JP7324247B2 - 情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置、及び情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、広告の配信先のユーザが所定の場所に行くことをその広告の成果として、広告の効果を測定する方法に関する。
インターネットを介したコンテンツ配信が広く普及するに至っている中、コンテンツの利用者に対する広告配信が盛んに行われている。配信される広告の中には、広告主に関連する施設、例えばその広告主の店舗等にユーザが訪れることを目的とする広告がある。このような広告の効果を測定するためには、一般的には、ユーザの位置を示す位置情報を利用して、そのユーザが対象の施設に行ったことを検出する必要がある。
ユーザが施設に行ったことを検出するための技術を開示する文献として、例えば、特許文献1がある。特許文献1には、移動体通信方式で無線端末との通信を中継する基地局と、無線LAN(Local Area Network)方式で無線端末との通信を中継するアクセスポイントと、を利用して、無線端末の移動履歴情報を生成する方法が開示されている。この方法において、アクセスポイントは施設に設置される。そして、無線LAN方式による無線通信の中継のログを用いて、ユーザが立ち寄った施設が決定され、移動体通信方式による無線通信の中継のログを用いて、ユーザが利用した移動手段が決定される。
特開2019-186695号公報
しかしながら、無線LANを利用した施設訪問の検出方法では、無線端末が無線LANにアクセスするために、ユーザ自身が、アクセスポイントの識別情報(例えばSSID)や認証情報を設定する必要がある。或いは、広告効果測定用のアプリケーションをユーザが無線端末にインストールする必要があるかもしれない。広告効果測定のためだけのこうした設定はユーザが行わない可能性が高く、それ故広告の効果を適切に測定することが難しい。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、その課題の一例は、ユーザが面倒な設定を行わなくても、広告の効果をユーザの位置に基づいて測定可能な情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置、及び情報処理プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、移動体通信において携帯端末と無線通信可能な複数の基地局のうち、所定広告主により定められた施設の内部に置かれた施設内基地局と、前記移動体通信を可能とするサービスの加入者に対して前記所定広告主の広告を送信する送信手段と、前記移動体通信において前記加入者を識別する加入者識別情報と、前記複数の基地局それぞれがカバーする複数のセルのうち、前記加入者が利用する前記携帯端末が位置したセルをカバーする基地局を識別する基地局識別情報と、を関連付けて記憶する記憶手段を利用して、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定手段であって、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報により示される前記加入者が、前記広告の送信先の前記加入者であるか否かに関係なく、前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定手段と、前記特定された加入者識別情報のうち、少なくとも前記広告の送信先の前記加入者の前記加入者識別情報に基づいて、前記広告の効果の程度を示す効果情報を生成する生成手段と、前記特定された加入者識別情報により示される前記加入者の人数が所定人数以上である場合、前記加入者の属性であって、前記施設に関連する属性を、広告のターゲットとなるユーザの条件として指定可能な属性に決定する属性決定手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、所定広告主により定められた施設内に施設内基地局が置かれる。また、所定広告主の広告が、移動体通信のサービスの加入者へ送信される。加入者が携帯端末を所持してその施設に行くことで、その施設に置かれた施設内基地局がカバーするセル内にその加入者が入ると、その携帯端末は施設内基地局と通信する。この通信に応じて、その加入者を識別する加入者識別情報と、その施設内基地局を識別する基地局識別情報と、が関連付けて記憶手段に記憶される。この記憶手段を利用して、施設内基地局がカバーするセルに入った加入者の加入者識別情報が特定され、広告の効果の程度を示す効果情報が生成される。従って、広告の効果を、ユーザの位置に基づいて測定可能となる。このとき、ユーザは、面倒な設定を行う必要がない。
また、この発明によれば、施設に行ったユーザが所定人数以上存在することを条件として、その施設に関連するユーザの属性を、広告のターゲットの条件として指定することができる。特定の施設に行くユーザは、その施設に関連した何らかの属性を有する可能性がある。そうした属性を有するユーザが或る程度存在することが確認されることで、その属性を有するユーザのセグメントに対する広告の送信によるその広告の効果を期待することができる。
請求項2に記載の発明は、移動体通信において携帯端末と無線通信可能な複数の基地局のうち、所定広告主により定められた施設の内部に置かれた施設内基地局と、前記移動体通信を可能とするサービスの加入者を含む複数のユーザに対して前記所定広告主の広告を送信する送信手段と、前記移動体通信において前記加入者を識別する加入者識別情報と、前記複数の基地局それぞれがカバーする複数のセルのうち、前記加入者が利用する前記携帯端末が位置したセルをカバーする基地局を識別する基地局識別情報と、を関連付けて記憶する記憶手段を利用して、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定手段と、前記特定された加入者識別情報に基づいて、前記広告の効果の程度を示す効果情報を生成する生成手段であって、前記広告の送信先の前記複数のユーザのうち、前記加入者の割合と、前記広告の送信先の前記加入者のうち、前記施設に行った加入者の割合と、を示す前記効果情報を生成する生成手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、所定広告主により定められた施設内に施設内基地局が置かれる。また、所定広告主の広告が、移動体通信のサービスの加入者へ送信される。加入者が携帯端末を所持してその施設に行くことで、その施設に置かれた施設内基地局がカバーするセル内にその加入者が入ると、その携帯端末は施設内基地局と通信する。この通信に応じて、その加入者を識別する加入者識別情報と、その施設内基地局を識別する基地局識別情報と、が関連付けて記憶手段に記憶される。この記憶手段を利用して、施設内基地局がカバーするセルに入った加入者の加入者識別情報が特定され、広告の効果の程度を示す効果情報が生成される。従って、広告の効果を、ユーザの位置に基づいて測定可能となる。このとき、ユーザは、面倒な設定を行う必要がない。
また、この発明によれば、移動体通信のサービスの加入者に加えて、移動体通信のサービスの加入者以外のユーザに対しても広告が送信される場合がある。そして、広告の送信先となったユーザのうち、移動体通信のサービスの加入者であるユーザの割合と、移動体通信のサービスの加入者の中で広告の送信先となった加入者のうち、施設に行った加入者の割合と、を示す効果情報が生成される。従って、広告の送信先となったユーザのうち、施設に行った移動体通信のサービスの加入者の割合で効果の程度が示されるよりも、より的確に広告の効果の程度の情報を提供することができる。
請求項に記載の発明は、前記生成手段は、前記特定された加入者識別情報により示される前記加入者のうち、前記広告の送信先の前記加入者の人数に基づいて、前記効果情報を生成することを特徴とする。
この発明によれば、移動体通信のサービスの加入者の中で施設に行った加入者のうち、広告の送信先となった加入者の人数に基づいて、効果情報が生成される。従って、広告の効果を適切に測定することができる。
請求項4に記載の発明は、前記広告の送信先の前記加入者のうち、前記特定された加入者識別情報により示される加入者の人数に基づいて、前記所定広告主に対して請求される広告料を決定する広告料決定手段を更に備えることを特徴とする。
この発明によれば、移動体通信のサービスの加入者の中で施設に行った加入者のうち、広告の送信先となった加入者の人数に基づいて広告料が決定されるので、広告の効果に応じた広告料を請求することができる。
請求項に記載の発明は、前記施設の内部に複数の前記施設内基地局が置かれ、前記複数の施設内基地局それぞれを識別する複数の前記基地局識別情報が第2記憶手段に記憶され、前記特定手段は、前記複数の前記基地局識別情報に基づいて、前記複数の施設内基地局のうち少なくとも一つを示す前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定することを特徴とする。
この発明によれば、単一の施設内基地局のセルではカバーすることできない施設であっても、複数の施設内基地局を置くことで、その施設に行ったユーザを特定することができる。
請求項に記載の発明は、前記施設内基地局はフェムトセル基地局であることを特徴とする。
この発明によれば、施設内基地局がカバーするセルがフェムトセルであるので、施設にユーザが行ったか否かをより正確に特定することができる。
請求項7に記載の発明は、コンピュータにより実行される情報処理方法において、移動体通信において携帯端末と無線通信可能な複数の基地局のうち少なくとも一の施設内基地局が、所定広告主により定められた施設の内部に置かれ、前記移動体通信を可能とするサービスの加入者に対して前記所定広告主の広告を送信する送信ステップと、前記移動体通信において前記加入者を識別する加入者識別情報と、前記複数の基地局それぞれがカバーする複数のセルのうち、前記加入者が利用する前記携帯端末が位置したセルをカバーする基地局を識別する基地局識別情報と、を関連付けて記憶する記憶手段を利用して、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定ステップであって、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報により示される前記加入者が、前記広告の送信先の前記加入者であるか否かに関係なく、前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定ステップと、前記特定された加入者識別情報のうち、少なくとも前記広告の送信先の前記加入者の前記加入者識別情報に基づいて、前記広告の効果の程度を示す効果情報を生成する生成ステップと、前記特定された加入者識別情報により示される前記加入者の人数が所定人数以上である場合、前記加入者の属性であって、前記施設に関連する属性を、広告のターゲットとなるユーザの条件として指定可能な属性に決定する属性決定ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、コンピュータにより実行される情報処理方法において、移動体通信において携帯端末と無線通信可能な複数の基地局のうち少なくとも一の施設内基地局が、所定広告主により定められた施設の内部に置かれ、前記移動体通信を可能とするサービスの加入者を含む複数のユーザに対して前記所定広告主の広告を送信する送信ステップと、前記移動体通信において前記加入者を識別する加入者識別情報と、前記複数の基地局それぞれがカバーする複数のセルのうち、前記加入者が利用する前記携帯端末が位置したセルをカバーする基地局を識別する基地局識別情報と、を関連付けて記憶する記憶手段を利用して、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定ステップと、前記特定された加入者識別情報に基づいて、前記広告の効果の程度を示す効果情報を生成する生成ステップであって、前記広告の送信先の前記複数のユーザのうち、前記加入者の割合と、前記広告の送信先の前記加入者のうち、前記施設に行った加入者の割合と、を示す前記効果情報を生成する生成ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、所定広告主の広告の効果の程度を示す効果情報を生成する情報処理装置において、移動体通信において携帯端末と無線通信可能な複数の基地局のうち少なくとも一の施設内基地局が、前記所定広告主により定められた施設の内部に置かれ、前記移動体通信を可能するサービスの加入者に対して前記広告が送信され、前記情報処理装置は、前記移動体通信において前記加入者を識別する加入者識別情報と、前記複数の基地局それぞれがカバーする複数のセルのうち、前記加入者が利用する前記携帯端末が位置したセルをカバーする基地局を識別する基地局識別情報と、を関連付けて記憶する記憶手段を利用して、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定手段であって、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報により示される前記加入者が、前記広告の送信先の前記加入者であるか否かに関係なく、前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定手段と、前記特定された加入者識別情報のうち、少なくとも前記広告の送信先の前記加入者の前記加入者識別情報に基づいて、前記効果情報を生成する生成手段と、前記特定された加入者識別情報により示される前記加入者の人数が所定人数以上である場合、前記加入者の属性であって、前記施設に関連する属性を、広告のターゲットとなるユーザの条件として指定可能な属性に決定する属性決定手段と、を備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、所定広告主の広告の効果の程度を示す効果情報を生成する情報処理装置において、移動体通信において携帯端末と無線通信可能な複数の基地局のうち少なくとも一の施設内基地局が、前記所定広告主により定められた施設の内部に置かれ、前記移動体通信を可能するサービスの加入者を含む複数のユーザに対して前記広告が送信され、前記情報処理装置は、前記移動体通信において前記加入者を識別する加入者識別情報と、前記複数の基地局それぞれがカバーする複数のセルのうち、前記加入者が利用する前記携帯端末が位置したセルをカバーする基地局を識別する基地局識別情報と、を関連付けて記憶する記憶手段を利用して、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定手段と、前記特定された加入者識別情報に基づいて、前記広告の送信先の前記複数のユーザのうち、前記加入者の割合と、前記広告の送信先の前記加入者のうち、前記施設に行った加入者の割合と、を示す前記効果情報を生成する生成手段と、を備えることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、コンピュータにより実行される情報処理プログラムにおいて、移動体通信において携帯端末と無線通信可能な複数の基地局のうち少なくとも一の施設内基地局が、所定広告主により定められた施設の内部に置かれ、前記移動体通信を可能するサービスの加入者に対して前記所定広告主の広告が送信され、前記コンピュータを、前記移動体通信において前記加入者を識別する加入者識別情報と、前記複数の基地局それぞれがカバーする複数のセルのうち、前記加入者が利用する前記携帯端末が位置したセルをカバーする基地局を識別する基地局識別情報と、を関連付けて記憶する記憶手段を利用して、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定手段であって、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報により示される前記加入者が、前記広告の送信先の前記加入者であるか否かに関係なく、前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定手段と、前記特定された加入者識別情報のうち、少なくとも前記広告の送信先の前記加入者の前記加入者識別情報に基づいて、前記広告の効果の程度を示す効果情報を生成する生成手段と、前記特定された加入者識別情報により示される前記加入者の人数が所定人数以上である場合、前記加入者の属性であって、前記施設に関連する属性を、広告のターゲットとなるユーザの条件として指定可能な属性に決定する属性決定手段、として機能させることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、コンピュータにより実行される情報処理プログラムにおいて、移動体通信において携帯端末と無線通信可能な複数の基地局のうち少なくとも一の施設内基地局が、所定広告主により定められた施設の内部に置かれ、前記移動体通信を可能するサービスの加入者を含む複数のユーザに対して前記所定広告主の広告が送信され、前記コンピュータを、前記移動体通信において前記加入者を識別する加入者識別情報と、前記複数の基地局それぞれがカバーする複数のセルのうち、前記加入者が利用する前記携帯端末が位置したセルをカバーする基地局を識別する基地局識別情報と、を関連付けて記憶する記憶手段を利用して、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定手段と、前記特定された加入者識別情報に基づいて、前記広告の効果の程度を示す効果情報を生成する生成手段であって、前記広告の送信先の前記複数のユーザのうち、前記加入者の割合と、前記広告の送信先の前記加入者のうち、前記施設に行った加入者の割合と、を示す前記効果情報を生成する生成手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが面倒な設定を行わなくても、広告の効果をユーザの位置に基づいて測定可能となる。
一実施形態に係る広告システムSの概要構成の一例を示す図である。 位置情報履歴DB41に記憶される内容の一例を示す図である。 一実施形態に係る広告配信サーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。 広告配信サーバ1のデータベースに記憶される内容の一例を示す図である。 一実施形態に係る施設内基地局2の概要構成の一例を示すブロック図である。 施設内基地局2の設置例を示す。 一実施形態におけるデータ検査装置2のシステム制御部21の機能ブロックの一例を示す図である。 広告システムSにおける情報の流れの一例を示す図である。 所定サービスの会員のグループ分けの一例を示す図である。 属性の決定例を示す図である。 セグメント設定画面の一例である。 一実施形態に係る広告配信サーバ1のシステム制御部11による広告配信処理の一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る広告配信サーバ1のシステム制御部11による月次処理の一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る広告配信サーバ1のシステム制御部11によるセグメント生成処理の一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る広告配信サーバ1のシステム制御部11によるユーザ属性決定処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
[1.広告システムの構成]
先ず、本実施形態に係る広告システムSの構成及び機能概要について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る広告システムSの概要構成の一例を示す図である。
図1に示すように、広告システムSは、広告配信サーバ1と、少なくとも一の施設内基地局2と、複数の基地局3と、位置情報履歴管理サーバ4と、複数の広告主端末5と、サービス提供サーバ6と、複数のユーザ携帯端末7と、複数のユーザ端末8とを備える。広告配信サーバ1、位置情報履歴管理サーバ4、各広告主端末5、サービス提供サーバ6、及び各ユーザ端末8は、インターネットNIに接続される。各ユーザ携帯端末7は、移動体通信ネットワークNMに接続可能である。移動体通信ネットワークNMは、例えばコアネットワークNCと、少なくとも一の施設内基地局2と、複数の基地局3とで構成されてもよい。コアネットワークNCは、例えばMME(Mobility Management Entity)、SGW(Serving Gateway)、PGW(Packet data network Gateway)、HSS(Home Subscriber Server)等により構成されてもよい。移動体通信ネットワークNMは、例えば所定の移動体通信事業者により運営されている。移動体通信のシステムの例として、W-CDMA、CDMA2000、WiMAX等の第3世代のシステム、LTE、WiMAX2等の第4世代通信システム、及び第5世代通信システム等が挙げられる。
広告配信サーバ1は、ユーザ携帯端末7やユーザ端末8に対して広告を配信するサーバ装置である。例えば、広告配信サーバ1は、ウェブページ等のコンテンツに広告を表示させたり、広告としての電子メールを送信したりしてもよい。本実施形態において、広告配信サーバ1は、各施設20への訪問をユーザに促すための広告を配信してもよい。各施設20は、広告主に関連する施設である。例えば施設20は、広告主が運営する店舗や営業所であってもよい。施設20は、例えばビルやその他の建築物であってもよいし、建築物内の一部の区画であってもよい。広告配信サーバ1は、施設20への訪問をユーザに促す広告として、ターゲティング広告を配信してもよい。ターゲティングは、例えばユーザの属性に合った広告をそのユーザへ配信する方法である。
また、広告配信サーバ1は、後述する方法により、配信された広告にどれだけの成果があったかを示す広告効果情報を生成する。本実施形態における広告の成果は、例えば広告対象となる施設20にユーザが行くことである。広告配信サーバ1は、広告主による広告効果情報の閲覧を可能とする。
各施設内基地局2は、何れかの施設20に置かれる基地局である。各施設内基地局2は、例えばインターネットNI又は公衆交換電話網等を介してコアネットワークNCに接続される。各施設内基地局2は、ユーザ携帯端末7と無線通信可能であり、ユーザ携帯端末7とコアネットワークNCとの間の通信を中継する。各施設内基地局2は、例えばフェムトセル基地局であってもよい。フェムトセル基地局は、ユーザ携帯端末7との無線通信が可能な領域として、フェムトセルをカバーする基地局である。各施設内基地局2のフェムトセルの半径は、例えば数メートルから十数メートルまでの範囲内の半径であってもよい。各施設内基地局2は、施設20に関連する広告主により設置され、又はその広告主からの申し込みに応じて設置される。
各基地局3は、施設20外に設置される基地局である。各基地局3は、ユーザ携帯端末7と無線通信可能であり、ユーザ携帯端末7とコアネットワークNCとの間の通信を中継する。各基地局3がカバーするセルは、例えばマクロセル、マイクロセル又はフェムトセルであってもよい。
