル側レーザ装置L1のレーザ光を緑色とした。
また、左右一対のバケットブーム22のバケット22bの前方下端部には、バケット側カメラC11,C12がそれぞれ設置され、本体20の前面の上下左右には、本体側カメラC21~C24がそれぞれ設置され、左右一対のエレクタブーム23の第1アーム23aの先端側と第2アーム23bの中央側には、エレクタ側カメラC31~C34がそれぞれ設置される。
吹付ロボット21は、本体20の取付部20T側に位置する第1のアーム211と、図示しない切羽側に位置する第2のアーム212と、第1及び第2のアーム211,212をそれぞれ伸縮させる第1及び第2のスライド機構213,214と、第1及び第2のアーム211,212をそれぞれ水平面内及び垂直面内で回転させる第1及び第2の回転機構215,216と、第2のアーム212の先端に設置されたノズル設置部217と、ノズル設置部217を水平面内及び垂直面内で回転させるノズル回転機構218と、を備え、ノズル設置部217を上下、左右に回転させるととともに、前後(第1及び第2のアーム211,212の延長方向)移動させることで、吹付ノズル5の位置と吹付コンクリートの吹付方向とを設定する。
但し、吹付ロボット21は、全ての構成が上記と同一である必要はなく、一部省略されたり、組み合わせが変わる場合もあり、これらを包括して「吹付ロボット」と称する。
バケット側カメラC11,C12、本体側カメラC21,C22及びC23,C24、エレクタ側カメラC31,C32及びC33,C34は、それぞれ、後述する標定点となるマークとしての標定点ラベルA~Cと、緑色レーザ光の照射部Gとを撮影する。緑色レーザ光の照射部Gとコンクリートの吹付位置(厳密には、コンクリートが吹付けられた領域の中心)とはほぼ一致する。
図5(a)は、標定点ラベルA~Cの設置箇所及びノズル側レーザ装置L1からの緑色レーザ光の照射部Gとの関係を示す図で、標定点ラベルAは吹付ノズル5の先端部と根元部とを含む、吹付ノズル5の先端部と根元部との間に設置される。
以下、標定点ラベルAの位置を「ノズル位置」という。
また、標定点ラベルBと標定点ラベルCとは、吹付が完了したトンネル壁面32の切羽31側の左右(以下、吹付完了壁部という)の任意の場所にそれぞれ不動点として設置される。
図5(b)は、2台のカメラC11,C12でステレオ撮影した画像(ステレオ画像)の一例を示す模式図で、カメラC11の画像とカメラC12の画像には、それぞれ、緑色レーザ光の照射部Gと標定点ラベルAとが映っている。
なお、ステレオ画像は、必ずしも、C11,C12などのカメラ対の画像である必要はなく、例えば、標定点ラベルAがよく映っている2台以上のカメラの画像、標定点ラベルBがよく映っている2台以上のカメラの画像、標定点ラベルCがよく映っている2台以上のカメラの画像などを用いればよい。
ノズル位置算出手段12は、図5(b)に示した、ステレオ撮影された2枚の画像から、標定点ラベルAの位置である、ノズル位置の3次元座標と、吹付完了壁部の標定点ラベルBと標定点ラベルCの3次元座標とを算出するとともに、この算出された標定点ラベルAの3次元座標を、算出した標定点ラベルB,Cの3次元座標と、トンネルパターンデータベース15dに保存されている、設計掘削断面形状XYZのデータの基準点、もしくは、トータルステーションの設置位置を原点とした標定点ラベルB,Cの3次元座標とを用いて、上記したトンネル3内の基準点を原点とした3次元座標に変換する。
なお、設計掘削断面形状XYZのデータに代えて、レーザースキャナーや写真測量等で測量して算出した掘削断面形状である実測断面形状X’Y’Z’のデータを用いてもよい。
なお、吹付ノズル5の軸方向の延長方向は、ノズル位置と吹付位置Gとを通る直線で近似することができる。
