JP7325686B2 - 電動機 - Google Patents

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Description

本開示は、電動機に関する。
電動機は、シャフトと、シャフトに固定されて一体に回転する回転子と、回転子と径方向に間隔を空けて対向する固定子と、を備える。電動機に通電すると、固定子および回転子の温度が上昇する。電動機の温度上昇は、例えば、電動機が備えるコイルの絶縁の劣化の促進、電動機が備える軸受を潤滑するグリスの劣化の促進等をおこすため、電動機の寿命に影響を及ぼす可能性がある。
鉄道車両の床下に設けられる全閉形の電動機では、電動機の外部の空気である外気を固定子に形成された通風路に流し、電動機の内部の空気である内気を回転子に形成された通風路に流すことで、固定子および回転子が冷却される。内気は外気に比べて温度が高いため、内気による冷却効率は、外気による冷却効率より低い。外気と内気を用いて固定子および回転子の冷却を行う全閉形の電動機の冷却効率を高めるためには、内気の温度上昇を抑制しながら内気を循環させることが好ましい。
そこで特許文献1に開示される電動機では、固定子および回転子に通風路が形成され、電動機の外部、具体的には、固定子の径方向外側であって固定子から離隔した位置に、電動機の内部に連通している通風路を有する熱交換機が設けられる。特許文献1に開示される電動機では、外気を固定子に形成された通風路に流し、内気を回転子に形成された通風路に流すことで、固定子および回転子が冷却される。この電動機では、外周面の全周に亘ってフィンが設けられている熱交換機の通風路に内気を流すことで、内気の温度上昇が抑制される。
特開2004-194498号公報
特許文献1に開示される電動機が備える熱交換機は、固定子から離隔した位置に設けられている。さらに熱交換機の外周面の全周に亘ってフィンが設けられている。このため、特許文献1に開示される電動機は、熱交換機を備えない全閉形の電動機と比べて、冷却効率は高くなるが、大きさ、具体的には径方向の大きさが増大してしまう。
本開示は上述の事情に鑑みてなされたものであり、冷却効率の高い小型の電動機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の電動機は、シャフトと、回転子と、固定子と、第1ブラケットと、第2ブラケットと、熱交換部と、第1ガイドと、第2ガイドと、を備える。シャフトは、回転軸まわりに回転可能に支持される。回転子は、シャフトの径方向の外側に位置してシャフトと一体に回転する。固定子は、回転子に径方向に間隔を空けて対向し、回転軸の延伸方向の両端に開口する貫通孔である外気通風路および内気通風路が形成される。第1ブラケットには、外気を流入させる流入孔が形成される。第2ブラケットは、回転子および固定子を挟んで第1ブラケットに回転軸の延伸方向に対向する。熱交換部は、内気通風路の径方向の外側に位置する内気バイパスと、内気バイパスの径方向の外側に位置して外部につながる外気バイパスと、内気バイパスと外気バイパスとを隔て、内気バイパスを流れる内気から伝達された熱を、外気バイパスを流れる外気に伝達する伝熱部材と、を有する。第1ガイドは、第1ブラケットと固定子との間に位置し、流入孔から流入した外気を外気通風路に導き、流入した外気が内気通風路および内気バイパスに流れることを防止する。第2ガイドは、第2ブラケットと固定子との間に位置し、外気通風路を通過した外気を外部に導き、内気を内気通風路および内気バイパスに導き、外気が内気通風路および内気バイパスに流れることを防止する。
本開示の電動機は、内気バイパスと、外気バイパスと、内気バイパスと外気バイパスとを隔て、内気バイパスを流れる内気から伝達された熱を外気バイパスを流れる外気に伝達する伝熱部材とを有する熱交換部を備える。内気バイパスと外気バイパスを隔てる伝熱部材が内気バイパスを流れる内気から外気バイパスを流れる外気に熱を伝達するため、外周面の全周に亘ってフィンが設けられている通風路を必要としない簡易な構造の熱交換部によって内気の温度上昇を抑制することができる。この結果、冷却効率の高い小型の電動機が得られる。
実施の形態1に係る電動機の断面図 実施の形態1に係る電動機の図1のII-II線での矢視断面図 実施の形態1に係る電動機の図1のIII-III線での矢視断面図 実施の形態1に係る電動機の図1のIV-IV線での矢視断面図 実施の形態1に係る第1ガイドの斜視図 実施の形態1に係る電動機の図1のVI-VI線での矢視断面図 実施の形態1に係る第2ガイドの斜視図 実施の形態1に係る電動機における外気および内気の流れを示す図 実施の形態2に係る電動機の断面図 実施の形態2に係る電動機の断面図 実施の形態2に係る電動機の図9のXI-XI線での矢視断面図 実施の形態2に係る第1ガイドの斜視図 実施の形態2に係る第2ガイドの斜視図 実施の形態2に係る電動機における外気および内気の流れを示す図 実施の形態3に係る電動機の断面図 実施の形態3に係る電動機の図15のXVI-XVI線での矢視断面図 実施の形態3に係る電動機の図15のXVII-XVII線での矢視断面図 実施の形態3に係る電動機の図15のXVIII-XVIII線での矢視断面図 実施の形態3に係る電動機の図15のXIX-XIX線での矢視断面図 実施の形態3に係る電動機における外気および内気の流れを示す図
以下、本開示の実施の形態に係る電動機について図面を参照して詳細に説明する。なお図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
(実施の形態1)
鉄道車両を駆動するための全閉形の電動機を用いて、実施の形態1に係る電動機1について説明する。図1に示す電動機1は、鉄道車両の床下に取り付けられる。電動機1は、電動機1の外部の空気である外気と電動機1の内部の空気である内気の流れによって、電動機1の構成要素を冷却する。電動機1は、内部に異物を含む外気が内気の流路に流入することを防止する構造を有する。図1において、Z軸方向は鉛直方向を示す。Y軸方向は、鉄道車両の幅方向を示す。X軸方向は、鉄道車両の進行方向を示す。換言すれば、鉄道車両は、X軸正方向またはX軸負方向に進む。X軸、Y軸、およびZ軸は互いに直交する。
電動機1は、図1において一点鎖線で示す回転軸AXまわりに回転可能に支持されるシャフト11と、シャフト11の径方向の外側に位置してシャフト11と一体に回転する回転子12と、回転子12に径方向に間隔を空けて対向する固定子13と、シャフト11を回転可能に支持する軸受14,15と、を備える。電動機1はさらに、シャフト11が挿通された状態で回転子12、固定子13、および軸受14,15を収容するフレーム16と、フレーム16を回転軸AXの延伸方向に挟む第1ブラケット17および第2ブラケット18と、内気バイパス19aと外気バイパス19bが形成され、内気から外気へ熱を伝達する熱交換部19と、を備える。
電動機1はさらに、外気を固定子13に形成される外気通風路34aおよび外気バイパス19bに導く第1ガイド20と、内気を固定子13に形成される内気通風路34bおよび内気バイパス19aに導く第2ガイド21と、外気バイパス19bの少なくとも一部を覆って外気を外気バイパス19bに導くカバー22と、を備える。電動機1はさらに、シャフト11に取り付けられて回転することで外気を流入させる外扇ファン23と、シャフト11に取り付けられて回転することで内気を循環させる内扇ファン24と、を備える。
上記構成を有する電動機1において、第1ブラケット17に形成される流入孔17aから流入した外気の一部は、外扇ファン23の回転によって径方向に流れてから、第1ガイド20によって、外気通風路34aに導かれ、外気通風路34aを通ってフレーム16に形成される流出孔36aから流出する。外気の他の一部は、外扇ファン23の回転によって径方向に流れてから、第1ガイド20によって、外気バイパス19bに導かれ、電動機1の外部に露出している外気バイパス19bを流れ、外部に流出する。
内気は、内扇ファン24の回転によって径方向に流れてから、第2ガイド21によって、内気通風路34bおよび内気バイパス19aに導かれる。内気通風路34bまたは内気バイパス19aを通過した内気は、第1ガイド20によって、回転子12に形成される回転子通風路31aに導かれる。回転子通風路31aを通過した内気は、内扇ファン24の回転によって径方向に流れる。内気は、上述のように電動機1の内部を循環する。
熱交換部19において内気バイパス19aを流れる内気から外気バイパス19bを流れる外気に熱が伝達されることで、内気の温度が低下する。この結果、電動機1の冷却効率が向上する。熱交換部19は、フレーム16との間に内気バイパス19aを形成し、外周面に外気バイパス19bを有する簡易な構造である。このため、電動機1は、冷却効率の高い小型の電動機である。
電動機1の各部の詳細について説明する。
シャフト11の第2ブラケット18に近い一端は、図示しない継手および歯車を介して鉄道車両の車軸に連結されている。シャフト11が回転することで、鉄道車両は動力を得る。
回転子12は、シャフト11に取り付けられる回転子鉄心31と、回転子鉄心31の外周面に形成されたスロットに挿入される回転子導体32と、回転子鉄心31を回転軸AXの方向に挟んで固定する一対の挟持部材33と、を有する。回転子鉄心31には、回転軸AXの延伸方向の両端に開口する貫通孔である回転子通風路31aが形成される。実施の形態1では、回転子通風路31aは、回転軸AXの延伸方向、すなわち、Y軸方向に回転子鉄心31を貫通する。図1のII-II線での矢視断面図である図2に示すように、回転子鉄心31において、周方向に並ぶ回転子通風路31aが形成される。図2において、図の複雑化を避けるため、回転子導体32、挟持部材33、および固定子導体35の記載を省略した。
図1に示すように、各挟持部材33には、回転子通風路31aに連通する貫通孔33aが形成される。貫通孔33aは、Y軸方向に挟持部材33を貫通する。内気が、一対の挟持部材33の一方に形成された貫通孔33a、回転子通風路31a、および一対の挟持部材33の他方に形成された貫通孔33aを順に流れ、回転子12で生じた熱が内気に伝達されることで、回転子12が冷却される。
固定子13は、フレーム16の内周面に取り付けられる固定子鉄心34と、固定子鉄心34に形成されたスロットに挿入される固定子導体35と、を有する。固定子鉄心34は、回転子鉄心31と径方向に間隔を空けて対向する。固定子鉄心34には、外気通風路34aおよび内気通風路34bが形成される。外気通風路34aおよび内気通風路34bは、回転軸AXの延伸方向の両端に開口する貫通孔である。実施の形態1では、外気通風路34aおよび内気通風路34bは、Y軸方向に固定子鉄心34を貫通する。図2に示すように、固定子鉄心34において、周方向に並ぶ外気通風路34aおよび内気通風路34bが形成される。詳細には、固定子鉄心34の鉛直方向上部に内気通風路34bが形成され、固定子鉄心34の鉛直方向上部を除く部分に外気通風路34aが形成される。
図1に示すように、固定子導体35には、電動機1の外部から引き通されるリード線51が接続される。リード線51を介して固定子導体35に電流が流れることで、電動機1が作動する。
軸受14は、フレーム16に支持され、シャフト11を回転可能に支持する。
軸受15は、第2ブラケット18に支持され、シャフト11を回転可能に支持する。
フレーム16は、図示しない固定部材によって鉄道車両の床下に固定される。フレーム16は、筒状の形状を有する。実施の形態1では、フレーム16は、筒状の筒部36と、筒部36の一端を塞ぎ、軸受14を支持する板部37とを有する。
筒部36の第2ブラケット18に近い端部には、外気通風路34aを通過した外気を外部に流出させる流出孔36aが形成される。筒部36の第2ブラケット18に近い端部は、筒部36の内、固定子13より第2ブラケット18に近い部分である。実施の形態1では、図1のIII-III線での矢視断面図である図3に示すように、筒部36の鉛直方向上部を除いた位置に、周方向に並ぶ複数の流出孔36aが形成される。各流出孔36aは、筒部36を径方向に貫通する。図1に示すように、筒部36の鉛直方向上部には、外気バイパス19bにつながる第1通風孔36b、ならびに、内気バイパス19aにつながる第2通風孔36cおよび第3通風孔36dが形成される。
板部37には、図1のIV-IV線での矢視断面図である図4に示すように、周方向に並ぶ端面通風孔37aが形成される。各端面通風孔37aは、板部37をY軸方向に貫通する。
図1に示すように、第1ブラケット17には、外気を流入させる流入孔17aが形成される。第1ブラケット17は、フレーム16の一端、具体的には筒部36のY軸負方向側の一端に取り付けられる。
第2ブラケット18は、回転子12および固定子13を挟んで第1ブラケット17にY軸方向に対向する。実施の形態1では、第2ブラケット18は、回転子12および固定子13を収容するフレーム16の他端、具体的には筒部36のY軸正方向側の他端に取り付けられる。
熱交換部19は、図2および図3に示すように、内気通風路34bの径方向の外側に位置する内気バイパス19aと、内気バイパス19aの径方向の外側に位置して外部につながる外気バイパス19bと、内気バイパス19aと外気バイパス19bとを隔てる伝熱部材38と、を有する。伝熱部材38は、筒部36の外周面に固定されている取付部材39に取り付けられる。取付部材39は、断面が方形の筒状の形状を有し、中心軸が筒部36の外周面に交差する向きで筒部36に固定される。
