JP7325389B2 - 車載装置、及び、舵角調整方法 - Google Patents

車載装置、及び、舵角調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、車載装置、及び、舵角調整方法に関する。
近年、乗用車やトラックなどの車両において、車両の後部に設置したカメラで車両の後方を撮影した画像を、車両が後退する際に、車両内に設置される車載装置のディスプレイに表示する技術がある。車両の運転者は、ディスプレイに表示される車両の後方を確認して、車両を安全に後退させることができる。また、車載装置において、車両のステアリングホイールの回転角度(操舵角)を取得して、当該回転角度からタイヤの舵角(タイヤの向き)を算出して、車両の後方の画像に車両のタイヤの進路を示す予測進行線を重畳して表示する技術がある。車両の運転者は、ディスプレイに表示される車両のタイヤの予測進行線を確認して、車両が進む位置を確認することができる。
国際公開第2012/032809号
車両の後方の画像にタイヤの進路を重ねて表示する場合、車載装置は、操舵角を検出する操舵角センサで検出した操舵角に基づいて、タイヤの舵角を算出し、タイヤの舵角に基づいて、タイヤの予測進行線を算出し、表示する。車載装置は、操舵角とタイヤの舵角との対応関係に基づいて、操舵角に対するタイヤの舵角を算出する。
車両によっては、タイヤの舵角が所定角度(ストッパ角度)までに制限され、ステアリングホイールの操舵角が所定角度以上になると、ステアリングホイールを回転させてもタイヤの舵角が変わらないことがある。しかし、操舵角センサはステアリングホイールの操舵角を検出するため、検出された操舵角に基づいて算出されるタイヤの舵角と、実際のタイヤの舵角との間に差が生じることがある。タイヤの舵角の差が生じると、車載装置が表示するタイヤの予測進行線と実際のタイヤの軌跡とが、ずれることになる。
本発明は、車両のタイヤの舵角を精度よく求める装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、以下の手段を採用する。
即ち、第1の態様は、
車両に搭載される車載装置であって、
前記車両の前方又は後方を撮影するカメラより画像を取得する画像取得部と、
前記車両のステアリングホイールの操舵角を検出する操舵角センサよりステアリングホイールの操舵角を取得する操舵角取得部と、
前記操舵角と前記ステアリングホイールによって変更される前記車両のタイヤの舵角との対応関係を示す対応関係データと、前記タイヤの舵角が最大となる前記操舵角である最大操舵角とを格納する記憶部と、
前記操舵角取得部が取得した前記操舵角が前記最大操舵角未満である場合、前記操舵角と前記対応関係データとに基づいて、当該操舵角に対する前記車両の前記タイヤの舵角を取得し、前記操舵角取得部が取得した前記操舵角が前記最大操舵角以上である場合、当該最大操舵角に対する前記車両の前記タイヤの舵角を取得し、算出された前記タイヤの舵角
に応じた前記車両の進路を示す予測画像を、前記カメラが撮影した前記前方又は後方の画像に重ねた合成画像を表示部へ出力する制御部と、
を備える車載装置とする。
開示の態様は、プログラムが情報処理装置によって実行されることによって実現されてもよい。即ち、開示の構成は、上記した態様における各手段が実行する処理を、情報処理装置に対して実行させるためのプログラム、或いは当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として特定することができる。また、開示の構成は、上記した各手段が実行する処理を情報処理装置が実行する方法をもって特定されてもよい。開示の構成は、上記した各手段が実行する処理を行う情報処理装置を含むシステムとして特定されてもよい。
本発明によれば、車両のタイヤの舵角を精度よく求める装置を提供することができる。
図1は、実施形態のシステムの構成例を示す図である。 図2は、車載装置の車両の進路の予測画像表示の動作フローの例を説明する図である。 図3は、タイヤの舵角がφであるときの車両100と回転中心Oとの関係を示す図である。 図4は、表示部に表示される合成画像の例を示す図である。 図5は、最大操舵角取得の動作フローの例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、発明の構成は、開示の実施形態の具体的構成に限定されない。発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
〔実施形態〕
(構成例)
図1は、本実施形態のシステムの構成例を示す図である。本実施形態のシステムは、舵角を調整する車両100、車両100の上方に設置され車両100を撮影する上方カメラ400、車両100の前輪が載置されるターンテーブルの回転角度を測定する回転角度センサ500を有する。車両100は、車載装置200、カメラ310、操舵角センサ320、シフト位置センサ330、舵角センサ340、速度センサ350、角速度センサ360を有する。車両100は、乗用自動車、トラック等の車両である。車両100は、ステアリングホイールの操作により前輪の向きが変化するものとする。
車載装置200は、制御部210、記憶部220、通信部230、表示部240、入力部250、画像取得部261、操舵角取得部262、シフト位置取得部263、舵角取得部264、速度取得部265、角速度取得部266を有する。