位置情報履歴管理サーバ4は、インターネットNIに接続されるとともに、コアネットワークNCにも接続される。位置情報履歴管理サーバ4は、各ユーザ携帯端末7のセルベースによる位置を示す位置情報の履歴を管理するサーバ装置である。何れかのユーザ携帯端末7が何れかのセルに進入することに応じて、そのユーザ携帯端末7がと、そのセルをカバーする施設内基地局2又は基地局3と、の間で無線通信が発生する。これに応じて、その施設内基地局2又は基地局3からコアネットワークNCへ、例えばその施設内基地局2又は基地局3を識別する情報である基地局IDと、そのユーザ携帯端末7の加入者を識別する加入者識別情報とが送信される。位置情報履歴管理サーバ4は、送信されてきた情報に基づいて、位置情報を生成する。加入者識別情報の例として、MSISDN、IMSI(International Mobile Subscription Identity)等が挙げられる。位置情報履歴管理サーバ4には、位置情報履歴DB41が記憶されてもよい。「DB」は、データベースの略語である。位置情報履歴DB41には、位置情報の履歴が記憶される。図2は、位置情報履歴DB41に記憶される内容の一例を示す図である。図2に示すように、位置情報履歴DB41には、位置情報として、例えば通信日時、MSISDN、基地局ID等が、互いに関連付けて記憶される。通信日時は、ユーザ携帯端末7とユーザ携帯端末7が進入したセルをカバーする施設内基地局2又は基地局3との間で通信が行われた日時を示す。例えば通信日時は、ユーザ携帯端末7がセルに進入した日時を示してもよい。MSISDNは、セルに進入したユーザ携帯端末7を利用するユーザを示す。基地局IDは、ユーザ携帯端末7が進入したセルをカバーする施設内基地局2又は基地局3を示す。
各広告主端末5は、広告主により利用される端末装置である。前述したように、広告主に関連する施設20には、施設内基地局2が置かれる。広告主は、広告主端末5を操作して広告配信サーバ1にアクセスすることにより、例えばキャンペーンを作成したり、広告効果情報を含む広告の配信結果のレポートを確認したりする。キャンペーンは、広告を配信することによるサービスの利用促進活動や商品の販売促進活動を示す。広告主端末5の例として、パーソナルコンピュータ、タブレット式コンピュータ等が挙げられる。各広告主端末5には、ウェブブラウザがインストールされてもよい。
サービス提供サーバ6は、ユーザ携帯端末7のユーザやユーザ端末8のユーザに対して所定のサービスを提供するためのサーバ装置である。提供されるサービスを、便宜上、Rサービスと称する。提供されるRサービスの例として、オンラインショッピング等の電子商取引、ホテルの予約、美容室の予約、ゴルフ場の予約、公営競技の投票券の販売、ウェブ検索、動画配信、音楽配信、ニュース配信、ブログ、SNS、金融取引、ポイントプログラム、商品若しくはサービスの支払いの代行等が挙げられる。サービス提供サーバ6は、Rサービスを提供するためのウェブサイトを構成するウェブページを、ユーザ携帯端末7やユーザ端末8からの要求に応じて送信してもよい。Rサービスを利用するためには、各ユーザはRサービスの会員になる必要があってもよい。ユーザが会員になる際に、そのサービスにおいてそのユーザを識別するための情報であるユーザIDが、サービス提供サーバ6に登録される。
各ユーザ携帯端末7は、移動体通信ネットワークNMを介したデータ通信を行う携帯用の端末装置である。例えば、各ユーザ携帯端末7は、施設内基地局2や基地局3と無線通信を行うことでコアネットワークNCを介してインターネットNIに接続する。これにより、ユーザ携帯端末7は、広告配信サーバ1、サービス提供サーバ6等のサーバ装置との間で通信を行う。ユーザ携帯端末7は、例えば移動体通信ネットワークNMを利用した通話及びデータ通信の両方が可能な携帯電話機(スマートフォンを含む)であってもよいし、データ通信のみが可能な端末装置、例えばタブレット式コンピュータ等であってもよい。各ユーザ携帯端末7には、例えばSIM(Subscriber Identity Module)カード等のICカードが接続される。このICカードには、ユーザ携帯端末7を利用するユーザに割り当てられたMSISDN、IMSI等が記憶されている。各ユーザ携帯端末7には、ウェブブラウザがインストールされてもよい。また、各ユーザ携帯端末7には、Rサービスを利用するための専用のアプリケーションがインストール可能であってもよい。ユーザ携帯端末7がアプリケーションを実行しているとき又はウェブページを表示しているときにそのアプリケーション又はウェブページに広告枠が設定されている場合、ユーザ携帯端末7は、その広告枠のタグ又はスクリプト等に従って、広告配信サーバ1から広告コンテンツを受信する。ユーザ携帯端末7は、この広告コンテンツに従って、広告枠内に広告を表示する。
各ユーザ端末8は、Rサービスを利用するユーザの端末装置であって、移動体通信ネットワークNMに接続不可能な端末装置である。少なくとも一部のユーザ端末8のユーザと、少なくとも一部のユーザ携帯端末7のユーザとは、同一のユーザであってもよい。各ユーザ端末8は、例えば固定回線や無線LAN等を介してインターネットNIに接続する。各ユーザ端末8は、例えばユーザの操作に基づいて、サービス提供サーバ6等のサーバ装置からウェブページを受信して表示する。ウェブページに広告枠が含まれる場合、ユーザ端末8は、その広告枠のタグ又はスクリプト等に従って、広告配信サーバ1から広告コンテンツを受信する。ユーザ端末8は、この広告コンテンツに従って、広告枠内に広告を表示する。ユーザ端末8の例として、パーソナルコンピュータ、タブレット式コンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、セットトップボックス等が挙げられる。各ユーザ端末8には、ウェブブラウザがインストールされてもよい。
[2.装置の構成]
[2-1.広告配信サーバ]
次に、広告配信サーバ1の構成について、図3及び図4を用いて説明する。図3は、本実施形態に係る広告配信サーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、広告配信サーバ1は、システム制御部11と、システムバス12と、入出力インターフェース13と、記憶部14と、通信部15と、を備えている。システム制御部11と入出力インターフェース13とは、システムバス12を介して接続されている。
システム制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11a、ROM(Read Only Memory)11b、RAM(Random Access Memory)11c等により構成されている。
入出力インターフェース13は、記憶部14及び通信部15とシステム制御部11との間のインターフェース処理を行う。
記憶部14は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されている。この記憶部14には、キャンペーンDB14a、施設内基地局DB14b、ユーザ識別情報DB14c、セグメントDB14d、ユーザ属性DB14e、広告配信履歴DB14f、施設対応位置情報履歴DB14g、広告実績DB14h、広告料DB14i等のデータベースが記憶される。
図4は、広告配信サーバ1のデータベースに記憶される内容の一例を示す図である。キャンペーンDB14aには、広告主による施設20についてのキャンペーンに関するキャンペーン情報が、キャンペーンごとに記憶される。キャンペーン情報は、例えば広告主により設定されてもよい。具体的に、キャンペーンDB14aには、キャンペーン情報として、キャンペーンID、広告主ID、カテゴリID、キャンペーン名、キャンペーン期間、予算額、広告単価、ターゲティング条件、広告料発生要件、広告コンテンツ等が、互いに関連付けて記憶される。キャンペーンIDは、キャンペーンを識別する識別情報である。広告主IDは、対象のキャンペーンの広告主を識別する識別情報である。カテゴリIDは、広告対象となる施設20のカテゴリを識別する識別情報である。例えば、施設20で提供される商品又はサービスで、その施設20のカテゴリが決定されてもよい。施設20のカテゴリは、例えば階層的に定義されてもよい。例えば、第1階層のカテゴリの例として、飲食店、商店、遊戯施設、美容サロン等が挙げられる。飲食店についての第2階層のカテゴリの例として、日本料理、中華料理、イタリアン等が挙げられる。第3階層以降のカテゴリが更に定義されていてもよい。カテゴリIDは、例えば最下層のカテゴリを示してもよい。キャンペーン期間は、広告を配信する期間を示す。広告単価は、1件当たりの広告料である。広告料の課金方式は、例えば成果報酬型課金であってもよい。この場合、広告の配信先のユーザが広告対象の施設20に行くことで、広告料が発生する。なお、課金方式はインプレッション課金であってもよい。ターゲティング条件は、対象のキャンペーンの広告の配信先のセグメントの条件を示す。セグメントは、同一の属性を有するユーザのグループである。ターゲティング条件は、例えば配信先のユーザの属性を示す情報であってもよい。ターゲティング条件により示されるユーザの属性は、例えば性別、年代、居住地等のユーザ自身により登録される情報から直接特定可能な属性であってもよいし、Rサービスを利用する際におけるユーザの行動に基づいて特定される属性であってもよい。また、ターゲティング条件により示されるユーザの属性は、ユーザが施設20に行くという行動に基づいて特定される属性であってもよい。この場合、キャンペーンDB14aに記憶されるターゲティング条件は、その属性に対応した後述するセグメントIDを含んでもよい。広告料発生要件は、ユーザが広告対象の施設20に行くこと以外に、広告料が発生する要件を示す。広告主は、広告料発生要件を設定するか否かの選択が可能であってもよい。広告料発生要件は、例えば広告料が発生する時間帯及び期間の少なくとも何れか一方を示してもよい。例えば広告料発生要件を、施設20の営業時間又はセールの時間帯等に設定することで、その時間帯にユーザが施設20に行った場合にのみ広告料が発生する。或いは、広告料発生要件を、施設20が営業する曜日又は施設20でイベントが開催される期間に設定することで、その曜日又は期間内にユーザが施設20に行った場合にのみ広告料が発生する。広告コンテンツは、対象のキャンペーンにおいて掲載される広告を示すデータである。広告コンテンツは、例えばバナーの画像データであってもよいし、画像データとテキストデータとを組み合わせたマルチメディアコンテンツであってもよい。
施設内基地局DB14bには、施設内基地局2に関する施設内基地局情報が、施設内基地局2ごとに記憶される。具体的に、施設内基地局DB14bには、施設内基地局情報として、基地局ID、及び広告主ID等が、互いに関連付けて記憶される。基地局IDは、対象の施設内基地局2を示す。広告主IDは、対象の施設内基地局2が、何れの広告主の施設20に設置されるかを示す。
ユーザ識別情報DB14cには、移動体通信サービスの各加入者について、その加入者のMSISDNと、Rサービスにおけるその加入者のユーザIDとが、互いに関連付けて記憶される。例えば、ユーザが移動体通信サービスの利用を開始する時点で既にそのユーザがオンラインショッピングモールの会員であるか、或いは、ユーザが移動体通信サービスの利用を開始する際にオンラインショッピングモールの会員登録が必要であってもよい。移動体通信サービスの利用開始の際にユーザがユーザIDを指定することで、データ管理サーバ1は、そのユーザのMSISDNとユーザIDとを関連付けてユーザ識別情報DB14cに記憶させる。移動体通信ネットワークNMを運営する移動体通信事業者と、Rサービスを提供する事業者とは、例えば同一の企業であってもよいし、同一企業グループに含まれる互いに関連する企業であってもよいし、何らかの業務提携又は資本提携を行う企業同士であってもよい。