伝熱部材38、取付部材39およびフレーム16の筒部36に囲まれた空間が内気バイパス19aを形成する。伝熱部材38には、リード線51を通すための貫通孔が形成される。貫通孔には例えばケーブルグラントが設けられ、貫通孔から塵埃、水分等の異物が電動機1の内部に侵入することが抑制される。
伝熱部材38は、熱伝導率の高い材料、例えば、銅、アルミニウム等の金属で形成された板状部材であることが好ましい。伝熱部材38が熱伝導率の高い材料で形成されることで、内気バイパス19aを流れる内気から外気バイパス19bを流れる外気に熱が伝達され、内気の温度が低下する。この結果、電動機1の冷却効率が高くなる。電動機1の冷却効率をさらに高めるためには、伝熱部材38は、例えば、厚さが1ミリメートル以下の薄板状部材であることが好ましい。伝熱部材38を薄板状部材で形成することで、内気バイパス19aを流れる内気から外気バイパス19bを流れる外気に効率よく熱が伝達され、内気の温度がより低下する。この結果、電動機1の冷却効率がより高くなる。
熱交換部19はさらに、内気バイパス19aにおいて、伝熱部材38に互いに間隔を空けて取り付けられる複数の内部フィン40と、内部フィン40が取り付けられている面と反対側の面で伝熱部材38に互いに間隔を空けて取り付けられる複数の外部フィン41と、を有する。各内部フィン40および各外部フィン41は、主面がYZ平面に平行に位置する。複数の外部フィン41の間の空隙は、外気バイパス19bを形成する。
図1に示すように、第1ガイド20は、第1ブラケット17と固定子13との間に位置し、流入孔17aから流入した外気を外気通風路34aおよび外気バイパス19bに導き、外気が内気通風路34bおよび内気バイパス19aに流れることを防止する。換言すれば、外気は、内気通風路34bおよび内気バイパス19aに流入しない。
実施の形態1では、第1ガイド20は、筒状の形状を有し、フレーム16に収容される。詳細には、第1ガイド20は、フレーム16の板部37に形成された端面通風孔37aより径方向の内側の位置で板部37に取り付けられ、固定子鉄心34に形成された外気通風路34aおよび内気通風路34bより径方向の内側の位置で固定子鉄心34に取り付けられる。
図5に示すように、第1ガイド20の外周面20cに、切り欠きである第1開口20aが形成される。さらに第1ガイド20の外周面20cに、第1開口20aの周囲から、外周面20cから離隔する方向に延びる第1隔壁20bが形成される。実施の形態1では、図1に示すように、第1開口20aは、第2通風孔36cに対向する。第1隔壁20bは、外周面20cから筒部36に向かって延びる。第1隔壁20bは、外気バイパス19bにつながる第1通風孔36bと内気バイパス19aにつながる第2通風孔36cとを隔てる。さらに、第1隔壁20bは、図1および図2に示すように、外気通風路34aと内気通風路34bとを隔てる。詳細には、図2および図1のVI-VI線での矢視断面図である図6に示すように、内気通風路34bの一端に連通する空間は第1隔壁20bで囲まれているため、外気通風路34aと内気通風路34bとは第1隔壁20bによって隔てられている。
図1に示すように、第2ガイド21は、第2ブラケット18と固定子13との間に位置し、外気通風路34aを通過した外気をフレーム16に形成された流出孔36aを介して外部に導き、内気を内気通風路34bおよび内気バイパス19aに導く。第2ガイド21はさらに、外気が内気通風路34bおよび内気バイパス19aに流れることを防止する。
実施の形態1では、第2ガイド21は、筒状の形状を有し、フレーム16に収容される。詳細には、第2ガイド21は、固定子鉄心34に形成された外気通風路34aおよび内気通風路34bより径方向の内側の位置で固定子鉄心34に取り付けられ、筒部36に取り付けられる。
図7に示すように、第2ガイド21の外周面21cに環状の取付部21dが形成される。取付部21dは、図1に示すように、フレーム16の内周面に取り付けられる。図7に示すように、第2ガイド21の外周面21cに、切り欠きである第2開口21aが形成される。さらに第2ガイド21の外周面20cに、第2開口21aの周囲から、外周面21cから離隔する方向に延び、取付部21dに当接する一対の板状部材である第2隔壁21bが形成される。実施の形態1では、図1に示すように、第2開口21aは、第3通風孔36dに対向する。第2隔壁21bは、外周面21cから筒部36に向かって延び、取付部21dに当接する一対の板状部材である。第2隔壁21bは、図3に示すように、外気通風路34aと内気通風路34bとを隔てる。
カバー22は、図1に示すように、各外部フィン41の第1ガイド20に近い一端を含む各外部フィン41の少なくとも一部を覆う。カバー22が第1ガイド20に近い一端を含む各外部フィン41の少なくとも一部を覆うことで、第1通風孔36bを通過した外気が外気バイパス19bに導かれる。
外扇ファン23は、第1ブラケット17と固定子13との間でシャフト11に取り付けられ、シャフト11と一体に回転する。
内扇ファン24は、第2ブラケット18と固定子13との間で、外縁が第2ガイド21に隣接した状態でシャフト11に取り付けられ、シャフト11と一体に回転する。内扇ファン24の外縁と第2ガイド21は、ラビリンス流路を形成することが好ましい。内扇ファン24の外縁と第2ガイド21との間にラビリンス流路が形成されることで、塵埃、水分等の異物が回転子導体32および固定子導体35に付着することが抑制される。
リード線51は、伝熱部材38に形成された貫通孔、第3通風孔36d、および第2開口21aを通って電動機1の内部に引き通され、固定子導体35に接続される。
上記構成を有する電動機1の通電時の外気および内気の流れについて図8を用いて説明する。リード線51から固定子導体35に電流が流れて電動機1が通電されると、回転子12が回転し、回転子12と一体にシャフト11、外扇ファン23、および内扇ファン24が回転する。
外扇ファン23が回転すると、図8に実線の矢印AR1,AR2で示すように外気が流れる。
詳細には、外扇ファン23が回転すると、第1ブラケット17の流入孔17aから外気が流入する。流入孔17aから流入した外気は、径方向に流れ、端面通風孔37aに到達する。
端面通風孔37aを通過した外気の一部は、第1ガイド20に沿って第1通風孔36bに向かって流れ、第1通風孔36bを通過して外気バイパス19bに流入する。外気バイパス19bに流入した外気は、カバー22によってY軸方向に導かれ、外気バイパス19bを流れる。外気バイパス19bは外部に露出しており、外気バイパス19bを流れる外気は外部に流出する。換言すれば、矢印AR1で示すように、流入孔17aから流入して外気バイパス19bを流れて流出する外気の流れが生じる。