本実施形態のシステムは、ステアリングホイールの操舵角とタイヤの舵角との対応関係を示す対応関係データに基づき、操舵角をタイヤの舵角に変換し、車両100の進路を予測する。また、本実施形態のシステムは、ステアリングホイールを回転させてもタイヤの舵角が変わらなくなるときの、ステアリングホイールの操舵角を、最大操舵角として記憶する。本実施形態のシステムは、最大操舵角を使用して、車両100の進路を予測する際のステアリングホイールの操舵角、タイヤの舵角を調整する。
制御部210は、車載装置200を制御する。制御部210は、車載装置200を制御する。制御部210は、画像取得部261、操舵角取得部262などで取得した各種情報に基づいて、タイヤの舵角が最大となる操舵角である最大操舵角や、車両100の進路(車両軌跡、タイヤの軌跡など)を求める。また、制御部210は、表示部240で表示する画像を生成する。制御部210は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やD
SP(Data Signal Processor)である。
記憶部220は、操舵角とステアリングホイールによって変更される車両100のタイヤの舵角との対応関係を示す対応関係データ、タイヤの舵角が最大となる操舵角である最大操舵角、画像取得部261で取得された画像の画像データ等の情報を格納する。記憶部220は、車体長、車両幅、ホイールベース、タイヤ径等の車両の形状を示す車両形状情報を格納する。また、記憶部220は、車載装置200で使用するデータ、プログラム、外部の装置などから取得した情報などを格納する。対応関係データ、最大操舵角は、車両100の工場出荷時、若しくは、車両100の利用者の操作により、記憶部220に格納されている。最大操舵角の取得については、後に説明する。ステイアリングホイールの操舵角が最大操舵角以上である場合、ステイアリングホイールを回転しても、タイヤの舵角は変化しない。
ここで、タイヤが右にも左にも切れておらず、タイヤの向きが真っ直ぐの場合のタイヤの舵角を0度とし、右に切った場合のタイヤの舵角を正の角度、左に切った場合のタイヤの舵角を負の角度とする。また、タイヤが右にも左にも切れておらずまっすぐの場合のステアリングホイールの回転角度(操舵角)を0度とし、0度からステアリングホイールを右回りに回転したときの操舵角を正の角度、0度から左回りに回転したときの操舵角を負の角度とする。
操舵角とステアリングホイールによって変更される車両100のタイヤの舵角との対応関係を示す対応関係データは、操舵角とタイヤの舵角との関係を示す関係式(舵角は操舵角の関数として表現され得る)や、操舵角とタイヤの舵角とを対応付ける対応テーブル等によって表される。当該関係式は、線形である場合も非線形である場合もある。対応関係データにより、ステアリングホイールの操舵角に対するタイヤの舵角が分かる。
最大操舵角は、右の最大操舵角及び左の最大操舵角を含む。右の最大操舵角は、ステアリングホイールを0度から右に徐々に回転させたときにタイヤの舵角が最大となるとき(タイヤの舵角のストッパ角度(右のストッパ角度)となるとき)のステアリングホイールの操舵角である。左の最大操舵角は、ステアリングホイールを0度から左に徐々に回転させたときに、タイヤの舵角の絶対値が最大となるとき(タイヤの舵角のストッパ角度(左のストッパ角度)となるとき)のステアリングホイールの操舵角である。右の最大操舵角の絶対値と左の最大操舵角の絶対値とが異なる場合がある。右のストッパ角度及び左のストッパ角度は、記憶部220に格納されていてもよい。ストッパ角度は、例えば、部品や車両のメーカ等から仕様などとして予め得られてもよい。
対応関係データでは、ストッパ角度は考慮されないことがある。そのため、ステアリングホイールの操舵角の絶対値が、最大操舵角の絶対値よりも大きい場合、実際のタイヤの舵角と、操舵角及び対応関係データに基づくタイヤの操舵角とが、異なる場合がある。このとき、操舵角及び対応関係データに基づくタイヤの操舵角に基づいて、車両100の進路を算出すると、実際の車両100の進路とずれが生じることになる。対応関係データは、例えば、部品や車両のメーカ等から仕様などとして予め得られてもよい。
記憶部220は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)である。また、記憶部220は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM
)、ハードディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)リムーバブルメディア、即ち
可搬記録媒体である。リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、あるいは、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)のようなディスク記録媒体である。
通信部230は、通信ネットワーク等を介して他の情報処理装置などと通信をする通信インタフェースである。通信部230は、外部の上方カメラ400、回転角度センサ500などから画像や回転角度の情報などを取得する。通信部230は、上方画像取得部、回転角度取得部の例である。
表示部240は、制御部210で生成された画像、文字情報等を表示するディスプレイである。表示部240は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electroluminescence)パネル、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、PDP(Plasma Display Panel)等の表示装置である。
