JP7324624B2 - 演算増幅器 - Google Patents

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Description

本発明は高周波外来ノイズの影響を低減する対策を施した演算増幅器に関する。
図7に、従来のフォールデッドカスコード型の演算増幅器を示す。10は入力側の差動増幅回路であり、PNPトランジスタQ1,Q2、そのトランジスタQ1,Q2のエミッタに接続された電流源I1、入力抵抗R1,R2、負荷抵抗R3,R4、キャパシタC1~C3からなる。20は差動増幅回路10の差動出力信号をエミッタに入力するベース接地増幅回路であり、電流源I2,I3、ベース接地のNPNトランジスタQ3,Q4、ベースバイアス用のNPNトランジスタQ5、およびベース抵抗R5からなる。トランジスタQ5と抵抗R5はベースバイアス回路を構成する。以上の「差動増幅器10+ベース接地増幅回路20」がフォールデッドカスコード型増幅回路を構成する。30はベース接地増幅回路20の出力信号を入力しインピーダンス変換するエミッタホロワ回路であり、NPNトランジスタQ6、およびエミッタ抵抗R6からなる。40は出力回路であり、電流源I4、NPNトランジスタQ7、位相補償用キャパシタC4、位相補償用抵抗R7からなる。1は非反転入力端子、2は反転入力端子、3は出力端子、4は高電圧の電源端子、5は低電圧の電源端子である。
図7の演算増幅器は、トランジスタQ1、Q2のベース側に接続されたキャパシタC1~C3からなるπ型フィルタが、非反転入力端子1と反転入力端子2に入力する高周波外来ノイズを低減するフィルタ回路として機能する。
基本的な高周波外来ノイズ低減のメカニズムは、キャパシタと抵抗で構成されたローパスフィルタである。非反転入力端子1の側は、キャパシタC1と抵抗R1で構成されたローパスフィルタ、反転入力端子2の側は、キャパシタC2と抵抗R2で構成されたローパスフィルタである。トランジスタQ1,Q2のベース間に接続したキャパシタC3は、高周波領域においてそれぞれの入力端子からみたインピーダンスの整合をとるための同相ブリッジキャパシタである。これらは、入力端子1,2から混入した高周波外来ノイズを低減するためのものであるが、実際には、高周波外来ノイズは回路全体に照射される。
このため、トランジスタQ3のコレクタも高周波外来ノイズの影響を大きく受ける。トランジスタQ3,Q4のコレクタのインピーダンスが異なることから、トランジスタQ3,Q4のコレクタ電流にミスマッチが起こる。このミスマッチは、前段の差動増幅回路10のトランジスタQ1,Q2のコレクタ電流にも影響を与え、その差動増幅回路10の出力のオフセット電圧が変動してしまう結果をもたらす。
そこで、図8に示すように、トランジスタQ3のコレクタノードとトランジスタQ4のコレクタノードのインピーダンスがほぼ一致するように、キャパシタC5と抵抗R8を直列接続して構成したハイパスフィルタを、トランジスタQ3のコレクタノードと電源端子5の間に接続することで、差動増幅回路10の出力のオフセット電圧の変動を防止している。
特許第5390283号公報
ところが、例えば出力端子3から高周波外来ノイズが侵入した場合、位相補償用キャパシタC4と位相補償用抵抗R7を介してトランジスタQ4のコレクタノードのみにその高周波外来ノイズが重畳することになり、悪影響を与えてしまう。また、電源端子4から高周波外来ノイズが侵入した場合は、電流源I2,I3にも高周波外来ノイズが重畳するが、トランジスタQ3,Q4のコレクタノードに等しくは重畳されず、十分な効果が得られないことがある。
本発明は、出力端子や電源端子から侵入する高周波外来ノイズの影響を効果的に低減させた演算増幅器を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、第1の電源端子に一端が接続された第1の電流源、該第1の電流源の他端にエミッタが共通接続された第1の導電型の第1および第2のトランジスタ、該第1および第2のトランジスタのそれぞれのコレクタと第2の電源端子との間にそれぞれ接続された第3および第4の抵抗からなる入力差動増幅回路と、エミッタが前記第2のトランジスタのコレクタに接続された第2の導電型の第3のトランジスタ、該第3のトランジスタと前記第1の電源端子の間に接続された第2の電流源、エミッタが前記第1のトランジスタのコレクタに接続された第2の導電型の第4のトランジスタ、該第4のトランジスタと前記第1の電源端子の間に接続された第3の電流源、前記第3および第4のトランジスタのベースと前記第2の電源端子との間に接続された第5の抵抗、前記第3および第4のトランジスタにベース電流を供給するベースバイアス回路からなり、前記第4のトランジスタのコレクタから出力が取り出されるベース接地増幅回路と、を含む演算増幅器において、前記第2の電流源と前記第3のトランジスタのコレクタの間に接続された第9の抵抗と、前記第3のトランジスタのコレクタと接地又は前記第2の電源端子の間に接続された第6のキャパシタからなる第1のローパスフィルタと、前記第3の電流源と前記第4のトランジスタのコレクタの間に接続された第10の抵抗と、前記第4のトランジスタのコレクタと接地又は前記第2の電源端子の間に接続された第7のキャパシタからなる第2のローパスフィルタと、を備えることを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の演算増幅器において、前記第1のローパスフィルタの前記第6のキャパシタを前記第3のトランジスタの寄生キャパシタに置き換え、前記第2のローパスフィルタの前記第7のキャパシタを前記第4のトランジスタの寄生キャパシタに置き換えた、ことを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項1又は2に記載の演算増幅器において、前記第1のトランジスタのベースと前記第1の電源端子、前記第2の電源端子、又は接地との間に第1のキャパシタを接続し、前記第2のトランジスタのベースと前記第1の電源端子、前記第2の電源端子、又は接地との間に第2のキャパシタを接続し、前記第1のトランジスタのベースと前記第2のトランジスタのベースとの間に第3のキャパシタを接続したことを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項1、2又は3に記載の演算増幅器において、前記第3のトランジスタのコレクタと前記第2の電源端子、前記第1の電源端子、又は接地との間にハイパスフィルタ回路を接続し、前記第3のトランジスタのコレクタのノードのインピーダンスと前記第4のトランジスタのコレクタのノードのインピーダンスが一致するように、前記ハイパスフィルタ回路を構成する素子の値を設定したことを特徴とする。
請求項5にかかる発明は、請求項13又は4に記載の演算増幅器において、前記第1乃至第のトランジスタをFETトランジスタに置き換え、前記第1乃至第4のトランジスタのコレクタをドレインに、エミッタをソースに、ベースをゲートにそれぞれ置き換え、前記ベースバイアス回路をゲートバイアス回路に置き換え、ベース接地増幅回路をゲート接地増幅回路に置き換えたことを特徴とする。
本発明によれば、第3のトランジスタのコレクタに第1のローパスフィルタを接続し、第4のトランジスタのコレクタに第2のローパスフィルタを接続したので、第3、第4のトランジスタのコレクタノードのインピーダンスマッチングが必要ない。また、第3、第4のトランジスタのコレクタノードに異なる高周波外来ノイズが侵入しても、それぞれのローパスフィルタにより高周波外来ノイズをカットするため、その悪影響を最小限にできる。よって、出力端子や電源端子から侵入する高周波外来ノイズの影響を効果的に低減させることができる。
本発明の第1の実施例の演算増幅器の回路図である。 本発明の第2の実施例の演算増幅器の回路図である。 本発明の第3の実施例の演算増幅器の回路図である。 本発明の第4の実施例の演算増幅器の回路図である。 本発明の第5の実施例の演算増幅器の回路図である。 本発明の第6の実施例の演算増幅器の回路図である。 差動増幅回路の入力端子に高周波外来ノイズの低減対策を施した従来の演算増幅器の回路図である。 差動増幅回路ならびにベース接地増幅回路に高周波外来ノイズの低減対策を施した従来の演算増幅器の回路図である。 電源端子の高周波ノイズ耐性の評価回路図である。 出力端子の高周波ノイズ耐性の評価回路図である。 本発明の実施例である演算増幅器の電源端子の高周波ノイズ耐性評価結果を示す特性図である。 本発明の実施例である演算増幅器の出力端子の高周波ノイズ耐性評価結果を示す特性図である。