端面通風孔37aを通過した外気の他の一部は、第1ガイド20に沿って外気通風路34aに向かって流れ、外気通風路34aに流入する。外気通風路34aを通過した外気は、第2ガイド21に沿って流れ、流出孔36aから外部に流出する。換言すれば、矢印AR2で示すように、流入孔17aから流入して外気通風路34aを流れて流出する外気の流れが生じる。矢印AR2に示すように外気が流れることで、固定子13が冷却される。
内扇ファン24が回転すると、図8に点線の矢印AR3,AR4,AR5で示すように内気が流れる。
詳細には、内扇ファン24が回転すると、回転子12および固定子13と第2ガイド21との間の内気が径方向に流れる。径方向に流れた内気は、第2ガイド21に沿って流れ、第2開口21aに向かう。
第2開口21aを通過した内気の一部は、内気通風路34bに流入する。内気通風路34bを通過した空気は、第1開口20aを通過し、回転子通風路31aに連通する貫通孔33aに向かって流れる。
第2開口21aを通過した内気の他の一部は、第3通風孔36dを通過して内気バイパス19aに流入する。内気バイパス19aを通過した内気は、第2通風孔36cおよび第1開口20aを通過し、回転子通風路31aに連通する貫通孔33aに向かって流れる。第1開口20aを通過した内気は鉛直方向上部の貫通孔33aだけでなく、鉛直方向下部の貫通孔33aにも流れる。
一対の挟持部材33の一方に形成された貫通孔33a、回転子通風路31a、および一対の挟持部材33の他方に形成された貫通孔33aを順に通過した内気は、内扇ファン24の回転によって径方向に流れる。上述のように、矢印AR3,AR4,AR5で示すように内気が循環することで、回転子12および固定子13が冷却される。
熱交換部19が有する伝熱部材38は、矢印AR4で示すように内気バイパス19aを流れる内気から、矢印AR1で示すように外気バイパス19bを流れる外気に熱を伝達する。この結果、内気バイパス19aから流出する内気の温度は、内気バイパス19aに流入する内気の温度より低くなる。内気の温度を低下させることで、内気による回転子12および固定子13の冷却効率が向上する。
以上説明した通り、実施の形態1に係る電動機1は、内気バイパス19aを流れる内気から外気バイパス19bを流れる外気に熱を伝達する熱交換部19を備える。熱交換部19によって内気の温度を低下させることで、電動機1の冷却効率が向上する。電動機1の冷却効率は、熱交換部19を備えない全閉形の電動機より高いため、フレーム16の径方向の大きさを小さくすることができる。熱交換部19は、伝熱部材38とフレーム16の外周面との間に形成された内気バイパス19aと、伝熱部材38の径方向外側に形成された外気バイパス19bとを有するものであり、構造が簡易である。このため、電動機1の構造は、固定子から離隔した位置に設けられて外周面の全周に亘ってフィンが形成されている熱交換機を備える電動機と比べて簡易であり、径方向に小型化することが可能となる。換言すれば、電動機1は、冷却効率の高い小型の電動機である。
(実施の形態2)
実施の形態1に係る電動機1は、鉛直方向上部に1つの熱交換部19を備えるが、複数の熱交換部が電動機に設けられてもよい。複数の熱交換部を備える電動機2について実施の形態2で説明する。
電動機2のYZ平面での断面図は図1と同じである。図2と同じ断面で電動機2を見た図である図9および図3と同じ断面で電動機2を見た図である図10に示すように、電動機2は、実施の形態1に係る電動機1の構成に加えて、熱交換部25をさらに備える。詳細には、電動機2は、鉛直方向上部に設けられた熱交換部19と、筒部36のX軸に交差する部分に設けられ、内気バイパス25aと外気バイパス25bが形成される熱交換部25と、を備える。
熱交換部19と同様に、熱交換部25において内気バイパス25aを流れる内気から外気バイパス25bを流れる外気に熱が伝達されることで、内気の温度が低下する。この結果、電動機2の冷却効率が向上する。熱交換部25は、熱交換部19と同様に、フレーム16との間に内気バイパス25aを形成し、外周面に外気バイパス25bを有する簡易な構造である。このため、電動機2は、冷却効率の高い小型の電動機である。
電動機2の各部の詳細について、実施の形態1に係る電動機1と異なる点を中心に説明する。
固定子鉄心34の鉛直方向上部およびに固定子鉄心34のX軸正方向に向く部分に内気通風路34bが形成され、固定子鉄心34の内気通風路34bが形成されていない部分に外気通風路34aが形成される。
図9のXI-XI線での矢視断面図である図11に示すように、筒部36のX軸正方向に向く部分に、内気バイパス25aにつながる第2通風孔36eおよび第3通風孔36fが形成される。
第1ガイド20は、第1ブラケット17と固定子13との間に位置し、流入孔17aから流入した外気を外気通風路34aおよび外気バイパス19bに導き、外気が内気通風路34bおよび内気バイパス19a,25aに流れることを防止する。換言すれば、外気は内気通風路34bおよび内気バイパス19a,25aに流入しない。
図12に示すように、実施の形態2に係る電動機2が備える第1ガイド20は、実施の形態1に係る電動機1が備える第1ガイド20にさらに、第1開口20dと第1隔壁20eが形成されたものである。詳細には、第1ガイド20の外周面20cに、第1開口20aと同様の形状の第1開口20dが形成される。さらに第1ガイド20の外周面20cに、第1開口20dの周囲から、外周面20cから離隔する方向に延びる第1隔壁20eが形成される。実施の形態2では、図11に示すように、第1開口20dは、第2通風孔36eに対向する。第1隔壁20eは、外周面20cから筒部36に向かって延びる。第1隔壁20eは、図9に示すように、外気通風路34aと内気通風路34bとを隔てる。
図11に示すように、第2ガイド21は、第2ブラケット18と固定子13との間に位置し、外気通風路34aを通過した外気をフレーム16に形成された流出孔36aを介して外部に導き、内気を内気通風路34bおよび内気バイパス19aに導く。第2ガイド21はさらに、外気が内気通風路34bおよび内気バイパス19aに流れることを防止する。
図13に示すように、実施の形態2に係る電動機2が備える第2ガイド21は、実施の形態1に係る電動機1が備える第2ガイド21にさらに、第2開口21eと第2隔壁21fが形成されたものである。詳細には、第2ガイド21の外周面21cに、第2開口21aと同様の形状の第2開口21eが形成される。さらに第2ガイド21の外周面21cに、第2開口21eの周囲から、外周面21cから離隔する方向に延び、取付部21dに当接する一対の板状部材である第2隔壁21fが形成される。実施の形態2では、図11に示すように、第2開口21eは、第3通風孔36fに対向する。第2隔壁21fは、図10に示すように、外気通風路34aと内気通風路34bとを隔てる。