入力部250は、車載装置200の利用者による情報の入力を受け付ける入力装置である。入力部250は、例えば、ボタン、トグルスイッチ、タッチパネル、ポインティングデバイス、キーボードのような入力装置である。また、入力部250は、マイクロフォンのような音声による入力装置であってもよい。
画像取得部261は、車両100に設置されるカメラ310が撮影した画像(画像データ)を取得する。また、画像取得部261は、カメラ310を制御する。
操舵角取得部262は、車両100のステアリングホイール(ハンドル)の操舵角を示す情報(操舵角情報)を、操舵角センサ320から取得する。
シフト位置取得部263は、車両100のシフトレバーの位置の情報をシフト位置センサ330から取得する。
舵角取得部264は、車両100のタイヤの舵角(タイヤの向きの角度)の情報を舵角センサ340から取得する。
速度取得部265は、車両100の速度の情報を速度センサ350から取得する。速度取得部265は、車両100の加速度を検出する加速度センサにより車両100の加速度を取得し、車両100の加速度を時間積分することにより車両100の速度を算出してもよい。また、速度取得部265は、車両100のタイヤの単位時間あたりの回転数及びタイヤの直径を取得して、車両100の単位時間あたりの回転数とタイヤの直径の積により、車両100の速度を算出してもよい。車両100の速度の算出は、制御部210でされてもよい。
角速度取得部266は、車両100の角速度の情報を角速度センサ360から取得する。
操舵角取得部262、シフト位置取得部263、舵角取得部264、速度取得部265、角速度取得部266は、車両のCAN(Control Area Network)等により車両の制御システム等から、操舵角、シフト位置、速度、角速度等の情報を取得してもよい。
車載装置200は、PC、ワークステーション(WS、Work Station)、PDA(Personal Digital Assistant)のような専用または汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した電子機器を使用して実現可能である。また、車載装置200は、カーナビ
ゲーション装置のような専用または汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した電子機器を使用して実現可能である。コンピュータ、すなわち、情報処理装置は、プロセッサ、主記憶装置、及び、二次記憶装置や、通信インタフェース装置のような周辺装置とのインタフェース装置を含む。主記憶装置及び二次記憶装置は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。コンピュータは、プロセッサが記録媒体に記憶されたプログラムを主記憶装置の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて周辺機器が制御されることによって、所定の目的に合致した機能を実現することができる。
カメラ310は、車両100の後部に設置される。カメラ310は、車両100の後方の外部空間を撮影することが可能である。カメラ310は、例えば、スチルカメラ、ビデオカメラである。カメラ310の設置位置、設置角度(レンズの向きなど)は、あらかじめ所定の値に設定されている。カメラ310の設置位置、設置角度は、可変であってもよい。カメラ310のレンズの向きは、例えば、車両100の後方斜め下方向である。
操舵角センサ320は、車両100のステアリングホイールの回転角度(操舵角)を検出するセンサである。シフト位置センサ330は、車両100のシフトレバーの位置を検出するセンサである。舵角センサ340は、車両100のタイヤ(前輪)の舵角を検出するセンサである。速度センサ350は、車両100の速度を検出するセンサである。角速度センサ360は、車両100の角速度を検出するセンサである。角速度センサ360は、例えば、左の後輪の中心と右の後輪の中心とを結ぶ線分の中点の位置に設置される。
上方カメラ400は、車両100の上方に設置され、車両100を撮影するカメラである。上方カメラ400は、例えば、スチルカメラ、ビデオカメラである。
回転角度センサ500は、車両100の前輪が載置されるターンテーブルの回転角度を検出するセンサである。車両100の前輪はターンテーブルの回転中心に置かれ、ステアリングホイールの操舵角の変化に伴ってタイヤの舵角が変化すると、ターンテーブルが回転する。回転角度センサ500は、当該ターンテーブルの回転角度を検出する。回転角度センサ500は、例えば、ロータリーエンコーダである。
(動作例)
〈進路予測画像表示〉
図2は、車載装置の車両の進路の予測画像表示の動作フローの例を説明する図である。車載装置200は、ステアリングホイールの操舵角、最大操舵角等に基づいて、車両100の進路を予測し、車両の進路の予測画像を表示する。車載装置200のシフト位置取得部263が、シフトレバーがリバース(後退)の位置であることを検出することを契機として、図2の動作フローは開始される。
車両100の利用者(運転者)の操作により、シフトレバーがリバースの位置に移動すると、シフト位置センサ330は、シフトレバーがリバースの位置にあることを検出する。車載装置200のシフト位置取得部263は、シフト位置センサ330から、シフトレバーがリバースの位置である情報を取得する。制御部210は、シフト位置取得部263を介して、制御部210にシフトレバーの位置の情報(リバースの位置であること)を取得する。