ここで、コンクリートの吹付方向とトンネル壁面32とのなす角度を吹付角度αとすると、吹付角度αは、吹付ノズル5の長さ方向と、コンクリートの吹付位置Gにおけるトンネル壁面32の接平面SG(以下、トンネル壁面32という場合もある)との成す角度に等しい。なお、吹付角度αは、コンクリートの吹付方向と吹付位置Gとを通る接線LGとのなす角度としても求められる。
接平面SGと接線LGについても、上記のトンネルパターンデータベース15dに保存されている設計掘削断面形状XYZ(もしくは、実測断面形状X’Y’Z’)のデータから求めることができる。
このように、吹付ノズル5pのように、α=90°の時には、コンクリートの吹付方向とトンネル壁面32とが直交し、吹付ノズル5qのように、α≠90°の時には、コンクリートはトンネル壁面32に斜めから吹付けられる。すなわち、吹付角度αが90°となるように、吹付ノズル5の向きを制御すれば、トンネル壁面32に垂直にコンクリートを吹付けることができる。
なお、図6(c),(d)に示すように、切羽31の面に垂直な方向から見たときに、吹付ノズル5とトンネル壁面32とが直交していても、吹付ノズル5qのように、吹付ノズルの軸方向と切羽31の面に垂直な平行な断面Kとのなす角が0°でなければ、吹付方向はトンネル壁面32には直交していない。したがって、吹付角度αを算出することなく、カメラ画像のみから吹付角度αを推定することは困難である。
吹付距離算出手段13は、吹付ノズル5の開口部と吹付対象面であるトンネル壁面32との距離である吹付距離hkを算出する。
吹付距離hkは、ノズル位置と吹付位置Gとの距離から、ノズル位置と開口部との距離を減算することで求めることができる。
機器データベース15aには、吹付機2の機種、ポンプ吐出量、吹付ノズル5の回転移動速度、吹付ノズル5のスライド移動速度、空気圧縮機の空気量や吐出圧などのデータが蓄積され、吹付コンクリートデータベース15bには、コンクリートの配合量、添加剤、ミキシング時間、スランプ、空気量などデータが蓄積され、吹付形状データベース15cには、ノズル口径DN[mm]や、吹付ノズル5から噴射される吹付コンクリートの噴射モデルである推定円錐Cの頂点位置である推定円錐頂点オフセットhN[mm]、推定円錐形状噴射角度θN[deg]などの形状パラメータ、想定コンクリート吐出量VC[mm3/0.1sec]、コンクリート跳ね返り率a[%]、ノズル移動速度v[mm/0.1sec]などのデータが蓄積されている。
吹付形状データベース15cの推定円錐頂点オフセットhN[mm]や想定コンクリート吐出量VCは、吹付コンクリートデータベース15bに蓄積された吹付コンクリートの性状により決定され、ノズル移動速度vは、機器データベース15aに蓄積された吹付ノズル5の回転移動速度と吹付ノズル5のスライド移動速度により決定される。
なお、本例では、機器データベース15aのポンプ吐出量については、打設中に稼動しているポンプからのポンプ吐出量(ピストンの往復回数)のデータ、吹付ノズル5の移動速度及び方向については、カメラからの映像データにてリアルタイム(0.1sec)毎に更新されたものを用いている。上記のデータは、切羽管理レーザシステム10Bにより更新されて、記憶手段15に送られるが、切羽管理レーザシステム10Bから直接データを取得してもよい。
図7(a)に示すように、hC=hk+hNである。
また、円錐の底面SCの直径Wk[mm]は、円錐高さhCと推定円錐形状噴射角度θN[deg]とから、Wk=2hC・tanθNにより算出される。この推定円錐形状噴射角度θNは、円錐を頂点Tを通り底面に垂直な面で切ってできる二等辺三角形の頂角の半分の角度である。
ここで、ノズル移動速度をv、吹付コンクリートの平均吹付け厚さをHkとすると、コンクリートの吹付量Vkは、下記の式で近似できる。
Vk=v・Wk・Hk