セグメントDB14dには、キャンペーンにおいて、ターゲティング条件として広告主が指定可能なセグメントに関するセグメント情報が、セグメントごとに記憶される。特に、セグメントDB14dには、施設20に関連した属性を有するセグメントに関する情報が記憶される。具体的に、セグメントDB14dには、セグメント情報として、セグメントID、カテゴリID及び属性名等が、互いに関連付けて記憶される。セグメントIDは、対象のセグメントを識別する識別情報である。カテゴリIDは、対象のセグメントに関連する施設20のカテゴリを示す。属性名は、対象のセグメントのユーザが共通して有する属性の名称である。属性の例として、ラーメン店に関連する属性としての「ラーメン好き」、ゲームセンターに関連する属性としての「アーケードゲーム好き」等が挙げられる。全てのカテゴリの施設20に関連した属性についてセグメント情報が記憶される必要はなく、例えば後述するように、所定の条件を満たすカテゴリの施設20についてのみ、セグメント情報が記憶されてもよい。
ユーザ属性DB14eには、各ユーザの属性を示す情報が記憶される。具体的に、ユーザ属性DB14eには、ユーザID、1又は複数の属性情報等が、互いに関連付けて記憶される。ユーザIDは、対象のユーザを示す。各属性情報は、対象のユーザの属性を示す。属性情報により示される属性の例として、Rサービスにおけるユーザの行動に基づいて特定される属性がある。例えば、サービス提供サーバ6に、そのサービスにおけるユーザの行動の履歴のデータベースが記憶されてもよい。広告配信サーバ1は、その履歴を解析することにより、各ユーザの属性を決定してもよい。Rサービスがオンラインショッピングである場合、属性の例として、ユーザがウェブページを閲覧した商品のカテゴリ、ユーザが購入した商品のカテゴリ、ユーザが過去所定期間内に所定回数購入した商品のカテゴリ等が挙げられる。属性情報により示される属性の他の例として、上述した、施設20に関連する属性がある。
広告配信履歴DB14fには、広告の配信の履歴が記憶される。具体的に、広告配信履歴DB14fには、広告配信ログとして、配信ログID、配信日時、キャンペーンID、配信先ユーザID等が、広告が配信されるごとに互いに関連付けて記憶される。配信ログIDは、広告配信ログを識別する識別情報である。配信日時は、広告が配信された日時を示す。キャンペーンIDは、配信された広告に対応するキャンペーンを示す。配信先ユーザIDは、広告の配信先のユーザのユーザIDである。
広告実績DB14hには、広告の実績を示す実績情報が、キャンペーンと期間との組み合わせごとに記憶される。具体的に、広告実績DB14hには、キャンペーンID、対象期間、配信数、移動体通信加入者数、移動体通信加入者率、成果達成数、及び成果達成率等が、互いに関連付けて記憶される。キャンペーンIDは、対象のキャンペーンを示す。対象期間は、実績情報により示される実績が、何れの期間における実績であるかを示す。例えば対象期間は、年度と月とで示されてもよい。配信数は、対象キャンペーンの広告が配信された回数を示す。移動体通信加入者数は、対象キャンペーンの広告が配信されたユーザのうち、移動体通信ネットワークNMで提供される移動体通信サービスの加入者の人数を示す。移動体通信加入者率は、移動体通信加入者数を配信数で除算することで計算される。成果達成数は、対象キャンペーンの広告が配信されたユーザの中で、前述の移動体通信サービスの加入者のうち、広告対象の施設20に行ったユーザの人数である。成果達成率は、成果達成数を移動体通信加入者数で除算することにより計算される。
広告料DB14iには、店舗に請求される広告料に関する請求情報が、キャンペーンと期間との組み合わせごとに記憶される。具体的に、広告料DB14iには、請求情報として、キャンペーンID、対象期間、及び請求額等が、互いに関連付けて記憶される。キャンペーンIDは、広告料が請求されるキャンペーンを示す。対象期間は、請求情報により示される広告料が、何れの期間に発生したかを示す。例えば対象期間は、年度と月とで示されてもよい。請求額は、請求される広告料の額である。
記憶部14には、更に、オペレーティングシステム、DBMS、広告配信サーバプログラム等の各種プログラムが記憶されている。広告配信サーバプログラムは、広告の配信に関する各種処理をシステム制御部11に実行させるプログラムである。広告配信サーバプログラムは、例えば、他の装置からインターネットNIを介して取得されるようにしてもよいし、磁気テープ、光ディスク、メモリカード等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
通信部15は、例えばネットワークインターフェースカード等により構成されている。通信部15は、インターネットNIを介して位置情報履歴管理サーバ4、広告主端末5、サービス提供サーバ6、ユーザ携帯端末7、ユーザ端末8等と接続し、これらの装置との通信状態を制御する。
[2-2.施設内基地局]
次に、施設内基地局2の構成について、図5及び図6を用いて説明する。図5は、本実施形態に係る施設内基地局2の概要構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、施設内基地局2は、システム制御部21と、システムバス22と、入出力インターフェース23と、記憶部24と、無線通信部25と、バックホール通信部26と、を備えている。システム制御部21と入出力インターフェース23とは、システムバス22を介して接続されている。
システム制御部21は、CPU21a、ROM21b、RAM21c等により構成されている。
入出力インターフェース23は、記憶部24、無線通信部25及びバックホール通信部26と、システム制御部21との間のインターフェース処理を行う。
記憶部24は、例えば、ハードディスクドライブ又はフラッシュメモリ等により構成されている。この記憶部14には、ユーザ携帯端末7との通信やコアネットワークNCとの通信に関する処理等、施設内基地局2を基地局として機能させるためのプログラムが記憶されている。このプログラムは、例えば、所定のサーバ装置からインターネットNIを介して取得されるようにしてもよいし、磁気テープ、光ディスク、メモリカード等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
無線通信部25には、アンテナ27が接続される。無線通信部25は、移動体通信システムの通信プロトコルに従って、アンテナ27を介して無線により、各携帯端末7との間のデータの送受信を行う。
バックホール通信部26は、例えばネットワークインターフェースカード等により構成されている。バックホール通信部26は、例えばインターネットNI又は公衆交換電話網等に接続して、コアネットワークNCとの間のデータの送受信を行う。
図6は、施設内基地局2の設置例を示す。各施設内基地局2は施設20に設置される。施設内基地局2は、施設20に行ったユーザを特定することを目的として設置されてもよい。各広告主は、例えばその広告主に関連する施設のうち、広告の対象となる施設20を定める。そして、広告主は、広告対象の施設20に施設内基地局2を設置する。或いは、広告主からの依頼により、移動体通信事業者が施設内基地局2を設置してもよい。例えば、施設20にいるユーザが所持するユーザ携帯端末7をその施設内基地局2が検出可能なように、施設内基地局2が置かれてもよい。施設内基地局2が無線通信を担当するセル(例えばフェムトセル)内にユーザ携帯端末7が入ることによって、そのユーザ携帯端末7の検出が可能である。
各施設内基地局2の表面、取扱説明書又はその施設内基地局2を梱包する箱には、その施設内基地局2の基地局IDが予め印刷されていてもよい。広告主が広告主端末5にその基地局IDを入力することにより、入力された基地局IDが、その広告主の広告主IDに関連付けて施設内基地局DB14bに記憶されてもよい。或いは、移動体通信事業者が、基地局IDと広告主IDとを登録してもよい。
図6(a)の例では、施設内基地局2-1が、施設20-1の内部に設置されている。施設内基地局2-1による無線通信の範囲であるセル101が、施設20-1の全体又は大部分をカバーするように、施設内基地局2-1が設置されてもよい。この場合、施設内基地局DB14bには、施設内基地局2-1の基地局IDに関連付けて、施設20-1に関連する広告主の広告主IDが記憶される。セル101は、施設20-1外にはみ出してもよい。但し、はみ出す部分の面積が大きいと、施設20-1外に位置するユーザ携帯端末7を検出する可能性が高くなる。そのため、はみ出す部分がないか、又ははみ出す部分の面積が小さい方がよい場合もある。通信範囲が狭いフェムトセルを利用することで、施設20内に位置するユーザ携帯端末7を精度よく検出することが比較的容易となる。ユーザが施設20に入るために必ず通る場所をセルがカバーするように、施設内基地局2が設置されてもよい。例えば、ユーザが施設20の入口部分をセルがカバーするように施設内基地局2が設置されてもよい。
一台の施設内基地局2では施設20全体をカバーすることができない場合、複数の施設内基地局2が施設20に設置されてもよい。図6(b)の例では、施設内基地局2-2及び2-3が、施設20-2の内部に設置されている。施設内基地局2-2が対応するセル102及び施設内基地局2-3が対応するセル103により、施設20-2の大部分がカバーされている。この場合、施設内基地局DB14bには、施設内基地局2-2及施設内基地局2-3それぞれの基地局IDに関連付けて、施設20-2に関連する広告主の広告主IDが記憶される。施設20が広いという理由でマイクロセル等を利用すると、そのセルが施設20からはみ出す部分の面積が大きくなる場合がある。複数のフェムトセルを利用することで、施設20が広い場合でも、ユーザ携帯端末7を精度よく検出することが容易となる。
広告主が広告対象とする施設20が複数存在する場合、各施設20に施設内基地局2が設置されてもよい。図6(c)の例では、施設内基地局2-4が施設20-4に設置され、施設内基地局2-5が施設20-5に設置されている。施設20-4及び20-5は、同一の広告主に関連する施設である。この場合も同様に、施設内基地局DB14bには、施設内基地局2-3及施設内基地局2-4それぞれの基地局IDに関連付けて、施設20-4(及び施設20-5)に関連する広告主の広告主IDが記憶される。例えば、各地に支店を有する事業者や、同一ビル内の別々のフロアに店舗がある事業者にとっては、図6(c)に示すような設置が便利である。
[3.広告配信サーバのシステム制御部の機能概要]
次に、図7乃至図11を用いて、広告配信サーバ1のシステム制御部11の機能概要について説明する。図7は、本実施形態におけるデータ検査装置2のシステム制御部21の機能ブロックの一例を示す図である。システム制御部11は、CPU11aが、広告配信サーバプログラムに含まれる各種プログラムコードを読み出し実行することにより、図7に示すように、広告送信部1101、広告成果行動ユーザ特定部1102、広告効果情報生成部1103、広告料決定部1104、セグメント決定部1105、及びユーザ属性決定部1106等として機能する。
[3-1.広告効果情報の生成]