S101では、車載装置200の制御部210は、記憶部220から、操舵角とステアリングホイールによって変更される車両100のタイヤの舵角との対応関係を示す対応関係データ、タイヤの舵角が最大となる操舵角である最大操舵角、車両100の形状を示す車両形状情報を抽出する。
S102では、制御部210は、操舵角取得部262を介して、ステアリングホイールの操舵角を示す操舵角情報を取得する。制御部210は取得した操舵角情報を、記憶部220に格納する。操舵角取得部262は、操舵角センサ320により、ステアリングホイールの操舵角を取得する。
S103では、制御部210は、画像取得部261を介して、カメラ310で撮影された車両100の後方の画像を取得する。制御部210は、取得した画像を記憶部220に格納する。
S104では、制御部210は、対応関係データ、最大操舵角、ステアリングホイールの操舵角等に基づいて、車両100の進路を算出する。車両100の進路は、例えば、車両軌跡、タイヤの軌跡である。車両軌跡は、現在の車両100のタイヤの舵角で車両100が後退した場合に、車両100が通過する領域である。タイヤの軌跡は、現在の車両100のタイヤの舵角で車両が後退した場合に、車両100のタイヤが通過する領域である。タイヤの軌跡は、現在の車両100のタイヤの舵角で車両が後退した場合に、車両100のタイヤが通過する位置である。次に、車両100の進路として、タイヤの軌跡の算出の例について説明するが、車両軌跡についても、同様に、算出され得る。タイヤの軌跡や車両軌跡は、他の周知の方法により算出されてもよい。
制御部210は、ステアリングホイールの操舵角と対応関係データとに基づいて、当該操舵角に対するタイヤの舵角φを求める。制御部210は、当該操舵角が最大操舵角未満である場合、当該操舵角と対応関係データとに基づいて、タイヤの舵角φを求める。一方、制御部210は、当該操舵角が最大操舵角以上である場合、当該操舵角を最大操舵角に置き換えて、最大操舵角と対応関係データとに基づいて、タイヤの舵角φを求める。また、制御部210は、当該操舵角が最大操舵角以上である場合、記憶部220に格納されるストッパ角度を、タイヤの舵角φとして取得してもよい。ここで、操舵角が正の値であるとき、最大操舵角として右の最大操舵角を使用する。また、操舵角が負の値であるとき、最大操舵角として左の最大操舵角を使用する。さらに、操舵角の絶対値が最大操舵角の絶対値未満である場合、操舵角と対応関係データとに基づいてタイヤの舵角φを求め、操舵角の絶対値が最大操舵角の絶対値以上である場合、操舵角を左の最大操舵角に置き換えて、左の最大操舵角と対応関係データとに基づいてタイヤの舵角φを求める。
さらに、制御部210は、車両100のタイヤの舵角φに対する回転中心Oの位置を算出する。タイヤの舵角φが0度でない場合、車両100は回転中心Oを中心として回転する。回転中心Oの位置は、タイヤの舵角φ及びホイールベースWに依存する。ホイールベースWは、車両100の前輪の車軸と後輪の車軸との間の距離である。ホイールベースWは、車両形状情報として、記憶部220にあらかじめ格納され得る。タイヤの舵角φが0度である場合、回転中心Oは算出されない。ただし、タイヤの舵角φが0度である場合、回転中心Oは、後輪の車軸上の車両100から無限遠の位置であるとみなしてもよい。
図3は、タイヤの舵角がφであるときの車両100と回転中心Oとの関係を示す図である。図3は、車両100を上方から見た図である。車両100の回転中心Oは、車両100の外輪側の前輪の車軸の延長線と後輪の車軸の延長線との交点である。ここで、車両100の前輪が進行方向に対して右側に傾いている場合、車両100の右側のタイヤを内輪側、左側のタイヤを外輪側とする。ここで、外輪側の前輪の中心と回転中心Oとの距離を、舵角φにおける車両100の旋回半径rとする。なお、旋回半径rは、r=W/sinφとして求まる。
さらに、制御部210は、車両100の後輪のタイヤが描くタイヤの軌跡を算出する。制御部210は、車両100が、現在の車両100の位置から所定の距離後退した場合の
タイヤが描くタイヤの軌跡を求める。車両100の後輪の各タイヤは、回転中心Oを中心に、現在の車両100の位置から車両が後退する方向に、各タイヤの回転半径の円弧を描く。また、回転中心Oが存在しない場合、車両100の後輪のタイヤが描くタイヤの軌跡は、現在の車両100の位置からまっすぐ所定の距離後退した場合のタイヤが描くタイヤの軌跡となる。制御部210は、算出したタイヤの軌跡の座標を算出する。このタイヤの軌跡の座標は、車両100に対する相対的な座標として算出される。
図2に戻って、S105では、制御部210は、ステップS104で算出した車両100の進路(の座標)から、画像取得部261から取得した車両100の後方の画像の座標に合わせた、車両100の進路を示す予測画像を生成する。ここで、車両100のタイヤの底面が作る平面及び車両100の周辺が同一平面であるとする。カメラ310のレンズの画角、カメラ310の設置位置、カメラ310のレンズの方向等は、既知である。このため、カメラ310が撮影した画像の各画素が座標上でどの位置に対応するかは、容易に算出されうる。よって、制御部210は、車両の進路の座標から、車両100の後方の画像の座標に合わせた、予測画像を生成することができる。予測画像に、車両の進路として、タイヤの軌跡及び車両軌跡のどちらか一方、もしくは、両方が含まれてもよい。また、予測画像に、車両の進路として、タイヤの軌跡及び車両軌跡以外のものが、含まれてもよい。
さらに、制御部210は、生成した車両100の進路を示す予測画像に、車両100の後方の画像を重ねた合成画像を生成する。制御部210は、車両100の後方の画像が完全に隠れないように、予測画像の車両の進路の領域を半透明の色にすることができる。制御部210は、生成した合成画像を表示部240に表示する。
