JP7325151B1 - 筒状加熱部と該筒状加熱部を備えた排ガス処理装置 - Google Patents
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Abstract
Description
処理対象排ガスは筒状加熱部の内部を通過する間、更には上記排ガス処理空間を通る間に周囲から高温(雰囲気温度で800~1150℃)で加熱されて分解される。
すなわち、内部に排ガス処理空間Sと、その排ガス処理空間Sで処理された排ガスGの分解排ガス排出口12とが設けられている反応器10内に立設された排ガス処理装置1の筒状加熱部14において、
上記の反応器10への挿入基部に排ガス導入口15が設けられ、上記の反応器10への挿入端に上記の排ガス処理空間Sに開放した被加熱排ガス出口16が設けられた上記の筒状加熱部14は、金属製の内筒21と金属製の外筒22とを備えた二重構造の中空筒体20、上記の内筒21を囲繞し且つ上下方向にて互いに間隔をあけて上記の内筒21と上記の外筒22との間のヒータ設置空間Pに設けられた複数の碍子30、その碍子30に取り付けられた電熱ヒータH、及び上記の内筒21に取着され、少なくとも上記の碍子30の下面を支持して上記ヒータ設置空間Pの所定の高さ位置にて上記の碍子30を保持する板状又はブロック状の保持部材40を具備すると共に、上記の碍子30のうち最下段のものは、その荷重が上記の電熱ヒータHへと与えられる重石となっていることを特徴とする。
内部に排ガス処理空間Sと、その排ガス処理空間Sで処理された排ガスGの分解排ガス排出口12が設けられている反応器10と、その反応器10内に立設された筒状加熱部14とで構成された排ガス処理装置1において、
上記の反応器10への挿入基部に排ガス導入口15が設けられ、上記の反応器10への挿入端に上記の排ガス処理空間Sに開放した被加熱排ガス出口16が設けられた上記の筒状加熱部14は、金属製の内筒21と金属製の外筒22とを備えた二重構造の中空筒体20、上記の内筒21を囲繞し且つ互いに間隔をあけて上記の内筒21と上記の外筒22との間のヒータ設置空間Pに設けられた複数の碍子30、その碍子30に取り付けられた電熱ヒータH、及び上記の内筒21に取着され、上記の碍子30を支持して上記のヒータ設置空間Pに保持する保持部材40とで構成され、上記の碍子30のうち最下段のものは、その荷重が上記の電熱ヒータHへと与えられる重石となっていることを特徴とする。
排ガス処理システムXで使用可能な排ガス処理装置には、電熱酸化分解方式、火炎燃焼方式及び電熱酸化分解方式と火炎燃焼方式とを併用した併用方式などがあるが、本発明では電熱酸化分解方式の排ガス処理装置1が用いられる。その電熱酸化分解方式の排ガス処理装置1は、大略、反応器10、筒状加熱部14、及び薬液タンク18で構成される。
この筒状加熱部14は、図2に示すように、金属製の内筒21、外筒22、両者の間に設けられた天井板24及び底板23とで構成された二重構造の中空筒体20、上記の内筒21を囲繞し且つ互いに間隔をあけて内筒21と外筒22との間のヒータ設置空間Pに設けられた複数の碍子30、その碍子30に取り付けられた電熱ヒータH、及び、内筒21に取着され、少なくとも上記の碍子30の下面を支持して上記ヒータ設置空間Pの所定の高さ位置にて上記の碍子30を保持する板状又はブロック状の保持部材40とで構成されている。
中空筒体20の内筒21、外筒22、天井板24及び底板23は、高耐熱性及び高耐食性合金(例えば、ハステロイ、インコロイ、インコネル(いずれも登録商標))で形成されている。
図2の実施形態の筒状加熱部14では、この碍子30のうち最下段以外のものは、ディスク状、即ち、平面視で平板リング状のセラミックス部材からなる上部本体34と、その上部本体34に連設される下部本体35とで構成されている。また、最下段のものは上記の上部本体34のみで構成されており、後述する保持部材40で支持されていない。
なお、下部本体35に設ける突起35bの数は、3つ以上であれば如何なるものであってもよいが、碍子30の電気絶縁性能を鑑みると3つが最も好適となる。
なお、図2の実施形態では、上述のように最下段の碍子30を保持部材40で支持していないが、この最下段の碍子30と常時接触しない下方位置に保持部材40を設置するようにしてもよい。
この碍子30の筒状段部36aとフランジ部36bには、図示しない中央孔と同じ中心を持つ同心円周上に均等に分布された複数のヒータ保持孔32hが上下に貫通して穿設されている。このため、この碍子30によって保持される電熱ヒータHは、筒状段部36aに設けられたヒータ保持孔32hとフランジ部36bに設けられたヒータ保持孔32hとを交互に通されることになる。
なお、碍子30上に堆積する酸化スケールによる短絡をより一層効果的に防止するためには、(図示しないが)碍子30の本体37における中央孔の周囲が一段と高くなるように段部を設けることも考えられる。
さらに、最下段に配設される碍子30について、2枚の碍子30を重ねて連設する場合を示したが、1つの碍子30でも重し効果を十分に発揮させることができる場合には、最下段の碍子30を1つの碍子30で構成するようにしてもよい。
Claims (6)
- 内部に排ガス処理空間(S)と、その排ガス処理空間(S)で処理された排ガス(G)の分解排ガス排出口(12)とが設けられている反応器(10)内に立設された排ガス処理装置(1)の筒状加熱部において、
上記の反応器(10)への挿入基部に排ガス導入口(15)が設けられ、上記の反応器(10)への挿入端に上記の排ガス処理空間(S)に開放した被加熱排ガス出口(16)が設けられた上記の筒状加熱部は、
金属製の内筒(21)と金属製の外筒(22)とを備えた二重構造の中空筒体(20)、
上記の内筒(21)を囲繞し且つ上下方向にて互いに間隔をあけて上記の内筒(21)と上記の外筒(22)との間のヒータ設置空間(P)に設けられた複数の碍子(30)、