図9および図10に示すように、熱交換部25は、鉛直方向下方に位置する内気通風路34bの径方向の外側に位置する内気バイパス25aと、内気バイパス25aの径方向の外側に位置して外部につながる外気バイパス25bと、内気バイパス25aと外気バイパス25bとを隔てる伝熱部材42と、を有する。伝熱部材42は、筒部36の外周面に固定されている取付部材43に取り付けられる。取付部材43は、断面が方形の筒状の形状を有し、中心軸が筒部36の外周面に交差する向きで筒部36に固定される。伝熱部材42、取付部材43およびフレーム16の筒部36に囲まれた空間が内気バイパス25aを形成する。
伝熱部材42は、熱伝導率の高い材料、例えば、銅、アルミニウム等の金属で形成された板状部材であることが好ましい。伝熱部材42が熱伝導率の高い材料で形成されることで、内気バイパス25aを流れる内気から外気バイパス25bを流れる外気に熱が伝達され、内気の温度が低下する。この結果、電動機2の冷却効率が高くなる。電動機2の冷却効率をさらに高めるためには、伝熱部材42は、例えば、厚さが1ミリメートル以下の薄板状部材であることが好ましい。伝熱部材42を薄板状部材で形成することで、内気バイパス25aを流れる内気から外気バイパス25bを流れる外気に効率よく熱が伝達され、内気の温度がより低下する。この結果、電動機2の冷却効率がより高くなる。
熱交換部25はさらに、内気バイパス25aにおいて、伝熱部材42に互いに間隔を空けて取り付けられる複数の内部フィン44と、内部フィン44が取り付けられている面と反対側の面で伝熱部材42に互いに間隔を空けて取り付けられる複数の外部フィン45と、を有する。各内部フィン44の主面は、Y軸に沿う。各外部フィン45の主面は、回転軸AXに交差する平面に位置する。詳細には、外部フィン45の主面は、回転軸AXに直交する平面、具体的には、XZ平面に平行に位置する。複数の外部フィン45の間の空隙は、外気バイパス25bを形成する。外部フィン45の主面がXZ平面に平行に位置することで、鉄道車両の走行時に生じる走行風が外部フィン45の間の空隙、すなわち、外気バイパス25bを流れる。外気バイパス25bには走行風が流れるため、流入孔17aから流入した外気を外気バイパス25bに送らなくてもよい。
上記構成を有する電動機2の通電時の外気および内気の流れについて説明する。YZ平面での空気の流れは、図8に示す電動機1と同様である。熱交換部25を通る断面での外気の流れおよび内気の流れを図14に示す。リード線51から固定子導体35に電流が流れて電動機2が通電されると、回転子12が回転し、回転子12と一体にシャフト11、外扇ファン23、および内扇ファン24が回転する。
外扇ファン23が回転すると、図14に実線の矢印AR6,AR7で示すように外気が流れる。
詳細には、外扇ファン23が回転すると、第1ブラケット17の流入孔17aから外気が流入する。流入孔17aから流入した外気は、径方向に流れ、端面通風孔37aに到達する。
端面通風孔37aを通過した外気は、第1ガイド20に沿って外気通風路34aに向かって流れ、外気通風路34aに流入する。外気通風路34aを通過した外気は、第2ガイド21に沿って流れ、流出孔36aから外部に流出する。換言すれば、矢印AR6,AR7で示すように、流入孔17aから流入して外気通風路34aを流れて流出する外気の流れが生じる。矢印AR6,AR7に示すように外気が流れることで、固定子13が冷却される。
内扇ファン24が回転すると、図14に点線の矢印AR8,AR9,AR10で示すように内気が流れる。
詳細には、内扇ファン24が回転すると、回転子12および固定子13と第2ガイド21との間の内気が径方向に流れる。径方向に流れた内気の一部は、実施の形態1と同様に、第2ガイド21に沿って流れ、第2開口21aに向かう。径方向に流れた内気の他の一部は、第2ガイド21に沿って流れ、第2開口21eに向かう。
第2開口21aを通過した内気の一部は、実施の形態1と同様に流れるため、第2開口21eを通過した内気の流れについて説明する。
第2開口21eを通過した内気の一部は、内気通風路34bに流入する。内気通風路34bを通過した空気は、第1開口20dを通過し、回転子通風路31aに連通する貫通孔33aに向かって流れる。
第2開口21eを通過した内気の他の一部は、第3通風孔36fを通過して内気バイパス25aに流入する。内気バイパス25aを通過した内気は、第2通風孔36eを通過し、回転子通風路31aに連通する貫通孔33aに向かって流れる。第1開口20dを通過した内気は鉛直方向下部の貫通孔33aだけでなく、鉛直方向上部の貫通孔33aにも流れる。
一対の挟持部材33の一方に形成された貫通孔33a、回転子通風路31a、および一対の挟持部材33の他方に形成された貫通孔33aを順に通過した内気は、内扇ファン24の回転によって径方向に流れる。上述のように矢印AR8,AR9,AR10で示すように内気が循環することで、回転子12および固定子13が冷却される。
熱交換部25が有する伝熱部材42は、矢印AR9で示すように内気バイパス25aを流れる内気から、外気バイパス25bを流れる外気、すなわち、走行風に熱を伝達する。この結果、内気バイパス25aから流出する内気の温度は、内気バイパス25aに流入する内気の温度より低くなる。内気の温度を低下させることで、内気による回転子12および固定子13の冷却効率が向上する。
以上説明した通り、実施の形態2に係る電動機2は、内気バイパス19aを流れる内気から外気バイパス19bを流れる外気に熱を伝達する熱交換部19と、内気バイパス25aを流れる内気から外気バイパス25bを流れる外気に熱を伝達する熱交換部25と、を備える。熱交換部19,25によって内気の温度を低下させることで、電動機2の冷却効率は、電動機1よりも向上する。
(実施の形態3)
実施の形態1,2では、フレーム16を備える電動機1,2について説明したが、電動機1,2は、フレームレスモータでもよい。フレーム16を備えない電動機3について実施の形態3で説明する。図15に示す電動機3は、フレーム16を備えず、第1ブラケット17の内周面に取り付けられて軸受14を支持する支持部材46を備える。
電動機3の各部の詳細について、実施の形態1に係る電動機1と異なる点を中心に説明する。
第1ブラケット17および第2ブラケット18は、Y軸方向に固定子13を挟んだ状態で固定子13に取り付けられる。詳細には、第1ブラケット17および第2ブラケット18は、固定子鉄心34の外気通風路34aおよび内気通風路34bより径方向の外側で固定子鉄心34に取り付けられる。
図15、図15のXVI-XVI線での矢視断面図である図16および図15のXVII-XVII線での矢視断面図である図17に示すように、第1ブラケット17の鉛直方向上部には、外気バイパス19bにつながる第1通風孔17bおよび内気バイパス19aにつながる第2通風孔17cが形成される。