広告送信部1101は、移動体通信ネットワークNMを利用した移動体通信を可能とする移動体通信サービスの加入者に対して所定の対象広告主の広告を送信する。例えば、広告送信部1101は、キャンペーンDB14aに記憶されたターゲティング条件に合致する属性を有するユーザに対して広告を送信する。例えば、広告送信部1101は、ウェブページの閲覧者の属性に応じた広告を、そのウェブページに表示させてもよい。また、広告送信部1101は、ターゲティング条件に合致する複数のユーザ宛てに、広告としての電子メールを送信してもよい。本実施形態において配信される広告はターゲティング広告である。しかしながら、ターゲティング広告以外の広告が配信されてもよい。
広告送信部1101は、移動体通信サービスの加入者を含む複数のユーザに対して広告を送信してもよい。例えば、広告送信部1101は、Rサービスの会員に対して広告を送信してもよい。本実施形態においては、所定の移動体通信サービスの加入者全員がRサービスの会員である。その一方で、Rサービスの会員の中には、移動体通信サービスの加入者であるユーザと、その加入者ではないユーザとが混在している。
広告成果行動ユーザ特定部1102は、移動体通信において移動体通信サービスの加入者を識別するMSISDNと、複数の基地局それぞれがカバーする複数のセルのうち、その加入者が利用するユーザ携帯端末7が位置したセルをカバーする基地局を識別する基地局IDと、を関連付けて記憶する位置情報履歴管理サーバ4を利用して、施設内基地局2を示す基地局IDに関連付けられたMSISDNを特定する。これにより、広告成果行動ユーザ特定部1102は、広告送信部1101により広告が送信された対象広告主に関連する施設20に行ったユーザを特定してもよい。例えば、広告成果行動ユーザ特定部1102は、位置情報履歴管理サーバ4から、対象の広告主に関連する施設20に設置された施設内基地局2の位置情報を取得してもよい。具体的に、広告成果行動ユーザ特定部1102は、施設内基地局DB14bに記憶された基地局IDを位置情報履歴管理サーバ4へ送信する。広告成果行動ユーザ特定部1102は、位置情報履歴DB41から、この基地局IDを含む位置情報を検索し、検索された位置情報を広告配信サーバ1へ送信してもよい。或いは、広告成果行動ユーザ特定部1102は、検索された位置情報に含まれるMSISDNのみ、又はMSISDNと通信日時との組み合わせのみを、広告配信サーバ1へ送信してもよい。
図8は、広告システムSにおける情報の流れの一例を示す図である。図8に示すように、広告配信サーバ1は、対象広告主の施設20-1の広告200を、ユーザU1が所持するユーザ携帯端末7-1へ送信した。そのユーザ携帯端末7-1で広告200を見たユーザU1は、施設20-1へ移動した。ユーザ携帯端末7-1を所持したユーザU1は、施設20-1に入る。これにより、施設20-1に設置された施設内基地局2-1のセル内にユーザ携帯端末7-1が入ることに応じて、施設内基地局2-1とユーザ携帯端末7-1とが通信する。このとき、ユーザ携帯端末7-1は、ユーザU1のMSISDNを施設内基地局2-1へ送信する。施設内基地局2-1は、ユーザU1のMSISDNと、その施設内基地局2-1の基地局IDとを、コアネットワークNCへ送信する。位置情報履歴管理サーバ4は、施設内基地局2-1から送信されてきたMSISDN及び基地局IDを含む位置情報を、位置情報履歴DB41に記憶させる。広告200の送信後、広告配信サーバ1は、或るタイミングで、施設内基地局2-1の基地局IDを位置情報履歴管理サーバ4へ送信することにより、ユーザU1のMSISDNを含む位置情報を取得する。このMSISDNにより、ユーザU1が施設20に行ったことを特定することができる。なお、ユーザ識別情報DB14cにより、同一のユーザのMSISDNとRサービスのユーザIDとが関連付けられているので、ユーザ端末8を利用して広告を閲覧した後で、ユーザがユーザ携帯端末7を所持して施設20へ行った場合においても、施設20に行ったユーザが広告の配信先であったことを特定可能である。
Rサービスが、例えばクレジットカード又は電子マネー等を用いた代金の支払い代行であるとする。Rサービスの会員であるユーザが、施設20において、クレジットカード等を用いて商品又はサービスの代金を決済することで、その施設20のPOS(Point Of Sales)を介して、その施設20に行ったユーザを特定することは可能である。しかしながら、ユーザは、Rサービスが対応していない方法、例えば現金で決済を行うかもしれない。また、施設20がPOSに対応していないかもしれない。それらの場合、ユーザがその施設20に行ったことを特定することができない。また、施設20に無線LANのアクセスポイントを設置し、アクセスポイントによりユーザ携帯端末7を検出する方法も考えられる。しかしながら、ユーザ携帯端末7が無線LANに接続するためには、ユーザがユーザ携帯端末7を操作して、アクセスポイントの識別情報や認証情報を入力する必要がある。更に、GNSS(Global Navigation Satellite System)等を利用してユーザ携帯端末7の位置を測定することで、ユーザが施設20に行ったことを判定する方法が考えられる。しかしながら、この方法では、広告システムS用に、ユーザ携帯端末7の位置情報を広告配信サーバ1等のサーバ装置に送信するためのアプリケーションを、ユーザ携帯端末7に予めインストールする必要がある。これらに対して、本実施形態の広告システムSによれば、電源が入ったユーザ携帯端末7を所持してユーザが施設20に行けば、その施設20にそのユーザが行ったことを特定することができる。特定の支払い方法でユーザに決済を行わせる必要はなく、何からの設定やアプリケーションのインストールをユーザに行わせる必要もない。
図6(b)及び図6(c)で示したように、対象広告主に関連する少なくとも一の施設20に複数の施設内基地局2が設置されている場合がある。この場合、広告成果行動ユーザ特定部1102は、位置情報履歴管理サーバ4及びそれら複数の施設内基地局2の基地局IDを利用して、それらの施設内基地局2のうち少なくとも一つの施設内基地局2を示す基地局IDに関連付けられたMSISDNを特定してもよい。施設対応位置情報DB14gにおいて、複数の施設内基地局2の基地局IDは、対象広告主の広告主IDを介して互いに関連付けられている。広告成果行動ユーザ特定部1102は、例えばそれらの基地局IDを位置情報履歴管理サーバ4へ送信することにより、位置情報履歴管理サーバ4から位置情報又はMSISDNを取得してもよい。
広告効果情報生成部1103は、広告成果行動ユーザ特定部1102により特定されたMSISDNに基づいて、広告効果情報を生成する。このとき、広告効果情報生成部1103は、広告成果行動ユーザ特定部1102により特定されたMSISDNにより示される加入者のうち、対象広告主の広告の送信先の加入者の人数に基づいて、広告効果情報を生成してもよい。例えば、広告効果情報は、その人数を示す成果達成数、及びその人数の割合を示す成果達成率を含んでもよい。広告対象である施設20に行くユーザの中には、広告が配信されたユーザと広告が配信されなかったユーザが混在する場合がある。そのため、広告の効果の程度を決定するためには、広告の配信先のユーザのうち何人のユーザが施設20に行ったかを特定する必要がある。具体的には、広告成果行動ユーザ特定部1102により特定されたMSISDNと、広告配信履歴DB14fに記憶された広告配信ログに含まれるユーザIDに関連付けてユーザ識別情報DB14cに記憶荒れているMSISDNとに基づいて、何人のユーザが施設20に行ったかを特定可能である。
図9は、Rサービスの会員のグループ分けの一例を示す図である。図9において、グループ300は、Rサービスの会員である。グループ300は、グループ310、320及び330を含む。グループ310は、移動体通信サービスの加入者のグループである。グループ310は、ユーザ識別情報DB14cから特定可能である。グループ320は、広告の配信先となったユーザのグループである。グループ320は、広告配信履歴DB14fから特定可能である。グループ330は、広告対象の施設20に行ったユーザのグループである。グループ310とグループ320とは、グループ340で重複する。グループ340は、広告の配信先となったユーザのうち、移動体通信サービスの加入者であるユーザのグループである。また、グループ310とグループ330とは、グループ350で重複する。グループ350は、施設20に行ったユーザのうち、移動体通信サービスの加入者であるユーザのグループである。グループ350は、広告成果行動ユーザ特定部1102により取得されたMSISDNで特定可能である。グループ340とグループ350は、グループ360で重複する。グループ360は、広告の配信先となったユーザの中で、移動体通信サービスの加入者であるユーザのうち、施設20に行ったユーザのグループである。成果達成数又は成果達成率は、グループ360のユーザの人数又は割合を示すことになる。
広告効果情報生成部1103は、広告の送信先の複数のユーザのうち、移動体通信サービスの加入者の割合を示す移動体通信加入者率と、その広告の送信先の加入者のうち、施設20に行った加入者の割合を示す成果達成率と、を含む効果情報を生成してもよい。従来と同様に、広告の配信数の情報を広告主に提供することは可能である。また、広告の送信先の加入者のうち施設20に行った加入者の人数である成果達成数も提供することは可能である。しかしながら、前述したように、広告の配信先となったユーザの中には、移動体通信サービスの加入者以外のユーザも混在している場合があるので、配信数と成果達成数のみからでは、どれだけの効果があったかを把握することが難しい。例えば、成果達成数を配信数で除算することで割合を計算しても、その割合から、効果の程度を把握することは難しい。広告の配信先となったユーザの中で、移動体通信サービスの加入者以外のユーザのうち、施設20に行ったユーザの割合も、成果達成率とほぼ同値であるか又は比較的に近い数値であると考えられる。従って、成果達成率を、広告の実際の効果の程度をほぼ示すと考えることが可能である。また、成果達成人数を移動体通信加入者率で除算することで計算される人数は、移動体通信サービスの加入者であるか否かに関わらず、広告の配信先となったユーザのうち、施設20に行ったユーザの人数とおおよそ同じ人数として考えることも可能である。
広告効果情報生成部1103は、広告主端末5へ、生成された広告効果情報を送信してもよい。例えば、広告効果情報生成部1103は、広告主端末5からの要求に応じて、広告効果情報を表示するウェブページを送信してもよい。ここで、広告効果情報生成部1103は、そのウェブページに、配信数、移動体通信加入者数、成果達成数等も表示させてもよい。
[3-2.広告料金の決定]
広告料決定部1104は、対象広告主に対して請求される広告料を決定する。具体的に、広告料決定部1104は、広告の送信先のユーザのうち、広告成果行動ユーザ特定部1102により特定されたMSISDNにより示されるユーザの人数に基づいて、広告料を決定してもよい。本実施形態において、広告料の課金方式は成果報酬型課金である。例えば広告単価が予め定められている場合、広告料決定部1104は、当月における成果達成数に広告単価を乗算することで、広告料を決定してもよい。
広告料決定部1104は、予め定められた時期にユーザが施設20に行った場合にのみ、広告料が発生すると決定してもよい。例えば、キャンペーンDB14aに記憶される広告料発生要件は、広告料が発生する時間帯及び期間のうち少なくとも何れか一方を示す。広告料決定部1104は、この広告料発生要件と、ユーザ携帯端末7の位置情報に含まれる通信日時とを比較することにより、広告料が発生するか否かを判定してもよい。こうした広告料の発生の判定方法は、特定の時期に施設20に行くことを促す広告を配信する場合に特に有効である。