また、想定コンクリート吐出量をVC、コンクリート跳ね返り率をaとすると、Vk=a・VCなので、吹付コンクリートの平均吹付け厚さHkは、以下の式で算出できる。
Hk=(a・VC )/(v・2hC・tanθN)
吹付形状モデル5Mは、0.1sec毎のモデルなので、平均吹付け厚さHkの単位は[mm/0.1sec]となる。
具体的には、まず、吹付ノズル5の先端側と根元側の3次元座標から、吹付ノズル5の軸方向である吹付ノズル5の傾きを算出する。吹付ノズル5の軸方向がコンクリートの吹付方向となるので、この吹付ノズル5の軸方向の延長方向とトンネル壁面32とが交わる点がコンクリートの吹付位置Gとなる。
コンクリートの吹付位置Gの3次元座標は、吹付ノズル5の先端側と根元側とを通る直線とトンネル壁面32との交点の座標で、トンネル壁面32を表す曲面は、トンネルパターンデータベース15dに保存されているので、コンクリートの吹付位置Gについても、吹付ノズル5の先端側と根元側の3次元座標から求めることができる。
したがって、吹付ノズル5の先端側と根元側の3次元座標と、コンクリートの吹付位置Gとから、コンクリートの吹付方向とトンネル壁面32とのなす角度である吹付角度αを算出することができる。
同図に示すように、吹付角度αは、吹付ノズル5(5p,5q)の長さ方向と、コンクリート吹付位置Gにおけるトンネル壁面32の接平面SG(以下、トンネル壁面32という場合もある)との成す角度に等しい。すなわち、吹付ノズル5pのように、吹付位置Gとトンネル壁面32とのなす角度である吹付角度αが90°であれば、トンネル壁面32に垂直にコンクリートを吹付けることができる。一方、吹付ノズル5qのように、吹付角度αが90°でない場合には、トンネル壁面32に垂直にコンクリートを吹付けることができない。
なお、吹付角度αは、コンクリートの吹付方向と吹付位置Gとを通る接線LGとのなす角度としても求められる。接平面SGと接線LGについても、上記のトンネルパターンデータベース15dに保存されている設計掘削断面形状XYZ、もしくは、実測断面形状X’Y’Z’のデータから求めることができる。
なお、ノズル移動速度vを0.1sec当たりの移動速度から、異なる時間間隔当たりの移動速度v’に変更する場合には、想定コンクリート吐出量VCについても、変更されたノズル移動速度v’に応じて変更することが好ましい。
また、前記実施の形態では、コンクリートの吹付対象面をトンネル壁面32としたが、これに限るものではなく、例えば、法面など、他の吹付対象面であってもよい。
また、前記実施の形態では、ステレオ撮影する10台のカメラの映像から吹付位置とノズル位置とを算出したが、少なくとも1対のカメラがあれば、吹付位置とノズル位置とを求めることができる。
また、カメラの配置としては、少なくとも、バケットブーム22側、本体20側、及び、エレクタブーム側に、それぞれ、2台ずつ配置すれば、標定点ラベルA~C、及び、照射部Gがよく映っている2台以上のカメラの画像が得られるので、好ましい。
また、前記実施の形態では、バケットブーム22のバケット22bにカメラC11,C12を、吹付機2の本体20にカメラC21~C24を、エレクタブーム23にカメラC31~C34をそれぞれ配置する構成としたが、吹付機2が、バケットブーム22、エレクタブーム23を搭載していない場合には、カメラC11,C12、及び、カメラC31~C34、もしくは、その一部を、本体以外の場所、例えば、地面に立設された三脚上などに設置してもよい。
10 遠隔操作室、10A 吹付機制御装置、10B 切羽管理レーザシステム、
11 吹付位置算出手段、12 ノズル位置算出手段、13 吹付距離算出手段、
14 吹付け厚さ推定手段、15 記憶手段、
2 吹付機、20 吹付機本体、21 吹付ロボット、22 バケットブーム、
22b バケット、23 エレクタブーム、