第2ブラケット18の固定子13に近い端部には、外気通風路34aを通過した外気を外部に流出させる流出孔18aが形成される。実施の形態1では、図15のXVIII-XVIII線での矢視断面図である図18に示すように、第2ブラケット18の鉛直方向上部を除いた位置に、周方向に並ぶ複数の流出孔18aが形成される。各流出孔18aは、第2ブラケット18を径方向に貫通する。第2ブラケット18の鉛直方向上部には、内気バイパス19aにつながる第3通風孔18bが形成される。
図15に示すように、熱交換部19が備える伝熱部材38は、第1ブラケット17、固定子鉄心34、および第2ブラケット18の外周面に固定されている取付部材39に取り付けられる。伝熱部材38、取付部材39、ならびに、第1ブラケット17、固定子鉄心34、および第2ブラケット18の外周面に囲まれた空間が内気バイパス19aを形成する。
第1ガイド20の第1隔壁20bは、第1開口20aの周囲から第1ブラケット17の内周面に向かって延びる。第1隔壁20bは、外気バイパス19bにつながる第1通風孔17bと内気バイパス19aにつながる第2通風孔17cとを隔てる。さらに、第1隔壁20bは、図17に示すように、外気通風路34aと内気通風路34bとを隔てる。詳細には、図16および図17に示すように、内気通風路34bの一端に連通する空間は第1隔壁20bで囲まれているため、外気通風路34aと内気通風路34bとは第1隔壁20bによって隔てられている。
図15および図18に示すように、第2ガイド21の第2隔壁21bは、第2開口21aの周囲から第2ブラケット18の内周面に向かって延び、取付部21dに当接する一対の板状部材である。第2隔壁21bは、図18に示すように、外気通風路34aと内気通風路34bとを隔てる。
支持部材46には、図15のXIX-XIX線での断面図である図19に示すように、周方向に並ぶ端面通風孔46aが形成される。各端面通風孔46aは、支持部材46をY軸方向に貫通する。
上記構成を有する電動機3の通電時の外気および内気の流れについて図20を用いて説明する。リード線51から固定子導体35に電流が流れて電動機3が通電されると、回転子12が回転し、回転子12と一体にシャフト11、外扇ファン23、および内扇ファン24が回転する。
外扇ファン23が回転すると、図20に実線の矢印AR11,AR12で示すように外気が流れる。
詳細には、外扇ファン23が回転すると、第1ブラケット17の流入孔17aから外気が流入する。流入孔17aから流入した外気は、径方向に流れ、支持部材46に形成された端面通風孔46aに到達する。
端面通風孔46aを通過した外気の一部は、第1ガイド20に沿って第1通風孔17bに向かって流れ、第1通風孔17bを通過して外気バイパス19bに流入する。外気バイパス19bに流入した外気は、カバー22によってY軸方向に導かれ、外気バイパス19bを流れる。外気バイパス19bは外部に露出しており、外気バイパス19bを流れる外気は外部に流出する。換言すれば、矢印AR11で示すように、流入孔17aから流入して外気バイパス19bを流れて流出する外気の流れが生じる。
端面通風孔46aを通過した外気の他の一部は、第1ガイド20に沿って外気通風路34aに向かって流れ、外気通風路34aに流入する。外気通風路34aを通過した外気は、第2ガイド21に沿って流れ、流出孔18aから外部に流出する。換言すれば、矢印AR12で示すように、流入孔17aから流入して外気通風路34aを流れて流出する外気の流れが生じる。矢印AR12に示すように外気が流れることで、固定子13が冷却される。
内扇ファン24が回転すると、図20に点線の矢印AR13,AR14,AR15で示すように内気が流れる。
詳細には、内扇ファン24が回転すると、回転子12および固定子13と第2ガイド21との間の内気が径方向に流れる。径方向に流れた内気は、第2ガイド21に沿って流れ、第2開口21aに向かう。
第2開口21aを通過した内気の一部は、内気通風路34bに流入する。内気通風路34bを通過した空気は、第1開口20aを通過し、回転子通風路31aに連通する貫通孔33aに向かって流れる。
第2開口21aを通過した内気の他の一部は、第3通風孔18bを通過して内気バイパス19aに流入する。内気バイパス19aを通過した内気は、第2通風孔17cおよび第1開口20aを通過し、回転子通風路31aに連通する貫通孔33aに向かって流れる。第1開口20aを通過した内気は鉛直方向上部の貫通孔33aだけでなく、鉛直方向下部の貫通孔33aにも流れる。
一対の挟持部材33の一方に形成された貫通孔33a、回転子通風路31a、および一対の挟持部材33の他方に形成された貫通孔33aを順に通過した内気は、内扇ファン24の回転によって径方向に流れる。上述のように、矢印AR13,AR14,AR15で示すように内気が循環することで、回転子12および固定子13が冷却される。
熱交換部19が有する伝熱部材38は、矢印AR14で示すように内気バイパス19aを流れる内気から、矢印AR11で示すように外気バイパス19bを流れる外気に熱を伝達する。この結果、内気バイパス19aから流出する内気の温度は、内気バイパス19aに流入する内気の温度より低くなる。内気の温度を低下させることで、内気による回転子12および固定子13の冷却効率が向上する。
以上説明した通り、実施の形態3に係る電動機3は、内気バイパス19aを流れる内気から外気バイパス19bを流れる外気に熱を伝達する熱交換部19を備える。熱交換部19によって内気の温度を低下させることで、電動機3の冷却効率が向上する。熱交換部19は、伝熱部材38と第1ブラケット17、固定子鉄心34、および第2ブラケット18のそれぞれの外周面との間に形成された内気バイパス19aと、伝熱部材38の径方向外側に形成された外気バイパス19bとを有するものであり、構造が簡易である。このため、電動機3の構造は、固定子から離隔した位置に設けられて外周面の全周に亘ってフィンが形成されている熱交換機を備える電動機と比べて簡易である。電動機3はフレームレスモータであるため、電動機1,2よりも径方向の大きさを小さくすることが可能となる。
本開示は、上述の実施の形態に限られない。
熱交換部19,25を設ける位置は、上述の例に限られない。電動機1-3の周囲のスペースに対する制限、リード線51を引き通すことができる位置等に応じて、熱交換部19,25を設ける場所が定められればよい。熱交換部19,25を設ける場所に応じて、内気通風路34bを形成する位置が定められる。
第1ガイド20の形状は、流入孔17aから流入した外気を外気通風路34aおよび外気バイパス19bに導き、外気が内気通風路34bおよび内気バイパス19a,25aに流れることを防止することが可能な形状であれば、任意である。一例として、第1ガイド20のY軸方向に直交する断面の形状は円形に限られず、多角形でもよい。他の一例として、第1ガイド20の外周面20cに円形の第1開口20aが形成され、第1開口20aを囲み、筒部36に向かって延びる筒状の第1隔壁20bが形成されてもよい。この場合、第1隔壁20bに、内気通風路34bを通過した内気を第1ガイド20と固定子13との間の空間に導くための貫通孔が形成されればよい。