[3-3.セグメントの生成]
セグメント決定部1105は、広告のターゲティング条件として指定可能なセグメントの属性として、新たな属性を決定する。具体的に、セグメント決定部1105は、広告成果行動ユーザ特定部1102により特定されたMSISDNにより示される加入者の人数が所定人数以上である場合、その加入者の属性であって、施設20に関連する属性を、ターゲティング条件として指定可能な属性に決定する。ここで、セグメント決定部1105は、過去所定期間内に施設20に行ったユーザの人数を計算してもよい。施設20に行くというユーザの実行動は、そのユーザの何らかの属性を示している可能性がある。例えば、寿司屋に行くユーザは、寿司が好きなユーザである可能性があり、ラーメン店に行くユーザは、ラーメンが好きなユーザである可能性がある。或る属性のセグメントのユーザが或る程度以上存在すれば、そのセグメントをターゲットとして広告を配信することに意義がある。すなわち、広告の配信対象となるユーザが多ければ、広告主の売上や利益も大きくなる可能性がある。そこで、施設20に行ったユーザの人数が所定人数以上である場合に、新しいセグメントが追加されてもよい。ここで、セグメント決定部1105は、施設20に行ったユーザの人数を、施設20のカテゴリごとに計算してもよい。また、セグメント決定部1105は、移動体通信サービスの加入者のうち、施設20に行ったユーザの割合を計算してもよい。また例えば、セグメント決定部1105は、移動体通信サービスの加入者の中で、施設20が所在する地域に住むユーザのうち、施設20に行ったユーザの割合を計算してもよい。セグメント決定部1105は、計算された割合が所定値以上である場合に、新しいセグメントを追加してもよい。セグメント決定部1105は、属性を決定することに基づいて、セグメントDB14dに新しいセグメント情報を記憶させてもよい。
図10は、属性の決定例を示す図である。施設20に関連する属性は、例えばその施設20で提供される商品又はサービスに関連する属性であってもよい。例えば、セグメント決定部1105は、施設20のカテゴリに基づいて、属性を決定してもよい。例えば、施設20が焼肉店である場合、新しいセグメントの属性として「焼肉好き」を決定してもよい。また、セグメント決定部1105は、所定の複数種類の施設20の全部に行ったユーザの人数が所定人数以上である場合、それら複数種類の施設20を包含するカテゴリに関連する属性を決定してもよい。例えば、複数種類の運動施設に行ったユーザの人数が所定人数以上であるとする。例えば、或るユーザは、ボーリング場及びゴルフ練習場に行ったとする。この場合、セグメント決定部1105は、新しいセグメントの属性として「近場での運動好き」を決定してもよい。前述したように、カテゴリが階層的に定義されていれば、ユーザが何れの階層の何れのカテゴリに属する複数の施設20に行ったかを特定することが可能である。
図11は、セグメント設定画面の一例である。セグメント設定画面は、広告主がキャンペーンを登録するために広告主端末5に表示される画面の1つである。セグメント設定画面は、ターゲティング条件として、広告の配信先のセグメントの属性を設定するための画面である。例えば、キャンペーン名、キャンペーン期間、予算額等を入力するためのキャンペーン新規作成画面において、広告主が、セグメントの設定を選択すると、広告主端末5は、セグメント設定画面を表示する。セグメント設定画面は、指定可能な属性の種類ごとに表示されてもよい。例えば、広告主が、施設に関する嗜好を選択すると、図11に示すセグメント設定画面400が表示される。セグメント設定画面400は、施設に関連する属性をターゲティング条件として設定するための画面である。例えば、広告配信サーバ1が、セグメントDB14dに基づいて、セグメント設定画面400のHTML文書を生成し、このHTML文書を広告主端末5に送信する。広告主端末5は、このHTML文書に基づいてセグメント設定画面400を表示する。セグメント設定画面400は、例えばペイン410、追加ボタン420、及びクローズボタン430を含む。ペイン410には、ターゲティング条件に指定可能な属性の名称が表示される。例えば、図11においては、「焼肉好き」、「近場運動好き」、「ボーリング好き」、「ゴルフ練習好き」が表示される。ペイン410において、各属性名に関連付けてチェックボックスが表示される。チェックボックスを操作することにより、広告主はターゲティング条件を設定可能である。広告主が選択ボタン420を押下することにより、現在のターゲティング条件の設定が一時的に記憶される。広告主がクローズボタンを押下すると、広告主端末5は、セグメント設定画面400を消去し、元のキャンペーン新規作成画面を表示する。ここで、広告主が、保存を選択すると、広告配信サーバ1は、キャンペーン新規作成画面に入力された情報及び一時的に記憶されているターゲティング条件を含むキャンペーン情報を生成し、このキャンペーン情報を、キャンペーンDB14aに記憶させる。
ユーザ属性決定部1106は、各ユーザの属性を決定する。特に、ユーザ属性決定部1106は、広告成果行動ユーザ特定部1102により特定されたMSISDNにより示される加入者の属性として、広告対象の施設20に関連した属性を決定する。すなわち、ユーザ属性決定部1106は、その施設20に行ったユーザの属性を、その施設20に関連する属性に決定してもよい。ユーザ属性決定部1106は、例えば前述したように、寿司屋に行ったユーザの属性を「寿司好き」と決定し、ラーメン店に行ったユーザの属性を「ラーメン好き」に決定してもよい。ここで、ユーザ属性決定部1106は、ユーザが過去所定期間内に所定回数以上、特定のカテゴリの施設20に行った場合にのみ、そのカテゴリの施設20に関連する属性をそのユーザが有すると決定してもよい。
セグメント決定部1105及びユーザ属性決定部1106により、施設20に関連して実行動に基づいて特定される属性を有するセグメントをターゲットとして、効果的に広告を配信することができる。
[4.広告システムの動作]
次に、広告システムSの動作について、図12乃至図15を用いて説明する。図12は、本実施形態に係る広告配信サーバ1のシステム制御部11による広告配信処理の一例を示すフローチャートである。ユーザ携帯端末7及びユーザ端末8のうち何れかの端末は、例えばユーザによる操作に基づいて、サービス提供サーバ6等のサーバ装置へ、ウェブページの要求を送信する。サーバ装置は、要求されたウェブページのHTML文書を送信する。端末は、サーバ装置から受信されたHTML文書に基づいてウェブページを表示する。このウェブページに広告枠が設定されている場合、端末は、HTML文書に含まれる広告枠の情報に従って、広告配信サーバ1へ広告要求を送信する。広告要求は、例えば端末のユーザのユーザIDを含んでもよい。広告配信サーバ1が広告要求を受信することに応じて、システム制御部11は広告配信処理を実行する。
図12に示すように、広告送信部1101は、広告要求から広告の配信先のユーザのユーザIDを取得する。そして、広告送信部1101は、このユーザIDに関連付けられた属性情報を、ユーザ属性DB14eから検索する(ステップS101)。次いで、広告送信部1101は、取得された属性情報に合致するターゲット条件を含むキャンペーン情報を、キャンペーンDB14aから検索する(ステップS102)。次いで、検索されたキャンペーン情報の中から、広告コンテンツを送信するキャンペーン情報を決定する(ステップS103)。例えば、広告送信部1101は、所謂リアルタイムビッディングで決定してもよいし、ランダムに決定してもよい。次いで、広告送信部1101は、決定されたキャンペーン情報に含まれる広告コンテンツを、広告要求の送信元の端末へ送信する(ステップS104)。広告コンテンツを受信した端末は、この広告コンテンツに基づいて広告枠に広告を表示する。次いで、広告送信部1101は、広告配信ログを記憶させる(ステップS105)。例えば、広告送信部1101は、現在日時を配信日時として取得する。広告送信部1101は、現在日時、広告コンテンツを送信したキャンペーン情報のキャンペーンID、及び配信先のユーザのユーザIDを含む広告配信ログを生成する。広告送信部1101は、生成された広告配信ログを広告配信履歴DB14fに記憶させて、広告配信処理は終了する。
図13は、本実施形態に係る広告配信サーバ1のシステム制御部11による月次処理の一例を示すフローチャートである。例えば、システム制御部11は、月が変わることに応じて、キャンペーンごとに月次処理を実行してもよい。
図13に示すように、広告効果情報生成部1103は、キャンペーンDB14aから、対象のキャンペーンのキャンペーン情報を取得する。広告効果情報生成部1103は、このキャンペーン情報から、キャンペーンIDを取得する。そして、広告効果情報生成部1103は、広告配信履歴DB14fから、対象キャンペーンのキャンペーンIDを含む広告配信ログのうち、配信日時が先月内である広告配信ログを取得する(ステップS201)。次いで、広告効果情報生成部1103は、取得された広告配信ログの数をカウントすることにより、配信数を計算する(ステップS202)。
次いで、広告効果情報生成部1103は、取得された各広告配信ログから、対象キャンペーンの広告配信先のユーザのユーザIDを取得する。そして、広告効果情報生成部1103は、ユーザ識別情報DB14cから、広告配信先の各ユーザのユーザIDに関連付けられたMSISDNを検索する(ステップS203)。次いで、広告効果情報生成部1103は、検索されたMSISDNをカウントすることにより、移動体通信加入者数を計算する。また、告効果情報生成部1103は、移動体通信加入者数を配信数で除算することにより、移動体通信加入者率を計算する(ステップS204)。検索されたMSISDNの中に、互いに同一である複数のMSISDNが存在する場合、広告効果情報生成部1103は、それらのMSISDNを一のMSISDNに減らした上でカウントを行ってもよい。
次いで、広告成果行動ユーザ特定部1102は、対象キャンペーンに対応して設置された少なくとも一の施設内基地局2それぞれの基地局IDを取得する(ステップS205)。例えば、広告成果行動ユーザ特定部1102は、対象キャンペーンのキャンペーン情報から広告主IDを取得する。広告成果行動ユーザ特定部1102は、この広告主IDに関連付けられた基地局IDを、施設内基地局DB14bから取得する。次いで、広告成果行動ユーザ特定部1102は、位置情報履歴管理サーバ4から位置情報を取得する(ステップS206)。例えば、広告成果行動ユーザ特定部1102は、取得された基地局IDと、先月を示す対象期間とを含む位置情報要求を、位置情報履歴管理サーバ4へ送信する。位置情報履歴管理サーバ4は、位置情報要求に含まれる各基地局IDについて、その基地局IDを含む位置情報のうち、通信日時が対象期間内に含まれる位置情報は、位置情報履歴DB41から検索する。位置情報履歴管理サーバ4は、検索された位置情報を広告配信サーバ1へ送信する。位置情報を取得した広告成果行動ユーザ特定部1102は、それらの位置情報を施設対応位置情報履歴DB14gに記憶させる(ステップS207)。