図4は、表示部に表示される合成画像の例を示す図である。図4は、車両100が駐車枠に回転して後退する場合(タイヤの舵角φが0度でない場合)の例を示す図である。カメラ310で撮影された車両100の後方の画像に、車両100の進路(車両軌跡及びタイヤ軌跡)が重ねられている。また、駐車枠の両側には、他の車両が駐車されている。車両100の運転者は、表示部240に表示される駐車枠を含む実際の画像と当該画像に重ねられる車両100の進路とを確認しながら、車両100を進行させることができる。
図2に戻って、S106では、制御部210は、シフト位置取得部263を介して、シフトレバーがリバースの位置であるか否かを確認する。シフト位置取得部263は、シフト位置センサ330により、車両100のシフトレバーの位置を取得する。シフトレバーがリバースの位置である場合(S106;YES)、車載装置200は、ステップS102以降の処理を繰り返す。シフトレバーがリバースの位置でない場合(S106;NO)、車載装置200は処理を終了する。
図2の動作フローにより、シフトレバーがリバースの位置になると、車載装置200の表示部240に、カメラ310が撮影した車両100の後方の画像と、タイヤの舵角に応じた車両100の進路とが、重ねて表示される。ステアリングホイールの操舵角が最大操舵角以上である場合、タイヤの舵角は最大操舵角に対する値として求められる。これにより、車載装置200は、操舵角が最大操舵角以上である場合でも、正確な車両100の進路を表示することができる。
(進路予測画像表示の変形例)
上記の例では、カメラ310が車両の後方に設置され、後方へ進行する車両100の進路を表示する構成としたが、上記の場合と同様にして、カメラ310が車両の前方に設置され、前方に進行する際に、前方へ進行する車両100の進路を表示する構成とすることも可能である。
〈最大操舵角取得〉
図5は、最大操舵角取得の動作フローの例を示す図である。最大操舵角は、例えば、車両100の工場出荷前に取得されて、記憶部220に格納される。最大操舵角は、車両100の工場出荷後に、車両100の利用者の操作によって取得されてもよい。最大操舵角は、車両100の個体差があるおそれがあるため、車両100毎に行われることが望ましい。図5の動作フローは、例えば、車載装置200に対する操作等により、最大操舵角取得モードなどが選択されることにより開始される。
S201では、車載装置200の制御部210は、表示部240に、ステアリングホイールを右に回していきタイヤが動かなくなったとき(切れなくなったとき)にボタンの押し下げ等の入力を要求する表示をする。表示を見た車載装置200の利用者は、ステアリングホイールを右に回し、タイヤが動かなくなった(タイヤの向きが変わらなくなった)ときに、入力部250のボタンの押し下げ等の入力を行う。制御部210は、入力部250により、タイヤが動かなくなったことを示すボタンの押し下げ等の入力を受け付けると、操舵角取得部262を介して、ステアリングホイールの操舵角を取得する。当該ボタンの押し下げ等の入力は、車両100のステアリングホイールを回転させてもタイヤの舵角が変化しないことを示す情報の入力の一例である。制御部210は、取得した操舵角を右の最大操舵角とする。制御部210は、同様にしてステアリングホイールを左に回したときの操舵角も取得し、左の最大操舵角とする。
S202では、制御部210は、S201で取得した、右の最大操舵角、左の最大操舵角を、記憶部220に格納する。格納された最大操舵角は、車両100のタイヤの舵角を求める際に、対応関係データと共に使用される。車載装置200は、タイヤの舵角を検出するためのセンサ等を使用することなく、利用者の操作により、最大操舵角を取得することができる。
(最大操舵角取得の変形例1)
ここでは、タイヤの舵角を検出する舵角センサ340により車両100のタイヤの舵角を取得することにより、最大操舵角を取得する。
このとき、制御部210は、表示部240に、ステアリングホイールを右に回すことを促す表示をする。表示を見た車載装置200の利用者は、ステアリングホイールを右に回す。ステアリングホイールが右に回されている間、制御部210は、舵角取得部264により、タイヤの舵角を繰り返し取得するとともに、操舵角取得部262により、ステアリングホイールの操舵角を取得する。制御部210は、最後に取得したタイヤの舵角が直前に取得したタイヤの舵角と同じである場合、直前に取得したステアリングホイールの操舵角を右の最大操舵角とする。制御部210は、同様にしてステアリングホイールを左に回したときの操舵角も取得し、左の最大操舵角とする。変形例1によれば、舵角センサ340により取得したタイヤの舵角により、最大操舵角を取得することができる。
(最大操舵角取得の変形例2)
変形例1では、タイヤの舵角を検出する舵角センサ340により車両100のタイヤの舵角を取得したが、ここでは、車両100の前輪が載置されるターンテーブルの回転角度によりタイヤの舵角を取得する。このとき、車両100の前輪の接地部分が、ターンテーブルの回転中心に置かれる。車両100の前輪の向きが変化すると、ターンテーブルが回転する。車両100の前輪がターンテーブルの回転中心に載置されているため、ターンテーブルの回転角度は、タイヤの舵角に相当する。回転角度センサ500は、ターンテーブルの回転角度を検出し、車載装置200に出力する。ここで、制御部210は、通信部230を介して、回転角度センサ500より、ターンテーブルの回転角度を取得する。制御