その碍子(30)に取り付けられた電熱ヒータ(H)、及び
上記の内筒(21)に取着され、少なくとも上記の碍子(30)の下面を支持して上記ヒータ設置空間(P)の所定の高さ位置にて上記の碍子(30)を保持する板状又はブロック状の保持部材(40)を具備すると共に、
上記の碍子(30)のうち最下段のものは、その荷重が上記の電熱ヒータ(H)へと与えられる重石となっている、ことを特徴とする排ガス処理装置の筒状加熱部。 - 請求項1に記載の排ガス処理装置の筒状加熱部において、
複数設けられる前記の碍子(30)の少なくとも一部は、
円周方向に所定の間隔をあけて複数のヒータ保持孔(32h)が穿設された大径リング状の上部本体(34)と、上記のヒータ保持孔(32h)に挿通される上記の電熱ヒータ(H)に接触しない小径リング状の下部本体(35)とを有しており、
その下部本体(35)の上面に設けられた少なくとも3つの突起(35b)と上記の上部本体(34)の下面とが点もしくは線で接触するように連設されると共に、
上記の下部本体(35)の下面が前記の保持部材(40)によって支持される、ことを特徴とする排ガス処理装置の筒状加熱部。 - 請求項1又は2に記載の排ガス処理装置の筒状加熱部において、
複数設けられる前記の碍子(30)のうち、上部のものは隣接する碍子(30)間の距離が大きくなるよう設置されると共に、
隣接する碍子(30)間の距離が大きくなるよう設置された上部では、前記の電熱ヒータ(H)がセラミックスパイプ(60)で被覆される、ことを特徴とする排ガス処理装置の筒状加熱部。 - 内部に排ガス処理空間(S)と、その排ガス処理空間(S)で処理された排ガス(G)の分解排ガス排出口(12)が設けられている反応器(10)と、その反応器(10)内に立設された筒状加熱部(14)とで構成された排ガス処理装置において、
上記の反応器(10)への挿入基部に排ガス導入口(15)が設けられ、上記の反応器(10)への挿入端に上記の排ガス処理空間(S)に開放した被加熱排ガス出口(16)が設けられた上記の筒状加熱部(14)は、
金属製の内筒(21)と金属製の外筒(22)とを備えた二重構造の中空筒体(20)、上記の内筒(21)を囲繞し且つ互いに間隔をあけて上記の内筒(21)と上記の外筒(22)との間のヒータ設置空間(P)に設けられた複数の碍子(30)、その碍子(30)に取り付けられた電熱ヒータ(H)、及び上記の内筒(21)に取着され、上記の碍子(30)を支持して上記のヒータ設置空間(P)に保持する保持部材(40)とで構成され、
上記の碍子(30)のうち最下段のものは、その荷重が上記の電熱ヒータ(H)へと与えられる重石となっている、ことを特徴とする排ガス処理装置。 - 請求項4に記載の排ガス処理装置において、
複数設けられる前記の碍子(30)の少なくとも一部は、
円周方向に所定の間隔をあけて複数のヒータ保持孔(32h)が穿設された大径リング状の上部本体(34)と、上記のヒータ保持孔(32h)に挿通される上記の電熱ヒータ(H)に接触しない小径リング状の下部本体(35)とを有しており、
その下部本体(35)の上面に設けられた少なくとも3つの突起(35b)と上記の上部本体(34)の下面とが点もしくは線もしくは小面積の面で接触するように連設されると共に、
上記の下部本体(35)の下面が前記の保持部材(40)によって支持される、ことを特徴とする排ガス処理装置。 - 請求項4又は5に記載の排ガス処理装置において、
複数設けられる前記の碍子(30)のうち、上部のものは隣接する碍子(30)間の距離が大きくなるよう設置されると共に、
隣接する碍子(30)間の距離が大きくなるよう設置された上部では、前記の電熱ヒータ(H)がセラミックスパイプ(60)で被覆される、ことを特徴とする排ガス処理装置。
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JP2023063585A JP7325151B1 (ja) | 2023-04-10 | 2023-04-10 | 筒状加熱部と該筒状加熱部を備えた排ガス処理装置 |
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JP7325151B1 true JP7325151B1 (ja) | 2023-08-14 |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008293978A (ja) | 2007-05-26 | 2008-12-04 | Eichenauer Heizelemente Gmbh & Co Kg | インサートヒータ、およびこのような種類のインサートヒータを備える排ガス浄化触媒装置のための尿素供給システム |
US20090104100A1 (en) | 2006-03-07 | 2009-04-23 | Hiroshi Imamura | Method for detoxifying hcd gas and apparatus therefor |
JP2011029028A (ja) | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Mikuni Kiko Kk | 炉内加熱ヒータ用碍子およびそれを用いた炉内加熱ヒータ |
JP7140440B1 (ja) | 2022-01-28 | 2022-09-21 | カンケンテクノ株式会社 | 筒状加熱部と該筒状加熱部を備えた排ガス処理装置 |
JP7161816B2 (ja) | 2020-06-18 | 2022-10-27 | カンケンテクノ株式会社 | 電熱装置 |
-
2023
- 2023-04-10 JP JP2023063585A patent/JP7325151B1/ja active Active
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