図1に本発明の第1の実施例の演算増幅器を示す。図7で説明したものと同じものには同じ符号を付けた。再掲すると、10は入力側の差動増幅回路であり、PNPトランジスタQ1,Q2、そのトランジスタQ1,Q2のエミッタに接続された電流源I1、入力抵抗R1,R2、負荷抵抗R3,R4からなる。20は差動増幅回路10の差動出力信号をエミッタに入力するベース接地増幅回路であり、電流源I2,I3、ベース接地のNPNトランジスタQ3,Q4、ベースバイアス用のNPNトランジスタQ5、およびベース抵抗R5からなる。トランジスタQ5と抵抗R5はベースバイアス回路を構成する。以上の「差動増幅器10+ベース接地増幅回路20」がフォールデッドカスコード型増幅回路を構成する。30はベース接地増幅回路20の出力信号を入力しインピーダンス変換するエミッタホロワ回路であり、NPNトランジスタQ6、およびエミッタ抵抗R6からなる。40は出力回路であり、電流源I4、NPNトランジスタQ7、位相補償用キャパシタC4、位相補償用抵抗R7からなる。1は非反転入力端子、2は反転入力端子、3は出力端子、4は高電圧の電源端子、5は低電圧の電源端子である。
第1の実施例では、差動増幅器10におけるキャパシタC1~C3は省略している。そして、ベース接地増幅回路20において、トランジスタQ3のコレクタと電流源I2の間に抵抗R9を挿入し、トランジスタQ3のコレクタと接地間にキャパシタC6を接続して、これら抵抗R9とキャパシタC6によって第1のローパスフィルタを構成している。また、トランジスタQ4のコレクタと電流源I3の間に抵抗R10を挿入し、トランジスタQ4のコレクタと接地間にキャパシタC7を接続して、これら抵抗R10とキャパシタC7によって第2のローパスフィルタを構成している。キャパシタC6,C7の一端は接地に接続する以外に、電源端子5に接続してもよい。
高周波外来ノイズは演算増幅器の全端子から侵入し、図7の従来回路では入力端子1,2に侵入する高周波ノイズの影響はフィルタ(R1,R2,C1~C3)により低減できるが、電源端子4や出力端子3からの侵入に対しては影響を低減できない。また、図8の従来回路ではトランジスタQ3,Q4のコレクタノードに等しく侵入する高周波ノイズには効果があるが、例えば、電源端子4から高周波ノイズが侵入した場合、電流源I2、I3に重畳する高周波ノイズがそれぞれ異なるとトランジスタQ3,Q4のコレクタノードに重畳する高周波ノイズにミスマッチが生じ、インピーダンスマッチングの効果を十分に得ることができなくなる。また、出力端子3から高周波ノイズが侵入した場合、位相補償用抵抗R7、位相補償用キャパシタC4を介してトランジスタQ4のコレクタノードのみに高周波ノイズが重畳されるため影響を大きく受ける。
第1の実施例では、抵抗R9とキャパシタC6による第1のローパスフィルタによってトランジスタQ3のコレクタノードに重畳する高周波外来ノイズを接地に落とし、抵抗R10とキャパシタC7による第2のローパスフィルタによってトランジスタQ4のコレクタノードに重畳する高周波外来ノイズを接地に落とすことができる。これらによって、従来回路のようなトランジスタQ3,Q4のコレクタノードのインピーダンスマッチングを実施することを必要とせず、所望のカットオフ周波数となるようなRとCの値を設定するだけでよい。
図2に本発明の第2の実施例の演算増幅器を示す。本実施例は図7に示した従来の演算増幅器と同様に、差動増幅回路10の入力端子1,2の側にフィルタ用のキャパシタC1~C3を追加したものである。これにより、トランジスタQ3,Q4のコレクタノードに重畳する高周波外来ノイズを低減する他に、差動増幅回路10のトランジスタQ1,Q2のベースに重畳する高周波外来ノイズも低減できる。キャパシタC1,C2の一端は接地に接続する以外に、電源端子4又は電源端子5に接続してもよい。