次いで、広告効果情報生成部1103は、対象キャンペーンに対応する施設20に行ったユーザのうち、対象キャンペーンの広告配信先のユーザのMSISDNを特定する(ステップS208)。例えば、広告効果情報生成部1103は、位置情報履歴管理サーバ4から取得された全位置情報からMSISDNを取得して、それらのMSISDNを所定のリストに追加する。位置情報から取得されたMSISDNの中に、互いに同一である複数のMSISDNが存在する場合、広告効果情報生成部1103は、それらのMSISDNのうち一のMSISDNのみを、リストに追加する。広告効果情報生成部1103は、リストに追加されたMSISDNの中から、ステップS203で検索された広告配信対象のユーザのMSISDNの何れかと一致するMSISDNを特定する。次いで、広告効果情報生成部1103は、特定されたMSISDNをカウントすることにより、成果達成数を計算する。また、広告効果情報生成部1103は、成果達成数を移動体加入者数で除算することにより、成果達成率を計算する(ステップS209)。
次いで、広告効果情報生成部1103は、対象キャンペーンのキャンペーンID、配信数、移動体通信加入者数、移動体通信加入者率、成果達成数、及び成果達成率を含む広告実績情報を生成する。広告効果情報生成部1103は、生成された広告実績情報を広告実績DB14hに記憶させる(ステップS210)。
次いで、広告料決定部1104は、成果達成数に、対象キャンペーンのキャンペーン情報に含まれる広告単価を乗算することにより、請求額を計算する(ステップS211)。次いで、広告料決定部1104は、対象キャンペーンのキャンペーンID、先月を示す対象期間、及び請求額を含む請求情報を生成する。広告料決定部1104は、生成された請求情報を広告料DB14iに記憶させて(ステップS212)、月次処理は終了する。
図14は、本実施形態に係る広告配信サーバ1のシステム制御部11によるセグメント生成処理の一例を示すフローチャートである。例えば、システム制御部11は、所定期間(例えば、1日、1週間、1か月等)が経過するごとに、施設20の各カテゴリについてセグメント生成処理を実行してもよい。
図14に示すように、セグメント決定部1105は、対象のカテゴリのカテゴリIDを含むセグメント情報がセグメントDB14dに記憶されているか否かを判定する(ステップS301)。セグメント情報が記憶されていない場合(ステップS301:NO)、広告成果行動ユーザ特定部1102は、対象カテゴリに対応する施設内基地局2の基地局IDを取得する(ステップS302)。例えば、広告成果行動ユーザ特定部1102は、キャンペーンDB14aから、対象カテゴリのカテゴリIDに関連付けられた広告主IDを取得する。広告成果行動ユーザ特定部1102は、取得された各広告主IDについて、その広告主IDに関連付けられた少なくとも一の基地局IDを、施設内基地局DB14bから取得する。
次いで、広告成果行動ユーザ特定部1102は、取得された各基地局IDについて、その基地局IDを含む位置情報のうち、通信日時が過去所定期間内(例えば1週間、1か月、3か月等)である位置情報を、施設対応位置情報履歴DB14gから取得する(ステップS303)。次いで、セグメント決定部1105は、取得された位置情報の数をカウントすることにより、訪問者数を計算する(ステップS304)。検索された位置情報の中に、互いに同一のMSISDNを含む複数の位置情報が存在する場合、セグメント決定部1105は、それらの位置情報を一の位置情報に減らした上でカウントを行ってもよい。次いで、セグメント決定部1105は、訪問者数が、予め設定された閾値以上であるか否かを判定する(ステップS305)。訪問者数が閾値以上である場合(ステップS305:YES)、セグメント決定部1105は、対象カテゴリに対応するセグメント情報を生成する(ステップS306)。例えば、セグメント決定部1105は、新たなセグメントIDを生成する。また、セグメント決定部1105は、例えば対象カテゴリのカテゴリ名に基づいて、属性名を生成する。例えば、セグメント決定部1105は、対象カテゴリに関連する名称に、「好き」という語を接続することにより、属性名を生成してもよい。セグメント決定部1105は、セグメントID、対象カテゴリのカテゴリID、及び属性名を含むセグメント情報を生成する。次いで、セグメント決定部1105は、生成されたセグメント情報をセグメントDB14dに記憶させて(ステップS307)、セグメント生成処理は終了する。また、セグメント情報が記憶されている場合(ステップS301:YES)、又は訪問者数が閾値以上ではない場合にも(ステップS305:NO)、セグメント生成処理は終了する。
図15は、本実施形態に係る広告配信サーバ1のシステム制御部11によるユーザ属性決定処理の一例を示すフローチャートである。例えば、システム制御部11は、所定期間(例えば、1日、1週間、1か月等)が経過するごとに、移動体通信サービスの加入者である各ユーザについてセグメント生成処理を実行してもよい。
図15に示すように、ユーザ属性決定部1106は、対象のユーザのMSISDNを含む位置情報のうち、通信日時が過去所定期間内(例えば1週間、1か月、3か月等)である位置情報を、施設対応位置情報履歴DB14gから取得する(ステップS401)。次いで、ユーザ属性決定部1106は、取得された各位置情報に基づいて、対象ユーザが行った施設20のカテゴリのカテゴリIDを取得する(ステップS402)。例えば、ユーザ属性決定部1106は、各位置情報に含まれる基地局IDに関連付けられた広告主IDを、施設内基地局DB14bから取得する。ユーザ属性決定部1106は、取得された広告主IDに関連付けられたカテゴリIDを、キャンペーンDB14aから取得する。
次いで、ユーザ属性決定部1106は、取得されたカテゴリIDに基づいて、対象ユーザの属性を決定する(ステップS403)。例えば、ユーザ属性決定部1106、取得された各カテゴリIDについて、そのカテゴリIDを含むセグメント情報がセグメントDB14dに記憶されているか否かを判定する。ユーザ属性決定部1106は、セグメント情報が記憶されているセグメントのみについて、対象ユーザがその属性を有するか否かを判定してもよい。具体的に、ユーザ属性決定部1106は、そのカテゴリの施設20に、対象ユーザが過去所定期間内に行った回数を計算してもよい。ここで、例えば対象ユーザが同日に同一の施設20に複数回行っている場合、ユーザ属性決定部1106は、それらの訪問をまとめて1回の訪問としてカウントしてもよい。何れかのカテゴリの施設20に対象ユーザが所定階数以上行っている場合、ユーザ属性決定部1106は、対象ユーザがそのカテゴリに関連する属性を有すると決定してもよい。
次いで、ユーザ属性決定部1106は、決定された対象ユーザの属性を示す属性情報を記憶させる(ステップS404)。例えば、ユーザ属性決定部1106は、対象ユーザが過去所定期間内に所定階数以上行った施設20のカテゴリのカテゴリIDを含むセグメント情報から、セグメントIDを取得する。ユーザ属性決定部1106は、このセグメントIDを含む属性情報を生成し、生成された属性情報を、対象ユーザのユーザIDに関連付けてユーザ属性DB14eに記憶させて、ユーザ属性決定処理は終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、広告配信サーバ1が、移動体通信サービスの加入者に対して所定広告主の広告を送信する。また、広告配信サーバ1が、動体通信において加入者を識別するMSISDNと、その加入者が利用するユーザ携帯端末7が位置したセルをカバーする基地局を識別する基地局IDと、を関連付けて記憶する位置情報履歴管理サーバ4を利用して、施設内基地局2を示す基地局IDに関連付けられたMSISDNを特定する。また、広告配信サーバ1が、特定されたMSISDNに基づいて、広告の効果の程度を示す広告効果情報を生成する。従って、ユーザが面倒な設定を行わなくても、広告の効果をユーザの位置に基づいて測定可能となる。
ここで、広告配信サーバ1が、移動体通信加入者数に基づいて、広告効果情報を生成してもよい。この場合、広告の効果を適切に測定することができる。
また、広告配信サーバ1が、移動体通信サービスの加入者を含む複数のユーザに対して広告を送信してもよい。また、広告配信サーバ1が、移動体通信加入者率及び成果達成率を示す広告効果情報を生成してもよい。この場合、広告の送信先となったユーザのうち、施設20に行った移動体通信サービスの加入者の割合で効果の程度が示されるよりも、より的確に広告の効果の程度の情報を提供することができる。
また、広告配信サーバ1が、広告の送信先の加入者のうち、特定されたMSISDNにより示される加入者の人数に基づいて、所定広告主に対して請求される広告料を決定してもよい。この場合、広告の効果に応じた広告料を請求することができる。
また、広告配信サーバ1が、特定されたMSISDNにより示される加入者の人数が所定人数以上である場合、加入者の属性であって、施設20に関連する属性を、広告のターゲティング条件として指定可能な属性に決定してもよい。この場合、広告の送信によるその広告の効果を期待することができるユーザの属性を、ターゲティング条件に設定することができる。
また、施設20の内部に複数の施設内基地局2が置かれる場合、広告配信サーバ1が、それらの施設内基地局2の基地局IDに基づいて、複数の施設内基地局2のうち少なくとも一つを示す基地局IDに関連付けられたMSISDNを特定してもよい。この場合、単一の施設内基地局2のセルではカバーすることできない施設であっても、複数の施設内基地局2を置くことで、その施設に行ったユーザを特定することができる。
また、施設内基地局2はフェムトセル基地局であってもよい。この場合、施設内基地局2がカバーするセルがフェムトセルであるので、施設20にユーザが行ったか否かをより正確に特定することができる。
1 広告配信サーバ
2 施設内基地局
3 基地局
4 位置情報履歴管理サーバ
41 位置情報履歴DB
5 広告主端末
6 サービス提供サーバ
7 ユーザ携帯端末
8 ユーザ端末
11、21 システム制御部
12、22 システムバス
13、23 入出力インターフェース
14、24 記憶部
15 通信部
25 無線通信部
26 バックホール通信部
14a キャンペーンDB
14b 施設内基地局DB
14c ユーザ識別情報
14d セグメントDB
14e ユーザ属性
14f 広告配信履歴
14g 施設対応位置情報履歴DB
14h 広告実績DB
14i 広告料DB
1101 広告送信部
1102 広告成果行動ユーザ特定部
1103 広告効果情報生成部
1104 広告料決定部
1105 セグメント決定部
1106 ユーザ属性決定部
NC コアネットワーク
NM 移動体通信ネットワーク
NI インターネット
S 広告システム

Claims (12)

  1. 移動体通信において携帯端末と無線通信可能な複数の基地局のうち、所定広告主により定められた施設の内部に置かれた施設内基地局と、
    前記移動体通信を可能とするサービスの加入者に対して前記所定広告主の広告を送信する送信手段と、
    前記移動体通信において前記加入者を識別する加入者識別情報と、前記複数の基地局それぞれがカバーする複数のセルのうち、前記加入者が利用する前記携帯端末が位置したセルをカバーする基地局を識別する基地局識別情報と、を関連付けて記憶する記憶手段を利用して、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定手段であって、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報により示される前記加入者が、前記広告の送信先の前記加入者であるか否かに関係なく、前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定手段と、
    前記特定された加入者識別情報のうち、少なくとも前記広告の送信先の前記加入者の前記加入者識別情報に基づいて、前記広告の効果の程度を示す効果情報を生成する生成手段と、