部210は、ターンテーブルの回転角度をタイヤの舵角とみなして、変形例1と同様にして、最大操舵角を取得する。変形例2によれば、車両100がタイヤの舵角を検出する舵角センサ340を備えていない場合でも、最大操舵角を取得することができる。
(最大操舵角取得の変形例3)
変形例1、変形例2では、ステアリングホイールの操舵角を徐々に増加させ、タイヤの操舵角が変化しなくなったときの操舵角を最大操舵角としている。ここでは、ステアリングホイールをいっぱいに回した状態(ステアリングホイールの操舵角を最大にした状態)から、操舵角を徐々に減少させ、タイヤの舵角が変化したときの操舵角を最大操舵角とする。
このとき、制御部210は、表示部240に、ステアリングホイールを限界まで右に回すことを促す表示をする。表示を見た車載装置200の利用者は、ステアリングホイールを限界まで(ステアリングホイールの操舵角が最大になるまで)右に回す。次に、制御部210は、表示部240に、ステアリングホイールを左に回すことを促す表示をする。ステアリングホイールが左に回されている間、制御部210は、変形例1または変形例2のようにして、タイヤの舵角を繰り返し取得するとともに、操舵角取得部262により、ステアリングホイールの操舵角を取得する。制御部210は、最後に取得したタイヤの舵角が直前に取得したタイヤの舵角と異なる場合、直前に取得したステアリングホイールの操舵角を右の最大操舵角とする。制御部210は、同様にしてステアリングホイールを左に回したときの操舵角も取得し、左の最大操舵角とする。変形例3によれば、ステアリングホイールをいっぱいに回した状態から操舵角を徐々に減少させて操舵角、タイヤの舵角を検出することで、より短い時間で最大操舵角を取得することができる。
(最大操舵角取得の変形例4)
変形例1、変形例2、変形例3では、ステアリングホイールの操舵角を、操舵角取得部262により取得していたが、ここでは、タイヤの舵角と対応関係データとにより、ステアリングホイールの操舵角を算出する。例えば、変形例1において、制御部210は、最後に取得したタイヤの舵角が直前に取得したタイヤの舵角と同じである場合、当該タイヤの舵角と対応関係データとにより、当該タイヤの舵角に対するステアリングホイールの操舵角を算出し、当該操舵角を最大操舵角とする。また、変形例3において、制御部210は、ステアリングホイールが限界まで回された際に、タイヤの舵角を取得し、当該タイヤの舵角と対応関係データとにより、当該タイヤの舵角に対するステアリングホイールの操舵角を算出し、当該操舵角を最大操舵角とする。変形例4によれば、操舵角取得部262によりステアリングホイールの操舵角を取得しなくても、最大操舵角を取得することができる。
(最大操舵角取得の変形例5)
ここでは、利用者に車両100の最小旋回半径を入力させ、最小旋回半径からステアリングホイールをいっぱいに切ったときのタイヤの舵角を求め、最大操舵角を取得する。最小旋回半径は、ステアリングホイールをいっぱいに切ったときの、外輪側の前輪の旋回半径である。上記のように、旋回半径rは、ホイールベースWとタイヤの舵角φとを用いて、r=W/sinφとして求まる。
このとき、制御部210は、表示部240に、車両100の最小旋回半径の入力を促す表示をする。表示を見た車載装置200の利用者は、車両100の最小旋回半径の入力を、入力部により行う。制御部210は、車両100の最小旋回半径の入力を、入力部250により受け付けると、最小旋回半径に対するタイヤの舵角を算出する。さらに、制御部210は、当該タイヤの舵角と対応関係データとにより、当該タイヤの舵角に対するステアリングホイールの操舵角を算出し、当該操舵角を最大操舵角とする。変形例5によれば
、車両100の最小旋回半径により、最大操舵角を取得することができる。
(最大操舵角取得の変形例6)
ここでは、車両100の上方に設置される上方カメラ400で、ステアリングホイールを限界まで回した状態で走行する車両100を撮影して、車両100の外輪側の前輪の軌跡に基づいて、最小旋回半径を求めて、最大操舵角を取得する。
このとき、制御部210は、表示部240に、ステアリングホイールを右に限界まで回し、走行することを促す表示をする。表示を見た車載装置200の利用者は、ステアリングホイールを右に限界まで回し、車両100を走行させる。車両100が走行している際に、制御部210は、通信部230を介して、上方カメラ400に、走行している車両100を撮影させ、撮影された画像を取得する。制御部210は、周知の画像認識技術等により、取得した画像に基づいて、車両100の外輪側の前輪(左側の前輪)の軌跡を求め、当該軌跡を円弧としたときの円の半径を、最小旋回半径とする。当該最小旋回半径を使用して、変形例5と同様にして、最大操舵角を取得することができる。制御部210は、同様にしてステアリングホイールを左に回したときの操舵角も取得し、左の最大操舵角とする。変形例6によれば、車両100の最小旋回半径が不明の場合でも、最大操舵角を取得することができる。
(最大操舵角取得の変形例7)
ここでは、車両100に設置されるカメラ310で、ステアリングホイールを限界まで回した状態で走行する車両100から外部を撮影して、画像認識処理により、車両100の最小旋回半径を求めて、最大操舵角を取得する。