3 トンネル、4 トータルステーション、5 吹付ノズル、
C11,C12 バケット側カメラ、C21~C24 本体側カメラ、
C31~C34 エレクタ側カメラ、L1 ノズル側レーザ装置、
L2 切羽管理レーザ装置、L3 レーザ距離計。
Claims (2)
- コンクリート吹付機のノズルブームに装着された吹付ノズルから、吹付対象面に吹付けられたコンクリートの厚さである吹付厚さを推定する装置であって、
前記吹付ノズルから前記吹付対象面に噴出するコンクリートの形状を、前記吹付ノズルの内部に頂点を有し、前記吹付ノズルの開口部を通る円錐状とした噴射モデルと、
前記開口部の位置と前記吹付対象面との距離である吹付距離を算出する吹付距離算出手段と、
前記吹付ノズルから噴射されるコンクリート圧送量、前記吹付ノズルの移動速度、及び、跳ね返り率を保存する記憶手段と、
前記吹付ノズルに取付けられて、吹付ノズルのコンクリートの吹付方向にレーザ光を照射するレーザ装置と、
前記吹付ノズルの先端部と根元部とを含む、前記吹付ノズルの先端部と根元部との間の所定の位置であるノズル位置に配置される標定点となるマークと、
前記コンクリート吹付機に取付けられた複数台のカメラと、
前記複数台のカメラのうちの少なくとも2台のカメラでステレオ撮影された、前記レーザ光の前記吹付対象面への照射部を含む画像から、前記照射部の3次元座標を算出する照射位置算出手段と、
前記複数台のカメラのうちの2台以上のカメラでステレオ撮影された、前記マークを含む画像から、前記ノズル位置の3次元座標を算出するノズル位置算出手段と、
前記吹付対象面に吹付けられたコンクリートの厚さである吹付厚さを推定する吹付厚さ推定手段と、を備え、
前記吹付距離算出手段は、
前記照射部の3次元座標と前記ノズル位置の3次元座標とから、前記吹付距離を算出し、
前記吹付厚さ推定手段は、
前記算出された吹付距離、前記記憶手段に保存された吹付ノズルから噴射されるコンクリート圧送量、ノズルの移動速度、及び、跳ね返り率と、前記噴射モデルとを用いて前記吹付厚さを推定することを特徴とする吹付け厚さ推定装置。 - コンクリート吹付機のノズルブームに装着された吹付ノズルから、吹付対象面に吹付けられたコンクリートの厚さである吹付厚さを推定する装置であって、
前記吹付ノズルから前記吹付対象面に噴出するコンクリートの形状を、前記吹付ノズルの内部に頂点を有し、前記吹付ノズルの開口部を通る円錐状とした噴射モデルと、
前記開口部の位置と前記吹付対象面との距離である吹付距離を算出する吹付距離算出手段と、
前記吹付ノズルから噴射されるコンクリート圧送量、前記吹付ノズルの移動速度、跳ね返り率、及び、予め作成しておいた設計図面の吹付対象面の3次元座標のデータ、もしくは、予めコンクリートの吹付前に測量した吹付対象面の3次元座標のデータを保存する記憶手段と、
前記吹付ノズルの先端部と根元部に配置される標定点となるマークと、
前記コンクリート吹付機に取付けられた複数台のカメラと、
前記複数台のカメラのうちの2台以上のカメラでステレオ撮影された、前記マークを含む画像から、前記先端部と根元部の3次元座標を算出するノズル位置算出手段と、
前記吹付対象面に吹付けられたコンクリートの厚さである吹付厚さを推定する吹付厚さ推定手段と、を備え、
前記吹付距離算出手段は、
前記吹付ノズルの先端部の3次元座標と前記吹付ノズルの根元部の3次元座標と、前記吹付対象面の3次元座標のデータとから、前記吹付距離を算出し、
前記吹付厚さ推定手段は、
前記算出された吹付距離、前記記憶手段に保存された吹付ノズルから噴射されるコンクリート圧送量、ノズルの移動速度、及び、跳ね返り率と、前記噴射モデルとを用いて前記吹付厚さを推定することを特徴とする吹付け厚さ推定装置。
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