図3に本発明第3の実施例の演算増幅器を示す。本実施例は図7に示した従来の演算増幅器と同様に、フィルタ用のキャパシタC1~C3を追加した入力側の差動増幅回路10、ならびに、図8に示した従来の演算増幅器と同様に、キャパシタC5および抵抗R8によるハイパスフィルタよってトランジスタQ3のコレクタノードとトランジスタQ4のコレクタノードのインピーダンスがほぼ一致するように調整するものである。これにより、高周波外来ノイズ低減効果をさらに高めることができる。このハイパスフィルタは、トランジスタQ3のコレクタと電源端子5の間の他に、トランジスタQ3のコレクタと電源端子4又は接地の間に接続しても良い。
以上の第1乃至第3の実施例で説明した第1ローパスフィルタのキャパシタC6、第2ローパスフィルタのキャパシタC7は、トランジスタQ3,Q4のコレクタと接地電位のサブ基板の間に形成される寄生キャパシタC8,C9で置き換えが可能なことは自明である。これまで述べてきた第1から第3の実施例において、キャパシタC6,C7をトランジスタQ3,Q4の寄生キャパシタC8,C9に置き換えた第4乃至第6の実施例を図4乃至図6に示した。なお、トランジスタQ3,Q4のコレクタと電源端子5との間にそれぞれ形成される寄生キャパシタに置き換えることもできる。
本発明では、例えば出力端子3から高周波ノイズが侵入した場合、位相補償用抵抗R7、位相補償用キャパシタC4を介してQ4のコレクタノードに重畳されるが、位相補償用キャパシタC4とトランジスタQ4のコレクタノードの間には第2のローパスフィルタを挿入しているため、トランジスタQ4のコレクタノードに重畳する高周波ノイズは第2のローパスフィルタによってカットされ影響を低減することができる。また、電源端子4から高周波ノイズが侵入した場合、電流源I2、I3に高周波ノイズが重畳しても、トランジスタQ3,Q4のコレクタノードと電流源I2、I3の間には第1、第2のローパスフィルタが挿入されているため、そこで高周波ノイズがカットされ、影響を低減することができる。
ところで、一般的に、演算増幅器の高周波外来ノイズに対する耐性は、演算増幅器の端子に高周波信号を直接注入し、オフセット電圧の変動量を評価することで検証できるとされている。図9に電源端子4の高周波ノイズ耐性の評価回路を示し、図10に出力端子3の高周波ノイズ耐性の評価回路を示す。
図9について簡単に説明する。21は第3の実施例で説明した検証対象としての演算増幅器、22は高周波信号の電圧計測用のマルチメータである。演算増幅器21の電源端子4に注入する高周波信号源23の電圧をDC電源VCCに重畳させるために、キャパシタC21とインダクタL21を図のように接続する。キャパシタC21は高周波信号源23とDC電源VCCを分離し、インダクタL21はDC電源VCCへの高周波信号を遮断する。DC電源VCCはインダクタL21を介して電源端子4に印加され、高周波信号源23の高周波信号はキャパシタC21を介してDC電源VCCに重畳される。R21,R22は帰還抵抗、R23,R24はバイアス抵抗である。
図9の評価回路において、本発明の第3の実施例である演算増幅器21の高周波ノイズ耐性評価結果を図11に示す。実線が第3の実施例の演算増幅器で、抵抗R9とキャパシタC6で構成される第1のローパスフィルタ、抵抗R10とキャパシタC7で構成される第2のローパスフィルタのカットオフ周波数が、それぞれ400MHzとなるよう設定している。破線が図8の従来例の演算増幅器である。第1の実施例の演算増幅器では高周波でオフセット電圧の変動量が小さく、特にカットオフ周波数を超える周波数において従来例の演算増幅器より改善されていることがわかる。
次に図10について簡単に説明する。出力端子3に高周波信号を注入するために、電源端子4への注入と同様に、キャパシタC21とインダクタL21を図のように接続する。キャパシタC21は高周波信号源23と出力端子3をDC的に分離し、インダクタL21は出力端子3の電圧を測定するマルチメーター22への高周波信号を遮断する。高周波信号源23の高周波信号が帰還抵抗R22を介して演算増幅器21の反転入力端2子に侵入することを防ぐために、演算増幅器21の反転入力端子2と接地間にキャパシタC22を接続している。
図10の評価回路において、本発明の第3の実施例である演算増幅器21の高周波ノイズ耐性評価結果を図12に示す。実線が第3の実施例の演算増幅器で、抵抗R9とキャパシタC6で構成される第1のローパスフィルタ、抵抗R10とキャパシタC7で構成される第2のローパスフィルタのカットオフ周波数が、それぞれ400MHzとなるよう設定している。破線が図8の従来例の演算増幅器である。第3の実施例の演算増幅器では高周波でオフセット電圧の変動量が小さく、特にカットオフ周波数を超えの周波数において従来例の演算増幅器より改善されていることがわかる。