このとき、制御部210は、表示部240に、ステアリングホイールを右に限界まで回し、走行することを促す表示をする。表示を見た車載装置200の利用者は、ステアリングホイールを右に限界まで回し、車両100を走行させる。車両100が走行している際に、制御部210は、画像取得部261を介して、カメラ310に、走行している車両100の外部を撮影させ、撮影された画像を取得する。制御部210は、周知の画像認識技術等により、画像に含まれる車両100の外側の特定の物体の移動軌跡等に基づいて、外輪側の前輪(左側の前輪)の軌跡を求め、当該軌跡を円弧としたときの円の半径を、最小旋回半径とする。当該最小旋回半径を使用して、変形例5と同様にして、最大操舵角を取得することができる。制御部210は、同様にしてステアリングホイールを左に回したときの操舵角も取得し、左の最大操舵角とする。変形例7によれば、車両100に設置されるカメラ310を使用して、最大操舵角を取得することができる。
(最大操舵角取得の変形例8)
ここでは、車両100の設置される速度センサ350、角速度センサ360により、車両100の速度、角速度を取得し、速度、角速度から最小旋回半径を求めて、最大操舵角を取得する。
このとき、制御部210は、表示部240に、ステアリングホイールを右に限界まで回し、走行することを促す表示をする。表示を見た車載装置200の利用者は、ステアリングホイールを右に限界まで回し、車両100を走行させる。車両100が走行している際に、制御部210は、速度取得部265、角速度取得部266を介して、速度センサ350、角速度センサ360によって検出される、車両100の速度v、角速度ωを取得する。制御部210は、最小旋回半径rを、r=v/ωとして算出する。当該最小旋回半径を
使用して、変形例5と同様にして、最大操舵角を取得することができる。制御部210は、同様にしてステアリングホイールを左に回したときの操舵角も取得し、左の最大操舵角とする。ここで、速度センサ350、角速度センサ360が設置される位置が、外輪側の
前輪の位置と大きく異なる場合、制御部210は、外輪側の前輪の位置、各センサの位置、回転中心等の関係に基づいて、最小旋回半径rを調整してもよい。変形例8によれば、車両100の最小旋回半径が不明の場合でも、最大操舵角を取得することができる。
(実施形態の作用効果)
車載装置200は、ステアリングホイールの操舵角とステアリングホイールによって変更される車両のタイヤの舵角との対応関係を示す対応関係データと、タイヤの舵角が最大となるステアリングホイールの操舵角である最大操舵角とを記憶部220に格納する。車載装置200は、ステアリングホイールの操舵角を取得し、当該操舵角が最大操舵角以上である場合、操舵角を最大操舵角であるとして対応関係データに基づいて、車両100のタイヤの舵角を求める。車載装置200は、最大操舵角を使用することで、車両100のタイヤの舵角がストッパ角度を有する場合であっても、ステアリングホイールの操舵角からタイヤの舵角を適切に算出することができる。車載装置200は、求めたタイヤの舵角に基づいて、車両100の進路を算出し、カメラ310で撮影された画像と車両100の進路の予測画像とを重ね合わせた画像を表示部240に出力する。車載装置200によれば、操舵角が最大操舵角以上である場合に、予測画像による車両100の進路と、実際の車両100の進路とのずれを小さくすることができる。
〈コンピュータ読み取り可能な記録媒体〉
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体内には、CPU、メモリ等のコンピュータを構成する要素を設け、そのCPUにプログラムを実行させてもよい。
また、このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM等がある。
(その他)
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、各構成の組み合わせなど、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
100 車両
200 車載装置
210 制御部
220 記憶部
230 通信部
240 表示部
250 入力部
261 画像取得部
262 操舵角取得部
263 シフト位置取得部
264 舵角取得部
265 速度取得部
266 角速度取得部
310 カメラ
320 操舵角センサ
330 シフト位置センサ
340 舵角センサ
350 速度センサ
360 角速度センサ

Claims (11)

  1. 車両に搭載される車載装置であって、
    前記車両の前方又は後方を撮影するカメラより画像を取得する画像取得部と、
    前記車両のステアリングホイールの操舵角を検出する操舵角センサよりステアリングホイールの操舵角を取得する操舵角取得部と、
    前記操舵角と前記ステアリングホイールによって変更される前記車両のタイヤの舵角との対応関係を示す対応関係データと、前記タイヤの舵角が最大となる前記操舵角である最大操舵角とを格納する記憶部と、
    前記操舵角取得部が取得した前記操舵角が前記最大操舵角未満である場合、前記操舵角と前記対応関係データとに基づいて、当該操舵角に対する前記車両の前記タイヤの舵角を取得し、前記操舵角取得部が取得した前記操舵角が前記最大操舵角以上である場合、当該最大操舵角に対する前記車両の前記タイヤの舵角を取得し、算出された前記タイヤの舵角に応じた前記車両の進路を示す予測画像を、前記カメラが撮影した前記前方又は後方の画像に重ねた合成画像を表示部へ出力する制御部と、
    を備える車載装置。
  2. 利用者による入力を受け付ける入力部を備え、
    前記制御部は、前記入力部に前記車両のステアリングホイールを回転させても前記タイヤの舵角が変化しないことを示す情報が入力された場合、前記操舵角取得部により操舵角を取得し、前記操舵角を前記最大操舵角として、前記記憶部に格納する、
    請求項1に記載の車載装置。
  3. 前記タイヤの舵角を検出する舵角センサより前記タイヤの舵角を取得する舵角取得部を備え、