第2ガイド21の形状は、外気通風路34aを通過した外気を外部に導き、内気を内気通風路34bおよび内気バイパス19a,25aに導き、外気が内気通風路34bおよび内気バイパス19a,25aに流れることを防止することが可能な形状であれば、任意である。一例として、第2ガイド21のY軸方向に直交する断面の形状は円形に限られず、多角形でもよい。
外扇ファン23と内扇ファン24は、両主面に羽根が設けられている1つのファンで実現されてもよい。この場合、第1ブラケット17が軸受14を支持し、外扇ファン23と内扇ファン24を実現するファンの外縁と第1ガイド20とが隣接してラビリンス流路を形成すればよい。
例えばブロワを設けることによって、外気を流入孔17aから流入させることができる場合は、外扇ファン23を設けなくともよい。
外気通風路34aおよび内気通風路34bの個数は上述の例に限られず、任意である。
外気通風路34aおよび内気通風路34bの断面形状は、円形に限られない。一例として、外気通風路34aおよび内気通風路34bの断面形状は、楕円でもよい。
外気通風路34aおよび内気通風路34bの貫通方向は、回転軸AXに平行な方向でもよいし、回転軸AXに交差する方向でもよい。
端面通風孔37a,46aの断面形状は、円形に限られない。一例として、端面通風孔37a,46aの断面形状は、楕円でもよい。
伝熱部材38、内部フィン40、および外部フィン41は一体に成形されてもよい。同様に、伝熱部材42、内部フィン44、および外部フィン45は一体に成形されてもよい。
伝熱部材38と取付部材39は一体に成形されてもよい。同様に、伝熱部材42と取付部材43は一体に成形されてもよい。
取付部材39は、筒部36と一体に成形されてもよい。
内部フィン40,44は、フレーム16の筒部36に取り付けられてもよい。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。すなわち、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、この開示の範囲内とみなされる。
1,2,3 電動機、11 シャフト、12 回転子、13 固定子、14,15 軸受、16 フレーム、17 第1ブラケット、17a 流入孔、17b,36b 第1通風孔、17c,36c,36e 第2通風孔、18 第2ブラケット、18a,36a 流出孔、18b,36d,36f 第3通風孔、19,25 熱交換部、19a,25a 内気バイパス、19b,25b 外気バイパス、20 第1ガイド、20a,20d 第1開口、20b,20e 第1隔壁、20c,21c 外周面、21 第2ガイド、21a,21e 第2開口、21b,21f 第2隔壁、21d 取付部、22 カバー、23 外扇ファン、24 内扇ファン、31 回転子鉄心、31a 回転子通風路、32 回転子導体、33 挟持部材、33a 貫通孔、34 固定子鉄心、34a 外気通風路、34b 内気通風路、35 固定子導体、36 筒部、37 板部、37a,46a 端面通風孔、38,42 伝熱部材、39,43 取付部材、40,44 内部フィン、41,45 外部フィン、46 支持部材、51 リード線、AR1,AR2,AR3,AR4,AR5,AR6,AR7,AR8,AR9,AR10,AR11,AR12,AR13,AR14,AR15 矢印、AX 回転軸。

Claims (20)

  1. 回転軸まわりに回転可能に支持されるシャフトと、
    前記シャフトの径方向の外側に位置して前記シャフトと一体に回転する回転子と、
    前記回転子に前記径方向に間隔を空けて対向し、前記回転軸の延伸方向の両端に開口する貫通孔である外気通風路および内気通風路が形成される固定子と、
    外気を流入させる流入孔が形成される第1ブラケットと、
    前記回転子および前記固定子を挟んで前記第1ブラケットに前記回転軸の延伸方向に対向する第2ブラケットと、
    前記内気通風路の前記径方向の外側に位置する内気バイパスと、前記内気バイパスの前記径方向の外側に位置して外部につながる外気バイパスと、前記内気バイパスと前記外気バイパスとを隔て、前記内気バイパスを流れる内気から伝達された熱を、前記外気バイパスを流れる前記外気に伝達する伝熱部材とを有する熱交換部と、
    前記第1ブラケットと前記固定子との間に位置し、前記流入孔から流入した前記外気を前記外気通風路に導き、前記流入した前記外気が前記内気通風路および前記内気バイパスに流れることを防止する第1ガイドと、
    前記第2ブラケットと前記固定子との間に位置し、前記外気通風路を通過した前記外気を前記外部に導き、内気を前記内気通風路および前記内気バイパスに導き、前記外気が前記内気通風路および前記内気バイパスに流れることを防止する第2ガイドと、
    を備える電動機。
  2. 前記回転子に、前記回転軸の延伸方向の両端に開口する貫通孔である回転子通風路が形成され、
    前記第1ガイドは、前記内気通風路および前記内気バイパスを通過した前記内気を前記回転子通風路に導き、
    前記第2ガイドは、前記回転子通風路を通過した前記内気を前記内気通風路および前記内気バイパスに導く、
    請求項1に記載の電動機。
  3. 前記第1ブラケットと前記固定子との間で前記シャフトに取り付けられ、前記シャフトと一体に回転する外扇ファンをさらに備える、
    請求項1または2に記載の電動機。
  4. 前記流入孔から流入した前記外気は、前記外扇ファンの回転によって前記径方向に流れ、前記第1ガイドによって前記外気通風路に導かれる、
    請求項3に記載の電動機。
  5. 前記第2ブラケットと前記固定子との間で、外縁が前記第2ガイドに隣接した状態で前記シャフトに取り付けられ、前記シャフトと一体に回転する内扇ファンをさらに備える、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の電動機。
  6. 前記内気は、前記内扇ファンの回転によって前記径方向に流れ、前記第2ガイドによって前記内気通風路および前記内気バイパスに導かれる、
    請求項5に記載の電動機。
  7. 前記第1ガイドは、前記流入孔から流入した前記外気を前記外気通風路および前記外気バイパスに導く、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の電動機。
  8. 前記熱交換部は、前記伝熱部材に互いに空隙を空けて取り付けられ、前記回転軸の延伸方向に沿って延びる複数の外部フィンをさらに有し、