    前記特定された加入者識別情報により示される前記加入者の人数が所定人数以上である場合、前記加入者の属性であって、前記施設に関連する属性を、広告のターゲットとなるユーザの条件として指定可能な属性に決定する属性決定手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 移動体通信において携帯端末と無線通信可能な複数の基地局のうち、所定広告主により定められた施設の内部に置かれた施設内基地局と、
    前記移動体通信を可能とするサービスの加入者を含む複数のユーザに対して前記所定広告主の広告を送信する送信手段と、
    前記移動体通信において前記加入者を識別する加入者識別情報と、前記複数の基地局それぞれがカバーする複数のセルのうち、前記加入者が利用する前記携帯端末が位置したセルをカバーする基地局を識別する基地局識別情報と、を関連付けて記憶する記憶手段を利用して、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定手段と、
    前記特定された加入者識別情報に基づいて、前記広告の効果の程度を示す効果情報を生成する生成手段であって、前記広告の送信先の前記複数のユーザのうち、前記加入者の割合と、前記広告の送信先の前記加入者のうち、前記施設に行った加入者の割合と、を示す前記効果情報を生成する生成手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  3. 前記生成手段は、前記特定された加入者識別情報により示される前記加入者のうち、前記広告の送信先の前記加入者の人数に基づいて、前記効果情報を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記広告の送信先の前記加入者のうち、前記特定された加入者識別情報により示される加入者の人数に基づいて、前記所定広告主に対して請求される広告料を決定する広告料決定手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の情報処理システム。
  5. 前記施設の内部に複数の前記施設内基地局が置かれ、
    前記複数の施設内基地局それぞれを識別する複数の前記基地局識別情報が第2記憶手段に記憶され、
    前記特定手段は、前記複数の前記基地局識別情報に基づいて、前記複数の施設内基地局のうち少なくとも一つを示す前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の情報処理システム。
  6. 前記施設内基地局はフェムトセル基地局であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の情報処理システム。
  7. コンピュータにより実行される情報処理方法において、
    移動体通信において携帯端末と無線通信可能な複数の基地局のうち少なくとも一の施設内基地局が、所定広告主により定められた施設の内部に置かれ、
    前記移動体通信を可能とするサービスの加入者に対して前記所定広告主の広告を送信する送信ステップと、
    前記移動体通信において前記加入者を識別する加入者識別情報と、前記複数の基地局それぞれがカバーする複数のセルのうち、前記加入者が利用する前記携帯端末が位置したセルをカバーする基地局を識別する基地局識別情報と、を関連付けて記憶する記憶手段を利用して、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定ステップであって、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報により示される前記加入者が、前記広告の送信先の前記加入者であるか否かに関係なく、前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定ステップと、
    前記特定された加入者識別情報のうち、少なくとも前記広告の送信先の前記加入者の前記加入者識別情報に基づいて、前記広告の効果の程度を示す効果情報を生成する生成ステップと、
    前記特定された加入者識別情報により示される前記加入者の人数が所定人数以上である場合、前記加入者の属性であって、前記施設に関連する属性を、広告のターゲットとなるユーザの条件として指定可能な属性に決定する属性決定ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  8. コンピュータにより実行される情報処理方法において、
    移動体通信において携帯端末と無線通信可能な複数の基地局のうち少なくとも一の施設内基地局が、所定広告主により定められた施設の内部に置かれ、
    前記移動体通信を可能とするサービスの加入者を含む複数のユーザに対して前記所定広告主の広告を送信する送信ステップと、
    前記移動体通信において前記加入者を識別する加入者識別情報と、前記複数の基地局それぞれがカバーする複数のセルのうち、前記加入者が利用する前記携帯端末が位置したセルをカバーする基地局を識別する基地局識別情報と、を関連付けて記憶する記憶手段を利用して、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定ステップと、
    前記特定された加入者識別情報に基づいて、前記広告の効果の程度を示す効果情報を生成する生成ステップであって、前記広告の送信先の前記複数のユーザのうち、前記加入者の割合と、前記広告の送信先の前記加入者のうち、前記施設に行った加入者の割合と、を示す前記効果情報を生成する生成ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  9. 所定広告主の広告の効果の程度を示す効果情報を生成する情報処理装置において、
    移動体通信において携帯端末と無線通信可能な複数の基地局のうち少なくとも一の施設内基地局が、前記所定広告主により定められた施設の内部に置かれ、
    前記移動体通信を可能するサービスの加入者に対して前記広告が送信され、
    前記情報処理装置は、
    前記移動体通信において前記加入者を識別する加入者識別情報と、前記複数の基地局それぞれがカバーする複数のセルのうち、前記加入者が利用する前記携帯端末が位置したセルをカバーする基地局を識別する基地局識別情報と、を関連付けて記憶する記憶手段を利用して、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定手段であって、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報により示される前記加入者が、前記広告の送信先の前記加入者であるか否かに関係なく、前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定手段と、
    前記特定された加入者識別情報のうち、少なくとも前記広告の送信先の前記加入者の前記加入者識別情報に基づいて、前記効果情報を生成する生成手段と、
    前記特定された加入者識別情報により示される前記加入者の人数が所定人数以上である場合、前記加入者の属性であって、前記施設に関連する属性を、広告のターゲットとなるユーザの条件として指定可能な属性に決定する属性決定手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  10. 所定広告主の広告の効果の程度を示す効果情報を生成する情報処理装置において、
    移動体通信において携帯端末と無線通信可能な複数の基地局のうち少なくとも一の施設内基地局が、前記所定広告主により定められた施設の内部に置かれ、
    前記移動体通信を可能するサービスの加入者を含む複数のユーザに対して前記広告が送信され、
    前記情報処理装置は、
    前記移動体通信において前記加入者を識別する加入者識別情報と、前記複数の基地局それぞれがカバーする複数のセルのうち、前記加入者が利用する前記携帯端末が位置したセルをカバーする基地局を識別する基地局識別情報と、を関連付けて記憶する記憶手段を利用して、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定手段と、
    前記特定された加入者識別情報に基づいて、前記広告の送信先の前記複数のユーザのうち、前記加入者の割合と、前記広告の送信先の前記加入者のうち、前記施設に行った加入者の割合と、を示す前記効果情報を生成する生成手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  11. コンピュータにより実行される情報処理プログラムにおいて、
    移動体通信において携帯端末と無線通信可能な複数の基地局のうち少なくとも一の施設内基地局が、所定広告主により定められた施設の内部に置かれ、
    前記移動体通信を可能するサービスの加入者に対して前記所定広告主の広告が送信され、
    前記コンピュータを、
    前記移動体通信において前記加入者を識別する加入者識別情報と、前記複数の基地局それぞれがカバーする複数のセルのうち、前記加入者が利用する前記携帯端末が位置したセルをカバーする基地局を識別する基地局識別情報と、を関連付けて記憶する記憶手段を利用して、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定手段であって、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報により示される前記加入者が、前記広告の送信先の前記加入者であるか否かに関係なく、前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定手段と、
    前記特定された加入者識別情報のうち、少なくとも前記広告の送信先の前記加入者の前記加入者識別情報に基づいて、前記広告の効果の程度を示す効果情報を生成する生成手段と、
    前記特定された加入者識別情報により示される前記加入者の人数が所定人数以上である場合、前記加入者の属性であって、前記施設に関連する属性を、広告のターゲットとなるユーザの条件として指定可能な属性に決定する属性決定手段、
    として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
  12. コンピュータにより実行される情報処理プログラムにおいて、
    移動体通信において携帯端末と無線通信可能な複数の基地局のうち少なくとも一の施設内基地局が、所定広告主により定められた施設の内部に置かれ、
    前記移動体通信を可能するサービスの加入者を含む複数のユーザに対して前記所定広告主の広告が送信され、
    前記コンピュータを、
    前記移動体通信において前記加入者を識別する加入者識別情報と、前記複数の基地局それぞれがカバーする複数のセルのうち、前記加入者が利用する前記携帯端末が位置したセルをカバーする基地局を識別する基地局識別情報と、を関連付けて記憶する記憶手段を利用して、前記施設内基地局を識別する前記基地局識別情報に関連付けられた前記加入者識別情報を特定する特定手段と、
    前記特定された加入者識別情報に基づいて、前記広告の効果の程度を示す効果情報を生成する生成手段であって、前記広告の送信先の前記複数のユーザのうち、前記加入者の割合と、前記広告の送信先の前記加入者のうち、前記施設に行った加入者の割合と、を示す前記効果情報を生成する生成手段、
    として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
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