なお、以上の説明はバイポーラのトランジスタQ1~Q7を使用する場合であったが、それらのトランジスタQ1~Q7はFETトランジスタに置き換えることができる。このとき、コレクタをドレインに、エミッタをソースに、ベースをゲートに置き換え、ベースバイアス回路をゲートバイアス回路に置き換え、ベース接地増幅回路をゲート接地増幅回路に置き換えればよい。
1:非反転入力端子、2:反転入力端子、3:出力端子、4:高電圧の電源端子、5:低電圧の電源端子
10:入力側の差動増幅回路
20:ベース接地増幅回路
30:エミッタホロア回路
40:出力回路

Claims (5)

  1. 第1の電源端子に一端が接続された第1の電流源、該第1の電流源の他端にエミッタが共通接続された第1の導電型の第1および第2のトランジスタ、該第1および第2のトランジスタのそれぞれのコレクタと第2の電源端子との間にそれぞれ接続された第3および第4の抵抗からなる入力差動増幅回路と、
    エミッタが前記第2のトランジスタのコレクタに接続された第2の導電型の第3のトランジスタ、該第3のトランジスタと前記第1の電源端子の間に接続された第2の電流源、エミッタが前記第1のトランジスタのコレクタに接続された第2の導電型の第のトランジスタ、該第4のトランジスタと前記第1の電源端子の間に接続された第の電流源、前記第3および第4のトランジスタのベースと前記第2の電源端子との間に接続された第5の抵抗、前記第3および第4のトランジスタにベース電流を供給するベースバイアス回路からなり、前記第4のトランジスタのコレクタから出力が取り出されるベース接地増幅回路と、
    を含む演算増幅器において、
    前記第2の電流源と前記第3のトランジスタのコレクタの間に接続された第9の抵抗と、前記第3のトランジスタのコレクタと接地又は前記第2の電源端子の間に接続された第6のキャパシタからなる第1のローパスフィルタと、
    前記第3の電流源と前記第4のトランジスタのコレクタの間に接続された第10の抵抗と、前記第4のトランジスタのコレクタと接地又は前記第2の電源端子の間に接続された第7のキャパシタからなる第2のローパスフィルタと、
    を備えることを特徴とする演算増幅器。
  2. 請求項1に記載の演算増幅器において、
    前記第1のローパスフィルタの前記第6のキャパシタを前記第3のトランジスタの寄生キャパシタに置き換え、
    前記第2のローパスフィルタの前記第7のキャパシタを前記第4のトランジスタの寄生キャパシタに置き換えた、
    ことを特徴とする演算増幅器。
  3. 請求項1又は2に記載の演算増幅器において、
    前記第1のトランジスタのベースと前記第1の電源端子、前記第2の電源端子、又は接地との間に第1のキャパシタを接続し、前記第2のトランジスタのベースと前記第1の電源端子、前記第2の電源端子、又は接地との間に第2のキャパシタを接続し、前記第1のトランジスタのベースと前記第2のトランジスタのベースとの間に第3のキャパシタを接続したことを特徴とする演算増幅器。
  4. 請求項1、2又は3に記載の演算増幅器において、
    前記第3のトランジスタのコレクタと前記第2の電源端子、前記第1の電源端子、又は接地との間にハイパスフィルタ回路を接続し、前記第3のトランジスタのコレクタのノードのインピーダンスと前記第4のトランジスタのコレクタのノードのインピーダンスが一致するように、前記ハイパスフィルタ回路を構成する素子の値を設定したことを特徴とする演算増幅器。
  5. 請求項13又は4に記載の演算増幅器において、
    前記第1乃至第のトランジスタをFETトランジスタに置き換え、前記第1乃至第4のトランジスタのコレクタをドレインに、エミッタをソースに、ベースをゲートにそれぞれ置き換え、前記ベースバイアス回路をゲートバイアス回路に置き換え、ベース接地増幅回路をゲート接地増幅回路に置き換えたことを特徴とする演算増幅器。
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