    前記複数の外部フィンの間の前記空隙は、前記外気バイパスを形成する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の電動機。
  9. 前記複数の外部フィンのそれぞれの前記第1ガイドに近い一端を含む前記複数の外部フィンのそれぞれの少なくとも一部を覆うカバーをさらに備える、
    請求項8に記載の電動機。
  10. 前記熱交換部は、前記伝熱部材に互いに空隙を空けて取り付けられ、主面が前記回転軸に交差する平面に位置する複数の外部フィンをさらに有し、
    前記複数の外部フィンの間の前記空隙は、前記外気バイパスを形成する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の電動機。
  11. 前記熱交換部は、前記伝熱部材に互いに空隙を空けて取り付けられ、前記内気バイパスにおいて前記回転軸の延伸方向に沿って延びる複数の内部フィンをさらに有する、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の電動機。
  12. 前記シャフト、前記回転子、および前記固定子を収容する筒状の形状を有するフレームをさらに備え、
    前記固定子の外周面は前記フレームの内周面に当接し、
    前記第1ブラケットおよび前記第2ブラケットは前記フレームを前記回転軸の延伸方向に挟む状態で前記フレームに取り付けられ、
    前記フレームの前記第2ブラケットに近い端部には、前記外気通風路を通過した前記外気を流出させる流出孔が形成され、
    前記第2ガイドは、前記外気通風路を通過した前記外気を前記流出孔に導く、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の電動機。
  13. 前記熱交換部が有する前記伝熱部材は、前記フレームの前記径方向の外側に位置し、前記フレームの外周面に取り付けられ、前記フレームの外周面との間に前記内気バイパスを形成する、
    請求項12に記載の電動機。
  14. 前記フレームは、筒状の筒部と、前記筒部の一端を塞ぎ、端面通風孔が形成されている板部とを有し、
    前記第1ガイドは、前記フレームに収容され、前記板部の前記端面通風孔より前記径方向の内側の位置と前記固定子の前記外気通風路および前記内気通風路より前記径方向の内側の位置に取り付けられる筒状の形状を有し、
    前記第1ガイドに面する前記筒部の一部に前記外気バイパスにつながる第1通風孔および前記内気バイパスにつながる第2通風孔が形成され、
    前記第1ガイドの外周面に、前記第2通風孔に対向する第1開口が形成され、
    前記第1ガイドの外周面に、前記第1開口の周囲から前記第1ガイドの外周面から離隔する方向に延び、前記第1通風孔と前記第2通風孔とを隔て、かつ、前記外気通風路と前記内気通風路とを隔てる第1隔壁が形成され、
    前記第1ガイドは、前記流入孔から流入して前記端面通風孔を通過した前記外気の一部を前記外気通風路に導き、前記外気の他の一部を前記第1通風孔を介して前記外気バイパスに導く、
    請求項13に記載の電動機。
  15. 前記第2ガイドは、前記フレームに収容され、前記固定子の前記外気通風路および前記内気通風路より前記径方向の内側の位置と前記筒部に取り付けられる筒状の形状を有し、
    前記第2ガイドに面する前記筒部の一部に、前記内気バイパスにつながる第3通風孔が形成され、
    前記第2ガイドの外周面に、前記第3通風孔に対向する第2開口が形成され、
    前記第2ガイドの外周面に、前記第2開口の周囲から前記筒部に向かって延び、前記外気通風路と前記内気通風路とを隔てる第2隔壁が形成され、
    前記第2ガイドは、前記内気の一部を前記第2開口を介して前記内気通風路に導き、前記内気の他の一部を前記第2開口および前記第3通風孔を介して前記内気バイパスに導く、
    請求項14に記載の電動機。
  16. 前記第1ブラケットおよび前記第2ブラケットは、前記固定子の前記外気通風路および前記内気通風路より前記径方向の外側に取り付けられ、
    前記第2ブラケットには、前記外気通風路を通過した前記外気を流出させる流出孔が形成され、
    前記第2ガイドは、前記外気通風路を通過した前記外気を前記流出孔に導く、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の電動機。
  17. 前記熱交換部が有する前記伝熱部材は、前記第1ブラケットおよび前記第2ブラケットの外周面に取り付けられ、前記第1ブラケット、前記固定子、および前記第2ブラケットのそれぞれの外周面との間に前記内気バイパスを形成する、
    請求項16に記載の電動機。
  18. 前記第1ブラケットに前記外気バイパスにつながる第1通風孔および前記内気バイパスにつながる第2通風孔が形成され、
    前記第1ガイドは、前記第1ブラケットに収容され、前記固定子の前記外気通風路および前記内気通風路より前記径方向の内側の位置と前記第1ブラケットに取り付けられる筒状の形状を有し、
    前記第1ガイドの外周面に、前記第2通風孔に対向する第1開口が形成され、
    前記第1ガイドの外周面に、前記第1開口の周囲から前記第1ブラケットに向かって延び、前記第1通風孔と前記第2通風孔とを隔て、かつ、前記外気通風路と前記内気通風路とを隔てる第1隔壁が形成され、
    前記第1ガイドは、前記流入孔から流入した前記外気の一部を前記外気通風路に導き、前記外気の他の一部を前記第1通風孔を介して前記外気バイパスに導く、
    請求項17に記載の電動機。
  19. 前記第2ガイドは、前記第2ブラケットに収容され、前記固定子の前記外気通風路および前記内気通風路より前記径方向の内側の位置と前記第2ブラケットに取り付けられる筒状の形状を有し、
    前記第2ブラケットに前記内気バイパスにつながる第3通風孔が形成され、
    前記第2ガイドの外周面に、前記第3通風孔に対向する第2開口が形成され、
    前記第2ガイドの外周面に、前記第2開口の周囲から前記第2ブラケットに向かって延び、前記外気通風路と前記内気通風路とを隔てる第2隔壁が形成され、
    前記第2ガイドは、前記内気の一部を前記第2開口を介して前記内気通風路に導き、前記内気の他の一部を前記第2開口および前記第3通風孔を介して前記内気バイパスに導く、
    請求項18に記載の電動機。
  20. 複数の前記熱交換部を備え、
    前記第1ガイドは、前記流入孔から流入した前記外気の一部を前記外気通風路に導き、前記外気の他の一部を前記複数の熱交換部の前記外気バイパスに導く、
    請求項1から19のいずれか1項に記載の電動機。
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