    前記制御部は、前記ステアリングホイールの操舵角を最大にして前記車両が走行している際に、前記舵角取得部により前記タイヤの舵角を取得し、当該タイヤの舵角と前記対応関係データとに基づいて当該タイヤの舵角に対する前記操舵角を算出し、算出された前記操舵角を前記最大操舵角として、前記記憶部に格納する、
    請求項1に記載の車載装置。
  4. 前記タイヤの舵角を検出する舵角センサより前記タイヤの舵角を取得する舵角取得部を備え、
    前記制御部は、前記ステアリングホイールの操舵角を増加させている際に、前記舵角取得部により前記タイヤの舵角を繰り返し取得するとともに、前記操舵角取得部により前記操舵角を繰り返し取得し、最後に取得した前記タイヤの舵角が直前に取得した前記タイヤの舵角と同じである場合、直前に取得した前記操舵角を前記最大操舵角として、前記記憶部に格納する、
    請求項1に記載の車載装置。
  5. 前記車両の前記タイヤを載置したターンテーブルの回転角度を検出する回転角度センサからの回転角度を検出する回転角度取得部を備え、
    前記制御部は、(1)前記ステアリングホイールの操舵角が最大の範囲に達したとき、または、(2)前記ステアリングホイールの操舵角の増加に対して前記ターンテーブルの回転角度が追従しないと判定されたときに、前記回転角度取得部により前記回転角度を取得し、当該回転角度に対応する前記タイヤの舵角を算出し、当該タイヤの舵角と前記対応関係データとに基づいて当該タイヤの舵角に対する前記操舵角を算出し、算出された前記操舵角を前記最大操舵角として、前記記憶部に格納する、
    請求項1に記載の車載装置。
  6. 前記車両の前記タイヤを載置したターンテーブルの回転角度を検出する回転角度センサからの回転角度を検出する回転角度取得部を備え、
    前記制御部は、前記ステアリングホイールの操舵角を増加させている際に、前記回転角度取得部により前記回転角度を繰り返し取得するとともに、前記操舵角取得部により前記操舵角を繰り返し取得し、最後に取得した前記回転角度が直前に取得した前記回転角度と同じである場合、直前に取得した前記操舵角を前記最大操舵角として、前記記憶部に格納する、
    請求項1に記載の車載装置。
  7. 利用者による前記車両の最小旋回半径の入力を受け付ける入力部を備え、
    前記制御部は、前記入力部に前記車両の最小旋回半径が入力された場合、前記最小旋回半径に対応する前記タイヤの舵角を算出し、当該タイヤの舵角と前記対応関係データとに基づいて当該タイヤの舵角に対する前記操舵角を算出し、算出された前記操舵角を前記最大操舵角として、前記記憶部に格納する、
    請求項1に記載の車載装置。
  8. 前記車両の上方から前記車両を撮影する上方カメラからの画像を取得する上方画像取得部を備え、
    前記制御部は、前記ステアリングホイールの操舵角を最大にして前記車両が走行している際に、前記上方画像取得部により画像を繰り返し取得し、当該画像に含まれる前記車両の移動軌跡に基づいて前記車両の旋回半径を算出し、前記旋回半径に対応する前記タイヤの舵角を算出し、当該タイヤの舵角と前記対応関係データとに基づいて当該タイヤの舵角に対する前記操舵角を算出し、算出された前記操舵角を前記最大操舵角として、前記記憶部に格納する、
    請求項1に記載の車載装置。
  9. 前記制御部は、前記ステアリングホイールの操舵角を最大にして前記車両が走行している際に、前記画像取得部により画像を繰り返し取得し、当該画像に含まれる特定の物体の移動軌跡に基づいて前記車両の旋回半径を算出し、前記旋回半径に対応する前記タイヤの舵角を算出し、当該タイヤの舵角と前記対応関係データとに基づいて当該タイヤの舵角に対する前記操舵角を算出し、算出された前記操舵角を前記最大操舵角として、前記記憶部に格納する、
    請求項1に記載の車載装置。
  10. 前記車両の速度を取得する速度取得部と、
    前記車両の角速度を取得する角速度取得部とを備え、
    前記制御部は、前記ステアリングホイールの操舵角を最大にして前記車両が走行している際に、前記速度取得部により前記車両の速度を取得し、前記角速度取得部により前記車両の角速度を取得し、取得した速度及び角速度により前記車両の旋回半径を求め、当該旋回半径に対応する前記タイヤの舵角を算出し、当該タイヤの舵角と前記対応関係データとに基づいて当該タイヤの舵角に対する前記操舵角を算出し、算出された前記操舵角を前記最大操舵角として、前記記憶部に格納する、
    請求項1に記載の車載装置。
  11. コンピュータが、
    車両の前方又は後方を撮影するカメラより画像を取得し、
    前記車両のステアリングホイールの操舵角を検出する操舵角センサより操舵角を取得し、
    前記操舵角と前記ステアリングホイールによって変更される前記車両のタイヤの舵角との対応関係を示す対応関係データと、前記タイヤの舵角が最大となる前記操舵角である最
    大操舵角とを格納し、
    取得した前記操舵角が前記最大操舵角未満である場合、前記操舵角と前記対応関係データとに基づいて、当該操舵角に対する前記車両の前記タイヤの舵角を取得し、取得した前記操舵角が前記最大操舵角以上である場合、当該最大操舵角に対する前記車両の前記タイヤの舵角を取得し、算出された前記タイヤの舵角に応じた前記車両のタイヤの進路を示す予測画像を、前記カメラが撮影した前記前方又は後方の画像に重ねた合成画像を表示部へ出力する、
    ことを実行する舵角調整方法。
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